玉名市議会 > 2014-09-11 >
平成26年第 5回定例会-09月11日-03号

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  1. 玉名市議会 2014-09-11
    平成26年第 5回定例会-09月11日-03号


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    平成26年第 5回定例会-09月11日-03号平成26年第 5回定例会          平成26年第5回玉名市議会定例会会議録(第3号)  議事日程(第3号)                  平成26年9月11日(木曜日)午前10時00分開議 日程第1 一般質問     1 23番 吉 田 議 員     2  6番 西 川 議 員     3 14番 永 野 議 員     4 11番 横 手 議 員     5  7番 嶋 村 議 員 日程第2 意見書案上程  意見書案第2号 産後ケア体制の支援強化を求める意見書の提出について 日程第3 提案理由の説明         散 会 宣 告         ─────────────────────────  本日の会議に付した事件 日程第1 一般質問  1 23番 吉 田 議 員       1 教育関係について、国のスポーツ庁設置スポーツ振興に関する玉名市の対応について
            (1)玉名市よりオリンピック選手を輩出するような育成策は         (2)スポーツ振興係を昇格させ(仮称)スポーツ課を設置して、振興を図っていったらどうか         (3)子どもから大人まで市民がスポーツに親しむ裾野が広がるような策は       2 玉名市小中学校の実態とその指導者について         (1)土曜授業について       3 合併特例債の活用状況と今後の活用について  2  6番 西 川 議 員       1 市内体育施設の整備について         (1)サッカー場建設基本構想について         (2)既存施設の整備について         (3)熊本県営のスポーツ施設の誘致について       2 有明海沿岸道路整備促進活動について         (1)有明海沿岸道路の早期開通に向けての全玉名市民への呼びかけと啓発について         (2)熊本市への働きかけについて       3 退職手当について         (1)退職手当を受け取られない場合はどのような取り扱いになるのか。一般財源の中に組み込まれるのか       4 小学校のトイレの一部洋式化について         (1)小学校のトイレは和式が多いと聞いているが、だれもが使いやすい洋式化へ改修する考えはないか       5 玉名市学校規模・配置適正化について         (1)玉名市学校規模・配置適正化基本計画を見直してはどうか  3 14番 永 野 議 員       1 市民会館建設地の決定について         (1)危機管理上からの見解を         (2)将来のまちづくりにおいて、均衡発展等からの見解         (3)駐車場の安心・安全な確保はできるのか       2 緊急災害時の対応について         (1)危機管理体制の取り組みについて         (2)緊急災害時の対応について         (3)地域や消防団との連携は         (4)防災意識の徹底への取り組みは  4 11番 横 手 議 員       1 学校教育現場でのITの利活用授業について         (1)現在、熊本県下で試験的でもいいので、何校かタブレット端末と電子黒板を利用した教育を行なっている学校があるのか         (2)近い将来始まると思うが、IT授業に対する先生たちの取り組みはなされているのか         (3)当然無線LANでつなぐことになるが、現在本市の各小中学校には光回線はつながっているのか         (4)本市の教育委員会として、この事業をどのようにとらえているのか       2 境川改修について         (1)拡幅工事はいつごろになるのか         (2)堤防には草が、川底には葦が茂っている。早急の除去を         (3)川底の砂が堆積している部分の撤去は         (4)境川改修事業促進期成会で言われているバイパス工事の進捗状況は  5  7番 嶋 村 議 員       1 農地基盤整備事業採択に伴う周辺の整備について         (1)農地基盤整備地区周辺にある東と西のため池の老朽化対策について         (2)農地基盤整備地区東側傾斜から南側傾斜の農道整備について       2 岱明中央公園グラウンド外周ジョギングコースの点検について 日程第2 意見書案上程  意見書案第2号  産後ケア体制の支援強化を求める意見書の提出について 日程第3 提案理由の説明         散 会 宣 告         ───────────────────────── 出席議員(24名)    1番  北 本 将 幸 君        2番  多田隈 啓 二 君    3番  松 本 憲 二 君        4番  徳 村 登志郎 君    5番  城 戸   淳 君        6番  西 川 裕 文 君    7番  嶋 村   徹 君        8番  内 田 靖 信 君    9番  江 田 計 司 君       10番  田 中 英 雄 君   11番  横 手 良 弘 君       12番  近 松 恵美子 さん   13番  福 嶋 譲 治 君       14番  永 野 忠 弘 君   15番  宮 田 知 美 君       16番  前 田 正 治 君   17番  森 川 和 博 君       18番  高 村 四 郎 君   19番  中 尾 嘉 男 君       20番  田 畑 久 吉 君   21番  小屋野 幸 隆 君       22番  竹 下 幸 治 君   23番  吉 田 喜 徳 君       24番  作 本 幸 男 君         ───────────────────────── 欠席議員(なし)         ───────────────────────── 事務局職員出席者  事務局長     吉 川 義 臣 君    事務局次長    堀 内 政 信 君  次長補佐     平 田 光 紀 君    書記       松 尾 和 俊 君  書記       冨 田 享 助 君         ───────────────────────── 説明のため出席した者  市長       高 嵜 哲 哉 君    副市長      斉 藤   誠 君  総務部長     西 田 美 徳 君    企画経営部長   原 口 和 義 君  市民生活部長   北 本 義 博 君    健康福祉部長   前 川 哲 也 君  産業経済部長   北 口 英 一 君    建設部長     藤 井 義 三 君  会計管理者    宮 本 道 之 君    企業局長     本 田 優 志 君  教育委員長    桑 本 隆 則 君    教育長      池 田 誠 一 君  教育部長     伊 子 裕 幸 君    監査委員     坂 口 勝 秀 君                             午前10時02分 開議        ************************* ○議長(作本幸男君) おはようございます。  ただいまから、本日の会議を開きます。        ************************* △日程第1 一般質問 ○議長(作本幸男君) 日程第1、「一般質問」を行ないます。質問は通告の順序によって許すことにいたします。  23番 吉田喜徳君。   [23番 吉田喜徳君 登壇] ◆23番(吉田喜徳君) おはようございます。  早速質問に移らせていただきます。市民クラブの吉田喜徳です。  きょうも市長を初め、教育長、総務部長よろしくお願いいたします。  教育関係から、国のスポーツ庁設置スポーツ振興に関する玉名市の対応について。  先に、2020年の東京オリンピックが開催されることが決定し、その準備や競技振興などのスポーツ行政を一元的に担うスポーツ庁を、政府が2015年度に約100人体制で発足させる方針を固め、文部科学省はその必要経費や人員を来年度予算の概算要求を計上することになりました。  1964年、本日の新聞にも載っておりましたけれども、最終ランナーの坂井義則さんという人が亡くなられましたが、その64年の東京オリンピックは、日本が戦後復興の国力の向上の証としての大事業として、日本中が沸き上がったのであります。まさに、オリンピックの力は、活性化と国民の活力と誇りに連動するものと先の東京オリンピックは歴史の1ページを、その名をとどめ、それを示したことは国民の認めるところであります。そしてまた、オリンピック選手を出した自治体は、その市町村民の活力と誇りとなっているのであります。  したがってそう考えてみると、玉名市は金栗先生以来、オリンピック選手が出たのかなあ、と考えます。  スポーツ庁は省庁の関係分を一体化し、文科省の下部組織の外局として、国が支出する強化費について管理し、五輪でのメダル獲得を目指すトップレベルの選手育成に加え、子どもから大人まで地域でスポーツに親しむ裾野を広げることも目標にするとあります。  来年1月からの通常国会で設置法を改正し、来年10月には発足させるとしています。
     そこでおたずねしたい。行政には生涯学習課スポーツ振興係がありますが、以前はスポーツ振興係じゃなくて課でした、と記憶します。次に小中学校の部活運動部、この所管課と指導は学務係の指導主事が担当していると聞きます。市は国や市の指導や指示は待たず、国の流れがスポーツ庁を設置するほど漸次した目的に向かって促進するわけでありますから、教育委員会を所管統合し、社会人のスポーツはもとより、小中学校の運動部の推進に取り組むように、それを一元化した課を設置したらどうかというのが一つの質問であります。  今の中学生は6年後を考えますとオリンピックの選手にふさわしい年齢に成長するわけであります。期待される人物はいるのか、子ども大人まで市民がスポーツに親しむ裾野が広がるよう、振興はどうしているか、あるいはどうしようとしておられるのか、玉名市から、市民の中からオリンピック選手を輩出する工夫というか、システムをつくり上げて、つまり、強化策に取り組む姿勢をつくり上げたらどうか。  今、小中学校運動部は、野球にサッカーにラグビーにテニスにバレーにバスケットにバドミントンにハンドボールに柔道、剣道、陸上、レスリングはあるかな、などなど6中21小の実態と、その指導者は学内からか学外からかお尋ねしたい。指導者、監督とか、そういうコーチの人ですね。  「来年度、社会体育へ移行の状況、県教委順次移行」これは報道の見出しですが、教員負担に歯どめ、運動部活動のあり方に関する方針に盛り込む。こういうような状況も今進行中であります。学校と連携した社会体育の環境整備が急がれると、総合型地域スポーツクラブを想定しての移行措置であります。この見解をお尋ねします。  部活の社会体育に遠からず移行するとすれば、まあ、サッカー場の建設もその役目が高まると思うが、サッカーだけじゃなくて、これはラグビー部、あるいはバドミントンの競技や練習ができるのだろうかなと思いますけど、この辺いかがでございますでしょうか。  次に、土曜授業について。このことは教育問題の質問の論旨の中にたびたび触れていましたが、本日は正式に一般質問に取り上げてみました。7月27日熊日報道は、県内市町村教育委員会へのアンケート調査でわかり、発表によると、土曜授業、まあ土曜活用と言ってもいいでしょう、県内拡大、14年度、12市町村77校に「脱ゆとり」時間確保、大字で報道されました。7月27日はちょうど日曜日であり、多くの市民が見ておられるのではないかと思います。その関心が高まっているのではないでしょうか。  ちなみに現在既に実施されている自治体は人吉市、水俣市、菊池市、上天草市、阿蘇市、大津町、産山村、益城町、錦町、多良木町、五木村、山江村。実施予定が、お隣の実施と決めておられるところ、長洲町。検討中、八代市、荒尾市、宇城市、天草市、和水町、甲佐町、水上村、球磨村、芦北町と。そして玉名市は検討中に入っております。玉名市は検討中とありますが、その検討中の実情を知りたいと思います。検討のポイントは、検討がどこまで進んでいるかなどなどであります。  次に合併特例債の活用状況と今後の活用について。  平成17年合併した当時、18年からこれに触れて、いわゆる適用されておりますが、合併特例債執行限度額というような呼び方でありますが、267億3,500万円、平成18年から25年度まで執行済みは、これは使われた分ですね。121億8,310万円、まあ残額といいますか、発行可能残額というそうであります。145億5,190万円。この145億5,190万円の使い道とそれに伴う121億円の現在までの済み額は合併特例債といっても全額ではありませんので、いつまで償還ができるのかの見通しであります。これからどう活用されようとしているのか、今までの執行済み額には道路橋りょうから学校施設からいろいろな施設、あるいは災害うんぬん、あのこのといろんなものに多種多彩にわたって使われていることは非常に有り難いんじゃないかなと思います。  これからも私の想像でありますが、各種施設、学校施設の充実、市民会館、サッカー場、庁舎、場合によっては庁舎跡地と周辺整備、まあ、公立玉名中央病院は、これは使われないんじゃないかなあと思いますけれども、地方病院は事業費補助金、交付金等で、しかし、拠出金というか負担金が出てくるんじゃないかと思います。つまり活用の概要、概算でいいですから、もしも、アバウトでいいですから数字を入れて今わかっておればお尋ねをしたいと思います。  以上続けて発表いたしました。 ○議長(作本幸男君) 市長 高嵜哲哉君。   [市長 高嵜哲哉君 登壇] ◎市長(高嵜哲哉君) 吉田議員の、玉名市よりオリンピック選手を輩出するような育成策についてお答えをいたします。  2020年の東京オリンピックパラリンピックについては、熊本県におきましても本年度45人の育成選手の指定がございました。県内選手のメダル獲得を目指した動きであるというふうに思っております。この45名のうち、本市より男子バレーボールで有明中学校から1名、レスリングで玉南中学校から男子1名、玉陵中学校から女子1名、バドミントンで岱明中学校の選手が1名指定をされております。本市のスポーツ振興におきましては、スポーツ振興を図るために組織されております、玉名市体育協会に補助金を交付し、常日ごろよりスポーツの振興や技術力の向上、指導者の育成などに努力をしているところでございます。玉名市体育協会は、現在30種目の加盟団体があり、このうち2020年、夏季オリンピックの競技種目であります28種目に関連する団体が17種目ございます。現段階では、既存の団体を核としながら、スポーツ選手の一つの目標でもあるオリンピックへの出場につきまして、玉名市からもそういった人材が輩出できるよう、体育協会との連携を密にしながら、競技力の向上を図ってまいりたいと思います。  次にスポーツ振興係を昇格させ、スポーツ課を設置して振興を図ったらどうかということについてお答えをいたします。文部科学省の発表では、2015年度予算の概算要求では540億円、これは2014年度予算の255億円の2倍以上の要求となりますが、2020年の東京オリンピックパラリンピック開催に向けた事業費の膨らみによるものとされております。議員の言われたとおり、国では文部科学省や厚生労働省など複数の省庁にまたがるスポーツ行政の関係機構を一元化するスポーツ庁を発足させることにより、オリンピックの開催準備やスポーツ競技の振興などのスポーツ行政を一本化することを目指しているということでございます。本市におきましても、こうした国の動向を注視しながら玉名市のスポーツ振興や競技力の向上など、必要な体制の検討や人材育成を進めていきたいと考えております。  次に、子どもから大人まで市民がスポーツに親しむ裾野が広がるような策についてお答えをいたします。未来のオリンピック選手の育成を図る上でも熊本県が推進いたしております小学校の部活動の社会体育への移行は、少子化も関連し重要な課題であると認識をいたしているところでございます。玉名市では現在活動されている玉南コミュニティクラブのような、総合地域スポーツクラブの創設、育成の検討を図りながら、子どもから大人までいつでもスポーツに親しめる玉名市のスポーツ振興を図っていきたいと考えております。また、スポーツに親しむ裾野を広げるためにも、公約でございますサッカー場の設備の整備計画を進めているところでございますのでよろしくお願いいたします。  以上でございます。 ○議長(作本幸男君) 教育部長 伊子裕幸君。   [教育部長 伊子裕幸君 登壇] ◎教育部長(伊子裕幸君) 吉田議員の玉名市小中学校の部活の実態とその指導者についてお答えいたします。  市内の21の小学校の部活動につきましては、学校単位で最大4つの部活と最小で1つの部活動が行なわれております。玉名市21校の小学校部活動数の総数は47部となっております。このうち外部の指導者を導入している学校が4校ございます。種目としては、サッカー、ミニバスケットバドミントン、相撲があり、総数で7名の外部指導者がおられる状況です。6中学校の状況についてですが、部活動数は学校単位で最大13の部活動があり最小で8つの部活動が行なわれております。玉名市全体での部活動数は63部となっております。中学校では、全校において外部指導者が導入されており、総数で44名の外部指導者をお願いしている状況です。なお、熊本県教育委員会が社会体育への移行の受け皿として、総合型地域スポーツクラブの実施を想定されているようです。総合型スポーツクラブについては、本市では玉南中学校区の玉南コミュニティクラブの1クラブでございます。このような状況の中で受け皿である総合型スポーツクラブの創設が今後の課題というふうに考えているところでございます。  以上です。 ○議長(作本幸男君) 教育長 池田誠一君。   [教育長 池田誠一君 登壇] ◎教育長(池田誠一君) おはようございます。  吉田議員の玉名市小中学校の実態と指導者についての中で、土曜授業についてのお尋ねがありました。そのことについてお答えいたします。  吉田議員の質問内容についてですが、現在大きな教育改革の波が押し寄せているところでございます。振り返り見ますと、平成14年度から完全週5日制が実施され、従前より週当たりの授業日が半日分減りましたが、行事の精選を初め、学校内の努力により授業時数を確保してきたところです。そのような中、平成23年度から小学校、24年度から中学校で新学習指導要領による教育課程が全面実施され、週当たりの授業時数が1ないし2時間増加しました。そのため新たな授業時数の確保並びに地域や保護者に開かれた学校づくりの観点から、議員が申されましたように土曜授業を県内でも導入している市町村が少しずつ増加している状況があります。  平成25年1月、熊本県教育委員会から土曜授業の実施に係る基本的な考え方等について通知がなされました。その通知には、実施する場合の指針として保護者や地域住民等の外部人材の協力を得て実施する事業や、総合的な学習の時間等において校外学習や体験活動を取り入れた授業、さらに学習発表会などを行なうことが提示され、しかも月2回を上限とすることなどが示されました。  本市では3月に各小中学校へ実施希望調査を実施しましたところ、増加した授業時数につきましては、吉田議員もかつて提唱され、教育委員会の検討の結果、実施の運びとなりました2学期制の導入、及び夏休み、冬休みの計4日間の短縮により、十分な確保ができており、現在土曜日や日曜日を別日に振りかえて実施している授業参観や学習発表会、運動会等により地域住民の参加を初め、開かれた学校づくりの一環としての学校公開も実現しております。そのため本年度は新たに土曜授業としてそれらの教育活動を実施して、月曜日から金曜日までの授業時数にゆとりを持たせる必要があるとした学校は1校もありませんでした。教育委員会といたしましても、学校訪問や校長会議などで機会をとらえてその必要性の有無などについて聞き取りを続けており、今後とも継続的に各学校の状況や保護者の考えを含めた教育的ニーズを把握し、必要に応じた適切な判断をしていきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(作本幸男君) 総務部長 西田美徳君。   [総務部長 西田美徳君 登壇] ◎総務部長(西田美徳君) おはようございます。  吉田議員の合併特例債の活用状況と今後の活用についてお答えをいたします。  合併特例債とは、議員が言われたとおり、平成の大合併をした市町村が合併後のまちづくりのための建設事業を実施する際、合併年度と、これに続く10年間で発行できる地方債であり、合併特例債延長法により、東日本大震災の被災地以外の市町村の合併特例債の発行期限が5年間延長されたところでございます。また合併した市町村が、財政上の優遇措置を受けられる地方債でもあり、具体的には地方債の充当率が95%、元利償還金の70%が普通交付税に算入され、市町村の直接負担額は事業費の3割程度で済むことから、通常の地方債よりかなり優遇されているところでございます。  市民会館建設庁舎跡地整備につきましては、一体的な整備を行なうこととし、国庫補助事業である社会資本整備総合交付金の適用を目指しているところでございます。現時点では、事業費は未定でございますが、財源につきましては交付金を約4割、残りについて合併特例債を活用予定でございます。  次にサッカー場建設につきましては、新市建設計画に予定されているものでございますが、事業費は未定でございます。財源はスポーツ振興くじ、いわゆるTOTOの助成が補助率3分の2で、上限2,000万円、残りについて合併特例債を活用予定でございます。  次に公立玉名中央病院につきましては、現在事務局である新病院建設準備室において、新病院の建設位置や事業費を検討、協議しているところです。事業主体は病院であり、本市は負担金として支出することになりますので、合併特例債の適用の予定はございません。具体的には、病院が病院事業債として借り入れ、その建設にかかる元利償還金の2分の1を病院、残りの2分の1を本市と玉東町が負担することになりますが、その場合、本市負担の約6割は普通交付税に算入されることになります。  次に合併特例債の償還年限についてでございますが、合併特例債の適用期限である平成32年度に発行したものにつきましては、20年償還であれば最終の償還は平成52年度でございます。なお、今後も重要施策の事業推進のため、借り入れと償還のバランスを考慮し、計画的な発行に努めてまいります。 ○議長(作本幸男君) 吉田喜徳君。 ◆23番(吉田喜徳君) 先般行なわれた全米テニスでですね、錦織圭選手があのようなすばらしい結果を残してくれました。これも非常に日本中があるいはまた出身地の松江市が、たいそう沸き上がったこと等報道されております。このようにスポーツは非常に活性化とか先ほど申しましたように、誇りとかこういうものにつながっていろいろな意味で潤うことになっております。グッズの販売とかいろいろな物で潤うことになっております。そこでこういう時代の流れでございまして、6年後でありますけれども、今からこれに呼応して、スポーツ庁も設置されるんじゃないかと。しかし、それはオリンピックのためだけのスポーツ庁ではなくて、裾野を広げたりこれからずっと、これは続いていくものと考えるわけでございますが、先ほど市長にお尋ねいたしました、これは教育長で今度は結構ですが、教育委員会も小中学校の部活と生涯学習関係の社会体育関係の別々に指導しておられるとか行政にあたっておられるというようなことですけど、これを一つにした課にですね、やっぱり昇格してこれに取り組むという姿勢は、いかがなもんでありますでしょうか。 ○議長(作本幸男君) 教育長 池田誠一君。 ◎教育長(池田誠一君) 先ほどの答弁の中でありましたように、生涯学習課においてですね、そのもとでスポーツ振興係というのを設けて取り組んでおりますが、今度検討しながらしていきたいと思いますけれども、今のところ、昇格等についてはまだ私たち協議しておりませんので、お答えはできません。 ○議長(作本幸男君) 吉田喜徳君。 ◆23番(吉田喜徳君) オリンピックの話になりますけど、ちょうど私は母校にそのころ勤めておりまして、私どもの母校の総長がオリンピック担当大臣ということで身近に肌で感じて今でも鮮明に覚えております。例えば、「鬼の大松」とか「根性の八田」、これはレスリングで5つの金メダルをですね、グレコローマン、フリースタイル合わせて監督として活躍された「根性の八田」、東洋の魔女として生み出した「鬼の大松」、そして三波春夫さんのオリンピックソングに合わせた国中が沸き上がり、国中がというと、もちろん玉名市もですね、いろんな意味で婦人会の活動や、市の活動や、それに伴うものは目の当たりに今、鮮明に光っているわけでございますが、先ほど45人の中の玉名市でいろいろな見込みのあるというか期待される中学校あるいは人物の名前までは公表されませんでしたけれども発表がありました。これに対して大学生なのか、既に出身されて高校あるいは大学あるいは社会で活躍されているのか、その辺のことを教育長、わかっておる限り発表いただければ幸いであります。 ○議長(作本幸男君) 教育長 池田誠一君。 ◎教育長(池田誠一君) オリンピックの2020年東京オリンピック選手育成についてのお尋ねですけれども、市長のほうから答弁いたしましたように、現在わかっているものとして4名の育成選手がおりますが、それ以外にですね、高等学校等の育成選手も県下におるわけでございまして、その高等学校の情報がその高等学校の育成選手がどこの中学校であるかということは、まだつかめていないところがあります。ちなみに高等学校としましては、玉名市内におきましては、玉名工業高校がレスリングの育成選手を出しておるかと思いますので、そのことについては早く調べてみたいというふうに思っております。あとの中学校については市長の答弁にありましたとおりでございます。 ○議長(作本幸男君) 吉田喜徳君。 ◆23番(吉田喜徳君) きのうの一般質問で非常に熱のこもった討論が行なわれましたサッカー場でありますが、先ほどちょっと一般質問の最初に申し上げましたが、これは今、検討中の中に入ってるんじゃないかなと思いますけど、ラグビーとかですね、そういうようなバドミントン、そしてハンドボールですね、これも合わせて練習やもちろん申込みとかそういうのに錯綜すると思いますけれども、そういうのを使われるサッカー場の構想なんでしょうか。市長あるいはどちらでもいいですけど。 ○議長(作本幸男君) 教育部長 伊子裕幸君。 ◎教育部長(伊子裕幸君) ただいまのサッカー場の機能というお尋ねだと思います。建設検討委員会のほうを立ち上げておりますので、そういった機能、希望についてもその中で検討してまいりたいと思っております。 ○議長(作本幸男君) 吉田喜徳君。 ◆23番(吉田喜徳君) サッカー場の建設に対しては賛成というか歓迎をいたしますが、先般、これは答えはいいです。野球のことを一般質問で申し上げましたけどですね、野球も忘れちゃいけないんじゃないかと思いますね。野球場の整備、硬球はできません。今の桃田も、それから蛇ヶ谷もですね。こういうのを忘れずにですね、頭の中、心の中に置いといていただきたいとこのように思います。これは要望です。  さて、土曜授業の話でありますけれども、2学期制になって約22時間授業数が確保できることになりましたですね。例えばテストを減らされるとか、あるいは始業式、終業式を減らされるとか、こういうのを合わせて22時間。それから4月あるいは5月ごろでしょうか、あります家庭訪問をですね、夏休みや土曜日にしていけばですね、これで18時間は全部でですね大体40時間以上ぐらいは確保できるわけですね。それで土曜授業といっても先ほど言いましたように、土曜の活用ということでですね、前向きにこれは検討されたほうがいいんじゃないかなとこういうふうに考えますがいかがでしょうか。 ○議長(作本幸男君) 教育長 池田誠一君。 ◎教育長(池田誠一君) はい、答弁いたします。  先ほど答弁いたしましたように、また吉田議員のおっしゃったようにですね、2学期制にする中で授業時数を生み出し、そしてふえた分の授業は十分基準を満たしておる状況でございますけれども、吉田議員のおっしゃるように土曜日の活用等についてはいろんな形でPTAの行事とかそういった形でですね、学校の主体性をもって取り組んでいただいているところです。また、各種学校行事等も振りかえたりしながら行なわれているところでございます。  以上でございます。 ○議長(作本幸男君) 吉田喜徳君。 ◆23番(吉田喜徳君) これはですね、何ごとをやるにしてもやはり賛成、反対というのがあるんじゃないかと思いますけど、これも一つの国の流れなんですね。もう法制化されるんじゃないかなあと、文部科学省のですね。というような状況下にあるときに、まだいろいろ土曜授業にももちろんですけれども、取り組んでおられますけどこれはわかりました。先に鍋小学校に設置されました要するに英語のですね推進、まだまだ他にきのうも出ておりましたけれども、6・3・3・4制の学制の改革、いろんなものがですね波状的に国の改革、教育再生の改革というものに流れてくるんじゃないかと思います。  終わりになりますけれども、どうか教育委員会にあられましては、そういうようなことに取り組むのは大変でありましょうけれども、市民の皆さんの理解を得て、早く小中一貫教育あるいは6小学校の統廃合等の、そういうのに大変でしょうけども取り組んでおられるのに、市民の皆さんの意見やその他を取り入れられて、そういうこれから始まらなきゃ、取り組まなきゃならないこういうものに鋭意努力して取り組まれることを要望いたしまして質問を終わります。  ありがとうございました。 ○議長(作本幸男君) 以上で、吉田喜徳君の質問を終わりました。  引き続き、6番 西川裕文君。   [6番 西川裕文君 登壇] ◆6番(西川裕文君) おはようございます。  6番、新生クラブの西川裕文です。質問の前に、先の広島の豪雨災害、まだ1名の方が見つかっておられませんけれども、冥福を祈りたいと思います。また、早期復旧のほうを望みますけれども、ちょうどこう、広島の地は、私のミカン畑ありますけれども、小岱山と同じ真砂土と。小岱山よりかはもっと風化が進んどるというところで、私の小さいときに、大雨でみかん園の擁壁が何十メートルですか壊れたことを思い出しました。  天水では昭和32年ですか、本当に大きな災害があっておりますけれども、比較的その後玉名のほうは災害が少なくてありがたいなというようなところで思っております。  またきょうは9.11ということで、13年前の貿易センタービルの、それから東日本大震災の3年半目というようなところで、きょうは朝から北海道のほうも大雨があっとったということで、また被害が少ないことを願います。  それでは質問にまいりたいと思います。  まず一番目ですけれども、市内体育施設の整備についてということで質問をいたします。その中でまず最初にサッカー場の基本構想についてお伺いいたします。  サッカー場建設基本構想について、現在サッカー場建設についてはサッカー場建設検討委員会において検討されておりますが、今回、玉名市の陸上競技協会よりサッカー場建設に伴う陸上競技場整備を求める陳情書が上がっております。熊本県下14市ありますけれども、400メートルトラックのない市は玉名市だけであります。現在公認もなく、大会等の誘致も出来ない状況にありまして、今回、サッカー場を建設するにあたり、是非ともサッカー場単独でなく、相乗効果も考えられる陸上競技場とサッカー場を兼ねた設備の建設を期待するものであります。また9月7日の日の熊日の朝刊でありますけれども、今人工芝がかなり耐久性に富んどるし、摩耗も少なく、当初の費用は少しはかさみますけども、維持費は安くて年間を通して使えるし、1日を通しても摩擦が少なくて長時間も利用出来るというようなところの、今すばらしい人工芝等々もできておるというようなところがありました。また本年、玉名中学校のラグビー部が九州大会で、Bパートですけれども優勝したというようなところもあります。  サッカー場、ラグビー、ソフトボール、陸上競技場等、多機能のグラウンドにすることによってより利用される施設になると思われます。  Jリーグ、2020年の東京オリンピック、この年はちょうど今の計画によりますと平成32年、県民体育祭が荒玉地域で開催される年というふうなところになっておると思います。せっかく建設をするならば、多機能の施設の着工を願いたいというように思います。執行部の答弁をお願いしたいと思います。  続きまして、施設の中の設備の既存の設備について質問をいたします。  市内には多くの体育施設があります。前回、平成20年に熊本県民体育祭の玉名市大会が行なわれまして、そのときに桃田の野球場は、かなり整備がなされています。ところがそれ以外の施設については現在、多くの修復、改修が必要な施設があると聞いております。今後、特に先ほど申しましたように平成32年、県民体育祭荒玉開催が予定されておりますので、サッカー場整備と共に、修理改修の必要な場所について以下質問をいたします。  まず、桃田の運動公園の体育館について質問いたします。桃田の運動公園は平成11年、国民体育祭熊本大会時に建設された施設であります。アリーナ内の床面につきましてが、重量備品の移動や設置の影響で床に損傷があって危険な場所があるというふうに聞いております。早い修理が必要というふうに思われます。また、これは全体になりますけれども、アリーナ内の空調について、これについては特に費用等々がかかると思いますけれども、空調設備がないことから、夏場の大会の誘致が出来ないということで、せっかくある施設につきましても宝の持ち腐れになっとるような状況じゃないかと思います。市民の皆さんの利用並びに県内、国も含めたところで利用の促進、大会誘致などの面からしても、空調設備の早期導入を期待します。また、構造的には何も支障がなく空調の設備を入れれるというふうに聞いておりますので、早期導入をお願いしたいと思います。  県内のある市ですけれども、玉名の体育館よりもっと古い体育館に空調設備が入れられたというふうな話も聞いておりますので、是非検討をしていただきたいというふうに思います。  続きまして、蛇ヶ谷公園のテニスコートについて伺います。テニスコートの人工芝の整備について伺います。  これにつきましては平成20年、県民体育祭の玉名市大会が行なわれまして、北側のコート4面につきましては部分張りかえがなされております。また25年度、昨年南側コート4面が都市計画安心安全事業におきまして全面の張りかえがなされておると聞いております。ところが平成20年の北側のコートにつきましては、全面張りかえでなく部分張りかえというふうなところで、人工芝の段差などで危険な箇所があると聞いております。これにつきましても、県体等もありまして早急の修理が必要だと思います。担当部の答弁のほうをお願いいたします。  同じく今度は蛇ヶ谷公園の野球場について伺います。先ほど申しましたように、桃田の運動公園は県民体育祭の前に整備をされておりまして、ナイター設備以外はもう十分だというふうに思います。蛇ヶ谷公園の野球場につきましては、サブグラウンドというところで、そういう状況ではありますけれども、見てみると本当に傷んでおりまして、野球場だろかというような思いがあります。これにつきましても土壌改良が必要だと思います。ソフトボールも含めていろんな方々に楽しんでいただくためには、土壌改良、改修計画が必要だと思います。質問いたします。  続きまして、桃田の運動公園の市民プールについて伺います。桃田運動公園の市民プールにつきましては、県北で唯一、公認のプールであると聞いております。ところが、水漏れがしとるというところをちょっと伺いました。何カ所かの修理はなされたと聞いておりますけれども、まだ一部漏水があって、上水道の使用のために夏場のシーズンはその漏水によって周りの住民の方々の水道、上水道にも影響がある可能性があると思われます。早急の対策が必要だと思いますけれども、これについての説明を求めます。  それから最後になりますけれども、熊本県営のスポーツ施設の誘致というところでの質問をいたします。県南には八代市に県営の陸上競技場があります。また県営といえば熊本市内がメインになると思いますけれども、その中で城北地区には県営のスポーツ施設はありません。今後、以上述べたそれぞれの施設を考える場合に、増築、建設、改修等々考える場合に、県の施設を誘致するということはできないだろうかと。県へのアプローチが必要ではないかというふうに思います。これについてどんなふうに考えられるか質問をいたします。  以上です。 ○議長(作本幸男君) 教育部長 伊子裕幸君。   [教育部長 伊子裕幸君 登壇] ◎教育部長(伊子裕幸君) 西川議員のまずサッカー場建設の基本構想についてお答えいたします。検討委員会における検討の範囲についてですが、サッカー場建設については、御案内のとおり本年度建設方針に係る検討委員会を立ち上げ、検討させていただいているところです。委員会につきましては、福嶋議員の答弁でも申し上げましたが、先月の8月26日に第1回目の委員会を開催し、検討委員会条例の説明や必要性も含めたサッカー場建設の概要を説明したあとに、候補地についての抽出条件等の説明を行ない、各委員からも新たな提案をいただくよう、おって依頼をした次第です。御質問の当検討委員会における検討の範囲の中で、条例の第2条第3号で規定しておりますが、検討を行っていく上で特に関連して検討する必要が出て来た場合、例えばただいま議員のほうからありました400メートルトラックの競技場やラグビー場などの多目的な利用も含めて、こちらのほうは財源的な見地も押さえながら検討をさせていただきたいというふうに考えております。  それから次に既存施設の整備についてお答えをいたします。まず総合体育館の床の改修及び空調設備の検討についてでございます。総合体育館は平成9年に供用開始を始め、17年を経過している施設でございます。施設の現状としましては、床に限らず壁、排水管、設備等の各所に経年劣化が見られる状況でございます。議員御指摘のアリーナの床面につきましては、大事故にもつながる体育館の一番重要な部分でございますので、利用者の声や現地見回りを行ないながら適時改修をさせていただいております。本施設につきましては平成28年度に指定管理者の導入を検討しているところでございます。  また東京オリンピックの開催年であります2020年には荒尾・玉名地域において熊本県民体育祭が開催されますので、県民体育祭の主要会場としましても玉名市公共施設長期保全プログラムに即しながら、大規模改修等の計画を行ってまいりたいと思います。  次に空調設備の整備についてですが、空調の整備につきましては総合体育館建設時の整備費で1億から1億5,000万円の費用が見込まれておりました。建設当時、総事業費の関係から空調設備を整備するかサブアリーナを建設するかの選択がございまして、サブアリーナのほうを建設したという状況がございます。また、空調設備を後づけにした場合の費用としまして、建設当時でおよそ2億円が想定されておりました。現在ならば3億円程度の費用が必要となると思われます。空調設備の整備により大きな大会の誘致等がしやすくなるというふうに思われますが、維持コストの増加や使用料の値上げ等も必要となり、一般市民の利用を考えた場合、手軽に利用することができにくい施設となることも危惧されるところでございます。御提案いただきました空調整備の整備につきましては、施設の老朽化や将来的な財政負担等からも、現時点として緊急な整備が必要という認識は今のところしておりません。  次にテニスコートの段差の改修についてお答えします。蛇ヶ谷テニスコートにつきましては、昨年度、道路側になります南コート半面の全面張りかえを行なっております。議員御質問の北側半面につきましては、平成20年に全面張りかえを行ない、指定管理者において日常整備を行っております。今回御指摘をいただきましたコートの段差の件につきましては、関係機関とも調査をしまして、市民の皆さまにより快適に利用してもらえるよう検討をしてまいります。  次に蛇ヶ谷野球場のグラウンドの整備についてでございます。蛇ヶ谷野球場のグラウンドの状況につきましては、御指摘のとおり、排水の悪さ等が認識されているところでございます。蛇ヶ谷球場につきましては、公共施設適正配置計画も踏まえ、また財源的な面も考慮して検討をしていきたいと思います。  次に市民プールの漏水についてでございます。市民プールにつきましては、平成25年度に25メートルプールの漏水改修を行ったところです。本年度のプール開設におきまして、25メートルプールの漏水は改善されておりましたが、50メートルプールの漏水を確認しているところです。漏水箇所につきましては、原因調査を行ない適切な改修を行ってまいります。  次に熊本県営のスポーツ施設の誘致についてにお答えいたします。県営の社会体育施設につきまして、熊本市以外の設置状況について申し上げますと、益城町に射撃場が整備されております。また都市公園施設としてですが、八代市に野球場、多目的広場、陸上競技場を整備した県営八代運動公園、それから水俣市にテニスコート、多目的広場、グラウンドゴルフ、陸上競技場を整備した水俣広域公園の3施設が整備されている状況です。県のスポーツ振興計画によりますと、県民総合運動公園を中心とする県立スポーツ施設を中核施設と位置づけ、県全域のスポーツ振興を図ることとされており、現状では新設の整備計画等もなされておらず、県の財政状況からも県営施設の誘致に関しては厳しい状況であると思われます。  しかしながら、議員ご指摘のとおり県北地域におきましては県営の体育施設が整備されていない状況でもありますので、玉名市としましても要望は今後も挙げていきたいと考えております。  よろしくお願いいたします。 ○議長(作本幸男君) 西川裕文君。 ◆6番(西川裕文君) ただいまの答弁いただきまして、まずサッカー場の建設につきましては、検討委員会のほうで多目的利用も含めたところで検討をするというところで話がありまして、ぜひこだわらず、サッカー場だけにこだわらずですね多方面にわたって検討していただくように願いたいというふうに思います。  また、既存施設の整備につきましては、一つまた桃田の体育館のほうが平成28年から指定管理者のほうにと移行をするというような計画がありました。安全管理の徹底をしていただくようなところでの、事故等々が起こったときにそういうところの責任問題等々が出てくるというふうに思いますので、徹底をしていただきたいというふうに思います。アリーナ等々の床面につきましては検討をしていただくというようなところでよろしくお願いしたいと思います。空調につきましては3億円かかるというところもありまして、これについても今後とも検討していくような形で築17年目になりますので、そういうところから大変だと思いますけれども検討をしていただくようにお願いしたいと思います。
     その他の整備につきましても、今部長のほうからありましたけれども、逐次検討をしていくようなところでのことをしてありますので、早急にそれぞれ、特に体育施設等々は事故等々がありますので、なんかあったときにその責任というのはどうしても出てきますので整備のほうをお願いしたいというふうに思います。   [6番 西川裕文君 登壇] ◆6番(西川裕文君) それでは続きまして2番、有明沿岸道路の整備促進活動についてというところで、有明沿岸道路の早期開通に向けての全玉名市民への呼びかけと啓発並びに熊本市への働きかけということで質問いたします。  本年、長洲町、荒尾市の方々の思いが実りまして、現在の大牟田から荒尾を通って長洲港まで有明海沿岸道路が計画の中に入りました、盛り込まれました。8月22日に高嵜市長も同席をしていただきました、村田副知事と地元出身県庁職員との「(仮称)玉名を語ろう会」の中にありましたけれども、県の土木部長の猿渡部長様が、今の沿岸道路が熊本市まで通れば、現在、朝の交流人口が年間約1,700万人と。今回沿岸道路がもし熊本まで通ればその交流人口は松島まで含めると3,200万人となるという説明がありました。その前に、私たち新人議員で地元の森永振興局長さんとの意見交換会もさせていただきましたけれども、その中でも県のほうは沿岸道路早期開通に向けて一生懸命やりますというふうなお話もいただきました。このように沿岸道路につきましては、玉名市の農・商・工、すべての産業また市民の皆さまにとっても縦の九州縦貫道、横の沿岸道と、本当に大切な基幹道路であると思います。また、考えによりますと、この道路を海岸の護岸と一番堤防沿いにすれば、堤防にも併用するとも考えられますし、盛土に有明海のしゅんせつ土を利用することも考えられると思います。佐賀、長洲、岱明、横島、天水、熊本市、八代と結ばれる大切な基幹道路であると思います。この大切なインフラの早期開通に向けて、私はちょうど、議員になりましてもう少しで1年になりますけれども、平成24年に結成されました荒玉地域整備期成会、有明沿岸道路の期成会ですども、この動きがなかなか表に見えません。現在までの活動状況と今後の計画について現在どうなっているか、又は今後どうするか、全市民の方々の働きかけ並びに思いが特に必要になるというふうに思います。今後の啓発活動並びに呼びかけについてどのように考えられていれるか説明を求めます。  2番目に、熊本市への呼びかけということで質問をいたします。現在、熊本市長の幸山市長につきましては、沿岸道路についてはそれまで関心を持っとられてないと、熱心でないというふうに聞いております。しかしながら、市内、熊本市内の県議の方々については必要であるというようなところで活発であると聞いております。本年、熊本市長選挙ありまして、現在、新人の方々が出馬のようでありますけれども、今後、熊本市への働きかけについて、やはり玉名市が主体的になって働きかけをする必要があると思います。これにつきまして、熊本市への働きかけについてどのように思われるか質問いたします。 ○議長(作本幸男君) 建設部長 藤井義三君。   [建設部長 藤井義三君 登壇] ◎建設部長(藤井義三君) おはようございます。  西川議員の御質問、有明海沿岸道路整備促進活動についての中の、有明海沿岸道路の早期開通に向けて、全市民への呼びかけと啓発についてお答えいたします。  有明海沿岸道路は、有明海沿岸地域の一体的な発展を目指し、各都市を結ぶ地域間の交流人口の増加、観光ネットワークの構築や沿岸地域の企業立地などの推進に大きく期待され、また国道3号線や、国道208号線等の交通負荷を軽減し、渋滞緩和や交通安全にも寄与する地域高規格道路でございます。現在、福岡及び佐賀の両県を結ぶ区間につきましては大牟田市から鹿島市までの計画延長55キロメートルのうち、30.2キロメートルが供用開始され、着々と整備が進んでいるところでございます。御質問の期成会の年間の活動内容でございますけれども、期成会につきましては、平成10年度に関係の自治体を中心といたします有明海沿岸道路建設促進熊本県期成会、それから先ほど議員も申しましたように平成24年に荒尾・玉名地域の経済団体を中心とする、有明海沿岸道路荒尾・玉名地域整備促進期成会がそれぞれ設立しており、有明海沿岸道路Ⅱ期全線の早期実現に向けて取り組んでいるところでございます。活動内容につきましては、地域高規格道路に関する情報の収集を行ないますと共に、本路線の整備効果を強くアピールするために、他の関連期成会とも連携し、積極的な活動を展開しております。特に年間の活動といたしましては、国をはじめ、関係機関などへの働きかけを行なっており、毎年政府や国土交通省などへの要望活動を実施しております。このような要望活動が功を奏し、今年6月には西川議員もおっしゃいましたように、国土交通省九州地方整備局において、大牟田市から長洲町までのルート案が取りまとめられ、その後、国土交通省本省においてルートが決定されたところでございます。今後有明海沿岸道路Ⅱ期全線の早期実現に弾みがつくものと大いに期待しているところでございます。  次に、全玉名市民への呼びかけと啓発をどのように考えているかでございますが、これまでの啓発活動については、期成会との活動を通して、岱明町の国道501号線沿いにPR用の看板設置や、パンフレットを市役所の窓口に備えつけるなど、地域住民や道路利用者への周知を図ってきたところでございます。今後につきましては、本市の広報紙やホームページにも活用して、積極的に広く市民の皆さまへの周知並びに啓発を行ってまいりたいと考えております。  続きまして、残区間がございます熊本市への、どのように働きかけを行なっていくかにつきまして、早期の事業化を図る上では熊本市との連携は必要不可欠と認識しております。これまでも平成25年に高嵜市長を初め、荒尾市長並びに長洲町長の3首長で熊本市を訪問いたしまして、熊本県期成会会長である熊本市長に対して、大牟田市から長洲町区間を最優先の整備区間として位置づけていただくようお願いした経緯もございます。今回の契機になっているのではないかと考えております。今後も熊本市を初めとする関係団体や、関係自治体とも引き続き要望活動を行ないながら合わせて、地域の現状や課題等についても整理し、有明海沿岸道路Ⅱ期全線の早期実現に向けて鋭意努力してまいりたいと考えております。 ○議長(作本幸男君) 西川裕文君の一般質問の途中でございますけれども、議事の都合により、暫時休憩いたします。                             午前11時11分 休憩                             ───────────                             午前11時25分 開議 ○議長(作本幸男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  西川裕文君。 ◆6番(西川裕文君) 先ほど有明海の湾岸道路の整備については部長のほうから説明をいただきましたけども、どうしても今後ですね、県の期成会のほうは熊本市長が中心ということで当然、玉名市長もそういうことで一生懸命していただいておりますけども、荒玉地域の期成会の役員の名簿を見ますと、行政は顧問というところで、荒尾市長、玉名市長、長洲町長、それぞれの議長さん方も顧問ということでそれぞれの団体の方々が役員になっておられるというところで、今後玉名市としての組織体づくりを検討していただきたいと。例えば区長さんとかですね、支館長も含めたところでの盛り上がりを期待をいたします。   [6番 西川裕文君 登壇] ◆6番(西川裕文君) それでは、3番から3、4、5というところで一括質問をいたします。  まず、3番の退職手当についてというところで、退職手当を受け取られない場合は、その退職手当はどのような取り扱いになるのか、一般財源の中に組み込まれるのかということでの質問いたします。新市になりまして、玉名市長は再選も含めてもうすぐで5年近くになられます。5年前、島津元市長は自身の退職手当を受け取られていないというふうに聞いております。また、手当の受け取りの時効は5年ということです。このように、退職手当の受け取りがない場合、そのお金といいますか、その資金というのは一般財源の中に組み込まれるのか否か、質問いたします。一般職の方の場合には、懲戒免職等々の場合があってこういうふうなことが考えられると思います。  続きまして、小学校のトイレの一部洋式化について質問いたします。小学校のトイレは和式が多いと聞いております。誰もが使いやすい洋式化への改修をする考えはないか質問をいたします。先日、お年寄りの方から小学校のボランティアに行くけれども、トイレが和式で年寄りにはちょっと不便だというお話しがありました。今小中学校では、学校支援事業等、ボランティアの方々が多数学校を訪れて、児童、生徒たちのために働いていただいております。また一般の家庭においても、私たちが子どものときはかめの和式トイレでしたけど、今はすべての家庭がほぼ洋式トイレとなっています。このような中で、小学校の新1年生は和式トイレになれずに、使い方も分からず、困っているという実情を聞きました。学校では先生方が新1年生に対して、和式トイレの使い方を教えていらっしゃるということですけれども、このように現在、本当に多くのボランティアとして活動していただいている多くの年寄りの方々、それから新1年生の実態も踏まえて、小学校のトイレの一部洋式化への改修が必要と考えます。現在の状況と今後の計画について答弁を求めます。  続きまして、玉名市の学校規模・配置適正化について質問いたします。  8月の臨時議会において、玉陵中学校区6校区の再編計画が賛成多数で可決承認されました。地域の方々の完全な合意が形成されているとは思われない中での再編のみに向けて走る今現在、少し私自身不安を持っています。具体的な内容としましては、高嵜市長が3月と6月の定例議会の一般質問の答弁の中で、小学校の閉校になる地域については、地域の地域活性化対策において教育委員会を越えた全庁的プロジェクト組織を設置を視野に入れて検討をするという答弁をいただきました。また、8月の臨時の議会においても、実際プロジェクト組織を全庁を越えたプロジェクト組織を立ち上げたという説明が教育委員会よりあったというふうに思います。今後再編に向けた新しい学校づくり委員会だけでなく、地域の方々が一番不安に感じておられる、小学校が閉校になったあとの地域全体の活性化対策の取り組み、全庁的な取り組みを今後どうしていくかと、今後も当然、継続して検討をしていただきたいというふうに思います。全庁的な取り組みの現状と今後について、どういうふうに進めていくか質問いたします。これについては、まずは玉陵中学校の現状と今後です。  最後になりますけども、今後玉名市学校規模・配置適正化基本計画に基づいて、小学校の再編統合がなされると思いますが、今回6校の統合再編の経過を見ると、池田新教育長の積極的な地域への足の運びで、説明によりまして前よりも地域の方々の同意も増している結果として、結果はこういうふうな形になったと思いますけども、今回どうしても計画ありきと、地域の方々の意見重視というよりも、農振除外が間に合わんけん計画が早よ進めんといかんたいと、そういうようなところでの計画ありきの感じを強く受けました。今後を考えると、玉陵中学校区以上にその他の地域は、多くの課題があると思います。  そこで、この基本計画の再検討についてあり得るかあり得ないか質問いたします。子供たちのための再編は分かりますけども、数値に固執した地域の意見、状況も数値に固執しすぎて地域の意見等々、状況も考慮した再編がより必要であるというふうに思います。見解を求めます。 ○議長(作本幸男君) 総務部長 西田美徳君。   [総務部長 西田美徳君 登壇] ◎総務部長(西田美徳君) 西川議員の退職手当を受け取らない場合はどのような取り扱いになるのか、一般財源の中に組み込まれるのかとの問いにお答えをいたします。  本市におきましては、退職手当の支給事務を熊本県市町村総合事務組合において共同処理をしており、本市から職員の給料月額を算定基礎とした負担金を納付し、職員の退職時の請求に基づき当組合にて支給処理を行っているところでございます。なお、退職手当の請求時効は地方自治法第236条に5年間と掲載されております。御質問の退職手当を受け取らない場合の取り扱いについてでございますが、当該職員分の負担金については本市へ返還等はなされず、今後退職する本市職員の退職手当の財源として運用されることになります。そもそも職員が退職までに納付する負担金総額と退職手当額は同額ではございませんので、本市がこれまで納付した負担金総額と給付された退職手当総額には差額が発生することとなります。この差額につきましては、本市は当組合を脱退する場合に退職手当支給総額のほうが大きければ追加納付、負担金総額のほうが大きければ本市に還付されることになります。  以上でございます。 ○議長(作本幸男君) 教育部長 伊子裕幸君。   [教育部長 伊子裕幸君 登壇] ◎教育部長(伊子裕幸君) 西川議員御質問のトイレの洋式化への改修についてまずお答えいたします。現在の日常生活におきましても、時代の流れとともに洋式化が浸透しております。和式トイレがない家庭がふえてきているところです。特に、小学校の低学年の児童にとっては利用経験のない和式トイレでの用足しに戸惑いがあるのも事実であります。一方学校は、ボランティア活動や学校行事等で多くの方々が訪問されるところであり、特に高齢者の方が和式トイレを不便に感じられていることにつきましても認識しているところです。このような状況を踏まえ、現段階におきましては、各学校のフロアごとに少なくとも1カ所以上の洋式トイレを設置するよう改修を進めているところであります。また屋外トイレにつきましても、学校と協議を行ないながら順次洋式トイレを設置するよう改修をすすめております。さらに公共施設の新築、改築などを行なう際には、多目的トイレの設置や、洋式トイレの設置割合を高くするよう取り組んでいるところでございます。  次に玉名市学校規模・配置適正化の中で、玉陵中学校区において全庁的な取り組みが行なわれているが、現在の進捗状況はどうなっているかという御質問でございます。玉陵中学校区再編に伴う全庁的な取り組みの進捗状況でございますが、7月9日に学校再編にかかわる地域活性化対策検討委員会を庁内15課の課長を招集して開催したところでございます。この中で、玉陵中学校区の意見交換会において出された御意見などについて説明し、全庁的な共通認識をお願いしたところでございます。今後のこの庁内プロジェクト委員会の取り組みについてでございますが、玉陵中学校区には新しい学校づくり委員会が組織され、下部組織として5つの部会を設置しておりますので、進捗状況に応じて関係各課と協議していくことになると考えております。教育委員会としましては、これからのことに対応するためのシステムづくりをまず行ったところでございまして、このシステムによって玉陵中学校北側の市道である、市道迫間岡線において、通学路の安全確保の観点からの道路改良について既に建設課と対応をしているところでございます。今後も関係各課と連携を取りながら全庁的な視点で取り組んでまいります。  次に、本計画期間中に対応検討する校区の天水中学校区、玉南中学校区、有明中学校区において、平成20年10月決定の玉名市学校規模・配置適正化基本計画を見直してはどうかという質問でございますが、第一次計画期間は平成24年度から平成33年度までの10年間ですので残すところ7年間余りでございます。本計画期間中に対応を検討する校区は、天水中校区、玉南中校区、有明中校区であり、本市の全体的なバランス等を考慮しながら調整のうえ進めてまいりたいと考えております。当然のことではありますが、地域によって様々に事情が異なりますし、また7年間の間には社会情勢等が変化することも予想されますが、議員御懸念の計画ありきで進めるのではなく、十分な住民理解を得ながら今後の社会情勢や中学校区ごとの児童生徒数の増減、教育制度改革の動向等に合わせて必要に応じた計画の見直しを図りながら進めてまいりたいと思います。 ○議長(作本幸男君) 西川裕文君。 ◆6番(西川裕文君) まず退職手当の件でもう一度再質問ということで、一つだけ伺います。  ただいまの部長のほうから説明ありましたけれども、結局、もらわれん場合にはそれは玉名市の職員、一般職員、特別職員さん方の退職手当のほうに回されるというか、その財源になるということでよろしいわけですよね。 ○議長(作本幸男君) 総務部長 西田美徳君。 ◎総務部長(西田美徳君) はい、先ほど申しましたように、今後退職する職員の財源として運用されることになります。 ○議長(作本幸男君) 西川裕文君。 ◆6番(西川裕文君) はい、わかりました。  それからトイレのほうですけども、今現在もされとるということで今後とも進めていっていただきたいというふうに思います。  それからもう一つ、学校規模の配置適正化についての全庁的な取り組みの中で一つだけ質問をします。新しい学校づくり委員会はございますけども、これについては新しい学校をつくるための委員会ということで、跡地問題等々はありますけども、地域づくりのことは全然その中には入っておりません。そういうことを考えるのが全庁的な地域づくりの組織じゃなかろうかなというふうに思いますけれども、その点についていかに考えられるか答弁をお願いします。 ○議長(作本幸男君) 教育部長 伊子裕幸君。 ◎教育部長(伊子裕幸君) この全庁的な取り組みということで、学校再編に関わる地域活性化対策という点についても視点をおいております。そういったところについて各課の共通認識の上で地域づくりについても検討してまいりたいと思います。 ○議長(作本幸男君) 6番 西川裕文君。 ◆6番(西川裕文君) わかりました。  学校づくり委員会の中には、それぞれ各区の区長さんも含めたところでありまして、ぜひ学校づくり委員会の中の縦のつながりといいますか、各区ごとの代表の方々を一堂に会しての各区ごとのどうしていくかというようなところもぜひそういうメンバーの方々がいらっしゃいますので、検討していけばより地域づくりのことの方策といいますか、今後の計画というのが明確になると思いますので、それを検討をよろしくお願いしたいと思います。  以上で終わります、ありがとうございました。 ○議長(作本幸男君) 以上で、西川裕文君の質問を終わりました。  引き続き、14番 永野忠弘君。   [14番 永野忠弘君 登壇] ◆14番(永野忠弘君) おはようございます。  自友クラブの永野忠弘です。早速通告に従い質問したいと思います。  1番目に市民会館建設地の決定についてお伺いします。市民会館建設計画が進んでいる中、我々市議会でも公共施設等建設特別委員会を立ち上げ、7月、8月と2回の特別委員会があり、検討は始まったばかりであることは皆さんも御存じのとおりです。8月26日、全員協議会での説明では、B案の市民広場公園で決定とのことでありました。私は市民広場公園での建設には大いに疑問を感じるものであります。あの地域では、市民広場公園としての空間はぜひ必要と考えます。  思い描いてみますと、まず南から北へ保健センター、博物館、その西奥にシルバー人材センター、次に市民広場公園が広がっており、その北に合同庁舎、その奥に福祉センターがあり、東側には今建設中の新庁舎が建設中であり、その中を市道立願寺横町線が通っている現状があります。博物館建設に当たっては、それなりのコンセプトを持ちながら建設されたと思うし、今の空間があるから特徴ある博物館として生きていると思います。福祉センターでも前面に建物が建ち、子育ての親御さんたち、また高齢者を含む多くの利用者の皆さんに駐車場等での問題が生じてくるものではと考えるところであります。  また、公共施設の集約面からでもこれだけ身近な空間に集まり、建設することは危機管理上からの観点ではむしろリスク分散を考えるべきと考えますがこの点については検討されたのか見解をお伺いしたいと思います。  市民会館建設は、50年に一度あるかないかの大事業であり、今後の玉名市の文化芸術の拠点づくり、市内外のお客様の交流場づくりと考えます。当然、玉名市の今後40年から50年先を見据えたグランドデザイン、まちづくりにおいての建設位置であるべきと考えますが、その点からの検討はされたのかをお伺いします。  そのほか市民広場公園での建設では駐車場の安心・安全な確保は難しいと考えます。  まとめとして、市民会館建設地を市民広場公園に決定について質問いたします。 (1)危機管理上からの見解をお伺いします。 (2)将来のまちづくりにおいて、均衡発展等からの見解をお伺いします。 (3)駐車場の安心・安全な確保はできるのかお伺いいたします。 ○議長(作本幸男君) 企画経営部長 原口和義君。   [企画経営部長 原口和義君 登壇] ◎企画経営部長(原口和義君) 永野議員の市民会館の建設地の決定について危機管理上からの見解をというご質問にお答えをいたします。  市民会館の建設位置につきましては、今議会前に開催をいただきました全員協議会において担当課から説明しましたとおり、現在地の西側にございます市民広場公園と報告をしたところでございます。  まずこれまでの経緯について改めて申し上げます。市民会館の整備につきましては、平成23年度に建設検討委員会での検討を経て、「玉名市民会館整備基本計画」を策定をいたしましたが、合併特例債適用期限の延長を受けまして、建設位置を未定と変更したことにより、その進捗は一旦停止の状態にありました。その後、建設位置の再検討を始めるに当たって、複数の候補地を掲げ、関係各課による調整と企画審議会など庁内で検討を進めており、本年3月議会において、「現在地周辺」「市民広場公園」「新玉名駅前」の3カ所まで絞り込んだ旨の答弁をしました。そして、先般6月議会において、公共施設等建設特別委員会が設置されましたので、7月末と8月中旬に2回の委員会を開催していただき、検討経緯とその結果について御報告をしたところでございます。  議員御質問の趣旨は、建設予定地周辺には公共施設が集中しており、分散を図るべきではないかということと存じます。市としましては、分散を図るような考えではなく、むしろ市役所新庁舎が移転することで現状よりも行政機能が集約する、予定地周辺の集約によるメリットのほうを重視したものであります。本市の代表的な公共施設ゾーンと言えるものだというふうに考えております。  このことにつきましては、新庁舎の建設位置を決定する際に描いていたものでありまして、集約によるメリット、効率化、市民の利便性向上を優先して判断したものでございます。また御指摘のリスク分散に関しましては、大地震から首都機能を守るための分散などがわかりやすい事例として挙げられますが、今回の市民会館の場合は、例えば駐車場用地の確保が独自に必要になることなど、逆に分散によって発生するデメリットがありますので、分散する案である新玉名駅前などが低評価というふうになりました。  議員が懸念されます事項について、確かにデメリットであると承知をしております。例えば博物館と合同庁舎にある空間をすべてではないにしろ潰してしまうということ、また既存の公園機能が失われ、事実上、福祉センターの駐車場として利用されていることに対する影響などは確かに市民広場公園に市民会館を建設をすることによって生じるデメリットでございます。このことは建設地の検討を進める過程において、当初から承知をしておりました。市民広場公園に限らず、建設候補地それぞれにメリット、デメリットがございますので、比較検討をする際に、多くの視点に立った検討項目を掲げ評価を行なったところでございます。  次に、将来のまちづくりにおいて、均衡発展等からの見解という御質問でございますけども、市民会館の建設位置を検討する際には、先ほど申しましたとおり、建設候補地ごとのメリット、デメリットを数値化した評価を行っており、その中にこの視点からの項目を掲げておりました。この項目は周辺を含めたゾーンとしての完成度の高さを評価するものでしたので、現在地の市民会館ですけれども、現在地を南側に広げる案と、新玉名駅前の案は高評価となり、この空間を潰してしまう市民広場公園は低評価となっております。特に新玉名駅前の場合は、玉名バイパスから新玉名駅前までの連続性が生じ、議員が申されます新しいまちづくり、交通の要所の発展、将来への期待感などといった他の候補地にはない固有のメリットがございます。この点については高評価となったところでございます。しかしながら、用地買収と造成のための費用はもとより、買収の期間とスケジュール的に不確定な埋蔵文化財調査が必要になることなどがデメリットとしてあるため、評価結果はもっとも低いポイントとなったところでございます。  続きまして、駐車場の安心・安全な確保に関する御質問にお答えをいたします。  先ほど若干触れましたとおり、市民広場公園は現状として主に福祉センターの駐車場として利用されており、周辺の公共施設での行事と重なった際など、多いときには140台程度、内訳といたしまして西側の駐車場部分に56台、その他80台程度が公園部分に停車していることは承知しております。現状においてもまた市民会館の移転、建築にあたっても大きな課題であるというふうに認識をしております。このことは福祉センター自体が持つ駐車場が非常に少ないこと、また平成11年のセンターオープン以来、センターで行なう事業、事務が次第に増加してきたことが原因でありまして、また、福祉センターに限らず、保健センターや市民会館などにおいても不足する事例が発生しておりますので、周辺一帯の駐車場問題として総合的な対策が必要であるというふうに考えております。  ただし、来年1月にオープンいたします市役所新庁舎の駐車場には、比較的余裕がございますので、状況に変化が生じ、好転するものと期待をしておりますが、市民会館が道路の東から西へ移転することで、道路横断が必要となりますので、新たな課題ともなってまいります。  そこで市民会館と福祉センターの両施設にとって利用しやすい駐車場を確保するにはどのような方法があるかでございますけれども、まだ設計をしてない段階でございますので、はっきりとしたことは申し上げられませんけども、現状の80台と同程度であれば可能ではないかというふうに想定をしております。それにつきましては、市民広場公園には、築山や植栽があることで面積の割には台数が稼がれておりません。新たに整備する駐車場につきましては、市民会館本体を建築した残りの敷地ではあるものの、整形で効率的なものとできるため、そのように考えているところでございます。  この整備した駐車場につきましては、平日の昼間は比較的空くものではないかと思われますし、これまで周辺一帯で行なってきた共同利用を制限するものではございませんので、例えば福祉センターの利用者が駐車されても構わないものというふうに考えております。また、職員の通勤用車両の駐車場所を制限、指定するのも考えられます。施設に近い駐車場は利用者専用とすることで、多少なりとも改善したいというふうな考えでございます。  このことは、そこの制限につきましては既に行っている施設もありまして、新庁舎を初め、周辺一帯の公共施設において、利用者本位、市民本位、という共通の考えのもと運用をしてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(作本幸男君) 永野忠弘議員の一般質問の途中でございますが、議事の都合により、午後1時まで休憩いたします。                             午前11時59分 休憩                             ───────────                             午後 1時03分 開議 ○議長(作本幸男君) 休憩前に引き続き会議を開き、一般質問を行ないます。  永野忠弘君。 ◆14番(永野忠弘君) 午前中、答弁をいただきました。  市民会館の建設地決定ということで、市民広場公園ということでございますが、私ですね、ここはいつも堤防を通るときに、公園を眺めて来るんですが、本当にですね、駐車場もかなり公園の中までとまっております。きょうも朝9時過ぎだったですが、結構とまっとっとを見てきました。ここに、集約のメリットを重視したということでありますが、あの周辺というのは公共施設が多くあるところであってですね、あの公園は要するに建物の間に博物館、シルバー人材センター、その北側が公園広場、その奥に要するに、その合同庁舎、社会福祉協議会、その間は公園ですよね。そのまた東側に新庁舎が今出来てるわけですが、あすこは、そういう建物の中にあの公園があって、あすこが生きとると思うんですね。その中に、そのエリアとしてその市民会館が南側の道を挟んだところに東側にあるということでありますが、これをその公園を潰してここに持ってくるということで、集約のメリットを重視したということでありますが、私はですね、こら集約し過ぎて詰めこみじゃなかろうかというふうに思うわけです。ただ単にそこが土地が空いとるけん、まあ空いとって、売買も土地の売買というか、買うことも、要するに自前ですからね買わんでもよかし、というようなことで何か安易で、ただそこにあるから安易で近視眼的に見えるんですね。  ほんであすこは、やっぱそれなりに公園の意味があると思うとですよね。それをあすこに無理に持ってくるということはちょっとどうかなあというふうに思うところであります。  と、あの辺は、これはもう市長も新庁舎建設のときに言いよんなはったですけど、水害の危険性もあるところです。これは昭和32年、繁根木川が上流ですけど、栗崎団地のところが切れました。これは私が高校2年生のときでしたけど、あの辺は本当に海のように玉名平野つかってしまったような経験もあるんです。  そういう土地でもあるし、あまりにもこう建物を寄せすぎて建て過ぎとるというふうに思うわけですね。そがん寄せる必要があるかなていうふうに思います。  それと、本当にこれ、市民会館を今後50年近くも、玉名の、新しい玉名の、合併した玉名の文化の拠点、にぎわいと活気を創出される交流の場ということで、その建設に当たって、本当にこう40年、50年後先の玉名のまちづくりあたりを考えた、本当にグランドデザインの中の観点で選んであるかというのもちょっと疑問に感じるところであります。  駐車場の件は、再質問で聞きたいと思いますが、再質問にいきますけど、駐車場台数の総数は何台を計画されているのか、その場所はどこに何台というふうにお答え願えればと思います。  それと市道の交通量、横断歩道の設置等など、警察署との交渉はできているのかということですね、これは執行部で回答願えればと思います。  それと市長へのお尋ねですが、市民広場公園での決定は評価制度で、まあ点数で決定したみたいに書いてありますと、報告受けましたけど、市長はどこを評価されてこれを採決されたのか。それと、駐車スペースの安心・安全の確保は難しい中での決定について、要するに駐車場が、本当に安心・安全なところにあるかどうかというものもまだわからないところでの決定についてお伺いします。  3点目に、変化している玉名市の今後のまちづくりについての市長の見解をお伺いします。 ○議長(作本幸男君) 企画経営部長 原口和義君。 ◎企画経営部長(原口和義君) 議員の再質問にお答えをいたします。
     駐車台数の総数は何台計画しているのかというふうな再質問でございます。  市民会館周辺の駐車場は、利用に許可が必要な合同庁舎、これは94台でございますけども、94台を含めてではありますけども、現状で534台でございます。ただし、この数値には公用車や職員の通勤用車両を含んでおりますので、一般用としては366台程度でございます。内訳といたしましては、都市計画道路が通っておりますけども、そこの道路に対して東側が113台、西側が253台でございます。これについては、駐車枠が引いてありませんので、確実な数字ではありませんけども御了承ください。  それと、新庁舎の完成後による増でございますけども、市民会館の移転後にできる跡地の再整備により、最終的には全体で1,200台可能と考えております。そのうち一般の利用者の台数は620台と考えております。この内訳でございますけども、道路の西側に304台、東側に316台となります。夜間・休日になりますと、職員が新庁舎前の駐車場、それと職員用の駐車場が400台以上ございますので、夜間であったり休日にはその駐車場も使えるかというふうに考えております。  それと市道の交通量と歩道の設置、警察の交渉はということでございますけども、これにつきましては、玉名市独自に交通量の調査を行ったことはございませんけども、県の地域振興局が現在の市役所周辺を含む一帯の調査を平成25年9月25日に実施しております。そのデータで申し上げますけども、まず調査ポイントは市民会館の前ではありませんで、国道208号線と立願寺横町線の交差点、丁の字の交差点ですけども、そこが朝の7時から午後7時までの12時間で約2,900台、それと繁根木川沿いですね、市役所から上にのぼりました、繁根木右岸の市道でございますけども、ここが約7,000台、国道208号線につきましては複数の調査ポイントがありますが、おおむね16,000台から18,000台ということです。国道208号線、立願寺横町線の入り口ですけども、2,900台を1時間あたりに平均すると約240台、1分当たり約4台というふうな計算になります。現在は立願寺横町線、新庁舎前の道路はそれまでは多くないということがこのデータの時点ではわかるかと思います。ただ、この数が示していますのは、国道208号線を横切る南北の道路が、繁根木川右岸の道路、それと高瀬の町中を通る道路、それと先ほど申しました立願寺横町線ですね、そこの入り口、3カ所になっておりますので、まあ分散されておるのかなというふうに感じているところです。ただ、市役所等できまして、住宅や事業所、店舗などが張りついてきたときにはですね、当然まだふえるのかなというふうに感じております。  それと、先ほど申しました調査ですけども、その中で現在のこの市役所に入る、出入りをカウントしておりますけども、これは市の職員で確認したんですけども、1時間当たり約120台、まあ1分当たり2台ということを考えますと、新庁舎完成後、想定ですけども、4台と2台、6台という感じになるのかなあというふうなことを思っております。  ただ、新庁舎完成後のですね交通量、通行量あたりを当然調査、確認いたしまして、先ほど議員がおっしゃったとおり、警察との協議を含め、当然横断歩道あたりの設置は必要というふうに思っておりますので、交差点の形状によります交通の影響などを考えて、歩道であったり信号、信号確かに厳しいところがあるかと思いますけども、協議を進めたいというふうに考えております。  今、立願寺横町線あたりが開通しましたので、今後同規模な道路といいますか、付近に出来ないということになれば、とんでもない交通量の増というのはそんなにはふえるのはふえると思いますけども、とんでもない交通量の増にはならないのかなというふうに考えています。  以上です。 ○議長(作本幸男君) 市長 高嵜哲哉君。 ◎市長(高嵜哲哉君) 永野議員の市民会館建設に関する一般質問に答弁をいたします。  市民会館の建設位置につきましては、平成23年10月に計画変更をし、未定といたしておりましたが、老朽化が著しく耐震性に課題があるというようなことで迅速に対応すべき事柄であるため、昨年から担当課を中心に庁内で再検討を行ってきております。その過程におきまして、3月議会の答弁にあったように、建設候補地を3カ所まで絞り込み、さらに客観的な評価を行なうなど企画審議会での議論も経て検討したところでございます。市民広場公園の場合は、建築までの障害がほとんどなく、早期に完成出来るというメリットがございます。また、用地買収や造成が必要ないために、総事業費が抑えられるといった点でもございます。  これらの事項は、候補地の一つとしていた新玉名駅前と大きく違う点であります。また市民広場公園の周辺一帯は、市役所新庁舎の移転新築によって行政施設の集約がさらに進み、公共施設ゾーンとしての利便性が増した地区でございます。  議員が申されます駐車場の問題や、空間を潰してしまうといった点は確かにデメリットでございますが、現在の市民会館を使いながら建設が可能であり、周辺駐車場の共同利用も可能であるといった効率性もございますので、市民会館の建設位置として最適であるというふうに判断した次第でございます。  次に駐車スペースの安心・安全の確保が難しいのではということでございますけども、議員御指摘の駐車場問題につきましては現在でも都市計画道路立願寺横町線の東西に分散しているといった状況があり、これは荒尾市の文化センターにおきましても同様で、市民会館のように利用状況によっては駐車台数に大きな差が生じる施設ではありがちなことだとも思っております。ただし、放置してよい問題では決してありませんので、先ほどの部長答弁にもありましたように、横断歩道や歩行者用信号の設置につきまして警察と協議していく考えでございます。  以上です。 ◆14番(永野忠弘君) 三番目の変化している玉名市の今後のまちづくりについての見解という、お願いします。 ◎市長(高嵜哲哉君) 済みません。  もう一つ、変化している玉名市の今後のまちづくりについての見解をということでございますので。  これ、平成17年の10月の1市3町合併以来、まる9年を経過しようといたしておりますが、この9年間で新幹線新玉名駅が開業し、玉名バイパスが全線開通をするなど、玉名市をめぐる状況は大きく変わってまいりました。また本年12月には、市役所新庁舎が完成し、年明けからは業務を開始いたしますので、行政の中心でもあります市役所も移転することとなります。このような新しい変化には行政も対応すべきとの意見と思いますし、今後、国や県による大きな変化を生じる事業があるならば当然対応していくべきと考えておりますが、玉名市全体のまちづくりにつきましては、市政運営の指針となる総合計画はもとより、本年の3月に策定いたしました都市計画マスタープラン等、個別の諸計画に基づいて進めることが肝要であるということでございます。  また、私が市長就任当時から一貫して申し上げておりますように、次の世代へ過大な負担を残さないといったことも大切でございます。このことは、平成32年までに適用期限の延長がありました合併特例債の期限内に可能な事業については出来るだけ終わらせておくということで、少しでも次世代への影響を抑えられるといったところにつながっていきますので、このような考えのもとに市政に携わってまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(作本幸男君) 永野忠弘君。 ◆14番(永野忠弘君) 答弁をいただきましたけど、駐車場の件ですけどね、部長、これ、東側に304台と西側に316台可能なんですか。  316台も西側は、どこにそういう余地があるかなあと思いますけどねえ。 ○議長(作本幸男君) 企画経営部長 原口和義君。 ◎企画経営部長(原口和義君) 永野議員の質問にお答えをいたします。  内訳でございますけども、都市計画道路西側につきましては、市民会館の南西駐車場が45台、これ一般用だけを申し上げます。先ほどは304台と316台の内訳です。市民会館南西駐車場が45台、それと保健センターが20台、博物館西側駐車場が24台、高齢者等就業支援センターが6台、それと市民広場公園西側駐車場、今市民広場がありますけど、あれの西側でございます、29台。これはそこに市民会館が建ったとしてもそこは残すというふうなところです。それと新しい市民広場に建てます市民会館の中の駐車場が80台、それと福祉センターが6台、それと合同庁舎94台、まあこれは許可が必要ということでございますけども94台です。合わせて304台が西側ということで考えてます。  それと東側、道路東側ですね。市民会館大ホール跡地、現在の市民会館の跡地ですけどもそこを47台、これについては整備方法により、これ以上とめられる、公園として利用するならば、あれですけども、今47台と想定しております。  それと市民会館会議室等前が46台、それと大きく変わるのが市役所の新庁舎ですけどもそこが223台で、これが東側316台ということで合計の620台ということを想定をしております。  以上です。 ○議長(作本幸男君) 永野忠弘君。 ◆14番(永野忠弘君) はい、わかりました。  あのですね、これは恐らく昼間のあれだと思いますね。普通の平日の数字だろうと思いますけど、まず、この合同庁舎の94台というのは、こらあ合同庁舎が使いよるわけですよね。合同庁舎で言わせてもらうなら、税務署が2階か3階ありますよね。で、納税の時期、いわゆる2月から3月ごろ、このときは、市民広場とかこの辺はいっぱいになっですね。  それとこの福祉センター、これは29台ですか、と6台。逆にもっとあるんじゃないですか。  で、言いたいのは、福祉センターあたりは当てにはならんですね。むしろこれは今後、業務がまだまだ多くなると思います。したがって駐車場スペースもまだまだいると思いますね。で、市民会館が建つ位置のこの敷地内には80台しかとまらんとでしょ。要するにもう、その敷地内には80台、これは80台は恐らく福祉センターが全部使いますよ、これ、普段。ということは、建っとる敷地内には市民広場公園内には、恐らくその普段市民会館の駐車スペースがあるかなと思いますけどね。  でですね、その他のとこからいうならば、全部移動して、歩いてここまで来にゃあいかんということになりますよね。さっき市長だったですかね、荒尾の文化センターば言いなはったばってん、よそんことはどがんでんよかて思うとですたい。まずですね、その、玉名市民の安心・安全の道ば確保するちゅうか、それをやっぱ一番の前提に考えなきゃいかんとじゃなかろかというふうに思います。  まあ、全体でいうなら、とにかくここは駐車場スペースがないんじゃないかというふうに思います。普段の市民会館を利用する人たちというのは結構いらっしゃいますよね。そうすると会議室ですか、市民会館の会議室ですかね。あすこあたりも結構普段使用者が多くて、そこの駐車スペースが45台ですかね。これあたりが足りなくて、博物館にとめたり、今でもですよ、市民広場公園にとめたりやってる状態の中に、どうしてもこれは駐車場はこの304台とか316台、合わせて620台という数がありますけど、これはもう本当の空いとるときの数字であってですね、いざいろいろ複合的に、いろんな会議とか集会があるときには、ここはバタバタしはせんどかと思うんですね。  そういうものがある程度予測されるのに、何でここに安心・安全の観点から言ったら持ってこなんかなあというのが私、一番この辺を不思議に思います。  まあしかし、ここで決定ということでするなら、これは当然そのうちまたどっか駐車場ば買わないかんとじゃなかろうかというふうに思うんですね。そぎゃんしたときには、評価の中にはそういうのは全然入っとらんですもんね。で、まあ一言でいうなら絶対ここは駐車場は足らんですよ。それを無理にここに決定というのは、意味がわからんですね。市長はいつも市民の目線とかいう言葉をお使いになりますけどね、市民の安心・安全の観点から見るならば、この位置は非常に、疑問を感じるところであります。  駐車場一つ考えてもそういうふうに私は思うところですね。でですね市長、またお伺いしますけど、この市民会館のですね、どんな市民会館をつくりたいのか、それとこの建設地決定にあたり、民意が入ってないように思いますが、その点についてお尋ねします。  それとも一つ、この財源のことですけど、市長はあるところで建設費用22億円と発言なさってるというふうに聞きますが、その22億円の根拠はどこにあるのか、その3点をちょっとお聞きします。 ○議長(作本幸男君) 議事の都合により、暫時休憩いたします。                             午後 1時32分 休憩                             ───────────                             午後 1時44分 開議 ○議長(作本幸男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  市長 高嵜哲哉君。 ◎市長(高嵜哲哉君) 永野議員のどういった市民会館をつくるかということにつきましてまずお答えいたします。  今回の市民会館建設につきましては、玉名市におきまして音楽活動の盛んな町として音楽の都・玉名というふうにふさわしいイベントを積極的に支援をいたしております。音楽を通して、地域や年代を超えた多様な交流を盛んにするとともに、感性豊かな人間形成とまちづくり、芸能文化レベルの向上を目指すというようなことであります。  そしてまた、誰もが利用しやすい施設としてユニバーサルデザインに配慮し、障がい者、子ども、お年寄りなどが来館しやすさ、そしてまた使いやすさがよいというようなことを目指しておるところでございます。  次に民意につきましては、前回の市民会館建設に当たりまして基本計画を策定をいたしておりますけども、その際、建設の検討委員会での民意といたしまして、場所、今の市民会館付近というエリアを決定しているということでございます。  そして建設費というようなことでございますけども、当時、建設費は概算というような形で当時お話しをいたしました。それは平方メートルが約50万円、そして大体4,000平方メートルぐらいを予定するというようなことでございましたので、これにかかる金額として20億円、そして用地が1億円、そしてその他につきまして大体1億円というようなことで、22億2,000万円というようなことを当時発表したというような状況でございます。  その22億円についての内訳といたしましては、社会資本整備総合交付金というのを利用するというようなことにいたしておりました。これは約8億4,000万円ほど交付金としていただけるというような状況でございますので、残ります13億8,000万円ということになりますけども、これにつきましては、合併特例債の95%を算入できるということでございますので、大体約13億円程度が合併特例債で賄えると。そしてまた合併特例債につきましては、70%の交付税の算入がございますので、実質的には4億円少しぐらい、市の持ち分になるんじゃないなかというのが当時の状況でございましたのでこれに、こういう状況の中でこれからも進めてまいりたいなというふうに思っておりますけども、一つ心配しているのは、最近、これは国の状況も同じでありますけども、建設費が高騰しているというような状況でございますので、当時から見ると少しはそういう面では上がってるのかなというような感じがいたしております。  以上です。 ○議長(作本幸男君) 14番 永野忠弘君。 ◆14番(永野忠弘君) はい、ありがとうございました。  この市民会館建設にあたっては、50年に1回建てるか建てないかの建物ですから、立派なやつを、新しい玉名市の文化の中心、活動の中心であるべき建物になったらというふうに思います。  ちょっと戻りますけど、その前に市長、よく市長はこういう予算のときに、「次世代を担う世代に負担を強いらない」というようなことをお使いになって予算を組むというふうにおっしゃいますけど、この市民会館あたり、まあ庁舎もそうですけど、これは建物ですよね、これは市の財産にもなりますよね。と、次世代の人も使いますよね。で、当然次世代の人も使うなら、次世代の人もそれはそれなりにですね負担じゃないんですけど、それはあって当然だろうというふうに思うんですね。  だから、その強調してこれば次世代を担う世代に負担を強いらない、別にそぎゃん強調せんちゃよかっじゃなかろうかと思うとですけど、そらだっでんですね、そら必要以上に、負担を多くしようと思う人はいないと思うんですね。ですから、なんかこう、あれするときにすぐこう次世代の人に負担を強いらないというような言葉をお使いになりますけど、それはもう、私どもも当然その、また使いますし、次世代の人もそら40年、50年ぐらい使っていくわけですから、その言葉がいつもかつもは足らないんじゃないかというふうに私は思います。  いかがでしょうか。 ○議長(作本幸男君) 市長 高嵜哲哉君。 ◎市長(高嵜哲哉君) 永野議員の次世代についての負担を強いらないというようなことでありますけども、今、少子高齢化と言われるように、子供たちがだんだん少なくなってきているというような現状でございます。同じ借金をした場合に、今の借金で返す人数と将来にわたっての返す人数が少なくなってくるということであれば、その分は完全に将来の負担になるというようなこと。そしてまた今回の市民会館の建設につきましても、これが先々になりますと合併特例債が使えないというような状況になります。そうしますと、やはり玉名市は先ほど説明で申し上げましたように、玉名市の持ち分としては22億円でありますけども、まあ大体4億円程度というような状況でありますけども、これがもし合併特例債を使われないというような状況になりますと、まちづくり交付金といいますか、整備資本の総合計画の交付税を使うだけになりますので、その分だけ玉名市の持ち分が多くなるということは、その分は次世代にその負担を大きくするというようなことでございますので、そういうものも総合的に考えながら極力次世代の人間に負担をかけないようにするというのが今の我々の務めじゃなかろうかということが基本的にあるということでございますので、御理解のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(作本幸男君) 14番 永野忠弘君。 ◆14番(永野忠弘君) なんでんですね、だれでん何か物をつくるとき、金を使うときはですね、それなりに考えてですね、華美なやつとか、想像以上にですね金を使うということは特にこういう公な金を、予算を、財源を使うときは、恐らく慎重に考えていってると思います。  何回も言いますように、当然その私どももそのあとにも財産として残るわけで、それを私どもも使うわけで、次世代の人も使うわけですよね。ですから、次世代にどうのこうのという言葉があまりにもこう表に出るとですね、財源をあんまり使わないというような表現ならあれば、次世代に負担をかけるかけるっていうような言葉は、どうもこう頭に残ってしょうがないんですね。  そらもうだっでん、安く出来れば同じものが安く出来れば、これほどいいことはないと。それに向かってみんな努力していくんじゃないでしょうかね。  まあ、その辺が1回は聞きたかったもんですからちょっとお聞きしました。  また、もとに戻りますけど、さっきの駐車場の件ですけど、これは原口部長さん、あれですね、どうしてもここは、市民広場公園に建てますよね。するとこのところに80台は駐車スペースができるだろうということですよね。でも、この80台は、恐らく福祉センターの人たちが、これは福祉センターの人たちも恐らく80人ぐらいは恐らく、まあ職員さんは4、50人でしょうけど、あすこにほらパートとか何とかで出入りする人たちもいらっしゃいますので、これはもう恐らくですね、それが福祉センターの分になるんじゃないかというふうに思います。  ということはですね、この市民広場公園に建設ということですけど、この敷地内に市民会館用としての駐車場はこれはないんじゃないですか。スペースがないんじゃないですか。ということは、なんかあるときは、どっからかこう寄ってこにゃんいかんわけですね。ましてや、市道を通って恐らく、この市道は今でも車が多いですけど、これはもう少なくなることはないですよね。バンバンバンバンふえますよ。まあ、新庁舎ができればまたふえるし、恐らくこれが、新玉名駅あたりにつながれば、ものすごくふえてくると思います。4、50年もたたないうちに、そこ何年かのうちにそういうあれが出てくるならば、私は、危険きわまりない建設場所じゃないかというふうに思います。  その辺はどがんですか、部長さん。そがん思いなはらんですか。  で、駐車場の件ですけど、さっきの80台というのはこの辺、建設位置のスペースには市民会館用の駐車場スペースとしては私はないというふうに思いますけどね、その辺はどがん思いますか。 ○議長(作本幸男君) 企画経営部長 原口和義君。 ◎企画経営部長(原口和義君) 永野議員の質問でございますけども、この用地が9,100平方メートルです。それと先ほど市長が申されましたけれども、現在のところ約4,000平方メートルを考えておるというところです。ですから、幸い土地は整形ですので、精いっぱい、ラインの中で80台、確かに80台というのは少ない台数でございます。ですから、最初の御質問でお答えいたしましたけども、他の公共施設の駐車場を、それを共用で使うというふうな方法になるかと思います。  それとこれは、特別委員会でしたかね、何かの議員さん方の会議の中で話あったんですけど、将来的に駐車場が問題になるといったときには、その周辺に土地を、そのときの状況で、その辺の状況でその辺の手当は考えていくべきだろうというふうに考えております。  以上です。 ○議長(作本幸男君) 14番 永野忠弘君。 ◆14番(永野忠弘君) 部長さん、何か素直なあと思うとる。いやいや、本当に私、そう思います。いま部長さんがおっしゃったように、これはもう近いうちにまた別に駐車場は、ここならば、決定ならば、駐車場ばまた買わにゃんごっなっとですよ。そがんせんと、この道路が真ん中を、そらあもう子どもから年寄りの方が、市民会館にこの、どーっと終わったあとなんかに流れるというようなことをイメージしてみただけで、何かぞっとするような感じがしますよね。絶対ここは危ないですよ。そういう意味で、部長さんがおっしゃるとおり、恐らく近いうちにまたこれは、他の土地ば買わなんとじゃなかろかと。こういうのは評価には入ってないわけですよね。ですから、決定ちゅうことじゃなくて、これはもっともっと、まだまだ議論して、検討せないかん課題じゃないかというふうに私は思います。  まあ約50年先まで玉名市の文化活動の拠点として、交流場として利用される市民会館、市民広場公園を建設という決定には、将来に明るさが、わくわくするような夢の持てるようなイメージが湧いてきません。逆に、押し込まれたプラク、逆戻りするようなイメージさえいたします。玉名市が元気で輝いているさまを発信できるような新しい市民会館であってほしいと願うものであります。もっと、議論・検討が必要であると思います。  一応これで、市民会館の件については終わります。  では、次の質問をさせていただきます。   [14番 永野忠弘君 登壇] ◆14番(永野忠弘君) 緊急災害時の対応についてということで質問させていただきます。  9月1日は防災の日でした。この日にあわせて防災の訓練を実施されている地域もあったとお聞きしております。日ごろからいつ起こるかわからない天災に対しては、常日ごろの備えの積み重ねが最小限の被害にとどめることになると考えます。防災の日は、改めて防災に対する認識を深める日であると考える次第です。  開会初日の市長の挨拶でもありましたが、8月20日未明の広島土砂災害の被害の大きさに災害の恐ろしさを改めて感じた次第です。最近では、スーパー台風とかゲリラ豪雨などの聞きなれない、今まで経験したことがないような災害が発生している報道がなされております。私どももそのときに備え、防災意識を常々持つことが大事であると考えるところであります。玉名市内では、近年ではそれほど大きな被害が出た災害は起きていませんが、準備は必要であると思います。そして、災害に対する準備態勢はどうなっているのかお伺いし、緊急災害の発生したときの対応、またそのときの緊急時の食糧等の備蓄はあるのかお尋ねします。  その1、危機管理体制の取り組みについて、2、緊急災害時の対応について、3、地域や消防団等との連携は、4、防災意識の徹底への取り組みは。 ○議長(作本幸男君) 総務部長 西田美徳君。   [総務部長 西田美徳君 登壇] ◎総務部長(西田美徳君) 永野議員の危機管理体制の取り組みについての御質問にお答えをいたします。  玉名市の防災初動体制につきましては、熊本地方気象台より大雨等の警報が発令された段階で職員による防災待機体制をとっております。勤務時間内は総務課職員が対応しておりますが、休日や時間外においては本庁舎に4名、岱明、横島、天水の各支所にそれぞれ2名の職員で編成する警報発令待機班を配置し、気象情報、災害情報の収集や伝達を行なっております。また、河川や市道及び排水機場、農道、農業用排水路等の災害発生の危険性に備え、必要に応じて建設管理課及び農地整備課等の各職員も待機体制をとってるといった状況でございます。  次に、緊急災害時の対応についてですが、警報が発令され災害発生の危険性が高まったときには、小学校等を詰め所として、現地における災害情報の収集や地元消防団、区長との連絡調整及び連携を図りながら、災害に対応するためおおむね小学校単位で一班2名から4名の体制で結成している防災地区責任者の出動を行なっております。  また、市内全域にわたり風水害等の発生するおそれがあり、又は被害が甚大と予想され、あるいは発生したとき、又は震度6弱以上の地震が発生したときは、市長を本部長として市庁議メンバーである幹部職員及び消防団長、有明広域行政事務組合消防本部消防長で構成する、玉名市災害対策本部を設置し、動員可能な全職員でその対応にあたる体制をとることとなります。  次に、玉名市の防災備蓄品の状況といたしましては、平成24年度から随時計画的に毛布及び食料品等の備蓄を行なっており、現在、毛布200枚、アルファー米1,000食、乾パン400食を備蓄しており、また福祉部署でも要支援用として紙おむつや簡易ベッドなどを備蓄しているところです。今年度は、毛布100枚、アルファー米500食のほか、飲料水などを備蓄する計画であります。  避難所対応にあたっては、避難者数や災害の状況にもよりますが、市が避難勧告や避難指示を発令した場合、洪水避難マップに掲載されている避難所の開設を行ない、防災地区責任者や市職員により避難所運営に当たることで避難者の把握、災害情報等の収集、伝達等の対応を行なうこととしております。また、7月10日に熊本に最接近した大型の台風8号では、事前に庁議メンバーのほか、玉名消防署長や消防団長も含めて台風対策会議を開催し、未然の対策を協議、確認するとともに、危険が切迫する前の明るいうちから早期的避難を促す予防的避難の自主避難所を玉名地区は、玉名市福祉センター、岱明地区は岱明ふれあい健康センター、横島町は横島町公民館、天水地区は天水保健センターふれあい館の市内4カ所に開設いたしました。7月8日から7月10日にかけて70所帯93名の方が自主的に避難されたところでございます。  このように、初期の段階から必要な体制をとり、災害発生の危険度や災害現場の状況によって段階的に組織体制を整え、市民の避難に対し迅速に対応しているところでございます。  次に、地域や消防団との連携についてでございます。  防災の視点に立っての地域づくりを推進するに当たっては、区長や民生委員を初め、自主防災組織などの地域住民が消防団との緊密な連携を持ち、一体となって防災活動にに取り組んでいくことが重要でございます。特に消防団は、市民の安心・安全を守るため、常日ごろから活動しておりますが、防災面での十分な訓練と経験も積んでいることから、それぞれの地域でリーダーシップをとり、防災知識の普及・啓発を行なうことが期待されております。また、自主防災組織と消防署、地元消防団が連携した消火訓練等を行なうなど、地域ぐるみで防災力の向上を図っている地区もあり、区長や民生委員を初め、自主防災組織などの地域住民が多面的に防災面での対応力を持つことが重要であると考えております。  それから最後の防災意識の徹底への取り組みについてでございます。  災害の予防はもとより、災害時において、その被害を軽減するためには住民一人一人の防災意識の向上が不可欠であります。的確かつ迅速な行動はもとより、災害発生時には、自分の命は自分で守るという自助、地域で助け合うという共助などの防災意識が重要であるとともに、平素からそのような住民の防災意識を高めるための施策も重要です。そこで玉名市では、関係機関と住民とが一体となって玉名市総合防災訓練を開催しており、防災に対する知識を習得し、防災意識の普及・啓発を行なうことで、災害に対する危機感を共有するとともに、状況に応じた適切な判断、避難行為が取れるよう住民の防災意識の高揚を図っているところでございます。  また、広報やホームページにおいても防災情報を提供しているとともに、洪水避難マップを作成し全所帯に配布するなど、防災に対する意識向上を図っております。  なお、今年度は津波ハザードマップを作成することといたしており、さらなる防災意識の強化に努めてまいります。
    ○議長(作本幸男君) 永野忠弘君。 ◆14番(永野忠弘君) ありがとうございました。  きょう、西川議員も朝からおっしゃってましたけど、私も朝、テレビを7時前後に見てましたけど、北海道では1時間に120ミリメートルぐらいの、今まで経験したことのないような大雨が降ってるというようなことでございまして、宮城県でも100ミリメートル以上の大雨が降っているということでございまして、きのうは東京、大阪、兵庫、日本あちこちでそういう、今まで経験したことのないような大雨が降ってるような状況でございます。  玉名あたりも近年はあまり天災がないところでありますが、災害はいつやって来るかわからない、普段から用心といいますか防災の意識は絶対必要じゃないかというふうに感じるわけであります。  で、お伺いしたわけですが、行政はどういうふうにそういう災害に対して取り組みをなさるのかというのは今回の大きい質問のテーマでありましたが、まず防災初動体制から入って、警報発令待機班をつくりになって、本庁4名、3町の支所に各2名ずつ配置なさって、待機体制をとるということであります。緊急災害時は小学校単位で消防団・区長さんとの連携をとり、庁内での防災地区責任者が2名から4名体制で各小学校単位で責任者がおられるということでございまして、それで、市内全域で風水害の発生がおそれ、被害が甚大と予想されまた発生したときには、市長を本部長としまして玉名市災害対策本部を設置するというふうに、こういう流れになってるようでございますが、なにぶんその、こういうのは予想もせんときに起きるものでありますので、これが、順調に動くことを願うわけでありまして、そのため、普段から訓練も必要じゃないかというのがきょうの大きなテーマでもあります。  それと、玉名市洪水避難マップとか災害時福祉マップという立派なやつをですね配布してありますけど、このマップに書いてある避難場所あたりを、いつ使っていいのか、いつごろから使っていいのか、これにはさっきの答弁の中には、避難勧告を発令した時点で洪水マップによる避難所の開設を行なうと、防災地区責任者や職員を派遣するというふうにありました。こういうふうな流れになるというふうに思いますが、その答弁の中に、消防団活動は日ごろから快く思っている次第ですが、自主防災組織という言葉が出てきましたけど、この組織についてお伺いしたいと思います。  これは再質問でございます。  自主防災についてお伺いします。自主防災組織とはどんな組織か、活動内容はとその狙いは、3に現在の組織の数はという3つのことをお願いします。  それと市長にお伺いします。新庁舎の緊急災害時の位置づけですね、それと2番に屋上等に緊急時のヘリポート設置はあるのかないのか、他のお考えがあればお伺いします。3の緊急避難所としての使用はあるのか、新庁舎がですね。この3点を市長にお伺いいたします。 ○議長(作本幸男君) 総務部長 西田美徳君。 ◎総務部長(西田美徳君) 永野議員の自主防災組織との御質問にお答えをいたします。  自主防災組織とは、自分たちの地域は自分たちで守るという地域の助け合いの意識のもと、行政区などを単位として地域住民の連携に基づき防災活動に取り組むために結成された自主的な組織でございます。災害時の被害防止又は軽減を図るためには防災に対して市民一人一人が自分の身は自分で守るという自助の意識を強く持つことが必要ですが、行政や防災機関による公助のみならず、地域においては隣近所の助け合いによる共助によって日ごろから災害に備えることが重要であるため、地域住民が一体となって地域の防災力向上と減災のために防災活動に取り組むということが自主防災組織の目的でございます。  次に、現時点での自主防災組織の組織率、又は組織率向上への啓発などの取り組みはということでございますけれども、9月1日時点で組織率は47.7%となっております。玉名市の自主防災組織育成及び組織率向上への取り組みといたしまして、平成25年4月から、玉名市自主防災組織育成事業補助金制度を創設しております。1団体に防災資機材整備事業補助として上限5万円、防災活動事業補助として上限1万円を交付しているところでございます。今後も組織の更なる組織の充実及び組織率の向上に向けて、自主防災組織での初期消火や避難誘導訓練などの防災訓練はもとより、活動推進のための自主防災研修会などを支援するとともに、区長会会議での啓発活動、それから県との連携などにより組織率アップを図って、地域防災力の向上に取り組んでいきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(作本幸男君) 市長 高嵜哲哉君。 ◎市長(高嵜哲哉君) 永野議員の再質問にお答えいたします。  緊急災害時の対応についてでございますけども、新庁舎の防災対策の位置づけといたしましては、大規模災害発生時あるいは発生のおそれがある場合に応急対策を実施するための組織といたしまして、玉名市の災害対策本部の本部設置場所といたしまして、玉名市地域防災計画の中で位置づけをいたしております。本部会議の運営拠点として、災害対応体制の整備や関係機関との連絡調整、災害情報の収集、災害対策などを協議するということになっております。  次に、新庁舎の屋上へのヘリポートの設置についてお尋ねでありますけども、結論から申し上げますと、ヘリポートの設置予定はございません。屋上への搬送の手間を考えますと、緊急病院等に比較いたしまして必要性、有用性は格段に低いとの判断であり、屋上につきましては非常用発電設備、空調室外機、高圧受電設備等の機械設備類の他、防災行政無線等のアンテナ等を設置する予定でございます。なお、新庁舎周辺で、緊急にヘリコプターの発着が必要となった場合には、菊池川河崎の河川敷やグリーンベルト、玉名市桃田運動公園金栗広場が自衛隊ヘリコプター及び熊本県の防災消防ヘリコプターの離着陸場として指定されておりますので、ここで対応するということになります。  それから、緊急避難場所としての活用についてでございますけども、市が避難勧告や避難指示を発令した場合に、新庁舎付近には市民会館や玉名勤労者体育センター、市の勤労青少年ホームを指定避難場所といたしておりますが、まずは市内の48カ所ある指定避難所のうち、最寄りの避難所への避難誘導を優先をして安全確保を図ってまいりたいと思っております。  以上でございます。 ○議長(作本幸男君) 14番 永野忠弘君。 ◆14番(永野忠弘君) 本庁舎の機能というのは、本部会議の運営拠点だけですね。  きのう市長は本庁舎は防災の拠点であると、福嶋議員の答弁でおっしゃっておりましたけど、拠点ということであれば、災害対策の本部、ただ指令するばかりのところじゃなくて、避難所としても、その準備が必要じゃないかというふうに思いますがいかがでしょうかね。  それと、この場所、市民会館あたりはですね、最寄りの避難所への避難誘導を優先にというふうにありますけども、市民会館や玉名勤労者体育センター、市勤労青少年ホームを指定避難所としてということでありますが、これはさっきの市民会館のあのエリアですよね、みんな。ここは私、さっきから言いよりますように、災害の経験のあるところでありますので、あんまり避難所としてはどうかなというふうに思いますね。  まあそういうことで、これは本庁舎は災害本部だけの発令するだけの本庁舎、防災のときはそれだけしか使わないところでしょうかね。市長どうでしょうか。  それともう一つ、済んません、くどいようですけどヘリコプターですけど、まあ屋上にはつくってないというようなことで、これはですね、いざというときの防災ということはいろんな防災、いろんな災害がありますからね、これも検討してよかったんじゃないかというふうに思います。場所を菊池川河崎河川敷やグリーンベルト、これは大雨のときはつかりますよね、2カ所。ということは、あとは桃田運動公園の金栗広場ここだけしか使えないということになりますけど、この1カ所でよかっでしょうかね。それは川向こうでありますけど、菊池川の左岸でありますけど、右岸のほうにはそういうのは別にはないんでしょうか。 ○議長(作本幸男君) 市長 高嵜哲哉君。 ◎市長(高嵜哲哉君) 先ほど申しましたように、緊急避難場所ということでございますけども、皆さんも災害のときの状況を考えてみますと、東北でも災害等々があったときの避難場所、そしてまた避難される場所というのは、やはり一番適しているとこは、多くの人を収容出来るというようなことが必要になってくるというような状況でありますので、そういう面では市民会館とか勤労者体育センターとか青少年ホームというのは、市役所の周りにあるということでございますので、こういうとこを一番にやっぱし利用したほうが便利じゃないかなということでございますので、最終的にそういうところでも賄えないということであれば、それもやはり考えていいんじゃないかなというふうに思っております。  それから、ヘリコプターにつきましては、先ほども言いましたように屋上でやるということでありますと、大変やはり不便を感じるということでございますので、やはり、救急車が到達してすぐにでも運べるということになりますと、やはり一番便利なところであります先ほどいいました3カ所ということでございますけども、緊急の場合には、ほかの場所でも緊急に着陸することができるような場所はたくさんございますので、そういうとこを利用するということになるだろうと思います。  以上です。 ○議長(作本幸男君) 永野忠弘君。 ◆14番(永野忠弘君) ありがとうございました。  今回のですね質問の動機の一つがもう一つありまして、実は私どもの地元、玉陵中学校がある行政区で、7月の台風8号のときに、自主避難を市役所に申し込んだそうであります。ところが、恐らく申し込まれた方は区長さんだったんですけど、それをもとの民生委員さんが、そこの行政区に3人ばかり高齢者の一人住まいの方がおられたそうです。その方を、どっか避難させたいというようなことで、どっかというか、洪水マップを見ると、玉陵中学校も玉名小学校も避難場所になってるんですね。その行政区ですから、恐らく玉陵中学校に避難というふうに考えられたんじゃなかろうかと思います。それで役所に電話を恐らく担当に電話されたと思うんですが、そのやりとりが結局は自主避難だったもんですから、福祉センターに来てくれと、食糧も持ってきてくれというようなことで、頼まれたほうの人は、初めてのことですから何でそこまで行かなんとですかというのがあったろうと思います。それと高齢者ですから、恐らく一人では行けない。なら、誰か連れて行かにゃんいかんと、誰が連れて行くかと、こういうことがですねあったように聞きます。  私が言いたいのは、トラブルではないが行き違いがあるわけですね。で、これは宮田議員のきのうの質問にも同じような内容になると思いますが、これを、年に一回か二回防災訓練をして、その辺を区長さんとか民生委員さんとか、そのあたりを、訓練の中でやり取りをしていればこういうことはなかったろうというふうに思いますね。まず自主避難とか、予防的避難とか避難勧告という、こういう言葉も、恐らく地元の区長さんあたりは私どま、なんだろかていうごたる言葉ですからね、私のきょうの目的は、いつ来るかわからない天災を、日々から訓練をして、防災意識を高めておればそういうことも、何事も、ちょっとしたことでもスムーズにいくんじゃないかというふうに思う質問の動機であります。  災害はいつ来るかわかりません。いざ災害が我が身に近づいたとき、自分の身は自分で守るという自助の意識を持つことが一番と考えます。その意識を高める方法として、自主防災の組織率を上げ、9月1日の防災の日を年一回の訓練日として、訓練を重ね、防災意識を高め、防災に強い玉名市をつくり上げてほしいと願う次第です。  このことが本日の質問の目的でありました。今後も関係各課のさらなる努力をお願いいたしまして質問を終わりたいと思います。 ○議長(作本幸男君) 以上で、永野忠弘君の質問は終わりました。  引き続き、11番 横手良弘君。   [11番 横手良弘君 登壇] ◆11番(横手良弘君) 休憩が入るかなと思ってましたが、続きで行きます。  こんにちは、市民クラブの横手です。お昼過ぎで、そしてまた、眠たい時間ではありますが、通告に従い、早速一般質問を行ないたいと思います。  まず最初に、学校教育現場でのICT利活用授業について行ないたいと思います。  文部科学省は、2011年に教育の情報化ビジョンの中で、2020年までにすべての学校で一人一台のタブレットを導入したICT授業を実現すると、このような目標を掲げていると発表しております。今からかれこれ20数年前になると思いますが、ある先輩がデスクトップのパソコンを見せて、これからはこのようなパソコンが一人一台の時代が来ると言っていたとき、私はそのときは信じられずに、パソコンがどのように使われているのかわからないでいましたが、まさに、現在はそれ以上になっていると思います。隣の佐賀県武雄市の「公立山内東小学校で近年注目が集まっているタブレット型端末を導入し、授業で活用している。当初は40台を整備し、その後総務省の地域雇用創造ICTきずなプロジェクト(教育情報化事業)を活用して、小学校4年から6年生までの児童と担任教員用に146台を整備した。児童は楽しみながら端末を利用しており、普段よりも集中して学習し、定着率も高いようである。これまで授業に集中できなかった子どもも学習意欲が高まっている」と、今年の5月の日本経済新聞に記載されておりました。  「このタブレット型端末を導入し、授業を行っているところの児童のほうが成績もまだ取り入れていない学校よりも上位にある傾向である」とも記載されておりました。  東京都荒川区の小中学校では、今年の秋には全生徒に一人一台配備すると、また目黒区でもこれに追随するとの記事もありました。タブレット型端末と電子黒板を連動することにより、児童がタッチペンで入力した回答を電子黒板にリアルタイムで、しかも複数人同時に表示できる。数学では動画を使い、図形などをわかりやすく説明ができ、また理科などでは実験結果を表計算ソフトで瞬時にグラフにすることもできますし、体育の授業では、カメラ機能を使ってフォーム等の確認が容易にできるなど、さまざまな場面での活用の可能性が広がるのではないでしょうか。  そこで質問ですが、1つ、現在、熊本県下で試験的でもいいのですが、何校かタブレット型端末と電子黒板を利用した教育を行なっている学校があるのか。2つ目、近い将来始まると思われるICT授業に対する先生たちのスキルアップの取り組みはなされているのか。3番目、当然、無線LANでつなぐことになるが、現在本市の各小中学校には光回線はつながっているのか。4番目、本市の教育委員会として、この事業をどのようにとらえているのかお伺いしたいと思います。  よろしくお願いいたします。 ○議長(作本幸男君) 教育部長 伊子裕幸君。   [教育部長 伊子裕幸君 登壇] ◎教育部長(伊子裕幸君) 横手議員の現在、熊本県下で試験的でもいいので、何校かタブレット端末と電子黒板を利用した教育を行なっている学校があるのかについてお答えいたします。  学校におけるICTの活用については、議員がお話しをされたとおり、総務省の「フューチャースクール推進事業」や、文部科学省の「学びのイノベーション事業」など、教育分野におけるICT利活用の実証研究が進められており、学校や教育委員会等の教育機関の具体的な取り組みの参考になるよう実証事例を示しながら、積極的な導入を推進されております。熊本県下では、熊本県教育庁がICTを活用した未来の学校創造プロジェクトという名称で平成25年度より県内の公立小中学校8校、宇土中学校、上天草市登立小学校、高森中央小学校、高森東小学校、高森中学校、高森東中学校、山江村山田小学校、山江村万江小学校を研究指定校として試験的に一学級分のタブレットPCを導入し、実証授業を実施しています。  2つ目の御質問、近い将来始まると思われるIT授業に対する先生たちのスキルアップの取り組みはなされているのかについてお答えいたします。  冒頭にも述べましたように、県ではICTを活用した未来の学校創造プロジェクト事業が進められています。本市では学校現場において普及が予想される電子黒板やタブレットなどのICT機器の効果的な活用や、情報モラル教育等の充実を図るために、教育の情報化推進の牽引役としての人材の育成を図る校内リーダー研修を行ない、その教員を中心に各学校における教職員のICT活用指導力等の向上を進めています。  校内リーダーとして研修を受けた教員は、必ず学校において講師として研修を実施することになっており、各学校では毎年最低でも一回は全職員に対するICT活用研修が実施されています。また、本市においても玉名市教育センター情報教育部において、部員が児童・生徒の思考力、判断力、表現力を高めるためのICTを効果的に活用した授業力づくりをテーマに研究、実践を行っております。  各所属の学校で研究授業を実施することで、どのような使い方をすればより効果が上がるのか、授業実践の検証をもとに質的な分析が進められ、新たなモデル的な授業のあり方を現場レベルで提案しているところです。また、研究の成果や事例を研究冊子にまとめたり、県の研究発表会で報告したりすることでさらに研究に磨きをかけ、各学校の先生方のスキルアップに寄与できるように進めております。  次に、当然、無線LANでつなぐことになるが、現在本市の各小中学校には光回線はつながっているのかについてお答えいたします。  現在、本市の全小中学校に光回線を整備しております。旧玉名市と天水町の小中学校は、平成14年、岱明町、横島町の小中学校は平成18年に整備いたしました。将来的にはタブレット等の普及・導入に伴い、無線LANを整備していく必要があるのではないかと考えておりますので、今後検討してまいります。  以上です。 ○議長(作本幸男君) 教育長 池田誠一君。   [教育長 池田誠一君 登壇] ◎教育長(池田誠一君) 本市の教育委員会として、この事業をどのようにとらえているのかについてのお尋ねにお答えしていきたいと思います。  本市の学校におけるICT環境については、昨年度より教員の負担軽減と業務遂行の効率化及び教育活動の質の向上、情報流出の危険低減のため、公務用コンピューターとして、教員一人に一台の整備を図っています。同時にパソコン教室での児童・生徒を一人一台のコンピューター利用を図るため、教育用コンピューターの更新を計画的に進めているところです。  ただ、先般話題になっていました、WindowsXPのサポートが終了したのを受け、早期の更新を進めなければならないと考えております。  また来年より全面実施となるエンジョイイングリッシュに備え、本年度内に小学校の普通教室に大型画面のテレビ、又は電子黒板を設置する予定です。  このようなICT環境整備を進めることにより、確かな学力と情報活用能力を育むことができると期待しているところです。  今後は、近年のデジタル教材の普及やICTの積極的な活用を初めとする指導方法、指導体制の工夫改善を通じた授業の核心に鑑み、タブレットなどの導入を検討しなければならないと考えております。導入の際は、研究指定校を設け、実践・検証を図りながら進めていきたいと考えております。  昨今の日本の成長戦略の柱の一つとしてICT教育の充実を図ることとされているように、ICT活用を図っていくことは、確かな学力をより効果的に育成するための子供たちにとってわかりやすい授業を実現するとともに、子供たちの主体的な学びを推進していけるものと考えております。  以上でございます。 ○議長(作本幸男君) 横手良弘君。 ◆11番(横手良弘君) 答弁ありがとうございました。  ちょうどですね、この今回のICTに関するタブレット端末を利用した教育ということで、この一般質問の原稿を考えているときに、ちょうど時を同じくして、月曜日の夜だったですかね、7時半からクローズアップ現代というのがNHKで放映されておりますけれども、そこでちょうどこのタブレット端末を利用した教育を特別番組というか、クローズアップでやっておりました。  そのとき言われてたのが、ITの先進国と出ておりましたねそのときは、韓国で今、タブレットを利用した教育を学校のほうで進めていると。その中で言われてたことに、ここでは私が調べた範囲ではタブレットを使った学校のほうの子どものほうが成績が上位のほうにあるというふうにあったんですけれども、韓国のほうでは、タブレットを使った授業に関して、そのわかったつもりで頭に残ってないっていうようなこともちらっとその番組のほうで言っておったので、ちょっと気になっておりましたけれども、ある日本の教育評論家の方がおっしゃってた中には、それをもう一歩突き詰めて、方向性をそれがどうしてそういう解答が出たのかっていうのを突き詰めれば、そこはクリアできるんだというようなことをおっしゃっておりましたので、やはり何事も使い方によってはいろんな違った結果が出るのかなというのを感じた次第でした。  今回、私が質問しておりますICT授業を実施するには、まだまだ越えなければならないハードルがあるのも事実であります。例えば、インターネット回線と無線LANの設置や電子黒板の用意、教職員のICTスキルアップの育成等々、様々な壁があります。ましてや、これを全国の小中学校に導入するまでには、まだまだ随分と時間もかかるのではないでしょうか。また、安くなったとはいえ、数万円もするタブレットを個人と行政のどちらが負担するのか、金銭面での負担も随分と大きいものも事実であります。  それと、先ほどの答弁の中で、県内の公立小中学校8校を指定校として、タブレットを導入し実証授業を実施しているとの答弁でありましたが、そこの学校では、電子黒板も併用して利用しているのか、またその結果、子供たちの学力の向上は見られたのかについてお答えがなかったように思います。  そのところを再度お伺いしたいと思います。  よろしくお願いします。 ○議長(作本幸男君) 教育部長 伊子裕幸君。 ◎教育部長(伊子裕幸君) 再質問の、県内の公立小中学校8校を指定校として、タブレットを導入した実証授業のときに、同時に電子黒板を利用しているのかということで質問にお答えいたします。  指定校の8校ですが、県のICTを活用した未来の学校創造プロジェクト事業においては、電子黒板を導入している学校にてタブレット端末等を利用した授業を実施されております。  次にその結果、子供たちの学力の向上は見られたのかについてお答えいたします。  本年4月に出された調査結果、こちらは速報ですが、こちらの資料から客観テストの結果では、思考判断や表現技能、知識理解でタブレットを活用した授業が活用しなかった授業よりも高い数値が出ております。また、児童生徒への意識調査でもタブレットを活用した授業が活用しなかった授業より楽しく学習することができる、授業に集中して取り組むことができる、じっくりと考えて、自分の考えを深めることができるなど、多くの面で優位な差が見られる結果となっております。同時に、教員のICT活用指導力も向上しているという結果が出ております。  さらなる詳細な調査結果は、改めて報告される予定であると聞いておりますが、今後も継続して事業実践の質的な分析やICT活用指導力を高める研修の充実を図っていくとのことです。  以上です。 ○議長(作本幸男君) 横手良弘君。 ◆11番(横手良弘君) はい、ありがとうございました。  3月の議会のときに、先ほど教育長からもお話しがありましたけれども、XPの問題で私がここで一般質問をしたとき、あれは、もうXPの期限が切れるということで非常に早急に急ぎであったんですけれども、あのあと補正をつけていただきまして、職員のすべてとはいきませんけれども、まだ学校のほうに関しましても、窓口のほうのパソコンを至急かえていただいたことは非常によかったのではないかなと思っております。  それと今の答弁ですけれども、子供たちは今のお父さんやお母さんの携帯はほとんどがスマートフォンではないでしょうか。実に持ち歩きのパソコンに電話の機能がついているようなもので、常にパソコンでインターネット等にアクセスすることができます。それをわずか2歳や3歳の小さいころから常に子供たちは触っております。何の抵抗もなしにタブレットの操作は簡単にできるのではないでしょうか。  先日友人から聞いた話ですが、知り合いの小学生の男の子が今はやりの合体型プラモデルを欲しがっていたので、買ってあげたら親は組み立て方がわからないのに子どもが親のスマートフォンを利用して、インターネットのサイトに入り、その解説を見ながら自分で組み立てたり解体したりしていたと聞いて、本当にびっくりしました、ということでした。  これからはそのような子供たちがICTを利用して勉強するのですから、先生方も本当に大変だとは思いますが、その先生方を指導・監督の立場にあられます教育委員の皆さま方におかれましても、今後ともどうぞよろしく御指導のほうをお願いしたいと思います。  それで、次の質問行きます。   [11番 横手良弘君 登壇] ◆11番(横手良弘君) 次に、境川の改修についてお伺いします。  この件に関しましては、私は以前から何回となく質問をしているところでございますが、その都度、適切な対応をしていただき、地元住民の皆さんも大変喜ばれているところであります。  今年の梅雨明け後の夏は、何回もお話が出ておりますけれども日本全国で異常気象が襲い、気象庁は平成26年8月豪雨と今回の大雨を名づけたそうです。  本来であれば地名を入れるそうですが、今回の大雨は余りにも広範囲であり、広島、高知、京都は特にひどく、その中でも、広島市北部を襲った豪雨による地すべりは、70数名の人命を奪い、数多くの家屋をも飲み込み、いまだに捜索が続けられています。本当に亡くなられた方々に対して哀悼の意を表すものであります。  このように近年の異常気象は、どこに災害が起きてもおかしくない状況にあります。  さて、地元に目を向けますと、私が住んでおります滑石地区は、東は菊池川、西は境川、南には有明海と三方向のどちらからでも水害が襲ってきてもおかしくない地形にあります。今年も梅雨末期の7月3日だったでしょうか、玉名地方を襲いました豪雨は確か1時間に60ミリメートルぐらい降ったのではないでしょうか。あのときも私は、境川の水量がどうなっているのか気になって見に行ったものでした。幸いあのときの玉名地域は、降雨の時間が短かったこともあり、一時的に相当水位はふえていたものの大事には至らず、事なきを得ましたが、これから台風の襲来する時期にもなりますので、まだまだ油断はなりません。  そこで質問ですが、現在境川の上流から堤防道路の拡幅、かさ上げ工事がなされていますが、残りの区間の早期着工をお願いいたします。2番目、堤防に草が、川底には葦が茂っています。早急の除去をしていただきたいと思います。3番目、ところどころの川底に砂が堆積している箇所がありますので、その部分の除去をお願いいたします。4番目、境川期成会で言われているバイパス工事の進捗状況は何%ぐらいの進捗状況なのかお伺いいたします。 ○議長(作本幸男君) 建設部長 藤井義三君。   [建設部長 藤井義三君 登壇]
    ◎建設部長(藤井義三君) 横手議員、御質問の堤防道路の拡幅工事はいつごろになるかについてお答えいたします。  横手議員が堤防道路とおっしゃっているのは、市道野口清松線の道路拡幅工事でございます。平成26年7月に地元の説明会を開催しており、おおむね承諾をいただいております。事業内容でございますが、滑石橋から下流の清松橋まで延長700メートルについて、現在の幅員4メートルを6.5メートルに改良し、交通の利便性を高めるとともに、河川ののり面には雑草が生えるのを防ぐため、張りコンクリートを行ない、維持管理の軽減を図るものでございます。今後の計画につきましては、今年度に用地買収の予定をしております。平成27年度から工事を着手し、5年程度をめどに完了したいと考えているところでございます。  次に境川の堤防及び川底の葦の除去、並びに堆積している土砂の除去について一括してお答えいたします。  議員御指摘の境川の区間は、県の管理区間内でございます。去る7月29日に開催しました境川改修期成会総会時に関係区長より要望がございましたので、翌日の30日に関係区長及び県、市の担当職員にて除草及び土砂しゅんせつ要望箇所の現地確認を行なっております。その結果、市道沿いの通行に支障を来している高木の伐採や除草につきましては、現在委託業者へ発注の手続きを行なっているところであると伺っております。  それから、川底の葦の除去、土砂のしゅんせつにつきましては、今年度において施工の予定はないように伺っておりますが、市といたしましては地域住民の方々の不安の思いを県に伝え、今後さらに強く要望してまいります。  また市におきましては、境川沿いの市道敷の除草を業務委託により年2回程度実施しております。  なお右岸側の榎島橋から下流の通学路につきましては、地元区及び玉名中学校PTAからの要望により、通学路の除草を実施した経緯がありますので、要望などを受けました場合には、関係者の皆さまと現地確認を行ない、検討してまいりたいと存じます。  続きまして境川改修事業の境川のバイパス工事の進捗状況についてお答えいたします。  県営境川改修事業の計画は、境橋から上流の南大門橋までの全長1,100メートルの河川改修工事でございます。現在までの進捗状況は、国道208号線から下流部の用地買収がほぼ完了し、今年度より国道橋のかけかえ工事が着工されます。その後、JR橋のかけかえ工事を行ない、最後に南大門橋までの護岸整備工事が予定されております。  この県営事業は、平成20年度から事業着手され、平成25年度末までの事業費ベースでの進捗率は約28%と伺っております。今後につきましても、これまでどおり境川改修期成会を通じて県への要望活動を積極的に行ない、早期完成に向けて努力してまいりたいと存じます。 ○議長(作本幸男君) 11番 横手良弘君。 ◆11番(横手良弘君) はい、ありがとうございました。  私が言ってる道路というのは野口清松線ということで、ありがとうございました。  拡幅工事については、今年からおおむね5年程度をめどに完了させると言われましたが、今までも、ずっとあの上流のほうから道路の拡幅をしていただいておりまして、地元の皆さまからは、道路がとおりやすくなったということで、車の利用もしやすいし、非常に喜ばれているところでございます。これが、あと残りの区間700メートルが、おおむね5か年程度をめどに完了させると言われまして、ぜひ、早期の完成をお願いしておきたいと思います。  次に川底の葦の除草と、土砂のしゅんせつについてでありますが、この件に関しましては今回答をいただきましたように、川の上流部の市の管轄部分であればすぐに明解な答えが出るのでしょうが、私が言っている下流部の滑石地区に関しましては、県との協議がないとなかなかできないと思いますので、そして今の回答では、今年度の施工予定はないということでございましたが、この境川の場合は、有明海の干満の関係で潮が満ちているときはどうしても塩浜の樋門を開けられなくて、そのときは滑石地区の境川がダムの役割をしております。玉名地方に大量の降雨の場合、川底に土砂が堆積していると、その機能が十分に発揮されませんので、そのところをお酌み取りの上、今後も十分検討、協議をされてしっかり対応のほうをよろしくお願いしておきたいと思います。  それと私が言っております榎島橋から下流部の右岸側は、学校生徒の通学路であったので、以前はPTAのほうで何度か除草作業を行なっていたのですが、現在は通学路のほうも中学校にお伺いしたところ変更があっているようで、PTAのほうでの除草作業も行なっていないので、草のほうもかなり茂っております。それに、以前みたいには通行量も少ないようでありますが、車の通行もほとんどないことから、朝夕は散歩をされている方をだいぶ見受けいたします。  そこで、今後も適正な管理のほうをよろしくお願いしたいと思います。  最後にバイパス工事の進捗状況についてですが、事業費ベースで先ほど進捗率が約28%とのお答えでしたが、随分これに関しましては時間がかかっているようでありますので、早期の完成をお願いしたいと思います。  そしてそのことに少し関連いたしますけれども、先日、春出一区の区長さんとお会いする機会があったのですが、地区の7の1、7の2の班長さんから境川の支線水路の改修について要望が上がっております。  どのようなことかと私がお伺いしたところ、境川沿線の住宅地を流れている支線水路の維持管理についてですが、上流からの長年にわたる土砂の流入により、それが支線水路に堆積しており、現在水路としての機能が十分には果たせなくなっており、水防上も問題となっておりますとのお話しでした。今回の境川改修と合わせて、この件に関しましても部長のお考えをよろしかったらお願いしたいと思います。 ○議長(作本幸男君) 建設部長 藤井義三君。 ◎建設部長(藤井義三君) 境川支流、支線水路の改修についてでございますけれども、この箇所につきまして県に確認をいたしましたところ、境川のバイパス工事には関連がないようなことでございました。それで市といたしましても現地を確認し、調査を行なっております。雑草や土砂の堆積により、排水機能が低下しているところを確認しておりますので、今後、機能回復に向けた工法などを検討してまいりたいと思います。 ○議長(作本幸男君) 11番 横手良弘君。 ◆11番(横手良弘君) はい、ありがとうございました。  やはりあの、地元住民の方もですね、自分たちではなかなか砂の除去等々は自分たちではできないということでございますので、是非その辺はよろしくお願いしておきたいと思います。  それと、境川や菊池川の問題に関しましては、市独自ではもちろんできないことでございまして、今後とも国、県と十分連携を図り、誠意住民の期待に応えられますようにお願いしておきたいと思います。よろしくお願いします。  これをもちまして、私の一般質問を終わりたいと思います。  ありがとうございました。 ○議長(作本幸男君) 以上で、横手良弘君の質問は終わりました。  議事の都合により、暫時休憩をいたします。                             午後 3時09分 休憩                             ───────────                             午後 3時22分 開議 ○議長(作本幸男君) 休憩前に引き続き会議を開き、一般質問を行ないます。  7番 嶋村 徹君。   [7番 嶋村 徹君 登壇] ◆7番(嶋村徹君) こんにちは。  7番、市民クラブ、嶋村 徹でございます。本日最後ということで、皆さん少しお疲れのことと思いますが、よろしくお願いいたします。  このたび扇崎・大野下地区経営体育成基盤整備事業につきましては、10数年にわたる多くの時間を費やしましたが、推進委員長を初め、委員の方々の努力のおかげで事業採択の知らせが8月初めにありました。関係者はもちろん、もとより区民一同大変喜んでおります。改めまして担当課職員の方々には、厚くお礼を申し上げます。  早速ではございますが、通告に従い、一般質問をしたいと思います。  一括での質問をしたいと思います。  農地基盤整備事業採択に伴い、周辺の整備について。(1)農地基盤整備地区周辺にある東と西のため池の老朽化対策について。扇崎・大野下地区経営体育成農地基盤整備事業が8月に採択されましたが、その後、決定がなされますと工事に入ります。上域に東、西にかんがい用のため池があります。排水溝が老朽化し、排水詰まりや栓の周りから漏水している状況であり、営農に影響を来たしております。また、近年の豪雨により堤防が崩れ、農家区役では修復が困難であります。もし、このまま放置して堤防が決壊などすれば、せっかく整備されます圃場が台なしとなります。(2)農地基盤整備地区東側傾斜から南側傾斜の農道整備について。次に圃場整備計画図の東側傾斜部から南側傾斜部にかけては雑木林であります。そのため、明神尾台地(畑他)に進入する農道が非常に狭く、大変困難を来たしております。ここが整備されますと、農業用機械の搬入も容易にできるようになり、ハウス栽培など可能となります。そうなりますと、農家の生産向上にもつながってくると思われます。  次の質問に移らせていただきます。  岱明中央公園グラウンドのジョギングコースについては、平成10年に設置されまして、これまで多くのスポーツ愛好家に利用されてきたところです。しかし現在、老朽化がひどく、全天候型外周約500メートルコースのラバーに苔が繁殖し、滑りやすい危険な状態にあります。このままではけがや事故にもつながりかねません。また、少量の雨で水たまりができ、使用できなくなる状態です。ちなみに公園内の樹木の枯れ枝の伐採については、岱明夏祭りのあと、早速対応していただきましてありがとうございました。それでは、以上大きな2点について執行部の考えを聞きまして、また質問したいと思います。  よろしくお願いします。 ○議長(作本幸男君) 産業経済部長 北口英一君。   [産業経済部長 北口英一君 登壇] ◎産業経済部長(北口英一君) 嶋村議員、御質問の農地基盤整備地区周辺にある東と西のため池の老朽化対策についてお答えをいたします。  お尋ねのため池の下流域は、地元地権者の同意が得られ、今年度に県営扇崎・大野下地区基盤整備事業として国の事業実施決定を受け、整備に着手したところでございます。  扇崎・大野下地区の南側に扇崎東ため池及び西ため池があり、一部当地区の用水源になっており、ため池台帳には江戸時代以前につくられたと記載をされております。用水の取水口が木栓等で水位を調整する構造で池の中にあるため、利用するには非常に使いにくく不便であると思われます。ため池を改修するには、国、県の補助事業を活用しての整備が考えられます。土地改良事業であることから、土地改良法に基づく手続きが必要となります。まず調査を実施し、受益地を設定後、受益者から同意を得なければなりません。また、地元負担金等も発生いたします。事業を進めるために関係機関及び地元と協議を重ね、事業種目を模索しながら改修に向け努力をいたしたいと考えております。  次の御質問の農地基盤整備地区東側傾斜から南側傾斜の農道整備についてお答えをいたします。  今回、扇崎の水田地帯では県営扇崎・大野下地区基盤整備事業を実施することにより、地区内の農道が整備され、営農が盛んになると考えております。しかし、御要望の場所は整備地区内ではなく、現在耕作用道路もないため、作業効率の悪さ及び耕作者の高齢化とともに耕作放棄地がふえているのが現状だと考えられます。耕作用道路があれば、大型機械の乗り入れが可能となり作業効率が向上し、高価格の作物の作付が可能となります。また、耕作放棄地がなくなり景観的にもよくなると考えられます。基盤整備地区の水田と畑の中間に農道を計画した場合、高低差が非常に大きいため、水田及び畑からの乗り入れの接続が急勾配となり、上部の畑地帯に専用の農道をつくるほうが利用しやすいと考えられます。農道を整備するには先ほどのため池改修と同様に、国、県の補助事業を活用しての整備が考えられます。同じ手続きをとりながら、事業を進めるために関係機関及び地元と協議を重ね、農道整備に向けて努力いたしたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(作本幸男君) 教育部長 伊子裕幸君。   [教育部長 伊子裕幸君 登壇] ◎教育部長(伊子裕幸君) 嶋村議員御質問の、岱明中央公園グラウンド外周ジョギングコースの点検についてお答えいたします。  この施設は、平成8年3月に建設され一周540メートルのコースであります。日ごろより市民の皆さまには健康増進等を目的にジョギングやウォーキングで御利用いただいております。御質問のジョギングコースの点検につきましては、岱明中央公園グラウンド全体の管理を実施しております管理人において日常的な点検を行なっております。  今回御指摘いただきましたジョギングコース内の滑りやすい箇所や、水たまりができやすい箇所につきましては、関係機関とともに調査いたしまして、市民の皆さまにより快適に利用してもらえるよう検討してまいりたいと思います。 ○議長(作本幸男君) 7番 嶋村 徹君。 ◆7番(嶋村徹君) 御答弁いただきました。  東西のかんがい用ため池については、これまでも幾度となく区役で修理しておりましたが、排水口の老化はひどく、農家区役のみの修理では到底届かない状態です。このような状況下では今後、農地被害が起こるのではと懸念されます。早急に関係機関との協議を行なって、未然に被害防止する必要がありますので、よろしくお願いいたします。  次に、圃場東側傾斜面については、旧岱明町時には国道501号線から国道208号線に通じる都市計画道路が計画されておりましたが、合併後廃案となり現在に至っております。今度の圃場整備と同時に傾斜部を農道として整備することで換地計画等についても円滑に進むものではないかと考えております。扇崎・大野下地区の長年の願いが実現に向けて進んだのですから、この補助整備がより生かされるよう周辺整備についても難しいところがあるかもしれませんが、何かいい策があれば前向きに検討していただければと思っております。  岱明公園グラウンドは子どもから中学生、高校生のクラブ活動など毎日のように利用されております。また、朝夕には高齢者を初め市民の多くの皆さまがウォーキングに利用されるなど、健康づくりの場として大切な場所であります。誰もが安心して利用できるように早急な点検をしていただき、危険箇所を修理されるようお願いいたしまして私の一般質問を終わります。 ○議長(作本幸男君) 以上で、嶋村 徹君の質問は終わりました。  本日の会議時間は、議事の都合により、あらかじめ延長いたします。  議事の都合により、休憩いたします。                             午後 3時35分 休憩                             ───────────                             午後 4時05分 開議 ○議長(作本幸男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  日程の追加についてお諮りします。  日程第2 意見書案上程   意見書案第2号 産後ケア体制の支援強化を求める意見書の提出について  日程第3 提出理由の説明  以上、日程表のとおり日程に追加したいと思います。  これに御異議ありませんか。   [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(作本幸男君) 御異議なしと認めます。  よって、日程表のとおり日程に追加することに決定いたしました。        ************************* △日程第2 意見書案上程 ○議長(作本幸男君) 日程第2、「意見書案上程」を行ないます。  これより意見書案上程をいたします。  意見書案第2号、産後ケア体制の支援強化を求める意見書の提出について。  以上、意見書案1件を議題といたします。お手元に配付しております意見書案の朗読はこれを省略いたします。        ************************* △日程第3 提案理由の説明 ○議長(作本幸男君) 日程第3、「提案理由の説明」を行ないます。  ただいま議題となっております意見書案第2号について、提案理由の説明を求めます。  4番 徳村登志郎君。   [4番 徳村登志郎君 登壇] ◆4番(徳村登志郎君) 4番、公明党の徳村でございます。  今回の提案理由を述べさせていただきます。  出産で女性の心身には大きな負担が生じ、十分な休養とサポートが必要だが、近年は女性の出産年齢が高くなるとともに、女性の親の年齢も高齢化し、十分な手助けを受けられない状況がある。そこで、産前産後の切れ目のない支援を行なうために、妊娠出産包括支援モデル事業の着実な実施及び検証の上、全国で産後ケアの提供体制を構築することなどを強く求めるため、地方自治法第99条の規定により関係行政庁に意見書を提出するためでございます。  よろしくお願いいたします。 ○議長(作本幸男君) 以上で、提案理由の説明は終わりました。        ************************* ○議長(作本幸男君) 以上で、本日の日程は終了いたしました。  明12日は定刻より会議を開き、一般質問を行ないます。  本日は、これにて散会いたします。
                                午後 4時08分 散会...