京丹後市議会 > 2015-10-13 >
平成27年食のまちづくりに関する調査特別委員会(10月13日)

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  1. 京丹後市議会 2015-10-13
    平成27年食のまちづくりに関する調査特別委員会(10月13日)


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    平成27年食のまちづくりに関する調査特別委員会(10月13日)   ───────────────────────────────────────────            食のまちづくりに関する調査特別委員会会議録 ───────────────────────────────────────────  1 開催年月日 平成27年10月13日(火曜日)       開会 午前 9時39分       閉会 午前11時26分  2 開催場所 京丹後市役所 3階 301会議室  3 出席委員 吉岡豊和委員長由利委員長、         田中委員谷津委員松本経委員松本聖司委員和田委員  4 欠席委員 なし  5 委員外議員 なし
     6 会議録署名委員 田中委員  7 参考人 なし  8 紹介議員 なし  9 説明のための出席者 なし  10 議会事務局出席職員 中田議会事務局長小石原議会総務課主任  11 会議に付した事件   ・各会派での検討状況について   ・今後のスケジュールについて  12 議事                              開会 午前 9時39分 ○(吉岡豊和委員長) ただいまから食のまちづくりに関する調査特別委員会を開催いたします。本日の出席委員は7名であります。定足数に達しておりますので、これから食のまちづくりに関する調査特別委員会を開催いたします。  本日の署名委員に、田中委員を指名いたします。  本日の内容につきましては、お手元の配付のとおり、1番目としまして各会派での検討状況について。2番目、今後のスケジュールについてであります。  それでは、各会派の方からこれまでの検討状況について、資料を準備していただいている会派もありますが、口頭でということでお願いしたいと思います。  それでは、丹政会お願いします。 ○(谷津委員) 丹政会については、視察に行ってきました。5月13日から15日の日程で、13日は府庁に行って、丹後王国のことについて少し研修をしてきましたが、これは余り直接関係ないです。  今治市と南国市にそれぞれ行ってきました。  今治市については、食と農のまちづくり条例ということで制定されておりまして、これは市民協働という形で推進をしているというようなことでされています。今治市は12の市町村合併で、現在18万人の人口となっており、島が数多く点在している中で、どういったまちづくりをするかという議論の中で、それまで旧今治市が持っていた、食に関するまちづくり宣言のようなものがあるようで、食料の安全性安定供給体制を確立する都市宣言というのがもともとあり、それをそのまま引き継ぐ形で合併後の新しい今治市でもそれを改めて採択したと。  それに基づいていろいろな関係農業の方もそうですし、産業の方も、当然加工業の方、販売業地元観光事業者の方と、いろいろ意見交換する形で条例という、食を切り口として農を産業とするような条例化をしていったと。この間、物すごく時間をかけてしておられまして、当然一番のスタートは食の安全というところから始まっているので、学校へ持ち込んで、学校給食地元食材を展開していこうということで、食育推進されたと。学校給食小学校30校、中学校18校、幼稚園2園の1万3,000食を全て自校方式とすることにして、各小学校栄養士を配置されているのですね。それで推進をしていって、市民の機運を高めて、現在に至るというようなことでした。  その後、次の日に南国市に行かせていただきました。南国市はまた少し独特で、南国市食のまちづくり条例ということで、もともとは教育委員会教育長が目の前に田んぼが広がっているのに、そこのお米を給食で食べていない。これはどういうことだということから始まって、学校給食としてまず取り組みが始まったというようなことです。  全校に炊飯器を置いて、地元で獲れた炊きたての御飯を食べようというところがスタートだったのですが、そこから少しずつそれが食生活習慣病予防や、健康増進につながるというようなことで、健康増進のほうへ話が拡大していって、現状に至るというようなことです。  こちらは農業から食品加工のほうに転換をしていって、となりが高知市ということもあって、高知大学に近いから地の利的にも高知空港がすぐそばにあるという、高知県の中ではハブ的な位置にあるということで、ここから発信をしていこうというような取り組みを現在されています。これらは5月に行かせていただきました。  7月に入ってからは、今までのはどちらかというと食と農というあたりの話だったのですが、それをいかに農業者所得ベースに乗せるかというようなあたりから、直売所をひとつ見に行きたいということで、つくば市に行きました。つくば市はみずほの村市場というところに行かせていただきました。ここは社長がもう独特の方でして、もともとはこのままでは農業がつぶれるという危機感から、この方は議会にも出られて、議長までされたのですが、行政ではこれはできないというふうに判断をされて、議員を辞職した後に直売所を始めたというようなことです。  理念を持って経営することで農業から経営にというようなことを掲げて、農家にみずからの商品について値段を決めさせて、それを販売するというようなことを、それこそ長い時間、直売所の走りを変えたところですから、現在6億円くらいの売り上げがあって、一つの参加してる農家売り上げというのが年間で800万円くらいの売り上げをされてるという、これは多分全国でも成功している直売所の事例だろうと思っています。一応概略はそのようなところです。  補足があれば和田委員、お願いします。 ○(和田委員) 今言われました農家について。最低300万円でしたか、いかなければもうそこには品物を納めてもらうのは困ると、品物は自分でつくったものは自分で金額を決めるということになっていて、農業というものをビジネスと言うのか、自信を持ってつくろうという、どの食をどう考えればということを言われておられました。以上です。 ○(吉岡豊和委員長) ありがとうございました。  では続きまして、清風クラブお願いします。 ○(松本経委員) これまでから言っていますが、昨年、2014年なので政務活動費がないときの会派視察で、富山県の氷見市に行ってきたということはこれまでから少しお話ししていたのですが、きょう初めての特別委員会での発言なので、清風クラブとしてはたたき台になっているというふうに理解をしております。  会派視察でしたので、報告書のようなものでまとめておりませんでしたが、何か書いたものがないかと探したのですが、私の個人のブログに簡単にまとめたものがある程度だったので、それをプリントアウトしてきました。  行った経緯については、京丹後には磨けば光る原石がたくさんあるということは、市長がこれまでから言っておられるのですが、それでは逆にポイントが絞りきれずに拡散してしまってしまうのではないか。地域の売りが弱くなってしまうのではないかという、そういう考えがもともとありました。これも私の個人的な考えかもわかりませんが、それで例えば美食のまち京丹後というように一つにしぼったコンセプトで、はっきり言うとまちの売り出しをするようなこともできるのではないかということが、今回氷見市の担当課長説明を聞きながら、それを改めて確認できた視察だったと思っております。  それで、ここにも書いたものを持ってきたのですが、議事録に残す上でもそれを読みたいと思います。担当課長が我々に説明してくれたのですが、最も印象に残りましたのは、氷見は食、食で勝負するしかないという潔さです。となりというには少し離れていますが、金沢という大観光地がありまして、そこは大変な観光客集客力があると。そこと勝負してももう太刀打ちができるはずがないと。ただし、金沢に来たお客さんを次は、帰りは氷見に寄っていこう、あるいは金沢に行く前に氷見に寄ってから金沢に行こうというふうに、金沢に来るお客さんにも氷見を周遊してもらうためには、もううちのまちは食べ物しかありませんというくらいの潔さで、氷見をブランド化したいなと。  氷見には氷見ブリであるとか、そういった海産物を売りにできるものもある。それからここも道の駅を整備しておりましたが、こちらにも行ったのですが、民間活力民間の出資でしていました。施設整備、全部でかかったお金が11億円くらいだったと思いますが、民間の出資が多いので、そして場所貸しのような形で各店舗がその中に入っていただくと。海産物特産品地元の食堂、レストランもその中に入ってそこにまた観光バスがとまるような、そういうルート設定もしてあるというような形で、民間の活力を非常にうまく使っているなという、そのような道の駅の運営もしておられましたし、それから料理コンテストというものもしています。  これらも特に北陸新幹線金沢までくるという、ちょうど視察に行ったころには大変盛り上がっている時期でもありましたので、食をキーワードにまち活性化を図るというコンセプトが非常にはっきりしていましたので、これは大変参考になったと思っております。  人口も京丹後とほとんど同じくらいのまちですし、日本海側に面したまちだということもあって、その後、庁舎の見学に行ったときに、アポはとっていなかったのですが、市長に出会うことができまして、市長にいろいろなワークショップ形式でのまちのいろいろなこと、庁舎の改築などもされているのですが、同じ日本海側まちということもあって、うちも例えばカニがあります、もちろん近くの伊根にはブリもありますし、そういう食でお互い頑張るということであれば、まち同士交流も持ちながら、切磋琢磨したり、お互いのしているところを学び合いのようなものもできればいいですねという話もしたのですが、そういう形で京丹後も非常に参考になるのではないかなと思っています。  きょうはそういうことで、氷見まちづくり条例のコピーを持ってきましたので、参考になるかなと個人的には思っています。由利委員長こんなものでよろしかったですかね。 ○(吉岡豊和委員長) 由利委員長。 ○(由利委員長) 私も記憶が薄れていますが、1つだけ印象に残っているのは、先ほど言われたぶりに特化して、ぶりにポイントをしぼっているということです。それでは農業経営者とか、ほかの人はどうするのかと問えば、いや、みんながそれでいこうと一つになっている。それが非常に印象に残っている。だから漁業者だけの問題ではない。農業者関係もほかの人も全部それでいこうと一体になってポイントをしぼってこれでいっているという、その辺のところがまち自体が本当にこれでいこうというのがまとまっているなという印象を受けました。 ○(吉岡豊和委員長) ありがとうございました。  続きまして、松本聖司委員。 ○(松本聖司委員) お手元の資料はまた後で読んでいただくとして、最初に研修から少し、研修の食の安全性のようなことで講演会に行かせていただいた話を少しさせていただきます。  最初にまず、日本食の大切さのような話がありました。というのは、今の日本人は食の西洋化が進んでいて、日本人の特徴は欧米人と違い腸の長さが1.5倍くらい長いのだそうです。それは雑穀や米や根菜類を食べていることによって栄養が吸収しにくいので、長い年月によって腸が欧米人に比べて、肉食の人と比べて伸びたのだろうと。こういう日本人が急に肉食中心的な生き方をすると弊害がありますよと、そういうことで戦後の沖縄を例にとると、長いこと中国文化圏の中で生きてきたのだが、そういう中でアメリカに占領されたことにより食文化がころっと変わり、長い間平均寿命日本で一番長かったのだが、今はもう男性は20位まで下がったし、女性は3位まで下がったと。そういう意味で改めて食べ方の大切さというようなことを少し、食育に絡んでということかなというふうに思っています。  もう一つ消費者リテラシーということで、戦後の食生活安全性というのは消費者の立場から見させていただいて、市民運動をする中で、いかに今度は食そのものを楽しむか、創造的に楽しむために何が必要なのか、これは報告書を出させていただいたので見ていただいたらいいのですが、こういうような時代に日本は入っているということの話を、なるほどそうかなと思って聞かせていただきました。そういう意味で食に対する食育を含めた大人の教育のあり方の大切さ、それと和食の大切さを改めて聞いて帰ってきたということが一つ目です。  二つ目鶴岡市に行かせていただきましたが、ここはユネスコ食文化創造都市ということで、全国で初めてということのようですが、少し簡単にユネスコ創造都市について説明させていただきます。これは、2004年に創設されたそうですが、ネットワーク都市の中で七つを対象に、食文化と文学と映画と音楽とクラフトアンドフォークアート、それとデザイン、メディアアート、この七つの部門があって、その中で食文化ということで昨年の12月に初めて鶴岡加盟都市になったということですが、同時に篠山と新潟市も申し込んでいたようですが、結局無理だったというような経過がございます。  ここに加盟するとどういう利点があるのかということですが、それこそ今度ミラノに、ちょうど10月に出展されていたようですが、世界の都市との交流ネットワークの形成によってノウハウが共有できると、国内外へのアピールにより地域経済への波及効果があると。もう一つ市民市内事業者意識高揚、ともに食文化を創造しようという、こういう機運が高まるのだという、そういう説明がありましたが、鶴岡合併によって1,300平方キロメートルになって、全国で10番目、東北では一番大きな面積のまちになったようです。飛行機をおりるときに眺めましたが、一面庄内平野の大きな平野でありましたし、その中の1割、2割が青いところがあって、何だろうと思って後で聞いたら、だだちゃ豆、枝豆の一種ですが、これが全国的にすごく有名で値段もすごく高かったのですが、こういうようなところでありました。  ここに在来品種といって、昔から日本でつくっていた食品の150種類くらいがまだ残っていて、これを再利活用する。地元レストランやそういうところが中心になって、再利活用した、その一つがだだちゃ豆というようなものは、そういう豆のようでありますし、非常においしい。ふつうの枝豆とは少し違うなということですが、それを活用している。  それと、ユネスコネットワークに加盟になったことも含めてそうですが、この地域も1,000年を超えるような長い歴史が、1,300キロですから、いろいろな文化圏があって、それを掘り起こすこと、特に出羽三山の精進料理などが世界的にはすごく評価されて、ユネスコに加盟できたのはこのおかげだろうというような説明もありましたが、そういう意味で昔からある蒸し料理であるとか、郷土料理汁物料理とか、家庭の行事料理、いろいろなものを掘り起こす作業をずっとされていて、これが中心になったのが山形大学の農学部がこの鶴岡にありまして、ここの先生が中心になってその掘り起こしをずっとしてきた経緯があったので、それをこの後にも書いてありますが、いろいろな本にその歴史とレシピをまとめた本を発行しておられて、これが非常に人気があるというようなことで、そこもすごく驚きを持って帰ってきたところです。  あと食文化創造都市推進ということで、鶴岡食文化都市推進協議会というようなものを立ち上げて、くわしくはその中に書いてあるのですが、慶応大学、山形大学、あるいは鶴岡市の商工会議所であるとか、会長は市長というようなことでありますし、4名体制で今事務局を持っておられるということです。  少しびっくりしたのが鶴岡駅前庄内酒まつり、鶴岡ふうど駅スポというようなことで、食のイベントをしておられて、庄内に酒屋が18蔵あるようですが、これが全店出店して、それと一緒におにぎりを100種類、いろいろなおにぎり、米も含めた、これの大イベントをして、これが非常に好評だというようなことで、地元にあるものを活用して、食のイベントをしているという、非常に活性化してるというようなことを聞かせていただいたところであります。  やはり一番感動しましたのは、地元に昔からある食文化を掘り起こして、それを地域資源に、特に庄内空港があるということで、羽田まで来てそこから乗りかえてそのまま庄内までくるので、鶴岡のここの職員の方がおっしゃっていたのは、日本で羽田空港から一番近い温泉場庄内なのだということで売り出しておられました。それが印象に残ったことの一つということです。  もう一つ新発田市ですが、新発田市は食の循環ということで、それでまちづくり推進条例をつくっておられます。もともとの発端は、新潟ですから米どころでもあるのですし、米や食品加工がメーンのまちだったのですが、そこに天然由来のカドミウムが基準値を超えるような事件があって、将来にわたって新発田市が持続可能なまちとしてしていけるのかという、そういう問題意識が出てきたようでありまして、それを発端に大変丁寧な市民協働の、新発田市は食が基幹産業でありますので、どうしていくべきかというような、そういう組織を二重、三重に立ち上げて、合計80回を超えるような、そういうような会議を経た後に、食の循環によるまちづくり推進条例推進計画を策定すべきだというようなことにいたったようであります。  その中で特に五つ条例の中では産業の発展という切り口、健康及び生きがいの増進、そして教育及び伝承、それから環境の保全、観光及び交流という五つテーマ切り口条例の中にうたい、それをそのまま推進計画の中に落とし込んで五つに切り分けて具体的な計画をつくっているというのが新発田ということですし、循環についても八つの段階の循環を設けていて、全てが新発田市の中で完結しなくてもいいのだという、広い意味での循環ですね。それこそ以前のエコエネルギーセンターのときに全部市内で完結しなければいけないというような議論もされましたが、非常にそういう意味ではおおらかな感じでの循環ということを考えておられて、それはそれで非常にいいかなと。そして平成21年から、総合計画との関係で8年の推進計画をお持ちで、この平成27年が最終年度だったので、効果のほどが大分よくわかりました。少し中にも書いてありますが、例えば地産直売販売額は、1億3,600万円から10億6,000万円に、この推進計画をつくってから飛躍的に伸びています。中身は直売所がふえたということと、地元食品スーパー新発田産コーナーなども設けられたというようなこともありますし、あと食育計画もこの中に含まれているという位置づけもあって、子供たちが朝食事をする割合であるとか、食事をおいしいと思う割合が非常に伸びているというようなことでありますし、下のほうにも書いてありますが、観光イベントについても入り込み客が7万8,000人増、これは温泉地ですし、食のイベントも回数は7回と全く一緒ですが、12万8,000人増ということで、食の循環によるまちづくりということが徐々にではあるが非常に浸透してきたというようなことは職員の方から聞かせていただいて、まだまだこれからではありますが、うちのまちは食の循環でしか将来も伸びていくことはできないのだという、そういうようなことがありましたし、手応えも感じておられたのが非常に印象的だったかなと思い帰ってきたところです。以上です。 ○(吉岡豊和委員長) ありがとうございました。  それでは共産党、田中委員お願いします。 ○(田中委員) 私の会派学校給食に注目して二つ研究をしてきました。  対象は南小学校ですね、統合した経過も含めて聞いたのですが、学校給食にいたっては、あそこはランチルームで一同に集まって食べますので、落ちついて食べようということで、黙って食べようというのがテーマになっていて、本当に静かに食べておりました。  食の日ということや、あそこは栄養教諭がおられて大きな役割を果たしておられるなということで、食事の前に3分ほど説明を、この食材はどこのもので、こういう料理をしたのだよ、栄養はこうだよというようなことであるとか、資料の中にありますが、「いただきます」というこのようなニュースを発行されて、きょうのクイズということで、必ずクイズも入れて楽しい内容にしているということを言われていました。後は地産地消の関係では農家ファイルをつくって、そこから提供していただくと、そういうことはあるのですが、なかなかそれができていないということをおっしゃっていて、やはり生産の安定であるとか品質、大きさもいろいろあるのですが、揃っているようなものが必要であるとか、そういう必要なときに必要な量の確保が困難だということで、一つ考えられるのは、そういった農家ファイルをきちんと整備をしていくということと、保冷庫の確保。保冷庫で一定期間入れてそこから使えるということができればいいなということでありました。どちらにしても栄養士栄養教諭がおられて農家の方と対応できるという体制がないと、なかなか地産地消というのは難しいのだなということをそこでは感じました。  3番の食にかかわる学校給食の現場ということで、ここはもう学校給食にしぼって、網野中学校丹後中学校を見てきました。少し早目に行きまして、配膳の準備からずっと、子供たちがみんなで運んで準備するのですが、そういうものを見させていただいて、片づけや最後まで見届けるということで、あと説明を受けましたが、ここは小学校とは違いまして、やはり中学生ですから、自主的に、主体的に生徒給食のそういった運営をしているということが見受けられたし、生徒が放送を使ってきょうの献立メニューやそういうことを説明して、いただきますということで食事が始まるということでした。  あと丹後中学校では放送でしたし、網野中学校は各クラスの委員がそういう役割を、給食委員役割を果たしているということです。丹後の食という点では、まるごと京丹後食育の日とか、地元食材を使ったことであるとかをされていまして、最後のページに学校給食関係、これが平成26年度の京丹後教育というか、ホチキスでとめたもの、あれにまとめが書いてありますが、ここにもありますように、栄養士の配置は小学校4校、それから中学校4校ということで8人が配置されていて、それぞれ分担をしておられるのですが、やはりここにおられるところは行き届いたことができるし、農家との関係にも対応できるということと、あと統合しましたので、今までは小さい学校の単位で地域農家との関係もあって、食材も入りやすかったということがありましたが、統合してしまってそういうことが難しくなったとかいう点もありましたし、それから食育関係では、この食育だより、丹後中学校で教諭が毎回出しておられるのですが、この中にもアンケートをして食育、朝食であるとか、学校給食についてのアンケートをして、それを返していくということで努力をされているということが、やはり食育というのは直接食べることによる教育というのが重要だということで、そのことに重点を置いてしておられるとか、農業、漁業、あるいは調理員生徒関係をつくっていくとかいうことが非常に大事だと思いました。  それからこの食育ネットワークの広がりをつくるという点で、非常にどこが責任を持ってこういうことを推進するのかということがネックになっているということで、流通であるとか小売店との関係であるとか、農家との関係などは誰が手を焼いてきちんとネットワークをつくって地産地消を進めるというようなことが非常に課題として感じました。そのようなところでした。 ○(吉岡豊和委員長) ありがとうございました。  最後雄飛会ですが何も書き物が提出されておりません。済みません。口頭で申し上げます。  雄飛会は5月の下旬にミラノで行われています食の万博、小浜市、そこは条例も一番最初につくられていたので、そこに視察に行こうかと思っていたのですが、その食の万博に出展するということで、10月いっぱいまで視察対応ができませんということで行けませんでした。  その後、7月10日に本市の現状を調査しようということで、食育推進基本方針について各担当課から現在の本市の現状についていろいろと調査いたしました。主に学校給食に関することが多かったです。それから地産地消の件、それから生物多様性を含む農業推進計画、この中でも食育地産地消ということがありますので、この件についても説明を受けました。この中でも一番印象に残ったのは、今は結局基本方針ですが、今後この方針に基づいて計画や条例を制定する考えはどうなのかということを聞きましたが、条例化についてはそこまでは考えていないということでしたので、なかなか議会から条例化ということは難しいかなと感じたところです。  その後盆後にも白山市の食に関することで視察をお願いしたのですが、これも日程調整がつかず、結局現地の視察が行われておりませんが、市内の状況を調査したということで終わっています。  以上です。  各会派からこれまでの調査状況を発表していただいたのですが、今後についてということですが、各調査、研究を発表していただきましたので、もし質問などがどこかの会派にあれば少し内容を深めたいと思いますがいかがでしょうか。  それでは丹政会の報告について何かあれば。急なことですからなかなか質問しにくいかもわかりませんが。  松本経委員。 ○(松本経委員) 今治市は最初に宣言があって、宣言でまちをこういう方向にというふうな形で旗を上げて、そのあと条例にされたと、南国市はそういう宣言があったのかどうか。 ○(谷津委員) 南国市は教育委員会食育に関する計画を先にどんと出した。それにまちづくり条例がのっかる感じ。まちづくり条例今治市も南国市も両方ないのですが、その食に関するもの、そのものがまちづくり基本条例、だから非常に明確、それしかないという、そういうような形で、市民の皆さんにも本市のまちづくりはこれですよというのがそのままのネーミングという形になっている。市民の協力が受け入れやすいのかなという印象は受けました。 ○(吉岡豊和委員長) ほかにございませんか。 ○(谷津委員) 南国市はもともと教育委員会が所管して、それが結局健康増進につながるということで福祉課に事務局をおいて、健康増進を含めてしているという。  プロジェクトチームをつくっておられて、退職された職員OBの方がそのプロジェクトリーダーをされて、今でも牽引していただいているという格好です。 ○(松本経委員) 担当する課によって色合いが大分。 ○(谷津委員) それは物すごく印象を受けました。 ○(松本経委員) 氷見市は商工のブランド推進課の課長だったのですね。まちのブランド推進課のような課長が。そこが担当でしたので。どうしても観光、地域産業農業、漁業というブランド化を引っ張るというような色合いが強かった。 ○(谷津委員) 会派視察ではないのですが、それこそせんだって産建の委員会でも視察に行ったとき、食に関することで奥州市に行かせていただきました。ここも食の黄金文化奥州というキャッチコピーを挙げて、地域6次産業化ビジョンというものを掲げてされておられるのですが、ふつうは6次産業化というと農業から販売までという流れなのですが、そこをあえて頭に地域ということを入れてしているのですが、これはほかの産業とも連携して、要は6次産業化を地域としてどう考えるかというスタンスでしているのです。  当初は農林にあった推進課、担当部局を総合企画部へ移動をして、地域産業にどう派生をさせていくかというようなことに、取り組みはまだ始まったばかりなのですが、そのビジョン策定に当たっても、これまで市が掲げてきた計画が計画だけで終わっていないかというところに最初に疑問点を置いて、そこを検証することも含めて民間に積極的に入っていただこうということで、民間を入れてビジョン策定チームをスタートされたという。民間の、要はこのまちを何とかしてやろうという人の意見を取り入れながら、今できることからやろうということでトライアルプロジェクトをビジョン策定と並行してしていって取り組んでいるというようなこともあったりして、一定何か活動が見えるところはうまく市民を巻き込む手だてを持っているなということは物すごく感じました。 ○(吉岡豊和委員長) ありがとうございます。  それでは、清風クラブについてございませんか。  松本聖司委員。 ○(松本聖司委員) きときとの条例ができて、その下に実施する計画ということで、これ、平成20年にできていますので、できてからもう7年経過しようとしているのです。特に計画の具体的な手法のようなところで、効果のことがもう少しわかる範囲で結構ですから説明がいただければありがたいかなと思っております。 ○(松本経委員) 済みません、効果の調査まで、多分できていないと思います。会派で本当に我々も政務活動費を使っていくのであれば、報告書を書かなければならないということでもっとあれこれ聞いたと思いますが、それ以前の視察であったので。 ○(松本聖司委員) 感じとしてはどのような感じでしょうかね。ぶりとかそういうまちなので、一定その条例ができたことによって意識づけや推進が進んでいるという感じですかね。 ○(吉岡豊和委員長) 松本経委員。 ○(松本経委員) 会派政務活動費ができる前に行った視察なので、報告書をきちんとそこまで挙げなければならないということの意識がなかったのでまとめてはいなかったのです。ただ印象としては先ほど少し説明したように、これしかない、うちのまちはこれだというその意識が職員からもう強烈に発されるわけです。やはりそれは条例があって、うちはこれでいくという一つの方向が示されているということ。 ○(松本聖司委員) 条例をつくったことに意味がある。 ○(松本経委員) そこにやはり意味があって、その担当課がブランド推進課という名前、少し正式な名前は忘れましたが、うちのまちはこれだというのを、やはりそこまできちんと職員に浸透できているというのが、施策がどういう効果を挙げていたかというのは細かいところまではできませんでしたが、例えば今言ったような民間資本が入った道の駅の整備であるとか、そういうのは十分進んでいるなという印象、メニューとか、地元レストランとか食堂がそういう氷見三昧というメニューであり、それを発信すると、そういうしかけづくりを次々にしているなということは聞いてきました。参考丹後三昧もいいなという話をしたということですね。そういう取り組み条例があり進んでいるなという思いでした。 ○(吉岡豊和委員長) ありがとうございました。ほかに。    (「なし」の声あり) ○(吉岡豊和委員長) それではなければ、松本聖司委員視察に対して御質問があればお願いします。  松本経委員
    ○(松本経委員) ユネスコのこれはどういう、鶴岡はもともとそういうものがあってユネスコもあり、条例もありのような、時系列でいったらどういうことですか。 ○(吉岡豊和委員長) 松本聖司委員。 ○(松本聖司委員) ここにはもともと条例がない、今でも条例はないのです。条例はないのですが、ただ平成20年前後からこの食のまちづくりをしていこうという動きがあって、ユネスコにも登録したいというようなこともあったようですが、中国が少しネックになっていて、登録する審査が数年ストップしていたようで、それで登録には至らなかったということですが、それこそ国の食文化創造するまちというようなことで、国からの100%の補助金をいただいて、平成20年ごろからそのような取り組みはしておられたようで、基本的に庄内平野のど真ん中にあるところですし、海もありますし、標高2,000メートル級の山もあるということで、自然環境が非常に豊かだというようなことでして、そういうようなこともあって、やはり食を推進するというようなことは根底には長いことずっとあったようですが、組織を立ち上げたのが平成20年を少し過ぎた時分からというようなことですが、山形大学農学部の取り組みはそれ以前の早い段階からずっとあったというようなことが根底にあるようですね。  ただ今後、別のネットで調べた環境で見ると、なかなかこのユネスコ登録というのは結構敷居が高いのではないのかなということは思いましたが、地域にある伝統や食文化を掘り起こして価値を再確認するということはあってもいいことかなというふうな印象は受けましたね。 ○(吉岡豊和委員長) よろしいでしょうか。  ほかにございませんか。  なければ共産党に対しての質問あればお願いします。  和田委員。 ○(和田委員) アンケートで少し気になったのですが、アンケートの4月6日の表ですが。  これを見ますと、家で何を食べているのだろうと本当に思ったのです。 ○(田中委員) そういう実態が反映していると思います。 ○(和田委員) 食生活というのは家が大事だというのが、本当に食育にすごく役立つかなと思ったのですが、そういう話ではなかったのですか。 ○(吉岡豊和委員長) 田中委員。 ○(田中委員) 次のもう1枚のナンバー3に朝何を食べましたかというアンケートがあります。これを見ると主食のみとか、飲み物だけとか、主食プラス飲み物、おかず一品とか、こういうものが子供たちの朝の食事になっているのですね。多いですね、50%とか53%とか。全体が何を食べている、どういう食事をしているというところまでは聞くことはできていないのです。しかし、学校給食は楽しみにしているということは、このグラフからわかる。 ○(吉岡豊和委員長) よろしいでしょうか。  ほかにありませんか。    (「なし」の声あり) ○(吉岡豊和委員長) それでは雄飛会に対して何かありますか。  特にないようですから、ここで10時45分まで休憩します。                休憩 午前 10時32分                再開 午前 11時22分 ○(吉岡豊和委員長) それでは休憩を閉じ、委員会を再開いたします。  今後のスケジュールについて、また考え方について少し皆さんの御意見をお聞きしたいと思います。松本経委員。 ○(松本経委員) 今後のスケジュールですが、私は議員提案の条例化を目指してほしいと思っております。その理由は、そもそもこの特別委員会は議長のもとで各会派政務活動費を使って調査研究した成果を市民に政策として返すということを実現するために議長のもとでできた委員会だということから、一定責任を果たす必要があると思いますし、そのためには条例の前の宣言でもいいのではないかという意見も確かにありますが、宣言で終わらずに、やはり最初から条例提案を目指すということにしておいて、各種団体の意見を聞いたり、まちのあるべき方向の議論を深めるということが必要かなと思います。日程的にいうと、12月議会条例案は難しいというふうに思いますので、3月議会中を一つのめどとして、逆算してそれについていろいろな準備をしていくということが現実的かなと思っております。 ○(吉岡豊和委員長) ほかに御意見があればお願いします。    (「なし」の声あり) ○(吉岡豊和委員長) よろしいですか。  市担当部と意見交換の予定なのですが、その意見交換までにもう少しこの委員会としても意見をまとめる必要があるという意見もありますので、今後の委員会とスケジュールについて少し委員長から提案させていただきます。次回は10月19日午後3時から特別委員会を開催して、できればもう少しこの委員会としての方向性を集約していきたいと思います。  それから11月2日9時から、担当部との意見交換ということで開催したいと思いますが、市当局、部長、課長も一緒に意見交換ということでお願いいたします。  以上、2点提案させていただきましたが、御異議ございませんでしょうか。    (「異議なし」の声あり) ○(吉岡豊和委員長) 異議なしと認めます。  ほかに何かあればお願いいたします。    (「なし」の声あり) ○(吉岡豊和委員長) ないようですから、これで終わらせてもらってよろしいでしょうか。  これで委員会を終了いたします。本日は御苦労さまでした。                               閉会 午前11時26分 ┌─────────────────────────────────────────┐ │                                         │ │会議の経過を記載して、その相違ないことを証するため、ここに署名する。       │ │                                         │ │                    委員長   吉 岡 豊 和        │ │                                         │ │                    署名委員  田 中 邦 生        │ │                                         │ └─────────────────────────────────────────┘...