綾瀬市議会 > 2018-06-19 >
06月19日-04号

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  1. 綾瀬市議会 2018-06-19
    06月19日-04号


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    平成30年6月定例会綾瀬市議会6月定例会議事日程(第4号)=================== 平成30年6月19日(火)午前9時開議日程第1        一般質問 ──────────────────────────本日の会議に付した事件 日程第1の議事日程に同じ ────────────────────────── 市政に対する一般質問通告一覧議席番号質問者氏名質問題名会議録 ページ8二見昇○新東名高速道路と落合・吉岡のまちづくりの考え方について 190~2012齊藤慶吾○趣味を活用した魅力あるまちづくりについて ○防犯について201~208 ──────────────────────────出席議員(20名)  1番             金江大志君  2番             齊藤慶吾君  3番             古市 正君  4番             越川好昭君  5番             三谷小鶴君  6番             内山恵子君  7番             畑井陽子君  8番             二見 昇君  9番             橘川佳彦君  10番             笠間 昇君  11番             武藤俊宏君  12番             佐竹百里君  13番             比留川政彦君  14番             井上賢二君  15番             上田博之君  16番             松本春男君  17番             安藤多惠子君  18番             増田淳一郎君  19番             青柳 愼君  20番             松澤堅二君 ──────────────────────────欠席議員  なし ──────────────────────────地方自治法第121条による出席者  市長             古塩政由君  副市長            見上修平君  教育長            人見和人君  市長室長           内藤勝則君  経営企画部長         森林泰治君  総務部長  (併)選挙管理委員会事務局長  駒井利明君  福祉部長福祉事務所長    黒岩健司君  市民環境部長         比留川功君  健康こども部長        加藤久忠君  産業振興部長         柏木正明君  都市部長           金子廣志君  土木部長           斉藤正一君  会計管理者          久貝康裕君  消防長            小菅誠二君  監査事務局長         諏訪利巳君  農業委員会事務局長      児玉重徳君  教育部長           市来吉博君  秘書広報課長         花上良一君 ──────────────────────────議会事務局出席者  局長             赤羽正法  次長             加藤由紀子  議事担当総括副主幹      石井久子  主任主事           小室洋史  主事             平 征久 ──────────────────────────  午前9時00分 開議 ○議長(武藤俊宏君) ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 ────────────────────────── ○議長(武藤俊宏君) 本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。 ========================== ○議長(武藤俊宏君) 日程第1、一般質問を行います。 昨日に引き続き、通告順に順次発言を許します。初めに、二見 昇議員。  〔8番(二見 昇君)登壇〕 ◆8番(二見昇君) 皆様、おはようございます。私、二見 昇です。きょうは、通告に従い、新東名高速道路と落合・吉岡のまちづくりの考え方について質問いたします。どうぞよろしくお願いをいたします。 私は、自治体のまちづくり計画は、当然のことながら国や県の計画等を基本として、その計画にのっとり進められていくものと理解しております。今、本市で進められているいろいろな事業は、新時代あやせプラン21前期基本計画を平成12年に策定し、緑と文化が薫るふれあいのまちあやせを目指してさまざまな事業展開がされてきたことについては承知をしております。新時代あやせプラン21前期基本計画に位置づけられてきた第二東名高速道路海老名以東の事業化が未定であることや、少子高齢化の貧困による将来人口の見直しを図るとして、平成22年に新時代あやせプラン21後期基本計画が策定され、今日に至っています。現在、落合・吉岡のまちづくりが進められている、その地域は、昭和62年6月、完成目標年次を2000年と定め、閣議決定がされた第四次全国総合開発計画東海地方等の自然科学に対する備えを充実させるとして、東名・名神自動車道の機能強化のため、第二東名、第二名神自動車道の構想の具体化を図るとされており、「第二東名高速道路」から「新東名高速道路」と呼び名も変わり、当初の目標年次より若干おくれてはいるけれども、名古屋から東京までの計画で、現在海老名までの工事が着実に着実に進められてきております。さらに、平成28年3月に改定されたかながわのみちづくり計画の中に海老名以東の新東名高速道路は新たに具体化が望まれるとして文書と図式入りで明記がされてきております。現在進めようとしている本市の落合・吉岡のまちづくり計画は、本来この段階で一旦立ちどまり、見直す必要があったのではないかと私は考えているが、市長の考え方をまずお聞かせください。 次に、落合・吉岡のまちづくり計画組合設立準備会のもとで議論されておりますが、仮に区画整理事業が完了し、現在進出の意向表明をしております佐川急便が進出後に新東名高速道路の計画が示された場合の対応はその企業が判断することだと思っております。しかし、土地所有権がまだ土地区画整理組合にある段階で新東名高速道路の計画が示された場合、土地区画整理組合なり市はその計画を拒否することができるのか、まずお伺いしたい。あわせて、土地区画整理組合に市はどのような指導をされるのか、市長の考え方をお聞かせください。以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(武藤俊宏君) 答弁を求めます。市長。  〔市長(古塩政由君)登壇〕 ◎市長(古塩政由君) おはようございます。よろしくお願いいたします。 それでは、二見議員の御質問にお答えをいたします。新東名高速道路と落合・吉岡のまちづくりの考え方についての御質問でございます。新東名高速道路海老名南ジャンクション以東につきましては、基本計画はあるものの、ルート等は未確定な状況にあります。また、平成28年3月に改定されました、かながわのみちづくり計画は平成28年から平成37年の10カ年の計画になりますが、新東名高速道路につきましてはこの10カ年の間で計画の具体化が望まれる自動車専用道路とされており、整備実施までにはかなり長期的な時間軸が必要になるものと考えております。さらに、現在工事が進められております新東名高速道路御殿場ジャンクションから厚木南インターチェンジ間につきましては早い箇所では平成8年に整備計画が示されておりますが、工事完成につきましては平成32年度の予定となっており、25年間の期間がかかるわけでございます。このように、海老名南ジャンクション以東の新東名高速道路につきましては、計画すらもいつ示されるのか不透明な状況であり、整備期間も相当な期間となりますことから、綾瀬市としましては、現東名高速道路の(仮称)綾瀬スマートインターチェンジを有効活用した落合・吉岡のまちづくりを進めることが現実的であると考え、事業を進めているものであります。また、仮に土地区画整理の事業中に新東名高速道路の路線が当該区画整理区域内を通過すると示されたとしても、道路が通過するのは区画整理事業区域の一部分だけであると想定されますことから、区画整理事業計画を変更することで対応できるものと考えます。平成32年の(仮称)綾瀬スマートインターチェンジ開通を見据え、インターチェンジアクセス性を生かした戦略的な企業誘致を図るためには一日でも早い落合・吉岡地区の整備が必要でありますことから、準備会と一体となって本事業に取り組み、組合設立を目指してまいります。 私からは以上でございます。 ○議長(武藤俊宏君) 二見 昇議員。 ◆8番(二見昇君) 今、市長からいろいろと答弁をいただきました。本当にありがとうございます。それで、今、市長からるる考え方を聞かせていただきましたけども、この場で全て再質問するということもできませんし、またこれは当然国等の施策でありますからなかなか議論がかみ合わない、そういうこともあると私自身も承知しております。そこで、市長の言われたことに対して一部でありますけれども、私なりの考え方を少し述べさせていただきたいというふうに思っています。 今、市長から、御殿場ジャンクションから厚木南インターチェンジまでの施行命令が早いところで平成8年から計画が示され、工事完成には25年間もかかっているというふうに言われましたけれども、確かに伊勢原市でも平成10年、秦野市は平成11年に整備計画が示されており、中日本高速道路の説明では、完成がおくれた原因として、用地取得の難航と工事用進入路の確保の難航、また膨大な量の埋蔵文化財の調査などで厳しい条件の中で工事を進めているが、2020年、今、市長からも言われたように、平成32年度までには全線開通を目指して今事業を進めているということが言われております。また、厚木南インターチェンジから海老名ジャンクションまでの間も沿線自治体のほうから2018年1月28日の開通に感謝をしますというような意見ももらったと中日本高速道路からの報告がされております。また、東京と名古屋を結ぶ延長約330キロメートルの新東名高速道路は、2012年4月14日から御殿場から三ケ日までの約162キロメートルが開通したと聞いております。このように新東名高速道路の進捗状況を聞くと、御殿場ジャンクションから厚木南インターチェンジ開通後の2020年ごろには神奈川県内の残る海老名から以東の綾瀬から横浜に向けて計画が示されてくるのではないかと私は考えております。例えば、この新東名高速道路が仮に中止になるということであるならば、総理の安倍さんや官房長官の菅さんが財政難でこの新東名高速道路計画についてはやめるということを言われればこの計画はなくなると私も思っています。しかしながら、この間閣議決定がいわゆる覆されたということについては私自身記憶もございません。したがって、私は、時期的な部分は別としても必ずこの新東名高速道路は前に進んでいくのだろうと、このように思っております。今、市長からも、その区画整理事業の中に、仮に新東名高速道路が区域内を通過すると示された場合には事業計画を変更すればできるというようなお話もいただきました。しかし、そこに来るというふうに予定されている計画は、過去の先輩やまた地域の方々から聞いている分については当時まだまちの行政の段階であったというふうに聞いているんですけれども、説明会の中でインターチェンジができるんだということでその図式まで含めて、私も手元には持っておりますけれども、ぜひそういう意味では、計画変更ぐらいで進むんじゃないんだろうなと、私はこんなふうに思っています。このようないわゆる新東名高速道路が伸びてくるという計画がある中で、やっぱり私は落合・吉岡の区画整理事業まちづくりにおいて税金の無駄づかいをしやがってというような市民からの苦情やそんなことを言われることのないように、今後も国・県の動きをしっかり見定めて対応をしていただきたいと、これは議論がかみ合わないということを承知していますので、こんなお願いをして、次の質問に入らせていただきます。よろしくどうぞお願いいたします。 それで、次の質問は、落合・吉岡土地区画整理組合設立準備会の総会が3月18日に開催されたと伺っております。地権者の方から総会当日の資料とメモなどをいただきながら、それに基づいて今日は質問いたしますのでよろしくお願いをいたします。 まず初めに、昨年11月段階の賛同率は権利者数が92名中69名、それでまた面積の賛同面積については8万4,792平米で、賛同率にして67.2%と聞いておりますけれども、今年3月の総会段階での落合・吉岡のまちづくりの研究を進めることに対する賛同率はどのようになっているのか、お伺いいたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(武藤俊宏君) 都市部長。 ◎都市部長金子廣志君) 平成30年3月18日に開催されました総会時での賛同率でございます。全体の権利者数が92名おられまして、そのうちの賛同者の方は71名となっております。権利者の割合では77.2%ということでございます。未賛同の方は21名と、権利者割合では22.8%となります。面積割合では、全体権利者所有面積が12万6,152平米になります。賛同面積につきましては8万6,421.2平米、これは割合としますと68.5%。未賛同者のお持ちの面積は3万9,731.22平米で、31.5%ということになります。 ○議長(武藤俊宏君) 二見 昇議員。 ◆8番(二見昇君) ありがとうございます。今、数字的なことについて聞かせていただきました。賛同者数71名ということになりますと、昨年の段階よりも2名の地権者の方々が増員になったというふうに理解をしております。賛同面積についても、先ほど8万6,421.2平米ですか、組合設立要件の3分の2については確保されているというふうに思っておりますけれども、県が指導している8割についてはまだ届いていないということで、今の状況について理解をしておきます。 続いて、第3回総会の資料のコピーを地権者の方からいただきました。総会でも相当議論になったというふうに聞いているのですが、第2回総会の市の助成金5,558万1,000円と事業協力者が立てかえている462万3,000円の決算書も示されていないというふうに言われております。またコピーにもついていませんでした。市の助成金やそれから事業協力者の立てかえがどのように使われたのか、説明資料もないのに新たな予算案が示されている、本来このような総会の持ち方はあり得ないというふうに私は思っておりますけれども、市の助成金の管理をどのようにされているのか、まずお伺いいたします。 ○議長(武藤俊宏君) 都市部長。 ◎都市部長金子廣志君) 平成29年度、落合・吉岡土地区画整理組合設立準備会に対する助成金につきましては、助成の対象期間、こちらが平成30年3月31日までとなっております。この助成金の内容につきましては、事業成果を確認してから助成額が決定するということで、決定してから請求を受け支払いをするわけでございますけれども、総会日であります3月18日時点では事業成果の確認はまだされておりませんでした。そのため、決算額も確定していなかったため、決算額がお示しされていないということになっております。助成金の管理につきましては、助成要綱等に基づきまして、書面、また成果の確認をいたしており、適正に管理をしております。参考までに平成29年度の助成金の決算額につきましては5,556万6,000円となっております。 ○議長(武藤俊宏君) 二見 昇議員。 ◆8番(二見昇君) わかりました。今、その助成金の管理については、助成要綱や規則に基づいて書面等の提出によって適正に管理をしているんだというふうに言われました。多額な税金が投入されている事業に決算の議論もなしに新たな予算が投入されるということについては、普通の常識では全く考えにくいことであります。今、助成金の対象期間が平成30年3月31日なのでいわゆる決算額が確定しないというふうに言われましたけれども、それならば、その事業完了後のその成果を確認して請求を受け、支払った金額などのコピーを提出して、再度総会で決算の承認を得なければならないんだろうと、これが組織のあり方なんだろうなというふうに私は思っておりますけれども、今後どのようにされるのか、ひとつ考え方をお聞かせください。
    ○議長(武藤俊宏君) 都市部長。 ◎都市部長金子廣志君) 平成29年度の助成金につきましては、綾瀬市土地区画整理事業助成要綱に基づきまして、組合認可に要する費用として調査設計費などを助成しております。平成30年度予算につきましては、平成29年度に実施中の見込みの残事業を考慮して計上しているものでございます。総会開催時には29年度の成果の確認もされておらず、決算額が確定していなかったため、御報告ができなかったものでございます。しかしながら、総会時でも御説明しておりましたけれども、この御報告も秋ごろにはするとしておりました。これもなるべく早い時期に権利者の皆様へ御報告できるよう、またその方法につきましてもわかりやすい方法で行うよう、準備会へ指導してまいります。 ○議長(武藤俊宏君) 二見 昇議員。 ◆8番(二見昇君) 今、なるべく早い時期に報告するように指導するというようなお話がございました。今後、これから完成していくまでの間にどのくらいの総会の回数が持たれるのかちょっと私にはわかりませんけれども、少なくとも公金という助成金を出しているわけでありますから、総会の開催時期を、例えば3月31日までであればそれ以降に持っていくとか、そういう指導もやっぱり当然私は必要になってくるのだろうというふうに思っております。ぜひそういう意味で、この総会の持ち方から含めて、やっぱり普通はあり得ないねというふうに思っているので、その辺の検討も含めてひとつお願いをしておきたいというふうに思っています。ここは要望にしておきます。 それで次は、今回、この間のいわゆるまちづくり事業に関する答弁について。公共工事が終わって保留地処分金ができるまでの間、資金調達力のある事業代行業者が自己資金で立てかえて事業を進めると言われておりました。落合・吉岡のまちづくりの総予算は32億円、そのうち市の助成金が7億6,100万円と示されており、この助成金を除いて、準備組合の第2回、第3回総会での助成金は現在7,183万2,000円の支出がされておりますけれども、この組合準備会に出していく助成金の上限についてはどこまでというふうに考えておられるのか、まずこの額についてお示しください。 ○議長(武藤俊宏君) 都市部長。 ◎都市部長金子廣志君) 綾瀬市土地区画整理事業助成要綱では、土地区画整理事業を施行する者に対して技術的援助及び助成金を交付することについて必要な事項を定めておるわけでございます。助成金の交付につきましては、組合設立前の準備会が県知事認可に要するための資料作成や調査費等に要する費用として助成金を交付するというものが1つ。それから、組合設立認可後の組合に対して事業費及び用地費等に対して助成する費用がございます。現在、こちらの落合・吉岡につきましては準備会でありますので、組合設立認可に必要となる調査や資料作成等の費用を助成しているものでございまして、こちらの額については、上限は設けておりません。また、事業計画の案にお示しをしております7億6,100万円、これにつきましては、組合設立後に実施いたします工事費等に係ります助成費用ということになっております。 ○議長(武藤俊宏君) 二見 昇議員。 ◆8番(二見昇君) わかりました。今、上限については設けていないというふうに答弁をいただきましたけれども、少なくともまちづくりのいわゆる総予算、助成金を含めて、市の助成金ならば6,100万円を含めて、保留地の処分地で合計32億円というのは、私はこれは最低マックスの金額だろうというふうに、工事費の金額だというふうに思っていたんですね。しかしながら、今言われたように、この別枠の形での助成金が出されていくということは、最終的にはこの工事が終わってみないと、実際にこの32億円の総事業費というふうに決まっているんだけども、工事が完了して終わるまでの間にこういう助成金が出てくるということになると、終わってみた後でないとそれが40億円なのか50億円なのかそれもわからないというのが今の現状の答弁なんだ、私はそういうふうに理解しているんですが、こんなふうでいいのかなってちょっと私は思っていますけども、またこれは機会があるときにこの辺も含めてまた、まだ先がありますので質問させていただきたいというふうに思っています。 次は、第3回の総会で、市の助成金が1,625万1,000円、それで事業協力者の立てかえ金が1,290万円というふうに言われました。その中でその部分について何に使われているのかということに対して、総会の場でありますけれども、常勤職員が1名で50万円、それから非常勤職員で25万円だというふうな説明がされたと、こんなふうにも聞いているわけでございますが、当然これは本当に事実なんですかというふうに私、まず確認をさせてもらいたいんです。それで、この立てかえ金の、何でこんなことを聞くんだって、多分そういう話になるのかなと思う。当然この事業が終わった後は、組合がこれを清算をしていくことになるんだろうというふうに思っているんです、この立てかえ金については。そうであるならば、当然整理組合なのか、市との話になっているか、そこは私には見えていませんけれども、この常勤職員の50万円とそれから非常勤職員の25万円という、この根拠を、どのような形で市が話されたのか整理組合がしたのかそれはわかりませんけれども、その根拠をわかっていたら教えてください。 ○議長(武藤俊宏君) 都市部長。 ◎都市部長金子廣志君) 立てかえ金の人件費の算出根拠でございますけれども、こちらの常勤1名、非常勤1名の金額につきましては、まず常勤の方につきましては区画整理の知識に精通した技術員の派遣費用になっております。その人件費の根拠につきましては、公共工事設計労務単価という基準がございまして、それより積算しているものでございまして、こちらもやはり技術員、そういった技術を持っている方でございますので、そういった費用になるというものでございます。 ○議長(武藤俊宏君) 二見 昇議員。 ◆8番(二見昇君) わかりました。技術員の派遣費用公共工事設計労務単価から積算したと、こういう答弁だったと思いますけれども、その非常勤職員さんの賃金、いわゆる稼動日数とか勤務時間など、どのくらい働いておられるのか、私にはわからないので余り余計なことを言うつもりはないんですけれども、年収300万円ということになると決してこれも安定した生活だというふうに私は思っていないんです。しかしながら、本市の非常勤職員さんとの賃金の格差について随分開きがあるんだなと、こういう今は理解をして私は捉えておりますので、この部分についても一応そこで回答として受けとめておきます。 次は、予定区域内の産業廃棄物の処理費用について質問をいたします。総会の場で、1つは、産業廃棄物処理には1反8,000万円以上の費用がかかり、産業廃棄物を埋めた畑は4カ所から5カ所ぐらいはあると発言があった。それに対して、調査をすると答弁がされたと聞いていますけれども、まず間違いないですかということを確認します。また、答弁のとおりであれば、その調査の結果について、いわゆる事業代行業者から産業廃棄物を埋めた畑は何箇所で、具体的には何反あったのか。また、埋められた産業廃棄物処理の金額は幾らというふうに試算されているか、まずわかっていたらお示しください。よろしくお願いします。 ○議長(武藤俊宏君) 都市部長。 ◎都市部長金子廣志君) まず、産業廃棄物の調査についてでございますが、以前より権利者の方から事業区域内の一部に廃棄物が埋設されているということのお話がございます。調査が必要であるという御意見をいただいておりますので、平成29年度の調査業務において土地利用履歴調査を実施いたしました。この調査の方法につきましては、各区からの航空写真での比較、現地踏査であり、土地の形質変更履歴を調査、その抽出を行いました。その結果、明らかに地歴が変更している箇所が4カ所、5,558平米ほどございました。また、この詳細な地質調査については今後実施する予定となっておりますので、処理費用につきましても、その今後の調査、これを行わないとわからないものでございます。 ○議長(武藤俊宏君) 二見 昇議員。 ◆8番(二見昇君) 今、地歴の変更がされているところが4カ所で5,558平米というふうなことがありまして、詳細な地質調査というものは今後実施する予定だというような答弁をいただきました。詳細なこの地質調査をしなければこれは現実にまだわからないのかと思うんですけれども、地権者の方々が総会の場で、これは多くの方々がその金額を知っておられますけども、1反8,000万円かかるかどうかという、一応私は地権者の方々がその前の会議でそういうお話がありましたと聞いていますので、今はその1反8,000万円かかるだろうということでの想定で質問させていただきますので、今後そういう形で進めますのでよろしくお願いいたします。総会の場で発言があった産業廃棄物処理にいわゆる1反8,000万円ぐらいかかるとして、今の答弁で行きますと4カ所、5,558平米弱、そうすると5反5畝ですね。端数を切り捨てたにしても5反として、これで産業廃棄物処理をするのに約4億円がかかる計算になりますけれども、総会の場で産業廃棄物の処理については埋めた人の個人責任だと説明されたようですが、これはまず事実であるのかないのか、その辺の確認をまずさせてください。 ○議長(武藤俊宏君) 都市部長。 ◎都市部長金子廣志君) 今、2点ほど御質問がございまして、1反8,000万円というところと個人の責任ということの御質問でございます。産業廃棄物の処理が1反8,000万円以上かかるというお話でございますけども、これは総会時に権利者の方からお話があったことということで承知しています。会議の中では、準備会並びに事業協力者のほうからその金額を提示しているものではないというふうに私は記憶をしております。また、個人の責任という中で、まだ産業廃棄物が埋設されているのかどうかは現時点では判明しておりませんので、個人の責任についてはここで明確にお答えすることはできません。 ○議長(武藤俊宏君) 二見 昇議員。 ◆8番(二見昇君) ちょっと答弁が違っているんですね。私がお伺いしたいのは、あんまり答弁をずらさないでほしいんですけど、私がさっき質問したのは、総会の意見交換の場で地権者からの質問に、土地の調査をする場合、産業廃棄物を入れた人も減歩で調査をするんですか。また、産業廃棄物を埋めていない人の減歩は関係ないんだよねという質問に対して、そのとおりですと答えられたという、このことが事実ですかと、もう一度正確にお答えください。 ○議長(武藤俊宏君) 都市部長。 ◎都市部長金子廣志君) 権利者からの質問に対してそのように事業協力者側で回答していることは、議事録からは確認をいたしております。また、その事業協力者にも確認いたしましたけれども、総会時の権利者からの御質問につきましては、産業廃棄物が埋設されているということの前提の御質問であったため、このような答弁をしているということで、一般的な対応についてお答えさせていただいているといったところでございます。ただ、現時点の調査につきましては、事業実施の事前の調査でございまして、市の助成金の範囲で行っておりましたので、現時点では費用の負担については土地の所有者に負担を求めるものではございません。今後、事業が実施となり、相当の処理費用がかかるようになった場合には、それを処理する場合はもう組合になっておりますので、組合においてその費用をどうするか検討することになると考えます。現時点においては支障となるのかどうかも判明しておりませんし、その判明した段階において組合において検討されるため、市からは一般的な回答しかできません。 ○議長(武藤俊宏君) 二見 昇議員。 ◆8番(二見昇君) 実際にかかる、要するに、処理に対してかかる費用が出てきた場合に、組合の方で費用をどうするかということを議論がされると、今こういうお話をいただきましたけれども、しかし、現実に今言ったように、確かに実質的に本当にあるのかないのか深く掘ってみなきゃわからない。だから、それはないのかもしれない、逆に1反8,000万円よりもっとあるのかもわからない。だけども、それは想定の話ですから。ただ、私を申し上げたいのは、総会の場で地権者の方から、それもごく1人の方じゃない、皆様もそうだそうだというお話になっているというふうに聞いていますので、それは当日市のほうからも参加されているのでその辺の状況は十分御承知されているんだろうなと、私はこんなふうに思っています。そこで、その1反8,000万円かかるという1つの考え方の中で、埋まっていた場合、仮に個人の責任で処理するというふうになったら、これは地権者の方を指して言うわけにいきません。仮に私の場合だったら、その1反8,000万円の分の処理する、じゃあどうするかといったら、自分の住んでいる家を売ったり、例えば自分の命をなげうって生命保険をプラスしても、それでも1反8,000万円の処理費用なんて私は絶対に個人ではできないというふうに思っているんですね、私自身です。だから、そこで、私は区画整理事業が、どうしても私自身それは払えないし、その事業に参加したくないんだというような状況にあったときに、例えば県が今指導にしてるところの、区画法でいったら3分の2があれば一応できるというような言い方をしていますけども、今、県の指導で8割まで頑張るんだっていうふうにこの間おっしゃっていましたので、仮に8割に達したときに、例えば私が埋まっている処理をする金がない、だけどもやれよと、こういう話になっていくのか、その辺の考え方についてどういうふうに思っておられるか、ちょっと教えてください。 ○議長(武藤俊宏君) 都市部長。 ◎都市部長金子廣志君) 想定の話になっておりますけれども、仮に埋設物が支障になって、その処理費用に非常に負担がかかると、個人の方では賄い切れないということになった場合、まず1つは減歩をその処理費用に充てて相殺するという方法がございます。また、それでもそれ以上のものになるといった場合につきましては、これも組合等と権利者の協議、またその処理方法等も組合等で考えて、その対応につきましては、総会に諮りながら権利者の皆様に御相談させてもらって事業ができる方法を考えていくというような形で進むのかと思います。 ○議長(武藤俊宏君) 二見 昇議員。 ◆8番(二見昇君) 今、組合のほうで総会に諮るとかという、またその点について権利者との協議になるんだと、こういうお話だったと思うんですけれども、今の答弁の確認をもう一度させてください。しかし、実際にその地面の中に埋設されている場合はどのような処理、今言われたことは多分こういうことだったと思うんだけど、どのような種類とか量だとか、その費用がまだ判明していないと。それで、処理に必要となる産業廃棄物が確定された段階で権利者と協議になるんだというふうに言われたんですけども、それは権利者、要するに、仮に8割になったけども、私は行きたくないというふうに言っている場合の、そういう協議も含めて協議ができるということでとらまいていいのかどうか、その辺をちょっと教えてください。 ○議長(武藤俊宏君) 都市部長。 ◎都市部長金子廣志君) もう事業が進んでいる段階ということのケースでお話をさせてもらっていますけれども、処理をするということならば、もう組合が成立して事業が進んでいるというようなケースになるかと思います。そういう中でそういった支障物が発見されて個人の負担がある場合、1つは、先ほど言いましたように、まず減歩をその処理費に充てる方法、その処理費用が賄い切れない場合は組合等から出さざるを得ないというケースにもなりかねないと思います。その場合につきましては、役員会や総会等に諮りながら、組合等、皆様と諮りながらその方法を考えていくというような、第2段階、1つはその方との交渉、次にはその賄い切れない場合は全体での交渉というところで事業を進めるというようなやり方になろうかというふうに想定をしています。 ○議長(武藤俊宏君) 二見 昇議員。 ◆8番(二見昇君) 今、組合の進め方や方向性を検討して役員会や総会に諮るということが考えられるという答弁をいただきました。これでいいかどうかって、私自身これはまだ反論もあるんですが、時間もありません。次に行きます。 次は、瑕疵担保責任についてまず質問したいと思っています。先ほどから、一般論になるというような形で答弁をされているんですが、この瑕疵担保責任、いわゆる区画整理事業での瑕疵担保責任について、私もいろんな資料を探してみたんだけども、判断材料になるものは見つけ出すことができませんでした。そこで1つ見つかったものは、不動産取引における瑕疵担保責任のところで、土地の瑕疵担保責任をめぐる紛争事例というものが幾つか出ております。インターネットを調べたり本を見ると、そんな紛争の事例が出ております。そこの中で見てみると、いわゆるその瑕疵担保責任って何なのということになると、売買の目的物である土地に隠れた瑕疵がある場合には、民法570条によって、民法506条が準用されて、瑕疵のために契約した目的を達することができない買い主は契約を解除ができ、損害賠償請求ができることになり、売り主がそれを負担しなきゃならないというような文章が載っています。 そこでちょっと質問になりますけども、今回、落合・吉岡の一部の畑に産業廃棄物の入っている土地は、総会の場でも質問があり議論があって、誰もがそこに産業廃棄物が埋まっているということを承知の話になっているんですね、その説明については。だから、ある意味では、私は隠れた瑕疵担保責任はないんだろうと、明らかにオープンになっているんだから。それで、個人主が、私はだから嫌なんですよと、畑として使う分には全く問題のない畑ですね。ただ、そういうふうに用途を変更して、佐川急便みたいなものをやってほじくり返すから、産業廃棄物なんてくずはやばいよねっていう、こういう話になっちゃうんだろうと思うんですが。そこで、いずれにしても、隠れたものじゃなくてオープンになっている、その産業廃棄物が入っている。ここにどうしても事業を展開するんだということであるならば、私は、先ほど減歩というようなお話もございましたけれども、もう一度再減歩をし直しをして、保留地面積をふやして事業費をふやすなのか、それとも市の助成金がさっき7億6,100万円というものは既にもう出されておりますけれども、ここを上乗せをして、全体で皆様がやっぱり負担をしていく、そういう体制をしなきゃ、私、この事業というのは絶対進んでいかないんだろうと、まして無理に進めちゃうと裁判になるんじゃないかと、私はそんなふうに思っています。そういうふうに思っていますので、この考え方というのは間違っているんですかね。私、これが正当な考えだと思っているんですが、その辺についてちょっとお聞かせください。 ○議長(武藤俊宏君) 都市部長。 ◎都市部長金子廣志君) 支障物が埋設されて、その支障物によって事業が立ち行かなくなるというような状況でございますけれども、まだ想定の中での状況でございますが、1つには、先ほど来お答えしていますように、個人の方の減歩を強くさせていただいて、それからこの処理費用を賄っていただくというところが1つ。個人の方で賄い切れなければ、議員のおっしゃるとおり、やり方をいろいろ御相談しながら、全体として賄い切れるのかとかいうことを役員会、総会に諮らせていただきながらこの事業を進めるといったところでございます。また、そういった方向で皆様で御協議しながらこの事業を進めていくといったところで、個人の方が全てもうそれ以上に負担を負うということになればやはりそこは組合とも御相談をさせていただきながら、この事業を進め成立させるにはどうした方法がいいのかというところをやはり丁寧に御相談させてもらいながら進めるといった方向かと思います。 ○議長(武藤俊宏君) 二見 昇議員。 ◆8番(二見昇君) わかりました。今の答弁で、個人が賄い切れなければ全体の中で賄っていくというようなお話をされたというふうに思っています。後でその議事録を見ればわかりますので、全部うまく書き切れないのでちょっとそんなふうにとらまいておきます。 じゃあ今の答弁の確認なんですが、もう一度ちょっとお教えください。全体の中で賄えなければ個人の中で減歩をするのかどういうふうにするのか、それは組合の中で話を進めていくんだというふうに、私は答弁をそういうふうに捉えているんですが、端的に答えていただきたい。あんまり長々言われちゃうとどこをとらまいていいかわからないので、ちょっとそういう捉え方でいいのかどうなのか、教えてください。 ○議長(武藤俊宏君) 都市部長。 ◎都市部長金子廣志君) 最初に、まずは個人の方にやはり責任があると思われますので、個人の方の責任としてその方の通常の減歩以上に減歩をかけさせていただいて、その減歩分から処理費用を出すということが一番最初のやり方と思います。 ○議長(武藤俊宏君) 二見 昇議員。 ◆8番(二見昇君) わかりました。これで一応今、市の考え方を理解しましたので。ただ、今までの答弁を聞いていると、すべからず、もちろん市施行じゃなくて組合施行なので、最終的には組合のその組合長さんが全責任を負う話になるんだろうと思うんです。例えばこのいろんな事業を含めて何か失敗があれば、それは組合が責任を持って、市は関係ありませんよと、多分こういう話になっていくんだろうと、こういうふうに思っています。 そこで、今、部長の答弁を聞いていても大変残念だなというふうに私は思っています。総会の場で地権者から、さっきと同じような話が出てくると思いますけども、産業廃棄物の処理に1反8,000万円以上の費用がかかる。そのことを地権者のところに行ってお金がかかることを言うべきだというふうに発言したとも聞いております。そのときの答弁としては事務局の答弁だと思うんですが、金額が幾らになるかわからないのではっきり言えないというふうに答えたとも聞いています。きょうの答弁で、現時点でも産業廃棄物が埋設されているのか、どのような種類か、またどのくらいの量か、よく判明していないと。それで、処理に必要になる、産業廃棄物と確定された段階で、仮に事業を進める上で支障になるような場合には全体的な問題になるので、解決策については準備会で権利者と協議やいろんな検討がなされ必要な手順を踏んで対応されていくというふうな、この間聞き取りの中でも聞いておりますので、私は本当にこれで何か、今の答弁というのは全く市は人ごとのような答弁がされ、少なくとも市も含めてこれをやる。そして、施行は組合なんだけど、やることによって市に税収が上がってくる。だから、私は本来同じような責任感というものはあるんだろうなというふうに思っています。しかし、それは今ここで言ってもどうしようもないので、私はこの事業を進めていくにはまず産業廃棄物があるのかないのか、はっきりとまず先に確定をさせることが必要だろうと思っています。もしあった場合に、例えば地権者に知らせて、まずその解決方法を、あった場合にはこんなふうな方向で解決するんだということをきちっとお知らせをしなければ、この事業というのは前に進んでいかないんだろうなというふうに思っています。先ほどの答弁の中で、仮に支障となるような場合、全体的な問題となれば準備会や権利者との協議でいろんな検討がされる。進み方の方向性についても役員会、総会に諮りながら手順で踏んで対応していくんだと、こういうお話でございましたけれども、総会に諮るということになると、いわゆる地権者数92名中のうち、廃棄物を入れたというのは4カ所でありますから、これが4人なのか3人なのかちょっと私にはわかりませんけれども、最終的には少人数なので総会では賛成多数で押し切られてしまうんだろうと、私はこんなふうに思っています。そのようなことになった場合には、これは大変重大な事態が発生するというふうにこっちも予想されます。仮に、さっきも申し上げましたけども、1反8,000万円ぐらいかかるとして、先ほどの5反5畝、単純に4億円ぐらいの産業廃棄物の処理費用が主流になってくるとした場合に、個人の力では出し切れる金額ではない。繰り返しになりますけれども、先ほど申し上げたような、何よりも産業廃棄物があるのかないのか、まずここをやはり早急に調べる必要があるんだろうなというふうに思っています。その上で、なければ事はうまく進むんだろうと思うんですが、あった場合には地権者の不安を取り除くためにどうするのかと、私はこれは本当に切実な話だと思っていますので、ぜひそこをお酌み取りいただいて準備組合に指導していただくことをお願いして、私の一般質問をこれで終わらせていただきます。 ○議長(武藤俊宏君) 市長。 ◎市長(古塩政由君) 二見議員のお話は了解いたしましたけれども、我々、ですから、産業廃棄物が埋まっているか埋まっていないかというのはこれから今調べると申し上げていますから、それが8,000万円なのかどうかってまだわからないわけですよね。調べた上で、どのくらいの量があって、その処理費用がどのぐらいかかって、それが8,000万円なのかどうかも、どういう処理方法にするのか、どのくらいの量、それによって特定してくるわけですよね。それで費用が確定してくる。そして、その費用を個人で持ち得るのかどうなのかって今の議論があるわけですけど、それを今これからやろうとしているわけですから、やろうとしているときに、その先の仮に仮にとお話をされても今はなかなか答えられない。これから今我々やりますから、まずそこを注視していただきたいというふうに思います。 それから、そういうことをやるということは、そもそも先ほど言われました瑕疵担保責任という話は発生しないですね。お互いに内緒にして契約をするということになりませんから、もうあるということを前提で話が進みますからね、この時点、このケースはですね。ですから瑕疵担保責任という話にはならないで、事前にそういうものがあってそれをどう処理して、それからどう契約するかという話になっていくんだと、そういうふうに思います。まず我々はそこのところを確定してまいりますので、ぜひともそれからの議論にしていただきたいというふうに思います。 ○議長(武藤俊宏君) 二見 昇議員。 ◆8番(二見昇君) 一応終わったつもりだったのですが、市長からのありがたい答弁いただきましたので、ぜひこれから事業を進めるに当たって、まず何よりも、今、市長が言われたように、本当にそこにあるのかないのかということをまず先行した形で、やっぱり地権者の皆様に、もしあった場合にですよ、実際にこの費用としてもこのくらいかかるんだよと明確にやっぱりお知らせした上で、事業を今後どう進めていくんですかっていうことを今おっしゃっていただきましたので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。どうもありがとうございました。 ○議長(武藤俊宏君) 以上で二見 昇議員の質問を終わります。 次に、齊藤慶吾議員。  〔2番(齊藤慶吾君)登壇〕 ◆2番(齊藤慶吾君) 志政あやせの齊藤慶吾でございます。ただいま議長のお許しをいただきましたので、通告に従いまして、2点の質問をさせていただきます。 その前に、昨日、大阪北部を震源とする震度6弱の地震により4名の方がお亡くなりになりました。心よりお悔やみを申し上げるとともに、被災された方々へお見舞いを申し上げます。 まず、1点目の質問でございます。趣味を活用した魅力あるまちづくりについて、お尋ねをいたします。本市では、これまでも本市のさまざまな魅力を発信し、まちづくりに生かしており、市長は地域経済のブランド化、他市との差別化など、持続可能なまちづくりに意欲を示していることに、まず敬意を表したいと思います。 私は、最近市民の方々と今後のまちづくりについての話をする機会が多くあり、その中でよく耳にするキーワードが2つございます。まず1つ目は本市の魅力や地域特性の活用、2つ目は大きな意味での車の活用でございます。ここで言う車というのは、自動車、バイク、自転車を指しておりますけども、先日ある方々とお話をしたときにまちづくりに対する熱い思いに非常に感銘を受けまして、今回の質問の題名を「趣味を活用した魅力あるまちづくり」とさせていただきました。その中のお一人でバイクを趣味とされている方より、本市に自動車レースの全日本スーパーフォーミュラに参戦する企業があることや近隣の地区に有名なバイクのチームがあることを教えていただきました。バイクのチームについては、倉庫内を見学させていただき、日ごろ目にすることのない実際にレースに使用するバイクや選手の着用するスーツ、移動に使う車など、興味深く見せていただきました。 そこで、市長に質問です。こういった活動をされている企業など、そういった企業があることを市長は把握されているのか、またまちづくりに活用できないか、お尋ねをいたします。 2点目の質問でございます。防犯についてお尋ねをいたします。本市の防犯対策の取り組みの状況と犯罪件数の状況について、お聞かせください。 以上2点、よろしくお願いいたします。 ○議長(武藤俊宏君) 答弁を求めます。市長。  〔市長(古塩政由君)登壇〕 ◎市長(古塩政由君) 齊藤議員の御質問にお答えをいたします。 1点目、趣味を活用した魅力あるまちづくりについての御質問でございますが、市内企業が自動車レースの全日本スーパーフォーミュラに参戦している状況ということでございますが、これについては私は承知をいたしておりませんでした。他のレース、オートバイとかのレースに参戦しているとか、またそのレースに協賛している企業というお話は伺ったことがございます。ただ、その会社なり社長さんなりの趣味を生かしたということで、それは企業の中にとってその趣味を生かすということは大変重要なことかもしれませんけれども、一個人一会社の趣味をどう綾瀬市の魅力につなげていくか。そのためには、一個人の趣味じゃなくて、それが市民共有の魅力にまで発展させなければいけないんだというふうに思います。しかし現状では、今申しましたように、一部関係者の趣味の範疇でありますと、そういった意味では、市内企業を初め、市民全体がモータースポーツに対する魅力としての機運は高まっていないのではないかというふうに思っております。また、一部メーカーが参入するレース界、これ、マーケットも狭いわけでございまして、市内産業に結びつくというふうに考えるのは非常に難しい問題であるとも思ってございます。そういった意味でなかなか、もうちょっと機運が醸成しないと市がどうこうする場面までは至らないんだというふうに認識をしております。 それから、第2点目、防犯の関係でございますけれども、市は、大和警察署や自治会など地域の方々との連携を図った防犯パトロールの実施や防犯灯、防犯カメラの設置等々、さらには防犯キャンペーンによる啓発活動等も実施して犯罪抑止活動に取り組んでいるところでございます。こういった中で、ことしに入ってから市内における窃盗犯や知能犯、刑法犯の発生状況は3月末時点の3カ月間において累計93件と、昨年同期の158件からしますとマイナス65件と大幅に減少をしてございます。こうした減少傾向につきましては、これまで防犯対策を講じてこられた大和警察署、また防犯関係団体等の取り組みの一定の成果があらわれているものというふうに捉えており、私どもとしましても、そういった活動は大変ありがたいというふうに思ってございます。しかしながら、依然として犯罪が発生している現状はございます。市といたしましては、犯罪被害が減少するよう、引き続き大和警察署を初め、防犯関係団体との連携を密にして、粘り強く防犯対策に取り組んでいくつもりでございます。私からは以上でございます。 ○議長(武藤俊宏君) 齊藤慶吾議員。 ◆2番(齊藤慶吾君) 市長、御答弁ありがとうございました。それでは、順次再質問をさせていただきます。 まず、質問の題名であります、趣味を活用した魅力あるまちづくり、こちらのコンセプトなんですけども、趣味というちょっと曖昧な、かなり幅広い題でございましてわかりづらかったかもしれません。皆様からいただいた意見は、車、いわゆる先ほども申しましたが、自動車、バイク、自転車、こういったものを活用した大きな意味でございまして、その中でいただいたテーマというものは、ある方からは車と暮らすまちを目指したらどうか、あるいは車と寄り添うまちを目指したらどうか、そういったような声をいただいております。その観点から、皆様からいただきました4つの本市の魅力や地域特性、それといわゆる車、先ほども説明しましたけれども、自動車、バイク、自転車との関連について話をさせていただきまして、その後に質問をさせていただきます。 まず、1つ目でございます。言うまでもなく、2年後に供用開始となる(仮称)綾瀬スマートインターチェンジでございます。日本の大動脈である東名高速道路の玄関が本市にできることは綾瀬市民のみならず、多くの企業の方々、日本からも注目を浴びております。また、その経済効果を期待する方々も多いと聞いております。いろんな方から、この(仮称)綾瀬スマートインターチェンジを使う、この(仮称)綾瀬スマートインターチェンジの期待という声を非常に多く聞いているのは私だけではないと思います。また、このインターチェンジというのは車とさまざまな車が結びついているということは言うまでもないと思います。2つ目でございます。本市は工業集積が多いということです。本市としても、ものづくりのまちとして、県内でもトップレベルの中小企業の支援を行っております。また、先日のお話でも、大きなメーカーはありませんけれども、部品の製造など縁の下の力持ちであることは多くの関係企業の方々に知られております。先ほどお話ししたレースに関連した企業もございます。3つ目でございます。本市は、神奈川県の中心に位置しているということです。50キロメートル圏内には都心、横浜、鎌倉など観光地、そして山や海も近く、車やバイクでのドライブを楽しむ方や、これは初めて聞きましたけれども、自転車で往復100キロメートルから200キロメートル、1日で走る方も珍しくないということでございます。4つ目でございます。これは余り言いたくないんですけども、駅がない町ということでございます。駅がないということで、通勤・通学にバスなどの自動車、バイク、自転車を利用する方が多いと思われ、他市の方も本市に来る場合は同様であると考えます。ちなみに、通勤の方ですけれども、天気がよければ遠くは伊勢原市のほうから自転車で通う方もいらっしゃるというふうに伺っております。以上4点の話が私の聞いている本市の魅力や地域特性、それと車との関連になります。 ここで質問させていただきます。先ほど2点目にお話をさせていただきました、工業集積についてですけれども、市内中小企業で自動車関係の企業数というものは把握されておりますでしょうか。 ○議長(武藤俊宏君) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(柏木正明君) 市内の自動車関連企業数でございますが、越川議員の質問でもお答えさせていただきましたが、平成28年経済センサスによりますと、市内従業員4人以上の製造業374社のうち、自動車関連企業の割合は37.7%、約140社程度が自動車関連企業と考えてございます。 ○議長(武藤俊宏君) 齊藤慶吾議員。 ◆2番(齊藤慶吾君) 37.7%と非常に多いと思います。それでは、3人以下の企業でございますけれども、そちらの数というものは把握されておりますでしょうか。 ○議長(武藤俊宏君) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(柏木正明君) 従業員3人以下の小規模事業所でございますけれども、経済センサスの対象となってございませんので正確な数は把握してございません。ただ、市内には多くの企業があるということは現実なところです。 ○議長(武藤俊宏君) 齊藤慶吾議員。 ◆2番(齊藤慶吾君) そういった3人以下の企業への訪問というものはされていらっしゃるのでしょうか。 ○議長(武藤俊宏君) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(柏木正明君) 工業コーディネーター事業によりまして市内企業を訪問させていただいていますが、企業の人数に関係なく訪問をさせていただいています。当然3人以下の事業所についても訪問をさせていただいております。 ○議長(武藤俊宏君) 齊藤慶吾議員。 ◆2番(齊藤慶吾君) そういった企業への訪問、先日も多く行っていらっしゃるというふうにお伺いしていますけれども、その際にどういったお話、またビジネスの話がメインになるかと思うんですけども、もし内容でお話しできることがあれば、差し支えなければお尋ねいたします。 ○議長(武藤俊宏君) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(柏木正明君) やはり企業からの相談というものは営業収益を上げることを前提としておりますので、それに伴っての設備導入、そういった助成の相談、そういったことから販路を拡大したい、マーケティングの拡大ですね、そういった手法はどうしたらいいかとか、あとは雇用の問題ですね。御承知のとおり、現在は雇用状況、非常に有効求人倍率も高くなっておりまして、仕事量はあるんですが、人が足りないという実態もございます。そういったところの相談が現在は多くなってございます。 ○議長(武藤俊宏君) 齊藤慶吾議員。 ◆2番(齊藤慶吾君) ありがとうございます。いろいろなことをお話しされていると思います。やはり会社の運営というものがやはりメインになってくるかと思います。わかりました。 それでは、現在市内企業のPRということで、先日の質問でもありましたけども、工業系新聞などマスコミ機関への情報提供を行っている、あるいは市役所のロビーに工業製品の展示を行っているというお話を聞いております。その中でマスコミ機関へは具体的にどのような情報提供を行っているのか、お尋ねいたします。 ○議長(武藤俊宏君) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(柏木正明君) マスコミへの情報提供ですが、企業で導入した先端設備、そういったものの紹介、それから新たに取り組む技術、それと企業として独特な取り組み、例えば、今話題となっている働き方改革等、そういったことも含めてマスコミ機関のほうに情報提供して、取材を企業のほうにしていただいているという状況でございます。 ○議長(武藤俊宏君) 齊藤慶吾議員。 ◆2番(齊藤慶吾君) わかりました。多分業界の方々へのメッセージといいますか、そういった方、方面が多いというふうな理解でよろしいでしょうか。 ○議長(武藤俊宏君) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(柏木正明君) 一般紙にも当然載せていただいておりますが、私どもとすると、業界紙に載せていただいて、そこで技術力を発信して収益につながる形に持っていきたいというふうに考えてございます。 ○議長(武藤俊宏君) 齊藤慶吾議員。 ◆2番(齊藤慶吾君) ありがとうございます。それでは、市役所のロビーにいろんな展示がありますけれども、この中に工業製品の展示のブースもあると思います。今年度リニューアルを考えているそうですけれども、どのようなリニューアルなのか、お尋ねいたします。 ○議長(武藤俊宏君) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(柏木正明君) 1階のロビーのところに現在も展示コーナーがございます。位置はそれほど変わりませんが、行政資料コーナーのあたりに、現在ショーケース1台になっておりますがそれを3台に増設いたしまして、それぞれの企業の製造する技術力を示す製品を展示していきたいと考えてございます。例えば、金属や樹脂など加工の技術ごとのテーマを絞りまして、テーマ別に展示いたしまして、例えば、どういう製品のどこに使用している部品なのか、それから技術説明や企業の技術者の写真を掲出するなどして企業の技術力を紹介する、そういうようなことを考えてございます。展示期間は一定期間ごとに入れかえをいたしまして、多くの市内企業の技術力を広くPRできるようにしていきたいというふうに考えてございます。 ○議長(武藤俊宏君) 齊藤慶吾議員。 ◆2番(齊藤慶吾君) 今のお話を聞きますと、やはり訪問されたときは企業の収益、ビジネスの観点からのお話ということ、それと新聞各社への返事もやはり業界の方々への発信が多い。それと、展示についてはやはり部品が中心になってくるのかなといったような感じを私は受けたのですけれども、こういったものづくりのまちを市民の方に発信するということがとても重要だと思うんですが、なかなかそれが難しいのかなというふうに私は感じております。例えば物を展示する、車でいえば部品を綾瀬市ではつくっているわけですけれども、ある程度の完成品を置くような、市民の方の目を奪うような、そんな展示も検討してはいかがかと思うんですけども。 そんな中、私もある企業にお話を伺ったり、いろいろな方とお話をしているんですけど、印象に残ったお話をさせていただいた後で質問させていただきたいと思います。そこは市内にあるんですけども、1人で工場を経営されている方がいらっしゃいます。実は知る人ぞ知る、非常に優秀なメカニックの方だそうで、今現在困っていることについてお伺いをいたしました。これはやはりビジネスの観点からお伺いしたんですけれども、そうしましたら、やはりガレージの倉庫ということで夏が暑くて冬が寒い、環境が劣悪であるといったこと。それと、先ほど部長のほうにもお話がありましたけど、後継者の育成が難しい、技術を受け継いでいただくことが難しいという話。それと、家賃、倉庫の家賃が若干高いということでございました。では、この問題どうやったら解決できるのか、どうしたらまちづくりにつながっていくのかということをその後深く掘り下げてお話をさせていただきました。そうしましたら、この町に車というんですか、私は今回車というものをコンセプトにさせていただきましたけれども、車などを宣伝する場合であれば効果的なPRを行っていくということが必要である。例えば、先ほどもお話ししました車、完成品を展示する、あるいはレースで使用している車を展示する。あるいは、多分目にした方もいらっしゃると思うんですけども、レースで使う車を運ぶトレーラーというものがございます。綾瀬市もしくは座間市にもあったと思うんですけども、まだ話はしていませんが、そういったものを目立つような場所に置いておくのも1つの手だ、そのようにお聞きしました。また、メカニックの方を育てるような環境の整った小さな工場を集積する。そういったことで優秀なメカニックを集めて後継者の育成を行い、そこへ車の修理やカスタマイズを行う方々が集い、見ても楽しい工場をつくることで、市民の方々も集い、見学もできる町工場ができる。さらに車の好きな方はバイクや自動車、こういったものを好む傾向がある。なかなか日本は家の事情で自分の車を家に置くことができない方も多いというお話も聞いております。そのためにセカンドカー、バイク、自転車を置くガレージのようなものを一緒に設けることで、さらに多くの方が集まる。それがブランド化につながるんだというふうなお話を伺いました。 ここから質問に移ります。先ほどもお話ししたとおり、特に(仮称)綾瀬スマートインターチェンジに期待をしている方々が多くいらっしゃいます。まちづくりという大きな観点からもっともっと掘り下げて、今現在も本市ではさまざまな企業にもお話を聞いていただいているということでございますので、さらに掘り下げて聞いていただくことをぜひお願いしたいと思いますし、またそれらを情報として蓄積しながら効果的なPRも含めたまちづくり、これを生かしていくような研究も必要かと思われますが、いかがでしょうか。 ○議長(武藤俊宏君) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(柏木正明君) 企業のPRということですが、まず、今御提案にありましたレース車の展示、レース車を運ぶカーゴ車の展示、非常にスペースも多くかかります。現実的には非常に難しいのかなというふうに考えてございます。多分ロビーのところに展示するには無理だろうというふうに思っております。また、御承知かどうかわかりませんけれども、河口湖周辺に行きますと、フェラーリとかポルシェとか、そういったところのレースチームの展示場とかが多くございます。そういったところに人が入っているかというと、やはりそうではないというふうに私は感じております。そういったことを含めながら、情報発信につきましては、レース界については一流メーカー、自動車メーカーが参入してしのぎを削っている状況でございます。どちらかというと企業のPR的要素が非常に高くなっておりまして、そういったレースチームにレースに必要な技術や部品などを供給しているため、マーケットも狭く、市内企業が参戦または参加することは非常にハードルが高いというふうに考えてございます。市内企業の巡回訪問でも、新分野を目指す企業の多くが医療とか航空など成長産業の参入へ希望しておりますので、産業としてのモータースポーツのPRはちょっと難しいかなというふうに考えてございます。しかし、モータースポーツで培った技術、例えばモータースポーツですと、アルミとかチタンとか非鉄金属を非常に使っているというふうに思います。こういった非鉄金属などの溶接や加工など製造の分野で活用できる優れた技術力については、他の企業様と同様にPR、情報発信を行っていくことは可能だと、逆に必要性があるのではないかというふうに考えてございます。 ○議長(武藤俊宏君) 齊藤慶吾議員。 ◆2番(齊藤慶吾君) わかりました。私の言いたかったのは、市民の皆様がわかりやすいようなPRを目指していただきたいという、その研究をぜひしていただければと思います。 また、ほかの方ですね、モータースポーツというわけではないんですけども、自転車の観点から。今度、2020年からオリンピックでMBXというものが自転車競技で2種目追加されて、たしか自転車種目は22種目だったと思いますけども、このMBXのコースが神奈川県にないということ、こちらもお聞きしました。私も知らなかったんですけども、こういった、今回コンセプトは車というかなり大枠な話をさせていただきましたけれども、例えば神奈川県にはないものであったり、本市にはないもの、また関東地区にないもの、そういったものをぜひ一度調べていただけないかなと思うんですけども、これは今回のバイク、車という観点からお話をさせていただきましたので、まず初めに皆様方の声を聞いていただいて、本市の魅力あるまちづくりですね、総合戦略にもありますけども、住み続けてみたい、訪れてみたい、そういった町を目指していただきながら、子供から大人たちが楽しめるような、そんなまちづくりの研究をさらに進めていただければうれしく思います。また、それが他市との差別化にもなっていくと思いますので、今後そういったことをぜひまちづくりに生かしていただくことを要望とさせていただきます。以上で趣味の話は終わります。 続いて、2点目の質問に移ります。市長の話にもありましたけれども、犯罪件数が減少傾向にあるというお話でございますが、この要因についてどのように分析をされているのか、お尋ねいたします。 ○議長(武藤俊宏君) 市民環境部長。 ◎市民環境部長(比留川功君) 犯罪件数が減少傾向にある要因でございますが、先ほど市長からも答弁させていただいてございますが、市内全自治会や各種防犯団体の方々、また大和警察署など、日ごろの防犯活動の成果だと感じてございます。活動といたしましては、犯罪情報の発信や防犯啓発活動、さらには防犯パトロールなどの取り組みを継続的に実施していることで犯罪が減少傾向になっているということで考えてございます。 ○議長(武藤俊宏君) 齊藤慶吾議員。 ◆2番(齊藤慶吾君) 関係各位の方々には改めて感謝を申し上げたいと思います。それでは、本市には防犯カメラが何台か設置されていると思いますけども、その活用状況についてお尋ねをいたします。 ○議長(武藤俊宏君) 市民環境部長。 ◎市民環境部長(比留川功君) 防犯カメラの活用状況についてでございますが、防犯灯に併設してございます防犯カメラにつきましては市内で22カ所設置をしてございます。これまでの活用状況でございますが、防犯カメラは犯罪抑止効果が大きいとともに、録画した画像が犯罪状況の確認や犯人逮捕の資料となります。大和警察署からの、平成28年に2件、29年に2件、本年に入りましてから1件の捜査協力依頼に対しまして録画画像を提供してございます。またさらに、ルール違反ごみ防止監視カメラにつきましては、平成29年度実績でございますが18カ所に設置し、収集所の監視を行って犯罪が起こらぬような形の抑止効果を果たしてございます。 ○議長(武藤俊宏君) 齊藤慶吾議員。 ◆2番(齊藤慶吾君) カメラは抑止効果と言いますけども、実際に犯罪の検挙にも努めているということがわかりました。そんな中、ここのところ、自治会さんの貴重な収入源にもなっております資源物の盗難の件で相談を受けることが多くなっております。夜間のごみ出しをされている箇所も多いと聞いておりますけれども、そのあたりは本市の方で地域の方々の生活リズムだとか声を尊重していただいていることは初めに感謝を申し上げたいと思います。そんな中で、資源物の盗難の件数と量についてお尋ねをいたします。 ○議長(武藤俊宏君) 市民環境部長。 ◎市民環境部長(比留川功君) ことしの3月26日に資源物回収かごからアルミ缶が持ち去られたとの通報がございました。6月5日時点で寺尾全域や中村地区において計12回の通報がございまして、持ち去られた箇所につきましては延べで137カ所でございます。なお持ち去られましたアルミ缶の量につきましては、直前のアルミ缶排出量は不明でございますので、量的には承知してございません。 ○議長(武藤俊宏君) 齊藤慶吾議員。 ◆2番(齊藤慶吾君) この盗難対策についてはどのようにされたのか、お聞かせください。 ○議長(武藤俊宏君) 市民環境部長。 ◎市民環境部長(比留川功君) まず、通報がありました資源物の持ち去り情報につきましては全て大和警察署に連絡いたしまして、警察による夜間パトロールの強化を図っていただいており、またリサイクルプラザ職員におきましても夜間パトロールを実施するなど対策を講じているところでございます。また自治会でも夜間のパトロールやアルミ缶の入ったかごを移動できないようチェーンをかけるなどの対策や、被害が多かった自治会では、6月からは前日の夜間の資源物の排出を中止いたしまして朝7時から8時30分に限定するなど、持ち去りの防止策を講じているところでございます。こうした対策によりまして、6月6日以降ですが、資源物の盗難報告につきましては1件と減少している状況でございます。 ○議長(武藤俊宏君) 齊藤慶吾議員。 ◆2番(齊藤慶吾君) ありがとうございます。職員の方々もパトロールをしていただいているのは私も承知しております。また、自治会の方々もパトロールをしていただいているということも存じ上げております。ただ、夜非常に危険が伴うと思いますので、朝出しをお願いしたということで通報がなくなってきているということにほっとしております。 それでは、最後の質問になりますけれども、今後の本市の方針における防犯対策についてお尋ねをいたします。 ○議長(武藤俊宏君) 市民環境部長。 ◎市民環境部長(比留川功君) 防犯対策といたしましては、従前行っております情報発信として、大和警察署から市内での詐欺や不審者に関する情報提供をいただき、防災行政用無線や安全・安心メールの配信、また自治体を通じまして防犯チラシの回覧、さらには高齢者施設や地域での防犯講演会において啓発を行っているところでございます。また、青色パトロール車による巡回パトロールに関しましては、事業開始から昨年まで約11年間で刑法犯の認知件数が事業開始の平成18年は1,246件あったものが平成29年では550件と半分以下の件数になってなっており、その効果は非常に大きいものと感じております。さらには、防犯カメラにつきましては、先ほど申しましたように犯罪抑止効果について大いに期待できるものがございますので、防犯灯と一体化した防犯カメラの増設につきましては継続してやっていきたいなと思っております。以上でございます。
    ○議長(武藤俊宏君) 齊藤慶吾議員。 ◆2番(齊藤慶吾君) 先日もこの防犯について市民の方々からの質問で、犯罪を未然に防ぐこと、これがとても重要だというお話も聞いております。犯罪のない、安全・安心な町になるよう、さらに努力をしていただきますこと、これをお願いいたしまして一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(武藤俊宏君) 以上で齊藤慶吾議員の質問を終わります。 以上で一般質問を終わります。 ────────────────────────── ○議長(武藤俊宏君) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。 午前10時19分 散会...