八代市議会 2013-10-30
平成25年 9月定例会−10月30日-05号
平成25年 9月定例会−10月30日-05号平成25年 9月定例会
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主 要 目 次
1.
市長提出案件13件、請願1件・
委員長報告……………………………………7
1.
市長追加提出案件12件・説明…………………………………………………18
1.
決算審査特別委員会の設置及び同委員の選任の件……………………………24
1.
市長追加提出人事案件10件……………………………………………………25
1.
市長追加提出人事案件1件………………………………………………………29
1.
議員提出発議案3件………………………………………………………………30
1.
議員追加提出発議案1件…………………………………………………………33
1.八代市
選挙管理委員会委員及び同補充員の選挙………………………………34
1.閉会中継続審・調査の件24件…………………………………………………36
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平成25年9月八代
市議会定例会会議録(第5号)
・平成25年10月30日(水曜日)
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・議事日程(第5号)
平成25年10月30日(水曜日)午前11時開議
1.閉会中
継続調査の件(議会の会議規則、委員会に関する条例等に関する事項・
議会運営委員会)
1.閉会中
継続調査の件(議長の諮問に関する事項・
議会運営委員会)
1.閉会中
継続調査の件(議案第97号・平成24年度八代市
一般会計決算)
1.閉会中
継続調査の件(議案第98号・平成24年度八代市
国民健康保険特別会計決算)
1.閉会中
継続調査の件(議案第99号・平成24年度八代市
後期高齢者医療特別会計決算)
1.閉会中
継続調査の件(議案第100号・平成24年度八代市
介護保険特別会計決算)
1.閉会中
継続調査の件(議案第101号・平成24年度八代市
公共下水道事業特別会計決算)
1.閉会中
継続調査の件(議案第102号・平成24年度八代市
簡易水道事業特別会計決算)
1.閉会中
継続調査の件(議案第103号・平成24年度八代市
農業集落排水処理施設事業特別会計決算)
1.閉会中
継続調査の件(議案第104号・平成24年度八代市
浄化槽市町村整備推進事業特別会計決算)
1.閉会中
継続調査の件(議案第105号・平成24年度八代市
ケーブルテレビ事業特別会計決算)
1.閉会中
継続調査の件(議案第106号・平成24年度八代市
診療所特別会計決算)
1.閉会中
継続調査の件(議案第107号・平成24年度八代市
久連子財産区
特別会計決算)
1.閉会中
継続調査の件(議案第108号・平成24年度八代市
椎原財産区
特別会計決算)
1.日程第43
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・
出席議員及び
欠席議員の氏名
(1)
出席議員(32人)
1番 橋 本 幸 一 君 2番 田 中 安 君
3番 田 方 芳 信 君 4番 村 川 清 則 君
5番 成 松 由紀夫 君 6番 福 嶋 安 徳 君
7番 前 川 祥 子 君 8番 友 枝 和 明 君
9番 上 村 哲 三 君 10番 山 本 幸 廣 君
11番 松 永 純 一 君 12番 鈴木田 幸 一 君
13番 増 田 一 喜 君 14番 中 村 和 美 君
15番 前 垣 信 三 君 16番 古 嶋 津 義 君
17番 庄 野 末 藏 君 18番 百 田 隆 君
19番 幸 村 香代子 君 20番 中 山 諭扶哉 君
21番 堀 徹 男 君 22番 矢 本 善 彦 君
23番 島 田 一 已 君 24番 野 崎 伸 也 君
25番 大 倉 裕 一 君 26番 亀 田 英 雄 君
27番 笹 本 サエ子 君 28番 橋 本 隆 一 君
29番 太 田 広 則 君 30番 西 濱 和 博 君
31番 堀 口 晃 君 32番 村 上 光 則 君
(2)
欠席議員(なし)
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・説明のために出席した者の職氏名
(1) 長 (2)
教育委員会
市長 中村博生君 委員長 高植利邦君
副市長 永原辰秋君 教育長 広崎史子君
企画戦略部長 坂本正治君 教育部長 北岡 博君
秘書課長 桑原真澄君
教育部次長 増住眞也君
総務部長 木本博明君 (3)
農業委員会
財政課長 佐藤圭太君
会長職務代理者 亀山初雄君
市民協働部長 山本道弘君 (4)
選挙管理委員会
環境部長 宮川正則君 委員長 上村正勝君
健康福祉部長兼
福祉事務所長 (5)
公平委員会
上田淑哉君 委員長 宮崎浩二君
商工観光部長 宮村博幸君 (6)
監査委員
農林水産部長 橋口尚登君 委員 江崎眞通君
建設部長 船藏満彦君
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・職務のために議場に出席した
事務局職員の職氏名
事務局長 田上高広君
首席審議員兼次長 桑崎雅介君
次長補佐兼
議事調査係長嶋田和博君 主査 増田智郁君
参事
松村よしえ君 参事 松本和美君
主任 寺原哲也君 主任 小川孝浩君
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(午前11時15分 開議)
○議長(
橋本幸一君) これより本日の会議を開きます。
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△議長の諸報告
○議長(
橋本幸一君) 諸般の報告をいたします。
去る10月23日、増田一喜君ほか7名から、発議案第4号・
森林吸収源対策及び
地球温暖化対策に関する地方の
財源確保のための
意見書案、同24日、
成松由紀夫君ほか7名から、発議案第5号・ホテル・
旅館等建築物の耐震化の促進に関する
意見書案、同25日、
福嶋安徳君ほか7名から、発議案第6号・
地方税財源の
充実確保を求める
意見書案が提出され、受理いたしました。
本日、市長から議案23件が送付され、受理いたしました。
その余の報告は、朗読を省略いたします。
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△日程第1〜14
○議長(
橋本幸一君) 日程第1から日程第14まで、すなわち議案第84号から同第96号までの議案13件並びに請願第3号の請願1件、計14件を一括議題とし、これより各委員長の報告を求めます。
文教福祉委員会委員長中村和美君。
(
文教福祉委員会委員長中村和美君 登壇)
◎中村和美君 おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)
文教福祉委員会に付託されました予算案3件、条例案1件及び事件1件の審査が終了いたしましたので、その経過並びに結果について御報告申し上げます。
なお、議案については、執行部の説明を聞き、質疑、意見が行われましたが、その詳細については
委員会記録に譲ることといたしまして、その主なものを申し上げます。
まず、議案第86号・平成25年度八代市
一般会計補正予算・第6号中、当
委員会関係分についてでありますが、第3款・民生費、第2項・
児童福祉費、
保育所費の
保育士等処遇改善臨時特例事業8864万円について、執行部から、ことし6月の県議会において採択された本事業は、保育士などへの
処遇改善に取り組む保育所へ補助金の交付を行うことにより、保育の担い手となる
人材確保を進めることを目的としたもので、申請に当たっては、具体的な賃金改善を記載した
処遇改善計画の策定、その職員への周知、
実績報告書の提出が要件とされ、対象となる市内44園の
私立保育所に対する補助金額は、4月1日と10月1日現在の各園の児童数に基準単価を乗じた金額が限度となっているとの説明がありました。
そこで、委員から、提出された実績報告を市が確認した後での
補助金交付となれば、支払い時期は年度末以降になるのかとの質疑があり、執行部から、本来精算払いとなるが、概算払いや中間払いも検討してみたいとの答弁がありました。
これを受けて、委員から、本事業の趣旨からすれば、一刻も早く働いている保育士の手元に現金として支給されるのが一番望ましいあり方だと思う。市に裁量権があるのであれば、前払いの方法など迅速な取り計らいを願いたいとの要望がありました。
また、委員から、本事業は単年度であり、
人材確保には全くつながらないのではないかと考えるが、来年度以降の対応はどうかとの質疑があり、執行部から、平成26年度の本事業の実施については、国では明確に示されていないが、平成27年度から新たな
給付金制度が始まることを考慮すると、何らかの対応がなされるものと期待しているとの答弁がありました。
以上のほか、
認知症施策総合推進事業に係る
認知症地域支援推進員の資格要件及び選定方法について、
民生委員・
児童委員PR活動補助金交付手続について質疑があっております。
次に、歳出の第9款・教育費、第1項・
教育総務費、事務局費の
学校支援委員会事業41万円について、執行部から、本事業は学校だけでは解決が困難ないじめ問題など、
生徒指導上の課題を解決するために、弁護士、
臨床心理士、
精神保健福祉士、
社会福祉士からなる4名の専門家による外部組織として
当該委員会を設置し、適切な対応を検討し助言を行うものであるとの説明がありました。
そこで、委員から、今回
補正予算に計上したことは、
教育委員会として、その必要性を認識しているがゆえのことだと受けとめているが、来年度以降も国の
補助メニューの有無にかかわらず、引き続き取り組む考えがあるのかとの質疑があり、執行部から、今後の状況を見ながら、その効果をしっかりと検証し、必要であれば
予算計上をしていきたいとの答弁がありました。
さらに、委員から、
いじめ防止対策推進法第22条に学校内に
いじめ防止等の対策のための組織を置くものとなっているが、本市としては今後、その組織を置く考えはあるのかとの質疑があり、執行部から、国の動向が明確に見えない部分があるものの、他市の状況も勘案しながら検討していかなければならないとの答弁がありました。
また、委員から、重要な案件としてのいじめが認知されていると聞き及んでいるが、深刻な問題となっているのかとの質疑があり、執行部から、児童生徒の問題行動と
生徒指導上の諸問題に関する調査で、現在、いじめの状況として解消に向けて取り組み中であるものが4件報告された。このことは、加害者と被害者の関係修復が十分ではなく、被害者の登校渋り等が見られることで継続的な指導が必要な事案であると捉えているとの答弁がありました。
これを受けて、委員から、実態はもっと多くあると思う。いじめ問題に対してさらに注意を注ぎ、かかわっていけるような
仕組みづくりをお願いしたいとの要望がありました。
以上のほか、
学校支援委員の具体的な役割について、
学校支援委員の選任方法について、
医療的ケア支援事業の
補正計上に至る経緯と同事業の充実について、
八代養護学校に配置されている看護師に対する研修及び技能向上について、
泉中学校耐震改修事業にかかる耐震診断結果について、校舎建築の際、はりなどの構造内容の確認体制についてなどの質疑、意見、要望があっております。
以上、予算案1件については、議案第87号・平成25年度八代市
国民健康保険特別会計補正予算・第1号、議案第88号・平成25年度八代市
介護保険特別会計補正予算・第1号、議案第92号・八代市
国民健康保険条例の一部改正についてとともに慎重に審査いたしました結果、
全会一致をもって原案のとおり可決してしかるべきものと決した次第であります。
最後に、議案第89号・訴えの提起についてでありますが、執行部から、
医療法人社団本田会が、
介護老人保健施設及び
短期入所療養介護事業所において、入所定員を超える入所者及び利用者を起居させ、架空の入退所の扱いをし、介護報酬の
不正請求を行ったとして、県から
介護老人保健施設等の開設計可等の取り消しを受けたことに伴い、本市が支払った
介護給付費の返還と加算金の支払いを請求したものの、これに応じないため、その支払いを求めるものであるとの説明がありました。
そこで、委員から、本件に関係する7市1町の
返還金総額はどのくらいになるのかとの質疑があり、執行部から、
介護給付費が約2億5200万円、加算金が約1億円、合わせて約3億5200万円となっているとの答弁がありました。
また、委員から、今回の事案は、各保険者で実態を見きわめることはできなかったのかとの質問があり、執行部から、本件は、県が許可した施設であり、県の指導監査により
不正請求が認められたもので、今回のような監査権限が県にあるケースの場合、保険者である市町村だけの単独で
不正請求があったかどうかを見きわめることは困難であるとの答弁がありました。
さらに、委員から、7市1町から訴訟がなされている状況で回収は可能なのかとの質疑があり、執行部から、本田会は、県の
指定取り消し処分後、
不正請求はなかったとして裁判所に提訴をしており、現在、県と係争中である。しかしながら、県が
取り消し処分をした以上、市としてはこれに基づき請求を行い、これに応じなければ訴訟によるしかないものであるとの答弁がありました。
以上、事件1件については、慎重に審査いたしました結果、
全会一致で可決してしかるべきものと決した次第であります。
以上で、報告を終わります。
○議長(
橋本幸一君)
経済企業委員会委員長増田一喜君。
(
経済企業委員会委員長増田一喜君 登壇)
◎増田一喜君
経済企業委員会に付託されました予算案1件、決算2件の審査が終了いたしましたので、その経過並びに結果について御報告申し上げます。
なお、議案については、執行部の説明を聞き、質疑、意見が行われましたが、その詳細については
委員会記録に譲ることといたしまして、その主なものを申し上げます。
まず、議案第86号・平成25年度八代市
一般会計補正予算・第6号中、当
委員会関係分でありますが、第5款・
農林水産業費、第1項・農業費、強い
農業づくり交付金事業補助金6億7234万5000円について、執行部から、本事業は、生産性の向上及び生産・
出荷環境整備のための
共同利用機械・施設の導入に対し、事業費の2分の1以内を補助するものである。今回の補正については、国において、平成24年度
補正予算、地域の
元気臨時交付金が創設されたことによる今回限りの
特別措置として、県を通じて
追加交付があったものである。
対象事業は、平成24年度現年分と同
年度繰越分とに分かれており、いずれも当初、補助率2分の1で予算化していたが、今回、平成24年度現年分が90%、同
年度繰越分が58.6%へと、それぞれ補助率が
かさ上げとなったことから
追加補助するものであるとの説明がありました。
そこで、委員から、現年分と繰越分での補助率の違いに対する事業者の反応について質疑があり、執行部から、新聞で
不公平感を抱く農家などについて報道されたところであるが、9月19日に開催されたJAやつしろ主催の
事業説明会に出席した県の
八代地域振興局の話によると、説明会では、県の担当者から、これまでの経過や
事業内容が説明されたが、補助率が90%に
かさ上げとなった事業者以外からは、納得できないとの声が上がっていた旨の答弁がありました。
これを受けて、委員から、県に対して、補助が偏らないように要望はしなかったのかとの質疑があり、執行部から、3月中旬に、
八代地域振興局から今回の
追加補助の計画があることを知らされた。
本市担当者がちょうど事業の取りまとめに着手する時期だったので、90%補助に該当しない事業者間に
不公平感が生じて、これからの事業がやりにくくなることが想定されることとなったため、平成25年度に採択されるほかの事業も含めて、多くの方に補助率の
かさ上げが適用できるような事業にしてほしいとの要望を県に対して行った。しかし、この回答として、今回の交付金は平成24年度補正の事業にだけ使用できるという特殊要件のため、それは難しく、県としては、活用できる補助金は活用して、農業者の事業に充てたいとのことであったとの答弁がありました。
これを受けて、委員から、今後の
事業展開を考えれば、事業者の方々との関係が良好でなければならないと思う。今回に限らず、事あるごとに市としての確固たる方針を持って、県に対応していただきたいとの意見があっております。
以上のほか、木質バイオマスエネルギー利活用計画策定事業における委託料の積算根拠及び今後のスケジュールについてなどの質疑、意見があっております。
次に、第6款・商工費、第1項・商工費、東陽交流センターせせらぎボイラー工事477万2000円について、執行部から、5月上旬に、せせらぎの温水ボイラー2基のうち、2号機が頻繁に停止するようになり、点検の結果、ボイラー内に漏水が確認された。原因は、経年劣化によりボイラー缶体が腐食したためで、現在は水抜きをし、バーナーの停止はおさまっている状況だが、お湯の温度が上がりにくい状態になっている。夏場の営業には余り影響はなかったが、冬場になるとさらにお湯の温度が上がりにくくなる上、繁忙期となり、湯量が不足することが想定されるため、早急に交換する必要があると判断し、ボイラー交換のための費用を計上したものであるとの説明がありました。
そこで、委員から、ボイラーの点検状況及び市担当者による点検結果報告書の確認状況について質疑があり、執行部から、ボイラーの点検については、業者に定期点検を委託しており、点検結果については写真等も添付された報告書で確認を行っている。一般的に、ボイラーは、使用環境によって耐用年数がかなり変わってくるが、8年目ということもあり、経年劣化が進んだことによるものであるとの答弁がありました。
これを受けて、委員から、商工観光部では、ほかにも数多くの施設を所管しているので、施設ごとの更新計画を早急に策定してほしいとの要望や、市の施設としてきちんと責任を持って整備した上で、指定管理者に管理をさせるべきであるとの意見があっております。
以上のほか、補助採択期間が2カ年度にまたがる緊急雇用創出基金事業における債務負担行為の必要性についてなどの質疑、意見があっております。
以上、予算案1件については、議案第84号・平成24年度八代市
水道事業会計決算、議案第85号・平成24年度八代市
病院事業会計決算とともに慎重に審査いたしました結果、
全会一致で原案のとおり可決並びに認定してしかるべきものと決した次第であります。
以上で報告を終わります。
○議長(
橋本幸一君)
建設環境委員会委員長
成松由紀夫君。
(
建設環境委員会委員長
成松由紀夫君 登壇)
◎
成松由紀夫君
建設環境委員会に付託されました予算案1件、条例案3件の審査が終了いたしましたので、経過並びに結果について御報告を申し上げます。
なお、議案については、執行部の説明を聞き、質疑、意見が行われましたが、その詳細については
委員会記録に譲ることといたしまして、その主なものを申し上げます。
まず、議案第86号・平成25年度八代市
一般会計補正予算・第6号中、当
委員会関係分でありますが、執行部から、歳出の第10款・災害復旧費、第2項・公共土木施設災害復旧費の道路橋梁施設災害復旧費423万円は、7月3日から5日にかけての梅雨前線豪雨で被災した坂本町の市道八竜山線の災害復旧を行うものであり、本年度中の工事完了を目指しているとの説明がありました。
そこで、委員から、災害復旧に当たっては、いち早く原形復旧するために専決処分でもやむを得ないとの意見が以前から出ているが、9月20日の臨時会での提案は考えなかったのかとの質疑があり、執行部から、国の災害査定を受けて初めて正確な金額が固まるが、今回の査定は9月3日に実施されたため、さきの臨時会には時間的に間に合わなかった。また、現場は被災しているものの、通行可能であり支障はないと判断したため、今定例会での補正対応となったものであるとの答弁がありました。
さらに、委員から、通行不能となるような被災を受けた場合の対応について質疑があり、執行部から、道路が寸断された場合には、市の単独予算をもって早急に仮復旧を行い、その後、国の査定を受け、補助事業にて本格的な復旧に当っているとの答弁がありました。
これを受けて、委員から、災害復旧に関しては、状況によっていろいろなケースが想定されるが、早急に復旧するためにも、必要に応じて、直近の議会で先議案件としたり、緊急であることから専決処分とするなど、迅速な対応をお願いするとの意見、要望があっております。
以上のほか、国の災害査定の実施時期について、災害現場での注意喚起を促す看板設置についてなどの質疑があっております。
以上、予算案1件については、慎重に審査いたしました結果、
全会一致で原案のとおり可決してしかるべきものと決した次第であります。
次に、議案第94号・
八代市営住宅設置管理条例の一部改正についてでありますが、執行部から、本条例第6条は、市営住宅の入居者の資格を定めたもので、同条第2項第8号ではDV被害者について規定している。このDV被害者に関して、配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律の一部改正に伴い、生活の本拠をともにする交際相手からの暴力被害者についても、配偶者からの暴力被害者に準じて法の適用対象とされたため、本市の規定も同様に改正するものであるとの説明がありました。
そこで、委員から、条例の運用について、DV被害者からの入居申し込みがあった場合の取り扱いについて質疑があり、執行部から、現在DV被害者の受け入れについては、緊急を要する場合は、目的外使用として6カ月間無料で部屋を貸しており、この期間に新しい住宅を探していただくことになる。また、その後も市営住宅の入居を希望する場合には、一般申し込み者と同様の手続を踏んでいただくが、抽選上の優遇措置を講じているとの答弁がありました。
以上、条例案1件については、議案第93号・八代市
道路占用料に関する条例の一部改正について、議案第95号・八代市
特定公共賃貸住宅条例の一部改正についてとともに慎重に審査いたしました結果、
全会一致で原案のとおり可決してしかるべきものと決した次第であります。
以上で報告を終わります。
○議長(
橋本幸一君)
総務委員会委員長
福嶋安徳君。
(
総務委員会委員長
福嶋安徳君 登壇)
◎
福嶋安徳君
総務委員会に付託されました予算案2件、条例案2件及び請願1件の審査が終了いたしましたので、その経過並びに結果について御報告申し上げます。
なお、議案については、執行部の説明を聞き、質疑、意見が行われましたが、その詳細については
委員会記録に譲ることといたしまして、その主なものを申し上げます。
まず、議案第86号・平成25年度八代市
一般会計補正予算・第6号中、当
委員会関係分でありますが、歳入の第18款・繰入金、第1項・基金繰入金、まちづくり交流基金繰入金1000万円に関連して、委員から、本基金の今後の活用策について質疑があり、執行部から、本基金は、昨年度約8億8000万円で創設したもので、現在は、九州国際スリーデーマーチを初め、観光振興や地域活性化事業などに活用している。今後は、年間3000万円から5000万円程度、約10年から20年の期間で、目的に則した事業の財源として活用していく予定であるとの答弁がありました。
これを受けて委員から、この基金は、現在、広く商工費の中で活用されているようであるが、もともと、ふるさと市町村圏基金廃止に伴う本市への返還分による基金であり、これまでの基金の目的を現基金でも生かすべきだと思うが、どのように考えているのかとの質疑があり、執行部から、単に既存事業の財源に充当するのではなく、まちづくりのための交流促進に資するような事業に対して活用していきたいとの答弁がありました。
そこで、委員から、基金の本来の目的を十分認識した上で活用していただきたいとの意見があっております。
以上のほか、肥薩おれんじ鉄道の累積赤字について、地域づくり夢チャレンジ推進補助事業の公募方法についてなどの質疑があっております。
以上、予算案1件については、議案第96号・平成25年度八代市
一般会計補正予算・第7号、議案第91号・八代市市税条例の一部改正についてとともに慎重に審査いたしました結果、
全会一致をもって原案のとおり可決してしかるべきものと決した次第であります。
次に、議案第90号・八代市長の退職手当の特例に関する条例の制定についてでありますが、執行部から、市長は、重点的に取り組む8つの基本政策の一つとして、行財政改革のさらなる推進を掲げており、この推進に対して強い決意をもって取り組む姿勢を示すため、市長みずからの退職手当を受け取らないとした条例を制定するものであり、これにより影響額は2193万6000円となる。
なお、県内の自治体において、市長の退職手当に対する独自の削減措置を実施しているのは、熊本市及び宇土市で約30%の削減を行っている。また、退職手当ではないが、給料を独自に削減しているところが7市あるとの説明がありました。
そこで、委員から、県内で何らかの削減措置を実施しているところがあるとのことだが、今回の条例は、市長へ退職手当を全く支給しないという提案である。他市のように、削減措置をとったほうがよいと考えるがどうかとの質疑があり、執行部から、確かに県内の市で退職手当を全く支給しないとした自治体はない。さらに、全国的にも支給しない自治体は、非常に少ないのは事実である。また、支給割合については、それぞれの自治体の首長判断ということで考えているとの答弁がありました。
以上の質疑のほか、委員からは、市長への退職手当があることそのものに意義があると思う。行財政改革を推進するためには、別の方法もあるのではないか。市長の市政に対する気持ちは理解できるが、このような条例は、これから先を考えると、今後、市長になる者は、逆に退職手当をもらわないことが当然というような誤解を招かないとも限らない。もっとしっかり精査した上で提案すべきであり、これまでどおり手当を支給することを前提に協議したほうがよいのではないかとの反対意見、さらに、首長への退職手当は、在任期間中の功績や功労に対するものであり、また、1年を通して多忙な市長に対して、月額給料では補填できない分も含まれていると聞いている。これまでも、歴代市長に対しては、職責を果たしてきたその対価として現に支払われてきている。市長には、その額以上に利益をもたらすような市政運営に努めてもらえばいいのではないかとの反対意見がある一方、退職手当の支給については、各首長の判断でよいのではないかとの賛成意見などがありました。
以上、本条例案1件については、慎重に審査いたしました結果、賛成少数をもって否決と決した次第であります。
次に、請願第3号・
青少年健全育成基本法の制定を求める意見書の提出方についてでありますが、委員から、多くの自治体では青少年健全育成条例を定めているものの、これらは法律の範囲を超えることができないため、今回、意見書を提出し、国において法整備がなされると、各自治体においても青少年育成に関する諸問題の解決に向けた取り組みが進むと思うので、本請願の趣旨に賛同する。また、本件の法整備については、文部科学省を初め国が一体となり取り組んでもらわなければ非常に難しいと思うので、他の自治体においても早期の提出を願いたいとの意見がありました。
以上、本請願1件については、慎重に審査いたしました結果、
全会一致をもって採択と決した次第であります。
以上で、報告を終わります。
○議長(
橋本幸一君) 以上で委員長の報告を終わり、これよりただいまの報告に対する質疑を行います。質疑ありませんか。
笹本サエ子君。
◆笹本サエ子君 福嶋総務委員長にお尋ねします。(「マイク」と呼ぶ者あり)ありがとうございます。福嶋総務委員長にお尋ねします。
10月26日付熊本日日新聞県南版に、八代市市長退職金廃止「NO」市議会委員会「パフォーマンスだ」と、10月25日、議案第90号・八代市長の退職手当の特例に関する条例の制定についての
総務委員会における審議が報道されております。9月2日、当選後の記者会見で、9月3日の新聞報道によりますと、中村市長は、市長退職金の廃止など現福島市政のいい点は継承したいと発言されております。そこで、
総務委員会において、この市長の提案理由について審議をしましたか。お伺いします。
○議長(
橋本幸一君) 福嶋
総務委員会委員長。
◎
福嶋安徳君 お答えいたします。この
総務委員会で、その件につきましては慎重審議、もう熱心に審議していただいておりまして、冒頭申し上げましたとおり、詳細については
委員会記録に掲載してありますので、そちらをごらんいただければよくわかっていただけるものと思います。
○議長(
橋本幸一君) ほかにありませんか。
幸村香代子君。
◆幸村香代子君 福嶋委員長に──総務委員長の福嶋委員長に質問をさせていただきます。
請願第3号・
青少年健全育成基本法の制定を求める意見書の提出方についての検討の中で、この法案そのものの現在の状況と、また、どの点を改善すべきかといったふうな議論が行われたかどうかをお尋ねをいたします。
○議長(
橋本幸一君) 福嶋
総務委員会委員長。
◎
福嶋安徳君 ただいまの質疑でございますけれども、順次審議、熱心に御協議をこれもいただいておりまして、この状況につきましては、この委員会の経過を踏まえて報告したものでございます。委員会経過のとおりでございます。
○議長(
橋本幸一君) ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
橋本幸一君) 以上で質疑を終わり、これより討論を行います。
討論の通告があっておりますので、これを許します。
笹本サエ子君。
(笹本サエ子君 登壇)
◆笹本サエ子君 皆さんおはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)
日本共産党の笹本サエ子でございます。
議案第90号・八代市長の退職手当の特例に関する条例の制定について、さきの
総務委員会福嶋
委員長報告は賛成少数で否決とありましたが、私は原案賛成の立場から討論を行います。
中村市長におかれましては、9月2日、当選後の記者会見において、福島市長──副市長、教育長ほかの特別職の退職金については、人材を集めるために必要と表明されましたが、同時に市長退職金の廃止など現福島市政のいい点は継承したいとも発言されています。翌日9月3日付の新聞を見ると、朝日は中村氏「現市長が要らないと言っているのに、自分がもらうわけにはいかない」と廃止する考えを表明、毎日は「退職金は受け取らない」中村氏表明、西日本は「もらう必要はない」と報道しています。
このように、中村市長の考えは、副市長や教育長などの退職金は必要であるが、市長自身の退職金は廃止し、もらう必要はないとはっきり明言されています。私は、この条例は、中村市長が最初の市民への約束を果たすための当然の提案だと受けとめております。市民の多くも、中村市長は、市長の退職金は廃止し、受け取らないというふうに受けとめています。
以上のことを申し上げて、討論を終わります。
○議長(
橋本幸一君) ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
橋本幸一君) 以上で討論を終わります。
これより採決いたします。
議案第84号から同第85号、すなわち
平成24年度八代市
水道事業会計決算、及び
同
病院事業会計決算、
以上2件については、委員長の報告どおり、これを認定するに賛成の諸君の挙手を求めます。
(賛成者 挙手)
○議長(
橋本幸一君) 挙手全員、よって本2件は認定することに決定いたしました。
─────────────────────────
○議長(
橋本幸一君) 議案第86号・平成25年度八代市
一般会計補正予算・第6号については、委員長の報告どおり、すなわち、原案のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者 起立)
○議長(
橋本幸一君) 起立全員、よって本件は原案のとおり可決されました。
─────────────────────────
○議長(
橋本幸一君) 議案第87号から同第88号まで、すなわち
平成25年度八代市
国民健康保険特別会計補正予算・第1号、及び
同
介護保険特別会計補正予算・第1号、
以上2件については、委員長の報告どおり、すなわち原案のとおりに決するに賛成の諸君の挙手を求めます。
(賛成者 挙手)
○議長(
橋本幸一君) 挙手全員、よって本2件は原案のとおり可決されました。
─────────────────────────
○議長(
橋本幸一君) 議案第89号・
介護給付費返還等事件に係る訴えの提起については、委員長の報告どおり、これを可決するに賛成の諸君の挙手を求めます。
(賛成者 挙手)
○議長(
橋本幸一君) 挙手全員、よって本件は可決されました。
─────────────────────────
○議長(
橋本幸一君) 議案第90号・八代市長の退職手当の特例に関する条例の制定については、委員長の報告は否決でありました。
これより、本件について採決いたします。
本件を原案のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者 起立)
○議長(
橋本幸一君) 起立少数、よって本件は否決されました。
─────────────────────────
○議長(
橋本幸一君) 議案第91号・八代市市税条例の一部改正については、委員長の報告どおり、すなわち原案のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。
(賛成者 挙手)
○議長(
橋本幸一君) 挙手全員、よって本件は原案のとおり可決されました。
─────────────────────────
○議長(
橋本幸一君) 議案第92号・八代市
国民健康保険税条例の一部改正については、委員長の報告どおり、すなわち原案のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。
(賛成者 挙手)
○議長(
橋本幸一君) 挙手全員、よって本件は原案のとおり可決されました。
─────────────────────────
○議長(
橋本幸一君) 議案第93号から議案第95号まで、すなわち
八代市
道路占用料に関する条例の一部改正について、
八代市営住宅設置管理条例の一部改正について、及び
八代市
特定公共賃貸住宅条例の一部改正について、
以上3件については、委員長の報告どおり、すなわち原案のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。
(賛成者 挙手)
○議長(
橋本幸一君) 挙手全員、よって本3件は原案のとおり可決されました。
─────────────────────────
○議長(
橋本幸一君) 議案第96号・平成25年度八代市
一般会計補正予算・第7号については、委員長の報告どおり、すなわち原案のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。
(賛成者 挙手)
○議長(
橋本幸一君) 挙手全員、よって本件は原案のとおり可決されました。
─────────────────────────
○議長(
橋本幸一君) 次に、請願の採決を行います。
請願第3号・
青少年健全育成基本法の制定を求める意見書の提出方については、委員長の報告どおり、これを採択することに賛成の諸君の挙手を求めます。
(賛成者 挙手)
○議長(
橋本幸一君) 挙手多数、よって本件は採択することに決しました。
─────────────────────────
△日程第15〜26
○議長(
橋本幸一君) 日程第15から同第26まで、すなわち議案第97号から同第108号までの議案12件を一括議題とし、これより提出者の説明を求めます。
市長中村博生君。
(市長中村博生君 登壇)
◎市長(中村博生君) 皆さんこんにちは。(「こんにちは」と呼ぶ者あり)
ただいま上程されました議案につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
議案第97号から議案第108号までは、平成24年度一般会計及び特別会計の決算議案12件でございます。一般会計及び特別会計について、決算事務が完了し、
監査委員による決算審査も終了しましたので、認定をお願いするものであります。
概要につきましては、総務部長が説明いたします。
よろしく御審議の上、何とぞ認定いただきますようお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。
○議長(
橋本幸一君) 総務部長木本博明君。
(総務部長木本博明君 登壇)
◎総務部長(木本博明君) こんにちは。(「こんにちは」と呼ぶ者あり)
議案第97号から議案第108号までの、平成24年度一般会計及び特別会計の決算議案につきまして、その概要を御説明申し上げます。
本来は、一般会計・特別会計について、決算書に基づき説明をすべきところでございますが、12件と多くにわたりますので、配付をいたしておりますA3横長の──A3版横長の資料、平成24年度決算の概要により説明をさせていただきたいと思いますので、御了承願います。
それでは、資料の1ページをお願いいたします。
議案第97号の平成24年度一般会計歳入歳出決算でございます。
歳入総額は574億6765万6000円で、前年度に比べ4.0%、22億2689万9000円の増加でございます。予算現額に対する割合であります収入率は92.2%となっております。
歳出総額は555億4554万9000円で、前年度に比べ4.2%、22億1807万1000円の増加でございます。予算現額に対する割合であります執行率は89.1%となっております。
歳入歳出ともに大幅に増加をしておりますが、これは平成23年度末に予算化いたしました学校施設の耐震化事業や強い農業づくり交付金事業などの
補正予算を平成24年度に繰り越したことによるものでございます。
また、収入率及び執行率が低い原因は、平成24年度末に予算化しました学校施設の耐震化事業や農業基盤整備促進事業など、国の第1次補正に伴う
補正予算などが平成25年度への繰越事業となったためでございます。
歳入総額から歳出総額を差し引きました額は19億2210万7000円で、この額から翌年度へ繰り越すべき財源、2億2019万6000円を差し引きました実質収支額は17億191万1000円の黒字で、翌年度への繰越金となります。
次に、下の左の表でございます。平成24年度末の一般会計の基金現在高を申し上げます。
総計は、114億1429万8000円でございます。
主なものは、財政調整基金が35億1346万3000円で、前年度に比べ131万2000円の増加となっております。また、減債基金が7億3500万円で、前年度に比べ1385万6000円の増加、市有施設整備基金が35億931万2000円で、前年度に比べ271万6000円の増加となっております。
これら3つの基金を合わせました金額は77億5777万5000円で、前年度に比べ1788万4000円の増加となっております。
このほか、平成24年度末に八代広域行政事務組合の八代ふるさと市町村圏基金が廃止されたことに伴い、新設しましたまちづくり交流基金が8億8008万4000円、土地開発基金が、現金、土地、貸付金を合わせまして15億6547万3000円となっております。
次に、右の表でございますが、平成24年度末の一般会計の地方債残高を申し上げます。
合計額は617億5713万5000円で、前年度に比べ7億5686万8000円の減少となっております。これは、国の施策によります臨時財政対策債など、赤字補てん債が10億5140万5000円増加しましたものの、建設事業などの事業債が16億9527万3000円減少したことによるものでございます。
また、平成24年度末の債務負担行為額は28億3310万4000円で、前年度に比べ1億1422万円の減少でございます。これは、清掃センター排ガス処理設備改修事業などの減によるものでございます。
次に、2ページをお願いいたします。
一般会計決算の歳入の状況でございます。
まず、左の表の款別の主なものを申し上げます。
1の市税の決算額は136億1554万9000円で、前年度に比べ0.4%、4881万2000円の減少でございます。これは、農業所得などの増による市民税の増加がありましたものの、固定資産税の評価がえに伴う土地と家屋の減少が主な要因でございます。なお、調定対比、つまり徴収率は92.0%で、構成比は23.7%でございます。
10の地方交付税の決算額は179億1059万4000円で、前年度に比べ0.8%、1億5123万3000円の減少で、構成比は31.2%でございます。
14の国庫支出金の決算額は78億5642万1000円で、前年度に比べ1.6%、1億2531万6000円の減少でございます。これは、国の経済対策として交付されました地域活性化きめ細かな臨時交付金事業などの減が主な要因でございます。なお、構成比は13.7%でございます。
15の県支出金の決算額は52億365万2000円で、前年度に比べ33.2%、12億9603万7000円の増加でございます。これは、農業生産総合対策事業費補助金及び強い
農業づくり交付金事業補助金などの増が主な要因でございます。
20の諸収入の決算額は18億3622万5000円で、前年度に比べ40.6%の増加でございますが、これは先ほど述べました八代広域行政事務組合から八代ふるさと市町村圏基金8億8000万円ほどが返還されたことなどによるものでございます。
21の市債の決算額は51億8030万円で、前年度に比べ16.1%、7億1900万円の増加でございますが、これは、清掃センター排ガス処理設備改修事業による増が主な要因でございます。構成比は9.0%でございます。
また、翌年度への繰越事業に対します未収入の特定財源は42億4315万6000円でございますが、国の
補正予算による国・県支出金や市債がその多くを占めております。
次に、右の表は、歳入を自主財源、依存財源に区分したものでございます。
自主財源は、地方自治体が自主的に収入いたします財源でございます。また、依存財源は、国・県からの補助金や交付金でございます。
市税や使用料、手数料、繰入金、繰越金などの自主財源の決算額は193億371万5000円で、前年度に比べ3.2%、6億690万8000円の増加でございます。なお、自主財源の構成比は33.6%で、前年度に比べ0.3ポイント減少しております。
また、地方交付税、国県支出金、市債などの依存財源の決算額は381億6394万1000円で、前年度に比べ4.4%、16億1999万1000円の増加となっておりますが、農業生産総合対策事業費補助金及び強い
農業づくり交付金事業補助金など、県支出金の増が主な要因でございます。
なお、依存財源の構成比は66.4%と前年度に比べ0.3ポイント増加しており、依然として依存財源の構成比率が高い状況でございます。
次に、3ページをお願いいたします。
一般会計の目的別の歳出決算でございます。
3の民生費の決算額は195億8145万8000円で、前年度に比べ3.1%、5億9752万5000円の増加となり、これは、障害福祉サービス給付事業や民間保育所施設整備事業補助金の増などによるものでございます。なお、構成比は35.3%でございます。
5の
農林水産業費の決算額は40億6023万円で、前年度に比べ44.1%、12億4280万円の増加となり、これは、農業生産総合対策事業や農業体質強化基盤整備促進事業の増などによるものでございまして、構成比は7.3%でございます。
7の土木費の決算額は53億1552万1000円で、前年度に比べ12.3%、7億4839万9000円の減少でございます。これは市内一円道路改良事業や地域活性化きめ細かな臨時交付金事業などが減となったことによるものでございまして、構成比は9.6%でございます。
9の教育費の決算額は55億8384万5000円で、前年度に比べ0.9%、4927万6000円の増加でございます。泉中学校や第七中学校の体育館などの学校施設の耐震化事業の増によるものでございます。なお、構成比は10.1%でございます。
11の公債費の決算額は68億8161万4000円で、前年度に比べ1.7%、1億1456万6000円の増加でございます。これは、学校施設の耐震化事業に伴う元金償還が始まったことなどによるもので、構成比は12.4%となっております。
また、次年度への繰越額は44億6335万2000円で、38の事業がございまして、その多くに国の
補正予算によるものを含んでおります。
4ページからは平成24年度特別会計の決算でございます。
主なものを申し上げます。
まず、議案第98号の国民健康保険特別会計歳入歳出の決算でございます。歳入総額は181億4651万8000円で、前年度に比べ1.5%の増加、歳出総額は179億8752万5000円で、前年度に比べ1.6%の増加、歳入歳出差引額、実質収支額ともに1億5899万3000円の黒字となっております。一般会計からの繰入金は11億5518万5000円でございます。
次の議案第99号は、75歳以上の高齢者を対象とした後期高齢者医療特別会計歳入歳出の決算で、歳入総額は16億2145万7000円、前年度に比べ3.6%の増加、歳出総額は15億9157万8000円、前年度に比べ3.4%の増加、歳入歳出差引額、実質収支額ともに2987万9000円の黒字でございます。一般会計からの繰入金は5億1443万6000円となっております。
次に、議案第100号の介護保険特別会計歳入歳出の決算では、歳入総額は127億9156万円で、前年度に比べ4.6%の増加、歳出総額は127億6501万6000円で、前年度に比べ4.6%の増加、歳入歳出差引額、実質収支額ともに2654万4000円の黒字となっております。また、一般会計からの繰入金は18億5317万3000円でございます。
次に、議案第101号は、公共下
水道事業特別会計歳入歳出の決算で、歳入総額は45億6370万9000円で、前年度に比べ4.8%の減少、歳出総額は44億9340万2000円で、前年度に比べ6.2%の減少となっております。歳入歳出差引額は7030万7000円で、この額から翌年度への繰り越すべき財源1169万3000円を差し引きました実質収支額は5861万4000円の黒字で、翌年度への繰越金となります。一般会計からの繰入金は17億2600万円でございます。また、市債は13億510万円でございます。歳出では、建設費が13億6366万2000円で、幹線工事を初め、水処理センターの施設整備やポンプ場の改築工事などが主なものでございます。また、公債費は25億1019万7000円で、前年度に比べ2.7%、6901万9000円の減少でございます。
続きまして、議案第102号の簡易
水道事業特別会計歳入歳出の決算では、歳入歳出総額ともに3億4825万2000円で、歳入歳出差引額、実質収支額ともにゼロ円となっております。一般会計からの繰入金は1億1807万7000円でございます。
次に、下の表の中央、議案第105号のケーブルテレビ事業特別会計歳入歳出の決算では、歳入歳出総額ともに2億8455万4000円で、歳入歳出差引額、実質収支額ともにゼロ円となっております。一般会計からの繰入金は1億9388万円でございます。
次に、5ページをお願いいたします。
下の左の表で、平成24年度末の特別会計の基金現在高を申し上げます。
合計額は16億1015万2000円でございます。主なものは、国民健康保険財政調整基金が14億8588万9000円でございます。
次に、右の表でございますが、平成24年度末の特別会計の地方債残高を申し上げます。
合計額は301億7027万6000円で、前年度に比べ9億838万1000円の減少となっております。
主なものは、公共下
水道事業が274億2394万円で、前年度に比べ6億6167万6000円の減少、ケーブルテレビ事業が6億6864万3000円で、前年度に比べ1億8845万7000円の減少となっております。
次に、6ページでございます。6ページをお願いします。
健全化判断比率等について申し上げます。
平成20年度決算から、財政の健全度での黄色信号であります早期健全化基準や、赤信号であります財政再生基準が適用されることになり、いずれかが基準値以上になりますと、議会の議決を経て、財政健全化計画や財政再生計画を定めることが義務づけられております。
平成24年度の健全化判断比率の指標について申し上げます。実質赤字比率、連結実質赤字比率につきましては、黒字決算であるために比率はございません。
次に、実質公債費比率は、一般財源の規模に対する公債費の割合を示すもので、一般会計の公債費に加え、公営企業に対する公債費の繰出金、一部事務組合に対する負担金のうち、公債費に対するものも含めた指標で、平成24年度は前年度に比べ0.4ポイントの減の15.0%となっております。なお、早期健全化基準は25%でございます。この比率が25%以上になると、地方債の発行が一部制限されることになります。
次に、将来負担比率でございます。将来負担比率は、一般会計、特別会計、公営企業会計、地方公社及び第三セクターなどについて、一般会計が将来負担する可能性のある負債総額、いわゆる将来負担額の一般財源の規模に対する割合を示すものでございます。将来負担額には、一般会計の地方債現在高、債務負担行為に基づく支出予定額、特別会計、公営企業会計や、一部事務組合の公債費に充てるために一般会計から繰り出す見込み額、退職手当支給予定額のうち一般会計の負担見込み額などが含まれます。平成24年度の将来負担比率は、前年度に比べ10.1ポイントの減の90.2%となっております。なお、早期健全化基準は350%でございます。
次に、資金不足比率でございます。資金不足比率は、公営企業における資金不足額の事業規模に対する割合を示すものでございますが、それぞれ資金不足がないために比率はございません。
次に、他の財政指標について申し上げます。
まず、標準財政規模でございます。
標準財政規模は、地方自治体における地方税、普通交付税、地方譲与税など、標準的な一般財源の規模を示すものでございまして、その額は337億6817万9000円で、前年度に比べ約1000万円の減額となっております。
次に、財政力指数でございます。
財政力指数は、地方自治体の財政基盤の強さを示す指数でございまして、標準的な行政活動を行うのに必要な財源をどれだけ自力で調達できるかをあらわしているものでございます。この財政力指数が1に近いほど財政力が強いとされ、1を超える団体には普通交付税は交付されません。なお、平成24年度の指数は、前年度に比べ0.01ポイントの減の0.46でございます。
次に、財政構造の弾力性、健全性を見ます経常収支比率で、この比率が低いほど新たな行政需要に弾力的に対応でき、市は、80%を超える場合には財政構造の弾力性が失われつつあると言われております。平成24年度の比率は89.2%で、前年度に比べ2.0ポイントの増となり、依然として財政構造の硬直化は進んでいる状況でございます。
以上、平成24年度の八代市一般会計並びに
特別会計決算の概要説明とさせていただきます。
○議長(
橋本幸一君) 以上で提出者の説明を終わり、これより質疑を行います。質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
橋本幸一君) 以上で質疑を終わります。
─────────────────────────
△
決算審査特別委員会の設置及び同委員の選任
○議長(
橋本幸一君) この際、お諮りいたします。
決算審査特別委員会の設置及び同委員の選任についてを、日程に追加し、直ちに議題といたしたいが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
橋本幸一君) 異議なしと認め、そのように決しました。
決算審査特別委員会の設置及び同委員の選任についてを議題といたします。
○議長(
橋本幸一君) お諮りいたします。
ただいま質疑を終えました議案第97号から同第108号までの平成24年度の八代市
一般会計決算及び
特別会計決算の12件については、11人の委員をもって構成する
決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
橋本幸一君) 異議なしと認め、そのように決しました。
○議長(
橋本幸一君) お諮りいたします。
ただいま設置されました
決算審査特別委員会の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、大倉裕一君、友枝和明君、
福嶋安徳君、古嶋津義君、堀徹男君、前垣信三君、前川祥子君、増田一喜君、村川清則君、百田隆君、幸村香代子君、以上11人の諸君を指名いたしたいが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
橋本幸一君) 異議なしと認めます。
よって、ただいま指名いたしました11名の諸君が、
決算審査特別委員会委員に選任されました。
─────────────────────────
○議長(
橋本幸一君) 議案第97号から同第108号までの平成24年度の八代市
一般会計決算及び
特別会計決算の12件については、ただいま設置されました
決算審査特別委員会にその審査を付託いたします。
─────────────────────────
○議長(
橋本幸一君) 委員会開催のため、しばらく休憩いたします。
(午後0時29分 休憩)
─────────────────────────
(午後2時00分 開議)
○議長(
橋本幸一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
─────────────────────────
○議長(
橋本幸一君) 報告いたします。
決算審査特別委員会の正副委員長互選の結果、委員長に友枝和明君、同副委員長に前川祥子君が互選されました。
─────────────────────────
△日程第27〜36
○議長(
橋本幸一君) 日程第27から日程第36まで、すなわち議案第109号から同第118号までの議案10件を一括議題とし、これより提出者の説明を求めます。
市長中村博生君。
(市長中村博生君 登壇)
◎市長(中村博生君) 皆さんこんにちは。(「こんにちは」と呼ぶ者あり)
ただいま上程されました議案につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
議案第109号から議案第114号までの
人権擁護委員候補者の推薦については、本年12月31日をもって任期満了となる人権擁護委員6名の方に引き続き委員をお願いしたく、人権擁護委員法の規定に基づき、議会の御意見を聞いて法務大臣に推薦するものであります。
議案第109号の菊川保之氏、議案第110号の佐藤タエ氏、議案第111号の長廣嘉代子氏は平成17年1月から、議案第112号の太江田久子氏、議案第113号の水野潤一郎氏、議案第114号の寺田公子氏は平成20年1月から人権擁護委員をお引き受けいただいております。
いずれの方も人権擁護委員の職にふさわしい見識を有する方であり、適任であると考え、議会にお諮りするものであります。
次に、議案第115号及び議案第116号の
教育委員会委員の任命につき同意を求めることについては、本年11月1日をもって2名の
教育委員会委員が任期満了となることから、倉野敏郎氏及び高浪智之氏を新たに委員として任命することについて、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の規定に基づき、議会の同意を求めるものであります。
倉野氏は、平成15年3月まで教職につかれ、八代市立八千把小学校長を最後に退職された後、財団法人八代市学校給食会南部ブロック学校給食センター場長などをお務めになっております。
また、高浪氏は昭和46年に旧八代市役所に入所され、市民税課長、教育総務課長、
教育部次長、教育部長などを歴任後、平成19年3月に本市を退職され、平成22年3月まで財団法人八代市学校給食会の常務理事をお務めになっております。
次に、議案第117号の
公平委員会委員の選任につき同意を求めることについては、本年11月1日をもって1名の
公平委員会委員が任期満了となることから、加藤泰憲氏を新たに委員として選任することについて、地方公務員法の規定に基づき、議会の同意を求めるものであります。
加藤氏は、昭和48年に旧八代市役所に入所され、納税課長、市民税課長、総務部次長、総務部総括審議員などを歴任後、平成22年3月に本市を退職され、平成25年3月まで財団法人八代市学校給食会の常務理事をお務めになっております。
次に、議案第118号の
監査委員の選任につき同意を求めることについては、識見を有する
監査委員のうち、非常勤の
監査委員に藤崎智氏を選任することについて、地方自治法の規定に基づき、議会の同意を求めるものであります。
藤崎氏は、昭和44年に税理士登録され、税理士として本市に事務所を置かれ、長年にわたり御活躍されており、地方公共団体の監査制度にも広範囲な知識をお持ちの方であります。
いずれの方も、
教育委員会委員、
公平委員会委員及び
監査委員として適任であると考え、議会にお諮りするものであります。
以上が提案理由の説明であります。よろしく御審議の上、何とぞ御賛同いただきますようお願い申し上げて、説明といたします。
○議長(
橋本幸一君) 以上で、提出者の説明を終わり、これより質疑を行います。質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
橋本幸一君) 以上で質疑を終わります。
○議長(
橋本幸一君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案10件については、委員会付託を省略いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
橋本幸一君) 異議なしと認め、そのように決しました。
これより討論を行います。討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
橋本幸一君) 以上で討論を終わり、これより採決いたします。
議案第109号、菊川保之君を
人権擁護委員候補者に推薦するにつき、これに同意するに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者 起立)
○議長(
橋本幸一君) 起立全員、よって本件は同意することに決しました。
─────────────────────────
○議長(
橋本幸一君) 議案第111号・長廣嘉代子君を
人権擁護委員候補者に推薦するにつき、これに同意するに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者 起立)
○議長(
橋本幸一君) 起立全員、よって本件は同意することに決しました。
─────────────────────────
○議長(
橋本幸一君) 議案第112号・太江田久子君を
人権擁護委員候補者に推薦するにつき……(「110号」と呼ぶ者あり)訂正いたします。もとに戻ります。
議案第110号・佐藤タエ子君を
人権擁護委員候補者に……(「タエ」と呼ぶ者あり)佐藤タエ君を
人権擁護委員候補者に推薦するにつき、これに同意するに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者 起立)
○議長(
橋本幸一君) 起立全員、よって本件は同意することに決しました。
─────────────────────────
○議長(
橋本幸一君) 議案第112号・太江田久子君を
人権擁護委員候補者に推薦するにつき、これに同意するに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者 起立)
○議長(
橋本幸一君) 起立全員、よって本件は同意することに決しました。
─────────────────────────
○議長(
橋本幸一君) 議案第113号・水野潤一郎君を
人権擁護委員候補者に推薦するにつき、これに同意するに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者 起立)
○議長(
橋本幸一君) 起立全員、よって本件は同意することに決しました。
─────────────────────────
○議長(
橋本幸一君) 議案第114号・寺田公子君を
人権擁護委員候補者に推薦するにつき、これに同意するに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者 起立)
○議長(
橋本幸一君) 起立全員、よって本件は同意することに決しました。
─────────────────────────
○議長(
橋本幸一君) 議案第115号・倉野敏郎君を
教育委員会委員に任命するにつき、これに同意するに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者 起立)
○議長(
橋本幸一君) 起立多数、よって本件は同意することに決しました。
─────────────────────────
○議長(
橋本幸一君) 議案第116号・高浪智之君を
教育委員会委員に任命するにつき、これに同意するに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者 起立)
○議長(
橋本幸一君) 起立全員、よって本件は同意することに決しました。
─────────────────────────
○議長(
橋本幸一君) 議案第117号・加藤泰憲君を
公平委員会委員に選任するにつき、これに同意するに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者 起立)
○議長(
橋本幸一君) 起立全員、よって本件は同意することに決しました。
─────────────────────────
○議長(
橋本幸一君) 議案第118号・藤崎智君を
監査委員に選任するにつき、これに同意するに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者 起立)
○議長(
橋本幸一君) 起立全員、よって本件は同意することに決しました。
─────────────────────────
△日程第37
○議長(
橋本幸一君) 日程第37、議案第119号・
監査委員の選任につき同意を求めることについて、議題といたします。
除斥により、上村哲三君の退席をお願いいたします。
(上村哲三君 退場)
○議長(
橋本幸一君) これより提出者の説明を求めます。
市長中村博生君。
(市長中村博生君 登壇)
◎市長(中村博生君) ただいま上程されました議案につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
議案第119号の
監査委員の選任につき同意を求めることについては、市議会議員のうちから選任する
監査委員に、上村哲三氏を選任することについて、地方自治法の規定に基づき、議会の同意を求めるものであります。
よろしく御審議の上、何とぞ賛同いただきますようお願い申し上げます。
○議長(
橋本幸一君) 以上で提出者の説明を終わり、これより質疑を行います。質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
橋本幸一君) 以上で質疑を終わります。
○議長(
橋本幸一君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案1件については、委員会付託を省略いたしたいが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
橋本幸一君) 異議なしと認め、そのように決しました。
これより討論を行います。討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
橋本幸一君) 以上で討論を終わり、これより採決いたします。
議案第119号・上村哲三君を
監査委員に選任するにつき、これに同意するに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者 起立)
○議長(
橋本幸一君) 起立全員、よって本件は同意することに決しました。
上村哲三君の除斥を解きます。
(上村哲三君 入場)
─────────────────────────
△日程第38〜40
○議長(
橋本幸一君) 日程第38から日程第40まで、すなわち発議案第4号から同第6号までの発議案3件を一括議題とし、これより発議者の趣旨弁明を求めます。
まず、発議案第4号について、増田一喜君。
(増田一喜君 登壇)
◎増田一喜君 ただいま上程されました発議案第4号・
森林吸収源対策及び
地球温暖化対策に関する地方の
財源確保のための
意見書案について、発議者一同を代表して趣旨弁明を申し上げます。
内容につきましては別紙議案記載のとおりでありますが、地球温暖化防止のための温室効果ガスの削減は、我が国のみならず地球規模の重要かつ喫緊の課題となっており、森林の持つ地球温暖化の防止や国土の保全、水資源の涵養、自然環境の保持など、森林の公益的機能に対する国民の関心と期待は大きくなっております。また、我が国においても、平成25年度以降、京都議定書目標達成計画に掲げられたものと同等以上の取り組みを推進することとされています。
このような経緯も踏まえ、
地球温暖化対策のための石油石炭税の税率の特例措置が平成24年10月に導入されましたが、使途はCO2排出抑制対策に限定されており、
森林吸収源対策及び
地球温暖化対策に関する地方の
財源確保については、早急に総合的な検討を行うとの方針にとどまっています。
地球温暖化防止をより確実なものとするためには、森林の整備、保全等の
森林吸収源対策や豊富な自然環境が生み出す再生可能エネルギーの活用などの取り組みを、山村地域の市町村が主体的・総合的に実施することが不可欠です。しかしながら、木材価格の暴落・低迷や林業従事者の高齢化、後継者不足など厳しい情勢であり、その結果、山そのものが荒廃し、自然災害等の脅威に国民の生命財産が脅かされるといった事態が生じています。
これを再生することとともに、
森林吸収源対策などの
地球温暖化対策に取り組むための恒久的・安定的な
財源確保を講ずることが急務であると考えます。
よって、石油石炭税の税率の特例による税収の一定割合を、森林面積に応じて市区町村に譲与する仕組みの構築を国及び政府へ強く求める必要があると考え、今回の意見書を提出するものです。
どうか、この趣旨に御理解いただき、満場一致御決定をいただきますようお願い申し上げ、趣旨弁明といたします。
よろしくお願い申し上げます。
○議長(
橋本幸一君) 次に、発議案第5号について、
成松由紀夫君。
(
成松由紀夫君 登壇)
◎
成松由紀夫君 ただいま上程されました発議案第5号・ホテル・
旅館等建築物の耐震化の促進に関する
意見書案について、発議者一同を代表しまして、趣旨弁明を申し上げます。
内容につきましては、別紙議案記載のとおりでありますが、南海トラフの巨大地震や首都直下型地震の被害想定においては、甚大な被害が想定されることから、建築物の地震に対する安全性の向上を一層促進するため、国会において建築物の耐震改修の促進に関する法律の一部を改正する法律が成立し、床面積5000平方メートル以上の不特定多数の者が利用するホテル・旅館等の建築物について耐震診断の実施、耐震診断結果を平成27年末までに所管行政庁に報告することが義務づけられましたが、診断結果による耐震化には多額の費用を要するため、重点的な支援が必要であり、また耐震化の一層の向上を図るためには、その
財源確保が不可欠であります。
そこで、温泉所在都市に対するホテル・旅館等の建築物の耐震化を迅速かつ円滑に推進するため、必要な財政支援措置の充実を図るとともに、当該法の施行に当たっては、地方公共団体や当該建築物の所有者の実情等を十分踏まえ、必要な財政支援措置が確立されるまでは、特段の配慮がなされるよう、意見書を政府に提出する必要があると判断した次第であります。
どうか、この趣旨に御理解いただき、満場一致御決定をいただきますようお願い申し上げ、趣旨弁明といたします。
よろしくお願い申し上げます。
○議長(
橋本幸一君) 次に、発議案第6号について、
福嶋安徳君。
(
福嶋安徳君 登壇)
◎
福嶋安徳君 ただいま上程されました発議案第6号・
地方税財源の
充実確保を求める
意見書案について、発議者一同を代表して趣旨弁明を申し上げます。
内容につきましては、別紙発議案記載のとおりでありますが、地方財政は、社会保障関係費などの財政需要の増加や地方税収の低迷等により、厳しい状況が続いています。
このような中、基礎自治体である市が住民サービスやまちづくりを安定的に行うためには、
地方税財源の
充実確保が不可欠であります。
そこで、国に対して、地方単独事業を含めた社会保障関係費の増など、地方の財政需要を地方財政計画に的確に反映することなどにより、地方交付税の増額による一般財源総額を確保していただくこと、また、地方が担う事務と責任に見合う税財源配分を基本とし、当面、国と地方の税源配分を5対5とし、その際、地方消費税の充実など、税源の偏在性が小さく、税収が安定的な地方税体系を構築するなどにより、地方税源の
充実確保等を図っていただくことを強く要望する必要があると考え、
意見書案を提出した次第であります。
どうかこの趣旨に御理解いただき、満場一致御決定をいただきますようお願い申し上げ、趣旨弁明といたします。
よろしくお願いいたします。
○議長(
橋本幸一君) 以上で趣旨弁明を終わり、これより質疑を行います。質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
橋本幸一君) 以上で質疑を終わります。
○議長(
橋本幸一君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております発議案3件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
橋本幸一君) 異議なしと認め、そのように決しました。
これより討論を行います。討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
橋本幸一君) 以上で討論を終わり、これより採決いたします。
発議案第4号・
森林吸収源対策及び
地球温暖化対策に関する地方の
財源確保のための
意見書案については、原案のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。
(賛成者 挙手)
○議長(
橋本幸一君) 挙手全員、よって本件は原案のとおり可決されました。
─────────────────────────
○議長(
橋本幸一君) 発議案第5号・ホテル・
旅館等建築物の耐震化の促進に関する
意見書案については、原案のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。
(賛成者 挙手)
○議長(
橋本幸一君) 挙手全員、よって本件は原案のとおり可決されました。
─────────────────────────
○議長(
橋本幸一君) 発議案第6号・
地方税財源の
充実確保を求める
意見書案については、原案のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。
(賛成者 挙手)
○議長(
橋本幸一君) 挙手全員、よって本件は原案のとおり可決されました。
─────────────────────────
○議長(
橋本幸一君) 報告いたします。
本日、
福嶋安徳君ほか7名から、発議案第7号・
青少年健全育成基本法の制定を求める
意見書案が提出されました。
○議長(
橋本幸一君) お諮りいたします。
この際、日程に追加し、本件を議題といたしたいが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
橋本幸一君) 異議なしと認め、そのように決しました。
発議案第7号を議題とし、これより提出者の趣旨弁明を求めます。
福嶋安徳君。
(
福嶋安徳君 登壇)
◎
福嶋安徳君 ただいま上程されました発議案第7号・
青少年健全育成基本法の制定を求める
意見書案について、発議者一同を代表して趣旨弁明を申し上げます。
本案は、先刻関連の請願が採択されましたので、それを審査いたしました関係委員会の私どもが発議したものであります。
内容につきましては別紙発議案記載のとおりでありますが、あすの社会を担う青少年の健全育成は全ての市民の願いでありますが、今日、我が国の相次ぐ少年の凶悪事件等、青少年の荒廃は深刻な事態に直面しています。その要因としては、頻発する児童・幼児虐待事件等に象徴される家庭の崩壊や学校における教育問題なども指摘されています。
地域社会においては、露骨な性描写や残虐シーンを売り物にする雑誌等を初めとする性産業の氾濫、テレビの有害番組の問題等に加え、インターネット、携帯電話等の情報通信の発展とともに、新しい有害環境の出現も指摘されています。この社会の現状を見るとき、青少年の荒廃は、我々大人が青少年を見守り、支援し、時に戒めるという義務を果たさなかったゆえの結果と言わざるを得ません。
また、これらの問題に対して、各都道府県の青少年健全育成条例が対処し、一定の効果は上げてきているものの、今日では、その限界性が指摘されています。そこで、今、求められているのは、青少年の健全育成に対する基本理念や方針等を明確にし、有害環境から青少年を守るための国や地方公共団体、事業者そして保護者等の責務を明らかにし、これによる一貫性のある包括的、体系的な法整備であります。特に、健全な青少年は健全な家庭から育成されるという原点に立ち返り、家庭の価値を基本理念に据えた
青少年健全育成基本法の制定が必要であります。
ついては、国に対し、
青少年健全育成基本法を早期に制定されるよう強く要望する必要があると考え、
意見書案を提出した次第であります。
どうかこの趣旨に御理解いただき、満場一致御決定をいただきますようお願い申し上げ、趣旨弁明といたします。
よろしくお願いいたします。
○議長(
橋本幸一君) 以上で趣旨弁明を終わり、これより質疑を行います。質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
橋本幸一君) 以上で質疑を終わります。
○議長(
橋本幸一君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております発議案1件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
橋本幸一君) 異議なしと認め、そのように決しました。
これより討論を行います。討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
橋本幸一君) 以上で討論を終わり、これより採決いたします。
発議案第7号・
青少年健全育成基本法の制定を求める
意見書案については、原案のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。
(賛成者 挙手)
○議長(
橋本幸一君) 挙手多数、よって本件は原案のとおり可決されました。
─────────────────────────
△日程第41〜42
○議長(
橋本幸一君) 日程第41・八代市
選挙管理委員会委員の選挙及び日程第42・同補充員の選挙を行います。
○議長(
橋本幸一君) お諮りいたします。
選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選により行いたいが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
橋本幸一君) 異議なしと認め、選挙の方法は指名推選によることに決しました。
─────────────────────────
○議長(
橋本幸一君) お諮りいたします。
指名の方法については、議長において指名することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
橋本幸一君) 異議なしと認め、議長において指名することに決しました。
─────────────────────────
○議長(
橋本幸一君) まず、
選挙管理委員会委員について、お諮りいたします。
尾崎信一君、木田哲次君、中村安雄君、西村壽美雄君、以上の4名であります。
○議長(
橋本幸一君) お諮りいたします。
ただいま議長において指名いたしました4名の諸君を、
選挙管理委員会委員の当選人と定めることに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
橋本幸一君) 異議なしと認め、ただいま指名いたしました4名の諸君が
選挙管理委員会委員に当選されました。
なお、当選人に対する告知は、議長において文書をもっていたします。
─────────────────────────
○議長(
橋本幸一君) 次に、
選挙管理委員会補充員の指名を行います。
木本博明君、松永京子君、榎本節男君、石田清春君、以上の4名であります。
○議長(
橋本幸一君) お諮りいたします。
ただいま議長において指名いたしました4名の諸君を、
選挙管理委員会補充員の当選人とし、補充の順位は指名の順位により定めることに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
橋本幸一君) 異議なしと認め、ただいま指名いたしました4名の諸君が
選挙管理委員会補充員に当選され、その補充の順序は、指名の順序とすることに決しました。
なお、当選人に対する告知は議長において文書をもっていたします。
以上で、八代市
選挙管理委員会委員及び補充員の選挙を終わります。
─────────────────────────
△閉会中
継続審査・調査の件
○議長(
橋本幸一君) 次に、閉会中の
継続審査及び調査についてお諮りいたします。
別紙、閉会中の
継続審査・調査申し出のあった案件のとおり、
文教福祉委員会委員長から、
陳情1件、所管事務調査2件、
経済企業委員会委員長から、
所管事務調査2件、
建設環境委員会委員長から、
所管事務調査2件、
総務委員会委員長から、
所管事務調査2件、
議会運営委員会委員長から、
議会の運営に関する事項、
議会の会議規則、委員会に関する条例等に関する事項、
議長の諮問に関する事項、
以上の12件、
並びに
決算審査特別委員会委員長から、
議案第97号から同第108号までの平成24年度八代市
一般会計決算及び
特別会計決算の12件について、
それぞれ閉会中の
継続審査及び調査の申し出があります。
本申し出のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
橋本幸一君) 御異議なしと認め、そのように決しました。
─────────────────────────
△日程第43
○議長(
橋本幸一君) 日程第43・
会議録署名議員の指名を行います。
会議規則第88条の規定により、
会議録署名議員に村川清則君、堀口晃君を指名いたします。
─────────────────────────
○議長(
橋本幸一君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。
○議長(
橋本幸一君) 閉会に当たり、市長から発言の申し出がありますので、これを許します。
市長中村博生君。
(市長中村博生君 登壇)
◎市長(中村博生君) 閉会に当たりまして、一言お礼を兼ねましての御挨拶を申し上げます。
去る10月7日から始まりました定例市議会におきまして、議員各位におかれまして、慎重な御審議を賜り、提案いたしました一部の議案を除いて賛同いただき、まことにありがとうございました。
会期中、議員各位から賜りました御意見、御要望につきましては、今後の予算執行または諸施策を講じる場合に十分尊重してまいりたいと考えております。
なお、八代市長の退職手当の特例に関する条例の制定について、御賛同いただけませんでしたことは残念に思います。皆様方から賜りました御意見を真摯に受けとめさせていただき、より一層行政改革を推進するとともに、市政発展のために全力で取り組んでまいりたいと思っております。
また、本日追加提案し、継続審議となりました決算議案につきましては、御認定いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
10月も終わりとなりました。本格的な秋の訪れとともに、朝夕大変冷え込みも厳しくなってきております。議員各位におかれましては、健康に十分留意していただき、今後ともますます御活躍いただきますよう心から祈念申し上げまして、閉会に当たりましての挨拶とさせていただきます。
大変ありがとうございました。
○議長(
橋本幸一君) これをもって平成25年9月定例会を閉会いたします。
(午後2時36分 閉会)
地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
平成25年10月30日
八 代 市 議 会 議 長 ________________
( 橋 本 幸 一 )
同 副 議 長 ________________
( 田 中 安 )
同 議 員 ________________
( 村 川 清 則 )
同 議 員 ________________
( 堀 口 晃 )...