福知山市議会 2020-12-23
令和 2年第6回定例会(第7号12月23日)
令和 2年第6回定例会(第7号12月23日) 令和2年第6回
福知山市議会定例会会議録(7)
令和2年12月23日(金曜日)
午前10時00分 開議
〇出席議員(24名)
1番 荒 川 浩 司 2番 尾 嶋 厚 美
3番 藤 本 喜 章 4番 野 田 勝 康
5番 足 立 治 之 6番 高 橋 正 樹
7番 田 渕 裕 二 8番 柴 田 実
9番 大 槻 泰 德 10番 足 立 伸 一
11番 吉 見 茂 久 12番 塩 見 卯太郎
13番 吉 見 純 男 14番 森 下 賢 司
15番 小 松 遼 太 16番 芦 田 眞 弘
17番 馬 谷 明 美 18番 桐 村 一 彦
19番 大 谷 洋 介 20番 中 村 初 代
21番 紀 氏 百合子 22番 金 澤 栄 子
23番 田 中 法 男 24番 中 嶋 守
○(
芦田眞弘議長) 次に、反対の討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○(
芦田眞弘議長) 次に、賛成の討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○(
芦田眞弘議長) ないようですから、討論を終結します。
これより、1議案ずつ、起立により採決します。
議第97号から議第120号までの24議案に対する各委員長の報告は、いずれも
原案可決です。
初めに、議第97号について、
委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○(
芦田眞弘議長) 起立全員です。
よって、議第97号は原案のとおり決しました。
次に、議第98号について、
委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○(
芦田眞弘議長) 起立全員です。
よって、議第98号は原案のとおり決しました。
次に、議第99号について、
委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○(
芦田眞弘議長) 起立全員です。
よって、議第99号は原案のとおり決しました。
次に、議第100号について、
委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○(
芦田眞弘議長) 起立全員です。
よって、議第100号は原案のとおり決しました。
次に、議第101号について、
委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○(
芦田眞弘議長) 起立全員です。
よって、議第101号は原案のとおり決しました。
次に、議第102号について、
委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○(
芦田眞弘議長) 起立全員です。
よって、議第102号は原案のとおり決しました。
次に、議第103号について、
委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○(
芦田眞弘議長) 起立全員です。
よって、議第103号は原案のとおり決しました。
次に、議第104号について、
委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○(
芦田眞弘議長) 起立全員です。
よって、議第104号は原案のとおり決しました。
次に、議第105号について、
委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○(
芦田眞弘議長) 起立全員です。
よって、議第105号は原案のとおり決しました。
次に、議第106号について、
委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○(
芦田眞弘議長) 起立全員です。
よって、議第106号は原案のとおり決しました。
次に、議第107号について、
委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○(
芦田眞弘議長) 起立全員です。
よって、議第107号は原案のとおり決しました。
次に、議第108号について、
委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○(
芦田眞弘議長) 起立全員です。
よって、議第108号は原案のとおり決しました。
次に、議第109号について、
委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○(
芦田眞弘議長) 起立全員です。
よって、議第109号は原案のとおり決しました。
次に、議第110号について、
委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○(
芦田眞弘議長) 起立全員です。
よって、議第110号は原案のとおり決しました。
次に、議第111号について、
委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○(
芦田眞弘議長) 起立全員です。
よって、議第111号は原案のとおり決しました。
次に、議第112号について、
委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○(
芦田眞弘議長) 起立全員です。
よって、議第112号は原案のとおり決しました。
次に、議第113号について、
委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○(
芦田眞弘議長) 起立全員です。
よって、議第113号は原案のとおり決しました。
次に、議第114号について、
委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○(
芦田眞弘議長) 起立全員です。
よって、議第114号は原案のとおり決しました。
次に、議第115号について、
委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○(
芦田眞弘議長) 起立全員です。
よって、議第115号は原案のとおり決しました。
次に、議第116号について、
委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○(
芦田眞弘議長) 起立全員です。
よって、議第116号は原案のとおり決しました。
次に、議第117号について、
委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○(
芦田眞弘議長) 起立全員です。
よって、議第117号は原案のとおり決しました。
次に、議第118号について、
委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○(
芦田眞弘議長) 起立全員です。
よって、議第118号は原案のとおり決しました。
次に、議第119号について、
委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○(
芦田眞弘議長) 起立全員です。
よって、議第119号は原案のとおり決しました。
次に、議第120号について、
委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○(
芦田眞弘議長) 起立全員です。
よって、議第120号は原案のとおり決しました。
◎日程第2 請願第3号 国の責任による「20人学級」を展望した少人数学級の
前進を求める請願
請願第4号 小・中学校の特別教室に
エアコン設置を求める請願
請願第5号 「
加齢性難聴者の
補聴器購入に対する
公的補助制度の創
設を求める意見書」の提出に関する請願
請願第6号 加齢性(老人性)難聴者の
補聴器購入に対する公的補助
制度の創設を求める請願
○(
芦田眞弘議長) 次に、日程第2に入ります。
教育厚生委員会に付託した請願第3号、国の責任による「20人学級」を展望した少人数学級の前進を求める請願外3件を一括議題とします。
審議に先立ち、委員長から、委員会における請願審査の経過並びに結果の報告を求めます。
教育厚生委員長から報告を願います。
教育厚生委員長。
○(中嶋
守教育厚生委員会委員長) (登壇)
教育厚生委員会委員長の中嶋です。
本委員会に付託された請願について、報告をいたします。
請願第3号 国の責任による「20人学級」を展望した少人数学級の前進を求める
請願に対する報告書
請願者 福知山市北本町二区159 福天教育会館内
福知山の子どもと教育を考える会(福知山教育ネット)
代表 夜久弘明氏
紹介議員 吉見純男議員
1 請願の要旨及び目的
教育現場において新型コロナウイルス感染防止対策を行う中で、20人程度で授業を受けられるようにすることが、感染拡大を防ぐとともに、豊かな学びの実現につながることが実感された。多くの自治体では独自に少人数学級が実施されているが、地方に負担を押しつけることなく、国が責任を持って少人数学級の前進と、そのための教職員定数改善を行うことが重要である。
ついては、下記の事項に関して、国に対する意見書の提出を求める。
①子どもたちのいのちと健康を守り、成長と発達を保障するため、緊急に20人程度で授業ができるようにすること。そのために教職員増と教室確保を国の責任で行うこと。
②「20人学級」を展望し、少人数学級を実現すること。そのために国は、標準法を改正し教職員定数改善計画を立てること。
2 請願の議決理由
本委員会は、当請願に関し12月15日に委員会を開催し、慎重に審査した結果、次の結論に達した。
採択とする討論
・1学級あたりの児童生徒数と教職員の定数は法令で定められていることから、教職員増と教室確保は、まさしく国の責任で行うことである。今、政府はコロナ後の学校の在り方を検討しており、全国各地から今こそ意見書を上げることが、少人数学級を実現する大きな力になると考え、本請願に賛成する。
不採択とする討論
・40人の上限を20人にするということは、必要となる教職員や教室の数が圧倒的に増えることになり、職員室を大きくしたり、新たに教室を造ったりと、学校施設の在り方という根本的な問題に入っていく。国の財政事情の詳細は分からなくとも、かなり現実とは乖離した要望であると考えるため、願意には賛同し難い。
採決 賛成少数で不採択
本請願の願意については添いがたく、よって不採択と決した。
以上、報告する。
令和2年12月23日
福知山市議会議長 芦 田 眞 弘 様
福知山市議会
教育厚生委員会
委員長 中 嶋 守
請願第4号 小・中学校の特別教室に
エアコン設置を求める請願に対する報告書
請願者 福知山市北本町二区159 福天教育会館内
福知山の子どもと教育を考える会(福知山教育ネット)
代表 夜久弘明 氏
紹介議員 中村初代議員
1 請願の要旨及び目的
本市では、小中学校の普通教室にはエアコンが設置されてきたが、特別教室においては、夏場は猛暑の中での学習活動となっており、子どもや教員への身体的な負担が大きい。また、広域避難所に指定されている学校の体育館には空調設備がないため、猛暑時には避難者への身体的な負担も大きいが、特別教室にエアコンが設置されていれば、一時的に移動して負担を軽減することもできる。
文部科学省が公表している公立小中学校における空調(冷房)設備設置状況によれば、本市の特別教室への設置率は、府内でも極めて低い実態となっている。
ついては、令和元年12月に「教育予算の増額、保護者負担の軽減を求める請願」が採択され、教育環境の整備充実が前進している中、早急に年次計画を明らかにして、小学校・中学校の特別教室にエアコンを設置することを求める。
2 請願の議決理由
本委員会は、当請願に関し12月15日に委員会を開催し、慎重に審査した結果、次の結論に達した。
採択とする討論
・普通教室への
エアコン設置は完了したが、子どもたちの健康と学習環境の改善、専科教員の健康を守るため、今度は特別教室への
エアコン設置が急がれる。財源の問題が言われるが、学校統廃合も進み、学校建設費にも一定の区切りがつく。学校施設長寿命化計画が推進されていく中で、特別教室への
エアコン設置についても早急に年次計画を明らかにし、取り組むことを求める本請願に賛同する。
不採択とする討論
・普通教室への
エアコン設置は、国の交付金や合併特例債を活用して実現されたものである。現在の本市の財政状況においては、国の財源措置が明確でないことには、特別教室への
エアコン設置はもとより、年次計画を立てることも困難であり、願意には賛同し難い。
・学校施設長寿命化計画において、「早急に対応する必要がある」や「広範囲に劣化」と判定された部位が多くの学校施設にある中で、子どもの安心安全を守るためには、まずは建物を安全にすることもひとつの方法であると考えるため、本請願には賛同しかねる。
採決 賛成少数で不採択
本請願の願意については添いがたく、よって不採択と決した。
以上、報告する。
令和2年12月23日
福知山市議会議長 芦 田 眞 弘 様
福知山市議会
教育厚生委員会
委員長 中 嶋 守
請願第5号 「
加齢性難聴者の
補聴器購入に対する
公的補助制度の創設を求める意
見書」の提出に関する請願に対する報告書
請願者 福知山市字天田北本町二区 福天教育会館内
全日本年金者組合京都・福知山支部
支部長 堀 昭子氏 ほか1名
紹介議員 紀氏百合子議員、塩見卯太郎議員
1 請願の要旨及び目的
今日の地域社会においては、高齢者がこれまでの経験を活かして社会貢献することが期待されているが、高齢者の中で
加齢性難聴者が増えている。難聴のため、会話や外出など、人との交流も少なくなり、コミュニケーション能力の低下から、認知症やうつ病の原因となる可能性も指摘されている。また、難聴のため車の運転も困難となり、災害時に対応が遅れ、大きな事故につながりかねない。
高齢者の難聴対策として補聴器は必需品であるが、高価なため、年金生活の高齢者にとっては負担が大変大きい。
ついては、
補聴器購入の負担を軽減することで、高齢者の社会参加を促し、より豊かな高齢社会を実現するため、
加齢性難聴者のための
補聴器購入に対する
公的補助制度を創設することについて国に求める意見書の提出を求める。
2 請願の議決理由
本委員会は、当請願に関し12月15日に委員会を開催し、慎重に審査した結果、次の結論に達した。
採択とする討論
・人生百年と言われる高齢化社会の現在、加齢性難聴は国民的課題となっている。日本は難聴を「障害」のカテゴリーで捉えて、助成対象を障害者手帳のある難聴者に絞り込んでいるが、欧米では難聴を「医療」のカテゴリーで捉え、補助制度があると言われている。年金暮らしの人が購入するには、補聴器はやはりとても高額であり、国民的課題として、
加齢性難聴者の
補聴器購入に対する
公的補助制度創設について、国に意見書の提出を求める本請願の願意に賛同する。
不採択とする討論
・難聴の対策には調査が必要であり、補聴器をつけたらすべてが解決するというわけではない。また、これまでは現役世代が負担しているが、国においても、団塊の世代が75歳以上になり始める2022年から、高齢者の医療費負担を2割にするということが言われているように、高齢者の福祉費の増大という問題を総合的に考える必要がある。したがって、加齢性難聴対策に一足飛びに公的補助を求める本請願の願意には賛同し難い。
採決 賛成少数で不採択
本請願の願意については添いがたく、よって不採択と決した。
以上、報告する。
令和2年12月23日
福知山市議会議長 芦 田 眞 弘 様
福知山市議会
教育厚生委員会
委員長 中 嶋 守
請願第6号 加齢性(老人性)難聴者の
補聴器購入に対する
公的補助制度の創設を
求める請願に対する報告書
請願者 福知山市昭和町77番地
合同会社 社会福祉士事務所つゆくさ
代表 田中八州男氏
紹介議員 荒川浩司議員
1 請願の要旨及び目的
本市における高齢化の進展に伴い、「聞こえ」の障害により他者とのコミュニケーションに支障をきたす人口の増加も予想される。しかも、加齢性(老人性)難聴者は年齢が上がるにつれて発生の頻度が高くなるとされ、65歳以上では25~40%、75歳以上では40~66%、85歳以上では80%に達するとも推測されている。
補聴器購入に対する公的補助を創設することによって、高齢になっても「生活の質」を落とさずに、認知症の予防、健康寿命の延伸、引いては医療費の抑制にもつながると考えられる。
ついては、難聴のある人をはじめとした「聞こえ」に障害のある人が、早期に補聴器等を購入しやすくするための、
公的補助制度の創設を求める。
2 請願の議決理由
本委員会は、当請願に関し12月15日に委員会を開催し、慎重に審査した結果、次の結論に達した。
採択とする討論
・なし
不採択とする討論
・福知山市に対して補助制度の創設を求めることが願意であるとの趣旨説明があったが、本市の財政事情から考えて、このような制度の創設が可能かどうか、非常に疑問である。財源措置の問題から、願意には賛同しかねる。
・本市の限られた財源の中で考えるのであれば、例えば幼児の人工内耳に対する支援などの方が、言葉を獲得する必要を考えて優先度が高いと思われるため、本請願には賛同し難い。
採決 賛成少数で不採択
本請願の願意については添いがたく、よって不採択と決した。
以上、報告する。
令和2年12月23日
福知山市議会議長 芦 田 眞 弘 様
福知山市議会
教育厚生委員会
委員長 中 嶋 守
以上です。
○(
芦田眞弘議長) 以上で委員長の報告は終わりました。
これより、
委員長報告に対する質疑を行います。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○(
芦田眞弘議長) ないようですから、質疑を終結します。
これより、討論に入ります。
初めに、
委員長報告に対する反対の討論はありませんか。
22番、金澤栄子議員。
○22番(金澤栄子議員) 日本共産党市会議員団の金澤栄子です。
請願第3号、国の責任による「20人学級」を展望した少人数学級の前進を求める請願について、会派を代表いたしまして、
委員長報告に反対し、請願に賛成する討論を行います。
新型ウイルスの感染症の拡大は、子供たちの学習環境を大きく変えました。4月、新学期が始まって二度目の一斉休校が終わり、学校が再開された後の7月には、全国知事会会長、全国市長会会長、全国町村会会長の3者連名による、新しい時代の学びの環境整備に向けた緊急提言が出されました。公立小・中学校の普通教室の平均面積は64平方メートルであり、現在の40人学級では、感染症予防のために児童・生徒間の十分な距離を確保することは困難だと指摘し、少人数学級への実現に教員の確保が必要だと提言されました。また、新しい時代の学び、GIGAスクール構想において、最適な学びを実現するには、少人数によるきめ細やかな指導体制が必要とも提言しています。
コロナウイルス感染症の拡大時であっても、必要な教育環境を継続し、子供たちの学びを保障することを、子供たちや保護者、教職員、地域住民は実感いたしました。その現れとして、12月21日の京都府議会本会議で、30人学級を求める意見書が全会派一致で可決され、現在、18道府県を含む534議会が、少人数学級の実現を求めて意見書を可決しています。
また、政府も、12月17日、5年をかけて小学校全学年に35人以下学級を導入すると発表しました。40年ぶりとなる学級編制標準引下げは大きな一歩ですが、中学校は40人学級のままとなりました。
福知山市の1学級の人数を見てみますと、特別支援学級以外の230学級のうち、30人学級以上の学校は85学級、36%になります。特に日新中学校は36、37、38人の学級が3分の2となっており、南陵や六人部中学校も36人の学級があります。子供たちの健康を守り、1人1人に行き届いた教育を保障するために、また、中学校の1学級当たりの標準を引き下げるため、20人程度を展望した少人数学級へ前進するよう、教職員の増員と教室確保は国の責任で行うよう、今こそ全国各地から意見書を上げることが大きな力となります。少人数学級の実現のため、本議会で請願に賛同していただきますようお願いいたしまして、請願に賛成の討論といたします。
続きまして、請願第5号、「
加齢性難聴者の
補聴器購入に対する
公的補助制度の創設を求める意見書」の提出に関する請願について、会派を代表しまして、
委員長報告に反対し、請願に賛成する討論を行います。
年を取れば聞こえなくなるのは仕方のないことだと済まされてきた高齢に伴う難聴ですが、人生100年と言われる高齢化社会の現在、加齢性難聴は国民的課題となってきています。加齢による難聴は65歳を超えると急速に増加して、75歳以上では7割を占めると言われ、福知山市における難聴者は8,500人を超えるものと推定されています。難聴は、日常生活を不便にし、会話がスムーズに行えないため、外出も控え目となり、音の刺激が少ない状態になり、厚生労働省の認知症施策推進総合戦略「新オレンジプラン」でも、認知症の危険因子の1つに難聴が上げられています。
日本は、難聴を障がい者のカテゴリーで捉えて、助成対象を障がい者手帳のある高度・重度難聴者に絞り込んでいますが、欧米では難聴を医療のカテゴリーで捉え、
公的補助制度があり、補聴器所有率が30%から40%に比べ、日本は14.4%と低いままです。中等度以上、聴力レベル40デシベル以上と診断されたら、早期に補聴器を使用し、訓練と調整をすることで、言葉を聞き取れると専門家は指摘していますが、
補聴器購入金額は片耳でおおむね3万円から20万円であり、年金暮らしの方が購入するにはとても高額です。
公的補助制度を国へ求める意見書は6県議会、京都府下でも宮津市、与謝野町、長岡京市、舞鶴市は、加齢性難聴に限定せず、意見書を上げています。高齢者の社会参加を促し、生き生きと元気に暮らしていくために、
加齢性難聴者の
補聴器購入に対する
公的補助制度の創設を求める意見書を国に提出するように求めた本請願に賛成し、この本議会でご賛同いただきますようお願いいたしまして、賛成の討論といたします。
以上です。
○(
芦田眞弘議長) 次に、賛成の討論はありませんか。
15番、小松遼太議員。
○15番(小松遼太議員) 福知山未来の会の小松です。
請願第3号、国の責任による「20人学級」を展望した少人数学級の前進を求める請願について、
委員長報告に賛成、原案に対して反対の立場で討論いたします。
義務教育、公教育の目的は、基礎的な学力を身につけることが重要です。多様性を享受する仕組み、また、特にコロナ禍では、感染症拡大防止の観点で、目が行き届きやすい少人数学級は一定理解ができます。国においても、小学校全学年の35人学級を、次年度から5年かけて段階的に引き下げる方針を固めました。
しかし、本請願の20人学級の実現は、教室数や教師数の不足などにより、実現可能性が低く、そして学力向上という観点では、学術的な根拠に乏しくなっております。
教育の充実は、現代やこれからの時代に即した豊かな学びの機会を提供し、学力だけにとどまらず、社会性を含めた総合的な人間力の向上をサポートすることが必要だと考えますが、その根本の問題、ボトルネックの解決は、教育内容の充実にあると考えます。
教育内容の充実のために、教育予算の拡充は重要だと考えますが、GIGAスクール構想で
タブレット等、テクノロジーを駆使した新たな学びの充実、教員の働き方改革や市民の公教育への理解など、しなやかな対応が求められ、それをどこにどれだけの予算を配分するかは、総合的な判断が必要だと考えます。
以上から、原案反対、
委員長報告に賛成の討論といたします。
○(
芦田眞弘議長) 次に、反対の討論はありませんか。
20番、中村初代議員。
○20番(中村初代議員) 日本共産党福知山市会議員団の中村初代です。
会派を代表し、請願第4号、小・中学校の特別教室に
エアコン設置を求める請願について、
委員長報告に反対し、請願に賛成する立場で討論を行います。
近年、異常気象の中、命の危険と表現される気温上昇が続いています。児童・生徒の学習環境を整えるために、小・中学校の普通教室にエアコンを設置をすることは、統合予定の学校を除き、平成30年度で完了しました。子供たちの健康と学習環境の改善、専科教員の健康を守るために、今度は特別教室への
エアコン設置が急がれています。
昨日、12月22日の新聞には、京都府北部・中部にある小・中学校特別教室のエアコンの設置率が掲載をされていました。亀岡市は100%近い設置率ですが、綾部市の23%に続いて、福知山市は29%と、京都府内では下から2番目の設置率です。
特別教室に
エアコン設置を求める請願書は、平成30年12月議会への請願から、今回で3回目となっています。昨年の請願審査では、全ての特別教室にエアコンをつけるには財源が必要だ、学校施設長寿命化計画が策定中で、その中で行われていくであろうとの意見も出されていました。
今、学校統合が進められ、大江町の小中一貫校も来年4月からスタートします。学校建設費も一定の区切りがつき、今年2月に策定をされた福知山市学校施設長寿命化計画が推進をされていきます。特別教室の
エアコン設置についても、長寿命化計画を進める中で、早急に年次計画を明らかにして、猛暑時にも快適な環境で、学習や部活動に取り組めるように、この請願に賛成といたします。
○(
芦田眞弘議長) 次に、賛成の討論はありませんか。
3番、藤本喜章議員。
○3番(藤本喜章議員) 新政会の藤本でございます。
請願第4号、小・中学校の特別教室に
エアコン設置を求める請願について、会派を代表いたしまして、原案に反対し、
委員長報告に賛成の立場で討論を行います。
各小・中学校の特別教室への
エアコン設置については、子供たちの教育環境の充実について理解できるものであります。しかし、令和2年3月、本市
教育委員会による福知山市学校施設長寿命化計画策定報告では、令和元年度現在、おおむね200平方メートル以上の建物91棟のうち、約6割が築後30年以上経過、うち築40年以上50年未満が40%以上と、高い割合になっています。
文部科学省学校施設の長寿命化計画策定に関わる解説書を基に、老朽化状況と健全性の評価結果の市内小・中学校普通教室、管理棟、体育館、特別教室ごとの判定では、屋外、屋根、外壁、内部仕上げ、電気設備、機械設備における劣化状況評価全体で、早急に対応する必要がある、20か所以上、広範囲に劣化は130か所以上となっており、その判定結果を踏まえて、今後の施設整備の留意すべき事項で、学校施設を取り巻く状況は、学校施設の老朽化対策が急務となっています。
さらには、特別教室の
エアコン設置だけでなく、トイレ改修による洋式化、バリアフリー化、LED化など、ほかにも多くの課題が山積をしております。特別教室にエアコンを設置し、子供たちが安心安全に学べる教育環境を整備する必要性は十分に認識しておりますが、このような状況を踏まえますと、
エアコン設置に特化することだけでなく、広く総合的に子供たちの安心安全を考慮した優先順位をつけての教育環境の整備が必要であると思います。
また、12月定例会の令和2年度
一般会計補正予算では、市民税、固定資産税、都市計画税のいわゆる市税収入が約5億5,000万円の減収となるとともに、令和3年度においても、市税収入等の減収が予測され、今後も財源の確保が厳しく、本市の自主財源での
エアコン設置は困難であるというふうに思っております。また、現在の
エアコン設置については、交付金などにより設置された経緯があると聞いており、環境整備には国などの財源も必要であり、国等の交付金などが不確定な中、現時点では中長期的年次計画を策定することは困難であり、小・中学校特別教室に
エアコン設置を求める請願の原案に対し反対し、
委員長報告に賛成といたします。
○(
芦田眞弘議長) 次に、反対の討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○(
芦田眞弘議長) 次に、賛成の討論はありませんか。
11番、吉見茂久議員。
○11番(吉見茂久議員) 失礼いたします。
福知山市議会公明党の吉見茂久です。
本定例会に上程をされております請願第5号、「
加齢性難聴者の
補聴器購入に対する
公的補助制度の創設を求める意見書」の提出に関する請願書について、そして、請願第6号、加齢性(老人性)難聴者の
補聴器購入に対する
公的補助制度の創設を求める請願について、会派を代表し、
委員長報告に賛成の立場で討論をさせていただきます。
まず、請願第5号について、請願の理由にありますとおり、今後、高齢化が進展する中で、地域社会を形成する上では、高齢者の存在、役割は大きいと言えます。仕事においては、高齢になっても働きたいと意欲のある方が増え、そして、他の世代とともに社会の一員として、これまで経験をされてこられた多くのことを生かされながら、社会的な活動などへの参加に期待が高まってきております。
そうした中、一方で、年齢を重ねるごとに聴覚が衰える
加齢性難聴者になる人が多くなるとされ、厚生労働省では、難聴は認知症発症の危険因子の1つであることを公表をしております。請願書では、高齢者の難聴対策として補聴器は必需品であり、ただ購入するとなれば高価なため、負担は大きく、購入費用への公的な助成制度の創設を政府に、国に対して意見書の提出を求められておられます。
委員長報告に賛成といたしました理由については、1つは、国のほうでは、国立研究開発法人日本医療研究開発機構において、補聴器による聴力を補うことが、認知症の予防に効果があるのかどうかについて、研究がされているところでございます。現段階では、予防効果については科学的根拠が蓄積されていない状況であります。そのことが実証された上で、必要な支援策を検討していくことが重要なのではないかと思うわけであります。
2つ目は、難聴は加齢によるものばかりではなく、
新生児や
新生児以降、お生まれになられた遅れて生じることもありますし、子供の難聴は発見が難しいと言われております。現在、障害者総合支援法の中では、聴覚の障害程度によって、その等級に該当する、例えば
補聴器購入の助成がされておりますが、その助成対象の範囲を拡大していくということであれば、先天性、後天性ともに総合的な観点で支援の在り方について検討を進める必要があるのではないかと考えます。
以上の理由により、
公的補助制度の創設を求める意見書の提出については慎重になるべきと考え、反対とさせていただき、
委員長報告に対する賛成討論といたします。
次に、請願第6号についての討論をさせていただきます。
加齢性難聴は、年齢とともに多くなり、一般的には50歳頃から始まり、65歳以上であればおよそ3人に1人、75歳以上で7割以上と言われております。現在、障害者総合支援法により、
補聴器購入時に補助が受けられます。ただし、認定される規定聴力は高度難聴レベルですので、軽度・中等度は補助対象ではございません。
請願の目的には、補助対象ではない加齢性難聴のある人をはじめとした聞こえに障がいのある人が、早期に補聴器等を購入しやすくするための
公的補助制度を、福知山市独自の施策として創設を求められております。
委員長報告に賛成といたしましたのは、まず、難聴は認知症の危険因子の1つであると、厚生労働省が公表しております。そうした中で、補聴器は生活を補うための一助として推進をされているところです。しかし、現状では補聴器を装用することで、認知症機能低下の予防効果があるかということについては、研究がされている段階であり、十分な根拠が確立されていないということが言えます。
2点目は、補聴器を装用すれば、聞こえの改善が全て解決するということではなく、補聴器を使いこなせるための個々の工夫や努力が不可欠なところで、個々の環境に応じて、聞こえの改善意欲に差が出てくるのが特徴と言われております。個々に難聴であるという自覚という点において、聞こえの改善の意思が積極的でなければ、せっかく購入しても使用しないようになっていくと言われている点であります。聞こえに関する支援は、補聴器が有効ではあると思いますが、個人差が出てくるということであります。そうしたあたりの実態を調査して、その上でよりよい支援の在り方を探ることが必要ではないかと思います。
3点目は、財政的な課題も挙げられます。さきに述べました1点目、2点目の理由も踏まえまして、厳しい財政状況で補聴器の価格からして、市の単独事業で毎年度支出するということについてという点では、慎重になるべきと思うわけでございます。
請願第6号については、以上の理由によるものです。
以上、請願第5号、第6号について、
委員長報告に対する賛成討論とさせていただきます。
○(
芦田眞弘議長) 次に、反対の討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○(
芦田眞弘議長) 次に、賛成の討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○(
芦田眞弘議長) ないようですから、討論を終結します。
これより、1請願ずつ起立により採決します。
初めに、請願第3号に対する委員長の報告は、請願不採択ですので、原案について採決します。
請願第3号、国の責任による「20人学級」を展望した少人数学級の前進を求める請願について、採択と決するに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○(
芦田眞弘議長) 起立少数です。
よって、請願第3号は不採択と決しました。
次に、請願第4号に対する委員長の報告は、請願不採択ですので、原案について採決します。
請願第4号、小・中学校の特別教室に
エアコン設置を求める請願について、採択と決するに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○(
芦田眞弘議長) 起立少数です。
よって、請願第4号は不採択と決しました。
次に、請願第5号に対する委員長の報告は、請願不採択ですので、原案について採決します。
請願第5号、「
加齢性難聴者の
補聴器購入に対する
公的補助制度の創設を求める意見書」の提出に関する請願について、採択と決するに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○(
芦田眞弘議長) 起立少数です。
よって、請願第5号は不採択と決しました。
次に、請願第6号に対する委員長の報告は、請願不採択ですので、原案について採決します。
請願第6号、加齢性(老人性)難聴者の
補聴器購入に対する
公的補助制度の創設を求める請願について、採択と決するに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○(
芦田眞弘議長) 起立少数です。
よって、請願第6号は不採択と決しました。
◎日程第3 市会発意第3号
核兵器禁止条約の署名・批准を求める意見書
○(
芦田眞弘議長) 次に、日程第3に入ります。
塩見卯太郎議員ほか2名から、市会発意第3号、
核兵器禁止条約の署名・批准を求める意見書が提出されています。
それでは、市会発意第3号を議題とし、発議者から提案理由の説明を求めます。
12番、塩見卯太郎議員。
○12番(塩見卯太郎議員) (登壇) 日本共産党市会議員団の塩見卯太郎です。
読み上げて提案をいたします。
市会発意第3号
核兵器禁止条約の署名・批准を求める意見書
上記議案を別紙のとおり提出する。
令和2年12月23日
発議者 福知山市議会議員 塩見卯太郎
賛成者 福知山市議会議員 紀氏百合子
〃 〃 吉見 純男
福知山市議会議長 芦田 眞弘 様
(別紙)
核兵器禁止条約の署名・批准を求める意見書
人類史上初めて核兵器の全面禁止を明文化した「
核兵器禁止条約」の批准国が51か国・地域に達し、令和3年1月に条約が発効し国際法となることが確実となりました。安全保障の意味が「国家中心」から「人類中心」に大きく転換した非常に大きな出来事といえます。
福知山市も加盟する平和首長会議は、12月1日現在で世界の165の国・地域から国内の1,733都市を含む7,974都市となっており、各国に対し、同条約に署名・批准するよう訴え続けています。
核兵器禁止条約は、「核兵器をなくすべきだ」という人類の意思を明確にした条約です。この条約の内容を包括的で実効性の高いものにしていくためには、核保有国をはじめ、より多くの国が条約に参加しなければなりません。
よって、国におかれては、立場の異なる国々の橋渡しに努め、各国の対話や行動を粘り強く促すことによって、核兵器のない世界の実現に向けた国際社会の取組をリードするよう、下記の事項に取り組まれることを強く要望いたします。
記
1 唯一の戦争被爆国として、一日も早く
核兵器禁止条約の署名・批准を行い、それまでの間は、オブザーバーとして締約国会議及び検討会議に参加すること。
以上、
地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
令和2年12月23日
衆議院議長 大 島 理 森 様
参議院議長 山 東 昭 子 様
内閣総理大臣 菅 義 偉 様
外務大臣 茂 木 敏 充 様
福知山市議会議長 芦 田 眞 弘
以上、提案とします。
○(
芦田眞弘議長) 以上で提案理由の説明は終わりました。
これより、質疑を行います。
ただいまの提案に対して、質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○(
芦田眞弘議長) ないようですから、質疑を終結します。
お諮りします。
本案は委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○(
芦田眞弘議長) ご異議なしと認めます。
よって、委員会付託は省略することに決しました。
これより、討論に入ります。
初めに、本案に対する反対の討論はありませんか。
19番、大谷洋介議員。
○19番(大谷洋介議員) 皆様、おはようございます。
福知山市議会公明党の大谷洋介でございます。
本意見書に対しまして、反対の討論をさせていただきます。
核兵器禁止条約発効へ、日本は保有国との橋渡し役に徹するべきであると考えております。核兵器の開発から保有、威嚇、使用までの全てを禁止する
核兵器禁止条約が、来年1月22日に発効する運びとなりました。これで、核兵器を初めて違法とする国際法規範が誕生し、核廃絶に向けた新たなステージが始まるわけであります。
同条約は、前文で、被爆者の受け入れがたい苦痛と損害に留意すると明記し、原爆投下が引き起こした悲劇について、世界が再認識するよう訴えておられるところであります。これは、停滞する核兵器廃絶に向けて、議論の再活性化を強く促すものであります。我が国の被爆者の訴えが、国際的な法規範として結実する意義は大きいと考えます。
私は同条約について、我が国の被爆者の皆様の声が、国際的な法規範として結実したものとして、高く評価をしているところであります。条約の発効が、核兵器は違法とする国際社会の機運を高め、核軍縮の進展を後押しすることを期待したいものであります。
しかしながら、核兵器保有国が条約に反対し、その核の傘の下にある北大西洋条約機構、NATO諸国や日本も条約を批准しない方針であります。ただ、日本も核保有国も、核軍縮が進んだ最終段階では、
核兵器禁止条約は必要との考えであります。その意味で、批准国との対話の門を開くことは可能であります。まずは、両者の溝を埋めていく作業が必要であり、唯一の戦争被爆国である日本が橋渡し役を積極的に担うべきであります。
具体的には、核兵器保有国も参加している核拡散防止条約、NPT再検討会議で、日本が合意形成をリードすべきと考えているところであります。
また、私どもは、10月21日、茂木敏充外相に対して、同条約発効後に開かれる締約国会合に、日本がオブザーバーとして加わることを緊急要望させていただいたところであります。茂木外相がしっかり受け止めたいと、引き続き軍縮に向けて、強いリーダーシップを発揮している貴団体と連携しながら取組を進めていきたいと応じたことは、重要であると捉えております。加えて、締約国会合の広島や長崎での開催にも努力してほしいと訴えます。
以上をもちまして、本請願に対しましては反対の討論とさせていただきます。ありがとうございました。
○(
芦田眞弘議長) 次に、賛成の討論はありませんか。
21番、紀氏百合子議員。
○21番(紀氏百合子議員) 日本共産党市会議員団の紀氏百合子です。
ただいま議題となっております市会発意第3号、
核兵器禁止条約の署名・批准を求める意見書について、会派を代表し、賛成の討論を行います。
核兵器禁止条約は、1996年4月に起草され、広島、長崎の被爆者をはじめ、核兵器のない世界を求める全世界の人々の連帯による21年余の長きにわたる運動の結果、2017年7月7日の国連総会において、圧倒的多数の賛成で採択されました。それから3年余りの時をかけて、世界の国々が署名や批准を行ってきました。そして本年、2020年10月24日に、ホンジュラスの批准によって、ついに批准国が条約発効に必要な50か国に達し、この日から90日後の2021年、来年の1月22日以降、
核兵器禁止条約は世界的な法規範として効力を持つことになりました。
この条約の発効によって、核兵器は国際社会において初めて正式に違法なものとなります。しかしながら、日本の政府は現在、この条約に署名することさえ拒否したままです。核戦争の危険を完全になくすために、最も確かな道は、世界中から核兵器を廃絶することです。したがって、本意見書が政府に求めている、日本の政府が世界で唯一の戦争被爆国の政府として、1日も早く
核兵器禁止条約の署名と批准を行い、それまでの間はオブザーバーとして、締約国会議及び検討会議に参加することは、極めて重要で緊急な課題です。
以上の理由から、この意見書を政府及び衆参両院に提出することに賛成いたします。
本市議会でも満場一致のご賛同により採択していただきますようにお願い申し上げまして、賛成の討論といたします。
○(
芦田眞弘議長) 次に、反対の討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○(
芦田眞弘議長) 次に、賛成の討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○(
芦田眞弘議長) ないようですから、討論を終結します。
これより、起立により採決します。
市会発意第3号、
核兵器禁止条約の署名・批准を求める意見書について、原案のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○(
芦田眞弘議長) 起立少数です。
よって、市会発意第3号は否決されました。
◎日程第4 議員派遣について
○(
芦田眞弘議長) 次に、日程第4に入ります。
議員派遣についてを議題とします。
お諮りします。
地方自治法第100条第13項及び
会議規則第130条の規定により、お手元に配付しています議員の派遣についてのとおり、議員を派遣することにしたいと思います。ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○(
芦田眞弘議長) ご異議なしと認めます。
よって、議員派遣については、お手元に配付していますとおり、派遣することに決しました。
また、お手元に配付しています議員の派遣について(報告)のとおり、議員を派遣しましたので、報告します。
◎日程第5 閉会中の継続調査について
○(
芦田眞弘議長) 次に、日程第5に入ります。
閉会中の継続調査についてを議題とします。
総務防災委員会、
教育厚生委員会、産業建設委員会、
予算審査委員会、決算審査委員会、議会運営委員会、由良川改修促進特別委員会の各委員長より、
会議規則第78条の規定に基づく閉会中の継続調査の申出があり、その内容はお手元に配付しています。
お諮りします。
各委員長からの申出のとおり、閉会中の継続調査に付することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○(
芦田眞弘議長) ご異議なしと認めます。
よって、各委員長からの申出のとおり、閉会中の継続調査に付することに決しました。
以上で、本日の議事日程は終了しました。
お諮りします。
本定例会に付議されました案件の審議は全て終了しました。
よって、令和2年第6回福知山市議会定例会はこれをもって閉会したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○(
芦田眞弘議長) ご異議なしと認めます。
よって、本日はこれをもって散会し、令和2年第6回福知山市議会定例会は、本日をもって閉会します。
午前11時39分 閉会
○(
芦田眞弘議長) ここで、本定例会の閉会に当たりまして、年末のご挨拶を申し上げたいと思いますので、しばらくお席でお待ちください。
○(
芦田眞弘議長) (登壇) 今年の締めくくりとなります第6回定例会の閉会に当たり、一言、皆様方にご挨拶を申し上げたいと思います。
初めに、この1年、議員の皆様をはじめ理事者、職員の皆様方におかれましては、大変なご理解とご協力をいただいて、福知山市議会を円滑に運営できましたこと、この場をお借りいたしまして、厚く御礼を申し上げます。
今年を振り返りますと、常に新型コロナウイルス感染症の対応に追われた1年であり、学校や各種施設の休業、また地域や経済活動においても、
感染拡大防止のため厳しい制限を余儀なくされました。先々の不安を抱えておられる市民の皆さんに、改めて心からお見舞いを申し上げます。
また同時に、コロナ禍においても、医療・福祉など、社会生活の維持のために日々ご尽力をいただいておりますエッセンシャルワーカーの皆様に敬意を表し、深く感謝を申し上げます。
さて、今年の市議会は2回の臨時会を含め、8月を除き毎月議会を開催し、コロナ関連対策を決定する一方、市民に開かれた市議会を目指し、
感染拡大防止に配慮しつつ、市民の皆様のご意見をお聞きする出張委員会や議会報告会の開催、さらには議会活動の成果を市政に反映するための政策提言などに取り組んでまいりました。今後も、さらなる議会改革を進めてまいりたいと考えておりますので、どうか皆様方のなお一層のご協力、そしてご支援をよろしくお願い申し上げます。
また、市政全般に目を移しますと、福知山マラソンなど多くのイベントが中止となりましたが、福知山光秀ミュージアムの開館、
福知山公立大学の情報学部開設といった明るい話題もあり、本市の魅力ある歴史文化の発信や知の拠点の整備など、確実に新時代福知山への一歩を踏み出した1年でもありました。
来年以降も、本市の厳しい財政状況を考えますと、引き続き、行財政改革と財政改善が求められておりますが、市議会と行政がそれぞれの立場で市民ニーズを的確に把握し、新しい生活様式の下、ウィズコロナ時代に沿った効果的な施策を進めていく必要があると考えております。大橋市長をはじめ、職員の皆様のさらなる奮闘をお願い申し上げます。
結びに当たり、市民の皆様、議員・理事者・職員の皆様には、健やかで輝かしい新年をお迎えになりますことを心から祈念いたしまして、お礼のご挨拶に代えさせていただきます。今年1年間、大変お世話になりました。ありがとうございました。
市長。
○(大橋一夫市長) (登壇) 令和2年の最終の本会議に当たり、理事者、職員を代表いたしまして、御挨拶を申し上げます。
まず、本定例会に提案をいたしました諸議案につきまして、慎重にご審議の上、全議案可決いただきましたことに、厚く御礼を申し上げます。また、この1年間、6回の本会議をはじめ、各種委員会など大変お世話になりましたことを重ねて御礼を申し上げます。
この1年を振り返りますと、何よりもまず、新型コロナウイルス感染症の関係でございます。12月には、全国各地、京都府でも1日の新規感染者数が過去最多を更新する中、12月21日に、国内の感染者数は20万人を超え、大変、深刻な状況が続いております。本市におきましては、12月10日以降、新たな感染者は確認されておりませんが、感染者は30人を数え、その半数以上の16人が11月以降に確認をされているところでございます。
新型コロナウイルス感染症の医療提供体制は、京都府が構築されるものですが、先日、重症患者受入医療機関から、警鐘のメッセージが発出をされました。本市市民が重症になったときも、受入れに支障が起きないこと、また、コロナ以外の疾患においても最善医療が受けられる体制の確保が必要です。
これまで、市民の皆様や関係各所の皆様方に、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、ご理解とご協力をいただきましたことに、心から感謝をいたしております。そして、今、外出や飲食の機会が増える一方で、多くの病院や診療所が休業する年末年始を控える中、改めて徹底した感染防止対策をお願い申し上げます。
本市といたしましては、今後とも市民の皆様の生命と健康、暮らしの安心・安全を第一としながら、地域経済や雇用、市民生活を守るため、国や京都府とも連携をしながら、必要な対応を講じて参ります。
さて、本市においては、人口減少・人口構造の変化、気候変動による災害も頻発をいたしております。一方で、来年度は平成18年の合併以後、特別の加算を受け続けてきた普通交付税の合併算定替特例加算が全くなくなる年度であること、近年上昇傾向にあった経済情勢が、コロナ感染症の影響などで下降局面に転じていることなど、行財政運営を取り巻く環境はますます厳しさを増してまいります。
こうした状況下でありますが、私たちのまち福知山は、明智光秀公が築城、時を経て、昭和の時代、市民の皆様が石垣だけになったお城の天守閣を再建するため、瓦一枚運動を展開し、結実をしたという歴史があります。福知山城は本市のシンボルですが、単にお城であるがゆえにではなく、「光秀公がまちづくりの礎を築いた思い」「市民の皆様が力を合わせ天守閣を再建された思い」が詰まっているお城であるからこそ、シンボルなのだと思っております。
本市は、このような「光秀マインド」と言うべき、まちづくりへの挑戦心をもった市民の皆様のまちです。国内有数の内陸工業団地、交通の要衝としての立地など、豊かなポテンシャルも生かしながら、国連で採択された持続可能な開発目標SDGsに符合させつつ、未来に向け挑戦心を持って、「持続可能なしなやかで強靱さを持ったまちづくり」を着実に前進してまいる決意でございます。
どうか議員の皆様の一層のご理解とご協力を心からお願いを申し上げます。
結びに当たり、市民の皆様、議員の皆様方には、ご家族おそろいで、健やかに新年をお迎えになりますことを祈念申し上げまして、私からの挨拶とさせていただきます。本年1年、本当にお世話になり、ありがとうございました。
○(
芦田眞弘議長) この後、午後1時ちょうどから全議員協議会を開催します。全議員協議会室にご参集ください。
またその後、議会運営委員会、議会改革検討会議を順次開催しますので、よろしくお願いします。
それでは、大変お疲れさまでした。
午前11時48分 終了
地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
福知山市議会議長 芦 田 眞 弘
福知山市議会議員 中 村 初 代
福知山市議会議員 紀 氏 百合子...