与謝野町議会 2019-03-20
03月20日-09号
平成31年 3月 定例会(第86回) 第86回平成31年3月
与謝野町議会定例会会議録(第9号)
招集年月日 平成31年3月20日
開閉会日時 午後1時30分 開会~午後5時05分 延会招集の場所
与謝野町議会会議場1.
出席議員 1番
河邉新太郎 9番
宮崎有平 2番 山崎良磨 10番 高岡伸明 3番 杉上忠義 11番 永島洋視 4番 山崎政史 12番 安達種雄 5番 今井浩介 13番
多田正成 6番 下村隆夫 15番 和田裕之 7番 渡邉貫治 16番 家城 功 8番 浪江秀明2.
欠席議員(なし)3.職務のため議場に出席した者
議会事務局長 小牧伸行 書記 須田美鈴4.
地方自治法第121条第1項の規定により、説明のため出席した者 町長 山添藤真
代表監査委員 田中眞一 副町長 和田 茂 教育長 塩見定生
企画財政課長 小池大介 教育次長 坪倉正明
総務課長 長島栄作
学校教育課長 柴田勝久
防災安全課長 藤垣浩二 福祉課長 田辺茂雄
CATVセンター長 前田昌一
子育て応援課長 浪江昭人
税務課長 平野公規
保健課長 水口淳子
住民環境課長 茂籠 誠
商工振興課長 小室光秀 会計室長 小池信助
観光交流課長 植田弘志 建設課長 吉田達雄
上下水道課長 山添雅男 農林課長 井上雅之5.
議事日程 日程第1 議案第23号 平成31年度与謝野町
一般会計予算 (質疑)6.議事の経過 (開会 午後1時30分)
○議長(家城功) 皆さん、こんにちは。 きょうは町内各地の小学校で卒業式が行われまして、184人の児童が元気いっぱいに次へのステージに巣立って行かれたということで、大変天気もよくすがすがしい1日でございます。 きょうも、午後からの議会になりますが、皆さん、活発な審議をよろしくお願いしたいと思います。 ただいまの
出席議員数は15人であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の会議は、お手元に配付しております
議事日程に従い進めたいと思います。 最初に昨日の質疑に対しましての答弁を各課長から申し出がありますので、行っていただきたいと思います。 最初に、
浪江子育て応援課長。
浪江子育て応援課長。
◎
子育て応援課長(浪江昭人) 貴重な時間をいただきまして、申しわけございません。 昨日の
渡邉議員からのご質問で、
加悦地域認定こども園の
設計委託料の件について、私の説明が大変雑だったというふうに思っておりまして、大変反省をしております。もう一度答弁をさせていただきまして、ご参考にしていただいたらと思います。
建築工事設計委託料の予算化につきましては、原則、過去の実績額を用いるのではなく、
国土交通省の積算基準により算定した数値を用いることとしております。
加悦地域認定こども園の
基本設計、
実施設計委託料につきましては、この算定方法に基づき平成30年度当初予算で5,300万円をお認めいただきましたが、執行は
基本設計だけでしたので、平成31年度では、改めて
実施設計分として4,187万5,000円を計上させていただいたところでございます。これに対して、かえで
こども園の
基本設計、
実施設計委託料の当初予算額は4,268万2,000円で、
加悦地域こども園の予算額に比べて約1,000万円安くなっております。この差額についてですが、
加悦地域こども園の委託料には、
地質調査費、約600万円が含まれていること、さらに国交省の
技師単価が見直されたことにより、約400万円が上昇していることが主な理由でございます。 なお、かえで
こども園の地質調査は、別途発注しておりましたので、そのときの予算額を
設計委託料に付加をいたしますと、予算の合計額は4,917万3,000円となり、
予算ベースでは、ほぼ
技師単価の違いだけとなります。これは予算での比較でございますが、かえで
こども園の
基本実施設計の落札額を見ますと、当初予算約4,270万円に対して約1,300万円と大幅に安い金額で落札をされました。落札価格については、
吉田建設課長の説明のとおり、その会社の体制や考え方によって、予算額とは乖離した額になることがしばしば見受けられるのが実態だと思います。しかし、
予算編成においては、あらかじめ入札減を考慮して計上することは、適切ではないと考えております。 一方で、平成29年度に作成しました、
子育て教育施設と
まちづくり再編整備計画では、
加悦地域の
こども園の
基本設計、
実施設計費について、予算額ではなく、かえで
こども園の実績額1,300万円をそのまま使っております。このことは、
整備計画での必要額を実際の執行額に近づけるべきと判断したことによるもので、
渡邉議員ご指摘の予算額との矛盾が生じることについては、ご理解がいただきたいと思っております。 なお、今後この
整備計画につきましては、時間の経過に伴いまして見直し等も必要かと思いますので、その時点で、ご指摘いただきました内容についても考慮させていただきまして、再編をさせていただきたいというふうに考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。以上でございます。
○議長(家城功)
茂籠住民環境課長。
◎
住民環境課長(茂籠誠) すみません。貴重なお時間を頂戴しましてありがとうございます。 昨日の
永島議員から質問がございました基金の関係です。宮津市
清掃工場周辺地域健康対策基金としまして、平成13年度から平成18年度の6年間、毎年1,000万円を積み立てて、総額6,000万円の積み立てとなっております。負担割合につきましては、平成12年の国勢調査による人口割ということで、宮津市が45%、その当時の与謝郡4町で55%の負担をしております。金額としまして、旧4町で3,300万円になります。その中、伊根町含まれてますんで、
与謝野町分としまして2,942万2,800円が与謝野町の基金ということになっております。以上でございます。
○議長(家城功) 日程第1 議案第23号 平成31年度与謝野町
一般会計予算を議題とします。 本案については、既に質疑に入っております。昨日に引き続き質疑を行います。 質疑はありませんか。 9番、
宮崎議員。
◆9番(
宮崎有平) 皆さん、こんにちは。 きょうは、午前中は、先ほど議長からもおっしゃいましたけども、各
小学校卒業式がありまして、私も
岩滝小学校のほうに出席させていただいておりましたけども。毎年、着物姿で卒業式をされておりまして、ことしは
岩滝小学校は男の子もかなり、ほとんどが
羽織はかま、はかまをはいて、着物という、羽織も着ておりまして、非常にあでやかな、豪華だなというふうな印象を持っております。大変すばらしい卒業式が挙行されておりました。少し報告をしておきます。 それでは、平成31年度の当初予算について、質問を少しさせていただきます。 予算書の歳入のところの21ページ、款13使用料及び手数料の中の目3
衛生手数料の
くみ取り手数料のところが4,906万5,000円となっておりますが、平成29年度の予算では、
くみ取り手数料は5,142万7,946円でありました。 これも年々減っておるんじゃないかなと思っておるんですが、
常任委員会資料によりますと、
くみ取りの手数料は、ことし10月までの
実績平均の5%削減ということになっておりまして、また、その横には値上げによる増となっております。このちょっと説明をしていただきたいと思います。
○議長(家城功)
茂籠住民環境課長。
◎
住民環境課長(茂籠誠) 歳入の
くみ取り手数料でございます。これにつきましては、前々年度平成29年度の実績をもとに計上させていただいとる関係で、平成29年6月から
くみ取り手数料を値上げをさせていただいている関係で、前年度よりふえた予算要求ということになっております。
○議長(家城功)
宮崎議員。
◆9番(
宮崎有平) この中に書いてあります5%削減というのは、どういうことなんでしょうか。
実績平均の5%削減ということになっていますが、それだけは、減った上で値上げはしてあるということでしょうか。
○議長(家城功)
茂籠住民環境課長。
◎
住民環境課長(茂籠誠) 歳入の関係になりますので、ちょっと少な目の数値を計上するということにしてますので、5%の削った金額を計上させていただいておりますが、その平成29年度の実績で計上しとる関係で、平成29年度は6月から値上げをした関係で、
くみ取り料金は、金額としてはふえておりますので、そこから5%削ったとしてもふえてくるということでございます。
○議長(家城功)
宮崎議員。
◆9番(
宮崎有平) わかりました。それは、結局は
くみ取り料が全ては減っとるいうことではないんでしょうか。
○議長(家城功)
茂籠住民環境課長。
◎
住民環境課長(茂籠誠)
くみ取り料というか、数量につきましては、年々減っております。ただ収入の金額については、
値上げ効果によりまして、ふえているということでございます。
○議長(家城功)
宮崎議員。
◆9番(
宮崎有平) すみません、何遍も。そのパーセンテージというと、どれぐらい下がっておるんでしょうかね、
くみ取りの量は、どの程度、何%ぐらい下がっとんでしょうか。
○議長(家城功)
茂籠住民環境課長。
◎
住民環境課長(茂籠誠) 今の時点では、まだ、平成29年度分までしか集計ができておりません。平成30年度につきまして、まだ3月分が出ていない関係で。大体、前年度と比較して、今で言いましたら、平成29年度で平成28年度と比較して6.16%。平成28年度と平成27年度を比較しますと9.09%。平成26年と平成27年度を比較しますと7.01%、大体それぐらいの数値で下水に接続されたりということで、減ってはきております。
○議長(家城功)
宮崎議員。
◆9番(
宮崎有平) ほんなら6%から9%ぐらいが年々下がっておるというふうに理解させていただきます。そうなりますと、下水道の普及率というのは上昇していると考えたらいいんでしょうか。
○議長(家城功)
山添上下水道課長。
◎
上下水道課長(
山添雅男) お答えします。下水道は、まだ、接続していただく方が年々ありますので、若干ではございますが、ふえていっているという状況でございます。見積もりとしましては、月に町全体で言えば4戸平均大体ふえていくというような計算をしております。
○議長(家城功)
宮崎議員。
◆9番(
宮崎有平) 4戸平均というのは、毎月4戸ずつふえとるということではないんですかね。毎月ですか。毎月出とん、ほんなら結構なものじゃないですか。わかりました。 こうやって、下水道が接続していただける方がふえてくるということになりますと、やはり阿蘇海の浄化にもつながるというふうに思っておりますので、ありがたいことだなと思っております。 それでは、次の質問をさせていただきます。予算書の211ページ、
クアハウス岩滝管理運営事業について、お尋ねをいたします。その中で委託料がありますが、2,367万8,000円が計上されておりますが、これは
管理委託料として
管理料等に分かれておりまして、この前も
山崎議員でしたかね、質問をされておりました。 もう一つちょっとよくわからないんですが、
山崎議員の質問の中にもありましたように、
休業補償の件で、私もちょっと気になってたんで、ちょっと質問させていただくんですが、その工事をしとる間に、間、休業をしなきゃならない。これもよく理解できるんですけども、そこの従業員さん、職員さんの
休業補償を出すということは、それは
クアハウス岩滝改修工事管理委託料の1,204万5,000円の中に入っとんでしょうか。
○議長(家城功)
植田観光交流課長。
◎
観光交流課長(
植田弘志) 今回の
クアハウス岩滝の工事期間中、
クアハウスにつきましては、休館という扱いになります。それに関しましての
休業補償というご質問でございます。補償額につきましては、211ページ、
クアハウス岩滝管理運営事業の、この枠の一番下のところ22節があります、補償、補填及び賠償金、その中の補償金1,692万1,000円、これが今回、予定しております、補償金でございます。 先ほどもおっしゃいました13節の委託料につきましては、
指定管理料ということで1,163万3,000円、これは毎年の委託料の数箇月分ということでございます。 今回の町の考え方としましては約2,800万円程度の
指定管理料を、ここ近年払ってますので、今言いました補償金と、先ほどの
指定管理料合わせた額で2,800万円程度ということで、これをオーバーしないように
ドルフィン様と交渉させていただくという予定をしております。
○議長(家城功)
宮崎議員。
◆9番(
宮崎有平) はい、よくわかりました。それで、
休業補償のほうなんですが、これは各従業員さん満額出るいうことで考えておられるんでしょうか。私らが
休業補償というと6割とか7割とかいうふうなことをいただいた経験があるんですけども、どういうふうに考えておられるんですか、お聞きします。
○議長(家城功)
植田観光交流課長。
◎
観光交流課長(
植田弘志) 今、
宮崎議員がご紹介していただきました6割とか7割というお話でございます。これにつきましては、使用者、今回出ました
ドルフィン様のほうなんですけど、
ドルフィン様から従業員の方に
休業補償をされるときに払われる金額、給料ですね、それが通常6割程度というふうに伺っております。これにつきましては、多分ですけれども、
労働基準法のほうに
休業補償という項目がありますので、そこを、通常だったら採用されるので、今おっしゃいましたように6割程度ということでございます。 町と
ドルフィンさんについては、基本はそこに、法のほうに、基本にしていきたいと思っておりますけれども、その辺が
ドルフィン様との協議や交渉という格好になります。 今、
宮崎議員がおっしゃいましたのは、
ドルフィンさんと会社の
補償関係でございますし、今回、予算に上げさせていただいておりますのは、町と
ドルフィンさんとの関係になりますので、その辺はご理解いただけたらと思います。
○議長(家城功)
宮崎議員。
◆9番(
宮崎有平) そうですか。今の説明は、私ちょっとよくわからないですね。 ということは、その町と
ドルフィンさんとの話し合いでは、こういう1,692万1,000円になったということのようなんですわね、補償が。 ちょっと、もう一回説明してください。
○議長(家城功)
植田観光交流課長。
◎
観光交流課長(
植田弘志) 説明がわかりにくかって申しわけございません。まだ、
ドルフィンさんとはこれから話を詰めていくことになりますので、
ドルフィンさんと町と、ここまで話ができてますのは、予算計上に必要なことの部分で今回、
指定管理料と補償金の額の大枠な話は大体協議ができて、今回、予算をお願いしておるということでございます。 詳細につきましては、今後、
ドルフィンさんと協議していくことになりますので、まだ決まった状態ではございません。
○議長(家城功)
宮崎議員。
◆9番(
宮崎有平) はい、わかりました。要は、まだ、この数字も動いてくるということですよね。減るか、ふえたり減ったりすることもあるということですよね、話し合いによっては。まだ、内容がなかなか決まっていないということのようです。わかりました。 それでは、次の質問させていただきます。予算書の235ページ、その中、目の非
常備消防費、非
常備消防運営事業の中で、これは、団員さんの
出動手当等については、どこに含まれとんでしょうかね。
消防団員報酬に含まれとるんでしょうか。お聞きいたします。
○議長(家城功)
藤垣防災安全課長。
◎
防災安全課長(
藤垣浩二) お答えいたします。予算書の235ページの非
常備消防運営事業ですけれども、
消防団員の
出動手当につきましては、9節の旅費の中の
費用弁償、これが
消防団員の
出動手当に当たる分でございます。
○議長(家城功)
宮崎議員。
◆9番(
宮崎有平) はい、わかりました。
費用弁償の中ですね。これが
出動手当が入っておるということのようであります。その
出動手当の件なんですが、それは概算、1人1回出たら何ぼという形になっとるんでしょうか。その辺ちょっと教えてください。
○議長(家城功)
藤垣防災安全課長。
◎
防災安全課長(
藤垣浩二) お答えいたします。火災等で出動した場合には、1回につき2,200円
費用弁償として支払っているところでございます。あと、防火広報とかでございますけども、それにつきましては、1回につき800円ということで、
費用弁償のほうを支払いをしております。
○議長(家城功)
宮崎議員。
◆9番(
宮崎有平) はい、わかりました。火災で2,200円ということは、ほかの災害でも全く一緒なんでしょうか。地震だとか水害だとかいうふうなのも同じ金額が出るという考え方でよろしいでしょうか。
○議長(家城功)
藤垣防災安全課長。
◎
防災安全課長(
藤垣浩二) 今、議員がおっしゃいましたとおり、災害等で
土のう積み等とかに出動した場合も2,200円、同額でございます。
○議長(家城功)
宮崎議員。
◆9番(
宮崎有平) この出動には、時間というのは関係ないんですよね。1回幾らという。 例えば、1時間だろうが、10時間であろうが、1回2,200円という考え方をしたらよろしいですか。
○議長(家城功)
藤垣防災安全課長。
◎
防災安全課長(
藤垣浩二) 今、議員がおっしゃいましたとおり、時間等の制限は今のところございません。1回につき2,200円ということでございます。
○議長(家城功)
宮崎議員。
◆9番(
宮崎有平) これ昔からどうも、そのまんまになっているようでありますけども、これどうなんですかね。1時間、火災だったら2時間か3時間程度で、ただ、火災においても、そこの場所、そこの部署いいますか、担当の地域の消防団は朝までおらないかんというふうなこともありますし。それから、特に災害なんかは、もう一晩中というふうなこともあると思うんですが、そういった、例えば8時間、10時間を超えるようなときでも、同じ
出動手当の金額というのはどうなんでしょうかねと私は思うんですが、その辺はどうでしょう。
○議長(家城功)
藤垣防災安全課長。
◎
防災安全課長(
藤垣浩二) 今、議員がおっしゃいましたとおり、長時間に及ぶ火災等につきましては、現在のところ、そういう長い時間の消火活動というのがあまりないような状況にはなっております。今後、そういうことも想定されると思いますので、また、今後の検討課題とさせていただきたいと思います。
○議長(家城功)
宮崎議員。
◆9番(
宮崎有平) 本当に消防団の方が一生懸命やっていただいておりまして、町民の安心安全を守るという気持ちで、自分の仕事もほったらかして、していただいておる部分がございますので、そういった部分においても、少しでも見てあげたらなという気持ちでおります。特に、寝ずに、また仕事に行ったり、特に夜が多いですから、夜中出動するという形が多いと思いますので、そういうところも見ていただきたいなというふうに思っておりますので、今後ご検討いただきたいというふうに思います。以上で終わります。
○議長(家城功) ほかに質疑はありませんか。 13番、
多田議員。
◆13番(
多田正成) それでは失礼します。まず、1回目の質問をさせていただきたいと思いますが、既に一昨日から平成31年度の当初予算審議に入っておりますが、町の1年を左右する大事な当初予算ですので、まず、予算全体から質問させていただきたいというふうに思います。 まず、
企画財政課長に、お尋ねするんですが、当町の
基準財政規模、約75億円から
経常経費100億600万円が賄えない状態が起きておるんですが、
基準財政規模から見て、総予算が膨らみ過ぎ、つまり何が言いたいかといいますと、世帯に合わない歳出ではないかと考えておりますが、
財政課長はどのように考えておられるのか、まず、課長の見解をお尋ねいたします。
○議長(家城功)
小池企画財政課長。
◎
企画財政課長(
小池大介) 今、議員のほうからは、
基準財政規模というふうにご紹介がありましたけれども、
標準財政規模のことだと思って答弁をさせていただきたいと思います。 今、議員のほうからもありましたように、与謝野町の
標準財政規模は大体75億円程度、それに、今言われましたように経常的な経費、これが100億円を超えておるということで、本来
標準財政規模で賄うべきものが賄えていないのじゃないかなということなんですけども、ご承知のとおり、毎年決算で各自治体の4指標と言われているようなものが公表されます。その中に
経常収支比率というものがございまして、当町におきましては97%を超えておるということでございます。要は、100円のものに対して、経常的な買い物をするのに97円使っておるというご理解をいただきたいと思ってます。要は、好き勝手に使えるお金が3円程度しかないというものなんですけども、それを
標準財政規模で考えてみますと、
標準財政規模と申しますのは、どこの自治体でも、標準的にいただける収入、これをベースとして
財政規模を考えております。 当然、町の状況によって、その政策というものが変わってきますし、例えば、よその町ではされておられない、当町だけの事業で申し上げますと、例えばCATVの事業なんかがございます。こういったものは、当然、交付税なんかにも算定をされない事業でございますし、町のオリジナルの独自の事業でございます。各自治体、そういうふうなものをそれぞれしておると思うんですけども、それが当初、取りかかるときには、これが
臨時的経費であっても、2年、3年しますと、経常的な経費になってきます。 決算統計というものの考え方があるんですけども、ここらでも
経常経費、それから臨時経費、これらの取り方をどういうふうにするかという議論が分かれるところなんですけども、今、申し上げましたように、要は
経常経費が、もうかなり100%に近づいてきておるというのは事実でございますが、それを
標準財政規模と比較するということは、各自治体の政策にもよるものであって、あくまでも標準的なサービスをするための
財政規模をあらわしておるものでありますので、それが全てに関係するというふうには私は思っておりません。一つの判断にはなるということで、ご承知のとおり全ての係数の分母とはなるのが
標準財政規模がかかわってきますので、対象にはなるんですけども、それだけをとらまえて財政を見るべきものでもないというふうに考えております。
○議長(家城功)
多田議員。
◆13番(
多田正成) 課長のおっしゃるとおりだろうと思うんですが、昨日も杉上議員のほうが財政について心配された質問をされておりました。 きのうも町長が言われましたけれども、当町が合併してから2番目の
財政出動ということであります。また、町債は、まだ合併以来No.1という多額な金額がつぎ込まれております。それから、基金の、私が一番心配しておる基金の取り崩しなんですけれども、これも合併以来No.2という取り取崩額であります。そういったことを含めますと、私は財政の抑制しなければ、確かに、その数値が、財政力だとか数値は、今、課長がおっしゃったとおりだろうと思うんですが、現実に、ここ2、3年どんどんどんどん悪くなっております。内容が悪くなっております。 そこが一番心配でありまして、課長は、その財政抑制をどのようにしたら財政抑制ができるというふうにお考えでしょうか。
○議長(家城功)
小池企画財政課長。
◎
企画財政課長(
小池大介) 今は、議員のほうからは、平成29年度の決算で、合併後初めて財政調整基金から2億円を取り崩すという決算になっております。このことが語っておりますように、平成30年度におきましても、先日、お認めをいただきました補正予算におきましても、まだ、要は3月の補正予算の時点で4億円を超える財政調整基金からの繰入金をした状態になっております。 そのときの質疑でも申し上げましたように、今後、特別交付税、それから府の未来づくり交付金、こういった財源が、どんだけ交付をいただけるかによって、その財政調整基金からの繰り入れを幾ら戻せるかということが今年度における課題だと思っております。 それを見たときに、毎年そうなんですけども、平成29年度から顕著に出てきたものがやはり災害への対応、それから、ことしはないんですけども、大雪に対応する除雪等の対応、こういったものが非常に収支を逼迫して、こさせておるということは否めない事実だろうと思っております。 一方で、今後の行財政改革を考えたときに、一つ一つの事務の点検ということは、これはもちろんのことなんですけども、やはり内部だけで事務事業をチェックをしていくということ、これにはもう限界があるというふうに私自身は考えております。 この間、総務常任委員会のほうでもご説明をさせていただきましたとおり、今、取り組みをしようとしておるものの一つに行財政マネジメントという考え方を持っております。そこでは今、申し上げました事務事業の評価、それから組織全体の見直しも含めて、何が今、事業として必要なのか、それに対して行政内部でまず1次評価を行い、2次評価を行い、それで外部の有識者で構成します委員会を設けまして、そこで外部評価をしていきたいと、このように考えております。それによって、必ずしも外部評価をいただいたもので、例えば、事務の廃止ということの評価を受けたとしても、これは執行権は、やっぱり町のほう側にありますので、そこら辺をどこまで受けとめるかいうことにもなろうと思いますけども、そういう仕組みをつくっていくことによって、事業の洗い出し、評価を進めていきたいと。 そうしなければ、今、事業の中で、ピンポイントで中身を見直すと言っておっても、なかなかおぼつかないというのが現実でございますので、当然、災害などは、いつ起こるかもわかりません。そういったときに基金というものがあるわけでございますので、そういったときに備えるべく常日ごろからの事務事業の見直し、改善、ときによったら、私はいつも言うておるんですけども、行政改革は削ることばかりじゃございませんので、当然、住民サービスが向上することを目的に行うべきものでございます。 評価によっては、もっと投資すべきという評価も出てくると思いますので、そういった、まず機能を持たせていきたいというふうに考えております。
○議長(家城功)
多田議員。
◆13番(
多田正成) それでは、町長に、次、お尋ねしたと思うんですが、今、課長のご答弁のとおり大変厳しい財政状況の中で、内輪だけでも改革もできないしということだろうというふうに思うんですが、今回の予算が、予算書の節ですけれども、節の359事業の中で約106事業が若干予算の増額となっております。 あとは、ほとんど減額になっておるんですが、過去2番目の財政に膨らんだのは、予算組みでは、編成では、こうして各課が抑えていただいておるのに、なぜ、この2番目になる大きな
予算編成になったのか、町長、そこをどういうふうに捉えておられるのか。 それと、この事業の中で、私はめり張りがですね、予算のめり張り、当町、今、何をしなければならない、今、財政を改善しなければならない。それから施設を統廃合させなければならない、大きな課題が抱えておるんですが、それにはやっぱり財政の抑制をしてきて、健全な、より有利といいますか、余裕のある財政にすることが、まず先決でありますけれども、そういったことが見受けられないめり張りのない予算になっているように見えるんですが、予算だけが膨らんだのは、どういうことなんでしょうか。
○議長(家城功) 山添町長。
◎町長(山添藤真) それでは、先ほど
多田議員からいただきましたご質疑に対し答弁をさせていただきたいと存じます。 まず、最初の、なぜ合併後、過去2番目に大きな予算の編成になったのかということからお答えをしてまいりたいと思います。ご案内のように当町、宮津市、そして伊根町、1市2町で取り組んでおります、宮津与謝の広域ごみ処理施設のごみ処理施設の建設費用が19億円を超えるものになります。そうしたことから、この工事費のお支払いがピークということから、本年度におきます予算の規模が大きく膨らんでいるというふうにご理解いただきたいと考えております。 また、予算全体を見渡す中でのめり張りというものがないのではないかというご質問でございますけれども、私どもといたしましては、今年度においては、とりわけ子ども子育て環境の充実、あるいは与謝野ブランド戦略事業の推進、または観光拠点整備など、この間、住民の皆様方とともに議論をしてきた内容について、積極的な予算措置をさせていただいておるというふうに考えてございます。 そうしたことからも言えますように、我々としては、めり張りということではないのかもしれませんけども、練りに練った
予算編成であるというふうに言えるのではないかと考えております。
○議長(家城功)
多田議員。
◆13番(
多田正成) 今、町長がおっしゃるように、確かに広域ごみ処理の問題で20億円ほど要る、財源が要るといったあたりから、
クアハウスの改修といったあたりから、加悦町の旧役場もそうでしょうし、そういったことが重点的に行われておるんですが、この事業を見ますと、やむを得ない、例えば、やむを得ない。あるいはということで、これから町政を改善させるために必要な事業かというたら、そうではないですね。やむを得ない事業で取り組んでいくという、極端に言えば仕方がないというのか、後ろ向きというのか、今、大事なことは町政の立ち直しと、要するに施設統廃合もそうですし、まちづくりもそうであります。そこがいま一番大事なとこで、
クアハウスにしても、大きな財源を使いますけれども、これは今まであるものを改修するということですね。これは前向きの資金ではありません。前向きみたいな見えるんですが、前向きではありません。 そういったことの私はめり張りがないんではないかなと。どうして、私は、単年度予算ですから、ことしの重点的な施策を、ここに資金を投入して、ここはやめてしまうべきだというふうな、そういっためり張りのきいた予算が組んでいただきたいと。そうすれば我々も、ああこれに町政は向かっとるんだなと。私が今、この予算を見る限りでは、要するに
財政課長が苦労して基金の取り崩しを元に戻そうと、一生懸命頑張っておられますけれども、おととしのように、平成29年度のように戻せないという状態。平成30年度は、まだ決算してませんから、それはどうなる、私には今、わかりませんし、平成31年度も恐らく戻せない。これが戻せないと、財政調整基金が、目的基金はよろしい、その都度、そのために積み立てとるわけですから、財政基金がなければですね、次、この町で起きたことに自由のきかないお金がなくなってしまう、財源がなくなってしまうわけですから、どうしても、私の言いたいのは財政調整基金だけはなくならない施策をとっていただきたいというのが、今回の予算を見ての本音であります。 町長、そこはどういうふうに考えておられますでしょうか。
○議長(家城功) 山添町長。
◎町長(山添藤真) ただいま、議員からご指摘をいただいている点について、お答えをさせていただきたいと存じます。 3月定例会の冒頭で平成31年の施政方針を申し上げました。私といたしましては、この施政方針にのっとる形で施策の立案、さらには予算措置というものをさせていただいております。したがいまして、住民の皆様方とともに、この間、議論をしてきた内容、あるいは今後、展開をしてみたいと言われるような内容にという議論を積み上げてきた中での予算措置であるということは、ぜひともご理解をいただきたいと思います。その上で、議員からご指摘をいただいております、本町における財政調整基金のあり方でございます。ご指摘でありましたように、平成29年度につきましては、財政調整基金から2億円程度の取り崩しを行ったというものでありました。 しかしながら、この内容を見ていきますと、これは災害対応にやむなく充てていったものであるというようにご理解いただけるものではないかと思います。財政調整基金の役割としては、こうした突発的な財政需要に対し、機動的に財政の充当ができるようにということでもございますので、この財政調整基金の、そのものの役割というものを一定果てしているものになっているのではないかと考えております。また、平成30年度の見通しでございますけれども、これも昨年の7月の豪雨災害において、町内全域において災害が発生をしてございます。こうした状況を考えてみますと、当初
予算編成、あるいは6月補正後の段階で取り崩している財政調整基金を全て戻すということは難しいというふうに、私どもとしても見込んでいるということであります。
○議長(家城功)
多田議員。
◆13番(
多田正成) それでは、今、基金の問題が出ましたので、課長にもう少し詳しくですね、平成30年度と平成31年度の見込みといいますか、戻せる見込みといいますか、そこがわかればちょっとお聞かせください。見込みで結構です。まだ決算しておるわけではないですから。
○議長(家城功)
小池企画財政課長。
◎
企画財政課長(
小池大介) 平成31年度は今、予算計上しておりますので、戻すも戻さんの話ではないというふうに思っておるんですけども、平成30年度、今、先ほどの答弁で申し上げましたように、3月の第6号補正を先日、議論をいただいた中で第6号補正後の基金の繰り入れが4億7,000万円程度だったんかなというふうに思っております。 これが、最終決算を打って、どこまで戻せるかということなんですけれども、先ほど、町長の説明にもありましたように、平成29年度の2億円、これに近いような、要は繰り入れたまま決算を打たざるを得ないような状況になるんではないかなと、おおむね災害規模が似たようなことになっておりますので、そのぐらいの見込みになるのかなというふうに、現時点では考えておりますけれども、先ほど来、申しておりますように、特別交付税が、今、入ってきております情報では、もう少し交付決定に時間がかかるというふうに聞いておりますので、その辺が決まってこないと、大きな財源でございますので、ちょっとこうだという正しい数字がつかみにくいという状況でございます。
○議長(家城功)
多田議員。
◆13番(
多田正成) これからのことですので、誰もわからないわけですけれども、財政調整基金は今言われたように災害だとか、思わぬことができたときに必要なお金であります。それが、財政の中で、そういったことで出動されとるから、こういう状況になってるというのはわかるんですが、年々、これを繰り返しておりますと、災害も年々ひどくなってくると思います。今の状況を見てますとそう思います。 そうなってくると、基金が息詰まってしまうということになりますと、今度大きな新たな事業をするときに100%の交付金だとか、補助金だとかがあればいいんですが、やはり3分の1だとか、そういったことで必ず、一般財源の負担がかかってきます。そういったことが何もできない状況に陥ります。ですから、
財政課長が一生懸命、それを戻そうと努力していただいとるんですが、そこがもうちょっと私も気になるとこでして、課長の財政テクニックだと思うんですが、
予算編成の歳入歳出の増減を見ますと、2.64ポイント歳出が多く見てあるんですね。そうなりますと、最初から予算の中でそれがあると、私らから言うと、当然、戻せて当たり前と、こうなるんですね。そこがちょっと危険だなという感じがするんです。改めて工夫して経費を削減して、そしてやるんならいいだけども、予算の中で歳入と歳出を見たときに、歳出の幅が2.64ポイント多いんですね、私が見ると。 そうなってくると、その部分が必ず補正で、要するに削減してくるという理屈になるんですけども、課長そこは、ですから、それをしてしまうと、せっかく財政を戻してもらっとることになるんだけれど、私らから見ると、戻したことではない、そこは当然余るようなに最初から仕組んでありますよという理屈になるんですけれども、課長は、もっとシビアなところを見ておらせれるんで、そこら辺をもう少し、我々にわかりやすく、単純に考えると、そういうふうに見えるんですね。そこをちょっとどういうふうにお考えでしょうか。
○議長(家城功)
小池企画財政課長。
◎
企画財政課長(
小池大介) ちょっとおっしゃっておられることが、よく理解できんのですけども、歳入と歳出は同額でございます。何が違うかと申し上げますと、歳出の中に予備費がある部分が、簡単に言えば留保財源という形になろうかというふうに思っております。その中で財政調整基金の考え方でございますが、当然、読んで字のごとく、基金条例にも目的が書いてございます。財政の調整を行うために使用するということになっております。 予算編成のご質問のときにも申し上げたかなというふうに思っておるんですけども、基本的な予算編成の本心といたしましては、歳入は過大な見積もりをすることなく、それから、歳出は必要な額を見積もるようにということを
予算編成で各課に指示をいたしまして、要求をいただいておるようにさせていただいております。 その中で予算を編成していく、査定をしていくわけなんですけれども、その中では事業費は、事業費以外のものを基本に置きながら、先ほど申し上げましたように歳入におきましては、基本的に、例えば先ほど申し上げました、3月において特別交付税が最後、交付決定をされますと、これを過大に見積もっておったんでは、当然、いざというときに対応ができませんので、それを少し余裕を持たせていただいて留保という形で見込みを立てております。例年5億円程度を収入しておるんですけども、予算計上の段階では4億円程度を見積もらさせていただいております。要は、1億円程度は留保財源になるのかなというふうに見込んでおりますけども、これを調整するのが財政調整基金でもあります。 実際、年度に入りまして、不徳の事態、例えば災害ですとか、そういうものが発生したときに調整するのも財政調整基金の機能でございますけれども、最初の予算を計上させていただくときに、要は、そういった歳入を過大に見積もらないために、それを補うために経常するのも財政調整基金の役目だというふうに、私は認識しておりますので、そういった中では多額の財政調整基金を当初予算で計上しなければならない状況というのは否めない事実なんですけども、仕組みとしては、そういう形をしておりますので、歳出を多く計上して繰り入れを戻すという手法は全くしておりませんので、結果、財政は動いておりますので、結果、事業も動く中で、例えば健康診断を受けられる人が見込みより少なくなったりだとか、補助金の申請をされる人が見込みより少なくなったりだとか、いろんなケースが出てきますので、決算になってみないとわからないことはあるんですけども、そういったことをもくろんでしておるというものではないということは、ご承知おきいただきたいと思っております。
○議長(家城功)
多田議員。
◆13番(
多田正成) 課長は専門家ですので、そういった細かいところまで分析されとると思うんですが、確かに言われたように、歳入歳出を見たら同額18億4,529万9,000円ですか、そういったものが同額できちっと歳入歳出と合うとるんですが、要するに、私の申し上げたいのは、増減率の問題ですね。増減率も同じようだったら、同じことが言えるんですが、そこでは、そうではない、私の言いたいのは、歳入のほうが、捕らぬたぬきの皮算用で低く見積もっていただくのは、これは健全な考え方だと私は思っております。 歳出は、今、課長言われたように、もうそのまんまの事業の予算を組んどるんだと、結果的にそうなるけどというふうに言われるんですが、増減率をずっとあのもんしてみますと、要するに歳入より歳出のほうが多くなるということになってくるんですね。 そうなってくると、そこへ余剰が出てくるなと、それは私は基金に戻すというのは、初めからここに、その数字が出るではないかという判断を、ここでしとるんですが、これはまた、ここで議論しとっても、あのもんですから、また課長のとこへ寄せていただいて、しっかりそこを話したいというふうに思うんですが、そういったことで何が申したいかといいますと、やはりこの財政調整基金を崩さないで予算組みのできる、そして、基準財政需要額が約66億円ですから、それに合うた世帯に早くしないと、どこがオーバーしているのか、それは、みんなで考えなければなりませんが、そこをしていただかないと、とてもうちの町は新たなまちづくりができないなというふうに考えております。 町長は、そこをどのように、今後、陣頭指揮をとられるのか、お聞かせいただきたいと思います。
○議長(家城功) 山添町長。
◎町長(山添藤真) 先日来、ご質疑をいただいておりますように、今後の与謝野町の財政運営をより安定的なものにしていくための方策ということでありますけれども、先日来の説明と同様でございます。 町内各地域に点在をしています公共施設の統廃合、再配置、あるいは複合化、こうしたものを的確に行っていくということは極めて重要であると考えてございます。また、本町の財政構造を見ましたときに、一般会計から他会計に対する繰り出しというものが大変多うございます。そうしたことを考えますと、各会計における独立採算というものがしっかりとなされるための措置ということで、公共料金の適正化ということも、これまた取り組んでいかなければならないというふうに考えてございます。 こうしたもろもろの対策を講じながら、歳出を適正なものにしていくということに合わせて、歳入の確保というものもあわせて取り組まなければならないと考えてございます。これは当然のことながら、住民の皆様方に納めていただく税収をふやしていくということにもなりますし、さらには京都府、国からの交付をいただくということになろうかと思います。こうしたあらゆる方策をとりながら、歳入の確保についても努めてまいりたいと考えているところであります。
○議長(家城功)
多田議員。
◆13番(
多田正成) 一昨日から、各議員が質問されております。やはりこれは無駄ではないか、こんな事業をしとっていいのかというような指摘であろうと私は聞いておったんですが、まさしく、そこであります。各課は一生懸命やっていただいて、一番大事な、今後、人口減少に対応していかんなん、子育て応援課でも、平成31年の財政を見ますと、予算を見ますと9,000万円から削減しとられるんですね。こういったことが、やっぱり削減してしまうと、せっかく前向きに伸ばしていかんなんことが、また後ろ向きになってしまうんですね。 私は、そういったことがもう少し、この予算の中で感じられないというのが本音であります。やっぱりそこまでシビアに考えて、今、何に取り組まんなんか、その取り組むことによって、財政を出動するとこと、削減するとことをつくるのが、僕はめり張りだと思う。それを1年の、単年度決算ですから、1年で収支がきちっととれるように、減らすもんと、ふやすもんという形にしないと、減らしてばっかりでやっとっても、こんなことは回収しなければならないと言うとっても、私は財政の施策にはならないというふうに思っておりますので、よろしくお願いをして、1回目の質問を終わりたいと思います。
○議長(家城功) 山添町長。
◎町長(山添藤真) ただいま議員からご指摘をいただきました、子ども子育て環境の充実という部分でございますけれども、私たちとしても極めて重要な政策的な分野であると考えてございます。そうしたことから、来年度におきましても、病児保育施設の新設、さらには
加悦地域こども園の施設整備の実施設計といった形で、多種多様な事業の構築をさせていただき、それに伴う予算措置をさせていただいているというところであります。 当然のことながら、本町が講じていく施策というものは、流れがございます。こうした流というものを考えましたときに、大規模な財政措置を行わなければならない年度もあったり、あるいはそれに控える年度があったりするということも事実でございます。こうした流れというものも、ぜひとも踏まえていただきながら、本予算に対する理解を深めていただくことができればと考えておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
◆13番(
多田正成) 終わります。
○議長(家城功) ここで2時50分まで休憩といたします。 (休憩 午後2時35分) (再開 午後2時50分)
○議長(家城功) 休憩を閉じ、休憩前に引き続き会議を再開し、質疑を続行いたします。 2回目になりますが、質疑ございませんか。 2番、
山崎議員。
◆2番(山崎良磨) それでは、私から2回目の質問のほうに入らせていただきます。 一度目でも確認しました211ページ、
クアハウスのまずは
休業補償についてをお聞きいたします。さきの
宮崎議員も聞かれておりましたが、私も少々、気にかかることがございます。まず、端的にお聞きします。さきに聞いたときに特記事項による両者協議で、これは両者協議の事項になると植田課長のほうから言われておりますが、まずこれ
休業補償を要望されたのは
ドルフィンさんですか。それとも、町側からの打診でしょうか。その辺をお願いいたします。
○議長(家城功)
植田観光交流課長。
◎
観光交流課長(
植田弘志) ご質問のほうですけれども、特記事項ということで、今回、この
休業補償に関しましては、
クアハウス岩滝の指定管理者募集要項と、それから、
クアハウス岩滝の管理に関する基本協定書というものがありまして、こちらに基づいて
休業補償のほうを予算計上しております。これにつきましては、募集要項のほうでは、今回の指定管理期間中に大規模改修工事を予定していますということで、改修工事中は臨時休館の必要があり、休館期間中の収支につきましては、町として指定管理者で協議し決定するものとしますということで、募集をしております。 その後、
ドルフィンさんが指定管理者に選定されて、その後の
クアハウス岩滝の管理に関する基本協定書というのを結んでおりまして、その中のリスク分担というところがございます。リスク分担の中に本業に関するリスク分担については、リスク分担表のとおりとするということで、今言いました前項に当たりますけれども、前項に定める事項で疑義ある場合、または、前項に定める事項以外で、不測のリスクが生じた場合は、甲乙協議の上、リスク分担等するものとするというふうに協定しております。そのリスク分担表の中には政治、行政的理由による事業の変更というのが入っております。この中が、今回の休業に当たると、いうたら行政側の工事を行うことによる休業ということで、ここに当たるというふうに認識しております。これにつきましては、町と指定管理者によって、協議をするということです。今、ご質問がありましたように、
ドルフィンさんなんか、町なんかと言われますと、ここの部分に基づきまして、
ドルフィンさんのほうから協議があったということでございます。
○議長(家城功)
山崎議員。
◆2番(山崎良磨)
ドルフィンさんからの協議ということでお聞きしました。その中で、さきの質問で植田課長のほうから、いわゆる年間の
指定管理料をはみ出さないようにしたいと、
休業補償は、おっしゃられました。逆に言えば、これは私の取り方で違えばまた訂正願いたいんですが、1年間の
指定管理料ぐらいは出ると、私はとってしまっておるんですね。そうなったときに、シンプルに民々で考えたときに、こういった場合って満額出ることってないと思うんですよ。 いわゆる光熱費ですとか、そういったものもカットされますんで、この休業されている間は。その辺も精査して、7割ないしは6割ぐらいが妥当なんじゃないかなと私の感覚ではあるんですけど、その辺の見解をお聞かせ願えますか。
○議長(家城功)
植田観光交流課長。
◎
観光交流課長(
植田弘志) おっしゃいますとおり、光熱水費等が使わなくなる部分もありますんで、その辺は開業しとる部分より少なくなる認識を持っております。今回、特に、私どものほうが気にかけている部分につきましては、
ドルフィンさんが雇用されている、社員さんになりますね、その方の雇用については私どものほうも気にかけております。と言いますのが、改修工事が済んだ後のリニューアルがかかったときに、これまでの社員さんが、例えばやめておられて、従前のサービスができないとなりますと、幾ら施設がよくなっても人的の部分でサービスが落ちるようなことはあってはならないと思ってますので、その辺の雇用については、課題といいましょうか、気にかけている部分でございます。
○議長(家城功)
山崎議員。
◆2番(山崎良磨) 必要な経費で、必要なものは必要と、不必要なものは不必要と、この財政でございますので、しっかりと協議していただきたいと思いまして、次の質問なんですが。
ドルフィンさんが今、指定管理で、あと何年かやられるわけですけど、予定としましては。今回、業態が、町民の健康が第一だというふうな話、比率で言えば、そちらのほうが大きいと植田課長は、さきの質問でおっしゃられておりますが、観光の要素という部分も今回、型に入ります。この中で
ドルフィンさんというのは、この観光事業、いわゆる科目外、多目外、職種外になりますけど、こちらのほうは強い会社ですか。
○議長(家城功)
植田観光交流課長。
◎
観光交流課長(
植田弘志) 観光の部分が強いかと言われると、ちょっとお答えがしにくいところがございます。
ドルフィンさんにおかれましては、トレーニングジムとかを、経営というか、指定管理とか入っておりますので、その分については観光より健康増進のほうが得意とされておるのかなという想像はしますけれども、ただ、観光のほうを、じゃあだめなんだということは、私は思ってないということでございます。
○議長(家城功)
山崎議員。
◆2番(山崎良磨) 私も
ドルフィンさんのホームページですとか、ちょっと資料のほうを拝見した中で、余り観光には得ててないのかなという印象があります。これはちょっと失礼になるかもしれませんが。その中で、いわゆる飲食を1階に持ってきたりとか、そういった設備の改装で観光、サイクリングですか、これのいわゆる寄り地といいますか、名所といいますかにしたいと、ランドマークしたいというお話も伺っておりますが、例えば、町や
ドルフィンさん側から、この間の協議について、例えば、私がかつて習った、いろはで言いましたら、客単価、滞在時間、いわゆる1日の施設の利用者、こういったものを出すのが、いろはの「い」だと思うんですけど、事業展開における。そういった話というのは、どの辺まで具体的にされておるか、お教え願えますか。
○議長(家城功)
植田観光交流課長。
◎
観光交流課長(
植田弘志) 話の詰め方ですけれども、なかなかまだ客単価とか、その辺はいってません。そもそもの話になるんですけれども、3階のレストランを1階にオープンカフェ等におろす、それから2階の事務を3階にもって上げて拡張する。それから今回プール棟のほうに足のご不自由な方でもいけるようにするとかいう、こういう基本的な部分につきましては、
ドルフィンさんがというより、天の橋立岩滝温泉検討委員会、委員会の中でご議論いただいて、基本的な部分は決めてきたというところがございますので、そこの辺があって、
ドルフィンさんとは、後からの協議になるということでございます。
○議長(家城功)
山崎議員。
◆2番(山崎良磨) 今から話をしていかれるという中で、今後の
クアハウスの運営なんですけど、大きく業態が変わっていく部分もあると思うんです。大きくとは言いませんが。いわゆる観光促進の部分も課せられると思うんですが、いわゆる、この2年後ですか、次の業者の選定については、その辺も大きく加味される中で、過去2回ですか、
ドルフィンさんが取っておられますけど、そのときも
ドルフィンさん1社だけじゃなかったと、地元の企業も2社、3社、当時、それぞれ手を挙げておられたという経緯をお聞きしとる中で、しっかりと選定をされていくことが大事かと思いますが、その辺はどう思われますか。
○議長(家城功)
植田観光交流課長。
◎
観光交流課長(
植田弘志) これまでの2回の選定につきましても、しっかりしていただいたというふうに私は思っております。私の担当の前になるんですけれども、選定自体は役場の職員と、それから外部の委員さんも入れました選定委員会というので選定されておりますので、その辺はいろんなことを勘案していただいて、
ドルフィンさんを最適な業者ということで、議会のほうにお願いに上げたというふうに思っておりますので、次の指定管理が、どうなるかわかりませんですけれども、過去においても適正だったと思っておりますし、将来、また、
ドルフィンさんになるか、ならんかは別としまして、選ばれたとしましても、それはそれで、そのときの選定委員会が適切な判断をされると思っております。
○議長(家城功)
山崎議員。
◆2番(山崎良磨) 少し話題をかえます。
クアハウスは、旧岩滝時代に建立されまして、四半世紀、25年ほどがたつと思います。その中で、今回、大幅な改装という形になりました。次の四半世紀、25年、結構な長さで建物の老朽化等もございます。ここにかかる維持管理のコスト的なもの、または、それに対する修繕費の基金、この辺の考え方をお教えください。
○議長(家城功)
植田観光交流課長。
◎
観光交流課長(
植田弘志) 今回、大規模改修させていただいた寿命というんですか、老朽化の部分を改善して、寿命はまた伸びていくと思っております。そもそもの耐用年数、鉄筋なんで50年程度はあると思ってますので、その辺は大丈夫かなと思っております。 もう1点、コスト的な面でいきますと、ここ近年2,800万円程度の
指定管理料をお支払いしております。これについては、今回の改修によって入館者の増も見込んでおりますし、それをもとに国へも申請しております。そういうことを含めまして、できるだけ入館者をふやす方向に持っていって、入館料がふえてくるようにしまして、
指定管理料のほうにつきましては、少なくしていきたいという基本的な考え方を持っております。
○議長(家城功)
山崎議員。
◆2番(山崎良磨) ここで、ほかの自治体のちょっと取り組みを紹介させてください。 これ、たまたま東京都の府中市のものなんですけど、いわゆる学校施設のさらなる活用と地域プールの見直しに係る基本方針というものです。平成29年1月に出版されたものでございます。これは、それぞれの自治体の考え方がございますが、府中市、こちらにおいては、いわゆるこういったもの、プール、いわゆる町や自治体がつくったプールというのが老朽化を重ねておりまして、いわゆる、このままでは、いわゆる維持するコストが大変かかってしまうと。その中で、折からの学校の統廃合もある中で、もちろん温水プールでも何でもなく、夏場しか、シーズンしか使えないですが、学校のプールを各地元の皆さんに利用していただいて、いわゆる温水プール的な施設を全て廃止していこうという流れを組んでおられます。コスト的に、あくまで私はですよ、コスト的に非常に有効ではないか、そう思ってちょっと紹介させてもらった中で、これを踏まえて町長ちょっとお聞きしたいことがございます。 私、議員にさせていただいて1年たちますが、総務委員会ということもあり、本会であまり学校の統廃合について、一切触れてきませんでした。それは、町長、あなたが所信表明で、与謝野町としての一体感、加悦・野田川・岩滝ではなく与謝野町として進めていきたいという方針に感銘を受け、支持をするために遠慮していた部分もございますが、今回、それを踏まえてあえて言います。 プールが、旧岩滝に1カ所あるよりは、学校のプールを利用して、全ての町民が使いやすい環境に持ってくるほうが醸成感があると思いませんか。また、それに伴いまして、少々蛇足ですが、体育館も1カ所ではなく旧3町に1カ所ずつあって、皆さんが使える、これが新の醸成感ではないかと思います。あえて進言します。お考えをお聞かせください。
○議長(家城功) 山添町長。
◎町長(山添藤真) ただいまご質問、ご提案をいただきました点にお答えをいたします。まず、
クアハウス岩滝の施設内における児童・生徒のプール活用という可能性については、かねてより私たちとしても議論を重ねているという段階でございます。今後におきましても教育委員会、あるいは学校現場との議論を重ねながら、その方向性について見定めていきたいと考えます。 一方で、町内各地の学校にあるプールの民間開放という点につきましては、私としても、まだまだ議論をしてきたという経過はございませんので、一つのご提案として受けさせていただきたいと存じます。 なお、町内全域における公共施設のあり方につきましては、これは当然、住民の皆様方との協議、そして住民の皆様方との合意ということが必要不可欠になると考えてございますけれども、本町全域が持続可能なものであり続けるために、どのような決断を私たちがしなければならないのか、こうした観点に立った議論を進めてまいりたいと考えているところでございます。
○議長(家城功)
山崎議員。
◆2番(山崎良磨) ちょっと私の言い方も悪かったんで、もう一度言いますね。
クアハウスを学童さんに使っていただくのではなく、
クアハウスは立派な設備ですが、いわゆるコストがかかってしまいます。ロングなスパンで考える中で。そういった温水プールよりも、仮にですよ、そういったものを廃止して、これから統廃合で出てくる空きプールを町民の皆さんに開放して使ってもらう、こういった案は、一つはどうかな、どのようにお考えかなということでした。すみません。もう一度お願いします。
○議長(家城功) 山添町長。
◎町長(山添藤真) ただいま議員からご提案をいただきました点について、お答えをさせていただきます。現在、与謝野町内にございます、各学校施設内でのプールの維持管理費でございますけれども、これも相当な額がかかっているということを考えましたときに、どのような選択があるのかということなんだと思います。 ただいま申し上げましたような、学校施設におけるプールの維持管理費の動向なども注視しながらの議論を進めていく必要があるんだろうなと考えております。ただし、現段階におきましては、
クアハウス岩滝のあり方については、大規模な改修をさせていただいて、一定の集客増を見込みながら、収支のバランスにつきましても、より適正なものにしていきたいと考えているところであります。また、今回、
クアハウス岩滝にかかる改修工事費計上させていただいております。この間、住民の皆様方による存続の要望活動、さらには議員の皆様方における議決、こうしたものがあったことによって、国からの地方創生の拠点整備交付金の充当に結びついているというふうに考えてございます。 そうしたことを考えますと、この間、住民の皆様方とともに歩んできた、また、議員の皆様方に後押しをしていただきました、その力というものを、今後よりよいまちづくりにつなげていきたいというように考えてございますので、この点につきましては、ぜひともご理解のほどいただきたいと存じます。
○議長(家城功)
山崎議員。
◆2番(山崎良磨) はい、答弁ありがとうございます。話を戻します。私はどこまでいっても、この岩滝
クアハウスについて、一番気にかかるのは、この
休業補償なんです。あくまで私個人の観点ですけど。適正に払うべきではないか、これを考える中で、植田課長、しっかりと、仮に予算が通ったとします。しっかりと協議を重ねて、その結果を報告願いたいのですが、お考えをお聞かせ願えますか。
○議長(家城功)
植田観光交流課長。
◎
観光交流課長(
植田弘志)
ドルフィン様とはしっかり協議というより、交渉させていただきたいというふうに思ってますので、先ほど来、
山崎議員から言われております、必要でない部分ありますね、光熱水費とか、そういうのについては対象にならないと思っておりますし、繰り返しになりますけれども、社員さんにつきましては、十分配慮も含めて検討していきたいというふうに思っております。 いずれにしましても、その結果につきましては、議会の委員会等でご報告させていただきたいというふうに思っております。
○議長(家城功)
山崎議員。
◆2番(山崎良磨) 最後にもう一つ、これも、私もまだ未熟でわからないんでお教え願いたいんですが、いわゆる今後の指定管理者の選定委員会というのは、議員は傍聴していいものなんでしょうか。
○議長(家城功) 長島
総務課長。
◎
総務課長(長島栄作) 指定管理者選定委員会の傍聴というところでございますが、ちょっと手元に資料がございませんけども、内容等検討させていただきたいといいますか、調査していきたいというふうに思っております。
○議長(家城功)
山崎議員。
◆2番(山崎良磨) 何が言いたいかと申しましたら、もうこれを最後にしますが、しっかりと我々も、議員サイドも指定管理を選ぶときに、一から学ばしてもらうためには、あくまで私個人、議員として、一から勉強させてもらうために、選定の中をのぞかせてもらいたいないと思う中で、ぜひとも許可をお願いしたい次第です。以上で私の質問を終わります。
○議長(家城功) ほかに質疑はありませんか。 10番、高岡議員。
◆10番(高岡伸明) それでは、297ページ、よさの大江山登山マラソンについて、お聞きしたいと思います。ことしは、予定どおり大会は開催されますでしょうか。
○議長(家城功) 坪倉教育次長。
◎教育次長(坪倉正明) お答えします。ことしは、予定どおり、できたらやりたいということで、実行委員会のほう開いていきたいというふうに考えております。
○議長(家城功) 高岡議員。
◆10番(高岡伸明) わかりました。災害により大会が中止になるということはやむを得ないと思っております。登山マラソンができなくても、10キロ以下の部のレースがあるので、ことしも、もし大雨とか何かがあって、また、中止になるような場合は、10キロ以下のレースだけでも開催してもらえるように、ぜひ検討していただきたいという意見が、市民ランナーの方から出ておりますが、その点についていかがでしょうか。
○議長(家城功) 坪倉教育次長。
◎教育次長(坪倉正明) お答えします。大江山登山マラソンの内容につきましては、実行委員会のほうで内容を検討していただくということになっております。実行委員会のほうに、そのようなご意見があったということはお伝えをさせていただきたいと思いますが、実行委員会のほうで協議をということで、ご理解をいただきたいと思います。
○議長(家城功) 高岡議員。
◆10番(高岡伸明) よろしくお願いします。次に、257ページの小学校施設整備事業について、お聞きしたいと思います。4,107万2,000円が計上されておりますが、この内容について、ご説明をお願いいたします。
○議長(家城功) 柴田
学校教育課長。
◎
学校教育課長(柴田勝久) お答えしたいと思います。この施設整備事業につきましては、学校教育現場の教育環境の改善ということで、課題となっております、トイレの洋式化に取り組むものでございます。今年度の予算につきましては、加悦小学校と石川小学校の洋式化に取り組みたいと考えております。 費用の概算といたしましては、加悦小学校の
管理委託料につきましては117万8,000円、工事費につきましては3,492万3,000円。石川小学校の
管理委託料につきましては58万8,000円、工事費につきましては393万2,000円を予定しております。
○議長(家城功) 高岡議員。
◆10番(高岡伸明) トイレの改修ということで、わかりました。 それから、今年度は小学校のエアコンの設置であるとか、今も質疑ありましたけども、
クアハウスの改修事業などで4億円を超える大型事業があります。このような事業の発注はどのようにされておるのか、まず学校このトイレ、エアコンなどについてですけども、我が町には中小企業振興基本条例があります。その辺を町内業者優先ということで発注をするべきと考えておりますが、その点についてはいかがでしょうか。
○議長(家城功) 和田副町長。
◎副町長(和田茂) 指名委員会の関係、私もかかわっておりますので、一括してお答えいたします。 議員がおっしゃいましたように、中小企業の振興基本条例を常に指名委員会では念頭に置きながら、可能な限り町内の業者さんに発注ということで議論を行っております。ただ、内容、設計ですとか、工事の規模などによって、どうしても町外にも広げなければならないというふうな場合もございますけども、基本としましては、町内の業者さんを基本に考えさせていただいているということでございます。 エアコンの関係につきましても、設計につきましては、ちょっと大規模になりますので、期間が少ないということもあって、町内の業者さんにはお世話にならなかったこともありますけども、工事のほうにつきましては、町内の業者さんを基本に指名委員会で議論をしていきたいというふうに考えております。もちろん
クアハウス等につきましても、まずは、町内の業者さんを優先的にというふうには考えております。
○議長(家城功) 高岡議員。
◆10番(高岡伸明) わかりました。ただ、大きい事業なんかになりますと、どうしても受けれないという面もあるのではないかと思ってはおりますが、その場合は、また下請業者についても町内の業者を、ぜひ、優先的に使っていただくように、地域内循環経済といいますか、そういうことをよく考えて、やっていただきたいと思っておりますが、その点についても。
○議長(家城功) 和田副町長。
◎副町長(和田茂) お答えいたします。議員さんおっしゃいますように、町外の大規模な工事になりますと、どうしても町外に発注するというケースもございますけども、その場合でも受注をいただいた業者さんに対しましては、その条例の趣旨というものをご理解いただいて、できるだけ町内の業者さんを使っていただきたいという申し入れをさせていただきますけども、これはなかなか強制はできないというふうに伺ってますので、あくまでもお願いをさせていただくということでございます。
○議長(家城功) 高岡議員。
◆10番(高岡伸明) よろしくお願いいたします。 次に、223ページ、除雪対策事業についてお聞きしたいと思います。昨年度は雪も多く、除雪費用も1億円を超えたのではないかと思っておりますが、ことしは雪が降りませんでした。新年度予算に4,193万4,000円が計上されておりますが、ことしは除雪に出動してませんが、リース料などの費用がかかっているものとお聞きしておりますが、どれぐらいかかっておるのか、お聞きしたいと思います。
○議長(家城功)
吉田建設課長。
◎
建設課長(吉田達雄) お答えいたします。毎年のことなんですけれども、当初予算の段階におきましては、除雪の作業分、実際に現場に出て除雪をするという作業にかかる経費につきましては、山間部を3回分程度しか、当初の時点では見てないんです。 そのほかについては、今年度、平成31年度の予算もそうなんですけれども、ただ、除雪に出ようが出まいが、必要なお金ということで、町のほうがリース車両を借りて、それから業者さんに貸与するという部分や、あるいは業者さんのほうで持っておられる機械について、除雪用で私どもが拘束するという形をとりますので、そういった費用がかかってくるということで、今、計上させていただいております4,000万円を超える額ということになります。 ただ、平成30年度につきましては、今申し上げた3回の山間部の予算で何とかいけましたので、補正等は、お世話にはなっておりませんけれども、少なくとも今の額は毎年度必要になるというふうにご理解をいただいたらと思います。
○議長(家城功) 高岡議員。
◆10番(高岡伸明) はい、よくわかりました。雪の量にもよると思いますが、毎年、除雪費用は町の大きな負担になっているのではないかと思っております。そのような中で、除雪が遅いとかという苦情も少なからず出ているのではないかと思っております。要因としては、土木業者の減少であるとか、人手不足などがあるのではないかと思っております。対策といたしまして、町内には重機を扱うことのできるお年寄りや農閑期の農家さんもあるのではないかと思っております。これらの人たちの仕事づくりとして、これらの方々を活用するという方法もあるのかなと思っております。ぜひ考えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(家城功)
吉田建設課長。
◎
建設課長(吉田達雄) お答えをいたします。現在、今、お話がございましたように、除雪にかかわっていただいております業者さんの数ですが、27業者ということになっております。ただ、そのほかに、地元の区に小型の除雪機を貸与させていただいて、地元のほうでお世話になっている部分というのも実際にございます。 ただ、その一個人の方に機械を貸与するというような考えを持とうといたしますと、実際に保険の問題であるだとか、細かい詰めをさせていただかないといけないので、そのことについては、もう少し、現時点では考えは持っておりません。ただ、今後、業者のほうが減っていくというようなことが如実に出てきて、そういったことも考えなければならないというふうなことが起こってまいりましたら、それについては、改めて制度的な整備をさせていただきたいと思います。
○議長(家城功) 高岡議員。
◆10番(高岡伸明) はい、わかりました。次に、201ページの産業創出交流センターについて、お聞きしたいと思います。 何人かの方々が質問されておりますが、所管の委員会の質問で大変申しわけなく思っておりますが、よろしくお願いいたします。この施設の管理、運営については、今後どのような方向性で進められるのか、平成31年度は、どのようなことをやり、平成32年度につなげていくのか、何回か聞いておりますが、よくわかりませんので、再度お聞きしたいと思います。
○議長(家城功) 山添町長。
◎町長(山添藤真) ただいまご質問をいただきました、与謝野町の産業創出交流センターの来年度の運営ということでございます。本当初予算につきましては、必要不可欠な経費ということで、最小限の予算計上をさせていただいているというのが実態でございます。これには、この間の当施設における議論というものがございました。12月の定例会におきまして、私たちとしては、指定管理者制度への移行ということを念頭に置きながら、議案の提案をさせていただきました。しかしながら、賛成が少数ということで否決になったところであります。 そうしたことを受けると、議会における本施設の提案ということもあってしかるべきであると考えてございます。そうしたことを考えていきますと、本定例会における議員の皆様方からの提案、そうしたものを踏まえながら、今後の具体的な施策の立案、実行に結びつけていきたいと考えているところであります。しかしながら、原課におきましては、平成31年度の直営事業ということになりましても、できる限り条例の設置目的に沿った形での運営を図っていきたいと考えているところでありますので、この後の答弁につきましては、小室
商工振興課長のほうからさせていただきたいと存じます。
○議長(家城功) 小室
商工振興課長。
◎
商工振興課長(小室光秀) お答えいたします。先ほど、この当該施設の運営、また、将来的な視点においての答弁につきましては、先ほど町長が申されたとおりでございます。まず、私どものほうにつきましては、この平成31年度中に再度、この条例の趣旨にのっとった形で関係者と調整を図りながら、平成32年度の事業展開に向けた協議を進めてまいりたいというところでございます。 平成31年度の当初予算につきましては、非常に限られた予算で縮小傾向というところでございますが、平成32年度の民間運営に向けての協議、これはいろんな全国の事例なども、もう一度確認しつつ、調整してまいりたいと思っているところでございます。
○議長(家城功) 高岡議員。
◆10番(高岡伸明) そうしますと、指定管理を目指しているということでしょうか。その予定はありますか、お聞きしたいと思います。
○議長(家城功) 小室
商工振興課長。
◎
商工振興課長(小室光秀) お答えいたします。私どものほうは、やはり直営で展開するということよりも、やはり民間の視点で当該施設を運営していただく、そういったことが非常に大事な部分だと思っております。よって、平成32年度に向けます指定管理の展開について、協議をしてまいりたいということでございます。
○議長(家城功) 高岡議員。
◆10番(高岡伸明) 現在は、町の管理というふうになっておると思いますので、とりあえず最初は職員のことについてお聞きいたします。 現在、職員の配置を半日ずつに分けて働いていただいているということでありました。いま一つわからないので、よくわからなかったので、もう一度お聞きいたしますが、この前のときの答弁では、仕事の内容は掃除とかが主な仕事のような答弁ではなかったかと思っておりますが、昨日の山崎政史議員の答弁では、管理運営、運営管理でしたか、という答弁ではなかったかなと思っておりますが、その辺はどうだったんでしょうか。もう一度聞きたいと思います。
○議長(家城功) 小室
商工振興課長。
◎
商工振興課長(小室光秀) お答えいたします。先日来、この施設の運営方法につきましての答弁はさせていただいたつもりでございますが、先ほど議員がご質問されました部分については、まず現在行っておる、これは平成30年度の現在でございますが、これにつきましては、実3名、それを8時間の勤務として、現在、行っておるということの答弁をさせていただきました。ちなみに平成30年度につきましては、そういった施設の清掃管理等を主に行っているということを申し上げました。 平成31年度につきましては、実2人体制で半日のシフト制で1日交代という形で運営をしていきたいというところでございます。よって、人件費を抑制してきたというところでございます。 なお、その従事される雇用者につきましては、私どもの、この施設のさまざまな研究、そういった部分につきましてのフォローをちょっと展開していただくようなことを考えている。要するに、例えば指定管理の展開をする上で、パソコンの事務を、私どものほうの事務のフォローに入っていただくとか、そういったことも、内部のほうでは協議をしているというところでございます。
○議長(家城功) 高岡議員。
◆10番(高岡伸明) 前回のときは3名で8時間ずつということで、そのときは掃除とかが主だったということで、平成31年度は二人体制で、それを半日で運営管理に携わっていただくということでよかったかという答弁ではなかったかと思います。この職員の方々は、この施設の業務内容については、詳しく説明できる方々という判断でよろしいでしょうか。
○議長(家城功) 小室
商工振興課長。
◎
商工振興課長(小室光秀) お答えいたします。現在の職員につきましては、本来、平成30年度中に指定管理者制度の移行をし、平成31年度には民営化に向けてということで考えておりました。その流れの中で、平成31年度につきましては、町の直営でスタートするという形の中で、その管理職員につきましての教育、この部分につきましては、まだ、不十分というふうに思っております。これにつきましては、平成31年度の雇用契約の中で、当然そういった指導徹底をしてまいりたいというふうに考えているところでございます。
○議長(家城功) 高岡議員。
◆10番(高岡伸明) ということは、今現在は、この2人の方では十分な仕事はできないということであり、今後しっかりとできるように指導をしていくということでございますか。
○議長(家城功) 小室
商工振興課長。
◎
商工振興課長(小室光秀) 申し上げます。現在は3名というところでございますが、平成31年度の雇用をする展開に差しかかったときに、その点の視点をしっかりと施設の考え方、運営の考え方なども指導していきたいというふうなことでございます。
○議長(家城功) 高岡議員。
◆10番(高岡伸明) 現在は3名でというのは、わかりました。それで、この2人の、2名体制で考えているということで、その方たちには、管理運営をきちっとできるように指導をしていくという答弁であったと思っておりますが、2人の職員でしっかり管理運営ができるのであれば、300万円程度の予算で済みます。指定管理は、たしか580万円ではなかったかと思いますが、そうしますと、指定管理ではなく、町の運営で十分やっていけるのではないかと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。
○議長(家城功) 小室
商工振興課長。
◎
商工振興課長(小室光秀) お答えいたします。あくまでも町の直営で行った際に、この施設の目的を十分に達成するというところには、なかなか難しいというようなことを先日来、私のほうは申し上げておりました。あくまでも町の直営である限りは、きちっとそういった施設の条例の本質については、しっかりと関係職員、共有していきたいということを申し上げたところでございます。 いずれにいたしましても、平成32年度に向けての民営化にすることによって、あの施設の有効活用を、さらに発揮していきたいという中で、
指定管理料金の関係も申し上げられましたですが、再度、そういった部分も含めて、検討してまいりたいというところでございます。
○議長(家城功) 高岡議員。
◆10番(高岡伸明) 今のご答弁を聞いておりますと、管理運営に対して、まだまだ真剣に取り組むことができていないというふうにも私にはとれました。そもそも、プレイスさんが手を引かれるということになりまして、町が管理をするということになりました。そのときのシミュレーションは、たしか出されていたと思いますが、平成36年度には黒字になるというシミュレーションが出てたと思います。それ以降は、順調な伸びを示したように思っておりますが、そのときと今では内容的には、どのように変わっているのか、お聞きしたいと思います。
○議長(家城功) 小室
商工振興課長。
◎
商工振興課長(小室光秀) お答えいたします。まず、シミュレーションの関係につきましては、当時、総務省に提出をさせていただいた事業計画の中で、そういった資料を共有をさせていただいたというところでございます。当然、この施設の稼働率などを高めることによって、また一方の、その企業振興を進める中で、この施設の
経常経費を抑制していくということは、私どものほうの狙いの一つになっております。当時の計画、今後の計画について、当然、次年度以降の、その動きについては、再度検証してまいりたいということで、内部のほうでは共有しておるというところでございます。数字の部分につきましては、状況によって変化をするということも、私のほうではあるのではないかというふうに考えているところでございます。
○議長(家城功) 高岡議員。
◆10番(高岡伸明) 総務省のほうは、そのシミュレーションの内容において、予算がおりたということではないかと思っております。まず、利用の概要というのを見せていただきました。利用形態を見ましたが、産業創出にかかわるような内容ではないのかと思っております。この内容でしたら、公民館活動と何ら変わりはないのではないかと思っておりますが、その点についてはどのようにお考えでしょうか。
○議長(家城功) 小室
商工振興課長。
◎
商工振興課長(小室光秀) お答えいたします。私のほうは、これまでの間、この施設の将来的な目的を達成するために、先ほど申し上げられました、その公民館活動的な展開にならないような取り組みを検討してまいりたいということでございまして、これはまだ、そういった部分の内容が成熟し切ってないところでございますが、全国のいろんな事例を今、さまざまな視点で研究をさせていただいております。当町の施設に類似する施設は多方面でもあるということでございまして、こういった部分につきましては、さらに研究をしていきたいと思っております。 この関係につきましては、産業建設環境常任委員さんの委員会の中でも非常に厳しくご意見を頂戴しております。この部門につきましては、産建委員会さんへの逐一のご報告、ご協議、またご相談を、これからもさせていただきたいと思っておりますので、その点、何とぞよろしくお願いをいたします。
○議長(家城功) 高岡議員。
◆10番(高岡伸明) 今の進捗状況でいくと、何年たっても黒字の経営はできないのではないかと思っておりますが、その辺はどうでしょうか。
○議長(家城功) 小室
商工振興課長。
◎
商工振興課長(小室光秀) その点につきましては、当然、絵に描いた餅にならないように、研究をしてまいりたいと思っております。なかなかその部分について、私のほうも非常に苦労をしておるというところもございます。一生懸命、そこは研究をしてまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(家城功) 高岡議員。
◆10番(高岡伸明) ちょっと大変失礼なことを申すかもしれませんが、指定管理を考えておられるようでございますが、町が管理運営をしても黒字にならないような施設を管理運営してくれる業者は出てこないのではないかと思っております。一つの考え方として、町が黒字が出るまでは真剣にやっていくという、本腰を入れてやるということは必要ではないかと思っておりますが、その点についてはいかがでしょうか。
○議長(家城功) 小室
商工振興課長。
◎
商工振興課長(小室光秀) 先ほど、議員のほうからは、そういった見解でのご質問、ご意見をされました。今聞かせていただきました中で、私も、はっと感じたところもございます。しっかりと、その辺、理事者協議も含めて検討してまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(家城功) 山添町長。
◎町長(山添藤真) ただいま議員からご指摘をいただいております、与謝野町産業創出交流センターでございますけれども、このセンターの運営につきましては、設置条例を、その根拠といたしております。この設置条例に記載をされてある内容でもって、振興を図っていくということであろうと考えておりますけれども、産業の創出、交流ということになりますと、私たち行政部局だけでの努力ということでは乗り越えられない壁というものがあろうかと思います。 そうした中で、ぜひとも民間活力の導入、また、仮に平成31年度、私たちが直営運営をするに至ったとしても、民間の皆様方との連携というものを深めていきながら、条例に基づく運営を心がけていきたいと考えているところでございます。 本件につきましては、本定例会におきましても、議員の皆様方から多々ご質問をいただいております。今後におきましても、ぜひともご提案などいただきながら、この設置条例に基づく形になるように、ぜひともご指導、ご鞭撻のほどいただきたいということをお願い申し上げたいと存じます。
○議長(家城功) 高岡議員。
◆10番(高岡伸明) 頑張っていただきますよう、よろしくお願いいたします。終わります。
○議長(家城功) ほかに質疑はありませんか。 12番、安達議員。
◆12番(安達種雄) それでは1、2点伺います。まず、
建設課長、先日もちょっと岩滝の弓道場のことで、ちょっと安全ネットのことで、実は私きょう、現場へ行ってまいりました。そして弓道をしておられる初段の方のお話も直接、伺ってきました。 確かに現場を見てみますと、通路ではなくお墓参りされる方の駐車場であったり、そういった形での、危険だということも伺ってまいりましたが、この予算計上されております中で、どのような形で防護ネットを予定しておられるのか、ちょっと私的に考えたら予算がちょっとしっかりしとるなという感が否めんので、それについて、ご報告をお願いします。
○議長(家城功)
吉田建設課長。
◎
建設課長(吉田達雄) お答えいたします。予算の見積もりに関しましては、体育施設の専門の業者にお伺いをして、規格品のアーチェリーネットということで、予算計上させていただいております。 寸法についてですが、幅が14.25メートル、この的の建物がありますね。的の建物より上、いわゆる屋根を通り越すということを想定いたしまして、全体の高さとしては6メートルなんですが、屋根の上の部分2.8メートルについてをネットにすると。ただ、このネットは、通常のネットですと、矢がすり抜けてしまうので、非常に細かい目になってます。この細かい目を今の14メートルの2メートル80張ろうとしますと、風の影響を受けて、いわゆる帆船の帆みたいな感じになって、非常に危険な状態が生まれてくるということがございますので、その支える支柱がかなり高価なものになってくるというようなことから随分高額なイメージ、実は高いんですけども、そういった形でお願いをせんなんと思います。 ただ、先日もお答えしておりますように、弓道協会さんのほうといろいろ協議をさせていただいて、現場に合った形というので、これはあくまでも規格品ですので、改造等というんか、距離を短くするだとか、そういったことはできていきますので、それらについては今後の協議の中で決めていきたいというふうに思っております。
○議長(家城功) 安達議員。
◆12番(安達種雄) そうしますと、高さについては、私も現場見てきて2メートル50から3メートルぐらいは必要かなと、もう段を持っておられる方は、ほとんどそんな外されることはないそうです。屋根より上に行くようなことは。たまに、こう初心者であるので、そういうこともないわけではないんだということを現場で伺ってきました。 それで、ネットの張り方ですが、これは双方にコンクリートのコン柱を立てて、そこに横断的にネットを14メートル25センチを予定しておられるのか、それとも建物に金属製のポールを立てて、それに、そうしますと建物に負荷がかかりますね。先ほど課長言われたように、目が細かいんで、言うたら布地に近いような防護ネットになる思うんです。ある程度、その辺も専門業者の話を聞いて計画しておられると思いますが、コンクリートを立てられたほうが、かえってもちがいいかなと、それがどれだけでできるか、できんかわかりませんが、その辺も含めて、ちょっと課長の思いを、もう一度お聞かせいただきたいと思います。
○議長(家城功)
吉田建設課長。
◎
建設課長(吉田達雄) お答えいたします。今、私どものほうが考えておりますのは、今の既設の建物に支えを持っていくという考え方ではなくて、独立柱で、いわゆる施設の後ろ側というんですか、そこに立てていきたいと。4本の柱で支えて、大体、根入れは2メートル程度とらせてもらおうかなと思ってます。ただ、その柱の材料は、鉄柱になるのか、サス製になるのか、ちょっとそこまでは把握しておりませんが、コンクリート柱には、恐らくならんのかなというふうには、あるかな、ちょっとそこまでの詳細は、ちょっとまだ把握しておりませんので、申しわけございません。
○議長(家城功) 安達議員。
◆12番(安達種雄) それでは、ちょっと希望を言うておきます。 その現場でも弓道の方と話したわけですが、後ろの空き地、いわゆるお墓に参られる方のところに、弓道、弓を引かれるときには、例えば、立て看板みたいなもんをつくって、折り畳み式の。そして、今、弓道しとるんで危険ですよということもあわせてお墓参り等される方にもアピールするような形で、そういう部分も必要ですねえ言うたら、そういうことはこっち側で楽しむもんがせんなんことですというように言うとってくれたんで、その辺あたりも十分考えていただいて、事故のないようには、それがもう最優先ですが、費用的にも非常に高価なものだという感じがしておりますので、十分に踏まえて、今後、実施に移っていただきたいと思います。もうこれは要望しておきます、はい。 それから、次に岩屋小学校が休校になって、ちょうどきょう3年前に市場小学校がお世話になった子が卒業式で、すばらしい卒業式を、私も、目の前に来て涙腺が緩みましたが、小学校が現在、休校扱いなっておりますね。これ休校にすることによって、いわゆる交付金等が国からおりているんであれば、以前、体育館の屋根を塗装していただいたときにも、1,000万円余りの金額を伺ったことがありますが、現在、休校という形で幾らぐらい、どの項目に交付金がおりておるんであれば、お示しがいただきたいと思いますが。
○議長(家城功)
小池企画財政課長。
◎
企画財政課長(
小池大介) 交付金ではなく、普通交付税の算定の基礎に入っております。算定基礎の中には、学校数、学級数、児童数、こういったもので算定をされておりまして、当然、児童数ですとか、学級数というのは新たな統合したほうでのカウントになりますし、この学校数については休校のままで、今までどおりのカウントになっております。 これが学校なんかは統合が全国的に行われておりますので、仮に廃校になったとしても一気に影響を及ぼすということはなくて、段階的に措置がされていきますので、あわせてちょっとご了解いただきたいと思っておりますので、額としては個別に算定をしておりませんので、はじいておりませんけども、1校分については学校数としてはカウントがされておるというものでございます。
○議長(家城功) 安達議員。
◆12番(安達種雄) それでは、今後また
加悦地域においても学校の統廃合が早速計画されておりますが、今、岩屋小学校のことを伺いますが、この休校扱いとしての、いわゆる年限ですね、この辺は、こちら与謝野町が好きなように、まあ言うたら、その時期まで引っ張っていけるのか、それとも法的にも休校になってから何年前ですよというタイムリミットがあるのか、その辺について伺いたいと思います。
○議長(家城功) 柴田
学校教育課長。
◎
学校教育課長(柴田勝久) お答えいたします。交付税の算入ですけども、廃校、休校にかかわらず5年間の段階補正というふうに聞いております。
○議長(家城功)
小池企画財政課長。
◎
企画財政課長(
小池大介) 今、議員が聞かれたのは、そうではなくて、廃校を何年まで許容されておられるかいう質問だったと思っておるんですけど、違いますか。 そういう5年なら5年まで廃校を認めるだとか、休校をということですよね。私の知る限りでは、ないと思うんですけども、あるとするならば、柴田
学校教育課長が、すみません。
○議長(家城功) 柴田
学校教育課長。
◎
学校教育課長(柴田勝久) すみません、交付税の関係ですけども、私の認識間違いかもしれませんので、後ほど調べて報告をさせていただきます。また、休校をいつまで続けるかということですけども、平成28年4月から市場小学校のほうに、岩屋地区の子供が通っていただいているということで、その地点で、岩屋地区のほうから休校扱いとしてほしいという要望を受けて、休校にしているものでございます。 休校の取り扱いとしましては、いつでも学校のほうに戻せる状態というのが休校という形になっておりますので、地域の岩屋地区の方と相談をしながら、学校に戻す状態ではなくなったときに、例えば、校舎が跡地活用をされるとか、そういうようなタイミングで、また相談をさせていただけたらというふうに考えております。 特に、期限は聞いておりません。
○議長(家城功) 安達議員。
◆12番(安達種雄) それでは、特に休校から廃校にしなければならないという年限はないという判断でいいですか。はい、わかりました。 ただ、ああして学校の校舎なり、施設を何とか利活用して、地域の活性化につなげたらという寂しさの反面、そういう方向で何とか前向きに動かなければならないだろうなという気持ちは持っておるんですが、今、もう全く岩屋区のほうに、そういうような希望や具体的な話があれば、岩屋区から言うてきてくださいという、町のほうとしては、待ちの体制なのか、いろいろと企業や団体等から、そういう話が来るのを町も待っておられるのか、100%岩屋区のほうに投げかけておられるのか、その辺について、確認しときたいと思います。
○議長(家城功) 山添町長。
◎町長(山添藤真) ただいまのご質問にお答えをいたします。ただいま議員からご指摘をいただいております、岩屋小学校の今後ということでございますが、現段階におきましては、休校扱いとなってございます。この休校ということから、仮に廃校という決断をなさるという選択をされる場合、学校の跡地利用という可能性が出てくると考えてございます。この学校の跡地利用につきましては、岩屋区の方々からもご意見をいただいているものもございます。こうした意見の交換、そして今後の地域のあり方、総合的な視点でもって両者協議を進めていくことができれば理想的な形であろうと考えております。
○議長(家城功) 安達議員。
◆12番(安達種雄) 理想的な形はよくわかりますが、それでは岩屋区のほうから町のほうに申し入れをされるのを待っておるという受けとめでいいですか。
○議長(家城功) 山添町長。
◎町長(山添藤真) 休校という判断をされたのは、岩屋地域の皆様方と考えております。この休校扱いから、仮に廃校扱いに変えるということがあるとすれば、これは地域の住民の皆様方からの声を届けていただくということが必要になってくるだろうと考えております。 なお、その上で跡地利用の話になっていくと考えておりますので、まだ、跡地利用を具体的に協議をする段階に至っていないというように考えてございます。
○議長(家城功) 安達議員。
◆12番(安達種雄) そうしますと、今の町長のご答弁を受けますと、岩屋区から申し入れがあるのを待っておるというように言われたというように解釈をしますが、それで間違いないですか。
○議長(家城功) 山添町長。
◎町長(山添藤真) とりわけ休校扱いから廃校扱いなどに、その取り扱い内容を変更するということにつきましては、岩屋区の皆様方からの申し出を待つということでございます。その上で校舎、あるいは土地の活用についての議論というものを始める体制が整うということだと思ってございます。 現段階におきましても、個別的には、さまざまなお話を聞いているという段階でございますけけれども、それがまとまった協議の形をなしているという段階ではないというように理解をしております。
○議長(家城功) 安達議員。
◆12番(安達種雄) はい、わかりました。それから、子ども福祉費、129ページで、最近、特に子供の虐待、それからまた、家庭におけるDV対策あたりが非常に、本当にもう問題になっておりまして、もうテレビのニュースを見るのが我々もつらいというようなことが多々あります。 こういった中で、金額はわずかですが、特別医療費8万4,000円、これは社会福祉士さんのいろんな研修だと思いますが、虐待ホットラインの電話料がわずかですがアップしております。このことは、もちろん必要だろうということから、このアップを予算化されたと思いますが、これの裏づけですね、こういったようなことで、特にそういったような相談がふえるであろうと、それからまた、そういったことが、もう既に近年ふえておるというような事例があれば、お聞かせいただいて、また行政のほうで、そういったようなことが問題、町内で仮に起きたとしたら、しっかりと受けとめるだけの用意はできてますよということを町民の皆さんに安心していただく意味でも、この予算アップについての根拠をお示しいただきたいと思います。
○議長(家城功)
浪江子育て応援課長。
◎
子育て応援課長(浪江昭人) お答えします。児童虐待・DV対策事業としまして、12節役務費、電話料が2万5,000円ということで計上させてもらっておりますが、これ前年度と比べましてアップしておりますのは、特別割引の部分があったんですが、これが何年かたったらなくなるというところでの上昇分でありまして、特に電話が多いとか、少ないとかいう形でのアップではないということです。この電話いうのが、これです。私、365日、24時間、この電話を持たせてもらっております。それから、もう一人、うちの主幹も同じように、もう1台持ってますし、それから福祉課のほうでも2台、同様の電話を持っておりまして、通報がありましたら、すぐに対応ができるように、常時携行しております。 最近の虐待傾向というのは、実はいろんなことが起きております。ここでは、具体的なお話はさせてもらえませんが、これまでにないような中身のことも起きておりまして、児童相談所等と連携をしながら、また最近では宮津警察署も後方支援をしていただきながら、虐待に遭っております子供さんの保護というようなところについては、遅滞なくやらせていただいとるということで、全国的にいいますと千葉県の野田のほうで、今回、大変残念な事件が起きておりますが、幸い、そこまで至るような事例は今のところ発生をしておりません。 しかしながら、もう田舎だからというようなことで考えられるような時代ではなくなっておりますので、今後は、ますますそういった対応について、しっかり取り組んでいかなければならないなということで、児童相談所にも私、足を運ばせていただきながら、連携のあり方についても意見を述べさせていただいておると、児相さんも大変、職員の確保等厳しいところがあるんですが、それが理由で事故が起きても言いわけになりませんので、児童相談所と、それから市町村と、それから警察、もっといいますと保健所、そういったところがしっかり連携をしながら未然に、そういったものが防止できるような、そういう対応が必要だということで、意見交換をさせていただいていおるという状況でございます。 安心してお任せくださいということは、なかなか申し上げられないんですが、そういった体制の確保は町長が力を入れて、やっていただいておりますので、今後も人員の確保を積極的にしてもらえるんだろうというふうに期待しております。
○議長(家城功) 安達議員。
◆12番(安達種雄) 今、初めて
子育て応援課長から、そのような、それは受令機ではない、携帯電話、そうですか、それはほんなら一般の電話からも通話することが、許せる範囲、合法的な範囲でちょっと説明をいただきたいと思います。これ言うと今度は課長がプライベートの時間がなくなるような、24時間勤務みたいなとこになるんで、大変ご苦労だと思いますが、あえて、ちょっと説明をいただきたいと思います。
○議長(家城功)
浪江子育て応援課長。
◎
子育て応援課長(浪江昭人) 全国共通で通報ができる番号として「189」「いち早く」ということを言うておりますが、そういった番号の部分はございます。これは町独自の虐待ホットラインとしての番号を設定しまして、そこにかけてこられた方に対して対応をするということにさせてもらってます。
○議長(家城功) 安達議員。
◆12番(安達種雄) それでは、そういったようなシステムが構築されることにおいて、また親御さん、そして、我々町民も安心して暮らせる町を構築していただいていることについて、ご苦労さんですというお言葉を残して、この場を終わります。
○議長(家城功)
小池企画財政課長。
◎
企画財政課長(
小池大介) 大変申しわけありません。先ほどの岩屋小学校の休校の交付税の扱いなんですけども、ちょっと私、勘違いをしておりまして、休校でも5年間の数値急減補正という対象になりますので、今でしたら8.9校分だとかいう扱いで年々段階的に縮減をされて、1校が5年間をかけてなくなっていくいうような計算でカウントがされておるようでございます。大変申しわけありませんでした。
◆12番(安達種雄) 以上で終わります。
○議長(家城功) ここで4時25分まで休憩とします。 (休憩 午後4時12分) (再開 午後4時25分)
○議長(家城功) 休憩を閉じ、休憩前に引き続き会議を再開し、質疑を続行いたします。 ほかに質疑はありませんか。 3番、杉上議員。
◆3番(杉上忠義) それでは、2回目の質疑を行います。総務文教厚生常任委員会で議論をいたしました。皆さんのお手元に資料も行っていると思います。町長の判断だということなんで、お尋ねしたいと思います。資料では1ページでございます。 ここに今、大変問題になってます高齢者の福祉施設で従事される人材が非常に確保が困難だという、福祉関係者からお聞きしております。そこで、町長にお尋ねいたしますけども、ページでいいますと、ありますか、資料、総務文教厚生常任委員会の資料でございます。1ページ。予算書ですと104ページになりますけど、よろしいでしょうか。読み上げます。 介護福祉士資格習得研修補助金100万円でございます。これが町長の判断によりまして、ゼロの査定になりました。そのかわり介護福祉士修学資金貸付事業120万円が新規の事業になりました。福祉関係者からも要望は出てたと思うんですけど、町長。これを、どうして人材確保が困難な介護福祉士を養成する補助金をゼロにされたのか、お尋ねいたします。
○議長(家城功) 山添町長。
◎町長(山添藤真) ただいま議員からご指摘をいただいております件は、本町が3カ年にわたりまして、福祉人材の確保という観点から講じてきた福祉人材育成事業ということであったと考えております。これは3カ年間の時限的な事業ということで、当初から計画をしてきたところでございましたので、その方針にのっとり、その制度を予算計上をしていないということであります。 しかしながら、先ほど議員からご指摘がありましたように、介護福祉士修学資金の貸付制度ということで条例制定もお世話になり120万円の予算を計上させていただいております。こうした事業を推進していくことによって、深刻化する介護人材の不足に対して施策を講じていきたいと考えているところであります。
○議長(家城功) 田辺
福祉課長。
◎
福祉課長(田辺茂雄) 失礼します。私のほうからも町長の説明に引き続きまして、補足で説明をさせてもらおうと思います。この3カ年の事業におきましては、平成28年、平成29年度と43名の方が利用していただいております。平成30年度におきましては、今はまだ見込みですが、11名の利用が見込まれてまして、54名の利用というふうに思っております。3年目になりまして、申請の件数も減りまして、福祉現場というのは、やっぱり資格職が多い職場であります。介護福祉士に関しましては、7割ぐらいの方が、全職員のうち資格を持っておられると。看護師さんとか調理の場面では調理師さんとかおられますんで、そういう方も含めると、ほぼ9割のぐらいの方が何らかの資格を持っておられるという状況にあります。 3カ年の間で看護福祉士7割ぐらいの所属率になる中で、一定成果は見られたかなというふうに思っております。また、現任の職員さんにつきましては、京都府の北部のほうは介護職員の人材離れが多いということで、京都府のほうも、このことを問題としておりまして、府北部の現任職員さんの研修について、力を入れております。 平成31年度におきましては、京都府北部の福祉事業所さんの協力も得ながら、現任職員さんの研修というのを、京都府のお金を使わせてもらいながら、与謝野町で計画をしておりますので、そちらのほうで、現任職員さんのスキルアップを図っていきたいというふうに思っております。以上です。
○議長(家城功) 杉上議員。
◆3番(杉上忠義) この事業につきましては、高齢者の福祉施設の関係者から町に対して要望書も出ていると聞いておりますけども、課長、現場の声はお聞きになっていると思うんですけども、お話し合いはされましたか。
○議長(家城功) 田辺
福祉課長。
◎
福祉課長(田辺茂雄) 先ほど、北部の研修というのを考えてますというお話をさせてもらっております。その中でも3カ年の事業の継続というお話はいただきながらも、違う形で取り組んでいけないかというふうに思っております。平成30年度、まだ補助金を、これから出させてもらう段階でありますので、その成果も見させてもらいながら、福祉事業所さんとは密接にお話をしながら検討していきたいというふうに考えております。
○議長(家城功) 杉上議員。
◆3番(杉上忠義) それでは、資料は1ページ、そのままでございまして、予算書では104ページ、施設関連のほうに質問を移らせていただきたいと思います。地域福祉空間整備事業、やすらの里、ここに書かれております多額な地域共生型福祉施設整備利子補給が京都府と伊根町と与謝野町で負担するということになってます。 ここでどういう確約といいますか、計画になってるかもわかりませんけども、そういう、もし約束事であるならば、この27万1,000円減額もしてもいいんでしょうか、課長。
○議長(家城功) 田辺
福祉課長。
◎
福祉課長(田辺茂雄) 予算書の104、105ページのところにあります、地域福祉空間整備事業費の利子補給であります。やすらの里という施設におきましては、与謝郡福祉会、丹後福祉応援団、それから、よさのうみ福祉会、それから京都府の看護協会、四つの法人さんが勉強しながら一つの敷地内で活動をしてもらっております。その建設に当たります利子補給のお金を借りられたことに関する利子補給のお金になっておりますので、元本が減っていきますので、利子というのも減っていくということでの金額は減っていくというご理解をいただければというふうに思います。
○議長(家城功) 杉上議員。
◆3番(杉上忠義) それでは、確認事項として確認しときたいと思いますけれども、もうあと何年間、この補助は続くわけでしょうか。
○議長(家城功) 田辺
福祉課長。
◎
福祉課長(田辺茂雄) 手元のほうに、与謝郡福祉会ものしかちょっと持ってなくて申しわけないんですが、ちょっと元号はかわるんですが、与謝郡福祉会においては、平成54年ということになっております。借りられた金額によって差がありますので、ほかの丹後福祉応援団さんとか、よさのうみ福祉会さんの利子補給の償還期間というのは若干ずれますが、与謝郡福祉会においては平成54年という計画になっております。
○議長(家城功) 杉上議員。
◆3番(杉上忠義) あと23年間続くということですね。かなりな金額の借入金であるから、こういう補助が必要だということなんでしょうけども、京都府も伊根町さんもご理解を得てるということでしょうか。
○議長(家城功) 田辺
福祉課長。
◎
福祉課長(田辺茂雄) 伊根町は、ちょっと関係してこない。与謝野町の中でのことですので、京都府は関係してきますが、伊根町は関係してこないです。
○議長(家城功) 田辺
福祉課長。
◎
福祉課長(田辺茂雄) すみません、間違った答弁をしておりまして申しわけありません。やすら苑に関しましては、京都府さんと伊根町さんも関係してきます。
○議長(家城功) 杉上議員。
◆3番(杉上忠義) それでは、京都府と伊根町と与謝野町が確認し合いながら、23年間の利息の支援をしていくということでいいんですね。 続きまして、資料は4ページでございます。予算書は112ページ、私の地元にあります京都府織物機械金属振興センターの家賃がですね、私も気がつかなんだんですけど、122万7,000円の家賃を、賃料ですね、与謝野町が負担しているわけでございます。外から見ていましても、しっかりとした運営管理ができてる団体に使っていただいていると思うんですけども、現状についてだけ教えていただきたいと思います。
○議長(家城功) 田辺
福祉課長。
◎
福祉課長(田辺茂雄) 当施設におきましては、京都府の持ち物でありまして、それを与謝野町が借り受けて、借り受けてというか、トンネルのような形でよさのうみ福祉会さんが、いわゆる作業所として利用していただいております。 よさのうみ福祉会さんから賃料をいただいて、京都府に、そのお金をお払いするという形であります。京都府の持ち物を社会福祉法人に直接貸せないということで、町が間に入りよさのうみ福祉会に借りてもらってるという状況で、中身としては、作業所として利用していただいております。
○議長(家城功) 杉上議員。
◆3番(杉上忠義) 京都府の旧織物指導所でございまして、数年間は空き家同然になっていたのを、しっかりとしたよさのうみ福祉会の皆さんが仕事場として使っておられる、そこから家賃をいただいて、与謝野町が京都府に払う。 ただ、月にいいますと12万円の家賃は、京都府と、どうしてこういう約束になったんでしょうか。やや福祉の関係の施設としては、しっかりした建物でありますけども、京都府が、なぜこれだけの家賃を取るのか、その辺の話し合いはどうだったのでしょうか。
○議長(家城功) 田辺
福祉課長。
◎
福祉課長(田辺茂雄) 京都府のほうの基準、福祉目的でということで、2分の1の賃料になっているようです。それから、賃料におきましては、毎年、京都府さんの協議もさせてもらいながら、安く上がるときには安くさせてもらう、お願いしているような次第であります。
○議長(家城功) 杉上議員。
◆3番(杉上忠義) 旧織物指導所が峰山にかえられたときに、私の地元の算所区ですけども、そこにお話がきたときには、ぜひともしっかりとして活用してほしいと。家賃の話は出なかったんですけども、その辺は覚えておられますか。
○議長(家城功) 田辺
福祉課長。
◎
福祉課長(田辺茂雄) 当初のやりとりというのは、私もしっかり把握はしてないんですが、京都府さんが示される金額なり、それからもう10年ぐらいになるかなと思います。途中、適正価格かというところでは京都府さんとも途中、協議して、金額変更なりもしておりますし、金額については、やはり京都府の持ち物でありますので、一定協議はさせてもらいながらも、よさのうみ福祉会のほうにお世話になってる状況です。
○議長(家城功) 杉上議員。
◆3番(杉上忠義) ぜひ、よさのうみ福祉会さんとしても負担が大きいと思います。与謝野町が窓口になりまして、京都府との話し合いがある機会があれば、ぜひとも要望していただきたいと思います。そこで、その下に、同じページで障害者福祉歳出合計が、これ重要だと思うんですけども2,852万4,000円、前年対比で、少ない予算、組まれたわけですね。総務文教厚生常任委員会では、話では、こう聞いたと思うんです。低い予算でスタートして、必ず前年並の予算を確保するでしたね。これは企画財政課に聞いたらいいんかどうかと思うんですけども、そういう確約が町民の皆さんにできるんでしょうか。副町長、お願いします。
○議長(家城功) 和田副町長。
◎副町長(和田茂) お答えいたします。予算は、あくまで予算ということですので、1年間の計画を立てますけども、事業によりましては申請、対象者の方の申請とか、そういうことによって、事業を確定していくということがございますので、その申請によりましてふえて足らなくなれば、当然、補正予算をさせていただかんなんという場面も出てまいります。 ただ、当初予算につきましては、昨年度の実績、あるいはもう1年前の実績等を勘案しながら予算を立てさせていただいているということで、当然、申請数に応じて予算は変わっていくということで、ご理解がいただきたいというふうに思います。
○議長(家城功) 杉上議員。
◆3番(杉上忠義) じゃあ副町長に続けてお尋ねしますけど、予算書で112ページ、自立支援医療給付事業、例えば、100万円少ないわけですね、今年度予算が。だから、その申請状況を見て前年並の予算をつけると、こう考えたらいいんですかね。
○議長(家城功) 和田副町長。
◎副町長(和田茂) お答えいたします。当然、予算ですので、予算編成方針の中では前年度より下回って要求をするようにということは、これは
予算編成方針で出しておりますけども、とはいえ、やはり医療費ですとか、そういうものにつきましては、実績に応じて、やはり予算措置をしていかなければ、これはならないというふうに思っておりますので、そこはしっかりと状況を見ながらということなるというふうに思います。
○議長(家城功) 杉上議員。
◆3番(杉上忠義) もう一度、副町長お尋ねします。例えば、京都府とか国に要望して、予算獲得せんなん、この事業であるならば、やや確約がしにくいん違いますかね。
○議長(家城功) 和田副町長。
◎副町長(和田茂) お答えします。当然、国や府につきましても、一定のルールに従って、こういった扶助費は発生してまいりますので、申請につきましては、ある程度の見込みで申請をさせてもらいますけども、最終的には実績に応じた交付金なり補助金が入ってくるというふうに考えておりますので、そこはしっかりと町の実績に合わせて予算措置ができるというふうに考えております。
○議長(家城功) 杉上議員。
◆3番(杉上忠義) 子育て応援課の予算説明資料が行っていると思いますけども、予算書では271ページで、これも課長に、まずお尋ねしますけども、常任委員会ではお聞きしました。これも同じ理屈で、低い予算からスタートして、その都度、事業費は確保できると。これ大変な金額なんですね、マイナス7.6%で、前年対比、これを広報で町民にお知らせしたとしますわね。9,000万円少ないわけですね。これはもうかなりびっくりするわけですけども、その見解はどうでしょう。
○議長(家城功)
浪江子育て応援課長。
◎
子育て応援課長(浪江昭人) お答えします。当課のほうが出しております資料の歳出の合計額で前年比較をした場合、約9,000万円ほどの減額になっとるんですが、これには、例えば、保育所の統廃合等によって人件費が下がるとか、そういった要素も含まれておるんですが、先ほどからご指摘の扶助費の考え方について申し上げますと、一つは、当課にもちょっと責任があるなと思いますのは、第6号補正で児童手当の減額補正を2,600万円という大きな額を、最終の補正でさせていただいてます。 そういったところで、その扶助費であっても正確な見積もりを、やはりする必要があるのではないかというのが財政課からの指摘でございまして、そういったことから言いますと、しっかり状況を確認しながら、本来ですと1年分の予算を十分に持っていくということが必要だというふうには一方では思いますが、予算編成上、やはり厳しい財政状況である中では、扶助費であっても正確な見積もりが必要、予算化が必要という指摘に対して、原課としては、その受けとめをする必要があるということで、当初予算については、かなり厳しい査定を受けたというふうに思っております。 ただし、先ほどからありますように、扶助費というのは、いわゆる命にかかわる部分も含めて重要な予算でありますので、議会ごとに正確な見積もりをする中で、正しい予算要求をしていけば認めていただけるという確約はいただいておりますので、支障を来さないように運営をしていきたいというふうに考えております。
○議長(家城功) あらかじめお願いをしておきます。 本日、午後5時を回っても続行する可能性がありますので、ご了解をいただきますよう、お願いいたします。 杉上議員。
◆3番(杉上忠義) それでは、副町長、同じようにお尋ねいたします。 今、課長にありましたように、減額とか不用額にならない心配が出過ぎて、こういう大きな減額になったというふうにもとれるんですけども、その課長会議等で、そういう議論が、副町長なされて、こういう編成になったんでしょうか。
○議長(家城功) 和田副町長。
◎副町長(和田茂) お答えいたします。予算の編成につきましては、当然、町長のほうから、その予算編成方針というのが出されますので、その内容につきましては、まちづくり本部会、課長会等でも共有をしております。 ただ、予算の編成の手順としましては、各課が正確に見積もって上がってくる、上げてくるという予算に対して、我々なり町長、あるいは財政課で査定をしていくということになります。その中で、各担当課とヒアリングをしながら、減額なり、増額ということはあまりないんですけども、できるだけ絞り込んでいくということになります。 したがいまして、この予算を固めるというのは、一つのルールはありますけども、これはやはりあくまで予算でございますので、年度途中で、やっぱり予算も財政も生き物ですので変わってまいります。そこは臨機応変に対応していかなければならないということで、今後の定例会で補正予算を、それぞれまた、お願いしていかなければならないというふうに思ってます。 ただ、議員の皆さんもご承知のように、非常に財政が厳しいということで、先ほどからも財政調整基金の話もございますけども、我々としましては、当初でできるだけ財政調整基金を繰り入れなくても予算編成ができるように努力をしていきたいということを取り組んでおりますので、そこでどうしてもシビアな予算の査定になるということは、ご理解がいただきたいというふうに思います。
○議長(家城功) 杉上議員。
◆3番(杉上忠義) 予算が成立したとしまして、広報されるわけですけども、何度も繰り返しになりますけども131億円、過去2番目の、総合的に言うと
予算編成をした。しかし、よく町民も私たちも見ると、子育て、国を挙げて子育て支援をしてる最中に、我が町は9,000万円も前年対比、減額したと、相当丁寧な説明が要ると思うんですけども、副町長、いかがでしょうか。
○議長(家城功) 和田副町長。
◎副町長(和田茂) お答えいたします。ご指摘のように、広報の際には、その増減額の根拠については、しっかりと説明をしていかなければならないというふうには思っておりますけども、この9,000万円の減額の中には、前年度までは保育園の経費で拾っていたものが、新年度はかえで
こども園、それから仮名ですけども、加悦認定
こども園、野田川認定
こども園という、認定
こども園のくくりにしてきたという、いわゆる年度の違いによって、予算の性質的なものが変わってきますので、それでマイナス9,000万円と、大きく減額したというところもございますので、その辺をしっかりと、この差額はどうなんだということは説明をさせていただきますけども、シビアな財政状況が厳しいというところも、ご理解いただけるように、広報をしていただきたいというふうに思います。
○議長(家城功) 杉上議員。
◆3番(杉上忠義) それでは、わかりやすい丁寧な広報をお願いをしときたいと思います。 時間も迫ってまいりましたので、次、職員の給与の問題でございます。予算書では309ページ、数年前よりも、大学卒業しますと初任給が18万700円、私の記憶では17万8,000円だったので2,700円昇給しております。今、働き方改革で国会でも大きな問題になっております。よく見ますと、どこが働き方改革、大きな問題になってます時間外労働等々とりまして、この予算書で見ますと、時間外勤務手当が前年対比で215万5,000円しか減ってないと。ただ、いいと思うんですけども、この辺の取り組みは
総務課長ですか、副町長ですか、わかりませんけども、どちらか。これから取り組むにしては、やや不足してるんじゃないでしょうか。
○議長(家城功) 和田副町長。
◎副町長(和田茂) お答えします。働き方改革で、この本定例会でも条例をお認めいただきましたように、一月45時間ということで、年の超過勤務労働時間も限られてきておりますので、それは当然、規則のほうでしっかりと定めて守っていかなければならないということは、職員で協議をしていく予定でございますけども、いわゆる前年度と平成31年度、平成30年度と平成31年度で比較しますと、減り方が少ないというふうなことをおっしゃっているんだというふうに思いますけども、そこにつきましては、当然、予算があるから使っていくということではないんですけども、どうしても選挙ですとか、突発的な、必ず期限内にやらなければならないというものも予測はされますので、そこは一定、予算としては、各課から予定として上がってきているものを措置させていただいているというのが現状でございます。 ただ、先ほど、何遍も繰り返しになりますけども、とはいえ、財政担当なり我々のほうで一定、削らせていただいているということはございます。
○議長(家城功) 杉上議員。
◆3番(杉上忠義) 政府も広報しております。また、労働組合団体の連合等々も広報いたしております。中小企業も広報してますけども、いよいよ2019年4月1日より有給休暇の取得、あるいは時間外労働の上限、これは2020年1月1日より中小企業は施行されます。 最大の問題は、同一労働、同一賃金でございます。中小企業は猶予期間がございまして、2021年4月1日より施行でございます。しかしながら、公務員は来年の4月1日と聞いております。私たちの町では、かなりの人数の方が、言葉は悪い、いい言葉じゃないんですけども、非正規の労働をしとられます。ここが、この財源が大変な金額ではないかというふうに私は心配しとるんです。
総務課長、何人の方が今、非正規と呼んでいいんですか、労働されているんでしょうか。
○議長(家城功) 長島
総務課長。
◎
総務課長(長島栄作) ただいま臨時職員の方々の人数というふうなことでございます。平成31年度はこれからですので、正確な数値等はないので、試算ですけども、平成30年度現在のところでは臨時職員の方は時間、長時間から短時間含めまして280人ほどおられるということでございます。
○議長(家城功) 杉上議員。
◆3番(杉上忠義) これを正規の職員さんの給与と、例えば1万円違ってた、格差があったのを、同じ給料にする場合ですと、大変な財源がいるんですけども、一番労働組合等々、心配しているんは、格差につきましては、正職員さんの待遇を低下して、低下いうんか、何か削って、非正規のほうに回すということはやめてくださいと。正職員の方は、しっかりとした待遇を確保して、非正規の方を正職員に近づけると、こういうことをしっかりやってくださいというのが労働組合の要求だと思うんです。 しかし、大変な財源が、今、計算しただけでも要るわけですけども、それにですよ、言われています期末手当とか、児童手当とか、同じようにしていくと相当の財源が要るんですけども、そういう準備は今からしないといけないと思うんですけど、見解はいかがでしょうか。
○議長(家城功) 和田副町長。
◎副町長(和田茂) 以前にも、
永島議員だったと思いますけども、質問いただいた中で、来年の4月1日から、この働き方改革の関係で地方自体も整備をしていかなければならないということになってます。おっしゃいますように、非常に多額の財源を要するということは、我々も予想はできるわけですけども、諸手当の改善、あるいは基本賃金の関係、これらにつきましては、今後、議会の皆様にも条例を通して、いろいろ議論をお世話になっていかんなんと思うんですけども、ここはしっかりと与謝野町独自ではなくて、やっぱり近隣市町との状況も見ながら、あるいは京都府の状況も見ながらということになりますので、今、単価を、賃金単価をどれだけする、報酬単価をどれだけにするということは申し上げれませんけども、必ず新たな財源が必要になるということは、これはもう確実だというふうに思ってます。 ですから我々も、町長も含めまして、我々の副市長町会でも、町村会を通じて、やはり国のほうに、その見合った財源を交付税等で措置してほしいという要望は今から上げていくという段階になっております。 いずれにいたしましても、労働組合との協議の中で、条例制定ということにもなっていきますし、それを受けて議会の皆さんにも条例の審議を今後、お願いしていくということになりますので、そこはしっかりと人事担当のほうで説明をさせていただけると思ってますけども、基本は現在の賃金単価を下回らないように設定をしていくということを基本に協議をしていきたいというふうに考えております。
○議長(家城功) 杉上議員。
◆3番(杉上忠義) 労働組合では、働く人の健康と命と生活を守る、最後の砦に。
○議長(家城功) 時間ですので、終わってください。
◆3番(杉上忠義) 働き方改革を実現していただきたいということを切に要望いたしまして、私の2回目の質問といたします。ありがとうございました。
○議長(家城功) お諮りいたします。 本日はこの程度にとどめ、延会したいと思いますが、ご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(家城功) 異議なしと認めます。 本日は、これにて延会することに決定しました。 この続きは、3月22日午前9時30分から開議しますので、ご参集ください。 お疲れさまでした。 (延会 午後5時05分)...