熊本市議会 2021-12-09
令和 3年第 4回環境水道委員会-12月09日-01号
(2)
所管事務調査
午前10時19分 開会
○
田上辰也 委員長 ただいまから、
環境水道委員会を開会いたします。
今回、当
委員会に付託を受け審査いたします議案は、
指定管理者の指定3件、その他1件の計4件であります。
それでは、審査の方法及び日程についてお諮りいたします。
今
定例会におきましては、
新型コロナウイルス感染拡大防止のための
議事運営として、審査の日程を
局ごとに設定し、審査を行うこととしております。
よって、当
委員会の審査の日程については、本日これより
上下水道局について、休憩を挟んで、
環境局についての審査を行い、審査の方法としては、まず、
付託議案について説明を聴取した後、議案についての質疑を行い、次に、
所管事務の調査として、
執行部より申出のあっております報告5件について説明を聴取し、
所管事務について質疑を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
田上辰也 委員長 御異議なしと認め、そのように執り行います。
それでは、これより、
上下水道局に関する
所管事務調査を行います。
執行部より申出のあっております報告2件について、順次説明を聴取いたします。
◎
堀正直 水再生課長 本年5月23日に発生いたしました
中部浄化センターからの
次亜塩素酸ナトリウムの流出につきまして、経過を御報告いたします。
青色の
上下水道局委員会資料の1ページの資料3をお願いいたします。
初めに、1の概要から御説明します。
処理水の消毒用に使用している
次亜塩素酸ナトリウム、以下
消毒剤と呼ばせていただきます、を誤って
農業用水路に流出させ、10戸の
農業者から
生育遅れなどの相談があったものでございます。
流出後に
生育確認を続け、
稲刈り前に玄米の分析を実施した結果、
消毒剤由来の成分は検出されず、また、米の収量については流出時の水を使用していない近隣の水田と同程度であったものでございます。
次に、2の経過を御説明いたします。
田植前の6月に苗の
生育遅れが見られ、2戸の
農業者が
追肥等を実施しております。その後、苗は田植ができるまでに成長し、7月4日までに田植を終えております。田植後も
農水局などと稲の
生育確認を続け、異常は見られませんでした。
米への
消毒剤の残留でございますが、
消毒剤は自然界において分解してしまうため、残留はないと考えられますが、万全を期すため、
次亜塩素酸塩類等の分析を実施しております。10月7日に、分析を希望された4戸の農家の稲を御提供いただき実施しましたところ、結果は不検出でございました。
図1のピンク色の範囲が
農業用水の
供給範囲になりまして、中央の青い線がメインの水路になります。そして、黒丸が米の分析を希望された水田の場所を示しております。
そして、
農業者が
稲刈りを終えたことから、11月11日までに
農業者の方へ聞き取りをしましたところ、収穫量は
消毒剤流出時の水を使用していない水田と同程度だったことが確認でき、また、2戸の
農業者から6月に使用した
肥料等の
費用負担について申出がありました。
続きまして、3の損害への対応についてでございます。
2戸の
農業者から申出のあった肥料などの
費用負担の
合計金額は1万6,792円でした。今後、
損害賠償保険を利用し、補償への対応を行います。
最後に、4の
再発防止策でございます。
農業用水に使用する
処理水の
残留塩素濃度を常時監視する
濃度計を、今年度中に設置します。また、異常時にゲートを自動的に閉める改修を来年度中に行う予定としております。今年度は、水質に異常があった場合に備え、緊急時
情報伝達訓練を実施しております。そして、継続的に職員の研修を実施しておりまして、今事案の記憶を風化させることなく伝えていきたいと考えております。
説明は以上でございます。
◎
藤本泰二 総務課長 上下水道センターの
見直し案につきまして、説明させていただきます。
資料は3ページをお願いいたします。
まず、枠囲みの中の記載ですが、
上下水道局では、今後10年間の事業の
基本計画として定めた熊本市
上下水道事業経営戦略を令和2年度から進めており、安定した
事業経営の継続、さらなる
経営基盤の強化を図る中、その一環として
組織体制の検討を実施し、3つあります
上下水道センターを見直すこととしました。
まず、1の
上下水道センターの現状でございます。(1)の
組織体制ですが、3つの
上下水道センターに職員が計19名、内訳のとおり1
センター当たり6~7名の職員を配置しております。(2)の
業務内容ですが、①の
漏水等水道全般に係る相談は、
センター業務の約6割を占めております。なお、市全体の
相談総数のうち、約2割が3
センターで、その3
センターへの相談のうち、出動する割合は約7割でございます。
②は、①の業務に伴う
修理費の精算、支払いで、
センター業務の約3割を占め、③は窓口の
料金徴収ですが、業務は既に
民間委託をしており、これが
センター業務の約1割でございます。なお、この
窓口収納による
支払い方法については、市全体の
収納割合のうち約1%であり、
支払い方法のほとんどが
口座振替や銀行、
コンビニ払いでございます。
こうした状況を踏まえ、
上下水道局では、次の2の対応のとおり進めてまいりたいと思っております。
(1)の①の
漏水等水道全般の相談及びそれに伴う②の
修理費精算業務を行う3
センターの
局職員については、本局へ統合し、効率的な
事業展開を目指します。
(2)では、③の
料金徴収業務につきましては、記載のとおり、
料金窓口は、
西部上下水道センターは
西区役所の
西部公民館へ移転し、
北部上下水道センターは
北部まちづくりセンターへ移転、
南部上下水道センターはそのまま
城南まちづくりセンター内で存続を検討しております。
(3)の施設・用地の
有効活用については、記載のとおり、
西部上下水道センターはもともと水源地内なので、給水車への
充水拠点や
倉庫等としての活用を予定し、
北部上下水道センターは売却または貸付を検討、
南部上下水道センターは
城南まちづくりセンターにあり、
上下水道局の施設ではないので対象外としているところでございます。
次に、3の
周辺地区への説明でございますが、3
センターの
周辺地区の
校区自治協議会での説明や
自治会長への
個別説明を行い、いずれの校区、地区でも
見直しについて御理解をいただいているところでございます。
最後に、4の今後の
スケジュールでございますが、令和4年3月に
見直しに係る予算案を提出させていただき、令和5年4月、新体制での
業務開始を予定しているところでございます。
以上、
上下水道センターの
見直し案についての御説明でございます。
○
田上辰也 委員長 以上で説明は終わりました。
これより質疑を行います。
所管事務について、質疑及び意見をお願いいたします。
◆
高瀬千鶴子 委員
中部浄化センターからの
次亜塩素酸ナトリウム流出後の
経過報告のことでありますけれども、大きな被害が出なくてよかったなと安心しております。
再発防止策のところに、今後、常時監視する
濃度計を今年度中に設置と書いてありますけれども、これはどういう感じのもので、どれぐらい費用がかかるのかを教えていただければと思います。
◎
堀正直 水再生課長 再発防止策に記載させていただいております
農業用水の
残留塩素計というような記載でございますが、こちら、うちの
処理水が
農業用水路に流れ込むところ辺りに、
残留塩素計をつけまして、連続的に
残留塩素濃度を計測するものでございます。
費用は約890万円かかりまして、今年度中に工事を終える予定としております。
以上でございます。
◆
高瀬千鶴子 委員 ありがとうございます。
再発防止に今後しっかり努めていただければと思いますので、よろしくお願いします。
○
田上辰也 委員長 ほかにありませんか。
◆大嶌澄雄 委員 今、城南町では、
上下水道の工事が盛んに行われております。
東阿高の団地の奥の方に、二十六、七軒くらいだと思いますけれども、そこが今、家庭への
引込み工事が始まったということで、1月いっぱいまでにしてもらわないと、舗装の打ち替えをするということで、長い
間工事は中断して遅れた上、今、1社の業者が全部取って行っているわけです。1月いっぱいはちょっと無理じゃないだろうかと、もうほかの業者を入れんといかんだろうということだけれども、そこの業者が特別安くしているもんですから、ほかの業者が入ってきたら高くなるんじゃないかなということで、住民の方から電話が昨日ありました。舗装を打ち替えると、家庭への
引込みをするときにまた舗装を切断して再生しなくてはいかんものですから、やはり
工事金額が高くつくわけですよね。
そういうことでひとつ、業者ともよく打合せをしていただいて、できるならば少しでも舗装の打ち替え時期を考慮していただくならばと思っておりますので、よろしくお願いします。
◎
上村博之 総括審議員兼
計画整備部長 上水道工事の個人様の給水管の
引込み工事という内容でよろしゅうございますか。
その場合たしかに、今委員御指摘のとおり、
水道配管を新設します折には、本来、本管が終わりました後、個人様から家庭への
引込みを
指定工事店に御依頼されて、
引込み工事をされるんですけれども、御指摘のとおり、本管を掘った後、舗装打ち替え前にすることによって、経費を安くすることができます。
ですので、今、御指摘のとおり、個人様と
給水工事の
工事業者さんとの契約については、私どもが入り込むことは難しゅうございますけれども、舗装の打ち替えをある程度、工期の余裕を持って延長できるかどうかということにつきましては、
受注事業者と相談させていただきたいと。その結果については、また御報告したいと思います。
以上です。
◆大嶌澄雄 委員 よろしくお願いしときます。以上です。
◆
高瀬千鶴子 委員 市役所の周りの臭いが以前からちょっと気にはなっていたんですけれども、最近、
マンホールの蓋が、金属製のものと
ゴム製のものと2種類あるということを知りまして、市役所の周りも
ゴム製の蓋になっているところがあるせいで臭うのかなと感じたりもしたので、今対策されていることがあれば、教えていただければと思います。
◎
北村竜彦 下水道維持課長 今、お話がありましたように、この一帯、
中心市街地は、合流と分流という方式がありますけれども、こういった古い町といいますか、もともと人が集まっていたところは
合流地域になります。それは何かというと、汚水と雨水を同時に管の中に流していくんですけれども、今ありました
マンホールの蓋の形式ですけれども、密閉型と開放型とあります。開放型は何かというと、水を引き込むこと。通常であれば、もう密閉型しかないんですけれども、こういった雨水もひとつ流すということになれば、格子状になって開放型になります。
臭気の対策としまして、そこの上に
ゴムマットを敷いているということです。水は入るけれども、臭気は上がらないような対策を行っているということになります。
以上です。
◆
高瀬千鶴子 委員 ありがとうございます。
臭気対策というところは、なかなか気になるところですので、今後もしっかり対応していただければなと思います。よろしくお願いします。
◆
倉重徹 委員 それは、どの辺が臭いがするのかちょっと私は今、分かりませんけれども、もし本当に異臭がするような状態であるのなら、
配管洗浄を一遍お考えになった方がいいんじゃないですか。年間、何度か
配管洗浄されていると思うんですけれども、その辺はどうですか。
◎
北村竜彦 下水道維持課長 ただいまお話がありましたように、
合流地域で、当然今、
マンホールもありますけれども、
汚水ますがあります。
汚水ますにつきましては、
防臭キャップというものを積極的につけております。この
中心市街地、店舗も多く、人も通行も非常に多いところ、下通、上通を中心に行っておりまして、当然、御要望があればうちの方としても対応して、設置に向かってやっております。あわせまして、定期的にうちの
維持補修センターで管内の洗浄を行っておりまして、
臭気対策に努めているところでございます。
以上です。
◆
倉重徹 委員 そうしたら、今せっかく
高瀬委員からお話があったわけですから、
高瀬委員にどの辺りが臭いがするのか、打合せをしていただいて、委員からの要望でしょうから、一応、一緒に立ち会っていただいて、本当に臭い対策が必要であれば、それは市民の方々も当然、感じておられるところであるでしょうから。町なかは特に清潔さが大事なんで、その辺、打合せしていただくようにお願いしておきます。
◎
北村竜彦 下水道維持課長 委員会が終わりましたら、資料を持ってきておりますので、ちょっと御説明させていただきたいと思います。
以上です。
○
田上辰也 委員長 合流式の
悪臭発生というのは、古くて新しい問題です。いまだに続いておりますけれども、やはり雨水と汚水を同時に
下水処理場に送っているという経緯が以前からありますから、こういう
悪臭対策というのは、日々進んでおりますから、その辺の
情報収集もきちっとされた上で、万全の対策をなされるようお願いいたします。
あと、説明については個別によろしくお願いいたします。
ほかにありませんか。
(発言する者なし)
○
田上辰也 委員長 ほかになければ、以上で
上下水道局に関する
所管事務調査を終了いたします。
この際、議事の都合により暫時休憩いたします。
午前10時37分 休憩
───────────
午前10時55分 再開
○
田上辰也 委員長 休憩前に引き続き、
委員会を再開いたします。
これより、
環境局に関する議案の審査を行います。
まず、議第333号「
山鹿植木広域行政事務組合の
共同処理する事務の変更及び規約の一部変更について」の説明を求めます。
◎下
錦田英夫 廃棄物計画課長 資料1を御覧願います。
議第333号「
山鹿植木広域行政事務組合の
共同処理する事務の変更及び規約の一部変更について」、御説明申し上げます。
最初に、
山鹿植木広域行政事務組合の概要及び規約の一部変更に至った
経緯等を
補足資料で御説明させていただきます。
1ページを御覧願います。
まず1、
山鹿植木広域行政事務組合概要でございます。
本
事務組合は、山鹿市と植木町など周辺5町が
ごみ処理などを共同で行うため、
地方自治法第284条第2項の規定に基づきまして昭和47年4月に設置されたものでございます。その後、いわゆる平成の大合併の期間に、山鹿市は周辺4町と、本市は植木町との合併を経て、現在は山鹿市と本市の2市で構成しておりまして、
事務組合の
施設一覧は記載のとおりでございます。
続きまして、2、
リサイクルプラザについてでございます。
本施設では、
資源物や
不燃性粗大ごみの受入れ、
選別等を行っておりますが、施設の老朽化に伴い5億円程度の
改修費用が見込まれましたので、山鹿市及び
事務組合と協議の上、今年度末をもって閉鎖する方針に至りました。今回、上程しております
共同処理する事務の変更及び規約の一部変更は、
リサイクルプラザ閉鎖に伴うものでございます。
3、
リサイクルプラザの閉鎖に向けた
スケジュールでございますが、本年4月に
植木地区の
校区自治協議会へ御説明しますとともに、住民の皆様には回覧板にて周知に努めてございます。また、本
定例会で上程しております議案は、構成市である山鹿市と
同文議決をもって県知事へ
規約変更の
許可申請を行う運びとなります。
続きまして、4、
植木地区における
資源物等の出し方についてでございます。
ごみ出しルール自体の変更はございませんが、住民の皆様が直接
資源物等を持ち込まれます場合には、搬入先が
リサイクルプラザから
民間施設へ変更となりますことを改めて周知することとしております。
では、3ページの議案を御覧願います。
事務組合の
規約変更につきまして3点ございます。
1点目に、第3条第1号に記載しております「
ごみ処理施設」を「
一般廃棄物の
最終処分場」へ改めるものでございます。これは、ごみの
共同処理が
埋立処分のみに限定されるからでございます。
2点目は、
リサイクルプラザ閉鎖後の利活用を検討しておりますので、附則の第2項に、組合は第3条に規定するもののほか、当分の間、組合が設置した
ごみ処理施設の処分に関する事務を
共同処理するというものを追加するものでございます。
3点目に、第11条関係の別表、経費の種類につきましても、
ごみ処理施設を
一般廃棄物の
最終処分場へ改めるものでございます。
これらの
規約変更は、令和4年4月1日からの施行を予定してございます。
説明は以上でございます。
○
田上辰也 委員長 次に、議第353号ないし議第355号「
指定管理者の指定について」、以上3件について、一括して説明を求めます。
◎
池田賀一
首席審議員兼
環境政策課長 環境局所管の3施設の
指定管理者の指定につきまして、一括して御説明申し上げます。
資料2をお願いいたします。
各施設の
指定管理者の指定につきましては、第2回
定例会で
債務負担行為補正を計上させていただきまして、その後、10月12日に
指定管理者候補者選定委員会を開催いたしまして、
指定管理者候補者の選定を行ったところでございます。
今回、
地方自治法第244条の2第6項の規定に基づきまして議案を提出させていただくものでございます。
それでは、
施設ごとに議案の内容を御説明いたします。
1ページでございます。
議第353号、熊本市
東部堆肥センターの
指定管理者の指定についてでございます。施設の名称ですが、熊本市
東部堆肥センターでございます。
指定管理者は
東部堆肥センター管理運営共同企業体でございます。構成は、
代表者が
株式会社パブリックビジネスジャパンと、
有価物回収協業組合石坂グループ、
環境ビジネスサポート株式会社でございます。
指定期間は令和4年4月1日
~令和9年3月31日まででございます。
2ページでございますが、こちらに選定結果の概要について記載いたしております。
それでは3ページをお願いいたします。
議第354号、戸島ふれあい広場及び議第355号、扇田ふれあい広場の
指定管理者の指定について御説明申し上げます。
初めに、戸島ふれあい広場でございますが、名称は戸島ふれあい広場でございます。
指定管理者は戸島ふれあい
広場管理運営共同企業体でございます。構成は、
代表者、
株式会社パブリックビジネスジャパンと
有価物回収協業組合石坂グループでございます。
指定期間は令和4年4月1日
~令和9年3月31日まででございます。
次に、扇田ふれあい広場でございますが、施設の名称は扇田ふれあい広場でございます。
指定管理者は
田上アクト共同企業体でございます。構成は、
代表者、
有限会社田上樹楽園と
有限会社アクト・フォーアースでございます。
指定期間は令和4年4月1日
~令和9年3月31日まででございます。
5ページ、6ページに選定結果の概要を記載しております。
説明は以上でございます。
○
田上辰也 委員長 以上で議案の説明は終わりました。
これより質疑を行います。
付託議案について、質疑及び意見をお願いいたします。
◆
倉重徹 委員 すみません、今さらと言われるかもしれませんけれども、申し訳ないですが、
東部堆肥センターの
業務委託に関する主な業務について、ちょっと教えていただけますか。
◎
永田努 首席審議員兼水保全課長
東部堆肥センターにおきましては、地元の
畜産農家、主に乳牛でございますけれども、
家畜排せつ物を受け入れて、それを原料として堆肥を製造し、広域流通するという業務を行っていただいております。
以上でございます。
◆
倉重徹 委員 有償にて販売ということでよろしいんですよね。どのぐらいの実績があるのかちょっと教えてもらっていいですか。
◎
永田努 首席審議員兼水保全課長 昨年度の実績でございますけれども、金額で約300万円の
堆肥販売を行っております。
以上でございます。
◆
倉重徹 委員 分かりました。参考にしたかったので、ありがとうございます。
○
田上辰也 委員長 ほかにございませんか。
◆
原口亮志 委員
山鹿植木広域行政事務組合の話が出ましたので、ちょっとお尋ねしますが、
リサイクルプラザが、
改修費用が5億円になるということで、
同文議決をもって今後、閉鎖ですから、やらないということに決まったようですけれども、新たにこの
リサイクルプラザを熊本市で単独で建設する予定とかはあるんでしょうか。
◎下
錦田英夫 廃棄物計画課長 まず、
山鹿植木広域行政事務組合の方で、改めてこの
リサイクルプラザのようなものを造るという計画はございません。本市につきましては、従来から
資源物は
民間施設で
業務委託を行っておりまして、それで
選別等を行い、
資源化をしていたと。
山鹿市におきましては、
山鹿市域内の
事業者さんがこういった施設を造るというようなことで、山鹿市さんは業者にまた委託するという流れがございまして、どちらもこの施設が閉鎖しても困ることはないということを協議いたしまして、このような経緯に至りました。
以上でございます。
◆
原口亮志 委員 そうなりますと、この
プラザが閉鎖されることによって、これまでやっていた
資源ごみの仕分け等々の業務が丸々浮いてくるんじゃないかと思うんですけれども、その後の
処理等はちゃんと対応ができるということで理解してよろしいですか。
◎下
錦田英夫 廃棄物計画課長 まず、
植木地区につきましては、
原口委員御承知のとおり、コンテナで瓶、缶とかいろいろなものを箱で分けてから分別をするというやり方でございます。その持って行き先が
現状リサイクルプラザになっています。これが来年の3月末をもって閉鎖するんですけれども、その後は、
民間施設になるというものでございます。ですから、ごみの出し方自体は
植木地区の方々は変わらないと。ただ、その
資源物を持って行く先が、
事務組合の施設から民間の施設に変わるというものでございます。
◆
原口亮志 委員 分かりました。
○
田上辰也 委員長 ほかにありませんか。
ほかになければ、以上で
付託議案に関する審査を終了いたします。
これより
所管事務調査を行います。
執行部より申出のあっております報告3件について、順次説明を聴取いたします。
◎
池田賀一
首席審議員兼
環境政策課長 恐れ入ります、資料3をお願いいたします。
第4次熊本市
環境総合計画素案(概要版)について御説明申し上げます。
第4次
環境総合計画は、熊本市
環境基本条例の改正を踏まえまして、
改正条例の趣旨に沿った計画を策定するもので、骨子につきましては、9月の
委員会におきまして御報告させていただいたところでございます。今回、計画素案を取りまとめましたので御報告させていただきます。
この計画でございますが、全体として5章での構成となっております。
まず1ページでございます。
第1章では、計画策定に当たっての基本的な事項といたしまして、現行の第3次
環境総合計画、本市を取り巻く環境の現状と課題、
環境基本条例との整合を図ることとしております。このほか、関連計画との整合を図りながら、計画策定を行うことなどを記載することとしております。
第2章、計画の理念・方針では、本市の目指す都市像といたしまして、恵まれた環境をまもり、はぐくみ、未来へつなぐ、持続可能な環境都市といたしました。
2ページをお願いいたします。
第3章でございますが、こちらでは7つの基本方針ごとに施策を整理し、さらに取組を設定しております。また、3ページ~6ページにおきましては、各基本方針ごとの詳細の記載でございます。
7ページをお願いいたします。
こちらでは、重点的な取組として2点を掲げさせていただいております。1つ目が、世界が認めた地下水の保全と緑あふれるまちづくりの推進でございます。
次の8ページをお願いいたします。
重点的取組の2番目といたしまして、持続可能な脱炭素社会の実現を掲げております。いずれの取組も現在進めているところでございますが、重点的な取組として計画に位置づけまして、さらに取組を進めてまいりたいと考えております。
9ページでございます。
第4章といたしまして、総合計画とSDGsの関係性として、取組をSDGsの17のゴールに関連づけ、整理してまとめたものでございます。また、第5章、計画の推進では、推進体制といたしまして環境審議会へ報告し、意見をいただきながら進捗管理を行い、その結果を公表することといたしております。計画は10年の計画といたしておりますが、5年目に中間
見直しを行うことといたしております。
説明は以上でございます。
◎下
錦田英夫 廃棄物計画課長 資料4、熊本市
一般廃棄物処理
基本計画素案の概要版を御覧願います。
上段の第1編、総論でございますが、計画策定の趣旨としましては、持続可能な循環型社会の実現に向けまして、さらなるごみの減量化やリサイクルの取組を推進しますとともに、生活排水の適切な処理により水環境を保全しますため、現計画を改定するものでございます。計画期間は令和4年度
~令和13年度までの10年計画でございます。
右側の計画の位置づけにつきましては、国や県等の関連計画と整合を図りながら策定してございます。また、本市の最上位計画である第7次総合計画の分野別計画、上位計画の第4次
環境総合計画の個別計画と位置づけております。
中段からの第2編、
ごみ処理基本計画を御覧願います。
第1章、
ごみ処理の現状と課題でございますが、平成21年10月から開始しました家庭ごみの有料化以降、ごみの減量化や
資源化が進んでおりましたが、近年は横ばいもしくは微増の傾向にございまして、成果指標の目標値達成が困難となってございますので、課題を整理いたしまして改定版へ反映しております。
第2章、
ごみ処理の将来像につきましては、めざす姿をみんなでつくり、未来へつなぐ、循環型都市と掲げまして、SDGsの視点を踏まえ、各種施策に取り組むこととしております。左下に記載しております成果指標と目標値でございますが、成果指標1、ごみ総排出量、成果指標2、家庭系
ごみ処理量、成果指標5、年間の
埋立処分量につきましては、国の削減率を参考に本市の目標値を設定してございます。その他の成果指標、家庭系ごみのリサイクル率や事業系
ごみ処理量などの目標値設定の考え方は、記載のとおりでございます。
右側の第3章、実現に向けた施策につきましては、みんなでつくり、未来へつなぐ、循環型都市の実現に向けまして、ごみを発生させない、多様な主体と連携して取り組む、3Rプラスリニューアブルなど、3つの基本方針を設定しております。これらの基本方針の下、各種施策を展開いたしますが、プラスチックの削減と資源循環の推進、また、食品ロス対策の推進の2つは重点施策と位置づけてございます。
2ページをお願いいたします。
各施策の主な取組を記載しておりまして、左側中段のプラスチックの削減と資源循環の推進では、使い捨てプラスチック削減や、バイオプラスチックの利用促進、またプラスチックごみの公共用水域への流出を抑制しますとともに、連携中枢都市圏の各構成市と連携した取組を検討いたします。さらにプラスチックの資源循環に関しましては、本年6月に関連の法律が成立しておりますので、製品プラスチックの分別収集を積極的に検討してまいります。
右側の上段にございます食品ロス対策の推進に関しましては、年間3.9万トンの食品ロスを推計しておりますので、食育の取組と連携した啓発活動や、フードバンク活動団体を支援する取組を推進しますほか、多量排出
事業者に対する指導等を行います。
3ページをお願いいたします。
第3編、生活排水処理
基本計画でございます。第1章、生活排水処理の現状と課題につきましては、環境負荷の高い単独処理浄化槽やくみ取便槽を利用されている人口の割合が5.1%残っている状況でございますので、生活排水処理施設の整備や施設の接続転換が課題となってございます。
第2章、生活排水処理の将来像でございますが、公共下水道の整備のほか、未整備区域における適正処理として、合併処理浄化槽への転換を促進しまして、市民共有の財産である水環境を将来にわたって保全してまいります。
また、左下に記載してございます生活排水処理形態別の処理目標では、令和13年度における生活排水処理率を98.6%、生活排水処理未処理率を1.4%にすることを目標としております。
右側の第3章、実現に向けた施策につきましては、持続可能な生活排水の処理の実現に向けまして、生活排水処理の向上など3つの基本方針を設定しており、各種施策を展開いたします。特に単独処理浄化槽やくみ取便槽から合併処理浄化槽への転換促進に関しましては、重点施策と位置づけてございまして、補助制度活用の周知、また必要に応じて補助制度の構築を行うこととしております。
右側下段の第4章、計画の推進でございます。本計画を着実に推進し、実効性のあるものとしますため、市民、
事業者、地域団体、市民活動団体などの多様な主体との連携・協働に向けた取組を推進いたします。また、成果指標の達成状況につきましては、毎年度作成いたします実施計画で取りまとめ、PDCAサイクルに基づく進行管理を実施いたします。
最後に、今後の
スケジュールでございますが、来年の1月頃にパブリックコメントにて御意見を募集いたしまして、本年度末の策定を予定しております。
説明は以上でございます。
◎
永田努 首席審議員兼水保全課長 第4回アジア・太平洋水サミットの開催準備状況について御説明させていただきます。
まず1ページでございます。
第4回アジア・太平洋水サミットの概要でございます。サミットは、アジア太平洋地域49か国の首脳、閣僚級による水問題解決のための国際会議でございます。日程は来年4月23~24日。会場は熊本城ホールでございます。
これまでに3回のサミットが開催されておりまして、右上の写真、2007年に別府市で開催されました第1回サミットの開催状況でございます。
2ページでございます。
これまでの経緯でございます。当初は2020年10月に開催する予定でございましたが、コロナ禍を受けまして来年4月に延期したものでございます。なお、サミットは国土交通省など7省の協力に関する閣議了解をいただいております。
3ページ、サミットの実行体制でございます。
左上の森喜朗元総理を会長といたしますアジア・太平洋水フォーラムと、熊本市の共催により開催いたします。
4ページ、プログラム案でございます。
1日目午前中、開会式を行いまして、午後は首脳級による熊本宣言に続きまして、キックオフセッションを行い、各分科会での活発な議論につなげます。2日目午前中はハイレベルステートメント、分科会、午後は統合セッション、閉会式を行います。
5ページ、サミットの新たな位置づけでございます。
サミットの成果は、国連の「持続可能な開発への水の国際行動の10年」の中間年に当たります2023年開催予定の「国連水会議」に反映することとしております。下段はそのロードマップでございまして、本サミットは、2022年3月にセネガルで行われます世界水フォーラムと同列に位置づけられております。
6ページ、開催形式でございます。
サミットには多くの首脳、閣僚級に参加いただきたいと思っておりまして、現在準備を進めております。なお、開催形式につきましては、来年1月中旬をめどに最終判断したいと考えております。
次に、新型コロナウイルス感染症対策でございます。
現在、入国時における防疫措置等に関する国との連携、調整、福岡空港及び福岡のホテル利用に関する福岡県、福岡市との協議、調整を進めているところでございます。また、国土交通省内にコロナ対策、海外要人ロジを目的とした専門チーム、11月1日付で健康福祉局、市民病院と連携しまして熊本市感染対策タスクフォースを立ち上げたところでございます。
7ページ、熊本宣言でございます。
熊本宣言は、アジア太平洋地域のリーダーが行政区域を越え、多様な関係者の連携によりまして流域で健全な水循環の維持、回復を実践している本市におきまして、水問題解決の決意として世界に向けて宣言するものでございます。サミットの成果であるこの熊本宣言を先ほど申し上げました2023年3月に行われます国連水会議で世界に発信することとしております。
次に、キックオフセッションでございます。
アジア太平洋の代表地域の特徴的かつ具体的な取組を紹介することで、サミットのアウトプットに説得性を持たせることを狙いとしまして、大西市長が本市地下水保全の取組・流域治水などについて、熊本ショーケースとして発表するものでございます。
8ページ、分科会でございます。
分科会につきましては、ここにお示ししております9つの分科会を予定しております。中段のサイドイベント(シンポジウム)につきましては、公募により先着順に決定したいと考えておりまして、現在10枠に対して6つの提案を受けております。
下段、サイドイベント、展示会でございます。展示会につきましては、オンライン開催によるものと現地開催によるものを考えておりまして、現在、公募を行っております。
9ページ、おもてなし及び広報でございます。
今後、熊本城ホール、下通アーケードなどにサミットと同時期に開催されます都市緑化くまもとフェアと連携し、装飾を行うこととしております。また先日、本庁舎3階外壁に横断幕を設置し、PRを進めているところでございます。
10ページ、エクスカーションでございます。
熊本の魅力発信のため、首脳級、一般参加者を対象に、熊本の魅力発信、熊本地震からの復興をテーマとしましたエクスカーションを行うことにしております。また下段の気運醸成イベントといたしまして、来年2月に開催イヤーイベントを行いたいと考えております。
来年4月のサミット開催に向けまして、万全の準備を進めてまいりたいと思っております。
御説明は以上でございます。
○
田上辰也 委員長 以上で説明は終わりました。
これより質疑を行います。
所管事務について、質疑及び意見をお願いいたします。
◆
高瀬千鶴子 委員 資料4の2ページ目にあります
ごみ処理基本計画の中の施策5に、食品ロス対策の推進とありますけれども、現在、取り組んでいらっしゃることとかありましたら、教えていただければと思いますが、よろしくお願いします。
◎千原直樹 ごみ減量推進課長 今年度の食品ロス削減のための主な取組について御説明いたします。
まずはフードバンク活動団体への支援といたしまして、廃棄物の多量排出
事業者に対しまして適正な処理の確認のために年間約400事業所に立入調査をしておりますが、その際に啓発チラシを配布し、フードバンクとの橋渡しを行っております。
次に、市役所フードドライブにつきましては、6月に、コロナ禍の中でアルバイトもままならず生活に困っている学生等を支援するために、SDGs連携協定企業等にも御協力をいただき実施させていただきました。集まった食料品等につきましては、熊大キャンパスで約500名の学生たちへ配布しております。
また、8月から12月にかけて、熊本連携中枢都市圏の18の自治体と連携しまして、熊本市、菊池市、阿蘇市、南阿蘇村というようにリレー方式で実施いたしまして、熊本市が実施しました8月におきましては、6月よりも多くの企業に協賛をいただきまして、約3.6トンの食料品等を、これも熊大キャンパスにおいて、大学とか、あるいは困っていらっしゃるところを支援されるNPOに配布しております。
そのほか、7月に、下通アーケードとCOCOSAで熊本学園大学付属高校生との共催による規格外の果物などを使ったお菓子の販売会等のイベントを実施し、収益につきましては、熊本城復元整備基金へ寄附をいただいております。ちなみに、この高校生の取組につきましては、消費者庁が主催する食品ロス削減推進大賞審査
委員会委員長賞を受賞しております。
最後になりますけれども、家の中や、外出した際に実施するための食品ロス削減ハンドブックを作成しました。これは出来上がったばかりでして、今週末から区役所や蔦屋書店で配布する予定にしております。裏表紙には、ごみカレンダーアプリのPRもさせていただいております。
説明は以上でございます。
◆
高瀬千鶴子 委員 ありがとうございました。
すばらしい取組を進めていただいているなと思います。コロナ禍もまだ続いておりますので、またしっかり学生支援含めて困窮されている方への食料支援をしていただければと思います。よろしくお願いします。
○
田上辰也 委員長 ほかにありませんか。
◆
倉重徹 委員 すみません、東部環境工場横の三山荘についてちょっとお尋ねしたいんですけれども、三山荘の今後の計画というか、補修計画なり何なり、
見直し計画等があれば、ちょっと教えていただきたいんですけれども。三山荘の今後をちょっと教えてください。
◎畑田芳雄 東部環境工場長 三山荘につきましては、熊本地震の際に1度整備しております。少しずつ老朽化している部分は見えております。現場ではどうしても対応できない部分については、日頃から連絡調整をしながら、運営に影響がないように整備に取り組んでいるところでございます。
◆
倉重徹 委員 最近よく三山荘のそばを用事があって通るんですけれども、せっかく造られた
ごみ処理の熱の再利用施設ですよね。駐車場等もラインが消えていたりとか、道路側から見るとかなり、すみません、言い方がちょっと不適切だったらすみませんけれども、清潔感があまり感じられないような状況になっているので、もう少し、せっかくの施設ですから、清潔感のあるような施設にきちんとしていただきたいと思うんですけれども、どうなんでしょう。
◎畑田芳雄 東部環境工場長 委員御指摘のとおり、三山荘の駐車場側が今、その前にありましたリサイクル情報
プラザの解体がやっと終わったような状況で、昨年につきましては、御要望がありまして、バス停の周りを整備したところでございます。
三山荘の中の方の駐車場につきましては、線が消えているということであれば、計画的に取り組んでいきたいと考えております。
以上です。
◆
倉重徹 委員 よろしくお願いします。以前はたしか、ちょっとした施設ではありますけれども、中でいろいろな催物があったりとか、あの辺の地域の人たちが結構皆さんで楽しまれていたりとか、そういうような状況があったので、それはコロナの前の話ですから、だんだんコロナも落ち着いてきていますし、コロナが落ち着いたらまたそうやって地域の方々でにぎわうような状況を今のうちからだんだん少しずつでも整えていただくように、よろしくお願いしておきます。
○
田上辰也 委員長 ほかにございませんか。
◆
原口亮志 委員 そういった
ごみ処理施設を観光スポットにしているところとか、国内ではやっていますよね。だから、環境問題を多くの市民、県民の方々に理解してもらうというのはやはり、それなりの施設もきちんとしながら、整備もしながら、そういった熱交換もされているということは大事なことであって、これは、
ごみ処理施設の、武蔵野というところにあるんですけれども、これが後で見てもらうといいんですけれども、ちょっとすごいインパクトのある施設になって、観光地になっているということでもあるんですよ。
世界を見ると、やはり焼却施設の屋上をスキー場にして、夏は当然滑れるマットみたいな、冬はそこに雪も積もりますのでそういうところでスキーをされて、そういった、環境に人々が関心を持つような、そういう提案をあえて行政からやっているということを、やはり積極的に今後考えていかれるべきではないかなと思います。
ごみ処理施設イコール汚いでは、そういった環境意識の啓発にはつながらないと思いますので、よろしくお願いします。
答えはよければ、局長にいただければ。
◎三島健一
環境局長 私も前職観光部長を4年しておりまして、いかにお客様に熊本に来ていただくかということを、いろいろ苦心しておりました。その中のヒントの一つとして、当時、熊本の恵まれた環境を見ていただくということは一つ大きな切り口であろうなと思っておりました。
環境と観光のいろいろなやり取りも当時、若干させていただいた経緯があるんですけれども、ちょっと今、コロナでなかなかいろいろな仕掛けが滞っているという状況かと思いますけれども、御指摘をいただきましたノルウェーか何か、海外の、私もちょっとテレビで拝見したことがあります。ごみの焼却施設を新しく造るに当たって、人工芝か何かを敷いて、そこをスキー場にして、スキーのお客様にも楽しんでいただいて、かつごみの焼却という、環境に配慮した環境保全の取組についても御理解をいただくという一石二鳥というような取組をテレビで私も拝見したことがあって、なるほどなと思ったところでございます。
今直ちにお答えできることはございませんけれども、私の前職での問題意識、今先ほど申し上げましたことも含めまして、熊本の恵まれた環境をいかに県外あるいは国外の皆様に御理解いただくかということも、熊本にお客様を引き寄せる一つの大きな切り口であろうなと思っておりますので、よくよく観光の部門とも打合せをさせていただきながら、御趣旨を踏まえて対応してまいりたいと思います。
ありがとうございました。以上でございます。
○
田上辰也 委員長 環境工場等の利用ですけれども、これまで迷惑施設だったところに市民の利用施設ということで、温水利用、それから交流
センターと造られてきております。ただ、なくなったのが1つあります。リサイクル情報
プラザ。東部環境工場にありました。これ、なくなりました。今度また植木でもなくなってきております。
市民に対する利用施設のほかに、啓発施設ということも一つ考えておいていただきたいなと思っておりますので、またこれも長期的な観点から、1つの課題として、迷惑施設、これで終わってはいけないんですね。これからさらに発展させていただいて、先ほどの御意見なども深めながら、いろいろな面で市民が集うような場を提供できるように、御検討よろしくお願いいたします。
◆大嶌澄雄 委員 生活排水処理
基本計画の中に、公共下水道や農業集落排水施設への接続促進とありますけれども、城南には2か所農業集落排水がありまして、塚原、藤山地区が接続できないということで要望が来ておりましたが、農水の方とちょっと話をしましたところ、雨水が入っているんではなかろうかと。雨が降ると増えるとか、それも調べて今、調査をしようということで、雨水はだいたい検査が済んで、中に何かカメラか何か入れて、ずっとしよるけれども、地下水か何かがどんどん出てくるところもあるらしくて、それを今調査しているかと思いますけれども。素直に流れるためには、ちょっと時間がかかるようなことも聞いておりますので、私たちは余ったものはちょっと公共下水道に回すのはどうかとか簡単なことを言いましたけれども、ちょっと難しいところもあると、管理がまた違うということで。できるならば、やはり農水の方とも連携して、1日でも早く解決するようにお願いしたいと思いますけれども、いかがでしょうか。
○
田上辰也 委員長 大嶌委員、それ農業集落排水事業のことですか。
◆大嶌澄雄 委員 ここには農集との接続促進としてあるものですから、連携して原因を究明していただきたいということです。
○
田上辰也 委員長 局長、担当局に連絡していただいて、その辺説明にいってもらうようにお願いします。
ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
田上辰也 委員長 ほかになければ、以上で
環境局に関する
所管事務調査を終了いたします。
これより採決を行います。
議第333号、議第353号ないし議第355号、以上4件を一括して採決いたします。
以上4件を可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
田上辰也 委員長 御異議なしと認めます。
よって、以上4件はいずれも可決すべきものと決定いたしました。
以上で、当
委員会に付託を受けた議案の審査は全て終了いたしました。
これより、当
委員会の行政視察について御協議願います。
委員会の行政視察につきましては、委員派遣の手続が必要でありますことから、調査事項及び日程につきまして、御相談させていただきます。
令和3年度の行政視察につきましては、正副
委員長案として、令和4年1月25日(火曜)から27日(木曜)までの2泊3日の日程で、豊田市における「とよたエコフルタウン及び低炭素社会に向けた次世代環境技術について」、豊橋市における「バイオマス資源の利活用によるエネルギー創出について」、京都市における「可燃ごみの焼却処理過程におけるバイオガス化システム及びさすてな京都について」を調査事項として実施したいと考えておりますが、いかがでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
田上辰也 委員長 ありがとうございました。
それでは、そのように決定いたします。
協議事項は以上でございます。
これをもちまして、
環境水道委員会を閉会いたします。
午前11時38分 閉会
出席説明員
〔環 境 局〕
局長 三 島 健 一 環境推進部長 本 田 昌 浩
首席審議員兼
環境政策課長 環境政策課副課長 橋 本 倫 子
池 田 賀 一
審議員兼温暖化・エネルギー対策室長 環境共生課長 吉 田 香 織
兼 平 進 一
首席審議員兼水保全課長 水保全課副課長 大 石 雄 一
永 田 努
アジア・太平洋水サミット推進室長 環境総合
センター所長
廣 瀧 宗 美 近 藤 芳 樹
資源循環部長 村 上 慎 一
廃棄物計画課長 下錦田 英 夫
廃棄物計画課副課長中 村 勝 環境施設課長 後 藤 滋
扇田環境
センター所長 ごみ減量推進課長 千 原 直 樹
太 田 和 樹
審議員兼事業ごみ対策室長
首席審議員兼浄化対策課長
菅 本 康 博 緒 方 宏 行
東部環境工場長 畑 田 芳 雄
〔
上下水道局〕
上下水道事業管理者萱 野 晃
総括審議員兼
計画整備部長
上 村 博 之
総務部長 桝 田 一 郎
総務課長 藤 本 泰 二
総務課副課長 辻 山 亨 経営企画課長 船 津 浩 一
経営企画課副課長 木 村 仁 洋 料金課長 坂 口 潔
給排水設備課長 福 田 政 昭 給排水設備課副課長上 野 和 弘
計画調整課長 藤 本 仁 水道整備課長 園 田 敏 継
水道整備課副課長 坂 口 和 高 下水道整備課長 渕 上 弘 樹
維持管理部長 正 代 徳 明
首席審議員兼水運用課長
木 村 利 信
水道維持課長 志 水 隆 司 水道維持課副課長 島 村 幸 一
下水道維持課長 北 村 竜 彦 審議員兼水質管理室長
赤 星 博 興
水再生課長 堀 正 直
〔議案の審査結果〕
議第 333号 「
山鹿植木広域行政事務組合の
共同処理する事務の変更及び規約の一部変更について」
……………………………………………………………(可 決)
議第 353号 「
指定管理者の指定について」……………………………(可 決)
議第 354号 「
指定管理者の指定について」……………………………(可 決)
議第 355号 「
指定管理者の指定について」……………………………(可 決)...