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平成30年第4回定例会(第3号) 議事日程及び一般質問表 開催日:2018年12月14日
平成30年第4回定例会(第3号) 議事日程及び一般質問表 開催日:2018年12月14日
平成30年第4回定例会(第3号) 本文 開催日:2018年12月14日
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  1. 木津川市議会 2018-12-14
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    2018年12月14日:平成30年第4回定例会(第3号) 本文 ▼最初のヒット発言へ(全 0 ヒット)       平成30年第4回木津川市議会定例会会議録(第3号) 午前9時30分 開議 ◯議長(高味 孝之) 皆さん、おはようございます。連日、御苦労さまです。  ただいまの出席議員は21人であります。  これより平成30年第4回木津川市議会定例会を再開し、直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。  日程に入ります。      ──────────────────────── ◯議長(高味 孝之) 日程第1、昨日に引き続き一般質問を行います。  本日は、5人の13問です。  それでは、1番目、炭本範子さん。    (炭本 範子君質問席へ移動) ◯13番(炭本 範子) 皆さん、おはようございます。民主未来クラブの炭本でございます。  一般質問をさせていただきます。  1つ目は、通告書に従いまして、「聞こえの共生社会づくり条例の制定を」ということです。  平成27年9月定例会において「手話言語条例の制定を」と質問いたしました。聞こえに障害を持つ人にとっては、地域で暮らす上で困難や不便さを感じておられます。手話イコール言語ということを理解し、普及するにはまだまだであります。  少し月を間違えましたので、正しいほうで読みますが、その次です。この3月、府において、「聞こえの共生社会づくり条例」が制定されました。平成27年9月に質問いたしました条例の制定は、本市でも必要と思います。その後、どう研究して検討したのか、また、府が策定されたことから市としてどう取り組むのか、お伺いします。 ◯議長(高味 孝之) 健康福祉部長
       (健康福祉部長 大西 寛典君登壇) ◯健康福祉部長(大西 寛典) おはようございます。健康福祉部長でございます。  炭本議員の御質問にお答えいたします。  9月定例会でもお答えさせていただきましたが、手話や要約筆記など、情報コミュニケーションの普及や理解促進のため、手話言語条例を制定する自治体がふえており、京都府内でも平成27年に城陽市で制定され、現在、府と8市の計9自治体で条例が制定されております。  本市でも、条例制定の有無にかかわらず、聴覚障害のある方のコミュニケーション支援の向上に向けた対策を進めていく必要があると考えます。  障害者差別解消法に規定された職員対応要領の策定に向けて、今年度進めていく中で、市としてどのような配慮ができるのかを検討します。  また、京都府が制定した条例をもとに、事業者や聴覚障害者関係団体とも連携・協力して取り組んでまいります。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 炭本さん。 ◯13番(炭本 範子) 答弁いただきましたように、現在、府と8市で合計9自治体ということですね。府が、今の3月に可決して、施行されました。条例のフルネームは、「言語としての手話の普及を進めるとともに聞こえに障害のある人とない人とが支え合う社会づくり条例」ということです。  府としては、この前に、2015年に、共生社会の条例、差別解消条例が施行されていると。そういうことも含めて、その前にもう少しさかのぼると、2006年には障害者権利条約で手話は言語ということでした。また、2011年には改正された障害者基本法においても、手話イコール言語ということで明文化がされていると。  府のいろんなところ、ネットを見ますと、やはり府が条例を制定されたということは、各自治体が先、先、先と条例を制定されていると。そういうこともあって、やはり市においてもつくらなければならないという状況になってきたというようなことも書かれておりました。  市について言えば、職員対応要領の策定ということですけれども、それはどんな内容なのか、本当にそれでいいのかというところが、市民と当事者にも何も見えてこない、わからないというところなんですが、職員対応要領の策定ということは、どんなことなのでしょうか。 ◯議長(高味 孝之) 健康福祉部長◯健康福祉部長(大西 寛典) 健康福祉部長でございます。  ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。  職員対応要領というところでございますが、障害者差別解消法というものが平成28年4月から施行をされております。  その中に、第7条に、行政機関等において、障害を理由とする差別の禁止が規定をされております。  さらに、その規定の中に、また第10条に、地方公共団体等職員が対応するということで要領が規定されておりますけれども、この要領につきましては、努力義務という形でございます。  ただし、本市におきまして、この法の趣旨、また、本市の姿勢をまず職員、庁内に浸透させるという中で、本年度の当初から策定に向けて取り組んできているという状況でございます。  また、内容につきましては、職員が事務事業を行うに当たりまして遵守すべき事項等を定める必要があるという内容のものでございまして、趣旨であったり、障害を理由とする不当な差別的な取り扱い及び合理的配慮の具体例、または相談体制、そして職員への研修、あるいは啓発というようなとこら辺を、この対応要領の中に明記をしていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 炭本さん。 ◯13番(炭本 範子) 障害者差別解消法の中の第7条に差別の禁止とか、そういうのが書かれていると、庁内にそれを浸透させなければならないというお気持ちだということがわかりました。  府の条例の中にも、やはりそういうことが書いております。だから、職員に対して研修の機会の確保、広報をしなければならない、児童・保護者に対して学習の機会均等とか、そういうのも書いていました。災害時や非常時の、いつ起こってもわからないから、そういうことの対応とかも書いてありました。  これは、ただ職員に対してですけれども、やはりこれはもっと住民もみんながそれを共有しながら、手話イコール言語ということを共有しながらやっていかなければならないと思っております。  先日、「人権文化のつどい」が開催されましたが、手話についての啓発は何かされましたか。職員の方も多く来られておりました。部長ももちろん来られておりましたし、私も行っておりましたけれども、手話についてのことですね、人権啓発になると思うんですが、そういうことは何かありましたか、人権文化のつどいの中で。 ◯議長(高味 孝之) 健康福祉部長◯健康福祉部長(大西 寛典) 健康福祉部長でございます。  再度の御質問にお答えさせていただきます。  私も加茂のほうに行かせていただきました。さまざまな人権の関係の団体等が参加をしておられたというところは確認をさせていただいておりますし、それぞれの事業所におきまして、啓発、あるいは物品等、販売等をされているという状況を見ておったという状況ではございます。  市におきましては、事業といいますか、取り組んでいる内容につきましては、手話の通訳者の設置業務というものの派遣委託であったりですとか、手話の通訳者、手話奉仕員の養成講座、こういったことを相楽聴覚言語障害センター等に委託をして事業を進めておるという状況でありまして、そういった観点から、市民への周知等々をさせていただいているというふうに考えております。  また、府のほうでは条例を制定されておりますけれども、確かに職員だけではないというところは、そうでございます。  まずは、職員に周知・理解をさせて、その後に市民への役割であったりとか、事業者への役割というようなとこら辺につきましては、進めていく必要があるというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 炭本さん。 ◯13番(炭本 範子) 今お聞きしたのは、人権文化のつどいにおいて、どんな啓発をされたのか、あったかなかったのかでお願いします。 ◯議長(高味 孝之) 健康福祉部長◯健康福祉部長(大西 寛典) 健康福祉部長でございます。  再度の御質問にお答えさせていただきます。  ちょっと詳細なところまでは理解しておりません。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 炭本さん。 ◯13番(炭本 範子) 私も隅々まで見たわけでもないし、やはりそういう観点からその集いに参加したわけでもないので、そこのところは私はなかったように思っているんです。それが間違いだったら申しわけないですが、とりあえずフロアのところ、目につくところにはなかったです。  やはり、そういうことは、市の行政も何も感じていない、思っていない、手話イコール言語というところとか、あるいは人権に関することよとか思っていないというところがあるんですね。そこのところは、やはり条例を制定しないといけないと思います。  もう一つ、木津川アートでの話なんですけれども、ショップに来られた老夫婦と、老夫婦も聞くこと、聴覚についての障害、連れてこられたお孫さんにもそういう障害があったと、耳が聞こえないということがあった方がお客さんで来られた。そこで、即対応したのが、恭仁っ子の若いお母さん。何のちゅうちょもなく自然にですよ、周りの人もびっくりしていたようです。  そういう早い対応に、このような対応に世の中全体がならなあかんと私は思っているんですね。これは、やはり木津川市においても条例をつくっていかなあかんという思いがあるんですよね。  やはり、小さい子供様、例えば未就学の子供さんが言語として体系的に学べる機会、それは行政としての、木津川市としての責任であるし、使いやすい環境整備をしていかなあかん。学習もしてもらっていかなあかん。その子たちが大きくなってきたときに、本当に手話イコール言語ということが、いろんな世の中に通じるんじゃないかなと思うんですが、そういう点は、やはり条例をつくらなければならないと思いますが、いかがでしょうか。 ◯議長(高味 孝之) 健康福祉部長◯健康福祉部長(大西 寛典) 健康福祉部長でございます。  再度の御質問にお答えさせていただきます。  確かに、議員おっしゃるように、手話イコール言語というとこら辺で、府下の市町村におきましても、また京都府におきましても、条例等を制定されてきておるという状況でございます。  また、全国におきましても、自治体で条例制定が少しずつではありますけれども、進んできているという状況は認識しております。  議員おっしゃいましたように、教育の分野であったりとか、保育の分野であったりとか、いろんな分野で、そういう小さいときから手話を身につけるというふうな教育も非常に大事かというふうに思ってはおります。  現在、府のほうでも条例を制定されておりますので、このことにつきましては、府全体に示されているものでありまして、その中に市町村も含まれております。  木津川市といたしましても、その辺のあたりの周知・啓発というのは取り組んでいく必要があるというふうに思っておりますし、現在取り組んでいる内容につきましては、さらに進めていく必要があるというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 炭本さん。 ◯13番(炭本 範子) 府がつくったから、市はつくらんでもいいような話ではないと思うんです。  先に8自治体ですね、城陽市、京都市、向日市、綾部市、福知山市、宇治市、そして亀岡市、舞鶴市というところで、またネーミングもいいことがあるんですよ、「古都のむこう、ふれあい深める手話言語条例」と、こういういいネーミングがあって、やっぱり府がつくったからじゃなくて、市もつくって、そして府としてもそこをカバーしていくのが当然だと思うので、やはり市としても必要だと思っております。つくるかつくらないかという話なんですけれども、やはり条例は今後検討というか、前に進める方向でいただきたいと思います。  ちょっと古いか、ちょっとわからないんですが、全国的には178自治体が4月までに手話言語条例を制定されていて、またあと100自治体が検討中であるというところです。  国においても、やはり東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年の一つの目標に、そういうことをしようということで働かれていると。市としても、1年の検討期間があって、2020年の区切りがいい制定ですが、そのことはどうなんでしょうか。最後、部長と市長も含めて答弁をお願いします。 ◯議長(高味 孝之) 健康福祉部長◯健康福祉部長(大西 寛典) 健康福祉部長でございます。  再度の御質問にお答えいたします。  市の条例制定、これが必要がないという考えはございません。まずは、今申し上げましたとおりに、職員対応要領を策定をさせていただいて、庁内に浸透させていくということ、そして市の状況とか、あるいは規模に応じた施策を実施していくに当たって、市民等ともともに協力していきたいというふうに考えております。  条例の制定につきましては、まず要領を策定して、それを次年度に生かしつつ、その次のステップという形で条例制定を考えていく必要があるというふうには考えております。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 市長。 ◯市長(河井 規子) 炭本議員の御質問にお答えいたします。  炭本議員の、今、お話をされているとおり、手話が言語であるということは、大切であるというふうに思います。  今、木津川アートのときのお話も聞かせていただきましたが、あらゆる人が平等にそういった情報をしっかりとできるということは大切であるというふうに思っています。  今、部長がお答えをさせていただきましたように、今年度は職員対応要領の策定ということを今進めておりまして、そういった策定ができますと、そういった団体の皆様にも、そういった案についての御意見も伺う予定もしております。  そういった中で、今後に向けて進めてまいりたいと、このように考えております。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 炭本さん。 ◯13番(炭本 範子) 今後に向けて次のステップで考えるということですので、ぜひ前進していただきたいと思っております。  2番目に入ります。  2番目は、「福祉避難所の機能は」というところです。  ことし6月18日の大阪府北部地震、そして7月9日の西日本豪雨、もう一つ抜けましたけれども、台風12号もありました。9月4日の台風21号、9月30日の台風24号と、豪雨や台風が近畿、木津川市を襲いました。学校などの避難所が開設され、高齢者、ひとり住まいの方、要配慮者や寝たきりの方など多くの方が避難されました。避難所では毛布が配布されましたが、高齢者や障害のある方、要配慮者の方には大きな支障があり、たとえ一晩であっても、避難生活は大変です。  そこで、お聞きします。  (1)今年度、避難所を開設したときの避難者の人数は。また、避難した方の中で、高齢者や要介護者、障害のある方は何人でしたか。  (2)要支援者台帳の整備状況はどうなのか。  (3)避難に関する問い合わせはどうだったのか。  (4)市の指定する福祉避難所との連携はどうだったのか。  お願いいたします。 ◯議長(高味 孝之) 総務部理事。    (総務部理事 松田 篤彦君登壇) ◯総務部理事(松田 篤彦) 総務部理事でございます。  炭本議員の御質問にお答えします。  今年度、風水害などによる避難者数は、西日本豪雨で1名、台風12号で37名、台風20号で27名、台風21号で98名、台風24号で103名です。  また、避難者名簿から見る高齢者数は、西日本豪雨で1名、台風12号で26名、台風20号で19名、台風21号で50名、台風24号で33名が避難されております。  介護認定や障害者認定を受けているかどうかについては、避難の際、把握しておりません。  次に、3点目について、避難所の開設情報発信後、避難に関する問い合わせについても数件ございますが、主に避難所の確認や避難の際の携行品の確認などの問い合わせがございました。  私からは、以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 健康福祉部長◯健康福祉部長(大西 寛典) 健康福祉部長でございます。  炭本議員の2点目の御質問にお答えします。  平成30年10月18日現在、避難行動要支援者名簿には、3,157名が登録されており、災害発生時の円滑な支援のために、適宜、登録申請を受け付けております。  4点目につきまして、避難所を開設する方針が決定した時点で、福祉避難所として協定を締結している全施設に、開設可能かどうかの電話確認を行い、有事の際に対応いただけるよう呼びかけを行いました。
     以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 炭本さん。 ◯13番(炭本 範子) 炭本です。  1番目なんですけれども、1番目で人数的には把握、103名ということで把握されていますが、介護認定や障害者認定を受けているかどうかについては、避難の際、把握していませんという答弁でしたね。  それはそれで、今回はそれでいいんですけれども、それでいいのかどうかというところもあるんですが、要支援者台帳については、3,157名登録されて、適宜、登録申請を受け付けていますと。これは、毎年更新されるんですか。どんな形で、例えば民生委員さんが毎年動くとか、そしていつごろでき上がって、それはどうなっていくのかというところをお願いします。 ◯議長(高味 孝之) 健康福祉部長◯健康福祉部長(大西 寛典) 健康福祉部長でございます。  再度の御質問にお答えさせていただきます。  要支援者名簿につきましては、12月と6月にデータを吸い上げをさせていただきます。その後、配布という形になりますけれども、受け付け等につきましては、随時受け付けをさせていただいて、2カ月に1回、更新の作業を担当課のほうでさせていただいているという状況でございます。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 炭本さん。 ◯13番(炭本 範子) 私たち会派というか、静岡県のほうに研修に行ったときに、要配慮者の支援として、毎年、民生委員さんや児童委員さんが2月から4月までされていた。それは個別調査であると。福祉課が8月までかけてそれを更新すると。そして、9月1日、いわゆる防災の日ですよ、それに民生委員さんとか児童委員さん、自主防災の会長さんに配付すると、そういうことになっているんですが、市としてもそんな状況なのかどうか、もう一回確認したいと思います。 ◯議長(高味 孝之) 健康福祉部長◯健康福祉部長(大西 寛典) 健康福祉部長でございます。  再度の御質問にお答えさせていただきます。  名簿登録、受け付け等は、先ほど申し上げたとおりでございますが、配付につきましては、市のほうでも、社会福祉協議会、地域長、自主防災の会長、民生児童委員、そして警察、消防署、消防団と、こういった関係機関には配付をさせていただいて、連携をとらせていただいているという状況でございます。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 炭本さん。 ◯13番(炭本 範子) 避難所につかれる職員の方は、教育部と健康福祉部だということでわかっているんですけれども、その方はそこで、例えば加茂のどこそこに行く。そしたら、そこにはこういう方たちが、全体的な台帳と言ったらあれだけれども、こういう方が来られたら、この方はそういう配慮が必要なんだなということができていないですね、障害者認定を受けているかどうかについては、避難の際、把握しておりませんということですから。今回、できなかった。これはやっていくべきことではないですか。 ◯議長(高味 孝之) 総務部理事◯総務部理事(松田 篤彦) 総務部理事でございます。  現在、災害時避難者要支援名簿につきましては、先ほど健康福祉部長のほうから言われた方に対して配付はされております。それが、直接避難をされてきたときに、その名簿でもって照らし合わせるというところまでは、現在できておりません。  要は、その名簿は、最終的に避難所に来られた際、この地域の方の中でどなたがいるかというチェックリストのような形になりますけれども、台風等、それからまた地震と、それぞれ対応が違ってきますけれども、現在はチェックリスト的なものでしかございませんので、でき得れば避難する際の、事前に逃げてくださいというようなところで名簿を活用できればという方向で検討しているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 炭本さん。 ◯13番(炭本 範子) 炭本です。  今回は、そういうことで、いろんなことが起こってくるという想定もまずできなかったことで、そういうぐあいになっていったんだと思いますけれども、今後の問題となってきますけれども、今回の避難所の備品やレイアウトはどうだったんですか。簡易な居場所づくりとして間仕切りなど、夜は寒くなかったのかという、そういう点の配慮はどうだったんですか。 ◯議長(高味 孝之) 総務部理事◯総務部理事(松田 篤彦) 総務部理事でございます。  避難所での設備関係、昨日も体育館の空調等の話もございましたが、現在、避難所におきましては、毛布、エアマット、こういったものを事前には配置しております。ただ、それ以上のものになりますと、また改めて後で必要なものを追送する、もしくは避難所にあります施設の中から必要なものをお借りするというようなことで対応しているようなのが現状でございます。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 炭本さん。 ◯13番(炭本 範子) ありがとうございます。  次に、市において福祉有償運送事業をされている方は、個人も含めて、団体も含めて、無償も入れて、どれだけありますか。 ◯議長(高味 孝之) 健康福祉部長◯健康福祉部長(大西 寛典) 健康福祉部長でございます。  再度の御質問にお答えさせていただきます。  福祉有償運送事業ということで、団体数につきましては、現在のところ5団体の団体がおられます。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 炭本さん。 ◯13番(炭本 範子) それから、市には15の福祉避難所がありますが、それでよいのかどうか、確認したいと思います。 ◯議長(高味 孝之) 健康福祉部長◯健康福祉部長(大西 寛典) 健康福祉部長でございます。  再度の御質問にお答えさせていただきます。  現在、1つ追加をさせていただいて、16の福祉避難所と協定を結ばせていただいているという状況でございます。  それでいいのかという質問ではございますけれども、福祉避難所の開設に当たっては、いろいろ取り決め事項等がございます。それにのっとったところでいきますと、現在のところ16という形でございますので、福祉施設と協定を結ぶに当たりましては、できない施設もあるというようなとこら辺で、現在、16という状況でございます。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 炭本さん。 ◯13番(炭本 範子) ありがとうございます。  公立山城病院組合議会においても、一般質問で、老健やましろの避難所としての指定をと申し上げましたら、市からそういう要請があれば考えますというか、しますというか、そういうような答弁をいただいているんですが、そこについても、やはりみんなが福祉避難所として頭にぱっと浮かぶのは、やっぱりやましろの老健だと思うので、そこの指定についても今後考えていっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◯議長(高味 孝之) 健康福祉部長◯健康福祉部長(大西 寛典) 健康福祉部長でございます。  再度の御質問にお答えさせていただきます。  確かに、福祉避難施設でございますけれども、現在16です。今、お話しされたように、老健やましろさん、協定を結ぶ状況があれば、結ばせていただきたいというふうに思っておりますし、その他の福祉施設もそうですけれども、協定等を結ばせていただいて連携がとれる施設等があれば、市としても積極的に協定等のお話をさせていただいて、進めていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 炭本さん。 ◯13番(炭本 範子) そこのほうは、お願いにしておきます。  やはり、福祉避難所というのは、私もそういうことを住民の方から聞くまでわからなかった。避難所の状況から、そんなんがあるんやと調べたら、これだけあって、そしてまたそれではもっと必要ではないか、連携も必要ではないかと思っております。  1つのことなんですけれども、多分台風24号だと思うんですけれども、避難所に避難された、その方は家で過ごされている方で、介護認定を受けておられると思います。大きな体育館や講堂に避難されましたけれども、多分想像するに、台風24号ですね。福祉移送されている方で連れていってもらえたようです。  避難された方をSさんとすると、Sさんは、その広いフロアで、職員の方もおられて、ちょっとそのところを見てみると、20人ぐらいのところではないかと思っておりますが、そこでやはり介護が必要な方ですので、誰でもそうですけれども、ちょっと夜は寒いですし、生理現象もあると、長時間です。生理現象として催してきて、ぬれられておったと。その方は、やっぱり恥ずかしいと思われているに違いありませんね。そういうことになる前に、職員がどうするかですわ。  やっぱり福祉避難所があるということが私調べてわかったし、移送の仕事としてしてはる人が、何か用事はないですかと市役所に電話をされたと。だけど、いいですと断れたと。そら、個人の話です。個人さんがされている方が、何か用事、そういうことですね、やっぱりそういう方たちを運ぶとかの用事はないですかと言われたときに、いいですよと言われたとおっしゃっています。  市には、こうして16もあるんだから、今回、そういう体制がとれなかった、職員の方が把握もしていなかった。けれども、今後は、そういうことは、もう福祉避難所は普通の避難所に避難して、そこから運ぶと言ったら変な言い方ですけれども、連れていかれるということが、そのことになっていますので、そことの指定されている福祉避難所との連携は必要と私は申し上げたいですね。  やっぱり夜ですし、また昼間であっても、たとえ1日であっても、二、三時間であっても、避難生活は大変と思います。  行政は、今、防災の関係で、身の回りの危険を住民に知らせて生命を守ることは第一だと思いますけれども、そこからもう一歩進んで、こんな今の状況があった、またいつ起こるかわからないという、そういうところでも、要支援台帳をしっかりと管理されている、そこにつかれる職員の方も、来られてわかりますやんか、病弱であるとか、あるいは障害を持っておられるとか。そこでも、安心して避難生活ができるようにならないとと思っておりますので、ぜひこれを教訓に、今後、こういうことが起こったときには、マニュアルも平成28年にできていますし、それもしっかりとそこにつかれる方、教育部の方、あるいは健康福祉部の方も、皆様も読んでいただいて、そういう動きにしていただきたいと思いますので、御答弁、市長も含めて、健康福祉部長もよろしくお願いします。 ◯議長(高味 孝之) 健康福祉部長◯健康福祉部長(大西 寛典) 健康福祉部長でございます。  再度の御質問にお答えさせていただきます。  議員おっしゃるとおりに、障害者の方、あるいは要配慮者の方等々、避難所に来られます。そうした中で、実際に職員がどういうふうな対応ができるのかというところでございます。  また、福祉避難施設と協定を結ばせていただいてはおります。現在のところ、市において年1回、防災訓練等をさせていただいて、避難所から要配慮者を移送するというような訓練はさせていただいておりますけれども、やはりその次、一歩進んだ形でなかなか訓練ではそういう形では実施をしておりますけれども、実際の動きがなかなか不明なところがあるというようなとこら辺も福祉施設のほうからも聞いておりますんで、今年度、そういう福祉施設と訓練をさせていただくという予定をしております。  これは、保健所も入れて、相楽管内の職員もというような形で進めさせていただいておるんで、徐々にではありますけれども、そういうふうな訓練の中で福祉施設と行政が連携して、どこに課題があるのか、何が必要なのかというとこら辺も合わせて検討し、進めていけるものというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 市長。 ◯市長(河井 規子) 炭本議員の御質問にお答えをいたします。  要配慮者の方が避難された場合ということの御質問でございます。  現在、避難していただいているという状況につきましては、主に台風のときに早い目に高齢者等、避難準備情報を出させていただいて、暗くならないうちに、また風や雨が強くならないうちに避難をしていただこうということで避難をしていただいているのが、状況でございます。  今の状況の中では、避難者の方がまだまだ限られた方という方ということになっておりまして、そういう場合、福祉避難所のほうで対応していただけるということもいけるのかなというふうに思っておりますが、今後、大きな災害が来た場合に、多くの方が避難していただいた場合、今も福祉避難所には、既に入所されていただいている方、御利用されている方がある中で、どれだけの方が受け入れをできるのかなということも大変重要なことだというふうに思っています。  そういう場合の多くの方が避難された場合に、そうした方が、避難所が無理なら、どういう形で介護も続けながら過ごしていただくかということについては、大きな被害があったということを想定しながら、今後は十分にそういった対応についても私たちがしっかりと取り組んでいかなくてはいけないと。  今までは、体育館に避難をしていただいたりするまでの段階のことが主立ったように思いますので、大きな災害が来たときに実際にどう動いていくのかということをしっかりと、今も対応もしておりますが、さらに詳細なことについても、しっかり取り組んでいきたいなというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 炭本さん。 ◯13番(炭本 範子) ありがとうございました。  3番目に入ります。  「地域とともにある学校づくりを」。  前回、コミュニティスクールの導入について質問いたしました。「本市としても、近隣の事例について聞き取りや訪問で調査を進めて研究している」という答弁、また「モデル的に導入の検討を進めていきたい」と答弁されました。  先日の新聞報道では、「府教委は『導入すれば、子どもは地域に育てられているとの安心感があり、住民も子どもの成長を感じることが生きがいになる。より多くの自治体に広めたい』としている。」、そういう記事が掲載されていました。  また、その中で「10月には導入校の事例や利点を紹介する冊子を作成し、各市町村や学校に配布。年明けには説明会を開いて、導入校を増やしていく計画だ。」と掲載されています。  現在の進捗状況と今後どうしていくのか、お伺いします。 ◯議長(高味 孝之) 教育部理事。    (教育部理事 遠藤 順子君登壇) ◯教育部理事(遠藤 順子) 教育部理事でございます。  炭本議員の御質問にお答えします。  学校と地域が協働し、子供たちを社会総がかりで育んでいくことは、子供たちの成長にとってはもちろんのこと、保護者や地域住民にとっても地域ネットワークの形成という点で効果が期待されます。  現在、市では近隣の先進事例に学びながら、各学校における既存の組織(PTA活動や学校評議員制度、地域協働本部等)との整合性や導入の際の実質的なメリットについて研究を進めているところです。  今後も、学校や地域の状況を踏まえ、地域協働のための望ましい体制整備について、学校長とよく協議しながら検討してまいります。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 炭本さん。 ◯13番(炭本 範子) 新聞記事からですけれども、今、見せていただきました。これが、各市町村に配布されている冊子だと思います。年明け、説明会もするというようなことが書いてありましたが、それはどんな感じで、もう決まってきているんでしょうか、木津川市においてですね。お願いします。 ◯議長(高味 孝之) 教育部理事。 ◯教育部理事(遠藤 順子) 教育部理事でございます。  説明会というのは、恐らく府教委から各市町村の担当対象への説明会かと思われますが、その点につきましては、何も市教委には情報が入っておりませんので、わからない状況でございます。
     以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 炭本さん。 ◯13番(炭本 範子) ありがとうございます。  今のところは、まだわからないというところですね。  ここにも、今いただいた冊子にも書かれていますように、コミュニティ・スクールでは、府内では、京都市は幼稚園から小学校が全校と、そしてまた中学校8割と、支援学校もなっていると。城陽市、久御山町、伊根町も、全小・中学校。ほかにも、ここを見せていただくと、ありました。まだふえているんだなということがわかりました。京田辺市も福知山市も京丹波町、そして精華町ですね。  何で進まへんのかなというところがあるんですけれども、それはやはり学校というものの、私もそうだったんですけれども、学校という概念、あるいは学校観というものが、ずっと学校は勉強するところやねん、学力がよければいいねんというような、私もですよ、思っていたんですね。  これは、木津川市じゃなく、進まない理由の一つとして、日本の社会で、そんなことがあるかなと思うんですけれども、今の時代は違うと、ここにも書かれているように、地域で子供たちを育む。さっき、総がかりとかおっしゃいました。私も大好きな言葉なんですけれども、ということなんですが、学校観というのはどんなもんでしょうか、木津川市の教育部はどう思っておられるんですか。 ◯議長(高味 孝之) 教育部理事。 ◯教育部理事(遠藤 順子) 教育部理事でございます。  議員おっしゃいますとおり、地域の方々の力をおかりしながら学校教育を進めていくというのは、現在、もうそれは基本でございます。子供たちは、学校の中でのみ育んでいるのではなく、地域の方、保護者の方の協力を得ながら、地域協働の中で必要な力を育んでいるという認識でおります。  なので、本当にこのコミュニティ・スクール導入によってもたらす効果も、このリーフレットには書かれていますが、理念としては、本当によく理解できるところでございます。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 炭本さん。 ◯13番(炭本 範子) 京都府のこの平成30年度の教育委員会の重点目標の中にも、重点目標の一つとなっているんですね。それがどこに書かれているか、コミュニティ・スクールの設置、促進というのは。やっぱり1番目に書かれているんです。1番の「学力の向上」、2番目は「いじめ・不登校対策」とかありますけれども、そのほか「伝統文化の継承・発展」もありますけれども、やっぱり1番目のところに書かれている、「地域全体で子どもの学びや成長を支える取組を推進します。」、京都府の目標、府教委です。「コミュニティ・スクールの設置促進」、ほかに「京のまなび教室」とか書かれていますけれども、やはり学力の向上にもコミュニティ・スクールは、そういうことになっていくんだなということを、これを見て感じておるんですよね。  京都府が、これが本当に教育重点目標と書かれていることは、本腰を入れておられるんですよね。そういう姿勢が見えているんですよね。市の教育執行目標は、今されている新学校給食センターとか空調設備とかが書かれていました。まだ、こういうことはそんなに市としては考えておられていないなというのが見えてきておりますけれども、やはりこれをすることによって、アンケートには、地域の連携のほかに、いじめ・不登校が解消できたとかということも書かれています。地域の方や保護者がかかわっておられる特色ある学校は、どの学校が考えられますか。 ◯議長(高味 孝之) 教育部理事。 ◯教育部理事(遠藤 順子) 教育部理事でございます。  先ほど申しましたように、地域との協働により子供たちを育んでいくというのは、もう今や学校教育の基本でございますので、市内18校全てにおいて、特色ある学校づくりとしてやっております。  平成20年から学校支援地域本部事業というのが始まっておりまして、それにより地域ボランティアの方々の協力を得ながら、各学校それぞれ地域協働の体制を組んでいるところです。  学校評議員制度もありまして、それら既存の組織が既に確立している学校におきましては、なかなかコミュニティ・スクール等々の新しい組織を導入していくというのが、今、どのように導入していったらいいのかなというところを研究を進めておるところでございますので、市としてもこれについては重点として考えていないとか、そういうことでは決してございませんので、その辺、理解いただけたらと思います。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 炭本さん。 ◯13番(炭本 範子) どの学校という名前を出しては言えないところでしょうね。  今、評議員さんの話が出ました。私、いろんな教育委員会の議事録を見ますと、評議員さんが55人おられると。そこで、質問とかいろんなんがあったのが、学校評議員制度が有名無実化しているということが議事録に書かれていました。それは、当初と年末に開いて、学校評価に活用されていないというような言葉が出ているんですよね。  ということは、余り学校評議員制度と今おっしゃいますけれども、整合性とか、導入に向けてのいろんなネックがありますよとか言わはるけれども、そこは、こういう教育委員さんの言葉もあるんですから、本当にそこが、評議員さんが動いている動いていないは別として、どうあるべきかというところが、本当にあります。  前にも言いましたし、前にもおっしゃいました、評議員協議会というのは一定の権限を持つというところがあります。それが3つほどあって、一番心配されるのが教職員の任用、校長の策定する学校運営の基本的な方針を承認する。学校の運営に関して、教育委員会、または校長に意見を述べる権限があるということですが、こういうことが、評議員さんに本当に合議体でなられていますから、例えば教職員の任用に関して言えばですね。この人があかん、この人がいいなんて言うわけないんですよ。議会としても、同意するときもない。諮問を受けて、それを可決するときも、そんなことにならないでしょう。やはり、そこまでに行くまでに、もうちゃんと進んできているんですから、そんなことにはならないと私は思っているんですよね。  だから、ここにも書かれていますように、そしてまた前回、教育長がモデル的にやっていきたいというような言葉もお聞きしましたので、そういうところで、ぜひ学校長と協議しながら検討を進めてまいりたいということですけれども、もう少し具体的に、モデル的にどこをどう進めていくのかというところをお願いします。 ◯議長(高味 孝之) 教育部理事。 ◯教育部理事(遠藤 順子) 教育部理事でございます。  コミュニティ・スクールの導入につきましては、努力義務となっておりますので、本市でも導入の方向で考えていかなくてはならないと考えております。  今、先進地の視察も含めまして調査・研究、それと並行しましてモデル的に実践できる学校ということを検討しておりますので、今はその段階であるということでございます。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 炭本さん。 ◯13番(炭本 範子) ありがとうございます。  そうですね、その段階であると、それ以上言えないというところでしょうかね。  こうして府が教育目標として、重点目標としてされているところですし、今、されている例えば京都市、城陽市、久御山町に何も悪いことはないでしょう、されていて。されているところに何か悪いことがあるんかというと、ないと思っています。  そういうところで、やっぱり先ほども言いました評議員さんの制度は、余り機能していないというところもあります。府が、こうして促進しているというところがありますので、ぜひ次の平成31年度ですか、進めていただきたいと思います。  先ほども答弁にもいただきました社会総がかりというところが、私も大好きな言葉なんです。以前にも言ったと思います。教育の基本方針にも、後期にもそれを入れておられるというところで、木津川市全体で子供たちを守って、子供たちの教育にかかわりながら育てていくということが、いじめとか不登校とかがなくなっていく、そういう事例もありますので、ぜひそういうところで進めていただきたい。平成31年度は、校長先生との協議も要ると思いますけれども、そこの機会も持ちながら、教育委員会が指定するんですから、教育委員会の会議にも出していただいて、教育委員会が指定すれば、そこがなる。その前に学校長と話し合いをするというところだと思っておりますので、ぜひお願いしたいと思います。もう一度、答弁よろしくお願いします。 ◯議長(高味 孝之) 教育部理事。 ◯教育部理事(遠藤 順子) 教育部理事でございます。  子供たちを社会総がかりで育てていく、目指す学校像とか目指す地域の姿を学校と保護者と教育委員会と地域とともに共有しながら、これからもより協働体制を整備していきたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 炭本さん。 ◯13番(炭本 範子) ありがとうございます。  4番目に入ります。  木津川アート2018を終えて」。  「恋する恭仁宮」をテーマに、木津川アートが11月3日から18日までの16日間、瓶原地域で開催されました。佐藤プロデューサーの思いが通じたのか、小春日和が続くアートにふさわしい日々でした。地域アートとしては、成功したと思っております。  そこで、以下の点をお聞きします。  (1)開催までに心配事はなかったのか。  (2)今年度の事業が終わり、反省することと感想は。  (3)来場者数など、数字であらわすとどうなりますか。  (4)2年後の開催について、どのように考えているのか。  お願いいたします。 ◯議長(高味 孝之) マチオモイ部長。    (マチオモイ部長 武田 浩文君登壇) ◯マチオモイ部長(武田 浩文) 炭本議員の御質問にお答えをいたします。  アートイベントを約2週間実施するに当たり、20カ月の準備期間をかけて事業を進めております。  準備期間は、開催地域の皆様への説明から始まり、連携・協力を得ながら、「地域の芸術祭」を目指しております。  第6回目の開催ではございますが、毎回開催エリアが異なることで、新たな課題に直面いたします。  しかしながら、開催地域の皆様の御理解と御協力をいただきながらともに事業を進め、無事に終了することができました。  2点目につきまして、木津川アートは、開催6回目ということもあり、事務局やスタッフの運営スキルも上がってきており、経験も踏まえて臨機応変な対応ができていることや、開催地域の皆様が非常に協力的であったことから、開催期間中の大きなトラブルもございませんでした。  そのような中で、安定した天候にも恵まれ、「みかのはら」のロケーションとアートを十分に楽しんでいただけたと思っております。  3点目につきまして、木津川アート2018は、近畿圏のほか、遠くは福岡、東京など広い範囲から、前回の2016を1,850人上回る1万1,872人の方にお越しいただきました。  また、多くのメディアやSNSによる情報発信、レンタサイクルなどの利用者数におきましても、効果的な結果となっております。  4点目につきまして、木津川アートの開催・内容などの事業内容は、木津川アートプロジェクトにおいて決定しておりますので、今後の開催について、現段階では未定となっております。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 炭本さん。 ◯13番(炭本 範子) 炭本です。木津川アート、本当に瓶原で開催していただいて、瓶原の住民も再発見ができた。そして、みんなが参加して、やはりいろんなところを発見したり、なるほどな、瓶原はこんなに遠くからでも来てくださって、いいところと言ってくださっている方があるんだなというところを感じております。今、御答弁いただきましたように、本当にそのとおりだなと思います。  前回というか、だんだんと、6回目ですから、定着してきて、木津川アートですよ。瓶原においても、1,850人を上回るというところで、本当にありがたいなと。レンタサイクルも、本当に貸す自転車がないような状況でしたね。それもありがたいと思います。  今、来年の開催は未定というところでおっしゃっていただきました。瓶原にとって今後どうしていくかというところがあるんですけれども、これをやはり一過性にするんではなくて、地域振興に取り組んでいかなければならないと思っています。  この中で私が感じた、いろんな催しの中でされたこと、例えば大井手を探検するとか、恭仁宮の探検ツアーもありましたね。そういう人たちと一緒に交流しながらやっていくことは、一番瓶原にとっていいのではないかと思っております。  今後、瓶原がどうしていったら、観光の振興にもなるか、あるいはまた地域振興にもなるかと思いますに、グリーンツーリズムというのが昔からずっとドイツのほうからありますけれども、やはり自然と文化と住む人との交流、それが滞在して、それが適していると感じました。  そこからまた進んで、農家民泊とかシェアハウスとかもあるんですけれども、そういうグリーンツーリズムの支援、そしてまた今後、ああいう大きな恭仁宮跡ですので、子供たちを巻き込んだイベントの開催とかも、今度、何かまたそういうことがあれば、支援をいただきたいと思っています。  地域の、本当にくにっこも頑張りまして、市長さんも本当にありがとうございました。ここで質問じゃなくお礼ばっかり言っていたらあかんのやけど、そういう支援、グリーンツーリズムと子供を巻き込んだ、そういうことに対しての支援は今後お願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◯議長(高味 孝之) マチオモイ部長。 ◯マチオモイ部長(武田 浩文) マチオモイ部長でございます。  以前、炭本議員から御質問をいただいた中で、いわゆるどの地域でも地域振興に向けて有効な決定的な策はないという答弁をさせていただいたことがございます。  やはり、地域からのつわものと呼ばれる人たちの出現と合わせまして、その地域ごとの特色でありますとか立地、また人口とか産業の状況を踏まえた独自性のある取り組みというのが、地域振興に向けて何より求められているというふうに感じているところでございます。  そういう意味におきまして、グリーンツーリズムという具体的なことも御提案をいただいております。瓶原ならではの取り組みをしていくということが、その価値を上げていくということにつながっていくと思いますんで、市内全域、これ、どこでも一緒なんですけれども、それぞれの地域に合った形の振興策というものを地域住民の皆さんとともにやっていくというのが重要であるというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 炭本さん。 ◯13番(炭本 範子) ありがとうございます。  市長さんも力を入れておられるのが感じ取れました。これに対することですね、また今後どうしていくのかというところなどをお聞かせいただいたら、ありがたいと思います。 ◯議長(高味 孝之) 市長。 ◯市長(河井 規子) 炭本議員の御質問にお答えいたします。  木津川アートは、ちょうど6回目ということで、奈良の平城遷都1300年のときに佐藤さんから御提案をいただいて、始まったものです。  私は、こういった芸術、また若い人のそういった作品について、なかなか見に行く機会というのは、ちょっと敷居が高いというか、わざわざ行くというのには、なかなか敷居が高いものだと思っていたんですけれども、自分たちの住んでいる地域にいろんな作品を展示していただいて、それを見て回る、そして地域の人とも触れ合う、そういった機会というのは、とてもまちにとってもおもしろいし、また芸術を知るきっかけとしてもとてもいい事業だなということで、6回、常に一緒に回らせていただいたところです。  私は何が大事かというと、やはり子供たちも芸術に親しむということはとても大事ですし、また地域の皆さんと交流をしていく、また作家さんがその地域で、そこで感じたものをつくって、それを作品にしていただくということで、ほかでつくってきたものをそこに置いて、そのまま撤収するまで作家さんがおられないというよりは、作家さんみずからがその思いを伝えられたり、地域の人たちがその作品について、自分のことのように紹介されたりと、そういうところが非常にほかのアート祭にない、すばらしいそういった芸術祭だなというふうに思っています。  これまでも6回開催させていただいた中で、特に当尾地域につきましても、当尾の郷会館で文化祭をされたり、またいろんな発想が住民の皆さんから次々と出てきているところでありまして、やはり自分たちのまちの魅力を再発見できるという、自分たちのまちはとても魅力があるんだと、こんなに遠くから来ていただける、そういうまちであるということを自信を持ってもらう、このことがとても大切で、そのことによって自分たちでももっとこのまちを盛り上げていこうと、そういう機運が高まることがとても大切だなというふうに思っています。  そういう点では、今、瓶原のところにたくさんの方が、本当に毎日のようにリュックを下げて歩いて回っていただきました。私も回らせていただいて、本当にふだん車でしか通らない道しか知らないわけですけれども、こんな道があったんだなと、ここにお地蔵さんがあったり神社があったりということで、初めて足を踏み込ませていただくところがたくさんありました。  そのことによって、やはりここに訪れた方が、ここに住みたいなという声がたくさん出たということも聞いております。やはり、多くの方が訪れていただいて、また地域の人たちがそういう人を温かくお出迎えいただいて、おもてなしをいただいた中で、そういった今後が広がっていくのかなというふうに思いましたので、こういったことを一つのきっかけとして、やはり次のまちの活性化に向けて地域の皆さんとともに取り組んでいける、そのことが大切だと思っています。  今後のことについては、非常に残念ながら、総合プロデューサーの佐藤さんがお亡くなりになったということで、これまでも行政主導では決してなく、いろんなボランティアさん、プロデューサーの方が企画されたことについて、行政がお手伝いをさせていただいているということでしたので、今後については、これまで取り組んでいただいた方のさまざまな御意見をお聞きして、火が消えるのではなく、どういった形でこれを次の段階に進めていくのかということを御協議いただければなというふうに思っています。  いろいろと「恭仁っ子大作戦」を初め地域の皆様に大変御協力をいただいておかげで、こうして成功させていただいたことを改めて感謝と御礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。 ◯議長(高味 孝之) 炭本さん。 ◯13番(炭本 範子) ありがとうございました。  終わります。      ──────────────────────── ◯議長(高味 孝之) ただいまから10時45分まで休憩といたします。    午前10時32分 休憩    午前10時45分 再開
    ◯議長(高味 孝之) ただいま10時45分、休憩前に引き続き一般質問を続けます。  2番目、倉克伊さん。    (倉 克伊君質問席へ移動) ◯19番(倉 克伊) 議席番号19番、さくら会の倉でございます。  今回は、2問の質問をさせていただきます。  通告書に従いまして、質問をいたします。  まず1問目、「市の現状と今後の展望について」。  我が国は、世界的に見ても急激な少子高齢化、人口減少時代に突入をしています。木津川市は、全国的にもまれな人口増加の自治体として知られていますが、減少へ転じる波は着実に近づいており、今後の市政運営に大きな影響を与えるものと考えています。  これらの状況を踏まえ、市政の現状と今後のあり方をお伺いいたします。  (1)現在、市全体の人口は増加しているが、年齢別等の詳細な分析は行っているのか。また、その分析結果をどのように捉えているのか。  (2)「少子高齢化の進展」を踏まえた市政の運営について、具体的に取り組んできた施策は。また、その成果は。  (3)健康志向が高まる中、市民が利用する公共施設について、施設の禁煙のあり方を市はどのように考えているのか。市長部局及び教育委員会管理施設含めて問います。  (4)「市の継続的な発展」のための具体策について、行財政改革を進めながらも取り組んできたもの、また今後取り組むべきものは。道路、教育、経済等の分野ごとの主立ったもので御答弁をお願いいたします。  (5)「市民ファースト」という言葉がよく取り上げられるが、市長にとって市民ファーストとは、どのようにお考えですか。  以上、お聞きいたします。 ◯議長(高味 孝之) 市長。    (市長 河井 規子君登壇) ◯市長(河井 規子) 倉議員の5問目の御質問についてお答えいたします。  私は、これまで「クリーンで誠実な心の通った市政」「公平で公正な立場での市政の実行」を政治理念といたしまして、大切な税金を預かる立場であることを肝に銘じながら、常に市民の皆様の立場に立って、市政運営を誠心誠意取り組んでまいりました。今後も、そのことを大切に市政を執行していくことだと考えております。  その他の御質問につきましては、担当部長より御答弁申し上げます。 ◯議長(高味 孝之) 政策監。 ◯政策監(福島 浩) 政策監でございます。  倉議員の1点目の御質問にお答えいたします。  合併時の平成19年3月末と平成30年11月末を比較すると、総人口は1万455人、率にして16%増加しておりますが、1万455人の内訳は、年少人口が21%に当たる2,294人、生産年齢人口が1%に当たる651人の増加にとどまっている一方で、高齢人口は68%に当たる7,510人の増加となっており、高齢化が急速に進んでおります。  このような中、日本全体では既に本格的な少子高齢化・人口減少時代に突入しており、経済へのマイナスの負荷が高まっていくと指摘されております。  このことから、今後も続く高齢化の進展に対応していくため、長期的な視点に立ち、子供を産み育てやすい環境づくりとして、子育て支援No.1のまちづくりを継続しつつ、将来の税収減や扶助費の増加などを見据えた持続可能な財政運営を目指し、さらなる行財政改革を進めていく必要があると認識しております。  2点目につきまして、具体には、木津川市子ども・子育て支援事業計画に基づき、「育てよう未来にはばたく子どもたち~子育て支援No.1のまちを築こう~」を基本理念に、待機児童対策や第3子以降保育料無償化事業、また、子育て支援センターやつどいのひろばの開設、保育コンシェルジュの設置など、さまざまな子育て支援に取り組んでまいりました。  さらに、平成29年度に、切れ目のない子育て支援を目指し開設しました「子育て世代包括支援センター宝箱」では、約970件の面接や相談などの御利用があり、身近な相談先として機能をしております。  また、同志社大学赤ちゃん学研究センターと「木津川市子どもの睡眠リズム改善プロジェクト」を共同で研究し、市内保育園等の児童の睡眠リズムを調査し、乳幼児期の健やかな発達を支援をしております。  このような施策を講じてきた結果、乳幼児健診で実施している「健やか親子21」のアンケートにおいては、「この地域で今後も子育てしていきたいですか」との問いに、約90%の方が肯定的な回答をされており、子育てがしやすいまちと実感していただいております。  今後も、平成24年度から7年連続で継続しております、毎年4月1日の国基準の待機児童ゼロを継続するとともに、働きながら子育てできる環境を確保してまいります。  次に、高齢者施策といたしましては、高齢者の皆様が健康で生き生きと住みなれた地域で安心して暮らせるよう、在宅医療と介護の連携や、「第8次木津川市高齢者福祉計画・第7期木津川市介護保険事業計画」に基づき介護予防を重視した事業を展開しております。  具体には、地域包括ケアシステムの構築や在宅医療介護連携推進事業・生活支援体制整備事業の推進、また、介護予防サポーターによる体操教室などの介護予防事業や、認知症対応型カフェの開催などの認知症にかかわる施策なども実施しているところでございます。  今後も、子や孫の世代に健全な行財政運営を引き継ぐとともに、子育てしやすいまちを目指し、市外からの転入だけでなく、市内の若者が木津川市内に住み続けたいと思っていただき、また親の世代も安心して暮らせるまちづくりを推進してまいります。  私からは、以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 健康福祉部長◯健康福祉部長(大西 寛典) 健康福祉部長でございます。  倉議員の3点目の御質問にお答えいたします。  禁煙及び受動喫煙の防止は、健康増進法に基づき、総合的な健康づくり対策として重要な課題と考えております。  敷地内禁煙については、2020年4月に改正健康増進法が施行されることからも、必要な措置を講じる必要があると考えています。  市民の健康面の視点から、喫煙、受動喫煙による健康への悪影響、また防止策についての情報提供、健康教育等を継続して実施していきます。  市役所庁舎については、分煙対策を講じています。社会教育施設等については、館内は禁煙としていますが、敷地内は、中央図書館を除き喫煙場所を設置しております。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 総務部長。 ◯総務部長(池尻 潔昭) 総務部長でございます。  倉議員の4点目の御質問にお答えいたします。  平成20年度の木津川市行財政改革大綱及び推進計画策定以降、5年ごとに見直し等を行いながら、不断の行財政改革に取り組み、現在は第3次の計画に基づき、持続可能な財政基盤を構築することを目指しております。  これまでの主な取り組みといたしましては、道路網では、木津東バイパスや東中央線・木津川架橋の整備促進、教育分野では、選択と集中による教育環境の充実を目指し、ICT教育機器類の導入などを進めてまいりました。また、経済分野では、積極的な企業誘致活動に取り組み、新たな税収や雇用機会の確保による地域の産業力向上に努めてきたところでございます。  今後も、スクラップ・アンド・ビルドによります各種事業の見直しや充実はもとより、宇治木津線の整備促進、新学校給食センターの整備といった新たな大型事業に取り組みつつ、地域経済の振興策に努めてまいります。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 倉さん。 ◯19番(倉 克伊) 今回、私がこの2つの質問をするわけでございますが、第3次木津川市行財政改革大綱の推進委員会から市長宛てに諮問が出ているわけなんです。その一部を紹介させていただきますが、「全国的に人口減少・少子高齢化が加速する中、現在は人口増加が続いている本市においても、中長期的な情勢を鑑みると避けることができない状況であり、より厳しい行財政運営となることが見込まれます。持続可能な行財政基盤を築き、未来の世代に引き継ぐ必要がある」と、これが推進委員会の会長名で市長に諮問されている文書の一部であります。このことが、私の今回の大きな質問のテーマでありました。  それで、今の1問目から質問をさせていただきます。  まず初めに、木津川市の合併時と現在の人口の構成比率をお教えいただけませんか。わかれば、地域ごとにお願いしたいと思います。 ◯議長(高味 孝之) 政策監。 ◯政策監(福島 浩) 政策監でございます。  お答えいたします。  まず、平成19年3月末の木津川市全域の総人口でございますけれども、こちらが6万6,658人、うち年少人口が1万699人、生産年齢人口が4万4,978人、高齢人口が1万981人となっております。  続きまして、その内訳を申し上げますと、旧木津地域が、うち全人口1万4,659人、ちょっと全部は長いので、先に。 ◯議長(高味 孝之) 倉さん。 ◯19番(倉 克伊) 今の質問は、率でお教え願いたいと思います。 ◯議長(高味 孝之) 政策監。 ◯政策監(福島 浩) 政策監でございます。  失礼いたしました。  まず、木津川市全域で、年少人口の率が平成19年3月末で16%、生産年齢人口が67%、高齢人口が16%という状況でございました。現在、平成30年11月末の状況でございますけれども、年少人口が17%、生産年齢人口が59%、高齢人口が24%となっております。  続きまして、ちょっと長いですけれども、地域別を申し上げますけれども、旧木津地域が平成19年3月末が、年少人口が19%、生産年齢人口が68%、高齢人口が13%です。同じく平成30年11月末現在で、木津地域の年少人口でございますけれども、19%、生産年齢人口が62%、高齢人口が19%というふうになっております。  続きまして、旧加茂地域でございます。平成19年3月末が、年少人口11%、生産年齢人口68%、高齢人口21%でございます。平成30年11月末現在が、年少人口9%、生産年齢人口52%、高齢人口が39%となっております。  続きまして、旧山城地域でございます。こちらが、平成19年3月末で、年少人口13%、生産年齢人口63%、高齢人口が24%でございまして、平成30年11月末が、年少人口13%、生産年齢人口55%、高齢人口31%といった状況になってございます。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 倉さん。 ◯19番(倉 克伊) ありがとうございます。  私たちは、よく全国的にもまれな人口増加のまちという言葉をよく使います。市長もよく言葉にされますし、我々も研修に行ったときに、必ず市の紹介の中で、その言葉を使います。  しかしながら、今の答弁にありますように、いわゆる生産年齢人口の率ですね、これは減っております。人口的には増なんですけれども、いわゆるほかの年齢層と比べて減っているんですね。  15歳から60歳まで、そういう労働可能人口が伸び悩んでいるということが、税収の伸び悩みにつながっているのかなと私は思っておりますが、市としての分析はどうなっていますか。 ◯議長(高味 孝之) 政策監。 ◯政策監(福島 浩) 政策監でございます。  お答えいたします。  税収ということでございまして、平成19年度決算の数値で申し上げますと、地方税収が約86億円でございました。現在の直近、平成29年度決算で申し上げますと、こちらも同地方税収で約97億円ということでございまして、差し引き11億円の増加という状況でございます。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 倉さん。 ◯19番(倉 克伊) 今、税収の金額をお教え願ったわけですが、支出でよく市長が言われる扶助費ですね、扶助費も含めて民生費、これが合併時と比べてどのように支出が増大しているかということを、あわせてお教え願えませんか。 ◯議長(高味 孝之) 政策監。 ◯政策監(福島 浩) 政策監でございます。  お答えいたします。  扶助費でございますけれども、平成19年度は約23億円という状況でございました。平成29年度は約57億円ということで、差し引き32億円の増加という状況になっております。  対して、地方税収の比較ということでございまして、うち経常的なものに対する一般財源ということで申し上げますと、平成19年度は約11億円、平成29年度は約20億円ということで、差し引き9億円ではございますけれども、ただし伸び率としては82%の増加ということで、倍弱ぐらいまで増加しているという状況でございます。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 倉さん。 ◯19番(倉 克伊) 今、扶助費を言ってもらったわけなんですけれども、扶助費を含めた民生費ですね、なお大きな数字であろうと思います。私の質問でおわかりのように、いかに生産年齢というんですか、これを確保することが木津川市の今後の、いわゆる税収増というか、活性化につながっていくんじゃないかと、このように思っています。  その中で、それぞれの自治体には特色があって、木津川市は他市と比較しても、子育て施策に大変力を入れていただいているというふうに評価はしておりますが、今、他市から流入していただく若者の世代はふえています。しかしながら、木津川市で生まれ育って、木津川市で住んでいただくという施策が、もう少し力を入れていただく必要があろうかと思いますが、その点についてお考えをお聞きします。 ◯議長(高味 孝之) 政策監。 ◯政策監(福島 浩) 政策監でございます。  お答えいたします。  議員の御指摘のとおりでございまして、平成27年度に地方創生の関係で人口ビジョンというものを定めたときに、やはり高校または大学の卒業と同時に転出が多いという状況で、その年代につきましては、マイナスという状況になっております。  つきましては、そういった方がやはりいかに生産年齢人口として、市にとどまっていただけるかという施策を進めていくことは、市としても重要なことだというふうに認識しております。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 倉さん。 ◯19番(倉 克伊) 私、ちょっと資料として人口ピラミッドの資料を持っているんですけれども、20歳から30歳までの間の、人口が、これ、全国的にもちょっと減少している世代なんですけれども、その中でも、やっぱり木津川市も御多分に漏れず少ないわけであります。この年代は、今後、生産年齢の中心となっていくというふうに考えています。  そういった意味では、やはり自分が生まれ育ったところで住んでいただくというのが、これはもう大きな市の課題であろうと思います。ぜひとも、この施策をもうちょっと明確に進めていただきたいと思いますが、もう一度、その施策等のお考えがあれば、お聞きをしておきたいと思います。 ◯議長(高味 孝之) 政策監。
    ◯政策監(福島 浩) 政策監でございます。  お答えいたします。  一定、20歳から29歳の段階で減るということにつきましては、先ほど申し上げましたとおり、進学・就職という機会でございまして、外部環境というところがございますので、ある意味では、その点は多少しようがないのかなというふうに考えておりますが、一方で、将来的にそういった方々が家を建てたい、または子育てしたいというふうに考えたときに、市に戻ってきていただく、Uターンをしていただけるというような市である必要があるというふうに考えております。  平成27年度に、先ほど人口ビジョンということを申し上げましたけれども、策定した際に「市民アンケート調査」を行っておりますけれども、市に転入していただいている理由として、やはり自然環境といったもの、それから子育て環境、そういったものに引かれて一戸建てを求めて転入してくる方が多くなっているという結果も報告されております。  つきましては、そういったアンケート調査結果も踏まえながら、良質な住環境を引き続き維持していくこと、またそれから子育て世代のために仕事と家庭の両立がかなう環境づくり、それから企業誘致等も含めた雇用の場の確保、そういったものを含めて、住み続けたいと思えるまちづくりに努めていきたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 倉さん。 ◯19番(倉 克伊) 以前に私たちさくら会で豊岡市へ行ったんですけれども、豊岡市は裏日本ですので、流出する若い世代の方が多いんですけれども、学生時代に、いわゆる市の出身地、もしくは外に出ておられて市で出身された方等にアンケートをとっておられるんですね、学生のときに。いわゆる戻っていただく施策が必要だということがあるんで、その辺も含めて、働く時期になってそういう施策をするんじゃなしに、学生時代から動きを追いかけながら、そこにアンケートなりの意識づけをしていただくというのも大きな手法であると思うんで、その辺を、いろんな施策はあると思うんですけれども、よろしくお願いしておきたいと思います。  それでは、小さな2問目の質問をいたします。  まず、少子化対策として、子ども・子育て支援事業計画を策定して、目標である基本目標を掲げ、いろんな施策を展開されています。もう一度、ちょっと確認をしておきたいと思います。基本目標と、その今の事業実績をお教えください。 ◯議長(高味 孝之) 健康福祉部次長。 ◯健康福祉部次長(瀬戸 明美) 健康福祉部次長でございます。  子ども・子育て支援事業計画の基本目標でございますが、1つが「子どもの人権の尊重と安全・安心な環境づくり」、2つ目が「子どもが心豊かにたくましく育つ環境づくり」、3つ目が「安心して子どもを産み、育てることができる環境づくり」、4つ目が「親子の笑顔を支える仕事と生活の調和の推進」、最後に「子どもと子育てを支援する地域づくり」でございます。  目標実現のための施策につきましては、251事業ございまして、そのうち248事業を実施いたしました。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 倉さん。 ◯19番(倉 克伊) 今回の私の質問は多岐にわたりますので、細かい質問はちょっと避けさせていただきますが、251事業の中で、大半をこなしていただいているということで、評価はしています。  次に、高齢化対策として、多くの事業を展開されております。市内の高齢者人口や高齢化率等、そのうち要介護認定者の人数が何人おられるか、ちょっとお教えください。 ◯議長(高味 孝之) 健康福祉部長◯健康福祉部長(大西 寛典) 健康福祉部長でございます。  倉議員の御質問にお答えさせていただきます。  市内の全体高齢化率は、10月末現在で24%、各地域におきましては、木津東が14.5%、木津西が24.2%、加茂が39.5%、山城が32.8%という高齢化率でございます。  65歳以上の高齢者人口につきましては、1万8,502人、平成30年11月末現在の要介護認定者の数は2,937人、認定者率は15.9%でございます。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 倉さん。 ◯19番(倉 克伊) 高齢化が進んでいることは間違いない事実でありまして、もうその波が着実に押し寄せているというふうにも思っております。  今、在宅介護の必要性というのが見直されていまして、医療も介護も住みなれた自宅でという形で言われるようになっております。  そこで、今先ほどの答弁にもありましたが、地域包括ケアシステムとはどんな内容でしょうか、そのちょっと御説明をお願いいたします。 ◯議長(高味 孝之) 健康福祉部長◯健康福祉部長(大西 寛典) 健康福祉部長でございます。  再度の御質問にお答えさせていただきます。  地域包括ケアシステムでございますけれども、2025年を目途に、重度な要介護状態となられた方が住みなれた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるようにと、住まい・医療・介護・予防・生活支援、この5つの要素が一体的に提供される支援体制ということで、ケアシステムというところでございます。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 倉さん。 ◯19番(倉 克伊) 在宅医療と在宅介護ですね、この連携を進められていると思うんですけれども、今、その進捗状況はどうなっていますか。 ◯議長(高味 孝之) 健康福祉部長◯健康福祉部長(大西 寛典) 健康福祉部長でございます。  再度の御質問にお答えさせていただきます。  現在の進捗でございますけれども、相楽医師会を中心といたしまして、薬剤師会であったり、歯科医師会、そして地域包括支援センター、行政、介護の関係機関等々が連携をとりながら現在進めているという状況でございます。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 倉さん。 ◯19番(倉 克伊) 現在進めているという答弁なんですけれども、進捗状況、どの程度進んでいるということは明確には答えられませんか。 ◯議長(高味 孝之) 健康福祉部長◯健康福祉部長(大西 寛典) 健康福祉部長でございます。  再度の御質問にお答えさせていただきます。  各関係機関等が連携をしながら現在進めているというところでございます。それぞれの関係機関でいろいろな事業に取り組んでいたりとか、啓発をさせていただいたりとか、講演・フォーラム等を実施させていただいたりとかというとこら辺で、現在、個々の課題等も踏まえて進捗をしているというところでございます。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 倉さん。 ◯19番(倉 克伊) まだ、今、課題を広げて課題解決を行っているという状況やと思いますが、今後、いろんな市民ニーズが多様する中で、こういう介護環境も多岐多様にわたると思いますが、早急にニーズに応えて的確に頑張っていっていただきたいと、このように思います。  3番目の再質問をいたします。  禁煙や受動喫煙防止は、2020年の東京オリンピックイヤーに向けて、国も大きく動き始めています。  まず、授乳期から就学前の子供たちの受動喫煙に対する防止策ですね、これについて、市はどのような事業を行っていますか。 ◯議長(高味 孝之) 健康福祉部次長。 ◯健康福祉部次長(瀬戸 明美) 健康福祉部次長でございます。  倉議員の御質問にお答えさせていただきます。  まず、乳幼児等の関係につきましては、母子手帳交付時にマタニティ広場、あるいは乳幼児訪問時に、妊産婦や家族に対し喫煙予防、受動喫煙防止のためにリーフレットを配布したり、健康教育を実施しているというところでございます。  また、教育の観点からいきますと、各中学校1年生を対象にはしておりますけれども、平成25年度から喫煙防止教室を実施しているという状況でございます。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 倉さん。 ◯19番(倉 克伊) 喫煙は、今、答弁の中にありましたが、子供たちへの影響はもちろんですが、吸っている本人、その周りの方の動脈硬化や発がん性というのは、これはもう言われて久しいわけでありますが、そこで公共施設の今の現状をお伺いしたいと思います。  細かく御答弁いただきますと時間がかかりますので、市長部局と、それから教育委員会の、まず直接管理している部局、先ほどの答弁の中にもありましたが、もう一度施設ごとにちょっとお伺いをしたいと思います。  以上です。 ◯議長(高味 孝之) 総務部長。 ◯総務部長(池尻 潔昭) 総務部長でございます。  総務部というか、市長部局で管理している施設ということでございますけれども、全体でちょっと答弁させていただきますと、木津川市の公共施設では、基本的にはもう施設内全面禁煙化ということで、分煙対策ということをさせていただいているというところでございます。  屋外につきましては、喫煙場所は基本的に設けないこととさせていただいているのが多いところでございますけれども、今現在につきましては、屋外については、喫煙場所については設けている部分もございます。  今、全体で、教育委員会も含めて89の管理している施設がございますけれども、そのうち屋外で喫煙場所を設けているというところにつきましては、市役所を含めて23程度あるというふうに認識しております。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 教育部長。 ◯教育部長(竹本 充代) 教育部長でございます。  教育施設につきまして御答弁をさせていただきます。  まず、学校施設につきましては、全ての学校で校舎内は禁煙でございます。また、敷地内につきましては、一部、学校には影響のない範囲で敷地内で喫煙場所を設けているという学校がございます。  また、社会教育施設につきましては、こちらも館内は全て禁煙となっておるところでございますが、敷地内というところにつきましては、先ほど答弁もありましたとおり、中央図書館のみが禁煙というところで、ほかの場所につきましては、何らかの喫煙場所が敷地内にございますということで、以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 倉さん。 ◯19番(倉 克伊) もちろん、これ、2020年に改正健康増進法が施行されます。もうこれ、待ったなしですね、あと2年間の間にほとんど、特にこういう庁舎等、主たる施設は全面禁煙という方向になるであろうと思うんですけれども、今聞いていますと、まだ館内禁煙であるとか、一部敷地内でまだ吸う場所もあるというふうにお聞きをしておりますが、私の考え方で申しますと、まず教育施設ですね、いわゆる学校の教育施設等は全面禁煙にすべきだと思います。また、庁舎を含め、直接管理している施設についても、そうなるであろうと思いますが、今の今後の2年間の対応というのは、どのようなお考えか、お聞きしておきたいと思います。 ◯議長(高味 孝之) 総務部長。 ◯総務部長(池尻 潔昭) 総務部長でございます。  御指摘のとおり、平成32年4月1日から、行政機関が管理する施設につきましては、敷地内禁煙が原則だということになりますので、屋外で受動喫煙を防止するための必要な措置を講じることができれば、その敷地内でも喫煙することは可能やということで今のところ法律には定めがございますけれども、今、現状といたしまして、明確な基準というのが、今年度中に省令として示されるということでございますので、その内容をもって、市としてどのように対応するかということにつきましては、決定させていただきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 倉さん。 ◯19番(倉 克伊) ぜひとも、国の動向を注視しながら、法律に定められた行動をとっていただくというのが基本であると思います。  次に、出先機関ですね、市民がよく利用される公民館や集会所ですね、もう一度、今の現状をちょっとお答えください。 ◯議長(高味 孝之) 教育部長。 ◯教育部長(竹本 充代) 教育部長でございます。  教育施設の中で、市民の方々が利用されている社会教育施設というところでございますが、もちろん館内は全て禁煙なんでございますが、敷地内というところになりますと、やはり入り口の利用者の方に比較的影響の少ないところに灰皿等を置いているというところでございます。  ただ、こちらのほうにつきましても、多数の方々が利用されるというところでございますので、先ほどありましたように、新しい法の施行のもとで、どの程度の受動喫煙を防止するための施設が必要かというところも見きわめながら、施策を講じてまいりたいというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 倉さん。 ◯19番(倉 克伊) 今の出先機関等、また公民館・集会所についても、館内は基本的には禁煙であるというふうに御答弁がありましたが、実際には灰皿を置いている館もあるみたいですよ。それは、また確認をしておいていただきたいと思います。館内にですね。  そういった意味で、今後、改正健康増進法が施行されるに当たって、ぜひとも施設の検討をしながら、施設管理をよろしくお願いしておきたい。また、それに対する規則等の改正もやらなければならない問題がありますんで、よろしくお願いしておきます。  次、4番目ですが、合併して3つのまちが一つのまちになったわけですね。交付税の算定替というのは、そういった意味で、一つのまちの交付税に変えるという意味なんで、必ずこれは合併市として通らなければならない道なんですね。  そういった意味、先ほど税収の収入の部、そして一部ですが、民生費等で支出の部をお聞きをいたしました。私のこれは試算ですけれども、2年前から算定替が始まって、5年間で約6億円の一般交付税の減額、それから扶助費を含む民生費ですね、これの増加、これは待ったなしにふえていくと私は思います。  そういった意味で、5年前よりも6億円以上の見直しをかけながら、いわゆる行政がよく使われるスクラップ・アンド・ビルド、繰り返しながら残す施策、そして統廃合、また廃止をする施策というのは、これから問われるわけなんですけれども、これも行政がよく使われる、いわゆるその後、ソフトランディングですね、やわらかく着地をするということを念頭に算定替の基金も設立をしております。  そういった意味では、余裕というのは、今の時点ではないわけでありますが、今、市の公共施設等設総合管理計画がつくられましたね。これ、私読んでいますと、こんな施設がありますよ、今、こんな状態ですよという状況なんですね。その後、行動計画をつくるということなんですけれども、いつ作成されて、いつそれを実施されるんですか、形にあらわしていくんですか。そのことだけお聞きしておきたいと思います。 ◯議長(高味 孝之) 総務部長。 ◯総務部長(池尻 潔昭) 総務部長でございます。  公共施設等総合管理計画の具体的なプランニングにつきましては、今、30年間の計画で総合計画というのは定めさせていただいているんですけれども、それを3分割して、更新時期に合わせて10年間を3回、1期、2期、3期としてプランニングをするということで、今、事務を進めさせていただいておりまして、今、第1期のプランが案としてでき上がっております。それで、長寿命化すべき施設、統廃合するべき施設ということで、施設ごとにまとめをさせていただいている状況がございますので、それについてお示しさせていただくということなろうと思うんですけれども、それにつきましては、今年度中をもってそれについてはお示しさせていただきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 倉さん。 ◯19番(倉 克伊) 30年間のスパンと、今、答弁がありましたね。確かに、施設等で、例えば例を挙げますが、文化ホール的な施設がありますね、これは老朽化してくるのは、相当先というか、20年、30年先になるであろうと思います。そのときには、統廃合なり改修等の検討がされる。それはわかります。
     しかしながら、今待ったなしに財政改革をやる中で、早急に対応すべき事象が私はあると思います。それを、まだ今年度中にお示しをして、その後、どれから行こうかなというような形になるんでしょう。それじゃ、私、ちょっとぬるいと思いますね。  そういった意味で、もっと前倒しをしてやるべきことがあると思うんですけれども、市長、その私の考え、間違っていますか。 ◯議長(高味 孝之) 市長。 ◯市長(河井 規子) 倉議員の御質問にお答えをいたします。  いろいろと今、総合計画もつくりまして、財政の収支見通しなどもつくっているわけですけれども、非常に先ほども1問目でお答えをさせていただきましたように、1万人は人口がふえても生産年齢人口は横ばいということで、高齢者人口が68%ですか、ふえているということで、本当に人口は伸びたけれども、非常に今後厳しくなっていくということで、8万人をピークに、今後は、15年ぐらいすれば人口が減少していくというのは、もうこれは木津川市としても避けられない状況です。生産年齢がふえないで高齢化が進み人口が減っていくとなると、今まで年1億円ぐらいの税収は伸びていたわけですけれども、さらに税収は減っていくということになります。  その反面、やはり高齢化が今後40%近くなりますので、人口の4割近くが高齢者ということになっていきますとなると、本当にそれを支える福祉・医療・介護、福祉の関係の費用が非常に膨らんでいくということで、これは大変厳しいかじ取りをしなくてはいけないというふうに思っています。  基金も、今、100億円ありますけれども、10年後には半分近くになるのではないかと、今のままの状況で行きますと、そういうことも出てきています。  そういうことを考えますと、本当に早急にやっていかなくては、とても間に合わないということを考えています。  そういう中で、皆さんの御理解をいただいて、施設の統廃合でありますとか、配置でありますとか、また施設を使っていただいている支所の見直しでありますとか、いろんな施策についても見直しをさせていただいているのが現状であります。  しかしながら、それで大きな財政効果がすぐ見込めるかというと、なかなかそうもいかないものでありますので、昨年も職員の給料も2%カットさせていただきましたが、職員も一丸となって、どういうことにしっかりと取り組んでいくのかという意見をいっぱい出していただきました。  それを一つずつ進めさせていただくのと同時に、やはり議員の皆さんや市民の皆様に御理解をいただいて、今後、市が行財政改革をしていく、そういった施策について御理解をいただかなくては前に進んでまいりませんので、そのことをしっかりと計画を立てて皆さんにお示しをしていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 倉さん。 ◯19番(倉 克伊) 今、基金の話が出ましたが、基金の中には、目的基金で、その用途にしか使えない基金がたくさんあります。  そういった中で、やはりソフトランディング、いわゆる算定替の交付金が減額されて、その後、着地するまで私は予断を許さない状況が続くんであろうと、このように思っていますんで、なおかつ財源の確保というのは、こういう見直しの中で、何億円の事業を一つなくすということではないと思います。いわゆる小さな数字の積み重ねが行財政改革の財源確保となるわけなんで、その辺も含めて行財政改革を行っていかなければならないと思っていますので、よろしくお願いしておきたいと思います。  最後に、5項目めの質問でありますが、私たちはサイレント・マジョリティーという言葉をよく聞きます。また一方で、ラウド・マイノリティーとか、ノイジー・マイノリティーとかという言葉も耳にします。静かなる多数派ですね。一方では、声の大きな少数派というふうにも日本語で訳されておりますが、声の大きな方は、市にいろいろ届いていると思うんですね。その多数派であるふだんの一般の市民ですね、生活等にふだん追われながら、市民には行政に何か思いがあるにもかかわらず、なかなか届ける時間もないという方が多いと思いますね。  市長は、先ほどの答弁の中でも、市民の声を聞いて、市民の立場で行うというのが市長の基本方針であるというふうにお聞きをしましたが、この2つの声を市長はどのように聞き、どのように公平な判断をされながら運営をしていこうとされているんですか。 ◯議長(高味 孝之) 市長。 ◯市長(河井 規子) 倉議員の御質問にお答えいたします。  いろんな施策を形成していくに当たりましては、もちろん議会の皆様にも御審議いただきますが、それまでの間に審議会を設けさせていただいて、いろんな団体の代表の皆様、個々人の皆様から審議会に入っていただいて、いろんな御意見を聞かせていただくという場も設けております。  また、いろんな機会にアンケートもとらせていただいたり、ワークショップをさせていただいたりと、市民の皆様の声をできるだけ反映させていただこうといった、そういった機会も設けております。  そういう中で、最終的に市民の代表の皆さんであります議会の議員の皆様があらゆる立場からいろんな議論を活発にしていただく中で、最終決定をしていただくというふうに思っておりますので、多くの皆様の御意見を聞く機会というのは、今後もしっかりと体制の中に入れていきたいと、このように考えております。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 倉さん。 ◯19番(倉 克伊) ぜひとも、静かなる大勢の方の意見を取り入れる手法をまた考えていただきたいと思います。  持続可能な市政の運営というのを一言で言いますけれども、非常に難しい。限られた財政の中でスクラップ・アンド・ビルドを繰り返しながらも、収支の均衡を保つという非常に難しい手綱を市長は担っておりますが、これは合併した市として、私たち全員の責務であると私は思っています。行政も議会も、このことが重要な課題であると思っていますので、今後ともよろしくお願いをしておきたいと思います。  1問目の質問を終わります。  2問目の質問に移ります。  「行政の効果的・効率的なスリム化に向けて」と題しまして、質問します。  市では、厳しい財政状況の改善に向け、本年度から「第3次行財政改革大綱」「第3次行財政改革行動計画」に基づく取り組みが進められています。その中には、「豊かなアイデアで改革する自治体」として、組織の見直しといった具体的な項目も明記されています。  そこで、以下のことをお聞きします。  (1)「組織体制の見直し」と「定員適正化計画」について、本年度中に策定されるとお聞きをしますが、現在の検討状況とその方向性は。また、これらに合わせて、「窓口業務の民間委託」の考えは。  (2)組織体制の見直しによる両支所機能や出先機関への影響は。  (3)「定員適正化計画」の中で、2020年度から新たに導入される会計年度任用職員制度移行への検討は進んでいるのか。職員の現在までの採用状況と今後の採用予定もあわせてお聞きをします。  以上です。 ◯議長(高味 孝之) 市長室長。    (市長室長 井上 透君登壇) ◯市長室長(井上 透) 市長室長でございます。  倉議員の御質問にお答えをいたします。  現在、本市においては、普通交付税合併算定替特例措置の逓減や、扶助費を初め、人口増加に伴うさまざまな行政需要、公共施設の老朽化への対応など、大変厳しい財政状況に直面しております。  そのような中、第3次定員適正化計画については、行財政改革による行政の簡素化・合理化や事務の効率化、民間活力の活用を図りながら、職員数抑制の考えのもと、現在、策定に向けて事務を進めております。  次に、今年度、市民課窓口業務について外部委託を実施している自治体をお伺いし、その取り組み状況を調査しているところです。  外部委託は、市民サービスの向上や経費抑制などの財政効果が求められるところでありますが、人口等同規模程度の自治体で、大きな成果を上げているところは、現在のところ見受けられません。  引き続き、市の組織体制の見直しに反映できる外部委託が可能かどうか、検討をしてまいります。  2点目については、今年度10月1日からの支所機能見直しによりまして、職員配置の見直しを行いました。  今後も、支所や出先機関における組織や事務の見直しに合わせ、民間活力や再任用の活用を図りながら、適正な職員配置に努めてまいります。  3点目につきましては、地方公務員法及び地方自治法の改正法が施行される2020年4月1日から臨時・非常勤職員に関する制度・運用が大きく変わり、会計年度任用職員制度が導入されることになります。  国から示された導入マニュアルに基づき、現在、検討を行っておりますが、フルタイムとパートタイムの区分、給与水準の決定、期末手当の支給条件や昇給制度の導入など、さまざまな給与面や勤務条件面の検討課題があります。  これらの課題を整理した上で方針を決定し、適宜、職員組合と協議を行い、来年6月議会までには、関係条例案を議会に上程いたしたいと考えております。  次に、職員の採用状況と今後の採用予定ですが、平成26年度から平成30年度までの過去5年間の新規採用職員の状況は、平成26年度は12名、平成27年度は19名、平成28年度は19名、平成29年度は21名、平成30年度は18名の職員を採用しております。  今後も、退職者や再任用職員の任用数を考慮し、定員適正化計画に合わせた職員採用を実施してまいります。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 倉さん。 ◯19番(倉 克伊) 時間が余りありませんので、ちょっと主立った部分を先に質問いたします。  まず、受け付け業務の民間委託について質問します。  私たちさくら会は、宜野湾市の窓口業務の民営化を研修をしてまいりました。非常に利用者の方、市民の方に好評でありました。また、議会運営委員会で藤枝市・掛川市へ行きましたが、そこでも民間委託、窓口業務をやっておられました。そこも比較的好評であったというふうに理解しております。  そこで、先ほどの答弁の中で、やっておられる自治体にちょっと研修も行っておられるようなんですけれども、どこへ行かれたんですか。 ◯議長(高味 孝之) 市民部次長。 ◯市民部次長(石原 久美子) 市民部次長でございます。  ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。  市民課の窓口業務に関しての外部委託の調査ということで行ってまいりました。今年度、奈良県奈良市、生駒市、三重県伊賀市、大阪府守口市、以上、4つの自治体のほうを視察してまいりました。市民課の窓口業務に限ってということでございます。  以上です。 ◯議長(高味 孝之) 倉さん。 ◯19番(倉 克伊) やはり、変更していくメリットですね、まずその辺で、市民の方の好評なところ、もちろんデメリットも知る必要はあるんですけれども、民間委託するというのは、行財政改革の一環であるし、そういう効果も出ている、またそういう手法を勉強するというのが、私は研修であろうと思っています。  そういった意味で、先ほどはあくまでも一例ですが、市民の受け付け時間ですね、例えば朝8時から18時ぐらいまでやっておられるんですね、民間やから。そういう部分とか、内容もなかなか濃くやっておられます。そういった部分を、研修先を探して行かれるのも一つの手ではあると思うんですけれども、いかがですか。 ◯議長(高味 孝之) 市民部次長。 ◯市民部次長(石原 久美子) 市民部次長でございます。  再度の御質問でございますが、私たちが今回視察をさせていただいた場所については、奈良市さんのほうでは、月に二度ほど休日の窓口を実施されて、そこにも外部委託の職員さんがおられました。  民間でできることは民間で行う、民間のノウハウの活用を行って、市民サービスを低下させることなく財政効果を上げるということは、最大の目的であります。  ただ、私たちがちょっと視察で感じた点は、やっぱり費用のほうがかなりかかっているなというような実感もございました。  木津川市にとっても、それが効果的なものであるかどうかという検証は、今後進めていかなければならないと感じました。  以上です。 ◯議長(高味 孝之) 倉さん。 ◯19番(倉 克伊) この民間委託、ほかの部署もあるとは思うんですけれども、その部署も含めて、民間でできることは民間にお願いする。そして、サービスの向上につながらんと意味がないんで、その辺も研究しながら、ぜひとも行財政改革の一環でも検討していただきたいと、このように思います。  それと、先ほどの質問の中で、いわゆる支所機能と出先機関のちょっと話もありましたんで、今、支所、出先機関で、支所を2つに数えて、ほぼ8つの出先機関があるんですけれども、そこで、今回の人員配置で、特に加茂支所は9人から6人に、そして山城支所は7人から4人にということで減ったというふうに私は認識しているんですけれども、今後、組織の見直しですから、もちろん減ったのはやむを得ないかもしれないけれども、受付けをしている職員の態度について、利用者の方から不満の声がたまに聞こえるんですね。  それを聞いていますと、ちょっとしたことなんですよ。例えば言葉遣いであるとか、親切さであるとか、丁寧さですか、そういうことの指導というんですか、職員教育というんですか、その辺をもうちょっとやっていただきたいなと思うんですけれども、ここにおられる方は全て上司の方なんで、その辺、どのようにお考えですか。 ◯議長(高味 孝之) 市長室長。 ◯市長室長(井上 透) 市長室長でございます。  ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。  まず、窓口業務といいますのは、市民の方と第一に接する場所、そして市民サービスを行う場所になりますので、そこでの対応一つで市のイメージが大きく変わるということは十分考えられることでございます。  今までも研修等、重ねてはきております。また、各所属長への指導もうちのほうも行っておりますが、まだそういうお声も確かにあるのは事実でございます。  今後につきましても、その職員研修、また各部署への意見交換等をさせていただいた中で、そういう指導に努めてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 倉さん。 ◯19番(倉 克伊) それでは、3番目の定員適正化計画に質問を移ります。  平成29年に地方公務員法及び地方自治法の一部が改正されまして、嘱託職員の方や臨時職員の方の任用の厳格さ、1会計年度内の任用期間への変更など、平成32年度、2020年度に向けて大きな改正となりますが、まずその概要をお教えください。 ◯議長(高味 孝之) 市長室長。 ◯市長室長(井上 透) 市長室長でございます。  会計年度任用職員の概要の御質問ですが、まず今まで本市におきましては、地方公務員法に基づきます非常勤職員、嘱託職員と臨時職員という任用形態をとっておりました。今、御質問いただきましたように、平成32年、2020年になるんですけれども、4月1日からは、その嘱託職員につきましては、任用の厳格化ということで、任用することができる職務というのが厳格に表示されたところでございます。助言できる方、調査する方、診断される方、それと総務省令で定める事務に限定ということで、今まで本市が採用しておりました嘱託職員につきましては、会計年度任用職員での移行ということになります。  また、臨時職員の方につきましても、厳格化ということで、任用できる方につきましては、緊急のとき、臨時の職に関するとき、育児休業等は含むということになっておりますが、そういうことが厳格化されましたので、今現在、本市が採用しております臨時職員の方々につきましても、平成32年度以降につきましては、会計任用制度になっていく。  また、給与面につきましては、常勤職員、正規職員に準ずる待遇ということになりますので、今後は、一定の条件はございますが、賞与の支給、退職手当の支給等が含まれてくるというところになります。  また、休暇等につきましても、常勤職員との均衡を踏まえた中で付与していくというところの制度改正があったというところでございます。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 倉さん。 ◯19番(倉 克伊) 今の説明で言いますと、今までの嘱託職員の方や臨時職員の方の待遇が改善されるという方向なんですけれども、今現在おられる、働いていただいている方のどれぐらいの方が移行になるんですか。  また、制度に伴う平成32年度の初年度の、いわゆる増額になろうと思いますが、試算はされているんでしょうか。もしされていたら、その金額もお教えください。 ◯議長(高味 孝之) 市長室長。 ◯市長室長(井上 透) 市長室長でございます。  ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。  まず、1点目の人数の関係ですけれども、今年度の5月1日現在でちょっと集計をしておりますが、嘱託職員の方は130名、臨時職員の方は506名の任用を行っております。そのうち会計年度任用職員への移行というのが約9割に達するのではないかというふうに見込んでいるところでございます。
     次に、2点目の費用ですね、今回、会計年度任用職員になりますと、人件費、給与での支給に移行するというところになってきます。あくまでも試算なんですけれども、この給与面でいきますと、費用増加につきましては、1.3倍から1.5倍ですので、約3億円ぐらいの額が上昇するのではないか。これ、あくまでも試算ですので、実際、条例を制定した上で運用していきますので、その時点ではちょっとずれが生じる可能性がありますけれども、今現在、正規職員に見合った形で移行すれば、それぐらいの金額がかかってくるのではないかというふうに見込んでおるところでございます。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 倉さん。 ◯19番(倉 克伊) 改正によって、働いていただく方の環境は随分と変わるわけなんですけれども、それによってもちろん行政側の、市側の支出というのも出ていくわけなんです。  その中で、この会計年度任用の方が職員としてなられた場合、先ほどの定数の定員適正化計画にですね、これはカウントされるんですか。それとも、カウントする条件というのはどうなんでしょう。 ◯議長(高味 孝之) 市長室長。 ◯市長室長(井上 透) 市長室長でございます。  ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。  1問目に質問していただいています定員適正化計画との関係になりますけれども、定員適正化計画につきましては、正規職員と再任用職員のフルタイムでの勤務ですね、常勤職員と同じ形態で勤務していただく再任用の方のみが、定員適正化計画の人数ということになります。  今回の会計年度任用職員の方につきましては、位置づけといたしましては、非常勤の職という位置づけに法的にはなりますので、定員適正化計画の中には含まれないということになります。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 倉さん。 ◯19番(倉 克伊) ありがとうございます。  大変な労働条件の環境の変化ということで、このことについては、もちろん上位法がありますんで、それにのっとって適正に運用していただきたいと思います。  ちょっと少し話は変わりますが、ここ近年の職員採用状況ですね、先ほどお聞きをしたわけなんですけれども、そこで、私が議長をした年度ですね、平成28年度と平成29年度、このときに私がびっくりしたんですけれども、合格者と採用人数というのは、またこれは数字に差異があります。それから、受験合格した人と別にチャレンジ枠の方もおられました。  そういった意味で、私が記憶している中では、平成28年度が女性が17名で男性が2名やったと思っています。平成29年度は、たしか女性が15名で男性が4名やったかな、ちょうどその人数の方が、私の議長室に来られて挨拶をされたというふうに記憶しております。他の年度を見ると、比較的平均的に男女採用されています。  ここで、誤解をしてほしくはないんですけれども、私は男女雇用機会均等法の目的も、そして基本理念も理解をしています。ただしながら、男性・女性にとって、働く職種、また、例えば災害のときの夜勤勤務であるとか、いろんな状況に応じて適正な職種というのはあると思うんですね。  この2年間だけが特に男女比が差があったというふうに理解をするんですけれども、もちろん採用時においては、男女雇用機会均等法の趣旨にのっとってやっておられると思いますが、そういう状況に至ったということについて、どのようにお考えなんでしょうね。その見解だけお聞きしておきたいと思います。 ◯議長(高味 孝之) 市長室長。 ◯市長室長(井上 透) 市長室長でございます。  ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。  本市の採用試験につきましては、地方公務員法の第17条の2におきまして、競争試験、選考による試験というところの定めがございますので、その応募いたしました条件のもと、試験を実施いたしまして、得点の上位の者から採用させていただいておるというのが現状でございます。  今御質問いただきましたように、結果として男女比率というのが出てくることは、毎年比率が変わることになるんですけれども、あくまでも地方公務員法第17条の2の競争試験または選考による試験を実施しておりますので、その男女比については、特に本市といたしましては、問題なく採用しておるものというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 倉さん。 ◯19番(倉 克伊) 男女雇用機会均等法ですね、雇用においては男女の均等な機会及びその確保すると、また女性の労働者においては、妊娠中、産後の健康を維持するための確保もするというふうになっております。  また、その基本理念においては、労働者が性別により差別されることなく、女性労働者にあっては母性を尊重されつつ、充実した職業生活を営むことができるように確保しなければならないというふうになっていますので、私はその趣旨は十分理解をしておりますんで、勘違いをしていただきたくないんで、一応述べておきます。  最後に、組織体制の見直しと定員適正化計画は非常に密接な関係にあります。その中で、行財政改革をするに当たり、行政のスリム化ですね、これに向けてやっていかなければならない。しかも、市民サービスの向上もさせなければならない。大変難しいとは思いますが、最後に市長のその思いをお聞きをしておきたいと思います。 ◯議長(高味 孝之) 市長。 ◯市長(河井 規子) 倉議員の御質問にお答えいたします。  定員適正化計画というのは思っておりますが、再任用制度ということも今ございまして、それが2年、また3年、5年というふうに今後延びていくということもございますし、また定年制が今後も年齢が延びていくということも言われています。  そういった中で、やはり若い人たちも定期的に採用していかないと、それをストップしてしまうということになると、非常に将来的にも、その年度が非常に厳しい状況になります。  特に、合併前の旧3町では、3年間、職員採用をしていなかったということもありまして、そこにやはりその年度のひずみが出てまいります。そういう点でも、人数を調整しながらでも、毎年、若い人を採用していくということが大切であるというふうに思っています。  そういう中で、再任用制や退職年齢が上がるということを非常に勘案しますと、なかなか難しいかじ取りをしていかないといけないというふうに思いますが、やはり再任用の方につきましては、十分な経験もしていただいておりますし、そういう方が元気で働いていただくという、今後、そういう社会で支えていくということになりますので、そういったバランスを十分考えながら、今後もしっかりと検討していきたいなというふうに思っております。  男性・女性の割合については、私たちも公平に審査をしているわけですけれども、なかなか今のところ女性が多いというところになっています。女性も男性もしっかりと活躍できる社会ということで、今後もしっかりと職員採用もしていきたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 倉さん。 ◯19番(倉 克伊) 合併して12年目、木津川市として採用された方が3分の2ぐらいになってきたというふうにお聞きをしました。随分さま変わりをして、若い職員の方がふえてこられて、職員の方も活力がある行動をしていただいていると、このように思います。  これからも、市民サービスの向上に向けて、なお一層の努力をしていただきたいということをお願いしておきまして、私の一般質問を終わります。  どうもありがとうございました。      ──────────────────────── ◯議長(高味 孝之) ただいまから13時まで休憩といたします。    午前11時58分 休憩    午後 1時00分 再開 ◯議長(高味 孝之) ただいま13時、休憩前に引き続き一般質問を続けます。  3番目、島野均さん。    (島野 均君質問席へ移動) ◯16番(島野 均) 議長のお許しをいただきましたので、公明党の島野です。  一般質問をさせていただきます。3問させていただきます。  1番最初、「恭仁小学校の現状と今後の発展のために」と題しまして、質問させてもらいます。  質問の項目は、箇条書きで少ないんですけれども、1.恭仁小学校児童数の現状は。  2.今後、恭仁地域に移住者が来ますが、受け入れの対策はあるのかをお聞きいたします。 ◯議長(高味 孝之) 教育部理事。    (教育部理事 遠藤 順子君登壇) ◯教育部理事(遠藤 順子) 教育部理事でございます。  島野議員の御質問にお答えします。  平成30年度12月1日現在、全校児童は46名、各学年の内訳は、第1学年8名、第2学年7名、第3学年6名、第4学年10名、第5学年8名、第6学年7名となっております。来年度の入学予定児童は3名であり、全校児童42名となります。  2点目につきましては、恭仁小学校は、少人数のよさを生かした学校運営がなされ、地域にも温かく見守られながら日々の教育活動に取り組んでいる学校です。全校児童一人一人の個性を全教職員が理解し、異年齢集団による活動も活発に行われております。転入生につきましても、スムーズな受け入れができるものと考えております。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 島野さん。 ◯16番(島野 均) 今聞きましたように、恭仁小学校の現状は、児童数が46名ですね。その中で、46名ですから、本当に普通のマンモス校では2クラスぐらいの分ですから、今後どのようになるか注目されているところなんですけれども、まず現状はこういうような分ですけれども、全国にこういうふうな児童数が少ないところもたくさん発生しておりまして、京都府のほうでは結構あるというふうに聞いております。  それで、一例ですけれども、小規模特認校ですか、こういうような分がまだされていないと思うんですけれども、小規模特認校というのは、どういう学校であるんかちょっとお聞きしたいんですけれども。 ◯議長(高味 孝之) 教育部理事。 ◯教育部理事(遠藤 順子) 教育部理事でございます。  小規模特認校制度といいますのは、特色ある教育を展開している学校を希望して、学校を選択する学区外通学の制度でございます。  つまり、学校というのは、本来、校区制により通う学校が決まっております。特認校に指定された場合、その学校に校区外からでも通学できるという制度でございます。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 島野さん。 ◯16番(島野 均) 現状、この小規模特認校は、現在、木津川市においてはないという形なんですけれども、この近くでは、大津市でもこういうような学校が存在しておりまして、学区の区外から児童を受け入れるという、それと新しく移住者の方が来られて児童を受けるという形、両方あると思うんですけれども、いろいろ行政のほうも考えていただいて、また地元の方も必死になって「恭仁っ子大作戦」という形で作戦を練っておられます。  今現状、この小規模特認校というのは、木津川市では、この恭仁小学校で可能なのかどうか。まだもちろんおりていないですから、それのちょっとどういうふうに、特認校には学校が指定すべきなんですけれども、そのあたりはどうでしょうかね。まだなっていないですけれどもね、なる可能性とか、そういうのはあるんですかね。 ◯議長(高味 孝之) 教育部理事。 ◯教育部理事(遠藤 順子) 教育部理事でございます。  小規模特認校制度の導入につきましては、その学校が子供の教育の場として人数が適正かどうかということを踏まえながら考えていったときに、将来、恭仁小学校が学校をそこにあり続けるのか、どうするのかというところで、選択肢の一つにはなってくるのかなと考えております。  しかしながら、これにつきましては、前回の一般質問でも答弁させていただいておりますけれども、学校・保護者・地域と十分に協議しながら教育委員会が指定していくという形をとっていくものであると考えております。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 島野さん。 ◯16番(島野 均) 特認校は、なかなか今後のまた発展で考えていただきたいと思いますんで、あと1つの方法は、やっぱり移住者の分で、1つ目、2つ目の分でまたがるんですけれども、恭仁小学校の現状、校舎のほうも古くて、古いですけれども、平成29年の3月で耐震化も終わって、新しく何億円というお金で一新されましたので、私も学校等を見させていただいて、本当にすばらしい学校で、私の小学校時代の丸い時計があるというふうに思い出していますけれども、もうかれこれ50年ほど前ですけれども、そのような昔懐かしい小学校です。それが今現在存続しているというのは、大変貴重な価値がありますんで、今後とも発展するという意味で、これから移住者を考えておられる、この「恭仁っ子大作戦」で。  今現状調べてみましたら、瓶原地域で世帯が595世帯ですか、人口が1,361人で、小学校が46人ですね。世帯数はもっと少ないんかなと思っておったんですけれども、結構600世帯ぐらいありまして、そんなに少なくないけれども、20代、30代、40代のお母さん方が少ないために、今、児童数が少ないという意味です。  今、2番目になるんですけれども、その前に、恭仁小学校の歴史をちょっとお教え願いたいんですけれども。 ◯議長(高味 孝之) 教育部理事。 ◯教育部理事(遠藤 順子) 教育部理事でございます。  恭仁小学校の歴史でございますが、物すごく長い歴史でございますので、申しわけございませんが、ちょっとはしょってというか、ところどころ大切なところ、ポイントだけ紹介させていただきます。  明治6年に創立ということです。ずっと地域の学校として地元の方が愛し育ててきた地元に根差した学校であるというのが、ずっと特色でございました。  平成25年に創立140周年を迎えまして、先ほど議員おっしゃいましたように、平成28年度に耐震工事が完了しております。  先ほど申しましたように、文化財、自然が多くある学校でございまして、地域住民とのつながりも深く、地域に愛されながら、地域に守られながら歴史を刻んできた学校であります。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 島野さん。 ◯16番(島野 均) そうですね、明治6年に開校されて現在に至っておるというような状態で、非常にこの今現在の校舎が、調べてみましたら、昭和11年の3月ですから、82年を経過しております。日本でもなかなか数少ない学校と思います。  その後、2番目のほうに、空家バンクとか、いろいろこの制度が京都府の分でありますし、木津川市のほうでも空家バンクの分でパンフレット等があるんですけれども、空き家の分で、空き家全体は木津川市の全体ですんで、とりあえず空家バンクは木津川市には何件ぐらい登録されているのか、それと瓶原の地域ではあるのかどうか、わかりましたらお願いします。 ◯議長(高味 孝之) マチオモイ部長。 ◯マチオモイ部長(武田 浩文) マチオモイ部長でございます。  空家バンクにつきましては、8件の登録がございまして、うち3件につきましては、既に移住していただいております。  そのうち、また新たに3件が出てくる予定となっておりますので、8件の空き家の登録があるという状況でございます。  瓶原地域におけます、いわゆる移住促進という御質問でございますんで、ちょっとつけ加えさせていただきますと、さきに実施をいたしました木津川アートにおきまして、瓶原地域に住みたいかというアンケートを実施しております。  これは、国が実施しております田園会議に関する研究会の調査結果ともリンクしてくるんですけれども、同じような傾向が出ておりまして、やはり子育てをしたいという若い女性の方、「住みたい」と「子育てをしたい」を合わせますと、アンケートに協力していただいた中で、36%の方が「住みたい」もしくは「子育てをしたい」という回答もいただいております。その方全てが住んでいただくには、さまざまなまた仕事でありますとか、条件も出てこようかというふうに思いますけれども、非常に興味を持っていただいているという現状が見て取れますので、こういう機会を逃さず、しっかりと移住促進に努めていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 島野さん。 ◯16番(島野 均) この空家バンクというのは、空き家対策特別措置法で平成27年の5月にできましたもんで、その分に対しての木津川市の対策なんですけれども、実際、この瓶原地域に来ていただく移住者の方が、現在では多分いらっしゃらない。木津川アートのほうでPRしていただいて、京都新聞でも11月13日に木津川アートの分で写真入りで「瓶原に移住者来て!」とかというふうに紹介されているんですけれども、本当にこの小学校というのは、学校の先生の文献を読ませていただくと、小学校をなくしては、地域の分で、必須の項目であると。実際、南山城村とか、そういう近いところでありましたら、10年ほど前、もっと前ですかね、4校から1校になって、南山城村の小学校が1つになったというケースを捉えて、反省という意味で、小学校があれば、本当に地域のほうも、地域の再生にもなるし、力にもなると。実際、学校をなくした集落では、あったほうがいいという後悔の念を抱く人が多々おりますんで、今後、またちょっとこっちになるんですけれども、3年、4年の子供たちの動向としたら、今現状では46名ですけれども、来年度の入学者が3名、全校で42名になるんですけれども、5年ぐらい先、今ちょうどお子さんがいらっしゃるのを考えると、5年先では、やっぱり現状よりも少なくなるというふうに理解したらいいんですかね。 ◯議長(高味 孝之) 教育部理事。 ◯教育部理事(遠藤 順子) 教育部理事でございます。
     5年先、平成35年の児童数は、今のところ予定としましては、全校児童30名の予定です。平成36年は23名となる予定となっております。徐々に減少傾向にあります。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 島野さん。 ◯16番(島野 均) そのような関係で、やっぱり地元の住んでおられる方も、小学校に通わせている保護者の方も、この「恭仁っ子大作戦」という分を考えられて、危機感を持ってやっておられますんで、後押しを私たちがしていきたいと思いますんで、あと実際に、空家バンクで先ほど聞いたんですけれども、空き家を借りるか、それとも空き家を売っていただくかという方法しかないんですけれども、やっぱり調整区域等があって、いろいろ制約もあって、一つ移住促進特別区域、これが今、南山城村3カ所、それと和束町1カ所、笠置町1カ所、この近くですね、宇治田原町もあるんですけれども、移住促進特別区域というのは木津川市はないと思うんですが、これを瓶原に適用するとかというのはだめなんですかね。 ◯議長(高味 孝之) マチオモイ部長。 ◯マチオモイ部長(武田 浩文) マチオモイ部長でございます。  今回、木津川アートを通じまして、瓶原の魅力というのは広く世間の人に見ていただいたというふうに感じておりますし、実際、瓶原地域で「恭仁っ子大作戦」の皆様が積極的に御協力いただけるような空き家を探されております。そういったところにまた住みたいといったような方も実際に出てきていますんで、この潮流というのはしっかりとつかまえていきたいというふうに考えております。  御指摘のございました移住促進特別区域もそうですし、移住促進を進めていくためには、例えば空家バンクがあったらいいとか、そういうものがあったらできるというものではございません。やはり一番大きいのは、仕事の問題といったようなものもございますし、また阻害する要因として、地域が行政に任せ切りになっているといったようなもの、これも阻害要因になってまいります。  したがいまして、移住を促進するための施策を進めつつ阻害されるような要因を取り除いて、あとはさまざまな法規制がございますんで、そういった法規制については、これは従前から御答弁申し上げていますとおり、できない理由を探すのではなくして、どないしたら解決していけるんだという視点で解決に当たっていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 島野さん。 ◯16番(島野 均) こういうふうな移住促進特別区域を指定していただいて、移住がスムーズにいけるように、今現在、瓶原のあたりで空き家の分で、実際借りようかなという方のために建てかえ等、今の現状の空き家で住むことはなかなか難しいんで、住まれた方が改築とか等、これ、できないんですね。 ◯議長(高味 孝之) マチオモイ部長。 ◯マチオモイ部長(武田 浩文) マチオモイ部長でございます。  いわゆる調整区域の枠がございますんで、場所によっては、リフォームは可能ですけれども、改築はできないという制限というのは当然係ってまいります。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 島野さん。 ◯16番(島野 均) そこをやっぱり地域を決めてやるとか、そういうような分でないと、既存の建てかえとか新築とか、なかなかそういうふうな家が誕生できないんで、住むことが第1条件になりますんで、お子さんを持っておられる方が瓶原を魅力に感じて「行きたいわ」とおっしゃっても、そのような受け入れの体制がなければ、せっかくのこの作戦も空を切りますので、ぜひとも市としてもそういうふうな後押しをしていただいて、5年先、10年先、やっぱり今現状では30名と聞いていますんで、なかなか難しい。ゼロにはならないですけれども、あと、今、小学校で複式学級をやっておられるんですけれども、実際、学年で言ったら、4学年の10名が一番最高なんですけれども、子供たち、親御さんに聞くと、その10名の方が今度中学校に行って、小規模の小学校から大規模の中学校に行って戸惑いがあるのかというふうに聞いたら、別に反対にスムーズに溶け込めるよというふうに私らも聞いていますんで、実際、少ないからメリット・デメリット両方あるんですけれども、決して劣るものでもないですから、中学校に入ったら中学校、ここからでしたら結構遠いと思うんですけれども、スムーズになっておられると聞いていますんで、その分で、空き家の住む家がもちろんなかったら、こっちへ来れませんもんですから、この調整区域ですから、建物自体、景観とかいろいろ守ることもありますんで、このあたり、実際、空き家を買われて、それで建てかえしてというのは、今現状では無理なんですね。だから、それを、その地域を決めてしていただくという、その移住の分でというふうになれば、その道が開けるとは思うんですけれども、それは市のほうでやっていただけるというふうに思っていいんですかね。 ◯議長(高味 孝之) 建設部長。 ◯建設部長(若狭 朝明) 建設部長でございます。  ちょっとうちのほうの所管になるか、ちょっとそこら辺は難しいところがありますけれども、一般的な話になります。  一つの例でございますけれども、当尾地区での地区計画の関係とか、いろいろ都市計画上でのいろいろな手続等はございますけれども、瓶原の部分については、今現在のところ白紙でございます。  以上です。 ◯議長(高味 孝之) 島野さん。 ◯16番(島野 均) なかなかわかったような、わからんようなお言葉なんですけれども、難しいということは重々よくわかっていますんで、そこを何とか住みやすい、瓶原の地域の魅力を感じて来ていただいて住めるような状態にしていただきたいと思います。  本当に、このまま放置すれば、南山城村とか、そういうような分で廃校になる可能性もありますんで、今現在で存続という部分も考えられますんで、よろしくお願いします。  それと、実際に小学校がなくなったところの高尾の方に聞いてみましたら、実際に小学校がなくなって初めて小学校があったほうがよかったと、やはり総合的に教育ということを考えたら前のほうがよかったのかなと、なくなってから気づいたのですというふうに高尾小学校の方がおっしゃっておられるんですけれども、そのようなことがないように、現状、40名、30名、この特別の分が設けたら、別に木津川市内の小学生でも通うことは、本人自身はちょっと難しいですけれども、親の手をかりて小学校に通うという、小規模特認校にしていただいて、それもやっぱり受け入れるという形で、片や800人、900人というマンモス校で、1,000人以上の小学校も木津川市内にもありますんで、それと比べて本当に50人以下のところもありますんで、私はマンモス校のほうがいいという方もいらっしゃるし、また、小規模できめ細かな教育ができるというふうな分もありますので、そのほうがいいという選択肢も生まれますんで、そういう特認校がなかったら、地域外から瓶原のほうに通学できませんから、それも考えていただいて、総合的に木津川市のほうで応援していただいて、よろしくお願いします。  また、このインターネットで聞かれている方はわからないと思うんですけれども、この恭仁京がある740年のときに4年間都が置かれて、その上のほうに海住山寺という立派な国宝を持っておられるお寺もありますんで、私はこの「恭仁っ子大作戦」の「ようこそみかのはらへ」とか、「本当は『田舎で子育てをしたい』と思っているあなたへ」という、このパンフレットを見て、初めてこういうふうな分があるんかなというふうに見て、これはやっぱり移住定住相談窓口がマチオモイ部の学研企画課にあるんですけれども、この窓口はあれですか、問い合わせはあるんですかね。 ◯議長(高味 孝之) マチオモイ部長。 ◯マチオモイ部長(武田 浩文) マチオモイ部長でございます。  具体にどれだけ問い合わせがあったかというのは、私、まだ聞き及んでおらない状況でございます。  ただ、先ほども申し上げましたが、「恭仁っ子大作戦」の皆さん、一生懸命活動していただいている中で、住みたい、問い合わせも結構出てきているというのは報告は受けております。具体の件数については報告を受けていないという状況で、結構問い合わせも多いというふうに聞いていますんで、その中からうまく移住につながっていけばなというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 島野さん。 ◯16番(島野 均) これからどんどんふえてくると思いますんで、すばらしい瓶原、その瓶原とこの恭仁小学校、私もこちらのほうに来て、どう読むんかなかなか読めなくて困ったような状態で、ほかの地域の方から見ると、やっぱりルビをつけていただかんと、瓶原も恭仁もなかなか読めない状態ですんで、木津川市の魅力である、このすばらしい瓶原の地域を宣伝するという意味でも、振り仮名をつけていただいてPRしていただいて、この議会の一番冒頭に市長が述べられて、木津川アートの分で、定住の分で瓶原の分をたしか取り上げていただきまして、私もはっとして、ちょうど質問してよかったなというふうに思っているんですけれども、やっぱり後押しは、これ、行政がせなあきませんもんで、冒頭でおっしゃったように、市長は促進派に思ったらいいんですか、そういうふうに思うんですけれども、瓶原の後押しをどういうふうに考えておられるんか、それと今後の方策をどういうふうに考えておられるんか、最後にちょっと御決意をお聞きしたいんですけれども、簡単で結構ですんで。 ◯議長(高味 孝之) 市長。 ◯市長(河井 規子) 島野議員の御質問にお答えいたします。  木津川市の御紹介をいろんなところでさせていただきますけれども、まずは奈良の時代に平城京から木津川市の瓶原に恭仁京を置かれたということを必ず皆さんにもお話をさせていただきます。それほど、国の都があったという、そういう歴史があるというところと、また国宝や重要文化財が、その時代にちなんだたくさんのお寺もありますし、それ以上に古い歴史があるということを、まず皆さんに紹介させていただいているところです。  そういった文化財の上に小学校が建てられているということで、全国でもまずないのではないかなというふうに思っています。  また、木造校舎ということで、本当に私たちも懐かしい木造校舎を今回も耐震をさせていただきましたので、耐震させていただくということは、この校舎を大切にしていきたいという思いで耐震をさせていただいております。  今回、木津川アートを通じまして、本当に多くの皆さんが実際にこのまちに来て、そして地域を歩いていただきました。すばらしい子育てのしやすい、そして環境のいいところというのは、皆さんが実感していただいたところであります。  今回、いろいろ空き家のほうもお問い合わせがあるということも聞いておりますので、いかにそういった方たちに住んでいただけるかということを行政と一緒に今後も取り組んでいきたいというふうに思っておりますので、地域の活性化に向けて、行政主導ではなかなかうまくいきませんので、地域の方と一緒に手を携えてやっていけたらなというふうに思っています。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 島野さん。 ◯16番(島野 均) ありがとうございます。  市長の後押しがあれば万全な分で行けると思いますんで、今後とも御協力をよろしくお願いします。  1問目は終わりで、次、2問目に行きます。  2問目、「居住地に早く下水道を」。  1.調整区域に居住されている住民が今か今かと望んでいる下水道は、いつ接続できるのか。  これは、調整区域でも、開発の分ですね、木津向陽台とか、そのような分で聞いておりますんで、そのような同じ調整区域の予定は。  2.下水道未接続の市営住宅、280から270ぐらいあると思うんですけれども、その今後の予定は。  それと、夏の台風で被災した市営住宅の現状、山城の団地なんですけれども、今後の修繕計画は。  お聞きいたします。 ◯議長(高味 孝之) 上下水道部長。    (上下水道部長 中島 久文君登壇) ◯上下水道部長(中島 久文) 上下水道部長でございます。  島野議員の御質問にお答えをいたします。  公共下水道の整備は、市街化区域の未普及地域の整備に取り組んでいるところでございます。  木津向陽台、その他市街化調整区域の整備については、現在、予定はございません。  私からは、以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 建設部長。 ◯建設部長(若狭 朝明) 建設部長でございます。  島野議員の2点目の御質問にお答えします。  市営住宅の所在が公共下水道事業計画区域の場合につきましては、検討をさせていただきます。  また、ことしの台風に係る被災につきまして、市営住宅15団地の状況確認などを行い、適宜、修繕を行いました。  以上であります。 ◯議長(高味 孝之) 島野さん。 ◯16番(島野 均) ごく簡単に回答していただきまして、ありがとうございます。  公共下水道の分は、御存じと思うんですけれども、水道の普及率はかなり100%に近いとは思うんですけれども、市街化区域の、今、未整備のところを取り組んでいる、ほぼ終わりのほうとは思うんですけれども、何%ぐらい普及率としてはいっているんですかね。 ◯議長(高味 孝之) 上下水道部長。 ◯上下水道部長(中島 久文) 上下水道部長でございます。  普及率の御質問でございます。  平成29年度末で、普及率といたしましては92.3%でございます。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 島野さん。 ◯16番(島野 均) かなり進んでいると思うんですけれども、私も向陽台に関しては、かれこれ30年、40年前に、この旧木津町時代に開発されて、まだ下水道が通っていないと初めて聞いて、びっくりしたような状態で、調べてみると、調整区域の中に入っているということで、こういうところは、現在整備の予定はありませんというふうにお答えをいただいたんですけれども、特に向陽台ですね、30軒、40軒あるんですけれども、これは旧木津町時代にこういうふうな開発をして、許可をおろして、その後、30年、40年たってもまだできないというふうに、なぜできないんかね。1世帯、2世帯じゃなくて、なぜ許可をおろして家を建てていただいて、その後に下水道がなぜつかないんですかね。 ◯議長(高味 孝之) 上下水道部長。 ◯上下水道部長(中島 久文) 上下水道部長でございます。  まず、旧木津町の下水の整備の関係でございますけれども、平成11年度から木津川上流の処理場のほうが開始されておりまして、そこから本格的に進んできたという状況でございます。  当時、向陽台のほうが開発されたときには、そういった下水道の話というのは当然なかった状況でございます。  その中で、今現在、下水道につきましても、企業として経営的な感覚を持って進めなければ将来の世代に対しての負債が大きくなってしまいますので、現役の世代としましては、経営感覚を持ってするべきだということの時代の流れになってきております。  巨額な資本を投じて、そこで下水道を整備することによって、後々の負担にならないようにしたいという考え方の中で、現在至っている部分でございます。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 島野さん。 ◯16番(島野 均) これは、特に向陽台に関して言いたいんですけれども、これ、やっぱりどういうような分があろうとも、お住まいですので、1軒や2軒じゃなくて、30軒、40軒、50軒ほど件数はありますんで、現在も建てかえをされたり、改築されたり等ありますんで、このあたりが市の責任において、向陽台の方に関しては、市のほうからはそういうふうに下水道はしませんよというふうにはお伝えしとるんですか。 ◯議長(高味 孝之) 上下水道部長。 ◯上下水道部長(中島 久文) 上下水道部長でございます。  毎年度、地域要望という形で要望書のほうを市のほうに提出をいただいております。その要望書のほうの回答の中で、向陽台につきましては、合併浄化槽のほうで対応をお願いしたいという回答をさせていただいているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 島野さん。 ◯16番(島野 均) 今、この住んでいる方に関しては、下水道が通るというふうに思ってはりますんで、その点、通らなかったら通らないと、なぜ駅から近いところで下水道が通らないのか、ちょっと合点がいかないんですけれども、住んでおられる方が利便性も考えると、かなりお金が要るんか、それとも調整区域であるからできないんか、そのあたりわかりませんけれども、ぜひやっぱり下水道の道が行っていないところはつけてあげていただきたいと思います。  あと、この2番目の市営住宅の分は、公共下水道事業計画の区域の場合は検討いたしますというふうに。ほなら、今、270戸ぐらいあるんですけれども、下川原とか、あのあたりはもう団地が新しくできた分で、下水は多分ついておると思うんですけれども、270戸のうち、ついていないところは何軒あるんですかね。 ◯議長(高味 孝之) 建設部次長。 ◯建設部次長(福田 訓男) 建設部次長でございます。  ただいまの御質問にお答えさせていただきます。  数というより、ちょっと団地でお話しさせてください。全体で15ありますんで、約半分、8団地はもう整備済みなんです。数はちょっと、今、戸数がわからないんであれなんですけれども、団地で言えば、15団地のうちの半分はもう整備済みということで御理解をいただきたいと思います。 ◯議長(高味 孝之) 島野さん。 ◯16番(島野 均) このお答えいただいた市営住宅の分で、公共下水道事業計画の区域の中に市営住宅は全部入らないんですか。なぜ入らないのか、市営住宅として建てていただいて、ほんで、市民の方に住んでいただいているんやから、これはもう普及率としたら100%、どのような場所であろうが、されるのが当たり前です、これ、計画はありますけれども。  でないと、せっかく木津川市の市営住宅ですから、半分は計画があると、半分はないと、これでいいんですか。 ◯議長(高味 孝之) 建設部次長。
    ◯建設部次長(福田 訓男) 建設部次長でございます。  ただいまの御質問にお答えします。  いや、半分しかないんじゃなくて、今現在整備できているのが、それだけなんです。  議員御承知のように、公営住宅は基本的に公営住宅の長寿命化のストック総合活用計画を計画させていただきました。その中で、ある団地は用途廃止とか、ある団地は建てかえとかということも計画の中に盛り込んでおりますので、そのあたりも考えながら接続するかどうかを検討したいと考えております。  以上です。 ◯議長(高味 孝之) 島野さん。 ◯16番(島野 均) これ、やっぱり市営住宅という言葉上、こういうふうな借りていただいているんですから、ぜひとも全部下水道をつけるのが当たり前やと思う。  でないと、木津川市の市が経営している分ですから、まだそういうふうなくみ取りのような状態のある市営住宅なんて、考えられない、ほんま。町であれば、別にそうでもいいんですけれどもね。  そういうふうな状態で、ぜひともやっぱり下水道の未接続の分は考えていただいて、接続できるように。  それと、具体的に鈴畑団地の分で、市営住宅の分で、夏の分で被災されたところは御存じですかね。 ◯議長(高味 孝之) 建設部次長。 ◯建設部次長(福田 訓男) 建設部次長でございます。  ただいまの御質問にお答えさせていただきます。  把握しております。 ◯議長(高味 孝之) 島野さん。 ◯16番(島野 均) その現状を把握して、被災されたときの現状は、上のほうに報告は行っているんですかね。 ◯議長(高味 孝之) 建設部次長。 ◯建設部次長(福田 訓男) 建設部次長でございます。  ただいまの御質問にお答えさせていただきます。  公営住宅の管理者として、市として把握をしていますんで、トップまで行っているかと言われたら、ちょっとそこは確認はできていませんけれども、市として確認はしていますんで、把握はしているという理解をしています。  以上です。 ◯議長(高味 孝之) 島野さん。 ◯16番(島野 均) だから、現状を把握して、現状住めないような場所に住んでいる可能性もありますんで、すぐに措置としたら修繕、自分の家やったら自分で修繕できるんですけれども、市営住宅の分であれば、うちの分で、市営ですんで、一刻も早くビニールを張るなり、何かそういうような措置はされたんですか。 ◯議長(高味 孝之) 建設部次長。 ◯建設部次長(福田 訓男) 建設部次長です。  ただいまの御質問にお答えします。  基本的には、全ての団地を目視で確認もしましたし、入居者からの連絡も受けて、台風12号であれば、例えば、木津で2軒、加茂で16軒、山城で1軒、台風21号では6軒というのを当然把握して、もう修繕については終わっております。  以上です。 ◯議長(高味 孝之) 島野さん。 ◯16番(島野 均) あとは、これ、あんまり細かいことを言うのも、またそこまで突っ込むんかと言われますんで、やっぱり市営住宅であり、木津川市の立派な市ですんで、責任を持って住民の方に健やかに住んでいただくような環境を整えていただきたい。どんな市営住宅でも、関係ないです。30年、40年、50年前に建てた家でも、耐震化のほうも考えていただいて、10年、20年先のことも、計画も聞いていますんで、やっぱりスムーズに市民の方が住めるようにしていただきたいと思います。  あと、これ、市営住宅に関しては、これ以上ふえないと思いますんで、現状の維持で、1軒であろうが、2軒であろうが、大切にしてあげたいと思いますんで、よろしくお願いします。  あと、3番目、一番最後に行きます。  「横断歩道(白線)と市道の修復計画は」。  1.市内の横断歩道(白線)、その他道路の白線が消えてわからない状態の修復と早期発見、改善。  2.修繕しなければならない市道を修復・改善するために、「道路不具合通報システムアプリ」の導入を。  お聞きいたします。 ◯議長(高味 孝之) 総務部長。    (総務部長 池尻 潔昭君登壇) ◯総務部長(池尻 潔昭) 総務部長でございます。  島野議員の御質問にお答えいたします。  横断歩道等の交通規制に係る白線表示の状況については、公安委員会の所管として、木津警察署が把握されております。  また、その改善については、計画的に実施されているものと考えておりますが、地域要望等を踏まえ、市からも重ねて要望しているところでございます。  私からは、以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 建設部長。 ◯建設部長(若狭 朝明) 建設部長でございます。  島野議員の2点目の御質問にお答えします。  道路のふぐあいな箇所の把握・修復につきましては、道路パトロールや他の職員からの情報をもとに行っておりますが、その他、市民の皆様からも電話やメールによる情報をいただき対応しているところでございます。  御提案の「道路不具合システムアプリ」につきましては、このような市民からの情報手段がふえるものと考えますが、本システムを導入された先進自治体の効果や費用を参考にしながら検討してまいります。  以上であります。 ◯議長(高味 孝之) 島野さん。 ◯16番(島野 均) 身近な横断歩道の分でお答えをいただいたんですけれども、公安委員会の所管として木津警察署が把握されていると、市民の方はそんなことはわからないですよ。木津川市が住んでいるんやから、住みやすい市のところに来て、例えば、この本庁舎の東側の駐車場のセンチュリー21の前の交差点のところの横断歩道、一番近いところですわ。この横断歩道、消えているのはわかっていますか。 ◯議長(高味 孝之) 総務部長。 ◯総務部長(池尻 潔昭) 総務部長でございます。  ただいま御指摘いただいている横断歩道が消えかかっている場所と、ほかにいっぱい各地域で横断歩道が消えかけている状況についても、総務部としても掌握している状況ではございますけれども、早期発見の仕組みについては、京都府もパトロールされておりますので、情報については、京都府・木津警察も掌握されているというふうに考えています。  ただ、予算の範囲内で実施されている状況がございますので、木津警察署で把握され、あるいは京都府警のほうで改善すべきということで公安委員会のほうに上申されている内容につきましても、年度内に全てができるということではございませんので、その予算の範囲内で優先順位をつけて、実施されているということで理解をしているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 島野さん。 ◯16番(島野 均) そういう答えしか返ってこないんですね。市民の方は、別に、公安委員会、木津警察署は府の管轄ですんで、そこへ任せておったらええと。任せておっても、そういうような状態やから、木津川市が率先して動いていただかんと、市民の方はわからないですやん、これ。  特に、梅美台の中村屋の交差点、往来の多いところです。私も要望して言ったんですけれども、いまだに直っていない。現状を見たことがあるんですか、これ。その交差点、行かれたことはありますか。 ◯議長(高味 孝之) 総務部長。 ◯総務部長(池尻 潔昭) 総務部長でございます。  今御指摘いただいております梅美台の、恐らく2丁目付近の信号ではないですか。  全ての状況を、私、今掌握しているわけではございませんけれども、横断歩道がもうほとんど消えている状況、あるいは中央線がもうほとんど見えない状況ということについては理解してございますし、それらについては、当然、管理者である者が対応すべき内容ということで、処理いただけるものというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 島野さん。 ◯16番(島野 均) そら、管理者はだから京都府かもわかりませんけれども、やっぱり市民からとったら木津川市がやってくれていると思っていますんで、実際行ってみたら、ほとんど横断歩道、消えていますやん。私、これ、一市民の方から電話が入って、私も知らなかったんですけれども、見に行ったら、現状がもう悲惨なもんですわ。あそこで事故が起こったら、どないするんですか。それ、だから木津川市の本庁舎の近くの横断歩道も把握していない。あと、以下同文ですわ。現状を、だから府が管轄しているとか、要望が足らんとか、住みやすい地域にやっていただかんと、木津川市に誰も来ないですよ。横断歩道が消えておって、それが議会で議員が言って直るんやったら、それが成果とか、そんなんじゃないですよ。前もって、市のほうがアンテナを張っていただいて、でないと、住みやすい木津川市にならない。なかなか難しい、計画的にされていると、木津川市ではやれないと、要望を聞いて、要望をするというふうに思ったらいいんですか。  中村屋の件でも、何カ月も前にも言っておるんですわ。現状、直っていない。これ、ほんまに失望しますよ、みんな。  そのあたりは、今回でわかりましたので、そういうような対応をしていただくんやったら、市のほうも、「住みよさランキング」もありますんで、それを上げる意味でも、横断歩道で交通事故が起こっているのが何回もあるんですよ。横断歩道は多いんですよ。そのために強調しておりますんで、よろしくお願いします。  時間もあと2分しかありませんから、あと道路の分で、報告案件でよく上がってくるんですわ。その分で、やっぱり木津川市の職員が500人、パトロールやっている人がたくさんおるけれども、その分で、市民が気がついて市役所に連係プレーでするような、このアプリを開発していただいて、そんなにお金もたくさんかからないんで、考えていただくと、検討いたしますと書いていただいていますんで、このあたり、市民と行政と一体となって新しい正しい道を構築して、それで事故が起こるとか、やっぱり可能性もありますんで、事故を少なくするために、横断歩道に白線をちゃんと引いていただくと。これ、だから天皇陛下が通るといったら、どないするんですか。絶対にあれですよ、びしゃっとするんですよ、府のほうにそれは言いたいんやけど、そこまで言えないですけれども、まあ言っているんやけど。  やっぱり一市民からそういう声が上がっているんやから、そのあたりを考えていただいて、市長、どうでしょう、市民も聞いていますんで、よろしくお願いします。 ◯議長(高味 孝之) 市長。 ◯市長(河井 規子) 島野議員の御質問にお答えいたします。  今いただいたお話については、いろんな声を聞かせていただいておりますし、実際に私も木津川市のまちを走っておりますので、交差点やいろんな重要なところで白線が消えかけている、また消えているところを確認しております。  その点についても要望しているわけですけれども、府の公安ということでありますので、府のほうにその旨をしっかりと申し入れをいたしまして、早い段階で、事故が起こらないように白線を整備していただくように強く要望してまいりたいというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 島野さん。 ◯16番(島野 均) 一刻も早く、やっぱり住みやすい木津川市を目指してよろしくお願いします。  ありがとうございました。      ──────────────────────── ◯議長(高味 孝之) ただいまから14時10分まで休憩といたします。    午後 1時54分 休憩    午後 2時10分 再開 ◯議長(高味 孝之) ただいま14時10分、一般質問を続けます。  4番目、森岡譲さん。    (森岡 譲君質問席へ移動) ◯14番(森岡 譲) 共産党の森岡でございます。  2問質問をいたします。よろしくお願いをいたします。  1つ目は、「河川はいつもきれいに」ということで、これも何回か質問をしております。よろしくお願いをいたします。  平成28年9月議会の一般質問で、河川内の除草を年何回実施しているのか。また、堆積した土砂等のしゅんせつは何年ごとに実施しているのかの質問に対しまして、河川の除草については、比較的大きな4河川は、年1回か2回除草工事をしている。土砂等の撤去については、定期的ではなく、河川の通水を阻害する程度の土砂の堆積があった場合は、適宜、しゅんせつ作業を行っている。しかし、多くの河川や水路を市において除草や清掃をすることは困難であり、毎年、地域の皆様の清掃活動や、農地の受益者などの協力のもと管理しているとの答弁でありました。  しかし、河川内の除草や土砂等のしゅんせつを怠ると、大雨のときに流れを阻害し、大きな被害につながります。また、日常的にも景観を悪くする。  そこで、次の点についてお聞きをいたします。  (1)この2年間で除草、しゅんせつの事業は、何河川ありましたか。  (2)河川内の土砂等のしゅんせつは、毎年予算を確保しながら順位を決め、渇水期に行うべきだと考えますが、いかがですか。  以上、答弁をお願いしたいと思います。 ◯議長(高味 孝之) 建設部長。    (建設部長 若狭 朝明君登壇) ◯建設部長(若狭 朝明) 建設部長でございます。  森岡議員の御質問にお答えします。  河川等の除草、しゅんせつは、平成28年度が12河川、平成29年度が15河川実施しております。  2点目につきまして、河川のしゅんせつは、毎年予算を確保して渇水期に実施しておりますが、出水期間中におきましても、大雨の後など、土砂の堆積により通水を阻害している場合は、適宜、実施しております。
     以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 森岡さん。 ◯14番(森岡 譲) ありがとうございました。  現在、今の答弁で、平成28年度が12河川、平成29年度が15河川ということでございました。  木津川市の現在の河川につきましては、準用河川を含めまして95河川あるわけですけれども、その点で、恐らくこれは準用河川になると思うんですけれども、いわゆる一級河川、普通河川、都市下水、こういったところにおいても、当然やっていく必要があると思うんですけれども、そういう点で、除草等につきましては、今、どこの河川にいたしましても、除草されているのはよくわかるわけですけれども、そういう点で、今現在見れば、いわゆる土砂がたまったところが非常によくわかるんですね。これがいわゆる繁茂する時期であれば、草がぼうぼうと生えて、全然わからないという状況があるわけですけれども、そういう点で、特に今の状況の中では、草を刈った。そして、草を刈った後でも草が生えないという状況が続く。そうすれば、当然、今、恐らく見たらわかりますけれども、土砂がどれだけたまっているか物すごくわかるわけですね。  そういう点で、やはりその土砂も、2つ目と重ねて話をしますけれども、その土砂をしゅんせつする必要があるんではないかと思ったりするわけです。そういう点で、この12河川、そしてまた15河川なんですけれども、どういう河川をまずされたのか、お聞きしたいと思います。 ◯議長(高味 孝之) 建設部長。 ◯建設部長(若狭 朝明) 建設部長でございます。  お答えをいたします。  しゅんせつと除草、雑木も含めまして対象となっている河川の数をここで答弁させていただきました。  対象となっておりますのは、準用河川と、あと都市下水路、それと上流側の市有にはなりますんですけれども、以前の国有水路、今で言いますと法定外水路と呼んでおりますけれども、通常の水路につきましても対象としております。  以上です。 ◯議長(高味 孝之) 森岡さん。 ◯14番(森岡 譲) 府の河川であったり、国がやるべきところについては、状況としてはどうなっていますか。 ◯議長(高味 孝之) 建設部長。 ◯建設部長(若狭 朝明) 建設部長でございます。  お答えをいたします。  府管理なり、国につきましては、木津川が代表的なものでございますけれども、以前の森岡議員の一般質問にもございましたように、木津川につきましては、箇所を決めてしゅんせつの予定をしていただいているというところでございます。  府の分につきましても、我々のほうから要望を出しまして、特に天井川も含めまして、しゅんせつ等に対応していただいているというところでございます。  以上です。 ◯議長(高味 孝之) 森岡さん。 ◯14番(森岡 譲) 木津川については、きょうは出しておりませんので、やめますけれども、府の河川は、この2年間ではどれぐらいされたんかわかりますか。 ◯議長(高味 孝之) 建設部長。 ◯建設部長(若狭 朝明) 建設部長でございます。  お答えをいたします。  ちょっと府の河川につきましては、現在、ちょっと資料を持ち合わせておりませんが、我々のほうで要望して、適宜、予算の範囲でしゅんせつ等をしていただいているというふうに認識しております。  以上です。 ◯議長(高味 孝之) 森岡さん。 ◯14番(森岡 譲) やっぱり、府の河川もかなりあると思いますんで、市が管理する河川についても、草刈りも当然やるべきやと思うんで、そのことも踏まえて、年に数回はどの河川においても順繰りやっていく必要があるんではないかと、このことが一番大事であると思うんですけれども、今後、どういう形でこの計画を立ててやっていかれるのか、それだけお聞きしたいと思います。 ◯議長(高味 孝之) 建設部長。 ◯建設部長(若狭 朝明) 建設部長でございます。  お答えをいたします。  今の2年間に限らず、以前から河川の点検等に回っている中で、やはりしゅんせつのしやすい河川なり、草が繁茂しやすい河川等につきましては、我々のほうも把握しておりまして、例えばでございますけれども、今年度も含めましてですけれども、毎年、除草、雑木等をやっている河川につきましては、藤木川とか山松川とか、加茂につきましては、土堀川とか、瓶原の前川とか、特にそういうふうに手をかける必要があるという河川につきましては、よく認識をしているところでございます。しゅんせつにつきましても、大野地区を流れております貝鍋川につきましても、毎年実施しているというふうなことでございますので、今後も含めまして、それ以外の河川も含めまして、点検等をしていきたいというふうに思っております。  それと、国有水路、法定外公共物の水路につきましても、地元のほうでしゅんせつ等をしていただいている河川、これがもう大部分でございますけれども、市街地に近いところで地元の方でしゅんせつしていただけないというところの部分について、先ほど申しましたように、市のほうでしゅんせつ等をしているのが現状でございます。  以上です。 ◯議長(高味 孝之) 森岡さん。 ◯14番(森岡 譲) ありがとうございます。  そこで、よく草刈りをしたとき、擁壁の部分が、いわゆる木になった状態でずっと立っています。それをよく見るわけですけれども、やはり河川の除草したときも、それも刈るようにせんことには、あそこで根を張っていくと、擁壁がやられてしまう、ブロックもね。ですから、その辺については、今後、その除草もやってほしいなと思うんですけれども、それはどうですか。 ◯議長(高味 孝之) 建設部長。 ◯建設部長(若狭 朝明) 建設部長でございます。  お答えをいたします。  今述べていただきましたように、やはり将来、根が張って大きく木がなるわけでございますけれども、護岸に支障が出るというふうなことは懸念されるというふうな状況を見た中で、我々も対応していきたいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(高味 孝之) 森岡さん。 ◯14番(森岡 譲) よろしくお願いします。  それでは、しゅんせつの関係ですけれども、今先ほども言いましたけれども、特に藤木川ですね、それに井関川、これ今ちょうど草を刈った後なんで、一番よくわかるわけですけれども、あのヘドロがたまったままの状態で、これ、春になれば、当然、そこで草が生えてくるわけですけれども、そういう点で、本当はやっぱり予算をつけながら、この時期に、あの堆積した土砂をしゅんせつするのが一番望ましいんではないかと思うんですけれども、そういう点で、今後、そういうふうにされるかどうか、まずお聞きしたいと思います。 ◯議長(高味 孝之) 建設部長。 ◯建設部長(若狭 朝明) 建設部長でございます。  お答えをいたします。  議員おっしゃいますように、これからの春までの間の非出水期の時期ですね、やはり草も生えないというところで、状況がよくわかる時期に入ってまいります。その中で、我々も全てというのはなかなか難しい部分がございますけれども、状況を見ながら、実施するしないにつきましての判断をしていきたいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(高味 孝之) 森岡さん。 ◯14番(森岡 譲) 多分、ちゃんとデータ化されていると思いますけれども、それぞれの市が管理する河川においては、どれぐらいの草が繁茂する、そしてまた土砂が堆積しているということは、当然把握されていると思いますけれども、そういう点については、そこのところで現地を確認した上で、これはことしの渇水期にする、これは来年にするというような計画を組んでやっていけるのかどうか、お聞きしたいと思います。 ◯議長(高味 孝之) 建設部長。 ◯建設部長(若狭 朝明) 建設部長でございます。  お答えをいたします。  予算も限りがあるわけでございますけれども、状況を見ながら、ことしの年度末に厳しい部分につきましては、どうしても必要な部分につきましては、来年度、出水期に入ってから可能な時期を見た中で実施するというふうなことで、いろいろ工夫をしながら対応していきたいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(高味 孝之) 森岡さん。 ◯14番(森岡 譲) それでは、それを楽しみにしながら、またどうなるかわかりませんけれども、見届けたいなと、このように思います。よろしくお願いします。この問題につきましては、終わります。  次、2問目に行きます。  「消えたライン表示の修復を」ということで、これは先ほどの質問にもあったとおりでございますけれども、あえて質問いたします。  これまでからも何回も質問をいたしますが、ライン表示は車や自転車を運転する者も、歩行者も、ライン表示で判断し行動するものだが、そのライン表示が消えて見えない場合は、判断に迷うことがあります。夜ともなれば、見逃すこともある。事故を未然に防ぐためにも、次の点についてお聞きをいたします。  (1)この3年間で、どれぐらいライン表示の修復がなされたのか。  (2)今年度予算で横断歩道の表示、特に学校周辺の横断歩道の修復は、何カ所あったのか。  (3)教育委員会として、学校周辺の横断歩道等のライン表示の調査は毎年しているのか。  この3点についてお聞きをいたします。 ◯議長(高味 孝之) 建設部長。    (建設部長 若狭 朝明君登壇) ◯建設部長(若狭 朝明) 建設部長でございます。  森岡議員の御質問にお答えします。  ライン表示につきましては、歩行者の安全確保や自動車の安全な通行のために、交通量が多い道路など、重要度の高い箇所において修復実施しております。  過去3年間の修復の状況は、延長として毎年約4,000メートル実施しておるところでございます。  私からは、以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 総務部長。 ◯総務部長(池尻 潔昭) 総務部長でございます。  森岡議員の2点目の御質問にお答えいたします。  横断歩道の修復については、公安委員会の所管となる内容であり、木津警察署に確認したところ、平成30年1月から10月の期間に、木津川市内にある26カ所の横断歩道の修復を上申されていると聞いているところでございます。  私からは、以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 教育部長。 ◯教育部長(竹本 充代) 教育部長でございます。  森岡議員の3点目の御質問にお答えいたします。  通学路の安全点検については、各学校において通学路安全マップを作成し、危険箇所の把握を行っております。教育委員会といたしまして、各学校が作成した通学路安全マップを情報共有し、随時、通学路の安全点検を行うとともに、横断歩道等ラインの状態を点検をしております。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 森岡さん。 ◯14番(森岡 譲) ありがとうございました。  過去3年間で4,000メートルを実施をされたということでございますけれども、いわゆる市として市道の白線のラインの問題につきましては、どれぐらいの面積を確認されているのか、まずお聞きしたいと思います。 ◯議長(高味 孝之) 建設部長。 ◯建設部長(若狭 朝明) 建設部長でございます。  お答えをいたします。  市道の面積といいますか、延長に当たるのかなという気はしておりますけれども、全てが全て道路パトロールのほうで回り切れているということでは、今現状ではございません。  主要なところを回っておるところでございますが、全体的な市内の延長にいたしましては、やはり600から700、今、最近ちょっとまた開発等でふえておりますので、直近の数値は把握しておりませんけれども、600から700程度、今あるのかなというところでございます。  以上です。 ◯議長(高味 孝之) 森岡さん。 ◯14番(森岡 譲) 600、700というのは。 ◯議長(高味 孝之) 建設部長。 ◯建設部長(若狭 朝明) 失礼いたしました。建設部長でございます。  600キロから700キロ程度、市内の道路は、市道認定の道路があろうかというふうに認識しております。  以上です。 ◯議長(高味 孝之) 森岡さん。
    ◯14番(森岡 譲) 市道はそれぐらいがあって、あとは府道、国道もあるわけですけれども、その辺は掌握されていないと思うんですけれども、そういう点については、府とか国に対しての照会なんかされて確認をするということについては、もう出されたんですか。 ◯議長(高味 孝之) 建設部長。 ◯建設部長(若狭 朝明) 建設部長でございます。  お答えをいたします。  府道・国道につきましても、それぞれの維持担当の部署がございますので、こちらで気がついた部分につきましては、通報させていただいたり、相談をさせていただいているというところでございます。  以上です。 ◯議長(高味 孝之) 森岡さん。 ◯14番(森岡 譲) これ、いつも通る道で、いつも感じるわけですけれども、特にこれは府道でありますので、ここでどうのこうのという問題はないんですけれども、やはり市も市道だけじゃなしに府道関係についても、気がつけば、当然、関係機関に言ってすぐにしてもらうというようなことも大事やと思うんですね。  というのは、府道天理加茂木津線のところでも、ちょうど今のできた焼却場のあの辺をずっと行くと、いわゆる中央ラインが消えて、ほとんどないんですね。だから、あそこは非常に狭いわけですけれども、中央ラインがないんで、非常に怖い部分があるんですね。  そういった点についても、やっぱり府が恐らく気がついているのかどうかわかりませんけれども、市道の道路パトロールでも、そういったところについての気がついた場合には、当然、言ってやってもらうということが大事やと思うんですけれども、そういう点について、今後、やってもらえるかどうかお願いしたいと思うんですけれども、どうですか。 ◯議長(高味 孝之) 建設部長。 ◯建設部長(若狭 朝明) 建設部長でございます。  お答えをいたします。  天理加茂木津線、クリーンセンターの前の道につきましても、他の議員からもそういう御質問を以前にいただいたところでございまして、府のほうにも我々のほうからお伝えしているところでございまして、予定はしていただいているというふうに認識をしております。  以上です。 ◯議長(高味 孝之) 森岡さん。 ◯14番(森岡 譲) やはり、先ほどの質問の答弁の中にもありましたけれども、なかなか進んでいない部分がたくさんあると思います。  そういう点で、市道についてのそういったラインを、どんどんもっと道路パトロールをしながら修復をしていくということをお願いしたいと、このように思いますけれども、お金が要ることでありますんで、全てを一遍にせよというわけにはいきませんけれども、一番危険な場所ですね、そういうところについては、早急に修復していただくということでお願いしたいと思うんですけれども、いかがですか。 ◯議長(高味 孝之) 建設部長。 ◯建設部長(若狭 朝明) 建設部長でございます。  お答えをいたします。  以前の森岡議員からの質問にもございましたように、ちょうど州見台の周辺の大きな道路の線が消えているということで以前にも御質問をいただいたところでございまして、我々もできるところで、今現在、白線を引いているところもございますし、幸いにも公安委員会のほうでも横断歩道を書き直していただいているというところでもございます。  先ほど私の答弁にもございましたように、交通量が多い道路などを集中的に実施しているところでございまして、今現在、州見台周辺を主に実施を予定している計画でございます。  ただ、緊急的に時期を合わせてするべきところがあれば、その都度、また検討してまいりたいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(高味 孝之) 森岡さん。 ◯14番(森岡 譲) そういう点で、表示の関係につきましては、いろんな努力をされていると思いますんで、今後とも努力をしていただいて、きちっと修復していただくようにお願いしたいと、このように思います。  2つ目なんですけれども、横断歩道の関係につきましては、平成30年の1月から10月の間に木津川市内にある26カ所の横断歩道の修復を上申されていると答えがありましたけれども、その辺について、市はどこまで把握されているのか、お願いしたいと思います。 ◯議長(高味 孝之) 総務部長。 ◯総務部長(池尻 潔昭) 総務部長でございます。  まず、仕組みをちょっと説明させていただきたいんですけれども、こういった横断歩道の改良等の対応につきましては、府が持っております管理情報、それから市からの要望等を踏まえて、木津警察、それから府警本部で現地調査が行われると。そこで、改良が必要であるということで総合的に判断された場合について、公安委員会のほうに上申されるということになって、公安委員会のほうでその内容について決定されていくということでございます。  今回、市として情報として持っておりますのが、その平成30年について、26カ所について上申をしたという結果だけを、今、情報として持っているわけなんですけれども、これにつきましては、ことしの発注ということで、全て改良されていくものというふうには考えてございますけれども、これは京都府の予算の関係もございますので、その結果については、今のところ情報としては持ち合わせてございません。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 森岡さん。 ◯14番(森岡 譲) それで、聞くわけですけれども、そういうシステムになっておりますけれども、それは市道であれ府道であれ、一緒の判断でいいわけですか。 ◯議長(高味 孝之) 総務部長。 ◯総務部長(池尻 潔昭) 総務部長でございます。  基本的には、交通規制に係る部分につきましては、国道・府道・市道にかかわらず、一括で対応されるということでございますので、全ての路線について対応されているという内容でございます。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 森岡さん。 ◯14番(森岡 譲) それでは、市道であっても府道であっても、そういう扱いになるわけですけれども、市としてここは絶対に必要だということを思っていても、府が認知しなかったら、警察がしなかったら、公安委員会がね、できないということになるんですか。 ◯議長(高味 孝之) 総務部長。 ◯総務部長(池尻 潔昭) 総務部長でございます。  いろんな優先枠というのが恐らくあると思うので、例えば学童が通学されるところについては優先的に実施されるとか、交通量が多いところについては優先的に実施されるというところの、そういった基準、交通整理はあるかと思いますけれども、基本的にそういった事情も含めて総合的に判断されて実施されていくものというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 森岡さん。 ◯14番(森岡 譲) 一つ教育委員会のほうにちょっと聞くわけですけれども、これも何回も話をしていますけれども、ここ数年間、全然修復もされていない、いわゆる学童が横断する横断歩道ですね、それがずっとあります。それは、山田川の清水橋を渡る、その手前の鹿背山北ノ庄線のちょうど北側から南に清水橋を渡っていくところなんですけれども、あそこのところは横断歩道旗が置いてあって、見守り隊の人もおられます。ところが、白線は消えたままなんですわ、横断歩道ね。それが、今の話ではないんですけれども、やっぱりほんまに危険も危険、特にあそこは車も非常に多いんでね、かなりスピードも出てくる場所なんですね。  ですから、見守り隊のおられないときもありますんで、そういう点で非常に危険な場所。今までは、そこもわかっていて、いろいろこの話をしていましたけれども、特定してどうのこうのということは言いませんけれども、ここ数年、ずっと修復されないんで、ああ、これもまだできてへんなというふうに思いました。  そういう点で、あえてここだけの話はしますけれども、ほかにもたくさんあると思うんですけれども、そういう点については、今、その3つ目の答弁をいただきましたけれども、そういう点検をしているということなんやけども、このことが本当につかんでいるのかどうか、それについてちょっと教育委員会のほうで答弁いただけますか。 ◯議長(高味 孝之) 教育部長。 ◯教育部長(竹本 充代) 教育部長でございます。  木津川市内の通学路、非常に多くのところがございまして、なかなか全てを一度に改修をお願いするというところには至っていないというところでございますが、教育委員会といたしましては、まず各学校から毎年2月に、そういった交通安全に係る改善要望が出てまいります。それを受けてと、また随時点検をさせていただいているという中で、木津川市において編成をさせていただいております通学路安全推進会議というのがございますので、そちらにおきましては、警察と国・府・市のそれぞれの道路管理者が一度に会議を持たせていただいております。  また、そういった中では、それぞれの関係機関におきまして、通学路ということで優先的に改修をしていただいているというところがございますので、今、なかなかでき切れていない部分も合わせまして、きちんと把握して、またそういった場所に上げていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 森岡さん。 ◯14番(森岡 譲) そういう答弁でございますんで、やはり危険なところについては、すぐにできるもんではなさそうなんで、といっても、この質問をして、ずっと長年になるわけですけれども、どこを調査しているのかというふうな不審もありました。  そういう点で、今一層きちっと、今、総務部長が言われたように、警察が26カ所把握しているという中に、今言った横断歩道とかが入っているのかどうか確認をしていただいて、やはり危険なところについては早急にするということなどをやらんことには、事故が起こってからでは、しゃあない。  先ほど島野議員が言われたとおりなんで、そういう点について、教育委員会としても、今再度きちっと確認をした上で、特に、全てをというのは難しいですけれども、学校近くの横断歩道とか、そういう危険なところについては掌握していただいて、きちっと公安委員会に出して、すぐにでもしてもらえる体制を組んでほしいなと、このように思うんですけれども、部長、いかがですか。 ◯議長(高味 孝之) 教育部長。 ◯教育部長(竹本 充代) 教育部長でございます。  先ほどありましたように、ことしに入ってからの上申の件数の中にも相楽地域も入っておりますが、今、議員がおっしゃったところが確実に入っているかというところは、今、確認はとれていないところではございますが、そういったことについて、通学路というところで優先的に関係機関にも協力いただいておりますので、今後、また学校のほうにも、そういったところのきちんと把握できるような体制をとらせていただいて、また教育委員会のほうでも確認をさせていただいて、関係機関のほうに上げていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 森岡さん。 ◯14番(森岡 譲) いろいろと努力もされて、いろいろありますけれども、特に横断歩道については、関係するところが違うということがあって、非常にお金を出してもなかなかしてもらえないというような事情がありますけれども、そういう点で、特に教育委員会と総務部のほうも含めて、やはり安全対策をきちっとやっていくために、先ほどもあったように、事故が起こる前に対処するというために、そのために教育委員会も、そしてまた総務部のほうも動いて、ちょっとでも早くそういったところについて修復ができるようにお願いしたいと、このように思うんですけれども、そういう点で、26カ所出されているということなんですけれども、やはりどことどこなんだということも踏まえて本当はつかんでおくべきだと、このように思うんですけれども、そういう点で、そのつかむことも含めての行動をとってほしいと思うんですけれども、その辺についてはいかがですか。 ◯議長(高味 孝之) 総務部長。 ◯総務部長(池尻 潔昭) 総務部長でございます。  平成30年度におきましても、地域から横断歩道の新設、それから再塗装というのが、新設が9件、それから再塗装が2件ということで、地域からの要望もいただいております。  この内容につきましては、京都府に、また直接早く対応できるという府民協働型インフラ保全事業というのが、今年度からまた新しく再整備されましたので、そこにのせさせていただいて、要望のほうは、今年度、府に対してさせていただいております。  それ以外の信号機だったり、いろんな多種多様の要望があるんですけれども、それにつきましては、木津警察に直接要望書という形で、60件ございましたけれども、それについて要望させていただいているという状況でございます。  先ほど、実際本当に危険な箇所について、そういった対応がされているかということの点検ということで御指摘いただきましたけれども、これについては、今ちょっと突き合わせるという作業はしてございませんけれども、そういったことについては、教育委員会と連携をとりながら十分検証のほうをしていきたいと思っております。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 森岡さん。 ◯14番(森岡 譲) 警察も現場へ行かれるわけですけれども、いわゆるそのときは行政も一緒に行かれるんですか、市としても。 ◯議長(高味 孝之) 総務部長。 ◯総務部長(池尻 潔昭) 総務部長でございます。  その確認、現地調査につきましては、基本的には木津警察のほうで対応されているという内容でございまして、市としてそちらのほうに同席するということはいたしておりません。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 森岡さん。 ◯14番(森岡 譲) いわゆる同席するということはできないんですか。 ◯議長(高味 孝之) 総務部長。 ◯総務部長(池尻 潔昭) 総務部長でございます。  できるかできないかということについては、ちょっとこれまで検討したことはございませんけれども、基本的には京都府の権限の中で対応されているという内容でございますので、そういった組織、仕組みの中で対応されている、全国的にそういったところで対応されているものというふうに認識してございます。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 森岡さん。 ◯14番(森岡 譲) 非常に難しい部分があると思うんですけれども、教育委員会も、当然、通学路とかそういうところについても把握する、出していくということになるわけですけれども、そういう点で、双方がうまいことこの場所だということを特定できた場合は、公安委員会のほうに提出しながら、後は警察に行くというようなことだけでは、状況はわからないと思いますんで、やはり行動をともにできて、市が出した部分、教育委員会が出した部分も行けるんだというような目安がつくような形で取り組みを、できたらそういう行動をとってほしいなと思うんですけれども、それはいかがですか。 ◯議長(高味 孝之) 総務部長。 ◯総務部長(池尻 潔昭) 総務部長でございます。  要望につきましても、市のほうで要望させていただく状況においては、位置図というのをきっちり示させていただいて要望というのをさせていただいていますので、その内容で警察のほうも十分掌握できるのかあというふうには考えてございますし、そういった点検作業に市が同席することを許してもらえるような環境があるかということについては、ちょっと今のところは、そういった組織の問題もございますので、ちょっと対応は難しいのかなというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 森岡さん。 ◯14番(森岡 譲) というのは、先ほども話がありましたけれども、いわゆる横断歩道とか、そういったところについては警察がやっているんだということというのは、ほとんど知らへんわけですね。要望は、あくまでも教育委員会や市に行くわけですね。  そういうことからしたら、システムはわかっている人もおられますけれども、市民の人はほとんど知られないということもありますんで、そういう点で、きちっとそういうことがわかりつつでも、いわゆる入れば、市は当事者でありますんで、きちっとその辺はやらんことには、一生懸命言ってまんねんけどもということで回答を出すわけにはいかんので、あくまでもそういった危険な箇所について調査されて、それを出している、それを修復してもらう、また新しくつくってもらうということに対して、双方の現場確認をして、ここですということではっきり言っていくほうが早くできるんではないかと思ったりしますんで、そういう要望を、できるかできないかわかりませんけれども、再度、やっぱり警察のほうにもお願いするということでお願いしたいと思うんですけれども、再度、答弁できますか。 ◯議長(高味 孝之) 総務部長。 ◯総務部長(池尻 潔昭) 総務部長でございます。  御指摘のある、要望される危険とされる場所について、実際、どういうタイミングでどういう時期に対応していただけるのかということについては、その結果について確認していく必要があるのかなというふうには思っておりますけれども、それについて、情報の共有がスムーズにいける方法がもし考えられるならば、また京都府と連携させていただくということについて検討させていただきたいと思いますけれども、今の状況につきましては、管理権限が違いますので、それぞれの立場で管理権限において対応するというか、連絡調整については密にする必要があるとは考えておりますけれども、組織的な対応としてはちょっと無理があるのかなというふうには今のところ考えているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 森岡さん。 ◯14番(森岡 譲) わかりました。  最後に1つだけ、教育委員会で出された分、総務部のほうに市民から来た横断歩道の要望ですね、その場合は2つ合算されるわけですか。それは、1つにまとめて公安委員会に出されるんですか。別々なのか、その辺はどうなんですか。 ◯議長(高味 孝之) 総務部長。
    ◯総務部長(池尻 潔昭) 総務部長でございます。  横断歩道に関係する要望につきましては、市として一括で木津警察に要望させていただいておりますので、その内容については入っているというふうに理解しております。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 森岡さん。 ◯14番(森岡 譲) わかりました。  そういう点で、一刻も早くできるように努力していただきたいと、このように思いまして、それを期待いたしまして、一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。      ──────────────────────── ◯議長(高味 孝之) ただいまから15時5分まで休憩といたします。    午後 2時49分 休憩    午後 3時05分 再開 ◯議長(高味 孝之) ただいま15時5分、休憩前に引き続き一般質問を続けます。  5番目、伊藤紀味枝さん。    (伊藤 紀味枝君質問席へ移動) ◯11番(伊藤 紀味枝) 11番議員、伊藤紀味枝です。  2問質問いたします。  1問目は、「交通インフラ整備は」と題しまして、平成29年12月に木津東バイパス(天神山線)の起工式が行われ、東中央線においても急ピッチで工事が行われている。同時進行の工事は、国の力の入れ方をうかがうことができる。国道24号と国道163号が重複道路のために起こる慢性的な渋滞の緩和として、また緊急時の代替道路として、木津駅西と駅東が一体化されたまちづくりとして期待される。  (1)井関川橋上部工撤去が行われますが、それに伴う国道24号迂回路設置工事などで、かなりの渋滞などが心配されます。地元への説明の予定は。  (2)東中央線の(仮称)鹿背山高架橋の上部工事も粛々と進んでおり、(仮称)木津川橋は南の完成を待つのみとなっています。(仮称)木津川橋の北側は南の完成と同時に、すぐに接道の工事に取りかかるのか。  (3)宇治木津線は、山裾ルート案に決まった。城山台を通る東中央線のみ4車線となっており、他は全て2車線です。変則的な車線幅に疑問を感じています。なぜ4車線にしなかったのか。宇治木津線は、何車線の予定なのか。2025年には大阪万博が決定になり、道路網の整備が急がれる。物流や観光等の経済効果の期待等が挙げられ、災害や事故等の緊急時の代替道路となる。ぜひとも4車線になるように進めるべきであると考えるが、どうか。  (4)市道335号は、せめて歩道をシルバーカーやベビーカーが使用できるように整備するべきであると考えるが、どうか。  以上です。 ◯議長(高味 孝之) 建設部長。    (建設部長 若狭 朝明君登壇) ◯建設部長(若狭 朝明) 建設部長でございます。  伊藤議員の御質問にお答えします。  大谷交差点での国道24号迂回路設置工事に伴う片側交互通行や市道の通行どめが発生いたしますが、交通量の少ない夜間に施工することになっており、交通渋滞は最小限に抑えられるものと認識をしております。  地元説明につきましては、周辺地域長に説明の上、地域住民には工事案内の回覧、隣接住民には個別説明で周知しております。  2点目につきまして、北側の国道163号との接道部分は、早期に工事実施予定と京都府から聞いております。  3点目の宇治木津線につきましては、全線2車線の計画です。  これは、現在、開発計画が明確になっている城陽市東部丘陵地の大型商業施設や物流施設など開発による影響を想定した上で国が将来交通量を算出したところ、本路線と現国道24号で交通が分散され、予想される交通量が2車線の許容範囲とされています。  4点目の市道木335号木津山田川線につきましては、現在、市役所前から川ノ尻交差点までの道路拡幅構想検討を実施しているところであります。  構想には、シルバーカーやベビーカー、車椅子が安全に通行できる歩道整備も含めた内容で検討をしております。  以上であります。 ◯議長(高味 孝之) 伊藤さん。 ◯11番(伊藤 紀味枝) 1番から順番に再質問させていただきます。  夜中にするから、確かに交通渋滞は緩和されるだろうというようなことですが、日によって、夕方近くになりますと、このごろ夕方やっぱり早く暮れますので、渋滞なんかも心配されて、非常に見えにくいとかというのもありますので、その点に対しても、もう少ししていただくということで、この質問をさせていただきました。  地元の説明におきましては、周辺の木津と木津町、本町ですか、そういうあたりと市坂あたりぐらいだと思うんです。説明をしていただいたということです。我々のところにも回覧というのが先日回ってきて、私も回覧でしたので、ちょっとコピーさせていただいたんです。  それで、地域長さんのほうから説明したときに、主なこういう質問とかがあったのかどうか、それとも納得してそれで終わったのかどうかもお聞きします。 ◯議長(高味 孝之) 建設部長。 ◯建設部長(若狭 朝明) 建設部長でございます。  お答えをいたします。  私の答弁の中で、地域長様のほうに説明をしているというところでございます。具体的な地域長様につきましては、本町東、木津、木津町、それと城山台、州見台、梅美台、それと鹿背山・梅谷の木津東部の地域長様のほうに説明をさせていただいております。  ただ、回覧等につきましては、もう少し工事現場の近いところでございますけれども、本町東、木津、木津町の中で地域長様と相談をしながら必要部数をお渡しして、それを回覧、地元のほうにしていただいているというところでございます。  具体的な質問がそのときにいただいているというのは、ちょっと今現在、資料は持ち合わせておりませんけれども、国土交通省のほうから、我々も一緒に同行いたしまして説明をしていただいた中で、一定御理解をいただいているものというふうに認識をしております。  以上です。 ◯議長(高味 孝之) 伊藤さん。 ◯11番(伊藤 紀味枝) 地元の方も来られて説明を求められてしたということで、具体的な質問内容は部長の口からは今はなかったんですが、多分、住民の方は、これからどうなっていくんやろう、タイムスケジュール的なことが気になって、私自体も、よく住民の方から、どうなるんやと、多分、こうだと思うと、思うぐらいしか私も答えられなかったので、答えられる範囲内で、部長、今、わかる範囲内で、これからのタイムスケジュールを説明していただけないでしょうか。 ◯議長(高味 孝之) 建設部長。 ◯建設部長(若狭 朝明) 建設部長でございます。  迂回路の工事の完了につきましては、ざっくりでございますけれども、今のスケジュールでございますけれども、今年度内に完了するということでございます。  ただ、その前に、今の現道から仮設の切りかえにつきましては、年を明けまして1月から2月の中で仮設の道のほうに道路を切りかえていくというところでございます。  また、それに合わせまして、ちょうど奈良道と国道163号の、これは市道でございますけれども、ちょうど旧奈良街道のガードの下の区間を、一定区間、約7日程度でございますけれども、通行どめを予定していると。  具体の日につきましては、またその都度、詳細な工程の中で地元のほうにお知らせをするというふうなことで、我々も理解しているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 伊藤さん。 ◯11番(伊藤 紀味枝) ちょっと7日間ほど通行どめもあるということです。そのときは、少し前に住民の方に、できればビラで、ほん近くの方で結構ですので、ビラ等で周知をしていっていただかないと、やはり混み合いますので、年明けてからということですので、年末じゃないからちょっとはましかなと思うんですが、そういうことも含めてしていただきたいと思います。その点はどうなんでしょう、ビラを配布するという。 ◯議長(高味 孝之) 建設部長。 ◯建設部長(若狭 朝明) 建設部長でございます。  お答えをいたします。  ビラにつきましても、国土交通省のほうから地元のほうにお渡しをしていただいているというふうには聞いておりますけれども、再度、確認をしていきたいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(高味 孝之) 伊藤さん。 ◯11番(伊藤 紀味枝) そのようにしていただいてということで、お願いいたします。  それと、北側のあっち側のほうですね、2番目のほうに移らせていただきます。  接道部分は早期に工事実施予定というような、今、答弁がありましたが、これ、もしこっち側のほうが早く終わった場合は、接道部分も工事をするという意味で捉えていいんでしょうか。 ◯議長(高味 孝之) 建設部長。 ◯建設部長(若狭 朝明) 建設部長でございます。  お答えをいたします。  それぞれの工区があろうかと思います。詳細につきましては、我々のほうではちょっと把握し切れない部分がございますけれども、京都府のほうでも効率的な工程のもとで完成を目指していくというふうに聞いております。  以上です。 ◯議長(高味 孝之) 伊藤さん。 ◯11番(伊藤 紀味枝) 2番目の今の件ですが、接道部分が早くしていただければ便利になるということと、こっち側の南側がひょっとしたら渋滞するんじゃないかという懸念の声も上がっているように聞くんですけれども、その点なんかはクリアできているんでしょうか。 ◯議長(高味 孝之) 建設部長。 ◯建設部長(若狭 朝明) 建設部長でございます。  お答えをいたします。  南側の部分の渋滞というのが、ちょっと再度、私のほうで理解が足らないのかもしれないんですけれども、南北同時供用というところで我々も要望しております。  以上です。 ◯議長(高味 孝之) 伊藤さん。 ◯11番(伊藤 紀味枝) 同時にするというような答弁だったんで、多分、そのほうがいろんな面で便利かなと、初め私も、こういう質問を投げかけながら、ひょっとしたらちょっと渋滞とか、市全体を見たときに、ひょっとしたらここが危ないん違うかなということで、今、そういう答弁でしたが、同時進行的なことを今部長のほうから答弁がありましたので、多分、私もそのほうがいいかなと思います。そのように受けとめて、次の3番目の宇治木津線のほうに移らせていただきます。  確かに、開発自体が明白になって、2車線でいいということで、今、るる御説明がありましたので、私は何で4車線ということを言うかといったら、今までバイパスのほうから行っても2車線になって、そして城山台のほうに入れば、また4車線になって、狭くなったり広くなったりするということ自体が、私、かえって危ないんじゃないかと。同じするならば、4車線にしていただいて、これからもやっぱり宇治木津線というのは、多分、すごく利用価値もありますし、道路といのは、物流だけじゃなく、人だけ運ぶんじゃなく、経済も運ぶんです。やっぱり、そういうことを考えたら、するときは1回です。やっぱり、先ほど言われた、百年の計をもってせよということをおっしゃいましたので、物事をするときはしないと、この4番目の質問にある市道335号みたいに、拡幅が途中ではできないような状態になってきて、非常に難しい問題になる。するときは1遍。するときは、4車線の用地だけ買って、まだ用地買収もできていないので、答えにくいと思うんですが、そういう声があったのかなかったのか、4車線にするべきじゃないかという、それは部長のほうは把握しておられるんでしょうか。 ◯議長(高味 孝之) 建設部長。 ◯建設部長(若狭 朝明) 建設部長でございます。  お答えをいたします。  今現在の状況では、事業主体がどこかというところでは、はっきり決まっている状況ではございません。  ただ、ここまでに至るまでにはいろんな検討・検証をされている中での2車線というふうに我々は理解しているところでございまして、平成で言いますと、42年の段階、ちょっと先でございますけれども、平成42年の段階で、私の答弁にもございましたけれども、城陽市のスマートインター、それとアウトレットモールなり、新名神が機能する中での交通量という算定の中での2車線というふうに聞いております。  以上です。 ◯議長(高味 孝之) 伊藤さん。 ◯11番(伊藤 紀味枝) 今、部長のほうから、将来における、これから11年か12年先のことも考えて、この数字が一番よいだろうと、費用対効果もあるというような多分発言だったと思うんです。そういう声もあったということだけ頭の隅っこにでも置いておいてもらえば、今度、何かあったときにでも、市長のほうでも、また住民からそういう声があったということでも置いていただいたら、ありがたいと思います。  そして、以前に私、工事はまだ用地買収もいっていないのに、こんなことを言うのはあれなんですが、北側と南側と一緒にせよと言ったのもあれなんですけれども、やはり早くするには、用地買収も終われば、設計図もできれば、私はブロック別に、どこか真ん中、井手町のちょっと南ぐらいになるのか、井手町が真ん中ぐらいになるのか知りませんけれども、Aブロック、Bブロックと分かれて、それを南北両方から攻めていって、一発でやるというようなやり方も私は工事を短くする方法だと思うんですが、そのようなお考えは、声を上げていただくということで、どうでしょうか。 ◯議長(高味 孝之) 建設部長。 ◯建設部長(若狭 朝明) 建設部長でございます。  お答えをいたします。  国のほうでいろんな検討・検証をされている中で、今後、どういう形で進めていくと。当然、ある一定期間の中で効果を出していく必要があろうかと思いますので、その部分については、十分検討して進めていかれるものというふうに認識をしております。  以上です。 ◯議長(高味 孝之) 伊藤さん。 ◯11番(伊藤 紀味枝) 次、4番のほうへ移らせてもらいます。市道335号についてです。  今、前のときも、市役所前から川ノ尻交差点まで道路拡幅構想、本当にこれ、検討しておられるのかなというのを、私、いつでも思うんです。  先日もちょっと怒られたんですけれども、シルバーカーとか、あれがひっかかって歩けないやないかと、どうしているんやと。せめて道路、歩道だけでもすんなりと歩けるように、シルバーカーというのは、高齢者が持っているものなのに、車輪が小さいですので、はまると。ほんで、斜めになっているから、幅が狭いと。子供さんなんかもいてて手をやった場合、ぽんと当たる場合もありますので、非常に危ないということをちょっとお叱りも受けたんです。せめて、それだけでもできないのかどうか、それともそういうふうなものはもう一切できひんと、するときに一発でするんやという考えなのか、お聞かせください。 ◯議長(高味 孝之) 建設部長。 ◯建設部長(若狭 朝明) 建設部長でございます。
     お答えをいたします。  この件につきましては、以前から御質問いただいている件でございまして、今現在、事業化になっている路線でもございません。ただ、なかなか一発でするというふうな代物ではございませんし、事前にいろんな調査等を検証しながら進めていく必要があろうかと思います。  その上で、今現在、答弁にもございましたように、いろんな構想を練りながら検討していっているというところでございます。  ただ、市だけで構想を練っているだけでは、やはり関係者について実際にふたをあけた場合に、いろんな修正等が入ろうかと思います。手戻り等がないように関係者、特に具体的には、警察、公安委員会とか、片町線の横を通る道でございますんで、将来的には複線化とか、そういうことも我々としては望んでいるところでございまして、その部分も含めまして、JR協議につきましても、今、本格的な協議ではございませんけれども、構想段階での協議にはのっていただいているというところでございます。  ただ、我々も政策の中で、いろんな事業費的なものもございますし、そのための今準備段階というふうに捉まえております。  以上です。 ◯議長(高味 孝之) 伊藤さん。 ◯11番(伊藤 紀味枝) 準備段階ということです。  御存じのとおり、市道335号には、木津小学校、そして図書館というのがあって、図書館というのは、駐車場がものすごく狭いんです。木津小学校のほうにありますので、通られて、土日なんか、本当に危ないんです。子供さんを連れて、よちよち歩いているのを手を引っ張ったりして歩いたりしてはるのを見れば、もう少し何とかならへんのかというのと、トラックがよく電柱にぶつかって、ガラスの破片がしょっちゅう、ああ、あってんなと、破片が落ちていたと思うんです。それだけ、やっぱり危険な道路ということですので、もうここ、私とこの住んでいるところは、市長もここに住んでおられます。  市長、本当にちょっとどう思ってはるのか、本当に年寄りがあそこら辺も多くなってきて、シルバーカーが挟まって、もう大変怖いし、前も事故がありました。何とかならんのかと、この間もちょっと実は言われて、この質問をしたということです。市長もここにお住まいですので、せめてそこだけでもどうにかするということはできへんのかなと。できへんけれども、やはり歩道、人が歩けるようにお願いしたいと思うんです。どのように考えておられるのか。 ◯議長(高味 孝之) 市長。 ◯市長(河井 規子) 伊藤議員の御質問にお答えいたします。  ここは、小学校、図書館、そして市役所からメーン通りということで、シルバーカーが車道を走っておられたり、本当にベビーカーが通りにくいというのも、私もよく通勤のときに拝見をしております。そういった声も聞いているところであります。  今、部長からも答弁させていただきましたが、ここについては、今、いろんな検討を実施をさせていただいて、JRもあるということの中で、一体的な整備をどうしていくのかという前段階の検討を今していただいております。  ちょっとすぐにこの部分だけということがなかなか進んでいない状況でありますが、一歩ずつ前に進められるようにということで、早く検討を進めていきたいというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 伊藤さん。 ◯11番(伊藤 紀味枝) 市長のほうからちょっと答弁いただきましたから、ぜひともテーブルにのるような検討をしていただくということで、言葉だけではなくて、していただくように、これ、お願いしかないんです。  私もあそこに住んでいまして、あれだけ怒られたら、ちょっとこたえますねん、よろしくお願いします。  次の質問に移りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  後ろからの声援がありますので、ちょっと頑張って、ぜひとも前向きに進んでいただくように、よろしくお願いします。  2問目の質問に移りたいと思います。  「児童虐待防止対策は」と題しまして、11月は「児童虐待防止推進月間」であった。ことし2018年の標語は「未来へと生命を繋ぐ189(いちはやく)」、「189」とかいて「いちはやく」と読みます。「189」は児童相談所全国共通ダイヤルの番号です。  ことしは、3月に東京・目黒区で発覚した5歳児の痛ましい虐待死事件があり、7月20日には、政府が「児童虐待防止対策の強化に向けた緊急総合対策」を公表するという、スピードのある展開であった。  平成29年度、全国児童相談所における児童虐待相談対応件数は、速報値として13万3,778件(前年度比1万1,203件増)と公表された。これは過去最多で、統計を取り始めた1990年度から27年連続で増加している。  本市においても通告件数は増加傾向にあり、さらなる対策強化が必要となる。  そこで、次の点について質問する。  (1)過去5年間の通告件数は。  (2)児童相談所との連携は。  (3)予防対策の徹底が必要であると思うが、具体的な取り組みは。  (4)他市町村へ転出した場合などの事務引き継ぎは。自治体間での連携やサポートは、どのように行っているのか。  (5)乳幼児に対する虐待は、乳幼児健康診査時に発見されるケースが多く、養育支援家庭を早期に発見することが重要である。虐待を未然に防止するため、市は健診の未受診児に対しどのような対応をしているのか。  以上、お聞きします。 ◯議長(高味 孝之) 健康福祉部長。    (健康福祉部長 大西 寛典君登壇) ◯健康福祉部長(大西 寛典) 健康福祉部長でございます。  伊藤議員の御質問にお答えします。  児童虐待に関する通告件数は、平成25年度が50件、平成26年度が63件、平成27年度が82件、平成28年度が46件、平成29年度が112件となっております。  2点目の児童相談所との連携につきましては、木津川市要保護児童対策地域協議会の定期的な実務者会議のほか、援助を必要とする児童や家族のために必要な情報交換、支援の内容等に関し協議を行うなどの連携を図っております。  3点目の児童虐待に関する予防対策の具体の取り組みにつきましては、広報紙やホームページでの啓発を初め、虐待を未然に防止するための研修会を要保護児童対策地域協議会の実務者研修や職員人権研修などで行っております。  また、必要に応じて養育支援訪問事業を行っております。  さらに、児童虐待防止の「オレンジリボン運動」の普及を図るため、京都府とともにJR木津駅での街頭啓発に取り組んでいます。  4点目について、支援対象児童が市外へ転出される場合や、他の自治体で支援を受けられていた方が転入される場合には、転出入が確定した時点で支援記録等の送付や必要に応じて連絡を行うなど、切れ目のない支援体制に努めています。  5点目について、乳幼児健康診査未受診児に対しては、電話による受診勧奨、訪問、園巡回相談などを行い、現況確認をしております。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 伊藤さん。 ◯11番(伊藤 紀味枝) 今、ちょっと数字を聞きまして、大変驚いています。今まで大体2桁の数字でした。平成25年度から過去5年間ということで聞きました。  50件、63件、82件、46件、平成29年度、前年度ですね、112件ということで、これ、どういう急増したということを把握しておられるのか。  それで、このカウントの仕方が、私ちょっと素人で申しわけないんですが、例えば一人一人を1件カウントとするのか、家族で、お子さんが2人とか3人とか複数おられたときも、それを1件と勘定しているのか、今、どちらでカウントされているのか、その点でこの数字のちょっとマジックみたいなことが解けるのかと思うんですが、初歩的な質問ですが、そのカウントの仕方、それと改善されないで、通年、同じものがここ二、三年カウントしているというのもあるのかないのか、その点、お聞きします。 ◯議長(高味 孝之) 健康福祉部次長。 ◯健康福祉部次長(瀬戸 明美) 健康福祉部次長でございます。  まず、最初に御質問いただきました件数の増加についてでございますが、平成28年度の法改正により、宇治児童相談所からの共同依頼ということで、今まででしたら宇治児童相談所がかかわった件につきましては、市町村については、連携が必要なケースしかおりてこなかったのですが、同じようにどちらも把握して連携を図るということで、共同依頼が来ておりますので、その分がふえております。  また、通告された児童に兄弟がおられた場合、その兄弟それぞれ一人一人としてカウントすることになったため、平成28年度に比べ通告が増加している原因の一つと考えられます。  この今の件数につきましては、新規の児童虐待の案件の件数です。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 伊藤さん。 ◯11番(伊藤 紀味枝) カウントの仕方が変わったからふえたということで理解していいんですか。余りにもちょっと件数がふえたということですので、そしたら一人一人を1件、1件と勘定してということで、これだけふえましたということでいいんでしょうか。  うなずいてくれてはるので、そういうことだと思うんですが、こういう年によってカウントの仕方が変わるというのは、余りにもちょっとあれかなと思います。 ◯議長(高味 孝之) 健康福祉部次長。 ◯健康福祉部次長(瀬戸 明美) 健康福祉部次長でございます。  児童福祉法が平成28年度に改正されまして、市町村が児童虐待の防止を担う役割というのが大きく重要視されております。そのため、市町村における相談体制の強化がうたわれまして、その中でも、在宅指導措置の推進ということで、市町村送致ということで、児童相談所と一緒に家庭支援を行っていくということで、京都府のほうでもマニュアルを作成されまして、市町村と児相と同じマニュアルを持って事務に当たるという形になっております。  また、昨年でございますが、兄弟がたくさんおられる家の送致がありましたので、それもふえている要因の一つかと思います。  さらに、法改正によりまして、警察からの通告もふえておりまして、その分も要因の一つと考えられます。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 伊藤さん。 ◯11番(伊藤 紀味枝) 丁寧に御説明いただきまして、ありがとうございます。  今の件数から言えば、幼稚園とか小学校、中学校の虐待なんかも、多分、事案が把握されていると思うんですが、対応をどのようにされているのか、事案の傾向はどのようになっているのか、教育部のほうの、できたら理事のほうから、現場のほうから説明願えればありがたいです。 ◯議長(高味 孝之) 教育部理事。 ◯教育部理事(遠藤 順子) 教育部理事でございます。  虐待の件数につきましては、確実に一昔前と比べると増加していると認識しております。  虐待について情報をつかんだ場合は、学校、教育委員会としましては、関係機関、こども宝課や児童相談所、警察と連携のもと、対応しております。  まずは、通告の義務というのがありますので、疑いがある場合でもきっちりと児童相談所に通告をしていくということを行っております。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 伊藤さん。 ◯11番(伊藤 紀味枝) 連携してきっちりとやっているということですが、そういう内容的なもので、これはもうちょっと大変だというのが今まであったでしょうか。それとも、いやいや、そこまではいっていないと、できるだけ虐待があった時点で芽を摘んでいって、しっかり対応しているのか、そこのところをお聞きします。 ◯議長(高味 孝之) 教育部理事。 ◯教育部理事(遠藤 順子) 教育部理事でございます。  本当にケースによってさまざまでございました。本当に重いものがありまして、児童相談所のほうと連携を図って親御さんと話した事案もありましたし、その虐待の原因が子育てによる悩みの場合は、保護者をケアすることで、その行為がやんだ場合もありましたし、ケースによってさまざまでありました。  ということは、それぞれの一つ一つのケースについて、個別に丁寧に対応していかなくてはならないということで、学校と教育委員会と関係機関が連携しながら取り組んでおります。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 伊藤さん。 ◯11番(伊藤 紀味枝) それでは、京都府では件数はどのようになっていますか。平成27年度から平成28年度でかなり増加しているんですが、平成29年度は、京都府のほうで件数はどのように把握しておられるのか、お聞きします。 ◯議長(高味 孝之) 健康福祉部次長。 ◯健康福祉部次長(瀬戸 明美) 健康福祉部次長でございます。  京都府のほうの相談件数のほうも増加しておりまして、府内の3児童相談所の件数でございますが、平成28年度が1,502件、平成29年度が1,663件というふうになっております。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 伊藤さん。 ◯11番(伊藤 紀味枝) やっぱりふえているということです。  このふえ方として、京都府と木津川市のふえ方が、件数を見れば、ちょっと違うように思うんですが、比較してどのように分析しておられるのか。 ◯議長(高味 孝之) 健康福祉部次長。 ◯健康福祉部次長(瀬戸 明美) 健康福祉部次長でございます。  先ほども申し上ましたが、児童相談所が抱える件数のうち木津川市の案件につきましては、全て木津川市も同じようにかかわるということで案件がおりてきておりますので、件数がふえております。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 伊藤さん。 ◯11番(伊藤 紀味枝) 児童相談所とも連携しておるということです。  最初に述べたように、27年間連続してふえているということですので、その中身として、内容として、心理的虐待なんか、全国のあれなんですけれども、7万2,097件と最も多く、次は身体的虐待が3万3,223件、ネグレクトが2万6,818件、性的虐待が1,540件と書いております。  本市において、傾向はどのように分析しておられるのか、言いにくかったら、こういう場所ですので、あれなんですが、差し支えない程度で、深刻な事案があったかなかったか、言える範囲でお答えください。 ◯議長(高味 孝之) 健康福祉部次長。 ◯健康福祉部次長(瀬戸 明美) 健康福祉部次長でございます。  一番多いケースが心理的虐待でございます。その次に身体的虐待、そしてネグレクト、性的虐待というふうな順位になっております。
     以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 伊藤さん。 ◯11番(伊藤 紀味枝) ちょっと一番辛いのは、心理的虐待というのは、やっぱり辛いですね。なったものは、一生それを抱えてトラウマみたいになるということもありますので、やはり最初の間にしっかりと対応していただきたいと思います。予防対策の徹底というのがやっぱり必要というんか、大事だと思います。  それで、4番目で質問いたしました、他市町村へ、他の自治体へ転出した場合、入った場合とかということでサポートはどうなっているのかということで、きちっと切れ目ない対応をしているというような御答弁でした。  ただ、電話等だけで終わるのか、それとも非常に重症化というのか、こちらから転出の場合でももしあれば、向こうの転出先に電話だけではなく、やっぱりきちっと会って言っておられるのか、それともそういう紙・ペーパー的な、そういうペーパー分類で済まされているのか、行ってされているのか、お聞かせください。 ◯議長(高味 孝之) 健康福祉部次長。 ◯健康福祉部次長(瀬戸 明美) 健康福祉部次長でございます。  ただいまの御質問にお答えいたします。  ケース移管につきましては、書類の送付のときには、必ず担当者のほうに事前に連絡を入れて送付を行っております。また、緊急の案件につきましては、直接出向いて向こうの担当者に伝えるようにしております。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 伊藤さん。 ◯11番(伊藤 紀味枝) こちらから転出のときは、市のほうもきっちりしているということですが、入りのほうですね、転入というんですか、こっちへ入ってこられるときなんかは、相手の自治体の取り組み方によって温度差があると思うんですが、その点なんかはどうされているんでしょうか。 ◯議長(高味 孝之) 健康福祉部次長。 ◯健康福祉部次長(瀬戸 明美) 健康福祉部次長でございます。  自治体間の連携ですけれども、都道府県によりまして対応が違う場合がありまして、事前連絡なしに転入されるケースもありますが、その後は、本人との面談をしっかりさせていただくように、機会を設けて対応しているところでございます。 ◯議長(高味 孝之) 伊藤さん。 ◯11番(伊藤 紀味枝) 対応なんですが、転入されて大変なときなんかは、やっぱりもとの自治体のほうへ出向いて聞くと言ったらおかしいですが、そういうのもリサーチとかもされているのかどうか、お聞きします。 ◯議長(高味 孝之) 健康福祉部次長。 ◯健康福祉部次長(瀬戸 明美) 健康福祉部次長でございます。  都道府県によりまして、先ほど申しましたように、対応はまちまちといいますか、事前連絡が遅くなるケースとか、その転入自体が、本人さんが自治体に伝えてはった日よりも早く来られるというようなケースもございますので、一概にどこの責任というものではないと思うんですけれども、その分につきましては、前住所地と連携をとって、本人との面談に努めております。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 伊藤さん。 ◯11番(伊藤 紀味枝) なぜこういうことを聞くかといったら、一旦、虐待が落ちついていても、家庭環境が変わるわけです。友達関係も変わってきますし、転入したり転出したり、家庭にとっても非常なストレスがたまって、今まで治っていたものが、また、ぶり返しというんですか、戻るということと、孤立が生じたりするということで、私、聞かせていただいたんです。  やっぱり、ここの市だけ違って、また相談所によっても、同じとこでする場合と、県をまたいで、都道府県をまたいでという場合もありますので、亡くなった方なんかも、やはり全然違う場所からということですので、そういうことも含めて、しっかりした対応というのをお願いしたいと思います。  お願いと言ったらおかしいですが、そういうことで、次の質問のほうに移りたいと思います。  乳幼児における虐待が、健診のときに発見されるというケースが非常に多いということです。子供の健康を見るための健診だけではなくて、目的の一つとしては、虐待の実態を見落とさないこととして、乳幼児健康診査を兼ねていると私は考えております。子供の体の成長とか心の成長だけではなく、家庭内における実態を調査するという意味でも、私は非常に大事だと思います。  それで、国の、これ、ちょっと古い資料で申しわけないんですが、平成28年度で乳幼児健診が98.2%、1歳6カ月健診が98%、3歳児健診が97.3%と、高い健診率になっています。ちょっとこれ、歯とか、ああいう歯科健診とかというのが入っていないので、これだけしかちょっと調べたらヒットしなかったんですが、このような状況の中で、健診の未受診児の子供は虐待につながるリスクは非常に高いですよと、養育支援の必要な家庭の子供であることが多いと警鐘を鳴らしているということですので、本市の乳幼児健診の受診者数を把握を多分しておられると思うんですが、平成29年度の年齢別に受診者数と、その対象者数に対しての率ですね、それをお答えください。 ◯議長(高味 孝之) 健康福祉部次長。 ◯健康福祉部次長(瀬戸 明美) 健康福祉部次長でございます。  申しわけございません、手元に受診率しかございませんので、受診者数につきまして、また後ほど提供させていただきます。済みません、よろしいでしょうか。 ◯議長(高味 孝之) 健康福祉部次長、続けてください。 ◯健康福祉部次長(瀬戸 明美) 平成29年度の実績です。受診者数が、乳幼児前期健康診査が627人、後期が672人、幼児健康診査が734人、幼児歯科健康診査が686人、3歳児健康診査が754人、以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 伊藤さん。 ◯11番(伊藤 紀味枝) 私、ちょっと言い方がすごいまずい言い方をしたんかなと思いまして、乳幼児健診の数字は、今言わはったとおりです。それで、健診率というんですか、多分、90何%ぐらいやと思いますねん。前に私が計算したとき、九十二、三%から99%と、高いのもあるんですねん。低いのもあるんですねん。多分、それは私、把握しておられると思うんですけれども、もう一度お答えください。 ◯議長(高味 孝之) 健康福祉部次長。 ◯健康福祉部次長(瀬戸 明美) 健康福祉部次長でございます。  受診率につきましては、乳児前期健康診査のほうが99.4%、後期のほうが93.7%、幼児健康診査が95.2%、幼児歯科健康診査が92.6%、3歳児健康診査が93.4%でございます。 ◯議長(高味 孝之) 伊藤さん。 ◯11番(伊藤 紀味枝) すごく健診率の高い、何で率のほうもとお願いしたのは、やっぱりそれによって対象者が違いますので、受診の人数だけではちょっとわかりかねるんで、率のほうもお願いしました。  99.4%というすごい高いのもあれば、92.6%、これは歯科のほうです。歯科健診というのは、やっぱりする時間や期間が違うから、いつでもこういうことになっているのかなと思うんですが、この率、私は非常に高いのと低いのがあるのは、ちょっとどういうように、年齢が上がることに低くなっているんですね。それはどのように分析しておられるのか、お願いします。 ◯議長(高味 孝之) 健康福祉部次長。 ◯健康福祉部次長(瀬戸 明美) 健康福祉部次長でございます。  受診率の未受診の理由につきましては、児童の保護者の体調不良でありましたり、お仕事の都合、また児童御自身が療育や医療を要する状態でおられるなどの経過観察、何らかの病院にかかっておられるようなケースであるというふうに把握しております。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 伊藤さん。 ◯11番(伊藤 紀味枝) それで、そのときに来られないとき、追跡調査をどのようにされているのか、ここが一番大事なんです。隠すために来なかったということも考えられるから、私、これを聞いているんです。それはどのようにされているのか。 ◯議長(高味 孝之) 健康福祉部次長。 ◯健康福祉部次長(瀬戸 明美) 健康福祉部次長でございます。  未受診の児童の現況把握につきましては、通知文書の配付はもちろん、電話であったり、直接訪問をさせていただいたり、その他の健診時にしっかり把握させていただいたりということで対応しております。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 伊藤さん。 ◯11番(伊藤 紀味枝) そしたら、カウントされていない後の分で来られなかった方は、やっぱりきっちりと健診とか、会ってきちっと対応されているのか、そこが一番大事なんで、そこが知りたいので、この質問をしているんです。 ◯議長(高味 孝之) 健康福祉部次長。 ◯健康福祉部次長(瀬戸 明美) 健康福祉部次長でございます。  児童の実態把握のことになるのかなというふうに思います。  居住実態が把握できない児童につきましては、今年度も調査を行っておりまして、木津川市にはおられないということで確認しております。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 伊藤さん。 ◯11番(伊藤 紀味枝) おられないということで、そしたら虐待なんか、この中できっちり見て、少しでもおかしかったら、お医者さんですので、診はった方はすぐに通報したりとか、そういうのをして、市はしっかりと対応していると受けとめてよろしいんでしょうか。 ◯議長(高味 孝之) 健康福祉部次長。 ◯健康福祉部次長(瀬戸 明美) 健康福祉部次長でございます。  今後もしっかり把握していく上と、あとまた市民の皆様にも児童虐待についての認識、啓発活動になりますが、深めていただきまして、皆さんの目で子供たちをしっかり見守っていけるように、しっかり啓発、また実態把握に努めていきたいと思っております。  以上でございます。 ◯議長(高味 孝之) 伊藤さん。 ◯11番(伊藤 紀味枝) しっかりとそのようにしてもらわないと、乳幼児はしゃべれない、訴えられないということです。  児童の場合は、学校の先生とか、いろんな方がフォローしたりいろいろしてもらえるけれども、乳幼児はやはりできないので、健診というのが一番その入り口になると私は考えているんです。  だから、未受診とか、そういう把握ができていないとか、来ていないから、どやねん、どこへ行ったかわからへんねんということのないようにしてもらいたいと思います。  一人でもそういう、先ほど通告件数の数字がすごくふえているということですので、少しでも減らして、虐待のない明るい市に持っていってもらうようにお願いいたしまして、私の質問はこれで終わらせていただきます。  以上です。      ──────────────────────── ◯議長(高味 孝之) 以上で、本日の一般質問の予定が終わりましたので、会議を閉じます。  明日15日、16日は休会とし、17日は午前9時30分から再開し、引き続き一般質問を行いますので、御参集賜りますようよろしくお願い申し上げます。  それでは、本日は、これで散会いたします。  御苦労さまでございました。                         午後3時57分 散会 このサイトの全ての著作権は木津川市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (c) KIZUGAWA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved....