○議長(
川越桂路君) 次は、日程第5 第36
号議案ないし日程第32 第63
号議案の議案28件を
一括議題といたします。 件名の朗読を省略いたします。
△
市長提案理由説明
○議長(
川越桂路君) ここで、
提出者の説明を求めます。 [市長 下
鶴隆央君 登壇]
◎市長(下
鶴隆央君)
提案説明の前に、本年7月の
東海地方、
関東地方南部を中心とした大雨及び8月の
九州北部をはじめとする大雨により亡くなられた方々に心からお悔やみを申し上げますとともに、被災された皆様に対して心からお見舞いを申し上げます。一日も早い被災地の復旧と
住民生活の安定をお祈りいたします。 それでは、令和3年第3回
市議会定例会におきまして、今回提案しております令和3年度
補正予算及び条例その他の案件並びに令和2年度
一般会計、
特別会計及び
企業会計の決算について、その概要を御説明申し上げます。 まず、
補正予算について申し上げます。
一般会計におきましては、今回13億3,951万6千円を追加し、総額で2,705億1,433万3千円となります。 今回の
補正予算は、
新型コロナウイルス感染症対策に要する経費を計上したほか、
地域経済の活性化を図るための
市単独による
公共事業費等を計上しました。 また、
新型コロナウイルス感染症の影響に伴う
事業費の
決定見込みによる
不用見込額を減額しました。 以下、
歳出予算の主な内容について、順次御説明申し上げます。
総務費につきましては、
かごしま移住支援・
プロモーション事業費を計上しました。 民生費につきましては、
補助内示見込みによる
介護老人福祉施設等の整備に対する
補助金を計上しました。
農林水産業費につきましては、
補助内示見込みによる
降灰地域防災営農対策事業費を計上したほか、
市単独の
土地改良事業費を計上しました。 商工費につきましては、
補助内示見込みによる
雇用維持支援金事業費及び
家賃支援金事業費を計上しました。 土木費につきましては、
道路災害防止事業費のほか、
市単独の
道路維持事業費及び
側溝整備事業費を計上しました。
教育費につきましては、
補助内示に基づく
ICT環境整備事業費を計上しました。
災害復旧費につきましては、令和3年5月の大雨により被災した道路の復旧に要する経費を計上しました。 諸
支出金につきましては、
水道事業特別会計における
上水道安全対策事業費に係る
出資金を計上しました。 また、
歳入予算につきましては、
地方交付税、
国庫支出金及び
繰越金等を計上したほか、市債を減額しました。 このほか、
側溝整備事業等についての
繰越明許費を設定しました。 次に、
企業会計について申し上げます。
水道事業特別会計におきましては、
補助内示に基づく第11回
水道拡張事業費を計上しました。 次に、条例その他の案件について、御説明申し上げます。
鹿児島市
特定教育・
保育施設及び
特定地域型保育事業の運営の基準に関する条例一部改正の件は、子ども・
子育て支援法に係る府令の一部改正に伴い、
関係条文の整備をするものです。
工事請負契約締結の件2件は、
松原小学校校舎新築その他
本体工事及び
玉里団地住宅27号棟
新築本体工事の
工事請負契約を締結するについて、議会の議決を求めるものです。
タブレット端末購入の件は、小学校及び
中学校用の同端末を購入するについて、議会の議決を求めるものです。
自動車購入の件2件は、
小型動力ポンプ積載車及び
ごみ収集車を購入するについて、議会の議決を求めるものです。
鹿児島市
市街化調整区域における
住宅建築等に関する条例一部改正の件は、
都市計画法等の一部改正に伴い、
市街化調整区域における
住宅建築等が可能な区域を見直すものです。 第六次
鹿児島市
総合計画基本構想を定める件は、総合的かつ計画的な市政の運営を図るため、同計画の
基本構想を定めるについて、議会の議決を求めるものです。
鹿児島市
個人情報保護条例及び
鹿児島市
個人番号の利用及び
特定個人情報の提供に関する条例一部改正の件は、
デジタル社会の形成を図るための
関係法律の整備に関する法律の施行に伴い、
関係条例の整理をするものです。
専決処分の承認を求める件2件は、
新型コロナウイルス感染症への対策としての
タクシー事業者等への
支援金に係る経費について、令和3年
度鹿児島市
一般会計補正予算(第5号・第6号)をそれぞれ
専決処分したので、これを議会に報告し、承認を求めるものです。 以上で、令和3年度
補正予算及び条例その他の案件についての説明を終わります。 何とぞ、よろしく御審議の上、議決及び承認していただきますようお願いいたします。 次に、令和2年度の
一般会計、
特別会計及び
企業会計の決算について、その概要を御説明申し上げます。 令和2年度におきましては、
新型コロナウイルス感染症により、
市民生活や
地域経済に重大な影響が生じる中、
感染拡大防止と
社会経済活動の両立に取り組むとともに、
事務事業の見直しも行いながら、まちの総合力を高める諸施策を進めました。
一般会計における歳出の決算額は、3,466億7,247万4千円となりました。 予算の執行に当たりましては、
地方財政を取り巻く厳しい環境を踏まえ、可能な限りの収入の確保と
経費支出の効率化に努めたことなどにより、
実質収支は43億7,790万2千円の黒字となりました。 次に、
特別会計につきましては、
国民健康保険事業特別会計において繰上充用しましたが、その他の
特別会計においては、黒字または
収支均衡の決算となっており、それぞれ円滑な運営を行うことができました。 次に、
企業会計について申し上げます。
病院事業特別会計は、
医業費用の増などにより、9億2,424万3千円の純損失となりました。
交通事業特別会計は、乗客数の減少などにより、8億9,695万円の純損失となりました。
水道事業特別会計は、8億2,735万9千円、
工業用水道事業特別会計は、270万1千円、
公共下水道事業特別会計は、5億44万9千円、それぞれ純利益となりました。
船舶事業特別会計は、
輸送車両数の減少などにより、6億4,316万9千円の純損失となりました。 次に、主な事業について、
基本政策ごとに順次御説明申し上げます。 まず、人が行き交う魅力とにぎわいあふれるまちです。
新型コロナウイルス感染症の影響により
観光客数が大幅に落ち込む中、
宿泊施設や
貸切りバス事業者等の
感染症対策強化などの取組に対して支援するとともに、
県外観光客向けの
宿泊キャンペーンや修学旅行の誘致に取り組んだほか、収束後を見据えた
観光メニューの充実に取り組みました。 また、
観光イベントにつきましては、
感染症対策を行った上で、おはら祭や
かごしまウィンターナイト大
花火大会などを開催するとともに、
民間主催の
イベント支援を行いました。 このほか、
鹿児島中央駅
東口駅前広場における常設の
観光案内所の整備や
平川動物公園の
コアラ舎の改修を行ったほか、
磯新駅設置に向け、
経済団体などと連携した取組を促進するとともに、異人館の
周辺整備工事を進めました。 また、
サッカー等スタジアムの整備について、立地の検討などを引き続き行ったほか、
鹿児島ユナイテッドFCに対する
トレーニング施設用地の貸付けを行うとともに、
鹿児島レブナイズの活動を支援しました。 さらに、
鹿児島観光コンベンション協会の
MICE誘致戦略プラン策定を支援するとともに、
国際交流センターの運営を開始しました。 次に、健やかに暮らせる安全で安心なまちです。
新型コロナウイルス感染症から市民の命を守り、安心して
日常生活を送ることができるよう、
疫学調査や
PCR検査を進めるとともに、
医療従事者等を対象に
ワクチン接種を順次行いました。 また、
子育て世帯や
独り親世帯への
臨時特別給付金を支給したほか、市独自の取組として、
育児応援金や
子育て世帯への
応援給付金を支給するとともに、妊産婦や
子ども食堂に対して支援を行いました。 さらに、
保育所や
障害者福祉施設等へ
感染症対策用品等の配付を行うとともに、
避難所等における
感染症対策に取り組みました。 このほか、
子育て世代包括支援センターに
発達支援専門員を配置したほか、産婦を継続してサポートするため、
小児科医等と連携し、必要な支援につなげるとともに、
おたふく風邪ワクチンの
接種費用に対する助成や小学1年生を対象に歯科健診及び
フッ素塗布を実施しました。 また、
児童クラブを5か所増設するとともに、
保育士等のための
宿舎借り上げ経費に対し助成したほか、
児童相談所の設置に向けた取組を行いました。 さらに、
地域包括支援センターの体制を強化するとともに、ピアサポーターの
スキルアップを図りました。 また、
大雨対応に係る検証結果を踏まえ、
防災リーフレットを作成するとともに、
防災ラジオを有償で提供したほか、崖崩れの被害を未然に防止するための
応急防災工事の経費に対して助成しました。 さらに、
火山防災トップシティの推進を図るため、全国の
火山地域の市町村と連携する体制を構築するとともに、大
規模噴火を想定した
広域避難時の避難時間についてシミュレーションを行いました。 このほか、令和2年7月豪雨や9月の台風10号に係る
災害復旧に取り組みました。
病院事業では、
新型コロナウイルス感染症の
重点医療機関として、重症・
中等症以上の患者にも対応するため、
院内体制や機器の整備を行うとともに、
診療体制の充実や
地域医療連携推進により
高度急性期医療等を担う取組を進めました。 次に、水と緑が輝く人と地球にやさしいまちです。 ゼロカーボンシティかごしまの実現に向けて、
市役所本庁舎の電力を
再生可能エネルギー由来の電力に切り替えるとともに、動画による周知・広報などにより
二酸化炭素排出削減の機運の醸成を図ったほか、次世代を担う
若者たちの
地球温暖化や
気候変動に対する関心を高めるため、学生を中心としたワークショップを開催しました。 また、
事業所への
太陽光発電システムの
設置助成を拡充するとともに、
クリーンディーゼルトラック等の導入に対し助成したほか、
クールチョイス事業のさらなる展開を図りました。 このほか、
家庭ごみの
減量目標達成に向け、
テレビCM等を活用した
広報啓発を行うとともに、剪定枝の
戸別収集や
粉砕機購入助成を行ったほか、
バイオガス施設を備えた新
南部清掃工場の整備を進めました。 また、
加治屋まちの杜公園を供用開始しました。 次に、
地域産業で若者や女性が活躍できるまちです。
新型コロナウイルス感染症への対応として、
特別定額給付金を給付したほか、
中小企業者等の経営を下支えするため、国と協調した
雇用維持支援金を給付するとともに、市独自の
事業継続支援金や
家賃支援金、
休業協力支援金、
タクシー事業者及び
運転代行業者支援金を給付しました。 また、
中小企業者等の
販路拡大に向け、
ECサイト・ホームページの導入を支援したほか、
プレミアム付商品券を発行した
商店街等への助成や
中小企業者に対する
資金融資等を行うとともに、
新型コロナウイルス感染症に係る
地域経済対策関係者会議を開催しました。 このほか、
中小企業の
若手後継者による
事業承継などに対して支援するとともに、クリエーターの
移住体験イベントや
空き店舗等の
活用セミナーを開催したほか、
商店街等が行う
共同施設の設置に対する助成や
創業支援資金の
信用保証料の軽減を行いました。 また、
若者就職応援フェアや再就職を目指す女性を対象とした
職場見学会を開催したほか、農業の担い手に対し、
農業用施設を整備するための経費を助成するとともに、ICTを活用した
野菜栽培技術の
データ化や
森林経営管理制度の推進に取り組みました。 次に、学ぶよろこびが広がる誇りあるまちです。
新型コロナウイルス感染症への対応として、学校における
感染症対策用品等を購入したほか、
校内通信ネットワークや
児童生徒が使用する
タブレット端末等を整備するとともに、スクール・サポート・スタッフの学校への配置や
給食関係事業者への支援を行いました。 このほか、小中学校6校に
学校運営協議会を設置するとともに、
臨床心理相談員及びスクールソーシャルワーカーを増員したほか、
特別支援教育の
支援体制の強化や
かごしま創志塾によるグローバルな人材の育成に取り組みました。 また、
八幡小学校の
校舎建て替えの設計等を行うとともに、学校の
トイレ洋式化をさらに推進したほか、
松元公民館の
内部改修を実施しました。 さらに、文化芸術推進基本計画や第3次男女共同参画計画策定に向け市民意識調査を行ったほか、かごしま健康の森公園のパークゴルフ場を供用開始するとともに、
鹿児島市スポーツ振興
協会を設立しました。 次に、
市民生活を支える機能性の高い快適なまちです。 中央町19・20番街区、千日町1・4番街区の再開発ビルの整備に対し助成するとともに、中央町再開発ビルの保留床取得に対する貸付けや千日町再開発ビル内の天文館図書館の保留床取得を行ったほか、
鹿児島中央駅
東口駅前広場の若き薩摩の群像などの整備を行いました。 また、
鹿児島駅の自由通路を供用開始するとともに、駅前広場や上本町磯線の工事を進めたほか、谷山第三地区や吉野地区等において土地区画整理事業を推進しました。 さらに、かごしま団地みらい
創造プランを策定したほか、大明丘住宅及び西伊敷第一住宅の建て替え工事に着手するとともに吉田地域の地域活性化住宅の建設を行いました。 また、臨港道路鴨池中央港区線や中央港区岸壁の整備等を促進したほか、仁田尾前ふれあい公園及び肥田ふれあい公園を整備しました。 交通事業においては、
新型コロナウイルス感染症への対応として
感染症対策用品等を購入しました。 このほか、
鹿児島駅前停留場をバリアフリーに対応した停留場として供用開始するとともに、インターネット上の地図で経路検索ができるようデータの整備を行いました。 水道事業においては、
新型コロナウイルス感染症への対応として4か月分の基本料金を免除しました。 このほか、老朽水道管の更新や基幹管路の耐震化を行いました。 公共下水道事業においては、
基本構想・全体計画の策定を進めたほか、吉野地区等への汚水管の布設を行いました。 船舶事業においては、
新型コロナウイルス感染症への対応として、
感染症対策用品等を購入するとともに混雑緩和のためにICカード処理機の増設などに取り組みました。 次に、市民と行政が拓く協働と連携のまちです。
新型コロナウイルス感染症への対応として、町内会等における
感染症対策を支援するため
感染症対策用品の配付を行ったほか、県外からの移住世帯に対し奨励金を交付するとともに、窓口におけるキャッシュレス決済の導入に向け取り組みました。 このほか、地域おこし協力隊を桜島地域に配置するとともに、地域コミュニティ協議会の活動等を支援しました。 また、LINEを活用して市政情報を市民ニーズに合わせて配信したほか、本市シンボルマークやキャラクターを用いたブランディングキャンペーンを展開しました。 さらに、第六次
総合計画基本構想素案を作成、公表したほか、
個人番号カードの普及促進に取り組みました。 このほか、スマートフォン等を活用したモバイル決済サービスの導入に取り組んだほか、AI等の活用が見込まれる業務を抽出し分析するなど、地域情報化を推進しました。 また、連携協定を結んでいる市内の大学で市政に関するワークショップや意見交換等を行い、協働と連携によるまちづくりを進めました。 以上で、令和2年度の
一般会計、
特別会計及び
企業会計の決算についての説明を終わります。 詳細な内容につきましては、別途提出いたしました決算に関する説明書、歳入歳出決算事項別明細書等のとおりでございますので、よろしく御審議の上、認定及び議決していただきますようお願いいたします。
○議長(
川越桂路君) 以上で、本日の日程は終了いたしました。
△休会の議決・散会
○議長(
川越桂路君) ここでお諮りいたします。 明日、明後日及び9月6日は休会とし、9月7日に本会議を再開いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
川越桂路君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 なお、9月7日は、午前10時から会議を開きます。 本日は、これにて散会いたします。 午前10時28分 散会──────────────────────
△議席表 志 摩中 島平 山
(哲)入 船 小 森
(こ)崎 元片 平三反園森 山秋 広小 川343536373839404142434445奥 山川 越山 口古 江仮 屋柿 元長 浜小 森
(の)伊地知大 森大 園
(た)大 園
(盛)222324252627282930313233 霜 出佐 藤薗 田瀬戸山わきたしらが松 尾
(ま)米 山中 原た て
や まのぐち 1112131415161718192021 西 山 下中 元徳 利向 江まつお
(晴)こじま合 原平 山園 山 12345678910 演 壇 ────────────────────────────────────────────────*37番 一部変更
地方自治法第123条第2項の規定により署名する。 市議会議長 川 越 桂 路 市議会議員 瀬 戸 山 つ よ し 市議会議員 たてやま 清 隆...