久御山町議会 > 2016-03-10 >
平成28年第1回定例会(第3号 3月10日)

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  1. 久御山町議会 2016-03-10
    平成28年第1回定例会(第3号 3月10日)


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    平成28年第1回定例会(第3号 3月10日)        平成28年第1回久御山町議会定例会会議録(第3号)   1.招集年月日 平成28年3月10日 2.招集の場所 久御山町役場議会棟議場 3.開   会 平成28年3月10日午前10時00分 議長島 宏樹さん宣告 4.出席議員           1番 信 貴 惠 太           2番 松 本 義 裕           3番 林   吉 一           4番 中 野 ますみ           5番 松 尾   憲           6番 中   大 介           7番 田 口 浩 嗣           8番 島   宏 樹           9番 内 田 孝 司           10番 岩 田 芳 一
              11番 中 井 孝 紀           12番 戸 川 和 子           13番 塚 本 五三藏           14番 巽   悦 子 5.欠席議員           な し 6.会議録署名議員           5番 松 尾   憲           13番 塚 本 五三藏 7.本会議に職務のため出席した者の職氏名    議会事務局長    髙 橋 光 雄    議会事務局次長   川 越 康 弘    議会事務局主査   小 野 彰 子 8.地方自治法第121条の規定により、説明のため出席した者の職氏名    町長        信 貴 康 孝    副町長       田 中 悠紀彦    教育長       山 本 悦 三    総務部長      大 塚 健 司    民生部長      今 道 耕 治    事業建設部長    田 島   茂    消防長       森   保 彦    教育次長      松 本 正 之    総務課長      森 山 公 雄    行財政課長     岡 本 裕 史    税務課長      大久保   淳    住民福祉課長    佐 野 博 久    住民福祉課担当課長 岸     均    長寿健康課長    髙 田 博 和    国保医療課長    川 﨑 治 道    環境保全課長    樋 口 嘉 之    都市整備課長    松 岡   治    都市整備課担当課長 池 田   孝    産業課長      内 座 元 巳    上下水道課長    吉 岡 俊 郎    会計管理者     髙 味 幸 子    消防次長      西 村 全 生    消防署長      松 井 和 人    学校教育課長    内 座 多 恵    社会教育課長    田 井   稔 9.議事日程   日程第1 一般質問 10.会議の経過               午前10時00分 開会 ○議長(島 宏樹さん) おはようございます。  議員の皆様方には、公私とも大変お忙しい中、御参集をいただきまして、まことに御苦労さまでございます。      ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(島 宏樹さん) ただいまの出席議員は全員であります。  これより本日の会議を開きます。      ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(島 宏樹さん) 議事日程は、お手元に配付したとおりであります。      ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(島 宏樹さん) 日程第1、一般質問を行います。  順次発言を許します。 ○議長(島 宏樹さん) 2番、松本義裕さん。          (松本義裕さん登壇) ○2番(松本義裕さん) 皆さん、おはようございます。2番、くみやまみらいの松本義裕でございます。通告に従いまして、一括方式にて質問をさせていただきます。  今回は、2つの項目について、質問をさせていただきます。  まず最初に、久御山中学校の生徒の学力に対する現状と対策について、お尋ねいたします。  本町では、平成23年4月から久御山学園という学校間における接続・連携を意識した取り組みを行う幼保小中一貫的教育の推進と地域の力を基盤とするコミュニティー・スクールの推進に取り組んでこられました。  取り組み開始から、間もなく6年目を迎え、一定の成果もあらわれてきている状況であります。  しかし、去る12月に行われました平成27年度第4回定例会での一般質問での答弁でもありましたが、全国学力診断テストにおける久御山中学校の生徒の平均正答率が、全国平均を下回っているということでありました。  テストの結果だけで、子供たちの学力を判断することは、適正な判断ではないかもしれませんが、中学3年生の希望進路の実現という、久御山学園としての具体的な取り組みへの成果があまり出ていないように感じられます。  そこでお伺いいたします。  現在、学力向上に向けて久御山中学校では、どのような取り組みをされているのか、お尋ねいたします。  次に、スポーツを通しての地域の活性化について、お伺いいたします。  近年、久御山高校サッカー部、剣道部や、久御山中学校の剣道部等の活躍、またプロスポーツ選手の輩出により、久御山町というブランドが、スポーツを通じて、少しずつではありますが、全国に浸透しつつあると思います。  先日も本町出身の高校生が、卒業後プロサッカー選手の仲間入りをしたという報道がありました。  サッカーに関しては、1988年に行われました京都国体で久御山町がサッカー会場となり、多くの皆さんが選手の宿泊場を提供したり、ボランティアとして活躍され、町としてもなれ親しんでいるスポーツであります。  大阪府では野球、静岡県ではサッカー等が全国的にも有名ですが、本町としても、そういった子供たちの活躍に乗じてアピールし、もっと全国の皆さんに久御山町を知っていただき、皆さんに興味を持っていただかなければならないと思います。  そのことについて、久御山町として、何か対策を考えているのかお尋ねいたします。  以上で、1回目の質問を終わります。 ○議長(島 宏樹さん) 内座学校教育課長          (学校教育課長内座多恵さん登壇) ○学校教育課長(内座多恵さん) それでは、久御山中学校の学力向上に向けた対策について、お答えいたします。  久御山中学校の学力に対する現状把握については、全国学力・学習状況調査や京都府学力診断テスト、学期ごとの定期テストや日常の授業などから、生徒の学力を把握しているところでございます。  まず、本町の学力向上対策としましては、生徒の基礎学力の定着や個々の生徒の課題に適切に対応する目的で、常勤講師を3名、特別支援教育補助員1名を久御山中学校に配置しております。  また、定期テスト前の土・日には、生徒の自主的な学習を支援する土曜塾プラスを実施し、指導員としてアシスタントティーチャーを配置しております。  続きまして、久御山中学校における学力向上の取り組みでございますが、生徒が主体的に学習する態度を育成することを目的とした久御中検定の取り組みや、各教科における学習の仕方などを具体的に示した学習の手引きの作成、さらには、各家庭で学習について話をしてもらえるよう保護者用の学習の手引きも作成して各家庭に配布しております。  また、毎学期の定期テスト前には、全校で補充学習に取り組むとともに、生徒による学習委員会が家庭学習の時間をクラスごとに集計する取り組みを行い、学校全体で学習に取り組む雰囲気を醸成しております。  そのほかも、基礎基本の徹底や個別課題に対応するため、中1振り返り集中学習「ふりスタ」や中2学力アップ集中講座など京都府教育委員会の事業を実施するとともに、教職員のベクトルを合わせて、ユニバーサルデザインの視点を取り入れた授業にも取り組んでいるところでございます。  以上、答弁といたします。 ○議長(島 宏樹さん) 田井社会教育課長          (社会教育課長田井 稔さん登壇) ○社会教育課長(田井 稔さん) 次に、スポーツを通しての地域の活性化に向けた取り組みについてでございますが、松本議員の御案内のとおり、久御山高校サッカー部久御山中学校久御山高校の剣道部などが大活躍され、全国に名をはす立派な成績を多数おさめられ、また、プロスポーツ選手の輩出により、久御山町の名が全国に浸透しつつあることに大変喜んでいるところでございます。  これらの活躍により、全国から多数の団体が本町に来られる大会もあり、大会会場で町の農産物を販売するなど、町のPRに努められるとともに、大会関係者初め、選手、保護者の皆さんに、心のこもった大会の運営を担っていただいているところでございます。  現在、本町では、総合体育館及び屋外スポーツ施設を拠点として、各種スポーツ大会レクリエーション活動を通じて、住民の皆さんの健康づくり生きがいづくり、そして、人と人との触れ合いを高めていくことにより、地域の活性化を目指しているところでございます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(島 宏樹さん) 松本議員。 ○2番(松本義裕さん) それでは、2回目の質問をいたします。  まず最初に、学力向上に向けた取り組みについては理解いたしました。  先日、近隣市で全国・学力学習状況調査学校別成績などの開示を求め、あるNPO法人が行政訴訟を起こしているという新聞報道がありました。自治体側の敗訴という形で、学校別の平均正答数や正答率などを開示すべきであるという判決が下されました。  宇治市や城陽市のように、市内に中学校が幾つもある市町村においては、成績を開示することで、他校の生徒との学力の比較をしたり、他校の先生との意見交換をすることもできます。  しかし、本町には中学校が1つしかありませんので、久御山中学校独自の方法で対応していかなければなりません。  私が思うには、授業を受ける環境が整っていないということが、少なからず学力低下の原因になっていると思います。  学校にはやる気がある子、やる気がない子、友達とおしゃべりしたり、授業中立ち歩き、他の生徒の邪魔をする子供等、さまざまな子供たちがいます。  平成27年度の久御山中学校の対応を見せていただいた中で、学校としてもできるだけ、皆が同等の学力をつけてほしいという雰囲気は十分感じられました。  ただ、やる気が見えない子供たちに手がかかり、やる気がある子供たちへの対応は後回しになっているようにも感じられます。これが本当の学校教育なのでしょうか。  全ての子供たちにおいて、平等に教育を受ける権利はあります。まずは、真面目に授業を受けようとしている大方の子供たちへの学習環境の保障が第一であります。その部分を保障するに当たっては、例えば、授業妨害をする子供をどうしていくのか、やる気のない子供を切り捨てるのではなく、どのように授業に参加させていくのか考えていく必要があります。  ことしの3年生のあるクラスでは、学力向上に向けて、朝学習の時間を担任の先生が設けてくれ、勉強したい人は来てくださいということで、教室を朝早くから解放していたそうです。週に3回、先生も早くに学校に来て、子供たちの疑問を解決してあげたり、子供たち同士で教え合ったりしていたそうです。  そういった環境づくりを大人たちがしてあげることで、学力の向上だけにとどまらず、先生と子供たち、子供同士のつながりや信頼関係を築くことができ、将来の人間形成に必ず役立つと思います。
     いろいろな問題もある中で、私も含めた大人たちが、子供たちの学校生活にもっと興味、関心を持ち、じっくり時間をかけて、真剣に接していけば、必ず子供たちは理解してくれると思います。  先日も久御山中学校PTA総会が開催された際に、本部役員以外の一般の父兄の参加が数人だったということも聞き及んでおります。  間もなく平成28年度の新学期が始まりますが、平成27年度に発生した事象を踏まえて、久御山中学校の生徒の学力向上や、多くの大人たちがもっと子供たちに関心を持てるような対策も含めた、今後のよい環境づくり及び取り組みについて、どのように考えているのかをお尋ねいたします。  次に、スポーツを通しての地域の活性化に向けた取り組みについての2回目の質問をいたします。  町として、大会会場において農産物の販売など、本町のPRをされていることは理解いたしました。  さまざまなスポーツ団体の活躍により、春休みや夏休みには、全国各地から遠征して来られ、試合をされております。全国の選手たちと試合をし、切磋琢磨することで子供たちの技術の向上に努めておられます。そういった選手の皆さんの活躍により、本町としても活気づいております。  ただ、町としてもそういった選手たちの技術の向上のために、近隣にはない設備の整った剣道場やサッカー場等の建設を行い、強い後ろ盾として、未来ある子供たちのサポートをしてあげる必要があると思います。  設備の整った剣道場やサッカー場等を使用し、技術を磨くことで子供たちの可能性を引き出せるのではないでしょうか。  全国から遠征で来てくれた子供たちにも、またここで試合をしたいという気持ちを持ってもらうことで、もっと久御山町をアピールできると思います。  先日も、会派の視察研修において、岡山県小田郡矢掛町に行きましたが、矢掛町は財政指数も低い中、国や県の補助を受けて、公園や芝滑りが楽しめる施設を含めた大きな運動広場を建設されていました。野球場やフットサルもできるテニスコート、用途に応じてLED照明を使い分けられる多目的広場等の施設を1つの場所に集約し、多くの人が一度にさまざまなスポーツを楽しめる施設でありました。  また、運動広場を兼ね備えた宿泊施設の建設を行えば、合宿や研修にも利用していただけると思います。  近隣市町村では、城陽市や木津川市、和束町にもグラウンドを兼ね備えた公共宿泊施設があります。  また、京丹波町では、民間企業ではありますが、グリーンランドみずほ株式会社という企業が、野球・サッカー・陸上等ができる多目的グラウンド、人工芝のホッケー場テニスコートグラウンドゴルフ場を兼ねそなえた宿泊施設を経営されています。  本町にそのような施設を建設することは、大きな敷地も必要ですし、かなりの費用が必要になります。  しかし、久御山町を活性化していくためには、近隣市町村にはない思い切った施策も必要ではないでしょうか。  その点も踏まえて、現状の施設の充実や活用を考え、久御山町としてスポーツを通じての今後の地域の活性化に向けた取り組みについて、何か考えを持っておられるのかをお尋ねし、以上をもちまして、私の質問とさせていただきます。 ○議長(島 宏樹さん) 内座学校教育課長          (学校教育課長内座多恵さん自席答弁) ○学校教育課長(内座多恵さん) 今後に向けた取り組みとしましては、少人数指導等の町独自の常勤講師の配置はもとより、特別支援の視点に立ちました「わかる授業」、そして、生徒が興味を持って取り組める「魅力ある授業づくり」に、教職員のベクトルを一層揃えて取り組むとともに、現在取り組んでおります久御中検定学習委員会の取り組みなど、学習意欲向上の取り組みの充実、また学習の手引きの内容を精選・追加するなどして、家庭学習の充実を図っていきたいとそのように考えています。  本年度の3学期開始時からは、生徒の生活委員会によるスタートダッシュグランプリと題しまして全校ベル着点検を実施したことで、生徒の時間を守る意識というものが高まり、よい3学期のスタートが切れ、その後も落ちついた授業に取り組めているということでございます。  今後につきましても、充実した生徒会活動に取り組むとともに、生徒指導の機能を生かした指導や取り組みの充実を図ることで、生徒の自己指導能力を育み、生徒の精神的な安定から学習規律が身につき、他者を認め合える学年や学級がつくられ、さらなる学習意欲と学力の向上につながるものというふうに考えています。  また、保護者の方々に、学校に足を運んでいただけるということは、学校にとっては大変ありがたいことだというふうに考えます。従前から行っております花一輪運動やあいさつ運動、それから、リレー参観などに加えまして、学校とPTAがスクラムを組む中で、よりよい取り組みが図れるように、中学校のほうにも指導してまいりたいと、そのように考えます。  以上、答弁といたします。 ○議長(島 宏樹さん) 田井社会教育課長          (社会教育課長田井 稔さん自席答弁) ○社会教育課長(田井 稔さん) 次に、未来の子供たちの可能性を引き出すためにも、近隣市町村にはないスポーツ施設の整備や現状の施設の充実や活用を考え、久御山町としてスポーツを通じての活性化に向けた取り組みの考えはということについて、お答えさせていただきます。  本町の面積は、13.86平方キロメートルと非常にコンパクトな町でございます。近隣には、府立の太陽が丘運動公園を初め、スポーツ施設が整備、充実されていることから、本町におきましては、既存の総合体育館や中央公園をスポーツの拠点施設として、生涯スポーツの推進を図り、生きがいや人と人とのつながりづくりで、地域の活性化を進めております。  このことから、新たな施設の整備による地域活性化策は、現在、考えておりませんが、既存の久御山中央公園につきましては、町のふれあい交流拠点となる中心的な公園として機能充実を図り、地域住民の憩い、ふれあいの場となるよう施設改修を進めていきたいと考えているところでございます。  以上、答弁とさせていただきます。          (松本義裕さん議席へ) ○議長(島 宏樹さん) 1番、信貴惠太さん。          (信貴惠太さん登壇) ○1番(信貴惠太さん) 皆様おはようございます。1番、緑風会の信貴惠太です。通告に従いまして、一括質問にて質問させていただきます。  初めに、公園施設の充実について、質問させていただきます。  町内には、数多くの公園があります。公園は子供が遊んだり、高齢者の方の憩いの場として利用されている大切な空間です。  現在、東一口北公園では、改良工事が行われておりますが、新たにボールを壁に当てて遊べるスペースができると聞き及んでおり、町内では珍しい遊具だと思います。  最近では、安全性の問題から、ボールを使って遊ぶことが禁止されている公園が多い中、ボール遊びができる公園が町内にできることは、すばらしいことだと思います。  私は、子育て世代であり、同世代の子供をお持ちの方々から、公園についてのお話をよく伺います。お話を聞くにつれ、改めて公園が子供の成長の場であり、また、子供を持つ親御さんの交流の場として、非常に貴重な施設であると感じております。  町も公園の新設、移転、また改良工事の際には、住民の声をしっかり聴いていただいていることと思いますが、公園周辺の環境などさまざまな事情で、住民の希望するような施設の整備ができないことも多々あると思います。  策定予定の第5次総合計画の基本計画の中で、「地域住民のニーズに応じた身近で個性あふれる公園となるよう、公園改修やポケットパークなどの整備を推進します」とうたわれておりますが、先に述べました現在改修中の東一口北公園など、地域住民が期待する公園に向けて、今までどのような形で公園整備を進めてこられたのかをお伺いします。  次に、久御山中央公園について、お聞きします。  町内でも唯一、野球場やテニスコートなどのいろいろな施設を有する久御山中央公園は、昭和53年3月に開設され、利用者のニーズに合わせ、さまざまな改修をされ、施設の充実を図ってこられたと思います。既に40年余りが経過し、施設の老朽化も目立ってきていると感じております。  昭和50年の開設以降、今日まで公園内の施設等について、どのような改修などをされてきたのか、お伺いします。合わせて施設の管理状況についてもお伺いします。  次に、久御山町交流促進アクションプランについて、質問いたします。  このプラン策定に当たり、人口減少と高齢化社会、これらの問題に対応する施策の1つとして、交流人口の増加による地域の活性化を目指すべく、交流促進アクションプランを策定したと信貴町長は説明されておられます。  本町においても、人口の減少、高齢化社会は大きな問題であり、この課題に立ち向かうべく、攻めの施策として策定されたと私は感じております。  プランを拝見させていただき、まず感じたことは、観光に注目されているところです。  ただ、本町は、国内でも有数の観光都市である京都市、平等院鳳凰堂やお茶の宇治市、さらには、先般、国宝にも指定された石清水八幡宮のある八幡市のような観光先進地に囲まれているものの、恵まれた観光スポットがあるわけでもなく、それを目当てにインバウンド観光を推進しているわけでもなく、多くの観光客が訪れるような状況ではないと認識しています。  このような状況において、交流促進アクションプランでは、テーマパークや旅館業など、観光産業の確立を目指すのではないということ、そして、今まで当たり前に思っていた地域の歴史文化など、地域住民がまちの魅力に改めて気づくことで、より強いふるさと意識を持つことを本町が目指す観光とされています。  私自身も、生まれたから久御山町に住み続けてきましたが、町を観光という視点で見たことがありませんでした。プランにもありますように、久御山町にしかない魅力のある場所がたくさんあることに気づかされましたし、これが久御山流の観光であると私も共感するところです。  そこでお聞きします。  地元を心から愛する有志が、何かまちおこしになるようなことはできないかと熟考を重ねた末に激辛にたどり着き、激辛商店街が誕生し、地元おこしに取り組まれているような向日市の例もあります。  久御山町流の観光を進めていくためには、農家、会社経営者、店舗や各種団体など、さまざまな方面からの地元発信の活動やアピールを聞いて取り入れる仕組みをつくれば、さらに久御山のよさを引き出すことができると思いますが、こういった取り組みをプランに取り入れる考えはありますか。  以上で、1回目の質問を終わらせていただきます。 ○議長(島 宏樹さん) 松岡都市整備課長          (都市整備課長松岡 治さん登壇) ○都市整備課長(松岡 治さん) それでは、信貴議員御質問の、子供から高齢者まで足を運びたい公園にするための今後の公園整備について、お答えいたします。  現在、本町が管理します公園としましては、中央公園、街区公園、その他公園を合わせますと42公園あり、樹木の剪定や草刈り、また、遊具の点検など年間を通じて維持管理を行い、地域の皆様が利用しやすい環境を保つよう努めているところでございます。  また、公園整備の基本計画におきましては、老朽化が進んでいる公園について、公園そのものを見直す個性あふれる公園整備事業や、公園整備が進んでいない地域に向けてのポケットパーク整備事業において、公園整備を実施しているところでございます。  この事業において、近年実施してきた経過を申しますと、ポケットパーク整備事業では、平成22年度において相島ポケットパーク、個性あふれる公園整備事業では、平成24年度に北代西公園、そして、現在改修工事を実施しております東一口北公園がございます。  これらの事業につきましては、いずれも改修計画の策定段階から地元自治会等とワークショップを行い、その中で出されました要望・意見などをできるだけ取り入れた形で計画を立案し、地域住民の方々に親しんで利用していただけるよう計画をしながら改修整備を進めてきたところでございます。  また、これらの事業につきましては、引き続き、第5次総合計画においても位置づけられており、事業の実施の際には地域住民の声をお聞きし、十分に協議を重ねながら、子供から高齢者まで足を運びたい、利用しやすい公園となるように整備をしてまいりたいと考えております。  次に、今後の中央公園の改良についてでございますが、久御山中央公園につきましては、昭和52年度に整備され、野球場、テニスコート、児童公園、幼児広場などの利用者のニーズに応じた施設があり、多くの方々に利用されているところでございます。  議員御質問の中央公園内の施設の改修経過と管理状況についてでございますが、昭和63年に野球場、平成元年にテニスコートの照明灯を改修しております。平成12年にはゲートボール場の上屋の設置、平成14年にはトイレ等の建てかえを行うなど、快適で安心して利用していただけるよう、施設の整備を行ってまいりました。  また、管理状況につきましては、公園内の樹木の剪定や除草作業など、年間を通じて造園業者に管理を委託し、また、園内のごみ処理やトイレの清掃につきましても、シルバー人材センターに委託をし、公園利用者に快適に利用していただけるよう、施設管理に努めているところでございます。  以上、答弁といたします。 ○議長(島 宏樹さん) 内座産業課長          (産業課長内座元巳さん登壇) ○産業課長(内座元巳さん) それでは、信貴議員御質問の、交流促進アクションプランについて、お答えをさせていただきます。  議員御指摘のとおり、本町は、恵まれた観光スポットが多くあるわけでもございませんし、常に多くの観光客が訪れるような状況ではないことから、今日まで観光に対してあまり高い意識を持ってこなかった経緯がございます。  交流促進アクションプランでは、久御山町の交流の一歩目としまして、先ほど信貴議員がおっしゃいましたとおり、観光産業の確立を目指すものではございませんで、地域住民が、まずまちの魅力に改めて気づくことで、より強いふるさと意識を持つことを本町が目指す観光の基本理念としているところでございます。  その基本理念の実現をしていくためには、プランの担い手となる地元を愛するプレーヤーの育成や掘り起こしができていないことというのが、課題の1つであるというふうに認識をいたしております。御提案いただいているようなみずからがやる気を持って取り組もうとする活動や、そうしたアピールがございましたら、それをお聞きして取り入れていくことにより、自分たちのまちに誇りを持つことができると感じておるところでございます。  あらゆる機会に、御意見、御提案をお聞きする中で、久御山流の観光や活発な交流の第一歩を着実に進めてまいれるように取り組んでまいります。  また、京都府が進めるお茶の京都をともに推進することで、周辺市町との広域連携も見据えつつ、進めてまいりたいと考えているところでございます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(島 宏樹さん) 信貴議員。 ○1番(信貴惠太さん) それでは、2回目の質問をさせていただきます。  公園の改修に当たっては、地域の方に親しんでいただける公園づくりに取り組んでおられるとのことでした。  現在あります小規模な公園については、設置されてから年数を重ねている公園もあり、老朽化も進んでいることと感じております。  身近で安心して利用できる公園に向けて、今後、どのように改修などを進めていかれるのかをお聞きします。  久御山中央公園につきましては、住民や利用者のニーズに合った改修が行われ、住民から親しんでいただける公園づくりに取り組んでおられるとのことでした。  先般、視察に行きました岡山県矢掛町の公園では、1つのスペースを多目的なスポーツに利用できるようなレイアウトを考えるなどの工夫をされており、多くの方が利用されているとのことでした。  久御山中央公園は、先ほども述べましたように、野球場、ゲートボール場、また、児童公園など、多くの方に利用されてはおりますが、近年、住民のニーズも多様化し、公園の利用形態もさまざまであると思います。子供が伸び伸びと遊べ、高齢者の方には健康増進が図れ、また、障害を持つ方にはバリアフリー化など、安心して利用できる公園が必要ではないかと考えます。  誰もが安全で安心して気軽に利用できる公園は、久御山町のランドマークとして期待でき、本町のイメージアップにもつながるのではないかと考えます。  本町の財政状況については、承知しておりますが、今後、公園整備について、どのように考えておられるのかをお聞きします。  次に、交流促進アクションプランの2回目の質問をさせていただきます。  アクションプラン策定に当たっては、学識経験者を初め、町内の団体や企業からも参画いただき、交流促進会議の中で策定されましたが、目指す久御山流の観光とプランの推進、さらには、検証に当たっても、先ほど御答弁いただいた農家、会社経営者、店舗や各種団体など、さまざまな方面からの地元発信の活動や、アピールをしてくださる方から意見を聞ける仕組みをつくるというのはどうでしょうか。  さらには、庁舎内、職員内においても交流人口をふやすことや、まちに愛着を持つための意識改革も必要であると考えますがどうでしょうか。  また、小さいことかもしれませんが、転入者に対して、ガイドマップを配布したりするのもふるさと意識の醸成につながると考えますが、どうでしょうか。  以上で、質問を終わらせていただきます。 ○議長(島 宏樹さん) 松岡都市整備課長          (都市整備課長松岡 治さん自席答弁) ○都市整備課長(松岡 治さん) それでは、信貴議員の2回目の質問にお答えをいたします。  主に住宅地の中にある身近で小規模な公園の改修についてでございますが、町内の公園42カ所のうち、その半数近くが住宅開発によって設置され、移管を受けた公園でございます。栄みどり公園や栄緑の回廊など、大規模な公園を除きますと、その大多数が面積が500平方メートルまでの小規模な公園であります。  また、設置時期が双置公園のように30年以上を経過している公園もございます。  そうした公園のうち、北代西公園や西林公園などの公園につきましては、個性あふれる公園整備事業において、改修整備を行ってきたところでございますが、移管を受けて以降、未改修のままの公園もございます。  そうした公園につきましても、個性あふれる公園整備事業と同様に、地元自治会や地域の住民の御意見をお聞きし、協議を重ねながら利用者のニーズに合った改修整備を計画的に推進していきたいと考えております。  次に、中央公園の今後の改良についてでございますが、中央公園につきましては、供用開始以降、施設の整備や改修、また、遊具等の補修などを行ってきたところでございます。  先ほども述べましたように、いろいろな施設や遊具の老朽化や駐車場の問題など、以前からさまざまな御意見を頂戴してきたところでございます。  第5次総合計画におきまして、公園・緑地の基本計画にも位置づけられておりますことから、今後におきましても、改良や拡充につきまして、十分な議論を行う中で、多くの方に満足いただけるような本町のふれあい交流拠点となる公園として整備を推進していくとともに、住民の皆様により一層御満足いただけるよう検討してまいりたいと考えております。
     以上、答弁といたします。 ○議長(島 宏樹さん) 内座産業課長          (産業課長内座元巳さん自席答弁) ○産業課長(内座元巳さん) 議員御指摘の御意見をお聞きする、あるいは自立した活動をともに強調していくなど、加えて、検証につきましてですけれども、さまざまな方の知恵を集めることが必要であるというふうに考えております。  具体的な仕組みでありますけれども、アクションプランの中で、年に2回程度、農家、会社経営者やさまざまな分野の若手などを初め、各種団体等とミーティングを開催していくことで、各プランの実施状況や結果等について検証していくことを明記しているところでございまして、こちらのほうでそうした意見を取り入れてまいりたいというふうに考えてございます。  また、交流人口の増加やまちに対する愛着の意識は、今度のまちづくりにおいても、非常に重要なことであることから、今おっしゃっていただいたとおり、産業課のみならず全庁的に考える中で進めてまいりたいと考えております。  先ほど御提案をいただきましたガイドマップの配布につきましては、ふるさと意識を醸成していくための有効な手段であると思いますので、担当課と調整の上、早速取り入れてまいりたいというふうに考えております。  以上、答弁とさせていただきます。          (信貴惠太さん議席へ) ○議長(島 宏樹さん) 3番、林 吉一さん。          (林 吉一さん登壇) ○3番(林 吉一さん) 3番、清風会、林 吉一です。初めに、昨日代表者質問において、同僚議員の信貴町長2期目に臨む意気込みの一端を聞かせていただいたところであります。私自身も、本町大変厳しい財政状況の中、町長が1期目に掲げられた公約の実現に向けて、各種の施策を推進されてこられましたことに対して、評価をさせていただき、心から敬意を表します。そして、本町まちづくりの羅針盤となる第5次総合計画、地方版総合戦略人口ビジョンを策定され、これらの実現に向けて、本町まちづくりのリーダーとなって、引き続き、その役割を担っていただきますよう、心からエールを表します。  それでは、通告に従いまして、一般質問を一括方式で1点だけ行わせていただきます。  私は、美しい自然と歴史に恵まれて、たゆみなく前進し続けている久御山町に住んでいます。自然と調和した環境の中、平和で豊かな暮らしを営むことが、私たちみんなの願いです。  今回は、以前より住んでおられる住民の周辺での出来事について、質問いたします。  本町におきましては、以前より住居として生活していた地域が、現在、工業専用地域となり、家の周辺に事業所や資材置き場がふえてきております。また、田畑なども少しですが残っております。  このような環境の中、一部、住民の生活道路に事業所内の資材等が日常的にあふれていたり、また、道路で作業をされており、地域の住民の皆様が安心して生活できない、また、車両の通行が資材等の積みおろし、また、フォークリフトが道路に置かれて通行ができない状態です。  また、周辺の田畑にも資材等が散らばった状態になっております。  作業時の騒音や振動、悪臭の発生など、環境の悪化を招き、快適で安心した生活が脅かされている状況です。私は、こういった状況を見過ごすことができないと思っております。  そこで、このような事態に対して、行政としてさまざまな対応をとられていると思いますが、状況をどこまで把握されているのか、また、これまでの指導内容や指導状況について、お聞かせください。  以上で、1回目の質問を終わります。 ○議長(島 宏樹さん) 池田都市整備課担当課長          (都市整備課担当課長池田 孝さん登壇) ○都市整備課担当課長(池田 孝さん) それでは、林議員御質問の、道路等を不適切に使用している事例について、現状の把握と指導内容、また、指導状況について、お答えいたします。  道路は、快適で安心して通行できる住民の財産であるとともに、緊急車両が速やかに目的地に到着できるよう、常に良好な状態に保つ必要がございます。  しかしながら、林議員御指摘のとおり、町内には、事業所の資材や作業車両が道路に置かれ、歩行者や自動車の通行の妨げになっている事例がございます。  住民の方々や事業所からの通報、また、私どもが実施しております道路パトロールなどで、このような道路の不適切な利用が見られた場合、現場を確認する中で、その都度、事業所の責任者、また、従業員に対して、速やかに撤去するよう、改善を求めているところでございます。  また、周辺環境の面から、本町の環境部局や消防本部、また、宇治警察署とも連携を図りまして、合同で指導に当たっているところでございます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(島 宏樹さん) 樋口環境保全課長          (環境保全課長樋口嘉之さん登壇) ○環境保全課長(樋口嘉之さん) それでは、林議員御質問の安全で安心して生活できる住環境について、お答えいたします。  事業所敷地内の資材が周辺の田畑に飛散する苦情が寄せられた場合、その内容に応じて、関連課と警察にも協力を得て、合同パトロールを行うなど、発生原因者に対し、資材の適正保管や飛散防止の対策を講じるよう改善要請を行っております。  なお、改善に時間を要する案件につきましては、定期的に関連課と情報共有の場を設け、実情把握に努めるとともに、効果的な行政対応を検討し、粘り強く改善要請を行っております。また、騒音や振動、悪臭の苦情が寄せられた場合におきましては、関係法令によりまして、改善指導を行っております。  今後も苦情者及び原因者双方が納得できるよう、苦情解決に努めてまいりたいと思います。  以上、答弁といたします。 ○議長(島 宏樹さん) 林議員。 ○3番(林 吉一さん) それでは、2回目の質問をさせていただきます。  ただいま指導状況について、道路、環境部局、また宇治警察署等が適宜指導に入られているとの答弁がありましたが、指導に入られた直後は、少し改善されているようですが、しばらくするとまた同じ状態に戻って、指導の効果が全くあらわれていません。  これから暖かくなってくる時期でございます。害虫等が多く発生してきます。また、いろんなにおいも発生しております。  住民の皆様が安心して暮らせるまちづくり、「住みよいまち久御山」をつくるために行政として、改善に向けた指導の強化が必要と考えますが、これからどのような対応をしていくのかをお聞きしたいと思います。2回目の質問を終わります。 ○議長(島 宏樹さん) 信貴町長          (町長信貴康孝さん自席答弁) ○町長(信貴康孝さん) 初めに、林議員におかれましては、質問冒頭に私に対しまして、過分な評価をいただきまして、まことにありがとうございます。  昨日、この8月の町長選に出馬の意思表示をさせていただいたわけでございますけども、そちらにおきましても、エールをいただきましたこと、力強いエールをいただきましたこと、本当に重ねて感謝申し上げる次第でございます。ありがとうございます。  それでは、林議員2回目の質問にお答えをさせていただきます。  この道路の不適切な利用等に対しての指導の強化など、今後の対応についてでございます。  道路は、住民の皆様の貴重な財産でございます。誰もが安全で安心して、また、快適に利用いただけるように、行政といたしましても、道路改良を行うとともに維持管理に努めているところであります。  しかしながら、林議員御指摘のとおり、道路が不適切に利用されている事象があり、また、それに伴う周辺への環境悪化などが懸念されます。  このような事象に対しましては、本町の道路や環境などの関係部局、宇治警察署において指導を行ってきたところです。  今後も引き続き、宇治警察署や京都府などとも連携を深めるとともに、情報の共有に努め、また、自治会などの御協力もいただきながら、指導の強化を図ってまいりたいと考えております。  加えまして、法律の専門家などから意見を聞くなどし、改善に向けての適切な指導を進めてまいりたいと存じます。  以上、答弁とさせていただきます。          (林 吉一さん議席へ) ○議長(島 宏樹さん) 11番、中井孝紀さん。          (中井孝紀さん登壇) ○11番(中井孝紀さん) 11番、清風会の中井孝紀です。通告に従いまして、第5次総合計画についての一般質問を一問一答方式でさせていただきます。よろしくお願いをいたします。  今期定例会に提案されています久御山町第5次総合計画は、今後10年間における行政運営の重要な羅針盤として計画されました。  その中で示されている基本構想につきましては、まちの将来像、目標年次、まちづくりの目標、土地利用構想、人口フレーム・昼間人口フレーム、施策の大綱、重点プロジェクトから構成されています。  また、基本計画(案)におきましては、基本構想に掲げる9つからなる施策の大綱を具体的に進めるために、行政部門ごとに課題・基本方針・基本計画・目指す目標が体系的に定められていました。  この計画が策定されるまでには、町長が各種団体との懇談会や、庁舎内での策定調査委員会・策定ワーキンググループ、パブリックコメント、総合計画審議会による協議などを重ねてこられました。  そして、この計画を最終的にまとめられたわけですが、当然、町長が描いていた将来像の計画と違う部分もあるのかもしれませんので、まずは第5次総合計画についての感想をお聞かせください。  以上で、最初の質問を終わります。 ○議長(島 宏樹さん) 信貴町長          (町長信貴康孝さん登壇) ○町長(信貴康孝さん) それでは、中井議員御質問の第5次総合計画について、お答えいたします。  私の選挙公約で掲げましたまちづくりの基本理念は「みんなで築こう 次代に誇れる わがまち『くみやま』」であります。この理念のもと、第5次総合計画では、まちの将来像を「つながる心 みなぎる活力 京都南に『きらめく』まち ~夢いっぱい コンパクトタウン くみやま~」と掲げ、これを実現するため、各施策を盛り込んだところでございます。  自治体を取り巻く状況は、今後厳しくなることが予想される中、夢を描くためにも、より堅実で実効性のある計画としていく必要がございました。  このため、今回の総合計画策定に当たりましては、まず、庁内組織として、課長級を中心としたワーキンググループ会議において、本町の諸課題や将来の方向性等を整理する中で、副町長を本部長とする総合計画策定本部会議において、策定を進めてきたところです。  この間、町長として、事務局から報告を受ける中で、常に策定状況を把握するとともに、まちの将来像を初め、土地利用構想や人口フレーム等の基本構想につきましては、私の考えも含めて、行政内部における合意形成を図って進めてきたところです。  その一方で、総合計画は、全ての行政分野にまたがることから、町政の全体的な施策を網羅させることが大変重要であります。  そのためにも、より多くの住民の皆様の意見をお聞きすることが重要であることから、まずは、住民アンケート調査を初め、働く人や中高生を対象としたアンケート調査を実施する中で、基本ベースとなる住民の皆様などからの意見を整理するとともに、その他、まちづくりプラン会議におけるアイデア募集などにも努めてきたところです。  また、自治会を初め、各種関係団体等と懇談会やパブリックコメントを実施する中で、幅広い意見をお聞きし、できる限り計画への反映に努めてまいりました。  その上で、計画原案の策定に当たっては、久御山町の今後10年間の最上位計画として、真に本町が目指していくべき行政運営における羅針盤とするため、職員とともに内容をまとめてまいったものでございます。  加えて、計画原案につきましては、御承知のとおり、議会全員協議会で説明をさせていただき、総合計画審議会に諮問をさせていただく中で、内容の確認と合わせ、必要に応じて修正案の提言を受けるなど、さまざまな皆さんにかかわりを持っていただく中で、計画の策定に至ったものであると考えております。  そのことからも、議員御質問の私の思いと評価等につきましては、策定経過も含めまして、まさに私の理念であります「みんなで築こう 次代に誇れる わがまち『くみやま』」の思いのとおり、策定にかかわっていただいた多くの皆さんの思いが盛り込まれた現時点でのベストな計画であると認識するところでございます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(島 宏樹さん) 中井議員。 ○11番(中井孝紀さん) 今、答弁をいただきまして、現実的でベストな実効性のある計画にまとめたということで、御説明をいただきました。  まずお聞きしたいところなんですが、特にこの計画の中で、町長として、特に思いを持ってまとめたというような部分は何かございますでしょうか。 ○議長(島 宏樹さん) 信貴町長          (町長信貴康孝さん自席答弁) ○町長(信貴康孝さん) やはり、土地利用構想につきましては、この町税収入の確保を含めまして、また、人口の定住の職住近接、そういったことも含めましての土地利用構想をやる。そういったところが、やっぱり・・・・・・におきましても、重要であるという認識でございます。 ○議長(島 宏樹さん) 中井議員。 ○11番(中井孝紀さん) 今の土地利用構想について、また順番に聞かさせていただきたいと思います。そういった思いがあるのだろうなというのを感じているところではございました。  まず、人口フレームについて、お伺いをしていきたいというふうに思いますが、この数字にも出ておりますが、何もしなければ、平成37年には1万4000人を切るという予想がなされているところです。そうしたことから、先ほども言われましたように、現実的で実効性のある計画ということで、1万6000人という形に定められています。約10年間で2000人増ということを目指されているわけです。これが、現実的に実効性があるという数字なのでしょうか。その1万6000人に定めれられた理由、根拠などについて、お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(島 宏樹さん) 信貴町長          (町長信貴康孝さん自席答弁) ○町長(信貴康孝さん) この人口フレームの設定、2000人増ということでございますけども、やはり定住人口の増加ということは、定住していただくということでございます。この定住ということでは、やはり、住街区促進ゾーンを設けさせていただいているわけでございますけども、この住街区促進ゾーンにつきましては、もともと第4次の総合計画で位置づけまして、整備に向けた調査等を行ってまいったところであります。  しかしながら、このリーマンショックの影響などもございまして、地権者の意見がまとまらず、また少子化の流れの中で、そのニーズを再検討し、産業立地促進ゾーンと再編する中で、設定した、これは産業立地は違いますね、住街区促進ゾーンの部分を残して、産業立地促進ゾーンを含めて、住街区促進ゾーンとさせていただいたところであります。  この住街区促進ゾーンにつきまして、2000人増というところを目指してまいりたいというふうに思っているものです。 ○議長(島 宏樹さん) 中井議員。 ○11番(中井孝紀さん) 今、住街区促進ゾーンの部分で、2000人増を目指していくんだということを言われたところです。  今現在、この前、表を見せていただきましたですけども、その部分については、久御山高校があり、総合体育館があり、プールがあり、そのほかの部分のところで、住宅をつくって推進をしていこう、そして2000人をふやそうということを言われているのかというふうに思うんですけども、この部分なんですけども、果たして、その10年後に2000人、本当に先ほど言われました現実的で実効性のあるという形で進められるというふうに当然思って、計画はされたんだというように思うところです。  見ておりますと、今現在、農業をされておられますし、ハウスもあるところです。そして、そういったこのところに、果たして、以前から言われている若い世代の方が、望んで、この地域が進むのか、私は不動産の専門ではありませんので、信貴町長は詳しい部分もあるのかもしれませんけども、これは、計画は実現性が非常に高いという計画だというふうに考えられたわけですか。 ○議長(島 宏樹さん) 信貴町長          (町長信貴康孝さん自席答弁) ○町長(信貴康孝さん) なかなかやっぱり、人口減少社会の中で、ディベロッパー、開発業者にとりましたら、駅前とかそういったところが土地が動くということだと思うんですけども、そういった意味では、たやすくできるという認識はございません。  しかしながら、こういった本町の職住近接というようなポップを描く中で、工業団地の産業立地も含めまして、需要は大変にアンケート結果からもあるのではないかというところは感じているところであります。  それに基づいて、今後、ディベロッパー等がどういう形で魅力的な若い方に来ていただけるようなまちづくりができるかというところにかかっているのかなというふうに思います。
    ○議長(島 宏樹さん) 中井議員。 ○11番(中井孝紀さん) 私、総合計画の中で、どれだけ人口について、危機感を持っているのかというのが、非常に重要なことだというふうに思っております。  この計画の中にも、説明にもありましたように、久御山町は、大変、今後、行政運営が支障が出るほどに人口の減少が進む、高齢化が進む、行政運営に支障を来すんだ。だから、消滅可能性の都市だというふうにも言われるぐらい危機感を持っております。  人口を本当にふやしていくんだ、本当に必要なんだということを、どれだけ全面的に出して取り組んでいるのかということが、私は大変重要だというふうに思っております。  この数字の中にもありましたように、若い世代の方の転出が多い。そして、若い方々に、この久御山町を選んでいただけてない。その要素は、いろいろあると思うんです。買えるような適当な住宅地がないというのもあるのかもしれませんが、本当に、この久御山町で育てられる環境なのか、学力が地域はどうなんだろうか、周辺環境はどうなんだろうか、一生の家を買うときに、本当に真剣になって、多くの皆さんが考えられます。そして、今住んでおられる私たちの子供たちでも、この久御山町に住み続けて子育てをしようかと、家を買おうか、そういうことを真剣に考えながら進めていくわけなんです。  だから、それを進める上で、本当に選んでいただけるようなまちなのか、そのための施策がしっかりと進められるのかということが、総合的に考えて、人口がふえたり減ったりしていくというふうに思っています。  この久御山町、私は唯一と言っていいほど、待機児童ゼロというのは誇れることだというように思ってます。ただそのときに、ここに来て、子育てをしているけれども、実際、これから、家を買って、長期的に住もう、子育てをしていこうというときに、選ぶ町ではない、だから出ていかれている。そういった状況があると思うんです。しっかりと需要に応じた住宅を提案していくことも重要ですけども、そのほかの施策もしっかりと取り組んでいくことも重要だというふうに思っているんです。  今言われている、人口を本当に減らさないんだ、今の子供たちにも、ここを久御山町を選んでもらうんだ、よその地域の人からも、この久御山町に住んで子育てをしてもらうんだというような、本当に思いがあるのかというのをもう一度お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(島 宏樹さん) 信貴町長          (町長信貴康孝さん自席答弁) ○町長(信貴康孝さん) 中井議員がおっしゃいますように、やはり総合的な施策でもって、人口の定住といいますか、入りを図っていくというところかと思います。この総合計画、そしてまた基本計画のほうで、総合的に、その部分を勘案しての計画であろうかと思っております。 ○議長(島 宏樹さん) 中井議員。 ○11番(中井孝紀さん) 私、一つ、この昼間人口をふやしていくんだということを町長が掲げられて、当初素案では2万6000人でしたが、この原案では2万8000人とふえている。以前の私の質問のときに、町長は、先ほども言われましたように、土地を有効活用していって、財源を確保することが大変重要なんだと、鶏が先か卵が先か、中井議員もわかるでしょうということも言っておられました。私は土地の有効利用については、決して否定もしておりませんし、有効に利用すべきところは有効に利用すべきだというふうに思っているところです。  ただ、この昼間人口をふやしていく、土地の有効利用をしていく、この考えと、本当の人口を減らさずに、久御山町に人による活力をこれからも維持していく、その辺の整合性はどのようにお考えだったんでしょうか。 ○議長(島 宏樹さん) 信貴町長          (町長信貴康孝さん自席答弁) ○町長(信貴康孝さん) この人口フレームとのバランスということかと思うんですが、やはり産業の立地の部分においての移動が入ってくるということにおいて、町内で働く人がふえるということは、町内定住と、また町内への転入にもつながるということだと思いますので、この相互に左右するものであるというふうに考えております。 ○議長(島 宏樹さん) 中井議員。 ○11番(中井孝紀さん) 先ほども言いましたように、人口をふやしていく。そのためにどういうふうなことをしていくのかという中で、この新しく設定されています佐古からの北畑の部分です。産業立地促進ゾーン、今回はこういうふうな形で定められました。  そして、この前も言いましたが、南側の部分に住宅地を持ってくるというような形で定められました。私、以前のアンケートの中で、住民の皆さんの地権者の声が、賃貸が多いので、それを現実的にするんだ。そういった声があるのでするんだ。  また、リーマンショックなどの影響で、この辺の状況が、経済的にもそのような状況じゃないので、以前の第4次総計では、住宅開発の計画だったけど、それは取りやめたんだ。いわゆるしなかった理由を、いろいろ掲げていくのは、一番簡単なことであって、民間のときでも、私も民間経験ありますけども、言いわけをするのは、非常に簡単なんです。こんなことがあったから、こんなことがあったから、こんなことがあったからできませんでした。でも、一番目的は何なんですかと言うと、今、久御山町が抱えているのは、人口が減ることによって、活力がなくなっていき、そして、今後、久御山町がどうなっていくのかということが、大変重要になってくるわけなんです。  人口をふやすための最優先に取り組んでいく。できることをしていくということが、大変重要かというように思っているんです。  いろいろなところの視察も行かさせていただいているんですが、若い人が望む場所、家、いろいろなことがあると思います。私以上に町長詳しい部分があるのかもしれません。私以前、視察に行かさせていただいたところでは、エコタウンという形で、全てに太陽パネルがあったり、そして、警備がしっかりとされていたりとか、その中で、いろんな形のことで生活ができるというようなまちを、このようなまちを町としてやっていくんだと言って、進められているところもあります。  私、もう一度、その人口というものに対する危機感であるとか、本当に、先ほど言いました住街区でできるのかということを、本当に、どのような形で捉えられているのか。10年後と言えば、言われましたように、計画していって、あっという間にきますので、いろいろと後で、いや、実はこうこうでということはなく、しっかり今踏ん張る時期だというふうに思いますけど、人口についての思いをもう一度お聞かせください。 ○議長(島 宏樹さん) 信貴町長          (町長信貴康孝さん自席答弁) ○町長(信貴康孝さん) この総合計画が、平成28年度からですので、この人口フレーム達成のために、やっぱり全力を傾注していくということに尽きるかと思います。 ○議長(島 宏樹さん) 中井議員。 ○11番(中井孝紀さん) 先ほど、このままでは1万4000人になると。そして、2000人をふやすために、2000人をふやす施策をしていく。その全てを、先ほど住街区促進ゾーンのような形で言われましたけども、これができなければ完璧にできないという形になってしまいます。  いろんなことを進めていく上で、ここが10年後に開発が進み、計画があるように、400世帯以上の世帯が住まれ、2000人がふえる。これは、非常に現実的なんでしょうか。 ○議長(島 宏樹さん) 信貴町長          (町長信貴康孝さん自席答弁) ○町長(信貴康孝さん) この住街区ゾーンはメーンとなるような地域であるということでありまして、やはり、空き家の部分であるとか、そういったところに転入していただくというところも、非常に重要かと思います。全てをカウントしてのフレームであります。 ○議長(島 宏樹さん) 中井議員。 ○11番(中井孝紀さん) 基本的に1万6000人を目指すというならば、1万6000人を目指した目標にするのではなく、一定、例えばですけど、1万7000人などを目指していって、いろんな状況の中で1万6000人になっていくとか、そういった形が、私は目標というものではないのかなというように思うんですけども、私は、こういった形で、もう少し目標をしっかり持って、この数字にもありますように、久御山町は工業地域を府内でも唯一、多くの用途地域に広げて、町政運営をしてきました。そのおかげで税収が入ってきました。多くの住宅地の施策をせずに、今日まできました。その関係で、今、人口が減っていく、急激な高齢化が進んでいく。消滅可能性自治体とも言われる、というような状況に陥っている。これをしっかり改善することが、私は大変重要だというふうに思っております。私は、この点について、この人口フレームというのは、設定がどうだったのかなというのを、今、思っているところです。  次、土地利用の構想について、お伺いをしたいというふうに思います。  まず、北側から順番に行きたいというふうに思いますが、久御山ジャンクションの北側、産業活用促進エリアに定められています。  以前から、私も一般質問でお伺いをしているところなんですけども、この地域は、今、市街化調整区域の中で、地権者の皆さんの思いもあって、この地域を開発をしていこう。場所でいいますと、東一口の東島・モタレ地区になるのかと思いますが、この地域を開発していこうという地権者の思いがあります。  そうした中で、町も積極的に進めていこうという思いであるというふうに聞いているところです。  物流総合効率化法という市街化調整区域の中でも開発ができる手法なども検討されているという思いでしたが、今現在、この総合計画と連動する形のものになりますが、町としてのこの思いをお聞かせください。 ○議長(島 宏樹さん) 信貴町長          (町長信貴康孝さん自席答弁) ○町長(信貴康孝さん) 中井議員御指摘の産業活用促進エリアでございますけども、今おっしゃいましたように、物流総合効率化法の関連の企業等のお話もあると伺っております。  しかしながら、地権者のほうに、企業が今当たられているということで、その地権者の取りまとめ、そこの部分がかねてから、数業者といいますか、私は2つしか知らないんですけども、業者がアクションを起こしておられたというふうに聞いております。 ○議長(島 宏樹さん) 中井議員。 ○11番(中井孝紀さん) 私も確認をしておりますと、地権者のうちの1人以外の方がまとまって、このエリアの開発を望んでおられる。町もそれを積極的に支援をしていこうという形で言われているというふうに聞いております。  地権者は、やはり、そのものを活用することによって、町税にもまた貢献をしていただきますし、まちづくりにとっても、大変有効なことだというふうに思っております。  それを町として、どのように一緒になって協力をしていくかというのが、大変重要なことで、地権者の皆さんも、町への期待が大変大きいものがあろうかというように思っております。  以前から、地権者の全員同意が最低の条件であり、それをもとにして、農用地の解除を進めていきたいというようなことを言われていたようですけれども、その1人の人がまだ同意をしておられないという中で、町としては、これからどういった形の手続を踏んでいかれるのでしょうか。 ○議長(島 宏樹さん) 田中副町長          (副町長田中悠紀彦さん自席答弁) ○副町長(田中悠紀彦さん) モタレの件でございます。中井議員も承知をいただいておるかと思いますが、今御説明を申し上げられたような内容が現実でございます。  従前から、町は、地域全体の皆さんの同意があって、農用地の解除等の手続の議論に入るというようなことの説明をさせていただいております。  現実、1名の方がということで、今、全員の同意に至ってないというような現実があるわけでございますが、京都府におきましても、この物効法(物流総合効率化法)によります、このような開発は初めての案件でもあります。  そのようなことから、全員同意があったといたしましても、多くのハードルがあるというようなことは、従前から申しておることでございまして、1名の方が賛同されてない。そのような区域が地域の中であると、農地で残るというような現状の中での事業展開。これが、本当に全体の事業を進めていくのに、ベストではないですけど、ベターなのかというようなところと合わせまして、それらの状況でもって、農地法、農振法(農業振興地域の整備に関する法律)、物効法等、国土交通省、農水省、農政局、この辺との協議でもって、どのように進められるのかというようなところは、その今現実が最終的なものであれば、次の段階での協議はしていくことも必要かなというように思っております。 ○議長(島 宏樹さん) 中井議員。 ○11番(中井孝紀さん) 当然、地権者の皆さんも、前向いて思っておられる方もおられますし、多くの不安を持ってられる方もおられるのが現状かというようにお伺いをしているところです。  町として、本当にどのような形で、一緒になって進めていかれるのか。大変、多くのことを期待されているように聞いておりますので、ぜひ前向いて進むように、地権者の意向が反映されるようにお願いしていきたいというふうに思っております。  それと、順番ですので、きのうも話に出ておりました産業交流エリアに定めておりますクロスピアの周辺のところです。  この問題につきましては、大変、長年多くの皆さん方が、このことについて、意見を言っておられると思います。この開発当初、副町長は、長年この地域にはかかわっていただいておりましたし、私たちも議会入った当初から、いろいろな形で副町長が説明をされていた案件かというふうに思っているところです。  きのうも説明がありましたディベロッパーがとか、イオンがとか、いろいろな思いはあるんでしょうが、久御山町は、この町を産業交流エリアに定め、にぎわいをもってやろうという形で進めた。しかし、にぎわいができなかった。農地から宅地になったので、その分の固定資産税は上がりましたというのは、確かにそれは事実ですけれども、実際にそれが目的であったわけではありませんので、そうならば、巨額のお金を投入して、あそこのところの開発をしなかったわけですから、そういったことではない。だから、実際、このところはどうなんだ。町長自身もしっかりと話し合いを進める中で、ここのにぎわいをもっていきたい。新しい地域は産業だ、いろんなことを言われているんですけれども、残っているところがあるんです。クロスピアもそうです。そして、佐山の日通の横側のところもあいたままですし、いろんな形で、実際にどうなんだと、本当にこのまちづくり全体はどうなんだということがあろうかと思います。きのうも意見が出ておりましたが、ちょっと繰り返しになりますが、この地域というのは、この10年間めどが立つんですか。 ○議長(島 宏樹さん) 信貴町長          (町長信貴康孝さん自席答弁) ○町長(信貴康孝さん) 基本的に、今、イオンの駐車場ということでの使用であります。以前のどなたかの御質問の答弁でも申し上げていましたように、ここの権利は地権者の方、地主さんがおられます。そして、それを借り上げているディベロッパーがいる。また、それを転借している企業がある。そこに、また、転借でイオンが借りている。この、やっぱり賃貸借関係がかなり複雑であるということであります。  それと、やはり10年後に、今おっしゃいましたのが、南大内の開発から10年後になるのか、ちょっと今あれですけども。 ○11番(中井孝紀さん) 計画には10年後。 ○町長(信貴康孝さん) 計画には10年後ということで、ここはやっぱり、本町としての思いは、にぎわいのあるというところには変わりないんですけども、地権者の方が、その建物を建てるのに、地権者の方が建てられるのか、もしくは、借り手が建てるのか、そういったことの地権者もしくは民間の資金というものが、非常に重要になってくるというふうに思います。  そこの部分での採算性が、地権者の方がどう判断されるのかというところかと思います。  そして、それと今のディベロッパーがずっと携わっていくのかどうか、そこも、本当に重要なポイントかなというふうに思っております。  そこに、この行政として、なかなか区画整理組合も解散した今、なかなか入り込んでいくというのは、難しい部分もあるのも事実であります。  しかしながら、きのうも申し上げましたように、地権者、またディベロッパーも理解いただけるような、やはり扉を開けていくような努力は、これからも引き続き、してまいりたいというふうに思っております。 ○議長(島 宏樹さん) 中井議員。 ○11番(中井孝紀さん) 町長は、ディベロッパーやイオンと協議をされたんですか。 ○議長(島 宏樹さん) 田島事業建設部長          (事業建設部長田島 茂さん自席答弁) ○事業建設部長(田島 茂さん) 直接町長のほうも、ディベロッパーとはお会いになっておりますし、事あるごとに、私もディベロッパーのほうには、この土地利用については、十分配慮するようにということも、たまたま、今岡本病院をされている業者でもありますので、お会いする中では、地権者は、先ほど町長も言われましたように、賃料自体は、もう今自分たちがもらえる金額もらわれておりますので、その上にまたディベロッパーであったり、土地の利用者が乗っているような形になっていますので、そこのところを町も一緒になって、整理をする中で、地権者の方に御理解をいただく中で、町が思い描くような土地利用について、今後はもっとより一層町も前面に出る中で、考えていきたいと思っております。 ○議長(島 宏樹さん) 中井議員。 ○11番(中井孝紀さん) 私町長に聞いているんでね、町長が、その方とお会いされて、いろんな町の思いを、トップとして伝えられていると思うんです。それで、向こうもいろんなことを言われていると思うんです。あそこのにぎわいをつくってほしいということは、町長、もし会って言われているんならば、向こうがどのような反応なんですか。そういった形で、何か町に協力を求めることがあるのか、何かいろんな形であるのか。私は、会って訴えていきますって、何度も何度も言われていますので、訴えられたら、何か片づけてると思うんですね。そのような状況が何なんですか。皆さん、町長は話しますと言われてますけど、どうなっているんですかということを思われていると思いますので、話されて、相手がどのような反応を言われているのか、町に何を求められているのかを、ちょっとお答えいただきたい。 ○議長(島 宏樹さん) 信貴町長          (町長信貴康孝さん自席答弁) ○町長(信貴康孝さん) ディベロッパーのほうは、やはり、久御山のまちの駅クロスピア、ここでのにぎわいを行政はしっかりとやっていただきたいというようなことを申されております。 ○議長(島 宏樹さん) 中井議員。 ○11番(中井孝紀さん) そうすれば、きのうの話が出ておりましたように、このところの用途を見直して、マンションが建てられるようにしてほしいとか、そういったことを向こうが言っているわけではないという形なんですか。 ○議長(島 宏樹さん) 信貴町長          (町長信貴康孝さん自席答弁) ○町長(信貴康孝さん) そのディベロッパーが言っていることではございません。 ○議長(島 宏樹さん) 中井議員。 ○11番(中井孝紀さん) やはり、進めていくとなりますと、はっきりと形が見えますので、どういった形でこれから進めていかれるのかあれなんですけども、にぎわいが出るように進めていただきたいというふうに思います。  それと、次、ゆうホール北側の佐古外屋敷、林北畑地区の産業立地促進ゾーンについてですけども、このところを新しく今回、私以前にも質問させていただきましたですけども、こういった形で、以前の住街区促進ゾーンから見直して、していくんだ。それで、総合審議会の中でも具体的に何社ぐらいの形で、こういった形でと、いろいろなバッファゾーンも入れてというような形を言われていたようですけども、少し町長、以前にも私質問したときにも、緩衝材を入れてというような形を言われておりましたが、この市田という既存の住宅地があり、そして、産業立地促進ゾーンの間に、バッファゾーン、このような形について、町長、御存じであろうかとは思うんですけども、どういった形のことを思われているんでしょうか。 ○議長(島 宏樹さん) 信貴町長          (町長信貴康孝さん自席答弁) ○町長(信貴康孝さん) 産業立地ですので、企業等が住宅の住居地域の環境を乱さないような、いわゆる緩衝的な地域がバッファゾーンであるという認識をしております。 ○議長(島 宏樹さん) 中井議員。 ○11番(中井孝紀さん) 私、この新しいところの産業立地促進ゾーンについて、どのように思われるのかというのを、私さまざまな人からいろいろとお聞きをさせていただきました。  土地の地権者の方の思い、市田に住んでいる方の思い、そして、例えば、町全体のことを考えている人の考え方、いろんな人のいろんな考えがあります。  その中で、一番私思っていたのが、この地権者のアンケートをとったときに、売るのではなくて、貸したい、有効利用したいという方が多かったので、この産業立地、財源の問題もあるんですけども、地権者の意向がなければ進みませんので、そういったアンケート結果で、そういう結果があった。そして、そのような形で、この産業を立地していく。  御存じかと思うんですけども、大変大きな企業であったりとか、一定規模の企業というのは、賃貸ではなくて買われるというパターンが大変多い中で、賃貸にすると、一般論として、小さいものが多いというような状況もあるんですけども。この産業立地促進ゾーンの中に来ていただきたいというか、町が描く産業というのは、どういったものをイメージしておられるんでしょうか。  ただ民間に任すというのも一つの考えかと思うんですけど、何か思いを持って、このゾーンを設定されているんでしょうか。 ○議長(島 宏樹さん) 信貴町長          (町長信貴康孝さん自席答弁)
    ○町長(信貴康孝さん) 企業が出てきていただくに当たりましては、売買もございますし、賃貸ということもございます。これは、大手でも賃貸というところもありますし、一概に、売買のみということではないかというふうに思っております。  賃貸ということもありますし、そういう意味では、地権者の意向に沿った土地利用もできるかというふうには、私は思っておりますけども。 ○議長(島 宏樹さん) 中井議員。 ○11番(中井孝紀さん) 地権者の意向に沿ったどんな企業でもいいというのではなくて、私は、産業立地促進ゾーンを定めたら、こういった企業に来ていただきたいとか、こういったイメージを持って進めているというのはないんでしょうかということです。 ○議長(島 宏樹さん) 信貴町長          (町長信貴康孝さん自席答弁) ○町長(信貴康孝さん) やはり、環境を害さない企業というふうには、これはもう基本条件かというふうに思っております。 ○議長(島 宏樹さん) 中井議員。 ○11番(中井孝紀さん) 環境と言いますと、今現在、私らがイメージするのは、においを出したりとか、大きな騒音もそうなのかもしれないですけども、そういった企業が、町内でも一部ありますけれども、当然そういったことを規制するのはあれなんですけども、そういったことのレベルではなくて、私は、この産業立地促進ゾーンというのは、こういった形の企業とか、こういった形でいろいろと制約する中で、久御山町のまちとして、こういったものをいうのは、何か描くものは、まだこれから具体的はこれからですというのは、あるのかもしれないんですけども、町長として、何かこのようなところに、あえて変えられるわけですので、唯一と言っていいほど、今回の土地利用の中で、大きく変わってますので、何か思いはなかったんでしょうか。 ○議長(島 宏樹さん) 信貴町長          (町長信貴康孝さん自席答弁) ○町長(信貴康孝さん) 基本的に、町内企業さんが拡大されるときに、そういった話も、いろいろお聞きする中で、そういったところの対象地にもなり得ますし、その用途というところに関しましては、これから都市計画マスタープラン、そういった中で、詳細等も決めてまいりたいというふうに思います。 ○議長(島 宏樹さん) 中井議員。 ○11番(中井孝紀さん) この地域、久御山町にとっても大変重要な地域ですし、特に市田に住まわれている方にとりましては、大変重要な事象だというふうに思っています。  ですから、これ進められる上でも、本当に住民の皆さんにしっかりと説明をして、地権者の方もしっかりと協議をする中で進めていかないと、進めた後、どうにもなりませんので、しっかりと問題が起こらないように、私はこれを考えていただきたいというように思います。  それと、この1号線より以西ですね、西側、この地域は、全く10年後も同じ形という形になりますが、この点については、どういったことなんでしょうか。 ○議長(島 宏樹さん) 信貴町長          (町長信貴康孝さん自席答弁) ○町長(信貴康孝さん) 1号線の西側でございますけど、現在、御存じのとおり、農業・集落ゾーンかというところであります。  こちらの地域におきましては、農業投資も入っているということ、また、集落自体がそれぞれ飛び地であったりということで、今後もこの市街化編入という意味合いからはなかなか難しいのかなというふうに思っております。  この1号線の西以西についての位置づけというのは、やはり従前たる農業・集落ゾーンであるというふうに考えております。 ○議長(島 宏樹さん) 中井議員。 ○11番(中井孝紀さん) その考えだというふうに、私も認識をしているところですけども、この地域は住宅もふやさないのか、この地域は、一定1号線付近については、見直していかないのか、いろんな方法があると思うんです。何も全てが農業で守っていかなければならない、集約していくものもあろう、守るべき農地もあろうと思いますけども、私は見直していくべき部分も多分にあるというふうに思っております。  それで、時間もあれですので、ちょっと基本計画のほうについて、お聞きしたいと思います。  まず、公共交通のところですが、この基本計画の中に、鉄軌道(LRT)などの要望活動、研究というふうにありますが、私、1年前の平成27年3月の一般質問で、こういった鉄軌道(LRT)などについて考えたらどうなのか、現実の可能性を模索しながら手法を含めて研究したいというふうに答弁をされていましたが、この1年間の間に、何か取り組まれたことがあったんでしょうか。 ○議長(島 宏樹さん) 信貴町長          (町長信貴康孝さん自席答弁) ○町長(信貴康孝さん) LRTにつきましては、総合計画審議会での御意見で、やはり言うべきであるというような御意見で報告していただいたというところであります。  鉄軌道の導入につきまして、なかなかやはりハードルといいますか、一朝一夕にはならないということでございますので、これはまた、この10年間で全てが終わるということでは決してないと思いますので、本町の悲願として、やはり入れているところでございます。 ○議長(島 宏樹さん) 中井議員。 ○11番(中井孝紀さん) いえ、私は1年前に、一般質問の中で、町長が、実現の可能性を模索しながらと言いながら、手法を含めて研究をしたいと言われていましたので、1年が今たっていますので、何か研究はされたんでしょうかということですけど、今の答弁では、審議会から出てきただけであるということになるんでしょうか。何か1年の間に研究はされたんですか。 ○議長(島 宏樹さん) 信貴町長          (町長信貴康孝さん自席答弁) ○町長(信貴康孝さん) 研究といいますか、LRTは、中井議員も行かれた富山ですか、こちらは1つの施工事例というような形であるということは、聞いておりますし、ここでは、レールがそのまま旧レールを使えたというようなことも聞いております。  そういったところは、いろいろとあれなんですけども、基本的に、この第5次総合計画の策定中でございますので、そういった御意見もいただきながらという思いはあるところでございます。 ○議長(島 宏樹さん) 中井議員。 ○11番(中井孝紀さん) それで、公共交通というのが、基本計画の中で定められているんですけども、まず、目指す目標としているところに、このデマンド乗合タクシーの利用者登録数が平成32年には2000人、平成37年には3000人という形になっているんですが、この目的というのからしますと、普通は、利用していただく数をこの人数にしていきたい。当然、そのような数になってくると思うんですけども、登録をしても、乗らなければ何の意味もありませんので、この利用者数という目標にしなかったのは、何か思いがあるんでしょうか。 ○議長(島 宏樹さん) 信貴町長          (町長信貴康孝さん自席答弁) ○町長(信貴康孝さん) このデマンドタクシーにつきましては、やはり予約制ということでもございますし、登録をしないと乗っていただけないというものでございます。利用を少しでもふやすためには、まずは登録というところで、登録者数がふえれば、その方々が1つの乗る、いわゆる選択肢が得ていただけるというところで、その登録数をまずはふやしていくということの観点でございます。 ○議長(島 宏樹さん) 中井議員。 ○11番(中井孝紀さん) ですから、これ目指す目標なんですね。この公共交通として、デマンド乗合タクシーを導入したのはなぜなんですかというのは、乗っていただくためなんですね。登録をふやすだけではありませんので、登録をして乗っていただく。登録をしたけども、乗ったけども、もう使わないということがないように、いろんなことを聞いて、いや、こういうふうに完全していこうか。もっと乗ってもらおうかというようにするのが普通で、目標と定めるなら、利用者数だというふうに、私は思ったということです。  次、河川・治水について、お伺いしたいと思います。  この目指す目標のところにつきましては、久御山排水機場のポンプ設置数という形で定めておりまして、現在は3基、平成32年度3基、平成37年度に4基となっています。この問題につきましては、一般質問でも何度もお話をさせていただいておりましたし、町長自身も最重要課題として、国や府への要望を行っているんだということを何度も言われていたところです。  最重要課題で要望すれば、私は、もっと早く目標設定をして、実現をすべきことであるというふうに思っているんですけど、なぜ、5年後はそのままで、10年後にやっと達成をする目標になるのか、その辺については、もう一度お聞かせください。 ○議長(島 宏樹さん) 信貴町長          (町長信貴康孝さん自席答弁) ○町長(信貴康孝さん) この要望は、かねてから継続をして進めているところですけども、現在は、御存じのとおり、古川改修、新しく直近の暫定改修ということが行われております。久御山町域では、完了いたしましたけれども、城陽地域で改修が今も進められていることかと思います。  この暫定の改修では、計画の流量が190トンということで、最終改修時には275トンが計画ということであります。宇治川へのこの排水の容量も現在の90トンから、最終で120トンに計画されているということでございます。  しかしながら、昨今の集中豪雨や異常気象というところもございます。そういったことから、やはり一日も早いポンプの増設を要望しているというところであります。 ○議長(島 宏樹さん) 中井議員。 ○11番(中井孝紀さん) 要望をしているというのは、10年後には4台にしてくださいという要望なんですか。早急にと言われているんですよね。早急にと書いてましたですよね。紙に。早急に4台に向けて要望をお願いしますと。今日の集中豪雨などの状況によって、非常に久御山町は危険なのでというふうに書かれていたと思うんです。整合性が要ると思うんですよ。向こうが見られたときに、いやあなたたちの目標は10年後でしょうと、今言われたように、古川の全面改修が終わった後でいいんでしょうという形ではないんですよね、今。  私、この前のときでも、大変急激に水位が上がって、久御山排水機場の水位が、本当に高くなる、あっという間に上がるんだなというのを実感しているところなんですけども、要望をしていることと、この基本計画という目標ですので、この辺は整合しないんじゃないんでしょうか。 ○議長(島 宏樹さん) 信貴町長          (町長信貴康孝さん自席答弁) ○町長(信貴康孝さん) この中間年度の目標といいますのは、前倒しに達成することは好ましいことであるというふうに思っておりますし、かねてからも、この要望どおり、強く要望していきたいと思っております。  この設置につきましては、本当に国交省に直接私も行って、また淀川河川事務所に行って、要望をしておりますし、この宇治川・桂川改修促進期成同盟の昨年途中から、私会長職にもつかせていただいております。それまでは副会長でございましたし、東京要望にもずっと続いて行っております。その中で、やはり国交省等もおっしゃいますのが、全体的な日本全国の中での河川の防災予算が、やはり1つ独自・・・をしてない。限られた予算の中で、昨今のこの全国的ないろんな鬼怒川の事件もありましたけど、そういったところのやはり事象が起こってしまったところに、そういう予算がいってしまうというところで、なかなか予防のところに予算が、総合的に見て、なかなか回らないのも実情であると。この予算獲得に向けて、行政もほかのほうにも議員さんにも要望してほしいしということもおっしゃっているところであります。 ○議長(島 宏樹さん) 中井議員。 ○11番(中井孝紀さん) 何度も繰り返しですけども、平成37年4基になったらいいというんじゃなくて、それも前倒しで早くできたら当然いいんですけども、目標とするところに定めたらどうなんですかと、私は思うだけで、これはそうすべきだというふうに指摘をしておきます。  それと、この治水対策の目標の中で、何度も言っておりますが、この古川だけのこの目標が4台になれば、内水の排除は全て完了するわけではありませんので、目指す目標としては、ポンプもあるでしょうが、当然、町内内水の排除の問題もあるでしょうし、なぜこれだけをあえて目標に掲げているのか、これだけ達成すると終わるかのような印象も受けるんですけども。  私、きのうの調整池の話もありましたように、この古川に流れている町内の流量というのをお聞きしたんですけども、確認させていただくと、42ヘクタール分だ。町内全域は1386ヘクタールのうち42ヘクタールが古川に流れている。町内の全体の言われた3%という形の量なんですね。  だから、多くの水は、ここの治水対策をしたからといって、内水排除が進むということではないというのは、何度も言っておりますので、御存じのことかと思うんです。その辺の目標の設定をしないというのは、どうなんでしょうか。例えば、調整池をこれだけしていこうとか、例えば、内水の改修をこことここは改修するとか、やはりそういうような具体的な目標を定める議論にはならなかったんですか。 ○議長(島 宏樹さん) 信貴町長          (町長信貴康孝さん自席答弁) ○町長(信貴康孝さん) 今、先般から申し上げていますように、京都府、そしてまた国の専門の方も入れた広域的な治水のあり方ということの議論を、昨年末から始めさせていただいたところでありますので、広域的に、上流のほうもどういうようなことで、御協力をいただいて、そしてまた、私どものこの流末にはどういったことが一番最適なのかというところを、これから議論していくところであります。 ○議長(島 宏樹さん) 中井議員。 ○11番(中井孝紀さん) 私は、この総合計画、基本構想もそうなんですけど、やはりこれから、住民の皆さんが目にされたときに、どのように感じられるのか、どういうふうなことを意識されるのかという、大変重要な基本計画だというふうに思っておりますので、私は、抜けてる部分があるのではないかなというふうに思っております。  それでちょっと戻る部分もあるんですが、先ほどの人口のところで、以前町長は、私この人口を減らさないために、URはどのようにしていくんですかというような形で、URは大変人口も多く、世帯入っておられるので、今後のあり方を問うていきたいというような形を言われていたんですが、これ平成26年6月のときです。URについては、何か話が進んでおりますか。 ○議長(島 宏樹さん) 信貴町長          (町長信貴康孝さん自席答弁) ○町長(信貴康孝さん) URのほうでございますけども、建物の耐久も含めて、30年はそのままの形でおられるということは、伺っております。 ○議長(島 宏樹さん) 中井議員。 ○11番(中井孝紀さん) 30年はなんですけどもね、30年後の話ではなくて、今から、建てかえであったりとか、いろんなことはどうなんだとか、久御山町としてはどうなんだというようなことを、以前のときには、大変大きな世帯の重要な人口の部分になりますので、URとそのことを協議したいというふうに、あり方を問うていきたいというように言われていましたので、この部分は、構想については、まだ話はそういったことについては、及んでいないということでよろしいですか。 ○議長(島 宏樹さん) 信貴町長          (町長信貴康孝さん自席答弁) ○町長(信貴康孝さん) 先ほど申し上げましたように、建物自体は、まだまだ30年持つということであります。そして、URの方に、私申しましたのは、やはり自治会の加入がなかなか率が低いというところ、そこをやはり住宅の供給の方々としての使命感も感じていただいて、何か考えていただけないかというところは、URの方にはお伝えをしたところでございます。 ○議長(島 宏樹さん) 中井議員。 ○11番(中井孝紀さん) それと今回、観光の部分も入りまして、私以前には、観光や防災、まちづくりなど、この近隣市の京都市との連携は欠くことができないのではないか、門川京都市長とはお会いになってしっかり話をすべきではないかというふうに、平成26年12月の一般質問で言わさせていただいたんですが、その後、門川市長とはお会いになって話し合いはされているのでしょうか。 ○議長(島 宏樹さん) 信貴町長          (町長信貴康孝さん自席答弁) ○町長(信貴康孝さん) 門川市長と正式にお会いをして話はしておりません。京都市とはいろいろと淀大橋以西の教育の部分であったり、消防のことでもそうですけども、いろんな部分で、勉強させていただいた部分もございますので、今後、その観光ということ、今回私どもも初めて観光という部分ですけども、本町の観光は、まずは住民の方に魅力を知っていただくことから始めていくということで、それがどういう形で京都市とできるのか。これから、話す機会があれば、話したいというふうに思っております。  そしてまた、観光の部分ですけども、やはり京都府のほうは、まずは来年平成29年のお茶の京都ということでの、くくりをされている部分がありますので、そういったくくりの観点もやはり・・・しようかなというふうに思っているところであります。 ○議長(島 宏樹さん) 中井議員。 ○11番(中井孝紀さん) 私は、難しいことではなくて、お隣の京都市は、大変大きな、世界でも有名な観光都市であって、いろいろな宿泊の問題であったりとか、駐車場の問題であったりとか、多くの課題を抱えておられますし、先ほど言いました防災やまちづくりのことについて、久御山町も多くの課題を抱えておりますので、トップがお会いをして、いろんなお話をするということは、何も問題があることではないと思っておりますので、私はもう1年以上前にもそういった指摘をしてきたので、そういったことをやはり、近隣の方と連携をとっていく。広域的に連携をとっていくというのを深めていただきたいというふうに思います。  それと、時間も最後ですので、以前から言っております高速のおり口がないので、スマートインターなどの要望をしてはどうかという形で、議会でも議決をしておりましたし、この活動を町もすべきだというふうに言っておりましたが、以前は、この要望はしておりませんということを言っておられました。最後になりますが、このスマートインター、サービスエリアなども含めて、要望はしているんでしょうか。 ○議長(島 宏樹さん) 信貴町長          (町長信貴康孝さん自席答弁) ○町長(信貴康孝さん) 今のスマートインター等についてのおり口、登り口ですか、その部分につきましては、商工会のほうからも要望書で昨年末いただいたというところでございますし、年始にも国道事務所長とお会いする中で、そういう要望もあるということで、議会の先般のいわゆる議決ですね、決議含めて、そういう声が上がっているというところは、伝えておりますし、また、可能かどうかというところも、今いろいろと年始には、所長とはお話をさせていただきました。全てがだめということではなく、国道事務所長が変わられましたけども、以前の所長の場合には、粘り強く要望してくださいということだったんですけども、今回のときには、全ての否定論ではなかったかというふうには思っております。  ただ、いろいろなインターに近い部分と移設のインターの距離とか、いろんな条件があるということで、簡単ではないということはおっしゃっております。 ○議長(島 宏樹さん) 中井議員。 ○11番(中井孝紀さん) 口頭ではなくて、文書で出すべきだというふうに思っているんですけども、文書で要望書を町として出されたらいかがなんですかということで、出しておられないと思いますので、文書で出されたらいかがですかということを最後にお尋ねして、質問を終わりたいと思います。 ○議長(島 宏樹さん) 信貴町長          (町長信貴康孝さん自席答弁) ○町長(信貴康孝さん) 文書での検討はさせていただきたいというふうに思います。実現の可能性が、まずはやっぱり見えていないと、インターからこういう近くでは、もう全く無理なんだということであれば、なかなかならんことを文章でということにもなりますので、その辺は慎重に確かめながら、文章で出させていただけるならば、検討していきたいというふうに思っております。  以上です。          (中井孝紀さん議席へ) ○議長(島 宏樹さん) これより昼食休憩に入ります。午後1時から再開いたします。               午前11時51分 休憩              ――――――――――――――               午後 1時00分 再開
    ○議長(島 宏樹さん) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。  5番、松尾 憲さん。          (松尾 憲さん登壇) ○5番(松尾 憲さん) 5番、松尾 憲です。  私は、さきに提案されております第5次総合計画、並びに先日示された町長の施政方針、及び平成28年度の予算案、この点につきまして、町長の政治姿勢について、本日は御質問させていただきます。  皆さん御案内のとおり、我が国は先進国の中でも極めて少子高齢化の進んだ社会、国と言われています。2008年に始まりました我が国の人口減少は、国の社人研(国立社会保障・人口問題研究所)の将来人口推計によりますと、これから二十数年先の2040年には、1億人を割ると、このようにも言われています。そのときには、全国の7割方の市区町村で、現在の人口の2割以上減るだろうというのが、現在の我々を取り巻く状況でございます。  当然のことながら、我がまち久御山もその渦中にあるのであります。今、ホームページを見ますと、本町の人口は3月1日で1万6327名となっております。なおかつ、私もそうなんですが、そのうちの4人に1人が65歳以上の高齢者というのが、この本町の現実でございます。  こうした中、今回、提案されております第5次総合計画(案)では、先ほどもございましたが、10年後の本町の人口を1万6000人、昼間人口を2万8000人というふうに掲げられております。非常に高いハードルをあえて設定されているなと。さて、これをどうするかというのが、今、非常に大事なところであります。  総計審(総合計画審議会)の中では、本町の強み、あるいは弱みというものを分析され、その中からこうしたビジョンを達成するためには、まちのにぎわいというものをつくること。それが住み続けたいまちというふうに提起されています。いかに定住者をふやすか。とりわけ若い人たちの定住増というふうにも述べられています。そのためには何が求められるのか。いろんな住民の皆さん、各方面からの声の中にも、その答えはおのずと出ているはずです。  とりわけ本町は、先ほども出ましたが、鉄道のないまち、交通便がいまいち、こういうふうにも言われています。まちのにぎわいをつくるということは人が行き交うこと。これをなくしては何事も始まらないと思います。住街区促進ゾーン、これも1つでしょう。しかし、人が行き交うことが最低条件ではなかろうかと、私はそのように思います。  町長が、施政方針で延べられました6つの基本目標、「町内定住の促進」「産業活力の活気」、そして「『くみやま』魅力発信」、続いて「少子化対策と子育て支援」「住民や企業との協働と連携」「安全・安心に向けて」、これらの6つの目標を達成させる町長の具体的な行動指針をお示し願いたいと、このように思います。  次に、今回4月1日より、行政改革の一環として、子育て支援課というものを開設される。窓口に来られる住民の皆さんが利用しやすい行政サービス、その一端だと私は考えていますが、この従前の窓口の対応にどのような問題があって、このように改善されようとされているのか、この施策に対する信貴町長の思い、また具体的にどのような成果を求められているのかお伺いしたいと、このように考えます。  ぜひとも町長の前向きな御答弁をお願いしたいと、このように思います。  以上でございます。 ○議長(島 宏樹さん) 松尾議員、通告の質問は町のにぎわい創生について及び子育て支援についてでございますので、その件について、町長には。 ○5番(松尾 憲さん) そうです、はい。 ○議長(島 宏樹さん) 信貴町長          (町長信貴康孝さん登壇) ○町長(信貴康孝さん) それでは、松尾議員御質問の町のにぎわい創生について、第5次総合計画策定に当たり、大きな目標、人口ビジョンへ向けた施策について、お答え申し上げます。  まず、全国的に人口が減少する中で、定住者の増加、そして特に若者の定住のために何が必要かでございますが、1つには、若い世代のニーズに応じた住宅・宅地の創出などの住宅施策や交通利便性の確保、また公園など住環境の充実などの基盤整備も重要なものと考えております。  その他にも若者に魅力を感じてもらえるまちづくりを進める必要がございます。本町では、子育て支援課を創設し、また地方創生関係の国の交付金も活用する中で、家庭学習を向上させる取り組みや中学校給食への取り組み、支援を必要とする家庭への家庭支援員の配置など、子育て支援の施策や若者の夢を応援する取り組み、また婚活イベントや子育て情報誌の発行など、子育てがしやすい環境をつくっていくことで、定住を促進してまいりたいと考えております。  次に、昼間人口の維持、この人口フレームの昼間人口目標2万8000人への具体的な施策でございますが、これも国の交付金などを活用しながら、企業インターンシップや会社説明会の開催など、人材確保・育成に向けた取り組みや創業支援セミナーなど、本町での起業を促す取り組み、また企業団地への防犯カメラ設置やLED交通安全灯の増設など、企業団地の安全・安心の向上や企業立地マッチング事業といった取り組み、さらに町内企業ガイドの作成、展示会への出展による企業売り込みなど、町の知名度向上、情報発信の強化への取り組みなど、さまざまな取り組みを行うことで、町内企業を活性化し、商工会とも連携しながら進めてまいりたいと考えております。  次に、子育て支援課設置の思いについてでお答え申し上げます。  本町では、第5次総合計画並びに子ども・子育て支援プランにおいて「安心して子供を産み育てられる環境づくり」を目標に掲げ、行政だけでなく事業者や企業、また地域で活動する住民や団体等とともに、地域が一体となって環境を整備し、子育てを支援する体制を構築してまいりたいと考えております。  その取り組みとして、複数の課に分かれておりました、この母子保健関係や保育所・幼稚園の機能を、子育て支援課に集約し、子育て・発達相談窓口を設置、職員が妊娠期からかかわり、乳幼児期から青少年期まで切れ目ない顔の見える支援を実現することで、安心して子育てができる環境づくりを目指してまいりたいと考えております。  また、各種の子育て関係の届け出などが窓口でワンストップで行えるよう、住民へのサービス向上を図るとともに、子供に関する情報の集約、共有、連携の強化を図り、迅速で充実した支援を提供してまいりたいと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(島 宏樹さん) 松尾議員。 ○5番(松尾 憲さん) ありがとうございます。  そこで、今、若者の定住ということで町長にお答えいただきましたが、今、若者の置かれている現状というのが、非常に厳しい。先日も発表がございましたが、現在の日本の就業者数5800万人、そのうち、いわゆる今よく問題にされています非正規就業者が2000万人ということでございます。  非常に多くの若者は所得が十分にいかない、年収が非常に低いという状況の中で、就職、仕事先が非常に不安定であると。そうした若者が、なかなかこれからの将来の自分の姿が見えないということで、非常に不安定な状況になっております。  そんな中で、今、町長は若者の定住ということを打ち出されています。本町における、この若者の現状についての認識を、いま一度お伺いしたいと思います。 ○議長(島 宏樹さん) 信貴町長          (町長信貴康孝さん自席答弁) ○町長(信貴康孝さん) 今、若者についての現状でございますけども、子育て世代の方の年齢層というのが転出が多いという現状があろうかと思います。そして、若者の方といいますと、やはり子育て世代の方が大体対象になってくるのかなというふうに思うわけでございまして、そういった意味におきましては、子育てのしやすい環境、本町ではこれまで負担軽減策等もとっておりますので、そのあたり、わかっていただいている方はわかっていただいていると思います。その子育ての世代の対象の方で、教育のほうもやはり重要になってくるというふうにも思っておるところであります。 ○議長(島 宏樹さん) 松尾議員。 ○5番(松尾 憲さん) そこで、今おっしゃいました若者の定住率を上げる上で、これは本町の特色でありますものづくりのまち、本町には大変多くの事業所がございますし、またそこには多くの技能者が勤めておられるわけでございますが、それが本町の昼間人口の多くを占めておるわけですが、その中でも若者が非常に苦労されている。とりわけ本町における事業所は、特に製造関係で見ますと、大変、非常に中小零細な事業所が多くございます。非常に仕事の環境が厳しい状況であります。  とりわけ昨今の経済情勢でいいますと、全体はいわゆるアベノミクスということで何か謳歌しているような雰囲気でございますが、私が見る限り、この本町における事業所の中では、非常に厳しい状況でございます。とりわけ私が関与する業界では、年々事業を閉めるという状況が起こっております。  こうした中で若者が定住する、あるいは若者の雇用を維持するということは、相当大変な施策を出していかないと、なかなか実現しないというふうにも思います。産業促進のいろんなプロジェクトも講じておられることでございますが、そうした事業所のこれからの姿を描く上で、事業所が何らかのこの本町で展開したいと思う、土地利用も含めまして、今、本町の第5次総計の中で言われている産業促進ゾーンも含めまして、具体的なそうした中小零細企業、事業所に対しての施策というものについて、再度お伺いしたいと思います。  今、本町では「マル久制度」というのを盛んに言っておられますが、私の知る限りは、そうした中小、本当に零細企業は、なかなかそういう制度すら利用できないというのが現実でございまして、非常に・・・・されているというのが現状でございます。  ぜひともその辺について、思い切った何かプランを町長としてお考えでおられるのかどうか、その辺をお伺いしたいと思います。 ○議長(島 宏樹さん) 信貴町長          (町長信貴康孝さん自席答弁) ○町長(信貴康孝さん) 産業活力の発揮、総合戦略のほうでもいろいろと考えているところでございます。  いわゆる創業支援、新たな会社というようなところであれば、久御山チャレンジスクエアといった商工会、金融機関、また行政、中小業界等の連携をしたチャレンジスクエアというものも取り組みをし始めるところでございますし、また「ものづくりの苗処」をコンセプトとした産業振興、そういったところも総合戦略産業振興会議で出してきていただいたところかと思います。  またこのほかに、雇用の関係ではインターンシップの取り組みや企業間のマッチングのためのコーディネーター、この配置も今回の総合戦略で取り組んでまいるというところであります。  以上でございます。 ○議長(島 宏樹さん) 松尾議員。 ○5番(松尾 憲さん) 今、町長からお答えいただきました、いわゆるマッチングの、そしてコーディネーターをということでございます。これは実はクロスピアくみやまができたときにも、そういう形でクロスピアくみやまを久御山町のものづくりの発信拠点にしよう。そして、いわゆるコーディネーター的な、そういうものづくりを含めたプロ意識のある方を基軸にしながら、住民の中でものづくりの新しい形をつくっていこうと、そういう拠点にしようという絵が描かれておりましたが、この間、現実に、最近大分ちょっと芽が出てきたようにも私は感じるんですが、ちょっとテンポが遅いんじゃないかなと。  やはり今回、町長がこの第5次総計、それから今年度28年度の予算の中にも、こういった施策を出されるので、やはりもっと大胆な町長の行動、あるいは指導力というものが、今、問われていると思うんですが、そのあたり、町長、本年平成28年度、何か思い切って動いていただけるような、そういう具体的なプランは今お持ちでございますでしょうか。 ○議長(島 宏樹さん) 信貴町長          (町長信貴康孝さん自席答弁) ○町長(信貴康孝さん) まさに地方創生に係ります加速化交付金、これに関して前倒しでの予算で、さまざまな産業に関する事業を組み込んでいるところであります。これはこれまでと違って、本当にいろいろな施策の取り組みであるというふうに認識をしております。 ○議長(島 宏樹さん) 松尾議員。 ○5番(松尾 憲さん) 今、いろんな施策が打たれております。今回、計画もたくさん出ております。実は私は、今回の第5次総計も、当然その前の10年間、町長の在任4年間はその計画の後半部分だと思うんですが、いわゆる第4次総合計画の中で言っておられたそれぞれの目標値が、どのように進捗し、そしてまだ終わってないわけですから、総括というところまではいってないかと思いますが、この第4次総計と中身でどのように受けとめられて、そしてそのまとめが次の今度の第5次総計にどのように反映していくか、かなり町長としての思いがそこに込められているんだろうと私は想像しております。その点、町長がこれからどう対されるのかが、一番僕は大事な問題ではなかろうかと思います。  実は、昨年の9月あるいは12月議会で、いわゆる公共交通の問題で、のってこバスからタクシーへの変換問題につきまして、かなりこの議会でいろいろ町長とも議論をさせていただきました。その中で町長は最後、12月に、住民の皆さんの非常に声や心が痛むところがあると、このようにおっしゃいました。  実は、前回のこの公共交通の問題は、やはりボタンのかけ違いが若干あったんじゃないかなと、私は指摘もしたところでございます。やはり町長みずから、住民の皆さんの声をもっとしっかりと聞いていただいて、それを具体的にやっぱり町政に生かしていくということが、僕は非常に肝要じゃないかなと思うんですが、その点、この第5次総合計画を推進される町長として、あるいは平成28年度の予算をこれから執行しようとする町長として、その点どのように対処されるお考えでおられますか、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(島 宏樹さん) 信貴町長          (町長信貴康孝さん自席答弁) ○町長(信貴康孝さん) この第5次総合計画の策定に関しましても、自治会長を初め各分野ごとの団体の皆さんとの懇談会、これを私自身も出席をさせていただきながら意見をお伺いさせていただいたところであります。  今後につきましても、自治会を初めさまざまな住民の皆さんからの御意見を聞くように努めてまいりたいと思いますし、また、いわゆるサイレント・マジョリティと言われております方々の発掘のために取り組んでおります住民討議会、こちらのほうも充実をさせていただきたいというふうに思います。  いずれにいたしましても、より多くの住民の方に参画していただけるような手法を、また取り組みを考えていきたいというふうに思います。 ○議長(島 宏樹さん) 松尾議員。 ○5番(松尾 憲さん) 今、町長がおっしゃったことは、それなりにそういうことだろうと思うんですが、町長はいわゆる「住民との協働」という言葉をお使いでございます。この協働というのは、具体的にどういう形で住民のほうに見えてくるのかというのが、非常に私はポイントだと思うんです。  今回の第5次総計、あるいは総計審、その前の人口ビジョンにおきましても、いわゆる町は、いろんな各団体の皆さんからの御意見を聞く。あるいは最終的にはパブリックコメントをされるということでございますが、この第5次総計に対するパブリックコメントの回答数も、さっきの書類に出ておりましたが、私からすれば非常に少ないんじゃないかなと。また、人口ビジョンについては、本当4人ぐらいしか答えが返ってない。これでは本当に住民の皆さんに十分説明をして、そして住民の理解を得て、ものをつくっていくというには、余りにもちょっと貧弱過ぎる。  そういう意味では、町長がこの「協働」という言葉を使っている以上、今まで以上に住民の皆さんの声を聞く。あるいは住民の皆さんに対してお話をされて、議会の協力を得るということが一番大事なポイントじゃないかと思います。この住民の皆さんとの協働ということを、町長は具体的にどのようにさらに展開されていくつもりか、お伺いしたいと思います。 ○議長(島 宏樹さん) 信貴町長          (町長信貴康孝さん自席答弁) ○町長(信貴康孝さん) いわゆる自治会、そしてまた住民の皆さんのそれぞれの地域に応じた主体的な住民活動また交流活動を、やはり行政として支援をしてまいりたいですし、また協働として、そういうまちづくりに展開してまいりたいというふうに思います。 ○議長(島 宏樹さん) 松尾議員。 ○5番(松尾 憲さん) もう町長ね、今おっしゃいました交流の支援じゃなくて、私は町長が先頭になって、そして我々議会も当然そうなんですが、町議会みずから先頭に立って住民の皆さんの中に入っていく。あるいは、この本町の役場の例えば町長室を、どこかの知事が昔やったように、非常に住民の皆さんがいつ来ても相談できるような、そういうオープンなスペースにするとか、いろんなやり方はあると思うんです。  要するに、住民の皆さんに町長の声、言葉、顔が見える姿、これが一番住民の理解を深める上で大事なポイントだと思うんですが、いかがございますか。 ○議長(島 宏樹さん) 信貴町長          (町長信貴康孝さん自席答弁) ○町長(信貴康孝さん) いろんな団体のいろんな活動の中にも出席はさせていただいておりますし、そのあたりで例えば自治会等にということでなくして、いろんな案件、それぞれの案件で重要なところの案件というところであれば、直接ということもあり得るかもしれませんけども、基本的にそういう団体、いろんなところでの出席を私もさせていただきながら御意見も伺っているというふうに認識をしているところでございます。 ○議長(島 宏樹さん) 松尾議員。 ○5番(松尾 憲さん) それは私の認識不足かもしれませんが、私は、ぜひともこの28年度、町長がこの予算を達成しようと、あるいは非常に高いハードルである、この第5次総計を実現させるための出発点とされるんであれば、やはり早急に住民から何か問題があってから求められるんじゃなくて、やはりこちらから積極的にそういう対話集会をつくるなり、やっぱり定期的な会合を開いて、住民の皆さんがおのずと自主的に積極的に、この行政に、あるいはまちづくりに参画していこうという、そういう住民をいかにふやしていくか。1万6000人の人口、大人がこぞって、あるいは子供たちもそうですが、このまちづくりに自分も参画しようと、そういうムードづくりをするのは、これは信貴町長、信貴町長しかできない仕事だと私は思うんですが、いかがですか。 ○議長(島 宏樹さん) 信貴町長          (町長信貴康孝さん自席答弁) ○町長(信貴康孝さん) そういったムードづくりに努めてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(島 宏樹さん) 松尾議員。 ○5番(松尾 憲さん) 私は、大変失礼な言い方で申しわけないんですが、具体的にそれをやっぱり動かしていただきたい。そうしないとなかなか住民の皆さんには見えてこないと思います。  やはりこれはどの政治家でもそうですが、言葉はいっぱいたくさんのあれですが、やはり具体的に行動することによって、それが皆さんに反映されていく。そして皆さんも、あ、そこまでこうやっておられるんやったら、自分たちはこうしなあかんなということが、いわゆる協働であり連携であると思うんです。  その実践は、誰ができるといえば、やはり町長しかありません。町長がみずからやることが一番大事なんです。ぜひとも4月早々で結構でございますが、やはり具体的にそういう姿が見える方針を、住民の皆さんにつまびらかにしていただくことが、今、一番私は問われているんじゃないかなと、そのように思うんですが、どうでございますか。 ○議長(島 宏樹さん) 信貴町長          (町長信貴康孝さん自席答弁) ○町長(信貴康孝さん) そういう前向きな取り組みを、また考えてまいりたいというふうに思います。 ○議長(島 宏樹さん) 松尾議員。 ○5番(松尾 憲さん) ぜひとも具体的に、そうした行動を起こしていただきたい。そしてそれがプラスして、住民の皆さんに、あ、じゃあ私もここに行って、信貴町長にこういうことをお話ししようとか、あるいは町長の言われていることを、あるいは行政の皆さんが言われていることを真摯に受けとめて、自分たちはこういう形で地域住民として自治会の活動の中で、あるいは地域のいろんなイベントの中で、自分たちはこういうときはこれを果たそうと、そういうふうに住民の意識を変えていただく。これがいわゆる住民自治の育成、熟成に当たると、これが将来、ああ、住んでよかったまちだなというふうに感じていただける一番の道だというように私は考えております。  ここで少し問題を具体的に申し上げたいと思いますが、さっきの公共交通の問題で、のってこタクシーの変換の後、やはり本町は公共交通の便が悪いということでございますので、今後はのってこタクシーの業者をふやしていくのと同時に、バス事業者に働きかけて、本町の公共交通の便を形成していきたい。このように12月議会では述べられて終わっております。  具体的に、この28年度の予算の中では、のってこタクシーの充実に向けられた予算しか、私は散見できません。具体的に今後の公共交通の利用者への働きかけを含めた施策は、具体的にはどのように描いておられるのか、既にもうバス事業者に対して、いろんな働きかけをされているのか、その経過はどうなのか、その点についてお伺いいたします。 ○議長(島 宏樹さん) 松岡都市整備課長          (都市整備課長松岡 治さん自席答弁) ○都市整備課長(松岡 治さん) バス事業者への働きかけについてということでございますが、以前からも町内バス運行についての充実を、バス事業者へ訴えかけておるところでございます。今後も引き続き、バス事業者への要請及び協議を行ってまいりたいと思っております。  そのような中でも、例えば近鉄大久保駅から京阪中書島駅を結ぶ路線におきまして、3月19日付でダイヤ改正が行われる予定でございますが、今回、運行便数の増加が実現されることとなりまして、バス会社の理解が得られ、利便性の向上に努めていただいておるところでございます。  以上です。 ○議長(島 宏樹さん) 松尾議員。 ○5番(松尾 憲さん) 今、課長からおっしゃいました。町長、先ほどの中井議員さんのお話も伺いました。この問題は、やはり単独の本町だけで動いてもなかなかならない部分でございます。京都市の門川市長や、あるいは宇治市の山本市長、あるいは大山崎町長や、長岡京市長、いろんな近隣市町村と、京都府との指導のもとで連携していく必要があろうと思います。その点につきまして、町長、具体的にお考えをお示しいただけますでしょうか。 ○議長(島 宏樹さん) 信貴町長          (町長信貴康孝さん自席答弁)
    ○町長(信貴康孝さん) このバスの路線に関しましては、やはり先般から申しておりますけども、実現の可能性はあるとしましても、長岡京から京阪淀を結ぶ路線の延長、こういったところに関しまして、京都府のほうにも要望、お力をいただきたいというところの要望をしておりますし、周辺自治体等との協議も、これからも進めてまいりたいと思います。 ○議長(島 宏樹さん) 松尾議員。 ○5番(松尾 憲さん) 今、町長がおっしゃったように、やはり単独では難しい部分は近隣市町村とタッグを組んで、それは京都府にもお願いする、要望するんじゃなくて、私は、それはやっぱり従来の、従前のやり方だろうと。なかなかそれではよほどの上級機関の京都府、あるいは国もそうなんですが、よほどの自分たちの施策にプラス要素がなければ、なかなかのんでくれない。  やはりこちらの熱意が一番大事だと思うんです。ぜひとも何としてでもそれを獲得するんだという、そういう熱意を持った施策を提案していく。それがなかったらなかなか要望だけでは相手は動かない。そこが一番大事だと思います。やはり根回しも大事だろうし、宇治市と、あるいは長岡京市、大山崎町と事前にうまいこと根回しをしながら、その中には当然、大山崎町民も、宇治市民も、長岡京市民も、そこに我々も入っていく。そして共同行動をしていくというつくりがなかったら、なかなか行政レベルで要望したって、ほかの皆さんが思っているわけじゃないですから、なかなかやってくれない。  事業者を動かそうと思えば、やはりこの間も事業者がおっしゃったように、住民が本当に使うんですか。これが前提だというふうに田島部長もおっしゃいましたが、住民はあれば使うんじゃなくて、使うような仕組みをどうつくっていくか。これは我々住民の声をうまく反映した施策をとれば、必ず使うはずなんです。そこの行き違いがあると、ああ、やったけど使わなかったと、こういうことになる。そこのところが一番大事なんですが、町長、ぜひともこの近隣市町村との連携においても、そういうプランニングを、仕掛けをやっていただくということが一番肝要かと思います。  ぜひともそうした動きをしていただく中で、近くの京都市でいえば横大路、ちょうど一口からわずか2.3キロぐらいのところに京都市営バスの大きな駐車場がございますよね。あそこにバスが来ます。あれでは淀の淀新橋まで来てますよね。そういう意味でいえば、うまく連携をすれば、行政の域を超えた、ああいう公営交通も引っ張ってくることもできる可能性もあるやもしれません。  やはりこれは我々の思い、熱意がどれだけ相手に届くかということだと思うんです。ぜひともそういう意味では、熱意を持って、仕掛けをうまくかけていただいて、実践していただきますことを切にお願いを申し上げます。  続きまして、先ほど出ました子育て支援でございますが、今、我が国では非常に「子供の貧困」などというような言葉ができております。少なくとも私が子供のころ、あるいは学生や若かったころには聞かなかった言葉が、今、飛び交っています。  また、子育ての親が非常に困っている。きのうもこの間、ブログでいろいろ国会もにぎわせましたが、子育て支援について保育園に入れないというようなママの声もたくさん出ています。  本町においては、非常にそういう意味では子育て支援に対して手厚く施策を打っておられるところでございますが、こうした今の時代で、子育て支援策をいろいろ講じておられます。今回のワンストップの窓口もそうなんですが、このあたりで本町が目指すこれからの姿、子育て環境をどうして、どういう形が一番ベターかというふうに感じておられるのか。それが先ほどの若者の定住につながっていくように、具体的なプランニングがこの第5次総計の中も含めまして、町長として具体的に一番のポイントはどこにあるのかというふうに考えておられるのか、その点をいま一つ、お聞きしたいと思います。 ○議長(島 宏樹さん) 信貴町長          (町長信貴康孝さん自席答弁) ○町長(信貴康孝さん) 子育て世代の若者の定住ということですね。それは先ほども申されたと思いますけども、やはり子育てのしやすさ、女性が働きやすい環境も含めてですけども、そういったところは待機児童ゼロというところは、本町は今、維持しているところでありますし、教育の向上というところも、これからやはり重要というところで、やはり住むところを選ばれるところでどういった教育がなされているかということは、関心をお持ちの親御さんも多いのかなというふうにも思っております。  そういったところで、教育ややはり子育てのしやすさ、子育て支援というところを手厚くすることが、定住を呼び込むことにつながるものというふうに思うところです。 ○議長(島 宏樹さん) 松尾議員。 ○5番(松尾 憲さん) つかぬことを聞いて申しわけないんですが、今、町長は子育て支援のお母さん方の話もされましたが、直近でそうしたお母さん方の生の声を聞く機会をお持ちになりましたでしょうか。 ○議長(島 宏樹さん) 信貴町長          (町長信貴康孝さん自席答弁) ○町長(信貴康孝さん) 公式には持っておりません。 ○議長(島 宏樹さん) 松尾議員。 ○5番(松尾 憲さん) 私は、先ほどから申し上げているのは、公式であれ非公式であれ、そこが一番ポイントじゃなかろうかなと。やはり、もちろんお忙しい町長ですから、それはもうそこらじゅうに行くわけにはいきませんが、やはり問題が一番ありそうなところ、そういう子育てのお母さん方、あるいは若い労働者の皆さん、そうした皆さんの生の声を聞くということが、これからいろんな施策を打っていく上で非常に大事なんじゃないかと、そこにこそ解決の糸口はあるんじゃないかと思います。  ぜひとも町長は時間を割いて、そういうところで皆さんの声を聞き、そのことがいろんな行政が打つ施策に対しての住民の理解を深め、そして住民の皆さんと一緒にまちづくりをする大事なポイントだと私は思います。ぜひともその実践をしていただきたいと、もう早速、今からすぐにそういう行動に移っていただきたいというのが、私の切なる願いでございます。町長、いかがでございますか。 ○議長(島 宏樹さん) 信貴町長          (町長信貴康孝さん自席答弁) ○町長(信貴康孝さん) 松尾議員のおっしゃっていることもわかりますけども、この総合計画の策定には、やはり子育てサークルの方々やいろんな子育て世代の方々にも参画をしていただいております。それの御意見を集約したものが、この総合計画でありますので、子育ての方だけに私が公式的にそういった場は持てていませんけども、皆さんが参画していただいてつくったこの総合計画であるということは、しっかりと認識をしていただきたいというふうに思います。 ○議長(島 宏樹さん) 松尾議員。 ○5番(松尾 憲さん) もちろん決して、皆さんが参画していないということじゃなくて、これは日常的にそういうことを繰り返し繰り返しやっていくことが、より計画を中身のあるものにし、実現可能なものにしていく。まさに10年計画であれば、先ほども意見がございましたが、10年後には目標値の100じゃなくて115、120%行くのが本来の姿です。10年かけて100じゃないんです。あるいは80じゃないんです。やはり目標を設定すれば、それを前置きにして達成して、さらに次のきわみに行くというのが目標設定です。  とりわけ10年後の計画なんていうのは、なかなか難しいです。今の日本の社会の進展を見れば、10年後なんて誰も読めないです。少なくとも今10年計画を立てれば、今の社会情勢からすれば5年先がしっかり見れば、もうこれで十分ベターだろうと思いますが、10年後の世界、計画を立てるのが決して夢物語じゃなくて、住民の皆さん、それを一緒にやっていく皆さんが、ああ、これは自分たちのものやと、自分たちもこれに参画していくんだという意識をどう持っていくか、どのようにそういうように持たせるかということが一番肝要だというふうに私は思うので、今、町長は決して私はこの計画は、住民の皆さんにこれから反映したいと、そうは言ってませんし、より今まで以上にそうした声を吸い上げる仕組みづくりをお願いしたい。こういうことをお願いしているんです。  ぜひともその思いを聞いていただきますようにお願いしたいと。これがあれば、さっきの公共交通の問題にしろ、もっと住民の皆さんの理解が早急に得られて前向きになったと、私はこのように思うんです。いかがでございますか。 ○議長(島 宏樹さん) 信貴町長          (町長信貴康孝さん自席答弁) ○町長(信貴康孝さん) 何度も繰り返すようでございますけども、その住民の皆さんの声を聞けるように、さらに努力をしていきたいと思います。 ○議長(島 宏樹さん) 松尾議員。 ○5番(松尾 憲さん) 信貴町長には今まで以上に思い切った行政指導を発揮した施策を、私は打っていただきたいし、そのことがこれからの行政運営に一番大事やろうし、まさしく住民が願う、このにぎわいの創生と住み続けたいまちの実現のためには、一番それが大事な点であり、また近道であろうと、このように思いますので、ぜひとも信貴町長みずから、住民の中に入っていただき、住民の皆さんが、ああ、身近な町長、あるいは身近な行政である。これは自分たちも一生懸命まちづくりにコミットしていかないかん。こう思うまちづくりが実現するように、切にお願いしまして、最後のお願いとして、質問を終わらせていただきますので、ぜひとも町長よろしくお願いいたします。  以上でございます。          (松尾 憲さん議席へ) ○議長(島 宏樹さん) 4番、中野ますみさん。          (中野ますみさん登壇) ○4番(中野ますみさん) 4番、日本共産党の中野ますみです。通告に従い、一般質問を一括方式で行います。  本日の質問は、第1に、地域公共交通について、第2に道路の安全対策について、行います。  まず、町内の公共交通について、次の4点を質問します。  昨年末で、町ののってこバスは廃止となり、ことしからは町内だけを走るのってこタクシーに変わりました。しかし、のってこタクシーは既存のバス路線の沿線上の移動では利用できない。運行時間帯は8時台から17時台のため、通勤・通学者はほとんど利用できない。運行が町内だけのため、通勤・通学・通院・買い物を初め、外出など、淀駅への移動の足が絶たれたなどなど、疑問や不満の声が届いています。  そこで、以下、のってこタクシーの運行について、お尋ねします。  第1に、昨年12月からの登録者数、利用者の年齢別・性別・区域別人数の状況について、お答えください。  第2に、住民アンケート調査の内容と時期について、お答えください。  この件につきましては、総務事業常任委員会で報告があり、重複するところもありますが、一般質問通告後のことでもありますので、よろしくお願いします。  第3は、次年度から予定ののってこタクシー利用料金補助について、質問します。  御牧地区に住む70歳代の女性は住民税非課税でひとり暮らしです。のってこバス廃止後は交通機関はのってこタクシーしかないので利用していますが、1月中の通院や買い物、外出でのってこタクシーの利用は9往復で運賃は7330円でした。のってこバスを利用しているときよりも4630円も負担がふえたことになります。  さて、来年度はのってこタクシーについても、バスカード購入助成と同額の補助をする予定とのことですが、タクシーの基本料金は300円のため、基本料金に見合った助成額を求める声があります。この点について町の考えをお聞かせください。  第4は、通勤・通学や高齢者の通院・外出など、移動手段の確保について、お尋ねします。  70歳代の女性は、病院からの帰り時間に合わせて、のってこタクシーを予約していましたが、急遽、病院側からの検査時間の変更連絡が入ったので、帰りの時刻が午後6時過ぎになるため、のってこタクシーの予約を断り、ほかのタクシーで帰宅しました。この女性は「のってこバスがあれば150円で済んだのに出費がふえた」と訴えておられました。  また、通勤と通学でのってこバスを利用していた2人のお子さんのお母さんは、バス廃止後に、毎日の朝夕の送迎が大変なため、町のエコーラインに投書したそうです。町からは「クロスピアに自転車置き場があるので利用してください」との返答であったと言っておられました。このお母さんは「暗くなるとどこも危ないので、20代の娘を自転車で帰宅させるのは不安です」と言っておられました。  町は、交通不便値の解消、高齢者の外出支援だといって、のってこタクシーを導入しましたが、それも利用できない御牧地域の通勤・通学者にとっては、交通機関が皆無の状態です。憲法で保障された学習権や職業選択の自由すら奪われたことと言えるのではないでしょうか。  のってこタクシーの朝夕の運行時間の拡充及び淀駅までの交通機関を確保することについて、答弁を求めます。  次に、道路の安全対策について、次の3点を質問します。  第1は、下津屋地内の通学時における車の進入対策について、お尋ねします。  ここは、児童生徒の通学時間帯は、車の進入禁止を時間規制しているのにもかかわらず、車の進入があります。安心・安全な通学を保障するための対策が必要ですが、どんな手だてをされているのでしょうか。状況等をお聞かせください。  第2は、啓発看板やカーブミラーなどの点検や取りかえについて、お尋ねします。  文字が薄くなった啓発看板や、汚れていたり冬場は霧で見えにくくなっているカーブミラーもあります。こうしたことが原因で交通事故が起こらないとも限りません。そこで、町内の啓発看板やカーブミラーの点検はどのようにしているのですか。また、今後の取りかえ箇所などあればお答えください。  第3は、町内の事故多発箇所の対策について、お尋ねします。  カーブミラーの設置も停止線も引かれているにもかかわらず、接触事故や脱輪、農地への転落などの事故が発生しています。特に町道市田・島田線、場内41号線は事故が多いと聞いています。こうした事故多発箇所への対策について、お尋ねします。  以上の答弁を求め、1回目の質問を終わります。 ○議長(島 宏樹さん) 松岡都市整備課長          (都市整備課長松岡 治さん登壇) ○都市整備課長(松岡 治さん) それでは、中野議員御質問の地域公共交通の充実について、お答えをいたします。  のってこタクシーの登録開始の昨年の11月から2月末までの登録者数でございますが、1250人であります。そして、年代別では、60代・70代でほぼ半数を占めております。性別では男性よりも女性のほうが多くなっており、男性が4割、女性が6割であります。区域別ではということでありますが、旧大字ごとの多い順で、栄、東一口、佐山の順でございます。  次に、利用者数ですが、12月が156人、1月が341人、2月が440人の利用があり、年代別では70代・80代の利用で7割弱を占めております。性別では男性が3割、女性が7割であります。乗車の区域別人数については集計はしておりませんが、乗降停留所の利用の多いところとしまして、乗車停留所の1位がまちの駅クロスピアくみやま、2位が坊之池、3位が前川橋であります。降車停留所としましては、1位がまちの駅クロスピアくみやま、2位が坊之池、3位が荒見苑前であります。  次に、公共交通の充実を図るための住民アンケート調査につきましては、さらなる利便性の向上を目指して実施してまいります。時期につきましては、3月15日号の広報誌に挟み込みまして、広く住民の皆様へ行き渡るようにいたします。  アンケート調査の内容になりますが、利用登録の状況、利用の有無、利用頻度、利用目的、登録をされていない方、また登録をされていない方にはその理由、のってこタクシーの運行時間や停留所、運賃等についての満足度、のってこタクシーへの要望などをお伺いし、今後に生かしていきたいと考えております。  次に、バスカード購入助成制度を、のってこタクシー利用基本料金に見合った制度にするべきとのことですが、平成28年度から、のってこバスの回数券にかわり、のってこタクシーの回数券をバス助成制度に組み入れる予定ではありますが、70歳以上の方の公共交通での外出支援を目的としており、金額については現行のままと考えております。  次に、運行時間の延長ですが、タクシー事業者が対応できるかどうかであります。タクシー事業者への聞き取りの中では、朝夕は需要の多い時間帯であり、現在の2台では対応が難しく、台数をふやすためには乗務員の増員が必要となるなど問題も多いことから、現時点では大変難しいとの回答をもらっております。しかし、これから実施しますアンケートの調査結果を踏まえる中で、必要となればさらなる協議を行ってまいりたいと思っております。  また、淀駅までの運行につきましては、以前にのってこバスが淀駅まで運行していたことからの発想であると思いますが、新たにのってこタクシーを淀駅へ接続するとなりますと、淀駅だけではなく、近鉄大久保駅、京阪中書島駅への接続はどうするのかという議論にも発展してまいります。  鉄軌道のない本町にとっての公共交通のかなめは路線バスであり、路線バスに乗り継いで町外に行っていただくことを基本と考えております。  住民の皆様が路線バスを使うことで、既存路線の充実、休止路線の復活や新規路線の開拓が図られると考えておりますので、のってこタクシーを町外に出してしまいますと、路線バス離れが起こりまして、今現在の路線バス事業に影響を与え、本数が減るなど利用されている方にとっては不利益になることも予測できることから、京阪淀駅までの声が一部に根強いことはわかっておりますが、慎重な議論が必要であると考えております。  以上、答弁といたします。 ○議長(島 宏樹さん) 池田都市整備課担当課長          (都市整備課担当課長池田 孝さん登壇) ○都市整備課担当課長(池田 孝さん) それでは、中野議員御質問の道路の安全対策について、お答えいたします。  下津屋地内の通学路における時間規制による自動車の進入禁止対策についてでございますが、町内においては町道新開地林船の佐山小学校前や、町道佐山下津屋線の府道との交差点から、国道1号の地下道を越えた区間、また、町道田井東一口線の東一口南詰から府道八幡宇治線までの区間など、町内では数カ所の通学時間帯の車両の通行規制がなされております。  下津屋地内を含めまして、これらの時間規制区間内に進入する車両につきましては、従来より宇治警察署による注意、指導が行われているところでございます。  登校時における児童生徒の通学路の安全確保のため、今後も久御山町交通安全対策協議会や宇治警察署と連携し、啓発看板の設置や、宇治警察署に対して、さらなる注意や指導、また取り締まりも要請をしてまいります。  次に、啓発看板、また道路標識、カーブミラーの汚れや経年劣化によって認識しにくいものの対策についてでございますが、本町が管理いたします啓発看板、道路標識、またカーブミラーにつきましては、パトロールや住民の皆様の連絡などによりまして、交換や修繕を行ってきたところでございます。  また、公安委員会管理の道路標識等につきましては、宇治警察署を通じまして交換などの依頼をしてまいったところでございます。  次に、交通事故多発箇所の対策についてでございますが、今後の効果的な安全対策に資するため、昨年の7月には久御山町交通安全対策協議会長を初め、町長、教育長、宇治警察署長、教育委員会、道路管理者で町内通学路の状況について査察を行うなど、現状の把握と安全対策に努めてきたところでございます。  また、交通事故が多く発生している箇所、また見通しの悪い交差点などにつきましては、交差点部のカラー舗装や白線の引き続き直しなどを行いまして、自転車や歩行者、また通行車両の安全を確保してきたところでございます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(島 宏樹さん) 中野議員。 ○4番(中野ますみさん) それでは、2回目の質問を行います。  まず、のってこタクシーの運行と地域公共交通の役割について、お聞きします。  のってこバスの存続を求める会には、次のような声が届いています。一部紹介いたします。  御牧地域に住む60歳の女性は、右半身が麻痺状態のため、雨の日などは傘を差して歩けないそうです。この女性はのってこバスが廃止になってからは、ほとんどひきこもり状態になったとのことです。「久御山で生まれ、ここまで来たが、もう私は久御山から出ていくことに決めた。私は久御山町に見捨てられた」と言っておられます。  御牧地域に住む70歳の男性は、「町長はバスを走らせず、住みにくくして、御牧地域から出ていけと言うのか。弱い者いじめではないか」と憤りを隠せません。  また、久御山団地に住む70歳代の男性は、冬場は自宅のお風呂が寒いので、のってこバスを利用して、田原交差点の大衆浴場に行っていました。しかし、のってこタクシーは林バス停にはとまらないために浴場には行けなくなったそうです。この男性は、籾池の集会所でのってこタクシーをおりて、そこから歩いていけばよいと元気な方は思うかもしれませんけど、「つえがなければ歩けない私にとってはその距離を歩くのがつらい。浴場に行きたいのが行けない状態だ」と言っています。  また、のってこタクシーは往復で600円もかかるため、住民税非課税世帯のため、「そう何回も利用できない。結局、外出を減らすことになった」と訴えていらっしゃいます。  町長は2月26日の施政方針で、交通不便地の解消、高齢者の外出支援を図ると述べられました。しかし、御紹介した方々の声からでも、町長が述べたことは既に崩れていると言えるのではないでしょうか。町長は一体、何をもって交通不便地の解消、高齢者の外出支援と言っているのですか、答弁を求めます。  次に、町長が施政方針で述べている「地域公共交通のネットワーク形成を推進する」について、質問します。  御牧地域では、のってこバスが廃止されることで通勤・通学者が大変困るとの声が、昨年10月の自治会説明会でも出されました。地域公共交通調査特別委員会が実施した調査においても多くの声がありました。通勤・通学者が利用しやすいようなネットワークにするには、淀駅までのスムーズな運行が早急に求められています。  子供の希望の進路の実現や職業選択の自由を保障するのは国や自治体の仕事です。ところが町長は施政方針では、地域公共交通のネットワークの形成を推進すると述べ、一方では、今もお聞きしましたが、のってこタクシーの運行は町内だけとし、御牧地域に住む方々の願いに耳を傾けようとはしませんでした。  地域公共交通のネットワークの形成は、全町民の問題です。必ず住民の声を聞きながら進めることを約束できるのですか、答弁を求めます。  次に住民生活の移動範囲を研究し、バス事業者との協議を始めることについて、質問します。
     路線バスと離れたところがのってこタクシーの停留所のため、暑い夏でも寒い冬でも、健康な方は停留所まで歩くのも平気かもしれませんが、障害者や高齢者にとっては、大変つらいものです。  しかし、3月1日に公共交通調査特別委員会で、当議員がのってこタクシーの停留所を路線バスのバス停付近に移動させることを求めましたが、民業圧迫を理由にして移動を拒みました。  しかし、昨年の9月議会や3月1日の公共交通調査特別委員会で、町は民間バス事業者から民業圧迫について指摘されていないこと、民業圧迫について一度もバス事業者とは協議したことがないことが明らかになりました。  民業圧迫を理由にする前に、住民の生活に寄り添った移動範囲を研究し、まずはバス事業者と同じテーブルに着き、協議を進めることが、今、町がやるべきことではないのですか。早急に協議の場を設定し、協議結果を広く住民に知らせることを求めるものです。町長に見解を求めます。  2番目に、町内道路の危険箇所については改善してきているとの答弁でしたが、下津屋田井2号線におきましては、田井交差点の渋滞を避けるために、大型トラック、普通車、軽乗用車、自動二輪車が国道1号線から進入してきているのが実態です。しかも下り坂でありながらスピードを落とさない車もあります。  この道路の一部は通学路になっていますが、時にはグリーンラインの上をトラックのタイヤが乗り上げています。また、以前、通学中の児童と車が接触する事故もあった場所、道路です。最近の報道からも、交通事故の原因が運転手のマナーだけでなく、突発的な病状による事故もあります。  町長は施政方針で、通学児童や地域住民の安全確保が長年の懸案であると述べています。そこで、下津屋田井2号線については、車の時間進入規制等を行うなど、児童生徒を初めとする歩行者の安心・安全の確保をするべきではないでしょうか、答弁を求めます。  以上で2回目の質問を終わります。 ○議長(島 宏樹さん) 信貴町長          (町長信貴康孝さん自席答弁) ○町長(信貴康孝さん) それでは、中野議員の2回目の質問にお答えを申し上げます。  のってこタクシーの何をもって外出支援か。そして公共施設間の移動、また高齢者の外出支援かということでございますけども、現状のところは委員会でも報告をさせていただいたというふうに思います。  利用されている方は60代、70代の方がパーセンテージを多く占めておられるというふうに思いますし、乗降の箇所も公共施設間を移動されているということが見受けられるのかなというふうに思っておりますので、基本、最低限の三原則の部分に関しての御利用はいただいているのかなというふうに認識をしております。  そして、ネットワーク形成の具体策ということでございますけども、どういうようなのを考えているのかということであります。先ほどの部分で民間バスとの民間圧迫という言葉もございましたけれども、のってこタクシーはやはり町内の部分の町内のネットワーク、いわゆる支線的な役割を果たすものというふうに思っております。  そして、町内への入り、そしてまた出ていくというところは民間の公共交通ということに役割をお願いをしているという、そういった役割を認識をしながら、ネットワーク形成をしていこうということでございます。  先ほどの外からの西側の路線の答弁も私、先ほど申し上げましたけども、そういったことも今後も要請をしてまいりたいというふうに思っております。  ネットワーク形成につきましては、やはり大変重要なことかと思いますので、その形成が充実すればするほど、やはり利便性が向上するというふうに思っておりますので、鋭意努めてまいりたいと思います。  そして、乗降所の移動ということでございました。これにつきまして、これからアンケート調査をさせていただきますので、それに基づきまして、また検討させていただきたいと思います。乗降所の移動、また創設等につきましては、これはやはりタクシーのオペレーターのいわゆる受件度等もいろいろと関係してくると思いますので、そのあたりも勘案しながら、また考えてまいりたいと思います。  そして、下津屋の田井2号線の交通の安全ということでございます。これにつきましては、重ねて警察のほうの協議を図ってまいりたいというように思っております。  以上でございます。          (中野ますみさん議席へ)      ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(島 宏樹さん) 以上をもちまして、本日の議事日程は全て終了いたしました。  この際、御通知いたします。  明11日から24日までの14日間は休会とし、来る3月25日午前10時から本会議を再開いたしますので、御出席くださいますよう、通知いたします。  本日はこれにて散会いたします。  御苦労さまでございました。               午後 2時15分 散会  上記は会議の経過を記載して、その相違ないことを証するため、ここに署名する。   久御山町議会議長       島     宏  樹       署名議員       松  尾     憲       署名議員       塚  本   五三藏...