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令和3年3月16日都市環境常任委員会-03月16日-01号

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  1. 八幡市議会 2021-03-16
    令和3年3月16日都市環境常任委員会-03月16日-01号


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    最終取得日: 2021-10-04
    令和3年3月16日都市環境常任委員会-03月16日-01号令和3年3月16日都市環境常任委員会  都市環境常任委員会記録 1.日時  令和3年3月16日(火) 午前10時 開会 1.場所  第1委員会室 1.案件  ・付託案件         議案第13号 八幡市営石清水八幡宮自転車駐車場条例案         議案第14号 八幡市移動等円滑化のために必要な特定公園施設の設置に関する基準を定める条例の一部を改正する条例案         議案第23号 八幡市道の路線の認定及び変更について       ・都市環境常任委員会の所管に属する事項 1.出席委員  菱田明儀委員長     福田佐世子副委員長         山田美鈴委員      横須賀生也委員         奥村順一委員      太田克彦委員         中村正公委員 1.欠席委員  な  し 1.理事者   堀口文昭市長            森下 徹副市長
            山田雅義副市長         山田俊士環境経済部長        小島隆司環境事務所長         小西道宏環境経済部次長(農業委員会事務局長)         山口将司環境保全課長        武田直樹環境保全課長補佐         青山欣生環境業務課長        倉田三子環境業務課長補佐         日根青樹農業振興課主幹         大洞真白商工観光課長        寺本正知商工観光課長補佐         小坂富美子農業委員会事務局主幹         東  睦都市整備部長        田中賢治都市整備部次長         藤田範士都市整備部次長         森本芳文都市整備課主幹       小川友基都市整備課長補佐         安部賢一郎管理・交通課長      増永浩子管理・交通課長補佐         坂井隆治道路河川課主幹       多賀正記道路河川課長補佐         家村聡一住宅管理課長        永井 哲住宅管理課長補佐         武用権太上下水道部長        澤田健二上下水道部次長         木下章伸経営課長          正田貴史経営課長補佐         吉田行広上水道課長         吉岡昭和上水道課主幹         亀井雅史下水道課主幹        角野一成下水道課長補佐 1.議会事務局   南本 晃議会事務局参与      尾亀永敏議会事務局次長           梶原寛人議会事務局議事調査係長                  午前10時00分 開会 ○菱田明儀 委員長  おはようございます。ただいまより都市環境常任委員会を開会いたします。  都市環境常任委員会の開会に当たりまして、一言ご挨拶をさせていただきます。  年が変わりまして、月日のたつは早いもので、もう3月中旬になります。桜の花の便りをちらほら聞くような陽気な気候になって、心も和む時期になってきまして、気持ちを新たにしなければいけないと思っております。  その反面、コロナ感染の収束が見えない状況の中で、市民の皆様の生活実態は大きく変化しているという状況を感じているところであります。企業においても、商業においても、大変な厳しい状況の中で頑張っておられる姿を見ていると、まだまだこの状態が続くのは大変だなと個人的に思っているところでございます。  その中で、令和3年3月11日現在の帝国データバンクの情報を見てみますと、全国で法人及び個人事業主の1,150件が倒産したと報告されております。特に飲食店の倒産が多いということも言われております。その中で私自身考えているんですけども、3月14日付の産業新聞を見ていますと、政府や専門家が、現在の対策ではこれ以上改善は見込めないと限界を言われています。宣言はもう効かない、早く緊急事態宣言を解除するしかない。東京都では下がり止めが続いているということで、先日テレビ等で報道がありました。春になると花見客が増える、そして人がたくさん出て、第4波が広がる状況ではないかと心配しているのは私だけではないと思います。  先日、参議院のテレビを夜中12時頃に見てみますと、やっぱりコロナの議論が全然ないわけですね。人の揚げ足を取るような議論ばかりしていて、国民を見ていて、やはり今何をやるかといったら、そういう対策を取って、景気回復とか人の心を温かくするような取組をしっかりと国が示して、各都道府県がそれを受けてしっかりと取り組む。専門家の意見を見ていますと、やはりマスク、手洗い、そして3密を避けてきちんと守ればコロナは防げると。  この間テレビを見ますと、路上でお酒を飲んでいる若い人がおるんですね。そこで5人固まって騒いでいると。これは何ぼ何でもコロナの感染する一つの要因かなと。日曜日に家内と食事に行ったら、若い5人が食事しているわけですね。大きな声でしゃべっているんですよ。飲食店の紙に声を出さないで食事してくださいと書いているんですね。密を避けてくださいと書いているけど、帰りに店の人に言ったんですよ。やっぱり注意しなければいけないと。この状態だったらコロナに感染するから、店にも影響がかかるよと。だからやっぱりしっかり気をつけてもらわないと。そしたら言いますと言っておられました。そんな状況で、私自身はコロナの対策をしっかり取ってもらわないといけないと。  その中で、新型コロナの影響でアンケートを取られている部分があるんです。これをちょっと紹介します。皆さんに当てはまるかどうか分かりませんけど、六つあるんですが、一つは「外出を控えるにようになった」というのが60%、「家族や友人と会えなくなった」41%、「交流施設などへ行く機会が減った」22%、「経済的に厳しくなった」16%、「気持ちが塞がりがちになった」13%ということで、こういう状況が皆さん方のアンケートの中で、さすがにコロナでもう本当に困っているという状況がかいま見られます。  京都府は2月28日に緊急事態宣言が解除されましたから、今言ったように最近は解除されてから一気に、日曜日になって私も家内と買物に行きますと、イズミヤなんて人が密どころではなしに、もう引っついている状態。この状態ではもう私、車で待っていたんですけど、すごく多い。人の感覚というのは、解除されたらもう全てが終わったような感覚を受けました。これではやっぱりコロナ対策はなかなか難しいなということで、私が考えておりますのは、いま一度市民にコロナ対策の周知を、我々の市もそうですけども、国・府、市もしっかりと周知をもう1回していただいて、オリンピックも控えておりますので、この辺をしっかりと切にお願いしておきたいと思います。  結びに、委員長として、この本委員会が前期の最後になります。5月になればまた委員の改選がありまして、委員が替わります。2年間、閉会中の審査も含めて、福田副委員長と2人でしっかりやってきたつもりでございますけども、不十分な点もあったと思います。さらに、次にまた都市環境常任委員になられる方もおられますけれども、しっかりと議論していただいて、八幡市の発展のために議論できるような場にしていただいたら委員長として幸いかなと思いますので、ひとつこれをお願いしてよろしくお願いします。  本日は付託案件と報告の件がたくさんあります。質問はちなみに115件あるんです。結構ありますので、委員長として配慮しながら進めますけども、委員の皆様には簡潔に質問していただいて、理事者については明快なご答弁をお願いして、挨拶に代えさせていただきたいと思います。ありがとうございます。終わります。  堀口市長。 ◎堀口文昭 市長  皆さん、おはようございます。都市環境常任委員会の開催に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。  ちょうど今年は、追悼放送もさせていただきましたけれども、東日本大震災から10年、それから熊本地震は4月16日、1か月後ですね。これは本震、前震の問題で14日が前震だとなりましたけども、本震がありまして、2016年、平成28年でございますので、これがちょうど5年ということで、5年、10年という日本における災害の区切りの年にもなるようでございます。  そのような中で3月中旬を迎えまして、寒さも大分緩んでまいりました。今年も桜の開花の便りがニュース等で届く季節になりましたけれども、残念ながら2年連続で背割堤での桜まつりは中止させていただいたところでございます。先ほど委員長からのご挨拶にもございましたように、緊急事態宣言は2月28日に解除されたところでございますけれども、市としても引き続き感染拡大予防対策に努めてまいりますとともに、新型コロナワクチン接種対策本部を設置して準備を進めているところでございます。  本日は菱田委員長、福田副委員長をはじめ各委員におかれましては、ご多忙のところ都市環境常任委員会を開催していただきまして誠にありがとうございます。私どものほうから当委員会に付託させていただきました案件は、議案第13号の八幡市営石清水八幡宮自転車駐車場条例案ほか2議案でございます。その他報告事項といたしまして、都市整備部から7件、上下水道部から2件、環境経済部から4件の合計14件を報告させていただく予定としております。よろしくご審査賜りますようお願い申し上げまして、開会に当たりましてのご挨拶とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。 ○菱田明儀 委員長  お諮りいたします。  本日の審査につきましては、本委員会に付託を受けました議案第13号、八幡市営石清水八幡宮自転車駐車場条例案、議案第14号、八幡市移動等円滑化のために必要な特定公園施設の設置に関する基準を定める条例の一部を改正する条例案、議案第23号、八幡市道の路線の認定及び変更について、以上3件の審査と本委員会所管事項の審査を行いたいと思います。場所の都合上、説明員の入替えを行いながら進めることとし、順序といたしまして、1.議案第13号、議案第14号、議案第23号の審査、2.都市整備部所管事項の審査、3.上下水道部所管事項の審査、4.環境経済部所管事項の審査、以上の順序で審査を行いたいと思います。これに異議ございませんか。          (「異議なし」と言う者あり) ○菱田明儀 委員長  異議なしと認め、そのように進めさせていただきます。  なお、報告資料につきましては、事前に委員の皆さんにお届けいたしております。  これより議案第13号、八幡市営石清水八幡宮自転車駐車場条例案の審査に入ります。  本案につきましては、既に提案理由の説明を受けておりますので、直ちに質疑に入ります。  質疑ございませんか。  横須賀委員。 ◆横須賀生也 委員  おはようございます。八幡市営石清水八幡宮自転車駐車場条例案について質問させていただきます。現在の石清水八幡宮駅自転車駐車場の所有権は、公益財団法人自転車駐車場整備センターにあるのか、どのようになっていますか。  以上1点、よろしくお願いします。 ○菱田明儀 委員長  増永管理・交通課長補佐。 ◎増永浩子 管理・交通課長補佐  横須賀委員のご質問にお答え申し上げます。  石清水八幡宮駅自転車駐車場の所有権につきましては、従前から建屋については公益財団法人自転車駐車場整備センターが所有しております。底地は八幡市が所有しております。  以上でございます。 ○菱田明儀 委員長  横須賀委員。 ◆横須賀生也 委員  ご答弁ありがとうございます。建屋の所有権のみ現在、公益財団法人自転車駐車場整備センターにあるということで分かりました。議案書の説明書の中で、本市が公益財団法人自転車駐車場整備センターから本自転車駐車場を譲り受けると記載されていますが、本市が譲り受ける際に金銭等のやり取りは発生するのですか。  以上、よろしくお願いします。 ○菱田明儀 委員長  増永管理・交通課長補佐。 ◎増永浩子 管理・交通課長補佐  引き続き横須賀委員のご質問にお答え申し上げます。  このたびの自転車駐車場の譲渡につきましては無償譲渡でございます。 ○菱田明儀 委員長  ほかにありませんか。  奥村委員。 ◆奥村順一 委員  それでは、同じく自転車駐車場条例につきまして3点お伺いしたいと思います。  まず一つに、今回の条例制定に伴い、利用者にとってみて今までと異なること、例えば利用可能対象車種、また、利用時間、利用金額など、ほかにもあればご紹介いただきたいと思います。  2点目として、第5条に開場時間のことがうたわれております。その中で第1項に、市長が必要と認めるときは開場時間を臨時に延長し、または短縮することができると記されておりますが、分かる範囲で結構なので、どのような場合があるのか、想定されることをお聞かせいただきたい。  次に、第8条、使用料ですけれども、別表に金額が記されておるんですが、近隣に同じ駐車場などの預かり場所があると思います。民間の駐輪場があると思います。そことの価格の差異について、使用区分ごと、すなわち自転車、原動機付自転車、小型自動二輪それぞれについて、一時使用ほか区分があると思いますが、異なるところがあれば教えていただきたいと思います。  以上3点、お願いいたします。 ○菱田明儀 委員長  増永管理・交通課長補佐。 ◎増永浩子 管理・交通課長補佐  4月1日から本市の運営となることによる変更点につきまして、お答え申し上げます。  利用可能対象車種及び利用時間に変更はございません。利用料金につきましては、自転車の一時使用料160円であったものが150円に、原動機付自転車、一時使用料260円であったものが250円に値下げいたしました。定期使用の料金につきましても、これに伴い値下げを行うことといたしました。なお、その他の変更点についてはございません。  次に、条例案第5条にあります駐輪場の開場時間を臨時に延長、短縮する具体的な事例につきましてでございます。年末年始の京阪電車の終夜運転に合わせた延長や、臨時の場内整備などの際に利用時間を短縮する場合などが考えられます。  次に、近隣民間の自転車預かり場所との金額の差異でございますが、新たな料金につきましては、周辺民間駐輪場の料金体系を踏まえ決定いたしましたため、ほぼ同額の設定となっております。  以上でございます。 ○菱田明儀 委員長  奥村委員。 ◆奥村順一 委員  ありがとうございます。ということは、料金についてですけれども、この3月31日までは近隣の民間同業よりも10円ぐらい高かったと認識していいのかなと思います。心配しておったのは、値下げをされることによって、民業圧迫ではないけれども、近隣への価格影響はどうかと心配していましたので、今ので分かりました。  以上で結構です。ありがとうございます。 ○菱田明儀 委員長  中村委員。 ◆中村正公 委員  ダブる質問は省きますが、平成12年にこの公益財団法人自転車駐車場整備センターと八幡市の間で協定を結んで開設されたということですが、そのときの協定の中で、最初は概ね15年と報告事項の中にもありますけども、期限の15年たって平成28年、そこでまた協議されたと思うんですが、それで5年間の延長とされていきまして、それで今回が自転車駐車場整備センターからの譲渡という形になっています。  一つは利用状況について、開設時と、平成28年に延長されましたけども、その平成28年度の利用状況、そして5年延長された現在の利用状況を、自転車、バイクという形で利用率で教えてください。  料金に関しては分かりました。ただ、確認ですけども、基本的に1回の預かりは自転車もバイクも下がっている、定期も値下げしたということでしたが、表を見ると、学生の1か月が自転車で2,400円ですよね。3か月定期で、これは現在のものだと思うんですけど6,800円が同じく6,800円。これはどういうことなのか教えてください。  以上です。 ○菱田明儀 委員長  増永管理・交通課長補佐。 ◎増永浩子 管理・交通課長補佐  中村委員のご質問にお答え申し上げます。  まず、石清水八幡宮駅自転車駐車場の利用率についての変遷でございます。自転車駐車場を開設しました平成13年度の利用率につきましては、自転車が約80%、バイクが約85%、そして当初の返還期限でありました平成28年度は自転車が約40%、バイクが約34%。そして、現在はデータが直近で令和元年度になります。令和元年度は自転車が約22%、バイクが約29%となっております。  次に、学生の定期使用料のご質問でございますが、これにつきましては一律で値下げしたというのではなくて、ある一定の計算をして、割り返しで四捨五入で計算して、全体的には下がっていますが、一部は据置きというところもございますので、その辺はご了承いただきたいと思います。  以上でございます。 ○菱田明儀 委員長  中村委員。 ◆中村正公 委員  ありがとうございます。利用状況を見ますと、やはり開設時からして物すごい落ち込みですよね。それはいろいろな条件というか理由があると思うんですが、15年なり、また5年延長とされてきましたけど、今の時点でこういうふうな落ち込み、こんな状況になっている主な原因というのは何だとお考えでしょうか。  それから、そういう中で市が今度運営していくわけですけども、使用料金の収入のこれからの見込みはどんなふうにお考えでしょうか。  以上です。 ○菱田明儀 委員長  増永管理・交通課長補佐。 ◎増永浩子 管理・交通課長補佐  中村委員のご質問にお答え申し上げます。  自転車駐車場が年々利用者が減少していることにつきましての分析でございますが、はっきりと言い切ることはできませんけれども、やっぱり鉄道の利用者自体が減っているということが大きな要因の一つと考えられます。少子・高齢化の中で公共交通機関全体の利用者が減っていることが大きな原因と考えております。 ○菱田明儀 委員長  安部管理・交通課長。 ◎安部賢一郎 管理・交通課長  中村委員の再質問にお答え申し上げます。  今後の見込みでございますけれども、コロナ禍において、今年度も5月頃は利用率が10%台までかなり落ち込んだという状況でございますが、その後20%台前半まで駐輪場の利用率は回復しておりまして、来年度からの経費としては、使用料を下回る経費で今の時点ではいけると考えておりますので、今後についてはその収支状況を注視していきたいと考えております。 ○菱田明儀 委員長  中村委員。 ◆中村正公 委員  ありがとうございます。利用が落ちているというのは、少子化とか鉄道利用者の減少。先ほど、この建物だけを財団法人が持っていて、土地は市のもので始まったということですが、そもそも平成12年の開設当時に公の施設として開設ということは考えなかったのかどうか。
     それと今後、今これだけ利用率が下がる中で、市の収入が減っているわけですし、料金の改定とか、その辺のことは想定されるのでしょうか。  以上です。 ○菱田明儀 委員長  安部管理・交通課長。 ◎安部賢一郎 管理・交通課長  中村委員の再質問にお答え申し上げます。  まず、1点目の公の施設として考えなかったのかどうかということでございますけれども、これにつきましては、平成12年度に自転車駐車場整備センターに、放置自転車の対策としてこちらが駐輪場の開設をお願いしまして、駐輪場として、放置自転車対策として開設したものでございます。  今後の料金の改定でございますけれども、先ほどもご答弁させていただきましたが、近隣の駐輪場との均衡もございますので、現在の料金が妥当であると考えております。今後は利用率等も注視しまして、改定するかどうかは検討していきたいと考えています。  以上です。 ○菱田明儀 委員長  堀口市長。 ◎堀口文昭 市長  最初の1点目の質問の趣旨としては、当初から公の施設として考えなかったのかということですね。先ほど安部課長が申しましたように、放置自転車対策として公益財団法人にお願いしたと。そうすると、当然向こうの費用で、向こうの所有権ですから建ててもらいます。そうすると、そこで収益を上げてもらわないと公益財団法人もできない。だから、一挙にするんだったら市のお金で建てる。ということは当然公の施設で運用をお願いすることになるんですが、これは市のお金ではなくて公益財団法人のほうで建てていただきますので、まず収益全体でしてもらうと。それで赤字だったらどうなんだということですが、これは全国の財団法人の駐輪場の収支で全体をカバーしていただいていますので、当初八幡市駅のほうは黒字でございまして、ですから、修理とかそのような部分については結構優先的にやっていただいた部分もあります。でも、赤字になっても全体で黒字になっていますから、当然経費節減等はされますけれども、期限までは責任を持って財団法人がしますよという形になっています。  ただ、いつまでもということになってくると赤字にもなってきて、やはりそこはもう限界がきた中で、市としてもいつまでもお願いしますということはなかなかできないということで、今回市としても無償譲渡を受けて、それから、もともと市が引き受ける場合は条件として無償譲渡していただけるというのが前提になっておりまして、それは先ほど言いましたように、トータルとして建設費用を含めて財団法人が一定のコスト回収をできるという見込みが立っていて、それでされて、一部赤字になっても全体としてはペイしているということですので、それは公益目的に資したので、あとは市がやってくださいねというような形で、今回公の施設としてさせていただいたと。  ですから、市はお金を1銭も出していません、土地を提供しているだけですよということなので、当然お金を出していないですから、全体の収支関係は、やっぱり公益財団法人といえどもちゃんと収入がなかったら駄目ですから、そこはちゃんと切りがついた段階で市にお返しするというようなことですので、それはやっぱり建設費用との関係がございますので、当初から市の公の施設にする場合は、当時市としてノウハウも何もありませんでしたから、財団法人にお願いしたというようなところでございます。 ○菱田明儀 委員長  中村委員。 ◆中村正公 委員  大体分かりました。今後管理というか、シルバー人材センターとかが行っておりますけども、どういうところに管理をお願いするかは決まっているんでしょうか。 ○菱田明儀 委員長  安部管理・交通課長。 ◎安部賢一郎 管理・交通課長  直営後の管理につきましては、今の時点では自転車駐車場整備センターに委託する予定をしております。  以上です。 ○菱田明儀 委員長  ほかにありませんか。  太田委員。 ◆太田克彦 委員  それでは3点ほどになりますが、疑問に思っていることをお聞かせいただきたいと思っています。  この条例案文の中で、文言としてもなかなか読み解けない部分があるので、例えば一つには、第2条において定められている(1)のところで、自転車に関して、三輪、四輪の自転車についても本駐車場利用の対象車両と理解していいのかという疑問が出てきたんです。ここで自転車のサイズ的なことが書かれているんですけど、これはあくまで車輪が二つと理解するのか。それとも、ご存じのとおり奥様方がお買物に行かれるとき、割とご高齢の方が多いかと見受けられるんですけど、三輪の自転車に乗ってお買物に行っておられる方もよく目にしますし、レジャー系で目にするのは四輪の自転車もあります。そういうものはこの対象車両となるのかどうかが気になったので、それをまず理解させていただきたいと思います。  それともう一つが、同じように小型自動二輪もあくまで二つの車輪の二輪車なのかというのが疑問で、三輪、四輪は同じようにどうなるのか。含むのか、含まないのかというのが気になります。  第9条で使用料の減免のことが書かれているんですけど、ここで、市長は特別の理由があると認めるときは使用料を減免し、または免除することができるとあるんですが、ここでの特別な理由というのは例えばどんな場合になるのかというのもお聞かせいただきたい。併せて第10条の還付についての考えもお聞かせいただけませんでしょうか。  以上です。 ○菱田明儀 委員長  増永管理・交通課長補佐。 ◎増永浩子 管理・交通課長補佐  太田委員のご質問にお答え申し上げます。  まず1点目、条例案第2条に定められております自転車につきましては、三輪、四輪の自転車もその対象となり、料金は二輪の自転車と同額でございます。また、小型自動二輪バイクにつきましても、三輪、四輪バイクにつきましても、平置きスペースに駐車可能なものであれば対象車両とさせていただきます。  次に、同条例案第9条に当たります使用料を減免または免除することができる特別な理由といたしまして、減免につきましては、学生や障害をお持ちの方の利用を想定しております。また、免除につきましては、具体例はございませんが、何らかのイベント開催での使用など公用使用等を想定しております。また、料金の還付につきましては、定期使用などで途中で解約された場合が想定されます。  以上でございます。 ○菱田明儀 委員長  太田委員。 ◆太田克彦 委員  ありがとうございます。概ね理解させていただきました。基本的には三輪、四輪も二輪と同じ扱いだとお聞かせいただいたんですが、恐らく三輪、四輪、特に四輪になってくると、そう多くはないかと思いますし、まれになるのかなと。  ただ、気になるのが、この議案第13号に関わることで、報告事項の中でも一つまた気になること、3番目に自転車の駐車場の運営変更のことが報告事項であるので、そこでも聞かせてもらおうかという部分があるんですけど、基本的に四輪なんかも、三輪でもそうなんですが、自転車の三輪はまだ知れていますけど、特に小型の自動二輪の中で三輪になってくると、サイズ的にも少々スペースを取るのかなと危惧するんですが、市は同じ使用料ということで示していただいていますし、それは利用者にとってはありがたい話だろうと思っております。  今後そういう車両というのは、ある意味特殊車両ですから、これからも増減はそう目立った動きはないのかなと思いますけれども、過去これまでに運営されていた中で、こうした三輪もしくは四輪の駐車に関して利用状況が分かれば教えていただきたいですし、もしくは市民等から何らかのご意見とかお声がありましたら教えていただきたいと思います。  以上です。 ○菱田明儀 委員長  増永管理・交通課長補佐。 ◎増永浩子 管理・交通課長補佐  太田委員の再質問にお答えいたします。  二輪、三輪につきましてのこれまでの利用状況でございますが、申し訳ございません、具体のそのような報告は個別にはこれまで受けておりません。  次に、市民などからの声につきましては、苦情、質問等についてはこちらには伺っておりません。  以上でございます。 ○菱田明儀 委員長  ほかにありませんか。  山田委員。 ◆山田美鈴 委員  通告していなかったんですけど、さきの同僚委員のお話を聞いて分からなかったというか、疑問に思った点がありましたので教えてください。  さきの委員の質問で、近隣の駐輪場をやっている民間の方のお話が出てきました。そこで、料金を調べた上で概ねそんな差異はないという発言だったかと思うんですけども、まず1点目に、何軒か民間の自転車駐輪場があるんですけど、全ての方に金額を確かめていらっしゃるんですか。  2点目が、今回こうやって八幡市が市営としてこの金額でされるということなんですけど、それについて、民間の駐輪場をやっている方からの意見はなかったのかという点をお聞かせ願いたいです。 ○菱田明儀 委員長  増永管理・交通課長補佐。 ◎増永浩子 管理・交通課長補佐  山田委員のご質問にお答え申し上げます。  まず、民間の駐輪場の調査の状況でございますが、2年に1度これまでずっと1軒1軒を回って、料金とか駐車状況、利用状況を直接聞き取りして、これは実は京都府が全体的に調査しているものでございます。それに合わせて八幡市としても調査しているところでございます。それによって把握してございます。  次に、市営駐車場になるに当たってのご意見ということですが、今のところ伺っておりません。  以上でございます。 ○菱田明儀 委員長  山田委員。 ◆山田美鈴 委員  ありがとうございます。料金については2年に1度ということで分かりました。なぜこれを言ったかというと、私自身、息子がいまして、民間の駐輪場を使っているんですよ。今年に入って定期使用はしていなかったんですけど、昨年まで定期使用していたんですが、1か月で3,000円取られていたんですよね。なので、そう考えたときに、仮に料金が今もずっと同じならば、学生になったら2,400円ですよね。600円と、毎月にしてみれば結構大きいのかなと思ったんですね。そうなったときに、何かしら民間の駐輪場の方から今後意見が出てくるのではないかと思ったんです。だから、そうなる前に話合いがあったのかという点で先ほどの2点目の質問もさせていただいたんですけど、2点目ではそんな話とかはないという現状だったんですよね。  今後もし仮に、私自身の息子がやっていたその1か月3,000円という料金が今も続いているのであれば、そういった金額の差によって、営業妨害だみたいな話になってきたりするのではないかとちょっと心配になりました。その点については市としてお考えはどうですか、お聞かせ願いたいと思います。 ○菱田明儀 委員長  東都市整備部長。 ◎東睦 都市整備部長  駐輪場の料金につきましては、先ほども答弁しましたけれども、周辺の施設の料金体系を調べて決定しております。料金については、皆さんそれぞれ示された料金がありますし、八幡市の駐輪場は踏切より遠いところにあるということで、やはり利用のしやすいところ、また料金も見比べてご利用いただけたらと考えております。  以上です。 ○菱田明儀 委員長  山田委員。 ◆山田美鈴 委員  ありがとうございます。分かりました。今後何かしら民間の駐輪場の方が言ってこられたら、またそれなりに対応されるのかなと思っていますので、こういうことがあるということだけはお伝えさせていただいて、終わりにさせていただきます。 ○菱田明儀 委員長  ほかにありませんか。          (「なし」と言う者あり) ○菱田明儀 委員長  これにて質疑を終結いたします。  これより議案第13号の討論に入ります。討論はありませんか。          (「なし」と言う者あり) ○菱田明儀 委員長  討論なしと認めます。  これより議案第13号、八幡市営石清水八幡宮自転車駐車場条例案についての採決をいたします。  本案を原案のとおり決することに賛成の方の挙手を願います。          挙手全員(6名) ○菱田明儀 委員長  挙手全員であります。よって、議案第13号は原案のとおり可決することに決しました。  これより、議案第14号、八幡市移動等円滑化のために必要な特定公園施設の設置に関する基準を定める条例の一部を改正する条例案の審査に入ります。  本案につきましては、既に提案理由の説明を受けておりますので、直ちに質疑に入ります。  質疑ありませんか。          (「なし」と言う者あり) ○菱田明儀 委員長  質疑なしと認めます。  これより議案第14号の討論に入ります。討論はありませんか。          (「なし」と言う者あり) ○菱田明儀 委員長  討論なしと認めます。  これより議案第14号、八幡市移動等円滑化のために必要な特定公園施設の設置に関する基準を定める条例の一部を改正する条例案の採決を行います。  本案を原案のとおり決することに賛成の方の挙手を願います。          挙手全員(6名) ○菱田明儀 委員長  挙手全員であります。よって、議案第14号は原案のとおり可決することに決しました。  これより議案第23号、八幡市道の路線の認定及び変更についての審査に入ります。  本案につきましては、既に提案理由の説明を受けておりますので、直ちに質疑に入ります。  中村委員。 ◆中村正公 委員  2点ほどお聞かせください。  図面で市道の路線位置図を頂いております。その中で、新規認定路線ということで開発されたところが示されていますけれども、何々の何号線というその基準、つけ方、例えば1の隅田口4、5、6と号線がありますが、主な道路から入り口の地点は分かるんですけども、この中で三つに分かれていますが、起点と終点のつける決まりがあるのかどうか。いろいろつけ方を考えるとしたらあると思うんですけども、それがどういう起点なのか。  それと、全部距離が書いてありますけども、大概道路のセンターだと思うんですが、例えば3番の月夜田の14号線というのは何でこんな形で道路がついているか分かりませんけども、ぐにゃぐにゃされていますが、距離は直線でなっています。そういう距離の取り方について教えてください。  それから、もう一つは変更路線ですけども、4の山手幹線の件ですが、山手幹線は市の道路かと思っていたんですが、今回これを見ると美濃山宮道で区分されている。変更区間、既存区間とあるんですが、これについてどういうことなのか。これの説明をもうちょっと詳しく教えていただけたらと。聞くところによると府道が市道になったという話がありますけども、それについて教えてください。  以上です。 ○菱田明儀 委員長  増永管理・交通課長補佐。 ◎増永浩子 管理・交通課長補佐  中村委員のご質問にお答えいたします。  道路認定は、道路法第9条により、起点、始点、重要な経過地等を示すこととされております。本市の場合、その距離につきましては、路線の起点、終点、曲がり角等の道路形状の節目となるポイントの中心点を結んだ線を測定しております。  次に、山手幹線に関する質問でございますが、山手幹線は1本の道路ではございますが、道路の管理者の区分により便宜上分かれているものでございます。  以上でございます。 ○菱田明儀 委員長  中村委員。 ◆中村正公 委員  ありがとうございます。距離の取り方は分かったんですけど、何号線のつけ方ですが、これは隅田口のこのつながっているところ、それの決まりがあるのかどうかだけ教えてください。 ○菱田明儀 委員長  東都市整備部長。 ◎東睦 都市整備部長  中村委員の再質問にお答えいたします。  名称につきましては、通称というか、今ここにお示ししているような道路認定につきましては、当該地の字名を取って、それに何号線と、6号線まで行ったときは7号線からというような格好で号線をつけております。  あと、山手幹線などにつきましては、都市計画道路とか幹線道路という名称がついているところについては、それを市道名という具合になっております。  以上です。 ○菱田明儀 委員長  ほかにありませんか。  奥村委員。
    ◆奥村順一 委員  2点聞かせていただきたいと思います。  この際ひとつ勉強なので教えていただきたいんですが、新規認定道路についてですけれども、開発行為などで供用されて、それから認定するまでの期間というのは何か制約があるんでしょうか。いつまでに認定をしなければならないという期間があるかどうか。  2つ目に、仮にその期間を超えて認定することになった場合、罰則のようなものがあるのかどうか、教えていただきたいと思います。  次に2点目ですけれども、道路変更になりました山手幹線の約1,249メートル分、南山からの分ですが、今のお話で府道から市道になった経緯、またその理由を教えていただきたいと思います。  それと2つ目に、府道から市道になることによって、利用される方々にとってみて、例えば速度規制とか、そういう変更点があれば教えていただきたいと思います。  以上、大きく2点お願いいたします。 ○菱田明儀 委員長  増永管理・交通課長補佐。 ◎増永浩子 管理・交通課長補佐  奥村委員の質問にお答えいたします。  市道の新規認定につきまして、認定を行うまでの期限また罰則につきましては、規定したものは特にございません。  次に、山手幹線市道認定の理由と経緯でございますが、府道八幡京田辺インター線につきましては、現在山手幹線を北上して国道1号に接続しておりますが、令和5年の新名神高速道路の全線開通に合わせて側道として整備され、直接国道1号へ接続する新たなルートにつけ替わる計画でございます。これに伴い、京都府、八幡市の道路の管理分担の移動が必要であることから、現在の府道の一部を京都府から本市へ移管する準備として市道認定を行うものでございます。  次に、これによる利用者への影響でございますが、府道から市道へ移管されましても、通行、走行される方への影響は特にございません。  以上でございます。 ○菱田明儀 委員長  ほかにありませんか。          (「なし」と言う者あり) ○菱田明儀 委員長  これにて質疑を終結いたします。  これより議案第23号の討論に入ります。討論はありませんか。          (「なし」と言う者あり) ○菱田明儀 委員長  討論なしと認めます。  これより議案第23号、八幡市道の路線の認定及び変更についての採決をいたします。  本案を原案のとおり決することに賛成の方の挙手を願います。          挙手全員(6名) ○菱田明儀 委員長  挙手全員であります。よって、議案第23号は原案のとおり可決することに決しました。  ここで説明員の入替えを行いますので、暫時休憩します。                  午前10時52分 休憩                  ――――――――――――                  午前10時58分 再開 ○菱田明儀 委員長  休憩前に引き続き、会議を開きます。  これより都市整備部所管事項の審査に入ります。  都市整備部より報告事項がある旨、申出を受けております。  それでは報告願います。東都市整備部長。 ◎東睦 都市整備部長  都市整備部から報告事項が7件ございます。各担当からご報告申し上げます。よろしくお願いします。 ○菱田明儀 委員長  小川都市整備課長補佐。 ◎小川友基 都市整備課長補佐  都市整備課より、八幡市立地適正化計画の策定について報告いたします。  本件につきましては、前回の本委員会にて計画素案の内容について報告いたしました。本日は、前回委員会以降の事務手続きと今後の予定について報告いたします。  それではまず、パブリックコメント及び説明会において市民の皆様から頂いた意見及びそれに対する市の考え方について説明します。お手元の資料1-1をご覧ください。  1ページをご覧ください。パブリックコメントにつきましては、八幡市立地適正化計画素案概要版を広報1月号に挟み込み全戸配布し、紙面に印刷した返信用はがきにより意見を募集しました。そのほかファクスもしくはメール、都市整備課窓口への持参でも意見を提出いただきました。意見募集は12月28日から1月25日までの期間行い、意見者数は25人で延べ58件の意見を頂きました。  9ページをご覧ください。パブリックコメントに合わせ、令和3年1月15日、16日の2日間で計3回の説明会を八幡市文化センター会議室3で開催しました。参加者は計10人で延べ21件の意見を頂きました。  これらの意見の中から特徴的な部分を説明いたします。2ページの2番をご覧ください。本市における計画策定の必要性についての意見がありました。これに対し、本市は面積24.35平方キロメートルであり、土地利用については宅地や農地等がまとまって分布しており、既にコンパクトな都市構造を有しているとの認識から、制度創設当初は計画策定を見送っていましたが、丁寧に都市分析を行っていく中で、人口減少社会により既存の施設が維持できなくなる、現在の状況が維持できなくなる、継続できなくなる可能性があることなどを考慮し計画を策定することとしましたと、市の考えをお示ししております。  次に、2ページの8番をご覧ください。石清水八幡宮駅及び橋本駅周辺の整備や活性化についての意見がありました。これに対し、本計画は、誘導区域や誘導施設などを設定することにより、居住地や都市機能の増進に寄与する施設の立地の適正化を図ることを目的とした計画です。石清水八幡宮駅周辺や橋本駅周辺については、適切な都市機能の誘導を図る都市機能誘導区域に位置づけており、コンパクトで利便性の高いまちづくりを進めてまいりますと、市の考えをお示ししております。  次に、3ページの10番から15番をご覧ください。誘導区域に関する意見がございました。10番から12番は都市機能誘導区域に関するものであり、都市機能誘導区域は、国や市において都市全体を見渡し、都市機能が一定程度充実している区域や、周辺からのアクセスの利便性が高い区域など、都市の拠点となるべき区域などとされており、本市が目指すべき都市構造において拠点として位置づけたエリアを中心に設定しています。  13番、14番は、居住誘導区域に関するものであり、居住誘導区域の設定は国の指針に基づき行っていますが、既存の市街地の広がりとハザードエリアとの関係は本市としても課題と考えています。なお、昨年9月の法改正により、居住誘導区域に浸水想定区域などのハザードエリアを含む場合は、防災指針を策定することが義務づけられました。本市の場合は、法改正の時点で既に計画策定の事務手続きを開始していたため、国とも協議を行った上で、防災指針については後に策定することとしています。策定に向けては、担当部署との連携や既存の計画との整合など総合的な調整を行いながら進めていく必要があります。そのため、区域設定及び区域名称については現在の案で進めますが、今後の防災指針の策定により、しっかりとした防災・減災に向けた方向性をお示しすることとしていますと、市の考えをお示ししております。  このように頂きました多くのご意見は、市も同様に課題と捉えており、市民の皆様との課題認識は共通するものであったことから、計画案を作成する中で市の考えの後押しとなりました。ご意見を頂いた市民の皆様に感謝しております。そのほかにも多くの意見を頂いており、直接本計画への記載が困難な内容もございますが、関係部署と情報共有し、今後の施策の参考とすることとしています。  以上がパブリックコメント及び説明会で頂いた意見及びそれに対する市の考え方です。  なお、本資料につきましては、現在市ホームページで公表しております。  その後、前回の本委員会、パブリックコメント及び説明会での意見等を踏まえ最終案を作成しました。お手元の資料1をご覧ください。  内容につきましては既にご確認いただいておりますので、前回の本委員会以降、修正及び記載の明確化を行った箇所のみ説明します。  116ページをご覧ください。第5章、目標値の設定です。本計画の効果を定量的に把握し、より効率的かつ効果的な計画の実現を図るため、立地適正化に向けた目標値や、目標を達成することで期待される効果についての設定を行っています。  2つ目の丸、財政負担の効率化による歳出減に関する指標及び目標値として、ヘルスリテラシーの高い人の割合についてです。前回資料は現況値20.0%、目標値30.0%と記載しておりましたが、やわたスマートウェルネスシティ計画との整合を考慮し、21.1%と40.0%にそれぞれ修正しました。  続いて、118ページをご覧ください。計画の進行管理についてです。上から8行目に防災指針に関する記載を行っております。前回資料では、計画策定時点では詳細が不明確であることから、今後詳細が明らかになった時点で見直しの検討が必要となりますと記載しておりました。この防災指針に関する記載は、パブリックコメント及び説明会での意見を踏まえ記載内容の明確化を図りました。令和2年9月の都市再生特別措置法等の一部改正施行に伴い、本計画の記載事項として防災指針を追加し、居住誘導区域内等で行う防災対策、安全対策を定めることとされています。防災指針の作成には関係機関との調整や調査研究が必要であることから、今後防災指針を作成し、立地適正化計画の見直しを行いますとお示ししております。  修正及び記載の明確化を行った箇所は以上です。  なお、本最終案につきましては、2月22日開催の八幡市都市計画審議会にてご審議いただき、異議なく承認するとの答申を頂きました。本計画の策定により、市が直ちに具体の事業を実施するものではございません。立地適正化計画に位置づける各誘導区域や誘導施設、市民、事業者の届出義務により、居住や都市機能の立地についての市の考えをお示しし、これらを緩やかに誘導し、効率的かつ持続可能なまちづくりの実現に向けた取組を進めることとしております。  次に、今後の予定でございます。計画内容の最終確認を行い、令和3年3月下旬に市ホームページ等で事前公表することとしております。その後、周知期間を経て令和3年6月頃の制度運用開始を予定しております。運用開始前に計画書の印刷製本を行い、委員の皆様に配布いたします。  以上、八幡市立地適正化計画の策定についての報告を終わります。 ○菱田明儀 委員長  田中都市整備部次長。 ◎田中賢治 都市整備部次長  続きまして、同じく都市整備課より、八幡市空家等対策計画の策定について報告いたします。お手元の資料2となります。  本件につきましては、昨年12月の都市環境常任委員会において、策定の背景やこれまでの検討経過について報告いたしました。重複する内容もございますが、本日は計画案の概要及び今後の予定について報告いたします。  まず初めに、パブリックコメントの実施結果について報告いたします。こちらについては資料はございません。意見募集は1月27日から2月17日までの期間で行いました。計画素案は、市役所2階閲覧コーナー及び都市整備課窓口、公民館等市内公共施設、市ホームページで閲覧していただき、意見は郵送、ファクスもしくはメール、都市整備課窓口への持参で提出いただくことといたしました。  意見者数は1人で、延べ5件の意見を頂きました。意見の内容としましては、空き家対策に関する他市の事例を紹介するご意見を頂きました。計画案を作成する中で一つの参考意見としました。ご意見を頂き感謝しております。なお、意見の内容及びそれに対する市の考え方につきましては、現在市ホームページで公表しております。  以上がパブリックコメントの実施についての報告となります。  続きまして、計画案の概要についてご説明いたします。  資料2、39ページをご覧ください。空き家等の管理はその所有者が責任を持って適切に行うことを念頭に置き、空き家等対策の基本方針としましては、管理不全な状況になってからでは問題解決が困難になることから、より早期の段階で空き家等の発生抑制対策や、管理不全空き家等を発生させないための空き家等の適切な管理、空き家等の利活用、流通対策に取り組み、空き家等による問題発生を未然に防ぐことを目指すこととしております。また、周辺に危険を及ぼす可能性のある管理保全空き家等が発生した場合に備え、特定空き家等の措置について、その内容や手順を事前に把握し、迅速に対応できるように努めることとしております。  これらの空き家等対策を実行するために、空き家等に関する情報を共有し、連携して対応できるよう、庁内関係部署及び各種関係団体や専門家等との庁内等の体制づくりを推進することとしております。  次に、その具体的な対策として、まず空き家等の発生予防、抑制対策についてご説明いたします。  41ページをご覧ください。1つ目は、パンフレットやチラシなどの作成による空き家問題に関する意識啓発、2つ目は、木造住宅の耐震化等による住宅等の適切な維持管理、3つ目は、相続セミナー、相談会の実施による空き家等発生予防に関する情報発信を行うこととしております。  43ページをご覧ください。次に、適切な管理に関する対策についてでございます。1つ目は、空き家等対策を迅速かつ効率的に実施するための空き家等情報のデータベース化、2つ目は、固定資産税の納税通知書を送付する際のチラシ等の同封による適切な管理に関する周知、啓発、3つ目は、空き家等の管理のできる事業者と連携した空き家等管理代行サービスの仕組みづくり、4つ目は、固定資産税、課税台帳、戸籍謄本等の情報を活用した管理者不明空き家などへの所有者等調査を行うこととしております。  45ページをご覧ください。次に、活用、流通の促進に関する対策についてでございます。1つ目は、一般社団法人八幡市空き家バンクとの連携による空き家等の利活用促進、2つ目は、広報や市ホームページ等を活用した空き家等の売買賃貸等に関する情報提供、3つ目は、空き家利活用希望者とのマッチングによる地域コミュニティの活性化、4つ目は、国の補助事業を活用した除却支援制度などの検討、5つ目は、立地適正化計画と連携した支援策の検討を行うこととしております。  次に、47ページをご覧ください。特定空き家等への対応についてでございます。空き家等の対策は、発生の予防、抑制対策、発生後の管理利活用対策を充実させ、管理不全の空き家等の発生を極力防ぐこととしますが、それでも管理不全の空き家などが生じた場合には、空き家特措法や国のガイドラインに基づき対応することとしております。1つ目は、国のガイドラインに準じた独自の特定空き家等の判断、認定基準の作成の検討、2つ目は、庁内検討部会と連動した特定空き家等の措置の検討、3つ目は、不在者財産管理人制度、相続財産管理人制度を活用した所有者不明空き家等の措置の検討、4つ目は、建築基準法、道路法等の各種法令に基づいた管理不全空き家等の緊急措置の検討を行うこととしております。  53ページをご覧ください。次に、跡地の活用に関する対策についてでございます。1つ目は、跡地の適切な管理を推進するための周知啓発、2つ目は、跡地の地域資源としての利用推進の検討を行うこととしております。  続いて、54ページをご覧ください。計画の推進方策についてでございます。庁内関係部署の取組事項として、各部署で所管する空き家等関連事項について情報提供や空き家等対策への協力をお願いし、八幡市庁内全体で取り組むこととしております。  55ページでは、空き家等問題に対する連携イメージをお示ししております。庁内では都市計画、住宅施策等を所管する都市整備課に空き家等総合窓口を設置し、所有者等からの空き家等に関する情報、相談を受け付けることとしています。空き家等総合窓口に寄せられた相談等については、庁内関係部署で共有し、連携して対応に当たることとしております。また、一般社団法人八幡市空き家バンク等関係団体や専門家との協力体制も構築し、連携して対応に当たるとしております。  空き家等問題に関しましては、これまでご説明したように引き続き検討部会での対応を想定しておりますが、将来的には法定協議会の設置についても検討することとしております。  次に、計画の進行管理についてでございます。  56ページをご覧ください。本計画の実施に当たっては、PDCAサイクルの考え方に基づき、空き家等の現状や計画の実施状況等を定期的に把握、評価し、庁内検討部会へ報告の上、必要に応じて対策等の計画の見直し等を実施いたします。  以上が計画案の概要についての説明でございます。  本計画書にお示ししております空き家等への対策につきましては、できるものから順次実施することとしております。まず、令和3年度には41ページ、空き家問題に関する意識啓発、44ページ、適切な管理に関する周知啓発として、税務課と協力し、空き家バンクの案内等を記載したものを固定資産税納税書に同封し周知する予定としております。  今後3月下旬をめどに策定した計画を公表予定でございます。計画書の印刷製本ができましたら、委員の皆様にお配りすることとしております。  今回の空き家等対策計画の計画策定により、直ちに市内にある空き家等の利活用が進み、空き家等が減少するような明らかな変化が起こることはないと考えておりますが、国・府や関係部署と連携した取組を行うことができ、適切な管理が行われていない空き家等の発生を抑制し、地域住民の生活環境の保全に寄与するものと考えております。  以上、八幡市空家対策計画の策定状況についての報告でございます。 ○菱田明儀 委員長  増永管理・交通課長補佐。 ◎増永浩子 管理・交通課長補佐  管理・交通課より、石清水八幡宮駅自転車駐車場の運営変更についてご報告申し上げます。資料3をご参照いただきたいと思います。  本駐輪場は、資料3の中ほどに経過として時系列でお示ししておりますが、平成12年9月29日に、当時の財団法人自転車駐車場整備センターと本市の間で自転車駐車場の設置及び運営に関する協定を締結し、平成13年4月1日から、途中、管理期間の延長を行う中、これまでその運営が行われてまいりました。  その管理期間の最終年度である令和2年4月に整備センターから、令和3年3月末をもって当該駐輪場の運営を終え、八幡市へ施設等の譲渡の申入れがございました。本市といたしましては施設を継続することの必要性や経済性などの検討を行い、本年4月1日から八幡市営石清水八幡宮駅自転車駐車場として本市が運営していくことといたしました。これまでと同様、駐輪対象車両は自転車、原動機付バイク、排気量125cc以下の小型自動二輪でございます。また、開場時間は午前4時45分から翌日午前1時まででございます。  なお、今後の駐輪場の運営につきましては、これまでこの運営を行ってきた公益財団法人自転車駐車場整備センターに業務委託を行うことで、利用者に負担なく事業継続できることから、現在条件等の最終的な調整を進めているところでございます。  管理・交通課からの報告は以上でございます。 ○菱田明儀 委員長  多賀道路河川課長補佐。 ◎多賀正記 道路河川課長補佐  道路河川課より、あらかし近隣公園での事故について報告いたします。お手元の資料4をご覧ください。  本件は、令和2年8月25日午後5時頃、八幡市橋本意足のあらかし近隣公園で遊んでいた市内在住の小学生が、公園内の蓋がずれていた雨水集水ますを踏み転倒。腹部にけがをする事故が発生いたしました。  あらかし近隣公園は、指定管理者として公益財団法人八幡市公園施設事業団に管理を委託しており、同事業団により和解及び損害賠償の交渉が行われてまいりました。相手方の治療費など総額に対し、責任割合を公園管理者70%、相手方30%と算定し、その損害賠償の額は25万円でございます。公園管理者責任割合分は同事業団が加入している保険から補填されます。  本箇所については、なぜ雨水集水ます蓋がずれていたのかは不明ですが、事故防止のため、蓋のずれ防止と開閉防止の鍵を設置いたしました。また、今後同様の事故が起きないように、同事業団には日常点検の指導を行うとともに、市と事業団両者で公園パトロール、確認を行ったところでございます。  本件については、指定管理者である同事業団に管理委託していることから議会報告は行いませんが、本委員会での報告事項とさせていただきました。  以上、あらかし近隣公園での事故についての報告を終わります。  続きまして、さくら近隣公園整備事業の現状と今後について報告いたします。お手元の資料をご覧ください。  まず、さくら近隣公園整備は、京都府事業である子育てにやさしいまちづくりモデル事業の一環として、長距離うんてい、スライダーなどの遊具の設置、屋外ステージの設置、園路の新設、既設園路の舗装、動物園内舗装打ち替え、屋外トイレの改修を行っているところでございます。  長距離うんていでございますが、多くの方に親しみを持っていただけるように愛称を募集いたしました。募集期間は1月4日から1月22日まで、応募総数は779件でございました。その中から候補名を市で8件に絞り、現在SNSなどにより周知を行い、投票を受け付けております。投票の結果、最も多くの投票数を獲得した候補名に決定いたします。また、さくら近隣公園整備完成式を4月10日午前10時半から行う予定としており、そこで決定したうんていの愛称を発表し、銘板に記すこととしております。なお、さくら近隣公園整備完成式の当日は、桜の時期で混雑が予想されますことから、公共交通機関でのご来園にご協力をお願いいたします。  以上、さくら近隣公園整備事業の現状と今後についての報告を終わります。 ○菱田明儀 委員長  永井住宅管理課長補佐。 ◎永井哲 住宅管理課長補佐  住宅管理課より、八幡市営住宅等空家入居者募集につきまして報告いたします。お手元の資料6をご参照ください。  八幡市営住宅等空家入居者募集、令和3年度における募集住戸、募集概要が決定いたしました。受付期間は令和3年6月1日火曜日から6月18日金曜日までとし、住宅管理課への必要書類の持参または郵送により受付を行います。募集住戸は一般入居4戸、優先入居1戸、障害者配慮型住宅空家入居1戸で、市営住宅1戸、府営住宅5戸の合計6戸の入居募集を行います。  今後の予定として、5月に広報やわた及び市ホームページで事前周知、6月に広報やわた及び市ホームページで募集の案内を行い、7月初旬から中旬に応募者全件の実態調査を実施、同月下旬に住宅審議会において優先入居予定者、抽せん参加者、申込み資格者の決定、8月初旬に公開抽せん会を開催、同月下旬の入居を予定しております。  今後、新型コロナウイルス感染拡大の影響も想定され、明確な入居時期等を決められない状況にありますが、今後状況を見ながら事務を進めてまいりたいと考えております。
     続きまして、市営住宅等使用料等のスマートフォン決済による納付につきまして報告いたします。お手元の資料7をご参照ください。  本市の市税、各種料金について、令和3年4月1日から、PayPay、LINEPayの二つのスマートフォンアプリケーションを利用した決済で納付できることになりました。これに合わせ、市営住宅、改良住宅の住宅使用料及び駐車場使用料、府営住宅の駐車場使用料においても同様に納付できるようにいたします。今後、各入居者へのお知らせの送付や、広報やわた、市ホームページで周知してまいります。納付方法につきましては、現状の納付書に印字されているバーコードをスマートフォンアプリで読み込むことで納付ができます。  なお、この決済システムで納付された場合、納付の確認はアプリ画面上で確認できますが、領収書の発行はできません。領収書が必要な場合は、原則的には納付書により金融機関やコンビニ等の窓口で納付していただく必要がございます。  以上でございます。 ○菱田明儀 委員長  家村住宅管理課長。 ◎家村聡一 住宅管理課長  今ご報告させていただきました資料6、八幡市営住宅等空家入居者募集につきましての資料に誤りがございまして、1、受付期間、令和3年6月1日月曜日から18日金曜日と記載させていただいておりますが、正確には令和3年6月1日火曜日が正しく、訂正させていただきます。申し訳ございませんでした。 ○菱田明儀 委員長  ただいまの報告事項につきまして、委員より質問等はございませんか。  横須賀委員。 ◆横須賀生也 委員  資料1-1のパブリックコメント及び説明会の結果について質問させていただきます。  3ページ、17番の石清水八幡宮駅前に食品スーパーマーケットを造ってほしいという意見に対し、市の考え方は、石清水八幡宮駅周辺地区都市機能誘導区域には、誘導施設として商業施設、床面積1,000平方メートル以上及び3,000平方メートル未満を位置づけており、計画に基づいた都市機能の誘導を図っていくこととしていますとなっていますが、この条件に合った民間企業の開発計画があれば、基本的にはその計画は進むということですか。  続きまして、資料2の八幡市空家等対策計画案について、6ページに空き家所有者情報の外部提供スキームのイメージが三角形で描かれていますが、この中の事業者とはどのような業者を指しますか。また、本市において、空き家等の対策として支援制度などは設けていますか。  続いて、資料5のさくら近隣公園整備概要図について、先週現地を見に行きますと、通り南側の階段にはめ込まれた20センチほどの楕円形のような石がたくさん剥がれてなくなっていましたが、これらは修復されるのですか。また、設置するスイング遊具の個数を教えてください。  続いて、資料6の八幡市営住宅等空家入居者募集について、令和3年7月下旬に八幡市住宅審議会開催と記載されていますが、八幡市住宅審議会のメンバー構成について教えてください。  続いて、資料7の市営住宅使用料等のスマートフォン決済による納付について、使用の注意点として、スマートフォン決済で支払いされた場合、領収書は発行できませんと記載されています。スマートフォン決済で支払いをして、どうしても領収書が必要な場合、住宅管理課の窓口等でアプリの利用明細等を見せると発行してもらえますか。  以上、よろしくお願いします。 ○菱田明儀 委員長  小川都市整備課長補佐。 ◎小川友基 都市整備課長補佐  横須賀委員の立地適正化計画に関するご質問にお答えいたします。  石清水八幡宮駅周辺地区都市機能誘導区域には、誘導施設として、床面積1,000平方メートル以上3,000平方メートル未満の商業施設を位置づけております。したがいまして、区域内で該当する商業施設を整備する場合は本計画に基づく届出は不要で、都市計画法建築基準法など各種法令の基準に適合していれば計画は進むものと考えております。  続きまして、空家等対策計画に関するご質問にお答えいたします。資料2、6ページの事業者についてです。6ページにてお示ししております事業者とは、第1には空き家対策における協定を締結しております一般社団法人八幡市空き家バンクを想定しておりますが、空き家の売買、賃貸などを取り扱うことができる不動産事業を営む民間の事業者も対象となります。  次に、国による財政支援措置と本市の状況でございます。現在のところ、本市では空き家への財政支援制度はございません。 ○菱田明儀 委員長  多賀道路河川課長補佐。 ◎多賀正記 道路河川課長補佐  さくら近隣公園整備事業についてでございます。  1点目に、委員ご案内の階段の玉石の外れ等につきましては、補修を行うこととしております。  次に、スイング遊具の設置の数についてでございますが、スイング遊具は1基設置する予定でございます。  以上です。 ○菱田明儀 委員長  永井住宅管理課長補佐。 ◎永井哲 住宅管理課長補佐  住宅審議会についてのご質問にお答えいたします。八幡市住宅審議会構成メンバーにつきましては、八幡市住宅審議会規則において、学識経験を有する者、その他適当と認める者のうちから市長が任命すると規定されております。委員は地元自治会役員3人、地元住民代表、人権擁護委員経験者、身体障害者団体関係者、女性団体など合計11人でございます。  続きまして、スマートフォン決済による納付についてのご質問にお答えいたします。領収書につきましては発行することができませんので、領収書が必要な方は、金融機関やコンビニ等の窓口での納付方法を選択していただく必要がございます。また、スマートフォン決済後に領収書が必要となった方に対しましては、申請により市で納付証明書を発行することとしております。  以上でございます。 ○菱田明儀 委員長  横須賀委員。 ◆横須賀生也 委員  それぞれご答弁ありがとうございます。  空き家等の対策として、本市が主体となった支援制度等は設けていないということですが、資料2の八幡市空家等対策計画案の7ページに、空き家対策総合支援事業など国による財政支援措置の記載がありますが、これらの支援を受けるための条件など詳細について教えてください。  また、資料5のさくら近隣公園整備概要図について、スイング遊具の設置個数は1基のみということですが、1人で使用する遊具なので、1基だけですと取り合いになったり、トラブルの原因にもなりかねません。追加でもう1台設置することは可能でしょうか。  以上、よろしくお願いします。 ○菱田明儀 委員長  小川都市整備課長補佐。 ◎小川友基 都市整備課長補佐  横須賀委員の空家等対策計画に関する再質問にお答えいたします。  計画書7ページにてお示ししております(1)の空き家対策総合支援事業、(2)の空き家再生等推進事業につきましては、支援の要件が、今回策定したします空き家特措法に基づく空き家等対策計画を策定していることとなっていることが条件となっております。各事業の補助率につきましては事業の内容により異なり、事業費の3分の1から2分の1の補助となります。(3)の住宅市場を活用した空き家対策モデル事業につきましては、要件として、地方公共団体と専門家などが連携して実施する空き家対策のモデル的な取組を実施する場合に支援を受けることができます。こちらは事業費の100%補助となります。  今申し上げた三つの事業に共通することとなりますが、国からの財政支援措置を受けるためには、前提として国から事業計画を認めていただく必要がございます。 ○菱田明儀 委員長  藤田都市整備部次長。 ◎藤田範士 都市整備部次長  さくら近隣公園についての再質問にお答え申し上げます。スイング遊具の追加でございますが、現在のところ追加する考えはございません。状況を見てからの判断となりますが、使用に当たりましては、順番に譲り合ってご利用いただければと考えております。  以上です。 ○菱田明儀 委員長  横須賀委員。 ◆横須賀生也 委員  それぞれご答弁ありがとうございます。  さくら近隣公園のスイング遊具につきましては、小さな遊具なので設置しやすく、スペースも取らず、費用もさほどかからないと思われます。1基だけですと取り合いになったり、トラブルの原因になり、気分よく利用していただくために、さらにもう1基の設置を要望いたします。  以上で終わります。 ○菱田明儀 委員長  ほかにありませんか。  奥村委員。 ◆奥村順一 委員  それでは、報告事項について確認と質問をさせていただきたいと思います。  まず、資料1の立地適正化計画についてです。これらについては、これから長年かけていろいろと議論していく中で、この計画どおり進めることが望ましいんですけれども、まずざっと読ませていただきまして、45ページなんですけれども、ちょっと理解に苦しむグラフがあったので教えていただきたいと思います。  45ページの鉄道の乗車人員の推移が、平成27年から28年にかけて急激に落ち込んでおります。これは樟葉駅なんかが非常に顕著に傾向が出ているんですけれども、石清水八幡宮駅も同じ、それと橋本駅も同じ、JRの松井山手駅についてはほぼ平行かと思っているんですが、一つは、この傾向はどういうふうに考えられるのか。  2つ目に、下の表ですけれども、バスの1日の平均乗降客人数の推移についてですが、コミュニティバスについては微増傾向になって、ずっと上がってきているんですけども、並行してこれもどのような所見を持ちなのか、聞かせていただきたいと思います。  次に、資料1-1の立地適正化、パブリックコメントについてですけれども、一通り読ませていただきますと、先ほども説明いただきました石清水八幡宮駅とか橋本駅前の整備、それと公共交通の施策について、また八幡地区の浸水想定地域であるにもかかわらず住居誘導区となっているとこら辺の疑問などが問われていると思います。  そこで質問ですけれども、パブリックコメントで25人の方から返信があったと思うんですが、基本的にこれについては25人の方への返信というんですか、パブリックコメントに対する対応についてはどのような形を取ろうとしているのか、聞かせていただきたいと思います。  次に、空き家対策についてです。八幡市空き家バンクが設立されて活動されているわけですけれども、空家等対策計画の6ページを見ていただきますと、そこに4番として空き家所有者情報の外部提供に関するガイドライン、先ほども質問があったんですけれども、それに対してどのように民間業者への情報提供をされているのか、お聞かせいただきたいと思います。  続きまして、7ページの国による財政支援並びにその下の6の税制措置がありますけれども、これは先ほども支援率とか条件をお聞かせいただいたんですけども、こういうものも対象所有者に対してどのように広報されているのか、またされようとしているのか、その見解を聞かせていただきたいと思います。  さらに9ページを見ますと、平成26年に策定されました八幡市住生活基本計画というのがあります。私も読ませていただきましたけれども、まさにその中に、既に平成26年のこの策定の段階で空き家対策の検討というのがもう出ているんですね。その中で81ページを見ますと、空き家を活用したNPOや民間事業者による子育て支援や高齢者施設の設置とか、それから観光資源との連携による飲食店、特産品販売店の整備の促進に向けた支援策を検討してまいりますとうたわれています。それの成果についてどのように捉えているのか、聞かせていただきたいと思います。この平成26年に策定された空き家対策への検討の成果を聞かせていただきたいと思います。  次に、特定空き家についてですけれども、現状どういう状態になっているのか。特定空き家の件数なり現状を聞かせていただきたいと思います。  次に、石清水八幡宮駅自転車駐車場の運営の変更についてです。これは先ほどの付託案件の中でも同僚委員からいろいろと質問があったので、重複するところは割愛させていただきまして、土地の所有者は八幡市であるということは確認させていただきました。ただ、平成12年9月29日までに、あそこに自転車駐輪場があったと記憶しているんですけれども、平成12年9月29日以前の建物は、所有者はどこになるのか。また、その費用は多分所有者である方が、それが市であるのかどうか分かりませんけれども、費用は誰が負担されたのか、聞かせていただきたいと思います。  そして、今回この運営を直営というか八幡市で運営されることになるんですけれども、事務委託については自転車駐車場センターに委託されるということです。この敷地の隣には特別会計としての市営駐車場があるんですけれども、今回のこの自転車駐車場の今後の管理担当窓口はどこになるのか、聞かせていただきたいと思います。  次に、市営住宅の使用料金等のスマートフォン決済について、一つ確認させていただきたいと思います。今回のスマートフォン決済はマスコミでも報じられているんですけども、着金するのに10日から2週間程度かかると聞いております。そうすると、納付者が月末にスマートフォンでその手続きをした場合、着金確認できるのが翌月の中旬もしくはそれ以降になってくると考えられます。同時に、現在、八幡市市営住宅の設置並びに管理に関する条例を見てみますと、第20条に家賃の納付ということで、入居者は毎月末までにその月分の家賃を納付しなければならないと記されています。したがって、スマートフォンを活用して納付することにより、月末までに着金が確認できない可能性があるのではないかと思います。その辺はどのようにお考えなのか。今さらですけれども、まさか条例を変更するようなことはないだろうと考えますが、その見解をお聞かせいただきたいと思います。  以上です。 ○菱田明儀 委員長  小川都市整備課長補佐。 ◎小川友基 都市整備課長補佐  奥村委員の立地適正化計画に関するご質問にお答えいたします。  鉄道の乗車人員についてでございます。京阪電気鉄道株式会社が管理されている石清水八幡宮駅、橋本駅、樟葉駅の3駅における平成27年度から平成28年度間の乗車人員の変化の理由について、同社に確認したところ、大きな乗車人員の変化はないが、平成28年度に推計方法を変更したことが要因であるとのことでございました。 ○菱田明儀 委員長  増永管理・交通課長補佐。 ◎増永浩子 管理・交通課長補佐  コミュニティバスの利用者数に関するご質問にお答え申し上げます。電鉄の利用者が減少傾向なことと比較して、コミュニティバスの利用者が増加傾向にあるということについての分析でございます。コミュニティバスやわたにつきましては、市内の主要な公共施設やスーパー、病院などをつなぐ経路となっておりますため、市民の足としてしっかりと定着しているものと考えております。しかし、今年度は新型コロナウイルスの影響で利用者が減少したものの、感染対策を取ったことなどにより、現在では元の水準に向かい回復基調にあると考えております。なお、コミュニティバス利用者に関する動向につきましては、鉄道駅に接続していないルートとなっておりますことから、鉄道利用者数とは連動していないものと考えております。  以上です。 ○菱田明儀 委員長  小川都市整備課長補佐。 ◎小川友基 都市整備課長補佐  パブリックコメントへの意見の対応についてお答え申し上げます。パブリックコメント及び説明会で頂いたご意見と、それに対する本市の考え方につきましては、広く市民にお知らせすることとしており、既に市ホームページにて公表しているところで、ご意見を頂いた方への個々の対応は行っておりません。  続きまして、空家等対策計画案6ページの民間事業者への情報提供に関するご質問にお答えいたします。本市における空き家への対応につきましては、国が示す空き家所有者情報の外部提供に関するガイドラインに基づき情報の取扱いを行っております。一般社団法人八幡市空き家バンクを含む民間事業者への空き家に関する情報につきましては、所有者本人の同意が得られたものにつきましては、所有者に関するものは提供でき、それを活用していただくことはできますが、同意を得られない場合は登記簿謄本記載の情報を活用することとなります。  なお、民間事業者においては、空き家に関して市を経由せず、所有者等の意思により直接相談を受けた中で得た情報を活用されることも考えられます。  続きまして、7ページの国による財政支援措置と税制措置についての空き家所有者への情報提供についてでございます。国による財政支援措置につきましては、この支援は、基本的に対象となる事業を本市が実施する場合に国から財政的な支援を受けられるもので、直接国が空き家所有者に支援するものではないことから、周知は行っておりません。税制措置に関しましては、空き家の相続人向けに、市ホームページ内の空き家対策に関する取組についての中で、被相続人の居住用財産に係る譲渡所得の特別控除の特例制度の情報提供を行っております。現在、国による財政支援措置を活用した取組は実施しておりませんが、税制措置につきましては、譲渡所得控除に必要となる被相続人居住用家屋等確認書の発行事務を市で実施しており、年間数件の発行実績がございます。  続きまして、平成26年策定の八幡市住宅基本計画上で記載の空き家対策計画についてでございます。住宅基本計画に示した、空き家や空き店舗を活用した民間事業者による福祉施設や店舗等の整備の促進に向けた支援については、現時点で実績はございません。 ○菱田明儀 委員長  田中都市整備部次長。 ◎田中賢治 都市整備部次長  特定空き家の指定に関するご質問にお答えいたします。本計画の基本的な考え方として、空き家等の発生抑制、適切な管理、利活用、流通に関する取組が重要であるとお示ししており、まずはこれらの取組を主軸に進めてまいりたいと考えていることから、現時点では特定空き家の指定の考えはございません。そのため、現在は特定空き家の指定実績はございません。  特定空き家につきましては、それに指定することにより、最終的な対応として行政による代執行も視野に入ることから、指定することにより本市の財政負担が発生することや、所有者の放置を助長することも考えられるため、十分慎重に検討した上で対応する必要があると考えております。  以上です。 ○菱田明儀 委員長  増永管理・交通課長補佐。 ◎増永浩子 管理・交通課長補佐  石清水八幡宮駅自転車駐車場に関するご質問にお答え申し上げます。平成12年9月29日という日付は協定を締結した日付でございまして、実際の運営、開設は平成13年4月1日からとなるわけでございますが、それ以前につきましては、この同じ土地の上に建物はございませんでした。建物はなく、本市が所有する当該土地にフェンスで囲いをいたしまして、露天で平置きの無料駐輪場として本市が管理いたしておりました。しかし、その場所に利用者が無秩序に駐輪されるために、自転車の盗難や破損が頻発していたこと、駐輪場に収まり切らない自転車が路上駐輪するなど近隣住民にもご迷惑をおかけする状態となっておりましたため、平成13年度から自転車駐車場整備センターに運営をお願いすることとしたという経過がございます。  次に、平成13年度から現在に至るまで、整備センターによる運営期間の中で修繕に関することでございますが、大規模修繕が2件と、その他小規模修繕が複数回ございました。いずれも所有者であります整備センターで費用負担されております。  今後の令和3年4月1日以降の担当窓口でございますが、本市の都市整備部管理・交通課が担当窓口となります。  以上でございます。 ○菱田明儀 委員長  永井住宅管理課長補佐。 ◎永井哲 住宅管理課長補佐  市営住宅使用料等のスマートフォン決済についての質問にお答えいたします。導入予定のスマートフォン決済は、コンビニエンスストア収納と同様に、入金まで14営業日を要すると伺っております。月末にスマートフォン決済で支払われた場合、収納、入金の確認に日数を要することで、市における入金確認、督促状発行への影響が懸念されます。督促につきましては、八幡市財務規則において、納期限の20日以内に督促状を発行して行うものとすると規定されており、毎月20日に市営住宅使用料の督促状を発行しております。今回導入のスマートフォン決済について、督促状の発行までに収納、入金が確認できますことから、影響はございません。  スマートフォン決済で支払いいただいた方への督促状の発行には十分に注意が必要であると考えております。今回スマートフォン決済の導入に伴う条例等の改正の必要はございませんが、八幡市、株式会社京都銀行、地銀ネットワーク株式会社の3者で、八幡市コンビニエンスストア収納事務委託変更契約の締結が必要となると考えております。 ○菱田明儀 委員長  暫時休憩いたします。                  午前11時57分 休憩                  ――――――――――――                  午後 1 時00分 再開 ○菱田明儀 委員長  休憩前に引き続き、会議を開きます。  奥村委員。 ◆奥村順一 委員  いろいろとご答弁ありがとうございました。立地適正化並びに空き家対策については、これからもいろいろと議論を重ねていく時間があるかと思いますので、またそれは改めてさせていただきます。また、最後にお伺いしました市営住宅使用料金の振込みについても分かりました。どうぞよろしくお願いいたします。  1点だけ再質問させていただきたいと思います。それは自転車駐車場の運営についてでございます。先ほどからもいろいろとお話を頂きました。土地は八幡市のもので、建物はセンターのものであって、それ以外については無償で譲渡を受けるということで、以降は都市整備部で管理されるというお話であったかと思います。あそこの土地が、立地条件としてはやっぱり踏切を渡らなければいけない場所にあるし、北側には御幸橋を挟んでさくらであい館もありますし、またサイクリングロードもありますし、そういうことからすると立地条件としては、鉄道利用者にとっては駅前の民間事業者よりはちょっと遠く感じるのかなと思います。そういうことも含めて、今回移管される、譲り受けるこの施設を単純に使用するのではなく、八幡市の北の玄関口としていろいろな角度で活用することがこれからの課題かと考えています。そういうことを踏まえて、市として今回これを譲り受けるに当たって、長期的な活用方法について何かお考えがあるのであれば、そのご所見をお聞かせいただきたい。この点だけよろしくお願いいたします。 ○菱田明儀 委員長  森下副市長。 ◎森下徹 副市長  駅前の土地利用の関係等の再質問にお答え申し上げたいと思います。まず今回の無償譲渡を受けたのは、当時は放置自転車対策があったということなんですけども、その後も利用者は減っていますが、一応固定的な利用者がまだいるので、継続的な安定性も公共としては必要かなということで、継続的に市営としての設置ということでさせていただきました。多分当面の状況でいきますと、部からも話がありましたけども、やっぱり少子・高齢化で通勤通学者が減っているのは事実でありますし、また一方で今、生活様式が変わって、リモートワークを含めてそういう就労環境も変わってくるということで、これからどんな状況になるかが読み切れないというのが正直な事実だと思っております。石清水八幡宮駅につきましては、当時は急行が停車したのが、今は普通のみということで、利便性の問題も抱えていると思っています。  ただ一方で、立地適正化計画を示しましたけども、やはり都市機能を駅前に誘導していこうという動きもこれから市として探っていきますし、今、委員がおっしゃったように、駅前をどうしていくか、特に北をどうするかという大きな課題もございます。そういう状況を見ながら、こういう市が持っている駐車場も含めて、今後の市の発展、駅の発展のためにどうしていくかということも念頭に置きながら、サービスの継続も含めまして慎重に探っていくということを考えています。ただ、市営ですから一定の公共性がありますので、大きな収益増にはならないと思っていますけども、かといって長期的に修繕等も出てくる可能性がございますので、そこらも慎重に見て、この施設につきましては検討していきたいと考えております。 ○菱田明儀 委員長  ほかにありませんか。  山田委員。 ◆山田美鈴 委員  私からは主に2点です。これを質問するに当たり、事前にいろいろと聞き取りも丁寧に行ってくださったので、その中でこちらとしての意見もいろいろとお伝えさせていただいていますから、できる限り簡単に終わらせたいと思っております。  まず1点、立地適正化計画についてです。パブリックコメント等の意見にもございましたとおり、浸水想定区域のところに居住誘導区域を設けているということで、今後どうするのかということで、防災指針をしっかりと作成して、今後課題を抽出して、いろいろ見直しも行われるというようなこともここに書かれています。
     その防災指針についてお聞きします。今後作られる防災指針に盛り込む内容と、作成までのスケジュールがどうなっているのか教えてください。  2点目、防災指針の策定については、防災の専門家に関わっていただく必要があると思います。今後専門家の関与はあるのかなど、本市の見解を教えてください。  以上です。 ○菱田明儀 委員長  田中都市整備部次長。 ◎田中賢治 都市整備部次長  立地適正化計画におけます防災指針についてお答えいたします。  まず中身でございます。本指針の考えとして、まちづくりにおける総合的な防災・減災対策を効果的に組み合わせることが重要であると都市計画運用指針に示されておりまして、現時点の想定では、開発規制、立地誘導等の土地利用方策、避難路、避難場所の整備、地域における防災まちづくり活動やタイムラインの作成支援等の内容を盛り込むことになるのではないかと予想しているところでございます。  続きまして、スケジュールでございます。現在、防災指針の作成に向けては、本指針のモデル都市として全国17都市を国が選定し、その都市において今年度、作成作業が進められております。本指針につきましては、令和2年9月の都市再生特別措置法の改正により新たに作成を義務づけられたもので、どこまでの内容が求められるかなど不明な点が多いことから、このモデル都市の作成内容の精査を行うとともに、防災担当部署との調整が必要になると考えております。したがいまして、先ほど申し上げましたとおり、策定には調査、調整の時期を要することから、現時点では具体的な作成時期をお示しすることはできませんが、できる限り早い時期の作成に向け検討を進めてまいりたいと考えております。  続きまして、防災指針の防災専門家の関わりでございます。本市が防災指針を作成する際には、モデル都市における作成過程や検討組織構成、防災専門家の関わり方などを参考に検討を進めることとしております。そのため、現時点では防災専門家の関与についての方向性は明確にお答えできませんが、本指針の作成に当たっては検討項目の一つと考えております。本指針は市の都市計画審議会で内容をご審議いただき、最終的には承認を頂くことになりますことから、今後作成の検討を進めていく中で、専門家の関わり方などについては、同審議会委員の学識者や京都府などからご意見を伺いながら方向性を決めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○菱田明儀 委員長  山田委員。 ◆山田美鈴 委員  ありがとうございます。作成のスケジュールなどは分かりました。できるだけ早く作成していただけるという旨が分かりましたので、理解しました。  できる限りこの防災指針に盛り込む内容としては、タイムラインの作成支援等々ありますけども、実際の話、都市整備部と、そしてまた担当というと防災安全課になると思うんですけど、現状で私自身が見ている範囲では、この防災安全課で浸水想定地域の方たちに対するソフト面の避難対策が計画立ててつくられていないという現状があります。実際そこを後押しするような形で都市整備部が関わっていけるような計画的なものも、しっかりと防災指針に盛り込んでいっていただきたいと思うんです。ご存じのとおり、防災指針はそういった地域防災計画と立地適正化計画を結びつけてやっていくようなものだと思いますので、八幡市の浸水想定区域の方たちの防災、ハードで何もすることが現状できないじゃないですか。だとしたならば、万が一災害が起きたときにちゃんと避難できるような支援を、防災の観点そして都市整備の観点からもしっかりと考えていただくということが必要でないかと思います。  また、付け加えるならば、浸水想定区域の方々は、木津川とかが決壊した場合には家屋倒壊も想定されています。そうした場合には、もし万が一のことがありましたら、あの地域一帯の家屋がなくなるというか、倒壊してしまうという現状になってしまうということを考えた場合には、やっぱりそれなりのリスクに対して、八幡市としても、そこを居住誘導区域とするならば、何かあったときにしっかりと対応できるような計画づくりが必要だと思いますので、防災指針はモデル地域を見て検討されるということなので、ぜひとも今の段階、今の防災安全課がやっていることを補足できるようなものにしていただければと思っております。  そして、2点目の策定の専門家です。こちらのほうも検討項目の一つと言ってくださっていたので、ぜひ考えていただきたいと思っております。これもそうですが、実際八幡市の防災に関することを決めるのに、これまで多分防災の専門家の関わりはなかったと思います。一般質問でいろいろ質問させていただいていたんですけども、防災の専門家をなかなか取り入れないという傾向がございますので、実際に都市整備の観点から浸水想定区域を居住誘導区域として指定するのであれば、それなりに住民の方たちも納得できるような対策を取っていかなければいけないと思うんです。そういうときにはやっぱり防災の専門家、河川の専門家、例えば近くには京都大学の防災研究所もあります。大体防災の専門家ですから、木津川を含めた河川の問題の知識もとても豊富に持っていらっしゃいます。そういった方々の知識もしっかりと取り入れた中でやっていただきたいと思いますので、ぜひこの防災指針の作成には専門家に関わっていただくことを強く要望させていただきます。  そこで最後に1点質問なんですけども、この防災の専門家を関わらせるかどうかについても審議会の意見が必要になってくるというお答えだったと思うんですが、まず審議会のメンバーを教えていただきたいです。  そして、立地適正化計画を作成するに当たって、浸水想定区域の中に居住誘導区域を設けるとなったこの現状について、審議会のメンバーはどのような意見を言われていたのかという点を教えてください。  以上です。 ○菱田明儀 委員長  田中都市整備部次長。 ◎田中賢治 都市整備部次長  山田委員の防災指針に関する再質問にお答えいたします。  先ほど申し上げました都市計画審議会のメンバーでございますけども、学識経験者が3人でございます。あと、市議会議員として都市環境常任委員会の委員長と市議会の議長に入っていただいております。その他京都府関係行政機関としまして八幡警察署長と山城北土木事務所長、本市の山田副市長でございます。その他市民団体としまして、農業委員会の会長、商工会の会長、八幡市女性団体連絡協議会の理事に入っていただいております。計11人で構成しております。  続きまして、浸水想定区域を居住誘導区域に入れる際の意見でございますけれども、やはりハザードエリアを含むということですから、防災指針のことも申し上げておりましたので、それをしっかりと入れること、減災・防災の対策をしっかり考えるようにというご意見があったと思います。  以上でございます。 ○菱田明儀 委員長  山田委員。 ◆山田美鈴 委員  1点目のメンバーは分かりました。  2点目の防災指針をしっかり入れるようにというのは分かったんですけど、その前提として浸水想定区域を居住誘導区域に指定するということに対して、どのような意見を持っていらっしゃったのかを教えていただきたいです。お願いします。 ○菱田明儀 委員長  田中都市整備部次長。 ◎田中賢治 都市整備部次長  市の区域設定につきましては運用指針に基づいて設定しております。その中で、市の実情、浸水想定区域であっても既成の市街地がもう既に広がっている状況を踏まえた中で市として区域設定をしたもので、それについては特に異議は頂いていないと思っております。  以上です。 ○菱田明儀 委員長  山田委員。 ◆山田美鈴 委員  ありがとうございます。それについては異議は頂いていないということですね。審議会の皆さんが全員その辺については了承したというこということですね。了解しました。その点について、防災指針でしっかりと対策などをしていただきたいという思いなのかなと思います。だからこそ、この防災指針というのは本当にしっかりとフォローできるようなものを作っていただけたらと思います。そして、強く言いますけど防災の専門家に関わっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 ○菱田明儀 委員長  ほかにありませんか。  中村委員。 ◆中村正公 委員  少しだけ質問させてください。立地適正化の件ですけども、資料1の92ページの一番下にあります居住誘導区域の中で、「なお、本市の居住誘導区域は緩やかな居住誘導を促すためのものであり、居住誘導区域への居住を強制するものでありません」と記載されております。この強制しないが勧めるということの具体的な手法とか手段なりを教えてください。  それから、103ページの誘導施設の設定ということで、施設の必要性の整理が挙げられておりますが、ここで行政機能の支所3か所、行政サービス窓口機能ということで、橋本、美濃山、男山と挙げられているんですけども、これは現在ある窓口機能の拡充などを考えられているのかどうか教えてください。  それから、113ページの届出制度のことですけども、ここで八幡市立地適正化計画の適正な運用に向けて、居住誘導区域外における住宅開発等の動向、都市機能誘導区域外における誘導施設の立地状況を把握するための制度ということですが、届出の対象となる行為ということで開発行為、建築行為、何戸以上とありますけども、これは届出ということだけで、届けなかったから罰則があるというわけではないんですが、こういう市への届出が義務づけられてはいますけども、例えば届出をしないで進めると、開発行為とか建築行為だったら必ず窓口を通るから、そこで指摘されるんだと思いますが、もし仮にそういう届出義務がないからということで、届出がなされないということがあったら、どんな対応をされるんでしょうか。  それから、資料4のあらかし近隣公園での事故について、質問するつもりはなかったんですが、現地を見ていましたら何点か思ったことがあるもので、ちょっと質問したいと思います。  先ほど説明がありました。夕方5時ぐらいに小学生が遊んで腹部をけがしたと。公園施設の管理のことでありましたけども、そもそもここの写真の上の絵を見てもらうと、階段があって、階段の上ったところなんですよね。写真ではちょっと緑があったりしますけども、ここを人が通る、子どもは通るのではなくて遊んでいたのかも分かりませんけど、そういう前提の下に考えたら、やはりここの管理をもう少しきっちりしておくべきではなかったのかと思いますが、いかがでしょうか。 ○菱田明儀 委員長  田中都市整備部次長。 ◎田中賢治 都市整備部次長  誘導する手法、手段でございますけども、まず届出制度がございますので、その中で市の各区域の認識をしていただきながらご理解を求めるというものと、不動産に絡むものであれば、各誘導区域につきましては重要事項説明の一つになっておりますので、その調査の段階で、その辺の市の方針をお示ししながらご理解いただくというところを考えております。  続きまして、誘導施設の関係で先ほど103ページと申されたものでございます。これは現状を示したものでございます。それで、続きまして105ページに黒丸と白丸があると思いますが、現状支所が黒丸になっていると思います。その部分につきましては、基本的には既存施設の維持という位置づけにしておりますので、現在のところその施設の拡充というのは今のところ考えてはおりません。  続きまして、届出制度をしなかった場合であるとか、その辺の対応ということですけども、建物なり開発行為、建築行為につきましても、基本的には市のほうに事前に協議が入りますので、その所在などを確認しながら対応できるものと思っております。対応しなかったときの罰則につきましては、申し訳ございません、今のところ把握できておりません。 ○菱田明儀 委員長  坂井道路河川課主幹。 ◎坂井隆治 道路河川課主幹  あらかし近隣公園の分につきまして回答させていただきます。現状は階段を上った通路に面しているところに集水ますがございまして、危険な状況であったかと考えております。今回事故が起こりまして、直後にますがずれないような構造のものに買い替えさせていただいたものでございます。  以上でございます。 ○菱田明儀 委員長  中村委員。 ◆中村正公 委員  ありがとうございます。立地適正化のほうですけども、届出は必ず窓口を通すので、そこで把握できるということで、それはちゃんと指導はできると思いますし、不動産売買についての重要事項説明書に記載されるということなので、それは非常に重要なことかなと思います。  都市機能の施設の整備、先ほど頂きました誘導施設のまとめのところで、現状の維持で、それを拡充するということはないというんですが、やっぱり都市機能の誘導区域を整備していくということがありますので、そういう中で支所機能というのもやっぱり言われるんですよね。美濃山なんかは、もっと役所に、本庁に、こっちに来なくても済むような状態とか、ほかのところでもそうです。そういう機能の充実というのがやっぱり必要になるのではないかと思っているんですが、こういう立地適正化でコンパクトシティを進めていく中で、この辺はやっぱり重要な点ではないかと思いますが、市の見解をお聞かせください。  それから、都市計画審議会の件ですけども、先ほど山田委員からもありましたけど、やっぱり都市計画審議会で何回か審議をされてきているわけですよね。そういう中で、先ほど言いましたコンパクトシティ、そして公共交通の充実とかの論議の中で立地適正化計画はあると思うんです。そういう中で、ほかのことで都市計画審議会の中でもっと審議された主な内容がありましたら教えてください。  それから、あらかし公園の事故の件ですが、ほかでもこういうところがないのかどうか。先ほど言いましたように上がり口ですから、前もって、それはあり得るという前提の下に管理していく必要があると思うんですよ。今回そこで子どもが遊んでいたかどうか分かりませんけど、事故になったことでこれは分かりましたが、ほかにそういう管理不全の公園なりこういう施設がないのかどうか、前もって点検されていますか、教えてください。 ○菱田明儀 委員長  田中都市整備部次長。 ◎田中賢治 都市整備部次長  都市機能誘導区域における行政機能についてでございます。本計画につきましては、どの誘導区域にどの機能を持ってこようというコンパクトシティに向けた計画でございます。窓口業務の充実という部分につきましては、この計画とはまた別の議題になるのではと考えているところで、別の話題というか目的の会議の中でまた検討していくものではないかと考えております。  続きまして、都市計画審議会でどんな審議をされて、どんな評価だったのかということでございますけども、公共交通につきましては、委員からは、八幡市の取組を先進的で評価するものであるというご意見も頂いております。意見としましては、居住を誘導する中で、簡単ではないであろうという意見の中で、二重生活といいますか、自分の家を持っていて、セカンドハウスではないですけども、一定期間で通ったりというシステムも定住促進の中で計画に盛り込んではどうかという意見は頂いております。  以上でございます。 ○菱田明儀 委員長  坂井道路河川課主幹。 ◎坂井隆治 道路河川課主幹  あらかし近隣公園についてお答え申し上げます。本件事故が発生した金蓋は重さ20キロ程度あり、集水ます側には金蓋の受け枠があるなど、通常の利用においては蓋がずれたり外れたりすることは発生しない構造となっております。今回何らかの理由で金蓋がずれており、不幸にもこれに足を取られて事故が発生したことを受け、他の公園と同様のますの改修は行っておりませんが、パトロール、目視による総点検を行い、今後もしっかりと点検を行うよう八幡市公園施設事業団に指示を行ったところでございます。  以上でございます。 ○菱田明儀 委員長  中村委員。 ◆中村正公 委員  立地適正化のことは分かりました。なぜ都市計画審議会のことを言ったかというと、都市計画審議会の審議の中身というのが、議事録が公開されていないし、伝わってこないんですよ。だから、どういう中身がどういうふうに審議され、そして議会に上げられているのかというのが見えないので、その辺の改善が必要かなと思いまして質問させてもらいました。要望です。  事故の件は、写真を見てみますと、かなりこれは古い鉄蓋ですよね。こういうものの日頃の点検と改修とかは、やっぱり事故が起こる前にやってほしいなと。これも要望です。  以上です。 ○菱田明儀 委員長  ほかにありませんか。  太田委員。 ◆太田克彦 委員  何点かは省かせていただきたいと思います。立地適正化計画の部分については省かせていただきます。空き家対策のことについては、当初の予定よりも絞ってお聞きしたいことがあります。  まず、この空き家対策のことについてずっと取り組んできた中で、一番なかなか進みにくい、これを解決しなければこの問題本体の解決につながらないと思うのが特定空き家の対策なんですけど、利活用のことについては、恐らく民間事業者、また空き家バンクも創設されましたし、連携を深めることによって、またそれを市民に周知することによって、一定進んでいくベースができているかと思うんですが、問題は、この特定空き家の対策だと僕は思っています。その利活用を含めて、管理不全の空き家を増やさないための対策というのが、この計画策定によって、個別具体の中身はこれから審議されて取り組んでいかれることになってくると思うので、それを問うつもりはないんですが、ただ1点、例えば46ページ辺りで、特定空き家、管理不全の空き家などを増やさない施策として考えていたものが、実はこれなのかなと僕はチェックさせてもらったんです。  支援策ということで記載されているんですけれども、そこでお聞きしたいんですが、除却支援制度等の検討という記載があるわけですので、空き家が放置されて、いずれ、やがてというか、放置された状態が続くと、当然特定空き家のような状態になるのは周知の事実でございます。建物の除却の費用が、所有者もしくは亡くなられた場合だったら遺族に大きくのしかかってきている点ではないかと考えていました。そのためには何らかの補助制度があればとかねてから考えていたんですが、この支援制度について、これから検討されることだから、恐らく詳細は今お聞きしてもお答えいただくことができないかもしれないんですけど、現時点で何か考えておられるようなことがあれば、お聞かせいただきたいと思います。  そして、併せて5番目についてもお聞かせ願えればと思っております。  次は、石清水八幡宮駅の自転車駐車場の運営変更について、これは議案第13号の中でもいろいろとお聞きしたんですけど、ここで1点、これをここで聞いていいのかどうか分からないんですが、私のほうに市民から、かねてから駐輪場というのか駐車場というのか、このことで相談が複数件寄せられていたことが実はありまして、それは大型バイクに関することで、大型バイクを駐車するところが八幡市はなかなかありませんという相談をよく耳にしました。市としてはこれをどのようにお考えなのかと。これはあくまで自転車の駐輪場、125cc以下の対象車両についてのことですから、ここでそれを取り上げるのはどうかと、別項目になってくるのかと思うんですけれども、お答えいただけるのであれば考え方をお答えいただきたい。  先ほど中村委員が質問されましたけど、4点目のあらかし近隣公園の事故については、私はこれは事故が発生したときから直接市民から相談を受けて、ずっと関わってきた経緯があるので熟知しているんですけれど、そのときには坂井主幹に本当にお世話になりました。ありがとうございました。特に迅速かつ丁寧に対応していただいたと感謝申し上げます。  そこで先ほど委員からも、ほかにこういうところがないのかという質問がありました。そのことについて委員からは、階段を上がったところにある構造的なことの質問があったんですけど、実はあの蓋は、あそこの公園はご存じのとおり結構大きい公園で、ボール遊びを許可されているかどうか僕も記憶がなかったんですけど、ボール遊びをよくしているんです。特にソフトボールとか野球とか。野球といってもカーンと打つようなものではなくて、キャッチボールとかなんですけど、そういうボールが溝に入る。それが転がって、ますの中に入っていく。それを子どもたちが、20キロほど確かにあるんですが、持ち上げてどけるんです。それでボールを取っている。これは結構日常的に行われているそうです。恐らく蓋をちゃんとはめずに放置した結果、うっかりとその上に端っこのほうに乗ってしまったがために、垂直に立ってしまった。角が上に立って、そこに落ちると同時に腹部が当たってしまって、肝臓を損傷されたんですよね。重症だったという経緯があります。  そのときに道路河川課と相談させてもらったときには、その蓋を第三者がどうしても開けられないような構造にできないかという相談をお互いやり取りさせてもらいました。それで今のような状況に改善してもらったんですけど、ほかにああいう蓋をぽんと置いていると。それが階段を上がろうが平たん地であろうが、僕は構わないと思うんです。ただ、子どもたちとか、大人も含めてですけど、遊ぶようなところで、ああいうふうな造りの一種のますみたいなところがあるのであれば、僕は同じことが起こり得る可能性がないとは言えないと思うんです。そういうことを踏まえた上で、ほかのところも同じように改善をすべきではないかというのが、僕は中村委員の言っている趣旨だと思うんですよ。だから、そういう面でいうと、巡回をしっかりしていきますよというのは、当然それはそれでいいんですけど、改善できるものはそういうふうに改修していただけないかと思うんですが、その点はどうなんでしょうか。1点だけです。  さくら近隣公園のことについては、これも1点だけ、あれだけの話題になるような長いうんてい、僕も想像できないんですけど、恐らく私なんかは10メートルも進めないと思うんですが、そういううんていが、SNSを通じてこれから結構話題になってくるのかなと思います。せっかくあれだけのものを造るんだから、何か活用について、これはあくまで例ですよ、例えば端から端まで行くタイムを競う競技会みたいなものをして、内外に発信するというようなことも何か考えたらどうかと思うんですけど、それはどうですかね。  八幡市営住宅の入居募集について、これは近年の募集戸数に対する応募戸数の状況をお聞かせいただきたいと思います。  スマホ決済のことについては省かせてもらいます。  以上です。 ○菱田明儀 委員長  田中都市整備部次長。 ◎田中賢治 都市整備部次長  空き家の除却支援制度についてお答えいたします。空き家の適切な維持管理は、第一義的にその所有者にあります。まずは発生抑制や管理不全の状態とならない適切な維持管理に関すること、また活用、流通を主眼に置いた計画としており、現段階においては除却支援制度の創設は考えておりません。  除却支援制度につきましては、空き家対策の一つとして考えられることから、本計画に位置づけているところではございますが、個人財産に公費を投入し支援することについては、慎重に検討する必要があると考えております。  続きまして、空家等対策計画と立地適正化計画との連携についてでございます。八幡市立地適正化計画での居住誘導区域における空き家の利活用は誘導施策として位置づけており、コンパクトシティ実現に向けた一つの要素であると考えております。その認識から、空き家の利活用について、立地適正化計画において誘導施策として位置づけており、空き家等対策計画と互いに連携しております。結果的に空き家の利活用が進むことで、少しずつではありますがコンパクトシティ実現に近づくものと考えております。  以上でございます。 ○菱田明儀 委員長  安部管理・交通課長。 ◎安部賢一郎 管理・交通課長  太田委員の大型バイクの駐輪場導入に関するご質問にお答えいたします。  排気量125cc以上の大型バイクにつきましては、現在隣接しております八幡市営駐車場をご利用いただいておりますことから、大型バイクの駐車場については現時点では考えておりません。  以上でございます。 ○菱田明儀 委員長  坂井道路河川課主幹。 ◎坂井隆治 道路河川課主幹  公園の雨水桝の改良についてでございます。現在、ボールが入らないように網で対応したますなどがありますけども、基本的に数が多く、全てを改良するというのは維持管理上、掃除も必要となりますことから、全て鍵をかけるのはなかなか難しいものと考えております。現在のところ、パトロールでは蓋がずれていたりということはないとお聞きしております。 ○菱田明儀 委員長  多賀道路河川課長補佐。 ◎多賀正記 道路河川課長補佐  さくら近隣公園整備事業についてでございます。うんていの活用についてでございますが、設置したうんていは、到達した距離が分かるように表示しており、体力測定やスポーツ大会などでもご利用いただけるように工夫しているところでございます。今のところ協議会等の開催は考えておりませんけども、今後遊具のPRを検討してまいりたいと考えております。  以上です。 ○菱田明儀 委員長  永井住宅管理課長補佐。 ◎永井哲 住宅管理課長補佐  市営住宅等の近年の募集状況について、ご質問にお答えさせていただきます。過去5年間の募集戸数と応募数につきましては、令和2年度は募集戸数8戸に対して応募件数30件、令和元年度は募集戸数7戸に対して応募件数39件、平成30年は募集戸数6戸に対しまして応募件数35件、平成29年度は募集戸数6戸に対しまして応募件数25件、平成28年度は募集戸数10戸に対しまして応募件数37件でございます。  以上でございます。 ○菱田明儀 委員長  太田委員。 ◆太田克彦 委員  ありがとうございます。それでは何点かですけれど、先ほどの空き家の部分については、除却支援制度は考えておりませんというようなご答弁だったのかなと単純に言うと思うんですが、そうするとこの記載は一体何なのかと思うんですけど、市としては特定空き家にならないための、いや、だからそのために利活用を図るんですと言われたらそれまでなんですけど、今現在そういう物件があるところをどう解決していくかというのが非常に難問だと思うんです。相続人が多岐にわたって、なかなか特定できないケースも増えてくるでしょうし、それが10年、20年たてばたつほど人をたどっていくのは難しくなっていくと思うんですけど、行政代執行も視野に入れてということがありましたけど、実際それをしたときにというか、今八幡市では行政代執行をしたという例がないですよね。ですので今後、行政代執行をしたときに、市民に対しての理解をどのように、当然税金を使って除却するわけですから、でも先ほどのご答弁の中では、ほかの委員が質問したんですかね、それを公表すると助長することになるから、なかなか難しいというご意見もあったんですけど、市としては特定空き家の対策というのが、僕はこういうものを見ていてもなかなか見えてこないんですけど、それをどうすれば一番いいのか。民法との連携とかもありますよね。これはたしか自分で質問で取り上げた経緯があるので知っているんですけど、その辺、何か踏み込んでお答えできる部分があるのであれば、考え方をお聞かせいただければと。それを文章にするというのに何らかの支障があるのであれば、していただかなくても結構なんですけど、何かの考えがあればお聞かせいただきたいと思います。  大型バイクは考えていないということですけど、考えてほしいと思うんです。例えば八幡市は、さくらであい館のところが自転車のツーリストの拠点になっていてというのもあるんですけど、実は自転車だけではなくて、バイクのツーリングも結構、それも大型バイクで、大きいのだったらハーレーで連なって走っているという姿をよく見ますし、そういう人たちからの生の声ですので、何らかどこかにでもいいからできないものか。せっかく観光に力を入れておられる人ですから、車での観光、自転車でのツーリスト、当然もう一つはバイクのツーリングということがやっぱり出てくるわけで、それで公共交通機関を利用しての観光、これはどうしても処理的にいうと分かれてくるわけで、例えば大型バイクの人は八幡市に来てもらってもとめるところがありませんし、無駄ですよみたいな感じになってしまうというのも残念だなと思うんですけど、どこかに何かできないのかなと思うんですけど、その辺の考えは全くないんでしょうか、その辺をお聞かせください。  あらかし公園の事故の関係のことで、数が多いからというお話がありました。ということは、八幡市内の公園の中でも、こういう構造の蓋を設けている公園は結構数があるということですかね。その数は今お聞きすることができるんでしょうか。数字を今聞いても難しかったら、それはいいんですけど、例えばたくさんありますといった中でも、常日頃から子どもたちが集って遊んでいる公園がその中でどれだけかといったら絞られてくるのではないかと思うんですけど、使用頻度ですよね。そういうところを中心に対策を講じていただくということも一つの手ではないかなと。のべつ幕なしに十把一からげに考えるのではなくて、人があまりいない、ふだんから草ぼうぼうというようなところは後回しにしてもいいのではないかと思うんですけど、その辺のお考えはどうなんでしょう。  それと、さくら近隣公園のことは分かりました。  市営住宅のことですけど、先ほどお聞かせいただきますと、募集戸数に対しては、やっぱり毎年度のことながら多くの応募があって、当然落選される方が非常に多い。そのことで前から気になっていたのが、前もお聞きしましたかね、毎回応募されていて、毎度落選される方も中にはおられるのではないか。ずっと応募し続けている方がどれだけおられるのか気になっています。例えば複数回応募してもなかなか当選しないという人に対しては、何かの優先制度みたいなものは設けられないのか。あるんだったらあるで結構なんですけど、その辺の配慮ですよね。支援策というか、それがあればお聞かせいただきたいと思います。  以上です。 ○菱田明儀 委員長  森下副市長。
    ◎森下徹 副市長  空き家対策の関係で、除却支援制度とか代執行を含めてどうするかということですけど、やはりこれは私有財産の問題があるのと、一方で、こういう制度を持ち込むということは公費を投入してやっていく。二つのところをどう絡めるかという問題が非常にあると思っていまして、検討は当然、国等の状況を見ながらしていきたいと思っておりますけども、それについて公費をどういう条件、どういうことであれば投入できるかどうかということをやはり真剣に考えていかないと、なかなか難しい問題があると思っています。  例えば、周囲に非常に危害が及ぶ、危険が及ぶとか、その蓋然性が高いかどうかというようなことを議論していかないと、安易にこういう状況なので支援をして除去してもらうということは、なかなか行政側の立場としても難しいし、そうなってきますと、行政制度だけではなくて当然法の問題であるとか、市でいくと条例的な問題もありますので、そこをしっかりと検討していくという意味で個々の検討と書いておりまして、なかなかこれを具体的に安定的な制度として運用するに当たっては、かなりハードルが高いと思っておりますが、今後いろいろ多方面の状況を見ながら、どういう形がいいのかを含めて検討させてもらいたいということで書かせていただいています。 ○菱田明儀 委員長  安部管理・交通課長。 ◎安部賢一郎 管理・交通課長  太田委員の再質問にお答え申し上げます。  125cc以上の大型バイクを導入できないかということでございますけれども、やっぱり隣接している駐車場が隣にございますので、そちらをご利用いただいているということがございます。  あと、125cc以上のバイクにつきましては、道路交通法上で普通自動二輪車という自動車の扱いになりまして、原則駐車場を利用していただく必要があるということも、導入が厳しい理由だと考えています。  以上でございます。 ○菱田明儀 委員長  藤田都市整備部次長。 ◎藤田範士 都市整備部次長  公園の集水ますの数でございますが、具体な数は持ち合わせておりませんが、大体公園数の数からいうと、700を優に超えるような集水ますの箇所がございます。全てについて、泥が入る、葉っぱが入るなどの維持管理が必要なために、固定することはなかなか難しいところでございますが、ボールが入りにくくするような措置は、ある一定修繕等はしているところでございます。今後も改めてまたそういう場所があれば、改修していきたいと考えております。 ○菱田明儀 委員長  永井住宅管理課長補佐。 ◎永井哲 住宅管理課長補佐  市営住宅等空き家入居者募集についての再質問にお答えいたします。複数回応募し落選されている方ですが、平成28年度から令和2年度の5年間で14件おられます。複数回応募し落選されている方への支援策につきましては、特にございませんが、申込書受付時に希望者の少ない住宅への案内、申込み締切り前には希望者の少ない住宅への申込み変更を勧めております。また、同時期に京都府が管理する府営住宅の募集がございます。市営住宅と併せて府営住宅への応募も勧めているところでございます。  以上です。 ○菱田明儀 委員長  太田委員。 ◆太田克彦 委員  ありがとうございます。空き家の分については副市長にお答えいただいたので、また機会を見つけて議論させていただきたいと思っております。  大型バイクは車の駐車場にということだったかと思うんですけど、僕はよく分からないんですが、例えば大型バイク、750㏄や1200㏄という大きいバイク、また三輪の大きいバイクなんかをとめるときに、市営駐車場に入れましたと。そうすると、料金的に普通乗用車と同じ扱いになるんですかね。そうですか。ちょっと何か考えてほしいというのがあります。これもまた別の機会に議論させていただきたいと思っております。  あらかし近隣公園の事故についての改修の件ですけど、基本的に先ほどのご答弁でも、勘違いしてもらったら困るのは、たまたまあそこのあらかし公園での事故というのは、これは保護者の意見と、僕の現場を見ての想定での結論だったんですけど、ボール遊びをして、ボールが入って、それを取るためにどけていると。これは保護者がしょっちゅう見ていたから事実だと思うんですけど、それは、たまたまあらかし公園ではボールが入っていって、転がっていって、ますの中に入る。だから、そのますの中にボールが入らないように格子を入れてという工作をしていただきました。それは、あらかし公園だからなんですよ。  問題は、あの蓋がずれていたがために、その端っこを踏んで、先ほども言いましたように蓋が直立してしまった。角が立った状態で、そこにおなかから落ちたという事故だったんです。ご存じのとおりです。ということは、ああいうふうなますが、蓋があるようなところは、同じようにボールがその中に入るのを防ぐとかではなくて、あの蓋を何らかのことで固定していなければ、ずらそうと思えばずらせるわけです。子どもが20キロの蓋を持って上げているわけですから。そうすると、同じような状況がほかのところで、蓋が斜めになっていて、小さい子なんかがその上に乗ったら同じ状況になる可能性は、誰も否定できないのではないかと思うんですけど、その辺の僕の考え方について、それはちょっと違いますよというのであればお聞かせいただきたいんですけど、それだけお願いします。  市営住宅のことについては、複数回落選して14回で、ほかのところをあっせんしているということなんですけど、その方たちの生活状況をしっかり見ていただければと思いますし、中には緊急を要するような方はいなかったのかと逆に危惧するんですが、生活面をしっかり見ていただければと思っています。それだけお願いします。 ○菱田明儀 委員長  森下副市長。 ◎森下徹 副市長  あらかし近隣公園の安全対策で、他の公園はどうかということで、私も委員から話を聞いていて、ボールを取って、それで蓋を開けてそのまま置いていたら、たしかにずれたままだという、そういう利用をされているというか、そういう事象があるというのは初めて思い至ったということでございます。ただ、市が公園管理している数はかなりございますので、ただ、一方で委員のご指摘のようないろいろなことも想定されるのではないかということで、どういう形になるかは別ですけども、改めていろいろな想定をして、安全点検は今もしておりますので、そういう視点で改めて点検をしまして、必要なものがあれば措置をしていくということで検討させてもらいたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 ○菱田明儀 委員長  ほかにありませんか。          (「なし」と言う者あり) ○菱田明儀 委員長  ないようでありますので、次に、報告事項以外で都市整備部所管事項について、委員より何か質問等はございませんか。  山田委員。 ◆山田美鈴 委員  私のほうからは、スケートボードパークについて質問させていただきます。  一般会計予算にも計上されていると思うんですけども、スケートボードパーク実施計画業務委託400万円プラス整備の3,200万円、合計3,600万円でしたかね、予算が計上されているとのことでしたが、私がこのスケートボードパークについて知ることになったのは、昨年の12月議会のときに、ほかの議員が一般質問か何かでお話しされていて、そのときに知ることになりました。私の感覚では、私だけが知らなかったのかもしれないんですけども、何かぱっと出てきたというような感覚だったんですね。なので、スケートボードパークを整備することになった経緯と目的を教えてください。これが1点目です。  そして、スケートボードパークの整備概要も教えてください。これが2点目です。  3点目、スケートボードパークができた場合の利用者の見込みも教えてください。  4点目ですが、スケートボードパークといいますけど、スケートボードパークといったら、やはり全市民というよりは、スケートボード自体が一定の技術を要するものだと思うんです。なので、これが造られた場合には、一定の技術を持った人とか、ある一部の人に限定されるのではないかと思うんですけど、その点について本市の見解を教えていただきたいのと同時に、そうではないんだよと、一般市民にも普及させていきたいんだみたいな考えがございましたら、どのように一般市民が使えるようにするのかとか、普及させていくのかというお考えも頂ければと思っております。  まずこの4点お願いします。 ○菱田明儀 委員長  多賀道路河川課長補佐。 ◎多賀正記 道路河川課長補佐  山田委員のスケートボードパークの整備に関する質問にお答え申し上げます。  まず、スケートボードパーク整備に至った経緯、目的についてでございますが、スケートボードパークの整備につきましては令和3年度施政方針でお示ししておりますが、令和2年に市長に向けた子どもからの手作りの要望書を受け、これまで検討を進めてまいりました。スケートボードは、オリンピック東京大会にて正式種目に採用されるなど今注目のスポーツであり、近隣市におけるスケートボートパークの人気の高さなどは目を見張るものがございます。本市におきましても、多くの若い世代が新しいスポーツで活躍できる場を提供できればと考えているところでございます。  次に、整備概要についてでございます。現在計画しておりますスケートボードパークは、令和3年度に実施設計を行うこととしておることから、詳細は決まっておりませんが、現在のところ面積は約1,500平方メートル、レールやランプなどのセクションを設置し、主に初心者から中級者の利用を想定した入門者向けの施設にしたいと考えております。  続きまして、スケートボートパークの利用者数の見込みについてでございますが、市内にはスケートボード利用者数を把握できる競技施設などがないことから、具体的に見込むことは困難であると考えております。しかし、近隣市の利用状況や人気の高さなどを考えますと、本市においても相当数の利用があると想定しております。  続きまして、経験者等の独占的な利用にならないかというお話ですけども、今回整備を計画しているスケートボードパークは、中級者向けのレールのセクションなどの設置も計画しておりますが、初心者向けにフラットなスペースも広く確保する計画としておりますので、初心者でも安心してご利用いただけるのではないかと考えております。  次に、利用の普及につきましては、先ほど申し上げましたとおり一定の利用者数は見込めると考えておりますので、施設整備後、安全面や施設の混雑具合など利用状況を見ながら、市ホームページやSNSなどを活用した広報のほか、公益財団法人八幡市公園施設事業団と連携するなど利用普及に取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○菱田明儀 委員長  山田委員。 ◆山田美鈴 委員  ご答弁ありがとうございます。まず初めに、整備することになった経緯というのは、施政方針にもあるとおり、令和2年から子どもの要望を受けて検討してきたということですよね。施政方針を私も読ませていただいたんですけど、子どもたちから手作りの要望書を受けて検討してまいりましたスケートボードパークにつきましてはと、ここにあるんですけど、まず施政方針にスケートボードパークの要望書を受けてという文面が出てきたのは、もちろん令和3年度の施政方針からだと思うんですよね。この要望書を受けて、どのように検討してきたかということが知りたかったんです。  というのは、スケートボードパークを造るにしても市民の税金を使うわけではないですか。ということは、スケートボートパークに限らず何か事業をするに当たっては、それなりに必要性と公平性というか、広く一般市民の皆さんが使えるかどうかとか、こういう必要性があるのでという具体的な考えがあってされるべきなのかなと思ったんですけど、ここの部分だけで見たら、単に子どもたちから要望を受けたので、それで検討してきた。どういうことを検討してきたのか。子どもから要望を受けたので、その要望を酌み取りたいとか、そういう意味での検討なのか。では、要望を受けたら、スケートボードだけではなく、どんなものでも検討していただけるのか等々いろいろな考えがございますので、スケートボードパークをこうやって3,600万円という予算をつけて造るに当たっては、多分これは議会で通ると思うんですけども、今の段階で多分反対される方もいらっしゃらないのかなと思うので、そうなった場合に市民に、こういう事情で、こういう現状があるのでとお示ししなければいけないと思うんです。  先ほどオリンピックのことも話されましたけども、何もスケートボードだけがオリンピックの種目ではございません。それこそサッカーであるとか、ホッケーとか、マイナーなスポーツもオリンピックの競技になっています。であるなら、一般質問の議会でほかの議員もおっしゃっていましたけど、今、八幡市の公園の中で、例えばバスケットボールもできないような状況があったりする中で、そして簡単なボール遊びすら禁止されている公園がある中で、何ゆえこのスケートボードパークだけは認められて、そして市のお金を使って整備されるのか。子どもの要望があったというのももちろん分かりますし、私はスケートボードパークに対して何の恨みもないんですけど、それでもやっぱり何かちゃんとした説明が必要なのではないかと私自身は思うんです。その点について、もうちょっと具体的に教えていただきたいと思うんです。それがまず1点です。  それと、整備の概要はこれからの設計となることで、1,500平方メートルのものだろうと分かりました。言われてもあまりイメージが浮かばないんですけど、初心者から中級者まで対応できるということですね。見込みもちょっと把握できないという感じですかね。ただ、他市の状況を見てスケートボードの人気の高さがあるのでとおっしゃっていたんですけども、では今後整備する予定の1,500平方メートルの中で、例えばどれぐらいが1度に利用できるものなのかというのをお聞きしたいんです。スケートボードなんて、例えば中級者でもそうですけど、1人が利用していると、多分ほかの方がなかなか入れない状況になるのかなと思うんですよ。結構な高さで滑ったりするので、初心者クラスの平面のところだったらまだ分かるんですけど、そういった場合にはある程度人数も限られてくるのではないかと思ったので、見込みが分からないといっても、利用者をどういうふうに想定されているのかというのをお聞きしたいと思いました。それを教えてください。  他市でスケートボードがはやっているのは分かったんですけど、では本市で例えばスケートボードをされている団体とか、あるいは活動を盛んにされているグループがいらっしゃることを把握されているのでしょうか。そういう活動をされている方がいらっしゃるのを把握されているというのであれば、教えていただきたいと思っております。  整備内容が1,500平方メートルぐらいで、あとはあまり決まっていないのかなと思うんですけど、今の予算プラス今後さらに予算が追加されるということはあるんでしょうか。その点について、追加の予算が今後あるのかどうかも教えていただければと思います。  そして最後に、実際にこのスケートボードパークを造るところは、現在ソフトボール場にしていたところとお聞きしました。そのソフトボール場を使われていた方々は、代替施設といいますか、そういった場所が必要になると思うんですけど、その方々の新たな代わりの場所というのが分かったら教えてください。よろしくお願いします。 ○菱田明儀 委員長  東都市整備部長。 ◎東睦 都市整備部長  山田委員の再質問にお答え申し上げます。  まず、1点目の整備に至った経緯でございますけれども、やはりバスケットボールであればバスケットボールの好きな方がされるでしょうし、スケートボードはスケートボードの好きな方がされるであろうということで、市民全体に皆さんがスケートボードをされるというようなことでもございませんので、先ほどの質問でもありましたとおり、限定されるかどうかという議論については、あまりなじまないのかなと思っております。  スケートボードパークを整備するということにつきましては、先ほど担当もご答弁しましたけれども、施政方針に書かれております内容に加えたような説明ということでご理解いただけたらと考えております。市長もスポーツについては非常に理解されているということで、きっと同じというか、この内容でその決定されたのではないかと我々は理解しております。  次に、1,500平方メートルの中でどれほどの人数ができるのかという問題でございますけれども、これは例えば年齢によっても様々でしょうし、開園から閉園までずっとされる方もいらっしゃるかも分かりません。また、子どもであれば、もう暗くなれば帰るかも分からないというようなことで、これについては時間であるとか年齢、それから平日、休日というようないろいろな条件がございますので、その中でされるのであろうと思っております。実際、京田辺市のスケートボード場を見ると、極めて秩序正しくやっておられるということで、京田辺市からは、ルールとかマナーに関する苦情についてはほとんど聞かないとお聞きしております。  市内のグループにつきましては、把握はしておりませんけれども、複数あるとお聞きしております。  整備の3,600万円についての今後の追加につきましては、今回の整備については、まず基本的な整備を進めます。その後、やはり利用者の数であるとか、また新たな整備が必要ということであれば、そのときの判断になろうかと思います。  現在のソフトボール場を今回リニューアルするということになりますけれども、その残りの半分は多目的広場として、今までソフトボール場をグラウンドゴルフで使われていたり、フットサルの練習に使われていた方については、またそのままご利用いただけますし、ソフトボールで使われていた方については、例えばさつき公園であるとか、市内のほかの施設をご案内しているという状況でございます。  以上でございます。 ○菱田明儀 委員長  山田委員。 ◆山田美鈴 委員  ありがとうございます。スケートボードパークの整備をすることになった経緯については、ごめんなさい、ほかの方は理解できるのかもしれないですけど、私はやっぱり理解できないんですよね。市長の施政方針に書いてあるといったら、それは書いてあるので、市長がやる取組だからというのも分かるんですけども、市長がやるにしても、やっぱり例えばですよ、先ほど言いました市内でスケートボードをやっている団体があって、その団体の活動がすごく活発で、しかもその中にすぐオリンピックを目指せるような人がいるんだとか、あるいはスケートボード自体を学校で取り入れて、それで競技をやっている、普及させるんだみたいな考えであるならば理解はできるんですよ。学校でもみんなやっているよねということで。ただ、スケートボードは本当に、スケートボードを持ってない人はもちろんできませんし、スケートボードをやろうと思っても、先ほど言ったように一定の技術が必要なんですね。ただ、サッカーとかは、それこそ体育の授業でもやるぐらいの、とても皆さんにとって当たり前の運動ですよね。でも、そういった日常の運動というのは、ほかの公園では制限されているんですよ。  では、アイススケートをやっている方もいらっしゃると思いますよ。そうした方が要望で、八幡市にもアイススケート場をみたいなことを要望されたら、その点について市長も検討して、何でもかんでも造ってくれるのかといったら、私は絶対そうではないと思うんですよ。何か本当にこれだという根拠があった中で、物事って、やっぱり事業って決められていると思いますしね。何でこれが出てきたのかというのが、申し訳ないんですけど見えてこないんですよ。でも、これについては幾ら議論しても多分それしか答弁はないと思うので、もうこれ以上は言わないですけど、でも私は納得できないなという思いです。  最後に1点質問させていただくとするならば、実際にこれが議会で通りましたとなった場合に、市民にどのように説明されるのか、その点をお聞かせ願いたいです。 ○菱田明儀 委員長  東都市整備部長。 ◎東睦 都市整備部長  スケートボードパーク完成後の利用の普及につきましては、これも先ほど担当が申し上げましたけれども、できたということについては市ホームページやSNSで一般に向けて広報したいと思います。また、先ほど申し上げましたとおり、今までやりたかったけれども、やる場所がないからできなかったとか、市内の公園でやって市に苦情が寄せられているというような公園もございますので、そのような方が皆さんスケートボードパークに集まって、切磋琢磨されて技量が向上するということで、非常に望ましいことではないかと思っています。ですから、利用状況を見ながら、事業団のホームページとかと連携する中で利用普及に取り組んでまいりたいと考えております。  以上です。 ○菱田明儀 委員長  山田委員。 ◆山田美鈴 委員  私の言い方が悪かったのか、市民に伝える普及の仕方を聞いたのではなくて、何ゆえスケートボード場ができるようになったんですかということに対して、どういう説明をされるんですかと聞いているんですよ。施政方針に書いたようにそのまま、子どもの要望があったのでやりましたと言われるのか、そこを教えてください。 ○菱田明儀 委員長  東都市整備部長。 ◎東睦 都市整備部長  これはもう当初冒頭でご説明申し上げましたとおり、施政方針でお示ししておりますけれども、市長に向けた子どもからの手作りの要望書があったということ、また、近年ではオリンピックの東京大会でも正式種目に採用されるというようなことで、近隣市でもスケートボードの人気の高さは目を見張るものがあるということなど、本市においても多くの若い世代が新しいスポーツで活躍できる場を提供したいという思いがあるというようなことでPRすると思います。  以上でございます。 ○菱田明儀 委員長  ほかにありませんか。          (「なし」と言う者あり) ○菱田明儀 委員長  ないようでありますので、これで都市整備部所管事項の審査を終結いたします。  ここで説明員の入替えを行いますので、暫時休憩します。                  午後 2 時21分 休憩                  ――――――――――――                  午後 2 時28分 再開 ○菱田明儀 委員長  休憩前に引き続き、会議を開きます。  これより上下水道部所管事項の審査に入ります。  上下水道部より報告事項がある旨、申出を受けております。  それでは報告願います。武用上下水道部長。 ◎武用権太 上下水道部長  上下水道部より2件の報告がございます。  なお、報告事項1件目の令和2年度八幡園内地区配水管布設替工事等の契約解除についてにつきましては、今回入札を執行し、契約、工事まで開始していたにもかかわらず、契約を解除する事態となりました。また、市民の安全性の確保のため施工を継続いたしました一部の工事につきましても随意契約となり、競争性を担保できませんでした。このたびは市民の皆様、入札に参加された方にご迷惑をおかけすることになり、大変申し訳ございませんでした。  その後の対応といたしましては、契約を解除いたしました業者とは、お互いに損失がないところで和解いただき、また工事範囲の住民の方々には、ビラ配布及び戸別訪問により説明させていただいております。今後はこのようなことがないよう、上下水道部全体で再発防止に取り組んでまいります。  それでは、ただいま申し上げました報告事項の詳細と、もう1件の報告事項につきまして、担当課より説明させていただきます。 ○菱田明儀 委員長  吉田上水道課長。 ◎吉田行広 上水道課長  上水道課より、令和2年度八幡園内地区配水管布設替工事等の契約解除について報告させていただきます。資料1をご覧いただきたいと存じます。  令和2年度八幡園内地区配水管布設替工事ほか2件の合算入札につきましては、令和2年12月11日に開札し、鎌田工業株式会社八幡営業所が税込み5,237万5,400円で落札しました。令和2年12月18日に契約を締結し、契約金額の内訳は、上水道課4,348万5,200円、道路河川課621万1,700円、下水道課267万8,500円となりました。  令和3年1月5日から現場に着手していましたが、入札参加業者から、情報公開による開示された設計書を確認したところ、設計書の違算があるのではとの指摘を1月7日に受けました。直ちに設計書を精査したところ、設計書に違算はなかったものの、入札公告時に配布している積算参考資料の一部に記載金額の誤記が令和3年1月8日に判明いたしました。そのため、工事現場は1月8日を最後に休工とし、受注者及び入札参加業者に、公正な入札が執行できなかった理由による契約解除に至るまでの経過説明を行いました。  受注者であった鎌田工業株式会社八幡営業所とは令和3年2月10日に契約を解除し、同日損害賠償の和解契約を締結いたしました。和解金額は1,443万8,798円で、内容につきましては、既に着手していた試掘や仮設配管工事などの精算、購入済みであった管材料の買取りとなっております。  次に、受注者であった鎌田工業株式会社八幡営業所との随意契約について、ご報告させていただきます。既に工事現場の状況が令和3年1月8日まで工事を行っていたため、試掘及び工事現場東側工区の仮設配管工事が完了し、掘削した部分の舗装が仮復旧の状態でございました。本来であれば速やかに契約を解除し再度入札となりますが、既に着手している工事範囲の市民に対して前面道路の仮復旧状態が長い期間続くことから、市民の安心・安全を第1に考え、既に着手している工事現場東側工区の配水管布設替工事を改めて随意契約にて行うことといたしました。令和3年2月24日に契約し、工期は令和3年2月24日から3月31日、舗装本復旧までの工事となることから、道路河川課、下水道課と合算の上発注しております。契約金額は税込み2,492万3,800円となり、内訳は上水道課1,843万6,000円、道路河川課439万1,200円、下水道課209万6,600円です。  今回工事ができませんでした工事現場西側工区の範囲につきましては、改めて来年度に発注する予定でございます。  このたびはご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。今後このようなことのないよう再発防止に努めてまいります。 ○菱田明儀 委員長  正田経営課長補佐。 ◎正田貴史 経営課長補佐  経営課から、令和3年度開始予定のスマートフォン決済による上下水道料金の収納についてご報告申し上げます。資料2をご覧いただけますでしょうか。  令和3年4月1日より、スマートフォンアプリを利用し上下水道料金が納付できるスマートフォン決済の準備を進めております。金融機関やコンビニエンスストア等の窓口納付と口座振替による納付方法に加えて新たな納付方法の選択肢を追加することにより、利便性を高め、サービスの向上を図るものです。支払いにつきましては、現状の納付書にもあるバーコードをスマートフォンアプリで読み込むことで納付することができます。注意点といたしましては、スマートフォン決済でお支払いされた場合、領収書の発行ができないため、領収書が必要な場合は金融機関やコンビニエンスストア等の窓口で納付いただく必要がございます。  以上でスマートフォン決済による収納についての報告とさせていただきます。 ○菱田明儀 委員長  ただいまの報告事項につきまして、委員より質問等はございませんか。  横須賀委員。 ◆横須賀生也 委員  資料1の令和2年度八幡園内地区配水管布設替工事等の契約解除について質問させていただきます。西側工区が来年度の発注に変更となりますが、予算はどのように処理しますか。  続きまして、資料2の上下水道料金のスマートフォン決済による納付について質問させていただきます。使用の注意点として、スマートフォン決済で支払いされた場合、領収書は発行できませんと記載されています。スマートフォン決済で支払いをして、どうしても領収書が必要な場合、上下水道部の窓口等でアプリの利用明細等を見せると発行してもらえますか。  以上、よろしくお願いします。 ○菱田明儀 委員長  木下経営課長。
    ◎木下章伸 経営課長  今年度予算の部分につきましては、未執行となった部分につきましては、決算時に不用額となる予定でございます。 ○菱田明儀 委員長  正田経営課長補佐。 ◎正田貴史 経営課長補佐  領収書の質問でございますが、領収書の発行はできませんが、しかし、有料とはなりますが、経営課のお客様窓口に来ていただき申請していただくことで、領収済み証明書の発行を行っております。 ○菱田明儀 委員長  ほかにありませんか。  中村委員。 ◆中村正公 委員  令和2年度八幡園内地区配水管布設替工事等の契約解除についてお聞きしたいと思います。  まず、誤記が分かった経過を教えてください。  契約の解除の理由が、入札の公告時に配付した積算の参考資料の金額に誤記が判明したということですけども、参考資料のどこなのか。それが分かったら教えてください。  この金額は先ほども説明ありましたので、もう着手していた部分ということで、それはいいですが、その2点についてお聞かせください。 ○菱田明儀 委員長  吉田上水道課長。 ◎吉田行広 上水道課長  まず、積算資料の誤記が判明した経緯につきましては、1月5日から現場に着手しておりましたが、入札参加業者から、情報公開によって設計書が開示されますので、中身を確認したところ、違算があるのではと上水道課に1月7日に連絡がありました。設計書を精査したところ、違算はなかったものの積算資料の一部に誤記が判明したものです。  誤記はどの部分なのかというご質問ですが、今回誤記が判明した積算参考資料とは、単価を公表し、入札過程における積算条件の透明性を向上するため、一般競争入札の案件で平成30年度より入札公告時に配付しているものです。積算参考資料は主に見積単価を、業者が知り得ないといいますか、ばらつきのある単価を透明性向上のために載せております。市としまして、見積単価を入札公告時に配付する資料に金額を転記する際に、違う場所からの金額を転記してしまったために、今回誤記が起こったものです。 ○菱田明儀 委員長  中村委員。 ◆中村正公 委員  ありがとうございます。情報公開で今回のものは分かったと。その業者も入札に参加していて、それでおかしいなという感じでしょうけど、こういうことは過去にあったのか、なかったのか。今回が初めてのことなのかどうか、一つ教えてください。  それと、積算参考資料の中の単価ということで、平成30年度から単価も入れるというそのこと自体が、こういう間違いの一つの原因でもあるのかなと思うんです。公共施設の工事でしたら数量は入れて単価は伏せていると思いますが、最近はもう全部金額を公表する。それが公平性なのかもかわからないけども、最低価格も公表されるという中で、競争性というのもちょっと見えにくくなっているし、そういう中で起こった今回の問題だと思うんですよね。そういう中で単価を入れることが本当に妥当なのかどうか。そういう競争性の中から見たら疑問に思うところも私なんかはあるんですけども、それは今のそういう世の中の流れとして仕方ない側面もあるのかなと思うんですが、再発防止は今後どういうふうにされていくのか教えてください。 ○菱田明儀 委員長  吉田上水道課長。 ◎吉田行広 上水道課長  今回の事例につきましては、うちとして初めてのケースでございます。  再発防止策につきましては、今回の積算参考資料の誤記につきましては、間違った場所から金額を転記したことによるもので、チェックが甘かったと言わざるを得ないミスであり、今後は現在の係長と課長によるチェックに併せて係内の係員同士でもチェックを行い、設計書を含め入札に関係する全ての書類のチェック体制を強化して再発防止に努めてまいります。 ○菱田明儀 委員長  ほかにありませんか。          (「なし」と言う者あり) ○菱田明儀 委員長  ないようでありますので、次に、報告事項以外で上下水道部所管事項について、委員より何か質問はありませんか。          (「なし」と言う者あり) ○菱田明儀 委員長  ないようでありますので、これで上下水道部所管事項の審査を終結いたします。  ここで説明員の入替えを行いますので、暫時休憩します。                  午後 2 時47分 休憩                  ――――――――――――                  午後 2 時58分 再開 ○菱田明儀 委員長  休憩前に引き続き、会議を開きます。  これより環境経済部所管事項の審査に入ります。  環境経済部より報告事項がある旨、申出を受けております。  それでは報告願います。山田環境経済部長。 ◎山田俊士 環境経済部長  恐れ入ります。報告事項に入る前に、1点報告資料の訂正をお願いしたいと思います。報告資料のうち、商工観光課所管分の資料について誤記がありましたので、訂正をお願いいたします。訂正箇所は、資料の2をご覧いただきたいと思います。  令和3年背割堤さくらまつりの中止についてというところの2、背割堤さくら開花時期における安全対策、(2)内容のポツの2つ目でございます。さくらであい館は開園となっておるところですが、こちらが誤りで、開館でございます。おわびして訂正いたします。申し訳ございませんでした。  それでは報告に入らせていただきます。環境経済部から4点の報告事項がございます。担当課のほうから順次報告させていただきますので、よろしくお願いします。 ○菱田明儀 委員長  武田環境保全課長補佐。 ◎武田直樹 環境保全課長補佐  環境保全課から、第3次八幡市環境基本計画策定に係る市民、事業所アンケート及び市民ワークショップの結果について報告いたします。恐れ入りますが、お手元にお配りしております資料1をご覧ください。  このたび、令和4年4月から新たにスタートする第3次計画の策定に当たり、市民、事業所の皆さん声を取り入れるため、アンケート及びワークショップを開催いたしました。  まず市民、事業所アンケートでございますが、令和2年12月から令和3年1月にかけて、八幡市内に居住する16歳以上の市民2,000人及び八幡市内の事業所200事業所に対しアンケート用紙を郵送し、市民アンケート778通、回収率39.4%、事業所アンケート72通、回収率37.9%の回答がありました。アンケートでは、環境問題への関心や継承すべき八幡の環境等について調査し、八幡市の理想的な将来像としては、きれいな水と豊かな緑に恵まれた人と自然が共生するまちと、便利で快適な住みやすいまちを望んでいる方が大半であるという結果になりました。  続きまして、市民ワークショップでございますが、第1回目を令和2年12月13日に八幡市文化センターにて開催、10人の参加がございました。「八幡市の環境を知り、持続可能なまちについて考える」をテーマにグループワークを実施し、理想的な八幡市の姿について、自然の豊かさが実感できるようなまちづくりや、子どもたちに八幡市のよさを伝えていきたいなどの意見がありました。  第2回目につきましては令和3年1月24日に開催を予定していましたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により書面での開催といたしました。「こんなまちを目指したい!八幡市の環境をよりよくするための提案」をテーマに意見を募集。15人から回答があり、未来の八幡市のまちに向けた大切なキーワードとして、緑豊かなまちを守るため気候変動について考える、ごみゼロを推進するまちなどの意見がありました。  アンケートの結果及びワークショップで出された意見や提案につきましては、貴重な資料として活用し、現行の第2次八幡市環境基本計画の検証等と踏まえ、今後環境審議会にて審議いただきながら、年内をめどに素案の作成を目指します。その後、パブリックコメントによる意見を経て最終案の作成を予定しております。  以上です。 ○菱田明儀 委員長  寺本商工観光課長補佐。 ◎寺本正知 商工観光課長補佐  令和3年背割堤さくらまつりの中止についてご報告いたします。資料2をご覧願います。  1、中止に至る経過につきましては、令和2年12月3日に第1回令和3年背割堤さくらまつり実行委員会が開催され、新型コロナウイルス感染症の拡大により中止の方向で検討することとなり、2月1日に背割堤さくらまつりの中止が発表されたものでございます。  次に、2、背割堤さくら開花時期における安全対策につきまして、さくらまつりは中止となりましても、実行委員会の枠組みで桜の開花時期における安全対策に当たることとしております。期間は令和3年3月27日土曜日から4月11日日曜日までの16日間を予定しております。内容としましては、背割堤地区の閉鎖は行いません。さくらであい館は開館し、展望塔は閉鎖します。背割堤地区駐車場及びさくらであい館駐車場は閉鎖し、背割堤地区駐車場においてバイク、自転車のみ受け入れます。市営駐車場は期間中の午前8時から午後6時まで閉鎖します。交通状況によっては規制を緩和する場合があります。京阪石清水八幡宮駅の放生川踏切から市営駐車場南側交差点までの車両通行止めが、八幡警察署により期間中の土曜日、日曜日に実施されます。交通状況により規制を解除される場合があります。背割堤地区とさくらであい館においては、食事や飲酒及び長時間の滞在はご遠慮いただき、園路の一方通行を行うなど感染対策に努められます。  続きまして、新型コロナウイルス感染症対策に係る給付状況等についてご報告いたします。資料3をご覧願います。  1、八幡市中小企業者等事業継続支援金につきましては、新型コロナウイルス感染症に関する融資を受けた事業者に一律10万円を給付している事業でございます。申請の受付期間は令和2年7月20日から令和3年2月26日までとしておりましたが、国において融資を受けるための指定期間が延長されたことに併せ、現在のところ令和3年3月31日まで延長しております。  なお、一部の融資制度では令和3年6月30日まで指定期間が延長されており、令和3年度も引き続き支援できるよう、令和3年度当初予算に本支援金を予算計上しております。当初予算をご可決いただいた際には、受付期間のさらなる延長を予定しております。支給実績につきましては、令和3年2月末までの支給は524件、5,240万円でございました。直近の3月12日までの支給は548件で5,480万円となっております。  次に、2、八幡市中小企業者等おうえん給付金につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により売上げが前年同月比5%以上減少した事業者に、一律5万円を給付している事業でございます。申請の受付は郵送としており、令和2年10月26日から令和3年1月31日までで終了しております。期間内に申請され、書類の不備等により附属書類の提出が必要な事業者につきましては、2月19日までの期限を設け対応いたしました。支給実績につきましては、令和2年12月1日に要件緩和を行いまして、令和3年2月末までの支給は1,016件、5,080万円でございました。その後、不備等により不足書類の提出があり、最終は1,029件、金額は5,145万円となりました。  次に、3、八幡おうえん飲食券につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により特に影響の大きい飲食店を支援するため、飲食を伴う取扱店で使用できる5,000円分の飲食券を市内全世帯に配布いたしました。飲食券の使用期間は令和2年10月15日から令和3年2月28日までで終了しております。飲食券の配布状況は、令和2年8月11日時点において市に世帯を有する3万3,286世帯を対象に郵送にて配布いたしましたが、宛て所が不明で返送されたり、不在票が投函されていても連絡がないなどで未達となった世帯は547世帯ございました。飲食券の取扱店は110店舗で、換金状況につきましては、令和3年2月末までの換金額は1億1,430万1,000円、換金率は約63%でございました。直近では、3月5日までの換金額は1億2,268万9,500円、換金率は約68%となっており、3月19日を最後に換金を終了する予定としております。  以上でございます。 ○菱田明儀 委員長  小西環境経済部次長。 ◎小西道宏 環境経済部次長  農業振興課から、ため池ハザードマップを作成いたしましたので報告させていただきます。対象は内里池でございます。お手元にお配りしております資料4をご覧ください。  平成30年7月豪雨で多くの農業用ため池において被害が発生し、防災重点ため池ではない小規模なため池で甚大な被害が生じたことを踏まえ、国が示す新たな選定基準により、京都府と市町村が調整して防災重点ため池を再選定することになり、内里池が防災重点ため池に再選定されました。  防災重点ため池とは、決壊した場合の浸水区域に家屋や公共施設等が存在し、人的被害を与えるおそれのあるため池でございます。再選定された防災重点ため池においては、緊急時の迅速な避難行動につなげる対策としてハザードマップの作成が求められております。ハザードマップは、万一ため池が決壊した場合を想定し、浸水想定区域、浸水到達時間、浸水深を色別で表示するほか、避難路や避難場所、緊急連絡体制等を記載し、自主的な避難や危険回避行動ができることを目的として作成した地図でございます。  2月25日に内里公会堂におきましてハザードマップ説明会を行いまして、地元区等との意見交換を通じ地域の意見が反映された地図となっております。周知につきましては、避難時には周辺地域の住民等との共助の必要もあるため、ハザードマップ区域内の住民等に配布することを基本に、地域の実情に応じた方法により住民への周知を行います。なお、ため池ハザードマップ作成に当たりましては、ため池の保全、避難対策の推進として、農水省の補助事業である農業水路等長寿命化防災・減災事業を活用し、全額が補助金として交付されます。事業費につきましては148万5,000円でございます。  以上でございます。 ○菱田明儀 委員長  ただいまの報告事項につきまして、委員より質問等はございませんか。  横須賀委員。 ◆横須賀生也 委員  資料1の環境に関する市民意識調査について、3点質問させていただきます。  第1に、本調査は市が独自に行ったものか、国や府の要請があって行ったものか、どちらですか。  第2に、配布数2,000通について、郵送により配布、回収されたということですが、アンケートの送付先の選定はどのようにされたのですか。  第3に、周辺の環境についての評価と重要度の表のうち、重要度が高いものの環境への評価が低い項目について、今後解決が求められる環境課題となっていると記載されていますが、改善を検討されるのですか。  次に、資料2の令和3年背割堤さくらまつりの中止について質問させていただきます。背割堤付近、御幸橋付近及び市営駐車場付近にガードマンや警備員の配置をされるのですか。  次に、資料3の新型コロナウイルス感染症対策に係る給付状況等について質問させていただきます。八幡おうえん飲食券に関して、使用期間は令和3年2月28日まででしたが、事業者の換金期限はいつまででしたか。  最後に、資料4の内里池ハザードマップについて質問させていただきます。本ハザードマップは万が一内里池が決壊した場合を想定していますが、現状、内里池の堤防の補強等はしているのですか。  以上よろしくお願いします。 ○菱田明儀 委員長  武田環境保全課長補佐。 ◎武田直樹 環境保全課長補佐  市民事業所意識調査についての質問にお答えいたします。  まず、本調査について、市が独自に行ったものか、国や府の要請があって行ったものかということでございますが、本調査につきましては、市の環境基本計画策定の資料とすべく、市の事業として独自で行ったものでございます。  次に、アンケートの送付先の選定はどのようにしたのかというところでございますが、市民アンケートにつきましては、住民基本台帳から市内に在住する16歳以上の方の中から2,000人を、事業者アンケートにつきましては、市内に所在する法人税課税事務所の中から200事業所をそれぞれ無作為に抽出したものでございます。  続きまして、周辺の環境についての評価と重要性のうち、重要度の高いものの環境への評価が低い項目について改善を検討するかということでございますが、今回のアンケート結果について、具体的にどのように計画に反映させていくかは現時点では決まっておりませんが、委員にご指摘いただいたような内容も含めて、次期計画においての施策や取組については、環境審議会にて今後議論していただくこととしております。  以上です。 ○菱田明儀 委員長  寺本商工観光課長補佐。 ◎寺本正知 商工観光課長補佐  背割堤のガードマンや警備員等の配置についてでございますが、背割堤さくらまつり実行委員会の枠組みで対応している交通対策会議などの協議を受け、淀川河川事務所及び淀川河川公園管理センターでご対応いただいております。配置箇所は概ね昨年の配置を踏襲される計画となっておりまして、背割堤地区内や御幸橋周辺の横断歩道周辺、それから市営駐車場付近にも配置される予定と伺っております。  次に、八幡おうえん飲食券の換金期限はいつまでかということでございますけれども、事業者の換金は10回に分けて行うこととしておりまして、それぞれ指定の期日までに事務局へ郵送することとしております。最終の10回目の換金期限は令和3年3月10日でございました。なお、事業者への最終の入金は3月19日に行う予定でございます。 ○菱田明儀 委員長  小西環境経済部次長。 ◎小西道宏 環境経済部次長  ため池ハザードマップについてのご質問にお答え申し上げます。内里池の旧堤体につきましては、築堤後100年以上が経過し、老朽化が進み、堤体全面の浸食、崩壊が顕著であり、洪水吐についても断面が狭小で、改修の必要が生じていました。取水施設についても、上樋は閉塞して取水不能、下樋も老朽化して漏水が見られたことから、破堤等の災害発生を未然に防ぎ、圃場整備された都市近郊の優良農地の用水源としての機能を果たせるように、昭和60年度から平成元年度にかけて府営老朽ため池整備事業として全面改修されました。主な内容は、北側、西側のり面を土羽から張りブロックに堤体改修を約374メートル、取水施設、余水吐の改修でございます。その後、地元営として平成16年に南側のり面約220メートルを、平成20年度には東側のり面約60メートルをブロック積み護岸に改修され現在に至っており、補強ができております。 ○菱田明儀 委員長  横須賀委員。 ◆横須賀生也 委員  それぞれご答弁ありがとうございます。  資料1の環境に関する市民意識調査についてですが、今回の有効回答率は、市民アンケートと事業所アンケートの両方とも40%弱という結果でした。今後同様のアンケートされる場合、回答率を上げる工夫について何か考えておられますか。  また、資料3の八幡おうえん飲食券について、事業者の最終換金期限が過ぎ、使用された飲食券は全て出そろったと思われますので、最終の換金率の見込みを教えてください。  以上、よろしくお願いします。 ○菱田明儀 委員長  山口環境保全課長。 ◎山口将司 環境保全課長  アンケートの回答率を上げる工夫は何か考えているかというご質問ですが、目に見えた効果を出すような対策というのはなかなか難しいものと考えております。今後いい方法がないか、課題として研究してまいりたいと思います。  以上です。 ○菱田明儀 委員長  寺本商工観光課長補佐。 ◎寺本正知 商工観光課長補佐  八幡おうえん飲食券の最終の換金率の見込みでございますけども、事業者の提示する枚数と事務局でカウントした枚数に差異がある場合がございますので、現時点で正確な数値を申し上げることはできませんが、概ね9割前後程度になると見込んでおります。 ○菱田明儀 委員長  横須賀委員。 ◆横須賀生也 委員  それぞれご答弁ありがとうございます。  資料1の環境に関する事業所意識調査の中で、環境配慮の経営方針への導入状況の帯グラフが示されています。この帯グラフでは、太陽光発電など環境に優しい電力の使用について、関心はあるが取り入れる予定はないという回答が64.5%と多数を占めています。太陽光発電などを取り入れる予定がない理由は、大多数が初期費用の負担が大きいためと思われます。先日の代表質問の中で私は、現在京都市で行っているゼロ円ソーラー事業を本市でも導入するよう要望しました。もし初期費用の負担がなく太陽光発電を導入できるのであれば、太陽光発電に関心がある64.5%の事業所のほとんどは太陽光発電を導入すると思われますので、ぜひとも本市でもゼロ円ソーラー事業を導入していただきますよう、重ねて要望とさせていただきます。  以上で終わります。 ○菱田明儀 委員長  ほかにありませんか。  山田委員。 ◆山田美鈴 委員  私のほうからは2点です。  まず、環境に関する市民地域意識調査の中で、裏面に木津川流域で守る脱プラスチックプロジェクトという名目が入っているんですけども、これについて、脱プラスチックプロジェクトというのは具体的にどのような取組なのか。初めて聞いた名前でしたので、教えていただければと思っております。  2点目です。アンケートを見ますと、事業者への太陽光発電の啓発への取組がもっと必要かと思われるのですけれども、事業者への太陽光発電等の啓発の取組は今後どのようにやっていかれるのか。何か啓発等を行うことは考えているのか、いろいろご意見を頂きたいと思っております。  この2点です。 ○菱田明儀 委員長  武田環境保全課長補佐。
    ◎武田直樹 環境保全課長補佐  市民アンケートについての質問にお答えいたします。アンケートにあります木津川流域で守る脱プラスチックプロジェクトでありますが、これにつきましては、具体的にこういった取組を行うと決まったものではなく、アンケート調査をする際に、海洋プラスチック問題を含めたプラごみ対策について、市民に分かりやすい表現で例として示したものでございます。この結果を基に、どのような形で計画に盛り込んでいくかにつきましては、今後環境審議会で議論したいと考えております。 ○菱田明儀 委員長  山口環境保全課長。 ◎山口将司 環境保全課長  2点目の事業所に対しての啓発についてのご質問ですが、今回アンケート調査を行ったことで、市民の意識や事業者の意識が分かる貴重なデータになったと考えております。委員ご指摘のような意識の低い部分や逆に関心の高い部分を、今回の結果を踏まえどのように今後啓発していくか、またどのような形で環境啓発基本計画に盛り込むのか、今後の環境審議会で議論していきたいと考えております。  以上でございます。 ○菱田明儀 委員長  山田委員。 ◆山田美鈴 委員  ご答弁ありがとうございます。木津川流域で守る脱プラスチックプロジェクトの件については分かりました。アンケートで具体的にというか、分かりやすい表現で例として示されているということで了解しました。  2点目も、今後環境審議会での議論をやっていきたいということでお伺いしました。事業所もそうですけれども、市民も太陽光発電とか環境に対しての意識は高く持っていらっしゃると思うんですね。ただし、自分ができることって何だろうと考えたときに、なかなか自分ができることが分からないという人もやっぱりたくさんいると思うんですね。  私も太陽光発電のことを考えたときに、再生可能エネルギーを考えたときに、太陽光発電はとても大切なことだと思ったんですけど、では私個人ができることって何だろうと思ったときに、マンション住まいなので、おうちに太陽光パネルをつけることなんてちょっと無理だなと思ったりしたときに、自分で情報を取りに行ったら、そうか、例えば原発に依存しない電力を使えばいいんだと思って、私自身はそういった原発に依存しない自然エネルギーで電気を出してくださっている会社に切り替えました。  そういったことも必要だと思っていますし、また各地方を見てみましたら、それこそ例えば事業所範囲でいうならば、東近江市でしたら商工会で取り組んで、有志の方が商工会の上にパネルを取り付けて、環境のために有志のお金で取り付けて、取り付けたときの費用はどうやって返すのかといったら、その売電で得たお金、収益が上がったときには商工会の商工券に替えて、投資してくださった方に還元していくといったやり方とか、環境と地域活性をいろいろ考えた取組もあったり、例えば九州の佐賀県の三瀬村では、1,300人の農村の方たちの発電を、一つの営農型発電のソーラーシェアリングで造った太陽光パネル、田んぼの上にパネルを立てているんですよね。それで賄っていく。そして下では稲作が行われていて、もう今年で6年目になるんですかね。私も実際見に行って、ロープで吊るされている太陽光パネルを見て、すごく感動を覚えたんです。台風被害とかが結構あったんですけど、でもその被害もなく、台風に負けないで今も稼働されているという状況にあります。  全国各地を見渡したらいろいろな取組があるんですけども、でもこの情報は、市民自らが取りに行かなければなかなか伝わってこないんですね。だからこそ、そういった情報を市民に機会があれば環境イベント等でいろいろ伝えていっていただきたい。八幡市の取組だけではなくて、そういった他市の取組も伝えていっていただく。これも啓発の大きな力になると思いますので、ぜひこれをお願いしたいと要望させていただきます。 ○菱田明儀 委員長  ほかにありませんか。  中村委員。 ◆中村正公 委員  さくらまつりとため池のハザードマップの件でお聞きしたいと思います。  さくらまつりが昨年も中止で、今年も中止ということで、コロナが1年もたっても収束しないのかというのが非常に悲しいですね。去年のさくらまつりを中止したときには、来年は大丈夫だろうという思いを皆さん持ったのではないかと思うんですけども、それが今年も中止ということで、そういう中ではやっぱり1年たっているので、かなりの人は、この緊急事態宣言が解除されなくても人が出て、解除されたら途端に増えたりしているし、多くなると思うんですよね。昨年の人出はどのぐらいだったのかということをまず一つお聞かせください。  それから、去年は駐車場が、今年もそうですけども、かなり規制されていましたが、民間の駐車場は開いていたのではないかと思うんですけども、その利用状況と、不法駐車はどういうふうになったかということ。  もう一つは、やっぱりどこでもそういう人が集まるところは、ごみの問題がありますが、ごみの問題はどうだったのか。その点についてお聞かせください。  それから、ハザードマップの件ですけども、これは先ほどの同僚委員の質問等で、内里池自体は改修されて、堤防は強化されているということですけれども、想定する決壊場所が内里では西側の面になっていますが、全部改修されているんですけども、例えば大谷川の平面図でいったら非常に薄いところ、ここが決壊という想定も考えられるのではないかと思います。そういう中で、今のこの図のように決壊場所と想定しているのは、なぜここが決壊とされているのか。そのときに水深としては、堤の高さが最大水深では4.2メートルだと思うんですけども、相当のトン数がある水が全部出るというわけでないんですが、この想定はどれぐらいの水量が放出されたときを考えているのか。その点についてお聞かせください。  以上です。 ○菱田明儀 委員長  大洞商工観光課長。 ◎大洞真白 商工観光課長  背割堤さくらまつりについてのご質問にお答えいたします。昨年の来場者数でございますが、昨年3月20日から4月12日の間で来場者は約8万6,000人と把握しております。  そして2点目、駐車場の問題でございますが、周辺の民間の駐車場の利用状況は細かいところまで把握はしておりませんが、市内の店舗から、無料で開放されている駐車場に観光客がとめていくというような苦情が1件はございました。それ以外に民間の駐車場の混乱した状況というのは、全く去年はございませんでした。ほかに周辺の違法駐車につきましては、3月末頃にさくらであい館の裏手付近に違法駐車が発生しているという事案があったり、4月に入ってからは、かわきた自然運動公園前に違法駐車があるという苦情もございました。こうした苦情を受けまして、八幡警察署はじめ関係機関と調整して対処に当たったものでございます。  そして、ごみの問題でございますが、さくらまつりを開催した一昨年でございますが、路上のごみの放置が問題になりましたが、昨年は飲食を禁止したということもあり、来場者も少なかったということもありますので、ごみについてはほぼ問題はございませんでした。 ○菱田明儀 委員長  小西環境経済部次長。 ◎小西道宏 環境経済部次長  ため池ハザードマップについてのご質問にお答え申し上げます。  破堤箇所でございますけれども、内里池の西側以外は満水より地盤が高いことと、西側には先ほどご説明しましたように取水施設がございまして、みお筋となっていることから、決壊箇所として想定しておるところでございます。  想定の放出水量でございますけれども、ため池の解析につきましては、ため池が満水状態で決壊した場合を想定して浸水深並びに到達時間を解析するものでございます。資料4をご覧いただきますと、内里池の諸元というところで、右の凡例の下に四角い括弧で囲んでおりますが、総貯水量10万8,000トンが満水の水量でございますので、この水が流れたときの水量でございます。 ○菱田明儀 委員長  中村委員。 ◆中村正公 委員  ありがとうございます。さくらまつりの件ですけども、昨年度の人出でも8万人もいる。通常でしたらかなりの人出なので、今年こういう状況の中で、よそをテレビなんかで見ていると本当に人出が多くなっているという中で、やっぱり今年は多くの人出が懸念されるわけですけども、そういう中で、昨年は飲食も禁止していたということですが、今年もその辺は禁止されるんでしょうけども、やはりこれだけ長引く中で、Go To イートとかいろいろ言われる中で、やっぱりお店を出すところもあるのではないかと思うんですけども、そのことも危惧されます。去年の不法駐車も若干あったということですけども、もし今年、去年よりも人が多く出るという想定の上で改善点とか対策がありましたら、お聞かせください。  ため池ハザードマップのことですけども、西側が低いと。それでこの水量が全部出た場合ということで、実際はそんなことはよほどのことでないと、ため池の状況が分からないので何とも言えませんけども、あまりそこまでのことはないのかなと思ったりしますけども、最悪のことを想定してそういうふうに作っているわけですけども、今後大きな地震や台風や災害が起きかねない中で、ほかにも八幡市内でこういうハザードマップが必要とされるため池はあるのでしょうか。あったらもうこういうふうに作っていると思うんですけど、その辺を一つ教えてください。  以上です。 ○菱田明儀 委員長  大洞商工観光課長。 ◎大洞真白 商工観光課長  背割堤さくらまつりの再質問にお答えいたします。人出が去年よりは多くなるのではないかということを踏まえた改善点でございますが、確かに12月に行われました実行委員会の時点から、昨年よりはちょっと増えるかもしれないという議論で対策を話し合っておりました。  交通に関する安全対策といたしましては、八幡警察署や京阪電鉄にもご出席いただいて開催しました交通対策会議で検討いたしまして、違法駐車などは、例年発生する地点及び昨年違法駐車の問題があった地点は確認をした上で、警察署の見回りを強化していただくよう依頼するなどの対策を取っております。  公園内の警備につきましては、今回はさくらまつりを正式に行わないということもありますので、園内飲食に関してのことは淀川河川事務所及び淀川河川公園管理センターが中心に行われることになるんですけれども、昨年は全く市から人員は参加していなかったんですが、市も、公園も含め、また駅からの道中の安全確保というのは積極的に状況の把握をしないといけないということで、またそういう人員の配置もこれから本格的に調整させていただくことになっています。 ○菱田明儀 委員長  小西環境経済部次長。 ◎小西道宏 環境経済部次長  ハザードマップの再質問についてお答えします。ハザードマップ作成につきましては、防災重点ため池が対象でございます。本市の防災重点ため池は内里池のみでございますことから、他のため池はございません。 ○菱田明儀 委員長  中村委員。 ◆中村正公 委員  ありがとうございます。本当にこれだけ自粛が続く中で、やっぱりテレビの最近のニュースでも、公園のお花見ができない中で、だけども人は出て、お花を見て写真を撮っているというような絵が流れてきたりします。やっぱり春というのは、花見というのは、日本人にとって特に必要なことだと思うんです。このコロナ禍の中ですけども、そういう中でもこれだけ自粛した。やっぱり開放する部分も必要なので、安全にそれができるような対策を、市も今年はちゃんとそういうところにも参加するということなので、ぜひ市民の皆さん、そして外から来られる人が安全に帰ってもらえるような対策をよろしくお願いして終わります。 ○菱田明儀 委員長  奥村委員。 ◆奥村順一 委員  それでは何点か聞かせていただきます。  まず初めに、環境基本計画策定に関するアンケートについてでございます。令和3年をもって終了するに伴い市民の方々の意見聴取をされたということでございまして、市民向けのアンケートの結果では、やはり日常生活を基本とするプラごみであったり、食材であったり、ふん害、ごみの意識が高く見られるのかなと感じました。逆に世界的な問題というか課題なんですけども、砂漠化とか自然林の減少など、そういう環境問題、水や土壌などへの関心がちょっと少ないかなとも見られます。事業者からの結果では、エネルギーについて、それから今度は逆に水質や土壌、大気などが多く見られたと思います。  年内をめどに素案を作成されるということですけれども、今回これだけのデータを頂く中で、ぜひともお願いしたいと思うんですけれども、市民向けのほうであれば、年齢とか在住年数という円グラフがあると思います。それと、やはり市民がどういうふうな環境配慮行動、その円グラフの上に今後の環境配慮行動への移行と条件というので項目が出ていますけれども、市民向けについては年齢、在住年数そして今後の配慮行動への移行、また法人につきましては、環境保全の取組状況と市内の環境に関する取組、こういうもののクロス集計のようなものをぜひともお願いしたいと思うんです。その辺の考え方はこれから先検討されると思うんですけども、どのような形で最終的に素案まで進めようとしておられるのか、聞かせていただければと思います。  さくらまつりの件はもう結構です。  次に、新型コロナ感染症対策に関わる給付状況についてですけれども、まず1つ目が、八幡市中小企業者等事業継続支援金であります。これも3月31日までと1か月延長されて、ただいままだ受付中であるんですけれども、今回報告いただいております2月末までのセーフティネットの申込み件数は何件あったのか、速報でお聞かせいただければと思います。  次に、中小企業者等おうえん給付金についても同じように、今日の報告では1,029件となっているんですけど、申込み件数は何件であったのか、聞かせていただきたいと思います。  次に、八幡おうえん飲食券についても、配布対象は3万3,286世帯、未達も550件近くあるんですけれども、この3万3,286世帯について、配布金額の総額は幾らだったのか、教えていただきたいと思います。  次に、内里池のハザードマップですけれども、池の決壊に対するハザードマップなんですが、質問の切り口が変わるんですけども、これは地震とか降雨量で決壊するのかどうか。もし地震であれば震度どれぐらいの揺れで決壊する、また降雨量であればどれぐらいの雨量になった場合決壊するかという関係がもし分かるのであれば、教えていただきたいと思います。  それと、下流に大谷川があるんですが、40分程度で浸水想定区域は歩行可能になると記されているんですけども、その40分間水が引くんですが、それは結局大谷川に流れていくと思うんです。その場合の大谷川への影響、これは水だけではなしに、やはり決壊という言葉からすると土砂の流入があるかと思うんですけども、その辺はどのように考えられるのか。  次に、決壊するということが目の前に迫って、それを判断した場合、下に緊急連絡体制の表を書いていただいているんですけれども、これは市が判断するのか、農家実行組合が判断するのか、区長が判断するのか。最終的には区民に伝わるような形で記されているんですけれども、それはどこが判断して、どこが発信するのか、具体的に教えていただきたいと思います。  以上です。 ○菱田明儀 委員長  山口環境保全課長。 ◎山口将司 環境保全課長  アンケートについて、クロス集計などの今後の取組についてどのように考えているかということでございますが、今回のアンケート回答につきましては、設問ごとに集計する単純集計を行っており、年齢や在住年数による関係性等についてのクロス集計は現時点では行っておりませんが、例えばどういった世代がどのようなことに関心が高いのかなど、どこまで集計ができるかは今後検討しなければいけませんが、可能な限り分析を行い、環境審議会等での議論の資料として活用していきたいと考えております。 ○菱田明儀 委員長  寺本商工観光課長補佐。 ◎寺本正知 商工観光課長補佐  八幡市中小企業者等事業継続支援金に係りますセーフティネット保証ということで、セーフティネット保証は本市で民間融資の認定事務を行っているものでございますけれども、その認定件数につきましては、2月末までで4号認定は400件、5号認定は61件、それから危機関連保証認定は271件、合計732件でございました。  次に、おうえん給付金の申請件数についてでございますが、1,032件でございました。しかし、このほかにも、書類を提出されましたが要件を満たしていない事業者については受付をせずに、事業者に直接連絡して説明し、申請を取り下げられたものも複数ございました。  次に、八幡おうえん飲食券の配布総額についてでございますけども、70歳以上の高齢者への長寿のお祝い分も含めた額になりますが、1億8,099万5,000円でございます。 ○菱田明儀 委員長  小西環境経済部次長。 ◎小西道宏 環境経済部次長  ハザードマップについてのご質問にお答え申し上げます。池の決壊についてでございます。ため池の決壊につながる震度や降雨量についてお答えすることはできませんが、ため池ハザードマップ作成時に必要な、ため池決壊時の浸水想定区域の算出につきましては、ため池氾濫解析ソフトSIPONDを使用し、ため池が満水状態で決壊した場合を想定し、浸水到達時間、浸水深の簡易氾濫解析を行うもので、降雨量や地震等を考慮したものではございません。  次に、大谷川への影響でございます。大谷川の浸水区間は約200メートルであり、土砂や流量は先ほど述べましたように解析できませんが、決壊後6分で京都八幡高校南キャンパス境界付近では水深が約1から3メートル未満になり、その後徐々に水位が下がり、決壊後約40分程度で歩行可能となると考えております。  次に、連絡体制でございます。大雨特別警報発令時や震度5弱以上の地震時には、防災重点ため池につきましては緊急点検を行うことになっております。点検につきましては、市及び管理者である農家実行組合等において実施し、結果を府に報告することになっております。緊急点検の結果、ため池に被害が確認され、下流域への被害が予測される場合には、管理者等は関係集落消防団に通報することになっております。したがいまして、ため池決壊の判断に当たっての市の担当部署としましては農業振興課となりますが、ため池管理者である農家実行組合が距離的にも近く、速やかに現地確認できることから、集落等への緊急連絡は農家実行組合から連絡いただくことになります。  以上です。 ○菱田明儀 委員長  奥村委員。 ◆奥村順一 委員  ありがとうございます。環境基本計画策定については、単純集計でということだったんですけど、できればせっかくこれだけのデータがあるものですから、いろいろな角度から示していただければなと、これは要望とさせていただきます。  次に、コロナ感染症対策の件ですけれども、中小企業等事業継続支援金については合計732件ということです。セーフティネット申込みの総件数が732件ということと、今日報告いただいているのが先ほど548件という話で、差が190件ぐらいあるんでしょうか。その190件が該当しなかった理由が分かれば教えていただきたいと思います。  2つ目の中小企業おうえん給付金については該当がないと分かりました。  八幡おうえん飲食券については1億8,099万5,000円ですか。これからまだまだ換金されてくるのかなと思います。ただ、令和3年度もこの事業を実施していただく予定があると思うんですけれども、令和2年度にやっていただいた八幡おうえん飲食券の中で、業者また店舗からいろいろと換金のことでご意見が出ているようであれば、その内容を聞かせていただければと思います。  次に、ハザードマップの件ですけれども、地震や降雨量は関係ないとご答弁いただきながら、大雨警報や震度5弱で点検に行くということですので、これはもしものときのためにそういうふうにされているのかも分かりませんけれども、仮に大雨が降って警報が出ているような状態であれば、大谷川はもう既に増水していると取れるんですね。大谷川が増水している上に、これだけの大量の水が大谷川に注ぐような、地図を頂くと大谷川から下流が非常に心配だなと思っているんですけれども、こちら側では多分そこまでのことは推定できないと思うんですが、これはもうこれで分かりました。  コロナ感染の給付状況とセーフティネットで支給されなかった理由、それと八幡おうえん飲食券の意見を聞かせていただければと思います。 ○菱田明儀 委員長  寺本商工観光課長補佐。 ◎寺本正知 商工観光課長補佐  八幡市中小企業者等事業継続支援金の申請件数とセーフティネット保証認定の申請件数の差でございますけども、事業者によっては複数回セーフティネット保証の認定を受ける場合もございますが、事業継続支援金の申請は1回限りであります。それから、融資を受けるには保証協会が保証することとなりますけども、セーフティネット保証の認定を受けていても必ずしも保証協会の審査が下りるものではないために、融資を受けておられない場合もあり、件数が一致するものではございません。ただし、融資を受けているにもかかわらず申請されていない可能性もありますことから、時期を見て事業者には個別に案内してまいりたいと考えております。  八幡おうえん飲食券の取扱店からの意見でどのようなものがあったかというご質問でございますが、コールセンターにありました問合せ等の中では、換金方法のマニュアルが分かりづらい、半券がなく、換金枚数を何枚送ったか控えがないために照合ができない、使用済み飲食券の郵便局への持込みが大変であったなどのご意見がございました。 ○菱田明儀 委員長  奥村委員。 ◆奥村順一 委員  セーフティネットについては、まだ3月31日までありますし、またそれのフォローをよろしくお願いしたいと思います。  また、八幡おうえん飲食券につきましては、先ほど聞きました換金方法でいろいろと意見が出ているみたいですので、これについては令和3年度に生かしていただければと思います。  以上で終わります。 ○菱田明儀 委員長  ほかにありませんか。  太田委員。 ◆太田克彦 委員  少々お聞かせいただきたいと思います。  まず環境基本計画策定に関することでは、ワークショップのことで、12月に10人の参加で開催されたと。そのうち書面で15人で、この2回のワークショップで25人ですよね。その方の意見を考慮して計画の策定にも臨まれるのかなと思うんですけど、市としてはどうなんでしょう。まだ不十分という考えもあるのか、それとも、いや、もう十分ですと考えるのか、お聞かせください。  それと、さくらまつりのことで、取組としては昨年と一緒だと思うんですけど、昨年のときに、まつりとしては行いませんよと。けれども背割堤のところに、一方通行ですけど、来る人拒まずということで、距離を空けて立ち止まらずにということでされた記憶があるんですが、8万6,000人の人が訪れた。今年はそれ以上も見込まれるということですよね。  去年のときに私のほうに、そこそこの市民から意見具申が、電話ですけどかかってきて、対応に苦慮したことがあるんですけど、当時たしか、全国に桜の名所はいっぱいあるんですけど、例えば上野公園とかでも完全に閉鎖していたと。桜のところには人が入れないように閉鎖していたというところもあって、今年どうされるのか分かりませんけど、なぜ八幡市の背割堤は、まつりは中止にしても桜のところは人が入れるんだと。いっぱい行っているではないかと。そこからコロナの感染が拡大したらどうするんだ、誰が責任を取るんだというご意見をそこそこ頂いて、対応に苦慮した経緯がございます。背割堤は国の施設だから、国に意見を言えということまで言われたことがあるんですけど、昨年実施したことも踏まえて、課題とか問題点があったら簡潔にお聞かせいただきたいんですが、市民からの意見、苦情も含めて、あったとしたらお聞かせいただきたいと思います。  新型コロナウイルス感染症対策の給付状況のことについては、中小企業等事業継続支援金と八幡市の中小企業者等おうえん給付金、この二つの各事業の総括をお聞かせいただければと。また、課題があったらお聞かせください。  八幡おうえん飲食券事業は還元率63%ということですけれども、最終的には68%になるそうですが、その要因をどのように見ておられるか。課題があればお聞かせいただきたい。  最後に、ため池ハザードマップですけど、最大浸水深3メートルの地域もあるということが示されていて、浸水想定区域に数分で水が到達するということが明確に示されています。具体的に避難体制の確立というのが当然必要になってくるわけで、併せてさらに急がないといけないと思います。ここでは先ほども意見がありました緊急連絡体制も示されているんですが、この体制自体は既に周知するとともに生きた体制としてあるのか。表示だけのものであってはいけないと思うので、生きた体制として現実にもう稼働していると考えていいのかどうか。つまり、水が押し寄せるまでの数分間で、例えばここだったら男山東中学校への避難ができるためには、相当なスピーディーな連絡、行動が求められるのではないかと考えるんですけど、その点はいかがでしょうか。  以上です。 ○菱田明儀 委員長  山口環境保全課長。 ◎山口将司 環境保全課長  ワークショップについてのご意見を頂いた部分を市として十分考えているかということですが、ワークショップにご参加いただいた方からは貴重なご意見を頂きました。頂いたご意見につきましては、次期計画策定における検討資料として、今後の環境審議会での審議に十分価値のあるものであると考えております。また、意見をどのように計画に反映していくかは、今後環境審議会にて審議していただくこととしております。また、今後パブリックコメントによりさらに広く市民のご意見を聴取したいと考えております。 ○菱田明儀 委員長  大洞商工観光課長。 ◎大洞真白 商工観光課長  背割堤さくらまつりについてのご質問にお答えいたします。昨年の苦情を含む意見を踏まえて、課題、問題点というご質問でございますが、市で記録を取った苦情を含むようなご意見ということでお答え申し上げますが、苦情に類するご意見としては、背割堤地区の公園内に設置されているトイレの水が出ないと。これは一時的に出なくて、感染対策で手も洗わないといけないときに出ないというような苦情、そして先ほど申し上げましたが店舗への迷惑駐車、さらに別件で警備員の対応について、こういった苦情が各1件寄せられております。先ほど委員ご指摘の花見客が訪れることによる新型コロナの感染拡大を懸念するといったご意見は2件ございました。これは2件という記録だったんですけれども、同じ方が何度かお電話をされてきて、やっぱり心配される方は非常におっしゃるというような状況はございました。  昨年は中止の発表が3月6日ということで、それまでに、桜を見たいけれども閉鎖されるのかという心配のお声の問合せが件数としては圧倒的に多く入ったという状況がございまして、その頃は新型コロナの特性というのがまだよく分かってない時期でもございましたが、その懸念されるお声もありながらも、やはりせめて公園内を開けることを要請するようなご意見もあり、両者のご意見が去年はあったということでございます。  今年に関しましては、やはり先ほど委員もご指摘のように国の施設でございますので、国は全国の国営公園の状況を踏まえてご判断されるところがありまして、その中でどういった対応ができるかというのを実行委員会でも調整させていただいているという状況になっております。 ○菱田明儀 委員長  寺本商工観光課長補佐。 ◎寺本正知 商工観光課長補佐  八幡市中小企業者等事業継続支援金の総括でございますけども、年度末まで受付を行っておりまして、また次年度も継続予定にしておりますことから、現時点での状況となりますが、長引くコロナの影響により、国において融資の指定期間が延長されたこともあり、想定していた申請件数を少し上回る状況でありましたが、概ね見込みどおりであったと考えております。それから、当初事業者からは、融資を受けた者にだけ支援するのかといったような声も伺っておりましたけれども、ほかの自治体からも参考にしたいと説明を求められたこともありました。本事業については金融機関との連携も図られて、多くの事業者に支援できたのではないかと考えております。  おうえん給付金につきましては件数が伸び悩み、支給要件を緩和いたしましたが、申請件数は想定よりもかなり少ない結果となってしまいました。しかし、事業継続支援金を申請された事業者や、セーフティネット保証を申請された事業者に対して個別に周知したことで、最終的には1,000件を超える申請がありまして、予算額に達しませんでしたが、多くの事業者に給付できたのではないかと考えております。また、融資を受けていないために事業継続支援金の対象とならない事業者へも支援できたのではないかと考えております。  課題といたしましては、いずれの事業も申請件数の見込みが難しいという点がございました。特におうえん給付金につきましては、直前まで制度を認知していない事業者がおられるなど、周知が課題であると考えております。  次に、八幡おうえん飲食券の換金率63%の要因をどう見ているのかということでございますが、先ほどのとおり8回目までで換金率が約63%でございますが、現時点で正確な数字は申し上げられませんけども、最終は概ね9割前後になると見込んでおります。最終の換金日に一括して換金される事業者や、駆け込みで飲食券を使用されている方が多い状況でございまして、途中の換金状況は低い水準にあったと考えております。しかし、コロナ禍で使用を避ける方に加えて、プレミアム商品券は販売ではなくて無償配布した事業であるために、使い切られなかった方がおられて、100%に近い形にはならなかったのではないかと考えております。  課題といたしましては、世帯一律5,000円としたことでの公平性の問題ですとか、緊急事態宣言中での事業の継続、それから取扱店一覧に掲載している情報など市民から様々なご意見を頂いておりますので、検討した上で次年度は改善してまいりたいと考えております。 ○菱田明儀 委員長  小西環境経済部次長。 ◎小西道宏 環境経済部次長  ため池ハザードマップについてのご質問にお答え申し上げます。ハザードマップは、緊急時における迅速かつ自主的な避難や危険回避につなげることを目的に作成するものでございます。ため池が決壊してから到達するまでの時間は非常に短いため、決壊してから避難するのではなく、あらかじめ避難等をするための参考情報としてご活用いただきたいと考えております。いざという場合に備え、日常的に防災・減災意識を持っていただくことが自分自身の身を守る行動につながると考えております。  連絡体制につきましては、農家実行組合の役員が区の役員も兼ねておられ、緊急時に限らず連絡を密にされておりますことから、体制が構築され機能していると認識しております。2月25日に内里公会堂においてハザードマップ説明会を行いましたところ、迅速な連絡、行動をする手段として防災無線で周知してはどうかというご意見がございまして、緊急連絡体制に反映することができました。この連絡体制を活用し、迅速な自主避難につなげていただければと考えております。
     以上でございます。 ○菱田明儀 委員長  ほかにありませんか。          (「なし」と言う者あり) ○菱田明儀 委員長  ないようでありますので、次に、報告事項以外で環境経済部所管事項について、委員より何か質問はありませんか。  山田委員。 ◆山田美鈴 委員  私のほうでは、京都やましろ地域と東京しぶや連携交流事業について教えていただきたいと思います。  一般会計予算にもこれが載っていると思うんですけども、まず初めに、この京都やましろ地域と東京しぶや連携交流事業がどういった経緯で始まったのかという点と、現状どのような取組を行っているのかという点について教えてください。 ○菱田明儀 委員長  大洞商工観光課長。 ◎大洞真白 商工観光課長  京都やましろ地域と東京しぶや連携交流事業についてのご質問にお答えいたします。  経緯につきましては、京都府市長会、町村会と東京特別区長会におきまして、平成28年4月に連携協力に関する協定書を締結したことが発端となっております。その協定を結んだ中の取組の一つといたしまして、東京特別区長会より、京都府内の複数市町村と共同で地域再生計画を作成するということが提案されたことを受けまして、平成30年1月に、府内市町村に対しまして京都府商工会が主催する事業説明会が行われました。そこで、共同で地域再生計画を策定すれば地方創生推進交付金を活用した事業が展開できるということで、平成29年度に説明会後に宇治市から呼びかけがございまして、お茶の京都地域として連携を深めております山城地域で対応するという方向で具体的な検討が始まったものでございます。この際に、府内から山城地域以外にほかに3地域が参加意向を示されておりましたが、東京の特別区長会で総合的に検討された結果、山城地域がその4地域の中から選定されて、こういう事業を行うことになったということでございます。  この地域再生計画の提出を含む実務作業や具体的な事業の検討につきましては、本市におきましては政策推進課と協働で対応してまいりまして、この地域再生計画は山城側の取りまとめを宇治市で行われまして、その上で渋谷区が中心となりまして令和2年1月に認定の申請を行いまして、令和2年3月に地域再生計画の認定を受けて事業を開始することになったものでございます。  さらに、どういった取組をしているかというご質問でございますが、事業初年度がまだ終了していないことから明確にお示しすることが難しいのですが、今年度取り組んでおります内容といたしましては、渋谷区とのオンライン会議による交流戦略委員会が2回行われたほか、ホームページの制作と、お茶の入れ方を説明するような動画が作られて、もう公開されておりますが、そういったものによるPR、さらには渋谷区民に向けたSNSのキャンペーン、そして特産品づくり及び観光商品づくりの調査やヒアリングなどが行われているところでございます。 ○菱田明儀 委員長  山田委員。 ◆山田美鈴 委員  ありがとうございます。一言で東京しぶや連携交流事業といっても、なかなか難しいですね。1度で理解できないなという思いがあります。なので、ざっくり聞かせていただきたいんですけども、これをしたことによって、例えばこの八幡市に何かメリットがあるんでしょうかね。なかなか表に見えていないだけに、ちょっと分からないんです。それを教えていただけますか。 ○菱田明儀 委員長  大洞商工観光課長。 ◎大洞真白 商工観光課長  この事業をすることによるメリットというご質問でございますが、これは数年かけて計画を行う事業の初年度になっておるものでございますが、渋谷という首都圏の特定の区と組むということで、八幡市単独でそういった渋谷区民に、八幡市にこんな観光地があります、こんな特産がありますというのをお知らせしようと思いますと、かなり多くプロモーション費用とかがかかってくるんですけれども、こういう12市町村が一緒に取り組むということで、しかも渋谷区と直接取り組んでいくということで、渋谷区民に、渋谷区は直接SNSで発信できるような取組も持っておられますので、より首都圏の区民に直接PRができるというか、今までは特定の地域としてあまり関心が払われないところを、渋谷区が連携しているということで、より注目していただけるというメリットは非常に大きいのではないかと思っております。 ○菱田明儀 委員長  山田委員。 ◆山田美鈴 委員  ありがとうございます。渋谷区では、こういう取組を京都府内と一緒になってやっているということは、渋谷区民の皆さんに対して啓発がもう進んでいるということですかね。今後数年かけてということでしたので、まだ続く予定なんですかね。どれぐらい続くのか。  それと、こちら八幡市民の皆さんに対して、大体こういうことをやっているという形として見えるようになるには、果たしてどれぐらいかかるんでしょうか。ざっくりとした質問になりますけど、教えていただければと思います。 ○菱田明儀 委員長  大洞商工観光課長。 ◎大洞真白 商工観光課長  先ほどの再度の質問にお答えいたします。  この京都やましろ地域と東京しぶや連携交流事業は、地域再生計画におきまして、5年計画ということで計画を既に持っておるものですので、毎年見直していくということにもなっておるんですけれども、現状ではそういった計画になっております。  八幡市民に分かるようにということは、こちらのほうでも取組がなかなか行われていないところですので、今後八幡市民にも伝えていけるようなことを、これは渋谷区と山城地域で度々会議をいたしまして、交流戦略会議とかそういったところでやっておりますので、今後山城側の方に、渋谷のカルチャーと言っておりますけど、渋谷のカルチャーを発信していくということも事業の中で出てくるとは思います。ただ、主にはやっぱり山城のこの自然文化の多いところへ渋谷区民が来てもらうというのが中心になっていますので、事業のつくりとして、どうしても東京への発信が中心になっておりますが、またこちらの市民にも取組の内容を紹介していくことができるように考えたいと思っております。 ○菱田明儀 委員長  山田委員。 ◆山田美鈴 委員  ありがとうございます。なかなか難しい事業だなと思いました。5年後、結局何かしらの結果みたいなのは出てくるということですかね。一応分担金も発生していることですし、少しでも八幡市に生かせるようなものにしていただければと、これは市の職員がいろいろと分かってらっしゃると思いますので、生かしていただければと思っております。  以上です。 ○菱田明儀 委員長  ほかにありませんか。  中村委員。 ◆中村正公 委員  一つだけ見解をお聞かせください。北陸新幹線の延伸計画があって、それによる環境アセスメントの調査がもう京都で始まっているんですけども、市はこの状況をどんなふうに把握しているのか、お聞かせください。  以上です。 ○菱田明儀 委員長  武田環境保全課長補佐。 ◎武田直樹 環境保全課長補佐  北陸新幹線の環境調査につきましては、独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構から、八幡市内において令和3年1月から市内の大気、水、動植物等の環境について、対象地域にて順次調査をするということで説明を受けていますが、具体的な調査地点などの詳細については聞いておりません。  以上です。 ○菱田明儀 委員長  中村委員。 ◆中村正公 委員  ありがとうございます。詳細については、どこでやるかというのを聞いてないということなんですけども、北陸新幹線は2015年に東京・神奈川間が営業運転を開始して、当初計画では神奈川から敦賀間は2025年の開業ということになっているんですが、敦賀・大阪間は2046年頃と聞いていました。そして、財界などの強い要求で、金沢・敦賀間はもう3年前倒しするというんです。敦賀から大阪間はどうするかというと、2046年開業から最短で2030年、10年から15年ぐらいの、そんなことができるのかと思うような前倒しですると。これはもうとんでもないことを言っているわけですよ。実際は今、金沢・敦賀間の工事は大幅に遅れているということなんですよね。  2017年3月には、京都駅から松井山手駅を経由し新大阪に至るというルートが、これは決定されたんですよね。八幡市には非常に大きな影響が及ぶと思うんですよ。たしかほとんど地下トンネルという計画ですよね。松井山手駅では地下でいくということで、敦賀から山間部は国定公園の中もトンネルで行くし、京都市内もトンネルということで、機構の示している中では、京都市内からこの八幡市辺りは明かり区間またはトンネル区間ということですけども、トンネルがずっと続くわけですよね。その影響範囲というのは非常に大きいわけですし、トンネルとした場合、今東京で起こっている事故、明らかに陥没はトンネルの事故によるんだという判断が出ています。非常にこの工事は、環境そしていろいろなことに影響すると思うんです。  既に美山町のある地区では、この環境アセスメントはもう工事が前提だということで、環境アセスメント自体の受入れを中止しているんですよ。そういうところがこれから出てくると思うんですが、この北陸新幹線、例えばトンネルとした場合、5キロから10キロの間に立坑が必要になってくると。そのときに、地下を通っているからいいということではない状況が生まれてくるわけですよ。  それだけではなくて、環境汚染とか費用の負担も、これは京都市の総合企画局リニア・北陸新幹線誘致推進室が北陸新幹線の建設費の負担について出しているんですが、国と都道府県が2対1で負担すると。JRもそうですけども、ここに一部を市町村に負担させるというような文言も出てきたりするんですよ。ということは、かなりこの中で北陸新幹線の延伸というのは大きな問題をはらんでいるんです。これに対して市はどのような見解、認識を持つのか、お聞かせください。 ○菱田明儀 委員長  森下副市長。 ◎森下徹 副市長  北陸新幹線については、今回いろいろと国から計画の決定等手続きがあったということは承知しておりますし、また、経済界等を含めまして、やはり北陸と東京圏とのつながりがより強まってくるということに対する懸念があるので、できるだけ早く大阪圏とつなぐことを望まれているという動きも聞いております。  市としては、間接的にそういう調査状況等があるとは聞いておりますが、具体的には関係府県のほうできっちりとご要望されているのは聞いています。その視点は、当然一つには環境問題がありますし、安全問題がありますので、そこについては、国では鉄道建設・運輸施設整備支援機構が慎重に調査されていると聞いておりますので、地元負担の問題を含めまして、まだ具体的に市のほうには照会はございませんので、まずは府の動きをきっちりと把握しながら市としても検討していくということで、あくまでも国全体のインフラ、またそれぞれの問題ということから、まずそこらの状況等を見ていきたいと思います。 ○菱田明儀 委員長  中村委員。 ◆中村正公 委員  リニアにしても非常に大きな問題です。それがもう工事ありきで進んでいるような状況で、市にいつからやりますよというふうにしか来ないというのは大きな問題だと思うんですよ。その辺はやっぱり市のほうとしても、機構なりにしっかりと対処しろということは言う必要があると思うんですよね。そのことを言って終わりたいと思います。 ○菱田明儀 委員長  ほかにありませんか。          (「なし」と言う者あり) ○菱田明儀 委員長  ないようでありますので、これで環境経済部所管事項の審査を終結いたします。  以上で本日の審査日程は全て終了しました。  お諮りいたします。本委員会の閉会中の継続審査案件といたしまして、1.環境経済部に関すること、2.都市整備部に関すること、3.上下水道部に関すること、4.農業委員会に関すること、以上4件につきまして、今後も継続して審査することに異議はありませんか。          (「異議なし」と言う者あり) ○菱田明儀 委員長  異議なしと認めます。よって、本委員会の閉会中の継続審査案件は、お諮りいたしました案件のとおりとすることに決しました。  なお、委員長報告につきましては、正副委員長に一任していただくことに異議はありませんか。          (「異議なし」と言う者あり) ○菱田明儀 委員長  異議がないようでありますので、そのようにさせていただきます。  これで都市環境常任委員会を閉会いたします。本日はどうもご苦労さまでした。                  午後 4 時33分 閉会               八幡市議会委員会条例第29条の規定により署名する。                  都市環境常任委員会委員長...