(3)今次
定例会の会期について
(4)
常任委員会並びに
特別委員会の
開催日について
(5)
質問通告書の
提出期限について
(6)
意見書・決議案の
提出期限並びに
取り扱いについて
(7)
県知事への
申入書に対する回答等について
(8)開会当日における議事次第について
(9)次回の
議会運営委員会の
開催日について
(10)請願について
午前 9時58分 開会
○
原口亮志 委員長 ただいまから
議会運営委員会を開きます。
初めに、今次
定例会における
市長提出議案について、執行部の説明をお願いいたします。
◎
大西一史 市長 皆さんおはようございます。
平成30年第3回
定例会につきましては、本日告示、9月3日開会の運びでよろしくお願い申し上げます。
説明に入ります前に、職員の不祥事につきまして御報告とおわびを申し上げます。
去る8月21日、
市立中学校の教職員が熊本県
少年保護育成条例違反の疑いで逮捕されました。現在、警察において取り調べがなされておりまして、本市といたしましては、今後事実を確認の上、厳正に対処してまいります。
また、8月7日には、酒気帯び運転により
交通事故を起こした
市立中学校の教職員を
懲戒免職とするとともに、上司に当たる
同校校長を
厳重注意といたしました。
不祥事防止に向け、全庁を挙げて取り組んでいる中、このような不祥事が特に、教育の現場で続けて発生しましたことを大変重く受けとめております。職員一人一人に、
法令順守はもとより、常に全体の奉仕者として強い自覚と緊張感を持って職務に専念するよう、改めて
周知徹底を図ってまいりたいと考えております。
議員各位を初め、市民の皆様に対しまして、市長として深くおわび申し上げますとともに、市民の皆様からの
信頼回復と
再発防止に向けて、職員の
意識改革に全力で取り組んでまいります。大変申しわけございませんでした。
続きまして、大阪府
北部地震及び平成30年7月豪雨の
被災地に対する本市の
支援状況等について御報告いたします。
これらの災害につきましては、多くのとうとい命や財産が失われるなどの甚大な被害をもたらし、
被災地では今もなお、
行方不明者の
捜索活動や
復旧作業が進められております。ここに、それぞれの災害によってお亡くなりになられました方々の御冥福を衷心よりお祈り申し上げますとともに、被災された多くの方々に対し、謹んでお見舞いを申し上げます。
では、本市の
支援状況について御説明申し上げます。
まず、大阪府
北部地震につきましては、大阪府高槻市へ、
家屋被害調査や
学校施設を含む
公共施設の
安全確認業務等に、7月末までに
延べ人数で166名を派遣いたしました。このほか、大阪府茨木市へ、災害時
協定企業を通じて
ブルーシート1,000枚の支援を行いました。
次に、平成30年7月豪雨につきましては、まず、
総務省災害マネジメント総括支援員制度に基づく
支援員として岡山県倉敷市へ、また、広域・大
規模災害時における
指定都市市長会行動計画に基づく
リエゾン隊として広島県に、それぞれ職員を派遣するとともに、広島県や愛媛県で
応急給水活動を行いました。
同時に、
指定都市市長会行動計画に基づく対
口支援方式により、本市は愛媛県西予市を支援することとなり、
災害マネジメント支援員を初め、
避難所運営や
保健活動、
家屋被害調査、
罹災証明発行及び
相談窓口支援等のため、職員を順次派遣しているところでございます。
私も8月5日に直接西予市を訪問し、
被災地域や避難所を視察した後、
管家西予市長と
意見交換を行い、
熊本地震の経験を踏まえた中長期的な
被災者支援等について助言をさせていただきました。
このほか、環境省、
国土交通省、
厚生労働省からの要請を受け、
災害廃棄物の収集や
処理活動を初め、みなし
仮設住宅への対応、災害時
健康危機管理支援チームの派遣など、各県において必要な支援を行ってきたところです。
本市といたしましては、発災直後から本日までに、
被災各地において
延べ人数で1,995名が
復旧支援活動に当たってきたところですが、今後も
被災地の復旧・復興や
被災者の
生活再建の状況を見ながら、必要な支援を行ってまいります。
次に、大阪府
北部地震により、高槻市の小学校で起きた痛ましい事故を受けて行いました、
ブロック塀の
緊急点検について御報告いたします。
まず、
通学路等における
民有ブロック塀についてですが、各
町内自治会の皆様の御協力をいただき、市内全916町内で調査を実施いたしました結果、高さ2.2メートル以上のもの、傾きやひび割れがあるものが、目視により約6,600カ所確認されました。これらの
所有者に対しては、
安全点検の
啓発チラシにより
注意喚起を行ったほか、特に危険な箇所については、応急的な対応を行いました。今後さらに専門家による調査を行い、
所有者に対し、
維持保全の指導を実施していく予定としております。
また、
市立小学校等における
ブロック塀についてですが、全144校の調査を実施しました結果、危険な
ブロック塀が51校で確認され、このうち26校については8月末までに工事着手し、残りも児童・生徒の安全を確保しつつ、今年度中を目途に順次進めていく予定です。
最後に、学校等を除く
公共施設の
ブロック塀についてですが、市有約1,400施設の全てについて調査を実施しましたところ、危険性が高い
ブロック塀が98カ所確認され、このうち道路に面した16カ所については緊急に撤去に取りかかるとともに、その他の箇所についても
隣接地権者の方々と調整しながら、順次撤去してまいります。
今後も
安全安心の
まちづくりに向けて、市民や
事業者の方々と協力しながら、着実に取り組んでまいりますので、
議員各位の御理解と御協力をよろしくお願い申し上げます。
それでは、
提出議案について説明に入らせていただきます。
今回の
補正予算案は、
熊本地震からの
復旧関連経費や前述の
被災自治体支援に係る経費のほか、
ブロック塀への
対応経費や
豪雨災害に係る
災害復旧経費等、今後の
業務推進上速やかに対応する必要があるものを提出しております。
まず、
補正予算案の概要について申し上げますと、
一般会計において14億697万円の増額、補正後の
予算額3,691億7,470万円、
特別会計において1億1,204万円の増額、補正後の
予算額2,092億1,487万円、
企業会計において220万円の増額、補正後の
予算額835億5,583万円、全会計の合計では補正額15億2,121万円、合計の補正後
予算額は6,619億4,540万円となりました。
補正後の予算を前年同期と比較いたしますと、
一般会計では8.5%の減、
特別会計では6%の減、
企業会計では14.3%の増、全体の合計額では5.3%の減となっております。
主な内容について申し上げますと、平成28年
熊本地震関連の
補正予算ですが、今回の
補正予算案では、
被災者支援や
住宅再建に要する経費のほか、
公共施設の復旧に要する
経費等を計上しており、合計で4億6,451万円となっております。
まず、
被災者への経済的な支援に関連する経費といたしまして、地震により亡くなられた方々の御遺族等に対する
災害弔慰金等の経費を計上しております。
次に、
住宅再建に係る経費といたしまして、
仮設住宅等に入居されている方のうち、複合的な課題を抱える世帯への福祉や法律に係る相談に対応する経費のほか、
ペット飼育が可能な(仮称)舞原第3
災害公営住宅の
用地取得経費及び建設に係る
債務負担行為を計上しております。
また、
公共施設の復旧に要する経費につきましては、被災した熊本城大天守及び小天守の躯体、
外装復旧の工事に係る経費及びそれに係る
債務負担行為等を計上しております。
このほか、国内外からの観光客の方々が災害時の
緊急情報の収集を可能とすることや、観光面における
ブランド力の向上を図るため、
熊本市電の車両にWi−
Fi機器を設置する経費を計上しております。
続きまして、
熊本地震関連以外の主な内容について、部門別に申し上げます。
まず、
市民部門では、繁忙期の
窓口混雑解消に向けた
住民異動届の
入力業務の
委託経費に加え、
白川公園内複合施設の開設に向けた備品の購入に伴う
債務負担行為等を計上しております。
次に、
健康福祉部門では、
老人福祉施設等に対する
スプリンクラー等の
設置助成経費や
児童扶養手当の
制度改正に伴う
システム改修経費のほか、
障害者福祉センター希望荘の
指定管理に伴う
債務負担行為等を計上しております。
次に、
環境部門では、
地球温暖化対策のための
国民運動COOL CHOICEの
普及啓発に係る経費のほか、次年度に開設する熊本市
東部堆肥センターの
指定管理に伴う
債務負担行為を計上しております。
次に、
経済観光部門では、来年4月に開催を予定しております
東京ガールズコレクションの開催に伴う
負担金及び
関連イベントの開催に係る経費の
債務負担行為等を計上しております。
次に、
都市建設部門では、
熊本西環状道路と
周辺地域とを連絡する
池上インター線の
橋梁工事に係る
債務負担行為の変更等を計上しております。
次に、
教育部門では、小学校の
単独調理場や中学校の
共同調理場の
調理業務委託に係る
債務負担行為等を計上しております。
このほか、各部門において、
ブロック塀への
対応経費や
被災地の
支援経費に加えて、
豪雨災害により被災した
農業用施設や道路等の
災害復旧経費を計上しております。
以上が
補正予算の歳出の説明でありますが、これを賄う財源として、それぞれの歳出に見合う
国県支出金等の
特定財源や市債を計上しますとともに、
一般財源として繰越金を充当しておりますほか、県、市の
復興基金及び
熊本城復元整備基金も活用することとしております。
続きまして、
条例等の議案でありますが、主なものといたしまして、まず熊本市
地下水保全条例の一部改正及び熊本市
東部堆肥センター条例の一部改正について、御説明申し上げます。
熊本市
地下水保全条例の一部改正は、
硝酸性窒素等による地下水の汚染を防止するため、
指定区域の畜舎から発生する乳牛または肉用牛の排せつ物について、
東部堆肥センターを活用するなどして、これを適正に処理するよう義務づけるものであります。
また、熊本市
東部堆肥センター条例の一部改正につきましては、同
センターに配備いたします堆肥を散布するための機器に係る
使用料等を定めるものであります。
次に、
災害公営住宅の整備に関する3つの議案について御説明いたします。
これらは、
熊本地震で被災された方々の恒久的な住まいとなります、(仮称)
塚原災害公営住宅、舞原第2
災害公営住宅及び
秋津災害公営住宅の整備に係る、財産の取得または
工事請負契約締結について、市議会の議決を求めるものであります。
その他の
条例等の議案につきましては、
総務局長から御説明申し上げます。
また、
人事案件につきましては現在調整中であり、改めてお願い申し上げたいと考えております。
私からは以上であります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
◎
中村英文 総務局長 それでは、お手元に配付しております資料に従いまして、議案の概要について御説明申し上げます。
第3回
定例会の議案は、
予算案件5件、
決算案件6件、
条例案件8件、その他の案件30件の合計49件を予定しております。このほか、
報告案件が20件でございます。
まず、
条例案件でございます。
6ページをお願いいたします。
整理番号1は、
国際交流会館の管理を行う
指定管理者について、その
選定方法を
公募制から非
公募制に変更するための
手続規定を整備するほか、
国際交流会館の事業として、災害時における在
熊外国人に対する支援に関する事業を追加するなどの改正を行うものでございます。
整理番号2は、
厚生労働省令の改正に伴い、
養護老人ホームに係る基準について変更を行うものでございます。
7ページをお願いいたします。
整理番号3は、
希望荘利用者の
利便性向上のため、年末年始の休館日を変更するものでございます。
整理番号4と
整理番号5につきましては、先ほど市長から説明がございました内容のとおり、それぞれ
地下水保全条例及び
東部堆肥センター条例の改正を行うものでございます。
8ページをお願いいたします。
整理番号6は、
現代美術館の管理を行う
指定管理者について、その
選定方法を
公募制から非
公募制に変更するための
手続規定の整備を行うものでございます。
整理番号7と
整理番号8は、
建築基準法の改正に伴う条例の改正でございます。
整理番号7は新たな手数料の追加などを行うもの、
整理番号8は
建築基準法の
引用条項の整備などを行うものでございます。
次に、その他の案件でございます。
9ページをお願いいたします。
整理番号1と
整理番号2は、市道につきまして、18路線の認定と1路線の廃止を行うものでございます。
整理番号3から11ページの
整理番号6までは、財産の取得に関する議案でございます。
整理番号3は高
規格救急自動車を導入するもの、10ページの
整理番号4はICTを活用した教育を推進するため、市立の全
小中学校等に配置する
実物投影装置を購入するものでございます。
整理番号5と11ページの
整理番号6につきましては、先ほど市長から説明がございましたとおり、それぞれ南区城南町塚原と舞原に整備いたします
災害公営住宅について、
公募買取型によりこれを取得するものでございます。
12ページをお願いいたします。
整理番号7は、熊本県
後期高齢者医療広域連合議会の議員について、その定数や構成、選挙の方法などを見直すため、
当該広域連合規約の一部を変更するものであり、本規約の
変更議案については、県下45
構成市町村が同文で提案されることとなります。
整理番号8は、新
消防指令管制システムの構築などを行うための
委託契約締結に関する議案でございます。
13ページをお願いいたします。
整理番号9から15ページの
整理番号13までは、
工事請負契約締結に関する議案であります。
整理番号9は
託麻東小学校(第34棟東側)
校舎増築工事、
整理番号10は(仮称)熊本市
消防局東側庁舎増築及び
震災復旧等工事、14ページの
整理番号11は先ほど市長から説明がございました(仮称)
秋津災害公営住宅建設工事、
整理番号12は
一般県道池上インター線オン・オフランプ道路地盤改良工事、15ページの
整理番号13は
一般県道砂原四方寄線(池上工区)1
号トンネル新設工事でございます。
最後に、
報告案件でございます。
16ページをお願いいたします。
まず、
財政状況に係る
報告案件ですが、
整理番号1は財政の健全性に関する比率について、
整理番号2は
資金不足比率について、
地方公共団体の財政の健全化に関する法律の規定に基づき、議会に報告するものでございます。
17ページをお願いいたします。
整理番号3は、熊本市
債権管理条例の規定により、平成29年度に行った債権の放棄につきまして、同条例の規定に基づき、議会に報告するものでございます。
18ページをお願いいたします。
整理番号4は、
熊本地震事業再生の支援を受けた
事業者の
事業再生計画に基づき、
回収納付金を受け取る権利の放棄に関する条例の規定により行った
権利放棄について、同条例の規定に基づき、議会に報告するものでございます。
19ページをお願いいたします。
整理番号5は、
市営住宅に係る家賃等及び明け渡しの請求に関する訴えの提起並びに
和解成立についての
専決処分の報告でございます。
整理番号6は、
市営住宅に係る家賃の請求に関する
和解成立及び訴えの提起についての
専決処分の報告でございます。
20ページをお願いいたします。
整理番号7から20までは、いずれも本市が出資する
一般財団法人等の
経営状況として、平成29年度の決算と平成30年度の
事業計画及び予算についての報告を行うものでございます。
説明は以上でございますが、その他の案件のうち、
整理番号5番と6番の
災害公営住宅に係る財産の
取得議案につきましては、
事務処理の都合上、後日配付とさせていただきたいと存じます。よろしくお願いいたします。
○
原口亮志 委員長 次に、
提出議案の
委員会付託について、
事務局から説明させます。
◎
田上美智子 事務局長 それでは、
提出議案の
委員会付託について御説明申し上げます。
予算決算委員会は、予算4件、決算6件、条例2件、
専決処分の報告1件の計13件。
総務委員会は、条例1件、
工事請負契約締結5件、
製造委託契約締結1件、財産の取得1件の計8件。
教育市民委員会は、財産の取得1件。
厚生委員会は、条例2件、その他1件の計3件。
環境水道委員会は、条例1件。
経済委員会は、条例1件。
都市整備委員会は、条例1件、未送付分の財産の取得2件、その他19件の計22件となっております。
この際、前回より
継続審査となっておりました議案について御説明いたします。
本
委員会で
継続審査中の平成29年請願第2号、平成30年請願第1号、請願第2号、請願第4号ないし請願第6号については、いまだ結論を得ておりませんので御報告いたしておきます。
以上でございます。
○
原口亮志 委員長 次に、第3回
定例会の会期につきましては、去る8月3日開催の本
委員会におきまして、お手元に配付しております日程表のとおり、9月3日(月曜)から9月28日(金曜)まで26日間ということで御決定いただいておりますので、よろしくお願いいたします。
次に、
常任委員会並びに
特別委員会の
開催日について、
事務局から説明させます。
◎
田上美智子 事務局長 まず、
常任委員会の
開催日でございますが、
予算決算委員会につきましては、9月12日(水曜)から
予算決算委員会室において開催され、
概況説明、
総括質疑の後、18日(火曜)からそれぞれの
委員会室で同
分科会が開催され、25日(火曜)に締めくくり質疑の後、表決の運びとなります。
また、
部門別常任委員会につきましては、9月18日(火曜)からそれぞれの
委員会室で開催されることとなっております。
次に、
特別委員会でございますが、
公共施設マネジメント調査特別委員会の
江藤委員長より、9月11日(火曜)午前10時から
特別委員会室において
委員会を開催したいとの連絡があっておりますので、そのように取り扱うことでよろしくお願いいたします。
以上でございます。
○
原口亮志 委員長 次に、
質問通告書の
提出期限につきましては、9月3日(月曜)の正午までとなっておりますので、よろしくお願いいたします。
次に、
意見書・決議案の
提出期限につきましては、8月29日(水曜)までということとなり、開会日の
議運持ち回り協議により取り扱うこととなりますので、よろしくお願いいたします。
なお、その
取り扱いにつきましては、いつものとおり
事務局で取りまとめるということで、
事務局から説明させます。
◎
田上美智子 事務局長 御説明申し上げます。
申し合わせにより、発議者は、発議に賛同する
議運委員の連名による発議となります。なお、
議運委員で発議の定数に満たない場合は、発議に賛同する
交渉会派の議員の連名による発議となります。
また、
提出会派から、提案を見送りたいとの申し出があった場合は、
事務局から各会派に御連絡いたします。
以上でございます。
○
原口亮志 委員長 この際、議長より発言を求められておりますので、よろしくお願いいたします。
○くつき信哉 議長 前回の当
委員会で御報告いたしましたとおり、去る7月25日に
県知事へ提出いたしました、本市議会による
北口議員の
資格決定を取り消す
県知事裁決の見直しを求める
申し入れについて、去る8月9日、
県知事より
本職宛てに回答書が届きましたので御報告いたします。
回答結果といたしましては、お手元に配付のとおり、裁決の見直しの
申し入れには応じることができないということでございます。その
回答内容を見ますと、総じて本市議会が
申入書で指摘した事項に対し、誠実な回答がなされているとは到底言えず、本市議会の
申し入れの重みを真摯に受けとめたものとは感じられません。
さらに、本
申し入れとともに行いました、本裁決に関する
行政文書の
情報開示請求の結果を見ましても、熊本県
自治紛争処理委員会による審理が適正な手続に即して行われたのか、強い疑念を禁じ得ないところでございます。
県知事への
申し入れに関する報告は以上でございますが、改めまして、今回の
県知事の裁決で、これまでの
北口議員による28件に及ぶ
不当要求行為等の認定及び本市議会による
全会一致での3度の
辞職勧告の重みが、決して軽んじられるものではございません。
本職といたしましては、引き続き
北口議員に対し、社会的、
道義的責任を求めていく所存でありますとともに、全議員がいま一度、議員の職責の重さを十分に認識し、市民からの
信頼回復に向け、全力を傾注しなければならないと痛感した次第であります。
以上、御報告とさせていただきます。
◎
本田昌浩 総務課長 ただいま議長から御報告がございました
北口議員の件に関連し、
事務局からも報告をさせていただきます。
前回、
北口議員へ連絡がとれないため、報酬と
遅延損害金が支払えない状態である旨の報告をさせていただきました。その後、8月7日に本人より電話がありまして、新たな
個人口座が確認できましたので、8月10日に振り込みを完了したところでございます。今回支払った報酬等の額は408万4,460円、
遅延損害金の額は3万7,200円でございます。
◎
中村英文 総務局長 5月9日の
議会運営委員会で御報告を申し上げました熊本
市漁業協同組合への
返還請求につきまして、その後の経過について御報告をさせていただきます。
お手元の資料、熊本
市漁業協同組合への
返還請求についてをごらんください。
1の経過の中ほどでございますが、7月20日
市漁業協同組合の
代理人弁護士より、同組合との
委任契約を解消したとする文書を受理いたしました。
8月24日、
北口議員に
説明責任を果たすよう求める文書を再度発送いたしております。このことにつきましては、4の対応に記載しておりますとおり、市に与えた
損害等について
説明責任を果たすよう求める文書を4月27日に送付いたしましたが、これまでの間、
北口議員から説明をいただいていないことから、改めて説明を求める文書を8月24日に送付いたしたところでございます。
なお、参考までに発送いたしました文書を添付しておりますので、こちらも御確認いただければと思います。
○
原口亮志 委員長 ただいま議長より御報告がありました
申し入れに対する
県知事からの回答及び
事務局、執行部からの報告につきまして、各派御意見等はございませんか。
◆
津田征士郎 委員 ただいま議長から御報告がありましたけれども、
自民党熊本市議団としましても、今回の
申入書に関する県からの回答や対応については、到底納得できるものではないと考えるとともに、
北口議員の
不当要求行為等の問題に対する今後の対応について、何らかの態度表明が必要と考えております。
つきましては、今回の県の回答や対応に関する異議、
北口議員の
不当要求行為等に対するさらなる責任追及、市政への市民の
信頼回復、以上につきまして、強い決意を表明するための決議案を第3回
定例会開会日の冒頭、提出してはどうかと考えております。
また、あわせまして、
県知事に対しましても、本市議会からの
申入書に関し、誠実な回答を求める
申し入れを再度行ってはどうかと考えております。
以上の点について、各派でも御協議いただけますよう、お取り計らいのほどよろしくお願いいたします。
◆西岡誠也 委員 今、自民党の津田委員からありましたように、県の回答については非常に問題があると考えています。したがって、今後の手続については、今提案があった内容について行っていきたいと、このように考えています。
◆浜田大介 委員 自民党さんのほうが今おっしゃいましたように、しっかりと今後対応していかなければいけないと思っておりますので、自民党さんの意見に賛成いたします。
◆藤山英美 委員 自民党市議団さんのほうに賛同いたします。
◆上野美恵子 委員 私もいろいろいただいた資料を精査して拝見しましたけれども、やはり津田さんがおっしゃったように、県の対応というのは非常に納得できないし、大変不誠実な印象を受けまして納得できておりませんので、議会としてのしかるべき対応も必要かなと思いますので、賛成いたします。
○
原口亮志 委員長 各派御意見をお伺いしたところでございますが、御意見を取りまとめますと、このたびの本市議会からの
申し入れに対する県の回答や対応への異議、及び
北口議員の
不当要求行為等に対するさらなる責任追及、市政への市民の
信頼回復、以上の点について、本市議会として強い決意を表明するための決議案を第3回
定例会開会日の冒頭、提出する。
また、
県知事に対しましても、本市議会からの
申入書に関し、誠実な回答を求める
申し入れを再度行うというものでございます。
以上の件につきまして、各派持ち帰りの上、御協議いただくことで皆様よろしゅうございますか。
〔了 承〕
○
原口亮志 委員長 それでは、そのように決定いたします。
なお、最終の協議結果につきましては、
議運持ち回り協議にて報告させていただきますので御了承願います。
◆高本一臣 委員 我々議会としても、県への
申し入れ、そして今までの北口氏の行動については本当に、先ほどお話があったように、不誠実で納得できないものであります。
振り返ってみると、第1回
定例会の最終日、弁明をされました。そのとき、北口氏は、不当要求は一切行っていないと明言されました。それは、今まで28件の不当要求をきちんと調査をされて、議会でも長期にわたって調査をして、間違いなく不当要求はあっていると結論が出ております。
そんな中において、不当要求はしていないと北口氏はおっしゃっていますけれども、それに対して市は、何らかのやはり私はアクションを起こすべきだと思うし、漁業組合への
返還請求はもちろん当然のことであります。ただ、行っていないということに対して、市としては何らかのやはり、私は行動をとるべきだと思いますけれども、その辺のところを市長にお尋ねしたいと思います。
◎
大西一史 市長 今、高本委員のほうからもお話がございました
北口議員のこの間の不当要求等に対する対応というのは、非常に市民の皆さんにとっても、全く説明がなされていないばかりか、御本人が弁明の中でそうしたことがないと否定をされたということは、極めてゆゆしき問題であると、私は市政を預かるトップとして認識をしているところでございます。
我々もさまざまなことで、これまで今、御報告をさせていただきましたとおり、
北口議員に対して、この説明を求める文書を提出するなど行ってきたところでありますけれども、それに対して一切誠実な回答、あるいは何ら返事も含めてないという状態であるということは、極めて問題が多いと思っております。私たち執行部のほうでも、やはりこれまでの行政のあり方に大きな問題があったということも認めた上で、対応をしてきているところでございます。
そして、なおかつ私たちとしても、私や多野副市長の給与の減額であるとか、そうしたこれまでのさまざまな対応に対しまして、一定の責任を果たしてきたつもりでございます。
一方で、この28件、私たちも慎重に審議をいたしまして、多くのいろいろな疑義がある中で、これは不当要求に当たるということを認定し、議会にも御報告をさせていただき、さらにその上で議会でも
特別委員会まで設置されて、長期間にわたり議論をされてきたということで、震災復旧・復興に当たって、市民の皆さん方の一日も早い生活の再建を果たすために、議会とともに執行部は歩んでいかなければならないという、こういう状態にある中で、現在何ら回答を得られない。あるいは、何ら対応について説明がなされていないということに対しては、私たちも極めて遺憾であると感じているところでございます。
これから議会でも、いろいろな御対応がなされるということが、今、
議会運営委員会でも議論がなされたところでございますので、そうしたことも踏まえ、また私どもとしても、どういった手だてがとり得るのかということを真剣に考えながら、この問題については厳正に対処してまいりたい、このように考えているところでございます。
◆高本一臣 委員 議会としても、非常に重い決断をもって取り組んでいます。常に執行部と議会が関係構築をより良好にするためにも、この問題に関しては、本当に毅然とした態度で、執行部のほうにも行動していただきたいと思います。
◆上野美恵子 委員 先ほど
総務局長から報告がありました返還金の請求の件について、このたび再度請求を送られたということについては、当然のことであると思います。
ただ、きょう配付されておりますように、ずっと経過が書いてありますけれども、昨年11月24日に最初の通知が送られて、内容証明ですので、多分お受け取りになってらっしゃると思うんですよね。そこから考えますと、もう8月で、やがて9カ月が経過をしています。
先ほど市長もおっしゃいましたように、この間なかなか、きちんとこのことについて、回答なり説明なりということがされてこなかったということです。やはり県の裁決は、兼業禁止についてはそういう県の見解であろうと思いますけれども、それはまたそれで別途に問題ですけれども、ただ、市としてこの間取り組んできたこの
返還請求について、本当にやはり全然向こうが向き合われないというのは、私は極めて問題であろうと思うのです。
今、高本委員のお尋ねに対して、これからも市としても、これまでもやってこられたし、これからもいろいろ向き合っていかれるということではありますけれども、市議会議員がこんなふうに、行政に対して不誠実な態度をとっているということについては、市長はこれまでの28の不当要求ということをさっきおっしゃいましたけれども、私はやはりこのことそのものが大変不当ではないかなと思うんです。市長みずからが何回も文書を、御自身のお名前を上げてきちんと請求されているのに、全く向き合われないというのが、私たちは兼業禁止について県とのいろいろなやり取りを今後またしていきますけれども、市としても、これはやはり新たに一連の経過の中で出てきた
北口議員の不当な態度として、きちんとしかるべき場でこれを取り上げてやっていかないと、向こうから言ってこないんですよねということだけでは、本当にやはり行政を、悪いけれどもばかにしたような態度というのは、議員としても本当にふさわしくないと思うし、これは本当に大事な問題だと思うので、このことを不当要求に類するものとして、市としても今後検討するということをお願いします。
◎
大西一史 市長 今、上野委員のほうからもお話がございましたとおり、我々も連絡がとれない、あるいは返事も含めて何ら回答がないということに対しましては、社会的に見て不誠実ということ以前の問題として、これは行政の行為に対して、やはりさまざまな形で遅滞といいますか、対応ができない状況を招いているということではあると認識しておりますので、上野委員御指摘のとおり、こうした、何も反応がなされない、あるいは対応がなされないということに対しても、我々、それが不当要求に当たるかどうかも含めて、内部的にきちんと検討させていただき、またしかるべき対応をさせていただきたいと考えますし、議会に対しましても、そうした経緯、結果についても、また改めて御報告をさせていただきたい、このように考えております。引き続き、誠実な対応をとっていただけるよう、
北口議員には働きかけを行っていきたいと考えております。
◆高本一臣 委員 先ほど
事務局の方から、復職後のいろいろなやり取りを聞かせていただきまして、408万円強の報酬とそれに利息が3万7,200円、これはもう皆さんも御承知のとおり、市民の税金であります。
事務局は本当に真摯に対応されている中、連絡もとれず、そういうような、本当に何回も言いますけれども、不誠実な対応、これはやはり決して市民の代表である議員として、本当にあの行動はいかがなものかと思います。例えば、そういうことで議会あたりで何らかの対応をとるべきだと私は思いますけれども、ほかの会派の皆様方の意見ももしあれば伺いたいと思いますけれども、いかがでしょうか。
◆西岡誠也 委員 今後の手続については先ほど提案があったとおりでありますけれども、ただ今回の流れの中で、やはり誠実さに欠けるということからすれば、議会のトップは議長でございますので、議長あるいは副議長あたりで、本人に
厳重注意をすると、こういうことも必要ではないかと考えていますので、よろしくお願い申し上げます。
○
原口亮志 委員長 ただいま西岡委員のほうから、
厳重注意も辞さないというようなお話でございますけれども、ほかの委員の方の御意見を。
◆上野美恵子 委員 私も、やはり連絡がとれないというのは、
事務局ともそうですし、執行部ともそうですし、やはり連絡があって初めて議員としてのお仕事というのがちゃんとできていくので、議員の資格にもかかわる問題かなと思いますので、やはりきちんと西岡委員がおっしゃったように、彼女に対して何らかのきちんとしたアクションをすべきであると、私も思います。
○
原口亮志 委員長 満永委員から手が挙がっておりますが、まずはこの件、議長から厳重な注意をしていただきたいというようなことで、皆様よろしゅうございますか。
〔了 承〕
◆満永寿博 委員 やはり私は、もちろん
北口議員の問題は、これは3年間議論してきましたよ。これに続いて、何といっても本当に県の審査の内容が非常に軽い。本当にこれはもう誠実さに欠けていると、そう思っております。
だから、先ほど言われたように県の会議も、検討をひとつよろしくお願いしておきます。
○
原口亮志 委員長 わかりました。
ほかになければ。よろしいですね。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
原口亮志 委員長 それでは、そのように決定いたします。
次に、開会当日における議事次第について、
事務局から説明させます。
◎
田上美智子 事務局長 現時点での開会当日の議事次第につきまして御説明いたします。
1.開会
2.会議録署名議員指名(上野美恵子議員、白河部貞志議員)
3.報告
4.会期の件
5.議案上程(市長提案理由説明)
6.議案付託
7.休会の議決
8.散会
以上でございます。
○
原口亮志 委員長 次に、次回の
議会運営委員会の
開催日についての御相談でございます。
9月7日(金曜)午前の質問終了後直ちにということでお願いいたしたいと思いますが、よろしゅうございますか。
〔了 承〕
○
原口亮志 委員長 ありがとうございました。
それでは、そのように決定いたします。
次に、本
委員会で
継続審査中の平成29年請願第2号、平成30年請願第1号、請願第2号、請願第4号ないし請願第6号について、御意見等ございましたらお願いいたします。
◆西岡誠也 委員 協議中でございます。
◆浜田大介 委員 まだ会派で審査中です。
◆藤山英美 委員 協議中です。
◆上野美恵子 委員 今、会派で調査をしております。
○
原口亮志 委員長 御意見をお伺いしたところでございますが、大方の御意見は平成29年請願第2号、平成30年請願第1号、請願第2号、請願第4号ないし請願第6号については、継続して審査を行いたいとのことでございますので、継続して審査を行っていくということで皆様よろしゅうございますか。
〔了 承〕