八幡市議会 2020-06-23
令和2年度第2回予算特別委員会−06月23日-01号
◎松浦悠爾
防災安全課長補佐 資機材保管庫に入れる備品内容につきましては、毛布、ロール畳、
プライベートルーム、ブルーシート、エアマットなど通常時から使用する物品の保管を行う予定としております。また、現在購入を予定しております
感染症対策物品の保管も検討しております。
続きまして、
感染症対策物品の購入数につきましては、
段ボール間仕切り420枚、非接触型体温計168個、クワトロトイレ24個、
感染症対策セット210セット、防護服130セット、発熱者等の
専用スペース確保のためのテント420個を購入する予定としております。
資機材保管庫の設置場所につきましては、できる限り体育館と近い場所に設置を考えておりますが、学校等と相談の上、決めてまいりたいと思います。
また、
アレルギー対応の食品、食材につきましては、今回の補正予算では購入は検討しておりませんが、現在市で備蓄しておりますアルファ化米につきましては、
アレルギー対応27品目をクリアしたものを購入しております。
○菱田明儀 委員長
大野総務課長補佐。
◎大野竜弥 総務課長補佐 電子決裁に係るご質問にお答えさせていただきます。導入の目的につきましては、事務の改善、文書管理の適正化、新本庁舎における
書庫スペース削減への対応が主となっております。
委託内容につきましては、これまで別々のシステムでございました
財務会計システムと
文書管理システムの二つのシステムを統合し、一つにした上で
電子決裁システムを導入しようとするものでございます。
委託先でございますけれども、こちらは
プロポーザル選定により業者選定を行う予定としております。
○菱田明儀 委員長 澤村委員。
◆澤村純子 委員 ご答弁ありがとうございます。資機材保管庫の管理はどこがされますか、お聞かせください。電子決裁の事務の削減効果などはありますか。職員の負担軽減のメリットを教えてください。令和2年度から令和4年度の間のスケジュールはどのようになっていますか、教えてください。
以上です。
○菱田明儀 委員長
松浦防災安全課長補佐。
◎松浦悠爾
防災安全課長補佐 資機材保管庫の管理につきましては、防災安全課にて実施してまいります。
○菱田明儀 委員長
大野総務課長補佐。
◎大野竜弥 総務課長補佐 電子決裁の導入に伴う事務の削減効果でございますけれども、効果としましては主に三つ想定しておりまして、1つ目は、文書の電子化による文書の検索の効率が向上すること。2つ目は、決裁行為での人と紙の物理的な移動がなくなりますことから、例えば本庁舎とのやり取りが必要な外部施設と物理的な移動もなくなることから、決裁のスピード、移動の手間が削減できると考えております。3つ目につきましては、紙で決裁を回す必要がなくなりますことから、将来の
フリーアドレス対応や、テレワーク導入時にも対応できるようにしておくことを現在想定しております。
スケジュールでございますけれども、令和2年度、今年度中に
プロポーザル選定の公告を予定しておりまして、令和3年度、令和4年度にかけて開発及びテストを行った上で、
文書管理システムにつきましては令和4年度からの導入を予定しており、
財務会計システムにつきましては令和5年度予算編成からの導入を想定しております。
○菱田明儀 委員長 ほかにありませんか。
清水委員。
◆清水章好 委員 おはようございます。大きく2点でございます。
最初に、
補正予算内容一覧表の11ページです。防犯対策費で
防犯カメラ設置事業費がありまして、本市が設置されました既存の防犯カメラは90台とお聞きしております。現在は自治会等の要望がありましたら助成金を出していると。そして、メンテナンス等の管理費を当初計上されました。今回新設が6台、5か所で190万円計上されております。
一つに、どのような経緯で新設となりましたか。その内容をお聞かせください。
二つに、5か所とはどこを指しますでしょうか、お聞かせください。
次に2つ目です。18ページです。防災対策費につきましては同僚委員から質問がありましたので、一部割愛いたします。健康部で新型コロナ対応の備品を購入されます。マスクであるとかアルコールであるとか、その辺の対策物品も今回購入されます保管庫に保管されるのかどうか、お聞かせください。
同じく防災対策費に、
避難所標識更新等委託150万円が計上されております。新設5か所の内容を聞かせてください。そして、更新12か所の内容も併せてお聞かせください。
最後です。
防災行政無線機購入が6台、180万円計上されております。その内容をお聞かせください。
以上でございます。
○菱田明儀 委員長
松浦防災安全課長補佐。
◎松浦悠爾
防災安全課長補佐 防犯カメラの新設につきましては、5台となっておりまして、八幡警察署との協議において、市全体の防犯力の向上という観点から
防犯カメラ設置の要望がありました。詳細な設置場所につきましては、八幡警察署と協議してまいりますが、主に東部地域の集落から離れた空白地帯への設置を予定しております。
次に、資機材保管庫への
感染症対策物品についてでございますが、マスク等については置くことも可能かとは考えておりますが、アルコール等については保管場所について検討してまいりたいと思います。
次に、
避難所標識更新等につきましては、小・中学校等の校門付近に設置しております避難所看板を老朽化により更新するもので、小学校8校、中学校3校、旧八幡東小学校の計12か所で工事を実施します。新設につきましては、公民館4館及び
美濃山コミュニティセンターの計5か所に設置を予定しております。
防災行政無線機の配備先と目的につきましては、災害時等における情報伝達手段の確保を目的とし、福祉避難所のうち現在未設置となっております4か所、入院設備がある病院1か所、
陸上自衛隊大久保駐屯地1か所の計6か所に設置を予定しております。
○菱田明儀 委員長 清水委員。
◆清水章好 委員 ありがとうございました。最初の防犯カメラについては、もう一度、どこの要望だったんですか。聞き取りにくかったので申し訳ございません。それだけ聞かせていただけたらと思います。
今後、なかなかこれはお金も必要なことですけども、やはり多いのは事実です。地域の方からここにもつけてほしいとか、そのたびにいろいろ対応は私なりにさせていただいておりますけども、大きな要望があったらどういう形で考えていかれるのか、お聞かせいただきたいと思います。
次の保管庫については、アルコールの部分は検討されると。今アルコールを非常に入手しにくい状況でありますが、一部危険物ということもありますので、これは安全面で十分注意していただければと思っております。要望とさせていただきます。
避難所の標識につきましては、よく分かりました。ただ、今も蓄光式の標識かとは思います。品質、技術もかなり上がっておりまして、蓄光式もそこそこ経年劣化に耐えた状態かと思いますけれども、大体何年ぐらいで老朽化があって更新しなければならないのか、お聞かせいただきたいと思います。
防災行政無線機につきましては了解いたしました。
以上でございます。
○菱田明儀 委員長
松浦防災安全課長補佐。
◎松浦悠爾
防災安全課長補佐 先ほどは失礼いたしました。再度答弁させていただきます。防犯カメラの新設につきましては、八幡警察署との協議において、市全体の防犯力の向上という観点から
防犯カメラ設置の要望がございました。
○菱田明儀 委員長
坂口総務部次長。
◎
坂口辰郎 総務部次長 防犯カメラの今後の設置についてお答え申し上げます。まず、基本的には自治会等への補助ということで考えております。一方で、市として設置が必要な事項につきましては、今後考えてまいりたいと思います。
○菱田明儀 委員長 道本総務部長。
◎道本明典 総務部長 防犯カメラの件ですけども、これについては先ほど担当から申しましたように、基本的には警察からの要望があって、当初は市に10台の設置の要望がございました。ただ、市としても重複する部分がございますので、今回は取りあえず空白部分で、できれば久御山町とかでも、新聞報道では農作物に被害、窃盗があったという話もございますので、取りあえず空白地帯に、市として必要だと思うところを警察と協議させてもらって、設置させていただきたいと考えております。集落についてはこれまで90か所設置しておりますので、現在のところは考えておりません。
○菱田明儀 委員長
松浦防災安全課長補佐。
◎松浦悠爾
防災安全課長補佐 避難所標識につきましては、今回も蓄光式の看板の導入を考えております。蓄光式の耐用年数についてでございますが、はっきりとは存じ上げなくて申し訳ございませんが、今回の更新につきましては、蓄光部分以外の文字が経年劣化で消えているということで更新を進めているところでございます。
○菱田明儀 委員長 ほかにありませんか。
奥村委員。
◆奥村順一 委員 それでは2点についてお伺いさせていただきますが、共に防災対策費の件でございます。
まず1点目は、先ほども質問がありましたけれども、資機材保管庫についてです。保管される備品については、メモが取れなかったんですけども、多く購入していただくということで分かりました。それらの備品は13か所それぞれ平等、均等に置かれるのか、それとも災害の対応が予想されることによって中身が変わってくるのか、お聞かせいただきたいと思います。
2つ目に、保管庫の管理は防災安全課でされるということだったんですけれども、有事の際、どういう形でこの保管庫が機能するのか、聞かせていただきたいと思います。
3つ目に、
防災情報発信アプリケーション導入の1,800万円の件ですけれども、今後取り組んでいただけると思うんですが、このアプリの整備について、今後どのようなスケジュールで進めようとしているのか。スケジュールをお聞かせください。
それと、同じくアプリのソフトの中で、聴覚や視覚に障害のある方に対してはどのような取組をしていただけるのか。現時点で結構ですので、お考えをお聞かせください。
以上です。
○菱田明儀 委員長
松浦防災安全課長補佐。
◎松浦悠爾
防災安全課長補佐 資機材保管庫の中身につきましては、全て同じ分量のものを入れることを検討しております。
続きまして、資機材保管庫の有事の際の対応についてでございますが、市職員に鍵を持たせまして会場に向かうような形になります。基本的には初動対応の迅速化、スピードアップを目指して保管を考えております。
以上です。
○菱田明儀 委員長
宮本防災安全課主幹。
◎宮本尚志
防災安全課主幹 防災情報発信アプリケーションの
整備スケジュールでございますけども、現在アプリの機能等の検討中でございますので、具体的には申し上げられませんが、早期の導入に努めてまいりたいと考えております。
また、視覚、聴覚に障害をお持ちの方への対応につきましても、音声読み上げ機能などの導入について検討したいと考えております。
○菱田明儀 委員長 奥村委員。
◆奥村順一 委員 ありがとうございました。資機材保管庫のことは大体分かりました。ただ、12校については常時学校として運営されているんですけれども、旧八幡東小学校については、もともとの管理が違うから、そこが気になったので、ぜひともよろしくお願いしたいと思います。
また、
防災情報発信アプリケーションにつきましては、大変忙しい中でこれから進めていただくんですけれども、見る側にとって、できるだけ単純で分かりやすくお願いしたいです。そしてまた、発信していただく側もスムーズに発信できるような、簡単というのがいいのかどうか分かりませんけれども、取り組みやすいものにされてはいかがかと思います。何分、情報伝達のスピードが最重点でありますので、その辺はよろしくお願いしたいし、加えて聴覚や視覚に障害のある方に対しても優しいアプリであることを期待申し上げ、要望とさせていただきます。
以上で終わります。
○菱田明儀 委員長 ほかにありませんか。
亀田委員。
◆亀田優子 委員 私も18ページの防災対策費の備蓄のところですけれども、先ほどのやり取りを聞いた上で、もう少し教えていただきたいんですが、小学校、中学校など13か所に資機材保管庫を設置するということで、これは私たちの会派としても、やっぱり避難所にそういう備蓄をするべきではないかとずっと求めてきたことなので、これについては設置の方向ということで、よかったと思っているんですが、先ほど保管内容を質問したところ、食料品なんかがないんですけれども、これについては現在どこに備蓄をしていて、災害時にどういう配布を検討されているのか、教えてください。
それから、20ページの債務負担行為のところですけれども、先ほど澤村委員の質問への答弁で、職員の負担軽減というところでは三つほど考えていると答弁いただいたので、その辺はスケジュールも含めて分かりました。今年度から令和4年度、
財務会計システムは令和5年度からスタートということで、何年間かかけて実施されるということで、しかし1億円という高額な税金を使ってされるわけですから、やっぱり費用対効果が大変気になるところです。
いろいろ私も調べてみましたら、既に電子化されているところでも、例えば企業だったら、判こを押しにだけ出勤するというのもニュースでやっていたんですけど、どこまで削減になるのかというところをもう少し分かるようでしたら教えてください。
業務委託で1億円ですから、電子決裁が始まった場合に、どのくらい毎年のランニングコストとしてかかってくるのか、見込まれているのか、教えてください。
いろいろ調べていたら、もう既に実施されている自治体もあるようですけれども、その効果などの検証はされているのか。どういうあたりを参考にしているのか。その辺も分かれば教えてください。
債務負担行為で、個別施設計画策定業務委託と公共施設等総合管理計画改定業務委託ということで、1,650万円の債務負担行為が上がっています。代表質問のほうでもやり取りがありましたけれども、改めて教えていただきたいんですが、平成29年3月にこういう総合管理計画を出されて、八幡市の公共施設が163施設と計画の16ページにあります。そのうち個別施設計画を策定するということですが、どのような施設があるのか教えてください。
総合管理計画を改定すると書いてあるんですけども、2年間の流れについても教えてください。
以上です。
○菱田明儀 委員長
松浦防災安全課長補佐。
◎松浦悠爾
防災安全課長補佐 現在の食料品等の備蓄につきましては、さくら小学校、旧八幡東小学校などの施設内に保管しております。災害時の食料品の配布についてでございますが、基本的には各家庭での備蓄をお願いしているところではございますが、持ち出せなかった方等のために各避難所への分配を考えております。
○菱田明儀 委員長
大野総務課長補佐。
◎大野竜弥 総務課長補佐 電子決裁の費用対効果の件でございますけれども、コスト削減の面でいいますと、紙から電子へ切り替えることによって紙にかかるコストが削減されること、また新本庁舎の建設コストの削減の観点から、現庁舎の文書、物品の収納量を100とすると、新本庁舎の収納量は約40程度しか確保しておりません。この建築面積にかかるコスト削減をしつつ文書管理の適正化を両立させることが、コストに対する効果と現在考えております。
また、判こだとか、その辺に関しては、全てを電子決裁とするわけではなくて、例えば20年以上保存する長期保存文書につきましては、紙のほうが優れているという形になりますので、全ての決裁に電子化を適用するということは、現在は検討していないところでございます。
ランニングコストにつきましては、こちらは
プロポーザル選定を行いますので、そちらの業者が参考価格として提示した額を見つつ選定するという形を想定しておりまして、そちらの委託先次第になるかと考えております。
ほかの自治体の状況でございますけれども、近隣市でいいますと、城陽市、亀岡市が京都府の共同
文書管理システムにおいて電子決裁を導入済みではございますけれども、いずれも導入率は10%に満たない状況と聞いております。また今年度、向日市におきまして、令和2年度予算で、文書管理、財務会計、人事給与、契約管理、庶務事務のシステムを統合した上で電子決裁を導入する予算を計上されていると聞いているところでございます。
○菱田明儀 委員長 河原契約検査課長。
◎河原豊 契約検査課長 個別施設計画の対象となる施設でございますが、163施設をお示ししておりますが、公共施設等総合管理計画の中で、大分類として施設類型をお示ししております。それに基づいてご説明させていただきますと、市民文化系施設としましては公民館やコミュニティセンター、文化センター、社会教育系施設としては図書館、生涯学習センター、子育て支援施設としては保育園、幼稚園、児童センター、保健福祉施設としては八寿園、行政系施設としては消防庁舎などが対象となり、施設数としては70施設程度を予定しているところでございます。
2年間のスケジュールでございますが、まず個別施設計画を策定いたします。施設の状況把握を先にいたしまして、その後、施設の維持管理、更新等の経費の見通しや、同一施設類型内での対策の優先順位を定めていく予定でございます。これらの情報を基に、フィードバックするような形で公共施設等総合管理計画の改定を行う予定でございます。改定内容としましては、施設の更新、統廃合、長寿命化や財政負担の軽減、平準化の考え方を定めていく予定でございます。
以上でございます。
○菱田明儀 委員長 亀田委員。
◆亀田優子 委員 食料備蓄はさくら小学校と旧八幡東小学校にあるということで、避難所への分配を考えているということですが、新型コロナウイルスの関係で避難所の運営なども、国から分散して避難するようにということで、避難所にたくさん集まれば3密になるということで、親戚の家に行ける人は行ってくださいとか、車の中で避難してくださいとか、あるいは自分の家の2階に上がってくださいという指示といいますか、通知が来ています。
これまでは、食料品に限っては避難所で受け取るとか、避難所にいる人がやっぱり職員から見て分かりやすいので、そこが中心になっていたと思うんです。これまでの各地の災害を見ていましても、道路が寸断されたり、家で孤立して食べ物が届かないということもあって、国も避難所以外のところにも、例えば災害救助法の適用を受けて配布するという方に変わってきていると思うんですが、そういったソフト面になるんでしょうか、八幡市としても、そういうこともしっかり頭に入れた上で、避難所だけではないということで、避難所以外で避難されている方への食料配布なども、今後防災安全課でしっかりと練っていただけたらと思っています。これは1点要望としておきます。
電子決裁のところは、ある程度分かりました。実際やったところでも、パソコン上というか機械上、作った決裁文書などをスキャニングして保存しておかないといけないとか、紙がなくなるかと思うようなことでも、実はなくならないということもあります。委託の中でそういうこともいろいろ判断されると思いますので、これも今後、既にやっているところの様子もぜひ見ていただいて、しっかりと負担軽減につながるようなものにしていただけたら思います。
個別施設計画のところは、70施設ほどあるということですが、最初の管理計画をもう一度改めて読んでいましたら、これをつくるときにパブリックコメントもされていると思うので、その中でいろいろな意見が出ています。この中でも、今後の人口動向やまちづくりの展望を見据えながら、整備の必要性や規模などを慎重に検討し、保有量の適正化に努めるということも書いていますので、これから2年間かけてされますけど、個別計画が策定された後で、市民の皆さんへの意見を聴くパブリックコメントなり、そういうことは検討されるのかどうか、教えてください。
以上です。
○菱田明儀 委員長 河原契約検査課長。
◎河原豊 契約検査課長 パブリックコメントにつきましては、公共施設等総合管理計画の改定の際に行う予定でございます。
以上でございます。
○菱田明儀 委員長 ほかにありませんか。
福田副委員長。
◎福田佐世子 副委員長 私も重なるところがあるんですけど、亀田委員の質問でおおむね分かったんですが、20ページの個別施設計画と公共施設等総合管理計画の改定業務委託について、もう少し違うところで詳しく聞かせてください。
75施設がまだ個別の計画ができてないということで、今後取り組まれるということでありますけれども、全部ではないと思うんですが、具体的にどういう施設の計画を幾つぐらいつくられる考えなのか、教えてください。
平成29年にできた公共施設等総合管理計画は30年間計画で、10年ごとに改定と示されていたと思うんですけれども、時期を早めてこの時期にされる理由は何なのか、お聞かせください。私が感じているのは、この間、就学前施設も方向性を示されたと思うんですけれども、やっぱりほかの施設とかいろいろな事業があって、スピード感を持って進められていない現状がある中で、たくさん計画をつくっても、なかなか実際に取り組むのは大変ではないかという思いがあるんです。スピードを早めてされる理由をお聞かせください。
○菱田明儀 委員長 河原契約検査課長。
◎河原豊 契約検査課長 個別施設計画を策定する必要がある施設でございますが、昨年度末の時点で計画策定済みの38施設と策定中の12施設、廃止施設などの策定の必要がない施設を除いた70施設程度を予定しております。具体的には、先ほどもご答弁申し上げました内容でございますが、コミュニティセンター、公民館、文化センター、図書館、生涯学習センター、保育園、幼稚園、児童センター、八寿園、消防庁舎などが対象となる予定でございます。
次に、公共施設等総合管理計画の改定の理由でございますが、同計画の基本方針では、おおむね10年をめどに見直すこととし、社会情勢等の変化などがあれば、その時点で見直すと規定しております。今回、国において公共施設等総合管理計画の策定に当たっての指針が改定され、個別施設計画を網羅的に策定することとなったことを受けて改定を行うものでございます。
○菱田明儀 委員長 福田副委員長。
◎福田佐世子 副委員長 私の理解が悪くてすみません。今の説明では、幼稚園、保育園などの就学前施設も方針は示されているけれども、さらに具体的に計画を立てられるということですよね。そしたら、以前に学校施設が老朽化しているということを質問で取り上げたときに、個別の教育施設も計画をつくると答弁を頂いた記憶があるんですけど、それは今おっしゃらなかったので、今回のところの予算には入っていなくて、別で教育委員会で取り組まれているという考えでよかったんでしょうか。そうなると、計画を立てていないところは今回のこの2年間でやっていただけるということで、本当にいいなと思うんですけど、個別の計画をつくって総合計画に反映されるということで、何か財政的なメリットとか支援とか、やったことによって有利になることがあるんでしょうか、お聞かせください。
○菱田明儀 委員長 河原契約検査課長。
◎河原豊 契約検査課長 教育系の施設でございますが、学校教育系の施設につきましては既に計画策定済みとなっておりますので、先ほどご答弁申し上げました社会教育系の施設として、図書館や生涯学習センターなどを対象とするものでございます。
次に、個別施設計画を要件としている国等の制度などでございますが、基本的に施設所管部において把握されている内容でございますが、総務省の公共施設等適正管理推進事業債、この地方債につきましては、長寿命化や集約化、複合化などの事業が対象となると伺っております。
○菱田明儀 委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○菱田明儀 委員長 ないようでありますので、これで総務部所管の一般会計の審査を終結いたします。
ここで説明員の交代を行いますので、暫時休憩します。
午前10時54分 休憩
――――――――――――
午前11時02分 再開
○菱田明儀 委員長 休憩前に引き続き、会議を開きます。
これより福祉部所管の一般会計の審査に入ります。
質疑等はございませんか。
澤村委員。
◆澤村純子 委員
補正予算内容一覧表の13ページ、保育園遊戯室の空調設備についてお聞きいたします。
南ケ丘保育園と南ケ丘第二保育園に設置されますが、それぞれの遊戯室への設置台数を教えてください。暑くなる前に設置が間に合うのでしょうか、教えてください。
○菱田明儀 委員長 成田保育・
幼稚園課長補佐。
◎成田孝一 保育・
幼稚園課長補佐 保育園における空調設備に関するご質問にお答え申し上げます。今般の整備において導入するエアコンの台数につきましては、面積と天井高を考慮し、1園当たり2台から3台の導入を予定しております。
次に、工事の期間に関しましては、今年度プール活動が中止となり、室内で過ごす時間も増えることから、予算をご可決いただきましたら即座に対応し、今夏を乗り切ってまいりたいと考えております。
○菱田明儀 委員長 澤村委員。
◆澤村純子 委員 ご答弁ありがとうございます。本当に今でも暑いので、早くつけてください。それと、なぜ今まで設置できなかったのか。去年設置されたみその保育園のときに一緒に設置されればよかったのではないでしょうか。ご答弁をお願いいたします。
○菱田明儀 委員長 成田保育・
幼稚園課長補佐。
◎成田孝一 保育・
幼稚園課長補佐 澤村委員の再質問にお答えいたします。これまで南ケ丘両園につきましては、みその保育園とは異なり、隣接する保育室から冷気を送り込むことで一定の温度調整は可能でした。また、例年であれば夏場にプール活動を実施しておりまして、同時期に遊戯室を使用することはほとんどございませんでしたが、先ほども申し上げましたとおり、本年度はプール活動が中止となり、室内で過ごす時間が大幅に増えます。そのような状況の中で、室内で3密を避けなければならないといった安全性の課題もあり、また、そこに地方創生臨時交付金による財源の確保ができたことで、今回の予算案に計上させていただいたものです。
○菱田明儀 委員長 横須賀委員。
◆横須賀生也 委員
補正予算内容一覧表11ページの住宅確保給付金についてお伺いします。
新型コロナウイルス感染症による影響が出始めた今年の4月と5月の申請件数はそれぞれ何件でしたか。また、去年の同月の申請件数も比較するために教えてください。
次に、
補正予算内容一覧表12ページ、障がい者就労継続支援事業所の減収対策給付金についてお伺いします。
新型コロナウイルス感染症の影響により、生産活動収入が減少する見込みの八幡市内の障がい者就労継続支援B型事業所5か所に対して給付金を支給しますが、この対象事業所5か所はどこですか。
次に、同ページ下の地域生活支援拠点事業運営委託についてお伺いします。委託先3か所の事業所で、相談支援事業等の委託料が増額となっていますが、増額する内容はどのようなものですか。
次に、
補正予算内容一覧表13ページの保育園空調設備整備事業で、今年度に南ケ丘保育園と南ケ丘第二保育園の空調設備を整備されますが、これら2園以外に、八幡市立の保育園、幼稚園で遊戯室の空調設備が未整備の園はありますでしょうか。
最後に、同ページ下の防犯カメラシステム構築業務委託についてお伺いします。児童の安全対策として、市内の放課後児童健全育成施設9か所中6か所に防犯カメラを設置されますが、あと3か所に防犯カメラは設置されているのですか。未設置なら設置予定はあるのですか。
以上、よろしくお願いします。
○菱田明儀 委員長 畑中生活支援課相談支援係長。
◎畑中恵里 生活支援課相談支援係長 住宅確保給付金に関するご質問にお答えいたします。本年度4月の申請件数は6件、5月の申請件数は39件でございます。
次に、昨年度同時期との比較ですが、昨年度は4月、5月ともにゼロ件でございました。
以上でございます。
○菱田明儀 委員長 笹部障がい福祉課長補佐。
◎笹部真吾 障がい福祉課長補佐 就労継続支援事業所に関するご質問にお答え申し上げます。5事業所につきましては、やわた作業所、きろろん、!−factorykozuya、あしたばの家、JointJoyでございます。
続きまして、地域生活支援拠点事業運営委託についてお答えいたします。委託料の増額につきましては、地域生活支援拠点の相談支援事業等に係る相談支援専門員の人件費でございます。今回、他市の委託料の状況等を考慮し、人件費を増額したものでございます。
以上です。
○菱田明儀 委員長 成田保育・
幼稚園課長補佐。
◎成田孝一 保育・
幼稚園課長補佐 保育園の遊戯室における空調設備の設置状況についてお答え申し上げます。遊戯室における空調設備の設置状況といたしましては、今般の整備により、みやこ保育園を除く全ての施設で設置が完了いたします。
なお、みやこ保育園につきましては、本年度をもって閉園予定としており、また園児数が極めて少なく、他園とは異なり既に3密対策が図りやすい環境にあることから、今回の予算要求は見送らせていただいております。
○菱田明儀 委員長 岩崎福祉部次長。
◎岩崎真哉 福祉部次長 防犯カメラに関するご質問にお答え申し上げます。残りの3か所につきましては、八幡小学校、有都小学校、美濃山小学校内の各放課後児童健全育成施設でございます。3か所につきましては、学校の校舎と同じ建物にあることから、まずは防犯面の高い単独の施設から整備を行うものでございます。残りの3か所につきましては、今後、教育委員会等とも協議しながら検討してまいりたいと考えております。
○菱田明儀 委員長 横須賀委員。
◆横須賀生也 委員 それぞれご答弁ありがとうございます。詳細内容がよく分かりました。
住宅確保給付金について、去年の同月はゼロ件だったのに対し、今年は4月、5月だけで45件申請があったことには驚きました。住宅確保給付金の予算は75件分で組まれていますが、このペースでいくと、すぐに75件を上回りそうな気がします。もし申請件数が75件を超えると、そこで打ち切るのか、それともさらに申請を受けるのか、どういう対応を取られるのでしょうか。
また、地域生活支援拠点事業運営委託については、他市の委託料の状況等を考慮し人件費を増額したとのことですが、増額により手厚くなる委託内容はあるのですか。
以上、よろしくお願いします。
○菱田明儀 委員長 佐野福祉部次長。
◎佐野泰博 福祉部次長 横須賀委員の住宅確保給付金に関する再質問につきましてお答え申し上げます。現時点では75件程度であると見込みまして、今回の補正予算案を上程させていただいたところでございます。今後、ご指摘のように75件を上回るようなケースになってまいりましたら、申請状況や国の動向を注視しながら対応を検討していきたいと考えております。
○菱田明儀 委員長 森谷障がい福祉課長。
◎森谷岳 障がい福祉課長 横須賀委員の再質問にお答えいたします。増額により手厚くなる内容はということでしたけれども、委託料の増額に伴い、初期相談を実施していた社会福祉法人鳩ヶ峰福祉会につきましては、継続的な相談支援も実施することになり、相談支援の充実になると考えております。
以上です。
○菱田明儀 委員長 ほかにありませんか。
清水委員。
◆清水章好 委員 それでは、
補正予算内容一覧表の11ページでございます。生活困窮者自立支援事業費が1,180万円。これにつきましては、自立相談支援機能強化事業委託が180万円で、アウトリーチ(訪問支援)等の充実による支援の強化で委託先が南山城学園となっておりますが、委託先の選定はどのようにされたのか、お聞かせください。
そして、その委託先、南山城学園からの報告の仕組みをお聞かせください。
そして3つ目です。その報告を受けてなど、福祉部はどのように関わるのか、お聞かせください。
次に、12ページです。同僚委員からも質問がございました地域生活支援事業費で495万円が計上されて、当初予算から増額されております。増額の内容については同僚委員が質問されましたので割愛いたします。現在の相談支援につきましては、委託先3事業にそれぞれ何人おられるのか、お聞かせいただきたいと思います。
続いて、最後です。13ページ、放課後児童健全育成事業費に300万円。これにつきましては、施設に防犯カメラを6か所設置されますが、市内には9か所あると認識しております。これも同僚委員から、6か所の理由、どこの施設であるかと質問がありましたので、割愛いたします。
私からは、今回防犯カメラの仕様、スペックはどのようなものを考えておられるのか、お聞かせください。そして、1施設当たり2台となっておりますが、設置はどのような場所をお考えなのか、お聞かせください。
以上でございます。
○菱田明儀 委員長 畑中生活支援課相談支援係長。
◎畑中恵里 生活支援課相談支援係長 自立相談支援機能強化事業についてお答えいたします。
まず、委託先の選定でございますが、かねてより就労準備支援事業を委託しており、ひきこもり支援の実績もありますことから、現時点で社会福祉法人南山城学園を選定いたしております。
次に、委託先から受ける報告でございますが、毎月の実績報告に加え、年度末に業務全体の完了報告を受けることなどを考えております。
最後に、生活支援課と委託先との関わりでございますが、まず、ひきこもり当事者やそのご家族から相談を受ける窓口を生活支援課に設定しております。生活支援課で相談内容を聞き取った上で、週1回実施いたしますアウトリーチ支援員や事業責任者による巡回相談につなぎ、専門的な支援を提供いたします。また、つないだ後も十分な情報共有を行い、必要に応じて福祉部の各課、他機関、京都府家庭支援課と連携し、質の高い支援を提供してまいりたいと考えております。
以上でございます。
○菱田明儀 委員長 笹部障がい福祉課長補佐。
◎笹部真吾 障がい福祉課長補佐 地域生活支援拠点事業に関するご質問にお答え申し上げます。相談事業に係る相談支援員の人件費につきましては、社会福祉法人鳩ヶ峰福祉会が1人、社会福祉法人ディアレストが3人、社会福祉法人朔日が1人を計上しております。
以上です。
○菱田明儀 委員長 梯子育て支援課主幹。
◎梯英彦 子育て支援課主幹 防犯カメラに関する質問にお答え申し上げます。カメラのスペックについてでございますが、ドーム型の法人向け防犯監視用カメラで、データの保存につきましては、SDカードに保存を行うものとなります。録画可能な時間につきましては、設置場所や画質の調整により異なってまいりますが、2週間から3週間程度で上書きされるものと見込んでおります。
次に、設置場所につきましては、施設により異なりますが、1台は施設への入館者を撮影するために、施設内から施設の出入口方向が撮影できる場所に設置いたします。もう1台につきましては、施設の外側の不審者等を撮影するために、施設の出入口の外側周辺を撮影できる場所に設置することを考えております。
○菱田明儀 委員長 清水委員。
◆清水章好 委員 ありがとうございました。最初の自立支援につきましては、よく分かりました。これは要望とさせていただきますけれども、今回、新型コロナの関係でステイホームということで、引きこもっておられた方が、ますますひきこもりになるのかなと思っております。しっかりご対応いただきますよう要望とさせていただきます。
次に、就労継続支援の事業所につきましては分かりました。
最後の放課後児童健全育成事業の防犯カメラにつきましては、仕様、スペックはよく分かりました。今現在、八幡市内屋外についております防犯カメラと、ちょっとスタイルが違うのかなと。といいますのは、ドーム型ということですので、上に丸いものがついているようなパターンかと思います。現在屋外についています90台の防犯カメラはフレンジタイプ、スポット型タイプですね。見た目で防犯カメラと分かるものかと思います。今回つけていただくものは天井に直づけのドーム型ですので、ちょっと分かりにくいのかなと。提案ですけれども、防犯カメラで監視中という表示をされてはどうかと思っております。ご意見をお聞かせください。
以上でございます。
○菱田明儀 委員長 岩崎福祉部次長。
◎岩崎真哉 福祉部次長 防犯カメラに関する再質問にお答えいたします。ドーム型カメラにつきましては、確かに委員がおっしゃるように目立ちにくいカメラとなっておりますので、防犯カメラ撮影中等のステッカーを掲示して、抑止に努めてまいりたいと考えております。
○菱田明儀 委員長 ほかにはありませんか。
奥村委員。
◆奥村順一 委員 2点聞かせていただきたいと思います。先ほども同僚委員の質問にあったんですけれども、まず1つ目は、放課後児童健全育成事業の防犯カメラの件で1点だけお伺いしたいと思います。
カメラの設置場所や、ビデオ撮影中ですという看板をつけるというお話があったんですけれども、プライバシー保護について、どのように市としては考えておられるのか。また、設置することによって事前にそういう問合せがあったか、なかったか、お聞かせいただきたいと思います。
そして2つ目は、今回のコロナ禍において、福祉部の方々をはじめ市の職員の方々には、日夜関係なく、休日も返上していろいろと業務に取り組んでいただきまして、本当にありがとうございました。改めて御礼を申し上げる次第でございます。ただ、多くのこのような給付制度の取組をやっていただいている中で、特に特別定額給付金の申請書を各世帯に郵送していただいて、返送され、振込も一定多くしていただいていると思うんですけども、その中で、これは私も経験したんですけれども、郵便局と普通の金融機関との書き方が違うということもある中で、記入間違いであったり、問合せであったり、いろいろなことがあったと思うんですが、できればどういうことがあったか、この場で紹介いただければと思います。よろしくお願いいたします。
以上2点です。
○菱田明儀 委員長 梯子育て支援課主幹。
◎梯英彦 子育て支援課主幹 防犯カメラに関する質問にお答え申し上げます。
プライバシーにつきましては、常時監視を行うものではなく、データの取り出しについては運用要領を定め、プライバシーの保護に配慮した運用を行ってまいりたいと考えております。
次に、防犯対策の強化や防犯カメラの設置につきましては、毎年、八幡市学童保育保護者会連絡協議会から頂く要望書の中で強く要望いただいているもので、現在のところ、保護者からのプライバシーに関する問合せ等につきましてはございません。
○菱田明儀 委員長 内藤生活支援課庶務係長。
◎内藤雄太 生活支援課庶務係長 特別定額給付金の申請に係る質問についてお答え申し上げます。特別定額給付金の申請に際しましては、申請書内に口座名義人の仮名、郵便局に振り込む場合の記号番号欄、銀行口座に振り込む場合の金融機関名、支店名、口座番号記載欄の一つの枠の中に記載できるように様式を定めております。郵便局欄と銀行欄を間違えて記載されていたケースもあったと報告を受けておりますが、特に多かったのは、銀行振込の場合、口座名義人欄が離れていたため記載漏れとなり、金融機関支店名の仮名欄に口座名義人を記入された事例が多くありました。その修正対応に苦慮したと報告を受けております。また、記載例を添付して不備のないよう対応しておりますが、申請書交付後、件数は把握できておりませんが、何百を超える書き方に関する電話での問合せがございました。
以上です。
○菱田明儀 委員長 奥村委員。
◆奥村順一 委員 ありがとうございました。まずは防犯カメラについて、プライバシーには十分に配慮していただくということでございましたし、問合せもないということでしたので、どうぞ進めていただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
また、2つ目の特別定額給付金について、本当にいろいろとご苦労があったと思いますけれども、ありがとうございました。今聞かせていただきました内容をしっかりと受け止めました。どうもありがとうございました。
以上で終わります。
○菱田明儀 委員長 亀田委員。
◆亀田優子 委員 まず、11ページの自立相談支援機能強化事業委託ということで、180万円予算計上されています。ひきこもりの相談支援を充実させる事業だと思うんですけれども、これまでの支援事業の実績を教えてください。今回アウトリーチ(訪問支援)を行う目的も併せて教えてください。
ひきこもりの方を抱えたご家庭は、行政に相談に来るまで、本当に葛藤といいますか、想像以上のものがあると思いますし、何年も悩み苦しむ家庭もあります。2年前に内閣府が全国調査を行っています。その結果なんですけど、40歳から64歳のひきこもりの方が61万人。そのうち男性が7割ということが分かっています。ひきこもりの期間も、7年以上が半数を占めているという調査結果が出ています。15歳から39歳のひきこもりの方が54万人と言われていますので、合わせると100万人以上ということで、ひきこもりの高齢化、長期化が内閣府の調査で明らかになっています。
そこで教えていただきたいのは、これまでの実績なんですけども、生活支援課が関わったケースで、ひきこもり当事者の年代別の件数を教えてください。引きこもるきっかけは人によってそれぞれですけれども、分かる範囲で理由なども教えてください。
それから12ページ、特別障害者手当等受給者への臨時給付金ですが、文教厚生常任委員会でもやり取りがあったかと思うんですけれども、改めてお聞きしたいと思います。
それぞれ特別障害者手当、障害児福祉手当、経過的福祉手当とありますが、対象者数を教えてください。また、経過的福祉手当というのは、あまり今までなじみがない言葉なんですが、どのようなものか教えてください。
次に、障がい者就労継続支援事業所への減収対策給付金について、5か所は先ほどの質疑で分かりましたので、そこで就労継続支援B型事業所で働いておられる人数を教えてください。
通常1人当たりの工賃はどのくらい受け取っておられるのか教えてください。
今回のコロナの影響で、1人当たりどのくらい減収になっているのか。
それから、この給付金を申請する手続きはどういうふうに行うのかも教えてください。
それと、1事業所1月5万円なんですけど、この5万円の根拠も教えてください。
補正予算内容一覧表13ページです。
児童扶養手当受給者への臨時給付金ということで、1人2万円の給付になっているんですが、対象者数を教えてください。
児童扶養手当の対象になっていない独り親世帯はどのくらいいるのかも教えてください。
児童扶養手当を受けていない家庭で、コロナの影響で減収となった世帯もあるかと思うんです。そういう世帯にも給付するお考えはないでしょうか。
以上です。
○菱田明儀 委員長 畑中生活支援課相談支援係長。
◎畑中恵里 生活支援課相談支援係長 自立相談支援機能強化事業委託に関するご質問にお答えいたします。これまでも当事者及び家族などからの相談を受け止め、就労準備支援事業などを実施してまいりました。その中で、まずご家族との信頼関係を構築の上、時間は要しましたが、当事者との面談にたどり着いたケースがあり、訪問支援の必要性を痛感したところでございます。そうしたことから、ひきこもりに関するニーズの早期発見及び専門性の高い支援を実施するため、7月より、ひきこもり窓口として生活支援課相談支援係を広報し、支援体制を整備いたします。また、就労準備支援事業等と緊密に連携の上、一貫性及び継続性のある支援を実施することを目的としております。
次に、昨年度のひきこもりなどに関する相談の実施件数でございますが、16件でございます。年代別では10代1件、20代2件、30代5件、40代6件、50代1件、60代1件となっております。
最後に、ひきこもりに至った経過などの具体例といたしましては、学生時代のいじめが原因や、就職するも定着せずに引きこもってしまった、などが挙げられます。
以上でございます。
○菱田明儀 委員長 笹部障がい福祉課長補佐。
◎笹部真吾 障がい福祉課長補佐 特別障害者手当等に関するご質問にお答えいたします。特別障害者手当等の4月分の受給者につきましては、特別障害者手当142人、障害児福祉手当75人、経過的福祉手当1人の計218人となります。
経過的福祉手当につきましては、昭和50年10月に創設された福祉手当制度の対象者のうち、昭和61年の特別障害者手当制度の創設の際に支給要件に該当せず、かつ障害基礎年金も受給できなかった方について、経過措置による福祉手当の支給を行っているものでございます。
続きまして、就労継続支援事業所に関するご質問にお答え申し上げます。就労継続支援B型の利用者数となりますが、令和2年4月に利用された方は74人でございます。1人当たりの工賃の減収額については、今把握しておりません。
続きまして、給付に関する手続きと流れでございますが、給付金につきましては、予算可決後、7月に対象事業所に説明を行い、本事業内容と申請手続きについてお伝えする予定でございます。その後、事業所から申請を受け、8月中に交付決定を行い、給付金の支払いを行う予定でございます。
5万円の根拠につきましては、市内の就労継続支援B型事業所の平均工賃の総支払い額が20万円であったことから、その工賃の支払いの下支えをすることを目的として5万円をお支払いするものでございます。
以上でございます。
○菱田明儀 委員長 宮川子育て支援課長補佐。
◎宮川寿啓 子育て支援課長補佐
児童扶養手当受給者に対する臨時給付金に関する質問にお答えいたします。臨時給付金の対象といたしましては、令和2年4月分の
児童扶養手当受給者759人、対象児童数1,225人を見込んでおります。
次に、対象となっていない独り親の世帯数につきましては、収入要件により該当しなくなる場合や、申請を行っておられない場合もございますので、こちらでは把握できておりません。また、児童扶養手当を受給していないが収入が大幅に減少した人につきましては、対象としておりません。
以上です。
○菱田明儀 委員長 亀田委員。
◆亀田優子 委員 まず自立相談支援機能強化事業委託ですが、先ほどのご答弁で、八幡市でも昨年16件の相談があって、年代別でお聞きしたところ40代が一番多くて6件で、50代、60代もおられるということで、やっぱり高齢化しているということが分かりました。今、8050問題とか、いろいろ社会問題ということで取り上げられていますので、こういう事業のさらなる充実は非常に大事なことかと思っています。
そこでお聞きしたいのは、この16人の方々が、仕事に就いたとかではなくてもいいので、そういう支援を受けて、ひきこもりから一歩踏み出したり、前に向いて進んでいるのかどうか、その辺りのこともどうなのか教えてください。
家庭の中でそういう人を抱えて非常に悩んでいる方が何か相談をしたいと思ったときに、最初の一歩は市役所だと思うんです。そこにつながるアプローチは様々な経過を通じてつながってくると思うので、7月から窓口を設けるというご答弁でしたけれども、やっとたどり着いたところでしっかりと支援することが非常に大事かと思うんです。あらゆる形で八幡市がこういうことを含めて始めているということを発信していただきたいと思うんですが、周知方法などはどのように考えているのか教えてください。
障害者手当受給者への臨時給付金は分かりました。経過的福祉手当というのは昭和50年に創設されて、その後、特別障害手当にも当てはまらない、障害年金にも当てはまらない方が受けておられるということで分かりました。最初に言えばよかったんですけど、それぞれの手当の金額を教えていただけますでしょうか。
就労継続支援事業所のところは、1人当たりの工賃を把握していないということだったんですけど、下支えをするということで5万円ということですが、やはり障害者の工賃の減収分をしっかりと障害者に払えるようにすることがこの事業の目的かと思うんですけど、しっかりとそういう手続きを事業所でされるのか。ちゃんと障害者に補填されるのかどうか教えてください。
児童扶養手当のところは、なかなか把握するのは難しいかと思うんですけれども、独り親家庭であっても、どういう仕事についておられるか分かりませんが、このコロナの影響で、子どもの感染が心配で仕事に行くのを縮小したり、辞めてしまったとか、解雇になったとか、いろいろな場合も想像できるので、相談に来られたときに何か支援できるようなものはあるのかどうか、教えてください。
今回国の2次補正予算で、独り親世帯に対して1人5万円を給付する特別臨時給付金が可決されています。八幡市は今回2万円を給付することになるんですが、国の予算を使って2万円に上乗せすることになるのか、それとも予算の組替えなどを行うのか、教えてください。
今回の臨時給付金は、金額は別として、給付時期はいつになるのか教えてください。
以上です。
○菱田明儀 委員長 畑中生活支援課相談支援係長。
◎畑中恵里 生活支援課相談支援係長 自立相談支援機能強化事業委託のご質問についてお答えいたします。生活困窮者自立支援法施行以後の支援経過まとめといたしましては、家族間で十分に意思疎通が図られていない場合、生活支援課などが間に入らせていただくことにより、両者の心情などを個別に聞き取り、状況や課題の整理ができたケースがございます。また、自宅から外出し、施設での就労体験などが実現した例もございます。また、医療機関につながり適切な治療が開始されたことで、心身ともに安定し、就労継続支援事業所に通所できるようになった方もいらっしゃいます。
次に、7月からのひきこもり相談窓口の周知方法といたしましては、広報やわたへの掲載、市ホームページへの掲載、また庁内外問わず各課施設へのリーフレットの配架などを考えております。
以上でございます。
○菱田明儀 委員長 森谷障がい福祉課長。
◎森谷岳 障がい福祉課長 障害者手当の再質問にお答えいたします。特別障害者手当につきましては2万7,350円となっております。障害児福祉手当につきましては1万4,880円、経過的福祉手当につきましても障害児福祉手当と同額の1万4,880円になっております。
続きまして、就労継続支援事業所の質問にお答えいたします。しっかり下支えしていただきたいということでしたけれども、今回、市では就労継続支援B型事業所に下支えするということでさせていただきます。というのも、障害者の就労場所は、なかなか一般就労することもできない方が多く、福祉的な就労の場を頂いている就労継続支援B型事業所は貴重な就労の場と考えておりまして、今回給付する形になりますが、同じく京都府や国でも就労継続支援B型については下支えすることを考えておられます。京都府では個人の減収に合った部分の対応をされます。国ではまだ詳細は明らかになっておりませんが、就労継続支援B型の事業所に支援していくということですので、併せて協調してやっていきたいと思っております。
以上です。
○菱田明儀 委員長 岩崎福祉部次長。
◎岩崎真哉 福祉部次長 独り親家庭の給付金に関する再質問にお答えいたします。
仕事を縮小されたり辞められた方に対しての相談につきましては、内容に応じて丁寧に相談してまいりたいと考えております。
国の5万円との関係及び支給時期につきましては、本会議でもございましたけれども、国の制度の詳細を確認し、総合的に検討してまいりたいと考えております。国の給付金につきましては、8月の支給を考えております。
以上です。
○菱田明儀 委員長 亀田委員。
◆亀田優子 委員 自立相談支援事業のところは大体分かりました。市ホームページとか広報やわたとか、リーフレットを作って配っていくということなので、これについては、16件の方は本当に八幡市の中での氷山の一角で、たくさんおられると思いますので、ぜひ市役所に相談に来たら、何かきっかけになるということをしっかりアピールしていただいて、さらに支援できるように頑張っていただきたいと思っています。要望しておきます。
障害者手当のところも分かりました。
就労継続支援事業所のところは、京都府も国も、減収に対応したものがこれからメニュー化されるということで、工賃の減収分にも補填されるということでよろしいんでしょうか。八幡市のこの5万円は、事業所の運営などにも使えるという受け止めでいいのか。もう一つそこら辺が分からなかったので、そこだけ教えてください。
あとは大体分かりました。
○菱田明儀 委員長 森谷障がい福祉課長。
◎森谷岳 障がい福祉課長 まず、就労継続支援事業所に関するご質問にお答えします。工賃の減収につきましては、京都府の補助額の算出の中でそのような内容になっておりまして、事業所ごとの申請になると思いますが、減収に対応した内容になると伺っております。国につきましては、まだ詳細が示されておりませんので、この場では詳しくお伝えできませんけれども、生産活動の再起に向けて必要になる費用を支援するということで、その存続の下支えをするとお伺いしております。八幡市の分の給付金につきましては、事業所に工賃の下支えということでお渡しするものでありますことから、この部分については事業所が判断して使用されると考えております。
以上です。
○菱田明儀 委員長 堀口市長。
◎堀口文昭 市長 先ほど児童扶養手当のことで次長からお答え申し上げましたけれども、2次補正の関係で、今ご審議いただいているのは1次補正を前提としたものでございますので、状況は変わります。それから、支出するときにまた補正予算の関係もございますので、忘れましたけれども、たしか国においては8月下旬までに支給してほしいという通知も頂いておりますので、そうすると8月上旬ぐらいに例えば専決するのか、それとも臨時議会をお願いしてご審議願うのかということになります。そのときに、今回ご審議いただいています、またご可決いただきましたら、その2万円につきましてはどのようにするのか、それまでには併せてご提示申し上げたいと思っているところでございます。
○菱田明儀 委員長 ほかにありませんか。
福田副委員長。
◎福田佐世子 副委員長 お昼までに時間があるので、通告していなくて非常に申し訳ないんですけど、予算内容一覧表に載っていなかったんですが、奥村委員が特別定額給付金のことで質問されていましたので、それに関連して少しお聞かせいただきたいんです。
たしかこの間の答弁で、90%以上の世帯の方が申請を申し込まれたと報告を頂いているんですが、残すところ何世帯ぐらいなのかと考えているところです。
以前に市民から、何らかの困難を抱えておられたり、障害とか高齢者のひとり暮らしであったりとか、自身でこういうことが分からなくて、申請ができない方がいらっしゃるのではないかというお声を頂いたことがあるんです。福祉部に問い合わせて聞かせていただいたところ、障害とか何か困難があれば、ヘルパーがおうちに入っておられたりとか、相談員の方々とか、何らかの形で支援される方が入っておられるので、そういう方も意識してサポートしていただけると思うので、申請はできるのではないかと、私も同じような認識を持っているんですけれども、この間、一定落ち着いてきていると思うんですが、どこかの時期で本当に申請をしてこられない方が何世帯かあると思うんです。してこられない方は、やっぱり何らかの困難を抱えておられる世帯ではないかと私は心配しておりまして、基本は申請方式であると思うんですけれども、無条件で頂ける10万円ですので、市からアプローチをしていただけるような考えはないでしょうか。ぜひとも支援していただきたいです。
○菱田明儀 委員長 田中福祉部長。
◎田中孝治 福祉部長 特別給付金の未申請世帯への対応についてでございますけれども、申請開始時から、副委員長おっしゃったように、各団体とか成年後見を利用されている3市の団体とか、いろいろなところにはご協力いただくようにお願いしてまいった次第でございます。91%を超える申請が済んで、ほぼ9割を超えるところに払込みが済んできた現在、この後はどのように調査して、どこに再送するのか、またヘルパーとか団体にお願いするのかというのを丁寧にやっていって、できるだけ支給していくように努めてまいりたいと考えております。
○菱田明儀 委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○菱田明儀 委員長 ないようでありますので、これで福祉部所管の一般会計の審査を終結いたします。
暫時休憩いたします。
午前11時52分 休憩
――――――――――――
午後 1 時00分 再開
○菱田明儀 委員長 休憩前に引き続き、会議を開きます。
これより健康部所管の一般会計の審査に入ります。
質疑等はありませんか。
横須賀委員。
◆横須賀生也 委員
補正予算内容一覧表11ページの高齢者保健事業・介護予防等一体的実施事業についてお伺いします。国保データベースシステムを活用し、高齢者のフレイル予防に向けた個別訪問・通いの場等における医療専門職の関与とありますが、特定の医師など医療専門職の方と提携等をするのですか。また、高齢者の個別訪問はターゲットを絞って行うのですか。
次に、
補正予算内容一覧表14ページ右上の
新型コロナウイルス感染症対策経費についてお伺いします。介護施設及び障がい者施設分等衛生関連消耗品購入とありますが、非接触型体温計は購入されますか。
また、商工会活動助成として食品衛生協会事業とありますが、食品衛生協会事業の具体的な内容を教えてください。
次に、同ページの産婦保健指導事業費について、産婦健康診査2回とありますが、2回の時期と診査の方法について教えてください。
次に、同ページのスマートウェルネスシティ推進事業のやわた健幸づくりシンポジウム開催についてお伺いします。シンポジウムを開催する会場と日時は事前に押さえておく必要があると思いますが、現在、仮予約等はしていますか。
以上でございます。
○菱田明儀 委員長 羽田国保医療課主幹。
◎羽田尊子 国保医療課主幹 一体的実施事業費の医療専門職の関与についてのご質問にお答えいたします。この事業は、今年度より市町村が後期高齢者医療広域連合から委託を受け、フレイル予防目的に、高齢者の保健事業と介護予防等を一体的に実施するものです。医療専門職とは、この事業を実施する市の保健師、栄養士のことで、まずKDBシステムを活用しまして地域の特徴を分析し、健康課題のある要支援対象者を抽出します。抽出した要支援対象者宅を訪問し、保健指導や受診勧奨を行ったり、高齢者が集まる場に出向いて健康相談や健康教育を行います。また、実施に当たっては、市内の医療機関に対し保健予防協議会において概要説明を行い、協力をお願いしてまいりたいと思っております。
続きまして、高齢者のフレイル予防に向けた個別訪問につきましては、今年度は糖尿病の重症化予防に取り組む予定にしており、KDBシステムを活用して対象者の絞り込み、抽出を行ってまいります。
以上です。
○菱田明儀 委員長 久保健康推進課長。
◎久保豪 健康推進課長 非接触型体温計の購入につきまして、今後イベントや事業を再開していくに当たりまして、京都府の感染拡大ガイドラインを参考に感染予防策を講じてまいります。参加される皆さんの体温チェックを実施するに当たりまして、非接触型体温計による簡易的な確認を行い、発熱の可能性がある場合には医療用の体温計で計測をお願いすることを想定しておりますことから、非接触型の体温計の購入が必要であると考えております。
次に、商工会活動助成についてのご質問にお答えいたします。食品衛生協会の具体的な内容でございますが、巡回指導、会員の検便受付、食中毒の予防の啓発活動などと伺っております。
○菱田明儀 委員長 藤田健康推進課長補佐。
◎藤田直子 健康推進課長補佐 産婦健康診査の時期は、産後2週間目及び産後1か月目が目安となっております。診査方法ですが、出産した医療機関などで受けていただくことになっております。
以上です。
○菱田明儀 委員長 寺田健康推進課健康増進係長。
◎寺田皓介 健康推進課健康増進係長 やわた健幸づくりシンポジウムに関するご質問にお答えいたします。シンポジウム開催につきましては、八幡市健幸まちづくり条例案をご可決いただきましたら、制定に合わせて開催を行う予定でございましたが、
新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う緊急事態宣言の発出もございましたことから、会場の仮予約はしておりません。シンポジウムの開催時期や方法については、
新型コロナウイルス感染症の感染状況を見ながら慎重に検討してまいりたいと考えております。
以上です。
○菱田明儀 委員長 横須賀委員。
◆横須賀生也 委員 それぞれご答弁いただきありがとうございます。2点再質問させていただきます。
非接触型体温計を購入されるということですが、水際対策として重要なものなので、購入する数量と、それぞれの使用場所について教えてください。
また、産婦健康診査についてですが、医療機関で診査を受けていただくとなると、医療機関の窓口での支払いはどのようになりますか。一旦立替えをして、市へ診査費用を請求するような形になるのでしょうか。
以上、よろしくお願いします。
○菱田明儀 委員長 久保健康推進課長。
◎久保豪 健康推進課長 非接触型体温計の再質問にお答え申し上げます。先行して既に購入を行っておりますのが、6月16日現在で111個でございます。使用場所ですが、健康部所管では各種の健診、福祉部所管では放課後児童健全育成施設や子育て支援センター、教育部所管では各小・中学校及び図書館、文化センター、松花堂庭園美術館などでございます。
○菱田明儀 委員長 藤田健康推進課長補佐。
◎藤田直子 健康推進課長補佐 産婦健康診査の実施に関しましては、京都府が調整されており、京都府医師会、京都府助産師会、大阪府医師会と委託契約を行うことになります。助成額の上限は5,000円となっており、上限金額内であれば医療機関の窓口での支払いは必要ございません。委託契約を結んでいない医療機関で受けられた場合には、後日に申請いただいて償還払いを行うことになります。
以上です。
○菱田明儀 委員長 ほかにありませんか。
澤村委員。
◆澤村純子 委員 同じく
補正予算内容一覧表の14ページのスマートウェルネスシティ推進事業費について質問いたします。
1つ目は、運動支援をメインとした冊子と解釈しておりますが、こういった冊子を配布する目的についてお聞かせください。
もう1点は、やわた健幸づくりシンポジウム開催について、先ほど言われましたが、コロナ感染予防の影響を考慮して開催されると思うんですけれども、ウェブ開催など、ほかの開催方法で行うことはお考えでしょうか。ご答弁よろしくお願いいたします。
以上2点です。
○菱田明儀 委員長 寺田健康推進課健康増進係長。
◎寺田皓介 健康推進課健康増進係長 運動支援用冊子の全戸配布に係るご質問にお答えいたします。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、外出を控える状況が続きましたことから、多くの方が運動不足になり、体力、免疫力が低下している状況にあることが推察され、将来の生活習慣病リスクが高まるなど二次的な健康被害が発生するおそれがあります。こういった状況を改善していくためには運動機会を確保することが必要ですが、施設使用における定員の制限等がある中で、
新型コロナウイルス感染症流行前のように運動することができない状況にある方も多くいらっしゃいます。今回、在宅で一人でも行うことができる運動を広く周知する冊子を発行することにより、コロナ禍においても運動機会を確保するように促し、健康維持に努めていただこうとするものでございます。
続きまして、やわた健幸づくりシンポジウムの開催に関するご質問にお答えいたします。ウェブを使ってのイベント実施におきましては、機材の準備やセキュリティ面での課題に加えて、一度に閲覧できる人数が制限されるなどの課題がございます。本シンポジウムは、市民の健康への意識の高揚や行動変容を促す目的で実施しようとするものでありますことから、可能な限り多くの方が安全に参加できる実施方法につきまして検討を行ってまいりたいと考えております。
以上です。
○菱田明儀 委員長 澤村委員。
◆澤村純子 委員 ご答弁ありがとうございます。冊子の目的は分かりました。配布時期を教えていただけますか。
○菱田明儀 委員長 寺田健康推進課健康増進係長。
◎寺田皓介 健康推進課健康増進係長 冊子の配布時期に関するご質問にお答えいたします。冊子の配布時期つきましては、7月から毎月1回、月の中旬頃に発行する予定で準備を進めているところでございます。
以上です。
○菱田明儀 委員長 ほかにはありませんか。
清水委員。
◆清水章好 委員 大きく2点お伺いしたいと思います。かぶるところがありますが、ご了解いただきたいと思います。
まず、
補正予算内容一覧表14ページ、一番上です。保健衛生一般事務費2,580万円が計上されており、新型コロナ対策として様々な取組をされる中、今回予定されていますマスク、アルコール消毒液等購入後はどのように使用、配布される予定なのか、お聞かせください。
2つ目です。同じく14ページです。一番下から2つ目、スマートウェルネスシティ推進事業で、在宅での運動支援用冊子を全戸配布、予定で615万円を計上しておられますが、どのような事業内容か、先ほどの答弁と違うところだけお聞かせいただければと思います。
以上でございます。
○菱田明儀 委員長 久保健康推進課長。
◎久保豪 健康推進課長 マスクやアルコール消毒液についてのご質問にお答え申し上げます。マスクやアルコール消毒液は、事業やイベントの再開を想定いたしまして各所管課等に配布を行い、感染拡大防止のために使用してまいりたいと考えております。
○菱田明儀 委員長 寺田健康推進課健康増進係長。
◎寺田皓介 健康推進課健康増進係長 在宅での運動支援用冊子の全戸配布に関するご質問にお答えいたします。今回の冊子につきましては、全戸配布を行う予定でありますことから、子育て世代から高齢者まで幅広い世代にご覧いただくことを想定しております。そのことを踏まえまして、運動の支援につきましては、紙面における写真で運動を支援する方法と、QRコードを読み込んでいただき、運動を支援する動画にアクセスしていただく方法の2通りで行う予定をしております。これらの運動支援コンテンツにつきましては、本市がやわた健幸づくり推進連携協定を締結するスポーツクラブや、市内で住民主体の介護予防推進しているNPO法人、元気アップAGEプロジェクトに作成を委託するよう調整を行う予定をしております。
以上でございます。
○菱田明儀 委員長 清水委員。
◆清水章好 委員 ありがとうございました。マスクにつきましては、市場でも少しは安価になって、入手もできるかと思っております。今回予算が通りましたら、大体本市で必要と思われる数は幾らほどなのか。分かりましたらお聞かせいただきたいと思います。
もう一つ、アルコール消毒液につきましては、市場でまだ入手が困難な状況が続いているようです。万が一あっても、かなり高価な状態でありますが、アルコール消毒液の入手につきましてはどのようなお考えなのか、お聞かせいただきたいと思います。
続きまして、スマートウェルネスシティの運動支援冊子につきましては、ご答弁で紙面にQRコードがあるとお答えいただきましたけれども、ご提案でございます。冊子は紛失する可能性といいましょうか、どこかへ行ってしまうということもあります。市長が頭に掲げておられます健康施策の大きな今回の事業でもございますけれども、ご提案としましては、動画を作成されるものにつきまして、なくならない、例えば八幡市のホームページにQRコードとリンクを貼り付けて、永遠に使えるようなことをお考えになったらどうかと思いますが、お考えをお聞かせください。
以上でございます。
○菱田明儀 委員長 久保健康推進課長。
◎久保豪 健康推進課長 マスク及びアルコール消毒液についての再質問にお答え申し上げます。マスクにつきましては、将来事業分も含めまして22万枚を購入したいと考えております。アルコール消毒液につきましては、委員ご指摘のとおり品薄で、また高騰もしております。机や機材の清掃につきましては次亜塩素酸水を設置しておりますので、そちらで対応はできますけれども、手指の消毒に関しましては、やはりアルコール消毒が必要かと思いますが、なかなか手に入らない状況でございます。まだ値段は下がっておりませんが、日々業者と連絡を取りまして、入荷できるものから入荷していっているような状況でございます。
○菱田明儀 委員長 寺田健康推進課健康増進係長。
◎寺田皓介 健康推進課健康増進係長 冊子の全戸配布に関する再質問にお答えいたします。冊子の特に動画に関する内容を市ホームページで掲載してはどうかという委員のご提案でございますが、本市といたしましても、運動を支援する動画をより多くの方に閲覧していただくことが望ましいと考えておりますことから、そのような機会を拡大するために、冊子のバックナンバーを市ホームページに掲載するなどの対応を検討してまいりたいと考えております。
以上です。
○菱田明儀 委員長 ほかにはありませんか。
奥村委員。
◆奥村順一 委員 一つだけ質問させていただきたいと思います。先ほどの横須賀委員の質問とかぶってくるんですけれども、
補正予算内容一覧表14ページの保健衛生一般事務費の中の商工会活動助成の80万円についてです。
これは代表質問でもお話をさせていただきましたけれども、今回の新型ウイルスをはじめ食中毒やウイルス感染のためには、HACCPが来年から食品衛生法で運用されるわけですけれども、それに伴いまして、時を同じくというのか、偶然というのか、予算をつけていただいているんですが、80万円の補助金の使途についてはどのようにお考えなのか、お聞かせいただきたいと思います。
2つ目として、今回、食品衛生協会に助成することによってどういう効果が期待できるのか、お聞かせいただきたいと思います。
以上です。
○菱田明儀 委員長 久保健康推進課長。
◎久保豪 健康推進課長 食品衛生協会に関するご質問にお答え申し上げます。助成の範囲ですが、事務局を運営するための経費について、八幡市補助金等交付規則にのっとり助成を行うものでございます。市として期待することでございますが、この間本市には支部がなく、綴喜食品衛生協会の会員として、食品衛生に関わる講習会の郵送案内等はございましたが、食中毒情報などリアルタイムに情報提供を受けることができない等の不便があったとお聞きしております。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大など、食中毒を含め感染症対策が重要でございます。委員ご案内のとおり、HACCPの完全義務化も来年6月に決まっており、八幡市食品衛生協会の発足は地域における食品性の向上、公衆衛生の増進に寄与していただけるものと考えております。
○菱田明儀 委員長 奥村委員。
◆奥村順一 委員 ありがとうございます。確かに市内一円の事業者の方々に対して一斉に情報を早く出すということが、やっぱり市民の健康を守るための第一歩であると思いますので、ぜひともこの食品衛生協会が本当に中身のある動き方をしてもらえるようにお願いしたいと思いますし、また市からもご指導いただけますよう、よろしくお願い申し上げて終わります。ありがとうございました。
○菱田明儀 委員長 ほかにはございませんか。
亀田委員。
◆亀田優子 委員 私からも
補正予算内容一覧表の14ページ、
新型コロナウイルス感染症対策経費のところでお聞きしたいと思います。
先ほどの答弁で、マスクやアルコール消毒液の購入ということで、マスクについては22万枚購入したいというご答弁がありました。そこでお聞きしたいのは、国の国庫支出金でほぼ賄いますけど、国からは、感染症関連のこういうものをそろえなさいという自治体に対する通知、連絡などはあるのでしょうか。
今はマスク、アルコール消毒液しかご答弁がなかったんですけど、例えば防災安全課では防護服だとか、いろいろな感染症対策になるようなものも備蓄されているんですけれども、そういったものはこの中に入っていないのかどうか、教えてください。
配布先は、これからの事業イベントなどのために各所管に配布というとことだったんですが、この予算書の中には介護施設及び障害者施設などの消耗品購入もあるんですけど、そういう施設関連に市から配布はされるのか、されないのか、その辺りも教えてください。
マスクは22万枚ということだったんですけど、どのくらい市で購入する目標なのか。目標値があれば教えてください。
子はたからプロジェクトのところで、絵本プレゼント配布と書いてあるんですけども、今まで、はじめての絵本、ブックスタート事業を市でもやっておられると思うんですが、この事業とはどう違うのか教えてください。絵本プレゼントの配布人数、配布方法も教えてください。
以上です。
○菱田明儀 委員長 久保健康推進課長。
◎久保豪 健康推進課長
新型コロナウイルス感染症に係るご質問にお答え申し上げます。
まず、市で購入する内容について、何か国から通知がありますかということですが、京都府の感染予防ガイドライン等を参考に、購入する衛生資材は選定しているところでございます。
また、配布先でございますが、マスクは介護施設、福祉施設など、市民生活を支える業務に従事される事業所及び保育園や学校、放課後児童健全育成施設などに配布を考えております。
購入目標に関しましては、マスク22万枚を購入予定としております。
購入予定のものでございますが、マスク、アルコール消毒液のほかに防護服やゴーグル、また非接触型体温計なども購入品目に加えております。
以上です。
○菱田明儀 委員長 藤田健康推進課長補佐。
◎藤田直子 健康推進課長補佐 福祉部で行っておりますはじめての絵本では、子育て支援センターで、八幡市在住の生後4か月から1歳の誕生月までの赤ちゃんとその保護者に絵本を1冊お渡しし、絵本の楽しさをお伝えする事業でございます。子はたからプロジェクトは、保健師がおおむね4か月までの新生児家庭を訪問して発達や発育の相談や乳幼児健診等の説明を行う、こんにちは赤ちゃん事業の際に絵本をお渡ししたいと考えております。8月以降の新生児家庭への配布を想定しており、昨年度の出生数から約270人になると考えております。
以上です。
○菱田明儀 委員長 亀田委員。
◆亀田優子 委員 府のガイドラインに沿って選定するということで、大体分かりました。今回の新型コロナウイルスの感染が拡大する中で、八幡市もこれまでの備蓄を介護施設や福祉施設に提供して、介護のサービスをやめてしまうということがなく、今まで高齢者のためのデイサービスとかも続けておられて、備蓄があって本当によかったと思っています。
マスクは22万枚ですけれども、今後それ以外のものも、目標などをぜひ、みんな殺到するでしょうから、すぐに購入できないものもあると思うんですが、第2波に備えて購入をよろしくお願いします。
1点忘れていたのがあって、マスク作成委託というのがあるんですけど、これについてもう少し詳しい内容を教えてください。委託先とかマスクの材質、数とかを含めて、その辺の詳しいことを教えてください。
子はたからプロジェクトは、違いが分かりました。新生児訪問の際に保健師の訪問先にお渡しするということで、全員だということで分かりました。
以上です。
○菱田明儀 委員長 橋口健康部次長。
◎橋口孝幸 健康部次長 マスク作成委託の関係のご質問にお答えいたします。作成委託先につきましては、シルバー人材センター及び障害者施設を候補としております。現在、
新型コロナウイルス感染症の影響で、受注件数等が減少傾向にあるシルバー人材センターや障害者施設などに作成を依頼することで、高齢者及び障害者の就業機会を確保、提供する支援策にもなるものと考えております。マスクにつきましては、洗って繰り返し使用できる布のマスク合計2,000枚の作成を依頼し、第2波の発生を念頭に、職員、介護事業者などへの配布を予定しております。
以上です。
○菱田明儀 委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○菱田明儀 委員長 ないようでありますので、これで健康部所管の一般会計の審査を終結いたします。
続きまして、八幡市介護保険特別会計の審査に入ります。
質問等はありませんか。
横須賀委員。
◆横須賀生也 委員
補正予算内容一覧表23ページの八幡市あんしんネットワーク事業費についてお伺いします。
行方不明高齢者等早期発見用GPS発信機について、何人の申請を見込んでいますか。また、家族がGPS発信機を活用し、本人の居場所を特定するには、どのようにすればよいですか。
以上、よろしくお願いします。
○菱田明儀 委員長 小泉高齢介護課主幹。
◎小泉大志 高齢介護課主幹 八幡市あんしんネットワーク事業費についてのご質問にお答えいたします。
GPS発信機器の申請につきましては、新規登録者を含め85人を見込んでおります。
次に、GPS発信機器の操作方法につきましては、パソコンやスマートフォンから業者のウェブブラウザーにアクセスし、位置検索をクリックすると、GPS端末保持者を地図上で特定することができる仕組みとなっております。
以上です。
○菱田明儀 委員長 横須賀委員。
◆横須賀生也 委員 ご答弁ありがとうございます。1点再質問をさせていただきます。行方不明高齢者等早期発見用GPS発信機について、本人の居場所を特定する以外の機能がもしありましたら教えてください。
以上、よろしくお願いします。
○菱田明儀 委員長 小泉高齢介護課主幹。
◎小泉大志 高齢介護課主幹 八幡市あんしんネットワーク事業費についての再質問にお答えいたします。居場所を特定する以外の機能につきましては、指定したエリアから出た場合にメールで通知するエリア通知機能や、指定した曜日、時刻や時間間隔で位置をメールするタイマー通知機能、ウェブブラウザーから端末のブザーを鳴らすブザー鳴動機能等がございます。
以上です。
○菱田明儀 委員長 ほかにはありませんか。
清水委員。
◆清水章好 委員 同僚委員からも質問がありました
補正予算内容一覧表の23ページです。八幡市あんしんネットワーク事業費の行方不明高齢者等早期発見用GPS発信機導入経費助成100万円です。文教厚生常任委員会でも資料の報告があり、同会派委員からも質問がありましたので、違うところだけお聞かせいただきたいと思います。
今回の充電式の電池は使用時間が約400時間とお聞きしておりますが、バッテリーそのものの使用頻度、使用年度はどれぐらいを見込んでおられるのか、お聞かせください。
そして、その期間の後、バッテリー交換については助成をされるのでしょうか、お聞かせください。
以上でございます。
○菱田明儀 委員長 小泉高齢介護課主幹。
◎小泉大志 高齢介護課主幹 八幡市あんしんネットワーク事業費についてのご質問にお答えいたします。
充電式バッテリーの寿命につきましては、使用頻度等により異なりますが、3年から5年と伺っております。
次に、バッテリー交換の助成につきましては、現在のところ考えておりません。
以上です。
○菱田明儀 委員長 清水委員。
◆清水章好 委員 分かりました。ありがとうございます。充電式のバッテリーということで、私らもスマホで見ていますと、バッテリー残量が明示されています。どのような形でバッテリーの残量を確認するのか、お聞かせいただきたいと思います。
以上でございます。
○菱田明儀 委員長 小泉高齢介護課主幹。
◎小泉大志 高齢介護課主幹 八幡市あんしんネットワーク事業費についての再質問にお答えいたします。充電式バッテリーの残量につきましては、電池残量が15%、30%を下回りますと、通知メールが届くようになっております。
以上です。
○菱田明儀 委員長 清水委員。
◆清水章好 委員 よく分かりました。メールが届くということで、一々見にいかなくていいと。実際にはそのGPS発信機は非常に小さいと聞いていますので、分かりました。ありがとうございました。
○菱田明儀 委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○菱田明儀 委員長 ないようでありますので、これで八幡市介護保険特別会計の審査を終結いたします。
以上で本日の日程は全て終了いたしました。本日はこれにて散会いたします。次回は明24日水曜日午前10時から委員会を再開いたしますので、ご参集願います。なお、開催通知につきましては省略させていただきます。
本日は大変お疲れさまでした。
午後 1 時36分 散会
八幡市議会委員会条例第29条の規定により署名する。
令和2年度第2回
予算特別委員会委員長...