京丹後市議会 2019-06-20
令和元年第 2回定例会(6月定例会)(第4日 6月20日)
令和元年第 2回定例会(6
月定例会)(第4日 6月20日)
───────────────────────────────────────────
令和元年 第2回
京丹後市議会6月
定例会会議録(4号)
───────────────────────────────────────────
1
招集年月日 令和元年 6月 6日(木曜日)
2
招集場所 京丹後市役所 議場
3 本日の会議 開会 令和元年 6月20日 午前 9時00分
散会
令和元年 6月20日 午前11時21分
4 会期
令和元年 6月 6日から 7月 1日 26日間
5
出席議員
┌────┬─────────┬────┬─────────┐
│ 1番 │中 野 正 五 │ 2番 │櫻 井 祐 策 │
├────┼─────────┼────┼─────────┤
│ 3番 │金 田 琮
仁 │ 4番 │東 田 真 希 │
├────┼─────────┼────┼─────────┤
│ 5番 │谷 津 伸
幸 │ 6番 │中 野 勝 友 │
├────┼─────────┼────┼─────────┤
│ 7番 │谷 口 雅 昭 │ 8番 │行 待 実 │
├────┼─────────┼────┼─────────┤
│ 9番 │水 野 孝 典 │10番 │和 田 正 幸 │
├────┼─────────┼────┼─────────┤
│11番 │池 田 惠 一 │12番 │平 井 邦 生 │
├────┼─────────┼────┼─────────┤
│13番 │吉 岡 豊 和 │14番 │浜 岡 大二郎 │
├────┼─────────┼────┼─────────┤
│15番 │松 本 聖 司 │16番 │藤 田 太 │
├────┼─────────┼────┼─────────┤
│17番 │松 本 経 一 │18番 │由 利 敏 雄 │
├────┼─────────┼────┼─────────┤
│19番 │田 中 邦 生 │20番 │松 本 直 己 │
├────┼─────────┼────┼─────────┤
│21番 │平 林
智江美 │22番 │橋 本 まり子 │
└────┴─────────┴────┴─────────┘
6
欠席議員
な し
7
会議録署名議員
12番 平 井 邦 生 13番 吉 岡 豊 和
8
議会事務局出席職員
議会事務局長 西 山 茂 門
議会総務課長補佐 西 村 隆
議会総務課主任 藤 田 美 紀
長寿福祉課主任 本 田 仁 美
9 説明のための出席者
┌──────────┬─────────┬──────────┬─────────┐
│市長 │三 崎 政 直 │副市長 │梅 田 純 市 │
├──────────┼─────────┼──────────┼─────────┤
│副市長 │佐 藤 博 之
│教育長 │吉 岡
喜代和 │
├──────────┼─────────┼──────────┼─────────┤
│教育次長 │横 島 勝
則 │消防長 │上 田 一 朗 │
├──────────┼─────────┼──────────┼─────────┤
│政策総括監 │新 井 清 宏
│商工観光部長 │高 橋 尚 義 │
├──────────┼─────────┼──────────┼─────────┤
│危機管理監 │安 田 悦 雄
│総務部長 │中 西 俊 彦 │
├──────────┼─────────┼──────────┼─────────┤
│市民環境部長 │柳 内 研 一
│健康長寿福祉部長 │藤 村 信 行 │
├──────────┼─────────┼──────────┼─────────┤
│上下水道部長 │大 木 保
人 │建設部長 │吉 岡 浩 司 │
├──────────┼─────────┼──────────┼─────────┤
│農林水産部長 │荻 野 正
樹 │医療部長 │上 田 雅 彦 │
├──────────┼─────────┼──────────┼─────────┤
│会計管理者 │中 村 和
幸 │地域支援・ │川 口 誠 彦 │
│ │ │定住対策監 │ │
├──────────┼─────────┼──────────┼─────────┤
│教育委員会事務局理事│引 野 雅
文 │健康長寿福祉部理事 │小 谷 要 子 │
├──────────┼─────────┼──────────┴─────────┘
│財産活用課長 │西 村 誠志郎 │
└──────────┴─────────┘
10 会議に付した事件
日程第1
会議録署名議員の指名
日程第2
一般質問
日程第3 議案第 113号 令和元
年度京丹後市
一般会計補正予算(第1号)(
予算決算常任
委員長報告~採決)
日程第4 議案第 114号 令和元
年度京丹後市
公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)
(
予算決算常任委員長報告~採決)
日程第5 提出議案の訂正について
議案第 119号 京丹後市
峰山総合福祉センター条例等の一部改正について
日程第6 議案第 129号 財産の無償譲渡について(旧久美浜町役場)(
総務常任委員会付
託)
日程第7 議案第 130号 京丹後市
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を
定める条例の一部改正について(表決)
日程第8 議案第 131号 京丹後市
教育委員会教育長の任命について(表決)
日程第9 議案第 132号 京丹後市
教育委員会委員の任命について(表決)
日程第10 議案第 133号 令和元
年度京丹後市
一般会計補正予算(第2号)(
予算決算常任
委員会付託)
11 議事
午前 9時00分 開会
○(
松本聖司議長) 皆さん、おはようございます。
ただいまの
出席議員は22名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
本日の
議事日程はあらかじめお手元に配付したとおりであります。
○(
松本聖司議長) 日程第1
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、
会議規則第85条の規定により、議長において12番
平井議員、13番
吉岡議員の両名を指名いたします。
ここで発言の申し出がありますので、これを許可いたします。
政策総括監。
○(
新井政策総括監) お時間をいただきまして、申しわけございません。
6月18日の
由利議員の
一般質問の答弁におきまして、不適切な発言をして質疑を混乱させたことにつきまして、おわびを申し上げますとともに、改めて発言の取り消しをお願いしたいと思っております。
またその発端となりました、本年3月の議会におけます
由利議員の
一般質問におきまして、職員が公用車のかわりに、私有車を使用する場合の届け出がなかったにもかかわらず、その時点で、そのことを把握できていなかったことから、明確な答弁ができず、さらには曖昧な態度を取り、議員に誤解を与えてしまいましたことにつきまして、深くおわびを申し上げたいと思います。また、その旨議会だよりに掲載され、市民の皆様にも誤解を与えるなど、御迷惑をおかけしましたことにつきましても、おわびを申し上げたいというふうに思っております。今後につきましては、しっかりと準備をして答弁を尽くしたいと考えております。本当に申しわけありませんでした。
○(
松本聖司議長) ただいま
政策総括監から
一般質問についての答弁を取り消したいとの申し出がありました。お諮りいたします。これを許可することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○(
松本聖司議長) 御異議なしと認めます。
政策総括監からの
発言取り消しの申し出を許可することに決定しました。
○(
松本聖司議長) 日程第2
一般質問を行います。
質問の通告がありますので、質問を許可いたします。
順位13、
浜岡議員の発言を許可いたします。
浜岡議員。
○14番(
浜岡議員) 皆さん、おはようございます。
一般質問13番、
浜岡大二郎です。今回は
一般質問の最終を受け持つことになりました。わさびか、からしか、唐がらしか、あるいはまた何か知りませんが、多少辛目の質問になります。現在の市政に参加する
市会議員の一人として、率直な意見を申し上げたいと、こういうように考えてますので、よろしくお願いいたします。
さて、市長の
政治姿勢を問うと、こういうことでございますが、
三崎市長は平成28年の市長選でその公約に
米軍基地配備に伴う、あらゆる不安を解消する新たな組織、
仕組みづくりを掲げられました。間違いありませんか。
○(
松本聖司議長) 市長。
○(
三崎市長) はい、その都度ですね、問題がないようにできることは、それこそ安全・
安心対策連絡会等での会議を踏まえまして、適切に対応をしていくということで臨んでおります。
○(
松本聖司議長)
浜岡議員。
○14番(
浜岡議員) 市長は、
米軍基地問題の対応につきましては、防衛省との対応も梅田副市長が市の代表として当たっていると、何かあったら私が行動し、しっかりと対応する。私が行動し、しっかりと対応するのが市のスタンスだと述べ、梅田副市長に担当させておられます。梅田副市長からは都度、復命書あるいは報告を受けていると思いますが、いかがでしょうか、お尋ねいたします。
○(
松本聖司議長) 市長。
○(
三崎市長) 安全・
安心対策連絡会、いわゆる安安連の報告につきましても、会議後には聞いておりますし、その他いろいろな情報は、
基地対策室等で把握した情報については、その都度報告は受けております。
○(
松本聖司議長)
浜岡議員。
○14番(
浜岡議員) 防衛省は、当初
米軍人軍属が
交通事故を起こせば、加害・被害を問わず速やかに
事故内容を府と市に報告するという約束をしました。にもかかわらず、米軍人・軍属の事故が約束に反して1年以上も報告されなかったことについて、梅田副市長は肝心の理由をただすことなく、今後は
重大事故を除いて件数のみを報告するという、防衛省の
方針転換を
一定理解すると容認されました。この
一定理解発言は今後の
事故交渉に際して、みずからの手を縛る取り返しのつかない
重大発言であると私は考えます。
市長は、この梅田副市長の対応について、その場にいなかったからわからない。その場にいなかったからわからないと、
記者会見で繰り返したと報道されているが、間違いないかお尋ねいたします。市長もまた
一定理解すると考えておられるのか、重ねてお尋ねいたします。
○(
松本聖司議長) 市長。
○(
三崎市長)
新聞記事報道のその場にいなかったからわからないと、この記事でございます。少し状況を説明させていただきます。
定例記者会見では市のほうから、
新聞記者の皆さんに定例的にいろいろな京丹後市のことについて、担当がそれぞれ説明をさせていただいて、その後に質問もお受けして、その場が京丹後市からの
プレス発表というものは、一旦終わります。
その上で、何か記者の皆さんからのお話があれば、会話的にお話をさせていただくという中で、このときには、先ほどの安安連の中の会議の中身についての、お問い合わせがあったというふうに思っております。しっかりとその場の議事録もとっているわけではないのですが、そのときに安全・
安心連絡会の会議の中のことについて聞かれたので、会議に出席していないので、それは私からはその場はわからないと、そんな会議はたくさんあります。
全ての会議に出るわけではないので、その後に必要に応じて報告は受けておりますが、そういったことが、このその場にいなかったからわからないというのは、そういうことで出席もしていないのに、逆にそのことについて物を言うと、それはまたおかしな話になるということで、そういうふうに申し上げたところでございます。
ということで、いずれにしましてもその報告を受けながら、京丹後市として私として取るべき行動は、しっかりと取っていくということでありますし、それから2点目の梅田副市長の理解するというのは、きのう、おとといの質問にもお答えを副市長のほうからさせていただいたと思いますが、考え方ということを、いわゆる
交通事故の発表の仕方のことに理解をするというのは、それは一つの考え方としてあるなということは、感じたわけです。
○(
松本聖司議長)
浜岡議員。
○14番(
浜岡議員) 従来は、たとえ1年ほどの空白期間はあったものの、事故があれば必ず報告するという約束がありましたが、この
方針転換の申し入れで、約束が崩れることになります。この
一定理解発言により、防衛省は
事故内容の
報告義務に裁量権を、図らずしも得たことになるからです。今後は事故の数を傾聴、再発の
危険性等の
事故状況と、事故の内容は当方で調べ、こちらで調べて、防衛省からきっちりと報告があるかないか、監視しなくてはなりません。
梅田副市長は、なぜこのような
方針転換を持ち帰らず判断して、
一定理解すると重大な発言をされたのか、その真意をお尋ねしたいとも思いますが、私は梅田副市長に直接質問するわけにはいきませんから、遠回しに発言させていただきます。
しかし、住民との相談もないままの発言でこれあります。市長にお尋ねします。この辺のところを市長にお尋ねします、いかがですか。住民との説明もないままに。
○(
松本聖司議長) 梅田副市長。
○(梅田副市長) 昨日の
池田議員の質問にもお答えしたわけですが、
交通事故の報告について、
浜岡議員も聞いていただいていたと思うのですが、日本の国内の
国家公務員でありましたり、
地方公務員でありましたり、そういった方々の軽微な事故ですね、自損事故の関係について、逐一そういった詳細な情報が公表されているかということでは、そうではないと。そうではないので、国内のそうした事故の公表の発表の仕方に、同様に整理したいとそういう思いについては、
一定理解をさせていただくものです、ということを申し上げたのですが、その前には
安全安心のために、住民の皆さんの
安全安心のために必要となる情報については、しっかりと情報提供していただくのが大前提ですよと、適切な情報提供を求めるということについては、今までどおりですよということも申し上げました。
この6月のときにも、軽微な事故が3月の連絡会以後に1件発生しておりますと、そういう報告がありましたので、その事故についても市民の皆さんに支障がありましたかと、
事故処理に問題がありましたかと、いうこともただして、しっかりと内容も確認したということを、きのうも申し上げたとおりでございますので、そのことについては、御理解をいただきたいと思っております。
○(
松本聖司議長)
浜岡議員。
○14番(
浜岡議員) この辺のところは、
大変皆さんの誤解も生んでありますので、しっかりと市民の皆さんに聞かせてあげていただきたいと思いますが、その場にいなかったらわからないというようなことが出てまして、この市長としてはそれはおかしいのではないかと。市長としては逃げ腰なんではないかと、
最高責任者としてはどうもおかしいぞと、ふがいない、とこういう言葉で職員のOBからも職員からも、私の耳には届いております。また日夜事故の
再発防止に腐心をしておられる
地元住民を失望させたことになりますので、もう一度しっかりとそういう誤解のないように、改めて説明しますということで、先ほどの内容をもう一回繰り返していただけませんか。
○(
松本聖司議長) 市長。
○(
三崎市長)
新聞記事ということで、全文掲載していただければ、その前後関係がわかると思いますが、こういった記事ですとそうだと思います。一方で先ほど申し上げましたように、前もって準備をして、例えば
一般質問ですとか、議会のようにこちら資料を持ってやっているわではないということであります。
ですので、会議の中身について申し上げると、不用意なことを言ってしまう場合があるということがあると思いますので、あくまでも会議は、その場でしっかりと議論していただいていると思っておりますので、そのことについてはその場にいなかったので、わからないというのが、私の発言の真意でありますし、もし職員でどなたかがありましたら、それにつきまして私なり副市長に、その中身について聞いていただければ、説明もさせていただきますし、あとそういったことが決してないことに思っておりますので、ぜひ
皆さん方には御理解をいただきたいと思っております。
○(
松本聖司議長)
浜岡議員。
○14番(
浜岡議員) 多少しつこくなりますが、ここのところ大事なところですので、その場にいなかったから、あるいはまだ報告を聞いていなかったからわからないんだと、わからないというそういう答えは、市長としてはふさわしくないと思いますね。まだ報告が上がってないんだよと、報告があってからきっちりしてから、ちゃんとした私の考えを言いたいから、しばらく待っていてくれと、こうおっしゃるなら誰も誤解を与えない。ここのところがわからないという質問の答えは、私はトップとしては全くふさわしくないと、民間の社長を経験した者として、そのように思いますが、市長いかがですか。
○(
松本聖司議長) 市長。
○(
三崎市長) 理解するということは既に、そのときには報告は受けておりました。その上で安全・
安心連絡会の会議の中で、どういったやりとりがあったかということを聞かれましたので、私はその場にいなかったのでわからないと。そんな会議はたくさんありまして、前もってわかっておればお答えはするのですが、その場で答えることができないということですし、まして出席していないので、お答えすることはできないということを説明したわけでありまして、毎日のように会議はたくさんありますし、挨拶のみで退席する場合も多々ありますので、それは司、司でしっかりと整理をして、後々報告をするということですが、それは議事録があれば後々で議事録が作成できた時点で、その中身についてはわかるということになると思いますが、わからないというのは、会議に出席していないのでわからないということで、お話をしたわけであります。
○(
松本聖司議長)
浜岡議員。
○14番(
浜岡議員) その辺でやめておきます。
米軍基地に伴う不安を解消する新たな
仕組みづくりを公約されてますね。
一定理解発言は意図せざる新たな
仕組みづくりになるだろうと、こういうことはないのでしょうか。
米軍基地配備に伴う不安は、全く解消していません。住民の安全・
安心対策に対する市長の
消極的姿勢も関連していないでしょうか。
一定理解発言を受け、新たな
仕組みづくりをさらに考えておられるか、あればお答えいただきたいと思います。
○(
松本聖司議長) 市長。
○(
三崎市長) 就任当初、いわゆる
弁護士費用の、もしも問題が起きたときに
弁護士費用を市のほうで支援しようということで、今制度は引き続き持っておりますが、おかげさまで今のところそういった活用ということはないということで、大きな問題が発生したというふうには認識しておりません。そしてその都度、きのうも申し上げましたが、
専用ヘリポートですとか、あるいは
外村バイパス等いろいろその問題について、解決することについては全力で取り組んでおりますし、また新たな問題が危惧される場合には、そういった新しい考え方のもとで、制度というものが必要にあるかもしれませんが、現時点ではそういった状況にはないというふうに思っております。
○(
松本聖司議長)
浜岡議員。
○14番(
浜岡議員)
宇川地区の住民の皆さんは、
事故再発防止策をつくるために、可能な限り多くの情報が欲しい、こう考えておられます。
事故件数のみを報告するという防衛省の
方針転換を、
一定理解すると梅田副市長が発言した真意をただそうと、面会を求める
宇川地区の住民に対し、梅田副市長は対話を拒否している。副市長は積極的に対話に応じて、
一定理解発言をした真意をしっかり住民の皆さんに伝えるべきで、対話を拒否されるその理由が私にはわかりません。我々議会は副市長を選任した責任があります。
地元住民とは十分に意見交換するべきだと副市長に申し上げたいです。なぜ対話を拒否されることを市長はたださなかったのか、お尋ねいたします。
○(
松本聖司議長) 市長。
○(
三崎市長) きのう
池田議員の質問だったでしょうかね。違いましたかね、きのうそういった同様の質問がありましたので、昨日お答えをしたとおりでございます。
○(
松本聖司議長) 梅田副市長。
○(梅田副市長) 私のほうからも少し補足して、御説明をさせていただきたいと思っております。対話を拒否したということで、私
ども行政として何も説明をしてないのかというようなことも、御懸念かと思っております。私どもとしましては、
行政組織として必要な基地の関係で対策室も設けております。そこには担当の管理職も配置しております。
そういった中で、地域の方々の御心配にお答えするべく、相談窓口もいつも開いておって、お話しになることも聞かせていただき、私どもの考え方もお伝えしているということでございます。今回もお伝えはさせていただいておりますが、そういった有志の方々だったと思うのですが、その方々は、その説明の内容には納得できないということだったということです。その中身も私もどういう説明をしたかということも、報告も受けております。
で、私からお出会いさせていただいて、お話しすることもまた同じことだと思っております。その私どもの対応が申しわけないようなことをしておるようなことでしたら、またおわびもしなければいけないと思っているのですが、しっかり説明もさせていただいた中で、先方様との見解が私どもと違うということでございますので、そこのところでは御説明は、一定させていただいているということは申し上げておきたいと思います。
○(
松本聖司議長)
浜岡議員。
○14番(
浜岡議員) 住民の皆さんから見れば、そのときにはっきりと梅田副市長が前に出られて、こうこうだと皆さん私はこう考えてこうなんだと、私はその場で発言したんだからということで、直接当事者として説明されたほうがよっぽどよかったんではないかと。出先のみんなにぽいっと投げておくということで、済ませておこうと思うのは、非常に冷たい、住民とともにこの問題を考えていこうという姿勢の薄さが、そこへあらわれてきたんではないかしらと、私は勝手に想像いたします。
こういう市長・副市長の対応の仕方というものは、やはり府や防衛省のほうにも伝わっていくものだと思います。市長や副市長の
軍人軍属の事故に対する
危機意識はこの程度なんだなと。京都府や防衛省に誤ったメッセージを送ることにもつながります。市長の
米軍基地問題への安全・
安心対策に対する基本的な方針、加えて今回
一定理解発言をなぜ対話拒否を容認するかを、
宇川地区の住民はもとより、市民に正しく理解されるよう市長の見解を、この場で表明、先ほどは副市長のは聞きましたが、市長の見解をこの場で表明して、市民への説明責任を果たすようお願いいたします。市民は常々、失礼ながら市長に失礼ながら、市長の顔が見えないと不満を持っています。この意味でも丁寧な説明をお願いいたします。
○(
松本聖司議長) 市長。
○(
三崎市長) 私も議員のときに、受け入れ容認の立場でおりました。という意味では逆に大変大きな責任は感じております。その上で当然基地対策室、あるいは副市長にしっかりと安全・
安心連絡会等も含めて、地域の地元の代表の皆さんも入っておられるということですので、その場でしっかりと報告なり意見交換、そして地元の思いというものは出させていただいておると、いうふうに思っております。
ですので、そういったことをベースにしながら、しっかりと問題が起きないように、その都度防衛省にも、そして議会のほうでもいろいろと御議論していただいておりますので、これは全市的にそういうことのないように、そして
交通事故につきましては、先にも申し上げましたが、これは日本人、それから海外の皆さん含めて、ここで生活また車を利用していただく以上、本当に事故のないことを、既に安全・安心まちづくり協議会ですか、そういうところで、交通安全については、そのまた来月夏の交通安全運動が始まりますが、常にそういうこともやっていただいておりますので、京丹後市全体としての交通安全、また事故、防犯にしっかりと取り組むというのは、これは何も特定の方だけではなしに、全部のことだと思っておりますので、そういった点では、特に
宇川地区の
皆さん方の不安の解消には、全力で取り組んでいくということでございます。
○(
松本聖司議長)
浜岡議員。
○14番(
浜岡議員) 今後の
安全安心の確保に向けて、市長は具体的にどのような事故防止策、対策に取り組んでいかれるのかお伺いしたいと思いますし、もう1点この間の
一定理解発言は取り消したいという旨のことを、関連の皆さんに申し上げると、先ほどの訂正ではないですが、あのときこう言ったのですが、住民の皆さんと和解できないのだと、これはやはり私が間違っておりましたと、今後も当初の約束どおり全部事故を報告してくださいというような、申し入れをする必要はないと思いますか、するつもりもありませんか、お尋ねいたします。
○(
松本聖司議長) 市長。
○(
三崎市長) 報告がなかった期間、決して報告を求めることをおざなりにしていたというわけではございません。ずっと言っておりました、早く出してくださいと。当然安全・
安心対策に連絡会でも、副市長のほうからも防衛省のほうには申し上げておりますし、私もその都度早く、それは京都府も同じでありまして、知事も含めて防衛省のほうには一番早く情報は出してくれということは強く訴えておられましたので、今後もそのことに変わりはないということであります。
○(
松本聖司議長)
浜岡議員。
○14番(
浜岡議員)
一定理解宣言は取り消す必要がないと、こういうふうに理解しておられますか。
一定理解発言は取り消す必要はないと、こういうふうに理解しておられますか。
○(
松本聖司議長) 市長。
○(
三崎市長) その会議の中の状況をつぶさにおりませんので、その一定の理解とかどういうことだとかと、いうことは副市長から先ほど申し上げましたように、副市長が答弁させていただきましたように、一つの公務員という形の中の説明があったようですので、そういうことの考え方ということは
一定理解すると。しかしそれを全部飲んだということではない、というふうには思いますので、その言葉だけを切り取って、発言の取り消しというのは私は必要ないというふうに思っております。
○(
松本聖司議長)
浜岡議員。
○14番(
浜岡議員) それでは、次の質問に移ります。
人口減少問題ですね、この対応についてお尋ねします。かつて私の質問に対して市長は本市の人口減少対策は、総合計画に書いてるとおりだと、総合計画が全てであると、こういう答弁があったように記憶しております。いかにもいいかげんで、空疎な自己に都合のよい説明であります。市長は真剣に対策を考えているのか疑問であります。市民の心には全く届かなかったと言ってよいでしょう。市長は人口減少対策が、最重要課題である、こう言われております。同時に人口減少対策は、総合計画が全てだとこういう考えに、その後も変わりはないかお尋ねいたします。
○(
松本聖司議長) 市長。
○(
三崎市長) 総合計画は市の施策をとっていく、最も根本のところにあるわけでございまして、審議会で議論していただき、その後に議会のほうで審査、そして議決をいただいた中で、それに沿って進めているということでありまして、今回の総合計画につきましては、人口減少対策というものを大きな柱に据えて、やっておるということであります。予算説明資料にも必ず基本計画の何、何に位置づけるということで、全て説明をさせていただいております。そういったことで、当然これは議会との理解、合意のもとで、やらせていただいておるということでございます。
それから、人口減少対策はどこにいっても、議論されております。もう当然全国市長会でもそうでございますが、究極的には行政がこう言ったからその成果が出るということではなしに、究極的には個人、あるいはそれぞれの家庭の問題であるというふうなことも、お聞きいたしております。そういった点では、京丹後市として自治体として、出産、子育て、そういったものが皆さんに心配なく前向きに考えていただけるように、今いろいろと施策を尽くしているということであると思っております。
○(
松本聖司議長)
浜岡議員。
○14番(
浜岡議員) 今、具体的に子育てのことが出ましたが、市長はそのほかにどんなことに、人口対策に特に力を入れておられるか、二つ三つ挙げて、またその成果がありましたら、少し御説明いただけませんか。
○(
松本聖司議長)
政策総括監。
○(
新井政策総括監) 今、市長のほうから総合計画をもとに総合政策ということで、人口減少への対応をしているというような答弁がありましたが、本市の人口減少の主たる要因といたしまして、若年層の流出、それから先ほどもありました出生数の減少、また社会資本の未整備による構造的な問題があるというふうに分析をしております。
そして、総合計画などを実施する中で、社会減につきましては、若者の転出を食いとめたり、転入をふやすこと、自然減につきましては、特に出生をふやすことに重きを置きまして、施策をしているということでございます。
その施策の効果ということですが、例えば創業支援や企業立地により、新たな仕事であったり、雇用が生まれております。また移住支援センターの開設のよります、きめ細かな移住支援、また子育ての環境の充実により、子育て世帯の移住の割合が近年少し増加しているのかなというふうに思っております。また海の京都事業や、旬でもてなす観光の推進によりまして、観光消費額なども増加をしているようなことが挙げられるかと思っております。
○(
松本聖司議長)
浜岡議員。
○14番(
浜岡議員) るる説明がありましたが、しかし年間850人から900人、これは同じように減っております。分母がだんだん小さくなっておりますので、前ですと100人に対して1人ぐらいの減少でしたが、現在ですと100人に対して1.45とこの間3月に説明しましたが、そういう格好でかえって人口減少スピードがアップしていると、こういうふうに言われるわけですが、この辺のところの評価ですね、もう一度どのように考えておられるか、お尋ねいたします。
○(
松本聖司議長)
政策総括監。
○(
新井政策総括監) 議員がおっしゃられますように、人口減少の数としては、最近ではそのような数があるのかなと思っておりまして、先ほど申しましたような施策も展開している中ではありますが、現時点で考えますと、非常に厳しい状況であるというふうに認識をしているところでございます。
参考ですが、例えば先ほど申しました創業支援でいきますと、直近の5年間では55件の創業があったりですとか、またコミュティビジネスの応援補助事業を使った件数でも、この5年間では35件ほどございました。また企業立地に伴いましては、この5年間で工場の新増設等に伴いまして、新規の正規雇用者数がこの5年間では104人ほどございます。また移住の実績でございますが、平成27年度からやっておりますが、この4年間で171人、102世帯の方に移住をしていただいているというデータもございます。
○(
松本聖司議長)
浜岡議員。
○14番(
浜岡議員) 若い市民ほど将来の町の姿を心配しております。自分の人生をこの町に託していいのかなと、身近に空き家がふえるにつれて、10年後にはこの町はどんなふうになっているんだ、どんなほど寂れているのだろうかと、不安が大きくなってどうにもならない、もどかしさに苦しんでいるのが現状です。
減少対策の結果が出るのは20年から30年後だと、これが3月議会の市長の答弁でしたが、この若者たちにこういう言葉がどのように響いたでしょうか。ゆっくりかもしれませんが、一歩一歩対策が進み、活気が、にぎわいが戻りそうだと、肌で感じられる若者たちが、将来に向かって期待が持てるような、具体的な政策や構想はないでしょうか。市長に就任されてから、はや3年たちますが、京丹後市はかくありたい、にぎわいある町をつくりたいという市長の強い言葉をお聞きしたことがありません。私には記憶がありません。市長には志がないのか、あれば、あると思いますが、ここで披露していただくわけにはいきませんでしょうか、市長。
○(
松本聖司議長)
政策総括監。
○(
新井政策総括監) 日本全体で人口減少が進んでおります。国で進めています総合戦略でも、結局下げどまりをこの総合戦力で考えていくというようなことかなと思っております。人口減少対策の本質は、出生数をふやして人口構造そのものを変えていくということであると、認識をしておりまして、ただその取り組みの効果が出るまでには、長い時間を要すると認識をしております。
そのためにも大都市圏からの若者のU・I・Jターンをふやして、また結婚、出産、子育てをしてもらうということが、重要であると考えておりますので、引き続き移住支援、また子育て環境の充実を初めまして、地域雇用促進協議会等の取り組みでの創業支援、また子供たちがこのふるさとへ帰っていただくための愛着を醸成します、丹後学の推進でありますとか、山陰近畿自動車道の整備などによりまして、中期的な視点に立って地道な対策を打ち続けていくことが、重要であるというふうに考えております。
また一方で、この人口減少が一定進むことが、避けられないような状況もございますので、新たな地域コミュニティづくりでありますとか、AI等の近未来技術の導入に向けた検討なども、新たな取り組みとして進めてまいりたいと考えております。
○(
松本聖司議長) 市長。
○(
三崎市長) 6町、一番戦後多かったときは、8万人を超えておりました人口が、今5万5,000人ぐらいということで、何十年にもわたって人口減少が進んできたということでございますが、それぞれの町でいろいろな施策、工夫をされたと思うのですが、やはり出生数の減少ということで社会減もありますし、自然減もあるということで、これは日本全体がもう既に人口減少社会に入っておりますし、京都府もそうでございます。
ですから、地方創生というようなことで、国を挙げて今やろういうことでやっておりますので、我々としても、そういったものもできるものは活用しながら、少しでもそういったこれからの若い人たちが、安心して子供を産み育てるようなことをどんなことができるか、それはもう日本全国、地方と言われるところは本当に一生懸命考えておられますので、我々としても負けないように頑張っていかなければならないというふうに思っております。
○(
松本聖司議長)
浜岡議員。
○14番(
浜岡議員) 本年、年頭の挨拶で、市長は高速道路の延伸整備問題開通効果によりまして、工場誘致ほか大きなプラス効果があり、ひいては人口減少対策に据えるものと、強い期待を語っておられました。その考えに現在も変わりはありませんか。
○(
松本聖司議長) 市長。
○(
三崎市長) 本市のみならず、この京都府下でも南部のほうでも高速道路の開通、延伸によりまして、非常に企業立地というものが旺盛であるというふうに聞いておりますし、一部の自治体ではもう要請、要望があっても提供できる用地がないというようなことで、最近京都縦貫自動車道沿線のところで、大規模な工業用地の開発も行われているということでございますので、本市としましても、さらに一日も早く全線開通に向けて頑張りまして、延伸効果を全市的に波及できるようにすることは、一つの大きな目標であるというふうに考えております。
○(
松本聖司議長)
浜岡議員。
○14番(
浜岡議員) 高速道路が工場を持ってくると錯覚しては、私はいかんと思っております。京丹後市に工場を立地するには、京丹後市内で原料調達が比較優位であると、あるいはまた人材が確保できるということが最低限必要になります。ゆえに工場誘致はこの京丹後市にとっては、大変難しいと私は考えますが、市長が誘致の実現を強く期待される根拠があれば、お話しください。
○(
松本聖司議長) 市長。
○(
三崎市長) 今回の2社、森本工業団地の進出の一つには、地元の農産物を活用したいということ、栽培をして、そしてさらには人材についても、都市部ではなかなか人材確保が難しくなってきたということもあるというふうに思っております。今まで高速道路がなかったので、企業としてもそういった進出に対するいろいろと流通の面ですとか、そういったものがネックになっておったというふうに思っておりますので、当然進出企業にとっては、そのあたりは十分に調査をされ、今後を見据えた上で進出を決定されたというふうに思っておりますので、間違いなくそういったことは、工場ができるということが、まずそういったものを地元の資源ですとか、人材を活用できる大きな場になると思っております。
○(
松本聖司議長)
浜岡議員。
○14番(
浜岡議員) 先ほどの誘致の京都の何屋さんでしたか、野菜をつくってということですね。その程度の工場を誘致できるだろうと、そういうものなら京丹後市で原料が供給できると、京丹後市の原料供給ができる範囲の工場が来てくれると、こういうことを期待していると、こういう意味と考えていいですか。
○(
松本聖司議長) 市長。
○(
三崎市長) どのようなということは、前もって想定はできませんが、当然企業のほうから問い合わせがあれば、それに応じた我々としては、それぞれの部局のほうで、例えば農産物なら農林水産部ですとか、そういったところとまた地元の農家の皆さんと、つなぎをさせていただく、あるいはほかの業種でも当然そうでありますので、まずはそういったものを、我々としても常に地元のもの、そして企業を誘致していく上では、そういった情報をしっかりとキャッチをして、準備をしておけば、そういったことに実現がより近くなるというふうに思っております。
○(
松本聖司議長)
浜岡議員。
○14番(
浜岡議員) 土地に魅力や仕事があってこそ、人はその魅力を見たり、体験する、あるいは仕事をするために土地を訪れるのであって、高速道路を走るために土地を訪れるのではないと思いますが、市長の考えはいかがでしょうか、お尋ねいたします。
○(
松本聖司議長) 市長。
○(
三崎市長) 三津小学校に入られました縫製工場は、間違いなく高速道路が延伸したということが一つの理由でありましたし、地元の繊維産業とそれから若い従業員、女性のそういったものを大きく期待して、中国工場からこちらに生産の基盤を移していくということでありましたので、そのように経営者の皆さんからは、多々お聞かせをいただいております。
○(
松本聖司議長)
浜岡議員。
○14番(
浜岡議員) もしも土地に魅力がなければ、高速道路ができますと従来の泊まり客は日帰り客になります。日帰り客が素通り客になってしまいます。他方、魅力やにぎわいや活気のある都会やほかの町に出ていくのが便利になりまして、京丹後市民が外へ出るストロー効果のほうが、確実に大きくなるでしょう。ストロー効果を上回る代表格があって、お客さんがあって初めて高速道路開通のプラス効果が出ると考えますが、市長の認識はいかがか、お尋ねいたします。
○(
松本聖司議長) 市長。
○(
三崎市長) これはどこのいわゆる観光地と言われるところも、そのとおりだと思っております。現在の山陽近畿自動車道、鳥取、兵庫、この京都府も含めてそれぞれの地域、府県によってこの高速道路を、どのように開通効果を地元に引っぱってくるかということは、当然大きな考え方の柱でありますので、これから網野から兵庫県境のルートにつきましても、そういったことをより強く認識しながら、地元の
皆さん方にとって効果のあるルートに、ぜひ決定していきたいということで現在進めておりますが、それは地域間競争に打ち勝つということでありますので、これはストローなるのか、逆にこちらが吸い込んでいくかは、これはこれからのそれぞれの事業所も含めて、自治体も競争になるというふうに思っております。
○(
松本聖司議長)
浜岡議員。
○14番(
浜岡議員) 土地の魅力づくり、仕事づくりがおくれてしまいますと、ストロー効果のほうが土地の富を外に持ち出してしまいます。京丹後市の経済はさらに縮小せざるを得なくなります。ゆえに魅力づくり成果づくり、あるいは生活にぎわいづくりというものが、非常に大切なことになってまいります。その活性化策に全力を注がなければなりません。高速道路の延伸開通の進展に合わせて、市長はどんな魅力づくり、活性化策を考えておられ、実行しようとされていますか、お尋ねいたします。
○(
松本聖司議長)
政策総括監。
○(
新井政策総括監) 議員が御指摘のように、高速道路にはストロー効果ということも、懸念をされる要因はあるかというふうに考えておりますが、やはり時間が短縮できるということで、例えば市内の企業でも取引の活発化ということが、期待をされているというところもございますし、また実際に効果としては、入込客数が非常にこの近年ふえておるという効果もあろうかと思います。
それに対応するために例えば日帰りが多くなっても、そこで市内でお金を落としてもらえるような
仕組みづくりということで、今観光のほうでは、旬の京丹後ということでの取り組みを進められておりまして、例えばフルーツトレイルなどもそういったあたりの一つかと思っておりますし、また宿泊を伸ばしていくためには、この時代に合ったような形でいきますと、例えば長期の滞在をされるインバウンドのお客さんをふやしていくとか、その時々にあったそのやり方を市内のほうで検討していきたいと思っておりますし、またストロー効果というのも当然懸念をされる材料でありますので、そういったあたりへの対応についても検討していかねばならないかなというふうに考えております。
○(
松本聖司議長)
浜岡議員。
○14番(
浜岡議員) 人口減少対策の第一が高速道路の開通であると、こんなふうにも理解できるわけですが、これではいかにも他力本願、残念であります。高速道路はもろ刃の剣です。高速道路の開通に期待するのはよいですが、私はあてにしてはならないと思います。魅力づくり、生活のにぎわいづくり、あるいは活性化こそ、一生懸命やる取り組みに値する人口減少対策、こう申し上げまして、市長の真剣な取り組みを強く求めて、次の質問に移ります。
途中ヶ丘の運動公園の話に移ります。七、八年前からの宿題でありまして、新設ではないという理由づけで7億2,000万円の予算をつけられました。日本陸上競技連盟第三種公認陸上競技場になるための事業ですが、なぜ今この事業をしなければならないか、少子高齢化の中、費用対効果などいかがなものかと、疑念を抱く多くの市民から今でも質問をいただきます。政治とは数ある事業の優先順位を決めることだと思います。事業の優先順位づけは、重要度あるいは緊急度の縦横軸で決めるのが一般的ですが、市長は途中ヶ丘運動公園のこの事業の優先順位をどのような切り口から考えられたのでしょうか、またつけられたのでしょうか、御説明をいただきたいと思います。
○(
松本聖司議長) 市長。
○(
三崎市長) 途中ヶ丘の陸上競技場の整備、これは新設ではありません。リニューアル、4種がもう既に切れることがわかっておりましたので、その時点でどういう整備をするかということが、以前からもうこれは大きな課題でありました。これまで整備に先駆けて、実施をしました遺跡発掘調査、実施設計、そして今年度当初予算での工事費と3回にわたりまして、予算を提案させていただき、必要性等十分に説明をさせていただいたと思っております。
その上で、議会でも慎重な審査をしていただきまして、認めていただいたものでございますので、それに沿って工事を進めるということであります。地元要望もたくさん聞かせていただいている中でございますが、将来を見据えた人づくり、まちづくりを考える中で必要とする事業と単に比較できるものでないものと、思っております。
この途中ヶ丘の陸上競技場につきましては、今に始まった事業ではなくて、平成23年に要望書が提出され、8年間いろいろと競技関係団体等とも協議した中で、以前の4種を維持する費用や効果の比較なども行い、また有利な財源も確保できる状況ということが確認できましたので、そのことに沿って、先ほど申し上げましたような手続を踏んで、今事業を進めていただいていると思っておりますし、教育委員会ではそのあたりはしっかりと、この事業を進める上では、本当に慎重に準備を進めてきたということでございます。
○(
松本聖司議長)
浜岡議員。
○14番(
浜岡議員) 今の説明では、優先順位を決める切り口というものが、全く説明がありません。前から言われただとか、リニューアルだとかということですが、ほかの事業に比べて7億2,000万円という巨費を投ずる理由、この切り口がはっきりとわかりませんので、もう一度簡潔に御説明願います。
○(
松本聖司議長) 市長。
○(
三崎市長) 既にずっと、先ほども申し上げた段階を踏んでやってきておりましたので、優先順位というよりも、その段階に入ったということで、今年度の予算でも議会のほうでも、やってもよろしいということで、議決をいただいて今進めておりますので、その優先とかいうのは以前からそういったことで、より優先度が高かったものだというふうに思っております。それぞれその都度議会で判断をされて、当然予算としては執行していくものでございますので、既にことしの予算で
皆さん方には、御理解をいただいたというふうに思っております。
○(
松本聖司議長)
浜岡議員。
○14番(
浜岡議員) 市民の中に、釈然としないので問いただしてほしいという質問の一つには、市長は個人的支持団体との約束を、本来は優先させるべき他の公約を差しおいて、自由化させているのではないか、こういう声があります。失礼ながら顧みずあえて確認いたします。市長になれば誰もが自分の功績を示すモニュメントをつくりたがるものだと、言われます。
三崎市長のモニュメントは、途中ヶ丘運動公園整備ですか、これも確認していただきたいとの市民の声であります。お答えください。
○(
松本聖司議長) 市長。
○(
三崎市長) 自分の功績を残すために云々というのは、もうそもそもそんなことは思っておりませんし、先ほど申し上げましたように、ずっとこの間何年もかかって準備を進めてきた、そして財源についてもいろいろと、いろいろな補助金ですとか、起債の問題につきましても、一定のめどがついたということでございますので、それがたまたま今のタイミングでありまして、決して私が就任してから、にわかに思いついたというような事業でもないというふうに思っております。優先度については、教育委員会ではそのスポーツ施設関係では、より早く整備を進めたいということは、以前から話も聞いておりましたので、そういったことが一定前に行こうと、ここで進めようということで、既に今4種の公認、認定が切れておりますので、競技団体のほうからもそういった公認記録が取れる施設にして、子供たちのそういった陸上教室等も含めて、協議会を早く再開したいというようなことも聞いておりますので、教育委員会としては、そのことを非常に強く考えて今進めているということでございます。
○(
松本聖司議長)
浜岡議員。
○14番(
浜岡議員) 地区要望には、七、八年前あるいはそれ以前からの長い宿願があります。市民生活の安全性、利便性に直結する重要な案件が数多くあります。地区要望と途中ヶ丘整備事業の優先順位づけを、今いろいろと市長は説明されたわけですが、7億2,000万円は数多くの地区要望を解決することになるでしょう。数多くの地区要望に目をつむっても、途中ヶ丘を進める理由というのが、今聞かせていただいたように思いますが、市民にはもう一つ前からだとかいう、あるいは財源の目当てがついたからということだけでは、釈然としないものが今後も言われるではないかしらと、これは危惧いたします。
さらに、毎日の生活防衛に苦しむ市民に、消費税アップと同時に市民が集まり、地域コミュニティを活発にして、にぎわいをつくるためには、本来無料であってもいい、そういう考え方もある公共施設の使用料を逆にアップすることが、今検討されているわけでございますが、こういった急がない途中ヶ丘等の事業を中止してでも、全ての公共施設の使用無料化、こういったものを進めていきましたら、あるいはまた地区要望を解決することのほうが、どれだけ市民の心を晴れやかにするか、私はこちらのほうが晴れやかになるのではないかと思っておりますが、市長の考えを、これは地区要望に対しての考え方をお話しいただいたら結構です。
○(
松本聖司議長) 市長。
○(
三崎市長) 個々のことで判断することは、なかなかできないわけでして、市全体としての予算の組み方というものがあります。当然地区要望もあれば、それぞれのところで議会のほうでもいろいろと提案もある中で、それは全てを実現できたらいいんですが、予算編成時のことも申し上げましたように、もう予算要求段階では数十億というふうな、予算枠に対しての大きな要望があるわけでありまして、そこからどんどん切り詰めていって、現計予算にしていくということでありますので、そのあたりは全体としての話であります。
また
浜岡議員よくおっしゃいますように、財政規律、自主財源、そして将来にわたる持続可能な財政運営ということにつきましては、やはり市長という立場でありますならば、そういったことは非常に重くできるだけ基金を使わずに、やっていきたいということもありますし、有利な起債があれば、積極的にそういうものを活用しながらということでございますので、一つを取ってやるということは非常に難しいですし、無料となりますと、そこの部分の財源をほかから削って、どこを削ってどうまわすかということが、非常に大きな我々としては、難しい問題になりますので、それぞれに適正なところで、ぜひお願いをしたいということで考えておるわけでございます。
○(
松本聖司議長)
浜岡議員。
○14番(
浜岡議員) それでは、先へ急ぎます。
私は過日キャベツ1個買うのにですね、大型ショッピングセンターまで行きました。ほかにキャベツを売ってる店がないからです。自分自身それはショックでした。考えてみますと、私は消費のほとんどを大型ショッピングセンター、あるいはコンビニ、あるいは通信販売で済ましています。まちの商店での買い物はほとんどないのです。市長は、あるいは皆さんはどこで買い物をされていますか。市民の多くはというよりほとんどの方は、大型ショッピングセンターやコンビニで買い物を済ませているのが現状です。
大型ショッピングセンターやコンビニでの買い物は、レジで代金を払った瞬間にお金が本社のある東京やあるいは地方大都市に流れてしまいます。大型ショッピングセンターやコンビニはこの地元のお金を吸い上げることはあっても、落とすことはないわけでございます。お金はこの町にはほとんどとどまらなくなります。市民が働いて得たせっかくのお金が、町の経済を潤すことなく流れ出しまして、町を素通りしてしまっています。市長はこのあたりをどのように理解しておられますか。お尋ねいたします。
○(
松本聖司議長) 商工観光部長。
○(高橋商工観光部長) 前回3月議会の定例会のほうでも
一般質問で、同様の御質問を頂戴したという認識をしております。前回議員は買い物調査ということで、どこまでの範囲の調査内容を求めるのかと、また調査体制や調査に係る労力、費用、その後の活用体制、将来的な取り組みの方向性なども検討する必要があるということで、答弁を前回させていただいているというところでございます。
議員御指摘の部分でありますが、地域で買い物をするということは、非常に大事だというふうには思っております。またスーパーなどでも都市部に本社がある会社もあれば、この京丹後に本社がある会社もございます。そういった意味では都市部にお金が流れるということは、全てではないというふうに考えております。
○(
松本聖司議長)
浜岡議員。
○14番(
浜岡議員) 大型ショッピングセンターでの買い物は商品が豊富で、安く魅力があります。一人一人のここでの買い物は合理的で正しくてもですね、市民の大部分が大型ショッピングセンターで買い物をするとなると、いわゆる合成の誤謬が発生しまして、地元にお金が回らなくなりますので、結果として町の経済、商店がなくなり、商店街をシャッター通りとし、地元経済を縮小させているだけではなくて、歩いて行ける範囲に商店のない買い物難民をも生み出しています。この辺のところは私も3月に説明させていただいたところでございますが、我々自身の買い物行動が、知らず知らず町を壊している、こういう自覚がないままに、既に悪いサイクルが長年にわたり繰り返されまして、旧6町の中心部でさえ、人口が減少し、町が寂れるような格好になっております。担い手不足から地域の自治や伝統行事にも差し支えが出ておりますし、これが現実ですが、市長の見解はどうでしょうか。お尋ねいたします。
○(
松本聖司議長) 商工観光部長。
○(高橋商工観光部長) 地域でお金を使う使えない、使っていないと、そういったことの御指摘が今御質問の中にあったかというふうには思います。非常に地域でお金を使っていただくということについては、今、商工行政、観光行政の中でも、こちらのほうに来ていただいて、お金を使っていただく、お金を落としていただく、そうした政策にシフトさせていただいているというところもありますので、そういった意味では、議員おっしゃるような形での政策の取り組みというのは、非常に重要なことですし、現在その方向で取り組んでいるというふうなことだというふうに思っております。
○(
松本聖司議長)
浜岡議員。
○14番(
浜岡議員) お金が町に回ってこそ、町が復活するわけでございますが、そのためには町にお金が回りやすい、生活のにぎわいもつくらなければなりません。そのためには町の商店で買い物をしてもらいやすい環境づくり、
仕組みづくりが必要になります。このあたりをどうお考えでしょうか。お尋ねいたします。
○(
松本聖司議長) 商工観光部長。
○(高橋商工観光部長) 現在その地域で商店で、商品を買っていただくという取り組みにつきましては、もう既に京丹後市商工会のほうで実施をされております商工部会のほうで、小売り商業部会というのがありますが、こちらのほうの取り組みとして、間接的に補助金を交付をしまして、地域の商店団体の販売
促進活動、これらを支援させていただいているということでございます。
○(
松本聖司議長)
浜岡議員。
○14番(
浜岡議員) 町の商店を復活するためには、町に起業、創業、こういう機運を起こさねばなりません。商品ごとに地域にどれだけの需要がありまして、そのうち地域内で売れる量はどれだけ売れるのかと、こういうことを知れば起業、創業のリスクを小さくすることになります。市民が何をどこでどれぐらい買っているか調査する、3月も言いましたが、買い物調査をその後研究していただいていますか、お尋ねいたします。
○(
松本聖司議長) 商工観光部長。
○(高橋商工観光部長) 議員のほうからの御指摘もありましたので、3月以降この件につきましては、内部ではいろいろ検討させていただいております。ただ議員の御指摘の部分以外のことで、例えば地域の需要を把握するという、非常にこの創業の動機づけにはなろうかと思いますが、例えば創業してもその既存の製品との競合するリスクというものも、当然創業の企業にはかかわってくるということもありますし、また競争の中では製品の的確なその価格の設定でありましたり、付加価値を高めるということも創業者の取り組みとしては、非常に重要なその部分がある意味リスクとして大きな課題になっているのではないかというところは、検討させていただいているところでございます。
○(
松本聖司議長)
浜岡議員。
○14番(
浜岡議員) 3月もパンの説明しましたですが、先ほどおっしゃるようにそれは創業したらリスクが当然ありますが、まず需要スケールがあるかどうか、これをしっかり調べる、そしてこれを広報するということが大切ではないかしらと思います。うどんはどうなんだろうとか、豆腐はどうなんだろうとか、いろいろとありますが、地域の需要の大きさを調べれば、うどん屋さんや豆腐屋さんを起業、創業するリスク、可能性を推し量ることができるからです。そしてこの調書の結果を広く世間へ発信するわけですね。これは優れた行政のするべき仕事と考えますが、この辺はどう考えられますか。
○(
松本聖司議長) 商工観光部長。
○(高橋商工観光部長) 議員おっしゃるような、自治体が買い物調査を実施している団体、自治体というのも国内には幾つかございまして、例えば都道府県レベルで実施をされている県でありましたり、また市町村レベルでも、こうした買い物調査というものもされている、そういった自治体はございます。ただどこのいずれの自治体にしましても、起業や創業ということを目的にした調査とはなっておりませんでして、例えば県レベルでいきますと、中小企業政策を検討するためにその買い物動向を調査するということでありましたり、また市町村でありましたら、買い物弱者の対策として、どんなものが地域に必要なのか、特にまた買い物ができないような地域ではどういったものが一番好まれているのか、そうした調査をされているというのが実態でございまして、特に創業、起業にかかわってという部分の調査というのは、現在他都市、他市では行われていないというふうに認識しております。
○(
松本聖司議長)
浜岡議員。
○14番(
浜岡議員) 私はその辺のところはやはり専門家がおりますので、そういった人たちにいろいろと御指導いただいたらよかろうかとも思いますが、こういう調査の結果、移住あるいは定住を考える市外の方にも、京丹後市がどの地域にどれだけの需要が、どういう商品にあるんだと、どんな仕事があるかと、ありそうだという具体的情報を提供することによりまして、移住してから住み続けていただく、こういったことを考えるのに大いに役立つと思いますし、市民局の移住、定住
促進活動にも具体的な指針を与えるものと考えますが、その辺はどう考えられますか。
○(
松本聖司議長) 地域支援・定住対策監。
○(川口地域支援・定住対策監) 平成27年度以降、先ほどもありましたが、4年間で171人、120世帯の移住がありますが、職業の傾向としましては、農業が約4分の1、会社員が約4分の1、自営業は約1割となっているところでございます。買い物調査の内容にもよるところだというふうに思いますが、地域の需要が把握できて、移住を検討されている方にとって、よいデータが得られるのであれば、移住と創業への動機づけにつながるかもしれないというふうには思ってはおります。いずれにしましても移住や創業を検討されている方には、多くの壁があるというふうに考えておりまして、住まいがあるかどうかですとか、暮らしぶりはどうかですとか、またそこには店舗となる物件があるかとか、競合する他者があるかどうか、こういったことなどいろいろな要素が絡んでくるというふうに思っておりまして、総合的な支援が必要であるというふうに考えております。
○(
松本聖司議長)
浜岡議員。
○14番(
浜岡議員) まず、仕事がなければどうにもなりませんから、その辺のところから進めていかれたらどうかしらと思っております。
次には何としても市民の消費を1%でも2%でも地元商店に振り向けさせられないかということでございます。商工会、商店街の動きを地元金融機関とも連携して、地元商店にしか使えない優遇プレミアム商品券、これをつくることができないでしょうか。お尋ねしたいと思います。ほかにも地元商店に消費を振り向けるインセンティブ、こういうものを考えておられましたら、ぜひ御紹介いただきたいと思います。
○(
松本聖司議長) 商工観光部長。
○(高橋商工観光部長) 今回の議会の中でも、予算の中で御提案をさせていただいております、国そのものが実施して、その一部が京丹後ということで実施をさせていただきますが、そのプレミアム商品券今年度実施をさせていただこうということで、予算にお願いをさせていただいているところです。議員おっしゃるような、さらにそれを上回る優遇というという部分というのはございませんが、基本的にはこの国の制度にのっとった形での、このプレミアム商品券、ことしは実施をしたいというふうに考えております。
○(
松本聖司議長)
浜岡議員。
○14番(
浜岡議員) このさまざまな工夫ですね、今の商品券もお使いになって、商品券の内容もいろいろとありましょうが、5万5,000円の消費を1%地元商店に振り向けることができましたら、5万5,000円の1%、550人の人口をふやしたと、こういう経済効果としてはあるわけです。さらに2%ふやすことになりますと、1,100人の地元の経済効果があります。年間人口減少がマイナス950人からですから、この経済効果をマイナス経済効果を補って余りあることになりますが、市長の考えをお聞かせください。
○(
松本聖司議長) 関連ということだとは思っておりますが、ないならないと言っていただいても。
市長。
○(
三崎市長) 前回、3月議会でも答弁をさせていただいたということで、それがそういった理論、考え方もあると思いますが、当然消費のアップというものは、これは単に商店だけではなく、市内にいかにいろいろな面で循環をさせるということが、これはいわゆる付加価値を積み、持続的な経済、そして地域にそういった利益が回転するということでありますので、いろいろなことを商工でもありますし、農林でもありますし、そして地域支援ということで、地域もそういったことを既に地域も自主財源をやはり確保して、区の運営を区費の負担を軽くしていこうというようなこともありますので、そういったことは今からの時代の要請、さらに強くなってくる可能性があると思いますので、そういったことも常に念頭に置きながら、消費がいかに需要が回転するかということは、しっかりといろいろと、またお聞かせもいただいたらいいとは思いますが、行政側でも常にそのことは意識しながら、進める必要があるというふうに思っております。
○(
松本聖司議長)
浜岡議員。
○14番(
浜岡議員) しっかり検討していただくような、お答えがありましたので、どうぞひとつ町のためにもよろしくお願いしたいと思います。
さらに起業、創業、移住、定住策によりまして人口減を補うことができましたら、さらに地元経済を活性化させ、まちはにぎわいを取り戻すことに期待ができます。以上の人口減少対策には行政全般が全部がかかわっていかなくてはいけない、また長期的に機能させる組織をつくることが必要かと考えます。
具体的には商工プラス農林チームというような小規模な臨時的組織でなくて、商工、農林水産はもちろんのこと、教育、福祉、総務、財務、市民局を横断して、長期的に機能する組織が必要であり、地元経済を調査し、活性化策を考え、市民や商店街を巻き込んで、市全体を動かして生活のにぎわいを呼び起こす市長直轄の地消地産局、局をですねつくることを提案しますが、市長に地元経済活性化策、あるいはにぎわいづくりのお考えほかにも、あるいは私の考えに対しても、お考えがあればお聞かせいただきたいと思います。
○(
松本聖司議長)
政策総括監。
○(
新井政策総括監) 市民の行政ニーズに的確に応え、市民満足度の高い行政サービスの提供に努めるとともに、限られた人材、財源の中で、効率的な組織運営を進めるために必要に応じて、組織機構の見直し、また課でありますとか、局でありますとか、部署の新設をすることは必要であるというふうに認識をしております。
3月の定例議会での
一般質問でも、議員からの御提案もありましたが、今年度につきましては、現体制ということで運用していくことになりますが、今後の情勢も鑑みながら、引き続き研究課題はあるというふうに考えております。
参考ですが、今未来のまちづくりということで、市役所のほうでも検討を進めている中で、今年度農林また商工、それからこの市長公室も一緒になりまして、未来への先端技術、未来の技術の導入ということを考えまして、人工知能AIでありますとか、IoTなどのそういった先端技術の導入について、官民一体で推進する京丹後市の近未来技術普及促進協議会というものの立ち上げも準備をしているということで、市役所内部でも関係部署が一緒になって、こういったことの取り組みという体制はとっておるところでございます。
○(
松本聖司議長)
浜岡議員。
○14番(
浜岡議員) どうも私のイメージとは、さっぱりお答えがすれ違っているように思います。ぜひひとつ研究していただきたいと思います。
次に大型ショッピングセンター、これがたくさんありますが、この支店の所得を支店所在地の課税所得にする、こういった税制改正を全国市町村会で取り組むことができないかと、こういうことでございます。大型ショッピングセンターには大勢の客が来店するに当たりまして、市の提供するインフラを利用する、こういうことでございますので、市のサービスをたくさん享受しています。大型ショッピングセンターの利用客は、そのほとんどが地域住民でありまして、大型ショッピングセンターの支店は、一般の小売店と同じくそれぞれが独立した商店と考えるべき性格のものだからであります。
技術的には一般事業者会社の場合には、支店の所属は種々の個々の支店で集約することがなじみませんで、事業会社の課税所得は本店でしか集計できないがゆえに、一旦国に納めて地方交付税として、地方に配分するという考え方がありますが、大型ショッピングセンターの場合は、支店はすぐれて独立した営業体でありますから、課税所得は十分に個々の支店で集計できると考えるからです。大型ショッピングセンターの支店の所得を、支店所在地の課税所得にする税制改正を全国市町村会で検討するお考えがないか、お尋ねいたします。
なお、地方交付税は人口面積等の要因を勘案して、地方自治体に配分される性格のものであり、地方自治体とは全く別のものであると私は理解しております。
○(
松本聖司議長)
浜岡議員、今の質問は全く独立した質問で、通告にないと思っておりますが、いかがでしょうか。
○14番(
浜岡議員) そうですね、そうかな。
○(
松本聖司議長) 続けてください。
○14番(
浜岡議員) はい、とにかくこういったこともあわせて、京丹後市には元気が欠けています。ことに最近に強く感じるのは市政の停滞でございます。議会で、はたまた有識者会議でいろいろ提案されても全て馬耳東風です。多くの人が無力感や嫌気さえ感じています。職員はいかがでしょうか。
○(
松本聖司議長)
浜岡議員。
○14番(
浜岡議員) みんなで頑張りましょう、工夫しましょうと申し上げて、私の
一般質問を終わります。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
○(
松本聖司議長) これで
浜岡議員の質問を終結いたします。
○(
松本聖司議長) 日程第3 議案第113号 令和元
年度京丹後市
一般会計補正予算(第1号)、日程第4 議案第114号 令和元
年度京丹後市
公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)の2議案を一括議題といたします。これらの議案は
予算決算常任委員会に付託しておりますので、これから
予算決算常任委員長の報告を求めます。
予算決算常任委員長。
令和元年6月7日
京丹後市議会
議長 松 本 聖 司 様
予算決算常任委員会
委員長 金 田 琮 仁
委員会審査報告書
本委員会に付託された下記の事件は、審査の結果、次のとおり決定したから
会議規則第107条の規定により報告いたします。
記
1.付託事件及び決定
議案第113号 令和元
年度京丹後市
一般会計補正予算(第1号)
原案 可決すべきものと決定した。
議案第114号 令和元
年度京丹後市
公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)
原案 可決すべきものと決定した。
2.審査の経過
予算決算常任委員会
6月7日 質疑、意見交換、討論、採決
○(金田
予算決算常任委員長) それでは、委員会審査報告を行います。
京丹後市議会議長、松本聖司様。
予算決算常任委員会委員長、金田琮仁。委員会審査報告書。本委員会に付託されました下記の事件は、審査の結果、次のとおりに決定したから
会議規則第107条の規定により報告します。
1、付託事件及び決定。議案第113号、令和元
年度京丹後市
一般会計補正予算(第1号)、原案、可決すべきものと決定した。
議案第114号、令和元
年度京丹後市
公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)、原案、可決すべきものと決定した。
2、審査の経過。6月7日、質疑、意見交換、討論、採決。
以上です。
○(
松本聖司議長) 以上で、
予算決算常任委員長の報告が終わりました。これらの議案については、議長を除く議員で構成する
予算決算常任委員会で既に質疑を行っていますので、質疑を省略いたします。
予算決算常任委員長、御苦労さまでした。
これから意見交換を行います。まず、議案第113号について意見交換を行います。これで意見交換を終了いたします。
これから議案第113号について討論を行います。反対の方。賛成の方。これで討論を終了いたします。
それでは、議案第113号について採決いたします。議案第113号 令和元
年度京丹後市
一般会計補正予算(第1号)、本議案に対する
予算決算常任委員長の報告は原案可決すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 全 員)
○(
松本聖司議長) 起立全員です。
したがって、議案第113号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第114号について意見交換を行います。これで意見交換を終了いたします。
これから議案第114号について討論を行います。反対の方。賛成の方。これで討論を終了いたします。
それでは、議案第114号について採決いたします。議案第114号 令和元
年度京丹後市
公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)、本議案に対する
予算決算常任委員長の報告は原案可決すべきものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 全 員)
○(
松本聖司議長) 起立全員です。
したがって、議案第114号は原案のとおり可決されました。
○(
松本聖司議長) 日程第5 提出議案の訂正について、議案第119号 京丹後市
峰山総合福祉センター条例等の一部改正についてを議題といたします。提出議案の訂正について提出者から提案理由の説明を求めます。梅田副市長。
○(梅田副市長) お時間をいただきまして、申しわけございません。ただいま議題となっておりますことにつきまして、私からおわびとお願いをさせていただきたいと思っております。
議案第119号、京丹後市
峰山総合福祉センター条例等の一部改正について、この議案につきまして、御審議をいただく中で、提案説明の内容とは、少し異なる内容があるのではないかというような趣旨の御指摘を受けたところでございます。私どもで対応を検討させていただきました結果、該当部分を削除する訂正をさせていただきたく、本日正誤表等を提出させていただきました。審議が始まりましてからの訂正となりましたこと、おわびを申し上げますとともに、よろしくお取り計らいをいただきますよう、お願い申し上げます。
○(
松本聖司議長) 健康長寿福祉部長。
○(藤村健康長寿福祉部長) 貴重なお時間いただきまして、申しわけありません。私のほうから議案差しかえに至る経緯につきまして、御説明申し上げます。
今議会に提案しております、使用料の見直しに係る条例の一部改正の諸議案につきましては、その提案理由として、現在の使用料条例の多くが合併協議の中で、旧6町の金額を参考に設定されているとともに、条例規定につきましても、基本的には旧町の条例を引き継いでいる状況となっているため、改正を行うこととしているところでございます。
条例改正の大きなポイントとしましては、条例規定の表現の統一化、施設の利用時間の統一化、消費税の原則外税方式のよる転嫁などでございます。一連の議案のうち、議案第119号につきましては、文教厚生常任委員会に付託され御審議をいただいておりました。その中で第6条の京丹後市やさか老人保健施設ふくじゅ条例の一部改正につきましては、2つの別表を改正する内容となっておりますが、別表第1の使用料の改正内容は、国の法令改正に合わせた改正であったため、委員会審議の中で先ほど申し上げました、条例一部改正の提案理由とは異なるものなのではないかとの、趣旨の御指摘をいただいたところでございます。
それを協議しました結果、今回配付しております正誤表のとおり、第6条の別表第1の一部改正については削除することとし、条例改正の提案理由に沿った内容のみでの議案審議をいただきたく、今回差しかえをお願い申し上げるものでございます。
なお、今回削除いたしました別表第1の改正につきましては、議案第119号の表決の結果後に改めて、一部改正条例の提案をお願いすることを考えております。議案の差しかえとなりましたことをおわびを申し上げますとともに、結果としてスムーズな議会審議を損なうことになりましたことにつきまして、重ねておわび申し上げます。申しわけございませんでした。
○(
松本聖司議長) お諮りいたします。ただいま議題となっております、議案第119号、京丹後市
峰山総合福祉センター条例等の一部改正についての議案の修正については承認することに、御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○(
松本聖司議長) 御異議なしと認めます。
したがって、議案第119号、京丹後市
峰山総合福祉センター条例等の一部改正についての議案の訂正は承認することに決定しました。
○(
松本聖司議長) 日程第6 議案第129号 財産の無償譲渡について(旧久美浜町役場)を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。市長。
○(
三崎市長) 議案第129号につきまして、御説明申し上げます。
旧久美浜町役場の有効活用を図るため公募をしましたところ、社会福祉法人久美の浜福祉会から応募があり、審査の結果、同法人に無償で譲渡することとしたものであります。つきましては、無償譲渡するに当たり、議会の議決を求めるものでございます。
詳細につきましては、総務部長から御説明申し上げますので、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○(
松本聖司議長) 総務部長。
○(中西総務部長) それでは、市長の提案理由に補足し、説明をさせていただきます。
今回御提案いたします財産につきましては、京丹後市久美浜町小字廣瀬864番1にございます、旧久美浜町役場の建物でございます。建物の概要につきましては、構造につきましては、木造づくり部分と鉄骨づくり部分が混在する2階建ての建物で、延床面積につきましては1,425.16平方メートル、建築年は昭和7年、昭和32年、昭和45年、昭和53年に、それぞれ建築された4棟からなる建物となっているものでございます。議案のところには記載がございませんが、参考までにこの建物の固定資産評価額を税務課で試算いたしましたところ、約1,151万円となっているという財産でございます。財産の譲渡の相手といたしましては、社会福祉法人久美の浜福祉会としており、旧久美浜町役場の有効活用を図るため、無償譲渡するものでございます。
この旧久美浜町役場の建物は、昭和7年に久美谷村役場として建設されまして、昭和30年には昭和の大合併により久美浜町役場として使用され以降、平成16年4月の京丹後市発足まで庁舎として使用していたものでございます。この議案の2枚目に資料をつけております。資料1につきましては、位置図でございますし、3枚目の資料2でございますが、こちらにつきましては、建物の平面図と立面図をつけているというものでございます。この資料2の左側でございますが、左側は平面図となっておりまして、1階平面図の府道久美浜気比線に面した場所につきまして、庭園部分として斜線で濃くしているというふうに表記しております。右側の立面図につきましては、上段の北側部分というところに、木の図があると思いますが、その横のほうに建物が少し見にくいですが、点線で表記しておるというようなところ、この部分が木造部分でございます。それ以外のところにつきましては、鉄骨づくり部分となっております。左側の平面図でも少し見にくいですが、木造部分は点線で表記をさせていただいているというようなものでございます。さらにその後ろのページには、政策等の形成過程の説明資料をつけております。
ここで1カ所、御訂正をいただきたいところがございます。政策等の概要のところに市有財産であるというところで文章を書かせていただいておりますが、2行目の旧庁舎を社会福祉法人久美の浜と書くところを法人の人という字を漏らしております。追記をしていただきますようにお願い申し上げます。漏れておりまして申しわけございませんでした。
この政策等の必要性でございますが、この旧久美浜町役場につきましては、庭園を有しておりまして、地域の住民にも親しまれていることなどによりまして、利活用の事業提案を募集いたしましたところ、今回の譲渡先のみの事業提案があったというようなことでございます。
本議案の提案に至るまでの経緯について少し説明をさせていただきますと、平成30年5月の市有財産活用推進本部会議におきまして、公募により利活用をすることを確認をまずいたしまして、その後平成30年の7月10日から11月2日までの間、市のホームページやおしらせ版などで周知をさせていただいて、公募を行いました。その中では1社から応募がございましたが、募集要項で定めた条件を満たしていなかったというようなことから、失格という扱いにさせていただいたというようなことでございます。
その後、応募条件を少し変更しまして、2回目の公募を平成31年3月8日から
令和元年5月10日まで行ったところ、今回の譲渡先の1者のみからの応募がございまして、5月17日のプロポーザル審査の結果によりまして、契約候補者として選定いたしまして、今回御提案を申し上げているものでございます。
また建物につきましては、譲渡というようなことですが、その敷地、土地部分につきましては、有償貸し付けを予定しておりまして、右側の将来にわたる効果及び経費の状況のところにもございますが、年間で約28万円ほどの有償貸し付けを予定しているところでございます。
この算定につきましては参考までに申し上げますと、久美の浜福祉会は社会福祉法人のために、公共的団体であり、また御提案いただいた主な事業内容につきましては、福祉的就労B型施設として利活用するということですので、この事業は公益事業にも該当することから、年4%での計算を基本といたしまして、さらに2分の1の減額率を掛けているわけでございますが、こちらにつきましては国有財産特別措置法及び京都府財産条例の規定を準用いたしまして、学校法人でありますとか、社会福祉法人、日本赤十字社などで活用される場合については、5割以内を減額することができる、というような規定がございますことから、これに準じて2分の1とさせていただいているというようなことでございます。
なお、同法人からの事業提案につきましては、地域住民団体等と連携いたしまして、地域にも開放するという交流スペースも有した、就労継続支援B型事業所を整備し運営することで、利活用を図るというような御提案をいただいております。
社会福祉法人久美の浜福祉会との建物無償譲渡の仮契約でございますが、
令和元年6月7日付で締結しておりますが、この契約につきましては、議決後に本契約となりまして、議会の議決の翌日に譲渡する内容という契約を結んでいるところでございます。また土地につきましても、本議案の御承認をいただけましたら、建物譲渡契約、土地の契約につきましても、直ちに締結を行う予定というふうに考えておるところでございます。
以上、簡単な補足説明でしたが、終了させていただきます。よろしく御審議、御承認賜りますようお願い申し上げます。
○(
松本聖司議長) 提出者の説明が終わりましたので、質疑を行います。金田議員。
○3番(金田議員) 3番、金田です。1点だけ確認です。これ付託されると思うのですが、この建物は昭和7年に建てられた建物で、福祉関係の事業かなというふうにも思うのですが、耐震基準はこれは満たしているのでしょうか。耐震工事をしていないのであれば、耐震基準はまだ満たしていないと想像するのですが、その場合耐震化の費用の負担はどのように考えておられるのか、その点だけお願いをします。
○(
松本聖司議長) 総務部長。
○(中西総務部長) この建物につきましては、合併以降普通財産として整理をさせていただいております。そうした中で耐震の調査等はいたしておりません。また耐震の工事をされる場合につきましては、譲渡先のほうで御判断をいただくというようなことで、認識しております。
○(
松本聖司議長) 行待議員。
○8番(行待議員) 関連的な質問になります。今耐震化ができていないということの中で、今後これを活用していく中で、耐震化だとかそれから建物の長寿化に、かなり大きな整備費がかかる、経費がかかってくるのではないかなと思っているのです。その中で例えばこの施設は福祉施設に活用される、障害者の福祉施設に活用されるということで、今後大きな財源が要るから廃止にしますということは、これは考えられない話でありまして、許されないことであるわけですが、そのことが担保されているのか契約書の中で、何年間は絶対この福祉施設として活用してくださいよというような、そういった担保ができているのかどうか、その1点をお聞きしたいと思います。
○(
松本聖司議長) 総務部長。
○(中西総務部長) はい、今の御質問にございました無償譲渡する際の条件の中に、10年間につきましては、木造部分については庭園も含めて現状の雄姿を保存いただくことを前提としております。
○(
松本聖司議長) 平林議員。
○21番(平林議員) 私も、今の行待議員の質問に関連するのですが10年間はそのまま触らない、昭和7年の建物ですね、何かあったら壊れたりする場合は、こういった場合修繕費とか、そういったところについての補償というのは、やはり無償を受けられた団体が全て管理しなければならない、市としては一定補助の制度がありますよとか、そういったようなことは全然ないということですかね。
○(
松本聖司議長) 総務部長。
○(中西総務部長) 今の御質問ですが、譲渡先のほうで御対応いただくというようなことでございますし、現在のところ、そういった修繕に係る制度というのは市にはございません。
○(
松本聖司議長)
池田議員。
○11番(
池田議員) 関連です。外観については10年間ということなのですが、この地域は稲葉邸を中心としたいわゆる町並みの景観を非常に大切にしている地域なのですが、やはり昭和初期の建物が今の契約ですと、10年たったらもう外観も変えてもいいという契約になっているのですが、その辺はいかがかなと、地元の意向とかそういうものも聞いておられるのかどうか、お尋ねいたします。
○(
松本聖司議長) 総務部長。
○(中西総務部長) 補足説明の中でも申し上げましたが、外観については、地域の方には愛着があるというようなことでございます。そうしたことから契約上の中では、10年間ということはしておりますが、10年たったらというようなことは、契約上は確かにそうではございますが、そこは譲渡先の法人につきましても、地域の方と十分に利活用も含めて、協議をしていきたいということも申されておりますので、そこは法人と地域の方々とのお話の中で今後も、10年以降も、どうされるかということも話の中での決定というふうに認識しております。
○(
松本聖司議長)
池田議員。
○11番(
池田議員) 確認です。無償譲渡しました10年間は外観の改修等はできない。その後は地域住民の方と相談してやってくださいということは、しっかり盛り込まれているのですか、その条件の中に、それはあくまで口約束なのか。それと無償譲渡した建物が10年間という制限はあるが、その後の活用について無償譲渡したものを縛れるのかどうか、そこも2点お願いいたします。
○(
松本聖司議長) 総務部長。
○(中西総務部長) 御質問の中で10年後ということではなくて、譲渡をさせていただいたときからの法人につきましては、地域と一緒になってそういう協議の場であるとか、その利活用を進めていきたいというようなことを御提案の中でも申されましたので、それは契約してからすぐにでも、そういうお話し合いなり、活用についてはされるということをお聞きしていますので、10年の期日にかかわらず、地域と一緒になって利活用をしていきたいということをお聞きしています。
それからまた、契約で10年が縛れるのかというようなことでございますが、あくまでも無償譲渡でございます。また底地については、市の所有地でその中では就労のB型というようなことでの、一定の制約もかけながらしておりますので、そういった10年間については、全く市があらかじめ御相談いただいて、認めた場合は別といたしまして、自由に約束といいますか、御提案以外のことをされようとした場合については、更地にしてお返しいただくというようなことも土地のほうで、規定をする予定にしておりますので、そういった中での10年間の約束は守っていただけるというふうに、理解をしているところでございます。
○(
松本聖司議長)
池田議員。
○11番(
池田議員) 議長にお願いです。かなりデリケートな建物かなと思うので、契約条件ですね、これ多分付託されると思うので、そこで資料等の提出をお願いしたいと思います。
○(
松本聖司議長) 総務部長。
○(中西総務部長) はい、委員会のほうで資料提供をさせていただきたいと思います。
○(
松本聖司議長) 平林議員。
○21番(平林議員) 平林です。先ほども少し質問させていただいたのですが、部長の答弁ではあの建物は今のところは修理、修繕というあたりでは、そこまでする必要はない建物だということ、修理、修繕は必要のない建物という理解でいいのでしょうか。
○(
松本聖司議長) 総務部長。
○(中西総務部長) 先ほどの答弁で修理とか修繕をする必要がないということの意味で、お答えしたつもりはございません。譲渡後に修理、修繕をする場合については、譲渡先の法人のほうで対応いただく必要があるというようなことでございます。
○(
松本聖司議長) 田中議員。
○19番(田中議員) 19番、田中です。法人がB型の施設として就労の施設として使うということでありますが、何人ほどの方がここに通所されて作業をされるのか、わかりましたらお願いします。
○(
松本聖司議長) 総務部長。
○(中西総務部長) 具体的に何人でという御提案はございませんでした。今ほかで事業をされているというようなこともお聞きしておりますので、そういった方々に今度B型のほうにもかかわっていただきたいということで、まだ事業提案の内容ですので、物をつくって売るという、その販売量、製造過程等によって、また人数は変更してくると思っておりますので、明確に何人ということまではお聞きしておりません。
○(
松本聖司議長) これで議案第129号の質疑を終結します。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第129号については、
会議規則第37条第1項の規定により総務常任委員会に付託したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○(
松本聖司議長) 御異議なしと認めます。
したがって、議案第129号は、総務常任委員会に付託することに決定いたしました。
○(
松本聖司議長) 日程第7 議案第130号 京丹後市
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。提出者から提案理由の説明を求めます。市長。
○(
三崎市長) 議案第130号につきまして、御説明申し上げます。
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準の一部を改正する省令が、平成31年3月29日に公布され、平成31年4月1日から施行されたことに伴い、所要の改正を行うものでございます。
改正の内容は、放課後児童支援員の要件について、都道府県知事が行う研修を修了したものに加えて、指定都市の長が行う研修を修了した者を加えるものでございます。
よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。
○(
松本聖司議長) 提出者の説明が終わりましたので、質疑を行います。橋本議員。
○22番(橋本議員) 22番、橋本です。今まで都道府県知事が行う研修ということになっていたものが、さらに加えて指定都市の長が行う研修も加えられたという変更だと思うのですが、これ具体的にどういうことが変わっていくのか、お答えいただけますか。
○(
松本聖司議長) 教育次長。
○(横島教育次長) この今回の改正は、従来都道府県だけで行っていたものを、地方のほうから提案がありまして、放課後支援員の数を適正に需要と供給の関係で、まだまだふやしていかなければならないということもありまして、地方からの提案を国が受け入れて、開催する場所を、場所というか開催する責任を指定都市も加えて、より充実されるということで行われた改正でありまして、行う内容というのは基本的に今までのものと、それを踏襲して変わらないものが行われていくというふうにお聞きしております。
○(
松本聖司議長) 金田議員。
○3番(金田議員) 3番、金田です。この条例改正は、京丹後市においては、今の京丹後市の現状を見たときに、この指定都市の長が行うということが入ったことについては、本市においては有効と考えるのですか。
○(
松本聖司議長) 教育次長。
○(横島教育次長) 現状では基本的に12カ所開いているのですが、いろいろと交代要員とかを入れると二、三十名ぐらいは、やはりきちんと放課後指導員が要るというふうに認識しております。今のところ都道府県の研修だけでその資格を取得しておりますが、この先ひょっとすれば指定都市の研修を受けるというものも出てくるかもわかりませんし、そういった方にうちの市の放課後児童クラブで指導していただくためには、今回この条例改正が必要だということでございます。
○(
松本聖司議長) これで質疑を終結します。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第130号については、
会議規則第37条第3項の規定に
委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○(
松本聖司議長) 御異議なしと認めます。
したがって、本議案は、委員会への付託を省略することに決定いたしました。
これから議案第130号について意見交換を行います。これで意見交換を終了いたします。
これから議案第130号について討論を行います。反対の方。賛成の方。これで討論を終了いたします。
それでは議案第130号について採決いたします。議案第130号 京丹後市
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、原案のとおり決することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 全 員)
○(
松本聖司議長) 起立全員です。
したがって、議案第130号は原案のとおり可決されました。
ここで11時5分まで休憩いたします。
午前10時48分 休憩
午前11時06分 再開
○(
松本聖司議長) 休憩を閉じ、休憩前に引き続き会議を開きます。
○(
松本聖司議長) 日程第8 議案第131号 京丹後市
教育委員会教育長の任命についてを議題といたします。提出者から提案理由の説明を求めます。市長。
○(
三崎市長) 議案第131号につきまして、御説明申し上げます。
平成28年7月から教育長を務めておられます吉岡喜代和氏の任期が、本年7月7日をもちまして満了いたします。つきましては、引き続き吉岡喜代和氏を教育長として任命することにつきまして議会の同意を求めるものでございます。
吉岡氏は、平成22年4月から教育委員会事務局教育次長を務め、平成28年7月からは教育長として、京丹後市教育委員会の権限に属する全ての事務を統括していただいております。この間、幼保連携型認定こども園の整備と保護者の就労、子育て支援、学校再配置による教育環境の整備とともに、就学前から中学校卒業までを一体的に捉えた一貫性・系統性のある小中一貫教育の推進など、就学前教育から市民全体の生涯学習の推進に至るまで、教育改革の時代にふさわしいさまざまな事業を展開するなどに御尽力いただいております。
教育長の任命については、これらの経験と実践をもとに、教育長としてのリーダーシップとその手腕を兼ね備えた吉岡氏が適任であると考え、任命しようとするものでございます。
なお、任期につきましては、令和4年7月7日までの3年間となります。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○(
松本聖司議長) 提出者の説明が終わりましたので、質疑を行います。水野議員。
○9番(水野議員) 水野です。今回の教育長任命の人事案件でございますが、教育長は言うまでもなく教育行政のトップでございます。今回市長が、引き続き現教育長を任命しようとされるに当たって、もし差し支えなければ市長のこれからの本市の教育に対するビジョン、あるいは考え方について、少し御被歴がいただければと思います。
○(
松本聖司議長) 市長。
○(
三崎市長) 吉岡教育長につきましては、先ほども申し上げましたように、教育次長から教育長ということで、手がたく京丹後市の教育の環境整備に、非常に手腕を発揮していただいております。さらにこれから教育委員会として、大きな事業も今進められておりますし、社会教育、また学校教育の学習指導要領の改定も踏まえて、いろいろな環境整備が強く求められております。そういった面を含め教育のさらなる充実と、子供たちのしっかりとした保育、教育というものを進めていただけると思っておりますので、今回改めて再任を求めるものでございます。
○(
松本聖司議長) 水野議員。
○9番(水野議員) 私が先ほど求めましたのは、市長御自身の今後の本市の教育についてのビジョン、あるいは考え方、それについて御被歴がいただけないかということですが。
○(
松本聖司議長) 水野議員、人事案件との関連の中でという理解ですね。市長。
○(
三崎市長) 教育につきましては、教育振興計画これは教育大綱として、今置きかえてやっておりますが、それにつきまして当然今の教育の進め方というものは、継続してやっていくということでありますし、吉岡教育長が一番最適任であるというふうに思っております。
○(
松本聖司議長) これで質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第131号については、
会議規則第37条第3項の規定により
委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○(
松本聖司議長) 御異議なしと認めます。
したがって、本議案は、委員会への付託を省略することに決定いたしました。
○(
松本聖司議長) 金田議員。
○3番(金田議員) 3番、金田です。間もなくこの131号の採決をするわけですが、その前に東田議員が退席をされております。その退席をどのように議長としては捉えておられるのでしょうか。例えば何か急用があって出られたとかということですか。今この場におられないのは、どういうふうに捉えたらいいのかなというふうに思うわけです。で、退席は自由ですが、この案件のために退席されたと捉えるのか、この案件の提案説明がある前から出られていましたので、そのあたりの見解をお願いします。
○(
松本聖司議長) そのあたりについては、私にはわからないということでございます。続けて。
○3番(金田議員) ということは、採決をしたときには普通に退席という扱いということでしょうか。
○(
松本聖司議長) そのことは、事務局長のほうから発言させます。
○(西山
議会事務局長) 議員がその場におられませんので、採決には加わらないということで、退席扱いになります。
○(
松本聖司議長) これから議案第131号について意見交換を行います。これで意見交換を終了いたします。
これから議案第131号について討論を行います。反対の方。賛成の方。これで討論を終了いたします。
それでは議案第131号について採決いたします。議案第131号 京丹後市
教育委員会教育長の任命について、原案のとおり同意することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 全 員)
○(
松本聖司議長) 起立全員です。
したがって、議案第131号は原案のとおり同意することに決定しました。
○(
松本聖司議長) 日程第9 議案第132号 京丹後市
教育委員会委員の任命についてを議題といたします。提出者から提案理由の説明を求めます。市長。
○(
三崎市長) 議案第132号につきまして、御説明申し上げます。
野木三司氏につきましては、平成24年1月に
教育委員会委員に就任いただき、また平成28年7月からは教育長職務代理者を務めるなど、豊かな識見のもと本市教育行政の推進に御尽力いただいているところでございますが、その任期が本年7月7日をもちまして満了いたします。
つきましては、引き続き野木三司氏を
教育委員会委員として任命することにつきまして、議会の同意を求めるものでございます。
なお、任期につきましては、令和5年7月7日までの4年間となります。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○(
松本聖司議長) 提案者の説明が終わりましたので、質疑を行います。これで質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第132号については、
会議規則第37条第3項の規定により
委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○(
松本聖司議長) 御異議なしと認めます。
したがって、本議案は、委員会への付託を省略することに決定いたしました。
これから議案第132号について意見交換を行います。これで意見交換を終了いたします。
これから議案第132号について討論を行います。反対の方。賛成の方。これで討論を終了いたします。
それでは議案第132号について採決いたします。議案第132号 京丹後市
教育委員会委員の任命について、原案のとおり同意することに賛成の議員は起立願います。
(起 立 全 員)
○(
松本聖司議長) 起立全員です。
したがって、議案第132号は原案のとおり同意することに決定しました。
○(
松本聖司議長) 日程第10 議案第133号 令和元
年度京丹後市
一般会計補正予算(第2号)を議題といたします。提出者から提案理由の説明を求めます。市長。
○(
三崎市長) 議案第133号、令和元
年度京丹後市
一般会計補正予算(第2号)につきまして、御説明申し上げます。
本定例会で、2つ目となる補正予算でございますが、早急に対応する必要のある4項目について追加させていただくものでございます。
内容といたしましては、2カ年で実施を予定しております網野庁舎解体撤去等事業の継続費総額の増額変更のほか、京都丹後鉄道の乗車券類販売業務経費、参議院議員通常選挙に係る立会人等の報酬、市議会に関する市民アンケート調査経費を追加計上するものでございます。
補正予算総額は、歳入歳出それぞれ609万2,000円を追加し、予算総額を341億6,137万1,000円とするものでございます。
詳細につきましては、総務部長から御説明申し上げます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○(
松本聖司議長) 総務部長。
○(中西総務部長) それでは、議案第133号につきまして、補足説明をさせていただきます。
まず補正予算書の7ページをごらんください。この7ページにつきましては、第2表の継続費補正でございます。継続費につきましては、複数年度に契約がわたる建設事業につきまして、あらかじめ総事業費及び年度ごとの年割額を定めるものでございまして、各年度の年度割に執行残がある場合につきましては、次の年度まで定時に繰り越して執行し、また次年度の年割額は必ず予算計上しなければならないという性格のものでございます。
今回網野庁舎解体撤去等事業につきまして、現在実施設計をしておりますが、アスベスト関連の工事費が想定よりも多くなる見込みであることがわかりましたので、令和2年度分の年度割額を5,000万円増額し、総額を3億2,600万円と設定することで、工事の発注を可能にしようとするものでございます。
それでは次に、主要事業説明資料で説明をさせていただきます。
1ページをごらんください。左側の歳入款別内訳でございます。歳入の17の府支出金につきましては、参議院議員選挙費の委託金の増によるものでございます。繰越金につきましては、30年度の決算見込み額を参考に600万円を、今回も補正財源として追加しているものでございます。なお、今後の補正財源といたしましては、約5億円を留保しているということでございます。
次に2ページでございます。歳出の予算の状況でございます。右側の性質別の内訳で説明をさせていただきます。
人件費につきましては、参議院議員選挙におきます投票管理人等の報酬の増でございますが、これは国の法改正により、単価が増額されたことを受けての追加でございます。物件費でございますが、この物件費の中には2項目ございまして、1項目めにつきましては、6月7日に議会改革特別委員会におきまして、市議会に関するアンケート調査を実施することが決定されたことによりまして、それを実施するために調査経費、もう一つにつきましては、市内の6つの有人駅の丹鉄乗車券類販売業務委託経費でございますが、現在今月末を期限といたしまして、3年間の長期継続契約で業務実施をいたしておりますが、次の3年間の契約を締結しようといたしましたところ、既決予算額では契約が困難であることがわかりましたことから、市民や利用者の方に不便をおかけしないように、不足見込み額を追加するというものでございます。予備費につきましては、全体の調整ということで37万9,000円追加しております。
3ページ目以降につきましては、省略をさせていただきますし、7ページ、8ページに先ほど申しました説明資料の内容を掲載しております。
以上、補足説明とさせていただきます。よろしく御審議、御承認賜りますようお願い申し上げます。
○(
松本聖司議長) お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第133号については、質疑を省略し、
会議規則第37条第1項の規定により
予算決算常任委員会に付託したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○(
松本聖司議長) 御異議なしと認めます。
したがって、議案第133号は、
予算決算常任委員会に付託することに決定いたしました。
○(
松本聖司議長) 以上で、本日の
議事日程は全部終了いたしました。
これをもって本日の議会を散会いたします。
次回は、7月1日午前9時30分に再開いたしますので、定刻に御参集願います。御苦労さまでした。
午前11時21分 散会
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│ 会議の経過を記載して、その相違ないことを証するため、ここに署名する。 │
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│ 議 長 松 本 聖 司 │
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│ 署名議員 平 井 邦 生 │
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│ 署名議員 吉 岡 豊 和 │
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