伊佐市議会 2016-10-17
平成28年第3回定例会(第7日目) 本文 2016年10月17日開催
これから質疑を行います。
ただいまの
委員長報告に対し、質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(丸田 和時議員)
質疑なしと認めます。
質疑を終わります。
◯議長(丸田 和時議員)
これから「議案第94号」について討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(丸田 和時議員)
討論なしと認めます。
討論を終わります。
◯議長(丸田 和時議員)
これから採決します。
本案は起立により採決します。
「議案第94号 平成27年度伊佐市
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定」について、本案に対する
委員長の報告は「認定」とするものです。
委員長の報告のとおり認定することに賛成の方は起立願います。
(
賛成者起立)
◯議長(丸田 和時議員)
起立多数です。
したがって、「議案第94号」は
委員長の報告のとおり認定することに決定しました。
◯議長(丸田 和時議員)
これから「議案第95号」について討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(丸田 和時議員)
討論なしと認めます。
討論を終わります。
◯議長(丸田 和時議員)
これから採決します。
本案は起立により採決します。
「議案第95号 平成27年度伊佐市
水道事業会計決算認定について」、本案に対する
委員長の報告は「認定」とするものです。
委員長の報告のとおり認定することに賛成の方は起立願います。
(
賛成者起立)
◯議長(丸田 和時議員)
起立多数です。
したがって、「議案第95号」は
委員長の報告のとおり認定することに決定しました。
◯議長(丸田 和時議員)
日程第3「議案第89号 平成27年度伊佐市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について」から、日程第7「議案第93号 平成27年度伊佐市
簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について」まで、以上、議案5件を議題とします。
この案件は、
文教厚生委員会に付託してありましたので、
委員長の報告を求めます。
山下
和義委員長。
◯文教厚生委員長(山下
和義議員) 登 壇
おはようございます。
文教厚生委員会の報告をいたします。
当委員会が付託を受けた案件は、議案5件であります。去る9月30日に委員会を開催し、審査を行いましたので、その経過と結果について報告します。
初めに、「議案第89号 平成27年度伊佐市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について」を報告します。
平成27年度伊佐市
国民健康保険事業状況について、
事業年報数値から、
加入状況は、
年度平均の
加入世帯数4,936世帯、市全体の35.9%、被
保険者数7,826人が市全人口の28.6%で、前年度と比較して、世帯数が2.87%、被
保険者数が3.76%減少しています」ということです。
まず、市民課、
税務課所管を報告します。
両課長の説明の後、質疑に入り、主な質疑として「被
保険者数は減少であるにもかかわらず、医療費が伸びている要因」を質され、「伊佐市は
循環器系の疾患が多いことも要因の一つである。また、
高額薬剤が認可されたのも一因である」という説明です。また、「27年度の
資格証明書発行数と
短期証明書の数、それから18歳以下の子どもに係る
資格証明書の数、
預金差し押さえを行った件数は」と質され、「27年度預金だけの
差し押さえ件数は1件である。
資格証明書等の
交付状況は、27年度の
資格証明書が40世帯である。ただし、その世帯内の18歳未満の方には6カ月の短期証を発行している。また、短期証の
発行世帯数は293世帯である」という説明です。
次に、
健康長寿課所管について報告します。
課長の説明の後、質疑に入り、主な質疑として「
特定保健指導の
ペナルティの状況」を質され、「
後期高齢者支援金の
加算減算の制度の中に、第1期、第2期がある。第2期は、平成26年度から29年度までで、
後期高齢者への支援金を加算するという
ペナルティがつくということであったが、どこの市町村も
目標達成が難しいということで、
特定保健指導の実施率が実質的にゼロ%の保険者というように変わってきている」という説明です。
質疑を終わり、討論に入りましたが、討論はなく、「議案第89号 平成27年度伊佐市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定」については、
全会一致で認定すべきものと決しました。
次に、「議案第90号 平成27年度伊佐市
介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について」を報告します。
健康長寿課長、
税務課長の説明の後、質疑に入り、主な質疑として「27年度保険料の改定について」質され、「平成27年度の基準額、5段階で5万7,000円、26年度までが4万7,520円であったが、9,480円の増額になった。また、26年度までは6段階の
賦課方法を、27年度からきめ細かな
賦課方法、規則に応じた
賦課方法で9段階に変更されている」という説明です。また、「
地域支援事業に取り組むことで、
介護保険にどのように反映しているか」と質され、「
介護予防の
地域支援事業には、現在、一次予防と二次予防を実施している。特に二次予防は、
介護保険の認定を受ける可能性が高いと思われる方等に、
主任ケアマネ、
保健師等を中心に、継続して支援している」という説明です。
質疑を終わり、討論に入りましたが、討論はなく、「議案第90号 平成27年度伊佐市
介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について」は、
全会一致で認定すべきものと決しました。
次に、「議案第91号 平成27年度伊佐市
介護サービス事業特別会計歳入歳出決算認定について」を報告します。
課長の説明の後、質疑に入りましたが、質疑はなく、討論もなく、「議案第91号 平成27年度伊佐市
介護サービス事業特別会計歳入歳出決算認定について」は、
全会一致で認定すべきものと決しました。
次に、「議案第92号 平成27年度伊佐市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について」を報告します。
まず、税務課、
市民課所管について報告します。
両課長の説明の後、質疑に入り、主な質疑として「
後期高齢者の被保険者の数は
減少傾向にあるのか」と質され、「平成26年度が6,422人で、前年度より95人少なくなり、平成27年度が6,353人で、前年度より69人少なくなっている」という説明です。
また、「
滞納対策について」質され、「
後期高齢者の滞納者は
年金徴収ができない方であるので、基本的には、御相談を申し上げ、納入していただくということになる」という説明です。
また、「頻回受診の方々の
訪問指導は」と質され、「
国保連合会からレセプトデータをもとに対象者を抽出し、昨年は11人の対象者に重複の
訪問調査を7人、頻回を9人実施し、指導を実施した」という説明です。
次に、
健康長寿課所管について報告します。
課長の説明の後、質疑に入りましたが、質疑はありませんでした。
質疑を終わり、討論に入りましたが、討論はなく、「議案第92号 平成27年度伊佐市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について」は、
全会一致で認定すべきものと決しました。
次に、「議案第93号 平成27年度伊佐市
簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について」を報告します。
課長の説明の後、質疑に入り、主な質疑として「事業費の
一般会計からの繰り入れ647万円」を質され、「
松木原地区水道事業実施計画業務委託費である」という説明です。
また、「寒波等で漏水の確認について」質され、「極端に水量が上がったのか、下がったとかの事例はない」という説明です。
質疑を終わり、討論に入りましたが、討論はなく、「議案第93号 平成27年度伊佐市
簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について」は、
全会一致で認定すべきものと決しました。
以上で
文教厚生委員会の報告を終わります。
◯議長(丸田 和時議員)
ただいま
文教厚生委員長の報告が終わりました。
これから質疑を行います。
ただいまの
委員長報告に対し、質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(丸田 和時議員)
質疑なしと認めます。
質疑を終わります。
◯議長(丸田 和時議員)
これから「議案第89号」について討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(丸田 和時議員)
討論なしと認めます。
討論を終わります。
◯議長(丸田 和時議員)
これから採決します。
本案は、起立により採決します。
「議案第89号 平成27年度伊佐市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について」、本案に対する
委員長の報告は「認定」とするものです。
委員長の報告のとおり認定することに賛成の方は起立願います。
(
賛成者起立)
◯議長(丸田 和時議員)
起立多数です。
したがって、「議案第89号」は
委員長の報告のとおり認定することに決定しました。
◯議長(丸田 和時議員)
これから「議案第90号」について討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(丸田 和時議員)
討論なしと認めます。
討論を終わります。
◯議長(丸田 和時議員)
これから採決します。
本案は、起立により採決します。
「議案第90号 平成27年度伊佐市
介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について」、本案に対する
委員長の報告は「認定」とするものです。
委員長の報告のとおり認定することに賛成の方は起立願います。
(
賛成者起立)
◯議長(丸田 和時議員)
起立多数です。
したがって、「議案第90号」は
委員長の報告のとおり認定することに決定しました。
◯議長(丸田 和時議員)
これから「議案第91号」について討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(丸田 和時議員)
討論なしと認めます。
討論を終わります。
◯議長(丸田 和時議員)
これから採決します。
本案は、起立により採決します。
「議案第91号 平成27年度伊佐市
介護サービス事業特別会計歳入歳出決算認定について」、本案に対する
委員長の報告は「認定」とするものです。
委員長の報告のとおり認定することに賛成の方は起立願います。
(
賛成者起立)
◯議長(丸田 和時議員)
起立多数です。
したがって、「議案第91号」は
委員長の報告のとおり認定することに決定しました。
◯議長(丸田 和時議員)
これから「議案第92号」について討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(丸田 和時議員)
討論なしと認めます。
討論を終わります。
◯議長(丸田 和時議員)
これから採決します。
本案は、起立により採決します。
「議案第92号 平成27年度伊佐市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について」、本案に対する
委員長の報告は「認定」とするものです。
委員長の報告のとおり認定することに賛成の方は起立願います。
(
賛成者起立)
◯議長(丸田 和時議員)
起立多数です。
したがって、「議案第92号」は
委員長の報告のとおり認定することに決定しました。
◯議長(丸田 和時議員)
これから「議案第93号」について討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(丸田 和時議員)
討論なしと認めます。
討論を終わります。
◯議長(丸田 和時議員)
これから採決します。
本案は、起立により採決します。
「議案第93号 平成27年度伊佐市
簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について」、本案に対する
委員長の報告は「認定」とするものです。
委員長の報告のとおり認定することに賛成の方は起立願います。
(
賛成者起立)
◯議長(丸田 和時議員)
起立多数です。
したがって、「議案第93号」は
委員長の報告のとおり認定することに決定しました。
◯議長(丸田 和時議員)
日程第8「議案第88号 平成27年度伊佐市
一般会計歳入歳出決算認定について」を議題とします。
この案件は、平成27年度
一般会計決算審査特別委員会に付託してありましたので、
委員長の報告を求めます。
岩元
克頼委員長。
◯平成27年度
一般会計決算審査特別委員長(岩元
克頼議員) 登 壇
平成27年度伊佐市
一般会計決算審査特別委員会の審査の概要と結果について報告いたします。
各課に対する報告の順番は、
審査日程に従い審査を行った順番に報告いたしますので、御了承ください。
9月26日に第1回の委員会が開かれ、
委員長に岩元 克頼、副
委員長には今村
健作委員が選出されました。
実際の審査は9月27日から10月12日までの間に6回開催されております。
9月27日は、
監査委員事務局ほか五つの課等の審査を行いました。
監査委員事務局所管の審査の前に、
代表監査委員より
決算審査意見書の概要について説明を受けております。
「議案第88号 平成27年度
一般会計歳入歳出決算」の
監査委員事務所管を議題とし、局長の説明を受け、質疑を行いました。
質疑として、「
公平委員会の
開催状況、
各種監査委員会、総会等の
開催状況について」質され、局長の答弁で了承されています。
次に、財政課の所管について報告します。
初めに、平成26年度
決算審査特別委員会で意見が出された事項、1、
繰越明許費、2、主要な施策の
成果説明書の作成、3、
備品台帳のあり方について、その対応に関する説明がありました。
なお、平成26年度伊佐市
一般会計決算審査特別委員会で出された意見に関する各課の対応については、皆様にお配りした「平成26年度伊佐市
一般会計決算審査各課申し送り事項(回答)」に記載のとおりでありますので、御確認をお願いいたします。
続いて、
一般会計決算について、全般的な
財政状況の説明がなされました。
内容としては、決算の
収支状況や
市町村累計の説明、主要な
財政指標、基金の状況、
予算流用明細、
予備費充用、県下19市の決算状況、財産に関する調書等の説明がありました。
一通り全般的な説明を受けた後、「議案第88号」のうち、財政課所管を議題とし、財政課長の説明を受け、質疑を行いました。
主な質疑として、「一時借入金利子、木造住宅整備促進支援基金等の利用状況、財産貸付収入の中のSP株式会社の不納欠損処分、ほ場整備の債務負担行為について」質されましたが、当局の答弁で了解されています。「ほ場整備の債務負担は、平成37年度をもって終了する」とのことです。
次に、建設課所管について報告します。
課長の説明の後、質疑に入り、以下、各課等の質疑は、主な質疑についてのみ報告いたします。
「道路新設改良費の不用額3,900万円と橋梁新設改良費の不用額1,200万円が発生した理由」を質され、「特に橋梁新設改良費については、国の補助金内示が少なくなることが判明する時期が遅くなり、減額補正が間に合わなかったり、執行残があったりで、大きな額が残ってしまった」との答弁です。
「土木費の
繰越明許費が3億6,000万円くらいあるが、この要因は何か」と質され、「要因としては、用地の交渉、補償費の交渉で時間を要する物件等がある。土地によっては、多数の相続関係があったりする。橋梁工事の関係では、川の出水時期が終わってからの着工ということで、10月以降の着工になったりするので、年度内に完成することが難しいものがあった」との答弁です。
そのほか、前目10号線の整備、住宅の修繕、地域活性化住宅に関する質疑がありました。
次に、農業委員会所管について報告します。
局長の説明の後、質疑に入り、農業委員による和解仲介立ち会いの件、農業者年金加入推進先進地研修、農業委員先進地研修、農地の賃貸借に伴う土地改良区の賦課金、農道・水路等の維持管理の協力に関する質疑が出されましたが、「農業者年金加入推進先進地研修については、佐賀県江北町を調査した」ということで、「ここは年金加入に熱心で、農協などとタイアップして推進をしている」ということです。ちなみに、「伊佐市では15人の認定新規就農者に年金の推進をしたが、加入者がなかった」とのことです。「新規加入については、伊佐・姶良はゼロで、南薩のほうは10数人ある」とのことです。
また、農業委員の研修では、「熊本県荒尾市で、遊休農地対策でオリーブ園の研修を行った」とのことです。「オリーブの品種には、寒さに強いものもあるようで、実を収穫するのに五、六年かかるようだが、ポリフェノールを多く含む葉をお茶にするなどの用途もある」との答弁です。
次に、教育委員会総務課について報告します。
説明の後、「西之表と喜界島の教育旅行助成事業で、具体的にどのようなつながりができたのか」と質され、「田中小、本城小とも、それぞれ二つの学校訪問を行っている。子どもたち同士でレクリエーションをしたり、交流したが、平成28年度に本城小では民泊を実施しているということで交流が深まっている」、また、「学校司書の配置について」質され、「7人体制で行っているが、資格の有無は、有資格者6人、無資格者1人となっている。大口小、大口中央中、菱刈中は専任、大口東小、牛尾小、曽木小、針持小の4校と、平出水小、羽月西小、山野小の3校、羽月小、南永小、湯之尾小の3校、本城小、菱刈小、田中小の3校をそれぞれ1人の司書が兼務で担当している」との答弁です。
次に、企画政策課所管について報告します。
課長の説明の後、質疑に入り、「高等学校振興事業の大学進学奨励金及び明光学園生徒確保事業補助金評価について」質され、「大口高校については、生徒の確保が一番の目的であることから、進学奨励金や予備校との連携で、学校のレベルアップを図った。レベルアップで市外流出をとめることになるだろうと考えている。平成27年度は、対象者が9人だったが、九州大学合格者も出るなど、よい方向に向かっていると考える。明光学園のほうは、寮費の助成を1人当たり月額1万3,000円行っている。通学費補助は、市内が月額2,500円、市外が月額5,000円となっている。生徒数は、高校が62人、中学校が56人となっており、生徒確保対策につながっていると考える」との答弁です。
また、「開発振興費のKOBA式体幹バランストレーニングライセンス研修補助金に関して、高齢者向けの指導や普及活動については、ライセンスを持った方が1人で、普及の面では困難ではないかと考える。スポーツ推進員もいるので、それらの活用の考えは」と質され、「KOBA式トレーニングは、スポーツ選手の競技力を高めるようなものについては専門的な知識が要るが、今回の子どもや高齢者に対する普及については、ライセンス取得者を通じて、スポーツ推進員によるものも大丈夫だと考えている」と。
9月29日は、学校教育課ほか六つの課について審査を行いました。
学校教育課所管について報告します。
「特別支援教育事業について、対象の児童生徒数や年度ごとの変化について、年々増加する理由」を質され、「通常の学級の中で支援を受けている児童生徒数が148人、特別支援学級の児童生徒が57人ということで、年々増える傾向にある。その理由は、本市が早期の療育事業に取り組んでいる成果もある一方で、家庭内での教育力の低下も手伝っているのではないかと考える」との答弁です。
また、「教育相談事業での相談対象者数が、小学校35人、中学校760人となっているが、相談内容について」質され、「中学校の数が多いというのは、それだけ中学校の学校生活、家庭生活、将来への不安などが広がっていると捉えたほうが正しいと思う。一番多いのは学校生活での不安、次が家庭生活、不登校関係、進路についての相談と続いている」との答弁です。
次に、地域総務課所管について報告します。
湯之尾地区地盤沈下対策事業について、「左岸鵜泊地区の沈下量が年間10.17ミリメートルで、右岸湯之元地区の沈下量は年間6.45ミリメートルとなっているが、これはいつごろから始まり、現在までにどれぐらい下がっているか、今後何か対策をするのか」と質され、「湯之尾地区の地盤沈下は、昭和59年から始まっているが、現観測点での測定を始めたのは昭和63年、現在までに左岸が2メートル97センチ、右岸が1メートル7センチ下がっている。年々沈下量は少なくなっているが、収束しているわけではないので、観測を続けていくことになる。今後、何か対策をするということについては、今は考えていない」との答弁です。
次に、
健康長寿課所管について報告します。
「ドクターヘリのランデブーポイントは何カ所あるか。また、天候が悪くて搬送できなかったことがあるか」と質され、「市内における看板を設置しているランデブーポイントは20か所で、平成27年度搬送人員は27人、天候が悪くて搬送できなかった報告は受けていない」との答弁です。
また、「福祉タクシー券の消化率、老人クラブの
加入状況等について」質され、「福祉タクシー利用券は3,894人に発行し、発行率は57.89%、対象者は6,726人、老人クラブの状況は、会員数が3,546人、74クラブとなっている。会員数、クラブともに少しずつ
減少傾向にあるが、原因としては、やはり役員のなり手がいないというのが一番の要因である。老人クラブの加入率は約35%であるが、姶良・伊佐地区で約20%であることから、よいほうと言える」との答弁です。
「高熊荘についての利用状況について」も質され、「平成27年度実績は3万9,212人で、前年度より4,000人増えている」とのことです。
次に、文化スポーツ課所管について報告します。
「中高生一貫文化交流事業の中で、九州交響楽団団員が大口中央中学校吹奏楽部に楽器指導を行っている。どのようなよい影響を受けているか、また、音楽コンクールでの成績はどうだったか」と質され、「まず、コンクールのほうは、大口中央中、菱刈中ともに銅賞をもらっている。明光学園は南九州大会で金賞をとっている。九州交響楽団員による指導を受けた生徒に対するアンケートでは、「大変刺激になった」とか、「もっとうまくなりたい」とか、「これからも指導を受けたい」というのが大半を占めた」との答弁です。
また、「競技スポーツ育成事業の中で、全国大会出場補助116万円の内訳」を質され、「全国大会は9回出場で、カヌー競技が4回、グランドゴルフが1回、空手が3回、軟式野球が1回となっている」との答弁です。
次に、伊佐PR課所管について報告します。
「定住体験住宅の利用実績は、宿泊者104人、移住者はゼロ人となっていることについて、体験住宅そのものが田舎暮らし仕様になっていないようだが、今後、体験住宅をどのように考えているか。RVパークの利用実績はどうであったか。特産ブランド振興事業の委託料約300万円の委託先と効果について」質され、「定住体験住宅については、これを建設するとき、1棟1,000万円で、大人2人が住む住宅というコンセプトで、市内建設業者に提案してもらった経緯がある。したがって、余り田舎っぽいつくりになっていないが、重留にある3号棟は土間つきの仕様とした。今後は、空き家も増えているので、その活用を検討していく必要があると考える。RVパークの利用実績は、26件、65人である。特産ブランド振興事業の伊佐米広告宣伝業務委託の委託先は、株式会社西広という伊佐錦のCMをつくっている会社である。伊佐米の販売量がどれだけ増えたかについては、数値として把握できていないが、伊佐米に関する問い合わせや野菜の売れ行きなどを見ると、それなりの効果は上がっていると考えている」との答弁です。
次に、総務課所管について報告します。
「職員研修の内容について」質され、「自主研修グループによる研修と、個人による研修を実施している。自主研修グループは、8グループ、36人で、車椅子バスケットボール、交流人口増大方策、共生社会構築、事業者が求めるブランド化などである。個人による研修は、4件であり、家屋調査研修、ネットワークセキュリティ、カヌースプリントの国際審判資格、社会福祉主事の資格取得である」との答弁です。
また、「職員の中には、時間外労働を強いられている人もいると聞くが、どうか」と質され、「災害など突発的なことで時間外労働をしなければ済まない事情があるが、なるべくなくするように人事管理をしている。特に技術職員に多いということがあったので、技術職員を増やした経緯がある。また、専門分野には嘱託職員を採用して、そこの担当だけが負担にならないようにしている」との答弁です。これに対し、「通常業務においての時間外労働が平常化しているのではないか」と重ねて質され、「各課長とのヒアリングで平準化するよう協議を行っている。選挙や新しい制度が入ってきたりして、どうしても残業が増えているということである。今後もよく協議しながら職員配置していきたい。なお、
一般会計での時間外手当は3,488万円となっている」との答弁です。
次に、社会教育課所管について報告します。
「祁答院家住宅茅葺き替え補助金について、国庫補助金の活用をしなかった理由と、葺き替え職人後継者について、また、銀杏文芸賞選考委員の報酬が少し安いのではないかという声があるが、どうか」との質疑に対し、「祁答院家茅葺き替えについては、国庫補助事業とする場合と、市の単独事業とする場合の企画設計をしたが、補助事業のほうが事業費が高く、市の持ち出しも多くなるため、単独事業とした。葺き替え職人については、若手の職人が育ってきており、あと何十年かは大丈夫とのことです。銀杏文芸賞の審査料については、少し安いという感じもするので、平成28年度からは考えたい」との答弁です。
「家庭教育学級の充実」に関する質疑がありましたが、「永遠のテーマともいうべきもので、一番必要な方が参加してもらえないということもあるので、できるだけ多くの参加者、それから、回数も増やしてもらえるよう、家庭教育指導員にも工夫してもらえるように進めたい」との答弁です。
10月3日は、林務課ほか九つの課等について審査を行いました。
林務課所管について報告します。
「市有林管理事業に関して、市有林の現状把握が難しいとのことだが、今までに何か法的手段をとるような問題があったのか」と質され、「約1,600ヘクタールの市有林があるが、その境界など難しい部分があり、森林組合に調査や境界払いをしてもらっているが、誤伐や盗伐などについての確認が難しいところがあるということであって、現在、訴訟事は発生していない」との答弁です。
それから、「有害鳥獣処理施設の運営状況について」質され、「収入面では、市の補助金が91万9,000円、精肉の販売が29万9,000円程度、支出では、鹿、イノシシの買い上げ23万3,000円程度、処理費が29万3,000円、光熱水費が70万円程度となっている。平成27年度の処理頭数は、イノシシ5頭、鹿18頭であった」との答弁です。「この施設の収支を考えると、もっと有効な処理運営を考えなければならないと考えるが、どうか。さらに、イノシシは全部食べるけれど、鹿は捕獲したものを山に埋めているのが実情だ。阿久根では、死んだものも持ち込んで、焼却施設で焼いているようだ。そういったところも考え、学校給食などで子どものうちから食べさせることもよいのではないか」と質され、「学校給食センターとの協議も行っている。阿久根や屋久島の例も参考にしたい」との答弁です。
次に、会計課所管について報告します。
「公用車の売却基準について」質され、「毎年、公用車の更新計画を立てており、経過年数が20年、走行距離が24万キロメートルを目安にしている」との答弁でした。
次に、
税務課所管について報告します。
「口座振替、コンビニ納付などによる割合と、入湯税を10万近く減額補正した理由について」質され、「まず、口座振替では、個人住民税25.58%、固定資産税36.03%、軽自動車税が37.24%となっている。コンビニ収納では、個人住民税が30.39%、固定資産税が16.2%、軽自動車税が26.28%となっている。入湯税の減額については、平成27年度、一つの事業所が温泉部門を閉鎖したことによる」との答弁です。
次に「鉱産税と固定資産税調定額の動向について」質され、「鉱産税については、金相場の関係で、前年比4,000万円程度の増収となっている。固定資産税のほうは、土地については1,000万円程度、家屋は3,000万円程度下がっている。償却資産は、太陽光発電施設が増えた関係で、4,000万円ほど上がっている」との答弁です。
次に、
市民課所管について報告します。
「冨士福祉館及び菱刈人権文化センター事業で行われている個々の事業」に関する質疑がありましたが、当局の答弁で了解されています。
学校給食センター所管について報告します。
「食物アレルギーを持つ子どもの人数と事故の有無について」質され、「20人いるが、事故は起こっていない」との答弁です。
また、「食材の調達について、米はヒノヒカリを使用していると聞いているが、給食用の野菜生産者組合の状況はどうなっているか」と質され、「生産者組合は、山野、大口、大口東、羽月、曽木、菱刈、北部の35人によって構成され、伊佐産では、米を除くと、重量割合で24.5%を、米を入れると50.5%を占めている」との答弁です。
また、「残食の状況について」質され、「大口小では15%くらいあるが、大きい学校は大体それぐらいで、小規模校については完食が多い」との答弁です。
次に、福祉課所管について報告します。
まず、災害対策支援事業で、「災害時用備蓄物資、食料購入について、アルファ米や備蓄用パンの保存期間や、買いかえた古い物はどうするか」と質され、「備蓄期間は最大5年となっている。パンについては、缶詰になっているので5年、消味期限が近づいたものは、防災訓練時に各コミュニティ等に提供している」との答弁です。
次に、「社会福祉協議会運営事業及びボランティア育成支援事業に対する評価について」質され、「社会福祉協議会については、積極性を持って諸事業に取り組んでもらいたい。コミュニティ協議会や自治会とのかかわりなど、地域福祉の中心的な存在になってもらいたい。災害時には、ボランティアセンターとしての機能を発揮してもらいたいので、社会福祉協議会の役割等を地域の皆様にもよく知っていただくことが重要である」との答弁です。
次に、環境政策課について報告します。
「畜犬登録及び狂犬病予防接種の状況、自動車騒音常時監視業務委託、大住池の底質調査委託、布計坑内水沈砂池土砂除去事業、リサイクルプラザ修繕について」質され、「畜犬登録は2,182頭、注射実績は1,687件で、実施率77.2%となっている。自動車騒音については、毎年1回、国道267、268、447号のうち1カ所で騒音測定を行っている。大住池の底質調査については、分析の結果、問題なしということである。布計坑内水沈砂池は、3ないし4年で坑内から出る白土で埋まるので、除去している。リサイクルプラザ修繕料で大きなものは、粗大ごみ処理施設の修繕と浸出水処理施設の修繕料である」との答弁です。
なお、騒音測定と浸出水の測定結果は、データにより異常がないことを確認しましたので、あわせて報告します。
次に、こども課所管について報告します。
「子育て支援センターについて、正念寺福祉会と菱刈福祉会のほうにずっと継続で委託をしているが、市内の法人の方から、独占、不平等という声が上がっているかと思う。この選定がなぜ随意契約で同じ法人に委託される仕組みになっているのか、この二つの法人がこの事業についての定款上の登記がなされていなかったといわれてきていると思うが、説明してもらいたい」と質され、「まず最初の正念寺福祉会との随意契約については、合併前から子育て支援センター事業を行っており、人員配置も適当ということで、平成27年度からは、選定委員会も設置され、随意契約という形にしている。定款の登記がなされなかったことについては、とりあえず県に事業を行う申請を行った時点では、従前でも定款でも申請ができたが、定款変更の登記がなされていないことがわかった時点で、登記をするよう指導した」との答弁です。
この答弁に対し、「登記がなされていないと気づいた時点と、登記がなされた時点の日付を教えてもらいたい。また、このような形で他の自治体も随意契約で行っている状況があれば教えてもらいたい」と質され、「他の自治体の状況は調査していない。日付については、後もって連絡したい」との答弁がなされ、この日の審査はここで終わることにしました。
10月6日の現地調査を終えた後、こども課の子育て支援センター事業について、改めて説明を求め、審査を行いました。
こども課の説明によれば、「菱刈福祉会については、平成21年9月30日、定款変更認可を受け、同年10月2日に変更登記がなされています。正念寺福祉会については、平成26年4月に市から定款変更の必要について指摘を受け、同年12月に変更の認可を受けています。その後、平成28年3月31日まで登記がなされませんでした。1年4カ月にわたり定款変更登記がなされなかった理由は、失念されていたのではないか」ということだそうです。登記の変更漏れについて、県の見解では、「変更の必要が判明した場合は、早急に登記の手続を行う必要があるが、その遅れによる補助金の返納などが生じるものではない」とのことです。
随意契約については、「平成26年度までは、毎年度、事業計画書を提出してもらって、精査及びそれ以前の業務実績を勘案した上、業者を選定して随意契約を行っている。平成27年度以降は、伊佐地域子育て支援センター事業運営団体選定委員会設置要綱を設置して、同選定委員会で、5年間委託する業者選定を行い、随意契約を行っている」との説明です。なお、随意契約の根拠となるのは、地方自治法施行令第167条の2第1項第2号とのことです。
次に、農政課所管について報告をします。
「水田高度利用化対策事業補助金、6次産業化支援事業、緊急広域外来魚及びカワウ被害防止事業補助金について」質され、「水田高度利用化対策事業は2件の暗渠排水工事で、1件は日の出地区で、事業面積1,000平方メートル、もう1件は白木地区で、事業面積3,000平方メートル、6次産業化支援事業は2件で、1件は上地区が運営する夢さくら館のソフトクリーム製造器及び冷蔵機、もう1件は沖田黒豚牧場のバーベキュー施設、緊急広域外来魚及びカワウ被害防止事業は、大鶴湖に生息するブルーギルやブラックバスなどの外来魚及びカワウを駆除することを目的としている。全体的に
減少傾向にあるアユ、タナゴ、ヘラブナ、オイカワ等の在来魚の保護を図っている」との答弁です。
次に、議会事務局所管について報告します。
議会事務局については質疑がありませんでした。
10月6日は、現地調査を行っております。
調査の対象となった事業と担当課名は次のとおりです。1、十曽線道路改良工事、建設課、2、森林管理道路開設事業、山ノ神線開設、林務課、3、汚泥再生処理センター施設整備工事、環境政策課、4、鶴田ダム水質浄化施設ビオトープ、伊佐PR課、5、大口リサイクルプラザ設備保守、環境政策課、6、6次産業化支援事業、沖田黒豚牧場、農政課、7、子育て交流拠点施設整備、企画政策課、8、水田高度利用化対策事業、下出、農政課、9、菱刈中学校特別教室等大規模改修、教育委員会総務課、10、菱刈小学校校舎改築、教育委員会総務課、以上10カ所の現地調査を行いました。
10月7日、「議案第88号 平成27年度伊佐市
一般会計歳入歳出決算認定について」に関する今までの審査を踏まえて、まとめを行うため、委員同士の意見交換を行いましたが、もう少し調整すべき点が残りましたので、10月12日に最終的なまとめをするということで、その日は午前中で散会いたしました。
10月12日の委員会で、平成27年度伊佐市
一般会計決算審査各課申し送り事項として、以下の諸点についてまとめましたので、報告します。
総務課関係。
1、消防団員が定員割れしているので、団員確保のため、地域や職場の理解と協力を得られるよう、今後努力されたい。
2、防火水槽については、消防水利の不十分な地区を優先して建設を推進されたい。
3、災害避難所については、建物及び非構造部材の耐震性向上や洋式トイレの普及、畳、マットなどの備品を充実されたい。e-Gaなんちゅうの活用を検討されたい。
企画政策課。
1、次世代を担うリーダー養成事業については、後々まで事業の成果が生かされるようフォローを行っていただきたい。
2、重留地区の多目的公園については、特別支援学校等の用地として目的を早期に決定するとともに、道路、排水路、調整池等のインフラ整備の促進を図られたい。
財政課。
1、土地等の公有財産売却に当たっては、近傍の民有地売買価格への影響も考えられるが、応募者が入札に参加しやすい価格設定など努力し、実績を上げられたい。
税務課。
1、市税の徴収率が、前年度分、滞納繰越分ともに県平均を下回る状況にあるので、今後、目標を明確にして、取り組みを強化されたい。
健康長寿課。
1、乳がん検診の伸びに見られるように、各種健診受診率の向上に努力されているが、伊佐地区は従来から脳卒中死亡率の高さも指摘されている。市民の健康増進のため、各種健診や健康教育事業に、より多くの市民に参加してもらうには、地域ぐるみの協力体制が欠かせないと考える。どういう方法があるか、大いに研究されたい。
農業委員会。
1、耕作放棄地については、農政、林務課等と連携を密にし、発生の抑制に努めるとともに、土地の生産性が上がるような土地利用の転換も含め検討されたい。
農政課。
1、新規需要米等の作付拡大で、農家の経営所得安定対策を強化されたい。
2、外来魚被害防止のため、捕獲、駆除については、効果の高い捕獲方法の研究を進められたい。
伊佐PR課。
1、ビオトープの宣伝と維持管理を強化して、観光とあわせ、環境教育の一環として生かしてもらいたい。
2、定住体験住宅が確実に移住・定住につながるよう、運用強化を図られたい。
建設課。
1、住宅新築資金等貸付金の回収は著しく低いので、先進事例等の研究も行い、実効性の高い事務の執行に努力されたい。
教育委員会総務課。
1、各学校施設の老朽化が進んでいる。羽月小学校の旧幼児学級校舎、菱刈中体育館の床等、安全面からの検討をされたい。
2、教職員住宅の空き家が5軒あるが、活用推進を図られたい。住宅としての不備があれば、改善をされたい。
社会教育課。
1、祁答院住宅については、国民共有の財産である国指定重要文化財であることから、可能な限りの一般公開ができるよう努力されたい。
2、学力向上や基本的生活習慣など、最も重要な基礎となる家庭の教育力向上のため、家庭教育学級の充実に努力されたい。
特別委員会のまとめとしては、以上のとおりであります。
その後、「議案第88号」について、討論、採決を行いました。
討論は、反対討論がありましたので、その要旨について報告します。
1、隣保館運営事業で学習塾を行うことは、そこの地域の子どもの学力が低いという事実がないので、これは逆に差別になる。2、部落解放同盟への支出についても、国の特別の対策が終了した後も、特定の地域の差別が残っていると称して支出することは、逆に差別を解消しないことにつながる。3、大口高校の大学奨励金事業については、特定大学進学に誘導すること、その進学先に序列をつける差別をするものだと考える。4、平成27年度は、子ども医療費貸付金の支出は1円もない。このような制度はどこにもなく、子ども医療費助成として支出すべきである。5、住基カード、マイナンバー関連の事業については、個人情報漏えいの問題が払拭されていない状況で進めることになる。以上のような理由で反対するものであるとの討論です。
賛成討論はなく、採決の結果、起立多数で「議案第88号 平成27年度伊佐市
一般会計歳入歳出決算認定について」は、原案のとおり認定すべきものと決しました。
以上で、平成27年度伊佐市
一般会計決算審査特別委員会の
審査報告を終わります。
◯議長(丸田 和時議員)
ただいま平成27年度
一般会計決算審査特別委員長の報告が終わりました。
これから質疑を行います。
ただいまの
委員長報告に対し質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(丸田 和時議員)
質疑なしと認めます。
質疑を終わります。
◯議長(丸田 和時議員)
これから「議案第88号」について討論を行います。
本案については、反対者の討論の発言通告がありますので、9番 畑中 香子議員の発言を許可します。
畑中 香子議員。
◯9番(畑中 香子議員) 登 壇
「平成27年度
一般会計歳入歳出決算認定について」、反対の立場で討論に参加いたします。
反対理由の主なものは、款3民生費、項1社会福祉費、目7の地方改善対策費の中の隣保館運営事業について、特定の地域の子どもたちに特別に学習会を行っていますが、当該地域の子どもたちが特別に学力が低いという事実はなく、差別につながるおそれがあります。
また、同和対策事業において、国の同和対策事業が、2002年、既に終結しているにもかかわらず、部落解放同盟3支部に152万円の補助金を支出し続けることは、真の差別解消にはつながらないと考えます。
次に、款2総務費、項1総務管理、目9企画調整費の高等学校振興事業の伊佐市大学進学奨励金事業について、平成27年度、9人の子どもに奨励金が交付されたことについては反対するものではありませんが、今後も事業を続けることについて、特定の大学進学に誘導し、進学先に序列をつけ差別をするものであると考えるため、事業継続に反対するものです。
次に、款2総務費、項1総務管理費、目13の情報管理費行政情報基盤ネットワーク整備事業と、同じく款2総務費、項3戸籍住民基本台帳費、目1戸籍住民基本台帳費に含まれるマイナンバー制度導入に伴う歳出について、マイナンバー制度は、個人情報の漏えい問題など多くの問題点が指摘され、払拭されていない状況での運用に疑問を感じるため、反対するものです。
次に、款3民生費、項3児童福祉費、目2子育て援助費の中の乳幼児医療費助成事業の中の子ども医療費貸付事業については、県内ほとんどの自治体で小学校あるいは中学校卒業まで無料という制度が広がっている中で、貸付金を利用する制度のニーズはほとんどないと考えます。基金の運用もゼロ件であり、貸し付けではなく、助成対象を広げるべきであるということを指摘しておきたいと思います。
最後に、同じく子育て援助費の中の子育て支援センター事業について、一つの法人が委託開始の平成21年度から、定款に定めることがないまま事業委託を継続し、平成26年、定款上記載のない事実が発覚し、申請、認可を行ってからも、1年以上、失念していたとの理由により手続がなされていなかったという事実があり、今後、このような不備が起こらないよう対策を講じるべきであるということを指摘し、反対討論といたしたいと思います。
◯議長(丸田 和時議員)
以上で9番 畑中 香子議員の討論を終わります。
ほかに討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(丸田 和時議員)
討論なしと認めます。
討論を終わります。
◯議長(丸田 和時議員)
これから採決します。
本案は起立により採決します。
「議案第88号 平成27年度伊佐市
一般会計歳入歳出決算認定について」、本案に対する
委員長の報告は「認定」とするものです。
委員長の報告のとおり認定することに賛成の方は起立願います。
(
賛成者起立)
◯議長(丸田 和時議員)
起立多数です。
したがって、「議案第88号」は
委員長の報告のとおり認定することに決定しました。
◯議長(丸田 和時議員)
日程第9「議案第96号 平成28年度伊佐市
一般会計補正予算(第6号)」を議題とします。
市長の提案理由の説明を求めます。
市長 隈元 新君。
◯市長(隈元 新君) 登 壇
追加提案いたしました「議案第96号 平成28年度伊佐市
一般会計補正予算(第6号)」について説明申し上げます。
今回の補正は、施設の維持補修に要する経費について、所要の措置を講じたものであります。
補正の内容について、歳出から順に説明申し上げます。
衛生費につきましては、大口リサイクルプラザのアルミ選別機の補修に係る経費について追加の措置を講じ、土木費につきましては、瓜之峰第1団地の外壁落下防止に要する経費について新たに措置しております。
これらの財源につきましては、財政調整基金繰入金に増額の措置を講じております。
この結果、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ700万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ180億684万3,000円とするものであります。
以上、議案1件について説明を終わります。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
◯議長(丸田 和時議員)
ただいま市長の提案理由の説明が終わりました。
ここで、議案の内容を精査し、質疑の発言通告書を提出していただくため、しばらく休憩します。
△休 憩△(11時09分)
△再 開△(11時11分)
◯議長(丸田 和時議員)
休憩前に引き続き会議を開きます。
◯議長(丸田 和時議員)
これから質疑を行います。
発言通告に基づき、3番 山下
和義議員の質疑を許可します。
山下
和義議員。
◯3番(山下
和義議員) 登 壇
発言通告に基づき質疑を行いたいと思います。
「議案第96号 平成28年度伊佐市
一般会計補正予算(第6号)」のうち、歳出、衛生費、項2清掃費、目2塵芥処理費、節11需用費300万円について、先ほど、アルミ選別機の補修ということで説明されましたが、どのような状況なのかお伺いしたいと思います。
また、今年度のリサイクルプラザの全体の修繕料はどの程度になるのかもあわせてお伺いいたします。
それと、今後のランニングコスト等の見込みについても、プラザ全体というか、最終処分場を除く部分について、どのような見込みを持っておられるのかお伺いしたいと思います。
◯市長(隈元 新君) 登 壇
大口リサイクルプラザの粗大ごみ処理施設では、不燃・粗大ごみを細かく破砕した後、選別の段階で鉄と不燃物を分離してから、アルミと可燃物に分類するわけでありますが、そのアルミ選別機が破損いたしましたので、内容的には、ベルト、FRPドラムシェル、ピローブロック、内部ベアリング、オイルシール、スカートゴムなどの交換でございますが、市民生活上、長期間処理をストップすることができませんので、既定予算で対応したところでございますが、今後の突発的な修繕への対応も必要なため、早急に補正をお願いいたしました。
全体の修繕料並びにランニングコストにつきましては、担当課長より答弁いたさせます。
◯環境政策課長(宇都宮 安照君)
それでは御説明いたします。
大口リサイクルプラザの修繕料につきまして、平成25年度決算が886万2,000円、26年度決算が1,972万1,880円、平成27年度決算で2,179万9,966円となっております。
3番目のランニングコスト等の見込みということでございますが、今後のランニングコストの見込みでございますが、大口リサイクルプラザは、平成12年4月に稼働以来、15年以上が経過をしております。経年劣化により、機器の入れかえや修繕も必要とする部分が出てきています。平成26年度からの4年間は、優先順位をつけて機器の更新等を行っており、一通りの更新が終われば、若干修繕料は抑制されると思いますけれども、年数がたてばたつほど、機械だけでなく、ケーシング等も含めて、補修部分は増えてくると予想されますので、それなりの修繕費が必要だということは思っているところです。
平成22年度に作成をしました向こう10年間の長期補修計画に基づく修繕料の見込みということで、平成28年度、今年度が2,300万、平成29年度2,135万、平成30年度が1,580万、平成31年度が1,355万、平成32年度1,437万程度という見込みでございます。
以上です。
◯3番(山下
和義議員)
今伺いました。よくわかりました。それで、25年度、26年度、27年度の状況を今課長のほうから説明があったんですけれども、22年度に行ったその計画として、比較をちょっと教えていただければと思います。
◯環境政策課長(宇都宮 安照君)
ほぼこの計画に基づいて修繕あるいは部品の交換等を行っておりますので、今申し上げました27年度までは決算額でございます。で、計画では、23年度が計画では1,314万7,000円の消費税分ということで、ほぼこの額であります。平成24年度も、779万の消費税分ですから、大体この程度と。それから、平成25年度は844万円に消費税分ということになります。26年度が予定では1,793万6,000円の予定でございましたけれども、若干実績のほうは上がっております。それと、27年度が2,190万円の消費税分ということでございます。計画では、その金額を最初の計画で上げてござました。
以上です。
◯3番(山下
和義議員)
今年度は2,300万の計画をされていたんですけれども、修繕料を今回こういうように補正されたんですけれども、その部分で足らなかったということで認識でよろしいんでしょうか。
◯環境政策課長(宇都宮 安照君)
当初予算の段階で、突発的な修繕に伴う修繕料というものを大体100万円程度見ております。その中で、今年度は、このアルミ選別機の修繕料におよそ300万円ほどかかるということで、これを既定予算のほうがまだございましたので、それで対応したところでありますけれども、まだ、今10月で、半年残っております。この半年間に、今のところ、修繕料がほぼ底をついている状況でございましたので、それに備えて、また今回300万円の補正を急いでお願いしたところでございます。
◯3番(山下
和義議員)
よくわかります。この2,300万円とか、こういうのは、今後の機械の更新とか、そういうのだと思います。今後、また、それ以外にやっぱり修繕がぼーんぼーんぼーんと出てくるような気がします。
先ほど市長もおっしゃいましたように、これ、平成12年度にリサイクルプラザは、当時の大口市が本当に一生懸命かけてやったんですけれども、まあ、その後、状況が変わりまして、未来館のほうが5市町でリサイクル部分をつくるというような状況がありました。当時は、合併とかそういう話もなく、こういうことで、合併になって伊佐市に同じ施設が2カ所あるということを今後どのように検討していくかというのは大変重要なことであります。
今、課長のほうから説明がありましたように、今後、プラザの維持補修費として、やっぱり2,300万とか、高いときにはそういうふうになっていきます。これを今後どのようにして、未来館のほうのリサイクル部門には、菱刈町の部分について負担金を払わなければいけないというようなことになっております。私は、未来館のほうとの、あれは広域で議会が運営されていますので、そちらのほうをお伺いすることはないんですけれども、今後、伊佐市として、やっぱり同じ市の中に同じ部門のそういうのがあること自体が、あってはいいんでしょうけど、それにお金がかかっていくとなると、何らかの対策を立てなきゃいけないのかなと思っていますので、最後にそこら辺の御回答があれば、お聞かせいただいて質問を終わりたいと思います。
◯市長(隈元 新君)
この問題につきましては、利便性からする住民の皆様方のお考えと、これを運営する立場の、過去の建設のいきさつからの、その後の運営する行政の立場とでは、これは違う点があります。そのことを一体化していくには、かなり今後の構成市町との協議というのが必要であろうと思いますし、また、それに伴う清算に、建設負担金の清算に伴う伊佐市からの旧大口分としての清算額の負担というのも出てまいりますし、また、この大口リサイクルプラザというのは国庫補助を受けて建設された施設でありますので、機械、土木、そういう建屋、それぞれに耐用年数がありますので、その経過をしない時点での、仮にこれが旧市であるとするならば、補助金返還という可能性も出てまいります。
また、最も大切なことは、未来館のリサイクル施設の処理能力というのが、当時の、平成12年の当時の管内人口の6万1,900人のうち、旧大口市を除く3万8,300人で計算されておりますので、現時点での管内人口、4万9,900人でございますので、この数字を比べた場合に、最初の処理能力の試算をするときの人口が現在上回っているわけでありますので、そうなりました場合に、一本化した場合の処理能力に受け入れられる余裕があるかということも議論されます。
また、周辺自治会の同意というのが、当初から、旧大口市分を入らない状態の構成でなされて、周辺自治会のほうの同意をいただいておりますので、このことを一本化するということにつきまして、このように伊佐市側の議会で御意見を伺ったわけでありますので、今後、これを広域の構成市町と、このような御意見等があるということで、まず構成市町の御意見等伺っていくということからまず始めなくてはいけませんし、今、最後のほうで申し上げましたように、地元周辺自治会への御理解、あるいは情報というのもお伝えしていかなければならないかなと思いますので、現在のところでは、この一本化に向けての方向性を私が申し上げる段階ではないと思っております。
ただ、今るる申し上げましたように、こういう機会をいただきましたので、情報として、こういうようなことを内容的にはございますということで、議会の皆様方に御理解いただければ、また一歩進むことにもなるんじゃないかなと思いますので、御答弁としてさせていただきました。
◯3番(山下
和義議員)
終わります。
◯議長(丸田 和時議員)
以上で、3番 山下
和義議員の質疑を終わります。
ほかに発言通告がありませんので、質疑を終わります。
◯議長(丸田 和時議員)
次に、議案の委員会付託省略についてお諮りします。
ただいま議題となっております「議案第96号」については、会議規則第37条第3項の規定に基づき、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(丸田 和時議員)
異議なしと認めます。
したがって、ただいま申し上げました「議案96号」については、委員会付託を省略することに決定しました。
◯議長(丸田 和時議員)
これから「議案第96号」について討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(丸田 和時議員)
討論なしと認めます。
討論を終わります。
◯議長(丸田 和時議員)
これから採決します。
本案は起立により採決します。
「議案第96号 平成28年度伊佐市
一般会計補正予算(第6号)」を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(
賛成者起立)
◯議長(丸田 和時議員)
起立多数です。
したがって、「議案第96号」は原案のとおり可決されました。
◯議長(丸田 和時議員)
日程第10「閉会中の所管事務調査の件」を議題とします。
本件については、議会運営
委員長から閉会中の所管事務調査の申し出があります。
◯議長(丸田 和時議員)
お諮りします。
委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◯議長(丸田 和時議員)
異議なしと認めます。
したがって、閉会中の継続審査とすることに決定しました。
◯議長(丸田 和時議員)
以上で、今期定例会は予定された議事の全てを終了しましたので、平成28年第3回伊佐市議会定例会はこれで閉会いたします。
△閉 会△(11時25分)
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