6
会議録署名委員 田中委員
7
参考人 なし
8
紹介議員 なし
9
説明のための
出席者 なし
10
議会事務局出席職員 中田議会事務局長、
小石原議会総務課主任
11
会議に付した事件
・各
会派での
検討状況について
・今後の
スケジュールについて
12 議事
開会 午前 9時39分
○(
吉岡豊和委員長) ただいまから食の
まちづくりに関する
調査特別委員会を開催いたします。本日の
出席委員は7名であります。定足数に達しておりますので、これから食の
まちづくりに関する
調査特別委員会を開催いたします。
本日の
署名委員に、
田中委員を指名いたします。
本日の内容につきましては、お手元の配付のとおり、1番目としまして各
会派での
検討状況について。2番目、今後の
スケジュールについてであります。
それでは、各
会派の方からこれまでの
検討状況について、
資料を準備していただいている
会派もありますが、口頭でということでお願いしたいと思います。
それでは、
丹政会お願いします。
○(
谷津委員)
丹政会については、
視察に行ってきました。5月13日から15日の日程で、13日は府庁に行って、
丹後王国のことについて少し
研修をしてきましたが、これは余り直接
関係ないです。
今治市と
南国市にそれぞれ行ってきました。
今治市については、食と農の
まちづくり条例ということで制定されておりまして、これは
市民協働という形で
推進をしているというようなことでされています。
今治市は12の
市町村合併で、現在18万人の人口となっており、島が数多く点在している中で、どういった
まちづくりをするかという議論の中で、それまで旧
今治市が持っていた、食に関する
まちづくり宣言のようなものがあるようで、食料の
安全性と
安定供給体制を確立する
都市宣言というのがもともとあり、それをそのまま引き継ぐ形で
合併後の新しい
今治市でもそれを改めて採択したと。
それに基づいていろいろな
関係、
農業の方もそうですし、
産業の方も、当然
加工業の方、
販売業、
地元の
観光事業者の方と、いろいろ意見交換する形で
条例という、食を
切り口として農を
産業とするような
条例化をしていったと。この間、物すごく時間をかけてしておられまして、当然一番の
スタートは食の安全というところから始まっているので、
学校へ持ち込んで、
学校給食に
地元食材を展開していこうということで、
食育を
推進されたと。
学校給食、
小学校30校、
中学校18校、幼稚園2園の1万3,000食を全て自
校方式とすることにして、各
小学校に
栄養士を配置されているのですね。それで
推進をしていって、
市民の機運を高めて、現在に至るというようなことでした。
その後、次の日に
南国市に行かせていただきました。
南国市はまた少し独特で、
南国市食の
まちづくり条例ということで、もともとは
教育委員会の
教育長が目の前に田んぼが広がっているのに、そこのお米を
給食で食べていない。これはどういうことだということから始まって、
学校給食としてまず
取り組みが始まったというようなことです。
全校に
炊飯器を置いて、
地元で獲れた炊きたての御飯を食べようというところが
スタートだったのですが、そこから少しずつそれが
食生活の
習慣病予防や、
健康増進につながるというようなことで、
健康増進のほうへ話が拡大していって、現状に至るというようなことです。
こちらは
農業から
食品加工のほうに転換をしていって、
となりが高知市ということもあって、高知大学に近いから地の利的にも高知空港がすぐそばにあるという、高知県の中ではハブ的な位置にあるということで、ここから発信をしていこうというような
取り組みを現在されています。これらは5月に行かせていただきました。
7月に入ってからは、今までのはどちらかというと食と農という
あたりの話だったのですが、それをいかに
農業者の
所得ベースに乗せるかというような
あたりから、
直売所をひとつ見に行きたいということで、
つくば市に行きました。
つくば市はみずほの
村市場というところに行かせていただきました。ここは社長がもう独特の方でして、もともとはこのままでは
農業がつぶれるという
危機感から、この方は
議会にも出られて、議長までされたのですが、行政ではこれはできないというふうに判断をされて、議員を辞職した後に
直売所を始めたというようなことです。
理念を持って経営することで
農業から経営にというようなことを掲げて、
農家にみずからの商品について値段を決めさせて、それを販売するというようなことを、それこそ長い時間、
直売所の走りを変えたところですから、現在6億円くらいの
売り上げがあって、
一つの参加してる
農家の
売り上げというのが年間で800万円くらいの
売り上げをされてるという、これは多分
全国でも成功している
直売所の事例だろうと思っています。一応概略はそのようなところです。
補足があれば
和田委員、お願いします。
○(
和田委員) 今言われました
農家について。最低300万円でしたか、いかなければもうそこには品物を納めてもらうのは困ると、品物は自分でつくったものは自分で金額を決めるということになっていて、
農業というものをビジネスと言うのか、自信を持ってつくろうという、どの食をどう考えればということを言われておられました。以上です。
○(
吉岡豊和委員長) ありがとうございました。
では続きまして、
清風クラブお願いします。
○(
松本経一
委員) これまでから言っていますが、昨年、2014年なので
政務活動費がないときの
会派の
視察で、富山県の
氷見市に行ってきたということはこれまでから少しお話ししていたのですが、きょう初めての
特別委員会での発言なので、
清風クラブとしてはたたき台になっているというふうに理解をしております。
会派視察でしたので、
報告書のようなものでまとめておりませんでしたが、何か書いたものがないかと探したのですが、私の個人のブログに簡単にまとめたものがある程度だったので、それをプリントアウトしてきました。
行った経緯については、
京丹後には磨けば光る原石がたくさんあるということは、
市長がこれまでから言っておられるのですが、それでは逆に
ポイントが絞りきれずに拡散してしまってしまうのではないか。
地域の売りが弱くなってしまうのではないかという、そういう考えがもともとありました。これも私の個人的な考えかもわかりませんが、それで例えば美食の
まち京丹後というように
一つにしぼった
コンセプトで、はっきり言うと
まちの売り出しをするようなこともできるのではないかということが、今回
氷見市の
担当課長の
説明を聞きながら、それを改めて確認できた
視察だったと思っております。
それで、ここにも書いたものを持ってきたのですが、
議事録に残す上でもそれを読みたいと思います。
担当課長が我々に
説明してくれたのですが、最も
印象に残りましたのは、
氷見は食、食で勝負するしかないという潔さです。
となりというには少し離れていますが、
金沢という大
観光地がありまして、そこは大変な
観光客の
集客力があると。そこと勝負してももう太刀打ちができるはずがないと。ただし、
金沢に来たお客さんを次は、帰りは
氷見に寄っていこう、あるいは
金沢に行く前に
氷見に寄ってから
金沢に行こうというふうに、
金沢に来るお客さんにも
氷見を周遊してもらうためには、もううちの
まちは食べ物しかありませんというくらいの潔さで、
氷見をブランド化したいなと。
氷見には
氷見ブリであるとか、そういった
海産物を売りにできるものもある。それからここも道の駅を整備しておりましたが、こちらにも行ったのですが、
民間活力で
民間の出資でしていました。
施設整備、全部でかかったお金が11億円くらいだったと思いますが、
民間の出資が多いので、そして
場所貸しのような形で各店舗がその中に入っていただくと。
海産物、
特産品、
地元の食堂、
レストランもその中に入ってそこにまた
観光バスがとまるような、そういう
ルート設定もしてあるというような形で、
民間の活力を非常にうまく使っているなという、そのような道の駅の運営もしておられましたし、それから
料理コンテストというものもしています。
これらも特に
北陸新幹線で
金沢までくるという、ちょうど
視察に行ったころには大変盛り上がっている時期でもありましたので、食をキーワードに
まちの
活性化を図るという
コンセプトが非常にはっきりしていましたので、これは
大変参考になったと思っております。
人口も
京丹後とほとんど同じくらいの
まちですし、
日本海側に面した
まちだということもあって、その後、庁舎の見学に行ったときに、アポはとっていなかったのですが、
市長に出会うことができまして、
市長にいろいろな
ワークショップ形式での
まちのいろいろなこと、庁舎の改築などもされているのですが、同じ
日本海側の
まちということもあって、うちも例えばカニがあります、もちろん近くの伊根にはブリもありますし、そういう食でお互い頑張るということであれば、
まち同士の
交流も持ちながら、切磋琢磨したり、お互いのしているところを学び合いのようなものもできればいいですねという話もしたのですが、そういう形で
京丹後も非常に
参考になるのではないかなと思っています。
きょうはそういうことで、
氷見の
まちづくり条例のコピーを持ってきましたので、
参考になるかなと個人的には思っています。
由利副
委員長こんなものでよろしかったですかね。
○(
吉岡豊和委員長)
由利副
委員長。
○(
由利副
委員長) 私も記憶が薄れていますが、1つだけ
印象に残っているのは、先ほど言われたぶりに特化して、ぶりに
ポイントをしぼっているということです。それでは
農業経営者とか、ほかの人はどうするのかと問えば、いや、みんながそれでいこうと
一つになっている。それが非常に
印象に残っている。だから
漁業者だけの問題ではない。
農業者関係もほかの人も全部それでいこうと一体になって
ポイントをしぼってこれでいっているという、その辺のところが
まち自体が本当にこれでいこうというのがまとまっているなという
印象を受けました。
○(
吉岡豊和委員長) ありがとうございました。
続きまして、
松本聖司委員。
○(
松本聖司委員) お手元の
資料はまた後で読んでいただくとして、最初に
研修から少し、
研修の食の
安全性のようなことで
講演会に行かせていただいた話を少しさせていただきます。
最初にまず、
日本食の大切さのような話がありました。というのは、今の
日本人は食の
西洋化が進んでいて、
日本人の特徴は
欧米人と違い腸の長さが1.5倍くらい長いのだそうです。それは雑穀や米や
根菜類を食べていることによって
栄養が吸収しにくいので、長い年月によって腸が
欧米人に比べて、肉食の人と比べて伸びたのだろうと。こういう
日本人が急に肉食
中心的な生き方をすると弊害がありますよと、そういうことで戦後の沖縄を例にとると、長いこと
中国文化圏の中で生きてきたのだが、そういう中でアメリカに占領されたことにより
食文化がころっと変わり、長い
間平均寿命が
日本で一番長かったのだが、今はもう男性は20位まで下がったし、女性は3位まで下がったと。そういう
意味で改めて食べ方の大切さというようなことを少し、
食育に絡んでということかなというふうに思っています。
もう
一つは
消費者リテラシーということで、戦後の
食生活の
安全性というのは
消費者の立場から見させていただいて、
市民運動をする中で、いかに今度は
食そのものを楽しむか、創造的に楽しむために何が必要なのか、これは
報告書を出させていただいたので見ていただいたらいいのですが、こういうような時代に
日本は入っているということの話を、なるほどそうかなと思って聞かせていただきました。そういう
意味で食に対する
食育を含めた大人の
教育のあり方の大切さ、それと和食の大切さを改めて聞いて帰ってきたということが
一つ目です。
二つ目は
鶴岡市に行かせていただきましたが、ここは
ユネスコの
食文化創造都市ということで、
全国で初めてということのようですが、少し簡単に
ユネスコの
創造都市について
説明させていただきます。これは、2004年に創設されたそうですが、
ネットワーク、
都市の中で七つを対象に、
食文化と文学と映画と音楽とクラフトアンドフォークアート、それとデザイン、
メディアアート、この七つの部門があって、その中で
食文化ということで昨年の12月に初めて
鶴岡が
加盟都市になったということですが、同時に篠山と新潟市も申し込んでいたようですが、結局無理だったというような経過がございます。
ここに加盟するとどういう利点があるのかということですが、それこそ今度ミラノに、ちょうど10月に出展されていたようですが、世界の
都市との
交流ネットワークの形成によってノウハウが共有できると、国内外へのアピールにより
地域経済への
波及効果があると。もう
一つ、
市民や
市内事業者の
意識高揚、ともに
食文化を創造しようという、こういう機運が高まるのだという、そういう
説明がありましたが、
鶴岡は
合併によって1,300平方キロメートルになって、
全国で10番目、東北では一番大きな面積の
まちになったようです。飛行機をおりるときに眺めましたが、一面
庄内平野の大きな平野でありましたし、その中の1割、2割が青いところがあって、何だろうと思って後で聞いたら、だだちゃ豆、枝豆の一種ですが、これが
全国的にすごく有名で値段もすごく高かったのですが、こういうようなところでありました。
ここに
在来品種といって、昔から
日本でつくっていた食品の150種類くらいがまだ残っていて、これを再利活用する。
地元の
レストランやそういうところが
中心になって、再利活用した、その
一つがだだちゃ豆というようなものは、そういう豆のようでありますし、非常においしい。ふつうの枝豆とは少し違うなということですが、それを活用している。
それと、
ユネスコの
ネットワークに加盟になったことも含めてそうですが、この
地域も1,000年を超えるような長い歴史が、1,300キロですから、いろいろな
文化圏があって、それを掘り起こすこと、特に出羽三山の
精進料理などが世界的にはすごく評価されて、
ユネスコに加盟できたのはこのおかげだろうというような
説明もありましたが、そういう
意味で昔からある蒸し
料理であるとか、
郷土料理、
汁物料理とか、家庭の
行事料理、いろいろなものを掘り起こす作業をずっとされていて、これが
中心になったのが
山形大学の農学部がこの
鶴岡にありまして、ここの先生が
中心になってその掘り起こしをずっとしてきた経緯があったので、それをこの後にも書いてありますが、いろいろな本にその歴史とレシピをまとめた本を発行しておられて、これが非常に人気があるというようなことで、そこもすごく驚きを持って帰ってきたところです。
あと、
食文化の
創造都市の
推進ということで、
鶴岡食文化都市推進協議会というようなものを立ち上げて、くわしくはその中に書いてあるのですが、慶応大学、
山形大学、あるいは
鶴岡市の
商工会議所であるとか、会長は
市長というようなことでありますし、4名
体制で今
事務局を持っておられるということです。
少しびっくりしたのが
鶴岡駅前に
庄内酒まつり、
鶴岡ふうど
駅スポというようなことで、食の
イベントをしておられて、
庄内に酒屋が18蔵あるようですが、これが全店出店して、それと一緒に
おにぎりを100種類、いろいろな
おにぎり、米も含めた、これの大
イベントをして、これが非常に好評だというようなことで、
地元にあるものを活用して、食の
イベントをしているという、非常に
活性化してるというようなことを聞かせていただいたところであります。
やはり一番感動しましたのは、
地元に昔からある
食文化を掘り起こして、それを
地域資源に、特に
庄内空港があるということで、羽田まで来てそこから乗りかえてそのまま
庄内までくるので、
鶴岡のここの職員の方がおっしゃっていたのは、
日本で羽田空港から一番近い
温泉場は
庄内なのだということで売り出しておられました。それが
印象に残ったことの
一つということです。
もう
一つは
新発田市ですが、
新発田市は食の
循環ということで、それで
まちづくり推進条例をつくっておられます。もともとの発端は、新潟ですから米どころでもあるのですし、米や
食品加工がメーンの
まちだったのですが、そこに
天然由来のカドミウムが
基準値を超えるような事件があって、将来にわたって
新発田市が持続可能な
まちとしてしていけるのかという、そういう
問題意識が出てきたようでありまして、それを発端に大変丁寧な
市民協働の、
新発田市は食が
基幹産業でありますので、どうしていくべきかというような、そういう組織を二重、三重に立ち上げて、合計80回を超えるような、そういうような
会議を経た後に、食の
循環による
まちづくり推進条例と
推進計画を策定すべきだというようなことにいたったようであります。
その中で特に
五つ、
条例の中では
産業の発展という
切り口、健康及び生きがいの増進、そして
教育及び伝承、それから環境の保全、観光及び
交流という
五つの
テーマの
切り口を
条例の中にうたい、それをそのまま
推進計画の中に落とし込んで
五つに切り分けて具体的な計画をつくっているというのが
新発田ということですし、
循環についても八つの段階の
循環を設けていて、全てが
新発田市の中で完結しなくてもいいのだという、広い
意味での
循環ですね。それこそ以前の
エコエネルギーセンターのときに全部市内で完結しなければいけないというような議論もされましたが、非常にそういう
意味ではおおらかな感じでの
循環ということを考えておられて、それはそれで非常にいいかなと。そして
平成21年から、
総合計画との
関係で8年の
推進計画をお持ちで、この
平成27年が
最終年度だったので、効果のほどが大分よくわかりました。少し中にも書いてありますが、例えば
地産直売販売額は、1億3,600万円から10億6,000万円に、この
推進計画をつくってから飛躍的に伸びています。中身は
直売所がふえたということと、
地元の
食品スーパーで
新発田産コーナーなども設けられたというようなこともありますし、
あと食育計画もこの中に含まれているという位置づけもあって、
子供たちが朝
食事をする割合であるとか、
食事をおいしいと思う割合が非常に伸びているというようなことでありますし、下のほうにも書いてありますが、
観光イベントについても入り込み客が7万8,000人増、これは
温泉地ですし、食の
イベントも回数は7回と全く一緒ですが、12万8,000人増ということで、食の
循環による
まちづくりということが徐々にではあるが非常に浸透してきたというようなことは職員の方から聞かせていただいて、まだまだこれからではありますが、うちの
まちは食の
循環でしか将来も伸びていくことはできないのだという、そういうようなことがありましたし、手応えも感じておられたのが非常に
印象的だったかなと思い帰ってきたところです。以上です。
○(
吉岡豊和委員長) ありがとうございました。
それでは共産党、
田中委員お願いします。
○(
田中委員) 私の
会派は
学校給食に注目して
二つ研究をしてきました。
対象は
南小学校ですね、統合した経過も含めて聞いたのですが、
学校給食にいたっては、あそこは
ランチルームで一同に集まって食べますので、落ちついて食べようということで、黙って食べようというのが
テーマになっていて、本当に静かに食べておりました。
食の日ということや、あそこは
栄養教諭がおられて大きな
役割を果たしておられるなということで、
食事の前に3分ほど
説明を、この
食材はどこのもので、こういう
料理をしたのだよ、
栄養はこうだよというようなことであるとか、
資料の中にありますが、「いただきます」というこのようなニュースを発行されて、きょうの
クイズということで、必ず
クイズも入れて楽しい内容にしているということを言われていました。後は
地産地消の
関係では
農家ファイルをつくって、そこから提供していただくと、そういうことはあるのですが、なかなかそれができていないということをおっしゃっていて、やはり生産の安定であるとか品質、大きさもいろいろあるのですが、揃っているようなものが必要であるとか、そういう必要なときに必要な量の確保が困難だということで、
一つ考えられるのは、そういった
農家ファイルをきちんと整備をしていくということと、
保冷庫の確保。
保冷庫で一定期間入れてそこから使えるということができればいいなということでありました。どちらにしても
栄養士、
栄養教諭がおられて
農家の方と対応できるという
体制がないと、なかなか
地産地消というのは難しいのだなということをそこでは感じました。
3番の食にかかわる
学校給食の現場ということで、ここはもう
学校給食にしぼって、
網野中学校、
丹後中学校を見てきました。少し早目に行きまして、配膳の準備からずっと、
子供たちがみんなで運んで準備するのですが、そういうものを見させていただいて、片づけや
最後まで見届けるということで、
あとは
説明を受けましたが、ここは
小学校とは違いまして、やはり中学生ですから、自主的に、主体的に
生徒が
給食のそういった運営をしているということが見受けられたし、
生徒が放送を使ってきょうの
献立メニューやそういうことを
説明して、いただきますということで
食事が始まるということでした。
あと、
丹後中学校では放送でしたし、
網野中学校は各クラスの
委員がそういう
役割を、
給食委員が
役割を果たしているということです。
丹後の食という点では、まるごと
京丹後食育の日とか、
地元食材を使ったことであるとかをされていまして、
最後のページに
学校給食の
関係、これが
平成26年度の
京丹後の
教育というか、ホチキスでとめたもの、あれにまとめが書いてありますが、ここにもありますように、
栄養士の配置は
小学校4校、それから
中学校4校ということで8人が配置されていて、それぞれ分担をしておられるのですが、やはりここにおられるところは行き届いたことができるし、
農家との
関係にも対応できるということと、
あと統合しましたので、今までは小さい
学校の単位で
地域の
農家との
関係もあって、
食材も入りやすかったということがありましたが、統合してしまってそういうことが難しくなったとかいう点もありましたし、それから
食育の
関係では、この
食育だより、
丹後中学校で教諭が毎回出しておられるのですが、この中にも
アンケートをして
食育、朝食であるとか、
学校給食についての
アンケートをして、それを返していくということで努力をされているということが、やはり
食育というのは直接食べることによる
教育というのが重要だということで、そのことに重点を置いてしておられるとか、
農業、漁業、あるいは
調理員と
生徒の
関係をつくっていくとかいうことが非常に大事だと思いました。
それからこの
食育の
ネットワークの広がりをつくるという点で、非常にどこが責任を持ってこういうことを
推進するのかということがネックになっているということで、流通であるとか
小売店との
関係であるとか、
農家との
関係などは誰が手を焼いてきちんと
ネットワークをつくって
地産地消を進めるというようなことが非常に課題として感じました。そのようなところでした。
○(
吉岡豊和委員長) ありがとうございました。
最後、
雄飛会ですが何も書き物が提出されておりません。済みません。口頭で申し上げます。
雄飛会は5月の下旬にミラノで行われています食の万博、小浜市、そこは
条例も一番最初につくられていたので、そこに
視察に行こうかと思っていたのですが、その食の万博に出展するということで、10月いっぱいまで
視察対応ができませんということで行けませんでした。
その後、7月10日に本市の現状を調査しようということで、
食育推進基本方針について各担当課から現在の本市の現状についていろいろと調査いたしました。主に
学校給食に関することが多かったです。それから
地産地消の件、それから生物多様性を含む
農業推進計画、この中でも
食育と
地産地消ということがありますので、この件についても
説明を受けました。この中でも一番
印象に残ったのは、今は結局基本方針ですが、今後この方針に基づいて計画や
条例を制定する考えはどうなのかということを聞きましたが、
条例化についてはそこまでは考えていないということでしたので、なかなか
議会から
条例化ということは難しいかなと感じたところです。
その後盆後にも白山市の食に関することで
視察をお願いしたのですが、これも日程調整がつかず、結局現地の
視察が行われておりませんが、市内の状況を調査したということで終わっています。
以上です。
各
会派からこれまでの調査状況を発表していただいたのですが、今後についてということですが、各調査、研究を発表していただきましたので、もし質問などがどこかの
会派にあれば少し内容を深めたいと思いますがいかがでしょうか。
それでは
丹政会の報告について何かあれば。急なことですからなかなか質問しにくいかもわかりませんが。
松本経一
委員。
○(
松本経一
委員)
今治市は最初に宣言があって、宣言で
まちをこういう方向にというふうな形で旗を上げて、その
あとで
条例にされたと、
南国市はそういう宣言があったのかどうか。
○(
谷津委員)
南国市は
教育委員会が
食育に関する計画を先にどんと出した。それに
まちづくり条例がのっかる感じ。
まちづくり条例は
今治市も
南国市も両方ないのですが、その食に関するもの、そのものが
まちづくり基本
条例、だから非常に明確、それしかないという、そういうような形で、
市民の皆さんにも本市の
まちづくりはこれですよというのがそのままのネーミングという形になっている。
市民の協力が受け入れやすいのかなという
印象は受けました。
○(
吉岡豊和委員長) ほかにございませんか。
○(
谷津委員)
南国市はもともと
教育委員会が所管して、それが結局
健康増進につながるということで福祉課に
事務局をおいて、
健康増進を含めてしているという。
プロジェクトチームをつくっておられて、退職された職員OBの方がそのプロジェクトリーダーをされて、今でも牽引していただいているという格好です。
○(
松本経一
委員) 担当する課によって色合いが大分。
○(
谷津委員) それは物すごく
印象を受けました。
○(
松本経一
委員)
氷見市は商工のブランド
推進課の課長だったのですね。
まちのブランド
推進課のような課長が。そこが担当でしたので。どうしても観光、
地域産業、
農業、漁業というブランド化を引っ張るというような色合いが強かった。
○(
谷津委員)
会派の
視察ではないのですが、それこそせんだって産建の
委員会でも
視察に行ったとき、食に関することで奥州市に行かせていただきました。ここも食の黄金文化奥州というキャッチコピーを挙げて、
地域6次
産業化ビジョンというものを掲げてされておられるのですが、ふつうは6次
産業化というと
農業から販売までという流れなのですが、そこをあえて頭に
地域ということを入れてしているのですが、これはほかの
産業とも連携して、要は6次
産業化を
地域としてどう考えるかというスタンスでしているのです。
当初は農林にあった
推進課、担当部局を総合企画部へ移動をして、
地域の
産業にどう派生をさせていくかというようなことに、
取り組みはまだ始まったばかりなのですが、そのビジョン策定に当たっても、これまで市が掲げてきた計画が計画だけで終わっていないかというところに最初に疑問点を置いて、そこを検証することも含めて
民間に積極的に入っていただこうということで、
民間を入れてビジョン策定チームを
スタートされたという。
民間の、要はこの
まちを何とかしてやろうという人の意見を取り入れながら、今できることからやろうということでトライアルプロジェクトをビジョン策定と並行してしていって取り組んでいるというようなこともあったりして、一定何か活動が見えるところはうまく
市民を巻き込む手だてを持っているなということは物すごく感じました。
○(
吉岡豊和委員長) ありがとうございます。
それでは、
清風クラブについてございませんか。
松本聖司委員。
○(
松本聖司委員) きときとの
条例ができて、その下に実施する計画ということで、これ、
平成20年にできていますので、できてからもう7年経過しようとしているのです。特に計画の具体的な手法のようなところで、効果のことがもう少しわかる範囲で結構ですから
説明がいただければありがたいかなと思っております。
○(
松本経一
委員) 済みません、効果の調査まで、多分できていないと思います。
会派で本当に我々も
政務活動費を使っていくのであれば、
報告書を書かなければならないということでもっとあれこれ聞いたと思いますが、それ以前の
視察であったので。
○(
松本聖司委員) 感じとしてはどのような感じでしょうかね。ぶりとかそういう
まちなので、一定その
条例ができたことによって意識づけや
推進が進んでいるという感じですかね。
○(
吉岡豊和委員長)
松本経一
委員。
○(
松本経一
委員)
会派で
政務活動費ができる前に行った
視察なので、
報告書をきちんとそこまで挙げなければならないということの意識がなかったのでまとめてはいなかったのです。ただ
印象としては先ほど少し
説明したように、これしかない、うちの
まちはこれだというその意識が職員からもう強烈に発されるわけです。やはりそれは
条例があって、うちはこれでいくという
一つの方向が示されているということ。
○(
松本聖司委員)
条例をつくったことに
意味がある。
○(
松本経一
委員) そこにやはり
意味があって、その担当課がブランド
推進課という名前、少し正式な名前は忘れましたが、うちの
まちはこれだというのを、やはりそこまできちんと職員に浸透できているというのが、施策がどういう効果を挙げていたかというのは細かいところまではできませんでしたが、例えば今言ったような
民間資本が入った道の駅の整備であるとか、そういうのは十分進んでいるなという
印象、メニューとか、
地元の
レストランとか食堂がそういう
氷見三昧というメニューであり、それを発信すると、そういうしかけづくりを次々にしているなということは聞いてきました。
参考で
丹後三昧もいいなという話をしたということですね。そういう
取り組みは
条例があり進んでいるなという思いでした。
○(
吉岡豊和委員長) ありがとうございました。ほかに。
(「なし」の声あり)
○(
吉岡豊和委員長) それではなければ、
松本聖司委員の
視察に対して御質問があればお願いします。
松本経一
委員。
○(
松本経一
委員)
ユネスコのこれはどういう、
鶴岡はもともとそういうものがあって
ユネスコもあり、
条例もありのような、時系列でいったらどういうことですか。
○(
吉岡豊和委員長)
松本聖司委員。
○(
松本聖司委員) ここにはもともと
条例がない、今でも
条例はないのです。
条例はないのですが、ただ
平成20年前後からこの食の
まちづくりをしていこうという動きがあって、
ユネスコにも登録したいというようなこともあったようですが、中国が少しネックになっていて、登録する審査が数年ストップしていたようで、それで登録には至らなかったということですが、それこそ国の
食文化創造する
まちというようなことで、国からの100%の補助金をいただいて、
平成20年ごろからそのような
取り組みはしておられたようで、基本的に
庄内平野のど真ん中にあるところですし、海もありますし、標高2,000メートル級の山もあるということで、自然環境が非常に豊かだというようなことでして、そういうようなこともあって、やはり食を
推進するというようなことは根底には長いことずっとあったようですが、組織を立ち上げたのが
平成20年を少し過ぎた時分からというようなことですが、
山形大学農学部の
取り組みはそれ以前の早い段階からずっとあったというようなことが根底にあるようですね。
ただ今後、別のネットで調べた環境で見ると、なかなかこの
ユネスコ登録というのは結構敷居が高いのではないのかなということは思いましたが、
地域にある伝統や
食文化を掘り起こして価値を再確認するということはあってもいいことかなというふうな
印象は受けましたね。
○(
吉岡豊和委員長) よろしいでしょうか。
ほかにございませんか。
なければ共産党に対しての質問あればお願いします。
和田委員。
○(
和田委員)
アンケートで少し気になったのですが、
アンケートの4月6日の表ですが。
これを見ますと、家で何を食べているのだろうと本当に思ったのです。
○(
田中委員) そういう実態が反映していると思います。
○(
和田委員)
食生活というのは家が大事だというのが、本当に
食育にすごく役立つかなと思ったのですが、そういう話ではなかったのですか。
○(
吉岡豊和委員長)
田中委員。
○(
田中委員) 次のもう1枚のナンバー3に朝何を食べましたかという
アンケートがあります。これを見ると主食のみとか、飲み物だけとか、主食プラス飲み物、おかず一品とか、こういうものが
子供たちの朝の
食事になっているのですね。多いですね、50%とか53%とか。全体が何を食べている、どういう
食事をしているというところまでは聞くことはできていないのです。しかし、
学校の
給食は楽しみにしているということは、このグラフからわかる。
○(
吉岡豊和委員長) よろしいでしょうか。
ほかにありませんか。
(「なし」の声あり)
○(
吉岡豊和委員長) それでは
雄飛会に対して何かありますか。
特にないようですから、ここで10時45分まで休憩します。
休憩 午前 10時32分
再開 午前 11時22分
○(
吉岡豊和委員長) それでは休憩を閉じ、
委員会を再開いたします。
今後の
スケジュールについて、また考え方について少し皆さんの御意見をお聞きしたいと思います。
松本経一
委員。
○(
松本経一
委員) 今後の
スケジュールですが、私は議員提案の
条例化を目指してほしいと思っております。その理由は、そもそもこの
特別委員会は議長のもとで各
会派が
政務活動費を使って調査研究した成果を
市民に政策として返すということを実現するために議長のもとでできた
委員会だということから、一定責任を果たす必要があると思いますし、そのためには
条例の前の宣言でもいいのではないかという意見も確かにありますが、宣言で終わらずに、やはり最初から
条例提案を目指すということにしておいて、各種団体の意見を聞いたり、
まちのあるべき方向の議論を深めるということが必要かなと思います。日程的にいうと、12月
議会の
条例案は難しいというふうに思いますので、3月
議会中を
一つのめどとして、逆算してそれについていろいろな準備をしていくということが現実的かなと思っております。
○(
吉岡豊和委員長) ほかに御意見があればお願いします。
(「なし」の声あり)
○(
吉岡豊和委員長) よろしいですか。
市担当部と意見交換の予定なのですが、その意見交換までにもう少しこの
委員会としても意見をまとめる必要があるという意見もありますので、今後の
委員会と
スケジュールについて少し
委員長から提案させていただきます。次回は10月19日午後3時から
特別委員会を開催して、できればもう少しこの
委員会としての方向性を集約していきたいと思います。
それから11月2日9時から、担当部との意見交換ということで開催したいと思いますが、市当局、部長、課長も一緒に意見交換ということでお願いいたします。
以上、2点提案させていただきましたが、御異議ございませんでしょうか。
(「異議なし」の声あり)
○(
吉岡豊和委員長) 異議なしと認めます。
ほかに何かあればお願いいたします。
(「なし」の声あり)
○(
吉岡豊和委員長) ないようですから、これで終わらせてもらってよろしいでしょうか。
これで
委員会を終了いたします。本日は御苦労さまでした。
閉会 午前11時26分
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会議の経過を記載して、その相違ないことを証するため、ここに署名する。 │
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委員長 吉 岡 豊 和 │
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署名委員 田 中 邦 生 │
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