午前9時55分 休憩
午前9時56分 再開
──────────────────────────────
○
武藤正人 委員長 再開いたします。
それでは、
質疑を終了する前に、これより
議員間討議に入ります。御意見のある方はいらっしゃいますか。
◆
柳沢潤次 委員 政務活動費の問題については、全国的に
透明度の問題というのは
指摘がされてきている問題で、裁判になっている例もたくさんあるわけですね。そういう中で
藤沢の
市議会は、私は比較的今まで
透明度高くやってきたなというふうに私自身もかかわってきている中で思ってはいるわけです。
そういう中で、
陳情者は日常的に自分なりの
調査を、手続をしてとってこられているというふうに私は認識しているんですが、そういう市民の目から見て、まだいかがなものかなというのがあるというふうな
指摘が今回されているわけですよね。やっぱりそういう
指摘がある以上、もう一度私は
議会で
透明度を高める議論をしっかりしなきゃいかんというふうに思っているんです。ですから、議運でもう一度
検討委員会を持つとかいうことは以前にも提起したことがあるんですが、みずからの問題として、やっぱりやらなければならないというふうに感じているんですが、その辺、皆さんはどのように今回の
陳情が出てきて感じておられるのか、少しお聞きをしたいなと思っています。
◆
佐賀和樹 委員 柳沢委員のおっしゃるとおりだなというふうに思っております。
先ほど質疑の中でも、過去にも例えば
領収書の
インターネット公開の取り扱いについては、できる時期があればやってもいいんじゃないかという意見がたしかあったかなと思います。ただ、
事務量の煩雑さという部分では、これは
事務局に任せるんではなくて、各
議員がそれを例えばスキャニングしてやっていくとか、いろんなやり方などについても議論があったかなというふうに思っています。
あと、
外部監査の部分については、これは特別
議会だけが2年に1回ではなくて、
藤沢市の全ての事務事業をやっていく中では、全体をやる意味で2年に1回になっているのかなという部分では、この辺は
議会が年に1回にしてくれと言えばなるというようなお話もありましたけれども、この辺はまた当局側とのいろんな調整も必要なのかなと思っています。
ただ、
視察報告書なんかについても、私たち
会派はつくって保管もしておりますし、これも基本的には、もちろん有権者なり市民の方から開示を求められれば、それに耐え得るものをつくってきていると自負はしておりますけれども、ただ、閲覧の仕方であったり、この辺については、これからまた5月改選ということの中で、もちろん
柳沢委員が
指摘されるとおり、できるだけ
指摘をされないような
状況というのはつくっていくべきだなと思いますので、その辺については今後また
議会の中で、
条例そのもの自体も、手引も
自分たちでつくっている部分がありますので、その辺は
議会全体でやはり取り組むべきかなというふうに改めて思っております。
○
武藤正人 委員長 ほかに今後の
透明度を高めることについて御意見はございませんか。
◆
有賀正義 委員 私も、みずから
透明度を高めていこうという姿勢はすごく大切だと思いますし、私も自身としても2007年には、
政務調査費の個人支給は
透明度を高めるんじゃないかという
提案も選挙でさせていただいていますし、2011年には
領収書の
インターネット公開をやっていこうではないかという
提案もさせてもらっています。
その中で、ちょっとこの
陳情で気になったのは、
大学院が問題じゃないかと
指摘しているところなんですけれども、その辺、
柳沢委員も
大学院の質問をされていましたけれども、
柳沢委員としては、そこの辺はどのように考えているか、ちょっとお聞きしたいと思います。
◆
柳沢潤次 委員 私は
陳情書にそうやって書いてあるというふうに言ったんですよね。
政務活動費に当たるのかどうかという
使途については、
使途基準があって、しかし、言ってみれば解釈の違いの部分は出てくると思うんですね。例えば
ガソリン代にしても、何割を
政務活動費として見るか。
ガソリン代の全部を
活動費として見るのはまずいだろうというような判決なんかももちろんあるわけで、電話代なんかもそうですが、では、50%でいいのか、70%でいいのかというのは使い方によるわけですよ。これは非常に難しい面もあるし、それなら判例を
基準にして見ていくとかというふうにせざるを得ないだろうと思います。
だから、そういう解釈の
政務活動費に当たるのかどうかというのは、これは個人のあれではなくて、そういうふうな幾つかの解釈があるような問題については、集団でちゃんと議論するというふうなシステムをつくっていく必要があるだろうと思っています。だから、
大学院がどうのこうのというのは、私はそこまで広げたらどうかなとは思うんですけれども、意見の違いはあるというふうに思います。
◆
有賀正義 委員 私は、そういう案分の話とまた違う話があると思うんです。何かというと、それは
議員の資質を高めるための啓発をどうしているかという部分、それに対しては、私はどんどん
政務活動費を使ってもいいと思っているんですね。そんな中で、それについて
指摘をされているというのは私はここはちょっとお門が違うんじゃないかという印象を持っています。
○
武藤正人 委員長 今後の
透明度を高めるというところで御議論をいただいて、内容については、やはり
議会の中でまた検討会などでやっていくべきだというふうに、以前にもやっていましたけれども、思っておりますので、
透明度を高めるというところについて御議論をいただければというふうに思います。
◆友田宗也
委員 領収書を
公開というところで、これも先ほど来
委員のほうからありましたように、
議会運営委員会でも議論が重ねられているところであります。
領収書公開については、先ほどの
質疑の御答弁でもありましたが、やはり
藤沢市議会の
事務局総務課が4人体制であるというところで、これは人口規模から見ますと、ほかの
市議会に比べて非常に少ない人数で
議会事務局が配置をされているという
状況もございます。こういったことから、その辺の人数も含めて考えていかなければいけないのかなという気がしております。
○
武藤正人 委員長 今、新たに人員、
事務局の体制についての御発言がありましたけれども、いかがでしょうか。
◆
柳沢潤次 委員 事務局の数が少ないというのは、必要なところには必要な人材をきちっと配置するという姿勢が私は
議会として必要なんだろうなというふうに思っています。ですから、少ないというのは理由にならないですよ。そこは必要なところには必要な職員の数をきちんと要求していくということが財政上は必要かなというふうに一つ思っています。
もう一つは、
政務活動費は団に支給されているわけですよね。ですから、団の中での
チェックをどうしているのかという問題も、やっぱりしっかり見ておかなければいけない。私どもは
事務局にも手伝ってもらいながら――団としての
事務局ですよ。
議会事務局ではなくて、そういうある意味では第三者の目で見ながら事務を進めているわけですけれども、そういう意味での団の中の
チェックをきちっとしていくということも基本的に必要なんだろうなというふうに思いますね。それは
事務局の
チェックや、あるいは
監査の
チェックというのは、それはそうなんですが、あくまでも団に支給されたものがちゃんと
使途基準に合った形の使い方になっているかどうかというのは団でやっていく。団でやっていたにしても、それでも
使途基準としてどうなのかというようなものだって、それは市民の目から見ればあるかもしれない。先ほどの例もあるようにね。それはそれでまた審議をしていくという形にするようにすべきだなというふうに思います。ですから、基本的な団としての
チェックをもう少し強めていくということが必要なんじゃないかなというふうには思っています。
○
武藤正人 委員長 今、
事務局の体制の問題、
あと団の
チェックのお話も出ましたけれども、この件につきまして御意見はありますか。よろしいですか。
酒井準
委員から発言を求められておりますけれども、よろしいですか。
休憩します。
──────────────────────────────
午前10時07分 休憩
午前10時12分 再開
──────────────────────────────
○
武藤正人 委員長 再開いたします。
それでは、
酒井準
委員。
◆
酒井信孝 準
委員 今の議論になっていたところで、
大学院の話とか、そういう具体なことは今後も話していきましょうということでありましたが、
政務活動費の
透明性を高めていくということの具体の中身ということも常々議論しなきゃいけないと思いますし、ちょっと気になるのは、個々の話というよりは全体的なことですけれども、案分するとか、そういうときでも個人
活動、
議員活動、政治
活動、選挙
活動というものはちゃんと分けて考えて、それで案分しましょうというルールになっていますので、先ほどの発言の中で
自己啓発のようなことは
議員活動に資すると、当然ではありますが、でもそれを言ってしまえば、全ての今言った区分けしていることも全部
自己啓発というか、全部の共通したことでどこまでも広がってしまいますので、それをしっかりと区分けして、公私混同しないということはしっかりこれからも議論していかなきゃいけないなというところをこの機に発言させていただきました。
○
武藤正人 委員長 議員間討議に関する御意見はございますか。よろしいですか。
(「ありません」と呼ぶ者あり)
○
武藤正人 委員長 それでは、これで
議員間討議を終了します。
休憩をいたします。
──────────────────────────────
午前10時14分 休憩
午前10時15分 再開
──────────────────────────────
○
武藤正人 委員長 再開いたします。
これで
質疑を終わります。
これから討論を行います。討論はありませんか。
◆
有賀正義 委員 陳情30第28
号藤沢市議会の
政務活動費の
透明性を高めるための
陳情に対して民主クラブの討論を行います。
陳情項目は、
政務活動費の
透明性を高めるというところで、
監査委員の
監査並びに
市議会事務局総務課の
チェック機能を高めてくれという内容なんですけれども、私は、議論にも出ていたんですけれども、やっぱり
議員一人一人、あるいは
会派、ここがまずは
透明性を高めるという意識をそれこそ高めるということが大切だと、そこからスタートだというふうに思っています。
例えば数年前なんですけれども、私は
監査と対立したことがあります。任期中なんですけれども、
年度をまたいで年間購読の情報誌を
監査は問題だと。私は、要は私の考えで問題はないというところで、結局、平行線で私が市民に問うと。私は、こういう信念でやっているんだからというような例がありました。それもやっぱり
議員個人個人が、どういう考えを持って使っていくかというところがすごく大切なのかなと。最後は市民に対して
説明がつくかというような気持ちでやりながら、
透明性を高めていくということを我々
議員が共通認識化するというところからスタートだというふうに考えますので、この
陳情は趣旨不了承とさせていただきます。
◆
柳沢潤次 委員 陳情30第28号に対する日本共産党
藤沢市議会議員団の討論を行います。
この
陳情が市民から出てきたという点では、我々
議員として
自分たちの
政務活動費の使い道、使い方に対する市民の疑念が出てきているというふうに私は捉えております。
藤沢市議会は今まで比較的
透明性が高く、
公開性も高くやってきたなというふうには思っているところでありますけれども、なおかつこういう形で出てくるということは、それなりの問題点がまだあるというふうに受けとめるべきだというふうに思っています。
具体的に
陳情項目では、
政務活動費の
透明性を高めるための
監査と
議会事務局での
チェックを強めてほしいという話でありますから、具体的な
提案も
陳情書の中にはありますけれども、個々にはいろんな問題ですぐできないようなこともあるかもしれません。ただ、
政務活動費は、当然ながら
議員団もしくは1人
会派の場合は
議員になるわけですが――に支給をするという形になっておりますので、そこが
透明度があるような市民の目線に耐えられるしっかりした処理をしていくということはもちろん大前提であるというふうには思いますが、なかなかそういう
状況にまだなっているというふうには言えないというこの
陳情の中身でありますので、そういう意味では
議会事務局で
チェックの範囲を広げるとか、その範囲を広げるに当たっては
議会運営委員会などでしっかり――
委員会をつくるかどうかわかりませんが、そこでの範囲をもう少し広げる議論もして、それで
議会事務局に
チェックしてもらうというような体制をとるとか、そういうことは可能なんだろうなと思っています。
議会事務局の職員数が少ないならば、もう一人ふやすとか、そういうことだって必要があれば要求をするということだというふうには思っています。そういう意味で、
陳情者の
提案に全てオーケーというわけにはいかない部分もありますけれども、この
陳情項目については、私はもっともだというふうに感じているところであります。そういう点で趣旨了承にしたいというふうに思います。
◆
佐賀和樹 委員 討論させていただきます。
先ほど
議員間討議でも申し上げた部分とかぶりますけれども、この制度自体がもともと完成されたものではなくて、ある意味この20年近くの間に
法律ができて、その中で各
議会も試行錯誤しながら
条例なり手引をつくってきたという経緯では、私たち
議員のよかれと思っている感覚と、やはりそれぞれの有権者市民の方の思う部分というものに若干違いが出てきてしまう部分というのは、この時代の流れの中でかなりあるのかなというふうにも思っております。全てがいいわけでもないし、全てがだめなわけでもない。この辺の部分というのはなかなか距離が縮まらない部分もあるというふうには思っておりますが、ただ、さまざまな御
指摘がある中で、やはり市民の方から
指摘があった部分については、できるだけ
透明性などを高めながらやっていくということについては賛同する部分であります。
ただ、
インターネット公開の部分についても、これは決して否定しているわけではなくて、手続上の部分でどういった形ならこれがスムーズにできるかなということも、もちろん今後議論していく課題ではあると思いますが、また
監査の部分についても、これは先ほど言ったとおり
市議会だけが特別2年に1回にしているということではなくて、市の事務事業を全て
監査していく中で膨大な量があるわけですから、その中でやむを得ず2年に1回という部分からすると、
陳情者の思いというものも理解する部分はありますが、ちょっと現実的に厳しい部分もあるかなと。
ただ、繰り返しになりますが、市民の皆さんに
透明性を高め、また納得していただけるような形というものは、今後も
議会全体で取り組んでいくべきだなということは了承している部分でありますけれども、それについては取り組んでいくということで、この
陳情については不了承とさせていただきます。
◆
平川和美 委員 陳情30第28
号藤沢市議会の
政務活動費の
透明性を高めるための
陳情につきまして、
藤沢市公明党の討論を行います。
まず、
政務活動費の
透明性を高めるにつきましては、そのとおりだと認識しております。市の
説明にもありましたとおり、
市議会としては
議会内に
政務活動費検討会を設置し、「
政務活動費の
手引き」の見直し改訂を行ったり、各
会派ごとに
ホームページで
収支報告書を
公開するなど改善に取り組んでまいりました。
次に、
陳情項目の
監査委員監査並びに市
議会事務局の
チェックを強めるようににつきましては、
質疑や
議員間討議でもありましたが、
監査委員監査、
議会事務局の
監査並びに
チェックは
藤沢市議会政務活動費交付条例、
藤沢市議会政務活動費交付条例施行規則、「
政務活動費の
手引き」に基づき行われているものであります。これは
議会で定めています。したがいまして、現状では
監査事務局、
議会事務局はでき得る限りの
チェックをしていると考え、これ以上強化を求めることは難しいと
判断します。
ただし、
透明性を高めることにつきましては、毎年
監査する手法についても検討もできるような
質疑でのやりとりもありましたが、今後さらに
議会改革を進める一環として取り組むことを意見させていただきまして、本
陳情は不了承とさせていただきます。
○
武藤正人 委員長 これで討論を終わります。
採決いたします。
陳情30第28号は趣旨了承とすることに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
○
武藤正人 委員長 挙手少数。したがって、この
陳情は趣旨不了承と決定いたしました。
──────────────────────────────
△2 その他
○
武藤正人 委員長 日程第2、その他についてを議題といたします。
委員の皆様から何かございますでしょうか。よろしいですか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
武藤正人 委員長 事務局からありますか。
◎土居
議会事務局長 ありません。
──────────────────────────────
○
武藤正人 委員長 それでは、これで本日の日程は全部終了いたしました。
これで
議会運営委員会を閉会といたします。お疲れさまでした。
──────────────────────────────
午前10時26分 閉会
──────────────────────────────
以上のとおり相違ありません。
藤沢市議会委員会条例第62条第1項の
規定により、ここに署名する。
議会運営委員会
委員長 武 藤 正 人...