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  1. 熊本市議会 2021-03-17
    令和 3年第 1回環境水道分科会-03月17日-02号


    取得元: 熊本市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    令和 3年第 1回環境水道分科会-03月17日-02号令和 3年第 1回環境水道分科会                環境水道分科会会議録 開催年月日   令和3年3月17日(水) 開催場所    環境水道委員会室 出席委員    8名         福 永 洋 一 分科会長   三 島 良 之 副分科会長         北 川   哉 委員     島 津 哲 也 委員         吉 田 健 一 委員     日 隈   忍 委員         澤 田 昌 作 委員     田 尻 善 裕 委員 議題・協議事項   (1)議案の審査(6件)      議第 5号「令和3年度熊本市一般会計予算」中、環境水道分科会関係分      議第 18号「令和3年度熊本市水道事業会計予算」      議第 19号「令和3年度熊本市下水道事業会計予算」      議第 20号「令和3年度熊本市工業用水道事業会計予算」      議第 56号「熊本市上下水道事業企業職員の給与の種類及び基準を定める条例の一部改正について」      議第 95号「熊本市附属機関設置条例の一部改正について」中、環境水道分科会関係分
                                午前10時01分 開会 ○福永洋一 分科会長  ただいまから予算決算委員会環境水道分科会を開会いたします。  今回、当分科会において審査を分担します議案は、予算4件、条例2件の計6件であります。  それでは、審査の方法及び日程についてお諮りいたします。  今定例会におきましては、新型コロナウイルス感染拡大防止のための議事運営として、審査の日程を局ごとに設定し、審査を行うこととしております。  よって、当分科会の審査の日程については、本日これより環境局について、休憩を挟み、上下水道局についての審査を行い、審査の方法としては、議案について説明を聴取した後、質疑を行いたいと思いますが御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○福永洋一 分科会長  御異議なしと認め、そのように執り行います。  これより環境局に関する議案の審査を行います。  まず、議第5号「令和3年度熊本市一般会計予算」中、当分科会関係分についての説明を求めます。 ◎池田賀一 環境政策課長  令和3年度環境局所管の当初予算について御説明申し上げます。  恐れ入ります、予算決算委員会環境水道分科会資料説明の5ページ、全体ページでは251ページとなっております。そちらをお願いいたします。総括表が記載されております。  まず、一般会計の予算でございますが、所管予算の合計のところでございます。146億4,686万3,000円となりまして、前年度と比較いたしまして、8億3,069万円、5.4%の減となっております。  続きまして、その下の段、債務負担行為でございます。5本ございますが、このうち、4番目以外につきましては後ほど説明させていただきますので、4番目について説明させていただきます。  4番目の地域エネルギー事業でございますが、令和3年度から着手を行います必由館高校及びアクアドームの大型蓄電池管理運営委託料といたしまして、限度額2億3,550万円を設定いたしております。これは大型蓄電池を設置することで、再生エネルギーの利用率向上による温室効果ガス排出量の削減、災害時の非常電源としての活用による防災・減災力の向上、平常時の受給調整による電気料金の削減を図るものでございます。  債務負担行為の説明は以上でございます。  引き続き、それぞれの当初予算の内容につきまして、順次、担当課長が御説明申し上げます。 ◎村上慎一 廃棄物計画課長  続きまして、歳出予算につきまして御説明いたします。  恐れ入りますが、9ページ、全体資料の255ページをお願いいたします。  まず、記載の方法といたしまして、新規事業につきましては、事業名の先頭に星マークを付しております。  それでは、説明に入らせていただきます。  初めに、目の10清掃総務費22億4,498万1,000円でございます。主なものといたしまして、一般職員314人分の人件費22億3,577万7,000円を計上いたしております。  次に、2番の一般廃棄物処理基本計画策定経費116万7,000円でございます。本来であれば、今年度に一般廃棄物処理基本計画の策定を行うこととしておりましたけれども、新型コロナウイルス感染拡大の影響によりまして、策定に係る検討会が開催できないなどの理由によりまして、計画の策定を令和3年度に延期したものでございます。  続きまして、ページ中段の目の15じん芥処理費21億7,661万3,000円でございます。主なものといたしまして、まず2番のごみ収集経費(政策)8億7,300万円でございます。これは燃やすごみ及び紙の収集運搬に係る委託経費や、直営収集車両の9台の買換えなどに伴う経費でございます。今後も安全管理に努めまして、家庭から出された廃棄物を適正かつ効率的に収集することといたしております。  次に、4番の東部環境工場ごみ処理経費(経常)2億5,261万円でございます。東部環境工場維持管理経費並びにごみ処理に必要な燃料光熱水費及び医薬材料費などを計上いたしております。  次に、6番の東部環境工場定期保守点検経費2億5,800万円でございます。東部環境工場の安定稼働を図りますため、施設整備に要する定期保守点検や消耗部品の補修整備など、各設備機器の年次点検費用を計上いたしております。  次に、10ページ、全体資料で256ページをお願いいたします。  10番の新西部環境工場運営経費3億円でございます。新西部環境工場の運営、維持管理、同工場から排出されます焼却飛灰の再資源化処理及び運搬等に必要な経費などを計上いたしております。  次に、12番の東部環境工場延命化整備経費835万1,000円でございます。施設の延命化に向けました長寿命化総合計画策定業務委託費を計上いたしております。  続きまして、中段の目の20特別清掃費22億6,905万5,000円でございます。主なものといたしまして、1番の環境美化推進経費4,900万円でございます。当事業は、きれいな街づくり推進経費から名称を変更いたしたもので、ごみステーションを管理している町内自治会等に対しまして、管理に必要な経費を助成するごみステーション管理支援経費や、環境美化活動に対する支援経費が主な内容でございます。  次に、4番の指定収集袋製造等関係経費3億1,200万円でございますけれども、これは指定ごみ袋の製造、配送、販売などに係る経費でございます。  続きまして、債務負担行為について御説明いたします。  1段目の指定ごみ袋受注収納管理業務委託として1,850万円を計上しております。これは、指定ごみ袋販売店からの受注及び収納に係る業務を委託するものでございます。  2段目の指定ごみ袋保管配送業務委託として8,900万円を計上いたしております。これは指定ごみ袋の保管及び配送業務を委託するもので、委託期間はいずれも令和3年8月から令和6年7月までの3年間といたしております。  次に、11ページ、全体資料で257ページをお願いいたします。  続きまして、6番の大型ごみ受付関係経費(政策)2,320万円でございます。大型ごみ受付等で使用する収集支援システムの保守及び機器賃貸借に係る経費でございます。  続きまして、債務負担行為について御説明いたします。  収集支援システム機器借上料350万円を計上いたしております。委託期間は令和4年3月から令和5年3月までの13か月といたしております。  次に、7番の3R推進経費1,940万円でございます。当事業はごみ減量リサイクル推進経費から名称を変更いたしました。主な内容といたしましては、ごみ減量やリサイクル等に関する啓発及び家庭ごみ・資源収集カレンダーの作成でございます。  9番のプラスチックごみ対策経費100万円でございます。当事業はマイクロプラスチック調査等経費から名称を変更いたしました。こちらは、スポーツイベント等におけるバイオプラスチック利用促進助成に係る費用を計上いたしております。  次に、12番の家庭ごみ再資源化推進経費13億9,300万円でございますけれども、こちらも資源物再資源化推進経費から名称を変更いたしております。内容は、ごみステーションで定期収集しております瓶や缶、プラスチック製容器包装などの資源物について、選別、加工等の中間処理を行い、再資源化するための経費や、大型ごみとして収集いたしました不燃物から金属を回収し、再資源化するための経費などでございます。  廃棄物計画課からは以上でございます。  この後、11番のリサイクル推進経費と13番の資源物持ち去り対策経費の事業概要、予算等につきましては、別添の資料に沿って、ごみ減量推進課から御説明を申し上げます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ◎千原直樹 ごみ減量推進課長  引き続き、19ページからの資料、資源物等の持ち去り対策強化及び再生資源集団回収の活性化についてをお願いいたします。  1.資源物持ち去り対策経費、予算案3,120万3,000円でございますが、昨年10月に買取り禁止などの条例改正を施行し、その効果をより確実なものとするため、パトロール体制を拡充し、持ち去り物を売却できない環境づくりを強化するとともに、左下の写真の持ち去り禁止意思表示袋等の配布などにより、地域と連携した持ち去りを防ぐ環境づくりを推進したいと考えております。  (1)パトロール体制の強化でございますが、警備会社によるパトロールを廃止することで、県警OBによる持ち去り防止指導員を4名から8名に増員して、持ち去り行為者の追跡調査や買取り業者への立入調査等の強化を図ります。新規の指導員に関連する経費を1,310万5,000円計上してございます。  (2)そのほか、既存の持ち去り指導員関連経費が1,170万3,000円、袋やテープ等の啓発経費を639万5,000円計上してございます。  続きまして、2.リサイクル推進経費、予算案4,850万円でございますが、再生資源集団回収事業につきまして、助成金の単価増など制度の見直しを行うことで、資源物のリサイクル率の向上及び地域コミュニティの活性化を図りたいと考えております。  下記棒グラフのとおり、年々回収量が減少しており、助成金の単価を上げ、回収量の増加を促し、集めれば集めるほど助成額が増え、増やした団体については表彰する、市民の皆様にとってよりよい制度改正にしたいと考えております。詳しくは(1)回収量助成金等の見直しになりますが、回収量助成金を現在の1キロ当たり6円から7円に全品目引き上げたいと考えております。  その一方で、回数助成金を1回当たり2,000円から1,000円に引き下げますが、結果的に、令和元年度の実績でシミュレーションしますと、現行制度でお支払いした3,844万9,000円の助成金に対して、新制度に換算いたしますと、4,222万7,000円と約380万円増額した助成金額となり、付け加えますと、新制度は政令市で一番高い助成額となります。  (2)制度の名称変更等でございますが、事業内容をイメージしやすく、親しみのある名称に変更することで、制度浸透による登録団体の増加を図りたいと考えており、具体的には、再生資源集団回収助成金市民リサイクル活動助成金に名称変更します。  また、前年度に比べて回収量が増加した団体等に対して、右下のエコグッズなどの記念品や感謝状の贈呈など表彰制度も実施することで、活性化を図りたいと考えております。  裏面20ページをお願いいたします。  3.再生資源集団回収事業見直しスケジュール(案)でございます。今議会で御承認をいただければ、左中ほどの制度の見直しのところになりますが、議会終了後、速やかに補助金関連規則及び要綱の改正を行い、制度の周知期間を4月~6月で実施し、令和3年7月から新制度をスタートしたいと考えております。  説明は以上でございます。 ◎緒方宏行 浄化対策課長  恐れ入ります、戻りまして資料の12ページ、全体資料では258ページをお願いいたします。  続きまして、中段の目の25し尿処理費2億6,725万6,000円でございます。  こちらの主なものといたしまして、まず、5番の熊本地震関連秋津浄化センター解体経費2,500万円でございます。熊本地震により被災した秋津浄化センター解体工事終了後の近隣井戸の水門事後調査、近隣建物の事後調査等の費用を計上いたしております。  次に、6番の宇城広域連合事務組合負担金し尿分7,063万3,000円でございます。熊本市と合併する前の旧富合町と旧城南町は、宇城広域連合に加入し、広域連合会の構成市町、宇城市、宇土市、美里町とともに、し尿及び浄化槽汚泥を共同しておりました。平成26年3月31日をもって、熊本市は連合会を脱退いたしております。脱退の際に、熊本市の宇城広域連合脱退後に発生する経費に関する協定書等を締結しており、広域連合の浄化センター解体経費を割合に応じて負担するものでございます。  続きまして、13ページをお願いいたします。全体資料では259ページになります。  目の30浄化槽管理費1億966万3,000円でございます。主なものといたしまして、2番の小型合併処理浄化槽設置費助成1億163万3,000円でございます。この助成経費は、下水道事業計画区域外及び下水道事業計画区域内のうち下水道整備が遅れている地域において、単独処理浄化槽やくみ取便槽から合併処理浄化槽への入替え、また、熊本地震で被災し、合併処理浄化槽を設置する場合に補助金を交付し、公衆衛生の向上と公共用水域の水質保全の向上を図ってまいるものでございます。  次に、3番の熊本地震関連被災合併処理浄化槽設置支援経費210万円でございます。小型合併処理浄化槽設置費助成の対象外となります下水道事業計画区域内において、熊本地震に起因した合併処理浄化槽の取替え、新設を対象に、復興基金を活用して補助し、生活再建支援、公衆衛生の向上及び公共用水域の水質保全の向上を図ってまいるものでございます。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ◎池田賀一 環境政策課長  同じく13ページ中段の目の10環境保護総務費について、主なものについて御説明させていただきます。  まず、環境推進部の人件費といたしまして6億86万8,000円を計上いたしております。  続きまして、その次の省エネルギー等推進経費から続く4本につきましては、別の資料で説明させていただきます。恐れ入りますが、21ページをお願いいたします。  地球温暖化対策の推進といたしまして、4つの事業を記載しております。  まず、1のくまもと脱炭素循環共生圏推進経費といたしまして450万円を計上いたしております。これは、熊本連携中枢都市圏における2050年温室効果ガス排出実質ゼロを目指しまして、このたび策定いたします連携中枢都市圏全市町村共同での地球温暖化対策実行計画を踏まえ、市民、事業者を含めました圏域全体での対策推進の機運醸成を図るシンポジウムの開催ですとか、圏域での温室効果ガス排出量の算定に関する経費でございます。  次に、2の地域エネルギー事業推進経費といたしまして9,260万円を計上いたしております。これは地域エネルギー会社と連携いたしまして、東西環境工場で発電いたしました電力の市施設への供給によります電気料金の削減の一部を基金へ積立て、また、市施設全体へのエネルギー使用の最適化、再生エネルギーの活用推進に係る費用となります。  次に、3の省エネルギー等推進経費といたしまして9,288万2,000円を計上いたしております。これは、市民や事業者への省エネ機器導入の補助金及び熊本城周遊バスEVバス車両のリースに係る費用でございます。  次に、4の市庁舎等LED化推進経費でございます。温室効果ガス排出量と電気料金の削減を目指しまして取り組んでいる事業でございまして、今年度は、今後、LED化を行います施設の事前調査のための経費に820万円を計上するものでございます。  恐れ入ります、もう一度戻っていただきまして、今度は14ページをお願いしたいと思います。  5の大気汚染等監視経費3,300万円でございます。これは、市内8か所に存在します大気測定局の維持管理経費並びに各種公害関係法令に基づく届出情報を管理するためのシステムの費用となります。あわせて、システム保守に係る債務負担行為として、令和4年度~令和8年度に限度額198万円を計上いたしております。  次に、12番でございます。水道事業会計繰出金7,329万円でございますが、これは、総務省が定めます地方公営企業繰出基準に基づきまして、水道事業会計へ繰り出すものでございます。  説明は以上でございます。 ◎吉田香織 環境共生課長  資料は同じく14ページ、全体資料260ページをお願いいたします。  目20緑化推進経費といたしまして1億6,227万3,000円を計上しております。資料の15ページをお願いいたします。主なものといたしまして、3、自然環境保全経費1,800万円でございます。②の江津湖・外来生物被害防止関連経費につきましては、外来魚の回収業務や電気ショッカー線による外来魚駆除の経費でございます。  また、③のアライグマ対策経費につきましては、生息域が拡大しているアライグマについて、早期発見や早期駆除が重要であることから、フィールドサイン調査カメラ監視等生息状況調査及び捕獲調査業務を計上しております。  次に、7の全国都市緑化フェア開催推進経費2,100万円につきましては、別資料で説明いたします。資料は22ページをお願いいたします。  大きく2項目ございまして、まず(1)立田山整備経費ですが、緑化フェアのメイン会場の一つである立田山憩の森における会場整備費といたしまして、カシノナガキクイムシという害虫により被害を受けた木の伐採等の経費1,497万2,000円でございます。  また、(2)一人一緑化運動経費等につきましては、緑化フェアを契機とした取組として実施しておりますみどりの検定の運営経費や、地域の緑化リーダーを育成する緑のマイスター養成講座運営経費502万8,000円でございます。  次に、資料は元の15ページに戻っていただきまして、8の市電緑のじゅうたん事業6,290万円でございます。①緑のじゅうたん敷設経費につきましては、辛島町電停改良工事に併せ、辛島町電停付近83メートルに芝を敷設するものでございます。  環境共生課分、以上でございます。よろしくお願いいたします。 ◎永田努 首席審議員兼水保全課長  同じく15ページの下段でございます。  目25地下水保全対策費6億3,309万2,000円でございます。  主なものでございます。16ページをお願いいたします。  5、硝酸性窒素削減対策経費1億4,645万2,000円でございます。これは東部浄化センター内の家畜排せつ物受入れ設備の増設費用でございます。今年度及び令和3年度で工事を完了する予定としております。  次に、9、白川中流域かん養推進経費5,500万円でございます。これは白川中流域におけます湛水事業に御協力をいただく地元農家への交付金等でございます。  次に、11、東部堆肥センター管理運営経費1億3,600万円でございます。これは東部堆肥センターの指定管理に係る費用でございます。  続きまして、15、アジア・太平洋水サミット開催経費2億1,600万円でございます。サミットにつきましては、お手元の資料23ページでございます。アジア・太平洋水サミット開催についてを御覧いただきたいと思います。  サミット開催にかかります経費や参加者へのおもてなし、また、熊本の魅力を発信するための演出やエクスカーション等の実施にかかります経費2億1,600万円でございます。  主な内訳といたしましては、サミットの共催者でございます日本水フォーラム、本市で構成いたします合同運営委員会の負担金1億5,193万4,000円、このうち、特に首脳、閣僚級の輸送費4,217万3,000円を拡充しております。次に、おもてなしや機運醸成イベントなどを行います熊本市運営委員会への負担金5,889万5,000円、関係機関との打合せ旅費517万1,000円などでございます。  以上でございます。 ◎近藤芳樹 環境総合センター所長  同じく分科会資料17ページ、全体資料263ページを御覧ください。  目30環境総合センター費でございます。総額で1億8,168万1,000円を計上しております。主なものを説明させていただきます。  1、一般検査経費(経常)と2、感染症対策経費(経常)ですが、当センターで実施しています環境保全、食品衛生、感染症等の検査に必要な試薬、分析機器等の経費でございます。  次に、3、新型コロナウイルス検査体制強化経費ですが、資料24ページをお願いいたします。同経費として、予算案4,800万円を計上しています。迅速で精度の高い検査を実施するための試薬購入費及び検査機器の維持管理費となります。全て新型コロナウイルス対応地方創生臨時交付金を活用予定でございます。  当センターでは、写真を載せております2種類のコロナウイルス検査機器を所有しております。写真上は、従来より使用しておりますリアルタイムPCRになります。写真下のルミパルスは、前回の議会で報告させていただきました購入機器の機種変更を行った新たな機器で、本年1月15日に導入を行いました。  (1)PCR等検査に必要な試薬の購入ですが、リアルタイムPCR分として約8,800検体、1,645万9,000円、ルミパルス分として約4,200検体、2,989万1,000円、合計で約1万3,000検体分の試薬購入費となっております。
     (2)検査機器の適正な管理ですが、分析の精度を適正に保つため、定期的なメーカーによる保守点検費用となっております。  資料17ページにお戻りください、全体資料263ページです。  次に、6、感染症対策経費(政策)ですが、平成30年度から流行が続いております麻しん、風疹の検査に必要な試薬の購入費と、感染症の検査で使用します超低温冷蔵庫等の購入費となります。感染症予防事業費の2分の1補助を活用予定です。  最後に、8、環境総合センター施設管理経費(政策)です。平成7年に建築されました当センターも、建築後26年を経過しております。施設を長期間にわたり適正に管理する目的で、建築保全課が示している個別長寿命化計画に基づき、令和3年度は外壁の補修工事を行うものです。  説明は以上でございます。 ◎池田賀一 環境政策課長  もう一度、17ページの最下段になります。  目の10下水道費56億8,056万6,000円でございますが、これは、公営企業繰出基準に基づきまして、下水道事業へ繰り出すものでございます。  令和3年度の当初予算の説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○福永洋一 分科会長  次に、議第95号「熊本市附属機関設置条例の一部改正について」中、当分科会関係分についての説明を求めます。 ◎池田賀一 環境政策課長  議第95号「熊本市附属機関設置条例の一部改正について」御説明申し上げます。  先ほどの資料の27ページをお願いいたします。そちらに新旧対照表を記載しておりますので、御覧いただければと思います。  このうち、18番でございます。熊本市環境活動支援事業選定審査会の廃止でございます。この附属機関ですけれども、熊本市環境活動支援事業補助金の交付を受ける団体の決定に当たり、審査するために設置された機関でございますが、平成28年度以降、事業が休止しておりまして、審査会も開催されていないことから廃止するものでございます。  以上でございます。 ◎吉田香織 環境共生課長  今の附属機関設置条例の一部改正についての続きでございます。今、御覧いただきました新旧対照表の66番をお願いいたします。新旧対照表の2ページ目になります。  熊本市緑の基本計画改定委員会の廃止でございます。この附属機関は、熊本市緑の基本計画の改定に当たり、必要な事項を審議するため設置したものでございますが、3月末で改定を終えることから廃止するものでございます。  以上でございます。 ○福永洋一 分科会長  以上で議案の説明は終わりました。  これより質疑を行います。  分担議案について質疑及び意見をお願いいたします。 ◆北川哉 委員  まず、17ページの新型コロナウイルス検査体制について、いつもお聞きする件なんですけれども、今般、変異株ということで、昨日は神奈川県で2名が変異種によって亡くなられたということも聞いております。  これに対して、熊本市として、変異種に対しての検査体制、当然ゲノム解析等を出さないといけないと思うんですけれども、その体制のお考えがあるかどうか、リアルタイムPCR、ルミパルスでできるのかどうか、この予算の試薬の中の見込みとして、昨年度1万3,000ほどあったのを1万検体という形を持っていて、変異種が増えたときに、これで民間も含めて対応ができるのかということを、ちょっと教えていただきたいと思います。 ◎近藤芳樹 環境総合センター所長  質問の変異株の検査体制ですけれども、まず、2月5日に、国から変異株の検査について要請があっております。内容といたしまして、管内全陽性者の約5~10%の検体をめどに、従来より使っておりますリアルタイムPCRを使いましてスクリーニング検査を行うように、国から要請があっております。  このスクリーニング検査によりまして、N501Yの変異をしておりますイギリス、南アフリカ、ブラジル等の型を検出することができます。このスクリーニングPCR検査で陽性疑いが判明した場合は、検体を国立感染症研究所に送付いたしまして、国立感染症研究所でゲノム解析を行い、正式な変異株かどうかという判定を行うこととなります。  ルミパルスで変異株の検査が可能かどうかというお話ですけれども、ルミパルスでは変異株の検査ができませんで、従来使っておりますリアルタイムPCRで疑いがあるかどうかの検査は可能となっております。  予算につきましては、今年度の予算で、今現在、1万3,000検体分ぐらいの検体を既に買っておりますので、来年分と合わせまして2万件を超えるような検体数の予算を確保しておりますので、今のところ、十分に変異株の検査に対応できるような予算案となっているというふうに判断しております。  説明は以上でございます。 ◆北川哉 委員  ありがとうございました。  全国で解除となっていくと、恐らく第4波ということも、当然、市としては考えておかないといけない。第1、第2、第3と徐々に上がってきているところで、民間と併せて、検査体制プラス濃厚接触者の方に丁寧にやっていただきたいなということがあります。  また、私としては、ワクチン接種後ということを考えたときには、このワクチンはメッセンジャーRNAと遺伝子を変えてレセプター、直接蓋をするわけではなくて、中の抗体をつくってくるという抗体ワクチンになりますので、予防効果はあまりないのかなというところですので、当然、検査は引き続きしていかないといけないのかなと思いますので、その体制はしっかり取っていきたいということと、昨日、報道でもありました検体の破棄の事例が多分あったかと思います。ですので、私は物品の購入のみで本当にこの予算にしていいのかと。そういったマンパワーであったり、二重チェックが必要となってくるので、多分所管が厚生委員会になるのかなと思いますので、そういったところも、検査をつかさどる環境総合センターとしては、ミスがないように今後もやっていただきたいと思っております。  以上です。 ○福永洋一 分科会長  要望でいいですか。 ◆北川哉 委員  はい、要望でお願いします。 ○福永洋一 分科会長  ほかにありませんか。 ◆田尻善裕 委員  15ページに緑のじゅうたんサポーターの予算が上がっているんですけれども、最近のサポーターの状況はいかがでしょうか。 ◎吉田香織 環境共生課長  緑のじゅうたんの寄附金制度については、サポーター制度として、平成21年度から運用してまいりました。サポーターの制度の区分としまして、まず事業者さんとか団体とかに加入いただけるオフィシャルサポーターというものと、個人さんで御支援いただける市民サポーターというものが大きくございます。  これまでの、平成21年から令和3年1月末時点までの寄附金ですが、約6,600万円支援を頂いております。 ◆田尻善裕 委員  1年でも教えてもらえますか、去年1年度。 ◎吉田香織 環境共生課長  令和元年度1年間で、件数が120件、258万円となっております。  近年の状況ですけれども、平成28年の熊本地震以降、大幅に落ち込みまして、年間200万円~300万円の間で寄附を頂いてきたところでございます。  今年度につきましても、新型コロナウイルスの影響から、寄附は伸び悩んでいる状況ですけれども、寄附金については、ふるさと納税の制度の中でも使い道メニューの一つとして選ぶことができるような形にしておりますが、昨年、令和2年11月からふるさと納税の返礼品がリニューアルされたことによりまして、じゅうたんサポーターにも寄附が少し入ってくるような形に、動きが出ております。  今年度、コロナウイルスの関係で、経済状況が落ち込んでいる状況ですけれども、今年度も去年並みの見込額となっております。  あと、オフィシャルサポーター、事業者さんの寄附については、大幅に減っている状態が続いておりまして、今後、いろいろPRをしていくに当たっても、企業さんのイメージアップにつながるようなPRの工夫ができないかというふうに、検討してまいりたいと思っているところでございます。  以上でございます。 ◆田尻善裕 委員  昨今の状況からいうと、寄附金が減るのはもうやむなしですよね。本来言えば、管理経費が全部サポーターの寄附で賄えればいいんですけれども、とにかく、今、いろいろな工夫をされているようですので、頑張っていただきたいと思います。  以上です。 ○福永洋一 分科会長  ほかにありませんか。 ◆島津哲也 委員  ページでいうと、全体の261ページで、15ページに、先ほど3番の自然環境保全経費の中の③番、アライグマ対策経費が計上されているというところでございまして、毎年度計上されていると思いますけれども、アライグマって年間でどれぐらい確認されて、捕獲された頭数とか分かれば教えてください。 ◎吉田香織 環境共生課長  アライグマについては、カメラを設置しての生息確認をしておりますが、これは66事例、捕獲が6事例となっております。66事例については、重複しているものもあるかと判断しております。6事例のうち4事例につきましては、今年度、令和2年4月~5月に捕獲されたものでございます。 ◆島津哲也 委員  確認できたのが66事例で、捕獲が6事例ということでよろしいでしょうか。 ◎吉田香織 環境共生課長  はい、そうでございます。 ◆島津哲也 委員  ありがとうございました。  すみません、ちょっと素朴な質問なんですけれども、特別にアライグマということで費用が計上されていますけれども、狩猟状況とすれば、イノシシとかタヌキとか、捕獲できる動物としてはあまり区分けはないと思うんですけれども、何でアライグマだけ特別に計上されているのか、分かれば教えてください。 ◎吉田香織 環境共生課長  アライグマについては、全国的には農業被害が出たり生活被害が出たりしている状況でございますが、熊本市においてはまだ侵入が始まったところという段階でございまして、農業被害等の確認がまだ確実にできていないという状況でございますので、農業被害等が確認できれば、また農水局での対策という形になるかと思います。まだ侵入の時点の防止というところで環境局で対応しているところでございます。 ◆島津哲也 委員  すみません、ありがとうございました。  私も狩猟免許を取ったものですから、ちょっと疑問に思っただけです。  それとすみません、もう1点いいでしょうか。  262ページの、こちらでいうと16ページですね、東部堆肥センターの管理運営費用ということで計上されており、以前からもここでエコ牛ふんの堆肥が商品化されたということで、今年の2月にも、協会から何か表彰されたという記事が載っておりました。  ちょっと興味があって、ハンズマンとか道の駅とかそういういろいろなところで販売されているということですけれども、売上げとか、そういう状況が分かれば教えていただきたいと思います。 ◎永田努 首席審議員兼水保全課長  今、委員からございましたとおり、堆肥センターの堆肥は、県が実施をしています堆肥共励会というのが毎年ございまして、そこで新人賞というものを頂いたところでございます。  昨年10月から販売を本格化しておりまして、御紹介がありましたとおり、ハンズマンでありますとか、すいかの里植木とかというところで、今、9か所で販売をしておりまして、今年度の予定ですけれども、一応300万円ぐらいは売上げとしてあるのではないかというふうに思っております。  以上でございます。 ◆島津哲也 委員  ありがとうございました。  いいところはいいところで、どんどん伸ばしていただければというふうに思います。  私からは以上です。 ○福永洋一 分科会長  ほかにありませんか。 ◆日隈忍 委員  目の25の5、ページでいうと262ページです。  硝酸化窒素削減対策経費で約1億4,600万円あるんですけれども、これは東部浄化センターで家畜排せつ物を受入れと書いてあるんですけれども、私は、家畜の分については東部堆肥センターで処理ができるものと思っていたんだけれども、東部浄化センターで新たに家畜排せつ物を受け入れるというのを、詳しく説明してもらっていいでしょうか。 ◎永田努 首席審議員兼水保全課長  家畜の排せつ物でございますけれども、まず、東部堆肥センターに持込みをしていただきまして、固液分離という措置がございます。固体と液体に分けて、固体は堆肥センターで堆肥化をしております。  あと液体は、今お尋ねがありました東部浄化センターに、下水道の処理施設でございますけれども、尿は浄化センターに持っていきまして、バイオマス資源として活用しています。発電の資材としてですね。もともと下水道の施設で、発電施設がございました。その中で、堆肥センターで発生しました液状分は、バイオマス資源として活用し、処理をするということでございます。  以上でございます。 ◆日隈忍 委員  ということは、これはもう牛ふんから排せつ物は全て、そういう流れになるんですか。豚とか鳥とかいろいろあるとは思うんですけれども、流れとしては、最初に東部浄化センターで分離をして、その後に東部堆肥センターに固形物が回るということでよろしいでしょうか。 ◎永田努 首席審議員兼水保全課長  堆肥センターで、今、受入れをしておりますのは、主に小山戸島地区の酪農牛の排せつ物でございまして、牛の排せつ物を堆肥センターで固体と液体に分けると。固体は堆肥センターで堆肥化をすると。液状分、尿は浄化センターでバイオマス資源として活用するということで、例えば、お尋ねの話の豚ですと、一般的には排水処理施設を各畜舎でお持ちになって、排水処理をして放流をするというような処理が一般的でございます。  以上でございます。 ◆日隈忍 委員  すみません。では、持込みのそういう排せつ物が増えてきたので、新たに増設をすると。受入れが、今までだと難しかったという理解でいいんですか。 ◎永田努 首席審議員兼水保全課長  堆肥センター稼働後、当初の予定から1.3倍ぐらいの持込みがございました。その分、液状分も増えておりまして、供用開始後、東部浄化センターにある貯留槽を使っていたんですけれども、その貯留槽で容量が足りなくなったものですから、今回、増設をお願いするということでございます。  以上でございます。 ◆日隈忍 委員  前は戸島地区では随分匂いとかあったと思うんですけれども、最近は何か随分変わってきたというふうに思うので、やはりこれを増設することで、さらに環境もよくなると思いますし、地域の生活にもいい影響が出てくると思いますんで、ぜひしっかりとやっていただきたいと思います。  ありがとうございました。 ○福永洋一 分科会長  要望でいいですか。 ◆日隈忍 委員  はい。 ○福永洋一 分科会長  ほかにありませんか。 ◆吉田健一 委員  まず、先ほど田尻委員からありました緑のじゅうたんサポーター関連経費、ちょっと併せて要望させていただきたいなと思って。  先ほど、御説明の中に、返礼品を工夫されたという話で、スイカとかメロンをされたら申込みが増えたというようなお話を伺ったんですけれども、ぜひまたそういった形で、馬刺しとか、すみません、頭の中もう肉しかないんですけれども、そういった工夫をぜひしてもらって、今後もまたさらなる周知をしてもらって、そこでまた、よい取組という意味では、例えば、以前からもお話ししていますけれども、熊本市の公式LINEであったり、あとYouTubeのチャンネルもお持ちですので、しっかり発信していただければと思います。まず、要望させていただきたいと思います。  あと、LINEに関連しまして、19ページ、持ち去り禁止の部分で、以前から資源物持ち去りの禁止に取り組んでいらっしゃる中で、試験的にLINEで持ち去りをされている状況を提供していただくようなことを取り組まれたと思うんですが、今現在の状況を教えていただければと思います。 ◎千原直樹 ごみ減量推進課長  議員御案内のとおり、昨年6月からLINEを活用した持ち去りの通報を実施しておりまして、今年2月末現在で315件の通報をいただいております。従来、電話で通報をいただいておるんですけれども、昨年4月~今年2月末現在で255件と、LINEでの通報が期間が短いにもかかわらず、件数が多い状況でございまして、時間や曜日に制約されることなく、気軽にできるLINEでの通報は大変有効だと思っております。  3月までは、効果を検証することとしておりましたけれども、このように効果が高いことから、4月からは本格実施したいと考えております。  すみません、補足なんですけれども、3月中には、LINEを活用したごみの出し方機能の強化を図りたいと考えておりまして、新たにごみ分別検索機能に植木地区を追加するとともに、ごみに関する問合せ案内とごみカレンダーのナンバー検索、それからふれあい収集の案内、ごみ分別アプリの紹介も追加したいと考えております。  以上でございます。 ◆吉田健一 委員  ありがとうございます。  まさしく今お話があったとおり、今後もしっかりと進めていただきたいのと、あと、いろいろ持ち去り禁止についても経費つけていますけれども、今回のLINEは、本当、費用対効果でいったら相当高いのではないかなと。何も設備をせずに、ここまで効果が出ているという意味では大きいと思いますし、また、以前私、勘違いしていたのが、持ち去りをしている状況を写真で撮ってLINEで送るかなと思ったら、やはりそれはちょっと危険が高いということで、LINEで、文面で、ここのここでこういう方が持っていってらっしゃいましたというだけでも、今回効果があって、三百数件上がっているという話ですので、まさしくこれもさらに周知をしていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。  続けて、同じく19ページ、リサイクル推進経費の中で、今回、制度の名称変更等、また回収量の助成金の見直しということで、多分先輩議員の皆様で、この場でこの助成金の額を上げろというような御要望が多分以前から長年あった中で、こういった形で上がっていくということは大変うれしく思いますし、私自身、地元の町内で2か月に1回、回収事業を取り組んでいる一人としても、本当にうれしいなと思います。  ただ1点、御要望させていただきたいのは、1回2,000円から1回1,000円に引き下がるという、ここだけちょっと勘違いされる市民の方が、もしかしたらいらっしゃる可能性がありますので、しっかりここは御説明をしていただいた方がいいのかなと。先ほどお話があった、助成額については最終的には上がるんだよということを、丁寧に御説明いただきたいなというところでお願いしたいと思います。  そこで、最後の下の方に、今回、表彰を考えていらっしゃるということでしたけれども、その表彰の内容をちょっと詳しくまた御説明いただければと思います。 ◎千原直樹 ごみ減量推進課長  表彰につきましては、現在のところ、地域でリサイクルという広報紙を発行しておりますので、その中で御紹介したいと考えておりまして、また、ホームページでも掲載したいと考えております。  それから、そういう景品等につきましては、職員で直接お持ちしたいと考えておりまして、そういった効果的な回収の方法とか、そういうものをお聞き取りいたしまして、皆さんで情報共有を図って、また集団回収の活性化につなげていければと考えております。  説明は以上でございます。 ◆吉田健一 委員  ありがとうございます。  今回表彰していくということで、回収量が増加した団体等があるんですけれども、量も大事なんですけれども、やはり初めて回収をし始めた団体とか、面白い取組をされている地域とかということで、多くの頑張っている地域にスポットライトを当てていただくような表彰も大事かなと思います。  競って量を取っていくことも、当然表彰をしていただきたいところがありますけれども、やはり回数であったり取り組む分母を増やさないと、そこがさらに大事かなと思いますので、しっかりそこも検討いただければと思いますので、御要望させていただければと思います。  続きまして、21ページ、くまもと脱炭素ということで、これは本当に今、SDGs、カーボンニュートラル、県内、全国、また世界で取り組まなければならない課題だと思うんですが、先日ニュース等でも取り上げられたので、ここでもちょっとお伺いしたいなと思ったんですけれども。熊本県蒲島知事が先日、ESG投資という形で、化石燃料に頼らない設備転換を目指していくということで表明されたと思います。例えば、先日、地元の金融機関、名前を言うと肥後銀行さんなんですけれども、環境省の小泉環境大臣とリモートで意見交換をして、投資の取組もしっかりやりますという大きな発表をされたのではないかなと思います。
     ちょっとここで1点御紹介して、こういった取組が現段階でできるかどうかお伺いしたいんですけれども、お隣の福岡市で、グリーンボンド債券という、いわゆる環境に特化した市債を発行するということで検討を始めますと、今回の議会で発表されました。やはり今回、先ほどお話ししたとおり、SDGsなり、環境問題等を取り組むという上では、まさしく機運が高まっている中で、グリーンボンド債券を中心とした、こういう環境に特化した市債の発行についてもどうかと思いますけれども、現状どうでしょうか。お伺いしたいと思います。 ◎池田賀一 環境政策課長  今、議員御案内の、福岡市が環境債の発行を検討されているということにつきましては、先日、新聞の報道等もございましたので、把握させていただいているところでございます。  当然、こういった検討には、SDGsですとかESG投資に関する高まりということで、そういったものがあるものと考えております。これはいわゆる資金調達の話になってまいりますけれども、自治体で、環境問題の積極的な取組について、そういった調達をするということであれば、調達の多様化という面でもつながっていくものではないかと考えておりますが、今後、国ですとか他の自治体等の状況もまず参考にしながら、まず研究させていただきたいと思っております。  以上でございます。 ◆吉田健一 委員  ありがとうございます。  この取組、こういう発表まで至った議員とも連携を取っていまして、同じ公明党の議員なんですけれども、環境省と一緒に動いた経緯を伺いました。私も環境省の担当ともう連絡を取りました。ぜひそういった連携、情報共有もさせていただきますので、国からもすぐ熊本市に来てもらうようにまでお話ししていますんで、ぜひ一緒になって、こういった債券発行については必要かと思います。一緒に動いていけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。  最後に1点、よろしいでしょうか。  22ページ、都市緑化フェア開催推進経費について、前回の委員会だったと思うんですけれども、北川委員もこういったアスレチックの老朽化について触れられていたような気がします。今回も当然、都市緑化フェアで立田山の憩の森が箇所ということでありますし、中のこういった環境整備も必要かと思うんですが、やはりこの地元地域の皆様も大変楽しみにされていらっしゃるというか、機運が高まっています。  そこで、全国都市緑化フェア開催に併せてできないかということを、ちょっと要望ではあるんですけれども、確認させていただきたいなと思うんですが、立田山憩の森に行くまでの道が、特に万石という地域があるんですけれども、夜間その行く道が大変真っ暗なんですね。当然、都市緑化フェアは日中が多いかと思うんですが、ただ、今までも地元地域の皆様から、照明がつかないと、いろいろな理由でつけられませんと市から言われたということをお伺いしているんですが、やはり立田山憩の森の中だけではなくて、都市緑化フェア開催に当たって、その周辺地域の整備も必要かと思います。  これは、所管になると都市整備とかという関係になりますけれども、ぜひそこは連携して、どうにか併せて周辺の整備もできないかと思うんですが、御検討何かいただければと思います。よろしくお願いします。 ◎吉田香織 環境共生課長  都市緑化フェアの開催については、全国都市緑化フェア推進室が行っているところでございますけれども、まず、立田山がまち山エリアということになっておりますが、このエリアの開場の時間が10時から16時までということで、日中の開催にはなっております。  あと、吉田議員がおっしゃいました万石から憩の森までのアクセス道路ですけれども、ここは熊本市道ということになってございますので、ちょっとこれまでの経緯が詳しく分かりませんが、今回いただいたお声を所管の部署にお伝えして、私どもも憩の森の整備と併せて、連携して進めていかせていただきたいなと考えております。  以上でございます。 ◆吉田健一 委員  ありがとうございます。  やはり、先ほどもお話ししたとおり、地域、地元の方たちが、あの都市緑化フェアのときにきれいになったとか、明るくなったというようなことを言ってもらいたいし、また、都市緑化フェアが終わった後も大事だと思いますので、その後残していただけるような取組もぜひお願いしたいと思います。しっかり要望させていただきます。  以上でございます。 ○福永洋一 分科会長  今のに関連して、私からも、やはりフェアに向けて、立田山の入り口の道路って狭いんですね。万石からも、反対側からも含めてですけれども。表示も含めて都市整備等関連局と連携して、取組をよろしくお願いしたいと思います。  ほかにありませんか。 ◆日隈忍 委員  すみません、258ページ、廃棄物計画課のふれあい広場の管理運営について、戸島ふれあい広場指定管理経費というのがあるんですが、戸島ふれあい広場というのは、パークゴルフ場があって、こもれびの森とかいこいの広場とか自由広場とか、かなり広い面積になっており、私も何回か行ったんですけれども、パークゴルフ場はすごく人がたくさんいてにぎやかなんですが、この指定管理経費というのはどの部分までが入っているものなんでしょうか。 ◎後藤滋 環境施設課長  戸島ふれあい広場に関してでございます。  この土地は戸島の旧埋立て処分場というところでございまして、戸島ふれあい広場は6万5,000平米ほどの敷地面積がございます。実際、その埋立地、それ以外の部分に関しては、おおむね7万平米ほどがございますので、半分ほどが戸島ふれあい広場の敷地になります。そちらを今管理していただいているというようなところでございます。  そのうちのパークゴルフ場に関しては、1万4,500平米ほどの面積を有しているということでございます。 ◆日隈忍 委員  たしかパークゴルフ場は、結構いつ行っても人がたくさんいるんですけれども、自由広場とかこもれびの森とかいこいの広場の場所というのは、すごくいい環境なんですが、利用者をあまり見たことがないんですね。せっかくのあれだけの広場、環境をもう少しPRするというか、問題かなと思ったのは、やはりトイレとかがパーク場側しかないんですよね。だから、小さい子供たちが行ったりとか家族が行くには、やはり非常に使いにくいのではないかと思うんですね。  あれだけの広さ、しかも裏には広大な土地がまだ残っていると思うんですけれども、そういうのを考えると、これから先の利用計画も当然もう考えないといけない時期なのかなとも思うんです。やはりパークゴルフ場周辺については、もうちょっと指定管理者と話をして、全体の管理というんですか、もっと市民が使える場所にした方がいいのではないかと思うんですけれども、この残りのところについても、今のところ整備計画としては何かあるでしょうか。 ◎後藤滋 環境施設課長  残りの部分に関しては、現時点では整備計画というのはございません。  ただ、26年に一度、町内とか民間の方にも公募したところなんですが、その時点では応募がなかったというような経緯がございます。現時点では、整備の計画についてはございません。 ◆日隈忍 委員  相当広い土地なんで、しかも交通アクセスとかはすごくいい環境にもなっているんで、考えることも必要だし、今整備されているパークゴルフ場と自由広場とこもれびの森、それといこいの広場、あの部分だけはしっかりと整備をして、市民が使いやすい、そして子供たちとか家族が遊びに行ける、そういう環境をぜひつくってもらえればというふうに思います。 ◎後藤滋 環境施設課長  今、実際、遠方にトイレがあるということでどうしても使いづらいという御意見がございましたので、そういった面も含めまして、あと指定管理者も利用者様からのアンケート等を年4回ほど取っておりますので、アンケート等の御意見も踏まえまして、そういった使いやすい形を取っていきたいというふうに考えますので。自由広場に関しては、今、やはりかなり使い勝手がいいということで、少年サッカーチームなど稼働率の高いような状態が続いておりますので、そういった方々のPR等も兼ねて進めていきたいと思います。 ◆日隈忍 委員  今、自由広場の話が出たんですけれども、たしかサッカーチームが練習をしていますよね。ただ、自由広場にはフェンスがないんですね。だから道路にボールが出るんですよ。あまり車は通らないけれども、やはりあそこは見ていてちょっと怖いなと思ったんですね。だから、少年サッカーチームが使うのはそれはそれですごくいいところなんですけれども、ある程度環境をもう少し整備してやると、もっと安全に子供たちが使えるようになると思いますので、ぜひそれの検討もお願いしたいと思います。  以上です。 ○福永洋一 分科会長  私からも、せっかくの環境ですので、もっと利用しやすいように働きかけもよろしくお願いしたいと思います。  ほかにありませんか。 ◆北川哉 委員  すみません、ちょっと言い忘れていることがありまして、環境美化推進経費で、ごみステーションの管理支援経費ということであります。  私がよくごみを捨てに行くところの中で、ごみステーションは、網がかぶっているという形で、多分各町内、あと隣保の方に恐らく周知されて、こういった網を購入費もできますよという形でお話があっているとは思うんですけれども、やはりまだそこが周知できていなくて、例えば、角材を買ってきて、自分で網を持ってきて、古い網を作ってという形で管理されている方も多く、私はすごく認識をしていますので、この管理経費の4,386万円で今後足りていくのか、また、そういった私費で管理されている方とかがいないのかということを、今後見ていっていただきたい。そしてまた、今後の予算措置等に反映していただければと思っております。要望でいいです。すみません。 ○福永洋一 分科会長  要望でいいですか、何か執行部からあるみたいですよ。 ◎千原直樹 ごみ減量推進課長  委員がおっしゃるとおりでございまして、あくまでも補助金ですので、一部を助成しているという形なので、自治会さんには負担をおかけしているものと思っております。  今年度からは、ごみ籠補助金、ごみ籠を設置する場合の補助金を半額、上限5万円支給をさせていただいて、少しでも負担軽減につながればと考えておりまして、今後とも地域の意見を聞きながら、なるべく負担がかからないような取組をさせていただければと思っております。  以上でございます。 ○福永洋一 分科会長  ほかにありませんか。         (発言する者なし) ○福永洋一 分科会長  ないようですね。  ほかになければ、以上で環境局に関する議案の審査を終了いたします。  この際、議事の都合により休憩いたします。  5分程度休憩したいと思います。                             午前11時10分 休憩                             ───────────                             午前11時14分 再開 ○福永洋一 分科会長  休憩前に引き続き分科会を再開いたします。  これより上下水道局に関する議案の審査を行います。  まず、議第18号「令和3年度熊本市水道事業会計予算」、議第19号「同下水道事業会計予算」、議第20号「同工業用水道事業会計予算」、以上3件について、順次説明を求めます。 ◎江藤徳幸 経営企画課長  上下水道局所管3会計の令和3年度当初予算について説明させていただきます。  環境水道分科会資料、上下水道局をお願いいたします。  まず、水道事業会計予算でございます。2ページ~4ページには、予算書にあります議案をつけております。5ページから説明させていただきます。予算決算委員会説明資料では、269ページからになります。  まず、業務の予定量でございます。給水戸数は34万8,900戸で、令和2年度から3,745戸の増加を見込んでおります。また、年間総給水量は6,816万8,000立方メートルを見込んでおります。  次の6ページをお願いいたします。  令和3年度当初予算の総括を御覧ください。  まず、収益的収支でございます。令和3年度の欄ですが、収益は140億6,360万5,000円、前年度比で1億1,753万4,000円の減少と見込んでおります。主な要因は、料金収入が1億2,518万円減少したことなどでございます。  一方、費用は113億3,493万5,000円、前年度比で6,577万7,000円の減少と見込んでおります。主な要因は、減価償却費が増える一方で、人件費や支払利息が減少したことなどでございます。  この結果、収益的収支差額は27億2,867万円を確保する見通しでございます。  次に、資本的収支でございます。収入は16億4,720万7,000円、前年度比で5,589万3,000円の減少と見込んでおります。主な要因は、下水道工事等に伴う水道管移設負担金2,700万円の減などでございます。  一方、支出は95億7,844万4,000円、前年度比で6億5,912万7,000円の増加と見込んでおります。主な要因は、老朽化した施設、管路の更新に係る水道施設更新費の増でございます。  この結果、資本的収支差額は79億3,123万7,000円の不足となりますが、この不足額につきましては、減債積立金や過年度分損益勘定留保資金等により補填することとしております。  なお、収益的収支及び資本的収支の詳細は、6ページ中ほどから8ページまでつけております。  次、9ページをお願いいたします。  債務負担行為でございます。水道事業会計では5件計上しております。  1~3は水道料金等を管理する上下水道総合管理システムに関するもので、1はサーバ等の更新に伴う賃借料で、期間は令和8年度まで8,103万9,000円でございます。2は端末等機器の更新に伴う賃借料で、令和8年度まで1億3,374万5,000円でございます。3はシステム移行に伴う業務委託で、令和4年度まで6,978万5,000円でございます。4、5につきましては、令和4年度までの水道施設や管路の更新、新設工事でございます。  次、10ページをお願いいたします。  水道事業会計の主要事業について御説明いたします。  まず、上段の水道施設更新事業で43億6,118万8,000円を計上いたしております。これは老朽化した管路や施設の更新と耐震化を目的とするもので、耐震管更新延長の事業進捗は、令和3年度末で計画目標の18.4%を見込んでおります。  主な内容としましては、健軍水源地、庄口水源地、秋田配水場など主要な施設の更新に取り組むとともに、約0.5キロメートルの基幹管路の更新や約14.6キロメートルの老朽管の更新などを行うものでございます。また、一番下になりますが、中心市街地の老朽管更新、耐震化に向けた基本設計にも取り組んでまいります。  次に、11ページをお願いいたします。  第6次拡張事業で21億9,344万3,000円を計上いたしております。これは市全域での施設・管路の機能強化と未普及地区の管路整備を行うもので、耐震管布設延長の事業進捗は、令和3年度末で計画目標の78.2%を見込んでおります。  主な内容としましては、新市基本計画事業として、城南地区約11.4キロメートルの整備を行うとともに、産業道路の配水管布設工事など約0.8キロメートルの基幹管路の整備などを行うこととしております。  次に、12ページをお願いいたします。  熊本の水ブランディングの推進経費として、350万円を計上いたしております。これは、ライフスタイル変革やプラスチックごみ削減に向けた取組を行うものでございます。詳細は後ほど説明させていただきます。  中段ですが、デジタルトランスフォーメーションの推進経費として、3,469万8,000円を計上いたしております。1つ目は、新たな日常の構築としてタブレット15台をリースし、工事監督業務等、遠隔臨場などに活用するものでございます。2つ目は、先進的取組として、AIを活用した漏水箇所の予測など、熊本市型アセットマネジメントシステムを構築するための共同研究を行うもので、今年度からの継続事業でございます。3つ目は、行政手続のオンライン化を推進するもので、給水装置工事申請における納付システムを改修することで、納入者の利便性向上を図ってまいります。4つ目は、災害対応のデジタル化として、災害支援活動等に活用するモバイルプリンターを整備するものでございます。  続きまして、下段ですが、環境局と連携した地下水を育む取組として、7,966万円を計上いたしております。内容は記載のとおりでございます。  次の13ページには収益的収支の状況を、また、14ページには資本的収支の状況をグラフ化したものをつけております。  以上が水道事業会計でございます。  次に、下水道事業会計予算でございます。  予算書にあります議案を、16ページ~18ページにつけております。19ページから説明させていただきます。予算決算委員会説明資料では281ページからになります。  まず、業務の予定量でございます。排水区域面積は1万2,120ヘクタールで、令和2年度から114ヘクタールの増加を見込んでおります。また、年間総処理水量は9,023万6,000立方メートルを見込んでおります。  次の20ページをお願いいたします。  令和3年度当初予算の総括を御覧ください。  まず、収益的収支でございますが、収益は203億7,570万円、前年度比で4億6,120万6,000円の減少と見込んでおります。主な要因は、雨水処理経費など一般会計からの負担金、補助金が減少することや、下水道使用料が9,165万5,000円減少することなどでございます。  一方、費用は184億5,572万9,000円、前年度比で3億6,372万6,000円の減少と見込んでおります。主な要因は、支払利息が1億9,915万9,000円減少することなどでございます。  この結果、収益的収支差額は19億1,997万1,000円を確保する見通しでございます。  次に、資本的収支でございます。  収入は120億6,632万7,000円、前年度比で4億7,348万円の減少となっております。主な要因は、国の補正予算に対応し、令和3年度に予定していた事業を補正予算に前倒し計上したことなどにより、国補助金が5億6,181万2,000円の減となったものでございます。  一方、支出は208億2,162万3,000円、前年度比で11億3,972万5,000円の減少となっております。主な要因は、収入で触れましたが、国の補正予算に対応し、令和3年度予定事業8億4,000万円を補正予算に前倒し計上したことなどにより、施設の改築更新、耐震化事業が減少したものなどでございます。  この結果、資本的収支差額は87億5,529万6,000円の不足となりますが、この不足額につきましては、過年度分損益勘定留保資金等により補填することとしております。  なお、収益的収支及び資本的収支の詳細は、20ページ中ほどから23ページまでつけております。  次に、24ページをお願いいたします。  債務負担行為でございます。下水道事業会計では3件計上しております。  1の東部浄化センター運転管理業務委託、2の西部浄化センター運転管理業務委託は、平成30年度当初予算で計上していた債務負担行為の追加分でございます。労務単価の上昇等に伴い増加する経費を、それぞれ令和5年度まで計上いたしております。3の公共下水道築造事業は、令和5年度までの下水道施設の整備経費でございます。  次に、25ページをお願いいたします。  下水道事業会計の主要事業について御説明いたします。  まず、未普及解消事業でございますが、54億8,000万円を計上いたしております。これは未普及地区へ公共下水道施設を整備し、生活環境の改善を図ることを目的としたもので、令和3年度末の普及率は90.6%を見込んでおります。令和3年度の整備は、護藤町、畠口町など旧市内、合併3町の114ヘクタールを計画いたしております。  次に、26ページをお願いいたします。  下水道施設の改築更新・耐震化事業ですが、28億4,966万円を計上しております。これは老朽化した公共下水道施設の改築更新と耐震化を図るもので、ストックマネジメント計画や総合地震対策計画などに基づいて、中部浄化センターB系消化タンク設備など浄化センター、ポンプ場施設や、合流区域など管路施設の改築更新、拠点病院から東部浄化センター間の耐震化などを進めるものでございます。下段の2月補正計上分と合わせると、約37億円規模でございます。
     次に、28ページをお願いいたします。  災害対応能力の強化経費として1億900万円を計上しております。これはマンホールトイレを小中学校などに整備する事業で、令和3年度は、小学校10校に各5基ずつ設置するものでございます。令和3年度末で58か所の整備完了を見込んでおります。  次の29ページには収益的収支の状況、また、30ページには資本的収支の状況をグラフ化したものをつけております。  以上が下水道事業会計でございます。  次に、工業用水道事業会計予算でございます。  予算書にあります議案を、32ページ~33ページにつけております。内容について、34ページから説明させていただきます。予算決算委員会説明資料では295ページからになります。  まず、業務の予定量でございます。これは城南工業団地の入居企業へ工業用水道を供給しているもので、給水事業所数は昨年度と同じ11か所でございます。年間総給水量は5万7,196立方メートルの見込みでございます。  下段になりますが、令和3年度当初予算の総括を御覧ください。  収益的収支は、収益、費用ともに652万1,000円を計上しております。  下の資本的収支の支出165万5,000円は、前年度比で88万円増加しておりますが、水量、水圧の遠隔監視に利用するテレメータ2か所分の更新経費でございます。  なお、収益的収支及び資本的収支の詳細は、35ページにつけております。  以上が工業用水道事業会計でございます。  令和3年度当初予算につきまして、私からの説明は以上でございます。 ◎木村仁洋 経営企画課副課長  私からは、令和3年度水道事業会計当初予算の補足説明といたしまして、来年度から取り組んでいくこととしております熊本の水ブランディングについて説明させていただきます。  資料は37ページ、資料1でございます。  私ども上下水道局では、これまで水道事業の広報といたしまして、熊本市オフィシャルウオーター「熊本水物語」を活用した広報に取り組んでまいりました。しかしながら、近年のSDGs理念を踏まえた取組推進の必要性の高まりであったり、海洋プラスチックごみ問題等の昨今の社会情勢を踏まえまして、市民からの信頼性向上に向け、来年度、新たに熊本の水ブランディングに取り組んでいくこととしておりまして、様々な取組を実施するということで、当初予算としまして350万円を計上しております。  実施を予定しております取組の概要でございますけれども、1つ目の取組といたしまして、本市施設等へのボトル用給水機設置を予定しております。こちらは、市民の方へのライフスタイル変革を目的としまして、本市施設等へボトル用給水器設置をするものでございます。設置予定施設でございますけれども、令和3年6月から順次設置をしていきたいと考えておりまして、本庁舎であったり、各区内施設、熊本市水の科学館、熊本市動植物園等、対象施設につきましては順次拡大をしていきたいというふうに考えてございます。  当初予算額の内訳でございますが、給水機につきましてはリースを予定しておりまして、給水機リース費用年間6万円の8台ということで48万円、その他配管工事費用等で166万円を計上しているところでございます。  2つ目の取組といたしまして、熊本市立小中学校でのマイボトル習慣化促進を図っていきたいと考えております。こちらは、今現在、公益財団法人熊本市上下水道サービス公社で行っておりますが、児童等への上下水道の出前講座を行っております。その内容について、児童等へ、マイボトルの使用の促進であったり、SDGsの理解を促進するというようなものに見直しを行いまして、その中で、マイボトルの配布なども行って、早期にそういった習慣化などを図っていきたいと考えております。  予算額としましては、配布用のボトル費用としまして、190円掛ける対象人数2,000人と見込んでいまして、38万円を計上しているものでございます。  3つ目の取組といたしましては、企業との連携事業でございます。市民の方へのペットボトルからマイボトルへのライフスタイル変革といった取組につきましては、やはり行政だけでは実施が困難という部分がございますので、そちらにつきましては、いろいろな企業の方と連携して取組を行っていきたいと考えております。  連携事業の案としましては、アジア・太平洋水サミットも開催されますので、それに向けた機運醸成イベントであったり、ウオーキングイベント、今後、共有していく中で様々な取組を実施していきたいというふうに考えてございます。  当初予算額内訳といたしまして、イベント会場費用50万円とイベントで配布していただく配布用のボトル費用ということで、38万円を計上しているものでございます。  4つ目の取組といたしましては、昨今の海洋プラスチックごみ問題等を踏まえて、プラスチックごみ削減の取組を行っていきたいと考えております。  こちらにつきましては、昨今のプラスチックごみといった社会情勢の変化を踏まえて、まず、今年4月から熊本市のオフィシャルウオーター「熊本水物語」を廃止するということにしておりまして、新たに熊本水ブランディングの取組として、ライフスタイル変革に向けた取組の発進などを行っていきたいと考えていまして、広報用品の制作費用10万円を計上しているものでございます。  先ほど申し上げましたけれども、様々な企業などと連携させていただくことで、中には発信力のあられる企業などもございますから、本市の水道事業を全国にPRしていただくといった取組にも、しっかり取り組んでまいりたいと思います。  私からの説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○福永洋一 分科会長  次に、議第56号「熊本市上下水道事業企業職員の給与の種類及び基準を定める条例の一部改正について」の説明を求めます。 ◎藤本泰二 総務課長  条例案件、議第56号「熊本市上下水道事業企業職員の給与の種類及び基準を定める条例の一部改正について」御説明いたします。  資料39ページをお願いいたします。  まず、当該条例の改正理由でございます。本件は単身赴任手当の支給要件の見直しのため所要の改正を行うものであり、国の規定及び改正を踏まえ、市長事務部局等と合わせて改正を行うものです。  次に、今回の改正内容ですが、1では、単身赴任手当は異動する前の住居から異動後の在勤する公署に通勤することが、通勤距離など管理者が定める基準に照らし、困難であるものに限り支給するように規定の改正を行うものです。  2では、任期付短時間勤務職員について、他の一般職員と同様に、単身赴任手当を支給することができるよう規定の改正を行うものでございます。  最後に施行日ですが、令和3年4月1日から施行することとしております。  次の40ページには新旧対照表を、41ページには改正条文を提示させていただいているところでございます。  以上、条例案件についての説明を終わります。 ○福永洋一 分科会長  以上で議案の説明は終わりました。  これより質疑を行います。  分担議案について、質疑及び意見をお願いいたします。 ◆島津哲也 委員  すみません、資料の12ページで、デジタルトランスフォーメーションの推進というところで、アセットマネジメントシステムのところがあって、そこに予算計上してあるんですけれども、去年5月末に、この取組をやりますよといったときに、共同研究で実施時期は5月28日から2021年3月31日までということで書いてあるんですけれども、今回の予算計上はどのようなのに使われるのか説明をお願いします。 ◎藤本仁 管路維持課長  委員の御質問の件なんですけれども、今回、令和3年度も、継続して共同研究を行わせていただければということでございます。  紹介までで、今年度の取組のことについて、よろしければ御説明させていただいてもよろしいでしょうか。  令和2年度におきましては、5月28日に協定を締結しまして、第6回の検討会を重ねながら取り組んでまいりました。共同研究の構成企業につきましては、NEC、NTT西日本など大手企業と一緒になって、今回、デジタルトランスフォーメーションの推進というふうなところを視野に入れて、熊本市型アセットマネジメントシステムの構築に向けた共同研究に取り組んでまいりました。  具体的内容につきましては、前回、簡単には御説明させていただきましたけれども、熊本市上下水道局の維持管理部における課題としまして、やはり維持管理費のコストの削減とか、そういうふうなものもございます。人、もの、金というふうな情報を今後、効率的に、上下水道局が持続可能かつ継続的に事業運営できるように取り組んでいるところでございます。  中身としまして、まず、私のところであれば陥没予測でありましたり、漏水箇所の予測、下水道機器の故障の予測、あとは水圧管理の適正化とか、そういうふうな予測を検討してまいりました。  結論から申しますと、具体的にAIで膨大なデータを分析しました。いろいろ他都市でも、共同研究ではないですけれども、先進的なAIの取組が行われているわけなんですが、例えば、漏水調査でありましたら、的中率大体70%の部分でシステムを導入されている豊田市さんとか、そういうところがあり、同様な適合率というところの成果は、今回の分析の中で確認ができたところでございます。  今回、具体的にお示しするというような資料を持ち合わせておりませんので、口頭で申し訳ございませんが、そのほかの分析の予測式につきましても、適合率がそれ以上に効果があるというところで、今後のシステムの構築に向けて、継続して取り組ませていただければということで、予算計上をさせていただいているところです。よろしくお願いします。 ◆島津哲也 委員  すみません、御丁寧な説明ありがとうございました。  やはり水というのは、市民の方が安心して使われなければならないというふうに思っておりますので、今後もこのシステムの構築に向けて頑張っていただきたいと思います。  以上です。 ○福永洋一 分科会長  関連で、効果がありということですので、途中経過を含めて報告できる時点で、文書等でよろしくお願いしたいと思います。 ◎藤本仁 管路維持課長  承知しました。 ○福永洋一 分科会長  ほかにありませんか。 ◆吉田健一 委員  37ページの熊本の水ブランディングについて数点お伺いさせていただければと思います。  海洋プラスチックごみ問題等での取組ということで、今回、ペットボトル「熊本水物語」を廃止されるという話ですけれども、これ、まず在庫があると思うんですが、その在庫はどの程度か、また活用方法があれば教えていただければと思います。 ◎木村仁洋 経営企画課副課長  まず、在庫でございますけれども、今現在、約2万5,000本の在庫がございます。  ただ、災害用の備蓄分を除いた残りにつきましては、フードバンク熊本を通じて、子ども食堂とか生活困窮者の方への無償提供を、今実施しているところでございます。ちょうど新型コロナウイルス感染症関連で、提供が滞っていた部分もございますけれども、来年度早期までに在庫分は活用できるという見込みでございます。 ◆吉田健一 委員  ありがとうございます。  すみません、素人感で申し訳ないですけれども、災害対応ということですが、消費期限は大丈夫なんでしょうか。 ◎木村仁洋 経営企画課副課長  賞味期限につきましては1年5か月ございまして、「熊本水物語」につきましては、災害対策としては、あくまでも応急給水の補完用として使ってございます。災害発生時には、給水車とか給水タンクでの応急給水を行っていくということになりますので、そちらはあくまでも補完用ということですので、それを廃止しても災害対応については問題ないというふうに考えております。 ◆吉田健一 委員  ありがとうございます。  熊本地震の際もそうでしたけれども、救援物資がなかなか届かなくて、結局、水が全国から届けられたけれども、配られなかったような事例があったものですから、一応関連してお伺いさせていただきました。  ここまでされますので、しっかりと取り組んでいただきたいなという点で、続けてお伺いしたいと思うんですが、今回、小中学生の講座をされるという話だと思うんですけれども、これは本当に大事なことかなと思います。  それに併せて、自ら飲料を購入するとなると、小学生、中学生というよりは、高校生、大学生の方が可能性が高いのかなというふうに思うんですが、そういったちょっと年齢が少し高めの高校生、大学生についても、出前授業だったり何かいろいろアピールする取組も必要かなと思います。いかがでしょうか。 ◎木村仁洋 経営企画課副課長  まず、先ほど申し上げましたように、熊本市上下水道サービス公社で出前講座を既にしていただいています。今までは水道事業であったり、下水道事業という内容が主でしたので、来年度は、その中に、ライフスタイルの変革であったりSDGsの内容を分かりやすく説明できるような内容に見直したいというふうに考えております。  今まで、小学4年生の環境教育の一環として出前講座を御利用いただいていましたんで、主には小学校での活用でございました。ただ、委員がおっしゃられるように、やはり市民の方もライフスタイルを見直すということでは、高校生、大学生など含めて若い世代とか、あとはやはり幅広い年代に対して訴えかけていく必要があると思いますんで、それにつきましては、熊本水ブランディングの中でしっかり発信をしていきたいというふうに考えております。 ◆吉田健一 委員  ありがとうございます。  小中学生だけでなく、高校生、大学生と言いましたけれども、本当、老若男女全対象者にアピールできるような取組をと思います。  例えば、このイメージ図で、京都市のホームページと書いてありましたけれども、単純に給水機を置くだけではなくて、例えばステッカーを貼るとか、何かアピールできるような形になればと思います。  まさしく、先ほども島津委員からありましたけれども、熊本市の地下水がすごいんだぞというアピールの場にもなると思うんですよね。ある意味、私たち熊本市民としては何か当たり前な感じがありますけれども、当たり前ではないんだなと。逆に、市外、県外、全国、世界にも、地下水が豊富にあるんだと、すばらしい熊本なんだという機会になると思いますので、機運をしっかりと高めていただければと思います。  すみません、最後にお伺いしますけれども、ここだけアピールする、また取り組むという上で、私たちもやはりしないといけないという意味では、マイボトルの持参というのは、本市職員の皆さんについて何か働きかけをされるんでしょうか。よろしくお願いします。 ◎木村仁洋 経営企画課副課長  当然ながら、市民ということには職員も含まれますので、マイボトルの啓発は庁内でも行ってまいります。  資料37ページ、一番下に記載しておりますけれども、プラスチックごみの削減取組で、市関連会議でのペットボトル飲料の提供廃止を目指していくということで、今現在、新型コロナウイルス感染症の状況などもございましてなかなか水差しでの提供なども難しい部分もございますので、そこは調整しながら廃止に向けて目指していきたいというふうに思っております。 ◆吉田健一 委員  アピールしたいというわけで持ってきたわけではないんですけれども、たまたまなんですけれども、ちゃんと中、水ですけれども、こういった形で、実際、上下水道局の皆様が自らされることで、波及の早さは多分違うと思いますので、ぜひ取り組んでいただきたいなと思います。  すみません、最後と言いながらちょっと追加で、聞きそびれました、もう一点、すみません。  今回、マイボトルを推進するに当たって、マイボトルであったり、今回のブランディングについて、企業さんとするということですけれども、何かインセンティブな、付与するような取組って考えていらっしゃるんでしょうか。お願いします。 ◎木村仁洋 経営企画課副課長  ブランディングの取組につきましては、今複数の企業と協議させていただいていますので、その中で取組も固まってくるかと思います。  ただ、委員がおっしゃられたように、市民の方の行動変革を起こすためには、やはりインセンティブというのをするのは重要なポイントだろうと思っています。ですので、記載しておりますように、ウオーキングイベントなどで、例えばポイントを付与するとか、そういったことも含めて、市民の方に強く働きかけるような取組を考えていきたいというように思います。 ◆吉田健一 委員  すみません、長々申し訳ないです。  ぜひ御検討いただきたいのと、先ほど環境局の中でもお話ししましたけれども、しっかりすばらしい取組になることと、すばらしい取組になるためにも、LINEとかYouTubeとかアップしていただければと思いますので、よろしくお願いします。  以上でございます。 ◆田尻善裕 委員  ちょうどペットボトルについてお尋ねしたいのが、配布用ボトル費用として2,000人分作られるんですけれども、今日、何かサンプルみたいなのはありますか。 ◎木村仁洋 経営企画課副課長  すみません、物の選定につきましては、これからというところでございますけれども、例えば、今私が使っているものですけれども、対象人数も多いものですから、こういった繰り返し使っていただけるようなものを配って、生活の中でも使っていただきたいというふうに考えていまして。 ◆田尻善裕 委員  容量はどれぐらいですか。 ◎木村仁洋 経営企画課副課長  すみません、これ自体を採用するかどうかというのはまだあれなんですけれども、これ自体は330ミリリッターです。 ◆田尻善裕 委員  分かりました。  それともう一つ、この中に給水スポットアプリへの登録って書いてあるんですけれども、ちょっと不勉強で、これはもう既にあるアプリなんですか、それとも今からアプリを作るんですか。 ◎木村仁洋 経営企画課副課長  こちらのアプリはもう既にございます。そちらに、例えば給水機を設置したポイントを登録していただくと。やはりライフスタイルでマイボトルを持っていただいて生活するとなると、当然、中身が空になった場合に、給水していただくポイントを探す必要がございますので、そういったものをアプリで分かりやすく探していただくという取組でございます。 ◆田尻善裕 委員  はい、分かりました。 ○福永洋一 分科会長  私たちも知りませんので、その案内も含めて、啓発をよろしくお願いします。  ほかにありませんか。         (発言する者なし) ○福永洋一 分科会長  ほかになければ、以上で上下水道局に関する議案の審査を終了いたします。  これをもちまして環境水道分科会を閉会いたします。                             午前11時48分 閉会 出席説明員  〔環 境 局〕
       理事       平 井 英 虎    局長       三 島 健 一    環境推進部長   本 田 昌 浩    環境政策課長   池 田 賀 一    環境政策課副課長 兼 平 進 一    温暖化・エネルギー対策室長                                 右 山 敬 基    環境共生課長   吉 田 香 織    首席審議員兼水保全課長                                 永 田   努    アジア・太平洋水サミット推進室長    環境総合センター所長             廣 瀧 宗 美             近 藤 芳 樹    資源循環部長   上 妻 賢 治    廃棄物計画課長  村 上 慎 一    廃棄物計画課副課長山 本 哲 也    環境施設課長   後 藤   滋    扇田環境センター所長          ごみ減量推進課長 千 原 直 樹             太 田 和 樹    事業ごみ対策室長 菅 本 康 博    浄化対策課長   緒 方 宏 行    北部クリーンセンター所長        西部クリーンセンター所長             本 田 信 之             竹 原 芳 郎    東部クリーンセンター所長        東部環境工場長  畑 田 芳 雄             外 山   誠  〔上下水道局〕    上下水道事業管理者萱 野   晃    技監       堂 薗 洋 昭    総務部長     永 戸 成 佳    総務部首席審議員 桝 田 一 郎    総務課長     藤 本 泰 二    総務課副課長   辻 山   亨    経営企画課長   江 藤 徳 幸    経営企画課副課長 木 村 仁 洋    料金課長     坂 口   潔    給排水設備課長  北 村 竜 彦    給排水設備課副課長上 野 和 弘    計画整備部長   上 村 博 之    計画調整課長   上 田 信 一    水道整備課長   園 田 敏 継    下水道整備課長  猪 口 浩 二    下水道整備課副課長渕 上 弘 樹    維持管理部長   白 岩 武 樹    水相談課長    志 水 隆 司    水相談課副課長  島 村 幸 一    管路維持課長   藤 本   仁    水運用課長    木 村 利 信    水再生課長    正 代 徳 明    水再生課副課長  堀   正 直 〔議案の審査結果〕   議第 5号 「令和3年度熊本市一般会計予算」中、環境水道分科会関係分           ……………………………………………………………(審 査 済)   議第 18号 「令和3年度熊本市水道事業会計予算」…………………(審 査 済)   議第 19号 「令和3年度熊本市下水道事業会計予算」………………(審 査 済)   議第 20号 「令和3年度熊本市工業用水道事業会計予算」…………(審 査 済)   議第 56号 「熊本市上下水道事業企業職員の給与の種類及び基準を定める条例の一部改正について」           ……………………………………………………………(審 査 済)   議第 95号 「熊本市附属機関設置条例の一部改正について」中、環境水道分科会関係分           ……………………………………………………………(審 査 済)...