令和 2年第3回定例会(9月) 議 事 日 程 第 4 号 令和2年9月14日(月曜)午前10時 開議 第1 第41号議案ないし第65号議案──────────────────────────────────────── 本日の会議に付した事件 議事日程のとおり──────────────────────────────────────── 出席議員 (44人) 1 番 西 洋 介 議員 2 番 山 下 要 議員 3 番 中 元 かつあき 議員 4 番 徳 利 こ う じ 議員 5 番 向 江 か ほ り 議員 6 番 ま つ お 晴 代 議員 7 番 こ じ ま 洋 子 議員 8 番 合 原 ち ひ ろ 議員 9 番 平 山 タカヒサ 議員 10番 園 山 え り 議員 11番 霜 出 佳 寿 議員 12番 佐 藤 高 広 議員 13番 薗 田 裕 之 議員 14番 瀬 戸 山 つ よ し 議員 16番 し ら が 郁 代 議員 17番 松 尾 ま こ と 議員 18番 米 山 たいすけ 議員 19番 中 原 力 議員 20番 たてやま 清 隆 議員 21番 の ぐ ち 英 一 郎 議員 22番 奥 山 よしじろう 議員 23番 川 越 桂 路 議員 24番 山 口 健 議員 25番 古 江 尚 子 議員 26番 仮 屋 秀 一 議員 27番 柿 元 一 雄 議員 28番 長 浜 昌 三 議員 29番 小 森 のぶたか 議員 30番 伊 地 知 紘 徳 議員 31番 大 森 忍 議員 32番 大 園 た つ や 議員 33番 大 園 盛 仁 議員 34番 志 摩 れ い 子 議員 35番 中 島 蔵 人 議員 36番 小 森 こうぶん 議員 37番 上 門 秀 彦 議員 38番 長 田 徳 太 郎 議員 39番 入 船 攻 一 議員 40番 崎 元 ひろのり 議員 41番 片 平 孝 市 議員 42番 三 反 園 輝 男 議員 43番 森 山 き よ み 議員 44番 秋 広 正 健 議員 45番 小 川 み さ 子 議員──────────────────────────────────────── 欠席議員 (1人) 15番 わ き た 高 徳 議員────────────────────────────────────────
事務局職員出席者 事務局長 田 畑 浩 秋 君 議事課長 船 間 学 君 総務課長 小 土 橋 浩 二 君 政務調査課長 益 田 有 宏 君 議事課主幹 議事係長 上 久 保 泰 君 議事課主幹 委員会係長 渡 英 樹 君 議事課主査 迫 田 洋 行 君 議事課主任 海 江 田 拓 郎 君──────────────────────────────────────── 説明のため出席した者 市長 森 博 幸 君 副市長 松 永 範 芳 君 副市長 松 山 芳 英 君 教育長 杉 元 羊 一 君 代表監査委員 内 山 薫 君 交通局長 白 石 貴 雄 君 水道局長 秋 野 博 臣 君 船舶局長 有 村 隆 生 君 総務局長 松 枝 岩 根 君 企画財政局長 池 田 哲 也 君 危機管理局長 尾 ノ 上 優 二 君 市民局長 上 四 元 剛 君 環境局長 玉 利 淳 君 健康福祉局長 椎 木 明 彦 君
こども未来局長吉 田 幸 一 君 産業局長 鬼 丸 泰 岳 君 観光交流局長 小 倉 洋 一 君 建設局長 福 留 章 二 君 消防局長 安 樂 剛 君 病院事務局長 緒 方 康 久 君 市長室長 宮 之 原 賢 君 総務部長 枝 元 昌 一 郎 君 企画部長 有 村 浩 明 君 財政部長 稲 田 祐 二 君
危機管理局次長浅 井 孝 君 市民文化部長 遠 藤 章 君 環境部長 菊 野 純 一 君
すこやか長寿部長 古 河 春 美 君
こども未来局次長 吉 住 嘉 代 子 君 産業振興部長 中 馬 秀 文 君 観光交流部長 成 尾 彰 君 建設管理部長 柚 木 兼 治 君 消防局次長 中 村 剛 君
病院事務局次長新 穂 昌 和 君 交通局次長 岩 切 賢 司 君
水道局総務部長池 之 上 毅 君 船舶局次長 橋 口 訓 彦 君
教育委員会事務局管理部長 中 豊 司 君──────────────────────────────────────── 令和2年9月14日 午前10時 開議
△開議
○議長(川越桂路君) これより、本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付いたしました議事日程第4号のとおりであります。
△第41号議案-第65号議案上程
○議長(川越桂路君) それでは、日程第1 第41号議案ないし第65号議案の議案25件を一括議題といたします。 件名の朗読を省略いたします。
△個人質疑
○議長(川越桂路君) それでは、通告による個人質疑の発言を順次許可いたします。 まず最初に、
松尾まこと議員。 [
松尾まこと議員 登壇](拍手)
◆(
松尾まこと議員) 令和2年第3回市議会定例会に当たり、公明党市議団の一員として個人質問を行ってまいります。 冒頭に当たり、7月豪雨及び台風10号によりお亡くなりになられた方々並びに御遺族の皆様に謹んで哀悼の意を表します。また、被災された方々にお見舞い申し上げますとともに、一刻も早い復旧・復興をお祈り申し上げます。 まず、避難所運営を含む災害対策についてお伺いいたします。 世界的な気候変動により、日本各地を襲う豪雨や台風などは、従来の想定では考えられない雨量等をもたらし、毎年のように災害が発生しております。しかし、発生予測の難しい地震等に比べると、台風や水害は起きる場所や時期が割り出しやすいことから、日頃の備えや必要な各種防災情報により住民の正しい避難行動に結びつけることで人的被害を回避することは可能であります。 そこで、本市の避難所運営や備蓄の在り方等について伺ってまいります。 第1点、昨年の
避難所班長等アンケートを踏まえた対応状況。 第2点、避難所の開設等については、本年の7月豪雨時、台風10号接近時における避難情報の発令状況及び総括をお示しください。 以上、答弁願います。
◎危機管理局長(尾ノ上優二君) お答えいたします。 避難所班長等のアンケートでは、「避難所やその経路上で崖崩れや洪水など災害の危険を感じた」、「
段ボールベッド等が必要」などの意見がございました。これを受け、改めて安全性を確認するなどして、
指定緊急避難場所を兼ねた指定避難所の見直しを行ったほか、大規模災害時等に備え、協定事業者等から調達されるまでの間、必要に応じて使用するための
段ボールベッド等を購入することとしたところでございます。 本年7月豪雨におきましては、土砂災害のおそれがあったことから、7月5日の午後6時から6日の明け方にかけて避難勧告等を段階的に発令いたしました。また、台風第10号の際は、接近に伴い、9月5日の午後4時に市内全域に避難準備・
高齢者等避難開始を、翌6日の正午に避難指示を発令いたしました。今後も可能な限り、日中のうちに避難情報を発令し、早めの避難により命を守る行動を取っていただけるよう適切に対応してまいりたいと考えております。 以上でございます。 [
松尾まこと議員 登壇]
◆(
松尾まこと議員) 答弁いただきました。 昨年の避難所班長等の声を受け、必要に応じて使用するための
段ボールベッドの購入など適切に対応されているようであります。また、避難情報の発令のタイミングによっては適切な避難につながらないケースがあると思いますので、市民の安全重視の適切な対応を要望いたしておきます。 引き続きお伺いいたします。 昨年6月末からの大雨時と本年7月豪雨時、台風10号接近時の開設箇所数と避難者数の比較、本年7月豪雨時については、第一開設の学校数、避難者の有無及び最大避難者数を含めてお示しください。 以上、答弁願います。
◎健康福祉局長(椎木明彦君) お答えいたします。 昨年6月末からの大雨、本年7月豪雨及び台風10号接近時における避難所の開設箇所数及び避難者数につきましては、それぞれ避難者数の最大時で、昨年が187か所、3,453人、本年7月が102か所、98人、台風10号接近時が205か所、4,854人となっております。なお、本年7月における第一開設の小中学校は22校で、うち7校に8人が避難されました。 以上でございます。 [
松尾まこと議員 登壇]
◆(
松尾まこと議員) 答弁いただきました。 台風10号接近時の避難所の開設数及び避難者数ともに、昨年6月末からの大雨時を大きく上回っていることから、マスコミ等を通じた関係機関等からの避難についての周知が進んだものと推察いたします。 内閣府は、4月にコロナ禍の避難の在り方として、災害時にホテルや親戚、知人宅などを含む分散避難を検討するよう通知しております。 そのことを踏まえ、お伺いいたします。 第1点、国の通知を踏まえた避難についての周知方策及び方法、留意点を含む内容。 第2点、昨年6月末からの大雨時と本年の7月豪雨時、台風10号接近時の主な特徴を含む避難行動等の分析についてお示しください。 以上、答弁願います。
◎危機管理局長(尾ノ上優二君) 国からの通知を踏まえ、
避難行動判定フローによる自宅避難か自宅外避難かの確認、見直し後の避難情報の発令地域・対象者や避難場所、
新型コロナウイルス感染症対策等を掲載した防災診断のリーフレットを作成し、市民のひろば6月号と併せて配布したほか、その周知動画を
市ホームページに掲出するとともに
自主防災組織等へのDVD貸出しなどを行っているところでございます。 昨年6月末からの大雨では、8・6水害を上回る量の雨が降ったことや平成5年以来の避難指示を発令したことなどから多くの市民が避難所へ避難しましたが、本年7月豪雨では、本市の降水量が予想より少なかったことから、そのような状況には至らなかったところでございます。また、台風第10号では、気象庁が事前に特別警報級の勢力に発達する可能性を発表していたことから、多くの市民が避難所へ避難したものと考えております。このほか、新聞報道等によりますと、台風第10号では、
新型コロナウイルス感染症対策や建物の安全性の観点からホテルに避難するケースも目立ったとのことでございます。 以上でございます。 [
松尾まこと議員 登壇]
◆(
松尾まこと議員) 答弁いただきました。 引き続きお伺いいたします。 昨年の6月末からの大雨時には、災害発生前の避難において、初めて避難所を利用する方が多かったことなどから、飲食物の提供を期待する声があったようであります。 そのことを踏まえ、お伺いいたします。 持ち出し品等を含む市民等の対応状況及び問合せを含めた市民からの声をお示しください。 以上、答弁願います。
◎健康福祉局長(椎木明彦君) 食料や水など避難時の
非常持ち出し品等に関する問合せや要望につきましては、今年の開設時には寄せられておらず、避難者において持参されたものと考えております。 以上でございます。 [
松尾まこと議員 登壇]
◆(
松尾まこと議員) 答弁いただきました。 災害発生前の避難における
非常時持ち出し品等については、昨年の経験を踏まえ市民意識が高まっているものと考えます。 次に、食糧、資機材、生活用品の備蓄等についてお伺いいたします。 第1点、行政備蓄の考え方。 第2点、食糧、資機材、生活用品備蓄の主な内容についてお示しください。 以上、答弁願います。
◎危機管理局長(尾ノ上優二君) 行政備蓄は、原則として大規模災害の際の支給を想定し、協定事業者等からの調達が被災後2日目から可能となることなどを前提に、食糧や生活用品など避難想定者数の1日分の物資を備蓄しております。 主な備蓄物資は、食糧はアルファ化米、保存用パン、飲料水、資機材は発電機、投光器、
カセットコンロ、生活用品は毛布、タオル、
消毒用アルコールなどでございます。 以上でございます。 [
松尾まこと議員 登壇]
◆(
松尾まこと議員) 答弁いただきました。 行政備蓄では、原則として大規模災害の際の支給を想定し、協定事業者等からの調達が被災後2日目から可能となることなどを前提に、食料品等は避難想定者数の1日分の物資を備蓄しているようでありますので、そのことを踏まえ、市民への持ち出し品等に対するさらなる周知を要望いたしておきます。 豪雨や台風等の暑い時期での屋内運動場における避難所において課題となっている空調関係については、先日の我が会派の代表質問の際、当局は、「夏場等で避難生活が長期に及ぶような場合には、必要に応じ、空調設備を協定締結先から調達するなど対応することとしている」と答弁しておられます。 そのことを踏まえ、お伺いいたします。 災害に関する協定等締結による空調関係の取扱いについて、どの段階で調達するのかなどを含めお示しください。 以上、答弁願います。
◎危機管理局長(尾ノ上優二君) 協定事業者によりますと、空調機器は3日以内に設置が可能とのことであり、そのことを踏まえながら対応したいと考えております。 以上でございます。 [
松尾まこと議員 登壇]
◆(
松尾まこと議員) 答弁いただきました。 空調機器は3日以内の設置が可能とのことでありますが、熱中症の予防等を考慮し、恒常的な空調設備の設置についても再考していただきますよう要望いたしておきます。また、本年は、各学校の避難所において、校区公民館や特別教室などを活用するなど工夫した対応が取られたようであります。しかし、学校によっては対応がまちまちであったことから、今後は、避難所となっている学校ごとの対応にばらつきがなく、また、学校運営に支障が生じないようマニュアル化を強く要望いたしておきます。 次に、9月補正分の災害救助に要する経費についてお伺いいたします。 第1点、
段ボールベッドの留意点及び使用についての考え方並びに課題。 第2点、備蓄、配備についての考え方をお示しください。 以上、答弁願います。
◎健康福祉局長(椎木明彦君)
段ボールベッドにつきましては、大規模災害の発生時等に協定先から調達されるまでの間、必要に応じて使用することとしており、保管スペースの確保や紙製品であり湿気に弱いため、保管方法に留意することなどが課題と考えております。 今回の補正予算により100個購入することとしており、
福祉コミュニティセンター及び合併5地域にある各支所に保管する予定でございます。 以上でございます。 [
松尾まこと議員 登壇]
◆(
松尾まこと議員) 答弁いただきました。 避難する高齢者等の中には、日頃、ベッドで生活している方もおられると思います。そのようなことから、避難所においても一定の高さを保つ
段ボールベッドは、高齢者等の負担軽減効果があるものと認識いたします。 当局答弁は、100個の配備先として
福祉コミュニティセンターなどに保管するとのことでありましたが、有効活用の観点から、今年7月豪雨時の高齢者等の避難状況の実績を踏まえ、配備先等を事前に検討していただき、災害発生前の避難においても使用を認めていただきますよう要望いたしておきます。また、
段ボールベッドの課題を踏まえ、衛生面や材質面も考慮し、今後、繰り返し使用できる新たな製品について調査研究していただきますよう要望いたしておきます。 次に、県との連携についてお伺いいたします。 先日放映された県の広報番組において、姶良市に設置されている
防災研修センターが紹介されており、災害時の備蓄体制等にも触れられていました。 そこで、県との連携や役割分担がどのようになされているものかとの観点からお伺いいたします。 第1点、資機材、食糧等主な品目を含む県の備蓄体制の概要。 第2点、県における位置づけを含む本市への供給体制及び課題についてお示しください。 以上、答弁願います。
◎危機管理局長(尾ノ上優二君) 県は、市町村における備蓄物資等が不足した場合に備えて備蓄を行っており、主な備蓄物資はアルファ化米、飲料水などの食糧及び毛布、タオル、大人用おむつなどの生活用品で、資機材については備蓄をしていないとのことでございます。 平成29年4月に策定された鹿児島県災害時受援計画において、市町村における備蓄物資等が不足した場合には、県へ要請を行い、県はこれを受けて、
市町村物資拠点ごとの配分計画を決定し物資の供給を行うこととしております。なお、現時点で課題は特にないところでございます。 以上でございます。 [
松尾まこと議員 登壇]
◆(
松尾まこと議員) 答弁いただきました。
東京大学大学院の
片田敏孝防災社会学特任教授は、「避難は自らの避難先を自らで決める分散避難が原則だ。住民側も意識を変える必要がある」と指摘しています。避難先の優先順位について、1、安全な自宅の2階に避難する在宅避難、2、知人宅やホテルなどの自宅外避難、3、全てがかなわなければ避難所で考えるべきと話されています。 今回、避難運営を含む災害対策について質疑を交わしてまいりました。本年は避難に対する市民意識の向上が見られたことや本市関係部局の対応も一定の前進があったと評価いたします。 そのことを踏まえ、この項の最後に、森市長にお伺いいたします。 これまで60万市民の命を守る最高責任者である
災害対策本部長として指揮を執ってこられたことを振り返っていただき、森市長がどういう思いで取り組んでこられたのかをお聞かせください。また、現在、国において検討が始まった警戒レベル4において、避難勧告を廃止して避難指示に一本化しようとする
災害対策基本法に基づく避難勧告の見直しについての所感をお聞かせください。 以上、答弁願います。 [市長 森 博幸君 登壇]
◎市長(森博幸君)
松尾まこと議員にお答えいたします。 私はこれまで、災害は、いつ、どこでも発生し得るという想定の下、総合的な防災力の充実に向けたハード・ソフト両面からの各種対策を積極的に推進してまいりました。その中で、災害による被害を最小限にとどめるためには、とりわけ自助・共助が重要であることから、防災診断のリーフレットや
ハザードマップの配布などによる適切な避難行動の周知・啓発や自主防災組織の活動支援など、市民の防災意識向上に資する取組にも力を注いできたところであり、これらを通じてマニフェストに掲げた安心安全に暮らせる災害に強い強靱なまちづくりを着実に進めることができたものと考えております。 現在、国におきましては、避難情報について見直しを進めておられますが、これは昨年度、本市の提言により県市長会においても改善を要望したものであり、見直しにより警戒レベルに応じた避難情報が市民に正しく理解され、適切な避難行動につながるものと期待をいたしているところでございます。 [
松尾まこと議員 登壇]
◆(
松尾まこと議員) 森市長に答弁いただきました。 国において進められている避難情報の見直しについては、森市長が実体験を踏まえて提言したことがきっかけとなっており、意義深く感じるところであります。今後、森市長の思いに応え、より安心安全に暮らせる災害に強い強靱なまちづくりに向けた取組が引き継がれていくことを期待し、この質問を終わります。 新しい質問に入ります。 清和地区の冠水防止対策についてお伺いいたします。 清和地区は、過去に区画整理された地域と従前の地域とのはざまや急激な開発による市街化区域と調整区域の境界等の地域において、大雨による冠水が日常化しております。そこに調整区域での宅地化が進んだことから、ますますその状態に拍車がかかっております。一刻も早い対策が必要であることからお伺いいたします。 第1点、これまでの取組及び効果。 第2点、冠水地域の要因、経緯、住民の声を含む現状認識及び課題。 第3点、対策の検討状況についてお示しください。 以上、答弁願います。
◎産業局長(鬼丸泰岳君) お答えいたします。 清和地区の冠水防止対策に係るこれまでの取組としましては、農道の拡幅に伴う側溝の新設や一部改良のほか、冠水対策調査などを実施しております。一部の区間においては、これらの整備により道路冠水の解消が図られているものと考えております。 冠水の要因としては、市街化区域への編入などにより、雨水貯留機能を有する農地の宅地化が進んだことや耕作者の減少による用水路の管理不足などが考えられるところでございます。なお、大雨時には、用水路からの溢水が見られることから、農業用施設の適切な管理が課題であると考えております。 現在、元年度に実施した冠水対策調査の結果を踏まえ、用水路などから流入する用水の取水調節の検討や用水路の土砂除去などの管理方法について検討を行っているところでございます。 以上でございます。 [
松尾まこと議員 登壇]
◆(
松尾まこと議員) 答弁いただきました。 地元住民とともに私も要望していた市後町2号線や竹迫線などの一部の区間においては、側溝整備や一部改良などにより解消できたところは一定評価いたします。しかし、課題を踏まえた早急な事業の実施が必要と考えます。 そこでお伺いいたします。 今後の取組についてお示しください。 以上、答弁願います。
◎産業局長(鬼丸泰岳君) 今後の取組といたしましては、大雨時の用水路への流入抑制を図るため、用水路の維持管理について水利組合と協議し、詳細な管理図面を作成するとともに、農業用施設の適切な管理に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 [
松尾まこと議員 登壇]
◆(
松尾まこと議員) 答弁いただきました。 清和地区の冠水防止対策は難題であると承知いたしておりますが、冠水時は住民生活や児童生徒の通学にも大きな支障を来しております。実効ある取組とともに、今後の進捗を注視してまいります。 新しい質問に入ります。
中央保健センター等についてお伺いいたします。 私は、本年6月、
中央保健センターに初めて訪れる機会がありました。これまで地元の
南部保健センターや
東部保健センターには度々訪れていましたので、その老朽化ぶりに驚いたところであります。 そのことを踏まえ、お伺いいたします。 第1点、建物の概要。 第2点、
中央保健センターについては、概要、設置年や建築年を含む他保健センターとの比較、立地等を深めた評価、課題についてお示しください。 以上、答弁願います。
◎健康福祉局長(椎木明彦君)
中央保健センターのある鴨池ビルは、昭和47年に建築された地下1階、地上10階建ての鉄骨鉄筋コンクリート造りのビルであり、地下1階から地上3階までが
中央保健センター、4階以上は区分所有に基づく分譲住宅でございます。 同センターにつきましては、鴨池地区等の84町丁を管轄し、地域住民への健康相談や保健指導など、地域保健に係る事業を実施する拠点でございます。センターは他の保健センター同様、平成以降の組織整備により現在の組織名となっており、同センターのある鴨池ビルのみ昭和に建築されております。立地につきましては、中央地域に位置し、電車通りにも面しており、利便性が高い場所にあると考えております。 課題といたしましては、鴨池ビルは建築から48年が経過しており施設が老朽化してきているところでございます。 以上でございます。 [
松尾まこと議員 登壇]
◆(
松尾まこと議員) 答弁いただきました。 利便性の高い場所であることは市民サービスの観点からメリットではありますが、示された課題の老朽化への対策は急務と思います。 引き続きお伺いいたします。 市民サービス向上に向けた施設整備の必要性に対する認識をお示しください。 以上、答弁願います。
◎健康福祉局長(椎木明彦君) 施設整備につきましては、これまで、外壁工事のほか親子教室等で使用するプレールームの整備などを実施しております。
中央保健センターは、妊婦や乳幼児、高齢者などを含む多くの市民が保健サービスを受けるための施設であることから、老朽化を踏まえ、安心安全な環境となるよう適切な維持管理が必要であると考えております。 以上でございます。 [
松尾まこと議員 登壇]
◆(
松尾まこと議員) 答弁いただきました。 老朽化を踏まえ、安心安全な環境となるよう適切な維持管理が必要であるとの見解を示されました。 引き続き、鴨池ビル管理委員会についてお伺いいたします。 第1点、概要及び構成メンバー。 第2点、連携状況及び協議経過についてお示しください。 以上、答弁願います。
◎健康福祉局長(椎木明彦君) 鴨池ビル管理委員会につきましては、同ビルを区分所有する本市と住民等がビルの適切な維持管理を行うための組織であり、本市から4人、住民等の代表4人の計8人で構成されております。 連携状況についてでございますが、同委員会は、毎年1回程度会議を開催し、建物の維持管理に関する協議のほか、老朽化を踏まえた修繕や建て替え等の説明会を実施しております。 以上でございます。 [
松尾まこと議員 登壇]
◆(
松尾まこと議員) 答弁いただきました。 引き続きお伺いいたします。 市公共施設配置適正化計画を踏まえた同施設の検討状況についてお示しください。 以上、答弁願います。
◎健康福祉局長(椎木明彦君) 同センターにつきましては、本市公共施設配置適正化計画により、機能を維持する施設として位置づけておりますことから、現在、他の区分所有の方々と協議を行いながら検討を進めているところでございます。 以上でございます。 [
松尾まこと議員 登壇]
◆(
松尾まこと議員) 答弁いただきました。 複合建物であるがゆえに、関係者の意見調整については慎重さが求められます。所管課のみではなく、マネジメントや建築などの専門的観点からの支援が必要と思います。 この項の最後にお伺いいたします。 財産マネジメントの推進を担う管財課の相談・協力体制をしっかりと取っていただきたいと考えますが、見解をお示しください。 以上、答弁願います。
◎企画財政局長(池田哲也君) お答えいたします。 管財課では、
中央保健センターなど施設所管課からの相談等に対し、これまでも財産規則や公共施設等総合管理計画などに基づく助言等を行ってきており、今後も適宜適切に対応してまいりたいと考えております。 以上でございます。 [
松尾まこと議員 登壇]
◆(
松尾まこと議員) 答弁いただきました。 同保健センターは、妊婦や乳幼児、高齢者などを含む多くの市民が保健サービスを受けるための重要な施設であります。関係部局のバックアップを含め、安心安全な環境となるよう早急な取組を要望いたしておきます。 新しい質問に入ります。 ごみ処理及び資源化についてお伺いいたします。 プラスチックごみによる深刻な海洋汚染を食い止めるため、各国がプラごみの排出量を削減する取組に力を入れているところであります。 そのことを踏まえ、お伺いいたします。 プラスチックごみに対する国の動向等について、第1点、プラスチック資源循環戦略の概要。 第2点、プラごみの分別をより簡単にし、リサイクルを一層促進するための方針、いわゆるプラごみの一括回収の概要についてお示しください。 以上、答弁願います。
◎環境局長(玉利淳君) お答えいたします。 プラスチック資源循環戦略は、海洋プラスチックごみ問題や地球温暖化などの課題に対応するため、令和元年5月に策定されたもので、3Rとプラスチックの再生利用を基本原則とした資源循環を総合的に推進するための戦略でございます。 プラスチックの一括回収についてでございますが、報道によりますと、現在、燃やせるごみとしている文具や玩具などのプラスチック製品について、リサイクル率の向上を図るため資源物のプラスチック容器類に加えようとするもので、令和4年度以降の開始を予定されているとのことでございます。 以上でございます。 [
松尾まこと議員 登壇]
◆(
松尾まこと議員) 答弁いただきました。 現在、燃やせるごみとしている文具や玩具などのプラスチック製品のリサイクル率が高まればごみの減量にもつながると思います。 そこでお伺いいたします。 国の動向に対する本市の考え方についてお示しください。 以上、答弁願います。
◎環境局長(玉利淳君) 本市といたしましては、一括回収によりごみの減量化・資源化が推進される一方、施設の改修なども懸念されることから、国の動向を注視してまいりたいと考えております。 以上でございます。 [
松尾まこと議員 登壇]
◆(
松尾まこと議員) 答弁いただきました。 一括回収については施設の改修などの課題を示されましたが、国の動向を踏まえ遺漏なき取組を要望いたしておきます。 次に、ごみステーションについてお伺いいたします。 地域において誰もが利用するごみステーションでは、その場所をいかに使いやすく清潔に、地域の美観を損なわないように管理していくことが望まれます。 そのことを踏まえ、お伺いします。 まず、現状については、第1点、ステーションの設置形態及び管理の種類。 第2点、市民等からの声。 第3点、設置補助及び備品支給等を含む本市の支援内容。 第4点、課題についてお示しください。 以上、答弁願います。
◎環境局長(玉利淳君) ごみステーションは一般的に公道上に設置され、利用する方々や町内会などに維持管理をお願いしているところでございます。 町内会等からは、「ルール違反のごみがある」、「ごみが地域外から持ち込まれている」などの声がございます。 本市の支援でございますが、飛散防止ネットを無償提供しているほか、ボックス型ごみステーションの整備に対する助成制度を設けているところでございます。 また、課題でございますが、ボックス型ごみステーションは場所の確保が困難なことから設置が進んでいないところでございます。 以上でございます。 [
松尾まこと議員 登壇]
◆(
松尾まこと議員) 答弁いただきました。 場所の確保の問題でボックス型ごみステーションの設置が進まないとの課題を示されました。 引き続き、ごみステーション維持管理向上の取組についてお伺いいたします。 長崎市、西宮市の取組事例及びその効果についてお示しください。 以上、答弁願います。
◎環境局長(玉利淳君) 長崎市と西宮市では
ごみ出し時に広げて使用する折り畳み式ボックスが導入されており、地域の美観保持等に効果があるようでございます。 以上でございます。 [
松尾まこと議員 登壇]
◆(
松尾まこと議員) 答弁いただきました。
ごみ出し時に広げて使用する折り畳み式ボックスは、地域の美観確保等に効果があるとのことであります。 そのことを踏まえ、お伺いいたします。 本市でも折り畳み式ボックスの設置によるごみステーションの導入に取り組んではいかがかと考えますが、見解をお示しください。 以上、答弁願います。
◎環境局長(玉利淳君) 折り畳み式ボックスの設置につきましては、他都市の事例も参考に検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 [
松尾まこと議員 登壇]
◆(
松尾まこと議員) 答弁いただきました。 折り畳み式ボックスの設置については、他都市の事例も参考に検討されるとのことでありますので、期待し見守ってまいります。 新しい質問に入ります。 交通事業についてお伺いいたします。 コロナ禍において市民の皆様から、「バスや電車は密になっているが大丈夫か」、「どんな対策が取られているのか」など多くの声をいただくことから、コロナ禍における交通局の対応についてお伺いいたします。 まず、電車・バスの換気等について、第1点、市民等からの声。 第2点、カゴシマシティビュー等窓が開かない構造の車両の対策を含む具体的な取組状況。 第3点、電車・バスそれぞれの空調設備の機能及び課題についてお示しください。 以上、答弁願います。
◎交通局長(白石貴雄君) お答えいたします。 市電・市バスの換気について利用者からは、窓の全開や雨天時、降灰時の換気を求める声などが寄せられているところでございます。 現在、市電では、走行中の窓や起点・終点でのドアの開放をいたしております。市バスでは、これらに加え、換気扇を常時稼働させておりますが、カゴシマシティビューなどの客席の窓が開かない車両では、主に換気扇により対応しております。 また、空調設備につきましては、市電及び観光バスを除く市バスは内気循環型を、観光バスは外気導入型を装備しております。新型コロナウイルス感染症拡大の下での課題といたしましては、市電に換気扇を含め外気を導入する装置が設置されていないことがございます。 以上でございます。 [
松尾まこと議員 登壇]
◆(
松尾まこと議員) 答弁いただきました。 バスについては一定の対策が講じられているようであります。一方、電車においては課題があるようであります。 そのことを踏まえ、軌道車両等における冷房装置についてお伺いいたします。 第1点、鉄道・軌道事業者の車内換気に関する根拠法令。 第2点、冷房装置における軌道・鉄道車両の違い。 第3点、交通局車両の現状及び課題についてお示しください。 以上、答弁願います。
◎交通局長(白石貴雄君) 鉄道車両の車内換気については、国の鉄道に関する技術上の基準を定める省令において、客室内は必要な換気をすることが定められており、同省令の解釈基準において、自然換気を行う場合と換気扇による換気を行う場合のそれぞれの基準が定められております。一方、軌道車両については同様の規定がないことから、鉄道車両に関する基準を準用しているところでございます。 冷房装置については、鉄道車両では窓の固定化が進んでいることなどから、ほとんどの車両に外気導入型が導入されているようでございます。 一方、軌道車両である市電では、窓の開放による自然換気が可能なこと、また換気扇や外気導入型を導入するためには、電源装置の大幅な増強や設置スペースの確保等の課題があることから内気循環型が用いられております。 以上でございます。 [
松尾まこと議員 登壇]
◆(
松尾まこと議員) 答弁いただきました。 軌道車両である市電については、窓の開放による自然換気が可能なこと、換気扇や外気導入型冷房装置の導入については、設置スペースの確保など課題があることを示されました。ただ、窓の開放は、降灰や豪雨等での対応は難しいことから、やはり根本的な対策が望まれます。 そのことを踏まえ、お伺いいたします。 機器の更新時期等を含めた今後の考え方をお示しください。 以上、答弁願います。
◎交通局長(白石貴雄君) 新型コロナウイルス感染症拡大による社会情勢や利用者のニーズの変化等を受け、軌道車両用の冷房装置の機能が向上していくことも想定されることから、今後、新造車両の導入時期等を見据え、情報収集に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 [
松尾まこと議員 登壇]
◆(
松尾まこと議員) 答弁いただきました。 今後の新造車両の導入や既存車両の機器の更新のときには、コロナ禍にふさわしい機器の導入を要望いたしておきます。 次に、道路交差点内の軌道敷の改良についてお伺いいたします。 現在、11月下旬の完成を目指して改良が進められている郡元電停交差点は、つえを使用される歩行者や車椅子やベビーカーを利用される方々の要望を受け、利便性向上を目指しての改良を提案してきた経緯があります。 そのことを踏まえ、お伺いいたします。 第1点、改良の進め方に関する考え方及びこれまでの事業費、補助の活用を含む改良実績。 第2点、改良が必要と思われると過去に答弁されている6か所の交差点に対する課題及び今後の改良内容、県との協議を含む取組についてお示しください。 以上、答弁願います。
◎交通局長(白石貴雄君) 道路交差点の軌道敷の改良につきましては、交通量の多い交差点で走行の安全性や快適性の向上を図るため、コンクリートブロックによる改良を進めることといたしております。これまでの主な実績としては、平成25年度に水族館口交差点及び滑川交差点の改良を約1億2千万円で実施し、また、28年度からは国の補助金等を活用し、本年11月下旬の完成を目途に約6億円をかけて郡元電停交差点の改良を進めております。 交差点の軌道敷の抜本的な改良は道路と一体的に行う必要があることから、道路管理者である県と協議を続けてきており、今後、協議が調った交差点から順次整備を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 [
松尾まこと議員 登壇]
◆(
松尾まこと議員) 答弁いただきました。 県との協議が調った交差点から順次整備を進めていきたいとのことでありますので、取組を見守ってまいります。 次に、軌道敷上の横断歩道部についてお伺いいたします。 この件については、本会議の場において計画的な改良を要望していた経緯があります。 そのことを踏まえ、お伺いいたします。 第1点、これまでの取組及び現状認識。 第2点、切り石等を使用していない武之橋交差点などの整備状況。 第3点、課題及び今後の取組についてお示しください。 以上、答弁願います。
◎交通局長(白石貴雄君) 軌道敷上の横断歩道は、職員が定期的に巡視し、損傷箇所はその都度補修するとともに、軌道改良に合わせてコンクリートブロックや平板ブロックに改良してきておりますが、さらに必要な箇所があることは認識しているところでございます。 お触れになった武之橋電停交差点及び武之橋北口交差点は28年度に、また、山形屋前交差点は25年度にそれぞれアスファルト舗装で改修しております。 このアスファルト舗装は、電車の走行時の振動で損傷を受けやすく補修の頻度が高いことから、今後は交差点改良を行う際に、コンクリートブロック等を用いて横断歩道も含めた一体的な整備に取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。 [
松尾まこと議員 登壇]
◆(
松尾まこと議員) 答弁いただきました。 車椅子やベビーカー等の車輪やつえを使用される方々への配慮が最優先であるべきと考えます。今後、交差点改良を行う際に根本的な改良を行うとのことでありますが、歩行者の視点に立って早急な対応を要望いたしておきます。 新しい質問に入ります。 民間活力導入等による公園等の魅力向上の取組についてお伺いいたします。 厳しい財政状況の下、各自治体の施設等の整備費や行政運営費の割合が減少する傾向にあります。そのような背景もあり、公民連携により民間活力を導入する公園等における様々な魅力向上策が全国の自治体で広がっているようであります。 そのことを踏まえ、観光農業公園(グリーンファーム)についてお伺いいたします。 まず、キャンプ場関連について伺います。 常設テントサイトについては、第1点、利用料を含む概要。 第2点、過去3年の年度ごとの利用状況。 第3点、今後の取組についてお示しください。 以上、答弁願います。
◎観光交流局長(小倉洋一君) お答えいたします。 常設テントサイトは25区画あり、使用料は1泊1,300円、供用期間は4月から10月までとなっております。 年度ごとの利用者数を平成29年度から令和元年度まで順に申し上げますと、631、712、431人でございます。 今後の取組としましては、令和2年度に既存の増設テントサイトの一部をフリーテントサイトに再整備することとしております。 以上でございます。 [
松尾まこと議員 登壇]
◆(
松尾まこと議員) 答弁いただきました。 昨年度の利用者減は気になりますが、今年度の再整備による効果を期待いたします。 次に、オートキャンプ場については、第1点、取組概要及び進捗状況。 第2点、期待される効果。 第3点、今後の取組についてお示しください。 以上、答弁願います。
◎観光交流局長(小倉洋一君) オートキャンプ場につきましては、近年のキャンプスタイルの多様化や利用者ニーズに対応するため、5区画整備するもので、令和2年度は実施設計を行っており、今後、工事着手に向けて取り組んでまいりたいと考えております。 効果としましては、キャンプ場利用者数の増が図られるとともに、各種体験プログラムやレストランなどの利用促進にもつながるものと考えております。 以上でございます。 [
松尾まこと議員 登壇]
◆(
松尾まこと議員) 答弁いただきました。 引き続き、グランピングについてお伺いいたします。 まず、グランピングの概要について、人気度、国内での広がり状況を含めてお示しください。 以上、答弁願います。
◎観光交流局長(小倉洋一君) グランピングとは、テントの設営や食事の準備などが不要な新たなキャンプスタイルであり、初心者でも気楽にキャンプを楽しめることから注目を集めており、近年、各地で多くの施設が整備されているようでございます。 以上でございます。 [
松尾まこと議員 登壇]
◆(
松尾まこと議員) 答弁いただきました。 引き続きお伺いいたします。 本市における取組の経緯及び今年度の取組内容を事業者の概要及び他都市での実績を含めてお示しください。 以上、答弁願います。
◎観光交流局長(小倉洋一君) 本市としましては、園のさらなる魅力向上と新たな誘客を図る上での有効な施策の1つとして、令和2年度は、他都市においてキャンプ場運営などの実績がある事業者に委託し、モニタリングキャンプの実施やグランピングスタイルの調査を実施しているところでございます。 以上でございます。 [
松尾まこと議員 登壇]
◆(
松尾まこと議員) 答弁いただきました。 先ほど確認いたしましたが、1,400組を超える応募があったモニタリングキャンプは、一昨日から昨日、天気が心配されましたが、おおむね順調に体験メニュー等も行われたようであります。5組20名の参加者も大満足の様子で、「非日常を味わえた」、「もう1泊したい」などの声があったようであります。 そのことを踏まえ、お伺いいたします。 今後のスケジュール及び事業における民間活用の考え方をお示しください。 以上、答弁願います。
◎観光交流局長(小倉洋一君) 今後につきましては、先ほど申し上げました調査の結果を踏まえ、導入について検討することとしておりますが、導入する際には、民間事業者の活用や連携も必要であると考えております。 以上でございます。 [
松尾まこと議員 登壇]
◆(
松尾まこと議員) 答弁いただきました。 グランピングを含む今回のグリーンファームにおける取組は一定評価いたします。さらなる施設全体の魅力向上策が必要と考えます。 そこでお伺いいたします。 キャンプ場等の充実に加え、施設全体の魅力向上の必要性について見解をお示しください。 以上、答弁願います。
◎観光交流局長(小倉洋一君) 開園以来、ソフト事業やハード整備の充実に努め、市内外からの来園者数増を図ってきたところであり、今後においても、都市と農村の一層の交流拡大につながるよう、施設の魅力向上に取り組む必要があると考えております。 以上でございます。 [
松尾まこと議員 登壇]
◆(
松尾まこと議員) 答弁いただきました。 施設の魅力向上に取り組む必要性を示されました。 そこで、こちらを御覧ください。こちらは、昨年の12月の本会議で説明させていただきましたが、また改めて説明させていただきます。 これがジップラインでございます。この写真をグリーンファームに置き換えますと、ここの遠方に見える山、ここが桜島になるんじゃないでしょうか、そして、手前に写っているこの街ですね、この街の部分を錦江湾に置き換えて想像していただければ、喜入のグリーンファームからの様子が想像できると思います。 そして、こちらがフォレストアドベンチャーでございます。特殊な安全器具をつけて楽しむ人気のアクティビティーでございます。今、全国で広がりを見せております。こういった、自然の中で楽しめる施設でございます。このパネルのようなコースに加え、最近ではユニバーサルデザイン化されたコースも一部あるようで、ベビーカーや車椅子でも木の上の散歩ができるようであります。 ちょうど1年前、横浜市の横浜動物の森公園内においてPark-PFIの手法で取り組んだ同様の施設がオープンしたようであります。そこに、ユニバーサルデザイン化されたコースも造られたようであります。さらに、今春、マウンテンバイクで森の中をトレイルできるエリアもオープンしたとのことであります。 そこでお伺いいたします。 グリーンファームにおいてもグランピングの取組に合わせ、ジップラインやフォレストアドベンチャー等の導入による集客力アップを図る取組をしてはいかがかと考えますが、見解をお示しください。 以上、答弁願います。
◎観光交流局長(小倉洋一君) ジップラインやフォレストアドベンチャー等の導入については、近年、体験型アクティビティーの人気が高まってきており、今後、研究してまいりたいと考えております。 以上でございます。 [
松尾まこと議員 登壇]
◆(
松尾まこと議員) 答弁いただきました。 まずは、今年度取り組んだ事業の検証をしっかりとしていただき、今回私が提案した内容についても前向きな対応を要望いたしておきます。 次に、錦江湾公園、新島、平川動物公園の民間活力導入に関するサウンディング型市場調査についてお伺いいたします。 来月中には、本市における民間活力導入に関するサウンディング型市場調査を通じた民間活力の導入第1号として整備されている加治屋まちの杜公園がグランドオープンを迎えます。 そのことを踏まえ、お伺いいたします。 第1点、個別対話の意見等を含むそれぞれの結果概要。 第2点、コロナ禍による変更等も含むその後の取組状況。 第3点、総括及び今後の活用についての考え方をお示しください。 以上、答弁願います。
◎観光交流局長(小倉洋一君) サウンディング型市場調査でございますが、平川動物公園については、「官民連携の整備であれば遊園地リニューアルに参入する可能性はある」などの意見が寄せられたところであり、今後検討を行ってまいりたいと考えております。 また、新島については、キャンプ場の設置や各種イベントの実施など、民間からの意見を参考にして利活用策を策定したところであり、今後も必要に応じ活用を検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。
◎建設局長(福留章二君) お答えいたします。 錦江湾公園については、アスレチック施設整備の提案があったほか、現在の利用者数では参入は厳しい状況であるなど課題に関する意見があり、これらを参考に引き続き検討を行っているところでございます。 民間活力の導入は、施設の魅力向上や維持管理に係る財政負担の軽減につながることから、関係部局とも連携を図りながら活用について検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 [
松尾まこと議員 登壇]
◆(
松尾まこと議員) 答弁いただきました。 新島、平川動物公園、錦江湾公園における民間活力導入に関するサウンディング型市場調査については、それぞれ一定の課題があるようであります。 私見ではありますが、例えば平川動物公園遊園地については、先月末、多くの人に惜しまれながら閉園した東京のとしまえんにあった110年前に造られた歴史的価値の高いメリーゴーランドの移設再利用などの大胆な提案がなされないものか期待いたします。また、錦江湾公園については、アスレチック施設に加え、巨大クライミングアトラクションや森の空中遊びと称される巨大な網を使ったパカブなどを導入できないものかと考えます。 今や全国各地において民間活用による公園等の大改革が行われていることから多くの事業者等からの様々な意見が寄せられるよう、東京事務所も含めた庁内連携や地元をはじめ、県内外の意欲のある企業等の情報収集や情報発信に取り組んでいただきますよう要望いたしておきます。 新しい質問に入ります。 少年自然の家についてお伺いいたします。 この件については、これまで様々な質疑が交わされておりますが、新たな視点を含めて伺ってまいります。 初めに、かごしま創志塾についてお伺いいたします。 第1点、コロナ禍におけるジュニア創志塾も含む取組状況。 第2点、研修場所を含む主な研修内容についてお示しください。 以上、答弁願います。
◎教育長(杉元羊一君) お答えいたします。 かごしま創志塾、ジュニア創志塾につきましては、例年8月から実施しておりますが、本年度は定員の縮小や実施期間の短縮等、
新型コロナウイルス感染症対策を講じた上で10月から実施することとしております。 また、主な研修内容につきましては、国内外で活躍されておられます講師による講義や郷土の歴史に関するフィールドワーク、ALTとの交流などを予定しており、少年自然の家のほか、環境未来館や仙巌園等で実施することとしております。 以上でございます。 [
松尾まこと議員 登壇]
◆(
松尾まこと議員) 答弁いただきました。 本
市ホームページの少年自然の家のサイトには、かごしま創志塾、ジュニア創志塾の卒塾生からのメッセージが掲載されています。そこには、ドイツに留学中の1期生のコメントなど卒塾生の成長した姿が記されており感銘を受けたところであります。少年自然の家には、次世代のリーダーを育てる重要な場所にふさわしい環境整備が望まれます。 そこで、建設から半世紀近くが経過していることを踏まえ、施設についてお伺いいたします。 第1点、設置目的。 第2点、施設の経過年数及びこれまでの課題を踏まえた取組状況についてお示しください。 以上、答弁願います。
◎教育長(杉元羊一君) 少年自然の家は、美しい自然の中で宿泊その他集団活動を通して協力し合う豊かな人間関係などを体験的に学習させ、心身ともに健全な青少年の育成を図るために設置されました社会教育施設でございます。 施設は、昭和50年の開所から45年が経過し老朽化が進んでおりますことから、令和元年度に策定しました少年自然の家施設整備基本計画に基づき、本館及び学習棟に係る改修などに順次取り組んでいるところでございます。 以上でございます。 [
松尾まこと議員 登壇]
◆(
松尾まこと議員) 答弁いただきました。 引き続きお伺いいたします。 本年3月に策定された施設整備基本計画の目的及び主な内容並びに今年度の取組状況をお示しください。 以上、答弁願います。
◎教育長(杉元羊一君) 同計画におきましては、空調機器や研修室の設置、バリアフリー化など新たな機能の追加やリフォームの必要性が生じてきましたことから、これらの改修等を行うこととしております。なお、本年度は、本館の外壁補修工事やトイレの洋式化を行う予定でございます。 以上でございます。 [
松尾まこと議員 登壇]
◆(
松尾まこと議員) 答弁いただきました。 これまでの課題であった空調機器や研修室の設置、バリアフリー化など新たな機能が追加されるようですので、早期の整備完了を期待し見守ってまいります。 次に、野外活動施設についてお伺いいたします。 まず、自然の家における役割及び概要をお示しください。 以上、答弁願います。
◎教育長(杉元羊一君) 野外活動施設にはキャンプ場、アスレチック施設などがあり、野外炊飯やテント宿泊、運動等、様々な体験活動に活用されているところでございます。 以上でございます。 [
松尾まこと議員 登壇]
◆(
松尾まこと議員) 答弁いただきました。 ここ数十年で子供の1日の過ごし方が大きく変わってきたと言われております。中でも、体を動かさない、人と触れ合わない、話さないの3つの要素であり、この要素が少なくなったことで日常の遊びの中で得られる学びの場がなくなっているとの指摘があります。 そのことを踏まえ、アスレチック施設についてお伺いします。 まず、利用状況及び維持管理の現状並びに課題についてお示しください。 以上、答弁願います。
◎教育長(杉元羊一君) アスレチック施設は、集団宿泊学習や一日遠足等において多くの利用があり、安全点検につきましては、職員による日常の目視点検に加え、機会を捉えて道具を使用した点検を実施し、不具合を確認したものは使用を禁止するとともに、緊急性や利用頻度の高いものから修繕を行っております。今後とも、利用者の安全確保等に努めてまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 [
松尾まこと議員 登壇]
◆(
松尾まこと議員) 答弁いただきました。 先日、私も娘を連れて同施設を訪れました。自然環境の中での経年劣化により、使用禁止の札が貼られたものやコケだらけで素手では触れそうもないもの、また朽ち果てたものなどがありました。 そこでお伺いいたします。 施設の見直しについての考え方をお示しください。 以上、答弁願います。
◎教育長(杉元羊一君) 今後、広範囲に及ぶアスレチック施設をコンパクトに集約するなど、利用者に応じた利便性の観点等からの整備について検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 [
松尾まこと議員 登壇]
◆(
松尾まこと議員) 答弁いただきました。 利用者に応じた利便性の観点等からの整備について検討したいとのことでありますが、時代に即したアスレチック施設の選定においても、意を用いていただきますよう要望いたしておきます。 引き続きお伺いいたします。 野外活動施設に加え、森林の管理も含んだ野外全体の整備計画の現状及び今後の取組についてお示しください。 以上、答弁願います。
◎教育長(杉元羊一君) 現在、野外活動施設等に係る整備計画は定めておりませんが、今後、県内外の類似施設について情報収集に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 [
松尾まこと議員 登壇]
◆(
松尾まこと議員) 答弁いただきました。 森林の管理も含んだ野外全体の計画的な整備も必要と思われます。その際、現在の地形を生かした水と触れ合える環境整備についても検討されるよう要望いたしておきます。 町内会長として緑の募金助成事業の説明会に参加すると、森林ボランティア団体等が子供たちと楽しそうに活動をされている資料を拝見します。これらの団体等の活動のフィールドに自然の家の森林を活用し、森林等での体験学習ができないものかと考えます。 そこでお伺いいたします。 森林ボランティア団体等と連携した森の学習体験等の新しい取組に対する見解をお示しください。 以上、答弁願います。
◎教育長(杉元羊一君) 現在、少年自然の家では、ドングリなどを使った創作活動や登山等を行っております。今後、森林ボランティア団体等と連携した新しい取組については研究してまいりたいと考えております。 以上でございます。 [
松尾まこと議員 登壇]
◆(
松尾まこと議員) 答弁いただきました。 森林ボランティア団体等と連携した新しい取組について研究してみたいとのことでありますので、関連する部局等とも連携し、取り組んでいただきますよう要望いたしておきます。 そこで、この項の最後にお伺いいたします。 世界文化遺産寺山炭窯跡や建設局所管の寺山ふれあい公園等の近隣施設等を含め、広域的な活用に向けた取組についての見解をお示しください。 以上、答弁願います。
◎教育長(杉元羊一君) 少年自然の家の恵まれた立地条件を生かし、近隣の寺山炭窯跡や寺山ふれあい公園など周辺環境を活用した広域的な体験活動の充実に引き続き取り組んでまいります。 以上でございます。 [
松尾まこと議員 登壇]
◆(
松尾まこと議員) 答弁いただきました。 近隣の寺山炭窯跡や寺山ふれあい公園など周辺環境を活用した取組については、庁内連携を図り、民間活力の導入も含め、立地条件を生かした魅力ある取組をしていただきますよう要望いたしておきます。 コロナ禍で子供たちが野外で体を動かす機会が減少するなど、子供たちを取り巻く環境に閉塞感が生じていると言われております。新型コロナウイルスの影響から子供たちの元気を取り戻し、健やかな成長を図るため、自然体験活動を支援することがさらに重要となっているのではないでしょうか。何よりも鹿児島の子供たちが、青少年が、若者が、自然の家に行ってあれがやりたい、あの体験や感動は一生忘れない、鹿児島は楽しいところがいっぱいあるなど、胸を張れる今後の整備を期待し、私の質問の全てを終了いたします。
○議長(川越桂路君) 以上で、
松尾まこと議員の個人質疑を終了いたします。(拍手) ここで、しばらく休憩いたします。 午前11時6分 休憩────────────────────── 午前11時24分 開議
○議長(川越桂路君) 休憩前に引き続き会議を開き、質疑を続行いたします。 次は、合原ちひろ議員。 [合原ちひろ議員 登壇](拍手)
◆(合原ちひろ議員) 令和2年第3回定例会に当たり、市民連合の一員として個人質問を行います。 さきの代表質疑の中で、本市では、様々なアプリやSNSを活用した情報発信に尽力されていらっしゃることが分かりました。そのうちの1つ、ごみ分別アプリ「さんあ~る」は、収集日の前日と当日に、
ごみ出しのお知らせを表示する機能、ごみの名前から分別の種類を検索する機能、ごみの詳しい出し方、分け方や注意点を確認できる機能、台風や積雪の日などにごみ収集に関する本市からのお知らせなどを通知する機能等を備え、令和2年2月1日時点で本市を含め32都府県115自治体が参画しているようです。 市民の皆様に配布されている家庭の
ごみ出しカレンダーの1ページ目には、ごみ分別アプリ「さんあ~る」のダウンロード用QRコードが掲載されており、本市に転入されたばかりの方にも分かりやすく、全国転勤をされる方にとっても「さんあ~る」は使い慣れていたので分かりやすいとおおむね好評のようです。 そこで、ごみ分別アプリ「さんあ~る」について伺います。 1点目、ごみ分別アプリ「さんあ~る」の本市でのインストール数をお示しください。 また、本市には外国籍の方も数多く住んでいらっしゃいます。令和2年第1回定例会の御答弁で、ごみ分別アプリ「さんあ~る」の多言語化を従来の英語、韓国語、中国語の簡体字にベトナム語、ネパール語、中国語の繁体字を加え、拡充されることが分かりました。 そこで2点目、ごみ分別アプリ「さんあ~る」の多言語化後の利用状況と今後の課題についてお聞かせください。 以上、答弁願います。
◎環境局長(玉利淳君) お答えいたします。 ごみ分別アプリ「さんあ~る」のインストール数でございますが、本年8月末現在で3万2,434件でございます。 多言語化でございますが、これまでの英語、韓国語、中国語の簡体字に本年8月からベトナム語、ネパール語、中国語の繁体字を追加したところでございます。各言語の利用状況は、8月末現在、英語147件、韓国語8件、中国語の簡体字26件、ベトナム語6件となっており、利用が少ないことが課題でございます。 以上でございます。 [合原ちひろ議員 登壇]
◆(合原ちひろ議員) 御答弁いただきました。 ごみ分別アプリ「さんあ~る」のインストール数は、本年1月末の2万4,503件から8千件ほど増えているようですが、ごみは毎日の生活に関わることです。より多くの市民の皆様に情報が届くよう周知していかれることを望みます。 続けて、市民生活の利便性の向上を図るために、このアプリをより活用できないかという観点から伺ってまいります。 ごみ分別アプリ「さんあ~る」内には、剪定枝申込み受付と、粗大ごみ申込み受付のメニューがあり、電話番号と受付時間のみが掲載されております。回収の申込みの電話をかけた際に尋ねられる項目や注意点を掲載しておくと、電話をかける側にとっても、受ける側にとっても無駄な時間が減らせるのではないかと思います。 そこで3点目、剪定枝や粗大ごみの回収に関してアプリ内の申込み案内のページの備考欄に電話申込みを受け付ける際に尋ねる項目を掲載するなど、有効活用を今後検討していただけないでしょうか、本市の考えをお聞かせください。 以上、答弁願います。
◎環境局長(玉利淳君) 本アプリでは、現在、剪定枝や粗大ごみ収集に関しての連絡先や受付時間を案内しておりますが、今後、申込みの際に必要な粗大ごみの種類や排出量などの伝達事項を加え、分かりやすい表示にしてまいります。 以上でございます。 [合原ちひろ議員 登壇]
◆(合原ちひろ議員) 御答弁いただきました。 アプリ内に申込みの際に必要な粗大ごみの種類や排出量などの伝達事項を加え、分かりやすい表示にしてくださるとのこと。早く掲載していただけるようお願い申し上げます。 市民のライフスタイルの多様化に伴い、分野横断的な情報提供が必要になっているように感じます。コミュニケーションアプリLINEを使って市民が質問した内容に対して即座に自動回答する情報提供型チャットボットAIを活用している自治体があると仄聞しております。本市においても対面での対応、電話での対応に加え、AIを使ったサービスを一体的に運用する体制の整備の必要性を感じております。 そこで4点目、ごみ分別アプリ「さんあ~る」と本市が活用している他のアプリやSNSとの連携、今後の展望についてお聞かせください。 以上、答弁願います。
◎環境局長(玉利淳君) 他のアプリなどとの連携でございますが、現在、準備を進めております本市のLINE公式アカウントにおいて、今後ごみ分別等の情報を発信する予定でございます。 以上でございます。 [合原ちひろ議員 登壇]
◆(合原ちひろ議員) 御答弁いただきました。 ごみに関しても鹿児島市LINE公式アカウントによる活用を予定されていらっしゃるとのこと。使える技術を総動員すると、より必要な場所に人と時間を割くことができるようになり、行政サービスの質のさらなる向上を図れると思料しております。今後も市民の皆様の声を取り入れながら利便性の向上に努めていただけるよう要望いたします。 次の項目の質問に移ります。 本市においては、児童生徒数が徐々に減少し、全体で学校の小規模化が進む傾向にありますが、その一方で、宅地造成などによって児童生徒数が急激に増加し、大規模化が進んでいる学校もあります。子供たちのよりよい教育環境の確保のために、本市では、平成28年に鹿児島市学校規模適正化検討委員会を設置し検討してこられました。 そこで、学校規模適正化・適正配置に向けた検討について伺います。 1点目、学校規模適正化の検討対象校数、うち今年度、新たに検討の対象となった校数とその内訳をお示しください。 2点目、学校規模適正化・適正配置について、具体的な手法や期限をお聞かせください。 以上、答弁願います。
◎教育長(杉元羊一君) お答えいたします。 学校規模適正化・適正配置につきましては、令和2年度に検討対象としております学校数は、小学校33校、中学校12校でございます。また、新たに対象となった学校数と内訳は、小学校2校で小規模校と過大規模校がそれぞれ1校、中学校1校が小規模校でございます。 本市の学校規模適正化・適正配置に関する基本方針におきましては、校区の変更や学校の統合、小中一貫教育の導入など5項目の手だてを示しており、その検討に当たりましては、保護者や地域の方々と認識を共有する中で進めていくこととしておりますことから、期限については定めていないところでございます。 以上でございます。 [合原ちひろ議員 登壇]
◆(合原ちひろ議員) 御答弁いただきました。 学校規模適正化の対象は、今年度追加分を含めて、小学校33校、中学校12校とのこと。本市の学校規模適正化・適正配置についての手法は、学校規模適正化・適正配置に関する基本方針にある校区の変更、学校の統合、小中一貫教育の導入、学校施設の整備、学校の分離・新設の5つであり、期限に定めがないことが分かりました。 引き続き伺います。 これまでの教育長の御答弁によりますと、他都市の調査など情報収集を行っておられるとのことですが、そこで3点目、他都市の調査内容をお聞かせください。 また、鹿児島市内の校区の中には、小中一貫教育を求める声が大きい校区があると仄聞しております。 そこで4点目、現在、小中一貫教育を実施している県内外の学校数をお示しください。また、それに対する評価と教育長の見解をお聞かせください。 以上、答弁願います。
◎教育長(杉元羊一君) 他都市の取組としましては、大規模校での校区外通学許可に関する熊本市の取組や、秋田市の地域や保護者の代表者等で構成する協議会による地域の実情に応じた規模適正化の検討などがございます。 小中一貫教育を実施しております学校数は、令和元年度の学校基本調査によりますと、県内54校、全国936校となっております。小中一貫教育では、中学生の不登校生徒数の減少や児童生徒の学習意欲やリーダーシップの向上などの教育効果が見られるようであります。今後とも、本市が所属しております小中一貫教育及びコミュニティ・スクール鹿児島県連絡協議会等において情報収集に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 [合原ちひろ議員 登壇]
◆(合原ちひろ議員) 御答弁いただきました。 本市の基本方針で示されている5つの手法以外の手だてや小中一貫教育の利点が分かりました。今後も情報収集に努めていただけるとのこと。しかしながら、よりよい教育環境を整えるために、情報収集だけではなく、保護者や地域の方々と十分に協議を行い、理解と協力が得られるよう急がなければなりません。 そこで5点目、保護者や地域の方々との意見交換や合意形成の状況についてお聞かせください。 以上、答弁願います。
◎教育長(杉元羊一君) 意見交換会等につきましては、元年度から要望のあった校区の保護者等と行っており、2年度におきましても、保護者や地域コミュニティ協議会に開催を呼びかけているところでございます。現在のところ、学校規模適正化・適正配置に関しまして合意形成がなされた校区はございません。 以上でございます。 [合原ちひろ議員 登壇]
◆(合原ちひろ議員) 御答弁いただきました。 要望のあった校区の方々とは意見交換会を実施されておられるようですが、いまだ合意形成がなされた校区がないことが分かりました。合意形成には時間がかかることとは存じます。 最後に、学校規模適正化・適正配置に向けた今後の展開についてお聞かせください。 以上、答弁願います。
◎教育長(杉元羊一君) 今後におきましても、保護者や地域の方々と意見交換等を重ねながら合意形成に努め、合意が得られた場合には具体的な手だてや時期等について協議していくことになるものと考えております。 以上でございます。 [合原ちひろ議員 登壇]
◆(合原ちひろ議員) 御答弁いただきました。 合意形成が得られた場合に、具体的な手だてや時期等について協議することになるとのこと。将来を担う子供たちのために、今後も保護者や地域の方々への働きかけをよろしくお願いいたします。 次の項目の質問に移ります。 本市では、平成23年より本庁市民課でワンストップ窓口サービスを実施しておられます。 そこで、ワンストップ窓口サービスと死亡に伴う手続について伺います。 1点目、本庁市民課におけるワンストップ窓口サービスの取組内容と実施に至った理由についてお聞かせください。 以上、答弁願います。
◎市民局長(上四元剛君) お答えいたします。 本庁市民課におけるワンストップ窓口は、住民異動等に伴う国民健康保険、国民年金、福祉、学校関係等の手続を1つの窓口で行うもので、各種手続の迅速化や市民の利便性の向上を図るため実施しているところでございます。 以上でございます。 [合原ちひろ議員 登壇]
◆(合原ちひろ議員) 御答弁いただきました。 本庁市民課におけるワンストップ窓口は、手続の迅速化や市民の方の利便性を高めることにつながっているようです。しかし、今もなお、市民の方から、「死亡に伴う手続が分かりづらく大変だ」という声を多く聞きますし、私自身、昨年、父を亡くし、支所での手続に時間がかかり大変だと感じました。 そこで引き続き伺います。 2点目、本市における死亡届の過去5年間の受理件数についてお示しください。 また、死亡に伴う手続は、死亡届の提出に始まり多岐にわたります。 そこで3点目、死亡に伴う手続のうち、市役所での主な手続と市役所本庁における関連する課の数をお示しください。 4点目、死亡に伴う手続に関する現在の案内方法についてお聞かせください。 以上、答弁願います。
◎市民局長(上四元剛君) 死亡届の受理件数を平成27年度から令和元年度の順に申し上げますと、5,869、6,204、6,267、6,137、6,376件でございます。 死亡に伴う市役所での主な手続は、国民健康保険や後期高齢者医療保険の保険証の返還や国民年金受給者の死亡届などがあり、関連する課は死亡された方にもよりますが、本庁におきましては14課でございます。 死亡に伴う手続については、市民便利帳や
市ホームページに掲載しているほか、案内チラシを配布しているところでございます。 以上でございます。 [合原ちひろ議員 登壇]
◆(合原ちひろ議員) 御答弁いただきました。 本市では年間約6千人がお亡くなりになられており、死亡に伴う手続については、あまたの課にわたるため、市のホームページに掲載したり、本庁及び各支所で案内チラシを配布したりする等工夫しておられるとのことです。ですが、大切な人を亡くした喪失感の中で慣れない手続をすることは遺族にとって負担が大きいと感じます。また、慣れない手続であるため、書類の不備や手続漏れが起こり、何度も何度も役所に足を運ぶことになる方もいらっしゃると仄聞します。今後、高齢化のさらなる進展によって、配偶者が高齢となるケースや世帯構成や家族形態の変化により、親族が遠方に居住していたり、疎遠になっていたりするケース等が増え、遺族にとって死亡に伴う手続の負担はますます大きくなることが思料されます。 こうした社会情勢を踏まえ、本年5月に内閣官房情報通信技術総合戦略室より、死亡手続に関する総合窓口であるおくやみコーナーを設置する市町村を支援するため、おくやみコーナー設置ガイドラインやおくやみコーナー設置自治体支援ナビの提供が始められました。 続けて伺います。 5点目、おくやみコーナーの概要と設置している中核市数をお示しください。 6点目、内閣官房情報通信技術総合戦略室が構築されたおくやみコーナー設置自治体支援ナビに対する本市の見解と今後の取組についてお聞かせください。 以上、答弁願います。
◎市民局長(上四元剛君) 国が定めるおくやみコーナー設置ガイドラインにおいては、おくやみコーナーは、市町村が死亡手続を行うための専用の窓口を設け、死亡された方や遺族の状況に応じて必要な手続を抽出し、申請書作成の補助、受付、関係する課への案内等を行うワンストップサービスを提供する場となっており、実施方法はそれぞれ異なりますが、本年8月末時点で設置している中核市は12市でございます。 おくやみコーナー設置自治体支援ナビは、死亡された方や遺族の状況に応じて必要な手続を案内できるように、複雑な死亡相続に関する手続の特定や検索を支援するシステムであることから、手続の時間短縮が図られるなど一定の効果が期待できるものと考えており、今後、他都市の状況等も踏まえ検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 [合原ちひろ議員 登壇]
◆(合原ちひろ議員) 御答弁いただきました。 全国で60ある中核市のうち、12市がおくやみコーナーを設置しておられるとのこと。おくやみコーナーは、手続の時間短縮が図られるだけでなく、市民の手続の負担を軽減することができます。死亡届の提出の際に、死亡や相続に係る必要な手続を案内した冊子を配布し、事前準備ができるようにされている自治体もあると仄聞しております。こうした他都市の状況等を踏まえ、本市でも実行に向けた検討を求めます。 この項の最後に伺います。 本庁市民課では平成23年10月からワンストップ窓口サービスを開始しておられますが、私自身の経験も踏まえ、各支所においてもワンストップ窓口サービスを開始できないものでしょうか、本市の考えをお聞かせください。 以上、答弁願います。
◎市民局長(上四元剛君) 各支所におきましては、関係する課や係の窓口が近接していることから、現在のところワンストップ窓口サービスの取組については考えていないところでございますが、今後、他都市の状況を調査してみたいと考えております。 以上でございます。 [合原ちひろ議員 登壇]
◆(合原ちひろ議員) 御答弁いただきました。 交通の便が悪かったり、足腰が不自由であったりすると、役所に出向いての手続には大変な苦労があります。窓口で対応する方と窓口で申請する市民の方、双方の負担を軽くするためにも、ワンストップ窓口サービスの拡充は必要であると考えます。おくやみコーナーも含め、今後、御検討いただけるよう強く要望いたします。 次の項目の質問に移ります。 本市では、子育て家庭に対する経済的支援や独り親家庭の自立に向けた日常生活支援、就業支援及び経済的支援の充実を図り、関係機関との連携の強化を図ること等を通じて、将来を担う子供たちが苦しい思いをしないよう、子育て家庭の福祉の向上を図っておられます。その中でも、独り親家庭等への支援につきましては、ひとり親家庭等ガイドブックの作成、ひとり親家庭等向け医療事務・調剤薬局事務講座の開催等もなさっています。 昨年度に引き続き、今年度も開催されましたひとり親家庭等総合相談会には、私も相談者に同行させていただきました。このひとり親家庭等総合相談会はふだんから実施されている母子・父子自立支援員による母子・父子自立支援相談に加え、養育費相談、ファイナンシャルプランナーによる家計相談、ハローワーク鹿児島による出張就労相談、保健師による子育て健康相談もなされておりました。ただ、相談内容によって、相談場所が本館1階、こどもと女性の相談室であったり、東別館1階、市民相談センターであったりするなど、移動の必要があり、工夫が必要ではないかと感じたところでした。 そこで、ひとり親家庭等総合相談会について伺います。 1点目、ひとり親家庭等総合相談会の開催状況についてお聞かせください。 2点目、令和元年度、2年度の相談件数をお示しください。 以上、答弁願います。
◆(小川みさ子議員) 御答弁いただきました。 副反応に苦しむ方々は鹿児島市に全国から治療に来られます。検診を推進され、二度と被害者を生み出さないよう啓発をお願いいたしておきます。 次に、PCR検査と新型コロナウイルスワクチンについて、以下お尋ねします。 早速ですが、日本の厚労省データの1日当たりの死亡者数、その数値から伝わってくるもの、新型コロナウイルス感染症、がん、自殺者、交通事故、インフルエンザ、入浴中の事故について。 以上、まとめてお示しください。
◎健康福祉局長(椎木明彦君) 厚生労働省が公表している2018年度のがん、自殺者、交通事故、インフルエンザ、入浴中の事故に係る年間死亡数から算出した1日当たりの死亡数につきましては、順に1,059人、54人、12人、9人、16人となっており、新型コロナウイルス感染症につきましては、本年8月までの死亡数から算出いたしますと、1日当たり6人となっております。 以上でございます。 [小川みさ子議員 登壇]
◆(小川みさ子議員) 御答弁いただきました。 あえてなぜお尋ねしたかと申しますと、新型コロナウイルスは治療法が確立していないので感染者を隔離しなければならないのは理解いたしますが、これほど毎日、各死因でお亡くなりになっている人がおり、特に10代から39歳の死因のトップは自殺です。自殺者を出さない、がんを予防する、お風呂で亡くならないようにするなどの予防のためにもっともっと力を尽くすべきだと感じたからです。 次に、PCR検査陽性は感染ではないということへの認識、また新型コロナウイルスは強毒性なのか。 無症状の人までPCR検査拡大の声について、必要であると診断した場合は何を検査するのか。 以上、まとめて答弁ください。
◎健康福祉局長(椎木明彦君) 国の通知により、PCR検査が陽性の場合は新型コロナウイルス感染症と診断することとなっております。また、新型コロナウイルス感染症の毒性につきましては、現段階では明確な知見が示されておりませんが、高齢者や糖尿病などの基礎疾患のある方は重症化するリスクが高いとされております。 無症状の場合でも疫学調査の結果、必要であると判断した場合は、症状がある方と同様にPCR検査を実施しております。 以上でございます。 [小川みさ子議員 登壇]
◆(小川みさ子議員) 御答弁いただきました。 基礎疾患のある方が重症化する確率が高いというわけです。 確かに不安なのですが、逆に過剰な消毒で個々が持ち合わせている常在菌を失ってしまわないか不安もあります。 以上、見解をお述べください。
◎健康福祉局長(椎木明彦君) 常在菌は過度な手洗いや消毒によって減少することが指摘されておりますが、
新型コロナウイルス感染症対策のためには、外出先から帰宅したときや食事の前などには流水と石けんによる手洗いが推奨されております。また、すぐに手洗いができない場合は、アルコール消毒液を使用することも有効とされておりますので、状況に応じた使い分けと適度な手洗いが必要であると考えております。 以上でございます。 [小川みさ子議員 登壇]
◆(小川みさ子議員) 御答弁を伺っていますと、家庭においては流水、石けんで十分だということですね。 次に、新型コロナウイルスワクチンについて、研究の進捗状況と各責任体制を分かりやすくお示しください。
◎健康福祉局長(椎木明彦君) ワクチンにつきましては、世界各国で開発が進められており、既に臨床試験が開始されているものもあるところでございます。また、ワクチンにより健康被害が生じた場合には、国において適切な救済措置を検討されているところでございます。 以上でございます。 [小川みさ子議員 登壇]
◆(小川みさ子議員) 御答弁いただきました。 9月3日の地元紙の朝刊には、新型コロナウイルスのワクチン接種を全員無料にする検討を政府が進めていることが大きな記事になっていました。現在、臨床試験のいわゆる治験の実施中で、副作用で健康障害が生じた場合の救済措置や企業が払う損害賠償を負担する仕組みも接種前に整えておこうとの意気込みでした。ところが、1週間後の9月10日の地元紙で、深刻な副作用の疑いがあり、ワクチンの臨床試験を中断したことが明らかになりました。日本は1億2千回分の供給を受けることで合意しているとのこと。臨床試験は言うまでもなく人の体で実験されるのですから、この深刻な副作用が出たという人の健康と命も心配です。 子宮頸がんワクチンについて国会で警鐘を鳴らし続けたのは立憲民主党の元女性議員でしたが、市民からの紹介で日野市議会の6月議会における自民党・池田利恵市議に対する市長答弁をネットで傍聴しました。実に冷静な市長答弁でしたので、御覧になって御感想をお聞かせください。 そして、一日も早いコロナ禍からの脱出について。 以上、まとめて御見解をお示しください。
◎健康福祉局長(椎木明彦君) 日野市議会の6月議会の質疑につきましては、新型コロナウイルス感染症に対しては警戒を緩めず冷静に正しく恐れ、収束に向けて努力をしていくことが必要であると市長が述べられており、本市においても同様の考え方の下、感染拡大防止に努めているところでございます。 今後の
新型コロナウイルス感染症対策としましては、市民の皆様に基本的な感染対策の徹底や新しい生活様式の実践に加え、症状がある場合の早期の受診を、事業者の皆様には業種ごとの感染拡大予防ガイドラインの遵守をお願いしていくこととしており、さらなる周知・広報を図ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 [小川みさ子議員 登壇]
◆(小川みさ子議員) 御答弁いただきました。 疑わしきは使用せず、まさに正しく恐れるということが今、求められていると私は感じているところです。 次に、7月豪雨に次いで先日の台風10号と、この季節は予断を許さないわけですが、避難所に出向いて気がついたこと、避難されていた市民の声を率直にお尋ねします。 車での避難の可否。 毛布、タオルケット類の備蓄状況。 赤ちゃんのミルクを作るためのお湯の確保。 犬、猫などペットを同伴しての避難の可否について。 以上、まとめて御答弁ください。
◎健康福祉局長(椎木明彦君) 駐車場が設置されている避難所につきましては、車での避難も可能でございます。 毛布、タオルケット類につきましては、大規模災害が発生し、長期的な避難生活が行われる際のために備蓄しておりますが、緊急避難の際には避難者において持参していただくようお願いしているところでございます。 ミルク用のお湯につきましては、湯沸かし室等がない施設に避難される際は各自で用意していただく必要がございます。 ペットにつきましては、ケージに入れ避難スペースから離れた玄関等を利用することを条件に受入れ可能としております。 以上でございます。 [小川みさ子議員 登壇]
◆(小川みさ子議員) それぞれ御答弁いただきました。 災害救助法が想定される場合はさらに長期にわたるので分かりやすい広報を求めておきます。 避難の件で今回ほど多くの市民から電話をいただいたことはありませんでした。まずは谷山支所に電話をしました。ところが、本庁の地域福祉課に電話をするようにと。言わば市民がよく言うたらい回しに遭いました。そして、地域福祉課に電話をすれども何度かけても話し中、やっとつながって聞けば、6回線に市民からの問合せが集中していたとのこと。だから私個人に電話が多かったのだと理解しました。これは各支所でも対応できるようにしなくてはまさかのときには間に合わないのではないでしょうか。地域に根差し、各支所でも避難問合せを受けられるよう拡充を強く要望し、誰一人取り残さない鹿児島をつくっていくための私の質問を全て終わります。
○議長(川越桂路君) 以上で、小川みさ子議員の個人質疑を終了いたします。(拍手) ここで、しばらく休憩いたします。 午後3時8分 休憩────────────────────── 午後3時24分 開議
○議長(川越桂路君) 休憩前に引き続き会議を開き、質疑を続行いたします。 次は、園山えり議員。 [園山えり議員 登壇](拍手)
◆(園山えり議員) 日本共産党市議団の一人として個人質疑を行います。 初めに、7月豪雨や相次ぐ台風で亡くなられた方々の御冥福をお祈りいたしますとともに、コロナ禍の中で懸命に復旧に取り組んでおられる被災者の皆様に心からお見舞いを申し上げ、一刻も早い復旧をお祈りいたします。 なお、質問が一部重複することを御了承ください。 まず、市長の政治姿勢について伺います。 7月の県知事選挙で誕生した塩田新知事は、川内原発についての公約で、県の原子力専門委員会に原子力政策に批判的な学識経験者も入っていただくよう見直すことや、また川内原発1、2号機の20年延長については必要に応じて県民投票の手段を取ること、3号機の増設は凍結することを掲げておられます。森市長は、これまで可能な限り原発への依存を抑えていくべきと表明されてきました。塩田新知事の公約についてどのような評価をお持ちか見解をお示しください。 以上、答弁願います。 [市長 森 博幸君 登壇]
◎市長(森博幸君) 園山えり議員にお答えをいたします。 塩田知事の公約は、原発については安全を第一に県民の声に耳を傾けるとともに、県民の理解を得られるよう努めていくという思いを掲げられたものであると考えております。 [園山えり議員 登壇]
◆(園山えり議員) 御答弁いただきました。 4年前に前知事が県の原子力専門委員会を新設した際に脱原発を訴える方もメンバーに入れるという約束をほごにしたことから、私どもは、市民の皆さんとともにこの4年間繰り返し知事に求めてまいりましたが、今回、塩田新知事は、専門委員会で原子力政策に批判的である方からも意見を聞くという姿勢を示されておられることから、県民世論に応えるものと一定の評価をし、その実現を注視してまいります。 川内原発の20年延長問題についても知事の判断に県民の意思を反映させるため、県民投票の実施も考えておられます。県知事が県民投票で県民の意見に耳を傾けようとしているわけですから、市長からも市民の意見を反映できる絶好のチャンスと捉え、県民投票の実施を強く後押しするよう要請するものです。私どもはこれまでも市長に脱原発を求めてまいりましたが、引き続き新しい市長にも同様に求める決意であることを申し上げ、この質問を終わります。 次に、防災について伺います。 まず、台風10号接近時の避難について伺います。 9月6日の夜から7日未明に最接近した台風10号については、猛烈な台風に発達すると見込まれ、沖縄県以外でこれだけの大きな台風が来ることはなかったとして気象庁から特別警報の可能性が示されるなど、多くの市民がこれまでにない危機感で事前の備えに取り組まれました。私も台風の2日前に大型スーパーに様子を見に行きましたが、水や牛乳、パンやインスタント食品は軒並み売り切れていました。暴風に備えた養生テープや停電に備えた卓上
カセットコンロやガスボンベなども手に入らない状況で、日頃からの備えがいかに大事かを改めて実感させられました。今年も全国各地で豪雨災害や台風、記録的短時間大雨などが相次いでいます。引き続き警戒しなければならないと指摘されている中で、今回の避難行動や災害の備えについて、以下伺ってまいります。 質問の1点目、避難情報について、今回最初に出されました警戒レベル3、避難準備・
高齢者等避難開始の発令はどのようなタイミングで出されたものか、また避難所開設の考え方をお示しください。 以上、答弁願います。
◎危機管理局長(尾ノ上優二君) お答えいたします。 台風接近時における避難準備・
高齢者等避難開始の発令につきましては、気象台から入手する情報等を踏まえ、暴風域に入ることが予想されるとき、または周囲の状況から判断し危険が予想されるときに高齢者等の避難が安全に行えるよう可能な限り日中のうちに発令し、避難所についてはその発令に合わせて開設することといたしております。 以上でございます。 [園山えり議員 登壇]
◆(園山えり議員) 御答弁いただきました。 避難情報を発令し、その発令に合わせて避難所が開設されるということを確認いたしました。 次に、質問の2点目、今回、避難所の開設前に避難を希望する市民への対応はどうだったものかお示しください。 質問の3点目、気象庁が早めの対策、早めの避難をと呼びかけている中で市民が避難したくても避難できない状況に対して、気象庁と自治体の対応の整合性は図られたと考えるか。今後十分な検証を求めるものですが、当局の考えをお示しください。 以上、答弁願います。
◎危機管理局長(尾ノ上優二君) 気象台から逐次台風情報を収集する中で、9月6日朝までに台風対策や避難行動を完了したほうがよいとの助言をいただいたことから、本市では5日午後4時に市内全域に避難準備・
高齢者等避難開始を発令するとともに避難所を開設したところであり、適切に対応したものと考えております。 以上でございます。
◎健康福祉局長(椎木明彦君) お答えいたします。 避難所の開設につきましては、避難情報の発令に合わせて行うこととしておりますが、それ以前に自主避難の要望があった際は個別に状況を検討し開設することもございます。 以上でございます。 [園山えり議員 登壇]
◆(園山えり議員) 御答弁いただきました。 自主避難の要望があった場合に個別に状況を検討して開設することもあるとのことですが、今回の対応はどうだったのか伺っています。私どもの下にも避難が遅れてしまうのではないかという不安から早く避難できないかと心配された高齢の方が避難所の開設について市に問い合わせたところ、6日の朝に開設すると言われたという実態が寄せられました。このことからも自主避難は受け入れていなかったものと理解いたします。気象庁からはかなり早い段階でこれまで経験したことのない台風などと繰り返し警戒が呼びかけられたにもかかわらず、住民は避難したくても避難所が開いていない状況があったことをぜひ認識し、検証を求めるものです。また、今後、住民から事前避難の相談があった場合には、住民が十分に納得できるような説明とその不安に応えるよう事前の開設を求めるものです。 また、本市では、9月5日の午後4時頃、最初の避難情報レベル3、避難準備・
高齢者等避難開始が出されるまで市民に向けての情報がほとんど出されず、見通しが示されませんでした。当局には気象庁から6日の朝までに台風対策や避難行動を完了したほうがよいとの助言があったとのことですが、市民にも必要な情報は出していくべきではないでしょうか。 そこで、質問の4点目、市民に対しても本市からメッセージを出すなどして見通しを発信してはどうかと考えますが、当局の御見解をお示しください。 答弁願います。
◎危機管理局長(尾ノ上優二君) 台風情報につきましては、その進路をはじめ、最接近や暴風域に入る時間帯などが刻々と変化することから、台風が接近する前の早い段階で避難情報や避難所の開設などについて将来の見通しを示すことは困難であると考えておりますが、今回は特別警報級の勢力に発達する見込みとの発表もあったことから、台風が最接近した6日の前日から避難情報を発令したところでございます。 以上でございます。 [園山えり議員 登壇]
◆(園山えり議員) 御答弁いただきました。 住民が今何をすればいいのか、どのようなタイミングで避難すれば安心なのか、避難所はどこかなどについても本市から事前のメッセージを出していただければ市民も冷静に行動ができ、混乱も防げるのではないでしょうか。今後の災害のためにも要望するものです。 次に、質問の5点目、避難所を閉鎖する基準と対応はどうだったのか。また市民への広報はどうだったのか。 質問の6点目、避難所の閉鎖後、市民が避難する必要に迫られたときの対応をお示しください。 以上、御答弁願います。
◎健康福祉局長(椎木明彦君) 避難所の閉鎖につきましては、避難情報の解除に合わせて順次行っております。閉鎖情報につきましては、避難所で直接お知らせしたほか、市防災情報LINE、安心ネットワーク119などで周知を図ったところでございます。 避難所閉鎖後、自宅の被災などにより改めて避難が必要となった場合には再度開設することとしております。 以上でございます。 [園山えり議員 登壇]
◆(園山えり議員) 御答弁いただきました。 避難情報が解除された段階で避難所は閉鎖されるということですが、避難所が閉鎖されても、もし自宅が被災していた場合などは避難所を改めて利用できることも日頃から周知していただきたいと要請いたします。 次に、台風10号での避難の課題について伺います。 質問の1点目、収容可能人数を超えた避難所数と本市の対応はどうだったのか。 質問の2点目、コロナ禍の下での対策と本市の受入れの考え方をお示しください。 以上、答弁願います。
◎健康福祉局長(椎木明彦君) 収容可能人数を超えた避難所は13か所ございましたが、避難者を全て受け入れたところでございます。 本市では基本的な感染症対策を行うとともに、緊急避難の場合は収容可能人数を超えても災害から命を守ることを優先し、避難者を全て受け入れることとしております。 以上でございます。 [園山えり議員 登壇]
◆(園山えり議員) 御答弁いただきました。 13か所で収容可能人数を超えたとのことですが、ほかの避難所に案内することはせず受け入れたということは、コロナ禍の下で問題はなかったのでしょうか。もちろん住民の安全確保が最優先であり、避難所間を移動することは気象状況によって判断しなければならないと思いますが、報道では、薩摩川内市や日置市では避難所が定員を超えた際に安全確保の上で別の避難所に案内したという事例があったようです。当局は収容可能人数を超えても受け入れるというお考えですが、住民から見れば、新型コロナの感染拡大の不安と避難所を運営する職員にも負担が大きくなり、きめ細かな対応ができるものか大変疑問です。今回の避難では、持病のある方が新型コロナウイルスの感染防止の観点と避難所でほかの人に迷惑をかけたくないからといって2日分の飲料水と食料を袋いっぱいに持ちタクシーでホテルに避難されたり、避難所のトイレが和式と聞いており、高齢で足が悪いのでホテルに避難したかったがどこも満室で避難するのを諦めたという方もおられました。 そこで、今後、避難するときにホテルなどの宿泊施設に協力を求めることはできないか伺います。 質問の3点目、ホテルなどへ避難するメリット・デメリットをお示しください。 以上、答弁願います。
◎危機管理局長(尾ノ上優二君) ホテル等へ避難するメリットとしては、利用者ごとに独立した部屋を使用することで新型コロナウイルス感染症への対策を取りやすいことや建物の安全性が高いこと、またデメリットとしましては宿泊費用が生じることなどでございます。 以上でございます。 [園山えり議員 登壇]
◆(園山えり議員) 御答弁いただきました。 コロナ禍の下で対策を取りやすいことや安全性も高いとの効果をお示しいただきました。 次に、質問の4点目、台風10号接近時にホテルなどへ避難した方の把握状況をお示しください。 質問の5点目、ホテルなどを避難先の1つとして考える方が多かったのではないかと考えますが、当局の分析をお示しください。 以上、答弁願います。
◎危機管理局長(尾ノ上優二君) 今回の台風第10号の接近でホテル等へ避難した方の状況については把握をしていないところでございます。 台風第10号が特別警報級の勢力に発達すると見込まれたことや
新型コロナウイルス感染症対策などの観点から、ホテル等を避難先の1つとして考えた市民もおられたのではないかと考えております。 以上でございます。 [園山えり議員 登壇]
◆(園山えり議員) ホテルへ避難した方については把握しておられないということでしたが、報道では新型コロナウイルスへの警戒から避難所を避けてホテルに身を寄せる人が殺到したことやトイレや移動に難儀する高齢者らが多く、ホテルが災害弱者の受皿になったと分析されています。相次ぐ災害に様々な事情で避難所に行くことが困難な方に対応するためにも、今後、ホテルの活用も支援策の1つとなるのではないでしょうか。 そこで、質問の6点目、ホテル等への避難について、京都市の取組と当局の評価、導入についての見解をお示しください。 以上、答弁願います。
◎危機管理局長(尾ノ上優二君) 京都市の取組につきましては、避難所における
新型コロナウイルス感染症対策の1つとして避難所がいわゆる3密の状態になりそうなときにホテルを追加の避難所として活用するものでございます。今回の台風第10号における本市の避難者数は最大時約4,800人で、全体の収容可能人数に余裕があることや避難所ごとの避難者数の状況を
市ホームページで市民に情報提供し混雑回避に努めていることなどからホテルの活用は考えていないところでございます。 以上でございます。 [園山えり議員 登壇]
◆(園山えり議員) 御答弁いただきました。 京都市では避難所の3密対策にホテルを追加の避難所として活用するという取組が導入され、妊婦や高齢者などの要配慮者などを優先にホテルを避難所にするようです。当局は避難者数の状況をホームページで提供したとのことですが、それだけでは周知が不十分だったために13の避難所では収容可能人数を超えたと認識されるべきではないでしょうか。本市でも収容可能人数を超える避難所が出たこと、またホテルなどの宿泊施設に避難された方も相次いだことから、ぜひ本市でも京都での取組を参考に検討していただくよう要請いたします。 次に、想定最大規模、おおむね千年超に1回の降雨を想定した洪水ハザードマップが今年6月に完成されたことから、以下伺います。 質問の1点目、本市が作成した経緯と意義、河川名をお示しください。 以上、答弁願います。
◎危機管理局長(尾ノ上優二君) お触れのハザードマップは、県が稲荷川、甲突川、新川、永田川について想定最大規模の洪水浸水想定区域を指定したことを受け作成したものでございます。これにより想定区域内の住民等は浸水被害の危険性を事前に把握でき、災害への備えや緊急時の速やかな避難に役立つものと考えております。 以上でございます。 [園山えり議員 登壇]
◆(園山えり議員) 御答弁いただきました。 市内では稲荷川、甲突川、新川、永田川の4つの河川が作成されたことを確認いたします。 質問の2点目、本市で作成されていない主な河川について、その理由と課題をお示しください。 以上、答弁願います。
◎危機管理局長(尾ノ上優二君) 本市では、洪水実績のある思川、脇田川、木之下川、和田川、愛宕川、貝底川の県が管理する6つの河川について洪水浸水想定区域を指定するよう令和元年8月に要望したところでございます。県では、県内の河川の重要度等を総合的に判断したいとのことから新たな指定については検討中とのことであり、これらの河川については水害リスクが明確にならないことが課題であると考えております。 以上でございます。 [園山えり議員 登壇]
◆(園山えり議員) 御答弁いただきました。 6つの県河川でまだ作成されていないことが分かりました。お示しいただきました和田川は昨年6月末の豪雨により越水し、指定避難所の和田小が浸水の危険にさらされました。このような危険があったにもかかわらず洪水浸水想定区域を指定していないということは大問題ではないでしょうか。引き続き、県に対して一刻も早くこれらの河川を新しく指定するよう求めていただきますよう要請いたします。 次に、質問の3点目、ハザードマップを作成した河川について、雨量の想定はどのようなものかお示しください。 質問の4点目、これまでの計画規模の洪水ハザードマップと比較しどのような影響があるものか。また、河川ごとに影響する世帯数と人数をお示しください。 以上、答弁願います。
◎危機管理局長(尾ノ上優二君) 県に確認したところ、各河川の想定雨量は12時間の総雨量として、稲荷川910ミリ、甲突川822ミリ、新川922ミリ、永田川900ミリとのことでございます。 想定最大規模では計画規模と比較して洪水浸水想定区域がより広範囲で、最大浸水深もより深くなります。また影響のある河川ごとの世帯数と人数は、県によりますと、稲荷川、5,497世帯、9,894人、甲突川、5万6,548世帯、10万1,284人、新川、4万2,688世帯、7万3,768人、永田川、1万4,141世帯、2万6,511人でございます。なお、計画規模での影響につきましては不明とのことでございます。 以上でございます。 [園山えり議員 登壇]
◆(園山えり議員) 御答弁いただきました。 例えば新川では、これまで計画規模では百年に一度の降雨で1時間当たり90ミリの雨が降る想定でしたが、今回のハザードマップでは、これまでの想定雨量に匹敵する猛烈な雨が長時間にわたって降り続くという想定になっており、具体的には12時間に922ミリを想定し作成されたとのことです。新川流域では新しい
ハザードマップにおいて7万3千人を超える住民に影響があることが分かりました。4河川でおよそ11万9千世帯、21万1千人に影響が出るということですので、今後住民に対してどのような状況のときに、どのような被害が起きるのか、どのように避難するべきかを早急に明らかにしなければならないと考えます。 そこで、質問の5点目、市民への周知について伺います。 まず、地区別防災研修会など市民への周知状況と当局の課題認識をお示しください。 以上、答弁願います。
◎危機管理局長(尾ノ上優二君) 市民への周知につきましては、河川ごとの
ハザードマップを
市ホームページに掲載するとともに、避難所周辺の
ハザードマップを全ての避難所に掲出しております。また、令和2年度は
新型コロナウイルス感染症対策により地区別防災研修会が書面開催となったため、住所等から
ハザードマップを検索できるかごしまiマップの周知チラシを6月上旬に全ての町内会に配布しております。今後とも市政出前トーク等あらゆる機会を捉え、より一層の周知を図ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 [園山えり議員 登壇]
◆(園山えり議員) 御答弁いただきました。 コロナ禍の中で地区別防災研修会ができなかったことなどからも住民が情報を知る機会に影響が出ており、市民に十分な周知徹底を図る必要があるのではないでしょうか。 そこで、最新の洪水
ハザードマップを安心安全ガイドブックに掲載し、来年度には全戸配布するべきと考えますが、当局の見解をお示しください。 以上、答弁願います。
◎危機管理局長(尾ノ上優二君) 安心安全ガイドブックの改訂につきましては、現在、県が土砂災害特別警戒区域等の指定に向けた説明会を地域ごとに進めることとしていることなどから、その状況も見ながら検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 [園山えり議員 登壇]
◆(園山えり議員) 御答弁いただきました。 今回、大きな改訂となることや新型コロナウイルスの感染拡大を防止することが求められ避難所の指定状況も変わっていることからも、現在市民に配布されている2018年版のガイドブックとは知らせるべき情報が大きく変わっています。新年度の梅雨までに配布が完了するよう強く要請いたします。 次に、指定避難所の拡充について伺います。 今回、13か所の避難所で収容可能人数を超えた住民が避難されたということやホテルへの避難を考える住民も見られたことからも避難所の総数を拡充するよう求める立場から、以下伺ってまいります。 質問の1点目、平成28年第3回定例会におきまして私どもの会派が指定避難所を増やすことについて見解を伺ったところ、当時の市民局長は、指定避難所を増やすことについては、対応できる職員数に限りがあることなどから現在のところ考えておりませんと答弁されました。現在の方針との違いはあるのかお示しください。 質問の2点目、指定避難所数の過去5年間の推移をお示しください。 以上、答弁願います。
◎危機管理局長(尾ノ上優二君)
指定緊急避難場所を兼ねた指定避難所につきましては、現在の収容可能人数が7万4千人程度であることやこれまでの避難状況等を踏まえ、現時点ではさらなる指定については考えておりませんが、町内会からの要望があった場合などは要望内容を精査する中で避難所の見直しや新たな指定の必要性について検討してまいります。 次に避難所数は、平成28年度から31年度までは各年度4月1日時点で240か所、令和2年度は8月末時点で230か所となっております。 以上でございます。 [園山えり議員 登壇]
◆(園山えり議員) 御答弁いただきました。 町内会などから相談があった場合には避難所の見直しや新たな指定を検討しているとのことですが、過去5年間の避難所数が増えていないことからも明らかなように指定避難所の総数を増やすことについては考えておられないということを改めて確認いたします。避難所の拡充については、当時の答弁で熊本地震では指定避難所が被害を受けたことからも当局とされても検討すべき課題と認識されています。その後毎年のように豪雨災害が起きている状況で避難所の総数を増やしていくことを検討するべきではないでしょうか。 質問の3点目、避難所拡充について、住民からの相談件数と拡充した指定避難所の数を平成31年4月1日以降でお示しください。 質問の4点目、拡充できなかった主な理由と課題をお示しください。 以上、答弁願います。
◎危機管理局長(尾ノ上優二君) 平成31年4月1日以降の相談件数は13件あり、調査等の結果、5か所の避難所を新たに指定しております。 避難所に指定できなかった主な理由は、相談を受けた施設が洪水浸水想定区域内や土砂災害警戒区域内にあり、安全性等の一定の基準を満たさなかったことなどによるものでございます。課題としましては、一部の地域においては近隣に適した避難所を確保できないケースがあるところでございます。 以上でございます。 [園山えり議員 登壇]
◆(園山えり議員) 御答弁いただきました。 住民からの要望を受けて5か所の避難所を新たに指定されたことが分かりましたが、課題もあるようです。代表質疑でも明らかになったように新たに指定しても指定を取り消した避難所もあり、この5年間でも避難所数は減っています。 そこで、質問の5点目、指定避難所の拡充に向けて市民へ協力を求めながら拡充していくべきと考えますが、当局の見解をお示しください。 以上、答弁願います。
◎危機管理局長(尾ノ上優二君) 避難所の指定につきましては、地域から要望等があった場合は町内会等と連携を図りながら、公共、民間の施設を問わず適切に対応してまいりたいと考えております。 以上でございます。 [園山えり議員 登壇]
◆(園山えり議員) 御答弁いただきました。 コロナ禍の下で分散避難が広く呼びかけられていること、高齢などで避難所に行くこと自体が困難な方々がたくさんおられることからも、このような実情を市民に訴え、地域で避難所にふさわしい場所はないのか積極的に指定避難所の確保に向けて取り組んでいただきますよう要請いたします。 次に、LGBT(性的少数者)の方々への支援について伺います。 指宿市は9月1日、指宿市パートナーシップ制度を来年の4月から始めると発表いたしました。マスコミでも大きく取り上げられ、県内で初めてとなる制度導入に当事者の皆さんや支援者の皆さんから喜びの声が上がっています。また、鹿児島県は県立高校の入学願書から性別欄を削除することを決定し、性的少数者の皆さんに配慮していこう、当事者の痛みに寄り添おうと自治体の取組が始まっています。 まず、県内では初となる指宿市のパートナーシップ制度の導入について伺います。 質問の1点目、導入の目的と経緯、今後のスケジュール。 2点目、制度の概要と同性カップル以外にも適用されるものかお示しください。 3点目、市民の歓迎の声や反応はどうだったのかお示しください。 以上、答弁願います。
◎市民局長(上四元剛君) お答えいたします。 指宿市のパートナーシップ制度の目的は、同市のホームページによりますと、性的少数者が住みやすい地域づくりの一助となると同時に、同市人権教育・啓発基本計画等の基本的考えでもある、いのちと人権を尊重するまち指宿市の実現にも寄与することとされております。また、導入の経緯につきましては、当事者団体から制度導入を求める要望書が同市に提出されたことを踏まえたものとお聞きしております。スケジュールについては、10月7日までパブリックコメントを実施し、令和3年4月に施行予定とのことでございます。 制度の概要といたしましては、同性同士のカップルに加え、様々な事情により婚姻を結ばない同性以外のカップルがお互いを人生のパートナーとする宣誓書を市に提出し、宣誓要件を満たした場合、市は婚姻関係と同等の条件を満たしていることを証する受領証を発行するものでございます。 指宿市の同制度導入に関して直接御意見はいただいておりませんが、新聞報道によると、本市でも安心して生きられる社会の在り方を考えるきっかけになると、制度導入を望む声などがあるようでございます。 以上でございます。 [園山えり議員 登壇]
◆(園山えり議員) 御答弁いただきました。 導入の経緯については、当事者の方々から制度導入を求める要望書が提出されたことをお示しいただきました。また、同性カップルだけに限定せず事実婚や夫婦別姓を選択する夫婦などにも幅広く適用されることは評価できることではないでしょうか。現在、パブリックコメントが実施されているということですので、指宿市の取組からも大いに学んでいただくことを要望し、本市でも導入を求める立場で市長に伺います。 指宿市の取組についての評価とパートナーシップ制度の導入について一定の方向性を整理したいと表明されました市長におかれましては、引き続きこの考え方は継承されるものか見解をお示しください。 以上、答弁願います。 [市長 森 博幸君 登壇]
◎市長(森博幸君) 指宿市の取組につきましては、人権尊重の観点から多様なパートナーの在り方を認め、支援するものと受け止めております。私はこれまでも申し上げてきたとおり、性的少数者の方々が日常生活の様々な場面においても安心して暮らせるよう、理解促進や相談、支援等の取組を推進し、全ての人の人権が尊重される社会の実現に努めてまいりたいと考えており、新市長に対しましてもこの思いは継承していただきたいと考えております。 [園山えり議員 登壇]
◆(園山えり議員) 御答弁いただきました。 市長より新市長に対してもこの思いは継承していただきたいという御答弁をいただきました。当時者の皆さんにとっても展望が持てる答弁と受け止めたいと思います。次の新市長にもぜひ継承していただくよう強く要望し、この質問を終わります。 次に、交通局の新型コロナウイルス対策について伺います。 交通局では新型コロナウイルスの影響による大幅な利用客の減少で大きな影響を受けていることが代表質疑でも明らかになりました。そのような中でも朝夕のラッシュ時には混雑する実態があり、バスや市電を利用している方からは、「朝のラッシュ時はとても混んでいて不安になる」との声が寄せられています。また、市バス路線の民間移譲前は鹿児島交通と市バスが両方走っていた3番線などでは鹿児島交通が路線を廃止したため大変混雑しているという声も伺っています。 そこで、混雑解消のための工夫や利用客への情報提供を求める立場から、以下伺います。 まず、バスや電車というのは3密、いわゆる密集・密接・密閉を避けることは可能と考えておられるものか、交通局の課題認識をお示しください。 以上、答弁願います。
◎交通局長(白石貴雄君) お答えいたします。 市電・市バスにおきましては、密集・密接の回避のため運行ダイヤを維持してきておりますが、特に朝のラッシュ時は回避は難しいと考えており、今後はこれまでの感染防止対策を引き続き徹底するとともに新しい生活様式の下での時差出勤等による利用の分散を図ることも必要であると考えております。 以上でございます。 [園山えり議員 登壇]
◆(園山えり議員) 御答弁いただきました。 特に朝のラッシュ時においては回避は難しいと考えておられること、時差出勤等の利用の分散を図ることが必要という課題認識をお示しいただきました。3密の回避が困難な乗り物だからこそ混雑を少しでも解消するためにできる限りの取組をするべきと考えます。 そこで、市バス・市電の混雑について伺います。 質問の1点目、混雑の把握状況と市民の声をお示しください。 以上、答弁願います。
◎交通局長(白石貴雄君) 混雑の状況につきましては、ただいまお答えしたとおり、特に朝のラッシュ時は密集等の回避は難しいと考えております。利用者からは感染への不安や混雑時にマスク着用の案内を求める声などが寄せられているところでございます。 以上でございます。 [園山えり議員 登壇]
◆(園山えり議員) 御答弁いただきました。 利用者からは感染への不安があることや混雑時のマスクの着用の案内を求める声があるとのことです。 次に、質問の2点目、混雑状況の提供や混雑を避ける他都市での取組をお示しください。 以上、答弁願います。
◎交通局長(白石貴雄君) 他の事業者の取組としては、朝のラッシュ時に臨時便の運行や乗車率が特に高い便を増車して運行する事例、また前月の時間帯別の混雑状況をホームページで情報提供する事例などがあるようでございます。 以上でございます。 [園山えり議員 登壇]
◆(園山えり議員) 御答弁いただきました。 他都市では臨時便や乗客が分かれて乗車できる取組などをお示しいただきました。混雑状況をホームページで情報提供する取組もあるとのことです。本市でも市民に混雑時の情報提供があれば市民サービスの向上になるのではないでしょうか。 そこで、質問の3点目、市民が混雑時を避けて乗車できるよう交通局が取り組んでおられるツイッターやフェイスブックなどのSNS、またホームページ等で混雑状況の提供を求めるものですが、見解をお示しください。 以上、答弁願います。
◎交通局長(白石貴雄君) 混雑状況の情報提供につきましては、他の事業者の取組や効果等も参考にしながら研究してまいりたいと考えております。 以上でございます。 [園山えり議員 登壇]
◆(園山えり議員) 御答弁いただきました。 研究していきたいとのことでした。交通局が混雑の時間を情報提供し、乗客や市民と協力しながら混雑を少しでも解消できるよう、ぜひ検討していただくよう要請いたします。 次に、熊本市交通局では車内の混雑緩和のため、テレワークや時差出勤に御協力をお願いしますと呼びかけておられます。現在、本市でも新型コロナウイルス感染拡大防止のために分散出勤に取り組まれていることから、公共交通における分散出勤の効果について伺います。 1点目、本市の分散出勤の目的と取組状況。 2点目、職員は分散出勤で混雑を避けられると実感できているものか。職員の声や検証状況をお示しください。 3点目、今後、本市での検証も踏まえて連携しながら混雑を避けるための取組を求めるものですが、見解をお示しください。 以上、答弁願います。
◎総務局長(松枝岩根君) お答えいたします。 本市職員の時差出勤につきましては、公共交通機関の混雑する時間帯の出勤や職場内での密を避けるなど、感染拡大防止を図るもので、市長事務部局等の7割を超える職場で取り組んでいるところでございます。 また、詳細な検証等は行っておりませんが、職員からは、「車内がいつもよりすいていて安心できた」などの声があり、混雑緩和に一定の効果があるものと考えております。 今後、時差出勤に関する職員へのアンケート調査等を実施した際には、感染拡大防止の取組の参考となるよう関係部局と情報共有を図ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 [園山えり議員 登壇]
◆(園山えり議員) 御答弁いただきました。 混雑する時間帯の出勤を避けるために7割を超える市の職場で時差出勤に取り組まれ、混雑緩和に一定の効果があるという見解もお示しいただきました。今後、アンケート調査などにも取り組まれるということですので、効果や課題なども含めて関係部局と情報共有を図っていただき、公共交通の混雑回避のために連携していただくよう要請いたします。 以上で、私の個人質疑の全てを終わります。
○議長(川越桂路君) 以上で、園山えり議員の個人質疑を終了いたします。(拍手)
△延会
○議長(川越桂路君) ここでお諮りいたします。 本日の会議はこの程度にとどめ、明日に延会いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(川越桂路君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 なお、明日は、午前10時から会議を開きます。 本日は、これにて延会いたします。 午後4時10分 延会────────────────────── 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。 市議会議長 川 越 桂 路 市議会議員 中 元 かつあき 市議会議員 合 原 ちひろ...