土佐市議会 > 1997-12-09 >
12月09日-01号

  • "山間ふるさと支援事業費"(/)
ツイート シェア
  1. 土佐市議会 1997-12-09
    12月09日-01号


    取得元: 土佐市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-08
    平成 9年  第4回定例会(12月)         平成9年第4回土佐市議会定例会会議録(第1号)  平成9年12月9日第1回土佐市議会定例会土佐市議会議場に招集された。1 出席議員は次のとおりである。  1番 西村  信治    2番 津野  勝彦    3番 三本 富士夫  4番 楠瀬  守福    5番 藤坂   巌    6番 田中  忠臣  7番 長瀬  久美    8番 市川  国男    9番 浜田  太蔵 10番 信清  吉孝   11番 矢野  光顕   12番 中越  靖起 13番 吉村  正男   14番 山脇  義人   15番 江渕 土佐生 16番 田村  喜郎   17番 西森  貞男   18番 西川   貢 19番 麻岡   博   21番 森本  耕吉   22番 坂本  忠男2 欠席議員は次のとおりである。 20番 西村   渉3 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者は次のとおりである。 市   長      森田 康生   助   役       池  常利 収入役        山﨑  昇   総務部長        黒岩 聰一 民生部長       森岡 雄二郎  経済部長        広瀬 英策 建設部長水道局長  宮尾 博人   波介川・水資源対策室長 山中  明 消防長        田中 信行   病院局事務長      関   大 教育委員長      山崎  武   教育長         阿部 光二 監査委員       横山 明行   選挙管理委員長     徳永 幸茂 農業委員会長     西森 憲英   総務課長        中島 敦彦 企画調整課長     藤岡 優仁4 本会の書記は次のとおりである。 議会事務局長     広瀬 興亜   議会事務局次長     小笠原 常和5 議事日程 平成9年12月9日(火曜日)午前10時開議   第1 会議録署名議員の指名   第2 会期決定の件   第3 議案第1号から第16号まで、認定第1号から第10号まで      (提案理由説明)                          開会宣告 午前10時 2分 ○議長(西村信治君) ただいまより、平成9年第4回土佐市議会定例会を開会いたします。 現在の出席議員数21名、よって会議は成立いたしました。 直ちに本日の会議を開きます。 この際、日程に先だちまして、諸報告を局長にさせます。 議会事務局長。 ◎議会事務局長広瀬興亜君) それでは、諸報告をいたします。 欠席届について報告いたします。 20番西村渉議員、病気入院のため今会期中欠席であります。 以上で、諸報告を終わります。 ○議長(西村信治君) 局長の報告が終わりました。 これより、日程に入ります。 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、6番田中忠臣君、12番中越靖起君を指名いたします。 よろしくお願いいたします。 日程第2、会期決定の件を議題といたします。 本件に関しては、昨日、議会運営委員会を開いていただき、ご協議願いましたので、議会運営委員長の報告を求めます。 議会運営委員長。 ◎議会運営委員長(西川貢君) 委員長報告を行います。 昨日、議会運営委員会を開き、今期定例会の会期及び運営について、次のとおり決定したので報告します。 会期につきましては、本日から22日までの14日間とし、議案審議は、各常任委員会に付託して、審査することとしました。 会期中の総括日程について説明をしますと、本日全議案を上程し、市長の提案理由の説明を受け、散会とします。明10日から14日までの5日間を休会とし、15日に本会議を再開して、当日から17日までの3日間を議案に対する質疑並びに一般質問とし、それが終結し次第、各常任委員会へ議案を付託して、委員会審査に入っていただきます。 委員会審査は、19日までに終わっていただき、22日の本会議において、委員長報告、質疑、討論、採決、請願、陳情、意見書案等すべての処理を行い閉会とします。 議案に対する質疑並びに一般質問の通告期限は、本日市長の提案説明終了から12日午後5時までと決定いたしましたので、ご報告をいたします。 なお、執行部から15日に追加議案を提案したい旨、申し入れがあっておりますので、お知らせをしておきます。 以上で報告を終わります。 ○議長(西村信治君) 議会運営委員長の報告が終わりました。 おはかりいたします。 ただいま、議会運営委員長から報告のありましたとおり、今期定例会の会期は、 本日から12月22日までの14日間といたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ご異議なしと認めます。 よって、今期定例会の会期は、本日から12月22日までの14日間と決定しました。 なお、今会期中の総括日程は、お手元にご通知のとおりであります。 一般質問の通告は、ただいまの委員長報告どおり、本日市長の提案理由説明終了から12日午後5時までであります。 よろしくお願いいたします。 市長から議案が提出されましたので、局長に朗読させます。 議会事務局長。 ◎議会事務局長広瀬興亜君) それでは、議案送付書を朗読いたします。                                          │                                       │                             土総第号133号   │ │                             平成9年12月9日  │ │   土佐市議会議長                              │ │    西村 信治 様                             │ │                           土佐市長 森田 康生   │ │               議案の送付について                │ │ 平成9年土佐市議会定例会(第4回)に提案する議案を別紙のとおり送付しますので │ │付議して下さい。                                │ │                  目  次                  │ │議 案                                     │ │ 第1号 土佐市営住宅の設置及び管理に関する条例                │ │ 第2号 土佐市公務災害見舞金支給条例の一部を改正する条例           │ │ 第3号 土佐市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例       │ │ 第4号 土佐市一般職の職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例     │ │ 第5号 議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改  │ │     正する条例                              │ │ 第6号 土佐市保育所入所措置条例の一部を改正する条例             │ │ 第7号 土佐市消防団条例の一部を改正する条例                 │ │ 第8号 字の区域及び名称の一部変更について                  │ │ 第9号 市道の路線の認定について                       │ │ 第10号 市道の路線の廃止について                      │ │ 第11号 平成9年度土佐市一般会計補正予算(第4回)             │ │ 第12号 平成9年度土佐市学校給食特別会計補正予算(第3回)         │ │ 第13号 平成9年度土佐市老人医療特別会計補正予算(第3回)         │ │ 第14号 平成9年度土佐市国民宿舎特別会計補正予算(第2回)         │ │ 第15号 平成9年度土佐市土地取得特別会計補正予算(第5回)         │ │ 第16号 平成9年度土佐市水道事業会計補正予算(第2回)           │ │                                        │ │認 定                                     │ │ 第1号 平成8年度土佐市一般会計歳入歳出決算の認定について          │ │ 第2号 平成8年度土佐市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について    │ │ 第3号 平成8年度土佐市簡易水道特別会計歳入歳出決算の認定について      │ │ 第4号 平成8年度土佐市製紙工業振興基金特別会計歳入歳出決算の認定について  │ │ 第5号 平成8年度土佐市住宅新築資金等特別会計歳入歳出決算の認定について   │ │ 第6号 平成8年度土佐市特別養護老人ホーム特別会計歳入歳出決算の認定につい  │ │     て                                  │ │ 第7号 平成8年度土佐市学校給食特別会計歳入歳出決算の認定について      │ │ 第8号 平成8年度土佐市老人医療特別会計歳入歳出決算の認定について      │ │ 第9号 平成8年度土佐市国民宿舎特別会計歳入歳出決算の認定について      │ │ 第10号 平成8年度土佐市土地取得特別会計歳入歳出決算の認定について     │ │                                        │  以上であります。 ○議長(西村信治君) 局長の朗読が終わりました。 市長の提案理由説明要旨を配付いたします間、休憩いたします。     休憩 午前10時11分     正場 午前10時12分 ○議長(西村信治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第3、議案第1号から第16号まで、認定第1号から第10号まで、以上26件を一括議題といたします。 ただいま議題となりました議案について、提案理由の説明を求めます。 森田市長。 ◎市長(森田康生君) おはようございます。 本日ここに、平成9年第4回土佐市議会定例会を召集いたしましたところ、議員の皆様にはご多用の中をご出席いただき、開会の運びとなりましたことを厚くお礼申し上げます。 今定例会に提案いたしております議案は、条例案7件、行政案3件、予算案6件、認定10件の合計26件であります。 議案の説明に入ります前に、当面いたします行政課題等について若干の報告を申し上げたいと存じます。 まず初めに、波介川河口導流事業の現状について報告申し上げます。 先の定例会で申し上げましたように、8月18日に波介川新居貫流絶対反対地区民会議常任委員と建設省・高知県・土佐市との間で意見交換を行ったところでありますが、その後、11月10日には地区民会議常任委員と高知県土木部河川課長との協議が持たれております。その席上、県から「本年度に買収を予定している用地の測量を行う計画であること。今後、国の財政構造改革等により財源確保が非常に厳しくなるので、この機会に総合的な地域活性化対策などについて前向きに検討し、話し合いのテーブルに着いてはどうか」等の提起をしたところ、地区民会議側は、「県の態度が地区の気持ちを考慮せず推進に向いている」という批判や、「今日の厳しい状況に至った原因の全ては行政側にある」など、従前同様、非常に厳しい反応であったと聞いております。 その間、10月21日には新居土地改良区役員等8名の方が来庁し、市に対して、新居排水機場の移管、用水処理場の維持と新たな取水源の確保、土地改良区への補助金等についての要請がありました。市としては、これらに対し、国・県の非常に厳しい財政状況の中では、市の一般事業では対応できないので、今後、波介川河口導流事業の推進の方向の中で、新居地区と一体になって建設省、高知県に要請していきたい旨を申し上げ、一定のご理解をいただいたところであります。 11月18日には波介川改修促進協力会の研修活動として、建設省、高知県を招き、波介川河口導流事業事業説明会を開催するとともに、市内13箇所において啓発のキャンペーンを行いました。 次に、平成9年度の用地買収予定でありますが、堤内地につきましては、買い取り要望のある起業地関係者11名分について11月19日から現地測量及び物件調査に入っており、現在、国債申請の協定等の事務作業を進めているところでございます。 堤外地の市民地権者につきましても、春野町にご協力をいただき、本年度から順次買収を始めております。 今後につきましては、地域との話し合いによる円満解決を基本に、明るく豊かで快適な地域づくりのための新居地域振興対策等について、広く地域の皆様方にご理解とご支援をお願いしてまいる所存でありますので、議員各位の格段のご協力を賜りますようお願いいたします。 次に、水資源対策関連について報告申し上げます。 9月11日に市議会のお力添えで実現しました仁淀川高知取水に関する協定書の未処理部分についての松尾高知市長との会談において、なお合意に至らなかった部分につきまして、去る12月1日にようやく話し合いを持つことができました。この中で、渇水時における自主的な取水制限の対応につきまして、仁淀川渇水調整協議会における取水制限上乗せ案が出され、一歩前進を見たところでありますが、基準水位設定等の件につきましては、これまでの協議の範疇を越えることができませんでしたので、引き続き具体的な整理方策等も含め鋭意協議を進めてまいりたいと考えております。 渇水時における優先権問題につきましては、仁淀川渇水調整協議会に重要議題として提案いたしておりましたが、節水中の高知取水における取水量が、仁淀川高知取水に伴う試験取水連絡協議会において協議された維持用水の日量1万1千トンで、現水利権量である日量6万トンの80パーセントカットに相当する量であることから、十分な論議をするに至りませんでした。 なお、水利権者である吾南土地改良区や土佐市土地改良区も「水利権の優先順位の取り扱い等について一定の基準が必要」との考えでありますので、春野町などとも連携を深めながら当協議会の内部組織である準備会において、市益を損なわない態度を貫いてまいる所存でございます。今後とも議員の皆様方のご理解ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。 11月の渇水状況経過につきましては、大渡ダムの貯水率が34.5パーセントになった時点で第1回渇水調整協議会が開催され、11月6日から各水利権者20パーセントの節水に入りました。11月14日からは50パーセントに強化され、11月25日の第3回渇水調整協議会において、大渡ダムの貯水率が15パーセントまで低下した時点で65パーセントの節水に入る協議が整いましたが、11月25日・26日の降雨によりダムの貯水率も上昇、1月中旬までの利水容量が確保される見通しとなったため、11月28日午後5時をもって節水を全面解除いたしました。 仁淀川高知取水に伴う取水影響調査につきましては、夏期における試験として7月と9月の2回調査を開始いたしましたが、降雨により事前半月の河川流量安定期間がとれず中止になりましたので、来年度同時期に再度試験を行う予定になっております。 ごみ焼却施設及び粗大ごみ処理施設の現状につきまして報告申し上げます。 現在、末光地区に建設をいたしておりますごみ焼却施設及び粗大ごみ処理施設は、11月末現在91パーセントの進捗率であります。 これから、来年4月1日の供用開始に向け、1月に焼却炉への火入れ、2月上旬に実際のごみ焼却による機械類の点検及び性能試験などを予定しており、並行して施設の稼働操作に高度な技術を要することから、職員を茨城県の東海村にある同種施設に派遣し、技能修得を図ることにいたしております。 末光地区との公害防止協定につきましては、11月29日に締結いたしたところでございますが、今後は協定の内容に誠意をもって対応し、同地区から要望のある周辺対策に取り組んでまいる所存であります。 学校法人高知学園高知リハビリテーション学院誘致事業の状況につきまして報告申し上げます。 10月21日に同学院の土佐市移転に伴う調印式、11月13日に同校舎の起工式が行われ、建築工事が着手されております。 敷地造成工事につきましては、第1工区が完了いたしております。先の臨時会においてご承認いただきました継続事業の第2工区につきましては、早急に入札を実施した後、工事請負仮契約の承認案件を今会期中に追加提出させていただきたいと存じますので、その節にはよろしくお願い申し上げます。 市民病院給食業務委託につきまして報告申し上げます。 給食業務委託につきましては、委託業者の高南食品有限会社との間で、業務委託に伴う具体的な作業に万全を期しながら、その準備を進めておりましたところ、全ての移行計画が完了いたしましたので、12月1日から開始いたしております。 なお、業務委託の開始日から、より良い患者給食の実現を目指し、冷温蔵配膳車の導入によりまして「適時・適温給食」を実施いたしておりますので、報告申し上げます。 次に、平成10年度の予算編成につきまして、若干の報告を申し上げます。 現在、国は来年度を財政構造改革集中改革期の初年度とし、一般歳出を11年ぶりにマイナスとする方針で予算編成に取り組んでおります。また、県でも、新聞報道等でもご承知のとおり「自立と選択の観点から、自主財源に見合った予算の編成で財政の健全化を図るとともに、新しい課題に対応できるような財政構造を再構築するよう、質的な転換を目指すことも必要だ。改革を進める中では、県民にも一定の我慢をお願いすることになる。」と9月県議会で表明されたところであります。本市は、国・県に財源の多くを依存いたしており、多大な影響を受けることは必至であります。近年の大型事業の導入により、予算規模が増大し、厳しい財政運営の中で特定目的以外の基金をほとんど使い果たし、市債に財源の多くを求めざるを得なかったところであります。 財政運営の指針となる地方財政計画等が明らかでない段階ではありますが、10年度の予算編成では、四国横断自動車道推進に係る周辺対策事業や、平成14年度開催の国体などを念頭におきながら、予算規模の平年度化をめざし、全ての事務事業について洗い直し、財源に見合った予算編成を行い、財政の健全化に取り組まなければならないと考えております。 最後に、アメリカ合衆国及びタイ国への訪問について報告申し上げます。 まず、10月2日から同月9日までの8日間、アメリカ合衆国のマサチューセッツ州フェアへーブンで開催されました「第6回ジョン万フェスティバル」に土佐清水市の訪問団とともに招待を受け、参加してまいりました。期間中、地元の人々との交流やアメリカにおける土佐和紙総代理店への訪問、ボストンでのホエールウォッチングなどの視察研修などを行い、友好親善を深め、所期の目的を無事果たすことができました。 今後は、ジョン万次郎とともに出漁した郷土宇佐出身の4名の方を顕彰するとともに、フェアへーブンとの交流について前向きに検討してまいりたいと考えております。 続きまして、11月19日から同月26日までの8日間、郵政省の事業によるタイ国視察訪問を行いました。この目的は、郵政省の行っておりますボランティア貯金による海外援助の実態を視察するためのもので、全国の10市町村長からなる海外援助事業実態調査隊の一員として、視察をしてまいりました。 この事業は、郵便局の通常貯金の受取利子の20パーセントを、開発途上地域の人々の福祉の向上のために民間の国際組織、いわゆるNGOを通して、医療、教育、環境保全、食糧援助等の、様々な分野において役立てようというものでございます。 この度の視察により、小・中学校の運営や寄宿舎及びスラム地区生活実態をつぶさに見てまいりましたが、我が国と対比するには、あまりにも格差のある現状を目の当たりにし、この現実が今なお、この世界に存在していることに大変驚かされました。発展途上国の人々は、日本の援助に強い期待と関心を抱いており、援助の方法については、目的を明確にして気長く継続して行うと同時に、アジアの国々・世界に目を向けなければならないことを痛感いたしたところでございます。 それでは、各議案につきまして説明申し上げます。 議案第1号「土佐市営住宅の設置及び管理に関する条例」は、平成8年5月31日に公営住宅法の一部改正がなされ、既設市営住宅について平成10年4月1日からこの法律の適用を受けることに伴い、所要の条例改正を行うものであります。 法の主な改正内容は、現行の一般向け住宅及び地域改善向け住宅について従来の第1種、第2種の住宅種別を廃止し、入居資格に係る収入基準引き上げ及び家賃の決定方式を建設原価に基づく限度額方式から入居者の収入及び立地条件、規模等から受ける便益に応じた応能応益方式に変更を行うこと、また、新たに社会福祉法人等への使用及び中堅所得者向け特定優良賃貸住宅としての活用を可能とする等であります。 こうした法改正に基づき、本市における現行の土佐市営住宅設置条例土佐市営住宅管理条例土佐市営漁民住宅管理条例土佐市営同和住宅管理条例の4条例について、法改正内容に沿った改編整理を行い、合わせて、既設の土佐市営改良住宅管理条例の内容を織り込んだ新たな条例を制定しようとするものであります。 なお、家賃の額が応能応益方式に変更されたことに伴い、入居者の現行家賃が増加する場合においては、一般向け住宅は3年間、地域改善向け住宅は最長9年間の負担調整措置を講じることといたしておりますが、改良住宅の家賃については、市に裁量権が委ねられていることから、現行の限度額方式での家賃を維持することといたしております。 議案第2号「土佐市公務災害見舞金支給条例の一部を改正する条例」は、公務上の災害又は通勤による災害により、死亡した職員の遺族又は障害を受けた職員の生活の安定等を図るための見舞金支給を定めた条例の見舞金の額を、現在の経済情勢に適合するように、死亡の場合並びに障害の場合の最高額を1,000万円に引き上げ、合わせて障害の等級区分に応じ、それぞれの額の引き上げを行おうとするものであります。 議案第3号「土佐市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例」及び議案第4号「土佐市一般職の職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例」は、職員の退職後において、その在職期間中の行為について犯罪があると思料するに至った場合等に、退職手当並びに期末手当及び勤勉手当ての支給を一時差し止めることができる制度を新設すること等により、退職手当並びに期末手当及び勤勉手当の支給の一層の適正化を図り、もって公務に対する信頼を確保しようとするものであります。なお、このことは、当該条例の規定を準用される議会議員及び常勤の特別職等においても適用されるものであります。 議案第5号「議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例」は、平成9年7月16日公布され、同年10月16日から施行された臓器の移植に関する法律の規定により、脳死した者の身体への療養がなされた場合には、当分の間、地方公務員災害補償法の規定に基づく療養の給付としてされたものとみなされることとなったことに伴い、条例による補償を受けるべき非常勤の職員においても同様の措置を講じる必要があることから、所要の条例改正を行うものであります。 議案第6号「土佐市保育所入所措置条例の一部を改正する条例」は、平成9年6月11日公布され、平成10年4月1日から施行される児童福祉法等の一部を改正する法律に伴い、従来の市町村の措置による保育所への入所の仕組みが、保育所に関する情報の提供に基づき、保護者が保育所を選択する仕組みに改められたことに伴い、条例の文言整理を行うものであります。 議案第7号「土佐市消防団条例の一部を改正する条例」は、土佐市消防団の再編成を行い、消防力の強化を図るため、消防団員を5人増員し総定数を331人に改めるものであります。 議案第8号「字の区域及び名称の一部変更について」は、四国横断自動車道用地買収に伴い土佐市北地での土地区画整理を行ったことにより、生活基盤及び形成の実状から字界変更の必要が生じたため地方自治法第260条第1項の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。 議案第9号「市道の路線の認定について」は、市において新設した土佐市積善寺字栗ノ窪949番2から、同所字ナカガチセキノ上1021番3に至る延長515メートル、幅員4.0メートルの光明線外4路線、及び宅地開発等に伴い寄付を受けた鳥ヶ巣線、走下線、軸ノ木線の計8路線の道路については、それぞれの生活道として利用度の高い道路でありますので、市道として認定いたしたく道路法第8条第2項の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。 議案第10号「市道の路線の廃止について」は、土佐市新居字小倉4番7から同所字同3番10に至る延長96メートル、幅員7.0メートル~25.8メートルの市道小倉線については、現在通行できる状態になく、一般交通の用途に供する必要がなくなったため、市道の廃止をいたしたく道路法第10条第1項の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。 議案第11号から同第16号までは、一般会計、特別会計及び企業会計の各補正予算であります。 今回の補正は、行政振興計画の第3回変更に伴う事業費のほか、物件費、扶助費、補助費などの実績見込みによる計数の整理を行うと共に早急に執行する必要のある経費を補正したものであります。 なお、本年度の人事院勧告に伴います、給与条例の改正及び当該予算補正につきましては、今議案には含めておりませんが、必要な整理を行いまして、今会期中に追加提案を申し上げたいと存じますので、その節にはよろしくお願い申し上げます。 それでは、議案第11号「平成9年度土佐市一般会計補正予算(第4回)」から順次、補正の主な内容を申し上げます。 総務費におきましては、総務管理費では、財務会計システムのリース料、地域防災計画製本委託料を減額し、蓮池コミュニティセンター整備事業費を増額いたしております。徴税費では、土地限図修正委託料を追加し、選挙費では、明年4月に執行される予定の市議会議員選挙に係る経費の一部を計上し、農業委員会委員選挙費の整理を行っています。 民生費におきましては、社会福祉費では、高齢障害者医療費を追加し、老人医療特別会計への繰出金を補正し、児童福祉費では、給食費などを増額いたしております。 衛生費におきましては、保健衛生費では、合併処理浄化槽設置事業費を追加し、清掃費では、市内一斉清掃に要する経費を計上いたしております。 農林水産業費におきましては、農業費では、農業者年金推進員設置に伴う経費を追加し、農業用施設維持補修工事費を増額し、共同利用農機具購入費、園芸団地整備特別対策事業費、集落環境整備事業費では減額整理を行っております。林業費では、材木運搬車購入補助金を手当いたしました。水産業費では、県営事業負担金、集落環境整備事業費の減額をいたしました。 商工費におきましては、中山間ふるさと支援事業費、ジョン万国際交流事業費などの減額をいたしております。 土木費におきましては、土木管理費では、県営事業負担金を増額し、道路橋梁費では、市道藤並町林口清滝線整備事業費を追加する一方、市道弥九郎天神線整備事業費を減額し、道路台帳補正委託料を追加いたしております。河川費では、波介川河口導流事業推進に伴う経費の調整をいたしております。都市計画費では、高速道周辺対策事業費を実績見込みにより減額し、また住宅費では、公営住宅管理システム作成委託料の減額整理を行っております。 消防費におきましては、特別出動賃金を補正いたしております。 教育費におきましては、小学校、中学校費では電気料などの補正を行い、社会教育費では、中央公民館空調機取替工事費を追加し、保健体育費では、学校給食特別会計への繰出金を追加いたしております。 これらの歳出の増減に伴いまして、歳入予算では、分担金及び負担金、国庫支出金及び市債を増額する一方、県支出金、繰入金及び諸収入を減額補正いたしております。 以上の結果、既定の歳入歳出予算の総額から、それぞれ4億4,962万9千円を減額し、補正後の歳入歳出予算の総額を167億4,776万1千円とするものであります。 議案第12号「平成9年度土佐市学校給食特別会計補正予算(第3回)」は、残菜置場拡張修理費などを補正いたしております。 議案第13号「平成9年度土佐市老人医療特別会計補正予算(第3回)」は、医療費の増額に伴い医療給付費の増額補正をいたしております。 議案第14号「平成9年度土佐市国民宿舎特別会計補正予算(第2回)」は、非常通報装置整備委託料を補正いたしております。 議案第15号「平成9年度土佐市土地取得特別会計補正予算(第5回)」は、学校法人高知学園高知リハビリテーション学院誘致用地造成工事に伴い、国有財産の払い下げに係る経費を補正いたしております。 議案第16号「平成9年度土佐市水道事業会計補正予算(第2回)」は、資本的支出におきまして、天崎水源地西部井戸改修、水道遠隔監視システム設置工事費を補正いたしております。 認定第1号から同第10号までは、平成8年度一般会計及び各特別会計の歳入歳出決算であります。それぞれの内容につきましては、説明を省略させていただきますが、決算に対する監査委員の意見書、予算執行の実績及び施策の成果並びに財産に関する調書などを添えて提出いたしておりますので、ご審議賜りますようお願い申し上げます。 以上、提案いたしました議案につきまして概略の説明を申し上げましたが、詳細につきましては審議の過程で説明申し上げたいと存じますので、それぞれご検討のうえ、適切なご決定を賜りますようお願い申し上げます。 平成9年12月9日。 土佐市長 森田 康生。 ○議長(西村信治君) ただいまの市長の提案理由の説明の中で、字句の修正等の申し出がありましたので、総務部長の方から訂正をさせていただきます。 ◎総務部長(黒岩聰一君) 字句の修正をお願いしたいと思います。 まず4ページ、中程にございます市長の外遊のところでございますが、ジョン万フェスティバル以降のところで、「友交」の「交」が「交わる」という字になっておりますが、これは「好む」の方にお願いしたいと思います。 そして6ページでございますが、下から6行目の「地方自治第260条」と読みましたが地方自治法、「法」の字がぬかっておりますので、修正方よろしくお願いします。 以上でございます。 ○議長(西村信治君) 以上で、提案理由の説明は終わりました。 以上で、本日の日程は終了いたしました。 明10日から14日までを休会といたします。 なお、次の会議は、12月15日午前10時開議、日程は、議案に対する質疑並びに一般質問であります。 定刻のご参集をお願いいたします。 本日は、これにて散会いたします。 どうもご苦労でございました。                           散会 午前10時45分...