今後とも、安心安全な水の
供給に向け、万全を期してまいりたいと存じますので、御理解いただきますよう、よろしくお願いいたします。
引き続きまして、
資料の2でございます。
長岡京市
上下水道ビジョン(
経営戦略)の案についてでございます。
平成29年8月に
経営戦略による
上下水道ビジョンの
策定と今後の
水道料金及び
下水道使用料のあり方について、
上下水道事業審議会に諮問がなされ、これまで8回に及ぶ審議を経て、このたび
審議会での
計画案がまとまりましたので、御
報告するものであります。
この
上下水道ビジョンは、
水道事業、
公共下水道事業あわせたもので、
令和2年度から10年間を
計画期間とし、
水道事業、
公共下水道事業それぞれの現状と課題を明らかにし、今後の具体的な取り組みについて明記した
計画となっております。
計画の
策定に当たりまして、
総務省からは、しっかりとした
経営戦略を立てることが要請されたことから、10年間の均衡のとれた
収支計画を
策定し、
水道事業、
公共下水道事業、それぞれ三つの
重点基準目標を掲げ、
経営状況の把握に努めてまいりたいと考えております。
水道事業は、この先5年間で
重点基準目標はおおむね達成できる見込みでありますが、
公共下水道事業では
計画当初より
経費回収率、
基準外一般会計繰入金の削減の2つの目標が達成できない
状況となることから、
重点基準目標の達成と収支の均衡を確保するためには、
下水道使用料22%の改定が必要とされた内容となっております。
汚水事業は、
下水道使用料をもって
経費を回収するとともに、
一般会計からの
基準外繰り出しを解消し、これからは
雨水対策事業に重点をシフトすることにより、暮らしの
安全安心の確保に努めてまいりたいと考えております。
なお、
計画案につきましては、6月21日から7月21日までの1カ月間、
パブリックコメントを行い、頂戴しました御意見を踏まえ、
審議会への
最終案として取りまとめられるものでございます。
以上、
資料の説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○
浜野利夫委員長 委員の
皆さんから何かございませんか。
○
八木 浩委員 直接的にこの
資料に触れるつもりではないんですけれども、先日、6月14日付の
京都新聞の
洛西版の報道なんですけれども、市の
生活学校さんが、大阪商業大学の
原田准教授を迎えて、未来のために知っておきたい海と
プラスチックの話ということで講演をされておりました。
タイムリーな話題でされているということを、
環境面で非常に僕はええことやなと思うんですけども、ただ、この
報道記事を読む限り、ちょっとまた
水道に視点を当てて
新聞報道がなされている
部分がありますので、例えば皆様も年間で
ペットボトルの
飲料水から約9万個、
水道水で約4,000個の
マイクロプラスチックを摂取しているとおっしゃっておられて、みんな驚かれている。
さらには、人の
摂取量は1週間ほどで
クレジットカード1枚分ともされる。体内から排出されるが、どのような影響があるか確かめられていないというふうな
記事の掲載になってるんですけども、何となく不安をあおってしまうんじゃないかなと。非常に大事な
環境面含めて
海洋プラというものには世界的に取り組まなければいけない
部分なんですけども、教授さんが言うてはんのがどこの例をとっておっしゃられたんかわからへんけど、私らはっきり1週間に
クレジットカード1枚分、本当に摂取してるんかなということを思ってしまうんで、特にこれ、いろんな
意味で民間でも水は売られてるとこもありますので、さらには
長岡京市では、安心で安全で安定的な水の確保という
水道の
供給をされてる中で、ちょっと不安をあおりかねへんのじゃないかなという、ちょっと
心配事があるんで、その辺お聞かせ願いたい。
○
滝川上下水道部長 今、
委員から御紹介いただきました
新聞記事ですけど、私も拝見いたしました。正直なところ、我々も少し戸惑っているというのが正直な感想でございます。
ただ、その後、
プラスチックというものをいろいろと調べもいたしましたけれども、これは石油からつくった
合成樹脂の総称でございますけれども、いろんなものがございます。合成の仕方によっていろんな素材がございます。その中の
一つが
ペットボトルという、ポリエチレンテレフタラートというのだと思いますけれども、いろんなものがある中で、世界的に見るといろんな現象が起きてるのかなというふうに捉えております。
ただ、これを我々の
水道、上水というふうなことに戻って考えますと、
水道水、これはお届けしている管については鋳鉄の管が主でございますし、一部のところで
塩ビ管というものもございますが、ただ
安全性とかいう、そういう技術的なことについては、
日本水道協会のほうからそういった安全の技術的な取り扱いのことは伝えがありますので、それに基づいて行っておりますので、我々としては安全な水の
供給はできていると思ってますし、ただ、こういったことが現に御紹介されたということに対しましては、また
情報収集に引き続き努めて、注視しながら今後の安心安全な水の
供給に生かしてまいりたいと考えているところでございます。
以上でございます。
○
八木 浩委員 環境面で非常に大事な
部分というのは、よくよく理解するんですけども、本市は
地下水とまた表流水という
部分、
二元水源でしていますから、ある種その
部分で本当に
マイクロプラという
部分が、多くで表流水を使っているのが日本の現状でもあるし、世界的にもそうでしょうけれども、それだけの
部分、
マイクロを消し去らへん、
一口ごとに入るという
発展途上国の問題なんか、先進国含めて、それが
技術力ないのか含めて、もう少しその辺はもっと私らも
調査していかなあかんし、この
部分だけを。実際、その場にいて聞いたわけでもないんで、抜枠で
記事を書かれたわけなんでわからないんですけども、また
環境経済部さんのほうからも情報を聞きながら、
環境面ということに関してはしっかりと取り組んでいかなあかん問題ですんで、
調査、議員のほうでもしていきたいと思いますんで、よろしくお願いします。
以上です。
○
浜野利夫委員長 ほか、ございませんか。
○
浜野利夫委員 上下水道ビジョンのちょっと
概要版でまとめてエキスが書かれてますので、この
範囲内でいうと単純にちょっとお聞きしておきたいと思うんですけど、京都府の
府民環境部で10年間の
府営水の
需要予想のいろんなパターンが出されてましたんで、これとも
関係するのかなと思って、ちょっと聞いときたいな思ったんがありまして、
概要版の中で3水系の
料金単価の統一が重要というふうに書かれとるんですね、ポイントとして。これは、
建設負担料金のことも含めてという
意味なのか、
使用料金の部類にはもう統一されてますよね、3
浄水場系。そこの
建設負担金のことも含めた
意味なのか、3水系の
料金単価統一が重要というのは、そういう
意味なのかちょっと理解だけの問題、ちょっとお聞きしたいんですけど。
○
滝川上下水道部長 建設負担料金を含めたものでございます。
○
浜野利夫委員 それと、東第2
浄水場は現地での
更新、
耐震のほうで出てるんですけど、現地での
更新等も含めて、この等というのが
意味がどう解釈したらいいのかと思って、要するにこれ、もともと
東浄水場に建て直しみたいな構想もあったんです。これ完全にやめて、
耐震も含めて
東浄水場だけでするという
意味なのか、等という含まれてるものが何が含まれてるのかなと思って、解釈ができなくてお聞きしたようなことなんですけど。
○
清水上下水道部次長 この等につきましては、
耐震という部門で掲げてますんで、
耐震とあわせて
更新なども含めてという
意味でございます。
○
浜野利夫委員 幅広く。
○
清水上下水道部次長 はい。
維持管理、
更新等も含めてということです。
○
浜野利夫委員 検討というふうに理解したらいいんですね、これ。
○
清水上下水道部次長 検討ではございません。
耐震補強をして、
更新も含め
維持管理をしていくということです。
○
浜野利夫委員 わかりました。
それからもう
一つ、
アセットマネジメント手法について記載があるんですが、これはいろんなとり方ができるかなと思って、これの書かれた意図をちょっとお聞きしたいな思ったんですけども、将来の
施設計画で
民間委託等を含めてという
意味なのか。この
アセットマネジメント手法というのはね。その辺がちょっと、
意味合いがどう一応、この
概要版で受け取ったらいいのかなと、お聞きしときたいな思ったんですけど。
○
清水上下水道部次長 ここに掲げてます
アセットマネジメント手法につきましては、今現在、
上下水道部では簡易的な
アセットマネジメントによって今
管理をしてますんで、もうちょっと精度の上げたしっかりしたものにつくり変えていくというものでございます。
以上です。
○
浜野利夫委員 それともう
一つ、適正な
料金算定というふうに書かれてるんですが、2ページですね。適正な
料金算定というのは、
府営水算定との
関係で、
府営水もこれで2回あと10年間の、
府民環境部では10年間、2回
料金算定、これでありますよね。これとの
関係でここに書かれてる
上下水道ビジョンについては、適正な
料金設定というのは、
府営水が上がったら上げる、下がったら下げるという、単純に解釈していいものか、どういう
意味でここを書かれたのかというのをちょっと知りたかった。
○
清水上下水道部次長 こちらに書いております適正な
料金算定というのは、まずもって
独立採算制が維持できるものと考えております。
府営水の受水量につきましては、大きく本市にも影響を及ぼすものでございますが、それによって必ずしも左右されるものではございません。
以上です。
○
浜野利夫委員 当然、
独立採算制の企業
会計やってますからなんですけど、例えば
府営水の単価が
使用料金でも
建設負担金ていうんですかね、それぞれ仮にドボボッと上がったら、無視はできないと思うんです。
独立採算制といえども。そっちに請求されますから。逆に表現はあれやけど、下がったらそれに見合うんが可能になるかと思うんですけど、その辺のを含んでのことなんか、適正なというのは、適正っていろんな解釈できますので、
料金算定というのはその辺に左右、要するにされる、されないというのはあり得ると思うんですけど、そういうことは想定しても適正な
料金算定という
意味で理解しとったらいいんですね、とりあえず。
○
滝川上下水道部長 すいません。
料金の算定ということになりますと、全体の
事業経営をしていく中での入りの
部分と出の
部分、これはいろんなものをトータルの中で考えて、それも5年間の今でしたら
料金算定期間ございますが、その中での
経営状況を見た中で
料金は定めていきますので、それのあるべき姿ということの、本当にそういう
意味での適正ということですので、
府営水の受水費のところで、それがストレートにどうこうということで連動していく、結果的にそれが
一つの要因になることは確かではございますけれども、適正な
料金と書かせていただいているのは、総合的なところで
経営を適正にやっていくというふうなことで御理解いただければと考えております。
○
浜野利夫委員 わかりました。もう
一つ、
下水事業の
関係なんですけども、
意味がちょっとわかりにくくて聞きたいんですけど、
真ん中くらいに
下水道で、
今里貯留施設を
整備するとあるんですね。これは既にでき上がってて、いろんな補足的に
挿入管というか、直接おりてくる、落ちるパイプを補足したり
いろいろ経過があったんですけど、この時点で改めて
今里雨水貯留施設を
整備するんだ。どうにかせんなんとか、残ってると理解したらええんですかね。
○
鵜野水道施設課長 今里貯留施設につきましては、一応完成はしております。去年からさせてもらっています
長寿命化計画を踏まえた上で
更新の
整備とかやっていかなくてはいけませんので、
維持管理も含めた上で、そういったものも踏まえた上の
整備という形で書かせていただいてます。
それと、
野添公園の
雨水貯留が中止になりましので、それも踏まえた上で
排水溝を踏まえた上の
検討をさせていただきたいという形のものも踏まえて書かせていただいております。
以上です。
○
浜野利夫委員 別に新たな
貯留施設をふやしたりという
意味ではないわけですね。単純に、
維持管理含めて、また
野添公園も風呂川排水になりますけど、犬川と合わせて2つの大きなポイントありますから、そのうちの1つで
今里貯留幹線のほうがそういうふうにメンテナンス含めてという理解でよろしいんですね、この
書き方は。
○
鵜野水道施設課長 そのとおりです。
○
浜野利夫委員 わかりました。
もう
一つ、最後のほうで、
下水の
関係で
基準内の
一般会計繰入金の割合が高いというふうに書いてあるんですね。これずっと課題になってきていることがあるんですけど、一方で
雨水の
関係、
雨水事業も書いてあるんですけども、額の問題じゃなくて
経費の問題で、
雨水というのはかなりこれから今のいろんな
自然災害が書いた、たくさん手だてが必要になろうかと思うんですけど、ここの
経費の方向というか、ここ全く書かれてなくて、額じゃないです、その
経費、これから
雨水事業でたくさん要るみたいなことがなくて、
下水処理だけは
一般会計繰り入れの割合が高いので何とかせんなんという、何か
書き方として、
下水道と1つの
会計で汚水の問題と
雨水の問題、両方せんなんわけですね。
雨水は100%公費でもともとやられてますんで、そことの
関係が非常にわかりにくい
書き方やな思ってね。
雨水のことは、そういう
経費報告が書いてなくて、
下水のことだけが、
経費がどんどんかさんで、
受益者さんの後に強調されてるように勝手に解釈したもんあんのんですけど、この
書き方が大ざっぱ過ぎるかな思って、
概要版とはいえ見てたんで、そこは
経費の
関係と余り書かなかった意図とかあるんでしょうか。
○
清水上下水道部次長 こちらのほうにつきましては、下
水道事業経営の中で三つの重点項目というのをこの冊子の中で掲げさせていただいております。その中で
基準外、
一般会計繰入金、こちらについては
基準外でございますんで、解消していくべきものであるという認識に立って、こういう表現をさせていただいています。
以上です。
○
浜野利夫委員 雨水のはどういう。
雨水の事業については、そういう
経費のこれからたくさん要るのでみたいなことを何も書いてないので思ったんです。
○
清水上下水道部次長 雨水の事業につきましては、次のページをごらんいただきますと、黄色の塗り潰したところで約34億円これからかかっていくということでお示しはさせていただいていますけども、詳しい内容につきましては本文の中で述べさせていただいております。
以上です。
○
浜野利夫委員 わかりました。
○
浜野利夫委員長 あと、
委員の
皆さんからこの2つの
報告でございませんですか。よろしいですか。
(「
なし」と言う者あり)
○
浜野利夫委員長 そしたら、以上で閉会中
継続調査事件を終わりたいと思います。
なお、確認なんですけど、本
委員会での閉会中
継続調査事件として、今の8つの項目でよろしいですか。
(「はい」と言う者あり)
○
浜野利夫委員長 そういうふうにさせてもらいます、決定いたします。
次に、所管事務
調査に入りますけども、
理事者におかれましては、都合のある方は退席いただいて結構です。
(
理事者退席)
○
浜野利夫委員長 それでは、改めて所管事務
調査に入りたいと思います。
まず、事前に配付いたしました所管事務
調査報告書(案)についてです。
皆さんのところいってますね。
今回、自転車の交通安全の
公共交通全般の2つの柱で構成したものを案として示していますが、柱の
2つ目、
公共交通全般については、7月に控えております行政視察も踏まえて追記はしたいと思っているところです。
現段階の
報告書(案)について、何かお手元の分で御意見ございますでしょうか。
○三木常照
委員 よくできていると思います。
今、ちょっと
委員長がおっしゃった
公共交通の点が今のこの案の中ではまだ盛り込まれてへんし、これは7月の廿日市市の行政視察のところで
公共交通学ばせてもらうというか、そこを受けてまたこっちに盛り込んでもらって、最終的にはこれ9月ということですよね。それまでにちょっと文面練ってもうてで私はいいと思いますけど。
○
浜野利夫委員長 ほかどうでしょうか。
○進藤裕之
委員 2ページ目の2の条例の制定の中の3行目なんですけど、そこで、市、自転車を利用者、
関係事業者それぞれの、これ
意味がちょっとおかしいんじゃないかなと。
それとあと、3番までに、
長岡京市安全で快適な自転車の利用の促進に関する条例、この段階では案と書いたほうがいいんじゃないかなと。
平成30年12月の本会議に提出し、本会議で可決されて、本会議、本会議って2回続くんで、
平成30年12月議会にという表現のほうがすっきりするかなと。
○
浜野利夫委員長 どうですか、今の御意見。
○三木常照
委員 ごもっとも。
○
浜野利夫委員長 そういうふうに修正といいますか、やってもうていいですか。
(「はい」と言う者あり)
○
浜野利夫委員長 ほか、ございませんか。
○
八木 浩委員 調査できた内容の記述なんですけれども、今回また視察、今度予定されてくれてはりますやんか、姫路と広島となんですけども、去年、福岡行った
部分って載ってへんな。視察で
水道と、違うかな。
○
塩谷書記 去年行きました福岡県太宰府市は、景観のほうで行かせていただきまして。
○
八木 浩委員 水道は。
○
塩谷書記 これは所管事務
調査報告書ですので、所管事務
調査のテーマ「誰もが移動しやすいまちづくりについて」の中で書かせていただいております。
○
八木 浩委員 ごめん、ごめん。頭の中でショートしてしもうた。了解です。
○
浜野利夫委員長 ほか、どうですか、よろしいです。
(「
なし」と言う者あり)
○
浜野利夫委員長 そうしたら、今出された意見で、修正と訂正含めてになりますけども、
公共交通全般についても追記した
報告書(案)でまとまり次第、それで
委員の
皆さん、もう一回見ていただいて、それで9月議会にという流れになるかなと思います。
よろしいでしょうか。
(「異議
なし」と言う者あり)
○
浜野利夫委員長 それでは、そのように決定したいと思います。
次に、行政視察についてですけども、6月4日に通知させていただきましたとおり実施しますので、よろしくお願いしたいと思います。
詳細については、後日改めて通知しますので、よろしくお願いしたいと思います。
では、それでよろしいですか。
(「はい」と言う者あり)
○
浜野利夫委員長 それでは、所管事務
調査については、きょうはこの程度とさせていただきたいと思います。
よろしいですか。
(「はい」と言う者あり)
○
浜野利夫委員長 以上で、所管事務
調査を終わりたいと思います。
もって、以上で
建設水道常任委員会を閉会したいと思います。
御苦労さまでした。
(午前10時33分 閉会)
長岡京市議会
委員会条例第29条の規定により署名する。