亀山市議会 2013-09-17
平成25年産業建設委員会( 9月17日)
建築住宅室長 亀 渕 輝 男
上水道室長 小 山 悟
下水道室長 鳥 喰 教 義 上水道室副参事 若 林 美津枝
6 事務局 浦 野 光 雄 渡 邉 靖 文 松 村 大 髙 野 利 人
新 山 さおり
7 案 件
付託議案審査
議案第57号
亀山市営住宅条例の一部改正について
議案第74号
市道路線の認定について
議案第75号
市道路線の認定について
8 経 過 次のとおり
午前11時31分 開 会
○
前田耕一委員長 ただいまから
産業建設委員会を開会いたします。
本日の日程でございますが、今から当
産業建設委員会のほうへ付託されました議案の説明をいただいた後、
市道路線の認定がございますので、先に道路の
現場確認を行い、戻り次第再開し、質疑に入りたいと思います。多分きょうの日程でいきますと、道路の
現場確認につきましては、午後1時からになると思いますけれども、そのスケジュールで進めるということで考えておりますが、それでよろしいでしょうか。
(「異議なし」の声あり)
○
前田耕一委員長 それでは、そのような日程で進めさせていただきます。
それでは、事項書に基づき取り進めます。
まず、10日の本会議で当委員会に付託のありました議案の審査を行います。
理事者側に事項書の順に議案の説明を求めます。
各部長、よろしくお願いいたします。
三谷建設部長。
○
三谷建設部長 それでは、議案第57
号亀山市営住宅条例の一部改正についてご説明を申し上げます。
条例制定・改廃の背景及び趣旨の4ページをお開きください。
改正の背景と趣旨でございますが、配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律の一部を改正する法律が平成25年7月3日に公布されたことに伴い、所要の改正を行うものでございます。
また、老朽化が著しい
市営住宅の用途を廃止するため、所要の改正を行うものでございます。
改正の内容でございますが、配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律の適用対象が拡大され、題名が改正されることから、条例で引用する法律名を「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律」に改めるものでございます。
この改正によりまして、配偶者からの暴力の被害者に加え、生活の本拠をともにする交際相手からの暴力の被害者についても、この条例で定める、特に居住の安定を図る必要がある者と位置づけられ、単身入居が可能となるものでございます。
また、昭和30年度に建設をいたしました亀田(落崎)住宅を1戸、それから昭和36年度に建設をしました
野村住宅を1戸、昭和38年度に建設した亀田(尾崎)住宅を3戸、用途廃止するため、それぞれ戸数を改めるものでございます。
施行日につきましては、2の(1)については配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律の一部を改正する法律の施行の日であります平成26年1月3日とし、2の(2)については、公布の日といたします。
続きまして、議案第74号及び第75号の
市道路線の認定についてご説明を申し上げます。
亀山市議会定例会提出資料の参考資料としまして、
市道路線の
認定路線図を提出いたしております。あわせてごらんをいただきたいと存じます。
議案第74号及び第75号の能褒野47号線及び能褒野48号線の
市道路線の認定でございますが、開発行為によりまして設置された新規路線としての路線認定で、道路法第8条第2項の規定により議会の議決を求めるものでございます。
以上、よろしくご審査賜りますようお願い申し上げます。
○
前田耕一委員長 以上で提出議案の説明が終わりましたが、先ほど申し上げましたとおり、この後、基本的には
市道路線の認定ということで
現場確認に出向くわけでございますけれども、お昼まで時間がございますので、今回、
産建委員会のほうへ付託のありました議案の中の議案第57
号亀山市営住宅条例の一部改正についてを先に質疑を進めて、そして
市道路線の認定につきましては、午後に行くということで対応したいと思いますので、それで異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○
前田耕一委員長 ないようでしたら、議案第57
号亀山市営住宅条例の一部改正について質疑を進めていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
質疑のある方、発言を認めますので、どうぞ。
伊藤委員。
○
伊藤彦太郎委員 今回、特に
市営住宅条例で対象がちょっと拡大されたということで、
小坂委員もそういうふうな質疑をされていたと思いますけれども、今までそういうふうな方が実際に入居されたとかという、その辺の状況をもう一度ちょっと確認させていただけますでしょうか、そういうのがあったんかどうかと。
○
前田耕一委員長 三谷部長。
○
三谷建設部長 担当室長のほうから説明させます。
○
前田耕一委員長 亀渕建築住宅室長。
○
亀渕建築住宅室長 今までにDVの対象といたしましてはございませんでした。
○
前田耕一委員長 ないようでございます。
伊藤委員。
○
伊藤彦太郎委員 もちろん、そういう方がいらっしゃったら、市としてはというのは、それは当然のことやと思うんですけど、逆に言えば、やはりDVの被害に遭われておる方というのは、むしろ逃げてくるような感じですもんで、公然と
市営住宅に入るということは、プライバシーの保護云々はあるとは思いますけれども、やっぱりその周りに借りられておる方もいらっしゃって、そういうことのトラブルとか、そんなんも出てきかねやんこともあるかと。ないやろうしというのは、実際にこういう
市営住宅に入られる方っていらっしゃるんかいなとも思ったりもしたんですけれども、その辺のトラブルの対処みたいな、そういうトラブルがないようにというか、実際乗り込んでこられたりとかしたときのこととか、多少考えられたりしたことは今まであるんかどうか、ちょっとその辺、確認させていただきたいなと思います。
○
前田耕一委員長 亀渕室長。
○
亀渕建築住宅室長 いろんな対応のことを考えているかということだと思いますけれども、以前に相談自体はございました。相談といいますか、連絡等がございまして、その件について、当然DVについてはDV認定というのが必要になりまして、それは福祉部署のほうでそういう認定があるんですけれども、その認定の要件としまして、警察とか、いろんなそういう状況ということで認定がなるということで、そういう部分もございまして、そうなると非常にデリケートな問題でございますので、当然秘密というか、そういうことの保持には十分努めなきゃいかんということでございまして、
市営住宅に入居される場合に当たりましては、なるべく、こういう言い方がどうかわからんですけれども、人目のつかないというか、そういう住宅の確保に努めながら入居していただくというふうなことで、そういうDVの加害者のほうとの連絡等、いろんなそういう情報を遮断するという意味で、私どもとしても配慮していきたいというふうに考えております。
○
前田耕一委員長 ほかの委員の皆さん、いかがでしょうか。質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○
前田耕一委員長 ないようでしたら、とりあえず、議案第57号の
亀山市営住宅条例の一部改正についての質疑は終わりたいと思います。
お昼まで時間がありますけれども、先ほど申し上げましたあとの議案74号及び75号の
市道路線の認定のための道路の
現場確認と昼食のため、暫時休憩したいと思います。よろしくお願いします。
それで、午後、確認に出るのは、1時に玄関前を出発ということで、1時間弱、時間を要すると思いますので、その旨、ご承知おきの上、1時に玄関前へ集合していただきますよう、よろしくお願いいたします。
午前11時42分 休 憩
午後 1時51分 再 開
○
前田耕一委員長 それでは、休憩前に引き続き委員会を再開いたします。
これより、
付託議案に対する質疑に入ります。
質疑は一括してお願いいたしますが、先ほど午前中に議案第57号について一部質疑をいただいた部分もありますけれども、改めて議案第57号、議案第74号、75号の3議案についての質疑を進めていきたいと思いますので、質疑のある方、順次発言をどうぞ。
ございませんか。
(「なし」の声あり)
○
前田耕一委員長 ないようですので、質疑を終結いたします。
暫時休憩いたします。
午後1時52分 休 憩
午後1時52分 再 開
○
前田耕一委員長 休憩前に引き続き委員会を再開いたします。
委員間で自由討議を行う議案は、何かございますか。
(「なし」の声あり)
○
前田耕一委員長 ないようですので、自由討議は行わないことにいたします。
続いて、討論に入ります。
討論はございませんか。
(「なし」の声あり)
○
前田耕一委員長 ないようですので、討論を終結し、
付託議案を採決いたします。
当委員会に付託のありました各議案について、原案のとおり可決することにご異議はございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○
前田耕一委員長 ご異議なしと認めます。したがって、議案第57
号亀山市営住宅条例の一部改正について、議案第74
号市道路線の認定について、議案第75
号市道路線の認定については、いずれも原案のとおり可決することに決しました。
お諮りいたします。ただいま審査を終えました議案の審査についての
委員長報告の作成は、委員長に一任願いたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
○
前田耕一委員長 また、特に意見などを加える事項はございませんか。
(「なし」の声あり)
○
前田耕一委員長 ないようですので、それでは、委員長に一任いただいたものといたします。ありがとうございました。
次に、事項書2番の陳情書についての議事に入りたいと思います。
8月22日及び9月9日の
議会運営委員会において、当委員会での処理となりました陳情第4号「
森林吸収源対策及び
地球温暖化対策に関する地方の
財源確保のための
意見書採択」に関する陳情について、陳情第5
号公共下水の改善を求める陳情書、陳情第6号住民の安心・安全を支える
行政サービスの体制・機能の充実を求める要請書の3件について、
事務局長に要点の説明をいたさせます。
事務局長。
○
浦野議会事務局長 それでは、陳情第4号。
平成25年8月6日、三重県
亀山市議会議長様。
全国森林環境税創設促進議員連盟会長 板垣一徳(新潟県
村上市議会議長)。
「
森林吸収源対策及び
地球温暖化対策に関する地方の
財源確保のための
意見書採択」に関する陳情について(ご依頼)。
陳情の概要を朗読させていただきます。
当連盟は、森林の
公益的機能を継続して確保するため、その保全を担う
市区町村の森林・林業・
山村対策の
抜本的強化を図ることを目的とし、新たな税財源である「
全国森林環境税」を創設することを目指し、全国の
加盟市町村長で組織する「
全国森林環境税創設促進連盟」とともに平成6年より活動を進めてきたところであります。
こうした中、平成24年10月に導入された「
地球温暖化対策のための税」いわゆる現政権下での「
石油石炭税の特例措置」については、
地球温暖化対策における
排出源対策のための税財源だけでなく、
市区町村が担う
吸収源対策に対しても譲与する仕組みの構築を国の
税制改正大綱に盛り込むべく、全国の
市区町村議会に対して
意見書採択の要請を行い、その結果、585
市区町村議会から意見書の採択をいただき、政府並びに国会に対して強力に活動を実施したところであります。
飛ばしまして、このような状況を踏まえ、当連盟では本年度が制度創設に最も重要なタイミングであると捉え、
二酸化炭素吸収源として最も重要な機能を有する森林の整備・保全等を担う
市区町村の
財源確保とともに、頻発する
自然災害等の脅威から国民の生命・財産を守るための森林・林業・
山村対策を早急に推進するため、「
石油石炭税の税率の特例措置」による税収の一定割合を、森林面積に応じて
市区町村に譲与する制度の創設を実現させるため、本年度において、改めて全国の
市区町村議会での意見書の採択を求めることとしたところであります。
つきましては、貴議会におかれましては、9月定例議会において「
森林吸収源対策及び
地球温暖化対策に関する地方の
財源確保」のための意見書をご採択いただき、政府・
国会等関係要路にご提出いただきますようお願い申し上げるものであります。
続いて、陳情第5
号公共下水の改善を求める陳情書。
平成25年8月19日、
亀山市議会議長櫻井清蔵様。東京都千代田区丸の内二丁目1番1号、
特定目的会社峠リアルエステイト取締役 平野和俊。
陳情趣旨。
当社は、亀山市南野町10-17に
賃貸用共同住宅「グランデュークⅢ」を所有しております。その北西方向の
公道地下埋設管から
公共下水が敷地内に流れ込み、敷地の
駐車場部分を側溝の形で西から東に横断し、かつ当敷地内や
北側のり面からの雨水を集めた後、
地下埋設管となって東側から敷地外に出ております。
平成23年9月の台風15号、平成24年9月の台風17号の2回にわたり、この下水道から雨水があふれて冠水し、駐車場の車を水没させております。平成23年は1台、平成24年は9台の車が被害に遭い、多くの車が廃車になりました。
本年度末までにこの下水道の下流側にて、
排水能力増強のための工事が亀山市
上下水道局下水道室により実施される予定と聞いております。しかしながら、その工事によって、毎年のように起こる集中豪雨において、当敷地内で冠水事故が再発しなくなるのか、不安を持っております。
陳情事項。
1.上記の
下流側工事により、平成24年9月の台風17号によるものと同等の集中豪雨によっても、今後は当敷地内での冠水を起こす懸念がなくなるのか、亀山市において検証いただくよう、担当部署をご指導お願いいたします。
2.この
下流側工事によっても
排水能力の強化が不十分と考えられる場合は、
敷地北西方向の
公道地下埋設管からの
公共下水について、当社敷地内を通さないよう
ルート変更工事をする等、万全なる対策をお願いいたします。
続いて、陳情第6号住民の安心・安全を支える
行政サービスの体制・機能の充実を求める要請書。
2013年8月27日。
亀山市役所市議会議長 櫻井清蔵殿。要請者、三重県四日市市南富田町4-6、
国土交通労働組合東海建設支部北勢分会分会長 林 美徳。
要請趣旨。
中ほどから、政府は「
地域主権改革」を声高に主張し、2011年4月には「
地域主権改革」関連3法を成立させ、今国会中にも国の
出先機関を原則廃止し、
広域連合等に移管する法案を閣議決定・提出するという山場を迎えています。
飛びまして、
出先機関の廃止を初めとする「
地域主権改革」や
独立行政法人の廃止は、地域において国が果たすべき責任と役割を曖昧にするもので、政府の使命に反するものです。復興・復旧対策を強力に推進する上でも、否定的な影響をもたらすと言わなければなりません。
国土交通省の
出先機関は、国責として国民生活、産業の発展や便利な生活の基盤を整備し、地域の声を国策に反映させるべく日々精励しており、地域にとってこれら機関の存続は必要不可欠と考えます。
私たちは、国民に対して保障すべき最低限度の生活水準を下支えする事業は、国みずからが相応の予算・組織人員を確保して実施すべきと考え、下記項目の実現を求めています。
要請項目。
1.「
地域主権改革」や
独立行政法人の制度・組織の見直し、「
公共サービス改革」などにより、
行政サービスの低下を招くことがないようにすること。
2.国の
出先機関や
独立行政法人の廃止・縮小、移管を行わず、国と地方が協力して住民の安心・安全を確保する観点から、国と地方の責任と役割を再検討すること。
3.直轄で整備・維持管理している河川・道路行政や交通・
運輸行政、港湾行政、気象行政など国民の安全・安心を支える行政は、引き続き国の責任で執行し、
地方整備局、
地方運輸局、運輸支局、気象台、事務所、出張所を存続させること。
4.国、地方の予算配分を震災などの防災や生活関連へ重点配分するとともに、3に掲げる機関の組織を災害時の迅速・適切な対応がとれる体制に拡充すること。
以上です。
○
前田耕一委員長 今、
浦野事務局長に陳情書の内容の朗読をいただきました。陳情書は、先例によりますと聞きおく程度となっておりますが、この陳情第4号から陳情第6号の3件について、何かご意見等はございませんか。
(発言する者なし)
○
前田耕一委員長 ないようですので、この陳情第4号「
森林吸収源対策及び
地球温暖化対策に関する地方の
財源確保のための
意見書採択」に関する陳情について、陳情第5
号公共下水の改善を求める陳情書、陳情第6号住民の安心・安全を支える
行政サービスの体制・機能の充実を求める要請書は、ご承知いただいたものといたします。
高士局長。
○
高士上下水道局長 陳情第5号の
公共下水の改善を求める陳情書につきましては、市長宛てにも来ておりまして、
特定目的会社峠リアルエステイトに対しまして文書において回答するというところで、今、決裁をとっております。
今回、
南野下水路の上流部に当たりますもんで、
南野下水路が整備をされれば、必然と
排水能力は増すものと考えております。
市の回答文では、最近の各地で発生しております突発的で局地的な豪雨に対しましては、十分に対応はできない場合もありますといったところで回答させていただきたいというふうに考えております。
また、昨日の台風におきまして、私どもも心配になりまして見に行きましたんですけれども、その段階では冠水といいますか、水も上がっていない状況でございますので、ここに書かれておりますように、台風17号、時間雨量80ミリ以上といったところもございまして、そういったことでそのような事故になったというふうに考えております。
早速、この会社のほうに市長名で送付したいというふうに考えております。以上でございます。
○
前田耕一委員長 ありがとうございました。
ということで、陳情第5号の内容につきましては、担当部局のほうでも対応を進めているということでございますので、ご承知おきください。
続きまして、要望書についてでございますが、9月9日の
議会運営委員会において当委員会での処理となりました要望第4
号農業振興地内の黄色の畑地を白地の畑地へ
転換要望について、
事務局長に要点の説明をいたさせます。
浦野局長。
○
浦野議会事務局長 要望第4号。
平成25年8月20日、
亀山市議会議長櫻井清蔵殿。
要望者代表、能褒野町15-27、代表 永田常吉ほか4名の方です。
要望書。
農業振興地内の黄色の畑地を白地の畑地へ
転換要望について。
要望の趣旨。
能褒野町の
農業振興地域内の畑地を黄色から
白地化希望に対して、時の
農政担当者は、5年に1度の見直し時期であり、平成18年12月22日に希望者は白地化の申請をしてくださいと多数参加の皆様の前で発言され、希望者は準備書面と法務局にて公図取得に費用と労力を費やしたが、全て棄却され、申請もされていない土地を2筆除外したのには納得がいかず、亀山市に対しての
異議申立書提出・三重県に対しての
審査申立書・反論書の提出をしても、全く棄却されたのであります。
私たちは、一日も早い白地化を望みます。また、農業収入の赤字解消と
老後生活安定化へのご配慮をお願い申し上げます。
要望の要件。
1.今回提出の調査結果「
能褒野町内在住者限定調査表・別紙添付」の
白地希望者の速やかな白地化をしてください。
2.個人負担の軽減策として、法務局の公図が必要は、除外確定がされてから提出とすることに変更してください。
3.収入確保ができる、先の見える老後生活の畑地の
農業振興施策を提示してください。
以上です。
○
前田耕一委員長 ありがとうございます。
浦野事務局長から要望書の内容を朗読させていただきました。
要望書につきましても、先例によりますと聞きおく程度となっておりますが、この要望第4号について何かご意見等がございましたら、発言をお願いいたします。
竹井委員。
○
竹井道男委員 本来、要望書は聞きおく程度ということでなっておりますけれども、ちょっと発言だけさせていただきます。
7月に
産業建設委員会と農業の関係者との懇談会を行うということで、そのときに、ここに書いてあります
振興地域整備促進協議会の会長として安藤会長さんがいらっしゃいました。そのときに、似たような話が議会側へあって、議会側のご意見も頂戴したいというふうなことだったと思います、黄色地、白地の問題ですね、特に
能褒野地区という特定をされた。私としては、やはり議会側がある意味、理解とまでは言いませんけれども、こういうさまざまな利害調整をする場ではないというふうな感覚を持っておりましたので、特段これについてイエスとかノーとか、そうすべきだとかという発言はしませんでしたけれども、今回、こういう形で市長宛てにも要望が来ておりますし、当然これ農業関係の団体にも行っているということからいけば、少し、やっぱりそろそろどこかが方向性を出していかないと、今、文書を局長は読みませんでしたが、「嫌がらせと理解する方が多数」とか、こんな表現をしていくというの、これ事実かどうか全くわかりませんけれども、こんな表現をやっぱり使うというか、こういうふうに使うこと自体が、何かまだしっくりいっていないのかなというような気がするんですが、それからいくと、私のほうでどうこうできませんし、やはりそこは場があるので、会長からも、ちょっとしつこいですけどね、議会側のご意見をと言われましたけど、それはとても私たちには、議会がやる場であれば議論しますけど、やる場ではないので、やはりもう少し真摯に受けとめて、きちっとした議論ができる環境づくりだけは、私はぜひお願いしたい。それだけは意見を申し上げたいと思います。
○
前田耕一委員長 ほかに。
伊藤委員。
○
伊藤彦太郎委員 これ、ちょっと今回の要件の中に、本筋から外れる部分もあるかもしれませんけど、法務局の公図だけ必要であるとか、その辺の話があるんですけれども、この辺は、その除外申請をするに当たっては、やっぱり事前にこういうふうなものが要るというような感じなんですかね。所有者で用意しておかなあかん部分とか、その辺ちょっと確認させてもらえますか。
○
前田耕一委員長 伊藤委員の質問に対する何かお答えがありましたら。
稲垣部長。
○稲垣
環境産業部長 今の委員のご質問でございますけれども、私どもとしては、その土地がその方であるということを確認させていただくためにも、そういうお願いはさせていただいていました。しかし、それは強制力があるものではないもので、任意の書式というふうな形で、今回、地域の皆さんの中では、強制的にそれを整えなさいとは、現在は伝えてございません。
○
前田耕一委員長 伊藤委員。
○
伊藤彦太郎委員 内容的には、そんなん普通は当然な部分もあるやろうし、わざわざそんなんそこまでのもんではないとか、いろいろな解釈があるとは思うんですけど、やっぱり一般的な人の感覚からすると、かなり黄色から白地とか、その辺は結構専門的な話ではあるんですけれども、やっぱり一般のレベルから考えると、なかなかそういうふうな一般の方に理解しにくい部分というのはあるん違うかなというのが、やっぱり感覚としてはあるんでね。
先ほど
竹井委員が言われておった、何かちょっとこじれている部分があるんじゃないのかなという部分があるんですけれども、やっぱり行政としては、その専門とか、そのプロの目からというのはあるかもしれませんけれども、一般の方から見たら、いろいろ今回、その要望書の中にデータとかも出てはおるんですけれども、これを見る限り、正直どれぐらいの、実態としてその能褒野の状況がどうなのかというのは、これだけでは全部を網羅しているんかどうかも、ちょっとデータとしてはわからない部分もあるんですけれども。ただ、これをつけてくるということは、やっぱりそれなりの思いがあるのやということの裏返しやと思いますもんで、言葉は悪いんですけど、素人レベルでの不備みたいなのがあるんかもしれませんので、やはりその辺の底にある思いというのを酌んでいただきたいなと。それで本当に白地を黄色、黄色を白地に変えるとか、その辺の話を市として考えていくに当たって、その方々が素人レベルであろうが何であろうが、やはりこういうのやっていうのをきちっと説明すれば、わかってもらえる部分とかもあると思いますもんで。ただ、先ほど
竹井委員もおっしゃっていたように、やはりここまで長いことこういう話が出てくるというのは、市としても、私も何らかの方策を考えていかなあかんなというときに来ているんじゃないのかなというふうには思いますもんで、それは意見として申し上げておきます。
○
前田耕一委員長 今回のこの要望書は、あくまでも議会に対しての要望書でございますので、議会としてこの問題について問題意識を持つかどうかも、あるかも含めてですね、改めてまた議会のほうで対応を考えていければいいなと思いますので、よろしくお願いします。
ほかに意見ございませんか。よろしいですか。
(「なし」の声あり)
○
前田耕一委員長 ないようでございますので、要望第4
号農業振興地内の黄色の畑地を白地の畑地へ
転換要望については、ご承知いただいたものといたします。どうもありがとうございました。
続きまして、提出いただいております
産業建設委員会提出資料につきまして、今回、5点ほど資料を出してもらっておりますけれども、
理事者側にその資料の説明を求めます。よろしくお願いします。
稲垣部長。
○稲垣
環境産業部長 今回提出させていただいています東町商店街アーケード改修事業に対する支援ということを分科会のほうで説明もさせていただきましたので、改めてということでなく、今回、それをもって説明とさせていただきたいんですけれども。
○
前田耕一委員長 三谷部長。
○
三谷建設部長 それでは、資料の2から4までのところを担当室長のほうからご説明をさせていただきますので、よろしくお願いをしたいと思います。
○
前田耕一委員長 岩佐
道路整備室長。
○岩佐
道路整備室長 それでは、資料2.主要事業の進捗状況報告ということで、道路整備室のほうで担当しております主要事業の事業進捗の状況について、和賀白川線整備事業と野村布気線の整備事業についてご報告をいたします。
内容については記載してあるとおりでございますが、和賀白川線につきましては、8月末現在での進捗状況なんですけど、それ以降の進捗として、9月11日に街渠舗装工事というものについて、新たに契約のほうを行っております。以上でございます。
○
前田耕一委員長 服部室長。
○服部
維持修繕室長 それでは、資料3についてご説明させていただきます。
資料3の「亀山市水防計画(修正)」の概要についてでございます。
椋川に特別警戒水位が定められたことにより、平成24年8月に「三重県水防計画」において椋川が水位周知河川として追加され、平成25年8月20日開催の亀山市水防会議にて修正いたし、承認されましたので、ご報告申し上げます。
お手元資料の「水防計画」の5ページを参照ください。
椋川が水位周知河川に定められたことにより、第10章水防活動、第3節水防巡視、指定水位観所の付近堤防高36.56メーター、水位の欄、計画高3.82メーター、氾濫危険3.46メーター、避難判断2.68メーター、氾濫注意1.9メーター、水防団待機1.52メーターが追記されました。
また、水防法及び河川法の一部を改正する法律の一部施行について、平成25年7月11日に施行された水防法、河川法の法令に伴う内容につきまして、河川水防法のポイントの水防計画における河川管理者の協力に関する事項、洪水予報等の関係市町村長への周知、浸水想定区域内における避難の確保及び浸水の防止、水防協力団体の対象範囲及び業務の拡大であります。
今後、このような内容について水防計画の変更につきましては、
国土交通省、県との調整が必要なため、平成26年度に変更できるよう調整中でございます。
今年度におきましては、河川管理者による水防管理団体が行う水防活動への協力に関する確認書を平成25年8月9日に
国土交通省三重河川国道事務所と交わしたことで、河川管理者が水防活動への協力ができるようになりましたことをご報告させていただきます。
以上が維持修繕室の水防に関するご報告でございます。
○
前田耕一委員長 亀渕室長。
○
亀渕建築住宅室長 それでは、引き続きまして、資料4.限定特定行政庁移行についてご説明申し上げます。
資料は7月の全員協議会でご報告させていただいたものとほぼ同様でございますが、一部業務の進展もございますので、変更点を中心に再度ご説明申し上げます。
初めに、三重県から建築行政に関する権限移譲を受け、特定行政庁になることにより期待できる効果でございますが、市が特定行政庁となることで、建築基準法及びこれに基づく条例、規則により、地域に即したきめ細かな建築行政運営を行うことができます。
建築確認や道路相談、苦情対応等に迅速に取り組めることは、市民サービスの向上につながるとともに、民間機関から建築確認処分の情報が得られることや、市内の建築実態を把握し、よりよいまちづくりができるようになります。
また、既に取り組んでいる狭隘道路拡幅事業と建築基準法の道路後退義務に対する指導を関係室と調整しながら一体的に運用することで狭隘道路を解消し、防火や避難の観点から、安全で安心な住みよいまちづくりへと積極展開していくことも可能となります。
以上のようなことから、市では権限の一部を移譲される限定特定行政庁に移行し、建築行政に当たりたいと考えております。
次に、限定特定行政庁についてご説明申し上げます。
図1に示すとおり、基本的には知事が特定行政庁として県内全ての市町村を所管といたしますが、建築基準法第4条第1項により、人口25万人以上の市には特定行政庁となる義務があり、四日市市、津市がこれに該当いたします。
また、同条第2項により任意で特定行政庁となることも可能で、桑名、鈴鹿、松阪市がこれに該当いたします。
さらに、任意の特定行政庁として、建築確認等の処分権限を小規模の建築物に限定した限定特定行政庁があり、伊賀市、名張市がこれに該当いたします。
次に、限定特定行政庁の主な事務についてご説明申し上げます。
限定特定行政庁である市長は、建築確認、検査事務等を行う建築主事を指揮監督し、違反指導や道路位置指定等を行います。また、民間の指定確認検査機関が確認処分等を行った建築物についても指導監督に当たります。
所管対象とする建築物は、木造2階建ての戸建て住宅など小規模な建物に限られ、その他の大規模な建築物などは三重県が所管いたします。
次に、県内の建築確認申請に関する近年の状況については、記載のとおりでございます。
行政が建築確認処分を行うことは減少傾向ではございますが、建築に伴う相談業務は依然として行政が担っている状況でございます。
また、関係法令に関する事務は、表5に示すとおり、一定の件数が見込まれているところでございます。
今後の手続に関することにつきまして、若干変更点がございます。
建築主事設置に当たり、知事と協議し、その同意を得ることが必要とされ、7月の全員協議会の際には、知事との協議事項について、11月の
産業建設委員会の所管事務事業概要説明で行うことを予定しておりましたが、その協議項目の内容が明らかとなりましたので、今回お示しすることといたしました。
1の建築主事設置予定日につきましては、計画どおり平成26年4月1日としております。
2の事務管理部局、所管室及び職員配置に関すること、4の事務分掌規則ほか関係規則の整備に関すること、5の一般会計歳入、歳出予算に関することの3項目につきましては、今後、人事、法制、財務などの関係室と調整をしてまいります。
3の手数料条例の一部改正をする条例に関することにつきましては、県及び県内特定行政庁で一律の手数料を定めているところであり、市においてもこれに倣い、条例改正案を作成し、県との協議を行いたいと考えております。
手数料条例の改正案を3月議会に提出し、ご審議いただき、4月1日から特定行政庁の業務を開始したいと考えております。
この手数料条例改正案は、予定どおり、平成26年3月議会に提出いたします。
なお、手数料収入につきましては、仮に県等と同様の手数料額とした場合、200万程度と試算しております。
また、普通交付税の基準財政需要額については、平成24年度の基準で1,600万円の増額を試算しております。以上でございます。
○
前田耕一委員長 高士局長。
○
高士上下水道局長 それでは、資料5につきまして、担当室長のほうから簡単にご説明申し上げます。
○
前田耕一委員長 鳥喰
下水道室長。
○鳥喰
下水道室長 下水道室から資料5についてご説明申し上げます。
資料5の農業集落排水処理施設使用料世帯員調査についてでございますが、6月の
産業建設委員会で報告しましたが、その後の結果についてご報告申し上げます。
平成25年8月23日現在、全体送付数1,755世帯のうち、約85%に当たる1,489世帯から提出されております。
このうち、実際の使用人数よりも少ない人数で徴収している例が103世帯ございました。これにつきましては、各世帯を丁重に訪問した結果、62世帯につきまして、過去の追加徴収分を一括で納付してもらっているところでございますが、約138万円を徴収したところでございます。残りの41世帯、約140万円につきましては、今後、分納で現在の毎月の使用料と平行して納付していただける承認を得ております。
還付分209世帯、約271万円につきましては、既に還付しております。
また、田村町や長明寺町のアパートにつきましては、6月の
産業建設委員会で報告させていただきましたように、現在の使用者から開始届が提出されていないアパートがございます。これらのアパートにつきましては、資料にございますように、全部で14のアパート、戸数にしますと123戸でございますが、7月から管理会社、大家を訪問説明した上で、各入居者宅を訪問し、開始届を提出してもらうよう、鋭意訪問しております。
その結果、19戸から開始届を提出いただくことができまして、従来からの徴収済みを含め、38戸からの徴収を行うことができた状況であります。
いずれにしても、アパートの入居者に丁寧に説明し、引き続き、鋭意努力してまいりたいと存じます。
以上、下水道室からの説明でございます。
○
前田耕一委員長 ありがとうございました。
以上で、提出資料の説明を終わりました。
この5件の提出資料について、その内容について質問をお受けいたしたいと思いますので、何かございましたら、順次発言を許します。どうぞ。
竹井委員。
○
竹井道男委員 主要事業の進捗状況報告というのが提出されているんですけど、これ本会議でもちょっと、翌年度繰越額から繰越明許へ切りかわる、6月に資料をもらった分が、たしか土木で6億か7億かありましたけれども、その報告はここには、繰越分の報告は予算じゃないから、事故繰越とちょっと書いてありますけど、ことしに繰り越していった事業ですね、野村布気線が6億くらいあるんですけど、その報告はここにはあるのかないのか、確認をしたい。
○
前田耕一委員長 三谷部長。
○
三谷建設部長 その報告分は、この中には入ってございません。これは現在やっている工事の進捗を、道路整備室が所管している部分を進捗報告ということでさせていただいておるだけでございます。
○
前田耕一委員長 竹井委員。
○
竹井道男委員 本会議でもちょっと言ったんですけど、見えないですね、繰越額というのは。去年まではそう多くなかったんで、例えば災害だとか、突然農集に予算がついて繰り越していくというのは過去ありましたけど、特にこの主要事業に近いものが繰り越していったと。当然、委員会でも議論になって、繰り越ししなくても当年度で組んだらとか、そんな議論もありましたけれども、何にしても繰り越していきましたと。ところが、これ決算になるまでは全く、当然こういう格好で、当年度予算しか報告しないということになると、全く私たちは蚊帳の外というか、全く見えないまま来年の決算を迎えると、どこも見えないです。そうなると、これは見えない予算なんですよね。6月に報告はしてもらっておりますけれども、少しこれは進捗については、特に野村布気線は主要事業、合併特例債の一番大きな事業なんで、折につけ、例えば進捗しているとか、していないとか、行ってもこの辺までだとか、今後は、本会議でも言いましたけれども、6月の丁寧な説明とそれ以降の進捗というものは報告していただかないと、来年度のこの9月の決算でしか議論できないと。これ、うまくいきゃあいいですけどね、これだめなら事故繰越になる。ずるずるとその事業が延びる。予想はやっぱり立てるべきだろうと思いますので、そこら辺、これは多分庁内で統一しないと、この議論はここだけではオーケーは出ないですけど、やっぱり翌年度へ繰り越した事業については、どこかで何らかの説明があっていいんじゃないかと、その辺のお考えはどうですかね。全く必要ないと思っていらっしゃるのか、やっぱりそれはある程度、どこら辺、半年過ぎたぐらいで、一遍進捗ぐらいは12月ぐらいで報告しようかとか、そんなようなお心持ちがあるのかどうか、確認したいと思います。
○
前田耕一委員長 安田副市長。
○安田副市長 おっしゃることは、この間、本会議でも少し聞いておって、そういう面もあるんかなというふうに思っております。庁内で少し議論をさせていただきまして、議会でご討議できるかどうかは別にして、次の予算編成にも絡んできますので、一遍財政当局とも議論をして、またご報告させていただきます。
○
前田耕一委員長 ほかどうでしょうか。
伊藤委員。
○
伊藤彦太郎委員 限定特定行政庁の話、たしか全協で説明していただいて、それを聞かせていただいたのかなというのもあるんですけれども、これ、建築主事を置かれるということですけれども、これ実務的に、もう誰かが資格を取ってみえるとか、その辺の話は、もうできる段階にあるんかどうかとか、ちょっとその辺の事務的な話をまず聞かせていただきたいと思いますけど。
○
前田耕一委員長 三谷部長。
○
三谷建設部長 当然、建築主事を置かなければならないというふうになっておりますので、対応できるように、県との人事交流もございますし、それも含めて設置をしていくという、それは置かないと、当然開設できないということになりますので置いていくというふうになっています。
○
前田耕一委員長 伊藤委員。
○
伊藤彦太郎委員 やってもらうことは、これは結構なことやなとは思うんですけれども、主事を置くとなったときに、その経費がかかってくることにはなると思いますし、ただ一方では、軽微なものであってもそういうような申請が亀山でできるということは、これは大きいことやなというふうに一般の方からも、僕も特にそんな意識はなかったんですけど、思わぬところで言われたりして、結構それは喜ばしいことなんかいなとも思ったりもしたんですけれども、その辺、実際建築主事を置くとか、手数料も入ってくるとかはあるんですけれども、その実際の額、ちらっとさっき言われていましたけれども、やっぱり何といっても市民の方にとって利便性が上がるというのは、これは大きなメリットであると思うんですけれども、その主事を置くことの経費とか、それを手数料云々の話を見たときに、そこまでの負担になるのかならないのかという、その辺をちょっと確認させていただきたいということと、これぐらいの負担やったら、別に十分その市民サービスから見たら行けますよというのがあるのかということと、もう1つ、これ一応25万人以上は強制的というか、特定行政庁になるということであるんですけれども、まずその限定特定庁、特定行政庁というのかもわかりませんけれども、行く行くは県のあれを全部委任してもらってもええぐらいのことも目指すという手もあるのかなと、その辺、お考えはどうなのか。将来的に、その県の権限を全部というぐらいの思いもあるのか、そこまではする気がないみたい、あるいはせんでもええと思ってみえるのか、ちょっとその辺を確認させていただきます。
○
前田耕一委員長 三谷部長。
○
三谷建設部長 まず、負担にならないのかという話ですけど、1,600万ぐらいと、この試算も先ほども報告させていただいていますけど、当然人件費もかかってまいりますので、いろんな意味合いが出てきますけど、単純計算すると、確かにその人件費も若干高くなってくるのかなというようなイメージはあります。
ただ、これは確認申請をおろすだけのものとは違いまして、全体的にまちづくりとか、その辺にも全部寄与してまいりますので、置いたことの効果は、単純にここで行政が建築確認の申請がおりることだけにとどまるものではないというふうに考えておりますので、当然市民サービスもございますし、まちづくりとか、そういう方面にも十分寄与できていくもんだなというふうに思っております。
それから、25万都市以上は当然置かなければならないというふうになっておるんですけど、今は限定ということで、限られた部分だけの確認をおろすんですが、将来にわたっては、今現在は、これをまず置くことということを考えておりまして、一般特定行政庁までやりますと、ちょっといろんな意味で、先ほどの人件費の問題とかも絡みますし、組織的にも少し大きくなってまいりますし、今はすみ分けて、一部の限定のところでいっておると。実績を積んだ上で、その先にあるもんでないかなというふうに思っております。
○
前田耕一委員長 ほか、どうでしょうか、ほかの委員の皆さん。
ございませんか。
(「はい」の声あり)
○
前田耕一委員長 他に質問がないようでございますので、以上で提出資料に対する質問を終わります。
今、稲垣部長のほうから発言を求められましたので、稲垣部長、どうぞ。
○稲垣
環境産業部長 今回の追加資料で、9月4日の大雨に関する災害の報告ということで資料のほうもお渡しさせていただいておると思いますので、まずそれの説明を、申しわけございません、させていただきます。
担当室長の宮﨑のほうから説明をさせます。
○
前田耕一委員長 宮﨑農政室長。
○宮﨑農政室長 それでは、平成25年9月4日の大雨による災害対策状況についてご報告いたします。
警報発表状況でございますけれども、13時22分に大雨警報、14時46分に洪水警報が発令され、22時32分には警報が解除となっております。
災害対策本部の活動状況は、13時22分に災害対策本部の設置を行い、市内巡視活動を行い、22時32分には対策本部を廃止しております。
被害の状況でございますけれども、9月10日現在で、小川町地内で農地2カ所において田んぼの畦畔の崩壊が2カ所ございました。ほか、林道や国道25号での通行どめ、JRでは運転見合わせがございました。
裏面には、河川の状況及び雨量の情報を記載しております。以上でございます。
○
前田耕一委員長 ありがとうございます。
稲垣部長。
○稲垣
環境産業部長 それと、昨日、台風18号の状況でございますけれども、現在、取りまとめ中でございます。現時点での範囲の中で、私ども環境産業部並びに建設部のほうで把握しておる部分について、口頭ですけれども、少し報告だけさせていただこうというふうなことでございます。
環境産業部といたしましては、この台風での被害として、現在、調査中でございます。林道につきましては、4路線、事前に通行どめをさせていただいて、人的被害はなかったんですけれども、昨日、現地調査に入り、鈴鹿南線のほうで一部幅員の部分が欠けているという、50メーターぐらいの距離でそういう被害があるということだけは確認させていただき、あと土砂が堆積している部分については、早急な対応で、通行に支障がないように早急にするというふうなことで対応をしていきたいと。ただ、詳細な調査は今後ですので、その後、変更がある可能性もございます。
農地につきましても、地域の皆様からさまざまな問い合わせもいただいております。それも地域の皆さんと自治会長さんを通じて現地に確認に入って、詳細をこれからつかみたいというふうなことで考えております。
それと、加太地区の関係で福祉バスのほうが私どものほうに入っておりますけれども、県道、旧国道25号線の通行どめというふうなことで、ただいまその対応については、道路管理の県並びに三重交通とも協議をして、早急にできるだけ支障のないようにということで打ち合わせをさせていただいておる最中でございます。
環境産業部としては、所管する施設については大きなものはございませんので、今の状況としてご報告だけさせていただきます。
○
前田耕一委員長 三谷部長。
○
三谷建設部長 建設部のほうで被害状況がございました。それについて、現時点で集まっている、ダイジェストというような程度でございますが、維持修繕室の室長のほうからちょっとご説明をさせていただきます。
○
前田耕一委員長 服部室長。
○服部
維持修繕室長 台風18号の状況ですけど、昨日のパトロール、市民からの通報で、37カ所わかっております。そのうち、倒木処理が13カ所、家屋の瓦処理が2カ所、昨年度の災害で採択を受けておりました北在家板屋線の災害が1カ所と、道路・河川の補修及び土砂除去などでございます。
しかし、今後ふえてくるものと考えており、本日もパトロールの強化、地元の通報などがありましたら、現地確認を行い、国補災害復旧事業により申請ができるものは計上させていただき、災害復旧に努めてまいりたいと考えております。
また、県におきましては、国道25号に平行に流れております加太川の崩落があり、通行どめにしていると伺っております。
その他には加太地区の被災もあると伺っておりますが、詳細な箇所につきましては、今後、報告させていただきたいと思います。以上でございます。
○
前田耕一委員長 ありがとうございました。
今、災害関係で2件の報告がありましたけれども、文書、それから口頭も含めて、その件について質問とかございますか。
今後、詳しい中身については、また報告をいただくことになると思いますけれども、とりあえず報告という形でお受けしておくということにしたいと思いますので、
小坂委員ありますか、どうぞ。
○小坂直親委員 県の管理やけど、今の25号、通行どめにしたということで、私も現場へ行ったけど、これは大きな、加太側で孤立するわけやな。名阪が常時渋滞して、事故をして渋滞したら孤立するわけやけど、これ、今福祉バスだけやなしに、給食センターが給食を運ぶのに一々名阪を通っていかんならん。あらゆる面、ごみの収集についても、全てこれ名阪を通っていかんならんで、かなり時間と経費、労力がかかると思うんやけど、そこらは全部手を打てておるのか。
それから、この災害は、もともと去年の災害でかなり十分私指摘してきたはずなんですけど、去年の査定に入らんだと。これはあくまでも県・市が対応せんだ結果やと思う。明らかに、もう今度来たら崩れるだろうということは予測できておったのに何の手当てもしてなかった。それによる災害やと思う。これはあくまでも市と県の責任やと思う。そのために、この加太地区の唯一の生活道路、これは孤立する一つの要因になる。
行政サービスについても、給食センターにしても、それから支所の連絡にしても、ごみの収集にしても、かなり時間が制限される。かなり日常生活に支障を来す。であるならば、これは県のこととは言え、どのような日程で査定されて、そしてどのように工事にかかるんかというのを、やはりもう少し地元にわかるように説明していただかんと、生活の糧が、動きが立たんと思うんですわ。
去年の災害の農地についても、まだいまだにできておらん。仮設をことしもお願いして、仮設したけれど、結果的に、まだ去年の農地の河川ができておらん、そのために農業の収穫ができんだと。ようやくできるようにしてもらったとは言え、このような状態ではとても、人的被害はなかったでよかったって市長は言うておるけど、人的被害より、我々農林業を営む者は、それは生活の糧なんですよ、やっぱり。だから、よかったというので解決されたんでは困る。
農業と林業は、我々の生活の糧であって、人的な被害がなかったから、大きな事故にならずに済んだということやけれど、日常生活に多大な影響を与えておる、それに対する対応が不十分やと。
それで、今回でも、これは総務の危機管理の問題やと思うけど、明らかにきのうは最大限、名阪はとまる、1号線はとまる、それから新名神はとまる、明らかに関は大混乱ですわ。動きようがなかった。だけど、幹線道路はとまっておるのに、そんなんやったら、なぜ防災無線で、加太と関の人が多く関係しているので、防災無線で25号線はとまりましたとか、1号線、それは津関線、名阪、全て大混乱で生活に非常に著しい支障を来しておるんやったら、何のために防災無線があって、地域の方にその旨を連絡するという方法をとらなかったか。これは危機管理の問題やと思うけど、そういう面においても、やっぱり25号がああやってなるのは、それはやむを得んと思う。であるなら、いつ復旧するんやという話。
それと、今、災害で農地、林道もあるけれども、やっぱり12月議会までには査定をして、いつごろまでにこれの査定を受けて、12月議会で補正をして、要するに河川の場合は渇水期しか工事ができへんのです。だから、3月以降になったら、もう渇水期を抜けたら河川工事はできへんというのがようわかっておるのやったら早急にして、河川の工事は冬内しかできへん。であるならば、時間はないと思うんです。
だから、25号についても、もう少し、とめるのは結構やけど、とめたらいつ幾日ごろまでに復旧できるんやということです。やっぱりそれだけの希望を持てる、地域住民への説明責任が必要やと思うで、その辺についてどのように考えておるか。
○
前田耕一委員長 小坂委員の質問に対する答弁を求めます。どちらから行きましょう。
三谷部長。
○
三谷建設部長 確かにきのうの通行どめの中で、全てが孤立をしたという状況にはなりました。たしか一部防災無線も使わせていただいて、ご連絡もさせていただいたというふうには聞いてはおります。
あと、県のほうも当然早急に直すというようなことの中の要請は、うちのほうは強く言っていきたいというふうに思っておりますので、いずれにしましても、県のほうの対応になってしまいますもんで、そこの部分はこちらから要請を強くやりたいというふうには考えております。
○
前田耕一委員長 稲垣部長のほうから何かございませんか、よろしいですか。
稲垣部長。
○稲垣
環境産業部長 今の委員のご指摘の河川を含めての農災の部分につきましても、私どもとしては、早急な処置というふうなことを念頭に入れながら対応させていただきたいというふうに思っております。
○
前田耕一委員長 小坂委員。
○小坂直親委員 いずれにしても、県の工事やで、その加太のやつについても、この25号についても、災害は指摘してあったけど、査定には入らずだと、リストに上がっておらんだと。だから、何ら措置がしてなかったんです、あれ、1年間放置してあった。明らかにあれは崩壊するのが見えておったんです。それ見よと私は県の職員に言うたんやけど、県の職員は、余り深く知らんでということやけど、それでは、私ら、あっこを毎日通るのやでよく見ておる、毎日通る道やで、いずれ崩壊するやろうというのは見えておったんです。そんなことへの対応では困る。
私は、加太の住民にはもっと説明が必要やと思う。救急車、火災にしても、いずれにしても、やっぱり今の生活道路が遮断するということは、ある程度地元説明で、いつ幾日には査定して、いつ幾日に工事してでも片側通行だけでもできるようにするでという、やっぱりそういう説明は十分、これは県の工事とは言え、もう少し市は丁寧に住民への説明責任を果たしてほしいということだけ申し上げておきます。
○
前田耕一委員長 ほか、中村委員。
○中村嘉孝委員
小坂委員が全部言うてくれたんですけど、2カ所、今の金場のところと神社の跡、もう今、神社の跡も半分に、先ほどもちょっと聞いたんですけど、通れておったんですわね。それが完全にもう、軽がやっと通れる程度で、あれだって工事を早うしてもらっていたら解決できていたことで、とにかくその25号線に関しては、本当に名阪が通行どめがあったら全然通れないということですんで、ぜひとも早急にやっていただきたいということと、今の状況を、大体今結論は出やんだんですけど、自治会長に集まっていただいたりして、きちっと報告していただきたい、それも早急にね、それだけお願いしておきます。
○
前田耕一委員長 ほかはございませんか。いいですか。
(「はい」の声あり)
○
前田耕一委員長 ないようでございますので、以上で提出資料に対する質問を終わります。特に災害関係につきましては、迅速な対応を強くお願いして、提出資料に対する質問を終わりたいと思います。
10分間、休憩いたします。
午後2時51分 休 憩
午後2時58分 再 開
○
前田耕一委員長 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
次に、当委員会の所管に関する一般質問をお受けいたします。
何かございましたら、順次、発言を認めます。
伊藤委員。
○
伊藤彦太郎委員 2点ばかり。先ほど来の質問ともかぶるんですけども、ちょっとお聞きしたいなと思うんですけども。
まず1点災害に関して、今回の災害で皆さん頑張っていただいておったなというのは、本当にわかるんですけどね。その中で、お隣の町で、特に芸濃で、名古屋からのお母さんと娘さんが今行方不明になっているということで、あれを見ておったときに、それこそようあんな道を行ったなというふうに、先ほども委員の方ともしゃべっておったんですけれども、ただ、そこは地元の人間としては無理やろうというふうな判断であったとしても、外から来られた方、今はナビとかで出ていたりして、一見行けそうなふうに思うんですね。
私も先日、妻の実家の和歌山へ行く途中、ちょっと高野山へ寄ろうとしたときに、国道何号線とかやもんで、ここ行けるんかいなとは思いながら、一応念のために観光協会、地元に電話したら、とてもやないけどそんなところは来れるわけがありませんので、全く逆方向から来てくださいというぐらいのことを言われまして、実際にそういうふうなことも、ああ確かにな、というのもあったんですけれども、以前、中村委員が言われたような酷道と言われる、残酷なほうを書く国道と、そんなんで有名なところやったらしいんですけど。
どっちにしても、特に災害時なんかは、その辺、一見行けそうに見えるんですけれどもというのがある。そうすると、通行どめをどうするかという、その事故というか、今回の行方不明の件も、やっぱりほかからも言われたのが、通行どめにせんだ責任というのはどうなるのというふうなのが出てきましたので、これ、多分道路管理者としての責任が問われるというのも出てくるかもしれませんもんで、亀山に関しては大丈夫やったとは思うんですけれども、特に今回の件も、これ、鈴鹿カンツリーとか石山観音を抜けて、多分名阪がストップするもんで向こうへ回れるというのがあったんかなと。もしかしたら、その鈴鹿カンツリーのあたりで、ここから向こうは行けませんぐらいの、それはちょっとできやんだかもわかりませんけど、そうなったら津関線を回って、まだ長野峠を越えておったらわからんだかなとも、ふと思ったりもしますもんで、その辺の通行どめをする判断とか、その辺の考え方をちょっと確認させていただきたいんですけれども。
○
前田耕一委員長 伊藤委員の質問に対する答弁を求めます。
三谷部長。
○
三谷建設部長 通行どめの判断ですけれども、例えば一定の雨量が何ミリ以上になれば、連続雨量何ミリ以上になればという基準がございまして、それによって通行どめというのは一般的にやっています。
なおかつ、こういう道路の崩壊とか、その辺が始まりましたら、車両が通れないということになりましたら、当然道路管理者の責任になりますので、道路管理者が通行どめの措置をしていくという形になります。
例えば、崩れそうなところとか、その辺についてはパトロールとか、その辺もしながらやっておるというふうに考えておりますけれども、判断は、ですから通れないということならば管理者が全部それはやると、それは管理者の権限がそこにあるというふうに考えております。
○
前田耕一委員長 伊藤委員。
○
伊藤彦太郎委員 今回の件で、その辺をもう一度、お隣の津市とかでは、多分その辺の確認とかも出てくるかもしれませんので、隣接する自治体としては、その自治体間同士の話も出てくるんかなと思いますもんで、その辺を整理しておいていただきたいなというふうに思いますんで、これだけちょっと申し上げて、それ1点と、もう1つ、東町の商店街の件、先ほどちょっと議案質疑で言わせていただいたんですけれども、補正では一応そういうふうな、今後どうするんやというような、その辺の考え方だけ聞かせていただいたんですけど、一般質問としまして、その辺、もうちょっと細かい、そのまちづくりに関しての、きょうもちょっと昼に別件で行ってきたりもしたんですけれども、今回、アーケードを整備する。やっぱり雨の日に傘を差さんで行けるというのは、1つのありがたい点やわなとは思うんですけれども、そうすると、あそこのアーケード街というのは歩いてもらうというのが前提になってくるというのがあるんですけれども、そうすると駐車場からの動線をどうするかとか、今、市民協働センターとか、その前の駐車場とか、あの辺の整備もあるんですけれども、車を店の前につけやないかんという考え方もあるやろうし、ある程度のところに置いておいて、そこから歩ければええという考え方もあるやろうし、その辺のちょっと絵を描いていかなあかんのかいなとか思うんですけれども、その辺、私も地元の話とかはちょっとようわかりませんけれども、市としてその辺の考え方ですね、ちょっと現時点で、今、あの補正を組んだということは、当然アーケード街でいくよということの裏返しやと思ったんですけれども、その辺の、もうちょっと車社会に適応した形でというふうな、そういうふうな何かが要るんかいなと思うんですけど、その辺、市として何か考えがあるんかないのか。ないんやったら、ないでもええんですけれども、ちょっとお聞かせ願いたいなと思います。
○
前田耕一委員長 稲垣部長。
○稲垣
環境産業部長 東町商店街の今後のあり方も含めてというところでございますけれども、今、商店街の振興組合を中心に、いろいろな検討をしていただいて、当然行政の私たちも入って、今、検討の最中でございます。
ただ、改めて大きくその駐車場の位置を変えるとかというふうなことじゃなしに、今できることをまずというふうなことも含めて、その対応について今後話を続けて、にぎわいづくりというふうなものに向けてどう対応するかということを進めていくという、今、現段階ではそういうことでございます。
○
前田耕一委員長 伊藤委員。
○
伊藤彦太郎委員 この間の部長からのお言葉の中にも、エコーも含めてとか、その辺もありましたし、私も確かにエコーにとめてもらって動いてもらうというのも一つの動線やわなと思いますし、そうすると、足が不自由な方、高齢者の方が歩くとなると、とっぴな話かもしれませんけど、動く歩道をつけるとか、あのエコーからのとかいう発想も要るんかいなとか思って、実際に無理とは思いますけれども、それをするのは。そういうこともいろいろ、じゃあどうするんやということも考えていかないかん、エコーも含めてとかもありますんで。やっぱりその辺、もうちょっと大きく考えていかなあかんのかいなというふうに感じましたので、その辺を指摘させていただきました。今後のあれを見守りたいなと思いますんで、よろしくお願いします。
○
前田耕一委員長 答弁よろしいですね。
ほか、質問どうでしょうか。
竹井委員。
○
竹井道男委員 本会議で片岡議員が神辺大橋のことをちょっと聞かれましたので、委員会は聞けませんので、ちょっと私のほうから、質問を聞きながら感じたことも含めて確認をさせてほしいと思います。
まず最初に、きのうの台風で通行どめというふうなメールが、私はちょっと現場へ行っておりませんけど、通行どめのメールが入ったんです。これの判断基準というか、どういう状況だったのかを、まず教えてほしいと思います。
○
前田耕一委員長 三谷部長。
○
三谷建設部長 担当室長のほうから。
○
前田耕一委員長 服部室長。
○服部
維持修繕室長 昨日の雨なんですけど、水位情報等を見ていましたら、初めはよかったんですけど、だんだんと夜中に3メーター17という水位に上がりまして、徐々に上がってきておりましたし、それと加太のほうから流木が流れてきて、そこの橋のところにつっかえた状態になっておりましたので、その枝が道路に覆いかぶさってきて通行できなかったということで、巡視の中で判断させていただきまして、通行どめにさせていただきました。
○
前田耕一委員長 竹井委員。
○
竹井道男委員 これも質問のときに、橋脚が11本あって、水の流れを阻害したのかというふうな質問があって、多分答弁は県の見解を述べられて、阻害はしないというふうなこともあったと思うんですね。ただ、水は阻害しないけれども、流れてくる漂流物が阻害したということになると、やはりその辺も構造上の問題もあるのかなというふうな印象、これはちょっとその議論をするためのことじゃないんで、ただ、本会議の答弁からいけば、やはり水の流れ以外にいろんなものが、当然これは流れてくる、そういう意味ではちょっと危険だったのかなというふうな気がします。
それと、先ほども聞きましたけれども、長寿命化の修繕計画の中でのグループ分けと健全度、多分これは健全度1だと思うんですけど、修理するのは、そこら辺、一度神辺大橋のランクを確認したいんです。
○
前田耕一委員長 服部室長。
○服部
維持修繕室長 神辺大橋につきましても、グループDの健全度は1でございます。
○
前田耕一委員長 竹井委員。
○
竹井道男委員 グループBということは、重要路線上の橋梁であったり、たしか橋長100メーター以上あるんじゃないかなと、そういう意味では比較的ランクが高くなっているというふうなことになるんですよね。それで……。
(「D」の声あり)
○
竹井道男委員 ごめんなさい、済みません、勘違いした。Dということだったんで、わかりました、上記以外ということです。
それで、1つ確認したかったのは、長寿命化という問題と耐用年数という問題があって、溶融炉の場合は、まだ十数年だったんでわからんでもないかなと。1個つくれば相当な額ですもんね、溶融炉なんかは。ただ、橋梁だと大体コンクリートが50年、物の本を見ると75年みたいな書き方がしてあって、特にこうやって風雨にさらされて暴露したような状況で、特に28年というと、私が生まれた3年後ぐらいですから、本当に戦後の状況下の中で品質の高いものがそこに使われていたのかというと、私は溶融炉のときにちょうど監査委員で技術監査があって、当時はコンクリートの打設がずれると、そこから壊れるということで、打設計画とか、コンクリートの種別というのか、下側がちょっと、たしか粘性が高くて、打設していくとその違いによってどこか壊れるところがあると、相当そういう議論が当時あった、技術監査でもそういうことが指摘されていました。あれは建物ですよね、溶融炉の場合は、でもそんな議論があった。
そうなると、橋梁なんかは28年ということは、その話すら極端にないような状況下で、補強していくという問題が、本当にこれ、例えば5年とか10年とかもったところで、そう長寿命にはならない、短寿命じゃないかなという印象を持つんですよね。重要度が1だからやるということであって、ランクはDですのでそう影響ないということかもしれないですけれども、そういう判断というのはどうやってやられているのかなあと。
もうちょっとしゃべらせてもらうと、あの場所は学校のそばですので、どうしても要件的に学校というコミュニティ、それで今学童保育も片一方でやっていますので、そういう意味では本当に地域コミュニティの中心地みたいな、それから上からの橋、ちょっと名前は忘れましたけど、あれもつくりましたわね、国1の拡幅に合わせて、だから、あれもまた結節点でもある。そういう意味では非常に重要度の高い場所というんですかね、そういうところを結ぶ直近的な橋の修理というのか、寿命を含めた修理という問題が、どんな尺度で、これ、その評価だけでされたんだろうと。やっぱりさっきはなぜとまったのかということで、とまれば、これはまた大変なことになってくるわけで、そう思うと費用の問題とは別に、ここのかけかえというんですかね、その重要性みたいなものは議論されたんだろうかということをもう一度確認しておきたい。
○
前田耕一委員長 三谷部長。
○
三谷建設部長 当然、この長寿命化計画の中でもうたわれておりますけれども、健全度、それからこのグループ分けをしたという中でもありまして、その中で修繕をしていくわけですけれども、グループでDということで、要するに迂回路があるかないかとか、緊急輸送道路の橋梁であるとか、あと重要路線というところから少し外れているという部分がございます。
コミュニティ的には大変重要な路線であるということは、学校もありますし、コミュニティセンターもございますので、あれだというふうになります。
ですけれども、あれをかけかえといいますと大変な費用がかかってまいりますし、今現在、もしあれをかけかえするとすれば、技術的にも現在の位置でできるかどうかという問題も出てまいりますし、やりますと、物すごく長いスパンの話になってくるだろうということもございます。
そういうことを考えた中では、今のコミュニティも全部守っていくということを考えれば、今のこの橋梁をまずは健全にもたせていく。60年たってはおりますけれども、長寿命化をしますと、いろんな文献とか何かを見ていましても、また他市町村を見ましても、60年のものを85年とか、あるいはまた100年というような形で、健全な状況に保てばもたせるということをやっておりまして、そういう中で長く、大切に使っていくというような形なんですけど、そういうやり方で橋を守っておるというのが、今実情でございます。当然、建設費も大変かかるということを含めてのことでございます。
いい時代でしたら、どんどん建てかえやかけかえをということもできたかわかりませんですが、こんなにたくさんあって、なおかつ、たちまち今壊れて直さなければならないということであれば、そういうふうなことになっていくのかもわからないんですが、実質はそういう迂回路とか、その辺も含めた、総合的な判断をした中では、これを直していくというような形で持っていかないと、市のほうとしても、それがうまく保っていけないというような状態になっておるということ、それだけご理解いただきたいなと思っております。
○
前田耕一委員長 竹井委員。
○
竹井道男委員 背景は、いわゆるつくれば相当のお金がかかる、かといって待っていたんでは寿命が近くなってきたというか、ちょっと耐力を補強しなきゃならないという背景がある。ただ、ちょっと1点、私も忘れていたんですけど、平成12年12月の定例会で地元の連合自治会から改修をしてほしいんだという要望書、これは多分かけかえだと思いますけれども、それが議会でも採択をされていたというふうな経緯もあって、当時の議会の意思としても、これは10年ぐらい前の話ですので、当時の意志としては、議会としても、そうあってほしいというか、そういう地元の意向を捉まえたいというふうなことで採択になっていると。
その後、一部地元でも少しそういうふうな協議内容の話もされたというふうなことは聞いておるんですけど、その後、そういうふうな地元の協議も含めて、それからまた今おっしゃった多額の費用がかかるということであれば、そんなこともきちっと議論をされた上で、これは補強で済む、地元の理解が要らないのかもしれませんけれども、当時のそういう要望に関して議会側が決めていて、少しそういう議論もされた経緯があるわけですね、地元の方と。それもつかまえて、現段階でここは全くかけかえには今のところのってこないという、長寿命化だけで十分なんだと。
例えば、きのうは材木がひっかかって通行どめ、すぐに撤去できるんで、即大丈夫ですけど、きのうの桂川の状況とかを見ておると、本当にこれは古い橋で、あんだけ降ればもつんかいんなというふうな、あれ絵で見ていますのでね、あの現地じゃなくて、そういうふうな印象を持ったんですけども。
その地元の協議も含めて、その辺はきっちり理解が得られるというふうにお考えか、確認をしたいと思います。
○
前田耕一委員長 三谷部長。
○
三谷建設部長 以前、議会のほうへ要望なり請願というのが上がったというのはお聞きをしました。その中でも、当時から、いろいろ検討していくんだというような回答もしておるというふうに聞いておるんですけれども、私どものほうも、その後、中の調査とかいろいろ、平成13年にも調査もかけさせていただきましたし、その中で一定の補修も、少ないところですけど、やってきたりということもやってまいりました。
新しく更新という形になれば、それはきれになるんですけれども、今、それから10年たったわけですけれども、今現在の財政状況、いろんなことを考えて、あるいはまた先ほども同じことを申し上げたかわかりませんが、街路とか、その辺も全部考えた上では、これをたちまちかけかえをするんだというところではなくて、何とか今それを修繕しながら延命をさせて、今の生活道路的な、通行には支障がないようにだけはさせていただこうというような形で今は進んでおるということで、それをご理解いただきたいというふうに思っております。
地元の皆さんとも、それはいろんな手法があると思いますので、例えば時間的な交通のちょっと規制をするとかということで、通学するお子さんの安全対策も図るとか、いろんな手法を考えながら、地元の皆さんと一緒にやっていかないかんというふうに考えておるところでございます。
○
前田耕一委員長 竹井委員。
○
竹井道男委員 最後に、多分今度鹿島橋がいよいよ改修に入れば、残ってくるのは、多分古いというふうに言って、鈴鹿川を越えるというとここになってくる。これ、延命化したところで、60年の橋が果たして100年もつかなんて、それは昭和28年というとこら辺も含めて気にはなるところなんで、やっぱりそうなると、少なくともここ10年ぐらいの間には次なることを頭に入れておかないと、おかしくなってから、さっきの
小坂委員の話じゃないけど、じゃあ、なくなってから議論なんていうふうには、そうしたら指摘したじゃないかということになってくるんでね。やっぱりそこはきちっと簡単な素案というか、その辺は少し描きながら議論をしていただかないと、長寿命化したからいいんだということにはならないと思うんですよね。これ、もし崩落でもして、どれだけの雨が降るかわからないですけど、これからね。よっぽどのことがあってなったときに、いやもつんだと、答弁では11本あろうが、流れは阻害しないし、雰囲気的には問題ないですよみたいなことを県が言っておるというふうなことでしたけれども、決してそれは感情論ではいかないと思っているんで、やっぱりきちっと真摯に受けとめて、最後の鈴鹿川の亀山の中での橋脚みたいなところになってくるし、全て長寿命化だけで整理がつかない時期も来るんじゃないかなという印象を持ちましたので、ちょうど一般質問がありましたので関連して確認させてもらう。長寿命化で当然もたせるにしても、機能面や、それから何十年もつんだろうかという保証もわからないですよね。一遍補修すりゃあ、これ多分二度と開かないと思うんです。そういう意味では、真剣にそういう調整というのか、つくるという意味じゃないですよ、つくるとすればという調整は徐々に始めていただきたい。これは要望になりますけれども、お願いして終わります。
○
前田耕一委員長 答弁よろしいですか。
ほかに一般質問ございませんか。いいですか。
(発言する者なし)
○
前田耕一委員長 ないようでございますので、以上で一般質問を終わります。
最後に、その他の項があるんですけれども、
理事者側のほう、報告事項がありましたら。
高士局長。
○
高士上下水道局長 6月の当委員会にもご報告をさせていただきましたが、樺野の訴訟の件につきまして、担当室長のほうから経過につきましてご報告申し上げます。
○
前田耕一委員長 鳥喰室長。
○鳥喰
下水道室長 下水道室から1点ご報告申し上げます。
平成25年6月、
産業建設委員会に口頭でご報告申し上げました、樺野下水路所有者移転登記手続請求事件のその後の経過についてご報告申し上げます。
当請求事件は、平成25年3月、津簡易裁判所にて第一審判決となり、市の主張が認められ、所有権移転を命じるものでありました。しかし、判決後も一貫として工事内容に不満を持つ被告は、同判決を不服として、平成25年3月18日、控訴提起に及び、津地方裁判所での5月27日及び6月24日の計2回にわたる口頭弁論を経て、9月2日、第一審判決を骨子とする控訴棄却の判決が言い渡されたところであります。
現在、控訴棄却に関する判決確定が9月18日ごろと想定されておりますが、被告がなお第二審判決を不服として判決送達から14日以内に上告提起した場合は、名古屋高等裁判所での審理となる見込みであります。
以上、ご報告させていただきます。
○
前田耕一委員長 ということで、菅内の事例につきまして、二審まで終わっているけれども、棄却をしたものの、当事者、相手さんはまだ十分納得していない部分もあるらしくて、控訴期限を待っているということでございましたので、以上、報告としてはお受けしたいと思います。
その他、報告事項ございませんか。
(「なし」の声あり)
○
前田耕一委員長 ありがとうございます。
ないようでございますので、以上で
産業建設委員会を閉会いたします。どうも長時間、ご苦労さんでございました。
午後3時23分 閉 会
亀山市議会委員会条例第30条の規定により、ここに署名する。
平成 25 年 9 月 17 日
産業建設委員会委員長 前 田 耕 一...