八代市議会 2003-09-08
旧八代市 平成15年 9月定例会−09月08日-02号
旧八代市 平成15年 9月定例会−09月08日-02号旧八代市 平成15年 9月定例会
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主 要 目 次
1.
市長提出案件6件に対する質疑・
一般質問(第1日)
(1)田 方 芳 信 君……………………………………………… 3
(2)竹 田 誠 也 君……………………………………………… 7
(3)前 垣 信 三 君……………………………………………… 23
(4)山 田 栄 一 君……………………………………………… 35
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平成15年9月八代
市議会定例会会議録(第2号)
・平成15年9月8日(月曜日)
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・議事日程(第2号)
平成15年9月8日(月曜日)午前10時開議
第 1 議第73号・平成14年度八代市
水道事業会計決算(質疑)
第 2 議第74号・平成14年度八代市
病院事業会計決算(質疑)
第 3 議第75号・平成15年度八代市
一般会計補正予算・第3号(質疑)
第 4 議第76号・平成15年度八代市
国民健康保険特別会計補正予算・第2号(質疑)
第 5 議第77号・平成15年度八代市
介護保険特別会計補正予算・第2号(質疑)
第 6 議第78号・八代市報酬及び
費用弁償条例の一部改正について(質疑)
第 7
一般質問
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・会議に付した事件
1.日程第 1
1.日程第 2
1.日程第 3
1.日程第 4
1.日程第 5
1.日程第 6
1.日程第 7
一般質問 (1)田方芳信君 (2)
竹田誠也君
(3)前垣信三君 (4)山田栄一君
1.休会の件(9月9日)
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・出席議員及び欠席議員の氏名
(1)出席議員(32人)
1 番 前 田 慧 君 2 番 中 村 和 美 君
3 番 山 田 栄 一 君 4 番 増 田 一 喜 君
5 番 植 原 勉 君 6 番 沢 田 行 雄 君
7 番 畑 辺 忠 志 君 8 番 松 浦 輝 幸 君
9 番 村 上 光 則 君 10 番 山 本 幸 廣 君
11 番 田 方 芳 信 君 12 番 前 垣 信 三 君
13 番 百 田 隆 君 14 番 栗 原 伸 安 君
15 番 渡 辺 俊 雄 君 16 番 藤 井 次 男 君
17 番 田 中 安 君 18 番 小 薗 純 一 君
19 番 笹 本 サエ子 君 20 番 庄 野 末 藏 君
21 番 梅 田 玲 子 君 22 番 松 永 久 彦 君
23 番 大 倉 裕 一 君 24 番 竹 田 誠 也 君
25 番 矢 本 善 彦 君 26 番 福 田 富 雄 君
27 番 田 中 茂 君 28 番 堀 口 晃 君
29 番 木 田 哲 次 君 30 番 つ る 詳 子 君
31 番 飛 石 順 子 君 32 番 前 田 秀 康 君
(2)欠席議員(なし)
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・説明のために出席した者の職氏名
(1)長 (3)
教育委員会
市長 中 島 隆 利 君 委員 小 寺 ヤエ子 君
助役 冨 田 徹 也 君 教育長 藤 門 豊 明 君
行政管理部長 上 野 美 麿 君 教育部長 高 浪 智 之 君
秘書課長 山 鹿 茂 之 君
教育総務課長 村 田 達 君
企画財政部長 小 嶋 宣 雄 君 (4)
農業委員会
財政課長 上 村 幸 寛 君 会長 川 口 健次郎 君
健康福祉部長兼
福祉事務所長 (5)
選挙管理委員会
橋 口 邦 憲 君 委員 橋 口 實 男 君
産業振興部長 坂 田 憲 治 君 (6)
公平委員会
建設部長 芳 崎 賢 一 君 委員 松 川 勝 君
(2)収入役 (7)監査委員
収入役 水 谷 謙一郎 君 委員 一 村 光 啓 君
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・職務のために議場に出席した
事務局職員の職氏名
理事兼次長 松 山 俊 哉 君 副主幹兼
議事調査係長土 谷 武 君
総務係長 永 原 博 英 君 主任 杉 山 誠 君
主任 正 山 茂 文 君 主任 松 川 由 美 君
主事 豊 田 恵美子 君
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(午前10時02分 開議)
○議長(前田慧君) これより本日の会議を開きます。
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△日程第1〜7
○議長(前田慧君) 日程第1から日程第6まで、すなわち議第73号から同第78号までの議案6件を一括議題とし、これより本6件に対する質疑、並びに日程第7・
一般質問を行います。
それでは、通告に従い順次発言を許します。
田方芳信君。(「1番ぞ、しっかりいけ」と呼ぶ者あり)
(田方芳信君 登壇)
◆田方芳信君 おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)自由民主党の田方芳信でございます。
本日、さきの
統一地方選挙で当選の栄を受け、初登壇してさせていただきます。
このほど、議員1年生として、八代市民の期待が確実に市政に反映され希望となるよう
自己研さんに努力し、そのためにも先輩各議員並びに執行部の方々、さらには市の職員、幹部の皆様方の絶大なる御指導と御協力をお願いいたします。
さて、本議会において
一般質問の多さが、市議会始まって以来最高に多いそうですが、その中で
トップバッターとして登壇しておりますが、きょうこの経験を生かしつつ、議会を経験しながら、徐々に熟成するがごとく、極上の熟成酒のようなうまみのある(「異議なし」と呼ぶ者あり)すばらしい諸先輩議員の方々に、本議員も色のない議員として努力することをお約束して本題に入りたいと思います。(「頑張れ」「ええぞ」と呼ぶ者あり)
このたび質問いたしますのは、昭和63年に八代市と八代市
教育委員会が作成しております
八代城跡保存管理計画の中の一片には、外堀周辺に回遊することにより、八代城の規模を体験できる遊歩道を整備し、随所に
ポケットパークを配備し、説明施設や便益施設を設置する、周辺全体が歴史公園として機能する設備を目指すことがあらわされています。
また、平成11年に作成された
都市計画マスタープランの中には、特殊公園の整備という項目に、市民の集いの場であり重要な史跡でもある八代城跡を、前に申し述べました
八代城跡保存管理計画をもととし、歴史公園としてふさわしい整備に努めるとともに、点在する歴史的に価値のある史跡の保存・活用に努めるとあります。
確かに二、三の整備は見受けられますが、計画が策定され15年という長い年月が経過していることを考えると、とても満足できるものではないと本議員は思います。
そこで、お尋ねします。外堀周辺の八王社から昭代橋の左右の池を含めて、従来から少しも整備されたようには見えませんが、基本計画に対しどのような設備計画を立て整備をしようと考えておられるのか、市の考え方をお聞かせください。
なお、再質問は質問席にて行います。
(
教育部長高浪智之君 登壇)
◎教育部長(高浪智之君) おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)
田方議員御質問の、
八代城周辺の
歴史公園整備についてお答えをいたします。
八代城跡、特に
北の丸一帯は、代々の城主のやかたが置かれていた城郭跡でもありまして、
本丸同様遺構も数多く残存しておりますことや、最も城内の雰囲気をとどめているという点などから、八代城跡の
歴史的意義や史跡としての価値を考えるとき、将来にわたって大切に保存をし、後世に継承していくべき大変重要な区域であります。
この
北の丸一帯には、代陽小の校庭にあります
妙見神寄港伝説の八王社や、市指定の大クス、そして一中校庭の一角にあります
細川幽斎菩提所の泰勝院跡、また
織田信長菩提所の泰巌寺跡や五輪塔があります。さらには昭代橋のかかる北の丸の外堀の名残の池、そして松井神社や松浜軒など数多くの貴重な文化財が存在しており、市民が文化財に親しむ歴史散策の格好な場所となっております。これらの文化財を長く将来にわたって保存し、その活用を図っていくことは、文化財を受け継いだ私たちにとってしごく当然のことであると考えております。
今後、史跡の保存、活用のために、整備に向けての調査を十分に行ってまいりたいと考えておりますが、整備の必要な史跡につきましては、その整備内容や方法など、国や県との協議や事前の調査などが必要になると思われます。しかしながら、慎重に取り組む必要はあるものの、所有者や行政による史跡の整備は、市民のための文化財の活用という点から、行政もそのニーズにこたえる必要があると考えております。
これらのことから、貴重な文化財を取り込んだ歴史公園の整備については、文化財の保存と活用という観点から積極的に実施することが望ましく、関係課とも十分に協議し、整備に向けた検討を行ってまいりたいと考えております。また、市民にとっても大切な財産であることから、市民に対しては
文化財愛護への協力が得られるような啓発活動もあわせて実施してまいりたいと考えております。
以上、お答えといたします。
◆田方芳信君 本議員はもっと、ちょっと具体的に答えていただきたいと思っております。
八王社もそうなんですが、市指定のあの大クスへの行く道ですね、参道なんですけど、あれにはぜひ案内板、昭代橋、
通称太鼓橋近所の池については公園の中にはふさわしくないような光景であるが、改善する予定はないのかお答えを、教育部長と建設部長にお伺いいたします。
◎教育部長(高浪智之君) 自席から失礼をいたします。
議員お尋ねの案内板の設置については、御指摘のように、八王社や市指定の大クスへの案内板が設置をされていないために大変わかりにくいのが現状でございます。案内板等の設置できるものについては、関係機関とも協議の上設置をしていきたいと考えております。
◎建設部長(芳崎賢一君) 再質問ということで、自席からお答えを申し上げます。
議員御質問の、
昭代橋付近の北の丸の外堀の改善についてお答えを申し上げます。
この外堀の
昭代橋付近では現在ホテイアオイ、
通称タイワンナギと申す水草、そういった水草が繁殖しまして、わずかに水面がうかがえる程度で、堀の中は土砂が堆積するなど、その環境は決して良好ではないと言える状況でもございます。
市としましては、
八代城跡保存管理計画をもとに、外堀を初め周辺の整備に向け、関係各課と十分連携を図りながら、史跡等の歴史環境と都市環境が調和した公園整備を検討してまいりたいと考えております。
以上、お答え申し上げます。
◆田方芳信君 八王社の方にはですね、ぜひ看板の方、案内板ですね、どこから入っていいのかわからないと、そしてあと、そういう場面で場所もわからないという人がかなりいらっしゃると思います。その中で、やはりぜひ案内板の方は早急にやっていただきたいと思います。
それと、池の方ですね、
通称太鼓橋の方、あちらの方は毎回私たちもあそこで運動会とか、そういうPTAの集まりとかで、
皆さん散歩のコースにもなっております。あのあたりで見たときですね、池の中に草ぼうぼうというかですね、かなり生えてますので、あれも見た目、かなり光景が悪いですので、早急にあれもやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
最後に、また、本議員は第一中学校で過ごしたことから、そのためには八代宮、浅井神社大クス保存、松井神社の整備などを取り入れ、若者からお年寄りまで集える場所としての整備を急ぐべきだと考えていますが、市長の御見解をぜひよろしくお願いいたします。
(
市長中島隆利君 登壇)
◎市長(中島隆利君) おはようございます。
八代城周辺の歴史公園についてお答えいたします。
議員御承知のように、八代城の本丸及び
北の丸一帯には貴重な文化財が数多く残っております。先人が残した文化財を、市民とともに将来にわたり保存し、その活用を図っていくことは、大変意義深いことがあると思います。
御承知のとおり、八代は1334年に、南北朝の時代でございますが、古麓城が築城──築造されまして、そして、さらに1500年代には小西行長の麦島城が築城をされております。そして、この1622年に加藤正方が築いたこの八代城と、こういうことで、八代にはこの城郭の歴史がそのまま残る歴史的な地でもありまして、その中でも、この八代城というのはお城の城郭、城壁含めて、この遺構が遺跡として残っておる重要な文化財であるというふうに感じております。
昨年は、この松浜軒も国の指定を受けたわけでありまして、特にこの
八代宮周辺は市民の憩いの場として、そしてまたさらに多くの県外、市民の皆さん方にこの城跡が観光の目玉としても今生かされているんではないかというふうに思っております。
御指摘のこの
八代城周辺の、特に
北の丸一帯の整備につきましては、
八代城保存管理計画や八代
都市計画マスタープランを掲げられている整備計画を、より緊急性のある必要性の高いものからできるだけ早いうちに実施に移すため、市民に親しまれる歴史公園としての整備の検討にかかりたいと考えております。
◆田方芳信君 市長の方も前向きに検討していただけるということで、私も大変期待しておりますので、前向きにお願いしておきます。
さて、最後にこれを取り上げた理由として、第一
中学校卒業の、または校区の議員が、32名中私を含め12名の方々がいらっしゃいます。私の長年の思いだけではなく、運動会のたびにこれに対して多くの市民の方々の思い入れもあり、賛同していただける議員方が多々いらっしゃれば幸いです。
昔からの案件として、美しい八代の建設ができればすばらしいことです。ぜひとも皆様の御協力をお願いいたします。
これにて、私の
一般質問を終わらせていただきます。
答弁、ありがとうございました。(拍手)
─────────────────────────
○議長(前田慧君)
竹田誠也君。
(
竹田誠也君 登壇)
◆
竹田誠也君 皆さん、おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)
連合クラブの竹田誠也でございます。
今ほどありましたように、今回24名の質問通告がされた中で、2番目に登壇させていただきますことに感謝をいたしながら、しばらくの間時間をかしていただきまして、よろしくお願い申し上げたいと思います。
今回も3点通告をいたしておりますので、執行部におかれましてはわかりやすい簡潔な御答弁をいただきますよう、よろしくお願い申し上げたいと思います。
さて、9月に入りましてきょうは8日ということで、通常であれば朝夕は少しずつ涼しくなってまいりますし、日中の暑さももう少し和らいだ感じだろうと思っておりますが、本格的な夏が1カ月ずれ込んだような形で連日猛暑が続いております。一方では、北海道・東北では、梅雨からそのまま秋に入り込んだような季節の移り変わりで、地震も含めました異常気象による被害に、日本国内が脅かされております。その中でも、7月に発生しましたお隣の水俣市の豪雨災害はとても他人事とは思えず、衷心よりお見舞いを申し上げる次第です。先日、国の激甚災害にも指定されたということで、一刻も早い復旧を御祈念したいと思っております。
また今後、米を初めとする農作物にもどのような影響が出てくるか大変心配をいたしておりますが、どうか被害が最小限に食いとめられますよう、こちらの方も祈念を申し上げたいと思います。
早速ですが、本題に入りまして、3点一括して壇上より質問をさせていただきたいと思います。
まず、大きな1番で、八代港についての質問をさせていただきます。
この問題につきましては、昨年の12月定例議会以来の質問となります。これまでも数回質問をさせてもらっておりますが、そのほとんどが八代港にとりまして不利益をこうむるときに質問をさせていただいたような記憶がございます。現に、前回は2便目の
寄港順変更、そして福岡入管八代港出張所の廃止ということがございました。いずれも
ポートセールスを進めていく上では大変な問題でありました。
そして、今回につきましても、今策定中であります八代港
港湾計画改訂の中で、港湾業者の方を初め各方面の皆様から、八代港の将来にとりまして大変危惧されているようなお話を伺いましたので、何とか計画ががちがちに固まらないうちに意見、要望を伝えておこうと思いまして取り上げた次第であります。
ちょうど、9月1日発行「広報やつしろ」にも掲載されておりましたが、そこには「あなたの声をいかしませんか?ご意見募集」という見出しでありましたので、あえて議会の方で述べさせていただきたいと思っております。
まず、
コンテナヤードにつきまして。
この件につきましては、先ほど触れましたように、昨年の6月に引き続いて、年末からさらに寄港順が変更されるという大変厳しい試練を余儀なくされております。しかし、昨年6月分につきましては、
船舶代理店及び荷役業者の
採算度外視の企業努力によりまして、前年実績を上回っているとの御答弁でありましたが、その後、年末の
寄港順変更によります影響も含めどのようになっておりますでしょうか、前年同期との比較など、ここ数カ月のデータともあわせまして御説明をお願いしたいと思います。
また、当然熊本港にもそれなりの影響が出てきているだろうと思っておりますが、どのようになっておりますでしょうか、同じく前年との比較などで御説明をいただければと思います。
次に、同じく
コンテナヤードの関連で、中国の海運会社の八代港への進出というビジネスチャンスが、残念ながら暗礁に乗り上げてしまったとの話を先日ある会合でお聞きしましたが、その内容について、
いきさつ等も含めまして御説明をお願いしたいと思います。
もう1点、これも冒頭に触れておりますが、現在熊本県の方で八代港
港湾計画改訂の作業が進められていると伺っております。この中には当然八代市の方からも
策定委員会の中に入っておられまして、いろいろな意見、要望等述べられていると思っておりますが、これまでの我々が思い描いていた構想からしますと、かなりトーンダウンした計画案が検討されているやに伺っております。
以前の計画からしますと、時代背景も違ってきておりますし、財政の状況も厳しくなってきております。また、企業や市民の求めるニーズも変わってきていることは当然でありますが、八代港の県内におきます位置づけは不変でありますし、本市にとりましても、
エコポート構想の取り組みを初め、八代港を基点に活性化を図ろうという考え方がますます強くなってきております。こういう状況の中でどのような計画が策定されているのか、大変な期待と不安を持っております。ただ、今伺っている段階では、不安の方が強いというのが率直なところです。
そこで、お伺いをいたしますが、八代港
港湾計画改訂につきましてどのような進め方が実施されているのか、また先日素案なるものが示されているようですが、その内容について御説明をお願いしたいと思います。
大きな2番目ですが、肥薩おれんじ鉄道について質問をさせていただきます。
この問題につきましては、
新幹線建設計画等調査特別委員会の中でもいろいろと論議を交わされていると思っておりますが、委員会に所属していないこともありまして、なかなか情報が伝わってこないということで
一般質問に取り上げさせていただきました。
特別委員会の皆様には大変御無礼かと思いますし、わかり切った質問をさせていただくかと思いますが、お許しをいただきたいと思います。
何よりもこの第三
セクター方式の経営実態というのが、最近ますます厳しさを増してきているということを大変危惧をいたしております。特に、三セク方式の鉄道では、昨年度全国37社中わずか5社のみが経常黒字を上げているという実態も報告がされたばかりであります。このような中で発車いたします肥薩おれんじ鉄道も、開業までに半年を控え、現段階でどれくらいまでの条件整備が整っているかという点も含め、大きく2つに分けて質問をさせていただきます。
まず、1点目ですが、肥薩おれんじ鉄道の出資者として、本市の
かかわりぐあいということでお伺いをいたします。
つい先日、
九州新幹線の開業日が来年の3月13日ということで発表がされました。また同時に、同じ3月13日に肥薩おれんじ鉄道も開業との発表でございました。一般的にはどうしても新幹線の開業ばかりに目が向いてしまいがちですが、本市にとりましては、財政的な観点からしますと、肥薩おれんじ鉄道の方が大きな課題のような気がしてなりません。
以前に、県の試算によります開業後の
財政シミュレーションが示されておりました。個人的にはかなり甘い試算のような感じも持っております。いずれにいたしましても、将来的に赤字経営を逃れる抜本的な手だてが現段階ではありませんので、間違いなく
沿線自治体の負担が不可欠になってくるのは事実であります。その負担額をいかに少なくするかというのは、
沿線自治体にとっては厳しい財政事情の中で特に気になる部分であると思います。
先日、肥薩おれんじ鉄道の嶋津社長の話を聞く機会がありましたが、これまでの経験を生かしていろいろな手だては施していくが、一番重要なことは、地元沿線の肥薩おれんじ鉄道に対する愛着、熱意であるということを力強く語っておられました。まさしくそのとおりだろうと思っております。
そこで、お伺いをいたしますが、まずは財政の面で、本市が出資されておる金額につきましては、これまで幾らかかっているのか、また当面予定されている出資金等については幾らが見込まれているのか、お答えをお願いしたいと思います。
そして、出資者の立場として、肥薩おれんじ鉄道にはどのような姿勢で臨まれていくのか。これは現在の利用者からいろいろな要望等も上がってきていると思っております。例えば、ダイヤの問題、これにつきましては、列車の便数につきまして
現状どおりか、あるいは増発をするのか、あるいは料金の問題、新八代駅とのアクセスの問題等々、これらの問題なり要望を早急に把握されまして、開業後の運営に生かしていくことは最低限の条件になるのではないかと思っております。その辺も含めまして、本市としてどのように肥薩おれんじ鉄道の中で生かしていかれるのかお伺いしたいと思います。
次に、八代駅につきまして、現在駅舎の東側の道路及び駐車場などの整備が図られまして、大変すっきりした形となりました。また、西側の方へはあずまやを起点に緑の回廊線が整備されつつあり、八代駅の利便性の向上に大きく結びつく事業であり、地元の皆さんも大きく期待を寄せるものだと思っております。
このように、八代駅も少しずつではありますが改善が図られてきており、通勤通学、そして市民の皆さんにとって重要な役割を果たしてきております。そして、そのことが駅前商店街の皆さんの生活の糧となっております。しかし、いよいよ来年3月13日には新幹線が開業し、在来線の方も新八代駅がオープンすることとなります。一体どれくらいの人が流れていくのか、現八代駅にどのような影響が及ぼされるのか、地元商店街の人でなくても気にかかるところでございます。
そこで、お伺いをいたしますが、在来線新八代駅開業後の現八代駅の利用見込みなどについて試算がされているのか、されているのであれば具体的数値をお示しいただきたいと思います。
また、地元商店街の皆さんも、駅前のにぎわいを取り戻したい、失いたくないという思いから、現在いろいろな取り組みを精力的に行っておられます。しかし、どうしても地元だけでは限界がございます。そこには行政の支援が必要になってまいります。ぜひ強力な御支援をお願いしたいという御要望とあわせまして、行政として現八代駅の新幹線開業後の位置づけについてどのように考えておられるのか、また緑の回廊線を初めとする現八代駅の開発についてどのように考えておられるのか、御答弁をお願いしたいと思います。
大きな3番目といたしまして、新エネルギーにつきまして質問をさせていただきます。
昨今、いろいろなところで新エネルギーという言葉を耳にするようになりました。もともと、日本は石油、石炭、天然ガス等の1次エネルギーの大半を海外からの輸入に頼り、自給率はわずか4%しかありません。そこで、新エネルギーという発想になってくるわけですが、新エネルギーを語ります前に、まずは省エネの取り組みからスタートするということが重要な課題となってきております。
この省エネ対策につきましては、少資源国の我が国にとって大変重要な課題であると同時に、地球温暖化防止策としても大きな効果が見込まれ、国家レベルではもちろん各自治体においても、徹底した対策を立てて取り組んでいくことが急務となっております。
本市におきましても、平成13年9月定例議会の中で、地域省エネルギー策定等事業の補正予算が可決され、その後委員会が設置されるなど積極的な取り組みが展開されていると思っております。
そこで、本市の省エネに対する取り組み状況、先ほどの地域省エネルギー策定等事業の進捗状況等も含めましてお伺いをいたします。
また、市内最大事業所でございます庁舎内の取り組みについて、特徴的な部分があればお知らせ願いたいと思います。
また、新エネルギーに関してですが、新エネルギーといいましても、バイオマス、風力、太陽光などいろいろなエネルギー源があると思っておりますが、特にそこそこの地域の特性を生かした取り組みが求められると思っております。熊本県内におきましても、鹿本町におきますバイオマス利・活用フロンティア整備事業、阿蘇郡西原町におけます風力発電所建設計画等が大きく取り上げられておりますが、本市におきましてはいかがでしょうか。新エネルギーということに関しましてどのような考えなり、あるいは取り組みがされておりますでしょうか、御答弁をいただければと思います。
以上、大きく3点にわたりまして壇上からの質問をさせていただきました。再質問につきましては質問席より行わさせていただきます。よろしくお願いいたします。
(
産業振興部長坂田憲治君 登壇)
◎
産業振興部長(坂田憲治君) 竹田
議員お尋ねの、八代港についての御答弁申し上げます。
まず、
コンテナヤードの稼働状況についてでございますが、八代港に韓国船会社のコンテナ国際定期航路が開設されてことしで4年になりますが、開設された平成11年──この年は6カ月分となりますが──の取扱個数は、20フィート換算で3321個、同じく平成12年は1万469個、平成13年は9953個、そして平成14年は1万2374個の取扱実績を上げており、順調に推移いたしているところでございます。また、本年は、先月8月にこれまでの月間最高取扱個数1734個を記録し、ことしは8月までに既に8019個の取扱量となっております。
議員御懸念の、寄港順の変更によるコンテナ取り扱いへの影響でございますが、寄港順位が変更になったのが昨年6月でございますが、それ以降のコンテナ取扱個数を見ますと、毎月1000個前後を取り扱い、むしろ取扱個数は寄港順位の変更前を上回っている状況にございます。これは主にコンテナ関連の港湾荷役業者の御努力の成果であり、寄港順位の変更がよい刺激となったこと、また民間と行政が一体となって
ポートセールス活動を積極的に行った結果がもたらしたものではないかと考えております。
一方、熊本港におけるコンテナ取り扱いでございますが、寄港順位の変更後も取扱個数には変化が余り見られず、月間400個前後の取り扱いにとどまっております。もっとも、これまで八代港での取り扱いが多いときには熊本港での荷役は夜中近くまでかかっており、その場合は時間外荷役で対応いたしたそうで、寄港順位の変更はその弊害の解消には一役買っているでございます。
また、現在のところ、熊本港の取扱個数が少ないことが幸いし、八代港への入港は2時間ほどのおくれで済んでおり、荷主企業や荷物の受け渡しにもさほどの影響は出ておらないというふうに聞いております。
いずれにいたしましても、寄港順位の変更については、行政やコンテナ関連業者とも一時期心配をいたしましたが、さほどの影響がなかったものと一応安堵をいたしておるところでございます。
次に、中国直行便の誘致に関する経緯についてお答えいたします。
中国船会社から八代港関係者への接触が昨年の12月10日にありました。その後2回ほど接触をいたしており、ことしの3月20日には、コンテナオペレーション統括拠点の中国・上海支社を、市長初め関係者で訪問することといたしておりましたが、議員御承知のとおり、イラク戦争が勃発し、テロ活動の懸念により安全性が確保できないとのことでありましたので、急遽渡航を中止いたしました。また、その後の新型ウイルスによる肺炎、いわゆるSARSの蔓延によりまして渡航中止勧告等もあり、中国への
ポートセールスを見合わせ現在に至っているところでございます。
その一方で、中国向けの荷主企業訪問や情報収集活動を続けておりましたが、先月中旬、同社を訪問する予定で同船会社の日本支社に連絡をいたしましたところ、今回の新航路の配置は既に終了し、残念ながらそのルートの中に八代港は含まれていなかったというふうに聞き及んでおります。しかしながら、その後、鋭意交渉を続けた結果、先日船会社の代表者が八代を訪問され、市長を初め荷役業者との協議を行い、船会社から、八代港への配船に向けて改めて具体的な研究を行うというコメントをいただき、新規航路の誘致に向けての活動を再開いたしているところでございます。
議員御承知のとおり、中国直行便は、荷主業者、企業にとって輸送コストの削減効果が大きく要望も強いことから、熊本県や荷役業者とも協力しながら、航路の誘致開設に向けてさらに努力してまいりたいというふうに考えております。
2点目の、八代港
港湾計画改訂についてでございます。
八代港港湾改訂作業は、策定の事業主体であります港湾管理者の熊本県が行っておりますが、具体的には八代市長、八代市議会議長、八代漁協組合長、八代商工会議所会頭、また港湾荷役関係者や荷主企業の代表者、その他税関や海上保安部などの港湾関係官公庁、国土交通省などで構成されます八代港長期整備構想
策定委員会で審議をされます。また、その下部に、事務的レベルでの検討組織として幹事会がございます。
熊本県では、平成7年6月に策定された現行の港湾計画を今年1年をかけて改訂し、来年3月末には作業を終了したいとの意向でございます。第1回の八代港長期構想
策定委員会が5月12日に開催され、先月に第2回の委員会が開催されましたが、その際次期港湾計画の素案が提示されたところでございます。
その一部を御紹介いたしますと、現計画にあります5万トン船舶の接岸に対応できる大水深岸壁の設置と航路、泊地の整備と、その際排出されますしゅんせつ土砂の処分場としての大島北地区につきましては、次期計画には盛り込まない旨の提案がなされました。また、加賀島地区の土地利用計画は、そのほとんどが緑地として示され、工業用地や埠頭用地の整備については示されませんでした。また、加賀島地区との連絡部であります橋梁の設置についても、費用対効果の点から今回の計画では削除されております。さらに、大型船舶対応岸壁につきましては、入港船舶に対応した大水深バースの検討を行う建設の必要性は認めているものの、設置の場所等につきましては明確に示されておりません。
熊本県によりますと、現在の経済状況からの将来の推計値及び背後圏の立地企業へのヒアリングを実施し、それらの案を導いたということでございますが、出席委員の中から、熊本県として八代港と熊本港との明確な位置づけが示されていない、また八代港の将来像をどのように考えるかというビジョンがないなどの厳しい意見が出されておりました。
本市といたしましても、現計画からいたしますと明らかに縮小・後退した計画と思われますし、県の財政再建計画や公共事業の抑制など現実面の事情を重視し、地元の意向が軽視された計画と思われる向きがございますので、5万トン岸壁の設置と加賀島地区の土地利用計画につきましては、これまでどおり計画に盛り込んでいただくよう強く要望してまいりたいと考えております。
以上、お答えといたします。
◆
竹田誠也君 多岐にわたりまして御答弁をいただきまして、大変ありがとうございました。
まず、
コンテナヤードの取扱量についてでございますが、大変危惧をいたしておりましたけれども、関連業者の皆さんや行政の皆さんの危機感と努力が実ったということで、まあ落ち込むどころか逆に前年を上回ったということで、大変すばらしいというふうに思っております。
また、熊本港と比較いたしましても、少しずつですが水をあけてきているということでございますので、ぜひですね、この勢いを保っていただきまして、ますます
ポートセールスの方に励んでいただきたいというふうに思っております。
そして、その
コンテナヤードを伸ばすということにつきましてでございますが、先ほど触れましたように、これからは中国のことを真剣に考えていくべきではないかというふうに思っております。今の日本経済の状況下におきましては、かなりの製品が国内でダブついているというのが実情でございまして、しかしながら、中国の市場拡大につきましては、これは人口の影響もございますけれども、半端な数字ではございません。それは、県内あるいは九州内で生産をされております工業製品の多岐にわたるものでございます。したがいまして、各企業さんも何としてもですね、中国への進出を実現させたいというふうに考えているというふうに思っております。
しかしながら、そこでネックとなってきますのが物流費の問題になってまいります。今の企業につきましてはある程度人員削減が一段落をしたということでございまして、次に目を向けているのが流通体制の見直しということで、すなわち物流費の削減ということになってまいります。
したがいまして、今の釜山との定期便を使って中国へ輸出をしようとした場合には、一たん釜山で積みかえをして上海に行くといった形になりますので、大変なコストアップにつながるということになります。したがいまして、なかなか八代港は利用しづらいということになりますが、そこで仮に八代港と上海港との定期便が就航した場合には大幅なコスト削減が図られ、県内はもとより九州一円からの利用が見込まれるということで、コンテナの取扱量も格段に増大することが期待をできるというふうに思っております。
先ほど御答弁ありましたように、中国側の海運会社より八代港への配船に向けて改めて具体的な協議を行うというコメントを御紹介いただきましたけれども、実際の見通しにつきましてですね、どのようになっておりますでしょうか、御答弁をお願いしたいというふうに思っております。
◎
産業振興部長(坂田憲治君) 中国航路の開設の見通しについてということでございます。
中国航路開設は今具体的な交渉を始めたばかりで、明確な開設の時期等につきましては、残念ながら今お答えするまでには至っておりません。
しかしながら、航路開設につきましては、開設の決定権を持つ本社サイドの意向が強く働くとのことでございますので、今後は早い時期に、船会社の中国にあります重慶の本社と、コンテナオペレーションの統括拠点であります中国・上海支社を訪問し、具体的な貨物のデータや荷主企業名などを紹介し、多くの企業が中国直行便の開設を待ち望んでいるということを強く訴えて、八代港への航路開設を要望してまいりたいというふうに考えております。
◆
竹田誠也君 ぜひですね、これから精力的に取り組みをお願いしたいと思っておりますし、関係業者の皆さんとも十分に連携をとっていただきながら、場合によってはですね、市長みずから中国に出向いていってでも誘致を実現させていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思っております。
それから、港湾計画につきましてでございますが、これも今ほど御答弁いただきましたが、我々が思っていた構想からしますと、まさしく縮小された計画ということでございまして、非常に腹が立っているといいますかですね、そういうふうに思っている気分でございます。もちろん、熊本県の財政事情も厳しいということにつきましては重々理解をしているつもりでございますが、それにしましてもですね、あくまでも素案ではございますけれども、到底我々としては受け入れがたいというように思っているところでございます。
地元の委員の皆さんからも相当厳しい意見が相次いだという御答弁でありましたが、これはもう当然のことではないかというふうに思っております。いつも言っておりますように、八代港と熊本港につきましてはですね、歴史的にも規模的にも大きく違っておりますし、交通の便にいたしましても、臨港線によりまして高速のインターチェンジとはほぼ一直線で結ばれるということもございますし、背後地につきましてもですね、私は熊本港以上に幅広く恵まれているんではないかというふうに思っております。
こういった、ある意味で完成されつつあります八代港と、これから本格的な貿易港を目指すためには巨額の費用が必要となります熊本港では、まさしく財政の観点からしましても、きちんとしたすみ分けが必要ではないかというふうに思っております。
また、この港湾計画につきましても、これから広報やつしろ等で意見を募集されているということでございますので、いろんな要望も上がってくるかと思っておりますが、そういった本市の声が熊本県のこういった素案を覆す可能性はあるのかということで心配をいたしております。どうもですね、熊本県の方は財政を盾に押し出しまして、がちがちに固めてしまっているような感もあるわけでございます。その辺につきましてはいかがでしょうか。
◎
産業振興部長(坂田憲治君) はい。先ほどもお答えいたしましたように、地元の関係者といたしましてはかなり厳しいものがございます。県の財政事情等の問題はあるとは思いますが、今後さらに関係の皆さん方、あるいは今ございましたように、市報でも市民の皆さんの意見を募集いたしているところでもございますし、策定委員の皆さん方と一緒になりまして、今後積極的に八代の意見を集約して要望してまいりたいというふうに考えております。
◆
竹田誠也君 ぜひお願いしておきたいと思います。ある意味ではですね、熊本県との対決ということにもなりかねませんけれども、これにつきましては八代市の将来が託されている重要な計画というふうに思っておりますので、ぜひ本市の率直な意見を述べていただきたいというふうに思っております。
それから、この素案の中でもう一点でございますが、加賀島地区の土地利用計画につきまして触れてございました。これにつきましてもですね、八代港の発展ということからしますと大変重要な事業であると思っておりますが、先ほどの答弁につきましてはほとんどが緑地ということでございましたけれども、なかなかですね、中に入っておりません関係で、単純に緑地と言われてもぴんときません。県から一体どのような説明がされているのか、もう少し具体的な説明をいただければというふうに思います。
◎
産業振興部長(坂田憲治君) はい。加賀島地区の緑地についてでございます。
一般的に緑地と申しますと、ただ単に一面野原のような整備を行うというようなことではなくて、公園のようにベンチを配したり、あるいはトイレの設置等は考えることができるということでございます。そのほかにもボードウオークやプロムナードなど、ある程度の施設の設置は可能であるということでございます。
また、県港湾課によりますと、緑地というのは一つの考え方を示したものであって確定したものではないと、今後さらに検討が行われるものと考えているというふうなことでございます。
◆
竹田誠也君 はい。これからさらに検討が行われるということでございますので、ぜひこの辺につきましてもですね、恐らく前にアンケート等もとられているというふうに思っておりますので、その辺の意見も十分に生かしていただきまして、八代市の発展に結びつくような事業に直結をできるようにお願いをしておきたいというふうに思っております。まあ市長につきましても、ぜひ港の問題につきましては重要なことでございますので、よろしくお願いしたいと思います。
次、お願いいたします。
(
企画財政部長小嶋宣雄君 登壇)
◎
企画財政部長(小嶋宣雄君) 議員御質問の2点目、肥薩おれんじ鉄道についてお答えをいたします。
来年3月の
九州新幹線及び肥薩おれんじ鉄道の開業は、まさに本市にとっても画期的な出来事であり、今後のまちづくりを考える上でも重要な課題であると認識いたしております。特に、この肥薩おれんじ鉄道につきましては、安全で安定した輸送手段として、また地域に密着した観光や産業の活性化の役割を担う鉄道として大きな期待を寄せております。
議員御承知のとおり、
九州新幹線鹿児島ルートの並行在来線である鹿児島本線八代・川内間は、通勤通学・通院など、地域住民の生活路線として重要な役割を果たしていることから、熊本・鹿児島両県及び沿線市町村などが出資して、昨年の10月に第三セクター鉄道株式会社・肥薩おれんじ鉄道株式会社の設立に至ったところでございます。
資本金総額は15億6000万円でございまして、うち八代市の出資額は6075万円であります。本年度で株式の払い込みは終了いたしますが、今後出資者の一人としての経営責任が課せられることとなり、将来的に赤字が発生した場合の負担が懸念されます。
肥薩おれんじ鉄道を取り巻く経営環境は、少子化、過疎化の進行やマイカーの普及など決して楽観できるものではなく、経営を安定させるためには、地域住民の利用促進とともに、沿線の入り込み客の増加を図ることが大変重要であります。このため、株主である県、沿線市町村を初め商工団体、観光協会、駅前商店街、老人クラブ、婦人会、学校などの各界各層から成ります肥薩おれんじ鉄道沿線活性化協議会が本年6月に設立され、会社の健全かつ安定的な経営と沿線地域の振興につながる具体的な方策について、検討、協議が進められておるところでございます。
市といたしましても、肥薩おれんじ鉄道が住民の社会生活に果たす役割の重要性にかんがみ、安全な鉄道、利用しやすい鉄道、地域住民のための鉄道となるよう、マイレール意識の醸成と鉄道利用の促進に努めてまいりたいと考えております。そして、鉄道利用を促すためには、安全性の確保を基本に、通勤通学や新八代駅との連絡など、利用者ニーズに合わせたダイヤ編成や増発を行うとともに、路線バスやタクシーなど他の交通機関との連携により、中心市街地や観光地への円滑なアクセスを図ることが必要となります。
また、地域の祭りやイベントなどとタイアップや、沿線の自然、歴史、文化などのすぐれた資源を生かした観光振興策の展開が必要と考えられます。これらにつきましては今後具体的に検討、協議されることになりますが、利用者となる地域住民の皆様方の理解と協力が得られるよう連携を密にし、積極的に働きかけてまいる所存でございます。
続きまして、現八代駅の位置づけにつきましては、通勤通学・通院などの地域住民の日常生活に密着した機能を有する駅であり、また全国花火大会や妙見祭、九州スリーデーマーチなど、観光客の足としても重要な役割を担う交通の拠点であると認識しており、この位置づけは新幹線開業後も変わらないものと考えております。
議員お尋ねの、在来線新八代駅開業後の現八代駅の利用見込みにつきましては具体的な試算は示されておりませんが、在来線新八代駅は新幹線へのシフトなど幾分かの減少が予想されます。このような状況の中、並行在来線である八代・川内間がJR九州から経営分離され、肥薩おれんじ鉄道として開業することは、八代駅にとっても大きな転換期を迎えるものと認識いたしております。起点となる八代駅には本社が設置され、第三セクターという特性から、地域住民の方々にも、自分たちの鉄道、自分たちの駅としての活用いただけるものと考えます。
市といたしましても、この肥薩おれんじ鉄道の開業を、駅前の活性化ひいては地域全体の振興に結びつけていきたいと考えております。そのためには駅舎や駅前広場の有効活用により集客力を高めるとともに、緑の回廊線の早期完成を初め駅までの交通アクセスの整備など、駅や鉄道を利用しやすい環境整備が必要であり、今後地域住民や鉄道事業者などの関係者と検討、協議しながら取り組んでまいりたいと考えております。
◆
竹田誠也君 どうもありがとうございました。
また出資額の件につきましては、出資金が6075万円の払い込みということでございまして、今年度終了ということで伺いました。今後につきましては株主としての経営責任が課せられ、将来的に赤字が発生した場合の負担が懸念されるという御説明だったかと思います。
私もかなり以前に、肥薩おれんじ鉄道開業後の収支の試算について説明を受けたというふうに思っておりますが、できればいま一度ですね、収支試算についてお伺いしたいというふうに思っております。これにつきましては、前回からかなり時間が経過しておりますので、もし直近の修正した数字があればお示しをいただきたいと思っております。もしなければ当初の数値で結構でございますので、御説明をお願いしたいと思います。
◎
企画財政部長(小嶋宣雄君) 肥薩おれんじ鉄道の経営につきましては、JR九州からの開業10年間の要員の出向や資産の譲渡前補修など、収支改善のための支援策が講じられることになっておりますが、昨年8月に熊本県在来線対策検討協議会で示されました経営の基本計画によりますと、運賃をJR九州の1.3倍、これだけ引き上げても開業後10年には償却前の赤字になる、厳しい収支見込みとなっております。
◆
竹田誠也君 はい、わかりました。当初から変わってないということですね。
それからもう一点ですね、本年6月に肥薩おれんじ鉄道沿線活性化協議会が設立をされ、その中で安定的な運営と沿線地域の振興につながる具体的な方策について検討、協議ということでございました。今回はその協議会については言及いたしませんけれども、ぜひその中でですね、利用者の声を反映させていただきたいというふうに思っております。
その利用者の声とあわせまして、ちょうど先週の9月5日の熊日さんの朝刊に、肥薩おれんじ鉄道に関する記事が掲載をされておりまして、恐らく皆さんごらんになられたかというふうに思っております。
沿線住民、あるいは沿線住民以外の方からもいろんなアイデアを寄せておられまして、私が考えるよりもはるか上のレベルでございましたし、大変奇抜な意見、要望が取り上げられておりました。どれもこれも、ああ、なるほどなというふうにうならせるようなアイデアでございましたけれども、その中でもですね、特に自転車の持ち込みとか、あるいは八代・肥後高田間に臨時乗降所の設置ということにつきましては、これは本市にとりましてもですね、緑の回廊線とか、あるいは花火大会、妙見祭といった行事の絡みからも大変効果の期待できる施策ではないかというふうに思っておりますけれども、こういった部分も含めましてですね、あの記事を見られまして部長さんどのようにお感じになられましたでしょうか、簡単に結構でございますので、感想等をお願いしたいと思います。
◎
企画財政部長(小嶋宣雄君) 9月5日の熊日新聞でございましたが、私も興味深く読ませていただきました。記事の中には、乗客の確保や利便性の向上にかかわるさまざまな御意見、アイデアが掲載されており、これらにつきましてはどれも貴重な意見であり、会社を運営していく際の一助になると思われます。
先ほども述べましたとおり、肥薩おれんじ鉄道の経営の見通しは極めて厳しい状況にあり、日常生活の足の確保はもちろんですが、さらなる利用客の増加が重要課題であると認識しております。そのためには、需要と採算性を勘案しながら、鉄道の利用促進につながる方策をあらゆる角度から模索していくことが必要であり、その過程で地域住民や関係団体の意見を求めてまいりたいと考えております。
◆
竹田誠也君 ぜひですね、すばらしい意見が多うございましたんで、先ほどの活性化協議会の中でも検討していただきたいというふうに思っております。
それからですね、この最後の項ということでございまして、これは要望ということになりますけれども、現八代駅の活性化策ということと、あと一つはですね、現八代駅と新八代駅とのアクセスという観点からいたしまして、熊本空港と両──いわゆる新八代駅、現八代駅、この間に直行バスを設置を働きかけていただきたいということでございます。この要望につきましては以前にも出されておりましたが、採算性の問題で結局実現ができなかったというふうに伺っておりますが、今回につきましては新幹線の開業があるということでございますので、大きく条件が変わりまして、利用者がふえる可能性があるというふうに思っております。
また、先ほど言いましたように、両駅のアクセスという観点からも再度検討の余地があるんではないかというふうに思っておりますけれども、ぜひこれを関係の業者の皆さんに働きかけていただきたいと思っておりますが、いかがでしょうか。
◎
企画財政部長(小嶋宣雄君) 新幹線開業後の交通アクセスのあり方につきましては、新幹線やつしろ創り委員会でも検討がなされておるところでございます。議員御要望の熊本空港との直行バスにつきましても、さきの委員会で交通事業者から新路線新設の提案がなされておりますが、事業展開に際しましては、経営が厳しい状況下にあることから、採算性の確保が課題であるというふうに伺っております。
市といたしましても、交流人口の増加という新幹線開業効果を地域振興に最大限に活用するためには、地域ニーズに対応した交通ネットワークの整備が重要であると考えておりますので、今後交通事業者と検討、協議してまいりたいと考えております。
◆
竹田誠也君 ぜひですね、実現されるように強く働きかけていただきたいというふうに思っております。
この八代駅の問題につきましては、地元商店街の皆さんやあるいは住民の皆さんもいろいろな御意見をお持ちのようでございますので、ぜひ担当部署の皆さんも足を運んでいただきまして、ぜひ直接生の声を聞いていただきまして、協力できる事業につきましては積極的に、そして迅速に対応していただきますようにお願いをしておきたいというふうに思っております。
次、お願いいたします。
(
企画財政部長小嶋宣雄君 登壇)
◎
企画財政部長(小嶋宣雄君) 議員御質問の3点目、新エネルギー政策についてでございますが、まず、本市の省エネに対する取り組み状況についてお答えいたします。
議員御案内のとおり、地球温暖化防止対策として、国において平成11年4月に地球温暖化防止対策推進法が施行され、国民それぞれがそれぞれの立場で、温暖化ガスの排出抑制を行うことが責務とされております。
このような背景を踏まえ、八代市におきましても、八代市第三次総合計画に基づくエネルギー使用量の削減に向けての取り組みとして、平成13年度に、市民、事業者、行政がともに手を携えて環境保全に取り組み、望ましい地域環境像の達成を目指す八代市環境基本計画や、市役所内の組織が環境負荷の低減のために率先して取り組む八代市温暖化防止率先行動計画を策定しております。
そして、これらの取り組みを具体的に進めていくに当たり、平成13年度及び平成14年度の2カ年にかけて、八代市地域省エネルギービジョンを策定いたしたところでございます。ビジョン策定におきましては、学識経験者、国及び県などの行政機関、民間の各事業者、市民団体の代表で構成されます
策定委員会の御意見を伺いながら進めてまいりました。内容といたしましては、市民、事業者、行政の各主体が、それぞれの立場で短期的、中・長期的施策の実現に向けて努力し、省エネルギーの実現を目指すこととしております。
既に関係課で取り組んでおる施策としましては、市報、ホームページなどによる省エネ関連情報の普及啓発や公共施設への省エネルギー機器の導入、また省エネルギーが環境学習の大きなテーマの一つであることから、次代を担う子供たちに省エネルギー教育を推進することを目的としたこどもエコクラブ、環境ゼミナールの実施、さらには教育研究所における環境教育研究部会の設置や、NEDOの指定を受け省エネルギー推進モデル校事業などを実施いたしております。
市民向け相談窓口の設置、事業者向けの環境活動評価プログラムの参加促進など、推進体制や取り組みの方法など検討を要するものにつきましては、現在関係課で協議を進めているところでございます。
次に、省エネルギーに対する庁舎内の取り組みについてお答えいたします。
八代市温暖化防止率先行動計画は平成14年度を初年度とし、平成18年度までの5カ年間を計画期間としており、平成11年度を基準年度として、温室効果ガスの総排出量を6.5%削減することといたしております。計画の実行内容としては、省資源・省エネルギーの推進、廃棄物の減量化、リサイクルの推進、環境に配慮した製品等の購入・使用の促進、建築物等の建設・管理に当たっての環境保全への配慮、職員の環境保全意識の向上と5項目を定め、個々の項目ごとに目標値を設定しております。
平成14年度の取り組みとして、昼休みや勤務時間外、晴天時の窓際照明の適時消灯や空調温度──これは冷房が28度でございますが、空調温度の徹底した管理、庁内LAN利用による用紙の使用量削減及び両面使用の徹底などを実施したところでございますが、市施設から発生する温室ガス総排出量は、計画基準年度より6.2%増という結果でありました。
その主な原因としては、ダイオキシン対策のための清掃センターの施設改修や、平成12年度に新設しましたやつしろハーモニーホールの建設に伴う電気使用量の増加によるものであり、その他パソコンなどOA機器の増設も要因の一つではないかと考えております。残念ながら削減目標値には至っておりませんが、今後は一歩でも目標に近づけるよう鋭意取り組んでまいりたいと考えております。
続きまして、本市の新エネルギーの考え方についてお答えいたします。
新エネルギーの導入につきましては、地球温暖化の防止と、石油、石炭などの化石資源を中心とした資源エネルギー源から非化石資源への転換、いわゆる省資源化、地球環境への配慮という観点から、世界的な課題と言っても過言ではないと考えます。
本市におきましても、省エネルギーに対する取り組みと同様、今後取り組むべき事項ととらえ、太陽光発電につきましては既に一部の公共施設で取り入れ、風力発電におきましては発電に必要な風速の確認を行っております。新エネルギーとして何を中心に取り組んでいくかということにつきましては、バイオマス、風力、太陽光、太陽熱などさまざまなものが考えられますが、何が本市の特性を生かせるか、今後関係部課とともに調査研究を重ね、継続的に取り組んでまいりたいと考えております。
以上、答弁といたします。
◆
竹田誠也君 はい、多岐にわたりましてありがとうございました。
実は、私も質問には取り上げてはみたんですが、まだまだ勉強不足でございまして、どういった事業が実施されているのかということでは大変勉強になりましたんで、今後私も参考にさせていただきたいと思っております。要は、この八代市地域省エネルギービジョンをきちんと市民に啓発をしていただきまして、そして市民一人一人が認識し行動を起こすということだろうというふうに思っております。大変な事業でありますけれども、今後もですね、わかりやすく、そして粘り強く取り組んでいってもらいたいというふうに思っております。
それから、市役所の関係での取り組みにつきましても実施をされているということでございましたが、残念ながら数字の方は逆行しているということでございました。当然、新しい設備とか入っていくという時代でございますんで、そういった意味では再度徹底をしていく必要があるんではないかというふうに思っておりますので、もう一回ですね、職員の皆さんを中心に周知徹底をお願いして、ぜひ少しずつでもで結構でございますから、削減の方向でいくようにお願いをしておきたいというふうに思っております。
それから、この関係でもう一点ですが、市役所あるいは出先の関係も含めまして、かなり自動車、車を保管されておりますけれども、これにつきましては特に今御説明ございませんでしたが、今何台ぐらい保有をされておりまして、その中で今はやりの低燃費・低公害車、あるいはハイブリッドカーとかございますけれども、その辺の利用状況はどのようになっておりますでしょうか。
◎
企画財政部長(小嶋宣雄君) 本年4月1日現在でございますが、車の保有台数は、出先機関も含めまして235台でございます。このうち低燃費・低公害車、これが6台でございまして、ハイブリッドカーはゼロでございます。
以上でございます。
◆
竹田誠也君 はい。車の割にはですね、かなり少ないということでございます。これから恐らくぼちぼち車の更新ということになってくるかと思いますので、その辺につきましてはぜひ認識をされてですね、そういった部分でも取り組みを進めていただきたいというふうに思っております。
それから、この項でもう一点ですが、新エネルギー促進ということでございまして、太陽光発電につきましても少しずつ普及をしてきておりますし、八代の町を見てもですね、何軒かの住宅がかなり立派な太陽光をつけられておりますし、また一部の公共施設の中でも導入されているということでございましたけれども、これらの設備導入に対します補助制度というのにつきましてはですね、現状はどのようになっておりますでしょうか、もしよければ教えていただければというふうに思っております。
◎
企画財政部長(小嶋宣雄君) 補助制度でございますが、経済産業省によります住宅用の太陽光発電システム導入促進事業に対する補助、それから地域エネルギー開発利用事業などへの融資、また公共施設の設置につきましては、経済産業省、国土交通省、文部科学省などの補助制度が設けられておるところでございます。
◆
竹田誠也君 はい、そういった国の制度があるんでしょうけども、なかなか一般市民の皆さん御存じではございませんので、ぜひその辺もですね、折を見て広報やつしろなりで御宣伝をお願いしておきたいというふうに思っております。なかなか高額な設備でありますのでですね、なかなかつけようと思ってもできませんけれども、そういった補助制度がありますと何かのきっかけにもなるというふうに思っておりますので、ぜひこの辺はお願いしておきたいと思っております。
もうちょっと時間ありますが、市長には打ち合わせはしておりませんが、先ほどの中国の関係と、あと港湾計画の関係で、もし何かあれば一言お願いしたいと思います。自席で結構でございます。
◎市長(中島隆利君) それでは、中国の上海・八代航路就航についての御質問でございますが、先ほど部長が答弁しましたように、昨年から中国──民生輪船と申しますが、就航の働きかけがございました。3月に私も神戸の支社に訪問いたしまして、その時点では強く重慶本社と上海支社の訪問の要請を受けまして、その準備をしていたところでありますが、先ほどの状況変化ございまして、訪問を見合わせたところであります。
先日、8月27日に神戸支社の支社長と副社長がまいりまして、地元港湾業者と再度懇談をいたしました。その中で、県港湾課、企業振興課も一緒に同席をいたしまして、私も同席をいたしました。そこで、現在、熊本県はもちろん九州全域から中国、東南アジアに輸出している企業リスト等も提示いたしまして、しかも八代の港湾業者も強くこの八代港から中国に輸出したいと、そういう状況もあると、こういうことを強く申し上げまして、検討したいと、こういうことがございまして、近々重慶、上海訪問を要請を受けましたところでありますので、9月議会終わりましたら港湾業界と一緒に、県と一緒になりまして、
ポートセールスを行いながら、上海そして八代港の就航に全力を挙げていきたいと、こういうふうに思っております。
◆
竹田誠也君 はい、ありがとうございました。
港湾業者の方も大変ですね、これにつきましては興味を持っておられまして、ぜひという考えのようでございますので、ぜひ一体になられて取り組みを進めていただきたいと思います。
それでは、これで
一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
─────────────────────────
○議長(前田慧君) 以上で午前中の議事を終わり、午後1時まで休憩いたします。
(午前11時16分 休憩)
(午後1時02分 開議)
○議長(前田慧君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
─────────────────────────
△日程第1〜7(続き)
○議長(前田慧君) 日程第1から日程第7までの議事を継続いたします。
前垣信三君。
(前垣信三君 登壇)
◆前垣信三君 自由民主党会派に所属をいたします前垣信三でございます。(「いいぞ」と呼ぶ者あり)今回もさきの6月議会と同じく、初日に発言の機会をいただきました。先輩議員諸氏には大変申しわけなく思いますが、私なりに最善を尽くしたいと思いますので、どうかお許しをいただきたいと思います。
私は、6月の議会で初めての
一般質問をさせていただきました。大変緊張もいたしましたが、何よりも議会の品位を汚したり御無礼な発言等をいたしはしなかったかなど、その後大変心配をいたしました。今回も心して発言をいたしますが、いかんせん花の1年生議員であります。失礼につきましてはどうか寛大なお気持ちで御理解を賜りますように、初めにお願いを申し上げておきます。
いよいよ前垣信三物語・第1幕でございます。開演に先立ちまして、本市の執行部の方々には懇切丁寧な助言なり対応をいただきました。まことにありがとうございました。おかげで物語のストーリーが少し見えてきたかなという気持ちでおります。「議会の森」という森に足を踏み込んでしまった前垣少年は、まさにえたいの知れない未知の世界で、この森の先にあると言われる市民の幸せに続く道はどこにあるんだろう、どうすればそこへ行き着くのかと迷うわけであります。どうか私の迷いを払拭するような森の精、天の声(市長及び執行部)のお聞かせいただきたいと思います。
またまた前書きが長くなってしまいました。お尋ねをいたしたい趣旨は本席で申し上げ、しかるべき天の声は下野をいたして賜りたいと思います。よろしくお願いいたします。
さきの議会でお尋ねをいたしました通学路について、確認の意味を含めまして再度お尋ねをいたしたいと思います。
正直申し上げまして、あのときは私自身が質問するのが精いっぱいでありまして、どのような御回答をいただいたか記憶が定かではありません。後日回答内容を文字で確認して感激をいたしました。うれしさの余りその晩は眠れませんでした。通学路に関して学校ごとの認定がなされ、あるいは指定がなされているということでした。さすがだなと思いました。夢ではないかと、実感をするために今回はしっかりと聞いて忘れないようにしたいと思います。
私ごとでございますが、中高生のクラブの指導をしまして24年になります。褒め殺しの前垣と言われながら、子供たちを活気づけ個性を引き出してまいりました。でも、だからといって以降の問答には何ら関係がございません。
そこで、お尋ねをいたします。
初めに、各学校での通学路認定、あるいは指定というんでしょうか──の現状について。
次に、認定しただけでは何の意味もないわけですから、認定をされた通学路をどのように運用し、どのような安全施策をなされているのか。
また、施設の保全、整備等は学校だけでは対応できない問題でもあると思いますが、どのような部署とどのような対応、関連をなされているのか、関連部署との連携調整についてお尋ねをいたしたいと思います。
次に、この問題については市長の総括的な御発言をお願いをいたしたいと思います。
次世代を担う子供たち、特に少子化の時代であります。子供は未来の日本を支える宝であります。どんな市政、施策にも優先して、子供の安全には真剣に取り組んでいただけなければなりません。また、それが私たち大人の責任でもあります。
次に、お尋ねをいたしますのは日奈久のことでございます。
私は、持論として、八代で誇れるものは日奈久しかないと自分では思っております。市町村合併を控え他の町村を見ますと、そこここで温泉センターなるものを多額の税金を投入してつくっております。地域活性化の名のもとに、赤字が目に見えているにもかかわらず投資がなされております。だからといって、日奈久にも温泉センターをつくれとは申しません。歴史的な背景や、多分皆さん方御存じないかもしれません、私も説明を受けて初めて知りましたが、専門家をして日本の3本の指に入る温泉郷としての評価をいただいているそうであります。湯布院や黒川温泉よりも上位に位置づけされているそうです。
何もしない、できないではそれこそ宝の持ちぐされであると思います。私個人は賛成はできませんけれども、それでも市の活性化のために場外馬券場・ウインズの誘致がなされております。この件は後で同僚の増田議員から質問があると思いますので、私の場合は簡単で結構ですので、その経過を含めて、本市としての日奈久温泉の復興策あるいは再生について、執行部の所信をお聞かせいただきたいと思います。
さらに、日奈久に残る貴重な伝統建築についてお尋ねをいたします。
御承知のとおり、これら貴重な建築物については各方面から大いに注目をいただいております。本市でも、文化課の原田課長さんあたりを中心に真剣な取り組みがなされて、その調査資料等の逐次整理がなされている具体的な内容の説明もいただきました。この貴重な生きた財産を、文化財指定等を踏まえ、本市としての保全措置について対応をお尋ねをいたしたいと思います。
子供は宝、日奈久も宝であります。早く対応をしないと後悔をすることになります──大変眠いとは思いますが、もうしばらく御清聴をお願いします。私の好きな往年の歌手に松山恵子がおります。おわかりにならない方が1名ぐらいお見えになると思いますが、大半の方が松山恵子を御存じだと思います。松山恵子が歌っておりました──「たから云ったじゃないの」。(笑声あり)一日も早い対応をお願いをしたいと思います。
先日、松高公民館で行われました大店法に基づく出店説明会に行ってまいりました。いよいよできるのかなと思いながら、10年来待ち望んだ地元の人たちの思いやら、旧来の商店街の反対闘争を振り返ってみますと、今でも複雑な思いがいたします。しかしながら、「桃李物言わざれど、その下おのずから蹊をなす」ということわざがあります。それぞれの努力をして独自性を発揮して、人が集まる店、個性的な魅力のあるまちづくりをしてほしいと思います。
ジャスコの出店につきましては、開発許可申請等の経過、進捗状況、また既存店の影響に対する施策、さらには当然予想をされます交通量の変化に対して、現在でさえも事故が絶えていない臨港線の安全対策についてお尋ねをいたします。
最後は、中島市長の施政方針の確認をいたしたいと思います。
あえて確認と申しましたのは、市民第一主義を掲げて市長に就任をされました中島市長、なるほど公約にたがわず、市民相談コーナーや市長への手紙、校区ごとのふれあいトーク等で、よく多くの市民の声に耳を傾けるなど、今までの市長にない施策を展開しておられます。大変結構なことだと思います。合併までの短い期間の中で、しかも市町村合併という大改革を遂行しながら、さらに市長自身が思われる政策を浸透し完成されるには、大変な御苦労があると思います。さきに挙げました3点の施策の結果も踏まえ、きょうまでの自己総括をお聞きいたしたいと思います。
そして、それこそ短い期間ではありますが、合併までの間、現在の八代市をどのような形にまで成長される、あるいは成長されたいかをあわせてお聞かせいただきたいと思います。
くどいようですが、よい施策には与党も野党もないのです。私を含め多くの市民が期待をいたしております。信念を持って堂々と市政に取り組んでいただきますようにお願いを申し上げます。
以降、発言席にて再質問をさせていただきます。
(教育長藤門豊明君 登壇)
◎教育長(藤門豊明君) 通学路の安全確保ということでお尋ねでございます。
その第1点の、通学路を認定しているかというお尋ねでございますが、これから申し上げますいわゆる通学路といいますのは、道路法に定める道路及びその他の道路のうち、児童生徒が通学のため通常使用する経路で、校長が安全と認めた道路及びその区間を言うということにいたしたいと思います。
市の小・中学校におきましては、6月議会でも申し上げましたが、通学の実態を把握して、各小・中学校におきまして、すべての学校が通学路を認定しているところでございます。
第2点の、通学路を認定している場合、どのような安全施策を実施しているかということにつきましてお答え申し上げたいと思います。
各小・中学校とも、校門や学校周辺、及び危険箇所の交差点などにおきまして、学期の初め、また交通安全運動期間中、定期的に職員あるいはPTA、警察、交通指導員などが協力しながら登校指導を実施いたしております。また、PTA交通委員や保護者と一緒に通学路調査を実施し、危険箇所の確認を行っているところでございます。
特に、小学校におきましては、1年生を対象に1カ月間ほど登・下校指導を行ったり、定期に実施する集団下校の際に、教師、PTAが同行し、危険箇所を点検しながら下校指導を行ったりいたしております。また、中学校におきましては、町内生徒会で町内の通学路の危険箇所を地図上に書き込んだり、町内生徒会役員で危険箇所に挙がった場所へ実際に行って視察をしたりしている学校もございます。また、中学校では自転車通学も多くなっておりますので、自転車教室やヘルメットの着用指導なども行っているところでございます。
第3点の、関係部署との連携の状況でございます。
危険箇所につきまして、学校から市の学校教育課に報告があった場合には、生活安全課に連絡をいたしております。また、交通事故があった場合につきましては、学校から学校教育課への事故報告を受けまして、直ちに生活安全課へ報告いたしております。人身事故などの場合は、学校、学校教育課、生活安全課が現場へ出向きまして、現場での確認調査を実施いたしております。
今後は、このような関係部署との情報交換を行いまして、児童生徒の交通安全について、協議しながら取り組んでまいりたいと考えておるところでございます。
◆前垣信三君 ただいまの回答の中でですね、各学校ごとの通学路の認定がなされているようで大変結構だと思いますが、ただ一つ気になりました。校長が安全と認めた道路及び区間を通学路として認定をしているということでした。どうしても子供たちが通らざるを得ない、しかし整備がなされていなかったり危険が予想される道路及び区間は、通学路として認定をされていないということでしょうか。言葉を返しますと、通学路として認定した道路等は、安全だから何もしなくてもいいというふうに解釈ができるような気がいたします。
多分、そのようなつもりでの発言ではないとは思いますけれども、本来通学路とは、必然的に子供たちが登・下校を通る道であるはずです。危険箇所は通らないように指導なさることも大切でしょうけれども、ごく普通に通っている道は通学路であるはずです。そこには整備不良や危険箇所も存在するはずです。全部が全部通学路として認定することにはこれは大変な面もあると思いますけれども、その中でかなりの生徒が通う道について通学路として認識を持っていただいて、施設の安全面での整備をしてほしい、そのための通学路認定をお願いしたいわけであります。
再度、教育長にお尋ねをいたします。
私が申し上げている意味は御理解いただけますでしょうか。決して当該部署の責任を追及しているつもりはありません。安全施策もなされているようですけれども、もっとだれの目にもわかるような積極的な施策をすべきです。例えば、通学路として認定した道路は、歩道の改良、改善、標識の設置、ひいては防犯灯の配置もするべきです。このような話をしている最中にも、他県では女子中学生の失踪事件が起きているではありませんか。対岸の火事ではありません。どこにでも予測なしに事件は発生をいたします。以上を踏まえて、再度御所信をお聞かせいただきたいと思います。
◎教育長(藤門豊明君) 自席から失礼させていただきます。
今お話のように、通学路を指定いたしましてもやはり危険なところがあるじゃないかというふうなところもございますし、その認定についてのいろいろと御意見もあると思います。
各学級におきまして、4月には家庭から家庭環境調査というのをとりまして、そこでその調査の中には当然通学路も入ってまいりますので、そこらにつきましては図面の上で確認いたしまして、また実際に家庭訪問などいたしまして、そこでまた家庭と話し合って、そしてまた学校へ持ち帰りまして、一番安全な道、いつも通っておるけれどもやはり安全上問題がある道については通学路としては認定しないというふうなことで注意を喚起をしておるようなことでございます。そして、先ほどのいろいろと対策をやっておるわけでございます。
今おっしゃいましたような、いろいろと通学路の標識とかあるいは──ことにつきましては、道路でスクールゾーンでございますとか、あるいは歩道の指定とかというようなこともございます。そういうようなことをできるだけ関係部署、建設部門あるいは生活安全部門、あるいは警察との連携も必要でございますが、そういうことをとりまして、学校といたしましても、市の
教育委員会といたしましても、できるだけ安全な道、そしてその後安全な道についての交通指導というふうなことを、力を入れておるというふうなことでございます。
以上やりましても、いろいろとそういう、今おっしゃいましたような危険なお話、事故というふうなこともございます。そこらは起きてまいりませんように、力を入れてまいりたいというふうに思っているところでございます。
◆前垣信三君 突然の発言をいたしましたから大変戸惑われたとは思いますが、何しろ大事なことです。どうか真剣に対応していただきたいと。
また、話の中で、事故が起きた場合には、かれこれで交通安全対策課ですか、そのあたりの連絡部門はとれておるとおっしゃるんですが、事故が起きる前のお話を申し上げたいわけでございます。どうかそのあたりはよく認識をしていただいて、また関係部署で調整をお願いをいたしたいと思います。
時間がありませんので、市長にお尋ねをいたします。これまでの対応を踏まえて、通学路を含めた子供たちの生命の安全、教育環境の配慮について、どのような所信をお持ちなのかお尋ねをいたしたいと思います。
(
市長中島隆利君 登壇)
◎市長(中島隆利君) お答えする前に、少しきょうは風邪ぎみで、大変お聞き苦しい点があるかと思いますが、お許しをいただきたいと思います。
お答えをいたします。
教育環境に対する通学路問題の配慮についてでございますが、市内の小・中学校における交通事故は、平成13年度19件、14年度15件、平成15年度は8月現在で8件発生をいたしております。死亡事故を初め骨折等の重大事故も起こっており、心を痛めているところであります。
次世代を担う子供たちは本市の大切な宝であり、子供たちの生命の安全確保は行政の重要な課題であります。特に、重大事故が予想される通学時の交通安全につきましては、危機管理の一環として、関係部署、関係部署は
教育委員会の学校教育課、そして先ほど指摘がありました市民環境部の生活安全課、そして建設部の土木課、この関係部署が緊密に連携をいたしまして、定期的に情報交換を行いながら、その結果をもとに危険箇所の改善に取り組むよう調整をして考えてまいりたいと思っております。
◆前垣信三君 これは本当に大変なことです。大事なことです。ぜひとも来年度の予算編成時には具体化をお願いしたいと思いますが、通学路の整備といいましても、やりようではそんなに費用がかかるものではないと思います。段差をなくして舗装帯の識別をするだけでよいと思います。
不知火町から三角へ抜ける道中に、縁石の立体絵柄を路面に描いただけのおもしろい歩道があります。御存じの方おありになると思いますが、不思議とそこにはちゃんと車がよけて通っております。いろんな知恵を出し合えば──いろんな方法で早急な取り組みをお願いをいたしたいと思います。事前の担当部署との打ち合わせの中で、教育部、建設部あるいは生活安全担当部署の連携が余りとれていないような印象を持ちました。
市長にお願いをいたします。縦割り行政の弊害を少しでもなくしていただいて、早急に関連部署の連絡協議会を立ち上げるなどしていただいて、通学路の効率的な改善策を講じていただきたいと思います。私以外にも通学路の質問をされる議員もあるみたいですので、どうかよろしくお願いをいたしますとともに、一言で結構ですので、市長の「よっしゃ」を聞きたいと思います。よろしくお願いします。
◎市長(中島隆利君) お答えする前に、先ほど答弁をしました点に訂正をさせていただきたいと思います。
関係部署の土木部道路維持課と申し上げましたが、建設部土木課でございますので、訂正させていただきたいと思います。
今後の決意でございますが、先ほども申し上げましたように、次代を担う子供たちの安全というのは、最大の私たち市民の、市としての課題でもございます。そこで、今年度の事業といたしまして、歩道の段差の解消含めました歩道のバリアフリー調査を全市的に実施いたしております。そこで、今年度事業終わりましたら、来年度からは緊急度をつけまして、先ほど申し上げました執行部3部含めまして、どのような改善を行っていくか、その点を綿密に連携をいたしまして、危険箇所から順次改善をしていきたいと、こういうふうに思っております。
◆前垣信三君 ぜひともお願いをいたしたいと思います。
次に、日奈久の再生、開発について、担当部署の回答をお願いをいたします。
(
企画財政部長小嶋宣雄君 登壇)
◎
企画財政部長(小嶋宣雄君) 議員御質問の2項目め、日奈久の再生、開発についての中の日奈久場外馬券場の可能性につきまして、私の方から答弁させていただきます。
日奈久地域につきましては、議員申されましたとおり、市にとりまして貴重な観光の拠点となる地域でございます。このため総合計画の中でも、市勢発展を支える重点プロジェクトの一つとして日奈久拠点プロジェクトを位置づけ、日奈久地域の活性化に向けた取り組みを進めております。
その取り組みの一つとして、日奈久埋立地への広域集客施設の実現や、日奈久温泉の活性化につながる施設の整備を目指すとしており、具体的には日奈久場外馬券場・ウインズ日奈久の進出が位置づけられております。
ウインズ日奈久につきましては、低迷している日奈久温泉再生の起爆剤として、日奈久温泉観光協会を初め各種団体の代表者などから成る日奈久企業誘致期成会が中心となって誘致を推進され、日本中央競馬会──JRAでございますが──から市に対して進出の申し出があったものでございます。この申し出に対しまして、地元経済界も、雇用の創出、経済波及効果など多くの点で期待を寄せられ、また市としましてもさまざまな観点から総合的に判断した結果、ウインズの進出は、日奈久地区のみならず八代地域の発展に大きく寄与するとの結論に至り、JRAとの間で進出に関する覚書を締結いたしております。
さて、ウインズ日奈久計画の最近の状況でございますが、覚書締結後、JRA内部においてウインズ用地面積の拡大、共同事業方式による進出を白紙とするなどの計画変更が行われております。この変更により、既に取得しております地元同意書の再取得が必要となりましたことから、現在日奈久期成会が中心となり同意書の取得作業が進められております。これまで約8割の町内から取得が済み、また残りの3町内に対しましても、ウインズ日奈久計画に対する御理解が得られるよう、日奈久期成会を中心に取り組みが進められております。
市としましても、日奈久地域を温泉地としての特性を生かした魅力ある観光地として整備を進めるとともに、一日でも早く日奈久地域の活性化が図られるよう取り組んでまいりたいと考えております。
以上、お答えといたします。
◆前垣信三君 日奈久の問題は、後日私どもの増田議員がいたしますのでこれぐらいにいたしまして、実は日奈久でも──私は建築家でございますけれども、日奈久の伝統建築物について、教育部より発言をお願いをいたしたいと思います。
(教育長藤門豊明君 登壇)
◎教育長(藤門豊明君) 第2点の、日奈久の伝統的建造物についてお答えいたしたいと思います。
この日奈久の伝統的建造物調査の──調査なされたところでございますが、その経緯につきまして若干お話を申し上げたいと思います。
日奈久温泉街には、江戸時代から明治、大正、昭和にかけての木造3階建て旅館やナマコ壁の民家や倉庫など、数多くの建物が残されております。これらの歴史的建造物の特徴を明らかにし、文化財としての保存策を検討するため、これまで各種の文化財調査が行われております。
まず、平成9年度と10年度には、県
教育委員会により熊本県近代化遺産総合調査が実施されました。今回御質問の日奈久の地域につきましては、木造3階建て旅館や日奈久港、日奈久駅舎などが調査対象となっております。
次に、市の
教育委員会におきましても、平成11年度と12年度に、日奈久地区歴史的建造物群基本調査といたしまして、日奈久地区に残る歴史的建造物について、熊本大学工学部の調査研究受託機関であります財団法人熊本工学会に委託し、現地調査などを行ったところでございます。
調査は、建物の平面や断面、立面などを実測図面化し、その建築年代や特徴、変遷などについて記録を行いました。まず、予備調査の段階で83件をリストアップし、その中から主要なものについて11件ほどを詳細に調査いたしました。
この調査の成果は、日奈久の町並みガイドブックの小冊子にまとめますとともに、13年の9月には、南部市民センターにおきまして市民の方々を対象にしました報告会と現地見学会を開催し、温泉街の歴史と建物の特徴を再認識していただいて大変盛況でございました。
また、この調査の途中、平成12年の2月には、当時の運輸省から調査委託を受けました財団法人日本ナショナルトラストによります、歴史的宿泊施設を活用したまちづくり事業として、全国4カ所の事例調査の中に選ばれた日奈久温泉街の視察調査が行われました。
こういう建物の現状でございますが、現在、先ほど申し上げましたとおり、明治から昭和20年にかけまして建築された歴史的建造物がございますが、これが83件ございまして、その中には旅館が11件、民家が61件、寺社が4件、そのほか日奈久港の防波堤や石垣などとなっております。特に、木造の2階建てや3階建て温泉旅館がよく残っていることに特徴があるようでございます。
この建物類の保存策でございますが、文化財保護の立場から、従来は一つの建物を対象といたします文化財の指定制度がありましたし、また建造物群といたしまして、価値の高いものは伝統的建造物群保存地区として選定する制度がございます。これらには市の指定、県指定、国指定がございまして、指定後は重要文化財としての価値づけと各種の保存策が講じられております。
また、ただいま申し上げました伝統的建造物保存群地区というのがございますが、これは港町あるいは武家町、宿場町とか門前町などでございますが、近い例といたしましては、鹿児島県の知覧にあります武家屋敷とか、あるいは出水市、あるいは宮崎県の日向市の武家屋敷群があるわけでございます。
これらの指定制度のほかに、平成8年度から建造物の国の登録制度というのが始められたわけでございます。50年程度経過いたしております建造物で、広く親しまれているものや、そこでしか見られない特徴のある形のものなど、国が登録するものでございます。
指定制度といいますのは、これは保存を、現状保存を基本といたしておりまして、まあ修理補助はあるわけでございますが、御存じのとおり改造は制限されるわけでございます。今申し上げました登録制度につきましては、指定制度に比べまして直接の改修費の補助制度はないわけでございますが、文化財を自由に活用できるという制度が特徴になっております。外観を大きく変えなければ、内部を改修する、あるいは改装するなど、営業活動とか地域活性化のために積極的に活用をしながら、文化財を緩やかに守っていくという制度でございます。
既に本市では、御存じと思いますが、平成10年に郡築の二番町の門とか三番町の門が指定を受けておりますし、12年度には近くにあります明治建築の洋館でありますシャルトル聖パウロ修道院記念館が登録文化財となっております。
日奈久の地区の歴史的建造物におきましてもこのような指定、あるいはただいま申し上げました登録を受けまして、文化財としての価値を明らかにし、将来への整備と活用につなげられればということで、地元の方々はもとより市民の関心をひとつ高めていって、そういうふうな制度にのせて活用を図る、保存を図るというふうなことでやっていければというふうに、大いに注目しているところでございます。
◆前垣信三君 時間が刻々と近づいてまいりました。
今回の第1幕では多くのキャストをお願いする予定でおりました。しかしながら、それぞれがなすり合いになりまして現在に至っております。でも、時期を同じくして「議会の森」で日奈久を熱く語る紳士にお会いいたしました。せめて一言なりとも彼の気持ちをお聞かせいただきたいと思います。冨田助役さん、どうか一言お願いをいたします。
(助役冨田徹也君 登壇)
◎助役(冨田徹也君) お尋ねの、日奈久温泉の活性化と申しますか、振興策につきまして、私なりに幾つかの素案を持ってはおります。御質問にありました伝統的建造物を生かしたまちづくり、今教育長のお答えにもありましたが、そういったものも一つでございます。ただ、私の場合まだ水面下と申しますか、関係者にいろいろと打診している段階でございますので、この場で具体的に申し上げることは差し控えさせていただきたいと思います。
ただ、
九州新幹線や肥薩おれんじ鉄道の開業を機に、その機運をますます高めねばならないと思っております。6年後には日奈久温泉発見から600年という記念すべき年を迎えます。この、発見から600年に照準を合わせまして、これから5年ぐらいの間にいろいろな条件整備を進め、600年記念イベントでは、海辺の魅力あふれる日奈久温泉を全国に向けて発信したいと思っております。
また、条件整備を進めます上で大切なことは、これからの観光に求められるコンセプトが、いやしとかゆとり、健康増進、あるいは受け入れ側のもてなしの心などでございますので、そうした基本となるコンセプト、あるいは安・近・短と言われておりますが、そういったトレンドに沿いながらすばらしい観光地に仕上げていく、磨きをかけていくということが大変重要であろうと思っております。
そのほか、例えばシギ、千鳥の観察ができて、家族連れやグループ旅行、あるいは学校の遠足や修学旅行などに利用していただけるような自然環境を生かした、そういったものをテーマにした公園の整備など、周辺の新たな観光スポットの開発もあわせて行い、宿泊型の観光につなげていくことができればと思っております。
今議会の補正予算に、観光開発基本計画策定のための経費をお願いしているところでございますが、これらの計画をもとに地元関係者の方々とともに十分に検討いたしまして、日奈久温泉の活性化に結びつけていきたいと考えております。
◆前垣信三君 ありがとうございました。
とんでもない議員が出てきたと思われるかもしれません。いつも変わった物の見方しかできないといいますか、常に新しい感覚で新鮮な発想ができるといいますか、まあいずれにしろ困った議員ということでお許しをいただきたいと思います。
ジャスコについてお尋ねをいたしますが、時間もございませんので、簡潔にお願いをいたしたいと思います。
(
産業振興部長坂田憲治君 登壇)
◎
産業振興部長(坂田憲治君) ジャスコの出店関係につきまして3点ほどございますが、あわせてお答えさせていただきたいと思います。
ジャスコの出店につきましては、これまでの状況を時系列的に申し上げますと、大店立地法に伴い、6月23日に県へ事前協議書が提出され、本7月28日に同じく県へ本申請が提出され、7月31日に市が受理したところでございます。同時並行で開発行為の許可申請も県に提出されており、市は8月13日に申請書を受理、同月18日に県へ進達をしており、現在県で審議中でございます。また、申請者は、大店立地法に従い地元説明会を開催することが義務づけられており、8月27日と28日に計3回開催され、地域住民の方に説明をなされたところでございます。
議員既に御承知のこととは思いますが、申請の概要を説明いたしますと、店舗名称がイオン八代ショッピングセンター、所在地が八代市沖町五番割3705番地ほか61筆、店舗面積は2万3750平米、敷地面積が6万2130平米、駐車場が1860台、駐輪場が215台、荷さばき施設は2000──失礼しました、220平方メートル、廃棄物等の容量は134立方メートル、営業時間は午前9時から24時までとなっており、建設着工予定日は10月1日、完成予定日は来年4月15日となっております。
また、議員が懸念されております交通安全対策につきましては、出店に伴い増加が予想される車両対策といたしまして、駐車場への進入路や橋梁の拡幅、交差点の改良、右折レーンの設置、歩道の新設、交通指導員の配置、混雑回避のための看板設置や誘導、通勤通学者等交通弱者の安全を確保するための誘導経路の選択等を行うことなどが予定されております。
今後、市といたしましては、県から地元意見書の提出を求められておりますので、関係11課による八代市大規模小売店舗立地意見集約会議を開催し、ジャスコの申請書の内容を検討し、生活環境の保持の見地からの意見の取りまとめを行い、11月28日までに意見書を提出することにいたしております。開業後は、状況を見ながら関係機関と調整を図り、適切な対応をいたしてまいりたいというふうに考えております。
次に、2点目の、既存店への影響についてでございます。ジャスコの進出が既存店、いわゆる中心商店街や近隣を初めとする市内小売店への影響が心配されているところでございます。そのために、活性化のためのイベントや人材育成、あるいは空き店舗への出店助成等の商店街活性化補助や低利融資制度等にて支援することといたしております。また、商工会議所と連携を図り、経営アドバイス、経営診断、資金相談等を行うことにいたしておりますので、御気軽に御利用いただけたらと考えております。
先日、熊日新聞に、大型店出店を悲観しても仕方がない、人が来てもらえるよう品ぞろえや顔の見える接客など各店舗が魅力づくり──各店舗の魅力づくりが大切と、ある店主が強調されているという記事がありました。議員も御承知のとおり、現在は厳しい地域間競争の時代となっております。生き残っていくためには、地域の個性や魅力をさらに向上させていくことが重要であろうと考えております。小売業も同様で、いかに個店の魅力向上を図り、ひいては魅力ある商店街になることが、競争に打ち勝つためには必要不可欠であると考えております。そのために商店街と一体となりまして、必要な活性化策を講じてまいりたいというふうに考えております。
◆前垣信三君 先日の松高校区のふれあいトークでも話題になりました。ジャスコのためにだけ市が何かをやるということではありませんけれども、新規採用が、私の聞き違いかもしれませんけれども700人と、恐らく数百人に上る御説明がございました。当然、予想される交通事情の変化もあると思いますので、早目に対応していただいて、何といいましても市民の安全・安心を念頭に置いていただきたいと思います。
最後になりましたが、大変時間が少なくなって恐縮でございます、中島市長より市政の総括、今後の抱負について、10分間でお願いをいたしたいと思います。
(
市長中島隆利君 登壇)
◎市長(中島隆利君) 市長就任後の今日までの自己総括ということでお尋ねでありますが、私は市長に就任してからやがて1年半になろうといたしております。この間、市民第一主義を基本といたしまして、市民の皆さんと一緒に新しい活力ある八代をつくたるために、共生・ともに生きる、共助・ともに助ける、共創・ともに切磋琢磨してつくるを掲げまして、市民みんなが参加し、話し合い、清潔で公平・公正な市政づくりに努めてまいりました。
これまで掲げた公約、市政の課題につきましては、できるものから取り組みを行ってまいりました。市民参加の開かれた市政づくりにつきましては、先ほどありましたように市長への手紙、市民ふれあいトーク、タウンミーティング、まちづくり市長談話室等を実施しながら、市民への情報提供と市民対話を推進し、市民の声を市政に反映するまちづくりを行い、公正・公平な市政づくりに努めてまいりました。
さらに、市民の健康で生き生きとした暮らしの支援、さらには安全で快適な生活環境づくり、子育て支援、活力ある産業の振興、魅力ある都市基盤の整備、教育施設の充実等につきましては、第三次総合計画、「すべての人が輝くまち やつしろ」に基づきまして、人にやさしい、自然にやさしい、交流と活力に満ちたまちづくりの実現に向けまして、市民のニーズを踏まえ、具体的な施策の推進を図ってまいりました。しかしながら、財政状況や社会情勢などによりまして実現まで至っていない事業もあります。
今日までの自己総括とのことでございますが、目標達成率が何%と数値的には申せませんが、私は私なりに市勢発展のために精いっぱい取り組んでまいりました。今後も市民第一主義を念頭に入れ、市政運営に全精力を傾注して行っていきたいと思っております。
合併に至る間の抱負でございますが、御承知のとおり、市町村合併1市4町3村まで残すところあと1年4カ月余りとなりました。私はこの間のやるべき最大の課題は、郡市一体となった合併を予定どおりなし遂げ、県南の拠点都市の基盤づくりが最重要案件であると認識し、これに向かって全力で取り組んでまいる所存であります。
とりわけ、合併までの八代市の活性化で重要な課題は、来年春開業する
九州新幹線や肥薩おれんじ鉄道の効果を最大限に生かす必要があります。そのためにも八代シティプロモーションセンター、
エコポート構想をスタートさせ、その自然、八代の自然、歴史、文化、スポーツ、物産、産業基盤など、魅力ある資源を開発をし、情報発信し、全国からの誘客や産業の振興を図り、広域交流拠点都市の建設を目指します。
また、財政状況が厳しい中にあって、解決すべきさまざまな課題が山積していますが、それらの課題の優先順位と第三次総合計画との整合性を見きわめながら、合併まで残された期間、新市八代の誕生に向け最大限力を尽くし、今後の市勢発展につなげてまいりたいと思います。
◆前垣信三君 期間もなくて大変だとは思いますけれども、実はこの前テレビで東大の畑村洋太郎先生という方が、失敗学という講義をあちこちでなさっております。その中でおっしゃた言葉がですね、失敗は被害を最小にするという言葉。何を申し上げたいかといいますと、やはり今までの日本人、特に役所あたりにはそうなのかもしれませんけれども、変わりたくない、変わらないで済むなら変わらないで済ませたい、恐らくこれがどうも日本人の今までの本音、本質のような気がいたします。
どうか行政側ももう少し本音を出し合って、市民のためにもっと開かれた市政、縦割り行政をなくして、連携を密にしながら、短い期間ではございますけれども、中島市長にはお願いをいたしたいと思います。
私は名古屋におりまして、隣に岐阜県があります。今の時期には長良川でウ飼いが盛んに行われております。御承知のことと思いますけれども、ウに縄をつけまして鮎をとらせるわけでございます。昔からの伝統行事で、見ている人は非常に感銘を受けるわけでございますけれども、果たしてウの身になって考えたことがあるのかと私はつくづく思うわけであります。
有名な俳句がございます。それを御披露しながら、私の意見を終わらせていただきたいと思います。「おもしろうてやがて悲しきウ飼いかな」。
どうもありがとうございました。
─────────────────────────
○議長(前田慧君) 山田栄一君。
(山田栄一君 登壇)
◆山田栄一君 最後になりましたけど、自由民主党八代支部──八代支部は余分でございましたけど、(笑声あり)そう思うとりますもんですから。
きょうお昼2番目からであります。最後になりますけど、市長が風邪ぎみということでありますけど、マイクを余りひっつけたら、私はちょっと体が非常にきのう睡眠不足で弱っておりますから、なるだけ離して、風邪がうつらないようにして一般質問したいと思います。
きょうはいろんな形で、いつも必ず私がこの一般質問してまいりますのは農業のことであります。もちろんイグサのこと、セーフガードのことを一生懸命やってまいりました。そして歴史のこと、これはもちろん日奈久のこと、今、594年前ですかね、浜田六郎左衛門がこの日奈久の地を見つけたと。山には女郎居山と櫛山がある。そこにロープウエーを張って、本当に西を見て、この八代海、そしてまた雲仙岳の遠望できますところにロープウエーを張って、下に親子、孫、この施設をつくる。場外馬券場・ウインズを一般質問したのも私が最初で、私が本当に今慎重に考えるところでございます。
そしてまた、この東部山麓のことも、歴史もいろんな古きよきところ、近代のことも、小西行長のことも、こういう形で一般質問してまいりましたけど、きょうは建設と環境、そしてまた福祉、そして市街地、都市計画などについて、市長の基本姿勢についてお伺いしたいと思うわけであります。
第1番目に、管理型、遮断型、この民間でありますところのクリーンアメニティが、昭和同仁町、それからまた二見に持っておりますところの管理型、このことについて一般質問していきたいと思います。そしてまた敷川内地内、ここにありますところの不法投棄7万1000トン及び──の安定型、及び久留米市内におけますところの焼却灰、一部でありますけど、ここについての現状とまた今後の進捗状況、このことについてお尋ねしたいと思うわけであります。
そして第2番目に、八代海、大築島への市外地からの廃土埋立計画、この計画についてお尋ねしたいと思うわけであります。
このことについては私は前回反対質問をいたしました。それは、執行部からのいろんな意見聞きました。しかしながら、私には納得がどうしてもできなかったわけであります。八代海におきまして、非常に大築島の沖に5万トンの岸壁、5万トンのバース、そしてまたそのバースが2つ、そしてまたニュー加賀島と外港に続く橋、そしてまたいろんなしゅんせつ、これに外港発展のための、八代発展のためのお土産をつけて、そして答えももらったかのようにして大築島に、そしてここに熊本新港を大きなす改良、そしてまたしゅんせつ廃土、この廃土を大築島に埋め立てると、このような免許のことのこの前の市長提案のことに対しては、私は疑問を持っております。
そのことで、外港問題について私は、今市長が、執行部が聞いておるところの見解だけでもいいから聞かせていただきたいと。私もある人から聞きましたところ、私も確認をしました。しかし、本当にその方が言うとおりであります。外港はほとんどの計画がだめになっております今日であります。だから、それを踏まえて市長答弁をお願いしたいと思います。
それから3番目、旧寿屋、すなわち通町のユニオンビルであります。これを行政主導の空き店舗対策としてとらえ、そしてこの旧寿屋の建物と土地を行政主導で買ってはどうかと。その後に利用する方法があるわけであります。それを前回と前々回で、私は寿屋の対策としてここで一般質問をしております。
すなわち、第1回目は、私はこの市街地商店街、すなわちこの市街地に人を呼び込むことができるように、宮地の山車、すなわち出町のガメであり、中島の木の馬の獅子であり、そして笠鉾であります。この笠鉾を、このような山車を一堂に展示すること、これをNTTのすぐ前あたりに商店街を中心にして活用したらどうかと、そういう建物をつくってほしいと。中島市長からはその問題については非常にいい答えをもらいました。
しかしながら、よくよく私は考えて、その次に質問するときは大川家具センター、白地で大川家具センターの看板が、火が消えると、去っていくということでありました。そこで私は、この738坪と地下であります、有効面積が530坪、そしてまた1階から5階まで550坪前後のこの坪数を活用してそして運営していくには、私は行政主導であり、ユニオンビルで第三セクターで生かしてほしいと、このように申したわけであります。しかし、そのときに出町のガメ、もしくは代陽校区の公民館がまだ最後で、ないわけであります。しかし、代陽校区の公民館も、その建物を生かし、岡川病院と寿屋の間を立体駐車場にすることによってすべて運用、活用できるのではないだろうかと、このように思うから、これで3度目の質問をするわけであります。
どうしてかといいますと、すなわちジャスコ、イオングループであります。イオングループが今、沖町にこの巨大な6ヘクタールから7ヘクタールまで、2万坪ぐらいの坪数を伸ばして今度進出して、4月開店するわけであります。それに向けて、寿屋は捨てていったところがイオングループであります。その捨てていった寿屋は我が町の中心にあるわけであります。これを今どうかしてやらなければ、見た目じゃなく、もう本当の意味で固定資産もおぼつかなくなってくるでありましょうユニオンビルの関係者、地権者の方たちであろうと、私はこのように推測するわけであります。
そこで、この質問を重要と思い、
一般質問を3度目でありますけれども、観点から、山田栄一はするわけであります。
まずは、第1番目に、出町の山車の、妙見さんの山車のことを言いました。第2番目に、我がこの代陽校区の公民館、これを中に入れて活用するべきじゃないかとも言いました。そしてまた、例えばいきいきサロン、今いろんな形で今度出前サロンみたいな、出前の──市長が、部長たちが、執行部が出向いてそして市民の声を聞くということもあります。しかし、そのことも大事でありましょう。空き店舗、商店街の対策も大事でありました。いろんな妙見、日奈久のことも大事でありましょう。外港も大事でありましょう。
しかしながら、一番大事なことは、もうそこに寿屋は存在しないわけであります、通町には。その空き店舗が一番大事であります、対策が。そしてその店舗は、先ほど申しましたように、地下が738坪、そして有効面積530坪、そして550坪の5階建てであります。だから、そのように今建物はただみたいにして手に入ると思われます。そして地価も下落しております。
そのようにして、これを八代に買い受けたときに、いろんな活用方法があろうと思います。それは、いきいきサロンを、先ほど申しましたのは福祉であります。福祉、すなわち市街地にもお年寄りの施設、こういうのがあっていいんじゃないだろうかと、このように私は思うわけであります。そのためには地下を、例えばいろんな形で厨房、いろんな形で利用できはしないかなと、このようにも思うわけであります、それは福祉の観点からの。
だから、そしてまた一番大事なことは、市長はいつも言われます、文化と、文化という言葉が出てまいります。スポーツの言葉も出てまいりました。実は、三中──第三中学校の緒方梨恵ちゃん、52キロ級で柔道日本一になって帰ってきたわけであります。きのう、おとといが祝賀会でありまして、市長の電報が届いておりました。それで、文化という、スポーツといった観点からいいますと、第2庁舎としてのとらえ方で市は買うべきでもあろうと思います。
それはどういうことかと申しますと、いろんな歴史のことをいろんな形で議員も言ってまいります。そしてまた執行部も市長も、その文化ということを今まさに言われております。しかしながら、我々のこの八代、文化をあれすっとに、文化課はどこにありましょうか。ここの庁舎にはありません。八代、すなわち竹原・八代宮の斜め前の村松写真屋の裏のプレハブ2階建ての1階を占有しておりますのが文化課であろうと思います。そしてまた教育におかれましては、要するに昔の消防署跡の建物、これを利用して教育の分野はそこにみんなスタッフがおるわけであります。
だから、寿屋を第2の庁舎として考えるならば、私はぜひ市長にこの第2庁舎としての考え方でも、寿屋を本当に真剣に取り入れて、相手先ありますけれども、考え方は、本当に真剣にとらえて見解をただして、そしてまた答えを出していただきたい、このような形で質問いたします。
それから4番は、大村橋交差点の道路進入の、搬入道路と申しますか、このことについて質問をいたします。
このことについては、執行部が模索して、建設環境委員だった本議員、いろんな形で質問してまいりました。そして、むだな経費は省かにゃならぬということで、20億ぐらいかかる計画が今半分になったわけであります。それでもまだ10億かかります。ちょうど日本製紙の裏側を通り、酒屋さんにうち当たって、そして22メーター道路に出るところのこの道であります。しかしながら、なぜかこの8年間、酒屋さんに交渉に行くことは何回かであったわけであります。そしていろんな形の、見えざるいろんな形の下手な動きがありました。しかしながらまだ12億かかる、10億かかるこの投資計画、本当は3億で済むわけであります。
しかしながら、事は、この前700万、800万の予算が動いております。また、今度も1800万の予算がつきました。しかしながら、大事にして、このことを方向を見定めて、一生懸命建設環境委員の方、残られた方、今からの方、一生懸命頑張ってもらいたいと、この問題については私はかように思います。そこで、これは市長じゃなく担当部長にお伺いしたいと思います。
それから、小枠の5でございます、障害者複合施設の整備事業。
前回、私はこの問題については質問をいたしました。そして明快な形で答えをもらったわけでありますけど、あくまでもこの福祉センターの、工業学校のその前の周辺であったわけであります。きょうはこの複合施設、すなわちひまわり苑と授産所でありますおおぞら授産所、この2つの施設を一堂に集めて、そしてまた環境がいい、交通が便利なところ、そしてまた地の利のいいところ、このような形できょう明快な答えをもらいたいと思います。その場所の位置、そしてまたその保健センターの隣接地であるとのこの前答弁もらいましたけど、具体的な詳しいその建設の予定地選定と、同施設事業の概要と今後の整備計画についてお尋ねを申し上げておきます。
それから大きな2番、新幹線事業に伴う周辺整備事業と四年制福祉大学開校へ向けた市長の基本姿勢であります。
それから3番、市の指名業者荏原製作所に対する新聞報道等の行政の取扱方であります。3番目は、再質問席に入りまして私が市長に問います。再質問──ただ提言しておきます。
それと2番目、今申し上げました新幹線周辺のこの計画でございます。これは四年制大学と一緒に含めてお答えこの前願ったわけであります。また、今回もそのようにお願いしたいと思います。私は、前々回も前回も、この新幹線周辺、すなわちこの周りについて6ヘクタール、6ヘクタール──20ヘクタール、すなわち6万坪に対して私は質問してまいりました。
それはどのようなことかと申しますと、まずはこの6万坪を土地開発公社で買った場合において、この、今まさに新幹線はもう3月で13日で開通するわけであります。そのときに、もう地主さんたちは現在、八代、新八代駅とこの新幹線駅の建物を眺めながら今生活しておられます。この人たちに鉄建公団が示したところの金額で土地開発公社が動いても、その値段では絶対に売らないと、このように私が言ったわけであります。しかしながら、それをもうちょっと高くしてまた売った場合においても、土地開発公社は3000万までのこの税の効力しか持ちません。市でいった場合においては5000万の控除があります、5000万までの。長期で100万控除でも、短期であっても1億5000万控除と3000万控除の違いがあります。
それと同時に、少し高くいったとしても非常に、例えば10万で分けていただいたと、安い高いは別として。しかしながら、これは6万坪であります。そして、多分私が
一般質問で言うとりますところの38%から41%の減歩率、すなわち道路であり公園であり、この問題をとりましたら多分38%から41%減歩率になると思います。土木工事、これを合わせて坪単価に換算しますと37万から45万で売らなければならないと、このような計算が出てくるわけであります。したがって、たとえ土地開発公社がまとめ上げても、まずは整備しても買う人は断じていないと、このように私は考えるわけであります。だから、今の段階で、その土地開発公社のことも含めて聞きます。
そしてまた、今まさに大坪会は終わりました。しかしながら、広島の九州福祉大学は生きておるわけであります。申請しております。だから、謙虚にここは駅の周辺と言って申し込んでおりました。そして、片や日奈久の大坪町ということで申し込んでおりました。だから、こうやってみますと、四年制大学を柱にしておる八代であります。だから、本当の意味で真剣にとらえて、社会福祉そして理学療法、作業療法、介護、そして看護、この5科目、そしてまた八代中九短大も踏まえながら、一緒になって学園都市を目指し、それこそが教育でありそして文化でありスポーツであると、この柱が新幹線周りを発展させると、このように私は思います。
再質問は再質問席で行います。どうか市長におかれましては第1番目と第3番目を壇上にて、上がってください。第2番目の八代海、大築島への市外地からの廃土問題は自席からお願い申し上げて、再質問席に戻ります。
(
市長中島隆利君 登壇)
◎市長(中島隆利君) お答えをいたします。
まず最初の、クリーンアメニティ昭和事業所及び二見処分場の維持管理状況と今後の見通しについてでございます。
議員御質問の、遮断型及び管理型処分の安全管理と敷川内町不法投棄の環境対策への取り組みについてでありますが、1点目の、クリーンアメニティ昭和事業所及び二見処分場の維持管理状況と今後の見通しでございますが、昭和事業所の遮断型につきましては残余年数10年程度と見込んでおり、二見管理型処分場におきましては残余容量約6万立米でありますが、公害防止協定の期限までは満杯になると聞いております。安全管理につきましては、構造基準、維持管理基準が適用されておりますので、これにより安全性の確認を行っているところでございます。
今後の見通しでございますが、二見最終処分場は平成17年10月末で期限がまいりますので、その後は昭和事業所を拠点として事業活動が注目されているところでございまして、新たな農業用廃ビニールのリサイクル事業の状況を見守りながら、市としてのかかわり方について研究してみたいと考えております。
次に、敷川内町不法投棄現場における環境保全対策工事の進捗状況でございますが、本年3月末から工事に着手しており、11月末の竣工を予定しているところでございます。現在の状況といたしましては、対策工事の主要部分であります覆土用土砂の搬入も終盤を迎えておりまして、予定の工程で進捗いたしているところでございます。
2点目については自席からの質問──答弁ということでございますので、3点目の、寿屋ユニオンビルを行政主導による空き店舗対策として取り組んだらどうかという点についてお答えをいたします。
そもそも、旧寿屋が空き店舗として中心市街地に放置されますことは、中心市街地や町の景観上も好ましくなく、商工会議所や近隣商店街からも利用、利・活用について要望が出されておるところでございます。そのような中で、ただいま議員から提言がありました第2庁舎、校区公民館、笠鉾の展示場、福祉施設などとしての利・活用につきましては、検討に値するものであると考えております。
しかしながら、第2庁舎につきましては、御承知のとおり、現在市町村合併協議会におきまして事務事業について協議をしているところでありまして、市の庁舎がこの八代市の庁舎でスタートをすると、こういうことは確認をいたしておりますが、第2庁舎等につきましてはこれからの議題でございまして、その第2庁舎、課題の議論の中では、この寿屋のビルも一つの候補として議論をされるのではないかというふうに読んでおりますが、今の時点ではこの第2庁舎については法定協議会の中で今後の課題と、こういうことになりますので、御理解をいただきたいと思います。今後、合併を踏まえながら、市民の方々の御意見を聞きながら、研究をしてまいりたいというふうに考えております。
以上、お答えをいたします。
◆山田栄一君 今市長の答弁ですね、寿屋の答弁の中で合併のお話が出ました。合併協議会を慎重に踏まえながらという答弁、私はびっくりしました。市長がそういうお考えであるということをですね、これは非常におくらかす考えであります。まあ郡のことを考えておられるかもしれません。
しかしながら、これは、寿屋ユニオンビルというのは死活問題でありですね、我々この一日もあいておるというところを通るたびのこの苦しさ、この看板見るのがですね、ドアが閉まっておると、電気が消えておる、真っ暗です。これは動力の関係もあるやもしれません、高いですから、基本料金が非常に。だから、しかしながら、あいておっても我々ですね、すべて固定資産税、これはあいておっても計算していくわけであります。ユニオンビルからいただくわけであります。大変な金額ですよ。だから、そういうことを思いますところに、まあ後先になりましたけどちょっと言っておきます。
そしてまた戻りますけど、今の昭和の同仁にありますところの管理型ですね、きょうはたまたま西村君が休んでおりますけど、部長が。私はこのクリーンアメニティになりまして少し安心したわけであります。代表者が遠藤さんという方でですね、最初のときは非常に私は、昭和に入り込んで、公民館に入ってですね、皆さん昭和の人たち、私はこの産廃の安定型じゃなくて、一番強い遮断型について私は大分お話ししたと思います、皆さんの前で。そして、それからこの代表者が林田清一にかわりました、林田清一氏に。非常に心配しました。私も闘いました。しかしながら、本当の意味で彼もある程度のことでこれを承継という形で会社を譲ったわけであります。
そのようなことを思い出しながら、そしてまた行政主導の指導によって土管をですね、大量な土管、危険物、これを本当に処理してくれた。そしてまた入り口の、もう名前は言いませんけど、入り口の所有するとこは賃借でありました。賃借の上に、頭の上に、その要するに3万トンの管理型廃棄物が野積みされておりました。これはただ本当にコンクリで吹きつけただけ、こういう形でもそれも処理がなされました。
しかしながら、今後私たちが思うにはですね、この前の新聞、9月の2日の新聞、西日本新聞の朝刊でありますけれどもですね、県が、県などの主導産業廃棄物処理場年度内に絞り込む、検討会発表、候補地は県内134カ所、その中で玉名と八代、有力候補地、有力候補地が決まったと、こういう新聞発表がありました。いいことが決まるのかなあ、私はこの記事見て思いました。
大築島の、この熊本港の改良としゅんせつのヘドロまじりのこの廃土受け入れ、そうするとまた候補地に八代が玉名と同時に決定と、決まったと、こういうのが新聞発表になり、私はさあこれをどこに入れるのかなと、このように考えてしまいですね、今度の質問を遮断型に合わせたわけであります。
御承知のとおり、今市長が申されましたとおり、二見は協定によりまして、地区の協定、漁業組合の協定、いろんな形でもう網がかかって、あと2年半ぐらいの寿命になりました。それで満杯で終わります、管理型が。そうすると、この民間におけるところの管理型はもうなくなるわけであります。そうすると、要するに昭和は、今市長が申されました今農業用ビニールですね、こういうのを処理しておるわけであります。そして一部の遮断型ですね、これはあと見込みで10年という考え方でありますけれども、そのとおりだと思います。
だから、民間の今の施設をいろいろ研究して、執行部と研究されて、民間をどのようにして生かしていくべきかと。そしてまた水島、我々の八代の灰の処分場においても、もう既に民間活用でクリーンアメニティに灰を委託しております。だから、そういうことで大体、寿命的に大体あと数年だなと、二、三年でこれいろいろな形で動かにゃならぬと。しかし、八代だけは非常にですね、私は遮断型、管理型、すなわち産業廃棄物に対する気持ちは非常に緩やかだなと。
どうしてかと申しますと、私は答えはわかっております。農業が豊かであったときは、すべてそういうたぐいのことは入れさせません。しかし、イグサも米もこれだけ落ち込んで、行政の指導のやり方ですね、本当にイグサに対する能力不足、私は質問第1回目したとき、このいろんな形で言ったとき、担当者がこの織機ということの言葉すら知らなかった。中村式の織機といっても何のことやさっぱりわからなかった。私はびっくりした。私は農業者じゃない。しかしながら織機ぐらい、らくらくぐらい、そしてまた五八で飛び込みだろうが、それに本間、だれでもいろんな常識的にわかる人はすべてわかっておる。
しかし、行政の中で非常に物がわかってない人が多かった、イグサ問題についても。私は残念無念というその思いがありました。今日まで来てやっと畳がえ1枚に500円してもらいましたけど、もっともっとこれは出していただきたい。これは別でありますけど、このように思い、農業が本当にこの気持ちが下がっていったとき、産廃でもいいと、うちん土地が反の例えば500万しかない土地が300坪、これを極端に言うなら2000万で買うてもらえば産廃でも受け入れようと、このような気持ちから、八代市はこの農業面積が広いばっかりに、農家が本当に衰退したばっかりに、このような記事が載るんじゃなかろうか、自分ひとりで腹立たしい思いで記事を読んだだけであります。
この項は一応終わりますけれども、この平山新町、そしていろんな形で推移を見守っていきたいと思います。だから、本当に市長におかれましても、このこと、昭和同仁町のこと、そしてまた安定型のですね──管理型のクリーンアメニティの二見の処分場のこと、そして平山新町、そして私たちの市の水島の管理型処分場、いろんな形で水問題、漁業組合の問題との折衝ですね、いろんな形で、いろんな大変な問題が山積みでありますけど、一生懸命頑張ってください。
次、お願いいたします。
それから、今ちょっと、2番目お願いします、自席で。
◎市長(中島隆利君) 第2点目の、大築島への市外からの廃土埋め立てについてお答えをいたします。
大築島南地区埋め立てにつきましては、熊本県港湾課によりまして、現在国土交通省と環境省へ認可申請のため事前協議を行っております。この事前協議を終えまして、10月中旬には国土交通省交通大臣への認可申請を行いまして、最終的に、埋立許可の取得は年内を目標としているところでございます。
一方、八代港
港湾計画改訂作業につきましては、来年3月末を目標に、港湾管理者であります熊本県港湾課が策定作業を行っておりますが、さきの8月26日に第2回の八代港長期構想
策定委員会が開催をされました。その中で次期港湾計画の素案が提示されておりますが、熊本県の説明によりますと、大島北地区のしゅんせつ土土砂処分場は削除されております。加賀島地域の土地利用計画につきましては、ほとんど緑地としての利用として一つの考え方を示しております。また、既存外港地区と加賀島地域とを結ぶ橋梁の設置につきましては、費用対効果の点から見送られております。
本市といたしましては、現計画からいたしますと明らかに縮小・後退した計画と思われますし、荷主企業の利便性の向上やコスト削減への効果などを考慮いたしますと、5万トン級船舶の入港に対応できるマイナス14メーター岸壁の建設と加賀島の土地利用につきましては、これまで同様計画の中に盛り込んでいただくよう強く要望してまいりたいと考えております。
また、大築島南地区への県南他港からのしゅんせつ土砂の搬入受け入れにつきましては、自港処理の原則に基づき延命策を講じまして、できる限り自港での処理を行い、大築島南地区への土砂搬入を極力抑えていただくよう、改めて強く要望してまいりたいと考えております。
さらには、議員御質問の受け入れ土砂の検査体制につきましてでございますが、県港湾課によりますと、しゅんせつ土砂の搬入前に、水底土砂に係る判定基準の項目に加えまして、土砂に含まれます全窒素、全燐、硼素と有機すず化合物等について検査を実施をし、検査結果を踏まえた上で土砂搬入の判定をするとの説明を受けております。なお、搬入土砂につきましては、年度ごとに実績報告を行うよう取り決めておるところであります。
以上、お答えいたします。
◆山田栄一君 はい。今のですね、そうですね、危険性のある物質が非常に含まれておると。白川はですね、本当にテクノポリスで細川知事時代に打ち出した以上、ホンダ技研とかいろんなITの企業が密集して、そしてまた白川を汚染して、その一番下にありますところが球磨川、いや熊本港であります。そこのしゅんせつということになりますと、非常に考えを、本当に真剣に考えて受け入れ体制というのが、もう受け入れないような体制でですね、市長迎えて取り組んでもらいたいと。
5万トンのことを市長申されましたけれども、辛うじて手前に5万トンのですね、今3万トンしゅんせつの後に5万トンという形を答え出しているようでございます、国がですね。だから、そういう形で大島の、大島の沖も非常に石油基地のことのしゅんせつもすべてが終わっております。だから、すべてないわけであります。だから、ニュー加賀島と外港との間の橋ももう本当に確認しましたらそのとおりでありました。ないわけであります。
だから、県が申したことがほとんどが、それはおかしなことになっております以上、この前議会辛うじて通りましたけれども、大築島、この埋め立てに対する考え方については心新たにして、助役もお決まりになりましたから、心新たにして取りかかっていただきたい、このように要望して、この項は終わりたいと思います。
3番目におきまして、今市長が登壇なされて答えていただきました。本当に合併問題をくるめては私は答弁は求めておりません。本当の意味でこの寿屋、私が幾つもの案を出しました。しかし、この第2の庁舎的にというのは、買うことは簡単であります。建物がお金のですね、形じゃない、この建物を例えば5億であり10億であり、そういうことであったら買う必要もない。しかしながら、事情によって見放されたこの建物、本当に今内部で法律的な問題であり、ただみたいな形でこれは話がつくんじゃなかろうかという思いで私が言っているだけであります。
だから、土地の評価て下がっております。その下がった路線価格でも皆さんにお話し合いになり、相手があることでありますけれども、こちら側から、行政側からお頼みしてそしてまけてもらう、その価値がある建物であろうと、私はこのように思うわけであります。
だからですね、市長、生かすも殺すも行政のトップに立つあなたであります。私は、行政手腕とはそのような形で行わなけりゃならないと。買うたときにだれか批判する者がおるか、そしてまた郡の方たちが、そしてまた市民の人たちが、だれも反対する者はいないと私は確信に満ちたところから、私は一般質問しております。
だから、そういうような形で、どうか私のこの
一般質問の趣旨をお酌み取りになって、本当にもう一度、再度ですよ、観点から、自席からちょっと寿屋問題に触れてみてください。
そうすると、太平洋セメント問題も自席からで結構であります。2社来ております。そのことについて一応複合的に
一般質問しておりますから、そこの点をつきまして、ジャスコの問題もちょっと触れましたから、ちょっとその点を法的にあれし、犠牲になったのは、この寿屋は──もちろん寿屋しでかしたことであります。しかしながら、イオングループが抱いてくれたと思ったわけであります。しかしながら抱いてくれなかった。そしてまた支えてくれなかった。そしてまたサティも九州サティ、ニチイがサティになっております。これもイオングループが今まさに抱いております。会社更生法の後に抱いております。だからこれも支えなく、捨てるやもしれません。
太平洋セメントにホームセンター的なものが来ております。ですね。だから、これはイオングループであります。そのものです。松高・沖町がイオングループで成り立つならば、ホームセンターがイオングループ、サティがイオングループに捨てられるやもしれません。寿屋捨てられました。我が町は全部イオングループであり、そうなってしまったときは西田ストア、新築したばかり、山口ストア、麦田青果、既存のいわむらスーパー、すべての八代の既存の中小の店舗がつぶれると、このようなお考え方でちょっと寿屋問題にも触れてみてください。
◎市長(中島隆利君) 自席からお答えいたします。
寿屋の今後の利用方法について再度の御質問でございますが、先ほども申し上げましたように、現時点で第2庁舎、校区公民館、笠鉾展示場、福祉施設等、利用、利・活用について検討に値すると、こういうことにお答えいたしておりますが、これから第2庁舎につきましては法定協議会の議論もございますし、そのほか公民館、笠鉾、福祉施設等については、八代市のこれまでの施設整備で広く市民からも要望が出ております。そういう観点も踏まえまして、この寿屋の利・活用策について執行部内で検討をしてまいりたいと、こういうふうに思っておりますが、当然、これから検討いたします中には、当然合併を想定をした議論になると、こういうふうに思っておりますので、その点はひとつ御理解をいただきたいと思います。
それから、太平洋セメントの旧跡地の、
日本セメントの跡地の利用の問題でございますが、御承知のとおり、現在太平洋セメントの跡地につきましては、2社が候補が上がってるという情報でございます。ジャスコ、イズミの2社でございます。ジャスコの計画は、ホームセンターを中心とした計画、イズミにつきましては、ゆめタウンを中心にするものというふうにお聞きをいたしております。
これらの状況に対しまして、昨年来太平洋セメントの本社に訪問いたしまして、この活用策について申し入れをしてきたところであります。最終的には5月の11日に、八代商工会議所の会頭と一緒に本社に出向きまして、担当部長に要望書を手渡しをいたしました。
その要望書の内容は、1点目が、一日家族で遊べるアミューズメント施設やレジャー施設、ウオーターフロント型のレストランなどの整備。2点目が、可能な限り売り場面積の減少と地元商店街の影響が少ない業種の出店。3点目が、川の交流広場と連係をした散策道や憩い広場の整備。4点目が、地産地消と共存共栄の推進。5点目が、地元雇用等について要望してきたところでございます。
また、進出業者の決定に当たりましては、市に対しまして事前に連絡をいただきますよう約束を交わしているところでありまして、決定してからの交渉ではなくて、決定前に市あるいは経済界を含めたテーブルの設定をしながら話をしていただくと、こういうことを強く申し入れているところであります。
太平洋セメントからも、この要望書の内容につきましてはジャスコ、イズミの2社に渡され、近々2社からその回答内容が報告があるだろうというのを、今聞いているところでございます。
◆山田栄一君 今太平洋セメントのことを市長申されました。寿屋にはまだ──ついてはですね、非常に明快な答えはないようでありますけれども、その程度の──非常に私は寿屋に対して、本当にユニオンビルの皆さん御苦労さんであったということを思うわけであります、市長。
だから、本当に沖町に陣取って今度オープンするジャスコに対して、私は
一般質問何遍てしてまいりました。そしてまた迎えるような形になりますけれどもですね、そして太平洋セメントにホームワイド──これはワイルドですかワイドですかね──これは、これもイオングループの子会社であります。ホームセンター的なところの、これはイオングループです、全くジャスコであります。このホームワイドも、そしてまたイズミの場合は闘う姿勢で来るわけであります。
今言うた親子、孫、その要するにゆめタウンですかね、そういうのはイズミは持っておるわけであります。しかしながら、その私たちの所有地じゃないところ、これは宅地でありますね、2万3913坪ですかね。だから、この膨大な敷地の中に、
日本セメントの跡地の中に来るわけでありますけれども、これを賃借で借るという情報であります。だから、我が八代に太平洋セメントさんが、もうそういうスーパー、大型店に貸さなくて八代市に貸すということで、貸してくれということを、市長今からでも言っていただけないでしょうか、どんなでしょうか、その点について一言お願いします。
◎市長(中島隆利君) お答えいたします。
日本セメントの跡地の活用につきましては、昨年来太平洋セメント本社に訪問いたしまして、太平洋セメントの企業の利用策についてただしてまいりました。その中で、やはり全国に太平洋セメントの遊休地がたくさんあるそうでありまして、御承知のとおり、太平洋セメントだけではなくて、セメント業界大変な経済的な状況にございます。
そういう中で、土地については売却をしないと、それを有効利用して経営に生かしたいということで、賃借ということでありまして、当然そういう状況の中にありまして、市としてこれを賃借をしてどうのというのは今までも申し上げたこともございませんし、今そう賃借をしたらどうかと、そういう考えはあるかということでありますが、今の時点では考えておりません。
というのは、この賃借にいたしましても、当然この上屋にある今の工場の跡地、この解体というのが大変な事業でございまして、これらの解体を含めた賃借と、こういうのが条件つきになっておりまして、当然これを市が単独で受けるということは財政的にも問題もありますし、単独であそこを開発と、こういうことも非常に厳しい問題であるというふうに踏まえておりますので、市単独でこれを賃借ということについては、現時点では考えていないということをお答えしておきたいと思います。
◆山田栄一君 このことについてはですね、いろんなまた委員会等でも、全協の何かの機会で一遍提案してもろうて、このことは重大なことでありますから、いろんな形で全32人の市会議員の立場ありますから、みんなで論じていきたい問題と、このように思っております。
次ですね、大村のことについては私が──部長答弁はもう要りません、私からもう簡単に提言しておきます。
どういうことかというと、このことについては非常に遅過ぎた、そして遅い、そしてむだであると。どうしてかというと、大村橋、先ほども申しましたように、大村橋中心に十條製紙、今の日本製紙、このJRを一部下くぐりますけれども、左行ったら太田郷小学校、まあ太田郷小学校から橋渡れば右の方向突き当たりと、かようになります。熊本方面から県道を走ってくれば大村橋の右手と、そして酒屋さんがあるところと、この拠点が酒屋さんであります。
どうして、私が申すように8年も酒屋さんにいろんな形で何回行ったんですか。重要なところを残して今度また計画を進めておる。どうして──最初はですね、今度の倍であった。今度は9ヘクタールですか、8ヘクタールかな、わからぬけど、2700坪と私は記憶しております。その当時の第1回目のあれは5000坪だったと思う。代替地をやる、どうしてそういうむだをするのかな。今度の計画においても、県道から大村橋に立ったとき、車で見たとき、酒屋さんを残すならば目線で、視線が非常に悪い。見通しが悪い。だから、どうしてそういう計画を大ごとのような仕掛けをするのか。
たとえ20億が10億になったと。私は、私含めて皆さん委員がやかましゅう言うた。半分になった。10億は助かったわけでありますけど、もっともっと5億あれして助かったとき、私はそれを言うております。何のために、黙っておくなら20億使われておった。でも10億になった。これをもうちょっといくなら3億で済む。しかしながら、何をしておるんですか。寿屋問題は幾らで済むですか。小さなお金で済みやせぬとですか。だからそういうことを、物の考え方考えていただきたい、このように思ってこの大村橋のことを
一般質問に入れたわけであります。
次、お願いいたします。5番です。小枠の5番。
(
市長中島隆利君 登壇)
◎市長(中島隆利君) 次にお尋ねの、障害者複合施設の整備事業についてでございますが、この施設整備につきましては、さきの6月議会におきましても議員には大変御心配をいただいているところでございますが、今回障害者施設の建設予定地につきましては、基本構想検討会の御提言等も踏まえまして検討しました結果、本市保健センター周辺が最適であるとして整備を推進していくよう考えております。
この地域は国道3号線沿線に位置しており、交通アクセスがよく、前総合計画においては健康福祉ゾーンとして、また第三次総合計画におきましては健康増進拠点プロジェクトとして位置づけられた拠点地域であります。保健、医療、教育の機関等が集積をしている本市南部の中心的地域であります。また、今後の地域療育の充実を図る上におきましても、保健センターを中心とした施設整備を考えており、まさに健康増進の拠点地域として諸機能の充実を図っていくことにより、本市総合計画の推進に大きく寄与できるものと思っております。
また、今後の施設整備計画といたしましては、議員御案内のとおり、身体障害者と知的障害者の職能訓練の場としてふさわしい複合施設の建設を考えており、できれば年度内に用地取得を行いまして、17年度建設に向けまして鋭意努力してまいりたいと考えておりますので、議員各位におかれましては御指導、御支援を賜りますようお願い申し上げ、お答えといたします。
◆山田栄一君 年度内に用地買収ということで取得を考えて、17年度には建設完成ということのお答え、答弁でありました。ありがとうございました。
教育委員長ですね、質問は申しませんけれども、このですね、教育長──教育長、こっち、このおおぞら授産所とひまわり苑、要するに2施設、複合施設ですよ、こういう形で本当にですね、関係者各位、御両親、本当に喜ばれると思います、きょうのことで。
そしてまた教育長、高島にありますところの養護学校、高等部できて、プレハブであります、9200万程度予算できて、この3月開校に向けて、4月入校に向けて着々と進んでおりますけれども、将来この福祉と教育分野とですね、そしてまたこの高等部を活用しながら、そしてまた低学年の生徒たち、これも踏まえて、同じ施設の中にですよ、養護学校もですよ、そして入るという形でお考えになってですよ、そしてこの福祉とそして教育分野と、また市長と教育長話し合いになって、いろいろ先でそういう形で3つの施設がまとまっていって、本当にいい施設ができますようにお祈りして、この項は終わります。
次の新幹線に伴うですね、自席から結構です、自席から。
◎市長(中島隆利君) それでは、自席から答弁をさせていただきます。
質問の第2点、新幹線開業に伴う周辺整備事業と四年制福祉大学開校へ向けた基本姿勢についてお答えいたします。
九州新幹線鹿児島ルートにつきましては、御承知のとおり、新八代・鹿児島中央間の開業が来年3月13日に予定されております。現在開業に向けましてアクセス道路、駅前広場、在来新駅、自由通路等の交通結節施設の整備を進めているところであります。また、新幹線新駅周辺の20ヘクタールの開発につきましては、昨年度末、事業の採算性や的確性の観点から、土地開発公社単独の事業の実施は困難であるとの判断に基づきまして、現在課題の解決に向けて検討を行っているところであります。
新幹線新駅、八代駅周辺は、八代第三次総合計画の中で、広域的交流──交通条件の優位性を生かしまして、教養文化、産業業務、公共などの各種施設の立地を促進をして、広域的交流拠点の形成を目指して計画をいたしております。
新幹線開業に向けまして20ヘクタールの開発につきましては、上位関連計画との整合を図りながら、多角的に、総合的な観点からまちづくりの検討を行いまして、今年度中に基本的な計画をまとめたいと考えております。
続きまして、四年制福祉大学校へ向けた基本姿勢につきましてお答えをいたします。
本市では第三次総合計画の中で、今後の地域の発展を担う人材の育成、学術・文化の向上、生涯学習への要求の高まりから、高等教育の機関の施設及び教育内容の充実を促進するとともに、四年制大学の誘致を掲げております。私といたしましては、以前から申し上げておりますように、既に高等教育機関の充実及び高等教育機関誘致などによる四年制大学の実現につきましては、人材育成や地域活性化の観点から重要なものと認識いたしております。
御提言のとおり、大学を核とした新幹線整備につきましては、国の大学設置基準等の動向や今後予想されます厳しい大学の経営状況なども念頭に置きまして、確実な財源措置、及び国、県、周辺町村等の連携、また地元の高等教育機関とも協議をしながら、慎重に検討していく必要があると考えております。
以上、お答えをいたします。
◆山田栄一君 今の市長の答弁、わかりやすく本議員は解釈しました。要するに20ヘクタールですね、今からどのように、もう本当にいろんな形で開発していく、そしてまたそれを整備していく、これがもう基本的なことですね。しかし、私は先ほども申し上げましたように、土地開発公社ではちょっと難しいとですね、市でいくという姿勢のあらわれであるというように思います。
だから、それにしても、もう非常に開業はそこまで来ておるわけであります。非常に目と鼻の先でありまして、非常に私は思いますところ、この駐車場問題、駐車場問題についてのお考えはどのようなお考えを持っておられますか。
◎市長(中島隆利君) お答えいたします。
駐車場問題につきましては、当面駅広に100台ほどの確保を予定いたしております。しかし、JR側としては300台程度は必要ではないかということで、JRにつきましては高架の下部の域、あるいは周辺含めて、その確保について努力をされていることについては聞いております。できるだけJRと協議をいたしまして、駐車場確保については今後全力を挙げて検討してまいりたいというふうに思っております。
◆山田栄一君 今市長が言われましたとおり、我々のところは100台、そうすると80台ですね、180台しか3月の開通までには間に合わぬということですね。あとはJRが独自にしなけりゃならないと。このようなとき、地区は農振地区であります。農振地区であります。だから、ここにおいてはまあ市長も県もですね、そしてまた、今きょう
農業委員会長であられます川口さん来ておられます、この
農業委員会においてもですね、非常に農振を除外するということであります。これに、これはJR側が民間と契約をいたしまして、そして高架橋の下であれ、下の場合西口の、ちょうど西口の土地を120台ほど、100台ほど今度農振を外すというような計画で出され、提案されるわけですね。だからそのときにおいて、やっぱり行政は一生懸命ですよ。農振地区をあけて、
農業委員会もあけて県に出します。県はそれは許可します。しかし、一般の場合は許可しません、一般の場合は。
だから、そのようにして重要な農振地区にかぶせられておりますけど、20ヘクタールはあいておりますけど、一般が売ろうとしても農振はかぶったままであります。だから、事重要な位置づけにしてこの開発を急いでいただきたいと。そしてまた、300台の新幹線の開業に間に合うところのお手伝いも行政はしていただきたいと。
このように思いますとともに、今の大学問題を広域に含めて市長はお話なされました。この大学において、本当に申請してきておるところが広島あるわけでありますから、慎重にそのことを踏まえて、そして大学誘致、四年制、四年制と言うとらぬで、来ておるところを本当にどうするかと、そして迎えるのか、迎えないのか、その結論をいろんな形で先で出していかなければ、まずはもって新幹線の周りには、たとえ20ヘクタールの開発をこの後やって、5年先やったとしても、完成したとしても、何もその周辺には来ない。
迎えることによって、大学であった場合においては1520人の生徒、そしてまたいろんな美容院──パーマ屋、そしてまたそれに伴う施設、いろんな形でまちづくりができて、そしてそれによって親が子を慕う気持ち、そして学校に関連した人たちが集うところによって、この第三セクターでするところの萩原駅からこの川内まで、すなわちこの鉄道が今後生きる、八代管内は生きる。二見の駅周辺、そしてまた日奈久の駅周辺、高田駅周辺、このところに大学あたりの関連の施設、そして寮を持ってきて通学をさせる。学割になっても子供が行き交う。それで、この赤字路線の解消にも少しのお役に立とうと、このように本議員は思うわけであります。
そしてまた、最後になりましたけど、この荏原製作所の本題は次回に繰り越すことにしまして、そして本当に寿屋の重要視、この問題、また太平洋問題、またこの複合施設のこの保健センターの隣接する今年度のまた土地買収と17年に向けた建設、そして並びに本当に今言いましたところのこの駅前、新幹線の駅前の開発ですね、そして駐車場問題、地主さんの対策、駅周りに何かをしなければならない、これは市長の手腕にかかっております。
どうか、我々は一生懸命お手伝いしますので、八代発展のため本当に執行部も努力されて、一丸となって、我が議会が本当に、本当にすばらしい議会の後の控えて、きょうはまだまだ初日であります、初日の最後でありまして、最後までよろしくお頼み申しまして、
一般質問のごあいさつといたします。
終わります。ありがとうございました。(拍手する者あり)
傍聴ありがとうございます。もうマイクは切れておりますけど。(笑声)
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○議長(前田慧君) しばらく本7件の議事を中止いたします。
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△休会の件
○議長(前田慧君) この際、休会の件についてお諮りいたします。
明9日は休会としたいが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(前田慧君) 異議なしと認め、そのように決しました。
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○議長(前田慧君) 日程第1から日程第7までの議事を再開いたします。
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○議長(前田慧君) お諮りいたします。
本日の議事はこの程度にとどめ、延会といたしたいが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(前田慧君) 御異議なしと認め、そのように決しました。
なお、次の会議は10日定刻に開き、質疑並びに
一般質問を続行いたします。
○議長(前田慧君) 本日はこれにて延会いたします。
(午後2時55分 延会)...