平成30年 12月 定例会(1) 議事日程 議事日程(第1号) 平成30年12月4日 午前10時 開議第1.
会議録署名議員の指名第2.会期の決定第3.諸報告第4.議案第93号 平成30年度宇治市
一般会計補正予算(第6号) 議案第94号 宇治市個人番号の利用に関する条例の一部を改正する条例を制定するについて 議案第95号
宇治市議会議員及び宇治市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部を改正する条例を制定するについて 議案第96号 市道路線の認定について第5.議案第86号 平成29年度宇治市
一般会計歳入歳出決算認定について 議案第87号 平成29年度宇治市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について 議案第88号 平成29年度宇治市
後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定について 議案第89号 平成29年度宇治市
介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について 議案第90号 平成29年度宇治市
墓地公園事業特別会計歳入歳出決算認定について 議案第91号 平成29年度宇治市
水道事業会計決算認定について 議案第92号 平成29年度宇治市
公共下水道事業会計決算認定について(2) 会議に付した事件 議事日程に同じ(3) 出席議員 議長
坂下弘親君 副議長 関谷智子君 議員 山崎 匡君 大河直幸君 池田輝彦君 木本裕章君 中村麻伊子君 秋月新治君 浅井厚徳君 渡辺俊三君 西川友康君 岡本里美君 今川美也君 鳥居 進君 稲吉道夫君 荻原豊久君 坂本優子君 山崎恭一君 服部 正君 真田敦史君 石田正博君 長野恵津子君 堀 明人君 久保田幹彦君 水谷 修君 宮本繁夫君 松峯 茂君(4) 欠席議員 片岡英治君(5) 説明のため出席した者 市長 山本 正君 副市長 木村幸人君 副市長 宇野哲弥君 危機管理監 濱岡洋史君 市長公室長 脇坂英昭君
政策経営部長 貝 康規君 総務部長 本城洋一君
市民環境部長 松田敏幸君
福祉こども部長 星川 修君
健康長寿部長 藤田佳也君 理事 亀田裕晃君 建設部長 安田修治君
都市整備部長 木下健太郎君
上下水道部長 畑下茂生君 教育長 岸本文子君 教育部長 伊賀和彦君 消防長 中谷俊哉君(6)
事務局職員出席者 局長 中上 彰 次長 藤井真由美 副課長 倉辻崇秀 庶務係長 前田紘子
議事調査係主任 鈴木良平(7) 速記者 井ノ口清美 午前10時00分 開会・開議
○議長(
坂下弘親君) ただいまから平成30年12月
宇治市議会定例会を開会いたします。
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○議長(
坂下弘親君) 直ちに本日の会議を開きます。
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△日程第1
会議録署名議員の指名
○議長(
坂下弘親君) 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において、
今川美也議員及び鳥居進議員を指名いたします。
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△日程第2 会期の決定
○議長(
坂下弘親君) 次に日程第2、会期の決定を議題といたします。
○議長(
坂下弘親君) お諮りいたします。 今期定例会の会期は、本日から12月27日までの24日間といたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって、会期は24日間と決しました。
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△日程第3 諸報告
○議長(
坂下弘親君) 次に日程第3、諸報告を行います。 市等から報告のありました報告第34号については、その写しをお手元に配付いたしておりますので、ごらんおき願います。 次に、監査委員から報告のありました
例月出納検査結果報告6件、
住民監査請求の要旨の通知2件及び
住民監査請求の結果2件については、その写しをお手元に配付いたしておりますので、ごらんおき願います。 次に、
城南衛生管理組合議会議長、真田敦史氏から報告のありました平成30年
城南衛生管理組合議会10月定例会の会議結果については、その写しをお手元に配付いたしておりますので、ごらんおき願います。 次に、平成30年度
都道府県議会議員及び
市区町村議会議員総務大臣感謝状贈呈式の報告をお手元に配付しておりますので、ごらんおき願います。 なお、同贈呈式において、
浅井厚徳議員及び
水谷修議員に対し、議会議員として35年以上在職し、地方自治の発展に顕著な功労があったと認められたため、総務大臣より感謝状及び記念品が贈呈されておりますので、御報告いたしておきます。
----------------------------------- 30城組議第96号 平成30年11月27日
宇治市議会議長
坂下弘親様
城南衛生管理組合議会 議長 真田敦史 会議の結果について(報告) 平成30年
城南衛生管理組合議会10月定例会の結果について、下記のとおり報告します。 記1 開会 平成30年10月10日2 会期 平成30年11月21日の43日間3 本会議の開会及び議員の
出席状況開会日出席議員数欠席議員数備考10月10日22人無 11月21日22人無 4 議決の
内容議案番号件名議決月日結果8平成29年度
城南衛生管理組合一般会計歳入歳出決算認定について11月21日認定9平成30年度
城南衛生管理組合一般会計補正予算(第1号)10月10日可決10
公平委員会委員の選任同意を求めるについて11月21日同意11
折居清掃工場更新施設整備運営事業建設工事請負変更契約の締結について11月21日可決5 委員会(1)
決算特別委員会の設置 平成30年10月10日(2)
決算特別委員の選任 平成30年10月10日 亀田優子・田島祥充・馬場 哉・木村武壽・一瀬裕子・西 良倫 松本義裕・秋月新治・荻原豊久・山崎恭一・渡辺俊三(3)正副委員長の互選 平成30年10月10日 委員長 一瀬裕子 副委員長 松本義裕(4)付託議案 議案第8号 平成29年度
城南衛生管理組合一般会計歳入歳出決算認定について6 会議録の写し 後日送付7 議案の写し 別添のとおり
----------------------------------- 平成30年度
都道府県議会議員及び
市区町村議会議員総務大臣感謝状贈呈式開催日 平成30年10月26日(金)開催場所 ホテル ルポール麹町(麹町会館)
感謝状贈呈式の概要1.
感謝状贈呈式 (1)開式の辞 (2)式辞 総務副大臣(
総務大臣代理) 鈴木淳司 (3)感謝状並びに記念品贈呈 授与 総務副大臣(
総務大臣代理) 鈴木淳司 受領
市区議会議員代表 谷津邦夫(北海道三笠市) (4)来賓祝辞
衆議院総務委員長 江田康幸
参議院総務委員長 秋野公造 全国市長会 立谷秀清 (5)来賓紹介 (6)祝電披露 (7)謝辞 代表 林 正夫(広島県) (8)閉式の辞2.本市議会においては、議会議員として35年以上在職し、地方自治の発展に顕著な功労があったと認められ、
浅井厚徳議員及び
水谷修議員に感謝状及び記念品が贈呈された。
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○議長(
坂下弘親君) 暫時休憩いたします。 午前10時02分 休憩 (休憩中に感謝状及び記念品の贈呈) 午前10時06分 再開
○議長(
坂下弘親君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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△日程第4 議案第93号から議案第96号まで
○議長(
坂下弘親君) 次に日程第4、議案第93号から議案第96号までの4議案を一括して議題といたします。
○議長(
坂下弘親君) 提案理由の説明を求めます。山本市長。
◎市長(山本正君) (登壇)おはようございます。本日ここに平成30年12月
宇治市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては御多忙の中にもかかわりませず御参集を賜り、まことにありがとうございます。 それでは、ただいま議題となりました議案第93号から議案第96号までの4議案につきまして、それぞれ御説明を申し上げます。 まず、議案第93号「平成30年度宇治市
一般会計補正予算(第6号)」につきまして御説明を申し上げます。 補正額は、16億3,189万7,000円の増額で、これによりまして予算総額は637億8,962万3,000円となるものでございます。 補正の主要な事業につきまして御説明を申し上げます。 総務費におきまして、市民会館の解体撤去に要する経費とともに繰越明許費の設定を計上いたしておりますほか、平成31年4月に執行が予定されております
京都府議会議員及び
宇治市議会議員選挙執行費といたしまして、それぞれ平成30年度分の執行費とあわせまして
債務負担行為を設定いたしております。 民生費におきましては、
地域密着型サービス等整備費補助金といたしまして、介護医療院への転換整備に対する経費等のほか、
障害者福祉施設の
建設資金借入金に対する
債務負担行為の設定などを計上いたしております。 土木費におきましては、(仮)お茶と宇治の
まち歴史公園交流ゾーン整備事業におきまして、事業費の追加とあわせて繰越明許費を設定いたしております。 教育費におきましては、
名勝宇治山用地取得事業費といたしまして、名勝及び史跡の指定を受けたことに伴い、景観保全のための用地取得に要する経費などを計上いたしております。 なお、歳入では、事業費に見合う国庫支出金及び府支出金、市債のほか繰越金等を計上いたしております。 続きまして、条例及び一般議案につきまして御説明を申し上げます。 まず、議案第94号「宇治市個人番号の利用に関する条例の一部を改正する条例を制定するについて」につきまして御説明申し上げます。 本議案は、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律第9条第2項の条例で定める事務の追加に伴い、所要の改正を行うものでございます。 次に、議案第95号「
宇治市議会議員及び宇治市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部を改正する条例を制定するについて」につきまして御説明申し上げます。 本議案は、公職選挙法の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。 次に、議案第96号「市道路線の認定について」につきまして御説明を申し上げます。 本議案は、市道宇治398号線ほか6路線につきまして、地域の生活路線として公共性が高く、市道として維持管理することが適当と考え、市道として認定しようとするものでございます。 以上、4議案を一括して御説明申し上げましたが、よろしく御審議をいただき、御可決を賜りますようお願い申し上げます。
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△日程第5 議案第86号から議案第92号まで
○議長(
坂下弘親君) 次に日程第5、議案第86号から議案第92号までの7議案を一括して議題といたします。 委員長の報告を求めます。
決算特別委員会 松峯茂委員長。
△
決算特別委員長報告
◆
決算特別委員長(松峯茂君) (登壇)ただいま議題となりました議案第86号「平成29年度宇治市
一般会計歳入歳出決算認定について」、議案第87号「平成29年度宇治市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について」、議案第88号「平成29年度宇治市
後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定について」、議案第89号「平成29年度宇治市
介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について」、議案第90号「平成29年度宇治市
墓地公園事業特別会計歳入歳出決算認定について」、議案第91号「平成29年度宇治市
水道事業会計決算認定について」、議案第92号「平成29年度宇治市
公共下水道事業会計決算認定について」、以上7議案について、本委員会が市当局から説明を受け、実地調査を行い、審査いたしました結果について御報告いたします。 本委員会は、10月16日の本会議において設置、7議案が付託され、同日、第1回の委員会における正副委員長互選の結果、委員長には私が、副委員長には
大河直幸委員が選出されました。 以後、10月24日から11月6日までのうち7日間にわたり、決算書及び関係書類をもとに、監査委員の
決算審査意見書を参考に、実地調査を含め慎重な審査を行ってまいりました。 議案第86号から議案第88号までの3議案に対して
日本共産党宇治市
会議員団委員から反対討論が、全議案に対して
うじ未来委員から賛成討論が、それぞれ行われ、採決の結果、議案第86号から議案第88号までの3議案は、
うじ未来委員、
自民党宇治市
会議員団委員、
公明党宇治市
会議員団委員、京都維新・宇治委員及び無会派委員が賛成し、賛成多数で認定すべきもの、議案第89号から議案第92号までの4議案は、全会一致で認定すべきものと決しました。 なお、総括質疑において各委員から出されました質疑及び意見・要望の項目並びに討論の詳細については、
委員会審査報告書に添付いたしておりますので、ごらんおき願います。 以上で報告を終わります。
----------------------------------- 平成30年11月7日
宇治市議会議長
坂下弘親様
宇治市議会 決算特別委員会 委員長 松峯 茂
委員会審査報告書 本委員会に付託の議案を審査の結果、下記のとおり決定したから、
宇治市議会会議規則第103条の規定により報告します。 記1.議案名 議案第86号 平成29年度宇治市
一般会計歳入歳出決算認定について 議案第87号 平成29年度宇治市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について 議案第88号 平成29年度宇治市
後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定について 議案第89号 平成29年度宇治市
介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について 議案第90号 平成29年度宇治市
墓地公園事業特別会計歳入歳出決算認定について 議案第91号 平成29年度宇治市
水道事業会計決算認定について 議案第92号 平成29年度宇治市
公共下水道事業会計決算認定について2.審査結果 上記7議案、認定すべきものと決する。3.審査概要(1)総括質疑における質疑及び意見・要望の項目 [うじ未来] ◯第5次総合計画第3期中期計画の財政見通しについて
①平成29年度決算を受けての市の考え方について
②財政見通しの見直しについて
③市民に宇治の明るい未来を感じさせる施策を講じることについて
④市民理解を得るための努力について
⑤市民ニーズの把握に努めて予算編成につなげてもらいたいことについて
◯PR動画について
①効果の分析について
②PR動画を生かした今後の広報について
◯トビケラ対策について
①トビケラ対策検討関係者会議の報告書が出て以降、市が行った対策について
②宇治川の
河川改修工事と連携した取り組みについて
③観光部局と環境部局の連携について
④イメージアップを図る取り組みについて
◯民間企業の
イメージ戦略を参考にして施策に取り組んでもらいたいことについて
◯水道事業の経営について
①管路の
更新スピードについて ②現在の料金体系は投資計画を賄えるほど充足しているのかについて
◯西小倉地域の
学校トイレ改修について ①早急に対応してもらいたいことについて
◯子育て支援拠点について
①地域子育て支援拠点と
地域子育てひろばの違いについて ②今後の方向性について
③地域とのつながりの場における市のサポートの必要性について
◯子育て支援施策全般に係る市の方針について
◯学区福祉委員会について ①どのような理由でいつできた組織なのかについて ②全体及び地区単位での活動人数について
③平成29年度における
新規加入者数とやめられた人数について ④新たな加入者はどのようにして加入されたのかについて
⑤加入者がふえにくい現状について
◯少年補導委員会及び
青少年健全育成協議会について ①それぞれどのような経緯ででき、どのような活動をしているのかについて
②後継者不足について
◯PTA及び育友会について ①それぞれの役割について
②PTA及び育友会の役員を経験された方を各種団体の後継者不足の取り組みにつなげることについて ③市教委としてはPTA及び育友会の支援を受けてどのようにして良質な教育を進めていくのかについて [
日本共産党宇治市会議員団]
◯国民健康保険事業特別会計の現在の黒字を見て、市長として独自に保険料を下げる努力をしていく考えはないのかについて
◯保育所待機児童について
①保育所の新設、公立保育所の定員増など抜本的な対策を行うべきについて
②待機児童が当たり前になっている宇治市に対し、子育て世代の方々が魅力を感じるかについて
◯学校教材費について
①平成29年度決算における小・中学校1人当たりの教材費について
②成果説明書の「
小・中学校教材充実費」と
事項別明細説明書の「
教材充実事業に要した経費」の金額の違いについて
③教材費の充実について ◯小・中学校の
トイレ改修について
①市長は
西小倉小学校のトイレの現状をどう感じているかについて
②平成30年度は3校分のトイレの調査費が議決を得た上で予算措置されているにもかかわらず、現状2校分しか執行していない
教育委員会の対応を市長はどう捉えているのかについて
③財政当局は、予算要求時においてどのような査定を行っているのかについて
④学校の統廃合と
トイレ改修の関係性について
⑤統廃合により廃止する学校については長寿命化を考える必要がないと捉えているのかについて
⑥トイレ調査には業者の選定等が必要だが、実施までにどれくらいの日数がかかるのかについて
◯障害者雇用について
①宇治市の
障害者雇用率、
算定基礎職員数及び
雇用障害者数について
②算定基礎職員数に非正規の職員は含まれているのかについて ③8月31日付の総務省の通達に対象となる職員の範囲が記載されているが、それに該当する非正規職員を何人雇用しているのかについて
④障害者雇用率算定に係る分母・分子の再検証について
⑤障害者雇用の推進を市長はどう考えているのかについて
◯成年後見人制度の
利用支援事業について
①持ち家のある65歳の単身高齢者の生活保護の最低生活費について
②助成の対象となる要件について
③助成対象となるかどうかの審査基準はどこに定めているのかについて
④審査基準が非公開となっているが、
行政手続条例の趣旨に反しているのではないかについて
◯図書館について
①可動式書架の1台当たりの価格及び
収納可能冊数について
②中央図書館の書庫には、何台追加で書架を入れることができると見込んでいるかについて [
自民党宇治市会議員団]
◯産業戦略の策定について
①産業戦略の構想について
②民間が活性するのと同じく、宇治市役所が活性することが大切であることについて
◯職員提案制度について
①職員のアイデアを活用した事例について
②職員提案制度の見直しについて ◯働き方改革について
①宇治市における取り組みについて ②市職員に副業を認めることや民間企業との人事交流について
◯宇治市観光大使について ①今後の活動予定について
②観光大使の活動経費の支援について ◯若い世代が魅力を感じる環境の整備について ①若い世代の地域とのかかわりの現状について ②40歳以下の自治会・町内会への加入率について ③若い世代が地域活動に参加しやすい受け皿を整備すべきについて
④SNSを活用した情報発信について
◯財政健全化推進プランについて
①財源をどのように確保していくのかについて
②公共施設等総合管理計画や公共交通のあり方について ③新たな産業の創出による市民へのリターンについて
④平成29年度決算を平成31年度予算にどう生かすのかについて
◯投資的経費について
①教育費などの未来への投資に予算をふやすべきについて
◯不納欠損や収入未済額への対策について
①取り組みの現状と今後の新たな取り組みについて
②国民健康保険料の滞納分も税機構へ移管すべきについて ◯市職員の給与制度について
①持ち家に居住する職員への住居手当の見直しについて
◯指定管理者制度・民間委託について
①指定管理者制度の見直しについて
②時代の変化に応じて積極的に民間活力を活用すべきについて
◯宇治市の土地利用の考え方について
①産業用地の確保について
②付加価値の高い企業の誘致について
◯雇用促進について
①観光振興施策が具体的な雇用につながっているのかについて
②市内の既存企業の人材確保を支援すべきについて
◯障害者雇用について
①障害者の就労支援の現状と経過について
②障害者支援窓口の設置と効果について
◯小中一貫校の設置や学校の統廃合とは別に
トイレ改修を早急に検討すべきについて [
公明党宇治市会議員団]
◯自主防災について
①自主防災マニュアルを未作成の町内会・自治会への働きかけについて
②災害時備蓄食糧のアレルギーへの対応状況について
◯企業育成支援について
①企業の相談支援の効果について
◯産業戦略について ①創業して間もない企業やこれから創業する方への支援について
◯西小倉地域の学校の
トイレ改修について ①
トイレ改修をどう考えているのかについて ②検討を進めるというような答弁だがどう検討しているのかについて ◯部活動指導員について ①導入できない理由について ②宇治市で独自の制度等をつくり、部活動指導員を導入してはどうかについて ◯空き家対策について ①管理不全の空き家の相続人が見つからない場合、相続人が見つかっても相続放棄した場合はどうするのかについて ②管理不全に陥る前にどういったことができるのかについて ◯防犯カメラについて ①公共施設への防犯カメラ設置は必要不可欠であることについて
◯財政健全化推進プランについて ①内部改革を初めどう具体的に進めていくのかについて [京都維新・宇治] ◯仏徳山周辺の名勝指定について ①災害対策を十分に検討してほしいことについて ◯セクハラについて ①未然に防止するための方法について ②早期発見のために投書箱の設置をしてはどうかについて ◯いじめについて ①課題について ②無記名でいじめ専用の投書箱の設置をしてはどうかについて ③不登校児童への対応について ④別室登校している不登校児童の出席日数の扱いについて ◯敬老会の廃止について ①敬老を祝う行事などに支援をしてほしいことについて ◯鳥獣対策について ①農業従事者以外の方への対応窓口をつくってほしいことについて ②鳥獣保護区が適当な位置になるように関係団体に提言してほしいことについて ③情報の共有をしてほしいことについて [無会派]
◯財政健全化推進プランについて ①約半年が経過したがこの間の取り組みの感想について ②財政健全化推進プランの検証はするのかについて ③来年度の財政健全化推進プランを作成するに当たっての基本的な考えについて ◯乗り合いタクシー事業について ①西小倉自治連合会から出された要望書をどう受けとめているのかについて
◯西小倉地域の学校の
トイレ改修は統廃合の問題と切り離して考えるべきについて(2)討論の詳細 ①
日本共産党宇治市
会議員団委員 日本共産党宇治市会議員団を代表して、議案第86号、一般会計歳入歳出決算、議案第87号、国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算、議案第88号、後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算について、反対の討論を行います。 安倍政権は地方創生の名のもと、人口減少への危機感をあおり、社会保障費と地方交付税を削減しており、地方自治体の財政は大変厳しくなっています。その一方で、地方自治体に補助金をつけるとして不要不急の大型事業、大規模開発を押しつけるとともに、公共施設の統廃合などを迫っています。地方創生どころか自治体の機能を破壊する「地方壊し」の政治が行われています。この安倍政権の悪政のもとで、山本市政はまさに安倍政治を宇治市で実践していると言えるような状況であり、決算委員会で改めて昨年度の状況を振り返ると到底賛成することができません。以下反対の理由を述べます。 反対する理由の第1は、財政が今後4年間で85億円不足するとしながら、総額88億円の歴史公園事業に固執し続けたことで、その後の市民サービスカット、公共料金の一斉値上げにつながる事態を招いたからです。 お茶と宇治のまち歴史公園整備運営事業は過去に2度、PFI事業の不透明さや莫大な事業費について市民理解が得られないとして議会でその予算が修正削除されてきました。しかし17年6月定例会で、事業を観光特化する見直しを行ったとして、3度目の予算提案が行われました。見直したといっても宇治公民館・市民会館の機能移転をやめたのみで、PFI方式もそのまま、総事業費は91.4億円が88億円にわずかに縮小したのみで、その本質は全く変わるものではありませんでした。
日本共産党宇治市会議員団は修正削除する提案を行いましたが否決され、市長提案のPFI事業予算は当時の民進・自民・公明・京都維新・無会派議員の賛成で可決されました。こうしたもとで、総合計画第3期中期計画の策定段階において、9月19日に理事者を初め全部長が参加する拡大総括企画主任会議が行われ、今後4年間で85億円が不足するとの財政見通しが確認されました。しかし、9月29日の9月定例会一般質問で今後の財政見通しを問われた市当局は、財政見通しは総合計画審議会に報告するべく調整を図っているとして当時の議会に示さず、11月2日に初めて今後4年間で85億円の収支不足になると示しました。このような状況で歴史公園の予算に賛成した会派からも収支不足がわかっていれば賛成はしなかったとの声が上がったほどでした。 その後財政が健全なうちから財政を見直すと、財政健全化推進プランで市民サービス削減、公共施設の使用料の値上げなどをずらりと並べ、次年度実施することになりました。まさに安倍政治を宇治市で実践していると言えるような状況です。 自身で財政が厳しいと認識を持っていたにもかかわらず、市民理解が得られない不要不急の歴史公園事業には総額88億円も投じる政策判断と税金の使い方は誤っており、市当局の議会へ情報を隠すような報告のあり方も大きな問題です。 反対理由の第2は、豪雨や台風、地震による災害が多発する中で市民の安全を守るには不十分であること。移動に困難を抱え、交通弱者、買い物難民などの問題が深刻化する中で、交通政策、商店支援、地域経済、産業活性化などが不十分であり、道路の歩道整備やバリアフリー化がまだまだ進んでおらず、暮らしを支え住みよいまちづくりとする予算になっていないからです。 宇治市の公共施設のうち集会所24カ所、各ふれあいセンター、宇治公民館・市民会館、庁舎西館の29カ所が2011年に行われた調査で耐震性にNGが出ており危険な状態です。市は公共施設について、国から示された公共施設の削減・統廃合の方針のもと、今後30年間に人口が20%減少するため、市の公共施設を床面積で20%削減するとした公共施設等総合管理計画を策定しました。この公共施設等総合管理計画そのものも大きな問題があります。あわせて、個別の施設については各担当部局で個別計画を策定し対応を決めるとして、いまだ耐震に問題がある施設の対応はされていないことも大きな問題です。さらに、宇治公民館・市民会館は耐震診断でNGとなってから17年間もそのまま使用し続けていたにもかかわらず、JR複線化工事による土地返還、耐震性に問題があると17年度末で一方的に事実上の廃館と言える閉館を行いました。個別計画がなければ対応もしない一方で、当局の都合に合わせた理屈を持ち出し、年間約7万人が利用する施設を閉鎖するなど行政運営がおかしいと言わざるを得ません。 火災や災害時の救命活動の拠点となるべき消防署にあって、狭隘で老朽化していることに加え、仮設の駐車場で消防車両を管理している西署の建てかえは早急に行うべきであるのに、これも公共施設等総合管理計画の個別計画ができるまではと言い続け、建てかえ計画すらありません。消防力において人員や機材は充足しているとしていますが、直近の15年度消防力調査では、消防庁が示す消防力の指針の充足率において、救急車両71.4%、消防水利95.2%、消防職員79.7%という状況で充足しているとは言えません。救急では年間9,000件近い出動があり、車両も人員も充足を急ぐべきです。 河川の整備も改修がおくれており、局地的豪雨が頻発する状況に対応できるよう改修を急ぐ必要があります。また、宇治川両岸の堤防強化が必要であり、国へ改修の働きかけを強めるべきです。災害時要援護者リストは作成するだけでなく、安否確認を徹底して行えるようにすべきです。 市は、これまでの公共交通が充足しているという認識から、高齢者や障害者など移動困難者がいるという認識は持っていると若干認識を変えました。しかし、公共交通の体系づくりをするとしていましたが、いまだに何も示されていません。全ての市民の移動する権利を保障することは行政の責任であり、早急に対策を実施すべきです。現在実施しているのりあい交通事業は市の支援が、初年度9割支援が2年目以降5割となり、住民負担が大変重く制度を維持するのも難しくなっているため、さらなる支援を行うべきです。公共交通の対策は、買い物難民の対策にも直結します。歩いて買い物できるように地元の商店支援もあわせて行うべきです。地域経済、産業活性化は産業連関表を作成して分析をするのだとしながら産業連関表は17年度に完成せず国からの補助金なども観光政策ばかりに投入し、効果が実証されている住宅リフォーム制度など検討することもしていません。建築業は若者の就業が減り深刻な状況にもかかわらず、資金や雇用を下支えする公契約条例を実施するべきですが実施されません。 道路・歩道の整備などが必要です。19年度から主要幹線道路の整備を行う計画であるとしており進捗が待たれますが、歩道の整備、バリアフリー化、駅周辺のバリアフリー化はまだまだ不十分です。近鉄小倉駅周辺のバリアフリー化などは検討委員会をつくると言いながら何も具体化されていません。歩いて暮らせる住みよいまちづくりとなるよう早急に取り組むべきです。 反対の理由の第3は、保育所待機児童の解消はできず、
学校トイレ改修は計画年限に完了せず、障害者福祉の切り下げや高過ぎる国民健康保険料など、子育て施策や教育施策、福祉施策が不十分だからです。 保育所待機児童は17年4月1日の時点で144人もいましたが、槇島地域の民間保育所が増設されたのみで、いまだに待機児童は解消されず、地域偏在・年齢偏在を理由に保育所新設という抜本的は対策は打たれていません。育成学級は8学級で待機児童が発生しています。 長年の課題である
学校トイレ改修は目標年次であった2017年度末に全ての学校の改修が終わらず13校が未実施です。
教育委員会は残された学校についても2020年度末までに完了すると、毎年度2小学校1中学校の調査、設計、改修工事を計画的に行うとしていました。しかし、現状では西小倉地域の
学校トイレ改修については、調査予算を計上しているにもかかわらず執行しない事態となっています。学校の統廃合などの議論と別にし、やるべきことは早急にするべきです。 中学校給食はさまざまな課題の調査を行うと、当初50万円の調査予算を計上していたのに、センター方式・デリバリー方式の先進地視察の4万9,000円を執行したのみであり、その調査結果は議会に報告すらされておらず、給食実施に向けて実質何もしていません。21年度末までに中学校給食についての基本構想を策定するとしていますが、給食開始の年限などは見通せず実施のめどすら立っていません。 公立幼稚園では、長年の課題であり、保護者要望が高く、検討委員会でも実施を指摘されていた3年保育、預かり保育を行わず、定員の充足率が下がったとの理由で大久保幼稚園の廃園を行いました。市教委の方針決定からわずか2カ月で市民の声を聞くことなく強行したことは許されることではありません。大久保幼稚園の廃園を見直し、保護者の要望である4園体制で3年保育、預かり保育を実施すべきです。 学校図書館司書の配置も小中32校中8人のみ、市立図書館は中央図書館しか書庫がなく、蔵書スペースが残り約250冊程度で、約3,000冊が収納可能な1台100万円の可動式書架を7台ふやすことができるのに増設せず、毎年1万冊新規に購入しても6,900冊を廃棄しているということでは充実できるはずがありません。 身体障害者3級、精神障害者、療育手帳Bの方への医療費助成のうち療育Bの方への助成はようやく実施されましたが、身体障害者3級、精神障害者への助成は未実施のままです。障害者手帳の申請に必要な診断書の発行について3,000円の手数料補助を行っていたのに、近隣市町村に合わせると2,000円に減額しました。市が手厚く行ってきたことは引き続き努力すべきです。 宇治市の国民健康保険特別会計は、2009年度から9年連続の黒字で、17年度も7億9,878万円の黒字です。市の国保料は所得割・均等割ともに府内15市平均よりも高く、とりわけ世帯ごとにかかる平等割が1世帯2万7,400円と京都府内15市で一番高いため、所得の低い世帯の保険料負担が大きかったのです。 国民健康保険事業は国民皆保険制度を支える最後のセーフティーネットで国の制度です。現在、非正規雇用者、無職や年金生活者が加入者の8割を占め、加入世帯の貧困化が進んでいるのに、協会けんぽと比べて1.3倍と、保険料が一番高い制度になっています。公費負担の抜本的増加が必要ですが、安倍政権が6月に閣議決定した骨太の方針では、市町村が独自に行っている国保料軽減のための法定外繰り入れの解消など先進事例を後押しすると明記して、さらなる削減を狙っています。市町村はこれ以上の国保の値上げを許さないよう引き続き努力をすべきです。 全国知事会は「公費1兆円の投入」、「協会けんぽ並みに引き下げを」と要望しています。日本共産党はこの要望に賛成しています。全国で均等割・平等割として徴収されている保険料額は約1兆円です。公費1兆円の投入で均等割・平等割をなくすことができ、協会けんぽ並みの保険料にすることができると提案しています。宇治市としても公費の投入を求めるとともに、公費投入され改善されるまでは、一般会計からの繰り入れを行い、独自の努力で高過ぎる保険料の引き下げをすべきです。 17年度末で介護家族への激励金の支給制度をやめたことは問題であり、激励金の支給は継続すべきです。特別養護老人ホームの待機者は2017年4月1日で234人にも上ります。75歳以上が強制的に移行させられ高齢者を苦しめる後期高齢者保険制度は廃止をするべきです。 以上の理由に加え、地方自治体は政府の出先機関のような役割を果たすのではなく、住民の福祉を守るという本来の役割を果たす必要があるということをつけ加え、反対する討論といたします。 ②
うじ未来委員 平成29年度、宇治市歳入歳出決算の審査の採決に当たり、うじ未来を代表いたしまして
決算特別委員会に付託されました議案第86号から議案第92号までの全議案につきまして、賛成の立場から討論いたします。 平成29年度決算については、市税が少し増加しており宇治市の財政にとり明るい兆しは見えますものの、財政健全化推進プランに取り組む前の年度でもあり、経常収支比率の上昇や大幅な財政調整基金の繰り入れなど、今までの傾向と同じく依然として厳しい財政状況だと思います。 そのような中、平成29年度では人口減少・少子高齢社会の一層の進展が見込まれ、公共施設等総合管理計画の策定や産業戦略の策定に向けた取り組み、さらには中学校給食に向けた調査など将来のまちづくりを見据えた取り組みを実施されており、また新たに中小企業創業支援や生活困窮者等の学習支援、認知症総合センターなど現在の課題にも取り組まれ、厳しい財政状況にあっても創意工夫される中で、現在そして将来に向けた取り組みに一定の評価はできるものであったと考えております。 しかしながら、本委員会におきまして、第3期中期計画における財政見通しで示された約85億円の収支不足、これに基づき策定された財政健全化推進プランにつきまして多くの意見が出されています。平成29年度決算の財政状況を踏まえ、持続可能な財政運営に向けた取り組みは当然必要であると考えておりますが、委員会で多くの意見がある以上に市民の皆様はなぜ事業の見直しをするのか、使用料の値上げをするのか、疑問に感じ納得されておらず、当局の説明が十分でないように感じているところです。宇治市の明るい未来を望むことは行政はもちろんのこと私ども議員も、そして市民の皆様も同じであると考えます。 そうした未来を築くためには、市民と行政そして市民との架け橋となる議会の三者で連携しながら、オール宇治でこの町の将来を一緒になって考え、これからの局面を乗り越えていかなければならない時代であると考えます。そのためには、まずは宇治市の現状そして将来のビジョンをしっかりお示しいただき、市民の皆様に御理解いただけるよう説明に努めていただきたいと思います。厳しい局面ではありますが、信頼される都市経営の町を目指し、内部経費の見直しや民間活力の活用など行財政改革に積極的に取り組む中で、財政健全化推進プランによる閉塞感を払拭するべく、全職員が行政の専門家として知恵とアイデアを絞りながら、希望の持てる新たな施策にも積極的に取り組んでいただくことを強く望みます。 最後に繰り返しにはなりますが、平成29年度の決算を通じて新たな課題、目標などが見えてきた部分があると思いますので、これからの政策決定や予算編成においては選択と集中を図りながら、市民ニーズ等の把握や分析をしっかり行い創意工夫しながら、お茶と歴史・文化の香るふるさと宇治の実現に向けての施策を、山本市長が市民そして全職員の先頭に立って着実に取り組まれることを大いに期待いたしまして、付託を受けました議案第86号から議案第92号までの全議案につきましての賛成討論といたします。
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