ツイート シェア
  1. 京丹後市議会 2018-06-29
    平成30年産業建設常任委員会( 6月29日)


    取得元: 京丹後市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-06
    平成30年産業建設常任委員会( 6月29日)   ───────────────────────────────────────────                 産業建設常任委員会会議録 ───────────────────────────────────────────  1 開催年月日 平成30年 6月29日(金曜日)       開会 午後 1時02分       閉会 午後 1時44分  2 開催場所 京丹後市役所 3階 301会議室  3 出席委員 平林委員長中野勝友委員長、         池田委員金田委員平井委員松本直己委員和田委員  4 欠席委員 なし  5 委員外議員 なし
     6 会議録署名委員 松本直己委員  7 参考人 なし  8 紹介議員 なし  9 説明のための出席者 木村政策総括監兼商工観光部長大江観光振興課長  10 議会事務局出席職員 小石原議会総務課主任  11 会議に付した事件   ・あしぎぬ温泉で発生したと疑われるマムシ受傷事案について  12 議事                                 開会 午後 1時02分 ○(平林委員長) 本日の出席委員は7名であります。定足数に達しておりますので、これから産業建設常任委員会を始めます。  本日の署名委員松本直己委員を指名します。  本日の内容は、お手元に配付のとおり、あしぎぬ温泉で発生したと疑われるマムシ受傷事案についてであります。  説明員として、木村政策総括監を初め関係職員にお越しいただいておりますので、早速政策総括監から自己紹介も含めて説明をお願いします。 ○(木村政策総括監兼商工観光部長) 皆さん、お疲れさまです。よろしくお願いします。  本日は私木村と、大江観光振興課長で御説明をさせていただきます。  5月25日にあしぎぬ温泉で発生したと疑われるマムシ受傷事案につきまして、経過と今までとってきた安全対策、さらには露天風呂営業に関する考え方等につきまして、経過の御報告なり考え方説明をさせていただきたいと思います。  内容につきましては、大江課長から説明させていただきます。 ○(平林委員長) 大江課長。 ○(大江観光振興課長) 失礼します。お手元資料4まで4種類お配りしました。先に資料2をごらんいただきたいのですが、資料2に写真等がございまして、右下施設の図面、平面図がございます。今回の場所王国の湯ということで、右側の部分の黄色で囲いました部分が露天の部分です。ピンクで色がついております階段部分が、今回のそういうことになったと言われている場所であります。写真左上にございます階段部分です。左側は昼間ですが、夜になるとその隣にありますように暗くて見えにくいという状況がございます。その横に芝生の園内が写っていますが、周囲仕切りがありますが、仕切りの下にはすき間もありますし、自然の中にありますので、そういった小動物はいずれからでも入り得るという状況ではございます。  左下の写真は今回のことを受けまして、注意喚起看板を設置したものと、あと忌避剤をまいていますということで、その写真をつけさせていただきました。  では、資料1をごらんください。  まず、経過を簡単に御説明しますと、先ほど5月25日にという話がございましたが、実は発生したのは15日でございます。その10日後の5月25日のお昼ごろに、宮津の方から私どもの別の部署ですが、電話がありまして、15日にかまれたということでございまして、その次、同じく保健所からそういった電話がこちらにもありましたという連絡が入りました。  3番目に、あしぎぬ温泉担当課長へ私ども職員が聞き取りをしましたところ、きょう本人さんから電話があったということと、その当日15日ですね、当日には温泉への申し出はなかったと。きょう初めて聞いたということでありました。とりあえず本人に謝罪の電話を入れたということと、私少し出先におりましたので、連絡をとって、本人への対応も相談したいということでございました。  4番目に、私が戻りまして、あしぎぬ温泉担当課長に事実確認を以下のとおりに行いました。まずは、まず5月15日にかまれたという申し出はなかったのかということで、なかったということですし、マムシ露天風呂内に侵入し得る状況かということで、自然の中に設置されているからできるということです。過去にこういった苦情があったのかということで、年に数回あると。一番多いのはハチとかムカデ、ヘビもたまに見られるということで、マムシは初めてだということでした。そういう苦情にはどのように今まで対応してきているのかということを聞きますと、かまれてすぐに申し出てこられたケースについては、すぐ現場へ向かってそういった動物確認をすると。また、死骸がないかといったことを確認するということのようですし、後になって申し出られるケースも実際にあるということのようです。どちらの場合も、本当にかまれたかどうかはわからないということなのですが、お客さんが申し出たとおり、そのまま受け入れて対応しているということのようです。  対応としては、まずはおわびに行き、御見舞金入浴券と、実際にかかった治療費をお支払いしているということでございました。  5番目に、そういったものの侵入を防ぐ手だてはということで、仕切りの中は年に定期的に草刈りを行っているということです。それで発見しやすい状況にしていると。外はもうこれは山の中でございますので、草刈りはしないということです。虫が発生しやすい時期には、忌避剤を二、三日に1回程度の頻度でまくということですし、自然の中なので防ぎようがないということで、実際ハチが飛んで入ってきたり、ムカデ施設内ではっていたり、湯船の中にこういったものが浮かんでいたりということもあるということでございます。立て看板での注意喚起をしていないのかとお聞きしましたところ、風評被害あるいは逆に看板があることで、かまれてもいないのにそういったクレームにもつながりかねないので、現状はしていないということでございました。  今回のケースに対する対応をどのように考えているのかと聞きますと、今まで同様に見舞金入浴券治療費対応したいと。それと、苦情者からの電話に対し、少し施設職員対応がまずかったということで、御立腹なさっているということで、早速夕方5時におわびに伺いますということで、アポを既にとっていますと。市は来ないのかと聞かれたので、相談しますということで切ったということでございました。  2ページ目に行きまして、私から保健所にも事実確認をしまして、保健所からは以下のとおり、苦情者からの苦情内容は市が聞いた内容とほぼ一緒ですということですし、本件保健所が介入する内容ではないので、市のほうで対応してくださいと。それと、施設管理に問題があるのではということを苦情者はおっしゃったと。それと、苦情者がおっしゃる言い方としては、医師マムシとは断定はしていないという言い方で聞いておられるということですし、6月中旬まで治療は続くということをお聞きしました。  その後、生涯学習課、最初に電話を受けた職員状況を聞きますと、おおむね内容一緒なのですが、治療費のこともあるので、観光振興課から電話があるかもしれませんと言っておきましたということでございました。  その後、私から苦情者連絡をとりました。5月15日の午後9時ごろ、あしぎぬ温泉露天風呂を歩いていたときに、足がちくっとしたと。ただし、何がちくっとしたのかはわからなかったと。そして、かまれたときには痛いと思ったが、マムシなどの姿は見えなかったと。そのときには腫れてもいなかったので、職員には言わずに、何も言わずに帰ったということのようです。帰宅後、痛みがひどくなり、足が腫れ始め、だんだんうろこのような模様になり始めたと。痛みがひどいので病院に電話をして、すぐに来てくださいと言われて行ったということです。当直は専門医師ではなかったようですが、キバの跡が2カ所あることと、腫れ方から、恐らくマムシだろうと。ただし、かまれたと考えられるときの感じから、子どもの、小さいマムシではないかということを先生は言われたということです。あした専門医者が来るので、受診をしなさいと。腫れがひどくなるようであれば危険なので、すぐに電話をくださいということで言われて帰ってきたということです。翌日、専門医、皮膚科受診しまして、おっしゃる内容は前日と同様の見立てであったようです。抗体は3回打たないときかないということで、5月15日とその後の16日、それと23日に打ってもらったと。最後、6月11日にもう一度来いと言われているということでした。  本人は、別にクレームを言おうとは思っていないと。市や保健所にも言うことを考えてなかったが、後で知り合いから、同じ事故が起きてはいけないし、市や保健所施設連絡しておいたほうがいいと。施設に先に言うと施設がもみ消す可能性もあるので、先に保健所と市に言ったほうがいいと、そういったこともおっしゃっていました。  それと、同じ日に露天風呂に入っておられた宮津市議会議員がおられたそうなのですが、その方にも伝えたところ、同様のことを言われたということで、電話をさせていただいたということでした。  そして、きょう夕方5時に来ると聞いているが、市も来るのかと、来なければおかしいのではないかと、そのようなことでございました。その日の5時に、私と温泉担当課長で訪問しております。ここでも少し米書きで書いてありますが、今の状況あしぎぬ温泉マムシにかまれたということは、真偽は断定できない状況にあります。ただし、そういったものが園内侵入できる状況であることと、実際に年に数回同様の事故が発生しているということと、入浴当日に発症して、その日に受診をされているといったことを踏まえまして、可能性は否定できないということで、訪問させていただいたということでございます。仮に先方から、これは事実と認めるのかということをもし問われた場合は、断定はできませんという立場でお伝えするつもりで訪問しております。  その下にございますように、この件につきまして、そのとき苦情者の方は余り、ほとんどこの件をしゃべられませんでした。それはなく、今回のきょうの温泉職員電話対応に憤慨しているといったことであったり、きょうに限らず、今までのあしぎぬ温泉でこんなサービスだということで、たんたん温泉のほうはすばらしいよということも引き合いに出されながら、むしろそういったことを話されておられました。けがの跡を見せていただけますかということで頼みますと、見せてくださいまして、見たところ、うろこ的なものはもう全くございませんでした。左右の足で比較しますと、若干まだ腫れが残っているかなという感じでしたし、キバかどうかわかりませんが、2つそれらしき跡を目視することができました。その場で温泉課長から見舞金入浴券を渡そうとしましたが、一旦断られたのですが、最終的には受け取られています。5月15、16、23の受診領収書を提出されて、6月の分については後で渡しますということでありました。  最後の3ページ目でございますが、それから10日たって25日の夕方に、毎日新聞から電話が、ごめんなさい、1カ月後ですね、6月25日に毎日新聞から電話がございまして、以下の内容についての取材を受けております。安全対策はどうだったのかと、あるいはこれを機に露天風呂の入場を制限するような考えはあるのかと、あるいは庁内でこのことは共有されているかと、あるいは補償考え方はどのように考えているのかなど、そういったことを聞かれました。  翌26日に、毎日新聞とYahoo!ニュースにこの記事が出ました。同じくその日の1時半に、保健所から電話がかかってきまして、府の定例記者会見がきょうあったということで、毎日新聞からそのときに京都府はどういう対応をするのだと聞かれたということで、本件保健所としては対応できないので、市に直接聞いてくださいという回答をしておきましたということでございます。  その日の2時10分ごろ、また毎日新聞から電話がありました。京都府からこういうふうに言われたが、市としてもそういうことでいいのかということで、それはそういうことですということですし、露天風呂を閉鎖しないのかと、そういったことを聞かれました。経過としましては、このようなことでございます。  2番目に安全対策ということですが、まず指定管理者へ指示した内容でございますが、5月25日に報告を受けまして、次の4点をすぐにするようにということで指示をしております。1つ露天風呂利用者への注意喚起看板をつけてくれということと、忌避剤をもう一度まいてくれということと、草刈りをなるべく早くしてほしいと。それと、一部暗い箇所がございますので、照明をつけたいと思うので、業者見積もりを依頼してくれということで、伝えております。  現在の状況でございますが、まずアにつきましては、注意喚起看板につきましては、6月9日に温泉から業者へは発注したようでございます。実際、その時点でまだそのようなことでしたので、その6月25日にとりあえずもうそのようなことではいけないということで、簡易的なものでもいいので掲示してくれということで、してもらっています。正式なものは6月27日に2つ王国2つ、卑弥呼に1つ設置をいたしております。これは時間がかかっているのですが、温泉にその状況を聞きますと、発注した後に、宮津業者に発注したらしいのですが、選挙があった関係もあって業者が時間かかっていたということを申しておりました。  それと、忌避剤につきましては、5月25日の夜にまいております。草刈りは6月の7、8、11に実施しております。  最後照明につきましては、現在見積もりを依頼して、まだ届いていない状況ですが、温泉からは6月20日に依頼をしているということでございます。  最後露天風呂営業に対する考え方ということで、利用者が求める露天風呂の魅力といいますのは、自然環境の中で景色を楽しみ、風を感じながら入浴することでありますので、周囲と隔絶したような構造にはなっていませんし、それでは露天風呂とは言えないということでございます。利用者に対し、完全に小動物侵入を防ぐことはできませんよと、そういった旨の注意喚起をした上で、忌避剤であったり草刈りであったり、照明機器といったものをつけてできることを、対策を行った上で露天風呂営業は継続したいという考えでおります。  あと資料3をごらんください。  資料3は、指定管理基本協定書仕様書関連部分を抜粋してございます。基本協定書の第7章の第30条に、第三者への賠償というものがございまして、本業務の実施において乙、これは指定管理者です、指定管理者の責に帰すべき事由により第三者損害が生じた場合、乙はその損害賠償をしなければならない。ただし、その損害が甲の、市の責に帰すべき事由または乙の責に帰すことができない事由による場合は、この限りではないと。  第2項としまして、市は、乙の責に帰すべき事由により発生した損害について第三者に対して賠償した場合、乙に対して賠償した金額及びその他賠償に伴い発生した費用を乙に求償することができるということでございます。  第31条に、保険がございます。市は施設にかかる火災保険に加入すると。第2項に、市は前条に規定する損害賠償等賠償対応するため、仕様書に示す賠償内容保険に加入する。この仕様書に示すというのは、一番下にございます表の内容でございます。3項としまして、乙は必要に応じて仕様書に示す補償内容のほか、44条に規定する自主事業の履行に対応する保険に加入するということになっております。  その下に、仕様書関連部分ですが、2の利用運営業務の中の(13)ということで、保険加入業務というのがございます。市は施設利用者事故対応するため、次の補償内容及び火災保険に加入しているが、以下に示す保険以外にも必要と認める場合や、自主事業を実施する場合などについては、指定管理者の責任において適切な範囲で保険に加入することということで、書いてあります。保険の目的としましては、施設内の不備及び管理上の瑕疵があった場合並びに施設側の指導上の過失により、他人に損害を与えた場合(人身事故物損事故)の管理者が負担する賠償金を担保するというものでございます。  この仕様書に基づきまして、指定管理者ではこれでカバーできない部分ということで、食中毒などには対応できる保険には別途入っておられます。  以上でございます。 ○(平林委員長) 説明が終わりましたので、次に質疑を行いたいと思います。  どなたか質疑はございませんでしょうか。  金田委員。 ○(金田委員) 説明を聞きました。聞いたところですね、本当にマムシにかまれたのかどうかということ、これが一番大きなことだと思うのですが、そういうことであろうということの中で、いろいろな補償もされたきたということですが、こうして新聞報道などをされたりすると、その辺が一番問題だと思うのです。子どもマムシかもわからないと言われましたが、医療関係者専門のお医者様であれば、そのあたりがもう少しはっきりと断定的にできないのですかね、診断書というのか、そういうことを断定できないものですか。何か曖昧な中で進んでいるようですが。 ○(平林委員長) 木村政策総括監。 ○(木村政策総括監兼商工観光部長) 保険請求する場合に診断書はいただかないといけないのですが、今はその辺を御本人さんを通して請求している最中ですから、どういった診断書が出るのかなのですが、単なる診断書だけではなくて、最近は診療証明書というのですか、内容もあるようなのですが、一定どこまで、それがまだ出ていないので、少しまだ何とも言えない状況ですから、今はまだそういった示談といいますか、補償内容は当然まだ確定していない状況です。その段階でこういう新聞が出ましたので、きょう御報告させていただいたということです。 ○(平林委員長) 金田委員。 ○(金田委員) そこなのです。今の説明では、こうなっていくと対応も含めて、もうそれを市は認めていると思うのですね。新聞もそう出ているし、それがマムシにかまれたという事実ということでもう進んでいるように思えるのですが、私はその診断書、あるいは医師証明書といいますか、そこをしないと、医師から言われたのであればそれもそのとおりだということで謝るべきは謝って、補償すべきは補償すればいいわけですが、風評被害とかそういうもののほうが大きいと思うので、その辺が気になるのですが、そのあたりはどのようにお考えでしょうか。 ○(平林委員長) 大江課長。 ○(大江観光振興課長) 私どももそのように思っております。今回、補償内容につきましては、今まさに保険会社にも相談させてもらって、どのような補償ができるかということを確認し合っているところでして、保険会社としては通院費であったり、それにかかる交通費であったり、あるいは診断書をつくる、診断書作成費であったり、あるいは慰謝料であったり、場合によっては休業なさったような場合は休業補償であったり、そういったものが保険の項目に入っておりますので、そういうものを補償できる方向で検討はするが、その前提に必要なのがその診断書ということです。 ○(平林委員長) 木村政策総括監。 ○(木村政策総括監兼商工観光部長) 少しつけ加えて。保険対応しようと思いますと、そこが確定していないと、いずれにせよ出ませんので、保険会社とその辺を今後見ていってもらうことになるのですが、和解するにしても全然根拠のない和解はできませんし、保険はそこは対応されますので、保険会社も何でもかんでも和解された分を出すということではありませんので、専門のところでやはりその辺をこれから見てもらうということになるのだと思います。  そういった中でこういう報道が出たということで、この辺は先ほど言われたように、風評被害、そこの当該温泉だけではなくて、京丹後市全体のようなイメージになってしまいますので、ほかにはこういった公共施設だけではなくて、民間の施設温泉もありますので、いろいろな方に御迷惑がかかります。そういったことで、またこの辺がいろいろなうわさになってもいけないということもありますので、今回少し議会の中ではこういう形で報告をさせてもらっているということであります。 ○(平林委員長) 金田委員。 ○(金田委員) もう一つ。私たち市民の方からマムシにかまれたらしいですねということを聞かれますよね。私たちはそれをそうだと市も認めて、補償もしている、だから気をつけてくれというのか、私たち対応ですよ、いやいやそれはまだ断定されていないと、まだ医師診断書も出ていないし断定されていないので、そのような新聞報道だったが、まだそこまでは断定されていないのだと、間もなくまた結果が出ると思うしと、そのように説明するのか。我々も、そういう市民皆さんへの対応の仕方があるので、そのことを伺っております。 ○(平林委員長) 木村政策総括監。 ○(木村政策総括監兼商工観光部長) そういった意味では、きょうのタイトルが「あしぎぬ温泉で発生したと疑われるマムシ受傷事案について」とさせていただきましたので、まだこちらとしても断定はしていないのですが、本当にそこで受傷された、御本人が本当であれば余り、疑わしいことを表に出していくのも大変申しわけありませんので、余りその辺は強調ができない部分がありますが、まだ先ほど言われたような状況です。 ○(平林委員長) 池田委員。 ○(池田委員) 市の立場はもっともだと思います。1つ気になるのは、15日にかまれて25日に言ってきたということもね、医者にかかっているので間違いないだろうと思うのだが、これ、家に帰ってからかまれているかもわからないですよね。かまれているのが事実だったとして。だから、否定ができないからそうでしょうという立場なのだろうが、これは保険を出してもらおうと思うと、もう市が認めなければしょうがない、その状況を判断して断定しなくても保険は出るのかどうか。気になるのが、まだこれ苦情者になっていますね、被害者ではなく。被害者ではないですね、まだ、苦情申立者。そのあたりの判断は、市はどうする、被害者として認定するのか。 ○(平林委員長) 木村政策総括監。 ○(木村政策総括監兼商工観光部長) そこをこれから、今保険会社と詰めていくということになりますが、市が幾ら認定しても保険会社が、いや、それは違うでしょうという事実が判明すれば、当然それは保険として出ませんし、一応保険対応する分でしか対応できませんので、幾らこちらが和解したとしても、保険が認めてくれないケースもある可能性もあります。 ○(平林委員長) ほかにございませんか。  和田委員。 ○(和田委員) 市の施設というのか、久美浜で言えばかぶと山キャンプ場とか、奥山のたいけん村とか、もしもかまれたら同じようなそういう保険対応になるのでしょうか。 ○(平林委員長) 木村政策総括監。 ○(木村政策総括監兼商工観光部長) こういった補償問題というのはどこまで瑕疵管理瑕疵があるかということになりますので、管理瑕疵が及ばない部分でのそういった事故については、補償の義務は発生しないわけですが、それは個別具体的に個々に判断していくことになると思います。これは国家賠償法などで決まっておりますので。 ○(平林委員長) 金田委員。 ○(金田委員) もう一つ。年に数回同様の事故が発生しているとのこと、と書いてあるのですが、これを読むと、年に数回マムシにかまれたという事案が発生しているのですか。 ○(平林委員長) 課長。 ○(大江観光振興課長) マムシは初めてということです。 ○(平林委員長) ほかはございませんか。  私も少しいいですか。この苦情者の方と対応する中で、5月15日ということで連絡があって、10日以上たっていることに関して、どういうことでこんな先まで延ばされたかというあたりについては。     (「書いてある。市会議員から言われたと。」の声あり。) ○(平林委員長) それが原因と。5月15日に一緒に入っていたどこかの市会議員に言われたからこんなに延びたが、今回市に言おうということになったという理解でいいのですか。  木村政策総括監。 ○(木村政策総括監兼商工観光部長) はい、そのように聞いております。 ○(平林委員長) 金田委員。 ○(金田委員) 指定管理者との関係ですが、指定管理者は運営だけですよね。施設管理は市になると思うのですが、そういうことで言うと今回の事案が仮に本当にマムシにかまれたと、こういう被害が発生したということになると、指定管理者との責任の度合いを、少しその辺を説明してください。 ○(平林委員長) 木村政策総括監。 ○(木村政策総括監兼商工観光部長) 京丹後市に限らず、どこの市でも指定管理者制度の運用に関する指針というものを持っていまして、これはそもそも法的な解釈であるとか今までの前例であるとかで、国家賠償法関係もあるのですが、こういった第三者利用者損害を与えた場合の責任というのは、基本的には指定管理者にも地方自治体にも両方に責任が及びます。ただし、先ほどの資料3で見ていただいたように、指定管理者にも責任がありますが、対外的には基本的にはやはり公の施設の設置者でありますので、自治体が責任を持ちます。そういった意味で、自治体も責任は問われます。ただし、例えば指定管理者管理が余りにもずさんだったことによって発生したのであれば、市が指定管理者のほうに、その第三者補償した分を指定管理者のほうに今度は求償できるというのがこういうことです。だから、責任としては両方に来ます。 ○(平林委員長) 金田委員。 ○(金田委員) 関連して。例えば先ほど少し説明もありましたが、草刈りせずにぼうぼうと草が生えていて、それでマムシが来たと思われるような場合の、草刈りを怠ったというのはそれは指定管理者の責任になるのですか。 ○(平林委員長) 木村政策総括監
    ○(木村政策総括監兼商工観光部長) ケース・バイ・ケースになろうかとは思うのですが、草刈りというのをどの範囲の草刈りまでのことを言うのかとか、例えば今まで何回も出ているのにもかかわらず何もしなかったのか、今までもそもそも出ていないので、ふだんのとおりしていたのだろうと。先ほどの瑕疵の程度だと思うのです。そういったところで、それは個々にそれぞれ判断しなければならないのでしょうが、今回のケースで言えば、しっかりと管理も、指定管理者としては一定の管理、市の管理基準に基づいた管理をされていたと。 ○(平林委員長) 金田委員。 ○(金田委員) 全然わからない、もう一遍聞きますよ。では草刈りとかいう業務は、指定管理者がしなければならない業務ですか。僕の感覚で言うと、それは施設の問題だから、例えば露天風呂をあのような形につくったのも、市がそういう施設としてつくって、運用だけ指定管理者がするという感覚であれば、草刈りとかそのようなこともほかの施設にかかわる形状とか、そのようなことは市が責任を持たなければならないとか、そういうことではないのですか。 ○(平林委員長) 木村政策総括監。 ○(木村政策総括監兼商工観光部長) 草刈りは、管理指定管理者にしてもらっております。それはもう施設の維持管理であるとか、営業管理上必要なことの中であればしますので。基本的にはそうです。その施設の運営と関係ない管理、今度は施設の運営とは別のところでの意味での草刈りがもしもあれば、よその、隣の地区の人に御迷惑かけるとか、また別の委託範囲になる可能性はありますが、そこまで契約をどこまでしているかという問題だと思うのです。 ○(平林委員長) 金田委員。 ○(金田委員) ということは今の説明で言うと、どちらかというと今回のケース草刈り等も含めて、指定管理者の責任が大きいと。ただし、市の施設であるので、市も責任逃れをするつもりはないというぐらいの感覚ですか。 ○(平林委員長) 木村政策総括監。 ○(木村政策総括監兼商工観光部長) いや、責任逃れをするつもりはなくて、かといって市にも責任は免れないのです。市も当然公の施設の設置者としての責任を負っているのです。だからそこは免れませんので、同じように対応するというのは当然なのですが、余りにも管理がずさんでこういう問題が起こったということになると、市はその指定管理者のほうに求償するということになるのです。責任と求償の問題、少し違うのです。 ○(平林委員長) 和田委員。 ○(和田委員) 京丹後市は自然の中にあるので、マムシはどこでもいると思うのですが、家の中にも入ってきますので。そうなるとほかの施設にもこういう看板は立てられるのでしょうか。 ○(平林委員長) 木村政策総括監。 ○(木村政策総括監兼商工観光部長) きょうは、今回のケースでこういう形で御報告させてもらっていますし、確かにそういう問題はあるのでしょうが、先ほど、今ここの指定管理者対応されているように、それを立てることによっていろいろな、少し逆のケースが出てくるということもあります。それがここだけの温泉であるとか、市だけの問題であればいいのですが、全体の風評被害につながるような方法というのは、やはり少しどうかなと思っております。  しかも、露天風呂キャンプ場というのは、また全く違いますので、いろいろな意味では、キャンプ場とかゴルフ場などはよくマムシ注意とか書いてあるように、そういうところは別に風評被害にはならない可能性はあります。 ○(平林委員長) ほかにありませんか。  松本委員。 ○(松本直己委員) この照明施設見積もりを依頼したと書いてありますが、これはもう設置はすぐにでもしてもらって、明るくなればある程度にょろにょろしているなというのはわかると思いますが、いつごろこれができるという予定なのですか。 ○(平林委員長) 大江課長。 ○(大江観光振興課長) 明るくといいますか、先ほどの資料2を見ていただきますと、階段写真が2枚ありますが、夜になるとこの右側の写真のように、今度は施設の中の明かりの影になってしまって暗くなるということですから、それ以外の箇所は基本的には照明が幾つかずっとある中で、一応見えておりますから、石段の影になって暗くなる部分、ここにつけたいという考えなのです。工事内容はそれほど大がかりなものではありませんので、実際見積もりができれば恐らく一、二週間ではできるとは考えております。 ○(平林委員長) ほかにございませんか。  中野副委員長。 ○(中野勝友委員長) 済みません、1点だけ。この説明の中で、職員対応がまずくて叱られたということから、最後のほうにはこの見舞金入浴券を、一旦固辞されたが受け取られたということでありますが、もう見通し的にはもうこれで収拾していくような見通しを立てられていますか。ここからまた訴訟であるとかどうであるとかということは、そのようなことは考えておられませんか。 ○(平林委員長) 木村政策総括監。 ○(木村政策総括監兼商工観光部長) まだ示談は成立しておりません。これはそこの指定管理者の、最初の対応として、対応というか補償する意味でされたというよりは、お客さんですから、お見舞いにという対応としてされていますので、また最終的な補償内容というのはまだ確定していませんので、向こうからまた最終的には出てくるのだろうと。 ○(平林委員長) 平井委員。 ○(平井委員) 少し確認なのですが、(4)の③で、過去にこういった苦情があったのかということで、ハチムカデ、ヘビは二、三年に1度で、これはかまれたということですか、こういった苦情というのは。 ○(平林委員長) 課長。 ○(大江観光振興課長) このうちの何回がかまれたのかということまでは掌握しておりませんが、見かけた数というわけです。 ○(平林委員長) ほかにございませんか。  平井委員。 ○(平井委員) かまれたのではなく見かけたということですが、⑤の侵入を防ぐ手だてがなかなかしにくいということは書いてあるのですが、そういったクレームに対しては指定管理業者としては特段草刈りとか見えやすいということをしているだけであって、ほかには何もしていなかったと、これ以外のことはしていないということの認識でいいですか。 ○(平林委員長) 課長。 ○(大江観光振興課長) ふだんどういう安全策をとっているかということですよね。それはお聞きしていますのは、1ページ目の(4)の⑤にありますように、仕切りの中の草刈りを行うことと、忌避剤をまくこと、これを行っているということです。 ○(平井委員) もうこれぐらいですか。 ○(大江観光振興課長) はい。 ○(平林委員長) ほかにございませんか。  今後の動きとしては向こうがどういう形になるかわかりませんが、診断書という動きに、もしなったとすれば、今後はどのようになるのですか。  木村政策総括監。 ○(木村政策総括監兼商工観光部長) これからはまた御本人さんとそういった和解といいますか、それに向けてさせていただきますし、いつも専決の関係で交通事故以外は50万円までは専決させていただきますし、50万円を超えるようであれば議会に議案として出さなければなりませんので、恐らくそういうことです。その辺は今後の動きということです。 ○(平林委員長) 金田委員。 ○(金田委員) 私は相手に対するそういう補償のことよりも、こういったことが報道されて、怖いところだなということで、お客さんが減っていくことのほうが心配です。だから、そういうあたりについてはどう考えているのですか。 ○(平林委員長) 木村政策総括監。 ○(大江観光振興課長) Yahoo!ニュースに出たのです。そうすると、東京からも何件かやはり電話があったそうです。何をしているのだという電話があったり、Yahoo!ニュースの中にいろいろなブログがあって、我々もそれを全部見たのですが、案外というか、こんなの仕方ないのではないのとか、大変ですねというような御意見が大変多く、大体ほとんどがそのような感じでした。そういう形で、この日本にはどこでもマムシはいるよとか、そのようなことは当然だというような御意見があったということは、ある意味少し救われたというか、そのようには思っております。 ○(平林委員長) ほかの方、よろしいですか。    (「はい」の声あり) ○(平林委員長) それでは、以上で質疑を終わらせていただきます。  本日はお忙しい中、ありがとうございました。  以上で、産業建設常任委員会を終了します。                                 閉会 午後 1時44分 ┌─────────────────────────────────────────┐ │                                         │ │会議経過を記載して、その相違ないことを証するため、ここに署名する。       │ │                                         │ │                    委員長   平 林 智江美        │ │                                         │ │                    署名委員  松 本 直 己        │ │                                         │ └─────────────────────────────────────────┘...