平成15年 第2回
定例会(6 月)
平成15年第2回
土佐市議会定例会会議録(第4号)
平成15年6月18日第2回
土佐市議会定例会が
土佐市議会議場に招集された。1
出席議員は次のとおりである。 1番 西村 信治 2番 野村 昌枝 3番 山本 竹子 4番 石元 操 5番
田村 喜郎 6番 信清 吉孝 7番 黒木 茂 8番 近澤 茂 9番 武森 德嗣10番 久保 直和 12番 田中 忠臣 13番 中越 靖起14番 西村 導郎 15番 楠瀬 守福 16番 三本 富士夫17番 山脇 義人 18番 森本 耕吉 19番 浜田 太蔵20番 江渕
土佐生2
欠席議員は次のとおりである。11番 尾﨑 洋典3
地方自治法第121条の規定により説明のため
会議に出席した者は次のとおりである。市 長 森田 康生 助 役 黒岩
聰一収 入 役 関 大 教 育 長 廣瀬
英策総 務 課 長 谷脇 博文 企 画
調整課長 板原
啓文税 務 課 長 松岡 友範 市 民 課 長 吉村
通洋戸 波
総合市民セ ン
ター所長 中平 達雄 建 設 課 長 青野 博都 市
計画課長 森沢 孝文 波 介
川 ・ 水資源対策室長 宇賀 実福 祉
事務所長 瀧本 豊 生 活
環境課長 海地 真一特 別 養
護老人ホーム所長 井上 雅次 健 康
福祉課長 高橋
悦子農 政
土木課長 田中 和徳 商 工
労働課長 田村 隆彦水 産 課 長 桜木 計夫 生 涯
学習課長 藤岡
優仁学 校
教育課長 矢野 和義 学 校 給 食 セ ン
ター所長 宮地
良和水道局業務課長 宮脇 俊志 消 防 長 田中
信行病 院
局事務長 中島 敦彦4 本会の書記は次のとおりである。
議会事務局長 小笠原 常和
議会事務局次長 松本 典興5
議事日程平成15年6月18日(水曜日)午前10時開議 第1
議案第3号から第16号まで、報告第1号から第10号まで (
議案に対する質疑並びに
一般質問・
議案付託)
開会宣告 午前10時 0分
○
議長(
田村喜郎君) ただいまより、本日の
会議を開きます。 現在の
出席議員数18名、よって
会議は成立いたしました。 日程第1、
議案第3号から第16号まで、報告第1号から第10号まで、以上24件を
一括議題といたします。 これより、
議案に対する質疑並びに
一般質問を行います。
通告順に従いまして、順次発言を許します。 19番
浜田太蔵君。
◆19番
議員(
浜田太蔵君) そしたら、2問目の
質問をさしていただきます。
市民病院の件につきましては、昨日の
答弁で、だいたい位置づけは、白紙に戻してですね、もう一度、原案から練り直す。こういう
答弁であったと思いますが、改めて、いつ、
スケジュール的にはですね、いつぐらいまでに、どういう形で、そういう
構想をとりまとめていくのか。その点をお伺いをいたしておきます。 それから、
市民図書館の件ですけれ
ども、まあ、大変遠大なですね、大きな
お話を伺いました。あんまり、そういう長期な
構想を持って、行政が進められてきた経過の少ない
土佐市においては、大変珍しいことで、いいことだとは思いますが、本当にですね、そういう今の
子供たちが、大きくなって、そして、素晴らしい
市民が育っていくんだと、本を愛する大人が増えていくんだという
お話でございましたが、
平成7年にですね、すでに
基本構想が作られまして、この、7年間たっているわけですけ
ども、この間にですね、
図書館活動を具体的に、どのように進めてこられたのか。その成果のうえに、
継続性のうえにですね、そういう大きな
お話があるのであれば、納得もいたしますけれ
ども、新しい会館を造るがためにですね、とってつけたように、そういう話が出てくるということであっては、どちらが先かということになりますので、この間の具体的な
取り組み、その成果、そしてですね、これから、じゃあ、どういうふうに、もし、そういうふうに進めていかれるのであれば、人的な配置も含めまして、たった6人、ともかく、
図書館を管理するのに精いっぱいの人数を配置をするだけで、果たしてですね、そういうようなりっぱな
構想ができるのか。これは、大変、言われているようにですね、その職員の能力及び働き方によって、
図書館の機能、
図書館活動の機能が高まるんだという、そういう指摘もある中での話でございますので、そこら辺、お聞きをいたしたい。
市長の方にはですね、そういう
構想をきちんとフォローをしていくのか、体制としてですね、そういう構えがあって、こういう
構想を立てられているのか、その点をお伺いをいたします。 2点目としまして、20万冊の根拠、当時の判断が誤りであった。こういうふうに
お話がありましたが、一方でですね、
塩見文庫を受け入れるという
お話もございます。その関係はどうなのか。そのために冊数を増やしたのではないのかなという気もいたしますので、そこら辺、本当に20万冊ものですね、
蔵書を抱える
図書館が必要なのか。そして、
塩見文庫の問題についてもですね、どのように話が進んでいるのか、たくさんの本があるというふうに聞いておりますけ
ども、本の内容も、どういう内容の本が、どれだけあるのか分かりませんし、そういう本を、もし、受け入れることを前提に
図書館の20万冊の
スペースなりがですね、考えられているとすれば、これも、どっちが先かという問題にもなりますので、そこら辺のお考えをお聞きをいたします。 それから、
山本議員の方からですね、
図書館も必要だろうけれ
ども、
学校など、
耐震設備、非常に不十分なところも、
調査もしないし、
調査をすれば、当然、対応を考えなければいけないという問題が出てきますけれ
ども、
調査をしたら、いろいろ対応する必要が出てくるから、その予算がないから
調査はしないなんていう、妙に、ちょっと納得のいかない
答弁のように受け止めました。本来、
調査をしてみないと、どれだけのことが必要なのか分からないわけで、きちんと
調査などをしてですね、対応を、次に考えていく。これが当たり前の話ではないかなというふうに思います。
優先順位が違うのではないかという指摘もありましたし、私も、そのようにも思いました。特にですね、
答弁の中でありましたように、有利でない起債を起こしてまでやらなければいけない。そういうところがですね、今ひとつ分かりません。 もう一つ、
森本議員への
答弁で、
市長は、16年度に設計、17年度に着工というふうに
答弁をされたように思います。ところが、
教育長はですね、次の5箇年
計画に載せるように働きかけるという
お話がございました。いったい、どちらが正しいのか。これは、
市長の方にお伺いをいたしたいと思います。 以上、
図書館について
質問。
○
議長(
田村喜郎君)
森田市長。
◎
市長(
森田康生君) まず、
浜田議員さんから、私にいただきましたご
質問に、
お答えさせていただきたいと思います。 まず、1点、病院の
スケジュールについてのご
質問であったと理解いたしております。 このことにつきましては、前段でも申し上げましたように、早急に建設に向けまして、
調査、
検討、精査を加えていく中で、
スケジュールといたしましては、9月議会を目途に、何らかの形のもので、議会に対しまして、その結果を明らかにしてまいりたい。このように考えておるところでございます。 また、
公民館のことにつきましては、るるご説明がございましたが、私にいただいておりますご
質問に関連しました
お答えといたしましてはですね、これまでの、
平成7年から今日まで、ずっと、こう、取り組んでき、そして、今回、
検討委員会からいただいた、その
構想、あるいは今後の運営の
取り組みについて、どう受け止めておられるかいうことでございます。 当然、
検討委員会の方で、まとめていただいておりますところの
構想につきましては、私は、本当にこう尊重して、
取り組みを進めてまいりたい。なんとしましてもですね、やはり、この
利便性、そして、また、今後の運営、そういうことも考えていく中で、より一層
公民館の持つ機能を、本当にこう充実し、そして、また、それを広く
市民の
皆さん方にご活用いただきたい。このように考えておるところでございます。 また、
教育長の方の意向と、私の
お答えいたしました、この
答弁内容、この差をどう考えておるのかということでございます。
教育長といたしましては、大変、まあ、厳しいこの
現状を、十二分に勘案した形のもので、非常にこう控えめな、そういうお
気持ちで
お答えしたと思っております。しかしながら、
平成7年から、この
構想を立ち上げまして、もうはや7年、8年目に至っておりますので、この3月
定例議会では、
図書館改築に向けての
用地費につきましては、
議員の
皆さん方から、温かいご理解をいただいておるものと、受け止めをさせていただきまして、私といたしましては、今年度に、そういう、一つの
計画を立て、そして、
用地取得が順調に進みましたらですね、やはり、15、16年度をもって、ひとつ完成をさしていきたいと、これも
教育長が言われておりましたこととは、私は、決して乖離したものではない。5箇年くらいの長い、ひとつ
計画というのが、先ほど申し上げました、
教育長の、ほんと、控えめな
気持ちであったと思います。その、そうした謙虚な
教育長の
気持ちにおこたえしていくためにも、私は、そういう年度で申し上げておりますので、ご理解たまわりたいと思います。 以上でございます。 失礼しました。
図書館のことを、
公民館と、ふれた点がございますので、そのことをご容赦を。
○
議長(
田村喜郎君)
教育長。
◎
教育長(
廣瀬英策君)
浜田議員さんの2問目の
質問に、
お答えをいたしたいと思います。 まず、1点目につきまして、特に、現在の
図書館でですね、遠大な
部分へ至る、今の
現状の中で、どういう
問題点が起こり、どういう
取り組みをしてきたかということでございますが、非常に、私
ども、直接
担当所管の職員を、ちょっと、褒めちぎるのもどうかと思いますが、正確に
図書館活動について、若干、ご紹介をさしていただきます。
土佐市の
図書館活動につきましては、特に、館を取り巻く、理解をいただく、
図書館協議会に加盟をしております、いろいろな
方々のボランティア的な
活動を非常に支援をしていただきました。実は、昭和53年より、市内の保育園・
小学校に、本の読み聞かせ運動を、ずっと続けております。今、やっと、それらの成果といいますか、今、実は、市内の全校で、朝10分間の
読書活動というのをやっております。ただ、残念ながら、
学校にですね、十分な図書がないために、
図書館からもずいぶん供給するし、今、大半の
学校では、もう、自分のですね、好きな本を持ち寄って、だいたいは、黙って、集中して、10分間黙読をするということで、一斉にしております。それから、第一
小学校のようにですね、父兄から入りまして、月に何回か、週に読み聞かせをですね、続けておる。そういう様々な、読書への
取り組みが、非常に活発になっておりまして、実は、これがちょっと自慢なんですが、今年の4月には、
平成15年度の、
子どもの
読書活動実践図書館文部科学大臣表彰を受賞、
優秀校として、第一
小学校が受賞するなどですね、それから、私
どもの方の
図書館員も受賞をいたしました。これは、長年にわたるですね、非常に厳しい間、実は、あそこには、
蔵書数が約4万8千冊なんですが、事実上はですね、
背表紙で見れれる状態にはないような、中にやむを得ず、廃棄をかけなければならないと、ただ、
郷土資料、その他、どうしても散逸をするために保管をしなければならない
部分で、置いてある
部分がございまして、実際の、
市民に見ていただけるようなですね、状況にないという、深刻な状況が、これが、もう、
現状でございます。そういう中ででも、だから、
市民にとって、今、どれくらいの
蔵書数が整うとすればですね、必要かと、これは一定の、あの、基準がありまして、だいたい、最低でもですね、人口の2.5ないし3倍はですね、
必要蔵書数として、これは、本当に
市民割りましてね、1人3冊くらいの、選ばれた本を持つということでも、9万冊必要なんです。で、それをしっかりと開架して、どの分野、どの程度に、それから、年代を分け、ある作者を分け、きちっとアクセスするような、開架をする
スペース、この意味で、当初の
基本構想というのは、そこまで詰めておりませんので、大変大ざっぱなものでした。私
どもとしては、あの2,500平方メートルというですね、
建物面積で2,000メートルの中に、10万冊、トータルで、それで開架を5万冊という、これはどんなことかなということで、実は、今回は、施設を中心に、
建築家の
方々に、
委員に入っていただきました。本当に、それほどの
スペースが要るのか、効率的な収容をするために、絶対、必要とする10万冊の開架ができないものかということを中心に、まあ、
検討さしていただいたということなんで、その辺はご理解をいただきたいと思います。
蔵書数につきましては、先ほど、
閉架書庫を、じゃあ開架と同様の
スペースが要ると。これが、非常に議論、私
どもも分からん
部分で、実は、
郷土史研究に携わっておる
先輩たちから見て、今、
土佐市に、いろんなもので、村史とか必ず、
館長室に保管をいたしておりますが、実は、合併以前のですね、各町村村史でも、全部整うてない分があります。民間の蔵に収蔵されておる公用の公図もございます。いわゆる、
不動産登記法第17条にいう公図がですね、民間の蔵に収蔵されておる。こういう、公に、絶対確保しなければならない
公共用資料が、散逸をしておるという
現状を考えた場合に、私
どもとしては、先人の残したこれらのものは、きちっと置きたい。で、
閉架書庫という中に、かなりの
部分をですね、
郷土のそういう貴重な文献、資料、文物をですね、保存するものをしたいと、ほんで、ある場合には、例えば、掛け軸とか、そういういろんなものが入ろうと思う。民家でも収蔵されておる、歴史的なそういうものを、文物も含めてですね、収蔵するような形での、
一般蔵書数で10万冊という表現をいたしております。なお、その
内容等につきましては、今後、
市民の
皆様方の意見を聞きながら、英知を傾けてまいりたい。 それと、もう1点は、耐震問題も含めてですね、一連の問題がございます。 実は、私
ども、直接、現在の
図書館の旧館をですね、このメンバーで、
耐震診断をしていただきました。まだ、
破壊検査まではやっておりませんが、きちっと、構造上ですね、
建築年限から、
経過年数を見、それから、いわゆる表面からの
劣化度合い、しかし、構造上ですね、あれは
壁構造の
建物でして、それは、2次の強度に十分耐えうる強度を持っておるいう、まあ、IST2次で、0.6以上はあるというように
診断をいただいておりますが、ただ、
建物の敷地、その他
有効利用という観点から見てですね、実は、あの
建物をどうするかということが、
策定委員会では、ずいぶん議論をされました。されました結果、まあ、あれ、昭和48年ですか、建築してですね、構造上の強度は十分あるし、今後、まだ20年間くらいは耐えれるのではありますが、実際に、あそこに、
隣接地に新館を建てるとした場合に、様々な管理上の問題とか、いろんな
最適条件をするとですね、ちょっと、まあ、合理的でないという結論になって、あそこを撤去した
新館配置計画にまとめたものでございます。 なお、その他
教育委員会所管のですね、
学校は、ほとんどの場合、市の
防災計画の中で、
避難場所になっております。したがいまして、現在、
市長が
お答えをいたしましたように、
公共建物の、
耐震診断の、全体の
整合性を持ったということは、それぞれの
建物が、災害時に、どのような役割を果たすかということをきちっと位置づける中で、これは、非常に、あの、ちょっと、
一般的感覚とは表現が刺激的かもしれませんが、実際に地震が起こった場合を想定いたしますと、自然のことですから、無限のといいますか、大きな被害が予想されるわけですが、どの程度に予測するのか、これが、私
どもが持つ
経済力でですね、設定をしなければならない。で、今、高知県下でですね、例えば、
戦闘状態で例えますと、
司令部はねえ、いかなる、かなれ強度の高いものに設定をする必要があるわけです、混乱をしてはなりませんので、ただ、ほんで、
避難場所として、
学校をですね、どの程度の
安全率に抑えるのか。通常、私
どもがいただ
いちゅう部分では、2次
診断で、まず、0.6くらいにですね、そういうことを、きちっと市の中で、
防災計画全般の中で、安全と議論をする、
財政力と
緊急度と、その用途によってすることが大事ではないかということを、
専門家から、実は、指摘をいただいております。このことは、重要な課題として、
教育委員会の中でも、
市長部局とも連携をとりながら、
用途別、あるいは
地区別、
建物別にですね、そういうものを、しっかりと議論をしてまいらないけません。それと、
診断自身にですね、相当経費がかかるということで、まあ、直接にいえば、ある
部分では、
破壊検査もしてですね、鉄筋の
腐食度とかいう
部分をチェックをしてまいりますので、その、具体的に次のステップが考えられない中で、全面的に
建物を
診断するという
部分には、まだ、私
どもは、
財政を含めてですね、そういう
必要性は分かりながらも、まだ、具体的な日程を載せておりません。この
部分は、非常に、まあ、課題といいますか、悩ましいところでございまして、
議員さんがご指摘しておる
部分、
優先順位が違うではないかと言われれば、論理的には、全く、そのとおりでございますが、現実のはざまで、情と理においてですね、大変苦慮しておるところの
現状でございます。
蔵書数の中に、実は、その、膨大な
蔵書数を想定しちゅう中に、
塩見文庫を想定をして作ったものかという、まあ、ご
質問がございました。 実は、この
策定委員会の報告を受けた後にですね、
新聞記事を見て、県の生涯
学習課サイドから、今、
県立図書館で
塩見文庫を閉鎖したための、あそこの文庫本、約7万冊をですね、まあ、眠らせておると、これは、塩見さんの意思に反して、大変心苦しいので、
塩見基金を活用、
偉人コーナーでやられるという
お話も聞いたので、是非、その意思を生かす意味で、そちらの側に引き取ってもらえないかという、実は、打診がございました。私といたしましては、まずは、
リストを、提示を願いたい。
蔵書しておる県の7万冊すべての
リストを、お示しを願いたい。それと、まあ、本来なら、
塩見文庫には、非常に、
塩見先生のですね、ご子息がなかったわけで、思い、
郷土に対するですね、次の世代、だれか若い者を、国を憂える、そういう時代の変革期にですね、ああいう大業を成した方でございますので、
郷土に対する、その思いを生かす意味で、かなり、その運営に対しても、心を砕き、ご配慮をされたと聞いちゅうが、預託したものがないか、どうかということも、率直にお聞きをしました。たぶん、あの管理のために、相当のお金をいただいておるんではないですかと、そういうことがあれば、その
部分も含めて、なんか、お示しを願いたいということを、私申し上げました。そのことは返答いただいておりませんが、いずれにしましても、
蔵書数をですね、こちらへ預けたいという意思と、それから、
リストは、近日中に示してくれるというお返事をいただいております。今のところ、私
どもは、その分を予定して、開架、閉架の書庫を設定したものではないということは
お答えしていきたいと思います。 なお、財源問題でですね、非常に言われました。 私
ども、実は、
市長から、大変ご理解のある、温かい
お答えをいただきましたが、実は、具体的には、
財政当局からですね、まあ、
議員さんも言われましたように、
中央館1館、確かに、5キロ平方が、一番の、通常で言う
利用範囲なんですが、市内では、時間距離にすれば、15分でアクセスできるところではございますが、実際に、いろんな利用する
方々と、
納税者との観点を考えれば、一般のすべて起債に頼る方法によらなくて、ある程度
利用者にも参加をしてもらえるような、例えば、
ミニ公募債のようなものを、ある数値発行できる方法がありはしないか、
検討をしてほしいということは、
財政当局からは、宿題としていただいております。私
どもも、そのことは真剣に受け止めて、具体的な研究をしてみたいと考えております。 以上です。
○
議長(
田村喜郎君)
浜田太蔵君。
◆19番
議員(
浜田太蔵君) よく分からないところがですね、その
市民債なり、そういうものを、これから
検討をするというのが一つ。それから、非常に有利でもない起債を起こしてですね、やりたい。財源問題について、そういう
お話であればですね、あまり明確な根拠がないと受け止めざるを得ないんですよね。今から、財源問題を
検討するという
お話ですので、そういう中で、ましてや17年に、
財政が組めるかどうか分からないと、こういうふうに
財政当局が言っている中で、なおかつ、
耐用年数が、まだ、しばらくある、
図書館の耐用があると、そういう状況の中で、あえてですね、今、
答弁もあったように、この
財政が厳しい中で、16年設計、17年着工という方向が出されている。そこのところが、よく飲み込めませんので、その点に関して、
市長に、改めてお伺いをいたします。
○
議長(
田村喜郎君)
森田市長。
◎
市長(
森田康生君) 今、
浜田議員さんから、三たびいただきました。
図書館の設置について、今、なぜ必要かということにつきましては、
検討策定委員会の、そうした
構想も含めまして、
教育長の方からも、るる
お話をさせていただいております。 その
必要性の中に、参考までに、ひとつ申し上げますと、本年4月の23日、
子どもの
図書活動、今、
教育長の方からも、少し触れておりましたが、
図書活動優秀実践団体といたしまして、
文部科学大臣表彰を、本市の
図書館活動で頂いておるわけでございます。そういうことで、本当にこうこれから、感性豊かな、明日を担う、この
子供たちを育成していく、あるいは、また成人の
皆さん方にも、より多くの、この図書を通して、そうした教養を高めていただくいうことも大変重要であるわけでございますので、るるこの、今、南海大地震に備えましての、
耐震診断等々の、急を要する課題も、十分心得ておるところでございますけれ
ども、先ほど申し上げましたように、
平成7年から、
図書館構想というものがなされてきておる。そういうことも考え合わせまして、
大変財政厳しい状況の中でありますが、幅広い
皆さん方からの要望に、一つでもおこたえしていこう。そういう基本的な考え方でございます。 以上でございます。
○
議長(
田村喜郎君) 以上で、19番
浜田太蔵君の
質問を終結いたします。 続きまして、15番
楠瀬守福君の発言を許します。
◆15番
議員(
楠瀬守福君) ただいま、
議長の許しを得ましたので、
質問させていただきますが、今回、
先輩方々が数人、
図書館について
質問されて、いわゆる重複した
部分も多少あるかと思いますが、どうか、よろしくお願いいたします。 現在の
市民図書館建て替えの件でございますが、昭和46年に建設されまして、
大変老朽化が進んでおる。面積も約360平方メートルと狭く、
書籍等も規模は、県内でも大変小さいために、立て替えるということでございますが、現在の
隣接地を、約1反5畝ですが、1,500平方メートルを8,600万円で譲っていただくということでありますが、規模拡大するとのことで、新しい待望の
市民図書館ができるということで、
土佐市民の
方々も待ち望んでおられる。このように思うところでございます。 さて、お聞きいたしますと、昨年末に、新館建設基本
計画策定委員会を設置し、今までに4回の会合を行ったと、そういうことでございますが、その
計画では、広さは、現在の約4倍くらいになりはしないか。本の収容能力は、約20万冊を想定している。また、居住性、運営費の節減等を重視し、現在の行政は、大変厳しい中、事業費として、昨年、策定した
土佐市
財政健全
計画に基づき、5億円を限度に考えているとのことでございます。そして、先ほ
ども、浜田君の方からも言っておられましたが、16年度に設計、17年度に着工と、約5年間ぐらいのうちに開館の運びに予定しておるというように聞いておるわけでございますが、この予定している
建物の中の具体的な内容について、
市長さんにお聞きいたしたいと思います。 以上、1回目を終わります。
○
議長(
田村喜郎君)
森田市長。
◎
市長(
森田康生君) 楠瀬
議員さんからいただきましたご
質問に、
お答えさせていただきます。 昨年の6月議会におきましても、
議員さんからは、この、同質のご
質問を、確か、受けたというように認識をいたしております。 その時点では、
基本構想作成段階でありましたので、希望的考えで、
偉人コーナーを設けることは可能だろうと申し上げてまいりました。 今回、提出いただいております、
土佐市
市民図書館新館建設基本
計画策定委員会からの基本
計画を見せていただいていますと、この中身でございますが、偉人塩見コーナーが設けられておりました。
議員のおっしゃる、これまで、本当にこう
議員がたびたびおっしゃっていただきました博物館的なもの、あるいは、また、
郷土資料館的なものを、市内で発掘された埋蔵文化財や、その他先人の生み出した文化の品々を保管・展示し、次代に継承することは、いかがなということで、ご
質問をいただいてきた経過もございます。 私も、できれば、そのようなものができたらいいなというような考え方を持っておりますが、今の
財政状況からいいまして、これ以上の出費は、大変実現がたい、そういう思いでございます。中身につきましてはですね、
議員ご指摘の中身につきましては、そうした
議員がこれまでも、たびたび言っておられました、そうした偉人塩見コーナーが設けられておりますので、そのような中身で
取り組みを進めていくことといたしておるので、ご理解願いたいと思います。
○
議長(
田村喜郎君)
楠瀬守福君。
◆15番
議員(
楠瀬守福君)
市長さんから、先ほど、
答弁をいただきましたが、なかなか
財政も厳しいけれ
ども、何とか、実現の方向にしたいというような状況と受け取ってよいと、こう判断しておるところでございますが、私が、先ほど、
市長さんは、6月と言っておりましたが、私が、昨年、
質問さしていただきましたのは、3月議会でございまして、
市長と
教育長に、歴史資料館の建設についてということで
質問させていただきました。そのときの
答弁では、今のところ、合併の問題もあり、小さな
建物より、広域合併を行った後に大きな
建物を建設してはどうかと、そのように思っておるとの
答弁をいただいております。私は、そのときには、合併をすれば、是非とも、大きな総合した
建物が建設していただけると、このように思っておったわけでございます。けれ
ども、そのときは、合併をすれば、やはり、そのような実現の方向になるんであろうと、そういうように受け取ったわけでございましたが、まだまだ、その後、合併に向かって、
市長さんは、努力が少し足りなかったように、私は、感じるところでございますが、今となっては、合併は無理である。このようなことでございまして、合併はないと考えております。そうしたときに、先ほど、
市長さんより
答弁をいただいた
図書館建設に、偉人館、いわゆる塩見
偉人コーナーを設置する予定になっておるということでございますが、その
偉人コーナーだけではなしに、やはり、
土佐市を、全体を含めた、その偉人も、いわゆる多数おられるわけでございますが、塩見さんだけではございません。今、
市民病院の跡地にある、あれは何ですか、先生が、
学校を建てられたいうことと、それから、いわゆる偉人の方が多数おられ、いわゆるまた、その
土佐市が、現在まで、生活をしてこられた、農業関係、漁業関係、製紙業関係等もあるわけでございますが、その生活の中の工具類、いわゆる、これは博物館に近うなってまいりますが、展示館、展示コーナーを、是非とも造っていただきたく思うところでございます。これを思うときには、やはり、その
図書館併設でも、
図書館の中へ造るではなしに、やはり、それへ併設した、ひっつけたものを建てていただきたい。このように思うところでございます。また、特に、現在の
土佐市は、歴史の宝庫でもございます。特に、最近では、現在、高速道路の下になっておるところに、大変多くの遺跡が出土いたしました。また、つい最近では、日本最古の人骨で、争いの可能性がある証拠を持つ人骨等の遺跡があります。もし、この遺跡の保存ができなくても、
土佐市には昔から、先ほど言いましたが、農業関係、漁業関係、製紙関係、各部門があるわけでございます。そして、
土佐市出身の偉人の
方々の、多数おられる中、各方面で活躍された記録があるわけでございまして、前にも言った覚えがございますが、中島信行さん、西原清東さん、先ほど言いました、今村忠夫さん、そして、最近では、塩見俊二さんの遺品も、市の
公民館の蔵で、137点が眠っておられる。また、先ほ
ども、
教育長からも話がございましたが、県からの7万冊の本もあるようでございますが、このような本も、是非とも、偉人館へ展示し、また、皆に読んでいただく。結構なことでございます。この塩見さんも、以前には、自治大臣、厚生大臣を務められた素晴らしい人でございます。そして、このような観点から、
郷土歴史館が、博物館に近いわけでございますが、このような
建物を是非とも造っていただきたい。このように思うところでございます。 現在の
図書館建て替え
計画では、今の
図書館は壊して、駐車場にとの予定をしておられるとのことでございますが、壊すも費用がずいぶんかかると思います。旧館は壊さず、改修等で、できれば、各部門の昔の工具類展示コーナーを設置してはどうか。もし、壊すであれば、新館の一部を2階等にして、展示コーナー等を作っていただいたらどうか。
市長さんも手すき和紙の先駆者でございますが、使用した昔の道具等もあるかと思います。また、昔の消防でございますが、昔の手押しの、両方で押すポンプ等もあるわけでございます。そういうような、行政で取り組んで、是非とも、そういうな保存をしていかなくてはならない。昔、使用された、そういうな、いろいろな工具があるわけでございます。市全体で、資料集めに取り組めば、できると思います。特に、現在の
土佐市には、このような物品を保存する施設が、何ら一つないわけでございます。このことを思うときに、大変残念に思うところでございます。特に、
市長さん、
教育長さんには、このような古代からの生活の記録、足跡等の資料を、是非とも、後生へ残し、人として、残していく責務があるのではないだろうか。このように、私は思うところでございます。
市長さんは、偉人館、あるいは歴史資料館についての
取り組みについて、どのようにお考えか、もう一度お伺いしたいと思います。 よろしくお願いしたします。
○
議長(
田村喜郎君)
森田市長。
◎
市長(
森田康生君) 楠瀬
議員さんから、再びいただきましたご
質問に、
お答えさせていただきたいと思います。
議員さんが、おっしゃっていただきましたようにですね、私も、やはり、その先人が築かれました、素晴らしい先人の偉業を啓もう・尊ぶことは、大変重要な、大事なことであるわけでございまして、以前から、個人的にも、私は、そういう形のもので、実現ができることを、大変に、まあ、切望をしておる一人であるわけでございますが、今時の大変厳しい状況の中、この
検討委員会からお示しをしていただいておりますように、これはできればですね、私は、
議員がおっしゃっておるような、私も思いは、相通ずるところがあるわけでございますので、将来
構想としてですね、それに、まず、つなげていく。今は、
塩見先生の遺品等がですね、これは、まあ、出身地の地元の方からも、強い要望がありまして、是非という形のもので、行政といたしましても、その旨に沿っておりましたが、残念ながら、これが実現し得なかった
現状におきましてですね、もう、このままで、あそこに、本当にほこりにまみれて置くということは、大変忍びがたい、その思いでありますので、先ほど言いましたように、将来
構想は、
構想として持っていく中で、それに、
現状においては、つなげていくためにも、私は、今回の
図書館の中にですね、そういう偉人、あるいは塩見コーナーを、ひとつ、是非、設置をしていただきたいというのが、私も、
教育長も、その、熱い思いは、同じでありましたものですから、
策定委員会の方で、そういうことも盛り込んでいただいております。本当にこう、あるいは、また既施設を活用してはどうか、あるいは、または、それを、もし、駐車場に取り壊すということになれば、新設をしてはどうかという
気持ちは、私は、十分痛いほど感じております。ただ、
現状の、大変厳しい
現状の中で、今、とりあえず、ねえ、
市民の
皆さん方の要望におこたえしていくことが、まず、先決だろうというように考えております。私も、この先人の偉業に、ひとつ啓もう・尊ぶということは、いわば継往開来の気持はですね、私も、人一倍持っておるつもりでございます。 今回いただきました
議員の
気持ちをですね、非常に私もありがたく、そして、大事にしていきたいが、現状のことを、
現状は、
現状として、ひとつ、また、ご理解していただきながらですね、
図書館改築につきまして、今後、より一層の、ひとつ、また、ご指導・ご理解をたまわりたいと思います。 よろしくお願いいたします。
○
議長(
田村喜郎君)
楠瀬守福君。
◆15番
議員(
楠瀬守福君) 先ほど、
市長さんの方から
答弁がございましたが、
現状は、
現状でと、
大変財政も厳しい中でございます。けれ
ども、何とか、小さいながらも、展示コーナーをということでございますが、私は、いつまでたっても、今の小さな気持では、実現がなかなか難しいと、やはり、それを飛び越えて、少しやるくらいなら、やはり、ある一定の規模を、必要であると、お金も要るでしょう。けど、それは後世へ、しもうたなあ、もう少し、もう、せめて少しあったら、結構な歴史館ができておったのに、後から後悔がついてくるわけでございます。 そのような観点から、私は、是非とも思い切って、今でこそ、確かに、厳しい状況の中で、あるわけでございますけれ
ども、やはり、それを飛び越えて、
市民の
皆様方の
気持ちになって、是非、取り組んでいただきたい。今の
図書館建設
計画におきましても、
偉人コーナーも
計画には入っておりますが、いかにもお粗末で、お軽少な建設であって、隅へ間借りをしているような、中途半端であるように、私は思います。せめて、併設であっても、併設をするとすれば、もう少し、せめて、県外から見にこられ、あるいは身内の方が帰ってこられ、
市民の
方々が誇りを持って、この
郷土資料館を見てくれと言われるような資料館にしていただきたい。ただ、
図書館併設で、こんなもんかえと言われたら、いっさい、それで終わりです。この資料館を重視した、博物館に近いような考えでございますが、そういうなことを、一部取り入れてはどうか、私は、このように思うところでございます。もし、一部2階にいたしましても、スロープもあるわけでございます。現在の、越知の横倉山の資料館にいたしましても、博物館ですか、あこへ行きましても、スロープになっておるわけでございますが、2階へ上がるにしても、エレベーターを、一概につける必要はございません、スロープであれば。せっかくの
図書館建設でございます。今や、広域で行うネットワークシステムを取り入れて、素晴らしい
図書館、また、偉人館、そして、工具展示コーナー等を設置し、後悔を後に残さない、思い切ってようやってくれたと、
市民から喜ばれるような施設を、是非造っていただきたく、
検討を重々重ねて、重々設計に当たっていただきたく思っておる次第でございます。ランニングコストの面におきましても、それほど極端に変わらないと思うわけでございます。
市長さん、
教育長さん、ともによく話し合って、そして、
策定委員会の皆様とともに取り組んで、英知を出し合って、悔いのない施設にしていただきたいと、このように思いますので、
市長さんの、再度、申し訳ございませんが、ひとつ、これからの
図書館建設にあたっての、
市民の身になって考えていただいて、私はこうしたいと、もう一度言っていただきたいと思います。 よろしくお願いいたします。
○
議長(
田村喜郎君)
森田市長。
◎
市長(
森田康生君) 楠瀬
議員さんから、三たびいただきました。 再度の決意をおっしゃってほしいということでございます。 先ほ
ども申し上げましたように、私も、本当にこう
議員さんがおっしゃっておられる、本当に
郷土の偉人の足跡を、あるいは
郷土の産業の、そうした実証いうことにつきましては、全く考え方、気持は一緒でございます。 やはり、物事は、現在、私
どもが、一番大切にして、参考にし、そして、将来の指針にしていかなければならないのは、先ほど申し上げましたように、継往開来、いわば温故知新の気持が非常に大事であるわけでございます。そうしたことをですね、私は、先ほ
ども申し上げましたように、
現状におきましては、大変、そこまで踏み込んでいく状況にはですね、なり得ていないというのを、ひとつ、このことを前提に、ご理解していただいておきまして、将来
構想としてですね、是非、ひとつ、これを温め、そして、ふくらませていく努力をしていかなければならない。このように考えておりますので、
現状の
計画につきましてですね、今、
議員さんのおっしゃっておりました、そうした熱い思いを、また、とも
ども、教育所管の方ともですね、温めていきつつ、本当に新しい
構想が、いただいておりますこの
市民図書館は、それは、過日の新聞報道にも出ておりましたが、本当にこう全国の手本になるような、そういう
構想になっておるようでございます。で、だから、そういうことで、本当にこう
市民の皆さんが、あるいは市外の
皆さん方にもですね、胸を張って、ひとつ、この、ご覧いただける。そういう、本当にこう素晴らしい新たな
図書館構想を、本当にこう実現させていきたいと考えておりますので、今後とも、よろしくご理解たまわりたいと思います。 以上でございます。
○
議長(
田村喜郎君) 以上で、15番
楠瀬守福君の
質問を終結いたします。 5分間休憩いたします。 休憩 午前10時56分 正場 午前11時 3分
○
議長(
田村喜郎君) 休憩前に引き続き
会議を開きます。 続きまして、14番西村導郎君の発言を許します。
◆14番
議員(西村導郎君)
議長のお許しをいただきましたので、
通告順に
質問をさせていただきます。 まず、産業景気雇用対策についてでございますが、私は、昨年9月議会と、本年3月議会の
質問で厳しい景気雇用問題を取り上げました。 今回で3回目の
質問になりますが、わずか9箇月の間に、なぜ、3回も同じ問題について、
質問をせざるを得ないのか。それは、執行部が、責任ある議会
答弁の具体化のために、誠実に取り組んでいただいたかどうか、大きな疑問を抱いているからであります。 そこで、まず、議会
答弁を具体化していただく立場にある担当の商工
労働課長に、厳しい景気雇用情勢や、その中で苦しんでおられる
市民の皆さんの立場に立っていただき、また、昨年9月議会と、本年3月議会における
市長答弁をしっかりと踏まえていただいたうえでの、真摯な
答弁を、あえて強く求めておきたいと思います。 さて、具体的な
質問に入る前に、昨年9月議会と、本年3月議会の、私の
質問と
市長答弁の要旨を振り返っておく必要があります。 まず、昨年9月議会ですが、私は、厳しい景気雇用情勢について、数字も挙げて、詳しく紹介したうえで、雇用対策を市政の最重要課題と位置づけ、国の緊急地域雇用創出特別基金事業だけではなく、また、職業安定所任せでもなく、独自にも、具体的に取り組んでいる高知市や、これから取り組もうとしていた、その当時ですが、現在は取り組んでおりますけれ
ども、南国市の例も紹介をして、
土佐市独自の景気雇用対策を具体的に求めました。これに対して、
市長からは、
議員ご指摘の数字以上に、
現状を厳しく受け止めている。あるいは、
議員ご指摘の職業安定所との連携、企業への働きかけなどについては、今後、十分意を用いて
取り組みを実施してまいる。などの
答弁があり、さらに、景気雇用対策推進本部の設置の求めに対しましても、前向きに
検討していただける旨の
答弁があり、高知新聞も、景気雇用対策本部設置へという見出しで報道したところでございます。しかしながら、この
答弁は、具体化されませんでした。そこで、私は、今年の3月議会で、再びこの問題を取り上げ、今述べたような9月議会の
質問と、
答弁の概要を紹介したうえで、しかし、この半年の間、産業振興対策のための新規事業の
検討以外に、景気雇用対策のために、何か具体的な対策を講じたのか、どうか。私には、全力を挙げて、
検討していただいたとは思えないと指摘をいたしました。 そのうえで、私は、三つのことをお願いいたしました。 一つ目は、戸波
市民館でやっている職安の求人票を、市役所本庁のロビーやUSAくろしおセンターなどにも張り出すこと。それから、高知市などを含めた企業への働きかけを例に挙げ、今、すぐにでもできる対策をやっていただきたいということ。 二つ目は、高知市や南国市のように、緊急地域雇用創出特別基金事業だけではなく、市としてやれることはないか。すぐに
検討に入っていただきたいということ。 三つ目は、そのためにも、私は、景気雇用対策本部の設置が必要だと思うが、これに産業振興対策のための新規事業を統合した対策本部、例えば、産業景気雇用対策本部といったようなものを設置してもよいのではないかと
質問いたしました。 これに対して、
市長からは、
議員には、先ほど詳しく高知市、南国市の例を挙げられ、また、多岐にわたり
調査もいただき、本市が今議会に審議をたまわります新規事業に反映でき得る
部分も、多々あるやに感じている。あるいは、新年度も、今後の補正も期待しながら、引き続き、さらなる努力をして、市内業者の育成、雇用の拡大につながる施策展開を図ってまいりたい。あるいは、
議員ご指摘の対策本部など、三つの具体的な要望につきましては、先に述べました活力創出活性化チャレンジ事業の今後の立ち上げの中で、前向きに
検討をさせていただきますが、いずれにいたしましても、産業振興、景気対策、雇用問題は、抱える重要課題と認識をいたしておりまして、意に沿った
取り組みを進めてまいりたいと思っております。また、前段でいただきました職業安定所との連携、企業への働きかけなどのご指摘につきましても、同様、
取り組みを
検討いたしてまいりますとの
答弁をいただいたところでございます。 しかしながら、やろうと思えば、すぐにでもできた職業安定所の求人票の張り出しは、いまだに実現していません。企業への働きかけも同様でございます。これでは、何のための
市長答弁なのか、議会
質問に対する
答弁をなんと心得ているのかと言いたくもなります。
田村課長は、4月に就任したばかりであり、前任の課長にも責任のある問題ではありますが、いずれにいたしましても、
田村課長には、この緊急かつ重要な課題を、今すぐに具体化すべき責任がございます。 そこで、本年3月議会における、私の
質問に対する
市長答弁を、どのように具体化・実現しようとしているのか、お尋ねしたいと思います。 次に、
土佐市民病院の精神病棟廃止問題についてでございます。 黒木
議員の
質問と若干重なる
部分もありますが、よろしくお願いしたいと思います。
土佐市民病院の精神病棟50床の廃止問題ですが、私は、医療について素人ではございますが、精神病棟50床廃止という大問題でございます。あえて、
質問をさせていただきますので、よろしくお願いします。 この問題は、国から病院の建設改良について、一般会計の負担する経費として定めている元利償還金の繰出基準割合を、現行の3分の2から、2分の1に見直すとの方針が、昨年12月の終わりごろに出されたことに端を発しています。 私は、今回の精神病棟50床の廃止問題の大もとの原因は、国民に痛みを押しつける国の聖域なき構造改革の推進など、自治体病院を取り巻く環境の急速な悪化にあると思っております。そういう状況の下で、執行部、病院局の皆さんが、大変ご苦労された中で、今回の精神病棟廃止の方針を提案されたというように理解しているところでございます。 しかしながら、これまでの経過を見ますと、私なりに納得しかねることが大きく言って、二つございます。 私は、患者のご家族の皆さんや、何人かの
市民の皆さん、
市民病院の労働組合の皆さんなどと接する機会がありまして、皆さんのご苦労やご意見をお聞きすることができました。 それらを踏まえまして、
質問をしたいと思います。 私が、納得しかねることの一つは、この問題の発端が、国の病院建設改良にかかる繰り出し措置の見直しにあったことから、執行部、病院局は、主に
財政対策の側面から精神病棟50床の廃止の方針を決定し、大急ぎで結論を出そうとしており、そのために、肝心の患者さんやご家族、さらには
市民の皆さんなどの思い、声を十分踏まえないままに、事を進めているという点でございます。 お聞きしますと、病院が、患者やご家族の皆さんのご意見を踏まえないままに決定した精神病棟50床廃止方針を入院患者のご家族の皆さんに説明したのは、5月29日、30日、6月2日の三日でございます。13家族の方が出席したようですが、説明会に出席できなかった27家族の方については、説明の要旨を書いた文書を、6月2日付でございますが、送ったということでございます。それまでは、新築された病院に移れることを信じて疑わず、大きな期待を抱いておられたご家族の皆さんにとっては、精神病棟50床廃止は、まさに、青天の霹靂であり、大きな不安に襲われています。ある患者の家族は、「精神病患者の家族は、本当につらい。笑顔の日はないですよ」と言っておられました。これは、患者、ご家族、全員に共通する思いだと思いますが、精神病棟50床廃止の一方的な決定の知らせは、このご家族たちの日ごろのご苦労と心情に配慮しないもので、ご家族の皆さんの心に大きな打撃を与えております。患者の家族会である
土佐市つくし家族会の会長さんと、
土佐市つくし作業所の施設長さんが連名で
市長と
議長に提出した6月9日付の要望書には、「関係者への同意の努力が十分されたとは思えません」。あるいは、「このことは、私たち関係者にとって、あまりにも突然のことで、ただただ驚愕しているところでございます」と、書かれているところでございます。また、患者のご家族が、
市長にお会いしたことはあったようですが、病院から通院患者のご家族の皆さんを対象にした説明会は、今日まで開かれていないと思います。このことについて、ご家族の皆さんは、「入院している者だけの問題ではないのに、通院の患者やご家族には話がない。市は、精神障害の人たちのことは考えていないのではないか」と、大きな不満と不安を訴えておられます。 率直に言います。 執行部や病院局の皆さんのご苦労は、よく分かります。しかし、お金の問題が優先され主流となって、ご家族の皆さんの日ごろのご苦労と心情に配慮し、やろうと思えばやれた、患者とそのご家族の皆さんの切実な思いや願いを、事前に聞く場を持たないままに廃止を決定し、それを理解せよ、承認せよというやり方、流れになっています。この流れの中には、この難しい問題を一緒に考えようではないかという姿勢は、全く見られません。これは、少なくても、結果的には、押しつけです。こんなやり方で、どうして患者やご家族の皆さんが納得できるでしょうか。民主的な行政運営は、最大限追求されなければなりませんが、そうはなっておりません。私は、あってはならないことだと思います。 私は、短時間でしたが、患者のご家族の皆さんから、直接、思いや願いをお聞きする機会がありました。その幾つかを紹介いたします。 家族の皆さんは、廃止に対して、一様にすごいショックだと言っております。そして、次のような思いや願いを口にしております。「親が年をとって、連れて行けなくなったときにどうなるのか心配だ」。あるいは、「総合病院でなくなるのは非常に不安だ。うちの子供は、透析をせんといかん。重症でなければ、一般病棟に入院して、透析はできると言ってくれたが、重症になったら、どうしたらえいのかと尋ねたら、精神病院から通ってもらうことになる」と、言われた。「連れて行けるうちはえいが、親が年をとったらと思うと、不安でいっぱいだ。やっぱり、近くに病院がほしい」。あるいは、「若い患者は、再入院することが多い。近くなら、すぐ連れていけてよかった。それが市外になると大変だ」。また、「お金のことで切り捨てるなら切り捨てると、はっきり言ってもらいたい。しかし、そうは言わない。非常につらい」という切実な訴えもあり、「障害者のことは、後へ後へ回されてきた」との不満の声も聞かれました。また、ある方は、「
市長らと会ったが、お金の話ばかりで、これからの医療の話は出てこなかった」と言い、別の方も、「先日、
市長に会ったとき、障害者は生きていてよいですかと聞いた。
市長は、生きていってくださいと言ってくれたが」と、声を詰まらせ、家族のつらい、やりきれない気持を吐露しておりました。そして、
土佐市は、障害者医療をどんなに考えているのか、是非、聞いてほしいと付け加えておりました。 つくし作業所家族会からは、家族の声を聞いてくださいという文書が、
市長や、各会派に届けられておりますが、ご家族の皆さんには、まだまだたくさんの思いや、願いがあると思います。私は、執行部も、私たち
議員も、もっとこの声に耳を傾けるべきだと思います。 そして、精神病棟廃止問題だけではなく、
市民病院の今後の在り方についても、幅広い
市民の皆さんの声を聞くべきだと思います。少し、結論を遅らせても、この過程を抜きにして、結論を出すということは、絶対にあってはならないと思います。自治体病院の存立の理念は、地域住民の生活に奉仕し、地域医療の充実に貢献するということだとお聞きをしました。結論を急ぐことは、この理念にも反することになると思います。 私が6月6日に、通院患者のご家族の皆さんへの説明について問い合わせたところ、病院局からは、外来を引き続き重視するということで、説明していない旨の
お話がありました。この方針の下で、デイケアを充実するということもお聞きしました。しかし、それだけで済む問題ではないと思います。入院患者や、そのご家族は、もちろんのこと、通院の患者とその家族にも、入院患者の家族の皆さんと同じ時期に、説明する必要があったと思います。さらに、
市民の皆さんにも、十分に説明しなければならない問題でもございます。なのに、患者とそのご家族の声さえ踏まえないままに、廃止を決定して、それを押しつけているうえに、手だても不十分なまま、事を進めています。私は、温かくあるべき行政、温かくあるべき病院のやり方ではないと思います。 私が、納得しかねることの二つ目は、私たち
議員がこの問題を考え、判断する時間があまりにも短く、不十分だということでございます。 精神病棟50床の廃止方針という、重大な問題が、議会に説明されたのは、5月19日に開かれた教育厚生常任
委員会でございます。そして、教育厚生常任
委員会に所属していない
議員の皆さんは、6月10日の本議会の開会日の午後の
議員協議会が初めてでございます。この、6月議会の閉会予定日が、6月25日ですので、5月19日の教育厚生常任
委員会から数えれば、37日でございますが、議会開会日の
議員協議会から数えると、わずか15日後に、私たち
議員は、この重大な問題の賛否の意思を示せと迫られているわけでございます。あまりにも短い、不十分な時間しかありません。これでは、私たち
議員が、患者やご家族の皆さん、
市民や
専門家の
方々の声や意見をお聞きし、執行部から出された資料に、私たちなりの
検討を加え、審議するには時間が足りません。しかも、6月10日の
議員協議会は、議会の側が開催を決め、執行部にこの問題の説明を求めたものでございます。このことがなかったら、教育厚生常任
委員以外の
議員の皆さんへの執行部の説明は、なかったのではないかと思わざるを得ません。 このように、執行部は、患者とそのご家族の対応と同様に、私たち
議員に対しても、必要な時間を与えず、理解せよ、承認せよと迫っております。 私は、配慮が欠けていたでは済まない問題であり、少なくても、結果的には、議会の軽視だと思います。 私は、以上2点、どうしても納得できない問題があると思います。 そこで、
市長にお伺いいたします。 一つ目は、私たち
議員が、精神病棟50床廃止という大きな問題の論議をするには、時間が少ないと思いますが、いかがでしょうか。 このことは、議会の運営の問題でもありますが、
議案を出した立場がありますので、お伺いいたします。 二つ目は、患者やその家族の思いや願いを聞く場は、結論を出すことを少し遅らせても、どうしても設けるべきだと思いますが、いかがでしょうか。 三つ目は、家族会の会長と施設長は、
市長と
議長宛ての要望書の中で、私
ども関係者を含めた
市民的論議の場の設置を求めております。また、
土佐市民病院労働組合も、議会の下に、患者・住民代表、地域の医療・福祉関係者、医大関係者などからなる短期集中的に議論をする
委員会を設置し、精神病棟問題を含む
土佐市民病院の在り方の論議をお願いするという要望書を、
市長と
議長宛てに提出しております。両者とも、当然すぎる要望であります。これらの要望の趣旨は、十分に生かされるべきだと思いますが、いかがでしょうか。 誠意ある
答弁を求めるものでございます。 以上で、1問を終わります。
○
議長(
田村喜郎君)
田村商工
労働課長。
◎商工
労働課長(
田村隆彦君) 西村
議員さんの
質問に、
お答えをしたいと思います。 私は、具体的に、3点について、
お答えをさしていただきたいと思っております。 まず、一つ目に、西村
議員さんの
質問の中でありました、今すぐにでもできることはやってもらいたいとの提案でございます。 そこで、私
ども商工労働課といたしまして、ハローワークの求職票の張り出しにつきまして、2箇所について、実施をしたいと考えております。 このことにつきましては、ハローワークの伊野所長と、協議もさしていただいております。できましたら、より効果的にと考えておりまして、ハローワークの地理的な問題もあろうかと思いますので、須崎管内の分も併せて、張り出しができるように、今、協議をしておるところでございます。
構想としましては、今後、関係各課と相談もさせていただきながら、
市民課のロビーと宇佐のくろしおセンターに、ハローワークコーナーを設置をしたいというふうに考えております。 それから、企業への働きかけにつきましては、これは、まあ、現実問題として、
土佐市規模の自治体では、なかなか困難であろうと思いますが、今後とも、でき得るかぎりのアプローチにつきましては、努力をしていかなければならないと考えております。 是非とも、側面的なご支援・ご協力もお願いをしたいと思います。 二つ目でありますが、商店街の長年の要望でありました排水路の浚渫、補修、改良、道路舗装の全面改良につきましては、商店街の活性化の一助といたしまして、建設課をはじめとする各課との連携をいたしながら、緊急地域雇用創出特別基金事業等を、年度当初より、増額をいたしまして、実施をしてまいりました。また、
土佐市のシルバー人材センターに対します、事業支援の実施など、雇用面で実効を上げることができました。15年度につきましても、多面的な方法で展開ができるよう、今後とも努力をしたいというふうに考えております。 最後の三つ目になりますが、活力創出活性化チャレンジ事業、これは、当初予算額では、300万円でございますが、を、本格的に機能をさせていくべく、本年の5月に、もう既に、組織をされました庁内職員構成のプロジェクトチーム、つまりドラゴンチームがございまして、もう既に、第1回の
検討委員会も開催をしております。この会の進捗を、今後は、注視をしなければなりませんが、いずれにいたしましても、産業振興、景気対策、あるいは雇用問題は、現下の重要課題と認識をいたしております。困難性はありますが、既に、雇用対策本部を設置をいたしております、西村
議員さんのおっしゃいました、南国市や高知市の状況を勘案もさせていただきながら、今後、
検討をさせていただきたいというふうに考えておりますので、ご理解のほどをよろしくお願いいたします。 以上でございます。
○
議長(
田村喜郎君)
森田市長。
◎
市長(
森田康生君) 西村導郎
議員さんからいただきましたご
質問に、
お答えさせていただきたいと思います。
土佐市民病院の精神病棟50床廃止問題についてでございますが、このような大きな問題を
検討するには、審議の時間的余裕がないとのご指摘でありますが、昨今の急激な社会変化の影響を大きく受け、病院改築整備事業が大きな影響を受けざるを得ず、本年1月から、事業の見直しにつきまして、慎重に
検討をいたしてまいったところでございます。 その結果といたしまして、公的
財政措置に大きく依存をしております精神病棟、今後も、本市が、単独で維持し続けることは、将来、大変厳しいものがあると思慮いたしまして、
計画の見直しにあたっております。 見直しにあたりましては、病棟の廃止を前提に進めざるを得ないと判断をいたしました。廃止した場合の影響につきましては、当然、現在の入院患者さんの処遇について、責めが生じる転院先の確保につきまして、事前
調査をいたしました結果、一定の余裕期間を置くことで、スムースな転院が行えるとの感触を持つことができました。また、外来患者さんに対しましては、現在の外来機能を引き続き継続することで、地域の医療ニーズにこたえていくべきと考えまして、この方向につきましては、5月19日の所管
委員会に説明をさしていただき、その後、患者家族会会長さんを通じて、また、入院患者家族の皆様に説明を申し上げ、今般、提案をさしていただいたところであります。 次に、2点目の結論を出すのを少し遅らせて、患者や、その家族の思いや願いを聞く場を設けるべきとのご意見につきましては、公立病院として、地域のニーズにこたえていく使命はありますが、
市民病院での役割分担と健全経営を確保する使命も、欠くことのできないものでございまして、この事業を一刻も早く軌道に乗せるべきと考えて提案をいたしておりますので、ご理解をたまわりたいと存じます。 また、家族会から、
議長さんと連名でいただいております、要望書の内容につきましては、患者家族としての重いものがあると認識をいたしております。ただ、病棟の廃止反対を主張され、私
ども関係者を含めた
市民的論議の場を設置くださいとの要望につきましては、現在、
議案を提出させていただいております私といたしましては、
お答えいたしかねますが、病棟廃止後の患者・家族の皆さんの不安解消に向けた福祉施策の充実には、努めてまいる所存でありますので、なにとぞご理解をたまわりたいと存じます。 以上でございます。
○
議長(
田村喜郎君) 西村導郎君。
◆14番
議員(西村導郎君) まず、
田村課長の
答弁についてですが、非常に、1問でも言いましたように、遅かったわけでございますけれ
ども、求職票を張り出していただける。
構想を持っちゅうということがちょっと気になりますけれ
ども、2箇所にね、ハローワークコーナーを設けるということでございます。非常に、まあ、遅すぎたとは思いますが、あんまり時間のかかることではないと思いますので、早急にですね、実施をしていただきたいと思います。 それから、新たな雇用の創出ということですが、緊急地域雇用創出特別基金事業に加えてですね、
土佐市シルバー人材センターに対する事業支援の実績についても、
お話がありました。そして、今年度についても、いろいろと努力をするという、まあ、
答弁がありました。それから、産業振興、景気対策、雇用問題、まあ、非常に重要な課題だという認識を示されて、まあ、困難もあるけんど、しかし、高知市や南国市の状況も参考にしながら、がんばると、努力するという趣旨の
答弁だったと思います。 もう、
答弁は要りませんけれ
ども、重ねてですね、急いでいただきたい。雇用問題でございますので、日々苦しんでおられる
市民の皆さんがたくさんおるわけですので、その立場に立ってですね、努力をしていただきたいということを強くお願いをしておきたいと思います。何回もうなずいてくれております。確認をしておきたいと思います。 それから、精神病棟廃止の問題でございますが、率直に感想を言わせていただいて、大変冷たい。そういう感想を持ちました。患者とご家族の思いを受け止めた
答弁ではなかったなと思います。 具体的に言います。 一つ目のですね、こんな大きな問題を
検討するには、審議の時間がねえ、足りないという私の指摘に対しまして、いろいろ
答弁をいただいたわけですが、しかし、直接
質問とは関係ないような
答弁もかなりあったと思います。 その中で、5月19日の教厚の
委員会で説明したということだけが、私の
質問に関連した
お答えだったと思いますが、しかし、私は、
議員協議会のことにも触れております。教厚の
委員会だけが決めれる問題ではありませんので、この点を指摘をさせていただいたわけですが、しかし、そのことには触れられない。意図的でしょうか、これは。先ほ
ども言いましたように、
議員協議会から数えて、わずか15日後に結論を出せと、こう迫りゆうわけですので、私は、あえて言いますが、先ほ
ども言いましたけれ
ども、議会軽視だと思います。そうは思われませんか、
市長さん。これ、お尋ねしておきたいと思います。 それから、2点目ですが、結論を出すのを少し遅らせても、患者や、その家族の思いや願いを聞く場を持ってもらいたいいう
質問をしました。それに対して
市長からは、公立病院としての地域のニーズにこたえていく使命とですね、それから、新病院での役割分担と、健全経営を確保する使命があると、公立病院の使命二つを言いながらですね、結局は、地域のニーズにこたえていく使命、これは果たさずに、経済面だけで追求をするという
お答えになっています。ここに問題があるというように、私は、率直に指摘をさせていただいております。使命が二つあるなら、二つの使命を果たさんといかんじゃないですか。患者や家族の声も、きちんと聞く必要がある。そういうに思いますが、
市長は、そうは思いませんか。これもお聞きしておきたいと思います。 それから、三つ目ですが、要望書の内容についてです。患者・家族としての重いものがあると認識しておりますと言いながらですね、病棟の廃止反対を主張され、私
ども関係者を含めた
市民的議論の場を設置してくださいとの要望につきましては、現在、
議案を提出さしていただいておる私といたしましては、
お答えいたしかねますという
答弁です。これは、本当にねえ、冷たい
答弁じゃと思いますよ。
議案を提出していても、当然聞くべきねえ、ことじゃと思います。現に、
議員の
質問に対しては、
お答えをされゆうわけですから、
議案を提出しても、当然聞くべきことです。まるで、こういう主張をすることがねえ、いかんかのような、そういう受け止めも、これはできる表現だと思います。
市長、撤回されませんか。ご家族が廃止に反対する、当然のことやないですか。また、
市民的な議論の場を設けてもらいたい。これも当然のことじゃありませんか。これについても、
市長の再
答弁を求めたいと思います。
○
議長(
田村喜郎君) 休憩いたします。 休憩 午前11時47分 正場 午前11時56分
○
議長(
田村喜郎君) 休憩前に引き続き
会議を開きます。 昼食のため、午後1時まで休憩いたします。 休憩 午前11時56分 正場 午後 1時 0分
○
議長(
田村喜郎君) 休憩前に引き続き
会議を開きます。 14番西村導郎君の
質問に対する
答弁を求めます。
森田市長。
◎
市長(
森田康生君) 西村導郎
議員さんから、再びいただきましたご
質問に、
お答えさせていただきたいと思います。
質問の順序が後先になる点につきましては、ひとつご理解たまわりたいと思いますが、まず、
議員から、冒頭からですね、非常にこう、
市長は、感想として、患者・関係者に大変冷たいと指摘をいただきました。 情として、今回の決断には、私といたしましても、苦渋の選択であったわけでございます。 しかしながら、理として将来を考えるときには、もう、この案でいくべきと、決断をいたしております。その儀、ご理解をたまわりたいと存じます。 また、審議時間がないとのことで、
議員が、議会軽視とのご意見につきましては、昨年12月から病院事業を取り巻く制度的な変化に伴いまして、これまで慎重な
検討を加え、今後の病院の存続のためには、このことを避けることができないと判断をいたしておりますので、提案をさせていただいたわけでございます。その点で、見識ある
議員のご判断を仰ぎたいと存じます。 また、地域の住民ニーズを、経済的理由で切りとばしているとのご意見につきましては、地方自治体の設置する病院は、地方公営企業として運営しており、そこには
市民全体の利益として、将来の健全経営の責任が生じるわけで、本市単独で維持し続けることは困難であると判断をいたしております。 重ねて、現在、
議案としてご提案をいたしておりますので、私といたしましては、当然、撤回する考えはいたしておりませんことをご理解たまわりたいと存じます。 以上でございます。
○
議長(
田村喜郎君) 西村導郎君。
◆14番
議員(西村導郎君) 私が、指摘したことに対して、まともに答えていただけなかった。ただいまの
答弁は、そうじゃと思います。
議員協議会から数えて、15日しかない。そのことが、議会軽視ではないかというて、お尋ねをしたわけですが、具体的な
お答えがありませんでした。 それから、病院の、公立病院の使命が二つあるという
お答えでしたので、二つある使命ならですね、片一方だけ生かす、片一方だけ切り捨てるということではいかんじゃないかと、二つの使命は、二つともですね、果たす必要があるんじゃないかというように、
質問をしたわけですよ。それに対しても、具体的な
お答えがありませんでした。 それから、もう1点指摘させていただいたわけですが、家族の方が、廃止を反対を言う、訴える。それは、当然ではありませんかと。またですね、
市民的論議の場も設けてもらいたい。これも、当然のことではありませんかと、お尋ねをいたしました。これについても、具体的な
お答えがありませんでした。 再度ですね、正面から、
お答えをいただきたいということをお願いをします。 3問目ですので、あとがありませんが、お昼休みにですね、お聞きをしたことです。 4月の終わりか、5月の初めに、二人の入院患者さんが、既に、石川記念病院に転院をされたという
お話を聞きました。お一人はですね、迎えにきてほしいということで、たびたび電話があるそうです。それから、もうお一人は、
土佐市民病院におったときには、そうではなかったけれ
ども、向こうに行ってですね、石川記念病院に行って、寝たきりになってしまったという
お話を聞きました。このお二人のようなこと、専門的には、心因反応を起こしているというそうですが、そういうことをお聞きをいたしました。で、まさか、議会の結論が出る前に、既にですね、そういう転院をさせているということではないと思いますが、ちょっと気になるような
お話でございました。これは、あとで、真偽のほど、これは、確かめてみないかんと思っておりますが、もう1点ですね、心因反応を起こしておると、残る患者さんを、仮に、転院させた場合、またそうなりやせんかという心配もされているようです。これは、精神病の患者の方には、心因反応というのは、あることだそうですけれ
ども、これも非常に気になります。 先ほど、
市長は、苦渋の選択だというように言われました。しかし、それならそれでですね、配慮すべきは、配慮し尽くす。踏むべき手順は、すべて踏んでですね、初めて苦渋の選択だったというて言えることじゃないですか。私は、残念ながらね、そこまでいってないと、率直に思います。
市長が、この議会の冒頭で、行政報告で触れましたが、優良病院の表彰を受けました。そのことに触れて、経営的には、大変苦しい時期もありましたが、
議員皆様方のご理解と
市民の関係者の努力によりまして、経営の安定化の基礎ができつつあることに、深甚より感謝を申し上げ、そういう、まあ、お言葉だったわけですが、この
市長の言葉には、私は、うそはないと思います。私も、そのとおりだと思って、お聞きをしました。しかし、今回の、この精神病棟廃止の問題についてはですね、この教訓が生かされておらんと思います。単に、病院のスタッフの皆さんも、大変努力されたと思いますが、単に、それだけではない。やはり、
市民の皆さんや労働組合、当時の
議員の皆さん等々のですね、大きな努力があって、そういう結果になってきたと思います。今回の問題では、このことがですね、すっぽりと忘れ去られているというて言わなければならないと思います。 で、私も、黒木
議員と同様にですね、一度は撤回すべきだと、今、撤回はしないと言われましたけれ
ども、撤回はすべきだと。そして、臨時議会を開くなり、あるいは9月議会にですね、結論は出す。それだけ、大きな問題やと思います。少し、結論を遅らせても、家族の思いを聞く場を設けてほしい。現在の患者だけの問題ではない。
土佐市民全体の問題だから、せめて、
市民的に
検討する場を設けてほしい。この当然すぎる要求をですね、私は、
森田市長には、きちっと受け止めてほしかったと思います。
市長が、
市長として、これまでやられてきたことは、私は、非常に重要なこともあった。評価すべきことも少なくないというように思ってきました。個人的にも、人間性にも、私は、頭の下がる思いもしてまいりました。しかし、この問題だけはですね、どうしても納得がいきません。私が、2問で指摘したことについて、再度、
お答えを求めたいと思います。
○
議長(
田村喜郎君)
森田市長。
◎
市長(
森田康生君) 西村導郎
議員さんから、三たびいただきましたが、2問目でいただきました
お答えにつきましては、表現がですね、
議員は、ご理解いただけなかった面があろうかと思いますが、私は、そのことには、全体的な意味で触れて、
お答えをしておるというように確信をいたしております。 ただですね、この廃止につき、あるいは、また、踏むべき手順を踏んではいないじゃないかということにつきましては、踏むべき手順につきましては、前段にも、段々この今議会、この提案の、この議題につきましては、るるこの経過等につきましても、ご説明をいたしております。可能な努力はしてきた、その思いであるわけでございます。ただ、それぞれ立場が違いますと、受け止め方が違ってくるのが、世の常であることも、また、ご承知いただきたいと思います。 それから、撤回につきましては、重ねて申し上げます。 今議会、このことにつきましては、
議案提案をさしていただいておりますので、議会の方で、十分、ひとつご審議をたまわりたいと存じておりますので、なにとぞ、ひとつご理解たまわりたいと存じます。 ただ、るる西村導郎
議員さんから、患者や家族を思う言葉でですね、本当に、その、心から、ご心配される言葉で、本当にこうご
質問をいただきました。そのことは、患者の
皆さん方から、要望いただいておりますことと同時にですね、大変重たく、私
どももも受け止めをさしていただいております。ただ、私は、一日も早くですね、これが
市民全体の、この医療、安全医療を担っていきます当医療施設といたしまして、一日も早く、ひとつこの改築へ向けて、進まなければならない、そういう状況下であると、十二分に判断をいたしておりますので、そのことを含めまして、ひとつご理解をたまわりたいと存じております。 以上でございます。
○
議長(
田村喜郎君) 以上で、14番西村導郎君の
質問を終結いたします。 これをもって、
議案に対する質疑並びに
一般質問を全部終結いたします。 これより、
議案の付託を行います。 ただいま議題となっております
議案第3号から第16号まで、報告第1号から第10号まで、以上24件については、お手元に配付いたしております
議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任
委員会に付託いたします。 なお、
委員会は、1日1
委員会の開催で、
委員会の会場は本議場であります。 よろしく審査をお願いいたします。 以上で、本日の日程は終了いたしました。 次の本
会議は、6月25日午前10時開議であります。 定刻のご参集をお願いいたします。 なお、
委員会審査は、6月24日までに終了していただきますようお願いいたしておきます。 本日は、これをもって散会いたします。 散会 午後 1時16分...