玉名市議会 > 2010-12-17 >
平成22年第 6回定例会−12月17日-04号

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  1. 玉名市議会 2010-12-17
    平成22年第 6回定例会−12月17日-04号


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    平成22年第 6回定例会−12月17日-04号平成22年第 6回定例会           平成22年第6回玉名市議会定例会会議録(第4号)  議事日程(第4号)                  平成22年12月17日(金曜日)午前10時開議 日程第1 委員長報告      1 総務委員長報告      2 産業経済委員長報告      3 建設委員長報告      4 文教厚生委員長報告      5 新庁舎建設特別委員長報告 日程第2 質疑・討論・採決 日程第3 委員長報告      新幹線新玉名駅周辺整備玉名バイパス建設促進特別委員長報告 日程第4 質疑・討論・採決 日程第5 委員長報告      新庁舎建設特別委員長報告 日程第6 質疑・討論・採決         閉 会 宣 告         ─────────────────────────
     本日の会議に付した事件 日程第1 委員長報告      1 総務委員長報告      2 産業経済委員長報告      3 建設委員長報告      4 文教厚生委員長報告      5 新庁舎建設特別委員長報告 日程第2 質疑・討論・採決 日程第3 委員長報告      新幹線新玉名駅周辺整備玉名バイパス建設促進特別委員長報告 日程第4 質疑・討論・採決 日程第5 委員長報告      新庁舎建設特別委員長報告 日程第6 質疑・討論・採決 日程第7 意見書案上程  意見書案第 8号 公共交通機関への支援を含む総合的な交通体系の構築を求める意見書の提出について  意見書案第 9号 「子ども・子育て新システムの基本制度案要綱」に基づく保育制度に対し、現行保育制度の拡充を求める意見書の提出について  意見書案第10号 所得税法第56条の廃止を求める意見書の提出について 日程第8 質疑・討論・裁決         閉 会 宣 告         ───────────────────────── 出席議員(25名)    1番  藏 原 隆 浩 君        2番  福 田 友 明 君    3番  内 田 靖 信 君        4番  江 田 計 司 君    5番  北 本 節 代 さん       6番  横 手 良 弘 君    7番  近 松 恵美子 さん       8番  福 嶋 譲 治 君    9番  永 野 忠 弘 君       10番  宮 田 知 美 君   11番  前 田 正 治 君       12番  作 本 幸 男 君   13番  森 川 和 博 君       14番  高 村 四 郎 君   15番  松 本 重 美 君       16番  多田隈 保 宏 君   17番  高 木 重 之 君       18番  中 尾 嘉 男 君   19番  青 木   壽 君       20番  大 崎   勇 君   21番  田 畑 久 吉 君       22番  小屋野 幸 隆 君   23番  竹 下 幸 治 君       24番  吉 田 喜 徳 君   25番  松 田 憲 明 君         ───────────────────────── 欠席議員(なし)         ───────────────────────── 欠  員(1名)         ───────────────────────── 事務局職員出席者  事務局長     田 中   等 君    事務局次長    廣 田 清 二 君  次長補佐     今 上 力 野 さん   書記       小 畠 栄 作 君  書記       松 尾 和 俊 君         ───────────────────────── 説明のため出席した者  市長       高 嵜 哲 哉 君    副市長      築 森   守 君  総務部長     斉 藤   誠 君    企画経営部長玉名総合支所長兼                        玉名地域自治事務所長                                 牧 野 吉 秀 君  市民生活部長   吉 村 孝 行 君    健康福祉部長   望 月 一 晴 君  産業経済部長   植 原   宏 君    建設部長     荒 木 秀 高 君  会計管理者    出 口 博 則 君    岱明総合支所長岱明地域自治事務所長                                 原 口 和 義 君  横島総合支所長横島地域自治事務所長   天水総合支所長天水地域自治事務所長           坂 西 惠 二 君             長谷川 親 士 君  企業局長     蓑 田 穂 積 君    教育委員長    大 谷   壽 君  教育長      森   義 臣 君    教育次長     前 田 敏 朗 君  監査委員     有 働 利 昭 君                             午前10時05分 開議        ************************* ○議長(竹下幸治君) おはようございます。ただいまから本日の会議を開きます。        ************************* △日程第1 委員長報告 ○議長(竹下幸治君) 各委員会に付託してあります全議案、請願2件、陳情2件及び継続審査となっております陳情2件を一括議題といたします。  審議の方法は、各委員長の報告の後、質疑、討論ののち採決いたします。  各委員長の報告を求めます。  総務委員長 北本節代さん。   [総務委員長 北本節代さん 登壇] ◎総務委員長(北本節代さん) おはようございます。総務委員会に付託されました案件は議案4件、請願1件、継続分の陳情を含めた3件であります。審査の経過と結果について御報告いたします。  議第93号平成22年度一般会計補正予算(第3号)中付託分であります。今回の補正は、歳入歳出それぞれを3億2,922万6,000円を追加し、総額を282億8,708万4,000円とするものです。第2表、地方債補正は、海岸保全施設整備事業負担金ほか3件の変更を行なうものと説明がありました。歳入の主なものは、地方交付税の追加や県支出金の追加、寄附金の追加、市債の追加などです。歳出は、人事院勧告に基づく給与改正による減額や横島公民館跡地の整備費、天水八久保地区のエノキの再生費、消火栓5カ所の設置費などが主なものと説明がありました。説明を受け、議員から、岱明中の寄附金についての質問があり、執行部から、岱明中への100万円の寄附金は、岱明地区の岱陽堂さんからのもので、野外テント、柱時計、ビデオカメラの購入に充てる指定つき寄附であるという答弁がありました。次に委員から、ふるさと熊本の樹木に指定されている天水の八久保地区のエノキの樹齢はどのくらいか。また、玉名市内に指定されてある樹木はあるのか。さらに、伊倉地区の船繋ぎイチョウの木は指定されているのかという質疑に対し、執行部から、天水八久保地区のエノキの樹齢については、平成8年1月ごろ、ふるさと熊本の樹木に登録され、その際、エノキの根元に当時の県と天水町連名の看板が掲げられており、樹齢150年以上と推定される。また、玉名市で登録されている樹木は5本で、文化財に指定されているものはふるさと熊本の樹木にはならないという旨の答弁がありました。そのほか委員から、防災無線の放送や消火のあり方についての質疑があり、執行部から、入電から防災無線の放送まで平均2分9秒かかっている。今回の横島の場合、10分近くかかった。理由としては119番通報の問い合わせ等が数件あり、場所の確定に時間がかかったと、聞いている旨の答弁がありました。また、消火のあり方については、横島地区は消火栓がなく、近くに3カ所の防火水槽があったが、水利が足りなく、用水路からも水利を確保した。しかし、また指示については、常設消防が現場に行き、指示系統をつくって指示をしたと聞いている。今後、入電から防災無線の放送までの時間については、有明消防署本部に改善を検討してもらいたいと考えている。また、水利については、団としては連結訓練などを通じて確認に努めていきたい旨の答弁がありました。さらに委員からは、火災を受けたところに援助はあるのかという質疑に対し、執行部から、社会福祉協議会を通じ、日赤の方から物品の支給が行なわれている旨の答弁がありました。審査を終了し、採決の結果、議題93号中付託分については、原案のとおり全員異議なく可決するものと決しました。  次に、議第103号玉名市手数料条例の一部を改正する条例の制定についてであります。執行部からの内容説明の後、委員から天水総合支所のみとあるが、全支所で対応できるようになったのか、という質疑に対し、執行部から、玉名総合支所、横島支所、天水支所は対応できる。岱明支所については、導入するように検討している旨の答弁。さらに委員から、導入できないところがあるのに、手数料は同じにしていいのかという質疑に対し、執行部から、本庁については玉名市内全域の字図が、横島・天水支所については、それぞれの地区の字図を、岱明地区においては原図からコピーを取り対応できる。一般の方は字図がほとんどであり、支障はないと考えている旨の答弁がありました。手数料500円の根拠についての質疑があり、執行部からは近隣市は1,000円のところも多い。近年測量の技術は進歩により平板測量から数値測量に変わってきたが、玉名市においては平成になって数値測量を行なっている。昭和の時代にはほとんど平板測量で行なっており若干数値測量に比べ、精度が落ちる。昨年、岱明地区では数値情報化を行なったが、平板測量読み取り数値方式になるため、他市の数値測量と比較すると精度が落ちることも考慮して、このような手数料にしたという答弁がありました。審査を終了し採決の結果、議第103号については、全員異議なく可決するものと決しました。  次に、議第115号玉名市一般職の任期付職員の採用に関する条例の制定についてであります。執行部から内容説明の後、委員から、農業関係の専門職と聞いて、農業予算に重きを置いてもらうのはありがたいが、県の振興局や農協にも専門技術者や指導員がいる中、あえて専門職の職員を短期雇う必要があるのかという質疑に対し、執行部から、任期付職員の身分は市の職員となるが、今、農業普及指導員や県あるいは農協のOBの方を候補として挙げてはどうかと考えている。市の職員になると、県や農協とは違い、専門的に指導ができる地域の範囲も狭くなり、指導や助言がより充実・強化できるのではないかと考えている旨の答弁がありました。この条例で、任期付職員の採用は農業のみを考えているのかという質疑に対し、現在考えているのは農業だけだが、条例に対しては、いろんな範囲の任期付職員の採用が可能になる。専門知識を有している人たちに、職員としていろんな範囲で協力してもらえるようになるため、今後、広い分野にわたる任期付職員の採用も考えている旨の答弁がありました。委員から、市職員を削減している中、新たに農業関係の職員を採用するのはいかがなものか。公務員の天下り先とも考えられる。他市にも任期付職員の条例を定めて、専門職を採用しているところがあるのか、という質疑に対し、執行部からは、県内では熊本市や人吉市、宇城、阿蘇市などで活用しており、熊本市はITの専門家を、阿蘇市では病院の医師や医療関係者を採用している旨の答弁がありました。医師とか弁護士だったらわかるが、なぜ農業の専門家なのか、先ほどの答弁では、県や農協OBを考えていると言われたが、医師や弁護士などとは随分違うような気がするという質疑に、医師とか弁護士は特定任期付職員で、高度な専門職である。今回の玉名市で考えているのは、一般任期付職員であり、専門的な知識を有する人である。また、給与については、特定任期付の職員が条例の中で示されている金額であり、今回考えているのは一般の任期付職員の給与、現在運用している給与条例では、再任用職員の給与表の適用を考えているため、金額的にはそれよりも下がる旨の答弁でした。さらに委員から、医師や弁護士はわかりやすいが、玉名市の場合は農業の専門家と言うなら、玉名市の農業の方向性などはっきり決めて、指導者を採用するならわかるが、広く農業を指導すると言われても非常に難しいと思う。県にも技術者がおり、そこを活用したらどうか。なぜ条例まで出して採用を考えるのか。農業に力を入れるなら、ほかの農業予算に使ってほしい、という質疑に対し、執行部から、過去には農業の専門職、普及員の免許を持っているとか、県の農業講習所を出た人を採用していたことがあったが、現在は一般職で採用し、対応している。今、TPP等の問題も含め、農業は厳しい状況になっている。本市の基幹産業の一つであるという意味合いも込めて、今回は、農業経営と加工に主に農業の専門職を任期付で入れたらどうかということになり、提案をしている。人選については、これから国や県にお願いし、助言を受けながら、広く人材を見つけていきたいという答弁がありました。関連して委員から、6次産業の対応は、職員ではできないのか、という質疑に対し、執行部から、現在6次産業の担当職員は1名おり、関係課が協力するようにしているが、専門的な指導者も必要だろうと考えている旨の答弁がありました。審査を終了し、採決の結果、議第115号については、賛成少数で否決するものと決しました。  次に、議第116号工事請負契約の締結についてであります。これは、議会の決議に付するもので、契約及び財産の取得または処分に関する規定により提案するもので、内容は、本市し尿処理場の老朽化により施設を新たに整備するものです。発注方法は、設計施工一括発注方式を採用、入札の方法は一般競争入札落札者決定には総合評価方式を採用。今回、総合評価方式による設計施工一括発注は、県内市町村においては初めての採用であり、総合的に落札者を決定するという方法では、よりすぐれた工事の品質が確保されるものである。入札結果は、アタカ大機株式会社九州支店が4億6,200万円で落札したという旨の説明がありました。委員からは、今回、総合評価方式の入札は初めてと思うが、一般競争入札であれば、いろいろ条件をつけ、それに応じた業者が参加してくる。一般価格の安いところで落札をすると思うが、今回は技術などを評価して、価格は2番目の安い業者が落札した。おかしくはないかという質疑に、執行部から、総合評価方式は、まずは技術的なものを評価し、次に、金額的な評価を行ない、技術面と価格面の総合面から落札者を判断するやり方の旨の答弁がありました。さらに委員からは、高額の工事をなぜ当初だけではなく追加補正をするのか、という質疑に対し、執行部からは、総合評価方式をするに当たり、まずは実施要綱を制定しなければならず、県の意見も伺いながら、9月3日に制定し、次に入札参加条件や技術点など評価基準を定め、10月1日に入札告示、参加申請をした業者の審査をし、その後、参加業者から設計、施工や技術者の提案を提出してもらい、それらを県の意見を伺いながら採点、最終的には12月3日に入札を行なったもので、当初に間に合わず、追加提案となった旨の答弁がありました。さらに、落札業者の選定理由や実績についての質疑があり、執行部からは、入札に参加した3社は、いずれも大手の企業で実績もあるが、本市において処理場周辺に住宅があるので、技術的な面で臭気の低減対策において、アタカ大機の提案がもっとも優れている旨の答弁がありました。また、アタカ大機の同種工事の実績は人吉、大分県中津市、秋田県仙北市、福井県桑折町などの実績がある旨の答弁でした。委員からは、総合評価方式にした理由の質疑があり、執行部から、処理場についてはおのおのの会社が独自の処理方法を持っており、どの方法がもっともよかったかを決めがたく、単価の積み上げも難しいので、業者から臭気であるとか、ライフサイクルコストなども考慮した提案をしてもらい、施工金額とあわせて総合的に評価する方式を県の薦めもあり、採用した旨の答弁がありました。委員からは、この工事について随意契約でもよかったのではないか、という意見も出ました。審査を終了し、採決の結果、議第116号については、賛成少数で否決するものと決しました。  次に、請第7号公共交通機関への支援を含む総合的な交通体系の構築を求める意見書に関する請願についてであります。事務局から請願趣旨について説明後、委員から特段意見もなく審査を終了し、採決の結果、請第7号については、願意妥当と認め、全会一致で異議なく採択するものと決しました。  次に、陳第8号所得税法第56号廃止を求める意見書提出に関する陳情についてであります。これは、個人事業者が白色申告をするとき、家族従事者の働き分を認めない所得税法第56号を廃止するように国に意見書を提出してくださいというものです。委員からは、白色申告の場合の配偶者やその他家族の働き分についての意見が出ました。審査を終了し、採決の結果、陳第8号については、願意妥当と認め全員異議なく採択するものと決しました。  次に、21年継続分の陳第5号暮らし支える行政サービスの拡充を求める意見書の提出に関する陳情であります。委員からは、地方は議員や行政が合併などで改革して縮小している中、逆行しているような感じだ。また、民間企業も厳しい状況におかれ、公務員だけが地位を安定していいのか、という意見が出ました。審査を終了し採決の結果、平成21年陳第5号については全会一致で不採択するものと決しました。  同じく、21年継続分について、陳第6号消費税を反対し、住民税をもとに戻し、社会保障の充実を求める意見書の提出に関する陳情についてであります。委員からは、消費税に反対し、住民税を元に戻し、社会保障の充実を求めるとあるが、矛盾した要求にも思える。今は税収も下がり、国の予算も厳しい状況の中、賛成はできないという意見や趣旨の一部である所得税法56条の廃止をすることについては、陳第8号で採択しているので、この項目のみを採択したらどうだろうかという意見が出ました。審査を終了し、採決の結果、平成21年度陳第6号につきましては、3項の項目目の所得税法56条を廃止することに、先に審査を終了し、採決の結果、陳第8号は同一趣旨であるため、この項目についてのみ全員一致で一部採択をするものと決しました。  その他、委員から踏み違いペダルの補助についての質疑また応答がありました。  以上で、総務委員会に付託された案件の御報告を終わります。 ○議長(竹下幸治君) 産業経済委員長 江田計司君。   [産業経済委員長 江田計司君 登壇] ◎産業経済委員長江田計司君) おはようございます。産業経済委員会に付託されました案件は、議案2件であります。委員会における審査の経過並びに結果について御報告いたします。  まず、議第93号平成22年度玉名市一般会計補正予算(第3号)中付託分についてであります。歳出の部、6款農林水産業費は217万6,000円の減額であります。歳出で全体に共通するのは人事院勧告による給与改定に伴うものと、9月6日の人事異動によります減額であります。歳出の主なものを申し上げますと、農業振興費の委託料は、6次産業を推進するため、トマト、イチゴを生かし、新幹線開業に向けた商品開発を市の単独事業で行なうもので、その事業を加工に積極的に取り組んでおられる天水町輝く女性づくり協議会に委託し、新幹線開業までに商品化を図るものであります。次の、くまもと農・林・水「夢」挑戦事業チャレンジ支援事業補助金は、県のレッドプロジェクト関連事業で、JAたまなが実施するトマト・イチゴなどの商品開発を行なう事業です。また、6次産業推進事業補助金は特産品を加工して販売する6次産業推進の足がかりとして、玉名市としても大きく関係するため、事業費51万563円の税抜きで48万6,250円の25%程度の12万円を補助するものであります。土地改良費工事請負費災害復旧費で計上していた三ツ川地区排水路改良工事を県との協議で取り下げたことにより、市の単独事業として施工することになったための増額であります。また、県営基幹水利施設ストックマネジメント事業請負金は534万5,000円の増額であります。これは白石頭首工から河崎までの玉名平野2号幹線水路の老朽化に伴い、鉄筋の腐食、コンクリートのひび割れ、目地部の損傷などが顕在化し、維持管理補修に多大な労力及び経費を費やしているため、この事業で施設の改修を行なっているものです。7款商工費は2,113万6,000円の増額であります。主なものは、商工業振興費地上デジタルテレビ放送受信施設等整備事業補助金であります。2,590万3,000円の増額で、この内訳は共聴アンテナが1地区、高性能アンテナが2地区及び既難視地区の現計分と実績見込み分差し引き分の合算額であります。なお、今年度の難視地区補助金の実績及び見込みは19地区717世帯で、1億1,622万9,000円であります。アンテナの対策内訳は、共聴アンテナが14地区、高性能アンテナが5地区であり、この財源の内訳は、国が245万円、テレビ受信者支援センター分1億616万4,000円及び市分761万5,000円であります。その他は、観光費の観光ほっとプラザ「たまララ」の外装と内装清掃委託料等であります。11款災害復旧の1目農林水産施設災害復旧費は、測量設計委託料の不用額と工事請負費においては、河崎地区と秋丸地区排水路事業費の確定による減、また、三ツ川地区排水路の不採択と野口地区農道が測量により個人の法面であったため減額であります。3目林業施設災害復旧費は、平成22年5月22日から24日及び7月14日の午前10時から11時までの1時間の雨量は41.5ミリを記録した豪雨によるもので、森林基幹道東部小岱山線において山側法面の崩壊が2カ所、総延長40メートルで発生しております。現地は、起点九州看護福祉大側から終点南関町側に向け約2キロメートル弱の地点であり、昨年9月に県から市に移管され、現在までの市の管理地とされているところであります。工事内容は、施工延長39.05メートル、面積823平方メートル法面工でありまして、5月23日災害当時の気象条件は、最大24時間雨量が124ミリと記録されており、林道災害であります。工事の内訳は、植生マットを張る法面工です。また、公有財産購入費は地権者2名合わせて100平方メートルの用地購入費であります。これは水を集めてパイプで流す集水施設を設置するための土地であります。なお、防火林道につきましては、22年度中に完成する予定でしたが、開設、橋梁、舗装工事を3月末に合わせたスケジュールで順次行なうとすれば、時間的制約を受けることとなり、林道の品質関係、工事の安全管理などの面から問題が起こる可能性もあります。そのために県は繰越事業として、23年8月末を完成時期と変更し施工することとなった旨の報告を受けました。  委員から、県営基幹水利施設ストックマネジメント事業負担金事業の頭首工から河崎までの幹線水路の老朽化、鉄筋の腐食とのことだが、この建設は何年ぐらいなのか、との質疑に対し、造成されたのは昭和43年度から44年度です、との答弁でありました。次に、委員から、6次産業プロジェクトはどのような方向に進んでいるのかとの質疑に、執行部から、6次産業関係では、くまもと農・林・水「夢」挑戦事業チャレンジ支援事業補助金と6次産業推進事業補助金があり、チャレンジの方は県からの補助金、6次産業は市からの補助金です。市はこの事業に12万円を補助するもので、事業主体はJAたまなです。プロジェクトですが、今後のあり方は、今年の4月からプロジェクトチームをつくり活動をやってきました。今まで1次産業の調査、加工、付加価値をつけるということで、加工関係を主に調査してきています。その資料も整いまして、その結果としまして、6次産業の補助金と委託料がつながっているところです。手始めに、郷○市では、女性の会の皆さんが研究されておりますので、まず、委託料で新幹線開業に合わせて製品開発をお願いしているところです。プロジェクトチームの今後ですが、存続しまして職員協議の場として、一般質問でもお答えをしているとおり、1次産業、2次産業、3次産業の異業種交流の場をつくり、意見を交換、相互協力を得ながら、今後の展開を図っていきたい。来年度、この6次産業の予算化を計画しており、今、構想を詰めているところです。事業に対します補助金のあり方、制度を検討するための専門委員会などを立ち上げて、6名から7名ぐらいで補助金の制度を確立して、来年度の事業の展開につなげたいとの答弁でありました。審査を終了し、採決の結果、議題93号中付託分については、全員一致で原案のとおり可決をいたしました。  次に、議第110号指定管理者の指定についてであります。これは、玉名市岱明磯の里条例第14条第1項の規定に基づき、指定管理者の指定をしようとするときは、地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決を得る必要があるためであります。管理を行なわせる施設は玉名市岱明磯の里で、指定管理者となる団体は株式会社三勢。指定の期間は平成23年の4月1日から平成25年3月31日までの2年間であります。なお、三勢は、平成20年4月1日から平成23年3月31日までの3年間管理を行なっています。住民サービスの向上と経費の節減を図ることを目的に、指定管理制度は創設されました。現在、株式会社三勢は、潮湯の指定管理を行なっており、潮湯との相乗効果を期待して管理をしていただく旨の説明が、選定の経緯とともにあっております。  委員から、たまに行きますが、お客が少ないように思います。費用対効果はいかがかとの質疑に対し、執行部から、どこの施設におきましても、赤字覚悟の施設をつくられていると思いますが、将来的には黒字に転じるような努力をしていただきたいと思っております。との答弁でありました。さらに委員からは、全般的なことを考えますと、旭志とか合志、大津とか、あるいは山鹿とか、道の駅がありますね。かなり黒字を上げているということですが、玉名市の場合は郷○市、磯の里も、また、横島のY・BOXと、拠点が1カ所でない。大型バスが止まるところも少なくて、利用客ができないと、全国から視察に来られたときにおっしゃる。大型観光バスでも来て、ゆっくり見るところもない。今後は全般的に買い物ができて、海の幸・山の幸もできるところがあればいい。将来はどう考えているのかとの質疑に、執行部から、今の質問の件は6次産業と微妙に関係してきます。これからは、6次産業に向けて来年度予算も当然お願いするわけですが、市長も思いが強い。6次産業を展開する延長に新しい玉名の特産が開発できればと思っています。1次産業のいろいろな方面で農林水産業品を含めて加工品と言いますが、ブランド化できるような玉名市の特産、それができれば、物産館をどこかに集中して設けて展開することはできます。それができるように6次産業を頑張っていきたいと思いますとの答弁でありました。審査を終了し、採決の結果、議第110号については、全員一致で原案のとおり可決いたしました。  その他ですが、委員から、大俵まつりのグルメについては大変よかった。その後行なわれた軽トラ朝市、1日目は開催されているのを知らなくて来場者が少なかったようです。2日目は、テレビなどの報道でかなり来られたと、その日に参加された業者も前の日はあまりに少なくて行かなかった。と聞いていますので、その2点をお願いします。との質疑に、執行部から、大俵まつりについては、昨年より多くの方に来ていただいた。大俵ころがしの参加チームは、前年に比べて若干少なかったが、観光客は多かった。グルメ部門も盛大に終わったところです。今後、その反省ということで、来年に向けてどのようにすればいいのか、その点も含めて検討したいと思っています。  2点目、軽トラ朝市ですが、随分前からいろいろなところで、さまざまな形でやっている話は聞いていました。話だけではなく、執行部に、行動に移してほしいとのお願いは、再三行なっていました。ちょうどさくら咲く券の販売の12月1日に合わせて同時に開催されました。急きょ決定したことで、PRや主催者との連絡が不十分な部分があり、反省する点も残っております。幸いにも、テレビ、新聞などの報道により、前日は少なかったものの2日目は多くなった経緯がありました。それから関連ですが、今後そういったものを定期的にやっていきたい意向もあります。また、どこでやったが一番よいのか、都市計画課や農林水産課、地域振興課の中で、その話をしたいと計画をしているところです。また、温泉の朝市会とも並行して検討させてもらいたいとの答弁でありました。  なお、さくら咲く券は現在で1億2,800万円の販売があったとの報告があっております。ほかに9月定例会において、もっと詳しい説明会をとの意見も出ていた玉名市の地デジの完全移行に伴う新たな難視地区への対応についての説明がありました。  以上をもちまして、産業経済委員会に付託されました案件の報告を終わります。 ○議長(竹下幸治君) 建設委員長 高木重之君。   [建設委員長 高木重之君 登壇] ◎建設委員長(高木重之君) おはようございます。今期、建設委員会に付託されました案件は、議案14件であります。審査の経過と結果について御報告いたします。  まず初めに、議第93号平成22年度玉名市一般会計補正予算(第3号)中付託分についてであります。4款衛生費1項保健衛生費8目水道費で61万4,000円の減、9目浄化槽設置整備費で12万9,000円の減、8款土木費で338万1,000円の減、いずれも人事院勧告に基づく給与等の調整が主であります。委員から、新幹線開業に伴う光熱水費94万3,000円を当初予算に計上していなかった理由について質疑があり、執行部より新幹線全線開業が平成23年春ということはわかっていたが、どの時点で、どういうふうになるか行事の流れが見えなかったため、予算化を控えていた。しかしながら、年末に入り、そうした行事等々の流れも見えてきたため、今回、補正予算で計上した旨の答弁でした。以上、審査を終了し、採決の結果、議第93号中付託分については、原案のとおり全員異議なく可決すべきものと決しました。  次に、議第96号平成22年度玉名市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)についてであります。歳入歳出それぞれ362万円を追加、主に人事院勧告による人件費の補正と、市債の繰上償還などによるものであります。委員から、公債費について、繰上償還に伴う借り換えにより、幾らぐらいのメリットがあったのかと質疑があり、執行部より、今回の繰上償還による利子の軽減額は104万2,000円程度を予定しているとの答弁でした。関連して、委員から、借り換え前と借り換え後の起債の利率について質疑があり、執行部より、今回借り換え前の利率が6.6%、借り換え後の予定率が2.0%だが、利率は今後、下がることもあり得るとの答弁でした。また、委員から、起債の高金利分の借り換えが24年度まで延長になったが、その背景には何があるのかとの質疑があり、執行部より、地方財政の厳しい状況を受け、19年度から21年度までの臨時特例措置として、地方向けの財政融資の金利5%以上の貸し付け分についての借り換え措置があった。だが、昨年秋以降の深刻な地域経済の低迷と、大幅な税収減という状況に配慮し、今期限りの特例措置として、今回22年度から24年度までの3年間の延長がなされた。しかし、この特例措置には、行政改革と経営改革の実施等の条件があるため、今回その条件にのっとり、繰上償還を行なったとの答弁でした。以上、審査を終了し、採決の結果、議第96号については、原案のとおり全員異議なく可決すべきものと決しました。  次に、議第97号平成22年度玉名市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)についてであります。歳入歳出それぞれ61万4,000円を減額、主に人事院勧告による人件費の補正と配水管の布設替え工事によるものであります。委員から特に質疑もなく、採決の結果、議第97号については、原案のとおり全員異議なく可決すべきものと決しました。
     次に、議第98号平成22年度玉名市浄化槽整備事業特別会計補正予算(第2号)についてであります。歳入歳出それぞれ12万9,000円の減額、人事院勧告による人件費の補正であります。委員から特に質疑もなく、採決の結果、議第98号については、原案のとおり全員異議なく可決すべきものと決しました。  次に、議第99号平成22年度玉名市水道事業会計補正予算(第3号)についてであります。第2条収益的支出で92万5,000円の減額、人事院勧告による人件費の補正が主であります。第3条資本的収入で、消火栓設置に伴う一般会計からの負担金で250万円の追加であります。委員から、消火栓の設置場所及び要望の提出された時期について質疑があり、執行部より、設置場所は八嘉東が3基、三ツ川・箱谷が2基。消火栓設置に伴う一般会計からの負担金については、昨年度、地元消防分団長・地元区長とで事前に打ち合わせをし、当然、当初予算にも組んでいる。しかし、実際工事をしていく中で、消火栓設置の少ない地域への追加設置の要望が地元消防団から再度総務課に上がり、それを受けての今回の補正である旨の答弁でした。さらに、関連して委員より消火栓の設置要望は年間どのくらい受け付けているのかとの質疑があり、執行部より、年間2基から3基の受け付けだが、給水区域内においては、消火栓はほとんど整備されている。ただ、配水管施設の古いところで、どうしても消火栓設備の整備がなされていなかったところがあるので、それについては総務課と地元消防団とで打ち合わせをしながら年次計画に基づいて設置をしているとの答弁でした。以上、審査を終了し、採決の結果、議第99号については、原案のとおり全員異議なく可決すべきものと決しました。  次に、議第100号平成22年度玉名市下水道事業会計補正予算(第3号)についてであります。第2条収益的支出で、主に人事院勧告による人件費の補正と、国への返還金などにより27万4,000円の減額。委員から特に質疑もなく、採決の結果、議第100号については、原案のとおり全員異議なく可決すべきものと決しました。  次に、議第101号玉名市道路付属物自動車駐車場条例の制定についてであります。これは、道路法第2条第2項第6号の規定する道路付属物である自動車駐車場の設置及び管理について条例を制定するもので、内容として来年3月の九州新幹線全線開業に伴い、新玉名駅広場に自動車駐車場を整備し、その名称・位置・管理などについて必要な事項を定めるものであります。委員から、利用期間が2週間との定めがあるが、違反駐車について、行政側が行なう撤去までの具体的な流れはどういったものを考えているのかとの質疑があり、執行部より、利用期間を超えて駐車している車両があるときは、規定で定めるところにより、当該車両を撤去し、適当な場所に保管することができるとしている。その場所としては、下水道処理場の空き地や、永徳寺の現場資材置場を考えており、また、ナンバー等を確認し、本人には連絡する予定でいるとの答弁でした。これに関連して、委員より、駐車場車両の管理について、いつから止めているのかという駐車期間の把握はできないのではないかとの質疑があり、執行部より、現実には2週間の特定はできない。2週間という規定があるが、この規定の発効は、車を置いてすぐからということではなく、管理者が巡回する中で、そういった車両を発見し、記録をとりながら2週間を経過したという状況から、規定発効のスタートではないかと思っている。いろいろな車両が出入りするため、特定も難しいので、そういうやり方がベターではないかと考えているとの答弁でした。また委員より、管理人を雇うよりも機械による入庫、出庫の自動管理の方が簡単ではないのかとの質疑があり、執行部より、機械を使って管理する方法もあるが、機械等の費用の見積もりも算出したものの、やはり高額になる。また入庫、出庫の記録をきちんととって期間を特定するということになると、駐車券の発券、回収作業が発生する。よって、違反駐車を防ぐ方法として、現時点では、通路の出入り口を施錠するという形を考えているとの答弁でした。以上、審査を終了し、採決の結果、議第101号については、原案のとおり全員異議なく可決すべきものと決しました。  次に、議第102号玉名市道路付属物自転車駐車場条例の制定についてであります。これは道路法第2条第2項第6号の規定する道路付属物である自転車駐車場の設置及び管理について条例を制定するもので、内容として、議第101号同様、自転車駐車場の名称・位置・管理などについて必要な事項を定めるものであります。採決の結果、議第102号については、原案のとおり全員異議なく可決すべきものと決しました。  次に、議第104号玉名市営住宅専用水道施設条例及び玉名市新立石団地飲料水供給施設条例の一部を改正する条例の制定についてであります。これは、玉名市営住宅専用水道施設及び玉名市新立石団地飲料水供給施設の使用料を水道事業料金と統一を図るものであります。委員から、玉名市営住宅専用水道施設条例に関し、基本料金は下がるが超過料金は上がっている。基本的な一般家庭の使用水量における料金の上げ幅、下げ幅はどれくらいかとの質疑があり、執行部より、一般家庭の通常の使用水量は平均20トン、新立石団地では20トンの使用で料金は値下げになる。逆に三ツ川団地と横島桜谷団地では値上げになるものの、下水道使用料が下がっているため、全体では安くなっているとの答弁でした。以上、審査を終了しましたが、今回の使用料改定に当たっては、その条件等により一部値上がりする地域があるため、使用料統一という点では一番安いところに統一すべきではないかとの異議が出されたものの、採決の結果、議第104号については、原案のとおり賛成多数で可決すべきものと決しました。  次に、議第105号玉名市下水道条例の一部を改正する条例の制定についてであります。これは、玉名処理区域及び岱明処理区域における使用料統一に伴い、条例の整備を行なうもので、内容として、合併前の旧市町間における下水道使用料を統一するものであります。まず委員から、玉名処理区では使用料の値下げになるのでよいが、岱明処理区は使用料の値上げになる。上水・下水併用のところは全体として今回の改定で値下げになるものの、条件によっては値上げになるところが出てくる。今回の使用料の統一に当たっては、一番安いところに合わせるのが筋ではないか。下水道事業会計は財政的に厳しくなかなか簡単ではないと思うが、使用料改定による影響はそんなにはないのではないかなどの質疑があり、執行部より、今回の使用料改定については、上下水道を同時に行なったが、もともとは上水道、下水道、別々に行なっていた。今回の使用料改定は、上水・下水それぞれの経営状況がベースになっている。向こう3年間の事業計画・財政計画をもとにして、必要な使用料収入を算定し、まず、それをベースにしている。その上で、住民負担を考慮したので、若干の調整もしているが、あくまでもそれぞれの財政計画がベースになっているので、こういう結果になっているとの答弁でした。さらに委員から関連して、使用料算定のベースに財政計画があるのはわかるが、地方自治体以上に今一般家庭の財政状況は厳しい。使用料を一番安いところに合わせることで、23年度からの事業運営が困難をきたすならともかく、さらなる企業努力はできないのかと質疑があり、執行部より、現在、一般会計からの借入金の返済残高をまだ抱えている。最大時で、玉名・岱明両処理区で合わせて12億円以上であったが、財政計画を策定し、旧玉名分が平成25年度完済予定。旧岱明分が平成26年完済予定。そうした負債を減らすための企業努力はしているものの、借入金や多額の企業債残高などを勘案し、今回の改定に関しては、できる限り最低のラインで使用料の算定を行なった結果である旨の答弁でした。以上、審査を終了しましたが、今回の使用料改定に当たっては、その条件等により一部値上がりする地域があるため、使用料統一という点では一番安いところに統一すべきではないかとの異議が出されたものの、採決の結果、議第105号については、原案のとおり賛成多数で可決すべきものと決しました。  次に、議第106号、玉名市水道事業条例の一部を改正する条例の制定についてであります。これは、玉名市水道事業の水道料金及び水道加入金の見直しに伴い、条例の整備を行なうものであります。内容として、現在の玉名地区と岱明・天水地区の2つの料金体系を一つに統一し、あわせて加入金についても改定を行ない、統一を図るものであります。  まず、委員より、13ミリ口径と20ミリ口径の水道加入金を安く設定した根拠について質疑があり、執行部より、今回の料金等の統一については水道事業評価委員で審議していただいた。加入金の見直しをする中で、県内の各自治体の加入金を調査したが、加入金の考え方について自治体ごとに非常にばらつきがあったため、近隣で類似した同規模自治体として合志市を同等に判断し、そこを参考に、いわゆる家庭用として使用者も多く、影響の多い13ミリ口径、20ミリ口径の加入金を安く設定したものとの答弁でした。また、委員から、新しい料金改定をすることによって、旧料金との比較増減はどの程度になるかとの質疑があり、執行部より、玉名地区については約4.9%の引き上げだが、基本料金については引き下げ、岱明地区については14.7%の引き下げになるとの答弁でした。以上、審査を終了しましたが、今回の料金改定に当たっては、その条件等により一部値上がりする地域があるため、料金統一という点では一番安いところに統一すべきではないかとの異議が出されたものの、採決の結果、議第106号については、原案のとおり賛成多数で可決すべきものと決しました。  次に、議第107号玉名市簡易水道事業給水条例の一部を改正する条例の制定についてであります。これは、天水地区の簡易水道事業の水道料金の見直しに伴い、条例の整備を行なうものであります。内容として、議第106号同様、水道料金の統一を図るものであります。委員から、簡易水道料金が水道料金と統一されることについて、簡易水道は簡易水道事業として事業投資をしているが、その投下した資本の回収はどうなったかとの質疑があり、執行部より簡易水道事業と水道事業との運営そのものが今まで違っていたが、平成17年の合併協議会の中で、将来統合することを前提に水道料金も5年をめどに統一を図るということになっていた。ただ、これについては平成19年度に簡易水道法の改正に基づき、平成28年度までに水道と簡易水道の統合を図りなさいという通達があり、玉名市においても平成20年度に統合計画を厚生労働省に提出をした。よって、結果的には28年度までに水道事業と簡易水道事業の統合を図ることになっているものの、その前に合併協議会の中での申し合わせ事項である水道料金の統一にあわせて、簡易水道の料金、あるいは加入金等についても統一を図るということで、今回の改正を行なった旨の答弁でした。以上、審査を終了し採決の結果、議第107号については、原案のとおり全員異議なく可決すべきものと決しました。  次に、議第108号玉名市簡易水道事業分担金徴収条例の一部を改正する条例の制定についてであります。これは、天水地区の簡易水道事業に係る加入者分担金の見直しに伴い、条例の整備を行なうものであります。内容として、議第106号同様、水道加入金の統一を図るものであります。委員から特に質疑もなく、採決の結果、議第108号については、原案のとおり全員異議なく可決すべきものと決しました。  次に、議第111号市道路線の廃止及び認定についてであります。これは道路法第10条第3項及び第8条第2項の規定により、議会の承認を得るものであります。今回廃止する路線は境川橋小岱線、境川山田線の2路線、認定する路線は春出築山小学校線、境川山田線、山田小岱線、山田下3号線の4路線。いずれも、国道208号玉名バイパス道路及び都市計画道路の竣工によるものであります。委員から特に質疑もなく、採決の結果、議第111号については、原案のとおり全員異議なく可決すべきものと決しました。  以上で、建設委員会の審査報告を終わります。 ○議長(竹下幸治君) 文教厚生委員長 内田靖信君。   [文教厚生委員長 内田靖信君 登壇] ◎文教厚生委員長(内田靖信君) 今期、文教厚生委員会に付託されました議案4件と請願1件について審査の経過と結果を報告いたします。  まず、議第93号平成22年度玉名市一般会計補正予算(第3号)中付託分についてであります。各款における歳出の主なものは、3款民生費において2億5,294万9,000円の追加で、赤ちゃんの駅設置に関する経費などの計上、4款衛生費においては5,740万1,000円の追加で、低所得者に対する新型インフルエンザ予防接種費などの計上、10款教育費においては1,614万2,000円の追加で、滑石小学校耐震補強設計委託料などの計上となっております。3款民生費に関して、委員から、生活保護受給者が547名とのことであるが、扶助費の支出額は1人当たり幾らになるのか。また、それには家賃等の費用も含まれるのかとの質疑に対して執行部から、例えとして、高齢者単身世帯の場合、生活扶助費は6万1,640円、高齢者2人世帯の場合は、その倍額ではなく9万3,210円が支給される。この扶助費内容は、純粋に生活扶助のみに該当し、家賃等については別途支給され、ひとり世帯の場合、限度額2万6,200円、複数世帯の場合は特別基準額として3万4,100円となっている。それを超えた額は生活扶助費からお支払いいただくことになるので、できる限り市営住宅などを中心に転居指導をしているとの答弁があっております。その他委員から、ひとり親福祉費に関連して、今期補正予算ではひとり親家庭が87名増加とのことであるが、これは従来に比べて増加傾向にあるのか。また、財源は国庫支出金で対応することとなるのかとの質疑があり、執行部より、ひとり親家庭については、当初対象者を520名と見込んでいたが、現段階で607名となっている。内訳は父子家庭20名、母子家庭67名が増加しており、昨今の経済低迷の影響からか増加傾向にある。扶助費の財源は国庫支出金と一般財源で対応することとなるとの答弁があっております。その他委員から隣保館に勤務されていた再任用職員の任用期間について確認がなされております。  次に、4款衛生費に関して、委員から、インフルエンザ予防接種に関連して、肺炎に対するワクチンの予防接種を採用する自治体があるようだが、玉名市の今後の対応はどうなっているのか。との質疑があり、執行部から、小児用肺炎球菌ワクチン接種については、0歳児から5歳児未満の乳幼児を対象としたワクチンであり、先月の国会で承認され、今後実施される。玉名市としても、県の説明等を受け、今後の方向性を定めていきたい。なお、高齢者向けの肺炎球菌ワクチンについては、現在のところ補助制度も整備されておらず、あくまでも任意接種でお願いをしたいとの答弁があっております。  次に、10款教育費に関して委員から、学校給食センターにおける調理機器等の消耗度合い及び残飯等の処理方法並びに燃料費の当初予算積算と現在の重油販売価格の変動について質疑があり、執行部から、学校給食センター施設内の機器の消耗度合いについては、今年度はボイラーの蒸気漏れで4カ所の修理、給排機のフィルター目詰まり、大型ファンのベルト交換を行なった。生ごみ処理機についても、2回程度修理を行ない使用している。残飯等の処理については、当初は堆肥化して必要な方や学校に分けていたが、現在では再利用の事例がないために、軽量化して処分をしている。燃料費に関しては、昨年度の重油価格でもっとも安価な時期が1リットル当たり65円、今年度もっとも高い時期には84円と約20円の差があり、昨年度より上昇傾向にあるとの答弁があっております。その他委員から、小中学校における耐震事業に関して、その進捗状況や今後の事業費の見込みについて質疑があり、執行部から、小中学校の耐震事業については、今年度末をめどとして小学校体育館14校に耐震工事を実施し、教室等に関しては今回の補正予算で玉名中、玉陵中、有明中、岱明中の耐震診断を実施する計画である。それらが終了すれば、耐震診断は校舎関係すべてが完了し、その後、順次工事を進め、平成24年度完了を目指す。事業費は国庫補助が3分の1、その他、経済対策交付金を充当し、できる限り一般財源の支出を抑え、最終年度までの事業費は約3億円程度を見込んでいるとの答弁があっております。さらに委員から、学校図書の充実に関連して、大阪府堺市にて研修を行なった際に、学校図書館を活用し、読解力等の向上に熱意を持って取り組み、その効果が現われているとの報告もあった。玉名市においては、司書の配置も含め、学校図書蔵書充足率、学校図書館の利活用について、さらなる充実を図る必要があるように思うが、どのように考えているのかとの質疑があり、執行部から、学校図書の充実については、学力向上の要件として重要課題の一つであると認識し、具体的に検討を重ねており、来年には補正予算の計上も予定している。司書の配置についても、本来であれば各学校に1名配置することが望ましいと考えている。なお、読書推進の取り組みについて、朝の読書が学力向上も含めて成果を収めているようであり、これについては、各学校で推進され、教育委員会としても力を入れて奨励しているとの答弁があっております。以上、審査を終了し、採決の結果、議第93号中付託分は全員異議なく可決すべきものと決しました。  次に、議第94号平成22年度玉名市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)について報告いたします。主な内容については、平成21年度の療養給付費等の精算に伴い、国への償還金として2,257万1,000円を追加するものであります。この件について、特に質疑もなく審査を終了し、採決の結果、議第94号は全員異議なく可決すべきものと決しました。  次に、議第95号平成22年度玉名市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)について報告いたします。主な内容については、第5期玉名市高齢者福祉計画及び介護保険事業計画策定に伴う調査委託料などによるものであります。この件について、委員から介護認定調査の方法、有料老人ホームでの介護サービスなどについて確認があっております。その他、特に質疑もなく審査を終了し、採決の結果、議第95号は全員異議なく可決すべきものと決しました。  次に、議第109号玉名市玉東町病院組合規約の全部変更について報告をいたします。内容については、玉名市及び玉東町が組織する玉名市玉東町病院組合の経営形態を、現在の地方公営企業法の一部適用から全部適用へと移行するため、玉名市玉東町病院組合規約を公立玉名中央病院企業団規約に改め、規約の全部変更を行なうものであります。この件について、委員から、今後は企業団という形での経営となるが、単純に利益を追求するだけでなく、玉名市の中核病院として、人命尊重を何よりも重視する医療機関として再生されるよう期待したいといった意見がありました。その他、特に質疑もなく審査を終了し、採決の結果、議第109号は全員異議なく可決すべきものと決しました。  次に、請第8号「子ども・子育て新システムの基本制度案要綱」に基づく保育制度に対し、現行保育制度の拡充を求める国への意見書提出に関する請願についてであります。要旨説明の後、紹介議員から、最近の保育現場において家庭構成の著しい変化などにより問題行動を起こす子どもたちも少なくない。そのような状況の中、「子ども・子育て新システムの基本制度案要綱」では、都市部での待機児童解消の名のもとに規制緩和をし、企業の参入をよしとする内容になっている。これにより営利目的で企業が参入すれば保育は産業化し、今まで以上に子どもたちにとっての保育環境は悪化することが懸念される。安心・安全な保育の保障、現行の制度を堅持し拡充し、待機児童の解消に努めるのは、国・地方公共団体の責務であるなどの補足説明があり、審査の結果、願意妥当と認め、請願第8号は全員異議なく採択すべきものと決しました。  以上で、今期、文教厚生委員会に付託されました案件の報告を終わります。 ○議長(竹下幸治君) 新庁舎建設特別委員長 吉田喜徳君。   [新庁舎建設特別委員長 吉田喜徳君 登壇] ◎新幹線建設特別委員長(吉田喜徳君) 新庁舎建設特別委員会に付託されました案件は、陳第7号新庁舎の現地建設を求める陳情1件であります。  まず、市長のごあいさつの後、事務局より陳情趣旨について説明がありました。委員から、今回の陳情、それと最近玉名地区からも陳情が出ていたと思うが、市長は一般質問の答弁でもあいさつの中でも、庁舎建設の場所については慎重に慎重を重ねてと言われ、今日まで来ている。その時期に簡単に陳情採決はできないと思う。我々も慎重に審議する必要があり、今回の陳情は継続したらどうかとの意見や、この陳情は、特別委員会にそぐわないのではないか。橋や道路のように生活に密着したものであれば取り扱いもできるが、これは庁舎の場所を決めるものであり、現在候補地として3カ所ある。例え今回採択しても、ほかの場所からまた陳情が出てきた場合はどうするのか。採択するのか、何カ所も採択はできない。それにまだ、我々は結論を下す材料を十分持ち合わせていない中で、仮に採択したら、ここで決まったように判断される。市民の方からどのような庁舎が建つのかと聞かれた場合は、説明責任も出てくるし、ほかの地区から陳情があっても受けられなくなるので、この案件については慎重に審議すべきであり、継続した方がいいとの意見が出ました。また、委員から、ここで審判はできないと思う。継続審査という声もあるが、市長は来年度の予算に計上すると言われている。継続と言うなら審議はできない。不採択すべきであるとの意見も出ましたが、審査を終了し、採決の結果、陳第7号については、全会一致で継続審査とすることに決しました。  ほかに、新年度予算の編成時期でもあり、議会としても意向を執行部に示しておいた方がよくはないか。また、庁舎建設は市民の関心も深いので、早急に市長は判断をし議会に提案すべきであるなどの意見と要望が出ました。  以上で、新庁舎建設特別委員会に付託されました案件の報告を終わります。 ○議長(竹下幸治君) 以上で各委員長の報告は終わりました。  議事の都合により暫時休憩いたします。                             午前11時19分 休憩                             ───────────                             午前11時33分 開議 ○議長(竹下幸治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。        ************************* △日程第2 質疑・討論・採決 ○議長(竹下幸治君) ただいままでの各委員長の報告について質疑はありませんか。  7番 近松恵美子さん。   [7番 近松恵美子さん 登壇] ◆7番(近松恵美子さん) 総務委員長にお尋ねします。総合評価方式の評価の項目について、その項目を決定するに当たってのメンバー、その人選についての質問やら議論は、その人選が妥当だったかどうかについての議論があったかどうかをお尋ねします。 ○議長(竹下幸治君) 総務委員長 北本節代さん。   [総務委員長 北本節代さん 登壇] ◎総務委員長(北本節代さん) 質問にお答えします。総合評価方式についての内容的なものは、資料添付ということで、資料の配付がありましたけれど、それの審査の方の人選についての質問はあっておりません。 ○議長(竹下幸治君) ほかに質疑はありませんか。   [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(竹下幸治君) これにて質疑を終結いたします。  次に討論に入ります。討論の通告があっておりますので、発言を許します。  11番 前田正治君。   [11番 前田正治君 登壇] ◆11番(前田正治君) こんにちは。日本共産党の前田正治です。私は、今議会に提案されています議案の中で、議第104号玉名市営住宅専用水道施設条例及び玉名市新立石団地飲料水供給施設条例の一部を改正する条例制定、議第105号玉名市下水道条例の一部を改正する条例の制定、議第106号玉名市水道事業条例の一部を改正する条例の制定、以上の議案には反対をします。合併後、旧玉名、岱明、天水などで上水道料金や下水道料金がそれぞれ異なった料金体系になっていました。この議案は、異なった料金を統一するための条例改正であります。この改正で水道料金は旧玉名で4.9%引き上げ、岱明、天水は14.7%の引き下げ、下水道料金は旧玉名で9.2%引き下げ、岱明では5.4%引き上げになります。この改正では、上水道と下水道両方とも使用している家庭におきましては引き下げになります。しかしながら、旧玉名地域で上水道はあっても下水道が普及していない地域や、井戸水と下水道使用の家庭など、旧玉名の1万7,000世帯の約4割が料金引き上げになります。岱明でも井戸水と下水道使用の家庭は料金引き上げになります。合併を推進するに当たり、住民サービスはよいところにあわせる、こういうことが言われてきました。ならば、料金を統一するに当たり、水道料金は安い旧玉名にあわせる。下水道料金は安い岱明にあわせる。これが市民の理解が得られるベストな統一だと考えます。  したがって、統一により以前より料金の値上げがあるような条例改正には、私は反対であります。  また、委員長報告では、陳第5号は不採択、陳第6号は一部不採択でありましたが、私は願意妥当と認め、原案に賛成をいたします。  以上です。 ○議長(竹下幸治君) 2番 福田友明君。  [2番 福田友明君 登壇] ◆2番(福田友明君) 市民クラブの福田です。私は、今議会で追加提案されております議第115号玉名市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の制定について、賛成の立場から討論いたします。  この条例については、提案理由でも説明がありましたが、地方行政の多様化、高度化が進む中、主として得られにくい専門的な知識・経験や優れた見識を有する人材を一定期間活用することで、それらの変化に的確に対応した効率的な行政運営を図るため、任期を定めた採用を行なうとのことであります。この任期付職員の採用は、全国の市町村でも増えてきております。法律の規定に基づき、各自治体で必要な事項について条例を制定し運用をしていると聞いております。熊本県では、熊本市は平成19年3月30日、宇城市が平成19年9月15日、五木村が平成20年10月1日、その他人吉市、阿蘇市も採用しております。隣の県、佐賀県では嬉野市が平成19年6月19日、そしてまた千葉県の白井市では、作業療法士を採用し、注意欠陥多動性障害、ADHDや学習障害LD、広汎性発達障害自閉症、アスペルガー症候群などの児童、生徒が健康診断などで多く発見がされており、当該児童、生徒の早期治療など、早急に対応する必要があることから条例の制定に基づいて専門職、作業療法士を平成23年4月1日から採用することであります。玉名市一般職の任期付職員の採用に関する条例の制定は、むしろ遅いくらいであります。  さて、今回の任期付職員は、農業の専門家ということであります。日本の農林水産業の現状は、農地法の改革、食料自給率の向上、米の個別所得補償モデル事業や米価を突破口に畑作やその他農林水産品目への所得補償への拡大など、大改革の時代を迎えております。また一方では、高齢化や新規就農者の減少、高度改革への遅れから、耕作放棄地などの増大など耕地利用率の低下が進んでおり、さらにTPP環太平洋戦略的経済連携協定への交渉参加が発表され、米をつくって飯が食えない現状の中で、日本農業への懸念の声があがっております。一日も早く安心して営農できる環境づくりを築き上げてもらいたいものであります。  そのような中、県では来年3月までに新計画で外的要因の変化に耐え得る足腰の強い生産構造の実現を目指すという方針があるとのことで、TPPに向けた新たな動きも出てきております。先ほど委員長報告の中で、県の職員や農協にも専門の技術者指導がいるのではないかということがありました。しかし今でも県やJAの職員の助言、指導を受けて農業の生産に取り組んでいるところであります。しかしそれでは、指導にも共通性があるため、玉名地域の特色を生かした独自性は打ち出せないのではないでしょうか。玉名市の農業従事者は、海外だけでなく県内外との産地間競争にも勝ち残っていかなければなりません。玉名市独自の研究・開発・加工・販売の活路が必要であると考えます。  また、玉名市においては、特色ある農林水産業の推進、特に農業の再生と新たな農業形態の構築、それから後継者、農業技術者の育成が急務であると考えております。こうした緊迫の中で創意工夫と努力による経営の自立化を推進するために、新たに独自産業の推進を図り、足腰の強いグローバル的な農業の展開を進めなければなりません。足腰の強い農業をつくるには、根本的な経営者育成が必要であり、新たな輸出入を見据えた世界の情勢に対応できる農業の育成や、指導的役割を担う中心的な農業者の育成こそが急務であると私は感じておりますけれども、いかがですか。  また、国内外の環境や情勢の変化に対応でき、作目の選定、販路の改革と確保、技術者や資金の調達など各分野における専門的な技術者の育成をも見据えた指導も必要であると考えております。この条例で提案されています任期付職員である専門技術者により生産や品質向上を目指した農業の経営、そして付加価値の高い農産物の研究・開発・加工などや流通に関する技術指導の助言を行なうことは、将来の玉名市農業を見据えた場合、必要不可欠であります。今回の条例に基づく任期付職員の採用については、専門的な知識・経験を有する農業専門家や技術者であるということですが、今後、多様化する住民サービスに対しまして、農業分野に限らずITや医療の専門家、上下水道や建築、土木の専門家あるいはまちづくり、マーケティングなどあらゆる分野での活躍も視野に入れて、活用も視野に入れて、玉名市としての機動性のある柔軟な併用、そしてまた、勤務体系を図る必要があると認識しております。  最後になりましたが、市政の遂行をするに当たり、当然ではありますが、この条例に沿って職員を採用する際、なぜこういう職種でこのような能力を持った人材を必要とするのか。そしてまた、採用した職員にどのような役割を果たしてもらうのかなど、執行部が考えている将来のビジョンや展望などをきちんとお示しになり、丁寧な説明を尽くすことが条例運用に当たりもっとも大事と考えております。このことを述べまして、この議第115号玉名市一般職員の任期付職員の採用等に関する条例の制定についての議案に対しての賛成討論といたします。 ○議長(竹下幸治君) 6番 横手良弘君。  [6番 横手良弘君 登壇] ◆6番(横手良弘君) おはようございます。市民クラブの横手でございます。先ほど、今議会で追加提案されております議第116号工事請負契約の議案について、委員長報告では否決でありましたが、私は賛成の立場で討論いたします。  下水道搬入施設の工事請負契約については、当初の予算額が7億2,000万円であり、今回の入札では約4割減の4億6,200万円で落札しております。総合評価では臭気・コスト・工期の3項目と企業の実績について評価され、その評価基準値については指名審査会で決定されており非公開となっております。つまり、各業者はどのような提案をすれば何点を取れるかということは事前には全くわからず、その情報は執行部だけしか知らない情報ということになります。この方式での談合や不正行為は不可能であり、現在は国土交通省も推進し、熊本県も既に取り入れている入札方法でもあります。  また、環境省は今回のような廃棄物処理施設について、市町村においては総合評価方式を導入していくべきとの指示が出ているくらいであります。もっとも悪臭を除去し、もっともコストも削減できるという業者が価格の面で4割も安く落札したことは、周辺住民や本市にとって何ら異を唱え反対する理由が私には全く見当たらないのであります。参考までに、価格で2位の業者との差は2,300万円でした。2,300万円安い価格で施工したとしても、臭気が改善しないということであれば、この価格差が周辺住民に悪臭を我慢させるに値するものかどうかということです。おそらく、住民の皆様の理解は得られないと思います。それが当初の予算の範囲内でかなうのであれば、だれもがそうしたはずではないでしょうか。もっともいいものを、より安く、それが総合評価の目的と考えます。私が聞いたところによれば、現在施設はいつ停止してもおかしくないという状態ということです。停止しても、し尿の搬入は法的に止められず、最悪停止した場合は、玉名市と同等の施設がある水俣まで搬送しなければならないということでした。また、調べたところ、この工事のために管理委託費として、既に1,300万円ほどの委託契約がされており、委託期間は平成24年3月の工事完了までとなっており、先に延ばせばそれだけ追加の委託費用がかさむということです。私は、総合評価について理解した上で賛成しましたが、委員会では、おそらく以前新聞に掲載された件について、計画から仕様書に至るまですべてに同社がかかわっていると思われて否決されたのかもしれません。執行部の話によると、仕様書についてはどこの業者にでも対応できるような仕様となっており、一業者に偏った事実や根拠など全くなく、そのような誹謗中傷的な情報であっても払拭させるために、県にも相談した上でこの方式を採用したということでございます。  最後になりますが、施設の老朽化と周辺住民の方々や下水道が整備されていなくて、現在合併浄化槽や汲み取り式のトイレをお使いの市民の皆様方の思いを十分にかんがみ、議員皆様の良識ある判断をお願いいたしまして、議第116号につきましての賛成討論を終わります。 ○議長(竹下幸治君) ほかに討論はありませんか。   [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(竹下幸治君) これにて討論を終結いたします。  これより採決に入ります。  議第 93号 平成22年度玉名市一般会計補正予算(第3号)  議第 94号 平成22年度玉名市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)  議第 95号 平成22年度玉名市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)  議第 96号 平成22年度玉名市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)  議第 97号 平成22年度玉名市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)  議第 98号 平成22年度玉名市浄化槽整備事業特別会計補正予算(第2号)  議第 99号 平成22年度玉名市水道事業会計補正予算(第3号)  議第100号 平成22年度玉名市下水道事業会計補正予算(第3号)  以上、予算議案8件については、各委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。   [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(竹下幸治君) 御異議なしと認めます。よって、原案のとおり決定いたしました。  議第104号 玉名市営住宅専用水道施設条例及び玉名市新立石団地飲料水供給施設条例の一部を改正する条例の制定について  議第105号 玉名市下水道条例の一部を改正する条例の制定について  議第106号 玉名市水道事業条例の一部を改正する条例の制定について  議第115号 玉名市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の制定について  以上、条例議案4件については、異議がありますので後に譲り、採決いたします。  議第101号 玉名市道路付属物自動車駐車場条例の制定について  議第102号 玉名市道路付属物自転車駐車場条例の制定について  議第107号 玉名市簡易水道事業給水条例の一部を改正する条例の制定について  議第108号 玉名市簡易水道事業分担金徴収条例の一部を改正する条例の制定について  以上、条例議案4件については、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。   [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(竹下幸治君) 御異議なしと認めます。よって、原案のとおり決定いたしました。  議第104号玉名市営住宅専用水道施設条例及び玉名市新立石団地飲料水供給施設条例の一部を改正する条例の制定については、異議がありますので、起立により採決いたします。  議第104号については、原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。   [賛成者起立]
    ○議長(竹下幸治君) 起立多数であります。よって、議第104号については、原案のとおり決定いたしました。  議第105号玉名市下水道条例の一部を改正する条例の制定については、異議がありますので、起立により採決いたします。  議第105号については、原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。   [賛成者起立] ○議長(竹下幸治君) 起立多数であります。よって、議第105号については、原案のとおり決定いたしました。  議第106号玉名市水道事業条例の一部を改正する条例の制定については、異議がありますので、起立により採決いたします。  議第106号については、原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。   [賛成者起立] ○議長(竹下幸治君) 起立多数であります。よって、議第106号については、原案のとおり決定いたしました。  議第115号玉名市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の制定については、異議がありますので、起立により採決いたします。  議第115号については、原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。   [賛成者起立] ○議長(竹下幸治君) 起立少数であります。よって、議第115号については、否決されました。  議第116号 工事請負契約の締結について  以上、議案1件については異議がありますので後に譲り、採決いたします。  議第109号 玉名市玉東町病院組合規約の全部変更について  議第110号 指定管理者の指定について  議第111号 市道路線の廃止及び認定について  以上、議案3件については、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。   [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(竹下幸治君) 御異議なしと認めます。よって、原案のとおり決定いたしました。  議第116号工事請負契約の締結について、異議がありますので、起立により採決いたします。  議第116号については、原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。   [賛成者起立] ○議長(竹下幸治君) 賛成多数であります。よって、議第116号については、原案のとおり決定いたしました。  次に、請願について。  請第7号 公共交通機関への支援を含む総合的な交通体系の構築を求める意見書提出に関する請願  請第8号 「子ども・子育て新システムの基本制度案要綱」に基づく保育所制度に対し、現行保育制度の拡充を求める国への意見書提出に関する請願  以上、請願2件については、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。   [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(竹下幸治君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  次に、陳情について。  陳第7号 新庁舎の現地建設を求める陳情  以上、陳情1件については、後に譲り、採決をいたします。  陳第8号 「所得税法第56条の廃止」を求める意見書提出に関する陳情  以上、陳情1件については、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。   [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(竹下幸治君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  陳第7号新庁舎の現地建設を求める陳情については、委員長の報告は継続審査であります。委員長の報告のとおり継続審査とすることに御異議ありませんか。   [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(竹下幸治君) 御異議なしと認めます。よって、陳第7号については、継続審査とすることに決定いたしました。  次に、継続審査となっております陳情について。  平成21年度陳第5号暮らしを支える行政サービスの拡充を求める意見書の提出に関する陳情についての委員長の報告は不採択でありますので、原案についての採決をいたします。  平成21年度陳第5号については、原案のとおり採択することに賛成の諸君の起立を求めます。   [賛成者起立] ○議長(竹下幸治君) 起立少数であります。よって、平成21年陳第5号については、不採択と決定いたしました。  平成21年陳第6号消費税増税に反対し、住民税をもとに戻し、社会保障の充実を求める意見書の提出に関する陳情については、異議がありますので、起立により採決いたします。  平成21年陳第6号については、委員長の報告のとおり一部採択とすることに賛成の諸君の起立を求めます。   [賛成者起立] ○議長(竹下幸治君) 起立少数であります。よって、平成21年陳第6号の一部採択は否決されました。 ◆8番(福嶋譲治君) もう一回言ってください。 ○議長(竹下幸治君) はい、ではもう一回、ゆっくり言います。  それなら、次に進みます。  それなら、休憩します。  ここで昼食のため、午後1時まで休憩いたします。                             午後 0時04分 休憩                             ───────────                             午後 1時02分 開議 ○議長(竹下幸治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  平成21年陳第6号について、一部採択とすることについての採決は否決でありますので、原案について起立により採決いたします。  平成21年度陳第6号については、原案のとおり採択することに賛成の諸君の起立を求めます。   [賛成者起立] ○議長(竹下幸治君) 起立少数であります。よって、平成21年陳第6号については、不採択と決定いたしました。        ************************* △日程第3 新幹線新玉名駅周辺整備玉名バイパス建設促進特別委員長報告 ○議長(竹下幸治君) 次に、新幹線新玉名駅周辺整備・玉名バイパス建設促進特別委員会に付託してあります調査事項を議題といたします。  審議の方法は、委員長報告の後、質疑、討論ののち採決いたします。  委員長の報告を求めます。  新幹線新玉名駅周辺整備・玉名バイパス建設促進特別委員長 永野忠弘君。   [新幹線新玉名駅周辺整備・玉名バイパス建設促進特別委員長 永野忠弘君 登壇] ◎新幹線新玉名駅周辺整備・玉名バイパス建設促進特別委員長(永野忠弘君) こんにちは。まずはじめに、9月28日に招集いたしました、特別委員会の御報告を申し上げます。  この日の委員会では、市職員検討メンバーにより、昨年8月に作成されました新玉名駅前3.2ヘクタールの整備に関する検討報告書及び玉名商工会議所と玉名市商工会で組織されております新幹線新玉名駅周辺整備検討特別委員会が昨年7月に作成されました新幹線新玉名駅周辺整備検討報告書について、それぞれ報告をいただきました。  最初に、市職員検討メンバーによる検討内容については、3.2ヘクタールの整備の中心となる交流施設について、物産館、コンベンション施設、市民会館ホールなど、具体的に想定されるものについて個別に検討をされております。まず、物産館、いわゆる道の駅のような施設については、農業の振興につながる可能性はあるものの、農業サイドで具体的に計画されているものではなく、同様の施設が既に3カ所設置されている現状を考えれば、必ずしも行政が新たに設置しなければならない施設とは言えないのではないか、と意見集約。また、コンベンション施設については、既存のホテルや会議場などで、これまでにもコンベンション的に利用されてきた経緯がある。新たに施設を建設することは、既存の施設の利用量を減らすことなく新たに集客するという経営的なノウハウを要し、あわせて多額の維持管理費の発生が考えられるため、適した施設とは考えられない。市民会館・文化ホールについては、駅前という立地条件から海外を対象とした集客を見込むのであれば、便利な施設と考えられるものの、既存の市民会館の場所や建て替えを勘案すれば、新駅前が必ずしも適地とは考えにくい。そのほか、多目的広場的な活用についても検討されており、これについては、将来にわたる市の財政状況を勘案すれば、箱物の建設は避けるべきとの大方の共通認識の中にあって、幅広い活用が可能となる屋根つきステージを持つ広場とするならば、有効な施設となり得るのではないか、と意見を集約されております。  この件に関連して、委員から、庁内一部の職員ではあるものの、このように検討されているにもかかわらず、いまだに方向性が示されていないことは残念である。民間の進出速度に対して市の対応は遅いのではないか。また、無秩序な開発を避けるためにも駅前のゾーニング計画を明確に打ち出すなど、早急に開発構想を示してほしいなどといった意見が出されました。  次に、民間組織であります新幹線新玉名駅前周辺整備検討特別委員会の委員長、高井信彦氏から幾つかの提案が発表されました。提案1、米の集積地だった玉名の米俵交流公園構想について。これは玉名の歴史的背景を反映させた米俵をモチーフに、お米を盛ったときの形の小山と巨大米俵モニュメントをシンボルに、だれもがいつでも立ち寄れるスポットとして、小山から滑ってみたり、芝生広場で遊んだりできるようなみんなが楽しめるゾーンとし、家族の休養、遊び場、野外コンサートなど各種野外イベントなどに活用できる多目的広場として整備する。  提案2、音楽ホールとイベントホールを持つ交流施設構想について。これは音楽の都玉名を推進するためにも、音楽ホールを併設した多目的に利用できる複合施設で、経済波及効果を引き出す狙いがある。交通アクセスの利便性や土地開発の自由度、新幹線駅に隣接したコンベンション施設は少ないなどの観点からも、注目される施設となり得るのではないか。そのほかの提案として、定住促進のための受け皿つくりや新玉名駅にサブネームを設け、自然の豊かさや地域の健康食、温泉をイメージさせ、訪れたくなる香りを演出してはどうか。といった提案などをいただきました。  この件に関して、委員から、民間から提案される内容について、執行部としては、どう考えるかとの質疑に対し、執行部から、交流施設については、県・市協定の中で、市が整備をするとの位置づけであるものの、これまでの民間の動きを踏まえた場合、民間の活用も一つの選択肢と考えるとの答弁があっております。特別委員会としては、初めての民間の方を参考人として招致し、提案、策定に係る経緯から詳しく説明をされ、また、将来の玉名市を考えた夢のある提案をしていただき、大変有意義な委員会となりました。  続いて、11月22日に招集しました委員会の報告をいたします。まず、玉名バイパスの進捗状況について、執行部から、立願寺地区の舗装工事が未発注であったが、9月中旬に業者が決定し、これで全区間の最終工事発注が完了した。信号機については、立願寺から岱明開田までの区間において、起点側、蛇ヶ谷公園の前、山田地区、終点岱明開田地区の3カ所に設置すると国土交通省から報告を伺っているものの、児童生徒の通学路の安全確保の観点からも、それ以外に最低3カ所には設置いただくよう引き続き要望をしていきたい。あわせて、バイパス下を通る市道のボックスにはすべて防犯灯は設置されるとの報告がありました。  この件について、委員から、バイパスの建設付近を通った際には進捗状況がわかりづらかった。果たして3月までに間に合うのかとの質疑に対し、執行部から国土交通省からは3月の九州新幹線開業にあわせた全線開通を目指し、全力を挙げて取り組んでいると報告を受けているとの答弁がありました。  次に、新幹線新玉名駅前広場の整備進捗状況について、執行部から、工事は約90%進んでおり、残りの工事である道路の白線や各種案内標識については、12月初旬に発注することとしている。また、駅前の駐車場に関しては、当委員会の中で数回議論されてきたが、無料ということで条例の提案をさせていただくとの報告がありました。この件に関連して、委員から、駅西側に幅3.5メートル、高さ1.6メートルほどの水路があったが、現在再度工事をし直しているようである。それにかかる経費と目的は何か。また、多額な財政負担となる補正工事と察するが、地盤沈下の予測や工事手法に誤りはなかったのかとの質問に対し、執行部から、当該水路は文化財発掘調査後に布設したもので、軟弱な地盤であったため、水路の左右で沈下度合いに若干の相違があり、これを補正する工事を行なっている。経費は1,000万円ほど。その水路を布設するに当たっては、駅舎内の交流センター下に水路があったものを、駅舎工事の優勢により、早く締め切らなければならない状況にあり、また、工事期間が農閑期に限られていた。もろもろの工法も検討したが、現在工事を行なっている西側水路へ切り回し、本設を行なわざるを得なかった。地盤沈下はある程度予測してきたところであるが、御指摘のとおりもう少し工法手順等について考える余地はなかったのかということは十分理解しており、以後注意してまいりたいとの答弁があっております。  次に、新玉名駅周辺の開発構想について、執行部から、9月定例会の中で、市長が答弁したとおり、交流施設3.2ヘクタールについては、民間活用による整備もその一つの選択肢として、今年度中に方針を決定することとしているが、民活による整備ということで、心配されるのは無秩序な開発である。ただ、土地自体が民地であるので、どこまで制限がかけられるのか、用途規制の手法などについて研究を重ねているとの報告がありました。  これに関して、委員から、民間から開発に関して問い合わせなどあっているか。また、区画整理等に関して計画はないかとの質疑に対し、執行部から、3.2ヘクタールの交流施設用地のみならず、残りの28ヘクタールに関しても民間からの問い合わせもあっており、現に地権者の説明会も行なわれている。土地区画整理事業については、以前に検討され、地権者は200名おられるが同意には至らなかったとの答弁でありました。また、委員から、これまでにも委員各位、また民間等からさまざまな提案がなされているが、庁内で審議はされているのか。また、市長への進言などはどうなっているのかとの質疑に対し、執行部から、今までにいただいている提案等については、担当課のみならず、関係各課とも協議を重ね、部長、副市長への報告もしているとの答弁があっております。そのほか、委員から、民間の参入は現実に出てきている中で、企業誘致との連携はどうなっているか。また、上下水道といったインフラ整備にしても、何らかの大きな方針を打ち出さなければ何も進展しない。これでは、今まで検討したものが無駄になるのではないかとの質疑もあり、執行部から、これまでの企業誘致施策については、製造業を中心に検討していたが、商業施設や食物プラントなど幅広く検討するよう指示をしている。また、庁内でもさまざまな提案や情報を入手し、厳しい財政状況の中、関係各課とも鋭意検討を重ねているとの答弁があっております。  この新駅周辺の開発構想に関しては、委員からも幾つかの提案がされました。提案1、農地のまま活用するという方針で、ミカンの森構想を提案したい。いろいろな種類のミカンを植樹し、ミカンの花の写真展や直売所なども設けるなら、農産物の販売促進にもつながるものではないか。提案2、交流施設と考えれば、人を呼び込むものと解される。人が集まるような施設ととらえるなら娯楽、アミューズメントパークという観点から進められないか。また、森の中の駅というコンセプトであるので、小岱山を含めた里山を一体的に整備するということも一つの方策と思われる。提案3、佐世保のハウステンボスが黒字に転じたとの報道であった。やはり人気アイドルグループなどを誘致して、若者たちが集えるイベントなどが開催できるような場所があってもいいのではないか。提案4、財政的な問題は承知している。例えば農振除外しないまま、お金をかけない開発方法も考えなければならない。提案5、菜の花プロジェクトが駅前の一部で展開されているが、この交流施設用地にも菜の花を植え、菜種油を絞り、その油を活用した活性化策があってもよいのではないか。提案6、玉名は県北の玄関口、熊本県の施設を誘致するというのも一つの策だと考えるなど、今回も委員各位からさまざまな意見や提案が出された。  その他執行部から、渇水被害及びその他の環境被害について、9月1日の特別委員会以降に変化があったものとして、まず農業用水に関して石貫4区では詳細設計を実施中。大きく進展したのは福山地区で、鉄道運輸機構と地元との間で概略設計の部類に達した。石尾地区と西原地区においては詳細設計を進めている。  次に、電波障害に関して、石貫1区において、共聴組合が設立されており、現在視聴障害の対応工事に入っている。大坊区については、共聴組合が設立され、今後工事に入る予定となっているとの報告がありました。この件について、委員から、騒音、振動、日照問題についてはどうなっているか。また、環境被害対策の住民説明会はどういった形で説明されるのか。との質疑あり、執行部から、これらの環境被害に関しては、開業後運行を開始して本格的な調査に入る。日照問題については、農作物の影響は単年度では調査はできないため、2、3年を要する見込みである。住民への対応については、例えば、電波障害の場合、それぞれの地域住民の方に参集いただき、協議して組合を組織していただくということになる。今後、いろいろな環境被害調査が実施されると思うが、その時点で沿線の方々に知らせていくことになるとの答弁。  そのほか、委員から、電波障害に関して経済的な理由などで共聴組合に入れない市民に対しても、行政としてフォローしてほしいとの要望があっております。その他の項目として、委員から、新幹線開業イベントの予定について質疑があり、執行部から、1月22日、23日に市民音楽祭に合わせてプレイベントを実施。続いて3月12日、13日の開業時にイベントを開催。同月の19日から3連休にもイベントを開催予定。また、開業後1年後にもイベントを開催予定である。3月12日、13日の開業イベントの内容としては、県北地域、荒尾、山鹿、菊池方面にも呼びかけ、駅前広場においてステージイベントや物産販売などを計画中。新駅の開業式については、始発列車に合わせた式典を計画しているとの答弁があっております。  最後に、JRに対する要望についても意見交換を行なっております。この件については、まだ不確定要素ではありましたが、新玉名駅には各駅停車のつばめ号しか止まらないのではないか。また、在来線においても特急列車あるいはそれに代わる快速列車の動向も確定していない状態であり、地元住民の要望等もある中で、玉名のイメージアップのためにも要望活動を展開した方がよいのではないかと考え、委員各位に意見を求めたものです。委員からは、新幹線の高速性という観点や正式なダイヤ発表と開通後の動向を見てからでもよいのではないかといった意見や、在来線特急の存続だけを打ち出した方がわかりやすいのではないかとの意見もありました。しかし、新幹線駅を誘致した経緯や当時の関係者、地元住民の思いを考慮すれば、議会として行動を起こすことは意義があるとして、今後もJR九州の動向を見極めながら、玉名市議会としての要望活動を展開していくということで合意しました。  以上のような進捗状況の中で、新幹線駅前広場の整備及び周辺の開発構想並びに玉名バイパスの全線開通について、今後も慎重に審査していく必要がありますので、閉会中の継続審査とし、今委員会を閉会いたしました。  以上で、御報告を終わります。 ○議長(竹下幸治君) 以上で、新幹線新玉名駅周辺整備・玉名バイパス建設促進特別委員長の報告は終わりました。        ************************* △日程第4 質疑・討論・採決 ○議長(竹下幸治君) ただいまの委員長の報告について、質疑はありませんか。   [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(竹下幸治君) 質疑なしと認めます。  討論はありませんか。   [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(竹下幸治君) 討論なしと認めます。  これより採決に入ります。  お諮りいたします。ただいまの委員長報告のとおり、継続審査の申し出がありますので、これを閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。
      [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(竹下幸治君) 御異議なしと認めます。よって、委員長の報告のとおり、これを閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。        ************************* △日程第5 新庁舎建設特別委員長報告 ○議長(竹下幸治君) 次に、新庁舎建設特別委員会に付託してあります調査事項を議題といたします。  審議の方法は委員長の報告の後、質疑・討論ののち採決いたします。委員長の報告を求めます。  新庁舎建設特別委員長 吉田喜徳君。  [新庁舎建設特別委員長 吉田喜徳君 登壇] ◎新庁舎建設特別委員長(吉田喜徳君) 去る11月1日並びに11月30日に開催しました新庁舎建設特別委員会における審査の経過と結果を御報告いたします。  まず、11月1日分についてであります。新庁舎建設特別委員会の報告をいたします。はじめに市長のごあいさつの後、執行部から新庁舎建設候補地の現在地、市民会館付近、それと凸版印刷の3カ所の建設位置ごとの条件と特性について説明がありました。説明を受け、委員から、第3案として凸版印刷跡地が候補地にあがってきている。新聞等でも報道がなされているが、凸版印刷から打診があったのか、土地代等についてはどうなっているのかとの質疑に対し、執行部から、候補地として名前を出す時点で、凸版の了解を得ているが、土地代等の金額については現在交渉中である。金額が出た時点で報告し、比較検討する旨の答弁がありました。さらに委員から、今回、凸版印刷の跡地があがってきたが、過去の土地の経歴について調べたのか、特に印刷会社は印刷塗料による土壌汚染等が考えられる。また、建物が古い場合は、解体時にアスベストなどの問題も出てくるだろうし、この辺のことも考慮されて検討しているのかとの質疑に、執行部から、過去の事務所の経歴や土壌関係等を含めて問題が解決されなければ新庁舎を建設することは難しいと思う。当然そのようなことはクリアしてからのことになる旨の答弁に対し、問題が出てから解決するのには時間がかかる。交渉する前に予備知識を持っていないと期間的にも相当かかるのではないかとの質疑に、執行部から、最終的にはそのような問題を解決した上でのことであり、当然、凸版印刷もその付近は配慮されていると考えているとの答弁がありました。さらに委員から、市役所は有事のときの避難場所でなければならないと思うが、現在地に建設した場合、敷地が狭いため、災害時の避難場所の転用は困難とあるが、この点についてどう考えているのかとの質疑に、執行部から、災害時の避難場所であれば当然人が集まってくるので、そのスペースが必要である。他の場所との相違点を示しており、判断材料の一つとして承知している旨の答弁がありました。委員から、新庁舎建設問題は、もともと経費削減が議論の争点であったと思う。地域協議会にしてもこの特別委員会にしても、全額の提示がなければ議論が深まらないのではないか。どの案もベストではない中、ここに来て第3案も出てきて時間的な余裕もないのであれば、検討委員会で出された2案に絞って検討してもいいのではないかとの質疑に、執行部から、凸版印刷の価格については現在交渉中であり、金額が決定すれば金額を入れたところで比較検討をお願いしたい。今の段階では、金額を除いたほかの部分は、最大限検討してほしい旨の答弁がありました。それに対し、この金額が新庁舎建設の議論の中心だと理解している。金額が出ていない中、時間的なスケジュールの兼ね合いもあるし、市民の声を聞いて1月までには決定をしたいと言われるが、金額が提示されていなければ比較検討もできないし、きちっとした議論もできないでは結論を出すのは難しいのではないかとの質疑に対し、執行部から、価格については凸版印刷も急いで回答されると思っているが、まだ提示がない。次の特別委員会までには金額が出せるよう要請をしていく旨の答弁がありました。それに対し、なるだけ早く金額を提示され、そして特別委員会が開催できるようにしてほしい旨の要望が出ました。これからの玉名市の方向性を考えたとき、新庁舎はどこに建設すべきと考えるが、庁舎を生かしたまちづくりはあるのかとの質疑に対し、庁舎建設は50年、100年近く市民が利用するものであるから、長期的な立場に立ち考えていかなければならない問題だと思う。いろいろな意見、いろいろなデータなどを総合的に判断し建設しなければいけないと思っている旨の答弁でした。市民会館付近建設案は白紙に戻し、再度検討委員会で検討され、A案、B案が出され、仮に市民会館付近に建設が決まれば、27年の合併特例債期限ぎりぎりと言われる中、今回凸版跡地の案が出てきた。どう考えているのかとの質疑に、現在凸版印刷跡地を含め3案出しているがどの案、どの場所に決まっても合併特例債期限までには間に合うように建設をしたいと考えている。そのためには23年度予算編成に間に合うよう結論を出したいと思っている旨の答弁でした。委員から、市長は20億円削減を言って当選されたが、この削減額は譲れないのか。凸版跡地に建設が決まっても20億円削減はあるのか。また、まちづくりはどうするのかとの質疑に、削減については最大限努力していきたいが、まちづくりなど総合的に判断したときにできないかもしれないが、削減は一つの目標としてやっていきたい旨の答弁がありました。さらに委員から、市長は20億円削減が最大のマニフェストで、庁舎建設にも基本理念を持っておられるようだが、県北の拠点都市を考えるなら、和水町や玉東町との合併問題も出てくるだろうし、また、県の施設も含めた行政ゾーンの集約や市民会館の建設等も視野に入れ総合的に考えるなら、市民会館付近がベストと考えるとの意見や、ジャスコや凸版がなくなり、市街地の空洞化を懸念するなら、新庁舎建設を考えるのではなく、その場所に商業施設や事業所等を誘致する努力をすべきではないか。現段階で選択肢を広げるなら、なかなか一つにまとまりにくいと思うなど、現状を危惧する意見が出ました。  今後も、新庁舎建設の進捗状況等を見ながら慎重審議を期するため、引き続き調査をする必要がありますので、全会一致をもって閉会中の継続審査とすることに決定しました。  次に、11月30日に開催の分を報告いたします。  はじめに、市長から新庁舎建設計画の11月1日以降の経過について等が説明がありました。まず、委員から、企業との交渉なら当然、鑑定の評価額等も取る必要があると思うが、どのように準備するのかとの質疑に、執行部から、鑑定の評価を取る段階で固定資産の課税標準額や一般的な取り引きの状況等も考慮しながら、現在凸版からの提示を待っている状態であり、提示された段階で比較評価したい旨の答弁がありました。さらに委員から、凸版との交渉はだれかを介して行なっているのか。また、新年度予算には当初から計上するのかとの質疑に、執行部から、交渉については直接交渉している。また、予算については話が進めば、当初予算に計上を予定している旨の答弁がありました。委員から、現庁舎を他の場所に移す場合、地方自治法の中に議員の3分の2以上の同意が必要とある。議会には土地を購入する前に諮るのか、購入した後なのかとの質疑に対し、執行部から、購入をし着工するときに議会に諮る予定である旨の答弁がありました。また委員から、合併特例債の期限がある中、相手方の返事を待っていて大丈夫なのか。決断すべきではないかとの質疑に、3案のどの場所に決まっても合併特例債の期限に間に合うようにする旨の答弁がありました。関連して委員から、議決には3分の2以上が必要になってくるので、納得いく提案をしてほしい。また、3案いずれにしても、早く決定をして新年度に予算化してほしいなどの要望が出ました。さらに委員から、現在担当部署はどのような作業をしているのかとの質疑に対して、執行部から、A案、B案、C案の3案が等しく評価できるための資料づくりを行なっている旨の答弁がありました。また委員から、新年度予算を計上するとき、場所が決まっていないと予算が変わってくるし、特に市民会館付近であればクリアするものが多くなってきて間に合わなくなるのではないかと危惧する質疑に対し、執行部から、22年度中に方向が決まらないと、場所によっては厳しくなると思う。特に市民会館付近であれば、事業認定や用地交渉、造成等もあり、23年度当初予算に計上しないと厳しくなると思っているが、どこになってもいいように3案それぞれのタイムスケジュールはつくっている旨の答弁でした。委員から、過去4年間議会や地域協議会等で熟慮して市民会館付近に決定した。検討委員会の答申も現庁舎と市民会館付近の案であることから、将来性を考慮し、市民会館付近にすべきであるとの意見や、時期的にも特別委員会としての方向性を示すべきだなどの意見が出ました。  今後も新庁舎建設の進捗状況等を見ながら慎重審議を期するため、引き続き審査をする必要がありますので、全会一致をもって閉会中の継続審査とすることに決定しました。  以上で、新庁舎建設特別委員会の報告を終わります。 ○議長(竹下幸治君) 以上で、新庁舎建設特別委員長の報告は終わりました。        ************************* △日程第6 質疑・討論・採決 ○議長(竹下幸治君) ただいまの委員長の報告について、質疑はありませんか。   [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(竹下幸治君) 質疑なしと認めます。  討論はありませんか。   [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(竹下幸治君) 討論なしと認めます。  これより採決に入ります。  お諮りいたします。ただいまの委員長の報告のとおり、継続審査の申し出がありますので、これを閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。   [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(竹下幸治君) 御異議なしと認めます。よって、委員長の報告のとおり、これを閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。  次に、閉会中の継続審査についてお諮りいたします。総務委員長から総務部及び企画経営部の所管に関する調査事項、産業経済委員長から産業経済部の所管に関する調査事項、建設委員長から建設部及び企業局の所管に関する調査事項、文教厚生委員長から教育委員会、市民生活部及び健康福祉部の所管に関する調査事項、議会運営委員長から議会の運営に関する事項、議会の会議規則、委員会に関する条例等に関する事項、議長の諮問に関する事項及び調査事項について、それぞれ継続審査の申し出がありますので、これを閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。   [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(竹下幸治君) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。  議事の都合により、暫時休憩します。                             午後 1時39分 休憩                             ───────────                             午後 2時01分 開議 ○議長(竹下幸治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  日程の追加について、お諮りいたします。  意見書案第8号公共交通機関への支援を含む総合的な交通体系の構築を求める意見書の提出について、意見書案第9号「子ども・子育て新システムの基本制度案要綱」に基づく保育制度に対し、現行保育制度の拡充を求める意見書の提出について、意見書案第10号所得税法第56条の廃止を求める意見書の提出についてを日程表のとおり日程に追加し、議題にいたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。   [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(竹下幸治君) 御異議なしと認めます。よって、日程表のとおり、日程に追加し、議題とすることに決定いたしました。        ************************* △日程第7 意見書案上程意見書案第 8号)       意見書案上程意見書案第 9号)       意見書案上程意見書案第10号) ○議長(竹下幸治君) これより、意見書案の審議に入ります。  意見書案第 8号 公共交通機関への支援を含む総合的な交通体系の構築を求める意見書の提出について  意見書案第 9号 「子ども・子育て新システムの基本制度案要綱」に基づく保育制度に対し、現行保育制度の拡充を求める意見書の提出について  意見書案第10号 所得税法第56条の廃止を求める意見書の提出について  以上、意見書案3件を議題といたします。お手元に配付しております意見書案の朗読はこれを省略いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております意見書案3件については、議事の都合により提案理由の説明及び委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(竹下幸治君) 御異議なしと認めます。よって、提案理由の説明及び委員会付託を省略することに決定いたしました。        ************************* △日程第8 質疑・討論・裁決 ○議長(竹下幸治君) 意見書案第8号から意見書案第10号までの意見書案3件について、質疑はありませんか。   [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(竹下幸治君) 質疑なしと認めます。  討論はありませんか。   [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(竹下幸治君) 討論なしと認めます。  これより採決に入ります。  お諮りいたします。意見書案第8号公共交通機関への支援を含む総合的な交通体系の構築を求める意見書の提出について、意見書案第9号「子ども・子育て新システムの基本制度案要綱」に基づく保育制度に対し、現行保育制度の拡充を求める意見書の提出について、意見書案第10号所得税法第56条の廃止を求める意見書の提出について、以上意見書案3件については、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。   [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(竹下幸治君) 御異議なしと認めます。よって、原案のとおり可決いたしました。  以上で、今期定例会に付議されました事件は、すべて議了いたしました。  これにて本会議を閉じ、平成22年第6回玉名市議会定例会を閉会いたします。                             午後 2時05分 閉会 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。         玉名市議会議長    竹 下 幸 治         玉名市議会議員    松 本 重 美         玉名市議会議員    多田隈 保 宏...