○議長(竹下幸治君) おはようございます。
ただいまから平成22年第4回
玉名市議会定例会を開会いたします。
これより、本日の会議を開きます。
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△日程第1
会議録署名議員の指名
○議長(竹下幸治君)
会議録署名議員を指名いたします。
11番議員 前田正治君、12番議員 作本幸男君、以上の両君にお願いいたします。
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△日程第2 会期の決定
○議長(竹下幸治君) 次に、会期についてお諮りいたします。このたびの会期については、8月27日の
議会運営委員会の結論に基づき、本日から9月17日までの15日間にいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(竹下幸治君) 御異議なしと認めます。よって、会期は本日から9月17日までの15日間に決定いたしました。
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△日程第3
市長あいさつ
○議長(竹下幸治君) 市長より発言の申し出があっておりますので、これを許可いたします。
市長 高嵜哲哉君。
[市長 高嵜哲哉君 登壇]
◎市長(高嵜哲哉君) おはようございます。
本日は、平成22年第4回玉名市
市議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様には、暑い中御出席を賜り、御審議いただくことに対しまして、深く感謝申し上げます。
今年の6月中旬から7月にかけた日本各地の豪雨では、15名の方の尊い命とそしていまだ行方がわからない方が5名おられるという状況でございます。亡くなられた方、また被災されました皆様に対しまして、心よりお悔やみと御見舞いを申し上げます。幸いにも本市では大事に至る大きな被害もなく、ひとまず安心しておりましたが、梅雨が明けた途端、全国的に猛暑に見舞われ、熱中症による病院へ搬送された方、また亡くなられた方など毎日のように報道され、特に高齢者の方が多いと言われております。9月に入り、朝夕は昼間の暑さとは幾分違ってきておりますが、昼間の暑さ、ここしばらくは続く予報も出ております。議員の皆様を初め、市民の皆様におかれましては、十分御自愛いただき、この夏を乗り切っていただきたいと思います。また、これから本格的な台風シーズンも控え、日頃から災害に対し、未然にあるいは最小限の被害で済むよう自衛にも万全を期していただきたいと思っております。
ところで今年4月20日、宮崎県下で発生いたしました家畜伝染病、口蹄疫は発生の確認から4カ月あまりにも及ぶ大変憂慮すべき大きな社会問題となっておりました。しかし、宮崎県を初め、国や隣県を含む関係自治体、関係機関、畜産農家の方々等による懸命の努力の結果、先月27日終息宣言があったところでございます。我が国の畜産を守るために大切な家畜を犠牲にし、あるいは休む間もない消毒作業に追われ、家畜農家の方々、尋常ではない状況の中での防疫対策に昼夜を分かたず従事いただいた多くの皆さまの御苦労、御努力に対しまして、心より敬意を表する次第でございます。今後、畜産農家を初め、国・関係自治体・関係機関が一体となって、1日も早い再生復興を心より願うばかりでございます。
今、全国で戸籍の上では生存する所在不明の高齢者に関する報道が連日のようにあっております。8月29日現在、100歳以上の高齢者は九州、山口9県では少なくとも1万5,000人以上にのぼると言われております。戸籍の抹消は本来、本籍地である市区町村に死亡届が提出された時点で、除籍の手続きが行なわれ、戸籍法では、親族や同居する人などが死亡を知った日から7日以内、国外では死亡の場合は3カ月以内に届け出るよう義務づけられております。ただ過去においては戦災や海外移住などにより、家族全員が届け出不能になったケース等も考えられるということでございますが、今回クローズアップされているケースは、一例ではございますが、同居家族が住み続け郵便物が返送されない場合など、不在であることの表面化がしにくかったのではないかとも言われております。いずれにいたしましても、それぞれにまたいろいろ複雑な事情があったのかもしれません。国は敬老の日に向け、100歳以上を迎える高齢者の存命の確認について、市町村に対し、調査の依頼を行ないましたが、本市に住民票のある方全員が御存命であることを報告しております。さらに95歳から99歳までの対象者221人の中で
後期高齢者医療や介護保険を1年間使っていない方が、5名おられました。この5名の方を調査いたしましたところ、全員存命でございました。本市は100歳の誕生を迎えられる家族と連絡を取りながら、御本人を訪ね、市民を代表して御家族と一緒にお祝いをしております。今期就任後も既に17名のすべての方にお目にかかりました。このことは広報紙にも記念の写真を掲載し、長寿を広く紹介できることを本当に嬉しく思い、いつまでも元気で長生きしていただきたいという心からそう願い、今後も祝意を持っていきたいと思っております。
7月末は
ジャスコ玉名店の撤退が新聞で報じられ、大変な驚きとともに非常に残念な思いでございます。昭和57年寿屋の出店から平成14年に
ジャスコ玉名店としてオープンし、
総合ショッピングセンターとして営業が続けられてきたところでございます。撤退は施設の設備改修等への投資、そしてまた来年春オープンが予定されております大牟田店に経営資源の集積が図られるというものでございます。そこで働いておられる170人の従業員の方については、大牟田、荒尾など近隣店舗への全員雇用がいわれているところでございますが、通勤等の理由で現在約4割の方がまだ未定とのことでございました。現下の厳しい経済社会情勢ではございますが、市の中心部という好立地であり、願わくば、今後ほかの企業の出店を強く望むところでございます。一方、お隣の和水町に事業所があるパナソニックシステムネットワークも事業の再編計画により150人の人員削減計画が検討されているといわれており、地元としては大変憂慮すべき事態が相次ぎ、経済の好転を願うばかりでございます。
さて、新庁舎建設につきましては、4月の第1回検討委員会から8月の第5回の検討委員会において、委員各位に大変お忙しい中、専門的な見地から、あるいは一般市民の立場から幅広い検討を誠心誠意御討議、御検討いただいてまいりました。桂委員長におかれましては、進行から取りまとめに至るまで中立公平な立場で大変な御努力を賜り、この場をお借りし、改めて心より感謝申し上げる次第でございます。提起されておりました候補地、それぞれ優位な点、あるいは再考を要する点など、御検討いただいた貴重な建議書を昨日いただいたところでございます。振り返ってみますと、この半年
間ジャスコ玉名店の閉店問題、あるいは
凸版印刷玉名工場への集約に伴う移転問題がクローズアップされ、特に身近な問題ではございます、先ほど申しました
ジャスコ玉名店が閉店が来年2月に迫っているということ、一方国道をはさんだ熊本凸版の移転は、
本市中心市街地の大きな民間の拠点事業所が相次いで撤退、あるいは移転するということが目される中、このままですと中心部の空洞状態が予想されるなど、大きく変わってまいりました。いずれにしましても地域経済はもとより、将来においてさらに厳しくなることが予想される
自治体財政運営など、あらゆる角度から玉名市民の利益を最優先に判断し、議会の御意見を拝聴しながら決断し、平成27年までに新庁舎を完成させたいと考えております。
昨年11月、市長に就任し、10カ月を過ぎようとしています。マニフェストで市民の皆さまに公約した事柄については、できるだけ早い時期にその具体的な内容を市民目線のわかりやすい形で示すことが重要であると考え、このたび、本市が平成25年度までを目途として、優先的、重点的に実施する施策について説明した冊子であります「
チェンジ玉名」を取りまとめました。「
チェンジ玉名」は言い換えれば、私が市長としてこれからの玉名市が目指す姿や歩むべき道、また、課題への対策を明らかにし、市民の皆さまと共通認識のもとで、その実現に向け精いっぱい推し進めなければならない事柄を取りまとめたものでございます。「チェンジ」という言葉は市民の目線に添った形で、良質な市民サービスを低コストで提供し、市民の満足度を向上させる施策に切り替えるという強い決意を込め、進展する地方分権、進行する少子高齢化、変遷する産業形態、多様化する価値観、求められる自然との共生、拡大する日常生活圏という6つの大きな時代の潮流を背景に、私が市政の舵取り役として特に力を入れ進めたいと考えている施策を盛り込んでおります。主な内容といたしましては、市財政を真剣に見直す契機にすべきとする新庁舎建設の見直し、小学校就学前児童までの助成であった
乳幼児医療費助成事業を、小学校修了までの児童に拡大する
子ども医療費助成の新設、農海産物の生産者である第1次産業が第2次産業の食品加工、第3次産業の流通販売まで一貫して業務展開をすることを目指した第6次産業の育成、市民の消費拡大により、
市内経済活性化や地域の魅力発信に資する
商店街ならではの取り組みを支援する商店街の活性化など、マニフェストで掲げたすべての項目について、行政経営、暮らし、経済産業、人づくり、
安心安全まちづくりの6分野の52項目に整理し、その内容を具体的に説明させていただきました。また、「
チェンジ玉名」はマニフェストを基本に制定したものであることから、今後検証可能な具体的目標とその達成度を評価する指標につきましては、本年12月を目途に定め、毎年度事に進捗状況を調査し、定期的に市民の皆さまに公表してまいります。
子どもたちの輝かしい未来が展望され、市民のだれもが将来にわたり住み続けたいと思える玉名市をつくるために「
チェンジ玉名」のスローガンでもある「市民が輝き、都市が輝き、夢が広がる玉名」の実現に向けて、取り組んでまいりますので、議員の皆さまの御理解と御協力をお願いいたします。なお、10月1日号の広報たまなの紙面で概要のお知らせと、そして12月1日号の広報たまなと一緒に概要版の冊子を全戸に配布し、お示しすることにいたしております。
次に、7月27日、今年度初めての試みである第1回目の市長と語ろう座談会を玉名町10区で開催し、これまで合わせて3行政区の座談会に臨みました。今回新たな試みとして、区民の皆さんとできるだけ膝をつき合わせながら、日頃市政に対する率直なお気持ちを、考えをぜひお聞かせいただきたいとの思いで、会場もそれぞれの区公民館に出向き、寄り合い的な雰囲気の中で臨んでおります。昔の活気に溢れた暮らしや人と人のふれあいを取り戻してもらいたい、一方では新庁舎の問題や
マルショク跡地の活用など、それぞれの区で内容も異なりますが、毎日の暮らしの中で少しでも明るい将来にしていきたいという前向きな区民の皆さまの思いを知ることができました。今後も区民の皆さまのもとに出向いて、臨んでまいりたいと思っております。
熊本県北地域の大きな関心事であります九州新幹線は、来年3月の全線開業に向けて着実に準備が進んでおります。いよいよ今週、火曜日から試験列車の走行が開始され、新玉名駅に新幹線車両が初めて到着することから歓迎の式典を開催させていただきました。開業に至るまでには、これまで地域住民上げての誘致運動や署名活動で実現したところでございます。
九州新幹線鹿児島ルートの駅ルート案が公表された当時、私
自身青年会議所の理事長として、市と連携し誘致活動に取り組んだこともあり、それから25年目にして新玉名駅に新幹線が停車している姿を目にし、非常に感慨深い思いとこみ上げるものを感じたところでございます。全線開業を契機とし、県北域唯一の駅として、他の自治体や関係団体との連携を図りながら、経済や観光振興の大きなチャンスを生かしてまいりたいと考えております。走行試験は11月19日まで予定されており、それ以降はJR九州に受け継がれるというふうにお伺いしております。夜遅い時間の走行や信号発進の際の警笛音など、沿線にお住まいの皆さまには何かと御迷惑をおかけいたすと思います。発展と新幹線の安全走行の実現のため、御理解と御協力を賜りますようにお願い申し上げます。
ところで、今議会に提案いたしておりますものは、平成21年度一般会計並びに特別会計の決算案、合わせて12件、平成22年度一般会計並びに特別会計の補正予算案、合わせて4件、条例案2件、指定管理者の指定について並びに字の区域の変更について、それぞれ1件、人事案件といたしまして教育委員の選任の人事案件1件、報告案件といたしまして専決処分の報告等6件を御提案申し上げております。今回提案いたしております主な補正予算といたしましては、
住宅用太陽光発電システム設置補助金2,000万円を計上いたしております。平成22年度当初予算で
住宅用太陽光発電システム設置費補助金を2,000万円、補助額といたしまして4キロワット上限を20万円といたしまして100件分を計上しておりましたが、4月1日からの受付開始からわずか2カ月で補助可能件数に達したため、受付を終了したところでございます。しかしながら市民の皆さまの
太陽光発電システム補助金への関心が高く、再開を望む声があることから、今回予算を計上いたしまして、さらに100件分の2,000万円を追加計上し、未設置の市民の方々に新規設置を促し、太陽光発電がもたらす経済効果を含め、
地域温暖化対策や低酸素社会実現に努めてまいりたいと考えております。
次に、農業機械等の整備を行なう認定農業者に対し、助成を行なうことによって、農業の効率化、省力化を推進し、農業者の経営安定を図ってまいりたいと思います。認定農業者の農業機械等の購入にかかる補助として、上限25%の
農業機械等整備事業補助金1,151万7,000円を計上しております。
次に、
新幹線全線開業の気運を盛り上げる取り組みといたしまして、
九州新幹線開業プレミアム商品券事業に対する補助として、2,000万円を計上いたしております。商品券の発行を通じて、地元の消費者に市内での購買促進を図り、
地域コミュニティーの核である商店街の活性化を期待するもので、
玉名商工会議所内に設置された玉名市
商品券事業実行委員会に対し、補助を行なってまいるものでございます。
次に、仲良しの日の制定にかかわる経費200万円を計上いたしております。この事業につきましては、具体化にわたり調整に時間を要し、お示しする機会が遅れましたことをまずもってお詫び申し上げます。子どもを取り巻く環境は、家庭・学校・地域社会の中で生活環境や人間関係、社会風潮と様々な要因や背景が複雑に作用し、家庭や学校の責任と割り切れるものではなく、地域社会全体で取り組むものと考えております。そこで玉名市
教育振興基本計画にあります玉名市家庭教育憲章に基づいた毎月第3日曜日の家庭の日と連動し、それを具体化したものが玉名市仲良しの日でございます。あらゆる年代や世代を超え、子どもたちを中心にその親、学校、地域の人びとがつながりや絆を深めながら、さまざまな課題に取り組み本音で話し、一緒に遊びながら交流を深め、伝統文化、行事、自然環境を大切にする心を育む活動を推進していくものでございます。本市が合併した10月3日を玉名市仲良しの日と制定し、本年は1年を通して運動を展開しながら、市民への啓発とその
記念式典イベントを計画しております。また玉名市教育委員会生涯学習課で窓口となり実施しております事業、「ふれあいハイキング」「みかん草枕の
里スポーツ祭り」「生涯
学習フェスティバル」「
いちごマラソン大会」等のイベントの中で、あるいは仲良しの日にちなんだグッズなどを作成し、啓発活動を進めてまいります。
以上、主なものにつきまして申し上げましたが、全般にわたりましては詳しく副市長、総務部長から提案理由説明で申し上げますので、これらの議案につきましては、よろしく御審議いただき、いずれも原案どおり承認賜りますようお願い申し上げまして、招集のあいさつといたします。お世話になります。
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△日程第4 議案上程(議第68号から議第88号)
○議長(竹下幸治君) これより議案を上程いたします。
議第68号平成21年度玉名市
一般会計歳入歳出決算から議第88号
教育委員会委員の任命についてまでの議案21件を議題といたします。
お手元に配付しております議案の朗読はこれを省略いたします。
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△日程第5 提案理由の説明
○議長(竹下幸治君) ただいまの各議案について提案理由の説明を求めます。
会計管理者 出口博則君。
[会計管理者 出口博則君 登壇]
◎会計管理者(出口博則君) 議第68号平成21年度玉名市
一般会計歳入歳出決算から議第77号平成21年度玉名市浄化槽整備事業特別会計決算までの議案10件につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。これら10件の決算につきましては、監査委員の審査に付しておりましたが、去る8月6日付で歳入歳出決算及び基金運用状況審査意見書の送付を受けましたので、地方自治法第233条第3項の規定により、議会の認定に付すため、御提案するものでございます。お手元に平成21年度玉名市歳入歳出決算の会計別収支をお配りしておりますので、御参照いただきたいと存じます。
一般会計歳入歳出決算ほか9件の特別会計歳入歳出決算を合わせた収支状況でございますが、歳入決算額468億9,537万4,637円、歳出決算額457億324万1,018円で、歳入歳出差引額11億9,213万3,619円の形式収支額となっております。
まず、議第68号平成21年度玉名市
一般会計歳入歳出決算でございますが、歳入決算額299億2,124万172円、歳出決算額290億6,882万696円で歳入歳出差引額は8億5,241万9,476円となり、翌年度繰越額1億7,043万5,007円を差し引いた実質収支額は6億8,198万4,469円となっております。先ほど申し上げました歳入決算額299億2,124万172円の構成比率につきまして各款ごとに大きい順から主なものを申し上げますと、地方交付税33.23%、市税21.33%、国庫支出金15.70%、市債10.71%等となっております。
歳出決算額290億6,882万696円の構成比率につきましては、同じく民生費27.36%、総務費15.70%、土木費14.41%、公債費13.26%等となっております。
次に、議第69号平成21年度玉名市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算でございますが、歳入決算額91億3,835万8,691円、歳出決算額89億7,436万5,888円で、歳入歳出差引額及び実質収支額は1億6,399万2,803円となっております。対前年度伸び率で実質収支が25.3%の増につきましては、昨今の経済不況による税収の減少と保険給付費の増額があるものの国庫支出金や前期高齢者交付金の歳入の増額と財政調整基金からの繰り入れによるものでございます。
次に、議第70号平成21年度玉名市
老人保健事業特別会計歳入歳出決算でございますが、歳入決算額3,205万5,416円、歳出決算額2,339万4,079円で、歳入歳出差引額及び実質収支額は866万1,337円となっております。対前年度伸び率の減少は、平成20年度より老人保健制度から
後期高齢者医療制度にかわり、過年度分の医療給付費等の処理を残すのみとなったため、収入支出ともに大幅減少しております。
次に、議第71号平成21年度玉名市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算でございますが、歳入決算額7億1,100万9,384円、歳出決算額7億732万2,660円で、歳入歳出差引額及び実質収支額は368万6,724円となっております。対前年度伸び率が収入支出ともに増加しておりますのは、被保険者が前年度より約250名増加したことにより、徴収した保険料の増加と広域連合への負担金納付が増加したことによるものでございます。
次に、議第72号平成21年度玉名市
介護保険事業特別会計歳入歳出決算でございますが、歳入決算額61億462万6,602円、歳出決算額59億6,242万1,619円で、歳入歳出差引額及び実質収支額は1億4,220万4,983円となっております。対前年度伸び率が収入支出ともに増加しておりますのは、収入は主に介護保険料の改定によるものであり、支出は介護認定者が前年度より約120名増加したこと等による保険給付費の増額によるものでございます。
次に、議第73号平成21年度玉名市
大衆浴場事業特別会計歳入歳出決算でございますが、歳入決算額1,306万2,609円、歳出決算額1,241万3,129円で、歳入歳出差引額及び実質収支額は64万9,480円となっております。対前年度伸び率が収入支出ともに増加しておりますのは、備品でコインロッカーを購入したのが主なもので、それに伴う一般会計からの繰入金の増額によるものでございます。
次に、議第74号平成21年度玉名市
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算でございますが、歳入決算額8億9,445万7,545円、歳出決算額8億8,294万8,424円で、歳入歳出差引額及び実質収支額は1,150万9,121円となっております。対前年度伸び率が収入支出ともに減少しておりますのは、事業費の減並びにそれに伴う補助金と地方債借入金の減額等によるものでございます。実質収支の増につきましては、維持管理費の節減に努めたことによるものでございます。
次に、議第75号平成21年度玉名市
簡易水道事業特別会計歳入歳出決算でございますが、歳入決算額4,460万4,120円、歳出決算額3,674万9,374円で、歳入歳出差引額及び実質収支額は785万4,746円となっております。対前年度につきましては、平成21年度も建設事業がなかったため、ほぼ同額の決算となっております。
次に、議第76号平成21年度玉名市
宅地開発事業特別会計歳入歳出決算でございますが、歳入決算額473万9,000円、歳出決算額も同額の473万9,000円で、歳入歳出差引額及び実質収支額は0円でございます。対前年度伸び率の減は、平成20年度分譲地4区画の販売実績に対し、平成21年度は1区画の販売であったためであり、残地はあと1区画となっております。
次に、議第77号平成21年度玉名市
浄化槽整備事業特別会計歳入歳出決算でございますが、歳入決算額3,122万1,098円、歳出決算額3,006万6,149円で、歳入歳出差引額及び実質収支額は115万4,949円となっております。対前年度伸び率の減は、浄化槽設置数の減少によるもので、平成20年度14基であったものが、平成21年度11基となったことによるものでございます。
以上、御提案申し上げました平成21年度
一般会計歳入歳出決算ほか9件の議案の詳細につきましては、
決算特別委員会におきまして御説明を申し上げますので、いずれも原案どおり御認定いただきますようお願いいたしまして、提案理由の御説明といたします。
○議長(竹下幸治君) 企業局長 蓑田穂積君。
[企業局長 蓑田穂積君 登壇]
◎企業局長(蓑田穂積君) 企業会計決算についてでございます。議第78号平成21年度玉名市
水道事業会計決算及び議第79号平成21年度玉名市
下水道事業会計決算の認定につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。これら2件の決算につきましては、一般会計、特別会計と同様に監査委員の審査に付し、7月14日付で公営企業会計決算審査意見書の送付を受けましたので、地方公営企業法第30条第4項の規定により、議会の認定に付すために提案をするものでございます。
最初に、議第78号平成21年度玉名市
水道事業会計決算についてでございますが、平成21年度の主な事業といたしまして、八嘉東地区簡易水道事業を実施いたしまして、配水管の整備を行ない、普及率の向上を図ったところでございます。業務の状況につきましては、給水戸数が1万9,013戸、年間の総有収水量が459万7,360立方メートルで、年間総配水量は571万4,843立方メートルに対しまして、有収率80.45%でございます。
次に、議第79号平成21年度玉名市
下水道事業会計決算についてでございますが、平成21年度の主な事業の内容といたしまして、汚水管渠施設整備といたしまして、玉名地区、山田地区、最勝寺地区、明神尾地区等の施設整備を行なっております。また処理場につきましては、水処理設備及び電気設備の改築更新事業を実施してきたところでございます。また業務状況といたしましては、年度末の処理区域内人口、3万3,075人で、普及率につきましては、46.7%でございました。ただいま御説明を申し上げました議案の詳細につきましては、
決算特別委員会にて御説明申し上げますので、いずれも原案どおり御承認賜りますよう、よろしくお願いをいたします。
以上でございます。
○議長(竹下幸治君) 総務部長 斉藤 誠君。
[総務部長 斉藤 誠君 登壇]
◎総務部長(斉藤誠君) 議第80号から議第83号までの補正予算関係4件につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。お手元にお配りしております資料の1ページを御覧いただきたいと思います。
今回御提案をいたします補正予算は、現計予算計上後の事情の変化によりまして補正を行なう必要が生じましたので、御提案いたすものでございます。
初めに、議第80号平成22年度玉名市
一般会計補正予算(第2号)について御説明申し上げます。第1表歳入歳出予算補正につきましては、歳入歳出それぞれ17億8,706万8,000円を追加し、総額を279億5,785万8,000円とするものでございます。
まず、歳入の主なものを申し上げますと、10款地方交付税は1億2,474万3,000円の追加で、普通交付税の増額によるものでございます。12款分担金及び負担金は104万8,000円の追加で、現年発生農業施設災害復旧費分担金によるものでございます。14款国庫支出金は、8,948万4,000円の追加で、まちづくり交付金電波遮蔽対策事業費等補助金などによるものでございます。15款県支出金は、1,825万9,000円の追加で水産資源回復基盤整備交付金事業補助金などによるものでございます。19款繰越金は、5億8,198万4,000円の追加で、平成21年度の繰越金でございます。21款市債は、9億7,155万円の追加で、地域振興基金積立債、臨時財政対策債などによるものでございます。次に歳出につきまして、主な内容を御説明申し上げます。2款総務費は、10億1,477万5,000円の追加で、地域振興基金及び財政調整基金の積立金、市長選マニフェストに基づく施策を要約した「
チェンジ玉名」パンフレット印刷費、結婚サポートセンター登録料補助金などによるものでございます。3款民生費は、1,591万6,000円の追加で、住宅手当緊急特別措置事業などによるものでございます。資料の2ページでございます。4款衛生費は2,272万3,000円の追加で、
住宅用太陽光発電システム設置費補助金などによるものでございます。6款農林水産業費は、3,630万2,000円の追加で、認定農業者の農業機械等の購入にかかわる補助金として、
農業機械等整備事業補助金などによるものでございます。7款商工費は、6,229万1,000円の追加で、来年3月の
九州新幹線鹿児島ルートの全線開業を記念して発行されるプレミアム商品券事業に対する補助金などによるものでございます。8款土木費は、1億2,102万1,000円の追加で、玉名平野地区排水路工事などによるものでございます。9款消防費は、365万5,000円の追加でございます。10款教育費は、1,554万3,000円の追加で、コミュニティースクール推進事業補助金、仲良しの日制定にかかわる経費などによるものでございます。11款災害復旧費は、1,474万6,000円の追加で、大雨による農林水産施設、公共土木施設の災害復旧費によるものでございます。12款公債費は、4億8,009万6,000円の追加で、市債の繰上償還にかかわる経費でございます。
第2表地方債補正につきましては、追加が地域振興基金積立債ほか1件、変更が村づくり交付金事業債ほか2件となっているところでございます。
以上が一般会計の補正予算の説明でございます。
資料の3ページでございます。議第81号平成22年度玉名市
簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)について御説明申し上げます。第1表歳入歳出予算補正につきましては、歳入歳出それぞれ785万4,000円を追加し、総額を4,802万4,000円とするものでございます。平成21年度からの繰越金により、簡易水道施設工事等基金に積み立てるとともに、小天東地区の簡易水道施設設計業務委託を行なうものでございます。
議第82号平成22年度玉名市
水道事業会計補正予算(第2号)について御説明申し上げます。第2条債務負担行為の補正につきましては、新たに玉名市水道施設運転管理業務の期間及び限度額を定めるものでございます。
資料の4ページでございます。議第83号平成22年度玉名市
下水道事業会計補正予算(第2号)について御説明申し上げます。第2条収益的支出の補正につきましては9,000円を追加し、総額を10億6,515万6,000円とするもので、大野下ポンプ場の土地使用料の確定によるものでございます。また第3条資本的収入の補正につきましては428万2,000円を減額し、総額を8億6,908万9,000円とするものでございます。国庫補助金決定に伴う財源の組み換えを行なうものでございます。第4条債務負担行為の補正につきましては新たに玉名市浄化センター等運転管理業務の期間及び限度額を定めるものでございます。第5条企業債の補正につきましては公共下水道事業債の限度額を変更するものでございます。
以上、主な内容等について御説明申し上げましたが、詳細につきましては所管の各委員会において御説明いたしますので、御審議の上、原案どおり御承認賜りますようよろしくお願いいたします。
○議長(竹下幸治君) 副市長 築森 守君。
[副市長 築森 守君 登壇]
◎副市長(築森守君) おはようございます。私の方から条例案件等につきまして提案理由の御説明を申し上げます。
議案の1ページをお願いをいたします。議第84号玉名市
地域振興基金条例の制定についてでございますが、これは市町村の合併の特例に関する法律の規定により、本市における市民の連帯の強化と地域振興を目的とする事業の推進を図るために、合併特例債を活用した基金を設置するため条例を制定するものでございます。平成28年度以降に普通交付税の減少が予想されることから、財源対策の1つとして行なうものであります。祭りやスポーツ大会の補助などソフト事業の財源として活用することを考えております。なお、附則といたしましてこの条例は交付の日から施行するものでございます。
次に、3ページお願いいたします。議第85号玉名市
都市計画税条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、都市計画事業である公共下水道事業玉名処理区におきまして、平成17年7月に玉名市玉名の一部である玉名処理分区、約40.7ヘクタールの下水道事業が県知事より変更認可を受け、平成23年度に概ね完了となる見込みであります。そこで公共下水道事業整備完了予定の受益地、約40.7ヘクタールに対し、平成23年度より新たに都市計画税の部課区域を拡大することにより玉名市都市計画税の条例の適正化を図るものでございます。なお、附則といたしましてこの条例は、平成23年4月1日から施行し、経過措置として改正後の規定は平成23年度以降の年度分の都市計画税について適用し、平成22年度分までにつきましては、従前の例によるものでございます。
次に、4ページをお願いをいたします。議第86号指定管理者の指定についてでございますが、これは観光ほっとプラザ「たまララ」条例第7条第1項の規定に基づき、指定管理者の指定をしようとするときは、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を得る必要があるためでございます。内容といたしましては、管理を行なわせる施設は観光ほっとプラザ「たまララ」でございまして、指定管理者となる団体は、玉名観光協会でございます。なお、指定の期間は平成23年1月1日から平成25年3月31日まででございます。
次に、5ページをお願いをいたします。議第87号字の区域の変更についてでございますが、これは本市の区域内の字の区域を変更しようとするときは、地方自治法第260条第1項の規定により、議会の議決を得る必要があるためでございます。内容といたしましては、土地改良法第2条第2項第2号に規定する区画整理の実施に伴いまして、横島町横島の字の区域を変更するものでございます。
以上、条例案件4件等につきまして、提案理由の御説明を申し上げましたが、詳細につきましては、それぞれの所管の各委員会で御説明を申し上げますので、御審議の上、原案どおり御承認を賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(竹下幸治君) 市長 高嵜哲哉君。
[市長 高嵜哲哉君 登壇]
◎市長(高嵜哲哉君) 提案理由の説明を申し上げます。議第88号
教育委員会委員の任命についてでございますが、
教育委員会委員平山鏡子氏が本年11月29日をもちまして任期満了となります。つきましては、その後任として笠久美子氏を任命いたしたく地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定によりまして、議会の同意を求めるものでございます。
○議長(竹下幸治君) 以上で、提案理由の説明は終わりました。
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△日程第6 報告(報告第13号から報告第18号)
○議長(竹下幸治君) 次に報告第13号
健全化判断比率及び資金不足比率の報告について、ほか5件の報告があります。
総務部長 斉藤 誠君。
[総務部長 斉藤 誠君 登壇]
◎総務部長(斉藤誠君) 報告第13号
健全化判断比率及び資金不足比率の報告について御説明申し上げます。
議案集の8ページを御覧いただきたいと思います。これは地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の規定により監査委員の意見をつけて議会に報告するものでございます。まず、本市の
健全化判断比率について御説明いたします。実質赤字比率は普通会計のみを対象とし、実質赤字が標準財政規模に占める割合を示すものであります。本市の場合、実質赤字額がございませんので、実質赤字比率の数値はございません。次に、連結実質赤字比率は普通会計に特別会計、企業会計を加えた全会計が対象となり、全会計を合わせた連結実質赤字が標準財政規模に占める割合を示すものであります。本市の場合、連結実質赤字額がございませんので、連結実質赤字比率の数字はございません。次に、実質公債費比率は普通会計、特別会計、企業会計に本市が加入する一部事務組合であります有明広域行政事務組合、玉名市玉東町病院組合、熊本県市町村総合事務組合、
後期高齢者医療広域連合を加えたものが対象となり、本市が負担する公債費が標準財政規模に占める割合を示すものであります。本市の場合、実質公債比率は15.9%でございます。次に、将来負担比率はさらに地方公社や第三セクターであります玉名市土地開発公社、財団法人玉名市自治振興公社、有限会社横島町特産物振興協会を加えたものが対象となり、将来負担すべき債務が標準財政規模に占める割合を示すものでございます。本市の場合、将来負担比率は124.9%でございます。最後に資金不足比率は玉名市大衆浴場事業特別会計を初めとする7つの公営企業会計のみを対象とし、資金不足額が事業規模に占める割合を示すものでございます。本市の場合、資金不足比率はいずれの公営企業会計も資金不足がないため、数値はございません。5つの指標とも資料に参考表記しております国が示す早期健全化基準及び経営健全化基準を下回っており、現在のところ適正な財政運営がなされている状況でございます。なお、赤字比率がなくて数値がないと表現いたしましたが、指標におきまして、参考までに黒字の数値を括弧書きで記載いたしております。
次に、議案の10ページから14ページでございます。報告第14号から報告第18号の専決処分の報告についてでございますが、これは地方自治法第180条第1項の規定により専決処分をした損害賠償の額の決定につきましては、同条第2項の規定により報告するものでございます。
10ページをお開きください。報告第14号の内容としましては、平成22年6月13日午後4時30分頃、玉名市文化センター南側駐車場において、駐車場に設置している看板上部が落下し、駐車中の乗用車左ドアミラーを破損したものでございます。相手方への損害賠償といたしまして、市が100%にあたる1万7,745円を負担するものでございます。
次に、11ページでございます。報告第15号につきましては、平成22年5月7日、午後3時15分頃、玉名市繁根木八幡宮付近交差点において、市職員が運転する公用車が右側から直進してきた車と衝突した反動で、左側に駐車中の乗用車に後方より追突し、破損させたものでございます。相手方への損害賠償といたしまして、市は99万円を負担するものでございます。
次に、12ページ、報告第16号につきましては、報告第15号で説明いたしました事故と同一でありまして、平成22年5月7日、午後3時15分ごろ玉名市繁根木八幡宮付近交差点において、市職員が運転する公用車が右側から直進してきた車と衝突した反動で、左側に駐車中の車輌後方に追突、さらに押された車が隣接する住居兼店舗入り口のブロック及びフェンスを破損させたものでございます。相手方への損害賠償といたしまして、市は8万5,680円を負担するものでございます。
13ページでございます。報告第17号につきましては、平成22年5月31日、午後3時30分頃、玉名市役所立体駐車場2階におきまして、市職員が運転する公用車が軽自動車と接触し、後部バンパーを損傷させたものでございます。相手方への損害賠償といたしまして、市が100%にあたる18万6,575円を負担するものでございます。
14ページでございます。報告第18号につきましては、平成22年4月15日、午後5時8分頃、玉名市川島700番地付近の交差点におきまして、市道川島1号線を走行中の市職員が運転する公用車が市道川島7号線から走行してきた乗用車と衝突し、双方の車両が破損したものでございます。相手方への損害賠償といたしまして、市が50%に当たる10万8,500円を負担するものでございます。