玉名市議会 2010-07-02
平成22年第 3回定例会−07月02日-04号
日程第1
委員長報告
1
総務委員長報告
2
産業経済委員長報告
3
建設委員長報告
4
文教厚生委員長報告
日程第2 質疑・討論・採決
日程第3
委員長報告
新幹線新玉名駅周辺整備・
玉名バイパス建設促進特別委員長報告
日程第4 質疑・討論・採決
日程第5
委員長報告
新
庁舎建設特別委員長報告
日程第6 質疑・討論・採決
日程第7
追加議案上程(議第67号)
議第67号 調停の申立てについて
日程第8 提案理由の説明
日程第9 議案の
委員会付託(休憩中委員会)
日程第10
委員長報告
建設委員長報告
日程第11 質疑・討論・採決
日程第12
意見書案上程(意見書案第5号から意見書案第6号)
意見書案第5号
現行保育制度の維持・拡充と
子育て支援施策の拡充を求める意見書の提出について
意見書案第6号
子ども手当の廃止を求める意見書の提出について
日程第13 質疑・討論・採決
閉 会 宣 告
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出席議員(25名)
1番 藏 原 隆 浩 君 2番 福 田 友 明 君
3番 内 田 靖 信 君 4番 江 田 計 司 君
5番 北 本 節 代 さん 6番 横 手 良 弘 君
7番 近 松 恵美子 さん 8番 福 嶋 譲 治 君
9番 永 野 忠 弘 君 10番 宮 田 知 美 君
11番 前 田 正 治 君 12番 作 本 幸 男 君
13番 森 川 和 博 君 14番 高 村 四 郎 君
15番 松 本 重 美 君 16番 多田隈 保 宏 君
17番 高 木 重 之 君 18番 中 尾 嘉 男 君
19番 青 木 壽 君 20番 大 崎 勇 君
21番 田 畑 久 吉 君 22番 小屋野 幸 隆 君
23番 竹 下 幸 治 君 24番 吉 田 喜 徳 君
25番 松 田 憲 明 君
─────────────────────────
欠席議員(1名)
26番 杉 村 勝 吉 君
─────────────────────────
事務局職員出席者
事務局長 田 中 等 君 事務局次長 廣 田 清 二 君
次長補佐 今 上 力 野 さん 書記 小 畠 栄 作 君
書記 松 尾 和 俊 君
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説明のため出席した者
市長 高 嵜 哲 哉 君 副市長 築 森 守 君
総務部長 斉 藤 誠 君
企画経営部長兼
玉名総合支所長兼
玉名地域自治区事務所長
牧 野 吉 秀 君
市民環境部長 吉 村 孝 行 君 福祉部長 望 月 一 晴 君
産業経済部長 植 原 宏 君 建設部長 荒 木 秀 高 君
会計管理者 出 口 博 則 君
岱明総合支所長兼
岱明地域自治区事務所長
原 口 和 義 君
横島総合支所長兼
横島地域自治区事務所長
天水総合支所長兼
天水地域自治区事務所長
坂 西 惠 二 君 長谷川 親 士 君
企業局長 蓑 田 穂 積 君
教育委員長 大 谷 壽 君
教育長 森 義 臣 君 教育次長 前 田 敏 朗 君
監査委員 有 働 利 昭 君
午前10時01分 開議
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○議長(竹下幸治君) おはようございます。ただいまから本日の会議を開きます。
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△日程第1
委員長報告
○議長(竹下幸治君) 各委員会に付託してあります全議案を一括議題といたします。
審議の方法は、各委員長の報告の後、質疑、討論ののち採決いたします。
各委員長の報告を求めます。
総務委員長 北本節代さん。
[
総務委員長 北本節代さん 登壇]
◎
総務委員長(北本節代さん) おはようございます。
総務委員会に付託されました案件は議案9件、継続分の陳情2件であります。審査の経過と結果について御報告申し上げます。
まず初めに、議第42
号専決処分事項の承認について、専決第6号平成21年度玉名市
一般会計補正予算(第8号)中付託分についてであります。今回の補正は、歳入歳出それぞれ5,000万円を追加し、総額を287億2,685万4,000円とするものです。歳入の補正の主なものは、国の2次補正予算の地方への交付金の追加交付と
地方譲与税、
利子割交付金など各種交付金の確定によるものと説明を受けました。委員から、
地方揮発油譲与税が減額になっているのは、ガソリンの高騰が原因かとの質疑に対し、執行部から、
地方揮発油譲与税は平成21年4月に創設されたもので、前年度の
地方道路譲与税が8,150万6,000円、21年度
分地方揮発油譲与税が
地方道路譲与税を足した金額8,798万6,000円となっており、結果、全体で8%の伸びになっている旨の答弁がありました。審査を終了し、採決の結果、第42号中付託分については
原案どおり全員異議なく可決するものと決しました。
次に、議第43
号専決処分事項の承認について、専決第7号玉名市税条例の一部を改正する条例の制定についてであります。委員から、16歳未満は
子ども手当が支給されるため扶養控除がなくなる、その税金にかかわることで、
子ども手当をもらうのと扶養控除がなくなるのでは、どちらが得かとの質疑に、執行部から、現在
子ども手当は月額1万3,000円支給されている。扶養控除の部分が外れることになるが、児童手当の月額1万円の人が
子ども手当1万3,000円に変わる場合、所得税次第では税率が変わり何とも言えない。ただ、月額2万6,000円支給されれば
子ども手当の方が多いという旨の答弁がありました。次に委員から、税率改正で値上げの後、たばこ1箱幾らぐらいになるのか、また、たばこ税の税収の違いはどれぐらいになるのかという質疑に対し、執行部から、はっきりとたばこ1箱の値段はわからないが、現行300円のたばこが400円から450円ぐらい、旧3級品の200円のたばこが250円ぐらいになるのではないかと思っている。また、値上げの後たばこ税の税収の試算結果は、値上げで喫煙者が1割減少したところで約4,300万円の増、2割減で約1,900万円の増、3割の場合は約300万円の減の試算をしている旨の答弁がありました。それに対し、3割減した場合、税収はどのくらいになるのかとの質疑に対し、執行部から、当初予算では3億8,990万円を計上しており、当初予算額から約300万円ほど減額になる旨の答弁がありました。審査を終了し、採決の結果、議第43号については、原案のとおり全員異議なく承認するものと決しました。
次に、議第44
号専決処分事項の承認について、専決第8号玉名市
都市計画税条例の一部を改正する条例の制定についてであります。執行部から内容説明の後、委員から特に質疑もなく審査を終了し、採決の結果、議第44号については、原案のとおり全員異議なく承認するものと決しました。
次に、議第46号平成22年度
一般会計補正予算(第1号)中の付託分についてであります。歳入歳出それぞれ2億3,576万円を追加し、総額261億7,079万円とするものです。歳入歳出、
地方債補正について、執行部からそれぞれ
予算項目ごとに説明を受けた後、次のような質疑応答がありました。まず、
区長協議会で研修旅費が当初予算で2年に1回ということで計上されていましたが、今回、
区長協議会から毎年研修をしたい旨の要望を受け、金額を落としたところで組み換えがされました。当初2年に1回に決められていた理由は何か、との質疑に、執行部から、研修旅費の見直しについては玉名市の財政状況を考えて、当初予算を計上する前に、
区長協議会とも話し合いを行ない、その中で、区長協議においても当市の財政事情なども考慮され、市に負担を掛けないほうがいいという配慮から2年に1回の研修を行なうように調整を行ないました。しかし、その後区長会から、旅費を半額にしてもいいから、毎年全員で研修に行きたい旨の相談があり、毎年全員研修に行けるよう1人当たりの金額を半額の7,000円に減額し、旅費から補助金に
予算組み替えをし、計上した旨の答弁がありました。それに対して委員から、区長は無償ではないが、それ以上にいろいろな問題を抱えて活動されている中、あえて区長会の旅費を削減しなくてもよかったのではないかという意見に対し、執行部から、区長は行政と市民のパイプ役としていろいろな苦労をされているのは承知しています。研修旅費については、2年間はこのまま様子を見させていただいて、その後、研修内容も含めて考慮したい旨の答弁がありました。次に、
地域コミュニティーセンター大浜西川公民館の
建設事業補助金について、具体的な説明の後に質疑があり、執行部からは、この事業は、
財団法人自治総合センターの事業で、
宝くじ普及広報事業費として受けるもので、
事業受託収入の財源とする助成事業で、財源にも限りがあり、毎年県内で2、3件が採択されているという旨の答弁がありました。さらに委員から、西川公民館の建設事業の総予算、補助の割合。また、このような助成金を対象となる公民館については、玉名市の方からアドバイスするのかという質疑に対し、執行部から、西川公民館については
建設事業費が1,500万円余り、そのうち5分の3以内の
コミュニティーセンターの助成事業として行なうということ、910万円の助成ができることになったということでした。
自治総合センターの補助金については、補助の対象事業がいろいろあり、関係課には
助成事業内容等について連絡をしている。その中で手が挙がった分申請している旨の答弁でした。さらに、
コミュニティーセンターの助成は前もあったのかという問いに、執行部から、以前からこの事業ありましたが
公民館建設に限っていえば、申請してもいつ採択されるのかわからない状況で、計画年も確定できないところがあるということ、昨年は大坊と春出1区も建設を考えられていましたが、結果、西川町が申請され、採択されたという説明がありました。ほかに、参議院選挙の開票時間についても質疑応答がありました。審査を終了し、採決の結果、議第46号中付託分については、
原案どおり全員異議なく可決するものと決しました。
次に、議第56号玉名市副市長の給与の特例に関する条例の制定についてであります。執行部から、内容説明の後、委員から在任期間中、給料及び期末手当を10%削減となっているが、10%カットの趣旨は何かという質疑に、執行部から、10%の経緯について、市長の給料は選挙公約により1月から30%カットになっている。その結果、副市長の給与が市長を上回るという状況になり、副市長から主体的に給与を削減する旨の意思表示があった。カット率については妥当性を考慮し、調整してほしいという指示を受け、人事課の方でいろいろ試算をしましたが、最終的に副市長に決定をしていただいた。10%カットの根拠は、5%から30%までの段階で試算を、市長の30%カットした金額と市の職員の最高給与との兼ね合いや、特別職という職責を考慮したものの中で、市長30%カットの給与と市職員の最高給与との間、枠内に収まる10%が妥当ではないかという判断をしたという旨の答弁でした。それに対し、自主的に給料の削減を申し入れられたのは評価ができるが、市長の30%カットは選挙公約、本来なら副市長も10%ではなく、30%カットすべきではないか。特別職だからといって職員の給料と比較するのは必要ないと思う、という質疑に、執行部から、副市長も教育長も自主的に給与の削減を申し入れられた、現行の給与は特別職も職員も、職責に見合った給与体系になっていると。市長と同じように30%カットすれば、職員の最高給与よりも下回ることになり、妥当を欠くのではないかという判断で10%が妥当なところと判断した旨の答弁がありました。さらに施行日についても、質疑応答がありました。審査を終了し、異議があったものの採決の結果、議第56号については、
原案どおり賛成多数で可決するものと決しました。
次に、議第57号玉名市教育長の給与の特例に関する条例の制定についてであります。大体同じ内容ですが、57号については、
原案どおり賛成多数で可決するものと決しました。
議第58号玉名市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてであります。執行部から内容説明の後、委員からは特に質疑もなく、審査を終了し、採決の結果、議第58号については、
原案どおり全員異議なく可決するものと決しました。
次に、議第59号玉名市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定であります。執行部から内容説明の後、委員から、育児休暇は1年はあったと思うが、新たに条例で育児休業57日間と定めてある、これはだれが取得するのかの質疑に対し、執行部からは、育児休業の取得は男子職員が対象であり、出産の日から57日以内に一度育児休業をとっていれば、再度特別な事情がなくても取得できるように条例の改正をした旨の答弁がありました。さらに、現在の状況について質疑があり、執行部から、女子職員で育児休業を取得しているのは6名、男性が育児休業をとった実績は今までないという答弁に対し、条例で認められているのだから、今後も男性も取るように指導されたらどうかという意見がありました。審査を終了し、採決の結果、議第59号に対しては
原案どおり全員異議なく可決するものと決しました。
議第60号玉名市職員団体のための職員の行為の制限の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定ですが、執行部からの説明の後、委員から、例えば認められた期間であれば職員組合の仕事してもいいのか、という質疑に、執行部から、
地方公務員法の中で職員が給与を受けながら職員団体のための業務または活動することは原則としてできないとされているが、条例の中で例外と定めている。例えば休日とか年休であれば、給料をもらいながら職員の活動ができる。その中に今回、時間外勤務代休時間を加えるものという説明がありました。審査を終了し、採決の結果、第60号については、
原案どおり全員異議なく可決するものと決しました。
最後に陳情、平成21年度継続分であります。陳第5号暮らしを支える
行政サービスの拡充を求める意見書の提出に関する陳情と陳第6号消費税を反対し、住民税をもとに戻し、社会保障の充実を求める意見書の提出に関する陳情についてでありますが、ともに今後も慎重に審議をする必要があるとの意見が出ました。審査を終了し、採決の結果、陳第5号及び陳第6号については、全会一致で継続審査とすべきものと決しました。
以上で、
総務委員会に付託された案件の御報告を終わります。
○議長(竹下幸治君)
産業経済委員長 江田計司君。
[
産業経済委員長 江田計司君 登壇]
◎
産業経済委員長(江田計司君) おはようございます。今期、
産業経済委員会に付託されました案件は議案2件であります。委員会における審査の経過と結果について御報告いたします。
議第42
号専決処分事項の承認について、専決第6号平成21年度玉名市
一般会計補正予算(第8号)中付託分についてであります。第2表
繰越明許費補正は、1追加、7款商工費の
中心市街地活性化事業で100万円の補正であります。この事業は、
マルショク跡地の一部を中心市街地の活性化につなげるために市が平成21年度に土地を購入し、その跡地整備の方向性を示す基本計画、基本設計の業務を委託するものであります。この基本設計の工期の延長が必要になったため繰り越したものであります。また、11
款災害復旧費の現
年発生補助災害復旧事業は240万円の補正であります。この事業は昨年の7月24日から26日にかけての中国、
九州北部梅雨前線豪雨により石貫5区猿渡地区の道路のり面が長さ17メートル、高さ5メートル崩落したため、9月補正で承認をいただいた
道路災害復旧工事であります。今年の1月26日に1回目、2月25日に2回目と2度にわたる入札も予定価格を超えたため、
入札打ち切りとなりました。2回とも設計書及び仕様書は妥当だという判断でありました。これにより、年度内の工事ができないため、補助工事の窓口である県と打ち合わせを行ない、繰り越すことになったものであります。委員から、石貫の工事は地元に迷惑がかからなかったのかとの質疑に対し、執行部から、結果として早急な対応ができなかったということで、迷惑はかけておりますが、これはやむを得ない事態だと判断しています。その後でございますが、4月に入り、新単価にて設計を行ない、再び業者を総入れ替えし、3回目の入札を行ない、落札しました。工期は平成22年5月24日から8月16日となっており、早急に対応を行なっておりますとの答弁でありました。審査を終了し、採決の結果、議第42号中付託分については、全員異議なく承認すべきものと決しました。
次に、議第46号平成22年度玉名市
一般会計補正予算(第1号)中付託分についてであります。歳出の部、6
款農林水産業費は4,709万5,000円の増であります。歳出の主なものは、4月の職員の定期異動による人件費の調整と共済費の負担率の変更による
事業者負担増によるもの、また、機構改革に伴い3総合支所の
建設経済課が廃止され、農林水産課と耕地課が統合され、
農林水産政策課となったことによる職員数の減などです。7目
農業経営基盤強化促進対策費は
緊急雇用創出基金事業の補助金を活用して、
認定農業者認定維持事業に取り組むもので、現在玉名市には1,028件の
認定農業者がおられ、今年度約半数の更新を控えています。その更新申請時の内容確認、指導などを行ない、
認定農業者を維持することを目標としております。また、各総合支所での
認定農業者協議会関係の業務を含めて行なってもらうための
臨時職員雇用の経費で、県支出100%の事業であります。16目
渇水対策受託事業費の委託料は、石貫4区と石尾地区の設計委託料で8,864万円の増となっております。林業振興費の
公有財産購入費は
防火林道東部小岱山線の事業用地で、
時効取得訴訟により原告人の請求が認められ、今年の4月27日付の判決確定により、用地を購入するもので、用地は1筆ですが、現況地目で購入する、買収するものです。7款商工費は212万7,000円の減額であります。主なものは、4月の機構改革に伴う人事異動による人件費の調整であります。次に、第2
表債務負担行為補正であります。玉名市
家畜疾病緊急対策資金融通措置要綱に基づき、金融機関が農業者に資金を融資したことについて、その利子補給を行なうもので、口蹄疫の発生に伴い、家畜市場の開催延期などで経営継続が困難になった畜産農家などに対して融資するため生活資金などの運転資金や飼肥料費、家畜購入費、
器具消耗品費、雇用労働費、その他畜産経営の継続に必要な経費を対象として貸付限度額はありますが、無利子で今年度のみ融資貸付となり、償還期間が3年以内であるため、期間は平成22年度から25年度です。また、限度額については、
農業近代化資金の基準金利により算出した額の8分の6に相当するとしています。これは、県が3、市3、JAなど2の割合で負担するもので、現在の基準金利は2.85%であります。今回は、
債務負担行為の項目のみの計上でありますが、歳出予算は3月に補正の予定があります。委員から、
認定農業者の現状について質疑があり、執行部から、農家人口が減ると共に
認定農業者の維持確保が非常に困難な状況になっています。
農業経営計画自体が5年後の経営を設計するもので、果たして5年後、農業を行なっているのか、農家の高齢化とともにむずかしいものとなっている、との答弁に委員からは、農家の収入が低いのでは、また、補助金との関連は、との質疑には、
認定農業者に対する補助は単市もそうですが、必ず
認定農業者を入れること。
認定農業者の数は玉名市の農業の今後を表すもので、国・県の補助事業においては、その基礎数値となりますので、現在の数を維持し、新たな
認定農業者の掘り起こしができるよう今後検討していきたいとの答弁でありました。また、委員から、防火林道の進捗状況についての質疑があり、執行部から、今年度で工事が終了し、来年度からは全線開通を予定しています。との答弁でありました。さらに委員からは、防火林道が開通し、心配事としてごみの不法投棄があります。その対策はどのように考えているか、との質疑には、執行部から、開通すると一番心配されるのがごみの不法投棄であります。
防火林道整備促進期成会があり、この場でも関係の委員から声が上がっています。現在の対策としましては、供用開始されている区間について南関町側では、町によるパトロールやごみの回収などの独自の対策をとられています。玉名市におきましては、県の
緊急雇用創出事業で、去年からごみの不法投棄の回収を含めた清掃管理業務等委託し、独自の対策をとっています。この先、期成会としましても玉名市と南関町とが統一した対策をとっていくのか、それともこれまでと同様に継続した取り組みを行なっていくのかを7月に開催される総会において提案していく予定です。地元からもごみの問題が一番の心配として上がってきているので、善処したいと考えている。との答弁でありました。審査を終了し、採決の結果、議第46号中付託分については、全員異議なく可決すべきものと決しました。
その他として、
しょうぶまつりについての報告がありました。
以上をもちまして、
産業経済委員会に付託されました案件の報告を終わります。
○議長(竹下幸治君)
建設委員長 高木重之君。
[
建設委員長 高木重之君 登壇]
◎
建設委員長(高木重之君) おはようございます。今期、
建設委員会に付託されました案件は議案8件、請願1件、陳情1件であります。審査の経過と結果について御報告いたします。
まず初めに、議第42
号専決処分事項の承認について、専決第6号平成21年度玉名市
一般会計補正予算(第8号)中付託分についてであります。
繰越明許費補正変更で、8款土木費2項
道路橋りょう費、事業名、道路改良事業で4,000万円の追加。内訳は工事請負費で市道の道路改良、舗装、側溝の改良であります。これは21年度の国の2次補正分で4,000万円の補正を行ない、それに伴い専決処分で繰り越したものであります。同じく、
繰越明許費補正変更で8款土木費5項都市公園費、事業名、都市公園安全・安心対策緊急総合支援事業で602万7,000円の追加。これは、平成21年度の国の1次補正分である地域活性化公共投資臨時交付金の工事費を専決処分で繰り越したものであります。また、この都市公園費602万7,000円については、執行部より、当該年度に執行できるよう対応してきたが、この工事発注の前提となる公園施設長寿命化計画の策定やそれを踏まえた実施設計を同時期に行なっていたため、ぎりぎりまで工事の契約に向けて努力はしたが、予算執行ができなかったため専決にて繰り越した旨の説明があっております。まず委員より、
道路橋りょう費の繰り越しについて、一般財源の単費で手当てしてあるなら、計画的にやっていけば繰り越さずにできると思うし、単費が次年度繰り越しになること自体が理解できない。職員の削減に伴い人手が足らず、やはり必然的に繰り越しにならざるを得ないような状況があるのかと質疑があり、執行部より、
道路橋りょう費の中に数本の繰り越しがあるが、これについて21年度の予算額として20年度の国の2次補正分、21年度の国の1次補正分、21年度の当初予算合わせて、全体で約6億円の予算があった。玉名総合支所の職員4名と各総合支所の職員4名の計8名で21年度内に終わるように頑張ってきたわけだが、今回、数本の繰越が発生する結果となったとの答弁でありました。これに対して委員より、国の事業の関係で年度末ぐらいに補正が来るとやはり早急に計画をあげなければといった状況が出てくる。前年度からの繰越が積もり積もって、そうした状況が続くなら、それを解決するためにはやはり人員を増やさないといけないのではないかとの質疑があり、執行部より、20年度から国の2次補正が出てきたわけだが、それ以前も繰越は何本かあったものの、こんなに多くはなかった。人員が少ない気もするが21年度分については、20年度の国の2次補正と21年度の国の1次補正合わせ、約2億6,000万円の補正となっており、この補正分がなかったなら、ここまでの繰越が発生しなかったのではとの答弁でした。また委員より、事業課においては業務量の増加と業務の多忙化も懸念されるので、十分な人員の確保と人員の配置を行ない、事業に遅れがないようにとの意見が出されました。以上、審査を終了し、採決の結果、議第42号中付託分については、原案のとおり全員異議なく承認すべきものと決しました。
次に、第46号平成22年度玉名市
一般会計補正予算(第1号)中付託分についてであります。4款衛生費1項保健衛生費8目水道費で22万2,000円の増。9目浄化槽設置整備費で807万4,000円の減。いずれも定期異動等に伴う職員給料等の調整によるものであります。8款土木費は1億1,256万6,000円の減額で、定期異動等に伴う職員給与等の調整及び機構改革により3総合支所の
建設経済課が廃止されたことや用地課を廃止し土木課に統合したことなどに伴う人件費の調整であります。委員から特に質疑もなく、採決の結果、議第46号中付託分については、原案のとおり全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に、議第51号平成22年度玉名市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)についてであります。歳入歳出それぞれ1,574万5,000円の減額。定期異動等に伴う職員給与等の調整によるものであります。委員から特に質疑もなく、採決の結果、議第51号については、原案のとおり全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に、議第52号平成22年度玉名市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)についてであります。歳入歳出それぞれ22万2,000円の追加。定期異動等に伴う職員給与等の調整によるものであります。委員から特に質疑もなく、採決の結果、議第52号については、原案のとおり全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に、議第53号平成22年度玉名市浄化槽整備事業特別会計補正予算(第1号)についてであります。歳入歳出それぞれ807万4,000円の減額。定期異動等に伴う職員給与等の調整によるものであります。委員から特に質疑もなく、採決の結果、議第53号については、原案のとおり全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に、議第54号平成22年度玉名市水道事業会計補正予算(第1号)についてであります。収益的支出で695万4,000円の追加、定期異動等に伴う職員給与等の調整によるものであります。委員から特に質疑もなく、採決の結果、議第54号については、原案のとおり全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に、議第55号平成22年度玉名市下水道事業会計補正予算(第1号)についてであります。収益的支出で1,833万円の追加。資本的支出で487万5,000円の追加。いずれも定期異動等に伴う職員給与等の調整によるものであります。委員から特に質疑もなく、採決の結果、議第55号については、原案のとおり全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に、議第64号市道路線の認定についてであります。これは、道路法第8条第2項の規定により、議会の承認を得るもので、今回認定する道路は3路線で、いずれも九州新幹線関連に伴い、新たに整備した路線の市道認定であります。委員から特に質疑もなく、採決の結果、議第64号については、原案のとおり全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に、請第5号ホタルの生息地移転についての請願についてであります。これは、古くからホタルが生息する玉名市築地と岱明町開田の境界にある浮田池吐き出しが現在進捗中の玉名バイパス工事により、道路下に埋められる計画になっているため、今あるホタルの生息地を下流に延長するための河川工事を求めるものであります。採決の結果、請第5号については、願意妥当と認め、全員一致で採択すべきものと決しました。
次に、陳第5号道路拡幅整備に関する陳情でございます。これは、天水の北横内地区、立花区における地域活性化のため、災害時の緊急車両、重機等の対応ができ得る広範囲のインフラ整備をもくろみ、また災害時や緊急医療、防災等の市民生活の向上を願い、必要不可欠な生活道路である陳情路線の整備を求めるものであります。採決の結果、陳第5号については、願意妥当と認め、全員一致で採択すべきものと決しました。
以上で、
建設委員会の審査報告を終わります。
○議長(竹下幸治君) 文教厚生委員長 内田靖信君。
[文教厚生委員長 内田靖信君 登壇]
◎文教厚生委員長(内田靖信君) おはようございます。今期、文教厚生委員会に付託されました議案10件と請願、陳情それぞれ1件について審査の経過と結果を報告いたします。
初めに、議第42
号専決処分事項の承認について、専決第6号平成21年度玉名市
一般会計補正予算(第8号)中付託分についてであります。内容については、国の2次補正予算の追加配分に伴い、10款教育費において市内小学校施設の修繕、改修事業の増額補正を行なったものであります。この件について、委員から特に質疑もなく、審査を終了し、採択の結果、議第42号中付託分は、全員異議なく承認すべきものと決しました。
次に、議第45
号専決処分事項の承認について、専決第9号玉名市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についてであります。内容については、地方税法の改正に伴い、国民健康保険税の算定基礎となる国民健康保険に要する費用の基礎課税額にかかる最高限度額等を増額するものであります。執行部から、内容説明の後、委員から、最高限度額引き上げに伴う税収の見込み額や限度額の推移並びに滞納の状況などについて質疑があり、執行部から、税収見込みについては、現年度分で約6,100万円程度の増収を見込んでいる。最高限度額の推移については、国の税制改正に伴い平成18年度の62万円から順次引き上げが行なわれ、今年度は73万円となっている。滞納状況については、一昨年のアメリカのリーマンショックに端を発した世界的不況のあおりを受け、市民の所得も落ち込み、担税力は減少し、滞納につながっているとの答弁がありました。以上審査を終了し、採決の結果、議第45号は、全員異議なく承認すべきものと決しました。
次に、議第46号平成22年度玉名市
一般会計補正予算(第1号)中付託分についてであります。歳出の主なものは、4月の職員定期異動及び機構改革に伴う職員給与等の調整となっているが、それ以外の主なものは、3款民生費においては、豊水保育所屋上防水改修費などの計上。4款衛生費は、ふるさと環境づくり事業補助金などの計上。10款教育費は、旧玉名干拓施設の国指定に伴う記念
シンポジウム開催経費などが計上されております。これらの件に関して委員から、ふるさと寄附金を財源とした事業が計上をされているが、どのような使途項目に対し、寄附があったのか。との質疑があり、執行部から、平成21年度のふるさと寄附金は主に東京、千葉、埼玉、福岡の方々25名から276万7,500円が寄附をされており、5項目の使途の中で元気で長寿のまちづくりの項目に対しては209万円の寄附があっており、主に介護予防教室、介護保健施設及び福祉センターでの各種事業に必要なプロジェクターや地上デジタル放送対応テレビ等の備品購入並びに音楽会開催に伴う委託料などを予定しているとの答弁がありました。その他委員から、横島町と大浜町に残る旧玉名干拓施設が国指定文化財に指定されているが、今後の管理や調査等にかかる費用についてはどのように予算措置をされるのかとの質疑があり、執行部から、文化財が国指定された場合の優遇措置であるが、今回は47万円が交付税措置をされている。今後の保全や管理については、基本的には自己財源となるとの答弁があっております。その他、合併浄化槽の点検回数を市内で統一していただきたいといった意見や公立保育所の給食は今後も自営方式を維持していただきたいとの要望等がありました。また、小学校における教科担任制の導入や中高一貫教育に対する考え方について質疑があり、執行部から、現在、玉名市内の小学校においては、すべて学級担任制となっている。教科担任制が全国的な流れの中で議論が始められており、市としても今後検討してまいりたい。また、中高一貫教育に関しては、来年度から県立玉名高等学校附属中学校が開校することに伴い、先行実施されている県立宇土中学校への視察を行なったところである。今後は県立中学校との共生を図りながら市立中学校の学力向上とどのように魅力を発信するかといった点についても鋭意研究を重ねてまいりたいとの答弁がありました。最後に委員から、教職員の不祥事が報道されていたが、このような事案が発生した場合には、少なくとも委員会の冒頭において対応策や再発防止策などを報告すべきではないか、また、生徒や保護者への配慮は再発防止についてどのような対応がなされたかお示しいただきたいとの指摘があり、執行部から、この件に関しては、先に経過報告を行なうべきであったと認識している。対応策としては、4月に市内全小中学校を訪問し、教職員へ再発防止を訴えたところである。今後は、熊本県教育委員会の再発防止に関するマニュアルを参考にし、再発を絶対にさせない取り組みを全力をあげて推進し、あわせて生徒や保護者に対しても十分配慮してまいりたいとの答弁がありました。以上、審査を終了し、採決の結果、議第46号は、全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に、議第47号平成22年度玉名市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)についてであります。執行部から内容説明の後、委員から特に質疑もなく、審査を終了し、採決の結果、議第47号は、全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に、議第48号平成22年度玉名市老人保健事業特別会計補正予算(第1号)についてであります。執行部から内容説明の後、委員から特に質疑もなく、審査を終了し、採決の結果、議第48号は、全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に、議第49号平成22年度玉名市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)についてであります。執行部から内容説明の後、委員から特に質疑もなく、審査を終了し、採決の結果、議第49号は、全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に、議第50号平成22年度玉名市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)についてであります。執行部から内容説明の後、委員から、今後高齢化が進む中で社会保障費の増加が懸念されるが、高齢者率の推移はどうなっていくかとの質疑があり、執行部から、平成22年度1月末現在での65歳以上の高齢者人口は約1万9,000人で、高齢者率は27.3%、今年度75歳以上の後期高齢者は300人程度増えている状況である。特に団塊の世代が65歳になられた頃から高齢者人口は急激に増えることとなり、平成26年度の高齢者人口は見込みで2万570人、市の人口6万9,000人程度とすれば、高齢者率は30%に達する勢いである。結果、介護保険料も年々増加すると思われ、厳しい財政状況は続くと考えられる。今後の国の税制措置も注視する必要があるとの答弁があっております。以上、審査を終了し、採決の結果、議第50号は、全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に、議第61号玉名市保育の実施に関する条例の一部を改正する条例の制定についてであります。執行部から内容説明の後、委員から特に質疑もなく、審査を終了し、採決の結果、議第61号は、全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に、議第62号玉名市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定についてであります。執行部から内容説明の後、委員から特に質疑もなく、審査を終了し、採決の結果、議第62号は、全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に、議第63号熊本県後期高齢者医療広域連合規約の一部変更についてであります。執行部から内容説明の後、委員から特に質疑もなく、審査を終了し、採決の結果、議第63号は、全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に、請願について報告をいたします。請第6号
現行保育制度の維持と
子育て支援施策の拡充について国への意見書提出を求める請願についてであります。請願の要旨によれば、政府では保育制度における児童福祉施設最低基準の撤廃や民間保育所運営費の一般財源化など、保育の公的責任を後退させる方向に議論がなされている。このような制度が成立すれば、経済効果ありきで地域及び家庭の経済格差が保育の質を低下させてしまう。子どもの育ちがこの国の未来であり、国や地方公共団体の責任において、保育、子育て支援政策を拡充すべきであるといった内容であります。この件について委員から、請願要旨によるように保育については、国や地方自治体において責任を持って保育の質の向上に努めるべきであるなどの意見が出され、採決の結果、願意妥当と認め、請第6号は、全会一致で採決するものと決しました。
最後に陳情について報告いたします。陳第4号
子ども手当の廃止を求める意見書の提出に関する請願についてであります。陳情の要旨では、6月から支給が始まった
子ども手当は満額支給となれば、所得制限もないため、赤字財政にさらに拍車をかけ、子や孫の世代に借金を繰り越すこととなり、国の財政破綻を招きかねず、政策目的も不明確である。また、受給者対象者に日本国籍を有するもという文言もなく、公的証明書の確認手続など、地方自治体への事務的負担も大きい。さらに、子どもは社会全体で育てるといった政策としては、家庭における子育てを軽視しているといっても過言でないなどの理由により、
子ども手当を廃止する意見書を提出していただきたいとの内容であります。この件に関して、各委員から、該当する各家庭の一律給付よりも保育園、幼稚園の無料化や学童保育などについて手当てすべきではないか、また外国においても養子縁組に拍車がかかるのではないかとの懸念もある。その他子育て支援策として期待している家庭もあるので、継続すべき施策ではないかと意見が出されました。以上、審査を終了し、採決の結果、陳第4号については賛成多数で採択すべきものと決しました。
以上で、今期、文教厚生委員会に付託されました案件の報告を終わります。
○議長(竹下幸治君) 以上で各委員長の報告は終わりました。
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△日程第2 質疑・討論・採決
○議長(竹下幸治君) ただいままでの各委員長の報告について質疑はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(竹下幸治君) 質疑なしと認めます。
次に討論に入ります。討論の通告があっておりますので、発言を許します。
○議長(竹下幸治君) 5番 北本節代さん。
[5番 北本節代さん 登壇]
◆5番(北本節代さん) 文教厚生委員会の委員長の報告に対しまして、反対の立場で討論いたします。1つは議第45号専決処分の承認について、玉名市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についてですが、委員長の報告は全会一致で可決でありました。私は反対の立場で討論いたします。一般質問でも申しましたが、実際に国民健康保険税の滞納額は玉名市は7億円もあり、実際にはそれを上回る滞納額が予想されます。保険税は100万円から200万円の課税の世帯が一番高い比率で設定をされております。苦しい生活が強いられ、実際、玉名市が行なうことは滞納世帯に対して納税を進める政策や医療費や無駄遣いをなくす工夫は大切だと思います。それによって反対討論をいたします。
次に、陳第4号
子ども手当の廃止を求める意見書の提出についての陳情は、委員長の報告は賛成多数で可決とのことでした。委員長の報告に対し反対討論をいたします。そもそも
子ども手当の趣旨は社会全体で子どもの育ちを支援することが
子ども手当の目的です。日本では子どものことは後回しでGDPの0.6%しか子どもの予算がなく、先進国の中では最低レベルでした。財源は今回1万3,000円が実現したのは、まず子どもの扶養控除をなくすことで実現しております。実際に第1回目の支給が終わっております。現在、玉名市民の所得状況についてはどうでしょうか。玉名市民の課税標準額の段階別で調べさせていただきましたが、玉名市民の給与所得納税者1万9,362人中10万円を超え100万円以下が一番多く8,242名、100万を超え200万円以下の収入の方が5,626名、1万9,362人の納税者に対し、1万3,868人は200万円以下の市民です。1万3,868人になりますが、これは全体の75%になっております。現在子育て真っ最中の人とは限りませんが、200万円以下の課税の人たちが納税義務者の75%を超えるのが現状です。実際に
子ども手当は支給された人にお尋ねすると大変助かりますの声ばかり。玉名市民の所得の現状から見てもこれは大変必要な金額と思います。今会議第43号に玉名市市税の条例の一部を改正する条例の制定でわかりますように、扶養控除がなくなる条例の改正であります。また、現在3人子どもがいる場合は3歳未満児は1万円、それ以上は5,000円の
子ども手当が現物支給が現状も支払われております。一番子育てに金銭的に要するのは中学校から高校、大学という人たちが大変でありますが、
子ども手当を廃止する意見書を提出することは考えられません。よって、国に意見書を提出するということは、玉名市民の生活を見ていないということです。私たちは市民の生活の側にいてしっかりと格差をなくし、子どもたちの成長を見守ることです。国の赤字は節約するところをしっかりと節約をし、そして見通しを立てることだと思います。子どもたちの借金をつくるということは、
子ども手当で考えるのはどうかと思います。また、防衛費より高いと繰り返し使われておりますが、国の防衛費はGDPの1%にとどまるといわれておりましたが、現状では超えておりますし、子どもに関する予算を防衛費と比べるのはいかがなことかと思います。また、現在
子ども手当の見直しの提案が出ておりますし、これからもしっかりとした様子を見守る必要があると考えます。よって、この
子ども手当の廃止を求める意見書の提出についての陳情は委員長の報告と反対の立場で討論いたします。
○議長(竹下幸治君) 11番 前田正治君。
[11番 前田正治君 登壇]
◆11番(前田正治君) 私は今度の議会に提案されてます議案の中で、議第43号、専決第7号玉名市税条例の一部を改正する条例の制定について、議第45号、専決第9号玉名市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について、議第63号熊本県後期高齢者医療広域連合規約の一部変更について、以上反対をいたします。また、文教厚生委員長からありました陳第4号
子ども手当の廃止を求める意見書の提出に関する陳情に私は反対いたします。玉名市税条例の一部を改正する条例制定につきまして、この改正の中には個人住民税における16歳未満の扶養親族に対する扶養控除33万円をゼロにする改正、また、16歳以上19歳未満の扶養親族に対する特定扶養控除の上乗せ分を12万円削減して45万円から33万円にする改正が組まれております。政府はこの改正での増収が
子ども手当や高校授業料の無償化の財源になる、このように説明をしておりますが、個人住民税は4,570億円の大増税になります。そして扶養控除が廃止、縮小されることによりまして、他の制度への影響も懸念されます。私はこのような負担増の改正を認めることはできません。玉名市国民健康保険税条例の一部を改正する条例についてであります。この改正の中には、非自発的失業者に対する国民健康保険税の負担軽減措置がなされておりまして、評価する点もあります。しかしながら、国民健康保険税の最高額が医療分で47万円から50万円に引き上げ、後期高齢者支援分で12万円を13万円に引き上げ、介護分を含めまして限度額69万円が73万円に上がってしまう改正でありまして、これも市民の負担増につながるものでありまして、私は反対します。後期高齢者医療広域連合規約の一部変更についてであります。私は第8条の広域連合議員の選挙の方法について異議があります。現在は、それぞれ市町村の首長と議会から広域議員が選出されておりますが、それを今度の変更によりまして、執行部側、議会側を一緒にしまして、その中から1人を選出するそのようになっております。議会側からの広域議員を削減することにつながる変更でありまして、私は反対であります。
以上です。
○議長(竹下幸治君) 18番 中尾嘉男君。
[18番 中尾嘉男君 登壇]
◆18番(中尾嘉男君) 有明クラブ中尾嘉男です。今議会に提案されてます議第56号玉名市副市長の給与の特例に関する条例の制定について、議第57号玉名市教育長の給与の特例に関する条例の制定についての反対討論をいたします。まず最初に、副市長、教育長の給与を100分の10、10%削減をなぜしなければならないのか、市長は選挙公約で30%カットを言われました。現在、実行されてます。これは見方次第ではとてもすばらしいことだと思います。提案どおりいけば、市長と副市長の間では6,700円の差額、また、市長と教育長では11万9,200円の差となります。これは市民に対する自己アピールとしか私には思えません。市長より高いのでじゃなく、本当に玉名の財政を考えるのであれば、市長同様の30%が妥当だと思いますので、議第56号、57号については反対をいたします。
○議長(竹下幸治君) ほかに討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(竹下幸治君) 討論なしと認めます。これにて討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
議第43号 専決処分事項の承認について 専決第7号
玉名市税条例の一部を改正する条例の制定について
議第45号 専決処分事項の承認について 専決第9号
玉名市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について
以上、議案2件については、異議がありますので、後に譲り採決いたします。
議第42号 専決処分事項の承認について 専決第6号
平成21年度玉名市
一般会計補正予算(第8号)
議第44号 専決処分事項の承認について 専決第8号
玉名市
都市計画税条例の一部を改正する条例の制定について
以上、議案2件については、各委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(竹下幸治君) 御異議なしと認めます。よって、原案のとおり決定いたしました。
議第43
号専決処分事項の承認について 専決第7号玉名市税条例の一部を改正する条例の制定については異議がありますので、起立により採決いたします。議第43号については、原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。
[賛成者起立]
○議長(竹下幸治君) 起立多数であります。よって、議第43号については、原案のとおり決定いたしました。
議第45
号専決処分事項の承認について 専決第9号玉名市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定については異議がありますので、起立により採決いたします。議第45号については、原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。
[賛成者起立]
○議長(竹下幸治君) 起立多数であります。よって、議第45号については、原案のとおり決定いたしました。
議第46号 平成22年度玉名市
一般会計補正予算(第1号)
議第47号 平成22年度玉名市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)
議第48号 平成22年度玉名市老人保健事業特別会計補正予算(第1号)
議第49号 平成22年度玉名市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
議第50号 平成22年度玉名市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)
議第51号 平成22年度玉名市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)
議第52号 平成22年度玉名市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)
議第53号 平成22年度玉名市浄化槽整備事業特別会計補正予算(第1号)
議第54号 平成22年度玉名市水道事業会計補正予算(第1号)
議第55号 平成22年度玉名市下水道事業会計補正予算(第1号)
以上、予算議案10件については、各委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(竹下幸治君) 御異議なしと認めます。よって、原案のとおり決定いたしました。
議第56号 玉名市副市長の給与の特例に関する条例の制定について
議第57号 玉名市教育長の給与の特例に関する条例の制定について
以上、条例議案2件については、異議がありますので、後に譲り採決いたします。
議第58号 玉名市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議第59号 玉名市職員の育児休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議第60号 玉名市職員団体のための職員の行為の制限の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議第61号 玉名市保育の実施に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議第62号 玉名市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について
以上、条例議案5件については、各委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(竹下幸治君) 御異議なしと認めます。よって、原案のとおり決定いたしました。
議第56号玉名市副市長の給与の特例に関する条例の制定については、異議がありますので、起立により採決いたします。議第56号については、原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。
[賛成者起立]
○議長(竹下幸治君) 起立多数であります。よって、議第56号については、原案のとおり決定いたしました。
議第57号玉名市教育長の給与の特例に関する条例の制定については、異議がありますので、起立により採決いたします。議第57号については、原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。
[賛成者起立]
○議長(竹下幸治君) 起立多数であります。よって、議第57号については、原案のとおり決定いたしました。
議第63号熊本県後期高齢者医療広域連合規約の一部の変更について、以上、議案1件については、異議がありますので、後に譲り採決いたします。
議第64号市道路線の認定については、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(竹下幸治君) 御異議なしと認めます。よって、原案のとおり決定いたしました。
議第63号熊本県後期高齢者医療広域連合規約の一部の変更については、異議がありますので、起立により採決いたします。議第63号については、原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。
[賛成者起立]
○議長(竹下幸治君) 起立多数であります。よって、議第63号については、原案のとおり決定いたしました。
次に請願について、
請第5号 ホタルの生息地移転についての請願
請第6号
現行保育制度の維持と
子育て支援施策の拡充について国への意見書提出を求める請願
以上、請願2件については、各委員会の委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(竹下幸治君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
次に陳情について、
陳第4号
子ども手当の廃止を求める意見書の提出に関する陳情、以上、陳情1件については、後に譲り採決いたします。
陳第5号市道拡幅整備に関する陳情については、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(竹下幸治君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたします。
陳第4号
子ども手当の廃止を求める意見書の提出に関する陳情については、異議がありますので、起立により採決いたします。陳第4号についての委員長の報告は採択であります。委員長の報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。
[賛成者起立]
○議長(竹下幸治君) 起立多数であります。よって、陳第4号については、原案のとおり採択することに決定いたしました。
次に継続審査となっております陳情について。
平成21年陳第5号 暮らし支える
行政サービスの拡充を求める意見書の提出に関する陳情
平成21年陳第6号 消費税増税に反対し、住民税をもとに戻し、社会保障の充実を求める意見書の提出に関する陳情
以上、陳情2件については、委員長の報告のとおり継続審査とすることに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(竹下幸治君) 御異議なしと認め、継続審査とすることに決定いたしました。
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△日程第3 新幹線新玉名駅周辺整備・
玉名バイパス建設促進特別委員長報告
○議長(竹下幸治君) 次に、新幹線新玉名駅周辺整備・玉名バイパス建設促進特別委員会に付託してあります調査事項を議題といたします。
審議の方法は、報告の後、質疑、討論ののち採決いたします。
委員長の報告を求めます。
新幹線新玉名駅周辺整備・玉名バイパス建設促進特別委員長 永野忠弘君。
[新幹線新玉名駅周辺整備・玉名バイパス建設促進特別委員長 永野忠弘君 登壇]
◎新幹線新玉名駅周辺整備・玉名バイパス建設促進特別委員長(永野忠弘君) おはようございます。6月3日に招集しました新幹線新玉名駅周辺整備・玉名バイパス建設促進特別委員会の御報告を申し上げます。
まず初めに玉名バイパスの進捗状況について、執行部から、全長8.5キロメートルのうち起点である寺田から立願寺までの4.3キロメートルについては、既に供用開始となっており、残りの立願寺から岱明町開田までの4.2キロメートルのうち、西照寺地区330メートル、築地地区940メートル、山田地区740メートル、立願寺地区630メートルについて、現在施工中であり、この区間は本年8月から12月までの完了予定である。今後7月に残りの舗装工事、安全施設工事を発注され、平成23年度の九州新幹線開業にあわせた全線開通を目指し、順調に進んでいるとの報告がありました。この件について、委員から、用地買収の状況について質疑があり、執行部から、用地の買収について4筆3件があり、現在、国土交通省が法的手続き中であり、9月末と11月末には完了予定と聞いているとの答弁がありました。その他、関連して境川の改修やバイパス開通に伴い、相当な交通量の変化が考えられるため、安全対策としての信号や街路樹、街路灯及び消火栓などの整備については十分な確認をいただき、適宜設置をお願いした旨の要望などがありました。
次に新幹線新玉名駅前広場整備についてであります。執行部から、新駅アクセス道路と駅前広場整備について説明がありました。まずアクセス道路に関しては、主要道路である玉名バイパスに対して縦軸となる県道玉名立花線2.2キロメートルは現在、玉名バイパスから玉名小学校までは完成しており、残り区間である玉杵名大橋までは22年度末までに完了予定、また横軸となる(仮称)県道東西線1,040メートルについては駅前広場から市道寺町大坊線までを新幹線開業までに完了予定、寺町大坊線から県道玉名八女線の交差点付近までについては、当該区間内に共有地があり、地権者が相当数おられ、相続関係の発生しているとのことから用地取得のめどが立てにくく、新幹線の開業から遅れが生ずるとの報告がありました。
次に駅前広場整備については、工事全体の進捗率で約70%が完了しており、残りは駐車場の舗装工事、駅前広場全体の植栽工事、交通安全施設等の工事があるとの説明がありました。この件に関して委員から、多目的広場や交流広場の樹木植栽や利用形態についてはどのように考えているかとの質疑に対し、執行部から、植栽については郷土樹種を中心に考えているが、委員の提案でもある他の地域との交流を目的とするような樹木についても考慮してまいりたい、また広場の利用形態については緑の多い公園をイメージし、高木や東屋などで日陰や雨よけも設置予定である。広場では子ども連れの家族や年配の方、地域住民などが緑の空間でコミュニケーションをとれるような場所となるよう整備を進めていきたいと答弁がありました。その他委員から、防犯上の観点から駅前に派出所等の設置予定はないかとの質疑に対し、執行部から、駐在所や派出所の新設についてはむずかしい状況であるが、地元の方々からの要望書が近日提出される予定であるため、内容を関係各課とも協議の上、警察署へ要望してまいりたいとの答弁がありました。関連して委員から、玉名小学校横の交差点や通学路については、万全な安全対策を講じること、そのほか安価な駐車料金の設定、観光ほっとプラザたまララの運営方針の早期決定、また新幹線開業に伴う各種開発を広域でとらえ、県道1号線の整備も早急に着手してほしいといった要望や意見が出されました。
次に新幹線新玉名駅周辺の開発構想について執行部から、開発構想については新幹線新玉名駅周辺整備検討委員会や庁内関係各課で組織したプロジェクトチームから検討報告書が提出されているところであるが、まだ方向性が打ち出せていない、今年度中早期に方針を固め、事業を進めてまいりたいとの説明がありました。この件について、委員から、バス路線見直し計画の進捗状況はどうなっているかとの質疑に対し、執行部から、現在のところ築地立願寺線も含めて在来路線の延伸による計画を産交バスと検討中である、また産交バス以外の交通手段として天水、小天地区のデマンドタクシーやコミュニティーバスなどあらゆる方向から検討してまいりたいとの答弁があっております。その他関連して委員から、新駅に関連した整備だけでなく、市全体の道路網や圃場整備も含めて検討いただきたいといった意見が出されました。その他、委員から、大型スーパーの出店については、どのようになっているかとの質疑に対し、執行部から、電気量販店やホームセンターなどを含む大型商業施設の進出計画は一応白紙状態であるが、個別の電気量販店などから進出の相談があっている、今後も協議を進めてまいりたいとの答弁がありました。その他物産販売所の建設や新玉名駅を地域活性化の起爆剤と考え、真剣に取り組み、早期の具体策を提案いただきたい、また議員サイドからも政策提案をしていくべきではないかとの意見も出されました。
最後に新幹線開発に伴う環境被害について、執行部から、トンネル工事に関する渇水等の被害については、被害があった各地区に対し、適宜対策を講じられている、現在残っているのは福山地区の農業用水水源の問題でこれについては地元と鉄道運輸機構の意見が分かれ、現在調整中である。また騒音・振動・電波障害の発生が予想され、電波障害については一部被害が出ているものの鉄道運輸機構において、電波障害に関する設備を建設し、今年度中に対策を講じる予定となっている。その他、高架橋・橋梁に係る日照の問題については、今年度中に調査をし、被害対策を考えていく方針であり、農作物の被害については24年度をめどとして補償等の対応をしていくとのことである。騒音振動についても測定調査をおおむね24年までに対策が講じられる予定である。市としては地元の方々の切実な思いを十分受け止め、鉄道運輸機構との調整に鋭意努力してまいりたいとの報告がありました。
以上のような進捗状況の中で、新幹線駅前広場の整備及び周辺の開発構想並びに玉名バイパスの早期全線開通について、今後も慎重に審査していく必要がありますので、閉会中の継続審査とし、今委員会を閉会いたしました。
以上で、特別委員会の報告を終わります。
○議長(竹下幸治君) 以上で新幹線新玉名駅周辺整備・玉名バイパス建設促進特別委員長の報告は終わりました。
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△日程第4 質疑・討論・採決
○議長(竹下幸治君) ただいまの委員長の報告について質疑はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(竹下幸治君) 質疑なしと認めます。
討論ありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(竹下幸治君) 討論なしと認めます。
これより採決に入ります。お諮りいたします。ただいまの
委員長報告のとおり、継続審査の申し出がありますので、これを閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(竹下幸治君) 御異議なしと認めます。よって、
委員長報告のとおり、これを閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。
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△日程第5 新
庁舎建設特別委員長報告
○議長(竹下幸治君) 次に、新庁舎建設特別委員会に付託してあります調査事項を議題といたします。
審議の方法は、報告の後、質疑、討論ののち採決いたします。委員長の報告を求めます。
新庁舎建設特別委員長 吉田喜徳君。
[新庁舎建設特別委員長 吉田喜徳君 登壇]
◎新庁舎建設特別委員長(吉田喜徳君) 去る6月1日に開催しました新庁舎建設特別委員会における審査の経過と結果を御報告いたします。
まず、執行部から4月15日と5月20日に開催された新庁舎建設検討委員会における経緯、経過について説明がありました。第1回目の検討委員会の内容は市長あいさつ、辞令交付、正副委員長の選出、会議の公開の決定、新庁舎建設に関する経緯についての説明のほか、委員会における検討方針の確認、また建設位置について現在地あるいは今まで進められてきた市民会館付近のA案、B案を念頭に検討を進めることの2点が確認されました。第2回目は農用地区域除外やハザードマップの件、同規模自治体との比較、現庁舎と市民会館付近との比較などを審議した旨の報告がありました。今回特別委員会の経過、経緯に対し、次のような質疑応答等がありました。まず委員の選任についての意見がありました。1点目は議会から新庁舎建設特別委員長が委員になっていることについて、各委員から賛否両論の意見が出ましたが、最終的に委員長、過去4年間議会等で審議した内容や各委員の意見などが特別委員会の参考になることを想定して最終的には出席した方がいいとの結論になり、また2点目は有識者や一般市民の人選について執行部から、有識者については20名程度リストアップをし、大学の先生についても数名の中からまた一般市民についてもリストアップしてそれぞれ市長が選定した旨の答弁がありました。答弁に対し、委員から、一般市民の選出はもっと幅広く選定してもよかったのではなかったのかとの意見等もありました。次に検討委員会の中で市民会館付近の浸水被害の件が心配され、我々議員は今まで安全と信じ進めてきたが、問題視されているのであればもう一度安全性について検討する必要があるのではないかとの意見に対し、既に過去4年間議会や地域協議会等でも審議してきているのではないか、今さら言われるのはおかしくはないか、実際どうなのか、安全ではないのか、安全であるのか、安全でなければどうしてあの場所を提案したのかとの質疑に対し、執行部から、ハザードマップは例えば100年に1回と言われる1時間に70ミリないし2日間で400数十ミリの降雨量があった場合の最悪の状態を想定して、菊池川、繁根木川の堤防が決壊した場合の浸水の状況であると。決壊が絶対ないとは言えないが、菊池川、繁根木川の水防対策を今後も引き続き強固に国・県にお願いしていくための資料でもあるとの答弁でありました。次に執行部から、検討委員会の中でも現庁舎跡とか市民会館付近とか、いろいろ長所短所の意見が出ているのが現状であるとの報告があっております。次に検討委員会でどのあたりまでの取りまとめを考えているのかとの質疑に、執行部からは建設位置はおおよその建設費を提示した取りまとめになるであろうとの答弁でした。さらに委員から、検討委員会の中で建設位置の検討するとき、その繁根木や高瀬の歴史や文化中心性、利便性、基盤整備等についての審議をされているかとの質疑に、執行部からは、委員会が歴史や文化、考慮する話は具体的には進んでいないとの答弁でした。関連して、もし新庁舎が市民会館付近に移ったら市長は現庁舎をどのように利活用するのか、周辺の商店街や
マルショク跡地利用も含めたところのまちづくりの計画はあるのか、あれば示してほしいとの質疑に対し、執行部から、新庁舎建設と商店街の活性化は密接な関係にあると思う、現在各商店街の方々とも新庁舎が移転した場合等も考慮して検討されていると思うが、まだ新庁舎の建設位置も決まっていない、確定すればその時点で、新たなまちづくりの発想も出てくるのではないかと思っている、その際
マルショク跡地も含めたところで検討していく必要があると思っている旨の答弁がありました。これらのほかに前市長のときは市民会館付近に十分議論を尽くし、新庁舎を建設すると決定していたが、しかし現市長が誕生し、計画白紙に戻し検討するとして委員会が立ち上げられた、議会もこの特別委員会を設置し検討することになった、しかし議員は市民の意向を聞く立場にあるのだから、再検討してもいいと思う、今までのことを尊重しながら例えその結果、市民会館付近になってもそれはそれでいいと思うなど、活発な意見がありました。
以上をもちまして、新庁舎建設特別委員会の報告とさせていただきます。今後の委員会の開催については、検討委員会の進捗状況等を見ながら慎重審議を期するため、引き続き調査をする必要がありますので、全会一致をもって閉会中の継続審査とすることに決定いたしました。
以上で、新庁舎建設特別委員会の報告を終わります。
○議長(竹下幸治君) 以上で、新庁舎建設特別委員長の報告は終わりました。
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△日程第6 質疑・討論・採決
○議長(竹下幸治君) ただいまの委員長の報告について質疑はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(竹下幸治君) 質疑なしと認めます。
討論ありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(竹下幸治君) 討論なしと認めます。
これより採決に入ります。お諮りいたします。ただいまの
委員長報告のとおり、継続審査の申し出がありますので、これを閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(竹下幸治君) 御異議なしと認めます。よって、
委員長報告のとおり、これを閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。
次に、閉会中の継続審査についてお諮りいたします。
総務委員長から総務部及び企画経営部の所管に関する調査事項、
産業経済委員長から産業経済部の所管に関する調査事項、
建設委員長から建設部及び企業局の所管に関する調査事項、文教厚生委員長から教育委員会、市民生活部及び健康福祉部の所管に関する調査事項、議会運営委員長から議会の運営に関する事項、議会の会議規則、委員会に関する条例等に関する事項、議長の諮問に関する事項及び調査事項について、それぞれ継続審査の申し出がありますので、これを閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(竹下幸治君) 異議なしと認め、さよう決定いたしました。
議事の都合により、暫時休憩いたします。
午前11時36分 休憩
───────────
午後 1時20分 開議
○議長(竹下幸治君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
日程追加についてお諮りいたします。議第67号調停の申し立てについて、意見書案第5号
現行保育制度の維持・拡充と
子育て支援施策の拡充を求める意見書の提出について、意見書案第6号
子ども手当の廃止を求める意見書の提出についてを日程表のとおり日程に追加し、議題にいたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(竹下幸治君) 御異議なしと認めます。よって、日程表のとおり日程に追加し、議題とすることに決定いたしました。
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△日程第7
追加議案上程(議第67号)
○議長(竹下幸治君) 議第67号調停の申し立てについて、以上、議案1件を議題といたします。
お手元に配付しております議案の朗読はこれを省略いたします。
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△日程第8 提案理由の説明
○議長(竹下幸治君) ただいまの議案について提案理由の説明を求めます。
総務部長 斉藤誠君。
[総務部長 斉藤 誠君 登壇]
◎総務部長(斉藤誠君) 議第67号調停の申立てについてでございますが、これは地方自治法96条第1項第12号の規定により、調停の申立てについて議会の議決を得るものでございます。内容といたしまして、都市計画道路、立願寺横町線ほか1線事業における道路改良に伴い、相手方と土地売買契約及び建物の補償契約を締結いたしましたが、平成22年3月31日の履行期限までに建物を収去し、土地の明け渡しがなされませんでしたので、明け渡しを求める調停を申立てるものでございます。詳細につきましては、所管の委員会において御説明申し上げますので、御審議の上、原案どおり御承認賜りますようよろしくお願いいたします。
○議長(竹下幸治君) 以上で、提案理由の説明は終わりました。
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△日程第9 議案の
委員会付託
○議長(竹下幸治君) 次に議案を付託いたします。議第67号調停の申立てについては、お手元に配付しております議案の付託表のとおり
建設委員会に付託いたします。
─────────────────────────
議案付託表
┌─────┐
│
総務委員会│
└─────┘
議第67号 調停の申立てについて
○議長(竹下幸治君) 付託を決しましたので、建設委員におかれましては、直ちに審査をお願いいたします。
委員会審査のため、休憩いたします。
午後 1時24分 休憩
───────────
午後 2時29分 開議
○議長(竹下幸治君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
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△日程第10
委員長報告
○議長(竹下幸治君)
建設委員会に付託してあります議案1件を議題といたします。
審議の方法は、委員長の報告の後、質疑、討論ののち採決いたします。
委員長の報告を求めます。
建設委員長 高木重之君。
[
建設委員長 高木重之君 登壇]
◎
建設委員長(高木重之君) 今回日程追加によりまして、
建設委員会に付託されました議案1件の審査の経過と結果について、御報告いたします。議第67号調停の申立てについてであります。これは地方自治法第96条第1項第12号の規定により、調停の申立てについて議会の議決を得るもので、内容として都市計画道路、立願寺横町線ほか1線、事業における道路改良に伴い相手方と土地売買契約及び建物の補償契約を締結したが、平成22年3月31日の履行期限までに建物を収去し、土地の明け渡しがなされなかったため、明け渡しを求める調停を申立てるものであります。まず委員から、現時点での支払い済みの補償金額について質疑があり、執行部より、建物補償については2分の1、用地補償については全額支払い、登記も完了済との答弁でした。また委員より、調停の期日の限度及び玉名市が調停に臨むにあたっての条件はどういうものを考えているのかとの質疑があり、執行部より、調停の期間については2カ月以内を予定している。また玉名市の和解の条件としては履行期限が今年の3月31日になっているので、それを半年から12月ぐらいまでに延ばすということを市側の和解条件としたい旨の答弁でした。また委員より、前任の交渉者がどういう話し合いをしたのか、その内容について、前任者から聞いてはいないのかとの質疑に対し、執行部より、前任者からは昨年契約した時点で、相手方の土地や額は市の方から説明をさせていただき、納得の上で契約書に調印をいただいたと聞いているとの答弁でした。さらにこれに対し委員より、金額に納得して登記も終わっているのならば、その交渉のいきさつに何かあったのではというふうに考えるが、相手方の条件は聞いているのかとの質疑があり、執行部より、契約をしてその後建物の設計等の業者と十分話をされたと思うが、その中で土地も取得され、建物も設計の段階に入って、大体幾らぐらいかかるという話になり、面積的には土地を少し多めに購入されていることから、その分で建物の額に不足が生じたということで何とかならないかという話になったと聞いているとの答弁でした。委員の中からは、これ以上どうにもならないのではとの声もありましたが、以上、審査を終了して、採決の結果、議第67号については原案のとおり全員異議なく可決すべきものと決しました。
以上で、今回
建設委員会に付託されました議案の審査報告を終わります。
○議長(竹下幸治君) 以上で、
建設委員長の報告は終わりました。
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△日程第11 質疑・討論・採決
○議長(竹下幸治君) ただいまの委員長の報告について、質疑はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(竹下幸治君) 質疑なしと認めます。
討論ありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(竹下幸治君) 討論なしと認めます。
これより採決に入ります。議第67号調停の申立てについては、
委員長報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(竹下幸治君) 御異議なしと認めます。よって、原案のとおり可決いたしました。
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△日程第12
意見書案上程(意見書案第5号から意見書案第6号)
○議長(竹下幸治君) これより意見書案の審議に入ります。
意見書案第5号
現行保育制度の維持・拡充と
子育て支援施策の拡充を求める意見書の提出について
意見書案第6号
子ども手当の廃止を求める意見書の提出について
以上、意見書案2件を議題といたします。
お手元に配付しております意見書案の朗読は、これを省略いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております意見書案2件については、議事の都合により提案理由の説明及び
委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(竹下幸治君) 御異議なしと認めます。よって、提案理由の説明及び
委員会付託を省略することに決定いたしました。
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△日程第13 質疑・討論・採決
○議長(竹下幸治君) 意見書案第5号から意見書案第6号までの意見書案2件について、質疑はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(竹下幸治君) 質疑なしと認めます。
討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(竹下幸治君) 討論なしと認めます。
これより採決に入ります。お諮りいたします。意見書案第6号
子ども手当の廃止を求める意見書の提出について、以上、意見書案1件については、異議がありますので、後に譲り採決いたします。
意見書案第5号
現行保育制度の維持・拡充と
子育て支援施策の拡充を求める意見書の提出については、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(竹下幸治君) 御異議なしと認めます。よって、原案のとおり可決いたしました。
意見書案第6号
子ども手当の廃止を求める意見書の提出については、異議がありますので、起立により採決いたします。意見書案第6号については、原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。
[賛成者起立]
○議長(竹下幸治君) 起立多数であります。よって、意見書案第6号については、原案のとおり可決いたしました。
○議長(竹下幸治君) 以上で、今期定例会に付議されました事件は、すべて議了いたしました。
これにて本会議を閉じ、平成22年第3回玉名市議会定例会を閉会いたします。
午後 2時38分 閉会
地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
玉名市議会議長 竹 下 幸 治
玉名市議会議員 永 野 忠 弘
玉名市議会議員 宮 田 知 美...