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平成27年 6月 経済建設常任委員会-06月09日-01号

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  1. 海老名市議会 2015-06-09
    平成27年 6月 経済建設常任委員会-06月09日-01号


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    平成27年 6月 経済建設常任委員会-06月09日-01号平成27年 6月 経済建設常任委員会 経済建設常任委員会会議録 1.日  時  平成27年6月9日(火)午前9時開議 2.場  所  第1委員会室 3.出席委員  7名         ◎氏 家 康 太  ○戸 澤 幸 雄   藤 澤 菊 枝          市 川 敏 彦   西 田 ひろみ   倉 橋 正 美          山 口 良 樹 4.欠席委員  なし 5.出席議員  なし 6.説明員   22名          都市担当理事    畑 めぐみ          経済環境部長    神部 孝志   同部次長      小山 克仁          商工課長      中込 明宏   農政課長      山本 聡一          環境みどり課長   小林  誠   資源対策課長    小宮 達也
             建設部長      御守  伸   同部次長      武石 昌明          道路管理課長    佐藤 恒夫   道路維持課長    内田  東          道路整備課長    栗山 昌仁   下水道課長     内田  豊          同課計画係長    得田 悟志          まちづくり部長   濱田  望   同部次長      平本 和彦          都市計画課長    平井 泰存   住宅公園課長    篠原 勝彦          市街地整備課長   谷澤 康徳   同課市街地整備係長 東城 利治          駅周辺対策課長   関口 好文   同課都市交通係長  清田  聡 7.委員外議員  なし 8.傍聴者  (1)議 員 3名         飯 田 英 榮   佐々木   弘   中 込 淳之介        (2)その他 3名 9.事務局  5名         事務局長      橋本 祐司   事務局次長     大谷 笑子         議事係長      山田 敦司   主任主事      左藤 文子         主事        伊藤  穣 10.付議事件  1.議案第48号 工事請負契約の変更について(海老名駅西口地区公共施設整備工事)         2.議案第49号 工事請負契約の変更について(海老名駅自由通路整備(JR・相鉄線跨線部)工事)         3.議案第52号 平成27年度海老名市一般会計補正予算(第1号)〔所管部分〕                         (以上平成27年6月1日付託)         4.報告事項 下水道(生活排水処理)に関する調査結果について         5.報告事項 第7回線引き見直しについて         6.報告事項 平成27年度住宅リフォーム助成金(通常分)第1回受付状況について         7.報告事項 海老名市地域公共交通網形成計画の策定について         8.その他 11.会議の状況                              (午前9時開議) ○委員長 ただいまの出席委員は7名であります。定足数に達し、会議は成立いたしましたので、これより経済建設常任委員会を開きます。  本日ご審議いただく案件はお手元に配付のとおりでありますので、ご了承願います。  お諮りいたします。本委員会を傍聴したい旨の申し出がありました。これを許可することにご異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認めます。よって傍聴を許可することにいたします。  暫時休憩といたします。                    午前9時1分休憩                    午前9時2分再開 ○委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。  これより日程に入ります。  日程第1 議案第48号 工事請負契約の変更について(海老名駅西口地区公共施設整備工事)を議題といたします。  まちづくり部長の説明を求めます。 ◎まちづくり部長 それでは、議案第48号 工事請負契約の変更について(海老名駅西口地区公共施設整備工事)につきましてご説明を申し上げます。  議案書の73ページをお開きいただきたいと存じます。  工事請負契約の変更契約の締結に当たり、海老名市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決を得た上で契約を締結いたしたいものでございます。  内容でございます。契約の目的は、海老名駅西口地区公共施設整備工事でございます。契約の方法は、原契約は随意契約でございます。契約金額でございますが、原契約の17億2122万840円を3984万4440円増額して17億6106万5280円に変更いたしたいものでございます。契約の相手方は、神奈川県横浜市中区太田町四丁目51番地、鹿島建設株式会社横浜支店常務執行役員支店長、野村高男でございます。原契約につきましては、平成25年12月13日付契約を締結し、平成26年9月30日付変更契約を締結しているところでございますが、工事の進捗に伴いまして、設計数量及び施工方法等の変更が必要となったため、契約金額を変更したいものでございます。今回の変更契約につきましては、平成27年5月18日付で仮契約を締結しております。  なお、参考資料といたしまして、議案書74ページ以降に変更の内容及び理由等を添付させていただきましたので、詳細につきましては市街地整備課長から説明をさせていただきます。 ◎市街地整備課長 それでは、議案書の74ページをお開きいただきたいと存じます。  参考資料について説明させていただきます。  1の工事件名及び2の工事場所は省略させていただきまして、3の工事内容でございます。  今回の工事につきましては、(1)海老名駅自由通路整備(西口部)にございますように、有効幅員6から17.05メートル、延長136.2メートルの自由通路を整備するとともに、(2)の(仮称)駅前1号線、有効幅員16メートル、延長390メートル、この駅前1号線の両側に幅員10メートル、延長384メートルのプロムナードと、さらに面積5144.3平方メートルの西口中心広場を整備するものでございます。  次の75ページをお開きください。  4の請負業者及び5の契約金額は省略させていただきまして、6の原契約工期につきましては、平成25年12月13日から平成28年3月25日まででございまして、現契約と変更はございません。  7の主な変更内容及び変更理由でございます。  (1)昇降設備の杭長等の変更でございます。これは自由通路に接続する昇降設備であるエレベーター及びエスカレーターの基礎杭の長さを変更したいものでございます。  右のページ、76ページをごらんください。  自由通路の図面でございますが、左に凡例をつけており、黒く着色した箇所が、杭長の変更箇所で、合計14カ所について当初設計より、杭長を長くするものでございます。これは、設計の段階で想定していた深さで必要な支持力が確保できなかったため、現況に合わせた杭の延長が必要になるものでございます。  また、エスカレーターの杭2本につきましては、設計で想定した深さに達する前にかたい層に当たり、掘削ができなかったため、必要な対応を行うものでございます。  75ページにお戻りいただきまして、(2)鉄道事業者との施工協議に伴う変更でございます。これは、JR相模線の近くで行う自由通路の整備に関しましてJR東日本と施工の協議を行っております。自由通路の屋根部分、これをシェルターと呼んでおりますが、このシェルターを設置するに当たりまして、当初計画では昼間の施工を考えておりましたが、協議の結果、鉄道の安全確保の観点から夜間施工しか認められないとのことになりまして、夜間での施工に変更するものでございます。  (3)駅広関連資機材倉庫の設置による変更でございます。76ページの図面では、C橋という大型商業施設側の前面で接続する階段部分の下を利用した倉庫を設置するものでございます。バスベイと呼んでおりますバス乗降場と道路との境に設置するバリケード、これは夜間封鎖で使用するものでございますが、このバリケードや中心広場に設置する車どめバリケードをイベント時などに保管するための倉庫が必要になったことから整備するものでございます。  (4)西口中心広場の形状変更でございます。77ページに参考図面を添付してございますが、先ほどご説明いたしましたC橋の階段横と中心広場の車寄せロータリーとの間の歩行空間を、より広く確保するために、自動車の走行部分であるロータリーの形状変更を行うことで、歩道の舗装、これは平板ブロックになりますけれども、この面積がふえたこと、あわせて雨水排水設備の構造変更を行うものでございます。  75ページへお戻りいただきまして、(5)バスシェルターの基礎変更になります。バス乗降場については、バス待ちのための上屋、これもシェルターと呼んでおりますけれども、これを設置することでバス事業者との協議を行ってまいりましたが、シェルターの使用が決まりまして、基礎構造を再検討したところ、当初計画から変更が生じたものでございます。  (6)交通信号機配管の変更でございます。信号機の設置に関しましては神奈川県警本部と協議を行っているところでございますが、将来における信号機の増設や交通制御装置に対応するため、電気及び通信設備に将来的に使用する管路をあらかじめ地中に整備することが必要になったものでございます。  以上が主たる変更の内容及び理由でございます。  次に、8の変更契約金額でございますが、変更前契約金額から3984万4440円の増額となり、(2)にございますとおり変更後契約金額を17億6106万5280円といたしたいものでございます。  以上、雑駁ではございますが、参考資料の説明とさせていただきます。 ○委員長 説明が終わりました。  これより質疑に入ります。質疑のある方はどうぞ。 ◆市川敏彦 委員 おはようございます。ただいま説明がございましたけれども、議案第48号の工事請負契約の変更について。今回の契約変更について、海老名駅西口中心広場の形状変更が理由の1つとされておりますけれども、形状変更の内容と理由について、もう少し詳細にお聞かせいただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。 ◎市街地整備課長 海老名駅西口中心広場の形状変更の詳細でございます。図面では76ページをごらんいただくと、C橋という自由通路の部分があります。大型商業施設の前の部分ですけれども、その先の階段がございまして、この階段をおりたところのロータリー側の歩道の幅員ですが、当初の計画ではこの幅員を3.5メートルとしておりました。こちらの場所では乗車待ちの人の対流もあります。さらには、エレベーター等を使われた方が車椅子で通られる可能性もあります。そういった点を考慮しまして5メートルに計画を変更し、より安全性を高めるといったものでございます。結果としまして、車道部の舗装より歩道部のほうが価格が若干高くなるわけですけれども、舗装面積がふえたことによる増額でございます。  あとは、雨水排水施設につきましてですが、これは、組合施工による地下調整池が、このロータリーの下にはあるわけですけれども、その形状が変更になりまして、スリット型の側溝を整備することが可能になりましたため、より表面上の雨水の対流が少ないスリット型の側溝に仕様を変更するものでございます。 ◆市川敏彦 委員 歩道の幅員については当初計画の3.5メートルでは足りないということでしょうか。お聞きをいたします。 ◎市街地整備課長 歩道幅員3.5メートルでは足りないのかということでございますけれども、高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律、いわゆるバリアフリー新法と呼ばれていますけれども、これに基づく移動等円滑化の基準では、歩行者の交通量の多い道路では、車椅子の幅等を考慮して歩道の幅を3.5メートル確保することになっておりますので、3.5メートルでも基準は満たしていることになります。しかしながら、海老名駅西口中心広場は一般車の乗降のために歩行者がとどまるということがありますので、そういった点からいくと普通の道路とはちょっと違うということで、より安全性を確保するために5メートルに変更するものでございます。 ◆市川敏彦 委員 海老名駅西口中心広場の形状変更によりまして安全性や快適性が増すということでございます。理解をいたします。  ところで、今回が2回目の契約変更になると思いますけれども、今後さらなる計画変更はないのか、お伺いをいたします。 ◎市街地整備課長 今後の契約変更というお話でございますけれども、現時点では今後の契約変更は想定してございません。 ◆市川敏彦 委員 わかりました。多くの人が楽しみに待ち望んでいる海老名駅西口地区のまちづくりでございます。安全かつ確実な執行をお願いして、この質問を終わります。ありがとうございました。 ◆藤澤菊枝 委員 では、1点お伺いさせていただきます。  ただいま海老名駅西口地区公共施設整備工事のことでございますが、私もいつも海老名駅西口のほうを車で走らせていただきます。本当に進歩していることは目に見えてわかっておりますが、進捗状況はどのくらいなのかとお伺いさせていただきたいと思います。 ◎市街地整備課長 海老名駅西口地区公共施設整備工事の進捗でございますけれども、進捗率は平成27年、今年の5月末で62.1パーセントとなってございます。 ◆藤澤菊枝 委員 よくわかりました。ありがとうございます。  次に、もう1点でございますが、今回の契約変更することによって、どのような工事が残っているのかということをお聞きしたいと思いますが。 ◎市街地整備課長 今、工事が62.1パーセントで大分進んでまいりましたけれども、確かにまだ残りの工事がございます。主なものとしましては、海老名駅西口中心広場、今お話しさせていただきましたけれども、その部分の一般車乗降場、その周辺の仕上げが大体9月ぐらいまでかかるのかなと。さらには、中心広場の西側のあたりには市民の皆さんが休んでいただくような空間を整備しますけれども、そこにせせらぎだとか植栽、噴水を整備いたします。これにつきましても大体9月ごろまで。それから、電気の照明等が8月ぐらい。さらに、バスの乗降場の関係でございますけれども、バスのシェルターが大体9月ぐらいまで。さらに、それに関連しまして、道路の表面の舗装の仕上げが10月の頭ぐらいまでかかるのかなというふうな形では考えてございます。さらには、自由通路の関係でございますけれども、エレベーターが7月ぐらい。それから、エスカレーターが8月ぐらいまで。そして、今、一番太い部分のA橋と呼んでおりますけれども、この辺の橋面、橋の上の部分の仕上げが8月ぐらい。それから、シェルターとか高欄の設置が、また7月ぐらいまでといったところが主な残工事でございます。 ◆藤澤菊枝 委員 ご答弁大変ありがとうございました。  よく細かくわかりましたが、まだまだ大変な工事が残っているようでございます。どうぞ安全かつ円滑な施工に努めていただき、皆さんに事故がなく、これをやっていただけることをお願いいたしまして、私の要望とさせていただきます。 ◆倉橋正美 委員 ちょっと細かい部分で申しわけないのですけれども、まず、変更内容の1番目の、杭長が変わりましたよね。設計深度において測定値が支持層確認管理値に達せず、杭の延長が必要となったと。何メーターが何メーターになったのでしょうか。まずそこから聞かせてください。 ◎駅周辺対策課長 杭長の変更のメーター数でございます。まず、JR側のエレベーターの杭になりますが、これに関しましては当初設計が16.5メーター、これが18メーターに変更をいたしました。それから、A橋のエレベーター杭ですけれども、これは16.5メーターの設計が16.65メーター、A橋のエスカレーターの杭ですけれども、こちらが16.5メーターの設計で、変更が19.5メーターという変更になっております。 ◆倉橋正美 委員 一番当初の設計の段階で、こういう部分というのは、当然事前の地質調査等もされていると思うのですけれども、ボーリングもやられていると思うのですけれども、その辺のところの状況はどうだったか把握できていますかね。 ◎駅周辺対策課長 当初の土質調査のデータの結果で、今回の設計延長、杭長16.5メーターの設計をしております。これにつきましては、前回、業者のほうで事前の確認のボーリングもしておりまして、その関係で、その土質データも踏まえて設計と照らし合わせたところ、16.5メーターでは問題ないということで、そのまま工事を行いました。しかしながら、今回施工してみたところ、設計深度の16.5メーターではトルクの値が先端支持力が得られる強度ではなかったということで、支持力が得られる深度まで杭長を延長したということでございます。 ◆倉橋正美 委員 この部分で変更による予算は幾らですか。 ◎駅周辺対策課長 こちらの変更金額といたしましては、約730万円になっております。 ◆倉橋正美 委員 ありがとうございます。  続いて、まず、(2)の鉄道事業者との施工協議。夜間施工に変更する、こんなの当たり前の話だったのではないのですか。逆に言いかえれば。昼間の工事でJR東日本との接触部分はできると思って最初から計画していたのか。正直、何を今さらというふうな考え方ができないでもないのですけれども、その辺についてはどうでしょう。 ◎駅周辺対策課長 当初、関係する鉄道事業者とも昼間施工で協議をしておりましたけれども、最近、軌道内事故が発生している関係から、鉄道事業者から、より施工の安全性を求められ、結果として夜間施工に変えざるを得なくなったのが現状でございます。 ◆倉橋正美 委員 当初の段階のときに施工業者との打ち合わせというふうな。では、施工業者はJR東日本との協議はしていなかったのですか。要は、施工業者のほうで昼間の工事ということで行政と打ち合わせだけで終わってしまったのか。それとも、施工業者はJR東日本とも協議をした結果、JR東日本も当初は昼間の工事でいいよということで了承をしていて急遽夜間に変わったのか。その辺はどうでしょう。 ◎駅周辺対策課長 当初から、設計段階におきましてもJR東日本との協議の中で昼間施工で進めておりました。その中で、施工する段階におきまして具体的に施工のほうの施工計画の中で、どれだけ鉄道に建設するのか、さまざまその辺の詳細の協議をしていったところ、やはりクレーンの寄りつきの問題、また、当然、もう設置されている桁の上のシェルターの作業ですから、上の作業については昼間施工で問題ないのですが、クレーンで荷揚げをする部分が非常に鉄道に近い位置で、荷物が落下するおそれもある、また、クレーンの転倒等のおそれもあるということで、鉄道事業者からは最終的な協議の中で夜間施工というような指示が出された次第でございます。
    ◆倉橋正美 委員 最後に、(5)のバスシェルターの基礎変更とありますよね。これは、バスシェルター自体は当初から計画されていたものですよね。それが、何がどういうふうに構造変更になったの。その点を説明してください。 ◎市街地整備課長 バスシェルターの変更の関係でございます。このバスシェルターにつきましては、長手方向で延長が大体55メーター強あります。幅としましては車路側に2メーター、歩道側に2メーターというのが当初計画でございました。それにつきましてバス事業者と協議していく中で、柱の位置をちょっと変更しなければいけないということになりまして、車路側のシェルター自体が4メーターに、大きさが倍になってしまいます。そういったことから、もともと合計4メーター幅が6メーター幅になったという中で、当初はコンクリート基礎でいけると考えていたのですけれども、その辺の構造等を再度確認した結果、くいを打たなければいけない形になりまして、今回の変更となっております。 ◆倉橋正美 委員 バス側に4メーターが6メーターになったということは、単純にバスが雨に濡れないようにという考えでしょう。乗降客のほうに2メーターもともとあったものが、そっちが延びるのであれば、お客さんが雨が降ったときなどに、より濡れないようにという配慮のために2メーターが3メーター、4メーターになりましたというのならわかるのだけれども、バス側、車路側のほうに6メーターに拡幅するということは、逆に言うとバスが濡れないようにということではないですか。 ◎市街地整備課長 済みません、私の説明がちょっと足りなかったようでございまして、柱位置をそもそも歩道側に2メーター動かしておりますので、実質的には歩道部にかかるシェルターが大体2メーターぐらい大きくなっているということです。 ◆倉橋正美 委員 わかりました。  どの項目をとっても、正直、納得できるような問題ではない。というのは、設計の段階から詰められる部分というのは、このあたりはかなりあったと思うのですよ。ただ、その辺のところが、実際、工事物というのは、私もある意味で言うとプロですから、仕事としてやっていますから、現場が進むに従って変更は余儀なくされるというのは、よく理解をできます。そういう部分では必要な部分は余儀なくされた部分も認めざるを得ませんけれども、ただ、当然、事前からの中でわかり切ったことだったのではないのですかと思えるような箇所も何点かございます。  ただ、そういう部分では、この間、本会議場でも申し上げさせていただいたように、海老名駅西口まち開きというものがもう決まってしまっていますからね。そういう部分で工事のおくれを発生させてはいけないという部分では大方理解はいたしますけれども、ただ、こういう発注の仕方、また、工事の進め方、工事が竣工するまでの間に2回も設計変更というか、契約変更をしなくてはいけない工事というのは果たしていかがなものか。工事監理、発注者として受注者の言いなり、いきなりになってしまってはいかぬのではないか。もっときちんとした監理も行政としても事前にしておくべきなのだろう。当然それなりのプロの皆さんがいらっしゃるわけですから、その辺のところを十分に注意していただきたいと思っております。 ◆西田ひろみ 委員 それでは、何点かお聞きしたいと思います。  まず、工事の変更理由の(1)のところですけれども、杭長のところで見直すところが出てきましたが、これは今、倉橋委員などもおっしゃったように、これをやる前には、もうボーリング調査とかをしているはずですよね。昨年の平成26年の9月の議会でも、杭長の変更ということで議会で審議しました。そのときには、今回のエスカレーターのそばのC橋の階段の踊り場のくいの長さが足りなくてということで、やっぱりそのときも現場では安全確保をするために杭長を長くするといった議案だったと思うのですが、こういったところから、今回のところも現場はエスカレーターのところに近いわけですよね。そういうところは、その時点で、そのときにまた見直しはしなかったのですかね。ということをお聞きしたいと思います。 ◎駅周辺対策課長 当時の業者が行いました事前調査の土質データも確認をさせていただきました。その中で、今回の杭の支持の位置は前回の橋脚の支持の位置とは違いまして、今回のエレベーターの橋脚の支持層の位置に関しましては、そのデータと問題はないであろうとの推定の中で行いました。結果、やはり足りなくて今回延長をせざるを得なかったということでございます。 ◆西田ひろみ 委員 事前に何回かボーリング調査をしているということだと思うのですけれども、そのとき、そこだけではなくて、周りの工事もしているわけですから、もう少し全体を見渡すような視点でやっていただけたらなと私は考えました。  それから、(3)ですけれども、バスベイのところです。倉庫の設置による変更ということですけれども、階段の下に倉庫を設置するということですが、先ほどの使い道では、ちょっとここのところの使い道をもう一度ご説明いただけますでしょうか。 ◎市街地整備課長 C橋階段下倉庫の関係でございます。こちらの倉庫の使い道としましては、車どめバリケード類の資機材を保管するためとなってございますけれども、このバスベイと前面道路の部分につきましては、警察協議を進めていく中で前面道路とバスベイを、バスが運行していない時間に封鎖する必要があるだろうということになりました。要は、夜間、人がいないようなところで勝手に入り込んで、何かあったら困るというところでございまして、それをとめる手法は、車どめポールというものを立てるのですけれども、そういったものを夜間は立てると。バスの運行時間になったら外してどこかに置かなければいけないということで、それのポールを格納したいというのが1つでございまして、もう1点が、中心広場内の一般車の乗降場のロータリーの周りも歩行者との仕切りをつけるためにポールを立てます。このポールにつきましても、一般車乗降場のあたりを含めたイベント利用も想定していますから、イベント利用をするときにはポールが支障になることもあります。そういったときにはポールを抜いて一回保管することが必要になってきておりますので、そういった面で使っていきたいということでございます。 ◆西田ひろみ 委員 わかりました。工事中の資材だけではなくて、今後も歩行者の安全性と、イベントで使った資材なども入れるということですので、今後も使っていけるというところでは、これは必要なのかなと考えます。  それから、先ほどの(4)のところですけれども、西口中心広場の形状変化ということで、歩行者の安全をとるために、先ほどのバリアフリー新法以上に、ここの車の乗降者の安全性の確保のために3.5メートルから5メートルにしていくということでしょうけれども、歩行者の安全ということはいいのですが、この車の流れといいますか、そちらのほうの交通の安全性という点ではどうなのでしょうか。その辺はいかがでしょうか。 ◎市街地整備課長 この一般車乗降場のロータリーに関しましては、車両の軌跡等を検討しまして、十分余裕のある動線が確保できていると考えております。 ◆西田ひろみ 委員 車の動線、安全確保はできているということですね。わかりました。  そうしたら、あと、この(1)から(6)の各事業のそれぞれの費用をお聞きしたいと思うのですが、(1)は先ほど730万円ということでしたが、(2)鉄道事業者との施行協議に伴う変更、(3)駅広関連資機材倉庫の設置による変更、(4)西口中心広場の形状変更、(5)バスシェルターの基礎変更、(6)交通信号機配管の変更について費用をそれぞれ教えてください。 ◎駅周辺対策課長 各変更内容に基づいた変更額ですけれども、エレベーターの杭、また、エスカレーターの杭の杭長変更の金額は730万円で、鉄道近接施工協議に伴う夜間施工ですけれども、こちらが約400万円、C橋下倉庫の追加ですけれども、約500万円、西口中心広場の歩道舗装面積の変更が約390万円で、バスシェルターの仕様及び構造変更が約380万円で、交通信号機配管の変更が約380万円。以上でございます。 ◆西田ひろみ 委員 ありがとうございます。  そうしますと、これを単純に計算しますと、合計しますと2780万円だったかなと思うのですが、今回の増額は3984万4440円になっていますから、その差額が1204万円以上ございますが、それはあと、どういった事業、工事を予定していらっしゃるのでしょうか。 ◎まちづくり部次長 今ご説明させていただいたのが主な変更内容でございまして、当然、工事の中では現場精査で細かい変更等が生じてまいります。それと同時に、直接工事費に対して共通仮設費という部類が土木工事の中にあるのですけれども、その中に交通誘導員等の安全費を今回追加で見込んでおりますので、そういったものを含めて、そういう部分の金額が生じているといったところでございます。 ◆西田ひろみ 委員 工事をしていくわけですから、交通誘導の安全員が必要になってくると思うのですが、それは大体全ての工事にかかってくると思います。夜間なんて、もう入ると、またそこが大変なのかなと思うのですが、交通誘導の指導員の費用はどのくらいなのですか。 ◎駅周辺対策課長 歩行者の安全対策ということで、交通誘導員等の金額が約660万円でございます。 ◆西田ひろみ 委員 それは今やっております工事のところ、全てにかかる交通誘導員の費用と考えてよろしいですか。 ◎駅周辺対策課長 そのとおりでございます。 ◆西田ひろみ 委員 そうしますと、660万円ということですから、先ほどの1200万円から引きますと約600万円、増額分にあるのかなと思いますけれども、それはまたいろいろ出てくるところがあるということなのですか。 ◎駅周辺対策課長 そちらが共通仮設費の中の部分もありますし、また、現場精査の結果、数量の増減等が生じますので、それらの金額で約550万円ございます。 ◆西田ひろみ 委員 わかりました。  工事には現場で多少プラス・マイナスがあるということで、それが550万円ということで考えてよろしいのですか。そういうものは当然としてあることなんだろうと思いますけれども、市民の税金でやる工事ですので、きっちりとしたそういった内容を私は確認したくてお聞きしました。  今回の工事の変更というのは、事前の調査とか打ち合わせのところが、かなり私は不備といいますか、そういったところに、工事していればいろいろ予期せぬ問題も出てくるかと思いますが、そういったところを踏まえて、あらゆる点を踏まえての契約だと思いますので、今後こういったことのないようにしていただきたいと要望したいと思います。  まち開きに間に合わないからということで、これを認めていいのかどうか。まち開きというのは、みんなの交通の安全を確保した上でやるべきではないかとも考えておりますので、ぜひ今後の契約のあり方をもう少し慎重にしていただきたいと要望して終わります。 ◆山口良樹 委員 おはようございます。  今回のこの議案について精査していく中で、今、4人の委員から詳細にわたって、るる質問がございましたので、私は、詳細についての質問は割愛をさせていただきたいと思っております。ですから、根本的な問題について質問を二、三させていただきたいと思います。  質問に入ります前に私の思いをお伝えしておきますが、これだけの大きな事業を今、急に短期間の間に皆さんが日夜鋭意努力をされて積み上げられてきていることに対しては、大変そのご苦労については理解もさせていただいております。そういう意味から言って、いろいろ係る事業の不備とか、あるいは欠陥だとか、あるいはいろいろ足らざるものについては、皆さん方に全ての責任があるとは一切私は思っておりません。しかし、チェック機能としての議会として、議員として、あえてチェックをせざるを得ないというところだけお話をさせていただきたいと思います。  まず、今回のこの契約は工期が定められております。平成28年の3月25日までが工期であることになっております。今回この事業というのは、この秋に予定されたまち開きに沿って事業が進められていると理解をしておりますが、この事業が完全に完了して、完了済みの検査が終わる時期はいつごろと見ていらっしゃいましょうか。きちんとした形で安全を担保し、供用を開始ができる完成の目安を教えてください。 ◎市街地整備課長 供用に向けての検査でございますけれども、いろいろ部署が、パーツというか、部分部分がありますけれども、基本的には9月末には一定の完了というか、検査をして、供用に向けていきたいというふうには考えております。 ◆山口良樹 委員 そうしますと、今、もう6月の3分の1を過ぎて、7月、8月、9月、3カ月半でこれだけの事業を全て、海老名駅西口の自由通路から、こういったプロムナード、公共施設等々の供用を全て開始ができる状態になるのは9月の末であるという認識でよろしいと、今のご答弁でいただきました。(「全部ではない」と呼ぶ者あり)  そうしますと、当初の、これは今、委員長が全部ではないという発言をされておりましたけれども、(「発言していないよ」と呼ぶ者あり)いや、今、そういう話が聞こえてきましたけれども、もう1回確認しておきます。この事業については9月末ということでよろしいのでしょうか。 ◎まちづくり部次長 現在の海老名駅西口の工事の状況なのですけれども、基本的には一般車をできるだけ最小限の通行にとどめて工事もさせていただいております。なおかつ歩行者についても、海老名駅直近という位置づけの中で部分的に切り回し等をしながら、あと、できているところも使いながら、限定した通行をさせていただいているのですけれども、今回ああいう形で徐々に区画整理事業としても建物の土地利用が進んできておりますので、いわゆるまち開きのタイミングで、かなりそういった土地利用が進むだろう。そうなりますと、できたところから順次検査をして、いわゆる設計どおりできているのかどうかを確認して、検査済みを出して全面的に供用して開放していくのを順次やっていく形になります。  その一番早いのが、先ほど課長がお話ししましたように、大体9月末ぐらいに、まず1回目がそういうものがあるのではないかなというところでございます。ですから、最終的には工期末で一括して全体をもう1回再チェックする形になるかと思います。 ◆山口良樹 委員 先ほど冒頭申し上げましたけれども、この係る事業は平成28年3月25日までを工期としているみたいなのですが、では、なぜ、例えば10月末とか、そのぐらいの工期設定にしなかったのですか。  この今のご答弁でいきますと、9月末ということになりますと半年以上先までが工期になりますよね。そうしますと、本来、鹿島建設株式会社が当初、随意契約で受けた契約の条件は、来年の3月25日まで十分な工期があるとしていたはずなのです。ところが、海老名市側の係るまち開きの都合によって9月の末までに仕上げなさいという、海老名市側からのかなり強い要望、要求が、係る2回、3回にかけて設計変更、契約変更に至った大きな原因になっていると私は理解しますけれども、いかがでしょうか。 ◎まちづくり部次長 ちょっと私の説明が至らなかったのかなと思うのですけれども、私も過去にいろいろ工事を担当させていただいた、例えば南伸道路とか中新田鍛冶返線の、いわゆる幹線道路なんかも、工事の工期の完了末に車を流さなければいけない状況が生じるかと思うのです。そういったときには、まずそこで一回、供用する部分の完了検査を一度やって、その後、最終的にまた工期末で最終的な完了検査をやる形になりますので、今回も海老名駅西口については、先ほどお話ししましたように、徐々に土地利用が進んできて、やはり車も通行するようになるし、歩行者も歩くようになってくるということの中で、段階的にできたところから完了検査をして、徐々に一般開放していきたいといったところでございます。 ◆山口良樹 委員 この契約を、当初、原契約を締結するときに、私は本会議場でも委員会でも申し上げたと思いますが、やはり随意契約というのはいかがなものか。一般競争入札できちんと競争原理を働かせた上で、そして、いろいろな企業がいろいろな形の中で精査をし、設計をし、積算をし、それを行政に提案する、施主に提案する、そういう形態が一番私は望ましいと思っておりました。  しかし、あのときの説明では、業務代行業者が鹿島建設株式会社である、よって鹿島建設株式会社に発注をしたほうがいろいろな意味で便宜が図られるのだ、一番大きなメリットは、要するに、工期が短縮できるのだということを第一メリットに挙げておりました。しかし、この場に及んで、9月末ということになりますと、もう直近に控えた時点で、このように契約を変更する、設計内容も変更する、先ほど倉橋委員からも詳細についての質問はありましたとおり、あるいは、市川委員からの質問もありましたとおり、本来だったら詳細にわたって積み上げてきたものが、現在この時期に来てそれを変更しなければいけないということになりますと、本来皆さんが期待していた随意契約のメリットはどこにあったのか。私はそれを疑わざるを得ないのです。  ですから、やはり随意契約をして、工期の短縮が図られて、目指す施主側のメリットに合致するような条件でいくのであれば、本来このような設計変更や契約変更に至らない、私はそういうふうに思っております。  ちなみに、皆さん方がご自宅を建て直すときに、あるいは新築をするときに、濱田建設さんから見積もりをもらった。その見積もりどおりに工事を進めていて、その内容に不備があった、杭が足りなかった、そういうときに、(仮称)濱田建設の社長が施主さんのところへ行って、ちょっと杭が足りなかったから、杭を長くするから余分にお金を出してくださいと言ったときに、皆さんそれを、ああ、そうですかと快く出しますか。普通だったら、そちらで設計して、そちらで見積もりをしたのだから、その見積もりに責任を持ちなさいよと、普通はそうやって皆さんは見積もりどおり、契約どおりを主張されると思います。行政だからといって、こういうことを何でもかんでも許してしまうということは、いかがなものかと私は思います。  ここは議会の場ですから、そういったものをチェックして、いいことはもちろんいいのですけれども、こういう問題については、やはりあってはならないと私は思っております。ですから、3月議会においても小田急の追加がありました。あのときにも私は明確に申し上げましたけれども、やはりもうこれ以上、この先、同じようなことがあったら私は認めるわけにいきません、これが最後のこととして、私は目をつぶりますという思いで賛成をさせていただきました。しかし、今回このような形で、また同じような形で出てきた以上は、私はこの議案に対して賛成をするわけにはいかないのです。  ぜひその辺のところをお含みいただいて、今後、もう今回の海老名駅西口の件はどうしようもないと思います。皆さんのお力でないところで恐らく今回この事業が進められていると思います。しかし、これからの海老名市を考えたときに、随意契約、あるいはその随意契約に伴った工期の変更、あるいは契約の変更なんてあってはならないのだということを、今回のことで教訓にしていただきたいと思います。その辺のところを総括的に、部長、もしお話がありましたらお聞かせをいただいて、これで終わりにしたいと思います。 ◎まちづくり部長 総括的にということなので、私からお答えさせていただきます。  先ほど(仮称)濱田建設という話もありましたけれども、随意契約の議論というのは、山口委員、再三本会議場でもおっしゃっていただいておりますし、当初契約のときにもお話しいただいておりますので、そのご議論につきましては、今、一旦置かせていただきまして、先ほどの工期の問題とか、9月末の供用開始の問題とか、今回の変更契約に至るまでの間、先ほど職員のみんなが一生懸命頑張っているというお話がありましたけれども、我々も今、正直申し上げまして、この積み上げをして、要するに、施工業者との議論をもう何十回と重ね、正直申し上げまして連休もなく、日夜計算し直してこの数字を出してきております。当然、今まで更地同様の海老名駅西口に新しいまちをつくるのだという大きなプロジェクトでございますので、当初の設計どおり、基本設計どおり、あるいは詳細設計して見積もりをとったとおり何でできないのだとおっしゃられますけれども、我々も一生懸命、それは努力をして、ここまでこぎつけたという気持ちでございます。  ですので、ご信念でご反対なされるということでございますけれども、我々としては精いっぱい、今までまちづくりのために進めてまいったということだけお答えさせていただきます。 ◆戸澤幸雄 委員 それでは、私からも何点か質問させていただきます。  まず、仮契約というお話があったのですけれども、工事的には(1)の杭長等の変更に関しては、もうできているのだと思いますけれども、この辺はもう仮契約で進めているということでよろしいのでしょうか。 ◎駅周辺対策課長 そのとおりでございます。工事を行う前に内部で、その変更につきましては決裁をとり、現場で対応をさせていただいております。 ◆戸澤幸雄 委員 ということは、中心広場も先日ちょっと見に行ったのですけれども、かなり工事が進んでいるのかなというふうに見えるのですが、これももう設計変更に応じてやられているのでしょうか。 ◎市街地整備課長 一部、中心広場の一般車のロータリーの道路部分の外築の工事はかかっております。あと、そのほかの広場の舗装等については、まだ行っておりません。 ◆戸澤幸雄 委員 ありがとうございます。  もう既に設計変更の中で進めていらっしゃるということでございますので、ちょっと私が思ったのは、先ほどの全部合わせて安全対策に660万円、諸経費に550万円というお話があったのですけれども、やはり今回、契約変更をするわけですから、その辺は全部出していただきたかったと個人的には思います。あわせて、しっかりとこの金額になっている状態で、私どもとしてはしっかりと審議を重ねていきたいと思いますので、今後、要望とさせていただきます。  具体的には、杭に関しては、やってみなければわからないところがあるのかなとも思いますし、昨今、建築現場において、構造の不足といいますか、そういう事故も起こっておりますので、もう海老名駅西口に関しましては本当に安全第一で、多少行き過ぎなぐらい安全であっていいと思うのです。これはもう何かありましたら本当に大変なことになりますので、しっかりとやっていただきたいと思います。その辺で、しっかりと打ち込んだのでしょうから、もう安全だということで安心させていただきたいと思います。  (2)の夜間工事の変更に関しましては、JR東日本から協議をしていく中で、経緯の中でこういう話が出てきたというようなお話なのですけれども、夜間ですから、大体時間的には終電が終わってから、それから、始発が動くまでどれぐらいの時間になるのでしょうか。 ◎駅周辺対策課長 約3時間前後になります。 ◆戸澤幸雄 委員 3時間の中で工事をしていくと。それに対する安全対策に660万円というようなお話もあったのですけれども、安全対策でも多少ふえるようなものがあるのですか。 ◎駅周辺対策課長 夜間の交通誘導員がふえてきますので、夜間になりますと約1.5倍の人件費がかかってくる形になります。 ◆戸澤幸雄 委員 わかりました。  同じ体制でも賃金が1.5倍になるということで、ふえてくるということですね。付随する警備でありますとか、いろいろな安全対策にもお金がかかってくるということなのですね。  それから、海老名駅西口中心広場の形状変更なのですけれども、この辺は、警察とのやりとりの中で当初よりも何か違う要素が出てきたのか。それとも、当初の打ち合わせの中で見落とした部分があったのか。その辺はいかがなのでしょうか。 ◎市街地整備課長 まず、階段横の歩道部分に関しましては、先ほどもちょっとお答えさせていただきましたけれども、基準的には満たしているのだけれども、さらに安全を高めたいというのが1つでございます。それから、雨水排水設備に関しましては、実は、このロータリー部分の地下には西口土地区画整理組合で施工する地下調整池が入っています。その地下調整池が実はかなり高さがあるもの、高さがあるというのはちょっとあれなのですけれども、高さがあるものでございまして、要は表面から浅いところに入る計画でした。したがいまして、それで、自分たちが考えているような排水構造物が当初ではできなかったのですけれども、調整池の大きさが少し深いところにおさまっても大丈夫なような形になりましたので、今回スリット型の側溝、一般的に今、使われていますけれども、より表面排水がすぐれたスリット側溝に変更させていただく。ほかのところはスリット側溝でやっておりますので、それに全体的に合わせたということでございます。 ◆戸澤幸雄 委員 雨水排水に関しては全部スリットで統一できたということなのですね。当初できなかったものができたということですね。景観的にもすっきりとするということですね。  中心広場の形状に関しては、歩道を拡幅するわけですから、これは当初の警察との打ち合わせの中でオーケーだったのか、打ち合わせはしているのだと思うのですけれども、その辺は今出てきた話なのか、もともとあった話で、やはりこっちのほうがいいだろうという話なのか。ちょっとお聞きしたいのですけれども。 ◎市街地整備課長 警察協議の関係でございますけれども、実は、警察協議は非常に長く続いておりまして、当該地につきましても、実際、工事を発注した後もずっと警察協議を行っている状況です。そういった中で今回このような変更をした形でございます。 ◆戸澤幸雄 委員 相手は警察で、向こうから出てくる話ですから、どういう経緯なのかは、はかり知れないところがあるのだと思いますので、ここら辺はやむを得ないのかなとも思います。  最後の交通信号機配管の変更なのですけれども、これは将来に対する予備配管ということで、ここの配管の途中に信号機ができる可能性があるということなのでしょうか。 ◎市街地整備課長 警察協議の話は今もお話ししたところなのですけれども、その中で、信号機の設置位置も協議をずっと続けさせていただいております。現時点で確定している信号機の設置箇所としましては、この地区の区画整理の地区の北側の市道62号線になりますけれども、その市道62号線沿いの駅前1号線との交差点、この今のメーン道路との交差点、それから、市道307号線バイパスを整備しますけれども、そことの交差点、ここにつきましては信号機の設置が確定している形です。  それから、海老名駅の直近の駅前1号線と2号線の交差点につきましては、神奈川県警でも必要性は認識しておりまして、今、設置に向けた最終調整を行っている状況でございます。そうしますと、この駅前1号線と地区の中央付近に市道61号線という丁字の交差点があるのですけれども、そちらの交差点につきましては、まだ確定しておりませんで、今の方向性としましては、供用後の状況を確認した上で設置を見込んでいこうというようなことになってございます。  そういったことから、駅前1号線を考えますと、北のほうから信号機が必要な箇所が大体3カ所出てくるのですけれども、真ん中の市道61号線のところがまだ確定ではございませんので、そういった部分の必要な管路を事前に整備していきたいということでございます。 ◆戸澤幸雄 委員 将来を見据えて、これは配管を入れておく。それに400万円かかりますよというお話なのですね。総体的に見ますと、かなり大きな金額が増額になるのですけれども、安全に要する金額もかなり多いということですので、夜間工事に変えることで電車に対する危険は全くなくなったのかなとも思いますので、アクシデントについては非常に余力を持ったような工事になっていくのだろうと思います。  最終的には、今、工事の進捗率は62.1パーセントということなので、これからピッチが上がってくるのだろうと思いますけれども、しっかりと安全にやっていただきたいと思います。 ○委員長 ほかに。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 質疑もないようですので、質疑を終結したいと思いますが、これにご異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認めます。よって質疑を終結いたします。  次に、本案に対する意見がありましたらどうぞ。 ◆市川敏彦 委員 賛成の立場から意見を申し上げたいと思います。  この秋のまちづくりに向けて、本当に職員の皆さんのご努力、また、部長からの話がございました。本当に、このまちづくりに向けての皆さんのご苦労が目に浮かんでくるようでございますけれども、そうした中、また工事の変更もないということでございますので、ぜひともまちづくりに向けて頑張っていただきたいと思います。賛成の立場でございます。 ◆山口良樹 委員 先ほどの濱田部長のご答弁を聞いておりますと、本当に私自身、濱田部長のお気持ちのとおりでございまして、皆さんが1つ1つ積み上げてきた事業計画が今まさに終盤を迎えて、目指すまち開きに向けて工事を着々と完了していかなければいけないという、この時期に、あえてその当初の原設計、原契約を変更せざるを得ないという場に立ち至ったというのが、非常に私は残念でなりません。  やはり随意契約という特殊な契約形態のもとに進めてきたこの事業、そして、また、先ほど申し上げましたけれども、工期を来年の平成28年3月25日に設定しておきながら平成27年9月の末の検査済みを目指しているというようなことで、工期を半年も残して供用開始していくという、その無理な事業計画が、今回のいろいろな契約変更、設計変更に立ち至ったのだと私は思います。  本来こういうものがもし間に合わないのであれば、どこで調整をするかといったら、やはりまち開きを遅らせる、そういう決断、英断をすべきだったと私は思います。それをしないで、今回のこのような契約をして、市民の皆さんに余計な血税を支出させるという行為は、やはり私は議会の一議員として看過するわけにはいかない。私自身、これを看過することは、将来、私の議員活動に大きな禍根を残すという思いから、今回のこの議案につきましては反対を表明させていただきます。 ◆戸澤幸雄 委員 賛成の立場で意見を述べさせていただきます。  今回のかなり大きな変更額でございますけれども、大方は安全に対するものであるという認識をいたしました。ここは大勢の市民の方が利用され、そして、通る自由通路でございますし、それから、中心広場もそうでございます。これから本当に長い間、海老名市の顔になって、また、多くの市民の方がここで憩い、集う場所でございますので、安全に関しては、もう再三の注意を払ってやっていただきたいと思います。  これからもしっかりと監視していただきながら、工期についてもしっかりと間に合わせていただいて、支障のないように運営をしていただきたいと思います。 ○委員長 ほかに。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 意見もなければ、意見を終結したいと思いますが、これにご異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認めます。よって意見を終結いたします。  これより採決に入ります。  議案第48号を採決いたします。本案を原案のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。
                      (挙 手 多 数) ○委員長 挙手多数であります。よって議案第48号 工事請負契約の変更について(海老名駅西口地区公共施設整備工事)は原案のとおり可決されました。  少数意見の留保をされる方は、この際、お申し出願います。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 次に、日程第2 議案第49号 工事請負契約の変更について(海老名駅自由通路整備(JR・相鉄線跨線部)工事)を議題といたします。  まちづくり部長の説明を求めます。 ◎まちづくり部長 それでは、議案第49号 工事請負契約の変更について(海老名駅自由通路整備(JR・相鉄線跨線部)工事)のご説明をさせていただきます。  議案書の78ページをお開きいただきたいと存じます。  工事請負契約の変更契約に当たりまして、海老名市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定によりまして、議会の議決を得た上で、契約を締結いたしたいものでございます。  内容でございます。1、契約の目的は、海老名駅自由通路整備(JR・相鉄線跨線部)工事の契約を行いたいものでございます。2、契約方法は、原契約は随意契約でございます。3、契約金額の変更でございますが、契約金額「312,660,000円」を740万160円増額いたしまして「320,060,160円」といたしたいものでございます。4、契約の相手方は、神奈川県横浜市中区不老町二丁目9番2号、鉄建・庭司苑特定建設工事共同企業体鉄建建設株式会社横浜支店支店長、竹之内一でございます。本案件の主な変更内容といたしましては、鉄道施設の安全確保に伴う夜間施工の実施により契約金額を変更いたしたいものでございます。変更契約につきましては、平成27年5月18日付で仮契約を締結しております。  なお、参考資料といたしまして、議案書79ページから81ページに、全体の工事概要、変更の内容及び理由、図面を添付させていただきましたので、詳細については駅周辺対策課長から説明をさせていただきます。 ◎駅周辺対策課長 それでは、議案第49号 工事請負契約の変更について(海老名駅自由通路整備(JR・相鉄線跨線部)工事)を参考資料に沿ってご説明をいたします。  議案書79ページをごらんください。  海老名駅自由通路整備(JR・相鉄線跨線部)工事は、工事延長30.2メーターであり、上部工形式を単純合成床版桁、下部工形式を円形柱鋼製脚、有効幅員12メーターでございます。  附帯施設は、シェルター、LED照明、高欄などを整備いたします。  請負業者は、鉄建・庭司苑特定建設工事共同企業体鉄建建設株式会社横浜支店支店長、竹之内一、現契約金額は、3億1266万円、契約工期は、平成26年6月16日から平成27年12月15日までとなっております。  このたびの工事請負契約の主な変更理由につきましては、シェルター工事における資材荷揚げ方法について鉄道事業者と近接施工協議を行った結果、当初計画していた昼間での作業を夜間に変更するものでございます。  議案書81ページ、参考図【1】をごらんください。  濃く着色している部分が、シェルターの工事範囲となっております。シェルター架設は桁上部の作業であり、直接軌道に影響しないことから昼間施工としておりましたが、施工段階において鉄道事業者より、鉄道施設の安全性確保が最優先との見解により夜間施工の指示が出たものでございます。  以上の理由により、契約金額を当初契約額3億1266万円を3億2006万160円に変更するものであり、変更の増額は740万160円でございます。  なお、新設する自由通路につきましては、本年10月を供用開始予定として工事を進めてまいります。  以上、雑駁ではございますが、参考資料の説明とさせていただきます。 ○委員長 説明が終わりました。  これより質疑に入ります。質疑のある方はどうぞ。 ◆市川敏彦 委員 議案第49号、海老名駅自由通路整備(JR・相鉄線跨線部)工事請負契約の変更についてです。  この変更理由として、自由通路のシェルター工事を、ただいま説明のございました昼間から夜間施工に変更するためのことでありますけれども、当初から想定はできなかったのか、お伺いをいたします。 ◎駅周辺対策課長 今回の工事におきましても、先ほどの西口部の工事と同様、当初、関係する鉄道事業者と昼間施工で協議をしておりました。最近、軌道内事故、直近ではことしの平成27年4月12日にJRの山手線の架線の支柱の転倒事故等もございまして、より一層の安全施工を求められたことから、今回、夜間施工という形で鉄道事業者から指示が出たものでございます。 ◆市川敏彦 委員 鉄道事業者からの求めということでございます。仕方ないと思っておりますけれども、いずれにいたしましても、この工程に影響が出ないよう、さらなる安全に配慮して施工をしていただきたいと思います。 ◆倉橋正美 委員 細かい部分をまたお聞きさせていただきますけれども、議案第48号のときに、A橋シェルター架設、その荷揚げ作業ということで400万円で設計変更していますよね。今回、議案第49号では、これは同じ場所。隣同士だよね。くっついているよね。これは荷揚げ業者は同じ業者ですか。どうですか。 ◎駅周辺対策課長 これは荷揚げ業者は鉄建建設株式会社になります。 ◆倉橋正美 委員 ということは、議案第48号のA橋シェルターの荷揚げ業者は、鉄建建設株式会社ではなく鹿島建設株式会社のほうの直営か、または下請という形の、全く別の業者がやると判断をしてよろしいのでしょうか。 ◎駅周辺対策課長 そのとおりでございます。 ◆倉橋正美 委員 隣同士の関連した荷揚げ作業をなぜ1社でやらないのだろう。なぜ別々でやらなければいけないのか。1社でやれば同じ重機を使い回しできるわけですよね。その辺のところが何か、確かに受注業者が違うといえば違う、その辺のコーディネートするのも行政の役目なのかなという気がしないでもないのだけれども、その辺については、ちょっと無理がありますか。僕の言っていることは。 ◎まちづくり部次長 今回の工事も随意契約でやらせていただいております。極端なことを、今回のこの本件の変更契約の案件の請負者は鉄建建設と庭司苑のJVでございまして、この業者は既に駅間の部分の工事をやっている業者でございます。実は、駅間の部分の工事においても鉄道を近接するシェルター部分については、今回と同じような事象が生じておりますので、結果としては、そちらの施工のテリトリーになるかとは思っております。 ◆倉橋正美 委員 何が言いたいかというと、隣同士で同じ工事をやっているのだったら、同じ業者でも、例えば鹿島建設株式会社と鉄建建設株式会社とで話し合いができなかったのか。それが結局、片方で400万円、こっちで740万円、両方で1100万円が、たとえ900万円になれば、その分だけでも助かるでしょうという、非常に浅はかな考え方といえば浅はか、でも、合理的といえば合理的だと思うのです。要は、工事本体を云々かんぬんではなくて、これはあくまでも荷揚げのための経費ですよね。ですから、工期が云々というよりも、荷揚げをしなければ工事ができないわけですから、逆に言うと、安全性を確保するためには昼間の荷揚げができないから深夜の荷揚げをするのですよ。それは非常によく理解できますよ。理解できるのだけれども、そういった合理性も、これからはこういった公共工事の場合は求めていかないと、こっちはこっち、こっちはこっちだから、同じ隣接工事で、1台で、1つの業者の荷揚げで済むところを2社に振り分けなければならない部分も、少し合理性があってもいいのかなという気はしていますけれども。  以上です。いかがでしょうか。 ◎まちづくり部次長 確かに今、倉橋委員のおっしゃっているとおりの部分は、これは現場サイドでは当然考えられるかと思うのですけれども、実は、積算上は単純に数量掛ける単価という形になっておりますので、仮に業者が同じであっても積算上は、例えばそこの合理的な部分、経済的な部分が反映されない仕組みになっております。 ◆倉橋正美 委員 内容がわかるだけに僕も非常に……。ただ、合理的な方法論もこれからは少し検討していかないといけないのではないか。特にこういった大型工事の場合、少しでも工期を短く、そして安く、安全性なものをつくっていく部分では大きな目的は1つですから、それはそれで理解をするのですけれども、そういった合理的な部分も、これからは今後の公共工事にも求められてくるかと思っております。  結構です。以上です。 ◆西田ひろみ 委員 議案第49号工事請負契約の変更について(海老名駅自由通路整備(JR・相鉄線跨線部)工事)ですけれども、シェルター工事にするために荷揚げ工事ということで、その安全性を確保するために今回夜間工事にするということですが、それは、先ほど説明がありました平成27年4月12日のJR山手線の事故があったからなのですか。ほかに法律的にとか、何かあるのでしょうか。この工事を夜間にしなくてはならない理由はほかにありますでしょうか。 ◎駅周辺対策課長 これに関しましては、法律的ではなくて、鉄道事業者とこちら側の協議の中で一番安全な方法をお互いに調整して、最終的な判断を下すということでございます。 ◎まちづくり部次長 特に法律という位置づけではないのですけれども、国からこういう工事に関して、例えば建設工事公衆災害防止対策要綱が示されておりまして、その中で、鉄道に近接する工事をする場合には、鉄道経営者に委託する工事の範囲を含めて、鉄道保全に関して必要な事項を鉄道経営者と協議しなければならないという決め事がございます。ですから、やはりこういう近接工事については、そういった要綱に基づいて常に協議をしながら、施工手順も含めてやっていかなければいけないといったシステムとなっております。 ◆西田ひろみ 委員 わかりました。  法律ではないけれども、建設工事公衆災害防止対策要綱があるということです。それは前からあったわけですよね。 ◎まちづくり部次長 以前からこういう考え方はございます。ですから、例えば、軌道内、あと、軌道に近接する工事については常に鉄道事業者と協議を重ねて、必要に応じては軌道内工事という形になりますと、鉄道事業者側に委託をしないと工事をできないといった、いわゆる国全体のシステムがそのような形になっております。 ◆西田ひろみ 委員 鉄道軌道内ではそうだということで、隣接するところは協議した上でやっていくというところで、前からそういった指導書はあるということですが、今回、特に改めなくてはいけないというのは、先ほどの平成27年4月12日の事故が起きて、より安全を高めるためにという考え方でよろしいのですか。 ◎まちづくり部次長 たまたま今、課長から事例として平成27年4月の事故のお話をさせていただきました。それ以外にも、やはり大小問わず、いろいろな鉄道にかかわる事故が最近非常に多くなってきております。ですから、そういう全体的な流れの中で、鉄道事業者も安全対策に対しては非常にシビアになってきているといったところで、今回のような昼間工事を夜間にしなければいけない形につながったと判断しております。 ◆山口良樹 委員 議案第48号とほぼ同じ案件のように思いますので、重複する部分については割愛いたしますが、基本的に、先ほど議案第48号のところで冒頭ちょっと確認いたしましたけれども、議案第49号の工事の完了済み、完成済みの検査日はいつを予定しておりましょうか。 ◎駅周辺対策課長 こちらにおきましても、基本的には平成27年9月末を1つの供用開始に向けての完成という方向で今考えております。最終的にはさまざま残工事等も残った中で、工期末の平成27年12月15日前に最終的な検査を行うという方向で考えております。 ◆山口良樹 委員 詳細については倉橋委員から的確なご指摘がありましたので、あえて重複を避けますが、やはり先ほど来のご答弁を聞いておりますと、安全性を優先するがための設計変更、契約変更であるというのが強調されているように思います。しかし、これは係る事業、何の工事でもそうでしょうけれども、安全を度外視した工事発注というのは恐らく過去、未来、あり得ないと思います。やはり最低とかということではなくて、少なくとも安全を担保しないでの工事発注はあり得ない。先ほどJR山手線で起こった事故とか、鉄道事業者は、はっきり言って安全対策上、昼間の工事をしてもらうのは好まないですよ。極端に言えば踏切自体もうっとうしい、踏切自体もなくしてもらいたいというのが鉄道事業者ですよ。それが安全最優先の鉄道事業のあり方だと、私はそう思っています。ですけれども、現実に安全を担保しながらでも今まで昼間の工事をやってきているのです。  確かに夜間工事をしているというのはあります。私もたまたま中央三丁目、小田急の線路の隣に住んでいますから、夜中になるとやっぱり夜間工事をやっております。うるさくてしようがない。しかし、今回の件については、シェルター工事における資材の荷揚げの方法について、これは当初、随意契約を組んだ時点で、鉄建建設株式会社といったら鉄道工事のスペシャリストですから、どのような工事をやったら、どのような工事作業工程を踏んだら最大限の安全を担保できるかは、もう熟知している企業でありますから、少なくとも鹿島建設株式会社よりも鉄建建設株式会社のほうが、係る工事についてはノウハウをいっぱいお持ちのはずです。  そんなようなことで、この時期に来て、9月の末に完了検査をしなければいけないというこの時期に、あえて夜間工事に踏み切っていくというのは、もう明らかに昼間の工事をやっていたのでは9月の末には間に合わない。前にも、果たして適正な表現かどうかわかりませんが、もうこの場に至ったら夜の突貫工事をしていかないと間に合わないのだということで、今回の設計変更、契約変更が提案されているんだなと私は自己解釈をしております。  いずれにしましても、今回、随意契約ということもありますけれども、このような、先ほど申し上げましたような内容で、私は、今回のこのような時期に来て契約変更をすることは、どうしても承服しかねるという思いであります。  以上で終わります。 ○委員長 ほかに。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ほかに質疑もないようであれば、質疑を終結したいと思いますが、これにご異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認めます。よって質疑を終結いたします。  次に、本案に対する意見がありましたらどうぞ。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 意見もなければ、意見を終結したいと思いますが、これにご異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認めます。よって意見を終結いたします。  これより採決に入ります。  議案第49号を採決いたします。本案を原案のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙 手 多 数) ○委員長 挙手多数であります。よって議案第49号 工事請負契約の変更について(海老名駅自由通路整備(JR・相鉄線跨線部)工事)は原案のとおり可決されました。  暫時休憩といたします。                    午前10時24分休憩                    午前10時35分再開 ○委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。  ただいまの議案第49号に対して少数意見の留保をされる方は、この際、お申し出願います。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 次に、日程第3 議案第52号 平成27年度海老名市一般会計補正予算(第1号)〔所管部分〕を議題といたします。  まちづくり部長の説明を求めます。 ◎まちづくり部長 それでは、議案第52号 平成27年度海老名市一般会計補正予算(第1号)、まちづくり部所管部分についてご説明をいたします。  補正予算書の8ページ、9ページをお開きいただきたいと存じます。歳入でございます。13款使用料及び手数料1項使用料5目土木使用料2節都市計画使用料は、行政財産使用料として55万円を計上いたしたいものでございます。これは、本年第1回定例会において、海老名市海老名駅西口特定公共施設設置条例の制定についてご承認をいただきましたので、この海老名駅西口特定公共施設設置条例に基づきまして、西口中心広場やプロムナードの使用料として新たに歳入を見込むものでございます。  次に、14、15ページをお開きいただきたいと思います。歳出でございます。8款土木費4項都市計画費6目区画整理費、海老名駅西口公共施設維持管理経費2410万8000円につきましては、西口特定公共施設である西口中心広場、西口プロムナード、西口バス乗降場、西口タクシー乗降場の維持管理に要する経費について、本年秋からの施設供用後の適正管理のために増額を行いたいものでございます。内訳といたしましては、電気水道料などの需用費、機器の保守料、清掃や警備といった施設管理及びまち開きに要する委託料等でございます。  以上、大変雑駁な説明ではございますが、よろしくご審議いただき、ご決定賜りますようお願いいたしまして説明とさせていただきます。 ○委員長 説明が終わりました。  これより質疑に入ります。質疑のある方はどうぞ。 ◆山口良樹 委員 15ページの公共施設維持管理経費でありますけれども、これは、まち開きの委託料は、具体的に、まち開きに向けた準備はどこまでどのように進んでいるのか、いつを想定しているのか、お伺いします。 ◎市街地整備課長 委託料に関しまして、まち開きの想定ということでございます。これまでも市長等が本会議の中でもお話ししておりますけれども、現在、ことしの10月といったことでございます。そのまち開きを何月何日という特定の仕方は現在のところはまだ至っておりません。しかしながら、契約変更の中の、委員お話でもありましたとおり、施設の供用を順次していく形で考えております。 ◆山口良樹 委員 ららぽーと海老名ですが、聞くところによると、平成27年6月11日か12日ぐらいに記者発表するという話が漏れ伝わってきておりまして、店舗数とか、あるいは、どのような店舗が入るのか、そこまで詳細報道がなされるかわかりませんが、ららぽーと海老名の開業とまち開きの日にちがイコールになるのですか。それとも、商業施設のグランドオープンはグランドオープンでやって、まち開きはまち開きで独自にやる。どのような構成をされているのでしょうか。 ◎まちづくり部次長 まず、1点目のご質問の、大型商業施設のオープンとの兼ね合いなのですけれども、今、事業者側から聞いていますのは、平成27年10月の下旬ごろに予定しているというお話でございます。先ほど市街地整備課長から、まち開きの開催日はまだ決まっていませんというお話だったかと思うのですけれども、おおよそ今、事務方で検討していますのは10月の上旬ぐらいに、やはり30年来の念願の新市街地の形成でございますので、何らかの形でイベントをやっていきたいというふうに、今、内容については詰めているところでございます。  あと、もう1つは、今までは定例的に違うところでやっておりました海老名市の行事も、できればそこを会場にしてできないかなということで、まちづくり部ではないのですけれども、他の部とも今そういった調整をしているといったところでございます。 ◆山口良樹 委員 それと、これはちょっと確認なのですけれども、今議会冒頭、市長から、いわゆる海老名駅西口のまち開きに向けて、オープンに向けて、懸念されている交通渋滞の件でプロジェクトチームを立ち上げて検討会をするのだというお話がありました。この予算の中にそれも含まれているのですか。 ◎市街地整備課長 プロジェクトチームを立ち上げてということで、実際、立ち上がってございます。今回の予算の中には、プロジェクトチームが使用するものは入ってはございません。 ◆山口良樹 委員 実際にきのうも現場へ行ってまいりましたけれども、当初の予定の道路づくりもかなりおくれてしまっておりますし、そのような状況の中で、この維持管理経費を2400万円計上しても果たして間に合うのか。全ての全体的な流れから言って。きちんと適正に執行されるかどうかというのも、なかなか私は正直言って不安なのですけれども、その辺の見通し。  道路は、例えば下今泉門沢橋線はもう10年先にまでできない。市道の上郷河原口も場合によったら5年先になってしまうのではないかとか、あるいは、並木橋に至るまでの拡幅もおくれている。それから、ある引っ越し屋さんをぶち抜いての道路も、現在まだ具体的な様相が見えていないというようなことで、全体的なまちづくり構想の大きな立ちおくれが目につくのですけれども、果たしてこの今回の予算の公共施設の維持管理経費が今計上されて、適正に執行されるものなのですか。 ◎市街地整備課長 今回の予算が適正に執行されるかというお尋ねかと思います。  今回の公共施設維持管理経費でございますけれども、これにつきましては、海老名駅西口特定公共施設と呼んでおります西口中心広場、西口のプロムナード、バス乗降場、タクシー乗降場、これらの維持管理に要する経費でございます。 ◆山口良樹 委員 全体的な道路計画が立ちおくれている中で、真ん中ができても、真ん中に行き着くまでの道路ができていないという、よくわからない開発状況の中で、この経費はどんなものかなと思いますが、いずれにしても公共施設維持管理経費ということなので、今ご説明のあった内容で理解をしておきます。  以上で終わります。 ◆西田ひろみ 委員 ここの公共施設維持管理経費ですけれども、委託料が2100万円以上になっておりますが、そこの具体的な内容はどんなところでしょうか。 ◎市街地整備課長 2100万円の委託料の具体的な内容でございます。この委託料につきましては、清掃等に係る維持管理業務、地区内の適正管理に係る警備業務、さらには、にぎわいづくりのためのイベント等を開催するお金になります。 ◆西田ひろみ 委員 ありがとうございます。  そうしますと、清掃はわかりますけれども、警備というところでは適正管理といいますと、ここの3月の議会で、ここの海老名駅西口公共施設の位置にしていくためには指定管理制をとる議案が議決されておりますので、今回は委託というところですが、将来的にそういったところに行くのかと思うのですけれども、一番心配するのは、公共的な設備でありますので、そこに、例えば何か海老名市がイベントをするのではなくて、市民が何かをするときは許可を得て使用料を払うというのが、たしかあったかと思うのですけれども、そういったところはきちんと許可を得てやっているのかとか、そういったところも警備していくというところですか。 ◎市街地整備課長 施設の使用に当たりましては、おっしゃられましたとおり、使用許可をおとりいただきまして、使用料を払っていただいてお使いいただくということでございますので、それにのっとっていないものについては利用に当たっての指導を行うことになろうかと思います。
    ◆西田ひろみ 委員 わかりました。  そして、許可のところですが、委託ですので、そこの業者ではなくて、許可するところは海老名市がやるというところでよろしいのですか。 ◎市街地整備課長 市で許可をするような形になります。 ◆西田ひろみ 委員 わかりました。  公共施設というところですが、ほとんどが外に出た、オープンなところでありますから、できれば本当に市民が自由に使えるところを私は望んでいるのですけれども、こういったことがなされますと、とてもそこのところの自由性が担保されるのかどうか、とても疑問に思っております。  そして、指定管理との関係ですが、この先どのくらい、今は委託というところですが、委託をどこに選定していくかとか、今後の指定管理との関係とかをお尋ねします。 ◎市街地整備課長 実際、このような屋外の公の施設という形でいきますと、場所柄から言いましても余り例がないものですから、当面の間は市で維持管理を行う。そういったところで経費の関係だとか課題なども見えてまいると思いますので、それを踏まえた中で指定管理に移行していきたいと考えております。 ◆西田ひろみ 委員 指定管理のほうは大体いつごろに行く予定なのですか。 ◎市街地整備課長 今回の予算は平成27年度分でございますので、平成28年度のどの段階まで直接委託という形でやるべきかを判断して、指定管理のほうに移行していきたいと思っております。 ◆西田ひろみ 委員 わかりました。 ◆戸澤幸雄 委員 少しお聞きしたいのですけれども、ちょっと整理したいのですが、これに関しては2100万円、委託料ということですけれども、当初予算では賄えないものが発生したということなのでしょうか。 ◎市街地整備課長 委託の方法、内容も含めまして、当初予算の要求段階では想定がしづらかった部分もあります。委託の期間という話もあろうかと思います。そういった中で今回の補正として計上させていただいております。 ◆戸澤幸雄 委員 指定管理が始まるまでは委託という形でやられるということなのでしょうね。その部分に関しては条例も決まっていなかったので、当初予算には入っていなかったということでよろしいのですか。 ◎市街地整備課長 施設の供用は当然イメージしておりましたけれども、その具体的な部分が要求段階では確定していなかったということで今回お願いしております。 ◆戸澤幸雄 委員 その中には、まち開きのイベント等も入っているということですよね。 ◎市街地整備課長 にぎわいづくりのイベントということで考えてございます。 ◆戸澤幸雄 委員 わかりました。 ○委員長 ほかに。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 質疑もないようですので、質疑を終結したいと思いますが、これにご異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認めます。よって質疑を終結いたします。  次に、本案に対する意見がありましたらどうぞ。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 意見もなければ、意見を終結したいと思いますが、これにご異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認めます。よって意見を終結いたします。  これより採決に入ります。  議案第52号を採決いたします。本案を原案のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙 手 多 数) ○委員長 挙手多数であります。よって議案第52号 平成27年度海老名市一般会計補正予算(第1号)〔所管部分〕は原案のとおり可決されました。  お諮りいたします。日程第1から日程第3の委員会審査報告書の案文については、正副委員長にご一任願いたいと思いますが、これにご異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認めます。よって委員会審査報告書の案文については、正副委員長一任と決しました。  次に、日程第4 報告事項 下水道(生活排水処理)に関する調査結果についてを議題といたします。  建設部長の説明を求めます。 ◎建設部長 日程第4 報告事項といたしまして、下水道(生活排水処理)に関する調査結果につきまして報告させていただきます。  本日、皆様方のお手元には下水道(生活排水処理)に関する調査結果といたしまして、別紙、アンケート結果及び現況調査結果集計表をお配りしております。  初めに、本調査の目的についてご説明させていただきます。  本調査は、本年度に策定いたします市街化調整区域における公共下水道汚水整備計画、アクションプランと申しますが、こちらの基礎資料となる生活排水処理に対する住民の意向及び現状での処理施設設置状況を把握することを目的として実施しております。  調査に至る背景といたしましては、平成26年1月に国土交通省、農林水産省、環境省の3省による持続的な汚水処理システム構築に向けた都道府県構想策定マニュアルが策定されたことに伴いまして、神奈川県がこのマニュアルに基づく生活排水処理施設整備構想の見直しを平成27年度に行うため、市町村に対しまして下水道に係るアクションプランの策定を求めたものでございます。  このアクションプランを策定する上で、下水道未整備区域内にお住まいの方の意向や、合併浄化槽設置状況等の基礎資料が必要になることから調査を実施したものでございます。  調査の内容につきましては下水道課長から説明いたします。 ◎下水道課長 それでは、アンケート調査の結果につきましてご説明させていただきます。  アンケート調査期間は、平成26年12月1日から平成27年2月27日までです。ただし、建物所有者が市外にお住まいの方、郵送を希望された方につきましては3月31日到着分まで集計の対象としております。  アンケート調査対象者等につきましては、市街化調整区域内にある事業所を除く個人住宅、店舗併用住宅や集合住宅の下水道未整備住宅1536件に対して戸別に訪問する形で実施をいたしました。  回答件数につきましては、949件、回答率は61.8パーセントになります。  アンケートの集計結果につきましては、お手元にお配りしました資料中段、アンケート調査、設問6をごらんください。  設問6は公共下水道の整備希望状況について意向確認をした項目になります。対象者は、回答数949件から既に公共下水道に接続見込みと回答をいただいた24件を除く925件の方を対象に実施しております。下水道の整備を希望する件数は925件中691件、74.7パーセントになります。また、資料下段、右側のグラフをごらんいただきますと、下水道整備を希望した691件のうち380件、55パーセントの方が下水道整備後1年以内の接続と回答しております。さらに、3年以内に接続すると回答した方も含めますと、75パーセントの方が早期に下水道に接続をすると回答しております。このことから、生活排水処理施設として公共下水道整備を望んでいる状況がうかがえます。  次に、生活排水処理施設に対する現況調査の結果についてご説明をいたします。  調査対象件数は、公共下水道に接続している市街化調整区域内の事業所を含む2045件を対象といたしました。調査方法といたしましては、既に公共下水道に接続済みである473件につきましては、管理台帳等により机上確認とし、残りの1572件につきまして現地調査を実施いたしました。机上確認を含めた調査実施件数は1713件、83.8パーセントになります。  生活排水処理施設の現況調査結果でございますが、公共下水道への接続件数497件、29パーセント、合併処理浄化槽設置件数593件、34.6パーセント、単独処理浄化槽設置件数547件、31.9パーセント、くみ取り式便槽76件、4.4パーセントとなっております。公共下水道及び合併浄化槽につきましては生活排水処理施設であり、生活排水が処理できていることになりますが、単独浄化槽及びくみ取り式便槽につきましては、台所やお風呂などの水回りからの家庭排水が公共用水域に放流されている状況であり、公共下水道等の整備を実施する必要がございます。  なお、アンケート結果及び現況調査結果の詳細につきましては、別紙アンケート結果及び現況調査集計表をお手元にお配りしておりますので、ご高覧いただければと存じます。  最後に、今後の予定となりますが、7月にホームページ等にアンケート結果について公表することを考えております。また、アンケート結果等を反映したアクションプランにつきましては、本年度中に策定する予定でございます。  以上、大変雑駁な説明ではございますが、調査結果の説明とさせていただきます。 ○委員長 説明が終わりました。  これより質疑、意見に入ります。質疑、意見のある方はどうぞ。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 質疑、意見もないようですので、質疑、意見を終結いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認めます。よって質疑、意見を終結いたします。  本件は報告でありますのでご了承願います。  次に、日程第5 報告事項 第7回線引き見直しについてを議題といたします。  まちづくり部長の説明を求めます。 ◎まちづくり部長 それでは、第7回線引き見直しについてご報告させていただきます。  平成28年度実施予定の第7回線引き見直しにつきまして、平成25年度から見直し作業及び関係機関協議を進めてきたところでございます。現在のところ国との農政協議等を行っているところでございますが、今月末、6月下旬に、県決定案件に係る市案の申し出及び市決定案件に係る法定協議を予定しておりますことから、これらの概要についてご報告をさせていただきたいと思います。  それでは、詳細につきましては都市計画課長から説明いたします。 ◎都市計画課長 それでは、第7回線引き見直しについて、資料「第7回線引き見直しについて」の報告資料と参考資料集を配付させていただいております。報告資料に記載の順に説明させていただきます。  報告資料の2番目でございます。いわゆる線引き見直しといいますのは、都市計画の基本方針であります都市計画区域の整備、開発及び保全の方針や、市街化区域と市街化調整区域との区分を見直すことを言いまして、おおむね5年ごとに県内一斉に実施されております。  報告資料の3でございます。区域区分の見直しについてでございます。  目標年次は平成37年に設定されております。また、目標年次における人口は神奈川県で推計が行われ、都市計画区域内人口が5000人増の13万5000人、市街化区域内人口が3000人増の12万7000人と推計されております。  次に、(2)事務的変更でございますけれども、これは道路整備、河川改修などの結果として市街化区域と市街化調整区域との境界を変更するといったことになる事務的変更でございます。  1枚おめくりいただいて、2ページ目、(3)即時編入についてでございます。即時編入は線引き見直しと同時に新市街地として市街化区域に編入するもので、赤色で示しております。運動公園周辺地区、約15.2ヘクタールでございます。本地区は前回の線引き見直しで工業系の特定保留区域に設定されておりました。地区計画と土地区画整理事業による市街地整備の見通しが立ったことから即時に編入するものでございます。  次に、(4)保留フレームでございます。保留フレームは、計画的市街地整備の実施が確実な段階になるまで市街化区域編入を保留するものでございます。今回保留フレームとして設定する区域は青色で表示しております。市役所周辺地区39.4ヘクタールで、住居系の一般保留となります。編入手法ですとか土地利用の検討につきましては、各エリアの状況や地権者の意向を踏まえながら行っていきたいと考えております。  次に、(5)その他でございますが、こちらは昨年12月に国土地理院から、本市の行政区域面積を約11ヘクタール増の2659ヘクタールになる旨の通知がございました。それに対応して行うものでございます。この増加分は全県的に市街化調整区域に加算されることになっております。  以上が区域区分の見直しでございます。  次に、報告資料3ページの都市計画区域の整備、開発及び保全の方針の見直しについてでございます。  いわゆる整開保でありますが、都市計画の基本的な方針を定めているものでございまして、平成22年改定の海老名市の都市マスタープランなど、市の上位計画や各事業との整合性を図りつつ、県内市町との広域的な調整を踏まえた見直しを行っております。主な変更点といたしましては、県央都市圏域の都市計画の方針の追加と、先ほど申し上げました市役所周辺の新市街地ゾーンとして明記したことでございます。  次に、(2)都市再開発の方針でございます。都市再開発の方針は、計画的な再開発が必要な市街地について再開発の目標等を定めているものでございまして、今回の変更点としましては、厚木駅周辺地区の一部である厚木駅南地区につきまして、平成26年10月に再開発準備組合が発足したことを踏まえまして、二項再開発促進地区に位置づけるといったところでございます。二項再開発促進地区とは、一号市街地に定められた区域の一部で、特に一体的かつ総合的に市街地の再開発を促進すべき相当規模の地区を言います。  以上が都市再開発の方針になります。  あと、住宅市街地の開発整備の方針につきましては、大きな変更点はございません。  最後に、今後のスケジュールになります。本日、本常任委員会へ報告を行った後、14日に市民を対象とした都市計画説明会を開催いたします。県決定案件に係る市案の申出と、市決定案件に係る法定協議を6月下旬に行う予定でございます。その後、県決定案件につきましては、県素案の確定及び閲覧を経た後、公聴会を行い、市決定案件につきましては、県素案の閲覧と同時期に地区計画の条例縦覧を実施する予定でございます。来年度につきましては、法定縦覧の実施後、海老名市都市計画審議会に諮り、平成28年12月ごろに都市計画案件の告示をする予定となっております。  報告資料には別紙1として、一番後ろのほうにある、A3で第7回線引き見直しの概要図、海老名市の全図が載っているものでございますが、こちらに編入箇所等を示したものと、別紙2といたしまして、同じくA3で、第7回線引き見直しに伴う都市計画決定変更の案件について、県決定案件、市決定案件に分けて記載してございます。  また、もう1つお配りしました関係資料、参考資料集にまとめてございますので、後ほどご高覧いただければと存じます。  以上で説明を終わります。 ○委員長 説明が終わりました。  これより質疑、意見に入ります。質疑、意見のある方はどうぞ。 ◆戸澤幸雄 委員 ちょっと1点だけお聞きしたいのですが、運動公園周辺地区なのですけれども、関連して、今後のスケジュールをわかる範囲で結構ですので教えていただきたいのですけれども。 ◎市街地整備課長 運動公園周辺地区の今後のスケジュールというお尋ねでございます。運動公園周辺地区におきましては、準備組合に当たります組合設立準備会が平成25年3月に地権者の同意のもとに立ち上がってございまして、現在のところ、それの業務代行的な仕事をする適正開発事業者という位置づけになるのですけれども、そちらと具体的に土地区画整理事業の事業計画だとか定款の検討を進めております。  今回の線引き見直しと並行して土地区画整理事業の認可に当たっての手続を進めることになるのですけれども、その事前協議書を都市計画の試案の申し出のタイミングに合わせて提出する。その後、地権者の本同意という形で同意書を集めまして、実際の事前協議書ではなくて組合設立認可申請書を提出する形です。  現在のところ市街化調整区域ですから、そのまま認可というふうにはならないのです。市街化区域に編入されて、やっと土地利用してもいいよという段階になりまして、ですから、それに合わせて組合のほうも認可される形です。認可後に造成工事を行って、さらに上物の建築を行う流れになってこようかと思います。 ◆戸澤幸雄 委員 大体年度はどのくらいを見ていらっしゃるのでしょうか。 ◎市街地整備課長 今、都市計画の告示が平成28年度ということでございますから、造成工事を踏まえますと、造成工事が大体3年ぐらいかかったとして、平成28、29、30年度ぐらい。それから上物の建築行為ということになってこようかと思います。 ◆戸澤幸雄 委員 わかりました。ありがとうございます。 ○委員長 ほかに。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 質疑、意見もないようですので、質疑、意見を終結したいと思いますが、これにご異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認めます。よって質疑、意見を終結いたします。  本件は報告でありますのでご了承願います。
     次に、日程第6 報告事項 平成27年度住宅リフォーム助成金(通常分)第1回受付状況についてを議題といたします。  まちづくり部長の説明を求めます。 ◎まちづくり部長 それでは、平成27年度住宅リフォーム助成金(通常分)第1回受付状況についてでございます。  今年度の住宅リフォーム助成金(通常分)につきましては、年間2回の受け付けを行い、抽せんで行う予定で進めております。そのうち第1回の受け付けが終了いたしましたので、内容について報告をさせていただきますが、詳細は住宅公園課長からお願いいたします。 ◎住宅公園課長 それでは、平成27年度住宅リフォーム助成金(通常分)第1回の受付状況についてご報告させていただきます。  受け付け期間といたしましては、平成27年5月13日(水)から5月29日(金)の土日を除いた平日の13日間で行いました。  総受け付け件数は166件でございます。  なお、抽せん会につきましては、あす、6月10日午前10時から市役所4階401会議室において公開で行う予定でございます。  報告は以上でございます。 ○委員長 説明が終わりました。  これより質疑、意見に入ります。質疑、意見のある方はどうぞ。 ◆倉橋正美 委員 質問をさせていただきます。  装いも新たにという形で、今年度からリフォーム助成、アイテムがふえまして、一般の住宅リフォーム、三世代同居、空き家対策用の改修を含めたリフォーム、そういうふうな部分でアイテムもふえた中でスタートして、今回、13日間で166件の申し込みというご報告が今ございましたけれども、この166件という申し出は当初予定よりも多かったのか、少なかったのか。その辺の判断はどう見ていらっしゃいますか。まずそれをお聞かせいただきたいと思います。 ◎住宅公園課長 昨年度までの住宅リフォーム助成とは違い、今年度から住宅リフォーム助成は予算の上限を定め、超えた件数については抽せんでやる予定でございます。今回申し込みいただきました件数は、第1回に見込んでいた件数のおおむね2倍となっております。 ◆倉橋正美 委員 ということは、単純計算、166件のうちの半分、80件がオーバーしてしまいましたということだと思うのですけれども、そうなると、人気があるのは非常にありがたい話です。なおかつ、今年度はスタートの段階から予算の上限は決めていきますよ、それで抽せんにしますよというお話は理解をしておりますけれども、半分の方が結局抽せんに漏れてしまったことになるわけですよね。逆の目から見れば。  そうしますと、例えば今までのように年4回のチャンスがあって、年4回やっていきますよというのであればともかく、今年度からは年2回に半分に減ります。そのときに、今回漏れた方たちへの救済措置、例えば市営住宅なんかですと、いろいろな条件によってはプラスアルファ加点があるかと思うのです。それと同じように、例えば今回、抽せんに漏れてしまった半分の方たちが、またもう1回、第2回目のときに応募をかけてきた場合、当然そういった方はわかるわけですから、そういう方たちに対しての優遇措置は考えていらっしゃるのかどうなのか、まずお聞かせ願いたいと思います。 ◎住宅公園課長 倉橋委員おっしゃるように、既存の住宅の利活用という点と、海老名市に長く住み続けるといった視点からも、せっかくリフォーム助成に申し込みされたにもかかわらず抽せんから外れた方に対して何らかの対応も必要かと思われます。他の自治体の事例でも、抽せんから外れた方に対して次回申し込みには優遇している例が見られますので、次回の抽せんまでにそのことについては検討してまいりたいと考えております。 ◆倉橋正美 委員 ちょっと残念なのが、この辺は逆に言うとPRがまだ行き届いていなかったかなという気はするのですけれども、三世代同居支援リフォーム助成の申し出が3件、空き家活用促進リフォームに関してはゼロ件というのは、本来であれば鳴り物入りで入った空き家活用促進リフォームですから、本来であれば1件でも2件でも来てくれたらありがたかったかな、効果も出るかなと思うのですけれども、こういう部分では、三世代同居支援リフォームと空き家活用促進リフォームに対しての申請が1年間を通してもなかなか出てこないのではないのかな。これはまだまだわからないのですけれども、年度当初で総体で予算を組んでいらっしゃるかと思うのです。そういう意味合いでは。  一般リフォームが大体これぐらい。予測ですわな。三世代同居支援リフォームの予測がこれぐらいの予算。空き家活用促進リフォームのほうがこれぐらいということで、大くくりで予算は配分していると思うのです。ただ、その辺のところで、一般の住宅リフォーム助成のほうが余りにも多いようであれば、予算の配分をちょっと流動的に動かすことによって、予算の範囲内であれば件数を、ちょっと当たる確率を上げてあげるとか、そういったことも当然必要になってくるのだろうな、そういったこともあってもいいのではないのかと思います。  そういう意味では、当然三世代同居支援リフォームですとか空き家活用促進のリフォーム申請があるのは、もう非常にうれしいことなのですけれども、ただ、なかなか伸びないようであれば、年に2回しかないですからね。この次の申請のときにはもう既にわかるわけですから。ただ、三世代と空き家に関しては通年通しての申し込みになりますから、そういう部分では、状況を判断しながら一般のリフォームへの予算の活用も、ぜひ視野に入れながら進めていっていただきたいと要望します。 ◆戸澤幸雄 委員 私も、随分まだ需要があるのだなという感想を持っているのですけれども、これは例えば年2回ですと、今回漏れたので工事は延期するという話が出てくると思うのですけれども、次も漏れたらまた延期という形の方もいらっしゃるかなと思うのです。例えば、工事をしてしまって、申し込んだのだけれども工事が終わっているというような方。例えば、漏れたので工事をしてしまいましたけれども、次は当然申し込めないわけですよね。もう工事は終わっていますから。その工事をやらないで待っている方は次も申し込めるわけですよね。  この辺の考え方は、外れた方は、では、次まで待とうとなりますよね。また外れたらまた待とう。そうではなくて、例えば、終わったのだけれども申し込みだけできる形にすると工事は先に行うことができると思うのですけれども、その辺はどのように考えられているのか。 ◎まちづくり部次長 いわゆる事後で申請するシステムのご要望のようなお話かなと承っているのですけれども、やはりなかなか、事業という形になってしまうと余計、例えば工事費を払って後から申し込んで、またそこで外れてしまったというと、その人にとってみれば、非常にそれを見込んでいたのに、結果としてもらえなくなってしまったということで、何といいますか、最初に申し込むよりは本人にとってみれば落胆度が大きくなってしまうのかなと思われます。ですから、ただいま倉橋委員からもお話がございましたように、1回目の抽せんで漏れた方については、何らかの優遇は、やはり考えていかなければいけないのかなと。  あと、その方にとってリフォームの重要度というか、タイミングが、もうすぐにでもやらなければいけないものについては、それはもう当然やっていかなければいけないものだと思うのですけれども、例えば2回漏れて、3回目に申し込むのかというと、やはり1年たってしまうと、なかなかちょっとその辺も難しいのかなと思いますので、できるだけ今回の抽せんで外れた方については、より高く次回申し込みで当せんができるような形は、担当を含めて考えていきたいと思っています。 ◆戸澤幸雄 委員 ありがとうございます。  考えていただけるだけでありがたいとは思うのですけれども、今回、半分が落ちられるので、次がどうなるかは、またなってみないとわかりませんけれども、半分落ちてしまうということは、また同じ数来れば、また落ちる方が同程度あるのか、もっと多くなっていくのかとも思いますので、その辺はしっかり考えていただけたらなと要望させていただきます。 ◆山口良樹 委員 この住宅リフォーム助成金事業は、本来の政策目標は、いわゆる海老名市内の事業者の活性化が1つあると思うのです。今までかなり多くの件数を消化してきたわけですが、海老名市内業者育成の観点で始めたこの事業で、実際に海老名市内業者の受注率がどのぐらいあるのか。もし今データがあればお聞かせいただきたいと思います。受注率。(「100パーセントだよ」と呼ぶ者あり) ◎まちづくり部長 市内業者だけですから。 ◆山口良樹 委員 済みません。  これは大体何社ぐらいあるのですか。市内業者で対象業者というのは。 ◎まちづくり部長 今ちょっと手元にないのですけれども、記憶で二百数十社が登録されて、それで受けていらっしゃる形だと思います。 ◆山口良樹 委員 ありがとうございました。 ◆西田ひろみ 委員 今回のリフォーム助成金ですけれども、前回は経済恐慌の後ということで、市内の経済の活性化を目指すところがかなり大きな政策だったと思うのですけれども、今回はどちらかというと住宅政策のほうに重きを置いていらっしゃるのかなと思っております。最高8万円で、工事費としては1件当たり、皆さん平均どのくらいなのですか。 ◎住宅公園課長 今回の平均の工事費、助成金で言いますと7万8470円が助成金になります。工事費なので、その倍ですね。 ◆西田ひろみ 委員 8万円が助成金ということで、その倍が工事費と、最高2分の1でしたよね。ですから、本当は50万円の工事でも最高は8万円までしか出ないよということですよね。ですから、工事費全体はもっと違う金額だろうと思うのです。でも、8万円あればトイレをきれいにするとか、水、そういったところができる工事なのかなと思いますので、これは市民にとっては使いやすいところだろうと思っています。  私たちはいつも、やっぱり行政がやることはきちんと予算を立ててやるべきだということで、こうやって抽せんでやっていくほうがいいのではないかといいますか、計画的にやるほうが必要だろうということをいつも言ってきましたので、今回のやり方はいいなと思っておりますが、半分も皆さんの思いにかなわないというところでは、先ほどからの倉橋委員からの意見とか、ほかの政策との兼ね合いとかも、また考えていく必要があるのかなと思いますが、こういった予算をきちんと立ててやっていくというところでは市民も納得いくのではないかと思いますので、もう一度、今回の利点を見直してやっていただければと思っております。意見にします。 ○委員長 ほかに。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 質疑、意見もないようですので、質疑、意見を終結したいと思いますが、これにご異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認めます。よって質疑、意見を終結いたします。  本件は報告でありますのでご了承願います。  次に、日程第7 報告事項 海老名市地域公共交通網形成計画の策定についてを議題といたします。  まちづくり部長の説明を求めます。 ◎まちづくり部長 それでは、報告事項でございます。海老名市地域公共交通網形成計画の策定についてをご説明させていただきます。  海老名市地域公共交通網形成計画は、国が定めます地域公共交通の活性化及び再生に関する法律の規定に基づき作成したものでございまして、この目的は、今後、市が迎える人口減少及び少子高齢化を見据え、海老名市がこれからも持続可能なまちとして発展していくために重要となる、鉄道、バス等の公共交通網の形成を目指すものでございます。  形成計画は地域公共交通の活性化及び再生に関する法律第6条に基づく海老名市地域公共交通協議会を通じて策定されるもので、これまで4回の協議を重ねた結果、先日開催されました同協議会において承認されたものでございます。本計画は海老名市における公共交通のマスタープランという位置づけであり、今後の公共交通政策の基礎となるものでございます。  本日は、この計画の内容につきましてご報告をさせていただき、その詳細につきましては、お手元に配付いたしました資料をもとに清田都市交通係長から説明をいたします。 ◎都市交通係長 それでは、海老名市地域公共交通網形成計画についてご説明いたします。  お手元にお配りした資料をごらんください。  本計画につきましては、先月開催いたしました海老名市地域公共交通協議会第4回会議において、ご承認いただいたものでございます。本日は、限られた時間でございますので、資料の中のA3判、1枚紙の折り込みが概要版となっておりますので、こちらに沿ってご説明させていただきます。  この概要版の構成は、左側に、形成計画の背景として、海老名市における社会経済特性や交通の特性を記述し、右側に、この計画の基本方針、背景から見えてくる課題、そして、将来目指すべき目標、そして、課題解決を実現するため、鉄道関連とバス関連に分けて整理した各施策といった全体構成となっております。  それでは、中身の説明に入らせていただきます。  海老名市地域公共交通網形成計画の方針といたしましては、鉄道、バス等の公共交通の現状や、まちづくりの動向を踏まえ、これからの市の発展を支える公共交通網の形成を目指すものでございます。  レジュメの左側中段にございます海老名市の地図、左側のものをごらんください。  鉄道3線9駅を抱える海老名市は県央地域における交通の要衝であり、市内をめぐるほとんどのバス路線は鉄道3線が合流する海老名駅から発着しております。また、右の地図は人口密度と駅勢圏及びバス停勢圏を示したものでございます。海老名市における公共交通の利用圏域の人口割合は94.7パーセントと、高い割合であることがおわかりいただけると思います。  これらの状況を、下にございます市の背景まとめとして示しました。現在、海老名市では鉄道駅等の交流拠点を中心に、まちづくりが進められております。また、海老名市における公共交通の現状は比較的充実しているということが言えます。しかしながら、今後、人口減少が進む中で、この状況が将来にわたり保証されているわけではございません。海老名市の公共交通は鉄道、バスが個別に発達し成熟してきたものでありますが、現在の状況を今後も確保、維持していくためには交通事業者と地域住民、行政が連携を深め、公共交通の利用促進を図る必要があると考えます。  以上のような社会経済特性や交通特性をもとに、これからの海老名市の公共交通のあり方をまとめたものが、資料右側にございます海老名市地域公共交通網形成計画でございます。  海老名市地域公共交通網形成計画では基本方針を「らくらくアクセス 次代へつなぐ公共交通 ~魅力を結ぶまち海老名~」といたしました。これは、まちづくりが進み、今後ますます魅力が増していく海老名市において、誰もが外出しやすい、利用しやすい公共交通を次世代にまでつなげていくということを表現してございます。  計画区域は海老名市全域とし、海老名市都市マスタープランを上位計画といたしました。計画期間は10年間とし、5年ごとに計画を評価、見直し、最終年度を都市マスタープランにリンクさせてございます。  また、各施策の進捗や達成状況などをPDCAサイクルにより評価、検証してまいります。  中段左側をごらんください。  先ほどご説明いたしました背景を踏まえ、現状を整理した結果、形成計画が目指す方向性を次の3つに整理いたしました。  1つ目が、まちづくりを支える交流拠点の基盤整備でございます。交流拠点を中心としたまちづくりや交通結節施設、整備の必要性などを背景とし、見えてきた課題を交流拠点の基盤整備、交通結節機能の強化といたしまして、ここから駅前広場の整備や鉄道駅の安全対策を目標といたしました。  2つ目が、交流拠点を結ぶ公共交通網の持続可能な運用でございます。人口減少、少子・高齢化、比較的充実した日常交通網、各交通手段の連携の可能性などを背景とし、課題を公共交通への転換、公共交通網を維持する仕組みづくり、バスルート及び運用の見直し、近隣市域との連携といたしまして、鉄道利用者及び路線バスやコミュニティバス等の端末交通手段の利用促進を目標といたしました。  3つ目が、来街者及び居住者の移動手段の安全性及び利便性の向上でございます。一部重複いたしますが、交流拠点を中心としたまちづくりや、各交通手段の連携の可能性などを背景とし、課題を交通施設の安全性・利便性向上、わかりやすい公共交通案内といたしまして、交通施設のバリアフリー化や住民満足度のアップなどを目標といたしました。  以上、述べてまいりました課題に対し、右側に具体的な施策を掲げております。個々の施策につきましては、熟度の高いもの、また、そうでないものがございますが、その進捗に応じ計画に位置づけ具体化していきたいと考えております。  施策は大きく2つに分かれております。1つ目が鉄道関連施策で、2つ目がバス関連施策でございます。鉄道関連施策では、初めに、交流拠点における交通結節機能の強化とし、以下の①から④に掲げる事業を進めてまいります。次に、(2)安全性及び利便性の向上といたしまして、以下の①から③に掲げる事業を進めてまいります。次に、(3)継続的に実施する要望活動といたしまして、①から④に掲げる事業を進めてまいります。  バス関連施策では、初めに、(1)バスの利用促進といたしまして、①から⑥に掲げる事業を進めてまいります。次に、(2)コミュニティバスの運用と利用促進といたしまして、①から②に掲げる事業を進めてまいります。次に、(3)乗換拠点駅を中心としたバス展開といたしまして、①から②に掲げる事業を進めてまいります。次に、(4)広域連携を目指した路線バスルート再編といたしまして、①から②に掲げる事業を進めてまいります。  以上が海老名市地域公共交通網形成計画の概要でございます。  なお、形成計画策定に当たり、平成27年4月10日から平成27年4月24日までの15日間、計画の骨子案にてパブリックコメントを実施いたしました。ご意見は1件ございましたが、直接この計画に関係するものではありませんでしたので、本計画には反映してございません。  最後に、今後のスケジュールですが、本日のご報告後、国土交通大臣宛てに計画書を提出する予定でございます。  以上、大変雑駁な説明ではございますが、報告とさせていただきます。 ○委員長 説明が終わりました。  これより質疑、意見に入ります。質疑、意見のある方はどうぞ。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 質疑、意見もないようですので、質疑、意見を終結したいと思いますが、これにご異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認めます。よって質疑、意見を終結いたします。  本件は報告でありますのでご了承願います。  次に、日程第8 その他ですが、各委員から何かございますか。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 各部長から何かございますか。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 以上で本日の議事は全て終了いたしました。これをもちまして経済建設常任委員会を散会といたします。                                   (午前11時32分散会)...