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平成29年第2回定例会(第3日 6月 9日)
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  1. いなべ市議会 2017-06-09
    平成29年第2回定例会(第3日 6月 9日)


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    平成29年第2回定例会(第3日 6月 9日)                 平成29年            いなべ市議会(第2回)定例会            平成29年6月9日午前9時開会   開会(開議)の宣告 日程第 1        一般質問 2 出席議員     1番 新 山 英 洋        11番 清 水   實     2番 伊 藤 智 子        12番 水 谷 治 喜     3番 小 川 幹 則        13番 衣 笠 民 子     4番 岡   恒 和        14番 鈴 木 順 子     5番 渡 邊 忠比古        15番 岡   英 昭     6番 清 水 隆 弘        16番 位 田 まさ子     7番 多 湖 克 典        17番 林   正 男     8番 川 瀬 幸 子        19番 種 村 正 已     9番 伊 藤 正 俊        20番 小 川 克 己    10番 川 瀬 利 夫
    3 欠席議員    18番 伊 藤 弘 美 4 地方自治法第121条により出席した者の職氏名 市長          日 沖   靖   副市長         吉 田 桂 治 教育長         片 山 富 男   監査委員事務局長    廣 谷 茂 敏 企画部長        岡   正 光   総務部長        瀬 古 忠 光 総合窓口部長      野 口 和 也   都市整備部長      岡   忠 義 市民部長        近 藤 文 子   環境部長        川 﨑 力 弥 福祉部長        小 林 政 俊   健康こども部長     佐 野 謙 二 農林商工部長      川 瀬 清 秀   建設部長        瀬 木 憲 治 水道部長        藤 田   勉   会計管理者       小 川 和 幸 教育部長        岸 本 勝 哉   法務課長        出 口 和 典 5 職務のため出席した者の職氏名 議会事務局長      因   真 人   議会事務局次長議事課長                                   和 波 孝 明 議事課課長補佐     加 藤 貞 夫   議事課主幹       城 野 雅 子             (午前 9時00分 開会) ○議長(川瀬利夫君)  おはようございます。  本日の定例会に、18番、伊藤弘美君から所用による欠席届が提出されております。  ただいまの出席議員数は19名であります。  定足数に達しておりますので、これより会議を開きます。  傍聴人の方に申し上げます。傍聴人の方々は、いなべ市議会傍聴規則を遵守くださるようお願いいたします。  本日の会議は、お手元に配付の議事日程のとおり、昨日に引き続き一般質問を行います。  初めに、岡 恒和議員及び川瀬幸子議員より資料の配付の申し込みがありましたので、これを許可しました。  それでは、一般質問を許可します。  まず、質問順位8番、岡 恒和君。  4番、岡 恒和君。 ○4番(岡 恒和君)  おはようございます。4番議員の日本共産党の岡 恒和です。  初めに、お配りした資料について触れておきます。  配付の動機は、新たに制定されたいなべ市議会基本条例です。条例では、議員の活動原則として、議員間討議による合意形成を図る、政策定義につなげることが定められています。資料配付は議員間討議の前提としての共通認識を図ることを目的に、そしてまた、執行部の皆さんには、質問に至った経緯や質問内容に関連する資料を提示することで、少しでも理解を深めていただきたいということで配付いたしました。  1ページ目が法律の抜粋、引用です。2ページから4ページ目までは私が作成しました。5、6ページは公文書請求したものをコピーしたものです。  それでは、早速、1項目の質問に入ります。  3月議会で廃校となった藤原の小学校の活用を問いましたが、時間不足でしたので、引き続き、質問します。  1、廃校になった小学校の体育館及び運動場の活用は。  (1)これまでの利用者への対応は。  3月議会で、利用者に対して、ことし1月に説明して了解を得たと答弁があったが、①平成28年度中に体育館及び運動場を利用した団体は何団体あったか。  ②各団体への説明及び了解はいつ得たのか。  ③説明時に利用者の反応はどうであったか。  (2)今後の活用は。  ①藤原町の利用可能な体育施設(体育館、運動場)の面積はどれだけか。藤原町在住者の一人当たりの面積は。  ②藤原町以外で①の数値はどうなるか。  ③今後の活用は考えているか。  以上です。 ○議長(川瀬利夫君)  教育部長岸本勝哉君。 ○教育部長岸本勝哉君)  皆さん、おはようございます。それでは、岡議員の質問に対する御答弁を申し上げます。  まず、(1)これまでの利用者への対応は。  ①平成28年度中の体育館、運動場を利用した団体は何団体あったかの御質問ですけれども、まず体育館につきましては延べ31団体、運動場につきましては延べ12団体でございます。そのうち定期的に体育館、運動場を御使用いただいた団体につきましては6団体でございます。  次に、②各団体への説明及び了解はいつ得たのかの御質問ですが、平成29年3月31日の閉校に伴う学校施設利用休止の事前の周知につきましては、年明けから藤原文化センター受付窓口及び各学校施設にお知らせの書面を掲示いたしました。  また、昨年度までに五つの小学校の体育館または運動場を利用されている団体利用者様に対して、1月16日付で、小学校統合に伴い閉校する学校施設の利用の休止通知文をお送りさせていただいております。  4月以降の施設利用の休止及び藤原中学校施設のほか市内体育施設の御利用を案内させていただきました。  以降、各団体から教育委員会に対して了解しないとのお声は頂戴しておりませんので、この時点において御了解いただいたものと理解しております。  次に、③説明時の利用者の反応についてですが、特に御意見等ございませんが、一つの団体から、ほかの町の学校の体育館や運動場を使えるようにしてほしいという御意見をいただきましたが、これに関しては、前からいなべ市内のどの体育館も運動場も申請をしていただければ使用いただけると御説明申し上げました。  次に、(2)今後の活用はの、①藤原町の利用可能な体育施設の面積はどれだけか。藤原町在住者の一人当たりの面積についてですが、いなべ市藤原町地区で市民等が利用可能な体育施設藤原小中学校屋内運動場である体育館及び運動場並び藤原運動場の3施設でございます。これら3施設の合計面積は3万991平米で、平成29年5月現在、いなべ市藤原地区住民基本台帳登録者数6,334人の一人当たりの面積4.89平米になります。  続きまして、②藤原町以外の町で①の数字はどうなるかでございますが、同じ積算方法で、北勢町で4.87平米、員弁町で3.91平米、大安町で4.99平米でございます。  次に、③今後の活用は考えているかでございますが、廃校になりました5校のいずれの施設におきましても、現時点においては具体的な活用方法は決定されておりません。  以上でございます。 ○議長(川瀬利夫君)  岡 恒和君。 ○4番(岡 恒和君)  了解を得たというか、反応がなかったというか、通知をしたことで出てこなかったことが了解を得たと理解したということで、本当に了解を得たのかどうかは疑問だったと思います。  それから、私、青少年育成会も関係しているんですが、会長にも確認しましたが、了解はしていないし、そういう尋ねはなかったと聞いています。  ことしの4月から廃校になることはずっと以前からわかっていたのに、なぜことしになってから伝えたのでしょうか。もっと早く対応すべきだったのではありませんか。 ○議長(川瀬利夫君)  教育部長岸本勝哉君。 ○教育部長岸本勝哉君)  3カ月前の通知で十分効力は発揮できるということで通知をさせていただきました。  以上でございます。 ○議長(川瀬利夫君)  岡 恒和君。 ○4番(岡 恒和君)  本当に社会教育を進める、社会体育を進める立場に立ってみえるのかどうかというところでは疑問を持っています。  ソフトボールの団体ですが、小学校が使えなくなったことで苦情も出ていると思うんですが、承知してみえるところはありますか。 ○議長(川瀬利夫君)  教育部長岸本勝哉君。 ○教育部長岸本勝哉君)  ソフトボールの団体につきましては、治田小学校グラウンドを使っていただくということで、お話を個別にさせていただいております。  以上でございます。 ○議長(川瀬利夫君)  岡 恒和君。 ○4番(岡 恒和君)  これまで東藤原小学校グラウンド集合で、子どもたちソフトボールができていたわけですが、この4月からはそれができなくなって、送り迎えをしなければならない事態が起こっています。これは利用者のサービスの低下につながっているのではありませんか。 ○議長(川瀬利夫君)  教育部長岸本勝哉君。 ○教育部長岸本勝哉君)  学校施設につきましては、あくまでも学校教育のための施設でございまして、教育に支障のない限り社会スポーツとして使ってもよいという判断でございます。5校が廃校になり、学校施設ではなくなり、グラウンド等についても教育施設ではないということで、目的外使用はできないという判断で使用を休止していただいております。  以上でございます。 ○議長(川瀬利夫君)  岡 恒和君。 ○4番(岡 恒和君)  3月議会でも、目的外使用だからと言われているわけですが、本来、教育委員会の役割は、社会体育の振興、推進が仕事のはずです。  資料の1ページ目にありますが、スポーツ基本法が平成23年(2011年)に制定されています。そこでは、スポーツは人権として取り上げられています。そして、今、学校施設目的外使用だと言われたんですが、スポーツ基本法の第13条では、学校施設の利用で、さっき言われたように、学校の教育に支障のない限り、当該スポーツの施設を一般スポーツのための利用に供するよう努めなければならないという規定もありますし、その下、第21条には、地域におけるスポーツ振興のための事業への支援等と書かれています。住民が主体的に運営するスポーツ団体(以下、地域スポーツクラブという)が行う地域におけるスポーツの振興のための事業への支援、住民が安全かつ効果的にスポーツを行うための指導者の配置、住民が快適にスポーツを行い、相互に交流を深めることができるスポーツ施設の整備、その他の必要な施策を講ずるとなっています。  この法律が市の教育委員会に要求しているものと今の答えとはずれがあると思うんですが、どうでしょうか。 ○議長(川瀬利夫君)  教育部長岸本勝哉君。 ○教育部長岸本勝哉君)  藤原町5校のグラウンド、体育館がもともと社会スポーツ施設であれば、教育委員会としてその維持管理に関しては責任を持つものですけれども、もともとが学校施設でありました。その学校がなくなり、体育館については4校が避難所で、現在、運営をしておりますけれども、グラウンド等に関しましては、その役割を終えたという認識でおります。  以上でございます。 ○議長(川瀬利夫君)  岡 恒和君。 ○4番(岡 恒和君)  そもそもの教育委員会の姿勢として、私はこの法にのっとってもそぐわないものだと思います。それまで地域スポーツの、あるいはスポーツ少年団にしても、そこを起点にして現実に使われていたわけですから、それがなくなることになれば、それにどう対応するのかを考えておくのが私は当然だと思うんですが、そういうことではなかったのでちょっと残念です。  もう一点、お尋ねしますが、今、各学校の運動場は何かで遮断をされる形になっていますが、今後、誰でも自由に遊べる運動公園のような形で残すことも一つの手だと思うんですが、そういうお考えはありませんか。 ○議長(川瀬利夫君)  教育部長岸本勝哉君。 ○教育部長岸本勝哉君)  ただいまの御意見は貴重な御意見としてお伺いさせていただきます。今後とも、地域、市当局と協議を進めながら、利用方法については協議をしていきたいと思っております。  以上でございます。 ○議長(川瀬利夫君)  岡 恒和君。 ○4番(岡 恒和君)  最後にもう一点だけお尋ねします。  このスポーツ基本法では、第10条に、市の教育委員会スポーツ基本計画を参酌して、その地方の実情に即したスポーツの推進に関する計画(以下、地方スポーツ推進計画という)を定めるよう努めるものとするとなっていますが、いなべ市は定めていますか。 ○議長(川瀬利夫君)  教育部長岸本勝哉君。 ○教育部長岸本勝哉君)  現時点におきましては、このスポーツ推進計画に関しては策定してございません。  以上でございます。 ○議長(川瀬利夫君)  岡 恒和君。 ○4番(岡 恒和君)  法律でも求められていることですから、ぜひこれはつくっていただきたいと思います。  そして、総合計画の中には入っていないんですが、やはりこういう大事な法律ができているわけですから、それも理解して承知した上で総合計画なりをつくるのは当然だと思います。ただ、名誉のために言っておきますと、市で制定されているのはまだ半分程度ですので、今から策定しても遅くはありませんので、ぜひそういう努力をしていただきたいと、要望ですが申し上げておきます。
     では、2へ移ります。  2、市内道路の安全確保を問う。  (1)市道の総延長は900キロメートルを超えている。この市道の維持修繕予算はこれまで1億円ほどであったが、今年度は7,800万円と減額されている。  そこで、①今年度の道路標示更新費用はどれだけと見積もっているか。  ②沿道地(道路の横側の部分)の張り出し樹木伐採費用は見込んでいるか。  (2)野生動物(鹿、イノシシ等)の飛び出しによる事故が起きている。対応が必要と考えるが、①事故の件数、状況について把握しているか。  ②事故が起きた場合、市の責任をどのように考えているか。  ③どのような防止策を考えているか。  以上、お願いします。 ○議長(川瀬利夫君)  建設部長瀬木憲治君。 ○建設部長瀬木憲治君)  皆様、おはようございます。  それでは、岡議員からの御質問の、(1)市道の総延長は900メートルを超えている。この市道の維持修繕予算はこれまで1億円ほどあったが、7,800万円と減額されている。  ①今年度の道路標示更新費用はどれだけ見積もっているかの御質問に答えさせていただきます。  今年度は建設部の当初予算において、交通安全対策工事請負費として300万円を計上しており、自治会要望等も勘案しながら、通学路、幹線道路を中心に白線の引き直し等を考えております。  続きまして、②沿道地張り出し樹木伐採費用は見込んでいるかの御質問でございます。  道路に張り出した樹木が個人所有の場合は、その土地の所有者の財産となるため、基本的に道路管理者で対処することはできません。関係法令につきましては、道路法第30条及び道路構造令第12条では、道路を安全に通行するため、車道の上空4.5メートル、歩道の2.5メートルの範囲内に、通行に障がいになる樹木や看板等を置いてはならないと規定されています。  また、道路法第43条、道路に関する禁止行為で、1、みだりに道路を損傷し、または汚損すること。2、みだりに道路に土石、竹木等の物件を堆積し、その他道路の構造または交通に支障を及ぼすおそれがある行為をすることとあり、処罰の対象になったり、はみ出した樹木が原因で事故が発生した場合、所有者の管理責任が問われることがあります。  しかし、道路管理者としても道路に張り出した樹木が交通に支障があると知りながら放置し、車両が樹木と接触する事故を起こした場合、事故を防止する有効な対策をとらなかった道路管理者にも瑕疵責任を問われる場合がありますので、現場を確認して、緊急性、必要性があるものについては、所有者の同意を得た後、小規模なものについては維持委託の予算で行いたいと思います。延長が長く、規模が大きいものに対しては、工事請負費で対応していきたいと思っております。  続きまして、(2)野生動物(鹿、イノシシ等)の飛び出しによる事故が起きている。対応が必要と考えるが、①事故の件数、状況について把握しているかの御質問でございます。  動物との衝突事故のほとんどは、警察への届け出もなく、ひき逃げのような状態であります。事故件数は把握しておりませんが、市道上での動物の死骸処理数は、平成28年度で73件ありました。  状況といたしましては、死骸の状態からの推測になりますが、ほとんど車との衝突による死亡と考えられます。  続きまして、②事故が起きた場合、市の責任をどのように考えているかの御質問でございます。  今までにいなべ市として動物との衝突に関連する事故による道路管理瑕疵を問われたことはありませんが、道路を管理する者として、道路を安全に利用していただかなければならないと認識しております。  野生動物の出現を予測するのは難しいですが、道路の管理者として1件でも事故が減るよう何ができるかを考えていきたいと思っております。  続きまして、③どのような防止策を考えているかの御質問でございます。  動物の出現は予測できないため、現状は運転者の注意喚起が最大の防止策と考えますが、道路管理者といたしましても、今、できる対策として、動物の死骸処理の多い路線には、動物飛び出し注意の看板を設置して注意を促す対策を講じていきたいと思っております。  以上でございます。 ○議長(川瀬利夫君)  岡 恒和君。 ○4番(岡 恒和君)  まず、1億円から7,800万円に20%ほど減額されているわけですが、この減額された理由については何があったのでしょうか。 ○議長(川瀬利夫君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  道路予算につきましては、毎年、補正を見込んだ形で組ませていただいております。半年予算の形で組ませていただいて、後半戦は後半戦で9月に補正をさせていただきます。ことしは全体予算をまとめるのが少し難しかったものですから、多目に削り、9月で補正をさせていただく議論をさせていただきました。  以上です。 ○議長(川瀬利夫君)  岡 恒和君。 ○4番(岡 恒和君)  きのうの小川幹則議員に対する答弁でもそのことは承知しています。  道路標示の予算が300万円ですが、1メートルの白線を引くのに幾らかかりますか。 ○議長(川瀬利夫君)  建設部長瀬木憲治君。 ○建設部長瀬木憲治君)  センターライン、外側線の白い線は、経費をまぜて大体五、六百円かかります。 ○議長(川瀬利夫君)  岡 恒和君。 ○4番(岡 恒和君)  総延長900キロメートル以上あるわけですから、600円で2本引くと、360年かからないと1周できないことになります。車がその時代にあるかどうかわかりませんが、昨日の答弁の中でも、限られた予算の中でも最大限の効果を発揮するようにと瀬木部長はおっしゃったんですが、予算額そのものがまず少ないことは指摘しておきたいと思いますし、市長の答弁で、半期分で、また補正で対応すると言われたので、それは期待しますが、最大限の効果を発揮させる方策は、何に基づいて最大限の効果を発揮しようとされるんでしょうか。 ○議長(川瀬利夫君)  建設部長瀬木憲治君。 ○建設部長瀬木憲治君)  特に地元要望や道路パトロール、住民からの情報、もしくは警察からの情報を得た上で安全対策に努めていきたいと思っております。 ○議長(川瀬利夫君)  岡 恒和君。 ○4番(岡 恒和君)  資料の4ページをごらんください。  これは、沿道地の枯れ立木の写真です。一昨年にも指摘させていただいたんですが、市道の川原、鼎、それから藤原センターの横、一番上が市道の米野から篠立のところです。一昨年、ある程度、伐採していただいたんですが、まだまだ松枯れや枯れ立木があります。私も経験しているんですが、枝が落ちて、最後は大きいのが風も吹かないのにこけてくることがあります。  先ほど、沿道地については地権者の責任だと。しかし、そのことがあらかじめ予測できれば、市の責任も問われるとおっしゃったんですが、予見可能性ということで、裁判の中では判例で出てきます。予見可能性で言えば、この場でこういうふうにお示しさせていただいたのですから、予見可能性は限りなく1に近いと思いますので、ぜひ点検もしていただいて、この枯れ立木による事故が起きないように事前に手を打つべきと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(川瀬利夫君)  建設部長瀬木憲治君。 ○建設部長瀬木憲治君)  いろいろな御確認、僕らもちょっと気がつかなかったんですけど、一度、この現場をちょっと見まして、枯れぐあいにもよるんですけれども、こけた場合に道路に支障がでるようなら処理をしたいと思います。こけて道路まで来んような感じやったらあれですけど、状況によります。  以上です。 ○議長(川瀬利夫君)  岡 恒和君。 ○4番(岡 恒和君)  道路管理者には、倒れてきてから撤去するのではなくて、さっきも言いましたが、あらかじめ想定されるものについては対応する責任があることを、もう一度、指摘しておきたいと思います。  それで、動物の飛び出しなんですが、2ページ目に資料をつけました。わずかな期間ですが、本当は去年の9月半ばから、4月、ずっと毎日、このコースを走ってまして、4回ぐらい危なかったことがあります。私の経験でいくと、6割、7割が遭遇するというようなことでした。これは5月13日から6月6日、休んだときもありますので、21日間の結果です。この集中している右上のところですが、ここは農免道路になってまして、周りは田んぼで明かりがないところです。実は、5月の連休のときに、ここで1台、車が電柱にぶつかっていて、私、お話に行ったんですが、やっぱり鹿が飛び出てきて、右へハンドルを切って、そのまま電柱にぶつかったということで、助手席側にぶつかったんですが、運転手側でしたら大きな事故になっていたと思います。けがもされていたので、自動販売機のところまで送り届けて、そして水と消毒薬をもって処理はさせてもらったんですが、ずっと気がついていたことなので、やっぱりそのことは執行部に伝えるべきやったと私の反省もありまして、このような資料をつくらせてもらいました。  先ほどちょっと言われたんですが、夜の暗いところで、何も見えないところで、ただ注意をしていると目が光るという、それだけのことです。ぜひ対応をとっていただきたいと思います。  3枚目がドライブレコーダーで撮った写真と、カメラで撮ったものです。左の上には、目の前に2頭飛び出してきて、2頭目なんですが、下はセメント会社のところ、3頭、真ん中どころを走って逃げています。一番下は、さっきの農免道路のところで、距離は遠そうに見えるんですが、10メートルぐらいのところです。  3頭、4頭いると、同じ方向には逃げなくて、左右に分かれて逃げるのが経験です。片割れが道路上に飛び出してくるのが、事故の大きな原因になってるのではないかなと思います。  ぜひ夜間でもはっきり認められるような看板設置をお願いしたいのですが、どうでしょうか。 ○議長(川瀬利夫君)  建設部長瀬木憲治君。 ○建設部長瀬木憲治君)  ありがとうございます。この調査結果を拝見させていただきまして、大分参考になりました。特に、私らは死骸処理をするだけで、種類とか日にちだけを記録しております。これからは場所もデータ化して、県にもお願いして、出没の多いところ、特に資料をいただきましたので、これは上相場のところでございます。一応、確認し、対応させていただきたいと思います。 ○議長(川瀬利夫君)  岡 恒和君。 ○4番(岡 恒和君)  最後にですが、最大限の効果を発揮して予算を投入することになれば、どこに投入するか情報を求めることが必要だと思います。警察からの情報、それから先ほどは市民からのということもありましたが、いろんなところで情報をとって、データベース化していく。どこに危険があるのか、たとえ小さな事故であっても、先ほどのように助手席側だったからよかったもののという事故を拾い出していくことで、より少ないお金で、より効果的な施策がとれると思いますので、その点についても情報をどうやって集めるのか、そしてどうやってデータベース化するかについても御検討いただきたいと思います。  時間がないので、次の質問に行きます。  3、「サポート保育士制度」による保育への影響、保育士への影響を問う。  (1)保育への影響は。  ①「サポート保育士制度」の目的は。  ②どのような過程を経て制度設計がなされたか。  ③保育への影響はあらわれているか。また、否定的な影響があれば見直しはするのか。  (2)保育士への影響は。  ①保育園や該当する保育士への事前了解、通知はどのように行ったか。  ②現在、どのような問題が起きているか。また、その把握はどのように行っているか。  以上、お願いします。 ○議長(川瀬利夫君)  健康こども部長、佐野謙二君。 ○健康こども部長(佐野謙二君)  おはようございます。健康こども部から答弁を申し上げます。  まず、①サポート保育士の制度の目的についてでございますが、いなべ市の保育園では全ての子どもに最善の支援を行うことと、保育士がやりがいを持って仕事ができる環境づくりを行うことで、子どもが輝き、保育士も輝く保育園を目指しております。  このため、適切な保育士の配置を行い、効果的な支援ができることと、非常勤保育士の継続雇用や保育士の勤務環境の改善、円滑な園運営を図るために保育士の働き方をわかりやすくすることを目標として取り組んでいます。  こうした目標に対しまして、保育園ではクラス担任のほかに加配保育士を配置しておりますが、支援の必要度により、クラスに固定配置の場合や、製作や給食、園外活動など、必要な場面での支援に入る、クラスを固定しない支援が必要となってきております。こうした園内を見渡して必要な支援に入ることがサポート保育士の役割の一つで、ほかの市にはない国の基準を超えた職員配置となっております。  また、クラス配置されている保育士が休暇や休憩をとる際には、その代替として入ることで、計画的な休暇の取得につなげることや、お便りや児童票などの書類作成をする際にも、代替として確保しているところでございます。  園全体の負担を軽減するため、行事の飾りつけであったり、製作支援に加え、新入園児や途中園児など、環境になれない園児に手がかかる時期のクラス支援にも対応しておるところでございます。  このほか、園長、主任の補助として事務所での電話、来客対応や、園内外の環境整備についても行います。  サポート保育士が担当する業務は従来から保育士が行っているもので、新しいものはございません。  ②どのような過程を経て制度設計がなされたかの質問でございますが、特別支援保育を進める中、保育士が多過ぎることで、担任へ集中する力が弱められていることや、担任保育士のまとめる力が弱められているなどの弊害が発生しておりました。必要な支援によって成長し、支援なしでできるようになれば支援をやめるといった支援の引き算がその子の成長に必要だということを学んでまいりました。  一方、労働環境の改善についての課題として、休暇や休憩の取得が難しい状態が続いており、そのときだけ依頼できる保育士の確保は困難な状態となっておりました。お便りや書類作成の時間も確保できなく、時間内は子どもから目を離すことができないことから、降園時の作業となりますが、打ち合わせなどもあり、時間外や持ち帰りになる場合もございます。行事前の準備、飾りつけや、園児が使用する物品の製作時間についても同様のこととなってございます。  こうした保育現場の課題と要望を受け、社会福祉協議会と公立の保育園について共通の仕組みとしてサポート保育士を配置して課題に対応することとしてきました。  ③保育士の影響はあらわれているか。また、否定的な影響があれば見直しをするのかの点でございますが、新しく取り組みを始めましたサポート保育士制度につきましては、随時、各職場で確認を行い、園長会で各園の配置状況を共有しながら実施状況を報告いただき、円滑に行われている例を参考にしていますし、課題がある例につきましては、改善の方向性を確認しておるところでございます。  (2)の①保育園や該当する保育士への事前了解、通知はどのように行われたかでございますが、サポート保育士制度の運用はことしから始めたところでございます。この制度設計につきましては、先ほど述べさせていただきましたように、昨年6月の加配評価検討委員会、園長会、また7月のコーディネーター会、園長会で現場の意見を反映して検討していただいた状況でございます。  こういった状況を各園に通知いただき、早い時期から周知を行っておるところでございます。  また、②現在、どのような問題が起きているか。また、その把握はどのように行っているかの御質問でございますが、4月は新入園児を迎え、慌ただしい中、確認が不十分で戸惑ったことや、新しい役割で不安感を持つ方があるなどの報告がございました。  こうしたことから、各園においてサポート保育士の状況を把握し、意見を聞いて対応いただいている状況でございます。  また、個別の意見につきましても、できる限り丁寧に説明を行い、対応しておるところでございます。  以上でございます。 ○議長(川瀬利夫君)  岡 恒和君。 ○4番(岡 恒和君)  資料の5ページをごらんください。  先ほど、その目的については、そこを述べていただいたと思います。そこで、目的の1、子どもにとって最善の支援を行うというのは、その下の目標の1、子どもにとって適切な保育士配置を行い、効果的な支援を行うに対応していると思います。  目的2、保育士がやりがいを持って仕事ができる安心した勤務環境をつくり、チームとしての総合力を発揮するというのが、目標の2、雇用の継続、勤務環境の改善、円滑な園運営を図るため、保育士の働き方をわかりやすくするに対応していると思います。  目的にある保育士としてのやりがいは何で、目標のどこに対応しているのでしょうか。 ○議長(川瀬利夫君)  健康こども部長、佐野謙二君。 ○健康こども部長(佐野謙二君)  具体的にこの職員に示した配置の中には記載がないと思っております。  以上でございます。 ○議長(川瀬利夫君)  岡 恒和君。 ○4番(岡 恒和君)  私、この文書だけ見させていただいたんですが、目的と目標が合致していないと思います。そこがやっぱり一番の問題になっているのだと思います。これは率直に申し上げます。  そこでもう一つ、チームとしての総合力を発揮するは、目標のどの部分が対応しているのでしょうか。 ○議長(川瀬利夫君)  健康こども部長、佐野謙二君。
    健康こども部長(佐野謙二君)  この中では文字としては記載がない部分があると思いますが、基本的にはそれぞれの保育士等々が情報を共有することも含めて保育に取り組んでいくことを考えております。 ○議長(川瀬利夫君)  岡 恒和君。 ○4番(岡 恒和君)  私は、目的があって、その目的を達成するための手段として目標があるわけですから、ここに記載されてないとおかしいと思います。  そこで、やりがいの部分が目的に上げられているわけですが、園務のやりがいは何になるのでしょうか。 ○議長(川瀬利夫君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  いろいろおっしゃられますけども、第一番目が、子どもにとって最善の支援を行うことに尽きるわけです。今までは加配保育士が障がい児であれば障がい児に1年間つきっきりになるわけです。そうではなく、途中でこの子は自立に向けて少し離したほうがいいということであれば、離す勇気が要るわけです。それを1年間ずっとやり続けると、かえってその子の自立にそぐわないケースがありますから、そういうことをトータルに皆さんで考えてサポート保育士を実行されました。その人事に不満があるかもしれませんけども、その方が全体の趣旨をもう少し理解をいただくのに時間がかかると思いますので、ゆっくり時間をかけていただいて、もう少しなれていただければ、この第一の目標、子どもにとって最善の支援を行うことでいなべ市はベストを尽くしてますので、よろしくお願いします。  以上です。 ○議長(川瀬利夫君)  岡 恒和君。 ○4番(岡 恒和君)  質問には答えられなかったわけですが、私はそういうことをきちんと実現していくために、起こっていることについて、なぜ起こっているかをきちっと整理する必要があると思います。これは苦情の問題とか、その方の特性の問題ではないと思います。初めに言いましたが、目的と目標が食い違っているところに最大の問題があると思っています。  それで、続けてお尋ねしますが、この制度をつくるときに現場の声は大事だと思うんですが、園長の声はどのように反映されているのでしょうか。 ○議長(川瀬利夫君)  健康こども部長、佐野謙二君。 ○健康こども部長(佐野謙二君)  現場の声も含めまして、毎月、定例に園長会を開催しておるところでございます。その園長会の中の一つの議題として、新しい制度に向けた取り組みについての検討を進めておりますし、主任会やコーディネーター会などでも、細かい部分も含め、現場の意見も聞きながら取り組んできたところでございます。  以上です。 ○議長(川瀬利夫君)  岡 恒和君。 ○4番(岡 恒和君)  このサポート保育士というのは、幾つか私も声をいただいています。例えば、きょうは雑用ばかりで疲れました。花の水やり、泥んこ服を洗ったり、掃除したり、雑用ばかりで疲れた。こんな声がたくさんあるわけですが、その大もとにあるのは何があるかといえば、保育士は職務の内容が法律で定められているわけです。児童福祉法では第18条の4で、「保育士とは保育士の名称を用いて専門的知識及び技術をもって児童の保育及び児童の保護者に対する保育に関する指導を行うことを業とする者を言う」と定められているわけです。専門的知識をもって児童の指導や保護者の保育に関する指導を行うのが保育士の仕事なんです。でも、サポート保育士にはその部分が欠けていることが一番大きな問題だと思います。それがきちっと認識されていないから、こういう不満が出る、不安が出る、疑問が出るということだと思うんです。  その点で、こういう任用になるよという通知は、3月17日の園長会で決められて、それから園に持ち帰って本人に伝えるということだったと思うんですが、そのような伝え方でいいのかが一つ疑問です。当然、こういう保育士本来の仕事としてつけないのであれば、4月からは別の仕事につくという判断もあったと思います。そうであれば、12月とか1月の段階で本人にきちっと伝えるべきだったと思うんですが、本人にサポート保育士になることをいつ伝えられましたか。 ○議長(川瀬利夫君)  健康こども部長、佐野謙二君。 ○健康こども部長(佐野謙二君)  正規の職員同様、例年9月、10月あたりで個々の職員と面談をして、現状の職務の内容や来年度に向けた取り組みの内容についてもお話しさせていただいて、聞かせていただいておるところでございます。 ○議長(川瀬利夫君)  岡 恒和君。 ○4番(岡 恒和君)  私が聞いたのは、きちっと知らされたのは4月になってからと聞いています。  それからもう一点、これは事前にお話してありますのでお尋ねしますが、入園式にサポート保育士が保護者に紹介されなかったことはありましたか。 ○議長(川瀬利夫君)  健康こども部長、佐野謙二君。 ○健康こども部長(佐野謙二君)  個々の園からそれぞれの入園式における状況は、全体的なものはお聞きしとると思いますが、個々の園での対応については承知しておりません。 ○議長(川瀬利夫君)  岡 恒和君。 ○4番(岡 恒和君)  私、決して健康こども部のやり方全てに問題提起をしているわけではありません。むしろ、子どもが輝き、保育士も輝く保育園にというこの見出しのような取り組みをこれまでずっと続けてきたからこそ、それまでではないやり方について疑問が起こるんだと思います。  逆に言えば、これまで子どもが輝いて、保育士も輝く保育園を目指して頑張ってこられた成果が、今、少し曲がった方向に対して疑問の声が出されている。これは逆に言えば、今までの成果だと思います。その成果を生かすためにも、こうした声にきちっと応えることが大切だと思います。そのことを指摘して、質問を終わります。 ○議長(川瀬利夫君)  岡 恒和君の一般質問を終了します。  次に、質問順位9番、衣笠民子君。  13番、衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  13番議員、日本共産党の衣笠民子でございます。  通告書に従って、「にぎわいの森」の賃貸料、契約は適切か、住政策について、社会保障費(保険料)の負担について、以上3項目にわたって一般質問を行います。  まず、1、「にぎわいの森」賃貸料、契約は適切かで4点にわたってお聞きします。  (1)賃貸料は耐用年数31年から38年、その償却費を市に返還するという計算で3万3,300円から8万5,500円と設定されています。契約期間は耐用年数と同じとするのでしょうか。  (2)税金で建設した公共物を営利目的の相手に賃貸している例は現在あるのでしょうか。  (3)税金で建設した公共物を営利目的の相手に賃貸する場合に必要なことは、条例、規約、要綱に定めているのでしょうか。または定めるのでしょうか。  (4)耐用年数は31年から38年となっていますが、店舗であることを考えると、耐用年数以前にリフォーム、リニューアルが必要になるかと考えられますが、そのときの費用はどこが負担するのでしょうか。その後の賃貸料はどうなるのでしょうか。  以上、四つについてお答えください。 ○議長(川瀬利夫君)  企画部長、岡 正光君。 ○企画部長(岡 正光君)  それでは、1、「にぎわいの森」の賃貸料、契約は適切かの御質問の中の、(1)の契約期間は耐用年数と同じなのかでございますが、いなべ市行政財産の使用料に関する条例に基づく使用許可をベースに長期間借りていただける協定を結びまして、その期間は建物の耐用年数に合わせていきたいと考えております。  次に、(2)税金で建設した公共物を営利目的の相手に賃貸している例は現在あるのかでございます。  まず、今回の「にぎわいの森」の出店者は、地域振興や地方創生など、にぎわいの森の目的に賛同を得て出店の意向を示していただいております。したがいまして、市と連携して地域振興や地方創生を推進していただける方に施設を賃貸しようとしているもので、営利のみを目的とした相手に賃貸するものではありませんので、よろしくお願いします。  なお、御質問の、市内で「にぎわいの森」のように行政財産の使用許可による賃貸の例は現在はございません。  また、(3)賃貸する場合に必要なことは、条例、規約、要綱に定めているのか。定めるのかでございますが、現在、定めておりますいなべ市行政財産の使用料に関する条例に基づく貸し出しを考えております。  次に、(4)耐用年数の前にリニューアルが必要になるかと考えられるが、そのときの費用はどこが負担するのか。賃貸料はどうなるのかの御質問でございますが、経年劣化等により建物の抜本的なリニューアルが必要になった場合には、その時点で使用者との協議により決定したいと考えております。  その結果、もし市で改修を行った場合には、建物の現存価格が上がるために、その時点で賃貸料の改定を行うことになると考えております。  以上でございます。 ○議長(川瀬利夫君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  契約期間ですけれども、なるべく長い間でという話で、具体的な期間については触れられてなかったと思うんですが、耐用年数31年から38年という資料も出されていますが、実際の契約もその期間で契約するということでしょうか。 ○議長(川瀬利夫君)  企画部長、岡 正光君。 ○企画部長(岡 正光君)  まず、行政財産の使用許可に関して、使用の手続を踏んでまいります。それをまず補完する形で、耐用年数に合わせて、例えば31年ですと、31年で協定を結んでいきたいと考えております。 ○議長(川瀬利夫君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  協定ということですが、借りていただく契約ではないんでしょうか。 ○議長(川瀬利夫君)  企画部長、岡 正光君。 ○企画部長(岡 正光君)  今回は行政財産の使用許可の手続を踏んでいくことで、賃貸契約ではなくて、行政財産の使用許可の手続を行っていきたいと考えておりまして、先ほど申しましたように、それをさらに補完する形の中で、出店者の安定的な運営によって、市として地域振興や地方創生の効果をもたらすために、長期継続の担保として協定を結んで進めていきたいと考えております。 ○議長(川瀬利夫君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  31年から38年の耐用年数の間に償却することで賃貸料が設定されているわけですけれども、その期間を借りていただかないんだったら、結局、それだけかかったお金がちゃんと戻ってこないので、この賃貸料では、ある意味、安過ぎるのではないかと思いますが、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(川瀬利夫君)  企画部長、岡 正光君。 ○企画部長(岡 正光君)  それは協定の中で長期継続ということで担保をとっていきたいと思っております。 ○議長(川瀬利夫君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  ただ営利目的のためだけに公共物を貸すのではないというお話ですが、附属的な部分は本当にはかれるものかどうかが、今までの「にぎわいの森」の議論についても、議会でもなかなか納得がいかないというのが半数近くあったわけで、そこのところはまだまだ疑問の残るところだと思います。  いなべ市行政財産の使用に関する条例に基づいてということでしたが、何条に基づいてになるのかお聞かせください。 ○議長(川瀬利夫君)  企画部長、岡 正光君。 ○企画部長(岡 正光君)  使用料に関する条例につきましては、使用料を徴収する条例に基づくものですので、その使用料を幾らで求めていくかにつきましては、第2条をベースに考えております。使用許可のもととなる根拠は地方自治法にございます。  以上です。 ○議長(川瀬利夫君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  そもそもが31年から38年の耐用年数で賃貸料を出しているわけですけれども、(4)の質問で言ったように、お店が30年、40年近くそのままでいることは、まず最初から考えられない。途中でリフォーム、リニューアルが必要になる場合には、そのときに話し合うということで、今、不明のまま賃貸料が3万円ぐらいから8万円ぐらいに設定されていくことは、何かちょっとまだまだ疑問があるんじゃないかなとは思っています。そこのところは指摘しておきたいと思います。  次に、2、住政策について4点にわたってお聞きいたします。  (1)住政策について3点お聞きします。  ①いなべ市住生活基本計画が、計画期間、平成20年度から平成27年度、目標年次を平成27年度として作成されて取り組まれてきました。その総括をお聞かせください。  ②平成28年度以降のいなべ市住生活基本計画はあるのでしょうか。  ③住政策を若い世帯の移住促進策と位置づける考えがあるのかお聞かせください。  次に、(2)市営住宅について2点お聞きします。  ①市営住宅の需要状況、住民の必要状況をどのように見ているのかお聞かせください。  ②いなべ市住生活基本計画の98ページに、市営住宅の役割を踏まえながら既存住宅の改善を計画的に進めるとともに、民間住宅の活用を視野に入れ、いなべ市営住宅管理条例に基づき適正な管理を行うとあります。耐用年数をはるかに超える市営住宅の住環境改善はどうなっているのかお聞かせください。  次に、(3)空き家の利用について3点お聞きします。  ①平成28年度、空き家の実態調査が行われました。利用できる物件数は。また、調査の結果、特徴的なことをお聞かせください。  ②今年度、昨年度した実態調査を踏まえて、空き家対策計画がつくられることになっています。どこかに委託するのかお聞かせください。  ③今年度、つくられる予定の空き家対策計画のいなべ市独自の目的、盛り込むべき内容があったらお聞かせください。  (4)空きアパートの利用について最後にお聞きします。  ①いなべ市住生活基本計画98ページに、市営旧宅の役割を踏まえながら既存住宅の改善を計画的に進めるとともに、民間住宅の活用を視野に入れ、いなべ市営住宅管理条例に基づき適正な管理を行うとありますが、空きアパートを市営住宅として活用するということではないのか。どういう意味だったのかお聞かせください。  以上です。 ○議長(川瀬利夫君)  建設部長瀬木憲治君。 ○建設部長瀬木憲治君)  それでは、衣笠議員からの、(1)の①いなべ市住生活基本計画が計画期間平成20年度から平成27年度、目標年次平成27年度で作成され、取り組まれた総括の御質問でございます。  基本計画の中の市営住宅としては、平成20年度の住生活基本計画時に70戸の住宅を管理していました。その後、計画目標の平成27年度までに9戸の住宅を譲渡、退去いたしましたので、目標年度の平成27年度では61戸を管理しています。なお、現在、平成29年度でも61戸の管理をいたしております。  市営住宅として9戸は譲渡、退去していますが、計画の目標どおり市営住宅としての管理目標は達成していると思います。  続きまして、②平成28年度以降のいなべ市住生活基本計画はあるのかの御質問でございます。  現在のところ、平成28年度以降の計画策定は考えておりません。  続きまして、(2)市営住宅についての、①市営住宅の需要状況、住民の必要状況をどう見ているかの御質問でございます。  現在、市営住宅は59戸全て入居しております。退去されましたら、随時、募集を行うこととしております。  また、潜在的な需要状況、必要状況は把握しておりませんが、市営住宅の空き情報の確認の問い合わせの電話が、昨年は5件ほどありました。  現在の入居内容を申しますと、員弁町でいなべ中央住宅20戸、北勢町谷坂住宅2戸、員弁町で石仏住宅1戸、員弁町で畑新田住宅が4戸、員弁町で松之木住宅が2戸、大安町で樫の木住宅が20戸、大安町で大泉住宅が5戸、大安町でフォレスト大安住宅が5戸、合計59戸となっております。  続きまして、②いなべ市住生活基本計画98ページに、市営住宅の役割を踏まえながら既存住宅の改善を計画的に進めるとともに、民間住宅の活用を視野に入れ、いなべ市営住宅管理条例に基づき適正な管理を行うとあるが、耐用年数をはるかに超える市営住宅の住環境改善はどうなっているかの御質問でございますが、現在、いなべ市で管理している住宅の中で耐用年数が経過している住宅の入居数は9戸ございます。その状況は、昭和40年度に建築された北勢町谷坂住宅は、耐用年数より6年経過しております。  それと、昭和38年度に建築された員弁町の松之木住宅2戸は、耐用年数より23年経過しております。  次に、昭和34年に建築されました員弁町の石仏住宅1戸は、耐用年数よりも27年経過しております。  続きまして、昭和34年に建築されました員弁町の畑新田住宅4戸は、耐用年数より27年経過してございます。  員弁町にあります松之木住宅2戸、石仏住宅1戸、畑新田住宅4戸につきましては、旧員弁町時代の平成13年度のいなべ中央住宅建設時に、入居者全員に面談、聞き取りを行いました。その結果、現在、入居している入居者は、建設する中央住宅に移転する意思がなく、現在の住宅を希望したと聞いております。  また、北勢庁舎西の谷坂住宅につきましても、旧北勢町時代に県道南濃北勢線の新設道路に関する計画に谷坂住宅が支障になるということで、入居者全員に移転の説明会をしたところ、その当時、現在の入居者2戸については移転を希望しなかったと聞いております。その後、県道南濃北勢線の路線が変更になり、住宅が存続することになり、現在もその2戸は入居している状態でございます。9戸につきましても、現在、必要に応じて修繕等を行っております。  なお、今後は耐用年数が経過している住宅につきましては、退去したら撤去していく予定としております。  続きまして、(4)空きアパートの利用についてでございます。  ①いなべ市住生活基本計画98ページに、市営住宅の役割を踏まえながら、既存住宅の改善を計画的に進めるとともに、民間の住宅の活用を視野に入れ、いなべ市市営住宅管理条例に基づき適正な管理を行うとあるが、空きアパートを市営住宅として活用することはないのかの御質問でございます。
     現在、市営住宅の空きはありませんが、入居希望者には空き家バンク制度で情報を提供しております。空き住宅や空きアパートで賃貸で市営住宅として活用することは、現在、考えておりません。  以上でございます。 ○議長(川瀬利夫君)  都市整備部長、岡 忠義君。 ○都市整備部長(岡 忠義君)  それでは、(1)住政策についての、③住政策を若い世帯の移住促進策と位置づける考えはの御質問でございますが、いなべ市としましては、今、ブックスタートやこんにちは赤ちゃん訪問など、いろんな手厚い子育て支援事業を展開して、移住パンフレットでも子育て施策をメーンに取り上げてPRをさせていただいております。  住政策の若い世帯への移住促進策としての位置づけは現在ありませんけれども、子育て世代を対象とした取り組みをさせていただいております。  続きまして、(3)空き家の利用で、①平成28年度、空き家の実態調査が行われた。利用できる物件数は。また、その調査結果、特徴的なことはの御質問でございますが、伊藤議員のときにも御説明させていただいたんですけれども、2,046棟を現地調査させていただきました。その中で、空き家候補が1,000棟に絞られて、郵送にて空き家意向調査を実施させていただきました。109名が未配達、750名が配達できました。そのうちの384名から回答をいただきました。その中で、空き家182棟のうち「特定空家等」候補が18棟、あくまでも候補でございます。空き家バンク利活用候補が163棟あるんですけれども、空き家バンクの活用を希望しておって、かつ、建物の状態がすぐ住める、または多少修理すれば住める物件が23戸、これはあくまでも外見で、実際に現地に行ったときに、果たして23戸あるかどうかはこれからのことになろうと思います。回答者384名中、空き家バンクを活用したい人は65名、検討したい人は98名、希望しない人は166名でございます。  特徴的なことはの御質問でございますが、これは基礎調査の中の数字で、ほかとの比較はございませんが、私なりに感じたことは、先ほど空き家バンクの利用を希望しない人が半数以上みえることと、空き家バンク制度を知っている人が非常に少ないということで、これはPRが足りないと感じております。今後、またPRに努めていきたいと考えております。  続きまして、②今年度、昨年度の実績調査を踏まえて空き家対策計画がつくられる。どこに委託するのかの御質問でございますが、現在、入札の手続に入らせていただいております。その業者決定後、来年3月までに計画をつくらせていただきたいと考えております。  続きまして、③今年度つくられる空き家対策計画のいなべ市独自の目的、盛り込むべき内容はの御質問でございますが、空家対策等の推進に関する特別措置法第6条で、空き家対策に定めるべき事項が規定されております。  どういうものかと申しますと、空き家等に関する対策の対象とする地区及び対象とする空き家等の種類、その他の空き家等に関する対策に関する基本的な方針、計画期間、所有者による空き家等の適切な管理の促進、これは予防や利活用、適正管理、除去なども含まれます。その事項と空き家等及び除去した空き家等に係る跡地の活用に関する事項になります。それと「特定空家等」に対する措置、これは助言、指導、勧告、命令、その後、代執行、その他の「特定空家等」への対処に関する事項でございます。  次に、住民等からの空き家等に関する相談への対応に関する事項、それから空き家等に対策の実施体制に関する事項、その他、空き家等に関する対策の実施に関し必要な事項があります。  議員おっしゃったいなべ市独自の目的は、今後、基本計画に策定する中で、検討委員会で協議をさせていただきたいと考えております。よろしくお願いします。  以上です。 ○議長(川瀬利夫君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  市営住宅は空き情報の問い合わせがあったりとか、今、全て埋まっている。また、あいたらすぐに希望者があって埋まる状況ということは、ある一定、求めている状況があるのだと思います。  そうしたときに、空きアパートの利用は考えずに、空き家バンクを紹介すると御答弁がありましたけれども、そうしたときに、じゃあ市営住宅じゃなくて、空き家バンクを利用して成立に至った件数はどれだけですか。 ○議長(川瀬利夫君)  建設部長瀬木憲治君。 ○建設部長瀬木憲治君)  今のところ、紹介はさせていただいておりますけども、結果は私は把握しておりません。 ○議長(川瀬利夫君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  把握をしてないとのことですが、ないんだと思います。  いなべ市における住宅政策の基本的な方向として、平成28年度以降はつくらないと言ってますけれども、平成27年度まであったいなべ市住政策基本計画で言いますと、いなべ市の将来都市像及び国・県住政策基本計画を踏まえ、いなべ市住政策基本計画の基本方針は、住みたくなる、住み続けたくなる、生き生き笑顔でいなべらしい住まいづくり、快適で安全な居住環境を創出するまちいなべとありますけれども、この考えは今も変わってませんか。 ○議長(川瀬利夫君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  時代が変わって、空き家という物すごいインフラが余っております。できればそれを市場に出やすい状況で流動化を図り、有効利用を図ることによって住政策をとっていきたいと考えております。  以上です。 ○議長(川瀬利夫君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  その答弁だと、住みたくなる、住み続けたくなる、生き生き笑顔でいなべらしい住まいづくり、快適で安全な居住環境を創出するまちいなべが生きているんだと思っています。その中で活用するのは、どちらかというと、主軸が空き家を十分利用しながら、こうした目標を実現していきたいということだと思うんですが、それでしたら、今、市営住宅と空き家の活用を聞いても、担当部局も違う、なかなか連携もとれてないということでは、目標の実現も、どこが住政策の全体像を考えていくのか曖昧になっていくと思いますので、市長主導で、せっかく空き家対策計画もつくられるので、いなべ市独自の空き家対策を主軸にしながら、いなべ市の特徴ある住政策をつくっていっていただきたいと思います。  その中で私が提案したいのは、3月の代表質問でも言いましたように、若い世帯の移住促進策も住政策の中で位置づけることがとても有効ではないかなと考えています。子育て支援に力を入れるのももちろんですが、「にぎわいの森」だけではなく、住政策も一つ大きな柱として、若い世帯の移住促進策として位置づけていってほしいと思いますが、市長のお考えをお聞かせください。 ○議長(川瀬利夫君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  空き家はあるんですけど、なかなか市場に出てきません。なぜか。物置にされておられる。仏壇が入っている。相続がされていない。障がいが多々ございますので、そういった障がいを一つずつ乗り越えて、できるだけ空き家が市場に出るようにしていきたいと思います。  以上です。 ○議長(川瀬利夫君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  空き家が市場に出るようにするためには、今あるような、ただ空き家バンクというやり方をしているだけ、また、今あることを周知するだけではなかなか広がらないと思うんです。今、市長が言われたようにいろんな困難を抱えているので、知ったからといって、すぐに空き家バンク登録にはならないと思うんです。  市営住宅とコラボして、もう少し今までにない、ほかがやっていない住政策ということで、地域の方とお話ししていたら、立派なうちだけれども、今は住む人がいなくなっているんだよというお話をお聞きします。そうしたところを、本当は子育ての人に使っていただいたら、広くて庭もある環境で子育てしていただいたら、とてもすばらしいことですし、いなべだったらそういうことができる、市営住宅とコラボなので、その辺の家賃について、高値でそのまま貸すというのでは住まないので、住政策として、「にぎわいの森」にかけるぐらいの熱意で政策的に考えていっていただきたいと思います。そうした提案をしておきたいと思います。よろしくお願いいたします。  次に、3、社会保障費(保険料)の負担について3点お聞きします。  (1)国民健康保険料について5点です。  現在の保険料について。  ①合併以来、各年度の一世帯当たり国民健康保険料(調定額)は。合併した年と今の金額でいいのでお聞かせください。  ②合併以来、各年度の一人当たり国民健康保険料額。これも平成16年と今で結構です。  ③合併以来、各年度の国民健康保険料収納率もお聞かせください。  ④合併以来、各年度の国民健康保険加入世帯の平均所得の推移の流れを教えていただければいいと思います。  広域化による保険料についてです。  ⑤平成29年3月13日、第3回三重県国民健康保険運営協議会準備会で試算が公表されました。広域化で県に支払う納付金・標準保険料率の仮算定が示されたいなべ市の一人当たり国民健康保険料額をお聞かせください。これは5月31日にもやられてますけれども、ここで公表されたものをお聞かせください。  (2)介護保険料について3点お聞きします。  ①合併以来、期ごとの介護保険料(基準額)をお聞かせください。  ②第6期介護保険料は、合併してからは第2期になるので、第2期の介護保険料の何倍になるかお聞かせください。  ③介護保険給付を受けている人は、65歳以上の何%になるかお聞かせください。  (3)後期高齢者医療制度保険料についてお聞きします。  現在の保険料は、制度開始時の保険料の何倍になっているのかお聞かせください。よろしくお願いします。 ○議長(川瀬利夫君)  市民部長、近藤文子君。 ○市民部長(近藤文子君)  衣笠議員の質問について答弁を申し上げます。  3、社会保障費の負担について。  (1)国民健康保険料の現在の保険料について、合併以来の各年度と先ほどおっしゃいましたので、合併直後の平成16年度と平成28年度の分をお伝えいたします。  まず、①一世帯当たりの国民健康保険料の調定額は、合併直後の平成16年度は14万9,294円、平成28年度16万9,225円。  ②一人当たりの国民健康保険料額は、平成16年度6万9,885円、平成28年度10万133円。  ③国民健康保険料収納率は、平成16年度95.12%、平成28年度、こちらはまだ確定はしておりませんが、93%に達する見込みでございます。  ④国民健康保険加入世帯の課税所得の推移、平成16年度は126万4,042円で、平成20年度が145万4,687円、平成28年度111万546円です。  続きまして、広域化による保険料の⑤について、第3回三重県国民健康保険運営協議会準備委員会で示された試算額でのいなべ市一人当たりの国民健康保険料額をお伝えさせていただきます。  数値をお伝えする前に、広域化における国民健康保険事業費納付金の算定根拠について説明いたします。  各市町の所得格差と医療費負担の平準化を図るため、所得水準及び医療費水準について係数を用いて決定することになります。所得水準については、県全体で完全に平準化するとされ、医療費水準は各市町の医療費の差をどの程度まで平準化するのかにより決定いたします。医療費負担の差をそのまま市町に反映することを医療費指数反映係数1とし、医療費の差をなくし、市町で平準化することを係数ゼロといたします。  今回、御質問の国民健康保険運営協議会準備委員会の資料として試算されたいなべ市一人当たりの国民健康保険料額は14万730円となっております。ここで示された係数は中間の0.5で仮に算定されております。今回の仮算定の数値は県による国保財政運営が平成29年度から実施したものとして算出したもので、医療費指数反映係数も、現在、協議中で流動的なものであります。  また、毎年、国から約1,700億円の財政支援等が各市町村に交付されることになっておりますが、配分方法等未確定のため、今回の納付金計算には未算入となっております。  (3)後期高齢者医療費制度保険料の関係を説明いたします。  保険料が何倍になっているかという御質問で、制度発足時の平成20年度の一人当たり保険料は4万7,044円で、平成28年度が5万7,857円で、比較しますと1.23倍となります。  以上でございます。 ○議長(川瀬利夫君)  衣笠民子君に申し上げます、発言時間は残り2分でありますので、答弁をしていただいて、途中でとまるかもわかりません。  福祉部長、小林政俊君。 ○福祉部長(小林政俊君)  福祉部からは、(2)介護保険料についてでございます。  ①ですが、まず第2期が2,370円、第3期が3,010円、第4期が3,180円、第5期が3,819円、そして現在の第6期が5,426円となっております。  次、②何倍になったかでございます。  第2期と第6期を比べさせていただきますと、第2期が2,370円、第6期が5,426円で、約2.29倍となっております。  続きまして、③65歳以上の何%かでございます。  第1号被保険者は1万1,913人、介護保険給付者は1,287人でございます。したがいまして、計算いたしますと、65歳以上の10.8%となっております。  以上でございます。 ○議長(川瀬利夫君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  今の答弁でわかったように、国民健康保険料も介護保険料も後期高齢者医療保険料も当初から比べれば大きくふえているのが現状です。これからも2年ごと、3年ごとには見直されますけれども、見直しといっても上がるのが必至です。県の一本化になっても、国民健康保険料も上がります。国民健康保険料で言えば、収納率が落ちている。高くて払えないのが数字にあらわれています。  合併したときに低い町に合わせるということで、特に国民健康保険料は2億円一般会計から入れていました。2億円入れれば、一人当たり2万円保険料を低くすることができます。これからも総合的にどこに税金を使うべきかよく考えていただきたいと思います。  以上で終わります。 ○議長(川瀬利夫君)  衣笠民子君の一般質問を終了します。  ここで、暫時休憩します。              午前10時32分 休憩              午前10時45分 再開 ○議長(川瀬利夫君)  会議を再開します。  休憩前に続き、一般質問を行います。  質問順位10番、清水 實君。  11番、清水 實君。 ○11番(清水 實君)  清水 實でございます。今、議長の許可を得ましたので、一般質問をさせていただきます。  まず、獣害だけに絞って、市長の肝いりの答弁を期待をしております。  まずは、(1)解体処理焼却施設の建設を藤原町内にと、今まで何回か質問をさせていただいたんですが、なかなか市長の頭のよさに負けまして、的確な答弁を引き出す能力が非常に退化しております。  まず一番目に、有害鳥獣の個体処分について、市長がよく言われるように、焼却、堆肥はランニングコストがかかると。地元関係者の意見を十分聞いて具体的な提案としたいという市長の答弁があったんですが、まず具体的にどうするんや、それを市長からお答えいただきたい。  次に、(2)3月定例会において、これはきょう、みえてないんですけども、伊藤弘美君がいろいろ提案された中で、①報償金は1頭1万円、②幼獣の場合は1頭2万円、③5年間に限って1頭5万円の報償金を出して、どんどん思い切って、獣害がゼロになるように取り組んだらどうかと。  (3)は、このごろ非常に事故が多いんです。この間も猟友会の会議に行っとった後に聞いた話なんですが、猟師が期間内に事故を起こしとると。それについては、平成28年度中にどんな事故が発生して、どんな対策をしたんやと、以上の問題を問いたいと思います。  まずは(1)について、市長の答弁をいただきたいと思います。市長、よろしくお願いします。 ○議長(川瀬利夫君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  イノシシ、鹿、猿も含めてですけども、今はとっていただいて、埋設処理を地域でお願いしております。堆肥化はよりコストがかかります。焼却でもコストが非常にかかります。鹿でありましたら相当ボリュームがありますので、人体以上にかかります。人体は大体500体で2,000万円ランニングコストがかかっており、それ相応のコストがかかりますので、現在は地域で埋設処理をお願いしております。  どうしても埋設場所に非常に苦労されるということであれば、民間の土地で地域と地権者の御理解を得られるのであれば、市が買い取らせていただき、公有地としてそこを埋設場所として進めていきたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  以上です。 ○議長(川瀬利夫君)  農林商工部長、川瀬清秀君。 ○農林商工部長(川瀬清秀君)  (1)につきましては、今、市長が答弁していただきましたので、(2)3月定例会における答弁はいつから実施するか。  ①狩猟期間中の報償金は1頭1万円の御質問でございますが、報償金に対する市の考え方は、狩猟期間外の有害捕獲について、自治会、あるいは農家組合、被害農家等からの依頼により、捕獲実施者が有害捕獲申請を行い、許可を得て駆除を行っていただいており、これを報償金の対象としております。  狩猟期間につきましては、狩猟者が趣味の領域で個体を捕獲しているため、その部分で報償金を出すものではないと考えますし、また、狩猟期間中は市外、県外からの狩猟者もあり、報償金目当ての狩猟を助長しかねず、事故等も懸念され、駆除と趣味は区別しなければならないと考えております。よって、狩猟期間中の報償金は考えておりません。
     このことについては、猟友会役員会でも協議をしていただきまして、猟友会としても了解をいただいておる内容でございます。  次に、②幼獣は1頭2万円、③5年間に限って1頭5万円の報償金を出し、思い切った獣害ゼロの取り組みでございますが、現在、固体捕獲処理として報償金は成獣1頭2万円、幼獣1頭1万円としております。この報償金の考え方は、1頭につき個体の捕獲と埋設処理費を含めて定めておりまして、幼獣につきましては、当然、成獣よりも重量も軽く、固体体積も小さいことから、埋設にかかる手間も少なくて済むことで1万と成獣の半分にさせていただいており、今のところ、変更の予定はしておりません。  また、1頭5万円につきましても、県下の捕獲奨励金を調査いたしますと、当市がお支払いしております報償金は最高水準額となっておりまして、幼獣と同じく変更する予定は持っておりません。  (3)狩猟及び有害鳥獣駆除中の事故についてでございます。  ①平成28年度中に発生した事故件数の御質問ですが、猟友会及び狩猟免許保持者からの事故報告はゼロ件でございます。  ②事故対策でございますが、現在、猿の駆除の一部は猟友会に銃器による駆除をお願いしておるところでございます。銃器による駆除は人身事故や器物の破損事故につながる心配もあり、所属する猟友会の班を中心に考え、その土地を熟知していることや、駆除従事者同士の意思疎通が図られるよう、地理に詳しくない地域に出向いての駆除を自重していただいたり、2人以上の実施体制を組んで巡回駆除を行うなどのルールを猟友会が定めて、会員に向けて事故防止の注意喚起を行うなど、事故が発生しないように努めていただいております。  以上です。 ○議長(川瀬利夫君)  清水 實君。 ○11番(清水 實君)  ただいま、市長と新しく部長になった部長から答弁をいただいたんですが、甚だ残念ながら、疑問な点が二、三ありますので、そこを再度お尋ねしたいと思います。  まず、市長にお聞きするんですが、ランニングコストはどこでどう調査されたのか、その資料を見せていただきたい。また、どこの現場へ行ったのか、その点を詳しく再答弁をいただきたい。  なお、私が考えますのは、市長が言うランニングコストがかからない方法は一つあると思います。これは太平洋セメント株式会社で、前、試験的にやっていただいた経過があるが、太平洋セメント株式会社に聞いてみると、30センチぐらいの幅に切断機で切ってもうて、冷蔵庫に入れてもうて、産廃業者が太平洋セメント株式会社へ運んで、あとはこっちで処理をする方法があると。そういうことについては会社だけの問題やのうて、環境問題も含めた中で、いろんな形で理解が得られれば、それが市長が言われるランニングコストが安くなり、太平洋セメント株式会社自身が地域に貢献できると私は考えるんですが、そういう方法を市長自身が太平洋セメント株式会社と対等の立場で地域貢献の話をしてもらう意欲があるのか、ないのか、その点をまずお聞きしたいんですが、市長の答弁をお願いいたします。 ○議長(川瀬利夫君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  一番最初の焼却費に係るコストで、その根拠は先ほど申しましたように、阿下喜の斎場で私は数字を申させてもらいました。大体450体から500体で2,000万円強かかっております。1体約4万円から5万円ぐらいになっていると御理解いただけるとありがたいと思っております。鹿は人体よりもはるかに大きいですから、その点も考慮をいただく必要があるかと思っております。  太平洋セメントにつきましては、相当以前からお願いしておりますけれども、太平洋セメント株式会社の会社の方針として、動物の遺体は焼かない。動物と人体以外は全て処理をさせていただきますけど、動物の遺体だけは、申しわけないですけど、これは会社の方針ですから勘弁してくださいと、正式に回答をいただいております。  以上です。 ○議長(川瀬利夫君)  清水 實君。 ○11番(清水 實君)  今、市長にお答えいただいたんですが、太平洋セメント株式会社の話は、どこでどういう形で断られたのか、私はあくまでも地域還元という点からいったら、市長が言われるランニングコストも安いし、公害という形から、けものの場合は害がないと。ただ、向こうの株主総会やなんかで、今は亡くなってみえるんですが、藤井工場長が副社長のときに、公害裁判とのかかわりもあって、そういう話をした経緯があるんですが、地域貢献という名のもとに、検討する価値はあると本人から聞いた経緯がありますので、再度、市長が東京の本社まで足を運んでもらって、こういう形で解決をしていただければ、市長の心配するコストの問題と、あとの問題もうまく解決するんではないかと思うんですが、市長にそういう気がさらさらないんやと、太平洋セメント株式会社に言う必要はないんやと言われるのかどうか、その点、お答えいただきたい。 ○議長(川瀬利夫君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  歴代工場長、歴代常務には常にお話をさせていただいております。社長にもお話しさせていただいたことがあると思います。全て会社の方針としてお断りを今までし続けてきました。ですから、再確認しろと言われるのであれば、再確認いたしますけれども、多分、無理だと思います。  以上です。 ○議長(川瀬利夫君)  清水 實君。 ○11番(清水 實君)  今の市長の答弁はまだ多少は疑いがあるんですけども、半信半疑で、もう一回、私なりに確認をさせていただきたいと思います。  次に、それを何とかクリアできる方法があればいいんですけども、再度、市長にお尋ねするんですが、仮に、会社がそれはやむを得ん、いろんな問題があるけど、何とか協力しようという前向きな姿勢になった場合は、市長はどう受けとめますか。お答えいただきたい。 ○議長(川瀬利夫君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  内閣官房長官じゃないですけど、仮の話については、お答えを差し控えさせていただきます。  以上です。 ○議長(川瀬利夫君)  清水 實君。 ○11番(清水 實君)  仮の話には清水 實は信用ならんで答えられんと受け取らせてもらいます。追って、再度、会社はいろんな有志の人とともに、一回、当たってみたいと思います。  次に、(2)の問題に進めてまいりたいと思います。  さっき、1万円はゼロ円で出さんのやと。これは、先般、伊藤弘美議員の議事録を見ると、そのとおりになっております。  次に、幼獣を1万円を2万円にしてくれと。それは議事録を見ると、検討すると。そのときに、そんなもの絶対に出さんという議事録でないが、部長、どうやって、あんた、読んどった。 ○議長(川瀬利夫君)  農林商工部長、川瀬清秀君。 ○農林商工部長(川瀬清秀君)  伊藤弘美議員の1頭1万円という議事録も見させていただいております。そこで、猟友会の方が納得する手当で改正をしてやってもらいたいということは言われましたけれども、はい、1万円にさせていただきますという答弁はさせていただいておらないと思います。 ○議長(川瀬利夫君)  清水 實君。 ○11番(清水 實君)  今の部長の答弁を解釈すると、猟友会の人がもっと真剣になれば、同じ頭数を殺すんだから、2万円にしたほうが、将来も含めて、雌やった場合は、どんどん子どもがふえます。今の時期ですと、イノシシはとれん。なぜとれんかというと、子どもを産むために山へ上がっていっとる。それは、ここにきょうも猟友会の人が来てみえるんで、後ろを向くと、そうやとうなずいてみえる。  現在でも、東禅寺に住んどる人よりも、猿の数のほうが多いの。先ほど、岡君の質問にもあったように、交通事故の鹿、交通事故で猿は少ない。交通事故で今まで電車がとまったのは、三岐鉄道の西藤線で、猿で3回とまっておる。そういうことも含めて、みんなが安心して、猿も減った、鹿も減った、イノシシも減ったと言ってもらうには、2万円に上げてもらったほうが、上げんよりも数は減ると思うんやけど、そういうところは部長は全然考えておらんのかどうか、しかと答えていただきたい。 ○議長(川瀬利夫君)  農林商工部長、川瀬清秀君。 ○農林商工部長(川瀬清秀君)  1頭1万円、あるいは1頭2万円という話を、済みません、私、頭を整理して言いたいんですけども、1頭1万円の話は、狩猟期間中の報償金を1頭1万円でも払ってくれへんかという伊藤弘美議員の話でした。幼獣は、今、1頭1万円であるものを2万円に上げて、あるいは先ほどもありましたように、5年に限って1頭5万円ぐらい出して、鹿、イノシシ等を減らして、獣害ゼロに持っていけやんのかということでございましたので、1頭1万円の件に関しては、先ほど申しましたように、狩猟期間中は、今の駆除と、いわゆる趣味といって申しわけないですけど、それとは分けて考えることで、払わせていただく改定は予定しておりませんと言いました。  また、幼獣を1頭1万円であるものを2万円というのは、先ほどの答弁でもさせていただいたとおり、清水議員言われるように、どんどん報償金を上げることによって、何が目的なんやというのは、要は獣害が少しでも減るように持っていくと私らは思っておりますので、料金を上げて、ただ単に金を上げてくれればええんやと猟友会の方は言っておみえでありません。県下の状況等も先ほど申しましたが、いろいろと見てみますと、5,000円、7,000円、8,000円、1万円というところがありまして、2万円払っておるのはいなべ市、桑名市ぐらいしかないわけです。そういうことも含めて考えて、現在、上げるつもりはありませんと回答をさせてもらいました。 ○議長(川瀬利夫君)  清水 實君。 ○11番(清水 實君)  今の答弁は85点ぐらいやね。問題は、現在、猿や鹿やイノシシがどれだけおるかは、どういう科学的な調査をされた結果をお読みになりましたか。それで、今の猟友会の60人余りの人と、部長が言うのは、半分趣味で道楽でやっとるんやないかと考えておられるし、そこへ何とかしたいとわなや何かをやってみえる人と合わせて、それだけの人間でふえていく鹿やイノシシや猿が駆除できますか。できる方法をまず答弁いただきたい。 ○議長(川瀬利夫君)  農林商工部長、川瀬清秀君。 ○農林商工部長(川瀬清秀君)  動物がどれだけふえておるかとか、あるいは動物がどれだけおるかという数値的な根拠は、申しわけございません、私、承知いたしておりません。  私も本を見ただけで余りよくわかりませんが、観測事象から推定したい事柄を確立的な意味で推論するベイズ推計に基づいて、ニホンジカのいなべ市の生息数は、平成27年度の資料で5,032頭と、県の管理計画で数字を把握いたしております。  先ほども申しましたように、数が減ってくれば、当然、害も少なくなるとは思いますけども、動物の数がどうやこうやというよりも、農作物に対して被害が及ばんように、農家、自治会、猟友会の皆さんと連携を図って取り組んでいかなければならないと考えておりますし、市の獣害対策としましては、動物が田畑に出てきにくい状況をつくるための緩衝帯の整備事業、あるいは防護柵なり電気柵の設置の補助などをさせていただいておりまして、きちっとした数はわかりませんが、いかに里へおりてきた動物が田畑を荒らさないという施策について、今後も一生懸命取り組んでいきたいと思います。 ○議長(川瀬利夫君)  清水 實君。 ○11番(清水 實君)  今の部長の姿勢は大したもんです。ただ、欠陥は、猟師さんや田畑を荒らされた人とどれぐらい話をしたり、現場へ行ったり、そういうことが、みんなの前で部長を悪く言うんじゃないけれども、部長以下、職員、割に仕事しとらん。ほんなら、実際、稲を食った、豆を盗まれたと、力んでそういう時間に来てくれて、猿パトは来とってくれます。実際に、猿パトがそこの農家の人と一緒にぼうてくれるかというのはまずないです。ただ、見て帰っていくぐらいなら、あんなもの給料取りと一緒やさ、わしらに言わせれば。それよりも、そこで難儀しとるおばさんと話をして、ほんならわしも一回、手伝うわねと、そういう気のある人はおらせん。そういう人をとっとるのはあんたら幹部やないかね。もっと仕事するような人をとらなあかんわさ、真面目に。そういうことやで、当然、職員でも、実際、一緒に犬で猿を追う方法もあるんやで、例を言うなら、きょうは傍聴に来とらんけども、岡本君なんかは、朝も3時半から飛び歩いとる。鹿を殺すのも自分で殺さへん。誰か連れと一緒に殺して、できるだけ効率のいいような形で処分しとるわさ。そういうことを職員がもっと勉強してもらいたい。そうやって難儀しとる状態が職員やなんかに伝わり、市民に伝わって、猟友会の人が言うとるのは、雌の子どもなら、これからふえてしょうがないので、同じように2万円にして、頭数を減らす努力をして、それぐらいのことがわかってもらえやんこと自体が不思議なん。あんたが悪いとかなんとか言うとらへん。そういうことを汗流して真剣に考えてくれる人が、市民の税金であんたら飯食っとんのやで、税金を納める側の人の気持ちをもうちょぼっとわかったってくれや。  そうかといって、ここで2万円するまで質問やめるわけにいかんで、またせんならん、またせんならんというとっても、もうあと一回だけ、9月だけしかできへんのやで。あとは11月は選挙に落ちるかどうか、瀬戸際のところなんやさ、わしら77歳やで。 ○議長(川瀬利夫君)  質問者に申し上げます。質問は簡潔にお願いします。 ○11番(清水 實君)  そういうふうに市民や猟友会の形を代弁したけども、部長の考えはどうですか、お答えいただきたい。 ○議長(川瀬利夫君)  農林商工部長、川瀬清秀君。 ○農林商工部長(川瀬清秀君)  私も、4月、農林商工部に農林商工部長ということでお世話になりまして、4月、5月とたったわけですけれども、清水議員言われるように、農家の方たちが苦しんでみえる、せっかくつくったものがいよいよ収穫できそうなときになってとられて、生産意欲も低下しますし、本当に深刻な問題やと捉えております。まだ私は役員会に出させてもらったり、日ごろのお礼を猟友会総会の前にちょっと時間をいただいてお話をさせていただいた程度で、直接的に余りまだお話もさせていただいておりませんが、猟友会の方たちと信頼関係を築いた上で、そういった取り組みを一生懸命やらせていただきたいと思っております。  もっと厳しい清水議員からも言葉も出るんかという覚悟はしてこの議会にも臨んだんですが、割かしそういうあれは出なんだんですが、現場へとか、動物を直接職員がということですけど、獣害・ブランド対策室も、自治会要望等で電気柵などの補助についての要望もいただいておりまして、毎日、頑張っております。今の猿パトの方たちについても、職員だけでそういった現場へ出払うことはなかなかまいりません。獣害に対するいろんな駆除なり要望なりもいただきますので、みんなが外へ出払うことはできませんので、非常勤の猿パトの方たちにもお願いして行っていただいておりますので、そこらあたりはお願いもしたいですし、清水議員のように週に2回も3回もみえて、私がるすにしとると、どこへ行っとるんやと言われるように、清水議員が一生懸命になってもらっとるのはよくわかるんです。そのことでお話をさせていただく時間も大分とっておると思います。 ○議長(川瀬利夫君)  清水 實君。 ○11番(清水 實君)  部長、もう言いわけはええわ。これから、部長に言いたいのは、数字で勝負しよ、数字で。現在、駆除されとるのは1,000頭ぐらい。自然におるいなべ市の数はそれの3倍から5倍、それが大体専門家や何かの言いわけ。そしたら駆除を、今、現に駆除しとる数の倍にしておくれ。金も上げやん、何にもせんというんなら、あんたらが知恵でいろんな人を指導して、1,000頭を2,000頭にして、2,000頭になるまでは、猟友会の人や何かにもしっかり頼んだけども、私の頼みようがにすかったんで、金上げてくれなんだと、わし、断るわさ。それぐらいのつもりでしっかりと指導したりするのは、あんたらが専門家やわさ。それであんたら飯食っとるのやで。飯食っとる人が市民に納得できるような指導もできんのはもってのほかやぞ。  来年のきょう、こういう日に、もう一回、質問するかせんかわからんで、おるかおらんかわからへんのやで。それまでに金を上げてくれと言わへんで、あんたらの駆除を倍になるように指導してほしい。それができるかできんか答弁をいただきたい。 ○議長(川瀬利夫君)  農林商工部長、川瀬清秀君、簡潔にお願いします。 ○農林商工部長(川瀬清秀君)  数で勝負と、今、言われましたのであれですけど、有害駆除の捕獲頭数について申し上げますと、平成19年、猿、鹿、イノシシ369頭が、平成28年の実績では1,215頭で、369頭、800頭、900頭、1,215頭と伸びております。それこそ倍にしてくださいということで、はい、倍にしますという答弁もようしませんけども、努力をさせてもらいます。 ○議長(川瀬利夫君)  清水 實君。 ○11番(清水 實君)  そしたら、まず捕獲数を倍にしてもらうと。それまでは金上げよと言いません。それができなんだら、また私がかんこうします。  それと、最後の事故の問題は、部長が実際の現場へ行っとらんし、猟友会にだまされとるというと言葉が悪いけども、いなべ署の何かで調べると、関係の中電なんかでも聞くと、実際、事故が起こっとる。これ以上、ごたごた言うとるよりも、これは裁判しかしようがない。はっきりこういう事故があったら、これから事故があってはならんのやで、それはあんたらも一般の人もみんな同じや。あんたらも非常に猟友会の人とは不親切や。部長が親方なら、分け入ってでも、頼みたてまつってでも、本当のことを言うてもろて、処理をしていかないかん。仲間の四、五人で、誰かがうそを言うとるのに決まっとると言うとんのやで、誰かをでっち上げてどうこうしてくれとは言わん。やけど、あんたらが中へ入って、そういうことが二度とないようにするぐらいの気迫がなけりゃあかんわさ。  中電へも聞いたけども、大きなトランスがやられとる。それを聞いたら、3,000万円近くするとか、値段のことはわしはわからんけれども、そういう不幸な事故はいなべだけやない。ここへ鉄砲撃ちに来る人もおんのやで、そういう人も含めて徹底的に教育をしてもらう。一回、ミスした人は免許をすぐ取り上げてもらう。それぐらいの勢いで指導をしていかんと、これは私はだめやと思います。  そういうことを言うとるうちにも、きょうらでもイノシシが子どもを産む段取りをしとるわさ。何とか数を減らす、絶対数を減らすのが一番大事なことだと私は思います。あくまでも動物も人間も同じよう仲よくしていかなあかんのや。それにはまだ何十年という月日がかかるかもわからんけれども、今後、そういう形で、まず猟友会の人や、それから被害をこうむっとる人ともっと話をして、仲ようして解決する方法を考えてもらいたいが、その点について部長の見解を求めます。 ○議長(川瀬利夫君)  農林商工部長、川瀬清秀君。 ○農林商工部長(川瀬清秀君)  今の1万円とか2万円の金額については、清水議員の要望には変える考えはありませんと答弁をしましたが、獣害がないようにしていこうという清水議員と私の思いは全く同じでございますし、猟友会の皆さんの御協力をいただいて、先ほども申しましたが、信頼関係のもとに獣害ゼロに向けて取り組んでいく気持ちには変わりありませんので、これからも一生懸命にやっていきたいと思います。 ○議長(川瀬利夫君)  清水 實君。 ○11番(清水 實君)  最後に一つ、市長にお願いしたいんですが、いなべ市にとってはたった一人の市長でございますので、一番最初に申しましたように、市長が一番心配しとるランニングコストについては、もう一回、うまくいくかいかんか、私なりの知恵で太平洋セメント株式会社に当たります。そのときでも、いろんな市長の京都大学を出たすばらしい知恵を私にかしてください。いろんな連れと東京へ行く下話はしてあります。まずは市長の京都大学の世界的な知恵をかりながら、一回、向こうの株主総会の連中と話をしてもらえるかもらえんかもまだわかりません。田舎者の市会議員のあほが行って、誰が相手にするやと言われるかもわかりませんけれども、やっぱり獣害のない、米がとれた、いろんな野菜がとれたという市民の願いを何とかしたいと、それだけでございますので、市長の知恵をぜひおかしくださいますようお願いして、まだ4分も時間がありますけども、ここで私の質問を終わらせていただきます。本当にどうもありがとうございました。 ○議長(川瀬利夫君)  清水 實君の一般質問を終了します。  次に、質問順位11番、川瀬幸子君。  8番、川瀬幸子君。 ○8番(川瀬幸子君)  8番議員、いなべリベラルの川瀬幸子です。議長の許可をいただきましたので、通告書に従いまして質問させていただきます。  6月議会でもトリを務めるようになりました。今、清水議員のエネルギッシュな質問が終わり、ほっとされているところですが、執行部におかれましては、私には誠意ある御答弁をいただきますようお願いしまして、質問に入ります。  今回も3項目の質問を通告させていただきました。1、環境創造のまちづくり、2、防災・防犯対策について、3、観光(集客)への取り組みについての3項目です。  議長の許可をいただきまして、皆様のお手元に資料として2枚配付させていただきました。1枚はA4のコピー紙で、あとはNTN株式会社さんのハイブリッド街路灯の資料です。  5月に行われたTOJの冠スポンサーであるNTN株式会社さんのハイブリッド街路灯の説明を簡素化できると思い、これを配付させていただいております。  今回の質問のため、資料と知識をふやす目的で、4月17日から29日の間に、岩手県紫波町、桑名にあるグリーンパワーパーク、富山県砺波市、南砺市と研修視察に行ってまいりました。皆様にお配りはしているものの、資料になるか、ただのごみで終わるのかは、全て執行部側の御答弁次第でございます。できることなら、皆様と共有できればとの思いで、一番目の質問に入ります。  私が岩手県へ行ったきっかけは、SNSで友達になった方からの誘いもあり、オガールエクスポ2017のシンポジウムに参加してまいりました。紫波町にオガールプロジェクトというのがあります。そこで環境課もちょっとお邪魔して、いろいろこのCO2の削減の取り組みを聞いてまいりました。  1、環境創造のまちづくりについて。  環境創造とは、環境を復元、修復し、よりよい環境をつくり出そうとすること。いなべ市に環境部が誕生しました。これまでは私の拙い質問で、いなべ市の温暖化対策やCO2の削減への取り組みなどを市民部長に丁寧に答えていただいておりました。環境部発足のもと、これからは未来のため、子どもたちのために知恵とアイデアを終結し、新しい環境モデルを創造する。環境の一番大きな定義は、私以外の全てですと言われています。環境をこれまでの枠にとらわれず、幅広く考え、これからどうなるのか、どうすればいいのかを探ります。想像である以上、未知の領域に大胆に飛び込んでいくことが求められるでしょう。実行というより問題提起が仕事だと考えています。  先日、環境部長に聞かれたので、取り組み事例が載っている紫波町の環境基本計画と環境型まちづくりの冊子をお渡ししました。いなべ市では、ごみの分別にしても市民協力のもと行われています。きのうの質問の中で、員弁町分がふえると処理できない状態になることが数字であらわされました。それで、これからどのように取り組めばいいのかということを鑑みて、(1)温室効果ガスの削減、環境負荷の取り組みは。どのような目標を立ててあるかということです。  (2)環境型エコプロジェクトについて、未来への取り組みは。  (3)ここに資料として出しました一つの策ですけども、エコポイントの導入についてお伺いします。よろしくお願いします。 ○議長(川瀬利夫君)  環境部長、川﨑力弥君。 ○環境部長(川﨑力弥君)  川瀬議員の質問にお答えいたします。  1、環境創造のまちづくり。  (1)温室効果ガスの削減、環境負荷の低減に対する取り組みはでございます。  現在、いなべ市では、一般の小中学校に太陽光発電設備を設置しております。再生可能エネルギーの導入を行っています。これまでに北勢中学校20キロワットを2基、員弁東小学校20キロワットを1基、大安中学校に20キロワットを1基、員弁中学校に60キロワットを1基、三里小学校に60キロワットを1基、藤原小学校に30キロワットを1基、それぞれ設置済みでございます。  また、笠間小学校の新校舎に30キロワットを1基設置する予定でございます。  太陽光発電設備については、今後も公共施設等の新築や改築等に導入していく予定でございます。  新庁舎への再生可能エネルギーの導入については、行政棟に20キロワット、シビックコアに10キロワットの太陽光発電設備をそれぞれ導入する予定です。  また、照明につきましては、平成28年5月に閣議決定されました地球温暖化対策計画に基づき、全てLED照明にて対応する予定でございます。  庁舎等公共施設の節電対策としてグリーンカーテンの推進、クールビズ、ウォームビズの実施を初め、契約電力の20%削減(平成22年度ベース)を目標として契約電力の状況を把握及び最大需要電力の抑制に努めてまいります。  公用車につきましては、年式の古い車両から、随時、環境省の定める低公害車へと切りかえを実施しています。  物品等の調達については、グリーン購入法適応品の調達に心がけ、価格や品質などとともに環境負荷低減に資することを考慮しています。そして、市民や事業者へのライトダウン運動やごみ減量化の啓発、あじさいクリーンセンターの長期延命化のための改修工事なども実施し、環境負荷の少ない省エネ対策を推進しています。  (2)循環型エコプロジェクトについて、未来への取り組みはで、これまで社会の大量生産、大量消費、大量廃棄のシステムの上に成り立ってきましたが、環境への負荷を低減し、限りある資源を有効に活用するために、持続可能な社会、システムに転換を図ることが必要です。  資源採取から生産、流通、消費、そして廃棄に至る社会経済活動の全段階を通し、廃棄物の排出抑制、循環資源の活用などの取り組みを進めることで、自然環境への負荷を小さくすることができると考えます。  また、適正な物質資源を確保するため、廃棄物の排出抑制、再使用、再生利用、熱回収、適正処分という循環型社会形成推進基本法が定める対策、優先順位に従い、環境と経済が調和した循環型社会の形成に努めることが必要であります。  いなべ市としては、廃棄物の排出抑制(リデュース)、再使用(リユース)、再生利用(リサイクル)の3Rとともに、廃棄物の適正処理を推進しております。  質問(1)で回答させていただきました温室効果ガスの削減、環境負荷の低減に対するそれぞれの取り組みの継続に加えまして、環境部では自治会、企業、学校等で3R推進のための啓発に力を入れております。  中でも、未来のいなべ市のため、小学校への環境学習の出前講座を実施しております。昨年度は市内の小学校において環境出前講座を実施、じんかい収集車の見学、あじさいクリーンセンターの見学を通し、延べ20校に対して3Rの重要性を啓発しました。
     廃棄物の減量化、再生利用を推進し、温室効果ガスの排出抑制、省エネルギー化を進め、低炭素社会の形成につなげていくことで循環型社会が定着するよう、今後も3Rを推進していきたいと思います。  (3)エコポイントの導入についての市の考えについては、今のところ考えがございませんので、よろしくお願いします。  以上でございます。 ○議長(川瀬利夫君)  川瀬幸子君。 ○8番(川瀬幸子君)  御丁寧なお答えありがとうございます。  小学校、中学校へ設置したソーラーパネルはどういうふうに利用されているのか。それで何%削減できとるのか。導入することによって何%CO2を削減しているかも知りたいです。その目標が何かというのが、そこから出てくると思います。LED化にすることで、どれぐらい削減できるんでしょうか。 ○議長(川瀬利夫君)  環境部長、川﨑力弥君。 ○環境部長(川﨑力弥君)  これにつきましては、校舎関係ですので、私は資料をいただいております。地球温暖化対策は環境部だけでやれる問題ではございませんので、市の中枢でまず取り入れをしていただくことを我々担当部からお願いして、ともに推進していくのが基本です。データをうちでいただいておることで、今のところ、把握しておりません。済みません。 ○議長(川瀬利夫君)  川瀬幸子君。 ○8番(川瀬幸子君)  また、わかれば教えてくだい。  (3)エコポイントの導入については、去年の低炭素杯のときに、実は九州エコライフポイントというものが賞をとってたんです。たまたま岩手県へ行ったから、そういうポイントは導入しやすいのかなと思って提案させてもらっているのと、これは6月6日、その前はどこかの新聞に書いてあったんですけど、中日新聞に、補助金に頼らないポイント、モリ券を使った取り組みが9月から藤原町山口地域で始まるというニュースもあります。  これは3年前だったと思うんですけど、木の駅プロジェクトとして、お隣の上石津町で始まってた取り組みだと思います。やらないための理由を考えるより、いなべ市が置かれている現状、未来のために、子どもたちのために何をするべきか考えていくことはとても重要だと私は思っておりますので、よろしくお願いします。  次の質問へ行きます。  3月末に東京のTOJプレス発表会の会場でNTN株式会社さんの紹介ブースがあり、展示されていたものがこのパンフレットにありますハイブリッド街路灯でした。商品の説明はそこに書いてあるので省きますが、新庁舎建設において防災拠点もできます。シビックコアに一部再生可能エネルギー地中熱を採用していただけるということでしたが、そこにも風力発電プラス、平たいのはソーラーです。ソーラーも1基でなくて、オプションでつけることもできます。それを蓄電したものを街路灯として利用したり、防犯カメラをつけることもできます。コンセントもつきます。大勢の一時避難場所と想定しているのであれば、こういったものは必要と私は思います。  現在の進行状態で街路灯に取り入れることは可能でしょうか。そのことに関しての質問です。  (1)防災拠点施設へ設置する屋外照明に小型風力発電を導入する考えは。  (2)廃校になった小学校について。  ①犯罪が起きやすい状態になっていないか。  ②防犯対策はどのようにしているか。  これは、私が廃校になった小学校のところを、朝、通ったときに、小学校から車が4台出てきたんです。小学校を利用されとるんやなと勘違いしたんですけど、使っていないということで、自由に入れる状態ではあります。入れないようにしてあるところもあるそうです。その辺のところをどうしているのかお聞きします。  (3)防犯カメラの設置促進を問うということで、市が設置している市内の防犯カメラの数と、市の管理している公共施設に防犯カメラの設置されている数がわかれば教えてください。 ○議長(川瀬利夫君)  総務部長、瀬古忠光君。 ○総務部長(瀬古忠光君)  それでは、2、防災・防犯対策について、総務部からは(1)と(3)について答弁させていただきます。  まず、(1)防災拠点施設へ設置する照明に小型風力発電を導入する考えにつきましては、今年度から整備を進める防災拠点施設と緊急避難場所の照明設備の設置計画におきまして、まず防災拠点施設の西側には備蓄倉庫の建築と消防団員の訓練場所を整備して、消防団の操法訓練及び物資の搬入、排出ができるように、大型の屋外照明施設の設置を予定しております。  また、防災拠点施設の東側につきましては、緊急資材置き場を整備しまして、緊急時に電源が確保できる照明設備の設置が必要であると考えております。  また、緊急避難場所につきましては、災害時に多くの市民が集まることから、現時点では太陽光の蓄電式照明の設置を検討しております。  今後、災害時以外の施設の有効利用の形態や災害時の電源確保など、防災、防犯対策の観点からも、自然エネルギーを利用した照明設備の設置について検討していきます。  次に、(3)防犯カメラの設置促進の考えを問うでございます。  まず、市内の防犯カメラについては、数字的なものは把握しておりませんので、公共施設の設置についてお答えさせていただきたいと思います。  総務部で所管しておるのは主に庁舎施設になりますが、既存の庁舎では、大安庁舎に5台、今、建設を進めておる新庁舎には19台の設置を予定しております。  また、他の主な施設として、保育施設については、北勢保育園が4台、治田保育園が3台、員弁東保育園が1台、笠間保育園が7台、また、教育施設におきましては、大安中学校に8台、藤原小中学校に9台、員弁東小学校に3台、員弁西小学校に4台、また、観光施設で農業公園には3台、青川峡キャンピングパークには7台、阿下喜温泉は8台、障がい者福祉施設で、現在、建築中のオレンジ工房あげきについても1台の設置を予定しておるところでございます。  防犯カメラの公共施設への設置につきましては、現在、新築または建てかえ等の施設については進んでいるものと考えております。  防犯カメラの設置は、犯罪の未然防止や犯罪発生時の迅速な対応に有効な手段の一つであると考えております。  しかし一方では、撮影される側のプライバシーを侵害するおそれがあることから、個人のプライバシーに配慮した適正な設置や運用を行う必要があると考えております。  こうしたことも踏まえまして、今後、公共施設への防犯カメラの設置につきましては、施設の利用状況などにより、防犯カメラの設置目的の正当性、また必要性等を十分に考慮した上で検討していきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(川瀬利夫君)  教育部長岸本勝哉君。 ○教育部長岸本勝哉君)  私からは、(2)廃校になった小学校について御答弁申し上げます。  まず、①犯罪が起きやすい環境になっていないかの御質問でございますが、藤原地区の各学校区におきましては、今まで学校は地域で見守るという意識が強く、学援隊など学校運営に積極的に地域住民がかかわっていただいておりましたので、現在もその地域コミュニティーの意識は高い地区であることから、その環境に変化はないという認識を持っております。  そして、②防犯対策につきましては、各地区の小学校には施錠を行っており、校舎の点検のため、定期的に職員が巡回しております。  また、現在は旧校舎の備品等の整理のため、市職員、教職員が、毎日、出入りをしておりますので、その点について犯罪が起きる可能性は低いと考えております。  また、夜間につきましては、閉校になったことで所管する警察署及び駐在所には情報提供しておりますので、巡回等をしていただいております。  以上でございます。 ○議長(川瀬利夫君)  川瀬幸子君。 ○8番(川瀬幸子君)  防災拠点へ小型風力発電をというのは、これもまた低炭素杯のときに、違うメーカーでこれをちらっと見てたんです。たまたま近くにあったNTN株式会社さんのやつを見に行かせてもらって、あそこは滑らかにする仕事だから、本当に静かです。こういうものがあればいいな、安心できるなというのがあります。  ここに、夜間、地震などの災害による停電で暗黒になった町、どのように明かりを確保するかと書いてあります。住民を避難場所へ導き、住民の命を守る、そんな安心の明かりをともすために、ハイブリッド街路灯の普及により安全なまちづくりに貢献したいと考えていると書いてありますが、桑名市は5台、今年度、導入するらしいです。金額的に高いものか、1基当たり大体200万円はするらしいんですけど、これはまとめて契約すれば、行政の力ですけど、もっと安くなるんじゃないかと思いました。  旧庁舎を、今後、使うのであれば、そのあたりはどうされるんですか。カメラなんかは外につけられるんですか、どうでしょうか。 ○議長(川瀬利夫君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  藤原の五つの小学校の跡地利用についてはまだ検討中でございますので、どうなるのかわかりません。ある程度、案ができた段階で、自治会長に御相談をかけていきたいと思います。  立田については提案を受けておりますので、それで検討しております。  これとは別に防犯という形で、阿下喜の緊急防災の施設を二つ、今度、つくりますので、補助金を認められるのであれば、積極的に導入を検討していきたいと思っております。  以上です。 ○議長(川瀬利夫君)  川瀬幸子君。 ○8番(川瀬幸子君)  何とかこういうものが取り入れられるような補助金を見つけていただいて、各避難所になっているところにつけられるようになるといいなと私は思います。  藤原地区の小学校なんですが、これは、今、教育委員会の所管ですよね。だから、何かをやろうとしてもできないわけです。岡議員が質問されましたけど、教育委員会がそのままにしていたら何もできないわけなので、一般財産に早目に切りかえていただいて、みんなの要望もありますし、何かができるように考えていただくことは無理なんでしょうか。 ○議長(川瀬利夫君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  これも含めまして、跡地利用を次の藤原町の自治会長会までに、ある程度、打診をさせていただいて、御意見を賜ればなと思います。  まず最初に、自治会として何か利用するつもりがあるのか、ないのか。今、立田小学校だけは提案を受けております。あとの四つは地区として利用されるおつもりはないということでありましたら、次の段階に移っていきます。今、教育施設ではないものですから、先ほども植木の剪定でボランティアで入りたいというお声もありましたので、勝手に入っていただいて、勝手に整備いただくのはいいんですけども、そこで事故が起きたときの責任の所在の懸念があると思います。事故のことを何も言われないのであれば、どうぞ自由に入っていただいて、自由に使ってくださいということかと思います。  以上です。 ○議長(川瀬利夫君)  川瀬幸子君。 ○8番(川瀬幸子君)  なるべく市長の努力で跡地利用が早くできますように、お力をかしていただき、困っているクラブもありますので、お願いいたします。  それと、旧庁舎はそのままなのか、使われるんであれば外に防犯カメラもつけるべきではないかなと私は思います。ちょっと返事はいただけませんでしたが、次へ行きます。  春は藤原町鼎地区を中心にイベントがあり、私も時間があれば友人を誘ったり、写真を撮りに出かけます。観光バスの数も多く、渋滞も起きています。会場にいると目立つのが、トイレ待ちの人の列です。絶えず50人から100人は並んでいる状態です。農業公園のトイレの数は、来場者数に見合っているのか。旧町時代にこれだけの入場者数を見込んでいなかったと思います。その場限りだから、仮設トイレでいいのではと思ってみえると思いますが、昔だったらそれでいいかもしれません。今は工事現場でも水洗式の仮設トイレなんです。今、使ってみえるのは、水洗式じゃなかったような気がしました。だから、早急にトイレの増設が必要だと思い、質問事項3、観光に行きます。  3、観光(集客)への取り組みを問う。  (1)各イベントの集客数。①梅まつり、②ぼたんまつり、③TOJいなべステージ。  (2)公衆トイレの増設の考えについて、今、ちょっと述べましたが、国道365号には道の駅と立田に二つ公衆トイレがあります。中里方面はバスで入れるトイレがないです。梅まつりのときに農業公園にいると、バスで来られる団体さんも多いです。そのことを考えて、公衆トイレの増設の考えについて質問させてもらいます。  (3)阿下喜温泉に宿泊施設を併設する考えはないかの質問ですが、TOJのときばかりでなく、いなべ市は工場を誘致して、結構工事の人もみえます。工事を終わってから、設備の点検などにも来てみえるんですが、現在ある民宿、ビジネスホテル、旅館などで、多分、足りているとは思えないんですが、よく桑名に泊まってる方もみえます。せっかくある温泉施設、市長が、毎年、3,000万円赤字を補填しとると言ってみえましたが、そこへ宿泊施設をセットにしたらいかがかと思い提案させていただきました。よろしくお願いします。 ○議長(川瀬利夫君)  農林商工部長、川瀬清秀君。 ○農林商工部長(川瀬清秀君)  3、観光(集客)への取り組みを問うで、(1)各イベントの集客数についてお答えさせていただきます。  まず、①梅まつりにつきましては、8万3,832人でございます。②ぼたんまつりにつきましては、1万1,542人、先般、皆さんに大変お世話になりましたが、③第20回ツアー・オブ・ジャパンにつきましては、2万2,000人でございます。  次に、(2)公衆トイレ増設の考えは(中里地区、農業公園までの沿線)の御質問でございますが、この沿線でのトイレに関しましては、平成26年まで梅まつりを市が直営で実施してまいりました。渋滞等によって沿線自治会からの御意見も頂戴しまして、平成26年3月の梅まつりでは、試験的に6カ所に仮設トイレを設置いたしました。祭り終了後のくみ取り状況を業者に確認しましたところ、5カ所の仮設トイレについてはほとんど利用がなかった。1カ所のみ利用があったと報告を受けまして、平成26年から現在の農業公園の指定管理業者でありますサンパークいなべが梅まつりを実施するようになって、仮設トイレの設置は行っていない状況でございます。  その後、自転車を活用したまちづくりで活動しておる地域おこし協力隊員が、平成28年5月1日からJA中里支店と賃貸借契約を結び、ガソリンスタンド跡地をサイクリストが気軽に立ち寄ってもらえる自転車小屋として借用し、トイレの看板も設置して利用できるようにしておりますことから、この沿線についての新たなトイレの増設は考えておりません。  なお、ツアー・オブ・ジャパンにつきましては、沿道での観戦、あるいは応援いただく方のために、出発地点の阿下喜温泉を初め、メーン会場、コース上の各所に仮設トイレ23基を設置しており、また、観戦者、ボランティアによる警備員のための周回コース上の企業、あるいは商店さん等に、8カ所、トイレの借用を依頼させていただいて対応しておるところでございます。  次に、(3)阿下喜温泉に宿泊施設を併設する考えはの御質問ですが、現在、市内にはホテルが一つ、民宿が七つあり、それ以外に青川峡キャンピングパークでの宿泊がございます。そこで、阿下喜温泉に宿泊施設の併設の案につきましては、阿下喜温泉の駐車場、あるいは宿泊施設の併設による湯量の不足、その他、福祉バスの待機場、あるいはあげきのおひなさん等の大型観光バスの駐車場、また、ツアー・オブ・ジャパンにおきまして、各チームの待機場としての利用など、複数の問題点もあり、現在のところ、宿泊施設の併設の考えはございません。  以上でございます。 ○議長(川瀬利夫君)  川瀬幸子君に申し上げます。発言時間はあと7分です。  川瀬幸子君。 ○8番(川瀬幸子君)  各種イベント、ぼたんまつりがやや少ないんですが、梅まつり、ぼたんまつり、TOJにしろ、どのような宣伝をされているのでしょうか。 ○議長(川瀬利夫君)  農林商工部長、川瀬清秀君。 ○農林商工部長(川瀬清秀君)  ぼたんまつりについて少ないようですが、という御質問ですが、ぼたんまつりについては、平成27年8,810人、平成28年1万1,298人、平成29年1万1,542人と伸びておる状況です。  PRにつきましては、ホームページ、あるいは情報誌Link等でのPRをさせていただいております。 ○議長(川瀬利夫君)  川瀬幸子君。 ○8番(川瀬幸子君)  広報はそれだけですか。私、電車の中でも、ぼたんまつりは見なかったけど、ほかのことに関しては見たこともあるし、フェイスブックでも見たことがあるような気がするんですが、いかがですか。 ○議長(川瀬利夫君)  農林商工部長、川瀬清秀君。 ○農林商工部長(川瀬清秀君)  フェイスブックも、今、ちょっと言いかけたんですが、自信がなかったもんですから、言いませんでした。やっておるかと思います。 ○議長(川瀬利夫君)  川瀬幸子君。 ○8番(川瀬幸子君)  フェイスブックの反響がTOJなんかは物すごくよかったと聞きました。今、ツイッターを採用していただいておるんですけど、フェイスブックもまた利用していただくように、企画部長、ひとつよろしくお願いします。時間がないので、ここで意見を聞こうと思いましたが、やめます。  私は渋滞になる原因は何かと思って、チューリップフェアというのが砺波であります。これは1週間で30万人来ます。そこはこういうものを配布しとるんです。駐車場がどこにある。例えば、さっきの仮設トイレがどこにあるかがはっきりわかるようにしてあったんだろうかと、今、ちょっと疑問に思ったんですけど、これがスムーズにいっとるのは何かなと思って見てきました。これ、また後で部長のところへ直接行きますけども、こういうチラシがサービスエリアにも置いてありました。いなべステージも置いてもらってあるとは思うんですが、これは、今回、部長のほうへ行きます。  農業公園のトイレの増設と阿下喜温泉のホテルの併設について、市長はどう思われますか。 ○議長(川瀬利夫君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  仮設トイレにつきましては、財源が大きな問題になります。今、阿下喜に緊急防災施設をつくらせていただきますけど、平時については駐車場になり得ますので、そこに防犯灯もトイレも考えていきたいと思います。緊急防災の対象になれば、100%の充当率で70%の交付税措置がされます。  阿下喜温泉の宿泊施設についても同様で、民間投資で宿泊施設をやっていただける事業者があればよしです。行政として投資をしなきゃいけないとなれば、億単位に必ずなりますので、そしたら、そこで何らかの補助金が入る仕組みができるのであれば、実現はできると思います。  それと、その運営母体、今はほくせいふれあい財団に運営していただいてますけども、やはりその道のプロにお願いしなければ、大赤字は解消できないと思っておりますので、財源の問題、運営母体の問題などが解決するのであれば、積極的に考えていきたいと思います。  以上です。 ○議長(川瀬利夫君)  農林商工部長、川瀬清秀君。 ○農林商工部長(川瀬清秀君)  トイレの件に関しまして、通常、沿線にはということで先ほど答弁させていただきました。  イベント等では仮設トイレを設置させていただいております。仮設トイレにはなかなか女性が入りにくいことも川瀬議員からもお聞きしましたが、先ほど市長申しましたように、費用的なことで、仮設トイレにつきましては、このツアー・オブ・ジャパン等であれしておりますので、1カ所当たり2万2,000円程度なんです。それが、常設のトイレを設置せよという話になりますと、新設する場合にユニバーサルトイレをつくらなければならないことから、用地費を除いても、建設費として800万円、また、配管工事などもろもろ足していきますと、トイレを一つつくるのに1,000万円程度かかることから、1年に何遍もないわけですので、そういったときには仮設トイレでという考えでおります。 ○議長(川瀬利夫君)  川瀬幸子君。 ○8番(川瀬幸子君)  1,000万円は安いです。仮設トイレを使うんであれば、水洗式の仮設トイレにしてください。  これで私の一般質問は終わります。
    ○議長(川瀬利夫君)  川瀬幸子君の一般質問を終了します。  以上をもちまして、本日の日程は終了いたしました。  なお、次回は6月13日午前9時に再開し、総括質疑を行います。  それでは、これにて散会いたします。             (午後0時14分 散会)       地方自治法第123条の規定により、ここに署名する。                いなべ市議会議長                いなべ市議会署名議員                いなべ市議会署名議員...