鹿児島市議会 > 2022-02-22 >
02月22日-03号

  • "母子父子寡婦福祉資金貸付事業"(/)
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  1. 鹿児島市議会 2022-02-22
    02月22日-03号


    取得元: 鹿児島市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-20
    令和 4年第1回定例会(2・3月)                議 事 日 程 第 3 号                          令和4年2月22日(火曜)午前10時 開議 第1 第93号議案ないし第109号議案及び第148号議案 第2 第110号議案 鹿児島市民生委員定数条例一部改正の件 第3 第111号議案 鹿児島市公衆浴場法施行条例一部改正の件 第4 第112号議案 鹿児島市児童福祉施設の設備及び運営の基準に関する条例一部改正の件 第5 第113号議案 鹿児島市国民健康保険税条例一部改正の件 第6 第114号議案 鹿児島市報酬及び費用弁償条例一部改正の件 第7 第115号議案 鹿児島市いじめ問題等調査委員会条例一部改正の件 第8 第116号議案 鹿児島市中小企業振興基本条例制定の件 第9 第117号議案 鹿児島市公営企業職員の給与の種類及び基準を定める条例一部改正の件 第10 第118号議案 鹿児島市立病院職員定数条例一部改正の件 第11 第119号議案 鹿児島市水道局職員定数条例一部改正の件 第12 第120号議案 町の区域の設定及び変更に関する件 第13 第121号議案 住居表示の実施についてその区域及び方法を定める件 第14 第122号議案 鹿児島市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例一部改正の件 第15 第123号議案 鹿児島市消防団員等公務災害補償条例一部改正の件 第16 第124号議案 辺地に係る総合整備計画の策定に関する件 第17 第125号議案 辺地に係る総合整備計画の策定に関する件 第18 第126号議案 辺地に係る総合整備計画の策定に関する件 第19 第127号議案 成年年齢の引下げに伴う関係条例の整理に関する条例制定の件 第20 第128号議案 鹿児島市職員定数条例一部改正の件 第21 第129号議案 職員の育児休業等に関する条例一部改正の件 第22 第130号議案 職員の給与に関する条例及び鹿児島市一般職の任期付職員の採用等に関する条例一部改正の件 第23 第131号議案 特別職の職員の給与に関する条例等一部改正の件 第24 第132号議案 包括外部監査契約締結の件 第25 第133号議案 令和4年度鹿児島市一般会計予算 第26 第134号議案 令和4年度鹿児島市土地区画整理事業清算特別会計予算 第27 第135号議案 令和4年度鹿児島市中央卸売市場特別会計予算 第28 第136号議案 令和4年度鹿児島市地域下水道事業特別会計予算 第29 第137号議案 令和4年度鹿児島市桜島観光施設特別会計予算 第30 第138号議案 令和4年度鹿児島市国民健康保険事業特別会計予算 第31 第139号議案 令和4年度鹿児島市介護保険特別会計予算 第32 第140号議案 令和4年度鹿児島市後期高齢者医療特別会計予算 第33 第141号議案 令和4年度鹿児島市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算 第34 第142号議案 令和4年度鹿児島市病院事業特別会計予算 第35 第143号議案 令和4年度鹿児島市交通事業特別会計予算 第36 第144号議案 令和4年度鹿児島市水道事業特別会計予算 第37 第145号議案 令和4年度鹿児島市工業用水道事業特別会計予算 第38 第146号議案 令和4年度鹿児島市公共下水道事業特別会計予算 第39 第147号議案 令和4年度鹿児島市船舶事業特別会計予算──────────────────────────────────────── 本日の会議に付した事件    議事日程のとおり────────────────────────────────────────出席議員 (43人)  1 番   西     洋  介  議員  2 番   山  下     要  議員  3 番   中  元  かつあき  議員  4 番   徳  利  こ う じ  議員  5 番   向  江  か ほ り  議員  6 番   ま つ お  晴  代  議員  7 番   こ じ ま  洋  子  議員  8 番   合  原  ち ひ ろ  議員  9 番   平  山  タカヒサ  議員 10 番   園  山  え  り  議員 11 番   霜  出  佳  寿  議員 12 番   佐  藤  高  広  議員 13 番   薗  田  裕  之  議員 14 番   瀬 戸 山  つ よ し  議員 16 番   し ら が  郁  代  議員 17 番   松  尾  ま こ と  議員 18 番   米  山  たいすけ  議員 19 番   中  原     力  議員 20 番   たてやま  清  隆  議員 21 番   の ぐ ち  英 一 郎  議員 22 番   奥  山 よしじろう  議員 23 番   川  越  桂  路  議員 24 番   山  口     健  議員 25 番   古  江  尚  子  議員 26 番   仮  屋  秀  一  議員 27 番   柿  元  一  雄  議員 28 番   長  浜  昌  三  議員 29 番   小  森  のぶたか  議員 30 番   伊 地 知  紘  徳  議員 31 番   大  森     忍  議員 32 番   大  園  た つ や  議員 33 番   大  園  盛  仁  議員 34 番   志  摩  れ い 子  議員 35 番   中  島  蔵  人  議員 36 番   平  山     哲  議員 37 番   入  船  攻  一  議員 38 番   欠  員 39 番   小  森  こうぶん  議員 40 番   崎  元  ひろのり  議員 41 番   片  平  孝  市  議員 42 番   三 反 園  輝  男  議員 43 番   森  山  き よ み  議員 44 番   秋  広  正  健  議員 45 番   小  川  み さ 子  議員────────────────────────────────────────欠席議員 (1人) 15 番   わ き た  高  徳  議員────────────────────────────────────────事務局職員出席者  事務局長   宮 之 原     賢  君  事務局参事  議事課長   船  間     学  君  事務局参事  総務課長   小 土 橋  浩  二  君  政務調査課長 治  野     章  君  議事課主幹  議事係長   上 久 保     泰  君  議事課主幹  委員会係長  渡     英  樹  君  議事課主査  迫  田  洋  行  君  議事課主任  安  樂  泰  士  君────────────────────────────────────────説明のため出席した者  市長     下  鶴  隆  央  君  副市長    松  山  芳  英  君  副市長    松  枝  岩  根  君  教育長    杉  元  羊  一  君  市立病院長  坪  内  博  仁  君  交通局長   白  石  貴  雄  君  水道局長   鬼  丸  泰  岳  君  船舶局長   有  村  隆  生  君  総務局長   枝  元  昌 一 郎  君  企画財政局長 池  田  哲  也  君  危機管理局長 尾 ノ 上  優  二  君  市民局長   上 四 元     剛  君  環境局長   稲  田  祐  二  君  健康福祉局長 成  尾     彰  君  こども未来局長緒  方  康  久  君  産業局長   有  村  浩  明  君  観光交流局長 小  倉  洋  一  君  建設局長   福  留  章  二  君  消防局長   中  村     剛  君  病院事務局長 尾  堂  正  人  君  市長室長   古  河  春  美  君  総務部長   橋  口  訓  彦  君──────────────────────────────────────── 令和4年2月22日 午前10時 開議 △開議 ○議長(川越桂路君) これより、本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付いたしました議事日程第3号のとおりであります。 △第93号議案-第109号議案及び第148号議案上程 ○議長(川越桂路君) それでは、日程第1 第93号議案ないし第109号議案及び第148号議案の議案18件を一括議題といたします。 件名の朗読を省略いたします。 これらに対する各常任委員長審査報告を求めます。 △防災福祉こども委員長報告 ○議長(川越桂路君) まず、防災福祉こども委員長審査報告を求めます。   [防災福祉こども委員長 大森 忍君 登壇] ◆防災福祉こども委員長(大森忍君) 防災福祉こども委員会に付託されました議案4件について、審査の結果を報告いたします。 以上の議案につきましては、各面にわたり慎重に審査を行った結果、お手元に配付いたしました委員会審査報告書会議録末尾掲載)のとおり、いずれも原案どおり可決すべきものと決定いたしておりますので、御報告申し上げます。 以上をもちまして、防災福祉こども委員会における議案審査報告を終わります。 △市民文教委員長報告 ○議長(川越桂路君) 次は、市民文教委員長審査報告を求めます。   [市民文教委員長 たてやま清隆君 登壇] ◆市民文教委員長(たてやま清隆君) 市民文教委員会に付託されました議案3件について、審査の結果を報告いたします。 以上の議案につきましては、各面にわたり慎重に審査を行った結果、お手元に配付いたしました委員会審査報告書会議録末尾掲載)のとおり、いずれも原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 なお、第99号議案 一般会計補正予算関係事項については、質疑経過を踏まえ、意見の開陳を願ったところ、委員から、「同予算には、住民記録システム等改修事業に加え、個人番号カード交付事業に係る債務負担行為の設定が計上されており、これまでも情報漏えいや個人の特定につながる情報連携の在り方について懸念を表明してきている。質疑で明らかになったように使用する機材等の施錠による保管や端末操作の記録管理など、当局が不測の事態が生じないよう努力していることは理解するものの、令和2年度の国の個人情報保護委員会への特定個人情報等漏えい事案等の報告数が200件を超え、そのうち重大事態が8件発生していることを踏まえると、マイナンバーに係るシステムの運用や同カードの普及に伴い、紛失や誤送付などにより情報漏えいが起こり得るという懸念を払拭できないこと。また、本市の同カードの交付状況は、4年1月末で約23万8千枚となっているが、マイナポイントの付与により普及を図るやり方は制度の進め方として望ましい方法ではないと考えること。以上のような理由から、本件については賛成しがたい」という意見等が出され、意見の一致を見るに至らず、採決の結果、原案どおり可決すべきものと決定いたしておりますので、申し添えておきます。 以上をもちまして、市民文教委員会における議案審査報告を終わります。 △産業観光企業委員長報告 ○議長(川越桂路君) 次は、産業観光企業委員長審査報告を求めます。   [産業観光企業委員長 徳利こうじ君 登壇] ◆産業観光企業委員長(徳利こうじ君) 産業観光企業委員会に付託されました議案9件について、審査の結果を報告いたします。 以上の議案につきましては、各面にわたり慎重に審査を行った結果、お手元に配付いたしました委員会審査報告書会議録末尾掲載)のとおり、いずれも原案どおり可決すべきものと決定いたしておりますので、御報告申し上げます。 以上をもちまして、産業観光企業委員会における議案審査報告を終わります。 △建設消防委員長報告 ○議長(川越桂路君) 次は、建設消防委員長審査報告を求めます。   [建設消防委員長 中元かつあき君 登壇] ◆建設消防委員長(中元かつあき君) 建設消防委員会に付託されました議案5件について、審査の結果を報告いたします。 以上の議案につきましては、各面にわたり慎重に審査を行った結果、お手元に配付いたしました委員会審査報告書会議録末尾掲載)のとおり、いずれも原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 なお、第99号議案 一般会計補正予算関係事項については、質疑経過を踏まえ、意見の開陳を願ったところ、委員から、「鹿児島港港湾整備事業費負担金のうち、マリンポートかごしま、いわゆる人工島に係る負担金については、1点目に、新型コロナウイルス感染症拡大の下で、インバウンドの回復の見通しも立たない中、令和3年度は人工島整備に今回の補正予算を含め2億4,706万500円を負担することになるが、その財源の多くは市債であることから、後年度まで負担が残ること。2点目に、国際クルーズ拠点整備事業における県の駐車場整備については、2年後に延期されたロイヤル・カリビアン社が整備する旅客上屋の周辺を除き、4年3月25日に完了するとのことであるが、同社から延期の発表があったのは3年8月であったにもかかわらず、県は、3年度当初予算の時点で同上屋の周辺を除き予算を計上していたとのことであり、その事実関係に疑問が残る。また、現時点まで市当局がそのことを知らなかったことが明らかになったが、このことはこれまで県施行事業に係る負担金の問題点を指摘してきたとおり、明細も示されない中での形式上の負担金協議になっていると言わざるを得ないこと。3点目に、県施行事業に係る本市負担金の還付に関しては、県は3月25日の駐車場整備完了後に事業費の精算を行い、検討するとのことであるが、確認できる過去5年間に負担金が返ってきたことはない。本来であれば今回の補正予算に計上されてもおかしくないことから問題であること。以上のような点を勘案した場合、本件については賛成しがたい」という意見等が出され、意見の一致を見るに至らず、採決の結果、原案どおり可決すべきものと決定いたしておりますので、申し添えておきます。 以上をもちまして、建設消防委員会における議案審査報告を終わります。 △総務環境委員長報告 ○議長(川越桂路君) 次は、総務環境委員長審査報告を求めます。   [総務環境委員長 佐藤高広君 登壇] ◆総務環境委員長(佐藤高広君) 総務環境委員会に付託されました第99号議案 一般会計補正予算関係事項について、審査の結果を報告いたします。 本議案につきましては、各面にわたり慎重に審査を行った結果、お手元に配付いたしました委員会審査報告書会議録末尾掲載)のとおり、原案どおり可決すべきものと決定いたしておりますので、御報告申し上げます。 以上をもちまして、総務環境委員会における議案審査報告を終わります。
    ○議長(川越桂路君) これより、委員長報告に対する質疑に入ります。 発言の通告はありませんが、別に発言がなければ、質疑はないものと認めます。 △討論 ○議長(川越桂路君) これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許可いたします。 園山えり議員。   [園山えり議員 登壇](拍手) ◆(園山えり議員) 日本共産党市議団を代表いたしまして、ただいま上程されました18議案のうち、第99号議案 令和3年度鹿児島市一般会計補正予算(第13号)に反対する立場から討論を行います。 同議案につきましては、新型コロナウイルス感染拡大対策としての各種支援やICT環境整備事業をはじめ、16か月予算の位置づけに基づく公共事業の前倒しなどの地域経済対策が盛り込まれていることについては一定の評価をするものですが、以下反対の理由を申し上げます。 まず、款総務費、項戸籍住民基本台帳費住民記録システム等改修事業1,503万7千円、個人番号カード交付事業4億3,726万5千円について一括して申し上げます。 反対する理由の1点目、住民記録システム等改修事業については、マイナンバーカード所持者マイナポータルからオンラインで転出届、転入予約を行い、転入市町村があらかじめ通知された転出証明書情報により事前準備を行うことができるように住民記録システム等について必要な改修を行うものですが、マイナンバーカードについては、今回の改修以外にも健康保険証利用の申込みが行えるほか、公金受取口座の登録も行えるようになるなど活用の幅が広がっています。ひもづけられる情報や他の自治体や機関との連携が広がれば広がるほど、なりすましや情報漏えいのリスクが高まり被害が甚大になることから問題です。 2点目、個人番号カード交付事業については、マイナンバーカードの普及促進に向けて令和4年度に実施予定の庁外臨時窓口出張申請受付支援等の業務委託、庁外臨時窓口で使用する端末のリースの契約準備行為を行うため債務負担行為を設定するものですが、本市の交付実績が23万8,199枚、39.7%となっている中で、国は令和4年度末までにほぼ全国民にカードが行き渡ることを目標にセキュリティーの懸念や民間委託による人為的な情報漏えいの懸念がある庁外臨時窓口までつくらせて促進する予定です。この間、国はマイナンバーカード普及のために公務員への取得勧奨や給付金受け取りのための手段とする保険証や運転免許証などとの一体化を検討するなど強引に進めてきており、問題です。 3点目、両事業ともマイナンバーカードに関わる事業ですが、個人情報保護委員会では令和2年度の特定個人情報の漏えいについての報告は207件、そのうち重大事態は8件、立入調査は23件で、行政機関7件、地方公共団体15件、事業者1件となっていることに示されているようにマイナンバーカードの普及が進まないのはセキュリティー情報漏えいに対する懸念を市民が払拭できていないことが要因であること。 4点目、このような事業の旗振り役であるデジタル社会の形成を図るための関係法律の整備に関する法律、いわゆるデジタル関連法は行政が特定の目的のために集めた個人情報を本人同意もないまま成長戦略や企業の利益につなげるものであり、個人情報を大規模に集める手段としているのがマイナンバー制度の利用拡大です。政府が管理運営するウェブサイト、マイナポータルで行政手続の利用を促し、そこを入り口にして集まる個人情報を利活用することが目的であり、問題です。 次に、款土木費、項港湾費、目項湾費、鹿児島港港湾整備事業費負担金中、マリンポートかごしま(人工島)関連事業について反対する理由を申し上げます。 1点目、当初見込んでいた経済効果も見失い、くるくると目的が変わる人工島ですが、現在は新型コロナウイルス感染拡大の下でインバウンド回復の見通しも立たない人工島に今回の補正予算では2億4,706万500円を負担することになっており、その財源は市債、いわゆる借金で、後年度まで負担が残ること。 2点目、今回、県の駐車場整備は2年後に延期されたロイヤル・カリビアン社旅客上屋周辺を除いて完成するとのことですが、昨年の夏に延期が発表されたにもかかわらず、県は当初予算の時点で未実施の部分を除いて予算計上していたと見解を示しました。その事実関係も疑問が残りますが、現時点まで市当局がそのことを知らなかったことは、これまで私どもが県施行負担金の問題を指摘してきたとおり、明細も示されず、形式上の負担金協議となっていると言わざるを得ず問題であること。 3点目、今回は国の補正予算に関わって県が二重計上していた7,200万円が減額となっています。県は今年3月25日の事業完了後、精算して還付も検討するとのことですが、確認できる過去5年間で負担金が返ってきた実績はありません。本来なら今回の補正予算残事業費負担金分が計上されてもおかしくないことから問題です。 以上申し上げました事業や負担金が含まれていることから、第99号議案 令和3年度鹿児島市一般会計補正予算(第13号)については反対する立場を申し上げ、日本共産党市議団を代表する討論を終わります。(拍手) ○議長(川越桂路君) ほかに発言がなければ、以上をもって討論を終了いたします。 △表決 ○議長(川越桂路君) これより表決に入ります。 それでは、まず、第99号議案 令和3年度鹿児島市一般会計補正予算(第13号)について、電子表決により採決いたします。 ただいまの議案に対する委員長の報告は、原案可決であります。 本件については、委員長の報告どおり決することに賛成の議員は賛成を、反対の議員は反対をお押し願います。   [電子表決開始] ○議長(川越桂路君) 押し忘れ等はありませんか。   [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(川越桂路君) 押し忘れ等なしと認めます。   [電子表決終了] ○議長(川越桂路君) 賛成多数であります。 よって、本件は原案どおり可決されました。 次に、ただいまの議案1件を除くその他の議案17件について一括採決いたします。 以上の議案17件については、委員長の報告どおり、いずれも原案どおり決することに御異議ありませんか。   [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(川越桂路君) 御異議なしと認めます。 よって、いずれも原案どおり可決されました。 △第110号議案-第147号議案上程 ○議長(川越桂路君) 次は、日程第2 第110号議案ないし日程第39 第147号議案の議案38件を一括議題といたします。 件名の朗読を省略いたします。 △市長提案理由説明 ○議長(川越桂路君) ここで、提出者の説明を求めます。   [市長 下鶴隆央君 登壇] ◎市長(下鶴隆央君) 令和4年度予算案及び条例その他の案件の審議をお願いするに当たり、市政運営についての所信の一端を申し述べますとともに、今回、提案しております予算案等について御説明申し上げます。 さて、世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス感染症は、我が国の社会経済や国民生活に大きな影響を与えているほか、歯止めのかからない人口減少、豪雨等の異常気象による災害の多発など、将来の不確実性が増してきているように思います。 こうした中、国においては、新型コロナ対応を最優先に、デジタルやイノベーション等による経済再生、生きがいを感じられる社会づくり地域活性化などにより、コロナ後の新しい日本をつくり上げていくこととしております。 本市においても、これらの変化を的確に捉えつつ、地域特性を最大限に生かしながら、主体的かつ迅速に対応し、将来にわたり持続可能なまちをつくり上げ、次の世代へ引き継いでいかなければなりません。 このような中、私は、本市の限りない発展と市民福祉の向上のため、引き続き、全身全霊を尽くしてまいります。 新型コロナとの闘いが始まって約2年が経過しましたが、いまだ終息が見えない中、引き続き、市民のいのち、くらし、しごとを守ることを最優先に、これまでの経験も最大限に生かしながら、その克服に全力で取り組んでまいります。 また、このコロナ禍によって、人やまちの交流が制約を受け、様々な関係性が希薄になり、そして、今後、人口減少がさらに進み、地域社会に甚大な影響を与えていくことが危惧されています。 こうした中、まちの持続可能性を高め、将来においても発展していくための大きな力になるのはつながりであり、そのつながりをつくり、深めるために最も大切にしなければならないもの、それが共感です。 地域での触れ合いや支え合い、鹿児島に思いを寄せる人や事業者等の多様な主体の連携・交流など、様々な場面で、まず、関わることから第一歩を踏み出し、それぞれの思いや考えを理解し合いながら育まれた共感が多様なつながりを紡ぎ、新たな魅力や価値を生み出していくものと考えます。 私は、「市民のための市政」を基本に、この共感を大切にし、人やまちの多様なつながりを大きな推進力としながら、第六次総合計画に掲げた都市像「つながる人・まち 彩りあふれる 躍動都市・かごしま」の実現に向け、新たな時代の扉を開くべく、強い決意を持って、スタートの年としての着実な一歩を踏み出してまいります。 このような基本的な認識の下、第六次総合計画の初年度に当たり、各基本目標において次のことに重点的に取り組んでまいります。 信頼とやさしさのある共創のまちにおいては、住民主体の地域づくりのための環境整備を進めるほか、人権や多文化共生の取組など、一人一人の個性と能力を発揮できる地域社会づくりを推進します。 また、デジタル化は新たな局面を開く大きな力になると確信しており、来庁を要しないオンライン手続の推進など、市民の利便性に加えて、サービスの質のさらなる向上につながるよう、ICT等の活用を積極的に進めます。 自然と都市が調和したうるおいのあるまちにおいては、再生可能エネルギーの地産地消やエコスタイルへの転換など、ゼロカーボンシティに向けた取組を推進します。また、本年1月に供用開始した南部清掃工場における廃棄物の有効利用や3Rの推進などにより、循環型社会の構築に向けてさらに取り組みます。 魅力にあふれ人が集う活力あるまちにおいては、新型コロナの影響を受けている事業者等への支援に取り組むほか、人口が減少していく中にあって、地域経済の活力を高めていくためには地域の稼ぐ力の向上が重要になるとの観点に立ち、世界から選ばれる観光都市づくりに向け、感動を生むオンリーワンの魅力づくりや地域マーケティングの展開を図るとともに、新たな産業創出やICT等の活用による地域産業の生産性向上など、一層の取組を進めます。 自分らしく健やかに暮らせる安心安全なまちにおいては、健康づくりや感染症対策を推進するとともに、地域共生社会の実現に向けて福祉サービスの充実を図ります。また、近年の災害リスクの高まりを受け、危機管理対応能力の向上や防災対策の推進など、ハード・ソフト両面から市民の命を守る取組を進めます。 豊かな個性を育み未来を拓く誇りあるまちにおいては、保育士等の確保などの待機児童対策を一層進めるとともに、妊娠・出産・子育てにおける切れ目のない支援や子供の未来を応援する取組を推進します。また、ICTの活用等による個性や能力を伸ばす教育を推進するほか、桜島地域の特性を生かした学校づくりなど、教育環境の充実を図ります。 質の高い暮らしを支える快適なまちにおいては、この春オープンする千日町再開発のセンテラス天文館を生かした中心市街地のさらなるにぎわい創出や回遊性向上を図るとともに、快適な道路環境整備や暮らしやすい住環境の構築に向けた取組を進めます。また、公共交通の利用促進や安心・安全な移動環境の整備など、持続可能な公共交通体系の構築に向けて取り組みます。 陸の玄関口、鹿児島中央駅前広場に立つ若き薩摩の群像、これは40年前、人口50万人を記念して設置されたものです。激動の幕末期、英国へ留学生を派遣した薩摩藩の英断、そして、最新の技術や知識を得て帰国した若き薩摩藩士たちの活躍は、今以上に厳しく困難な状況にあっての大きなチャレンジであったことは想像に難くありません。 時代が大きく変わろうとしている今こそ、私たちも、将来を見据えた挑戦が求められています。 昨年、ラグビー南アフリカチームの事前キャンプの受入れに際し、想定し得ない事態が次々と発生する中、関係機関とも連携しながら的確な対応を成し遂げたことに改めて本市の底力を実感しました。 私は、総合計画の推進に当たり、ICTをはじめとする新技術、そして、民間の知見や新たな発想の活用に積極的に取り組むなど、進取の気概を持ち、職員ともその強い思いを共有し、知恵と力を結集する中で様々な課題の克服に向けて積極果敢に挑戦してまいる決意であります。 次に、令和4年度当初予算について申し上げます。 国においては、喫緊かつ最優先の課題である新型コロナウイルス感染症への対応に万全を期すとともに、コロナ後の新しい社会を見据え、成長と分配の好循環による新しい資本主義の実現を目指すこととされています。 地方財政においては、地方税等が増収となる中、地方交付税等の一般財源総額について、実質前年度を上回る額が確保されたところです。 本市においても、歳入面では法人市民税等の市税は増収が見込まれるものの、歳出面では社会保障関係経費や都市基盤整備、防災・減災対策などに加え、新型コロナへの対応など、本市を取り巻く喫緊の課題に対応するための施策・事業に多額の費用が見込まれることから、予断を許さない厳しい財政状況が続くものと考えております。 これらのことを踏まえ、予算編成に当たっては、事務事業の峻別・見直しを行うなど創意工夫を重ねる中で、財政の健全性に意を用いつつ、第六次総合計画を着実に推進するための諸施策に全力で取り組んでまいります。 このような基本的な考え方に基づき編成いたしました令和4年度の当初予算案は、一般会計2,680億2,100万円、特別会計1,336億100万円、企業会計729億6,500万円、総額4,745億8,700万円となりました。 以下、歳出予算の主な内容について、市政の基本目標ごとに順次御説明申し上げます。 まず、第1は、信頼とやさしさのある共創のまちです。 若い世代の市民参画の機会を増やし、共創のまちづくりに資する人材を育成するため、中学生が市政について学び、提言を行うほか、コミュニティビジョンの検証や今後の施策の方向性について検討を行うとともに、市ホームページに町内会加入申込フォームを設け、加入促進を図ります。 また、合併地域の支所において地域活性化アドバイザー(仮称)を活用し、住民とともに、それぞれの資源や特性などを生かした個性豊かな地域づくりに向けた計画の策定に取り組みます。 市民の利便性のさらなる向上を図るため、市施設の予約から利用料金の支払いまでをオンライン対応できるシステムを構築するとともに、相談等業務のICT活用によるオンライン化のほか、市政情報をより身近で分かりやすく発信するため、市ホームページの改修を行います。 また、アプリ・スマートフォンの講習会や機器貸与を行い、市民のICTリテラシーの向上を支援します。 さらに、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するため、地域活性化起業人制度による民間の専門的な知見の活用を図るほか、AIやRPA等を活用した定型業務の効率化に取り組みます。 このほか、個人番号カードの出張申請受付を地域公民館や商業施設等において行い、さらなる普及促進を図るほか、データに基づく政策立案EBPMを推進するため、職員の研修派遣等を行います。 また、谷山支所庁舎改修に向けた基本構想・基本計画を策定します。 国際交流の推進に向け、青少年による姉妹友好都市等とのオンライン交流を進めるほか、長沙市との友好都市締結40周年に際し訪問団の受入れなどを行うとともに、パートナーシップ協定を締結しているストラスブール市を訪問し、文化やスポーツなどの分野における交流促進に向けた取組について協議します。 本市の多彩な魅力を磨き発信するため、市民や首都圏の若者などを対象としたワークショップ等を開催するほか、渋谷区において渋谷・鹿児島おはら祭に合わせたイベントを開催することにより本市のPR効果を高め、首都圏における都市イメージの向上を図ります。 また、本市への移住をさらに促進するため、県外からの移住世帯に対する支援を拡充します。 さらに、コロナの長期化により様々な困難や不安を抱える女性が社会とのつながりを回復できるよう、居場所づくりや相談の実施、生理用品の提供など、女性に寄り添ったきめ細かな支援を行います。 このほか、近年急増する外国人住民への対応のため、多文化共生の推進に係る指針を策定するとともに、国際交流センターにおける相談体制の充実を図るほか、アジアなどからの外国人住民の日常生活に必要な情報を提供するアプリを開発し、安心安全に暮らせるまちづくりを進めます。 第2は、自然と都市が調和したうるおいのあるまちです。 ゼロカーボンシティかごしまの実現に向けて、LED照明等の環境配慮設備の設置を行うグリーンオフィスかごしまへの支援を拡充するほか、二酸化炭素排出量の削減や停電時の電源確保のため、避難所への太陽光発電システムや蓄電池の導入に向けた実施設計等を行うとともに、市民の脱炭素型ライフスタイルへの転換を促すキャンペーンを実施します。 また、スマートフォンアプリを利用した新たなかごりんの導入に取り組むほか、次世代自動車等の普及促進を図ります。 さらに、家庭ごみの減量目標の達成に向け、テレビCM等を活用した広報啓発を行うとともに、羽毛布団の資源化を推進するほか、北部清掃工場の資源物ストックヤード増設に向けた実施設計や基幹的設備改良工事を行います。 このほか、水環境イベントを開催し、水環境保全意識の向上に取り組むほか、公園緑地の充実を図るため、武岡公園の整備に向け用地取得等を行います。 また、星ヶ峯墓園内に合葬墓を整備するための基本・実施設計を行うほか、ヤンバルトサカヤスデの蔓延等防止に向けた取組を拡充します。 第3は、魅力にあふれ人が集う活力あるまちです。 地域特性を生かした観光・交流を推進するため、本市観光の新たな指針となる第4期観光未来戦略の着実な推進に向け、官民連携による新たな推進体制の構築等に取り組むとともに、観光未来戦略アドバイザーを設置します。 また、稼ぐ観光の実現に向け、観光CRMアプリを活用した地域マーケティングに取り組むとともに、登録DMOの設立に向けた体制強化を図るほか、高度な観光人材の育成に取り組みます。 さらに、観光農業公園にオートキャンプ場を整備するとともに、甲突川リバーサイドにおいて、民間活力の導入による新たなにぎわいの創出に向けた検討を行います。 このほか、桜島ユース・ホステル跡地等の観光拠点としての活用や桜島と錦江湾を生かした新たなクルーズに係る調査を行うほか、桜島フェリーを活用した錦江湾クルージングの実証実験を行うとともに、磯新駅設置に向け駅前広場の基本・実施設計を行います。 また、平川動物公園において、魅力ある遊園地リニューアルに向けた調査を行うとともに、開園50周年を記念した式典を開催するほか、かごしま水族館の今後の在り方について検討を行います。 さらに、インバウンド需要の回復段階に応じたプロモーションを行うとともに、海外観光客の特性・ニーズ調査を踏まえた食の多様性に対応するため、セミナーの開催や新メニューの開発支援等を行うほか、魅力あるガイド付ツアーの創出に向けた実践的な研修を実施します。 このほか、本年4月にセンテラス天文館に新たな観光案内所を開設するとともに、ユニバーサルツーリズムの推進に向けた受入れ体制の整備に対し助成します。 また、新型コロナ対策として、引き続き、宿泊施設等における衛生対策への支援や宿泊キャンペーンを実施するとともに、コロナ収束後の観光需要回復を見据えた魅力づくりや受入れ体制の充実に向けた取組に対し支援を行います。 スポーツ交流・振興の推進として、次期スポーツ推進計画を策定するとともに、観光資源ともなる多機能複合型のサッカー等スタジアムの実現に向け、より具体的なコンセプトなど、稼げるスタジアムの検討を進めます。 また、企業版ふるさと納税を活用して、鹿児島ユナイテッドFCの支援や鹿児島レブナイズのファン拡大を図ります。 さらに、令和5年の特別国民体育大会及び特別全国障害者スポーツ大会の開催に向け、安心安全で円滑な運営を行うための準備を進めるとともに、ボランティア募集や小中学校でのPR活動など市民と一体になった取組を実施します。 企業立地の推進に向け、新たにICT関連の資格取得を支援するとともに、テレワークに要する経費の助成や各種媒体を通じたPRを行います。 また、中小企業におけるECサイト・ホームページの立ち上げ等に対し助成するとともに、中小企業融資にICT活用促進資金を創設するほか、専門家の派遣やICTツールの導入支援により、小規模事業者の生産性向上を図ります。 さらに、起業や新製品開発におけるクラウドファンディングを活用した資金調達を支援するとともに、新規事業等の事業化に向けた専門家による伴走型の支援を行うほか、大学と連携した繁盛店づくりに取り組みます。 このほか、マークメイザンにおいてスタートアップ創出の機運を高めるためのプログラムを実施するほか、東京圏から移住し中小企業に就業した子育て世帯等への支援金を加算するとともに、若年者等を雇用した事業主への助成などにより、雇用機会のさらなる拡大を図ります。 また、中心市街地や団地の空き店舗への出店を支援するとともに、商店街等が行う共同施設の設置や中心市街地のにぎわい創出に対し助成するほか、ふるさと納税お礼品の開発や事業承継などに対して支援するとともに、伝統的工芸品をテーマにしたイベントを開催します。 さらに、コロナの影響が長期化する中、雇用状況や就労意識の変化等を調査するとともに、コロナ収束後を見据えて事業者が行う海外市場の調査を支援するほか、熱度マネジメント会議を設置し本市経済関係者の交流・連携を促進します。 農林水産業の振興として、6次産業化による付加価値を高めた新商品開発を推進するための設備を都市農業センターに整備するとともに、スマート農業技術の導入を支援します。 また、オンラインによる新規就農相談や担い手への農地集積の支援を行うとともに、ICTを活用した農地利用状況調査等に取り組みます。 さらに、経営安定に向けた収入保険制度への助成を拡充するとともに、スマート林業機械の導入支援による森林経営管理制度の推進や木育環境づくりに取り組みます。 第4は、自分らしく健やかに暮らせる安心安全なまちです。 新型コロナ対策として、PCR検査等の費用や入院患者医療費の自己負担分について公的負担を行うとともに、相談業務を継続するほか、自宅待機者の生活を支援するため、食料支援や健康観察等を行うなど、取組をさらに強化します。 高齢化対策の推進として、リハビリテーション提供体制の充実や社会参加の促進を図るため、短期集中運動型サービスの検討を行います。 また、高齢者の心身の多様な課題に対応し、きめ細かな支援を実施するため、高齢者の保健事業と介護予防の取組を一体的に推進するとともに、介護分野への関心や地域全体で高齢者を支える意識を高めるため、介護保険施設等でのボランティア活動に対し、換金等が可能なポイントの付与を行います。 地域共生社会の実現に向け、障害者への理解促進の機運を醸成し、意思疎通支援の充実等を図るため、手話言語条例制定に取り組みます。 また、生活に困窮する世帯に対し、就労による自立を促進するため支援金を支給します。 健康・医療の充実として、タブレット端末等を活用した保健指導を行うとともに、がん患者の社会生活を支援するため、ウィッグの購入費助成を行うほか、骨髄等の移植の推進や負担軽減を図るため、ドナーに対する助成や登録会を実施します。 また、次期健康増進計画策定のため市民意識調査を実施するほか、子宮頸がんワクチン接種勧奨を再開するとともに、接種機会を逸した女性に対し、対象年齢を超えて接種を行います。 病院事業では、再整備の基本設計を行うほか、高度医療機器の整備やネットワークの更新を進めることにより、診療体制の充実や患者の利便性向上を図ります。 国際認証基準に基づくセーフコミュニティの取組のさらなる推進に向け、事故やけがに関するアンケート調査を実施するとともに、交通事故発生箇所等を表示したマップを作成・公開します。 災害時における市民の適切な避難行動の理解促進を図るため防災リーフレットを作成し、市内全戸に配布するとともに、災害対策本部の機能強化を図るためオンライン会議機器等を整備します。 また、水災害リスクの低減を図るため、準用河川における施設の長寿命化計画を策定するほか、過去に被災した地区において急傾斜地崩壊対策の防災工事を実施します。 さらに、市民向け応急手当の講習を充実するほか、消火薬剤の更新による危険物火災への対応を強化します。 第5は、豊かな個性を育み未来を拓く誇りあるまちです。 新型コロナ対策として、保育所における衛生用品の購入や保育を継続的に実施するために必要な経費を支援するとともに、児童クラブ及び子育て支援拠点施設等に衛生用品を配付するほか、学校教室の換気や消毒など教員の補助を行うスクール・サポート・スタッフを配置します。 少子化対策・子育て支援の推進については、待機児童解消のため保育士確保に向けた奨学金返済に対する新たな助成や保育士等の収入の引上げによる処遇改善を図り、子供を安心して育てることができる体制の整備に努めるほか、保育士・保育所支援センターを移転し、利便性の向上を図ります。 また、児童クラブを4か所増設するとともに、運営業務のICT化を進めます。 さらに、多胎妊産婦を対象にサポーターを派遣し、育児援助などの支援を行うほか、病児・病後児保育施設の空き状況を確認できる受付予約システムを導入し、市民の利便性の向上を図ります。 このほか、骨髄移植等で免疫が低下・消失した方に対しワクチンの再接種費用を助成するとともに、3歳児健康診査において屈折検査機器による視覚検査を実施するほか、西部親子つどいの広場への利用者支援事業の導入や地域子育て支援センターの公募・再配置に向けた準備を行います。 児童虐待対策など子供と家庭への総合的な支援を行うこども家庭支援センターを開設し、相談支援員を配置するとともに、かごしま子ども食堂サロンの運営に対し助成します。 また、子供を社会全体で守り育てるという機運を醸成し、子供たちが夢や希望を持てる社会の実現を目指し、子どもの未来応援条例(仮称)制定に向けて市民との意見交換などを行います。 学校教育の充実に向け、法的観点から学校へ助言を行うスクールロイヤーを新たに導入し、いじめ等の諸問題に対し適切な対応を図ります。 また、桜島地域における小中一貫教育の導入に向けて、保護者等との協議を行うとともに、新たな学校施設の基本・実施設計を行います。 さらに、小中学校においてICTを活用した学習ドリルの導入を行うほか、市立3高校において生徒1人1台のタブレット端末の整備に向けて取り組むとともに、各学校の特色を生かした学校づくりや今後の学科の在り方について協議するための委員会を設置します。 このほか、松原小学校、八幡小学校の校舎新築を行うほか、紫原中学校など4校の老朽化した校舎の建て替えに向けて基本計画の策定を行うとともに、吉野小学校のプール施設の改築や学校のトイレ洋式化を進めます。 また、まちなかで誰もが気軽に本と触れ合うことができる天文館図書館を本年4月に供用開始し、いづろ・天文館地区の活性化にもつなげます。 第6は、質の高い暮らしを支える快適なまちです。 機能性の高い都市空間の形成に向け、浜町1番街区再開発ビルの本体工事等に対し引き続き助成するとともに、千日町1・4番街区の再開発ビルの保留床取得に対し支援を行うなど、中心市街地の再開発を促進します。 また、来街者の増加や回遊性の向上を図るため、照国表参道において歩行者天国社会実験を行うとともに、鹿児島国体等に向けた高校生ボランティアとのまち案内活動を行います。 さらに、谷山第三地区をはじめとする5地区の土地区画整理事業を推進するとともに、雨水貯留施設の整備を行うほか、田上小学校周辺において土地区画整理事業に係る調査・検討を引き続き行います。 このほか、新たに桜ヶ丘団地において地籍調査に着手します。 また、住生活に係る各種施策を総合的・一体的に推進する住生活基本計画(仮称)の策定に取り組むほか、玉里団地住宅の建て替え工事を行うとともに、市営住宅敷地の有効活用策等を検討します。 さらに、磯地区における海岸保全施設の長寿命化計画を策定するほか、市道の主要渋滞箇所において既存道路を活用した渋滞緩和の取組を進めるとともに、唐湊線の無電柱化に向けた測量設計や臨港道路鴨池中央港区線等の整備促進を図ります。 このほか、都市計画道路について、社会情勢の変化等を踏まえた見直しを図るため基礎調査等を行います。 また、河頭浄水場甲系統の更新に向けた用地購入や水道管の更新を行うとともに、南部処理場の機械設備の改築を行います。 コロナの影響により減少した公共交通の利用回復を図るため、事業者の広報活動に対する支援等を行うほか、公共交通不便地以外の地域における交通手段を確保するため、事業所の送迎バス等を活用した取組に対し支援するとともに、あいばす車両の更新を行います。 さらに、併用軌道における横断歩道の舗装改修を行い、安全性の向上を図るほか、電停ネーミングライツの導入やモバイル限定のナイトパス発売に取り組みます。 次に、条例その他の案件について、御説明申し上げます。 鹿児島市民生委員定数条例一部改正の件は、民生委員の一斉改選に合わせて定数の見直しを行うものです。 鹿児島市公衆浴場法施行条例一部改正の件は、公衆浴場における混浴制限に係る年齢を引き下げるものです。 鹿児島市児童福祉施設の設備及び運営の基準に関する条例一部改正の件は、児童福祉法に係る省令の一部改正に伴い、関係条文の整理をするものです。 鹿児島市国民健康保険税条例一部改正の件は、地方税法等の一部改正に伴い、未就学児に係る被保険者均等割額の減額について定めるとともに、関係条文の整理をするものです。 鹿児島市報酬及び費用弁償条例一部改正の件は、組織機構の整備に伴い、関係条文の整理をするものです。 鹿児島市いじめ問題等調査委員会条例一部改正の件は、同委員会の体制強化を図るため、臨時委員を新設するものです。 鹿児島市中小企業振興基本条例制定の件は、中小企業の振興に関し基本理念、基本方針等を定め市の責務等を明らかにすることにより、中小企業の振興施策を総合的かつ計画的に推進し、もって地域経済の健全な発展及び市民生活の向上に寄与するものです。 鹿児島市公営企業職員の給与の種類及び基準を定める条例一部改正の件は、市立病院及び船舶局の職員に支給する特殊勤務手当を見直すとともに、夜間勤務手当の支給対象者に船員を加えるものです。 鹿児島市立病院職員定数条例一部改正の件は、診療体制等の充実を図るため、市立病院の職員の定数を改めるものです。 鹿児島市水道局職員定数条例一部改正の件は、事務事業の見直しに伴い、水道局の職員の定数を改めるものです。 町の区域の設定及び変更に関する件は、川上町及び吉野町の各一部に吉野三丁目及び吉野四丁目の町の区域を設定し、川上町及び吉野町の町の区域を変更するについて、議会の議決を求めるものです。 住居表示の実施についてその区域及び方法を定める件は、川上町及び吉野町の各一部に住居表示を実施するについて、議会の議決を求めるものです。 鹿児島市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例一部改正の件は、出動に応じて支給する費用弁償の内容等を見直し、新たに出動報酬を設けるものです。 鹿児島市消防団員等公務災害補償条例一部改正の件は、株式会社日本政策金融公庫が行う恩給担保金融に関する法律の一部改正に伴い、関係条文の整理をするものです。 辺地に係る総合整備計画の策定に関する件3件は、桜島白浜辺地など3地域に係る同計画をそれぞれ定めるについて、議会の議決を求めるものです。 成年年齢の引下げに伴う関係条例の整理に関する条例制定の件は、民法の一部改正により成年年齢が引き下げられることに伴い、関係条例の整理をするものです。 鹿児島市職員定数条例一部改正の件は、デジタル戦略推進課、こども家庭支援センター、認知症支援室及び学校整備室の設置、国体等開催準備への対応等に伴い、職員の定数を改めるものです。 職員の育児休業等に関する条例一部改正の件は、国家公務員に準じて、非常勤職員の育児休業及び部分休業の取得要件の緩和等をするものです。 職員の給与に関する条例及び鹿児島市一般職の任期付職員の採用等に関する条例一部改正の件は、一般職の国家公務員の給与に関する人事院勧告の内容に準じて期末手当の支給割合を改めるとともに、令和4年6月に支給される期末手当に関する特例を設けるものです。 特別職の職員の給与に関する条例等一部改正の件は、特別職の職員に支給される期末手当の支給割合について、国の指定職職員に準じて改めるとともに、令和4年6月に支給される期末手当に関する特例を設けるものです。 包括外部監査契約締結の件は、包括外部監査契約を締結するについて、議会の議決を求めるものです。 以上、市政に対する私の所信の一端を申し述べ、今回提案しました令和4年度予算案及び条例その他の案件についての説明を終わります。 これらの施策の推進に当たりましては、市議会の御理解と御協力をいただくとともに、市民の市政への参画を高め、市民とともにまちづくりを進めてまいる所存でございます。 何とぞ、よろしく御審議の上、議決していただきますようお願いいたします。 ○議長(川越桂路君) 以上で、本日の日程は終了いたしました。 △休会の議決・散会 ○議長(川越桂路君) ここでお諮りいたします。 2月24日、25日及び28日は休会とし、3月1日に本会議を再開いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。   [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(川越桂路君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 なお、3月1日は、午前10時から会議を開きます。 本日は、これにて散会いたします。             午前11時2分 散会──────────────────────    地方自治法第123条第2項の規定により署名する。         市議会議長  川  越  桂  路         市議会議員  仮  屋  秀  一         市議会議員  伊 地 知  紘  徳...