玉名市議会 2016-09-27
平成28年第 5回定例会-09月27日-05号
平成28年第 5回定例会-09月27日-05号平成28年第 5回定例会
平成28年第5回
玉名市議会定例会会議録(第5号)
議事日程(第5号)
平成28年9月27日(火曜日)午前10時00分開議
日程第1
委員長報告
1
総務委員長報告
2
建設経済委員長報告
3
文教厚生委員長報告
日程第2 質疑・討論・採決
(議第92号から議第106号まで、請第5号)
日程第3 閉会中の継続審査の件
日程第4
市長提出議案審議(質疑・討論・採決)
(議第107号及び議第108号)
日程第5 委員会の中間報告
1
公共施設等建設特別委員長報告
日程第6 議員派遣の件
閉 会 宣 告
─────────────────────────
本日の会議に付した事件
日程第1
委員長報告
1
総務委員長報告
2
建設経済委員長報告
3
文教厚生委員長報告
日程第2 質疑・討論・採決
(議第92号から議第106号まで、請第5号)
日程第3 閉会中の継続審査の件
日程第4
市長提出議案審議(質疑・討論・採決)
(議第107号及び議第108号)
日程第5 委員会の中間報告
1
公共施設等建設特別委員長報告
日程第6 議員派遣の件
日程第7
議員提出追加議案上程
議員提出第2号
議会基本条例検討特別委員会の設置について
日程第8
議員提出追加議案審議(質疑・討論・採決)
議員提出第2号
議会基本条例検討特別委員会の設置について
日程第9
議会基本条例検討特別委員会委員の選任
日程第10
市長提出追加議案上程(議第109号から議第111号まで)
議第109号 平成28年度玉名市
一般会計補正予算(第6号)
議第110号 玉名市附属機関の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議第111号 玉名市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について
日程第11 提案理由の説明
日程第12 議案の
委員会付託
(休憩中委員会)
日程第13
議会基本条例検討特別委員会正副委員長互選結果報告
日程第14
委員長報告
1
総務委員長報告
2
文教厚生委員長報告
日程第15 質疑・討論・採決
(議第109号から議第111号まで)
閉 会 宣 告
─────────────────────────
出席議員(24名)
1番 北 本 将 幸 君 2番 多田隈 啓 二 君
3番 松 本 憲 二 君 4番 徳 村 登志郎 君
5番 城 戸 淳 君 6番 西 川 裕 文 君
7番 嶋 村 徹 君 8番 内 田 靖 信 君
9番 江 田 計 司 君 10番 田 中 英 雄 君
11番 横 手 良 弘 君 12番 近 松 恵美子 さん
13番 福 嶋 譲 治 君 14番 宮 田 知 美 君
15番 前 田 正 治 君 16番 作 本 幸 男 君
17番 森 川 和 博 君 18番 高 村 四 郎 君
19番 中 尾 嘉 男 君 20番 田 畑 久 吉 君
21番 小屋野 幸 隆 君 22番 竹 下 幸 治 君
23番 吉 田 喜 徳 君 24番 永 野 忠 弘 君
─────────────────────────
欠席議員(なし)
─────────────────────────
事務局職員出席者
事務局長 堀 内 政 信 君 事務局次長 荒 木 勇 君
次長補佐 平 川 伸 治 君 書記 松 尾 和 俊 君
書記 冨 田 享 助 君
─────────────────────────
説明のため出席した者
市長 高 嵜 哲 哉 君 副市長 斉 藤 誠 君
総務部長 上 嶋 晃 君
企画経営部長 原 口 和 義 君
市民生活部長 小 山 眞 二 君
健康福祉部長 村 上 隆 之 君
産業経済部長 吉 永 訓 啓 君 建設部長 礒 谷 章 君
会計管理者 今 田 幸 治 君 企業局長 北 本 義 博 君
教育委員長 桑 本 隆 則 君 教育長 池 田 誠 一 君
教育部長 伊 子 裕 幸 君 監査委員 坂 口 勝 秀 君
午前10時01分 開議
*************************
○議長(永野忠弘君) 皆さん、おはようございます。
議長ですけど、一般質問からちょっとしばらく皆さんに大変御迷惑かけましたけど、きょうはなんとか出席できるようになりましたので、きょうは議長の役目を務めさせていただきます。ひとつよろしくお願いします。
ただいまから、本日の会議を開きます。
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△日程第1
委員長報告
○議長(永野忠弘君) 日程第1、「
委員長報告」を行ないます。
これより、各
常任委員会に付託し、審査を終了いたしました事件の結果と経過について、各委員長の報告を求めます。
議第92号平成28年度玉名市
一般会計補正予算(第5号)から、議第106号財産の取得についてまでの
市長提出議案15件、継続審査となっておりました請第5号玉名第1保育所の一刻も早い建てかえを求める請願1件、以上の事件を一括議題といたします。
お手元に配付しております
委員会審査報告書の朗読は、これを省略いたします。
審議の方法は、各委員長の報告のあと、質疑・討論の後、採決いたします。
あわせて、継続審査の申し出があります。陳第7
号北坂門田地区、
中坂門田地区、
南坂門田地区の
坂門田川水系における
水田構造改善事業を求める陳情及び陳第8
号玉名小学校区の自然を守り景観に配慮し、子どもから大人まで住みよい環境となるような計画的な地域づくりを求める陳情の陳情2件については、中間報告を行ないたいとの申し出がありますので、この際これを許します。
各委員長の報告を求めます。
総務委員長 前田正治君。
[
総務委員長 前田正治君 登壇]
◎
総務委員長(前田正治君) 皆さん、おはようございます。
総務委員会に付託されました案件は、議案8件、陳情1件であります。委員会における審査の経過と結果について御報告いたします。
まず、議第92号平成28年度玉名市
一般会計補正予算(第5号)中付託分についてであります。
執行部から、
歳入歳出予算補正については、歳入歳出それぞれ9億8,334万6,000円を追加し、総額を352億1,731万円とするもの。歳入の主な内容は、
児童福祉費負担金523万6,000円の追加である。また、
衛生費国庫補助金は2,545万2,000円の追加で、
災害等廃棄物処理事業費補助金で、
熊本地震被災家屋の公費解体で生じた廃棄物について、仮置き場を設置し、収集運搬し処分する経費の2分の1の補助金である。
歳出の主な内容は、10月から産交バスにより運行が予定されている循環バスの車両2台分にデザイン
ラッピングを施すための業務委託料で、192万3,000円の増額。熊本地震による被害を受けた半壊以上の家屋の解体を国が特別措置として、被災者の負担軽減を目的に被災者にかわって市町村が公費により解体を行なう、
公費解体制度の適用によるもので、
災害廃棄物の処理委託料の総額で5,090万4,000円の増額。熊本地震により被災した消防詰所2件分の建てかえ分で、800万円の増額との説明がありました。
委員から、消防詰所の建てかえ分で1カ所400万円とあったが、解体費など含めた予算化との質疑に、執行部から、合併前の
消防団関係の補助率はまちまちであった。詰所の補助についても、合併時に
消防団正副団長会議で検討され、
消防団詰所建設補助として1カ所400万円の補助とされたものであるとの答弁でした。委員から、もとあった詰所を解体して建てかえをした場合、概算で幾らかかるかとの質疑に、執行部から補助金400万円で対応されているところやそれ以上にかかるところもあるようだが、地域の実情で建設されているので、一概に幾らとは言えない。400万円から600万円ぐらいで認識しているとの答弁でした。委員から、今回の地震で倒れた分で解体は消防団でもすると思うが、その場合の消防団に対する費用弁償は発生するのか。非常時の出動と同じようにとらえていいのではないかとの質疑に、執行部から、今までもこうしたケースはあったが、消防活動の一環として支出した経緯はないし、難しいとの答弁でした。委員から、一般の家屋の火災等で消防団が出動し、家屋の修理をした場合費用弁償がある。今回同じようにとらえていいのではないか。住民への負担軽減の意味で検討してほしいとの意見に、執行部から、今回のように災害を受けての建てかえについては、消防団の正副団長と協議を行ないたいとの答弁でした。委員から、消防団の件で、詰所の所有はどこになるのか。また、建設費の400万円は国から来るのかとの質疑に、執行部から、詰所の所有は地元となっている。また、交付税措置として対応しているとの答弁でした。委員から、詰所の考え方を変えていく必要があるのでは。単に詰めるだけでなく、そこに詰める消防団の命も守る必要がある。市内に92件の詰所を1年に1カ所かえると92年かかるので、考え方を変えていかないとなどの質疑に、執行部から、合併から10年経過しているので、
解体費用等も含めて、消防団と協議・検討を行ないたい。また、協議においては団員の意見も聞きながら進めていきたいとの答弁でした。委員から、消防費で通常の修理や一部建てかえなどの補助はどうなっているかとの質疑に、執行部から、内容にもよるが、修理については随時対応を行なっているとの答弁でした。委員から、
女性消防隊員について定員に達していないと聞いたが、市の職員は何名いるか。団員全体でも定員に達していないのなら、女性隊員をふやすのも検討すべきとの質疑に、執行部から、定数16人、実数が13人で、市の職員は5人である。定員を満たすようには、女性を含めて今後検討したいとの答弁でした。委員から、
児童福祉負担金の質疑に、執行部から、
児童扶養手当負担金は
ひとり親家庭や父親又は母親に一定の障がいがある場合などに、所得に応じて手当を支給するもので、
児童扶養手当法の改正により、今年の8月から第2子が5,000円から8,000円、第3子以降が3,000円から6,000円にそれぞれ加算額が改正されたことによる追加である。また、第1子については、月額4万2,330円であり、今回改正はないとの答弁でした。委員から、循環バスの
ラッピングで192万円もかかるのか。どのようにして決めたのかとの質疑に、執行部から、
ラッピングを行なう業者から見積もりをとって提案している。デザインについては、
循環バス導入を市民に広く周知し、利用促進を図ることを狙いとして、地域の児童から似顔絵を描いてもらい、それをデザインとして使うこととした。また、本市の主要施策である音楽の都玉名又は花の都玉名をアピールするために、タマにゃんのイラストも描いて、カラフルなバスにするためにこの金額となっている。業者選定については、随意契約で行なうとの答弁でした。委員から、随意契約でいいのかとの質疑に、執行部から、随意契約にした理由として、運行は産交バスの通常の路線バスの運行で、産交バスの
ラッピングに関しては、産交バスが九州産交バスと指定しているので、そこでの随意契約ということであるとの答弁でした。委員から、玉名にも
ラッピングできる業者はいないのかとの質疑に、執行部から、この計画の段階から、産交バスとの協議の中で、九州産交バスとの指定であったため、市内に大型バスを
ラッピングできる業者がいるかどうか調べていないとの答弁でした。委員から、金額的にも大きいので、玉名市内にも
ラッピングできる業者がいるかの検討は今後してほしいとの要望がありました。委員から、委託料の192万円は、
ラッピングだけの経費なのか、作成までの駐車料は発生しないのかとの質疑に、執行部から、
ラッピングだけの費用で、数日で完成するので、代がえ車両などの費用は必要ないとの答弁でした。委員から、デザインについては、どこで、だれが決めるのかとの質疑に、執行部から、デザインについては、市の事務局と
産交バス等で協議して決定したとの答弁でした。委員から、バスについて路線が変わることによって補助金も変わることがあるのかとの質疑に、執行部から、今回の循環バスに係る経費は、当初予算では計上していない。今後の運行状況を見ないとわからないが、現時点では黒字経営を考えている。バスは、
産交バス所有のバスで対応するので、その費用も発生しない。路線変更によって全体的に赤字ができたときには補てんもあり得るとの答弁でした。委員から、
ラッピングバスを導入するのであれば、車内にモニターを置いて停車場との玉名の観光案内など流すとか、ワイファイをつけるとか、先端的なバスにするような意見もありました。委員から、
財政調整基金の運用内訳と、運用における損は発生しないのか。また、利益として年間幾らぐらいになるのかとの質疑に、執行部から、平成27年度末で65億円ほど基金があるが、その中で銀行預金が38億6,600万円で約6割、国債、地方債を合わせた債券で、約4割の26億5,000万円ほどの運用を行なっている。安全かつ効率的に運用しているので損失はない、利子収入として2,000万円ほどあるとの答弁でした。委員から、
地方債金利負担の高いものを早期に返済したことはないのかとの質疑に、執行部から、地方債の繰上償還については、平成20年度から平成25年に合計で約18億円繰上償還を行なっている。これは財政上余裕があれば繰上償還を行なっているとの答弁でした。委員から、松木の「水の守」の仮置き場の件で、ここに搬入できるのは何種類か。業者との契約は済んでるのかとの質疑に、執行部から、搬入品目については、国が示している可燃物、木くず、
コンクリートがら、瓦ずく、石膏ボード、金属くず、ガラスくず、家電その他などなど、17品目になっている。現状の仮置き場は、一部損壊の家屋の瓦に限って受け入れをしている状況である。契約の相手方については、熊本県の
産業廃棄物協会と管理協定を結んでいるので、そこから業者選定を依頼しているとの答弁でした。委員から、17品目の中で、瓦を水の守に処分しているのなら、他の品目はどこに処分しているのかとの質疑に、執行部から、公費解体については、現在実施をしていない。既存の一部損壊の瓦に関してのみ受け入れを行なっているとの答弁でした。委員から、瓦以外も今回の5,090万4,000円で処分するのかとの質疑に、執行部から、今回の予算については、公費解体の分の予算である。また、瓦以外も水の守で対応するようにしている。そして現場管理がいて、17品目に分別するようにしているとの答弁でした。委員から、分別の予算としての409万6,000円は人件費だろうが、何人ぐらいいるのかとの質疑に、執行部から、委託料については、熊本県
解体工事協会と熊本県
産業廃棄物協会との提携で、現場については現場主任と担当を置いて年度内の対応をするための委託料を計上しているとの答弁でした。委員から、清掃費の中の震災の処理費5,090万4,000円の中には、公費解体の部分と一部損壊などへの解体の処理費用も全部含まれているということかとの質疑に、執行部から、今回の補正予算については、公費解体の処分費のみであるとの答弁でした。委員から、水の守には一部損壊の瓦れきなど、持ち込んでいるのかとの質疑に、執行部から、一部損壊の災害ごみは、瓦に限って持ち込みをさせているとの答弁でした。委員から、瓦の処理費はこの予算に含まれているのかとの質疑に、執行部から、一部損壊の処分については6月の臨時議会で計上した中で調整を行なっているとの答弁でした。委員から、今回の予算は公費の部分だけということかとの質疑に、執行部から、そのとおりという答弁でした。委員から、国からくる予算が2,500万円ぐらいで、一般財源でその半分を見ているということかとの質疑に、執行部から、現状の補助率で見ているとの答弁でした。委員から、全壊、半壊、大規模半壊の
公費解体分の
解体費そのものはどこに計上しているかとの質疑に、執行部から、今回の熊本地震が発生して、
熊本地震被災者支援課ができ、その中で公費解体の手続きから発注については契約検査課、解体を進める予算と仮置き場までの運搬費は
熊本地震被災者支援課の民生費の予算で計上している。今回の補正予算には計上していない、6月の臨時議会で計上しているとの答弁でした。委員から、災害瓦れきについて、被災されたところで特に高齢者などの持ち込む手段がない方への
持ち込み方法などの周知はしてあるのかとの質疑に、執行部から、持ち込みの方法等については、環境整備課や
熊本地震被災者支援課、総務課、防災安全課などへの電話対応については、それぞれに対応できるようにしているとの答弁でした。委員から、市歌はもうできているのか。新しくつくると別に予算が必要となるのかとの質疑に、執行部から、玉名市歌については、今年の2月と3月に既存の歌か、新しくつくるのかを検討し、委員会を開催して新しくつくるとなったので、詩や曲を検討してもらい、29年度に披露ができればと考えている。また、
選考委員会で決まった内容によって新しい予算が発生するとの答弁でした。
審査を終了し、採決の結果、議第92号については、原案のとおり全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に、議第98号玉名市
自治基本条例の制定についてであります。
執行部から、玉名市における自治の基本理念及び基本原則を明らかにするとともに、市民、市議会及び執行機関の責務並びに参画及び協働による自治運営の基本的事項を定めるために条例を整備するもの。内容としては、市民・市議会など及び執行機関の権利、役割及び責務、市政の原則及び制度、情報の共有、市民参画、
地域コミュニティー活動、住民投票、国、県などとの連携、条例の見直しなどについて定めるものとの説明がありました。
委員から、制定した以上は、市民に十分理解、周知をしなければいけないと思うが、どういう手法で周知するのかとの質疑に、執行部から、周知については、市の広報紙やホームページを中心に行ない、進捗状況を把握するなどのために委員会を立ち上げ、その中でも周知方法について検討し、実行していくとの答弁でした。
審査を終了し、採決の結果、議第98号については、原案のとおり全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に、議第99号玉名市職員の退職管理に関する条例の制定についてであります。
執行部から、
地方公務員法第38条の2及び第38条の6の規定に基づき条例を制定するもので、離職後に
営利企業等に再就職した元職員は、離職前5年間に在職していた組織の職員に対して、
当該営利企業と本市の契約など事務について、離職後2年間、離職前5年間の職務に関する働きかけを規制するものとの説明がありました。
委員から、これはいわゆる天下りの廃止などなのかとの質疑に、執行部から、元職員が
営利企業等に就職することは自由であるが、元職員の地位を利用して不正な働きかけを規制するものであるとの答弁でした。
審査を終了し、採決の結果、議第99号については、原案のとおり全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に、議第100号玉名市附属機関の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてであります。
執行部から、玉名市
歌選考委員会を設置するため、条例の整備を図るものとの説明がありました。
委員から、新旧対照表によると、委員の数が8人から10人にふえているのはなぜか。また、選考曲はどのようにするのかとの質疑に、執行部から、
検討委員会を開催する中で、既存の曲を使うか否かを決めるだけだったので、8人で行ない、今後は内容を検討する段階で、
各種団体等に今まで以上に参加していただきたいので10人にした。また、曲、詩とも白紙の状態であり、今後検討していくとの答弁でした。
審査を終了し、採決の結果、議第100号については、原案のとおり全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に、議第101号玉名市一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定についてであります。
執行部から、
地方公務員法の一部改正に伴い、条例の整備を図るものとの説明がありました。
特に質疑もなく、審査を終了し、採決の結果、議第101号については、原案のとおり全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に、議第102号玉名市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定についてであります。
執行部から、玉名市
歌選考委員会委員、
乳幼児健康診査診察医及び
博物館学芸業務嘱託員の報酬について、条例の整備を図り、それぞれの委員の報酬額を定めるものとの説明がありました。
委員から、
乳幼児健康診査診察医及び
博物館学芸業務嘱託員の報酬は上がったのかとの質疑に、執行部から、
乳幼児健康診査診察医及び
博物館学芸業務嘱託員は以前からあったのもので、本条例において平成27年12月に改正を行ない、
給与条例主義の考えの基、給与関係は条例で定めなければならないとなっており、以前の
費用弁償条例では、最後に「全各号掲げるもの以外の非常勤職員」の欄があり、その欄を適用して支給されていたものだが、その時点で漏れていたものを今回明確にしたものであり、報酬額については、依然と同額であるとの答弁でした。委員から、条例上漏れていたときに、報酬の支払いはあったのかとの質疑に、執行部から、条例上は抜けていたところはあったが、決済は正規に行ない支給をしていたとの答弁でした。委員から、その他の項目を外した時期があったわけだろうが、その時期でも支払いは済んだ。支払いの根拠がないのに支払いしたのはいかがなものかとの質疑に、執行部から、確かに支払いの根拠がない状況については、おわびをする。平成27年の12月までは根拠があったが、改正をしたときに漏れが生じたとの答弁でした。
審査を終了し、採決の結果、議第102号については、原案のとおり全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に、議第103号玉名市税条例の一部を改正する条例の制定についてであります。
執行部から、外国人等の国際運輸業に係る所得に対する相互主義による所得税等の非課税に関する法律の一部改正に伴い、条例の整備を図るものとの説明がありました。
委員から、一般の人はあんまり関係ないということか。また、今回は、台湾が当事国で、他の国交がある国には関係が従前通りかとの質疑に、執行部から、今回の条例に適用される人は、日本国内に進出した外資系の企業の構成員である投資家が、租税条例の特例により
源泉徴収ができないため、分離課税により行なうものであり、台湾に対して特化したものであるとの答弁でした。委員から、今回の内容は、申告しないとわからないということだが、利益を得た場合調査票などは来るのかとの質疑に、執行部から、当該企業が税務署に届け出を行ない、これに基づいて税務署が調査等を行ない、確定申告をして、玉名市はこれに基づいて住民税の申告を行なうものであるとの答弁でした。
審査を終了し、採決の結果、議第103号については、原案のとおり全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に、議第105号有明広域行政事務組合の規約の一部変更についてであります。
執行部から、一部事務組合の規約を変更しようとするときには、地方自治法第290条の規定により、議会の議決を経る必要があるもので、有明広域行政事務組合の事務所の位置を変更するものとの説明がありました。
特に質疑もなく、審査を終了し、採決の結果、議第105号については、原案のとおり全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に、陳第8
号玉名小学校区の自然を守り景観に配慮し、子どもから大人まで住みよい環境となるような計画的な地域づくりを求める陳情であります。
委員から、今回の陳情どういうとらえ方をしていいのかわからない部分がある。子どもを守れ、自然に配慮しなさいとかあるが、病院の話もある。1つの町ができると思われるし、小学校の跡地利用のアンケートに一番多かったのは、公共施設、次に、病院建設ということだったが、とらえ方がわからない部分があるとの意見でした。また、委員から、圃場整備や区画整備も以前、反対があり、できていないのに今回の陳情を採択したとき、どのように進めていくのかとの意見がありました。また、委員から、
自治基本条例を可決したが、根底には条例があるので、病院建設があっても地元住民に十分説明をして、意向も聞いて、すべてを含めて物事進めてほしいと理解した。今回採択したことを根拠にいろいろな話がある可能性もあるが、検討するとして対応すればよいのではとの意見がありました。いろんな状況も今後あり、時間があるともう少し内容も見えてくるということで、継続審査の意見が出されました。
採決の結果、陳第8号については、継続審査とすべきものと決しました。
以上で、
総務委員会に付託された案件の報告を終わります。
○議長(永野忠弘君) 建設経済委員長 田畑久吉君。
[建設経済委員長 田畑久吉君 登壇]
◎建設経済委員長(田畑久吉君) 皆さん、おはようございます。
今期、建設経済委員会に付託されております議案5件及び陳情1件について、委員会の審査の経過と結果を御報告いたします。
まず、議第92号平成28年度玉名市
一般会計補正予算(第5号)中付託分についてであります。
歳出の部、4款衛生費1項保健衛生費中9目浄化槽設置整備費が18万円の増額、6款農林水産業費が2億4,258万2,000円の増額、そのうち主なものは、攻めの園芸生産対策事業補助金で、10組合の農業用ハウスの附帯設備の整備に対する補助金3,459万9,000円の増額、熊本地震生産総合(強い農業づくり交付金)事業補助金で、熊本地震により影響を受けた農業の共同利用施設及び食品流通施設の原形復旧に対する補助金1,534万7,000円の増額、また、被災農業者向け経営体育成支援事業補助金は、1億6,355万2,000円の増額で、熊本地震で被災した71件の農業施設等の再建・修繕に対する補助金であります。7款商工費では3,712万1,000円の増額で、主なものは、玉名温泉・小天温泉ふるさと応援旅行券事業補助金で3,300万円の増額。内容は1人当たり5,000円の助成6,000人分と、事務経費等であります。8款土木費は、2,172万3,000円の増額で、主なものは、崖地近接等危険住宅移転事業補助金802万9,000円の増額は、崖地崩壊の危険のある地域からの危険住宅の移転に対する補助金。戸建て木造住宅耐震改修事業補助金で841万2,000円の増額は、当初の予定から耐震診断の42件、設計8件、改修8件を追加するものであります。また、各課に共通して職員の新規採用や人事異動に伴う職員給与の調整などによる増減が計上されております。
以上、執行部の説明を受け、委員から、岩崎排水機場に関する玉名平野地区農用地利用意向調査検討業務の委託料についての質疑があり、執行部から、岩崎排水機場は昭和30年につくられ、既に61年経過している。また、ポンプの2基のうち、1基はこの数年動いておらず、残り1基についても運転するのが非常に難しい状況で、機場の運転者が試行錯誤しながら動かしているが、それでもなかなか動かないこともあることから、つくりかえる時期にきていると考えている。今回の意向調査は、対象農地160ヘクタール、地権者約600名に対して、現在の農用地の作付状況や経営状況などのほか、利用上の問題や今後の意向、要望などをアンケート調査するものであり、その結果を今後の国、県への要望の資料とするほか、希望者が多ければ基盤整備事業にもつなげていきたいとの答弁でありました。これを受け委員から、今後、この地域は開発地域となってくると思われ、区画整備をしておかないと手をつけられない状態になるおそれがあるので、農林水産関係だけでなく、全庁的に考え方を精査し、意向調査をしてほしいとの意見がありました。また、委員から、湛水防除では農地利用の問題でなかなか補助が厳しい状況なので、全庁的な対応として、地域の防災の観点で、排水対策できないか考えていかないといけないのではないかとの意見があり、執行部から、この玉名平野地区は駅前の開発計画や公立玉名中央病院の場所の問題などもあるため、開発する部分と農地の部分を区分し、調査を実施する。また、幹線排水路の整備は進めてきており、今回、農家の意向を調査し、排水機場の整備につなげたいとの答弁でありました。また、委員から、国の補助により実施された九州観光推進機構による九州観光支援旅行券事業で、玉名温泉、小天温泉はどのくらい効果があったかとの質疑に、執行部から、調査では九州観光推進機構及び県に実施された旅行券事業を利用して、7月は3,291人、8月は4,463人の宿泊があったが、実際にはそれ以上の宿泊客があったとみているとの答弁でありました。さらに委員から、九州観光支援旅行券には旅行業者と提携している旅館などしか宿泊効果がなかった。今回の玉名温泉・小天温泉ふるさと応援旅行券事業はどういうやり方を考えているかとの質疑に、執行部から、前回は転売防止のため、旅行商品を販売し、たまララで割引券を発行する形をとった。たまララに来るのが面倒だという話も聞いたが、5,500円分の割引と1,000円分のお買い物券がついているということで利用者には好評だったと認識しており、今回も基本的に同じやり方を考えている。お買い物券は未定だが、何らかのプラスアルファーをつけたいとの答弁でありました。これを受け委員から、たまララにいくのに駐車場はあいておらず、車をとめられないとの苦情もあった。環境が整っていない中、たまララに取りに行ってもらうのは不親切ではないか。そういう事業をするのなら、ちゃんと整備しておいて、お客さんを呼び込むような施策をしないといけない。お買い物券があれば、たまララに来てもらう理由づけにもなるのでお願いしたいが、お買い物券がないなら温泉街の一角に割引券を配布する場所を設置した方がいいのではないか。また、古くからある立願寺温泉や夏目漱石ゆかりの小天温泉などを旅行者にアピールする看板などが新玉名駅にないので検討すべきとの意見がありました。また、委員から、旅行者が観光協会の窓口に来たとき、名所・旧跡などのパンフレットがあると思うが、それを説明できる知識を持った人はいるのかとの質疑に、執行部から、観光協会や観光ほっとプラザ「たまララ」の職員たちは、日々玉名のことを勉強され観光案内をしている。また、県によるインバウンド事業に向け、セミナーが今年9月から来年1月まで実施されるが、これにも積極的に参加しているとの答弁でありました。また、委員から、玉名版DMO構築事業に関して、現在の玉名版DMOの状況についての質疑に、執行部から、今年の4月22日に県下初めて、一般財団法人玉名観光協会が日本版DMO候補法人として、観光庁に登録された。観光協会の事務局長が、月に2回、東京の事業構想大学院大学に勉強しに行っている。ここで勉強したことをまず、観光協会にフィードバックし、その後多種多様な観光業者や事業者と連携して、最終的には玉名の実情に合うような仕組みを構築していくことを考えている。また、玉名版DMOの組織の構築には5年ほどかかると想定している。その後マーケティングをしながら地域の実情に合った柔軟性を持ちつつ継続性がしっかり確立された組織体になっていければと考えている。今の時点には、玉名の地域旅行社兼地域商社的な組織体を目指していきたいと考えているとの答弁でありました。また、委員から、観光協会の会員数が少ないことについて会員数をふやし、組織を大きくするような努力をしていただきたいとの意見があり、執行部から、観光協会が法人化した際、会費の見直しを行ない、入会しやすくしているとの答弁でありました。また、委員から、横島農産加工研修センター大研修室の空調整備改修費に関し、大研修室の利用頻度についての質疑に、執行部から、一部に玉名市商工会、横島支所が入っており、商工会の融資相談会や船舶免許の試験場など、利用頻度は高いとの答弁でありました。また、委員から、がけ地近接等危険住宅移転事業補助金についての質疑に、執行部から、熊本県建築基準条例の範囲内にある既存不適格住宅であれば補助金を受けられる。今回の補正は、地震と大雨の影響による1件についてのものとの答弁。さらに委員から、ほかに可能性があるところはあるかとの質疑に、執行部から、現在崖の高さが2メートル以上のところが対象であるが、把握はできていない。土砂災害危険地域は県で指定しているので確認できると思うとの答弁でありました。これを受け委員から、天水町北横内地区崖地の地域に入っているかとの質疑に、北横内地区も対象区域に入っている。崖地近接等危険住宅移転事業補助金については、崖の高さと建築時期で条件があり、既存不適格住宅ならば対象となるが違反住宅では対象とならないとの答弁でありました。
以上、審査を終了し、採決の結果、議第92号中付託分については、原案のとおり全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に、議第95号平成28年度玉名市浄化槽整備事業特別会計補正予算(第2号)についてであります。
歳入歳出予算の総額から、歳入歳出それぞれ18万円を増額するものであり、職員手当の調整等によるものであります。
委員から、本年度の浄化槽設置の予定についての質疑に、執行部から、20件を予定しており、現在5件確定しているとの答弁でありました。
以上、審査を終了し、採決の結果、議第95号については、原案のとおり全員異議なく可決するものと決しました。
次に、議第96号平成28年度玉名市水道事業会計補正予算(第2号)についてであります。
収益的支出で642万8,000円の増額、これは職員の人事異動に伴う職員給与等の調整によるものであります。また、債務負担行為として上下水道施設運転管理業務として、平成29年度から平成33年度の期間で1億9,499万4,000円の限度額を設定するものであり、また、水道料金徴収事務等業務として、平成29年度から平成33年度の期間で2億4,901万1,000円の限度額を設置するものであります。
以上、執行部の説明を受け、委員から、債務負担行為の水道料金徴収事務等業務の内容についての質疑に、執行部から、玉名市給水区域、農業集落排水及び市町村型浄化槽処理区域の全域について、受付業務、検針業務、量水器管理業務、収納・調定業務、開栓・閉栓業務、給水停止業務などのさまざまな業務を委託するものであるとの答弁でありました。
以上、審査を終了し、採決の結果、議第96号については、原案のとおり全員異議なく可決するものと決しました。
次に、議第97号平成28年度玉名市公共下水道事業会計補正予算(第2号)についてであります。
内容は、債務負担行為として、上下水道施設運転管理業務を平成29年度から平成33年度の期間で6億3,900万円の限度額を設定するものであります。
委員から特段の質疑はなく審査を終了し、採決の結果、議第97号については、原案のとおり全員異議なく可決するものと決しました。
次に、議第106号財産の取得についてであります。
これは、玉名市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定に基づき提案されたものであります。
内容は、大坊迫間線新玉名駅駐車場整備事業の用地として、8筆8,460平方メートルの土地を、8,236万7,200円で取得するものであります。
委員から、地権者の方は納得されているかとの質疑に、執行部から、同意はいただいているとの答弁でありました。また、委員から、新玉名駅駐車場は有料化すべきとの考えから反対するとの意見があり、挙手による採決の結果、議第106号については賛成多数で可決すべきものと決しました。
次に、陳第7
号北坂門田地区、
中坂門田地区、
南坂門田地区の
坂門田川水系における
水田構造改善事業を求める陳情についてであります。
これは、北坂門田地区、
中坂門田地区、
南坂門田地区における
坂門田川水系の水田について圃場整備などの構造改善事業を求めるものであります。
委員から、事業を行なうにはどれぐらいの費用がかかりそうかとの質疑に、執行部から、近年では平地で反当たり160万円かかる。中山間地域になると200万円から250万円かかると見込まれる。また、受益者負担は、20ヘクタール以上では事業費の12.5%、20ヘクタール未満では事業費の25%であり、75%以上の農地を中心的経営体に集積すれば7.5%分補助上乗せがあるとの答弁がありました。また、委員から、賛成者はどれくらいいるかとの質疑に、執行部から、地元から直接話はなく、面積や地権者、何名が賛成かなどわからないとの答弁でありました。また、委員から、地区の区長さん方からの将来を思っての陳情なので、まずは執行部から地区に対して、金額面などを含め説明会などを開催してはどうかとの意見がありました。
以上の質疑の後、委員から、実情などはっきりわからないことが多く、内容を十分把握するため継続審査にしてはどうかとの意見があり、採決の結果、陳第7号については、全員異議なく継続審査とすべきものと決しました。
また、付託案件以外のその他の質疑について、委員から、タマにゃんのゆるキャラグランプリの参加についての質疑があり、執行部から、タマにゃんの認知度向上のため、観光戦略と御理解をいただきたい。ゆるキャラグランプリは今回3回目のエントリーであり、不退転の覚悟で臨んでいる。投票締め切りまで精いっぱい努力していきたいとの答弁がありました。
以上で、
建設経済委員長報告を終わります。
○議長(永野忠弘君) 文教厚生委員長 近松恵美子さん。
[文教厚生委員長 近松恵美子さん 登壇]
◎文教厚生委員長(近松恵美子さん) 今期、文教厚生委員会に付託されました議案4件及び継続審査となっておりました請願1件について審査の経過と結果を報告いたします。
初めに、議第92号平成28年度玉名市
一般会計補正予算(第5号)中付託分について、3款民生費は7,250万7,000円の追加で、職員給与以外の主なものは、地域介護・福祉空間整備等施設整備補助金で648万9,000円、これは介護従事者の負担軽減のために移動や見守りなどの介護を支援する介護用ロボットの購入補助金で、7つの事業所に1事業所当たり92万7,000円を交付するものです。また、備品購入費992万5,000円は、温泉施設への送迎バスの買いかえによるものです。4款衛生費は757万4,000円の追加で、子どものB型肝炎の予防接種の個別接種委託料に係る予算の追加などです。10款教育費は517万7,000円の追加で、外国からの転入児童が学習に支障を来さないための特別支援教育支援員に係る経費などです。この方は、母親が中国人で、お子さんが中国語しか話せないために通訳できる人を雇うことにしたというものです。第2表債務負担行為補正は、図書館窓口等業務の限度額を設定するものです。
執行部からの説明のあと、委員から、温泉施設への送迎用の福祉バスの利用状況はどうか。しおかぜタクシー等の影響はあるのかとの質疑があり、執行部から、玉名管内2台の実績では、合計で1万134名であり、平成26年実績よりも520名増加している。しおかぜタクシー等の影響により福祉バスの利用者が減少したとの報告は受けていないとの答弁がありました。
次に委員から、介護用ロボットを7事業所に補助するとあるが、どのようなロボットか、事業所の負担はあるのかとの質疑があり、執行部からは、1つはマッスルスーツといって、介護者が肩に装着し、介護の際の負担を軽減する器具であり、もう1つはセンサーつきの犬型ロボットで、在宅高齢者等の行動を感知して、携帯電話等に知らせる機能を持つ見守りロボット。購入は、介護施設のニーズに合わせて選択できるようになっており、一律92万7,000円の補助で、これを超える分は事業の負担となるとの答弁がありました。
次に委員から、2人目、3人目の児童扶養手当は増額になるとのことだが、対象となる親の数と子どもの数は何人か。また、恒久的な制度になるのかとの質疑があり、執行部から、8月時点で、親の受給者数は650名で、子どもが1,150人となっている。12月の支給時には、親が690名、子どもが1,230名になると見込んでいる。また、平成28年1月に厚生労働省からの通達があっており、8月以降の手当から増額となる制度変更となっている。
児童扶養手当法が一部改正されており、継続的に実施されるものととらえているとの答弁がありました。また、委員から、母子家庭等高等職業訓練促進給付金について質疑があり、執行部から、
ひとり親家庭を対象に看護師、保育士、美容師、理容師、介護福祉士等の専門的な資格を取得するために1年以上、3年間を限度として就業することを支援する制度で、非課税世帯で月額10万円、課税世帯で月額7万5,000円を給付する。毎年非課税世帯かどうか確認の上、額を決定して、申請後毎月請求の際に就業しているかどうかを確認しているとの答弁がありました。
次に委員から、9月中の罹災証明書の申込数と一部損壊の修復補助金の申請数はどうなっているかとの質疑があり、執行部から、9月16日現在で、罹災証明の発行数は住居における全壊世帯が9件、大規模半壊が12件、半壊が69件、一部損壊が389件、計479件となっている。これは、申請後に調査を行なった件数で、一部損壊はこのほか1,236件あり、合計で1,629件となっている。また、家屋の一部損壊の修復補助金の申請件数は706件で、このうち9月分の申請件数は128件になっているとの答弁がありました。これに対して委員から、9月は16日間で128件上がっており、申請締め切りまで約10日間しかない。1人の漏れもないように取り組んでほしいとの意見がありました。
次に委員から、実態調査のためとして生活保護費の時間外手当が計上されているが、どのような調査によるものかとの質疑があり、執行部から、熊本地震を受けて生活保護世帯の安否確認によるものとの答弁があり、これを受けて委員から、熊本地震後、何日くらいかかったのかと質疑があり、約2、3週間かかったとの答弁がありました。これに対して委員から、もっと早く予算計上できたのではないかとの質疑があり、厚生労働省の監査が6月に予定されていたが、延期になるのか、中止になるのか、県からの連絡が遅れたために予算計上が遅くなったとの答弁でありました。
次に委員から、熊本地震で被害を受けた文化財の復旧費等の要望はしているのかとの質疑があり、執行部から、永安寺東古墳と西古墳は国指定の文化財であるため国の補助があるが、梅林天満宮の鳥居については国登録の有形文化財で補助の枠組みがないため、市単費で復旧を行なう。その他、市指定の文化財で2カ所ほど被害が出ている。また、県指定の天水町の経塚・大塚古墳群で経塚古墳で石棺の被害があり、これは来年度に県の補助で修復を計画している。そのほか未指定の文化財の被害があるのは承知しているが、支援する枠組み自体がないため、県で基金を設けて支援できるように検討されているとの答弁がありました。これに対して委員から、未指定の文化財、地域の神社仏閣は地域においても復旧のための財源がなく困っている。中越地震の際は、基金が復旧に使われた前例があり、県と協議する機会があれば提案してほしいとの意見がありました。
以上、審査を終了し、採決の結果、議第92号中付託分については、原案のとおり全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に、議第93号平成28年度玉名市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)についてですが、437万7,000円を追加するもので、平成27年度療養給付費等交付金の確定による償還額で、内容としては、退職被保険者の療養給付費に対し、社会保険診療報酬支払基金より交付される交付金の返還分です。
この件について、委員から特に質疑もなく審査を終了し、議第93号については、原案のとおり全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に、議第94号平成28年度玉名市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)についてでありますが、4,198万7,000円を追加するもので、職員1名の産休取得により臨時職員の賃金2カ月分と介護保険事業の大幅な制度変更による認定調査員4カ月分の報酬等と平成27年度介護給付費等の決定に伴う、国、県支払基金への償還金や一般会計繰出金です。
この件について、委員から特に質疑もなく審査を終了し、議第94号については、原案のとおり全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に、議第104号玉名市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についてですが、これは外国人等の国際運輸業に係る所得に対する相互主義による取得税等の非課税に関する法律の一部改正に伴い条例の整備を図るものです。
改正内容として、特例適用利子等又は特例適用配当等を有するものに対し、当該特例適用利子等又は特例適用配当等の額に係る所得を分離して課税される額を、国民健康保険税の所得割額の算定及び軽減判定に用いる総所得金額に含めるものです。
執行部からの説明のあと委員から、玉名市内に該当するものは何名いるのかとの質疑があり、執行部から、今回の改正は台湾との租税取り決めに基づいて所得税法の一部が改正されて、市税条例、国保税条例の改正を行なうもので、台湾以外の日本と国交のある諸外国については既に租税条約が締結されている。その諸外国については、租税条約等実施特例法において既に課税の特例が適用されている。台湾以外のその他の諸外国に関してこのような特例措置で申告分離課税が行なわれた事例があるかどうかは、確定申告を調査する必要があるため、玉名税務署に確認したところ平成22年度以降該当する申告は1件もないとの回答であった。まして台湾との取引であるため、今後、玉名市においてこれに当たる納税義務者が発生するか考えたところ、まずもって皆無ではないだろうかと認識しているとの答弁がありました。委員から、台湾以外の諸国ですでに条約が締結されている国については、課税特例の規定はされているのではないかとの質疑があり、執行部から、これに関しては改正前の玉名市国民健康保険税条例の附則第17項と18項にあり、17項が条約適用利子等に係る国保税の課税の特例、18項が条例適用配当等に係る国保税の課税の特例となっている。台湾以外で条約を締結している諸国に関しては、この17項と18項により適用するとの取り決めが既にこの条文の中に盛り込んである。台湾に関しては国交がないため、民間レベルでの協定が交わされているものの、当然法的な効力がないため、所得税法等の一部を改正して新たにこの17項、18項とは別に台湾に特化したところの法改正を行なっているとの答弁がありました。
以上、審査を終了し、採決の結果、議第104号については、原案のとおり全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に、継続審査となっていました請第5号玉名第1保育所の一刻も早い建てかえを求める請願についてであります。
請願の趣旨は、園児の安全を第一に一刻も早い園舎の建てかえとその立地場所は現在地又は現在地周辺、困難な場合は旧庁舎跡地への建設を要望するというものです。6月議会では、旧庁舎跡地は教育環境や災害時の避難等を考えると後々安全性が保たれるか疑問であり、別の場所への早期建てかえが望ましいなどの意見により継続審査となっていました。
委員から、3月定例会において旧庁舎跡地及び周辺開発計画の再検討を求める陳情が出されており、賛成多数で採択をしている。内容としては、旧庁舎跡地活用の計画案として、子育て支援の交流施設の建設と玉名第1保育所の移設があるが、にぎわいの創出及び中心市街地の活性化につながるのか疑問であり、計画の再検討を求めるものであった。今回の請願には旧庁舎跡地に園舎の建設をしてくださいとの文言があり、議会の議決の整合性がとれない。もちろん一刻も早い建てかえについては、議員各位承知のことと思われるため、この部分のみ一部採択すべきと考えるとの意見や保育園を民営化することにより、建設場所は民間に任せればよいのではないかとの意見もありました。そしてまた委員から、建てかえ場所について、限定されることは望ましくない。今後関係各課と協議の上審議していく必要があり、一刻も早い園舎の建てかえ部分を一部採択とすべきとの意見がありました。
以上、審査を終了し、採決の結果、請第5号については、その一部については願意が認められるとの意見が多くあり、請第5号中第1項園児の安全を第一に考えていただき、一刻も早い園舎の建てかえを行なってくださいとの部分については、全員一致で採択すべきものとし、第2項保育ニーズに合った園舎の立地場所は、現在地又は現在地周辺と考えるため、現在地への建てかえが困難であるならば旧庁舎跡地に園舎の建設をしてくださいの部分については、賛成するものはなく不採択と決しました。
その他委員から、玉名第1保育所の民間委託は考えていないと聞いたがどうなのかとの質疑があり、執行部から、市の方針では、保育所の民営化は進めていくこととしているが、すべての保育所を民間に委託した場合にはニーズが少ない、採算が合わないとの理由から民間保育所では難しいサービスがある。この具体的には、日曜日等の休日保育や障がいを持った子どもの児童の受け入れ等があり、民間保育所で難しいものでもセーフティネットの考えから、1カ所は公立保育所を残し担うべきと考えるとの答弁がありました。これに対し委員から、公立保育所1カ所残し休日保育をする場合、他の保育所からも受け入れるのか、玉名第1保育所の園児のみかとの質疑に、執行部から、休日保育に関しては、玉名第1保育所の園児だけではなく、市全体の受け入れも可能とするものと考えるとの答弁がありました。また委員から、介護士、看護師、美容師もそうだが、日曜や休日に休めない仕事が多くある中で、休日保育は今後さらに重要になってくる。不採算部門でもあり公的なところが責任を持って担なっていく必要があると考えるとの意見がありました。これに対し、不採算部門は市が補助をするという方法もあるのではないかとの意見も出ました。公立保育園をどこまで民営化するかについては、今後文教厚生委員会でも調査し、議論していく必要があるとの意見がありまして、保育のあるべき姿とともに、今後の課題といたしました。
済みません。ちょっと訂正いたします。
先ほど議第92号の中で、母子家庭等高等職業訓練促進給付金の課税世帯で、月額7万5,000円と申しあげましたが、月額7万500円の誤りでした。訂正の旨申し上げます。
以上で、今期文教厚生委員会に付託されました案件の審査報告を終わります。
○議長(永野忠弘君) 以上で、各委員長の報告は終わりました。
議事の都合により、暫時休憩いたします。
午前11時02分 休憩
───────────
午前11時15分 開議
○議長(永野忠弘君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
*************************
△日程第2 質疑・討論・採決
○議長(永野忠弘君) 日程第2、「質疑・討論・採決」を行ないます。
◎
総務委員長(前田正治君) 議長。
○議長(永野忠弘君) はい、前田議員。
[
総務委員長 前田正治君 登壇]
◎
総務委員長(前田正治君) 済みません。先ほど私の報告の中で、陳第8号の報告の中で、陳情と言うべきところを請願と言ってしまいました。私の間違いでした。済みません。訂正させてください。
○議長(永野忠弘君) それでは、日程第2、「質疑・討論・採決」を行ないます。
これより質疑に入ります。ただいままでの各委員長の報告について、質疑はありませんか。
16番、作本幸男君。
[16番 作本幸男君 登壇]
◆16番(作本幸男君) 質疑を行ないます。
文教厚生委員長にお尋ねをいたします。
請第5号です。第1項と2項に分かれておりますけれども、こういう採決の方法というのは事務局にあとでお尋ねしたいんですが、いままであったのか。そのときにそういった話が出たのか。そしてこのもう少し、この分けた経緯と言いますか、そのあたりをお尋ねしたいと思います。
こういう請願とか陳情の内容というのが結構多いんじゃないかなと思っております。今までは3つの方法がありますよね、採択、不採択、なんですかね、継続審査ですね。その継続審査にはならんだったんですか。その話は出てないですか、お伺いします。
それから事務局ですね、この1項、2項分ける方法ですね、これはいままであっとるんですか。あとでよかです。
○議長(永野忠弘君) 文教厚生委員長 近松恵美子さん。
[文教厚生委員長 近松恵美子さん 登壇]
◎文教厚生委員長(近松恵美子さん) 作本議員の質問に対してお答えいたします。
今まであったかどうかは、私はちょっと記憶しておりません。継続という意見がなかったかということについてはありませんでした。一度継続にしておりますので、ということと、やはり早い建てかえを求めるということは、やはりもう採択すべきだということで、このような形になりました。分けてするということはあり得るというふうなことを聞きまして、このような形になりました。
なぜ、このような形になりましたかと言いますと、この間、玉名第1保育所とそれから子育て支援センターですか、セットになって提案されましたけども、そのときにいろんな意見が、子育て支援センターがふさわしくないという意見も出ましたし、保育園がとか、いろんな意見が出ましたので、その後あそこの建てかえを、跡地をどうするかというそのものの構想は聞いておりませんしということで、早期建てかえだけにしようということになりました。
全会一致でありました。
◆16番(作本幸男君) 事務局はどうですか。
○議長(永野忠弘君) それでは、事務局。あったかどうか。
事務局に、作本議員、事務局に対する今まであったかどうかということは、調査するそうです。ちょっと今のところわからん。
◆16番(作本幸男君) 今はもう出とるでしょ。ですから事務局のお許しといいますか、議会等で認めておられればよかっですよ。なんもいろいろと我々も言わんでもよかっですけど、これ認められてますかという話ですよ。
○議長(永野忠弘君) 認められてるそうであります。
◆16番(作本幸男君) そうですか。
○議長(永野忠弘君) うん。
どがんですか。なんかほかに質疑があれば。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(永野忠弘君) よかですか、作本議員。
◆16番(作本幸男君) はい、よかです。
○議長(永野忠弘君) 質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので発言を許します。
15番、前田正治君。
[15番 前田正治君 登壇]
◆15番(前田正治君) 日本共産党の前田正治です。
私は、今議会に提案されています議案の中で、議第106号財産の取得については反対をします。
その理由を述べます。これは新玉名駅の近辺に土地を取得するものであります。使用目的は、大坊迫間線駐車場整備事業としてありますが、実態は、新玉名駅の駐車場をつくるための土地取得であります。現在の駅前駐車場は、新玉名駅の駐車場として整備されたものではありません。それは条例を見れば明らかであります。したがって、新玉名駅の駐車場として利用すればそれは目的外使用に当たり、地方自治法に反することであります。ですから、目的外使用に該当しないがためにも玉名市は新幹線利用者からは駐車料金をもらうことが必然であります。新玉名駅駐車場の混雑の原因はどこにあるのか。それは何日間駐車しても料金が無料であり、数日間の駐車を必要とする旅行客や出張客などは、新玉名駅を利用することが多くあるからであります。したがって、朝の5時でも駐車場は混雑してあきが少ない状態であります。議会では、幾度となくこのことが指摘されています。ところが執行部からは、改善策は全く示されないままであります。議案に賛成するはずがありません。開業当初は、当時の特別委員会の意見があって駐車場は無料でスタートしました。今日議会では、その見直しが求められているにもかかわらず無料の状態をさらに続けることで、また、多額の市税を投入するような無策には絶対に賛成できません。駐車場が足りないならば、民間企業であるJR九州の責任で整備するのが筋道であります。無料駐車場をさらに拡張することは、市民のためのような構図でありますが、その実態はJR九州のためにあることにほかなりません。
以上述べまして、反対討論とします。
○議長(永野忠弘君) 11番、横手良弘君。
[11番 横手良弘君 登壇]
◆11番(横手良弘君) 私は、請第5号について賛成の立場から討論をいたします。
先ほどの委員長の報告では、一刻も早い園舎の建てかえについては採択。一方、建てかえ場所については不採択という報告でしたが、本来議会としては、採択、不採択を決するのみで、一部採択する場合は、やむを得ずという条件のときではあるはずです。まず、8月17日に開催された公共施設等建設特別委員会では、玉名第1保育所建てかえ工事として執行部から市有地の7カ所が提示されていますが、今期の文教厚生委員会では、候補地4カ所のメリット、デメリットを聞き、検討、協議したわけでもなく、委員会が進んだとお聞きしております。また、3月議会に出された旧庁舎跡地計画の再検討を求める陳情は採択されておりますが、その後に熊本地震というかつて経験したことのない災害が起こり、社会情勢も大きく変わった中で、園舎の早急な建てかえについては、まだに今判断するときであり、3月議会での陳情と6月議会に提出されたこの請願の結果について、整合性がとれなくても何ら不思議ではありません。さらに6月議会でこの請願は、閉会中の継続審査となっておりますが、今9月議会まで委員会で協議されたとは聞いておりません。現に今委員会では、委員からの意見として、これから関係する各課と協議の上審議していくとの意見が出た上で採決に移っており、今回の一部不採択については、詳しい協議もせずに議会は反対するという意思表示になっています。これが一部採択、不採択とする上でのやむを得ずの状況でしょうか。不採択であるとするならば、議会として反対する理由を請願者に示す必要があり、特に請願は住民からの議会に対するお願いでもあることから、わかりやすい意思表示が必要なはずですが、今回のように詳細な内容を審議、審査する委員会がこれまで継続審査としながらも、協議も行なわず、今後協議を行なうという理由づけで不採択、つまり、即座に旧庁舎跡地での建設はあり得ないという結論を出すことは、余りにも乱暴すぎだと思います。旧庁舎跡地が反対であれば、当然委員会でもその具体的な反対理由や旧庁舎跡地利用の具体的代がえ案、保育所建設地の具体的な別案などを提示し、検討、協議するのが議員の役目でもあるはずですが、一刻も早い建てかえをすべきとは裏腹にその提示もないままに、また、これから協議していくという委員会で明言している中で不採択とすることは、住民の願いを一蹴するような行為であり、玉名市議会の信頼をなくすことにつながります。そういう状況であれば、再度継続審査とし、12月議会で結論を出す又は態度保留を示すなどの方法をとるべきではないでしょうか。
したがって、私は、あくまでも請願の全部に賛成ですが、今回の一部不採択に至る審査については、内容も伴っておらず、玉名市議会としては、継続審査や態度保留もやむなしと考えますが、議員の皆さん方のよき判断をよろしくお願いいたします。
○議長(永野忠弘君) 通告による討論は終わりましたが、ほかに討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(永野忠弘君) なければ、これにて討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
まず、予算議案の採決に入ります。
議第92号 平成28年度玉名市
一般会計補正予算(第5号)
議第93号 平成28年度玉名市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)
議第94号 平成28年度玉名市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)
議第95号 平成28年度玉名市浄化槽整備事業特別会計補正予算(第2号)
議第96号 平成28年度玉名市水道事業会計補正予算(第2号)
議第97号 平成28年度玉名市公共下水道事業会計補正予算(第2号)
以上、予算議案6件について、一括して採決いたします。ただいま採決に付しております議第92号から議第97号までの予算議案6件に対する各委員長の報告は、いずれも可決であります。各委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(永野忠弘君) 御異議なしと認めます。よって、議第92号から議第97号までの予算議案6件については、いずれも原案のとおり決定いたしました。
続いて、条例議案の採決に入ります。
議第98号 玉名市
自治基本条例の制定について
議第99号 玉名市職員の退職管理に関する条例の制定について
議第100号 玉名市附属機関の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議第101号 玉名市一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について
議第102号 玉名市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議第103号 玉名市税条例の一部を改正する条例の制定について
議第104号 玉名市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について
以上、条例議案7件について、採決いたします。ただいま採決に付しております議第98号から議第104号までの条例議案7件に対する各委員長の報告は、いずれも可決であります。各委員長の報告のとおり可決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(永野忠弘君) 御異議なしと認めます。よって、議第98号から議第104号までの条例議案7件については、いずれも原案のとおり決定いたしました。
続いて、その他の議案の採決に入ります。
議第106号 財産の取得について
以上、議案1件については異議がありますので、あとに譲り採決いたします。
議第105号 有明広域行政事務組合の規約の一部変更について
以上、議案1件について採決いたします。ただいま採決に付しております議第105号に対する委員長の報告は、可決であります。委員長の報告のとおり可決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(永野忠弘君) 御異議なしと認めます。よって、議第105号については、原案のとおり決定いたしました。
議第106号 財産の取得について採決いたします。
本案は起立評決により採決いたします。
ただいま採決に付しております議第106号に対する委員長の報告は可決でありますが、異議があります。委員長の報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。
[賛成者起立]
○議長(永野忠弘君) 起立多数であります。よって、議第106号については、原案のとおり決定いたしました。
議事の都合により、暫時休憩いたします。
午前11時35分 休憩
───────────
午後 1時01分 開議
○議長(永野忠弘君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
続いて請願の採決に入ります。
請第5号 玉名第1保育所の一刻も早い建てかえを求める請願
以上、請願1件について採決いたします。
ただいま採決に付しております請第5号に対する委員長の報告は第1項の部分については採択、第2項の部分については不採択でありますので、部分ごとに分離してそれぞれ採決いたします。
まず、請第5号中第1項、園児の安全を第一に考えていただき、一刻も早い園舎建てかえを行なってくださいとの部分について採決いたします。
ただいま採決に付しております請第5号中第1項の部分に対する委員長の報告は採択であります。委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(永野忠弘君) 御異議なしと認めます。よって、請第5号中第1項の部分については、採択することに決定いたしました。
次に、請第5号中第2項、保育所ニーズにあった園舎の立地場所は、現在地又は現在地周辺と考えるため、現在地への建てかえが困難であるならば旧庁舎跡地に園舎を建設してくださいとの部分について採決いたします。
本件は、起立評決により採決いたします。ただいま採決に付しております請第5号中第2項の部分に対する委員長の報告は不採択でありますので、原案を採択することについて採決いたします。
請第5号中第2項の部分については、原案のとおり採決することに賛成の諸君の起立を求めます。
[賛成者起立]
○議長(永野忠弘君) 起立少数であります。よって、請第5号中第2項の部分については、不採択と決定いたしました。
念のため、請第5号は委員会審査の結果は一部採択、一部不採択でありましたが、本会議での採決の結果、一部採択、一部不採択になりましたので、申し上げておきます。
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△日程第3 閉会中の継続審査の件
○議長(永野忠弘君) 日程第3、「閉会中の継続審査の件」を議題といたします。
まず、付託事件の閉会中の継続審査についてお諮りいたします。
総務委員長より、目下、
総務委員会において審査中の陳第8
号玉名小学校区の自然を守り景観に配慮し、子どもから大人まで住みよい環境となるような計画的な地域づくりを求める陳情について、建設経済委員長より、目下、建設経済委員会において審査中の陳第7
号北坂門田地区、
中坂門田地区、
南坂門田地区の
坂門田川水系における
水田構造改善事業を求める陳情について、会議規則第111条の規定によりお手元に配付いたしました申出書のとおり、それぞれ閉会中の継続審査の申し出があります。
お諮りいたします。
各委員長からの申し出のとおり、それぞれ閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(永野忠弘君) 御異議なしと認めます。よって、各委員長からの申し出のとおり、それぞれ閉会中の継続審査と付することに決定いたしました。
次に各
常任委員会及び議会運営委員会の所管事務の閉会中の継続審査についてお諮りいたします。
総務委員長から総務部、企画経営部及び市民生活部の所管に関する事項について、建設経済委員長から産業経済部、建設部及び企業局の所管に関する事項について、文教厚生委員長から健康福祉部及び教育委員会の所管に関する事項について、議会運営委員長から議会の運営に関する事項、議会の会議規則、委員会に関する条例等に関する事項、議長の諮問に関する事項について、以上のとおり各委員長から会議規則第111条の規定により閉会中の継続審査の申し出があります。
お諮りいたします。
各委員長からの申し出のとおり、それぞれ閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(永野忠弘君) 御異議なしと認めます。よって各委員長からの申し出のとおり、それぞれ閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。
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△日程第4
市長提出議案審議(質疑・討論・採決)
○議長(永野忠弘君) 日程第4、「
市長提出議案審議」を行ないます。
議第107号 教育委員会委員の任命について
議第108号 公平委員会委員の選任について
の
市長提出議案2件を一括議題といたします。これより
委員会付託を省略しておりました議第107号及び議第108号の人事案件2件の審議に入ります。
審議の方法は、質疑・討論の後、採決いたします。
これより質疑に入ります。
議第107号及び議第108号の人事案件2件について、質疑はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(永野忠弘君) 質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。
議第107号及び議第108号の人事案件2件について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(永野忠弘君) 討論なしと認めます。
これより採決に入ります。
議第107号 教育委員会委員の任命について採決いたします。
議第107号については、原案に同意することに御異議ありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(永野忠弘君) 御異議なしと認めます。よって、議第107号については、原案に同意することに決定いたしました。
議第108号 公平委員会委員の選任について採決いたします。
議第108号については、原案に同意することに御異議ありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(永野忠弘君) 御異議なしと認めます。よって、議第108号については、原案に同意することに決定いたしました。
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△日程第5 委員会の中間報告
○議長(永野忠弘君) 日程第5、「委員会の中間報告」を行ないます。
公共施設等建設特別委員会に付託中の調査事項については、会議規則第45条第2項の規定により、同委員会より中間報告を行ないたいとの申し出がありますので、この際これを許します。
公共施設等建設特別委員長 福嶋譲治君。
[公共施設等建設特別委員長 福嶋譲治君 登壇]
◎公共施設等建設特別委員長(福嶋譲治君) 去る8月17日に開催しました公共施設等建設特別委員会における審査の経過と結果について報告いたします。
今回の特別委員会は、岱明町公民館建設事業において、岱明ふれあい健康センターに併設し共用化する建設計画地を、現地に出向き確認したいとの意見から、実際、現地にて、部屋の配置や駐車場、延伸する市道等の概要説明を受けて、帰庁後に審査案件の進捗状況の議事に移りました。新岱明町公民館建設に関する構想(素案)について執行部より、合併後の公共施設に関する適正配置、公民館建設の現状と課題、施設建設の必要性と妥当性、施設建設の検討過程、施設建設位置の比較検討、併設一体化の優位性について説明があり、岱明公民館建設事業に伴う意見交換会で出された意見・要望について報告がありました。岱明校区区長27名が出席された7月28日の意見交換会では、建設位置について、地元区長会の総意として3月に市に要望しているように、現在地での建てかえでなく岱明ふれあい健康センターを活用した公民館併設に早急に取りかかることを現在の区長会としても強く望む。岱明町出身の6議員に対して、区長会の総意を伝える機会を設けたいとの要望があり、施設整備利用の面では、もう少し公民館としての床面積をふやしたほうがよい。ふれあい健康センターの一部を公民館と共用して、健康センターとしての機能は維持できるのかといった意見や、関連して市道の延伸や公民館跡地活用についての質問もあったとの報告がありました。
次に、公民館、ふれあい健康センター利用団体30名が出席された8月9日の意見交換会では、建設位置について現在地での建てかえが理想ではあるけれども、健康センターとの併設による複合化にはメリットもあると思われる。利用者の要望を取り入れた施設の建設をお願いしたいとの意見や合併前からの検討であるにもかかわらず、いまだに建っていないのはなぜか理由が聞きたいとの質疑があり、施設整備は利用の面では多目的な利用を予定している講堂には、高さのあるステージが必要、ステージ兼用の音楽室ではなく、別途音楽室の設置が必要ではないか。健康センターと公民館の利用金額はどうなるのか。健康診断のときには公民館は使えないのか等の質疑があったとの報告がありました。また、2回の意見交換会を通して、既存施設を有効活用した併設による公民館建設を早急に事業決定した上で、複合施設としての早期の供用開始を目指したい旨、岱明校区の区長会と利用者団体に理解されたと考える。この後は意見交換会での意見、要望等を事業構想に最大限に生かせるように、努力と工夫を重ねて、満足いただけるよう公民館をつくり上げていきたいとの説明がありました。
執行部からの説明のあと、委員から、岱明ふれあい健康センターと併設して機能の複合化を図る計画はいつから開始したのかとの質疑があり、執行部から、平成26年11月に、校区単位で説明会を行なった中で、岱明支所庁舎3階に公民館の移転集約を図ったが、高齢者等にとって利用が不便であるとの意見から、方針を変更しており、平成27年度に入り、岱明ふれあい健康センターとの併設一体化による施設整備の計画を開始したとの答弁がありました。これに対し委員から、3月議会が終わったあとくらいに説明会があったと記憶しているが、その後4月の熊本地震を受けて、岱明ふれあい健康センターは避難場所としても多くの住民の利用があったと思うが、併設して建てかえる計画に対する意見等は出なかったかとの質疑があり、執行部から、熊本地震の際は多く方が岱明ふれあい健康センターに避難されたが、本来ならば岱明町公民館も避難所として利用されていいのだが、老朽化が著しくできなかった。熊本地震では、岱明ふれあい健康センターの和室を避難所として利用したが、公民館を岱明ふれあい健康センターと併設複合化することで、和室の機能は残しつつ、講堂の部分も公民館の避難所として開設できるよう庁内で検討している。地震も想定して施設の集約化を進めているとの答弁がありました。また、委員から、岱明町公民館の併設建てかえについて、岱明校区区長会からの要望はあっているのかとの質疑に、執行部から、昨年3月に岱明町4校区会長の連名で、岱明町公民館建設事業の早期着手について要望書が提出されている。また、岱明校区の現在の区長会との意見交換会の中でも、前区長会長と同様に早急に実現できる建設計画を立てて進めてほしいとの要望であったとの答弁がありました。これに対して委員から、岱明校区区長会からの要望もあっており、岱明校区区長会と岱明町の議員とで話し合いをもって、十分納得の上で進めたらどうかとの質疑があり、執行部から、区長会と意見交換会の中でも岱明町議員と話し合いの場を持ちたいとの要望が出されているため、場所の提供等で協力したいとの答弁がありました。また、委員から、岱明ふれあい健康センターと併設して建設する前提で意見交換がなされているが、それ以前に併設でいいのか、現在地に建てかえたほうがいいのかといった話し合いはあったのかとの質疑があり、執行部から、前回の特別委員会において、現在地への建てかえも検討すべきという意見を受けて、今回示している構想の中で、検討した結果を示している。また、利用者団体との意見交換会においても、施設や備品等に対する要望はあったが、現在地への建てかえ以外は考えられないとの意見はなかったことから、おおよそ理解が得られたものと考えるとの答弁がありました。また、委員から、4校区区長会長からの要望書を見ても、岱明ふれあい健康センターの利用状況が低下していることが併設し複合化する大きな理由の1つであるように思われ、一般質問でも利用者をふやす努力が足りないのではないかとの質問があっていたが、その後、利用料金も含めてどのような努力がなされたのか。また、社会福祉協議会との連携が取れていないのではないかとの質疑があり、執行部から、入館料を廃止することで施設を利用しやすくするように努力はしているが、実質的な施設の稼働率、利用状況については、入館料を廃止した年度についてはさほど影響はなかった。また、平成26年度にそれまでの半年券のみであった温泉フリーパスに、1年券を導入しており、平成27年度からは施設を利用する際は大人250円の入館料に加えて、なおかつ施設内の部屋の使用料を徴収していたが、これまでの入館料を浴場使用料に改め、部屋を利用する方は入館料を取らずに部屋の使用料のみで利用できるよう改善している。また、施設利用の向上については、現在指定管理者になっている社会福祉協議会にお願いしている。市の事業においても岱明ふれあい健康センターをできるだけ利用することで利用の向上に努めているが、実績を見ると施設利用者は横ばいで、温泉利用者については若干減っているとの答弁がありました。
次に、委員から、大野下方面からふれあい健康センターに至る経路、動線について、駐車場の配置も含めてさらなる検討が必要ではないか。また、市道の延伸は里道に沿った経路ではなく、岱明B&G海洋センターのプール付近を結ぶ直線経路とすべきではないかとの質疑があり、執行部から、駐車場の必要台数は確保したいと考えているが、その位置については今後検討していく。また、市道の線形については、直線で結んだ場合の用地は耕作地でもあるため、里道を有効活用した整備を考えているし、そのように説明をしている。地元の意向もあるため、見直しについては今後検討していくとの答弁がありました。また、委員から、後世に負担を残さない、貴重な財源を無駄に使わないという考え方でいくと、岱明町公民館の建てかえはふれあい健康センター併設に自然と落ち着くように思われる。そこで現在地への建てかえはどうなのか考える場合、併設した際と同規模での概算費用が妥当なのか、建てかえ時期等の長期的な見通しや建設費に伴う財政的な内訳について検討するだけの判断材料を示してほしい。議会として検討すべき責任を区長や地元議員に投げかけているような気がするとの質疑があり、執行部から、事業費を比較するには同じ条件で見比べる必要があるため、同規模の床面積と同額の単価で今回比較しており、その結果が併設するほうが3分の2の費用で済むということである。また、箱物施設については、公共施設総合管理計画で、今後40年間の実行計画を策定しており、岱明ふれあい健康センターは公民館を併設して建設する際に傷んだ箇所の改修を同時に行ない、平成49年に大規模改修を行なうこととしている。財源については、今の時点では合併特例債を主な財源とするが、総合管理計画を策定したことにより、それ以外の地方債を充当できる可能性があるため、公民館建設のスケジュールに合わせて有利なものを選択していくとの答弁がありました。
次に、天水支所周辺施設集約化事業の進捗状況について、今回変更となった部屋の配置や面積について、平面図をもとに執行部より説明がありました。
執行部からの説明のあと、委員から、別棟倉庫の面積が約3分の2になっているがどうしてかとの質疑があり、執行部から、当初は車庫の面積が入っていたが、車庫が不要となったためその分が減少したとの答弁があり、次に、前回までは大研修室ホールに可動間仕切りが設置してあった。利用料金の面からも仕切って使えるようにぜひ設置してもらいたいがどうかとの質疑があり、執行部から、可動間仕切りについては、利用者からの要望でもあることから設置について十分検討したが、可動間仕切りは移動に大変時間がかかること、維持管理の面で3、4年ごとに修繕が必要となること、格納するスペースが必要となることから設置を断念した。会議室が少なくなっていることから使用料については、現在検討しているとの答弁がありました。また、委員から、図書館の読み聞かせ室を池側の緑が見える場所にできないかとの要望があっていると思うがどうかとの質疑があり、執行部から、配置の変更が可能かどうか検討させてほしいとの答弁がありました。委員から、50名程度の会議は大研修室ホールを利用するしかないのか。また、調理室と和室を入れかえて、会議室と和室の仕切りを可動間仕切りにすれば会議室として50名程度は利用できないかとの質疑があり、執行部から、大研修室ホール右側の会議室は79.2平方メートルあることから、50名程度の会議には十分対応できる。2階の多目的室では80名程度、それ以上になった場合は、大研修室ホールを利用するといった柔軟な対応ができるものと考える。また、和室の位置は、調理室や農産加工室でつくられた料理を和室に運んで試食等に活用したいとの要望によるもので、使い勝手を考慮してこのようなレイアウトにしたとの答弁がありました。
次に、委員から、1階多目的室の利用方法はどのように考えているのかとの質疑に、執行部から、当初竹かごづくり等の工芸や絵画に利用するための工作室とする予定だったが、会議にも利用できる部屋にしたほうが使い勝手がよいとの判断から、多目的室としたとの答弁がありました。
次に、岱明支所庁舎改修工事について、指名競争入札により地元の株式会社久保組が落札しており、工期を12月22日までとして、現在改修工事を行なっている。現在の工事の状況は、2階と3階のうち、改修により必要がなくなる壁や間仕切り、照明やその基盤の撤去を行なっており、12月中旬までに完了するよう工事を行なっている状況であるとの説明がありました。
続きまして、市庁舎跡地利活用に関することですけれども、3月に策定した旧市庁舎跡地利活用に係る基本構想と異なる整備方針やスケジュールを盛り込んだ新たな基本構想を取りまとめることについては、現時点においても市庁舎跡地は早急な建てかえが望まれる玉名第1保育所の建てかえの有力候補地であることに変わりないことから、玉名第1保育所の建設用地が明確に決定されない限りは、新たな基本構想案の策定に取りかかるのは見送るとの説明がありました。また、旧庁舎の解体工事は、本庁舎南側の立体駐車場の撤去がほぼ終了しており、並行して庁舎南西の別棟と南側の第1別館の内部から解体を進めている状況である。本庁舎の解体については、9月から開始し、12月中に完了する予定であるとの説明がありました。
執行部からの説明のあと、委員から、玉名第1保育所の建てかえ地の変更はないのかとの意見があり、執行部から、早急な建てかえが必要なことから候補地は現在地及び文化センター駐車場、旧庁舎跡地、市有地である菊池川沿いのボーイスカウトハウス横、同じく市有地である温泉地区にあるポンプ場設置のための購入用地の4カ所であるとの答弁がありました。これに対して委員から、この候補地は建てかえに必要な面積は足りているのかとの質疑があり、執行部から、保育所を建てかえるに当たっては、平屋つくりで園庭、定員増を考慮して4,000平方メートル程度を考えている。ボーイスカウトハウス横は約3,900平方メートルあるが、ポンプ場設置のための購入用地は2,500平方メートル弱であるため、2階建てにする等の変更が必要になるとの答弁がありました。
次に、委員から、玉名第1保育所建てかえまでのスケジュールはどうなっているのか。また、子育て支援の拠点施設の建設はどうなったのかとの質疑があり、執行部から、現在候補地について検討しているところだが、今年度中に建てかえ地の選定をして、平成29年度に構想、設計、平成31年度での建設を考えている。また、子育て支援交流施設については、現在、拠点施設に類似する子育て支援センターが市内に6カ所ある。利用者数は減少傾向にあることから、数をふやすのではなく内容の充実と周知により利用者をふやすことに重点を置き、まずは玉名第1保育所の建てかえを優先的に進めたいと考えているとの答弁がありました。また、委員から、旧庁舎東側、繁根木川右岸の道路拡幅の計画はどうなっているのかとの質疑に、執行部から、具体的な方針が決定している段階ではなく、砂天神踏切付近の道路改良工事を優先的に進めているとの答弁がありました。これに対して委員から、繁根木川右岸の道路拡幅についても、市庁舎跡地利活用に含めたところで計画を進めてもらいたいとの意見があり、執行部から、玉名第1保育所の建てかえ用地が決まったあと、新たな基本構想案の策定に取りかかる際には、道路の拡幅も含め全体的に考えていく必要があるとの答弁がありました。
続きまして、市民会館建設に関することについて執行部から、6月7日が条件つき一般競争入札の開札日で、基本設計を受注していた株式会社大建設計が落札した3,456万円で契約し、来年の1月末を工期として、現在実施設計を進めている。前回の委員会で指摘があった災害対策に関して、基本設計の一部見直しを進めており、このほかにも平面計画の一部変更を検討しているので、次回の特別委員会で示す見込みである。実施設計の完了後は、翌29年度、30年度で工事を進め、30年の12月までには完成する予定との説明がありました。
最後に、サッカー場建設について、執行部から、前回の特別委員会において桃田運動公園正面進入道路南側では無理があり、適当ではないとの意見により、今回、新しい建設候補地を提案した。平成26年度に設置された玉名市サッカー場建設
検討委員会の建議書を尊重しなければいけないと考えており、審議された候補地の中から新たな提案をしている。会議の回数は半年以上にわたり計6回開催されているが、第3回建設
検討委員会において、当初10カ所あった候補地から桃田運動公園内金栗記念広場、岱明中央公園グラウンド、伊倉中北地区、桃田運動公園侵入道路南側、新玉名駅周辺の5カ所に絞って検討がなされている。この5カ所のうち新玉名駅周辺は、用地取得が高額となり、文化財の調査が長期にわたる点、桃田運動公園内金栗記念広場と桃田運動公園正面侵入道路南側は、すでに候補地として検討されていることから、3カ所については今回の建設候補地から除外した。今回候補地としてあげている2カ所のうち、岱明中央公園グラウンドは、現在あるグラウンドを残した上でサッカー場を整備するには、南側にあるため池と北側のJR線路に挟まれていることから用地が不足することに加えて、進入道路が新たに必要となる。伊倉中北地区については、桃田運動公園とその駐車場を含めた一体的な整備ができるとともに、2面のフィールドを平面で整備することが可能であることからこちらを最適地と考え、新たな候補地として提案したいとの説明がありました。委員から、伊倉中北地区の建設候補地は、進入道路が県道からの1本しかないが渋滞が心配される。大丈夫か。桃田運動公園に隣接する理由があるのか。ほかに候補地は考えられないのかとの質疑があり、執行部から、当初10カ所の候補地から建設
検討委員会で5カ所に絞っていただいている。最終的には桃田運動公園内の金栗記念広場を拡張し、400メートルトラックを設けたサッカー場の建設が案として上がったが、その計画では桃田運動公園自体の機能が損なわれることから再検討をお願いした。
次に、建設
検討委員会の中で挙げられた候補地が、桃田運動公園正面進入道路南側であった。高低差等の懸案はあったものの建設は可能であることから建設候補地として挙げたところ、この特別委員会での反対意見があり、再度検討する中で建設
検討委員会で上げられた候補地の中で選定すべきとの判断から、5カ所のうち残った2カ所で検討した結果、最終的に伊倉中北地区を候補地として提出しているとの答弁がありました。
次に、委員から、小中学校、高校のサッカー、ラグビー指導者の意見は聞いたのか。また、利用頻度についての検討はどうかとの質疑があり、執行部から、今回のサッカー場建設を検討する中で、体育協会の競技団体の競技人口の調査をしている。また、建設
検討委員会にはサッカー関係者に委員として入ってもらい、利用者数について検討していただいているが、小中学校等の指導者への調査は十分でないため、今後行ないたいとの答弁がありました。委員から、当初の10カ所の候補地を示してほしいとの意見があり、執行部から、10カ所の候補地についての資料配付があり、委員から、候補地の1つに酪農団地及び周辺とあるが、候補地から外した理由は何かとの質疑があり、執行部から、桃田運動公園とその駐車場を含めた一体的な整備ができるとのことから、金栗記念広場が候補地に挙がった際に、候補地から外れたとの答弁がありました。これに対して委員から、他の候補地も再度候補地に加えることに支障はあるのか。必ずしも桃田運動公園との一体的な整備が必要なのかとの質疑があり、執行部から、現時点では、桃田運動公園周辺での一体的な整備が適当との検討結果であるが、今後、他の候補地についても検討させていただきたいとの答弁がありました。また、最後に委員から、合併特例債が主な財源であると思うが、今回の地震を受けて防災公園も兼ねて整備した場合、他に補助金があるのか次回の特別委員会までに調べて示してほしいとの意見がありました。
以上、審査案件に対する質疑応答のあと、今後も引き続き調査、慎重審議をする必要があることから、全会一致をもって閉会中の継続審査とすることに決定しました。
以上で公共施設等建設特別委員会の報告を終わります。
○議長(永野忠弘君) 以上で、公共施設等建設特別委員長の中間報告は終わりました。
*************************
△日程第6 議員派遣の件
○議長(永野忠弘君) 日程第6、「議員派遣の件」を議題といたします。
お手元に配付しております派遣の内容について、職員に説明させます。
議会事務局次長 荒木 勇君。
[議会事務局次長 荒木 勇君 登壇]
◎議会事務局次長(荒木勇君) 命によりまして、派遣の内容につきまして御説明申し上げます。
派遣目的、第262回熊本県市議会議長会出席のため
派遣場所、熊本県天草市
派遣期間、平成28年10月17日から18日までの2日間
派遣議員、副議長の江田計司議員
地方自治の確立と年の交流発展を目的に、熊本県下14市の議長をもって組織されます熊本県市議会議長会につきまして、毎年秋に開催されます総会には、慣例によりまして正副議長が共に出席されることとなっております。よって、副議長の派遣が必要なため議員派遣をお諮りするものであります。
以上でございます。
○議長(永野忠弘君) 以上で、派遣の内容の説明は終わりました。
お諮りいたします。
お手元に配付のとおり地方自治法第100条第13項及び会議規則第167条の規定により、議員を派遣することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(永野忠弘君) 御異議なしと認めます。よって、本件のとおり議員を派遣することに決定いたしました。
この際お諮りいたします。
ただいま議決した事項について、諸般の事情により変更する場合には、議長に一任を願いたいと思いますが、御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(永野忠弘君) 御異議なしと認めます。よって、議決した事項について、諸般の事情により変更する場合には、議長に一任することに決定いたしました。
○議長(永野忠弘君) 議事の都合により、休憩いたします。
午後 1時40分 休憩
───────────
午後 2時30分 開議
○議長(永野忠弘君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
本日の会議は、議事の都合によりあらかじめ延長いたします。
日程の追加についてお諮りいたします。
日程第7
議員提出追加議案上程
議員提出第2号
議会基本条例検討特別委員会の設置について
日程第8
議員提出追加議案審議(質疑・討論・採決)
議員提出第2号
議会基本条例検討特別委員会の設置について
日程第9
議会基本条例検討特別委員会委員の選任
日程第10
市長提出追加議案上程(議第109号から議第111号まで)
議第109号 平成28年度玉名市
一般会計補正予算(第6号)
議第110号 玉名市附属機関の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議第111号 玉名市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について
日程第11 提案理由の説明
日程第12 議案の
委員会付託
日程第13
議会基本条例検討特別委員会正副委員長互選結果報告
日程第14
委員長報告
1
総務委員長報告
2
文教厚生委員長報告
日程第15 質疑・討論・採決
(議第109号から議第111号まで)
以上、日程表のとおり日程に追加いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(永野忠弘君) 御異議なしと認めます。よって、日程表のとおり日程に追加することに決定いたしました。
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△日程第7
議員提出追加議案上程
○議長(永野忠弘君) 日程第7、「
議員提出追加議案上程」を行ないます。
これより議員提出追加議案を上程いたします。
議員提出第2号
議会基本条例検討特別委員会の設置について
以上、議員提出追加議案1件を議題といたします。
お手元に配付しております議案の朗読は、これを省略いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出第2号については、議事の都合により会議規則第37条第3項の規定に基づき、提案理由の説明及び
委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(永野忠弘君) 御異議なしと認めます。よって、議員提出第2号については、提案理由の説明及び
委員会付託を省略することに決定いたしました。
議員提出第2号の提案理由の説明及び
委員会付託を省略いたします。
議員提出第2号については、日程に従い、引き続き会議にて直接審議を行ないます。
*************************
△日程第8
議員提出追加議案審議(質疑・討論・採決)
○議長(永野忠弘君) 日程第3、「
議員提出追加議案審議」を行ないます。
議員提出第2号
議会基本条例検討特別委員会の設置について
以上、議員提出追加議案1件を議題といたします。
これより、ただいま議題となっております議員提出第2号の審議に入ります。
審議の方法は、質疑、討論の後、採決いたします。
これより質疑に入ります。
議員提出第2号について、質疑はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(永野忠弘君) 質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。
議員提出第2号について、討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(永野忠弘君) 討論なしと認めます。
これより採決に入ります。
議員提出第2号
議会基本条例検討特別委員会の設置については、原案のとおり7人の委員をもって構成する
議会基本条例検討特別委員会を設置し、議会基本条例の検討及び制定に向けた調査のための事項を付託の上、調査することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(永野忠弘君) 御異議なしと認めます。よって、議員提出第2号については、原案のとおり7人の委員をもって構成する
議会基本条例検討特別委員会を設置し、議会基本条例の検討及び制定に向けた調査のための事項を付託の上調査することに決定いたしました。
*************************
△日程第9
議会基本条例検討特別委員会委員の選任
○議長(永野忠弘君) 日程第9、「
議会基本条例検討特別委員会委員の選任」を行ないます。
ただいま設置されました
議会基本条例検討特別委員会の委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、議長が指名することになっております。よって、北本将幸議員、多田隈啓二議員、松本憲二議員、城戸 淳議員、江田計司議員、田中英雄議員、小屋野幸隆議員、以上の7人の諸君を
議会基本条例検討特別委員会の委員に指名いたします。よって、ただいま指名いたしました7人の諸君が
議会基本条例検討特別委員会の委員に選任されました。
この際、お諮りいたします。
議会基本条例検討特別委員会に付託いたしました議会基本条例の検討及び制定に向けた調査のための事項につきましては、調査の終了するまで、閉会中も継続して調査を行なうことにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(永野忠弘君) 御異議なしと認めます。よって、
議会基本条例検討特別委員会に付託いたしました議会基本条例の検討及び制定に向けた調査のための事項につきましては、調査の終了するまで、閉会中も継続して調査を行なうことに決定いたしました。
*************************
△日程第10
市長提出追加議案上程(議第109号から議第111号まで)
○議長(永野忠弘君) 日程第10、「
市長提出追加議案上程」を行ないます。
これより市長提出の追加議案を上程いたします。
議第109号平成28年度玉名市
一般会計補正予算(第6号)から議第111号玉名市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定についてまでの市長提出追加議案3件を一括議題といたします。
お手元に配付しております議案の朗読は、これを省略いたします。
*************************
△日程第11 提案理由の説明
○議長(永野忠弘君) 日程第11、「提案理由の説明」を行ないます。
ただいまの各議案について、提案理由の説明を求めます。
総務部長 上嶋 晃君。
[総務部長 上嶋 晃君 登壇]
◎総務部長(上嶋晃君) 本日、追加提案いたしました議案につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。
先の熊本地震におきましては、本市では地震による直接的な人的被害はございませんでしたが、他市町村では、倒壊した家屋の下敷きや震災後の避難生活での体調悪化により死亡された方が多数いらっしゃいます。災害により死亡された方の遺族に対しまして、法律及び条例に基づき、災害弔慰金が支給されますが、今回の震災による死亡には、直接被害を受けたことによる死亡だけでなく、震災に関連する死亡も含まれることから、熊本県では、地震関連死を判定するための統一した認定基準が設けられたところでございます。
今回、追加提案いたしております議案3件でございますが、9月上旬に地震関連死に該当するのではないかとの相談があったことから、災害弔慰金など、必要な経費を計上する補正予算及びそれに関連する条例を提案しているものでございます。
それではまず、議第109号平成28年度玉名市
一般会計補正予算(第6号)について御説明申し上げます。
お手元の資料の1ページをお願いいたします。
第1表
歳入歳出予算補正につきましては、歳入歳出それぞれ515万円を追加し、総額を352億2,246万円とするものでございます。まず歳入につきましては、15款県支出金は375万円の追加で、災害弔慰金等負担金でございます。19款繰越金は140万円の追加で、今回の歳入歳出の財源調整分でございます。
歳出につきましては、3款民生費は515万円の追加で、災害弔慰金等支給審査会委員5名の報酬及び災害弔慰金でございます。これは、災害弔慰金の申請を受け付けた際に、地震と死亡との間に因果関係があるか否かの審査を行ない、地震関連死と認められた場合は、災害弔慰金を支給するものでございます。
以上、補正予算関係の主な内容につきまして御説明申し上げましたが、詳細につきましては、所管の各委員会にて御説明いたしますので、御審議の上、原案どおり御承認賜りますよう、よろしくお願いいたします。
以上です。
○議長(永野忠弘君) 副市長 斉藤 誠君。
[副市長 斉藤 誠君 登壇]
◎副市長(斉藤誠君) 私のほうから、追加提案いたしました議第110号及び議第111号の提案理由につきまして、御説明を申し上げます。
追加議案書の1ページをお願いいたします。
議第110号玉名市附属機関の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、これは玉名市災害弔慰金等支給審査会を設置するため、条例の整備を図るものでございます。
改正の内容といたしましては、災害弔慰金及び災害障害見舞金の支給について、調査、審議するために、玉名市災害弔慰金等支給審査会を設置し、所掌事務、事務の内容、委員の定数、委員の構成及び委員の任期につきまして必要な事項を定めるものでございます。
附則といたしまして、この条例は公布の日から施行するものでございます。
2ページをお願いいたします。
議第111号玉名市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、これは災害弔慰金等支給審査会委員の報酬について条例の整備を図るものでございます。
改正の内容といたしましては、災害弔慰金等支給審査会委員の支給額を日額1万円と定めるものでございます。
なお、附則といたしまして、この条例は公布の日から施行するものでございます。
以上、追加議案について、提案理由の御説明を申し上げましたが、詳細につきましては、所管の委員会で御説明申し上げますので、御審議の上、原案どおり御承認いただきますよう、お願い申し上げます。
○議長(永野忠弘君) 以上で提案理由の説明は終わりました。
*************************
△日程第12 議案の
委員会付託
○議長(永野忠弘君) 日程第12、「議案の
委員会付託」を行ないます。
議第109号平成28年度玉名市
一般会計補正予算(第6号)から議第111号玉名市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定についてまでの市長提出の追加議案3件を一括議題といたします。
ただいま議題となっております議案につきましては、お手元に配付しております議案付託表のとおり、それぞれの所管の
常任委員会に付託いたします。
─────────────────────────
議案付託表
┌─────┐
│
総務委員会│
└─────┘
議第109号 平成28年度玉名市
一般会計補正予算(第6号)
(総則・第1表
歳入歳出予算補正 歳入の部)
┌───────┐
│文教厚生委員会│
└───────┘
議第109号 平成28年度玉名市
一般会計補正予算(第6号)
(第1表
歳入歳出予算補正 歳出の部、③民生費)
議第110号 玉名市附属機関の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議第111号 玉名市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について
─────────────────────────
○議長(永野忠弘君) 各
常任委員会におかれましては、直ちに審査をお願いいたします。
あわせて、先ほど
議会基本条例検討特別委員会の委員が選任されましたので、この際、正副委員長の互選のため、議長において
議会基本条例検討特別委員会を各
常任委員会の閉会後、第1委員会室に招集いたしますので、御了承願います。
議会基本条例検討特別委員会におかれましては、委員会を開会の上、正副委員長を互選し、その結果を議長まで御報告願います。
委員会審査及び
議会基本条例検討特別委員会正副委員長互選のため、休憩いたします。
午後 2時47分 休憩
───────────
午後 5時10分 開議
○議長(永野忠弘君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
議事に入る前に1点申し上げます。
請第5号に関する委員会審査結果資料に一部表記の誤りがございました。正誤表の配付をもって訂正にかえさせていただきます。
それでは、議事を再開いたします。
*************************
△日程第13
議会基本条例検討特別委員会正副委員長互選結果報告
○議長(永野忠弘君) 日程第13、「
議会基本条例検討特別委員会正副委員長互選結果報告」を行ないます。
議会基本条例検討特別委員会委員長、江田計司君。
議会基本条例検討特別委員会副委員長、北本将幸君。
以上のとおりそれぞれ就任されましたので、御報告いたします。
これにて、
議会基本条例検討特別委員会正副委員長互選結果報告を終わります。
*************************
△日程第14
委員長報告
○議長(永野忠弘君) 日程第14、「
委員長報告」を行ないます。
これより各
常任委員会に付託し、審査を終了いたしました議案の結果と経過について、各委員長の報告を求めます。
議第109号平成28年度玉名市
一般会計補正予算(第6号)から議第111号玉名市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定についてまでの市長提出の追加議案3件を一括議題といたします。
お手元に配付しております
委員会審査報告書の朗読は、これを省略いたします。
審議の方法は、各委員長の報告のあと、質疑、討論の後、採決いたします。
各委員長の報告を求めます。
総務委員長 前田正治君。
[
総務委員長 前田正治君 登壇]
◎
総務委員長(前田正治君)
総務委員会に付託されました案件は、議案1件であります。委員会における審査の経過と結果について御報告いたします。
執行部から、歳入歳出予算の総額に515万円を追加し、歳入歳出予算総額を352億2,246万円とするもの。歳入で、災害救助費負担金375万円の追加、災害弔慰金500万円の4分の3の補助である。ほかに繰越金140万円の追加で、補正予算の調整であるとの説明でした。
委員から、災害弔慰金はどのような基準で判断するのか。また、今回の地震で地域や規模など、違うと思うがその判断と方法はとの質疑に、執行部から、災害弔慰金は、対象として災害救助法の指定を受けているのが条件となり、今回の熊本地震が適用を受け、玉名市も該当し対象となる。熊本県地震関連死認定基準を熊本県が作成しており、これに基づいて県の弔慰金の合同審査会に審査を上げるとの答弁でした。委員から、地震発生から5カ月経過する、受付はいつまで可能かとの質疑に、熊本県の基準では、申請の期限はない。県が開催する審査会に市町村から申請された分を合同で審査会を行ない、玉名市からの案件の分の報酬を支払うとの答弁でした。委員から、弔慰金の制度があることを広く市民に周知することが必要であり、地震後、病院等への確認もしたほうがいいと思うがとの質疑に、執行部から、他市の状況も踏まえ検討していくとの答弁でした。
審査を終了し、採決の結果、議第109号は、原案のとおり全員異議なく可決すべきものと決しました。
以上で、
総務委員会に付託されました案件の報告を終わります。
○議長(永野忠弘君) 文教厚生委員長 近松恵美子さん。
[文教厚生委員長 近松恵美子さん 登壇]
◎文教厚生委員長(近松恵美子さん) お疲れさまです。
今期、文教厚生委員会に付託されました議案3件について審査の経過と結果を報告いたします。
初めに、議第109号平成28年度玉名市
一般会計補正予算(第6号)中付託分は、3款民生費515万円の追加で、災害弔慰金等支給審査会委員5名の3回分の報酬15万円及び災害弔慰金1回分の500万円です。これは災害弔慰金の申請を受け付けた際に、地震と死亡との間に因果関係があるか否かの審査を行ない、地震関連死と認められた場合には災害弔慰金を支給するものです。
執行部からの説明のあと、委員より、委員等報酬は審査会3回分、扶助費は1回分を計上してあるようだが、判定に3回を要するのかとの質疑があり、執行部より判定については、県に弁護士や医師等の人選をお願いし、市が委員を委嘱する合同審査会の1回で審査を受けていただくとの答弁がありました。
次に委員から、支給額は生計維持者の方が死亡した場合が500万円、その他の方が死亡した場合が250万円となっている。相談があっているとのことだが、生計維持者が亡くなったとの相談か、それともその他の事案が2件あってのことかとの質疑があり、執行部より生計維持者の方が死亡した場合を最高額として計上しているが、実際の相談は生計維持者の場合である。内容については、御遺族から正式な依頼を受けていないため調査することができないとの答弁がありました。これを受けて委員から、この災害弔慰金の市民への周知の方法はどのようにするのか。また、受付の期限はあるのかとの質疑があり、執行部から、通常の災害においても弔慰金の支給はできることから、特段広報紙等による周知は考えていない。県に合同審査をお願いしていることから、周知の方法についても県に委ねることとしている。また、期限については、災害による死亡との証明が得られれば法律上災害弔慰金を支給できることとなっていることから、亡くなるまでの期間が長期にわたることも考えられることから、申請自体も期間を要することが考えられるとの答弁がありました。
次に、委員から、災害弔慰金等の認定審査会を合同開催する場合と市で単独開催する場合の違いは何かとの質疑があり、執行部から、市単独で行なう場合は、市で委員の人選を行なうが、県合同で行なう場合は、県が選任した方を市町村で委嘱し、時間を区切って審査会を開催するとの答弁でありました。
次に、委員から、他の被災地では、災害により負傷した方が、その後思い詰めて亡くなるといった事例もあっているが、そのような場合でも災害弔慰金の対象になるのかとの質疑があり、執行部より、もちろん対象になるとの答弁がありました。
以上、審査を終了し、採決の結果、議第109号中付託分については、原案のとおり全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に、議第110号玉名市附属機関の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてですが、これは玉名市災害弔慰金等支給審査会を設置するため、条例の整備を図るもので、改正の内容は、災害弔慰金及び災害傷害見舞金の支給について調査審議するために、玉名市災害弔慰金等支給審査会を設置し、所管事務、事務の内容、委員の定数、委員の構成及び委員の任期について必要な事項を定めるものです。
この件について委員から特に質疑もなく、審査を終了し、議第110号については、原案のとおり全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に、議第111号玉名市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定についてですが、これは災害弔慰金等支給審査会委員の報酬について条例の整備を図るもので、改正の内容は、災害弔慰金等支給審査会委員の支給額を日額1万円と定めるものです。
この件について委員から特に質疑もなく、審査を終了し、議第111号については、原案のとおり全員異議なく可決すべきものと決しました。
以上で、今期、文教厚生委員会に付託されました案件の審査報告を終わります。
○議長(永野忠弘君) 以上で各委員長の報告は終わりました。
*************************
△日程第15 質疑・討論・採決
○議長(永野忠弘君) 日程第15、「質疑・討論・採決」を行ないます。
これより質疑に入ります。
ただいままでの各委員長の報告について、質疑はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(永野忠弘君) 質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。
討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(永野忠弘君) 討論なしと認めます。
これより採決に入ります。
まず、予算議案の採決に入ります。
議第109号 平成28年度玉名市
一般会計補正予算(第6号)
以上、予算議案1件について採決いたします。
ただいま採決に付しております議第109号に対する各委員長の報告は、いずれも可決であります。各委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(永野忠弘君) 御異議なしと認めます。よって、議第109号については、原案のとおり決定いたしました。
続いて、条例議案の採決に入ります。
議第110号 玉名市附属機関の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議第111号 玉名市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について
以上、条例議案2件について、一括して採決いたします。
ただいま採決に付しております議第110号及び議第111号の条例議案2件に対する委員長の報告は、いずれも可決であります。委員長の報告のとおり、可決することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(永野忠弘君) 御異議なしと認めます。よって、議第110号及び議第111号の条例議案2件については、いずれも原案のとおり決定いたしました。
以上で、今期定例会に付議されました事件は、すべて議了いたしました。
これにて本会議を閉じ、平成28年第5回玉名市議会定例会を閉会いたします。
午後 5時23分 閉会
地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
玉名市議会議長 永 野 忠 弘
玉名市議会副議長 江 田 計 司
玉名市議会議員 近 松 恵美子
玉名市議会議員 福 嶋 譲 治...