合志市議会 > 2015-06-26 >
06月26日-05号

  • "後藤課長"(/)
ツイート シェア
  1. 合志市議会 2015-06-26
    06月26日-05号


    取得元: 合志市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-14
    平成27年 6月 定例会(第2回)            平成27年第2回合志市議会定例会会議録 第5号平成27年6月26日(金曜日)              ―――――――――――――――――   議事日程 第5号  平成27年6月26日(金曜日)午前10時00分開議 第1 一般質問 追加日程 第1 大住清昭議員一般質問に対する懲罰動議」について[提案理由の説明、質疑] 再追加日程 第1 合志市議会第2回定例会一般質問における答弁内容に関する調査を求める動議」につい    て[提案理由の説明、質疑、討論、表決]               ――――――――――――――――本日の会議に付した事件 一般質問    坂 本 早 苗 議員   松 井 美津子 議員 大住清昭議員一般質問に対する懲罰動議 合志市議会第2回定例会一般質問における答弁内容に関する調査を求める動議                ――――――○――――――出席議員氏名(19人)         1番  澤 田 雄 二 君         2番  野 口 正 一 君         3番  齋 藤 正 昭 君         4番  青 山 隆 幸 君         5番  大 住 清 昭 君         6番  西 嶌 隆 博 君         7番  松 本 龍 一 君         8番  後 藤 修 一 君         9番  濱 元 幸一郎 君        10番  上 田 欣 也 君        11番  青 木 照 美 君        12番  坂 本 早 苗 君        13番  濱 口 正 曉 君        14番  神 田 公 司 君        15番  来 海 恵 子 君        16番  松 井 美津子 君        17番  池 永 幸 生 君        18番  坂 本 武 人 君        19番  吉 永 健 司 君                ――――――○――――――欠席議員氏名(なし)                 ――――――○――――――説明のため出席した者の職氏名        市 長  荒 木 義 行 君        副市長  藤 井 勝 公 君      会計管理者  古武城  卓  君       総務部長  中 村 誓 丞 君       政策部長  濵 田 善 也 君     健康福祉部長  青 木 洋 治 君  事業部長兼水道局長  建 岡 純 雄 君      教育委員長  髙 見 博 英 君        教育長  惠 濃 裕 司 君       教育部長  上 原 哲 也 君       総務課長  財 津 公 正 君       財政課長  松 本 直 喜 君       福祉課長  後 藤 圭 子 君    子育て支援課長  中 村 公 彦 君  健康づくり推進課長  鍬 野 文 昭 君       建設課長  冨加美 尚 悟 君     学校教育課長  安 武 祐 次 君     生涯学習課長  辻   健 一 君   人権啓発教育課長  安 永 恵 藏 君                ――――――○――――――事務局職員出席者     議会事務局長  内 田 秀一郎  議会事務局次長補佐  出 口 美 子      議会班主幹  田 嵜  勝      議会班主事  可 德  誠                ――――――○――――――                  午前10時00分 開議 ○議長(吉永健司君) これから会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付したとおりです。                ――――――○―――――― △日程第1 一般質問 ○議長(吉永健司君) これから、日程第1、一般質問を行います。 質問者に申し上げます。 注意事項については、一般質問の初日に申し上げております。ご留意願います。 それでは、一般質問に入ります。 まず最初に、坂本早苗議員の質問を許します。 坂本議員。 坂本早苗議員一般質問 ◆12番(坂本早苗君) 12番、坂本早苗です。まず最初に、議長にお断りを申し上げます。質問事項の順番を変えることを許可願います。お願いいたします。 ○議長(吉永健司君) 許可いたします。 ◆12番(坂本早苗君) それでは、今回の質問事項3問出しております。最初に、3番目の道路整備について、そして学校給食について、そして学童保育についてという順番でやりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 それでは、最初に道路整備について。生活道路の改修についてお尋ねをいたします。平成24、25年にかけて、合志市全域の路面性状調査が実施されましたが、その調査結果についてお尋ねをいたします。その調査で悪い道路の状況というのは、正確に把握されたのでしょうか。このことについてお答えください。 ○議長(吉永健司君) 冨加美建設課長。 ◎建設課長(冨加美尚悟君) それでは、路面の性状調査行っておりますので、その件についてお答えしたいと思います。 この路面性状調査というのが、議員おっしゃられたように24、25年度にかけて行っております。その中では、MMS車両モービルマッピングシステム移動計測車両と言いますけど、特殊な車両を使いまして、合志市内の舗装された道路402キロメートルを計測いたしまして、10メートルごとの損傷度を判定しているところでございます。 その結果につきましては、ひび割れ率、路面の凹凸量、平坦性を総合的に判断いたしまして、舗装の損傷度を求めまして、補修が必要な箇所が13.413キロメートル、要観察、様子を見る箇所が115.856キロメートル、現時点での補修の必要のない箇所が272.759キロメートルという結果になっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(吉永健司君) 坂本議員。 ◆12番(坂本早苗君) この路面性状調査というのは、はじめて24年、25年で行われたことと思いますけれども、このことによって26年度に道路舗装維持管理計画というのが策定されたんだと思います。その内容についてお尋ねをいたします。この計画でどこまで舗装が進むのか。先ほど必要な箇所、まず必要な道路についてお答えがありましたけれども、その部分については、今度の計画の中で全て完了することができるのか。全体のキロ数、また金額等についてお答えください。 ○議長(吉永健司君) 冨加美課長。 ◎建設課長(冨加美尚悟君) それでは、先ほど申しました、議員も今おっしゃられましたけど、この性状調査によって26年度に「合志市舗装維持管理計画」というのを定めております。現段階の計画では、先ほど申しました合志市が管理します舗装道路402キロメートルのうち、路線延長約137キロメートル分の維持管理計画を策定いたしまして、一応平成28年度から平成32年度の5年間で維持補修をする計画としているところでございます。路線ごとに維持管理計画というのを立てておりますので、補修が必要な箇所というのは路線の中で一部のところもございます。全面というのは余りないんですけど。ただ、その補修は一般的には全面舗装ということで路線ごとに立てておりますので、補修が必要な箇所については、部分的な補修も含めまして、ほぼ完了する予定でございます。金額的には、大体1億7,000万円ぐらい毎年、計画では立てているところではございます。 以上でございます。 ○議長(吉永健司君) 坂本議員。 ◆12番(坂本早苗君) この計画では、28年度から32年度まで5年間で補修を行って、それは必要な箇所の部分が大体網羅されるということです。1億7,000万円を5年間かけてこの工事が行われるということですが、じゃあその後必要、要観察と言うんですか、そういう道路については、その後また順次実施されることになるんでしょうか。その5年間については計画ができていて、その部分についての補修工事が行われるということはわかりましたけれども、そのほかの今回計画にあがっていない道路については、その後どういう形で工事が進められるのか。新たに計画を策定していくのかどうかということについてお聞かせください。 ○議長(吉永健司君) 冨加美課長。 ◎建設課長(冨加美尚悟君) 先ほど申しましたように、これが32年度までの計画としておりますので、一般的に5年間の計画ということですので、次回は33年度から37年度になりますか、一応5年間の計画を立てて、またその時点で補修計画というのを立てて実践していこうという考えでございます。 以上でございます。 ○議長(吉永健司君) 坂本議員。 ◆12番(坂本早苗君) 今までこういうふうに計画を立てて、5年ごとの計画を立てて実施しているということについて十分承知をしてなかったものですから、この5年間の計画を立ててやるということが今後も続くのかという思いでお尋ねをいたしました。 平成23年の12月議会で、産業建設常任委員会から市道の舗装老朽化に伴う舗装改良事業の拡充を求める決議書を出しています。提案理由には、「市道に認定されている路線の大部分を占める生活道路において、痛みの激しい箇所が多数あり、最近ではそのような傷んだ道路による車両の物損事故も多発している状況である。このようなことから、市道舗装事業の予算拡充を求めるため、この決議を提案するものです」というふうに書かれています。当時、私もこの産業建設常任委員会の委員だったので、幹線道路の補修だけではなく、生活道路の舗装に力を入れてほしいと、この意見書の効果に大変期待をしたところです。市道の舗装事業の予算は、この意見書の後、増えてきているのかどうか。先ほど、これからは1億7,000万円かけてやるということですが、この意見書の後もこの道路舗装改良についての予算がどのようになってきたのかをお答えください。 ○議長(吉永健司君) 冨加美課長
    ◎建設課長(冨加美尚悟君) 一応、うちのほうが新設とか道路改良、舗装工事ということでやっておりますけど、道路補修、舗装決議後の道路の予算ということでお答えしたいと思います。年度ごとに、補助事業関係ございますけど、一応舗装改良関係の23年度との予算の比較ということでお答えしたいと思います。 23年度の予算が、一応舗装関係、改良関係含めまして3億650万円ございました。24年度が、若干補助事業が増えておりますけど2億8,300万円の増額、25年度が4,600万円の増額、26年度が440万円の増額、27年度、今年度ですけど、今年度が1億1,700万円の増額となっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(吉永健司君) 坂本議員。 ◆12番(坂本早苗君) 今の課長の答弁を聞いていますと、意見書を出した効果があって、道路整備については年々予算が増えているというお答えでした。 そうすると、先ほどこれから5年間の補修は1億7,000万円でやるということで言えば、今までより少なくなるということですか。何か、私は非常に道路についてはきちんと予算を掛けてやるということになるのかなと思ってたんですけれども、どうも違うように受け止められるのですけれども、そのことについてお尋ねいたします。 ○議長(吉永健司君) 冨加美課長。 ◎建設課長(冨加美尚悟君) 先ほど私がお答えしたのが舗装関係という形でお答えさせていただきました。舗装する場合が、やはり現道をそのまま今の舗装を剥いで舗装する場合と、路盤から変えます改良工事、そういうのも含めまして、一応現道の舗装改良ということで先ほどはお答えさせていただいたところでございます。今のところ、まだ改良工事等もまだ含んでませんので、含めたところでいくと、先ほど申しました金額よりも増えるということでございます。一応、それでご了解のほうをよろしくお願いいたします。 ○議長(吉永健司君) 坂本議員。 ◆12番(坂本早苗君) 道路についての予算というのは本当にわかりにくくて、工事の前に用地の取得だったり、それから舗装だけではなくて、その前の何と言うんですかね、委託事業費だったり、本当に工事費だけで見れないものがたくさんあって、なかなか私もいろいろ資料を探しても、どこをどう聞けばいいのかというのが非常に難しい、課長とも何度もお話をさせていただいたんですけれども、わかりにくい状況があります。とにかく、道路についてはきちんと予算を付けて、そして計画的にやってほしいということで、ぜひお願いをいたします。その中で、一つ今年度の計画の中に、カラー舗装について2カ所予定をされています。カラー舗装については、住民からの要望も多いですし、特に歩道のないところについてはカラー舗装するということで、市のほうも力を入れている事業だと思います。にもかかわらず、今年度2カ所だけというのはとても少ないのではないかと思うんですけれども、カラー舗装について、今後本当に力を入れてやっていくのか。件数について増やしていくことについて考えているのか、このことについてお尋ねをいたします。 ○議長(吉永健司君) 建岡事業部長。 ◎事業部長兼水道局長(建岡純雄君) お答えします。カラー舗装については、通学路とか区長さんの要望とか、道路の状態、そういうのを加味しながら必要なところは進めていきたいと考えております。 ○議長(吉永健司君) 坂本議員。 ◆12番(坂本早苗君) カラー舗装というのは非常に効果的で、住民の人たちも見てすぐわかるということで、市の仕事がとてもわかりやすいものだと思うんですよね。そして、今カラー舗装にしてほしいという要望件数もたくさん上がってきているというふうに聞いております。その中で、今年度2カ所だけというのは、とても少ないのではないかと思うんですけれども、部長は今、これからも力入れてやりますという、その力を入れてやることの、現実が2カ所だけなのかということをお尋ねをしているんですけれども、このことについてもう一度、今後は増やすのか、やっぱりこのぐらいしかできないのか、そのことについてお答えください。 ○議長(吉永健司君) 建岡部長。 ◎事業部長兼水道局長(建岡純雄君) 再度お答えします。維持補修という改良の中ではなくて、上からやっていったり、いろんな形でやりますので、増やしていくことは可能だと思ってますし、要望があればそこをやっていってる状態でございます。 ○議長(吉永健司君) 荒木市長。 ◎市長(荒木義行君) カラー舗装に関係したものは、実は皆様方にもお願いをし認めていただきました。私の政策的経費、やさしいまちづくり事業という中で、実は一番最初に捉えてやらせていただきました。これは、子供たちの安全というのは歩道ができるできないに関わらずすぐやらなきゃいけないということで、優先度があるのでカラー舗装で対応できるところはやってくれということで、予算の手当てもない事業でもやりなさいということで始めたものです。それがいつの間にかやさしいまちづくり事業という名目で上げてくるようになってきました。ですから、私はこれに関しては必要な時には借金してでもやりなさいということで伝えておりますので、当初予算にはのらないんですけれども、途中途中でやっぱり必要度を感じたときには入れていくというような積極的な対応というものをとるようにお願いをしているところです。また、旧来というのは、22年、23年、私が就任したときもそうでしたが、やっぱり全体の財政課が持ってる予算、まず経常収支比率じゃありませんけど、義務的経費をずっとつくっていきますので、最後に土木の予算だけは政策的経費扱いで、予算がこれだけ残ったときにはそこに土木費を充てる、ない時には削る、このような弾力運用と言えばきれいごとですけども、しわ寄せ事業というような感じでありましたので、それではできないということで、決議もいただきましたので、ある程度余裕を当初予算から持ってやってほしいということを言っておりますが、極めてやはり厳しい、当初予算の場合は厳しいということですから、途中途中でまた入れ込んでいきたいというふうに思っております。 ○議長(吉永健司君) 坂本議員。 ◆12番(坂本早苗君) やっぱり荒木市長の答弁が一番わかりやすくて、本当に市長にいつも答弁していただきたいなと思います。カラー舗装についても、当初予算だけではなくて補正でも対応するということですので、大いに期待をしたいと思います。 実は、永江団地が造成されてもう40年以上になります。ところが、今まで一度も舗装改修が行われていない、そういう道路もあって、最近見ておりますと、団地内の舗装は毎年2路線ぐらいをしていただいております。団地内の路線だけで見ると、60路線あるんですね。それを2路線ずつやると30年かかってしまうので、30年たてばもう前のがまた悪くなるという、これだといつまでたっても団地の中の舗装改良工事というのは進まないなという思いでおりました。担当課ともいろいろ話をする中で、実はもっと悪いところがいっぱいあるんですというお話をお聞きをしました。そのための路面性状調査であるし、そして維持管理計画というものも、皆市民を納得させるものとしてあるんだろうと思います。そうであるなら、そういうものをもう少し公表をして、やっぱりここが悪いんですと、ここがこんなふうに悪いから先にしなければならないんですという、そういう説明をしていただければ一定程度待つこともできるし、ほかの市民の皆さんに説明することもできると思うのですね。ところが、今回の舗装維持管理計画についても、私たちにはそういうものが示されていません。やっぱりこういうものをきちんと公表して、こういうところからやるんだということを理解をしてもらうことが大事なのではないかと思いますけれども、このことについて今後どうされるのかお尋ねをいたします。 ○議長(吉永健司君) 冨加美課長。 ◎建設課長(冨加美尚悟君) その今の道路の状況というのは、本当はうちのほうで道路の形状調査やっておりますので、図面等はつくっております。先ほど申しましたように、永江団地につきましては、議員おっしゃったとおり、結構赤、青、黄で路線ごとに色分けをしております。いつもお見せすることは可能ですので、この建設課に来ていただければ誰もが見られるような感じになっておりますけど、ただ永江団地につきましては、40年ぐらいたって舗装もできていないということも状況をお聞きしますけど、一応形状調査の中では非常に青の路線が多うございまして、赤の路線というのが本当少ないんですよね。そういう形で、赤の路線がある分についてはうちのほうが積極的にやりたいとは思いますけれど、ただほかの路線とか地域性の問題もございますもんですから、なかなかそこだけに投資するということはちょっと不可能な状況でございますので、その辺も含めまして、予算がいっぱいとれればいいんですけど、その中でうちのほうで管理計画つくっておりますので、それに基づいて着々と進めていくということでございます。 以上でございます。 ○議長(吉永健司君) 坂本議員。 ◆12番(坂本早苗君) この情報の共有ということについて、私は市長にもう一度答弁をいただきたいんですけれども、本当に見に来てくださいって、見せますよっていう、これでいいのかどうか。やっぱり区長さんたちにはもう少し詳しく状況について説明もいるでしょうし、資料を渡すということも大事なのではないかと思いますけれども、このことについて市長の見解を伺います。 ○議長(吉永健司君) 荒木市長。 ◎市長(荒木義行君) とっさに答えた答弁だと思いますが、正直なところですね。見せれるものということよりも、土地の例えば新たに買収を求めない、改良でない場合というのは、正直な話、こちらで計画だけ立てておけばいつでも舗装というのは発注できるわけですね。これは予算的余裕ができたということであればということでございますので、じゃあそうなったときに、あらかじめ計画書を仮に見せといたとしますと、うちは何番目だったということに、何年目じゃなくて何番目だったというときに、緊急でどこどこがパッと先にやられた言ったときに、皆さん方は不思議に思うときがあると思うんですね。言葉悪く言えば、どこどこの議員さんの圧力によってあの事業ができたんではないかという誤解を与えてはならないということがありますので、できればある程度、何年以内にはやりたいという計画は見せれると思いますけども、何年何年という形でやっていくというのは財政上上がり下がりがあります。俗に言います、法人市民税でも十数億円もらえるときもあれば、逆に数億円お返しをしなきゃならない。その時にやっぱり当初予算であらかじめ予算を組むというのは、やっぱりギリギリで組んでいきますので、できればそういった途中途中の流れの中で、こういった舗装関係というのは土地代が絡みませんので、私は必要な時には前倒ししてでもやるというような意気込みのほうがかえって現実的ではないのかなと。下手に見せることによって誤解や、また不信感を与えてしまうということにもなりかねないと思いますので、情報の共有というよりも予算をいかに確実に安定して出していけるかということのほうが、ある意味正しい本当の答えではないかと私は思います。ですから、この前から毎回お願いしておりますが、財政特別委員会をつくっていただいて、せめて10年ぐらいある程度のシミュレーションぐらいは、これは優先してここは使ったほうがいいんではないかというお墨付き的なものを土木予算に与えていただければ、逆に言うと計画しやすいのかなというふうに思います。今どうしても単年度、単年度で予算をつくっていくという形骸化が出ているのかもしれません。 ○議長(吉永健司君) 坂本議員。 ◆12番(坂本早苗君) 今回は5年間の計画ということですので、1年1年じゃなくて5年以内にこういうところについてやるということでは、公表してもいいんじゃないかなと思いますので、よろしくお願いをいたします。 次に、学校給食についてお尋ねをいたします。昨年の8月、合志市立学校給食あり方庁内検討報告書がまとめられ、年末に合志市の10の小中学校の保護者にチラシが配布されました。その後、学校教育課から各小中学校のPTAに対し説明会が開催され、さまざまな意見が出されたと聞きました。説明会での意見のまとめはできているのか。また、その公表についてどのように行う予定なのかをお聞かせください。 ○議長(吉永健司君) 安武学校教育課長。 ◎学校教育課長(安武祐次君) 学校給食のあり方保護者説明会につきましては、本年の1月から2月にかけて、それぞれの小中学校区ごとに10回開催しております。参加された方は176名という形になっております。今言われた給食センターの建設の方向性について、意見という部分では、賛成意見として、「特定の学校だけ単独調理校として残すべきではない」、それから反対意見として、「子供たちに温かい給食を食べさせたい」、「調理員の姿が見えないと子供たちが安心して給食を食べられない」などの意見が出ています。そのほかにということで、建設にあたっては、「保護者の意見を取り入れながら進めてほしい」、それから「中学校区ごとにセンターをつくってはどうか」というような提案的な意見もあったところでございます。それから、給食センターの委託の方向性にというのも説明をいたしております。これにつきましては、賛成意見として「専門業者の調理技術の方が優れていると思う」、反対意見として「事故発生時の責任の所在があいまいになる」、それからその他の意見として「保護者が知りたいのは、安全に調理されるのか、給食費が適正に使われるのか、その2点である」。また、「効率を重視すると冷凍食品や出来合いのものが増えてしまうのではないか」などの意見がされております。 こちらのほうの意見の集約については、3月までに本当は出すということで言われてたということでございますけども、ちょっと時間が取れなくて遅くなりましたけども、今現在集約をして、昨日というか、今週の22日の日に学校を通じて保護者の方に意見等について周知をしているところでございます。それと、来週の月曜日に、一応ホームページのほうにもアップする予定といたしております。 以上です。 ○議長(吉永健司君) 坂本議員。 ◆12番(坂本早苗君) 学校教育課は、いつも通告をするとすぐに対応していただいて、本当に一般質問をするときには大体その答えがきちんと出されるということでは、私は評価していきたいと思います。 学校給食のあり方については、今年の3月までに方向性を決めたいというふうに言われてきましたけれども、学校給食施設建設の方針はしばらく先に延ばされるということで報告をいただいてます。このことは、説明会の開催で保護者の理解が十分得られていないという判断もあったと思いますけれども、今後はどのようにこのことについて対応していく、保護者を交えた委員会等をつくっていくのかどうか、そのことについてお答えください。 ○議長(吉永健司君) 安武課長。 ◎学校教育課長(安武祐次君) 説明会の中では、これは合志市内の庁内の検討委員会ということで、できた意見を皆さんのほうに説明するという形にしたところではありますけども、どうも市の考えの一方的な形という部分が表れていたように思いますので、それは反省点だと思います。今後につきましては、一応分離・新設という部分もございますので、昨日もご説明しましたけども、その分離・新設を考える中に、準備委員会というような形で、保護者であったり住民の方であったり、そういった方々を入れた中で検討を進めていきたいと考えておりますので、早ければ9月あたりに、その準備委員会等の設置要綱あたりを決めて、順次進めていけたならということで考えております。 ○議長(吉永健司君) 坂本議員。 ◆12番(坂本早苗君) 次に、給食センターの民間委託についてはどのように考えているのかお尋ねをいたします。庁内あり方検討委員会の結論では、現在の給食センターの民間委託を平成28年度に行う必要があるというふうになっています。28年度といえば来年のことです。このことについて、どのように進められているのか、また取り組むお考えなのかお聞かせください。 ○議長(吉永健司君) 安武課長。 ◎学校教育課長(安武祐次君) センターの民間委託につきましても、今のところ検討的に進んでる状況ではございませんけども、先ほど申し上げました分離・新設の準備委員会とあわせて民間委託的にも検討を進めていきたいと思います。 ○議長(吉永健司君) 坂本議員。 ◆12番(坂本早苗君) 準備委員会の中で検討するということで言えば、28年度、来年度から実施というのはちょっと難しい状況だと思いますけれども、そういうふうに判断してよろしいんですか。 ○議長(吉永健司君) 安武課長。 ◎学校教育課長(安武祐次君) これにつきましては、一応考え的には、今の給食センター的な部分については、当然指揮命令等についてはセンター長を置いたり、栄養士関係については県からの栄養士、そういった部分については変わりはございません。非正規職員の方たちの部分について、今は市のほうで人事管理等を行っておりますけども、この人事管理面等を民間のほうにできるところがないかというようなところで、これにつきましてはうちのほうの条件という部分もありますので、その条件に合ったような業者さんたちがいるかどうかというのも調べなければいけませんので、28年度というのについては、限定する部分ではございません。そういった業者さんたち、受けていただける業者等があった場合については、早くなる可能性もあるかと思います。 ○議長(吉永健司君) 坂本議員。 ◆12番(坂本早苗君) 民間委託については、今までも調理員さんたちの待遇が悪くならない、それから給食の内容も落とさない、そういうことを前提とした上での民間委託というふうに言われてますので、ぜひそのことについては十分守っていただきたいと思います。 次に、新設の小中学校の給食センターについてお尋ねをいたします。5月20日の全員協議会で、恵楓園の医療刑務所跡地に小学校、中学校を新設するという計画が突然発表され驚きました。その計画の中には、給食センターの土地3,208平方メートルというふうに明記されていましたが、これは新設される2校は自校方式の給食ではなく、最初から給食センターにするというお考えなのかどうか、ここを確認しておきたいと思います。 ○議長(吉永健司君) 安武課長。 ◎学校教育課長(安武祐次君) 分離・新設する2校につきましては、単独調理ではなくて学校給食センターでいきたいというところで考えています。 ○議長(吉永健司君) 坂本議員。 ◆12番(坂本早苗君) 最後に、米飯給食についてお尋ねをいたします。合志市の学校給食は、先ほどから出ておりますように、民間委託の問題、センター化の問題など大きな課題を抱えています。しかしながら、一番大事なことは給食の中身、内容を良くすることです。そのための提案を一つ行います。今のパンの給食を減らして米飯給食を増やすことです。パン食では砂糖や油脂等の摂取量が増えますが、米飯給食は添加物が少なく献立の幅も広がります。合志市では、現在週3回が米飯給食となっていますが、週5回の米飯給食を実施している学校が増えてきていると聞きます。戦後の学校給食の主食は、パンから始まりましたが、文科省は1976年に米飯を給食に取り入れる方針を示し、そしてまた1985年には米飯を週3回程度とするという目標も示されました。最近では、伝統的な食習慣を育むため、米飯給食をさらに推進したいという方針が出されています。合志市の給食には、全て地元の米が使用されています。地産地消、そして食料自給率向上にもつながると思います。米飯給食で帰宅後の間食が減って、肥満防止にもつながっているという新聞記事、日経新聞の記事には、このようなことも書かれておりました。合志市でも米飯給食を増やしてはどうかと思いますが、このことについてのご答弁をお願いいたします。 ○議長(吉永健司君) 安武課長。 ◎学校教育課長(安武祐次君) 米飯給食について、今、週3回という形で行っております。国のほうも週4回にということで、増やすように通知は来ておりますので、先ほど言われたように、米については地産地消、100%地元ということでしてますので、そういった点あたりも考えたときには、4回というところで検討は進めていきたいと思いますけども、今坂本早苗議員がおかず的なバリエーションが増えるということで言われましたけども、ちょっとうちのほうの栄養士関係、そういった中ではデメリットというような形の中に、献立のバリエーションが少なくなるという部分と、それと残菜率が今パンよりも非常に米のほうが残菜率が多いという結果が出ておりますので、そこらあたりも研究しながら、週4回へ増やす方向では検討していきたいと思います。 ○議長(吉永健司君) 坂本議員。 ◆12番(坂本早苗君) 米飯給食はどんな料理にも合うということで、洋風、中華、いろんな国の料理の献立でも御飯と一緒に食べるということについては余り違和感がないというふうに言われています。そういう意味では、御飯のほうが献立が立てやすいというふうに栄養士さんから私は聞くことが多いのですが、そうではない意見もあるということで、ぜひ今後検討をしていただきたいと思います。また、残菜についても、米飯給食のほうが残菜が少ないという、そういうアンケートもありますし、このことについてもしっかり検討をしていただきたいと思います。合志市にとって、米の消費を増やすということはとても大事なことだと思いますし、子供たちの米離れを防ぐためにも米飯給食きちんとやっていくことが大事ではないかなと思いますので、このことについてはしっかり取り組んでいただきたいと思います。 じゃあ、この問題はこれくらいにして、最後に学童保育についてお尋ねをいたします。このことについては、昨日神田議員のほうから質問があっておりまして、今年4月から子ども・子育て支援の新制度が本格的にスタートして、放課後児童健全育成事業についても、市町村が実施主体となって学童保育は大きくこれから変わっていく、変わるのだということについての説明も受けました。私は、実際じゃあ何がどう変わっていくのか、変わったのかということをもう少し具体的にお聞きしたいと思いますけれども、このことについてのご説明をお願いいたします。 ○議長(吉永健司君) 中村子育て支援課長。 ◎子育て支援課長(中村公彦君) お答えいたします。済みません、昨日の神田議員からの質問にも答えたのと同じ答えになるんですが、子ども・子育て新制度に対応して、国が省令で定めた基準を基に、昨年9月に「合志市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例」を定めています。また、児童福祉法では、放課後児童健全育成事業者は、市町村の定めた基準を守ること、また、市町村は基準を維持するため、事業者に対して報告を求めたり立入検査をしたりできること、基準に適合しない場合は、改善命令ができること、改善命令に従わない場合などは、事業の制限や停止を命じることができるなどがうたわれております。ということで、今まで以上に市が関与することになっているということでございます。 ○議長(吉永健司君) 坂本議員。 ◆12番(坂本早苗君) 条例がつくられたということと、これから市の指導が強化されるということで、正直言ってこの市の指導が強化される体制ができているのかどうかという、そこのところが非常に不安に思うところです。この条例を改めて見てみますと、設備運営に関する基準が詳しく掲載されています。その中の第14条に、事業所ごとに運営規定を定めておかなければならないと書かれていて、事業所ごとにその中では利用定員を定めることになっています。この定員は、どこで決められているのか、事業所が独自にこの定員を決めていいのかどうか、このことについて聞かせてください。 ○議長(吉永健司君) 中村課長。 ◎子育て支援課長(中村公彦君) お答えします。議員もおっしゃるように、条例の第14条に、運営規定を定めておかなければならないとしております。ですが、現状では社会福祉協議会が運営している学童クラブと、第一学園が運営している学童クラブ以外の保護者が経営されている学校内の学童クラブについては、現在運営規定の整備ができておりません。本年度中には運営規定の整備をするよう、指導をしていきたいと思います。 それから、定員につきましては、運営規定に定める事項ですので、基本的には各事業者で定めていただくことになると思います。 ○議長(吉永健司君) 坂本議員。 ◆12番(坂本早苗君) 立派な条例がつくられていても、その条例に基づいてきちんとできてないというのは、やっぱり非常に困ったことだと思います。せっかく市が指導強化をするということですので、市の指導をやっぱりきちんとやっていただきたいと思います。 定員については、事業者が決めるということですが、事業者が決めて人数がオーバーした場合は、当然待機児童になるわけですけれども、そのことについて、待機児童が出ても、それはそれで仕方がないということで、事業者の責任ということにはならないわけですか。 ○議長(吉永健司君) 中村課長。 ◎子育て支援課長(中村公彦君) 現在の各クラブの定員といいますか、利用者というのは一クラブ単位40人を超えておりますので、当面はその体制で行かざるを得ないのかなと。今後施設の整備というのは市のほうもしていくことになるんですが、すぐに40人を守るということは難しいかと考えております。 ○議長(吉永健司君) 坂本議員。 ◆12番(坂本早苗君) 私は、定員を40人にというふうには考えておりません。実際、もうとてもそういう数字で運営できるような状況ではありませんので、例えば現在の60人ぐらいでやってるところが多いと思いますので、そういう人数を決めるとかですね。ただ、現実にはもう待機児童も出ていて、その状況について、学童が今各学校の専用施設を使って保護者が運営しているところが大半です。ほとんどの学童が保護者会の運営になっています。そういう中で、じゃあ今ある数を決めて、それ以上についてはお断りをしていいのかどうか、そのことについて見解を求めたわけです。現実に、待機児童がいるので、全部の希望を賄えてないという状況なんですけれども、これからますます児童数が増えてくる中では、待機児童がどんどん出てくる、保育園だけではなくて学童保育の待機児童が出てくるという状況が考えられますけれども、そのことについて、市のほうとしては全く関与しないということなんでしょうか。 ○議長(吉永健司君) 中村課長。 ◎子育て支援課長(中村公彦君) お答えします。市のほうも、施設の整備については、本年度西合志南小学校と合志南小、来年度は西合志中央小学校、29年度には南ヶ丘小学校など、施設の整備については予定をしております。その施設で受け入れられる範囲のお子さんの学童クラブを受け入れていただくということを、各運営主体のほうにはお願いしていきたいと思います。 ○議長(吉永健司君) 坂本議員。 ◆12番(坂本早苗君) 数のことで言えば、子ども・子育て支援事業計画が、今年3月に策定されています。このことについては、昨日神田議員も触れられていました。その中の学童クラブの量の見込みの数字を見て、本当に驚きました。平成27年から31年までの見込み数が表に出ているのですけれども、例えば合志南小学校は212人から平成31年には342人、130人増えることになります。先ほど40人で計算すると、9クラブ室が必要になります。それから、南ヶ丘は120人から180人に増えることになっていて、これも40人で計算すると5クラブ必要。西合志南、中央、そして東もそれぞれ大きく増えるという予測が立てられています。全てを合わせるととんでもない数字になります。昨日も学校と相談しながらということで答えられておりましたけれども、学校との協議が十分できているんでしょうか。本当は、今日私は教育部長にお尋ねしたかったんですけれども、残念なことに通告を教育委員会のほうに通告を出していませんでしたので、このことについて部長からもう一度、学校との協議がどの程度進んでいるのか、お尋ねをいたします。 ○議長(吉永健司君) 青木健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(青木洋治君) 教育委員会との協議につきましては、まず学校のほうで増築をする場合については、できるだけその増築とあわせて学童のほうも考えていただくということでの協議というか、それについてはできております。ですから、基本的に増築がある場合はそれに含めて学童のほうを整備していただくということで今話をしているところです。 それから、基本的に70人というのを今までずっと基準においておりました。それをオーバーした場合ということで、それでもカバーできないということになれば、当然昨日申し上げましたけども、学校敷地内、あるいはそこが無理であれば敷地外あたりでの整備あたりも考えていく必要があるのかなというところでは考えているところです。 ○議長(吉永健司君) 坂本議員。 ◆12番(坂本早苗君) 先ほど課長からこの1、2年で整備する学童保育についてお話がありました。その中に私が聞いた中で知らなかったことがあります。29年に南ヶ丘についても整備するということですが、これは学校の増築とは別のことになると思うんですけれども、このことについては、場所とかそういうものについて学校との協議はできているのでしょうか。 ○議長(吉永健司君) 中村課長。 ◎子育て支援課長(中村公彦君) 29年度の整備につきましては、箇所とするということだけで、具体的にどこということについては現時点では決めておりません。 ○議長(吉永健司君) 坂本議員。 ◆12番(坂本早苗君) どこの学校も非常に手狭になっています。そういう意味では学校周辺の土地で買えるところについては、ぜひ買っていただきたい。例えば、南ヶ丘小学校も学校のすぐ上の部分が畑地で残っていますので、いまのところだと買えるのではないかなと思います。ぜひこういうところについては早め早めに手を打っていただきたいなと思います。 実は、合志南小学校の学童クラブ室が校庭にプレハブでつくられています。昨年、6月議会で私が学童保育のことを一般質問した時には、当時の古荘課長から合志南小学校については三つの木の家で対応したい、次の部屋については三つの木の家でしばらく対応したいというふうに答弁を受けておりました。ところが、昨年の12月議会では、債務負担行為の補正として、26年度から28年度の事業として1,102万円でプレハブをつくる計画が上がってきました。それも当初は、今年4月から入所できる、入学式には間に合うということでしたけれども、現実はずるずると引き伸ばされ、いまだにまだ使えないという状況になっています。私は、やっぱり学校との協議が十分できてない、本当に学校との話し合いができていないことがこのような現状を招いているのだと思います。部をまたがる課題なので、部長が調整する必要があると思うのですけれども、こういうことに対して、担当部長はどのように考えていらっしゃるのか。こういうことが起こるようではとても困る、無駄なお金を使うことになるのではないかなと思いますので、今回の問題、そして今後はこういうことが起きないために、どういう方策を考えているのかお聞かせください。 ○議長(吉永健司君) 青木部長。 ◎健康福祉部長(青木洋治君) 先ほどの三つの木の家で予定されているということが変わった理由ということですが、三つの木の家につきましては、教育委員会と協議の中で利用あたりがすごく多いということで、学童で使える時間、スペース等もなかなか厳しいというような状況がございました。そういう中で、レンタルというような状況になってきております。 それから、もう一つは、保護者がどうしてもやはり学校敷地内でないとちょっと不安があるというような保護者会の意見もございました。そういうことで、学校敷地内にレンタルで計画をしたということになります。 レンタルハウスの工事の遅れた理由については、課長のほうから答弁を。 ○議長(吉永健司君) 中村課長。 ◎子育て支援課長(中村公彦君) 南小学校のレンタルハウスの工事が遅れた理由ですが、レンタルハウスの業者との事前打ち合わせでは、レンタルハウスというのが仮の建物ということで、仮設建設物の許可というのを得て1カ月ぐらいで施工できるという話でした。そのため、予算が成立した後の1月に菊池振興局のほうに、その建物の申請の事前協議に伺いましたが、その際に、レンタルハウスを建てる場所が南小学校が拡張して取得した土地だったために、法律が変わったこともあったらしくて、新たに開発行為が必要との指導がありました。それから開発の設計と工事を行いましたので、レンタルハウスの着工が予定よりも遅れまして、現在、今工事中で、使用できるのは9月中旬の見込みでございます。 ○議長(吉永健司君) 坂本議員。 ◆12番(坂本早苗君) 私は、南小のプレハブのことだけを問題にしているわけではありません。これから31年までに非常に学童クラブの利用者が増えるということで、次々に施設をつくる、あるいは対応を考えていかなければならない事態になると思います。そういうときに、本当に教育委員会と健康福祉部がきちんと連携がとれていないと後手後手になってしまう。それで迷惑を被るのは子供たちです。そういうことで、本当にこのことについて誰が責任を持ってやるのか。私はぜひ市長にこのことに対する見解をいただいて終わりたいと思います。 ○議長(吉永健司君) 荒木市長。 ◎市長(荒木義行君) 実は今、両部長、教育委員長、同席の下で、私は正直な話、学校現場から、言うなら子供たちを学童保育はなるべく出さないほうがいいと、そういった親の願いというのを聞きました。できる場合とできない場合というのがある。できない場合に、はい、やりましょうということもいかがなもんかなということで、その場合は隣地に土地が買えるのであれば早めにそれを購入して、そしてもし学童クラブを建てなきゃいけないといった場合には建てなさいと言っているわけですね。しかし、現実的には敷地が若干離れただけでも何か話し合いができないというような、私はそこの現場に入ったことがないもんですからわかりませんが、であるならば、学校の施設をそのまま使えるように改修できないのかと言ってるんですね。それは教室以外というならば可能かもしれんということだけど、現場の先生方は迷惑だというような話も聞いております。ですから、それぞれの意見を聞くと最終的には土地を買わざるを得ないんですよ。買えるところがあれば買いなさいと言って、それで今指示をして、例えば西合志東小学校の若干離れているところでも買えるところがあるとするならば今のうちに手を打ちなさいということで、実はもう土地の交渉も始めさせていただいております。私は、確かに保護者の方々の心配もわかります。また逆に言うと理解をしていただかなきゃならないところの市の財政的なものも含めてやっぱりご理解をいただくところも必要なんです。また学校当局もできるなら、同じ学校の中でやってもらえるようにということになると、どうしてもやっぱりそういった教室が今のところありませんが、そういった教室を確保できて、そしてすんなりやっていけるような学校現場の先生方のご理解もいただきたいと。ただそれを、市長がこう決めるということは、逆に言うと皆さん方の気持ちを......。 ○議長(吉永健司君) 制限時間が過ぎました。議員の質問は終了いたします。 ◆12番(坂本早苗君) ありがとうございました。 ○議長(吉永健司君) これで、坂本早苗議員の質問は終了しました。 ここで11時10分まで暫時休憩いたします。                  午前11時01分 休憩                  午前11時10分 再開 ○議長(吉永健司君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 これから、松井美津子議員の質問を許します。 松井議員。 松井美津子議員の一般質問 ◆16番(松井美津子君) 皆さん、おはようございます。16番、公明党の松井美津子でございます。まず、議長に訂正のお願いです。4番の読書のまちづくりについてですけれども、楽しみながら子どもの読書週間というところは、同じ「しゅうかん」ですけれども、ちょっと習慣が違いますのでよろしくお願いします。 このたびの市議選におきまして、市民の皆様から、真心からの1票1票をいただきまして当選をさせていただきました。人間として一番大事なことは、御恩だと思っております。御恩を忘れず、この4年間、市民の皆様の御用聞きとして働いてまいる決意です。議員になりましてから、皆様の生活現場の小さな小さな声を聞かせていただき、一般質問だけは欠かさないと続けてまいりました。議員の仕事はまずは市民の生活に寄り添うこと、そしてまた市長の提案に対し住民の目線で審議をして、修正、決定し、さらには政策を提案していく。そして市長が提案した政策が本当に住民の意向をそんたくしているかを議論していくことも必要です。今回の市議選におきまして、議員報酬が一つの焦点になりました。残念ながら報酬のことだけが先行いたしました。賛成、反対さまざまな意見を伺いました。議会人として議決に従い、議員報酬に見合った仕事をしてまいりますと市民の皆様にお約束をいたしました。頑張ります。私は、政治には哲学が必要だと思っております。後藤新平は、「政治は人なり、一も人、二も人、三も人」という言葉を残したと言われます。どこまでも人を大切にを信条にして、市政発展のために役に立っていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 生活困窮者自立支援制度について伺いたいと思います。選挙が終わりましてから、5月だけで市民の皆様から20人ぐらいの方からさまざまなご相談がありました。その中から生活困窮についての相談もあり、質問をいたしたいと思います。 生活困窮者自立支援法が4月から施行されました。仕事や健康などで深刻な問題を抱えた人を生活保護に至る前に支え、新たな人生への挑戦を後押しする画期的な法律でございます。 まず、その前に、通告をしています3項目について質問をしたいと思いますが、その前に、ノーベル平和賞を受賞されたジョディ・ウイリアムさんの講演の話を紹介をさせていただきます。アメリカの近代社会福祉の母ジェーン・アダムズさんのことをお話をされたんですけれども、ジェーンさんは裕福な家に生まれました。惜しみなく私財を投げ打ち移民の人たちのための生活改善のため、また貧困層のために尽くしました。シカゴにハルハウスという社会福祉施設を設立し、移民たちと寝食を共にしたそうです。彼女は、自分は美しい豪邸に暮らし、時々移民たちの家に立ち寄るというようなことはしなかったそうです。苦しんでいる人たちを飢えから救うのではなく、その人たちと一つになって共に立ち上がるという戦いを起こしたと言われています。この話を聞いて、私は職員の方々に望むのは、市民の目線で相談を聞いていただきたいと思いました。以前、市民の方と税金の滞納のことで相談に伺ったとき、ある職員の方から低所得の人はレベルが低いと言われたことがあります。人をお金で判断する職員に悲しい思いをしましたし、相談をするに至るまでには悩んで悩んで相談をされます。そんなことを言われると、二度と相談に行かんとなります。誰しも人生の途中にはさまざまな出来事が起こります。生活困窮といってもさまざまな理由があります。真面目な人ほどなかなか声を上げられず、支援制度も知らずに社会的に孤立します。一人一人の話をよく聞いて、その人に応じた必要な支援につなげられますように、くれぐれもお願いをいたします。 それでは、先ほどの3項目について伺いたいと思います。 まず、生活困窮者の定義について、そしてまた自治体に義務付けられた制度、そしてまた3番目に自治体が任意で実施する制度について伺いたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(吉永健司君) 後藤福祉課長。 ◎福祉課長(後藤圭子君) 3つまとめてお答えをさせていただく形になるかと思います。 今、松井議員言われました現状、十分把握をいたしております。 まず定義のほう、自立支援法では、決められてる定義を申し上げますと、「現に経済的に困窮し、最低限度の生活を維持することができなくなるおそれがある者」とされています。今言われたみたいに、本当さまざまな問題を抱えている人がいます。経済的に苦しい方だけではないです。本当にギリギリの生活をされている方たくさんいますが、頑張っていらっしゃる方もいます。でも、どうしても頑張れない、仕事をしたくでも病気を持っていらっしゃる方であったりとか、ひきこもりであったりとか、あと今、区に入る方が少ないと言われてますけれども、孤立をされている方、ひとり世帯の方とか、そういう方たちって本当に困窮世帯になり得る素材をたくさんお持ちの方がギリギリで頑張っていらっしゃる。この制度ができる前までも、本当は市役所のほう、そういう相談を受けないといけない。ただ、なかなか今言われたみたいに市役所に来るって勇気がいることなので、この法律ができたことによって相談窓口が明確になった、経済的に苦しいだけではなく、どこに相談に行っていいかわからないという方たちが今実際にそういうお声を聞いています。来ていただいるのが現状です。なので、少しでもそうやって困ってらっしゃる方が相談しやすい体制であったり、今から整備していかなくてはいけないなと思ってます。 2番目の自治体に義務付けられた制度、2つあります。1つは、自立相談支援事業、住宅確保給付金の支給とあります。ちょっと硬いですけど、自立相談支援事業というのは、相談者の方から相談をまず受けます。受けて、その方がどんな課題というか問題を持ってらっしゃるかというのを聞きます。聞き取りをした後に、プランをつくります。プランをつくるっていうのが、言ったみたいに経済的に苦しいだけではなくて、いろんな問題を抱えている人が多いです。なので、どこと連携をとるか。庁舎内ももちろんですが、民生委員さんだったりとかハローワークであったりとか、いろんな関係機関と連携をとりながら、その人の支援にあたります。大体、6カ月とか1年間様子を見ながら寄り添って支援をしていきますが、どうにか自立にこぎつけた、それで終わりではないんですね。しばらくはフォローアップをしていったり、状況によっては生活保護にやっぱり移行することもあります。なのでそういうふうに合った支援をしているところです。住宅確保給付金については、失業とかが今多いですけど、離職によって住宅を手放さざるを得なくなった方、手放すようにせざるを得ない方たちに対して、将来仕事を見つけることを前提として一時的に家賃相当額を支払うという制度です。この制度については義務づけられてますので、全国どこの自治体というか、福祉事務所のほうで行っております。うちの合志市の場合には、委託をしてこの事業を行ってます。委託先が、合志市の社会福祉協議会です。場所については、西合志庁舎の3階にあります「女性・子ども支援室」との関連が強いということで、3階の部屋を設けております。「安心サポート合志」という名前で、生活困窮者自立支援相談窓口とかすると堅かったので、一応そういう名称にして相談を受け付けている状況です。 3番目、最後になります。任意で実施する事業というのが国で定められてます。4つございまして、就労準備支援事業、一時生活支援事業、家計相談支援事業、子供の学習支援事業がございます。本市では全ての事業を行っております。こちらは県のほうがまとめて委託がございますので、合志市は県のほうに委託をして、この事業を行っております。 事業の概要ですけれども、就労準備支援事業につきましては、なかなか今ひきこもりとかが多くて人とうまく話せないとか、社会に出るのが怖いとかいう方たちをどうにか就労に結び付けるための支援です。一時生活支援事業は、いわばホームレスの方ですかね、緊急的な措置になります。家計相談支援は、なかなかやっぱり負債があったりとか、使い方がわからないという方たちに家計の相談を受けるということですね。あと、子供の学習支援については、子供さんたちも今いろんな心の悩みを抱えている子供さんたちがいらっしゃって、人とうまく接することができないという子供さんもいらっしゃるので、学習支援はもちろんですが、そのほかにも生活の中でうまくやっていけるための支援を、保護者も含めた支援を行うというところです。 以上です。 ○議長(吉永健司君) 松井議員。 ◆16番(松井美津子君) 課長が生活困窮者自立支援法について詳しく述べていただきましたので、よくわかったんですけれども、課長が言われたように、本来今、単なる経済的な悩みを抱えた人じゃなくて幅広いいろんな悩みを抱えた人にも対応できるということで、本当に私はありがたい法律ができたなということを感じてます。本当に私もそういうご相談を受けまして、現実に3階にご相談に伺ったことも何回もあるんですけれども、本当に課長が言われたようにプランを作成したり、本当に丁寧に本当に対応していただいて、それも本当にありがたいと思っております。自治体に義務づけられた制度ということで、離職などで住まいを失った人とか住宅確保給付金を一定期間支給とかですね、そういうことについてもそういう該当される方とかもいらっしゃって、本当に説明していただいたことが本当にありがたいなと思いました。 そしてまた、3番目の自治体が任意で実施する制度については、昨年の厚労省の統計では、約半数の自治体が初年度は任意事業を一つも実施しないと回答されてるんですね。だから、本当に合志市はそうやって取り組みをされているということで、本当にありがたいなと、これも思っております。その任意で実施する制度の中の、私は生活困窮者家庭の子供に学習支援というところがあるんですけれども、そのことについて、そういう子供さんにボランティアで学習支援を行っている方のお話を聞いたんですけれども、今みどり館で現実ボランティアで学習支援をされている方がいらっしゃいます。子供たちから100円ずつ集めて、資料代とかに使われるそうなんですけれども、本当に今子供の貧困ということで、先進国の中では日本は本当に最低のレベルですよね。そういうことで、またそういう生活困窮者の子供さんにボランティアで学習支援というのは本当に今から行っていく取り組みだと思うんですけれども、例えばその公共施設を無料でその方たちに貸し出すとか、これは一つの例ですけれども、そういう支援が必要ではないでしょうか。伺います。 ○議長(吉永健司君) 後藤課長。 ◎福祉課長(後藤圭子君) 非常にありがたい活動だと思います。多分、この制度ができる以前からそういう活動をしていただいていたんだなと思います。今県の委託事業で、委託先の事業者が市の公共機関を使って学習支援を別に行ってはいるんですが、無料でですね。そちら、そういうボランティアの方々は多分ほかにもひょっとしたらしていただいている方がいらっしゃるかもしれないので、利用してですね。その辺を関係機関とちょっと協議をさせていただければと思います。 ○議長(吉永健司君) 松井議員。 ◆16番(松井美津子君) 今からも本当にさまざまな悩みを抱えてご相談に来られる方がいらっしゃると思いますので、先ほどから申し上げていますように、一人一人のそういう状況に応じた丁寧な相談をしていただきますように、よろしくお願いいたします。 次に、ふるさと納税についてお伺いをいたします。このことにつきましては、後藤議員が細かく先日質問をされていますけれども、私はまた別の視点で伺いたいと思います。後藤議員が質問された時の答弁で、課長が高額な返礼品はふるさと納税の趣旨にあってないみたいなことを言われましたけれども、私はその返礼品で財政上収入が増えるのであれば、やっぱり稼げる市にぴったり当てはまっているんじゃないかなって思っています。ふるさと納税が成功しているところは、返礼品が大きな話題になっています。返礼品にノートパソコンとか、大阪の泉佐野市におきましては、ふるさと納税を貴重な税外収入と位置付けて、2008年度決算で財政健全化団体になりましたが、13年度には財政健全化計画を達成しています。こうした背景には、地元特産の泉州タオルやLCCの航空券購入時に使えるポイント付与などの特典を充実をさせています。一番注目したいのが、北海道上士幌町です。地元特産の十勝ナイタイ和牛を特典に、平成26年度は5万4,648件の9億7,475万3,618円になって、これ町の税収を上回ったそうです。小さいまちだからできることかもしれませんけれども、上士幌町にお聞きしたんですけれども、ふるさと納税は自治体の収入になるだけではなく、産業が活性化していき、人づくり、仕事づくりになると言われておりました。まさに稼げるまちになってると思います。そしてまた、職員の明るい対応に勢いを感じました。日本でトップクラスの上士幌町のふるさと納税が他の市町村と何が違っているのか、本市は何が足りないのかを分析する必要があると思います。寄附をクレジットで決済できるのも人気の一つのようですが、このことについて、本市では考えられませんか。 ○議長(吉永健司君) 松本財政課長。 ◎財政課長(松本直喜君) お答えいたします。後藤議員の答弁と重なるところがあるかと思いますけれども、インターネットの申し込みから収納まで行う会社がございますので、今後導入費用等の検討を行う際に、クレジット決済にした場合の費用対効果、それから事務の簡素化の調査も同時に行って、その結果をまた検討の材料にさせていただきたいと思っております。 ○議長(吉永健司君) 松井議員。 ◆16番(松井美津子君) よろしくお願いします。そしてまた、特産品の検索キーワードでの上位には肉が来るそうですが、肉は肉でもブランド肉です。この町では、3万円を1万円ずつに分けて3回納税しても特産品を3回受け取ることができるそうです。やっぱり納税するからにはお得感が欲しいです。納税する人はインターネットでどこがお得か、多分検索をしていると思います。合志市の市民も全国にそうやって検索して寄附をしていると思うんですけれども、そしてまたこの町は雑誌にも何回も掲載をされています。そしてまた私がすごいなと思いましたのは、寄附申請者の声をホームページ上にドーンと掲載されていることです。「ふるさと納税で初めて町名を知りました。いろいろ調べているうちに大変魅力を感じました。特典が楽しみです。直接寄附してわずかながらの支援ができることは有意義に思います」などなどでございます。本市におきましても、応援したいと思ってもらえるためには、特典の充実や仕掛けが必要だと思います。そして、リーダー、職員の皆様もそうですけれども、仕掛けの発想の持ち主であることが問われると思います。上士幌町の町長はトップダウンで、「ふるさと納税でまちおこしをするぞ」と大号令をかけて取り組まれたそうです。何でもないところから、無から有を生むが如く、積極的な生き方をする人物は仕掛けを持つ人と言われます。荒木市長は周りを巻き込まれるのが実にうまい方だと思いますので、稼げる市の一つの手段となると思いますが、考えを伺います。 ○議長(吉永健司君) 荒木市長。 ◎市長(荒木義行君) 大変耳の痛いお話でございまして、私としては確かにこのふるさと納税、力を入れたいというのは職員のほうにも言っております。 ただ一つの例として申し上げますと、今回、クラッシーノこうし、それと商工会、合同事業ということになりますが、経済産業省から2億円の10分の10の補助金を今回いただいております。アンテナショップというものを自治体間連携でつくる今準備をさせていただいております。ということは、当然、ある意味やり方がこそくかもしれませんが、ここにないものでも扱うことができるというような感じを持っていただければ結構だと思います。言うなら、天草と連携を組めば、天草にある物を私たちが変わってアンテナショップとして売っていくと。または住民の方々にも売っていきますが、また別の使い方としてはいろんなメニューを私たちが持っている特産品とのセットという形で、何かこれを販売していくということに、ふるさと納税の特典という形に使うこともできないのかなと。このようなことも考えながら、今いろんな包括連携協定を結んでいるところにもアイディア、または逆に何かを生かすこと事ができないのか、または銀行等からも情報を得るような、そういった連携というものをさせていただいておりますので、一気に花を咲かせるということにはならないと思いますが、仕掛けはこれからしていきたいというふうに思っております。
    ○議長(吉永健司君) 松井議員。 ◆16番(松井美津子君) 東京のほうでは県のアンテナショップとかがつくられてますけれども、合志市独自のアンテナショップをつくるとか、そういうことじゃないですね。 ○議長(吉永健司君) 濵田部長。 ◎政策部長(濵田善也君) 今回予定しておりますアンテナショップ、来年2月のオープンを目指して進めております。これは、クラッシーノこうしと商工会で事業申請した事業になります。合志市の外郭団体なるクラッシーノこうしです。合志市としても事業の中に参加していくところであります。主体としてはクラッシーノこうしと商工会という形になります。 もう1点、場所は、今の物産館の隣に予定しております。物産館では、野菜を中心に販売を掛けます。新しいアンテナショップでは、先ほど市長が申しましたとおり天草と連携をとるようにしておりますので、新鮮な魚介類を販売できるような形になると思います。お互いないもの、うちではそろえることができないものが入るということで、お客さんも増えるんではなかろうかと、相乗効果でですね。そういったことを考えております。 ○議長(吉永健司君) 松井議員。 ◆16番(松井美津子君) 合志市は、海とかも遠いので、しっかり楽しみにしていきたいと思ってます。 それでは、人権問題について伺いたいと思います。多様性を認め合う社会についてということで伺います。私は、議員になりましてから一貫して人権問題に取り組んでまいりました。まちづくりは人づくりだと思うからです。人は多様に生まれます。一人一人顔が違うように、顔や体型、肌や髪の色、性格、食べ物の嗜好、そして人の性も多様です。LGBTに生まれただけで、つらく悲しい思いをした人が最近やっと光が見えてきたように思います。東京都渋谷区が4月1日、LGBTの権利を保障する男同士、女同士といった同性カップルを結婚に相当する関係と認めてパートナーシップ証明書条例が全国で初めて施行されました。条例施行後は、専門家からなる男女平等多様性社会推進会議を設置をしております、世界では約20の国と地域が同性婚を合法化するなど、権利を保障する動きが広がっています。今、マスコミでも徐々に取り上げられてまいりました。性的マイノリティへの関心が高まっております。日本でもLGBTの人は13人に1人いて、多様な性のあり方が模索されています。ルクセンブルクのベッテル首相は、ご自身が同性婚でパートナーを紹介され、先頭に立って法律を制定されたそうです。私はすごいなと思いました。今、企業でもカミングアウトした人を受け入れるのは、企業の社会的な責任であり、働きやすい会社にすることが先進的なイメージにつながると、研修会などが盛んに開かれております。 本市では、LGBTに関して、今取り組みが始まったばかりだと思いますけれども、このような社会の画期的な動きについて、担当課と市長と教育長に見解を伺います。 ○議長(吉永健司君) 安永人権啓発教育課長。 ◎人権啓発教育課長(安永恵藏君) お答えします。LGBTなど、性的少数者の方々が社会生活を営む上で、必ずしもそうした方々の性的指向に対する理解が周囲から十分得られず、偏見や差別に苦しまれていることは事実として承知しているところでございます。しかし、その反面、この同性カップルを結婚に準ずる関係と認める渋谷区の同性パートナーシップ証明の発行については、法的拘束力がなく、法制度により守れていないというデメリットにより、人権の保障は本来法律で定めることが望ましいとの指摘がなされているところでございます。 このようなことから、LGBTなど性的少数者の方々が人知れず学校や職場、社会生活を送る中で悩んだり苦しまれていることに対し、行政としてどのような方法で手を差し伸べ支援することができるかにつきまして、今後他の都市等の動向に注視しながら、その取り組み事例等を調査研究し、検討を進めていく必要があると考えているところでございます。また、多様性を認め合い人権の理解を深めるために、人権意識の啓発や理解の促進を図れるよう、さらに取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(吉永健司君) 惠濃教育長。 ◎教育長(惠濃裕司君) 教育の分野からお答えしたいと思いますけども、このことは今後学校現場におきましても、しっかり考えて取り組んでいかなければならないというふうに思っています。と申しますのも、性の問題と言いますのは、これは人間の根幹にかかわる問題でありまして、また人は全て個人として尊重されるという憲法で保障されていますように、公共の福祉に反しない限り自分らしく生きることができるという基本的人権にかかわる問題でもあるというふうに思っているところでございます。 自殺者のハイリスク、このことにつきましても、同一性障害の子供をはじめ、同性愛者などの性的マイノリティ、こういった人、実は自ら死を選ぶというリスクが非常に高いというふうに言われています。自分の性や生き方に悲観してリストカットをしたりとか、そういったことで、そういうこともありまして、教育現場での支援が大変必要になってきているというふうに思っているところです。 今回、文科省が心と体の性の不一致に悩む子供たちが存在するということから、性同一性障害の子供や、あるいは性的少数者の子供に対して、トイレとか、あるいは着替えとか、学校側に配慮するよう通知を出しています。このことは、身体的な性別と性自認が一致しない心と体の性の不一致に悩む子供たちにとっては非常に画期的な内容ではないかというふうに思っているところでございます。 本市のこれからの取り組みということでございますけども、今年改定されます合志市人権教育啓発基本計画、この重要課題の中にもこの性同一性障害についての項目がありまして、その中にも一人一人がかけがえのない個人として尊重されるという、そういったことをうたっておりますので、まずはこの性同一性障害に対する教職員の認識が低いということも言われております。ですから、その認識の低さゆえに子供たちを傷つけるという、そういったこともございますので、教職員の校内研修にも力を入れていってもらいたいというふうに思っています。 それから2点目ですが、性同一性障害の子供に係る特有の支援についての配慮でございますけれども、文科省からの通知文では、服装、髪型、更衣室、トイレ、水泳、運動部活動、修学旅行、そういったところでいろんな支援策が示されていますので、そのことについては参考にするよう、また学校にも指導していきたいというふうに思っています。 3点目が、指導体制の整備です。先ほど性という人間の根幹にかかわるがゆえに本当に相談しにくい、親にも言えない子供の存在があるかというふうに思っています。養護教諭はもちろんですけども、現在市に配置しておりますスクールカウンセラー、あるいはスクールソーシャルワーカー、そういったのの活用を図っていきたいというふうに思っているところでございます。 以上、3点申し上げましたけども、これからこの問題非常にクローズアップされてくる問題じゃないかと思いまして、マスコミ等でも十分出されておりますので、学校としましても多様な性が認められる社会づくりを目指していかなければならないというふうに思っているところです。 以上です。 ○議長(吉永健司君) 荒木市長。 ◎市長(荒木義行君) 時折、松井議員のご質問で言葉をちゅうちょすることがございますが、この言葉、一つ一つの私たちの発言というものは一人歩きをしますので、非常に丁寧にお答えをしないと誤解を与えるということがありますので、なかなか日頃のようにペラペラとしゃべるわけにはいかないのかなと思っておりますが、ただ、一昔前であれば、私は差別する側にいたかもしれません。よく理解できない、男らしさ、女らしさというのを強調された時代に生まれてきた者でありますので、なよなよしとるとか、男らしくないとかというようなことを言ったかもしれません。しかし今、人権尊重、そして差別のない社会をつくろうという立場の会長でもあります。いろんな研修も受けさせていただいております。そういう中で、その本人、またはご家族を含めその周囲の方々の支えがなければ人として生きていけない。中さんのこの前の講演でありましたけども、ありのまま受け入れるということの尊さ、大切さ、こういったものも学ぶ、そういった機会を与えていただきましたので、やはり前よりも学習というのは私自身も進んでおるのかなと。ただ、これを条例というので渋谷区が出したということに対して、倫理条例ではなくて、これは人の人権を守る条例でありますので、簡単に私自身がこれを認める認めないということでは、今のところは答えは持っておりません。ただ、いずれにしましても、先ほど申し上げましたように差別とか相手の、言うならそういったそれぞれの個性というものを認め合うという時代が今きていることは事実でありますので、私自身としても前向きにこういったものを受けるというのは、勉強をしていかなきゃいけないだろうし、当然、条例というものを出すということであれば、いろんなものを想定し、いろんな考えを聞いた上でということになりますので、もし条例化等にもということで突っ込んだ話になったときには、こういったものの委員会等をしっかりと聞いて、何といっても地域の方々に誤解を与えてはならないというのが前提でもあります。本人を守り、地域の理解を問うと。そういった何段階を踏まえて今から進めていくということなのかなというふうには思っております。 ○議長(吉永健司君) 松井議員。 ◆16番(松井美津子君) それぞれの見解を伺わせていただきました。教育長が言われましたように、私はやっぱり学校現場が一番重要だと思ってます。やっぱり生徒たちに日々接してくださる先生方が、LGBTの本当に人権問題として正しく理解をしていただかないと、やっぱり悩んでいる子供たちが救われないと思います。17日に、地域人権教育指導員研修がありまして、性同一性障害の高校生が体験を通して訴えられています。「僕のような性的マイノリティにとって過ごしやすい環境をつくってほしい。何が苦しいのか、何が困っているのか分かってください」という声が載っておりました。 2004年、性同一性障害特例法が施行されまして、性別適合手術などを条件に、戸籍上の性別変更が可能になりました。GIDに対する社会の理解は進んできています。今年、文科省は心と体の性が一致しない性同一性障害や同性愛者など、性的マイノリティとされる小中高の子供たちを支援する文書をまとめ、きめ細やかな対応を求める通知を全国の教育委員会に出したと報道されておりました。先ほど教育長が説明をされたとおりですけれども、文科省が昨年行った実態調査では、肉体的な性別に違和感を持ち学校に相談している生徒が全国に606人在籍していたことが判明をしております。合志市にはまだいらっしゃらないということをこの間もお聞きしてましたが、性別違和感を抱いていても本当に差別や偏見をおそれて表に出ない人もいると思います。先ほど教育長言われましたように、声を上げられない人たちもいると思いますけれども、しっかりとしたまずは先生方への理解が進むように、しっかり取り組んでいただきたいと思います。そしてまた、私たちの周りには、多分合志市にも性的マイノリティとして悩み苦しんでいる人がいらっしゃると思います。私は、身近にまだ相談を受けたことがありませんけれども、そういう方たちはやっぱり社会の中で差別され、生活上の不便も体験をされております。法律上の結婚が認められないので、アパートを借りることも容易ではありません。渋谷区が条例ができたのは、あれだけ人口がたくさんいらっしゃるところですので、やっぱりそういう声を加味して、そういう条例ができたんじゃないかなと思ってます。まず、本来国がそういう法律をつくるべきだと私は思っておりますが、本市でも本当にそういう一人の声というか、一人一人を大事にするという観点から、しっかりと取り組んでいただきたいと思います。先日、ハンセン病問題の講演会もありました。中さんが講演されましたけれども、「きっちり正しく啓発を」と訴えられました。本市において、多様化する人権問題に対しまして、熊本県のどこの市よりも最先端の社会の動きを常にキャッチをされて、さらに職員研修にも力を入れ、人権啓発を進めていただきたいと思いますけれども、重なると思いますけど、お答えお願いします。 ○議長(吉永健司君) 財津総務課長。 ◎総務課長(財津公正君) それでは、職員に対する人権に関する研修ということで、総務課のほうからお答えをさせてもらいます。 現在、人権同和教育職員研修というものを平成21年度から実施をしておるところでございます。講師につきましては、一般職の非常勤職員であるところの地域人権教育指導員、それと社会教育指導員に依頼をして行っております。 目的といたしましては、「同和問題の完全な解決を行政の責務として捉え、部落差別をはじめとするあらゆる差別をなくすため、行政職員としての基本的認識のさらなる確立と地域住民のリーダーとしての自覚と認識を深めること」としておるところでございます。1年に一度だけ開催ということで、複数年で全職員が研修を受けるというような取り組みでございます。なお、非常勤職員並びに臨時職員にも参加をしてもらっております。21年度から23年度までの3カ年間を1サイクル、24年度から27年度までの4年間を1サイクルということで実施を行っておるところでございます。 内容につきましては、人権啓発教育課と協議をし、直面する課題についてテーマを取り上げて実施をしているというところでございます。このほかにも、全国あるいは県、菊池地域、九州、それぞれ主催が異なりますけれども、さまざまな研究大会があっておりますので、そういった大会に対する職員の派遣を行ってるというところで、26年度におきましては9回、延べ74名の職員が参加をしているところでございます。 いずれにしましても、行政が直面する人権に関する課題、問題というのは多岐にわたりますので、正しい知識に基づいた正しい理解と、そういったものが得られるように、今後も職員研修には取り組んでまいりたいというふうに考えております。 ○議長(吉永健司君) 松井議員。 ◆16番(松井美津子君) 職員研修の実態はわかりましたけれども、学校現場の先生方の研修はどれくらい進んでますか。 ○議長(吉永健司君) 惠濃教育長。 ◎教育長(惠濃裕司君) 先般、6月上旬に人権啓発教育課主催の、これについて研修がございました。そこで、資料等が人権啓発教育課のほうから配布されましたので、それを基に、これから学校が研修を深めていくということでございますので、来月も校長会等がございますので、このことについては触れて、学校研修をするように指導してまいります。 以上でございます。 ○議長(吉永健司君) 松井議員。 ◆16番(松井美津子君) 全小中学校10校ありますが、全員の先生方にきっちりとそうやって理解を深めていくために研修を進めていただきたいと思います。また、このことについてはお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 では次に、読書のバリアフリー化についてお伺いをいたします。文字・活字・文化振興法が施行されて10年がたちます。公明党は、活字文化の推進をしっかりと取り組んでまいりました。今、電子書籍やデジタル録音図書など、ICTを活用する図書の充実が進められております。障害があるために本を読むのが困難な人を支援する読書のバリアフリー化も広がっております。弱視の人や高齢者に向けた取り組みとして、文字サイズが大きい大活字本があります。弱視でなくても老眼が進んできますと、文庫本などは読むのがつらくなります。私も本当に老眼が進んでまいりましたので、もう今文庫本読むのは本当につらくなりました。 本市では、読書のバリアフリー化について、どのように取り組まれておりますか。 ○議長(吉永健司君) 辻生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(辻健一君) 今のご質問ですけども、本は私たちの文化的な生活を支えております。それから、心の豊かさも与えてくれます。これは、過去から英知を受け継ぎながら未来へ引き継ぐ崇高な知的財産と言えるわけでございます。しかしながら、視覚障害のある方や読み書きが困難な学習障害を持たれた方、それから低視力の高齢の方など、読みたくても読めないというふうな情報格差を今生み出しております。そこで、求められているのが読書バリアフリーでございます。市立図書館では、今読書困難な方に利用できるコーナーを設けてまして、現在点字図書を125点、それから大活字本844点、それから音訳図書を、これはCDが335点、カセットテープが210点、それから白黒反転本を12点ほど蔵書をしまして、資料の提供を行っているところでございます。また、24年度に入りまして、障害のある方への郵送サービスということで開始しておりまして、現在3名の方が登録しております。これは登録されますと、貸し出し、それから返却、これのかかわる郵送経費、これを無料でご利用いただいております。今後も公立図書館として、よりいっそうの障害を持たれている方のサービスの充実を図っていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(吉永健司君) 松井議員。 ◆16番(松井美津子君) いろんな読書のバリアフリー化について取り組まれているお話をお聞きしましたけれども、いろんなサービスもお聞きすることができました。私も大活字本があるって知りませんでしたが、この間図書館に行きまして見て、本当にすごいなと思いました。私も借りて読みましたけど、本当に眼鏡もかけないで読めるので、本当に楽だなということを感じたところです。まだまだ大活字本というか、高齢化に向けてはやっぱり必要になってくると思いますけど、予算とかも普通の本に比べてまた高くなるということもあると思うんですけれども、高齢化社会に向けてもっと何と言うんですかね、種類というかいろんなジャンルがありますので、そのジャンルを広げていただきたいと思います。郵送サービスにつきましては、私が一般質問で提案をして実現をしたんですけれども、こうやってサービスが始まりますということで広報こうしに掲載をされまして、それを見た人が3名登録をされたと思うんですけれども、もっともっとこういうサービスがあるってことを知らない人がいらっしゃると思いますので、さらなる啓発をお願いをしたいと思います。これからもまたそういう読むのに困難な人というか、そういう方たちのためにまた取り組みをお願いしたいと思います。 今年は、信州大学の入学式での山田学長の挨拶がネット上で話題になりました。「スマホをやめますか、それとも信州大生をやめますか。スマートフォンのスイッチを切り本を読み、友達と話し、自分で考える習慣をつけ、物事を根本から考えて全力で行動することが独創性豊かな学生を育てる」と言われております。このことで、本当にネット上で大話題になりました。また、ノーベル平和賞を受賞されたマララさんは、「一人の子供、一人の教師、一冊の本が世界を変えるのです」と言われています。一冊の本、良書との出会いが人生を変えることもあります。私自身も一冊の本が人権を考えるきっかけとなりました。偉人と言われる人は、若い時に人生の座右の書を持っています。自分の人生は1回きりですが、読書によって何百何千のほかの人の人生に触れることができます。子供たちの心の成長に本は欠かせません。先ほど課長もおっしゃいましたですね。生涯の宝となる良書との出会いを応援し、楽しみながら読書に親しんでいただくために読書通帳というのを導入する動きがあります。この取り組みは、借りた本の履歴を目に見える形で残すことによりまして、子供を中心に市民の読書への意欲を高める効果が期待をされております。導入に向けた検討をお願いをしたいと思いますけれども、答えを伺います。 ○議長(吉永健司君) 辻課長。 ◎生涯学習課長(辻健一君) 今の松井議員のご質問ですけれども、私も読書通帳、最近になって聞きまして、ちょっと調べてみましたけれども、これと同じような機能を持った形で、うちの市立図書館でも行っております。うちのほうでその通帳に変わるものとして、こども読書ノートというものをつくっております。こども読書ノートは、高学年と低学年に分けております。こういったのをつくっております。それから、大人用に「わたしの読書日誌」というような、こういう「あしあと」というのがありますけども、私の読書日誌というのをつくっております。これは普通版と拡大版になっております。こういうのも窓口で申し出ていただければ配布しておりますし、これはご自身で記録を書いていただいて残していただくという形をとっております。先ほどもちょっと読書通帳の、これは読書通帳機の導入でございますけども、これについては当然読書通帳機を導入しなければいけませんし、読書通帳をつくらなければいけませんので、当然多額の設置費用、それから維持費がかかるわけでございます。それと、やはり個人情報の取り扱いというのも当然出てくるかと思いますので、現状の維持をしながら、こういった読書ノートあたりを活用しながら実施していきたいと考えております。 ○議長(吉永健司君) 松井議員。 ◆16番(松井美津子君) 課長が言われましたように、全国で取り組まれている読書通帳というのは、私たちが持っている預金通帳みたいな感じでつくられておりまして、やっぱり本当に予算が要ります。取り組みをされてるところで、予算がかかるってことで銀行さんとの連携によってお金がかからないでそうやって通帳をつくっているところもあります。でも、私もそうやって合志市が、図書館の職員の方が本当に手作りで真心でこうやって読書ノートをつくってらっしゃるということで、本当に感銘を受けました。本当にこれで十分じゃないかなと思います。でも、今課長が言われましたけれども、何ですか、申し込まれてというか、欲しい人には上げるみたいなことで言われたんですけれども、私はぜひ小中学校の生徒さん方には、申し込まれなくても渡してほしいと思うんですけれど、その点いかがですか。 ○議長(吉永健司君) 辻課長。 ◎生涯学習課長(辻健一君) 今のことですけども、これも、読書ノートも、これは合併前の平成15年ぐらいから、まずヴィーブル図書館のほうで、これ配布しております。合併しまして、1年、2年ぐらいから、あの後の西合志図書館、それから泉ヶ丘図書館のほうでも配布を開始しております。今のところは在庫がなくなってくれば、また図書館の職員、それから司書の方につくっていただいて配布をしております。今、松井議員が言われたように、学校の生徒さん、児童さんのほうにもそういった読書の習慣を身につけさせるというふうな、そういう取り組みであればぜひ協力を考えていきたいと思っております。 ○議長(吉永健司君) 松井議員。 ◆16番(松井美津子君) 全小中学校の児童生徒さんに渡したら何千名分ということになると思いますので、また予算の面でもかかると思うんですけれども、できるだけ取り組みをお願いしたいと思います。そしてまた、たくさんやっぱり本を読んでいる子供さんとかに対しては、やっぱり奨励賞みたいなのをやっぱり考えたらいかがじゃないかなと私は思ってます。どうぞまたそういう本当にこれは良い取り組みだと思いますので、よろしくお願いいたします。 それで、次にまた最後の質問に移りたいと思います。がん対策についてですけれども、日本では年間約5万人の方が胃がんでなくなっております。がん全体における胃がん罹患者数は男性では一番多く、女性は2番目に多いと言われています。世界中の胃がん患者のうち、約56%が中国、日本、韓国に集中しておりまして、東アジアの地域病と言われています。胃がんの98%は胃に住みついているピロリ菌によって発生することが明らかになっています。昨年、ピロリ菌除菌の保険適用が慢性胃炎の患者全体に広げられました。今、特定健診にあわせて胃がんリスク検診を開始している自治体が増えてまいりました。胃がんリスク検診は、ピロリ菌の有無と胃の委縮を調べて胃がんの予防、早期発見を助けるものです。バリウムを使ったX線検査がされていますが、私も検診しますけども、吐き気とぐるぐる回されて気分が悪くなることが多いです。ピロリ菌の検査は採血だけで検査が可能なので体に負担が軽くなり、健診率の向上にもつながると思います。私自身も今ピロリ菌が見つかって除菌をしたいと思っているところですけれども、実施している自治体では、早期の胃がん発見例が相次いでいるため、本当に効果が見込まれると思いますが、いかがですか。 ○議長(吉永健司君) 鍬野健康づくり推進課長。 ◎健康づくり推進課長(鍬野文昭君) お答えします。特定健診の中にピロリ菌検査導入と、それも血液検査ということでのお尋ねです。ご承知のとおり、平成20年から糖尿病等の生活習慣病の予防というため、健康診査として特定健診は始まりました。 本市におきましては、本市の国民健康保険ですけども、対象者は40歳から74歳まで、それから自己負担は1,500円ということで現在行っております。受診できる医療機関は合志市内の11の医療機関、プラス集団健診を菊池養生園に委託をしております。 ご提案の検査の導入ということですけども、血液検査のほうは割と安価でできるということで、現在は養生園だけで行っております。費用は2,200円ということで、オプションとして行っております。これを全体的にというようなお話だろうと思いますけれども、胃がんというものはもうご承知だろうと思いますけども、生活習慣病、これが大きく影響しております。それにピロリ菌というのが複雑に絡み合って発生するということが言われております。当然、ピロリ菌を予防すればある程度の効果は出るということは、ご提案のとおり国際がん研究機関または厚労省のほうでも研究の発表が結果として出ております。 いろいろ今お話しましたけども、特定健診、先ほど1,500円ということでお話しておりましたけども、これにピロリ菌検査を含んだ場合、どうしても費用が上がってしまいますし、受診期間も限られてしまいます。また、特定健診の目的である生活習慣病はがんばかりではなくて、糖尿病や心疾患などのさまざまな病気の原因と言われております。生活習慣病は早期発見が非常に重要となっておりますので、まず費用面などを抑えます。そして特定健診の受診の機会を少しでも広く市民の皆様に提供することが優先すると考えておりますので、特定健診の検査項目としては、当面現状どおりといたしまして、必要な方はオプションでのピロリ菌検査ということで進めてまいりたいという具合に思っております。 以上でございます。 ○議長(吉永健司君) 松井議員。 ◆16番(松井美津子君) 実現するまで質問を続けたいと思います。 以上で終わります。 ○議長(吉永健司君) これで、松井美津子議員の質問は終了しました。 ◆11番(青木照美君) 議長。 ○議長(吉永健司君) 青木議員。 ◆11番(青木照美君) この際、動議を提出いたします。 大住清昭議員一般質問に対する懲罰動議について、議事日程に追加していただきますよう動議を提出いたします。ご賛同お願いいたします。 ○議長(吉永健司君) ただいま青木照美議員から議事日程の追加の動議が提出されました。 坂本議員。 ◆18番(坂本武人君) 提案の趣旨に賛同いたしまして、青木議員の動議に賛成するものであります。 ○議長(吉永健司君) 所定の賛成者がありますので、動議は成立しました。 お諮りします。本動議を日程に追加し、直ちに議題にすることに異議ありませんか。                〔「異議あり」と呼ぶ者あり〕 ○議長(吉永健司君) 異議がありますので、起立によって採決します。本動議を日程に追加し、直ちに議題とすることに賛成の方は起立願います。                  〔賛成議員 起立〕 ○議長(吉永健司君) 起立多数です。したがって、本動議を日程に追加し、直ちに議題とすることは可決されました。 ここで暫時休憩します。次の会議は、昼食等もはさみながら、1時半から開催したいと思います。                  午後0時12分 休憩                  午後1時30分 再開 ○議長(吉永健司君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                ――――――○―――――― △追加日程第1 大住清昭議員一般質問に対する懲罰動議」について ○議長(吉永健司君) これから、追加日程第1、大住清昭議員一般質問に対する懲罰動議についてを議題とします。 地方自治法第117条の規定により、大住清昭議員の退席を求めます。                  (大住清昭議員退席) ○議長(吉永健司君) お手元に配付しましたとおり、青木照美議員ほか2名から、会議規則第163条第1項の規定により、大住清昭議員の一般質問に対する懲罰動議が提出されております。 提案理由の説明を求めます。青木照美議員。 ◆11番(青木照美君) 大住議員の一般質問に対します懲罰動議の提案理由の説明をさせていただきます。 上記動議を下記の理由により、地方自治法第135条第2項及び会議規則第163条第1項の規定により提出いたします。 平成27年6月26日、発議者、合志市議会議員青木照美、私、議運の委員長です。同じく、合志市議会議員、松井美津子、同じく議運の副委員長です。同じく、合志市議会議員、坂本武人、副議長でございます。 宛先は、合志市議会議長、吉永健司様となっております。 理由としましては、平成27年第2回合志議会定例会会期中の6月24日、大住清昭議員一般質問の発言の中で、当時の議員報酬の引き上げを行った当事者として、次のような発言がございました。つながりは抜粋して、要点だけ朗読させていただきます。「しかし、私は議員の報酬は高いという認識がありました。」大住議員ですね。「30万5,000円で収めたわけです。それでも5万6,000円ぐらい上がっておりますので、今考えると反省します。ただ、レッテルを変えただけで合志町の議員、西合志町の議員が合志市の市会議員になって中身がどう変わったか、ほとんど変わらない。それなのに、レッテルを変えただけで5万6,000円も上げた云々」以下、略します。この発言は、旧合志町及び旧西合志町の議会や議員、合併後の合志市の議会や議員の名誉を著しく傷つけるばかりでなく、合併そのものを「レッテルを変えただけ」と愚弄した発言と思われます。しかも、旧西合志町の町長として合併に直接かかわり、合併後は初代市長まで務められました方の発言としては看過することはできません。よって、懲罰動議を提出するものでございます。 以上です。 ○議長(吉永健司君) 提案理由の説明が終了しましたので、これから質疑を行います。 質疑はありませんか。神田議員。 ◆14番(神田公司君) 大住清昭議員の一般質問に対する懲罰動議に関して、今ご提案がありましたので、お聞きしたいというふうに思います。 確かに、この中での一般質問の中での事実誤認を含めて、たくさんあったというふうに私も思っています。これだけではなかったというふうに思っております。ただ、どちらにしても一般質問の中で事実誤認なり言い過ぎがあった場合はその場の訂正なり、議長のやはりその時の指導というんですかね、指揮というか采配も必要だったというふうに私は改めて思います。 発言の中身については、私も違うところは相当あります。ただし、こういう形で決して事を荒立ててということではありませんが、やっぱりその場での、やはり認識のあり方含めて双方で、この大住清昭議員の発言に対して、現市長も反論もされてて、それは違いますというようなやり取りの中での議論ですので、懲罰動議を、懲罰に値するかと言うと、決して一般質問等のやり取りの中の質疑の中で出てきたことですから、懲罰動議にするにはふさわしくないのではないかと思いますが、意見を求めたいと思います。 ○議長(吉永健司君) 青木議員。 ◆11番(青木照美君) 今の神田議員から質疑をいただきまして、一議員ならいざ知らず、発言の取り消しあたりは可能だと思います。最後にありましたように、町長もされ、しかも合併協議会に直接携わった方です。しかも初代市長までされております。この職責は非常に私も敬愛しておりますし、職責は非常に深いです。こういった経験と実績を踏まえた方が議員としてなられて一般質問の中での発言です。これはやっぱり私は取り消しじゃ駄目だと、懲罰動議に値すると思って、これを提出いたしました。 以上でございます。 ○議長(吉永健司君) 神田議員。 ◆14番(神田公司君) そうすると、事実誤認も含めて本当にテープ起こしして、その議事録を僕は見てるだけではありませんので、記憶だけの議論ですから、大住議員はどう言われ、あるいは荒木市長がそれに答えての、相当のやり取りがあったのはもう皆さん事実ですから。ただ、そうすると、やっぱり一般質問でも事実誤認があったり誤解があったりして、やっぱりそれは違うんじゃないですかという、当然市長の側からもやり取りがあったはずですよね。そうすると、そういう形で言うと一般質問のあり方というか、当然違った資料が出てきたり事実誤認の中で質問をして、結果的にそれは違うんだと、ある意味では誰かの名誉を傷つけるとか、そういうことになったとしても、その場で訂正を求めたり、そういうこともあると思うんですよ。そうすると、こういう形で出すと非常に一般質問の中身、当然いろいろ気を付けながら私自身もやってますけども、調べて事実に基づいた質問というのはしてますけども、ただ、そういうところでの行き違いがあったときに、大住議員が町長もやった、市長もやったというところだけで一般質問の中身で懲罰をかけるというのは、やはりふさわしくないんじゃないかと、そこら辺の疑念。内容については、極めて私も相当異論があります。ですが、今議事録というかテープ起こしで確定したの持ってませんので、それは聞けないんですけども、どちらにしてもこの一般質問の中で出た発言のところで取り上げてやるというのは非常にふさわしくないんじゃないかと。改めて一般質問に対する、私たちもやってる一般質問に対しても影響が及ぼし過ぎるのではないか、及ぶんではないか、それを自ら議会の中で制限していくんではないかというふうに思いますが、この件についてもう1回、ご答弁をお願いします。 ○議長(吉永健司君) 青木議員。 ◆11番(青木照美君) 一般質問というのは議会の花形でございます。ですから、議員は真剣勝負です。そのためにこれだけの執行部の皆さんをこの議場に呼んで、執行部の皆さんに意見をただす、あるいは自分の政策提言をする大事な場です。貴重な市民の時間と財産を使う場です。ですから、それなりにしっかり議員としては発言に対しては責任を持たなければなりません。それだけ大切な一般質問です。神田議員、おわかりと思います。この中に、もしかすると間違いがあるかもしれません。これは時間がなかったから、録音テープを起こしていただいて活字にした結果です。若干あるかもしれません。その辺を委員会を開いて真偽のほどを確かめたいという思いも一つございました。 以上でございます。 ○議長(吉永健司君) ほかに質疑はありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(吉永健司君) 質疑はありませんので、これで質疑を終わります。 懲罰の動議については、その提出とともに委員会条例第7条の規定により、懲罰特別委員会が設置されました。また、会議規則第164条の規定により、委員会の付託を省略して議決することはできないこととなっております。よって、本動議を懲罰特別委員会に付託したいと思います。これに異議はありませんか。                〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(吉永健司君) 異議なしと認めます。したがって、本件を委員会に付託することに決定しました。 なお、特別委員会の定数は、委員会条例第7条第2項の規定により10人となっております。懲罰特別委員会の選任につきましては、委員会条例第8条第1項の規定により、坂本武人副議長、池永幸生議員、松井美津子議員、来海恵子議員、神田公司議員、濱口正曉議員、青木照美議員、濱元幸一郎議員、後藤修一議員、松本龍一議員を指名したいと思います。これに異議はありませんか。                〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(吉永健司君) 異議なしと認めます。したがって、ただいま指名いたしました諸君を懲罰特別委員会に選任することに決定しました。 ここで懲罰特別委員会を開催し、正副委員長の互選のため暫時休憩します。                  午後1時41分 休憩                  午後1時55分 再開 ○議長(吉永健司君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 委員会条例第9条第2項の規定による懲罰特別委員会の正副委員長互選の結果を報告します。 委員長、青木照美議員、副委員長、神田公司議員、以上です。 大住議員の入場を認めます。                  (大住清昭議員入場) ◆11番(青木照美君) 議長。 ○議長(吉永健司君) 青木議員。 ◆11番(青木照美君) 合志市議会第2回定例会一般質問における答弁内容に関する調査を求める動議につきまして、議事日程に追加していただきますよう動議を提出いたします。 ○議長(吉永健司君) ただいま青木照美議員から議事日程の追加の動議が提出されました。 坂本武人議員。 ◆18番(坂本武人君) 提案趣旨に賛同しまして、青木議員の動議に賛成するものであります。 ○議長(吉永健司君) 所定の賛成者がありますので、動議は成立しました。 お諮りします。本動議を日程に追加し、直ちに議題とすることに異議はありませんか。                〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(吉永健司君) 異議なしと認めます。したがって、本動議を日程に追加し、直ちに議題とすることに決定しました。 ここで暫時休憩いたします。                  午後1時57分 休憩                  午後2時09分 再開 ○議長(吉永健司君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                ――――――○―――――― △再追加日程第1 合志市議会第2回定例会一般質問における答弁内容に関する調査を求める動議」について ○議長(吉永健司君) これから、再追加日程第1、合志市議会第2回定例会一般質問における答弁内容に関する調査を求める動議についてを議題とします。 地方自治法第117条の規定により、大住清昭議員の退席を求めます。                  (大住清昭議員退席) ○議長(吉永健司君) お手元に配付しましたとおり、青木照美議員ほか2名から、会議規則第163条第1項の規定により、合志市議会第2回定例会一般質問における答弁内容に関する調査を求める動議が提出されております。 提案理由の説明を求めます。青木照美議員。 ◆11番(青木照美君) 動議、合志市議会第2回定例会一般質問における答弁内容に関する調査を求める動議を別紙のとおり提出いたします。平成27年6月26日、提出者、私、青木照美、同じく、合志市議会議員、松井美津子、同じく、合志市議会議員、坂本武人、副議長です。 宛先は、合志市議会議長、吉永健司様となっております。 合志市議会第2回定例会一般質問における答弁内容に関する調査を求める動議を別紙のとおり提出いたします。「平成21年4月1日施行 合志市議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例に関する特別委員会設置を求める。」1、調査事項本議会は、地方自治法第100条第1項の規定により、次の事項について調査をするものとする。(1)平成27年第2回合志市議会定例会会期中の6月24日、大住清昭議員一般質問中、荒木市長の答弁において、「議員報酬を上げたときの当事者として、あの時は議会対策で上げざるを得なかったと反省を口にする元市長」、「私は8年間首長をしてきましたが、常に市議会」これ大住元市長ということですね、私は。「8年間首長をしてきましたが、常に市議会対策には気を配っていました。日頃の付き合いで市議会とねんごろになり、なあなあのきく議員、つまり与党議員を過半数持っていればいろいろ議論があっても、腹の中では最後まで採決で決まるからとたかをくくっていました」との発言がありました。その事実確認の調査を行うものであります。2、特別委員会の設置 本調査は、地方自治法第110条及び合志市議会委員会条例第6条の規定により、委員10人で構成する「平成21年4月1日施行合志市議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例に関する特別委員会」を設置し、これに付託するものとする。3、調査の権限 本議会に、1に掲げる事項の調査を行うため、地方自治法第100条第1項及び同法第98条第1項の権限を上記特別委員会に委任する。4、調査権限 上記特別委員会は、1に掲げる調査が終了するまで閉会中もなお調査を行うことができる。 以上でございます。 ○議長(吉永健司君) 提案理由の説明が終了しましたので、これから質疑を行います。質疑はありませんか。神田議員。 ◆14番(神田公司君) この特別委員会をして、この発言の確認をするという意味、目的、明確にしてください。 ◆11番(青木照美君) 今言いましたように、先日の一般質問の中で書かれましたとおりの与党議員云々、日頃の付き合いで市議会とねんごろになりなあなあのきく議員、つまり与党議員云々と書いてありますけど、これの真意を確かめるためでございます。 ○議長(吉永健司君) 神田議員。 ◆14番(神田公司君) この発言は、要は大住議員のブログのところから荒木市長が引用されたところだと思いますよね。最終的に、この中身自身はとてもひどいものだと思いますけども、このことを特別委員会をつくって、一体何を明らかにしようとするのか。つまり、特別委員会までつくってですよ、これ自身で言えば、もう当初から議会対策であったとか、前の議員報酬のところの議会対策であったとか、そういうことはマスコミ報道で、直接大住議員から僕は聞いてませんから、マスコミ報道の中では聞いてます。これが事実かどうかはよくわかりませんが、ただ、この時点でこれを調べて、その中で最終的に調査することの意味合いというのはいまいち、いまいちどころか全然わからないんですけども、どういう意味があるんですか。このことの、そして、この調査の事項の中で、これ荒木市長の発言を引用されてるんですよね。極めてこれは不自然で、こういう調査のあり方というのは非常におかしいのではないかというふうに思いますが、いかがでしょうか。改めてご答弁ください。 ○議長(吉永健司君) 青木議員。 ◆11番(青木照美君) 荒木市長の答弁の中ですから、これの事実確認を大住議員の発言とは違いますから、大住議員にこの事実確認をしたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(吉永健司君) 神田議員。 ◆14番(神田公司君) 事実確認をして、特別委員会として、これが事実、ブログに書いてあったところを引用されたところですから、市長も含めて全部確認されるということですが、そのことで、確認したことで議会にとって何がメリットというか、必要性があるのか、これを調べる必要性があるのか。もう一度ご答弁ください。 ○議長(吉永健司君) 坂本武人議員。 ◆18番(坂本武人君) 共同の発議者でありますので、私のほうから答弁させていただきます。 今回の内容は、大住議員の発言に関するものではありません。荒木市長の発言に対する審議であります。荒木市長の発言が、私はそのブログの内容を見ておりませんし、その荒木市長が発言されたことがうそか本当か、そういう事実があるのかどうかわかりません。それも含めて、荒木市長の発言を含めて審査をしたいと。もし、荒木市長がおっしゃったことが事実であるならば、当時議会対策として議員報酬の値上げを行ったという事実があるかもしれません。そのことは議会として調査をする義務があるというふうに思っております。よって、この動議を皆さんに提出したということであります。 ○議長(吉永健司君) ほかに質疑はありませんか。濱元議員。 ◆9番(濱元幸一郎君) 私のほうからもちょっと質疑をさせていただきます。これは、調査事項は、何の目的で、先ほど神田議員さんからも言われましたけど、何の目的でこの調査特別委員会を設置するのかと。事実確認と、過去に議会対策のためにそういう議案を出したという事に対する事実確認の調査を行うということなんですけど、今一つ目的、何をしようとしているのかというのが明らかになりません。また、1点確認なんですけど、この調査の権限ですね、地方自治法の100条第1項ということは、かなりの権限がその特別委員会に与えられることになります。確か、いわゆるこれは伝家の宝刀と言われている百条委員会ということでよろしいんですか。 ○議長(吉永健司君) 青木議員。 ◆11番(青木照美君) 何回もなりますけども、いわゆる議会対策にねんごろになって与党議員を与党対策で報酬を上げざるを得なかったという云々がブログに書いてある。その事実を確認するためでございます。百条委員会でございます。 ○議長(吉永健司君) 濱元議員。 ◆9番(濱元幸一郎君) この百条委員会というのは非常に重いんですよね。例えば行政、あるいは議会の中で不正が起こった場合にその調査をして、事実を明らかにし、対策を打つと。ものすごい権限が与えられるんですよ。この百条委員会の設置については、慎重に慎重を重ねて行わなければならないというふうに思います。証言に来られた方の偽証罪なども出てきますので、そういう百条委員会としての重みに照らして、私はこの調査事項、事実確認の調査を行うということだけで、この百条委員会を設置するということがふさわしいのかというふうに感じております。その点はどのようにお感じでしょうか。議会、あるいは行政による不正が行われていた可能性があると、そこまで踏み込んで皆さんはこの調査委員会を設置しようというふうに考えておられるんですか。 ○議長(吉永健司君) 坂本議員。 ◆18番(坂本武人君) もちろんであります。平成21年の報酬値上げの際に、市長が答弁されたことが事実であればですよ、大変なことになります。当時の与党の議員の対策として、何かの便宜を図る代償として議員報酬を上げたという裏取り引き、密約があったのかどうか、そこまで調べたいと、私どもは思っております。もしも、市長の答弁が、私知りませんけど、ブログ等であったということが、市長がもしも虚偽の答弁をされてるなら市長にもそれなりの責任をとってもらうつもりであります。 ○議長(吉永健司君) ほかに質疑はありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(吉永健司君) 質疑はありませんので、これで質疑を終わります。 ここでお諮りします。ただいま議題となっております合志市議会第2回定例会一般質問における答弁内容に関する調査を求める動議については、会議規則第39条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。これに異議はありませんか。                〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(吉永健司君) 異議なしと認めます。したがって、委員会付託を省略することに決定しました。 引き続き、合志市議会第2回定例会一般質問における答弁内容に関する調査を求める動議について審議します。 これから討論を行います。 まず、本件に反対の討論を許します。神田公司議員。 ◆14番(神田公司君) 14番、神田です。合志市議会の第2回定例会一般質問における答弁内容に関する調査を求める動議について、反対の立場から討論をいたします。 調査項目の中で、非常に議員、いわゆる一般質問の中でのやり取りの中のまた引用となっています。こういう形で非常に調査の中身がやっぱり曖昧で、やはり実際にこの調査することにおいて、何をやはり市民、市議会、あるいは市にとってメリットというんですかね、必要性を感じるのか。発言の内容、あるいはこういうことがあったというのは確かに発言の中で、あるいはマスコミを通して言われてる。あるいは、荒木市長の引用されてはいるんですけども、こういう形で事実確認を、百条委員会という形でいちいち取り上げていくということについては非常に無理があるという立場から、この動議については、この委員会を設置することについては反対をしたいと思います。 議員各位のご賛同をよろしくお願いします。
    ○議長(吉永健司君) ほかに討論はありませんか。 次に、本件に賛成の立場から討論を許します。来海議員。 ◆15番(来海恵子君) 特別委員会設置について、賛成の立場から討論をいたします。 今回の選挙でも、議員報酬値上げについては多くの皆様から厳しいご意見をいただきました。その中で、私は今回の問題につきましては、とても重要な箇所だと思います。議員報酬値上げについて、当時の市長が議員とねんごろになるとか、そういう誤解を招くような発言が本当にブログの中であったのか、それが真意だったのか。ここをきちんとしない限りは市民の皆様のご理解は得られないと思いますので、私は個人を責めるのではなく、事実関係をきちんと調べて報告することが大事だと思いまして、賛成をいたします。 以上です。 ○議長(吉永健司君) ほかに討論はありませんか。 濱元議員。 ◆9番(濱元幸一郎君) 9番、日本共産党の濱元幸一郎です。私は、この平成21年4月1日施行合志議会議員の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例に関する特別委員会の設置について、反対をしたいというふうに思います。先ほどの質疑の中でも、なぜこの調査特別委員会をつくるのかというときに、はっきりとした事実経過、あるいははっきりとした目的が明確にはされませんでした。憶測の中で、今回の荒木市長と大住議員とのやり取りだけを取り上げて調査委員会をつくるということであります。ただ、私はこの百条委員会の設置については慎重に慎重を重ねなければならないというふうに思います。この百条委員会というのは、非常に地方議会の中では重い百条委員会と、伝家の宝刀と言われているもので、行政、あるいは議会の中の不正などに対して問題が起こったときに全国的に設置をされているものです。私は、今回のこの事実確認の調査を行うと、事実確認というだけで、この百条委員会の設置というものがふさわしいのかということに大変疑問が残りますので、この百条委員会の設置については、慎重に慎重を期すべきだと、もっと検討、議論が必要ではないかということを申し上げまして、討論を終わらせていただきます。 ○議長(吉永健司君) ほかに討論はありませんか。 池永議員。 ◆17番(池永幸生君) 賛成の立場から討論を行います。 本当にこの議会を左右するような大事な問題だと思います。発言のいかんが問われております。その発言の内容によっては、合併前の議員の名誉にかかわることでしょう。やはり私はそういった観点からも、またこの議会が重みを持つ、そのような観点からも、ぜひともこの動議を通すべきではなかろうかなと強く思っております。 討論とします。 ○議長(吉永健司君) ほかに討論はありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(吉永健司君) 討論なしと認めます。これで討論を終わります。 続きまして、本件につきましては、討論がありましたので、起立により採決を行います。本件について、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。                  〔賛成議員 起立〕 ○議長(吉永健司君) 起立多数です。したがって、本件については原案のとおり可決されました。 平成21年4月1日施行 合志市議会議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例に関する特別委員会10人の選任につきましては、委員会条例第8条第1項の規定により、坂本武人副議長、池永幸生議員、松井美津子議員、来海恵子議員、神田公司議員、濱口正曉議員、青木照美議員、濱元幸一郎議員、後藤修一議員、松本龍一議員を指名したいと思います。これに異議はありませんか。                〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(吉永健司君) 異議なしと認めます。したがって、ただいま指名いたしました諸君を平成21年4月1日施行 合志市議会議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例に関する特別委員に選任することに決定しました。 ここで、平成21年4月1日施行 合志市議会議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例に関する特別委員会を開催し、正副委員長の互選のため、暫時休憩します。                  午後2時31分 休憩                  午後2時40分 再開 ○議長(吉永健司君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 委員会条例第9条第2項の規定による平成21年4月1日施行 合志市議会議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例に関する特別委員会の正副委員長互選の結果を報告します。 委員長、青木照美議員、副委員長、神田公司議員、以上です。 大住議員の入場を求めます。                  (大住清昭議員入場) ○議長(吉永健司君) ここで、追加日程が終了しましたので、最初に配付しておりました日程により議事を進めます。                ――――――○―――――― ○議長(吉永健司君) 本日の最後は、休会についてお諮りします。 明日27日から29日までの3日間は、議事整理並びに休日もありますので、この間休会にしたいと思います。これに異議ありませんか。                〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(吉永健司君) 異議なしと認めます。したがって、明日27日から29日までの3日間は休会とすることに決定しました。 次の会議は、6月30日の午前10時から会議を開きます。 以上で、本日の予定は全て終了しました。本日は、これで散会します。大変ご苦労さまでした。                  午後2時41分 散会...