玉名市議会 2008-12-12
平成20年第 4回定例会-12月12日-03号
平成20年第 4回定例会-12月12日-03号平成20年第 4回定例会
平成20年第4回
玉名市議会定例会会議録(第3号)
議事日程(第3号)
平成20年12月12日(金曜日)午前10時開議
日程第1 一般質問
1 19番 永 野 議 員
2 13番 内 田 議 員
3 7番 近 松 議 員
4 28番 松 田 議 員
5 17番 江 田 議 員
6 3番 宮 田 議 員
7 27番 堀 本 議 員
日程第2 議案及び陳情の委員会付託
散 会 宣 告
─────────────────────────
本日の会議に付した事件
日程第1 一般質問
1 19番 永 野 議 員
1 「教育立市」で、魅力あるまちづくり
(1)「教育立市」への市長、教育長の意見を問う
(2)玉名市教育委員会における玉名市独自の教育に対する取り組みについて
(3)家庭教育憲章への具体的な取り組みは
2 農政への姿勢
(1)行政主体・主導による農業の活性化と地産地消への取り組み
2 13番 内 田 議 員
1 機構改革に伴う各総合支所の機能について
2
地方自治体財政健全化について
(1)平成19年度決算における
健全化判断比率について
(2)平成19年度決算における経常収支について
3 7番 近 松 議 員
1 食と農のまちづくりについて
(1)食育推進計画の進捗状況と関係者の研修体制について
(2)低体温の子どもたちの現状と対策について
(3)市民農園について
(4)学校給食における地産地消について
2 少子化対策について
(1)市の現状と対策について
4 28番 松 田 議 員
1 高齢者の健康づくり
(1)健康づくりの取り組みと現状
(2)
地域ネットワークづくりの課題
2 鍋松原海岸の取り組み
(1)潮湯と
レジオネラ菌対策
(2)松枯れと景観対策
5 17番 江 田 議 員
1 不況下における本市の取り組みについて
2 食の安全性と自給率について
3 温泉施設の
指定管理者制度導入後の状況
6 3番 宮 田 議 員
1 高齢者が在宅生活を続けられる
サービス提供体制について
(1)買い物や通院等に係る移動手段の確保について
(2)気軽に相談できる場及び
無料電話相談等の開設について
(3)地域の要支援者の情報把握のための「福祉マップ」作成について
2 合併後に検討調整するとした項目についての進捗状況について
7 27番 堀 本 議 員
1 河川改修に対する市の関与のあり方について
2
中心市街地活性化法と市の取り上げ方について
3 世界的不況に対する市の対応について
日程第2 議案及び陳情の委員会付託
散 会 宣 告
─────────────────────────
出席議員(30名)
1番 萩 原 雄 治 君 2番 中 尾 嘉 男 君
3番 宮 田 知 美 君 4番 北 本 節 代 さん
5番 横 手 良 弘 君 6番 前 田 正 治 君
7番 近 松 恵美子 さん 8番 作 本 幸 男 君
9番 福 嶋 譲 治 君 10番 竹 下 幸 治 君
11番 青 木 壽 君 12番 森 川 和 博 君
13番 内 田 靖 信 君 14番 高 村 四 郎 君
15番 大 崎 勇 君 16番 松 本 重 美 君
17番 江 田 計 司 君 18番 多田隈 保 宏 君
19番 永 野 忠 弘 君 20番 林 野 彰 君
21番 高 木 重 之 君 22番 本 山 重 信 君
23番 吉 田 喜 徳 君 24番 田 島 八 起 君
25番 田 畑 久 吉 君 26番 小屋野 幸 隆 君
27番 堀 本 泉 君 28番 松 田 憲 明 君
29番 杉 村 勝 吉 君 30番 中 川 潤 一 君
─────────────────────────
欠席議員(なし)
─────────────────────────
事務局職員出席者
事務局長 梶 山 孝 二 君 事務局次長 田 中 等 君
次長補佐 今 上 力 野 さん 書記 小 畠 栄 作 君
書記 松 尾 和 俊 君
─────────────────────────
説明のため出席した者
市長 島 津 勇 典 君 副市長 高 本 信 治 君
総務部長 元 田 充 洋 君 企画政策部長兼
玉名総合支所長兼
玉名地域自治区事務所長
牧 野 吉 秀 君
市民環境部長 黒 田 誠 一 君 福祉部長 井 上 了 君
産業経済部長 望 月 一 晴 君 建設部長 取 本 一 則 君
会計管理者 徳 井 秀 憲 君
岱明総合支所長兼岱明地域自治区事務所長
前 田 繁 廣 君
横島総合支所長兼横島地域自治区事務所長
天水総合支所長兼天水地域自治区事務所長
吉 村 孝 行 君 池 田 健 助 君
企業局長 木 下 憲 生 君 教育委員長 内 田 實 君
教育長 菊 川 茂 男 君 教育次長 前 田 敏 朗 君
監査委員 高 村 捷 秋 君
午前10時02分 開議
*************************
○議長(小屋野幸隆君) 改めて、おはようございます。
ただいまから本日の会議を開きます。
*************************
△日程第1 一般質問
○議長(小屋野幸隆君) 日程に従い、一般質問を行ないます。質問は通告の順序によって許すことにいたします。
19番 永野忠弘君。
[19番 永野忠弘君 登壇]
◆19番(永野忠弘君) おはようございます。市民クラブの永野忠弘でございます。きょうは一番バッターですので、何となく緊張して何か息切れがしております。しかしじっくりとですね、時間をかけて元気よくやりたいと思います。よろしくお願いします。
最初に「教育立市」で、魅力ある玉名づくりという題目ですが、合併し、新しい玉名を夢見て3年が過ぎ、平成23年春には、
九州新幹線全線開通で新玉名駅は県北の玄関口として開業し、また新しい期待も開ける展開となると考えます。多くの市民も大きい期待を持って、待っていることと考えるところです。新幹線が開通すれば博多~鹿児島間も短時間で縦断することになります。博多~玉名間も30分ぐらいの通勤、通学圏となり、多くの流れが変わってくることと予想されます。本市においてもこのようなことを視野に入れながら定住化構想には取り組んでいますが、教育環境、自然環境の整備などを考えていく必要が大いにあると考えております。玉名は城北の文教の里として長い歴史があります。現在も小・中・高・4年制の大学まであり、教育文化の整った町であります。人間が安心して生活でき、教育文化環境の整った魅力ある町なら必ず企業の進出も有利となってくると考えるところです。一次産業、観光、工業、どれも玉名の顔になるような産業もなく、魅力ある町にはいま一つと考えるところです。新市建設計画の中には合併10年後、人口が約3,000人増の魅力あるまちづくりを進めるとありますが、9月の一般質問の答弁には合併後、毎年500人の人口減とありました。寂しさを感じたのは私だけでしょうか。魅力ある住みたいと思うまちづくりの環境整備がぜひ必要と考えるところです。文教の里として歴史のある玉名で魅力あるまちづくりの核となる人材育成を目指す、「教育立市」を実現すべく
具体的プランづくりを提案したいと考えているところです。
次に玉名市教育委員会における独自な教育に対する取り組みについてでは、努力なさっていることが多々あると考えますので、お聞かせ願います。
(3)の家庭教育憲章につきましては、玉名市総合計画の中でも大分力が入っているように感じますが、具体的な取り組みをお聞かせください。
○議長(小屋野幸隆君) 教育長 菊川茂男君。
[教育長 菊川茂男君 登壇]
◎教育長(菊川茂男君) おはようございます。永野議員の教育立市への御質問にお答え申し上げます。未来を担う子どもたちはすばらしい資質を持っております。その資質を開花させてやることが教師、保護者、地域の方々の責任であるというふうに思っております。子どもたちには社会の構成員としての自覚を持ったたくましく自立できる人間性豊かな人になってほしいとかねがね願っているところであります。玉名市教育委員会におきましては、「人づくりの基本は教育にあり、人をはぐくむまちづくりを推進する」という考えのもと、玉名市教育目標として「人間尊重の精神を基盤とし、伝統と文化を尊重しながら生涯にわたって学ぶ意欲を持ち、進んで国際社会に貢献でき、個性豊かで心身ともに健全な市民の育成に努める」を掲げ、新しい時代に対応した教育施策の着実な実践に努めているところであります。議員も御承知のとおり平成18年12月に施行されました教育基本法においては、第17条で
教育振興基本計画の策定について、「地方公共団体は、政府が教育の振興に関する施策について定める基本的な方針及び講ずべき施策等を参酌し、その地域の実情に応じ、教育振興のための施策に関する基本的な計画を定めるよう努めなければならない」と示されております。本年7月1日に閣議決定された国の
教育振興基本計画を踏まえながら、現在熊本県教育委員会においても教育振興計画の策定が進められているところです。「教育は国家100年の計」とも言われています。玉名市教育委員会といたしましても学校教育、社会教育、文化活動、健康、体力づくり等について今後とも国及び県の動向に注目し、情報の収集に努めながら玉名市の教育目標の実現のために「教育立市」宣言ともいえる
教育振興基本計画の策定に向けて準備を進めているところでございます。
次に玉名市独自の教育に対する取り組みについてお尋ねがありましたが、学校教育を中心にお答えしたいと思います。学校教育は生涯にわたる人間形成の基盤づくりの場であり、基礎学力の習得とともに正義感と責任感にあふれ、心豊かな人間性を持ったたくましい人材の育成が求められております。そこで教育委員会では「豊かな心の育成」、「確かな学力の育成」、「健康・体力の向上」の知・徳・体のバランスのとれた教育実践を行なう中で、「一人一人の子どもたちを認め、褒め、励まし、伸ばす教育」を教育行動指標として、教育実践を行なうよう各学校に対し、指導を行なっているところです。そこで玉名市においても学校教育の充実の視点から、今年度から市内全小中学校において、二学期制を実施しております。これは授業時数をふやし、ゆとりのある教育活動を展開する中で教師が児童・生徒にじっくりと接する時間を確保するとともに、基礎・基本の確実な定着を図り、個性を生かす教育を充実させることを目的としております。学校においては増加した時数を活用し、発表力をつけるための集会活動を実施したり、補充学習の時間を確保するなど工夫をしております。また家庭学習の充実を図るために「ノーテレビ・ノーゲームデー」の取り組みを保護者等の理解を得ながら全小中学校で実施しております。保護者の方の感想には「子どもたちの考え方や悩みも聞け、明るい家庭になりような気がします。」、「夕食の時間テレビを消すことにより会話がふえ、よくかんで集中して食べるようになりました。」等の感想をいただいております。
2点目は昨年度からスタートした特別支援教育の充実や読書活動の充実を図るために人的措置を図っております。
特別支援教育支援員は通常学級に在籍する発達障がい等の児童・生徒に対する指導の充実のために本年度は3名増員し、13名の方を採用し、生活や学習上の困難を改善または克服するための指導や支援の充実を図っております。また図書室補助員は読書活動の充実を図るためにこちらも15名の方にお願いをしております。補助員の方には図書室の設営のほか、児童・生徒向けの図書の紹介等を行なっていただいております。学校訪問等で子どもたちの読書の状況を聞いてみますと、いずれの学校におきましても、前年度より読書冊数が増加しており、学校によっては昨年度より2倍以上の貸し出し冊数になっているところもあります。
3点目は研究指定校による研究発表会を実施いたしております。これは文部科学省、県教育委員会、玉名市
教育委員会指定の研究指定校を定め、自校における研究の取り組みについての発表会であります。本年度は睦合小学校による
小学校英語活動、玉名中学校における不登校児童・生徒の解消を目指した自立支援活動、小天東小学校と横島小学校による国語科教育、八嘉小学校による算数科教育の発表会を実施いたしました。いずれの発表会においても教職員のみならず、来賓の方々や保護者の方々にも多数参観をいただき、研究の成果を発表することができました。議員の方々にも多数参加をしていただき、感謝しているところであります。
4点目は玉名市教育研究所の実践があります。これは教育委員会が主導し、
県立教育センターほか県内の3つの教育研究所と連携をしながら各小中学校の教職員によって、学校現場に直結する教育問題について調査・研修等を行なっております。具体的には学習指導部、生徒指導部、情報教育部、郷土学習部の4部会に分かれ、基本的生活習慣の定着、算数科における学習指導、情報モラルの指導、副読本の活用等について実践的な研究を行なっております。今年の8月には人吉市で県内の各教育研究所における実践について発表会がありました。玉名市からは学習指導部会が「数学的な考え方を伸ばす指導と評価の研究」についてこれまでの実践を発表いたしました。
5点目は健全な心身の育成の面からは健康・体育指導の充実により体力向上に努めております。特に学校給食を中心とした食育の推進や体育活動の充実を図っているところであります。本年度、熊本県
教育委員会主催の
体力向上優良校表彰において、中学校の部では岱明中学校が
体力向上優良校として県内で1校選ばれており、全国でも3位の成績を残しております。また玉陵中学校は
体力向上優良校として選ばれております。小学校の部でも梅林小学校、小田小学校、小天東小学校、月瀬小学校、築山小学校が
体力向上優良校として選ばれております。
6点目、「
スクールプライド」の発行を年2回実施しております。これは議員の皆様方にもお渡ししておりますが、各小中学校の特色ある教育活動を冊子にまとめ、教育関係者のみならず広く市民の方々にも御理解いただけるよう市民図書館や公民館等に置いて配布し、学校教育について御理解をいただくよう努めているところであります。
先ほども申し上げましたが、人づくりの基本は教育にあると考えております。学校教育、社会教育、スポーツ、文化それぞれの面から今後とも着実な実践を積み重ねてまいる所存でありますので、御理解をよろしくお願いいたしておきます。
最後に、いま一つ「家庭教育憲章への具体的な取り組み」についての御質問にお答えをいたします。教育委員会では「玉名市に育つ子どもが、幸せな家庭の中で自己に誇りを持ち、ふるさとを愛し、心身ともに健やかで将来を担う人材に育つため」として、平成18年4月1日に「玉名市家庭教育憲章」を制定し、その普及・啓発に努めているところでございます。まず憲章の啓発につきましては、平成19年度に全世帯に配布いたしました。学校ではPTA役員会あるいは総会などの場を利用して、随時説明を行なっております。そのほか子育てにかかわる方々の研修会など「家庭教育」に関係するところで憲章を取り上げて配布や説明を行ない、啓発に努めております。また憲章の中で毎月第3日曜日を「家庭の日」として位置づけ、具体的な行動の日と定めております。また憲章をポスターサイズにしたものや玉名市
青少年育成市民会議と連携を図り、市内の小中学生から「家庭の日」をテーマにした図画を募集し、最優秀作品をポスターにして各行政区及び学校等に配布し、掲示をしていただいているところであります。さらに「家庭の日」の普及のためふれあい事業として小岱山での「ふれあいハイキング」を実施しております。本年度は「家庭のふれあい」を大切にした「標語」の募集を現在行なっているところです。ほかにも公民館講座の1つとして「親子で
クリスマスケーキづくり」の実施、また地域においては「ふれあい
ファミリーコンサート」などを行なったりと徐々にではありますけれども、浸透してきているものと思っております。議員が御心配だというふうに思っておりますが、十分な普及が図られているとは言いがたい面もありますけれども、健やかな子どもをはぐくむために家庭のみならず地域や学校といった子どもを取り巻くすべての人的環境が大切になりますので、今後ともあらゆる機会をとらえて憲章の啓発と、「家庭の日」の普及を行ない、「家庭教育」の充実を目指し、活動を広げてまいりたいと思っておりますので、御理解、御協力のほどお願いを申し上げておきます。
以上でございます。
○議長(小屋野幸隆君) 市長 島津勇典君。
[市長 島津勇典君 登壇]
◎市長(島津勇典君) おはようございます。きょうもどうぞひとつよろしくお願いいたします。永野議員の教育立市について、教育長が縷々と御答弁申し上げましたが、市長にも所感を言いなさいとこういう御指摘でございますので、私なりに申し上げます。永野議員は教育というのは地域づくりの要諦だから、しっかりそのことを据えて教育立市宣言でもやりながら玉名市の教育をやっていったらどうか、こういう趣旨ですかね。私自身も教育の大事さというのは身にしみて承知しておるつもりです。小泉さんが総理就任に当たって、米100俵の精神を説かれました。厳しい時こそ教育に力を注ぐ、子育てに子どもたちに力を注いでいって、いくべきだという御趣旨であったと思いますが、政治的なメッセージとしても極めて含蓄の深い示唆であったと感銘をしながら、今も気持ちに残っております。私どもお互いの家庭の中でも感じることがあるんじゃないでしょうか。親たちが厳しい生活の中で爪に火を灯すような状態の中から子どもの教育に期待をつないでいった家庭というのは、お互いの目の周りにもたくさんあるわけで、家を再興といいますか、そういう言いかたが当たっているかどうかわかりませんが、思いでもやっぱり教育こそ力を入れていかなきゃならん、そういう思いで頑張っている家庭もあると承知をしております。今後ともそういう思いでお互いに教育の大事さというのを大事にしていかなければならんと思います。ところで宣言の話ですけれども、ちょっと長くなって恐縮ですが、ある方から
玉名スピリチュアル宣言といいますか、玉名心のふるさと宣言をしたらどうかという御指導、御示唆をいただきました。非常に熱心におすすめをいただきましたので、宣言するのはいいですよと、それは何かというと私たちのふるさとは素晴らしいふるさとなんだから、玉名市民全部がそのふるさとのよさというのを改めてお互いに意識しなきゃならんと、そういう趣旨だったと受け止めているんですが、ただ問題はその宣言した後何をどういう手順で盛り上げておくかということが大事なんじゃないでしょうか。宣言したばっかりでね、後が続かなければちょっと格好つきませんよと、こういうことを言いましたら、次に見えたときにはある程度の手順と言いますかね、そういうのをお持ちになった。玉名の心のふるさと宣言、ぜひしなさいと、そのためには
宣言文起草委員会を設立して、市長の諮問機関か何かで設立して、1年ぐらいをめどとしてやったらいいと。玉名の心のふるさと塾もその過程の中で開けばいい。講師も立派な人を呼んでやればいい。ただ心の
ふるさと開発機構の設立もやったがいい。いろんな方に参加してもらって。それから研究もやった方がいい。いろんな手順を整えて、玉名心のふるさと宣言につなげていったらどうかと、こういう御示唆をいただいたところであります。この方の熱心な思いに敬意を表しておるわけでありますが、教育の大事さと同時に立市宣言をやる、言葉で教育というのは大事ですよという立市宣言をやるのはそう難しいことではないかもしれませんが、申し上げましたようにその後どういうことを積み重ねて他の市町村とはやっぱり一味違った教育構想を自分たちはつくり上げていくんだというものがきちっと示されないと、宣言倒れに終わってしまう。そういうことであってはいかんのではないかなあと、そうふうに感じるところです。永野議員、教育立市の御提言をいただきました。重く受けとめますが、同時にそのためにはこういう手順、こういうことを考えながら教育立市の実を高めていく方法もあるのではないか。どうぞ永野議員に限らず、議員各位、御示唆いただけることがあれば御示唆をいただきたい。その中で教育こそ我が玉名の将来を作る要諦なんだという思いをお互いに熱くしていければ、非常に貴重なことにつながっていく、そういう思いがいたしております。貴重な御提言として受けとめさせていただきます。
○議長(小屋野幸隆君) 19番 永野忠弘君。
[19番 永野忠弘君 登壇]
◆19番(永野忠弘君) 今、教育長、市長から答弁をいただきましてですね、本当にありがとうございました。教育長の答弁でありますが、玉名市独自の取り組みということに関しましては、大変こと細かに説明していただきまして、大分力が入っているなあというふうに感じます。感じました。それと家庭教育憲章につきましてはですね、さっき教育長がおっしゃったように各家庭には配布したやつですかね。あれも私は持っていますが、それと各公民館あたりに何か大きいのを掲げてあるように思います。ただですね、うちにもありますし、その掲げてはありますけど、いろいろ啓発活動はなさっているようですけど、何となくひとつ普及していないんじゃないかというふうに感じたもんですから、具体的な取り組みをということで聞いたわけです。これをですね、各家庭に入っている家庭教育憲章のポスターですかね。あれを毎日ですね、毎朝その皆で読み上げれとまでは行きませんけれども、せめてあの中のですね、いっちょでもよか、2つでもよかけんですね、月に1回でも2回でもですね、思い出すぐらいの啓発をしていただければですね、絵に描いた餅じゃないですけど、生きてくるんじゃないかというふうに思います。さらなる取り組みを啓発をお願いしたいと思います。
それと教育立市に対してはですね、市長の思いを非常にありがたく受けとめていかなきゃいけないというふうに思いますが、市長はその立市をその宣言すれば、それなりのやっぱ過程が大事になってくるというようなことでありますが、私もさように思います。しかし私はですね、この宣言することによってですね、その玉名市が教育に力の入って、要するに行政もそれに力が入っているということを市民皆がですね、共有することによって、大人、親がですね、認識してまたそれを皆で共有して認識して取り組んでいけばですね、何となく道が開けるんじゃないかと思います。そのそういうふうにするまでの取り組みがプロセスが大事かというふうに市長はおっしゃいます。だろうとは思いますけど、何とかですね、文教の里として歴史のある玉名でですね、教育に力を入れた教育立市で魅力あるまちづくりは自然の流れのように考えます。地域の財産の一番は人です。人材育成を目指す教育立市は魅力あるまちづくりに最適と考えます。ぜひ検討していただくよう強く要望いたします。よろしくお願いします。
次に農政への姿勢ということで、行政主導による農業活性化と地産地消への取り組みということですが、農業に対する問題を前回9月議会でも多くの議員の方々による活発な質問がありましたが、農業に対する関心の深さ、本市での農業への期待を強く感じた次第です。今の農業は厳しい中にあり、闇の中にあるように考えるところです。何とか農業の活性化につながるアイデアはないものかと日々思いめぐらせておるところですが、この思いは議員の中にも多数おられるものと思います。本市も今一歩踏み込んだ取り組みなり、計画はできないものかと考えるところであります。農家の方々が一場の光でも見出し、やる気、元気を引き出すような取り組みが行政の大事な仕事と考えますが、いかがでしょうか。食の安全、安心が非常に求められている今日ですが、地元の農産物への期待が、今までになく高まってきていると考えます。そういう時期でもあり生産者と消費者を結びつける地産地消の推進が今非常に大事になってくるものと考えるところであります。地産地消の推進、このことでは9月議会でも福嶋議員が質問をされ、農業の活性化にも言及されておりました。望月部長の答弁も直売所、青空市場などで販売したり、加工品にしたり、給食センターでは地元産の米を納入しているなどなどありましたが、私はもっと地産地消を強力に推進する意味では物足りなさを感じた次第です。消費サイドからも同様のお話を聞いております。現在も努力されているとは考えますが、形をつくってそれも行政が先頭に立ってリーダーシップをとりながら関係団体、消費者団体、PTA、婦人会などに呼びかけ、地産地消の推進協議会などできないものかと考えるところです。行政が先頭に立ってというのが非常に大切で、その姿、努力が農家の方々にも通じ、関係団体、関係者も認めるところとなるでしょう。その先には信頼関係もでき、必ずや本市の農業も明るさが見えてくるものと確信するものであります。行政主体・主導による農業の活性化、そのことを強く願うものです。御答弁をお聞かせください。
○議長(小屋野幸隆君) 産業経済部長 望月一晴君。
[産業経済部長 望月一晴君 登壇]
◎産業経済部長(望月一晴君) 永野議員の農政への姿勢の中の行政主導による農業の活性化と地産地消への取り組みについての御質問にお答えいたします。消費者の食に対する安全安心な意識の高まりや生産者の販売が多様化する中で、消費者と生産者を結ぶ「地産地消」への期待感が高まってきております。本市における地産地消の主な取り組み状況につきましては、先の9月議会における福嶋議員の一般質問に対する答弁の中で述べましたとおり、市内の直売所や青空市における地元の新鮮な農水産物やそれらを活用した加工品の提供、それから学校給食の米飯給食における地元産米の活用、それから玉名温泉女将の会における地元の新鮮な農水産物を使用したメニューの開発などの取り組みが行なわれているところでございます。先ほど議員から農業の活性化を図るために行政が主体性を持って地産地消に取り組むべき旨の御意見がございました。市といたしましては、この1年新たな地産地消の道を開拓すべく、市内の豆腐製造業の原料をすべて地元産大豆にできないか。2つ目として、学校給食用油の原料菜種をすべて地元農家で生産できないか。3つ目に学校給食用パンの原料を外国産小麦を使用せずすべて地元産小麦にできないかといったようなテーマを設けまして、模索をしてまいりました。しかしながら採算面や技術的な面から今のところ実現に至っていないところでございます。今後の展開といたしましては、従来の取り組みはもとより学校給食における地元農産物等の地産地消促進を図るためJAや物産館を窓口とした受注システムの構築についての検討を考えております。本市の地産地消を推進するために関係機関と協力しながら今後もさまざまな模索を行なってまいりたいと考えておりますので、議員の御理解と御協力をよろしくお願い申し上げます。
○議長(小屋野幸隆君) 19番 永野忠弘君。
[19番 永野忠弘君 登壇]
◆19番(永野忠弘君) 答弁いただきましたが、本当に9月議会の福嶋議員に対する答弁とあんまり変わってないように思います。私は言いたかったのはですね、言いたいのは希望することは、本当にこの各課、地産地消に対してはですね、農政だけでなくて、やっぱり教育委員会もだろうし、いろんな課が絡んでくると思います。それをですね、企画はやっぱ企画あたりが先頭に立ってですね、協議会あたりを立ち上げて農協とか生産者団体とか、そういうところにも呼びかけてですね、推進協議会あたりができないかというふうなことの問いかけでした。答弁はどうもその辺が今ぴんとこないものがありましたけど、その辺を私はこの議会でですね、提案したということを企画初めですね、各課は受け取っていただいてですね、今後強力に推進なさるようにお願いしたいと思います。市長、何かそういう農政のそういう姿勢に対する考えありますか。よかったら何か、よろしくお願いします。
で、私の一般質問終わります。
○議長(小屋野幸隆君) 市長 島津勇典君。
[市長 島津勇典君 登壇]
◎市長(島津勇典君) 農政に対する議論はずっと分けて見てますとね、この質問あるいは議員各位の主張を見ていると、農業という区切りであり、あるいは食育であったり地産地消であったりという区切りの議論は、比率として非常に多いんではないかなと受けとめております。それだけに玉名地域としてまた議員の目線から見て、あるいは市民の目線から見てそういう関心が非常に高い、そしてそういう重要性を皆感じている。そういうことのあらわれがこの議場において農政とりわけその地産地消であったり、あるいは食育につながる視点でものを見ておられるのかなあと、そういうふうに感じているところです。そういうやっぱり多くの視点がある以上は、市の行政としてそのことに大きな力点を置いて考えていくのは当然だと思います。部長答弁がもう一つ前の時からいっちょん変わってないなということでございますが、ただそれなりにですね、一生懸命模索はしているんですよ。例えばさっきあの菜種の話を部長がちょっとしましたが、菜種プロジェクトというのをやっていますが、プロジェクトやって玉名の方で演奏会秋やった。非常にムードがあってよかった。ただそれだけに終わってしまうというのはやっぱりちょっと寂しい。それで菊池川工事事務所等にも御相談を申し上げておって、津留の河原の一体であるとか、大浜橋の下辺り等は市の方が活用されるなら、活用されていいですよというお話を伺っております。それで市の担当の諸君にですね、とにかく菊池川工事事務所とその手順についてよく相談しなさいということをついこの間数日前に指示したばかりです。それは何かというと、さっきちょっと話がありました。菜種プロジェクトやっているんだけれども、何かやっぱり目線がなけりゃいかん。その玉名でつくる菜種油が小中学校の給食費分ぐらいは賄うんだというためには、どれだけの量の菜種がいるんだと。そのためにはどれくらいの広さの田畑が要るんだと、そういう検討もさせました。16町要ると言っているんですね。玉名市全部の小中学校の給食に使う油を全部玉名でつくる菜種油で賄うためには16町の広さが要る。これ今正確かどうか知りませんが、担当の者に計算してみろってやったらそういう数字が出てきた。今玉名でやっているのは1町程度なんですよ。菜種をつくっているのは。どうしようもないって、それで菊池川工事事務所の方に私は相談をしているんですが、非常に前向きな積極的な姿勢を河川事務所も示していただいておりますから、今協議をしている、そういうことを重ねながらですね、さっきから申し上げているような方向につなげていければいいと、そういう感じが持っています。それから大豆の話をちょっとしました。これは言うばっかりでまだ全然手はついておりません、正直。ただ今度国も県も耕作放棄地に対する取り組みを始めました。私は国・県が耕作放棄地に対する取り組みを始めるとするならば、市もですね、それを黙ってみているということはいかがかと、ぜひ新年度に国・県のそういう施策に呼応してあるいは玉名市独自の視点で、耕作放棄地を何とか解消する方向で、そこの中でですね、豆腐の話とか何とか、具体的に検討の土台に乗せることはできないかなあとそういうふうに思っております。いずれにしろ新年度予算、新年度事業としてはこの耕作放棄地をどう解消していくか、その耕作放棄地解消の努力の過程の中で、地産地消を含めた思いが一歩でも進むように皆さんの御意見を伺って、ぜひ新年度からは何らかの歩みを始めたいと、そういうふうに思っているところです。どうぞ皆さんの御協力をお願いしておきます。
○議長(小屋野幸隆君) 以上で、永野忠弘君の質問は、終わりました。
13番 内田靖信君。
[13番 内田靖信君 登壇]
◆13番(内田靖信君) おはようございます。13番、自友クラブの内田でございます。まず機構改革に伴います各総合支所の機能について一般質問を行ないます。平成17年10月3日に1市3町が合併しまして、早くも3年の月日が経過をいたしました。その間それぞれの状況の変化によりまして、一部の事業の追加や変更があってはおりますものの、かつて合併協議会で定められました新市建設計画に基づきまして、各事業がほぼ順調に展開をされているところです。さて、合併当初の697名でスタートをいたしました職員数は、職員の削減に伴う人件費の抑制を図ることとしまして、退職者の3分の1採用を原則に人事管理が行なわれてきたところです。合併後平成18年4月、19年4月、20年4月とそれぞれの行政事情の変化や時代の進展に対応すべき機構改革がなされ、その一環としまして岱明、横島、天水の各総合支所におきましても相次いで機構の見直しが進められ、現在に至っております。手元の資料によりますと、合併前の1市3町の職員数は玉名市が413名、岱明町が138名、横島町が61名、天水町が85名の総職員数が697名となっておりまして、合併に伴う異動によりまして平成17年10月3日の時点で、本庁が533名、岱明総合支所が63名、横島総合支所が49名、天水総合支所が52名の総職員数は先ほど申し上げました697名の職員数でございました。その後、定年退職や勧奨退職、あるいはまたその他の自己都合による退職者の増加によりまして、平成20年4月1日現在におきます職員数は632名となっておりまして、合併当初と比較しますと65名が既に削減をされております。現在の632名の配置の内訳は本庁が533名、岱明総合支所が37名、横島総合支所が30名、天水総合支所が32名となっておりまして、過去3年間の総削減数65名は岱明総合支所、横島総合支所、天水総合支所の削減数65名と同数となっております。各総合支所は市民と直結した行政に携わっておりまして、現在のところ旧3町の市民の方々にはほとんど直接この本庁に出向かずとも各種の行政サービスが受けられており、大きな支障は来してはいないものの、相次ぐ機構改革に伴い総合支所機能は限界に近づいているものと考えております。そこでまず平成20年度末の定年退職者と勧奨退職者数、さらに平成21年度新規採用予定者数をあらわしていただきまして、職員数の減による今後の機構改革の方針をお尋ねをいたします。
次に
地方自治体財政健全化にかかります平成19年度決算におきます
健全化判断比率についてお尋ねを申し上げます。北海道夕張市の財政破綻等を契機といたしまして、自治体の破綻を未然に防ぐため、それぞれの自治体に早期の健全化政策を行なわせます。地方自治体健全化法が一部施行をされたところです。その地方自治体健全化法に基づき、玉名市におきましては平成19年度玉名市財政健全化経営健全化審査意見書が公表されております。その中で普通会計財政健全化審査意見書におきましては、法令によりまして、1に一般会計の赤字の大きさを示す実質赤字比率、2に一般会計、特別会計、企業会計等を連結ベースで示す連結実質赤字比率、3に一部事務組合などを含めました実質公債費率、4に土地開発公社等を含めた自治体が将来に負担すべき実質的な負担等の将来負担比率、この4項目に分類をされております。合併後3年を経過しまして、執行部におかれましては、新市建設計画をもとに弾力的かつ積極的にそれぞれの事業が展開され、高度な財政判断により予算執行がなされており、4項目のいずれも早期健全化基準を下回っております。ただこれは法令の定めによるものと察しておりますが、1の実質赤字比率と2の連結赤字比率につきましては、早期健全化基準内にもかかわらず、数値の公表はなされておりません。健全財政により市政が運営されている中で実質赤字比率と連結赤字比率が早期健全化基準と照らして、どのような水準にあるのか、私たちや市民の方々には把握することができません。早期健全化基準に対しまして、実質赤字比率また連結実質赤字比率がどのような水準にあるのか、その指数をお尋ねをいたします。
次に経常収支比率についてお尋ねを申し上げます。理想的な財政運営は税収や地方交付税などの経常一般財源によりまして、人件費、物件費、補助費また公債費などの経常的な経費を十分に賄い、なおかつ相当額の一般財源を建設事業を初めとします投資的経費に当てることとされております。熊本県が取りまとめました平成19年度の市町村決算概要によりますと、県内48市町村の経常収支比率は平均で前年度より0.5ポイント上昇しまして、92.2%となっており、県下14市の平均では95.5%で町村部より市の方がより財政の硬直化が進んでいるように見受けております。この経常収支比率は財政構造健全性や弾力性をあらわす財政指数でありまして、一般的に町村部におきましては75%から80%、市においては80%から85%が適正値、標準値とされております。そこで平成19年度の玉名市一般会計の歳入歳出決算意見書の財政分析によりますと、前年度決算より0.8ポイント上昇しまして、経常収支比率が97.7%となっており、ややもすると100%に近づく数値となっております。もちろん三位一体の改革に伴います地方交付税の大幅な削減や高齢化に伴います扶助費の増加など構造的な要因が考えられますが、玉名市の経常収支比率の上昇の要因がどこにあるのか、具体的に分析されておればお示しを願いたいと思っております。
○議長(小屋野幸隆君) 総務部長 元田充洋君。
[総務部長 元田充洋君 登壇]
◎総務部長(元田充洋君) おはようございます。私の方から内田議員の3項目にわたる御質問に対しまして、お答え申し上げたいと思います。まず機構改革に伴う総合支所の機能についてお答え申し上げたいと思います。議員も御承知のとおり合併協議の協定項目の1つに「新庁舎完成後、総合支所は支所に移行するものとし、支所の機能及び事務のうち、本庁に速やかに移管した方が行政サービスの効果が得られるものについては、新庁舎への機能及び事務の移行を積極的に検討する。」と明記してあり、職員採用は「合併後の先10年間は退職者の3分の1を新規採用」とする協議事項もあります。これらを踏まえまして、平成18年度に作成いたしました職員定員適正化計画の数値目標で示しております新庁舎の完成予定の平成25年度当初での職員数は557人程度となる見込みで、これは現在と比較いたしますと75名の減となります。このようなことから支所を現状のままで継続することは非常に困難でございまして、勤務する職員数が減少することは否めないということだろうというに思っております。現在でも段階的に支所の機能は縮小しており、現時点での新庁舎完成後の支所の業務は住民生活に密接に関連した行政サービスの提供に関する事項、その他支所で分掌をした方が住民サービス維持向上につながる事項が主なものになるというふうに考えておるところでございます。次に今年度の退職と採用予定についてでありますが、死亡退職者1名と定年退職者16名、勧奨退職者9名の合計26名の職員が退職し、採用は9名を予定いたしておりますので、退職に伴います職員の不補充は17名の予定ということでございます。もう既に団塊の世代の退職時期を迎えておりますが、組織機構の改革につきましては、これは全庁的に大胆な取り組みが必要でもありますので、議員の御指導御理解をひとつよろしくお願いを申し上げたいというふうに思っております。
次に平成19年におきます
健全化判断比率についてでございます。
健全化判断比率のうち、実質赤字比率及び連結実質赤字比率の具体的数値が公表されていないとの御質問でございますが、今回の報告にあたりましては、赤字だった場合のみ、その比率を数値にして報告することとされておりまして、国に報告すべき様式をもとに県内各市町村歩調を合わせ作成したところでございます。御指摘の2つの具体的数値でございますが、算定上の数値を示しますと、実質赤字比率はマイナス3.06%、連結実質赤字比率はマイナス15.44%でございます。いずれも黒字の状況でございますが、赤字比率に対して黒字比率の表現をするためにあえてマイナスとして表現をしたところでございます。
次に平成19年度の決算におきます経常収支についてでございます。経常収支の比率につきましては、97.7%と前年度に比べまして0.8%上昇したところでございます。この経常収支比率は歳入の経常一般財源総額に歳出の経常経費充当一般財源が占める割合を示すものでございまして、使途を制限されていない経常的な収入に対する経常的な支出の割合が低いほど財政にゆとりがあり、さまざまな状況の変化に柔軟に対応できることを示す指標でございます。今回この比率が上昇した主な要因といたしましては、歳出の経常経費充当一般財源が163億7,000万円で、前年度に対しほぼ横ばいであったことに対して、歳入の経常一般財源総額が167億6,000万円と前年度に対し、1億2,000万円減少したことによるものでございます。具体的に申し上げますと歳入で住民税が税源移譲されたことによる増加分も含め、地方税として7億2,000万円増加しておりますが、一方で所得譲与税、減税補てん特例交付金が廃止され、合わせて6,200万円の減少、また普通交付税と臨時財政対策債の減少、減税補てん債の廃止を合わせ2億4,000万円減少し、結果的に歳入の経常一般財源総額が減少しているというところでございます。ちなみに経常経費充当一般財源につきましては、人件費で1億6,000万円、補助費等で4億6,000万円それぞれ減少しておりますが、扶助費が5,000万円、公債費が2億8,000万円、繰出金が2億7,000万円増加し、結果的には前年度とほぼ横ばいということになっているところでございます。
大変申し訳ございませんでした。所得譲与税、減税補てん特例交付金が廃止され、合わせて6,200万円というふうに申し上げましたが、6億2,000万円の減少でございますので、訂正させていただきたいと思います。申し訳ございませんでした。
○議長(小屋野幸隆君) 13番 内田靖信君。
[13番 内田靖信君 登壇]
◆13番(内田靖信君) まず機構改革に伴います各総合支所の機能について再質問を行ないます。玉名市職員の定員適正化計画におけます平成21年4月の総職員数の目標は633名とされておりまして、当初の計画より相当に速いスピードで職員の削減が進んでおります。人件費の抑制という観点からは、これは喜ばしいことでございますが、一方複雑高度化する行政需要に対応するために執行部におかれましては、継続的に組織や機構の見直しが求められていることは十分に理解をしております。ただ各総合支所の現状は総務振興課におきましては、区長会や防災時消防業務、交通安全対策や防犯に関する業務、また今年の4月に市民課と福祉課を統合しました市民福祉課におかれましては、各種受付事務や健康保険事業、さらに建設経済課におきましては主幹産業の農業振興や商工業の振興、農業委員会に関する事務などどれをとっても市民に直結した業務が行なわれております。また12月1日に合併予備調印が行なわれ、21年4月に発足予定の玉名市土地改良区の業務につきましても、現在まではそれぞれの総合支所におきまして土地改良事業に関する事務が行なわれてきたところです。土地改良区での事務も合併とともに事務局を統合するものと思われますが、一括事務では現場との意思の疎通を欠くことにもなりかねません。新たに発足予定の土地改良事業はスムーズに展開されますよう各総合支所におきましても何らかの人的支援の必要があると考えておりますが、執行部の見解をお尋ねいたします。また新庁舎建設後の総合支所の支所への移行は私も十分に理解をし、承知をしておりますが、それまでの総合支所の機能維持につきましては、十分な配慮を要望するところでございます。
次に自治体財政健全化につきましては、早期健全化基準における実質赤字比率が法で定められた基準12.67%に対しまして、玉名市はマイナス3.06ということですか。また連結赤字実質比率が法で定めた基準17.67%に対しまして、玉名市はマイナス15.4%となっておりまして、それぞれ早期健全化基準を大きく下回り玉名市財政の健全性が見てとれます。次回の決算認定においては、財政健全化審査意見書におきまして、実質赤字比率また連結実質赤字比率を示していただければ、玉名市財政の健全性がより的確に把握できるものと考えていますが、執行部の見解を伺います。また最後に経常収支比率がこれ以上上昇しますと政策的経費に当てる財源が枯渇する恐れがございます。執行部においてはどのような改善策を検討されているのか、見解を伺い、私の一般質問といたします。
○議長(小屋野幸隆君) 総務部長 元田充洋君。
[総務部長 元田充洋君 登壇]
◎総務部長(元田充洋君) 内田議員の再質問についてお答え申し上げます。5つの土地改良区の合併につきましては、粛々と進められているところでございます。土地改良区の事務事業及び事務局の設立、事務局職員の配置などにつきましては、今後発足されるでありましょう設立委員会におきまして、各方面からの要望意見に基づき協議がなされ、行政としての人的支援の必要性があれば対応したいというふうに考えているところでございます。
次に
健全化判断比率についての再質問でございますが、議員がお話されましたとおり数値が示してなければ健全性の把握ができないのは当然のことでございますので、来年度の報告につきましては、黒字となった場合でも算定上の数値をお示しするようにしたいというふうに考えております。それから経常収支比率についてでございます。歳入の確保と歳出の削減の両面から策を講じていかなければならないというふうに考えております。まず歳入面におきましては、引き続き税の徴収の強化に努め、歳入の確保を図る一方歳出面におきましては、退職職員の3分の1の新規採用による人件費の引き続きの削減、公営事業会計への適性運営による補助金・繰出金の見直し、高利率の公債費の繰上償還、財政の長期見通しによる適正な予算規模を見通した財政運営に努めていく所存でございますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
○議長(小屋野幸隆君) 以上で、内田靖信君の質問は、終わりました。
議事の都合により、暫時休憩いたします。
午前11時05分 休憩
───────────
午前11時18分 開議
○議長(小屋野幸隆君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
7番 近松恵美子さん。
[7番 近松恵美子さん 登壇]
◆7番(近松恵美子さん) おはようございます。いつもちょっと慌てるんですけども、今日は前の方が少し早く終わらせていただきましたので、安心して落ち着いて時間たっぷりしていきたいと思います。私は玉名市議会にもう3年になりますけれども、前田議員の質問をいつも聞いてまして、あんなふうにゆっくり話せたらわかりやすくていいのになあと思いながら、3年経ってまだまだそこに行きつかないんですけども、きょうはちょっと余裕がありますので、ゆっくりやっていきたいと思います。きのう俵まつりのいろいろ御意見出ましたけども、私はそうですね、市の執行部として環境フェア、それから健康フェア、いろいろ催し物あって大変だったと思います。今回場所が変わったところでトイレが非常に市民会館も使えるし、あちこちにあってよかったなあというふうに感じました。それからもう1つは食の催し物ですね、あれはとてもよかったなあと。特にテーブルを出してあったのがとても和やかでよかったなあ。やはり食の祭典みたいなものをもう少し加えて広げていかれたらいいんじゃないかなあと思います。私たち女性はというと、女性もいろいろですけど、やはり家族においしいものを食べさせたいという気持ちがありますので、食べ物があると何か食べてみよう、買ってみよう、何か自分のレパートリーが広くなるんじゃないかなあというふうに考えますので、食べ物があるということは非常に楽しいですし、また皆で食べると心も本当に和んできますので、ああいう玉名はやはり食の祭典を取り入れた、そういうことも今後考えていただいたらいいかなあと感じました。
本題に入ります。食と農のまちづくりについてです。きょうは教育立市の話もありましたけども、それからまた、市長の方に心のふるさと何とか宣言という話もあったと聞きましたけども、私としてはそれより何より、やはり玉名は食と農のまちづくり宣言の方が一番いいんじゃないかなあというふうに、きょう話を聞いていて思いました。おかげさまで生ごみ堆肥の野菜づくりはどんどん進めていただきました。ある保育園では新しく畑も整備していただいてですね、来年からも続けられるようにというふうな体制をつくっておられます。本当に一部の保育園や学校では立派な野菜が育ってきています。子どもたちは自分たちがつくった堆肥でできる野菜はどんな味がするのだろうかと楽しみにしています。野菜ってスーパーにあるって言うんですね。人参って赤いのが人参と思っていたわけですけども、自分たちの持ってきた生ごみが土になって、そこに小さな種を蒔くと、やがて土から小さな芽が出て、おいしい野菜ができるということを体験した子どもたちは野菜が大好きになります。人参に葉っぱがあるということにも驚きます。こういうふうな体験を広めてくださってます関係者の皆様の御努力に本当に感謝しております。また食育推進計画もいろんな立場の方の情報交換の場となり、とてもいい方向で進んでいるというふうに私はあちこちから聞いております。食事のバランスのとれた食事の普及活動をしている方が、そこに来たことで自分たちのところに来る方とは違う一般の方の食事の状況を聞いて、現状を聞いたことによって驚かれたり、そういう情報を共有する場になって、非常に有意義だったということを聞いてます。このような積極的な動きを目の当たりにしますと、本当に合併してよかったと心から思います。ところで私も市内のある小学校の食育プログラムに参加させていただきました。市長も教育長も御存じの長崎の「台地と命の会」の吉田先生の食育の講義を聞いて、子どもたちが1カ月だけ頑張ってみるというものです。家庭の協力があんまりなくてもできる7つの約束のうち、3つ以上頑張ってみるというものです。その7つというのは感謝して食べる、最初の一口は100回噛む、その後は30回です。御飯と御飯の間は水かお茶しか飲まない、おやつに甘いものを食べない、油ものを控える、これはアイスも安いものはほとんど油でできてますので、アイスクリームも含んでます。朝は御飯と味噌汁、季節の野菜を食べるの7つでした。この7つのうち3つ以上自分で決めて1カ月頑張るという取り組みです。私驚いたことに他の学校で1カ月取り組んだら子どもたちが集中力が出てきたとか、元気になったという報告がありましたので、このような結果が出るようにしてくださいというふうにお願いしたわけなんですけども、まさか私の今までの50何年の人生の中で食事を変えて1週間で自分が変わるという体験をしたことがなかったので、本当かなという気持ちもありましたけども、これをやってきて1週間経って眠気が取れてきましたという子どもがいました。まず4年生で授業中眠いのかということもまずびっくりいたしました。それからぐっすり眠れるようになったという子が非常に多かったです。2週間ぐらいしてぐっすり眠れるようになった。4年生がぐっすり眠れないのか、今の子はそうなのかということがまたそのことにも驚きました。うんちが出るようになった。元気になった、朝起きが楽になった、早寝、早起きができるようになった。つまり寝つきが悪い子がいるわけなんです。朝ごはんを食べるようになった、外で遊ぶようになったなどの声が聞かれました。たまたまお母さんにも出会いましたので、子どもたちが食事を変える取り組みをしているけども、お宅のお子さんどんなですかって聞きましたら、元気になりましたって言いましたので、元気になったって具体的にどういうことですかって聞きましたら、前は家の中ばかりにいたんだけれども、外に遊びに行くようになった。それから、「うんちうんち」って言うふうになったので、ああうんこが出るようになったんだなあって、そういうふうに思ってますっていうふうなことでした。つまり今までは何日に1回出てたのかなっていうことです。私が何より驚いたのは夕方行ってみますと5時半頃でも6時頃でもスポーツの指導者のもとでスポーツしている子どももいます。そういうふうにスポーツをしたり元気にあいさつをしてくれる素直でかわいいこの子たちがこれほどの健康問題を抱えていたのかということです。途中で出会ったときに子どもたちが夜目が覚めるんですけど、どうしたらいいんですかって聞く子がいるんです。4年生で夜中に目が覚める、あなたたちは年寄りみたいだねって。数人の子どもにはおしっこに起きるんでしょって。寝る前の果物止めたらいいよって言ったら、果物我慢したら夜眠れるようになりましたって子どもたちが言ってました。元気いっぱいのはずの小学生でも熟睡できない子や朝から疲れている子、これを始めて朝起きてからの疲れがとれましたって4年生が書いているんです。朝ごはんが入らない子、授業中眠い子、そういう子がいるというのは本で読んだことありましたが、玉名の子もそうなのかと驚くとともに心が痛みました。また保護者も一丸となってこの食育プログラムに参加していただければ、もっと大きな差が出るに違いないと感じています。1カ月経ちましてから担任の先生にこれをしたことで、先生の目から変わったことありませんかってお尋ねしました。今までの感想は子どもたちの内面の変化ですので、外から見て感じたことありますかっていうふうに尋ねましたところ、給食の時間に非常に騒がしかったんだけれども、座って食べれない子もいたんだけれども、落ち着いて食べれるようになりましたというようなことでした。保育園でも皆座って食べるのに、そんなに座って食べれない子が小学生でもいるんですかっていうふうにびっくりしましたところ、今の学校はどこでもそうですよ、自分のところだけ特別じゃないんですというようなことで言われました。また市内の小中学校の出席率も見せていただきました。教育長さんに御協力いただきまして、御足労いただきまして資料をつくっていただいたんですけども、その結果を見ますと欠席が多い学校では大体出席率97%ということは3%休むということですから、大体年に1人平均6日休んでいます。1人平均6日ということは休まない子も多いわけですから、これ不登校や怪我を除いた病気欠席の数字ですので、まったく休まない子もいれば年に12日も休む子がいるというわけで、やはり私たちの頃より体が弱くなっているなあというふうに感じました。食育に取り組んでいくとまた新たな問題が見えてくることと思いますが、全力で取り組んでもらいたいと思います。そうなれば今までこの議会で明らかになったいろんな子どもたちの問題のかなりの部分が解決できるだろうというふうに私は確信しています。この計画も終盤にかかっていると思いますので、進捗状況をお伺いしたいと思います。
さて9月議会で完全米飯給食にして、非行もゼロになり成績も上がった学校があるというふうに申し上げたと思いますが、そのことについて本当かなあって、本当にそんなことあるのかなあと思うんですよという声が幹部の方からありました。まったく正直な感想でして、私たちの今までの常識から考えますとそのようにお思いになることも無理からぬことかと思います。私たちの世代ではたんぱく質とかビタミンとか成分の話ばかり教えられてきましたので、御飯と和食で成績が上がったなどと聞かされても信じがたいのも無理ありません。そこで私は東京に行き、この改革をされた元校長先生の大塚先生のお話を直接聞いてきました。この先生は食べ物と子どもたちの行動との関連はあるに違いない、でもそれを説得するために多くの人に理解してもらうために裏付けを取らなくてはいけないということで、スポーツ大会の日は給食がありませんから弁当です。この日に朝の5時からコンビニに行って待機していて、どういう親子が弁当を買いに来るかを調べたそうです。朝早く髪をぼさぼさにしながら子どもと一緒に弁当を買いに来る親を見たと言われてました。そして学校に帰ってからその子の成績と素行を照らし合わせてみたところ、やはり関連があったということで周囲を説得して給食を改善していき、その結果相当荒れていた非行もなくなり、成績も見事に上がったということで、今とても注目を浴びている方です。毎日新聞がこれを応援していこうと御飯が子どもたちを変えたというこの小冊子を出されてます。本当に教育の現場で取り組んで、食べ物を変えると子どもがこんなにも違うというこのことが多くの人にわかっていただきたいと思いまして、私はこの本をいろんな方に薦めましたが、短期間にもう200冊あまりの本が出て行ってます。一般の方というのは自分のこととして考えますので、自分の娘に読ませたい、嫁に読ませたいと何冊も買われる方もいます。また一方、今の学校の子どもたちが落ち着きがなくてびっくりしました。私の子どもの頃の授業参観の様子と随分違いますと話しましたところ、それが必ずしも食べ物と関連があると言えるのだろうかという御意見もいただきました。しかし食べ物を改善したところ驚くほど子どもが変わったという報告は日本でもアメリカでも確かにあります。広島県福山市、尾道市では1,169名の中学生に対し、大学の先生が中心となり食生活といじめなど問題行動との関連を調査しています。既に40年も前にこの調査が行なわれ、食事の内容が悪くなるといらいらし、吐き気がしてすぐにかっとして根気がなくなり、学校に行くのも嫌になるという結果が出ています。鈴木雅子先生という医学博士で20年前からたくさんの本を出して警告をされています。また今年の11月の新聞にはいじめの報道がされてました。全国的には減少しているが、実態を把握してない可能性もあるので、問題は深刻であるとそのようにコメントしていました。残念なことにいじめの件数では熊本県は全国の平均の3倍以上となっています。4倍近くです。それにしても40年前に既にいじめと食生活との関連があると本まで出されているのに、まったく未だに日の目を見ないでいることは残念なことです。私たちは国や県などの指示には従わざる得ないので取り組むが、そうでない情報については信憑性が疑われると思ったり、目の前の仕事で精一杯でよそ見する余裕がないなどの理由で大事なことを見逃すことが多々あると思います。そんな大事なことなら国が言うはず、国が問題にするはず、国が出している方針だからこれでいいんだとつい思ってしまいます。しかし今までも一生懸命やってきたつもりなのに問題が続出しているわけですから、これからは自分たちで聞いてみたい講師を探してこういう実際行動を起こして、子どもを元気にしてきた実践家を招いて皆で学んでいただいたらいかがかと思います。現場で地道に活動して確かな実績を積み上げられてこられた方々を玉名にお迎えして、皆でしっかり勉強して本当に米飯和食で成績が上がるのとか、こういうことを先生に聞いてみていただきたい。本当に食事で子どもの心が変わるって信じられないんですけど、本当ですかって疑問を1つ1つ取り除いていって自信を持って推進していただきたいと思います。講師を招く費用が少しかかるかも知れませんが、講師を囲んで関係者が膝詰めでお話を納得いくまで聞くことができれば、皆一丸となって玉名の子どもたちのために頑張れると思います。使命感と熱い思いで邁進できると思います。私はこのような研修の機会をぜひ準備していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。研修計画についてお伺いします。
次は低体温の問題です。以前にもこの問題で質問いたしました低体温についての共通認識ができたと私は感じましたので、何がしかの対策を考えてくださるだろうと期待して今日まで来たわけですが、その後どうなっているのか聞いておりませんので、再度取り上げました。実は私は待ちきれなくて2つの小学校で体温測定をしていただきました。そうしましたら1つの学校では本当に自然いっぱいの田舎の学校なんですけども、36度以下の低体温の子どもが3割以上いました。その中には34度台の子どももいます。つまり34度台の子ども、35.2度、35.3度といるんです。私たちの時代は36度5分から37度がほとんど当たり前だったそうです。8割がそのくらいだったそうです。酵素というのはある一定の温度で活性化するわけですから、その範囲外というのは酵素の働きが悪く何らかの体への影響があることは確かと言えます。まず免疫力が低いことに加えて、元気が出ない、活力がない状態ではないかといいます。34度台となりますと体がだるかったり、緊張感を保てなかったりと授業にも弊害が現れるのではないかと思います。私は34度台、35度2分とか年配の方ならわかりますが、一番元気な小学生がこの体温ということは半分冬眠状態じゃないかなあというふうに、本当に授業中集中していられるのだろうかと思います。国や県が問題にしないことはあえて取り上げる必要がないかとお考えかもしれませんが、私はこの現象はどうも大変なことではないのかと危惧しています。東京都の教育委員会でも都内のある学校全校の調査をしています。また佐賀の濱小学校でも全校調査をいたしまして、ここでは低体温が16.4%、年々増加しているのではないかというふうに書いてありました。自分の体温を知るということは自分の体の状態を知る一番簡単な方法ではないかと思います。体温が低い子どもは体温が上がることを目標に食べ方や生活を考え直す、とてもよい教材になるのではないでしょうか。また自分の体を知る客観的な情報として、健康管理にぜひ取り入れていただきたいというふうに思います。学校として、教育委員会として、このことをどのように受け止めて対策を考えていかれるかお伺いしたいと思います。
○議長(小屋野幸隆君) 市民環境部長 黒田誠一君。
[市民環境部長 黒田誠一君 登壇]
◎市民環境部長(黒田誠一君) 近松議員の食と農のまちづくりについて、その中の食育推進計画の進捗状況と関係者の研修体制についての質問にお答えをいたします。食育は生涯にわたって健全な心と身体を培い、豊かな人間性をはぐくむための基礎づくりとなる重要なものでその推進が求められているところでございます。本市におきましては、7月に保健センターを中心に庁内関係各課、関係団体との連携を図り食育推進計画の策定に着手をしております。計画策定にあたっては地域の特性を生かした自主的な食育を初め、健康、教育、農林水産等の各分野が連携した取り組み事業を検討する必要がございます。また関係者や関係団体とがそれぞれの役割に応じた取り組みを図るとともに家庭や保育所、学校、地域等が一体となった取り組みについても明確化する必要があると考えております。このようなことを踏まえ、7月から今月の12月までの5カ月間に関係各課による会議を6回、また関係団体との代表者による会議を3回開催し、それぞれの立場での現状と課題、それに対する方向性と具体的な取り組みについて検討を重ねてきたところでございます。また、あわせまして市独自の事業についてもアイディアを出し合っており、その中から実現可能なオリジナル性の高いものを絞り込むことでより特色のある事業になるものと考えているところでございます。今までの会議等の中で食育推進に関する意見、提案はおおむね出し尽くされております。現在それらを整理しているところでもございます。今後は来年3月末をめどに玉名の地域性を踏まえた独自性のある取り組み事業を盛り込み、時代に即応した的確な食育推進計画となるよう素案づくりを進めているところでございます。また推進計画をより実効性のあるものにするため、施策を効果的、効率的に推進する観点から計画の進捗状況を把握、評価する必要があり、そのためには進捗状況を管理する組織の構築も緊要の必要な課題であると考えております。当然ながら事業を推進する上で議員御提案の計画策定に携わった関係者を初め、計画を推進する関係者に研修体制を充実することは大変必要であるというふうに考えております。どういう方法で実践すれば効果的な成果につながるのかと、実績のある専門的な研修は関係者にとっても大変有意義であり、意識の向上にもつながりますので、今後とも検討してまいりたいと考えておりますので、議員の御理解を賜りますようお願いいたします。
○議長(小屋野幸隆君) 教育長 菊川茂男君。
[教育長 菊川茂男君 登壇]
◎教育長(菊川茂男君) 近松議員の低体温の子どもたちの現状と対策についてお答えしたいと思います。その前に近松議員が食に対する取り組みからいろいろと教育問題に関心を持たれ、日頃から熱心に取り組んでおられるということ、それからまた実際に小学校に行かれて子どもたちに指導をされておられることに対して敬意を表したいというふうに思っております。低体温について、各学校の詳細なデータというのはとっておりませんけれども、体温の低い状態35度台の子どもたちが以前よりは少し多くなったと、このことについては私も十分聞いております。その原因といたしましては、昨年の12月議会でも申し上げましたけれども、子どもたちの食事で必要な栄養素が取れてないということ、あるいは砂糖類を非常に多くとると、あるいは不規則な生活をしたりしていると、そういうような子どもたちの体温は下がってくるというようなこと、そして免疫力も働かなくなるということで、食事のあり方と密接な関係があるということについては十分学校側の方も承知しているというふうに思っております。その低温対策といたしましては、規則正しい生活を送り朝昼晩の食事をきちんととって、早寝早起きを実行することが大事だというふうに考えております。そういったことから食が重要であると考え、食育の推進や基本的な生活習慣の確立、早寝早起き朝ごはん運動の推進を現在も学校をあげてやっているところでございます。また平成23年度までに国や県も朝食欠食率を0%という目標を掲げておりますので、玉名市といたしましても学校訪問や校長会議を通してその目標を達成できるよう指導しているところでございます。きょう議員の方々にもですね、教育要覧というのをちょっとお配りしておきましたが、その13ページにですね、玉名市の学校教育目標というのを掲げております。永野議員の質問のときにも申し上げましたけれども、健康体力の向上のところの3番目に「あらゆる教育活動に食の意義、重要性を位置づけ、望ましい食習慣の形成を図る」というような目標を掲げて実践をしているところでございます。食育に関しましては、国も県も大変重要であるというようなことで、目標として掲げてあります。先ほど国・県が取り上げないことについてはあんまり関心がないような御言葉もあったやに聞こえましたのであえて申し上げておきたいというふうに思っております。ただこの低体温の子どもたちについての視点からの取り組みはですね、まだ正直なところ進んでないというような現状だと、今後は詳しいデータの集積あるいはそれに対する取り組み等について研修する必要があるというふうに思っておりますので、玉名市の食育推進計画とも関連させながら子どもたちの健康づくりのために努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いを申し上げておきたいと思います。
以上です。
○議長(小屋野幸隆君) 7番 近松恵美子さん。
[7番 近松恵美子さん 登壇]
◆7番(近松恵美子さん) 食育推進計画を進めるに当たっての研修はまた考えてくださるということなんで、ぜひ予算措置をお願いしたいと思います。それから低体温の子どもにつきましては、学校も忙しいと思いますけども導入を検討していくということですので、本当にありがたいなあと思います。いろいろ学校でも食育を進めておられるということですけれども、それを進めてきてもこれだけの問題があるということはやはり腰を据えてやっていかないと、私は追いつかないだろうと思います。やっているやっていると言われて現状ですので、このままやっていたら子どもが悪くなる方が早い、食い止めることもできるかなあというふうに私としては感じています。低体温の子どもがいた場合、それをどう指導していくのかということはまた今後の課題だと思います。私も1カ月やってみて11名のうち4名が確実に上がりました。でも上がらない子もいました。どうして上がらないのかというのが直接お話しする機会もありませんでしたので、わかりませんでしたけど、本当に今後の課題だと思いますが、とても大切なことですので、英知を絞って取り組んでいただきたいと思います。ところでこの問題に取り組んでいる濱小学校の通信にこんなことが書いてありました。低体温についてですけども、「朝御飯を食べない習慣がある人は代謝率が下がるという話も聞いたことがありますが、いずれにしても人としての健全な成長を奪われていることになりますので、医学的な研究を急ぎ、健康上の課題としてもっと声高に叫ばなければならないと思います。」こういうふうに低体温の調査をして、その調査結果を御父兄に返した通信に書いてありました。私この言葉に非常に感激しまして、本当にもっと声高に叫んでいかなくちゃいけないんだ、子どもにこんな問題があるんだということを知らしめていかなければいけない、そのことによって研究は進むであろうというこの言葉に感激しまして、私学校を調べまして電話をしました。これを変えた方はどなたですかって聞きましたら、校長先生がされているんだそうです。校長先生が担任の先生は教科の指導で忙しいんだから、家庭の教育力とかこういうことは自分がしているんですよっていうふうに言われてまして、なかなか学校はプライバシーを大事にするので、やはりこの成績の開示のこともそうですけども、子どもたちへの影響を考えてなかなかすることがいいのかどうかということで、閉鎖的になりがちですけども、今はそんなこと言っている状況ではないんだ、子どもをめぐる問題というのは皆で考えなくちゃならない、そういうことをこの校長先生言われまして、大変共感しました。またこの低体温を調べてみましたら、今は午後に体温が上がりすぎて高体温の子がいることも問題だというふうに書いてありました。こういう子は運動した後、熱中症にかかりやすく命にかかわることも考えられるということです。人間は恒温動物、これは変温に対しての体温が気温にあまり左右されない恒温動物ですから、日内変動は0.5度ぐらいだそうです。ところが1度以上変化する子が4割もいたという調査結果もありました。温暖化の影響で気温も上がってきていますので、熱中症で死に至る事故が起きないようにこのことも含めて現状をよく把握してしかるべき対策をお願いしたいと思います。本当に原因は何なのか、対策はどうしたらよいのか、戸惑うことも多いと思いますが、だからといって国も県も関心を示さないからといって、この問題を放置してよいのか、問題は問題と世間に知らしめない限り先に進まないと私は思います。
じゃあ次は市民農園についてです。今年は堆肥づくりに生ごみ堆肥づくりに励みましたので、よい堆肥ができて私も生まれて初めて立派な野菜をつくることができました。また先日筋トレの忘年会の場では生ごみ堆肥でつくった野菜は柔らかくてまた甘みがあり、美味しいね、楽しいねとあちこちから話が出ていまして、本当にこの運動をしてきてよかったとうれしく思いました。また、ほうれん草は霜が降るようになると葉が凍らないように、糖分を葉に集めるので、甘くなるんだとか、キャベツの葉は大事な芯を冬の寒さから守るために幾重にも巻いているんだという話を聞き、植物って賢いんだなあとまるで動物みたいに親近感がわいてきました。よく動物を飼ってあげると子どもが優しくなると聞きますが、野菜を育てるともっと子どもたちが優しくなってくるような気がします。段ボール堆肥も少しずつ普及してきましたが、野菜を育てる楽しみがないと途中で挫折してしまいがちです。そこで畑がない人のために市民農園があちこちにあったらよいのではないかと思うのですが、借りたい人と貸したい人の橋渡しをしてくれる人がいないとこれもうまくいきません。熊本周辺では市民農園が盛んで人気があると聞きました。玉名では取り組んでみてはいかがでしょう。市民農園の開設をしてみたい人の講座を開催するとか、取っ掛かりを市がしていただければと思いますが、いかがでしょうか。
次は学校給食に地産地消についてです。玉名地域でも農業で生活が成り立たなくなっていることから農家が減り、勤め人が増えて核家族が増えると様変わりをして来ました。20数年前私が働いていた頃にはアパートで暮らしていたお母さんってほとんどいませんで、3世代同居でしたけども、今は逆に同居している人が少ないような時代になってきました。今、ある学校の調査ではこれは玉名市の調査ですけども、朝、パン食が半数でした。それも菓子パンが多いのではないかと言われてます。朝からメロンパンを食べてきましたとかですね。パンだけ食べてくるとかです。朝もパン、昼もパンでしたら、御飯は夜だけになります。夜は多分御飯を食べていると思いますけれども、私今度の調査をしてみましてびっくりしましたけども、ほとんど御飯を1杯しか食べてません。4年生も5年生も8割ぐらいが1杯でしょうか。朝パン、昼パンならこの子たちは1日に御飯は茶碗1杯しか食べないんだなあというふうに思いました。玉名市で来年度から米飯給食を1回増やしてくださるということなので、とてもありがたく思っておりますが本当に農業を潰すのは消費者ではないかと思うこの頃です。では育ち盛りの子どもがスポーツをしている子どもがなぜ夕飯茶碗御飯1杯だけで足りるのか、後は何を食べているのかと言えばジュースにお菓子、アイス、スナック菓子、つまり砂糖と油と小麦粉です。せめて学校の給食ではこのような砂糖、油、小麦粉を減らしてしっかり地元の食材でおなかを満たしてもらいたいものだと思います。現状はどのようになっているかお伺いします。特に果物が豊富な玉名市でありますので、バナナやオレンジなど牛乳、果物を出すより季節の果物を地元の果物を取り上げてほしいというふうに思います。保育園なども生ごみ堆肥をしていますと、バナナというのが結構よく出ますけども、本当に地元にたくさん果物があるのになあというふうに思います。
次は少子化対策についてです。人類の将来を考えますと人口はあまり増えなくてもよいのでしょうが、日本の急激な出生率の低下は人口のバランスを崩し、大変な世の中になってくると予想されます。子はかすがいという言葉もありますが、子どもの存在は夫婦だけでなく家族、地域のつながりも密にしてくれます。最近は婚活という言葉があるそうで、就職活動を就活ということから婚活という結婚活動、婚活という言葉が生まれたようです。先日、男女共同参画の催し物で婚活の勧めというものに私も参加してみました。そこでびっくりしたのは現在子どもを育てている方が結婚しなくてもよいが、しなくても楽しく暮らせる、どっちでもいいと思うみたいな意見がありました。結婚しない方がそう言われるのはそうかなあと思いますけれども、子どもがいる方もそういうふうなことを言われるというのは非常に私は残念でした。子どもがいて、またそのまた子ども、孫の成長を見られるというのはなんとも幸せなことですし、老いた親の世話をしていくのも人生の課題を乗り越えていくのも1人よりも2人の方が楽であると私は思います。今の玉名の少子化の問題は子どもを産む数が少ないということよりも未婚の方の方が多いというふうに聞いております。そこで市として少子化の問題をどのように考えているか、お伺いいたします。
○議長(小屋野幸隆君) 近松議員の一般質問の途中でございますが、ここで昼食のため、午後1時まで休憩をいたします。
午後 0時03分 休憩
───────────
午後 1時05分 開議
○議長(小屋野幸隆君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
産業経済部長 望月一晴君。
[産業経済部長 望月一晴君 登壇]
◎産業経済部長(望月一晴君) 近松議員の食と農のまちづくりの中の市民農園についての御質問にお答えいたします。本市における市民農園いわゆる貸し農園でございますけども、現在農林水産課で把握しているところは2園でございます。1つが天水の草枕温泉てんすいが運営しております草枕展望農園で1区画の面積が約25平方メートルで、全60区画があり、利用料金は温泉の入浴券や食事券と組み合わせ年間1万円、それから2万円、3万円の3種類がございます。今1つは玉名市松木において個人の方が開設されており、1区画の面積は約50平方メートルで全22区画あり、入園料は年間3,000円となっております。さて議員からの市民農園の貸し手、借り手の仲介役を市が行なってはどうかというとの御提案でございましたけれども、農業の担い手不足や高齢化が進展する中、貸し農園は農地の活用策として有効であり、また耕作放棄地解消の一方策としても位置づけされているところでございます。市といたしましては、貸し農園の開設者に対する法的な問題のアドバイスや開設者の組織化また借り手募集などのバックアップを行なってまいりたいというふうに考えております。ちょうど12月1日号の広報たまなにおきまして、貸し農園のみならず農家民宿なども含め、都市農村交流に取り組んでおられる方や今後取り組みたいと思っておられる方に各種情報を提供するため、現在希望者の募集を行なっているところでございます。まずは市民農園開設希望者の実態を把握することから始めたいというふうに思っておりますので、議員の御理解と御協力をよろしくお願いします。
○議長(小屋野幸隆君) 教育長 菊川茂男君。
[教育長 菊川茂男君 登壇]
◎教育長(菊川茂男君) 近松議員の学校給食における地産地消についてお答えいたします。地産地消につきましては、これまでにも各議員より御意見をいただいておりますので、各センターや単独調理場におきましても地元の食材をより多く学校給食に提供するように取り組んでいるところでございます。議員御質問の学校給食における果物類の使用状況につきましては、調理場により献立内容が異なりますけれども、時期に応じててんすいのミカンはもちろん横島のイチゴ、荒尾の梨、宇土三角方面のネーブルや甘夏などの地元及び県内産を初め、りんごなど国内産の果物を使用しているのが現状でございます。しかしながらバナナは子どもたちの人気メニューであります。フルーツのヨーグルトあえ、あるいは生クリームあえに使用されており、これについては今後も続けてまいりたいと思っております。今後とも安全な学校給食を第一に考え、地産地消に積極的に取り組んでまいりますので、議員の御理解御協力をよろしくお願いを申し上げます。
以上です。
○議長(小屋野幸隆君) 福祉部長 井上 了君。
[福祉部長 井上 了君 登壇]
◎福祉部長(井上了君) 近松議員の少子化対策について市の現状と対策についてお答えいたします。玉名市におきましても多くの市町村と同様に少子化が進展しております。出生数が平成2年の763人から平成19年が555人というふうに比較しまして17年間で208人減少しております。特殊出生率も1.81から1.57へと低下しております。この要因といたしましては晩婚化、未婚化、結婚後の出生ペースの低下など社会経済の変化などが考えられているところでございます。このことは市の経済や地域社会そのものを支える生産年齢人口が減少し、今後の市民生活に影響を与えてくることが懸念されております。少子化対策につきましては、今年6月に庁内において児童の出生率の増加や安心して子どもを産み育てることができる環境づくりを推進するために関係8課の職員で構成する少子化対策プロジェクトチームというものを立ち上げております。プロジェクトチームでは出会い、結婚、出産、子育ての4つのライフステージごとに少子化対策案を設定し、市民の皆様の視点で少子化がなぜ進んでいるのか、どうすれば食い止められるのか、そのためには何が必要なのかを市職員を対象としましたアンケートの実施でありますとか、先進事例を参考にしながらアイディアを出し合ったところでございます。その結果、重点的に取り組むべき施策や具体的な内容につきまして11月に市長へ少子化対策に関する提言ということで提出されたところでございます。具体的な内容といたしましては、出会いから子育てまでのそれぞれのライフステージにおきまして、7つの提案がなされております。結婚していない多くの理由が適当な出会いがないということが一番多いため、民間会社と提携したお見合いパーティーの開催でありますとか、県が実施しております不妊対策事業の普及を図るための啓発活動、第3子目以降の子どもを有する世帯を対象とした子育て支援金の給付でありますとか、家賃の補助、男性への育児休暇取得への啓発活動、中学生以下の子どもを3人以上扶養する世帯への住宅取得に対する補助、第3子目以降の子どもがファミリーサポートセンターなどの制度を利用する際の利用料金の無料化でありますとか、そういうものが提言されているところでございます。今後少子化対策を考える中で、この7つの提案を峻別しつつ取り組むとともに来年度に策定予定でございます次世代育成支援行動計画の後期計画に少しでも反映できればというふうに考えております。
以上です。
○議長(小屋野幸隆君) 7番 近松恵美子さん。
[7番 近松恵美子さん 登壇]
◆7番(近松恵美子さん) 市民農園は早速市民に情報提供とかバックアップを考えてくださるということですので、本当に期待しております。どうぞ多くの方が作物を作る喜びをそしてそのことによって農業のまた厳しさ大変さを理解するきっかけにもなると思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。給食における地産地消は私思っていたよりは地元の果物を使っているということで安心いたしました。バナナもヨーグルトあえとかそういうときに使うということですけれども、できるだけ地元の野菜を多く使い、果物を中心にということ、また今後ともよろしくお願いいたします。
それから少子化対策ですけども、プロジェクトチームをつくって市としても積極的に考えてしているということを伺いまして、安心いたしました。7つの提案が出されているということですけども、私はその中で今お話聞きまして、やはり現代版お見合いパーティーみたいなものも今は考えていってもいいんじゃないかということを思います。先日、婚活のすすめというのに参加しました時に、合志市からも男性が来てまして今は結婚をするときにやはり積極的に動かないといけない時代なんだなあと言われて来られておりました。やはりもう少しフランクに結婚活動を就職活動みたいに相手を見つけようというふうなのが、そいう風潮にどんどんなってくれるといいなあと思いますので、またそういう諸団体のお話を聞きながら協力をいただきながら、こういうことも検討していただいていいんじゃないかなあと思います。それから男性の職員、男性の育児休暇についてはぜひ進めていただきたいですし、特に市の職員が率先して1週間でもいいから休んでいただきたいなあと思います。やはりこの間も婚活のすすめのときに育児休暇をとっている男性が体験談がありましたけども、妻に代わって休めるということでこの際好きなことをしようと思って休んだら、とんでもないということがもうその日からわかったって言われてましたけども、男性が思っているほど家で子どもを育てながら家事をしていくということは楽なことではありませんので、ぜひこれも進めていただきたいというふうに思っております。
それから第3子以降についての今提案のありましたいろんな学童保育とか、そういうものに対する助成ですけれども、私はこれはぜひ進めていただきたいと思います。今児童手当も大分年齢も引き上げになりましたけども、非常に今負担感が一番強いのが学童保育料じゃないかなあと思っております。それで学童保育の3子以降の無料化を早期に検討いただきたいと思いますし、また母子家庭など低所得者の学童保育料の免除もぜひ入れていただきたいと思っております。玉名市はDVがとても多いということを聞いております。DVのひどい場合は本当に離婚した方が親も子も幸せという場合もあります。DVで子どものためにというふうに我慢していたところが、結局そういうひどい家庭内暴力が続く場合は子どもにも影響がありまして、夫で苦労して子どもで苦労する羽目になることもあります。離婚をすすめるわけではありませんが、一人親家庭の支援も優先的に考えていただきたいと思います。一人親でも明るく元気に過ごすことができれば結婚に足を踏み入れることを躊躇する若者の背中を押すことにもなります。身勝手な考えと思いますが、結婚はしたくないが子どもはほしいという意見がこの間も出ておりました。夫よりは子どもの方が手がかかるのですが、親の世代でも自分の娘は結婚しなくてもいいから子どもだけでもつくってほしいという声を聞きます。やはり人生のパートナーが必要と考える人は多いようです。しかし友人が離婚して苦労している姿を見るなら、結婚に二の足を踏むだろうことは想像できますので、このこともぜひ一人親家庭に対する助成ということも少子化対策になるんではないかと思いますので、検討いただきたいというふうに思います。それから先ほど午前中の私の発言で少し訂正させていただきたいと思いますけども、今、食育に関して国や県のこと以外はしないんじゃないかというその発言がとても一生懸命やっているんだけれどもという声がありました。私はこれはどこどこが学校がしてないとかそういう意味じゃなくて、やはり今国や県がやろうとしているやっている食育のあの情報の範囲内では今の問題は解決できないだろう、だからもっといろんなことに目を向けてほしい、いろんな講師に国や県の指導マニュアル、食育の指導指針、そういうものをやっていればいいというわけではない、それではまだもう間に合わない時代が来ているんだという意味での発言でしたので、それぞれの部署の担当者の方が頑張っていただいていることには敬意を表しながら私の意図を汲んでいただきたいと思います。何回もこの議会で明らかになった今の子どもたちの心身の異常が目立っている、これは玉名市に限らず、全国的なことなんですけれども、このことは議場におられる幹部の皆様方はどういうふうに原因を考えられましたでしょうか。私は最初メディア中毒からこんなに子どもが落ち着かない子どもが増えているのかなあというふうに考えてきましたが、これも確かに大きな問題です。でもそれだけではない、食事かと考えるようになり、学校の御協力いただきまして、実践してみたところ確かに手ごたえをつかむことができました。なぜ食事の影響がこれほど大きいのかともっといろいろ調べてみました結果、環境ホルモンが精神発達に障害を与えているという説に出会いまして、このことも大きな原因ではないかなということを今考えております。調べてみますと確かにいろいろな学者の研究報告があります。東京都の神経科学総合研究所の講演会でも脳の発達と化学物質、子どもの脳が危ないということが言われております。今年の11月の新聞にも小学生の暴力が前年度に比べて37.1%も増えたと報道してありました。感情のコントロールができない子が増えているということです。衝動的な行動をする。高道小学校でもよくガラスが割れ、ガラスの修理代が13万円くらいかかっていたけども、食育を始めてから2、3万円になったということを前回の議会でも報告したと思います。このこともやはりこれで説明が化学物質の関連が説明がつくように思います。この間どのガラスが割れたのか、小学校で見せていただきました。とても考えられないような分厚いガラスを割っているわけですね。本当に常識で考えられない行動をしてしまう子どもたちがいるというのが現実の問題だと思います。このように小学生の暴力が増えていることに対し、文科省は家庭の教育力低下も影響しているとコメントを出していました。つまり親のしつけが悪いから、親が善悪の判断をきちっと教えないからこんなに学校で暴力を振るうんだというコメントです。私は保育園の先生に聞いてみました。今の親はいいこと悪いことしても怒らない親ですかって聞いてみましたら、いや今の親も悪いことすればきちんと親は怒っていますよと、子どもがそれを聞くかどうかは別ですけどねということでした。やはり子どもの暴力は増えているのも親のしつけのせいばかりにするのは間違っているのではないかと思います。アメリカでは早くからこのような研究がなされており、マクガバンレポートの作成にかかわったブラウン博士はイライラして落ち着きがなく、すぐかっとして異常行動を起こす子どもは食品添加物の摂取が多く、その上ビタミン、ミネラルの不足があり、これを改善することにより子どもたちはわずか2、3カ月で信じられないほどの正常さを取り戻したと報告しています。また昭和50年に既に一部の学校の教師が子どもたちの異変に気づき、21世紀の学校の現場は混乱するであろうというふうに文科省に伝えています。その内容は不登校は増える、感情の爆発は増える、アトピー、花粉症は増える、青少年の説明のつかない犯罪が多発する、教師の努力とは別に学級集団はめちゃめちゃになる可能性があるという提言を当時の文部省に送られています。30年経った今、まさにその通りになりました。玉名市は昨年乳幼児健診で気になる子が30%、以前は10%だったけども、30%いますというふうに言っておりましたけども、今年になりましてから保健師から今は40%ですというふうに聞きました。学校の現場でも先生方にお話を聞きますと昔の子どもと今の子どもは全然違う、今の子どもを見ていると日本の将来はどうなるのかと思うよ、点検するたびに悪くなってくる。ここの学校は落ち着きないねと思っても、次に点検したらもっとひどい、年々子どもたちは変わってきている。そういう声もありました。給食時間に立って歩いたり奇声を発したり、保育園でもしないのに小学校でそんなことがあるんですかって聞きましたら、そんなのは今の学校ではどこでもあることですよと言われました。また以前は2、3回怒ったら効いてたんですが、今は違う。呼び止めて向き合って話さないとわからない。教師も疲れてしまう。言っても全然聞いてない、全然言葉が頭に入ってない、集中力がない、聞く力がない、こういう声を学校の現場で頻繁に聞きます。玉名市の学校の学力はよい方だと聞きましたので、問題のない子もたくさんいるのでしょうが、多分今後二極化していくのではないだろうかと心配しております。ある教頭先生に先生方は子どもたちのことをかばおうとして、落ち着きがないことを元気だというふうに表現されていることありませんかって尋ねました。うちの子どもたちは元気ですもんねと言うと、聞こえはいいけども、落ち着きがない、そういう言葉がそういう意味が含まれていることがあります。また教頭先生に子どもたちに落ち着きがないのは前任の教師の指導が悪かったんだろうと思ってしまったり、このような子どもたちに力をつけさせるのが自分たちの使命なんだと思ったり、また担任の子どもが本当に子どもたちが我が子同然にかわいいから、あんまり子どもたちのことを悪く言いたくない、今の子どもはこんなですよとか、そういうことを言いたくない、このようなことからあまり問題をおおっぴらにされないけども、本当は子どもたち自身が、子どもたちが変わってきているんじゃないですか。子どもたちの自身の問題が大きくていつ学級崩壊が起きてもおかしくない状態なんではないですかというお尋ねしましたところ、まさにその通りというふうなお話でした。このことはもっともっと世間に訴えるべきでありませんか。新聞にも載せていただいて、皆で考えていかないといけない問題ではないんですかということをお話しましたら、そのことはちゃんと伝えてあるということでしたので、きっとこれはここにいる幹部の方は御存じないことかと思いますけども、本当に今の現状は教師のせいでもない、家庭のせいでもない、本当に食の問題が大きいのではないかというふうに思います。
ADHDという注意欠陥多動性障害も年々増えている、発達障害も増えています。発達障害が増えているということ自体非常に危険なこと、おかしいことだと思います。20年前はこういう言葉すらありませんでした。これも現代型栄養失調であるという説があり、子どもを観察し続けている養護教諭の方はやはりしつけの問題でもない、ストレスの問題でもない、環境汚染、化学物質だろうと断言している方もいます。評論家と違い、子どもたちの心と体を常に見ている養護の先生だから感じることなのでしょう。こういう状況を本気で変えていこうとするなら、県の食育実践マニュアルくらいでは到底追いつかない、よそでやってみてよいということは何でもやってみる、いろんな情報を集めて取り組む、そんな姿勢で取り組まない限り子どもたちを変えることはできないでしょう。もちろん食べ物だけでどれだけ改善できるかわかりませんが、やはり食べ物を変えたら子どもが変わったという学校があるわけですから、そういうところがあればお話を聞いてみようではありませんか。改善できると本を書いた人がいるなら、来ていただいて話を聞いてみようではありませんか。怪しいと言われながら科学的に解明されるのには時間がかかります。水俣病は30年かかったと言われます。発達障害がこんなに増えているなんておかしい、その上玉名でも増えてきていることは不気味ではありませんか。家族ががんになったなら、一縷の望みをかけて何でもやってみると思います。そんな気持ちでいろんな情報に耳を傾けてしっかり勉強して玉名の子どもたちが心身ともに元気になる計画を推進していただきたく思います。そのための講師への支払が50万円かかろうと100万円かかろうと、今後もっと増やさざるを得なくなるであろう発達支援相談員やスクールカウンセラー、ガラスの修理代を考えれば安いものです。今ある知識を並べたてるぐらいで対処できる問題ではないことを強調しておきます。
ついででありますが学校ではこのような子どもたちを抱えながらメディア教育、環境教育、食育と次々と忙しくなるばかりです。学校に出入りしている地域の方が言われます。先生方は忙しか、昔の子どもと違うんだから、こがん畑までしている暇はないよって言われます。これからはいろんな人材を市が育成して、地域や学校で子どもたち、地域やまた学校に協力しながら子どもたちを守り育てていく必要があると思います。今の子どもたちの問題は学校のせいでもない、親のせいでもない、すべてひっくるめて環境のせいであると認識して、真剣に現場の声に耳を傾けて力を貸していただくようお願いして私の一般質問を終わります。予算措置をしっかりしていただきたいと思いますので、市長の方からまた一言お願いいたします。
○議長(小屋野幸隆君) 市長 島津勇典君。
[市長 島津勇典君 登壇]
◎市長(島津勇典君) 何か一言ということでございますが、あの先ほど部長が報告しました少子化対策プロジェクトチームのアンケートを今ちょうど質問中に私は目を通しておりました。ちょっと申し上げたいと思います。実はこれね、アンケートをいろいろとってくれたんですが、実は市の職員対象なんですよ。本当はもう少し、外の方のアンケートもとってくれればよかったのかなあと思いますが、ただやっぱりいろいろ結婚にかかわる問題ですからプライバシーの問題等々もあるんで、市の職員を対象にしてやったんだと思いますが、念のために中身をちょっとどういうアンケートをやったかと言いますとね、まあ全職員の中のですね、49歳までにアンケートをしているんですね。回答率が88%、ほとんどの人がまあ回答をしてくれたということでしょう。対象職員は回答者数が363名、50歳までの職員でですね。3分の2が男性、3分の1が女性ということで。全体ではですね、33%がまだ結婚をしておりません。未婚です。それから結婚をしているけれども子どもがいないという家庭が9.3%、約1割近くおります。その中で皆ほとんどが結婚はしたいと言っているんですね。回答です。ただ、結婚を想定している年齢はいくつかというと30歳以降なんですよ。子どもを持つ年齢も想定しているのはどれくらいかというと30歳以降、結婚も子どもも30歳以降というふうなデータ、アンケート結果が出ております。先ほどあの男性の育児休業、育児休暇、市の職員からとらせなさいという御指摘がありました。総務部長聞いておった。それでね、「隗より始めよ」ということもありますから、できることはそういうことかなあというふうに私も受け止めさせていただきました。それからこの提言の中の8つの項目、7つの項目があるんですが、あの部長が答弁の中でちょっと申し上げておりますが、これが全部適当かどうかでは別ですよ、これは。プロジェクトチームの諸君が今後の玉名市が取り組むべき少子化の有り様として取り上げた型です。それがさっき申し上げた1番目にやっぱり出会いの場をつくる。まあいわばお見合い、出会いの場の問題。それから不妊事業をもっと真剣に取り組んだらいい。それからね、3番目からおかしいんですが、おかしいと言ったらいけません。面白いんですが、第3子目以降の子どもには子育て支援金として1人当たり100万円を年ごとに分割して18歳まで支給するなんて書いてある。これ財源どうするのかなあと。拍手しないでそこで。ということがあります。それから育児休暇を促すパンフレットをつくりなさいと。それから第3子目以降の子どもが生まれた場合に家賃の一部を補助、月額1万円、24カ月間。それから中学生以下の子ども3人以上扶養する世帯が新たに本市に住宅を建設または取得する際に費用の一部として最高150万円を補助する。第3子目以降の子どもがファミリーサポートセンター、学童保育、休日保育等を利用する場合に料金を無料にする。これはプロジェクトチームがこういうことを考えてみたらどうですかということで、私に提言をしてくれました。もちろんこれを政策化していくためには、財源の問題も精査しないことにはなりません。しかしせっかくプロジェクトチームの諸君が一生懸命アンケートをとったり、お互いに協議をしたりして、ひとつの成案としてまとめた案でございます。ぜひひとつ議員の各位もこのプロジェクトの案を見ていただいて、私どもにも御示唆いただければありがたいなあと、この中で次年度事業、補正、言われている二次補正にかかるか、当初予算にかかるかは別にして、何らかの形で踏み込みたいと、そして予算化実施に向けて取り組んでいきたいと、申し上げたことの誤解がないように、これプロジェクトチームの案を全部取り上げるなんて言ってませんよ。財源の問題もありますから、こういうものもせっかくの提案ですから精査した上で、この中から1つでも2つでもですね、新年度事業の中に取り組むことができればいいなあと、そういうふうにも思っておりますので、これから精査をしてまいりたいと思っております。議員各位にもぜひひとつ感想なり、御意見なりをお寄せいただければと思います。
それとこれも前からの持論ですね、おっしゃっているのは例えば食育とか環境とかいうことについて、一部特定の人だけに負担がかかりすぎたり、期待が寄せ過ぎられすぎている。もっと広範に各集落なり、それぞれの段階でそういうリーダーを育成していく責任があるんではないか、こういう御主張ですよね。ま、よかですたい。また怒られますからね、やりとりしよると。私はそういう、もっとリーダーをぴしゃっと養成しなさい、そのためには研修もしっかりやらなければならんじゃないかと。その研修事業、そういう講師を呼んだりする時にそれも1つだと思いますが、2つかな。まあ要するに食育環境のリーダー育成のためにもっと予算面等も含めて、市は踏み込みなさいとこういう御指摘だろうと思いますから、そのこともあわせて検討をさせていただきます。何らかの形でそういう御意見。お話は緊張して聞いてましたよ。緊張して聞いていた。ただあの食育が食べ物が、子どもの健全な成長のために非常に大きく関係があることは理解ができます。それがすべてであるかどうかは、まだちょっといろいろ教えていただかなきゃいけませんが、非常に大きく影響しているということはお話を伺う中でも感じさせられたところです。あわせて今研修等はしっかりやりなさい。あるいは地域のリーダーも育てていきなさい、こういう年間の日頃の御主張には緊張して伺っておりますので、まあ新年度等そういう研修等が充実してまいるように受け止めてまいりたい。そういうふうに思います。よろしいですか。
○議長(小屋野幸隆君) 以上で、近松恵美子さんの質問は終わりました。
28番 松田憲明君。
[28番 松田憲明君 登壇]
◆28番(松田憲明君) 皆さん、こんにちは。自由クラブの松田でございます。自由クラブのエースと言われます近松恵美子議員の後にですね、非常にやりづらい面もございますけれども、私なりにマイペースで質問させていただきたいと思います。実は、今回質問するにあたりましてですね、保健事業の健全化ということで一応計画を立てて市民部健康課の方に行きましたところ、中身は高齢者の健康づくりでございましたので、これは福祉部ですよというように言われましてですね、ああそうですかと、そしたらあの保健事業といいますか、合併後の保健の動向の資料になるものをちょっとくださいということで、ちょっともらって来ましたのでですね、参考までに申し上げてみたいと思います。まず国民健康保険、これはゼロ歳から74歳までですね、平成17年度が1人当たりの医療費が22万1,000円、平成18年度が22万5,000円、そして平成19年度が24万円と徐々に上がってきておるかと思います。それから高齢者医療費ですけれども、これは75歳以上になります。1人当たりが17年度で86万9,000円、18年度で89万8,000円、19年度で92万7,000円と、やはりいかに高齢者の医療費がかさんでいるかということがお分かりいただけるかと思います。早速本題の方に移らせていただきます。
高齢者の健康づくりということでですね、近松議員の少子化と何か反するような感じでございますけれども、高齢者にスポットをあてて質問させていただきたいと思います。少子高齢化というのは切って離されるものでございませんし、子育てするならばやはり高齢者の高齢者から健康、病気に侵されないように健康を守るということも、これは不可欠でございますので、そのところは誤解のないように御理解を賜りたいと思います。健康づくりを真剣に考えたこともなかったんですけれども、自分がその世代になりまして、健康という何事にも代えがたい宝物をですね、1日も長く持続するため私も勉強するつもりで初めて取り上げてみたところでございます。そして、その健康という宝物を自分1人だけでなく、1人でも多くの方に関心を持っていただいて、そして健康になってくださることが逼迫する保健事業に資することであれば、議員の立場からも願うところであります。子育て支援とともに高齢者を病気にならないように守ることも極めて重要な社会問題であると思っております。年々伸びつづける平均寿命、玉名市の高齢化率26.7%、県下でも30%を超える町村がかなりあります。把握はしておりませんけれども、そう承っております。寿命も平均寿命と健康寿命とがあります。平均寿命は寝たきり痴呆、そして人手をかけながらどうにか生きている人も含めた数字なんでございます。WHO世界保健機構、5年前のデータですけれども、これも健康寿命でも日本は世界一です。73.6歳、2位がスウェーデンの72.8歳、ちなみに寿命というのは人手をかけずに何歳までも自立した生活のできる人でございます。そしてリハビリ等で健康を回復して、どうにか自立できる人も健康寿命の中に入ると言われております。愛煙家には非常に耳障りの悪い話になりますけれども、たばこと高血圧が健康寿命を5年縮めていると言われております。これ私が言っていることではありませんで、WHOの発表でございます。たばこをやめて、歩くことに心がければ健康寿命を延ばすことになります。ちなみに映画監督の新藤兼人さんは医者から老人の健康はよく歩くこと以外にないと言われて、毎朝歩き始めたのが80歳、そして95歳の今も現役で仕事を続けられています。今年の新聞にですね、仕事しておられるのが娘さんも監督ですけれども、気遣ってみている様が写真に出ておりましたけど、そういついつまでも健康でありたいものでございます。これは噂ですけれども、ことわざですけれども、「牛乳を飲む人よりも配達する人の方が常に健康的である」ということもございます。歩くことを例にとりましたけれども、福祉部高齢介護課の取り組みをお聞かせいただきたいと思います。そしてまたネットワークそのためには底辺も広くなければなりませんし、ネットワークを構築する過程の中で課題となるものがあったら承りたいと思います。
申し遅れましたけれども2つのタイトルをですね、一括で質問させていただきます。引き続きまして松原海岸の取り組みについて質問をさせていただきます。鍋校区は玉名市にあって、西南の端に位置しております。忘れられないためにもさかのぼって紹介させていただきたいと思います。松原海岸の所在地というのは御承知と思いますけど、鼈頭洲というところでございます。それから私の所在地、住宅が下沖洲といいます。600メートルばかり離れたところでございます。そして行末川があって、それを超えて上沖洲、この上沖洲といのは長洲町でございます。洲というのがついておりますけれども、海の砂が盛り上がってできたところを私たちは通称、洲と言っております。縄文時代にさかのぼりますけれども、縄文前期の頃から気温が徐々に下がり始め、氷河期を形成し、水面が1メートルから2メートル下がり、私たちの住む下沖洲、鼈頭洲あたりもですね、徐々に干拓に適するようになって、やがて狩をしながら人が住んだと言われております。もとからの住民は1人もいません。私の下沖洲と海水浴場のある鼈頭洲というのは、陸続きでなく500メートルばかりの湾洞という湾の入り口がございました。そこに堤防が築かれて、そして陸続きとなったのが岱明史を見ますとですね、大浜より早く、ちょうど横島干拓と同時期のようでございます。ちなみに私ごとでございますけれども、家系図を見てみますとですね、嘉永11年に用助という人が家系図の頭に記されております。その用助の親戚を頼ってですね、親戚が梅林の津留から父方も母方も来ていることを知りまして、ほっと安心したところでございます。実は島原か韓国あたりから流れてきたのかなあと心配しておりました。そういうことでですね、私たち下沖洲は150戸の戸数ですけれども、多分区長さんも来ておられると思いますけれども、網元がですね、3軒ありました。そして地引網よりか半分ぐらいの小さな地引網がですね、3軒、それにかかわりながら私たちは今日まで、私たちの先祖たちは営んで来ておるわけでございます。まさに子どもの頃から宝の海と言っても本当に過言でないぐらい海の恩恵を今日まで受けてきたわけでございます。戦後復興とともに毒性の強い農薬が出回り、DDT、BHCそして水銀系ホリドールとか、その影響でですね、有明海も宝の海が死の海と化してしまったわけでございます。それから半世紀を経て、やっと宝の海へとよみがえりつつあります。その鼈頭洲に63年県営の環境整備事業で着手されました。域から砂を運び、人工ビーチを築き、そして樹木の植栽まで10年の月日を経て完成しております。この事業につきましては、現市長も御尽力いただいたものと察しておるわけでございます。その中に平成3年、皆さん方も御承知のとおり竹下内閣の時、ふるさと創生事業として1億円が交付されました。岱明町としてもその一部をですね、コミュニティーセンター潮湯として建設されたわけでございます。その後付加価値をつけるために物産館も建設され、多くの労力と時間、そして多くの方の御支援を受けながら今日まで来た松原海岸のその3本の一角であります潮湯が休館となり、松原海岸も閑散としております。最初から関わった者の1人として、この問題を取り上げさせていただいているわけでございます。どうかひとつそのあたりも察していただき、松枯れ景観対策等も含めて御答弁いただきますようにお願いします。
○議長(小屋野幸隆君) 福祉部長 井上 了君。
[福祉部長 井上 了君 登壇]
◎福祉部長(井上了君) 松田議員の高齢者の健康づくりについて、健康づくりの取り組みの現状と
地域ネットワークづくりの課題ということで御答弁いたします。本市の高齢化率は現在約27%に近づき、高齢者に占める後期高齢者の割合も年々増加しているところでございます。10月現在、約3,700人を数える介護保険認定者に占める認知症の方は2,292人で、介護保険認定者の約63%に達し、昨年と比較すると約200人も増加しているという現状でございます。そこで市では高齢者が介護が必要な状態になるまでの期間をできるだけ遅らせ、元気な高齢者を増やすための介護予防重視型のまちづくりを推進することとし、これまでも地域住民の皆様が主体となった自主的に取り組まれてきた公民館などで、住民が主体となり実施されている「介護予防体操」や「いきいきふれあい活動」をさらに積極的に支援しているところでございます。なお、現在約70カ所で開催されております介護予防体操や約50カ所で取り組まれておりますいきいきふれあい活動の参加者からは歩行が軽くなった、あるいは階段の昇降が楽になった、膝や腰の痛みが良くなった、以前より明るく前向きになった、地域の連携が高まっている。また認知症の予防につながっているなどの御意見や御感想が寄せられており、市が支援している介護予防の取り組みは事業を実施されている当該地区の高齢者からも一定の評価を得ているものと認識しておるところでございます。このような地域が主体となった取り組みをスムーズに実施するためには、当該地区の区長さんを初めとする地域のお世話役の方々の御理解や御協力、また地域住民皆様の御支援が重要になってきますので、この点につきましてよろしくお取り計らいいただきますよう関係各位に今後もお願いしてまいりたいというふうに思っております。
次に
地域ネットワークづくりについてでございますけれども、4人に1人が高齢者である社会ではすべてを行政の支援に頼るいわゆる公助、公に助けると書きますけれども、公助には限界があることから地域でお互いに助け合う共助の充実を図ることが不可欠となり、地域で高齢者を支え、高齢者自身が自立するための仕組みづくりが重要となります。議員も御承知かと思いますけれども、昨年発足いたしました「たまな元気会」ではこの公助から共助への精神を踏まえ、高齢者が玉名市のどこに住んでいても元気で生き生きと暮らすことのできる地域を目指し、お互いに知恵を出し合い、自分たちでできることは自分たちで実行するとの思いのもと、本年度からは各地区において高齢者の元気づくりの取り組みを実践し、高齢者の支援ネットワークの形成に各自治区において努められているところでございます。市といたしましては、今後とも高齢者の支援ネットワークを形成するために積極的な関与に努めますとともに、介護予防重視型のまちづくりを重点的に推進するため、例えば地域の公民館などを高齢者にとって利用しやすい介護予防拠点施設への改修する際の整備費の支援を再検討するなど、市民と行政の協働のまちづくりの充実を図ってまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(小屋野幸隆君)
岱明総合支所長 前田繁廣君。
[
岱明総合支所長 前田繁廣君 登壇]
◎
岱明総合支所長(前田繁廣君) 松田議員の潮湯と
レジオネラ菌対策につきまして、お答えをいたします。まず9月に本施設におきましてレジオネラ菌が発生して以後、現在に至るまで自主休館をいたしております。市民の皆様には御心配御迷惑をおかけし、大変申し訳なく思っているところでございます。改めましてお詫びを申し上げます。レジオネラ菌発生後は保健所のレジオネラ菌発生施設の特定作業の行方を見守る一方、関係業者とともに原因の究明、また定期水質検査結果に対する市及び指定管理者である玉名市社会福祉協議会の不適切な処理に対する対応等で時が経過をいたしました。その後、市といたしましては玉名市社会福祉協議会とともに潮湯再開に向け、施設設備や管理面の見直し等について、有明保健所指導のもと、薬品業者、管の清掃業者、浴室清掃業者など関係者10数名で検討を重ね、その検討結果を改善計画書にまとめ、最終的に保健所の数度にわたる指示を仰ぎ、去る11月18日に報告書を提出いたしたところでございます。現在この改善報告書に沿いまして、潮湯の一日でも早い開館に向けた施設設備の改修など改善対策を講じているところでございます。その主な改修等を伴う改善策といたしましては、滅菌された浴槽水が攪拌しやすいように浴槽の改修やタイルのひび割れ、目地の剥離など浴室の改修、潮湯貯水タンクから浴槽間までの滅菌装置の新設、それからかかり湯の新設など改善計画に沿った施設設備の改修を玉名市社会福祉協議会と協議を重ね、現在詰めを行なっているところでございます。今回の一連の事態を深く胸に刻み、今後新たな潮湯づくりを目指し、海水収水工事も着工をいたしたところでございます。関係者一同なお一層施設管理に細心の注意を払ってまいる所存ですので、議員の御理解のほどよろしくお願いをいたします。
次に松枯れと景観対策についての御質問にお答えをいたします。鍋松原海岸は本市の有数の自然観光資源の1つでもあります。海岸の整備状況につきましては、昭和63年度から平成11年度の農林水産省補助の県営事業で松原地区海岸環境整備事業として、海岸保全施設の整備及び海岸環境美化の促進を目的に整備が行なわれたところでございます。主に人工ビーチ、遊歩道、休憩所、トイレ、監視塔など施設整備を充実させ、当時の岱明町もあわせて平成3年に1億円のふるさと創生事業の一環で潮湯、平成9年に物産販売センター磯の里、平成11年に野外炊事棟の施設を整備し、市内外からの観光客の集客に寄与しているところでございます。観光面での来場者は年間約7万人で、海水浴客、潮干狩り客、地引き網客、小中高生のレクレーション、散策など多くの方々が訪れられています。鍋松原海岸はその名のとおり昔から白砂青松の海岸であり、数百本の松が群生して、海岸特有の景観を形成しております。この自然景観を保全育成するため松くい虫の防除や松苗の補植を実施しております。しかしながら本年は近年にない高温少雨により松枯れを引き起こすマツ材線虫病が異常に発生し、松を短期間で枯らしてしまう状況であり、このまま放置すれば被害松が拡大するため早急に被害松の伐採を実施し、10月には健全な松を維持するために県林務課と樹木医の指導を受けたところでございます。今後も松林の保全育成のため、樹幹注入による寄生虫防除を基本として保護し、緑の羽根募金事業や松原再生のための松苗配布の補助事業を活用しながら補植育成に努めてまいりたいと思っております。海岸全体の景観対策につきましては、美しい海岸を目指し、地域住民や鍋校区まちづくり委員会及び老人会の方々に率先して花を植えていただいているところでございます。一方ではごみの持ち帰りを海水浴客、潮干狩り客、地引網客、小中高生の利用者等へ呼びかけていますが、特に海水浴期間中はごみが非常に多いため、毎日清掃作業を実施いたしております。また年間を通じての清掃活動は地元老人会や地元の方々の御協力をお願いして、ほかに清掃ボランティアとして九州看護福祉大学の学生さんを初め、各種団体ほか年間平均12団体、約1,000名の方々が海岸美化活動に協力をしていただいております。不法投棄につきましては、地元岱明漁協と地域住民と連携を密にして不法投棄防止に努めているところであります。今後美しい松原の景観のさらなる再生に向けて、熊本県と地域住民及び地域団体の皆様の御協力を得ながら植林活動等の自然環境保全の育成に努めてまいる所存でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(小屋野幸隆君) 28番 松田憲明君。
[28番 松田憲明君 登壇]
◆28番(松田憲明君) 市長から最後にコメントいただきたいと思います。私は最近早寝早起き朝ごはんと、きょうも近松議員の質問に教育長は答えられておりましたけれども、私は元々ですね、2年前青木議員の質問のときですね、子どもだけでなくて、大人が率先して手本を示して見せてやる、そして大人の背中を子どもが見るのも教育の1つかなあと思って、それから早速実行に移しました。晩酌しますとですね、朝、2時ぐらいに目の覚めます。それから起きるわけでございます。ところが野党は議会だけと思っておりましたけれども、家庭にも野党がおりましてですね、朝、夜中にがたがたいわすんなら寝らんじゃなかかいたって、夏は冷房、冬はコタツ、ストーブとそしてテレビを見るならですね、それは電気料が無駄じゃないですかって、こう言われて、なるほどなあと私も引き下がったわけでございまして、それで諦めたわけじゃございません。自分の部屋ば持っております。暖冷房は効かない部屋です。窓を開けてですね、そこに扇風機を置いて、そして今時分がこたつの恋しかときですけれども、完全武装して、要はウォームビズですか、そういう態勢で今、何をするかと言いますとですね、ラジオを聴くわけです。テレビは電気料を食いますからですね、ラジオを聴いてですね、何ですか、「深夜便」、「心の時代」と4時5分から4時45分まで毎日あっております。それとですね、なぜ朝起きするかというのはもうひとつ理由がございます。これはですね、テレビを見ておりますとですね、事故、事件そして政治の混乱、日本だけならいざ知らず、世界中を含めて、毎日3日ぐらい連続して放送しますのでね、何もかんも自分がいやになって、まったく自分自身を見失うような感じがして、それから朝起きするようになりました。そして「心の時代」を聴くことによって、ああこれではいかん、もう少し頑張らないかんと、いろんな人が出てきます。全部紹介したいところですけれども、2人だけ紹介します。それはですね、1人は神戸製鋼元社長、神戸製鋼が7連覇達成した時の生みの親、育ての親であります亀高素吉さんでございます。この方はですね、先妻を白血病でなくし、そして後妻をくも膜下で半身不随という、この二重苦の中から何とか愛する妻を助けてやりたいとその一念で、72歳から学問に挑戦されたわけでございます。そしてですね、26単位をですね、平均で96点。見事、今年、薬学博士の学位を取得されたと、「為せば成る」ということでございます。それからもう1つ御紹介します。菊池和子さんという方、聞かれた方おられると思いますけれどもですね、この話は非常にリクエストが多して2回に分けて放送されて、そしてまたあの再放送がありましたので、4回聞きました。本当に学校の体育の先生をしてからそしてから本格的に筋肉のそして骨の勉強をされた方です。そして「菊池体操」を確立されました。いろんな方をですね、助けてきておられます。医者から見離され、筋トレから断られてそこで90何歳までですね、若者に負けない筋肉をつくりあげて、最後は医者からこの方の筋肉が年に関しては非常に若くて、しなやかであるから解剖させてほしいというような実例もあっておると聞いております。その話を聞いてですね、その話が11月の24日最後4回目がありまして、私もその日11時から親戚の仏事がありまして、まだそのときは忘れておりませんでしたのでですね、それは話を聞いてですね、正座に挑戦してみようと、住職さんのお経の間正座に挑戦してみようと思ってやってみました。菊池さんの言われるのは、腹の筋肉が上半身を支え、そして御尻の筋肉が下半身を支えると言われます。腹をぐっと引き締めて力を入れて、そして御尻の穴をつぼめて尻を中心にだらっと下げるじゃなくてですね、御尻の筋肉を中央に寄せるということでございまして、そして毛先までですね、足先まで力を入れて、ところがなんとですね、30分か10分で私はもう本当もう正座しきらんわけですけれども、そのときはちょうど35分正座して、そして立ち上がるときもそうでもございませんでした。後で考えてみてああこれは筋肉で正座しておったのかなあと、そういうふうに感じました。確かに骨に負担のかからず、筋肉で正座しておったんだなあと、そしてちょっと忘れるばい。やっぱりそういうことでですね、筋肉が菊池さんに言わせるとですね、骨を育てるというような話をされておりました。私も歩くけん、人に歩け歩け言いますけども、私も歩きかけて3年になります。ただだらっとして歩いておりましたけれども、菊池さんの話を聞いてから腹の筋肉を引き締めて、尻の筋肉を真ん中に寄せて、そして手先まで歩いて、足の腹にはですね、いっぱいの神経があるそうです。ですから後からいっぱいついて、足の指先ではねる。手の指はですね、精一杯こうして広げます。そして片一方は反対の手はですね、グーで握り締め、グーパーグーパーで歩き、そして願わくばですね、深呼吸を100回1日しなくてはならないという話も聞いております。ですから、私が大体45分から50分、野道を歩きますけれども、5,000歩から5,500ぐらい歩きます。その中で100ぐらいの深呼吸はそう難しいものではございません。まず鼻で吸って口で出す。その割合というのは2対4、吸うを2で吐き出すのを4という感じで、深呼吸をしていくということでございますので、どうか皆さん方歩きながらですね、ただだらっとして歩くじゃなくて、腹を引き締め、そして尻の筋肉をしていくならばですね、もっともっとその実があがるのではないかと思っております。そういうことでですね、自身を交えながら健康という宝物をですね、より多くの人と共有したくこの質問をいたしたわけでございます。きょう、区長初め皆さんお見えでございますけども、今度担当あたりが出向いてですね、いろいろ無理なお願いをするかもしれませんけれども、ぜひともですね、これは自分自身のためでございます。ひいて市の保健事業のために寄与できるとすることならばですね、これ願ったり叶ったりと思っております。そういうことをお願いして一応これにて私の質問は終わりますけれども、東京永田町において自由民主党はもたもたしております。我が玉名におきましては、自由クラブがですね、精一杯頑張って新生玉名をですね、島津市長を支えて頑張ることを誓い申し上げまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(小屋野幸隆君) 市長 島津勇典君。
[市長 島津勇典君 登壇]
◎市長(島津勇典君) WHOの資料に基づき、また早朝からのラジオ講座のお話等々改めて、そうです、勉強させられました。たばこを止めて健康を維持しようと、今ここで私が言い切れば立派なもんなんですが、それはちょっとあのまた改めて考えてみたいと思います。上沖の洲や鼈頭洲の歴史的な事柄に触れながら、潮湯や松原海岸の御質問がございました。私も海岸線の生まれでございますから、同じ考えを持ちながらお伺いをしたところです。ところで海岸線の場合には、中山間地帯の方々にない潮風のよさや海の幸を存分に私どもは感じながら育ってまいりました。ただ一つだけ、どうしても叶わないなと、足りないなと思っているのは、緑の少なさですね、海岸線の場合の。これはずっと感じております。もちろん玉名市全域にわたってもっと森を大事にしよう、あるいは地域によっては公園化を図っていかなければならん地域はあるということを承知してますし、そういう思いも持っておりますが、とりわけ海岸線の場合に緑の少なさを考える時に大事にしていかなきゃならんなあと思うところです。この松原海岸の松、昨年は緑の募金、何だったかな、あの金でやりましたから金額が僅かですね。あれでは今年の様子ではちょっと足りないなと思っていますが、あの二次補正の話がよく出てまいります。この中で私は担当の課のほうにも既に指示しておりますけども、海岸線等でそういう緑に関心がある地域、あるいは計画があるところは積極的に、この際対応しようではないかということを担当課には伝えてあります。鍋松原海岸は私ども玉名市だけでなく、この城北地域、県内でも非常に数少ない松原であるし、また海水浴場でもあります。ともどもに共有しながらこの町を大事にしてまいりたい、そういう思いでございます。どうぞ今後ともよろしく御指導をいただきますようにお願いをいたします。
○議長(小屋野幸隆君) 以上で、松田憲明君の質問は終わりました。
議事の都合により、暫時休憩いたします。
午後 2時15分 休憩
───────────
午後 2時28分 開議
○議長(小屋野幸隆君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
す。
17番 江田計司君。
[17番 江田計司君 登壇]
◆17番(江田計司君) こんにちは。17番、自友クラブの江田です。たくさんの傍聴席の皆さん御苦労さまでございます。アメリカ発サブプライムローン問題から発した金融危機が全世界を大不況に巻き込んで、ついにはアメリカの自動車業界、ビッグ3をも重大な危機に追い込まれている状況です。日本でも世界に誇るトヨタ自動車までが大変厳しい状況になっているのが現実です。あれだけ元気だった自動車業界があれよあれよという間に大変なことに巻き込まれてしまいました。近頃のニュースを聞きますと、あれほど元気だった名古屋地方も飲食業関係など、以前の3分1まで落ち込んでいるとのこと、いろいろなことまで毎日のように報道されております。止まらない負のスパイラル、就職の内定取り消し、派遣社員の解雇、麻生総理が言われるようにこれは100年に1度あるかないかの未曽有の金融危機、以前はアメリカがくしゃみをすれば日本は風邪をひくと言われていたのが、今では風邪どころか肺炎になりかねないのが現状じゃないでしょうか。玉名においてでも大変深刻ではないでしょうか。市長の冒頭のあいさつの中で、中小企業者貸し付け資金に対する利子補給金のことがありましたが、どのようなことかお伺いをいたします。また、ひところ大変心配されていた燃油価格の高騰も最近はこの不況で幸いにも低下しておりますが、しかしながら以前に比べるとまだまだ高い状況です。いろいろな関係の話によれば、将来石油製品は高止まりになると言われております。省エネ対策ばかりでなく、地球温暖化防止のためにCO2の排出削減の意味からしても将来に備えた対策を講じておく必要があると考えます。さきの9月議会において市長は今回市としての燃油高等対策を示せなかったが、国・県・市・農業団体、それぞれの役割を踏まえながら、今後市としての対策を講じていくというような答弁があったと記憶しております。冒頭のあいさつの中で、ハウス農家に対する燃費効率化対策などの国の一次補正予算を受けたとありましたが、どのようなものかお伺いしておきます。
次に食の安全性と自給率についてですが、中国製毒入りギョウザ事件で始まり、汚染米などいろいろな偽造の問題があり、食に対する不安が絶えなかった1年でしたが、安心と安全で暮らせる玉名でありたい。都会ならばいざ知らず、農業が盛んなこの玉名においては到底考えられないことと思いますが、市としてはどのように取り組んでおられるのか、また自給率との兼ね合いはどうなのか、お伺いをいたします。
○議長(小屋野幸隆君) 産業経済部長 望月一晴君。
[産業経済部長 望月一晴君 登壇]
◎産業経済部長(望月一晴君) 江田議員の不況下における本市の取り組みについての御質問にお答えします。まず農業関係につきましては、ハウス施設の暖房用の燃油でありますA重油の価格は平成15年末に1リットル当たり40円前後でありましたが、徐々に上がり始め、本年の8月上旬には130円近くまで値上がりいたしました。その後、値を下げ、今月10日現在では農協価格は68円ということで昨年同期よりも下回っている状況でございます。本市の基幹作物である施設園芸にとっては、これから本格的な暖房シーズンに入る時期になって値下がりしたということで少し安堵いたしているところでございます。しかしながら、5年ほど前に1リットル当たり40円だった頃と比較すると、まだまだ高い水準にあり農家経営を圧迫しています。また、今後も値下がり傾向が続く保証はなく、将来に備えた対策を講じておく必要があろうかと考えます。
市といたしましては、これまで農協と連携しながら、従来から国・県の事業を活用しながら、ハウス施設の低コスト・省エネ・高品質化のための機械・施設の充実を図ってまいりました。本年度も当初予算、補正予算により対応してきたところです。今般の12月補正予算におきましても、ハウス内の暖房効率を上げるための多層カーテンの整備事業として1,417万5,000円、また、空気層のあるフィルムをハウスのサイドに内張りする事業に710万円を計上いたしております。また今回暖房機の省エネ化を図るため、市の単独事業といたしましてボイラーノズルの部品について全額補助を行なう事業として1,000万円を計上いたしております。これは国・県の事業において手当てできない部分に市独自の対策として取り組むものでございます。ノズルを交換することにより、約5%の燃油削減効果があると言われており、本市におけるハウス施設暖房用のA重油の消費量を年間約1万6,000キロリットルと想定いたしますと、年間約800キロリトル、ドラム缶に換算いたしまして約4,000本の削減ができることとなります。省エネや二酸化炭素の削減に大きな効果があると思われます。また削減効果を金額に換算いたしますと燃油価格が低下した現在の価格、リッター68円で試算いたしましても年間約5,440万円の削減となります。さらには燃油高騰関連の対策資金につきましても、県の制度資金に対する利子補給のみならず、金融機関独自の関連資金につきましても、年1.3%の利子助成を3年間行なう計画で今回補正予算に計上しているところでございます。
次に商工関係の対策につきましては、中小企業の経営の近代化及び経営基盤の強化を図るため、また昨今の原材料価格の高騰に苦しむ中小・零細企業等を支援するために、玉名市中小企業近代化等利子補給制度を創設いたします。制度の概要でございますが、玉名市に住所または事業所を1年以上有し、同一事業を1年以上営んでいる従業員数20人以下の法人等を対象とし、対象期間は平成20年1月1日から平成22年12月31日までの間において、金融機関から玉名市の融資制度を利用し、当該資金の利子の支払いが開始した日から起算して3年以内に限り利子補給を行なうものでございます。利子補給の額でございますが、毎年1月1日から12月31日までの間に支払った利子額の50%以内で、1企業に対し、設備資金のための融資の場合は年20万円を限度とし、運転資金のための融資の場合は10万円を限度といたしております。今般の12月補正予算におきましては、平成20年度の現在までの融資実績をもとに25万円を計上いたしているところでございます。
次に食の安全性と自給率についての御質問にお答えいたします。まず食の安全性についてでございますが、食の安心・安全を揺るがす事件は以前から発生はしておりましたが、本年は中国製ギョウザ事件を初め、事故米転売問題など大きな事件が次々と発生いたしております。食の安全は生産・流通・消費の各段階での取り組みが必要でありますが、農産物の生産段階における安全性について述べますと、日本の農産物の価格は土地条件や生産コスト等の関係から、諸外国の農産物価格と比較するとどうしても高い状況にございます。ましてや現在のような不況下においては、消費者が家計への負担を軽減するため、少しでも価格が安い外国産農産物へ流れ、結果として国内産農産物の消費低下につながることが懸念されます。このような中、多少価格は高くても国産の農産物を消費者に買ってもらうためには、安全な農産物の生産が外国産との差別化を図るために重要な要素となります。そこで化学肥料や農薬の使用を通常より低減して生産するエコファーマーや熊本型特別栽培農産物、通称有作くんと申しますけれども、などの推進及びポジティブリスト制度の順守を今後も進めてまいりたいと考えております。次に自給率についての御質問にお答えします。日本の食料自給率は平成8年度から平成17年度までカロリー・ベースで40%を維持してまいりましたが、平成18年度に39%となり、ついに40%台を割り込みました。こうした状況を踏まえ、このたび石破農林水産大臣はおおむね10年後に自給率を50%に引き上げる方針を表明し、来年から45%の目標を前提に作成した現行の「食料・農業・農村基本計画」の見直し作業に入ることとなりました。その方策としましては、米の消費拡大を図るとともに、米の新規需要拡大として米粉用の米の生産拡大や麦、大豆、飼料用米の生産拡大等により、全体で10%分の引き上げを計画しているところでございます。しかしながら現在開催されておりますWTO、世界貿易機関でございますけれども、において日本は大変厳しい状況にあり、その合意内容次第では食料自給率に大きな影響をもたらすことが心配されます。市といたしましては、国の方針に基づき、生産者にとって有利で、取り入れ可能な作物や方策につきましては積極的に取り入れ、推進を図りたいと思っております。また自給率を引き上げるためには、耕作放棄地を解消し、営農を再開することも重要となってまいります。夏から秋にかけまして農業委員さん方に御協力いただき実施いたしました耕作放棄地の実態調査によりますと、本市の耕作放棄地は全体で526ヘクタールで、うち農用地区域内の耕作放棄地が約249ヘクタールという結果でございました。解消対策といたしましては県が「耕作放棄地解消緊急対策事業」を設け、耕作放棄地を農地へ戻した面積に応じ、基本額として10アール当たり3万円、加算額として1万円を助成することとしており、今議会において補正予算をお願いしているところでございます。また農林水産省におきましても来年度農林水産予算の概算要求の中で、耕作放棄地の再利用に対する助成措置を盛り込んでおり、その内容といたしましては障害物除去や深耕が10アール当たり3万円から5万円、土壌改良が同じく2万5,000円となっております。市といたしましては、今申し上げました国・県の事業を積極的に活用するとともに、本市の実情に応じた有効な耕作放棄地解消策につきまして、関係機関と協議しながら検討してまいりたいと考えておりますので、議員の御理解と御協力をよろしくお願いします。
○議長(小屋野幸隆君) 17番 江田計司君。
[17番 江田計司君 登壇]
◆17番(江田計司君) 何人かの議員さんからも質問がありましたように、中小企業の皆さんも大変苦しんでおられます。どうか市としても力になっていただきたいと思います。
また燃油の件ですが、この3カ月でこうもガソリンの価格が変化するとは想像もつかなかったと、きのう市長も述べられております。しかしまたどうなるかはわかりません。備えあれば憂いなしということもあります。ハウス農家も大変厳しい状況です。どうかよろしくお願いします。先ほど自給率アップするには、耕作放棄地を解消することも一つの方法だと言われますが、国・県が助成して耕作放棄地の解消に力を入れられておりますが、一方では減反政策、玉名でも40%の面積が減反もしくは転作されております。私も農業委員として、耕作放棄地の調査をいたしましたが、ほとんどの放棄地が耕運機も入らないような便利が悪いところ、また耕作者が高齢化また耕作する人がいないところなど、大変厳しい状況でした。国・県の政策だからではなく、現状を知っているのはやはり地元ではないでしょうか。きょうの永野議員の答弁で、耕作放棄地の解消に市も取り組みたいと市長の力強い言葉をいただきました。宮崎の東国原知事ではありませんが、どがんかせないかん、どうか皆で知恵を出し合っていきたいと思います。
次に温泉施設の
指定管理者制度導入後の利用状況についてお伺いいたします。平成18年9月より、指定管理者により運営をされております温泉施設など2年が経ちますが、どのような状態ですか。以前にも一般質問をいたしましたが、玉の湯、潮湯、ゆとり~む、草枕温泉てんすいの4施設の共通券はできないものか、提案いたしましたが、関係各課の協議するとのことでしたが、その後どうなったのか、お伺いをいたします。
○議長(小屋野幸隆君) 企画政策部長 牧野吉秀君。
[企画政策部長 牧野吉秀君 登壇]
◎企画政策部長(牧野吉秀君) 江田議員の御質問にお答えいたします。現在、玉名市の温泉施設としましては、玉の湯、玉名市福祉センター、岱明のふれあい健康センターと潮湯、横島のゆとりーむ、草枕温泉てんすい及び天水老人憩の家の7施設がございますが、このうち指定管理者制度を導入しております施設はゆとりーむを除く6施設でございます。
指定管理者制度導入後の各施設の利用状況につきましては、玉の湯であったりあるいはふれあい健康センターなどの施設では利用者が増加しております。また草枕温泉てんすい、玉の湯など等ではサービスが良くなったとか、あるいは利用がしやすくなった、そしてまたそれぞれの施設でもそういった取り組みをですね、具体的に利用しやすいような取り組みをされているなどおおむね好評でございます。ただ一部の施設で管理が適切でなく、市民に御迷惑をかけたところもあり、管理運営体制の見直しを行なっているところでございます。
次に玉の湯、潮湯、ゆとりーむ、草枕温泉てんすいの4つの施設の利用の共通券ができないものかというお尋ねでございます。御質問でございます。昨年の6月議会と12月議会でも御提案をいただき、施設を所管いたします関係各課で協議を行ない、その結果を産業経済部長の方から御答弁をした経緯がございます。御指摘のように市民からすれば温泉施設という点では同じですが、福祉施設であったりあるいは観光施設であったり、各施設の設置目的ですとか性格が違いますし、利用料金の体系も異なっております。さらに現段階では、それぞれの施設がその指定管理者も異なるというようなことがございます。こうした点から共通利用というのは非常に難しいというのが現状の意見でございますが、議員おっしゃられるように、御指摘のように住民の目線で利用者の立場等も今一度検討をしたいというふうに考えておりますので、御理解をいただきますようお願いいたします。
○議長(小屋野幸隆君) 17番 江田計司君。
[17番 江田計司君 登壇]
◆17番(江田計司君) 玉の湯は玉名
温泉組合、潮湯は社会福祉協議会、ゆとりーむは玉名市、草枕温泉てんすいは池田建設、確かに設置目的や性格は違うということですが、不可能ではないかということで協議をしてもらってはいつまでたっても進展はしないんじゃないかと思います。この4つの施設の管理は統一できないものか、市民の目線でもう1回、今一度検討されるということですので、期待をしたいと思います。導入後の民間に移管した施設でサービスが良くなった、利用がしやすくなったという声を聞きます。ちなみに玉の湯の報告書を一部御紹介をします。これは指定管理者になった後ですけども、平成18年10月玄関横の石段に事故防止のために黄色いテープを貼ったことで、高齢者や身体の不自由な方から階段を踏み外すことがなくなったと多数の感謝の言葉をいただいた。お客様全員の方へのあいさつ、お声がけなどを心がけた結果、「よくなりましたね」とお言葉をちょうだいしたと。また19年度3月ですけども、利用者からいただいた肥後椿を見て、ほかの利用者が「お花がいつもきれいですね」と言って帰られました。玉の湯の旗を道路側に立てたのち、初めての利用者の方が、入り口を迷うことなく駐車場に入られました。4月ですけれども、正面入り口階段への手すり取り付け工事終了。取り付け後の利用者より感謝の声多数。また利用者がこれは5月ですけれども、玄関にサツキの盆栽を飾るようにと持参された。これこういうですね、花の話がずっと出ているわけですね。それでその後ですけども、親子女性客より「先日、山鹿温泉で居合わせた人にここを紹介されてきました。湯量が多く良い温泉でした。また友達を誘ってきます」と声をかけられたとのことです。まあこのようにしてですね、利用者と一体となった運営がされている、この努力をされた玉の湯の方に感謝を申し上げて、私の質問を終わりたいと思います。
○議長(小屋野幸隆君) 以上で、江田計司君の質問は終わりました。
3番 宮田知美君。
[3番 宮田知美君 登壇]
◆3番(宮田知美君) 平成20年度12月定例議会一般質問、自友クラブ、宮田知美です。よろしくお願いいたします。
高齢者が在宅生活を続けられるサービス提供の体制について質問をいたします。先日11月5日に玉名市民会館で玉名市男女共同参画社会フォーラムの研修があり、私も参加させていただきました。このフォーラムには市長を初め、多くの市の職員の方々や議員も参加して研修を受けられました。講師には福岡県杷木町の町議会議員を経て、町長をされました中嶋玲子さんを招いて講演がありました。この講演を少し振り返りながら質問したいと思います。講演の題は「自分らしく生きられる社会の実現を目指して」でした。その中で中嶋さんはまず日本の少子化についてお話をされました。日本のこの超少子化は女性の社会進出が原因だという人もおられますが、スウェーデンでは女性の正規職員での就職率は85%です。それにもかかわらず出生率は上昇しているそうです。その施策は企業が子どもの成長に合わせて仕事時間を調整することができるよう取り組みがなされ、定着しているとのことでした。子どもの成長に合わせて3時間、6時間、8時間ごとに分けて仕事をするなどです。日本の場合は、第1子が生まれたら7割が正規職員を辞めている現状があります。その後復帰しての仕事は元の職場でなくて、他の職場に臨時的なパートで働いている状態です。今の日本の家庭収入状況は夫婦2人で稼がないと普通の暮らしができないにもかかわらず、子育て世代に対する対策が今いちであります。またあっても使い勝手が悪いのか、あまり浸透してないように思われますと話されました。また2007年問題にも触れられ、昭和22年から24年までに生まれられた団塊の世代の人たちが大量に退職されるので、一気に生産人口が減ってしまう、またそれにより税収が減少する。それを埋めるには女性の社会進出が必要ではないかとも言われました。また農業対策については、中嶋さん自身が農家に嫁がれた経験の中から疑問や政策が生まれたそうです。農家の生活スタイルを変えないと農家は衰退の一途をたどる。まずは収入が不安定の上に夫婦で同じ労働なのにお金はすべて夫が持つ、この関係はだめ、嫁はただの労働者ではない。農家が企業などの勤め以上の魅力があり発展しているならともかく、若者や若い女性から毛嫌いされているところが大いにあるのなら、徹底して農家のあり方を変える必要があるとお話をされました。そのようなことを訴えて、杷木町の町議会議員に出馬したら2期ともトップ当選。1期目の時は男性議員からはものめずらしく見られ、女性議員のお手並み拝見ってとこだったそうですが、2期目のときは町を変えて発展させてくれるなら、男も女もないと男性議員の人たちが連名で押してくれて町長になられたそうです。そのような経歴の中、今中嶋玲子さんが取り組まれていることは、田舎であらゆる課題が山積している中で、老人の一人暮らしの問題とお話をされました。長男が家を出て都会に家を構え、一人暮らしの親に都会に来ないかと言われても、長男家族は身内である親は大切にしてくれると思うが、周囲には友達や親戚もいないので、とても不安で行くことができない。それよりも今の交流のある人たちと田舎で最後まで暮らしたいと願っている人がたくさんいます。その高齢者のために1人でも暮らせるまちづくり、地域づくりを充実させたいと最後におっしゃいました。私もこの地域福祉問題は以前から政策的に大いに関心がありましたので、積極的に取り組んでいきたいと思っております。そこで玉名市では「玉名市地域福祉計画」策定の基礎資料として昨年の6月22日から7月6日まで20歳以上2,000人の方に無作為にアンケート調査が行なわれました。その調査報告書の中で地域福祉推進のために玉名市が特に力を入れるべきことの第1位は、高齢者が在宅生活を続けられるサービス提供の体制についてです。では高齢者の方が在宅生活を続けられるためには、具体的にはどんなサービスが必要なのか、アンケート調査や関係団体のヒアリング、または市民参加のワークショップの中から関心の高かった3点について質問をいたします。1つ目、交通が不便な地域では移動手段がないなど、買い物や通院などに不便を抱える高齢者が非常多くいらっしゃるので、日常生活の支援のための移動手段について質問します。移動手段についてどのような支援があるのか質問いたします。2番目、一人暮らしの高齢者などの悩みは寂しさやお金、介護施設の入所などさまざまです。相談事を身近なところで気軽に相談できる場や機会が必要と感じられる方が非常に多ございます。話を聞いてくれたり、困り事の相談に社会福祉協議会や市に無料相談電話などの開設はできないか、質問いたします。3番目に、地域福祉の源である地域の方々の支援をより効率的にし、高齢者や障がい者の方々を地域で支えていくためには、それらの人々がどこにいるのかという情報を地域で整理していく必要があると思います。先進地ではこのような情報を福祉マップとして制作していると聞くが、玉名市では制作ができるのかどうか質問いたします。
○議長(小屋野幸隆君) 福祉部長 井上 了君。
[福祉部長 井上 了君 登壇]
◎福祉部長(井上了君) 宮田議員の高齢者が在宅生活を続けられるサービスの提供体制について、3点御質問がございました。順次お答えいたします。
買い物や通院等にかかる移動手段の確保についてでございますけれども、玉名市では自らの交通手段を持たず、また、一般の交通機関の料金負担に著しく困難をきたす高齢者が居宅から医療機関などへの外出に際して、その交通手段として利用できる外出支援サービスを実施しております。また、高齢者の市内の公的な温泉施設への交通手段の確保や社会参加の推進のために、路線バスの運行していない区域におきましては、福祉バスの運行事業を実施しております。さらに、天水自治区の一部ではありますが、公共交通機関がない地域の生活交通の確保を目的とした事前予約制の乗り合いタクシーであります天水・河内みかんタクシーへの補助を実施し、その運営を支援しているところでございます。しかしながら、議員御指摘がございましたように高齢者の日常生活での交通手段の確保という点からは、検討すべき課題かと存じます。そこで、今後はさらに高齢者の交通手段の利便性の向上を図るために、例えば外出支援サービス利用者の利用条件の緩和、福祉バスのルートや用途の拡大、高齢者の移動手段確保を目的とした補助事業の拡充などについて、その有効性、経済性、公平性、公益性を踏まえ、利用者の視点に立った検討を進めてまいらなければならないというふうに考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いします。
2点目の気軽に相談できる場及び無料相談所等の開設についてということでございますけれども、市民の皆様の行政相談の窓口として、市民相談窓口を設置し、その対応を図っております。また、平成18年4月からは地域の高齢者が住みなれた地域で安心して末永くその人らしい生活を継続していくことができるように、市内3箇所に地域包括支援センターを設置し、高齢者の総合相談の窓口の充実に努めているところでございます。この地域包括支援センターにおきましては、専門職が配置され、高齢者にはどのような支援が必要かを幅広く把握するとともに、高齢者やその家族などに対し、介護保険のサービスやその他の制度の利用につなげる無料の総合相談を実施しているところでございます。具体的には高齢者などの福祉に関する相談に応じ、また福祉関係者や関係機関との連携及び調整、その他の援助を行なうことができる専門的知識や技術を有する社会福祉士が中心となり、総合相談に対応しているというところでございます。市といたしましては、高齢者の総合相談窓口業務を担う地域包括支援センターを今後ますます市民の皆様に御活用いただけるよう、その周知の浸透に積極的に努めてまいりたいと思いますので、よろしく御理解のほどお願いいたします。
それから3点目の地域要援護者の情報把握のための福祉マップの作成ということでございます。本市では今年の3月に「玉名市災害時要援護者支援計画」を策定し、高齢者を含む災害弱者への支援について、現在その計画の実施に向け取り組んでいるところでございます。災害時要援護者と思われる対象者は本年9月現在で、1万1,485名おられ、これらすべての方々に10月初旬に個別計画の登録用紙を送付いたしました。とりわけ対象者の中でも高齢者単独世帯が3,350名、高齢者のみの世帯人員が5,661名、要介護3以上の高齢者が1,085名、合計1万96名と高齢者の占める割合が実に災害時要援護者の87.9%を占めており、高齢者への支援が特に必要とされるところでございます。現在本市といたしましては、電算システムによる地図情報の整備を検討いたしておりまして、1点目がGISの利用、これは地理情報システムといいますかね、それの利用でございます。2番目に熊本GPマップの利用、それから3番目にゼンリン電子地図の利用のこの3つの方法を検討しているところでございます。議員お尋ねの地域の要援護者の情報把握のための「福祉マップ」の作成についてでございますけれども、災害時要援護者の個別計画につきましては、個人情報の提供について本人の同意を得て進めているところですが、広く地域における高齢者の要援護者情報把握のための「福祉マップ」ということになりますと、個人情報保護の観点から難しい問題もございますけれども、本市の個人情報保護条例におきましては、個人情報の利用及び提供について制約がございますものの、緊急にやむを得ないと認められるときなどを例外として、情報の提供ができることとなっておりますので、日頃から近隣の皆様、区長さんや民生委員、児童委員さんなど情報を共有して声かけや見守りを通じ、安否確認ができるよう福祉マップについても検討したいというふうに考えております。いずれにしましても地図情報の整備にあわせまして、要援護者の対象者数、導入時期、費用、機能、精度等、現状の要援護者システムとの整合性等を十分に検討し、また、関係各課と協議しながら個人情報保護に十分配慮しつつ、地域の要援護者の的確な情報を把握、また共有ができるように努めてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。
○議長(小屋野幸隆君) 3番 宮田知美君。
[3番 宮田知美君 登壇]
◆3番(宮田知美君) 宮田です。ただいまの部長の答弁を聞いておりますと、さすがにアンケート調査や関係団体のヒアリングなどで一番関心が高かった部分ですので、みかんタクシーなど包括支援センターを使ったりいろいろとこう福祉マップなども使えて着々とつくられているようですので、少しは安心しておりますが、まだまだ個別にですね、少し納得いかない部分もあるんですが、その辺のところはこれから先頑張ってつくっていただきたいと思います。私はですね、この地域福祉問題を今回取り上げたのはですね、なぜかって言いますと、先ほども言いましたように市長を初め多くの職員の皆さん、また議員の皆さんがですね、一緒にこう研修を受けられたと、同じようにそれを聞かれてですね、感動されて、また問題点も共有されたと思います。ですから皆さんが同じようにですね、理解すれば、これをですね、実行に移す職員の方々もですね、かなりハードルが下がってですね、できやすいんじゃないかと思いますので、今回はこの高齢者に限ってもですね、質問をいたしました。このですね、このマップをつくったですね、いろいろ金がかかると思うんですが、その財源といたしましてはですね、先だって、というか今年ですね、ふるさと納税というのが発足いたしましたので、この高齢者福祉の財源にはですね、ぜひ市長もおっしゃっているようにですね、ふるさと納税を使いながらするとですね、各自治体間でこのふるさと納税というのは納税率を上げるためにですね、これから先PR活動が各自治体で行なわれると思いますが、目的をはっきりすればですね、東京や大阪なんかにいる玉名市出身の方々もですね、ふるさと納税に御協力なさると思いますので、よろしくお願いいたします。
次に、合併後に検討調整するとした項目の進捗状況について質問いたします。平成の大合併は1999年4月に始まりました。手厚い財政支援が受けられるように特例債の発行が認められた期限切れ2006年3月末までに合併しようと各議会も住民も一緒になって協議をしてまいりました。当初は県のガイドラインの1市4町で進めましたが、いつの間にか1市8町になったり、また3町だけで合併しようとしたりしてなかなか合併できませんでした。しかしようやく17年の2月に1市3町の合併協議会ができるまでになりました。1市3町では合併がもうその頃はですね、非常に慌てておりましてですね、非常に期日が迫っておりました、やっと1年とかいってですね、1市3町では合併が大前提で進み、検討事項は新市になってから対応しようと決めたといいますか、対応しようとするような雰囲気になってまいりました。合併協議会では時間を要する各項目の検討や議論を煮詰める時間はなく、先送りしたのが現状ではないでしょうか。よって、市や町の各地域にあった条例や規則、また市民と直結した利用料や補助金の取り扱い方などすべてが合併までに調整されたというわけではないと思います。かなりの数の重要な調整検討事項の取り扱いが新市になってから調整されていると思います。それらの事項はどのようにして調整検討されているのか質問いたします。またそれらの調整検討された事項は議員や職員間の共有、そして市民には報告されているのか質問いたします。
次に、新市建設計画に記載されていない新たな事業が毎年各課ごとに多く増えてきてはいるが、新市建設計画の順番の先送りや、それに伴う財政計画はどのようになっているのか質問いたします。
○議長(小屋野幸隆君) 企画政策部長 牧野吉秀君。
[企画政策部長 牧野吉秀君 登壇]
◎企画政策部長(牧野吉秀君) 宮田議員の御質問にお答えいたします。合併後の調整検討をするとした項目についての進捗状況、検討の進捗状況につきましては、合併協定書にうたわれておるわけでございますけども、合併当初から懸念されておりました市民生活に密着した防犯灯の補助でございますとか、あるいは消防詰所建設補助、さらには保育料の料金の統一等を初めとしまして、多くの補助金の見直しなど調整事項の大半につきましては、市民の合意形成と一体化の醸成を目指して合併後これまでに担当課を中心に協議調整を行ない、おおむね統一及びその方針確認が図られているところでございます。しかしながら、上水道であるとか下水道及び農業集落排水事業等の使用料やごみ収集運搬業務委託等につきましては、過去の経緯を踏まえ、段階的統一を目指すべき項目もございます。このような市民生活に直結した問題につきましては、社会的動向を見極めるとともに時間をかけて市民の意識を確認しながら慎重に調整していかなくてはならないと考えております。また新市における事業決定にあたりましては、新市建設計画に掲載されていない内容あるいは新たな事業等も出てくるわけでございますので、厳しい財政事情の中で、例えば企画課と担当課が協議ののちに財政課を交えた財源協議を実施しながら、財政計画に基づき事業の優先度、あるいは緊急度等についての見極めを行ない、さらに企画審議会等での審議を経て、その決定に当たっているところでございます。以上、申し上げましたとおり合併後4年目を向かえ、旧1市3町にあったそれぞれのルール、事柄についてはおおむね調整をされてきたところでございます。そして議員御指摘のように議会を初め、市民の皆様にその結果をお知らせすることも重要であると認識をいたしておりますので、市の広報紙ですとか、ホームページ等を通して、わかりやすくお知らせをしてまいりたいと考えております。またやってきております。また当然のことでありますが、今後も必要に応じて調整を行ない、合併後の検証に努めてまいりますので、引き続き御理解と御指導をいただきますようお願い申し上げます。
以上でございます。
○議長(小屋野幸隆君) 3番 宮田知美君。
[3番 宮田知美君 登壇]
◆3番(宮田知美君) 宮田です。今部長から答弁をいただきました。あのこのですね、新市計画とか、検討する項目についてはですね、各課でその都度問題が起きたときにやられているのが現状じゃないかと思います。でもですね、やはりかなり重要なものもありますので、要するに議会も含めたところでですね、横の連絡そしてまた職員間でもですね、十分に知っておく必要があるんじゃないかと思います。ですから今後もですね、十分部内調整などを行なってですね、玉名市発展のためですね、検証を行なっていただきたいと思います。合併直後の行政をつかさどるのは大変なことです。職員の削減、施設の統廃合などで経費削減効果は出さなくてはいけないし、新しい事業や要望にもこたえなくてはいけないと思います。そのような中、今の景気から想像すると来年の税収落ち込みや地方交付税の削減が非常に心配です。しかし、玉名市長、島津勇典市長初めですね、皆さんで頑張っていただいて、来年以降も玉名市の発展が順調に推移していくことを望みまして私の一般質問を終わります。御清聴ありがとうございました。
○議長(小屋野幸隆君) 以上で、宮田知美君の質問は終わりました。
本日の会議時間は議事の都合により、あらかじめ延長いたします。
議事の都合により、暫時休憩いたします。
午後 3時25分 休憩
───────────
午後 3時40分 開議
○議長(小屋野幸隆君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
27番 堀本 泉君。
[27番 堀本 泉君 登壇]
◆27番(堀本泉君) 申し上げますように後期高齢者の堀本でございます。当年とって72歳でございます。今他人の質問を云々じゃないですけどですね、宮田先生の質問が終わりましたが、いわゆる新市計画問題が出ておりました。私はそれを守りよっちゃ島津市政の発展はないと思っておりますけんですね。笑いなはるばってん、当時の合併の責任者は私だった。不肖、堀本泉。島津先生どままだ県議会であごどんたたきよらした。そういう別に、せっかく立派な玉名市ができましたので、ますます発展することを祈念しながら最後の質問をいたします。しばらくの間お付き合いを。一応3項目に大別した形で質問を用意しておりましたが、御承知のとおり各位の質問が重なっておりますので、割愛すること多くですね、なかなか文章にはならんと思いますので、一部アドリブ、いや一部以上のアドリブをまぜまして質問をいたします。
まず河川改修に対する市の関与のあり方とします。3月議会でもやったじゃないかとおっしゃる方多いと思いますが、あのときは市長の関与のあり方、今そこに呼びつけられておりました、いやいや出頭しておりました課長の進言で県の河川の改修の現場を何でん知っておかなんという理由のもとに市長が率先して御覧になっておったということである議員が手柄顔にそれば言うてさらいておったからですね、堀本泉、腹を立てまして、やったんですが。まあそれはもう過ぎたことでございまして、今回は玉名市の関与のあり方という命題にいたしておりますので、よく字を読んでみてください。御承知のとおり上部行政機構による工事あたりは、この進め方は市民の考えとは離れた形でですね、上位下達というような通達のあり方で、ここはこうします、何月から何億円かけてこうしますということで、我々今だれかも言いましたように玉名市議会で云々する感激は全然ないわけでございます。もう親方がしてあるけん、何ば言うかというようなことで、それでは底辺にあるのは玉名市民でございますので、やはり国土交通省がやろうが県がやろうが、玉名市民のニーズというか要求はある程度は市が代弁して県の話の中に組み込んで、懇話会ぐらい1回、2回してそれじゃ下流が納得せん、それじゃ樋門ばあけられんとかいう話までですね、吸い取ってやるのが今も出よったその執行部のやり方だろうと思います。今回上流部の境川上流部の改修計画が案が認知されたというようなことを聞きましたので、あえて質問をさせてもらいますけど。当時あの、この前も申しましたが、遅々として進まない改修計画に、おべっかでしょうがバリバリの県議だった島津県会議員の発議で境川改修促進期成会が発足しまして、現在も細々と続いておるわけでございますがですね、先般も申し上げたとおり、有名無実かな、無名有実か、わからんけど、まあ寄れば乗りまっしょうというぐらいの会合で、文句言うたもんは憎まれもんでですね。しかし今になって、よく見ますと堤防のかさ上げが主題でやっておりますけど、往時、堤防のかさ上げと玉名市道今から問題にします葬式場の付近のあの道路、だれかさんが言いましたが、あれをかさ上げしてもその周辺に降る雨水、玉中の前から流れてくる、あるいはやましょうさんが造地造成した上から流れてくる水はどこに持って行くかと。それを川に入れるためには堤防はかさ上げができないわけでございます。その技術論に対して玉名市はどういうふうな見解というか申し入れができるのかですね、どのくらいの勉強をされておるか、ちょっと担当者あたりに伺います。当時あの大野牟田の湛水機場、右岸側の湛水機場を岱明側が反対しましてですね、菊池川の堤防は滑石側よりも高道の方が低か。ああ倉野尾さんだったかな、議長の時は。低かっだけん、なら滑石だけ生き残って、おるげはうんぶくるっじゃないかと、反対だということで湛水防除は完成、一番の順番がどべこしになりましてですね、そのとき滑石側の堤防をぴしゃっと整備して、漏らんごつするきっかけになりはせんかという逆論を帰謬法で言いまして、堀本流で言いまして、着工を認定したことは覚えております。その後で市長が御存じのごつその期成会のテーマ、年度内にテーマば上げますが、今年は橋をぴしゃっとしたもんにしようという項目が入っととは、これまたもめましてですね、私がわあわあ言ってからけんかして、外したことはあります。橋は取り外してしまわなんときですね、それをテーマに境川改修期成会のテーマにするというけん、ばかじゃなかかということになりましたけれども、それは消えました。そして今日、あそこに所有者不明の橋の欄干も朽ちかけもうぼうぼうとして子どもどんこくんならおおごつという橋があります。それらの解決あたりも全然期成会でも出ないしですね、それで本当に境川の改修をやる気が県はあるのか、それに対して玉名市はどういう考えを持って互角に戦いのできる案を出しよるかですね、その辺についてちょっとお尋ねをいたします。きのうのある方の質問には県は幾つかの試案というか素案をもとに上流改良を検討しているようだというようなアバウトなお答えでございましたが、市長がいつも言われるように必要なことは時節に合ういわゆるスピード感ですね、物事をするに当たるのはスピード感、それとあなたが一番おっしゃる対費用効果といいますか、どれだけ入れてどうなるのかと、その辺が一番大事だと思いますけれどもですね、何十億かけてもいい改修のあり方なのか、下地はどなっておるのかを玉名市に提示があっているのかですね、県の方からは。結局本流をかさ上げすれば済む問題じゃない。いわゆる河床の高さは境川の末流の塩浜樋門のあたりと何メートルぐらい、昔の火葬場の付近は違うのかですね。そこらの研究は玉名市で市民のためにやっておくべきじゃなかろうかと思います。県がやるなら、こういう資料がありますよといっちょどま言うたっちゃよかっじゃなかかと思います。あの上流を川としてじゃなく、道路としての改修をどがんか見逃してくれんかということを私は市会議員の立場で県に交渉に行きましたけれども、今さっき申しますように裏からの水が主流になっておるからというようなお話でした。玉名市はどういう研究をされておるかですね、最近も妙なことを聞きましたので、気になっております。繁根木川も御承知のごつ改修をされております。これにも玉名市としては全然口出しはできん状態じゃないのかと思います。というのは議会に対して何らの報告もないし、仕上がりがどうなるんだとか、それもない。あの今プロムナードみたいなやつができ上がって初めて、ああ川の中を散歩されるごつしよっとばいなあという予測はできますけれども、そんならつっこけんごつ、あの街路灯はどういうふうになるのか、そがんとは市の方でやりよるのかと、いわゆる並行した形で進んでもらわんとですね、お世話になりましたと国にあいさつどんしよったっちゃ、話にならんだろうと思います。話があちこちになりますが、原稿はある程度つくったつもりですけども、人が聞いておるけん、なかなか言いにくいことでですね。照明の問題等もこれは河川改修とは関係ない話ですが、これは繁根木川の話でございます。まずもって一番には境川のあれはいつごろでき上がるという計算のもとに県は設計をしよるのかですね、きのうの質問に答えて2、3の案があるごたるですばいとおっしゃったからですね、どの辺まで玉名市は知って、市長としては我が家の前まで通っておる水路ですけんね。どがんふうにしたがよかという模索もされておると思いますが、よければその辺をアバウトで結構ですので、改修についての御意見を聴します。それから後の質問に入りたいと思います。
○議長(小屋野幸隆君) 建設部長 取本一則君。
[建設部長 取本一則君 登壇]
◎建設部長(取本一則君) ただいまの堀本議員の境川の河川改修に対する市の関与についての質問にお答えをいたします。昨日の吉田議員への答弁で申し上げましたように境川は県管理の2級河川で、玉名市の西部地区を流れており、小岱山を源に上流部で準用河川山田川と合流し、有明海に注ぐ流域面積11.8平方キロメートル、幹線流路延長が7.3キロメートルの河川でございます。議員御指摘の河川改修計画は六田地区の境橋上流から春出地区の南大門橋までの1.1キロメートルで、今年度境川総合流域防災事業で国庫補助事業として採択を受けた箇所でございます。この境川改修計画は昭和56、57年度の集中豪雨により、流域の集落に甚大なる被害が発生したために昭和60年度より境川改修促進期成会が1市1町と関係機関により発足をし、現在に至っております。議員におかれましては、発足当時から改修事業に対し、熱意ある御指導と御指摘をいただいておりますことに大変力強く思っております。以前の河川改修事業につきましては、主に行政主導型で行なわれておりましたが、近年は市民参加型の川づくりを推進されておりますので、ただいま御指摘をいただきましたさまざまな工法及びルートにつきましても、工法の決定までには市も積極的に県に対し、よりよい改修事業ができますよう意見提案を申してまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、このたびの河川改修事業計画は上流だけの改修のように思われがちでございますが、河川とは上流から下流までの一体的に検討整備するものであり、特に下流域の住民に不安を与えるような整備は絶対あってはならないものと考えるところでございます。
次に繁根木川でございますけど、繁根木川は菊池川水系の1級河川であり、総延長約8.3キロメートルでございます。菊池川合流地点より第2富尾橋までの約3キロメートルが国の管理区間であり、その上流約5.3キロメートルの三ッ川小学校地点までが県の管理区間となっております。現在、国土交通省でJR橋上流部より富尾橋下流までの約1.8キロメートル区間の掘削と護岸補強工事が平成21年3月を目標に施工中でございます。この工事は平成18年6月の出水を受けたことで、繁根木川の流下能力を大きくするために川底を平均70センチ程度掘り下げ、または既設護岸の安定を図るために、7メートルから13メートルの鋼矢板を打ち込んで補強を行ない、緊急的に浸水対策を図るものでございます。玉名市といたしまして工事中止期間6月から9月まででございましたが、利用をいたしまして3回にわたり菊池川河川事務所が主体により繁根木川関係機関などと一体となり、「繁根木川川つくり検討会」を開催をいたしております。この検討会で地域の意見も取り組んだ形での川つくりの協力をお願いしており、例えば矢板前面には捨て石等で矢板が見えないように覆い、一定幅ではなく川の流れに変化をもたらし、蛇行により川らしさをつくりだし、景観に配慮した整備をお願いいたしております。議員御質問の照明灯の設置につきましては、今回の事業では計画はございませんが、将来的には河川環境や周辺住民の生活環境に配慮した上で、繁根木川関係機関に協議を行ない、検討していかなければならないものと考えております。議会あたりの報告が何もなかったんじゃないかということでございますが、議員皆様方にこの川つくり検討会及び繁根木川の工事が完成した暁には何らかの形でこの竣工式等みたいなことをやりたいと思っております。よろしゅうございますか。
以上でございます。
○議長(小屋野幸隆君) 27番 堀本 泉君。
[27番 堀本 泉君 登壇]
◆27番(堀本泉君) なかなか、よろしゅうございますかと言われるとですね、何か後は言われんようなことで。昔はですね、あの境川の改修についてはかんかんがくがくの議論があっておりました。これはなんさまですね、その1つに区長さんに当たりさわりがありますが、今言うた葬式場の付近の牧下さんかな、あの辺は結果論で言うなら私が言うとまた問題が起きますが、自己責任もありはせんかと、流れてくっとが承知で今の家がずっと建ち並んでおるわけです。それで私はあれをやるときは、あそこを遊水地帯と考えて、左岸側をですね、遊水地帯と考えて、全部じゃないけど一部を掘り上げて、それらに公共の廃土もまぜて周辺の必要なところはかさ上げして、全体的に盛り上げれば堤防どまあってもなかってもよかっじゃないかと。そうすと右岸側だけはやっぱり、道路もあってなんだから、ぴしゃっと左岸側かな、あの道を市道から西側は遊水池にはできんから、それらしい埋め立てのあれをせなんだろうということを申し上げましたが、当時おられたある地元議員さんがですね、今の地元議員さんじゃなかけどですね、区画整理事業も考えてやりよっとに遊水池ってあるかってぬしゃということで怒られました。で、話はちゃらになりましたけれども、今度は区画整理事業であの全体的に高くするという事業が、何か古文書が出てきたとかいうようなことで負担金が高くなるけんっていうことで、皆手を引いて埋蔵文化財、あの掘削は1坪に4万も5万もかかるというようなことでびびってしまってですね、減歩率その他で引き合わんということで、中止になって、今日になっております。市も介在して実施はなかったけれども、そこまで踏み込んだ時代もあったんだから、今でもやはり市の事業としとったというぐらいの位置づけでですね、頑張って県のしりをたたいてもらいたいと、これは要望でございます。
そのくらいにしまして、中心市街地に入ります。私は実はきょう、きのうか、きのうこの商工会やらあれを通じた要望書、二通りの要望書をわあわあ秘書課長に文句言いまして見せてもらいました。守秘義務のなかつなら市会議員にも見せちゃどうかということでございました。そしたらコピーをくださいました。くださいましたというとありがたいことでございますが、まああのお粗末と申しますかですね、さっきも市長にも念を押しましたが、この問題は市長の命脈に通じる問題だと思います。いわくマルショクの跡地も含めた市街地の問題でございます。また言いよるかと、おっしゃられんで一応聞いてください。聞くところによれば、これはきのうの文書でございますが、市長あてに地元から提出もあっている、いわゆるこの要望書、これを全然議会関係にも見せない事情が知りたい。なぜかならば、御承知のとおり前回ですか、この問題を片づける、マルショクを買うかどがんかせなんなりということで、市長がみこしを上げていただいて、さあやるぞさあやるぞってなって、会派のまず一番の今松田議員がおっしゃったように、一番の与党議員だと思っている自友クラブを寄せていただいてですね、説明会なるものをしかかったと、牧野部長あたりもお見えだった。ところがよしほんなら守っていくぞとなったところが、翌日全員協議会の席でまあ与党か野党か、準与党か知らんが、ある郡部の出身の議員さんがわあわあ言うて、わけくちゃわからんこと言うてつぶすと。で市長さんがおびびりになられてですね、熟度がちょっと足らんとじゃなかかと、1人の議員が言うたけんってえっしゃすっとかなて言うばってん、もうあんたもめちゃいかんと、紳士的な判断ですっと引かれた。だからそのことがあったから、この陳情書あたりが配慮の上に配慮をして議長あてに出しておらんからもう議会には言わんがよかばいという配慮をされたのかですね。普通なら陳情書は議長あてに、私はようけんかする議長ですが、やっぱり玉名市議会議長殿と、市長殿にはあわせてですね、同文の陳情書が出るはず。この要望書ですか、なるものにはもうちゃんと跡地の利用の仕方、もちろん案の案でしょうけども図面まで引いて、やっぱり後を建てるか何かをもう書いてあります。こういう立派なもんがあるとなら、やっぱり参考のために議会にも見せてもらいたか。なぜ議会を無視して我がどんばっかりでこそこそされるかですね、その辺についてよければ市長からでもですね。それから平成18年の6月ですか、法の改正、これは市街地活性化法ですね、活性化三法は変わっているようでございます。玉名市が手をつけるもっとも身近におる組織でありながらですね、この活性化についての模索が全然できておらんとじゃないかと。なぜか。それば言うとですね、熊本市や八代市はそのとおり、この新法ができたつに乗せてですね、すぐ申請をしておるですね。それまで温められた案があったから早かったのか知らん。それで認定されて今何十億という補助メニューがついてやっておる。八代なんかばんばんやっておる。そこまでよかったけれど、今年になってから菊池か山鹿かもメニューに載っておる。城北はつながっておる、城北は一体だと言いながら、県会幹事長の2期、議長も2期された市長がおられてですね、全然玉名の「た」も出ん。なぜなのかですね、もう執行部が案ば持たんけん出されんとじゃなかつかと思ってですね、そすと紙に書いた絵じゃないかと。私もだれかさんば野党じゃないかって言うたばってん、きょうはもう野党になっとるごたっですね。とにかくなぜそういう一緒はやりたいと我々にはおっしゃるが、そのバックをすべき執行部の方がどなたかは知らんけど、全然模索をしよらんとじゃなかと思わるっ。それはいかがですか。案は持っておっとですか。市街地活性化法あるいは複合ビルを建てるとかなんとか。まずほっだけん結論じゃないけど、市長に伺いますが、マルショクの跡地、これは限定しますが、買うとか買わんとかですね、もう不景気だけん、業者も買いきらんけん投げやっとくのか。その辺は頭のよかけんですね。それと玉名市でいう中心市街地とは、ポイントするならばどこを指すのかですね。これを最初たたいたら、7、8年前かたたいたときは駅通り、西部商店街かな、それから立願寺、繁根木、亀甲それから旧高瀬ですか、4カ所か5カ所をもって中心市街地という。ただし一遍にはでけんけん、まずはマルショクあたりの高瀬商店街をもってですね、スタートをするというようなところまで決まっておったと思いますが、御存じないですか。なら担当者が調べてください。高瀬地区を最初に手をつけるというふうな説明を受けた気もしますが、私がぼけているかもしれませんけん、調べてください。ここも中心市街地というのは必要ない、郡部が寂れるけんという意見があって1市8町の合併もつぶしたと言えば、堀本がつぶしたと言われて怒られたですがね。北方領土発言までしまして、中心市街地のない市がどこにあるかということで、税金の問題から今は安くなって43万5,000円で、島津先生売りましたがですね、100万円からしよった土地のあるとこがどこにあるかというところまで言いまして、結局連名でそのときは市長さんたちが議長と連名で公文書でつるし上げ、何人かもされましたですね。始末書を書いた人もおるでしょう。そこまで苦労をして1市3町で合併したんだから、中心市街地なるものはどこかにあって1つの都市景観がでくっとと私は確信をしておりますけん、何を臆することがあるかって、中心市街地はここだっていうようなことは市長に言ってもらいたい。なかなら税金な払わんぞと言うごたっです。まああの菊池市、山鹿市、多分山鹿市もだったと思います、認証された今の時点に玉名市だけは何にもないということが城北の中心市街地云々といつも言われる市長のもとにですね、執行部の気の緩みがあっとじゃないかと思いますので、その辺はなぜ玉名市はなあん出すとのなかかと、認知をされないかということでお尋ねをいたします。
中心市街地活性化法は市町村が、村はないけんですね、市町が中心市街地を活性化させるための基本計画、基本計画がないということを私が言いよる。基本計画を策定し、先ほどの山鹿、菊池も含めた各市が認定された場合は各市の支援が受けられるとの仕組みになっている。この各市の仕組み、支援というのはどういうのがあるのか、玉名市はそれをメニューを1番にはじき出してくれてと、もう名前も忘れたけど、官報に載った時官報の写しも持って、参考にして頑張ってくれって頼んでおるはず。手ば挙げてくれよ、そん時受けた人は。よそがやりよっとにどうして玉名市は市長せんですかっていうのが質問です。素朴な質問です。玉名市がもし活性化に取り組む気持ちがあるとすればですね、なかならよかです。あるとすればどういう事業を考えておられますか。その事業はこのいわゆるメニューに、補助メニューに載らないっていうとがわかっている事業なのかですね。菊池あたりの事業は何だったのか、定かにはわからんから、そちらの方で、申し入れはしておりますから、教えてください。廃屋廃墟がつながる中心市街地では面体が悪いからですね、中心市街地はもうなかとおっしゃるなら、もう何も言うことはありません。思い切った施策を生み出すことのできない当局の能力に失望するだけでございます。この項は以上でございます。
最後になりますが、今も何人もの方が申し上げられたように、思いがけない不況の広がり、伝播力の速さですね、東京の話だろ思ったら玉名にもう一番から入っておるもんだけん。これはなぜそれば言うかと、私の孫が今百姓を後継ぎをしてくれよるですが、友達がおりまして、遊び友達か何か知らんが、若い20歳から23ぐらいの子どもが、「おっつぁん、よかな」って来ます。「わっどん暇ねえ」って言うと、「首になったもん」と。「どけ行きよったかい」と、BSって言いますな。BSに25人退職になって、今年中にあと29人30人首になっとかなと。もちろん派遣労務だろうとは思います。ところが2、3日前は、凸版印刷さんのあそこの跡に愛三工業はあっとかななかつかなって。どうしてねって言うたら、「首になったもん」て。「ぬしゃよかところに行っとたろ」って言うたら凸版に行きよったと。凸版ば首になったと。それで仕事のなかとあんた正月もされんって言っていうようなことで、愛三工業に試験のあるなら受けますけん、加勢してくださいて、ああそがんとのできるかというようなことでございましたが、きのう、おととい愛三工業のところにダンプカーか何か入っておったから、やっぱり来っとんごたんなと言って、また大浜の人から電話がありました。それで担当課に聞きに行きましたら、知らんですな、市長。さっきも言うたごつ。そのブルが入っておるとかユンボが入っておるか知りはせんばってんですね、私はおはらいのあればすっとの会場つくりだろうと、しかしそれにもきのうも申し上げたごつ、しかかったのは間違いないけん、ああ一安心でしたなというぐらいの気持ちでおりましたが、少なくとも部下の皆さんの中で見に行った人がおりますかということを伺いたい。だれかおっですか。現場がどがんなっておるか。私は1週間に1回ぐらいずっと行っておるですよ、見に。それで市長にも言いました。まだなあん気配のなかな。草切りよっともおらんばいたって、なあん心配しなさんな、来っとは間違いなかけんっておっしゃるけん、あたがそがん言うならまあ言うことはなかたいって、今日まで来とる。それがだれかきのうおちょくったから腹かいてわあわあ言わしたけどですね。まああの足元まで今申しますように来ている不況の波にですね、玉名市はどう対応しようと思っておるかですね。玉名市というよりもこれは市長の覚悟だろうと思いますがね。ある町長と1時間ばかり、きのう、おとといか、話をした。どうしよるかなあと。ところが菊池とかどこか商品券か何かを配ってですね、一時しのぎとまあ言葉が過ぎるばってんですね、そういうふうな対応をしよった。むしゃはよかばってん、それじゃいかんだろうと。ほんで福祉とか何とか、将来に続くことで今ありがとうございましたっていうような言葉が出るような事業は何があるかと。町内を網羅して今も協議しよっとですたいと。玉名市はどがんなりよとっとだろうか、そがんなればというような気持ちでの伺いです。くどく申し上げるとまだ長なるけんですね。結局きょうの新聞に載っておるかなあ、町部の、私は日ごろから町部の人たちが、町部というか、元郡部の人たちですが、玉名町さん出ろうかというぐらいのことにならんとですね、玉名町の発展はないと思いますのでですね、先ほどちょっと言いましたローカルバスの話とか、これはもう市長が一番熱を入れておられると認めますので、スムーズインがでくっとじゃなかろうかと思います。市長のお考えを伺います。それから最後に申し上げますが、今ちょうど忘年会それから今後新年会の時期に入りますが、市の職員さん方が市内じゃ銭ば落としなし、もう博多さん行こうかと言うて、この前の日曜も博多に何グループか行っておったということでえらいけんまくでやかましゅう言いなはった。ひとつはやっぱ自由の意思じゃあるばってんですね、よければ小学生にも先ほどからあるように地産地消を教育しよる時代だからですね、私も商売はしておるけど、よかればない銭を落とすとだけん、地元に納税しよるところにですね、落としていただく、もう意地ででんよそには行かんぞって、玉名のやつどんば喜ばせるぞというぐらいの、せめて市の職員はそういうことを考えていただきたいと、これは要望でございます。
以上でございます。
○議長(小屋野幸隆君) 産業経済部長 望月一晴君。
[産業経済部長 望月一晴君 登壇]
◎産業経済部長(望月一晴君) 堀本議員の御質問の
中心市街地活性化法と市の取り上げ方についてお答えいたします。まず、
中心市街地活性化法でございますが、これは議員御承知のように都市計画法と大規模小売店舗立地法と合わせて「まちづくり3法」といわれている法律の1つでございます。まず都市計画法はゾーニング、いわゆる土地の利用規制を図るための法律であり、大規模小売店舗立地法は生活環境への影響など社会的規制の側面から大型店出店の新たな調整の仕組みを定めた法律となっております。そして中心市街地の空洞化を食いとめ、活性化活動を支援するための仕組みが
中心市街地活性化法でございます。
玉名市におきましては、平成13年3月に「玉名市中心市街地活性化基本計画」を策定し、その中でまちの玄関口であるJR玉名駅から続く駅通り・亀甲地区、文教ゾーンで若者の多い西部地区、それから繁根木川沿いに周辺地区を結ぶ交流の場となるリバーサイド地区、それから江戸時代の5カ町の1つとしての歴史が今に息づく高瀬地区、それに加えて1300年の歴史を誇る玉名温泉地区、これらの個性的な地区を結んだ208ヘクタールの区域を玉名市の中心市街地として位置づけし、道路整備や公園整備などの市街地のハード整理を行なう一方、ソフト的な事業として交流人口対策を狙った高瀬裏川花しょうぶまつりなどの周知事業や、まちづくり機関である商工会議所、TMO、タウンマネージメント機関と申しますけれども、連携しながら、空き店舗対策や高瀬蔵の再生整備を推進し、中心市街地の活性化に努めてきたところでございます。しかしながら、現実的にはなかなか中心市街地の空洞化には歯どめがかからず、再生に向けた課題が多いことを痛感しております。新法によるところの中心市街地活性化は土地区画整理や道路整備などに代表される都市機能の集積を集める市街地整備が1つでございます。それと商業施設集積等の展開を視野に入れた商業振興基盤整備、それが2つ目でございます。さらには都市機能の集約を高めるための教育・文化施設や医療、福祉施設等の都市福利施設整備、これが3番目。それから中心市街地に住宅を供給する住宅環境整備の増進、これが4つ目でございまして、それらに伴う交通機関の利便性の向上が、これが5番目でございまして、この5つの項目に民間活力も導入しながら計画するものとなっております。新法によるところの中心市街地活性化基本計画については、県内では議員先ほど申し述べられましたように県内では熊本市、八代市に次いで2、3日前の新聞でございましたけれども、山鹿市が内閣総理大臣の認定を受けております。玉名市においては
中心市街地活性化法を活用しての事業展開はしないのかという御質問でございますが、しないということではございません。ただ、現時点では新たに基本計画を策定して事業実施をするまでの準備ができていないということでございます。今後、民間活力も視野に入れた上での5年後を目標とした新幹線新玉名駅周辺整備、それから玉名バイパス整備や新庁舎建設等も含め中心市街地をどのように位置づけ形づくっていくのか、そのあたりが具体化してきたときに、
中心市街地活性化法の活用によるところの中心市街地活性化のための事業が展開されていくものというふうに考えております。
以上でございます。
○議長(小屋野幸隆君) 27番 堀本 泉君。
[27番 堀本 泉君 登壇]
◆27番(堀本泉君) あの今部長がおっしゃられたそういうふうに移行していきますとおっしゃるが、私は時限立法じゃなかったかと思いますが、期限なしの永代経でよかっですか。今から計画に入るという意味ばおっしゃったでしょ。もう八代、熊本と同時以前にですね、今おっしゃられたとおりの例えば。よかですか?もう言わんちゃわかった?よかですか?ということは、もうそがん遅ならんうちにするということですか。その辺の取り上げ方がですね、まだ全然ゼロの状態なのか、今までは何ばあたたちはしよったかという、飯は食いよったろうばってんですな。そうですよ、笑いなはるばってん、そうですよ。片一方はじゃんじゃん何億円というメニューに載せてやりよっとだから、玉名市はあた、ひとつ皆さんにも御承知をいただきたい。市長は立候補された時ですね、高崎さんがもちろん前の市長だったな。だから堀本げんにきどんばするかっていうようなことで、せんだったと。当時庁内の人たちも皆さんもですね、これはそんなら候補者はだれか町のこつば考えとる人のおんなはっどかなあっていう声が上がっておりました。で市長が1人中心市街地の活性化は私がやりましょうというようなことをうたってもらったんです。それで恐らく書いてみなきゃわからんばってん、恐らくあの辺の区長さんたちも市長に期待して、その180票の中の何票かは入っておると思いますよ。それば計画もしておらんような言い方なら市長ばぶっ殺すごとなるけんですね。ちょっと考えられんけん。再確認をしておきます。
○議長(小屋野幸隆君) 市長 島津勇典君。
[市長 島津勇典君 登壇]
◎市長(島津勇典君) 私が県議会に出ましたのが58年でした。さっきちょっとお話がありましたが、あの境川改修期成会なるものができ上がったのがその2年後だったというふうに記憶をしております。そのころに玉名市に歯切れのいい市会議員さんがおられるんだなあということを教えられたのを今思い起こしているんです。最近の堀本議員は仏の堀本かというような感じ受けとめておったんですが、やはりあのここに立たれるとですね、やっぱり表現を気をつけなきゃいけませんね。そのやっぱ迫力が出てきますよ。いろいろ御指摘がございましたが、ただ1、2申し上げておきます。境川は去年、一昨年ですかね、2年前か、大水害が起きて国道が、起きたんで県が国道が埋没して非常に大きな被害が出たということで、これは県が改修をしなきゃならんということになった。そして動きが起きてきた。私も玉名市長として県がどういう部分を改修しようとするのかということについて、現地を承知しておかなきゃならんと思ったことも事実ですし、また県の方の話も聞きました。ただその際に建設部長が先ほど申し上げましたように、これは境川に限らず、河川改修というのはずっと流れがつながっているわけですから、下流域の方々の気持ちも推しはかりながら事業計画が立てられるべきであるということは論を待たないと思います。それで境川の上流部分の改修をしようと思った時点で県はそれなりに配慮をして、下流域の工事にも取り組んできたと、私はそういうふうに思っていますし、堀本議員もそういう理解を示しておられたと思います。また同時に玉名市としても流域の道路整備等とか道路河川堤防の修復にかけた道路整備等に意を用いてきたつもりであります。そういう中で今、県の河川改修の方法についていろいろ議論が出ておりますが、私は技術的なことはわかりません。技術的なことはわかりませんが、改修をしなければならんという事実は間違いない。その折にやっぱり地域あるいはもちろん部長が申し上げたように下流域に大きな心配りをしながら河川改修を進めるべきであるという意思はきちっと県の方に伝えてあるということを申し上げておきます。繁根木川を何も言わんでというけど、あれ話聞いてみたらずっとあの辺一帯の方々集まっていただいて、説明会が行なわれておるんですね。そのときに市が中に入って、お手伝いをしてその説明会もなされているわけ。当然堀本議員のお宅の方にもそういう連絡が行っておったと思われますが、そん時出ておんなはらんとですよね。だからあのだからその議会には報告はしてありません、議会にこういう正式な形で報告はしてないと思いますが、地域の皆さんにはこういう形で繁根木川を改修しますという話は十分に地元の皆さんに、きょうあの流域の区長さんもおられますが、説明をしてある。その中で今繁根木川の改修は進められていると、私は理解をしております。照明等の話がここんとこ出てきましたが、私はそのことはよく承知しておりませんでしたが、ただその過程の中で先日も話しまして、立派にできよりますねと、これで水の流れがよくなるでしょうねって。これ繁根木川だけでなくて、立願寺一体がすぐ雨水があるともう何十年前から1時間2時間の間につかりますからね。これを何とか改修しようということも大きな要点にあると私は理解している。これで水の流れはよくなるでしょうねと、相当に排水はよくなるでしょうねというような話をしたところですが、ところで立派になって歩道もできるんだけれども、今までは草が生えたりなんかしてね、いくらか彩りがあったけれども、完全に石垣ばっかりになりましたねということで、もう少しなんかこれ排水をよくするためにやったわけだから、あの中に樹木を植えるというわけにはなかなかいきませんね。それじゃ何のために改修したのかということになりますから。ただそれにしてもちょっと何か彩りがほしいですねということは申し上げてありました。あの見られるとわかりますがところどころにですね、こういうふうに穴を掘ってあるようなところがあります。あれは小さいけれども花壇をつくろうということなんです。出水時期にもあまり水の流れに影響がないような花壇をつくろうということであれは準備をしてある。少しもうちょっと大きなものをつくってもらえると市民の散策の場所としてもさらにいいんじゃないでしょうかねと、私は申し上げましたが、ただやっぱり申し上げたように基本的には流水をよくするということが前提になっておりますから、そういうことになったのかなあと受けとめております。ですから、これ区長協議会の皆さんもお聞きになっているときですからね、あえて申し上げておきますが、議会の皆さんには御報告、後のこともそうですが、報告ができてなかったかも知れませんが、地域の皆さんには国交省もですね、そして市の方も随分気を使いながら説明をした上で皆さんの御了解をいただきながら私は改修工事は進められてきたと理解をいたしております。
最後に報告する前に1、2内田議員が質問の中で財政問題について触れられました。そのやりとりの中でおおむね玉名市の財政は安定的な方向にあるという答弁を申し上げて、総務部長が申し上げてあります。ただここで私の認識ですが、これは合併前からそうでありますけれども、玉名市の場合、旧市も含めてですよ、旧市が中心ですが、公債費率等は決して14市の中でいい方じゃないんですね。経常収支比率も決していい方ではない。ただ財政的に安定しているということが1つと、もう1つは合併の時点で持参金を持ち寄ってますから40数億の金はまだ貯金としても残っているわけです。ですからやろうと思えばなんでもできるんです。さっき出ました中心市街地云々という制度と熊本市や何かがやったこれ非常に大きな事業です。何百億かかる事業なんです。八代の場合はあんまりよく承知しておりませんが、そういう大々的な事業計画がずっと何年かかけてやるんですね。私どもは今財政的な視点から考えれば留意しなければならんことは、今私どもは合併ということが1つあります。同時に新幹線開業ということもあります。それに伴って新庁舎建設ということもあります。この数年間は玉名市のもっとも財政事情の必要性が避けることのないようにメジロ押しに入っております。こういう事情の中で今大々的な何十億をかけたような事業計画を立てるのはなかなか大変なんだろうと私も思っておりますし、そういう意味では、そういう熊本、八代に並ぶような都市計画は準備をいたしていないことは御指摘のとおりであります。そのことと今話題になっているこの中心市街地マルショク跡地の問題は全然別だと私は認識をしてます。これは確かに私は市長選挙に出た折にも申し上げましたし、前からそういうふうに思っておったわけで、やっぱり玉名市のど真ん中にああいう姿のものがずっと放置されているというのは、中心市街地としての景観からも景観上もよくないということが1つあります。それからもう1つすぐ郡部との比較でおっしゃいますが、私は中心市街地等がきちっと整備されるということは、何もその周辺の人たちのためにだけやるんじゃない。玉名市民全部にとってやっぱり風格ある中心市街地があるということは非常に大事なことだろうという認識を持っております。何も中心市街地を整備するからって、その周辺の商店街の方々のためだけにそれをやるという意識は持ってはならんと私は思ってます。皆さんもぜひそういう受けとめ方をしてほしい。端っこにいる者であってもやはり私どもの玉名市の中に立派な中心市街地があるということは市民共有の財産であるし、願いである。そういう思いの中で問題は考えるべきではなかろうか、そういうふうに思っているところです。何か商店街から要望書が出て、要望書が出てまいりました。まだ2週間ぐらい前ですかね。出てまいりました。それで見てみたらそのアパートや何かも書いてある、こそこそじゃないですよ。堂々と何ですかフォーラムまでやって、これはどういうふうに整備したが一番いいと思いますかということを商店街の商工会の代表の方にもそれから崇城大学のグループの方々にもフォーラムという形で意見を聞いた。市民公開の上でこういう地点はどういうふうに整備していったがいいと思いますかということは、公開の上で申し上げてきたということであります。それならなぜすぐせんのかということですが、この土地は人様の土地であります。そう勝手にこっちがあのああでもなこうでもないというわけにはまいりません。しかしそうは言いながら私自身が水面下では先月もファミリー銀行の頭取さんにもお目にかかって、いろいろ銀行の方の事情等も伺っております。決して準備も何にもしてないということではありません。同時に執行部の諸君にも私なりに方向性を見据えた指示をいたしております。今二次補正予算が国の方のですね、これが年明けたら提示されるということで、いろいろ皆さんにも関心を持っていただいておりますが、これは二次補正という形になるか、当初予算という形になるかは別にして、これが非常に大きな金額にもなるわけですので、これについては各部課が何回もこの議会でも話が出ておりましたが、検討するようにという指示もいたしております。そういうことも含めて、緊急経済対策ということもありますから、そういうことを事業を行なうことによって地域の活性化を図れという国の思いというものを受けとめながらこのことに対処をしてまいりたいというふうに思っているわけです。だからこれも前からの堀本議員の持論ですからよくわかっております。わかっておりますが、だからと言うて軽々な方法、方向は私からは申し上げられません。いや堀本議員の意見が軽々と言っているわけじゃないんで、私の意見がですよ。軽々に、ほんなら来年4月から、怒られましたけんしますばいというわけにはまいりません。ただそれにどこまで言っていいのかな、非常に一生懸命に準備をしているということを申し上げている。ああしますこうしますと、今言ったらそれは軽々ということになるんじゃないでしょうか。それはあの地主さん方ともきちっと約束ができて、そしてある程度の方向性が見つかった時点でこういう形にしたいということを公表するというのが私は手順ではなかろうかと。まだ相手の了解も得ておらんときにああでもないこうでもないと言い過ぎるのは、私の立場からすれば軽々に過ぎると、そういうふうな認識でおります。必ず皆さんの期待にこたえる形で実現に向けて努力をしていきたいということでですね、執行部の職員にも指示をいたしておりますので、そういう目で見守っていただければありがたいと思っております。大体そういうことでいいですかね。
宮田議員の質問の中に、それから区長さんたちもおられますから、申し上げておきますが、調整、合併後の調整の話です。いろんな問題が合併協議の中で書いてあった。さっき合併の話があって、おれがした県議はまだそのころは、市長は県議会で能書きどん言いよったとおっしゃった。そのとおりなんです。そのとおりですが、難しい問題はほとんど合併後に繰り延べされておったわけですね。保険料ですとか、保育料ですとか。私の認識ではほぼ調整は済んだと思っております。調整ができてないのは玉名市岱明地区の下水道料金の問題がまだ方向性は見えておりますが、きちっとというわけにはいきません。一遍にというわけにはいきません。それから横島、天水の集落排水事業の使用料金、この辺はまだ調整ができておりません。後の問題はおおむね調整は私は9割方でき上がっていると、そいうふうに受けとめておりますし、そのことは関係の市民の皆さんは、御了解御承知いただいていると思っておりますので、きょうは区長協議会の皆さんもお見えでございますからね、何かね、まだいっちょん調整ができておらん、あるいはだれも知らん間に調整したみたいな印象を与えたとすれば、よろしくないことだと思いましたので、あえて申し上げておきます。最後になって、やっぱり風格ある「トリ」らしい堀本議員の質問に久しぶりに私も緊張をいたしましたので、どうぞよろしくお願いをいたします。
○議長(小屋野幸隆君) 以上で、堀本泉君の質問は終わりました。
これをもちまして、一般質問は全部終了いたしました。
*************************
△日程第2 議案及び陳情の委員会付託
○議長(小屋野幸隆君) 次に、議案及び陳情を付託いたします。
議第112号平成20年度玉名市一般会計補正予算(第5号)から議第125号市道路線の廃止及び認定についてまでの議案14件、陳情1件については、お手元に配付しております議案及び陳情付託表のとおり、それぞれの常任委員会に付託いたします。
─────────────────────────
議案及び請願付託表
┌─────┐
│総務委員会│
└─────┘
議第112号 平成20年度玉名市一般会計補正予算(第5号)
(総則・第1表歳入の部・歳出の部、②総務費〔3項戸籍住民基本台帳費を除く〕、⑨消防費・第3表地方債補正 変更)
議第118号 玉名市税条例の一部を改正する条例の制定について
議第121号 指定管理者の指定について
┌───────┐
│産業経済委員会│
└───────┘
議第112号 平成20年度玉名市一般会計補正予算(第5号)
(歳出の部、⑥農林水産業費、⑦商工費・第2表債務負担行為補正 追加)
議第119号 玉名市工場等設置奨励条例の一部を改正する条例の制定について
議第120号 土地改良事業の計画の概要を定めることについて
┌─────┐
│建設委員会│
└─────┘
議第112号 平成20年度玉名市一般会計補正予算(第5号)
(歳出の部、⑧土木費)
議第116号 平成20年度玉名市水道事業会計補正予算(第4号)
議第125号 市道路線の廃止及び認定について
陳第 9号 雇用促進住宅玉名宿舎を市営住宅として存続を求める陳情
┌───────┐
│文教厚生委員会│
└───────┘
議第112号 平成20年度玉名市一般会計補正予算(第5号)
(歳出の部、②総務費中3項戸籍住民基本台帳費、③民生費、④衛生費、⑩教育費)
議第113号 平成20年度玉名市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)
議第114号 平成20年度玉名市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
議第115号 平成20年度玉名市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)
議第117号 玉名市地域子育て支援センター条例の制定について
議第122号 指定管理者の指定について
議第123号 指定管理者の指定について
議第124号 指定管理者の指定について
─────────────────────────
○議長(小屋野幸隆君) 付託を決しましたので、各委員会におかれましては、それぞれの会期日程に従い、審査をお願いいたします。
松本議員より発言の申し出がありましたので、これを許可します。
16番 松本議員。
[16番 松本重美君 登壇]
◆16番(松本重美君) 16番、松本です。去る12月5日、議会開会日の決算特別委員長報告の途中で、私的な発言をいたしましたことをおわびして取り消していただきたく議長にお願い申し上げます。また御一同の皆さんにも毎回一言多く物議を醸し、お騒がせいたしまして誠に申し訳ございませんでした。以後発言や言葉を慎重に選びながら市政発展のため活動してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(小屋野幸隆君) ただいま発言の一部取り消しの申し出がありましたとおり、これを許可することに御異議ございませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(小屋野幸隆君) 御異議なしと認め、許可することに決定いたしました。
以上で本日の日程は終了いたしました。
18日までは委員会審査のため休会とし、19日は定刻より会議を開き各委員会の報告を求めることにいたします。
本日は、これにて散会いたします。
午後 4時43分 散会...