○
議長(
木内利明)
前田建設室長。
○
建設室長(
前田良二) まず、その水路、河川的な要素がある場合のその堰落としですね、いうのは、ちょっとその
状況を見ての判断が必要かなと思うんですが、川から
道路側溝なりを使っての水を取水して湧水につかっていくというような場合、これについてもよく浸水で問題になるんですが、どうしても
除雪した場合に側溝なり雪が入ります。その場合に、それがせきとめて
道路を伝って雪が、融雪の効果はあるんですが、
道路より低い宅地の
ところは床下浸水がございます。だから、よくやっとられるケースでは、そういう早朝の
除雪の早い間はそれが、水が入らないようにストップしとくと。ほいで、落ちついた
状況でその水を通して、
道路より低い宅地に水が入らないような範囲の中で融雪をしていただいているという
ところもございますので、これ、水を回す効果は、融雪の効果はあるんですが、ただ、
道路より低いという
ところの浸水のおそれもあるという
ところがございますので、この
あたりにつきましては、また具体的な中身で協議をさせていただきたいなと思いますし、こういった起きる場所については、そこの、私どもがつかんでる情報の範囲内で
除雪業者にもここへ捨てると浸水するから気をつけてよというような指導も行っております。以上でございます。
○
議長(
木内利明) 他に御
質疑はありませんか。橋本俊次さん。
○
議員(橋本俊次) 単純なことをお尋ねいたしますが、きのうちょっと近所の方と会合がございまして、要望がありました。細い路地裏でどうしても
除雪ができないと。そして前後主要
道路でありますので、雪のほかす場所がないと。そして車も入れないし、今は海も川も廃棄物は捨てたらだめだということで、雪もだめなんでしょうが、以前はマンホールのふたをあけて、そこへ捨てたら大変助かったというて
市民の方が言われるんですが、いまだに下水路のマンホールのふたをあけての雪の
排雪はだめなんでしょうか。何とかしてほしいなという強い要望があるんですが、いかがでしょうか。
○
議長(
木内利明)
前田建設室長。
○
建設室長(
前田良二) 都市下水路のマンホールのふたでございますね、
市街地の中には都市下水路のマンホールのふたがございますので、ただ、ここにつきましては、まず先ほどと一緒なんですが、そのマンホールに捨てた水が、下水がせきとめされることによってその上流のどこかで噴くと、あふれるということもございます。それと一番大きな問題が、マンホールのふたが雪捨てたために浮いておる、そこにいろんな事故の発生のおそれもあるということから、それと、そこに雪を捨てるとごみが下水路の中に入ってしまうというような問題等がございますので、マンホールの中には雪を捨てないというような
お願いをさせていただいておるというものでございます。以上でございます。
○
議長(
木内利明) 他に御
質疑はありませんか‥‥‥
質疑なしと認めます。これで
質疑を終結をいたします。
お諮りいたします。2件については、委員会付託を省略することにいたしたいと思います。御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
木内利明) 異議なしと認めます。
2件については、委員会付託を省略することに決しました。
一括して討論に入ります。2件に対し、反対その他の御意見はありませんか‥‥‥意見なしと認めます。これで討論を終結をいたします。
報告第1号及び
報告第2号を一括して採決をいたします。2件は、原案のとおり
承認することに賛成の
皆さんは起立を願います。
〔起 立 全 員〕
○
議長(
木内利明) 起立全員であります。
2件は、
承認することに決しました。
────────────────────
○
議長(
木内利明)
日程第5 議第1号を議題といたします。
提案理由の
説明を願います。
井上市長。
〔
井上市長 登壇〕
○
市長(
井上正嗣) ただいま議題となりました議第1号
平成23年度
宮津市
一般会計補正予算(第8号)につきまして、私から
提案理由の御
説明を申し上げます。
今回の補正では、ICT利活用推進事業に係る国庫返還金及び国の第3次補正予算により措置された全国防災対策にかかわる2事業の予算計上を
お願いすることとし、歳入歳出ともに1,316万3,000円を追加いたしまして、予算の総額を112億2,492万2,000円とするものでございます。
それでは、先に歳出につきまして、その主なものを御
説明申し上げます。別紙の2月補正予算の概要もあわせてごらんいただきたいと存じます。
まず、国府支出金等返還金についてであります。これは
平成21年度から繰り越し事業として、
平成22年度に総務省の交付金を受けて実施したICT利活用推進事業につきまして、過大交付があったとして、616万3,000円を国に返還するものであります。
返還にいたりました経緯は、これまでから御
説明してきておりますが、事業期間内にパッド端末等の情報端末機器が利用者に配備されていなかったこと、また開発されたシステムがこの間に稼働していなかったことから、システム保守等を交付金対象とすることは適切でないとして、これらの費用を合わせた7,103万9,000円の交付金が不当であると会計検査院から指摘をされました。本市におきましては、
平成23年9月末までのパッド端末等の機器の配備にかかわる取り組みを総務省に
報告し、その時点で未配備となったICカードと保守業務が発生する環境になかった保守料を合わせた相当額の616万3,000円の返還としていただくよう、11月に申し入れを行いました。そして最終的に同省から616万3,000円を減額した交付金の額の再確定通知が
平成23年12月にあったものでございます。今回は、この通知に基づき、国への返還金の補正を
お願いするものであります。
なお、この財源につきましては、国へ返還していくこととした経緯等を保守
契約の相手方に
説明し、
契約金相当額を市に納付していただくよう
お願いをしており、ICT利活用推進事業協力金として560万円を計上いたしております。また、ICカード残存枚数見合いの返還金に係る財源は、所期の目的に沿ったカードの活用を考えており、
一般財源での対応といたしております。
次に、災害に強いまちづくりについてであります。国の第3次補正予算において全国防災対策費が計上され、安全・安心な生活を
確保するための防災・減災事業の実施に有利な起債が発行できるよう、
支援措置が講じられた
ところでございます。本市におきましては、こうした
支援を活用し、
平成24年度以降に予定している
市民の安心・安全を守る事業を今年度に前倒しして実施しようと考えております。今回、予算計上を
お願いしておりますのは、制度上繰り越しができないものについてでありまして、その他の事業については3月議会において上程することといたしております。災害に強いまちづくりを進めるため、災害時の備蓄物資と小型
除雪機を購入する経費400万円を計上いたしましたほか、自然エネルギーの利用促進に向けて、ペレットストーブを学校
施設と市役所庁舎へ設置する経費、300万円を計上いたしております。これらの財源につきましては、先ほど御
説明いたしました緊急防災・減災のための市債700万円を計上いたしております。以上まことに簡単ではございますが、
提案理由の
説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、可決賜りますよう
お願い申し上げます。
○
議長(
木内利明) ここで議案熟読のため、約15分間休憩をいたします。
(休憩 午前10時46分)
────────────────────
(再開 午前10時55分)
○
議長(
木内利明) 休憩前に引き続き
会議を開きます。
これより議第1号の
質疑に入ります。御
質疑はありませんか。北仲 篤さん。
○
議員(北仲 篤) 失礼します。国府支出金と返還金についてお尋ねをいたします。議運の席でも確認をさせていただいたことと重なりますが、改めて御答弁をいただければと思いますので、よろしく
お願いいたします。
今回、補正予算、財源をICT利活用推進事業協力金ということで、事
業者から提供を受けてということで予算提案をいただいております。この分について、まだ確約書等の書面等でその
業者からの協力金の支出について確約をしているものではないという御
説明を議運のときはいただきました。その前提でお尋ねをするんですが、年度内精いっぱいここは努力していただいて、協力金が入るようにはしていただけるものと思っておりますが、万が一そのお金が入らないとき、どのような対応をされるのかということで、もう一度御答弁をいただければと思います。よろしく
お願いいたします。
○
議長(
木内利明)
井上市長。
○
市長(
井上正嗣) ICT利活用推進事業にかかわるこの返還金につきましては、国から昨年9月末時点で未配備となりましたあのICカードの購入費の70万円と、それから保守費546万円を合わせた616万余りの返還を、3月9日までに返還をするようにというふうに求められているものでございます。このうちICカードの分の財源につきましては、今後も目的に合った活用をしていくというふうにいたしておりまして、
一般財源で
お願いしていきたいというふうに考えております。また、保守費相当分につきましては、
契約のほうの相手方2社に相当額を市に納付していただくように理解を求めている
ところでございまして、財源は特定財源、協力金という形で
お願いをしたいというふうに思っております。
2社のうち1社のほうにつきましては、十分に理解をしていただいておりますけども、残る1社のほうにつきましては、現時点では完全な理解とまでは至ってない
状況にございます。けれども、私としましては、先般のこの議会の議決を真摯に受けとめさせていただきまして、今年度の末までには市のほうに納付がなされるように、責任を持って対応していく覚悟でいる
ところでございます。いずれにしましても、3月9日の国への納付期限が迫っている
ところでございますので、この国への納付期限を十分に考慮していただきまして、ぜひとも御可決いただきますようによろしく
お願いしたいと思っております。年度末までに全力を挙げて納付していただきますように
お願いをしていきたいと思ってますけども、また、そういったことがあった場合、またいろんなことを考えさせていただきたいというふうに思っております。
○
議長(
木内利明) 他に御
質疑はありませんか。小田彰彦さん。
○
議員(小田彰彦) この提案に関しては、議会のほうで一応これ以上
市民の税金を使わないようにという決議がなされておるわけでありまして、それに基づいて
市長のほうの提案は、一応特定財源という格好で提案をされておるわけであります。そこで1点確認をいたしたいんですが、事
業者からのICT利活用推進事業協力金というこの名目についての、そのどういう内容のものなのかというのが1点お聞きをしたいと思っております。
それからもう1点は、これは特別委員会の中でも再三室長のほうから
説明があったんでありますが、この保守料については一応正当な支払いであるというのが、市といいますか、担当室の見解でありました。
ところが、国のほうは要するにシステムが稼働してない以上は保守料というのは発生をしないという、その辺の解釈の違いといいますか、それによってこういう問題が発生をしてきておると思いますし、その根底には虚偽の
報告という事実があるわけでありますが、これについてどのように現時点でお考えなのか、この2点についてお聞きをしたいと思います。
○
議長(
木内利明) 小西自立循環室長。
○
自立循環型経済社会推進室長(小西 肇) 2点についてでございますけれども、ちょっと全体的なお答えになろうかと思います。まず保守
契約の正当性と、それから国庫返還金の
関係についてでございます。
今回、市のほうでは22年の12月に機器とそれから開発システムが市のほうに納品をされまして、その時点で所有権が市のほうに移ったというぐあいに理解をいたしました。その理解に基づきまして、これは今回勉強した点もあるんですが、これまではその機器なりシステムが納品されまして、すぐにそのシステムが稼働しておるというようなことが過去の通例でございますけれども、そういった
ところが、その所有権が移転したことに伴いまして、保守
契約が要るといった考えで、今回その相手方2社とこの保険的な保守
契約を結んだというのが経緯でございます。
この保険保守というのは、当然その保険保守委託期間に何かがあれば、その保険保守的な委託料で修繕をしてもらうというのが内容でございます。この形で
契約期間が満了をいたしました。私の記憶というか覚えでは、この国庫
契約期間に個別のものを直さんなんといった事象は生じていなかったというぐあいに思いますけれども、保険保守の形で相手方と
契約をしたものについては、
契約期間の満了をもちまして履行されたということで検収を行い、
契約金額相当額を相手方に支払ったという経緯がございます。
このことにつきましては、総務省のほうにおかれましても、先ほど
議員触れられた虚偽
報告という
ところもあるんですが、実績
報告の中で機器が配備されていたという認識のもとで、この保守料を含めて国の交付金の確定通知が当時来ておったということで、この点も含めまして、その正当な
契約であったというぐあいに思っておりました。しかしながら、その5月に会計検査院の実地会計検査が行われまして、これも以前申し上げましたが、最終的にその国への22年度の国のいわゆる検査
報告の中で、今回、
宮津市の案件につきましては、一つは機器が配備をされていなかったと、国庫期間満了までに機器が配備をされていなかったということと、この今回の保守
契約というのが、機器が配備されていない以上、その保守
契約を結ぶ環境下になかったということで、保守
契約が交付金の対象としてそぐわないという指摘がありまして、その国への
報告がなされたと。その間、総務省のほうでも国の会計検査院のいわゆる検査結果をもとに実地検査が行われまして、末端ユーザーに利用される形でシステムが動いていなかったということから、同省におかれましても、こういったもとでの保守
契約は発生はしないという指摘を受けたということでございまして、市といたしましては、この総務省からの指摘の時点で当該保守
契約は不要であったという認識に立ち返ったという経過がございます。この経過に基づきまして、国への返還に応じていこうという考えに立ったということでございます。
こういう経過のもとで、今回、560万円の特財を相手方2社に市への納付として
お願いをしておるということでございます。
業者への
お願いの仕方といたしまして、その22年度のいわゆる国庫
契約期間中の委託
契約の経緯、それからその後の会計検査院なり総務省の指摘の経緯、こういったものを
業者のほうに細かく御
説明をして、今回、市の返還金について協力を願いたいということで
お願いをしておるということでございます。
2つまとめたような答弁になりましたけれども、以上でございます。
○
議長(
木内利明) 他に御
質疑はありませんか。德本良孝さん。
○
議員(德本良孝) 先ほどの答弁でちょっと気になるのが、
平成22年度中に発生した事象ですよね、これは。で、当初は正当なもんであると認識しておったと。
ところが、後ほどのいわゆる総務省から、また会計検査院からの指摘等を踏まえていくと適正ではなかったというような判断に至ったということだと思うんですが、そうすると、私これ、
監査委員さんに大変申しわけないんやけども、会計
監査委員さんの
報告は、虚偽
報告については若干問題があるということであったけども、監査
報告としては適正であったという
報告を議会でも受けたと思っておりますし、その辺はどのような整理を考えられておるのか、うやむやにしておくわけにもいかんので、これはちょっと
議長にも前一度相談したこともありましたけど、最終的にこういう形が決まった以上は、こうして予算計上された以上は、これはだから適切ではなかったということを認めて返還をするということが正式に決まったわけなんでね、きょう。ですから、その辺はどのように調整をされるのか、また
監査委員さんの御意見等を踏まえてお聞かせ願いたいなと思います。
○
議長(
木内利明) 暫時休憩いたします。
(休憩 午前11時10分)
────────────────────
(再開 午前11時18分)
○
議長(
木内利明) 休憩前に引き続き
会議を開きます。
小西自立循環室長。
○
自立循環型経済社会推進室長(小西 肇) 先ほど德本
議員の御質問で、市の会計監査、いわゆる22年度決算とそれから今回の保守料の返還ということについて、その辺の整理はという御質問でした。ちょっと改めて御答弁させてもらいます。
まず、22年度に結びました
宮津市とそれから事
業者との間のこのシステム等の保守委託
契約につきまして、先ほど小田
議員の御質問で、保険保守
契約を結んだというぐあいに申し上げました。この22年度のいわゆる保守委託
契約に基づきまして、市のほうの決算というか、そういう審査に臨んだときの考え方ですが、保守
契約をまず3本結びました。その3本の保守
契約について、保険保守
契約で結びましたということで、国庫補助期間終了をもちましてその保険保守期間が終了したということで、担当室のほうで検収行為を行いまして、それから財務処理、いわゆる公金の支出を行ったということにつきまして監査を受けたということでございます。この点につきましては、
契約、それから財政出動まで一連の財務処理につきまして財務規則どおり事務を行ったということで、監査
報告がなされておるというぐあいに思っております。
その後です、そういう監査
報告が出た後、会計検査院の実地検査は5月でしたけれども、最終的に会計検査院なりそれから総務省のほうからのその今回の事件についてのいわゆる考え方というのが出たのが23年の12月です。この間に、一つは、保守
契約につきまして、システムが動いてなかった、こういう前提で、会計検査院のほうからはそのシステム保守
契約に対する交付金の交付が適切でないということがありましたのと、総務省のほうからもそのシステムが動いてない環境下で保守
契約を結ぶ必要はないと、この見解がいずれも12月に出てきたということになってます。この見解を受けまして、市のほう、今回、保守
契約相当額につきまして、国のほうに返還をすべき事案だというぐあいに認識を改めたというものでございます。
なお、ICカードにつきましては、会計検査院のほうは備品購入
契約すべて不適切だというお話でしたけれども、9月末までの市のほうの備品等の配備
状況を総務省のほうに
報告、そして返還金もその残存見合いのICカード分だけで
お願いをしたいという
お願いをしまして、総務省のほうがその辺を理解してくれたということになっております。以上でございます。
○
議長(
木内利明) 德本良孝さん。
○
議員(德本良孝) どうもありがとうございました。
それから一つ確認なんですが、先ほど来話を聞いておりますと、いまだにその事
業者からの協力金というのはまだ入っていないと。この今回の予算、補正ですけれども、一応特定財源で560万ですか、上がってますよね。でも、実際問題としては、これは財政のほうに聞くんですけれども、まずは
宮津市の財源のほうから立てかえ払いという格好で払って、その後、雑入で受けるんですかな、何かで受けて、そこで中で振りかえをしてもとへ戻すという作業になるんですか。それでよろしいですか。
○
議長(
木内利明) 橋本
財務室予算係長。
○
財務室予算係長(橋本一郎) 済みません、失礼します。予算上は
一般財源へ56万3,000円と、特定財源のほうを計上させていただいております。こちらは決算を見ますと、特定財源が入るまでの間というのは、どういいますか、
一般財源等のそのお金を使っている形にはなるんですけれども、決算上は入りましたとおり特定財源は特定財源、
一般財源は
一般財源として決算を打つ形になります。以上でございます。
○
議長(
木内利明) 他に御
質疑はありませんか‥‥‥
質疑なしと認めます。これで
質疑を終結をいたします。
本件の第1条第2項については、委員会条例の規定により、各常任委員会の所管ごとに分割付託し、他の条項については総務文教委員会に付託をいたします。
以上で本日の
日程は全部終了いたしました。
次回本
会議は、2月22日午前10時に開きます。
本日はこれで散会をいたします。御苦労さまでした。
(散会 午後11時25分)...