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  1. 四日市市議会 2018-02-03
    平成30年2月定例月議会(第3日) 本文


    取得元: 四日市市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-09
    検索結果へ戻る 検索をやり直す (このウィンドウを閉じます) 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成30年2月定例月議会(第3日) 本文 2018-02-22 文書・発言の移動 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 215 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : 午前10時開議 選択 2 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 3 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 4 : ◯藤田真信議員 選択 5 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 6 : ◯病院事業副管理者(村上孝夫君) 選択 7 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 8 : ◯藤田真信議員 選択 9 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 10 : ◯病院事業副管理者(村上孝夫君) 選択 11 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 12 : ◯藤田真信議員 選択 13 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 14 : ◯病院事業副管理者(村上孝夫君) 選択 15 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 16 : ◯藤田真信議員 選択 17 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 18 : ◯病院事業副管理者(村上孝夫君) 選択 19 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 20 : ◯藤田真信議員 選択 21 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 22 : ◯森川 慎議員 選択 23 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 24 : ◯教育長(葛西文雄君) 選択 25 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 26 : ◯森川 慎議員 選択 27 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 28 : ◯教育長(葛西文雄君) 選択 29 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 30 : ◯森川 慎議員 選択 31 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 32 : ◯教育長(葛西文雄君) 選択 33 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 34 : ◯森川 慎議員 選択 35 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 36 : ◯教育長(葛西文雄君) 選択 37 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 38 : ◯森川 慎議員 選択 39 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 40 : ◯教育長(葛西文雄君) 選択 41 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 42 : ◯森川 慎議員 選択 43 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 44 : ◯教育長(葛西文雄君) 選択 45 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 46 : ◯森川 慎議員 選択 47 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 48 : ◯教育長(葛西文雄君) 選択 49 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 50 : ◯森川 慎議員 選択 51 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 52 : ◯教育長(葛西文雄君) 選択 53 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 54 : ◯森川 慎議員 選択 55 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 56 : ◯教育長(葛西文雄君) 選択 57 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 58 : ◯森川 慎議員 選択 59 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 60 : ◯教育長(葛西文雄君) 選択 61 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 62 : ◯森川 慎議員 選択 63 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 64 : ◯教育長(葛西文雄君) 選択 65 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 66 : ◯森川 慎議員 選択 67 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 68 : ◯教育長(葛西文雄君) 選択 69 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 70 : ◯森川 慎議員 選択 71 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 72 : 午前10時59分休憩 選択 73 : 午前11時10分再開 選択 74 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 75 : ◯村山繁生議員 選択 76 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 77 : ◯上下水道事業管理者(倭 猛君) 選択 78 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 79 : ◯村山繁生議員 選択 80 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 81 : ◯上下水道事業管理者(倭 猛君) 選択 82 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 83 : ◯村山繁生議員 選択 84 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 85 : ◯副教育長(栗田さち子君) 選択 86 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 87 : ◯村山繁生議員 選択 88 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 89 : ◯教育長(葛西文雄君) 選択 90 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 91 : ◯村山繁生議員 選択 92 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 93 : ◯教育長(葛西文雄君) 選択 94 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 95 : ◯村山繁生議員 選択 96 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 97 : ◯教育長(葛西文雄君) 選択 98 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 99 : ◯村山繁生議員 選択 100 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 101 : ◯市長(森 智広君) 選択 102 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 103 : ◯村山繁生議員 選択 104 : ◯議長(豊田政典議員) 選択 105 : 午前11時39分休憩 選択 106 : 午後1時再開 選択 107 : ◯副議長(森 康哲議員) 選択 108 : ◯樋口龍馬議員 選択 109 : ◯副議長(森 康哲議員) 選択 110 : ◯都市整備部長(山本勝久君) 選択 111 : ◯副議長(森 康哲議員) 選択 112 : ◯樋口龍馬議員 選択 113 : ◯副議長(森 康哲議員) 選択 114 : ◯都市整備部長(山本勝久君) 選択 115 : ◯副議長(森 康哲議員) 選択 116 : ◯樋口龍馬議員 選択 117 : ◯副議長(森 康哲議員) 選択 118 : ◯都市整備部長(山本勝久君) 選択 119 : ◯副議長(森 康哲議員) 選択 120 : ◯樋口龍馬議員 選択 121 : ◯副議長(森 康哲議員) 選択 122 : ◯都市整備部長(山本勝久君) 選択 123 : ◯副議長(森 康哲議員) 選択 124 : ◯樋口龍馬議員 選択 125 : ◯副議長(森 康哲議員) 選択 126 : ◯副市長(塚田 博君) 選択 127 : ◯副議長(森 康哲議員) 選択 128 : ◯副教育長(栗田さち子君) 選択 129 : ◯副議長(森 康哲議員) 選択 130 : ◯樋口龍馬議員 選択 131 : ◯副議長(森 康哲議員) 選択 132 : ◯副教育長(栗田さち子君) 選択 133 : ◯副議長(森 康哲議員) 選択 134 : ◯樋口龍馬議員 選択 135 : ◯副議長(森 康哲議員) 選択 136 : ◯竹野兼主議員 選択 137 : ◯副議長(森 康哲議員) 選択 138 : ◯副教育長(栗田さち子君) 選択 139 : ◯副議長(森 康哲議員) 選択 140 : ◯竹野兼主議員 選択 141 : ◯副議長(森 康哲議員) 選択 142 : ◯副教育長(栗田さち子君) 選択 143 : ◯副議長(森 康哲議員) 選択 144 : ◯竹野兼主議員 選択 145 : ◯副議長(森 康哲議員) 選択 146 : ◯副教育長(栗田さち子君) 選択 147 : ◯副議長(森 康哲議員) 選択 148 : ◯竹野兼主議員 選択 149 : ◯副議長(森 康哲議員) 選択 150 : ◯市長(森 智広君) 選択 151 : ◯副議長(森 康哲議員) 選択 152 : ◯竹野兼主議員 選択 153 : ◯副議長(森 康哲議員) 選択 154 : ◯教育長(葛西文雄君) 選択 155 : ◯副議長(森 康哲議員) 選択 156 : ◯竹野兼主議員 選択 157 : ◯副議長(森 康哲議員) 選択 158 : ◯教育長(葛西文雄君) 選択 159 : ◯副議長(森 康哲議員) 選択 160 : ◯竹野兼主議員 選択 161 : ◯副議長(森 康哲議員) 選択 162 : ◯市長(森 智広君) 選択 163 : ◯副議長(森 康哲議員) 選択 164 : ◯竹野兼主議員 選択 165 : ◯副議長(森 康哲議員) 選択 166 : 午後2時1分休憩 選択 167 : 午後2時15分再開 選択 168 : ◯副議長(森 康哲議員) 選択 169 : ◯中森愼二議員 選択 170 : ◯副議長(森 康哲議員) 選択 171 : ◯都市整備部長(山本勝久君) 選択 172 : ◯副議長(森 康哲議員) 選択 173 : ◯中森愼二議員 選択 174 : ◯副議長(森 康哲議員) 選択 175 : ◯都市整備部長(山本勝久君) 選択 176 : ◯副議長(森 康哲議員) 選択 177 : ◯中森愼二議員 選択 178 : ◯副議長(森 康哲議員) 選択 179 : ◯都市整備部長(山本勝久君) 選択 180 : ◯副議長(森 康哲議員) 選択 181 : ◯中森愼二議員 選択 182 : ◯副議長(森 康哲議員) 選択 183 : ◯都市整備部長(山本勝久君) 選択 184 : ◯副議長(森 康哲議員) 選択 185 : ◯中森愼二議員 選択 186 : ◯副議長(森 康哲議員) 選択 187 : ◯市民文化部長(前田秀紀君) 選択 188 : ◯副議長(森 康哲議員) 選択 189 : ◯中森愼二議員 選択 190 : ◯副議長(森 康哲議員) 選択 191 : ◯市民文化部長(前田秀紀君) 選択 192 : ◯副議長(森 康哲議員) 選択 193 : ◯中森愼二議員 選択 194 : ◯副議長(森 康哲議員) 選択 195 : ◯市民文化部長(前田秀紀君) 選択 196 : ◯副議長(森 康哲議員) 選択 197 : ◯中森愼二議員 選択 198 : ◯副議長(森 康哲議員) 選択 199 : ◯市民文化部長(前田秀紀君) 選択 200 : ◯副議長(森 康哲議員) 選択 201 : ◯中森愼二議員 選択 202 : ◯副議長(森 康哲議員) 選択 203 : ◯市民文化部長(前田秀紀君) 選択 204 : ◯副議長(森 康哲議員) 選択 205 : ◯中森愼二議員 選択 206 : ◯副議長(森 康哲議員) 選択 207 : ◯都市整備部長(山本勝久君) 選択 208 : ◯副議長(森 康哲議員) 選択 209 : ◯中森愼二議員 選択 210 : ◯副議長(森 康哲議員) 選択 211 : ◯市長(森 智広君) 選択 212 : ◯副議長(森 康哲議員) 選択 213 : ◯中森愼二議員 選択 214 : ◯副議長(森 康哲議員) 選択 215 : 午後3時15分散会 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:                           午前10時開議 2: ◯議長(豊田政典議員) 皆さん、おはようございます。  これより本日の会議を開きます。  ただいまの出席議員数は31名であります。  本日の議事は、一般質問であります。    ─────────────────────────── 3:  日程第1 一般質問 ◯議長(豊田政典議員) 日程第1、これより一般質問を行います。  順次、発言を許します。  藤田真信議員。 4: ◯藤田真信議員 皆さん、おはようございます。リベラル21、議会のこにゅうどうくんこと──もう笑いがとれなくなってきましたが──藤田真信でございます。  きょうは市立四日市病院についてお伺いをさせていただきます。  村上事務長におかれましては、本会議デビュー戦ということになろうかと思いますので、30分1本勝負、どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、早速、通告に従い、第三次市立四日市病院中期経営計画と新設される医療安全管理室について、お尋ねをいたします。  皆さんご周知のとおり、市立四日市病院においては、定期的に中期経営計画を策定し病院経営をしていただいております。昨年、平成29年度から2020年度までの第三次市立四日市病院中期経営計画が策定されましたが、その中の重点項目として、診療報酬改定への迅速な対応を挙げていただいております。  国の医療政策が反映され、2年に一度行われる診療報酬改定に向けて、必要な施設基準を即時に取得するため、中央社会保険医療協議会における協議事項や動向についての情報の収集と院内への周知による共有を行い、診療報酬改定に迅速に対応できるように努めますと明記されております。  本年、平成30年度は、まさしくこの2年に1回の診療報酬改定の時期に当たり、先日の2月7日に中央社会保険医療協議会において、平成30年度診療報酬改定の答申書が出されたところであります。その際、厚生労働省のホームページにアップされました平成30年度診療報酬改定の個別改定項目を見ておりまして、目にとまりましたのが医療従事者の負担軽減、働き方改革の推進という項目が盛り込まれている点でございます。  市立四日市病院でも取り組まれているいわゆるチーム医療ですが、それによって勤務環境の改善を推進するものです。  医療従事者の勤務環境改善の取り組みの推進ということで、基本的な考え方として安全で質の高い医療を提供する観点から、総合入院体制加算等について、医療従事者の勤務環境に関する取り組みが推進されるよう要件を見直すとともに、負担軽減及び勤務環境改善の取り組みに係る手続の合理化を行うとしております。  具体的な内容といたしましては、1、病院に勤務する医療従事者の勤務環境改善の取り組みがさらに進むよう総合入院体制加算の要件となっている病院勤務医の負担軽減等の体制について、対象を病院に勤務する医療従事者全体に拡大し取り組み内容を整理する。2、病院勤務医等の負担軽減策として効果があるものについて、医療機関の取り組みがさらに進むよう複数項目の取り組みを計画に盛り込むことを医師事務作業補助体制加算等の要件とするとともに医師事務作業補助体制加算等の評価を充実するなどといった内容であります。
     あらゆる職場で言われています働き方改革について、当然病院でも実践していかなければならないわけでありますが、特に先ほど申し上げました2点目について、もう少し具体的に申し上げますと、今では、例えば医師事務作業補助体制加算、すなわち医師事務作業補助者の配置を評価する診療報酬の加算制度の算定について対象となるのが病院勤務医を補助する場合のみ加算されていたのが、勤務医だけではなく看護師など医療従事者全体に拡大され、加算されることとなる見込みであります。この医療事務作業補助者というのは、看護補助者や医師事務作業補助者のことをいいます。医師と事務スタッフとの間での業務の役割分担を推進し、医師の事務作業を補助する専従者で、いわゆる医療クラークと言われるものです。  ちなみに厚生労働省と中央社会保険医療協議会の診療報酬改定の結果検証の特別調査によると、この医師事務作業補助体制加算を算定している施設を対象にした調査において、9割以上の施設が医師事務作業補助者を配置することにより勤務医の負担軽減に効果があったとしております。ほかにもさまざまな改定がなされる見込みであります。  そこで、お尋ねをいたします。  この平成30年度の診療報酬改定に当たり、市立四日市病院にかかわる部分での想定、対応についてご説明をお願いいたします。 5: ◯議長(豊田政典議員) 村上病院事業副管理者。   〔病院事業副管理者(村上孝夫君)登壇〕 6: ◯病院事業副管理者(村上孝夫君) おはようございます。  議員からは、平成30年度の診療報酬の改定に当たり、市立四日市病院にかかわる想定される事項とその対応についてご質問をいただきました。  平成30年度の改定では四つの基本方針が示され、その中の一つが議員からもご紹介をいただきました医療従事者の負担軽減、働き方改革の推進を評価するものです。今回の改定におきましても、多くの項目で当院にもかかわりが想定されます。  例えば医師などの業務補助に係る加算につきましては、現在も医師事務を補助する医療クラークや看護補助者として看護助手、介護ヘルパー及び病棟コンシェルジュを配置しまして、事務負担軽減のための計画を策定し、算定しているところです。今回、その内容の充実が求められます。  当院におきましても、こうした改定に対応し医療従事者の負担軽減を図り、勤務環境の改善に努めていきたいと考えております。  そのほか、急性期病院である当院にとりましては、入院基本料の細分化や患者の重症度及び看護必要度の判定基準の見直し、また、集中治療室での治療に対する算定の見直しなどに対応していく必要があると認識しているところです。  現在は、議員もご紹介のとおり中央社会保険医療協議会から厚生労働大臣に対しまして個別改定項目案が答申されたところでございます。当院では、外部講師を招聘しての研修会を行うなど、情報を収集し院内での共有を図り、対応について検討を行っているところです。  3月上旬には、厚生労働大臣から診療報酬の算定におけます条件の詳細が示されることになっております。  準備を整え、遺漏なく迅速に対応し高度急性期医療を担う医療機関としての病院機能のさらなる充実と健全経営の維持を図っていきたいと考えております。  以上でございます。 7: ◯議長(豊田政典議員) 藤田真信議員。 8: ◯藤田真信議員 ありがとうございました。  まず、2月、3月と急激に内容が固まって、そして4月からスタートということですので大変だと思いますが、ぜひ迅速に対応していただきますようにお願いいたします。  また、事務長からご紹介していただいた内容以外にも、診療報酬改定ってすごい容量でありまして、これ、目次だけコピーしたんですけれども、大体500ページぐらいあります。相当な項目が2年に1回改定されます。  その中で今回、医療従事者の負担軽減ということでピックアップして質問させていただきましたが、緩和ケアであるとか、また、後ほど話にも出てきますけれども、リハビリテーションに関する改定も盛り込まれていますので、その辺もしっかりとよろしくお願いいたします。  それでは、次に、第三次市立四日市病院中期経営計画の中身について具体的にお伺いしていきたいと思いますが、その前に平成25年度から平成29年度の第二次市立四日市病院中期経営計画について、確認をさせていただきます。  この第二次市立四日市病院中期経営計画においては、三つの重点戦略を推進していただきました。  まず1点目は、急性期医療を担う北勢地域の中核病院の構築ということで、質の高い医療の提供、救急医療の充実、総合周産期母子医療センターの指定、これはいわゆるNICU、GCU、MFICUの整備です。  がん医療の推進、これは高度ながん治療が可能となる高精度放射線治療棟の増築でありました。  チーム医療の推進、これは医療の安全と質の向上を図るものです。  臓器別センター化、災害時医療への対応、感染症対策の強化、医師、看護師、薬剤師などの人材確保とスキルアップ、最新医療機器の整備、こういったことに取り組んでいただきました。  そして、2点目は、地域医療の質の向上への貢献ということで、住民、患者の視点からの医療の提供、病病、病診連携の推進、地域医療を担う人材育成への貢献、市関係機関、在宅福祉サービスなどとの連携に取り組んでいただきました。  3点目は、健全な病院経営の実現、適正で効率的な健全経営の推進ということで、業務の効率化の推進、運営コストの削減、法改正に伴う対応と予算編成の効率化、各システムの更新、これはいわゆる電子カルテシステムや財務会計システムの更新、こういったところに取り組んでいただきました。  こういった取り組みについては、さまざまな指標及びその目標値を設定して、達成状況を確認していただいております。  それらの達成状況を踏まえた上で、平成29年度から平成32年度までの第三次市立四日市病院中期経営計画が策定されたわけでありますが、これまでの第二次市立四日市病院中期経営計画と内容について比較して見てみますと、医療安全、リハビリテーションの推進、高齢患者への対応、患者満足度の向上という新たな重点項目を入れていただいております。  議案説明でも病院長がおっしゃっておりましたが、平成30年度は第三次市立四日市病院中期経営計画がスタートして2年目に当たり、計画の進捗を図る上で重要な年度であると認識しているとのことでした。私も全く同感でありますので、第二次市立四日市病院中期経営計画と第三次市立四日市病院中期経営計画を比較しながら、これら新たに盛り込まれた各重点項目について質問をさせていただきます。  まず、患者満足度の向上について、お伺いをいたします。  私は平成27年の11月定例月議会において、患者満足度調査についてお尋ねをいたしました。  市立四日市病院では、患者満足度調査を毎年やっていただいておりますが、第二次市立四日市病院中期経営計画においては重点項目には挙がっておりませんでした。今回の第三次市立四日市病院中期経営計画において、患者満足度の向上を重点項目に挙げていただいたことを率直に評価したいと考えます。  特に、先ほど事務長からお話しいただきましたが、病棟コンシェルジュの充実、これをさらに図っていこうとしていただいていることについては、注目に値すると考えます。  そこで、この病棟コンシェルジュのこれまでの体制について、お伺いをいたします。 9: ◯議長(豊田政典議員) 村上病院事業副管理者。 10: ◯病院事業副管理者(村上孝夫君) 議員からは、患者満足度の向上への取り組みとして配置しております病棟コンシェルジュの体制について、ご質問をいただきました。  患者満足度の向上への取り組みにつきましては、当院を利用する患者とそのご家族の皆様がより満足し、今後も当院を利用していただけるよう第三次市立四日市病院中期経営計画の重点項目の一つに掲げているところでございます。  病棟コンシェルジュにつきましては、入院時の説明と案内、家族や面会者からの簡易な問い合わせや電話対応などを行うために、平成27年11月より多忙な六つの病棟のスタッフステーションに7名を配置してスタートさせております。  その狙いは、案内業務の充実のほか冒頭でも触れさせていただいたように看護師以外でも対応可能な業務を切り分け、看護師が本来の看護業務に専念できるようにするものでもあります。そのため、各病棟での看護体制の状況などを緩和しながら順次増員を図っておりまして、現在は八つの病棟に12名を配置しております。  11ある病棟全てへの配置も念頭に、引き続き充実を図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 11: ◯議長(豊田政典議員) 藤田真信議員。 12: ◯藤田真信議員 ありがとうございました。  具体的な数値まで出していただけるとは思っていなかったので、11の病棟全てに目標設定していただいていることをお伺いして安心いたしました。どうぞよろしくお願いします。  ご答弁にもございましたが、病棟コンシェルジュの配置というのを継続し、入退院の案内や患者、家族からの簡易な問い合わせへの対応や院内の案内などに対する患者の不安の緩和や来院者の利便性の向上に努めていただき、患者の満足度のさらなる向上に結びつけていただきますようお願いをいたします。  また、この取り組みは、先ほど事務長のお話にもありましたが、同時にドクターや看護師の医療従事者の皆さんが医療行為に集中できる、こういった体制をつくっていくことにもつながります。医療従事者の皆さんが医療行為に集中できれば、インシデントの減少や医療事故をなくすことにもつながります。  そういった意味でも、今後もこの体制の維持、そして拡充をよろしくお願いをいたします。  次に、医療安全についてでございますが、第二次市立四日市病院中期経営計画において医療事故をゼロ件にするという目標値を設定していただいてきたわけでございますが、残念ながら平成25年度は8件、平成26年度は3件、平成27年度は6件発生しておりました。ちなみに昨年の決算議会での産業生活常任委員会において、平成28年度は19件発生しているとの報告をいただいております。  そういった状況の中で、私は平成27年の11月定例月議会において市立四日市病院に医療安全管理室という部署を新設して人員を配置し、インシデントに関する体制の整備、安全活動の実施、医療事故に関する体制整備を図ってはどうかと質問をいたしました。  その際、当時の事務長からは、当院では現在、医師、看護師、薬剤師などの医療技術者、事務局の職員で構成する医療の質・医療安全管理室を医療安全管理委員会の中に位置づけており、インシデント・アクシデント報告の評価から原因分析、各種マニュアルの見直しなど、防止策検討等を毎週行っており、その結果については各部門のリスクマネジャーにより構成するリスクマネジャー会議であるとか、看護師長会などを通じて院内各部門への周知に努めている、当面はこの体制で医療安全管理に取り組むとの答弁をいただきました。つまり、あの当時は医療安全管理室という部署を新設する意思はないとの答弁でありました。  しかしながら、この間、医療安全に関する議会での議論も踏まえ、この医療安全管理委員会の体制を強化していただきました。平成28年4月よりこの医療安全管理委員会に2名の外部委員を加えていただきました。お一人は外部のドクター、お一人は人権擁護委員の方を加えていただきました。  医療安全管理委員会に外部委員を入れるというのは、非常に画期的なことでありまして、高く評価をしたいと考えます。さらに、この第三次市立四日市病院中期経営計画において、医療安全の推進という重点項目を設定していただいたことも高く評価したいと思います。  この重点項目では、医療安全の推進ということで医療安全管理の組織化、すなわち安全、安心な医療を提供するために必要な職員を配置し、医療安全管理室の組織化を行い、医療安全の強化を図ると明記していただきました。  ほかにも職員の配置による医療安全の推進、安全、安心な医療提供のための医療事故防止策の検討、医療安全システムづくり、医療事故調査制度への対応といったように医療安全を担当する部署の充実を図り、病院全体で医療安全を推進していただいております。  そして、私が2年前からお願い申し上げてまいりました医療安全管理室がいよいよこの平成30年度から設置されることになったわけでありますが、新設される医療安全管理室の構成とこの部署が新設されることで、今までの医療安全に関する取り組みがどう変わっていくのか、ご説明をお願いします。 13: ◯議長(豊田政典議員) 村上病院事業副管理者。 14: ◯病院事業副管理者(村上孝夫君) 医療安全の推進につきましては、第三次市立四日市病院中期経営計画の中で、医療安全は医療の質にかかわる重要な課題であり、安全な医療の提供は医療の基本となるものとして重点項目の一つに掲げております。  まず、新年度から新たに組織化を予定しております医療安全管理室の構成につきまして、お答えをさせていただきます。  医療安全管理室は、院長の直轄組織と位置づけまして、所属長には医療安全管理に関する研修を受講しました副院長を充てる予定です。所属の職員につきましては、専従の職員を3名配置し、そのうち2名は看護師で、医療安全管理に関する研修を修了した者と感染症管理に関して日本看護協会が認定した看護師を配置する予定です。他の1名は、薬剤師を予定しております。新規薬品や後発薬品の増加など、複雑化する薬品についてもさらなる適正な管理を図ってまいります。  また、3名の専従職員のほかに、副院長を初め数名の医療従事者等が兼務する体制で医療安全管理室の業務を行ってまいります。  次に、医療安全管理室が新設されることで医療安全に関する取り組みがどう変わっていくのかということにつきまして、ご答弁をさせていただきます。  現状におきましても、医療安全を担当する職員を中心として、病院全体で医療安全の推進に努めているところでございます。具体的には、医療業務上においていわゆる冷やりとしたり、はっとした事案をインシデント事例として集約し、その原因分析や医療事故の予防策の検討並びに院内周知等を行っております。  また、インシデントの傾向から詳細な検討が必要な事項につきましては、個別にワーキンググループを組織しまして、改善の検討を行うなどの対策を講じております。  新年度からの組織化では、院内の医療安全に対する指示、指導をより強い権限のもとで行使できるようになるとともに、円滑に組織横断的な業務遂行を行っていけるものと考えております。また、医療安全に係る所管部署の取り組み等が院内のみならず、対外的にもより明確化されます。  医療安全の推進には、誤りを引き起こしかねなかったインシデントから学び、スタッフが共有することや医療にかかわる全ての職種のスタッフが診療内容を理解し共有する、いわゆる医療チームをレベルアップすることなどが大切だと言われております。  医療安全管理室を組織化することで、その権限と責任のもと、より院内の情報が共有され、病院全体で医療チームのレベルアップが図られ、医療安全が推進されていくものと考えております。  以上でございます。 15: ◯議長(豊田政典議員) 藤田真信議員。 16: ◯藤田真信議員 ありがとうございました。  事務長から病院全体でというお言葉をいただきました。これが非常にポイントだと思っています。  医療安全管理室が一つの部署として設置され、今までの構成は全て兼務であったものが今回は常勤でやっていただくということで高く評価したいと思いますし、先ほど事務長がおっしゃっていただいたようにこの部署ができたからといって全てが解決するというわけではない、病院全体で、オール市立四日市病院で取り組んでいただきますようにどうぞよろしくお願いを申し上げます。  最後に、高齢患者への対応についてお尋ねをいたします。  この重点項目においては、団塊の世代が全て75歳以上となる2025年にかけて、今後ますます高齢患者が増加していくと見込まれています。このため、高齢になるにつれて増加傾向にある認知症へのケアや転倒、転落の防止に努めると明記されております。  私は認知症の患者さんや高齢患者の皆さんへの配慮の充実こそが医療安全や患者満足度に直結すると考えます。  例えば、先ほど触れました平成28年度の19件の医療事故の中身について申し上げますとプライバシー保護の観点から詳細は避けますが、病院内での19件中10件の事故が患者さんの転倒や転落によるものであります。  そこで、お伺いをいたします。  高齢患者への対応強化ということで、認知症患者に対するケアや転倒、転落防止に関する取り組みについて、お尋ねをいたします。 17: ◯議長(豊田政典議員) 村上病院事業副管理者。 18: ◯病院事業副管理者(村上孝夫君) 議員からは、認知症患者に対しますケアや病棟での転倒、転落防止に関する取り組みについて、ご質問をいただきました。  当院は急性期の病院として、緊急であったり、重症な状態にある患者さんに対して、入院、手術、検査など、高度で専門的な医療を提供する役割を担っておりますが、重症な高齢患者の増加の中で、認知症の症状を有する方もふえてきております。  そのような高齢患者さんに対するケアの推進や病棟での転倒、ベッドなどからの転落の防止策を講じる必要があるとの考えから、第三次市立四日市病院中期経営計画では高齢患者への対応を新たに項目として追加しまして、取り組みを進めることとしたところでございます。  まず、認知症に対するケアの推進についてですが、認知症の症状も有する患者さんの入院では、今まで自身でできていたことができなくなったり、環境の変化に混乱してしまうことなどがあります。  そのため、取り組みとして、その診療について知識と経験を有する医師や認知症看護に関して日本看護協会が認定した看護師、ソーシャルワーカー、薬剤師などで構成する認知症ケアチームによる病棟への回診を毎週実施しております。  実際に患者さんやそのご家族と面談し、眠れない、いらいらするといった訴えがあればチームで対応を検討し薬を変更したり、職員からの声かけの頻度をふやすなどの対応をとっております。このことによりまして、患者さんが落ちつき、回復、退院もスムーズにいくといった効果が見られております。  次に、病棟での転倒、転落の防止についてですが、身体機能の低下や認知症の発症などによりまして、議員からもご指摘いただきましたけれども、高齢患者の転倒や転落のリスクが高まります。  そのため、当院では、医師、看護師、薬剤師及び理学療法士で構成するワーキンググループで防止策に係る検討を行っております。具体的には、入院時には患者さんごとに転倒、転落のリスクを評価し、点数化しておりますが、その評価項目と点数を見直し、より危険度を把握できるようにしました。  脳障害や貧血、急な体重減少などもリスクが高いと評価し、そのような患者さんに対しましては、低床のベッドやベッドから離れたら作動するセンサーを使用するなどの対策を講じております。  また、睡眠導入剤を服用される入院患者さんが多くおみえの中、筋肉が緩むといった副作用の発症によりまして、転倒、転落の可能性が高くなる事例も見受けられました。従いまして、入院時に転倒、転落のリスクが高いと評価された患者さんには、睡眠導入剤の種類をより副作用の少ないものに変更しております。  当院ではこのような取り組みを通しまして、高齢患者への対応の強化に努めてまいります。  以上でございます。 19: ◯議長(豊田政典議員) 藤田真信議員。 20: ◯藤田真信議員 ありがとうございました。  体制、認知症ケアチームやワーキンググループであったりとか、あと、ハードの面も触れていただきました。高さの低いベッドであるとか、センサーの活用であったりとかということで、さらに万全を期していただきますようにお願いをいたします。  今回、第三次市立四日市病院中期経営計画について、新たに追加された重点項目についてお伺いをしてきました。患者満足度の向上、医療安全、高齢患者への対応、どれも非常に重要な取り組みであります。  特に、この4月から医療安全管理室という部署が新設され、新たな体制でのスタートとなります。  先ほども申し上げましたが、オール市立四日市病院での取り組みをさらに前に進めていただき、市立四日市病院は変わったなと、非常によくなったなと患者の皆さんに実感をしていただいて、この第三次市立四日市病院中期経営計画の市立四日市病院の目指す姿、安全、安心で良質、高度な医療の提供に努め、より信頼される病院を目指していただきますようにお願いを申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 21: ◯議長(豊田政典議員) 引き続き、一般質問を行います。
     森川 慎議員。 22: ◯森川 慎議員 おはようございます。森川 慎でございます。リベラル21、チーム30分の2人目を務めさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。  市長に3人目のお子さんが生まれたということで、同級生としても祝福を述べたいと思いますので、おめでとうございます。ぜひ、子供のためにも子育てしやすいまちということ、ぜひ前へ前へ進めていただきますようお願いして、質問に入りたいというふうに思います。  通告に従いまして、質問に入らせていただきます。教職員の働き方についてということでございます。  先ほど、藤田議員のほうからも病院の働き方を取り上げいただきましたし、近年、働き方という言葉をキーワードにしてさまざまな角度から議論あるいは問題提起、そういったものがされております。過労死の問題でありますとかあるいはサービス残業、ブラック企業などという言葉も随分と一般化してきたのかなというふうに思っております。  四日市市議会におきましても職員の皆さんの働き方、長時間の勤務であるとか、そういったことをたびたび取り上げながら議論してきました。  昨日の代表質問におかれても、教員の負担の軽減であるとか、職員の働き方、そういったものを触れていただきましたので、そして、さらに教育するなら四日市ということで、教育に力を入れるこの四日市市にとって、教員は今の働き方で果たしていいのかどうかということを考えていきたいというふうに思っておりますので、30分間よろしくお願いをいたします。  時間外労働時間について、これは昨年の決算常任委員会で示された資料でございますけれども、平成26年度、平成27年度、平成28年度の各学校ごとの超過勤務、時間外労働の状況、このように示されております。  ここにありますけれども、この調査の一番下、実態にそぐわない状況があったということで、改めて調べ方を変更して調べているということで、示されたのがこちらの資料にあるんですけれども、四日市の教員の方、平成29年6月で1日の在校時間が11時間7分ということで示していただいております。中学校は11時間25分。ただ、こちらは、もう一つ資料があるんですけれども、もととなった同じような資料なのかなということを思うんですが、随分と平成28年度までの状況と大分、大きな違いがあるのかなということであります。  まず、質問をしたいんですけれども、こういった調査がどんなふうにされているのか、教員の働き方、皆さんがどんなふうな状況で働いているのかということを正確に知らないと適切なそういった処置、負担軽減の政策というのは打っていけないというふうに思っておりますので、まずこの調査をどんなふうにされているのかということ、そして、正確にその実態が把握されているのかということ、あわせてここに出てくる以外に自宅へ業務を持ち帰って仕事をされている、そんな状況についても把握されているかどうか確認したいと思いますので、よろしくお願いいたします。 23: ◯議長(豊田政典議員) 葛西教育長。   〔教育長(葛西文雄君)登壇〕 24: ◯教育長(葛西文雄君) 皆さん、おはようございます。  森川議員からは、教職員の労働環境について、中でも時間外労働時間の把握についてのご質問いただきました。  教職員の労働時間について、教育委員会では、市内の小中学校に対して毎月調査を行って、出勤してから退勤するまでの教職員の在校時間を把握しています。  また、時間外労働時間については、この在校時間から勤務時間と休憩時間を差し引いた時間を時間外労働時間として割り出し、正確な把握に努めております。  なお、教職員が行っている時間外労働は、小中学校とも学習指導にかかわるものが最も多い業務内容となっております。  本市の現状としましては、小学校教諭の1日当たりの平均時間外労働時間については、平成28年度10月調査では2時間18分でしたが、平成29年度同時期の調査では2時間8分に減少しています。また、中学校教員についても、3時間9分から2時間17分に減少をしております。  一方で、平日の勤務時間外や休日に教材研究などの仕事を自宅等で行う持ち帰り時間については、平成28年度実施の文部科学省調査結果では、全国の小学校教諭は1日平均40分に対して、本市の小学校教諭は1日平均1時間8分、全国の中学校教諭は34分に対して本市の中学校教諭は53分という結果でした。  議員お尋ねの時間外勤務の時間についてですが、この平成29年度からでございますけれども、4月から12月までの1カ月の平均時間外勤務時間、これは土曜日、日曜日の部活動も含んでおりますが、小学校教諭が月平均44.7時間、中学校教諭が72.4時間となっております。  以上でございます。 25: ◯議長(豊田政典議員) 森川 慎議員。 26: ◯森川 慎議員 ありがとうございます。  調査の結果と仕方をということでお知らせをいただきました。もう一点、調査の内容でお伺いしたいんですけれども、その休憩時間というのは先ほど触れていただいたので、休憩時間というのは大体、教職員の皆さんでどれぐらいとっているかというのは把握されていますか。 27: ◯議長(豊田政典議員) 葛西教育長。 28: ◯教育長(葛西文雄君) 休憩時間は45分でございます。ただ、小学校の場合は、お昼の給食指導、それから中学校もそうですけれども、昼食指導、それから清掃指導を行いますので、ずっと勤務が続きまして、とれるところで45分間とっていくという、そういうふうな形態となっております。 29: ◯議長(豊田政典議員) 森川 慎議員。 30: ◯森川 慎議員 私が聞いたのは、45分とっていただくというのは、それはそうなんですけど、果たして本当に45分とれているのかどうかということを伺ったんですが、もう一回ちょっと。 31: ◯議長(豊田政典議員) 葛西教育長。 32: ◯教育長(葛西文雄君) 職員一人一人がどの時間帯で45分とるという、そういうふうな計画はしております。  ところが、実際にそのとおりとれるという場合もありますし、それからやはりいろんなことがありまして、その対応ということでとれないということもございます。これは非常に大きな課題となっております。 33: ◯議長(豊田政典議員) 森川 慎議員。 34: ◯森川 慎議員 労働基準法では、6時間を超える労働時間の中では、45分は勤務内で休憩をとらなければいけないということになっておりまして、その45分というのは完全に仕事から離れた状態での45分ということが労働基準法では求められておりますので、ちょっと今のご答弁だと本当に45分、とれているのかなということがちょっと疑問に思いました。  いろんな調査を見てみますと、教職員の方って大体1日、本当に休めるのは10分とか10分前後と、そんな調査結果も全国的に出ていますので、ぜひそのあたりもご留意いただいて、また、今後のそういった労働環境改善のために生かしていただきたいというふうに思います。  質問を続けますけれども、もう一回、資料の表示をお願いできますか。  先ほどのご答弁もそうですし、四日市市の時間外労働時間を調べていただいているのも含めて、これは平成28年度教員勤務実態調査の表なんですけれども、大体、過労死ラインと言われる月80時間あるいは100時間ということも言われますけれども、80時間としますと、全体の小学校の教員の方だと33.5%、中学校の方だと57.6%が過労死を超える基準で超過勤務しながら働いている、そういうふうな調査結果が文部科学省から出ております。  もう一つ、先ほどの資料に戻りますけれども、これを見ていただくと例えば笹川中学校は111時間の超過勤務ということになっています。保々中なんかでも122時間、100時間を大幅に超えているというような、こんな資料を出されているんですね。  先ほど、時間外労働時間が減ってきているというご答弁があったんですけれども、本当に減っているのかどうかということは、ちょっとにわかには信じがたいし、こういった現状があるということについて、それこそ本当にこの100時間、これ、平均ですから、お一人の方が120時間と働いているわけじゃなくて、平均でこういう時間が出てきているというのは、たくさんこの過労死のラインを超えながら勤務に当たっていると、そういう教職員の方がたくさんいるのかなというふうに思いますけれども、この現状を教育委員会としてどんなふうに捉えているのか、お答えいただきたいと思います。 35: ◯議長(豊田政典議員) 葛西教育長。 36: ◯教育長(葛西文雄君) 議員からは、月の時間外労働時間80時間以上、いわゆる過労死ラインに達している教職員もたくさんいるのではないかと、この現状について、教育委員会はどう考えるかというふうなご質問をいただきました。  本市の現状としましては、平成29年4月からこの12月までの調査結果において、月80時間以上勤務であった者が最も多い月は6月でしたが、小学校教諭は28.7%、中学校教諭は55.2%という結果になっております。  小学校においては勤務開始の午前8時30分までに多くの児童が登校するため、学級担任は可能な限り児童の登校よりも早い時間に出勤し、教室で児童を出迎えたり、宿題のチェックを行ったりしております。また、給食時間や休み時間も子供と一緒に活動し、勤務時間外にも生徒指導上の対応で家庭訪問を行ったり、会議や打ち合わせを行ったりするため、時間を費やすべき教材研究等については、勤務時間外に行っているというのがやはり現状でございます。  中学校においては、部活動の指導にかかる時間が長くなっており、朝練習を実施する学校では、その準備のため朝早くから出勤する教諭も少なくありません。放課後の部活動では、4月から10月にかけて指導時間が長いため、部活動終了時刻は勤務時間を過ぎており、その時刻から会議や校務等を行っております。また、土日等の休日においては部活動休養日を設定しているものの、大きな大会が実施される時期には、練習試合等で長時間にわたる部活動が行われております。  さらに生徒指導上の問題が発生すると学年での打ち合わせや関係機関との連携に、より多くの時間を費やし、教職員の在校時間が延びることもあります。  このような現状から、小中学校の教職員の長時間労働はやっぱり常態化していると、そのことが心身に与える負担も少なくありません。  教育委員会としましてはこの現状を重く受けとめ、教員が授業や教材研究など、本来担うべき業務に専念でき、健康でやりがいを持って勤務できる環境を整備することが必要であると考えております。あわせて教職員の勤務時間に関する意識についても改革することが重要であり、その両輪の取り組みによって、教職員の総勤務時間縮減を図ってまいりたいと考えております。  そのため、今年度は総合教育会議においても取り組みの中心に教職員の担うべき業務に専念できる環境を確保すること、部活動の負担を軽減すること、長時間労働という働き方を改善することの三つの柱を掲げて、具体的な施策等について協議しているところでございます。 37: ◯議長(豊田政典議員) 森川 慎議員。 38: ◯森川 慎議員 小学校で大体3割、中学校の先生方で5割超という方が残念ながら過労死のラインの前後で働いてみえるというご答弁でありました。  学校の先生というのは、公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法、いわゆる給特法であるとか、それに付随する政令によって、残業というのは、いわゆる超勤4項目以外できないというふうに定められていると思っていますし、それが正しい法令ですので、それに従わなければなりませんよね。それで、こういう残業が出ていると。  残業代もその法令に定められているように出ないという現状があるということで、この時間外の労働がしっかりと数字としてあるいは教職員の方の人件費として出てこない、すごく見えにくい状態が続いているというふうに思うんです。これ、何とか改善していかなければならないし、今基本的に教職員の方が残業できないということを言わせていただいたのですけど、これ、認識は教育委員会としても持って、ふだんの業務負担軽減とかに当たられているんでしょうか。 39: ◯議長(豊田政典議員) 葛西教育長。 40: ◯教育長(葛西文雄君) 今議員からご指摘いただきましたように超勤4項目以外は、これは時間外勤務を命ずることはできない、こういう認識はきちんと持っております。  ただ、日々の中で、先ほど申し上げましたように部活動も夏の時間帯については、やはり終了時刻がもう既に勤務時間を過ぎているという、そういうふうな現実もございます。その中で、その後さまざまな対応をしていかなきゃならない。ただ、これらについても、やはりいろんな対応の中でどうすればより効果的に行われるのか、効率的にできるのかあるいは時間をもっと大切にしていこうという、そういうふうな意識も大切かなと思っております。  ですから、教育委員会が環境整備をしていく部分とそれから、学校でそれぞれの先生方一人一人が時間を大切にして、どこまでを達成の基準としていこうかという、そういうふうなことも今後、大事になっていくのではないかなと思っております。 41: ◯議長(豊田政典議員) 森川 慎議員。 42: ◯森川 慎議員 ぜひよろしくお願いします。  教員の方の中では、たくさん時間をかけて学校業務に当たっていくと、それがすばらしい教育なんだという、そういう文化があるというようなことも伺っております。  中にいる先生方にとっては、それが当たり前であるから、なかなか自分たちから声を上げて改善していきづらいとか、そういったことも言われていますので、ぜひ外側から、教育委員会、私たち議員もそうですけれども、行政から何か働きかけをしながら、このあり方を変えていかなければならないかなと思っておりますので、ぜひ取り組みをよろしくお願いしたいというふうに思います。  今時間外労働の超過勤務のことをいろいろ触れてきましたけれども、こういった負担軽減していくということで、しっかりと目標をいつまでに何時間減らすとか、そういった数値目標などを定めながら、具体的な取り組みとしていかないといけないというふうに思っているんですが、その辺は定められているんでしょうか。あるいは定めていく、そんなおつもりはありますか。もう時間がありませんので、簡単にお答えいただければと思います。 43: ◯議長(豊田政典議員) 葛西教育長。 44: ◯教育長(葛西文雄君) 教職員の負担軽減についての期限や数値目標を定めた具体的な取り組みということでございますが、これは三重県教育委員会から県内の公立学校一体となって総勤務時間縮減をするというふうなことでございまして、本市でも1人当たり月平均時間外労働時間を小学校で4時間、中学校で6時間、そのように減らしていこうと、また、時間外労働時間が月80時間を超える者の減少を具体的な統一目標としてまいりました。  また、教職員が定時に勤務を終了する定時退校日や部活動休養日の設定、会議時間短縮の取り組み等の具体的な目標を設定して、総勤務時間の縮減に向けた取り組みを進めてきております。  私どもといたしましては、まず、定時退校日なんですけれども、これを月に1回から2回設定して、さらにこの回数をふやしていこうと。また、部活動休養日については今年度、週1回は必ず、学校によっては2日とっていただいているところもございます。これをきちっと、さらにとれるようにしていくというふうなことを目標に決めてやってまいります。  また、年間1000時間を超える時間外労働をする教職員をゼロにすると、これはやはり来年度の目標としてしっかりやっていきたいと思っております。 45: ◯議長(豊田政典議員) 森川 慎議員。 46: ◯森川 慎議員 ぜひよろしくお願いします。  数値を決めやんとなかなか、そこに向かっていけないかなということで質問させていただきましたので、よろしくお願いいたします。  続けます。  2020年から小学校の英語の教科化あるいはプログラミング教育の必修化ということで、また授業時間がふえて、学校の先生たちも授業準備であるとか教材準備で新たな負担がふえることが懸念されますけれども、この対策は今どのように考えていますか。 47: ◯議長(豊田政典議員) 葛西教育長。 48: ◯教育長(葛西文雄君) 英語につきましては、本市では平成30年度、第3、4学年及び第5、6学年において、各15単位時間を現在、実施している授業時数に上乗せして授業を行い、平成31年度には1年前倒しして3年生、4年生では35単位時間、5年生、6年生では70単位時間で授業を先行実施してまいります。  本年度は小学校英語実践推進校を12校指定して、英語専科教員を配置しました。第5学年、第6学年の授業を学級担任と受け持ったり、3年生、4年生の授業の準備を進めたりするなど、効果的な指導方法等について先行的に研究してまいりました。  専科教員と学級担任による2名の授業で会話のモデルを示したり、それぞれ異なる役割で指導したりすることは、指導の分業化や活動の多様化につながり、結果として子供にとって楽しく英語を学ぶことができる授業をつくることが可能となっております。  本日の中日新聞にも、河原田小学校での授業の実践の様子が取り上げられているところでございます。  今後は、この得られた成果を普及するため、三重県内の市としては初めて全小学校に英語専科教員を配置し、教員が不安なく英語教育を進めていける体制を整備していきます。  一方、小学校におけるプログラミング教育は、指導教科や指導内容が明確に示されていないことから、先行実施が難しい側面があります。しかし、本市教育委員会では、本年度策定した小学校におけるプログラミング教育の四日市版カリキュラムを2月の校長会で示し、平成30年度より先行実施を開始し、指導計画や授業例など、学習指導要領の内容をより具体的に教員へ伝えてまいります。  このように教育委員会では、この2年間の移行期間を通じて、平成32年度の新学習指導要領の円滑な実施に向けて段階的に準備を進めてまいります。 49: ◯議長(豊田政典議員) 森川 慎議員。 50: ◯森川 慎議員 英語専科教員を配置していただくのはわかっているんですけれども、これによって本当に今の一般の教職員の方の負担が軽減できるかどうかと、ぜひそういう観点も含めて検討いただきたいというふうに思います。  もう時間もなくなってきましたので急ぎますけれども、次、部活動について改めて伺います。  中学校の学習指導要領、第1章総則においては、部活動というのは生徒の自主的、自発的な参加によって行われというふうに教育課程と明確に区別をされて定義されております。この考え方について、教育委員会のお考えを伺います。 51: ◯議長(豊田政典議員) 葛西教育長。 52: ◯教育長(葛西文雄君) 確かに部活動は教育課程外の活動でございますけれども、教育課程と関連が図られるように留意するものとするというふうにして、学習指導要領の総則に書かれております。  部活動は教育課程外の活動でありますが、教育的意義が多く、思春期の中学生が心身ともに健やかに成長していくためには、私どもとしてはなくてはならない活動であると考えております。  本市においては、部活動は全員加入制になっておりますけれども、生徒の自主的、自発的な参加により行われるものであることから、学校外で社会体育活動や文化的活動を行っている生徒が部活動に加入しないことを認めたり、参加できる日だけ参加できるよう配慮を行っていると、そういうような状況でございます。  今後は、部活動は教育的意義の大きい活動であるとの認識を踏まえた上で、子供への指導と業務負担軽減のバランスを考えた仕組みを整え、部活動の充実を図っていく必要があると考えております。 53: ◯議長(豊田政典議員) 森川 慎議員。 54: ◯森川 慎議員 今答弁にあったんですけど、教職員の皆さん全員が顧問をしてみえて、子供たちも今強制でみんな入っているということいいですか。確認します。 55: ◯議長(豊田政典議員) 葛西教育長。 56: ◯教育長(葛西文雄君) 教職員につきましては全員が顧問をして、何らかの役割を担っております。  子供につきましては、社会体育として外で活動している子につきましてあるいは文化的な活動をしている子につきましては、それはそのことをもって部活動と認めていくという、そういうふうなところでございます。 57: ◯議長(豊田政典議員) 森川 慎議員。 58: ◯森川 慎議員 部活動は生徒の自主的、自発的な参加により行われるわけです。部活動の顧問になるあるいは生徒の子たちが入部できる、それは拒否するということは今四日市市内ではできないということでいいですか。  社会体育に行く子たちはそれは除外されるというお話しでしたけど、部活動を選ぶ際にいろんな部があります、どこに入る、入らないという選択肢はないんですか、四日市は。 59: ◯議長(豊田政典議員) 葛西教育長。 60: ◯教育長(葛西文雄君) このことにつきましては、本市では全員が何らかの部活動に入り、そして社会的体験を積むと、そういうふうな考え方を大事にしております。 61: ◯議長(豊田政典議員) 森川 慎議員。 62: ◯森川 慎議員 考え方ではなくて、部活動は生徒の自主的、自発的な参加により行われると学習指導要領に定められているわけで、現状四日市市のあり方というのは、この学習指導要領から逸脱しているのではないかなということを思いますので、一度検討していただきたいというふうに思いますのでお願いいたします。  この部活動に対して、県から部活動ガイドラインの最終案が定められて出てきましたけれども、この対応はどんなふうに考えてみえますか。
    63: ◯議長(豊田政典議員) 葛西教育長。 64: ◯教育長(葛西文雄君) 部活動ガイドラインにつきましては、まずは平成30年1月17日付でスポーツ庁から運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン骨子(案)が示されました。2月に三重県教育委員会から三重県部活動ガイドライン最終案が示されております。  ここには策定委員会がございまして、私も市町の教育長会の代表としてこのガイドライン作成にかかわってまいりました。  この部活動ガイドライン最終案では、部活動の適切な運営のための体制整備や合理的でかつ効率的、効果的な活動の推進のための取り組み等が記載されております。さらに具体的には、休養日の設定や活動上の活動時間の上限等が明記されるなど、部活動による子供たちへの健康面への弊害や教員の負担等を考慮した今後の部活動の方向性を示す内容となっております。  本市におきましても国や県の動きと並行して、部活動休養日の設定や部活動協力員の配置を初めとする部活動の適正な運営等について、その方向性を検討し、総合教育会議においても部活動を含めた教職員全般の負担の軽減について協議を進めてまいりました。  この中での意見や国や県が示した部活動ガイドラインを受け、現在四日市市部活動ガイドラインを作成中であり、今議会の教育民生常任委員会において素案をお示しさせていただき、本年度末には各校に提示していきたいと思っております。  今後は、策定した四日市市部活動ガイドラインが部活動の有効性を損なうことなく教員の負担軽減につなげるための指針となるよう示すとともに、部活動は子供にとっても、教員にとっても充実した活動となるよう取り組んでまいります。 65: ◯議長(豊田政典議員) 森川 慎議員。 66: ◯森川 慎議員 部活動を私は決して否定するわけではありませんけれども、このことによって生徒の皆さんや教員の皆さんの本来の学校の勉学ですね、学業に支障が出てはいけないし、過度な負担になっているということは現実、生徒さんも職員さんもあるというふうに思いますので、ぜひそのあたりもガイドラインに盛り込んでいただいて、検討をいただくようにお願いしたいというふうに思います。  いろいろ質問してきましたけれども、抜本的にこれを解決していくには、やっぱり教員の増員ということが一番の解決策なのかなというふうに思うんですが、簡潔にそういった方向性を教育委員会として持っていないですか。 67: ◯議長(豊田政典議員) 葛西教育長、簡潔にお願いします。 68: ◯教育長(葛西文雄君) この件につきましては、やはり教職員の定数をふやしていくという必要がございます。  これはやはり国において定数が決められておりまして、三重県教育委員会に対しても継続的に増員を要望してきておりますし、これからもしっかり要望していきたいと思っております。 69: ◯議長(豊田政典議員) 森川 慎議員。 70: ◯森川 慎議員 ぜひよろしくお願いします。人がふえないとなかなか業務というのは減っていかないのが現状ですので、なかなか負担軽減というのにはつながらないと思いますので、ぜひ前向きに検討いただきたいというふうに思います。  今までいろいろ聞いてきましたけれども、教員の仕事のやりがいとか、子供と向き合う時間をつくろうとか、そういった言葉がきのうの代表質問なんかでも取り上げられていましたけれども、教員の方たちというのは十分に今仕事にはやりがいを持って、しっかり子供たちの人生にかかわることであるから使命感を持って取り組んで、そういうやりがい、責任感を持っているから、今この現状でしっかりと歯を食いしばって、踏ん張っていただいているんだというふうに思います。  その上で、今までご答弁いただいたけれども教員のやりがいとか、そういう何か随分と言葉が軽くて、本当に働いている現場で汗水を流している先生たちの立場に立って、施策を打っていただけているのかなと。今出てきたのは教員するなら四日市でしょう。きのうの代表質問でもありましたけれども、私は随分言葉に責任がないし、軽いなというふうな感想を持っておりますので、何としても働きやすい教育現場をつくっていただきたいということをお願い申し上げまして、質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 71: ◯議長(豊田政典議員) 暫時、休憩いたします。休憩時間は10分程度といたします。 72:                         午前10時59分休憩    ─────────────────────────── 73:                         午前11時10分再開 74: ◯議長(豊田政典議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  村山繁生議員。 75: ◯村山繁生議員 おはようございます。リベラル21の村山繁生でございます。  冒頭、恥ずかしながら私ひどい体調不良でございまして、ちょうど1カ月前に気管支炎を患いまして、夜も寝られないぐらいせきが続きまして、やっと今月に入って治りかけたと思ったら、あることをきっかけにまたぶり返した。そのあることというのは、2項目めの質問の中身を聞いていただければわかると思います。  そのストレスで耳が痛いと思ったら、中耳炎の一歩手前と言われて、奥歯はうずいて、しみて何とも痛いし、究極はこれ、顔の右下半分に帯状疱疹ができまして、ぶつぶつでただれて、夏の怪談話に出てくるお岩さんのような状態でございまして、とてもお見せできるものではございませんので、マスクをしたままの質問をお許しいただきたいというふうに思います。  まず、1項目は、復旧水栓についてでございます。  現在の科学をもってしても、大地震、大災害はいつ起こるかわかりません。あらゆるリスクを想定しても、防災対策はこれでいいということはありません。  本市議会においても、小林委員長のもと、防災対策条例調査特別委員会において、条例制定に向けて議論がされているところでございます。  さて、以前は私、貯留式マンホールトイレと下水道に関して質問をいたしましたので、今回は上水道について質問をいたします。  阪神・淡路大震災のときにおいて水道管は甚大な被害を受けて、また、その復旧をするのに最大2カ月半かかったということを聞いております。道路も寸断されて給水車も思うように回れず、水の供給に大変苦労されました。  そこでお尋ねいたしますけれども、本市において、被害状況によると思いますけれども、もし大地震が発生して水道管が打撃を受けた場合、全面復旧にどのぐらいの日数を要するのか。また、人口31万人に対して、受水槽や給水タンク車など、水の供給経路はどのように策定されているのか、あわせてお答えください。 76: ◯議長(豊田政典議員) 倭上下水道事業管理者。   〔上下水道事業管理者(倭 猛君)登壇〕 77: ◯上下水道事業管理者(倭 猛君) 村山議員からは、本市に大規模地震が発生した場合の水道給水の復旧について、いつ断水が解消するのかという点、また、被災地における市民への応急給水の具体的な方法について、ご質問をいただきました。ご答弁をさせていただきます。  まず、大規模地震が発生した場合の水道給水の復旧の見込みでございますが、被害の状況によって変わってまいりますので、正確な想定は困難でございますが、三重県が算出した南海トラフ地震が発生した場合の被害想定によりますと本市における断水率の予想は、理論最大クラスの場合で発災直後が100%、1週間後が77%、1カ月後が27%となっております。  また、過去最大クラスの場合で1週間後が71%、1カ月後が5%となっております。いずれにいたしましても、復旧には相当の期間を要するものというふうに考えてございます。  次に、応急給水に係る水の確保の状況と運搬給水の方法といった点でございますが、市内に応急給水拠点として沿岸部に13カ所の耐震型緊急用貯水槽、内陸部に8カ所の緊急遮断弁つきの配水池を設け、被災時の水を確保してございます。  この耐震型緊急用貯水槽は、沿岸部での初期対応用として位置づけておりまして、沿岸部の市街地のどこからでもおおむね半径1.5kmの範囲に位置するよう設置しており、沿岸部の住民12万人の3日分の飲料水に相当する約1100m3の容量を備えております。また、緊急遮断弁つきの配水池は、市民31万人に対して飲料用のほか、生活用水としての必要量も考慮し10日分、合計で約3万5000m3の容量を備えておるというところでございます。  災害発生時には、市民の方がこれらの施設に直接水をとりに来ていただく拠点給水を行うとともに、配水池から指定避難所へ運搬する運搬給水を行うこととなります。  運搬給水について具体的にご説明申し上げますと、現在、容量2tの給水車3台とトラックの荷台に積載する容量1tの給水タンクを9個保有しておるところでございます。災害時には、これらの機材を用いて運搬給水を行うとしてございます。  なお、大規模災害時には、全国的な組織である公益社団法人日本水道協会を通して、広域的な相互応援協定に基づき支援を受けることになっており、例えば東日本大震災のときには震災当日深夜に調査のため人員が派遣され、震災翌日には一部自治体で応急給水の応援を受けております。本市も宮城県の松島町に11日間にわたって給水応援を派遣したところでございます。  このように人員、給水車などの車両や資機材の支援を得て対応していくこととなってございます。  また、議員ご指摘の運搬給水の経路といった点でございますが、液状化や道路陥没など、道路の被災状況に応じて適宜判断して対応することといたしております。  以上でございます。 78: ◯議長(豊田政典議員) 村山繁生議員。 79: ◯村山繁生議員 ありがとうございます。それで十分かと言えば、そうでもないと思います。  しかも、今お答えいただいたそれが全てそのまま機能するというふうにはとても思えません。阪神・淡路大震災のときも、東日本大震災のときも、液状化によって配水管や受水槽が破壊され、また、地下の貯水槽も全く機能しなかったという都市もあると聞き及んでおります。  また今、答弁のありました応急給水拠点のところに市民がとりに来るのも、これも大変なことだというふうに思います。  そこで、今回提案したいのは、みずからの体験から神戸市が整備を進めているふっQすいせんというものであります。資料の表示をお願いします。  ふっQすいせんと、ああいう、1番に書いてあるような字があるんですけど、このQは復旧の旧と給水の給を掛け合わせた意味を持っているというふうに聞いております。  それで、どんなものかといいますと、こういった青い、これが赤ければ消火栓みたいな感じで、ちょうどそういうイメージで、高さ1mぐらいの給水栓ですね。それにこの附属キット、仮設の蛇口、そしてホース、これをつなげば、そして、専用の工具で栓を開ければ水が出る。これは5分間ぐらいで設置ができて、素人で、自分たちでできるというふうなものです。  ですから、こういったものを指定避難所の近辺に設置すれば、地域でこの附属品を管理して、自分たちで開けられて非常に有効だというふうに思っております。資料、ありがとうございました。  本来なら配水管の耐震化とともにやれば、それはベストかもしれませんけれども、耐震化を完了するには膨大な費用と長い年月を要します。しかし、このふっQすいせんであれば、耐震化を待たずに設置ができ、各地域の方の身近なところにより早期に給水の給水栓を整備できるというメリットがあります。ここが一つ、大きなポイントだと思います。  そして、このことが給水の利便性を向上して、給水車の水運搬の負荷が著しく軽減されると思います。  本市においても、ぜひこの取り組みを検討するべきだと思うのですが、いかがですか。 80: ◯議長(豊田政典議員) 倭上下水道事業管理者。 81: ◯上下水道事業管理者(倭 猛君) ただいま議員からは、神戸市が取り組んでいるふっQすいせんを導入してはどうかというご提案をいただいたところでございます。  議員からもご紹介ございましたが、ふっQすいせんは、被災した水道管路のうち、復旧を優先して進める管路の周辺にある学校や公園に給水栓を設けることで、早期に市民の身近な給水栓が利用できるようになるといったものでございます。  このことによりまして、応急給水拠点に水をとりに行くよりも、水運搬の負担が軽減できるとともに、復旧が進むに従い給水箇所が増加し、より近い場所で給水できることから、市民の負担が相当軽減されるというメリットがございますので、給水の確保という点で有効な手法の一つというふうに認識してございます。  また、市内には火災の消火を目的といたしまして約6000カ所の消火栓が設置されております。被災時も全ての水道管が被害を受けるというわけでございませんので、この消火栓を活用した給水といった手法も考えられるというふうに思っております。  これらの手法による給水につきましては、どの水道管を利用するのかといったルート選択の問題、それから、どこに設置するかという設置場所の選択など、いろいろすべきところがございます。  いずれにいたしましても、被災地における水、飲料水は必要不可欠なものでございますので、現行の備えに加え、市民生活に必要な水をより一層早期に供給できるよう神戸市で実施しておりますふっQすいせんのような給水、そして、消火栓を活用した給水について、導入に向けて検討してまいりたいとかように考えてございます。  以上です。 82: ◯議長(豊田政典議員) 村山繁生議員。 83: ◯村山繁生議員 非常に前向きな答えをいただきまして、ありがとうございます。  冒頭申しましたように、本当にあらゆるリスクを想定して、今あるそういった受水槽、こういったものとこういったふっQすいせんというものをあわせていけば、本当に水の供給の安心度が増すと思いますので、ぜひスピード感を持って検討していただきたいことをお願いいたしまして、次の質問に移ります。  次は、垂坂グラウンドのことでございます。  多くの市民の皆さんに親しまれてきた、利用されてきたこの垂坂グラウンドでございますが、最大高低差が1.5mあって、石ころも多くて、スライディングするのもけがをするおそれがある、そしてまた大雨が降ると、高低差があるためにグラウンドが川のような状態になる、これは本当に31万人都市として恥ずかしいと思う。  そういったグラウンドでも、これまで東海大会とか中日本大会とか、それなりに大きな大会も開催されてきました。全国には四日市市より規模が小さい自治体でも、立派なソフトボール場を備えているところもたくさんあります。  ぜひ本市でも、そういった全国大会が開催できるような、そういったソフトボール場を整備していただくことが一番の希望でありますけれども、今は国体施設整備に手がいっぱいで、それは現状では無理だということがわかっているから、だからこそせめて改修をというふうに平成28年度の一般質問でお願いをいたしました。  それでようやく教育委員会も重い腰を上げていただいて、30年間、手つかずのものだったものを直すんならきちっと、つぎはぎ的なものではなくて、ぴしっとしたものにしましょうということで、平成29年度の当初予算にその調査設計費が計上され、そして、議会でも認められて、これは執行されて平成30年度に工事に入りますからということをずっと聞かされていたわけです。  それで、まだ12月の末でもこの設計図をもとにこうやってかさ上げして、盛り土して、こうやってやりますからということを聞かされています。  それがですよ、この2月7日、平成30年度当初予算の議案聴取会の当日にですよ、当初予算に上げられなかった、1年延ばしてもらえませんかと言われた。そんなばかな話がありますか。ああ、そうですかと、そんなもの納得できるわけがないじゃないですか、教育長。  そこのところの経緯と理由を市民の皆さんにも理解していただけるようにきちっと一遍、説明してください。 84: ◯議長(豊田政典議員) 栗田副教育長。   〔副教育長(栗田さち子君)登壇〕 85: ◯副教育長(栗田さち子君) 申しわけございませんが、私からご答弁を申し上げますので、どうぞお許しいただきたいと思います。  村山議員のほうからは、垂坂グラウンドの整備につきましてのご質問をいただきましたので、ご答弁申し上げます。  まず、垂坂グラウンドにつきましては、ソフトボール場2面、サッカー場2面を有し、大規模な大会などを含めまして、年間約4万5000人の皆様にご利用をいただいております。  この垂坂グラウンドの整備につきましては、平成28年2月定例月議会におきまして、先ほども議員さんのほうからご紹介いただきましたが、ご質問をいただいております。この際、議員からは敷地造成を行い、ソフトボール場の拡張やその他のスポーツや避難地などに利用できる多目的広場としての再整備もご提案をいただきました。  垂坂グラウンドは埋め立て処分場の跡地でございますので、造成工事などを行う際には、廃棄物の処理及び清掃に関する法律により規制がかかることとなります。これらの規制には、廃棄物の種類、水質などの事前調査の実施や廃棄物が飛散または流出しないように必要な措置を講じるなどとございまして、施工基準に沿った工事に限定されることから大がかりな造成工事等は行えず、拡張工事については非常に難しいとその当時、答弁をさせていただいております。  また、議員のほうからは垂坂ソフトボール場は、先ほどおっしゃっていただきましたが、石ころが多くて、スライディングするのは危険だということや傾斜がついているのでフラットにしてほしいという市民の声に対し、維持管理の観点から、その対応についてのご質問をいただきました。その際、指定管理者とともに状況を十分に把握し、維持管理及び対応を図ってまいりたいというご答弁をその際、申し上げたところでございます。  また、垂坂グラウンドのソフトボール場につきましては、市内の運動施設の中でソフトボールの大会を開催する場合、拠点となるグラウンドでございますし、スポーツ振興の観点からも必要な施設であると教育委員会としても考えております。  このことから、グラウンド表面に土を搬入し整地を行ってまいりましたが、勾配がきつく、雨風により搬入した土が流出し状況の改善が見られないため、根本的な解決を図るべく垂坂ソフトボール場改修に向けまして、今年度、測量及び設計を実施させていただいたというところでございます。  勾配の現状といたしましては、高いほうと低いほうの高低差は約1.5mございまして、当初、高いほうを削って、削った土を低い方に再利用し敷きならす工法ということを基本としておりました。  しかしながら、垂坂グラウンドは法の規定に基づく廃棄物飛散防止のための覆土の基準がございますので、高いほうをどれだけ削ることができるのか調査する必要がございました。そのために試掘調査をこの測量及び設計の前に実施をさせていただいたところでございます。  調査の結果、削れる土がほとんどなく、当初考えておりました高いほうを削り、低いほうに再利用して敷きならす工法で実施することができないという状況がことしになってわかってまいりました。  これに伴いまして、盛り土対策や排水対策など、新たな検討をする事項が発生いたしまして、当初の計画から大幅な変更が必要となりました。  このように垂坂グラウンドの整備に向けた設計を行うに当たりまして、現況の調査、法を遵守した施工方法の検討などにより、時間を大変要したということもございまして、今年度中の早期に設計をさせていただく予定だったのですが、それが完了できず、年度内ぎりぎりというような状況が発生してまいりました。  一方、本市は四日市市スポーツ施設整備計画に基づきまして、三重とこわか国体に向けまして、国体開催種目に使用する新たな運動施設の整備を進めており、既存の運動施設につきましても、老朽化している施設の計画的な整備や維持管理を行うこととしておりまして、全体の整備等にかかる経費が増大している状況でございます。  このような中、垂坂グラウンドの整備につきましては、現況を考えまして、改修する必要性の認識は十分教育委員会としてはわかっておりますけれども、現在も設計中ということもございまして、整備に係る費用の内容精査を行うことも困難でございます。そういった状況でございまして、本当に申しわけないんですけれども総合的に判断して、現時点におきましては整備に係る予算化を平成30年度に図れないという状況でございます。  以上、答弁させていただきました。 86: ◯議長(豊田政典議員) 村山繁生議員。 87: ◯村山繁生議員 とても納得できるものではありません。  工法が変わったから予算が計上できなかったと、工法が変わっても業者にきちっと見積もりを出させれば、ある程度概算は、そんなものすぐに出るはずですよ。本気でやろうと思ったら絶対やれたはずなんです。それを何とかいろんな理由をつけてやれなかったと、そんなことはとても納得できません。  平成30年度の当初予算のポイントにこう書いてあるんですね。平成30年度当初予算において過去最高の市税収入を計上し、一般会計で過去2番目の規模となる積極的な予算編成を行いました。さらに公共施設やインフラの老朽化対策のペースを加速させるため、更新や維持、補修に係る経費に優先的に予算を配分いたしますと書いてあるんですよ。  この件に関して市長、これ、全然反映されていないじゃないですか。これは急な話じゃなくて、計画になっておった話なんです。こんなもの、この平成30年度の予算に上げていただいていても、議員の皆さんは、賛成してくれていると私は信じております。  例えば土木工事なんかで、国の補助メニューで国からおりてくる予算がなくなったと、それで延ばすと、こういったことはありますよ。この場合はそうじゃないじゃないですか。なぜそこで教育長、そこで踏ん張ってくれなかったんですか。これは教育、スポーツ行政の信頼を損ねますよ、いかがですか。 88: ◯議長(豊田政典議員) 葛西教育長。
    89: ◯教育長(葛西文雄君) 先ほど副教育長からご答弁差し上げましたけれども、さきに申し上げましたとおり、垂坂グラウンドの整備につきましても法的な制約がある中、可能な限り効果的な改修に向け、現在設計を行っているところございます。  設計も平成29年度内に完了しますが、これ、設計完了後は整備後の維持管理のあり方や工事費の精査、補助メニュー等を含めて、私ども議論を深めて、整備実施に向けての対応を図ってまいりたいと考えております。 90: ◯議長(豊田政典議員) 村山繁生議員。 91: ◯村山繁生議員 わからんわ。設計を1年かけてやってきたわけですよ。それがちょっと変更があっただけでできないと。  ぎりぎりまで待って、もうちょっと待ってくれと。やれるはずなんですよ。何でそこができなかったんですか。それが残念でならならないんです。違いますか。できるはずじゃないですか、そんなの。そうしたら、例えばもうすぐ設計ができるんだと、そうしたらすぐにそれに基づいて工事にかかってくれるんですか。追加上程で補正でもして、設計がすぐでき次第、工事にかかってくれるんですか。 92: ◯議長(豊田政典議員) 葛西教育長。 93: ◯教育長(葛西文雄君) 先ほど議員は設計完了後、すぐに整備する考えはないのかという、そういうご質問をいただきました。  さきに申し上げましたとおり、本市は三重とこわか国体に向け、新たな施設整備及び老朽化している施設の計画的な整備や維持管理、これを全力で今行っているところでございます。  その中で垂坂グラウンドは、ソフトボール大会の拠点となるグラウンドであり、スポーツ振興の観点からも必要な施設である、これは重々承知しております。  ただ、整備につきましても、整備後の維持管理のあり方や工事費の精査、先ほど申し上げました補助メニュー、これもかなりの金額でございます。  そういうようなものを整理した上で、平成31年度当初予算で整備を行っていきたいと考えておりますので、どうぞご理解を賜りたいと思います。 94: ◯議長(豊田政典議員) 村山繁生議員。 95: ◯村山繁生議員 それが理解できないから言っておるの。  そんな国体のことなんか、初めからわかっておることじゃないですか。垂坂グラウンドも計画になっておったわけじゃないですか。それを今国体設備でお金がかかるって、それは通りませんよ、違いますか。だから今言うた本当にできるのか、できないのか、そういったことが。設計ができ次第、工事に入ることができるのか、できないのか、補正予算計上でもして。そこをはっきり答えてください。 96: ◯議長(豊田政典議員) 葛西教育長。 97: ◯教育長(葛西文雄君) 先ほど申し上げましたが、整備につきましては、整備後の維持管理のあり方、それから工事費の精査、補助メニュー等、これらをやっぱり整備する必要がございますので、申しわけございませんけれども、平成31年度当初予算で整備を行ってまいりたいと考えております。 98: ◯議長(豊田政典議員) 村山繁生議員。 99: ◯村山繁生議員 がっかりですわ。  最後に市長、市長もこういった予算の提案、提案はやっぱり市長ですから、この調整で、こういったいきさつは把握してもらっていると思うんです。  今までのこの話を、議論を聞いていただいて、これ、もし市長が市議会議員の時代だったら多分こうやって言うと思いますよ、何なんですか。こう絶対言うと思うんですよ。それで市長、これ、どういうふうにお考えですか。 100: ◯議長(豊田政典議員) 森市長。 101: ◯市長(森 智広君) 担当から答弁にもあったように試掘調査の結果、当初の計画から大幅な変更を余儀なくされたという報告を受けております。これによって、平成30年度の当初予算には間に合わないということであります。  ただ、垂坂グラウンドはソフトボール大会の拠点として非常に四日市市にとっても大切なグラウンドであるということを認識しておりますので、平成31年度当初予算でしっかりと対応していきたいと思っております。 102: ◯議長(豊田政典議員) 村山繁生議員。 103: ◯村山繁生議員 同じような答弁でちょっとあれなんですけれども、これ以上言ってもどうしようもないのでやめますけど、私も今年度の予算、大矢知問題も含めて熟慮していきたいということを申し上げまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 104: ◯議長(豊田政典議員) 暫時、休憩いたします。再開は午後1時からといたします。 105:                         午前11時39分休憩    ─────────────────────────── 106:                           午後1時再開 107: ◯副議長(森 康哲議員) 豊田議長にかわりまして議長の職務を行いますので、よろしくお願いします。  休憩前に引き続き会議を開きます。  樋口龍馬議員。 108: ◯樋口龍馬議員 こんにちは。リベラル21の樋口龍馬です。  通告に従いまして、質問をさせていただきます。  まず初めに、JR四日市駅付近の踏切の遮断時間についてというところでございます。  得意の紙芝居をつくろうと思いまして、JR四日市駅の周辺に伺ったわけです、一眼レフカメラを持って。待っていると渋滞しないんですね、驚いたもので。大分待ったんですけれども、残念ながらタイムアップと相なりまして、本日は用意ができませんでした。  皆さんとともに、確かに渋滞しているなという状況を画像で確認をしたかったところでありますが、待つと来ないのが憎いなというところでございますけれども、気を取り直して進めさせていただきたいと思います。  浜田踏切や阿瀬知川踏切の遮断時間が大変長くなっているという事実は、皆様共通の認識であるというふうに考えているところであります。写真が準備できなかったのが重ね重ね残念ではございますが、共通の認識であるというふうに確信をしているところであります。  私も過去、賢い踏切の導入や現在は凍結をされている関西本線の連続立体交差について、また、関西本線の複線化など、本会議場や委員会の席で遮断時間を少しでも短くできないかといったところで発言をしてまいりましたが、これは行政の決定だけで解決できる問題ではありませんし、予算も多額にかかってくるというところ、限りのある予算の中でどれもこれも実現できずに今日まで来ているというところであろうかと思います。  そうはいってもこの問題、遮断時間が長くなってしまうというこの事態、これを解決したいというのは共通の認識であるというふうに私は考えておるところでありますが、改めて確認をさせていただきます。理事者側の見解をお尋ねいたします。 109: ◯副議長(森 康哲議員) 山本都市整備部長。   〔都市整備部長(山本勝久君)登壇〕 110: ◯都市整備部長(山本勝久君) 議員からお尋ねのありました浜田踏切、阿瀬知川踏切の踏切遮断時間について、平成21年度のデータになりますが、お示しさせていただきたいと思います。  ピーク時の1時間当たりの遮断時間が浜田踏切で約24分、阿瀬知川踏切で約35分となっております。これは平成21年11月に測定したもので、ちょうど午前12時のお昼の時間帯のデータでございます。この時間帯で最大になっております。  そして、このピーク時の渋滞長は、浜田踏切においては、東は国道23号を超えて234m、西は三滝通りを超えて222m、阿瀬知川踏切では東に96m、西に90mとなっております。  道路交通量や鉄道の運行本数、鉄道のほうは平成21年と比べますと快速みえが1往復増便されておりますので若干の動きはあるものの、平成21年度の時点との状況と大きく変動はないというふうに認識をいたしております。  依然として交通を阻害する大きな原因になっているものと考えております。 111: ◯副議長(森 康哲議員) 樋口龍馬議員。 112: ◯樋口龍馬議員 ありがとうございます。  渋滞にかかわる損失というのがあるんですね。渋滞損失という言葉で国土交通省はあらわしているようですが、これは車1台当たりに1.3名が平均乗車しているという考え方で1.3の係数をまず掛けるそうであります。時間当たりの時間給損失額を2300円にするそうであります、1人当たりで。その計算でいきますと先ほどの35分で240m等の情報も記していただいたんですが、国道1号から国道23号までずべっと車を並べてみますと大体多いと20台ちょっとぐらい並ぶわけですね。それ、ざざっと計算すると35分、あの遮断機がおりていると、どれぐらいの損失があるかと額でいいますと、実に遮断機が1回おりているだけで20万円強の損失になるということが先ほどの係数を掛けていくと出てくるわけになりますね。非常にもったいないことになっているわけです。  共通の認識として、渋滞があるという状況は理解をしていただいているところであります。  原因について、この時間で少し考えてみたいというふうに思います。私は関西本線の客車、伊勢鉄道、貨物などがJR四日市駅に乗り入れていることがその原因の一因ではないかというふうにみているところでありますが、いかがでしょうか。 113: ◯副議長(森 康哲議員) 山本都市整備部長。 114: ◯都市整備部長(山本勝久君) 踏切遮断時間が長くなる理由につきましては、議員のほうからご指摘ありましたように複数線がJR四日市駅に乗り入れていることに起因する二つの大きな原因があるものとみております。  一つは、JR四日市駅を経由する鉄道において、旅客列車のダイヤを基本として、その運行に支障がないように合間に貨物列車のダイヤが設定されており、貨物列車の入れかえのタイミングによっては旅客列車と踏切の遮断が連続することにあります。  二つ目は、企業線における貨物列車の入れかえ作業において、踏切遮断時間が長くなる場合があることにあります。  また、それ以外に物理的原因として、JR上り線においてJR四日市駅のホームと浜田踏切の距離が短いために、ホームに列車が停車している段階から遮断機がおりてしまうことも踏切遮断時間が長くなる要因というふうに考えております。 115: ◯副議長(森 康哲議員) 樋口龍馬議員。 116: ◯樋口龍馬議員 おおむね私の考えていることと行政の原因分析は合致しているということではないかというふうに思います。  オーバーランして行ってしまって、踏切事故が起こることを避けたいとか、信号システムで無理やりとめてしまったときにオーバーランがあると脱線をしてしまうとか、さまざまなリスクを回避していくために今のような状況になっているのではないかというふうに考えるところであります。  この現状を全く変えずに立体交差だとか、踏切システムの変更だとかということを論じてきたわけですが、論じたところで私も7年間、訴えても変わらないわけでありますし、先人も、私のおじも地元に住んでみえた杉浦議員もずっと言ってみえたんだけれども、やはり解決しないということで何十年と置き去りにされてきている問題であるというふうに認識をしております。  なので、角度をちょっと変えていこうという提案でございます。  連続立体交差と貨物ヤードの移転というのを同時に考えていた時代がありましたが、今回、連続立体交差については今事業凍結をしている状態ですので、そこには論を投じずに貨物ヤードをどこか違う場所に移した場合どうなるんだろうか、それでもし問題が解決するなり、緩和するようなことがあるのであれば、どの程度緩和されるのか等のシミュレーションをしてみるということから始めてみてはいかがかというふうに思っているわけですが、いかがでしょうか。 117: ◯副議長(森 康哲議員) 山本都市整備部長。 118: ◯都市整備部長(山本勝久君) 議員からは、貨物ヤードの移転といったご提案をいただきましたので、これまでの経緯を含めてお答えさせていただきたいと思います。  本市では、昭和62年よりJR関西本線連続立体交差事業、JR四日市貨物駅移転事業、JR四日市駅周辺土地区画整理事業、都市拠点施設整備事業の4事業からなりますJR四日市駅周辺活性化事業の事業化に向け、検討を進めてまいりました。  しかしながら、費用対効果の面などから平成20年には中止の判断に至っております。その際には、平成21年度にJR四日市駅周辺活性化事業調査特別委員会を設置いただきまして、種々の検討が行われております。  その中で、単独で貨物ヤードの移転についても検討が行われており、連続立体交差事業を実施していないことにより踏切遮断時間が解消されないこと、さらに国の補助採択が見込めないことや企業油槽所の改造などによりコストが非常に増大することなどの理由によって、移転は困難との結果になっております。  このように貨物ヤードの移転は現段階では困難な状況ではございますが、少しでも踏切遮断時間を短縮できるような取り組みが必要であると考えております。  四日市市都市総合交通戦略に踏切の拡幅や遮断時間短縮等の検討、対策を重点施策として位置づけているところでもございます。 119: ◯副議長(森 康哲議員) 樋口龍馬議員。 120: ◯樋口龍馬議員 ありがとうございます。  施策として位置づけていただいて、継続して議論を進めていただく。ただ、今までは項目として挙がっていても、平成21年のJR四日市駅周辺活性化事業調査特別委員会の提案等も受けて、事業凍結されている中でなかなか議論を前に進められなかった部分があると思うのですが、改めて芽出しをしていただきたいということを重ねてお願いをしていきたい。  もう一つ、今私は議会のほうからご推挙いただいて、四日市港管理組合議会のほうの副議長としても出させていただいているわけでありますが、四日市の港というのは非常に重要な拠点であるわけですね。  私は常日ごろ言っておるんですけれども、病院と競輪と食肉と港ぐらいなんですよね、稼ぐという考え方ができるところは。あとは人口の推計によって税収等が移動していったりということを考えていくと、港の取り扱いで、じゃあ何がふやせるかと言ったら、先日来、市長がずっと言われるいわゆる客船誘致という考え方と油をふやそうと思っても、これ、油はなかなか我々市民の努力であったり、議会の努力であったりでは動かない部分が、国策的な部分が大きいですから。  そうやって考えると貨物というのが重要になってくるだろうと。貨物の取り扱いというものに視点を当てていくと、例えばモーダルシフトという考え方も出てきたりして、海外の港なんかを見にいくと、鉄道の引き込みというのがかなり強力に推し進められているわけであります。  そんな中で、四日市のこの貨物を余り邪魔者にはしたくないわけですよ。ぜひ貨物というのは推進していただきたいのだけれども、やはり旅客車両と伊勢鉄道があって、関西本線があって、タンクがあって、貨物があってという話になってくると、1拠点で面倒をみていくと、どうしても遮断時間が長くなってしまうという事実はあるのかなと。  じゃあどこから軽くしていくのだろうかと考えた場合に、ぜひシミュレーションをしていただいて、いま一度、検討の俎上に挙げていただきたいのが今回の提案であるわけですが、先ほどの山本部長のご答弁だと、今現在、既に取り扱っているからもうこれ以上のことはないよというふうにも聞こえてしまいましたので、改めて確認をさせていただいてよろしいでしょうか。 121: ◯副議長(森 康哲議員) 山本都市整備部長。 122: ◯都市整備部長(山本勝久君) 総合交通戦略のことを取り上げさせていただきましたけれども、総合交通戦略のほうに位置づけてJR四日市駅あたりは手を入れてまいりました。  そして今、近鉄四日市駅周辺等整備基本構想検討委員会を立ち上げて、近鉄四日市駅からJR四日市駅までの中央通り、大きなところを構想を立ち上げてさわっていこうとしております。その中には、JR四日市駅の広場についても検討する形としております。  その関係の中でいきますと、周辺の踏切やその辺のところも、平成21年度に調べたきりになっておりますので、その辺のところを考えた上で、現状の把握をいま一度行った上で、もちろんこれはJR東海、JR貨物、そして関係企業の部分のところについても、いろいろ可能性について協議、検討しなきゃならんというふうに考えております。そういう形で進めていけたらなというふうに考えております。 123: ◯副議長(森 康哲議員) 樋口龍馬議員。 124: ◯樋口龍馬議員 ありがとうございます。ぜひ検討を進めていただきたい、俎上に挙げていただきたいということを重ねてお願いをさせていただきます。  貨物ヤードがもし動くということが達成できたとしたら、あの貨物ヤードの面積というのは、近鉄四日市駅が百貨店を含めて、ごろっと三つぐらい入るほどの大きさがありますので、そこを都市を再生させていく、さらに開発をかけていくというような用地として検討できるのであれば、JR四日市駅舎も相当古くなってきておりますので、開発のきっかけになるような一石にもなり得るんではないかというふうに私は考えているところございますので、ぜひ貨物ヤードの移転についても研究を進めていただきたいですし、議会のほうにも、こういう会議の中でこういう話になっているよということをご報告をいただければ幸いでございます。  それでは、次の質問に移ってまいります。  冬季五輪におきましては、きょうはスノーボードですよね、3人の日本人選手が活躍をしているところかと思いますが、寝不足になっている方もおみえになるんではないかいうふうに考えているところでございます。  しかしながら、きょうの質問については、そのトップアスリートではなくて市民スポーツという観点で質問をさせていただきたいと思います。  四日市市議会では、2018年、本年の東海総体、2020の東京五輪、それから平成33年の三重国体とアスリートの祭典を契機として市民の健康を増進し、クオリティー・オブ・ライフを高める市民スポーツの促進を目指す、そんな四日市市みんなのスポーツ応援条例を制定いたしました。市民のスポーツ活動の場として総合型地域スポーツクラブが力を発揮してくれることというのは間違いない事実であるというふうに私は認識をしているところであります。ちょっとスライドを使わせていただきます。ごめんなさい、ちょっと見にくいですね。  クオリティー・オブ・ライフと言って、なかなかわかりにくいところになってくるかと思うのですが、つまり人生における満足度、ここを見てもらうと、これは文部科学省の取りまとめている平成28年のデータなんですが、日常的に運動している人の多くは運動、スポーツのストレス解消の効果を感じているというふうに統計が出されています。興味のある方はぜひ文部科学省のサイトからデータを落としていただければいいと思うんですが、さらにはここですね、日常的に運動している人は生活が充実している割合が高いということが文部科学省のデータからもはっきりと読み取れるわけであります。  その中で総合型地域スポーツクラブがどの程度力を果たして、総合型地域スポーツクラブって皆さんご存じなのかな、後で多分教育長が総合型地域スポーツクラブについて簡単に説明してくれると思うので、私のほうでは余り言わないですが、総合型地域スポーツクラブの設立効果というのがございます。  総合型地域スポーツクラブの設立効果というのを見ていきますと、地域住民のスポーツ参加の機会がふえた、地域住民の民間交流が活性化した、元気な高齢者が増加した、子供たちが明るく活発になった、地域で子供の成長を見守る機運が上昇した等のデータがこれも出ているわけであります。これも文部科学省の平成29年に示された平成28年分のデータになっています。  クラブの活動には当然のこと、拠点が必要になってまいります。拠点が必要になってくるんですけれども、どういうところで活動しているかというのも出てまいりますので、それを出してみましょう。  総合型地域スポーツクラブの活動拠点というのは、種類としては圧倒的に多いのが学校体育施設が48%、そして、公共スポーツ施設というのが40%なわけです。というふうに非常に公共施設に頼って運営がされているというデータが出ております。これも文部科学省の同じデータでございますので、興味のある方はぜひ掘り下げて調べてみてください。  このように活動拠点が必要になってきて、その活動拠点というのは学校等に頼っているわけであります。  学校だけではなく、統廃合などによる学校跡地、幼稚園跡地だけでなく、公園等の公共施設等の使用もこの中には入っているというところでありますね。しかしながら、特に公共施設等なんですが、スポーツを軸にして開放を求めていこうとなってくると、非常に困難を伴うというのが四日市市の現状であります。  これはひとえに市民の皆様のスポーツへの関心や優先順位がまだまだ低いところにあるのではないかというふうに残念な思いでいるところでありますが、四日市市としても教育委員会ではなく、全庁的な取り組みが必要だというふうに痛感をしております。  私自身、1996年から合気道を指導していますので、22年目に入るわけですが、22年、子供の指導に当たっております。受け身がとれずに顔面から転んでしまう子供も非常にふえています。鬼ごっこ遊びをさせても、数分もすると息が上がって動けなくなる子供、お手玉ができない子供、また、立ち幅跳びなどのスポーツテストの記録なんかは、私が子供だったころに比べても相当悪くなっているというような状況があります。  昨日、教育委員会のほうからは、四日市市の子供の体力がふえましたよというデータを送ってもらったところです。議員の皆さんのところにはもう行っていますので、見てもらったかと思いますが、こういうデータです。  こういうデータで四日市の小学校男子が全国平均を上回るような体力をつけてきたよというようなことがきのうの配信でありました。配信されたのでしっかり掘り下げていかないかんなと思ったのですが、ちゃんと今後の方針のところに、反省点みたいなのが書いてあるんですね。運動の基本である走、跳、投について課題が見られるということがしっかりと明記をされているわけであります。ちょっと見えにくいですが、振り返ってみて、文部科学省のデータを見てみますと、ごめんなさい、すごく多いのでまた後にします。
     物によってはいいんですよ、状況も。状況も、物によってはいいんですが、50m走なんかでいうと下がってきている、でも、持久走なんかだと今のほうがいいんですわ。子供の体も大きくなってきているので、体力がついてきたりして。ただ、両足をそろえて前に飛ぶような運動だとか、反復横跳びなんかはいいんですね。反復横跳びとかシャトルランなんかは物すごく数字が上がってきているのだけれども、今50代、60代の皆さんが小さいころに経験していたような運動については、非常に子供たちが苦手になってきているというのは事実です。  そして、顔面をけがしてくる子供は、昔は37%程度だったそうなんですが、顔面から突っ込んでしまう子供が今は50%を超えるという推計も、これは物によっては出ているわけであります。非常にゆゆしき問題なんです。  子供のころ運動に親しんでいなかった人が年をとって、さあ、きょうから健康寿命を伸ばしましょうと、これは運動していただくことは悪いことじゃないんですけれども、そんなに簡単に、じゃあ体が動くのかというと、ここにもデータがございます。これ、幼児期に外遊びをよくしていた児童は、日常的に運動し、体力も高いというこれもまたデータが出ています。  つまり、小さいときから運動に親しんでいることが、その後の体力づくりや運動神経の発達に非常に大きな影響を及ぼすということです。これはゴールデンエイジと呼ばれることがありました。神経系の発達が10歳ぐらいまでに完成するというのがありますので、それまでにより多くのスポーツに触れさせる必要があるという科学的な考え方でありまして、これも数々のデータから立証されているところなんです。  いつでも、どこでも、誰でも、いつまでもスポーツに親しむことができる環境を整え、地域における市民スポーツを推進するためにも、既存の総合型地域スポーツクラブの維持発展と新規クラブの設立、創立が急務であるというふうに考えているところです。  このような総合型地域スポーツクラブを軸とした市民スポーツの推進について、どのようにお考えでしょうか。また、今後、所管が市長部局のほうに移ってまいります。市長部局のほうからも市民スポーツを強力に推進するという覚悟について、ぜひあわせてお聞かせをいただきたいと思います。 125: ◯副議長(森 康哲議員) 塚田副市長。   〔副市長(塚田 博君)登壇〕 126: ◯副市長(塚田 博君) 議員からは、来年度から、教育委員会からスポーツ関係部分が市長部局にかわるということで市長部局の覚悟はいかにという問いがございましたので、私から答えさせていただきます。  先ほど、議員からも紹介ございましたけれども、本市におきましては、インターハイ、国体が開催されます。それのほかにホストタウンとして東京オリンピック・パラリンピックのカナダの体操チームが事前キャンプ地として四日市へ来ます。  そういう中で、これから市民のスポーツに対する関心というのは、今以上に高まっていくというふうに考えております。  また、一方で先ほども議員から紹介がございましたけれども、スポーツに対する市民のニーズというのが非常に多様化してきております。健康増進もそうですし、地域振興、そういう面からでのスポーツというのがございます。  そういうふうに考えますと、やはりスポーツに関しましては全庁的に取り組んでいく必要があるというふうに考えておりまして、関連部局との横断的なやりとり、こういうのが非常に大事になってまいります。  そういったことで、来年度からスポーツの部分を教育委員会から市長部局へ移管いたしまして、スポーツ・国体推進部として専属の新しい部を設置することとしました。  そのことによって、インターハイ、国体、これの施設整備とか運営、これに取り組んでいくということはもちろんでございますが、それとともに第3次四日市市スポーツ推進基本計画に定める本市の目標像、スポーツで元気になるまち四日市、これの実現を目指して関連部局、それから関連団体と横断的、それから一体的に取り組んでいく必要があります。そして、市民スポーツのより一層の推進、これを図っていく所存でございますので、よろしくお願いいたします。 127: ◯副議長(森 康哲議員) 栗田副教育長。 128: ◯副教育長(栗田さち子君) 教育委員会からは、総合型地域スポーツクラブを軸とした市民スポーツの推進についてご答弁を申し上げます。  先ほど、議員からもご紹介いただきましたとおり、総合型地域スポーツクラブにつきましては市内に六つございます。この総合型地域スポーツクラブは、地域のスポーツの推進をしていく上で重要な役割を担っていただいておりまして、本市においても昨年度に策定いたしました第三次四日市市スポーツ推進基本計画で主な取り組みとして総合型地域スポーツクラブの支援を位置づけております。  しかし、こういった形でいろんな支援をしているんですけれども、新規の総合型地域スポーツクラブはこのところ8年間、設立がない状況でございまして、それは会員、それから指導者、活動場所の確保というのがなかなか難しいという状況がございます。  議員からいろいろご指摘がございますけれども、特に活動場所の確保については、第三次四日市市スポーツ推進基本計画で取り組むこととしている学校施設における夜間照明の設置や民間遊休施設の有効活用などを通じまして検討させていただきながら、総合型地域スポーツクラブの発展に努めさせていただきたいとこのように考えております。  以上でございます。 129: ◯副議長(森 康哲議員) 樋口龍馬議員。 130: ◯樋口龍馬議員 ありがとうございます。  ちょっとまたモニターのほうを映してほしいんですけれども、これ、また総合型地域スポーツクラブの課題というふうなもので上げている中に、ここに学校部活動との連携とか、学校側との連携について課題として上がってきている部分があるんです。  市長部局に移ったからと言っても、さまざまなところと連携しなきゃいけない、塚田副市長のほうからもご答弁いただいたんですが、学校側がそこにしっかりと協力をしていくよということについても確認をさせていただきたいんですが。 131: ◯副議長(森 康哲議員) 栗田副教育長。 132: ◯副教育長(栗田さち子君) 教育委員会のほうにおきましても、現在、市内の60ある小中学校は学校施設開放という形で総合型地域スポーツクラブやスポーツ少年団や地域のスポーツ団体の方にご活用いただいているという状況でございます。  市長部局のほうに移管されましても、教育委員会と連携いたしまして事業を進めていきたいと考えております。  また、市長部局にスポーツ課は移りますけれども、継続して指導主事を配置させていただく予定でございまして、スポーツ行政と学校体育との連携など、教育現場の現状、事情を踏まえた施策の推進において主体的、中心的な役割を期待しておるところでございます。  そのほか、第三次四日市市スポーツ推進基本計画におきましても、子供の体力向上や学校部活動の充実など、市長部局と教育委員会が連携して取り組んでいく必要がございまして、今後におきましてもスポーツの推進に向けて相互に努力していきたいと考えております。  以上でございます。 133: ◯副議長(森 康哲議員) 樋口龍馬議員。 134: ◯樋口龍馬議員 ありがとうございます。ぜひ連携を進めていただきたいということですね。  もう一回ちょっとモニターのほうを最後に映してもらって、これを映しながら、流して終わっていきたいなと思うのですが、例えば公園なんかも今後は活用をできるのかなというふうに考えておるところです。  公園等とスポーツ推進の振興予算なんかをセットにして総合型地域スポーツクラブに委託をしていくんだということが考えられないかとか、公共施設の跡地管理、施設管理なんかについて総合型地域スポーツクラブに任せていく等のことであったり、午前中の森川議員からの質問の中にもありましたが、中学校部活動と総合型地域スポーツクラブの連携というのも、これは文部科学省としてはミッションとして挙げている部分ですので、ぜひ推進をしていただきたいな、こんなふうにも考えております。  さらに学校施設の中でも、私も監査のときにいろいろ見せてもらいに行ったのですが、武道場なんかはひどいんですよ、雨漏りの跡が物すごくついていたり、なかなか武道場あたりになると──体育館というのは校長先生なんかも行くのかもしれないですけど──行かないんでしょうね。あんな雨漏りするほどおいておいたら、それは直すのもお金かかっちゃいますよ。  早目、早目に発見していかなきゃいけないですけれども、そういうことを例えば総合型地域スポーツクラブの子たちからしっかりと吸い上げて、今学校施設開放運営委員会というのがありますよ、あって、その中で何から修繕するかと学校単位では決めている、決めているんだけれども、なかなか予算が回ってこない、だから、総合型地域スポーツクラブには連絡協議会があります。そういった連絡協議会の中で重点項目を挙げていただいて、そこに重点整備をかけていく、そんなことも考えていただければというところで残り2秒でございます。ありがとうございました。 135: ◯副議長(森 康哲議員) 引き続き、一般質問を行います。  竹野兼主議員。 136: ◯竹野兼主議員 リベラル21の竹野兼主でございます。  通告に従い、教育するなら四日市、新中学校給食についてと、そしてICT教育についての2項目を質問させていただきます。  今回、質問をするに当たり、会派の皆さん──実は11月定例月議会で私の持ち時間がなくなっておったんですけれど──にお願いをして30分の時間をいただいたところです。30分させていただくことで、私たちリベラル21の会派全員がこの一般質問の場所に登壇させていただいているということを報告させていただきながら、質問させていただきたいと思います。  四日市市と楠町の合併により、私が四日市市議会議員の一員になって取り組んできた自分自身の1丁目1番地は、中学校給食の実現というところでやってまいりました。  四日市市との合併に伴う教育制度検討会議で中学校給食のあり方を議論し、その結果、家庭弁当とデリバリー給食の選択制が平成24年より実施されております。ただ、利用率の低さ、選択制デリバリー給食の効果やその必要性に対しまして、多くの議員の方が中学校給食の改善を求めた一般質問を行われてきたところです。  平成28年11月、市長選挙で中学校の完全給食の実施を公約に掲げられて、森 智広市長が当選され、公約を果たすべく中学校給食基本構想・基本計画策定委員会が設置され、さまざまな議論が行われてまいったところです。  新聞報道によりますと新たな中学校給食は、センター方式で実施されていくとのことでありました。  そこで、お尋ねします。  新たな中学校給食の基本構想の策定にはどのような配慮がなされて、次の基本計画につながる四日市市内の中学生全員に喜んで食べてもらえる、そんな給食を実施しようとして考えられているのか、理事者の答弁をお願いいたします。 137: ◯副議長(森 康哲議員) 栗田副教育長。   〔副教育長(栗田さち子君)登壇〕 138: ◯副教育長(栗田さち子君) 竹野議員からは、新たな中学校給食の基本構想の策定にはどのような配慮がなされ、本市の中学生に喜んで食べてもらえるどのような給食を実施しようとしているのかについて、ご質問をいただきました。  新たな中学校給食の基本構想の策定に当たりましては、成長期にある中学生にふさわしいよりよい給食の実施を目指して検討を進めてまいりました。  本年度は、学識経験者や学校関係者、保護者代表などで構成された四日市市中学校給食基本構想・基本計画策定委員会を設置し、基本理念や基本方針を定めた中学校給食の基本的な考え方や実施方式の検討を中心に行い、新たな中学校給食の基本理念を未来の四日市を担う中学生の健やかな心と体を育む安全・安心で魅力的な学校給食と定めました。  次に、この基本理念を実現するための三つの基本方針を定めました。  一つ目は安全・安心な中学校給食の提供、二つ目は栄養バランスの優れた魅力的な学校給食、三つ目は食育・地産地消の推進を掲げております。  基本理念に当たる魅力的な給食を実現するため、おいしくて温かく、栄養バランスにすぐれた給食を提供していきたいと考えており、給食センターにおきまして自校調理方式や親子調理方式のよいところである手づくりを取り入れ、和食のだしをとることや魚のフライやグラタンを冷凍の二次加工品ではなく、食材からつくる手づくり給食を大切にしたい、そういったものを考えております。  また、他市の事例を参考にし、給食センターでないと導入できないような機器を導入するなどして、おいしい給食の提供に努めたいと考えております。  例えば、スチームコンベクションオーブンといった機器を導入することによりまして、焼き魚などの焼き物だけでなく、自校調理方式では調理の難しかった蒸し料理なども可能になり、バリエーションに富んだ献立が提供できるものと考えております。  献立につきましても、現在の小学校給食と同様に栄養教諭が中心となりまして、文部科学省が定める学校給食実施基準に基づいた栄養バランスの整った中学生にふさわしい献立を作成してまいりたいと考えております。  また、各学校への配送でございますが、保温性能にすぐれた二重構造のステンレス製の食缶を使用することを予定しております。  調理後の食品を適切に温度管理できる食缶を使用いたしまして、温かいものは温かく、冷たいものは冷たく食べられるようにしていきたいと、このように考えております。  以上でございます。 139: ◯副議長(森 康哲議員) 竹野兼主議員。 140: ◯竹野兼主議員 ご答弁ありがとうございました。  いろんな検討をしていただいたというのを具体的にお話をいただきました。本当に子供たちのことを考えてつくっていこうという姿勢がみえたのかなというふうには思っています。  ただ、今後この基本構想を進めていくのに基本計画、そして実施計画、給食センターを建設するに当たっては、本当にさまざまな課題をクリアしていかなければならないというふうに私も思っております。  子供たちに実際に中学校給食が提供されるのにはまだまだ時間がかかるのかなとは思っております。ただ、少しでも早く給食を中学生の子供たちに提供していただきたい、そんな思いでしっかりしたタイムスケジュールをつくっていく必要があると考えております。  そこで、お尋ねします。  実際に中学校給食を実施できるための時間、いつ、どのような形で設置を実現していこうとされているのか、理事者のご所見をお願いしたいと思います。 141: ◯副議長(森 康哲議員) 栗田副教育長。 142: ◯副教育長(栗田さち子君) 議員からは、新たな中学校給食の実施時期についてご質問をいただきました。  新たな中学校給食につきましては、今年度中に基本構想を策定いたしまして、来年度には実施場所をお示しし、給食センターの建設手法や運営手法、事業スケジュール等の詳細な検討を行いまして、基本計画を策定する予定にしております。  新たな中学校給食の実施時期につきましては、来年度の基本計画の中でお示しをさせていただきたいとそのように考えております。  いずれにいたしましても、早期実施に向けましてスピード感を持って取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 143: ◯副議長(森 康哲議員) 竹野兼主議員。 144: ◯竹野兼主議員 思いは一緒だというふうに確認したと思っています。早く実現できるようにという言葉をいただいたので、ぜひともしっかりとしたタイムスケジュールをお願いしていきたいと思います。  また、方法については、それぞれ代表質問のほうでもいろんな考え方があったと聞いておりますが、これまでしっかりとこの検討会の中で議論されてきたという部分のところについては、私自身はそれを進めていくことが必要なのではないかなというふうな思いを持たせていただきました。  そこで、この中学校給食で高い評価を得ているところに、私たちも中学校給食を実施されている自治体のところに視察に行かせてもらったことがあるんですけれど、そういうすばらしい取り組みをされているところというのは、優秀な管理栄養士とか、カリスマ栄養士、そういうマンパワーというかウーマンパワーなどの職員の力が非常に大きかったというふうに私も視察で勉強させていただいております。  せっかくこうやって四日市市で新しい中学校給食を実施するのであれば、全国からも本当に評価されるような、先ほどいろんな方法を使うんだと言っていただきましたけれど、そういった中学校給食を目指すべきだと考えますが、それについてご意見をいただきたいと思います。 145: ◯副議長(森 康哲議員) 栗田副教育長。 146: ◯副教育長(栗田さち子君) 竹野議員からはどのような中学校給食を目指していくのかというご質問を頂戴いたしました。  新たな中学校給食につきましては、安全、安心で栄養バランスにすぐれていることはもちろんのことですが、生徒たちが給食の時間を学校生活の楽しみの一つにできるような給食にしていきたいと、このように考えております。  その上で、他市からも目標にしていただけるような、おいしくて魅力的な給食をぜひ実現させていただきたいと考えております。  以上でございます。 147: ◯副議長(森 康哲議員) 竹野兼主議員。 148: ◯竹野兼主議員 ありがとうございます。  行政がそうやって、言葉では簡単にそういう子供たちのという意味合いの部分を実現していきたいという思いはわかるんですけれど、今回、子育てするなら四日市、教育するなら四日市と実感してもらえる大きなツールになるというふうに私は考えています。  市長はこれまでにどこでもやっていないような四日市だけの特色ある中学校給食、給食の時間だけでもきょうはこのメニューがあるから、ぜひとも風邪を引いていても、熱があっても、給食を食べたいから学校に行きたいんだと、そんなふうに思えるような給食をつくっていただきたい、そんなふうに思っています。  こんな話をするのはなぜかというと、楠地区で今21歳になるまでの子供たちは、全員が小中学校の給食を実際に体験しています。  そんな中で、給食は本当によかったよねという思いを今もしっかりと聞いたりします。そんな中で、その言葉の中に、熱があったときに休んであの給食が食べられやんかった、残念やったなという、そんなような思いを聞いているからこそ、どんな給食がいいんだろうなというのをちょっと自分自身で考えてみました。  そうしたら、今タニタ食堂ってよく聞くと思うんですけれど、これはヘルスメーターのメーカーであるタニタが社員食堂を健康維持増進を目的につくられて非常に高い評価を受けています。  病院などと提携して事業展開されるなど、こういうタニタ食堂、これは例えばですけれど、こういうところと提携して、学校給食のプロデュースなんかをお願いするということになったら、当然全国的にも注目を浴びると思いますし、それをお願いするというのはこの後もちょっと質問のところで入ると思うんですけれど、きのうもトップセールスという話があって、トップがセールスマンとして、市長が例えばタニタの会社に行って、実はこういうものの話を聞かせてほしいという話をしたとしたら、一般の職員じゃなくてトップが来ているということで、その対応というのは、多分大きな違いがあると思います。  そんなような思いで市長、1回そういうような新しい視点の中学校給食というのを何か考えていただけるという、そういう考え方はありませんか。よろしくお願いします。 149: ◯副議長(森 康哲議員) 森市長。 150: ◯市長(森 智広君) 中学校給食におきましては、現在、四日市市中学校給食基本構想・基本計画策定委員会を設置して、策定を進めておるところであります。  まだ策定過程でありますので、さまざまなご意見をいただきながら一つ一つ協議、議論していきたいと思っております。  竹野議員からは、タニタ食堂という例示をいただきましたけれども、保護者や生徒の皆さんに喜んでいただけるような四日市らしい魅力的な給食を実現していきたいと思っておりますので、目指すところは同じと感じております。  また、地域の生産者や地場産業から協力を得ることによって、中学生が地元に愛着を深め、四日市の食文化に誇りを持てるような中学校給食にしていきたいとも思っておりますので、さまざまなご意見を踏まえながら、検討を進めていくというところでございます。ありがとうございました。 151: ◯副議長(森 康哲議員) 竹野兼主議員。
    152: ◯竹野兼主議員 力強い言葉をいただいて、ありがとうございます。  今の時代、子供の貧困が非常に問題にもなっており、学校給食の必要性がさらに高くなっていると思っています。夏休みや冬休みなど、給食を受けられない子供たちの対策もぜひとも考えていく必要があると思っていますし、中学校給食の早期実現を求めていきたいと思います。  また、これ、中学校給食がきちっとした形で全員喫食になれば、新しく9000人の給食を進めていかなければなりません。食材の確保とか、さまざまな問題もこれから出てくるのではないかと考えておりますので、この解決に当たるためにはしっかりとした職員の体制をお願いしまして、次のICT教育についての質問に移りたいと思います。  私は、地方議員研究会、樋渡啓祐前武雄市長のセミナーに参加してまいりました。  この樋渡啓祐氏は36歳で、当時の最年少首長としてさまざまな施策に取り組んでこられた方です。有名な施策としては、TSUTAYAと提携した市立図書館の運営など、一般の自治体ではなかなか発想できないような事業を武雄市長の時代に展開されておられます。  私は、樋渡さんが講師を務められている教育・学校編として世界一行きたくなる学校づくりという研修会に参加してきたところです。ここには私のリベラル21のメンバーと、それから新風創志会の石川議員、谷口議員も一緒に参加されておられました。  この研修の主な内容につきましては、武雄市の先進的な教育についてで、具体的にはICT教育の取り組みを紹介していただいたところです。  タブレットやiPadを利用したICT教育の推進で、平成22年12月から小学校1校でタブレットが導入されており、その後、平成26年に小学校全校で、平成27年には中学校全校で1人1台が利用できる教育環境整備が行われています。  今回、余り時間がありませんので、その細々とした取り組みについては説明を省かせていただきますが、子供たちの学力向上に大変大きな効果があったと聞いておるところです。  大きな効果があったと言われれば当然のことですけど、本市でのICT教育はどうなっているのかが気になります。  スクリーンに資料をちょっと映してください。  これ、新しく改訂された初等、中等という、要するに小学校、中学校の学習指導要領であります。  特にこのアクティブ・ラーニングという部分のところは、この2月14日に議会を開いた日、高校もこのアクティブ・ラーニングをするんだという新しい指導要領の改訂があったというニュースが流れていたところです。スクリーンの資料を消してください。  今後、新しい時代に必要となる資質、能力を子供たちが育成するためにどのように学ぶかが重要な観点の一つでもあり、子供たちの学び方を改善していくことが求められております。  そのためにはICTを活用していくことが有効であると思いますが、新学習指導要領の実施に向けて、本市においては今後どのようなICT教育を進めていくのか、理事者のご所見をお尋ねいたします。 153: ◯副議長(森 康哲議員) 葛西教育長。 154: ◯教育長(葛西文雄君) 竹野議員からは本市における今後のICTを活用した教育の推進、これについてご質問いただきました。  これから子供たちが生きていく情報化社会においては、コンピューターを初めとするタブレットやスマートフォン等のICT機器を日常的に使いこなしていくことが求められております。  そのためには、学校においてもICT機器に触れ、使えるようにすることが必要となります。  今般、文部科学省から示された新学習指導要領や平成30年度以降の学校におけるICT環境の整備方針では、子供たちがみずからの疑問を意欲的に調べ、発表や情報交換を通して理解や知識を深める主体的、対話的で深い学びを活性化するためには、ICT機器を活用した学習を日常的に行えるようにするための環境整備が重要としております。  現在、本市におきましては、各校のコンピューター室に40台のコンピューターが設置してあり、インターネットを活用した調べ学習を行ったり、ソフトを活用したデジタル作品の作成を行ったりしております。  また、教室では、電子黒板やプロジェクターとコンピューターのセット、デジタル教科書や教材を活用した授業を行っております。  さらに平成30年度からは、プログラミング教育の先行実施も予定しており、今後は、教室等の各教科の授業において、コンピューター等を適切に活用した学習を展開していくことが求められており、タブレット端末を導入していく必要があると認識しております。  このようなことから、第3次推進計画期間中に学校規模に応じて各校に10台もしくは20台のタブレット端末を配備し、授業等で4人に1台のタブレット端末が活用できるようにしてまいります。 155: ◯副議長(森 康哲議員) 竹野兼主議員。 156: ◯竹野兼主議員 ありがとうございました。  今答弁いただいた電子黒板、また、そうしたプロジェクターを利用した学校、これ、実は参加したセミナーでは、講師の樋渡さんは、議員が学校現場へ視察に行く効果を指摘されていて、私も早速、地元の中学校で電子黒板とプロジェクターを利用した理科とそれから、英語の授業をちょっと拝見させていただきました。  ICT教育の実態として、電子黒板やプロジェクターなどのICT機器を使って、グループ別に課題について話し合うといったコミュニケーションの場においての勉強をしている生徒の姿を見せていただくと、本市においてはしっかりと取り組んでいただいているというのをこの目で確認させていただいたところです。  そこで生徒さんに、変なおじさんがおるなというところで、声をかけたらあかんのかなとは思ったんですけれど、こんな授業ってどう、楽しいと聞いてみたところ、楽しいですとほほ笑んで答えていただきました。  ICTの活用は子供たちにとって楽しい授業、わかる授業とするための大変効果が高いツールというふうに、今も教育長のほうで答弁いただいたところであります。また、日常的に環境ができるということもある、タブレット端末については今後、第3次推進計画において4人に1台というか、10台とか20台とかとそういう話を聞きましたが、本当にそれでいいのかなというふうに私は思っています。  なぜなら先進的な取り組みを行っている武雄市や荒川区など、1人1台のタブレットを貸与して、環境が整っているところがあるということです。また、近隣の松阪市でも、中学校3校においては、1人1台のタブレットが貸与されており、その成果についての教育委員会対象セミナーで活用事例が発表されているところです。  ぜひ教育委員会で、先進事例の調査を行うようお願いしておきたいと思います。  中学校給食でも先進事例、いいものを取り入れるという部分のところ、そういう意味合いでお願いしておきたいと思います。また、初等、中等教育の当面の課題を解決するために、本市ではタブレットを具体的にどのように活用していくのか、また、ICT機器を有効に利用できる環境が整っている本市であれば、もっと積極的な整備を実施すべきだと考えるんですけれど、本当に4人に1台でいいのかな、もっと多く1人1台いうような気持ちで理事者の答弁をお願いしたいと思います。 157: ◯副議長(森 康哲議員) 葛西教育長。 158: ◯教育長(葛西文雄君) 議員からは、本市でタブレットを具体的にどのように活用していくのか、もっと積極的に整備を実施すべきかどうかというご質問いただきました。  議員ご指摘のようにICT機器を活用することは、子供たちにとって楽しい授業、わかる授業を実現するため、大変効果があるとこれは考えております。  まずは先ほど申し上げたとおり、4人に1台のタブレット端末を導入し、先進自治体における活用例も参考にしてタブレット端末の効果的な活用を行い、教育活動がより一層充実するよう取り組んでまいります。そのためには、先進都市の調査研究、これもしっかりやっていきたいと思います。  授業における活用例といたしましては、タブレット端末に記録されたメモや画像をもとに学習活動の振り返りを行ったり、グループ学習において考えや意見を交換したりすることが想定できます。また、問題を発見したり、その改善点や解決方法について話し合ったりする対話的な学習活動も行います。  具体例といたしましては、マット運動などの体育実技の様子を子供たちがタブレット端末で動画撮影をし、グループでその映像を繰り返し再生しながら、改善点を話し合うといった、そういうふうな活動、また、調べ学習においてインターネットで調べたことをグループで話し合い、まとめたその内容を電子黒板に提示してクラス全体で話し合うといった活動、このようなものが挙げられます。  このような学習活動は、新しい学習指導要領で求められるどのように学ぶか、その学び方を習得する上で有効であると考えております。  一方、タブレット端末の導入を推進するに当たっては、教職員がその機能を十分に生かして、授業において活用できるようにする必要があり、そのための研修講座を充実させてまいります。各校へ出前研修を行い、タブレット端末の効果的な活用例を紹介したり、模擬授業を行ったりするなどして、教員のスキルや実践力を高めてまいりたいと思っております。 159: ◯副議長(森 康哲議員) 竹野兼主議員。 160: ◯竹野兼主議員 ありがとうございました。  さっき説明を教育長にしていただいたみたいな電子黒板を使ったその姿を本当に実際に見させてもらっているので、今言われるとおりだと思っています。  ただ、自分自身が先ほど言いましたけれど、4人に1台で本当にいいのかなと。これは平成30年以降にはそういう日常的に使えるような環境を整えるために4人に1台というような形が多分出されてきたのだと思います。これは最小限の費用で効果を考えて小中学校に整備していくという四日市市、いつもそつのない、国から見たらちゃんとやっているやないのと言われるような形の教育施策の展開ではないかなというふうに思わざるを得ません。  多分、きのう代表質問で教育するなら四日市、市長のほうにもいろんな話をされていて、それで予算のところにも全然見えないじゃないか、そんなようなことも言われておりました。そこのところについては、なかなか2年目、それは期待をするからこそそういう質問をされたと思っておりますけれど、本当にそういう、そつのない部分の形でいいのかなと実はすごく私も思っています。  教育するなら四日市と掲げられている森市長、この施策というのは、ひょっとしたら強い思いとは裏腹なものなんじゃないかなと自分は考えています。  そこで市長、どのように感じておられるのか、市長の答弁をお願いしたいと思います。 161: ◯副議長(森 康哲議員) 森市長。 162: ◯市長(森 智広君) タブレット導入について、議員からご質問をいただきました。  先ほど、教育長が述べたように、新学習指導要領の実施に合わせまして、第3次推進計画の期間中にこの四日市市は、全ての小中学校に804台というタブレット端末を導入していくということであります。  国はタブレット端末の導入を推し進めていますけれども、実はこれ、ほとんど全て市の財政でやっていかなければいけないという、そういう状況であります。  ですから、教育力を上げていく、教育するなら四日市を高めていく中で、さまざまな課題をそれぞれ解消していくことによって、総合的に押し上げていきたいと思っておりますので、まずは来年度は、県下で初めて市として全小学校に英語専科教員を配置していく、これも市の単独の財源でやっていくということでありますので、適切な財源配分を行いながら、タブレット端末についても第3次推進計画中に804台をしっかりと導入した上で、今後、その後の展開を見定めていきたいと思っております。 163: ◯副議長(森 康哲議員) 竹野兼主議員。 164: ◯竹野兼主議員 ありがとうございます。  樋渡さんのセミナーのところに行かせてもらうと、この人は36歳で市長になられて、総務省の役人ではありましたが、市の施策をいろいろと変えていこうとすると、抵抗勢力というか、いじめに遭った、そんなような話をされておりました。  だから、今38歳になられた市長、ひょっとすると組織の中でなかなか浮いているところがあるのかもしれません。でも、その部分のところでは、それを解消しようとして、早朝の朝礼で職員とのコミュニケーションをとるというような、そういうような努力もされておりますので、これについてはぜひ続けていただきながら、そして、財政は確かにこういう大きな組織、これはたまたま6万人という小さな自治体ですので、それと31万人の組織の部分のところでいうと違いがあるんやというふうに言われればそれまでかもしれませんが、小さいところでできれば大きいところでもできる、これは間違いないことだと思っています。  そんな中でタブレット端末を小学校の1年生から全員に配って、それを教育のところで世界一行きたくなる学校を目指してやられている姿を聞かせていただいたところですけど、これについては本当に今貧困格差が広がっていくことで、タブレット、スマホを本当に持っている子と持っていない子というのは差が歴然とします。  そこのところも含めると市のほう、公共の部分のところで、そういう機器を用意することというのは本当に重要だと思いますので、ぜひとも考えていただきたいと思います。  そして、教育環境の充実を図ることというのは、本市が抱えているいろんな問題がそれを充実することで解決することがあると思っています。今回、予算で教職員の労働環境の改善につながることというのも新しい予算として出していただいています。  教員するなら四日市、なかなか皆さん、怒っていらっしゃいましたけど、教員するなら四日市も、僕はいい言葉じゃないかなと思っています。教員を派遣することで本当に四日市からまた別な形で発信することというのも聞いています。  ぜひとも先進的なICT教育を行うことは、教育するなら四日市に絶対につながると私は確信しておりますので、ICTを活用した教育をしっかり進めていくことをお願いしまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 165: ◯副議長(森 康哲議員) 暫時、休憩いたします。休憩時間は15分程度といたします。 166:                         午後2時1分休憩    ─────────────────────────── 167:                         午後2時15分再開 168: ◯副議長(森 康哲議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  中森愼二議員。 169: ◯中森愼二議員 リベラル21の中森でございます。  本日の一般質問の最終バッターということになりましたが、1時間、時間をいただいておりますのでよろしくお願いを申し上げたいと思います。  まず、冒頭、前回の一般質問で忘れ物をしまして、本会議中継中にもかかわらず時間をいただきましたこと、大変失礼いたしました。今回はそういうことのないように準備をしてまいりましたので、よろしくお願い申し上げたいと思います。  今回は大きく3点ほどお尋ねをいたしますけれども、順番が1番、2番、3番、三滝川、道の駅、そして、防犯カメラとなっておりますけれども、三滝川を1番目、そして防犯カメラを2番目、そして道の駅を3番目ということで順番を変えて質問させていただきたいと思いますので、ご了承いただきたいと思います。  それでは、大きな1点目、三滝川ふるさとの川整備事業の現状と課題について、お尋ねをしたいと思います。  三滝川は皆さん方がご存じのように市内中心部を流れる川でございまして、菰野町、御在所岳に源を発して、四日市を経て伊勢湾に注ぐ23.3km延長のございます流域面積62.38km2を有する県管理の二級河川ということになっています。  この市内中心部を流れます三滝川は、市民にとりましても貴重なオープンスペースでありますし、水遊びであったり、散策、あるいは魚釣りなど、市民にとって自然と親しむ貴重な空間であるというふうに私どもも考えています。  昭和62年12月ですが、三滝川下流部にありますJRの鉄道橋から生桑橋までの3.8kmの区間につきまして、旧建設省によりまして三滝川ふるさとの川モデル事業として指定を受けました。  護岸の整備、河床の掘削などは県のほうが行いまして、橋梁の改修は市が行ったりした部分もございますが、国道1号沿いは国のほうの事業として橋のかけかえが行われています。  基本的には三重県が整備をし、その高水敷におきます親水空間を四日市市が借用しているということでございます。そこを三滝緑地というような名称で公園化をしているということであります。以来、約30年が経過をしておりますけれども、現在も事業途中というような状況になっています。  少し見にくいかもわかりませんが、JRの橋梁から北条のグラウンドのあたりからずっと西のところ、慈善橋のあたりも今整備されているところです。  これは途中、ちょっと抜けましたけれども、野田橋、そして久保田橋、この上流の生桑橋までが整備区間ということで制定をされた区間であります。  今県の護岸整備がまだ完了しておりませんので、完了したところから河川敷、高水敷のところを市が緑地として整備をしていると、こういうような状況になっています。  河川はご存じのように、特に三滝川の河川、これは下流、河口側に向かった図面ですが、低水路という常時は水量が少ないですので低水路のところで水を処理して、洪水時には高水敷の部分まで河川区域いっぱいまで水が流れるという状況になっています。よって、大きな水が出たときには、この高水敷については水が流れてくると、こういうような河川形態がとられています。  そこで、改めてお尋ねをしたいと思うんですけれども、この三滝川ふるさとの川整備事業の目的を改めてお尋ねをしたいというふうに思っています。そして、県が示していますこの全体事業の完成目標というのは、どれぐらいなのでしょうか。  私が議員になる前からこの構想がつくられ、そして、進められてきておりますけれども、今現在は近鉄側の川原町までの連続立体交差事業が終わりまして、その河川部分の護岸改修が今行われているという状況でもございますが、県が示しています全体事業の完成目標というのはどういうものなんでしょうかということをまずお尋ねしたいのと、あわせて先ほど申し上げました低水護岸が整備をされました高水敷部分、先ほど申し上げた高水敷を緑地化して四日市市が整備をしていますけれども、この三滝緑地について、県と四日市市の管理区分の考え方はどういうふうになっているのか。その根拠となるものは協定書等があるんだろうと思うのですが、そこらあたりについてお答えをいただきたいと思います。 170: ◯副議長(森 康哲議員) 山本都市整備部長。   〔都市整備部長(山本勝久君)登壇〕 171: ◯都市整備部長(山本勝久君) 議員からは、三滝川ふるさとの川整備事業の完成目標及び公園広場として整備された高水護岸の部分等の区域管理についてご質問いただきましたので、お答え申し上げたいと思います。  まず、三滝川ふるさとの川整備事業について、これまでの経緯を含めてその概要を説明させていただきたいと思います。  三重県が管理する二級河川三滝川は昭和62年12月に当時の建設省が創設いたしましたふるさとの川モデル事業におけるふるさとの川モデル河川に指定されました。  その後、事業着手に向けて学識経験者、地域の代表、国、県、市などからなる三滝川水辺空間整備計画検討委員会を設置し、具体的な整備の方針について検討を重ね、平成元年6月に三滝川ふるさとの川整備計画の認定を受け、三滝川ふるさとの川モデル事業として着手いたしました。  平成6年には三滝川ふるさとの川整備事業に名称が変更されまして、平成17年に策定された三滝川整備計画においても、ふるさとの川モデル事業の内容が盛り込まれ、現在は国の社会資本整備総合交付金である広域河川改修事業として事業が進められております。この計画期間は30年間、平成46年の完成目標となっております。  このように事業については幾つかの変遷がありますが、三滝川ふるさとの川整備事業につきましては、三滝川の治水機能の向上と同時に市民に親しまれる水辺空間の創出を図ることが目的となっております。  具体的な整備内容につきましては、三滝川ふるさとの川整備計画において、整備区間の現在のJR関西本線から生桑橋までの約3.8kmとし、この区間を人と水、緑のふれあいゾーン、人と人とのふれあいゾーン、人と自然のふれあいゾーンの三つのゾーンに区分し整備を進めております。  JR関西線から堀木橋の間は人と水、緑のふれあいゾーンとして、市街地の中の水と緑の空間としての憩い、人々がくつろげる空間づくりを行うこととしております。  また、堀木橋から野田橋の間は人と人とのふれあいゾーンとして、せせらぎを取り入れた水遊びやイベント等のできる広場を整備し、これらを利用したさまざまな川辺の集いから人々が交流の輪を広げていけるような環境づくりを行うこととしております。  さらに、野田橋から生桑橋の間は人と自然のふれあいゾーンとして、自然植生をできるだけ保全し、鳥類、魚類の観察、保護を通じて、自然と人のきずなが保たれるような環境の創出を行うこととしています。  次に、完成後の施設管理については、三重県と市とで協定を締結いたしております。この協定につきましては、施設整備のエリア拡大により随時更新しており、最新では平成26年に更新いたしております。高水敷に設けられた散策路や広場などについては四日市市で、その他、低水護岸や高水護岸など治水施設は三重県が維持、管理を行っております。 172: ◯副議長(森 康哲議員) 中森愼二議員。 173: ◯中森愼二議員 ありがとうございました。  長い歴史の中にあり、また、かつこれからもなかなか事業完成までには道遠いという状況はよくわかりましたが、特にこの事業目的は市内中心部を流れるこの二級河川が四日市市民にとって潤いのある水辺空間という、そういうものを創設していこうということと、もちろん治水というものがあるわけですが、そのことについて、この後段の質問で触れていきたいと思いますが、目的としている親水性のある市民への緑地提供というものがまだまだ不十分ではないのかなというのが私は今の現状の中では感じているところです。
     そういったことを踏まえながら質問を進めていきたいと思うんですが、現状の整備のほうの状況を画像で少し見ていただくと、これは久保田橋から河口部分、野田橋方向を見た左岸の状況です。  この部分も低床護岸、高水敷については市の管理になっていますが、一旦整備をされて散策路としては確保されているんですが、芝生の状況も非常に苦しい状況になっていますし堆積土もあると、こういうような市民に親しまれる公園としてはなかなか厳しい状況にあるのではないかというふうに感じています。もちろん、慈善橋付近のところではよく整備をされていまして、遊具なども整備をされている状況にあります。この部分は特に民家に非常に近いところでもございますので、市民の利用も十分いただいているのではないか、こういうような感じをしています。画像、ありがとうございました。  それで、そういった状況を踏まえながら、次のお尋ねをしていきたいんですが、この整備事業として以来30年を経過してきて、完成年度もなかなか遠いというところではあるわけですけれども、この本事業の全体的な進捗率というのは三重県のほうにお尋ねいただければというふうに思っているところなんですが、どういうところにあるのかというのをひとつお聞きをしたいと思っています。  それから、次に、二級河川三滝川及び三滝新川における高水敷施設の維持管理協定書、この協定書に基づいて、先ほど申し上げた高水敷の緑地を四日市市が維持管理をしていると、こういうことになるわけですけれども、先ほど申し上げましたようにこの高水敷は大きな洪水時には水につかってしまうと、こういうような側面はあります。これもやむを得ない状況かと思うんですが、ここには先ほども見ていただいたような遊具であったり、モニュメントであったり、散策路であったり、こういったものが駐車場も一部整備されているんですが、こういったものが市によって整備をされています。  しかし、これらの施設が大きな洪水ということではなくても、高水敷に水が流入することによって施設に被害を与えている現状が私はあるというふうに見ています。  特に、野田橋周辺、昨年も補正予算を組んでいただいて、がれきの撤去などもやっていただいたわけですが、これらの状況が出ているとせっかく整備をしても、うまく活用されないという状況にあります。  そこで、この被害の状況についてどのようにお考えなのか、少しお話を伺いたいと思います。  それと、これが久保田橋から下流なんですが、画像を見ていただくと、右岸側、整備をされた後の部分にもこれだけの堆積土があるんです。少し見にくいですが、ベンチが整備されたりしているのですが、こういうような状況で、ここもそうですね、こういった状況で流されてきたものが堆積して、これまだ整備をしてもらった後なんです。もっとひどかったんですね。  こういうような状況では、とても市民から親しまれる公園ではないと思うんですが、管理者である三重県がここらの部分についての維持管理を適切に、河川の河床の部分をやっていただかないと、こういったことが頻繁に起こってしまうということです。画像、ありがとうございました。  ということで、これらの被害状況について部長、どういうふうに捉えてみえますか、お答えください。 174: ◯副議長(森 康哲議員) 山本都市整備部長。 175: ◯都市整備部長(山本勝久君) まず、事業の進捗状況について、先にお答えしたいと思います。  事業に当たりましては、河川区域内の広場や散策路の整備は治水事業の整備とあわせて三重県が実施し、河川区域内であっても休憩施設や植栽などは四日市市が行うというような、基本スキームの上で行っております。  これまでにJR関西本線から四日市橋の両岸、堀木橋から野田橋の右岸、野田橋から久保田橋の付近の両岸について整備が完了しており、現在は未整備箇所のうち四日市橋から堀木橋の区間については、近鉄川原町駅周辺総合整備事業において整備が進められているとともに、三滝川の改修が進められるとともに慈善橋下流部分において、堤防のかさ上げ工事が進められているところでございます。  現時点で、この整備距離によって整備延長を考えますと、全体3.8kmのうち1720m、45%が整備されているところでございます。  次に、河床掘削等によって、もう少し土砂等が上がらないようにというところでご質問をいただきました。  三滝川では河川管理者である三重県において、河川内の堆積土砂の撤去が年次的に実施されておりまして、今年度においては、野田橋上流付近や堀木橋付近で実施されており、引き続き、近鉄名古屋線橋梁付近でも実施されると伺っております。  三滝川ふるさとの川整備事業で行っている区間のように複断面の形をした河川では、平常時に水の流れる部分の低水路、それより一段高い部分が高水敷となり、このような高水敷は他の河川でもグラウンドや公園などに整備されているような形はあります。  三滝川ふるさとの川整備事業において、園路や広場として利用するような計画になっておりますが、高水敷は大雨による増水時に水につかってしまうことは避けられない部分というふうに認識しております。  最近でも、議員がおっしゃっていただきましたように昨年8月7日の台風5号による三滝川の増水により、高水敷の広場などに多くの流木、土砂などが漂着するという事案が発生し、これを広場施設管理者である本市が撤去し、三滝川の未整備区間につきましては、河川管理者である三重県に対処いただいております。  市といたしましても、このような増水による流木等の漂着は、少しでも減らしてほしいというところがございます。  三重県に対して、河床の堆積土砂の撤去並びに流木の撤去について、できる限り行っていただくよう要望しているところでございます。 176: ◯副議長(森 康哲議員) 中森愼二議員。 177: ◯中森愼二議員 ありがとうございました。  ちょっと見ていただきたいんですが、画像表示のほうをお願いします。  これは野田橋から下流方向を見たところなんですが、見ていただくように河川の半分以上を河床の土砂が占領しているんです。だから、河川の有効幅が2分の1以下になっているんです。  こういうことで、少しの増水でも、高水敷のほうに水が流れ込んで、せっかく市が整備をした河川緑地の部分が被害を受けると、こういうようなイタチごっこの状況に私はなっていると思うんです。そういう意味で強力に、やはり河川管理者としてこの河床のしゅんせつといいますか、これをやっていただくということを強く要望していただく必要があると私はこう認識をしています。  そこで、お尋ねしたいんですが──画像、ありがとうございました──これらのことに対して、今状況については部長もご認識いただいているのですが、水の管理が県ということですので、市が直接、河川の河床に手をつけるわけにはいかないわけですので、どうしても三重県に協力の要請をしていくということになるわけですが、この河川の堆積土の掘削について、適切に管理をしていただくために、県に対して、四日市市はどのような場所でどのような要請を行っていただいているんでしょうか、お答えください。 178: ◯副議長(森 康哲議員) 山本都市整備部長。 179: ◯都市整備部長(山本勝久君) 河川管理者である三重県への要望の状態はということでご質問いただきました。  三滝川の整備や河川の適切な維持管理につきましては、これまでも三重県に対して、予算編成時等に三重県が管理する河川に対する要望を行っておるほか、三泗地区選出県議会議員との四日市市政懇談会の場においても働きかけを行っているところでございます。  加えて、河床の掘削土の撤去など、河川の適正な維持管理につきましても、市長と知事との1対1対談でも、知事に直接、要望させていただいているところでございます。  今後も引き続き、三重県に対して三滝川ふるさとの川整備事業の早期整備及び河川の適正な維持管理について、あらゆる機会を通じて要望してまいりたい、そのように考えております。 180: ◯副議長(森 康哲議員) 中森愼二議員。 181: ◯中森愼二議員 ぜひ強力にお願いしたいと思いますし、県の方々をぜひこの現場へご案内をしていただいて、十分把握をしていただいているんだろうと私も思うんですが、しかし、こういった部分の河床のしゅんせつについて、維持管理を的確に行っていただくということのアピールをしていただくためにも、よろしくお願いしたいと思っています。  もちろん市内の河川における県管理の部分、ここで言った以外に限らずですが、鹿化川であったり、天白川であったり、こういった部分の河床の掘削管理というものは非常に重要な部分でありますので、こういった部分もあわせて県に対する要望を強力にやっていただくように、これは要望しておきたいと思います。  次に、このふるさとの川整備事業の最後になりますが、本来の事業目的に沿った市民利用というものが今果たして行われているのかということについてお尋ねをしていきたいと思います。  このふるさとの川整備事業については、市民の親水性あるいは三滝川に親しんでいただこうということなんですが、全く駐車場がないんです。  慈善橋の市場が行われるときだけは、河川敷を開放して駐車場活用されているんですが、JR鉄橋から現在の久保田橋まで全く駐車場はありません。ですから、付近の方が歩いて利用できる方は別ですが、車を使って行こうと思っても行けないし、車を置けません。しかし、現実的には駐車場は整備されているんですよ。画像表示をお願いします。  これは野田橋の少し下流なんですが、十数台とめられる駐車場が整備をされているんですが、バリカーによって利用できないようにされています。もう一つ、堀木橋の少し上流側にも同じようなものが整備され、白線もあるんですが、消えかかって見えていませんが、いかに使われていないかということのあらわれだと思うのですが、こういったこと一つをとってみても、市民が利用しやすい状況というのは全く配慮されていないということになっています。  県との協定書では、四日市市が必要な規制を定めたり、車の乗り入れの許可だとか、イベントの許可、一般車両の開放も四日市市の権限であるというふうに定められているんです。だから、四日市市がやろうと思えばできる状況にあるんだけれども、慈善橋の市場以外についての利用は認められていないという現実はあるんですが、こういった部分について、私は駐車場の利用拡大というのもそうですし、それから、利用者が利用しようと思っても──こういう看板はあるんです。ふるさとの川整備事業をやっている区域ですよとあるんですが──じゃ、どうやって利用したらいいのか、どこが連絡先なのかということも全くわからないです。  もう一つ、大きな問題は、犬の散歩が非常に多くてふんの始末が全くできていない。ですから、西浦保育園の子供たちがほとんど毎日のようにここへ遊びに来ています。私もよく見かけていますが。  そういった意味においても、この公園利用の管理というものとか、利用のしやすさというもの、こういったものを市民の立場に立って、このふるさとの川整備事業で整備されたところをどう活用してもらうのかという視点が少し足らないんじゃないかと思うんですが、そこの辺、部長、いかがでしょうか。 182: ◯副議長(森 康哲議員) 山本都市整備部長。 183: ◯都市整備部長(山本勝久君) 議員からは、事業目的に応じた市民利用についてご質問いただきました。  市民利用としての駐車場、車の乗り入れにつきましては、慈善橋付近の市場の再整備におきまして、それをきっかけとして駐車場の一般開放について、きちっと相談をしながら検討を進めさせていただいておりました。  しかしながら、不法投棄の問題や火気取り扱いの管理上の問題から、現時点ではまだ実現に至っておりません。河川敷の広場駐車場などの開放については、広く市民の皆様にご利用いただくための重要な視点と認識しておりまして、引き続き、地域と相談しながら検討してまいりたい、そのように考えております。  また、利用者目線での整備というところをご指摘いただきました。  ご質問いただいたところで、ちょうど私も災害復旧のための関係で現地を歩いていたら──ちょっと歩いていなかったもので、ご質問を契機にちょっと歩いてきたんですけど──やはり利用者目線に立った案内サイン、そして、ご指摘のペットのふんに関するところというところも、やはりもう少し案内サイン等で工夫する必要があろうかと思います。  これについては、検討してまいりたい、そのように考えております。 184: ◯副議長(森 康哲議員) 中森愼二議員。 185: ◯中森愼二議員 ぜひお願いいたします。  市民にどう使っていただけるのかというのがこの緑地整備の大きな目的であると思うんです。県は治水という部分の整備をして、四日市は市民の親水性のための整備をしている。その目的のためにどういうことをする必要があるのかというところをぜひ十分検討いただいて、取り組みをいただくようにお願いしたいと思います。  私はこの三滝川の付近で生まれ育ちましたので、子供のころ、よくこの三滝川で遊びました。当時、違法だったんでしょうけれども、私はしていませんが、バッテリーで魚をとっているお父さんがいたり、カーバイトというようなもので魚をとっている人たちもいました。  そんな中で、川というものを自然に、接点をつないでくれたのは、私にとっても三滝川であったかな、そういうふうな思い出どおりにはいかない時代にはなっていますが、少しでも市民の利用が高まるような整備についてご努力いただくことをお願いして、この質問は終わりたいと思います。  次に、安全なまちづくりを目指す防犯カメラの整備について、お尋ねをしていきたいと思います。  平成27年度より四日市市防犯カメラの設置及び運用に関する条例を整備していただきまして、それに呼応して市民向けの補助制度を整備していただきました。  この補助金制度の状況についてお尋ねをしていきたいと思うんですが、平成27年度からこの補助制度が創設をされました。対象は自治会であったり、あるいは商業組合、商店街の皆さん方であったりということを対象とした補助制度ができたわけですが、年度別の件数あるいは補助額あるいは補助交付先あるいはその目的の用途、それから画像データの記録容量等について、どのような状況になっているか、お尋ねをしたいと思いますのと同時に、今後の内容の充実についてどうかということをお尋ねしたいと思っています。  これは四日市市防犯カメラ設置事業補助金交付要綱の附則で、この要綱は、平成30年3月31日で効力を失うというふうなものになっています。これ、補助金の要綱は3年間ぐらいを一つの区切りとして整理をしていこうということなので見直すタイミングがこの3月に来ているということですので、これらの見直しの内容について、何かお考えのところがあればお尋ねしていきたいと思います。よろしくお願いいたします。 186: ◯副議長(森 康哲議員) 前田市民文化部長。   〔市民文化部長(前田秀紀君)登壇〕 187: ◯市民文化部長(前田秀紀君) 議員からは、防犯カメラ設置事業補助金の活用状況及び今後の内容充実について、ご質問いただきました。  本市では、四日市市防犯カメラの設置及び運用に関する条例に踏まえまして、防犯カメラ設置事業補助金を平成27年4月から実施しております。  市民が安全で安心して生活できる地域社会の実現に寄与するため、自治会や商店街振興組合等が公共の場所に向けて新たに防犯カメラを設置するものに対し、通学路に向けたものは補助率の3分の2、補助限度額を40万円、通学路以外の公共の場所に向けたものは補助率2分の1、補助限度額30万円として補助を行っております。  平成27年度、平成28年度の補助金の交付実績で申し上げますと、平成27年度は交付件数が40件、設置台数で54台、補助金総額1088万900円、交付先団体は27団体で、うち自治会が26団体、商店街振興組合が1団体。用途については、通学路向けが交付件数で34件、カメラは48台。通学路以外が6件で6台となっております。  それから、画像データの保存期間については、14日以内が交付件数で12件、カメラが12台、15日以上30日未満のものが交付件数で5件でカメラが9台、30日のものが交付件数で23件でカメラが33台となっております。  続いて、平成28年度につきましては、交付件数が33件、設置台数が50台で、補助金総額1304万7000円、交付先団体は22団体で、うち自治会が21団体、商店街振興組合が1団体、用途については通学路向けが交付件数で28件、カメラが43台、通学路以外が交付件数で5件でカメラが7台となっており、画像データの保存期間については、14日以内が17件の交付件数で27台のカメラです。15日以上30日未満が交付件数で3件でカメラが4台、30日が交付件数で13件でカメラが19台となっております。  なお、平成29年度はまだいろいろ取り組みをしておる最中でございますが、現時点では交付件数が19件、カメラの設置台数が27台を見込んでおるところでございます。  今後の取り組みにつきましては、本年度末の時点でこの補助金を活用した自治会等による防犯カメラを設置していない地区が9地区──これは中部地区市民センター管内の3地区を含みますけれども──となる見込みで、また、既に設置した地区においても増設を検討しているところもございます。これからも地域における新規の設置は継続するものと考えています。  こうしたことから、引き続き新規の設置に対する支援を継続していくとともに未設置の地区に対して、より一層の周知を行ってまいりたいとも考えています。  それから、補助金の要綱がちょうど全体の見直しの時期に来ているということでございますので、今ちょっと検討しておりますのは、この補助金の運用を始めてから3年がたってきております。ですので、維持、管理の状態をやはり自治会や商店街振興組合等から年に1回程度ご報告を受けて、それをやはりこちらでもチェックをしていくように改めていきたいというふうにも考えておるところでございます。  以上でございます。 188: ◯副議長(森 康哲議員) 中森愼二議員。 189: ◯中森愼二議員 ありがとうございました。  平成27年度からの新しい防犯カメラの補助事業が順調に推移をしていることを改めて認識させていただきました。  また、特に地域の方々が設置されるのは通学路向けが非常に多いとということで、子供たちの安全、安心について、地域の方々も非常に意識が高く、こういった部分についての取り組みをしていただいているということと、また、あわせて市のほうがそれの補助金制度での助成をしているということを改めて認識させていただきました。  また、データの保存期間ですが、15日から30日よりも30日ぐらいというのが一番多い状況にもなっています。このことについては、またちょっと後でお尋ねをしていきますが、ここら辺のところが犯罪捜査ということの位置づけでいくと、やはり30日ぐらいの保存期間がないとやはり問題があるというふうなこともいわれているようですので、そこらあたりについては、また今後の補助をしていく部分において、その設置主体の方々の考えもあるのでしょうが、その有効性という部分についてはぜひご助言をしていただく必要があるのではないかと、このように思っています。  あと内容の充実のことですが、この3月31日で要綱が切れるということで、この事業がなくなるわけではないわけですので見直しをしていただくんですが、部長のほうからも少しお話が出ていましたが、愛知県の補助制度では、例えば分譲マンションの管理組合であったりとか、賃貸共同住宅であったりとか、駐輪場あるいは鉄道事業者、これは本業の鉄道ホームにつけるということではなくて、駅から外向けにつけているようなものについては補助制度の対象としているようなんです。  ですから、こういった補助制度の拡大というようなこと、もちろん補助金枠の拡大というのもあるんでしょうけれども、適用される補助金の対象の見直しというものもぜひ今回の要綱の見直しの中に加えていただいて、検討いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 190: ◯副議長(森 康哲議員) 前田市民文化部長。 191: ◯市民文化部長(前田秀紀君) 基本的には条例の趣旨が公共の場所に向けた防犯カメラに対してということが基本になっておりますので、その辺の趣旨を踏まえた範囲内で可能なところかどうか、可能な分野というか、そういうところについては検討の余地はあると思っておりますけれども、施設本来の管理目的のためにつけるようなものについては、現状ではちょっと難しいのかなというふうに思います。 192: ◯副議長(森 康哲議員) 中森愼二議員。 193: ◯中森愼二議員 そこら辺はよく理解をしていますので。  地域がつけている用途でも通学路が非常に多いということは、これは私は本来、行政がつけてもいいぐらいの話だと思っているんですね。だから、そういうことについてはもちろん補助金の上乗せは通学路の場合、現在もしてもらっていますが、よりそういった部分の充実、行政が本来やるべきところを地域のほうが立ち上がっていただいているという側面をどう理解しているかということが私は大事だと思うのであえて申し上げていますが、そういったことも含めて、この補助金要綱の見直しについては、ご検討いただくことを要望したいと思っています。  次に、今は市民の方々が主体としてつけている防犯カメラなんですが、実は四日市市独自でつけている防犯カメラがあります。  平成27年度は近鉄富田駅の西口、平成28年度は塩浜駅の西口、そして平成29年度はJR四日市駅につけていただくというようなことで伺っております。これらの市が設置をしてきた防犯カメラの場所選定の考え方と、もう一度その画像データの容量というのはどういうふうになっているのか、あるいは画素数はどうなのか、そこらあたりをお答えいただきたいと思います。 194: ◯副議長(森 康哲議員) 前田市民文化部長。 195: ◯市民文化部長(前田秀紀君) 議員からは、市が設置をして運用している防犯カメラについて、今近鉄富田駅、近鉄塩浜駅に設置しておりますが、ご質問をいただきました。  本市では、市が運用する防犯カメラとして不特定多数の人が多く往来することで犯罪の発生の可能性が高い駅前広場などの公共の場所に設置をしております。  市が公共の場所に向けて設置し運用する防犯カメラについては、三つの基本的な考え方を踏まえておりまして、まず1点目としては犯罪の防止や抑止を目的とするもので、公共施設の安全確保あるいは道路や不法投棄の監視等を主たる目的とするものではまずないということ。  それから、2点目としましては、通勤、通学など不特定多数の人が多く往来する駅前広場等の公共の場所に設置されるものであること。  そして、3点目としては犯罪が実際に多く発生していたり、発生する可能性の高い場所であること、以上を踏まえて、市として設置しているということでございます。  これらの考え方に加えて、自治会等の地域団体やそれから、三重県警察本部ともいろいろ情報や意見交換を図っているところです。  それから、平成27年度に近鉄富田駅の西側に設置をいたしております。これは14日間のデータの保存期間がある防犯カメラを1台つけております。それから、平成28年度には近鉄塩浜駅の西側に、これも14日間のデータ保存が可能な防犯カメラを1台設置しておりまして、カメラの画素数については、両方とも135万画素となっております。  また、今年度につきましては、JR四日市駅の駅前広場へ1台設置をしたいと考えて予定をしているところでございます。 196: ◯副議長(森 康哲議員) 中森愼二議員。 197: ◯中森愼二議員 こういう形で平成27年度、平成28年度、そして平成29年度と、そして平成30年度も予算が計上されています。  私が申し上げたかったのは、設置する重要度の優先順位は何なのかということなんですね、端的に申し上げれば。  例えば乗客数で言えば、近鉄四日市駅は5万人弱ですよ、1日。近鉄塩浜駅で言えば5758人、近鉄富田駅は1万2830人、そうすると乗降客数でもないんだろうなというようなところから、とりあえずこの部分においては指摘だけをさせていただきますが、多くの市民が利用される、不特定多数の方が利用される駅前広場という位置づけからいくと、その優先順位はちょっと違うんではないのかな、こういうことをちょっとあえて申し上げておきたいと思っています。  画像データについても30日分はないということですので、そういう部分についても不足しているということからいくと既存のところについては、メモリスティックの増設、そんなに費用のかかるものではないと私は思っていますが、そういった対応が必要ではないかということを申し添えて次に進みたいと思うんですが、次に、今申し上げた近鉄四日市駅周辺の問題なんですが、ここには三重県警が整備をした防犯カメラが15基整備されています。
     近鉄四日市駅の東口、西口ということになって、赤丸のところ、駅周辺についているんですが、ただ、警察の防犯カメラは北口ふれあいモール周辺には全くない。こういうふうな状況になっています。  それで、先ほども申し上げたんですが、市が防犯カメラの設置していく位置づけというものを考えれば、私はイの一番にこのふれあいモールに整備をされていくべきではなかったのかなと思うんですが、これは近鉄塩浜駅、近鉄富田駅、そしてJR四日市駅と整備をされてきていますので、そのことをあえて申し上げませんが、このふれあいモールは非常にいろんな問題が出ています。  先般もちょっと近鉄の方とお話しをしていましたら、酔っ払いの方がベンチで寝転がっていて、それで盗難に遭ったとか、それからつきまといだとか、いろんなキャッチセールスだとか、軽犯罪も起こっています。  それからもう一つはたばこの禁止区域、条例で定めていただいた部分にもなっているし、客引きの防止禁止区域にもなっていると、こういうところにもかかわらず整備をされていないという状況にあるんですが、私は早急に整備をするべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。 198: ◯副議長(森 康哲議員) 前田市民文化部長。 199: ◯市民文化部長(前田秀紀君) 議員からは、近鉄四日市駅北口にございますふれあいモールへの防犯カメラの設置についてのご質問いただきました。  現在、近鉄四日市駅周辺には、議員からもご紹介がありましたように三重県警が設置した街頭防犯カメラシステムによる防犯カメラが15基稼働しております。  ちょうどこれが平成27年度から平成28年度に整備されたという経緯もございます。それから、商店街振興組合等が近隣に設置している防犯カメラが約50台ございます。ですので、この一定水準の防犯カメラによる防犯対策がこの地域で行われているというふうには考えておるところでございます。  しかしながら、ふれあいモールにつきましては、三重県警の設置の街頭防犯カメラの設置場所のちょうど中間に当たることや商店街振興組合等の防犯カメラもないというところでございます。  現在のところ、近鉄が主に施設管理の目的で設置しているものを除きまして、公共の場所に向けた防犯カメラが設置されていない状況がございます。  ふれあいモールは議員ご指摘のとおり、乗降客数の多い近鉄四日市駅の北口にございます。それから、不特定多数の人が往来し、近年は客引き行為等を行う者も見られる状況もございます。  議員ご指摘のとおり、防犯カメラの空白地域になっているというふうに認識をしております。  ただ一方で、ふれあいモールにつきましては、近鉄と本市に管理区域が分かれているという状況もございます。防犯カメラの設置は犯罪が発生しにくい環境にする有効な手段の一つであり、特に街頭犯罪などに対しては効果を発揮すると考えられますことから、関係する近鉄や庁内関係部局と協議、調整を図りながら、ふれあいモールのそれぞれの管理区分に基づいて、防犯カメラを設置できるよう検討を進めてまいりたいと考えております。 200: ◯副議長(森 康哲議員) 中森愼二議員。 201: ◯中森愼二議員 ありがとうございました。  管理区分が分かれていることも私も十分承知をしていますが、市民の自由通路として開放されている部分でありますし、公衆トイレは近鉄さん側が設置をして維持管理費は市と近鉄が折半というふうにしているわけです。  ですから、私的な土地、通路とはいうものの、市は整備にお金をかけているし、そういった部分では公共的な部分だと私は思っていますし、ぜひ平成30年度予算で、これはどこにつけるんですかとお聞きしたら、まだ決まっていないということでしたので、ぜひ優先的に近鉄四日市駅北口ふれあいモールに平成30年度予算を割り振って、これからの審査がありますので、これは議決を経てのことですが、そういったことの部分をぜひ重点的にお考えをいただくようにお願いをしておきたいと思います。  それから、あわせてこの市による防犯カメラの設置事業をより推進していくためにという意味での考え方なんですが、冒頭、申し上げたような駅の乗客数なのか、刑法犯の数なのか、あるいは未遂件数も含めてなのかも含めてですが、四日市市における公共が整備をする防犯カメラは、どういう考え方で、どういうところに必要なのかと、そして、それがどういう優先順位で整備すべきかということを担当部局として一度、ちゃんとまとめられたらどうでしょうか。  予算だけつけて、思いつきであとは協議してからここでいいですわという話ではなくて、必要なのであれば財政当局にも話しをし、市長に直談判をしてでも、ことしは10カ所どうしても必要なんだと、こういうような意識を持った防犯カメラの整備を部長、ぜひしていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。ですから年度計画をつくる、そして、そのための事前調査を十分すると、こういうことをやっていただきたいんですが、どうでしょうか。 202: ◯副議長(森 康哲議員) 前田市民文化部長。 203: ◯市民文化部長(前田秀紀君) 議員からは、年度計画についてのご質問をいただきました。  年度計画につきましては、やはりより計画性を持って設置を推進していくことは大切であると考えております。  市内にある鉄道駅の駅前広場等の中から、ご指摘のようにどのような優先順位で設置していくのか。また、どの程度の乗降客数の駅までを対象とするのか。あるいは現場の状況、それから、犯罪の発生状況など、どのようにそれを踏まえて整理するのか、もう少し明確に整理をしていく必要があると考えています。  今後は、本市が公共の場所に向けて設置し運用する防犯カメラにつきましては、計画的に設置することについて検討してまいりたいというふうに思っています。 204: ◯副議長(森 康哲議員) 中森愼二議員。 205: ◯中森愼二議員 ありがとうございました。  ちょっと全国的に調べてみたんですが、大阪府の箕面市では、2014年、市が直接、防犯カメラを790台、一気に整備をしたそうです。1億5000万円をかけて。これは市長の思いがあったんだろうと思うんですが、そういうふうな取り組みをしている自治体もあるということです。  市長のキャッチフレーズに安心して住むなら四日市というものも加えていただいて、こういった防犯カメラの整備事業もより手厚く進めていただくことをお願いして、この質問を終わりたいと思います。  質問の最後、時間のほうも押してまいりましたので、簡単にお尋ねしていきたいと思っています。  四日市に魅力ある道の駅設置を目指してということでお尋ねをいたします。  平成25年11月定例月議会において、小林博次議員から道の駅については大変詳しく、そして研究された質問をされております。  私のほうは上っ面をなでるような質問になるかもわかりませんが、ただ、思いは四日市にぜひ道の駅をつくっていただきたいと。そして、そのためのエンジンとなる機構を考えてほしいということを思いを持って質問させていただきますので、こと具体的に、この場所にこうしろというような質問をするつもりは全くありませんので、その部分だけぜひ酌んでいただきたいと思います。  道の駅、皆さん方ご存じだと思いますが、1993年4月に登録を開始して25年が経過をいたしました。  休憩機能であったり情報発信機能、それから、地域の連携機能なんかを持たすと同時に、最近では災害対応だとか、防災拠点あるいは地域福祉の拠点であったり、テーマパークのような、そんな整備がたくさん行われています。  2017年現在では全国で1134駅、中部地区では127駅、三重県ではごらんのように18駅が整備をされています。一番直近では、一昨年、津市の津かわげという駅が整備をされました。画像、ありがとうございました。  これは津市の合併前、河芸町の時代から道の駅をつくりたいという構想があって、それを津市が受け継いで整備をされたようです。平成28年4月、道の駅津かわげというので整備をされました。  津市が3億5000万円、国が3億円、負担をしてできたそうなんですが、これは中勢バイパスと国道306号に合わさった部分で皆さんご存じだと思うんですが、こういった道の駅が最近では物すごく全国的な様相になっています。  例えばこれ、道の駅ガイド、道の駅ナビ、これは全国の道の駅が網羅をされています。こんな書籍がたくさん出ていますし、しかも、この道の駅をスタンプラリーで全部網羅しようと、こういうようなことも行われていますし、もう一つ済みません、これは静岡県の伊東マリンタウンという道の駅ですが、ボートパーク、それから、飲食、温泉、全て整って、関東、静岡地区でも全国でもすごく人気のある部分です。  今四日市港の富双緑地にボートパークを四日市港管理組合が整備をしようとしています。市長も副管理者ですのでよくご存じだと思うんですが、それにあわせて、あのあたりにはまぐろレストランであったり、干物屋さんであったりということもあり、一つのそういう要素も持っているのではないかと私は思っています。  もちろん中勢バイパスには一つできましたが、北勢バイパスには全然休憩施設がありませんので、そういったものも必要ではないか。あるいは四日市東インター周辺の伊坂ダム周辺における道の駅という構想もあるのではないかと。あるいは四日市大学を拠点としたおもしろい道の駅づくりというのもあるのかもわからん、いろんな構想、私は可能性はあると思うのですが、今現在四日市市における道の駅に対する認識というものはどういうものなんでしょうか。端的にお答えください。 206: ◯副議長(森 康哲議員) 山本都市整備部長。   〔都市整備部長(山本勝久君)登壇〕 207: ◯都市整備部長(山本勝久君) 議員からは、本市の道の駅に対する認識について、ご質問いただきました。  ご紹介がありましたので割愛させていただきますが、全国で1134カ所も登録がある中、休憩機能、情報発信機能、地域連携機能の三つをいかに整備していくか。そして、最近のステータスになっているような防災機能をやレクリエーション機能を兼ねた複合機能を持った道の駅、交流や観光の拠点というものであるという認識をしております。  こうした整備については、ご紹介もありました津市の津かわげのようなところもございます。本市においても、このようなところを考えていくべきだとは認識しております。  幹線道路は大きく人や物が流れ、そして発生するところから、道路利用者の休憩機能や地域を含めた情報発信機能のほか、食事や買い物、そして利用者と地域住民あるいは地域住民同士の交流の場として利用される期待があります。  本市において、広域幹線道路として国道1号、国道23号に加え、北勢バイパスの整備を進めておられますので、全長28km余りの距離の中、多くの利用が想定されるもののバイパスという機能上、沿道の利用制限もあることから、道路利用者の休憩機能が必要というふうに考えております。  また、北勢バイパスが通過するルートが内陸部で南海トラフ巨大地震における津波浸水区域からも離れていることから、防災機能を有する施設としても期待できるのではないか。ただ、国道に道の駅を設置する場合は、休憩施設やトイレなどの道路利用者の設備につきましては、道路管理者である国が整備することから、十分な協議が必要だというふうに考えております。  また、地域活性化においても大きく期待されるところがありますので、ご協力いただける事業者の意向も把握する必要があるというふうに認識いたしております。  いずれにいたしましても、道の駅については、市内に一つもないという状況でありますので、本市のシティプロモーションの推進という観点からも検討すべき課題というふうに認識いたしております。 208: ◯副議長(森 康哲議員) 中森愼二議員。 209: ◯中森愼二議員 ありがとうございました。  時間も余りありませんので、もう一つだけお聞きしたいのは、認識はしていただいているんだけど、この道の駅の設置者は地方自治体なんですね。民間の人が、例えば私が道の駅をつくりますよと言っても、これはだめなんです。認定されないんです。三重県であったり、四日市市であったり、地方自治体というものが必要なわけです。  それで、四日市市がつくりたいんだと意思を持って国にも当たっていく、あるいは民間の事業者の協力を得ていくというスタンスがなければ、いつまでたってもこれはできないと私は思っているんです。  山本部長も答えていただきましたが、最後、市長にお答えいただきたいんですが、この道の駅を開設していくための方策として、まず検討するような会議体から、プロジェクトからでもつくって進めていくべきではないかと私は思っているんですが、市長もぜひ意気込みを少しお聞かせいただけませんか。 210: ◯副議長(森 康哲議員) 森市長。 211: ◯市長(森 智広君) 道の駅、四日市市にはないわけですから、ぜひあればいいと私自身も思っております。  ぜひともつくってきたいという中長期的な思いはあるんですけれども、先ほど部長が答弁したように、現在、北勢バイパス整備が進められておりまして、全長28kmの中で休憩施設が必要だという観点とか、また、防災機能を有する施設を設けていく必要があるとか、こういったいろいろな観点から、調査も現在進めておるところであります。  ただ、北勢バイパスにしても、まだ全線開通にはちょっとほど遠い状況でありまして、現在のところ、大きい会議体を設けるというよりは、今の部署内で研究、調査を進めていくということでご理解いただきたいと思っておりますけれども、ぜひとも道の駅というのは四日市市にとって大きな観光施設となると思いますので、しっかりと調査は進めていくということでご理解いただきたいと思います。 212: ◯副議長(森 康哲議員) 中森愼二議員。 213: ◯中森愼二議員 ありがとうございました。ぜひそういうことを呼びかけていく、そういう形をまずつくっていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  私も三重県の道の駅、18カ所のうちの15カ所ぐらい回ってきました。その駅でも車中泊もしてきました。非常に車中泊の人が多いです。  そこにいろんな思いもあるんだろうと思う、実は道の駅は宿泊施設はないのですが、休憩施設なのですが、ご迷惑をかけないように皆さん方がマナーよく利用されている現実があります。  温泉施設が併設されており、人気のあるところも三重県下にもたくさんあります。そういう意味で、ぜひ道の駅なら四日市とこういうようなキャッチフレーズで進めていただくことをお願い申し上げまして、質問を終わります。ありがとうございました。    ─────────────────────────── 214: ◯副議長(森 康哲議員) 本日はこの程度にとどめることにいたします。  次回は、あす午前10時から会議を開きます。  本日はこれをもって散会いたします。 215:                         午後3時15分散会 発言が指定されていません。 Copyright © Yokkaichi City Assembly, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...