海老名市議会 2017-09-29
平成29年 9月 第3回定例会−09月29日-05号
〔宇田川 希議員 降壇〕
○議長(
森下賢人 議員) これより各委員長に対する質疑に入ります。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
初めに、
反対意見の発言を許します。
田中ひろこ議員。
〔
田中ひろこ議員 登壇〕
◆(
田中ひろこ 議員) いちごの会の
田中ひろこです。議案第51号 平成29年度海老名市
一般会計補正予算(第2号)に対して、会を代表いたしまして、反対の立場から意見を述べます。
補正予算の中には、(仮称)
こどもセンター整備事業費が含まれています。(仮称)
こどもセンターの設置については、子どもに関連する業務を一元化することで、子育て、教育環境の充実を図り、出産から子育て、教育までトータルな支援を行う拠点とするものであり、それに対して反対するものではありません。
しかしながら、1点目として、(仮称)
こどもセンターについての総合的かつ具体的なビジョンが完成されていない中で、来年の3月をめどに部分的な
リフォーム工事を進めてしまうことは、子育てに関する部署をただ同じ場所に集めただけになり、子育て支援課や教育部の連携をどうしていくのか、具体的な計画を、平成29年度、第四次総合計画に位置づけた上で進めるべきだと思います。
また、2点目として、
補正予算が組まれた経緯について、平成29年3月に策定した公共施設再編計画の1つとして保健相談センターを検討し始めたこと、各部の次長が集まる公共施設マネジメント推進プロジェクトチームが5回開催され、組織横断的に検討が進められたとのことですが、プロジェクト会議の中で専門的な職員の声や現場の声がもっと反映されるべきであり、(仮称)
こどもセンターの目的と方向性の具体的な議論が不十分です。
以上の2点から反対といたします。
〔
田中ひろこ議員 降壇〕
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
賛成意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
反対意見の発言を許します。佐々木弘議員。
〔佐々木 弘議員 登壇〕
◆(佐々木弘 議員) 日本共産党市議団を代表しまして、当議案に対し、反対の立場で討論をいたします。
今回の
補正予算には、下今泉保育園指定管理委託として、平成29年度から34年度まで9億8000万円の債務負担行為が含まれています。指定管理期間ごとに管理運営主体が変更となることもあり得る制度のため、公立保育園としての運営の安定性、継続性の確保が保障されないおそれがあります。また、保育現場では、雇用、労働条件の不安定化、労働水準の低下につながるおそれもあります。そして、5年間の指定管理期間終了後は、市としては民営化する方向であるということが、この間の議会審議などの場でも明らかになりました。公立保育園は、民間保育園では十分な受け入れが難しい低年齢児や障がい児を受け入れる役割と責任を長年担ってきたし、これからもその大きな役割がありますが、その点が保障されなくなることが危惧されます。
以上の問題点から、当会派はこの間、指定管理への移行自体に明確に反対してきており、その財政的な手続である債務負担行為が含まれる今回の
一般会計補正予算案にこの点で反対することを述べ、討論を終わります。
〔佐々木 弘議員 降壇〕
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
賛成意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
反対意見の発言を許します
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
議案第51号及び議案第55号を1議案ごとに採決いたします。
初めに、議案第51号を採決いたします。本案に対する各委員長の報告は
原案可決であります。本案を各
委員長報告のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。
(挙 手 多 数)
○議長(
森下賢人 議員) 挙手多数であります。よって議案第51号 平成29年度海老名市
一般会計補正予算(第2号)は各
委員長報告のとおり
原案可決することに決しました。
次に、議案第55号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は
原案可決であります。本案を
委員長報告のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。
(挙 手 全 員)
○議長(
森下賢人 議員)
挙手全員であります。よって議案第55号 平成29年度海老名市
公共下水道事業会計補正予算(第1号)は
委員長報告のとおり
原案可決することに決しました。
――
――――――――――――――― ○ ――
―――――――――――――――
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
△日程第5 認定第1号 平成28年度海老名市
一般会計歳入歳出決算認定について、認定第2号 平成28年度海老名市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第3号 平成28年度海老名市
下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第4号 平成28年度海老名市
介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第5号 平成28年度海老名市
後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定について、以上5件を一括議題といたします。
この5件に関する各委員長の報告を求めます。
初めに、
市川敏彦総務常任委員会委員長。
〔
市川敏彦議員 登壇〕
◎(
市川敏彦 議員) それでは、
総務常任委員会の審査結果を報告いたします。
当委員会では、認定第1
号所管部分について、9月25日に審査を行いました。
採決の結果は、お手元に配付されております
委員会審査報告書のとおり、賛成多数による認定であります。
審査の中では、人事研修事業費について、研修などに自発的に参加できる環境づくりに配慮することを期待する。
市政連絡推進事業費について、自治会の課題は地域の課題であるため、できる限り積極的に取り組むよう期待する。
防犯対策推進事業費について、犯罪が多様化し、発生確率が高くなっている中、地元自治会と協議して地域性のある防犯対策を期待する。
災害対策事業費について、防災井戸は災害発生時において、生活用水や災害対策としても貴重な存在であるため、要望があった場合は積極的に取り組むことを期待するといった意見がありました。
議員各位におかれましては、当委員会の決定にご賛同くださいますようお願い申し上げまして、審査結果の報告といたします。
〔
市川敏彦議員 降壇〕
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
藤澤菊枝文教社会常任委員会委員長。
〔
藤澤菊枝議員 登壇〕
◎(
藤澤菊枝 議員) それでは、
文教社会常任委員会の審査結果を報告いたします。
当委員会では、認定第1
号所管部分、認定第2号、認定第4号及び認定第5号について、9月26日に審査を行いました。
採決の結果は、お手元に配付されております
委員会審査報告書のとおり、認定第1号は賛成多数、認定第2号、認定第4号及び認定第5号は
全員賛成による認定であります。
審査の中では、子ども医療費助成事業費について、医療費の助成が早目の受診につながり、その結果、入院費が削減されるなどの効果も考えられる。こういった事業効果を国に知らしめることなどによって、継続的に実施される事業となることを望む。
子育て支援センター活動事業費について、センターの利用時間が今年度改善されるとのことだが、保護者の通勤時間なども考慮し、引き続き利用時間の研究を続けられることを望む。また、家庭で子育てをしている方への施策を今後も充実されることを期待する。
健康管理事業費について、精神面も含めた教職員の健康管理は、教職員だけでなく児童生徒の健康にもつながることが考えられるため、今後も引き続き教職員の心と体の健康管理がされることを望む。
中学校給食推進事業費について、希望者への給食弁当注文方式では、学校ごとに業者と契約している自治体もあり、喫食率が下がっていることについての研究が今後さらに進められることを望む。
学童保育支援事業費について、次年度に開設が予定されている(仮称)
こどもセンターを最大限活用できるよう、庁内連携を密にし、学童保育のあり方に関する議論がさらに深まることを期待する。
包括的支援事業・任意事業費について、地域包括支援センターの委託契約に当たっては、地域包括ケアシステムの構築に伴う情報の取り扱いについても十分に検討されることを望む。また、認知症サポーターが地域で活躍され、認知症の早期発見につながる施策が実施されることを望むといった意見がありました。
議員各位におかれましては、当委員会の決定にご賛同くださいますようお願い申し上げまして、審査結果の報告といたします。
〔
藤澤菊枝議員 降壇〕
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
宇田川希経済建設常任委員会委員長。
〔宇田川 希議員 登壇〕
◎(
宇田川希 議員) それでは、
経済建設常任委員会の審査結果を報告いたします。
当委員会では、認定第1
号所管部分及び認定第3号について、9月27日に審査を行いました、
採決の結果は、お手元に配付されております
委員会審査報告書のとおり、2件とも
全員賛成による認定であります。
審査の中では、都市農業推進事業費について、地産地消を進めるために出荷量をふやし、市内飲食店と連携を図ることにより、ブランド化を進めることを望む。
勤労者対策推進事業費について、奨励補助制度を発展的に見直し、事業者支援を幅広く行うとともに、障がいがある方もない方もともに暮らしていくために前向きに取り組むことを望む。
厚木駅周辺整備事業費について、引き続き地権者への丁寧な意向確認をしっかり行い、合意できることを望む。
地下駐車場維持管理経費について、今後は、バックアップ、制御システムの管理など維持管理に万全を期することを望む。
下水道特別会計について、公営企業会計への移行により、労力はかかると思うが、決算などについて確実な事務処理を望むといった意見がありました。
議員各位におかれましては、当委員会の決定にご賛同くださいますようお願い申し上げまして、審査結果の報告といたします。
〔宇田川 希議員 降壇〕
○議長(
森下賢人 議員) これより各委員長に対する質疑に入ります。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
初めに、
反対意見の発言を許します。佐々木弘議員。
〔佐々木 弘議員 登壇〕
◆(佐々木弘 議員) 日本共産党市議団を代表いたしまして、平成28年度海老名市下水道事業及び国民健康保険事業、介護保険事業、後期高齢者医療事業の4特別会計決算認定には賛成しますが、一般会計決算認定には次の理由から反対することを表明し、討論します。
まず、平成28年度の行政執行において前向きに評価できる点を述べます。
当会派が提案、要望してきた小児医療費助成が、義務教育が終わる中学校3年生まで、所得制限や費用一部負担も導入されることなく、県内では引き続き最も充実した水準、条件で実施されました。また、生活習慣病対策として肺がんCT検査を含めた各種がん検診を実施し、疾病の早期発見、早期治療につなげました。学校現場では1クラス35人以下の少人数学級指導のための教員や、各種専門職といった人員体制の確保のための市独自の努力が行われ、学校施設等のハード面の整備も計画的に進められました。また、小中学校の各第1学年に対する教材費や野外教育活動費、学童保育料などに対する保護者負担軽減策も引き続き行われました。そして、就学援助制度の支給時期の前倒しや支給額の増額などの大幅な向上も図られました。また、我が会派も議会で提案した住宅リフォーム助成制度が引き続き継続され、さらに商店に対するリニューアル助成制度が県内でもいち早く同年度の途中から開始されました。そして、災害対策の面では、
防災ラジオのさらなる普及策などが積極的に図られました。
以上は主要な点のみの指摘ですが、他の点でも、市の取り組みの姿勢と施策は、市民生活の向上や海老名市の発展の面から評価できるものが多くあります。まず、この点を述べておきたいと思います。
しかしながら、主要な点で以下の問題点により、当会派として、一般会計決算認定に対しては反対することを改めて表明します。
まず1点目として、指定管理者制度による市立図書館の運営の問題です。平成26年度の同制度への移行後、28年度も中央及び有馬図書館が、CCC・TRC共同事業体による指定管理で運営されました。とりわけ中央図書館に関しては、大規模改修を経てリニューアルオープンした直後の平成27年10月に、TRC社の離脱問題が表面化し、全国でも大きく注目され、市民や利用者に波紋や心配を生じさせ、同指定管理者による運営の不安定さが露呈しました。さらに、資料の分類、選書や、会計運営上などの諸問題などが次々に露見しました。このように、公立図書館運営の経験、ノウハウが、それまで武雄市での1例しかなかったCCC社に、民間ノウハウの活用の名のもとに、我がまちの図書館運営を任せたことは不適切だったことは明らかです。また、運営を民間企業が行うことで、市と利用者、市民の間に距離ができ、より身近な図書館づくり運営が阻害されています。そして、運営を民間企業に丸投げすることにより、市が持つべき図書館運営に対するノウハウや識見、意欲と、それらを持つ人材が育たず、失われる点は大きな問題です。これらの指摘にもかかわらず、今定例会の当決算認定に対する当会派による代表質疑の場などにおいて、平成30年度までの現行の指定期間管理終了後も、市としては引き続き同制度による運営を継続したいとの意向が表明されたことは極めて重要な問題です。とりわけ中央図書館に関しては、利用者、市民の多くのさまざまな不満や指摘、要望を受け、一定の個別具体的な改善の努力が行われてきたことは認めます。しかしながら、運営制度自体の問題により、諸課題の根本的、抜本的な解決は図られておらず、その見通しも持つことはできません。中長期的な視点を持ち、安定した図書館運営、図書館づくりを進めるために、指定管理による5年ごとの不安定な運営ではなく、市が責任を持って直接管理、運営する体制に戻すべきだと改めてこの場でも強く求めるものです。
次に、2点目として、同年度も引き続き進められた、指定管理や業務委託などの推進による地方自治体としての公的役割、責任体制をめぐる問題です。さきに述べた図書館にとどまらず、市民の暮らしと福祉を守る地方自治体として、重要かつ最前線である市民窓口や福祉窓口も、大手民間営利企業に業務を委託する運営が同年度も続けられました。また、子どもたちの食の安全と健やかな成長を保障する学校給食に関しても、近年、食育や地産地消を含め、社会的な関心や安心・安全面への心配が高まっている中、我がまちの小学生の学校給食をつくる食の創造館は引き続き指定管理者により運営され、弁当併用方式による中学校給食の調理も、民間企業へ業務を委託されました。これら、本来、行政にとって基本となる重要な業務は、業者任せではなく、市の直接運営により責任を持って行うことが必要であり、また、それによって市職員が経験や知見、問題意識をさらに高め、よりよい行政運営、ひいては市民生活の向上と市のよりよい発展につながるものであるべきです。
最後に、3点目として、個人番号制、いわゆるマイナンバー制度の問題です。同年度も関連事業費が支出されました。私たち日本共産党は、同制度は、なりすまし詐欺やプライバシー侵害など大きな問題を抱える根本的な問題に加え、莫大な税金を浪費する事業である点から、一貫して運用の中止と廃止を求めてきました。地方自治体として国の導入する制度に対応したものだったという点は理解はしますが、当会派としては、同制度の公費支出及び事務手続を認めるわけにはいきません。
以上の点を指摘し、さきに述べた平成28年度各会計決算認定に対する賛否の理由を述べ、討論を終わります。
〔佐々木 弘議員 降壇〕
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
賛成意見の発言を許します。志野誠也議員。
〔志野誠也議員 登壇〕
◆(志野誠也 議員) 創志会の志野誠也です。議長のお許しをいただきましたので、会派を代表いたしまして、ただいま議題となっております、平成28年度海老名市
一般会計歳入歳出決算認定並びに4特別会計決算認定について、賛成の立場から討論をさせていただきます。
代表質疑で久保田議員からも指摘をさせていただいておりますが、平成28年度の我が国経済は緩やかな改善傾向が続いており、中小企業を取り巻く状況も改善傾向にあるように見受けられるものの、規模によってはその度合いが異なり、業種別、地域別に見るとばらつきもあるなど、いまだに回復の実感が得られていない状況かと思います。そうした中で、本市が将来にわたり輝き続けるために、まち・ひと・しごとの好循環の確立に向けたかがやき持続総合戦略元年として、平成28年度は人口減少と超高齢化という構造的な課題に正面から取り組んだ年だったと理解をしております。結果として経常収支比率は1.6ポイント上昇し、93.9パーセントとなりましたが、県内市の平均よりも十分に良好な数値であり、その要因も、経常経費として子ども医療費や障がい者医療費の助成事業など、市が独自に拡充している多くの市民サービスが含まれているからだと考えます。それらのサービスをなくせば経常収支比率はよくすることができるでしょう。しかし、そのために市民サービスが低下することは本末転倒であると考えます。むしろ現状は良好な財政状況と質の高い市民サービスが高い次元でバランスをとっているものと考えます。今後も引き続き、税収の増加など、財政の弾力性確保に努めていただくことを期待いたします。また、あわせて、市債と基金については、今後のまちづくりの貴重な財源であることから、長期的な視点を持ち、計画的かつ効果的な活用をお願いいたします。
続いて、かがやき持続総合戦略元年としての平成28年度は、4つの基本目標に111事業を位置づけ、まち・ひと・しごとの好循環の確立に向けたさまざまな事業が推進されました。結果として、事業の達成ぐあいをはかる指標としての海老名駅の乗降客や合計特殊出生率が目標値を上回っている点や税収の増加など、海老名市の成長が数値となってあらわれたと考えます。加えて、海老名駅周辺のにぎわいの創出や安全安心な交通環境を構築する海老名駅東西一体のまちづくり、待機児童の解消や教育環境の充実を図る、将来を担う子どもたちへのまちづくりなど、ハード、ソフト両面におけるさまざまな事業の推進は、市の成長に伴う必要な施策であったと理解をいたします。
また、現在、全国的な課題となっている公共施設の老朽化問題についても、平成29年3月には、公共施設のマネジメント指針としての公共施設再編(適正化)計画が策定されましたが、平成29年度中には個別計画としての学校施設や海老名運動公園の再整備計画の策定に取り組むなど、公共施設分類別の方向性を踏まえながら、個別計画の策定に向けた全庁的な取り組みが進められており、今後に大いに期待をしているところであります。そして、先ほど可決された
補正予算にて上程されておりました(仮称)
こどもセンター整備事業についても、公共施設マネジメントの観点から、既存ストックの有効な活用事例として期待をしております。
一方で、個々の事業に目を向けますと、本年度以降に向けて平成28年度事業実施による知見を生かして取り組んでいただきたいと思いますが、具体的には、地域活動推進事業については、自治会加入をPRできるような助成制度の検討を、地域包括ケアシステムの構築については、基幹地域包括支援センターの設置も含めた体制整備と住民主体の取り組み促進に向けた組織を超えたさまざまな整備を、コンピュータ利用教育事業については、現状の利用状況の改善のためにもICT教育の方向性と事業のあり方の整理を、社会福祉施設整備費助成事業については、昨今の人材難などによる運営の難しさも踏まえて地域密着での施設整備を、ふるさと納税については、流出額を抑える施策の実施と地域の活性化につながる返礼品事業の実施及び経費の抑制を、厚木駅周辺整備事業については、準備組合の意向及び周辺地域住民の意見を十分に反映させたよりよい事業実施を、そのほか、我が会派の議員から指摘及び要望させていただいたこと、それぞれについて真摯にご検討いただき、取り組んでいただくことを、そして、さらによい事業となるよう市民サービスの向上に努めていただくことを改めて要望させていただきます。
行政運営には、市民目線に立った組織整備が求められると考えます。来年度、機構改革が予定されていると思いますが、社会情勢や
市民ニーズに応じる行政組織の見直しとなるよう今後期待すると同時に、昨今の天候と同じく大きく変化する社会情勢にしっかりと対応していくためにも、必要に応じた迅速な
補正予算の編成を行いつつ、まち・ひと・しごとの好循環の確立に取り組んでいただくことをお願いいたします。
最後に、平成28年度予算の執行に当たられた市長を初め、職員の皆様の御労苦に感謝を申し上げますと同時に、今後もハード、ソフト両面にわたり、各種事業が推進され、現時点の市民だけでなく、将来の市民からも愛されるまち、「住みたい、住み続けたいまち海老名」の実現に向け、市長の強いリーダーシップのもと、職員一丸となった取り組みに大いに期待をいたします。そして、「住みたい、住み続けたいまち海老名」の実現に向けては、議員としても、また、我が会派といたしましても、その一翼をしっかりと担ってまいりたいと考えております。
議員各位におかれましては、我が会派に賛同いただき、本議案に賛成くださいますようお願い申し上げまして、会派を代表しての賛成の立場での討論とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
〔志野誠也議員 降壇〕
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
反対意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
賛成意見の発言を許します。日吉弘子議員。
〔日吉弘子議員 登壇〕
◆(日吉弘子 議員) 公明党の日吉弘子でございます。ただいま議長に発言の許可をいただきましたので、私は、公明党海老名市議員団を代表し、議題となっております平成28年度海老名市
一般会計歳入歳出決算認定ほか4特別会計決算認定について、賛成の立場を明確にし、討論を行います。
平成28年度は、4月に熊本地震、その後、夏には、気象観測が開始以来初めて東北地方に台風が上陸し、北海道や岩手県などに大きな被害をもたらし、自然の脅威を改めて感じる1年になりました。そして、国全体としては、平成28年度の出生数が初めて100万人を割り込み、人口減少、少子高齢社会に直面していくということが現実味を帯びてきたことにより、今後もさらに活力を維持し、成長を続けるための施策が不可欠となってまいりました。本市では、市制施行45周年という佳節を迎える中、「前を見て進む 海老名 健全財政の維持へ」をキャッチフレーズに、まち・ひと・しごとの好循環の確立に向けたかがやき持続総合戦略元年として当初予算が編成されました。さらに、市民の長年の悲願が現実となり、特急ロマンスカーの海老名駅停車により、本市の魅力がさらに増し、県央のターミナルの拠点として発展を遂げました。
このような中、平成28年度決算を見てみますと、単年度の財政力指数は1.015となり、6年ぶりに普通交付税の不交付団体となり、また、実質収支比率は4.5パーセントとなり、堅実な財政状況が堅持されております
市債と基金のバランスに関しましては、特別会計分を含めた市民1人当たりの市債残高は県内16市においても最も少ない金額を堅持する見込みとなっております。しかし、少子高齢、人口減少時代に向けて、人口バランスを考慮しながら、市債と基金の効果的な活用に期待するところでございます。また、扶助費は今後も高い水準で推移していき、指定管理のあり方を含めた物件費の増加には今後とも注視しながら着実な事業展開をお願いいたします。
将来を担う子どもたちを育む事業については、市制施行45周年記念式典でHUGHUGえびな宣言がされ、子育てするなら海老名を市内外に広くアピールされました。他市に先駆けて開始された中学校3年生までの医療費無料化の継続や、新規に予防接種等モバイルサービスの開始、子育て支援センターにおいて、子育て中の保護者及びその子どもを対象に、子どもたちと親同士が交流できる場を関係機関と協力して支援されるなど高く評価をさせていただきます。今後も病後児保育や切れ目のない子育て支援の充実のため、子育て世代包括支援センターなどの早期設置に向けた体制整備を期待いたします。
道路行政についてですが、海老名駅の東西一体化のまちづくりには欠かせないのが、関連道路整備でございます。平成28年度は扇町周辺の道路整備として、海老名駅西口土地区画整理に伴う、発生交通の円滑化対策が実施され、さらに、さがみ縦貫道路関連道路整備事業の一環として、市道の整備工事が行われました。道路整備は、市民生活に大変密接なものであり、小さな子どもたちから高齢者の方、障がいのある方々まで、市民の安全・安心を踏まえた事業展開を引き続きお願いいたします。県道も含め、通学路の危険箇所の解消と、安全対策のさらなる見える化を図り、今後、運転免許証を返上しても安心で快適に住み続けられるまちづくりのため、歩道と自転車レーンの整備を進めていただきたく要望させていただきます。
防災対策は、地震だけでなく、ゲリラ豪雨、台風など、水害対策に対して、タイムラインの策定や迅速で正確な情報提供のあり方、要援護者リストの有効性、実行に向けた、より具体的な事業を進める中、市民の不安要素をなくし、さらなる安全・安心につながるまちづくりを期待いたします。
そして、にぎわい振興事業の推進として、平成28年4月に施行した海老名市にぎわい振興条例を具体化したにぎわい振興計画が7月に策定され、各種事業展開を実施し、シティプロモーション課が創設され、市内の魅力向上や効果的な発信に努められてきました。また、横断的な取り組みで、海老名市の魅力向上とシティーセールスの推進が図られ、にぎわいの創出がされていることは大いに評価をいたすところでございます。
今後、まだ民間企業による開発が進みますが、人口減少が避けられない中、公共施設再編問題やごみ行政のあり方、医療体制、広域連携の課題など、社会情勢の変化に対応することが求められてまいりますので、財政状況を見きわめながら、将来を見据えた事業の構築とその着実な執行がこれまで以上に欠かせないものと考えます。
詳細につきましては、各常任委員会におきまして質疑また、今後に向けての提案、要望等をさせていただきました。1つでも多くの提案や要望を平成30年度予算に反映していただけるよう、期待をいたします。
最後に、平成28年度予算執行に当たり、鋭意ご努力をいただいた内野市長を初め、全ての職員の皆様に感謝を申し上げ、賛成討論といたします。
〔日吉弘子議員 降壇〕
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
反対意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
賛成意見の発言を許します。
吉田みな子議員。
〔
吉田みな子議員 登壇〕
◆(吉田みな子 議員) いちごの会の吉田みな子です。会派を代表いたしまして、平成28年度海老名市一般会計
歳入歳出決算について、賛成の立場から討論をいたします。
海老名市の財政の透明化と市政運営について、次年度の予算の反映を求めて意見を絞って申し上げます。
まずは今後の財政見通しと市政運営についてです。全国的に人口減少が進む中で、海老名市の人口はわずかながらふえ続けており、市民税と固定資産税の決算額を見てみると、リーマンショック後に大きく落ち込んだ、平成22年度以降増加しています。海老名市は市民1人当たりの公債費が1万7397円と県内で一番低く、過去、財政調整基金を順調に積み立てながら、臨時財政対策債の発行を抑制し、堅調な財政運営をしてきたことによるものと評価をしております。
一方で、代表質疑の中でも取り上げましたが、将来の財政を圧迫する可能性の度合いを示すと言われている将来負担比率は10.8パーセントになりました。平成25年3月に策定された中期財政ビジョンは、平成25年から29年度までの中期的な財政見通しを立てており、その中で将来負担比率を10パーセント未満に抑える目標を掲げています。平成26年度までは算定されてこなかった将来負担比率ですが、27年度には7.5パーセント、28年度には10パーセントを超え、目標値を上回りました。中期財政ビジョンでは、戦略的な起債運営という言葉がたびたび使われ、積極的に市債を活用することを示しながら、一方で将来負担比率の目標を10パーセント未満に設定することで、将来世代への負担増の歯どめをかけています。代表質疑で、将来負担比率が10パーセントを超えたことに対して市長は、問題ないと話されましたが、中期財政ビジョンにおいて将来負担比率の目標値を財政悪化しないための歯どめとして位置づけて掲げている以上、それを上回ったことについてはしっかりと総括することが必要です。
既に資源化センターの大規模改修工事や、相鉄海老名駅北口駅前広場整備、運動公園周辺地区土地区画整理事業など、多額の費用が見込まれる事業が始まろうとしています。さらには、自由通路の東口延伸整備計画や、本郷地区における工業系の土地利用計画、厚木駅前再開発事業計画など、ハード事業の計画案はめじろ押しです。中期財政ビジョンは、第四次総合計画の延長とあわせて2年延長するそうですが、財政の見通しが不透明になっていく中で、今後の財政見通しと考え方を市民と議会に対して丁寧に説明するべきではないでしょうか。
こうした中で、平成28年度は、過去最大とも言える11回の
補正予算が計上されました。そのうち、当初予算にはなかった新規事業に対する市債の発行額は4億7460万円となっており、障害者デイサービスセンターあきば作業所の建設工事や、下今泉保育園の建設工事、庁舎の外壁改修工事、そして、南部大型防災備蓄倉庫の整備事業費など、市債の発行額が1億円を超える大きな事業も複数ありました。下今泉保育園の建設工事については、公立保育園の指定管理者制度導入と、築40年以上を経過した下今泉保育園の建てかえという、本来分けて考えるべきことを抱き合わせのようにして事業計画を示されたことに対して、今後の公立保育園のあり方が変わるような重要なことを、子育て支援計画にも位置づいていない中で、年度の途中で決めることはできないとして、会派として反対をいたしました。そうではありますが、きのう、下今泉保育園の新たな園舎を見せていただき、明るくきれいな園舎になることを子どもたちも期待しているというお話もお聞きしました。新しい保育園と保育体制で、よりよい保育がされることを心から願う気持ちは当然ながら持っております。
しかし、今後の公立保育園のあり方を議論していくために、2点だけ意見を申し上げておきたいと思います。
1点目、障がいのある子もみんなと一緒に生活ができるように、今後、保育園の建てかえ工事の際には、障害者差別解消法の理念にのっとり、合理的配慮という視点を持って保育園の設計工事をすることを求めます。
2点目、下今泉保育園は5年の指定管理の後、民営化をする予定になっておりますが、民営化を前提にした指定管理者制度にしたのは市の方針によるものです。建てかえ工事は5年後に民営化をした事業者が行うことで、事業者の保育理念や保育方針に適した保育園をつくることができること、また、民間の事業者が保育園整備をしたほうが国からの補助金を活用することができ、市の財政負担も軽くなります。今後の保育園のあり方を検討するときには、保育園整備とは分けて考え、計画することを求めます。
補正予算に関しては、こうした新規の事業が年度の途中に始められた一方で、生活保護については、平成27年度よりも生活保護受給世帯が増加していながら、生活保護費の28年度当初予算は前年度よりも少なく計上していました。当然ながら生活保護費は足りず、1億6677万円の
補正予算を計上しています。次年度は必要な扶助費を削ることなく、適切に当初予算に計上することを要請いたします。
以上、市政運営については、多様な意見がある中で、丁寧に議論を重ね、合意形成を図ることが必要です。今後、
補正予算が頻発されることがないよう計画性を持ち、市民の税金が有効に使われ、生かされるように、次年度の予算編成につなげていくことを要望いたします。
個別事業については1点だけ、市立図書館について意見を申し上げたいと思います。
市立図書館のさまざまな改善要望は、市民から多く上がっておりますが、平成28年度は、子どもがコーヒーの飲み比べをしながら調べ学習をするキッズバリスタが複数開催され、コーヒーのカフェインの影響を心配する市民の声が上がり、一部新聞にも取り上げられました。教育長は、キッズバリスタの開催について、指定管理者に意見を言うと議会で答弁され、今年度はキッズバリスタではなく、別の事業に変わりました。市民の声を受けとめ、柔軟に対応されたことを評価しております。市民の要望については、持ち込みのお弁当なども図書館内で食べられるように飲食スペースを確保することや、視聴覚資料や視聴覚設備の充実など、さらなる改善に向けた取り組みを進めていくよう要望いたします。
また、29年3月の定期監査で、監査委員から、中央図書館のカフェや図書館の目的外使用料について、関係法令を検討し、精査するよう意見がありました。この意見を受けて、平成27年度から29年度分の目的外使用料約135万円を、使用者であるCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)に追加徴収したことが、今定例会
文教社会常任委員会の中で報告されました。以前から目的外使用料が安過ぎるのではないかと市民からも議会からも指摘がありましたので、速やかに対処されたことは評価をいたしますが、指定管理者であるCCC・TRC共同事業体と結んだ協定書には、目的外使用料が1平米当たり6458円と書かれており、協定書を是正しない限り、根本的な解決にはなりません。今後、さらなる改善を求めます。
あわせて、指定管理料の使い方を明らかにすることも要請いたします。なぜなら、指定管理者制度導入前は約1億6000万円だった図書館経費が、指定管理者制度導入後には約3億2000万円にふえていますが、その使い道は全て指定管理者に任され、実際にかかった費用は明らかにされていないからです。図書の資料購入費や人件費等、何にどれだけ使われたかを明らかにし、市民に対して説明責任を果たすよう、指定管理者に求めることを教育委員会に強く要請いたします。また、来年度は決算議会が始まる前には図書館年報を出し、議会の場で審議がしっかりとできるよう、重ねて要望といたしまして、賛成の討論といたします。
〔
吉田みな子議員 降壇〕
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
反対意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
賛成意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
認定第1号から認定第5号までを1件ごとに採決いたします。
初めに、認定第1号を採決いたします。本件に対する各委員長の報告は認定であります。本件を各
委員長報告のとおり決するに賛成の方の起立を求めます。
(起 立 多 数)
○議長(
森下賢人 議員) 起立多数であります。よって認定第1号 平成28年度海老名市
一般会計歳入歳出決算認定については各
委員長報告のとおり認定することに決しました。
次に、認定第2号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は認定であります。本件を
委員長報告のとおり決するに賛成の方の起立を求めます。
(起 立 全 員)
○議長(
森下賢人 議員) 起立全員であります。よって認定第2号 平成28年度海老名市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定については
委員長報告のとおり認定することに決しました。
次に、認定第3号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は認定であります。本件を
委員長報告のとおり決するに賛成の方の起立を求めます。
(起 立 全 員)
○議長(
森下賢人 議員) 起立全員であります。よって認定第3号 平成28年度海老名市
下水道事業特別会計歳入歳出決算認定については
委員長報告のとおり認定することに決しました。
次に、認定第4号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は認定であります。本件を
委員長報告のとおり決するに賛成の方の起立を求めます。
(起 立 全 員)
○議長(
森下賢人 議員) 起立全員であります。よって認定第4号 平成28年度海老名市
介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定については
委員長報告のとおり認定することに決しました。
次に、認定第5号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は認定であります。本件を
委員長報告のとおり決するに賛成の方の起立を求めます。
(起 立 全 員)
○議長(
森下賢人 議員) 起立全員であります。よって認定第5号 平成28年度海老名市
後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定については
委員長報告のとおり認定することに決しました。
暫時休憩といたします。
(午前10時39分 休憩)
――
――――――――――――――― ○ ――
―――――――――――――――
(午前10時55分 再開)
○議長(
森下賢人 議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、
△日程第6 議案第56号 平成29年度海老名市
一般会計補正予算(第3号)を議題といたします。
財務部長の説明を求めます。
〔財務部長(柳田理恵) 登壇〕
◎財務部長(柳田理恵) それでは、議案第56号 平成29年度海老名市
一般会計補正予算(第3号)につきましてご説明申し上げます。
提案理由につきましては先ほど市長が申し上げたとおりでございまして、今回の
補正予算は、9月28日に衆議院が解散されたことに伴い、投票所入場整理券の作成やポスター掲示場設営業務などを早期にいたしたいため、
衆議院議員総選挙に係る必要な経費について計上するものでございます。
別冊
補正予算書の3ページをお開きいただきたいと存じます。第1表
歳入歳出予算補正の歳入でございます。款項の補正額とその内容につきましてご説明申し上げます。
11款県支出金3項委託金5884万8000円の増は、
衆議院議員総選挙の執行に係る県委託金の増額でございます。歳入の合計は5884万8000円の増でございます。
4ページをお開きいただきたいと存じます。歳出でございます。こちらも款項の補正額とその内容につきましてご説明申し上げます。
2款総務費4項選挙費5884万8000円の増は、
衆議院議員総選挙経費の増額によるものでございます。
歳入、15款県支出金3項委託金5884万8000円の増は、
衆議院議員総選挙の執行に係る県委託金の増額でございます。
5ページから11ページまでは
歳入歳出補正予算事項別明細書、12ページから13ページまでは
補正予算給与費明細書でございます。後ほどご高覧いただきたいと存じます。
以上、大変雑駁な説明ではございますが、よろしくご審議いただき、ご承認くださいますようお願い申し上げまして説明とさせていただきます。
〔財務部長(柳田理恵) 降壇〕
○議長(
森下賢人 議員) これより質疑に入ります。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております議案第56号については委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) ご異議なしと認めます。よって議案第56号については委員会付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
初めに、
反対意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
賛成意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
議案第56号を採決いたします。本案を原案のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。
(挙 手 全 員)
○議長(
森下賢人 議員)
挙手全員であります。よって議案第56号 平成29年度海老名市
一般会計補正予算(第3号)は原案のとおり可決されました。
――
――――――――――――――― ○ ――
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○議長(
森下賢人 議員) 次に、
△日程第7 意見書案第2号 義務教育に係る国による税源確保と、30人以下学級の着実な実施・進行をはかり、教育の機会均等と水準の維持・向上並びに行きとどいた教育の保障に関する意見書を議題といたします。
提出者の説明を求めます。相原志穂議員。
〔相原志穂議員 登壇〕
◎(相原志穂 議員) 意見書案第2号 義務教育に係る国による税源確保と、30人以下学級の着実な実施・進行をはかり、教育の機会均等と水準の維持・向上並びに行きとどいた教育の保障に関する意見書について説明をさせていただきます。
賛成者の氏名などはご高覧いただければと思います。
義務教育費国庫負担制度は、現行義務教育制度の根幹をなしています。国庫負担をさらに縮小、廃止することは、全国的な教育水準の確保、教育の機会均等の原理を阻害することになりかねません。また、学校現場では多様な課題を持つ子どもたちに個に応じた対応がより一層必要になっており、30人以下学級の着実な実施、進行は極めて重要な施策であります。さらに、3から5割の教員が1カ月の時間外労働が80時間となっており、教職員の長時間労働是正も必要であり、そのための教職員定数の改善も欠かせません。よって、国においては、地方教育行政の実情を十分に認識し、次の事項を実現するよう強く要望いたします。
1、教育の機会均等、水準の維持・向上、無償制の維持に不可欠な義務教育費国庫負担制度を存続・拡充させること、また、学校事務職員及び教育に係る学校栄養職員をその対象から外さないこと、さらに、義務教育教科書無償化制度を継続させること、2、次世代を担う子どもたちの教育環境を充実させるためにも、30人を学級編成の標準基盤とするよう、また教職員の労働時間、定数改善等を踏まえて、公立義務教育諸学校の学級編成及び教職員定数の標準に関する法律の改正を図ること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。
議員各位におかれましては、ご賛同いただけますようお願い申し上げまして、この場での説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
〔相原志穂議員 降壇〕
○議長(
森下賢人 議員) これより提出者に対する質疑に入ります。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております意見書案第2号については委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) ご異議なしと認めます。よって意見書案第2号については委員会付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
初めに、
反対意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
賛成意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
意見書案第2号を採決いたします。本案を原案のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。
(挙 手 全 員)
○議長(
森下賢人 議員)
挙手全員であります。よって意見書案第2号 義務教育に係る国による財源確保と、30人以下学級の着実な実施・進行をはかり、教育の機会均等と水準の維持・向上並びに行きとどいた教育の保障に関する意見書は原案のとおり可決されました。
お諮りいたします。ただいま可決されました意見書の送付先等の取り扱いについては議長にご一任願いたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) ご異議なしと認めます。よって意見書の送付先等の取り扱いについては議長一任と決しました。
――
――――――――――――――― ○ ――
―――――――――――――――
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
△日程第8 決議案第1号 北朝鮮による
弾道ミサイル発射と核実験を非難する決議を議題といたします。
提出者の説明を求めます。永井浩介議員。
〔永井浩介議員 登壇〕
◎(永井浩介 議員) それでは、決議案第1号 北朝鮮による
弾道ミサイル発射と核実験を非難する決議の説明をさせていただきます。
賛成者の氏名はご高覧いただきたいというふうに思います。
北朝鮮は国際世論の非難が集中する中、それらを無視し、ミサイル実験を繰り返し、さらには6回目となる核実験も強行しております。これらの北朝鮮の行為は、累次の国連安保理決議に違反しているだけではなく、拉致被害者を抱える我が国を初めとする地域及び国際社会の平和と安定を直接的に脅かし続けていることは断じて容認することはできず、厚木基地周辺の自治体であり、平和を希求する13万海老名市民の願いを強く踏みにじるものであります。
北朝鮮は即刻、ミサイルの開発を中止し、核爆弾を放棄し、国際社会との対話をすることを求めるものでございます。
議員各位におかれましては、賛同のほどよろしくお願い申し上げます。
〔永井浩介議員 降壇〕
○議長(
森下賢人 議員) これより提出者に対する質疑に入ります。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております決議案第1号については委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) ご異議なしと認めます。よって決議案第1号については委員会付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
初めに、
反対意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
賛成意見の発言を許します。松本正幸議員。
〔松本正幸議員 登壇〕
◆(松本正幸 議員) 日本共産党市議団を代表して、北朝鮮による
弾道ミサイル発射と核実験を非難する決議に対して、賛成の討論を行います。
決議案に述べられているとおり、この間の北朝鮮による核実験、弾道ミサイルの発射は、世界と地域の平和と安定にとって極めて重大な脅威であり、見過ごすことは到底できません。特に通告なしに日本列島を飛び越える
弾道ミサイル発射などは極めて危険な行為です。
日本共産党は、北朝鮮のロケットやミサイルの発射に一貫して反対し、これを中止させるため、日本政府や関係各国に働きかけるなど、具体的に行動してきました。今回の北朝鮮によるロケット発射については、発射計画が明らかにされた今月1日、我が党の志位委員長がこれに厳しく抗議し、計画の撤回を強く求める談話を発表しました。談話の1つ目として、北朝鮮に対し、弾道ミサイルだけでなく、人工衛星など弾道ミサイル技術を使用した発射も行わないよう強く求めている2009年の国連安保理決議1874号など一連の安保理決議を遵守し、2002年の日朝平壌宣言や北朝鮮の核問題に関する6カ国協議における2005年の共同声明に立ち返ることを求めました。
2つ目として、国際社会に対しては、軍事的緊張と対応のエスカレートではなく、非軍事・外交的手段に徹しながら、一致した対応で北朝鮮への働きかけを強めることを求めました。
北朝鮮に対して、経済制裁の強化による対応は必要不可欠です。しかし、それだけではなく、粘り強い対話による平和的外交的解決の努力を行ってこそ、問題解決の道が開けます。ドイツのメルケル首相、フランスのマクロン大統領、韓国のムン・ジェイン大統領など、世界の多くの首脳も、対話による平和的解決を主張しています。
また、ことし7月に、人類の歴史上初めて、核実験を違法とした核兵器禁止条約が国連加盟国の63パーセントの賛成により採択され、9月20日に調印が開始され、初日だけで50の国が署名しました。そのような中での核実験の強行は、核兵器をなくそうという国際社会の流れに真っ向から背くもので、断じて容認できません。
そして、我が国の日本国憲法は、「日本国民は恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」と高らかにうたっています。
さらに、1985年12月17日に、当市議会で私たちの諸先輩方が議決した海老名市平和都市宣言でも、「地球上から核兵器をなくすことを願い、全人類を戦争の恐怖から解き放ち、幸福と平和を希求する」とあります。この間の一連の北朝鮮の暴挙を厳しく糾弾するとともに、条件なしでの6カ国協議や国連の場での協議、また、米朝の直接対話を含めた、あらゆる外交努力に各国が踏み出し、粘り強く進めることが今何よりも不可欠です。
当決議案は極めて時宜を得た、理性的かつ的確なものです。
以上の点を述べて、共産党市議団としての賛成の討論といたします。
議員各位におかれましては、ともにご賛同いただきますようよろしくお願いいたしまして、発言といたします。
〔松本正幸議員 降壇〕
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
反対意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
賛成意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
決議第1号を採決いたします。本案を原案のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。
(挙 手 全 員)
○議長(
森下賢人 議員)
挙手全員であります。よって決議案第1号 北朝鮮による
弾道ミサイル発射と核実験を非難する決議は原案のとおり可決されました。
――
――――――――――――――― ○ ――
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○議長(
森下賢人 議員) 次に、
△日程第9 議員の派遣についてを議題といたします。
神奈川県市議会議長会では、平成29年10月18日に、茅ヶ崎市において、平成29年度神奈川県市議会議長会正副議長研修会及び第199回神奈川県市議会議長会定例会を予定しております。
当市議会から、神奈川県市議会議長会の会員となっております副議長の日吉弘子議員、そして私、
森下賢人が参加することになります。
お諮りいたします。会議規則第160条の規定により、日吉弘子議員を議員派遣することについてご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) ご異議なしと認めます。よってそのとおり決定いたします。
――
――――――――――――――― ○ ――
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○議長(
森下賢人 議員) 次に、
△日程第10 所管事務の調査・審査についてを議題といたします。
お諮りいたします。各常任委員会等委員長から、お手元に配付いたしました内容について調査・審査をしたい旨の申し出がありました。
よって本件については議会閉会中も調査・審査できることとしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) ご異議なしと認めます。よってそのとおりといたします。
以上で本日の議事は全て終了いたしました。
閉会に当たりまして、市長からご挨拶をお願いいたします。
〔市長(内野 優) 登壇〕
◎市長(内野優) 平成29年第3回
海老名市議会定例会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
議員の皆様におかれましては、9月1日から本日まで、会期29日間にわたりまして、上程いたしました諸議案につきまして、鋭意ご審議いただき、心よりお礼申し上げます。
各常任委員会では、平成28年度の一般会計及び4特別会計の決算認定の審査をいただきました。決算につきましては、監査委員の意見書、外部評価の意見、各議員の皆様からいただいたご意見を踏まえ、新年度の予算編成作業を進めてまいります。
既にこの新年度の予算編成に当たりましては、ことし初めてサマーレビューを実施いたしました。これは、例年の予算編成より早い時期に、来年度に向けたビジョンを編成し、新規事業の見通しや既存事業の統廃合を整理することで、各部等の一次予算における財源の捻出を図るものでございます。今後、具体的な事務事業の予算編成につきましては、各部の創意工夫によって図られると感じております。
また、今回の一般質問では、59項目の質問をいただきました。特に多かったのは、高齢者施策に関する質問でございました。世界で第2位の長寿国になった日本でありますけれども、65歳以上の人口は3514万人になり、27.7パーセントになっております。本市では3万2000人の方が65歳以上で、24パーセントでございます。そういった面では、寿命が伸びるということとともに、健康であるということが必要だというふうに思っています。そういった部分では、高齢者の地域包括ケアシステムの構築は喫緊の課題でございます。そういったことに向けて、来年度の予算でもしっかりやっていきたいというふうに思います。
さて、本日、昨日から話題になっておりますけれども、衆議院の解散、ある党の解体がありました。総選挙の
補正予算もご承認いただきました。10月10日公示、22日投開票で行われます。準備期間が短くて、選挙事務に従事する人員確保や、まず入場券の印刷など、委託業者の手配も困難な状況になっております。今までに比べて少し遅くなるような状況だということで、よろしくお願い申し上げたいと思います。
いよいよ10月に入りますけれども、朝夕、すっかり涼しくなりました。議員の皆様におかれましては、健康に十分留意され、今後とも、市政の発展のため、ご指導、ご尽力を賜りますようお願い申し上げ、閉会の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)
〔市長(内野 優) 降壇〕
○議長(
森下賢人 議員) 閉会に当たり、一言ご挨拶申し上げます。
9月1日から本日までの会期29日間にわたり、
議員各位におかれましては、時節柄多忙にもかかわらず、平成28年度各会計決算審査を初め各案件の審議に終始熱心に取り組まれ、本日、無事閉会の運びとなりましたことを議長として厚く御礼申し上げます。また、市長を初め職員の皆様方におかれましては、審議に当たって格別のご協力をいただきましたことを心より感謝申し上げます。
さて、来週になりますと、予算編成会議が開かれると聞いております。これまでに引き続き、「住みたい、住み続けたいまち海老名」の実現に向けた予算編成となることを期待しております。
また、今定例会で
議員各位から表明されました提言、意見等を今後の市政に反映されますよう、市長及び職員に対しまして改めてお願い申し上げます。
議員各位におかれましては、今後の議会運営により一層のご尽力をお願い申し上げるとともに、皆様方のますますのご健勝をお祈りいたしまして、閉会の挨拶とさせていただきます。(拍手)
これをもちまして平成29年第3回
海老名市議会定例会を閉会いたします。大変お疲れさまでした。
(午前11時16分 閉会)
――
――――――――――――――― ○ ――
―――――――――――――――
以上は、会議の顛末であるが、その内容に相違ないことを証するために、ここに署名する。
平成29年9月29日
海老名市議会議長 森 下 賢 人
同 副議長 日 吉 弘 子
同 署名議員 吉 田 みな子
同 署名議員 市 川 洋 一...