南山城村議会 2020-02-26
令和 2年第 1回定例会(第1日 2月26日)
3 番 中 崎 雅 紀 君 10 番 廣 尾 正 男 君
4 番 齋 藤 和 憲 君
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◎ 不応招議員 北 猛 君
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◎ 欠 席 議 員 北 猛 君
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◎ 説明のため出席した者
村長 平沼和彦 君
参事 山本雅史 君 総務課長 廣岡久敏 君
むらづくり推進課長 税財政課長 井上浩樹 君
岸田秀仁 君
保健福祉課長兼保育所長
保健福祉課担当課長
杉本浩子 君 田中 智 君
産業観光課長 末廣昇哉 君 建設水道課長 岸田啓介 君
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◎ 事 務 局 職 員
事務局長 栗本保代 君
書記
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◎ 会 議 の 内 容
○議長(廣尾正男君)
皆さん、おはようございます。
第1回定例会に御出席を賜り、ありがとうございます。
冒頭、風邪等でマスクは、傍聴席の方、たくさん来ていただきました。ありがとうございます。マスクをしてもろても結構でございますので、よろしくお願いします。
それから、議員の方につきましては答弁されるときはマスクを外してやってください。それから、行政側の方もマスクをしてもろても結構でございますので、答弁をするときだけ外してもろたら結構やと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
本定例会は、令和元
年度補正予算並びに令和2年度当初予算のほか、条例の一部改正等を中心に招集されています。議員各位におかれましては、最後まで慎重審議をいただき、議事が円滑に進むよう御協力をお願いします。
本日、北議員から欠席届が出ておりますので、御報告させていただきます。
それでは、ただいまから令和2年第1回南山城村議会定例会を開会します。
これから本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。
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◎日程第1
会議録署名議員の指名
○議長(廣尾正男君)
日程第1「
会議録署名議員の指名」を行います。
本定例会の
会議録署名議員は、会議規則第127条の規定により、7番
議員梅本章一議員及び9番
議員奥森由治議員を指名します。なお、以上の両議員に差し支えある場合には、次の号数の議席の方にお願いします。
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◎日程第2 会期の決定
○議長(廣尾正男君)
日程第2「会期決定の件」を議題とします。
お諮りします。本定例会の会期は、本日から3月16日までの20日間にしたいと思います。御異議ありませんか。
(「異議なし」の声)
○議長(廣尾正男君)
「異議なし」と認めます。したがって会期は、本日から3月16日までの20日間に決定しました。
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◎日程第3 諸般の報告
○議長(廣尾正男君)
日程第3「諸般の報告」を行います。
議会報告ですが、2月21日、京都府
町村議会議長会第70回定期総会が開催され、出席してまいりました。
全国町村議長会及び京都府町村議長会、表彰の伝達式が行われました。2つの町議会から5名の議員が多年にわたり地方自治の振興に功労のあった自治功労者として、それぞれ受賞されました。また、議事として平成30年度決算並びに令和2年度の事業計画及び当初予算が審議され、総額3,170万円が全会一致で認定、可決されています。
以上で、議会報告を終わります。
続いて、村長から「行政報告」の申し出がありました。これを許します。
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
議員の皆様、おはようございます。
行政報告をさせていただきます。
ことしの冬は、東・西日本を中心に気温がかなり高く、降雪量も少ない記録的な暖冬となりました。村内でも底冷えする日も数えるほどで、村道の除雪の必要もなく経過しております。春を告げるウグイスの初々しいさえずりは、行く冬への惜別と新しい春への期待を感じさせます。
本日ここに令和2年第1回南山城村議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様におかれましては、御多忙の中、御出席を賜りまことにありがとうございます。
議員の皆様には、日ごろから本村行政の推進に何かと御理解と御尽力をいただいておりますことに心から厚く御礼申し上げます。
それでは、村の近況を報告させていただきます。
まず、消防関連でございますが、本年1月12日に南山城村
消防団出初め式をや
まなみホールにおいて挙行し、消防団員129名の出動のもと、
優良消防団員の表彰並びに放水訓練が披露されました。消防団員の皆様には生業を持ちながらの献身的な活動に対し、改めて敬意を表しますとともに、感謝を申し上げる次第でございます。
1月13日には、
相楽東部広域連合教育委員会主催による成人式が、や
まなみホールで開催され、本村を初め笠置町、和束町から晴れ着に身を包んだ56名の新成人が集い、新しい門出を祝いました。
2月2日には、南山城村
総合型地域スポーツクラブ主催の「第6回
高山ダム駅伝大会」が、
ダム周辺コースで開かれ、近畿一円から若人が村に集結しました。第1回大会から参加されているタレントの森脇健児さんが今回も
森脇健児陸上部のメンバーとともに出場され、晴天のもと自然豊かなコースで多くのランナーとともに健脚を競っていました。
2月7日には、京都府茶品評会の表彰式が宇治市で行われました。煎茶の部で、
コーカ共同製茶様が
農林水産大臣賞を受賞されたのを初め、村の出品者が上位に多数入賞を果たされました。
こうした茶業者の皆様の御尽力により、産地の誉れ「産地賞・知事優勝旗」を27回目、20年連続して南山城村にいただくことができました。表彰式に出席し、優勝旗を授与いただいた際は、その重さ、貴重さを改めて実感し大変感動、感激をいたしました。
これらの活動は、品評会で府内の茶農家の中では群を抜いた栽培と製造技術が持ち備えていると評価されたもので、今日までのたゆまない努力と長年培われた技術の結晶であり、歴代続く村の伝統であります。受賞された方々に改めまして、最大の敬意と感謝を申し上げたいと思います。
2月13日からは、南山城村の新しい交通体系の実証実験といたしまして、自宅から利用できる「
村内移動サービス」を初め、道の駅や、や
まなみホールからJR木津駅西口までの「
村外移動サービス」、
月ヶ瀬ニュータウン地区内各所から
保健福祉センターや道の駅、月ヶ瀬口駅をつなぐ「
月ヶ瀬ニュータウン線」といった3種類の運行実験を行うものでございます。実際に、御
利用いただき移動サービスに対する御意見を賜りたいと考えております。
高度情報ネットワークの
民間移行事業につきましては、1月28日に事業者との協定を締結し、令和3年度の完全移行を目指しまして、まずは住民の皆様への説明会を2月16日から3月1日にかけて、村内9カ所で行っているところでございます。同意書の提出や宅内工事で大変お手数を煩わせますが、スムーズな移行が実現できますよう皆様の御理解と御協力をお願い申し上げるところでございます。
以上、最近の近況状況報告とさせていただきます。
続きまして、令和2年度の施政方針を述べさせていただきます。
令和2年度施政方針。
我が国の経済は、内閣府の
月例経済報告によりますと、「景気は輸出が弱含む中で、製造業を中心に弱さが一段と増した状態が続いているものの、緩やかに回復している」とし、その先行きについては、当面、弱さが残るものの雇用・所得環境の改善が続く中で、各種政策の効果もあって、緩やかな回復が続くことが期待されるが、
新型コロナウイルス感染症が内外経済に与える影響に十分注意する必要がある。また、通商問題をめぐる動向等の海外経済の動向や金融資本市場の変動の影響にも留意する必要があるとしています。
まず政府は、東日本大震災からの復興・創生及び熊本地震からの復旧・復興に向けて取り組むとともに、デフレからの脱却を確実なものとし、経済再生と財政健全化の双方を同時に実現していく。このため、「
経済財政運営と改革の基本方針2019」、「
成長戦略実行計画」等に基づき、潜在成長率の引き上げによる成長力の強化に取り組むとともに、成長と分配の好循環の拡大を目指す。
さらに、誰もが活躍でき、安心して暮らせる社会づくりのため、全
世代型社会保障を実現する。また、
消費税率引き上げ後の経済動向を引き続き注視するとともに、臨時、特別の措置を含む令和元年度予算を着実に執行する。
そして、
新型コロナウイルス感染症に対しては、「
新型コロナウイルス感染症に関する緊急対応策」を速やかに実行するとともに、引き続き経済への影響を十分注視し、政府として対応に万全を期す、としております。
昨年末に政府は、昨年度比1.2%増の
一般会計総額102兆6,580億円と8年連続で過去最大を更新する2020年度予算案を閣議決定しました。
歳出面では、
社会保障関係費で、前年度と比べ約1兆7,000億円増の約35兆8,000億円。特に「高等教育の無償化」や「幼児教育・保育の無償化」に約8,000億円を充てています。
また、
公共事業関係では、昨年とほぼ同額の約6兆8,000億円を確保し、インフラの老朽化対策など新たに個別補助制度を創設し、防災・減災、国土強靭化への重点化を推進することとしています。
一方、歳入面では、景気回復による税収の伸びや、消費税増税分を見込み、税収を1.6%増の約65兆5,000億円と見積もったのを初め、税収の増を受けて
新規国債発行額は、10年連続減の約32兆5,000億円となっています。
政府は、この予算案を通常国会において、関連法案とともに早期成立に努めるとしています。
次に、京都府の令和2年度当初予算案ですが、昨年度比1.4%増の総額約9,018億5,000万円で、新しい京都府総合計画に掲げた府民協働で取り組む5つの「きょうとチャレンジ」を初め、基本計画や
地域振興計画に基づく各種施策を着実に推進し、総合計画の実現に向けた発射台となる予算として、人口減少や少子高齢化や頻発する自然災害を初めとする喫緊の課題への対応に加え、東京五輪や文化庁移転といった大型事業を見据えた文化、経済振興など、各施策を「
子育て環境日本一への挑戦」を初め、「全ての府民が躍動する社会づくり」など6項目の体系ごとに施策を展開するとされており、中でも、
子育て環境日本一の京都づくりは、地域・まちづくりや、雇用の創出等、従来の
子育て支援策にとどまらない幅広い
子育て支援策に約252億円、防災や減災の基盤整備に約832億円を盛り込んだものとなっております。
このような社会・経済情勢を踏まえ、また、国や府の動静を注視しつつ、それらの重点施策に対応するとともに、本村の将来を見据えながら、村政運営に取り組む必要があると考えているところでございます。
これらのことから、本村における令和2年度当初予算の編成は、次の財政見通しに基づいて行いました。
歳入面においては、引き続き就労人口の減少等による個人住民税の減収及び宅地の時点修正等による固定資産税の減収等が見込まれ、村税全体としては平成31年度当初予算額と比較してわずかな減収が見込まれます。
また、地方交付税は地方財政全体においては2.5%の増、また、創設された「
地域社会再生事業費」による増額が見込まれますが、個別要因において変動があるため不確定な部分が多いと見込まれます。
一方、歳出面においては、この2カ年においては、多額の基金の取り崩しにより収支を均衡させることとなっており、事務事業の見直し、経常的経費の節減が今まで以上に求められるものの、住民本位の村政を実現すべく、総合計画や
地域創生総合戦略、
過疎地域自立促進市町村計画等に基づき、重点施策を着実に推進することで、「この村に住んでいてよかった、住んでみたいと思える村づくり」を推進することが求められています。
私にとって初めての当初予算となる令和2年度
一般会計予算案では、新総合計画の策定を見据えつつ、令和の時代にふさわしい村づくりの布石となるよう、さまざまな課題に向き合いすぐにでもできることはスピーディーに実現し「今日の村を創る」、そして大きな予算や甚大な労力が必要なものは着実に取り組み解決を図る、すなわち「明日の村を創る」、この2つを施策の柱におき、村づくりの課題解決に当たってまいりたいと考えております。
当村の令和2年度当初予算、一般会計並びに特別会計を合わせた全会計の予算総額は、38億5,144万1,000円で、昨年当初が首長選挙を控えた骨格型予算であったことから8.6%の増加、一般会計では26億6,217万8,000円で対前年比13.9%の増となっております。
1つ目の柱である「今日の村を創る」では、子育て環境の整備に関しまして、令和2年度からゼロ歳から2歳児の保育料を無償とし、昨年度から実施している
保育料無償化をあせて全面的に無償化し、子育て世帯の支援を行ってまいります。また、13歳未満の児童を対象とした
インフルエンザ予防接種に対する助成制度を創設することとしております。
次に、人に優しい村づくりに関しましては、利便性の高い公共交通を構築するに当たり、令和元年度に計画、検討してまいりました
地域交通再編事業につきまして、「新
交通推進事業」として、村の交通環境に即した持続可能な公共交通を推進して行くこととしております。
また、地域要望のスピーディーな解決につきましては、令和元年度に創設いたしました「村と区・自治会の協働事業」の予算規模を拡大し、引き続き実施することとし、地域の課題に向き合い村民の皆様と伴走する形で、ともに力を出し合い一つ一つ確実に解決していきます。
農林業の振興に関しましては、村の基幹作物である茶の高品質茶生産を目的とした被覆資材への補助制度につきまして、被覆棚用の被覆資材を補助対象に拡大し茶業振興を図ってまいります。また、
原木シイタケ生産施設の補助事業を継続して実施し、原木シイタケの生産を支援してまいりたいと考えております。
2つ目の柱である「明日の村を創る」では、観光事業の創出による
地域活性化推進につきまして、村の訪問客や訪問検討者などの動向や消費などの観光情報の収集等、村の生きた情報をもとに、今後、体験型観光や地域観光の拡充と消費の拡大に向けて、創業支援や商品開発、
加工品開発等への支援とあせて計画的に推進してまいります。また、京都府
指定無形民俗文化財である「田山花踊り」の一層の振興を図っていくこととしております。
道路整備などインフラの充実に関しましては、防災・
安全社会資本整備交付金事業を活用し、主要村道2路線の道路改良や拡幅、
のり面対策事業を初め、
橋梁長寿命化修繕計画に基づき橋梁等の定期点検及び修繕事業を行い、施設の長寿命化・通行の安全確保を図ってまいります。また、公民館や生涯
学習センター等、施設の機能向上や老朽化に対する適切な整備を行い、その活動支援をしたいと考えております。
防災関連では、毎年、日本各地で頻発する大規模災害に備え、
災害備蓄食料品や資材を購入するとともに、
洪水浸水想定区域や
土砂災害警戒区域等を記載した「防災のしおり」を改訂し、村民の皆様に広く周知することとしております。
当村の財政事情は、平成30年度決算時の
健全化判断比率では、
実質公債費比率8.8%、将来負担比率37.6%となっており、いずれも
早期健全化基準を大きく下回っておりますが、経常収支比率が93.4%と経常的経費の占める割合が増加傾向にあることや
財政調整基金の取り崩しが続くなど、村の財政は少しずつ硬直化する厳しい状況にあります。
事業を進めるに当たっては、あらゆる国・府の制度を活用し、有利な交付金や補助金を初め、
辺地対策事業債等の起債の活用により財源を確保し、より効率的な運営を行い、行財政改革にも積極的に取り組むとともに、あわせて、国や府の指導・支援を仰ぎながら、議員の皆様方の御理解を得て、住民の皆さんと一体となって、複雑多様化する課題に積極的に取り組んでいきたいと考えています。
令和2年度が就任後初めての当初予算でございます。村民の皆様お一人お一人が安心して未来に希望を持って暮らせることができるよう、一歩一歩、着実に取り組んでまいる所存でございますので、村議会の皆様の御理解と御支援を賜りますよう心からお願い申し上げます。
以上、令和2年度の村政運営に対する私の基本的な考えを述べさせていただきました。
最後に、今定例会に審議をお願いしております議案につきましては、ただいま申し上げました施政方針に基づき編成をいたしました令和2年度当初予算案並びに年度末に際し、事業費精査をいたしました令和元
年度補正予算案のほか、条例の改正や人事案件など、全14件の議案等の審議をお願いしております。
よろしく御審議の上、御議決いただきますようよろしくお願い申し上げます。
令和2年2月26日、
南山城村長平沼和彦、どうぞよろしくお願い申し上げます。
○議長(廣尾正男君)
これで、村長の行政報告は終わりました。
なお、
例月出納監査報告は、お手元に配付しておりますのでごらんおきください。
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◎日程第4 一般質問
○議長(廣尾正男君)
日程第4、「一般質問」を行います。
今回は6名の議員から一般質問がされます。最初は、
奥森由治議員、
梅本章一議員、
久保憲司議員、
鈴木かほる議員、
中山明則議員、
齋藤和憲議員の順で発言を許します。
これにより、1人45分の時間制限を実施します。発言者も答弁される理事者側も要点を十分に整理され、議事進行に御協力をよろしくお願いします。
それでは最初に、9番
議員奥森由治議員の一般質問を許します。
「
奥森由治議員」
○9番(奥森由治君)
議長許可を得ましたので、通告書に基づいて一般質問を行います。
任期4年の最後の一般質問となります。過去に質問の再質問となりますが、よろしくお願いをいたします。
まず最初に、開発指導についてであります。
大河原地内の
メガソーラー発電所建設計画において、現在村道を工事車両が通行をいたしております。村としてどのように指導、協議しているのかお伺いをいたします。
次に、2つ目に
高齢者福祉施策についてであります。
高齢者福祉施設の建設に向けて、事業者の誘致を村長は進めているとお聞きをいたしております。現在の状況と今後のスケジュールについてお伺いをいたします。
次に、3点目、
地方創生総合戦略についてであります。
道の駅を中心とした小さな拠点づくりとして、
買い物弱者対策が計画をされております。今、どのような現状なのか、またその総合戦略の中の獣害対策として
ジビエ商品化用の施設計画はどのような現状になっているのか、以上3点、お伺いをいたします。
○議長(廣尾正男君)
奥森由治議員の発言の制限時間は、10時43分までです。
答弁を求めます。
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
奥森議員様から出されました3つの御質問に対しまして、お答えさせていただきます。
1つ目の開発指導についての御質問にお答えさせていただきます。
通行につきましては、事業者に対し地元住民を優先し、通行に支障のないよう配慮し工事を進めるよう指導しております。事業者としてもガードマンを配置し、作業員に対し毎朝、周知徹底を行っているところです。
また、工事車両通行により村道が傷んだ箇所の補修や道路の清掃を指示しております。
現地につきましても、毎月、京都府と合同調査を行い、定期的に現地の状況確認を行っており、引き続き指導してまいります。
2つ目の
高齢者福祉施策についてにつきましての御質問にお答えさせていただきます。
現在の状況ですが、12月議会でレイクフォレストリゾートのホテル部分等の施設調査を実施いたしましたところ、基本設計に約3,600万円、実施設計に約5,200万円の費用がかかると報告いたしました。また、実施設計を行わないと、工事費が算出できませんが、近隣で同規模の実施設計額の工事費は約13億円かかっています。これは、建物の工事費と備品、ベッドや家具などを入れた総計でございます。これらを踏まえて、就任以来、何件かの事業所と話をしましたが、今のところ手を挙げる事業所はありません。
また、今年の1月27日に南山城村
社会福祉協議会と
竹澤内科小児科医院居宅介護支援事業所から現在の村の介護等の状況を聞き取りました。緊急を要した場合の施設へつないだのは、竹澤先生のところで年間4件、社協はゼロ件でした。施設入所の待機者は8名ですが、今すぐ入所というわけでなく、居宅やショートのサービスで支障がないとのことでした。
今後のスケジュールといたしましては、12月議会でも提案いただきましたように、
総務厚生常任委員会や全員協議会を通して議員の皆様のお知恵をおかりしながら結論を出していきたいと考えています。
どうぞ、御理解賜りますようお願い申し上げます。
3つ目の
地方創生総合戦略についての御質問にお答えさせていただきます。
道の駅オープン以来、多くの村民の方が道の駅を日常的に御利用いただいているところでございます。道の駅では、のもん市場や村民百貨店など村の特産品やとれたての野菜、ほかにも食料品や日用品など暮らしに必要なものを取りそろえています。また、金融機関と連携して月2回の移動ATM車の配置なども行っています。
わざわざ村外まで行って購入しなくても村内で買い物ができるようになっております。また、この道の駅へのアクセスにつきましては、村内の
公共交通機関としての村営バスのほか、新たに
デマンド交通の運行、新モビリティの導入などを進め、
買い物弱者対策を図ってまいります。
次に獣害対策としての
ジビエ商品化用施設計画でございますが、一般的にジビエ処理施設を黒字経営するためには年間1,000から1,500頭の処理、精肉化が必要とされており、平成30年度の村内捕獲数はイノシシ274頭、鹿159頭で計433頭でございます。このうち約半数は脂の乗ってない有害捕獲期間での捕獲数であり、中には精肉化できない幼獣なども含まれております。また、商品価値がある猟期期間の個体は自食用にすることが多く解体施設に持ち込まれる数は少ないと思われます。こういったことから経営できるだけの処理数には大きく届かないことが予想されます。
ほかにも運営体制、捕獲・解体のマニュアル化、販売ルートの確立等、課題は多く南山城村で安定運営する体制づくりはかなり厳しいものでありますので、現時点では検討を見送っている状態でございます。
以上でございます。
○議長(廣尾正男君)
「
奥森由治議員」
○9番(奥森由治君)
開発指導について、お伺いをいたします。
村道ですけども、確かに私、地元奥田でございますんで、殿田奥田線ですね、今山から、東工区と言われる奥田の入り口ですか、地域の入り口までの村道4メートル足らずの村道、10トンダンプが十何台と走っております、ガードマンの設置をされております。
その中で、一番気になるのはガードマンがついているんで、地元優先やということで配慮していただいておりますけども、非常に村道の損傷が目立ちます。当然簡易舗装ですし、村長やったらよく御存じやと思いますけどもね、やっぱり10トンダンプに10トン積んでいるわけですから、積載荷重は高オーバーはしてないとはいえ、やっぱり10トンダンプに積載をして通っております。路盤の弱いところですともう亀の甲ができてきているという状態で、補修をされるという確約をされておられるそうですけども、その内容についてもう少し詳しくお伺いできますか。
○議長(廣尾正男君)
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
その点につきましては、建設課長のほうから詳しくお答えさせていただきます。
○議長(廣尾正男君)
「建設水道課長」
○建設水道課長(岸田啓介君)
お答えさせていただきます。
村道の補修につきましては、建設課のほうで現場も確認させていただきながら、事業者と舗装の補修であるとか、一部、一部レミファルトで復旧していただいているとこもございますし、現場を確認しながら施工方法も含めて、今後協議していきたいと考えております。
○議長(廣尾正男君)
「
奥森由治議員」
○9番(奥森由治君)
随時立ち合いをして、悪なってきたらレミで対応するのか、路盤を入れかえるのかというのはそのときの判断で施工をするという、その約束事というんですか、口約束なのか、村道使用に対する覚書なのか、協定なのかというところまで、協議をされているのか、お伺いをいたします。
○議長(廣尾正男君)
「建設水道課長」
○建設水道課長(岸田啓介君)
協定までは、いっておりませんが、現状は口頭での協議となっております。
○議長(廣尾正男君)
「
奥森由治議員」
○9番(奥森由治君)
今、村長の答弁の中に府の現地調査をされていると、工事区域は現地調査されているんですけども、その使用している村道も一緒に京都府と現地調査の対象になっているのか、お伺いをいたします。
○議長(廣尾正男君)
「建設水道課長」
○建設水道課長(岸田啓介君)
村道につきましては、京都府との合同の中では入っておりませんが、当然通って、それを通って調査をさせていただいておりますので、あわせて現場のほうも見させていただいて、悪いところがあれば事業者のほうに協議をさせていただいているところでございます。
○議長(廣尾正男君)
「
奥森由治議員」
○9番(奥森由治君)
西工区、東工区ありますけども、事業者、押原から入るほうに今、押原のほう大分工事進んでますけども、基本的にはあれを通って入るということでなかったかと思うんですけども、その辺の兼ね合いは、いうたら工事用の進入路、押原から入っていって奥田まで行きますね、この辺が先行して、これから本体工事が入りますね、今、仮沈砂池か何かの工事が先行してますね、これから工事、本格工事を実施されるということになると、いうたらメイン、押原から入って奥田まで行きますね、あれが工事用道路で、最後村道に寄附されるか何かということはまだ協議中やとお伺いをしているんですけども、その辺の考え方はどうなっているんか、お伺いをいたします。
○議長(廣尾正男君)
「建設水道課長」
○建設水道課長(岸田啓介君)
おっしゃっておられるのは、村道押原から入り口の部分やと思いますけども、今、工事をされておりまして、その辺も建設水道課のほうで段階確認なり、現地確認させていただいて、一応春ぐらいには完成する予定でございますので、完成すればそこを事業、工事用道路として使用するということで伺っております。
○議長(廣尾正男君)
「
奥森由治議員」
○9番(奥森由治君)
それはその今、殿田奥田線ありますね、仮工事、仮沈砂池のために入ってます。だけど、押原から6メートルか何かメイン入りますね。これが奥田まで行って本格工事になるという理解でいいんですね。再度確認をします。
○議長(廣尾正男君)
「建設水道課長」
○建設水道課長(岸田啓介君)
押原の入り口の部分から、ちょうど山側に道路ができますので、そこを通って工事の区域内に入っていくということになっております。
○議長(廣尾正男君)
「
奥森由治議員」
○9番(奥森由治君)
そうしますと、現在担当課長が現場確認をしていただいておりますんで、地元の方のね、通行の支障にならないよう、早期に補修をしていただけるよう頑張っていただきたいと思います。
次に、
高齢者福祉施策についてであります。
村長から答弁をいただきました。結論から申し上げますと参入事業者がないと、今のところですね、ないということですが、先の一般質問でもお伺いをした施設改修で、設計段階でももう1億弱の金がかかる、改修費がかかる、まして補助金が受けられない改修ですとね。そこで、待機者が緊急を要するか、本当に入ろうかという人が8名のうちでも一、二名、そのほかの方はショートなりでつないでおられるか、自宅におられるかということから察すると、それ特別養護老人ホーム、特養と言われるような大きな施設はできない、要らないっていうふうになるんじゃないかと思うんですけども、村長もそういうお考えなのか、確認をいたします。
○議長(廣尾正男君)
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
大規模になる特別老人養護施設は、建設はできないというふうに感じております。
○議長(廣尾正男君)
「
奥森由治議員」
○9番(奥森由治君)
そうしますと、補助事業が受けられる、規模が小さくなると地域密着型っていう、御存じやと思うんですけども、そういう方法もあるんですけども、お聞きをするとなかなか採算面というんですか、事業を運営していくには、なかなか厳しいもんがあるというふうにお聞きをするんです。そうすると、村がそれだけ支援するのかというとこへくる、いろいろ考えたあげく、前の第8次ですか、7期の介護保険事業計画ありますね、この中で行きついたんが、緊急避難か何かわかりませんけども、お泊まりデイと、緊急に泊まれますよというとこへ落ちついたんじゃあないかというふうに思うんですけども、それも、それがここのはっきり第7期の介護保険事業計画の審議をいただいて、ここへ、お泊まりデイでいきついてるわけですよね。
この辺と、その小規模多機能なのか、この辺のかみ合わせですね、村長が答弁された中には議会やいろんな方、アンケートも今とってますね、あの辺も踏まえて何とかしたいというお考えなんですけども、再度、確認をいたします。
皆さんのお考え方もありますけども、村長としてはどのようなね、イメージでおられるのか、お伺いをいたします。
○議長(廣尾正男君)
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
まず、お泊まりデイのほうの結論には、まだ至っておりません。それは結論ではございません。
それと、小規模多機能につきましては、採算が合わないということが言われておりますけども、事業者と直に話をしましたり、また、私の友人でも経営しているのがおりまして、ちょうどきのう、おととい、また話ししたんですけども、やはり利益は出ますよということでしたので、双方ともやり方によっては利益出るということは伺っております。
ですから、その辺も踏まえてですね、総務厚生委員会でしたっけ、そちらのほうで詰めたいというふうに考えております。
○議長(廣尾正男君)
「
奥森由治議員」
○9番(奥森由治君)
いけると、小規模多機能でもいけると、それを行政としても
総務厚生常任委員会ですか、これ等の協議もありますけども、そういう方向で進めたいと村長の思いですね。ほな、もう一回聞きますわ。
○議長(廣尾正男君)
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
その方向で考えておりますが、事業者についてはまだ未定なもので、その辺はまた次の課題になってこようかなというふうに思います。
○議長(廣尾正男君)
「
奥森由治議員」
○9番(奥森由治君)
結局、特養つくる、いうたら小規模多機能つくるって言うたかって、行政つくらない、行政で直接やらない、そうすると、
事業者参入してもらわな、いうたら誘致をして来ていただける業者さんを見つけてきてからの話なんで、うちで何ぼ絵描いたかって、誰も手挙げへんなら、何もでけへんわけですやろ。
それから、
事業者参入を優先して、土地は提供、提供というんか、無償で使用していただく、その用地については、整備、造成はうちでやります、インフラもうちでやります。あらゆる協議の中ですけども、好条件を出して来てくださいよとやるべきじゃないかというふうに思うんです。
前の一般質問でもしました、養豚場の村としたら養豚場の跡地、あれで福祉施設どうやろという計画もされて、結局それがええことやないかというたかって参入事業者なかったわけですわね。場所まで提供したけどっていうことがあります。そやから、進め方としては、そっちが先じゃないかというふうに思うんですが、どうですか。
○議長(廣尾正男君)
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
そのとおりと思います。ですから事業者、これは社協さんとも踏まえて、また民間の業者とも交渉はしております。
○議長(廣尾正男君)
「
奥森由治議員」
○9番(奥森由治君)
交渉はしていただいているのは結構ですけども、俺、私の言いたいのは、やっぱり好条件、向こうがちょっとでも参入できるとこまで、財政厳しいですけども用地提供します、造成はうちでやります、インフラも、水道引くだけでも殿田の件ありましたけども、ごっつい金かかるわけですからね、水道1本入れるだけでも、75ミリ1本入れるだけでもごっつい金かかるわけですから。その辺も行政として、支援をする腹くくらな、来てくれ来てくれでは、実現しないというふうに思うんですけども、実現をしようと思えば、金も要るというとこら辺のお考え方はどうですか。
○議長(廣尾正男君)
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
国の補助金も当然ありますので、もちろんその辺は想定内の考えです。
○議長(廣尾正男君)
「
奥森由治議員」
○9番(奥森由治君)
それは補助金があるのは、事業者、俺ら、ようわかってます。村として支援してでもやるのかと聞いてるんです。ちょっと言葉悪いけど済みません。訂正します。
○議長(廣尾正男君)
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
100%出ませんので、足らない分についてはもちろん補助は考えなくてはならないと思っております。
○議長(廣尾正男君)
「
奥森由治議員」
○9番(奥森由治君)
よくわかりました。努力していただいて、村も支援するというとこまで条件を出して、できるだけ「地元の方が安心して暮らせる」って村長の施政方針にもありました。一番大事な村の最重要課題やと、高齢者福祉ですね、ここだと思います。私らもこれから選挙するんですけども、ここがポイントやという方がほとんどやと思います。ぜひともね、村長のお力で、まだ村長任期たくさんありますんで、頑張って施設整備に向けて努力していただくよう、要望しておきます。
次に、総合戦略の中の買い物弱者ですね、これも高齢者福祉の一環として
買い物弱者対策、外出支援の足の確保ということで、今、試行、頑張って試行していただいております。
その中で、この総合戦略の中でお聞きをしたいのはタブレットで、もう行かなくても家から注文したら持ってきてくれますというのが初めやったというふうに理解しているんです。この辺、今、そやからお聞きをしているとバス回してる、デマンド行って、やまなみまで来た、やまなみって、道の駅まで来たら、そこで買うてくれたらええやないかというふうに聞こえたんですけども、このタブレットで注文っていうのが今どうなったんかお聞きをいたします。
○議長(廣尾正男君)
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
AIを導入してタブレットを渡して、それで注文して、道の駅から配送するかという、そういった構想で取り組んだと思うんですけども、今現在は実現しておりません。それで、そのこともアプリの業者とも話をしましたですけども、その試みは全国初めての試みということで、ここでうまくいけば、これも広がるかなということで、かなり期待はされてますが、道の駅さんのほうからの配送がちょっと難があるように聞いております。
○議長(廣尾正男君)
「
奥森由治議員」
○9番(奥森由治君)
いや、もう難はあるのはやるとこからわかってたと思うんです、私らからしたら、この地域性で牛場へ、場所限定して、牛場まで行くとか、松笠まで行くとかいうたらそれ1つ持っていくだけでも30分、40分も車使って、人がかかって行って採算合うはずないですわね。道の駅から言わせたら、そんなことできるはずがないんで。
ほんならそれを実施しようと思ったら、先の話に戻ります。その分の金、村が出すのかと、いうたら経費ですね、そこまでするのかというて前村長にも質問をしとったんです。難がありますわね、その辺はどうお考えなのか、もうそれやったらタブレットやめて買いに来てくださいとデマンドで、電話してもろたら迎えに行ってっていう方向で、買い物難民対策やというふうなのか、再度お聞きをします。
○議長(廣尾正男君)
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
配達に対する費用の補助は考えておりません。
○議長(廣尾正男君)
「
奥森由治議員」
○9番(奥森由治君)
やらないということですね、考えてないということは道の駅もやれない、村も出さんというたら、そういう方式、このタブレット、村長さんも商工会長として、このメンバーに参画をされとんならね、名前書いてある、よく御存じやと思いますんで。わかりました、それはやめて、やめますと、そやからデマンドでカバーしますということの理解でええのか、再度確認をいたします。
○議長(廣尾正男君)
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
通常の日用品とかの買い物は、食料品でもそうですけども、長期保存できるようなものはほとんどネット販売で届きますし、アマゾンなんかのプライム会員なりましたら明くる日届きます。そういったことはそれでできますし、また、生鮮食品についてはです、今現在も行商といいますか、コープもそうですし、民間のそういった訪問販売、訪問販売というんじゃないですが、ありますから、事業者で週に1回ぐらいありますけども、それは2業者、3業者とね、来てもらえればほぼ日常のそういった生鮮食品も満遍なく入るんじゃないかなというふうに思います。
それと、さらにやはり買い物したいという行動もありますので、ビヘイビアといいますか、そういったものありますので、それについてはデマンドタクシーなり、それと交通、新交通システムですね、実際に自分でこれ選んでもらって買い物するという欲求を満たしていこうかなというふうに思っております。
○議長(廣尾正男君)
「
奥森由治議員」
○9番(奥森由治君)
買い物弱者対策で、デマンドで今の実証をやっているのは、村内限定ですね、これ免許的には有償輸送という限定をすると、外まで行けるみたいな私も講習受けてきたんですけども、そこまで、いうたら、うちですと加茂まで行くのか、上野まで行くと地元の業者さんには影響があるのか知りませんけども、大きなスーパーもありますんで、この足の確保の中で、そこまで将来的というんですか、実証を終えてからですけども、そこまで拡大をするというお考えありますか。
○議長(廣尾正男君)
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
村外につきましては、今のところ木津方面、木津川市のほうに限定をしております。今後、東のほうということもあるんですけど、今のところは西の木津までということでなっております。
○議長(廣尾正男君)
「
奥森由治議員」
○9番(奥森由治君)
よくわかるんですよ、木津までね、山城病院通われる方、木津で買い物したらいいんですけども、お聞きをすると送りというんですか、送りだけで帰りはJRとの関係もあって汽車で帰ってくださいよという説明やというふうに聞いているんです。買い物して、帰りに荷物持って汽車で帰ってこい言うのかということになりますよね。
その辺、もう一度お伺いをしますけども、将来有償輸送としたらやれるわけですわね、村出てええわけですから、その辺も含めて構成されている会もありますんで、その辺で村長としても拡大をすると、そういう報告も検討しますということなのか、再度お伺いをします。
○議長(廣尾正男君)
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
さすが未整備の点をちゃんとつかれたと思いますけども、旅客運送法でですね、向こうへ連れていくんはいいんですけども、そこから帰りのほうはできないというのが今のところの現状なんですけども、それを向こうで滞在する時間、例えば30分ぐらいのとこは待って、そのまま帰れるれるやないかとか、その辺のところはこれからの課題、どういってそこを解決できるかなということがですね、これから今後の課題になってくるんですけども、そこを何とか法的にクリアしなければ今の現状ではできないのは間違いないです。
帰りはJRになったとか、それから加茂までなんですけども、広域バス、その辺を使うしか今のところないかなと、今後、そこが一番のネックになってくるかなというふうに思います。
○議長(廣尾正男君)
「
奥森由治議員」
○9番(奥森由治君)
済みません、買い物で質問しているんですけども、高齢者の交通弱者対策も大きな面で聞くと、今、話出た、介護、介護の認定受けた方は福祉有償ということで社協さんのやってる病院行けますね、これ受けてない方は利用できないわけですよね。そやから、そこをもうちょっと拡大したら、受けてない方でも病院まで行きたい方はありますわね、交通弱者ね、お年寄りでね、車乗れない。というとこの拡大、村外へ出ますけどもね、買い物だけじゃないね、その辺はどうお考えですか。
○議長(廣尾正男君)
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
木津の病院には行くことはそれで行けるようになっております。
○議長(廣尾正男君)
「
奥森由治議員」
○9番(奥森由治君)
わかりました。それは山城病院ね、限定したら行けます。さっき言うた行っただけやわな。福祉有償は行って待ってるのか、また、迎えも来てくれはりますよね。その辺はどうかと、木津やったらあかんっておっしゃった。上野やったらどうやっていう話ありますね。有償輸送やんね、看板は。金もろて走ってるわけですから、検討していただくよう、答弁再度、再度答弁求めます。
○議長(廣尾正男君)
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
帰りが今一番の課題と思っております。検討いたします。
○議長(廣尾正男君)
「
奥森由治議員」
○9番(奥森由治君)
次に、ジビエの説明受けました。なかなか施設運営、1,300頭ですか、大変やと、こんなこと村長に質問するのはあかんねんけど、そんなん初めからわかった話で、何でジビエの加工工場、前村長ですよ、加工工場建てるっていうて、まだ道の駅のそばで建てようかっていうて問題になった経緯があるんです。それが車にかわって、車ではあかんということになったんやっていう、村長は御存じやないか知りませんけども、今さら、勘定合いませんでっていう話になったら、今まで使うた金、何やってんって私らからしたらなりますんでね。もう今、聞いてるとやれないということですよね。運営は難しいからやれないということですね。
○議長(廣尾正男君)
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
ジビエ処理施設については、つくるつもりはございません。
○議長(廣尾正男君)
「
奥森由治議員」
○9番(奥森由治君)
時間ありますけども、これで私の一般質問を終わります。
○議長(廣尾正男君)
奥森由治議員の一般質問は終わりました。
続いて、7番
議員梅本章一議員の一般質問を許します。
「
梅本章一議員」
○7番(梅本章一君)
7番議員の梅本章一でございます。議長のお許しをいただきましたので、通告書に基づきまして一般質問させていただきます。
まず1点目、医療費の無料化を高校生までにということで、昨年の12月議会の一般質問で既に取り組まれている市町の実施状況を見て検討したいと村長は述べられました。その後、検討はされましたか、お伺いしたいと思います。
次に、道の駅の経営支援をということで、(株)南山城村に指定管理として継続することが決まりました。開店準備や商品開発、各地の百貨店での販売、村の宣伝となっていると思われます。今後、村民の買い物対策としても支援をしていただきたいと思います。
次に、高齢者が安心して暮らせる村づくりということで、先ほどからもありましたように
総務厚生常任委員会では、奈良のあすなら苑の視察をした中で、地域に密着したサービスを提供されていました。依然、村では取り組めていない状況であり、地域密着型サービスの整備が必要だと考えますが、いかがでしょうか。
次に、保育の充実をということで、昨年10月にスタートいたしました保育の無償化に対するアンケートを党として行わせていただきました。無償化を約9割の方が評価しておられました。無償化を今後、取り組んでほしいというアンケートの結果では50%以上の人が保育の質の向上を願っておられます。村の場合、保育所の責任者が保育所にいない状況は非常に危険と思われます。今後、村の対応はどういうふうな方向でされるのか。
以上、4点をお聞きしたいと思います。あとは自席で行わせていただきます。
○議長(廣尾正男君)
梅本章一議員の発言の制限時間は、11時18分までです。
答弁を求めます。
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
梅本議員様から出されました4つの質問について、お答えさせていただきます。
1つ目の医療費の無償化を高校生までにの御質問について、お答えさせていただきます。
令和元年12月議会定例会で御質問を受け、答弁させていただきましたとおり、現在の「府の子育て支援医療助成制度」におきましては、高校生までの支援には至っておらず、高校生の医療費無償化には、財政的な裏づけがないのが現状でございます。
しかしながら子育て環境整備の推進により、村で子育てをしたいと望む人をふやすことは、最重要課題であると認識をいたしておりますので、順次施策に反映させたいと考えているところでございます。
従いまして、これまでの中学校卒業までの「子育て支援医療支給事業」を拡充し、対象を高校生まで、18歳になる歳の3月31日までの子とします。
医療費の無償化を、子育て世帯の経済的負担の軽減・支援策として、令和3年4月からの実施に向け、令和2年度中に制度の構築を図るための整備をしてまいりたいと考えているところでございますので、御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。
次に、2つ目の道の駅の経営支援をの御質問にお答えさせていただきます。
先の議員への答弁と重複いたしますが、道の駅は南山城村の小さな拠点であり、買い物対策につきましても力を入れてまいります。
道の駅では、村の特産品やとれたての野菜、ほかにも食料品や日用品など暮らしに必要なものを取りそろえています。また、金融機関と連携して月2回の移動ATM車の配置なども行っています。わざわざ村外まで行って購入しなくても村内で買い物ができるようになっております。
道の駅へのアクセスにつきましては、村内の
公共交通機関として村営バスのほか新たに
デマンド交通の運行、新モビリティの導入などを進め、
買い物弱者対策を図ってまいります。
3つ目の高齢者が安心して暮らせる村づくりにつきましての御質問にお答えさせていただきます。
地域密着型サービスを含めました、
高齢者福祉施設整備等につきましては、先にも述べましたように、12月議会でも提案いただきました。
総務厚生常任委員会や全員協議会を通して、議員の皆様のお知恵をおかりしながら結論を出していきたいと考えています。
どうぞ、御理解賜りますようお願い申し上げます。
4つ目の保育の充実をの御質問にお答えさせていただきます。
まず、保育の質の向上につきましては、村の職員としての研修はもちろんですが、保育士としてのスキルアップのための研修は、積極的に受研させております。
府などからも御案内いただくものや、伊賀・山城南・大和定住自立圏の圏域で開催されます研修等あらゆる研修機会を捉え、その研修内容に応じた職員を参加させ、研修した内容につきましては、職員会議で報告し職員間での情報共有により日々研さんに努めるよう指示いたしております。
また、4月には新規採用による保育士1名の増員を図り、保護者の方が安心してお子様を預けていただけるようさらなる保育の充実に向けて取り組んでまいります。
次に、保育所に責任者がいない対応についてでございますが、現状、保育所長を
保健福祉課長の兼務体制といたしておりますので保育園に常時いる状況ではございませんが、保育園の現場といたしましては、保育所長を9年間務めた前所長を臨時職員ではありますが所長代理として配備することで、日々の保育園運営を初めとする安全確保に努めているところでございます。
しかしながら、議員、御指摘のとおり、園の職員体制については、有事の際の初動体制等を考えまして、保育所長は、保育の現場に配備すべきと判断いたしまして、保育園に管理職を配置したい、考えているところでございますので、御理解賜りますようお願いいたします。
以上です。
○議長(廣尾正男君)
「
梅本章一議員」
○7番(梅本章一君)
それでは、まず最初にですね、昨年の12月の一般質問でも訴えさせていただきました医療費の無料化を高校生にまでにということで、実際には令和3年からということですけど、この令和2年のこの間はどういう体制でですね、3年までになるのか、その辺のことを少しお聞きをしたいと思います。
○議長(廣尾正男君)
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
令和2年度につきましては、現状どおりです。この令和2年度の間にですね、条例とか、規約等を作成いたしまして、その準備をいたします。そして、来年4月1日から実施するという方向で考えております。
○議長(廣尾正男君)
「
梅本章一議員」
○7番(梅本章一君)
そうしましたら、令和2年はですね、システム変更等3年から実施するに当たっての準備という期間という捉まえでよろしいですね。
この令和3年4月から間違いなく、確実に無償化ということで再度、村長から答弁をいただきたいと思いますが。
○議長(廣尾正男君)
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
はい、そのつもりで頑張っております。
○議長(廣尾正男君)
「
梅本章一議員」
○7番(梅本章一君)
間違いなくですね、3年から無償化を進めていただきたいというふうに思います。
次に、道の駅の経営支援ということなんですけども、この道の駅が3年経過して指定管理として再度、(株)南山城に指定管理がですね、継続して決まったわけですけども、やはり準備からですね、オープン前からこの道の駅株式会社南山城村のスタッフがですね、されてきて、今に至っているわけですので、やはり村としての宣伝効果、村の南山城村が宇治茶の主産地であるということをですね、全国ネットのテレビでも隅々までね、放送していただいたという経過もございますし、やはり、現実に村にこの店があるわけですから、やはりより一層ね、活発にしていっていただけるようにですね、村としても、経済的にはもありますけどもやはり、人的あるいはそういった面のですね、支援という部分もですね、やはり必要なんではないかなと、それだけの宣伝効果はありますので、宣伝費を払うことと思えばですね、そないに高いものではないんではないかなというふうに思うんで、その辺、村長のほうからの答弁お願いします。
○議長(廣尾正男君)
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
特段経営支援を考えてはおりませんが、取締役の中でですね、もう少し経営に精通した人を入れたらどうかという御提案がございましたので、その点については配慮したいと思っております。
○議長(廣尾正男君)
「
梅本章一議員」
○7番(梅本章一君)
それと、やはり先ほどの先の議員の話もありましたように、村の拠点、そして買い物ができる、買い物の対策としてやはりこれから当然、車が走りますし、買い物ができる状況ですので、そういった面での買い物難民対策についてもやはりしっかりとして、やはり問題なのはそろいきらない、野菜はあるけども、肉はないとかっていう部分のやはり外に買いにいかなければいけないという事態にもなりますので、やはり村民の買い物のニーズをしっかりと捉えて、そういったことの対応もできるように指導もしていっていただきたいと思うんですけど、その辺はいかがでしょうか。
○議長(廣尾正男君)
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
それは、道の駅の経営にかかわることですので、道の駅のほうで判断してもらえば結構かと思います。
○議長(廣尾正男君)
「
梅本章一議員」
○7番(梅本章一君)
その辺がちょっと村ともね、村がつくったわけですし、その辺のもう少し例えば村の中で野菜をつくられているけど持って行けない、そういった方もあるでしょうし、そういう総合的にね、やはり総合的にやはり村が携わっていかないと、そういうむらづくり推進課もこの道の駅ができるがためにつくってきたわけですので、もう少しその辺、踏み込んでいただいてですね、私はやるべきだというふうに思いました。再度お伺いします。
○議長(廣尾正男君)
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
生産者に対する支援というのは、これはまた行政で考えていくのはいいとは思うんですが、その経営に対して支援というのは、道の駅だけではございませんし、直売所もございますし、また一般の商工会の店もございますので、そこ1点だけに集中した支援というのは、これもちょっといかがなものかと考えておりますので、総合的にそういった商工業、農家の方がですね、栄える方向には行政としてはもちろん考えております。そのうちの1つとして道の駅を考えてるということだけでございます。
○議長(廣尾正男君)
「
梅本章一議員」
○7番(梅本章一君)
何とかですね、1つとしてね、いろいろある中の1つとしてやはり大きい道の駅ですし、そこをすることによって、やはり村内の活性化という部分を図れると思いますので、一つその辺につきましてもですね、考えていただきたいというふうに思います。
次に、高齢者のですね、安心して暮らせる村づくりということで、先ほどからの話もありますけども総務委員会と、ということで、総務委員会として、私も委員長として、村長に委員会を開いてほしいということで、伝えさせていただいているんですけども、ちょっとまだ返答もいただいてない状況ですので、委員会を開くにつきましてもですね、前回あすなら苑の理事長を呼んだらという話のその結果もちょっとまだ聞けてない状況ですので、村長として、まず、まず、まずですよ、高齢者対策につきましてですね、きょうの施政方針、先ほど聞かせていただきましたし、いただきましたけど、高齢者に関するものが何もないということですのでね、その辺の今の村長の思いと、それから、今、先ほどからの総務委員会と協議ということなんですけども、その前に村長の思いというものはどうなのかというとこら辺のことを村長から一つお聞きをしたいと思いますが。
○議長(廣尾正男君)
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
就任して以来、この件については随分私も調査させていただきましたし、いろんな方と相談させていただきました。これは医療関係ですし、宗教関係も、そうして、こういった福祉関係の人もそうですし、それでまた実際に運営してる人も聞きましたし、村民の声も聞きましたし実際に家庭で介護されてる方の意見もさまざまな御意見を十分聞かせていただいたと私は思っております。
それについて、大体、この前も先ほども述べましたが、竹澤先生と社協さんともその件で話をしましたので、そういった情報をもとにですね、来月中に
総務厚生常任委員会のほう開いていただきたいなというふうに考えております。
○議長(廣尾正男君)
「
梅本章一議員」
○7番(梅本章一君)
来月中ということでありますけども、その辺は総務としてですね、しっかりと協議もしていきたいというふうに思いますので、高齢者の方がですね、安心して暮らせる方向でですね、村としても考えていっていただくようにお願いをしていきたいと思います。
高齢者施設ですけど、やはり以前はですね、特養なり、村にということで、朝からの話もあったようにですね、これはもう事実上難しい、業者もいないということと、それができたから村が完結ではないと、やはり、特養に行かれる方は行けるでしょうけど、行けない方もございますし、そういったその部分のですね、行けない方の支援をどうしていくかというとこら辺がこれからの村の課題ではないかなというふうに思いますし、引き続き総務と協議しながらいい方向に向けてつくっていきたいというふうに私は考えているんですけども、再度、村長。
○議長(廣尾正男君)
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
まず、特養の発想になりましたのは、千八百六十何通の署名があったということは非常に重く受けとめましたので、その中身が特養ということでしたので、それについてまず検討いたしました。ところが特養につきましては、今100床ぐらいでないと経営が成り立たないと、そこにはショートステイとか、デイサービスを入れる、それは非常に規模の大きいものにもなりますし、そこに来られる介護の要支援者の人もそうですが、支援するヘルパーのほうが恐らくこの地域ではまず確保できないという日常状況ございます。
特に、前も言いましたけど名古屋圏、大阪圏のほうでほとんどそういった人を雇用してますので、まず、大規模なことは難しいというのが、これは本当にそういうふうな今現状でございます。
次にですけども、介護認定のその要支援のほうもわかりますけども、国、府もそうですが、居宅の在宅介護のほうに今方針をそちらのほうに向けてますね。それもそうですけども、山城病院の横に、やましろの老健がありますけども、そこ今100床ですけども、今後それを在宅介護ということで減らすんですね。80床にしますね。そうしますと、20床がなくなるということは、介護のほうの在宅介護がふえるということになる。在宅介護がふえますと、次は何が起こるかというと、やはり四六時中、365日、24時間ね、世話するというのは大変なことでしょうし、たまにはやはり休みたいとことか、どんなことが起こるかわかりませんね。冠婚葬祭もそうです。
そのときには、預かってもらう施設が必要になってくるんです。そちらのほうがニーズが高まると私は思っております。在宅介護がふえるイコール、そういったショートステイのところが、施設が要るんじゃないかと、ニーズがふえるんじゃないかというふうに考えておりますので、方向としてはそちらのほうかなというふうに考えてます。これはまた常任委員会のほうでお話ししたいと思います。
○議長(廣尾正男君)
「
梅本章一議員」
○7番(梅本章一君)
そうですね、地域密着型でですね、在宅、それからサテライト的な、本部からちょっと離れたところにつくるとか、そういった面もですね、いろいろと地域密着型の部分でね、村に適用するようなものも何ぼかあるんではないかなというふうに思いますので、しっかりと協議をしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
次に、保育の充実ということで、昨年の10月に保育料の無償化ということで始まりました。私どもも、この村にもですね、アンケート調査を出せて、調査をさせてもらいましてですね、京都府の中で調査をさせていただいたんです。2万7,424名という回答をいただきまして、その中にこの村の保育所もですね、聞かせていただきました。
そういった受けられる方、それから受け入れるほう、保育所あるいは利用者との中でですね、やはり質の向上というものが50%の回答でありました。無料化になるので質は落ちるよということではやはり困るということが一番多かったです。
その次に、ゼロ歳から2歳の無償化の対象を38%ということで、2歳児までの無料化を希望されるのが40%弱ということでありました。
ですんで、やはり受けてもらう保護者の方にしては、やはり安心な保育所というものがやはり求められてるということが現実にこのアンケートでわかったということであります。ですんで、やはり質の向上と、先ほど村長の答弁からいただきましたが、保育所の中にしっかりとその責任者を置いていただくということが先ほど言われたんですけども、それはこの4月からということでよろしいんでしょうか、再度答弁お願いします。
○議長(廣尾正男君)
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
4月より1名の増員、保育士ですね、園長の兼務を4月には解きたいと思っております。
○議長(廣尾正男君)
「
梅本章一議員」
○7番(梅本章一君)
やはり、村ではないんですけど、他所ではですね、保育所での事故等起きてるようであります。やはり、その責任者の方が保育所にいてですね、やはり早急に対応と、今の方が悪いということではないんですけど、やはり今、トップとしてですね、やはり保育所でですね、保育の安全をしっかりとですね、見守っていただくということが重要だというふうに思いますので、これ4月からしていただけるという回答をいただきましたので、私のほうの一般質問は終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(廣尾正男君)
梅本章一議員の一般質問は終わりました。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――-
○議長(廣尾正男君)
ただいまから、暫時休憩します。10分から再開します。
(休憩10:59〜11:09)
○議長(廣尾正男君)
それでは、休憩前に引き続き会議を再開します。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――-
○議長(廣尾正男君)
久保憲司議員の一般質問を許します。
「
久保憲司議員」
○2番(久保憲司君)
一般質問の通告書に基づきまして、2番久保憲司から村長にお伺いをいたします。
ちょっと質問に先立ちまして、2点議長にお許しをいただきたいと思います。ちょっと花粉症が出まして、突然くしゃみが出たらとまらなくなりますんでお許しをいただきたい。
それから、本日施政方針が出ました関係で質問の順番を少し変えさせていただくことを御了承いただきたいと思います。3項目めから質問をさせていただいて、1番、2番と質問させていただきたいと思いますので、お許しをいただきたいと思います。
それでは、まず、3項目めの分でございますが、6月に村長が就任をされまして以来、いろんな要望が各所から出されております。施政方針の中でも触れられておりますように、細かい、すぐに解決できる点はまず優先して解決を図るという当初からのお話がございまして、現実にですね、この令和2年度の予算の方針なんかも見せていただきますと、保育料の無償化であったり、あるいは地域交通の再編、デマンド、あるいは新モビリティといったような取り組み、既に具体的に取り組みが始まっております。
また、茶業振興への従来なかったきめ細かい補助、あるいはまた原木シイタケの生産、施設に対する補助等ですね、具体的にもう少し例えば農道整備などの方向を見せていただきますと、今度の予算で審議をされますけれども、私どもの地域で例えば例を申し上げますと、ヒヤデ農道というもう何十年来、軽四でやっといっぱいぐらいの道路が何十年間と拡幅されないで今日までまいりましたが、今度の予算でこういった拡幅といった工事にも取り組みをされるように伺っております。
こうした一つ一つの姿勢を拝見いたしますと、村長が就任されてから8カ月を経過いたしましたけれども、従来の村政の方向とは違って、私たちの生活に直接密着する政策に重点を置いて、軸足置いて予算を執行していっていただいているということで、私自身もそうした中で非常に村政の方向性、軸足の方向性の違いをはっきりと感じ取れる8カ月であったというふうに評価をさせていただくものであります。
しかしですね、そうした中でもですね、各地域から上がっております要望は多岐にわたっております。まだまだ地域の要望は山積しているわけでございまして、当初の見通しからですね、村長の思いの中ではですね、何%ぐらい実現をし、今後どれぐらいのものをやっていきたいという思いですね、また、大きな目玉になるようなものがございましたら、お知らせをいただいて今後の施政の方針をですね、しっかりと住民の思いに軸足を置く村政を進めていっていただきたいと思うところでございます。
これが、第3番目のところの質問の内容でございます。
続いて、村の開発と私は書きましたけれども、広い意味の村の開発、村づくりという意味でございますが、今、むらづくり推進課でですね、ゾーニング計画をされていると伺っております。ゾーニングって大体イメージわかるんですけれども、都会でですね、都市計画区域の中ではですね、いろいろな都市計画法に基づいて、ここは例えば開発を進める、あるいは住宅を建設するというような都市計画区域、あるいは市街化調整をして市街化はさせない区域、あるいは農業のところなんかは市街化調整区域になってるわけですが、南山城村はそういう都市計画区域ではありませんので、ただ、私なりに理解をしておりますのはこのゾーニングというのは、将来的には都会におけるところの都市計画の方向性と似たようなものが出されてくるのかなというふうに思うわけです。
ただ、実際にはですね、市街化区域みたいなところを村の中で求めてもですね、現実にはどこを見ましてもどちらかと言えば耕地でないところは、山林、その他ぐらいのところでですね、市街化できるところは月ヶ瀬ニュータウン周辺ぐらいしかないかなという感じなんですが、ただ、南山城村って全体の地図を見てみましたときには非常に南北に長い、その南北に長いど真ん中を国道163号線とJRが通っているという形になっておろうかと思います。
その中で、163号線は約半分がトンネル、残り半分は太陽光の建設ということで、どちらかと言えば今後村の全体の構想を考えたときに、このトンネルを抜けた東側半分が非常にいい地域だったと思うんですけれども、残念ながら太陽光開発という形で一つの固定的なものになってしまった。したがって、今後こういう形で村づくりを進めていくとすればですね、どの地域にはどういうふうなものを期待していくかというようなことをできればゾーニングの計画の中にしっかりと入れていってほしいなというふうに思うわけです。これが一番目の質問でございます。
そして、2番目の質問は、このゾーニング計画と、それから村の財政をどう担ってかということが常に私も気になっております。この令和2年度の予算編成に当たって、非常に御苦労されているというか、財源を確保するのに非常に厳しいということを伺ってまいりました。現に私の先の議員の方の質問の中でもですね、これは3年度にスタートするという約束をされたんで、3年度には予算がつくというか、予算化できる見通しがついてるのかなとも思うんですが、高校生の医療費の無償化で今までやれなかった、あるいはことし1年はできないというのは財政がついていかないという答弁が少しあったように思います。
そういう意味で、村の財政のいわゆる補助金頼りのものではなくて、自主財源でどのように村の財政をつくっていくかと、無駄を省くという意味の引き算の財政政策だけではもうとうに限界を超しているというふうに思いますので、そういう意味からいきますと、新たな財源をどう求めていくかというところを村長の思いをお聞かせいただきたいというふうに思います。
以上、3点についてお伺いをしたいと思います。また、詳しくは自席のほうでお伺いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(廣尾正男君)
久保憲司議員の発言の制限時間は、11時55分までです。
答弁を求めます。
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
久保議員様より出されました3つの御質問について、お答えさせていただきます。
3つ目が最初でしたが、1番目の質問のほうからお答えさせていただきます。
1つ目の村の開発にかかるゾーン分けと、2つ目の財政健全化と開発計画の考え方については、関連していると思いますので、一括してお答えしたいと思います。
これまで総合戦略、総合計画に基づき、道の駅整備や企業誘致をされてきたところですが、村のどの地域を、どの場所をどのように活用していくのかということを具体的には示しておらず、後手後手に整備場所をお示ししている状況で、土地利用について計画的でないという御指摘もあったことは事実でございます。こういったことから、現在、地域の色分けゾーニングを進めているところでございます。
また昨年6月末に、村長として私が就任したこともあり、いろいろと考え方についても再度整理させているところでございます。
ゾーニングでございますが、例えば、学校や保育園、
保健福祉センターが存在する場所は「教育福祉ゾーン」、農業振興地域などは「産業振興ゾーン」、道の駅周辺については「観光誘客ゾーン」、景観遺産に指定されている場所については「景観保存エリア」といった形で、一定方向性を示していけるよう進めています。
上位法令に基づき守るべき土地は守っていくのは当然ではございますが、荒廃した土地あるいは活用に適した土地については、村の振興、発展を考えるとき必要に応じたエリアとして考え方を随時検討する必要もあろうかと思います。
ゾーニングにつきましては、どの地域はどのようにという具体的な活用方法までうたわれるものではございませんので、次期総合計画におきまして「この地域は何々振興地域で、何々を推奨する」など詳細に記載していくことになります。
次に議員の御質問の財政健全化という部分におきましては、これまで公債費比率は制限内ということで借り入れしておりました起債につきましては、償還がふえてくる一方で交付税の減少など財源の確保が困難になってきております。
こういったことから議員の御存じのとおり、今後大変シビアな財政運営しなければならない、このまま進んでいけば、村政を預かる者といたしましては、何も事業はできない、あるいはやむを得ず村民の方に負担を強いることも考えなければならないことも想定されてきます。
こういったことにならないためには、財政支出の適正化や歳出削減は、避けては通れないところでございます。支出を減らすことを考えていく一方で、財源の確保を考えていくことは今後、特に必要であり、場合によっては公有財産の売却や、国や京都府の支援をいただきながら、村の財源に寄与する企業誘致も、一方で検討する必要があると考えています。
自然環境にも配慮していくことはもちろんではございますが、村民の方が信頼できる企業ということ、すなわち村が説明をして、村民の皆様方が御理解いただける企業誘致をしっかり検討していかなければならないと考えています。
こういったことを踏まえましてのゾーン計画、すなわち村の土地利用を行ってまいりたいと存じます。
どうぞ、御理解賜りますようお願い申し上げます。
次に、3番目の、3つ目の各地区からの要望の実現状況の御質問でございますが、例年4月開催の区長自治会長会において要望書の提出について御案内し、昨年11月までをめどに提出をいただいたところです。その後、関係各課で翌年度以降の取り組みを協議調整し、2月中に回答をお示ししています。
要望されている事項は多岐にわたり、全てに対応することは財政的に困難であり、現場の状況等から優先順位を決め、予算の範囲内で実施しているところです。今年度の実施状況でございますが、要望事項も含めた予算は全て執行予定となっているところです。
また、総括的な要望以外に提出された、緊急に措置する必要がある要望及び南山城村協働みちづくり事業につきましては、その都度、既設予算や補正予算により計上し、月ヶ瀬ニュータウン立木剪定事業や月ヶ瀬ニュータウン集会所空調改修工事、田山農村婦人の家と田山農業者トレーニングセンター階段の手すり設置等実施しているところです。
今後に取り組む事業でございますが、令和元年度に御要望いただいた事項を精査し、当初予算に計上しているところであり、主なものとして童仙房生涯学習センターの屋根の補修、野殿公民館、童仙房公民館の空調新設、本郷コミュニティセンターの屋根防水工事、田山農業者トレーニングセンターの屋根補修のほか、土木工事関係では、西ノ川農道舗装工事、手洗水路しゅんせつ作業、柳ヶ谷鷹の尾線路肩補修工事、月ヶ瀬団地2号線ほか舗装修繕工事、宮川河川しゅんせつ作業等を実施する予定となっています。
以上でございます。
○議長(廣尾正男君)
「
久保憲司議員」
○2番(久保憲司君)
ただいま村長のほうから御答弁をいただきました。特に、ゾーニングの関係でですね、特筆というか、少し心に届きましたのは、企業誘致をしていかなければいけないと、従来から企業誘致というのは、本当にいろんな意味で、口では出てくるというか、出てくるんですけれども、実際に企業誘致をするときにですね、今もう既に企業誘致で進行中は2件ほどございます。
ただ、方向性がですね、何となく、はっきりいうて企業が来るというだけみたいな企業誘致に思えてならないんですけれども、企業誘致をする場合にですね、ポイントとするべき業種であったり、規模であったりとかいうようなことがあるのではないかなと。
そのときにですね、ポイントとしてするべきところは、やはり企業を誘致したことによって南山城村の村民に対してどれだけのメリットを得ることができるか、あるいはリスクはどの程度負わなければならないのか、逆に、企業誘致に向けた条件としてどれだけの財政出動をしなければならないのか、それに対する例えば法人税であったりとか、いったところの金目のメリットとの兼ね合いはどうなるのかとか、そういったところの観点が出てくるかと思うんですけれども、その辺の考え方について、どのようにお考えでしょうか。
○議長(廣尾正男君)
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
おっしゃるとおり、財源については、非常に厳しいものがございまして、このままいきますと、だんだん基金のほうの取り崩しということになっていきます。
今現在、2社が工場誘致ということで、1つは2年後ですね、もう1つは来年3月に稼働するということです。どちらもそんなに大きな規模ではございません。多少村の雇用がふえるということがございます。
そして、もう1つが道の駅ホテルということなんですけども、企業誘致の条件もいろいろある、もちろんいろいろございまして、特にやはり重視するのは、交通インフラ、最寄りの高速道路に近いとか、もう1つは、そこにどれだけの労働市場があるかというところで吟味されます。
それと、またそのうちにどういった事業が適切かということで、これはまた企業側のほうが模索しているとこかと思うんですけども、こちらのほうの村ではですね、そういった企業の誘致というのはなかなか難しく、今現在も誘致にはお茶とシイタケに関連した企業に限定されているわけなんですけども、それでは本当に税収はどこまで上がるのかというのは、それはもう本当にそんなにプラスになるというふうには思いません。かといって、大企業なり、そういった工場をここに誘致しようとなりますと、やはりインフラ整備が必要となってくるかと思います。
久保議員恐らく、その辺のことを聞かれているのかなと思うんですが、そういったときにどの地域でどういった場所が企業誘致できるかと、以前、笹瀬橋のかけかえをしてですね、府道163からトンネルをくぐって、すとんとこの府道のほうに道をつけていったらどうかと、それは当然、そういったことでね、交通の便がよくなります。ですから、田山のほうの地区にそういったことは流入することができると思います。
一方、田山の東のほうは名阪国道にも近いですので、15分ぐらい、私らでも15分あれば白樫インターのほうにも行けるかと思うんですけども、名阪を利用しますとね、名古屋とか、大阪のほうにも1時間から1時間半ぐらいで行けますので、そういったことは将来的にね、そういったことも視野に入れた開発というのは、開発という、ちょっとあれか知れませんけど、そういったことも視野に入れたほうがいいかなというふうには思います。
特に、今新名神が宇治田原のほうに名神ができて、あそこにインターチェンジができますね。そうすることで、今でも相当企業が入っておりますし、城陽のほうではアウトレットが来て、年間、ちょっと今、何百万です、償却を見込んでおります。そこに向けての今木津川左岸のほうの、右岸ですね、右岸のほうの道路も今つけておりますね。
そういったインフラが整えられると、そういったことも希望、期待できるんですけど、まずはそこからのところかなと、それについては乱開発にならないようにゾーニングして、保全するとこは保全する、こういったところに企業を誘致しようということを考えていけばいいかなというふうに考えております。
○議長(廣尾正男君)
「
久保憲司議員」
○2番(久保憲司君)
今、村長のほうから、かなり具体的なお話をいただいたわけです。これは12月の私の一般質問で笹瀬橋のかけかえとかいうのをお話させていただいたわけですけれども、恐らくそのときの答弁も含めて考えますと、鶏が先か卵が先かみたいなところがあって、需要があればそこに行く道路なり、橋なりのかけかえという、かけかえなり整備というのは京都府も考えてくれると。
しかし、需要があれば、需要側から見ると現状このままでは需要そのものが起こってこないという、だから、どちらもですね、これは同時にというか、片方はどちらか水面下になると思いますけれども、そういう形の総合的な戦略を京都府に対しても出していくということの必要性があるというふうに思います。
これは随分以前の地方自治体での例ですけれども、具体的などこというのんではない、今、言いませんけれども、いろんなことに対する補助金がですね、一般的には現状ある補助金をどう活用して、行政に生かしていくか、財源化していくかというのが一般論ですけれども、こんな事業をやりたいんで、現在ない補助金なんだけど、補助金制度考えてくださいというのを国までフィードバックして、最終的にはそれが実際に法令化されて、補助制度ができ上がったっていう例はですね、全国地方自治体でたくさん例を持っています。
だから、そういう意味でですね、やはりこちらから能動的に南山城村から国の条例をつくるんだと、条例といいますか法律を、補助制度をつくるんだというぐらいの意気込みでですね、取り組んでいくことによって、いろんなものが活性化をし、財源化もできるということで、現在でき合いのものを、できない理由のようなこういう補助制度があったらいいなと思っても、そういう制度がないからできないじゃなくて、なければつくるというぐらいの意気込みを考えると、そういう意味では行政も議会もですね、一体となってそういったものに取り組んでいくという必要性も私は必要だというふうに考えております。
そういう意味で、今後のゾーニング計画、今具体的に村長おっしゃっていただいた内容がですね、時間はきっとかかると思います。そんな一朝一夕にできるものでないというのは十分認識しておりますが、ぜひ一つ、熱意を持って取り組み続けていっていただくということと。
それからやはり今、住民からですね、いろんな形で村長が先ほど来年度の、ずっと列記をしていただいたんですが、私の筆記が間に合わないぐらいたくさん言うていただきました。
そういう意味ではですね、本当に冒頭申し上げたように村政の姿勢が大きく変わってきたということを深く体感いたしております。この姿勢を変えずにですね、任期の期間中、あるいは今後も含めてですね、精いっぱい住民の先頭に立っていただくという方向性を一つぜひお願いをしてですね、非常に時間はたくさん余っておりますけれども、これ以上、聞くことがないほどいっぱい答えていただきましたので、時間は早いんですけれども、私の質問を終わらせていただきたいというふうに思います。ありがとうございます。
○議長(廣尾正男君)
久保憲司議員の一般質問は終わりました。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――-
○議長(廣尾正男君)
ここで、暫時休憩をします。1時から再開します。
(休憩11:36〜12:59)
○議長(廣尾正男君)
それでは、休憩前に引き続き会議を再開します。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――-
○議長(廣尾正男君)
本日は、昼から傍聴席の方、たくさん来ていただきましてありがとうございます。マスク着用してもろて結構でございますので、どうぞ遠慮なしにしてください。
続いて、5番議員
鈴木かほる議員の一般質問を許します。
「
鈴木かほる議員」
○5番(鈴木かほる君)
始める前に済みません、途中で私も花粉で声が出なくなったり、鼻水出るかわかりませんのでそれは許してください。
5番議員の鈴木かほるです。議長の許可を得ましたので通告書に従って質問をいたします。
質問は5つありますので、回答のほうは簡潔にお願いしたいと思います。
1、
高齢者福祉施設建設を。
2月6日に倉林明子参議院議員の紹介で、各省庁に要望してきました。厚労省は
高齢者福祉施設の財政支援制度「地域医療介護総合確保基金」を予算化しています。令和2年度の介護分は公費で824億円、うち国3分の2、府3分の1です。この基金を活用すれば、小規模多機能型居宅介護事業なら、施設建設費、最大3,360万円、1人当たり約84万円の補助が定員数に応じて出ます。我が党が行っている村民アンケートでも多くの方が早期の建設を望んでおられます。
このような国の財政支援制度を活用して早期に建設すべきではないか。村長の見解をお聞きします。
子供の
インフルエンザ予防接種に補助を。
今年もインフルエンザが流行しています。12月議会で村長は「予防は大事、もう少し予算措置を考えてから実現するように」と答弁されました。
1、予算措置は検討されましたか。幾らかかりますか。また、実施時期はいつですか。
2、新型肺炎の流行で国のガイドラインに沿って、村では相談窓口や周知など、どのようにしていますか。
3、災害時の避難環境の安全を。
2月16日の京都新聞報道でも「避難所の改善必要」とさまざまな問題点を指摘しています。村の各地域の避難場所の実態について質問します。
1、地域の避難所で、耐震化できていないのはどこですか。
2、本郷コミセンの雨漏り修繕は平成29年度当初予算に盛り込まれていましたが、なぜ、いだにできていないのですか。
4、JR月ヶ瀬口駅のトイレ、駅周辺の改善を。
JR月ヶ瀬口駅は大河原駅に比べ、改善がおくれています。
中高校生、通勤者、梅見の観光客、道の駅など、利用も多い村の東の玄関口にしてはトイレは使いにくい。今まで何度も地域や議員からも要望してきました。村の対応を質問します。
1、水洗化、洋式化など、トイレ改善すべきではないですか。
2、道の駅へのJRの玄関口として、観光拠点にもなるよう整備すべきと考えるが、村長の見解は。
5番、地場産業のブランド育成を。
村の基幹産業である農業特産品の後継者育成は急務です。特にブランド品、高原トマト・原木シイタケ生産者への助成をするべきだと考えます。
議員研修で訪問した鳥取県日南町では、農業者支援助成金として農業生産機械やハウスなどの施設補助が上限50万円で個人に支給されています。
1、村の生産戸数と生産量のこの10年間の推移、今後のあり方についてどう考えているのですか。
2、高原トマト・原木シイタケ生産者への支援は個人でも補助できるような村独自の施策をすべきではないのですか。
あとは議席に戻って続けます。
○議長(廣尾正男君)
鈴木かほる議員の発言の制限時間は、13時45分までです。
答弁を求めます。
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
鈴木議員から出されました5つの質問にお答えさせていただきます。
1つ目の
高齢者福祉施設建設をにつきましての御質問にお答えさせていただきます。
鈴木議員の御質問の「地域医療介護総合確保基金」につきましては、京都府地域密着型サービス等整備事業補助金が小規模多機能型介護事業の補助になることを存じ上げております。
しかしながら、先にも述べましたように、12月議会でも提案いただきました、
総務厚生常任委員会や全員協議会を通して議員の皆様のお知恵をおかりしながら結論を出していきたいと考えています。
どうぞ、御理解賜りますようお願い申し上げます。
2つ目の子供の
インフルエンザ予防接種に補助をの御質問にお答えさせていただきます。
令和元年12月議会定例会でも御質問をいただいておりました子供のインフルエンザの予防接種の予算措置につきましては、今議会で御提案をさせていただきます令和2年度南山城村一般会計予算に盛り込んでございます。
対象は、2回接種を必要とする13歳未満のお子様までで、1回1,500円を上限に100人を想定し試算した30万円を、子育て世帯の経済的負担の軽減・支援策といたしまして、予算計上させていただいております。
なお、実施時期につきましては、令和2年度南山城村一般会計予算をお認めいただきましたら、早期に対応できるよう例規の整備を図るとともに、広報等で周知の上、流行期に備える予定でございます。
新型コロナウイルス感染症につきましては、連日テレビや新聞などで報道されているとおりでございますが、京都府及び京都府山城南保健所に相談窓口が設置されたことを受けまして、1月30日に「新型コロナウイルスに関連した肺炎について」という表題で、感染症対策と
新型コロナウイルス感染症専用相談窓口をお知らせするため、村のホームページに掲載いたしました。あわせて、厚生労働省や京都府のホームページの検索がスムーズかつ随時更新された内容が御確認いただけるようリンクを張りつけいたしております。
そして、その後に国内での感染拡大防止のため、国から示されました受診の目安や帰国者・接触者相談センターの相談窓口の開設等の情報につきましても随時更新しているところでございます。
また、専用相談窓口の案内につきましては、村の防災行政無線で南山城村
新型コロナウイルス感染症対策本部からお知らせさせていただき、今後は、「広報れんけい3月号」の3町村共通の記事掲載によりお知らせする予定でございます。
いずれにいたしましても、今後も日々更新される情報に注意しながら、感染症対策に努めてまいりたいと考えております。
3つ目の災害時の避難所環境の安全についての御質問にお答えさせていただきます。現在村内で指定緊急避難場所が20カ所ございます。建築基準法に基づく現行の耐震基準は昭和56年6月1日導入されたため、それ以前に建設した7施設である南山城村役場、童仙房公民館、野殿公民館、今山公民館、田山生涯学習センター、高尾公民館、南山城村自然の家は地震時の避難はできないこととしております。もし、地震で災害が生じた場合は、その他の施設に避難所を開設し、避難者の誘導を行います。
次に、本郷コミュニティセンターの雨漏りの御質問ですが、平成29年に本郷コミュニティセンターの幕板や笠木がはがれ、そこから雨漏りが発生しておりました。そこで雨漏りを解消するための工事の積算を行い、予算を計上しましたが、入札不調となりましたので、再度積算内容を見直し、平成30年度に予算化を行い実施したところです。平成30年11月30日に竣工検査を行い、職員により雨漏りが解消されたことを確認しております。
また、新たに令和元年8月に発生した台風によって、本郷コミュニティセンターの屋根から雨漏りが発生したため、令和2年度当初予算において、本郷コミュニティセンター屋根防水工事の予算を計上しているところです。
4つ目のJR月ヶ瀬口のトイレの改善及び整備についての御質問については、関連しておりますので一括してお答えさせていただきます。
月ヶ瀬口駅については、議員のおっしゃるとおり整備ができていないのは把握しておりますが、大河原駅と違いますのは、村が所有しているか否かでございます。財政的に鑑みましても、2駅を村が保有、管理するのは厳しい状況です。
しかしながら、トイレなどの環境整備、駅前のスペースの整備は必要なことと考えており、道の駅と連携した観光拠点としても村にとりましては重要な場所と考えております。今回、当初予算で月ヶ瀬口駅前整備事業として、観光拠点を含めた駅前観光整備の調査経費を計上し、実施することとしております。
5つ目の地域産業のブランド育成をの御質問にお答えさせていただきます。
トマト、原木シイタケについて、村の生産戸数と生産量のこの10年間の推移、今後のあり方についてどう考えているのですか、また、生産者への支援は個人でも補助できるような村独自の施策をすべきではないのですかとの御質問ですが、トマトの生産戸数と生産量については実数の把握はできておりません。過去にはトマト部会などもありましたが、現在は会員数の減少に伴い活動されていないと伺っております。
原木シイタケにつきましては、平成20年の生産量が39.6トンで、平成30年では生産量が32.7トンと減少しておりますが、京都府内での生産量は第1位であります。また、生産量は10年前と比べて10トン近くも落ちていますが、生産額は上がっており、村のシイタケの品質が向上していると伺えます。しかし、南山城村椎茸生産組合連絡協議会の会員数も現在12名となっており、生産者数は減少をたどっております。
トマト、原木シイタケのいずれも現状の生産者が少ない状態であり、今後の見通しは大変厳しいものであると認識をしております。
生産者への支援につきましては、議員も御存じのとおり新たな取り組みといたしまして、原木シイタケの生産振興を目的として、施設整備の助成事業として9月議会において補正予算をお認めいただき、現在補助金の活用をしていただいております。
トマトにつきましては、経営所得安定対策等交付金を活用するなどして経営の安定化に努めております。
今後は、道の駅や農林産物直売所などだけでなく、新たな販路拡大に努めるとともに、新規就農者等を含む新たなトマト生産者の確保が必要であると考えております。
以上でございます。
○議長(廣尾正男君)
「
鈴木かほる議員」
○5番(鈴木かほる君)
前回のときにね、ぜひ議会とも一緒にということで、総務委員会とも一緒にやりますというお返事でしたが、いつされるんですか。
○議長(廣尾正男君)
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
2月中にできませんでしたので、3月中にと考えております。
○議長(廣尾正男君)
「
鈴木かほる議員」
○5番(鈴木かほる君)
総務委員会の中で話をされることだろうとは思うんですが、今現在の段階で、例えば事業者の心当たりはあるかとか、ないかとか、そういうことは答弁お願いできませんか。
○議長(廣尾正男君)
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
今、当たっておりますのは、社協、村の社協ですね、それと民間は2カ所あたり、1カ所は紹介していただく、1カ所は私がちょっとお話しているというのがございます。
○議長(廣尾正男君)
「
鈴木かほる議員」
○5番(鈴木かほる君)
この建設に当たって、一番の問題が事業者があるかどうかということだったんですが、それはちょっと明るい見通しが立ってきてるということで解釈しといていいんでしょうかね。
○議長(廣尾正男君)
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
小規模多機能の経営については、必ず赤字であるということではないと、利益出ますと、それも年間少ないですけど150万とか、200万ぐらいの1施設当たりですね、そういった実績が出てるというのは耳にしておりますので、ゼロではないかと思っております。
○議長(廣尾正男君)
「
鈴木かほる議員」
○5番(鈴木かほる君)
この小規模多機能のあれですけどね、国へ行って聞いたときに補助金の話、ここに質問の中に入れさせてもらいましたけども、それ以外に介護従事者の確保に関する補助金も出てるんです、国から、それについては、もうちょっと今回はここには書いていませんけども、だから国からの補助金、ほかにね、府からの補助金とか、何かできないかなっていうことで、村独自に補助金探しもしてほしいと思うんです。
ここに国から紹介されている事業所にしてもね、小規模多機能と一口に言いますけど、いろいろ種類があるんです、そういう小規模のあれでもね、看護つきとか、それから老人保健施設であるとか、いろいろあるので、そういう検討をね、この1年間で早急にやって見通し立ててほしいなと思います。
この1月になってから特にね、夫婦の夫婦で暮らしていて、奥さんが困っている、何でかいうたら旦那さんが入院した、ほんであとリハビリをしているけれども、そこへ通うことがまずできない、奥さん車が運転できないとかね、そんなおうちがあったりとか、1件じゃないんですよ、何件かも聞いていいるんです。しかも、帰ってきたいと旦那さんは言うけども、帰ってきてもろても、そんな体かって一つ動かすのも家ではできないし、この段差のいっぱいある家の中で暮らすことできないと、帰ってきてもろたら困ると奥さんは言うてるんですね。そんなんもあれば、それから、若い人が一番、お金稼いでいる若い人たちが介護離職されたおうちもあります。
だから、そうなってくるとますます村の経済は疲弊していくわけでね、だから本当に待ったなしやと思います。だから、介護の計画、福祉計画がもう来年やからとか言わないで、もう今から着々とやって、すぐできるようにしてほしいなと思います。その辺について。
○議長(廣尾正男君)
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
そういった状況は承知しております。
○議長(廣尾正男君)
「
鈴木かほる議員」
○5番(鈴木かほる君)
私自身もこの2月の末に、たまたまこの議会、2月になってしまったので、ちょっと間に合わなかったんですけど、2月の末に小規模多機能を1人で経営している人を訪問しようと思っています。その方は毎年ごと1年、2年置きぐらいずっと、ふるさとの小豆島なんですけどね、医者辞めて帰ってきて、自分は医院を開きながら、もうわずか8年間ぐらいの間に6つかな、7つかなぐらいの施設をつくっています。その施設全部、見てくるつもりです。
できたら、そのときには突っ込んで経営面どうなんやと、それ聞かせてっていうて、言うてますので、またそういう話も次の議会では、報告できるかな思っています。
その人いわくね、メール来てるんちょっと見ますと、大体1学区に1施設を念頭につくっておられるんです。
だから、この村で言うたら、1つつくって終わりじゃなくて、やっぱり必要になってくるかなと将来的にはと思います。それでね、この方は、資金ですけども、補助金以外は全て借入金なんですよ。だから、僕は借金いっぱい抱えてると言いながらやってます。でもそれで次のまた施設をつくっていっているんだから、何とかなるんだろうと思いますので、この話はここまでにしておきたいと思います。
続いて、じゃあ2番目の話にいきます。
2番、子供のインフルエンザです。これもお答えいただきましてありがとうございます。先ほどの話の中で、13歳未満の子供たちっていう、おっしゃってましたけども、1,500円という話とか、ありましたら、実際、この補助を受けようと思ったらどんなふうな手続で、インフルエンザの補助を受けられるのか、中にはもうインフルエンザはしないという方針の親御さんもおられますけども、やっぱりしたいと思う方に補助が出るのはいいと思いますので、したいと思っててもできない家庭もありましたので、この辺の手続ちょっともうちょっとお願いします。
○議長(廣尾正男君)
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
その件につきましては、
保健福祉課長のほうから答弁させていただきます。
○議長(廣尾正男君)
「
保健福祉課長兼保育所長」
○
保健福祉課長兼保育所長(杉本浩子君)
まず、手続的なことになるんですけれども、予算をお認めいただきましたら、要綱の整備ですとか、この1,500円を上限にっていいますのは、近隣の町でされているような金額を参考にさせていただきましたのと、もう1点は、高齢者の方へ今現在、助成させていただいている金額が1,500円ございます。
それらを参考にした金額でまず試算をさせていただいておりまして、償還払いというふうな形をとらせていただきたいと思います。要は、領収書を添付していただいてというふうなそういう事務手続的なことを、この要綱を定めないと今この13歳未満までの方への助成というのはできないような状況になりますから、事務的にその要項整備等含めまして整備をしていきたいと考えております。
また、広報等でお知らせさせていただくというふうな形で、これを接種勧奨するわけではなくてですね、経済的負担の軽減、支援策っていう形での支援になります。
○議長(廣尾正男君)
「
鈴木かほる議員」
○5番(鈴木かほる君)
この1,500円というのは、例えば高齢者の場合は1回接種ですよね、1回接種で、だから3,000円払うところを1,500円、これは村の場合だったら竹澤先生に1,500円、お金そのまま払っているんですけど、子供の場合はどうなりますか。それから、子供の場合は2回接種なんですけど、これどうなりますか。
○議長(廣尾正男君)
「
保健福祉課長兼保育所長」
○
保健福祉課長兼保育所長(杉本浩子君)
13歳未満までのお子さんについては、6カ月から13歳未満のお子様については、2回接種ということになってます。1回1,500円を上限ということで、年度内2回までというふうな形になりますから、年間2回接種された場合は3,000円の助成をさせていただくと、そういった形を想定しております。
○議長(廣尾正男君)
「
鈴木かほる議員」
○5番(鈴木かほる君)
そしたら、2回接種の場合には1,500円、1,500円の3,000円の補助があると、その手続については、今、私たちは直接もう1,500円払えば済んでいるんだけども、それについてはまだ未定ですか。ちゃんと村のほうのあれが決まるまで、まだはっきりとは言えない。今、言われてるこれはことしの冬というか、あと10カ月ぐらい後の冬対策のお金ですね。はい、わかりました。
じゃあ次、京都府でやっている対策本部、コロナですね、コロナウイルス対策本部が開かれまして、共産党としても府に対して、知事に対して、新型コロナウイルスの肺炎対策ということで、緊急の申し入れなんかもしているんです。その中で、2月の20日ですかね、2月の第2回目が2月の12日に府の感染症の対策本部会、議会も開かれてまして、ここにその冊子もありますけども、これがどういうんかな、私たちテレビやラジオで聞いてても、最寄りの保健所とかね、そういう言い方しか伝わってこないから、じゃあ村の場合はどこが窓口で、どういうふうに聞けばいいのかというのが全部、これで私たちはちょっと心配だったら、ここに連絡すればいいんだなっていうのが、わかるような通知が今度れんけいに入ってくるということでいいんでしょうかね。
○議長(廣尾正男君)
「
保健福祉課長兼保育所長」
○
保健福祉課長兼保育所長(杉本浩子君)
広報れんけいの3月号につきましては、3町村で共通のページに載せていただくと、一本の電話につきましては京都府、本庁ですね、本庁の分と、あと最寄りの保健所ということで、京都府山城南保健所の電話番号、その分の2本の電話番号を明記した形の中で、帰国者・接触者相談センターの相談窓口の電話番号ということで、御案内をさせていただく予定になっております。
それとあわせまして、村のほうで2月22日付でですね、国のほうがいろいろデータを送ってくださいますので、新型コロナウイルスQ&Aというのと、それから、この裏には感染症対策への御協力をお願いしますというふうな、ここにですね、京都府の電話番号を明記したものを今、下の窓口入っていただいたら、小さい台の上にアルコール消毒を置いているんですが、そこにこのチラシを置いているのと、あと戸籍の窓口のほうに幾らかチラシを置かせていただいております。
ですので、役場訪れられた方で、もしお気づきの方は、もしかしたらお持ち帰りいただいているかもわからないですけれども、広報れんけいには各戸配布となりますので、そのときに明記したものが各戸に届くと、そういった状況でございます。
○議長(廣尾正男君)
「
鈴木かほる議員」
○5番(鈴木かほる君)
そういう通知が出るというのは大事なんですが、その通知のね、下のほうに書かれているのはなかなかお年寄りは見ないと思うんです。だから、例えば社協のところに大きな字で、かなと思ったらここへ電話をとかね、いろんな村の公共施設のところにもこんな大きな紙でぺちゃっと張るようなことぐらいはしてもらえたらいいかなと思うんですがどうですか。
○議長(廣尾正男君)
「
保健福祉課長兼保育所長」
○
保健福祉課長兼保育所長(杉本浩子君)
今、議員おっしゃられますとおり、そういったことは早急にできるかなとは思いますので、保健センターのほうにどういった今、啓発物を張っているか、というのをまた確認いたしまして、至急できることはさせていただきたいなというふうに思います。
○議長(廣尾正男君)
「
鈴木かほる議員」
○5番(鈴木かほる君)
では、次、3番目の災害時の避難場所ですが、できていないというのは大体わかっていましたけども、避難場所って、いうたら一番の入れ物ですね、その中身が今、京都新聞なんかでは問題になっていて、その避難場所の中で実際のベッドやとか、毛布やとか、それからそういうプライバシーを守るための環境とか、冷暖房とかいうのが今問題になっている。
だけど、村の場合はその避難場所の耐震性そのものができていないというので、どういうんかな、これからすぐにはできなくても、急ぐんですけど、できなくてもそういうことをやっていかなければいけないという思いはありますか。
○議長(廣尾正男君)
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
災害の避難場所は災害によって指定場所は変わってきます。今多分言われているのは、耐震というか、地震のときの件ですね、地震は一旦家が壊れたりとか、そういったことで避難場所に行きますね。それと、避難場所からしばらくそこで滞在して、そして速やかっていいますか、仮設住宅なんかをこしらえてそこに入るというふうに、そういった手順かなと思うんです。
一時的に家が壊れたということで、避難されるのがずっと体育館も使うことになりますけども、そこにはもちろんそういった設備は要ります。仮設トイレ等につきましては、そういった施設のあるところに身体障害者の方はそちらのほうの設備のほうに行ってもらいますし、そういったことのない健常者の人については、仮設トイレでないところにも行ってもらいますし、そんなことで割り振りはできると思います。
あとの仮設住宅のとこまでいきますと、いま一つ考えておるとこもございます。そういったことは日ごろ取り組んでおりますが、今ここではっきりとどこで何をというとこまで言えませんが、庁内では検討しております。
○議長(廣尾正男君)
「
鈴木かほる議員」
○5番(鈴木かほる君)
本郷のコミセンですね、これ雨漏り修繕、まず最初に出たんが平成29年度の予算出てて、使われなくて、その次の30年度に約2,000万使って改修されているんですね。これは一応雨漏り対策の改修やったと思うんです。何か消防の詰所も一緒だったらしいんですが、だのにできて2年もたたないうちにまた雨漏りになっていると、今回また予算がついていると、これについては何かつい疑ってしまうんですけど、工事がいうたらいいかげんだったのか、それとも発注するときにそういうことを見落として、そこの部分については工事を頼んでいなかったのか、その辺、どうやったんですか。
○議長(廣尾正男君)
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
防水工事ってなかなか難しいんです。アール状の屋根と笠木っていいますか、パラペットっていいますか、まわりにあるんですけども、上の分だけでしたらそういうふうにまた直るんですけども、吹き込んでくる雨とか、いろんな台風とかによってですね、水を防ぐってなかなか難しいことなんです。多分、前回は大屋根のほうで雨漏りがしている場所あったので、そこを直したと思うんですけども、パラペットという部分ですけども、そこのとこまでちょっと目がいってなかったのかなと思います。
それで、一部のとこは雨漏りはっきりしてましたので直ったんですけど、こちらの2回目に補修をするとこについてはちょっと隠れてたのかなというふうに思います。そのとき全部きっちり点検できてすればよかったんですけども、そこはちょっと見れなかったのかなと、現状そうやって直っておりませんので、また新たに補修するという形になりました。
○議長(廣尾正男君)
「
鈴木かほる議員」
○5番(鈴木かほる君)
本郷の方は、和室にね、雨漏りして、その雨漏りして受けている横で会議をしてたという話も聞いてますので、この予算ついたのはよかったなと思っていますが、ぜひきちんと工事してもらえるように要望したいと思います。
そしたら次、月ヶ瀬口です。月ヶ瀬口のトイレはね、月ヶ瀬口の駅の中のトイレというのは前から言うてるんですけど、あの場所からずっと崖下まで浄化槽せなあかんから、あそこは工事的には難しいなと思っていたんです。
今回、何か駅前の何か予算ついてましたので、そこに期待しているんですけども、その中で、トイレとか駅の観光案内とか、そういうことができる、そして看板もあわせて道の駅、あれ30年前の看板です。大河原の駅前もそうですし、月ヶ瀬口の駅前も30年前の商工会がつくりはった看板なんですけど、だから、そこにやっぱりきちんと道の駅も入れて、そして、月ヶ瀬口の駅からどう歩いていったら道の駅に行けるかみたいな観光案内もきちっと欲しいなと思いますので、その辺について今、考えておられることをお聞きしたいです。
○議長(廣尾正男君)
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
鈴木議員かなりお詳しく、御存じなのでちょっとびっくりしているんですけども、どこからお耳にされたのかわからないんですけども、確かにそういうふうな計画しております。
まず第一にですね、今からちょうど20年前になりますけども、月ヶ瀬口と大河原駅、村の玄関口である月ヶ瀬口ですね、そこのトイレが非常にああいった状況で不衛生ということで、その当時、私もNPOの理事長をしてまして、今でも2駅の券売発券業務をNPOでしているんですけども、そのときに申し入れしまして、実際にその当時の村長にも現地を視察してもらって、検討、役場で検討してもらったんですけども、あの状況であそこの改修はちょっと難しいという結論になりまして、大河原駅については別棟でトイレのほうは改善できて、それはよかったんですが、月ヶ瀬口についてはまだそのまま放置された状態というままになっております。
それで、ちょっと前にですけども、その前に建屋がありますけども、あそこを借りてシルバー人材センターの事務所にしようということで、あそこ借りに行ったときにタッチの差でちょっと先に住まわれる方、決定したということでですね、諦めたんですけど。
それでニュータウンのほうの旧保育園の跡地を改修して今そこに移ってるんですけども、そこの建物が今ちょっと持ち主さんのほうがですね、ちょっと売りに出すというような話がちょっと聞こえてきましたので、もしそれでしたらということで、今お話をさせてもらっているとこなんですけども、土地もちょっとまだ混乱地でありますし、正式にきちっと話もできたわけでもございません。それ大事である、あえてそうなることですので、今すぐどうのこうのというわけではないんですけども、あそこ、この建物を改修するなり、新築するなりして、今、してます観光案内所、それから新交通システムの配車場にするとか、観光案内所にするとか、そこにトイレを併設すると、そういうことにすればいいのかなというふうには、構想としてまだ出せるとこにはいきません。内輪で話している程度なので、ここでそやからというふうにとられてもらうとちょっと困る話なんですけども、そういったことで少しでも解決できたらいいかなということで、まだ今模索のところです、の段階です。
○議長(廣尾正男君)
「
鈴木かほる議員」
○5番(鈴木かほる君)
いや何か、議案書の中になかったですか、月ヶ瀬口駅前何とかとかいう。だから、それかなと私勝手に思っているんですけど、済みません。
じゃあ、5番目の地域産業のブランド化の問題です。これ本当にね、童仙房のトマト、危機的な状況やと思います。なかなか跡継ぎがいなくて、しかも今やっている方も加茂の市場まで持っていくのが大変やという話なんです。
だから、ただ単にどういうんかな、施設への投資とかいうんじゃなくてね、やっぱりそれをどう育てて跡継ぎをどう育てるか、それのどういうんかな、交流、交流っていうか、つくったものを市場に持っていくための交通関係とか、それ全部含めてね、村は本気になって原木シイタケ、トマト、それからブルーベリーもそうです。ブルーベリーの方も結構村ではブランドになってきていますけども、道の駅へ持っていったりとか、それから、加茂まで行ったりとかしているんですけど、それがまず大変になってきて自分ではよう行かないからとってもらったりとか、それから運んでもらったりとかするような状態なんです。そういうのをね、何か本気でやってくれる課というのは、この村の中にはないんでしょうか。
○議長(廣尾正男君)
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
原木シイタケで、天然で、肉厚で非常においしいということで、こう言われているんですけども、またこれも時代とともにですね、シイタケのそのにおいが気に入らないとかいった若者がふえてきて、原木よりか菌床のほうがいいという志向もありますし、また、菌床シイタケと原木シイタケの値段も余りもうかわらなくなってきていると、菌床のほうはいろんなまた品質改良を行ってますので、その差もだんだんなくなってきたと。
ですから、手間のかかる非常に何ていいますか、時間がかかりますよね、その作業とかを考えて、値段的にあんまりかわらないとなってくると、どうしてもやはり原木シイタケをそのまま維持するというのはだんだん難しくなってくるのかなというふうに思います。
だから、原木シイタケというその付加価値をですね、何か見い出して、値段が倍になるというふうなことでもなれば、これはまたちょっと変わってくるかと思いますが、消費者にとってはそこまでの差も、差別化もできておりませんし、そういった差で果たしてその金額で売れるのかというのもここも疑問がありますので、これは非常に難しい問題と思います。
ですから、もう本当にその原木シイタケという特性をもっともっと前に出して、限られたとこでもよろしいですから、村の原木シイタケというブランドをつくって、このブランド商品ということでですね、小さな市場でもよろしいし、そこでもう少し付加価値の高い製品に仕上げていくというふうに向いたほうがいいのかなというふうに考えたりします。
しかし、これは私の考えだけですので、そこまでまたシイタケ生産組合の方がね、どう考えるのかっていうのはまた別問題でありますが、現状やはり厳しい状況かなと思います。トマトはちょっとトマトについてはちょっとまだよく研究してません。済みません。
○議長(廣尾正男君)
「
鈴木かほる議員」
○5番(鈴木かほる君)
トマトの方も、どういうんかな、お茶とか、いろんなものの補助金というのは3軒で何かグループつくってそこに補助がおりると、4軒です。個人はだめと言われてますよね、現に今トマト、私知ってるうち3軒しかないんです。それでグループ組めと言われても困ると思うんです。だから本当にね、個人でもこの日南町ではやっているんですけど、支援できるような、そういう制度もつくってほしいと思うし、それから、生産者と売っていくルートをちゃんとやっぱり、指導するというか、世話するというか、そういうことを村真剣に考えてほしいし、この近くでどういうんかな、観光農園、それをやっているところがシイタケなんかの観光農園やってるところもあるしね、何かそういうところを本当にどこかの課で真剣に、いわゆる農業ゾーンとしてのね、村を残していくということ真剣に考えてほしいなと思いますが。
○議長(廣尾正男君)
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
これも非常に難しい問題と思います。特にトマトはもう工業製品みたいな扱いになっておりますので、大規模なグリーンハウス、温室ですね、そういったもので、それで肥料も窒素もそれで水分も全部もうAIといいますか、コンピューターで管理ですね、それと管理されてつくってる大規模になってきてます。それで収穫も早目にやる、そういった市場と、また一人、二人でつくってる生産者と同じ市場で競争することになりますので、何かにつけてやはり厳しいものがあります。
ですから、そこにどういった特色を出せるかと、その露地物でどういった特色があるかと、そこで商品の差別化を行えない限り、同じ市場で戦うというのは非常に難しいと思います。
ですから、先ほどおっしゃられたようにそういった観光農園のほうに特化していくとか、この野菜を使った農家民泊にするとか、その材料を使って何か付加価値をまたつけていくとか、ただ生産して売るのだけを考えますと、まず、市場での優位性はないと思います。
○議長(廣尾正男君)
「
鈴木かほる議員」
○5番(鈴木かほる君)
たくさんいろいろ質問させてもらいましたけども、本当にどの問題も待ったを許さないことばかりですので、強く要望して終わりたいと思います。
○議長(廣尾正男君)
鈴木かほる議員の一般質問は終わりました。
続いて、1番議員
中山明則議員の一般質問を許します。
「
中山明則議員」
○1番(中山明則君)
1番議員の中山です。議長の許可を得ましたので質問させていただきます。
まず、第1にふれあい交流拠点の施設、いわゆる道の駅についてです。
1、指定管理者として認定し、村と協定を結んだ株式会社南山城について質問します。
同社の取締役会に既に村の特別職でもない人物が、今も取締役として在職しているのはなぜなのか問います。
また、取締役会が昨年度開催された日時、回数を報告されたい。
それから3つ目に、同社の全株保有者である村長は、次回の株主総会で株主の意向、方針が反映できる取締役を任命するべきではないかと。村長の見解を問います。
2番目に、平成28年の9月に制定した南山城村ふれあい交流拠点施設の設置及び管理に関する条例施行規則が令和2年になっても例規集にも、村のホームページにも掲載されていないのはなぜか問います。
3番、道の駅が「南山城村ふれあい交流拠点施設の設置及び管理に関する条例」、「同条例施行規則」に基づいて設置されたものである以上、その目的に沿って運営されてきたはずです。本村の農業、暮らし、地域資源を活用し、地域の振興、地域活性化に資することを目的として事業展開をしてきたと思いますので、この3年間の主な事業についてどのような報告が届いているのか明らかにされたい。
2つ目に、2月13日から始まった公共交通実証実験について質問します。
1、現在の利用状況を確認したい。
2番、実証実験中の利用者あるいは住民の意見、提案などをどのように把握するのか問います。
3番、この実証実験を支えていただくドライバーの皆さんに24日実施の認定講習以外に、例えば安全確保のためにドライブレコーダーを無償貸与するなど、安全保障あるいは身分保障の仕組みを整えるべきであると。また、今後も新交通体系を続けて支えていただくためにどういう方針を持っているのか、その具体的な対策として何があるのか明確にされたい。
最後に、3つ目、村道整備、補修について。
1、村道整備に関して、国庫補助は減ってきていますが、今後の道路整備の計画はどうなっているのか問います。
2番、村民の生活を支え、村の産業、交通体系を構築する上で、土台である道路整備がおくれているのは大きな問題であります。その観点で国あるいは府に整備を要求するべきであるというふうに考えます。村長の見解を問います。
あとは自席で行います。
○議長(廣尾正男君)
中山明則議員の発言の制限時間は、14時28分までです。
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
中山議員から出された3つの質問についてお答えいたします。
1番目、ふれあい交流拠点施設道の駅についての御質問にお答えさせていただきます。
まずは、(株)南山城の取締役会に村の特別職でもない人物が、取締役として在職しているのはなぜかとのことですが、次回の株主総会で取締役の変更を示しますので、御理解のほどお願いいたします。
次に、取締役会が昨年開催された日時と回数でございますが、平成31年4月23日と令和元年6月27日の2回開催しております。
次に、次回株主総会で株主の意向、方針が反映できる取締役を任命するべきである。村長の見解はどうかとの御質問でございますが、御指摘のとおり株主の意向、方針が反映できる方が取締役であることが望ましいと思っております。
次に、平成28年9月制定した、南山城村ふれあい交流拠点施設の設置及び管理に関する条例施行規則が現在、例規集にも、村のホームページにも掲載されていないのはなぜかとの御質問ですが、通常ですと施行規則を公布した後、すぐに業者へ依頼して掲載するものでございますが、施行規則を公布した当時にその依頼をする段階で何らかの手違い等があり、例規集と村のホームページへの掲載漏れとなってしまったようでございます。この件につきましては、至急掲載するように手配をいたしました。また、今後こういったことが起きないように業務に当たるよう注意喚起をしたところでございます。
次に、3年間の主な事業についてどのような報告が届いているのか明確にされたいとの御質問ですが、報告の内容は各年度が終わった段階で年間の管理業務の実施状況及び利用者の利用状況や収支の状況、事業実績と活動報告などが報告されております。例えば、平成30年度の報告では、新しい商品開発や販路の開拓、展示会、商談会の取り組み状況、催事への出店や各事業の取り組み状況など報告されております。
令和元年度の事業報告につきましては4月ごろに報告されることになっております。
2つ目に、公共交通の実証実験についての御質問をいただきました。まず、2月25日現在の利用状況でございますが、村内交通は利用なし、村外交通1人、
月ヶ瀬ニュータウン線5人の利用となっております。
次に、利用者の住民の意見の把握の方法の御質問でございますが、利用者アンケートや3月広報でもアンケートを実施予定としております。そのほかにも、職員が利用者や地域の中でのお声も伺っておりますし、お電話等でも御意見を頂戴しているところです。
また、ドライバーの安全対策、身分保障についてでございますが、有償運送を見据え安心・安全な運行体系を維持するため、その体制づくりを進めております。御意見をいただいております件については、検討させていただきます。
現状の対策としましては、認定講習会の実施による正規の講習と、さらには独自での研修体制も今後、調整を行っていくところでございます。保険関係につきましても、今ある制度の中で最大限に対応させていただきたいと考えております。また、この公共交通を維持していくためには、制度の利用促進や、利便性の向上による利用者増が欠かせないと考えており、今後も、制度の改善や広報に力を入れてまいりたいと考えておりますので、御理解賜ればと存じます。
3つ目の村道整備・補修についての御質問にお答えします。
まずは、今後の道路整備の計画についてですが、国の道路関係予算の基本方針としては、被災地の復旧、復興の加速、計画的かつ集中的な老朽化対策の実施、防災機能の強化を重点的に取り組むとされており、補助制度や予算配分の変更により要望どおり補助金がつかない現状となっております。
主要村道である大河原東和束線と法ヶ平尾立石線につきましては、今年度以降も継続して早期完成に向けて進めてまいります。
道路の維持補修につきましても、各地区からたくさんの要望をいただいておりますが、全てにお答えできていないのが現状でございます。限られた予算の中で各地区と御相談をさせていただき進めてまいります。
今後も国からの交付金など、有利な財源を確保し道路整備を進めてまいります。
次に、道路整備の国・府への要望についてですが、道路整備は、村づくりに必要であると認識しており、点在する集落に一体感を持たせるとともに近隣市町村との多様な交流、連携が促進できるような道路網の整備を進めたいと考えております。
今後も引き続き、道路予算の必要性を訴え、国や京都府など関係機関へ強く要望し、財源の確保に努めてまいります
以上でございます。
○議長(廣尾正男君)
「
中山明則議員」
○1番(中山明則君)
まず、この取締役会に29年度の事業報告、今朝いただいたのでざっとした資料を見るという状態だったので、かなり前から議員のほうにはこの道の駅の南山城の事業報告は要求を私だけじゃなくて、議会として要望していたわけですから、もうちょっと早く議会前に渡していただけたらというふうに再度、今後もこういう資料というのは道の駅のほうからの報告がおくれてたのか、それとも、長らくその資料をつくるのに時間がかかったのか、そこら辺は問いませんけども、ぜひ議会からの資料の請求については、なるべく早くお願いをしておきます。
その資料をさっと見てみますと最初の年度は、取締役には全部、副村長以下、課長さんが取締役になっているということですけども、平成30年度の事業報告ではデザイン会社の代表、それから農園の代表、取締役、それから茶工場の代表、そして副村長というふうになって構成されてますが、これがなぜ平成31年度、つまり令和の2年度のこの今度の株主総会までかわらずにずっといるのかというのが、非常に一つの会社としておかしいというふうに思います。
そのあたりですけども、なかなか株主である村長に伺うのがいいのかどうかわかりませんけど、なぜこういう状態がずっと放置されていたのかというのをちょっと伺いたいと思いますのでよろしくお願いします。
○議長(廣尾正男君)
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
そのときのいきさつまでちょっとよく存じ上げないんですが、取締役の任期は普通2年とされておりますので、ことしが8年目か、9年目ですかね、なるかと思うんです。事業を行ってちょうど3年目ですね。それまでに5年ですか、4年ですか。準備期間、設立されてから準備期間がございまして、そのときの会社の設立当時の取締役に、役場の課長が名前連ねておりますが、これはその後、役場の職員が取締役に入るのはふさわしくないんじゃないかということで見直しされ、職員でない特別職員の副村長がその次に入り、また一般の農業業者とか、そういった農業組合の方から代表されて今おっしゃられた人らが、役員に名を連ねているのかなというふうに思います。
そこで、副村長、前副村長の山村氏につきましては、現在もう職も離れておりますので、どうかという御質問かと存じますが、取締役会の中でですね、そういったことがあれば社長みずからが役員の交代ということもできますし、次の株主総会までそれが続きましたら、株主総会のときに、株主として、その辺の役員構成については言及したいと、次の株主総会には言及したいというふうに考えます。
以上です。
○議長(廣尾正男君)
ちょっと待ってください。中崎議員は姿勢正してください。
「
中山明則議員」
○1番(中山明則君)
いきさつっていうか、わかりました。私、何でこれで質問かというと、やっぱり株式会社として認定されて、村と協定を結んで、しっかりと本当に今後5年間、南山城の産業を振興したりとかっていう中でせっかくいろいろ経過はあったり、それから問題点はあっても、しっかりと村のために経営も含めて、それからその目的にあるように村のためにしっかり発展してもらうというためにはですね、やっぱりしっかりとした取締役会があるいは代表取締役がそういう理念というか、そういうのをもって臨むというべきだというふうに思いますんで、そういう意味で、今いろんな問題点をですね、率直に指摘をして、改善をしていただきながら、村のために頑張ってもらうという意味で質問してます。
改めていただくということがわかりましたんで、取締役会が昨年、平成31年度の4月と、それから令和になってこの6月ということですから、2回しか行われていないということなんですけど、実は会社法という法律でいうと、会社法の363条の2項で代表取締役が3カ月に1回以上の頻度で職務執行の状況について取締役に報告する義務というのが規定されています。ということですから、必然的に同じ頻度で取締役会が開催されないといけないわけですけども、2回しかできてないというのは、これは明確な会社法違反というふうになってしまうんですね。
だから、そこら辺もしっかり代表取締役会が、代表として取締役会に事業報告なり職務の執行状況を報告するという、それができていたら、もっともっと株主である村長に報告もその都度、出てくるというふうに思うんです。
そのときにやはりいろんな意見とかというのも、その書類を見てっていうこともできると思うんですけど、これができてないっていうこと自体がやっぱりこの会社を運営する中で、やっぱり全員でしかも村の村民の税金を使って運営をしているんだという自覚をですね、しっかり持ってもらうためにも、せめて株式会社としての会社法ぐらいね、決まりとおりに4カ月に一遍ぐらい、3カ月に一遍ですね、のつまり4回ぐらい取締役会が開かれるそういう会社にしていただきたいというふうに思うんですけども、村長どうでしょうか。
○議長(廣尾正男君)
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
臨時会でもお答えさせていただきましたが、四半期に1回以上、毎月1回、これはやはり取締役会を開くというのは、これは通例のとおりでございますし、それを開いてないというのはやはり問題というふうに思っております。
きょうこの日付で2回しか開いてないということも、きょう私もこれ読んでからわかったわけなんですけども、今後指導するようにいたします。
○議長(廣尾正男君)
「
中山明則議員」
○1番(中山明則君)
ぜひ、しっかり姿勢を正せていただきたいと思います。
2番のところですけども、このふれあい交通交流拠点の施設としての道の駅を設置する条例と、その施行規則、特に、施行規則がですね、この例規集にね、なかなかつくるというのは差しかえも大変だと思うんですけども、せめてホームページぐらいのあれはすぐに更新ができる、それも入力するの大変だと思いますけども、そういうことを知っていただきたいと。これは今度、行政側の姿勢としてです。
というのは、臨時議会で配っていただいた協定書とかっていうのこの中にちゃんと規則のこういうことについて、やってますというふうに書いてあるのに、じゃあほかのところはどうなってるのかなって、調べてみたら出てないというのがわかったので、総務課長さんにも言ったんですけども、今、発注されたということですけども。
やはりね、議会でこういうものの議論をするときに、その資料としての条例とか、規則というのはしっかりやっぱり議員だけではなくて、ホームページでやれば村民あるいはそれ以外の方たちも見る、見ていただく、そういうページだと思いますので、そこもしっかりやっていただけたらというふうに思います。質問ではなくて、ぜひ今後はこういうことないようにお願いします。
それから、いろんなその事業についての報告ということで、先言いますけども、きょういただいたので、全部は読めてはいないの正直にいいますけども、ただ、いろんな道の駅関連に村長さんの答弁の中で、経営の中身についてはなかなか言えないというふうにお答えしていたんですけども、ただ、やはりこの条例施行規則に基づいて、さっきちょっと読みましたけども、地域の振興とか、あるいは産業、あるいは農業、こういったものに資すべきだというふうにして、この事業が展開されるというふうにするとですね、例えば村の農業生産者の生産費を購買部で商品として販売するときに、道の駅が買い取りではなくて、生産者が持ち込んで、レイアウトも全部してもらって、そしてその日で、もし売れ残ったらそれは持ち帰るという、こういうシステムで、つまり道の駅が損をしないような状態での販売の仕方をしてるというふうに聞いているんです。
実際に、どういうふうになっているかというのは、資料というのがわかりませんので、年次の数字でとか、そういうのもわかりませんので、いろんな人から聞いてることでの質問はしているんですけども、もしそれが本当であればやっぱり生産者の意欲だとか、生産を次もしっかりやろうというふうにはつながらないように思うんです。
ですから、こういうこともぜひ株主総会で、取締役の人たちに、それから、また多分、選任される村の代表として誰か、取締役会に派遣されると思うんですけども、そういう方にですね、経営の根本のところのやはりこの条例に基づいてというそういう経営をしていただく、これが大事ではないかというふうに思います。どうでしょうかちょっと。
○議長(廣尾正男君)
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
今の御意見ですが、基本棚貸しになっておりますね。ですから、そのスペースを出品者のほうにお貸しすると、原則としては大体その日に売れるだろうという予測のもとで、その商品を置くと、余り売れもしないようなんどんと持ってくるなと、そうするとどうしても傷んでしまうということがありますので、大体一日でこれだけの量は、はけるだろうという数量に限定してまず置く。そして、売れ行きによってはですね、システムがありますので、きょうは何個売れてますよというのは出品者などにぽんと売れ行きが、報告入りますので、そうしましたら、そこへまた追加を持っていくということで、それで売れていけば新しくまた補充すると、そういう形をとっているということですので、そこをきっちり守れば、売れ筋の商品は出荷者のほうもそこには全て置けませんけども、ある程度の予測時期とか、それから曜日とかをそういった天候とかを予測しながら、自分とこの倉庫とか、そういうとこで保管する、また畑のほうからすぐとって持っていくというふうに体制組めば、そういったことが補っていけるのかなというふうに思います。
○議長(廣尾正男君)
「
中山明則議員」
○1番(中山明則君)
だから、会社としてはそういうふうにはなると思うんですけど、生産者としてはですね、やはり農業振興という観点から言うとちょっとそれは違うんではないかなというふうに思います。
だから、買い取りというふうにして、生産者が生産意欲が向上できるようにもちろんそういう売れ残るような出品というか、商品ではなくて、やっぱり本当によい大根でしかも安いというふうなことで、しかもきょうとれて、この村の野菜がこんなけというふうになってくるとですね、それこそリピーターもふえるだろうしという、そういうこともあるし、また、道の駅の従業員さんもどういうふうに売れるようにアドバイスなんかも含めてですね、たくさん売れるようなっていう、そういう何ですかね、創意工夫お互いにということにもなると思いますんで、やっぱりしっかり、万が一売れ残った場合でもレストランとかあるいは漬物などですね、加工品の材料にするとかっていう、素人考えですから、うまくいくかどうかわかりませんけども、そういうちょっと考えてもいろいろこうアイデアとかっていうのが出てくると思いますんで、ぜひ何ていうか、代表取締役だけではなくて、みんなの工夫とかというのをもっともっと使うような、あるいは利用している村民、それから観光で訪れた方々のそういう工夫もちょっと入れてほしいなというふうに思っています。
この事業のある中にですね、モニターをということですけども、そういう何か道の駅を利用している方たちの声とかですね、生のそういうってのは村のほうに届いているんでしょうか、ちょっとそれをお聞きしたいですけど。
○議長(廣尾正男君)
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
まず、最初のほうの商品の売れ残りとかにつきましては、議員おっしゃられたように二次使用としてレストランとか、それからお弁当のほうでその食材を生かしているということは伺っております。
あと、モニターにつきましては、観光のほうの客はどこから、どういう格好で来てるか、そして、その人らがどこに行くかということをスマホを持っている人は全てGPSで今、どういうふうな人がどういった足取りで村を訪れているかというところも、モニターしておりますし、都道府県のナンバーをキャッチしてますので、どこからの訪問者が多いかということもしております。
特に今多いのは、なにわナンバーが一番多いようですけども、その次は京都府内の京都ナンバーというのは従業員もおりますし、道の駅に来る納品に来る方もおられますのでね、それはそれである程度のナンバーが何回来たということによってそういったものははねる、純粋にこの人は道の駅に訪れる客だなというのをモニター、いろんな形でモニターしております。どういった動向というのはしておりますので、それを観光のほうにつなげていこうというふうにしております。
ただ、道の駅の品物のとか、施設の評価についてのレビューというのは今のところはできてないですが、商品についてはかなりいろんなところ取り上げていただいてますので、抹茶プリンが一日、600個売れたとか、ソフトクリームが一日、400個、500個売れたとか、それがまた賞をとってるとか、そういったのがかなりいろんなとこで取り上げておりますので、好評もいただいております。
○議長(廣尾正男君)
「
中山明則議員」
○1番(中山明則君)
ぜひ、そういう資料を今後に生かしてですね、発展できるようにというふうに生かしていただきたいと思います。
そしたら、2番目のほうにさせていただきます。
実証実験の利用状況で、やはりちょっと少ないというのも率直に思います。そういう意味ではもっともっと我々も議員も含めて、広報していかなきゃいけないなというのも思いました。
それから、実証実験中の利用者の意見とか、提案ということですけども、広報とか、それからいろんな電話などのというのも、これからも続けていただきたいと思うんですけども、14日とそれから20日に説明会がありまして、4回行われたんですけども、私も参加させていただいて、その意見の中でや
まなみホールに来られない、利用したいけども、現にやまなみまで来れない、そういう人こそが利用してほしいとか、あるいは利用すべきだというふうに思うと、やっぱりもっともっと大変ですけども、きめ細かくそういうこういった
デマンド交通とか、あるいは今の村バスだとかというのの利用を今もしている人たちの意見をもっともっときめ細かくつかむ必要があるんじゃないかというふうに思うんですけども、この点ではどうでしょうか。
○議長(廣尾正男君)
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
まだ、やり始めて間もないことですので、まだ周知のほうが徹底されてないのかなというふうには思っております。利用者が少ないというのはそのあらわれかなと。まず、使いたい人から口コミで広げてもらうのが一番いいだろうと、それとまた我々職員がもう人をつかまえてこんなんあります、こんなんありますこれ乗ってくださいというふうに、直接住民に訴えようということもこの間の地域交通会議の中で、そういったことをしていこうということも話し合いましたし、実際にまたそのタクシーが走り出しますとステッカーがついておりますので、まだ今はないですよ。大きなステッカー張りますので、そういった車を見つけてこんなことやっているんだなというふうに、だんだんだんだん周知していけるかなというふうに思っております。
実験自体は3月31日に終わりますので、ほんと日がなんですが、直接住民の人にもうそれぞれがそうやって訴えていって、御利用いただいたお客様から、また口コミで便利だったよと、こういう使い方できますよということも言ってもらおうかなというふうに考えております。
○議長(廣尾正男君)
「
中山明則議員」
○1番(中山明則君)
実証実験、特にニュータウンの路線では、総務課の職員の方も運転をしたりというのも知ってますので、そんなふうにして実験で得られた成果をですね、ぜひ生かしていただいて、さっき保険のこととか、研修のこと、あるいはドライブレコーダーのことなども含めて検討していただくということですので、ぜひ、3月31日で一旦終わりますけども、今後、この交通体系の交通で今後、ちょっと見通しといいますか、どんなふうに考えているだけ聞かせてください。
○議長(廣尾正男君)
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
実験実証を踏まえてのことになりますが、今やっている方向を続けていこうというふうに思っております。ですから、コミュニティバスは今は廃止する状況です。6月いっぱいでなくなります。村営バスは有償化になります。あとは地域間の新交通システム、それからデマンドタクシー、もう1つは広域バスと、こういった系統で網羅していこうと、村のほうの移動はそういった方法で皆さんが、利用者が本当に便利に使えるというそういった交通システムにもっていこうというふうに考えております。
○議長(廣尾正男君)
「
中山明則議員」
○1番(中山明則君)
ぜひ、村行政のほうがこういう方向でというふうに持っていただくのはいいんですけども、そのときにやはりもっともっと利用者とか、それから、住民の声をたくさん聞いていただいて、より使いやすいそういう交通体系にしていただくようによろしくお願いします。
3番目がちょっともう時間がなくなってしまいましたけども、まとめてということになりますが、ぜひ、村づくりとかですね、産業のためにも、ぜひこの道路整備というのが大事だというふうに思います。
ぜひ、村長近隣の市町村とも連携するためにも道路整備、非常に大事だというふうに思うんですけども、さっきちょっと全体を通してですけども、先ほどの鈴木議員の話の中にもありましたけども、高原トマトとかですね、あるいは原木シイタケなど、そういう生産者がどんどんどんどん減っている1つの要因の1つには高齢化というのがあって、その生産をしておりながら、また評判がよくても市場に持っていくとか、あるいは道の駅に高尾から原木シイタケを持っていくというだけでも大変だというような。
ですから、さっきの2番のところですけども、交通体系のデマンドの中に、例えば物流というのもちょっと入れて、そのためにもやっぱり道路を整備するという全体をしっかりと体系をしてもらってこの交通体系も、それから、村の生産の物流のこと、そして道路もっていうこんなふうに広報ではなくてしっかりと結びつけてやっていただけたらと思ってますので、最後によろしくお願いします。ちょっと一言お願いします。
○議長(廣尾正男君)
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
交通につきましては、貨客混載ということももちろん視野に入れておりますので、そういったもの配達ということももちろん含んでおります。
それと、道路につきましては予算がとるの厳しいということですね、今、山本参事がつくってくれてます国土強靭化計画、それでいろいろと国のほうの補助金をいただくような計画をつくっておりますので、金額はわかっておりますけど、まだ載ってませんので言えませんが、そういったもので道路整備のほうをつくって、流通させていこうと思っておりますが、法ヶ平尾線につきましては、奈良市との絡んでおりますので、なかなかあそこは全通開通にはちょっとまだ時間要するところでございます。
○議長(廣尾正男君)
中山明則議員の一般質問は終わりました。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――-
○議長(廣尾正男君)
ここで、暫時休憩いたします。40分から再開します。
(休憩14:25〜14:39)
○議長(廣尾正男君)
ちょっと1分ほど早いですが、全員そろっておりますので、休憩前に引き続き会議を再開させていただきます。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――-
○議長(廣尾正男君)
続いて、4番議員
齋藤和憲議員の一般質問を許します。
「
齋藤和憲議員」
○4番(齋藤和憲君)
4番議員の齋藤和憲です。議長より許可をいただきましたので、通告書に基づき質問していきたいと思ってます。
まず、1番目の公共交通運行について。
過疎地域での公共交通の確保は自治体の重要な仕事であり、その利用者に対するサービスは運行会社だけでなく、自治体もそれ相応の対応が必要だと思う。そこで質問します。
まず1つ目に、災害などでJRがとまったとき、利用者は駅に行かなければわからないが、村にはJRから運行連絡は入っているのか確認したい。
A利用者確保の意味からもJRと協力して、災害時の連絡強化を図り、今度の高度ネットワークを利用して利用者に連絡すべきと思うが、その確認をいたしたい。
3つ目に、公共交通の実証実験で
月ヶ瀬ニュータウン線運行の中で、JR月ヶ瀬口駅までの足が便利になりJR利用者もふえると思う。しかし、高齢者は跨線橋の横断が大きな負担だ。JR駅の伊賀市の一部駅で片側運行されると聞いたが、村内駅も対応するように交渉を強めるべきだと思うが、村長の考え方を聞きたい。
4番目に、
月ヶ瀬ニュータウン線の運行が始まり、住民は期待している。他地区に波及することを望んでいる。なお、利便さをもう一歩進めて、路線内での自由乗降も可能にできないか確認したい。
5つ目に、
月ヶ瀬ニュータウン線の運行で通学横の道路を使用されるが、以前より、指摘しているように道路幅が狭く交差が難しい。そのためにJRの乗降時間にも影響すると思われる。運行をスムーズにするためにも道路幅の改善が必要だと思うが、村長の考えを聞きたい。
2番目に、メガソーラー開発計画について。
開発地域が日々変貌している。里山の美しい自然はもう今はない。村長がかわって監視活動が強化されていると聞いているが、開発に対する不安は残る。そこで質問する。
まず1番目に、監視活動の内容を確認したい。
2番目に、砂子田川流域に土石流の痕跡があると専門家より聞いている。代替河川に土石流対策がされているのか確認したい。
3番目に、村議会に教育関連の質問対応及びその他の内容に対して質問したい。
以前にも質問したが、議会は住民のさまざまな要求や疑問を行政機関に対して、選挙で選ばれた議員が住民の代表として、公開の場で質問するところだが、教育に関しては質問できていない。そこで質問します。
@全ての議員が教育関係の質問できるようにすべきと思うが、村長の考えを聞きたい。
A将来を担う子供たちのために、教育委員会は町村ごとにあるべきだ。教育委員会だけでも連合から村に戻すことはできないのか、確認したい。
B無理なら、連合の教育関係者が村議会質問に答弁すべきと思うがどうか。
C12月議会で、高校生の通学費補助、医療費補助を検討すると答弁されたが、再度確認したい。
2度目は自席で行います。
○議長(廣尾正男君)
齋藤和憲議員の発言の制限時間は、15時25分までです。
答弁を求めます。
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
齋藤議員から出されました3つの質問についてお答えいたします。
1つ目のJRよりの運行連絡の件でございますが、1番と2番の質問は関連しておりますので、まとめて回答させていただきます。
村へは台風などの災害時に大きく運行に影響の出る場合は、御連絡を頂戴しておりますが、通常運行の際の遅延等については、御連絡はもらっておりません。
JRの運休の際の情報提供については、以前に防災無線を通じて連絡をした経過もございます。しかし、運休の連絡は比較的早く情報として入ってきますが、運行再開の情報がかなりおくれて入ることや、早朝、夜間、休日などさまざまなパターンがあることで、情報がおくれることがございました。そのような経過から、村へお問い合わせいただいた場合は、JR運行状況をお知らせするお客様センターのお電話番号を御案内するのみとさせていただいております。したがいまして、
高度情報ネットワークでの利用は今のところ考えておりません。
次に、JRの跨線橋の問題は、以前から御意見、御指摘も頂戴しており、JRに対し、沿線市町とともに要望を行っているところですが、この片側運行を安易に要望し、具現化されますと現状のJR関西本線の運行本数がさらに減少される見込みが想定されております。関西本線の運行本数の維持、増加への期待も含め、村ができること、沿線と協力して行うこと、さらには地域の皆様の御利用が進むことにより、設備の改善を初め、利用がしやすい駅づくりが進められると考えておりますので、跨線橋という大きな課題はございますが、利用者の負担にならないよう、沿線市町とともに、地域の声を届け、引き続き要望してまいりますので御理解いただきますようお願いいたします。
月ヶ瀬ニュータウン線の路線内での自由乗降の御質問ですが、現状の実証実験では、許可、登録の要らない運行という形での実験として運行されております。議員のおっしゃるように、自由乗降も可能とは考えますが、安全運行の担保という観点からは、自由乗降は安全運行の確保からは反する部分も想定されます。いずれにせよ、実証実験ですので、地域の声を十分に反映させるとともに、安全運行の視点からも検討を進めてまいります。
道路幅の問題は、担当課とともに協議を行って検討を進めてまいります。よろしくお願いいたします。
2番目のメガソーラー開発計画について御答弁します。
監視活動については、京都府と定期巡視を行っており、主要防災施設、調整池の完了検査の立ち会いを行いました。
定期巡視については、10月4日、12月5日、1月28日、2月25日に実施し、東工区、西工区で目視にて施工状況を確認しております。
主な内容は、10月4日はパイロット道路の施工状況、12月5日はパイロット道路、濁度対策の施工状況、1月28日には村道砂子田線ののり面の施工状況等を確認しました。
また昨年12月5日から、砂子田川の上流部に仮設調整池ができ、機能しているところです。仮設凝集式沈砂設備と木柵、ブルーシート水路により、きれいな水のみを砂子田川流末から放流されております。
さらに、開発区域内の砂子田川流末部には、新たに仮設調整池を設けるべく、工事が進められております。この仮設調整池は、将来、本設1号沈砂池に発展転用されます。この新たに設置する仮設調整池の工事中と完成後の濁水と土砂流出を防止する目的で、現在の仮設調整池と同様、仮設凝集式沈砂設備が稼動している状況となっております。
つけかえ水路の土石流対策といたしましては、流木用沈砂池を設置する計画であると聞いております。
次に、3つ目の村議会に教育関連の質問対応をとの御質問でございますが、昨年の5月に一般質問されたとお聞きしており、その際には、それぞれの行政事務により広域連合において運営しているものでありますので、行政事務の根幹を揺るがしかねない内容となりかねないもので、それぞれが制度にのっとって選出された議員で構成されているものでございますので、議論についてはしかるべき場にて御議論いただければと考えていますとの趣旨の答弁をされていたと伺っています。
広域連合は地方自治法に基づき、各地方公共団体の議決を経て設けられた特別地方公共団体であり、相楽東部広域連合の規約の中で、その処理する事務に教育委員会の設置及び教育行政の組織及び運営に関する事務があり、また、議会についても規定が設けられていることから、教育行政に関する議論については、広域連合議会の中でなされるべきものと考えますので、教育についての御意見、御質問は相楽東部広域連合議会議員を通してしていただければと考えますので御理解いただきたいと思います。
次に、12月議会で答弁させていただきました、高校生までの医療費補助につきましては、先の議員の御質問にも答弁させていただきましたが、これまでの中学校卒業までの「子育て支援医療支給事業」を拡充し、対象を高校生まで18歳になる歳の3月31日までの子とする医療費の無償化を、子育て世帯の経済的負担の軽減・支援策として、令和3年4月からの実施に向け、令和2年度中に制度の構築を図るための整備をしてまいりたいと考えているところでございます。
通学費補助ついては、私の任期期間中に実施を検討していきたいと考えておりますので、御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。
以上でございます。
○議長(廣尾正男君)
「
齋藤和憲議員」
○4番(齋藤和憲君)
まず、公共交通についてですが、住民からですね、朝方早く行ってですね、駅に行ったら運行中止やと、ということそこから家のほうに電話して、また奥さんが呼んでもらって、そこから行っていると、そういうのたくさん聞いてます。そういう状況をね、やはりなくすためにも、先ほど言われたように、先にね、例えば新しいネットワークの中で、そういうのを一言ね、下にちらっと今、運行中止やと入れていただくだけで、もうわざわざ駅に行かなくても、家でわかるとそういうシステムがあってこそ、ネットワーク新しい2億6,000万もかけてつくるネットワークのよさが生きてくるんじゃないかと思うんですが、そこ辺、村長どうですか。
○議長(廣尾正男君)
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
確かに、便利だと思います。関西の民報ではテレビのテロップに流れておりますが、また、それ運用するとなりましたら、またそれなりの体制も整えなくてはなりませんので、今、即答はちょっとできかねます。
○議長(廣尾正男君)
「
齋藤和憲議員」
○4番(齋藤和憲君)
ぜひともですね、前向きにちょっと検討していただきたいと思います。
次にですね、跨線橋の問題ですけどね、誰か先ほども、卵が先か鶏が先という言葉使われましたけど、やはりね、今の状態でやはり、よそはやっぱり伊賀のところで片側通行に変わったんですよね。本数が1本減ったという話も聞きますけど、それを減らさないようにやるのがですね、僕は行政のね、手腕やと思うんですよ。JRの言うことを聞いて、じゃあこの跨線橋ね、片側通行それじゃあ本数、二、三本減らしますということ、はいはいわかりましたっていうようなことでは、まず行政の長としては失格やなと思うんです。それ難しいと思いますよ。ぜひとも跨線橋やっぱりね、なくして、やっぱり片側することによって、JRの乗客もふえることやし、ふえたらまたそれなりのまた収入も出ますんでね、できたらそこも含めてちょっとやって、JRと交渉していただきたいと思います。
それと、自由乗降の問題でね、交通安全、安全的に危ないというようなこと言われましたけど、ニュータウンの中では、そんなに車通ってません。4回ぐらいしか、8回ですね、一日で、そういうのに対してで、乗るのは4人ですよね、多くて、1回で乗るのはね。
そういう状況の中で、それも決まってる範囲ですんでね、路線が、そういうことで自由乗降を安全面っていうだけでなく便利さをね、先ほど言いました乗る人が少ないっていうならそこ辺も含めて、やっぱり考えていかないとね、ただ単に、周知ってありますが、やっぱりそういう便利さをすることによって、乗客もふえるんですけど、その自由乗降に対してもう一言検討のほどを教えていただけませんか。
○議長(廣尾正男君)
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
安全性と利便性と考えて許可が取れるかどうか検討させていただきます。
○議長(廣尾正男君)
「
齋藤和憲議員」
○4番(齋藤和憲君)
ぜひとも前向きにお願いをしたいと思います。
それと、前もずっとね、通学横の道路、ずっとこの中でも話してました。ニュータウンとしては片側通行しないと危ないなというので自治会の方もそういう話されてます。ただ、今回の実証実験の中でカートがあっこ通りますんでね、片側通行っていうのはもうなくなりますんで、やはり両方通らんとあかんなくなるんで、それやったらやはりあっこの幅をね、やっぱりちょっと広げないと。調べましたところ、4メートル25ですわ、道路幅がね。そういったら僕の・・・大体2メートル弱なんですね。それが2台ここ通ったらやっぱり危ないんですよね。
それを今度はカートもってゆっくり行きますので、後からついてきたら、これこそあおり運転に近いことなるんじゃないかなと。そういう意味でやはり用水路は25センチあるんですよ。あれをふたしていただいたら、やっぱり4メートル70近くなるんでね、それやったら自由に交差ができるので、ぜひともですね、いろんな予算が少ない中で御無理お願いしますが、それぐらいをやっていかないと、やはりあそこに事故起こった後では遅いんでね、ぜひともお願いをしたいんです。一言お願いします。
○議長(廣尾正男君)
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
私もそれは感じております。前に歩道ができたときに、歩道は若干ちょっと広いんじゃないかというぐらいとってありまして、そして、そこに歩車道ブロックもかなり大きな歩車道ブロックで強化してますので、車入れようとしたら、その溝しかいけないと、そこに今山線の府道の今山のとこにあるような鉄板のふたをですね、すればある程度そういった幅確保する。そういうことで離合が多少しやすくなるかなというふうには感じております。府道のほうはそういったとこで狭いとこにもしていただいてますので、そちらのほうをですね、予算のこともありますけども、どの程度のことかかるかというのは、また検討していきたいというふうに思います。
○議長(廣尾正男君)
「
齋藤和憲議員」
○4番(齋藤和憲君)
ぜひともよろしくお願いいたします。
次にですね、2番目のメガに対して、先ほど前の村長に比べまして、監視強化をですね、やはり村長の指示かどうかわかりませんが、強めていただいてるのに対しては、感謝をしていきたいと思ってます。
ほんで、いろいろ監視活動していると言われましたけどね、この押原の今、道路拡幅されてますよね、見ていただいたらわかるんですけど、めちゃくちゃ高いところから削って、柵はですね、ほんま小さい柵で、もしここから落ちてしまうと、前の道路、押原、奥田に行く道路に対して危ないと。普通、家でもですね、リフォームするときも囲ってですね、全部影響せんようにしておりますよね。なぜ、このような小さい柵でですね、大丈夫なのか、こういうところの監視はされてないのか、ちょっと聞きたいんですが。
○議長(廣尾正男君)
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
それにつきましては、工事の施工計画書もきっちり出されておりまして、それを村のほうでも審査した結果、それで大丈夫ということの判断でそのような施工をさせております。
○議長(廣尾正男君)
「
齋藤和憲議員」
○4番(齋藤和憲君)
村長、これ見て大丈夫ですか。ここ、これ見たらわかるけど、この高いとこから、この切り口あって雨でも降ったら全部流れますよね。めちゃくちゃこれ弱いですね。これプラスチック的な弱さですわ。それでも村長大丈夫と思われます、出されていいのと、実際でき上がって、されてて、見て大丈夫と思われますか。ちょっと回答ください。
○議長(廣尾正男君)
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
済みません、私ちょっとそこ見ておりません。ですからちょっと何とも言えません。
○議長(廣尾正男君)
「
齋藤和憲議員」
○4番(齋藤和憲君)
ぜひともですね、即見れますんで、見ていただいて、村長が見て、これで大丈夫と、村民を守れると言われるなら僕はもう言いませんが、誰が見ても危ないんじゃないかなと思いますので、それに向けて、やはり監視活動を強めていただいてますけど、これも含めてですね、やっていただきたいと思います。
次に、これですね、ちょっと見づらいですけど、あそこの沈砂池、第1号地の沈砂池、メガソーラーのエコロジーの横に大きな沈砂池ができております。ほんで、前ですね、国土問題研究会というところの京都の名誉教授の奥西さんが、国土問題研究会の南山城ソーラーの調査団の代表をしておられます。
ほんで、その中で要するにあそこの今開発してるところは土石流の傾向があると、この中で予備調査としたところ土石流が発生しており、それが本計画に流入する危険性があるため、砂子田川を埋め立て、その流域を迂回させる、変える計画が危険であり、その危険性を無視して京都府が本件の開発計画に許可与えたことは、京都府の砂防指定地域内の審査基準に違反すると、違法行為であると。ということを国土研が出しておりました。これは2018年の9月に出された内容です。
これを受けてですね、2019年11月15日、この南山城村にある・・・自然を守る会と、それと南山城村伊賀市住民有志の会の、このと国土研とが、砂防課に行ってですね、話たところこの課長が11月15日の協議の場で砂防課長は砂子田川で土石流が発生する可能性は否定できないが、その土石流は計画地まで到達せず途中で停止をすると・・・発言をされ、もし、証拠があるなら見せてくれと、ということで、砂防課長が言われたんです。今度、それをしたら、先ほど見せたように業者が沈砂池のために穴掘ったら、土石流の跡が出てきているんですね。
この中で、完全な土石流の跡やと、それと、これをした場合、今まで言うてきた内容に対しては全部覆しているやないかというのが、国土研の奥西先生の言葉なんですよね。
村長は、前の村長なんで、これオーケーしたのはね、そういう状況の中で、村長としてこれ聞かれたときに、どういう対応されるのか、もう一度ね、やっぱり京都府に対してもうちょっとやれと、調査せいというて思うんですけど、そこ辺、村長どうですか。
○議長(廣尾正男君)
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
今、お伺いしますと、京都府が許可した状況と今現在ですね、新たな事実が出てきたと、前提条件が覆ってきたのではないかというふうな言葉と受けとめたのですが、許可条件の中で、そういった土石流が今までにないと、ところが実際工事が始まって、その沈砂池をつくったときに断層といいますか、その地層の中に専門家の方が調査されたら、そこに土石流が出てきたという新たな事実が出てきたということですね。
そうしますと、また京都府の許可の条件の前提が覆る恐れもあるというふうな御指摘かと思います。ちょっと私一存でこれがどうのこうのと言える話ではございませんが、一度またその辺のところは京都府さん、今度また見えたときにそういったこと一度これについてはどうかということはお伺いし、また、場合によっては京都府さんと協議するなど、対策といいますか、それについては京都府さんの意見を一度お聞きしてみます。
○議長(廣尾正男君)
「
齋藤和憲議員」
○4番(齋藤和憲君)
ぜひともですね、認可した府に対して、この問題に対して、やはり村長としてですね、ぜひともまたボーリングなどして、業者にやらせてですね、問題ないという結論をね、出さない限りこの内容に対しては前に進んだらあかんよということを、府に対して発言していただけるのか、もう一回、ちょっと確認したいと思います。
○議長(廣尾正男君)
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
大変大きな、今の話かと思いますので、京都府のほうには一度それは問い合わせてみます。今度見えたときに現地も私も場合によっては、そちらに赴いて京都府さんが前にお答えしたことと現実は違いますよと、それについてはどうなんですかということは確認したいと思います。
○議長(廣尾正男君)
「
齋藤和憲議員」
○4番(齋藤和憲君)
ぜひともですね、この内容は、埋める前にね、ぜひとも結論を出していただきたいと。この中で奥西先生が言うてる、もしそれでも強行にやるのなら、今、村が考えている河川こういうてる代替河川の対応をね、先ほど、ここにありますけど、これが新しい6メートル道路ですね、この上に先ほど言われた流木を対処する沈砂池をつくるんですね、これも今のは仮ですけど、これもうこの場所をつくると、今までの説明の中では、3メートル50の広場の沈砂池つくって、ここに流木はとめて、水だけを下に流して、代替水路に流すというのが今までの説明ですね。これは基本的に先ほど言いましたけど、土石流はないという前提でつくられた契約なんですね。
先ほど、何度も言いますけど、ただ、現実にはこういうふうに実際として見せましたように土石流の形跡が出てると、ということになるともしやるならね、それでも工事を強行するなら奥西先生は河川をちゃんと土石流に対応できるようなものにすべきやということで言うてます。
これは土石流こういう水路を改修するのは府じゃなくて、村の担当なんですよね。村が決める内容になってる、それは砂子田川を下から流れるのをやめて、水路つかえるのは村の仕事なんで、もしそういう状況が出たときに、この水路を村として業者に設計し直せと、もし先ほどの何度言いますけど、話をすると聞いてますが、もしその状況が、例えば村長も奥西先生に確認していただきたいんですが、そういう状況が出たときに、ここ辺の見直しというのをやっぱりやるべきやと思うんですが、そこ辺どうですか、村長。
○議長(廣尾正男君)
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
今現在の工法がそういったことを加味されずの工事の概要になっておりましたら、そこに新たなそういった事象が出てきたと、ということは前提条件が変わってきてますので、工法の見直しというのをまた視野に入れないとだめかなというふうには感じます。
○議長(廣尾正男君)
「
齋藤和憲議員」
○4番(齋藤和憲君)
ぜひともですね、今まで、京都府なり、また前村長は問題ないということで、私たちにもそういう、またそういう守る会なりに対してもそういう説明してきたんですが、そこ辺を含めて再度村長としては見直していただいて、そこも含めて、再度打ち合わせをね、やはり守る会と今まで守る会の人たちがですね、いろんな前の村長言っても突き返すとかね、そういう書面を突き返すとかいう話もしましたし、やはり本気で住民の立場立つなら、もう一度そういう守る会の人たちと話し合いを持ってですね、僕のような素人よりも、うちの橋本代表はもっともっとそれを詳しく御存じなんでね、できればそういう守る会との打ち合わせをですね、ぜひとも打っていただきたいのですがその辺どうでしょうか。
○議長(廣尾正男君)
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
はい、守る会というべきか、専門家の御意見をね、お聞きして、そして今現在の工法が本当にそれで安全を確保できるかどうかということを、その専門の方にお話を、そのときに御一緒されてもいいかと思いますが、聞いてから、そしてまた京都府と協議するなり、また京都府からもそれについてのまた御意見も頂戴しながら、村の対策についてその後、考えていきたいというふうに思います。
○議長(廣尾正男君)
「
齋藤和憲議員」
○4番(齋藤和憲君)
ぜひともですね、ほんまに今までの言ってた京都府なり、前村長が言ってた安全やという言葉がね、神話が崩れたんじゃないかなと、前の東日本の原子力発電にしても、万が一しかないというてたけど、その万が一が消えたんですよね、ああいうふうなひどい状況になっているので、やはりぜひとも、やはりこういうとき的確にね、いろんなしがらみあるかもしれませんが、一つ一つ片づけていって、片方はもう動いてますんでね、早く、ずっとやってたら終わってしまいますんで、早くそういう対応をとっていただいて、やはり京都府なり、また先ほど村長も言われましたが、そういう専門家なり、また、守る会の人たちと一緒にですね、ちょっと話し合っていただいて、いい住民に対して説明できる対応をしていっていただきたいと思います。
次に、教育のほうですがね、先ほど村長がさっきの質問の回答で書かれたのかどうか知りません、それも去年の6月にですね、前の村長からあんたとかですね、おまえ議員やからもっと法律勉強せいとかいうことをですね、永遠言われていただきました。ただ、この中で言われてるのはもしな要らんのやったら解体せいと、解体してからこういう発言をせいという話をですね、この議場の中で、これ会議録の中で載ってます。ということで前の村長言われたです。これを解体する、ここで村長に聞くべきかどう知りませんが、解体するほうはどうしたらできるんか、ちょっと確認したいんですが。今の広域の連合会を解体するにはどうしたら解体できるんか、ちょっと村長聞きたいんですけど。
○議長(廣尾正男君)
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
本当にだしぬけの御質問でちょっと私もどう答えるか全く頭にないわけですけども、方向としましては、広域圏ということで進んでおりまして、だんだんだんだん基礎自治体が小さくなるにつれてですね、広域連携していけということになってきております。今は、教育とそれからごみのほうを広域でやっております。また、し尿処理についても広域でやっております。今後、さらに水道も広域化するとかいうふうなことで、京都府のほうも計画してますので、だんだんだんだん広域化になるというふうには思います。
ですから、今の連合がいい、悪いは別として、なかなかこの基礎自治体で独立してやるというのは難しい状況かなというのが、これが今の環境です。私見を言いますとそら1つの自治体で1つの学校は、小中学校も統一して、笠置小学校も入ってもらったらいいやないかというふうなことはね、いくらでも思いますけども、笠置町さんだってあのまま小学校は維持できるのかというのはこれも問題ですし、こちらのほうも人口は2,000人ぐらいなるとなったときに何人いるのかというふうなことなりますので、なかなか単一の小学校も維持するというのもいろんな経済的なこともあったり、教育の競争、そういった環境もね、保てることは難しくなってくると思いますので、そういった広域圏での教育のほうに行政はいくものというふうに思っております。
○議長(廣尾正男君)
「
齋藤和憲議員」
○4番(齋藤和憲君)
ちょっと今、一生懸命、村長のお話聞きながら、ちょっと探してる、資料がですね、ちょっと見当たらないですけど、広域連合会の規約、規則を見ますとね、連合をやめること一言も、どこにも書いてないんですよ。例えば普通でも例えば3分の2が反対したら、この連合はやめれますとかね、というのを普通、全てに対して、それに対して書いてあるのですけど、その規約、規則見ても連合を解体する、なくさぬための項目が一言どこにも書いてませんのでね、だからもし、今の状態では幾ら僕らが多数をとってくるまでも皆さん、笠置も和束も南山城村も要らんやないかって決めたとしても今の現状では、解体できないんですよ。ぜひともちょっとそこ辺は規約のほうを見ていただいて、副連合長としてお願いだから、そういう規約になっていることはですね、ぜひともちょっと確認していただきたいと。
もう1つは、この前の京都新聞に川下さんの童歌とかね、ということで京都新聞に載ってました。それ一生懸命、ありました。南山城全集の歌を後世にということで出ました。やっぱりこういうね、昔は教育委員会が村にあるときにこういうことを一生懸命ね、村の教育委員会はやっているんですよ。そういう規則もあるんですよ。連合のあれ見たらね、和束の編さん室はあるけど、村に対して、こういう文化遺産をどうするかって一言もね、ないんですよ。
こういう状況の中で、今の連合が今なった場合、やっぱりこのようなすばらしいのをね、川下さんも40年近くまとめられている、自費で出版されたと思うんですけどね、こういうのやはり僕はやっぱり教育委員会が村にあって、子供に対しても、また、将来するそういう文化的遺産もね、やるべきじゃないかなと思っているんです。そのためにやはり連合にしてもそういうごみとかね、そういうのまとめてやったほうがいいと思うんですが、教育委員会だけはやはり村にね、やっぱり返さないと、これからの将来を担う若者の、まずそういう学校の人たちに、子供さんに・・・渡せないんじゃないかなと思うんですけど、そこ辺、村長どうですか。
○議長(廣尾正男君)
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
かつて、南山城村には校歌も4つございましたですね、5つですか。今また新たに校歌ができましたから6つ目になるかと思いますが、皆さんそれぞれが校歌といったらそのときの小学校のときの校歌が鮮明に頭に浮かぶかと思いますが、その年代によってそれも変わってくる。
例えば、田山小学校、私がまだ在籍のとき、在校中は百二十数人おりましたし、もっと以前は150人ぐらいいたかと思います。また、大河原小学校では200人ぐらい見えたのかなと思うんですが。現在、南山城小学校は統合されても4校統合されても70名足らずというようなとこですので、今後、そういった傾向はますますまだ少人数になっていくかというふうに思います。
ですから、そこで本当に維持できるのかという切実な、現実的な問題が片一方で控えてありますので、一つ承継的な、そういった憧れの時代を思うのもいいんですけども、現実的な問題になってきますと、やはりそこは単独でどうのこうのというのはまだまだ難しいかと思います。
ただ、教育の内容をこの地元教育、地元にですね、の教育を特色のある教育のカリキュラムの中に入れてもらうとかして、卒業して、また高校から外行ってもやはりそのときの小学校のときの教育で、また地元へ帰りたいと、そういった地元教育といいますか、そういうのを取り入れてもらってですね、村を大事にするという、そういった気持ちを育んでいく、そういった教育の中身は少しは言えるかなというふうに思います。
○議長(廣尾正男君)
「
齋藤和憲議員」
○4番(齋藤和憲君)
そういうことで、やはりぜひともこういう状況も踏まえてですね、やっぱり村にそういう教育的なとこ、また、もしそれが教育委員会が帰れないとしても文化遺産的なものをやはり村として、管理していただけたらいいんじゃないかなと思います。
最後に、先ほどの議員さんにも回答されましたけど、やはり高校生の医療費は来年の3月、4月からやると言われてますけど、高校生の通学費もね、やはりそれに近いほどの補助も必要なん、お金もね、必要なんじゃないかなと、この前、四百五十、六十万の費用でそういう全部を出せるし、また、例えば半額やったら200万ぐらいで、高校生の通学費補助ができるんですんでね、そこでもう一度、ちょっと高校生の通学費に対してもう一度、ぜひとも前向きな回答いただける、どうですか村長。
○議長(廣尾正男君)
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
教育と経済というのは切っても切れないように思いますし、本当に裕福な家庭でないと東大は行けないよと、格差というのがね、やはりそれは言えるところでございます。そこは憲法に従って、そら同じ条件で行けるというはもちろんのことです。
そこで、この地に高校はありませんので、そういった木津川市とか、精華町の子らとはハンデはしょうとは思います。そこはできることならばそういった方向で持っていきたいと思いますが、今現在はちょっとそこまで達してないと。和束町さんの例とか、また近隣の自治体のそういった方策も参考にしてですね、できる限りの範囲、できる範囲の中で、やっていきたいなと思います。
先ほどちょっと校歌の話ちょっとしたんですが、今思い出したら、鈴木かほるさんの高尾小学校の見晴るかすという歌詞が本当にいいなというようなこともちょっと話題になったりしてね、あべのハルカスよりか先に高尾小学校が見晴るかすという言葉入れたんやなというようなこともね、ちょっと今ぷっと思い浮かびました。済みません。
○議長(廣尾正男君)
「
齋藤和憲議員」
○4番(齋藤和憲君)
ちょっとそういうとこで時間使っていただきたくないんですが、いいことです。やっぱそういうことでやって。ただね、何度も言いますけど、やっぱり100%無償にしてくれというのは将来的な問題ですけど、やっぱり働く世代に対しての、それからまた高校生に対しては少しでも今の村長、村がね、私たちのためにやってもらえるというそういう高校生の精神的なね、気持ちもあると思うんですよ。
そういうお金の問題もあるけど、やはりこの村はやっぱり子供たち、高齢者も含めて子供たちも一生懸命に面倒見てくれると、そういう気持ちになると思うんでもう一度、できるだけほんまに100%は言いませんけど、できればもうちょっと50%ぐらいの補助でもですね、ちょっと検討をですね、できれば来年の3月、4月からでもやっていただけるような、ちょっと声聞きたいんですが、どうですか村長。
○議長(廣尾正男君)
「村長 平沼和彦君」
○村長(平沼和彦君)
全てに応えるのはなかなか応えたくても応えられないという現実がございまして、一つ一つ考えますとね、本当に微々たる費用かもわかりませんけれども、何しろ財政が非常に厳しい状況と、それもですね、やはり住民さん全員にやはり平等な感じで、税の分配ということも考えていかなくてはなりませんので、もう少しそこは精査して、なるべくその要望に近づけるように頑張らせていただくようにしたいと思います。
○議長(廣尾正男君)
「
齋藤和憲議員」
○4番(齋藤和憲君)
ぜひともですね、やはり何度も言いますけどやはり住民本位の村長として、いろいろきょう朝から一般質問の中で前向きの意見もいただいたし、やはり今までの村政と違うなというのは至るところで感じました。やはり、議員だけじゃなくてね、やはり一人一人がそういう前向きな意見をですね、やっぱりとっていただくためにも、一人一人例えば高齢者の問題にしてもできましたし、インフルエンザの問題もできましたしね、そういうやっぱり今までの村長と違うというのやはり村民に見せていただくためにも、何度もしつこいようですが、そういう全ての一部分として高校生とか、また次は大学生の奨学金までちょっと一言、言いたいなというのあるけど、そこまで言うと、お金の件もありますんで、あんまり言える雰囲気じゃないんですが、やはりせめて高校生のね、とこまではぜひとも出して、検討していただきまして、みんな喜んでいただけるような、住民本位の村政にしていただきたい、ほしいという願いを込めて質問を終わりたいと思います。
以上です。
○議長(廣尾正男君)
齋藤和憲議員の一般質問は終わりました。
以上で、一般質問を終わります。
これで本日の日程は全て終了しました。
本日は、これで散会します。
なお、次の本会議は3月3日、午前9時30分から再開します。
皆さん、御苦労さんでした。
(散会15:25)...