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令和元年第3回(9月)定例会(第25日目) 本文
令和元年第3回(9月)定例会(第25日目) 名簿

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  1. 二宮町議会 2019-09-25
    令和元年第3回(9月)定例会(第25日目) 本文


    取得元: 二宮町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-29
    会議録トップ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 令和元年第3回(9月)定例会(第25日目) 本文 2019-09-30 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別ウィンドウ表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 81 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯議長野地洋正君】 選択 2 : ◯議長野地洋正君】 選択 3 : ◯議長野地洋正君】 選択 4 : ◯職員和田美穂君】 選択 5 : ◯議長野地洋正君】 選択 6 : ◯議長野地洋正君】 選択 7 : ◯4番・総務建設経済常任委員長二宮節子君】 選択 8 : ◯議長野地洋正君】 選択 9 : ◯議長野地洋正君】 選択 10 : ◯議長野地洋正君】 選択 11 : ◯9番【渡辺訓任君】 選択 12 : ◯議長野地洋正君】 選択 13 : ◯12番【根岸ゆき子君】 選択 14 : ◯議長野地洋正君】 選択 15 : ◯8番【露木佳代君】 選択 16 : ◯議長野地洋正君】 選択 17 : ◯議長野地洋正君】 選択 18 : ◯議長野地洋正君】 選択 19 : ◯議長野地洋正君】 選択 20 : ◯職員和田美穂君】 選択 21 : ◯議長野地洋正君】 選択 22 : ◯議長野地洋正君】 選択 23 : ◯4番・決算審査特別副委員長二宮節子君】 選択 24 : ◯議長野地洋正君】 選択 25 : ◯議長野地洋正君】 選択 26 : ◯議長野地洋正君】 選択 27 : ◯8番【露木佳代君】 選択 28 : ◯議長野地洋正君】 選択 29 : ◯12番【根岸ゆき子君】 選択 30 : ◯議長野地洋正君】 選択 31 : ◯3番【松崎 健君】 選択 32 : ◯議長野地洋正君】 選択 33 : ◯7番【小笠原陶子君】 選択 34 : ◯議長野地洋正君】 選択 35 : ◯9番【渡辺訓任君】 選択 36 : ◯議長野地洋正君】 選択 37 : ◯13番【一石洋子君】 選択 38 : ◯議長野地洋正君】 選択 39 : ◯10番【大沼英樹君】 選択 40 : ◯議長野地洋正君】 選択 41 : ◯議長野地洋正君】 選択 42 : ◯議長野地洋正君】 選択 43 : ◯議長野地洋正君】 選択 44 : ◯議長野地洋正君】 選択 45 : ◯議長野地洋正君】 選択 46 : ◯議長野地洋正君】 選択 47 : ◯議長野地洋正君】 選択 48 : ◯職員和田美穂君】 選択 49 : ◯議長野地洋正君】 選択 50 : ◯議長野地洋正君】 選択 51 : ◯4番・総務建設経済常任委員長二宮節子君】 選択 52 : ◯議長野地洋正君】 選択 53 : ◯議長野地洋正君】 選択 54 : ◯議長野地洋正君】 選択 55 : ◯議長野地洋正君】 選択 56 : ◯議長野地洋正君】 選択 57 : ◯議長野地洋正君】 選択 58 : ◯職員和田美穂君】 選択 59 : ◯議長野地洋正君】 選択 60 : ◯議長野地洋正君】 選択 61 : ◯9番・教育福祉常任委員長渡辺訓任君】 選択 62 : ◯議長野地洋正君】 選択 63 : ◯議長野地洋正君】 選択 64 : ◯議長野地洋正君】 選択 65 : ◯議長野地洋正君】 選択 66 : ◯議長野地洋正君】 選択 67 : ◯議長野地洋正君】 選択 68 : ◯職員和田美穂君】 選択 69 : ◯議長野地洋正君】 選択 70 : ◯議長野地洋正君】 選択 71 : ◯12番・二宮町役場新庁舎建設特別委員長根岸ゆき子君】 選択 72 : ◯議長野地洋正君】 選択 73 : ◯議長野地洋正君】 選択 74 : ◯議長野地洋正君】 選択 75 : ◯9番【渡辺訓任君】 選択 76 : ◯議長野地洋正君】 選択 77 : ◯議長野地洋正君】 選択 78 : ◯議長野地洋正君】 選択 79 : ◯議長野地洋正君】 選択 80 : ◯議長野地洋正君】 選択 81 : ◯議長野地洋正君】 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1: 会議の状況                     午後1時00分 開議 ◯議長野地洋正君】 皆様、こんにちは。  本日、副議長が病欠のため、ただいまの出席議員は13名でございます。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程はお手元に配付のとおりです。    ────────────────────────────────    日程第1 令和元年         陳情第10号 所得税法第56条廃止の意見書を国に提出する               ことについての陳情審査について 2: ◯議長野地洋正君】 日程第1「所得税法第56条廃止の意見書を国に提出することについての陳情審査について」令和元年陳情第10号を議題といたします。 3: ◯議長野地洋正君】 職員をして朗読させます。 4: ◯職員和田美穂君】 (朗  読) 5: ◯議長野地洋正君】 委員長の報告を求めます。 6: ◯議長野地洋正君】 二宮議員。       〔4番・総務建設経済常任委員長二宮節子君)登壇〕 7: ◯4番・総務建設経済常任委員長二宮節子君】 総務建設経済常任委員会の委員長報告を申し上げます。  9月5日、第一委員会室において、委員全員、議長、政策総務部長、戸籍税務課長、課税班長、及び傍聴議員出席のもと、9月6日の本会議で付託されました令和元年陳情第10号「所得税法第56条廃止の意見書を国に提出することについての陳情」を審査した結果、採択1名、不採択5名により、不採択となりました。概要は次のとおりです。  提出者による趣旨説明はなく、直ちに委員2名が執行者に質疑、意見交換は3名、後に採択1名、不採択1名の討論がありました。執行者への質疑は以下のとおりです。  委員「陳情趣旨に男女共同参画基本計画と国連女性差別撤廃委員会、日本弁護士連合会という例が挙げられているが、その後の動きについて把握していることがあれば聞きたい。」執行者「町が把握していることは特にない。」委員「白や青について、町民からの相談はあるか聞きたい。」執行者「ラディアンにて確定申告の受付をする際、そのような相談はあるが、税務署に聞いてくださいとの対応で、全部、税務署に出していただいている。」  意見交換は以下のとおりです。委員「議員の中には、個人事業主もおられるので、白と青の実態をご存じであれば、教えていただきたい。」委員「経理の専門家によると、陳情にも書かれているが、白色申告にも記帳が義務化されており、商売に応じた記帳が行われていると書かれている。ならば、青色申告して税務署への届け出により、給料を経費にすれば済むことで、その程度の手間をかけることは不利益を受けているとは言えない。所得税ではほとんどどこかで線引きがされており、例えば合計所得金額が900万円以下の人は、一般的に配偶者控除が認められており、900万1円の人は配偶者控除が認められない。だからといって、900万1円の人が不利益を受けていることにはならない。」委員「陳情者がいないのでわからないが、陳情趣旨に税務署で取り消されるとあるが、よっぽどでないと取り消しはされないと思う。さきに述べた委員の内容がすべてだと私は思う。」  討論は以下のとおりです。委員「不採択の立場で討論する。申告方法は事業主が選択できる。女性の事業主も増えており、家族従業員が女性に限定されている現状ではない。」委員「採択の立場で討論する。陳情者がいない中、確認をとり切れないところもあるので、廃止する方向で、今の申告制度について、きちんと国の議論を進めていただきたいという意味で採択する。」
     以上で報告を終わります。ご審議のほど、よろしくお願いいたします。 8: ◯議長野地洋正君】 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。              (「なし」との声あり) 9: ◯議長野地洋正君】 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。 10: ◯議長野地洋正君】 渡辺議員。 11: ◯9番【渡辺訓任君】 私は所得税法第56条廃止の意見書を国に提出することについての陳情について、採択の立場で討論をいたします。  所得税法第56条は、白色申告の事業者に対しては重要な支え手である家族従事者の働き分を認めないとしています。配偶者86万円、配偶者以外の家族については50万円の控除を認めているとはいえ、この額では最低賃金も認められないというレベルであります。このことで社会保障の面からも、家族労働者が不利益をこうむっているとの指摘もあります。  陳情者の願意は、申告方法によって家族労働の労賃を経費として認めるか認めないかが変わるのが納税者の差別であり、青・白関係なく家族労働を経費として認めてほしいということであります。既に白色申告でも記帳は義務化されており、記帳を義務化する時点で、家族労賃が経費として認められてしかるべきだったのではないでしょうか。  3年前に、国連の女性差別撤廃委員会が、日本政府に対して所得税法第56条の見直しを勧告、日本の政府でさえも第4次男女共同参画計画に家族労働者として女性が果たしている役割を適正に評価すべきと、税制を含めた制度の検討を明記しています。家族労働の労賃を経費として認めてほしければ、青色申告をすればよいという意見もありますが、比較的低い所得レベルでは青色申告のメリットも少なく、実際には個人事業主では白色申告が45%ぐらいあると、こういう国税庁のデータもあるようです。  そもそも青・白の税法、そして家族労働者の権利、これを比べたときに、家族労働者の人間としての権利のほうが私は重要なことだと考えています。このことを私は強調いたしまして、採択の討論とさせていただきます。 12: ◯議長野地洋正君】 根岸議員。 13: ◯12番【根岸ゆき子君】 私は陳情第10号、委員長報告に反対の立場、陳情採択で討論いたします。  陳情に賛成の理由は、家父長制度時代を引きずったルールのあり方の存続は見直しをし、所得税法第56条を廃止する方向で、国はやりとりを整理してほしいということになります。  陳情趣旨には、第4次男女共同参画基本計画、国連女性差別撤廃委員会、日本弁護士連合会等からも見直しや検討が言われていると、そういった例を挙げております。  陳情者がいらっしゃれば、求める方向は同じものなのかを確認したいところでしたが、私といたしましては、日本弁護士連合会の配偶者控除制度及び配偶者特別控除制度にかわる世帯構成及び働き方の選択に、中立的な税制度の再構築を求める意見書というところで示される、働き方の時代の変化に応じていくというエッセンスが入った検討が望まれるべきではないかと思います。  白色申告の家族従業者の約8割が女性だという実態があるそうなんですが、女性が事業主となり、夫と親族の働き分が認められないというケースも第56条には価するわけで、女性差別にとどまらず、人権の観点からの主張も認められるべきとは思います。その点では、控除や社会保障の不利益の件も含め、青色申告にすればよいという話と、青色にすればよいというものではないという実態が、ちょっと私には確かにいま一つ図りかねるところもございます。  意見書採択の運動にかかわる方々は真面目に働く方ばかりでしょうし、家族という単位で労働をし、地域に根ざした商売や農業、林業の方々も元気に働いてほしいとはだれもが願うところです。白色申告の必要性と第56条の廃止の関係性の整理もした上で、議論が進むことを期待いたします。 14: ◯議長野地洋正君】 露木議員。 15: ◯8番【露木佳代君】 私は陳情第10号「所得税法第56条の廃止の意見書を国に提出することについての陳情」に対し、委員長報告に反対、陳情採択の立場で討論いたします。  所得税法第56条の規定により、配偶者とその他の家族が事業に従事した場合の対価は必要経費に算入しないこととされています。日本国憲法は一人ひとりの人格、人権を認めており、その保証は国民主権と並び、民主政治を支える重要な原理であることは言うまでもありません。  また、民法、労働法及び社会保障の観点からも、家族従業者の労働の社会的評価、働き分を正当に認めるべきと考えます。税法上、青色申告にすれば働き分を経費とすることができますが、同じ労働に対し、申告の仕方によって差をつける制度自体が矛盾していると考えます。  よって、所得税法第56条を廃止することを求め、陳情採択の討論とさせていただきます。 16: ◯議長野地洋正君】 これをもって討論を終結いたします。  これより令和元年陳情第10号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は不採択であります。したがって、原案について採決します。  陳情第10号を採択とすることに賛成の議員の起立を求めます。                (賛成者起立) 17: ◯議長野地洋正君】 起立少数であります。よって、本件は不採択と決しました。    ────────────────────────────────    日程第2 議案第73号         議案第74号         議案第75号         議案第76号         議案第77号 平成30年度決算の認定について 18: ◯議長野地洋正君】 日程第2「平成30年度決算の認定について」町長提出議案第73号、第74号、第75号、第76号、第77号を一括議題といたします。 19: ◯議長野地洋正君】 職員をして朗読させます。 20: ◯職員和田美穂君】 (朗  読) 21: ◯議長野地洋正君】 委員長の報告を求めます。 22: ◯議長野地洋正君】 二宮議員。        〔4番・決算審査特別副委員長二宮節子君)登壇〕 23: ◯4番・決算審査特別副委員長二宮節子君】 委員長欠席のため、代理で報告をいたします。  平成30年度決算審査特別委員会は、定例会第8日目に付託を受けた町長提出議案第73号「平成30年度二宮町一般会計歳入歳出決算の認定について」、町長提出議案第74号「平成30年度二宮町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について」、町長提出議案第75号「平成30年度二宮町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について」、町長提出議案第76号「平成30年度二宮町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について」、町長提出議案第77号「平成30年度二宮町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について」を令和元年9月20、24、25、26日の4日間にわたり、第一委員会におきまして町長、副町長、教育長、部長、課長、以下担当職員の出席を求め、審査いたしました。  特別委員会では決算書、監査委員の意見書、説明資料をもとに、平成30年度歳入歳出決算の執行実績、及び適否を審査するため、質疑応答を行い、採決の結果、町長提出議案第73号、第75号、第76号については賛成多数で、第74号、第77号について全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決定し、次の審査意見を提出するものであります。              平成30年度決算審査意見 1.小中一環教育については、プロセスを可視化し、効果や教職員の負担を把握しな  がら議論されたい。 2.地域集会所の老朽化対策は再編も含め、スピード感を持って取り組まれたい。 3.旧国立小児病院跡地は活用方法を早期に提案されたい。 4.生活道路、通学路の修繕は優先順位をリスト化し、順次、手当てされたい。 5.防災訓練は町民参加型、かつ実効性のある企画を検討されたい。 6.公共施設予約システムは、利便性、公平性が確保されるよう改善されたい。 7.働き方改革は職員間の信頼関係を強化し、目標を明確にして推進されたい。  以上が、決算審査特別委員会の審査意見のまとめでございますが、このほかにも、委員会の審査では多数の要望、提案、意見が出されておりますので、執行者の皆様におかれましては、それらの内容を十分に検討、調査、研究され、前向きに実施の方向で努力していただくようお願い申し上げまして、委員長報告とさせていただきます。  よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 24: ◯議長野地洋正君】 ただいまの委員長の報告に対する一括質疑に入ります。              (「なし」との声あり) 25: ◯議長野地洋正君】 質疑なしと認めます。  これより一括討論に入ります。 26: ◯議長野地洋正君】 露木議員。 27: ◯8番【露木佳代君】 私は平成30年度二宮町一般会計決算に反対、委員長報告にも反対、ほか4特別会計には賛成、委員長報告にも賛成の立場で討論いたします。  私は平成30年度一般会計予算に反対をしております。理由は幾つかありましたが、まず平成30年度は平成29年度から開始された平塚市・大磯町・二宮町の1市2町の消防指令業務の広域化を機に、勤務体制を3部制にしたことで、消防職員の人員不足を招いたと考えています。平成30年3月の一般質問では、第2救急隊が出動しているときに火災が起きた場合、消防車で出動するのが2人しかいない日が8か月で7割強もあると指摘をさせていただきました。国の消防力の整備指針では、消防ポンプ自動車に乗る消防隊の数を1台につき5名とすると書かれおり、条件がそろえば4名に変えられるということで、2名という数はそれとは大きな隔たりがあります。また、訓練計画の目標値、達成値も設定していないという答弁は非常に残念なものであり、安全管理の徹底とPDCAの実施、そしてより効果的で実践的な訓練がなされることを要望させていただきました。  残念ながら、平成30年度はそのまま1年間、人員不足を招く3部制の勤務体制を続けております。最初に説明したとおり、国の整備指針とかけ離れた人員での対応では、職員が研修に行けない、休みがとれないのは当然のこと、非常に残念でした。  そして、平成30年度には水際の水難救助をするために、シュノーケルマスク、フィン、ヘルメット等を購入しておりますが、3年計画で資機材をそろえていくとしながらも、その後、水害に重きを置いた救助へと変更をされました。私自身は水害救助のほうがより現実的であると最初から考えてはおりましたが、計画が一貫性に欠ける甘さがあったと感じております。  ようやく今年度から勤務体制は2部制に戻り、前倒し採用がされ、人員不足を解消するために、情報機器室の業務を増やしていくことや、実態に即した広域化への動きなどについて、消防長からも話がありました。今後の消防力の向上につきましては、大いに期待をしたいと考えております。  各種計画や、その改定をコンサルタントに委託することについても、予算反対の理由として述べさせていただきましたが、二宮町自殺対策計画につきまして、自前での策定に変更するなど、職員の業務に対する意識のあり方については非常に評価できる結果となりました。  その他、働き方改革の一環としても、事業や業務の整理を積極的にすべきであると訴えてまいりました。空き家バンクはその他の住宅リフォーム助成制度など、似たような施策が1課にまとめられましたが、31年度、令和元年もまだ事業として実施しており、ホームページ上に出ている物件はかわりばえせず、この3年間を見ても、扱った物件数は6、成約は2件という状況です。  以前、担当は、特にこの事業にとられる時間はないと言っていましたが、問い合わせへの対応、現地調査、掲載情報の整理など、全く作業がないわけではなく、しかも不動産などは資格所有者が扱うものであり、紹介のみとはいえ、職員が片手間でやるような事業はやめるべきです。特定空き家の対応などの空き家対策事業とは異なるものです。  また、子育てワンストップサービスは法定受託事務ではないにもかかわらず、利用者がどれぐらいいるのかの調査も見込みも立てずに始めた事業で、利用者が2名しかおりません。ほかの自治体でも始める、個人番号の活用が始まるからと、本質を議論せぬまま始めた事業で、年間60万円以上、無駄にしないでいただきたいです。  予算の反対討論で、例として挙げたのはその2つの事業でしたが、職員も税収も減っていく中で、この程度の事業がやめられなくて、ほかのどの事業が整理できるのでしょうか。これまでは何かの事業に参加したり、それを利用している方々の声は聞いてきたことと思いますが、今後は活用しない方、参加しない方の意見、その理由を丁寧に聞いていくこともしていただきたいと考えます。事業整理にぜひ本腰を入れて取り組んでください。  コミュニティ・スクール導入促進事業は、平成30年度の準備を経て、今年度、すべての学校で導入されました。私は一保護者として、保護者の方々の本当に深刻な忙しさを知っております。PTA役員も4年間務めてきました。学校に対して、だれもが理想的な大きな思いを持っているわけではないということも、悲しいかな、実感をしております。また、地域の方の中には、毎日、子どもを見守ってくださる方、挨拶をしてくださる方、伝統芸能を地域で教えてくださる方など、たくさんの方々が思いを持ってくださっている一方で、当然のことながら、だれもが子どもたちに大きな思いがあるわけではありません。コミュニティ・スクールの実施により、学校運営にかかわる人が増えるのではないか、ボランティア活動や見守り活動の自分たちの負担が減るのではないかと期待する保護者もおります。  しかし、実際にこれまで学校にかかわってきてくださった地域の方々の負担はより一層増し、そして先生たちには新たな負担が増すのではないかと私自身は非常に不安になりますし、学校運営協議会の傍聴もさせていただきましたが、地域と学校とでお互いの役割が不明確であり、負担のかかり方が探り合いになってしまっていると感じました。だれが悪いわけでもなく、お互いの役割、主張がなかなかしづらい状況なのは、昨年度を準備期間としながら、各校で4回の会議しか開催できていないことなど、準備不足が1つの原因であると感じます。  さらに、今、学校の再配置が大きな課題としてあります。地域から学校がなくなるわけではないという答弁もございました。確かに地域をこれまで以上に広く見れば、そうかもしれませんが、やはり地元の地域の方々の声、その実態としては、それとこれとは別ということにはなりません。学校の再配置によって影響を受けるであろうコミュニティ・スクールのあり方に対して、気持ちが揺さぶられてしまうのは当然ですし、不確定要素が多い中では、地域も、保護者も、学校も数年後がどうなっているかわからないというところで、自分事としてなかなか捉えられないというのはあると思います。コミュニティ・スクールについては、今後じっくりと丁寧に進めていきたいといった答弁も審査でありました。実際にもともと学校と地域との関係性が非常に強いところでは、コミュニティ・スクールの導入を改めてする必要はないと判断し、導入をしなかった自治体もあります。そういった事例も参考とされながら、今後はどのように教育委員会が学校と地域へのサポートをし、判断していくのかは非常に重要だと考えております。  さて、平成30年度は補正予算であまりにも常識的ではない項目が計上されてきたと私は感じています。新庁舎整備事業については、町民による検討委員会を開催するということで、委員への報償費として、3回分が計上されました。補正審査では、町民の意見を聞くために開催を決定したという説明がありましたが、当初予算で組まれなかったということや、たった3回の開催では、町民の意見を聞いたというアリバイづくりに利用されるだけであったということが明白です。ですから、私はこのときの補正予算も反対をしております。検討委員会が開催されますと、庁舎をラディアン裏に新築するための意見交換であるという前提があり、当時の委員からも、そして傍聴した町民からも、大きな不満を持たせる結果となりました。  職員の時間外手当不払いの件も補正予算での対応となりました。2年分の職員の時間外手当不払い分と遅延損害金が計上されております。まずどのような事情があるにせよ、労働した分の賃金を支払っていなかった町に最大の責任があり、その慣習が暗黙のルールのようになって、30年以上声が上がらなかったことは、役場の体質、職員の資質をよくない方向に、それも長年、形成することに大きな影響を与え続けていたと考えられます。新聞の一面で大きく報道されるような非常に大きな問題でしたが、それは歴代の町長、副町長、総務部長は当然のこと、長い間、権利を主張してこなかった職員一人ひとりの無責任さの積み重ねの結果でもあります。  三役の処分に関する議案が上程されたときは、対応が迅速であるという賛成討論もありましたが、特に若い職員に対してはきちんと説明とお詫びをすべきであったと思いますし、それらをする前に、三役の処分を決めてしまい、それ以外の役職で処分があるかどうかすらはっきりした答弁もなく、職員が置いていかれるような状況になっていたと私は感じました。  私はこの問題が明るみに出たことを契機に、しっかりと町長を頂点とした組織を立て直すチャンスだと思いましたが、残念ながら、その最大のチャンスは活かされなかったと感じています。遅延損害金を希望者のみにしか支払わないというやり方をしたことも、法的な観点から見ても、矛盾があったと指摘をさせていただいております。  労働関係に詳しい弁護士の見解では、時間外勤務手当の請求をする際、時効は確かに2年間分であるとしながらも、地方公共団体でありながら、意図的にそれを支給せず、時効が経過したからといって、ただ2年分を払うということ自体が、時効の主張を乱用的に用いている面があるということです。さらに、時間外勤務手当の支払いの時効については、あくまでも法律上に基づいて2年と主張しておきながら、遅延損害金については選択性にするというのは、不均衡、不合理であるということです。請求するか否かを職員に聞くということは、できれば支払いたくないという町の意図を事実上表明しており、記名する形式のもので請求しなければならないとなれば、本来、請求したくても遠慮してしまう危険性があります。職員へのアンケート調査もしておりますが、記載内容に対して肯定をする、否定をする、調査するというのが、非常に難しいものが書かれているのは想像ができますが、真摯に対応をし続けていただきたいと強く思います。  また、町長が就任して5年目になり、さらにこのような問題が明るみに出たというのに、職員一人ひとりと一度も面談をしていないことが残念でなりません。結局は課題が明るみになっただけで、職員に対する息抜きの体を超えなかったのではないかと感じてしまいます。あれから1年がたちます。今からでも働き方改革の長期的プラン、短期的プランをしっかりと示し、一定のゴール、目標を設定して取り組んでいただきたいです。  以上の理由などから、平成30年度一般会計決算は反対とさせていただきます。  ほか4特別会計については、妥当とし、賛成といたします。 28: ◯議長野地洋正君】 根岸議員。 29: ◯12番【根岸ゆき子君】 私は平成30年度議案第73号「二宮町一般会計」、及び議案第74号から第77号の4特別会計決算に賛成の立場で討論をいたします。  今回、私はあえてテーマを言えば、整理整頓の整理という言葉をテーマにしたいと思います。幾つかの事業の整理がなされたことに賛成をしたい。30年度の施政方針にありますように、人口減少・少子高齢化が進む中、町が抱える課題は山積しており、その一つ一つの課題解決に向け、一歩一歩着実に前進する必要があるとのとおりで、町をコンパクトにしながらも、新たな息吹を吹き込む、そういったときに、今まで見過ごしてきたこと、長年、固定化され続けてきたことを掃除をしながら整理をかけなければ、これからの二宮町を迎えることはできません。  それは、プラス面ばかりとは捉えられないことも含めて、町独自の取り組みを示したという視点で幾つを取り上げてみます。  1.この年の予算審査では、コンサル委託についての是非が問われました。公共施設再配置・町有地有効活用事業672万8,400円は、29年度に行った町民参加ワークショップの実の結び方は、いまだ結論を得るものではないのですが、30年度は東大跡地活用に業者も現場とかかわってもらいながら、職員とともに進められたこと。  子ども・子育て支援計画事業157万8,960円は、30年度に行ったアンケート調査事項の中に、町独自策への反映のため、病後児保育や子育てワンストップサービスについての設問を増やしたこと。  自殺対策計画策定委託料、予算290万7,000円は、国の補助が出るとはいえ、自前作成をし、決算は0円となったことなどを通しまして、コンサルお任せ体質ばかりではないという考えを示せたこと。  2.補助金・交付金制度の見直しをしたこと。団体の既得権益ということではなく、ルールによって統一をいたしました。一方で、補助金から消耗品費の支援という形への移行で、不具合だと感じる団体もあるようです。町民活動の存続もまた大事なことなので、十分なフォローをお願いしたい。  3.公共施設ですが、旧駅前会館の解体をしました。解体工事費は2,052万円と備品等運搬委託料63万3,200円、何年も危ないと言われ続けた施設の閉鎖を実行に移したことは評価いたします。町民活動団体との調整には労力を費やしたと思います。そして、町営プールは説明会を開き、あり方を方向づけました。温水プールトレーニング室を町立体育館に統合したことも、整理とは言えるものの、定期利用券の還付7,500円がお1人分だというのは、残額返金という周知がやはり足りなかったのではないかと懸念をするところです。消防団の施設維持についても、課題ある分団との意見交換を消防団と情報共有できていることもわかりました。さらに丁寧な議論を重ねていただきたいものです。  4.自転車駐車場は、無料の場所の整理をいたしました。平成30年度使用料の減額は、自転車人口が減ったからではないかとの見解がありましたが、無料の場所をなくして、有料の場所を広げました。令和元年決算に新たな結果が出てきたところで、場所の広さが適切であるかどうかを検証していただきたい。  5.し尿処理等下水道投入施設に工事着手です。下水道整備が計画区域にあと少しで終了されるこの時期に、見通しを立てて、確実に残るし尿処理対応を計画的に進めました。  6.オリーブ普及奨励補助とオリーブ振興補助金事業は、生産者と加工業者と商工会の連携によるオリーブ推進のための循環が形づくりとして見えてきたことは、それこそ努力が実る一区切りであると思います。楽しめるオリーブ推進となることを期待いたします。  7.子育てサロンは、中里ナーサリーの開設とともに、百合が丘サロンの閉所を決めました。  8.にのみやLifeプロモーションは、にのみやLOVERSの発展的解消のあとも、だれもが参加しやすい取り組みを細やかに実行していることがわかりました。  9.税収の収納率向上対策は、早めの催告等により、不能欠損、時効消滅の手前で町税滞納の縮小に結びつけたということが言えます。  10.再任用制度の活用です。何となく今まで非常勤ということで、職員の退職後のポストをつくってきた感は否めません。人件費抑制に協力いただいてきた経緯もあるかと思いますが、条例も整っている中、その活用に踏み切ったことが決算でわかりました。ただ、私は再任用は常勤職員が行っている業務と同等の業務を担当すると認識をしております。その配置については疑問の残る点もありますので、今後、引き続きの説明をお願いいたします。  そして、自発的な改革によるものではない整理がありました。  高山村地域間交流事業参加料、職員の時間外手当、国の360時間規制に向けた働き方改革と具体的対処、消防署の体制、新庁舎基本構想・基本計画、172件の課税漏れによるチェック体制、それなりに手順を踏んで提案された小中一貫教育推進による学校配置の整理のし直し、今年度になりましたけれども、などです。これらもまた悪いことではなく、放り出さずに取り組んでいくことが大切と思います。  また、防災面からですが、安否情報確認システムを幅広く、使いやすく広め始めたことは、大変評価をいたします。  中長期在留者居住地届け出等事務委託では、34カ国、249人の外国人が町に住んでいるとのことでした。できれば地震大国・台風大国の日本での災害時に、最低限備えられる心得を窓口で配布することも考えてはどうでしょうか。
     あとは、電算の無停電電源装置の台数の少なさ、避難行動要支援者マップの活用、自主防災組織育成といった細かい課題も防災面からは確認ができました。  ほかに目立った課題についても言わせてください。  総合計画中期計画の最終年度でありましたが、PDCAサイクルで回すことが浮足立たずに、行政評価をいかに効果的取り組みとするかは課題があると思います。  公共施設予約システムの導入検討時に対する疑惑には、今後、しっかり答えていただくようにしていただきたい。  二宮の農地を守るために、遊休荒廃農地対策は農地と活用者を結ぶ事業の充実と、有害鳥獣対策には不断の努力が要されると思います。  道路は必要優先順位を鋭意判断していることはわかりますが、住民の不満・不信の増大にならぬよう、策を講じる必要があると思います。  旧国立小児病院跡地に関しては、塩漬けになる前に、できることを進めていただきたい。  国民健康保険特別会計です。財源確保に努め、コンビニ納付などの利便性が納付率向上につながっていることは評価できます。国保会計維持という大きな課題には、健康維持ができる町民を増やすことで、県からの請求にも応えていけるよう取り組んでいただきたい。  介護保険特別会計です。立ち上げた「通いの場」の存続に向けた、人をつなぐための情報収集とメニューづくりに取り組まれているとのことでした。また、協議体を発足し、つくるに当たっての地区割りの整理を、地域の話し合いをもとに進められたことなどを評価いたします。  下水道事業特別会計です。ストックマネージメント策定に向け、まずは一番古い富士見と中里二丁目の調査をいたしました。下水道整備が更新の時代に入る準備を進めたということで評価をいたします。  後期高齢者医療特別会計にも賛成といたしました、私の賛成討論を終わりといたします。 30: ◯議長野地洋正君】 松崎議員。 31: ◯3番【松崎 健君】 私は平成30年度二宮町一般会計歳入歳出決算のみに反対の立場で討論します。  今回、審査委員として審査するに当たり、2つの点に軸を置いて審査させていただきました。  まず歳入です。歳入は町税に軸を置き審査しました。どれだけ真剣に戸籍税務課中心に町税に向き合っているか、今後、向き合っていくつもりなのか。町税全体の収納率は98%、主要4税目の各税目ともに、現年度分は99%程度と高い収納率を示していますが、滞納繰越分の徴収率は8.1%から41.9%、4税目平均で37.6%と計算上なります。4税目滞納繰越分は、当初6,631万5千余円、30年度中の収入済額は2,495万7千余円、さらに不能欠損額が287万8千余円、差引き収入未済額は3,847万9千余円が31年度に繰り越されるわけです。  これに30年度現年課税分の収入未済額3,048万6千余円を加えた6,896万5千余円が令和元年度へ繰越未済額になるわけです。  この6,896万5千余円の繰越未済額をもっと積極的に滞納処分、差押え等を含め取り組むべきと考え、可能な限り職員には徴税吏員証を交付し、一層の収納率向上を目指すべきとしました。既に99%程度の高い収納率を示していることから、乾いた雑巾をさらに絞るようなことかもしれませんが、答弁ではさらなる適切な対応を約束いただいたものと評価したいと思います。  次に、歳出です。歳出は主に税収から得た歳入をどう使うかということですけれども、今後は適切な対応により、乾いた雑巾を絞るようにして収納率向上を目指すことになる血税によるものです。その血税を無駄遣いすることは許されません。  今回の審査では、歳出のうち多くを占める時間外勤務手当等を含む人件費に軸を置いて審査しました。さきの議会では、残業代未払い問題が取り沙汰され、働き方改革が叫ばれる中、血税の使い方として、町民の理解を得られる働きをしているか、どれだけこれまでに目の当たりにしてまいりました一部職員の働き方、この中には以前に町民相談窓口を通し改善を求めたところ、当該職員と上司が謝罪することになった事例も含めますが、これらは改善されているのか、決算審査中に執行者側から何度か説明のあった研修、この研修は執行者側の説明によると非常に有用であったとの説明でしたが、この研修を経て改革されているのか、検証しようといたしましたが、残念ながら十分な検証はできませんでした。  働き方が改革されたことを確認できない以上、当該年度中に一部職員に支払われた給与が適切であったとは言えず、したがって、本決算に賛成することはできません。  なお、働き方が研修を経て改革できたのかについては、引き続き検証してまいりたいと考えております。  また、決算審査全般を通し、町長は町民に寄り添ってという表現をよく使いますが、執行者側答弁の中には、間逆のことを平然と答弁している姿が散見されました。  さらに、第三者の発言を引用して、町の取り組みを正当化する論調にも疑問を感じました。  北口通り商店街の照明の問題につきましては、坂本議員から商店街の意見をまとめる旨、約束がありましたが、仮に暗くしてほしいという形で意見がまとまったなら、暗くするのでしょうか。道は商店街だけのためにあるのではありません。通行人の安全を無視していいのでしょうか。要は、町はどうしたいのかが見えてこないのです。村田町政の政治姿勢が問われる問題と考えます。  以上により、平成30年度二宮町一般会計歳入歳出決算のみ反対の立場といたします。 32: ◯議長野地洋正君】 小笠原議員。 33: ◯7番【小笠原陶子君】 私は本日の5つの決算なんですけれども、一般会計も4つの特別会計もすべて賛成の立場で討論いたします。  この平成30年度の予算は、私の総括のときにも申し上げましたけれども、村田町長1期目の最後の予算ということで、31年度に向けて布石を打った予算だったというふうに思います。  現在、懸案になっておりますラディアン裏に新庁舎を建てるという構想のもと、予算を組みました。その30年度予算は可決され、今現在、反対している議員の中に、賛成している議員もいる予算でした。平成30年度は二宮町の第5次総合計画の中期3年目として、基本構想に掲げる将来像「人と暮らし、文化を育む自然が豊かな町」の実現に向け、4つの方向性を打ち出し、事業を行ってまいりました。それに沿って私の賛成意見を述べさせていただきます。  この町の30年度の一般会計の決算は、歳入80億8,605万2,000円、歳出は77億2,410万6,000円で、前年度と比較して歳入が3.4%、歳出が4.6%の減となりまして、実質収支額は2億5,051万6,000円となっております。そのようにたくさんある中で、私は何を評価するかというところにおいては、いつも申し上げておりますけれども、やはりこの二宮町が住みよい二宮町、子育てしやすく、年をとっても安心して暮らせる町になっているかどうかというところの観点で意見を述べさせていただきます。  まず最初に、二宮Lifeプロモーション事業を実施いたしました。町民の協力を得ながら、大変努力されたというふうに思います。それは数字にも出ておりまして、平成30年度は社会増、自然減とか自然増は別といたしまして、社会増のところだけを捉えますと、平成30年は28人増えております。その前年の29年度は37人だったんですけれども、この決算議会の中で、令和の今現在においては、この新年度からは18人社会増があるというところで、数字にもあらわれておりまして、この二宮町のよさを少しずつでもわかっていただいて転入している、それは事業者、不動産屋さんをはじめとした事業者の努力もありますけれども、やはりこの町民有志の方々や、また多くの心ある町民の方々とともに、またもちろん役場の職員も一緒にですけれども、一生懸命情報発信した部分というのを、一定の効果が出ているというふうに高く評価したいと思います。  また、自殺対策計画を策定したんですけれども、仏つくって魂入れずにならないように、ぜひできた条文だけじゃなくて、それを回していくための、総括でも申し上げましたけれども、委員会などもつくっていくというような方向で頑張っていただきたいというふうに思いますが、一定の評価をさせていただきたいと思います。  それから、やはり子どもたちが住みよいこの二宮町というところでは、子育て世代包括支援センターという名称のもとに、一括して、今までも頑張ってきたんですけれども、よりわかりやすく子育て世代の支援というところを進めてきたということがございます。  決算議会にもございましたが、私自身、母子手帳を役場でもらえないのはとても不便だなと思いましたけれども、保健センターに設置することによって、胎児の状況などもわからない方とかにはきちんと説明して、理解を求めるというような努力もしているというお話もありまして、またこれからも頑張って子育て支援を進めていただきたいというふうに思います。  また、環境と風景が息づくまちづくりでございます。平成30年は環境保全費として4億4,046万4,000円の予算の中、決算は4億2,820万5,000円となりました。ごみ広域化事業は順調ですけれども、ごみの問題は、まぜればごみ、分ければ資源、またCO2削減の意味でも大変重要な問題でございます。ちょうど9月23日にニューヨークの国連本部で気候行動サミットが行われ、スウェーデンのグレタ・トゥーンベリさんという16歳の少女の発言によって、本当に頭を殴られるような思いがいたしました。この10年でこの地球は取り返しのつかないものになる。この二宮町出身の江守正多さんも、先日、NHKの番組に出て、しっかり説明されていましたけれども、私たち町民も一人ずつ意識を持って行動していきたいというふうに考えます。よろしくお願いいたします。  それから、交通環境と防災対策の向上についてでございます。  地域公共交通では、再編後1年が経過したコミュニティバスを検証し、今後の運行について検討した年であります。1日の目標100人にはまだ及びませんけれども、不便地域の解消に一定の成果が上がったというふうに評価できる年だったと思います。また、戦略的行政運営についてです。働き方改革です。町の職員の残業未払いについては長い間の懸案でしたけれども、村田町長は歴代町長の後始末をする形で改善した年でした。引き続き職員が一丸となって、一部の人だけに負担のかかることのないよう、働き方を進めていただきたいというふうに思います。  以上、一般会計はもっといろいろあるのですけれども、主立ったところ、住みよい二宮町というところで賛成させていただきます。  そして、介護保険特別会計なんですけれども、地域介護予防活動支援事業422万9,940円という決算が出ておりまして、費用対効果の面から言えば、十分効果があった事業じゃないかというふうに評価したいと思います。「通いの場」の実施、私、これが始まる前に、こんな形で始めて大丈夫なのかというところを一般質問したり、いろいろ町民みんなでいろいろ研究し、ほとんど時間のないままその実施に突入した中、町民の皆様お一人ひとりの努力で、大変順調に推移した年だったというふうに思います。しかし会場は地域集会施設となっていて、老人憩の家や児童館のことなんですが、この会場がたくさん使われれば使われるほど、使いづらい点も目にとまり、明らかになっております。この老朽化したところ、またバリアフリーでないところに関して、ぜひスピード感を持って改善・改修を望みたいというふうに考えております。それは介護保険というより、町づくり全般のところで進めなければいけないものだというふうに思います。  高齢者医療特別会計、そして国民健康保険、下水道についても賛成をさせていただきます。 34: ◯議長野地洋正君】 渡辺議員。 35: ◯9番【渡辺訓任君】 私は日本共産党議員として、議案第73号から77号、一般会計と4特別会計の決算(案)について、一括して討論をいたします。  議案第73号「一般会計決算(案)」については反対です。2018年度決算は歳入が80億8,600万円、歳出が77億2,400万円となり、前年の特別な町税収入の増加があったことを考えますと、規模は前々年度とほぼ同程度でしたが、さまざまな取り組みがされたと認識しています。  私は当該年度予算に関して、3つの点を指摘していました。1つ目は公共施設再配置実施計画などの計画ありき、財政優先の形になっていないか。  2つ目は、子育て支援や学校教育環境改善・充実への取り組みが不十分ではないか。  3つ目は、町の重要な施策に地方創生など、国の方針がどっしりと据えられていて、町の主体性の危険性を感じる、この3つであったわけです。  今回の決算においては、残念ながらこれらの心配を払拭するところには至らず、福祉介護サービスの充実や暮らしや教育に密着するインフラの維持改善などの身近な要求を形にし切れなかったのではないでしょうか。  町の将来に大きな影響がある新庁舎整備の基本構想・計画案は進められましたけれども、基本設計の作業が現在ストップしている状況です。事業費の精緻な見通しも、新庁舎に求められる機能についても作業が進められません。町民と職員の命と安全を守るという観点では、大きな地震の可能性が低下することはありませんから、業務計画の実効性を高める一方で、当面の間の防災対策の強化が求められます。  また、小中一貫校設置については、メリット・デメリット、これも指摘され、公共施設再配置ありきではないかとの指摘もあります。小中一貫校設置計画(案)も提案されていますが、コミュニティ・スクールの運用、地域コミュニティの育成と合わせて、今後、論議も含めた慎重な取り進めが必要と考えます。  特別教室へのエアコン設置、学校の雨漏りの修繕なども進みました。繰越明許として今年度の工事となりましたが、普通教室へのエアコン設置に4億円の補正予算を組んだこと、図書館の開館日の拡大、病後児保育の実施、新たな民間保育園整備への補助など、さまざまな新しい取り組みについては、前進として評価をいたします。  高齢化が進む中での活動への支援、部署を超えての取り組みの強化、計画策定に当たって外部委託を最小限にしていくための町としてのノウハウの蓄積、庁内エキスパートの育成などの課題については、当該年度では方向性、めどが明らかになりませんでした。さらに、働き方改革についても、未払い賃金については一旦の精算を終えたとはいえ、今後の役場内のみならず、町全体の働き方改革を進めるという立場では、事業同様に、評価対象として明確に位置づけて進める必要があると考えます。  地域経済の活性化という点では、農林水産業、商工業ともに大きな進展を見ることはなかったわけですが、これは取り組みの難しさを示していますが、特にこの農林水産業の分野では、鳥獣被害、取りわけイノシシの捕獲数に示されるように、被害の広がりが深刻です。ここには特段の注力が必要と思われます。  子育てワンストップサービス接続サービスは、マイナンバー利用を前提にしつつも、利用度の低いものになりましたて。62万円とはいえ、町民要求に沿わない事業こそは無駄遣いであり、見直されるべきだと考えます。  財政面では、実質単年度収支が3,500万円となっており、村田町政で4期連続の黒字となっています。当該年度では庁舎整備基金もつくられて、一般会計で17億円を超える基金となっています。私はこうやってつくった財源、これをきちんと活用して住民福祉向上という地方自治の本旨に立ち返り、生活道路の改修、安全性の向上、そして国保税の減額などの取り組みをこれからも進められるよう求めます。  第74号議案「国民健康保険特別会計決算」については、賛成をいたします。  当該年度は、県への国保財政一本化が進められる中で、保険料を据え置いた点、この点を評価いたします。財政運営が県へ一本化されたとはいえ、保険料の設定は町の権限になると理解をしています。5,000万円の基金積立てが生じた点については、今後の保険税の引き下げ、据え置き、そして資産割や子どもの均等割の減額など、高過ぎる保険料の是正のため使っていただくよう、引き続きの検討を強く求めます。  また、重症化予防事業については、一定の効果を実現したと考えます。事業の実施に当たっては、医療費削減を前面に出すと、本来必要な受診・診療を抑制することにもつながりかねません。町民の生活の質をよくしていく、このことを念頭に、健康の維持、疾病の予防、早期発見に引き続き注力していただきたいと思います。  第75号議案「後期高齢者医療特別会計決算」については、反対をいたします。  後期高齢者医療制度については、殊さら75歳以上の高齢者を区別する差別的な制度であると考えます。負担についても上限は設けつつも、1割から3割の自己負担を求めており、現役世代からの支援金が財源の4割を賄うこともあって、各健康保険組合の経営にも悪い影響を与えていることも問題として考えられています。当該年度には国レベルでは保険料負担の軽減制度が見直され、年金収入のみの世帯には負担増を強いる仕組みとなっています。お年寄りいじめと言うべき制度で、制度自体に反対をします。  第76号議案「介護保険特別会計決算」については、反対です。  今期、介護保険料の基準額据え置きをしたことを評価していますが、そういった中でも、大きな剰余金が生れました。基準額据え置きは積み立てられた基金の運用を前提の1つにしていること、地域事業支援費が減額されたこと、地域密着型施設について、法人運営と県の指導も問題であったにせよ、利用者に大きな迷惑をかけることになりました。特別養護老人ホームについては多くの待機者がいるという状況、これも引き続き改善されなくてはなりません。認知症総合支援事業という形で、ようやく認知症対策が位置づけられ、早期対策チームの活動などがスタートしたこと、生活支援コーディネーターが設置されたことについて評価しています。基金に2,400万円程度を積み立て、残額は3億円を超えています。これは将来の保険料の引き下げ、据え置きに活用する以前に、本来不足しているサービスの質、量の改善に当てていただきたいと訴えるものです。  第77号議案「下水道事業特別会計決算」については賛成をいたします。  予算執行そのものは適正であったと考えます。今後の既設管の長寿命化、改修に関する調査が実施をされました。新規の下水道整備の終了を目前にして、町の最大の生活インフラを今後どう管理運営していくのかは大変重要な課題であります。これは町の財政にとっても大変重要になっています。今回の調査結果を活かして、長期的な財政見通しに着手し、早期に町民に示されることを求めるものです。  以上をもちまして、決算についての討論といたします。 36: ◯議長野地洋正君】 一石議員。 37: ◯13番【一石洋子君】 私は平成30年度二宮町一般会計、4特別会計に対して賛成の立場で討論させていただきます。  30年度、住民の福祉において進歩を遂げたことを評価いたしました。子育て支援包括支援センターを他市町に先駆けて設置し、すべての乳児に生れる前からアクセスし、寄り添い支援をする仕組みを整えたこと、育児発達支援教室を通して、最も必要な母子のコミュニケーション支援と子育ての現場に対応する施策を前進させました。福祉課の職員と障がいを持たれる方々と保護者の会である「手をつなぐ育成会」との円卓会議を複数回、傍聴させていただきました。ニーズの強い当事者と顔の見える福祉のまちづくりを進めることは、町民全体の福祉の向上に資することであるので、さらなる推進を求めます。  また、特に早期の療育において、専門機関の設置と幼稚園・保育園、小学校と連携した学びとバックアップの仕組みについては喫緊の課題です。  一色小学校区地域再生協議会も住民力の二宮町にふさわしい発展が見られ、地域の人材を顔つながりで引き出し、多くの人々が集い、交流し、出力する場は、それぞれ持ち味の違う人々に光を当て、助け合いを広げ、地域の生活の質を上げる仕事を生み出す可能性を引き出したと言えます。町民のやむにやまれぬ思いから立ち上がるさまざまな事業が生れているところですが、公としては自立を言い立てるよりも、事業の本質的に未来に資する方向性を理解し、さらなる支援の可能性を模索することが協同のまちづくりの本旨ではないかと思います。町民活動推進事業については、格段の進化を求めるものです。若者参画の機会として、またSDGsの共同のプラットフォームとしての可能性を活かしたいと思います。  シティプロモーション事業は、行政職員と町民が二宮での生活実感を持ち寄り、成果を上げており、興味深く注目しました。ここでの気づきを町民活動に活かす動きもあります。協力する町民の方々からも移住セミナーの様子は聞いていましたが、決算委員会で我が事として生き生きと報告する職員の姿に感銘を受けました。自治体の仕事が住民有志とチームで取り組まれ、人の幸せや喜びにつながる現場がそこここに位相のように展開するまちづくりを期待いたします。  学校教育における子どもたちの環境において、抜本的な改善が必要です。30年3月に国の基本方針が改定されたことから、二宮町いじめ防止基本方針が改定されました。30年度、現場で取り組まれたとのことでしたが、実現のためには、今後、子ども一人ひとりの権利の立場から、大胆な相談体制の見直し、スクールソーシャルワーカー、教職員、指導主事増員の予算配分が必須と思います。  私はコミュニティ・スクールは学校のそもそもの成り立ちから、当たり前のことであると考えています。ぜひとも行政・町民がチームとなり、子どもを社会で育てる本来の姿を取り戻す二宮スタイルを追求していただきたい。  二宮中学では、このほど学校運営協議会による地域の寺小屋が実現することを知りました。コミュニティ・スクールの推進によって、子どもにとっての学校環境の窓を開け、子どもたちが自分自身を伸び伸びと発揮し、多様な目で応援、見守りいただける居場所が学校の中に、そして地域に展開されることを望みます。  地域の防災計画は、地域に根ざす学校の地区懇談会を活用し、議論されることが必要と考えました。子どもは共助を生む地域のかかわりの輪の鍵であり、学校・子ども・保護者・地域の方々が集まる最大の機会を活用すべきと思います。30年度執行された新庁舎町民検討会に始まる町民の議論が、学校再配置、二宮を俯瞰したグランドビジョンを求めています。  国立小児病院跡地に代表される町有地の利活用は、グランドビジョンの通底する計画になるべきです。子どもを中心に輪を描く協同のまちづくりを視座に、未来を特に我が事と捉える子育て世代を中心とした町民の知恵を集め、検討する仕組みをデザインし、長期において最大効果を持つ計画作成を求めます。  国民健康保険特別会計については、妥当とし、賛成いたします。今後も生活者の実情に寄り添い、社会保障抑制につながらない運用を求めます。  介護保険特別会計につきましては賛成、担当職員の尽力を評価いたします。  介護保険総合事業の一環である通いの場、他市に比類のない全国への早期の発展、小学校区の協議体構築の準備、認知症対策支援に向けて、行政が力強く立ち上がり、職員がチームで汗をかいて、地域に参画する姿にこの町の未来を感じます。さらに協同の二宮スタイルを追求していただきたい。  後期高齢者医療特別会計については妥当と判断しましたが、最新の投薬の適正診断、命と生活の質、ケアの重視などの研究課題を広域連合で議論していただきたい。  下水道特別会計につきましては、妥当と判断します。ストックマネージメント計画の一環で、懸案であった不明水対策に115カ所を検査、破損箇所の明確化など、実効につながるアクションをとれたことを評価し、今後に期待するものです。  以上です。 38: ◯議長野地洋正君】 大沼議員。 39: ◯10番【大沼英樹君】 私は平成30年度決算審査、町長提出議案第73号「一般会計歳入歳出決算の認定について」、以下、77号までの特別会計について賛成の立場で討論をさせていただきます。  平成30年度中に発生した残業代の未払い問題、またセクハラ問題など、度重なる不祥事はこの二宮町にとって多大な不名誉と、さらに大きな損失を発生させたあるまじき行為だと感じています。現在の状態からさかのぼると、年度の取り組みに関して満足のできる行財政運営とは思えません。そして、現在、取り組まれている庁舎や学校をはじめ、進行中の計画について、不満点や課題が大変大きいものと感じています。  先般の委員会でも申し上げたように、少数町民を集めて開く委員会では、不誠実な町政運営ととられてもおかしくないと思います。また、単体事業、各事業での予算と決算の乖離をもとに基金が積み上げられているのだとすれば、これも歓迎できるものではありません。これら悪しき慣例がこの二宮町行政の運営の仕方というのであれば、その取り組み方には改善をしていただきたいと思います。  また、国民健康保険のシステムに関して、税制改正により医療費の増大が保険料の町民の負担上昇につながるといった形が言われています。ぜひこの町民の保険料を少しでも低く維持ができるよう、町民の方々の健康増進のために、より一層の力を注いていただきまして、推進をしていただきたいと思います。  以上の忠告を申し上げて、また改善を求めさせていただきまして、賛成とさせていただきます。 40: ◯議長野地洋正君】 これをもって討論を終結いたします。  これより「平成30年度二宮町一般会計歳入歳出決算の認定について」町長提出議案第73号を採決いたします。  本案に対する報告は可決であります。本案を報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                (賛成者起立) 41: ◯議長野地洋正君】 起立多数であります。よって、議案第73号は原案のとおり認定されました。  これより「平成30年度二宮町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について」町長提出議案第74号を採決いたします。  本案に対する報告は可決であります。本案を報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                (賛成者起立) 42: ◯議長野地洋正君】 起立全員であります。よって、議案第74号は原案のとおり認定されました。  これより「平成30年度二宮町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について」町長提出議案第75号を採決いたします。  本案に対する報告は可決であります。本案を報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                (賛成者起立) 43: ◯議長野地洋正君】 起立多数であります。よって、議案第75号は原案のとおり認定されました。
     これより「平成30年度二宮町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について」町長提出議案第76号を採決いたします。  本案に対する報告は可決であります。本案を報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                (賛成者起立) 44: ◯議長野地洋正君】 起立多数であります。よって、議案第76号は原案のとおり認定されました。  これより「平成30年度二宮町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について」町長提出議案第77号を採決いたします。  本案に対する報告は可決であります。本案を報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                (賛成者起立) 45: ◯議長野地洋正君】 起立全員であります。よって、議案第77号は原案のとおり認定されました。    ────────────────────────────────    日程第3 総務建設経済常任委員会の閉会中の継続調査について 46: ◯議長野地洋正君】 日程第3「総務建設経済常任委員会の閉会中の継続調査について」を議題といたします。 47: ◯議長野地洋正君】 職員をして朗読させます。 48: ◯職員和田美穂君】 (朗  読) 49: ◯議長野地洋正君】 委員長の報告を求めます。 50: ◯議長野地洋正君】 二宮議員。       〔4番・総務建設経済常任委員長二宮節子君)登壇〕 51: ◯4番・総務建設経済常任委員長二宮節子君】 総務建設経済常任委員会の閉会中の継続調査について報告いたします。  平成31年第1回定例会において、産業振興の推進について継続調査する旨、承認されました。6月定例会後の報告をいたします。  1点目、意見交換会及び委員会の報告です。6月25日、全員協議会終了後に創業支援について意見交換、7月18日午前、経済効果に結びつく吾妻山公園の付加価値について意見交換、7月25日午前、吾妻山公園視察、参加者は委員全員、都市整備課職員、議会事務局長、その後、第二委員会室で委員6名による意見交換。7月29日午前、視察の振り返りの意見交換。8月19日9時半より、第一委員会室で委員会。  2点目、8月19日の委員会の内容を申し上げます。  産業振興と吾妻山公園との関連性が町民や町側からわかりにくいとの指摘もあるため、明確にいたしました。観光資源としての吾妻山の課題として上げられたのが、現在の吾妻山公園に訪れる観光客は足腰が丈夫で、体力のある方に限られるということ。また、集客という点では、菜の花ウォッチングには観光客が増えるが、バリアフリー化には限界があるものの、車両の乗り入れ範囲を広げることで公園へのアクセスを改善し、あわせて吾妻神社や公園内施設の紹介を積極的に行うことで、菜の花ウォッチング以外の時期にも、幅広い層が観光客として訪れるようになるのではないかということ。年間を通じて安定した観光客が見込めることは、二宮町の商業者にとって刺激となり、活性化につながります。このような発想をもとに、まずは登り口から展望台へのアクセスについて現地調査、及び意見交換を行いました。7月29日の意見交換では、観光資源としての吾妻山の課題が多く出されましたが、集約しました4点を紹介いたします。  1.外部の人が来て、情報発信しやすい環境づくりが必要。  2.頂上からの景観、海・空・富士山を見るための樹木の整備が必要。  3.中里口から頂上までの繁茂している草や木を整備し、道の拡幅が必要。  4.カートのような小さな車で頂上まで送迎し、年間を通して共生社会への対応が   必要。  以上の意見をもとに、継続調査事項は、今後も産業振興推進の中の観光資源である吾妻山公園活性化といたしましたことをご報告させていただきます。 52: ◯議長野地洋正君】 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。              (「なし」との声あり) 53: ◯議長野地洋正君】 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。              (「なし」との声あり) 54: ◯議長野地洋正君】 討論なしと認めます。  これより採決に入ります。総務建設経済常任委員会の閉会中の継続調査について、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                (賛成者起立) 55: ◯議長野地洋正君】 起立全員であります。よって、本件は報告のとおり可決されました。    ────────────────────────────────    日程第4 教育福祉常任委員会の閉会中の継続調査について 56: ◯議長野地洋正君】 日程第4「教育福祉常任委員会の閉会中の継続調査について」を議題といたします。 57: ◯議長野地洋正君】 職員をして朗読させます。 58: ◯職員和田美穂君】 (朗  読) 59: ◯議長野地洋正君】 委員長の報告を求めます。 60: ◯議長野地洋正君】 渡辺議員。        〔9番・教育福祉常任委員長渡辺訓任君)登壇〕 61: ◯9番・教育福祉常任委員長渡辺訓任君】 教育福祉常任委員会の継続調査について報告をいたします。  6月定例会で、子どもから高齢者まで移動が困難な町民の生活を支える仕組みについて継続調査事項といたしました。本委員会は6月定例会閉会後、6月25日、7月8日、7月22日、8月19日の4回勉強会を開催いたしました。  7月22日には、有償福祉運送を行っているNPO法人理事長を講師として招き、現在の移動支援の状況について取り上げました。現在、次の5点について確認をしています。  1.移動の目的については、日常生活となるが、買い物、催しへの参加などを想定   する。  2.移動困難の事由は多岐にわたるが、主として加齢や障がいによる身体的なもの   とする。  3.困難の程度については、歩行が困難なレベルから、自家用車の運転などができ   ないレベルまで幅広い。それぞれについての対策が必要となるため、研究と施策   化については、対象を整理していく。有償・無償福祉運送に代表される車両を使   う移動、外出支援、かなちゃん手形の導入など、公共交通の使用についての支援。   障壁の除去による歩行、電動カートによる移動の支援。移動販売などによる移動   困難者の近隣までのアプローチ。  4.議会の提言の方向は、福祉運送を実施する事業者への支援などの施策化。移動   の障害となっている生活インフラのチェックなど、移動支援を直接担うことは難   しいと考えます。  5.バリアフリー化は健康づくりという観点からも捉えることができる。今後、引   き続き子どもから高齢者まで移動が困難な町民の生活を支える仕組みを継続調査   事項とすることといたしました。  以上です。 62: ◯議長野地洋正君】 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。              (「なし」との声あり) 63: ◯議長野地洋正君】 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。              (「なし」との声あり) 64: ◯議長野地洋正君】 討論なしと認めます。  これより採決に入ります。教育福祉常任委員会の閉会中の継続調査について、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                (賛成者起立) 65: ◯議長野地洋正君】 起立全員であります。よって、本件は報告のとおり可決されました。    ────────────────────────────────    日程第5 二宮町役場新庁舎建設特別委員会の閉会中の継続調査につい         て 66: ◯議長野地洋正君】 日程第5「二宮町役場新庁舎建設特別委員会の継続調査について」を議題といたします。 67: ◯議長野地洋正君】 職員をして朗読させます。 68: ◯職員和田美穂君】 (朗  読) 69: ◯議長野地洋正君】 委員長の報告を求めます。 70: ◯議長野地洋正君】 根岸議員。    〔12番・二宮町役場新庁舎建設特別委員長根岸ゆき子君)登壇〕 71: ◯12番・二宮町役場新庁舎建設特別委員長根岸ゆき子君】 二宮町役場新庁舎建設特別委員会の委員長を申し上げます。  3月から8月までの間、二宮町役場新庁舎建設特別委員会を6回開催いたしました。第2回から第5回の委員会では、主に執行者側による説明と、それに対する質疑を行いました。その他、勉強会や打ち合わせ会議を随時開催し、委員間による意見交換を行いました。  しかしながら、要望事項や優先順位について、各委員の意見は分かれており、特別委員会としての統一した意思や見解を示すことはできませんでした。  ただし、役場庁舎は現状のとおりでよしとする委員はおらず、その点について、委員間での認識は一致をしております。  令和元年第2回定例会において、新庁舎基本設計委託料を含む補正予算の議案は否決となりました。その後、8月27日に委員会を開催いたしました。町職員の出席は求めず、委員全員による意見交換会を行いました。開催された委員会においては、次のような意見が出されました。  基本構想・基本計画(案)に対する主な意見といたしまして、基本構想・基本計画(案)にかかる設計委託料の補正予算が否決されたことをもって、案自体が否決されたものと認識をしている。基本構想・基本計画(案)自体は議決案件ではなく、設計委託料の予算否決をもって案が消滅するというものではない。基本構想・基本計画(案)については、賛成者の中でも、現時点での判断はできないとする意見もあり、設計に進めて予算や詳細がわかったところでの判断もあるなどの意見がありました。  また、委員会の今後についてですが、このような形で賛否が分かれている以上、特別委員会で案について共通した意見なり、提言を出していくのは困難である。特別委員会の目的を変えるのでなければ廃止するべきである。  町側は、次回はまた違った案を出してくると思う。それをもって必要があれば特別委員会を立ち上げればいいのではないか。議会全体では賛否半々であるにもかかわらず、委員8名の中では促進をカットするか否か、可とする意見が少数であり、議論がしづらくなっている。これを契機に委員会は一旦廃止して、状況の変化に応じて、また設置するということでいいと思う。  このように、特別委員会を廃止とする意見が多数を占めました。また、少数ではありますが、反対意見として、現時点で委員会活動を休止するのはやむを得ないとしても、委員会は解散ではなく、継続をさせ、状況に応じ、目的やメンバーを入れかえて調査研究を進めるべきとする声があったことも報告をさせていただきます。  これまでの議論の中では、行うべき調査事項について合意に至るものが見いだせず、調査事項、目的を改めて設定することは困難であり、当委員会を廃止するとの結論に達しました。  3月1日の委員会設置から本日に至るまでの経過報告書を作成し、お手元に配付させていただきました。  以上、ここまでがご審議いただきたい内容となります。お手元の報告書をご覧になり、ご判断いただきたい。よろしくお願いいたします。  さて、私の反省点としては2点あります。1つは、基本構想・基本計画(案)に対するメリット・デメリットを委員会として整理できなかったということです。基本構想・基本計画(案)に反対であっても賛成であっても、どこと何がいけなくて、こういったことは許容の範疇であるということなどは、せめて委員会の責任として取りまとめるべきだったか、委員長としての粘りが浅かったのかという思いが残っております。  2つ目は、委員会を設置する時点で、何のために委員会を設けるのかの大きな目標を掲げることができなかったことです。委員会開催の回数を重ねるうちに、そもそもからして違うのだという主張する委員の方が出てまいりました。特別委員会のやりとりによって、町の説明資料が変化したのは事実で、しかし委員のそれぞれの思いを受けとめ切れなかったことも事実であります。議会での補正予算否決を受け、特別委員会廃止を持ちかけたのは私のほうからでありました。委員会の名前にあるように、庁舎の建設というテーマ自体で議論を進めることができなくなり、もう1度、議会14人全体に話を戻していくことが必要ではないか、スタートから曖昧であった特別委員会の位置づけを一度手放すべきだと思ったからです。  議会は、町と町民とともにつくり上げていく作業を担うという役割があると考えます。議会内の対立、議会と町との対立という構図があるかのようであったとしても、それは対立ではなくて、バランスがほぼ半々だということだと思っております。本当は何を解決したいのかを見据え、今後も皆さんで進んでまいりましょう。 72: ◯議長野地洋正君】 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。              (「なし」との声あり) 73: ◯議長野地洋正君】 質疑なしと認めます。
     これより討論に入ります。 74: ◯議長野地洋正君】 渡辺議員。 75: ◯9番【渡辺訓任君】 私は委員長報告に反対の立場から討論をさせていただきます。  現在、昨年の庁舎整備基金について、これが全会で賛成をしていること、そういう意味では、現在の庁舎を何とかしなくてはいけないという、そういう合意はできていると思います。  そういう中で、町民と職員の命なり、暮らし、これに直接かかわる事業でありますから、私どもは議会の責任としては、スピード感を持って取り組む必要があると考えています。  その中で、町側からどういった提案があるか、この辺については固まっているわけではなくて、一旦、この委員会を解散いたしますと、これを再度、設置する、それには多大な労力、こういうことが必要ではないか、時間が必要ではないか、私はそれを心配しています。  ですから、目的なり、メンバーについては、これはきちんと組みかえることができると思いますので、この委員会については解散ではなくて、休止という形を主張してまいりましたが、そういう意味で、解散を結論にしている報告には反対をさせていただきます。 76: ◯議長野地洋正君】 これをもって討論を終結いたします。  これより採決に入ります。二宮町役場新庁舎建設特別委員会の継続調査について、委員長の報告のとおり特別委員会を廃止することに賛成の議員の起立を求めます。                (賛成者起立) 77: ◯議長野地洋正君】 起立多数であります。よって、本件は報告のとおり特別委員会を廃止することに決しました。    ────────────────────────────────    日程第6 議会運営委員会の閉会中の継続調査について 78: ◯議長野地洋正君】 日程第6「議会運営委員会の閉会中の継続調査について」を議題といたします。  議会運営委員長より次期議会の会期日程等の議会運営に関する事項審議のため、議会運営委員会を継続審査としたい旨の申し出がありました。  賛成の議員の起立を求めます。                (賛成者起立) 79: ◯議長野地洋正君】 起立全員であります。よって、本件は可決されました。    ──────────────────────────────── 80: ◯議長野地洋正君】 これにて本定例会に付議されました案件の審議はすべて終了いたしました。  令和元年第3回二宮町議会定例会を閉会するに当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。  25日間という長きにわたる定例会、大変お疲れさまでした。議員各位におかれましては、積極的な審査、議論がなされたものと考えておりますし、また、執行者におかれましても、大変丁寧なご答弁で説明をしていただいたということで感謝申し上げる次第でございます。  と同時に、この期間中、台風15号というものにより、千葉県を中心とした大きな災害が発生しております。被災者の方にはお見舞いを申し上げるとともに、早期の復旧・復興を願うところであります。  定例会初日の挨拶の中にも触れさせていただきましたが、監査審査意見の中に執行者、行政ですね、議会は町民のためにあるというお言葉がございまして、異例ともいえる言葉だということで、私たちは真摯に受けとめるというようなお話をさせていただきました。ここで新しい議会構成になりまして、ちょうど1年がたつわけでございます。議員各位におかれましては、自己研さんに励みまして、次回の第4回定例会に向かって、町民の皆様の声を一人ひとりが聞いてくるという議員活動をしっかりしていただいて臨んでいただければ幸いと存じております。  いずれにしましても、この第3回定例会、決算議会と呼ばれておりますので、執行者側におかれましては、審査意見を十分把握した中で、令和2年度の予算にも役立てていただきたいと思っております。大変お疲れさまでした。ありがとうございました。    ──────────────────────────────── 81: ◯議長野地洋正君】 これをもちまして、令和元年第3回二宮町議会定例会を閉会いたします。  なお、この後、午後3時より議会全員協議会を開催いたしますので、よろしくお願いいたします。ご苦労さまでした。                           午後2時43分 閉会    地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。       二宮町議会  議  長  野 地 洋 正              署名議員  坂 本 孝 也              署名議員  露 木 佳 代 発言が指定されていません。 © Ninomiya Town Assembly, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...