玉名市議会 > 2011-03-15 >
平成23年第 2回定例会-03月15日-04号

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  1. 玉名市議会 2011-03-15
    平成23年第 2回定例会-03月15日-04号


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    平成23年第 2回定例会-03月15日-04号平成23年第 2回定例会         平成23年第2回玉名市議会定例会会議録(第4号)  議事日程(第4号)                      平成23年3月15日(火曜日)午後1時開議 日程第1 一般質問     1 21番  田 畑 議 員     2  2番  福 田 議 員     7  4番  江 田 議 員 日程第2 議案及び陳情の委員会付託         散 会 宣 告         ─────────────────────────  本日の会議に付した事件 日程第1 一般質問  1 21番 田 畑 議 員       1 玉名市のまちづくりと活性化について       2 ボランティア活動の位置付けについて       3 玉名市内交差点車両交通形態について       4 定住促進、出産、子育て政策について  2  2番 福 田 議 員
          1 岱明町公民館について         (1)経緯と進捗状況について         (2)今後の事業計画は         (3)消防設備等の不備について       2 委託料について         (1)情報推進事業費委託料の内容は         (2)必要性について         (3)システム更新後の効果は  3  4番 江 田 議 員       1 新庁舎建設まちづくり       2 6次産業とこれからの農業政策について 日程第2 議案及び陳情の委員会付託         散 会 宣 告         ───────────────────────── 出席議員(25名)    1番  藏 原 隆 浩 君        2番  福 田 友 明 君    3番  内 田 靖 信 君        4番  江 田 計 司 君    5番  北 本 節 代 さん       6番  横 手 良 弘 君    7番  近 松 恵美子 さん       8番  福 嶋 譲 治 君    9番  永 野 忠 弘 君       10番  宮 田 知 美 君   11番  前 田 正 治 君       12番  作 本 幸 男 君   13番  森 川 和 博 君       14番  高 村 四 郎 君   15番  松 本 重 美 君       16番  多田隈 保 宏 君   17番  高 木 重 之 君       18番  中 尾 嘉 男 君   19番  青 木   壽 君       20番  大 崎   勇 君   21番  田 畑 久 吉 君       22番  小屋野 幸 隆 君   23番  竹 下 幸 治 君       24番  吉 田 喜 徳 君   25番  松 田 憲 明 君         ───────────────────────── 欠席議員(なし)         ───────────────────────── 事務局職員出席者  事務局長     田 中   等 君    事務局次長    廣 田 清 二 君  次長補佐     今 上 力 野 さん   書記       小 畠 栄 作 君  書記       松 尾 和 俊 君         ───────────────────────── 説明のため出席した者  市長       高 嵜 哲 哉 君    副市長      築 森   守 君  総務部長     斉 藤   誠 君    企画経営部長玉名総合支所長兼                        玉名自治事務所長                                 牧 野 吉 秀 君  市民生活部長   吉 村 孝 行 君    健康福祉部長   望 月 一 晴 君  産業経済部長   植 原   宏 君    建設部長     荒 木 秀 高 君  会計管理者    出 口 博 則 君    岱明総合支所長岱明自治事務所長                                 原 口 和 義 君  横島総合支所長横島自治事務所長     天水総合支所長天水自治事務所長           坂 西 惠 二 君             長谷川 親 士 君  企業局長     蓑 田 穂 積 君    教育委員長    大 谷   壽 君  教育長      森   義 臣 君    教育次長     前 田 敏 朗 君  監査委員     有 働 利 昭 君                             午後 1時00分 開議         ************************* ○議長(竹下幸治君) こんにちは。  ただいまから本日の会議を開きます。  日程に入ります前に申し上げます。  去る3月11日午後に発生いたしました東北地方太平洋沖地震により三陸東北沿岸部では、津波による壊滅的被害が発生しました。被害の詳細が明らかになるにつれ、犠牲者はさらに拡大する見通しとなっております。被災地では懸命の救助活動が続いておりますが、いまだ多数の方々が行方不明となっており、一刻も早く、そして一人でも多くの人命の救助と安否確認を願うばかりであります。  玉名市議会といたしましては、一日も早い事態の収束と復興を御祈念申し上げ、被害に遭われた方々に心からお見舞い申し上げますとともに、犠牲となられた多数の方々に対し、御冥福をお祈り申し上げ哀悼の意を表し、黙祷を捧げたいと存じます。  それでは、全員御起立願います。黙祷。   [全員 黙祷] ○議長(竹下幸治君) 黙祷終わります。着席を願います。  市長より発言の申し出があっておりますので、これを許可いたします。  市長、高嵜哲哉君。   [市長 高嵜哲哉君 登壇] ◎市長(高嵜哲哉君) 本日は定例議会一般質問の日でございますが、東北地方太平洋沖地震の発生について、一応お許しを得、本議会の発言の時間を賜り、議員各位に深く感謝申し上げます。  まず、このたび、東北地方太平洋沖地震により被災された皆様に心からお見舞いを申し上げます。今はただ、一日も早い復興・復旧を心よりお祈り申し上げる次第でございます。我が国観測史上類を見ない今回の地震、いまだ被災の全容が見えない中、日にちの経過とともに被害は拡大の一途をたどっております。尊い命を亡くされた多くの方々、そしてその御遺族に対し、まずもって心より御冥福とお悔やみを申し上げます。一方、行方がわからぬままとなっておられる方々や家をなくされるなど、大切な財産を失われた多くの方々の心中を察すると、言葉が見当たりません。心よりお見舞いを申し上げます。  地震大国と言われている我が国において、今回の地震の規模は関東大震災を上回る国内地震観測史上最大とも言われ、外国からの応援、また政府も自衛隊の災害派遣や警察の広域緊急援助隊派遣など、懸命の態勢で臨まれております。本市におきましても、地震発生の当日、警報発令を受け22時に災害対策本部を設置し、状況の推移を見守っておりましたが、幸いにも被害はございませんでした。予測できない突然の災害に対し防災体制のさらなる確認と今回の地震により被災された方々への支援体制づくりを指示したところでございます。具体的には、義援金の呼びかけ、また物資については提供可能な情報の収集、それから人的支援では関係機関からの要請に対応したいことなどでございます。  今回の未曾有の国難を国や関係自治体そして国民の暖かい救援・支援によって被災された皆様の心身と生活の基盤をなくされた多くの方々の早い立ち直りをお祈りする次第でございます。今回のこの教訓を無駄にしないよう、意を新たにし市政に当たってまいる所存でございます。  本当に、今日は貴重な時間を賜り感謝申し上げます。ありがとうございました。        ************************* △日程第1 一般質問 ○議長(竹下幸治君) それでは、これより日程に従い、一般質問を行います。質問は通告の順序によって許すことにいたします。  21番、田畑久吉君   [21番 田畑久吉君 登壇] ◆21番(田畑久吉君) 有明クラブの田畑でございます。一般質問を始める前に、一言二言申し述べたいと思います。  先日の3月11日の東北地方太平洋沖地震による災害また大津波による被災者の方々に、言葉で、本当に表せないような大被害が起きました。形式的ではございますけれども、心よりお見舞いと哀悼の意を申し述べます。  熊本県、我が玉名市、活火山である雲仙、阿蘇山ほか、九州全域が、いえば火山列島、阿蘇山が爆発したり雲仙が爆発すれば、特に大津波が押し寄せて、菊池川、繁根木川、境川、その他すべての川を逆流して何キロも上流まで押し上げてくると思います。玉名市内低地帯は大災害を受ける予想が出きます。活断層が走っている熊本県、そしてこの玉名市まで、そのような災害予想をしても間違いでは、私はないと思うところであります。  大津波が発生したとき、庁舎予定地は本当に大丈夫でしょうか。もう少し高い場所がいいのではないかと考える次第です。庁舎は災害時の総合災害対策本部の役目を果たすべき場所です。どんな災害時でも機能しないといけません。新庁舎予定地、万に一つの災害を受ける可能性のある地域であることは考えさせられます。仙台のあの空港は、海岸より2キロ以上も離れた場所にあったのに、飛行機まで流されて大変な災害を受けています。空港建設のときに、だれが予想できたでしょうか。予想を超えたことが発生したわけです。  しかし、こうなりはしないだろうか、こうなるだろうという仮想・仮定はできたんではなかろうかという、そういう気もいたします。私も仮定・仮想ではございますけれども、議員の一人として重大な責任がありますので、庁舎の予定地をもう少し高台に変更したらどうかという思いでございます。今回の大被害を機に、その教訓を高嵜市長、後世に残してもらいたいと思います。この議場で、強く進言をしておきます。  日本列島すべて活断層、活火山、いつ、どこで、何が起きてもおかしくないわけですけれども、今私がこうしてここに立っているとき、どんな大地震が起きるかわかりません。不幸にしてこの庁舎、耐震構造になっておりませんので、本当にみんなが犠牲になる可能性もありますし、職員の皆さん方大変心配ではなかろうかと、そういう思いをしております。日ごろ、私たちは温泉の恵みを受けまして、「いい湯だなあ」ということで過ごしてしまいますけれども、裏を返せば、裏表一体の中に生活をしているわけです。万に一度の災害に対して、万全の対策を取っておく必要があります。緊急時の避難場所になっておりました、あのどこかの5階建てのアパートが、その5階まで津波が来たところもあります。被災地の状況、言葉で表現できませんが、政府は早急に新年度の予算関係を成立させて、大地震、大津波の被災に対して、緊急対策国会一致結束のもと、被災者の救援、被災地の復興を最優先、最善の体制で臨まれることを強く要望しておきます。  そして、福島の原発の事故、これからどのようなことが発生するのか、国の一大事だと考えます。国家国民挙げての対応が必要になりますことを覚悟する必要が私はあると思っております。何十兆円も必要な今回の大災害で、日本の経済は大変な局面を迎えることになると思っております。  以上、前置きです。これから、一般質問をいたします。  玉名市のまちづくりと活性化について。長い年月をかけて玉名市民の念願でありました玉名バイパスが開通いたしました。そして九州新幹線が3月12日の全線開通をいたしまして、新玉名駅も開業の運びとなっております。イメージ的には、何か一度に都会的な雰囲気を想像するところでありますけれども、大変な都市になったような錯覚をいたしますね、錯覚を。新玉名駅の開業により玉名市のまちづくりとその活性化が大きな問題として取り組むべき課題となったように私には思われます。先日、バイパスの開通式に出席し、また新幹線にも試乗ができまして、新玉名駅もすばらしい駅であり、なおさら今後の玉名市のまちづくりと活性化が早急に、それも具体的な計画性をもって取り組むべき緊急課題であると認識をさせられました。  玉名バイパスの開通、九州新幹線全線開業も、玉名市の発展、活性化のための一通過過程にしか過ぎないわけです。活性化のための第一歩を踏み出したばかりではなかろうかと私は考えております。新玉名駅は森をイメージした設計になっているとの報告を聞いておりますけれども、今は何一つありませんけれども、当然駅前は市街化が進むと思います。もちろん、できる限り早く駅前の活性化を期待している市民の一人でもございますけれども、秩序のない建設は、私は控えるべきだと思うんですね。新玉名駅、市街化、まちなみの景観・形成をどのようなイメージづくりをもって推進されるのか、計画性があればお示しをお願いしたい。  駅前に何もない今が計画性を出すよい機会でもあり、初めから何かの基準をもって進めるのが、将来のまちなみ景観づくりの基本になるようにお願いをしたいと思っております。いかがでしょうか。JR玉名駅、そして、亀甲商店街空き店舗、俗に言うシャッター通りと言うんですかね、その現況は今後どのような変化をするのか、またどういうふうに変化させていくべきなのか、さらに空洞化が進むのか、この2極の活性化をどんな政策をもって取り組まれるか、お示しを願いたい。  心配事が尽きませんけれども、新庁舎建設予定地市民会館付近に決定の運びとなりました。用地交渉も進んでいるようでございますけれども、支障なく進むことを願っております。要は、現庁舎跡地はどのような利用計画をもって新庁舎の建設予定地を決定されたのか。跡地利用については、それなりの構想を持ってのことだろうと判断いたします。  また、マルショク跡地が既に市所有地となって何年か経過いたしました。その活性化利用についても、具体的な計画が示されておりません。あれもこれもと大変な課題が山積みになっておりますけれども、玉名バイパスの開通、九州新幹線の新玉名駅も開業いたしまして、人々の関心がこの玉名市に集中しているとは言いませんけれども、せめて目線があるときに宣伝効果の期待できる絶好のチャンスであり、最大効果を生み出します。せめて、この玉名市に期待感のある間に具体性のある計画をお示し願いたい。  引き続きまして、ボランティア活動位置づけについてお尋ねいたします。  私は久扇会と書きまして「きゅうせんかい」と言うんですけど、その名をつけてボランティア団体を結成して、福祉施設や地区の祭りや催し、いろいろの行事などに参加して、ボランティア活動を行なっております。もちろんボランティア奉仕活動ですから、無償で行なうのが当然ですし、見返りを思っているようなこともございません。先日も、天水草枕の里、春まつりに、津軽三味線肥後にわかで無償出演をいたしました。芸は身を助けるという言葉がありますが、私は苦労と努力ではありませんけど、努力で培ったちっぽけな芸がありますし、そのささやかな芸をもってボランティア活動ができます。今日は私の宣伝のために立っているわけではないので、ちょっとだけ触れているだけですから、ちょっと御辛抱願いたい。  人間形成の機運としてボランティア活動がございますし、人生の活力として、私はやっております。福祉活動ができますことも、協力者があればのこと、できるわけでありますし、無償で協力してくださる皆様方には大変心から感謝しておりますし、昨年の夏には多くの方々の協力を得て玉名市民会館においてチャリティショーを催すことができました。支援していただきました団体の皆様方にお願いをいたしまして、社会福祉協議会とほか2カ所の福祉施設にわずかではありますけれども、チャリティショーのその意味を示すお願いを参加団体にいたしました。今日は多くの皆様方にボランティア活動奉仕活動を進言するために取り上げました。特に職員の皆様には一人でも多くの方にボランティア活動を行なってほしいと、そう思うところです。  職員の中にも、私のボランティア活動を手助けしてくださる方もおられます。私も大変助かっておりますし、その方も大変な努力家で感心いたしますが、活動できる芸域も相当広められました。機会があれば、ぜひお披露目したいと思っておりますけれども、28日の懇親会も中止ということでございますので、それもできなくなりましたけれども。  さて、本来は私が持ち芸を生かして行なっていることだけがボランティア活動ではありません。奉仕活動にはいろいろな方法、形があると思います。自分一人でできること、グループでできること、部、課でできること、1年間で休日が何日あるか、ちょっと計算してみましたら、土曜、日曜日、祝日合わせまして120日、有給休暇を入れますと140日の休暇がございます。その中の例え1日、2日、半日でもいいですから、そういったボランティア活動をできたらお願いしたいと思うところです。例えば福祉施設に行けば、そこで働いておられる方々の生の言葉も聞けますし、入居者の方々の生活状況や心の言葉を聞くことができます。これだけでも、行政マンとしてその職務に生かすことがたくさんあると私は考えております。ボランティア活動は自己満足かもしれませんけれども、心を非常に豊かにしますし、他人の気持ちを理解することに努力するようになります。人間形成に役立つのではなかろうかと職員の皆様方にもお勧めいたします。  お尋ねいたしますが、職員の採用試験の際には、過去の学生時代のボランティア活動実績などについて、採用の参考資料として考えたことがあるのか。職員の皆様方も1年間の中には、本当に奉仕活動の時間になるような部分もたくさんあると思うんですね、勤務時間中に。ボランティア活動をどのようにとらえておられるのか、また今後、その奉仕活動をどのように価値観をもって位置づけされる考えがあるのか、行政サイドの考え方をお尋ねいたします。  以上の答弁を聞いた後に、また入ります。 ○議長(竹下幸治君) 企画経営部長牧野吉秀君。   [企画経営部長 牧野吉秀君 登壇] ◎企画経営部長牧野吉秀君) 田畑議員の玉名市のまちづくりと活性化について、お答えいたします。まず初めに、新玉名駅周辺のまちづくりについてでございますが、「新玉名駅周辺地域開発構想」において、新幹線開業後、早期に整備すべき区域と位置づけておりました交流施設用地3.2ヘクタールの整備につきましては、市が直接整備することはせず、民間活力による整備に委ねることといたしました。また、開発構想区域の28.4ヘクタールにつきましても同様に考えております。新駅周辺を民間の開発に委ねるとしながらも、無秩序な開発は避けなければならないと考えており、そのためには何らかのルールづくりが必要で、例えば、都市計画法に基づく特定用途制限地域の指定や、景観条例等による規制などが考えられるところでございます。  新玉名駅周辺につきましては、駅周辺のイメージを損なわないように開発を促していく必要があると考えますので、民間開発の動向を注視いたしているところでございます。平成19年3月に策定しました第1次玉名市総合計画におきましても、まちなみ景観形成を掲げており、都市景観形成自然景観形成の両面から「美しい景観都市 玉名」の実現を目指してまいりたいと考えております。
     次に、JR玉名駅から亀甲商店街周辺の活性化についてでございますが、現在は商店街の利用客も激減し、空き店舗も増え、いわゆるシャッター通りと化した現状がございます。市ではこうした現状を把握・分析するため、商店街に関する実態調査を23年度早々に着手したいと考えております。その調査結果を踏まえ、商店主、商店会、商工会議所や商工会及び行政が共通認識を持ち、まちづくりのあり方を議論し行動に移すことが必要だと考えております。  次に、現庁舎跡地の活用については、今議会、吉田議員一般質問で答弁しましたように、執行部の中で検討体制を整え、商工会議所崇城大学との連携のもと、平成19年11月に提出された報告書を参考に、跡地周辺の活性化はもちろんのこと、総合計画に掲げます公共施設の適正配置、行財政運営の効率化の面からも検討を深める必要があると考えているところでございます。  次に、商業施設跡地、いわゆるマルショク跡地につきましては、昨年度からの跡地整備基本設計を行ない、まち中の人の流れや賑わい創造のための広場を整備する方向で、青写真を描いたところでございます。しかしながら、財政的な理由などにより実施設計への着手には至っておりません。23年度においては、暫定的にではございますが、中心市街地の駐車場として整備を行なう予定の予算計上をさせていただいております。  本市のまちづくりにつきましては、玉名市総合計画に示された6つの柱を基本に、玉名市に住んでよかったと思える、住み続けたいと思える「まちづくり」、「人と自然がひびき合う県北の都 玉名」づくりを目指してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(竹下幸治君) 総務部長、斉藤誠君。   [総務部長 斉藤 誠君 登壇] ◎総務部長(斉藤誠君) 田畑議員ボランティア活動位置づけについて、お答えいたします。まず、本市の職員採用試験において、ボランティア活動の有無を参考にしているのかとのことでございますけれども、本市では、「玉名市人材育成基本方針」の中で、職務に当たる上での基本的な共通意識の一つとして郷土愛を掲げ、このことは、職員採用試験のご案内、この中でも市が求める要素の一つとして郷土愛にあふれる方ということで明記しております。この郷土愛とは、玉名を愛し、歴史や伝統・文化等を学び、それらを生かした玉名らしいまちづくりに努め、また地域の行事等に積極的に参加し、市民との対話や交流を通じて日常生活の身近な問題を感じとり、ともに考えながら仕事を進めるということでございます。  そのようなことで、二次の面接試験などにおいて、ボランティア活動の有無についても質問し、参考にいたしているところでございます。  それから、市職員のボランティア活動の有無につきましても、毎年、全職員に提出を求めている身上報告書の記入項目にしております。総合的な視点で人事管理を進める上で参考にしているところでございます。今後も機会をみてボランティア活動を奨励していければと考えております。また、人材育成の観点からもボランティア活動の意義は十分に認識しているところでございます。 ○議長(竹下幸治君) 21番、田畑久吉君。   [21番 田畑久吉君 登壇] ◆21番(田畑久吉君) 活性化の問題では4つの課題を取り上げてみましたけれども、どれも今後の玉名市のまちづくりにとっておろそかにできない大きな課題だと思うんですけれども。特に新幹線の駅前の開発には何らかの基準をもって対応しないと、せっかくの新しいまちづくりが無意味に終わると思います。  そこで、私は一つの提案といいますか、考え方を示したいと思いますけれども。先日、新幹線の試乗をいたしましたときに、駅前にたたずみ、私の目線に入った景観に大変私は感動したというか、いい景色だなということを感じたわけですよ。正面に雲仙、左方向に金峰山、右手後方に小岱山の山脈が三方トライアングルとなって見事な景観を形成していることに気がつきました。この三方の目線上には、高層ビルが建ち並ぶということはないとは思いますけれども、つくろうとしてもできないこの自然が与えてくれたすばらしい景観を、遮る、障害となる建物はできたら避けたらどうかなと。新庁舎建設予定地は雲仙のちょうどこの目線にあるんですけれども、高さからして景観を壊すまでにはならないと、私なりに計算はしているわけです。新庁舎の建設は徹底的に無駄を省いて、新庁舎にどんなに金をかけてもどんなにいい建物であっても、経済効果は、私は生まれないと思うんです。ただし、耐震構造だけはより以上の基準でお願いをしたいと思っております。玉名市だけで、トータル(アマント)が、アバウトで290億円でしたかね、の特例債が使用できるから使うということでは、将来を私は見据えていないと思うんですね。必要ない無駄づかいは私はしたくないと思っています。合併した全国の市町村が、どれだけの特例債を使うのか、計算したことがありますかね。私の頭は大変古いコンピュータでキャパシティが小さいもんで、そこまでの計算はできませんけれども、おそらく想像を絶する金額になると、私は思います。税収から特例債の金を捻出可能なのかですね。新たに10万円札でも印刷しないと間に合わないと私は思います。将来的には、特例債の使用率に応じて地方交付税の見直しが始まる可能性が、私はあるんじゃなかろうかと、そのように思っております。森進一の歌に襟裳岬という歌がございますけれども、その中の1節に、「襟裳岬には何もない春でした」という1節があるんですよね。この歌を聞いたその町の人たちが大変怒られて、荒れ果てた砂丘に松林の造成を計画されました。しかし、松の植林をしても、冬の海岸の空っ風、砂嵐により、植林しても風に飛ばされたり、砂をかぶり、そのために風よけ、砂よけの柵をつくるなどして、大変な苦労のもと、何十年もかけて松林を完成され、その地域の海は大変良質の昆布の生産地として今や有名になった努力家の紹介をテレビ報道で見たことがあります。新玉名駅に降り立っても「何にもない町です」という替え歌でもできたら、大変なことになります。一度新玉名駅に降り立たれたら、印象づけができる、よい思い出のできる記憶に残るまちづくりをしていこうと思うところでございます。  私も以前から考えていましたけれども、この前、福嶋議員でしたかね、提案された柑橘の里のイメージづくり、私のこの柑橘の記念植樹に、ほかのどんな立派な木よりも新玉名市のイメージアップに大変な大きなプラスになると、私は思います。決してマイナスにはならないと思うんですね。このことは、私もちょっと頭にはありましたもんで、触れておきますけれども、ただ植えるのは品種別合わせて3本程度でよいと考えますが、その中の1本にぜひ河内晩柑を推薦いたします。春先の花の咲くときから翌年の夏場まで、花と果実の鑑賞ができます。きれいに手入れすれば、来訪者の目に留まると、私は確信を持っておりますし、植木も果樹・柑橘の木も剪定・消毒は全く同じです。その辺の専門のことは、柑橘の専門家にお任せいたしますけれども、まちづくり活性化のための課題が今山積みになっております。新幹線玉名駅前、その他市内の活性化推進を総合的に検討する責任は、我々議会にも大いにあります。玉名バイパス、新幹線も開通し、新庁舎も予定地の方向づけができました今日、総合的な議会としてのまちづくり活性化推進特別委員会を私は設立すべきではなかろうかと思っております。  以上、申し述べまして、この項目・質問は終わりますけれども、投げかけた問題には答弁をお願いいたします。  それから、ボランティア関係の話になりますけれども、市職員全体でボランティア活動を具体的に取り組まれるならば、いろいろの面で玉名市のイメージアップ、玉名市の活性化にも大きな効果を生み出し、人に優しいまちづくり、玉名市づくりに役に立つと私は思います。玉名市に住んでよかった、住み続けたい、そのようなやさしいイメージづくりができるのではなかろうかと思います。職員の皆さんに対しても期待するのではないでしょうか。できれば、ボランティア活動、いわゆる社会貢献度を職員のやる気と実績をもとに評価制度の取り組みはできないか。ぜひ評価方法を採用してください。ほかに、行政サイドにおいて奉仕活動に対しての評価法があればお示しを願います。  続きまして、玉名市の交通形態についてお尋ねします。  待望の玉名バイパスも開通いたしました。従来から長年大変な車両渋滞が続いておりました高瀬大橋、玉東・八嘉方面からの渋滞が随分と緩和されましたが、伊倉方面からの車両は相変わらずの渋滞が続いております。信号の時間の調整をして、双方からの車両通行がスムースにできるような対策は取れないのか。待望のバイパスが開通したのに渋滞が続くようでは、期待はずれになってしまうが、何か対策を考えられたか。また市内、ほかの信号交差点でも車両交通が非常に不便な交差点が多く、右折車1台のために、直進車も左折車も進行できず、長年何の改善策も取られないが、行政の解決策はどうなっているのか。  以上、小さな問題が2つです。  それから、次は大きな課題に入ります。仮称ではありますけれども、私がつけた伊倉バイパスです。私が市議をさせていただいたときからこの問題を取り上げてきましたけれども、解決の見通しが立っておりません。御存じのとおり、伊倉の町を県道が通っております。その県道が大変狭く、通学路でもあり、ダンプや大型車両が通るときは車両の離合時に大変な時間がかかり、事前に待機して通過を待つなどしなくてはいけませんし、通学路でもあり、大変な危険を感じるときもあります。今、私はただ淡々と言っているように聞こえるかもしれませんけれども、道路沿いの家など、大変な排気ガスで健康障害の心配もあります。伊倉の町の中を大型車両の通行がないように、早急にバイパス建設の取り組みを要望するものでございます。  この問題につきまして、以前に課長の名前はちょっとど忘れしましたけれども、図面の上に線引きまでして、どこから入れて伊倉の八幡さんの裏の方に出る、そういった線引きまでして計画をつくっておったんですよ。その図面のもとに県に働きかけをするという当時の課長さんだったですかね、という話になっておりましたけれども、その課長さんが職場異動したりして、その図面がなくなったということで当時からそのままになっております。  特に、この昭和の合併で左岸は寂れる一方で、右岸が著しい発展を遂げてきました。さらに拍車をかけましたのが平成の合併です。新玉名駅・新庁舎建設、そして今後の予想される大型の公共施設の建設など、右岸に集中しております。公共の財政投入がこれほど大差があれば、左岸の衰退は当然起こるわけです。伊倉の町一つ取り上げても、昔の面影は一つもありません。私は平成元年に生まれ育った伊倉に帰ってきましたが、伊倉の寂れように、本当にショックを受けたといいますか、がっかりしたところもありました。夜は側溝からタヌキが顔を出して道路を走り回っているのだけが目立ちました。あまりの変わりように私も本当にびっくりしたわけですけれども、昭和の合併以降、なぜ左岸が寂れてきたのか、それはやはり玉名市の真ん中を流れる菊池川に原因があると、私は思います。その菊池川の利用と右岸・左岸の自由な往来のできる橋の数が足りなかったのが大きな原因かと、私は思っているわけです。  玉名バイパスは開通いたしましたけれども、私は以前から取り上げておりました、豊水・千田から松木に渡る橋の必要性を重要課題としてきました。以前、国会の先生に進言を要望いたしましたときに、玉名バイパス、新幹線、2つの大橋の建設中であり、終了後の取り組みにしたいという意見をいただいたこともありました。以前、玉名市の何かの10年計画の中にこの橋の計画を入れていただいた、載っていたのを私は見たことを記憶しておりますけれども、また玉名市中心市街地活性化総合計画の目的の文章の中に、1市3町の一体化を促進し、新市の均衡ある発展を目指すと言葉を入れてあります。当時、私もこの委員になっておりましたので、この言葉だけは入れといてくださいということで、当時の大学の先生の委員長にお願いして、入れていただきました。その言葉をどう解釈されますか、お尋ねいたします。私は、この千田の橋がないと、私の交通形態の改正にはならないのです。  続きまして、定住促進、出産、子育て政策についてお尋ねいたします。  これからの日本の課題は、やはり少子化・高齢化社会をいかにして成長軌道に乗せるか、大きな国策として取り組むべき政策が必要だと考えるところでありますけれども、アジア隣国におきましても、この問題につきましては、日本より非常に厳しい国があるようでございます。  1市3町の合併から早5年半が経過して、これだけの人口減少になることを、私は予想できませんでしたし、いろいろの複合性があってのことだろうということも聞いております。特に少子化現象は大きな問題として危惧せずにはおられません。早急な国策が必要ですけれども、現況の日本政府は将来のことに腰を据えて取り組む姿勢が全く見えてきませんし、非常に残念なことでございます。こんな悠長なことを言っているときではございませんけれども、最近の日本の政府は、国づくりは何かということを見据えていない日本の政治は崩壊状態のようになっています。これは、災害が起こる前のことを言っております。災害が起こった後は、こんなことは言えませんのでですね。  ロシアが北方領土にミサイルを持ち込むと言っても何の反論もせず抗議もしない。尖閣諸島の海域には中国船が、竹島には韓国が既に構造物を設置しており、今ほど日本の政治がこれほど威信をなくした時はないと私は思います。国会の代表質問みたいなことは、いつまでも言っておられませんのでここでやめますけれども、特に、昨今の少子化現象を大変心配しております。少子化現象は特に保育所から大学まで、いろいろな分野で産業の縮小になりますし、大きな経済の減速につながります。何といっても将来納税者が撃滅してどうして日本が成り立つのか。  そこで、我々地方議会や地方自治体なりのできることから定住促進を、そして、一番推進すべきことは新婚夫婦が安心して出産しやすい、支援や環境づくりをして子育て支援までの一貫性のある政策を地方自治体も取り上げるべきだと思うところです。近隣市町にない玉名市でできる振興策をやったらどうかと思います。特徴のない似たり寄ったりの施策では、玉名市への定住促進は私は進みませんと思います。企業の多い町、例えば南関町とか大牟田駅への利便性があります。あるいは、高速道路のインターに近い市や町に定住が私は進むと思います。  ところで、玉名市スマイル構想、(玉名市定住化基本構想)の概要版がありますが、その中で、定住促進のための施策の何項目かについてお尋ねいたします。一つ、市民農園の整備促進。一つ、宿泊体験施設の設置。一つ、民間宅地開発の誘導促進。一つ、モデル住宅展示場開設の誘導促進。一つ、定住相談窓口の開設やUターン相談会の開催。東京・大阪で開催。以上、5項目に関してその経過と実績についてお示しをお願いします。  また、チェンジ玉名の実現項目に住宅取得費、住宅リフォーム費、通勤定期券などへの補助金など、どの程度の定住促進効果を期待しているのか。予算内の戸数とか人数とか、その想定数をお示しください。  以上、答弁のあとにまた質問いたします。 ○議長(竹下幸治君) 企画経営部長牧野吉秀君。   [企画経営部長 牧野吉秀君 登壇] ◎企画経営部長牧野吉秀君) まず、田畑議員の再質問の方にお答えいたします。お尋ねの玉名市のまちづくりと活性化の中で、特に重要ゾーンであるところの駅周辺、それからJR玉名駅から駅通り関係、それにマルショク跡地、そしてまた新庁舎の建設位置は決まったが、その後等についての今後とも含めての考え、いかがなものかという再質問でございますので、これにつきましては、先ほども市の総合計画に示されております6つの基本的な考え方、それを進めるための3つの施策がございます。これを取り組んでいくことで、先ほど申し上げましたけれども、住み続けたいと言える、一生住みたい、そういったまちづくり、すなわち人と自然がひびき合う県北の都、玉名づくりというものに向けて今後も取り組んでまいりたいというふうに思っております。  それから、次の、これは定住促進政策についてということでお尋ねでございましたので、御答弁をさせていただきます。田畑議員の定住促進、出産、子育て政策についてお答えいたします。少子化対策を通じた定住人口増加策でございますが、定住促進補助金は移住を検討している人、家を建てようと考えている人に対して、玉名を選択するよう背中を一押しするのが役目であるととらえております。そのような補助制度の存在以前に家族が生活する上で、そして子育てする上で玉名市が魅力的なまちであるかどうかということが最も大切なことであろうと考えております。  御存じのように、玉名市の人口は、毎年約500人ずつ減少している状況でございます。その内訳は、社会減と自然減とが半分ずつでございまして、そのような中、子どもを安心して育てる環境整備など子育て支援策を充実させながら、自然減対策を講じなければ減少に歯止めがかからないことは承知しております。放課後後の児童クラブやファミリーサポートセンターを利用する多子世帯や低所得のひとり親世帯へ財政支援を行なっているほか、今年度も子ども医療費の対象者の拡充、それから赤ちゃんの駅設置事業を実施するなど、子育てがしやすい、そういう環境づくりを本市としても力を入れているところでございます。  次に、定住構想のスマイル構想についてのお尋ねがございました。実績や実施状況についてでございますが、スマイル構想には幾つかの定住促進のための施策を掲げておりますが、現実にはその進捗に濃淡と申しますか、取り組めている部分と取り組めていない部分があるのが事実でございます。質問にございます定住相談窓口の開設やIターン、Jターン、Uターン相談会の開催、これは東京、大阪の方で行なっておりますけれども、これにつきましては、私ども企画経営部の地域振興課を定住の相談におけるワンストップ窓口として位置づけて、その課において東京で2年前から、あるいは大阪ではこの年度から定住希望者向けの相談会のブースを出店して、希望者へのPRを取り組んでおります。  また、モデル住宅展示場開設の誘導促進に関しましては、以前御相談があっておりましたけれども、放送局系の住宅展示場からぜひとも玉名市内に開設したいとの相談を数回は受けておりますが、実現には至っておりません。今後も実現に向けて動いてまいりたいと考えております。一方で市民農園の整備促進、それから宿泊体験施設、これは農家民泊などの設置、企業支援の実施、それから民間宅地開発の誘導促進に関しましては、残念ながら取り組みが進んでいない分野となっております。  次に、定住補助金の対象人数についてのお尋ねがございました。新年度予算に計上いたしました定住補助金は、市外在住者が玉名市内に家を購入し、または新築した場合に与えられる住宅取得補助金を受けた人が、者が、リフォーム補助金と新幹線の通勤定期券購入補助金の対象となる仕組みを考えております。定住促進補助事業の当初予算におけます対象人数についてお尋ねがございましたので、初年度ということもございまして、どの程度利用があるか、手探りの状態で作業を進めているのが正直なところでございます。その中で、住宅取得補助につきましては30件、それからリフォーム補助と新幹線の定期券購入補助はともに最大5件分を現在予算計上いたしているものでございます。  以上でございます。 ○議長(竹下幸治君) 総務部長、斉藤誠君。   [総務部長 斉藤 誠君 登壇] ◎総務部長(斉藤誠君) 田畑議員の再質問にお答えいたします。ボランティア活動を人事評価に反映できないかという解釈でよろしいでしょうか。はい。  現在、玉名市が行なっております人事評価制度は、実際の仕事や行動を評価すること。例えば、仕事ぶりや仕事の出来でございます。そのことで、組織に必要な人材を育てるということを目的として、実施しているところでございます。このことから、現時点では、例えば昇任、昇給等にはつなげておりませんが、将来的にはそういう方向に評価する必要があると考えております。  それから、先ほど申しましたけれども、ボランティア活動人材育成の視点から非常に必要なことは認識しておりますので、今後人事管理や表彰など、何か行なうような形でもちょっと検討をさせていただきたいと思います。 ○議長(竹下幸治君) 建設部長、荒木秀高君。   [建設部長 荒木秀高君 登壇] ◎建設部長(荒木秀高君) 田畑議員御質問の玉名市内交差点車両交通形態について、お答えいたします。まず初めに、菊池川に架かる高瀬大橋、東側の国道208号線と県道熊本玉名線の交差点にも渋滞が起きておりますけれども、玉名バイパス全線開通し、現国道208の通過台数も現在減ってきている状況でございます。しかし、信号機の時間帯等についての御質問だったと思いますけれども、信号機については、確かに伊倉の方からの信号の間隔が短いように思いますので、今後、渋滞緩和ができるよう公安委員会に要望してまいりたいと考えております。  また、玉名市内の市道から国道へ出る交差点でございますけれども、市道部にはほとんどの箇所で右折するための右シフト線がない状態でございまして、後続車が流れずに渋滞することも起きております。この問題を解決するには、交差点の改良が必要でございますが、ほとんどが住宅地でもあり、用地及び建物補償が伴い、現状としては財政的にも非常に厳しいところがありますけれども、できるところから解決してまいりたいと思います。  それから、伊倉バイパスについての御質問だったかと思いますが、伊倉のまちの中を通ります県道肥後伊倉停車場田崎線につきましては、大型ダンプ等の通行も多く、以前からバイパスを設置してほしいという要望が上がっておったのは認識しております。この県道肥後伊倉停車場田崎線は、伊倉の片諏訪地区から玉東方面にかけての非常に重要な路線でございますけれども、バイパスにつきましては、県道のバイパスということでございますので、県あたりと今後十分協議をしながら早期完成に向けて強く働きかけてまいりたいと思っております。  最後に、松木地区より千田地区の県道熊本玉名線までに、菊池川に橋をかけるというお話でございましたけれども、平成14年に都市計画道路の整備プログラムにたたき台として案はございました。しかしながら、新たに橋をかけるには莫大な費用も必要であり、費用対効果が見込まれず、現在計画にないのが現状でございます。先ほど申しましたように、玉名バイパスの開通によりまして、現国道の通行車両の減少も起きております。県道熊本玉名線から国道への渋滞が、国道の車両通行の減少によりまして渋滞が緩和されるということも予定されますので、現にかなり国道は交通量が少なくなって、高瀬大橋の上には渋滞が起きていないというのを昨日も見てきたところでございます。そういう状況でございますので、しばらく様子をみていきたいと思っております。よろしくお願いします。 ○議長(竹下幸治君) 21番、田畑久吉君。   [21番 田畑久吉君 登壇] ◆21番(田畑久吉君) 新幹線駅前の市街化景観づくりですね、これはせっかくあそこに立ちますと、すばらしい景色が見えるんですね。それでぜひ、その自然の景色を生かしたまちなみづくりといいますか、そういうものをぜひ手がけてほしいなと、そういう思うところでございます。  それから、ボランティアの件は、やはりせっかくこうして無償でされるボランティア、無償ですから、「それはボランティアたい」と一言で済ませればそれまでですけれども、何かせっかくの努力を何かに生かしてあげるというようなことも考えていただきたいなと思うところでございます。  それから、交通の件ですけれども、私はいつも千田大橋とあそこは呼ぶんですけれども、ただ、交通が流れるだけではなくてですね、やはりあの橋をかけない限り、1市3町の一体化というのかな、一体化が遅れて、均衡ある発展が阻害されると思うんですよね。そのために左岸の衰退に拍車がかかって、なかなか発展をみないというのが、私の考えです。ただ、交通のどうこうではなくてですね、左岸の発展をやはり考えなくてはいけないということが大きな問題であって、それに、そのために今資産格差というのが大きな差ができておりますよ、左岸と右岸というのは。今右岸の調査予定地等が新幹線周りとか、坪当たり10万円近い値段にだんだんなってきよるんですね、調べてみますと。その差を、何のために差ができたかというと、やっぱりそこに自由に往来できる交通便がないから、道路がない、橋がないからそういう差が出てきたんですよ。  例えば一つの例としてこれは言いますけれども、韓国ソウルに漢江という川があるんですけれども、30~40年前に私らが行っているときは、橋の上に立って、こう見える橋がそうなかったんですよ。しかしその後、橋の上に立ったら数えるぐらい上下に橋ができて、これを漢江の奇跡と言うんですけれども、それぐらいやっぱり往来が自由にできないと発展しないんです。当初は、北ソウルだけで南ソウルは何もなかった。畑だけだったんですね。私の友達が話しますには、川を渡ってスイカを盗んだというか取って、つるを体に巻いて泳いでまた渡ったというような話もしてくれましたしですね。それぐらいところが、今は南ソウルがもう反対に北ソウルよりものすごい発展をしている。そういう川の弊害というのをなくすために橋を一つでも多くしたいというのが、これは私なりの考えです。  それで、大橋のところは、やはり伊倉方面からの交通は非常に渋滞するところが多いんですね。渋滞が。それは時間によったら渋滞してないときもあります。今日も私が来るときは、すいすいと来ました。だから、あれをカメラをつけて、カメラで自動でどっちが混んでいるかで、自動で見て、自動で時間調整ができるような方法ができるんですね、よそもやっていますし。そういう方法をすれば、片方が混んだらこちらの時間を調整するとかですね、カメラでできるんですよ。簡単なことですから、1回、考えてみてください。  それから、定住促進のことですけれども、基本構想、立案は確かに立派なことをいっぱい並べてあるですね。だけどしかし、実際できて、活動が非常に悪く、成果があまり出ていないような気がするんですね。絵に描いた餅と、よく言葉がありますけれども、言葉を並べているだけのように思えるし、やはり成果の見える形で動いて実行してもらわんと困るんですね。東京で何回されたのか。その人たちが、どれだけの人がこちらに現地でも見に来たのかですね。その辺の数値も何もないわけでしょう。だから、もう少し、やはり実にかなったことをやってもらわないと、言葉だけで遊んでいてはいけないと思うんですね。  それから、住宅取得等関連補助制度、この取り組みも大変住宅促進のための、定住促進のための大変よい方法の一政策だとは思います。しかし、非常に限られた人でないと住宅取得はできないと思いますし、これから結婚して出産して子育てをしようとする人が、簡単に住宅の購入はできないと思うんですよね。住宅を購入してから結婚という人も限られてきますし、要するに住宅を購入した人でないとリフォーム費もあれは受けられない。定期券の補助金も購入者に限られておるわけですね。それも新幹線で博多まで通勤するとか、そういう人たちを対象では、ますます限定されるわけですよ。100万円を5年間に分けて20万円ずつ出すというようなことになっておりましたですね、あれは。ちょっと聞いてみましたら、そういうことになっておりました。だから、家を買った人がリフォームできるし、またその人が定期券の補助を受けるということでは、限られた人になってくると思うんですね。そういうことで、ますます限定されてきます。100万円を5回に分けるよりも、やはり頭にぱっと出してした方が、住宅取得には大変効果があると思います。  そこで、私は「新婚さんいらっしゃい」という構想を練ってみました。新婚さんいらっしゃいと。ちょっと資料を、議長、ちょっと渡していいですか。私の新婚さんいらっしゃいは、結婚して玉名市に定住する、住んでいただいたら祝金等100万円やると。その代わり10年なら10年を限定に何かの規則で守るということを条件つける。そして、第1子、第3子、第1子が10万円、第2子が20万円、第3子が30万円の祝金をやると。それで、第3子まではできるだけ生んでいただこうというのがこの狙いなんですね。やはりそうしないと人口は増えません。ただ、住宅家屋だけで人が来たんでは、なかなか限られてきますから、新婚さんいらっしゃいという一つのイメージづくりもしないといけないと思うんですね。だから、私の定住促進は出産あるいは子育て支援政策を提案するわけです。住宅を購入しなくても、結婚して玉名市に住んでいただく、その方々が対象です。同じ100万円を出すのでしたら、この方法も非常に若い夫婦が多くなり、出産も進むことでしょうと思うんですね。条件として10年は住んでいただくのが基本です。しかし、まあ何かの条例なり何なりの基準を設けないといけませんし、私のこの「新婚さんいらっしゃい」構想をぜひ並行して取り入れていただきたいと思います。絶対、私は若い夫婦の皆さんに受け入れられると思っておりますし、住宅等と並行してお願いします。ざっと計算しましても、移転間に20~30万円しかいりませんし、10年かけても2~3億円ぐらいしかいらないんです、10年で。こんなに投資の金額が少なくて効果のあるのはほかにはありません。もう私がそう思っているだけですよ。皆さんは思われるか知りませんけれどね。だから、できるだけひとつそういうことも並行して政策を入れていただくと、より以上の効果が出るんじゃなかろうかと、そういう気持ちでおります。  そういうことで、私の一般質問は終わりますけれども、一般質問のほかに、今日は緊急動議として、私はお願いしたいと思っておりましたけれども、災害地に対する市の義援金、これを我々の基金からでも、1億円でも出していただくような、そういったことを強く要望いたします。議会の方では、今朝団長会議をいたしまして、1人1万円ということで決まったようでございますけれども、ぜひ市の執行部として、ぜひそういうことを、議会も議会として、やはりそういった要望もしないといけませんし、ぜひそういうことをお願いして、私の一般質問を終わります。 ○議長(竹下幸治君) 以上で、田畑久吉君の質問は終わりました。  議事の都合により暫時休憩いたします。                             午後 2時10分 休憩                             ───────────                             午後 2時21分 開議 ○議長(竹下幸治君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  2番、福田友明君。   [2番 福田友明君 登壇] ◆2番(福田友明君) 新玉名クラブの福田でございます。通告に従いまして質問をいたします。  まず最初に、岱明町公民館について御質問いたします。岱明町の公民館は、建設から約45年と古く、耐用年数が大きく経過していることから、合併前に公民館建て替えを前提に、隣接する土地を既に購入した経緯がございます。この公民館は、旧岱明町において生涯学習やまちづくりの拠点として多くの町民に利用され、今でも多くの市民に利用されております。ただ心配なのは、老朽化が進む中、耐震構造でないことであります。このようなことも相まって公民館の建設は市民の悲願でもあり、1市3町の合併時、岱明町の重点項目は、中央公民館の建設でありました。これは合併時の約束事であり、住民の願いでもあります。先週3月11日には、三陸沖を震源とする東日本大地震が発生いたしました。マグニチュード9.0で、安否確認ができていない方が約1万人以上とも言われる巨大な地震であったわけですが、被災に遭われた皆様方に対して心からお見舞いを申し上げます。自然の恐ろしさをまざまざと見せつけられた思いです。いかに日ごろの備えと避難場所の確保が大事であるかを再認識した次第であります。  玉名市においても、防災等も含め、災害に関する対策を再構築する必要があるかと思われます。また岱明地区におきましても、この公民館の必要性をこれほど感じたことはありません。少子高齢化が進む中、地域のコミュニティセンターとして、この公民館の場所は立地条件としても最適でありますし、また調理施設を備えていることも相まって、地域の避難場所としての市民の期待は大きいものがあります。  しかしながら、新市建設計画の中で7億8,000万円の予算まで計上されていながら、いまだに実施計画はされていないのが現状であります。私は平成22年3月の一般質問でも質問をいたしましたけれども、まず、この岱明町公民館の経緯と進捗状況についてお尋ねいたします。岱明町での地域協議会が開催されておりますけれども、その話し合いの内容等も含めて経緯と進捗状況がどのようになっているのでしょうか、お尋ねするところであります。  2番目に、今後の事業計画はどのようになっているのでしょうか。先ほども述べましたけれども、新市建設の中で、約7億8,000万円の予算まで計上されていながらいまだに実施されていないのはなぜなのでしょうか。平成20年度に前市長のときに、予算がゼロになっておりますけれども、これは計画が白紙撤回されたのかをお尋ねするところであります。  3番目に、平成22年度実施計画の中で、平成22年から平成24年度の中にも予算計上されていないわけであります。今後の事業計画はあるのかをお尋ねいたします。  3点目に、消防設備等の不備についてでございます。平成20年1月有明消防署の立ち会い検査時に、設備の不備を指摘されておるわけでございます。指摘事項は、屋内消火栓、自動火災報知設備、そして、誘導灯設備、非常放送設備であります。平成22年度に屋内消火栓そしてまた自動火災報知設備は改善されたものの、まだ誘導灯設備、非常放送設備についてはいまだに改善がなされていないわけです。地震と災害がいつ起きてもおかしくない中で、市として消防署の指摘事項をどのように認識されているのかをお尋ねいたします。  以上、3点、質問いたしましたけれども、答弁のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(竹下幸治君) 教育次長、前田敏朗君。   [教育次長 前田敏朗君 登壇] ◎教育次長(前田敏朗君) 福田議員御質問の1点目の、岱明町公民館の経緯と進捗状況についてお答えいたします。岱明自治区におきまして、生涯学習やまちづくり活動の拠点であります岱明町中央公民館は、昭和41年に開館し、多くの町民に利用され親しまれていることは議員御指摘のとおりでございます。建築後45年経過し、老朽化した施設のため、合併前から建て替えが望まれていたために、平成17年度に岱明中央公民館と岱明町図書館の複合施設として岱明町文化センターの建設に向けて基本計画が作成されたところでございます。その後、新市建設計画、これは合併後の向こう11年間、平成17年から平成27年度で、その中で平成25年に予定されていた岱明中屋内運動場が耐力度調査の結果、早急な整備が必要となり、この運動場が前倒しで建設されました。文化センター建設の事業年度を、屋内運動場と入れかえた形となり、これが現在に至っている状況でございます。その後は、市民との話し合い等は実施されておりません。  次に、2番目の、今後の事業計画につきましては、昨年に岱明地域協議会から、岱明町公民館の建て替えについて早急の対応をお願いしたいとの建議を受け、第3回岱明地域協議会で回答してありますが、財政状況が非常に厳しいときでもあり、また新庁舎建設後は、岱明総合支所庁舎2階の企業局及び3階の教育委員会が新庁舎に移動することを想定しますと、支所、庁舎の利活用も考えなければならない状況でございます。そういうことから、新市建設計画には計上されておりますが、現段階では実施計画には記載されておりません。また、新市建設計画が白紙撤回されたということではございません。今後は、十分に地域の方の意見をお聞きしながら建設に対して再度慎重に検討してまいりたいと考えております。  最後の3点目、消防設備等の不備につきましては、有明消防本部からの御指導を踏まえまして、本年度は屋内消火栓設備、自動火災報知器の設置を行なったところでございます。また、誘導灯設備及び非常放送設備等につきましては、平成23年度予算の中で、できるだけ早急に対応する予定でございます。  以上です。 ○議長(竹下幸治君) 2番、福田友明君。   [2番 福田友明君 登壇] ◆2番(福田友明君) 今、次長の方から答弁をいただきました。まず最初に、今までの経緯でございますけれども、岱明町の室内運動場が耐力度調査をした結果、強度が不足していたと。それからそちらの方を優先したためにまだ中央公民館の建設には至っていないという話でございました。これは前年度の植原部長のまた総合支所のときですけれども、部長の内容とあまり変わっていないわけですね。しかしながら白紙撤回はしてないけど、予算は計上されていない。そしてまた、総合庁舎ができたときに2階、3階を有効利用するために、そちらを使いたいような意見でも、今答弁でもあったような気がいたします。私は、この岱明総合支所というのは、今、田畑議員でも質問がありました。前回からでもそうなんですが、一つの地域といいましょうか、一つの場所に総合支所も含め、あるいは国の出先機関も含め、何でも集中するのはよくないかなと思っているんですね。  そういうことも含めて、どうしてかというと、電源系統が一緒である。そしてまた、通信も光ファイバーも含めてですけれども、同じようなところで機能が、中心的な機能が移行するというのはあまり好ましいことではないと思っているんです。  それから、岱明町の総合支所の機能は、私は第2の総合庁舎として利用した方がいいかなと思っているんですよ。なぜかといいますと、そこには、放送設備も整っておりますし、そしてまた、前町長の部屋とか会議室なんかもあると。そしてまた何よりも大事なのは非常用発電機がもう既に装備されていると。こういうことから考えますと、菊池川とそれから繁根木川の間に、真ん中に、多分TPだと、ゼロメートルから5メートルぐらいのレベルだと思うんですけれども、いざ氾濫したときには、国の機能も麻痺してしまうし、市としても、私は完璧ではないんじゃないかなと思っております。そういうこともありまして、大体、岱明町の現在の総合支所は第2の総合庁舎としての機能を果たせるような使い方が一番望ましいかなと思っております。今、前田次長がおっしゃいましたけれども、2階と3階が空いて、それを有効利用するためには、公民館的な役目の方がいいかなとおっしゃいましたけれども、私はそのような使い方ではなくって、もともとが分庁舎も含めた建設の方がいいかなと思っておりました。  そしてまた、総合支所は、じゃ、緊急避難場所やコミュニティセンターとしての機能は私は果たさないと思うんですよね。なぜならば、調理施設がないんですね、あそこの中には。当然のことながら、水周りの改造、給排水の改造、そしてまた、ガス管の工事、それから消防設備の改造が必要となります。なぜならば、火を使うならば、今低感知器のスポッと感知器がついておりますけれども、これも熱感知器とか、あるいは煙感知器等の消防設備の変更も、当然のことながら伴ってくるわけです。そしてまた、その改造に対する費用もかかりますし、何よりも現在の岱明公民館の建設地は、もう既に隣接する土地を買っているんですね。こういうことを有効利用していただきたいと思います。  そしてまた、当然のことながら、公民館の建設は1市3町時の約束事なんですよね。これが市が約束を破るということは、これはいかがなものだと思います。そういうことに関しまして、私は一言述べさせていただきました。  次に移ります。委託料について質問いたします。委託料の中でも情報推進事業費委託料の内容についてをお尋ねいたします。1市3町の合併によりそれぞれのシステムで行なわれた事業をシステム統一をしたのが平成17年でありました。その事業費は4億9,500万円で、平成21年度の収入歳出決算書によると、システム関連保守業務委託料は6,544万6,000円、SE常駐委託料、システムエンジニアですね、が1,008万円、情報センター管理委託料が103万円など、保守業務委託料の合計は7,941万円であります。平成17年度から平成21年度までの5年間の保守業務委託料は、1年間が約7,000万円だとすると、合計3億5,000万円となり、情報推進事業費は5年間で8億4,500万円であります。市民1人当たりの費用は年に約2,400円程度となります。便利とは実に大きな出費となるわけですが、この委託料についてもう少し経費を抑えることはできないかと思うのであります。例えば事業費で4億9,500万円の内訳は、計算機のハードより業務を行なうのに必要なシステムソフトウェアの方が費用は高いと思われます。平成21年度の委託料は8,285万円、平成22年度の委託料は4億9,807万円、平成23年度の委託料は7,180万円であります。毎年、年7,000万円の委託料ですが、ただ業者に委託するのでなく、市としてできることはないでしょうか。例えばデータの保存や管理などは市が行ない、業者への依存度を少なくする。このような方法を取ることにより、委託料の軽減につながると思いますが、いかがでしょうか。市の業務は戸籍の管理、税金、保険業務、上下水道、人事給与、財務あるいは生活保護関係、健康管理など、市民にとって重要なデータを管理しているわけであります。データの漏えいを防ぐためにも、玉名市独自でデータの管理を行なう必要があると思いますが、いかがでしょうか。  それでは質問いたします。まず、1点目に、平成22年度の情報推進事業費の委託料4億9,800万円の内容についてお尋ねいたします。この内容は、単なる保守委託料でなく、サーバー及びシステム更新も含めたものだったのでしょうか。また、委託業者の変更もあったのかをお尋ねするところであります。  2点目に、必要性について、お伺いいたします。1市3町が合併して約6年目を迎えますが、国の事業が大幅に変わらない中で、4億9,800万円というのは、実に大きいと思われます。システム更新が必要とするならば、その内容を具体的に説明を求めます。  3点目に、システム更新後の効果はどうだったのでしょうか、お尋ねいたします。  以上、大きく分けて3点質問いたしました。よろしくお願いいたします。 ○議長(竹下幸治君) 企画経営部長牧野吉秀君。   [企画経営部長 牧野吉秀君 登壇] ◎企画経営部長牧野吉秀君) 福田議員の情報推進事業費委託料の内容について、お答えいたします。平成22年度の情報推進事業費の委託料については、当初予算としまして4億9,800万円を計上し、今回3月補正で約3,800万円の減額補正の予算承認をお願いしているところでございます。
     委託料の内訳でございますが、基幹業務システム更新業務委託で2億8,900万円、データ移行業務委託で4,200万円、システムの改良費として5,000万円、その他システム及び機器保守、建物の警備、電気工作物保安管理などの施設管理費用が7,800万円となっております。この中で、特に高額な基幹業務システム更新業務の内訳として、サーバーなどのハードウェアに伴う費用が6,500万円、サーバー用の基本システム等のソフトウェアの費用が9,400万円、システム導入費用8,100万円、既存のデータの取り込み費用4,900万円となっております。  それから、業者の変更があったかということをあわせてお尋ねでございましたので、これにつきましては、既存データの取り込み費用など4,900万円を計上しているということで、当然、そういう業者の変更があったということでございます。  次に、システム更新の必要性について、お答えいたします。情報管理課内のサーバー室には、市全体の業務システムを動かしているサーバーや、印刷を制御しておりますサーバーなど、各種のサーバー機器がございます。そのサーバー機に各課にあるパソコンから接続し、住民票などの証明書発行や税の課税計算、財務会計処理などを行なっております。これまでのサーバー機については、1市3町の市町合併時に導入しておりまして、昨年末で約6年間使用していることとなります。サーバー機器等についての保守は、通常5年となっておりまして、製造メーカーの部品の在庫状況により保守延長ができるかできないかで判断され、本市のサーバーのほとんどの機種が平成22年12月末をもって保守期限満了ということになったところでございます。仮に機器保守ができずに、サーバー機器が故障した際、業務システムの復旧が困難となりまして、住民票等の証明書や税の納付書の発行ができなくなるなど、市民の皆様に多大な影響を及ぼすことになります。このようなことから、多くの自治体においても、同様の考え方で更新がなされており、本市においても基幹業務システムの更新を行なう必要があったところでございます。システム更新に当たっては、平成22年2月上旬に契約、一部については仮契約を行ない、財産の取得について同年3月議会での議決をお願いし、承認をいただいたところであります。その後、データ移行の準備と並行してよりよいシステムの構築を図る目的で、システムを実際に扱う関係各課とシステム会社との協議を、分科会形式で昨年の12月まで延べ210回程度行ない検討してまいりました。  また、昨年11月から旧システムと新システムを並行稼働し、1月4日から新システムで業務を開始しているところです。しかしながら、財務会計システムについては、会計年度の関係によりまして、平成22年度の決算が終了いたします7月末まで旧システムを使用する予定でございます。  最後に、システム更新後の効果について、お答えいたします。システム更新後の効果については、もともとシステム化されていた業務のシステムを更新したものでありまして、特に、即効的に効果が出るものではないと考えております。しかし、より使い勝手がよくなるよう、更新前は総合行政システム、福祉システム、戸籍システムと市全体のシステムを3つのシステム、3業者で運用していたものを、今回は8システム、6業者に分割し、運用を図っています。今後の事務作業については、より専門性の高い運用と、またサーバー機の記憶容量が大きくなったこと。処理速度が速くなったことにより、安定した稼働ができるものと考えております。 ○議長(竹下幸治君) 2番、福田友明君。   [2番 福田友明君 登壇] ◆2番(福田友明君) ただいま牧野部長の方から詳細にわたって説明をいただきました。ありがとうございました。  まず、最初に、情報推進事業の委託料4億9,800万円の内容についてお尋ねいたしましたけれども、そこの中で、私が一番気になるところは、基幹業務システム更新事業、これが2億8,900万円、これはハードとそれに伴うOAの動かし方の基本ソフトを入れた内容が2億8,900万円、そのほかに現在のデータを新しく計算機に入れる費用ですね、これが4,200万円、そしてまたシステム改良費として5,000万円、その他警備、あるいは保安関係で7,800万円となっております。この2億8,900万円のうちの、私は既存データの取り込み費用が4,900万円となっている。このデータの書き込み業務がこんなにかかっているということ自体が、もったいないなと思うわけです。データの書き込みは市の職員でできないかなと思うんですね。  また、21年度の決算書を見ますと、SE常駐委託料は年に1,000万円ほどかかっているわけなんですね。このデータの書き込み保存も含めて、市の職員がやれば、もっと削減できるんではないかなと思っております。このデータ書き込みにSEさんを使うことはできないんでしょうかね。SEというのは、システムエンジニアということです。市で管理しているデータは戸籍も含めて個人の重要なデータを扱っているわけなんですけれども、市は秘密の守秘義務があるけれども、業者任せではデータが漏えいしていないかと、とても心配するわけなんですね。例えば、東京都とか福岡市とか、システム更新時にはソフト変更は業者にお願いしても、その計算機が動くかどうかというのは、ダミーのデータを入れて、正常に運営できるかをシステム確認をして、その後に本当のデータは市の職員が打ち込むのが現状であります。これは、データの漏えいを防ぐのが目的であります。私は職員を、このことに市がそのデータを打ち込むことができないということ自体が、もうちょっとその付近の専門職を入れてですよ、費用の軽減を安くする。そしてまた、データの漏えいをできるだけ防ぐ、この方向に行くんじゃないかなと思っております。業者任せになっているのではコストが高いし、危険でもあると思っているんですね。  そういうことで、任期付職員でもこの前否決されましたけれども、専門職の採用をすることが経費の削減につながると思っているんですけど、いかがでしょうか。  次に、必要性についてでございますけれども、システム導入から約6年かかっている。そのサーバー等の保守期間が、普通は5年であります。これは普通の計算機は5年なんですね。OA、オフィス・オートメーションと言うんですかね、これは普通のやつはパソコンでもそうですけど、5年間の保守しか結局満足はしてないと。それからメーカーの部品、これはマザーボードとか集積回路を使った部品ですよね、これが供給体制、在庫がメーカーは5年しかないと、そういうことで、それから一般的なOSパソコン、今Windows(ウィンドウズ)を使っていますけれども、計算機を動かすためにはWindowsを自分の手足に使って動かすわけですけれども、これもメーカーの保証はマイクロソフトですね、5年しか保証してないということであります。ただし、OAパソコンではなくってFAパソコンというのがあるんですが、工業用のパソコンは10年間は保証しますよという制度になっているんです。とはいうものの、5年に1度は約5億円のシステム更新経費が玉名市の場合はかかるということなんですね。これは私は納得いたしました。  次に移りますけれども、システム更新後の効果についてですけれども、今、牧野部長がおっしゃいましたけれども、総合行政システム、そしてまた福祉システム、戸籍システム、この3システムを今まで3業者でやっていたのを、3システムを8システムに細かく分けて、そしてまた、その3業者を6業者に増やしましたとおっしゃいましたけれども、私は3システムを8システムにすることは非常によかったかなと思っているんですよ。要は、3システムというのは、もっと細かく、住基とか税金、保険、上下水道、そしてまた人事、財務、健康管理、介護保険に分けられて8システムになったと思います。ただし、そういう細かく分けたことによりまして6業者も入れたということは、私はコスト的に高くなったんじゃないかなと思っております。まず、この高くなったんじゃないかということがまず1つの質問で、それから、今度新しいシステムに変えまして、帳票がとても見づらいような帳票になったと、私は認識しております。ここに前のやつと新しいやつのコピーを持ってきたんですけれども、とにかく帳票が見づらいと。前の、平成22年度までの予算書を見ますと、合計欄は一番下にあったんですね。ところが今度のやつは帳票が一番上になっているんですよ。しかも合計は書いてなくって、款とか項とかいう記入さえないと。もうちょっとこれは改良する余地があるのではないかなと思います。  そしてまた、今度は、3点目にちょっと移りますけれども、今度、4月1日から上下水道の料金改定を行ないます。この改定によって、そのソフト変更は大丈夫なのかということを、この3点について、牧野部長の方に質問をよろしくお願いいたします。 ○議長(竹下幸治君) 企画経営部長牧野吉秀君。   [企画経営部長 牧野吉秀君 登壇] ◎企画経営部長牧野吉秀君) 福田議員の再質問にお答えいたします。まず、1点目は、今のデータ書き込みあるいは保存管理が、職員ではできない、要するにSEシステム、システムエンジニアのシステムを使って対応できないか、要するに今後そういったことも含めて対応の中で検討できないかというお尋ねが一つにあったかと思います。これにつきましては、検討をお願いできませんかということでございますので、当然、やっぱりこういう議会の中で御指摘等がありました内容については、今の現状がどうなのか、あるいはそういうシステムが例えば考え方としてできないのかということを含めてですね、検討をいたしたいと思います。  それから、3社から6社にシステム業者が増加している件についてでございますけれども、そういったことでコストが高くなっているのではないかなということも含めてのお尋ねかと思いますけれども、例えば福祉システムとか健康管理システム等につきましては、住民記録情報等の連携が、これは当然必要になります。不具合が生じた場合、どちら側のシステムの不具合なのかわかるようには、これはなっております。原因の追及はできるものと考えておりますけれども、そのような不具合が発生しないように努めていきたいということと、それと、今回の業者選定の場合に、それぞれのシステム関係の提案に基づいて選択したところがございます。そういったところで、そういうシステムよりも会社数の方が増えているということでございます。  それと次の点が、予算書がちょっと見づらくてというお尋ねがございました。これにつきましては、御指摘のように、款項目についてのことでございますけれども、22年度までは、今御指摘のように予算書のページごとに款項まで記載をされておりました。23年度について款のみの表示でお配りしております。当然わかりにくいという御指摘がございましたので、次回からは款項を表示して配付できるように財政課等とも検討して考えたいと思います。  それから次に、上下水道料金の改定に伴って、システム等で料金改定の対応をしなければならないわけでございます。当然トラブルが発生し、市民の皆様に御迷惑にならないよう、十分な注意を払い対応をしたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(竹下幸治君) 2番、福田友明君。   [2番 福田友明君 登壇] ◆2番(福田友明君) ありがとうございました。帳票については、とにかく見づらいところは、私どもは事務屋ではないので、非常にわかりづらいんですけれども、わかるような帳票の予算書につくり替えていただきたいと思います。  それから、最後になりましたけれども、この委託料の保守管理費が非常に高いと思うんですね。そしてまた、この市が重要なデータを持っているので、よければこの市の職員の方でやっていただきたいなと思うんですけれども。  最後に、高嵜市長にどのような考えかをちょっと聞いてみたいと思います。情報推進委託料について、私は重要なデータ管理のために、そしてまたコストダウンのために、専門職の採用が必要だと思っているんですけれども、このことについて、市長はどのようにお考えかをお尋ねして、私の一般質問を終わりたいと思います。 ○議長(竹下幸治君) 市長、高嵜哲哉君。   [市長 高嵜哲哉君 登壇] ◎市長(高嵜哲哉君) 情報推進事業の委託料についてでございますけれども、委託料というのはあくまでも行政でできない部分をお願いするということでございますので、行政としてはそれを安くできるような形で委託しているというのが、原則だろうと、原則的な考え方だろうというふうに思っております。しかしながら、委託するときに専門的な知識等々の関係上で、専門的な知識があると、あるだけそれは委託料が安くなるんじゃないかなというような思いもいたします。やはり、職員の中で詳しい人間がいることによって、委託料を安くすることもできるだろうというふうに思いますので、今後、職員の中でも勉強をして、ぜひ委託料を安くできるように、そしてまた、委託料につきましては、他市等々もいろんな状況を踏まえながら検討してまいりたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 ○議長(竹下幸治君) 以上で、福田友明君の質問は終わりました。  4番、江田計司君。   [4番 江田計司君 登壇] ◆4番(江田計司君) こんにちは。蒼風会の4番の江田です。いつもながら最後の最後を汚させていただきます。そして、この大変な時期に今日傍聴していただきました皆さん、本当にありがとうございます。11日の東日本大地震のこの世の終わりを告げるかのような大惨状を見て、改めて地震のすさまじさ、それによって起こった大津波、巨大な怪物のような濁流、目を覆うばかりの惨状を見て、人ごととは思えません。被災をされた方々に心より御冥福とお見舞いを申し上げます。  ところで、玉名においては、市長の定例会あいさつの中でもありましたように、千載一遇ともいうべき玉名バイパス全線開通、また皆さんが長年待ちに待った九州新幹線の全線が12日開業いたしました。本来なら、諸手をあげての祝賀ムードですが、被災をされた方たちのことを考えて、自粛してのいろいろなイベントでしたが、それでも会場は大盛況でした。関係各位の皆様御苦労さまでございました。高嵜市長におかれましても、玉名青年会議所のころ、「止まらんなら通さんぞ」と大奮闘をされたころを思い出して新幹線を見送られ、感慨もひとしおではなかったでしょうか。  さて、玉名バイパスが2月26日に全線開通をいたしました。長い時間はかかりましたけれども、玉名にとりましても、また外部から利用される人たちにとりましても大変便利になりました。しかし、式典のとき、いろいろな人たちのごあいさつがありましたが、その中には、だれ一人大変功績のあった前島津市長のことは触れられませんでした。11日の内田議員の話の中に中国の周恩来首相の話がありました。要するに、我が国では、「水を飲むときに、井戸を掘った人を忘れない」と。確かに多方面にわたり御尽力賜りました関係の人たち、先人のたゆまぬ努力あっての玉名バイパス全線開通ですが、残り立願寺から岱明町、開田間の4.2キロにつきましては、この九州新幹線全線開業に向けて島津前市長の力強い意識決定がなされ、平成18年2月、九州新幹線県市協定の締結により、玉名バイパスを最重要アクセス道路に位置づける確認がなされ、平成19年度より玉名市土地開発公社により代行買収を開始し、あわせて埋蔵文化財発掘調査も並行して実施され、平成21年3月には用地買収及び文化財発掘調査も完了し、同時に全工区工事着手が実施され、先月2月26日、玉名バイパス全線供用開始がなされたことは皆様御存じのとおりであります。県市協定以来わずか5カ年、極めて短い期間の中でバイパス事業が完了できたことは、島津前市長の政治力、強いリーダーシップがあったからではないでしょうか。島津市長だったからこそできたのではないでしょうか。改めて、島津前市長の功績をたたえ、敬意を表したいと思います。  さて、1年以上、いろいろ再検討されて、結論を出された新庁舎の意思決定が玉名市民会館北側を決定されたことには、よくぞ決めていただいたと敬意を表したいと思います。これからは、平成27年度完成に向かって議会も一丸となって努力をしていきたいと思います。  ところで、昨年より交渉を進めてこられた凸版印刷移転後の跡地利用は考えておられるのか、高嵜市長にお尋ねをします。  次に、6次産業とこれからの農業政策についてですが、6次産業については、何人かの議員さんからも質問があっておりますので、別の形でお尋ねをいたします。6次産業がよくなるためには、やはり1次産業がなくてはならないと思います。これからの農業政策は、松田議員からも質問があっておりましたように、耕作放棄地のその後はどうなっているのかお尋ねをいたします。 ○議長(竹下幸治君) 市長、高嵜哲哉君。   [市長 高嵜哲哉君 登壇] ◎市長(高嵜哲哉君) 新庁舎建設まちづくりについての御質問にお答えをいたします。新庁舎建設につきましては、一昨年の市長就任以来一貫して申し上げてまいりましたとおり、将来の玉名市の姿を見据えた上で適正な規模かどうか、建設位置を含め市民目線で再検討し、市民負担を最小限に抑えたいため、見直しを進めてきたところでございます。議員も御承知のとおり、再検討の結果、建設位置を市民会館付近、概算事業費を45億5,000万円とし、合併特例債の適用期限である平成27年度末までの完成を目指して進めているところでございます。事業費につきましては、来年度行ないます実施設計の中でさらなる削減を図り、事業費の抑制に努める予定でございますが、新庁舎に求められる機能性や耐久性を損なうことがないように、長く市民に愛されるような庁舎づくりを目指していきたいと考えております。  また、凸版印刷につきましての質問でございますけれども、市といたしましては、現在のところ何も聞き及んでおりません。しかしながら、この場所は市の中心部に位置し、交通アクセスのよい一団の用地であるため、新たな工場用地など、何らかの形で活用されることを期待いたしているところでございます。  以上でございます。 ○議長(竹下幸治君) 産業経済部長、植原 宏君。   [産業経済部長 植原 宏君 登壇] ◎産業経済部長(植原宏君) 江田議員の6次産業とこれからの農業政策についてお答えいたします。我が国の農業情勢につきましては、全国的に農業従事者の減少・高齢化等による農業の生産構造の脆弱化が進む中、効率的かつ安定的な農業経営を構築することが急務となっているところでございます。  議員御質問の農業政策についてでございますが、地域の特性を生かした生産基盤の整備による品質の向上、また経営の改善に取り組み、自立した経営体の育成を目指して、生産組織、担い手の育成など、ゆとりと魅力ある農業・農村の実現に向けて推進する必要があると考えます。しかしながら、農業従事者の高齢化また後継者不足により耕作放棄地の増加と食料供給のための農地の確保、有効利用が問題となってきております。本市の耕作放棄地は、約526ヘクタールでございます。平成20年度より国・県・市の補助事業を活用して解消に努めており、平成20年度までに34.3ヘクタールの解消を行なうことができました。今後も解消に努めていかなければなりませんが、周辺作物など考慮し、何を作付けできるか検討しながら進めてまいりたいと思います。  以上でございます。 ○議長(竹下幸治君) 4番、江田計司君。   [4番 江田計司君 登壇] ◆4番(江田計司君) 凸版跡地利用につきましては、先方の意向も関係がありましょうが、例えば、何らかの方法を利用してでも市が買収し、これは、もしも合併特例債を利用されればという話なんですけれども、玉名の田園調布型の高級住宅街ではどうでしょうか。買い物にも便利だし、病院、学校は近いし、交通も大変便利です。荒尾のシティモールの近くに定住者が多くなったのも、奥さんたちに大変便利だと評判がいいからとのことです。南関の工業団地に勤めている人たちの話を聞けば、奥様たちはやっぱり玉名に住みたいということだそうですね。主人は通勤に多少時間がかかっても奥さんたちは教育生活を選ぶそうです。  現庁舎の跡地利用についても、ほかの議員さんたちからも意見がたくさん出ておりました。北の湘南と呼ばれる北海道伊達市では、都市型サービス&サポート賃貸マンションを高齢者を対象として、伊達ウェルシーランド構想として高齢者の方が安心して居住できる良質な賃貸住宅を、安心ハウスとして認定し、その普及拡大を図ろうというものです。行政はアイデア、資金は民間を利用する。新幹線駅前の3.2ヘクタールの土地利用は市長も民間の資金を利用すると言われておりました。現庁舎の跡地利用もいかがなものか。時間をかけて、またこの今の現庁舎の東側の十数件の人たちとも交渉、この現地を含めた上の跡地一帯のまちづくりも開始をするのはないでしょうか。  新庁舎建設に関しては、高村議員からも話が出ておりましたように、建築費にはもうこだわらずに、常識のある金額で建設を再度お願いしたいと思います。このたびの東日本の大地震を見てもわかりますように、いつ災害がどのようにしてあるかわかりません。高嵜市長のチェンジ玉名の中にも安心・安全の中に自然災害にも強い都市づくりとあります。何か災害があったときには、指令塔であり避難場所であったりする庁舎であるように、今は住宅さえ100年、あるメーカーでは200住宅という住宅も出ております。100年後だれがつくったのか、誇れるような、決して豪華ではなく災害に強い頑丈な建物をお願いいたします。  3月9日の熊日新聞の1面に、合志町が日本製薬と提携して2011年度から漢方薬などを主原料である薬用植物、カンゾウの実用栽培に取り組むことが発表されておりました。行政が窓口となり、遊休農地対策にしたいとのことでした。耕作放棄地の活用、例えば天水においては、ミカン畑の放棄地が103ヘクタールあると聞いております。これまでに先人が苦労して耕作をしてこられたのに、今では高齢化、そして採算が取れずに放棄されたのではないでしょうか。鹿児島の長島町、ここはミカンの発祥の地だそうですが、以前はミカン畑が多かったそうですが、今は一面ジャガイモ畑で耕作放棄地は見当たりませんでした。聞くところによると、農家の収入もよくて、若者も帰ってきているとのこと、畑も段々畑ですが、隅々まで手入れが行き届いておりました。やはり農家にとっては収入が一番ではないでしょうか。新幹線も開通し、温泉でも玉名の中でも薬草ブームになれば、当然薬草も足りなくなってまいります。農業政策においても、まちづくりにおいても、すぐにできるものではありません。時間をかけて取り組む必要があるのではないでしょうか。2回ほど提出された一般職の任期付職員採用の件も、何も任期付ではなくて、やる気のある専門職を持った将来玉名を背負っていく職員さんを育てて採用したらいかがでしょうか。  最後になりましたけれども、この3月で退職される方々、長年お疲れさまでございました。どうか、これからも体には十分気をつけて玉名市発展のために御指導をお願いしたいと思います。本来なら皆様に一言ずつと言いたいのですが、時間の都合上、通告はいたしておりませんけれども、代表して、この前近松議員からもありましたけれども、牧野部長に思いを語っていただこうかと思いますが、議長、よろしいでしょうか。  これにて、私の一般質問は終わります。 ○議長(竹下幸治君) 以上で、江田計司君の一般質問は終わりました。  これをもちまして一般質問は全部終了いたしました。  はい、江田計司君。   [4番 江田計司君 登壇] ◆4番(江田計司君) それでは、再度お願いをいたします。議長、よろしいでしょうか。 ○議長(竹下幸治君) 企画経営部長牧野吉秀君。   [企画経営部長 牧野吉秀君 登壇] ◎企画経営部長牧野吉秀君) それでは先ほど来、江田議員の方から、田畑議員の御質問の中でもございましたけれども、玉名市の4地区の例えば活性化等へのお導きもあったと思います。それから、最後は、人、人材、人づくりというお話もあったかと思います。私は玉名市において、玉名市がやはり優位性と申しますか、ほかの地域に比べて優れたところがたくさんあると思います。  例えば一つ例を挙げますと温泉が、玉名温泉と小天温泉があったりとか、あるいは歴史とか、文化が国指定等も含めて豊かな歴史や文化があるとか、あるいは先ほど来この新幹線開業の前には玉名バイパスが開通して、交通機関が非常に優れている。例えば高速もすぐ近くに菊水のインター等がございますし、あるいは国道501号、国道208号、それから今度は新幹線の新駅、JR玉名等々の優れた交通機関があるというようなこと、それから、玉名自体が音楽の町とか、あるいはそういう取り組みを、あるいは花づくりを含めてやっているという、先ほどございましたですかね、先人が長年かけてつくり上げてきたもの、やはりそういった優位性をとらえて、今後の玉名市づくりのもと、基本にして今後玉名市を活性化していくようなことになっていくのかなと、私もこの3月で定年の立場、部長さんたちもたくさんそういった方おられますけれども、今後退職後もそういった立場で玉名市を見つめていきたい、あるいは応援をしていきたいと思っております。  本当、長い間お世話になりました。ありがとうございました。(拍手) ○議長(竹下幸治君) 以上で、江田計司君の質問は終わりました。  これをもちまして、一般質問は全部終了いたしました。        ************************* △日程第2 議案及び陳情の委員会付託 ○議長(竹下幸治君) 次に、議案及び陳情を付託いたします。  議第3号、平成22年度玉名市一般会計補正予算(第5号)から議第34号、市道路線の廃止及び認定についてまでの議案32件、及び陳情1件については、お手元に配付しております議案及び陳情付託表のとおり、それぞれの常任委員会に付託いたします。         ─────────────────────────  議案及び陳情付託表 ┌─────┐ │総務委員会│ └─────┘   議第 3号 平成22年度玉名市一般会計補正予算(第5号)         (総則・第1表歳入の部・歳出の部、①議会費、②総務費〔3項戸籍住民基本台帳費を除く〕、⑨消防費、⑫公債費・第2表繰越明許費補正 追加、②総務費・第3表債務負担行為補正 変更(1)(2)・第4表地方債補正 変更、廃止)   議第15号 平成23年度玉名市一般会計予算         (総則・第1表歳入の部・歳出の部、①議会費、②総務費〔3項戸籍住民基本台帳費を除く〕、⑨消防費、⑫公債費、⑬諸支出金、⑭予備費・第2表債務負担行為(1)・第3表地方債)   議第27号 玉名市事務分掌条例の一部を改正する条例の制定について   議第28号 玉名市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について   議第33号 和解及び損害賠償額の決定について ┌───────┐ │産業経済委員会│ └───────┘   議第 3号 平成22年度玉名市一般会計補正予算(第5号)         (歳出の部、⑥農林水産業費、⑦商工費、⑪災害復旧費中2項農林水産施設災害復旧費・第2表繰越明許費補正 追加、⑦商工費・第3表債務負担行為補正 追加(1)(2))   議第 8号 平成22年度玉名市大衆浴場事業特別会計補正予算(第1号)   議第15号 平成23年度玉名市一般会計予算         (歳出の部、⑥農林水産業費、⑦商工費、⑪災害復旧費中2項農林水産施設災害復旧費)   議第19号 平成23年度玉名市大衆浴場事業特別会計予算   議第25号 玉名市九州新幹線渇水等被害対策基金条例の制定について   議第26号 玉名市九州新幹線渇水等被害対策農業用水施設条例の制定について ┌─────┐ │建設委員会│
    └─────┘   議第 3号 平成22年度玉名市一般会計補正予算(第5号)         (歳出の部、④衛生費1項保健衛生費中8目水道費9目浄化槽設置整備費、⑧土木費、⑪災害復旧費中4項公共土木施設災害復旧費・第2表繰越明許費補正 追加、⑧土木費)   議第 9号 平成22年度玉名市農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)   議第10号 平成22年度玉名市簡易水道事業特別会計補正予算(第4号)   議第11号 平成22年度玉名市宅地開発事業特別会計補正予算(第1号)   議第12号 平成22年度玉名市浄化槽整備事業特別会計補正予算(第3号)   議第13号 平成22年度玉名市水道事業会計補正予算(第4号)   議第14号 平成22年度玉名市下水道事業会計補正予算(第4号)   議第15号 平成23年度玉名市一般会計予算         (歳出の部、④衛生費1項保健衛生費中8目水道費9目浄化槽設置整備費、⑧土木費、⑪災害復旧費中4項公共土木施設災害復旧費・第2表債務負担行為(2))   議第20号 平成23年度玉名市農業集落排水事業特別会計予算   議第21号 平成23年度玉名市簡易水道事業特別会計予算   議第22号 平成23年度玉名市浄化槽整備事業特別会計予算   議第23号 平成23年度玉名市水道事業会計予算   議第24号 平成23年度玉名市下水道事業会計予算   議第29号 玉名市特別会計条例の一部を改正する条例の制定について   議第31号 玉名市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例の制定について   議第32号 玉名市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について   議第34号 市道路線の廃止及び認定について ┌───────┐ │文教厚生委員会│ └───────┘   議第 3号 平成22年度玉名市一般会計補正予算(第5号)         (歳出の部、②総務費中3項戸籍住民基本台帳費、③民生費、④衛生費〔1項保健衛生費中8目水道費9目浄化槽設置整備費を除く〕、⑩教育費・第2表繰越明許費補正 追加、④衛生費、⑩教育費 変更、⑩教育費)   議第 4号 平成22年度玉名市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)   議第 5号 平成22年度玉名市老人保健事業特別会計補正予算(第2号)   議第 6号 平成22年度玉名市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)   議第 7号 平成22年度玉名市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)   議第15号 平成23年度玉名市一般会計予算         (歳出の部、②総務費中3項戸籍住民基本台帳費、③民生費、④衛生費〔1項保健衛生費中8目水道費9目浄化槽設置整備費を除く〕、⑩教育費)   議第16号 平成23年度玉名市国民健康保険事業特別会計予算   議第17号 平成23年度玉名市後期高齢者医療特別会計予算   議第18号 平成23年度玉名市介護保険事業特別会計予算   議第30号 玉名市災害見舞金支給条例の一部を改正する条例の制定について   陳第 1号 玉名町小学校校舎の早期改築及び校地整備を求める陳情         ───────────────────────── ○議長(竹下幸治君) 付託を決しましたので、各委員会におかれましては、それぞれの会期日程に従い、審査をお願いいたします。  以上で、本日の日程は終了いたしました。  明16日から27日までは委員会審査のために休会とし、28日は定刻より会議を開き、各委員会の報告を求めることにいたします。  本日は、これにて散会いたします。                             午後 3時24分 散会...