◆
戸澤幸雄 委員 田中委員に
1つお聞きしたいのですけれ
ども、今の話を聞いていますと、
議員が持つ権利の
平等性ということに言及されているのですが、現状ですと無
会派の方の扱いということになるかと思うのです。まずはそこら辺が問題であるというふうに認識されているということなのでしょうか。その扱いについて、この場で
議論したほうがいいというご
意見ということでよろしいのでしょうか。
◆
田中ひろこ 委員 そういうことです。無
会派とか、1人
会派の
あり方が、
会派の
あり方にも影響しているということです。
◆
戸澤幸雄 委員 そうしますと、そういった今の無
会派の扱いに不完全な
部分があると、それを生んでいるのは
会派制ではないかというような
考え方なのかというふうに思います。それを生んだ
会派制がもう少しよいものにできないのかどうかというようなご
意見なのかと思いますので、具体的に
議論するには、無
会派の方が今こうむっている不利益というふうに思うのですが、その辺を具体的に出していただけるとよろしいかと思うのです。
◆
田中ひろこ 委員 先ほども言いましたけれ
ども、無
会派の人は、
会派代表者会とか、
議会運営委員会に出席することができずに、そこで
意見も言えませんし、
議会運営の
議論にまず加われないということです。そして、情報とかも全部すぐにわからないわけです。そのことは
議会にかかわるときにすごく不利だと思うのですね。あともう
1つは、
常任委員会も自分が入りたいところに、すっとは入れないということもあると思います。あいたからいいよみたいな感じで入っていくのは、その人の
議員として、
立候補して当選した
議員の力を発揮するのにそういう意味で不利だと思っています。
◆
戸澤幸雄 委員 わかりました。そこら辺は
議会は
合議制のものでありますので、合議をするときに、できるだけ早く
結論に至りたい、これは
市民に付託された私たちの責務でございますので、そうしたときに1人1人の
意見を全部聞いて、1人1人が
議論している、これは長時間のものになりますし、合議をしていく上で課題といいますか、そういうものが非常に多くなるのだと思います。そこを克服するためにも
会派制があるのだと思うのですね。おっしゃるように、全てを平等にしてしまうと、無
会派の方は基本的に1人でございますので、自分の
考えに賛同している方を募って、そして、同じ
考えの方と
議論をし合いながら合議していくという、今の
進め方においては、そぐわない
部分があると思うのです。例えば半分、無
会派になってしまったとか、そういったことを
考えてみればわかると思うのですけれ
ども、
会派制というのはその上に成り立っているものだというふうに私自身は
考えていますので、この辺を今の少数存在する無
会派の方にできるだけ便宜を与えたいという
議論であればわかりますけれ
ども、完全な平等を望むというのは不可能ではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
◆
田中ひろこ 委員 私も今の
会派制のメリットは否定するものではありません。
海老名市の場合は、ただ、人数も22人とそんなに大規模な
議会ではないので、少しでも無
会派の
議員が
議会に参画して
議論ができるような、今、
効率性というふうにおっしゃいましたけれ
ども、それほど
効率性が担保できないわけではないというふうに思っています。ですから、今、
戸澤委員がおっしゃったように、
少数派の
議員ができるだけ
意見を反映できるような、そのような
あり方を望みたいと思います。
◆
戸澤幸雄 委員 おっしゃることはわかりましたので。そうしますと、この
提案は、無
会派の方の扱いに関してもう少し
考えていただきたいという程度にとどまるのかと思いますが、それでよろしいのでしょうか。
◆
田中ひろこ 委員 考えていただきたいというだけでは進まないので、できるだけ具体的に、
議会改革特別委員会は、
先ほども出ていましたけれ
ども、
提案という形になると思うのですが、それを
議論した上で、
議長とか
代表者会に
提案という形でしていただければいいと思います。
◆
戸澤幸雄 委員 そうしますと、
田中委員が
考える
提案すべき
部分を出していただくことが前提だと思いますので、具体的なものを出していただいて、それに対してこの場で
議論するということがよろしいのではないかと思います。
◆
田中ひろこ 委員 1つには、
会派代表者会議には、
会派の
代表しか参加できません。前にも私は
発言しましたけれ
ども、
全員協議会の中でもっと活発に
議論が進められるように進めていただきたいということと、それから、無
会派の人も
議会運営委員会に出席することができるように、それは
考えられるのではないかと思います。それと、
常任委員会も、無
会派の人が希望する
委員会にできるだけ平等に入れるということを実現していただければと思います。
◆
戸澤幸雄 委員 今、具体的に出していただいたのですけれ
ども、これは
1つ1つやっていくしかないのか、もしくは、もう少し具体的に掘り下げていただきたい。なぜ
代表者会に入れたほうがいいと思うのか、議運に出席をして
発言して、加わるという、このことについても、それから、
全員協議会でどのようにやっていったらいいのか、この辺の具体的な
部分が欠けていますと、この場で
皆さんで協議しながら、この
具体策を探っていくというようなことになりかねないので、しっかりとその辺を
1つ1つ出していただいた
提案にしていただければというふうに思うのですが。
◆
田中ひろこ 委員 具体的な
提案という形ではすぐに今は出ないので、1度
会派に持ち帰って
提案させていただきたいと思います。
○
委員長 ほかに。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長 ほかに
意見もなければ、ただいま
田中ひろこ委員より、
会派の
あり方についてのテーマで具体的な
提案を次回いただき、そして、
議論を進めていくということになりました。次回、
いちごの会より、
会派の
あり方についての
具体的手法のご
提案をいただき、
議論を進めるということでご
異議ありませんか。
(「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長 ご
異議なしと認めます。よって
⑦会派の
あり方に関してはそのように進めさせていただきたいと思います。
次に、日程第3
議会クラウドについて、本件については、前回、導入に当たっての
ルールづくりに関してお
持ち帰りをいただいておりますので、各
会派からご報告を願います。
それでは、
創志会からよろしくお願いします。
◆
中込淳之介 委員 創志会としましては、統一機種が出そろったときからインターネット接続を始めると。アプリに関しては、何らかの規則をつくって、自由にアプリをダウンロードするのではなく、何か審査するところをつくって、そこに許可を得て、アプリのダウンロードをするべきなのではないかというところの
ルールづくりでまとまりました。
○
委員長 公明党。
◆
戸澤幸雄 委員 私
どもの
会派では、具体的なところは、アプリの有害性であるとか、どのくらい問題となるのかというのも余り
判断できない
部分がございますので、できれば、正副案というものをつくっていただけると物差しになるのかというのが
1つです。私
どもの
会派としては、できる限り、早く進められるような形をとっていただければと
考えております。
○
委員長 いちごの会。
◆
田中ひろこ 委員 いちごの会でも、具体的に、何がメリットがあって、デメリットがあるか、今までも随分
議論がされてきましたけれ
ども、
判断がなかなか難しいので、正副案を出していただいて、視察をしながら、ほかの市町村の取り組みなんかも参考にしながら決めていきたいという
意見が出ています。
○
委員長 共産党。
◆
佐々木弘 委員 もし統一機種等で導入する場合は、かなりの金額がかかると思いますので、そういった点では、以前と同じ話になりますけれ
ども、基本的には個々のところの
判断とモラルでやっていくといった方向でよろしいのではないかという
意見です。
○
委員長 太平会。
◆
氏家康太 委員 私
どもは、統一機種で、
議員活動と、場合によっては、政務活動にも使えるということです。
議員活動と政務活動においても、基本的には機種そのもののセキュリティーをしっかり統一的にやっていただくということです。例えばこれを政務活動の範囲まで広げて、
1つの機種で使えるようにすると、議案書であるとか、行政関係の資料以外にも、例えばご自身で得た情報、
議員から得た情報であったり、行政から得た情報であったり、まだ例えば公開する手前の情報というものが、万々が一、メモに残しておいて、自分の活動に使っていたのだけど、その使っていたクラウド用の
議員用の端末をなくしてしまったというところで、そこから情報漏えいしてはいけないので、クラウドも含めて、セキュリティーはちゃんとやるということですね。あと、個人的なアプリを入れて、
市民の方からご
意見があってはいけないので、アプリとセキュリティーの管理を全体でどう
確認していくのか。
確認の中では、個人のその方の
考えの情報までの中身は見ないのだけれ
ども、アプリとクラウドのセキュリティーの確立が
1つの条件です。
○
委員長 各
会派からの
意見が出ました。これに関して皆様から少し
議員間討議ができればと思います。
暫時休憩といたします。
午前11時39分
休憩
午前11時45分
再開
○
委員長 休憩前に引き続き
会議を開きます。
ただいま各
会派の
皆さんから
意見をいただき、
議員間討議をしていこうということもありましたが、このクラウドにおいて、具体的な進むべき
方向性を正副案をご提示いただきたいという
意見が幾つか出ましたので、次回
会議までに、クラウド化に向けての具体的な方法論とともに、どういうような
ルールづくりがそれに加えて必要なのかということに関して正副案をお示しさせていただいて、再度
議論していきたいと思いますが、これにご
異議ありませんか。
(「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長 ご
異議なしと認めます。よって、
議会クラウドについては、次回、正副案を出した中で、
皆さんの討議を深めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
◆
佐々木弘 委員 もし可能であれば、金額、コスト的な
部分、それも大変だと思うのですけれ
ども、概算でもいいのですが、それも出していただければありがたいと思います。できれば、よろしくお願いしたいと思います。
○
委員長 ただいま
佐々木委員から、費用に関してもということでございましたので、承って、次回、ご提示させていただきたいと思います。
暫時休憩といたします。
午前11時47分
休憩
午前11時50分
再開
○
委員長 休憩前に引き続き
会議を開きます。
次に、日程第4 その他に入ります。
皆様から何かございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長 それでは、次回
委員会の日程ですけれ
ども、10月31日(水)午前9時より
作業部会、午前10時より
特別委員会としたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
以上で本日の議事は全て終了いたしました。これをもちまして
議会改革特別委員会を散会いたします。
(午前11時51分散会)...