熊本市議会 > 2014-02-26 >
平成26年第 1回予算決算委員会−02月26日-02号
平成26年第 1回予算決算委員会−02月26日-02号

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  1. 熊本市議会 2014-02-26
    平成26年第 1回予算決算委員会−02月26日-02号


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    平成26年第 1回予算決算委員会−02月26日-02号平成26年第 1回予算決算委員会                予算決算委員会会議録 開催年月日   平成26年2月26日(水) 開催場所    予算決算委員会室 出席委員    48名         坂 田 誠 二 委員長    田 尻 将 博 副委員長         齊 藤   聰 委員     鈴 木   弘 委員         小佐井 賀瑞宜 委員     寺 本 義 勝 委員         高 本 一 臣 委員     西 岡 誠 也 委員         福 永 洋 一 委員     田 上 辰 也 委員         浜 田 大 介 委員     井 本 正 広 委員         大 島 澄 雄 委員     原 口 亮 志 委員         くつき 信 哉 委員     松 野 明 美 委員         田 中 敦 朗 委員     重 村 和 征 委員         上 田 芳 裕 委員     那 須   円 委員         園 川 良 二 委員     藤 永   弘 委員         紫 垣 正 仁 委員     澤 田 昌 作 委員         倉 重   徹 委員     大 石 浩 文 委員
            田 尻 善 裕 委員     白河部 貞 志 委員         上 野 美恵子 委員     藤 岡 照 代 委員         満 永 寿 博 委員     三 島 良 之 委員         津 田 征士郎 委員     藤 山 英 美 委員         田 中 誠 一 委員     東   すみよ 委員         家 入 安 弘 委員     竹 原 孝 昭 委員         牛 嶋   弘 委員     税 所 史 熙 委員         落 水 清 弘 委員     江 藤 正 行 委員         下 川   寛 委員     田 尻 清 輝 委員         古 川 泰 三 委員     北 口 和 皇 委員         益 田 牧 子 委員     田 辺 正 信 委員 議題・協議事項   (1)議案の審査(153件)      議第 21号「平成25年度熊本市一般会計補正予算」      議第 22号「平成25年度熊本市国民健康保険会計補正予算」      議第 23号「平成25年度熊本市母子寡婦福祉資金貸付事業会計補正予算」      議第 24号「平成25年度熊本市介護保険会計補正予算」      議第 25号「平成25年度熊本市後期高齢者医療会計補正予算」      議第 26号「平成25年度熊本市桃尾墓園整備事業会計補正予算」      議第 27号「平成25年度熊本市食肉センター会計補正予算」      議第 28号「平成25年度熊本市農業集落排水事業会計補正予算」      議第 29号「平成25年度熊本市競輪事業会計補正予算」      議第 30号「平成25年度熊本市地下駐車場事業会計補正予算」      議第 31号「平成25年度熊本市熊本駅西土地区画整理事業会計補正予算」      議第 32号「平成25年度熊本市植木中央土地区画整理事業会計補正予算」      議第 33号「平成25年度熊本市奨学金貸付事業会計補正予算」      議第 34号「平成25年度熊本市公債管理会計補正予算」      議第 35号「平成25年度熊本市病院事業会計補正予算」      議第 36号「平成25年度熊本市水道事業会計補正予算」      議第 37号「平成25年度熊本市下水道事業会計補正予算」      議第 38号「平成25年度熊本市工業用水事業会計補正予算」      議第 39号「平成25年度熊本市交通事業会計補正予算」      議第 71号「熊本市競輪事業施設整備基金条例の制定について」      議第 124号「指定管理者の指定について」      議第 125号「同           」      議第 126号「同           」      議第 127号「同           」      議第 128号「同           」      議第 129号「同           」      議第 130号「同           」      議第 131号「同           」      議第 132号「同           」      議第 133号「同           」      議第 134号「同           」      議第 135号「同           」      議第 136号「同           」      議第 137号「同           」      議第 138号「同           」      議第 139号「同           」      議第 140号「同           」      議第 141号「同           」      議第 142号「同           」      議第 143号「同           」      議第 144号「同           」      議第 145号「同           」      議第 146号「同           」      議第 147号「同           」      議第 148号「同           」      議第 149号「同           」      議第 150号「同           」      議第 151号「同           」      議第 152号「同           」      議第 153号「同           」      議第 154号「同           」      議第 155号「同           」      議第 156号「同           」      議第 157号「同           」      議第 158号「同           」      議第 159号「同           」      議第 160号「同           」      議第 161号「同           」      議第 162号「同           」      議第 163号「同           」      議第 164号「同           」      議第 165号「同           」      議第 166号「同           」      議第 167号「同           」      議第 168号「同           」      議第 169号「同           」      議第 170号「同           」      議第 171号「同           」      議第 172号「同           」      議第 173号「同           」      議第 174号「同           」      議第 175号「同           」      議第 176号「同           」      議第 177号「同           」      議第 178号「同           」      議第 179号「同           」      議第 180号「同           」      議第 181号「同           」      議第 182号「同           」      議第 183号「同           」      議第 184号「同           」      議第 185号「同           」      議第 186号「同           」      議第 187号「同           」      議第 188号「同           」      議第 189号「同           」
         議第 190号「同           」      議第 191号「同           」      議第 192号「同           」      議第 193号「同           」      議第 194号「同           」      議第 195号「同           」      議第 196号「同           」      議第 197号「同           」      議第 198号「同           」      議第 199号「同           」      議第 200号「同           」      議第 201号「同           」      議第 202号「同           」      議第 203号「同           」      議第 204号「同           」      議第 205号「同           」      議第 206号「同           」      議第 207号「同           」      議第 208号「同           」      議第 209号「同           」      議第 210号「同           」      議第 211号「同           」      議第 212号「同           」      議第 213号「同           」      議第 214号「同           」      議第 215号「同           」      議第 216号「同           」      議第 217号「同           」      議第 218号「同           」      議第 219号「同           」      議第 220号「同           」      議第 221号「同           」      議第 222号「同           」      議第 223号「同           」      議第 224号「同           」      議第 225号「同           」      議第 226号「同           」      議第 227号「同           」      議第 228号「同           」      議第 229号「同           」      議第 230号「同           」      議第 231号「同           」      議第 232号「同           」      議第 233号「同           」      議第 234号「同           」      議第 235号「同           」      議第 236号「同           」      議第 237号「同           」      議第 238号「同           」      議第 239号「同           」      議第 240号「同           」      議第 241号「同           」      議第 242号「同           」      議第 243号「同           」      議第 244号「同           」      議第 245号「同           」      議第 246号「同           」      議第 247号「同           」      議第 248号「同           」      議第 249号「同           」      議第 250号「同           」      議第 251号「同           」      議第 252号「同           」      議第 253号「同           」      議第 254号「同           」      議第 255号「同           」      議第 256号「同           」                              午前10時00分 開会 ○坂田誠二 委員長  ただいまから予算決算委員会を開会いたします。  これより本日の審査に入ります。  順次、分科会長の報告を求めます。  総務分科会長の報告を求めます。         〔総務分科会長 原口亮志委員 登壇〕 ◆原口亮志 委員  総務分科会において分担いたしました各号議案の詳細審査における意見並びに要望について簡潔に御報告いたします。  議第21号「平成25年度熊本市一般会計補正予算」中、当分科会関係分については、  一、国の経済対策である地域の元気基金積立金事業については、地域経済において早期に効果があらわれるよう、迅速な予算執行を求めたい。  一、決算調整による減額補正が計上されている事業の中には、目的が未達成のものが見受けられるので、安易に減額するのではなく、当該年度内においては、目的達成に向け、鋭意努力をしてもらいたい。  旨、意見要望が述べられました。  このほか委員より、人件費に関連し、職員おのおのの実情にも配慮し、早期退職を強いることのない職場や男性職員が育児休業を取得しやすい職場など、勤労意欲が増し、働き続けたいと感じられる環境整備に取り組んでもらいたい旨、意見要望が述べられました。  次に、議第30号「平成25年度熊本市地下駐車場事業会計補正予算」については、これまでも利用率向上に向けさまざまな施策が講じられているにもかかわらず、減少傾向に歯どめがかかっていないので、実効ある取り組みを求めたい旨、要望が述べられました。  これをもちまして、総務分科会長の報告を終わります。 ○坂田誠二 委員長  総務分科会長の報告は終わりました。  次に、企画教育市民分科会長の報告を求めます。         〔企画教育市民分科会長 東すみよ委員 登壇〕 ◆東すみよ 委員  企画教育市民分科会において分担いたしました各号議案の詳細審査における意見並びに要望について簡潔に御報告いたします。  議第21号「平成25年度熊本市一般会計補正予算」中、当分科会関係分については、入札残による減額補正が多数見受けられることに関し、計画的かつ効果的な予算執行のため、入札に係る予算要求に当たっては、厳格な精査を行ってもらいたい。  旨、意見要望が述べられました。  これをもちまして、企画教育市民分科会長の報告を終わります。 ○坂田誠二 委員長  企画教育市民分科会長の報告は終わりました。  次に、福祉子ども分科会長の報告を求めます。         〔福祉子ども分科会長 藤岡照代委員 登壇〕 ◆藤岡照代 委員  福祉子ども分科会において分担いたしました各号議案の詳細審査における意見並びに要望について簡潔に御報告いたします。  まず、議第21号「平成25年度熊本市一般会計補正予算」中、当分科会関係分については、種々論議があり、  一、臨時福祉給付金支給対象者市民税非課税者となっていることから、確定申告の丁寧な勧奨を行い、対象漏れが生じないよう取り組みを求めたい。  一、働く世代の大腸がん検診については、受診率が伸び悩んでいることから、5歳刻みの無料クーポンの配布頻度を高めるなど、受診機会の拡充に取り組んでもらいたい。  一、児童手当については、給付額が当初の見込みを下回った要因を明らかにし、給付漏れがないか確認を行ってもらいたい。  一、被災者住宅利子補助制度については、利用実績が伸び悩んだ要因を分析し、支援内容が被災者のニーズに即した制度となるよう検討してもらいたい。  旨、意見要望が述べられました。  このほか委員より、補正予算説明資料については、予算推移の把握が可能となるよう当初予算額もあわせて記載してもらいたい。
     旨、意見要望が述べられました。  これをもちまして、福祉子ども分科会長の報告を終わります。 ○坂田誠二 委員長  福祉子ども分科会長の報告は終わりました。  次に、環境水道分科会長の報告を求めます。         〔環境水道分科会長 田中敦朗委員 登壇〕 ◆田中敦朗 委員  環境水道分科会において分担いたしました各号議案の詳細審査における意見並びに要望について簡潔に報告いたします。  議第21号「平成25年度熊本市一般会計補正予算」中、当分科会関係分については、入札制度について論議があり、  一、予定価格の公表の有無など、入札業種によって異なる運用となっているので、全庁的に共通した入札制度について検討してもらいたい。  一、指定ごみ袋製造など、経済的要因による影響を受けやすい業種では、年度内に複数回入札を行う場合、その都度補正予算の計上が必要となるケースも想定されるので、年度一括での入札など、より合理的な入札方法について検討してもらいたい。  旨、意見要望が述べられました。  これをもちまして、環境水道分科会長の報告を終わります。 ○坂田誠二 委員長  環境水道分科会長の報告は終わりました。  次に、経済分科会長の報告を求めます。         〔経済分科会長 重村和征委員 登壇〕 ◆重村和征 委員  経済分科会において分担いたしました各号議案の詳細審査における意見並びに要望について簡潔に御報告いたします。  議第21号「平成25年度熊本市一般会計補正予算」中、当分科会関係分については、種々論議があり、まず、食肉センター廃止関連経費及び食肉センター機能代替施設整備事業について、  一、豚屠畜機能移転に伴う屠畜料については、本年4月からの機能移転が目前となった現在も一部利用業者の納得が得られていない状況にあることから、本市としても何らかの打開が図られるよう努めてもらいたい。  一、本市食肉センターの屠畜料金が著しく低価格なのは、その一部を公費で負担してきたためであり、移転先である株式会社熊本畜産流通センターのと畜料金は、生産者のための施設として適正に設定されている。  一、馬と畜解体等の技術員は機能移転に伴い平成26年度をもって全員退職となるが、27年度以降の就職先について、本市嘱託員しての雇用だけでなく、これまで培われてきた技術が生かされるよう、移転先である株式会社熊本中央食肉センターでの雇用も働きかけてもらいたい。  また、馬と畜機能移転に関連し、複数の委員より、現在、本市でと畜されている馬の7割以上は外国産であり、飼育状況等が明確にされていないので、今後は生産履歴を明確にし、消費者への周知に努め、熊本の特産品としてのブランド確立を目指してもらいたい。  旨、意見要望が述べられました。  そのほか委員より、  一、青年就農給付金事業については、前年度より受給者の増加は見られるものの、依然として多額の減額補正がなされているので、事業の周知徹底を行い、受給者の拡大に努めてもらいたい。  一、商店街買い物弱者対策については、商店街や地域のヒアリング等を行い、高齢者と対象者のニーズに即したものとしてもらいたい。  一、動植物園において、本日ニホンジカが園舎より逃走した旨の報告を受けましたが、動物が逃走した際のマニュアルの整備や訓練等を徹底し、危機管理対策に万全を期してもらいたい。  旨、意見要望が述べられました。  これをもちまして、経済分科会長の報告を終わります。 ○坂田誠二 委員長  経済分科会長の報告は終わりました。  次に、都市整備分科会長の報告を求めます。         〔都市整備分科会長 紫垣正仁委員 登壇〕 ◆紫垣正仁 委員  都市整備分科会において分担いたしました各号議案の詳細審査における意見並びに要望について、簡潔に報告いたします。  議第21号「平成25年度熊本市一般会計補正予算」中、当分科会関係分については、  一、国の東日本大震災復興事業へ重点を置いた予算配分の影響により、本市への国庫補助内示が要望額の8割程度にとどまっているが、今後オリンピック開催に伴うさらなる影響も懸念されることから、議会と執行部が協力し、必要な財源獲得へ向けた陳情等の活動を精力的に行っていくべきと考える。  一、公共工事における入札不調や辞退による事業の停滞を招かぬよう、発注時期や工期のさらなる平準化等の対策を講じてもらいたい。  一、北熊本スマートインターチェンジ整備については、現在提示されている用地取得費と地権者の要求額には大幅な乖離があり、同意を得ることは難しく、現状のままでは目標年次である平成27年度内の完成は厳しいと思われるので、今後事業を推進する上で、地権者の意を組み入れた交渉が行われるよう、市トップの英断を求めたい。  旨、意見並びに要望が述べられました。  これをもちまして、都市整備分科会長の報告を終わります。 ○坂田誠二 委員長  都市整備分科会長の報告は終わりました。  以上で各分科会長の報告は終わりました。  これより締めくくり総括質疑を行います。  通告書の提出状況は一覧表に配付しておきました。  また、委員より申し出がありました資料につきましては、お手元に配付しております。  発言順に従い、順次質疑を行います。  質疑時間は1人15分となっております。  まず、公明党、園川良二委員の質疑を行います。         〔園川良二委員 登壇〕 ◆園川良二 委員  おはようございます。公明党熊本市議団の園川良二でございます。第1回定例会のトップの登壇ということで、多少緊張もありますが、何とぞよろしくお願い申し上げます。  幸山市長、熊本城マラソン、また、フルマラソンの完走、大変お疲れさまでございました。年々、年を追うごとに盛大ににぎわいを見せているかというふうに思っております。また、歴史と伝統が刻まれているんだなというふうに感じております。花火大会のようにならないように願っております。  それでは、通告に従いまして、平成25年度2月補正の中の臨時福祉給付金等事業について質疑をさせていただきます。  今回の補正で組まれている臨時福祉給付金等事業35億円は、民生費補正額の約42億円の中に含まれるものであり、また、臨時福祉給付金の中には、子育て世代臨時特例給付金も含まれているものと思っております。これは増税による消費の冷え込みを抑制し、景気が低迷しないための経済対策の一環であります。この臨時福祉給付金子育て世帯臨時特例給付金は、昨年の12月に閣議決定、本年2月6日に国会で可決された平成25年度補正予算であります。この法案は自公連立与党が進めてきたものです。特に公明党は、弱者対策の一環として、消費税8%の段階で軽減税率を導入するよう強く要望してきましたが、中小企業等の事務負担がふえるなど、制度設計が間に合わず、やむを得ず増税分の一部を補填する簡素給付とすることになりました。  このように、本年4月から消費税が3%引き上がり8%になることで、低所得者や子育て世代への負担が重くなることを軽減するための簡素な給付措置であり、税率引き上げによる需要の過度の変動が景気の下ぶれリスクとならないよう、また、駆け込み需要等、その反動減とならないよう、子育て世帯への影響を緩和するとともに、子育て世代の消費の下支えを図るための措置であります。  しかし、その支給方法は対象者がみずから申請をしなければなません。これまでも申請方式による支給がありましたが、申請をされない方がいます。どのような事情にせよ、一人でも支給漏れがあってはならないと考えます。  そこでお尋ねいたします。  子育て世代臨時特例給付金は、本年1月1日現在、住民登録があり、児童手当支給額が決定している児童が対象で、1人につきまして1万円が支給されるものでありますが、その対象人数をお示しください。  また、もう一方の臨時福祉給付金は、住民税非課税者が対象となりますが、課税か非課税かは、現在行われている確定申告で所得が確定した後に対象者確定となることから、現時点で対象人数はわかりにくいかもしれませんが、これまでの実績等も踏まえ、何人ぐらい想定されているのかお示しください。  この臨時福祉給付金は、子育て世代臨時特例給付金と同様に1人につき1万円が支給されます。また、老齢基礎年金、障害基礎年金、遺族基礎年金等、また、児童扶養手当、特別障害者手当等の受給者には、さらに5,000円が加算されます。しかし、前に述べたように、双方の臨時給付金の支給方法は申請方式になっています。  そこでお尋ねいたします。  支給対象者への周知方法はどのようにされますか。また、支給までの工程、スケジュールと支給時期をお示しください。         〔宮本邦彦健康福祉子ども局長 登壇〕 ◎宮本邦彦 健康福祉子ども局長  臨時福祉給付金等給付金事業についてお答えを申し上げます。  まず、対象の人数でございますが、市民税非課税者に支給いたします臨時福祉給付金の対象者は約17万人と想定しております。  次に、児童手当を受給している方のうち、臨時福祉給付金の支給対象とならない方に支給いたします子育て世代臨時特例給付金の対象者は約10万人と想定しております。  最後に、周知方法と支給までのスケジュールでございますが、スケジュールといたしましては、6月から7月にかけて支給対象者へ申請書をお送りし、7月から12月まで申請受け付けを行いまして、平成27年1月までには支給を完了する予定でございます。支給に当たりましては、審査にお時間をいただくことになりますが、できるだけ早く支給できるように努めてまいります。  市民の皆様への制度概要の周知についてでございますが、3月に市のホームページに掲載いたしますほか、5月には市政だよりや市政広報ラジオ番組「おはよう熊本市」により、広報を行うことといたしております。  また、支給対象者への個別の周知につきましては、今月中に平成25年度市民税未申告の世帯約6,500世帯に、自民税申告の勧奨通知とあわせ、臨時福祉給付金に関するお知らせをお送りいたします。  6月には、子育て世帯臨時特例給付金、7月には臨時福祉給付金支給対象者全ての方に申請書をお送りすることとしております。  なお、一定期間たっても申請のない方に対しましては、10月から再度申請書をお送りする予定としております。  いずれにいたしましても、今回の給付制度の周知につきましては、市民の皆様への十分な情報提供を行いますとともに、支給対象者に対しましてはきめ細やかな対応を行うことで、全ての対象者の方に申請いただけるよう心がけてまいります。         〔園川良二委員 登壇〕 ◆園川良二 委員  少しちょっと時間が足りないようで、ちょっと早口で申し上げますのでよろしくお願いいたします。  御答弁まことにありがとうございました。  ただいまの御答弁では、臨時福祉給付金支給対象者数は約17万人で、子育て世代臨時特例給付金の対象児童数は約10万人とのこと、合わせて27万人の方が支給対象となるとのことであります。  また、対象者への周知方法としては、3月から市のホームページに掲載し、5月から発行の市政だよりに掲載するとのこと、さらには、ラジオ番組よる広報を行うとのことであります。  そこでお尋ねいたします。  一般的な周知方法だけでなく、行政機関や児童福祉関係施設等におけるポスターやリーフレットの設置や、専用ダイヤル、コールセンターの設置ができないかと考えますがいかがでしょうか。  また、支給までのスケジュールは、現在行われている確定申告が5月に確定し、その後、市民税非課税の方へ6月から申請書を送付され、7月から12月までの申請受け付けが行われ、1月までには支給完了の予定とのこと、また、平成25年度市民税未申告世帯へは、2月中に市民税申告の勧奨通知とともに、臨時福祉給付金に関するお知らせを送付するとのことでありますが、昨年度まで市民税申告をしていない方々で、今回はなぜ申告が必要なのかなど、わかりやすい勧奨通知でなければならないと考えます。また、申告期限も迫っていて、時間が余りありません。  そこでお尋ねいたします。  その臨時給付金は市民税非課税者が対象ですが、従来確定申告がなされていない方も、今回は確定申告をして非課税が確定しなければ支給対象にならないのか、また、そうであるならば、確定申告に漏れた方への対応はどのようにされるのかお尋ねいたします。  また、申告者に対する勧奨も6月に送付し、なお、一定期間経過しても申請のない方には10月から再度申請書を送付するということであります。平成22年度児童手当法が改正され、子ども手当法が施行され、全ての児童に1万3,000円が支給された折も、市のホームページや市政だよりで掲載し、報道関係も活用して、なお、支給期間内に2度の勧奨がなされましたが、期限終了時で約2億7,000万円が未支給でありました。幸い、半年間の提出期限の延長になり、再度勧奨されましたが、最終的にはやはり児童約700名分の約1,000万円が未支給となっています。ただ、全員に支給しようと努力されたことに対しては敬意を表します。  このように、知らなかったとか手続が大変だといったことのないよう、誰でもわかりやすい勧奨通知でなければならないし、一人でも支給漏れがあってはならないと考えます。前に述べたように、この臨時福祉給付金経済対策の一環であり、弱者対策の一環でもあります。  ある販売業者等の売り込み宣伝で、消費税が上がる前にお買い求めくださいといった宣伝を耳にします。駆け込み需要による増税後の需要の変動、反動減となってはならないし、消費が落ち込めば景気も悪くなりデフレ脱却はできません。その増税後の消費の冷え込みを抑制するための臨時福祉給付金であります。  そこで、さきにお尋ねした2点に加え、あと何点かお尋ねいたします。  今回の臨時福祉給付金が一番影響を持つ生活保護世帯に対しては支給対象になっていないが、どのように対応されるのかお示しください。また、家庭的な事情、いわゆる配偶者からの暴力によるDV等の理由でやむを得ず避難、保護をされている方への支給方法はどのようにされるのか。同じく、児童虐待や育児放棄、あるいは育児ができない等、家庭的な事情でやむを得ず施設等で保護を受けている児童や、また、里親等に委託されている場合の児童に対する支給方法をお示しください。  以上、お尋ねいたします。         〔宮本邦彦健康福祉子ども局長 登壇〕 ◎宮本邦彦 健康福祉子ども局長  引き続き、臨時福祉給付金についてのお尋ねでございますが、質問の順番とお答えが若干前後いたしますが、順次お答えを申し上げます。  まず、確定申告をしていない方、生活保護世帯の方々への対応についてお答えを申し上げます。  臨時福祉給付金等に係る支給事務につきまして、国から詳細な運用指針が示されているところでございます。未申告の方につきましては、後に審査をいたしますが、臨時福祉給付金の申請時に非課税である旨を申告していただくことによって手続ができることとなっており、この点につきましては十分に周知をしてまいる所存でございます。  次に、生活保護制度の被保護者の方々につきましては、保護基準の改定により消費税率の引き上げによる負担増への対応を行いますことから、給付の対象外となっております。その旨につきましては、各区役所の保護課で説明を行いますとともに、3月中に保護基準改定の説明に加えまして、臨時福祉給付金の対象外であることの説明を生活保護世帯に対し文書で送付する予定でございます。  次に、特別の事情がある方への支給方法についてお答えを申し上げます。  配偶者からの暴力により避難されている方につきましては、一定の要件はございますが、その旨を申し出ていただいた場合には、現居住地である熊本市から臨時福祉給付金を支給することといたしております。また、虐待などの理由で施設に入所している児童等につきましては、その保護者からの代理申請があった場合でも、当該保護者には支給せず、当該児童等に支給することとなっております。このように特別な理由がある方々への支給につきましては、関係課や各施設等と連携しながら、より慎重に対応してまいります。  最後に、申請漏れを防止するための周知方法につきまして、お答えを申し上げます。  ポスターや専用コールセンター等の設置についてでございますが、ポスター等につきましては、国から提示があり次第、これをもとに作成を行い、市の窓口を初め、委員から御提案がありました児童福祉施設等へも配布を行うことといたしております。  次に、専用コールセンターの設置についてでございますが、制度概要などの一般的な問い合わせにつきましては、既にひごまるコールで対応を行っているところでございまして、個人情報に係る問い合わせ等に答える専用コールセンターにつきましては、申請書をお送りいたしますまでに設置を行う予定でございます。  いずれにいたしましても、全ての支給対象者から申請がいただけますよう、十分な周知に努めてまいります。         〔園川良二委員 登壇〕 ◆園川良二 委員  ありがとうございました。  ただいまの御答弁では、専用ダイヤルとしてひごまるコールで対応、また、コールセンターについては設置するとのこと、また、周知ポスターも作成するとのことであります。よろしくお願いいたします。  また、市民税未申告者の方は、申請時に非課税である旨を申告すれば支給可能とのこと、丁寧な周知をお願いいたします。  また、生活保護世帯には、保護基準の改定による対応を行うとのこと、このことにつきましても、特に丁寧な周知をお願いいたします。
     また、配偶者からの暴力、DV等で、やむを得ず避難、保護されている方は、現居住地で支給とのこと、同様に、児童虐待や育児放棄等でやむを得ず施設に入所している児童には、当該児童等に支給するとのことであります。  いずれにしても、低所得者や児童、また、保護を必要とされる、いわゆる社会的に弱者と言われるような方々です。丁寧な周知とわかりやすい通知、手続をしていただきたいと思います。幾つかの課と多くの担当が連携して、多岐にわたる事務手続になり大変御苦労も多いかと思いますが、1人も漏れなく支給ができますよう、何とぞよろしくお願い申し上げまして、質疑を終わらせていただきます。 ○坂田誠二 委員長  公明党、園川良二委員の質疑は終わりました。  次に、共産党、上野美恵子委員の質疑を行います。         〔上野美恵子委員 登壇〕 ◆上野美恵子 委員  日本共産党熊本市議団の上野美恵子でございます。  補正予算にあります花畑地区の広場整備事業に関してお尋ねをいたします。  今度の補正予算には、2013年度、2014年度、2カ年の債務負担行為で計上されていた産業文化会館解体費のうち、2014年度執行予定の分の2億100万円を前倒しをする補正が提案されています。これは今年度内の国補正により、社会資本整備総合交付金の増額が内示され、桜町・花畑地区暮らし・にぎわい再生事業の花畑広場シンボルプロムナードの整備費部分の補助のうち、2014年度執行予定分の前倒しが認められたためです。前倒し部分の補助内定は2月6日に通知されていますが、昨年1月に国へ提出されたもともとの補助金申請書では、シンボルプロムナード広場の部分に桜町・花畑地区暮らし・にぎわい再生事業のコア事業、にぎわい空間施設整備費として、事業期間平成25年度から平成30年度、総事業費31億5,100万円、補助金交付対象事業費が16億4,500万円とされています。  1、これまで議会では広場の整備について、全天候型のフル装備に対し約40億円と説明されてきましたが、総事業費31億5,100万円の広場整備はどのような内容を想定されているのでしょうか。  2、補助金交付対象事業の内訳、それぞれの対象額、積算根拠について御説明ください。  3、補助金申請書では、桜町・花畑地区暮らし・にぎわい再生事業の対象区域に辛島公園が含まれていますが、その検討がいつされたのか、また、加えられた理由も御説明ください。  4、あわせて、桜町・花畑地区暮らし・にぎわい再生事業の区域の具体的な整備方針を定めた桜町・花畑周辺地区まちづくりマネジメント基本計画の検討状況と現在の整備内容の到達点について御説明ください。  5、今年度当初予算に計上されていた産業文化会館隣地の買収補償予算15億円は、執行されないままに年度末を迎えています。どのようになるのでしょうか。昨年6月の桜町・花畑地区再開発事業の附帯決議に関する取りまとめでは、取得価格については、一般的社会通念に配慮し、価格交渉を徹底的に行うことを議会として要望してきましたが、地権者との買収交渉はどのようになっていますか。また、同じく附帯決議の特別委員会で、一体整備に努力することを求めた民間駐車場部分については、今、どのように交渉されているのでしょうか。  ちょっと多くなりましたが、以上、都市建設局長にお尋ねいたします。         〔永山國博都市建設局長 登壇〕 ◎永山國博 都市建設局長  花畑地区広場整備事業につきまして、幾つかのお尋ねでございますけれども、少々数が多うございますので時間がかかりますが、順次お答えさせていただきたいと思います。よろしくお願い申し上げます。  まず、1点目の広場整備の総事業費31億5,100万円の内訳についてでございますけれども、花畑地区の広場整備に要する費用として約20億8,100万円、シンボルプロムナードの計画から整備に要する費用として約10億7,000万円といたしたものでございます。国に対して、平成25年1月に社会資本整備総合交付金を要望した際のものであります。  具体的には、花畑地区の広場は、民間2棟の取得経費と旧産業文化会館の解体に伴う経費及び広場整備に要します経費を算定したものでございます。シンボルプロムナードにつきましては、平成23年度に策定いたしました桜町・花畑周辺地区まちづくりマネジメント基本構想で提案しております案を整備するとした場合に要する経費として計上したものでございます。  なお、委員御質問にございました約40億円につきましては、桜町・花畑地区再開発事業の附帯決議に関する特別委員会におきまして、富山のグランドプラザと同様の屋根を仮に設置した場合も含め、さまざまな施設整備をフルセットで実施した場合を想定いたしまして、ステージや防災関係の施設、電気や水道などのインフラの整備費用なども加えました額としてお答えをしたものでございます。  次に、2点目の補助金交付対象事業の16億4,500万円の内訳とそれぞれの対象額、算定根拠についてでございますけれども、旧産業文化会館の解体に伴う経費4億7,000万円、整備に要する費用1億500万円、シンボルプロムナードの整備に要する費用10億7,000万円の16億4,500万円が暮らし・にぎわい再生事業の対象額とその内訳でございます。  なお、15億600万円の民間2棟の取得経費につきましては、平成25年1月の要望時点では公共用地先行取得事業債として、特別会計で予算化をしておりましたが、平成25年5月の国の緊急経済対策により都市再生整備計画事業を活用することが可能となりましたことから、平成25年度に一般会計への予算の組みかえをさせていただいたものでございます。  積算根拠についてでございますが、旧産業文化会館の解体に要します経費は、見積もりで、整備に要します経費につきましては、上質な空間整備という観点から、イベント対応のインフラや照明、倉庫などのしつらえを行った場合の整備費用でございます。また、シンボルプロムナードにつきましては、基本構想のイメージパースにございます水盤や植栽などを配置した場合の整備費用でございます。  次に、3点目の辛島公園が補助金申請の対象区域に含まれた理由についてお答えいたします。  先ほど申し上げました桜町・花畑周辺地区まちづくりマネジメント基本構想では、シンボルプロムナードとそれに面する空間及び行幸橋から肥後銀行本店に至る区域を対象エリアとして検討が行われました。辛島公園につきましても再整備の考え方が示されたものでございます。現状の辛島公園は、公園内に段差が多く石張りのため、スケートボードでの利用など若干危険な面があること、盛夏には木陰も少なく、照り返しで気温以上に高温を体感させるなどの問題点が上げられており、今後回遊の起点として利用しやすい空間の形成を図るものとして整備が必要とされたところでございます。  また、その後の熊本城と庭続き、まちの大広間という構想を具現化するために策定を進めております桜町・花畑周辺地区まちづくりマネジメント基本計画におきましては、辛島公園を整備対象区域としております。  なお、補助申請につきましては、平成25年1月の要望時点で、桜町地区のMICE施設や広間などを反映した申請を行った際に、対象区域を加えたものでございます。  次に、4点目の桜町・花畑周辺地区まちづくりマネジメント基本計画についてお答えいたします。  基本構想の作成以降に、検討委員会を4回ほど開催いたしました。まちづくりマネジメントの方針やデザイン、利活用、管理運営のガイドラインを基本計画素案として取りまとめた段階であります。この基本計画の中では、動線や空間構成を考慮し、空間別にオープンスペースの整備方針を整理いたしておりまして、シンボルプロムナードは熊本城への眺望を確保しながら、日常的にもにぎわいが生まれる自由度の高い空間を、花畑地区の広場はまとまった日陰をつくりながら広がりを生かしたアクティビティの中心となる空間を、花畑公園はまとまった緑と歴史を感じることのできる憩いの空間を、辛島公園は電車通り側への顔をつくる落ちついた緑が感じられる空間を形成することしているところでございます。  また、設備塔の整備方針といたしましては、市民や観光客の利便性や快適性を向上させるため、必要な設備を適宜配置しまして、景観との調和やデザインの統一性を図ることしているところでございます。  今後は、この整備指針に基づいて、各空間の利用に応じまして必要な施設整備計画を策定してまいることになると考えております。  次に、5点目の民間2棟の交渉経緯と予算執行の状況や平面駐車場の交渉状況についてお答えいたします。  まず、予算の執行状況についてでございますが、民間2棟の建物補償額算定のための調査と、土地の取得額算定のための鑑定評価につきましては、サンビルを10月、フラワービルを11月に発注したところでございます。サンビルにつきましては建物調査と鑑定評価が完了しておりますが、フラワービルにつきましては3月中旬ごろに調査が完了する見込みでございまして、その後に正式な価格を提示し、交渉を行った後に契約の予定でございます。  このようなことから、契約後の解体や更地化などの今後の工程を考えますと年度内の取得は厳しいものと判断しておりまして、予算につきましては、翌年度に繰り越しを今議会にお願いしているところでございます。  いずれにいたしましても早期に取得できるように努めてまいりたいと考えております。  次に、民間2棟と平面駐車場のこれまでの交渉経緯についてでございますが、予算執行が可能となりました特別委員会後に、市長を含め複数回の協議を行っております。平面駐車場を含め、今後も引き続き機会を捉えながら交渉をしてまいります。         〔上野美恵子委員 登壇〕 ◆上野美恵子 委員  答弁にありましたように花畑広場やシンボルプロムナード部分の整備費31億円については、広場整備が産文解体、用地買収費含め20億8,100万円、シンボルプロムナード部分の整備が10億7,000万円ということであります。うち16億4,500万円が暮らし・にぎわい再生事業の補助対象で、残り15億600万円が都市再生整備計画事業の補助対象です。種々の補助金を活用して市の負担を軽減し、事業を進めていくということはわかりますが、疑問の点があります。  その一つは、計画に熟度がなく、余りにも行き当たりばったりということです。  平成25年度予算にかかわる国補助の申請書では、花畑広場シンボルプロムナード部分の整備費に対する国補助予定額は、暮らし・にぎわい再生事業補助が5億4,830万円、都市再生整備計画事業補助が8億5,400万円、両方の補助を合わせると14億230万円となっています。この補助金を獲得するために、申請書は想定事業の内容、区域、予算額などが含まれ国へ提出されています。  しかし、シンボルプロムナード整備費10億円として申請書に書かれているシンボルプロムナードに水の要素を取り入れた空間をつくる発想の水盤という構想は、2月の桜町・花畑まちづくりマネジメント検討委員会で見直され、既に構想から消えています。広場整備部分についても、市議会では富山のグランドプラザと同様の屋根を設置した40億円のフルセットもあると答弁されていましたが、補助金申請書では1億500万円の事業費を想定し、フルセットの構想とはなっていません。14億円もの国費を投入し、残りも市民の税金です。何十億円もの税金をつぎ込む事業でありながら、補助金申請書の内容と議会や各種審議会での検討状況が食い違っています。  このようにいい加減でいいのでしょうか。果たして花畑町再開発は、見通しのない事業を無理やり進めていいのかという私どもの指摘に耳をかさないまま突っ走って、6,200万円もかかった設計をどぶに捨て、マネジメントも含め1億1,000万円以上の税金を無駄にしてしまいました。このような無駄や失敗を繰り返してはなりません。方向性もまともに定まらないまま、行き当たりばったりの状態で進めていくようなやり方でいいのか疑問に思います。  もう一つは、説明責任の問題です。  私は質問の準備の中で、暮らし・にぎわい再生事業補助金申請書を資料としていただき、拝見し、シンボルプロムナードの水をイメージした空間の整備、水盤構想などに10億円の事業費を想定していたことを知りました。桜町・花畑周辺地区まちづくりマネジメント基本計画を検討している委員会の皆さんも夢のような話をして、そこに10億円もの費用がかかるということはご存じだったのでしょうか。  桜町・花畑地区暮らし・にぎわい再生事業の対象区域に入っている辛島公園についても、答弁されたようにいろいろ問題があって、再整備が必要と判断されているようです。確かに、石を張った今の公園には種々問題があることは否定しませんが、お金をかけ立派な石を敷き詰めて整備した公園を、また新たにお金をかけてやり直すことには、市民からもったいないという声も上がるのではないでしょうか。  一般の市民は補助金申請書は見ません。市民の知らないところで財政的な検証もないまま、夢のような話ばかりが飛び交い、大事な問題が決まっていく。何もかも決まった後で、税金による負担は市民が負っていく。こんなやり方でいいのしょうか。  そこで市長にお尋ねいたします。  いろいろと意見を述べましたけれども、中心市街地の花畑町やシンボルプロムナードは、重要な交通の拠点であり、熊本市の顔です。中心市街地をどのように整備していくのか、市民の知恵を絞って考えていくべきです。そのためにも議会や市民に対し、徹底した情報公開を行い、広場やシンボルプロムナード整備の必要性、かかる費用などをきちんと示し、政策の決定段階における説明責任を果たすとともに、市民の意見をよく聞き、住民参加でのまちづくりを進めていくべきではないでしょうか。         〔幸山政史市長 登壇〕 ◎幸山政史 市長  それではお答えさせていただきます。  シンボルプロムナードあるいは花畑広場等々についてのお尋ねであったわけでありますけれども、お尋ねは徹底した情報公開でありますとか、市民も交えた中でと、方向性を決めていくべきではないかというようなお話でございました。  このシンボルプロムナード構想につきましては、先ほど局長が答弁したとおりでございまして、まずは構想策定をさせて、構想が策定され、そして、現在、基本計画が策定されているというような状況でございます。もちろんこの委員会というものは、公開で行わせていただいているものでもございますし、そのような中で活発な議論がそれぞれの代表からなされているという状況でございます。  しかしながら、お話にもございましたように、このエリアというものは、本市における中心市街地の中でも大変重要な位置、二核三モールの一つの核であるということは間違いございませんし、それから、交通の要衝であるということも間違いございませんし、そして、そのような中で一体的な整備を進めていきたいということ、これは広く市民の皆様方の御理解も得ながら進めていく必要があろうかというふうに思っております。  ですから、今後につきましては、できる限りシンポジウムの開催でございますとか、パブリックコメントでございますとか、オープンハウスでございますとか、さまざまな手法を用いながら、市民の皆様方に対しましても丁寧な説明を行い、情報の提供も行い、そのような中でこの事業を進めてまいりたいと考えております。         〔上野美恵子委員 登壇〕 ◆上野美恵子 委員  情報提供をきちんとしていきたいというふうなお答えではありましたけれども、確かにこの計画は折々に委員会等々が開かれて、内容も変わったりはしてきていますけれども、私は、とにかく水辺空間に10億円ものお金が予定されていたということについては、補助金申請書類を今回拝見して、そんなお金をそこに使う予定だったのかというのは、ちょっと初めて知りまして大変驚きました。そういう意味では、まだまだ情報の提供は不足していると思いますので、よろしくお願いいたします。  それから、続けてお尋ねいたしますけれども、一番最初の答弁にありましたように、産文の隣の土地の用地交渉は昨年6月まで開かれていた桜町・花畑地区再開発事業の附帯決議に関する特別委員会の終了後に始められています。ですから、当然、市議会特別委員会の取りまとめを踏まえた用地交渉をすべきであるというふうに考えますがいかがでしょうか。  市長にお尋ねいたします。         〔幸山政史市長 登壇〕 ◎幸山政史 市長  用地交渉についてのお尋ねでございますけれども、特別委員会の附帯決議等は、もちろん重く受けとめさせていただいているということでございます。そのようなことを意識しながら、用地交渉には努めてまいりたいと考えております。         〔上野美恵子委員 登壇〕 ◆上野美恵子 委員  ただいま市議会特別委員会の取りまとめを踏まえた用地交渉をしていくべきだという答弁をされましたけれども、あの時の特別委員会のまとめでは、一体的整備に努力をすることを求められていたと思います。そう考えるならば、先ほどの答弁では、交渉はしているけれども、まだそこの土地についてはきちんと確保の見通しがないような状態だったと思うんですけれども、その点についてはどのようにお考えでしょうか。         〔幸山政史市長 登壇〕 ◎幸山政史 市長  お答えをさせていただきますけれども、2棟のビルと、それから平面駐車場を一体的にというようなこと、私どもとしましてもそのような思いで、今、交渉を続けさせていただいているという状況でございます。現時点では合意はいただいておりませんけれども、引き続き取り組ませていただきたいと考えております。         〔上野美恵子委員 登壇〕 ◆上野美恵子 委員  今、市長の方から、まだ、合意は得られていないけれども、一体的に整備をすることに向けて進めていきたいというふうな答弁がありましたけれども、さっきの局長の答弁を聞いておりましたらば、その点については、既に今後は早期に取得できるように努めてまいりたいというふうな御答弁があったんですよね。でも、市長がおっしゃるきちんと附帯決議を踏まえていくというのであれば、やはり一体的な取得の見通しが立たないままに、さっき、永山局長が答弁されたような、早期にフラワービル、サンビルの契約をするというふうな予定を答弁されましたが、そことの矛盾が生じるのではないかと思いますけれども、ちょっと御説明ください。         〔幸山政史市長 登壇〕 ◎幸山政史 市長  それでは、再度の質問にお答えをさせていただきたいというふうに思いますが、一体的な整備を目指したいというふうには思っております。そこに向けて鋭意交渉を続けてまいりたいというふうに考えております。先ほど答弁したとおりであります。         〔上野美恵子委員 登壇〕 ◆上野美恵子 委員  今、市長は再度一体的に整備というふうに御答弁されましたけれども、そうすると、先に建物を解体したり、もう先に契約をするというふうに言われましたけれども、この答弁と矛盾するのではないでしょうか。         〔幸山政史市長 登壇〕 ◎幸山政史 市長  一体的を目指したいと思いますけれども、段階的なものにも場合によってはなり得るというふうに思っております。         〔上野美恵子委員 登壇〕 ◆上野美恵子 委員  一体的には整備ということでお考えのようですので、その点については、答弁に基づいて今後も進めていかれるようにお願いいたします。  最初の質問で私の方から指摘しましたように、附帯決議の特別委員会では、もう一つ、取得価格についても一般的、社会的通念に配慮し、価格交渉を徹底的に行うことも議会として要望しました。最初の答弁には、この点について触れておられませんでしたが、築30年以上のビルに対して11億4,500万円もの建物補償を行うことが、市民に理解が得られるのかという議会の指摘であると思います。附帯決議の特別委員会に出されていた資料では、民間2棟の工事価格単価は財団法人建設物価調査会発行の建物の鑑定評価必携による類似建物の工事単価、1平方メートル当たり23万4,000円と計算されていました。そうすると、2棟の建設費は9億8,280万円となります。これに設計、登記、手数料、その他の費用を加えて、建物移転補償金が11億4,500万円と説明されています。これが高いと言われたからこそ、議会としても一般的、社会的通念に配慮し、価格交渉を徹底的に求めているわけです。先ほどの工事単価で計算すると、31年で減価償却すると、現存の価値は6億4,000万円になります。11億4,500万円という移転補償費は、移転補償の基準にのっとって算出されたものとはいえ、現存価値の2倍近い金額であり、市民にとって高いと感じられるのもうなずける気がします。  12月に提出された産文解体費と広場用地取得の差しとめを求める住民監査請求は、2月に監査結果が出され、請求自体は棄却されておりますけれども、監査結果の付記では、産業文化会館の解体及び今後の中心市街地の再開発に関する市民の関心は非常に高いことが思料される。市長はこのような市民の関心を深く受けとめ、今後の契約締結、その他関連する事務の執行に当たっては、透明性を確保し、適正に処理され、より低廉かつ妥当性のある価格交渉に努める必要があると指摘されています。  このように、議会、監査委員のいずれも妥当性のある価格交渉を求めています。市長におかれても、このような指摘を十分に踏まえた対応をなさるべきではないでしょうか。お考えをお聞かせください。         〔幸山政史市長 登壇〕 ◎幸山政史 市長  御指摘も踏まえ、対応してまいりたいと考えております。         〔上野美恵子委員 登壇〕 ◆上野美恵子 委員  この問題は、また用地取得に至っていくまで折々にお尋ねしていきたいと思いますけれども、今の答弁どおりに計らっていただくようにお願いしたと思います。  花畑広場もシンボルプロムナードも多額の税金が使われる大事業です。市民の理解や納得は不可欠です。徹底した情報公開と説明、意見聴取を行い、住民合意のもとに中心市街地の再開発を進めていくべきであることを重ねて指摘しておきます。  また、広場整備の用地買収にはまだまだ問題が多く残されています。土地代や補償費の価格に限らず、本当に買収が必要なのか、広場整備の必要があるのか、市民の声に耳を傾け、検証すべきではないでしょうか。そのこと抜きで、用地買収先にありきで事を進めていけば、無責任に再開発計画を打ち上げ破綻させた民間事業者の土地まで買ってやったとのそしりは免れないのではないでしょうか。  その点をあわせて指摘して、質疑を終わります。 ○坂田誠二 委員長  共産党、上野美恵子委員の質疑は終わりました。  次に、市政クラブ、落水清弘委員の質疑を行います。         〔落水清弘委員 登壇〕 ◆落水清弘 委員  落水清弘でございます。よろしくお願いいたします。  本日は通告の補正予算項目に関しまして、危機管理並びに年度末最終補正予算の説明資料のあり方について質疑をしてまいりたいと思いますので、市長初め執行部には重ね重ねよろしくお願い申し上げます。  まず初めに、お手元に配付してあります説明資料の防災対策費のうちの1番、5番、7番について御説明をいただきたいと思います。1番については、特に地域ハザードマップについては詳しく、また、5番については、備蓄倉庫に関しまして詳しく御説明をお願いしたいと思います。  なお、答弁者は総務局長で、資料Bを活用の上でよろしくお願いいたします。         〔飯銅芳明総務局長 登壇〕 ◎飯銅芳明 総務局長  危機管理予算のうち、減額の多い3つの経費についての理由でございますけれども、まず、防災に関する啓発経費でございますけれども、Bの1の資料でございますけれども、大きなものといたしましては自主防災クラブの新規結成資機材の大量購入でございますけれども、これは資機材の大量購入によりまして単価が安価になったということ、入札残でございます。  それから、地域版ハザードマップ関係経費でございますけれども、これは昨年6月から職員が地域に説明に入りまして、町内ごとに地域版ハザードマップづくりに取り組んできたところでございます。現在も取り組んでいるところでございますけれども、ただ、その理由としまして、地元との日程調整等に非常に時間がかかったこと、あるいは開催がどうしても土曜日曜に集中いたしまして、物理的に開催件数が限られたことといったことによりまして、策定まで至らない、また印刷までできなかったといったことで生じたものでございます。  それから、Bの1の資料の次のページ、2の2でございますけれども、水防活動経費、大きなものといたしまして、分散備蓄倉庫の設置経費でございます。これは本市の備蓄計画に基づきまして、平成24年度は西、北区役所内の小学校ほかに54カ所に、また、25年度は中央、東、南区役所内の小学校等91カ所に倉庫を設置したものでございますけれども、25年度中に91カ所の備蓄倉庫を設置するために、複数業者から参考見積もりを聴取し、その見積額を踏まえまして予算計上したものでございます。  また、入札方法につきましても24年度はそれぞれの区ごとに発注しておりましたけれども、25年度は3つの区役所を一括発注した、つまり31カ所一括発注したというようなことの入札制度方法を変更したことによりまして、1カ所当たりの価格もさらに安価になったものでございます。  また、その下の方の7番の災害関連警報システム整備についてでございますけれども、一昨年の九州北部豪雨災害後に白川合志川流域に10カ所のサイレンを設置したものでございますけれども、翌年の出水期までに設置するといった時間的な制約もございまして、概算での予算要求を行ったものでございます。その後、実施設計において、操作盤の簡素化や停電対策手法等の見直し等を行い入札した結果、大幅に予算額と執行額の差異が生じたというものでございます。  今後、予算要求に当たりました見積もり仕様書等をより精査し、計上するよう心がけてまいりたいと思っております。         〔落水清弘委員 登壇〕 ◆落水清弘 委員  まず、1番のハザードマップの話ですけれども、実はハザードマップ、これは自治会長さん宛てに区役所の方から連絡して、ハザードマップ作成に地域を一緒にめぐるという作業、実は、このことは私自身が自治会長をしておりますのでよく存じております。2回ほど区役所から連絡がありまして、日程調整をしましたけれども、結局年度内にできませんでした。ですから、このことは了といたします。もともとやはり200カ所するということは、自治会長1人が回ってもしようがないわけで、やっぱり四、五人の役員が随行しなければなりませんので、やっぱりどう考えても土日は年間に100日程度しかございませんから、どう考えましても50カ所ぐらいしかできないだろうということで、ここに関しましては十分理解します。しかし、5番の備蓄倉庫の件、局長は、備蓄倉庫、まずこれはごらんになったことがありますでしょうか。それと、備蓄倉庫、これは当初1台当たり幾らぐらいで落札されたものでしょうか。御説明お願いします。         〔飯銅芳明総務局長 登壇〕
    ◎飯銅芳明 総務局長  備蓄倉庫の単価についてでございますけれども、一応25年度91カ所分の倉庫の単価でございますけれども、備蓄倉庫は3種類ほどの大きさがございますものですから、単純に一つ一つというのはあれですけれども、平均で申しますと、予算でいえば1台当たり47万円でございましたけれども、入札では平均で約21万円の単価で入札されたというところでございます。 ◆落水清弘 委員  見にいかれましたか。 ◎飯銅芳明 総務局長  はい、私も1カ所だけちょっと見させていただいたところでございます。         〔落水清弘委員 登壇〕 ◆落水清弘 委員  一番小さい備蓄倉庫が1.8×1.8、1坪のものだったと思います。そして、また、1坪のもので建物の中に設置してある場所が二十数か所あると伺いました。その備蓄倉庫、物置のようなものですね。ホームセンターに行きますと、大体10万円程度で売ってあるものです。そのものがなぜこのような高額の金額で予算づけされたのかがわかりません。また、そののちに落札された金額がこれだったこともわかりません。  ここで理詰めする必要はないわけですけれども、何かもう少し工夫があればうまくいったのかなというところをあえて指摘しておきますので、今後のことに参考にしていただきたい。  それと、7番のサイレンの件ですね。この件に関しましては、出水時期6月までに間に合わせるまでにバタバタしたので、少し多目に予算づけをしたという単純なことだとは思いますけれども、あたかも理由がそれで納得するような気がいたしますけれども、冷静に考えてみてください、局長。1カ月早く取り組んでいれば、余分につける必要はなかったですよね。違いますか。そこのところを御理解いただき、今後の予算編成につきましては、くれぐれもよろしくお願いいたします。  続きまして、各分科会でも話が出ておりますけれども、減額補正が非常に最近目立っております。私も大分長く議員をさせていただいておりますけれども、昔は減額補正には厳密に議会筋から言われておりましたけれども、どうも昨今は減額補正について、あまり厳しい指摘が少なくなりつつあります。  その中で、ずっとさかのぼって思ったんですけれども、ここ10年相当ふえている感が私は感じましたので、財政局にお願いしております。ここ10年間減額補正の推移をお示しください。また、平成16年、そして25年、これの対比をお願いいたします。         〔岡昭二財政局長 登壇〕 ◎岡昭二 財政局長  お尋ねの過去10カ年の減額補正事業の合計額につきまして申し上げます。  まず、平成16年度でございますが47億円、平成17年が49億円、以降57億円、65億円、75億円、78億円、108億円、98億円と推移いたしまして、昨年度が117億円、今年度119億円といった状況でございまして、また、その間の伸び率でございますが、この10年間で約2.5倍となっているところでございます。  年度末の補正予算につきましては、主に決算調整に伴う補正予算を計上しているところでございまして、執行時の入札残や国の補助内示等に伴う減額補正が、その大きな要因となっているところでございます。         〔落水清弘委員 登壇〕 ◆落水清弘 委員  平成16年が47億円、19年が65億円、21年が78億円、25年が119億円、2.5倍とおっしゃいました、245%になるかと思いますけれども、大変な増であります。  このことに関しまして、市長、いかがでしょうか。健全な財政運営と言えるのでしょうか。御答弁お願いいたします。         〔幸山政史市長 登壇〕 ◎幸山政史 市長  減額補正の増額についてのお尋ねでありますけれども、先ほど財政局長が答弁いたしましたように、財政規模が大きくなってまいります中で、入札残でありますとか、国の補助内示に伴う減額が増加していることが主な要因でございまして、今後とも国庫補助の確保でありますとか、あるいは適切な事業執行に努めてまいりたいと考えております。         〔落水清弘委員 登壇〕 ◆落水清弘 委員  理詰めする必要がありませんので、何しろ健全にしていただけるようによろしくお願いしたいと思うわけですけれども、実は、締めくくり質疑をするつもりはございませんでした。  25日月曜日の分科会におきまして、私の委員会の環境水道委員会で、委員から、歳出と歳入の整合性の質疑がございました。担当課長が御答弁できませんでした。財政通と言われる職員も御答弁できませんでした。そのままそのことは流れてしまいました。その後に、私はこのAの資料につきまして、担当課の方とちょっとお話をしまして、この減額補正の説明をしてくださいというお話をしまして、2人の職員とお話ししましたけれども、そこでも明確な御回答がございませんでした。それで、すみませんけれども、細かく紙にしたもの、ペーパーにしたものをファクスしてください、25日5時にファクスして送ってくださいというお願いを担当の方にお願いしまして、送っていただいたのがB1、B2の書類です。  これは8時39分に私のところに手元に届いておるわけでございますけれども、このことにつきまして、市長、どうも最終補正予算の減額、増額ももちろんですけれども、いま一つ各担当課以上の方々の認識というものが、随分、今、金属疲労状態ではないかと思います。  何を申し上げたいかと言いますと、数字だけを羅列して、その趣旨、内容について、本当に認識しているのかというところを、私は市長に問いたいわけでございます。なぜかと申し上げれば、どんどんふえている理由が、まずそこにあるのではないかという印象を持ったんですね。やはり物事を進めるときに、結果を精査して、正しかったのか、間違っていたのか、あ、ここはもうちょっと上手にやればきちんとできたのではなかろうか。やはり精査をして、そして最後に反省することによって、人間は進歩が生まれます。反省がなければ決して進歩は生まれません。そういう意味から、私はこの説明資料をつくっていただいて本当にありがたかったなと、実は思っているんです。  市長、今のような話で、議会、または市民へ対する説明責任はもちろんではありますけれども、課長以上の今後の成長を促すためにも、この反省を機会としてこの補正予算説明資料、最終補正の説明資料を、このB1、B2のようなきちんとしたものをつくっていただいて、来年以降配付いただけませんでしょうか。そのことによって、相当課長以上の意識が高まるような気がしてなりませんので、市長の御見解をいただきたいと思います。         〔幸山政史市長 登壇〕 ◎幸山政史 市長  説明資料についてのお尋ねでございますけれども、予算決算委員会の資料につきましては、平成22年にこの委員会が設置されました際に、議会との調整を踏まえまして、これまで常任委員会ごとに使用されておりました異なる資料を統一化いたしますとともに、一般会計各事業の充当財源を明示いたしますなど、内容の充実を図り、現在の資料に至っているというものでございます。  先ほど御指摘のございました補正予算の内容でございますとか、あるいは事業の進捗状況につきましては、各局におきまして十分に把握をし、そして予算決算委員会分科会などの場におきまして、それぞれが責任を持って説明すべきものと考えております。それがなされていないという御指摘でございました。したがいまして、その前提ともなります補正予算の説明資料につきましては、先ほどの経緯によって決定されてきているものではございますが、今後十分にわかりやすいものとすることを心がけなければならないと考えておりまして、今後改善に向けまして検討してまいりたいと考えております。         〔落水清弘委員 登壇〕 ◆落水清弘 委員  御理解いただき、感謝申し上げる次第です。  ちなみに、市長はこのざら紙でつくってあります資料なんですけれども、さっと見られています中に、黒三角と白三角があるんですよ、黒三角と白三角が。やはり昔からこれは細かいことだから言うまいと思っていたんですけれども、今回こういう機会がありましたので、やはり財政に対する意識として、やはりこれは統一されたきちんとした一つの資料としてつくっていただきたく思います。やはり同じ言葉を白三角と黒三角で表示するというのは、やはり不自然でもあますし、また、庁内の意思統一の問題にかかわることかと思いますのでよろしくお願いいたします。  では、通告の2番と3番と4番をまとめて話させていただきます。  25日月曜日、先般の予算委員会の日ですけれども、役所は大変でございまして、まず、Cネットがパンクいたしました。Cネットがパンクいたしまして、大変なことでございました。また、13階、人事委員会事務局の部屋のスプリンクラーが突然水を吹き出しました。13階だけではなくて、12階まで水害になりました。また、動物園では8頭の鹿が脱走いたしました。この3点につきまして、経緯、原因、そしてまた、今後の対応について御説明をお願いいたします。  企画振興局長と財政局長と観光文化交流局長、順次お願いいたします。         〔原本靖久企画振興局長 登壇〕 ◎原本靖久 企画振興局長  それでは、Cネットのトラブルの原因と対応等についてお答えを申し上げます。  今年度、本市の庁内ネットワーク、いわゆるCネットでございますが、このシステムの更改を順次進めているところでございますが、今月24日に電子掲示板、電子メールなど新しいシステムに切りかえました際に、新システムに職員がログインできないトラブルが発生いたしました。なお、当日16時ごろからは暫定的な処置によりまして、全職員がCネットを利用できるようになったところでございます。  今回のシステム更改に当たりましては、従来のパスワードは暗号化されており、引き継ぐことができないことから、24日朝の初回ログインの際に、セキュリティーの関係から初期パスワードの変更を行うことといたしておりまして、大量の変更処理の高負荷がかかりましたために、大多数の職員がログインできなかったものでございます。Cネットは数千名の職員が利用する大規模なネットワークシステムでございますため、この更改に当たりましては、高負担がかかりました場合を想定いたしましたテストも実施しておりましたが、初期パスワードの変更につきまして、確認が不十分であった点があります。これが今回の原因であると考えております。  今後さらなる原因追求を行いまして、早急にパスワードの変更等のトラブル改修を図りますとともに、今後のシステム更改の際には、今回の件を教訓といたしまして対処してまいりたいと考えております。         〔岡昭二財政局長 登壇〕 ◎岡昭二 財政局長  去る2月24日、16時24分、13階の執務室内のスプリンクラー1基の誤作動によりまして、水が放出され、その際自動的に火災報知機が鳴動したところでございます。来庁されておられました市民の皆様方、大変御心配をおかけしましたところでございまして、まことに申しわけございません。  この誤作動により、一時的に13階一部の執務室の床に水がたまり、直下の12階執務室の天井からも水漏れをいたしましたが、特に電気系統の漏電などによる影響はございませんで、翌朝からパソコン等も通常どおり稼働しているところでございます。  本庁舎内にはスプリンクラーヘッドを2,266個設置されておりまして、その耐用年数につきましては、法定的な法定の定めというものはございませんが、民間団体でございますが、一般社団法人日本消火装置工業会の推奨では18年から20年というようなことでされております。  本市としましては、この適正な管理のため年2回の保守点検を行い、水圧の点検や外観の目視点検などを行っておりまして、直近の点検でも水漏れ等のふぐあいの兆候は特に見られておりませんでした。  誤作動のケースとしましては、一般的には物がぶつかるなどの衝撃、外部からの熱などがございますが、当時、部屋も無人であり、外部の熱も考えにくい状況でございます。このため、誤作動の原因、現在調査中でございますが、今回非常にまれなケースというふうなことも聞いておりますが、さらに原因調査や情報収集などを進めまして、危機管理意識を持ちながら今後必要な対応を検討してまいります。         〔坂本純観光文化交流局長 登壇〕 ◎坂本純 観光文化交流局長  このたび、動植物園におきまして、ニホンジカが園外に逃走いたしました。このことで、近隣の住民の皆様を初め、関係各位に大変な御迷惑をおかけしましたことをおわび申し上げます。  また、捜索に御協力いただきました県警の皆様、情報をお寄せいただいた市民の皆様に感謝を申し上げます。  経緯でございますが、2月24日月曜日7時前に出勤してきた職員が、8頭が外に出ていることを発見しまして、捕獲作業を開始しました。  捕獲の現状でありますが、園外に逃走した4頭のうち、3頭は昨日までに捕獲し、現在残る1頭の捜索中であります。園はもとより、市を挙げて捜索中であり、発見に全力を尽くしているところです。  逃走の原因でありますけれども、獣舎から脱出した原因は、担当職員が施錠を忘れたこと、また、園外へ逃走した原因は、捕獲作業中に動物園の西の門、植物園側の入り口の門の扉がわずかに開いていたことであります。人為的なミスが重なり、園外への逃走を許したことをまことに申しわけなく思っております。  動植物園は本日より開園しておりますが、今後このようなことを引き起こさないよう、全ての獣舎の施錠確認を徹底するなど、園の管理体制及び園の安全確保に万全を期してまいります。申しわけございませんでした。         〔落水清弘委員 登壇〕 ◆落水清弘 委員  Cネットのパンクにつきましては、はっきり言いまして、企画振興局長、論外の話です、これは。もう、イロハのイの問題です。1万人程度のログインでパンクするなんてことは前代未聞です。強く指摘しておきます。  また、スプリンクラーにつきましては、推奨年数が18年から20年ということでございましたけれども、エレベーターの耐用年数というのはあるんでしょうか。教えてください。  それと、坂本局長、2人でチェックするとか言われましたか、今。言われませんでしたか。今後のチェック方法はどうされるんですか、施錠について。お願いいたします。         〔岡昭二財政局長 登壇〕 ◎岡昭二 財政局長  申しわけございませんが、ちょっと今、私、ここにエレベーターの耐用年数があるかどうかの確認の資料を持ち合わせてございません。         〔坂本純観光文化交流局長 登壇〕 ◎坂本純 観光文化交流局長  今回の原因を調査してみますと、1人の飼育員が鍵をかけ忘れということが判明しましたので、2人、複数体制で鍵をかけるといった体制に見直していきたいと思います。         〔落水清弘委員 登壇〕 ◆落水清弘 委員  まず、エレベーターにつきましては、耐用年数がスプリンクラーヘッドと一緒でございません。しかし、エレベーターは定期的に交換されています。スプリンクラーヘッド、こちらも耐用年数は法的にはございません。しかし、当然推奨年数が18年から20年であれば、もう35年もたっているのですから、やはり交換するべき時期だと感じております。十分に検討いただきたいと思います。  坂本局長、2人で施錠すると申されましたけれども、二重チェックということをイメージされているのかと思います。しかし、二重チェックといいますのは、私が読んだ失敗学の畑村先生の本で読んだ記憶なんですけれども、二重チェックは1人の責任者を必ずつけなければ意味がないと書いてありました。つまり、2人でチェックをしたから、お互いに相手のせいにする。だから、2人でチェックをする、それは1人がして、1人がしてもいいんですよ、一緒に2人がしてもいいんです、それはどっちでもいいんですけれども、責任者は誰かということを決めなければ、二重チェックにはならないということを物の本で読みましたので、そういう改善の仕方をよろしくお願い申し上げる次第です。  では、最後にホームページについてお伺いいたします。  新しいホームページが作成されておりますけれども、昨年の末、スタートしております。予算決算資料説明資料98ページ、熊本市ホームページ改良経費についてお伺いいたします。  新しくホームページが改良されておりますけれども、SNSについて、対応を当局にはお願いしております。そういう中で、前のホームページよりも随分進歩しておるようではございますけれども、危機管理についてSNSの対応がまだまだ足りないのではないかと感じております。ここにつきまして、市長につきまして御答弁をお願いいたします。         〔幸山政史市長 登壇〕 ◎幸山政史 市長  危機管理情報におけるSNS活用の強化についてお答えさせていただきます。  現在、本市におきましての危機管理情報は、ホームページでございますとか、災害情報メールのほか、昨年度からはフェイスブックなどにおきましても被害状況などの情報を提供いたしております。  これらの情報伝達手段でございますが、今起こっている災害などをリアルタイムで提供できるということのほか、速報性にもすぐれておりまして有効な手段でございます。それに加えまして、御提案のSNSによる市民との双方向の情報交換、あるいは市民からの情報を瞬時にキャッチし共有できますとともに、素早く対応できるという点におきましては、大変有効であると考えております。  ただ、課題もございまして、さまざまな情報が提供されることに伴いまして、必要な情報が、場合によっては埋没してしまいかねないというようなこと、あるいはその情報の信憑性でございますとか、高い情報のフィルタリングも必要であるといった課題もあろうかというふうに考えております。  しかしながら、いずれにいたしましても有効であるということは考えておりますので、今後必要な情況報の選別方法でございますとか、運用面における体制などにつきまして研究いたしまして、今後活用してまいりたいと考えております。         〔落水清弘委員 登壇〕 ◆落水清弘 委員  新しいホームページ、前の分よりは随分善くなっているんですけれども、幸山市長、例えば、今は危機管理の話をいたしましたけれども、財政局の話をさせていただきます。横浜市の財政局でヒットさせていただきたいんです。横浜のホームページは、もうトップページに平成26年度予算案ということで、そこを押しますと、財政局に移りまして、そして、財政局でその予算編成の、もう、細かくどういう経過で編成をしてきたか、目指すものは何かときちんとされております。我が市もそのはしりのようなスタイルにはなっておりますけれども、やはりあのレベルまでは今後しなければならないと、つくづく思います。また、先般、大雪が降りましたけれども、大雪が降ったことの情報の発信、市民からの情報収集、そして、ともに共有するこの作業、これがSNSですよね。このことにつきまして、これも横浜市であるとか千葉市であるとか、佐久市あたりは市長みずからがSNSをやって、相当の被害を免れたということも聞いております。どうか一遍にはできないかもしれませんけれども、さらなる研究の上で、よりよいものをつくっていただきたい。私が見る限りでは、政令市の中で真ん中ぐらいのホームページができたかなという感を持っておりますので、これからもナンバーワンになりますように改善いただきますことを心からお願いいたしまして、私の質疑を終わります。 ○坂田誠二 委員長  市政クラブ、落水清弘委員の質疑は終わりました。  以上で締めくくり総括質疑は終わりました。  これより採決を行います。  まず、議第26号、議第28号、議第34号、議第71号、議第124号ないし議第256号、以上137件を一括して採決いたします。  以上137件を可決することに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○坂田誠二 委員長  御異議なしと認めます。  よって、以上137件はいずれも可決すべきものと決定いたしました。  次に、議第21号ないし議第25号、議第27号、議第29号ないし議第33号、議第35号ないし議第39号、以上16件を一括して採決いたします。  以上16件を可決することに賛成の委員の挙手を求めます。        (賛成) 田尻将博副委員長、齊藤聰委員             鈴木弘委員、小佐井賀瑞宜委員             寺本義勝委員、高本一臣委員             西岡誠也委員、福永洋一委員             田上辰也委員、浜田大介委員             井本正広委員、大島澄雄委員             原口亮志委員、くつき信哉委員             松野明美委員、田中敦朗委員             重村和征委員、上田芳裕委員             園川良二委員、藤永弘委員             紫垣正仁委員、澤田昌作委員             倉重徹委員、大石浩文委員             田尻善裕委員、白河部貞志委員             藤岡照代委員、満永寿博委員             三島良之委員、津田征士郎委員             藤山英美委員、田中誠一委員             東すみよ委員、家入安弘委員
                竹原孝昭委員、牛嶋弘委員             税所史熙委員、落水清弘委員             江藤正行委員、下川寛委員             田尻清輝委員、古川泰三委員             北口和皇委員、田辺正信委員        (反対) 那須円委員、上野美恵子委員             益田牧子委員 ○坂田誠二 委員長  挙手多数。  よって、以上16件はいずれも可決すべきものと決定いたしました。  以上で、当委員会に付託を受けた先議案件の審査は全て終了いたしました。  次回の委員会は3月10日月曜日午前10時に開きます。なお、次回の委員会における総括質疑の通告期限は3月6日木曜日午前10時となっておりますので、委員各位御承知おきます。  これをもちまして予算決算委員会を閉会いたします。                              午前11時34分 閉会 出席説明員    市長       幸 山 政 史    副市長      高 田   晋    副市長      牧   慎太郎    総務局長     飯 銅 芳 明    企画振興局長   原 本 靖 久    財政局長     岡   昭 二    健康福祉子ども局長宮 本 邦 彦    観光文化交流局長 坂 本   純    都市建設局長   永 山 國 博 議会事務局職員    事務局長     大 杉 研 至    次長       木 村 建 仁    議事課長     富 永 健 之    議事課長補佐   本 田 正 文...