八代市議会 2016-09-23
平成28年 9月定例会−09月23日-07号
平成28年 9月定例会−09月23日-07号平成28年 9月定例会
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主 要 目 次
1.
市長提出案件23件、請願2件、陳情2件・
委員長報告……………7
1.
議員提出発議案1件……………………………………………………26
1.
市長追加提出案件11件・説明………………………………………30
1.
決算審査特別委員会の設置及び同委員の選任の件…………………37
1.
市長追加提出案件1件・説明・
委員長報告…………………………38
1.
市長追加提出人事案件1件・説明……………………………………40
1.
議員提出発議案1件……………………………………………………41
1.議会改革に関する諸問題の調査の件、並びに同
特別委員会の設置
及び同委員の選任の件…………………………………………………44
1.
議員提出発議案1件……………………………………………………46
1.閉会中継続審・調査の件24件………………………………………48
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平成28年9月八代
市議会定例会会議録(第7号)
・平成28年9月23日(金曜日)
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・議事日程(第7号)
1.閉会中継続調査の件(総合計画の策定推進等に関する諸問題の調査・
総務委員会)
1.閉会中継続調査の件(議会の運営に関する事項・
議会運営委員会)
1.閉会中継続調査の件(議会の会議規則、委員会に関する条例等に関する事項・
議会運営委員会)
1.閉会中継続調査の件(議長の諮問に関する事項・
議会運営委員会)
1.閉会中継続調査の件(議案第111号・平成27年度八代市
一般会計歳入歳出決算)
1.閉会中継続調査の件(議案第112号・平成27年度八代市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算)
1.閉会中継続調査の件(議案第113号・平成27年度八代市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算)
1.閉会中継続調査の件(議案第114号・平成27年度八代市
介護保険特別会計歳入歳出決算)
1.閉会中継続調査の件(議案第115号・平成27年度八代市
簡易水道事業特別会計歳入歳出決算)
1.閉会中継続調査の件(議案第116号・平成27年度八代市
農業集落排水処理施設事業特別会計歳入歳出決算)
1.閉会中継続調査の件(議案第117号・平成27年度八代市
浄化槽市町村整備推進事業特別会計歳入歳出決算)
1.閉会中継続調査の件(議案第118号・平成27年度八代市
ケーブルテレビ事業特別会計歳入歳出決算)
1.閉会中継続調査の件(議案第119号・平成27年度八代市
診療所特別会計歳入歳出決算)
1.閉会中継続調査の件(議案第120号・平成27年度八代市久連子財産区
特別会計歳入歳出決算)
1.閉会中継続調査の件(議案第121号・平成27年度八代市椎原財産区
特別会計歳入歳出決算)
1.閉会中継続調査の件(議会改革に関する諸問題の調査・
議会改革特別委員会)
1.日程第43
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・出席議員及び欠席議員の氏名
(1)出席議員(31人)
1番 鈴木田 幸 一 君 2番 百 田 隆 君
3番 田 方 芳 信 君 4番 村 川 清 則 君
5番 成 松 由紀夫 君 6番 福 嶋 安 徳 君
7番 前 川 祥 子 君 8番 増 田 一 喜 君
9番 上 村 哲 三 君 10番 中 村 和 美 君
11番 橋 本 隆 一 君 12番 太 田 広 則 君
13番 橋 本 幸 一 君 14番 古 嶋 津 義 君
15番 西 濱 和 博 君 16番 山 本 幸 廣 君
17番 松 永 純 一 君 18番 友 枝 和 明 君
19番 幸 村 香代子 君 20番 中 山 諭扶哉 君
21番 堀 徹 男 君 22番 矢 本 善 彦 君
23番 島 田 一 已 君 24番 野 崎 伸 也 君
25番 大 倉 裕 一 君 26番 亀 田 英 雄 君
27番 笹 本 サエ子 君 28番 前 垣 信 三 君
30番 庄 野 末 藏 君 31番 堀 口 晃 君
32番 村 上 光 則 君
(2)欠席議員(なし)
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・説明のために出席した者の職氏名
(1) 長 建設部長 閘 賢一君
市長 中村博生君 (2)
教育委員会
副市長 永原辰秋君 教育長 北岡 博君
政策審議監 波村多門君 教育部長 釜 道治君
総務部長 水本和博君 (3)
農業委員会
秘書広報課長 松川由美君
会長職務代理者 千代永三義君
企画振興部長 福永知規君 (4)
選挙管理委員会
財務部長 岩本博文君 委員長 西村壽美雄君
市民環境部長 堀 泰彦君 (5)
公平委員会
健康福祉部長兼
福祉事務所長 委員長 水本和人君
山田 忍君 (6) 監査委員
経済文化交流部長 宮村明彦君 委員 江崎眞通君
農林水産部長 黒木信夫君
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・職務のために議場に出席した事務局職員の職氏名
事務局長 東坂 宰君 次長 嶋田和博君
次長補佐兼総務係長 梅野展文君 副主幹兼
議事調査係長 増田智郁君
参事 松本和美君 参事 鶴田直美君
主任 土田英雄君 主任 岩崎和平君
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(午前10時00分 開議)
○議長(
鈴木田幸一君) これより本日の会議を開きます。
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△議長の諸報告
○議長(
鈴木田幸一君) 諸般の報告をいたします。
去る9月16日、松永純一君外15名から、発議案第8号・
議会改革特別委員会設置に関する決議案、同日、古嶋津義君外13名から、発議案第9号・
災害復旧事業債の
償還期間延長及び
適用範囲拡充を求める意見書案が提出され、受理いたしました。
本日、市長から議案13件が送付され、受理いたしました。
その余の報告は、朗読を省略いたします。
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△日程第1〜27
○議長(
鈴木田幸一君) 日程第1から日程第27まで、すなわち、議案第88号から同第110号までの議案23件、並びに請願第1号及び第3号の請願2件、陳情第15号から同第16号までの陳情2件の27件を一括議題とし、これより各委員長の報告を求めます。
新庁舎建設に関する
特別委員会委員長前垣信三君。
(新庁舎建設に関する
特別委員会委員長前垣信三君 登壇)
◎前垣信三君 おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)
新庁舎建設に関する
特別委員会に付託されました予算案1件の審査が終了いたしましたので、その経過並びに結果について御報告申し上げます。
なお、議案については、執行部の説明を聞き、質疑、意見が行われましたが、その詳細については
委員会記録に譲ることといたしまして、その主なものを申し上げます。
まず、議案第109号・平成28年度八代市
一般会計補正予算・第6号中、当
委員会関係分についてでありますが、歳出の第2款・総務費、第1項・総務管理費、
市庁舎建設費の新
庁舎建設基本・
実施設計業務2589万円について、執行部から、今回の補正は、新庁舎建設に伴う基本設計及び
実施設計業務の総事業費2億2143万円のうち、基本設計に係る費用の
前払い金相当分2547万円及び本事業の業者選定に当たり、
公募型プロポーザル方式の採用を検討していることから、選考審査に伴う
学識経験者等への謝礼及び
選考審査会等の会場使用料42万円である。なお、
基本設計経費の残額5943万円と実施設計に係る費用1億3653万円を合わせた1億9596万円については、当該金額を限度額とする
債務負担行為として、平成29年度から平成30年度まで設定するものであるとの説明がありました。
そこで委員から、市長は、今回、分散型による基本構想の提案を苦渋の選択と表現されていたようであるが、行政が議会に提案する場合は、苦渋の選択ではなく万全の策として提案をしなければならないと考える。
そこで、今回の提案は、行政として責任あるものであると言えるのかとの質疑があり、執行部から、行政として責任ある提案をしているとの答弁がありました。
また、委員から、今回上程された予算案と3月定例会時の予算案との違いについて質疑があり、執行部から、今回、契約時期がおくれることにより、本年度中に実施できる委託業務量が減少するため、本年度については業務の着手金である
前払い金相当分のみを計上したものである。なお、
事業費総額では、新庁舎の規模縮小によって減少しているとの答弁がありました。
さらに、委員から、新庁舎の規模の根拠数値として、基本構想にある職員数700人、想定面積1万9000平方メートル及び建設総事業費約112億円は、今後変わっていくことがあり得るのかとの質疑があり、執行部から、これらの数値はあくまでも目安であり、変わる可能性もある。その具体的な内容については、今後、基本設計において検討がなされていくものと考えているとの答弁がありました。
これを受けて、委員から、
プロポーザルに応募される業者は、基本構想にあるこれらの数値を目安として提案書を出されるのかとの質疑があり、執行部から、
プロポーザルでの選考は、あくまでも応募してこられた事業者が持っている新庁舎の基本構想の項目に対する考え方、事業者のこれまでの
事業実績等を評価するものであるとの答弁がありました。
また、委員から、新庁舎の規模や機能が決定される時期について質疑があり、執行部から、基本設計の策定期間に8カ月から10カ月程度を要することから、新庁舎の具体的な規模等が決定されるのは平成29年の8月または9月ごろになると考えているとの答弁がありました。
さらに委員から、基本設計に対する今後の市民のかかわり方について質疑があり、執行部から、基本設計の策定に当たっては、改めて
市民検討委員会を設置することや出前講座等で地域に出向いて、さまざまな意見を伺うことも検討しているとの答弁がありました。
以上のほか、事業費の積算根拠について、基本構想と本
業務委託仕様書の関連について、基本設計及び実施設計をあわせて発注する理由について、
プロポーザルへの参加条件について、本設計業務の市内業者への発注について、合併特例債と
災害復旧事業債の活用選択を決定する時期についてなどの質疑のほか、委員から、今後の基本設計については、
市民検討委員会や市民に周知するなど、市民の意見を聞く機会は必要であると考える。議会の透明性、公平性の観点からも、市民と両輪の形で進めていただきたいとの意見。
今回の熊本地震において、
日奈久断層帯の一部区間が活動せず、区間によっては今後30年間に地震が発生するリスクが高いと聞いている。これらのことも基本・実施設計においては、しっかりと
防災拠点機能を取り入れていただきたいとの意見。分散型の提案について、本市の将来、現在の財政状況も総合的に考えながら、多様な
市民サービスの需要に対して絶対に必要なものであると考え、これまで主張してきたものである。今回の執行部の提案は、これまでの委員からの提案に対する取り組みを示されたものではあるが、まだ不十分であると感じている。基本構想にある職員数700名や面積1万9000平方メートルという数値がひとり歩きしないよう最大限の配慮方を願う。あわせて、本市の将来を見据え、建設費の抑制に最大限取り組むとともに、その中においても
市民サービスの向上に努めていただきたいなどの意見がありました。
以上、本予算案1件については、慎重に審査いたしました結果、全会一致で原案のとおり可決してしかるべきものと決した次第であります。
以上で報告を終わります。
○議長(
鈴木田幸一君)
文教福祉委員会委員長友枝和明君。
(
文教福祉委員会委員長友枝和明君 登壇)
◎友枝和明君 おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)
文教福祉委員会に付託されました予算案3件、条例案5件及び事件3件の審査が終了いたしましたので、その経過並びに結果について御報告申し上げます。
なお、議案については、執行部の説明を聞き、質疑、意見が行われましたが、その詳細については
委員会記録に譲ることといたしまして、その主なものを申し上げます。
まず、議案第91号・平成28年度八代市
一般会計補正予算・第5号中、当
委員会関係分についてでありますが、歳出の第9款・教育費、第2項・小学校費、教育振興費の
教育研究校推進事業10万円について、執行部から、本事業は、熊本県生きる力を育む
研究指定校の指定及び
補助事業実施要項に基づき、生きる力を支える確かな学力の充実及び向上を図るため、県から研究校の指定を受けた
麦島小学校において実施し、その内容としては、まず研究主題を、確かな学力を身につけ、生き生きと学習に取り組む児童の育成と設定し、魅力ある授業づくり、学び合う仲間づくり、学習環境・習慣づくりの3つの視点から、確かな学力の育成を目指すものである。また、指定期間は1年間となっているが、継続を希望する場合はさらに1年間の延長ができることとなっているとの説明がありました。
そこで委員から、指定校に
麦島小学校が選定された理由、対象学年、担当教師の体制及び他校への波及効果について質疑があり、執行部から、まず
研究指定校については、
県教育委員会より毎年一、二校の指定がされているが、同じ学校が連続して指定を受けたり、また長期間指定を受けなかったりという不公平感をなくすために、約7年から8年のスパンで指定が回るよう配慮がなされている。そこで、
麦島小学校については、前回の指定が平成19年度から20年度であったことと、さらなる学力の向上を期待することから、今回指定校として選定された。また、対象は全学年児童であり、担当教師においても全ての教師が何らかの研究部会に入り、全員で研究に取り組むこととしている。さらに、他校への波及効果については、来年1月か2月には研究発表を開催予定としているとの答弁がありました。
これを受けて委員から、本研究において、担当教師に対する特別な教育の有無について質疑があり、執行部から、学校では年間計画を立て、研究主任の教師が中心となり、毎週の研究授業、理論研修を行うなど、全員で取り組んでいくとの答弁がありました。
さらに委員から、指定期間を1年間延長した場合の県からの
事業補助金について質疑があり、執行部から、補助金については2年目も今年度同様に予定されている。また、本事業については、2年間での研究が最も成果が上がるものであるため、
本市教育委員会としても、
麦島小学校にはぜひとも次年度も継続して指定を受けていただきたいと考えており、学校もその覚悟を持って取り組んでいると思うとの答弁がありました。
次に、同款、同項、学校建設費の泉第八
小学校教職員住宅災害に伴う移転事業(
地震災害関連)58万2000円について、執行部から、本事業は、泉第八
小学校教職員住宅が熊本地震により被災し、現在使用を中止しているため、仮宿舎として五家
荘渓流キャンプ場のバンガロー3棟を使用する経費である。なお、バンガローの使用期間については、新築する教職員住宅の完成が平成29年3月中旬の予定であることから、平成28年6月15日から平成29年3月31日までとしているとの説明がありました。
そこで委員から、五家荘となると、冬場は気温が下がるため、その寒さ対策について質疑があり、執行部から、現在設置してある
石油ファンヒーターに加え、廃校備品の大型石油ストーブを利用したいと考えているとの答弁がありました。
以上のほか、小学校通学関係事業におけるスクールバス購入経費について、泉第八
小学校教職員住宅仮宿舎に係る保険等加入について、母子生活支援施設入所措置事業の概要についてなどの質疑があっております。
次に、議案第102号・八代市
千丁健康温泉センター条例の制定について、執行部から、今回、八代市
コミュニティセンター条例の制定及び八代市公民館条例の一部改正に伴い、現在、パトリア千丁1階等で実施しているデイサービス事業を廃止するとともに、あわせて健康保持増進事業であるパトリア千丁2階の温泉等の管理運営を行う八代市千丁健康温泉センターを設置する条例を新たに制定するものである。また、本センターの業務は、引き続き市直営での運営を予定しているとの説明がありました。
これを受けて委員から、温泉施設については引き続きの運営とのことであるが、近隣の東陽、坂本の温泉施設が入湯税を徴収していることを考慮すれば、入湯税を徴収していない本センターは、果たして今のままでの運営でいいのかとの思いがある。今後、施設の補修・修繕等が発生した場合の対応を含め、本センターの位置づけというものをしっかり検討していただきたいとの意見がありました。
以上、本予算案1件及び条例案1件については、議案第92号・平成28年度八代市
後期高齢者医療特別会計補正予算・第1号、議案第93号・平成28年度八代市
介護保険特別会計補正予算・第1号、議案第94号・平成28年度八代市
一般会計補正予算・第3号(関係分)に係る専決処分の報告及びその承認について、議案第97号・平成28年熊本地震による災害の被害者に係る介護保険料の減免申請の提出期限の特例に関する条例に係る専決処分の報告及びその承認について、議案第103号・八代市
指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例及び八代市
指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに
指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部改正について、議案第104号・
八代市立小学校設置条例の一部改正について、議案第105号・八代市公民館条例の一部改正について、議案第106号・八代市
南部市民センター条例の廃止についてとともに慎重に審査いたしました結果、全会一致をもって原案のとおり可決及び承認してしかるべきものと決した次第であります。
また、議案第98号・八代市千丁地域福祉保健センターに係る
指定管理者の指定の期間の変更についても、慎重に審査しました結果、全会一致をもって可決してしかるべきものと決した次第であります。
以上で報告を終わります。
○議長(
鈴木田幸一君)
経済企業委員会委員長大倉裕一君。
(
経済企業委員会委員長大倉裕一君 登壇)
◎大倉裕一君 皆さんおはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)
経済企業委員会に付託されました予算案2件、条例案2件、事件1件、決算2件、請願2件及び陳情2件の審査が終了いたしましたので、その経過並びに結果について御報告申し上げます。
なお、議案については、執行部の説明を聞き、質疑、意見が行われましたが、その詳細については、
委員会記録に譲ることといたしまして、その主なものを申し上げます。
まず、議案第91号・平成28年度八代市
一般会計補正予算・第5号中、当
委員会関係分でありますが、歳出の第5款・農林水産業費、第3項・水産業費、水産業振興費の球磨川あゆ再生事業3000万円について、執行部から、本事業は、最近、球磨川の稚アユの遡上量が激減しており、球磨川の水産資源保護の一環として、稚アユを安定的に放流し、アユの増産に寄与するため、内水面漁業関係者で立ち上げた球磨川鮎生産協議会に対し、アユの中間育成施設として水槽を整備するために要する経費の2分の1以内、上限3000万円を補助するものであるとの説明がありました。
そこで委員から、本協議会の構成員及び組織の目的について質疑があり、執行部から、球磨川漁協、郡築内水面漁協及び北村養鯉場の3者で構成されており、主に球磨川のアユの資源保護及び再生を目指し、中間育成を行い放流する事業を行うとされているとの答弁がありました。
これを受けて委員から、水槽を使っての稚アユの養殖は既に球磨川漁協で行われているようであるが、なぜ同様の取り組みを行う協議会に対して、市は補助金を支出するのかとの質疑があり、執行部から、球磨川漁協所有の水槽は独自のものであり、坂本地区より上流域に放流するための水槽である。今回、補助対象とする水槽は、坂本地区から下流域に放流するための水槽であるとの答弁がありました。
以上のほか、委員から、市においてもアユの漁獲高等の検証についてはしっかり行っていただきたいなどの意見があっております。
次に、歳出の第6款・商工費、第1項・商工費、観光費の全国花火競技大会事業500万円について、執行部から、本事業は、地震で被害に遭い、今もなお不自由な生活を強いられている子供たちを花火大会に招待し、元気と希望につながることを願い、特別な花火を打ち上げるための経費であり、財源については一部寄附金を利用するとの説明がありました。
そこで委員から、寄附金の募集方法について質疑があり、執行部から、インターネットを通じてある特定の目的のために寄附を募集するクラウドファンディングという方法により実施するとの答弁がありました。
以上のほか、クラウドファンディングにより、寄附金が目標額に至らなかった場合の予算措置について、指定文化財復旧事業における文化財の復旧見込み期間について、着地型観光推進事業における宿泊助成クーポンの内訳についてなどの質疑があっております。
以上、予算案1件については、議案第109号・平成28年度八代市
一般会計補正予算・第6号(関係分)とともに、慎重に審査しました結果、全会一致をもって原案のとおり可決してしかるべきものと決した次第であります。
次に、議案第108号・八代市
龍峯農業研修所条例の廃止等についてでありますが、執行部から、本件は来年度のコミュニティセンター設置に伴い、八代市龍峯農業研修所、八代市農村婦人の家及び八代市農事研修センターの3つの施設の条例の廃止または一部改正を行うものであるとの説明がありました。
そこで委員から、廃止することに伴い、研修なども含め、農事研修センターの業務に支障はないのかとの質疑があり、執行部から、コミュニティセンターの所管である市民環境部と覚書などを交わし、農業関係の利用についてはこれまでどおり支障のないよう運営するとの答弁がありました。
以上、条例案1件については、議案第94号・平成28年度八代市
一般会計補正予算・第3号(関係分)に係る専決処分の報告及びその承認について、議案第107号・八代市
文化センター条例の一部改正についてとともに、慎重に審査しました結果、全会一致をもって原案のとおり可決及び承認してしかるべきものと決した次第であります。
次に、議案第88号・平成27年度八代市
水道事業会計利益の処分及び決算の認定についてでありますが、執行部から、平成27年度の建設改良事業や水道料金調定及び収入など、本市水道事業の概況と財務諸表等により、経営成績及び財政状態について説明がありました。
そこで委員から、現在のところ、黒字経営とのことであるが、さらなる給水人口の増加に努めていただきたいとの意見があっております。
以上、本決算1件については慎重に審査いたしました結果、全会一致をもって原案のとおり可決並びに認定してしかるべきものと決した次第であります。
次に、議案第89号・平成27年度八代市
病院事業会計決算の認定についてでありますが、執行部の説明を聞き、慎重に審査いたしました結果、全会一致で認定してしかるべきものと決しております。
次に、請願第3号・八代市武道館建設についてでありますが、委員から、武道をされている方々は、武道館での練習環境において大変な苦労をされている現状があり、また、執行部においては、武道館を含め、体育施設の将来的な活用方針について総合的な整備計画を検討をしているとのことから、一日も早い武道館の建設を願うとの意見。また、施設環境整備を行うことがスポーツの育成につながっていくため、今後の検討を強く推し進めていただきたいなどの意見があり、本請願1件については、陳情第15号・
やまびこ公園上流砂防ダムと公園横の貯砂池についての第1項及び第2項とともに、慎重に審査いたしました結果、全会一致をもって採択とすることに決した次第であります。
次に、陳情第16号・
八代市立病院の早期再建についてでありますが、委員から、仮に再建する際の財源について国から補助などがあるのか執行部に説明を求め、執行部より、地域医療構想に基づき市立病院に求められる機能が定まった場合は交付税措置があるが、現在のところ、何もない。よって、再建、建てかえを行う場合は、国保財政よりわずかばかりの補助はあるものの、市単独の財源しかないとの説明がありました。
これを受けて委員から、再建については地域医療構想が決まってからでも遅くはなく、時期尚早と考えるとの意見。また、現時点においては、再建となると市の財政負担が大きく、再建して採算がとれるのか、他市の事例も見ながら今後検討が必要であるとして、継続審査を求める意見がある一方、国からの支援などについては今後研究していく必要はあるが、市民の命を預かる病院として、こうあってほしいという切実な陳情であるとのことから、採択を求めるとの意見などがありました。
このため、本陳情については、まず、継続審査から諮り、可否同数であったため、八代市議会委員会条例第17条第1項の規定により、委員長裁決を行い、継続審査としないことに決し、引き続き採決しましたところ、可否同数による委員長裁決の結果、採択と決した次第であります。
次に、請願第1号・2016年熊本地震に伴う八代
地域圃場被害に対する公的整備による早期復旧についてでありますが、委員から、今回の震災に伴う圃場の復旧についてはさまざまな形で取り組まれており、その一環としていろいろな計画も見直されている段階であることから、審議未了を求める意見がある一方、請願の主旨にある公的な復旧整備が急務であること、また早期復旧を願うということを執行部が受けとめるのであれば、採択してしかるべきとの意見がありました。このため、本請願については、まず、審議未了から諮り、可否同数であったため、委員長裁決を行い、審議未了としないことに決し、引き続き採決しましたところ、可否同数による委員長裁決の結果、採択と決した次第であります。
なお、本委員会で採択された請願2件及び陳情2件については、市長に送付することとし、その処理の経過及び結果について報告を求めることと決した次第であります。
以上で報告を終わります。
○議長(
鈴木田幸一君)
建設環境委員会委員長福嶋安徳君。
(
建設環境委員会委員長福嶋安徳君 登壇)
◎福嶋安徳君 おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)
建設環境委員会に付託されました予算案2件、事件2件、条例案1件、決算1件及び陳情1件の審査が終了いたしましたので、その経過並びに結果について御報告申し上げます。
なお、議案については、執行部の説明を聞き、質疑、意見が行われましたが、その詳細については
委員会記録に譲ることといたしまして、その主なものを申し上げます。
まず、議案第91号・平成28年度八代市
一般会計補正予算・第5号中、当
委員会関係分についてでありますが、第7款・土木費、第1項・土木管理費、建築総務費の老朽危険空き家等除却促進事業2400万円について、執行部から、老朽化して危険な状態で放置された老朽危険空き家の除却を促進するために解体工事に要する費用の一部を補助するもので、今回の熊本地震により補助の申し込み件数が増加し、当初予算で対応できなくなったため、不足額を補正するものであるとの説明がありました。
そこで委員から、熊本地震による被害であれば別の補助事業を利用できるのに、地震と関係のない本事業の申請件数が地震後にふえた理由について質疑があり、執行部から、今回の地震に伴い、もともと老朽化していた家屋の危険度が増し、解体に消極的だった多くの建物の所有者や相続人が危機感を持って解体を検討された結果、申請件数がふえたものであるとの答弁がありました。
以上のほか、老朽危険空き家等の定義について、梅雨前線豪雨災害による市道乙川線の復旧についてなどの質疑があっております。
次に、議案第109号・平成28年度八代市
一般会計補正予算・第6号中、当
委員会関係分についてでありますが、第7款・土木費、第5項・都市計画費、都市計画総務費の景観計画策定事業及び庁舎周辺道路計画事業620万円について、執行部から、本事業は、新庁舎を核とした中心市街地のまちづくりの一環として、新庁舎周辺の道路の整備や中心市街地の町並みの景観整備などを実施するために必要な調査や計画策定に要する経費であるとの説明がありました。
そこで委員から、景観形成には官民一体となって行わなければ成果が出にくい部分がある。仮に民間が実施するとした場合、国からの補助等はあるのかとの質疑があり、執行部から、民間に対しては街なみ環境整備事業という事業があり、本事業を活用することで3分の1の補助があるとの答弁がありました。
以上のほか、景観形成事業における国からの補助対象エリア及び事業着手時期についてなどの質疑があっております。
以上、予算案2件については、議案第101号・八代市手数料条例の一部改正についてとともに、慎重に審査いたしました結果、全会一致で原案のとおり可決してしかるべきものと決した次第であります。
次に、議案第110号・八代市環境センター管理棟建築工事に係る契約の締結についてでありますが、執行部から、本契約には環境センター内において、市職員等の事務所や会議室のほか、環境学習の拠点として市民が利用できる機能を持つ管理棟を建築するための工事である。工事概要については、延べ床面積2542.65平方メートルで、一部鉄骨づくりの鉄筋コンクリートづくり、4階建てとなっている。また、本工事については、制限つき一般競争入札により実施しており、入札金額5億9000万円、落札率98.49%で、和久田建設・山口建設建設工事共同企業体が落札し、8月25日に仮契約を締結しているとの説明がありました。
そこで委員から、建設工事共同企業体、いわゆるJVにおける出資割合について質疑があり、執行部から、出資割合は、JVを構成する業者が協議した上で決めることとなっており、JVの構成員が2者の場合は、最低でも30%以上の出資が必要である。ちなみに今回は、和久田建設が70%、山口建設が30%の出資割合となっているとの答弁がありました。
以上、事件1件については、議案第94号・平成28年度八代市
一般会計補正予算・第3号中、当
委員会関係分に係る専決処分の報告及びその承認についてとともに、慎重に審査いたしました結果、全会一致をもって認定してしかるべきものと決した次第であります。
次に、議案第90号・平成27年度八代市
下水道事業会計利益の処分及び決算の認定についてでありますが、執行部から、平成27年度の建設改良事業や下水道使用料に係る調定及び収入など、本市下水道事業の概況と財務諸表等により、経営成績及び財政状態について説明がありました。
そこで委員から、昨年から企業会計になり、これまでと比較することはできないが、厳しい状況と感じた。
そこで、今後の経営改善の方法について質疑があり、執行部から、今後も新たな設備投資や既存施設の更新など経費負担はあるが、このことが経営を圧迫しないように水洗化の促進や使用料徴収率の向上を図るなど、経営基盤の確立を目指すとともに、施設の長寿命化や投資の効率化を検討していきたいとの答弁がありました。
また委員から、使用料については、負担の公平性を保つためにも、的確な徴収に努めていただきたいとの意見があっております。
以上、本決算1件については、慎重に審査いたしました結果、全会一致をもって原案のとおり可決並びに認定してしかるべきものと決した次第であります。
次に、陳情第15号・
やまびこ公園上流砂防ダムと公園横の貯砂池についての第3項でありますが、委員から、本公園内駐車場の整備状況について、執行部に説明を求め、執行部より、本公園については、常設と臨時的スペースを合わせると37台分の駐車が可能であり、通常の公園利用者においては十分な駐車台数と考えているとの答弁がありました。
そこで委員から、災害時の避難駐車場としては考えはなかったのかとの質疑があり、執行部から、災害時においては住民の避難地としては考えていたが、駐車場としては考えていなかった。しかし、今回の地震において、車中泊のための公園駐車場の利用が多く見られたことから、地元からの要請があった場合には公園の広場全体を開放し、車中泊など駐車場として利用いただきたい。ところが、本公園については、地元から開放の要請もなく、日中、現地確認しても常設・臨時駐車場で不足する状況にはなかったので、広場の開放までは行わなかった。今後、不足するようであれば、駐車場を新たに増設するのではなく、広場を開放することで対応していきたいと考えているとの答弁がありました。
これを受けて委員から、災害時における駐車場については、広場を開放すれば今後駐車場を拡大しなくても対応できるとのことであるから、審議未了を求める意見がある一方、委員から、現駐車場及び広場の開放により、陳情の内容については実現可能なものであるので、採択を求める意見がありました。このため、本陳情については、まず審議未了から諮り、挙手少数により審議未了としないと決し、引き続き採決しました結果、賛成多数をもって採択と決した次第であります。
また、本委員会で採択された陳情については、市長に送付することとし、その処理の経過及び結果について報告を求めることと決した次第であります。
以上で報告を終わります。
○議長(
鈴木田幸一君)
総務委員会委員長堀口晃君。
(
総務委員会委員長堀口晃君 登壇)
◎堀口晃君 おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)
総務委員会に付託されました予算案2件、条例案2件及び事件3件の審査が終了いたしましたので、その経過並びに結果について御報告申し上げます。
なお、議案については、執行部の説明を聞き、質疑、意見が行われましたが、その詳細については
委員会記録に譲ることといたしまして、その主なものを申し上げます。
まず、議案第91号・平成28年度八代市
一般会計補正予算・第5号中、当
委員会関係分についてでありますが、歳入の第17款・寄附金、第1項・寄附金、総務費寄附金のふるさと元気づくり応援寄附金865万円について、執行部から、平成28年熊本地震により被災した、おりや旅館の復旧経費及び同じく熊本地震で被災した益城町などの子供たちをやつしろ全国花火競技大会に招待し、特別な花火を打ち上げるための経費に充てるため、特定の事業を対象としたクラウドファンディングを活用し、寄附を募るものであるとの説明がありました。
そこで委員から、全国花火競技大会事業に対する現時点での寄附金額について質疑があり、執行部から、目標金額を500万円に設定し、既に寄附の募集を始めており、9月15日現在で91万5000円の寄附をいただいているとの答弁がありました。
そこで委員から、寄附が目標金額に至らなかった場合の対応策について質疑があり、執行部から、まず、全国花火競技大会事業については既に予算化された事業費に寄附金額を上乗せして実施することから、特別花火の規模の調整をするなど、寄附金額に応じた事業内容にすることとしている。また、おりや旅館の復旧事業については一般財源から補填することとなるとの答弁がありました。
これを受けて委員から、委員から、おりや旅館の復旧経費の財源にクラウドファンディングを取り入れた市の考え方について質疑があり、執行部から、本旅館は、種田山頭火が宿泊した現存する全国で唯一の施設であり、その改修についてクラウドファンディングにより寄附を募ることで、本市観光の目玉として盛り上げるため、当該制度による寄附金募集を取り入れたとの答弁がありました。
以上のほか、老朽危険空き家等除却促進事業への市民からの申請が増加した場合の国・県補助金の見込みについてなどの質疑のほか、委員から、今後、熊本地震の災害復旧に対し、国からさまざまな交付金事業が示されてくると思われるので、国の動向を注視し、効率的な補助事業の採択を国及び県に対し、働きかけていただきたいとの意見がありました。
次に、歳出の第2款・総務費、第1項・総務管理費に関連して、委員から、市庁舎管理運営事業における鏡支所空調設備修繕経費の積算根拠について、集落サポートプロジェクト事業の目的及び対象地区の今後の展望についてなどの質疑があっております。
次に、歳出の第8款・消防費、第1項・消防費、消防管理費の避難所運営事業295万6000円について、執行部から、熊本地震の際、避難所として使用した指定管理施設3カ所及び学校施設2カ所に対し、施設利用料の減収補填や光熱水費、人件費など、避難所運営に要した経費について補填するものであるとの説明がありました。
そこで委員から、光熱水費や施設利用料など、施設によって補填の対象となる経費が異なる理由について質疑があり、執行部から、各施設の考えも踏まえ、管理者と所管課で協議を行った上で、請求があった経費について、予算として計上したものであるとの答弁がありました。
以上の質疑のほか、委員から、今回、避難所として使用した施設は今後も利用することが想定される。避難所を提供する施設側に過度の負担をかけないよう、市としても配慮していただきたいとの意見があっております。
次に、議案第99号・八代市
コミュニティセンター条例の制定についてでありますが、執行部から、平成27年3月に策定した住民自治によるまちづくり行動計画後期に基づき、自主的、主体的なまちづくり活動の推進及び地域社会のふれあいの連携を深め、地域住民の福祉向上を図ることを目的とし、これまで社会教育を中心に事業を実施してきた校区公民館等から、地域住民のコミュニティ活動の拠点として、さまざまな地域活動が可能となるコミュニティセンターへ移行することに伴い、本条例を制定するものである。
なお、行動計画後期で位置づけていた
指定管理者制度の導入については、今後、地域協議会等で協議していただき、導入の必要性について地域の理解が得られた際に、改めて条例等の改正により対応するとの説明がありました。
そこで委員から、公民館からコミュニティセンターに移行し、地域がセンター運営の一部管理業務を受託した場合、これまで市職員である公民館主事が担っていた役割を、地域で雇用した職員等で対応することになると思われるが、熊本地震のような災害時において、地域雇用の職員で対応ができるのか危惧するところである。
そこで、現状において、本センターに移行した場合の職員配置をどのように考えているのかとの質疑があり、執行部から、現在のところ、出張所を併設していない単独公民館の場合、また出張所が併設されている公民館の場合、さらに支所の公民館の場合、いずれにおいても1名以上の職員を配置する予定であるとの答弁がありました。
これを受けて委員から、本センターに移行することで、現在配置されている職員数が減ることを大きなデメリットと感じておられる地域の方々については、地域の意見をしっかりと聞き、その地域に合った形での職員配置を検討していただきたいとの意見がありました。
さらに委員から、地域協議会が職員を雇用した場合の労災保険等の取り扱いについて質疑があり、執行部から、労災保険料等については地域協議会の負担となるが、現在、その負担分について業務委託料に加算できるよう、検討を行っているところである。また、保険の加入手続についても、市職員により助言等を行っていきたいと考えているとの答弁がありました。
また委員から、地域には、本センター移行をきっかけとして、最終的に
指定管理者制度を導入することとなり、地域から市職員の配置がなくなるのではないかという将来的な不安があるように感じている。
指定管理者制度の目的が行財政改革であることは理解するものの、熊本地震被災後の現状において、地域から市職員の配置がなくなることが、防災上の観点から果たして正しいことなのか、今後議論が必要ではないかとの質疑があり、執行部から、当初の条例案では、
指定管理者制度の項目を含んだ規定としていたが、今回はその項目を外したところで提案をしている。また、熊本地震被災後の現状を鑑み、本センターの地域避難所としてのあり方も含めたところで、今後、検討をしていきたいとの答弁がありました。
以上のほか、本条例の採決結果が及ぼす影響について、市民に対する条文及び内容の周知について、一部施設使用料が値上げされている理由及び施設利用者に対する周知についてなどの質疑のほか、委員から、本定例会の一般質問において、現在、公民館の所管である
教育委員会から、避難所としての公民館の施設整備、施設充実に努める旨の答弁がなされた。コミュニティセンター移行後に所管となる市民環境部においては、
教育委員会の答弁をしっかりと引き継いだ対応を願うとの意見。今回の熊本地震の際、避難所で対応する市職員の活躍を目の当たりにした。そのようなことから、本センターを設置することで、市職員を安易に削減するのではなく、このような災害時の対応も含め、しっかりとした人員配置を検討していただきたいとの意見などがありました。
以上、予算案1件及び条例案1県については、議案第109号・平成28年度八代市
一般会計補正予算・第6号(関係分)、議案第100号・八代市
暴力団排除条例の一部改正についてとともに、慎重に審査をいたしました結果、全会一致で原案のとおり可決してしかるべきものと決した次第であります。
次に、議案第94号・平成28年度八代市
一般会計補正予算・第3号中、当
委員会関係分に係る専決処分の報告及びその承認について、議案第95号・平成28年度八代市
一般会計補正予算・第4号に係る専決処分の報告及びその承認について、議案第96号・平成28年熊本地震による災害の被害者に係る市税の減免申請の提出期限の特例に関する条例に係る専決処分の報告及びその承認についての以上3件については、執行部の説明を聞き、慎重に審査をいたしました結果、全会一致をもって可決してしかるべきものと決した次第であります。
以上で報告を終わります。
○議長(
鈴木田幸一君) 以上で委員長の報告を終わり、これよりただいまの報告に対する質疑を行います。質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
鈴木田幸一君) 以上で質疑を終わり、これより討論を行います。
討論の通告がありますので、これを許します。
増田一喜君。
(増田一喜君 登壇)
◆増田一喜君 おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)
討論のお許しを得ましたので、陳情第16号・
八代市立病院の早期再建について反対討論をいたします。
八代市立病院は、建設後約46年経過し、施設の老朽化が顕著となっている中、病院経営においても厳しい経営状況になっています。平成27年度の経営内容を見てみましても、医業収益5億3506万9980円に対し医業費用6億3955万2058円と、医業営業1億448万2078円の赤字であり、結核病棟に対する結核不採算繰入金1億5190万2749円で補填されたことにより、決算では3235万6461円の黒字となっているようでございます。
現在、熊本地震発生時、院長判断により、入院患者を全員転院させたことから、外来患者のみの対応となっているところです。また、現在、県による地域医療構想による八代圏域の医療体制が検討中であり、まだ結果が示されていません。
一方、本市においても、市立病院あり方検討会において市立病院の今後の方針が検討され、平成24年4月に、施設改修においては平成29年度までに現状の施設整備で経営上黒字となるよう要望する。もし黒字にならないのであれば、公設民営とか、売却、さらには廃院も覚悟し取り組まなければならないとの提言が示されました。
その後、平成26年、市立病院事業検討委員会が設立され、1つ、現在の事業規模を維持し継続運営する場合、2つ、無床診療所として規模を縮小し、継続運営する場合、3つ、病院事業を廃止する場合の3つの方向性が示されましたが、現実には県の地域医療構想が出されるのを待っているのが実情であります。議論の核となるものがない中、議論しようにも議論のしようがありません。このような状況から、県の地域医療構想が示された後、市立病院事業検討委員会の3つの方向性の絞り込みが検討されるのを待ち、同時に議会での議論が始まるのが妥当と考えます。つまり、時期尚早であると考えます。よって、陳情第16号・
八代市立病院の早期再建についての採択は反対といたします。
以上で反対討論を終わります。
○議長(
鈴木田幸一君) ほかに討論ありませんか。
亀田英雄君。
(亀田英雄君 登壇)
◆亀田英雄君 皆さんおはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)
陳情第16号・
八代市立病院の早期再建について、賛成の立場から討論を行います。
私も、陳情にありますように八代の地域医療を考える上で、回復期病院の果たす役割はますます重要であり、公平で中立的な公立病院の担う役割は極めて大きいものがあると考えています。
八代の地域医療をどうするかという市の主体性が問われている問題でありますし、県の計画だけにおもねるという話ではないというふうに考えています。要は、八代市の方針、やる気、市民を思う気持ちであります。(「そのとおり」と呼ぶ者あり)安心・安全なまちづくりには必ず必要なものでありますし、ぜひ早期再建に取り組むべきであると強く申し上げ、賛成討論といたします。(「よし」と呼ぶ者あり)
○議長(
鈴木田幸一君) ほかに討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
鈴木田幸一君) 以上で討論を終わり、これより採決いたします。
議案第88号・平成27年度八代市
水道事業会計利益の処分及び決算の認定については、委員長の報告どおり、すなわち原案のとおり可決及び認定に賛成する諸君の挙手を求めます。
(賛成者 挙手)
○議長(
鈴木田幸一君) 挙手全員、よって本件は原案のとおり可決及び認定することに決しました。
─────────────────────────
○議長(
鈴木田幸一君) 議案第89号・平成27年度八代市
病院事業会計決算の認定については、委員長の報告どおり、これを認定するに賛成の諸君の挙手を求めます。
(賛成者 挙手)
○議長(
鈴木田幸一君) 挙手全員、よって本件は認定することに決しました。
─────────────────────────
○議長(
鈴木田幸一君) 議案第90号・平成27年度八代市
下水道事業会計利益の処分及び決算の認定については、委員長の報告どおり、すなわち原案のとおり可決及び認定することに賛成の諸君の挙手を求めます。
(賛成者 挙手)
○議長(
鈴木田幸一君) 挙手全員、よって本件は原案のとおり可決及び認定することに決しました。
─────────────────────────
○議長(
鈴木田幸一君) 議案第91号・平成28年度八代市
一般会計補正予算・第5号については、委員長の報告どおり、すなわち原案のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者 起立)
○議長(
鈴木田幸一君) 起立全員、よって本件は原案のとおり可決されました。
─────────────────────────
○議長(
鈴木田幸一君) 議案第92号から同第93号まで、すなわち
平成28年度八代市
後期高齢者医療特別会計補正予算・第1号及び
同
介護保険特別会計補正予算・第1号の
以上2件については、委員長の報告どおり、すなわち原案のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。
(賛成者 挙手)
○議長(
鈴木田幸一君) 挙手全員、よって本2件は原案のとおり可決されました。
─────────────────────────
○議長(
鈴木田幸一君) 議案第94号から同第95号まで、すなわち
平成28年度八代市
一般会計補正予算・第3号に係る専決処分の報告及びその承認について及び
同 第4号に係る専決処分の報告及びその承認について
以上2件については、委員長の報告どおり、これを承認するに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者 起立)
○議長(
鈴木田幸一君) 起立全員、よって本2件は承認することに決しました。
─────────────────────────
○議長(
鈴木田幸一君) 議案第96号から同第97号まで、すなわち
平成28年熊本地震による災害の被害者に係る市税の減免申請の提出期限の特例に関する条例に係る専決処分の報告及びその承認について及び
平成28年熊本地震による災害の被害者に係る介護保険料の減免申請の提出期限の特例に関する条例に係る専決処分の報告及びその承認について
以上2件については、委員長の報告どおり、これを承認するに賛成の諸君の挙手を求めます。
(賛成者 挙手)
○議長(
鈴木田幸一君) 挙手全員、よって本2件は承認することに決しました。
─────────────────────────
○議長(
鈴木田幸一君) 議案第98号・八代市千丁地域福祉保健センターに係る
指定管理者の指定の期間の変更については、委員長の報告どおり、これを可決するに賛成の諸君の挙手を求めます。
(賛成者 挙手)
○議長(
鈴木田幸一君) 挙手全員、よって本件は可決することに決しました。
─────────────────────────
○議長(
鈴木田幸一君) 議案第99号・八代市
コミュニティセンター条例の制定については、委員長の報告どおり、すなわち原案のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者 起立)
○議長(
鈴木田幸一君) 起立全員、よって本件は原案のとおり可決されました。
─────────────────────────
○議長(
鈴木田幸一君) 議案第100号・八代市
暴力団排除条例の一部改正については、委員長の報告どおり、すなわち原案のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。
(賛成者 挙手)
○議長(
鈴木田幸一君) 挙手全員、よって本件は原案のとおり可決されました。
─────────────────────────
○議長(
鈴木田幸一君) 議案第101号・八代市手数料条例の一部改正については、委員長の報告どおり、すなわち原案のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。
(賛成者 挙手)
○議長(
鈴木田幸一君) 挙手全員、よって本件は原案のとおり可決されました。
─────────────────────────
○議長(
鈴木田幸一君) 議案第102号・八代市
千丁健康温泉センター条例の制定については、委員長の報告どおり、すなわち原案のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。
(賛成者 挙手)
○議長(
鈴木田幸一君) 挙手全員、よって本件は原案のとおり可決されました。
─────────────────────────
○議長(
鈴木田幸一君) 議案第103号・八代市
指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を求める条例及び八代市
指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに
指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部改正については、委員長の報告どおり、すなわち原案のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。
(賛成者 挙手)
○議長(
鈴木田幸一君) 挙手全員、よって本件は原案のとおり可決されました。
─────────────────────────
○議長(
鈴木田幸一君) 議案第104号・
八代市立小学校設置条例の一部改正については、委員長の報告どおり、すなわち原案のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。
(賛成者 挙手)
○議長(
鈴木田幸一君) 挙手全員、よって本件は原案のとおり可決されました。
─────────────────────────
○議長(
鈴木田幸一君) 議案第105号・八代市公民館条例の一部改正については、委員長の報告どおり、すなわち原案のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。
(賛成者 挙手)
○議長(
鈴木田幸一君) 挙手全員、よって本件は原案のとおり可決されました。
─────────────────────────
○議長(
鈴木田幸一君) 議案第106号・八代市
南部市民センター条例の廃止については、委員長の報告どおり、すなわち原案のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。
(賛成者 挙手)
○議長(
鈴木田幸一君) 挙手全員、よって本件は原案のとおり可決されました。
─────────────────────────
○議長(
鈴木田幸一君) 議案第107号・八代市
文化センター条例の一部改正については、委員長の報告どおり、すなわち原案のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。
(賛成者 挙手)
○議長(
鈴木田幸一君) 挙手全員、よって本件は原案のとおり可決されました。
─────────────────────────
○議長(
鈴木田幸一君) 議案第108号・八代市
龍峯農業研修所条例の廃止等については、委員長の報告どおり、すなわち原案のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。
(賛成者 挙手)
○議長(
鈴木田幸一君) 挙手全員、よって本件は原案のとおり可決されました。
─────────────────────────
○議長(
鈴木田幸一君) 議案第109号・平成28年度八代市
一般会計補正予算・第6号については、委員長の報告どおり、すなわち原案のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者 起立)
○議長(
鈴木田幸一君) 起立全員、よって本件は原案のとおり可決されました。
─────────────────────────
○議長(
鈴木田幸一君) 議案第110号・八代市環境センター管理棟建築工事に係る契約の締結については、委員長の報告どおり、これを可決するに賛成の諸君の挙手を求めます。
(賛成者 挙手)
○議長(
鈴木田幸一君) 挙手全員、よって本件は可決されました。
─────────────────────────
○議長(
鈴木田幸一君) 次に、請願、陳情の採決を行います。
請願第1号・2016年熊本地震に伴う八代
地域圃場被害に対する公的整備による早期復旧については、委員長の報告どおりこれを採択し、市長に送付の上、その処理の経過及び結果の報告を請求することに賛成の諸君の挙手を求めます。
(賛成者 挙手)
○議長(
鈴木田幸一君) 挙手多数、よって本件は採択と決しました。
─────────────────────────
○議長(
鈴木田幸一君) 請願第3号・八代市武道館建設については、委員長の報告どおりこれを採択し、市長に送付の上、その処理の経過及び結果の報告を請求することに賛成の諸君の挙手を求めます。
(賛成者 挙手)
○議長(
鈴木田幸一君) 挙手全員、よって本件は採択と決しました。
─────────────────────────
○議長(
鈴木田幸一君) 陳情第15号・
やまびこ公園上流砂防ダムと公園横の貯砂池については、委員長の報告どおりこれを採択し、市長に送付の上、その処理の経過並びに結果については報告を請求することに賛成の諸君の挙手を求めます。
(賛成者 挙手)
○議長(
鈴木田幸一君) 挙手全員、よって本件は採択することに決しました。
─────────────────────────
○議長(
鈴木田幸一君) 陳情第16号・
八代市立病院の早期再建については、委員長の報告どおりこれを採択し、市長に送付の上、その処理の経過並びに結果について報告を請求することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者 起立)
○議長(
鈴木田幸一君) 起立多数、よって本件は採択とすることに決しました。
─────────────────────────
○議長(
鈴木田幸一君) 報告いたします。
ただいま幸村香代子君外14名から、発議案第10号・議案第109号・平成28年度八代市
一般会計補正予算・第6号に対する附帯決議案が提出されました。
○議長(
鈴木田幸一君) お諮りいたします。
この際、日程に追加し、本件を議題といたしたいが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
鈴木田幸一君) 御異議なしと認め、そのように決しました。
発議案第10号を議題とし、これより提出者の趣旨弁明を求めます。
幸村香代子君。
(幸村香代子君 登壇)
◎幸村香代子君 皆様おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)
ただいま議案第109号・平成28年度八代市
一般会計補正予算・第6号が可決されましたので、これに対する附帯決議を提出し、提出者を代表しまして、趣旨弁明を行います。
議案第109号・平成28年度八代市
一般会計補正予算・第6号に対する附帯決議。
新庁舎建設に当たっては、市民の安心・安全の拠点として、また、市民の利便性のために充実したものが必要であるとの基本的な考え方に基づき、さらに、建設費用の抑制を図ることを目的に議論を重ねてまいりました。そして、今回、その議論と市民の意見を総合的に検討され、最良の策として新庁舎の規模については、総床面積1万9000平米、建設費用112億円、職員数700名を目安とする基本構想が策定され、関連予算が提案されたものであります。
しかしながら、その結論の背景が非常に希薄であり、確固とした信念があるのか不安と不信を持つことから、平成28年度八代市
一般会計補正予算・第6号に計上されている新庁舎建設関連事業の執行に当たっては、次の事項を履行されるよう強く求めるものであります。
1、基本設計の予算提案に示された数字は、あくまで目安であり、これにこだわることなく、八代市の将来を見据えて、後年度負担が過大にならぬよう、建設費用の抑制を図ること。
2、新庁舎は八代市を象徴する建物であることに鑑み、基本設計に当たっては、市民及び議会との情報共有及び意見の反映に努め、透明性の確保に努められたい。
3、新庁舎建設を含む一連の事業に対し、地元業者の活用と育成を図ること。
4、熊本地震を受けて、公民館や出張所、支所など、市民の身近な安心・安全の拠点の早急な整備が必要となっている。新庁舎建設はこのことと深く関連しており、新庁舎建設費用の抑制を図ることで、その財源確保に努めること。
今後、基本設計を具体化していく中で柔軟に対応していくとされました。このことを必ず履行していただきたいと思います。また、全ては市民の多様なニーズに応えるためであり、その環境を整え、サービスの質の向上を図られることを強く求めるものです。
以上の理由により、議案第109号・平成28年度八代市
一般会計補正予算・第6号に対する附帯決議を会議規則第14条の規定により、提出いたします。
議員の皆様におかれましては、この趣旨を御理解いただき、満場一致をもって賛同いただきますよう、お願い申し上げます。
以上、趣旨弁明といたします。
○議長(
鈴木田幸一君) 以上で趣旨弁明を終わり、これより本件に対する質疑を行います。質疑ありませんか。
前川祥子君。
◆前川祥子君 自由民主党絆の前川でございます。
ただいま議題となりました発議案第10号・議案第109号に対する附帯決議案について質疑をいたします。
先ほどの附帯決議の内容は、これまでの新庁舎建設
特別委員会の中で出された意見であります。直近では、9月12日に本予算を審議される際の意見の中でも述べられた内容であります。また、この際には、自民党会派として、基本構想及び予算において一部承認しがたい部分があったのは事実です。しかし、これ以上庁舎建設がおくれることは市民の皆様に御不便と御不満を増幅させるだけとし、今後の本市発展の妨げにもなると考え、何としても前に一歩進めたいという思いで、今回の予算にも賛成とし、御承知のとおり、本会議において全会一致で原案のとおり可決されております。
今後もこれまで同様、
特別委員会の中で多くの意見が出され、執行部としては、これらを今後の事業遂行の際の検討材料として十分に重視されていくものと理解しております。それなのに、なぜ本会議であえて附帯決議として発議する必要があったのでしょうか。まず、そのことをお尋ねいたします。
◆幸村香代子君 御質問をありがとうございます。
趣旨弁明で答えたとおりでありますけれども、さらにという御質問だと思いますので、お答えをさせていただきます。
まず、今回、附帯決議を出させていただいた経緯ですけれども、附帯決議は御存じのように強制力はございません。しかしながら、特にという内容について議会として決定することは、今後、予算執行に当たって無視できない内容を今回発議をいたしました。
なぜこのようにしたかといいますと、一つは市長の苦渋の選択という発言がございました。もう一点、集中型から分散型となるまでの庁舎協議の経緯が非常に不透明であったということ。次に、分散型に対する庁内での統一的な認識がどの程度できているとかということについて非常に曖昧であったということ。もう一つ、既存のサービスのあり方から、なかなか今後の高齢化や多様化する市民のサービス、これにどのように対応するかということへの検討が不十分であるということの認識から、今回あえて附帯決議を提出させていただきました。
以上、お答えといたします。
◆前川祥子君 それでは、さらに質問させていただきます。
附帯決議の中で、今回提案された基本構想の関連予算を導き出された背景が非常に希薄であり、確固とした信念があるのか不安と不信を持つと、ただいまもそうおっしゃいました。もう一度、一体どういう意味なのか具体的にお答えください。
また、これはマスコミ等で何回も取り上げられておりますので、既に御承知かと思われますが、国は、今回の被災庁舎の復旧及び復興に特別の対応を考慮した財政措置を施そうとしています。本市にとって、合併特例債を使ったほうがいいのか、今回国が設定した災害復旧債を活用したほうがいいのかは、今後、執行部に課せられた重要な任務なのでしょうが、この地方債により合併特例債さえ活用できなかった他の自治体が、これまで断念していた新庁舎の延べ床面積の拡大の基本構想に続々と入り始めました。どこの自治体も人口は減少しています。職員も減っているでしょう。それでも、未来の新庁舎はこれまでの面積では、住民のために機能しないと判断し、そして、その上で集中型を求めているのも事実です。(発言する者あり)このような世の中の流れの中で、まして国から大きく手を差し伸べられようとしている中で、本市はこの流れに乗り切れず、違う方向へ向かっているとは思われませんでしょうか。一体どうお考えになっているのか、この2点をお尋ねいたします。(「そのとおり」と呼ぶ者あり)
◆幸村香代子君 最初の質問については、もう4項目、5項目お答えをいたしましたので、それを超える回答はございません。
それと後のほうのですね、質問の趣旨がよく理解をできないんですが、何で逆行をしていくのかというふうなことであったかと思いますが、確かに、国についてはさまざまな手だてをしてこられている。合併特例債もそうですし、先ほど
災害復旧事業債もそうです。しかし、どれをとってみても、債務、借金であることに変わりはないと。将来を見据えたときに、健全な財政運営をやるということは間違いのないことです。これは必ずやらなければならないことです。(「そのとおり」と呼ぶ者あり)八代市は、50年に一度という大型事業を2つ立て続けに行います。環境センターの建設事業、そして新庁舎建設、この2つの事業をですね、1つずつ、50年に一度の規模のものなんです。これを立て続けに行うんです。それを鑑みたときに、本当に財政を心配しながら建設費を抑制し、起債を少なくしていくという、その検討を重ねるということは決して間違ったことではないと思います。(発言する者あり)そのことを議会としてきちんと検討をしていきましょうということだと思いますので、ぜひこの趣旨については御理解をいただきたいと思います。(発言する者あり)
○議長(
鈴木田幸一君) ほかに質疑ありませんか。(前川祥子君「議長」と呼ぶ)
議会会議規則第56条において、質疑は2回までとなっておりますので。(発言する者あり)
以上で質疑を終わります。
○議長(
鈴木田幸一君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております発議案第10号については、委員会付託を省略いたしたいが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
鈴木田幸一君) 御異議なしと認め、そのように決しました。
これより討論を行います。討論ありませんか。
福嶋安徳君。
(福嶋安徳君 登壇)
◆福嶋安徳君 自由民主党礎の福嶋安徳でございます。
発議案第10号・議案第109号に対する附帯決議案について反対の立場で討論いたします。
これまで新庁舎建設については、皆さん御存じのとおり、昨年の12月定例会において、数名の議員により
特別委員会設置の発議が提出、可決され、現在、その
特別委員会の中で集中審議がなされております。また、これまで執行部は
市民検討委員会からの意見、
特別委員会からの意見、さらには市民からのパブリックコメントも含め、丁寧に対応してこられたものと思っております。
新庁舎建設
特別委員会におきましても、副市長から会議の冒頭で、また一般質問の答弁でも、
市民サービスの充実を踏まえた支所や出張所の機能のあり方やこの地震を経験することで、さらに必要性が求められている。避難所としての公民館の施設整備などを踏まえ、今後必要な施設整備につきましては、新庁舎建設と並行しながら有利な財源を活用して整備を進めてまいりますと方向性を示されております。
そこで、今回の議案第109号の予算については、これまでのさまざまな意見を踏まえ、策定されており、本構想に伴うものであります。
先ほど質疑の中でもありましたが、我が自民党会派としては、規模、面積、配置、職員数とも、これまで主張してきたものと異なり、異論を唱えたい部分も多々ありました。また、今回の基本構想に明示してある数値については、あくまでも目標値であり、今後柔軟に対応していくとの執行部からの答弁が
特別委員会や本会議でもなされております。
この新庁舎については、決してきらびやかでぜいたくなものではなく、市民へのワンストップサービスやバリアフリー化、
防災拠点機能を有した安全で安心して利用できる必要最低限のものを目指すべきではないでしょうか。
このようなことから、今後、執行部としても、精いっぱい議会からの意見、提案についてはできる限り取り入れてもらえると考えております。そもそもこの附帯決議は必要なしと考えます。(発言する者あり)また、災害復旧費、先ほどから議論となっておりますけれども、質疑でもありましたように、この災害復旧債、85.5%の国からの交付税措置なんですね。(「補助じゃない」と呼ぶ者あり)それをですね、これは利用できるんですよ。(発言する者あり)そういうのをですね、(「補助金じゃなかばい」と呼ぶ者あり)利用できるんですよ、これは。これを利用してですね、本当のこの庁舎建設に当たるべきであります。国が、また、ましてやですね、建設単価の設定をしないとの情報もあります。他自治体でも、この災害復旧債を利用して延べ床面積を倍増しているところもあるわけです。八代の場合、時代に逆行していると私は思っております。議会としては、今後、執行部の業務遂行について、執行部からの報告を受け、議論を交わしていくのが議会としての立場と思います。よって、あえて今回法的拘束力はないと言われますけれども、このように予算に対する附帯決議案については反対であります。
以上、反対討論といたします。
○議長(
鈴木田幸一君) 福嶋安徳君。
◆福嶋安徳君 ただいまの私の討論の中で、補助と申し上げました件でございます。災害復旧債の補助というのを私が言いましたが、国からの交付税措置であるというのが正しいことでございます。訂正いたします。(「よし」と呼ぶ者あり)
○議長(
鈴木田幸一君) 以上で討論を終わり、これより採決いたします。
発議案第10号・議案第109号・平成28年度八代市
一般会計補正予算・第6号に対する附帯決議案については、原案のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者 起立)
○議長(
鈴木田幸一君) 起立多数、よって本件は原案のとおり可決されました。
─────────────────────────
△日程第28〜38
○議長(
鈴木田幸一君) 日程第28から日程第38まで、すなわち議案第111号から同第121号までの議案11件を一括議題とし、これより提出者の説明を求めます。
市長中村博生君。
(市長中村博生君 登壇)
◎市長(中村博生君) 皆さんこんにちは。(「こんにちは」と呼ぶ者あり)
ただいま上程されました議案につきまして提案理由の説明を申し上げます。
議案第111号から議案第121号までは、平成27年度一般会計及び特別会計の決算議案11件でございます。一般会計及び特別会計について、決算事務が完了し、監査委員による決算審査も終了いたしましたので、認定をお願いするものであります。
概要につきましては、財務部長が説明いたします。よろしく御審議の上、何とぞ御認定いただきますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。
○議長(
鈴木田幸一君) 岩本財務部長。
(財務部長岩本博文君 登壇)
◎財務部長(岩本博文君) こんにちは。(「こんにちは」と呼ぶ者あり)
それでは、議案第111号から議案第121号までの平成27年度一般会計及び特別会計の決算議案につきまして、その概要を御説明申し上げます。
本来は一般会計、特別会計につきまして、決算書に基づき説明をすべきところでございますが、11件と多くにわたりますので、お手元に配付いたしております資料、平成27年度決算の概要により説明をさせていただきたいと思いますので、御了承をお願いいたします。
それでは、資料の1ページをお願いいたします。
議案第111号の平成27年度
一般会計歳入歳出決算でございます。
歳入総額は621億7832万3000円で前年度に比べ4.3%、25億3489万4000円の増加でございます。予算現額に対する割合であります収入率は96.6%となっております。歳出総額は606億4282万4000円で、前年度に比べ4.8%、27億6867万2000円の増加でございます。予算現額に対する割合であります執行率は94.2%となっております。歳入歳出ともに増加しておりますが、これは私立保育所保育委託事業や環境センター建設事業、広域行政事務組合の消防救急無線デジタル化整備事業、台風災害の復旧に要する経費等が主な要因でございます。
歳入総額から歳出総額を差し引きました額は15億3549万9000円で、この額から翌年度へ繰り越すべき財源8948万円を差し引きました実質収支額は14億4601万9000円の黒字で、翌年度への繰越金となります。
次に、下の左の表でございます。
平成27年度末の一般会計の基金現在高を申し上げます。
一般会計と土地開発基金を合わせた総計は129億5103万7000円でございます。
主なものは、財政調整基金が35億1898万6000円で、前年度に比べ195万1000円の増加となっております。
また、減債基金が7億274万3000円で、前年度に比べ2659万円の減少となっております。これは平成22年度に発行しました市場公募債2億円の5年満期一括償還の財源として毎年670万円の5年分3350万円を取り崩したことが主な要因でございます。
市有施設整備基金は43億2193万8000円で、平成27年度末に3億円の積み立てを行ったことから、前年度に比べ3億442万9000円の増加となっております。これら3つの基金を合わせました金額は85億4366万7000円で、前年度に比べ2億7979万円の増加となっております。
そのほか、まちづくり交流基金が8億168万4000円、庁舎建設基金が8億円、土地開発基金が現金、土地、貸付金を合わせまして15億6863万5000円となっております。
次に、右の表でございますが、平成27年度末の一般会計の市債残高を申し上げます。
合計額は617億965万円で、前年度に比べ7億6027万円の増加となっております。これは国の施策によります臨時財政対策債など財源補填債が6億508万8000円、建設事業などの事業債が2億6818万2000円増加したことによるものでございます。
また、平成27年度末の
債務負担行為額は239億698万円で、前年度に比べ3億5591万7000円の増加でございます。これは主に南部幹線の南川橋梁上部工事建設工事によるものでございます。
次に、2ページをお願いします。
一般会計の歳入の状況でございます。
まず、左の表の款別の主なものを申し上げます。
1の市税の決算額は143億7501万3000円で、前年度に比べ4.3%、5億9151万2000円の増加でございます。これは固定資産税率を1.5%から1.6%へ戻したことによる増加や総務大臣配分に伴う償却資産分の増加が主な要因でございます。なお、調定対比つまり徴収率は昨年度より0.8ポイント増の94.2%で、歳入全体に占める構成比は23.1%でございます。
6の地方消費税交付金の決算額は25億339万8000円で、前年度に比べ67.7%、10億1047万8000円の増加でございます。これは平成26年4月から消費税率が5%から8%に変更された影響が通年ベースとなったことが主な要因でございます。
8の自動車取得税交付金の決算額は6745万8000円で、前年度に比べ58.6%、2492万3000円の増加でございます。これは税制改正が主な要因でございます。
10の地方交付税の決算額は174億6888万5000円で、前年度に比べ0.3%、4951万円の増加で、構成比は28.1%でございます。
14の国庫支出金の決算額は95億9854万3000円で、前年度に比べ7.1%、6億3974万2000円の増加でございます。これは保育所運営費負担金やプレミアムつき商品券発行事業など消費喚起のための地域住民生活等緊急支援交付金などが増となったことが主な要因でございます。なお、構成比は15.4%でございます。
15の県支出金の決算額は49億5060万1000円で、前年度に比べ23.8%、15億4806万8000円の減少でございます。これは保育所運営費負担金や多面的機能支払交付金
事業補助金などが増となったものの、農業基盤整備促進
事業補助金や緑の産業再生プロジェクト促進
事業補助金、強い
農業づくり交付金事業補助金がそれぞれ減となったことが主な要因でございます。
17の寄附金の決算額は5837万6000円で、前年度に比べ196.6%、3869万2000円の増加でございます。これはふるさと元気づくり応援寄附金が増となったことが主な要因でございます。
20の諸収入の決算額は20億8189万9000円で、前年度に比べ126.5%、11億6270万4000円の増加でございます。これはプレミアムつき商品券販売収入が主な要因でございます。
21の市債の決算額は67億2320万円で、前年度に比べ14.1%、8億2910万円の増加でございますが、環境センター建設事業や広域行政事務組合の消防救急無線デジタル化整備事業などの建設事業の事業債の増によるものでございます。構成比は10.8%でございます。また、翌年度への繰越事業に対します未収入の特定財源は15億9955万9000円でございますが、内容は国の補正予算による国・県支出金や市債などでございます。
次に、右の表は歳入を自主財源、依存財源に区分したものでございます。
自主財源は地方自治体が自主的に収入します財源であり、一方、依存財源は国・県からの補助金や交付金でございます。
市税や使用料及び手数料、繰入金、繰越金などの自主財源の決算額は201億3657万9000円で、前年度に比べ8.2%、15億3242万8000円の増加でございます。これは先ほど御説明いたしました固定資産税率を1.5%から1.6%へ戻したことによる市税の増加やプレミアムつき商品券販売収入による諸収入の増が主な要因でございます。なお、自主財源の構成比は32.4%で、前年度に比べ1.2ポイント増加しております。
また、地方交付税、国・県支出金、市債などの依存財源の決算額は420億4174万4000円で、前年度に比べ2.4%、10億246万6000円の増加となっておりますが、これは先ほど御説明いたしました地方消費税交付金及びプレミアムつき商品券発行事業など消費喚起のための国庫支出金、地域住民生活等緊急支援交付金並びに環境センター建設事業や広域行政事務組合の消防救急無線デジタル化整備事業などの市債の増が主な要因でございます。
なお、依存財源の構成比は67.6%と、前年度に比べ1.2ポイント減少しておりますが、依然として依存財源の構成比率が高い状況でございます。
次に、3ページをお願いします。
一般会計の目的別の歳出決算でございます。
3の民生費の決算額は219億8219万5000円で、前年度に比べ4.1%、8億6525万9000円の増加となり、これは私立保育所保育委託事業や障害福祉サービス給付事業のほか、国民健康保険特別会計への繰出金の増などによるものでございます。なお、構成比は36.2%でございます。
5の農林水産業費の決算額は36億7993万2000円で、前年度に比べ32.2%、17億5046万6000円の減少となり、これは農業基盤整備促進事業や緑の産業再生プロジェクト促進事業、農業生産総合対策事業などの減によるものでございます。
6の商工費の決算額は28億7903万8000円で、前年度に比べ114.1%、15億3415万1000円の増加となり、これはプレミアムつき商品券発行事業やクルーズ船等による外国人観光客誘致事業など国の経済対策に伴う増でございます。
8の消防費の決算額は27億4944万1000円で、前年度に比べ21.6%、4億8749万4000円の増加でございます。これは主に消防救急無線デジタル化整備事業等に伴う八代広域行政事務組合の負担金の増によるものでございます。
10の災害復旧費の決算額4億6448万円は、前年度に比べ701.4%、4億652万円の増加でございます。これは主に平成27年8月25日の台風15号で被災した施設の災害復旧に要した経費によるものでございます。
11の公債費の決算額は66億5637万5000円で、前年度に比べ2.0%、1億3405万円の減少でございます。
12の諸支出金の決算額は3億5985万円で、前年度に比べ1114.4%、3億3021万7000円の増加でございます。これは主に市有施設整備基金への元金積み立てによるものでございます。また、次年度への繰越額は16億8903万9000円で、33の事業がございまして、主に国の補正予算によるものでございます。
4ページからは平成27年度特別会計の決算でございます。主なものを申し上げます。
まず、議案第112号の国民健康保険特別会計歳入歳出の決算でございます。
歳入総額は209億611万2000円で、前年度に比べ13.1%の増加、歳出総額は212億4071万7000円で、前年度に比べ14.9%の増加、歳入歳出差引額、実質収支額ともに3億3460万5000円の赤字となっております。なお、この赤字の対応策として、翌年度の歳入により不足額を繰上充用として補填するとともに、平成28年度からの保険税率の見直しも行っているところでございます。また、一般会計からの繰入金は13億5737万7000円で、国民健康保険財政調整基金からの繰入金は全額の1億7560万2000円でございます。
次の議案第113号は、75歳以上の高齢者を対象とした後期高齢者医療特別会計歳入歳出の決算で、歳入総額は16億3876万5000円、前年度に比べ0.5%の減少、歳出総額は16億764万1000円、前年度に比べ0.4%の減少、歳入歳出差引額、実質収支額ともに3112万4000円の黒字でございます。なお、一般会計からの繰入金は5億6198万9000円となっております。
次に議案第114号の介護保険特別会計歳入歳出の決算では、歳入総額は138億5510万8000円で、前年度に比べ2.7%の増加、歳出総額は136億6423万8000円で、前年度に比べ1.7%の増加、歳入歳出差引額、実質収支額ともに1億9087万円の黒字となっております。なお、一般会計からの繰入金は20億3681万1000円でございます。
続きまして、議案第115号の簡易水道事業特別会計歳入歳出の決算では、歳入総額は3億4138万1000円で、前年度に比べ0.4%の減少、歳出総額は3億4135万円で、前年度に比べ0.4%の減少となっております。歳入歳出差引額は3万1000円で、同額が翌年度への繰り越すべき財源となり、実質収支額はゼロ円となっております。なお、一般会計からの繰入金は1億1635万5000円でございます。
次に、下の表の、議案第118号のケーブルテレビ事業特別会計歳入歳出の決算では、歳入・歳出総額ともに2億8726万2000円で、歳入歳出差引額、実質収支額ともにゼロ円となっております。なお、一般会計からの繰入金は1億6128万2000円でございます。
次に、5ページをお願いします。
左の表で、平成27年度末の特別会計の基金現在高を申し上げます。
合計額は1億2496万6000円でございます。主なものは、国民健康保険財政調整基金の残高がゼロ円となり、前年度に比べ1億7318万6000円の減少となっております。
次に、右の表でございますが、平成27年度末の特別会計の市債残高を申し上げます。
合計額は22億2247万4000円で、前年度に比べ1億2563万9000円の減少となっております。主なものはケーブルテレビ事業が3億1396万3000円で、前年度に比べ1億2118万4000円の減少となっております。
次に、平成27年度末の特別会計の
債務負担行為額を申し上げます。
合計額は2億6755万7000円でございます。主なものは介護保険が2億5771万9000円で、前年度に比べ6919万2000円の減少でございます。これは主に地域包括支援センターの運営委託経費の減によるものでございます。
また、ケーブルテレビ事業が780万8000円の増加となっておりますが、これは施設管理運営に係る指定管理委託経費によるものでございます。
次に、6ページをお願いします。
健全化判断比率等について申し上げます。
平成20年度決算から、財政の健全度での黄色信号であります早期健全化基準や赤信号であります財政再生基準が適用されることとなり、いずれかが基準値以上になりますと、議会の議決を経て財政健全化計画や財政再生計画を定めることが義務づけられております。
平成27年度の健全化判断比率の指標について申し上げます。
実質赤字比率、連結実質赤字比率につきましては、黒字決算であるために比率はございません。
次に、実質公債費比率は、一般財源の規模に対する公債費の割合を示すもので、一般会計の公債費に加え、公営企業に対する公債費の繰出金、一部事務組合に対する負担金のうち公債費に対するものも含めた指標で、平成27年度は前年度に比べ1.3ポイント減の11.9%となっております。なお、早期健全化基準は25%でございます。この比率が25%以上になると、地方債の発行が一部制限されることになります。
次に、将来負担比率でございます。
将来負担比率は、一般会計、特別会計、公営企業会計、地方公社及び第三セクター等について、一般会計が将来負担する可能性のある負債総額いわゆる将来負担額の一般財源の規模に対する割合を示すものでございます。将来負担額には、一般会計の地方債現在高、
債務負担行為に基づく支出予定額、特別会計、公営企業会計や一部事務組合の公債費に充てるために一般会計から繰り出す見込み額、退職手当支給予定額のうち一般会計の負担見込み額などが含まれます。
平成27年度の将来負担比率は、前年度に比べ14.2ポイント減の64.4%となっております。なお、早期健全化基準は350%でございます。
次に、資金不足比率でございます。
資金不足比率は、公営企業における資金不足額の事業規模に対する割合を示すものでございますが、それぞれ資金不足がないために比率はございません。
次に、その他の財政指標について申し上げます。
まず、標準財政規模でございます。
標準財政規模は、地方自治体における地方税、普通交付税、地方譲与税など標準的な一般財源の規模を示すものでございまして、その額は342億1749万7000円で、前年度に比べ3億4259万3000円の増額となっております。
次に、財政力指数でございます。
財政力指数は、地方自治体の財政基盤の強さを示す指標でございまして、標準的な行政活動を行うのに必要な財源をどれだけ自力で調達できるかをあらわしております。この財政力指数が1に近いほど財政力が強いとされ、1を超える団体には普通交付税は交付されません。なお、平成27年度の指数は前年度と同数の0.48でございます。
次に、財政構造の弾力性・健全性を見ます経常収支比率で、この比率が低いほど新たな行政需要に弾力的に対応でき、市は80%を超える場合には財政構造の弾力性が失われつつあると言われております。平成27年度の比率は89.1%で、前年度に比べ1.4ポイントの減となり、少しは改善しましたが、依然として財政構造の硬直化は続いている状況でございます。
以上、平成27年度の八代市一般会計並びに特別会計決算の概要説明とさせていただきます。
○議長(
鈴木田幸一君) 以上で提出者の説明を終わり、これより質疑を行います。質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
鈴木田幸一君) 以上で質疑を終わります。
─────────────────────────
△
決算審査特別委員会の設置及び同委員の選任
○議長(
鈴木田幸一君) この際お諮りいたします。
決算審査特別委員会の設置及び同委員の選任についてを日程に追加し、直ちに議題といたしたいが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
鈴木田幸一君) 御異議なしと認め、そのように決しました。
決算審査特別委員会の設置及び同委員の選任についてを議題といたします。
○議長(
鈴木田幸一君) お諮りいたします。
ただいま質疑を終えました議案第111号から同第121号までの平成27年度の八代市
一般会計歳入歳出決算及び
特別会計歳入歳出決算の11件については、10人の委員をもって構成する
決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにいたしたいが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
鈴木田幸一君) 御異議なしと認め、そのように決しました。
○議長(
鈴木田幸一君) お諮りいたします。
ただいま設置されました
決算審査特別委員会委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により島田一已君、庄野末藏君、友枝和明君、橋本幸一君、古嶋津義君、堀徹男君、増田一喜君、松永純一君、村川清則君、矢本善彦君、以上10人の諸君を指名いたしたいが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
鈴木田幸一君) 御異議なしと認めます。よってただいま指名いたしました10人の諸君が
決算審査特別委員会委員に選任されました。
─────────────────────────
○議長(
鈴木田幸一君) 議案第111号から同第121号までの平成27年度の八代市
一般会計歳入歳出決算及び
特別会計歳入歳出決算の11件については、ただいま設置されました
決算審査特別委員会にその審査を付託いたします。
─────────────────────────
△日程第39
○議長(
鈴木田幸一君) 日程第39、すなわち議案第122号の議案を議題とし、これより提出者の説明を求めます。
市長中村博生君。
(市長中村博生君 登壇)
◎市長(中村博生君) ただいま上程されました議案につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
議案第122号の契約の締結については、日奈久浜町ポンプ場改築(電気設備)工事その2について、契約金額1億6524万円で、株式会社安川電機九州支店と契約を締結するものであります。
以上が議案の提案理由の説明であります。御審議のほどよろしくお願いいたします。
○議長(
鈴木田幸一君) 以上で提出者の説明を終わり、これより質疑を行います。質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
鈴木田幸一君) 以上で質疑を終わります。
ただいま質疑を終了いたしました議案第122号については、その審査を所管の
建設環境委員会に付託いたします。
委員会開催のため、しばらく休憩いたします。
(午後零時05分 休憩)
─────────────────────────
(午後2時55分 開議)
○議長(
鈴木田幸一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
─────────────────────────
○議長(
鈴木田幸一君)
決算審査特別委員会の正副委員長の互選結果が参っておりますので、御報告いたします。
委員長に松永純一君、副委員長に庄野末藏君が互選されました。
先ほど審査を付託いたしました議案1件について審査が終了した旨、所管の
建設環境委員会委員長から報告がありました。
日程第39、すなわち議案第122号を議題とし、これより委員長の報告を求めます。
建設環境委員会委員長福嶋安徳君。
(
建設環境委員会委員長福嶋安徳君 登壇)
◎福嶋安徳君 皆さんこんにちは。(「こんにちは」と呼ぶ者あり)
建設環境委員会に付託されました事件1件の審査が終了いたしましたので、その経過並びに結果について御報告申し上げます。
なお、議案については、執行部の説明を聞き、質疑、意見が行われましたが、その詳細については
委員会記録に譲ることといたしまして、その主なものを申し上げます。
まず、議案第122号・日奈久浜町ポンプ場改築(電気設備)工事その2に係る契約の締結についてでありますが、執行部から、本ポンプ場は日奈久市街地の浸水防除を目的として、昭和53年度に電動ポンプを3台設置し供用を開始しており、今年度で約38年が経過している。これまで定期的な日常点検や計画的な修繕を行うなど適切な運転管理に努めてきたが、電気設備等は近年、経年劣化による故障などが頻発するようになり、修繕に当たっては、部品類の調達が困難な状況にある。さらに、平成24年度に長寿命化事業に着手し、平成25年度から平成29年度の4カ年を長寿命化計画期間とし、改築工事を随時行ってきた。
そこで、今回、受変電設備一式、ポンプ操作盤一式、遠方監視設備一式の更新などを行うものである。
また、本工事の入札については、制限つき一般競争入札により、入札に参加するための事前審査申請が7社からなされ、全社参加資格は認められたが、入札の段階において、6社が積算の結果、採算が合わなく、予定価格の範囲内では対応できないとの理由で辞退され、結果1社での参加となった。その結果、株式会社安川電機九州支店が1億5300万円で落札し、落札率89.66%であったが、低入札調査基準価格を下回ったため、落札の決定を保留した。その後、八代市建設工事低入札価格調査実施要領に基づき、契約審査委員会を設置し、落札決定保留業者から提出された関係書類等とそれに対する発注課の意見書をもとに審査した結果、入札があった金額でも契約内容に適合した履行が可能と判断され、同社と9月12日に契約金額1億6524万円で仮契約を締結したものであるとの説明がありました。
そこで委員から、本市の低入札調査基準価格は定めてあると思うが、今回、予定価格1億7000万円に対する落札価格1億5000万円の差2000万円は低入札に該当するとは考えられない。本市の低入札調査基準価格の適正について質疑があり、執行部から、低入札調査基準価格は自治体により多少の違いはあるものの、ほぼ同じような算定式を用いている。まず予定価格は、建設工事費と共通仮設費、現場管理費、一般管理費の4つから構成されている。そこで、調査基準価格は、直接工事費の95%、共通仮設費の90%、現場管理費の80%、一般管理費の55%、これらを合計した額であり、その額が予定価格の70%に満たないときは70%を下限とし、90%を超えるときは90%を上限とし設定しているとの答弁がありました。
以上のほか、予定価格に対する適正な積算について、電子入札システムによる入札予定者数の事前把握についてなどの質疑があり、委員から、当初行政が提示した予定価格に対し、低入札となったことで、低入札価格調査が行われた。その結果、最終的に低入札価格でも事業履行ができると判断し仮契約を行ったとのことであるが、この判断については、もう少し行政としての統一見解が必要ではないかとの意見、7社中6社辞退されたことに伴い、入札の競争性が保たれたとは理解できないとの意見、入札辞退の理由は業者側の採算性だけの問題ではないと思う、今後は辞退者に対するヒアリング等を行っていただきたいなどの意見がありました。
以上、事件1件については、慎重に審査いたしました結果、挙手多数をもって可決してしかるべきものと決した次第であります。
追加ですけれども、ただいまの報告中、9月11日と申し上げましたが、9月12日に訂正させていただきます。
以上、報告を終わります。
○議長(
鈴木田幸一君) 以上で委員長の報告を終わり、これよりただいまの報告に対する質疑を行います。質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
鈴木田幸一君) 以上で質疑を終わり、これより討論を行います。討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
鈴木田幸一君) 以上で討論を終わり、これより採決いたします。
議案第122号・日奈久浜町ポンプ場改築(電気設備)工事その2に係る契約の締結については、委員長の報告どおり、これを可決するに賛成の諸君の挙手を求めます。
(賛成者 挙手)
○議長(
鈴木田幸一君) 挙手多数、よって本件は可決されました。
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△日程第40
○議長(
鈴木田幸一君) 日程第40、すなわち議案第123号を議題とし、これより提出者の説明を求めます。
市長中村博生君。
(市長中村博生君 登壇)
◎市長(中村博生君) 皆さんこんにちは。(「こんにちは」と呼ぶ者あり)
ただいま上程されました議案につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
議案第123号は、
公平委員会委員の選任につき同意を求めることについてで、
公平委員会委員の水本和人氏が本年9月30日をもって任期満了となりますので、同氏を引き続き
公平委員会委員として選任するため、地方公務員法の規定に基づき議会の同意を求めるものでございます。
水本氏は、平成17年3月に教職を御退職後、平成19年3月まで八代市
教育委員会社会教育指導員をお務めいただいた方であります。
公平委員会委員は、平成24年10月からお引き受けいただいております。
公平委員会委員の職にふさわしい見識を有する方であり、適任であると考え、提案しておりますので、よろしく御審議の上、何とぞ御賛同いただきますようお願いいたします。
○議長(
鈴木田幸一君) 以上で提出者の説明を終わり、これより質疑を行います。質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
鈴木田幸一君) 以上で質疑を終わります。
○議長(
鈴木田幸一君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案は、委員会付託を省略いたしたいが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
鈴木田幸一君) 御異議なしと認め、そのように決しました。
これより討論を行います。討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
鈴木田幸一君) 以上で討論を終わり、これより採決いたします。
議案第123号・水本和人君を
公平委員会委員に選任するにつき、これに同意するに賛成の諸君の起立を求めます。(「除斥」と呼ぶ者あり)(発言する者あり)
失礼しました。除斥、関係ないそうです。
それでは、
公平委員会委員に選任することにつき、これに同意するに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者 起立)
○議長(
鈴木田幸一君) 起立全員、よって本件は同意することに決しました。
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△日程第41
○議長(
鈴木田幸一君) 日程第41、発議案第8号を議題とし、これより発議者の趣旨弁明を求めます。
松永純一君。
(松永純一君 登壇)
◎松永純一君 ただいま上程されました発議案第8号の
議会改革特別委員会設置に関する決議案について、提出者を代表し趣旨弁明を申し上げます。
議会改革特別委員会設置に関する決議案。
議会改革特別委員会設置に関する決議。平成12年4月施行の地方分権一括法により、地方公共団体の自己決定権、自己責任が拡大し、地方議会についても、その権能や役割がさらに大きくなってきております。その上、住民自治の合議機関として、議会のあり方やその活性化が喫緊の課題として取り上げられ、全国の都市において議会改革に向けた取り組みが進められております。しかし、一方では、地方議員による政務活動費の不正受給がマスコミで取り上げられるなど、地方議会に対する住民の信頼は揺らぎつつあります。
このような中、本市議会では合併後、議員定数を初めとした議会費の削減、情報公開の推進などに積極的に取り組んできたところであります。まさに我々は不断の努力で議会改革を行ってきましたが、任期も残すところ1年に際し、その集大成としてさらに踏み込んだ改革を望む市民の声に真摯に向き合うため、議会改革に関する諸問題の調査を行う
特別委員会を11名の委員をもって設置しようとするものであります。
なお、この
特別委員会に出席する際の費用弁償については、八代市議会議員の議員報酬等に関する条例に基づき支給されず、視察旅費などの予算計上もしないことといたします。
議員の皆様方におかれましては、この趣旨を御理解いただき、御賛同を賜りますようお願い申し上げ、趣旨弁明といたします。
○議長(
鈴木田幸一君) 以上で趣旨弁明を終わり、これより質疑を行います。質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
鈴木田幸一君) 以上で質疑を終わります。
ただいま議題となっております発議案第8号については、委員会付託を省略いたしたいが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
鈴木田幸一君) 御異議なしと認め、そのように決しました。
これより討論を行います。
討論の通告がありますので、これを許します。
成松由紀夫君。
(成松由紀夫君 登壇)
◆成松由紀夫君 皆さんこんにちは。(「こんにちは」と呼ぶ者あり)
自由民主党礎の成松由紀夫でございます。
発議案第8号・
議会改革特別委員会設置に関する決議案について、反対の立場で討論をいたします。
近年、議会改革においては、地方制度改革、議会機能強化に関する法改正を経て、情報化の進展に伴い、自主的かつ積極的な新しい取り組みが多くなってきております。
八代市議会においても、これまで議会が自主的に市民のニーズ及び時代の流れを的確に把握しながら、議会が持つ権限の発揮、効率的かつ市民のため市民とともに歩む議会での開かれた議論であることを主眼に、定数削減を初め、さまざまな改革が行われてまいりました。
そのような中、今回、
議会改革特別委員会設置に関する決議案が数名の議員により提出されたわけですが、本来、今回のような発議は
議会運営委員会の委員の総意のもとになされるべきであり、歴代の議長、議会運営委員長によって、全議会議員に配慮した形で連綿として受け継がれてまいりました。
今回、
議会運営委員会の経緯を考えますと、今、本市議会の状況はまことに遺憾に感じる次第であります。私は、議会改革は議員としての重要な取り組みであり、常日ごろから改革を念頭に入れ、各議員は議会人として活動を広げているはずであると考えております。また、
議会運営委員会でも、日ごろからしっかりと対応し、活動しているわけであります。しかし、本年4月に発生しました熊本地震に伴い、いまだ災害関連の復旧・復興に取り組んでいるさなかでもあり、この復旧・復興をまず最優先に考えるべきで、重ねて本市議会においては新庁舎建設に関する
特別委員会が設置され、集中的に議論が交わされている最中でもあります。さらに、我々議員は来年9月には改選を迎えようとしております。
以上のことなどから、拙速に
議会改革特別委員会の設置をあえてする必要があるのか、また何か意味があるのか、私は疑問でなりません。今困っておられる市民の皆様の復旧を最優先に考え、議会はそれに集中していくべきだと考えます。さらに、
議会運営委員会において、事前に議会改革について各会派に対して項目の調査もされておりますが、項目を見てみますと、全て
議会運営委員会で議論ができるのではないでしょうか。
最後に、このようなことから、私は議会改革に対する取り組みについては当たり前のことであり、決して反対しているわけではありませんが、市民の皆様の現状を最優先に考えると提出された、時宜を外した
特別委員会設置についての決議案に対し、反対であります。
以上、反対討論といたします。(発言する者あり)
○議長(
鈴木田幸一君) ほかに討論ありませんか。
野崎伸也君。
(野崎伸也君 登壇)
◆野崎伸也君 皆さんこんにちは。(「こんにちは」と呼ぶ者あり)
連合市民クラブ、野崎伸也です。
発議案第8号・
議会改革特別委員会設置に関する決議案に賛成の立場から討論をいたします。
議会改革は、我々議員にとって、そして議会にとって、終わりのない課題であり、使命であります。特に昨今の政務活動費受給に関連する報道を見れば、常にみずからの議会のルールを見詰め直す作業が欠けてはいなかったかというふうに思うところであります。
あわせて、今般の報道以前からも、市民、国民の地方議会に対する不信、不満は大きなものがあったと皆さん方の記憶にもあられるかというふうに思っております。八代市議会は大丈夫か、悪かこつばしよらんとか、議員定数は引き下げんとかい。そのほかにも、さまざまな市民の御意見を伺う機会が多々あります。このような切実な生の市民の皆さんの声を受け、あれもしなければならない、これもしなければならない、あれが優先される、これは後回し、そのような議論は市民の負託を裏切るものにほかなりません。(発言する者あり)
我々は、市民の代表として負託を受けた者として、その身を律し続けることは議員活動のルーチンとして取り組むべき当たり前のものであります。残されたわずかな期間ではありますが、市民から信頼される議会を目指すべく
議会改革特別委員会設置を含めた議会改革の推進を強くここに求め、ここにおられます全ての議員の皆さんの御賛同をお願いし、賛成討論にいたします。
○議長(
鈴木田幸一君) ほかに討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
鈴木田幸一君) 以上で討論を終わり、これより採決いたします。
発議案第8号・
議会改革特別委員会設置に関する決議案については、原案のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者 起立)
○議長(
鈴木田幸一君) 起立多数、よって本件は原案のとおり可決されました。
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△議会改革に関する諸問題の調査の件
○議長(
鈴木田幸一君) お諮りいたします。
ただいま発議案が可決されましたことに伴い、この際、日程に追加して、議会改革に関する諸問題の調査の件を議題といたしたいが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
鈴木田幸一君) 御異議なしと認め、そのように決しました。
議会改革に関する諸問題の調査の件を議題といたします。
○議長(
鈴木田幸一君) お諮りいたします。
この際、本市議会は議会改革に関する諸問題の調査を行うこととし、本件については委員11人からなる
議会改革特別委員会を設置し、これに付託の上、調査することといたしたいが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
鈴木田幸一君) 御異議なしと認め、そのように決しました。
─────────────────────────
○議長(
鈴木田幸一君) 本日の会議時間を延長いたします。
しばらく休憩いたします。
(午後3時18分 休憩)
─────────────────────────
(午後4時17分 開議)
○議長(
鈴木田幸一君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
─────────────────────────
○議長(
鈴木田幸一君) この際お諮りいたします。
先ほど設置されました
議会改革特別委員会の委員の選任についてを日程に追加し、直ちに議題といたしたいが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
鈴木田幸一君) 御異議なしと認め、そのように決しました。
議会改革特別委員会委員の選任についてを議題といたします。
○議長(
鈴木田幸一君) お諮りします。
議会改革特別委員会委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により大倉裕一君、田方芳信君、友枝和明君、中村和美君、成松由紀夫君、橋本幸一君、橋本隆一君、堀徹男君、堀口晃君、山本幸廣君、幸村香代子君、以上11人の諸君を指名いたしたいが、これに御異議ありません。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
鈴木田幸一君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名をいたしました11人の諸君が
議会改革特別委員会委員に選任されました。
正副委員長互選のため、しばらく休憩いたします。
(午後4時18分 休憩)
─────────────────────────
(午後4時49分 開議)
○議長(
鈴木田幸一君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
─────────────────────────
○議長(
鈴木田幸一君)
議会改革特別委員会の正副委員長の互選の結果が参っておりますので、御報告いたします。
委員長に幸村香代子君、副委員長に大倉裕一君が互選されました。
─────────────────────────
△日程第42
○議長(
鈴木田幸一君) 日程第42、発議案第9号・
災害復旧事業債の
償還期間延長及び
適用範囲拡充を求める意見書案を議題とし、これより発議者の趣旨弁明を求めます。
古嶋津義君。
(古嶋津義君 登壇)
◎古嶋津義君 自由民主党絆の古嶋津義でございます。
ただいま上程されました発議案第9号・
災害復旧事業債の
償還期間延長及び
適用範囲拡充を求める意見書案の提出方について、発議者一同を代表して、趣旨弁明を申し上げます。
今回の熊本地震はマグニチュード7.3と、阪神・淡路大震災と同規模の地震で、また、これまでの地震のメカニズムとも異なる例のない地震となり、結果、これまで経験したことのない未曽有の大災害となりました。
今後の災害復旧・復興事業には、膨大な行政需要が生じることとなり、県内各自治体は自主財源に乏しいことから、さらに厳しい財政状況に陥ることが懸念されます。今後、被災自治体は、できるだけ有利な国の災害復旧・復興関連予算を活用しながら、復旧・復興に取り組むしかありません。
これから、地方自治体が財政面で安心感を持って、復旧・復興にしっかり取り組んでいくためには、さらなる財政的な長期支援が必要であります。中でも、
災害復旧事業債の償還期間の延長は、厳しい財政下の被災自治体においては重要な措置と言えます。
そこで、
災害復旧事業債の償還期間の延長の特別措置を講じること及び
災害復旧事業債の適用範囲を広げる特別措置を講じることを強く要望するものであります。
どうかこの趣旨に御理解をいただき、満場一致御決定をいただきますよう、よろしくお願いを申し上げ、趣旨弁明といたします。
○議長(
鈴木田幸一君) 以上で趣旨弁明を終わり、これより質疑を行います。質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
鈴木田幸一君) 以上で質疑を終わります。
ただいま議題となっております発議案第9号については、委員会付託を省略いたしたいが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
鈴木田幸一君) 御異議なしと認め、そのように決しました。
これより、討論を行います。
中山諭扶哉君。
(中山諭扶哉君 登壇)
◆中山諭扶哉君 皆様こんにちは。(「こんにちは」と呼ぶ者あり)
改革クラブ、中山諭扶哉でございます。
発議案第9号・
災害復旧事業債の
償還期間延長及び
適用範囲拡充を求める意見書につきまして、賛成の立場から討論させていただきます。
さきの6月議会では、合併特例債の期限延長についての要望を議員発議しまして、満場一致をもちまして決議されたところでございます。震災前より、新庁舎建設
特別委員会では、庁舎建設は必要必須、合併特例債は活用するとの方針のもと、委員会運営がなされてきたと認識しております。
本市は、新庁舎建設にとどまらず、更新しなければいけない施設を多く抱えております。住民自治、災害避難の拠点となる地域公民館の整備、50年を超えた衛生処理センター、本議会に請願が上がっている武道館、いまだ方針の見えない市立病院、今後増大するであろう道路や橋梁の維持管理、更新などなど、更新計画を立てようにも財政の硬直化で手につかない状況が随所に見受けられます。
地方債の財源としては、合併特例債は充当率95%、その70%が交付税処理されることに対し、激甚災害における
災害復旧事業債の充当率は100%、その最大85.5%が交付税措置と、さらに有利な起債となります。ただし、償還期限は通常10年とされておりますので、償還の負担が大きくなります。
東日本大震災では、特例として、この10年が20年に延長されており、長期の償還が可能でございます。また、通常合併特例債が適用されない公営企業に関する事業につきましても、東日本大震災と同様、財政負担軽減につながるよう繰出基準特例を適用していただきますよう、処置を求めます。
私は、以前から新庁舎建設の事業費を可能な限り圧縮し、老朽施設の更新に充てるべきだと強く主張してまいりました。執行部は、市有施設の整備計画について、一般質問等ではその指摘が上がるたびに、先延ばしとも思えるほど計画中であると明確な回答を避け、今日に至っております。この機会を、多少なりともダメージを受けているであろう市有施設の計画策定も含め見直す機会とし、次世代に過度な負担を残さない、明るい未来へつなげていくべきであり、市民ファーストであらなければなりません。
以上申し上げ、議員皆様の賛同をいただくことを祈念し、発議案第9号・
災害復旧事業債の
償還期間延長及び
適用範囲拡充を求める意見書への賛成討論といたします。
○議長(
鈴木田幸一君) ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
鈴木田幸一君) 以上で討論を終わり、これより採決いたします。
発議案第9号・
災害復旧事業債の
償還期間延長及び
適用範囲拡充を求める意見書案については、原案のとおりに決するに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者 起立)
○議長(
鈴木田幸一君) 起立全員、よって本件は原案のとおり可決されました。
─────────────────────────
△閉会中継続審査・調査の件
○議長(
鈴木田幸一君) 次に、閉会中の継続審査及び調査についてお諮りいたします。
別紙、閉会中の継続審査・調査申し出のあった案件のとおり、
新庁舎建設に関する
特別委員会委員長から、
新庁舎の機能、規模、予算など新庁舎建設に関する諸問題の調査、
文教福祉委員会委員長から、
所管事務調査2件、
経済企業委員会委員長から、
所管事務調査2件、
建設環境委員会委員長から、
所管事務調査2件、
総務委員会委員長から、
所管事務調査2件、
議会運営委員会委員長から、
議会の運営に関する事項、
議会の会議規則、委員会に関する条例等に関する事項、
議長の諮問に関する事項、
以上12件、
並びに
決算審査特別委員会委員長から、
議案第111号から同第121号までの平成27年度八代市
一般会計歳入歳出決算及び
特別会計歳入歳出決算の11件、
議会改革特別委員会委員長から、
議会改革に関する諸問題の調査、
以上の合計24件について、
それぞれ閉会中の継続審査及び調査の申し出があります。
本申し出のとおり決するに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
鈴木田幸一君) 御異議なしと認め、そのように決しました。
─────────────────────────
△日程第43
○議長(
鈴木田幸一君) 日程第43・
会議録署名議員の指名を行います。
会議規則第88条の規定により、
会議録署名議員に庄野末藏君、村上光則君を指名いたします。
─────────────────────────
○議長(
鈴木田幸一君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。
○議長(
鈴木田幸一君) 閉会に当たり、市長から発言の申し出がありますので、これを許します。
市長中村博生君。
(市長中村博生君 登壇)
◎市長(中村博生君) 閉会の挨拶の前に、市政の動向について御報告を申し上げます。
熊本地震の前震発生以来、今月14日で5カ月が経過いたしました。県内ではいまだに多くの方々が避難所等での生活を余儀なくされています。改めて被災された皆様方に心からお見舞いを申し上げる次第でございます。
本市におきましても、熊本地震は、市民生活のさまざまな面に影響を与えただけではなくて、道路交通網や地域経済に対し大きな打撃を与えました。八代市民が震災の影響から一日も早く立ち直り、官民一体となって復旧・復興に向けた歩みを進めるために、現在その指針となる本市の復旧・復興プランの取りまとめを行っているところであります。
本プランは、安全・安心で誇れるふるさとの創生とひと・ものの交流促進による未来の八代創造を目標に掲げ、熊本県の復旧・復興プランに沿いながら、取りまとめることとしております。
具体的には、まず主に平成28年度に実施します復旧の取り組みとして、市民の暮らしや生活の再建、社会基盤の復旧、地域産業の再生など本市が震災の影響から立ち直るために対応すべき取り組みを進めてまいることとしております。
また、主に次年度以降となります復興の取り組みでは、本市の強みや特徴、豊富な地域資源を活かした多様な取り組みを整理し、それを着実に進めることで、八代市の発展はもとより、県南地域ひいては熊本県全体の創造的復興及び発展につなげるものであります。
今後は、今月末をめどに素案の取りまとめを行い、パブリックコメント等による市民の意見聴取を行った後、来月末を目標として策定を進めてまいります。
本プランを策定し、着実に実行に移すことで市民の安全・安心につながる社会基盤の構築を図るとともに、流通網の基盤強化を進め、まさしく県の副都心としての役割を果たすことで、県の創造的復興及び発展に貢献してまいる所存でございます。
議員の皆様方におかれましても、御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。
去る8月29日から始まりました市議会9月定例会におきましては、提案いたしました全ての議案につきまして、原案どおり御賛同いただき、まことにありがとうございました。本議会や委員会を通じ、議員各位から賜りました御意見、御要望につきましては、今後の市政運営を進める上で十分尊重させていただきたいと思っております。
9月も終わりとなり、本格的な秋の訪れとともに、朝夕は冷え込むことも多くなってまいりました。議員の皆様におかれましては、健康に十分留意していただき、今後ともますます御活躍いただきますよう、心から祈念申し上げ、閉会に当たっての御挨拶とさせていただきます。
まことにありがとうございました。
○議長(
鈴木田幸一君) これをもって平成28年9月定例会を閉会いたします。
(午後5時05分 閉会)
地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
平成28年9月23日
八 代 市 議 会 議 長 ________________
( 鈴 木 田 幸 一 )
同 議 員 ________________
( 庄 野 末 藏 )
同 議 員 ________________
( 村 上 光 則 )...