平成29年 3月 定例会(第75回) 第75回平成29年3月
与謝野町議会定例会会議録(第1号)招集年月日 平成29年2月24日開閉会日時 午前9時30分 開会~午後3時50分 散会招集の場所 与謝野町議会会議場1.出席議員 1番 有吉 正 9番 藤田史郎 2番 高岡伸明 10番 宮崎有平 3番 河邉新太郎 11番 渡邉貫治 4番 小牧義昭 12番 多田正成 5番 安達種雄 13番 今田博文 6番 江原英樹 14番 家城 功 7番 和田裕之 15番 塩見 晋 8番 伊藤幸男 16番 勢旗 毅2.欠席議員(なし)3.職務のため議場に出席した者 議会事務局長 小牧伸行 書記 土田安子4.地方自治法第121条第1項の規定により、説明のため出席した者 町長 山添藤真 代表監査委員 足立正人 副町長 和田 茂 教育長 塩見定生 企画財政課長 植田弘志 教育次長 小池信助 総務課長 浪江 学 社会教育課長 坪倉正明 防災安全課長 小池大介 福祉課長 浪江昭人 CATVセンター長 森岡克成 子育て応援課長 長島栄作 税務課長 平野公規 保健課長 前田昌一 住民環境課長 朝倉 進 商工観光課長 小室光秀 会計室長 飯澤嘉代子 上下水道課長 吉田達雄 建設課長 西原正樹 農林課長 井上雅之5.議事日程 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 会期の決定について 日程第3 諸般の報告 日程第4 町長施政方針 日程第5 議案第6号 人権擁護委員候補者の推薦について 議案第7号 人権擁護委員候補者の推薦について 議案第8号 人権擁護委員候補者の推薦について 議案第9号 人権擁護委員候補者の推薦について (提案理由説明~表決) 日程第6 議案第10号 岩滝母と子どものセンター条例の廃止について 議案第11号 与謝野町
産業創出交流センター条例の制定について 議案第12号 与謝野町組織条例の一部改正について 議案第13号 与謝野町特別職の職員の給与及び報酬等に関する条例の一部改正について 議案第14号 与謝野町職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について 議案第15号 与謝野町職員の育児休業等に関する条例の一部改正について 議案第16号 与謝野町一般職非常勤職員等の任用、勤務条件等に関する条例の一部改正について 議案第17号 与謝野町放置自動車等の発生の防止及び適正な処理に関する条例の一部改正について 議案第18号 与謝野町税条例等の一部改正について 議案第19号 与謝野町立学校施設の利用に関する条例の一部改正について 議案第20号 簡易水道事業の廃止に伴う関係条例の整理について 議案第21号 与謝野町介護保険条例の一部改正について 議案第22号 与謝野町児童館条例の廃止について 議案第23号 宮津市、伊根町及び与謝野町
障害者介護給付費等支給認定審査会共同設置規約の変更について 議案第24号
与謝野町立加悦中学校外構工事請負契約の締結について (提案理由説明) 日程第7 議案第25号 平成28年度与謝野町一般会計補正予算(第7号) 議案第26号 平成28年度与謝野町
簡易水道特別会計補正予算(第3号) 議案第27号 平成28年度与謝野町
下水道特別会計補正予算(第3号) 議案第28号 平成28年度与謝野町
農業集落排水特別会計補正予算(第2号) 議案第29号 平成28年度与謝野町
介護保険特別会計補正予算(第3号) 議案第30号 平成28年度与謝野町
国民健康保険特別会計補正予算(第4号) 議案第31号 平成28年度与謝野町
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号) 議案第32号 平成28年度与謝野町
水道事業会計補正予算(第3号) (提案理由説明) 日程第8 議案第33号 平成29年度与謝野町一般会計予算 議案第34号 平成29年度与謝野町
宅地造成事業特別会計予算 議案第35号 平成29年度与謝野町下水道特別会計予算 議案第36号 平成29年度与謝野町
農業集落排水特別会計予算 議案第37号 平成29年度与謝野町
介護保険特別会計予算 議案第38号 平成29年度与謝野町土地取得特別会計予算 議案第39号 平成29年度与謝野町
国民健康保険特別会計予算 議案第40号 平成29年度与謝野町
後期高齢者医療特別会計予算 議案第41号 平成29年度与謝野町財産区特別会計予算 議案第42号 平成29年度与謝野町水道事業会計予算 (提案理由説明) 日程第9 発議第2号
与謝野町議会改革特別委員会の設置について (提案~表決)6.議事の経過 (開会 午前9時30分)
○議長(勢旗毅) 皆さん、改めまして、おはようございます。 ただいまの出席議員数は16人であります。 定足数に達しておりますので、これより第75回平成29年3月定例会を開会し、本日の会議を開きます。 開会に当たりまして、一言私のほうからご挨拶を申し上げます。 本日は、着物議連の呼びかけをいただきまして、着物議会ということで、それぞれご協力をいただきました皆さんに、心から御礼を申し上げたいと思っております。 先ほども丹後織物工業組合、また後ほどマスコミのほうの取材ということもあると思いますんで、ひとつご協力をよろしくお願いいたします。 ことしの冬は大変な大雪になりまして、町内でも若干の被害が出たと、このように聞いておりますが、改めて、この雪の厳しさというのを、私どもは再認識させていただくことになったんではないかなと思っております。ようやく、きのう春三番が吹きまして、春間近かなと、このように感じておるきょうでございます。 本日は2月24日、昨年、今田議長さんのもとで、一番早い議会ということで2月25日に開会がされたというふうに思っておりまして、ことしは、また例年にない早い会議ということで理事者側にも大変なご苦労をかけたと、このように御礼を申し上げたいと思っております。 国のほうでも通常国会で、新しい年度の予算が予算委員会にかかっておりまして、働き方の改革や、あるいは一億総活躍社会、こういったことが主要なテーマになっておると思っておりますし、京都府におきましても府議会で、平成29年度は共生社会実現予算ということで、先日から府議会も始まっております。 これから始まりますこの議会におきましても、厳しい財政環境の中ですけれども、どう暮らしに夢や希望を与えていくか、そのようなことにつきましてご審議をいただきたいと、このように思っております。また、国や京都府との予算と連携しながら新しい展望を開くことができればと、このように思っております。町の施策が、いろいろな取り組みの中で平成29年度大きく花開くと、このようなことを期待しておきたいと思っております。 住民の皆さんの期待に応える、この議会が熱心な議論を展開していただくことをお願いいたしまして、最初の挨拶と、それから議会の運営がスムーズにいきますように最後までのご協力をお願いいたしまして、ご挨拶にかえたいと思っております。 ここで、山添町長から挨拶の申し出がありますので、お受けします。 山添町長。
◎町長(山添藤真) 皆さん、おはようございます。 この冬の降雪も、やっと落ちついた感がございますが、各地において記録的な大雪による被害が生じており、本町におきましても大雪警報を受け、2月21日に開催を予定しておりました
与謝野ブランド戦略シンポジウムを中止させていただいたところでございます。また、その前日に行いました加悦奥地内の空き家の除却に係る行政代執行現場におきまして火災が生じ、近隣の皆様方に対し、多大なご迷惑とご心配をおかけいたしましたとともに、降雪の中の懸命なる消火活動をお世話になりました町消防団を初め宮津与謝消防署等の関係機関の皆様方に対しましても、大変なご労苦をおかけいたしました。 町民の生命と財産を守る最後の手段として行いました行政代執行ではございましたが、このような事態となりましたことを大変申しわけなく、まずもって心から深くおわびを申し上げる次第でございます。まことにすみませんでございました。 それでは、改めまして、本日、ここに第75回平成29年3月与謝野町議会定例会をお願いいたしましたところ、勢旗議長を初め議員の皆様には大変ご多用の中ご参集をいただき、心より厚く御礼を申し上げる次第であります。 本定例会では、人権擁護委員候補者の推薦案件を初め条例の制定及び一部改正案件、工事請負契約の締結、平成28年度各会計補正予算、平成29年度各会計当初予算など、都合37件の重要議案をご提案申し上げております。特に新たな産業振興を推進していくため、岩滝母と子どものセンターを廃止、企業支援と新たな
コミュニティービジネスの創出を図る拠点として与謝野町産業創出交流センターを整備することに伴う条例の制定について上程をさせていただいておりますとともに、産業振興のほか、観光振興、移住と定住の促進、広報広聴の強化など、重点課題と位置づけております課題について強力に推し進めていくための機構改革に伴う条例改正についても、上程をさせていただいているところでございます。 また、本定例会におきまして、私の任期の仕上げとなります平成29年度一般会計当初予算(案)について、皆様方にお諮りするものでございますが、いずれの施策におきましても、町民の皆様の暮らしを守り、「水・緑・空 笑顔かがやく ふれあいのまち」の実現に向けて、より一層の推進に努めてまいりたいと存じますので、議員の皆様方のご理解とご協力をお願いを申し上げ、甚だ簡単ではございますが、定例会の開会に当たり、ご挨拶とさせていただきたいと思います。 それでは、3月の定例会、どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(勢旗毅) 本日の会議は、お手元に配付しております議事日程に従い進めたいと思います。 ご報告いたします。 お手元に配付しておりますように、本定例会に提出されております議案は、議案第6号 人権擁護委員候補者の推薦について外37件であります。 以上、38件を上程します。 次に、日程第1 会議録署名議員の指名を行います。 会議規則第123条の規定により、8番伊藤幸男議員、9番藤田史郎議員を指名いたします。 以上の両議員に差し支えのある場合には、次の議席の議員にお願いをいたします。 次に、日程第2 会期の決定についてを議題とします。 お諮りします。 本定例会の会期は、本日から3月29日までの34日間としたいと思いますが、ご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(勢旗毅) ご異議なしと認めます。 よって、本定例会の会期は、本日から3月29日までの34日間と決定しました。 次に、日程第3 諸般の報告を行います。 諸般の報告についての質疑は行いませんので、念のため申し上げておきます。 最初に、議会運営委員会の報告をお願いします。 家城委員長。
◆議会運営委員長(家城功) おはようございます。 それでは、議会運営委員会の報告をさせていただきます。 昨年10月19日から11月11日にかけて、町内12会場で開催をさせていただきました議会懇談会の取りまとめが完了いたしました。これに伴って正副議長並びに議運正副委員長4名で、山添町長に対し10項目の要望書を提出させていただきました。内容につきましては、議員各位並びに各地区の公民館にも報告書をお配りさせていただいておりますので、町民の皆様におかれましては、ごらんおきいただきたいと思います。 また、1月12日には第1回目の議員間討議を開催し、加悦谷高校についての意見交換を実施させていただきました。約3時間の中で、議員各位の考えや意見を述べ、大変有意義な事業になったと感じております。次の開催は4月14日の予定ですが、詳細につきましては議運のほうで協議をし、お知らせさせていただきたいと思います。 2月10日には、京都府
教育庁指導部高校教育課中島課長様を初め3名の講師を招き、北部の高等学校の今後のあり方についての説明をいただき、意見交換をさせていただきました。 議運では、今後も、議員資質向上と活性化を目指し、いろいろな取り組みを進めていきたいと考えております。来年度には、町内の子供たちとの交流と意見交換を目的とした子供懇談会も計画しております。詳細につきましては議運にて協議し、教育部局との連携を図り、お知らせをさせていただきたいと思います。議員各位はもとより、皆様のご協力をよろしくお願い申し上げます。 以上をもちまして議会運営委員会の報告とさせていただきます。
○議長(勢旗毅) 次に、一部事務組合の報告をお願いします。 最初に、与謝野町宮津市中学校組合議会の報告をお願いします。 渡邉議員。
◆11番(渡邉貫治) それでは、平成29年第1回与謝野町宮津市中学校組合議会定例会の報告をさせていただきます。 先日、平成29年2月23日、本庁舎で会議があり、議員12名全員が出席をいたしました。 まず、塩見議長の挨拶があり、日程第1 会議録署名議員の指名、3番家城議員、4番宇都宮議員の指名があり、日程第2としまして、会期は1日でございます。 次に、日程第3 議案第1号 専決処分の承認を求めることについて、与謝野町宮津市中学校組合職員の給与に関する条例の一部を改正する条例がございました。全員賛成でございます。 続きまして、議案第2号 与謝野町宮津市
中学校組合教育委員会教育長の任命についてあり、全員賛成でございました。 続きまして、議案第3号 平成28年度与謝野町宮津市
中学校組合一般会計補正予算(第2号)があり、これも審議の結果、全員賛成でございます。 続きまして、議案第4号といたしまして、平成29年度与謝野町宮津市中学校組合一般会計予算上程あり、これも全員賛成でございました。 続きまして、一般質問がございまして、1番城崎議員のプール用地の活用についての一般質問がございました。この質問につきましては、プール活用をより活性化といいますか、再利用といいますか、というような検討をお願いしたいというようなことでございまして、ありましたのを報告させていただきます。 以上をもちまして与謝野町宮津市中学校組合議会の報告とさせていただきます。
○議長(勢旗毅) 次に、
宮津与謝消防組合議会の報告をお願いします。 小牧議員。
◆4番(小牧義昭) それでは、
宮津与謝消防組合議会の報告をいたします。 平成28年12月28日に、臨時会が宮津市議会議場でございました。 宮津与謝消防組合職員の給与に関する条例の一部改正について外3件が上程をされまして、可決承認されました。 内容につきましては、平成28年度の人事院勧告及び国家公務員の一般職の給与に関する法律の改正を受け、宮津市において改正されるため、準用する消防組合においても同様の改正を行うとしたものでございます。このため、条例改正及び一般会計補正(第3号)の給与の額を改正したものでございます。 平成29年2月21日、定例会が宮津市議会議場で過日ございました。 平成28年一般会計補正(第4号)、平成29年度
宮津与謝消防組合一般会計予算外2件が上程され、全員賛成で可決をされました。 内容につきましては、補正予算では、2名の早期退職者に伴う給与の減額、消防設備、宮津分署耐震整備事業の予算措置による減額、一般会計予算では、歳入歳出額を11億6,550万1,000円とし、昨対1,430万3,000円の増ということでございます。 当町分担金といたしましては、8億3,596万9,000円のうち、当町の負担金は4億1,557万6,000円の49.71%でございました。 また、宮津分署宮津市防災拠点施設改修工事の請負契約の一部変更についてが上程され、契約金額4億3,610万4,000円を4億6,919万5,200円に変更、3,309万1,200円の増額を、全員一致で可決承認されました。変更の理由といたしましては、地中障害物が出土し、地中類の見直しや障害物の撤去費用がかさむということでございました。 その他、公平委員の人事案件を同意いたしました。 組議1号としまして、組合管理者専任事項の全部改正につきまして、宮津市の専決事項に倣い改正を行い、承認をされたところでございます。 以上、報告を終わります。
○議長(勢旗毅) 次に、京都府
後期高齢者医療広域連合議会の報告をお願いします。 塩見副議長。
◆副議長(塩見晋) おはようございます。 それでは、京都府
後期高齢者医療広域連合議会の報告をさせていただきます。 平成29年2月1日、京都市内のメルパルクにおきまして、全員協議会が開催されました。 定例会に予定されている議案の説明と、今年8月からの高額療養費制度と保険料軽減特例の見直しの説明がありました。また、後期高齢者医療制度の保険料の均等割軽減の電算システムの設定の誤りがあり、過大・過小の徴収をすることになりました。被保険者の約0.13%の方が対象になると予測されておりまして、今年4月中旬から5月上旬にかけ、還付や納付の対象者に通知が行くとのことでありました。 次に、平成29年2月10日、京都市内のCOCON・KARASUMAにおきまして、平成29年第1回定例会が開催されました。議案につきましては、予算案4件、条例案3件、発議1件が上程されました。一般質問は4人が登壇されております。 予算案の平成28年度一般会計補正予算は、2億6,208万円の増加で総額10億440万円となりました。主なものは長寿健康増進事業、主に人間ドック事業などでありますが、これの参加市町村への特別対策補助金であります。賛成多数で可決をされました。 また、平成28年度特別会計補正予算は、92億2,845万円の増加で総額3,321億9,676万円となりました。高額療養費などの保険給付費3億8,478万円が増加をしたのと、平成27年度に概算で交付された国、府、市町村の支出金などの超過交付分88億円の返還について、前年度繰越金などを財源とした補正でありました。全員賛成で可決をいたしました。 次に、平成29年度一般会計当初予算は7億6,790万円で、前年比較4,558万円の増加であります。 新規事業としては、平成29年7月から個人番号制度の運用が開始することに伴い、国が構築した情報提供ネットワークに接続するための運用・維持・保守の経費などです。賛成多数で可決をされました。 また、平成29年度特別会計当初予算は3,324億150万円で、前年度より104億円の増で、率にして3.2%増加をしています。 歳入は、市町村の保険料負担金、国、府の支出金と国保、健保保険者からの支援金などであります。歳出では、医療機関などの支払いに充てる保険給付費が3,316億円と、99.7%を占めています。賛成多数で可決をされました。 条例案については、広域連合職員の勤務時間、休暇などに関するものと育児休業などに関するもので、これらは全員賛成で可決されました。 それからもう一つは、国の後期高齢者医療制度の保険料軽減特例の見直しに伴う改正で、激変緩和措置の保険料軽減対象の拡大と、総所得金額などが58万円以下の被保険者に対する所得割の5割軽減を平成29年度は2割軽減に、平成30年度は軽減措置をなくするというものであります。 また、元被扶養者の均等割の9割軽減を、平成29年度は7割軽減に、平成30年度は5割軽減に、平成31年度で軽減措置をなくするものであります。 発議では、
後期高齢者医療保険料特例軽減の継続を求める意見書が5人の連名で出されましたが、賛成少数で否決されました。 先ほどの条例の激変緩和についての賛否については、賛成多数でありました。 以上で
後期高齢者医療広域連合議会の報告を終わらせていただきます。
○議長(勢旗毅) 次に、私のほうから議長報告をします。 過日、2月22日、京都府自治会館におきまして京都府町村議長会の第67回定期総会が開催をされ、出席しましたので、報告いたします。 今年も、京都府知事感謝状、自治功労者表彰、全国町村議長会表彰状の伝達等がありましたが、本町からは該当がありませんでした。各議員さんにおかれましても、11年以上の在籍ということになっておりますので、ひとつそういったこともお含みいただきたいと、このように思っております。 また、特別表彰として、相楽郡の精華町議会が受賞されました。 議事については、昨年からの会議報告、平成27年度の一般会計決算、歳入2,813万3,000円、歳出2,756万7,000円、残額56万5,000円と。それから平成29年度の一般会計予算、歳入歳出3,170万円の提案がされました。全議案、全会一致で承認をされました。 この議長会には、本町も56万2,000円を負担しております。 また、この総会には、京都府知事代理山内副知事さん、近藤府議会議長、京都府町村会長代理、副会長の堀和束町長から祝辞を頂戴いたしました。 以上でございます。 以上で、諸般の報告を終わります。 次に、日程第4 町長施政方針につきまして、山添町長から発言の申し出がありますので、お受けします。 山添町長。
◎町長(山添藤真) 平成29年度を迎えるに当たり、与謝野町の現況をお知らせし、来年度の見通しを示す施政方針演説を行います。 私が与謝野町長に就任をして以降、町民憲章にうたわれた町の将来像「水・緑・空 笑顔かがやく ふれあいのまち」を実現するために「みんなの知恵と技術で、新たな価値を生むまちづくりの推進」を基本として、行政運営を進めてまいりました。過去2年間は、平成27年度に「うねりを生み出す年」、平成28年度に「行動を起こす年」を年次スローガンに掲げ、全庁体制で各種事業に取り組んでまいりました。その結果、与謝野町民と与謝野町を思う人たちの努力と覚悟により、伝えるべき多くのうねりと実行が生まれた一方、改善するべき問題点を明確に理解するに至りました。 これらの経過を踏まえ、平成29年度におきましても、就任以降推進してきた方針を、不断の決意で推進をしてまいりたいと存じます。そして、来年度末には計画期間満了を迎える第1次与謝野町総合計画の総仕上げに重点を置きながら、行政改革大綱などの各種計画、与謝野町ひと・しごと・まち創生総合戦略の実現を目指し、住民総参加で町政運営を行ってまいりたいと思います。そのことにより、この間生み出してきたうねりや実行を、住民一人一人の笑顔、持続可能な町づくりの発展につながる年にしていきたいと考えております。 2020年、丹後ちりめんは創業300年を迎えます。この歳月を振り返り、始祖たちのことを思うたびに、熱い思いが胸にこみ上げてきます。後野の木綿屋六衛門翁、加悦の手米屋小右衛門翁、三河内の山本屋佐兵衛翁が、凶作が続き年貢が重くのしかかり苦しむ加悦谷の生活をよくしたいという思いの中、西陣織の技術を学び、決死の覚悟で持ち帰り、惜しげもなく住民に伝えたことにより、地域経済の発展の基礎が形成をされました。 そのときから長い月日が流れた今日、繁栄のときを経て、厳しいときを迎えております。しかしながら、先人たちが教えてくれたように、どんなに苦しくとも、時代とともに立ち上がり、未来を開拓する精神を持ち続けなければなりません。私は、その精神が地域の未来を照らす希望につながると確信をしております。 そのような先人の精神を受け継ぎ、継承する誓いをうたい込んだのが、与謝野町中小企業振興基本条例でございます。本条例の前文におきましては、「中小企業の振興が地域経済と地域社会に欠かせないものであり、町民の生活を豊かにするものである」とあり、この理念を体現するべく、地域の力を強化するために、中小企業を支える産業振興策を強力に推進していきたいと思います。 昨年度以降、地域経済の動向にはよき変化が生まれております。基幹産業の一つ、織物業におきましては、積極的な海外展開が進みました。先月には、フランスのパリで開催をされましたオートクチュールのコレクションにおきまして、本町を含む丹後地域で生産をされた生地が登用され、好評を博したと伺っております。また、アメリカ合衆国のニューヨークにおきましても、町産の繊細な着物地を服地転用して構成をされたコレクションが発表され、ビジネス展開の糸口をつかんでいるという報告も受けたところでございます。 農業におきましても、自然循環型農法により栽培された農作物を二次加工する動きが活性化しております。香河区に立地をする第三セクター・株式会社加悦ファーマーズライスは、サバずしなどの売り上げが順調に伸びており、直近の決算においても、過去最高水準の収益を上げ、町内雇用も順調に増加をしているさなかでございます。また、温江区の有志の皆さん方で運営をされている彩菜館におきましても、地域の素材を中心に据えた産品を取りそろえておられ、初年度を黒字決算で終えられております。 これらの進展におきましては、各種統計の結果にも反映をされております。本町の平均所得においては、平成25年は236万円でありましたが、平成27年には248万円まで上昇しております。本町を含む圏域の有効求人倍率においては、平成27年1月が1.19であったのに対し、本年1月は1.33となり、圏域内の就労環境は整ってきたと言うことができると思います。 このように、少しずつよき変化の兆しが見込まれますが、その影響はまだまだ限定的であり、経済・雇用をめぐる環境、第1次産業、第2次産業、第3次産業、それぞれの分野において解決するべき課題が多々存在をしているところでございます。私は、この状況をさらに改善をしていくために、引き続き、与謝野町商工会、丹後織物工業組合、農業関連団体、金融機関などと連携をしながら、各事業者の皆さんのオーダーメード方式の支援を強化していくことが重要であると考えております。 また、私たちは、第2期町産業振興会議から提案を受けた「産業振興に関する提言書」にありますように、本町の新たなる価値の創造に向けた取り組みを積極的に進めなければならないと考えております。その思いを込めて推進をしてきたのが与謝野ブランド戦略事業でございます。本年度におきましても、「みえるまち」をコンセプトとし、安心・安全という付加価値を、個性ある町民・事業者によって、おもてなしという形で提供するべく努力を重ねてまいりました。有機物供給施設の増強、桑園・養蚕事業の開始、ホップ収穫量の増加、与謝野町産業創出交流センターの設置など、一定の成果を見通すことができるのではないかと考えております。しかしながら、徹底した民間主導体制の構築をおろそかにしていたことや、庁舎内での組織の強化を行うことができなかったことなどにより、さまざまな課題が浮き彫りとなった年でもございました。 来年度におきましては、民間事業者主体で構成をするオープンかつ自由な組織、仮称ではございますが、与謝野町六次産業化推進協議会を設置することで、改めて「みえるまち」の実現を目指し、①6次産業化を実現、②観光産業を強化、③仕事をつくる人を育む、④持続可能な環境をつくる、この4点の政策方針に基づき、まめっこプロジェクト、シルクプロジェクト、阿蘇ベイエリアプロジェクト、また各種基盤整備を立体的に進めていきたいと考えております。 近き者喜び、遠き者来る。人の魅力で人が集う。本町では、これらの考え方を重視しながら、観光振興政策と移住・定住政策を講じてまいりました。来年度におきましても、政策間連動を強化していきながら、町への人の流れを生み出していきたいと考えております。 平成26年、観光庁によります「海の京都観光圏」の認定を受けたことや、一昨年の京都縦貫自動車道の全線開通を契機としながら、京都府北部地域における観光入り込み客数と観光消費額の推移は、上昇傾向にございます。本町におきましても、平成23年、そして平成27年を比較いたしますと、観光入り込み客数は66万2,000人から70万6,000人に、観光消費額は5億2,208万円から6億7,197万円に、それぞれ増加をしているさなかであります。 また、移住・定住におきましても、与謝野IJU戦略プロジェクトのもと、よさのむすび人や専従職員の配置、空き家バンクの本格運用など受け入れ体制の強化を図るとともに、地域に根づいた手仕事やライフスタイルを体感できる短期滞在型プログラムを実施してきたところでございます。私も、短期滞在型プログラムであります「与謝野ワーキングトライアルステイ」を活用して来町された方々とお出会いし、話す機会をいただきましたが、住民の皆さんの温かいおもてなしのおかげで、与謝野ファンが増加をし、好ましい効果や機運が生まれつつあることを実感しております。 これらの動きを確かなものにしていくために、私たちは前進をしなければなりません。昨年6月には、京都府と北部7市町で地域主導によるブランド観光圏を形成するために、一般社団法人京都府北部地域連携都市圏振興社(海の京都DMO)を設立し、本町観光協会におきましても積極的に関与し、観光産業の強化について動き出したところでございます。 来年度におきましては、広域連携事業といたしまして、着地型旅行商品の造成、周遊ルート開発やスケールメリットを生かしたプロモーション活動を展開していきますとともに、町単独事業として、民間事業者との連携を密に図りながら戦略拠点でもありますちりめん街道地域の再構築、阿蘇海活用型の滞在交流事業を含む阿蘇ベイエリア構想の実現による「稼ぐ力」の強化を行っていきたいと考えております。また、これらの状況を後押ししていくために、現在政府が進めておられます日本遺産の認定に向けて申請を行っていくさなかであり、本年春ごろには、その認定の成否についても決定すると伺っております。 このように、行政、また民間主導での連携を密にしながら、この間、海の京都観光圏の発展を目指してきたところでございますが、民民同士のプロジェクトの発動につきましても積極的に関与してきたところでございます。その意をお酌み取りいただいたことにより、ちりめん街道沿いの明治初期に建築された物件において、宿泊機能と飲食機能を併設した複合施設の建築計画が進んでいると伺っており、これらも地域振興に資する非常に重要な動きとして、大変うれしく思っているところでございます。これらの民民同士のプロジェクトにおきましても、側面的なサポートを行っていきたいと考えております。 また、移住・定住支援策におきましては、引き続き、積極的な「与謝野IJU戦略」を展開したいと考えており、特に移住・定住希望者の住居を確保していくために、空き家の有効活用を促す改修支援や短期滞在できる住まいの認定を行うなどの施策を積極的に講じていきたいと思います。住民の皆様方におかれましては、地域への移住を希望される方がおられましたら、寛容な心で地域への受け入れを行っていただきますよう、この場をおかりいたしましてお願いを申し上げておきたいと思います。 先月の中旬、千葉県でグループホームの建設を予定されているという方が本町にお越しになりました。そこで、昨年5月に藪後区に開設をされたグループホーム「菜の花ホーム」にお連れをし、現場施設の視察を行っていただくとともに、本町の障害者福祉の現状をお伝えさせていただきました。地域と共生するあり方に大変感銘を受けておられたことを、はっきりと記憶をしております。 そこで、つい先日、その方と電話でやりとりする機会があり、千葉県のグループホームの進捗をお尋ねをしたところ、地域の強い反発があり、事業自体が中止になるかもしれないという返答をお聞きいたしました。そこで、改めて、私たちの町には時代とともに育んできた風土、全ての人を包み込み、多様性を受け入れるということが醸成されているのだと実感をし、私はそのことを非常に強い誇りに思っております。 本町の福祉政策におきましては、民間事業者のたゆまぬ努力により、幅広くきめ細やかな取り組みが展開をされております。特別養護老人ホームでの安定した介護体制の整備や、通い・泊まり・訪問といったサービスを受けることができる小規模多機能型居宅介護施設を初め、各地域にバランスよく施設が整備をされております。来年度中には、岩滝コミュニティーセンターが社会福祉法人の手によりまして、新たにデイサービスとして生まれ変わる予定であります。 障害のある方が地域で自立して生活することができる場と就労の場の確保に向けても、この間、最大限の努力がなされてきたところでございます。リフレかやの里におきましては、障害のある仲間たちが力を合わせ、町産農産品のうまみを最大限に引き出した加工品を製造し、市場でも高い評価を得ておられ、加工依頼も増加をしているということから、工場の増築を検討しなければならない状態であると伺っているところでございます。 保健・医療政策におきましても、好ましい傾向があらわれつつございます。合併以後、年々上昇傾向にありました国民健康保険被保険者1人当たりの医療費が、平成28年度におきまして減少に転じる見込みでございます。これは、京都府立医科大学附属北部医療センターや多彩な開業医との連携強化や、石川地区にございます町立国保診療所の丁寧な往診、日ごろの保健事業の積み上げなど、安定的な医療環境を整えるべく努力を重ねてきた結果とも言えるのではないかと思っております。 さらに、京都府の平成29年度当初予算(案)におきましては、北部医療センターにがん診断から治療までを一体的に実施する「がん診療棟」を建設するための実施設計費用が計上されてございます。府議会におきまして、当初予算(案)が可決をされますと、2020年度春の新設に向けて取り組みが進むという状況でございます。がん死亡率が高い当地域におきましては、住民生活を支える上で飛躍的な前進となります。これは大変喜ばしいことでございますし、この実現に向けましては、近隣市町の非常に協力的なご苦労があったからこそであると考えております。 しかしながら、このように安定した福祉・保健サービスを提供しております本町におきましても、それぞれの現場において慢性的な人材不足が生じているところでございます。そこで、来年度も引き続き、介護福祉士資格取得研修事業や地域医療確保奨学金貸付事業などを通し、人材育成支援策を講じてまいりたいと考えております。また、来年度早々からは町立国保診療所におきまして、医師不在日が発生することになりました。町民の皆様方には大変なご迷惑をおかけいたしますが、早期に不在日を解消できますよう、各方面に働きかけていきたいと考えております。 私は、本町で育つ子供たちが知的にすぐれているだけではなく、バランスがとれていて、一緒にいて楽しくなるような人間に成長してほしいと願っております。そのためには、乳幼児期に重要な生命の維持と情緒の安定を基礎といたしながら、遊びを通した就学前保育・教育を実施する必要があると考えています。表現・言葉・環境・人間関係、そして健康、5つの領域を内包した取り組みを丁寧に進めていくことによって、与謝野町で育つ子供たちの感性を育んでいきたいと考えております。 本町の子ども・子育て支援策におきましては、ただいま申し上げました方針に基づき、就学前保育及び教育を積極的に進めていくとともに、早期保育、乳幼児保育、一時保育など、さまざまなサービスの拡充に努めていくとともに、子育て世代の経済的な負担軽減を図るために、医療費や保育及び幼稚園使用料の軽減化に努めてまいりました。さらに、全ての子供たちが質の高い就学前保育・教育を受けることができるよう幼保連携型の認定こども園「かえでこども園」の運営を開始し、「感性を育む場所」を設計コンセプトに据えて、新園舎の建設を進めてきたところでございます。年度末とはなりませんが、来年度の早い時期に完成をする見通しでございます。このように、あらゆる観点から、子ども・子育て世代に対する支援を拡張してきたこともあり、合計特殊出生率におきましても1.71から、直近の統計におきましては1.82まで上昇しており、子供を産み育てやすい環境が整いつつあると言えます。 しかしながら、子供や子育て世代を取り巻く社会的・経済的な環境につきましては刻々と変化をしており、さらなる支援を必要としている子供やご家庭が存在をしております。来年度におきましては、その支援体制をさらに強化していくべく、妊娠・出産・就学前・就学後の切れ目のない支援といたしまして、母子保健施策と子育て世代支援施策の両面から一体的な支援を行う拠点として、子育て世代包括支援センターを子育て応援課内に設置いたします。また、加悦・野田川地域において実施しております学童保育事業を岩滝地域においても開設をし、町内一円において、子供たちが楽しい放課後を過ごせるようにしてまいりたいと考えております。 現在、文部科学省におきましては、小・中・高校の学校教育の基準となる「学習指導要領」の改訂を行い、2020年度から新たな内容での授業を、順次導入する指針を打ち出しておられます。改正のポイントといたしましては、従来型の知識偏重型からの脱却を図り、思考力や表現力を主体的に育む深い学びを重視することにあります。私は、本改訂案は時代の流れに即したものであり、歓迎するべきことであると捉えております。一方、教育改革は一朝一夕に達成することができないことから、目標の改訂年次でもある2020年に向けて、慎重な姿勢のもとで準備を進めていかなければならないと考えております。 一昨年の11月においては、与謝野町の教育・学術及び文化の振興の指針となります町教育大綱を定めております。その教育理念におきましては、「世界中の国や地域で、みずからの責務を果たすことができ、自信と思いやりにあふれ、創造的に未来を開拓する精神を持つ人間を育む」というものでございます。 その理念と基本目標においては、先ほどご紹介をいたしました学習指導要領改訂案とも合致する部分が多いように思います。来年度におきましては、双方の考え方を踏まえた上で、各種施策を展開してまいりたいと存じます。 現在、学校教育現場におきましては、児童・生徒の学級満足度の高まりが要因の一つとなり、それぞれの学校において学習に対する意欲が向上しており、社会教育におきましては、多くの人たちが町内各地で開催される講座や勉強会で学びを得て、人生を豊かにするための活動を重ねておられます。本年度におきましては、昨年度と同様に英国ウェールズのアベリスツイス大学との連携事業やリベラルアーツ推進事業を行うことによりまして、国際性と多様性に富んだ教育施策を体系化し、発展をさせてきたところでございます。 このような認識のもとに、来年度におきましては、本年度に展開をしてきた各種事業の精度を高めていくことを基本に据えていきながら、特色ある学校づくりや小学校英語教育の推進事業を進めていきたいと考えております。また、昨年来、大きな課題となっております京都府立加悦谷高等学校のあり方につきましても、私たちといたしましては、まちづくりの中核を担う高等教育機関といたしまして、未来に向けた発展を行うことができるように最大限の努力をさせていただきたいと思っておりますし、その実現に向けましては、議員の皆様方や住民の皆様方のご協力をお願いしたいと思っております。また、与謝野町ひと・しごと・まち創生総合戦略におきましても、一丁目一番地として位置づけている「織りなす人:与謝野を愛し、多様性を認め合い、新しいものやことを創出する人材」を育成することを目的とした、町民のための「与謝野みらい大学」につきましては、本年度を通し検討してきた制度設計やトライアル事業を踏まえて、よりよい大学運営ができるように努力をしていきたいと考えているところでございます。 そして、環境施策につきましても言及をしておきたいと思います。 私たちの生活や産業においては、豊かな自然環境の恩恵を受けながら発展をしてきました。先人たちが残してくれた美しい風景を次世代に継承していくべく、身近な自然と触れ合う、そして遊ぶという考え方を取り入れながら、本年度も同様に取り組みを進めてきたところでございます。 日本の多くの地方がそうでありますように、本町におきましても時代の移り変わりの中で、工業生産の増加、化学肥料への転換、森林の手入れ不足、そして住民の生活様式の変化を要因とするさまざまな事象によりまして、自然環境は悪影響を受け、生態系が損なわれてきたという過去がございます。 そうした状況下におきまして、地域住民の皆様や関係団体などのメンバーで構成をされ、平成19年度から活動されておられます「阿蘇海環境づくり協働会議」が、一昨年の3月に阿蘇海の将来あるべき姿や目標、基本方針などを示した「阿蘇海流域ビジョン」を策定されております。本ビジョンに掲げられた取り組みをより一層推進していくために、昨年4月におきましては、宮津市との共同で「美しく豊かな阿蘇海をつくり未来へつなぐ条例」を制定いたしました。この条例制定に合わせて、山や川や海を舞台として、住民の環境意識のさらなる向上を図る事業を積極的に展開していきたいと考えております。 今月26日におきましては、本年度の事業といたしまして「与謝野町の環境未来2017」を開催する予定といたしております。アルピニストの野口健さんの講演や町内で活動する環境団体の活動発表もあり、私たちの暮らしを見詰め直すきっかけになると思います。住民の皆様方におかれましても、お誘い合わせの上、ぜひご来場いただきたいと存じます。 ただいま平成29年度に臨むに当たりまして、私たちの町が進む方向性を示した上で、大きくは6つの分野におきまして具体的な施策を申し上げたところでございます。これらの取り組みを円滑に推進していくためには、困難な問題にも真摯に向き合う姿勢が求められていると思います。 その中で来年度、大きな課題として位置づけていきたいのが「行政革新」でございます。合併以後、行政改革大綱に基づき、懸命な努力により取り組みを進めてきた本町でありますが、私たちはこの動きを加速させなければならない時期に入っていると思います。 本町の財政状況に目を転じてみたいと思います。本年度からは平成27年度国勢調査の人口適用及び合併算定がえによる普通交付税の段階的な縮減により、本年度の普通交付税は、前年度対比で約1億2,700万円減少しており、来年度はさらに減少する見込みでございます。そのため、特別職給与の削減、公共料金の見直し、公共施設等総合管理計画の策定と計画の早期実施、また、事務事業総点検や公共施設マネジメントによるサービスの適正化、自治体経営の戦略や新公共マネジメントの導入、バリュー・フォー・マネーという経済用語を基点とした行財政改革や選択と集中、政策の差別化、コストを重視した予算の編成など、安定した自治体経営を行うための行財政改革は必須な状況下にあると思います。 このような現況を鑑みたとき、私たち与謝野町役場といたしましては、「対話による創造的行政への転換」という行政革新にかじを切る時期に入ったと言えると思います。すなわち、新しい発想の行政サービスを進め、住民の意見を十分に集約するとともに、町政に反映することが求められているということでございます。また、数量的な行政のスリム化のみならず行政サービスの質の向上を図るという本町の命題におきましては、行財政改革に対する基本的な考え方を全職員が日常業務に浸透させた上で、行政サービスと町民満足度の向上を中核に据えた取り組みの推進を行っていかなければならないということであろうと思いますし、これからの持続的な自治体経営に求められる解決策であると言えます。 今後におきましては、①新たな住民ニーズに対応していくためにスピード感あふれる対応、②効率や有用性の改善、③最少の経費で最大の効果を上げるための創意工夫、④非常事態からの回復力向上など、必要な活動の指針をわかりやすく明示をし、実施していくことで行政の信頼を高めていかなければならないと考えており、町職員一人一人が目的を共有し、組織全体が一丸となり、「行政革新」、「創造的行政への転換」を実現していきたいと考えております。 この動きを不退転の決意で実現していくために、平成29年度におきましては、与謝野町の参与を設置したいと考えております。教育行政に関しましては、文部科学省からの推薦を受け、高い識見を有すると認めた大迫弘和氏を、地方公共団体、各省庁で行財政改革などを指揮してこられた大宅高橋勝氏を行政改革・観光産業政策・与謝野ブランド戦略などの担当として据えていきたいと考えております。2名の与謝野町参与の設置により、ただいま申し上げた行政革新の一助、そしてその指揮をともにとっていきたいと考えているところでございます。 次に、課題として上げておきたいのが、与謝野町としての一体感の醸成でございます。昨年3月、与謝野町は合併10年という節目の年を迎えたところでございます。この間、住民の皆さん方のたゆまぬ努力により、旧3町間の一体感の醸成が少しずつ図られてきたと感じております。しかしながら、大きな課題に接するとき、地元愛の強さゆえに衝突をしてきたことも、また事実でございます。 私は初登庁の日、「旧岩滝町民のための与謝野町ではなく、旧野田川町民のための与謝野町でもなく、旧加悦町民のための与謝野町ではない。与謝野町民のための与謝野町を、10年後や20年後、30年後に生まれてくる子供たちのために、ともに築いていきたい」ということを呼びかけたところであります。就任から間もなく3年を迎えますが、あの呼びかけは、少しずつではありますが、確実に町全体に広がりつつあるという感触を得てございます。 来月19日におきましては、合併10周年記念の最終幕を飾る事業といたしまして、地域間交流の促進や、住民のさらなる一体感の醸成を図るために、「与謝野郷土芸能祭」を開催する予定といたしております。数多くの地域からご参画をいただき、それぞれの地域が育んできた文化や伝統の違いを知るとともに、「私たちを結びつけているものは何か」ということを感じ合いたいと考えております。 私は、これらの施策を確実に実施していくことによって、与謝野の未来を切り開くことができると確信をしております。丹後ちりめんの始祖たちが考えましたように、私たちの最大の役割は、次代につなげる町をつくるということ。今こそ、町民力や想像力、行政力で「与謝野らしさ」をつくり、与謝野を京都・丹後のエンジンに変革をしていくために、住民の皆様方と引き続き努力をしていきたいと考えているところでございます。 議会の皆様方におきましても、3月の議会を通じ大所高所からのご意見をいただきながら、その意見をもって、ともに与謝野町の未来を切り開いていきたいと考えておりますので、ご指導、ご協力のほど重ねて申し上げまして、簡単ではございますが、私からの平成29年度施政方針演説にかえさせていただきたいと思います。 ご清聴ありがとうございました。
○議長(勢旗毅) それでは、ここで10時50分まで休憩に入りたいと思います。 (休憩 午前10時33分) (再開 午前10時50分)
○議長(勢旗毅) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。 次に、日程第5 議案第6号 人権擁護委員候補者の推薦についてから議案第9号 人権擁護委員候補者の推薦についての以上4件を議題とします。 提案理由の説明を求めます。 山添町長。
◎町長(山添藤真) それでは、議案第6号から第9号までの人権擁護委員候補者の推薦について、提案理由のご説明を申し上げます。 与謝野町では、現在、欠員1名を除く10名の人権擁護委員にお世話になっており、任期は3年で、議会の意見を聞いて、町長が推薦をし、法務大臣が委嘱をするということになっております。 また、平成28年1月1日から、委嘱手続は原則1月と7月の年2回に集約をされましたので、任期が平成29年3月31日をもって満了する委員につきましては、平成29年6月30日まで任期を延長した上で、7月1日付で委嘱することとなります。 ただいま申し上げました1名の欠員につきましては、与謝野町の合併前から長年にわたり当町の自由人権思想の普及・高揚にご尽力をいただきました吉田均氏が、残念ながら、昨年11月に任期途中で亡くなられたため、現在、加悦地域の委員が1名欠員となっており、この補充のための新委員として西原直也氏を推薦いたしたく、ご提案を申し上げるものでございます。 また、現在、委員をお世話になっております大江京子氏、足立英子氏、山崎信之氏の任期が平成29年6月30日をもって満了するため、大江氏、足立氏は引き続き、日高勝典氏は山崎氏の後任の委員として提案を申し上げるものでございます。 候補者は、いずれも人格高潔であり、人権擁護委員として最適任者と認めるものでございます。 なお、法務大臣の委嘱手続に時間を要するため、6月議会で審議をしていただくことでは間に合わないということから、今議会に提案をさせていただいたものでございます。よろしくご審議の上、ご承認をいただきますようお願いを申し上げます。
○議長(勢旗毅) これより、一括して質疑に入ります。 質疑はありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(勢旗毅) 質疑なしと認め、これにて質疑を終結します。 討論を省略し、採決を行いたいと思いますが、ご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(勢旗毅) ご異議なしと認めます。 これより採決を行います。 最初に、議案第6号を採決します。 本案は、原案の候補者を最適任者として推薦することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(勢旗毅) ご異議なしと認めます。 よって、議案第6号 人権擁護委員候補者の推薦については、原案のとおり同意することに決定しました。 次に、議案第7号を採決します。 本案は、原案の候補者を最適任者として推薦することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(勢旗毅) ご異議なしと認めます。 よって、議案第7号 人権擁護委員候補者の推薦については、原案のとおり同意することに決定しました。 次に、議案第8号を採決します。 本案は、原案の候補者を最適任者として推薦することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(勢旗毅) ご異議なしと認めます。 よって、議案第8号 人権擁護委員候補者の推薦については、原案のとおり同意することに決定しました。 次に、議案第9号を採決します。 本案は、原案の候補者を最適任者として推薦することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(勢旗毅) ご異議なしと認めます。 よって、議案第9号 人権擁護委員候補者の推薦については、原案のとおり同意することに決定しました。 次に、日程第6 議案第10号 岩滝母と子どものセンター条例の廃止についてから議案第24号
与謝野町立加悦中学校外構工事請負契約の締結についての以上15件を議題とします。 提案理由の説明を求めます。 山添町長。
◎町長(山添藤真) それでは、議案第10号 岩滝母と子どものセンターの条例の廃止につきましては、議案第11号 与謝野町
産業創出交流センター条例の新規制定と関連がございますので、一括して提案理由のご説明を申し上げます。 岩滝母と子どものセンターは、町における勤労女性及び児童並びに地域住民の福祉増進を図るため、昭和49年に建設をされ、今日まで多くの利用がございました。しかし、織物業者の減少や少子化に伴い利用者が減少し、現在では、地区の祭礼及び文化活動の場としての利用が主になっております。新たな活用が望まれる公共施設の一つであったということでございます。 このたび、老朽化の進む当施設を、キッチンスタジオやコワーキングスペースを兼ね備えた施設に改修をし、町の自然環境、食などの豊かな資源や、長年にわたり受け継いできた産業技術を活用した新たな産業振興を推進していくため、地域住民及び事業者の交流促進並びに起業家など、さまざまな人材との交流による起業支援及び新たな
コミュニティービジネス創出から、地域活性化を図るための拠点施設に整備をいたします。 このことから、岩滝母と子どものセンターを全く異なる機能を持った施設へ改修し、これまでの設置目的と異なる施設となるために、本条例を廃止し、新たに与謝野町
産業創出交流センター条例の新規制定を行うものでございます。 詳細につきましては、小室商工観光課長から説明をお願いいたしますので、よろしくご審議をいただき、ご承認を賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(勢旗毅) 小室商工観光課長。
◎商工観光課長(小室光秀) 議案第10号 岩滝母と子どものセンター条例の廃止及び議案第11号 与謝野町
産業創出交流センター条例の新規制定につきまして、町長から提案理由をご説明申し上げましたので、私のほうからは、引き続きその詳細につきましてご説明を申し上げます。 平成28年9月定例会におきまして、一般会計補正予算(第3号)に、総務省公共施設オープンリノベーション推進事業委託金3,000万円を財源に、岩滝母と子どものセンター施設整備事業3,300万円をご提案させていただき、可決、ご承認いただいたところでございます。これにより、同年10月から当該施設の実施設計業務を実施し、本年1月に行いました条件つき一般競争入札による工事入札を経て、現在、同施設の改修工事を実施しているところでございまして、本年3月末に完成の見込みとなっております。 本事業に対する国、これは総務省でございますが、国の考え方を再度ご説明させていただきますと、自治体が保有する公共施設について、建築家、デザイナー等のクリエーターや民間ビジネス事業者等の新しい視点や発想を取り入れてリノベーションを行うことにより、公共施設をさらに人を呼び込む集客拠点や新たなビジネス拠点として創出するというものでございまして、現在、総務省と締結しております公共施設オープンリノベーション推進事業委託契約書に基づき、現在、事業を実施しているところでございます。 ここで、同施設の改修の内容につきましてご説明させていただきますと、まず、建築主体工事として、1階部分につきましては、玄関ホールの部分改修及び受付スペースの設置を行います。次に、既存の事務所相談室をキッチンスタジオとして、既存の調理室及び母子ホールにつきましては部分改修を行っております。次に、2階部分につきましては、2階ホールの部分改修、図書室をコワーキングスペースとして改修を行っております。そのほかとしまして、玄関入り口屋外スロープの設置等を行っているところでございます。次に、設備工事としましては、1階男子トイレ、女子トイレの改修、エアコンの新設及び更新、キッチンスタジオ及び調理室の設備の新設・更新を行っているところでございます。 以上の内容が、工事の主な内容でございまして、このように施設の機能も変わり、現在の岩滝母と子どものセンター条例の設置目的と大きく乖離することとなります。一方、新しい施設利用者の目的として、新たなビジネスの創出空間、地域住民及び事業者並びに起業家など、さまざまな人材の交流を促進することにより産業振興及び地域活性化を図るため、産業創出交流センターを設置したいということから、現行条例の廃止、新規条例の制定を行うものです。 新条例には、第7条に使用料を設定し、別表により施設使用料等を明記させていただいております。また、第12条及び第13条では、これは1年後になりますが、平成30年4月からの指定管理者制度を導入したいことから、これに関係する条文を盛り込んでおります。 以上、議案第10号 岩滝母と子どものセンター条例の廃止及び議案第11号 与謝野町
産業創出交流センター条例の新規制定につきまして、その概要をご説明申し上げました。よろしくご審議いただき、ご承認賜りますようお願い申し上げます。
○議長(勢旗毅) 山添町長。
◎町長(山添藤真) それでは、引き続きまして、議案第12号 与謝野町組織条例の一部改正について提案理由のご説明を申し上げます。 今回の一部改正につきましては、行政運営を図る上で、今後より一層進めていかなければならない重点課題に対応していくため、組織の一部再編・強化を図りたく、ご提案をするものでございます。 具体的には、資料2に掲げておりますように、重点課題として与謝野ブランド戦略の推進、海の京都DMOなどの観光交流、5市2町北部連携都市圏など広域行政の推進、国際交流・国内交流の推進、移住・定住の推進、公共施設マネジメントの推進、ふるさと納税の推進、広報広聴の推進及び情報の発信の8項目を位置づけており、これらの課題をさらに前進させていくためには、現在の企画財政課、商工観光課の2課を、企画財政課、商工振興課、観光交流課の3課に分担・再編し、小回りのきく体制を整えていくことで、担当課長以下職員が今以上に密接に連携をとりながら、働きやすい、動きやすい環境を整えることができるというように考えております。 加えて、2課が分担してまいりました事務分掌を3課に平準化することにより、取り組むべき重点課題に集中し、現在以上の組織力を発揮させることができるものと考えております。また、人員配置につきましても、これらの趣旨を踏まえ、適切に行っていきたいと考えております。 以上のように、重点課題に対応した組織の再編・強化を図りたく、改正をお願いするものでございます。 施行日は、平成29年4月1日としているところであります。 詳細につきましては、浪江総務課長から説明をお願いいたしますが、よろしくご審議をいただき、ご承認を賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(勢旗毅) 浪江総務課長。
◎総務課長(浪江学) 議案第12号 与謝野町組織条例の一部改正につきまして、資料に沿って詳細を申し上げます。 初めに、議案資料8ページの議案第12号、資料No.2をごらんいただきたいと思います。 ただいま町長がご説明させていただきましたように、今回の組織条例の改正は組織の再編・強化を要する課題に対応するため、企画財政課、商工観光課の事務分掌を一部見直すとともに、商工観光課を廃止し、商工振興課、観光交流課を新設するものです。 3番に、再編・強化を要する重点課題として、ただいま町長が申し上げました8項目を上げており、これらの課題に対応するために、4番に組織の再編と主な事務分掌を掲げております。この表の再編後の事務分掌には、移動するもの及びそのほかは、主なもののみを上げておりますので、ご注意をお願いいたします。 この中で企画財政課は、従来の企画政策係、財政係において、広域行政に関すること、公共施設マネジメント、ふるさと納税に関することなどを強化するとともに、情報システム係を広報情報係とし、広報広聴及び情報の発信を強化いたします。また、黒三角で表示をしております、従来、企画財政課で所管していました国際交流・国内交流に関すること、移住及び定住に関すること、地域おこし協力隊に関することを新設する観光交流課に移管し、観光と交流部門を統合いたします。 商工観光課は、商工振興課と観光交流課の2課に編成いたします。 商工振興課は、従来の商工振興係と労働雇用対策係の2係に集約し、商工会との連絡調整に関すること、与謝野ブランド戦略事業に関すること、織物業、企業立地に関することなど、従来の商工、労働などの部門に集中して行う体制に整備いたします。 新設します観光交流課は、観光振興係と交流促進係を新設し、観光協会等との連絡調整に関すること、海の京都DMO、観光施設に関することなど観光分野に加え、黒丸で表示をしております企画財政課から移管する国際交流・国内交流に関すること、移住及び定住に関すること、地域おこし協力隊に関することなどの交流分野を統合することで、人の流れを一体的に所管する体制に整備いたします。 以上が概要でございますが、6ページの資料No.1に条例の新旧対照表を添付しておりますので、ごらんいただきたいと思います。 第1条課等の設置では、商工観光課を、商工振興課、観光交流課の2課に編成し、第2条事務分掌では、企画財政課では、広報広聴に情報の発信を、商工振興課に与謝野ブランド戦略事業など新産業の創出に関することを加え、新設します観光交流課には、観光に関すること、国際交流及び国内交流に関すること、移住及び定住に関することを所管するよう改正いたしております。 また、10ページの資料No.3でございますが、ここでは、今回の条例改正に伴います与謝野町組織規則の改正部分を新旧対照表としてお示ししており、関係します3課の具体的な分担事務について、改正部分を含め、全体がわかるようにお示しをいたしておりますので、参考にしていただければと思います。 以上、今回の組織体制の再編・強化によりまして、当町の重点課題に一丸となって取り組んでまいりたいと考えておりますので、よろしくご審議をいただき、ご承認いただきますようお願い申し上げます。
○議長(勢旗毅) 山添町長。
◎町長(山添藤真) 続きまして、議案第13号 与謝野町特別職の職員の給与及び報酬等に関する条例の一部改正について提案理由のご説明を申し上げます。 今回の一部改正につきましては、条例に規定いたします私の給料を15%引き下げ、副町長及び教育長の給料を5%引き下げるものでございます。 財政状況が大変厳しい中、各種公共料金の見直しや公共施設の統廃合の推進など、行財政改革は必ず実現しなければならない大きな課題であると考えております。しかし、それは住民の皆様方に新たな財政負担をお願いすることや、公共サービスの低下につながることを意味いたします。そのような環境下において、まずは私が残された任期1年、みずからの給料を引き下げ、係る課題に積極的に取り組んでいきたいと考えているところでございまして、これまでの5%から15%に引き下げをさせていただきますとともに、副町長、教育長につきましても、引き続き5%の引き下げを行い、住民の皆様方の心や生活に寄り添うことができればと思っております。よろしくご審議をいただき、ご承認を賜りますようお願いを申し上げます。 続きまして、議案第14号 与謝野町職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について提案理由のご説明を申し上げます。 今回の一部改正につきましては、平成28年8月に国会と内閣に対し報告をされた人事院勧告に基づき、本町職員の介護休暇制度について所要の改正を行うものでございます。 本町の職員の勤務時間、休暇等につきましては、従来より人事院勧告を尊重する方針をとっておりますので、人事院勧告の内容に準拠する形で当町の条例の一部改正をご提案申し上げたところでございます。 この改正案の詳細につきましては、浪江総務課長から説明をいたしますので、よろしくご審議をいただき、ご承認賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(勢旗毅) 浪江総務課長。
◎総務課長(浪江学) ただいま町長から本案の提案説明を申し上げましたが、引き続き、与謝野町職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正につきまして、その詳細をご説明申し上げます。 議案資料につきましては、17ページをごらんいただきたいと思います。 今回の勤務時間、休暇等条例の改正については、平成28年度人事院勧告において、仕事と育児、介護の両立支援策の拡充に向けて勧告されました内容に準拠し、必要となる改正を行うものでございます。 具体的には、現在は要介護者の一つの要介護状態ごとに、連続する6カ月での取得しか認められていない介護休暇について、最大6カ月の上限は変わらないものの、3回に分けて分割取得することを可能にすること。また、日常的な介護ニーズに対応することを目的とし、最長3年間、1日の勤務時間の始まり、または終わりの2時間を超えない範囲で、勤務しないことを認める介護時間を新設するものでございます。 また、介護休暇等の対象となる子の範囲について、従来、法律上の親子関係のある子に限られていたところ、将来、法律上の親子関係、つまり養子縁組の構築に向け、実際に養育が開始されている場合にまで拡大をするものでございます。 以上、ご説明申し上げましたように、人事院勧告の内容に適合するよう当町の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正をご提案させていただくものでございます。よろしくご審議いただき、ご承認賜りますようお願い申し上げます。
○議長(勢旗毅) 山添町長。
◎町長(山添藤真) 続きまして、議案第15号 与謝野町職員の育児休業等に関する条例の一部改正について提案理由のご説明を申し上げます。 今回の一部改正につきましては、平成28年8月に国会と内閣に対し報告をされた人事院勧告に基づき、本町職員の育児休業制度について所要の改正をお願いするものでございます。 本町職員の育児休業等につきましては、従来から人事院勧告を尊重する方針をとってございますので、人事院勧告の内容に準拠する形で本町の条例の一部改正をご提案申し上げたところであります。 この改正案の詳細につきましては、浪江総務課長から説明をいたしますので、よろしくご審議をいただき、ご承認を賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(勢旗毅) 浪江総務課長。
◎総務課長(浪江学) ただいま町長から本案の提案説明を申し上げましたが、私のほうから、引き続き、与謝野町職員の育児休業等に関する条例の一部改正につきまして、その詳細をご説明申し上げます。 議案資料は、21ページに新旧対照表をつけておりますので、ご参照いただきたいと思います。 今回の育児休業等に関する条例の一部改正につきましては、平成28年度人事院勧告において、仕事と育児、介護の両立支援策の拡充に向けて勧告された内容に準拠し、必要となる改正を行うものでございます。 具体的には、育児休業制度等の対象となる子の範囲について、法律上の親子関係がある子、実子及び養子に加えまして、特別養子縁組の監護期間中の子及び養子縁組里親に委託されている子を追加したものでございます。 以上、ご説明を申し上げましたように、人事院勧告の内容に適合するよう、今回の改正は育児、介護につきまして適用範囲を拡大し、働きやすい環境を整えるため、当町の育児休業等に関する条例の一部をご提案させていただくものでございます。よろしくご審議いただきまして、ご承認賜りますようお願い申し上げます。
○議長(勢旗毅) 山添町長。
◎町長(山添藤真) 議案第16号 与謝野町一般職非常勤職員等の任用、勤務条件等に関する条例の一部改正について提案理由のご説明を申し上げます。 本条例につきましては、与謝野町で任用する一般職非常勤職員等の任用、勤務条件等を規定するものであり、平成27年4月1日に施行し、昨年度から運用しております。 このたびの改正につきましては、来年度の任用に向けて、事業をより円滑かつ適切に実施するため、追加及び修正が必要な事項につきまして所要の改正を行うものでございます。 この改正案の詳細につきましては、浪江総務課長から説明をいたしますので、よろしくご審議をいただき、ご承認を賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(勢旗毅) 浪江総務課長。
◎総務課長(浪江学) 町長から本案のご説明を申し上げましたが、引き続きまして私のほうから、その中身につきまして詳細をご説明申し上げたいと思います。 議案資料は、27ページをごらんいただきたいと思います。 今回の改正につきましては、別表第1及び別表第2の改正でございまして、それぞれ別表第1は嘱託職員、別表第2は臨時職員の賃金単価表でございます。 その内容としましては、まず、双方に新たな職種として助産師を新設しております。こちらは子育て応援課におきまして、平成28年4月に子育て世代包括支援センターを設置し、子育て世代の支援を行っておりますが、その中で子育て世代への妊娠期からの支援を行うため、助産師の資格を持つ職員を任用することが必要となったものでございます。この賃金単価につきましては、職務内容等を考慮し、同じく資格を有する職種で、職務内容も類似性のある保健師と同額の設定をいたしております。 また、介護認定調査員につきまして、嘱託職員の職種として新設をいたしております。これは、より業務を円滑に行うため、平成29年度から嘱託職員として任用を行うに当たり、月額単価を新規に設定するものでございます。単価につきましては、介護支援専門員等ほかの職種とのバランスを考慮し、15万1,668円と設定いたしております。そのほか、京都府最低賃金が807円から831円に改定されたことに伴いまして、811円としておりました臨時職員賃金の最低額を835円とする改正。また、職務内容の追加に伴うマイクロバス運転手の職種名の名称の変更、子育て支援センター指導員の月額単価から時間単価への変更など、職種名称や賃金単価等につきまして所要の改正を行っております。 以上、与謝野町一般職非常勤職員等の任用、勤務条件等に関する条例の一部改正につきましてご説明をさせていただきましたので、よろしくご審議いただきまして、ご承認賜りますようお願い申し上げます。
○議長(勢旗毅) 山添町長。
◎町長(山添藤真) それでは、議案第17号の与謝野町放置自動車等の発生の防止及び適正な処理に関する条例の一部改正について提案理由のご説明を申し上げます。 今回の改正につきましては、町内で放置自転車が発生した際に、条例に基づいた適正な処理が行えるよう、与謝野町放置自動車等の発生の防止及び適正な処理に関する条例を一部改正し、自転車にも適用する形とすることで、放置自転車の処理に必要な事項を定めるためのものであります。 また、この改正に伴い、自転車に代表される軽車両につきましては、自動車等廃棄物判定委員会の判定を得ずに処分が行えるよう、ただし書きを加えるものでございます。さらに、この委員会の定数につきましても、改正を行うものでございます。 これらの対応を適正に行っていくことによりまして、当町における安心・安全の暮らしをつくりたいと思っております。先ほど施政方針でも申し上げましたけれども、これらの安心・安全にかかわる取り組みがしっかりと進めていっておかないと、先ほどの施策もしっかりと根づいていかないということであろうと思っております。 改正の経過と詳細につきましては、小池防災安全課長に説明をさせますので、よろしくご審議をいただき、ご承認を賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(勢旗毅) 小池防災安全課長。
◎防災安全課長(小池大介) それでは、町長が概要説明を申し上げました与謝野町放置自動車等の発生の防止及び適正な処理に関する条例の一部改正につきまして、私のほうからは改正の内容についてご説明申し上げます。 これまで、公共の場所における放置車両の取り扱いについては、与謝野町放置自動車等の発生の防止及び適正な処理に関する条例及び同条例施行規則に基づき処理を行ってきましたが、放置自転車に係る取り扱いについてはこの条例の対象外であるため、これに自転車を加えて、適正な処理に関して必要な事項を定めるよう一部を改めるものでございます。 それでは、議案第17号資料の新旧対照表をごらんください。 第2条第2号では、自動車等と定義されるものは、道路運送車両法に規定される車両ということになっておりますが、この法律の言う軽車両に、自転車が含まれておりませんでした。したがいまして、適用法律そのものを改めまして、道路交通法に規定される車両とし、自転車を含む形とすることで、公共の場所に放置してある自転車につきまして、他の放置車両と同じく、本条例に基づいて適切に処理が行えるように改めるものでございます。 また、放置車両の廃物認定に当たっては、自動車等廃物判定委員会を開催し、廃物認定を受けなければなりませんが、このたびの改正に伴いまして、自転車に代表される軽車両においては、委員会の開催における費用や保管場所の確保等を勘案しまして、委員会の判定を経ずに廃物認定が行えるよう、第10条第1項にただし書きを加えるものでございます。 さらに、自動車等廃物判定委員会の定数につきまして、これまで自動車等の専門の知識を有する方ということで、地域性を踏まえまして、旧町ごとに1名ずつ参加いただく形で計7名といたしておりましたが、合併後10年が経過する中で、地域性を廃し、第11条第2項の委員数を「7名」から「7名以内」と改正するものでございます。 放置自転車は、環境への悪影響のみならず不法投棄等その他迷惑行為を誘発するとともに、交通環境の妨げとなるため、この改正に伴いまして、条例に基づいた迅速な対応が行えるよう取り組んでまいりたいと考えております。どうぞよろしくご審議いただき、ご承認賜りますようお願い申し上げます。
○議長(勢旗毅) 山添町長。
◎町長(山添藤真) 議案第18号 与謝野町税条例等の一部を改正する条例について提案理由のご説明を申し上げます。 地方税法の一部を改正する法律が平成28年3月31日に公布され、一部のものについては平成28年4月1日から施行されており、この部分に関係する町条例改正については、昨年4月の臨時会で専決処分の報告をし、ご承認をいただいたところでございます。また、そのほかの改正内容につきましては、平成29年1月1日以降に施行されることから、昨年12月の定例会で提案をし、可決をいただいているところであります。 今回、社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための地方税法及び地方交付税の一部を改正する法律等の一部を改正する法律が平成28年11月28日に公布され、原則として、公布の日から施行されたことに伴い、これに伴う与謝野町税条例等の一部改正をする必要が生じたものでございます。 改正内容につきましては、平野税務課長から説明をいたしますので、よろしくご審議をいただき、ご承認を賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(勢旗毅) 平野税務課長。
◎税務課長(平野公規) それでは、議案第18号 与謝野町税条例等の一部を改正する条例につきまして、改正内容のご説明を申し上げます。 議案資料の58ページ、条例改正事項一覧をごらんいただきますようお願いします。 まず、今回の改正は、第1条及び第2条の2つから成りますが、これは今回の税条例の改正を第1条とし、平成28年12月定例会でご承認いただきました税条例の一部を改正する条例の改正を第2条といたしております。 それでは、第1条の改正につきましてご説明を申し上げます。 附則第7条の3の2につきましては、住宅ローン減税の延長についての規定でございます。個人住民税における住宅ローン減税につきましては適用期限を、平成31年6月30日から2年半延長いたしまして平成33年12月31日までとするため、所要の改正を行うものでございます。 次に、第2条の改正についてご説明を申し上げます。 第2条による改正につきましては、平成29年4月の消費税率10%引き上げ時に自動車取得税を廃止し、自動車税及び軽自動車税に環境性能割を創設するというふうなことといたしているものでございますが、消費税の引き上げ時期が2年半再延期されまして、平成31年10月となったことによる改正等でございます。また、法人町民税法人税割の税率の引き下げの時期の改正につきましても、同様でございます。 まず、軽自動車税の税率の特例についてでございます。 軽自動車税のグリーン化特例につきましては、平成27年4月1日から平成28年3月31日までに新車で新規に購入した軽四輪などで排出ガス性能及び燃費性能にすぐれた環境負荷の小さいものについて、平成28年度分の軽自動車税に限り税率を軽減するというふうな措置でございますが、平成28年の税制改正によりまして、この適用期限が1年延長され、平成29年3月31日までとなったものでございます。今回の改正は、それに関連する規定を整備するため、所要の改正を行うものでございます。 また、平成28年度税制改正において、軽自動車税に環境性能割が導入されることになりましたが、その導入時期が変更となりましたことから、所要の改正を行うものでございます。 次に、施行期日についてでございます。 法人町民税法人税割の税率引き下げ時期及び軽自動車税の環境性能割の導入時期が、平成29年4月1日から2年半延長されましたので、施行期日を平成31年10月1日に変更することとなったことから、所要の改正を行うものでございます。 次に、町民税に関する経過措置についてでございます。 先ほどご説明いたしました法人町民税法人税割の税率引き下げ時期が変更となったことによりまして、平成31年10月1日以後に開始する事業年度から適用となることになったことから、所要の改正を行うものでございます。 最後に、軽自動車税に関する経過措置についてでございます。 先ほどご説明いたしました軽自動車税の環境性能割の導入時期が変更となったことに伴う適用年度の変更でございますが、平成29年度から適用予定であったものが平成32年度から適用となることから、所要の改正を行うものでございます。また、軽自動車税のグリーン化特例についての1年延長に係る経過措置を新設することになったことから、所要の改正を行うというものでございます。 なお、今回の改正につきましては、昨年の12月の定例会においてご承認いただきました与謝野町税条例等の一部改正の提案説明の際に、あらかじめご説明をさせていただいているところでございます。 以上、簡単にご説明申し上げましたが、ご審議いただきましてご承認いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(勢旗毅) 山添町長。
◎町長(山添藤真) 議案第19号の与謝野町立学校施設の利用に関する条例の一部改正について提案理由のご説明を申し上げます。 今回の改正につきましては、市場小学校に設置をしてあります夜間照明については、消防団訓練用に設置をしたため、一般団体への貸し出しは行っておりませんでした。今回、これを一般団体への貸し出しも可能とすることで、一層のスポーツ振興を図ることを目的に所要の改正を行うものでございます。 経過などにつきましては、坪倉社会教育課長から説明をいたしますので、よろしくご審議をいただき、ご承認を賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(勢旗毅) 坪倉社会教育課長。
◎社会教育課長(坪倉正明) それでは、町長から提案説明を申し上げましたので、私のほうから、夜間照明施設の一般団体への貸し出しに係る経緯につきましてご説明を申し上げます。 現在、市場小学校に設置してあります照明施設につきましては、旧野田川町時代に消防団訓練用に設置をしたものであるため、当時から総務課、現在は消防安全課が所管をし、地域の運動会や駅伝大会の練習について、特例として貸し出しを行っておりました。このたび地元の住民の方より、この夜間照明を一般に利用したいという申し出があり、他の学校施設の夜間照明施設と同様に社会教育課が所管し、一般貸し出しを可能にするものでございます。 住民の方々が気楽に利用していただき、さらに一層のスポーツ振興を図っていくものでございますが、もともと消防団の訓練のために設置をした照明でありますので、照度が非常に低いため、例えば野球やソフトボールなどは、安全面から利用を制限する必要があります。そのため、利用料金につきましては1回500円としております。 以上、学校施設の夜間照明の利用に関する変更の経緯でございます。よろしくご審議いただき、ご承認賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(勢旗毅) 山添町長。
◎町長(山添藤真) 議案第20号 簡易水道事業の廃止に伴う関係条例の整理に関する条例について提案理由のご説明を申し上げます。 今回の条例は、国の方針に従い、今年度末に与謝野町内の簡易水道事業を与謝野町水道事業に統合するために簡易水道事業が廃止となることから、所要の条例の改廃を一括して行うものでございます。 具体的な改正内容及び議案資料につきましては、吉田上下水道課長から説明をいたしますので、よろしくご審議をいただき、ご承認を賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(勢旗毅) 吉田上下水道課長。
◎上下水道課長(吉田達雄) それでは、議案第20号 簡易水道事業の廃止に伴う関係条例の整理に関する条例につきましてご説明を申し上げます。 今回の改正は、先ほど町長が提案説明で申し上げましたように、国の方針に従いまして、平成29年4月1日より、町内の簡易水道事業を与謝野町水道事業に統合するために簡易水道事業が廃止となることから、関係する条例の改正を一括して行うものでございます。 議案書の37ページ、38ページをお開き願います。 簡易水道事業に関係する条例は全部で9つございまして、それを第1条から第9条までの条文で改正内容を掲げております。 まず、この中で廃止する条例についてですが、第4条の与謝野町簡易水道特別会計財政調整基金条例、次の第5条、与謝野町簡易水道減債基金条例、一つ飛びまして第7条、与謝野町簡易水道設置条例、第8条、与謝野町簡易水道給水条例及び第9条の与謝野町簡易水道事業の布設工事監督者の配置及び資格並びに水道技術管理者の資格に関する条例、以上5つの条例を廃止いたします。 次に、一部改正を行う条例についてですが、これにつきましては議案資料の60ページに、議案第20号資料として新旧対照表をおつけしておりますので、お開き願います。 ここでは、第1条による改正として与謝野町組織条例、第2条の事務分掌、上下水道課分ですが、(2)の「簡易水道に関すること」を削除いたしまして、以下番号を繰り上げるものでございます。 次の61ページには、第2条による改正として与謝野町特別会計条例、第1条の設置でございますが、第1号の「簡易水道特別会計、簡易水道事業」を削除し、以下番号を繰り上げるものでございます。 また、62ページでは、第3条による改正として、与謝野町議会の議決に付すべき重要な公の施設の長期かつ独占的な利用等に関する条例の第3条の同意を得なければならない施設から、第2号の「簡易水道事業施設」を削除し、以下番号を繰り上げるものでございます。 最後に、63ページの第6条による改正としまして与謝野町水道事業の設置等に関する条例ですが、ここでは3点の改正がございます。1点目は、第2条第2項の給水区域で、現在の与謝野水道事業の給水区域に簡易水道事業の給水区域を加えたものとしております。2点目は、第3項の給水人口で、現在の水道事業に各簡易水道事業の給水人口を単純に加えて、現在の「7,900人」から「2万6,620人」に変更しております。3点目は、第4項、1日最大給水量ですが、こちらにつきましても給水人口と同様に、現在の水道事業に簡易水道事業の1日最大給水量を加えたものとして、「6,110立方メートル」から「1万5,072立方メートル」に変更しております。 以上、簡単にご説明を申し上げましたが、よろしくご審議いただき、ご承認を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(勢旗毅) 山添町長。
◎町長(山添藤真) それでは、議案第21号 与謝野町介護保険条例の一部改正について提案理由のご説明を申し上げます。 現在、65歳以上の方の介護保険料額、段階判定の基準となります合計所得金額について、土地を譲渡した場合に生じる売却収入等に対する税法上の特別控除が適用されていないため、土地収用等で土地等を取得をした場合、その翌年の所得が急増し、介護保険料が高額になるという場合がございます。土地の売却等につきましては、災害など本人の責めに帰さない理由による場合もあることから、平成29年4月1日からの施行で、保険料段階の判定に、現行の合計所得金額から租税特別措置法に規定される長期譲渡所得または短期譲渡所得に係る特別控除額を控除して得た額を用いるよう、介護保険施行令が改正をされております。 なお、介護保険料は、原則として3年間同一の保険料率となっており、平成29年度は、その3年目に当たる年でありますが、速やかにこの見直しを行うため、市町村が条例で定めることにより、特例的に平成29年度において当該の改正ができることを定められております。 今回の一部改正は、当町におきましても、平成29年度において同様の介護保険料計算を行うべく、町介護保険料条例の附則において定めるものでございます。よろしくご審議をいただき、ご承認を賜りますようお願いを申し上げます。 続きまして、議案第22号 与謝野町児童館条例の廃止について、その概要をご説明申し上げます。 岩滝児童館は、岩滝地域の児童の安全な居場所として、昭和38年に木造瓦ぶき平家建ての建物が設置をされ、50年を超える長きにわたり多くの児童に利用いただいておりましたが、今年度、平成29年3月末をもって岩滝児童館事業を廃止するに当たり、同施設を廃館とすることといたしました。したがいまして、本議会で、岩滝児童館の設置条例であります与謝野町児童館条例を廃止するものでございます。 なお、岩滝児童館廃館後4月から数カ月間につきましては、かえでこども園新園舎が完成、開園し、現行のかえでこども園園舎で岩滝学童クラブが開始されるまでの間、臨時的に岩滝児童館を利用して学童保育事業を行う予定としております。 以上が廃止に係る経過概要でございます。よろしくご審議を賜り、ご承認いただきますようお願いを申し上げます。 議案第23号 宮津市、伊根町及び与謝野町
障害者介護給付費等支給認定審査会共同設置規約の変更について提案理由のご説明を申し上げます。 平成29年4月1日から宮津市、伊根町及び与謝野町障害者介護給付費等支給認定審査会の事務局の担当市町を変更することに伴い規約の一部を変更することについて、地方自治法第252条の7第3項において準用する同法第252条の2第3項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 なお、事務局の任期につきましては、審査会設置時の申し合わせにより、与謝野町と宮津市の2年ごとの持ち回りといたしております。よろしくご審議を賜り、ご承認を賜りますようお願いを申し上げます。 続きまして、議案第24号
与謝野町立加悦中学校外構工事請負契約の締結について、その概要をご説明申し上げます。 本工事は、今年度から平成29年8月末までの予定で実施するものでございます。 契約の概要につきましては、添付の議案資料にお示しをしておりますように、去る2月14日に入札参加業者5者により、条件つき一般競争入札を執行いたしました結果、契約の相手方は砂後建設株式会社代表取締役砂後幾夫、契約金額は8,736万6,600円で、うち消費税相当額は647万1,600円でございます。工期は、本議案の議決日の翌日から平成29年8月31日までとするものであります。 工事の概要については、小池教育次長から説明をいたしますので、よろしくご審議をいただき、ご承認を賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(勢旗毅) 小池教育次長。
◎教育次長(小池信助) それでは、町長から提案説明を申し上げましたので、引き続き工事概要につきまして、お手元にお配りしております議案資料に基づきましてご説明を申し上げます。 議案資料のNo.1に与謝野町立加悦中学校外構工事の工事概要、No.2としまして平面図を添付しておりますので、ごらんいただいたら、ありがたいと思います。 それでは、資料に基づきましてご説明申し上げます。 現在、与謝野町立加悦中学校改築工事を行っておりますが、既存校舎の解体工事を終了し、器具庫及び自転車置き場の建築を残すのみとなっております。この工事を切れ目なく実施するため、建築工事が終了次第、債務負担によりまして、今年度中に外構工事の契約を締結し、早期に工事着工をしたいというものでございます。 工事の概要といたしましては、クレイ舗装のテニスコート3面、これが主なものでございます。そのほか、駐車場・歩道舗装1,627.1平米、U字溝など側溝工事382.5メートル、高さ2メートルから4メートルのフェンスを307.1メートル、それからLED仕様のポール照明を7灯、そのほか散水栓・ホーム水栓7個、敷地造成・植栽ほか一式の内容となっております。 工事費は8,736万6,600円、そのうち8,290万円は合併特例債を活用させていただきまして、一般財源は446万6,600円とするものでございます。 工期は、先ほども申し上げましたが、平成29年8月31日までとしております。 以上、工事の概要でございます。よろしくご審議の上、ぜひご承認いただきますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(勢旗毅) 本案については、本日は提案理由の説明のみにとどめます。 それでは、ここで昼食のため、少し早いですが、午後1時30分まで休憩とします。 (休憩 午前11時52分) (再開 午後1時30分)
○議長(勢旗毅) 休憩を閉じ、会議を再開します。 次に、日程第7 議案第25号 平成28年度与謝野町一般会計補正予算(第7号)から議案第32号 平成28年度与謝野町
水道事業会計補正予算(第3号)の以上8件を議題とします。 提案理由の説明を求めます。 山添町長。
◎町長(山添藤真) それでは、議案第25号の平成28年度与謝野町一般会計補正予算(第7号)についてご説明を申し上げます。 今回の補正は、1億5,722万5,000円を減額し、総額を140億1,898万7,000円とするものでございます。 なお、この後、副町長からその中身について説明をしていただきますので、ご審議の上、ご承認を賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(勢旗毅) 和田副町長。
◎副町長(和田茂) それでは、私のほうから今回の補正予算の中身につきまして、主なものに絞りまして説明をさせていただきます。 まず、補正予算書の20、21ページをお開きいただきたいと思います。 まず、全科目にわたる共通点でございますけども、今年度の事業実績の見込めるものにつきましては、不用となります経費につきましては減額をさせていただいております。 また、職員人件費では、第2款総務費、第1項総務管理費、第1目一般管理費、職員人件費で、本年度末に早期退職をいたします職員4名分の退職手当組合特別負担金を追加するほか、病気休職、年度途中の退職者等の調整、時間外手当を今後の見込みから増減するなど、人件費総額で514万円を追加いたしております。 次のページ、第6目企画費、企画一般経費では、
庁舎統合検討委員会の立ち上げを見送りさせていただきましたことにより、第8節報償費、
庁舎統合検討委員会委員報償費を27万円減額いたしております。 次に、26、27ページ、第15目地域交通対策費、地方バス路線運行維持支援事業では、国の補助金額が確定をいたしましたので、町負担分となります第19節負担金補助及び交付金、生活交通路線維持費補助金を655万1,000円減額いたしております。 次に、京都丹後鉄道利用促進対策事業では、第19節負担金補助及び交付金、鉄道軌道輸送対策事業費補助金を1,310万9,000円追加いたしております。これは鉄道事業再構築実施計画に基づき、電路・線路や車両設備の更新等を計画的に実施していくものでございますが、国の経済対策による補正予算の補助事業の採択を受けることができましたので、平成29年度に実施予定事業を前倒しし実施するもので、沿線市町による負担割合により補助金を交付するものでございます。 なお、本事業につきましては、全額を平成29年度に繰り越しをさせていただく予定といたしております。 次に、30、31ページをお開き願います。 次のページにかけての第3款民生費、第1項社会福祉費、第1目社会福祉総務費、臨時福祉給付金事業は、第20節扶助費を給付見込みから1,565万4,000円減額するなど総額で2,004万4,000円を減額いたしております。 次に、38、39ページをお開き願います。 第2項児童福祉費、第2目児童福祉施設費、認定こども園施設整備事業は総額507万5,000円を減額いたしております。これは、かえでこども園園舎新築工事につきましては、年度内完了が困難なことから平成29年度へ繰り越しをすることとなりますけれども、警備システム設置工事等の経費につきましては、園舎完成後でなければ着手することができないため、今回、平成28年度内に計画いたしておりました事業経費を全額減額するものでございます。 なお、今回減額しました経費につきましては、平成29年度の当初予算で再度計上させていただき、事業実施を予定いたしております。 次に、40、41ページをお開き願います。 第4款衛生費、第2項清掃費、第2目塵芥処理費、宮津与謝環境組合負担金は、新処理場の施設整備工事につきまして年度内工事出来高が当初の見込みから減少したこと、また、国からの交付金が、今年度は多く配分されたことなどにより、第19節負担金補助及び交付金、宮津与謝環境組合分担金を1億427万円減額をいたしております。 次に、48、49ページをお開き願います。 第6款農林水産業費、第2項林業費、第2目林業振興費、災害に強い森づくり事業は、京都府からの委託事業として与謝野町が実施する事業でございましたが、平成28年度は京都府が直接事業実施をしていただきましたので、府委託金と同額の1,300万円を減額いたしております。 次に、52、53ページから次のページにかけての第8款土木費、第2項道路橋梁費、第2目道路維持費、除雪対策事業は、町内全域が近年にない大雪に見舞われたことにより、除雪作業委託料が不足する状況であるため、第13節委託料、除雪作業委託料を1億円追加をいたしております。 次に、56、57ページ、第5項都市計画費、第2目公共下水道費、公共下水道一般経費では、第28節繰出金、下水道特別会計繰出金を宮津湾流域下水道排水負担金の実績見込み等により、890万円追加をいたしております。 次のページにかけての第9款消防費、第1項消防費、第1目常備消防費、常備消防組合負担金は、平成27年度国勢調査結果による分担金率の変更に伴い、第19節負担金補助及び交付金、宮津与謝消防組合分担金を449万3,000円追加をいたしております。 次に、第3目消防施設費、消防施設等整備事業は、防火水槽設置工事や加悦第3分団消防車庫詰所新築工事等を請負実績から総額で1,771万8,000円減額をいたしております。 次に、60,61ページから次のページにかけての第10款教育費、第3項中学校費、第1目学校管理費、中学校施設整備事業では、加悦中学校改築工事の工事実績見込みから総額2,130万円を減額いたしております。 次に、66、67ページ、第12款公債費、第2目利子、借入金償還利子は各種事業の起債発行額の確定等により、利子総額で1,436万9,000円減額をいたしております。 第14款予備費は1,062万8,000円を減額し、調整をいたしております。 以上が歳出となっております。 次に、歳入についてご説明を申し上げます。 戻っていただきまして、14、15ページをお開き願います。 第9款の地方交付税は、普通交付税を交付決定により7,391万円追加をいたしております。 第13款国庫支出金、第2項国庫補助金、第2目民生費国庫補助金、第1節社会福祉補助金は、臨時福祉給付金事業の給付見込みから総額2,004万4,000円減額をいたしております。 次のページの第14款府支出金、第2項府補助金、第5目農林水産業費府補助金、第1節農業費補助金は、石川地区の多田谷川改修工事の特定財源として、農地耕作条件改善事業補助金を申請しておりましたが、改修工事の一部の沈砂桝改修工事のみの事業採択となりましたので、2,813万円を減額しております。残りの多田谷川改修工事費分の特定財源につきましては、国の補正予算による中山間所得向上支援対策事業で、このほど事業採択されましたので、中山間所得向上支援対策事業費補助金を2,400万円追加し、財源組み替えを行うものでございます。 第3項委託金、第4目農林水産業費委託金、第2節林業費委託金、災害に強い森づくり事業委託金は、歳出でも申し上げましたとおり、事業を京都府が実施されましたので、全額となります1,300万円を減額いたしております。 第15款財産収入、第1項財産運用収入、第2目利子及び配当金は、平成28年3月から基金の債券運用を開始しておりますが、平成28年度は国のゼロ金利政策などの影響から、債券運用には大変厳しい状況ではありましたが、一部売却益を確保することができましたので、第1節利子等を総額928万3,000円追加し、歳出では各基金への額に応じまして積立金を追加いたしております。 次のページ、第17款繰入金、第1項基金繰入金は、財政調整基金を4,000万円減額し調整するほか、その他基金につきましても、事業実績により繰入額を調整するなど、総額で4,319万1,000円を減額いたしております。 第20款町債は、各事業の事業実績のほか、各種補助金の交付見込みから発行額を調整し、総額で1億3,530万円減額をいたしております。 なお、9ページの第3表地方債補正には同額を計上し、変更いたしております。 次に、8ページには、第2表繰越明許費を計上いたしております。国の補正予算対応による事業のほか、雪の影響や関係機関との調整に時間を要したこと等により、年度内完了ができない可能性のある事業を計上しております。 今後は、特別交付税、みらい戦略一括交付金等の決定により、予算が変動することが想定されますが、例年と同様に3月末日の専決処分による処理を行いたいと考えておりますので、こちらもあわせてご理解をお願いいたしたいというふうに思います。 以上が平成28年度与謝野町一般会計補正予算(第7号)の概要でございます。ご審議の上、ご承認いただきますようよろしくお願いを申し上げます。
○議長(勢旗毅) 山添町長。
◎町長(山添藤真) 議案第26号の平成28年度与謝野町
簡易水道特別会計補正予算(第3号)についてご説明を申し上げます。 今回の補正は、8億3,540万1,000円を追加し、総額を13億7,549万9,000円とするものでございます。 まず、歳入の主なものについてご説明を申し上げます。 11、12ページをお開きください。 第6款繰入金、第2項基金繰入金では、財政調整基金繰入金を7億6,424万3,000円、減債基金繰入金を7,516万8,000円、それぞれ追加をしております。これは平成29年3月末日をもちまして簡易水道特別会計を打ち切り決算し、平成29年4月から水道事業会計に統合することから、簡易水道事業で保有している基金収支等については全て水道事業会計へ引き継ぐこととしております関係上、各基金から全額を繰り入れるものでございます。 以上が歳入でございます。 次に、歳出の主なものにつきましてご説明を申し上げます。 13、14ページをお開き願います。 第1款総務費、第2目財産管理費では、基金積立金を143万9,000円追加をしております。これは債券運用に係る収支見込み及び預金利息分をそれぞれ積み立てるものでございます。 先ほど歳入で申し上げましたように、簡易水道事業の保有する基金を水道事業会計に引き継ぐことから、各基金に積み立てをした後に、金額を繰り入れる運びとしております。 第2款維持管理費は、浄水場等の施設管理経費を実績見込みから追加あるいは減額し、総額で652万4,000円減額をしております。 次に、第3款改良費、簡易水道改良事業は、入札による請負実績や事業実績見込みから第13節委託料及び第15節工事請負費を、総額で1,088万6,000円減額をしております。 次のページ、第5款予備費は8億5,081万3,000円を追加し、調整をいたしております。 以上が平成28年度与謝野町
簡易水道特別会計補正予算(第3号)の概要でございます。ご審議をいただき、ご承認を賜りますようお願いを申し上げます。 続きまして、議案第27号の平成28年度与謝野町
下水道特別会計補正予算(第3号)についてご説明を申し上げます。 今回の補正は、278万8,000円を減額し、総額を16億1,551万3,000円とするものでございます。 まず、歳出から主なものについてご説明を申し上げます。 13、14ページをお開き願います。 第2款維持管理費、第1目維持管理費は、事業実績見込みにより減額するほか、宮津湾流域下水道排水負担金を精算見込みにより増額するなど、人件費を含む総額で1,467万4,000円追加をしております。 次のページ、第3款事業費、第1項下水道費、第1目公共下水道建設事業につきましては、事業実績見込みにより総額1,053万円を減額してございます。第2目流域下水道事業費は、宮津湾流域下水道事業建設費負担金を精算見込みにより減額し、総額で576万5,000円減額をしております。 第5款予備費は、130万円を減額し、調整をいたしております。 以上が歳出でございます。 続きまして、歳入についてご説明を申し上げます。 11、12ページをお開き願います。 第1款分担金及び負担金、第1項分担金は、特環受益者分担金の収入見込みにより410万円追加をし、第2項負担金は公共受益者負担金を、収入見込みにより80万円追加いたしております。 第2款使用料及び手数料、第1目使用料につきましても、収入見込みにより1,664万5,000円を追加いたしております。 第5款繰入金は、一般会計繰入金を公共、特環、総額で890万円増額をしております。これは資本費平準化債の発行可能額の算出が、当初では過大であったため起債額を減額するとともに、歳入歳出の差し引き額を調整するものでございます。 第8款町債は、事業実績見込みと、先ほど申し上げました資本費平準化債の減額により、総額で3,330万円減額をしております。 なお、6ページに第2表地方債補正を計上し、同額を変更しております。 以上が平成28年度与謝野町
下水道特別会計補正予算(第3号)の概要でございます。ご審議をいただき、ご承認を賜りますようお願いを申し上げます。 次に、議案第28号 平成28年度与謝野町
農業集落排水特別会計補正予算(第2号)についてご説明を申し上げます。 今回の補正は、歳入歳出にそれぞれ5,000円を追加し、総額を3,996万5,000円とするものであります。 まずは、歳出からご説明を申し上げます。 13、14ページをお開き願います。 第1款総務費、第1項総務管理費、第1目財政管理費では、減債基金積立金を5,000円追加いたしております。 第4款公債費、第1項公債費では、資本費平準化債の減額により、財源充当を変更しております。 以上が歳出でございます。 次に、11、12ページの歳入でありますが、第4款財産収入、第1項財産運用収入、第1目利子及び配当金は、農業集落排水事業減債基金預金利子を5,000円追加しております。 第5款繰入金は、資本費平準化債の減により、一般会計繰入金を40万円追加をいたしております。 第8款町債では、資本費平準化債を40万円減額しております。 以上が平成28年度与謝野町
農業集落排水特別会計補正予算(第2号)の概要でございます。ご審議をいただき、ご承認を賜りますようお願いを申し上げます。 次に、議案第29号の平成28年度与謝野町
介護保険特別会計補正予算(第3号)についてご説明をいたします。 今回の補正は、事業勘定では2,831万9,000円を減額し、総額を26億9,670万円とするものであります。また、サービス事業勘定は112万6,000円を追加し、総額を1,862万6,000円とするものであります。 それでは、事業勘定の歳出から、主なものについてご説明をいたします。 14、15ページをお開き願います。 第2款保険給付費は、高額介護サービス費が増額となる一方、居宅介護サービス給付費、施設介護サービス給付費、介護予防サービス給付費は減少となるなど、それぞれの給付見込みにより追加あるいは減額し、総額1,872万3,000円減額をいたしております。 16、17ページの第3款地域支援事業費につきましても、事業実績見込みにより地域支援事業費総額で526万3,000円減額をいたしております。 第5款基金積立金は、利子相当分の増があるものの、収支見込みにより388万8,000円を減額してございます。 以上が歳出であります。 続きまして、歳入についてご説明申し上げます。 10、11ページをお開き願います。 第1款保険料、第1項介護保険料は、収入見込みにより1,155万円を追加いたしております。 第3款国庫支出金、第4款支払基金交付金、第5款府支出金までは、各種事業実績見込みによる交付見込み額からそれぞれ減額をいたしております。 第7款繰入金、第1項一般会計繰入金は、保険給付や各種事業の実績見込みから総額で381万円減額をいたしております。 以上が事業勘定でございます。 次に、サービス事業勘定についてご説明をいたします。 まず、歳出についてご説明を申し上げます。 28、29ページをお開き願います。 第1款総務費、第1項総務管理費、第1目一般管理費は、職員人件費、一般管理費一般経費ともに今後の支出見込みから総額19万6,000円追加をしております。 第2款事業費、居宅介護支援事業は、居宅サービス計画作成委託料を執行見込みから28万4,000円追加をいたしております。 次に、歳入についてご説明をいたします。 26、27ページをお開き願います。 第1款サービス収入では、収入見込みにより居宅サービス計画費を43万7,000円減額をしております。 第3款繰越金では、実績により前年度繰越金を156万3,000円追加をしております。 以上が平成28年度与謝野町
介護保険特別会計補正予算(第3号)の概要でございます。ご審議をいただき、ご承認を賜りますようお願いを申し上げます。 次に、議案第30号の平成28年度与謝野町
国民健康保険特別会計補正予算(第4号)についてご説明をいたします。 今回の補正は、事業勘定では1億583万円を減額し、総額を31億8,566万7,000円とするものでございます。また、直営診療所勘定は58万7,000円を追加し、総額を9,405万円とするものであります。 まず、事業勘定の歳出からご説明申し上げます。 14、15ページをお開き願います。 第2款保険給付費、第1項療養諸費は、診療実績の見込みから総額で6,452万7,000円を減額しております。 第3款後期高齢者支援金から次のページにかけての第6款介護納付金につきましても、今後の支出見込みからそれぞれ減額をいたしております。 第7款共同事業拠出金については、国保連合会への平成28年度拠出額が確定したことから追加あるいは減額し、共同事業拠出金総額で4,516万1,000円減額をいたしております。 第8款保健事業費、第1項保健事業費、第1目特定健康診査等事業費は、健診契約単価の減などにより517万7,000円減額をいたしております。 次のページにかけての第2目保健衛生普及費は、国保被保険者のがん検診受診実績から第13節委託料、がん検診委託料を308万6,000円追加いたしております。 なお、本がん検診費用につきましては、京都府特別調整交付金が交付されることとなりましたので、財源組み替えを行っております。 第11款諸支出金は、平成27年度療養給付費負担金の精算に係る返還金として1,244万3,000円を追加いたしております。 第12款予備費は、3万3,000円減額し、調整をいたしております。 以上が歳出であります。 続きまして、歳入についてご説明をいたします。 10ページ、11ページをお開き願います。 第4款国庫支出金、第1項国庫負担金、第1目療養給付費等負担金では、療養給付費等の減少から総額5,265万3,000円を減額しております。 次の第5款療養給付費交付金は、交付見込みから2,599万7,000円追加をいたしております。 第7款府支出金、第2項府補助金、特別調整交付金は、がん検診委託料に対しての交付金として188万7,000円追加をいたしております。 第8款共同事業交付金については、府内全市町村の医療費実績等で交付されるもので、1月末に国保連合会より平成28年度交付見込み額が示されたことにより、高額医療費共同事業については613万7,000円の減額、保険財政共同安定化事業につきましては8,291万6,000円の減額となっております。 第10款繰入金、第1項一般会計繰入金は、事業実績見込みから追加あるいは減額し、総額で118万2,000円を減額しております。 次のページには、第12款諸収入、第1項延滞金加算金及び過料は、一般被保険者、退職被保険者、それぞれ延滞金を収入見込みから総額で550万円追加をいたしております。 以上が事業勘定でございます。 次に、直営診療所勘定についてご説明を申し上げます。 まず、歳出からご説明をいたします。 32、33ページをお開き願います。 第1款総務費、第1項施設管理費、第1目一般管理費、職員人件費では住居手当を減額するなど、総額で3万4,000円減額をいたしております。 第2款医業費では、それぞれ支出見込みにより追加あるいは減額をし、医業費全体で15万円を追加いたしております。 第5款予備費は、47万1,000円を追加し、調整をいたしております。 以上が歳出であります。 次に、歳入についてご説明を申し上げます。 30、31ページをお開き願います。 第1款診療収入、第1項外来収入は、診療実績に応じてそれぞれ追加あるいは減額し、診療収入総額で172万円を減額いたしております。 第2款サービス収入、第1項給付費収入、訪問リハビリステーション費収入は、収入見込みから206万7,000円追加をいたしております。 以上が平成28年度与謝野町
国民健康保険特別会計補正予算(第4号)の概要でございます。ご審議をいただき、ご承認を賜りますようお願いを申し上げます。 続きまして、議案第31号の平成28年度与謝野町
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)についてご説明を申し上げます。 今回の補正は、223万9,000円を減額し、総額を2億7,620万円とするものであります。 まずは、歳出からご説明を申し上げます。 12、13ページをお開き願います。 第1款総務費、第1項総務管理費、第1目一般管理費は、基幹業務システムの機能改善対応負担金を6万3,000円追加をいたしております。 第2款後期高齢者医療広域連合納付金は、実績見込みから総額で155万2,000円減額をいたしております。 第3款諸支出金、第1項償還金及び還付加算金、第1目保険料還付金は、第23節償還金利子及び割引料返還金を75万円減額をいたしております。 以上が歳出でございます。 続きまして、歳入についてご説明をいたします。 10、11ページをお開き願います。 第3款繰入金、第1項一般会計繰入金は、システム機能改善対応分として事務費繰入金を6万3,000円を追加するほか、保険基盤安定繰入金を167万2,000円減額し、総額160万9,000円を減額いたしております。 第5款諸収入、第1項延滞金加算金及び過料では、収入見込みから12万円追加をいたしております。第2項償還金及び還付加算金、第1目保険料還付金は、歳出と同額の75万円を減額いたしております。 以上が平成28年度与謝野町
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)の概要でございます。ご審議をいただき、ご承認を賜りますようお願いを申し上げます。 続きまして、議案第32号の平成28年度与謝野町
水道事業会計補正予算(第3号)についてご説明を申し上げます。 今回の補正は、収益的収支並びに資本的収入の補正であります。 まずは、収益的収入からご説明をいたします。 5ページ、6ページをお開き願います。 第1款水道事業収益、第1項営業収益、第1目給水収益で水道使用料を、給水量の増加を見込み784万5,000円追加をいたしております。第3目その他の営業収益は給水装置工事検査手数料を、給水装置工事の増加を見込み3万3,000円追加をいたしております。第2項営業外収益、第1目受取利息は、預金利息の減少を見込み10万3,000円減額をいたしております。 次に、収益的支出でございます。第1款水道事業費用、第1項営業費用の各科目で計上しております職員人件費を、総額で14万5,000円追加をいたしております。第1目原水及び浄水費、第26節動力費は、電力量の減少を見込み60万円減額をいたしております。第2目配水及び給水費、第16節修繕費及び第25節路面復旧費は、事業見込みから総額で218万3,000円減額いたしております。第2項営業外費用、第3目消費税は、決算見込みから186万6,000円を追加いたしております。 最後に、資本的収入についてご説明を申し上げます。 7ページ、8ページをお開きください。 第1款資本的収入、第2項分担金、第1目分担金で加入負担金を、水道加入件数の増加を見込み115万円追加をいたしております。 以上が平成28年度与謝野町
水道事業会計補正予算(第3号)の概要でございます。よろしくご審議を賜り、ご承認をいただきますようお願いを申し上げます。
○議長(勢旗毅) 本案についても、本日は提案理由の説明のみにとどめます。 次に、日程第8 議案第33号 平成29年度与謝野町一般会計予算から議案第42号 平成29年度与謝野町水道事業会計予算の以上10件を議題とします。 提案理由の説明を求めます。 山添町長。
◎町長(山添藤真) それでは、議案第33号から42号までの平成29年度与謝野町一般会計予算ほか、8つの特別会計、1つの事業会計予算について一括してご説明を申し上げます。 議会開会の冒頭、私のほうから施政方針演説をさせていただきましたが、その基本政策に視点を置いた予算編成といたしております。 私たちは、町民憲章にうたわれた町の将来像を実現するため、そして総合計画に掲げている「水・緑・空 笑顔かがやく ふれあいのまち」を実現するために、みんなの知恵や技術が響き合い、新しい価値を生み出すことのできるまちづくりを基本姿勢として町政運営を進めてまいりました。 私が就任をして以降、平成26年度におきましては、持続可能なまちづくりを進めていくために「可能性を模索してきた年」、その可能性をつなぎ合わせ、平成27年度は「躍動する年、うねりを生み出す年」、そして平成28年度においては、うねりをさらに大きなうねりにしていくために「行動を起こす年」として年次スローガンを掲げ、全庁体制において取り組んできたということであります。 第1次総合計画期間の最終年度であり、私の任期が最後となる平成29年度は、これまでの3年間で進めてきた「種をまき、水をやり」、そして「根を張り、花咲く」集大成として、楽しみや笑顔を生み出し、町全体に広がっていくよう取り組んでいく所存であります。 また、「ひと・しごと・まち創生総合戦略(未来への約束)」にある4つの基本目標につきましては、地方創生交付金等、国の補助支援策を全面的に活用しながら、「産業力の強化」と「地域力の強化」の推進について、引き続きチャレンジングで実効性のある町政運営に努めてまいりたいと考えております。 一方、町の財政状況に目を向けますと、平成29年度も引き続き町税総額が若干伸びているものの、普通交付税の合併算定がえによる段階的縮減による影響が非常に大きく、また地方消費税交付金の減もあり、大変厳しい財政状況となっていることから、安定した自治体経営を行うための行財政改革にも積極的に取り組んでいかなければならないと思っております。 さきの2月臨時会において可決をいただきました上下水道料金やし尿くみ取り手数料の改定を初め、住民の皆様方にも負担を求めることになりますが、「入るをはかりて出るをなす」を基本姿勢として、段階的な聖域なき予算規模の圧縮、形骸化した制度・事業の縮減・廃止に向けた事前調整を引き続き進めたいと思っておりますし、行政改革推進委員会に諮問しております公共施設等総合管理計画・実施計画策定とあわせ、数量的な行政のスリム化のみならず、行政サービスの質の向上を追求していきたいと考えております。 また、特別職給与の5%の減額を継続することとした予算組みといたしておりますが、本会議で提案しております議案第13号をご承認いただきましたら、私においては、さらに10%を減額し、15%の減額を実施する予定といたしております。職員全体におきましては、平成28年度に給与の総合見直しを導入し、平成29年度以降も総人件費の抑制を図っているところであります。 それでは、お手元に配付しております予算書をお開き願いたいと思います。 まず、予算の総額でありますが、表紙をおめくりいただくと「各会計予算額表」をつけておりますので、ごらんおきいただきたいと思います。 一般会計の総額は115億4,400万円でございます。平成28年度当初予算と比較をいたしますと、率にして13.9%、金額にして18億6,600万円の減額となっております。平成29年度におきましても、厳しい財政運営の状況でございますが、引き続き、地方創生の波を捉えながら産業力の強化、地域力の強化に取り組んでいきたいと考えています。 また、8つの特別会計と水道事業会計収益的支出、資本的支出を合わせた全会計総額は203億5,925万6,000円といたしております。率にして9.3%、金額にして20億8,340万2,000円の減額となっております。 この後、和田副町長から、平成29年度予算の中身について、特徴的な主立ったものに絞ってご説明をさせていただきますので、ご審議の上、ご承認を賜りますようお願いを申し上げたいと思います。
○議長(勢旗毅) 和田副町長。
◎副町長(和田茂) それでは、私のほうから、平成29年度当初予算(案)につきまして、主なものを中心に説明をさせていただきたいと思いますが、少し時間が長くなると思います。できるだけ簡略に説明をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたしたいというふうに思います。 まずは、全般的なことについてでございます。 ご承知のとおり、普通交付税の合併算定がえによる段階的な縮減が平成28年度から始まっております。新年度、平成29年度もさらに縮減が進むことを踏まえまして、特に経常的な経費を要する事業につきましては、前年度と比べまして減額、マイナスとなるように予算編成方針を示し、平成29年度の予算編成をスタートさせたところでございます。 また、普通建設事業では、加悦中学校校舎棟の建設工事が終了し、外構工事を残すのみとなりましたし、かえでこども園の施設整備工事も、一部繰り越しはいたしますけれども、一定終了のめどが立ったことなどで、対前年度比では22億円強の大幅な全体予算の減額となりました。しかしながら、今後は、宮津与謝環境組合で実施をいたします広域ごみ処理施設建設工事の本格的な実施に向け、一層の財源確保が求められるというふうに考えておりますので、今後とも厳しい財政運営を強いられるものと思っております。 このような中、限られた財源の中、新たに岩滝地域で学童保育事業の開設や子育て世代包括支援センター事業等、住民の皆さんに寄り添った支援等が行えるよう事業創設を行ってまいります。また、特色ある学校づくり事業、小学校の英語教育推進事業やイングリッシュ・キャンプ事業、それから高校魅力化事業など教育分野における取り組みについて、予算額等につきましてはわずかでございますが、将来を見据えた取り組みを行ってまいりたいというふうに考えております。 一方、行政改革の取り組みといたしましては、町長からもございましたように、総人件費の抑制に取り組むことといたしておりまして、あわせまして各種団体・企業、個人向けの補助金5%カットの継続や公共料金等の見直し等、上下水道料金やし尿くみ取り手数料の改定等、当初予算では反映されておりませんので、今後、補正予算においての対応をさせていただきたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。 それから、これまでコンビニ収納ができていない有線テレビ利用料やし尿くみ取り手数料、また住宅使用料につきましても、コンビニ収納が可能となるようシステム改修を行い、住民サービスの向上に努めてまいりたいと考えているところでございます。 計画策定がおくれております公共施設等総合管理計画・実施計画につきましても、平成29年度中の早い時期に策定を行い、計画的な統廃合などの取り組みや公共料金等の適正化について取り組んでまいりたいというふうに考えております。 合併以降、決算段階では何とか財政調整基金の取り崩しを行わず、逆に普通交付税の段階的縮減対策として積み増しを続けることができました財政調整基金でございますが、平成29年度はさらに厳しさを増すこともございまして、5億2,800万円の取り崩しを行い、予算編成をいたしております。 このように、大変厳しい財政運営が続く見通しですので、事務事業自体の取捨選択を行うとともに、公共施設等総合管理計画・実施計画策定に基づく公共施設の統廃合や公共料金の適正化など、住民の皆さんにとっても大変厳しい選択、判断をお願いしなければならないというふうに思っております。ご理解、ご協力をお願い申し上げたいというふうに思います。 それでは、具体的に予算の中身についてご説明を申し上げます。 まずは、歳入でございます。 予算書の8、9ページの歳入歳出予算事項別明細書、また歳入の総括、それから12、13ページから38、39ページまでが歳入の項目になっておりますが、それらを参考にしていただくとともに、別刷りで議案の参考資料として「平成29年度議案第33号~42号の当初予算(案)資料」なども添付をしておりますので、後にご確認をいただければというふうに思います。 予算書を主に説明をさせていただきたいと思います。 第1款町税でございますが、予算書2ページ、また12ページ、13ページをごらんください。 町税の総額は18億3,381万9,000円で、対前年度比2.4%、4,265万1,000円の増と見込んでおります。 その要因としましては、第1項町民税、第1目個人・所得割で2,100万円増の6億9,100万円、第2目法人・法人税割で600万円増の3,100万円を見込んでおり、その他、第3項軽自動車税、第4項町たばこ税もそれぞれ増額を見込んでいるもので、2年連続で増収を見込んでいるところでございます。 次に、14、15ページの第6款地方消費税交付金は、総額は3億8,305万3,000円で、対前年度比10.0%、4,238万6,000円の減と見込んでおります。 次に、第9款地方交付税でございます。地方交付税の総額は51億4,000万円で、対前年度比1.9%、1億175万円の減と見込んでおります。特に普通交付税は段階的縮減を踏まえ、9,575万円減の47億4,000万円とし、特別交付税は600万円減の4億円で見込んでおります。 16、17ページの第12款使用料及び手数料をごらんください。使用料及び手数料の総額は3億9,335万8,000円で、対前年度比0.2%、76万1,000円の減を見込んでおります。 主な要因としましては、インターネット事業の民間参入により、総務使用料の有線テレビインターネット使用料が対前年度比525万円の減、6,110万5,000円といたしております。 また、逆に伸びているものとしましては、保育所でのゼロ歳児受け入れサービスの拡充や乳児の入園増から、民生使用料の認定こども園保育料及び保育所保育料一般分で912万4,000円増の9,756万9,000円といたしております。 20、21ページの第13款国庫支出金から、28、29ページまでの第14款府支出金でございますが、各種ソフト・ハード事業にかかわります補助金等を計上いたしております。 国庫支出金は総額で7億9,400万8,000円、対前年度比27.5%、3億122万7,000円の減を見込み、府支出金は総額で7億2,740万8,000円、対前年度比3.9%、2,972万4,000円の減を見込んでおります。 まず、国庫支出金の大幅な減となりました要因としましては、臨時福祉給付金及びその事務取扱給付金が4,369万6,000円の皆減に加え、道路改良事業費補助金が6,483万9,000円減の6,119万9,000円、公立学校施設整備費補助金が2億6,000万円の皆減が大きな要因となっているものでございます。 また、伸びているものとしましては、障害者自立支援給付費負担金が1,056万6,000円増の2億8,499万2,000円、地方創生推進交付金が6,212万2,000円増の7,712万2,000円を見込んでおります。 次に、22、23ページからの府支出金で減となります要因としましては、農地耕作条件改善事業補助金が1,949万2,000円減の1,050万8,000円、参議院議員選挙委託金が1,472万7,000円の皆減、災害に強い森づくり事業委託金が1,300万円の皆減となっているものでございます。 また、伸びているものとしましては、国庫同様、障害者自立支援給付費負担金が528万4,000円増の1億4,249万6,000円、命の里事業補助金が300万円皆増、地域防災力総合支援事業費補助金が550万円の皆増、京都府知事選挙委託金が585万円の皆増を見込んでおります。 30、31ページの第16款寄附金をごらんください。ここでは、ふるさと納税寄附金を対前年度比2,800万円の大幅な増を見込んでいることから、寄附金の総額は3,118万7,000円で、対前年度比1,306.1%、2,896万6,000円の増を見込んでおります。 同じページの第17款繰入金をごらんください。対前年度比10.4%、6,290万5,000円の増で、総額6億6,698万円を取り崩すことといたしております。事業目的に合わせ各種基金の活用を図っておりますが、なおも財源不足が生じることから、財政調整基金から4,900万円増の5億2,800万円を繰り入れることといたしております。 最後に、36から37ページ、第20款町債をごらんください。町債の総額は11億8,760万円で、対前年度比56.1%、15億1,460万円の減を見込んでおります。認定こども園の施設整備事業や加悦中学校改築事業の完了により事業規模が縮小する一方、広域ごみ処理施設整備に対する宮津与謝環境組合負担金の大幅増に伴う町債の発行を予定いたしております。 以上が歳入でございます。 次に、歳出でございます。 40、41ページからご説明をさせていただきます。 まず、第1款議会費の特徴的なものでございますが、総額は1億1,617万7,000円で、対前年度比1.1%、126万1,000円の減といたしております。 主な要因としましては、議員共済会負担金の減などによるものでございます。 次に、42、43ページからの第2款総務費でございます。総務費の総額は10億4,198万8,000円で、対前年度比0.9%、948万4,000円の減といたしております。 主なものといたしましては、50、51ページの第1項総務管理費、第1目一般管理費の一般管理費一般経費で2,877万1,000円を計上し、その他非常勤特別職(参与)報酬として350万円を計上いたしております。 町長が施政方針でも述べられましたように、2名の参与の職を置くこととし、外部の有識者による知識、経験を本町の行財政運営に生かしていきたいと考えているところでございます。 次に、62、63ページの第6目企画費の総合計画策定事業で366万6,000円を計上いたしております。昨年に引き続き、第2次総合計画の策定を進めるものですが、策定に当たりましては、「住民参画」と「職員参画」を基本としており、役場若手職員で組織しますワーキングチームが中心となって、地域の皆さんのところに出向き、住民ワークショップ等により住民の皆さん方の思いを聞き、また、一緒に未来を語りながら、策定作業を進めていくことといたしております。 次に、64、65ページの移住・定住支援事業では、1,163万円計上いたしております。人の魅力で人が集う与謝野IJU戦略に基づき、移住者ニーズに応じて地域の特性を生かした事業の展開を行うことにより、交流人口の拡大や新たな担い手となる移住者を確保し、与謝野町への人の流れをつくることとし、移住相談・交流推進、与謝野版空き家バンクの事業等の推進、移住受け入れ体制の強化に加え、7市町で構成しています北部連携都市圏・移住プロジェクトとの取り組みと連動させ、事業効果を上げていくことといたしております。 68、69ページの与謝野みらい大学事業では、800万円を計上いたしております。与謝野を愛し、多様性を認め合い、新しいものとことを創出する人材を育成することとし、6月開校を目指して与謝野みらい大学の取り組みを進めてまいります。 開校当初の柱としましては、平成28年度に取り組みました「ヨサノ大学事業・トライアル講座」、「ヨサノ大学事業・リベラルアーツ」、「与謝野ブランド事業・インキュベーション」を統合・発展させた内容から進めてまいりたいと考えております。 その他、92、93ページの第4項選挙費では、来年度早々に行われる選挙の準備費用として、京都府知事選挙事業に585万2,000円、次のページの町長・町議会議員選挙事業に309万6,000円の所要額を計上いたしております。 次に、98、99ページからの第3款民生費でございます。民生費の総額は33億378万4,000円で、対前年度比18.3%、7億4,094万1,000円の減額といたしております。 主なものとしましては、104、105ページをごらんください。 第1目社会福祉総務費の喀たん吸引等研修事業では、町内福祉事業所に勤務する介護職員さんが、看護師さんにかわってたんの吸引等の医療処置が行えるよう研修に参加した場合の研修費用の助成に30万円を計上いたしております。 また、生活困窮家庭自立支援事業に61万2,000円を計上し、生活困窮者自立支援法に基づき、生活保護受給に至る前段階の自立支援策強化を図るため、生活保護世帯、生活保護に準ずる世帯の子供の学習支援、生活支援を行うこととし、NPO法人宮津与謝子育て・教育ネットワークと連携し進めてまいります。 108、109ページの第2目障害福祉費、障害福祉サービス事業では6億6,533万5,000円を計上し、自立支援等障害者福祉サービスの充実を図ってまいります。 次に、124、125ページの第2項児童福祉費、第1目児童福祉総務費、放課後児童健全育成事業では、これまで加悦・野田川地域で実施してきました学童保育事業を、町内一律のサービスを提供することとし、かえでこども園施設整備が完了するのに合わせ、新たに岩滝地域でも実施することとし、総額で4,495万3,000円を計上いたしております。 また、128、129ページの子育て世代包括支援センター事業は、新規事業として2,879万9,000円を計上いたしております。妊娠・出産・就学前・就学後の子育てにおける切れ目のない支援として、子育て家庭に母子保健施策と子育て支援施策の両面から一体的な支援提供を行うこととし、従来から実施の事業を集約することで、さまざまな手続や相談をワンストップで利用できる拠点として、子育て応援課内に設置して取り組んでいくことといたしております。 次に、142、143ページからの第4款衛生費でございます。衛生費の総額は14億6,769万2,000円で、対前年度比21.9%、2億6,365万7,000円の増といたしております。 主なものとしては、144、145ページの第1項保健衛生費、第1目保健衛生総務費の地域医療確保奨学金貸付事業で1,014万円を計上いたしております。これは、与謝野町内にある医療法に規定する公的医療機関において医師として将来従事しようとする医学生、臨床(専門)研修医等を対象にした制度のほか、京都府立医科大学附属北部医療センターにおいて、将来、助産師または看護師として勤務を希望する看護学生を対象にした制度を、宮津市、伊根町と連携して取り組む事業で、返還免除規定を設けて、医師、看護師等の確保に努めてまいります。 154、155ページの第3目環境衛生費では、新規事業として、雨水貯留施設設置事業に45万円を計上いたしております。これは、短時間豪雨による浸水被害の軽減を目的に、雨水をためることにより雨水の流水抑制を図るとともに、雨水の有効利用を促進するため、雨水タンクを購入された方に対して補助金を交付するものでございます。 次に、160、161ページの第2項清掃費、第2目塵芥処理費では、宮津与謝環境組合負担金に5億5,439万2,000円を計上し、広域ごみ処理施設整備事業に本格的に着手することといたしております。 次に、164、165ページからの第5款労働費の総額は1,341万7,000円で、対前年度比21.8%、374万1,000円の減といたしております。労働費に関しましては、特に申し上げることはございません。 166、167ページからの第6款農林水産業費の総額は4億1,970万4,000円で、対前年度比4.5%、1,959万5,000円の減といたしております。 主なものとしては、172、173ページの第1項農業費、第3目農業振興費の自然循環農業推進事業で、1,548万9,000円を計上いたしております。これまで取り組んでまいりました自然循環農業をさらに推進すべく、京の豆っこ肥料の増産と肥料の品質改良に取り組み、農産物の付加価値を高めるとともに、あわせて町の主要農産物である京の豆っこ米、白大豆の生産振興と広報宣伝活動を強化していくことといたしております。 182、183ページの与謝野町農業モデル確立事業では1,267万6,000円を計上し、自然循環農業に加え、情報通信技術を生かしたICT農業に取り組み、従来の化学的評価でなく、土壌健全性の観点からの土づくりを評価する土壌肥沃度指標、SOFIX認証による農産物のブランド展開や、クラフトビールメーカーを販路とする国産ホップの生産など、高付加価値農産物の販売を進めてまいりたいと考えております。 200、201ページからの第7款商工費の総額は3億9,581万7,000円で、対前年度比27.5%、8,530万8,000円の増といたしております。 主なものとしては、204、205ページの第1項商工費、第2目商工業振興費の織物振興対策事業で、3,279万2,000円を計上いたしております。2020年に丹後ちりめん創業300年を迎えることから、丹後地域の物づくり産業文化と地域の魅力を広く発信する機会と捉え、京都府、丹後織物工業組合、そして2市2町が一体となって「丹後ちりめん創業300年事業実行委員会」を立ち上げ、丹後の地域ブランド力の向上と未来の人材育成を目指すことといたしております。 また、織物業生産基盤の支援や織物織機調整等の支援を、京都府と連携して引き続き行っていくこととし、生産機能向上や底上げ、新たな商品開発への機運を高め、織物業界の生産低下や後継者不足への対応を図ってまいります。 次のページの与謝野ブランド戦略事業では、8,165万7,000円を計上いたしております。与謝野ブランド戦略のコンセプトである「みえるまち」に基づき、商工会、観光協会、各種関係団体と行政とが一体となって、仮称ではありますが、新たに「与謝野町六次産業化推進協議会」を設立して、シルクプロジェクト事業やテキスタイル産地化事業、新たな商品産地化事業、観光・交流事業、産地のプロモーション事業等を展開していくことといたしております。 210、211ページの第3目商工施設管理費の岩滝母と子どものセンター管理運営事業では、641万4,000円を計上いたしております。新しくリノベーションした施設では、従来の地域住民の利用のほか、地域住民とクリエーターが活動する場として提供するとともに、キッチンスタジオやコワーキングスペースを生かした機能により、新たな産業創出の拠点として、施設運営を民間事業者に委託して運営することといたしております。 なお、本定例会には、「岩滝母と子どものセンター条例」の廃止にあわせ、「与謝野町
産業創出交流センター条例」を制定することとし、ご提案をいたしておりますけれども、本予算編成段階では、新たな施設名称が確定しておりませんでしたので、従来の施設名称といたしております。 次のページの第4目観光費の観光振興団体等助成事業では、2,708万8,000円を計上いたしております。観光振興の根幹を担う与謝野町観光協会の組織強化のため、事務事業執行体制の強化はもとより、まちづくり観光を基軸とした観光地域づくり、体験プログラムづくりを中心に、海の京都エリアにおける滞在型交流の仕組みを構築するとともに、海の京都DMO本部や各地域本部等との連携のもと、観光客の誘客を図り、観光振興による人的交流の促進並びに観光消費額をふやし、地域経済の活性化を図ることといたしております。 次に、その2段下の海の京都・美心与謝野事業では2,118万1,000円を計上いたしております。7市町の観光協会が統合した「海の京都DMO」が中心となって、海の京都広域連携を進めるとともに、本町の観光地域づくりを継続して展開し、地域資源を活用した滞在型交流の仕組みを構築し、鉄道から路線バスや自転車等とも連携した来訪者を受け入れる体制を構築することといたしております。 220、221ページ、道の駅管理運営事業では686万3,000円を計上いたしております。タンゴフロンティア株式会社の指定管理期間満了に伴い運営形態を町直営とし、一旦、加悦生産物販売施設としての営業は一時閉鎖し、施設のあり方から改めて議論していきたいと考えており、大幅な減額といたしております。 226、227ページから第8款土木費の総額は14億2,570万3,000円で、対前年度比3.4%、5,064万9,000円の減といたしております。 主なものとしましては、228、229ページにあります第1項土木管理費、第1目土木総務費の耐震診断補助事業で386万5,000円を計上し、新たに耐震シェルター設置補助を設け、木造住宅耐震改修事業費補助金に計上いたしております。住宅室内に強固な構造物を設置し、地震によって住宅が倒壊しても命を守る空間を確保するもので、安心・安全のまちづくりを進めるものでございます。 次に、232、233ページからの第2目道路維持費の道路維持補修事業では7,866万2,000円、第3目道路新設改良費の道路新設改良事業では8,537万7,000円を計上し、継続的に行っております橋梁補修工事や通学路の安全対策工事を、国の交付金を活用しながら進めていくこととし、各区から要望のある路線の改良工事等を計画的に実施することといたしております。 238、239ページからの第3項河川費、第2目河川維持費の河川維持管理事業では1,390万5,000円を計上、第3目河川改良費の河川改修事業では8,300万円を計上し、継続的に進めております浸水対策事業として、鞭谷川のバイパス水路や明石川改修工事を実施していくこととあわせて、各区からの要望のある河川や水路の工事についても、計画的に実施することといたしております。 246、247ページからの第9款消防費の総額は6億271万3,000円で、対前年度比13.3%、9,263万4,000円の減といたしております。 消防費に関しましては、第1項消防費、第1目常備消防費の常備消防組合負担金が4億1,557万6,000円と、1,017万5,000円の増となっております。これは2015年国勢調査人口の数値変動によるものでございます。なお、加悦第3分団消防車庫詰所新築工事等の大規模事業の完成により、予算規模としては減額となっております。 次に、258、259ページからの第10款教育費の総額は11億3,300万6,000円で、対前年度比54.4%、12億4,787万7,000円の大幅な減といたしております。これは、加悦中学校改築事業の新校舎建設が完了したことによるものでございます。 266、267ページの第1項教育総務費、第3目教育振興費の教育振興一般経費では363万7,000円を計上いたしておりますが、中でも特色ある学校づくり補助金を充実させ、与謝野町教育大綱の基本理念に沿った地域の特色を生かした学校づくりを推進することとし、各小・中学校からの提案において特色ある学校経営を推進する事業として、本補助金を創設し、支援していくことといたしております。 276、277ページの第2項小学校費、第2目教育振興費の小学校教育振興一般経費では、1,422万1,000円を計上いたしております。中でも新規の取り組みとして、小学校の英語教育の推進のため講師委託料78万8,000円を盛り込んでいます。平成32年度に改定される新学習指導要領の中で小学校5年生、6年生に英語教科が追加されるため、本町の小学校での事前準備として取り組むもので、町内の2校を中心的推進校として位置づけ、ALTと外部委託講師による英語授業を実施するものでございます。 次に、292、293ページ、第5項社会教育費、第1目社会教育総務費の青少年育成事業で、159万2,000円を計上いたしております。中でも、イングリッシュキャンプ実行委員会補助金として30万円を盛り込んでいます。町内の小学6年生を対象に、1泊2日で日本語を使わない英会話によるグループ活動を実施し、英語でのコミュニケーションをとることの楽しさから知ってもらおうというもので、多様性を理解するための土壌を育むことといたしております。 その下段の放課後学習支援事業では、55万8,000円を計上いたしております。さまざまな理由により、家庭での学習が困難であったり、学習習慣を十分に身につけていない児童への学習支援として、週1回1時間程度の補修を放課後や夏休みに、本事業講師が担任と連携しながら実施することといたしております。 294、295ページの高校魅力化推進事業を、新規で50万円計上いたしております。現在、町職員を島根大学に研修に行かせまして、高校魅力化で成果を上げている島根県の事例から本町に合った魅力化を検討していくもので、平成29年度は調査研究に努め、平成30年度からの事業実施ができればというふうに考えております。 以上が一般会計の主立ったものでございます。 次に、8つの特別会計と水道事業会計の中から、主なものについてご説明を申し上げます。 全般的なことですが、さきの2月臨時会において可決いただきました上下水道料金の改定につきましては、当初予算では反映いたしておりませんので、今後、補正予算において組み替えを予定いたしております。 また、簡易水道特別会計につきましては、平成29年3月末で打ち切り決算を行い、水道事業会計へ引き継ぎすることとしておりますので、平成29年度当初予算からは水道事業会計に計上いたしております。 まず初めに、332ページからの宅地造成事業特別会計でございます。総額8,927万6,000円で、対前年度比14.2%、1,475万2,000円の減といたしております。これは、平成28年度に分譲宅地売却(販売)がございましたので、平成29年度の総額が減となっているものでございます。 次に、343ページからの下水道特別会計でございます。総額16億9,150万円で、対前年度比4.6%、7,383万円の増といたしております。これは、流域下水道排水負担金の増と公債費借入金償還元金の増が主な要因でございます。 374ページからの農業集落排水特別会計では、総額4,100万円で2.9%、116万円の増といたしております。公債費の借入金償還元金の増が主な要因でございます。 両会計とも、今後は水洗化を促進し、水洗化率の向上と健全経営に向けた計画的な取り組みを重点に行うことといたしております。 次に、395ページからの介護保険特別会計でございます。事業勘定とサービス勘定、合わせた総額は26億7,290万円で、対前年度比3%、7,960万円の減といたしております。 平成28年度は、介護計画に基づく予算組みといたしておりましたが、平成29年度は、前年実績に伸び率を掛ける算定方式に考え方を改めましたので、大幅な減額といたしておりますが、中でも居宅介護サービス給付費負担金1億1,634万9,000円の減、介護予防サービス給付費負担金4,467万8,000円の減、特定入所者介護サービス費負担金3,577万5,000円の増といたしております。 また、サービス事業勘定では、職員人件費、臨時職員賃金並びに居宅サービス計画作成委託料を計上いたしております。 次に、441ページからの土地取得特別会計でございます。総額41万3,000円で対前年度比10.7%、4万円の増といたしております。 453ページをお開きいただきたいと思います。 国民健康保険特別会計でございます。事業勘定の総額は31億600万円で、対前年度比5.3%、1億7,440万円の減といたしております。主な要因は、一般被保険者診療報酬1億3,768万5,000円の減、退職被保険者等療養給付費1,709万7,000円の減といたしております。 また、486ページからの直営診療所勘定は、総額7,000万円で対前年度比23.1%、2,100万円の減といたしております。医師、看護師賃金を減額し、医師派遣委託料に組み替えたこと等による減といたしております。 次に、506ページからの後期高齢者医療特別会計でございます。総額は2億7,960万円で、対前年度比2%、540万円の増といたしております。後期高齢者医療広域連合から示されました負担割合によりまして、それぞれ予算計上いたしたものでございます。 519ページからの財産区特別会計でございます。9,480万円で対前年度比4.2%、380万円の増といたしております。各財産区から提出いただきました予算を各事業として予算計上いたしたものでございます。 最後に、544ページからの水道事業会計でございます。平成29年度から簡易水道特別会計を統合し、水道事業会計として、それぞれ増加の計上をいたしております。 以上が、平成29年度の一般会計、特別会計、全ての会計の主立った内容の説明でございます。 非常に早口な説明でわかりにくかったと思いますが、十分ご審議をいただき、ご承認賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(勢旗毅) 本案についても、本日は提案理由の説明のみにとどめます。 ここで3時10分まで休憩をいたします。 (休憩 午後2時53分) (再開 午後3時10分)
○議長(勢旗毅) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。 次に、日程第9 発議第2号
与謝野町議会改革特別委員会の設置についてを議題とします。 本案は、会議規則第13条第2項の規定により有吉正議員から議長に提出されております。 事務局に、議案を朗読させます。
◎議会事務局長(小牧伸行) それでは、私のほうから議案を朗読させていただきます。 発議第2号 平成29年2月24日、与謝野町議会議長 勢旗毅様 提出者 与謝野町議会議員 有吉正 賛成者 与謝野町議会議員 今田博文 賛成者 与謝野町議会議員 伊藤幸男 賛成者 与謝野町議会議員 安達種雄 賛成者 与謝野町議会議員 藤田史郎
与謝野町議会改革特別委員会の設置について 上記の議案を別紙のとおり会議規則第13条第2項の規定により提出します。 以上でございます。
○議長(勢旗毅) 提出者より提案説明を求めます。 1番、有吉議員。
◆1番(有吉正) それでは、提案理由を説明させていただきます。
与謝野町議会改革特別委員会の設置のこの2号につきましては、発議第1号として2月3日の臨時会で今田議員より提案をされたわけでございます。残念ながら、やむを得ない理由の欠席者もおられ、賛成少数のため否決となったわけでございます。そこで、改めまして今3月定例会で、発議第2号として私が提案、また、賛成者も前回と同じ議員さんでございます。 設置の目的でございますが、議会の活性化及び改革について調査研究・検討を行うため。 定数につきましては、7人としてあります。今、5会派がありまして、各会派より1名、無会派より1名ずつの2名ということで2名でございます。 設置期間につきましては、調査・検討が終了するまでと、このようにしております。 前回、いろいろご質問等とご意見あったわけでございますが、多くの議員さんの思いが、時間がないとか、前回の発議ではそういう意見が多かったろうと、このように思っております。また、議運でいろいろとやれば済むんだというようなご意見もあったと思います。しかし、議会運営委員会だけでは処理できない問題、課題が多々あるのではないか。また、今後起こってくるのではないかというふうに考えております。 成立には、ぜひご賛同いただきまして、議論をする場が、いろんな場で議論を深めていく、このようなことが必要ではないかなと、このように考えております。 議会そのものを向上するには、議員の資質は常に向上していかなければなりません。これは議員、私も含めてでございますが、1期であろうと何期であろうとも、それぞれが日々研さんをしなければなりません。そして、議員間の活発な自由議論といいますのか自由討論、そしてみずからも発言に加わり、成長する議会にしていかなければなりません。もちろん、与謝野町には議会の基本条例があるわけでございます。これは、今までのことも反省しながら新しいこともやっていく、こういったことが必要ではないか。また、議会基本条例の精神、これもやはりそれぞれの機会に研さんをしていかなければならない、このように考えております。時間だけの問題ではない、私はこのように考えております。 以上で提案説明とさせていただきます。
○議長(勢旗毅) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 10番、宮崎議員。
◆10番(宮崎有平) それでは、一、二点聞かせていただきます。 前回出されたものが否決されて、また今回出されるという思いの中で、有吉議員はどういう思いで出されたのか、聞かせてください。
○議長(勢旗毅) 有吉議員。
◆1番(有吉正) 私は、2月3日の賛同者でもありました。賛同者でもありました。それで、私一つ、あのときのことを、終わってからでございますけども感じましたことは、だから、私は賛成で立ったわけですね。これはやっぱし成立させなあかんという思いがあって賛同もしましたし、立ちました。あのときに私が思ったのは、質問ありましたね、いろいろと。それはそれでよろしいですし、反対は反対で、それはそれでいいと思うんですが、私が思いましたのは、感じたことは、反対討論がなかったんですね。反対討論、討論、いわゆる討論が大事だというふうなこともよく聞くわけですが、私は、ああいうときに、やっぱし反対討論はすべきだろうと。そしたら私、反対討論が出たら、賛成討論するような腹づもりもあったんです。ということで思いとしては、そういう思いを感じたんですけども、要するに、この条例はつくらなければならないというのは、あのときも思っておりましたし、今も思っておりますし、本来ならばもっと早く成立したほうが、時間云々で言うならば、という思いは早くから持っておりました。 以上です。
○議長(勢旗毅) 宮崎議員。
◆10番(宮崎有平) はい、わかりました。 あと、わずか1年しかない中で、ようけせんなんことあると思うんです。その中で、有吉議員は一番何がしたいのか、どういうことを活性化したいのか、思いがあったら、言ってください。
○議長(勢旗毅) 有吉議員。
◆1番(有吉正) 私の個人的な考えになるかとも思いますが、例えば今の、私、ちょっと事務局で調べさせていただいて、4年前ざっと、要するに、今期が平成26年4月から平成30年4月までですね。もうあと一年余りあるわけなんですが、平成22年4月から平成26年4月までの、この前期の議会構成とかあれを見ております。ちょっと調べましたんです。 そしたら、議会特別委員会が議会広報特別委員会、これは今もあります。広報の特別委員会は、議会からのいわゆる広報ですね。それから、広く聴く広聴については、ずっと懇談会をやっていますね、これは広聴だと思うんです。それはそれぞれで、議会広報特別委員会は特別委員会で、議会の広報としていろんな研さんを今もされておられるだろうというふうに思っております。 それから、ほかに議会活性化特別委員会、これはこの前の2月3日の日の今田提案者からもありましたように、あったかもわかりませんけども、井田さんが当時の委員長でやっておられます。 それからもう一つ、庁舎問題がありました、特別委員会。これは全議員が入っておりまして、当時の谷口委員長が、委員長をやっておられます。 それからもう一つ、収賄事件、余り思い出したくないことがあるかもわかりませんが、収賄事件再発防止の調査特別委員会もありました。これは、私、当時の議運の委員長させていただいとったんですけども、この特別委員会の委員長もさせていただきました。 特別委員会はそういうものであって、ある期間きっちりと議論をし、練り上げて、また議員間でいろんな知識共有したり、そういったことが、また次のステップにつながるだろうというふうな思いがあります。だから、議論するということは、いろんなことがあるだろうなということだろうというふうに思います。 これが答弁になったかどうかわかりませんけども、そういったことで、やはり議会基本条例に基づいた中で、今までの3年間のあれをしていく。反省しながら次のあれをする。それから、例えば今度の議会懇談会についても、前々回は24カ所でやった。前回は12カ所でやった。残りを平成29年度の懇談会の予定しておるというようなこともあったりするわけなんですが、これについたって、どういったことをしていくのか、あるいはいろんなことが考えられるのではないか。だから、それについてやっぱし議員で検討、議論していく。そういったことが、次につながるだろうというふうに、私は考えております。
○議長(勢旗毅) 宮崎議員。
◆10番(宮崎有平) いや、今のご答弁聞いておりますと、今までやってきたことの反省をしなきゃいけないというようなお話だったように思うんですけども、新たに、こういうふうな議会にしたらいいんだというような思いはないんでしょうか。
○議長(勢旗毅) 有吉議員。
◆1番(有吉正) うまく答えられるかどうかわかりませんが、私は、それこそ委員会主義、委員会主義ですね、委員会中心主義といいますのか、最終的には本会議で決まるんです。だけど、国会あたりでもそうですし、数の多いところ、例えば議会ですね、京都府議会だったり、それから大きな市であったり、ほとんどは委員会主義、要するに本会議から付託されて、委員会で一定の結論を出し、そして本会議はある意味、セレモニーになってしまうかもわからんですね。委員長、大変だと思います。委員長が答弁するわけですから、報告するわけですから、でも、例えば近隣でも、近隣でもですよ、早くから委員会主義をとっておられるところは多いと。今の京丹後市、いわゆる6町ですね。昔で言うたら6町、網野、峰山、ああいうとこも全部委員会主義をとっておられました。で、与謝郡は、加悦町、野田川、岩滝、それから伊根、ここが本会議主義。だから、委員の数にかかわらず、やっぱしそういった本会議主義ではなしに、委員会主義をとっておられるというところも、今も宮津市やっておられますし、もちろん京丹後市もそうですし、ただ、私はずっと旧野田川のころから、やっぱりそういうことはすべきだろうなというふうに思っておりました。今も、その思いはあるわけなんです。 だけど、そういった議論も、やはり余りできていないのではないかなと。言うたら、委員会主義とは何ぞいや。あるいは逆に言うたら、議会とは何だということにもつながるわけで、どうやったらいいのだろうかなということも、やっぱし我々議員は、現状が、理想かもわかりませんで、それぞれ私は理想だと思う人、あるいはこれしかないんだという思いがあるかもわからんですけども、そういったこともやっぱし議論もするということも大事だろうなと、そういうふうに私は思っております。
○議長(勢旗毅) 宮崎議員。
◆10番(宮崎有平) はい、わかりました。 私は個人的に、有吉議員さんの思いを昔聞いたことがあるんですけど、議員定数についておっしゃっておられたことがあるんですが、それについてはどのように思う、今はどう。その議員定数をどうしようかというふうなことも、この活性化ではされようとしておるんですか。
○議長(勢旗毅) 有吉議員。
◆1番(有吉正) 議員定数の問題につきましては、個人的な思いはあります。だけど、あくまでも思いは思いとして、それぞれ皆さんあるわけですね、町民の方は町民の方あるだろうというふうに思います。現実に我々今議員ですから、さっき言いました議会のあり方と一緒に、やっぱり議員定数というもんも、それぞれがあるだろうというふうに思います。そういったこともあわせて、7人の委員で議論をしていったらいいのではないかなと。それが一つの、どういうんです。結論はどうなるか知りませんで、それが議題になるかどうかもわかりませんし、いろんなことの中で、ある意味、その調査が、検討が終了するというまでが期間ですし、結論は7議員でやっていって、あとまた本会議がやるのが筋ですからね、その結果はどうだろうと。 例えば、議員定数の問題については、これはどうなるかわかりませんし、ただ、きょう町長の、全部が耳に入っとるわけではありません。頭にとまっとるわけでもありません。だけど、町長の所信表明演説にもあったと思うんですが、いわゆる交付税の段階的な減っていくということもありました。それから、非常に財政が厳しい問題もありました。それから2月3日の臨時会でも、いわゆる水道あるいは下水道、そして集落排水、それから衛生プラントのあれも値上がりすると。いわゆる町民負担がふえていくわけであるわけですね。そういった中で、我々議会もそういったこともみずからどう考える、またそれぞれ議員さんあると思うんです。それはそれでいいと思います。賛成だろうと、反対だろうと、私はこういう意見を持っとる、そういうことが大事であって。 私がいっつも、町長もそうだと思うんですが、議員も同じように、4年、4年で公職選挙ですかね、公職の選挙が4年ごとに受けんならん。それが選挙であるわけです。お金持ちも、男女の差別もなく1票ずつあるように、我々議員も議会の中では1票ですわな、1票しかないわけなんですね。そういったこともあわせて、大事なことも我々は背中に負いながら、そういうことも、どうなるかわかりませんけども、議論をすべきときは、議論をせんならんときがあるのではないかなというふうに思うわけなんです。
◆10番(宮崎有平) はい、終わります。
○議長(勢旗毅) ほかに質疑はありませんか。 7番、和田議員。
◆7番(和田裕之) ちょっと何点かだけ確認をさせてください。 まず、前回、2月の臨時会と違いました。提案者が若干違うもんですね。提案者が有吉議員になったということで、先ほど宮崎議員もちょっとおっしゃった部分があるんですけれども、今回は有吉議員が提案者ということで、提出者ということで、ちょっと思いをお聞かせいただきたいなというふうに思うんですが、議員が目指される議会というものは、さっき若干答弁されたかなと思うんですけれども、どういったものを考えておられるのか、その点をお伺いしておきたいと思います。
○議長(勢旗毅) 有吉議員。
◆1番(有吉正) うまく答えられるかどうかはわかりませんけども、議員個々、背中にそれぞれ住民の思いやいろんな願いや、そういう負託を町民から受けておって、それぞれが皆議員として頑張っておられるということはあろうかと思います。思うようにはいかんわけなんですけども、私は、一番大事なことは、やっぱし議会としては議決という重い問題がありますね。やっぱし議会は議決をしなければならない。それから個人としても賛否はあっても、賛成、反対、あるいは退席という方法が、いろんなことがあるわけですけども、それに加わらなければならないわけなんですね。それともう一つは、説明責任を果たさなければならない。議会としても説明責任を果たす。それから議員個人としても、やっぱし言いわけになろうとなるまいと、やはり住民の方々に説明をしなければならない、公の場でなくても。ということはあろうかというふうに思います。 そういった思いの中で、どういうふうなあり方がいいのかというのは、今度、団体になるわけですから、議会と。そういう中でどうあるべきかなということを、やっぱし議論をしなければならないのかなと、そういうこと。説明になっておりませんか。
○議長(勢旗毅) 和田議員。
◆7番(和田裕之) 設置の目的は、議会の活性化及び改革、これについて調査・検討を行うと。私は、このことに関してはやはり重要というか、やっていくべきだろうなということは理解をしております。 で、先ほど宮崎議員の質問の中にもありましたように、思いですね、有吉議員の思いの中には、先ほど述べられた本会議主義であったり委員会主義、こういうことも検討されたいと、これが一番重きにあるところですかね。そこんとこをお願いします。
○議長(勢旗毅) 有吉議員。
◆1番(有吉正) 私は、委員会主義がいいのではないか。ただ、私も経験はないわけなんですね。皆さんそれぞれ経験がないと思います、委員会主義の。 例えば、委員会に付託されて、前回でしたら総務委員会に付託されて、小牧委員長が京都府教育庁に対して出された。文言に対していろんなご意見があったわけですけども、それが、例えば予算が付託される、委員会に。条例が付託される。今、条例は付託されていませんね、委員会に。そういった形のほうが、これは議会懇談会で、どこの場所でしたかは忘れましたけども、委員会が見えないという声があったんです、町民の方から。これは確かに国会でも、今でしたら予算委員会やっていますわな。本会議はほとんどやりませんわ。本会議よりも予算委員会とか何とか委員会とか、そのほうが多いわけですから、町民の方にとっては、その委員会が見えにくい。例えば、今でしたら委員会の諸般の報告の中で、委員長から報告されると。あるいは議会広報の中で、委員会の報告がある。それぐらいですので、確かにこのテレビカメラの関係もあるから、委員会は放映というのは難しいかもわかりませんけども、そういった声が、私はまだ響いておると。 でも、そういった議論も、やはりこの新しいメンバーになってからも、私はやっぱしすべきだろうなと。そして、するしないは、また別の話でね。やっぱしそういうふうなことも、知識の中には必要なのかなと。私は、私自身も勉強せなあきませんので、そういうふうな思いです。
○議長(勢旗毅) 和田議員。
◆7番(和田裕之) 委員会主義だったり、本会議主義だったりということの部分については、有吉議員もかなり何年も前から、この委員会主義ですか、これについては調査というか、研究をしなけりゃいけないというふうなことは、私もお聞きをしておりましたので、その点のところは、これは、議会の活性化という部分については理解できる部分かなというふうに思っております。 次に、先ほど出ました定数削減であったりという部分ですね。これは前回検討した中で18から16になったと、こういう現状でありますけれども、有吉議員は議会の活性化ですね、議会の活性化、これの中に、議員報酬の削減であったり定数の削減というのは、これは議会の活性化につながると、こういう理解されているんでしょうか。
○議長(勢旗毅) 有吉議員。
◆1番(有吉正) 定数の削減が、あるいは報酬の削減が、議会の活性につながるとは、私は思っておりません。
○議長(勢旗毅) 和田議員。
◆7番(和田裕之) その点については、前回も私も申しておりましたが、私も有吉議員と、その点については一致できるのかなというふうに思っております。いずれにしても、そういうことが議題というか、議論になるということは確かにあるのかもしれないですけど、私はその部分については、先ほど申したとおり、そこの部分ですね、定数削減、議員報酬削減ちゅうことは、議論はする必要あるかもわからんですけど、活性化という部分においては、私は、そこは活性化にはつながると、私自身は思っていないということだけ、最後に申したいというふうに思います。 以上で終わります。
○議長(勢旗毅) ほかに質疑はありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(勢旗毅) 質疑なしと認め、これにて質疑を終結します。 有吉議員、自席へお帰りください。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 まず、本案に対する反対意見の発言を許します。 次に、本案に対する賛成意見の発言を許します。 8番、伊藤議員。
◆8番(伊藤幸男) それでは、私は賛成討論を行いたいと思っています。 1つは、一番肝心なところだと思うんですが、全国では、私がかかわるといいますかね、この新しい合併以降、議会の中で活性化をやろうということで、2期にわたって活性化委員会に取り組んでまいりました。その後も議会運営委員長として、活性化の問題でいろいろな、私自身としては取り組みを、そういう視点で物を見てきたと思っています。 この間も、先進地の長野県の飯綱町、今の議長が就任された折にも全国の研修で、その長野県の飯綱議会、ここが非常に注目されているという話を、すばらしいという感想を述べられました。私は、あそこが全てだと思っていないんですが、確かにこの間、合併してから、あそこの文書も全議員に、私は3度にわたってそういう論文も皆さんにお配りしてきたと思っています。その中にも書かれている点なんですが、全国の先進地、いわゆる議会の改革、議会活性化、この先進地は共通している点が幾つかあります。 それを私は述べて賛成討論にしたいと思っているんですが、その1つは、議会の場合、広く住民の皆さんの声を、また要求、地域要求も含めてしっかり議会の中でそれを聞いて、そして政策化していくと。それで住民要求を実現させていく、地域要求を実現させていく、これが非常に大きな役割だというふうに言われています。 それから、2つ目の議会の活性化の役割なんですが、議会や議員は、地域の実情をよく調べて、同時に広い見地に立った学習、これが非常に大事な課題だということを言われています。学習を一層深めて、議員の資質の向上に努めていくということが2つ目。 それから、3つ目の問題は、議会としては情報の公開について、やっているやっているというふうに皆さん言っているんですが、やはり住民の皆さんが、議会が見えないとか、いろんな意見があるわけですね、行政も見えないということ言われたりしていますけども、やっぱり大事なのは、判断材料になるような全面的な情報を公開すると、開示すると、このことが非常に求められていると。そういう意味で、大いに議会の役割は大きいものがあるということです。 それから、4つ目の点は、私は多くの場合も、このことを強調しているようですけれども、やっぱり住民自治ですね、住民自治を向上させる。このことを非常に取り組んで成功されている先進地は非常に多いというふうに言われていますので、こういう点で、以上述べたような、かいつまんだ形なんですけども、4つの点が非常に大事だと、そういう方向に議会の活性化は、ここの町もやるべきだということを強く感じております。 以上です。
○議長(勢旗毅) ほかに討論はありませんか。 まず、本案に対する反対意見の発言を許します。 11番、渡邉議員。
◆11番(渡邉貫治) 発議第2号
与謝野町議会改革特別委員会の設置についての反対討論をやります。 私は、これには頭がないと思います。改革、今まであったのは統合問題、そして職員等の問題、それらにきっちりとした頭があったわけです。これには頭がないと思います。このような、今まで言われましたことにつきましては、せんだってから議運の委員長がやっておられます議員間討論というものがあります。そこで、議員間討論でいろいろとやって、そして初めて、これは特別委員会なるものを設置してやろうというのが、私は筋じゃないかと思います。 以上であります。
○議長(勢旗毅) ほかに討論はありませんか。 まず、本案に対する反対意見の発言を許します。 次に、本案に対する賛成意見の発言を許します。 14番、家城議員。
◆14番(家城功) 本案に対して賛成の立場から討論をさせていただきます。 私が考えますに、議員は町民から負託を受けた責任があり、執行権こそありませんが、議決権を与えられた二元代表制の片輪を担う、町にとって大変重要な役割であると認識をしております。 その議員一人一人が日々研さんし、資質の向上を目指すことは義務であると考えております。議会も同様であると思っております。基本条例に基づき、その内容がしっかり執行できているかチェックをすることはもとより、よりよい改革に向けて、新たな組織として取り組むことは非常に大事ではないかと考えております。 議員の中には、残りの任期が少な過ぎるとか、説明が余りわからないとか、先ほどもありましたが、頭がないとか、そういうようなお話もあり、反対される議員もおられるのかなというふうに感じておることもありますが、議員であれば、残された時間に何ができるのか、何をやるべきか、強く感じていただきたいなと思います。 私は、この立ち上げられる特別委員会が議会、また議員にとって、また町民の皆さんにとっても、意味と意義があるものになるように期待もしますし、私も協力をさせていただく予定でございます。そういった意味で、賛成の立場から討論とさせていただきます。
○議長(勢旗毅) ほかに討論はありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(勢旗毅) 討論なしと認め、これにて討論を終結します。 これより、発議第2号を採決します。 本案について、原案のとおり決することに賛成議員の起立を求めます。 (起立多数)
○議長(勢旗毅) 起立多数であります。 よって、発議第2号
与謝野町議会改革特別委員会の設置については、原案のとおり可決することに決定しました。 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。 本日は、これにて散会いたします。 次回は、3月6日午前9時30分から開議いたしますので、ご参集ください。 お疲れさまでございました。 (散会 午後3時50分)...