○議長(小屋野幸隆君) 次に、会期についてお諮りいたします。このたびの会期については、8月21日の
議会運営委員会の結論に基づき、本日から9月17日までの21日間にいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小屋野幸隆君) 御異議なしと認めます。よって、会期は本日から9月17日までの21日間に決定いたしました。
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△日程第3
市長あいさつ
○議長(小屋野幸隆君) 市長より発言の申し出があっておりますので、これを許可いたします。
市長 島津勇典君。
[市長 島津勇典君 登壇]
◎市長(島津勇典君) 皆様、おはようございます。
本日は平成21年第6回
玉名市議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様には、暑い中に御出席をいただき、審議を進めていただきますことに対し、深く感謝を申し上げます。
立秋も過ぎた8月末、朝夕は涼しさを感じ、今年は秋も早いのではと感じるようになりましたが、まだ日中は真夏日が続いています。この夏も日本列島を襲った豪雨等の災害が人々を震撼させました。梅雨明け近いと思われた7月19日から26日にかけての
九州北部地方から
中国四国地方での豪雨で、大規模な土砂災害が30名もの尊い命を奪い、
九州自動車道福岡太宰府インターチェンジ間の土砂崩れでは、8月12日の解除まで長期に及ぶ通行止めとなりました。さらに8月に入り、日本の南にあった熱帯低気圧が北上しながら、台風第9号となり豪雨をもたらし、兵庫県を中心に4県で濁流に流されるなどで23名もの死者を出しました。災害はさらに続き、8月11日には駿河湾を震源とするマグニチュード6.5の地震があり、
東名高速道上り線で路面や路肩が約100メートル崩落し、お盆の帰省客等の足に大きな影響を及ぼし、19日には沖縄県那覇市の
局地的集中豪雨で橋の耐震調査をしていた作業員がガーブ川の濁流で地下水路に流され、4人が遺体で発見されております。このように各地で多くの尊い人命と財産を奪う異常気象が頻発しています。本市は今のところ大きな被災はありませんが、これから台風シーズンを迎えます。常に災害への備えを怠らないようにしなければなりません。夏休みも終盤を迎えた21日に
新型インフルエンザが全国的に流行期に入ったと厚生労働省が発表いたしました。夏休み中の部活動などで集団感染が700校以上にのぼり、2,300人以上の児童・生徒や教職員に感染したか、感染の疑いあると言われています。玉名市においても数例の報告を受けておりますが、特に沖縄県においては1
医療機関あたりの患者数が29.6人もおり、これから秋にかけての全国的な大流行が憂慮されています。市としても保健所や医療機関と連携し、備えに万全を期してまいります。
さて、衆議院選挙も終盤を迎えました。これまでにない緊迫感があり、これからの日本の進路を大きく占う選挙戦となっています。雇用や年金、医療等の社会保障の取り扱いなどなど多くの問題を抱え、特に世界に類を見ない
少子高齢化社会が急速に進展する日本、安心安全な国づくり、昨年からの世界同時不況など、さまざまな問題が立ちふさがる中で、国民の冷静な判断が求められています。
さて、玉名市政でありますが早4年を迎えようとしています。合併後まず取り組んだものが、新市の融和と融合でした。住民生活にかかわる制度や大部分の組織が統一され、市民活動等においての交流も進み、新市としての一体感も実感できるようになりつつあると受け止めています。ハード面では2011年春の
九州新幹線全線開通に向けての対応に全力を挙げてまいりました。まず、市は新玉名駅、駅前広場の整備に取り組み、順調に進んでおります。国も国道208号バイパスの立願寺から岱明町開田までの4.2キロの全線開通を目指し、私ども玉名市からの強い要望に応え開業にあわせたハイペースで事業を進めていただいております。県も
県道玉名立花線の整備や新駅と玉名八女線を結ぶ(仮称)東西線の整備に全力で取り組んでもらっています。このように順調に開業の準備も整いつつあります。今後は新幹線駅を玉名の発展にどのようにつなげるかが課題であり、福岡まで約30分、大阪まで3時間圏となり交通利便性の向上をどう生かすか、阿蘇も視野に入れた観光戦略あるいは福岡までの通勤圏としての定住化に向け、具体的な取り組みを進めてまいらなければならないと考えます。働く場の確保では玉名の基幹産業、農水産業の振興はもとより企業誘致にも力を入れてまいりました。幸い、昨年進出協定を結んだ愛三工業は愛知県に拠点を置くトヨタ系の売上高1,500億円、従業員数で8,000人を持つ優良企業です。愛三熊本も来年1月に操業を開始する運びとなり、計画では来年4月時点で20数人の従業員規模でのスタートですが、将来的には玉名の核となる企業に成長するものと確信いたしております。
子どもから高齢者までが住みやすいまちづくりは、福祉バスの導入、子どもと高齢者のふれあう交流館の整備、
乳幼児医療助成制度の申請の簡素化、第3子以降3歳未満時の保育料の無料化等に努めました。地球環境の問題は人類共通の課題です。小中学校への
太陽光発電導入や一般家庭への
導入補助制度など、行政としての取り組みや市民活動との連携の下に環境問題に真剣に取り組んでいます。教育は国づくり、地域づくりの基本であると強く認識しており、子どもたちの安心安全の確保と教育環境の整備に努めてまいりました。
今後も継続する取り組みですが、
市民フォーラムや
パブリックコメントで市民の意見を伺いながらこれまで進めてまいりました新庁舎建設問題があります。合併特例期間の平成27年までは是が非でも完成しなければなりません。その1つの理由は合併に当たって当市の市町間での約束事であり、尊重すべきこと。2つ目の理由はその期間であれば整備費の95%に充てた借金の返済の7割を国が面倒見てくれます。もし、その期間を外れたら約60億もの整備財源を玉名市の単独財源では賄うことはできません。3つ目の理由は合併の大きな目的であった行政の効率化です。合併当初に697人いた職員を平成28年には約500人まで削減する予定であり、その定数で住民サービスをあげるためには効率的な
事務スペースの集積が必要だからです。もちろん高齢者や体の不自由な方にはエレベーターも必要だろうし、住民の利便性も向上します。庁舎を新しく、新庁舎を建設して行政運営の拠点をなるものだと承知しております。24日総務省は今年度の
地方税収総額が16.2%の減収見通しと発表しました。そのような状況において国は経済再生に大型の補正予算を組み、特に地方への財源に配慮を示してくれました。この経済危機に対して市財政が対応できることをありがたく思っています。今回の補正予算では、国の一時補正予算で措置されました地域活性化・
経済危機対策臨時交付金で本市に交付されます5億8,200万円のうち、先の7月臨時議会におきまして御承認いただきました約3億円の残りを追加分として提案いたしますが、
中小商業活力向上対策としてのスタンプ会への補助や商店街への
スピーカー設置、漁場保全、教育環境の整備、
妊婦健康検診支援、市政懇談会で要望の多かった道路や排水路の整備など地域の活性化へ対応することとしております。今議会は早くも合併玉名市の最初の4年の任期を締めくくる議会となりました。それぞれの自治体としての歴史を持った旧玉名市、旧岱明町、旧横島町及び旧天水町が合併して、新しく1つの自治体玉名市としての歩みを進める上での行政の調整に苦難を感じる中で真摯に市政運営に向き合い、新市の礎づくりに真剣に議論をいただきましたことに感謝を申し上げるところです。
来る10月25日皆様方も私もともどもに市民の審判を仰ぐことになります。
九州新幹線全線開通という玉名地域が発展する大きなチャンス、転換期を迎える中で将来を担う子どもたちへ輝かしい夢を与える玉名の確かな発展を共に築くためにともどもに決意を秘めて進んでまいりたいものであります。
ところで、今議会には決算の認定12件、一般会計並びに
特別会計補正予算案が6件、条例案件5件、人事案件2件、市道路線の廃止及び認定、字の区域の変更について報告3件と各方面にわたり議案を御提案申し上げております。詳しくは提案理由の説明の中でそれぞれが申し上げますので、よろしく御審議いただきますようお願いを申し上げまして今
定例議会開会にあたっての挨拶とさせていただきます。お世話様になります。よろしくお願いします。
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△日程第4 議案上程(議第64号から議第90号)
○議長(小屋野幸隆君) これより議案を上程いたします。
議第64号平成20年度玉名市
一般会計歳入歳出決算から議第90
号人権擁護委員候補者の推薦についてまでの議案27件を議題といたします。
お手元に配付しております議案の朗読はこれを省略いたします。
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△日程第5 提案理由の説明
○議長(小屋野幸隆君) ただいまの各議案について提案理由の説明を求めます。
会計管理者 徳井秀憲君。
[会計管理者 徳井秀憲君 登壇]
◎会計管理者(徳井秀憲君) おはようございます。私の方から
歳入歳出決算の認定についての御提案を申し上げます。
議第64号平成20年度玉名市
一般会計歳入歳出決算から議第75号の平成20年度玉名市
下水道事業会計決算までの一般会計及び特別会計並びに企業会計の
歳入歳出決算の認定につきまして、議案12件を提案いたすものでございます。これらの12件の決算につきましては、監査委員の審査に付しておりましたが、去る8月5日付にて12件の決算及び
基金運用状況の審査、意見書の送付を受けましたので、地方自治法第233条第3項及び
地方公営企業法第30条第4項の規定により、御審議をいただきますよう、提案いたすものでございます。
最初に、
一般会計歳入歳出決算と、ほか9件の
特別会計歳入歳出決算を合わせた収支状況につきましては歳入決算額443億6,070万2,294円、歳出決算額433億4,958万8,479円で、
歳入歳出差引額は10億1,111万3,815円の形式収支額となっております。
まず、議第64号平成20年度玉名市
一般会計歳入歳出決算でございますが、歳入決算額270億6,554万713円、歳出決算額264億3,929万7,096円で
歳入歳出差引額は6億2,624万3,617円となり、翌年度への繰越すべき財源の1億7,726万9,285円を差し引いた実質収支額は4億4,897万4,332円となっております。
歳入関係の決算状況について御説明を申し上げます。ただいま申し上げました歳入の決算額270億6,554万713円の構成比率につきましては、各款ごとに構成比率の大きい順から申し上げますと、まず、地方交付税が35.02%、市税24.54、国庫支出金10.73、市債8.88%等となっているところでございます。
次に、歳出の決算額264億3,929万7,096円の各款ごとの構成比率は民生費が29.37%、公債費が14.88、土木費13.76、総務費12.47、教育費が7.96、衛生費7.87、
農林水産業費6.74、消防費3.6、商工費2.31、議会費が1.03、災害復旧費0.01%等となっております。
次に、ほか9件の特別会計の
歳入歳出決算におきましては、
歳入歳出決算額、
歳入歳出差引額及び実質収支額を御報告させていただきたいと存じます。
まず、議第65号平成20年度玉名市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算でございますが、歳入決算額が88億6,504万9,108円、歳出決算額87億3,421万5,044円で、
歳入歳出差引額及び実質収支額は1億3,083万4,064円となっております。特に、対前年度伸び率で形式収支が120.9%の増につきましては、制度改正により収支の見込みが難しかったために、
財政調整基金を大幅に繰り入れたことによるものでございます。
次に、議第66号平成20年度玉名市
老人保健事業特別会計歳入歳出決算でございますが、歳入決算額8億9,259万2,651円で、歳出決算額8億8,288万7,207円で、
歳入歳出差引額及び実質収支額は970万5,444円となっております。特に対前年度伸び率が収入、支出、
形式収支額ともに減少いたしておりますのは、
老人保健制度から
後期高齢者医療制度へと移行したことが主な要因でございます。
次に、議第67号平成20年度玉名市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算でございますが、歳入決算額6億8,486万473円、歳出決算額6億7,945万1,258円で、
歳入歳出差引額及び実質収支額は540万9,215円でございます。
次に、議第68号平成20年度玉名市
介護保険事業特別会計歳入歳出決算でございますが、歳入決算額57億6,075万9,808円で、歳出決算額55億3,665万3,625円で、
歳入歳出差引額及び実質収支額は2億2,410万6,183円でございます。主に対前年度伸び率で形式収支の197.1%の増につきましては、保険給付費の増額が当初の見込額より少なかったことによるものでございます。
次に、議第69号平成20年度玉名市
大衆浴場事業特別会計歳入歳出決算でございますが、歳入決算額1,237万1,253円、歳出決算額1,108万9,392円で、
歳入歳出差引額及び実質収支額は128万1,861円でございます。この中で、対前年度伸び率が増加いたしておりますのは指定管理者(温泉組合)からの納付金の増。また、修繕料等の予算額が当初予算額より安くできたことが主な要因でございます。
次に、議第70号平成20年度玉名市
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算でございますが、歳入決算額9億8,396万9,782円、歳出決算額9億8,002万4,287円で、
歳入歳出差引額及び実質収支額は394万5,495円でございます。この中の対前年度伸び率の減につきましては事業費の減並びに一般会計からの繰入金の減額等によるものでございます。
次に、議第71号平成20年度玉名市
簡易水道事業特別会計歳入歳出決算でございますが、歳入決算額4,547万9,399円、歳出決算額3,699万5,611円で、
歳入歳出差引額及び実質収支額は848万3,788円でございます。また対前年度伸び率の減につきましては、事業費並びに
地方債借入金の減額によるものでございます。
次に、議第72号平成20年度玉名市
宅地開発事業特別会計歳入歳出決算でございますが、歳入決算額1,818万4,000円、歳出決算額、同額の1,818万4,000円で、
歳入歳出差引額及び実質収支額は0円でございます。また特に対前年度伸び率が増加いたしておりますのは、分譲地4区画の売却によるものでございます。
次に、議第73号平成20年度玉名市
浄化槽整備事業特別会計歳入歳出決算でございますが、歳入決算額3,189万5,107円、歳出決算額3,079万959円で、
歳入歳出差引額及び実質収支額は110万4,148円となっております。この中で大幅に対前年度伸び率が増となっておりますのは、収入支出につきましては人件費2名分に伴う一般会計からの繰入金の増でございます。また、形式収支の27%の減につきましては、補正予算において事業の実績に応じて一般会計からの繰入金を減額したことによるものでございます。
引き続きまして、議第74号平成20年度玉名市
水道事業会計決算についてでございますが、まず、事業の概要でございますが、
配水管布設事業の整備促進として当該年度につきましては国道208号線配水管布設替工事ほか10件で、施工延長1,785メートルを布設いたしたところでございます。業務状況といたしましては年度末の給水戸数が18,995戸、年間総有収水量が463万9,879立方メートルで、年間総配水量585万4,575立方メートルに対して有収率は79.25%でございました。
次に、議第75号平成20年度玉名市
下水道事業会計決算についてでございます。まず、事業の概要でございますが、平成20年度におきましては汚水管渠施設整備として玉名・両迫間地区、山下・鍋地区等の布設整備を行ない、処理場につきましては合流改善事業及び電気設備の更新を実施してきたところでございます。業務状況といたしましては、年度末の処理区域内人口3万2,323人で、普及率につきましては45.3%でございました。なお、ただいま御説明を申し上げました12件の議案、これらの詳細につきましては委員会にて御説明を申し上げますので、いずれも原案どおり御承認いただきますようよろしくお願い申し上げます。
以上です。
○議長(小屋野幸隆君) 総務部長 元田充洋君。
[総務部長 元田充洋君 登壇]
◎総務部長(元田充洋君) おはようございます。議第76号から議第81号までの補正予算関係6件につきまして、提案理由の説明を申し上げます。お手元にお配りいたしております資料の1ページを御覧いただきたいと思います。
今回御提案をいたします補正予算は、現計予算計上後の事情の変化によりまして補正を行なう必要が生じましたので、提案いたすものでございます。
初めに、議第76号平成21年度玉名市
一般会計補正予算(第3号)について御説明申し上げます。今回の補正予算は、地域活性化・
経済危機対策臨時交付金を初めとする国の経済危機対策等により実施します事業及びその他の事業に大別いたしております。そこで、従来の款ごとの主な事業の説明に変えまして、お手元の資料にあります区分に沿って御説明を申し上げます。それでは、第1表歳入歳出予算補正につきまして御説明申し上げます。歳入歳出それぞれ9億331万1,000円を追加し、総額を287億8,251万6,000円とするものでございます。
資料の2ページになります。まず、大項目の1つ目になります国の経済危機対策等により実施する事業につきましては、総額6億5,301万円を計上いたしております。このうち1項目めの地域活性化・
経済危機対策臨時交付金事業につきましては、国の1次補正により地方公共団体へ交付されるもので、本市における交付金は5億8,200万円で、先の7月臨時議会で交付金ベースとして約3億円を御承認いただいたところでございます。今回はその残りの分といたしまして、補正予算額として事業費ベースで4億716万2,000円を計上いたしております。交付金対象額は3億244万1,000円でございます。この
経済危機対策臨時交付金事業につきましては、6月から8月にかけまして市内小・中学校区ごとに市政懇談会を開催いたしました。その時、貴重な御意見を伺い、その要望に対するものを多く取り込んだところでございます。今回の交付金対象事業の分類といたしましては、「商工業・農林漁業の支援」、「安心・安全な市民生活の確保」、「教育振興」、「その他」の4つの分類で整理し、16事業を行なうものでございます。
次に、2項目めの地域活性化・公共投資臨時交付金事業につきましては、補正予算額として1億2,509万円を計上いたしておりまして、交付金対象額としては1億612万8,000円とするものでございます。事業としましては、水域環境保全創造事業ほか2事業を行なうものでございます。
資料の3ページになります。3項目めの国・県の補助事業により実施する事業につきましては、補正予算額として1億1,047万7,000円を計上するものでございまして、子育て応援特別手当支給事業ほか5事業を行なうものでございます。次に4項目めの地域活性化・生活対策基金を財源に実施する事業につきましては、補正予算額として1,028万1,000円を計上するもので、基金対象額といたしましては998万1,000円とするものでございます。事業といたしましては、「玉名人検定」実施事業ほか4事業を行なうものでございます。
次に、大項目の2つ目のその他の主の事業につきましては、補正予算額として2億5,030万1,000円を計上するもので、
財政調整基金積立金などによるものでございます。次に、第2表地方債補正につきましては、新たに災害復旧事業として680万円を追加するものでございます。
資料の4ページになります。また、道路橋梁整備事業ほか3事業の限度額をそれぞれ変更するものでございます。
以上が
一般会計補正予算の説明でございます。
次に、議第77号平成21年度玉名市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)について御説明申し上げます。第1表歳入歳出予算補正につきましては、歳入歳出それぞれ263万円を追加し、総額を88億2,484万3,000円とするものでございます。主なものといたしましては、出産育児一時金が本年10月から4万円増額となることによるものでございます。
次に、資料の5ページになります。議第78号平成21年度玉名市
大衆浴場事業特別会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。第1表歳入歳出予算補正につきましては、歳入歳出それぞれ239万4,000円を追加し、総額を1,291万9,000円とするものでございます。内容といたしましては、玉の湯貯湯槽の修繕料239万4,000円によるものでございます。
次に、議第79号平成21年度玉名市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)について御説明申し上げます。第1表歳入歳出予算補正につきましては、歳入歳出それぞれ400万円を追加し、総額を9億2,063万2,000円とするものでございます。内容といたしましては、機能診断業務委託料400万円によるものでございます。
資料の6ページでございます。議第80号平成21年度玉名市
水道事業会計補正予算(第2号)について御説明申し上げます。第2条収益的支出の補正につきましては、157万4,000円を減額し、総額を6億8,230万1,000円とするものでございまして、企業債支払利息によるものでございます。第3条資本的収入の補正につきましては、1,277万円を追加し、総額を2億1,517万2,000円とするものでございます。また、資本的支出の補正につきましては986万円を追加し、総額を8億6,391万2,000円とするものでございます。主な内容といたしましては、収入支出いずれも三ツ川地区簡易水道施設整備設計業務委託によるものでございます。
資料の7ページでございます。最後に議第81号平成21年度玉名市
下水道事業会計補正予算(第2号)について御説明申し上げます。第2条資本的収入の補正につきましては、9,500万円を追加し、総額を16億3,852万1,000円とするものでございます。また、資本的支出の補正につきましては1億円を追加し、総額を20億4,827万8,000円とするものでございます。内容といたしましては、収入支出いずれも玉名市浄化センター改築更新事業によるものでございます。第3条債務負担行為の補正につきましては、新たに玉名市浄化センター改築更新事業について、期間及び限度額を定めるものでございます。第4条企業債の補正につきましては、公共下水道事業の限度額を3億4,840万円から3億9,340万円に変更するものでございます。
以上、主な内容等について御説明申し上げましたが、詳細につきましては、所管の各委員会において御説明いたしますので、御審議の上、原案どおり御承認賜りますようよろしくお願いいたします。
○議長(小屋野幸隆君) 副市長 高本信治君。
[副市長 高本信治君 登壇]
◎副市長(高本信治君) おはようございます。私の方からは条例案件等につきまして提案理由の御説明を申し上げます。
議案の1ページをお願いいたします。議第82号「玉名市地域活性化・
経済危機対策基金条例の制定について」でございますが、これは、国の平成21年度第1次補正予算により、本市に交付されます地域活性化・
経済危機対策臨時交付金を財源として、今回2,000万円を基金として積立て、妊婦健診など国が示した事業について事業を実施するため条例を制定するものでございます。なお、この基金は平成23年度までに全額を取り崩し、事業を実施いたしますので、平成24年3月31日で条例は効力を失うことといたしております。
次に、3ページお願いいたします。議第83号「玉名市保育所条例の一部を改正する条例の制定について」でございますが、これは児童福祉法の一部改正により「一時保育等」が「一時預かり事業等」と名称を変更になったことに伴い、条例もそのように改めますとともに文言等の整備を行なうものでございます。
次に4ページでございますが、議第84号「玉名市
国民健康保険条例の一部を改正する条例について」でございますが、これは健康保険法施行令の一部改正に準じ、出産育児一時金に関する特例措置を講じますため、条例の整備を行なうものでございます。内容でございますが、緊急の少子化対策の一環として安心して出産できる環境を整備するという観点から出産育児一時金の引き上げを行なうものでございまして、被保険者が平成21年10月1日から平成23年3月31日までの間に出産したときに支給される出産育児一時金の額について、「35万円」を「39万円」に改正するものでございます。
次に5ページをお願いいたします。議第85号「玉名市
農村公園条例の一部を改正する条例について」でございますが、これは草枕温泉てんすいに隣接いたします玉名市馬水農村公園及び玉名市津越イベント広場の2つの農村公園につきまして、新たに指定管理者制度を導入し、より効果的かつ効率的な管理運営を行なうため、農村公園の管理を指定管理者に行なわせることができるよう条例の整備を図るものでございます。
次に7ページをお願いいたします。議第86号「玉名市
草枕山荘条例の一部を改正する条例の制定について」でございますが、これは草枕山荘が管理しております敷地内に新たにグラウンドゴルフ専用コースを整備したことに伴い、条例の整備を図るものでございます。内容としましては、新設したグラウンドゴルフ場の使用料に関する規定を追加し、あわせて文言の整備を図るものでございます。
次に、9ページをお願いいたします。議第87号「字の区域の変更について」でございますが、これは本市の区域内の字の区域を変更しようとするときは、地方自治法の規定により、議会の議決を得る必要があるためでございます。内容といたしましては、土地改良法第2条第2項第2号に規定する区画整理の実施に伴いまして、天水町小天の字の区域を変更するものでございます。
次に、議第88号「市道路線の廃止及び認定について」でございますが、これは別冊になっております。少し分厚い別冊でございますが、これは道路法第10条第3項及び第8条第2項の規定によりまして、議会の承認を得るものでございます。内容といたしましては、全市道路線の廃止及び認定を行なうものでございます。廃止します旧市道路線は1,494路線で、新たに認定いたします市道路線は1,463路線でございます。
以上、条例案件等7件につきまして、提案理由の御説明を申し上げましたが、詳細につきましては、所管の各委員会で御説明を申し上げますので、御審議の上、原案どおり御承認賜りますようにお願いを申し上げます。
○議長(小屋野幸隆君) 市長 島津勇典君。
[市長 島津勇典君 登壇]
◎市長(島津勇典君) 議第89号及び第90号の「
人権擁護委員候補者の推薦について」でございますが、これは現委員の長嶋良子氏が平成21年12月31日をもちまして任期満了となるため、引き続き同氏を、同じく現委員の國友久美子氏が同日をもちまして任期満了となるため,引き続き同氏をそれぞれ推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定によりまして、議会の意見を求めるものでございます。よろしくお願いいたします。
○議長(小屋野幸隆君) 以上で、提案理由の説明は終わりました。
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△日程第6 報告3件
○議長(小屋野幸隆君) 次に報告第8号平成20年度玉名市
一般会計予算継続費精算報告書の報告について、ほか2件の報告があります。
総務部長 元田充洋君。
[総務部長 元田充洋君 登壇]
◎総務部長(元田充洋君) お手元にお配りしております議案つづりの12ページをお開きいただきたいと思います。
報告第8号平成20年度玉名市
一般会計予算継続費精算報告書の報告について御説明申し上げます。これは平成19年度から平成20年度までの新玉名駅周辺水路環境整備事業の継続事業でありまして、地方自治法施行令第145条第2項の規定により、継続費の精算を報告するものでございます。内容といたしましては、支出で全体計画の3,003万9,000円に対し、実績の2,907万6,982円で精算いたしましたことを報告するものでございます。
次に、14ページをお開きください。報告第9号
健全化判断比率及び
資金不足比率の報告について御説明申し上げます。これは地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の既定により、監査委員の意見をつけて議会に報告するものでございます。まず、本市の
健全化判断比率について御説明いたします。「実質赤字比率」は普通会計のみを対象とし、実質赤字が標準財政規模に占める割合を示すものであります。本市の場合、実質赤字額がございませんので、実質赤字比率の数値はございません。次に、「連結実質赤字比率」は、普通会計に特別会計、企業会計を加えた全会計が対象となり、全会計を合わせた連結実質赤字が標準財政規模に占める割合を示すものであります。本市の場合、連結実質赤字額がございませんので、連結実質赤字比率の数値はございません。次に、「実質公債費比率」は、普通会計、特別会計、企業会計に本市が加入する一部事務組合であります有明広域行政事務組合、玉名市玉東町病院組合、熊本県市町村総合事務組合、後期高齢者医療広域連合を加えたものが対象となり、本市が負担する公債費が標準財政規模に占める割合を示すものであります。本市の場合、実質公債比率は16.9%でございます。次に、「将来負担比率」は、さらに地方公社や第三セクターであります玉名市土地開発公社、財団法人玉名市自治振興公社、有限会社横島町特産物振興協会を加えたものが対象となり、将来負担すべき債務が標準財政規模に占める割合を示すものであります。本市の場合、将来負担比率は137.4%でございます。最後に「
資金不足比率」は、玉名市大衆浴場事業特別会計を初めとする7つの公営企業会計のみを対象とし、資金不足額が事業規模に占める割合を示すものであります。本市の場合、
資金不足比率は、いずれの公営企業会計も資金不足がないために数値はございません。5つの指標とも資料に参考表記しております国が示す早期健全化基準及び経営健全化基準を下回っており、現在のところ適正な財政運営がなされている状況でございます。なお、今回から赤字比率がなくても数値がないと表現する指標につきましても、参考までに黒字の数値を括弧書きで記載いたしております。
次に、16ページをお開きください。報告第10号専決処分の報告についてでございますが、これは地方自治法第180条第1項の規定により専決処分した損害賠償の額の決定について、同条第2項の規定により報告するものでございます。内容といたしましては、平成21年7月10日午後0時20分ごろ、県道玉名停車場・立願寺線の公立玉名中央病院付近において、公用車が軽自動車に接触し、右側後部ドアを破損させたものでございます。相手方への損害賠償といたしまして、市は95%に当たる13万3,000円を負担するものでございます。なお、損害賠償金につきましては、全国市有物件災害共済会の自動車共済会が全額給付されるものであります。
以上でございます。
○議長(小屋野幸隆君) 以上で、報告の説明は終わりました。
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△日程第7
議員提出議案上程(議員提出議案第4号)
○議長(小屋野幸隆君) 次に、議員提出議案の審議に入ります。議員提出第4号
決算特別委員会の設置についてを議題といたします。お手元に配布しております議案の朗読はこれを省略いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議員提出第4号については、議事の都合により提案理由の説明及び委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小屋野幸隆君) 御異議なしと認めます。よって、議員提出第4号は提案理由の説明及び委員会付託を省略することに決定いたしました。
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△日程第8 質疑・討論・採決
○議長(小屋野幸隆君) 議員提出4号について、質疑はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小屋野幸隆君) 質疑なしと認めます。