• "特別職報酬等審議会"(1/4)
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  1. 鹿児島市議会 2019-12-01
    12月23日-06号


    取得元: 鹿児島市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-20
    令和 元年第4回定例会(12月)  議事日程 第六号     令和元年十二月二十三日(月曜)午前十時 開議第 一 第六三号議案ないし第八九号議案第 二 請願・陳情に関する件第 三 陳情等の閉会中継続審査及び調査の件────────────────────────────────────────   本日の会議に付した事件議事日程のとおり────────────────────────────────────────   (出席議員 五十人)  一  番   中  元  かつあき  議員  二  番   霜  出  佳  寿  議員  三  番   平  山  タカヒサ  議員  四  番   園  山  え  り  議員  五  番   佐  藤  高  広  議員  六  番   瀬 戸 山  つ よ し  議員  七  番   杉  尾  ひ ろ き  議員  八  番   徳  利  こ う じ  議員  九  番   薗  田  裕  之  議員  十  番   し ら が  郁  代  議員  十一 番   松  尾  ま こ と  議員  十二 番   中  原  ち か ら  議員  十三 番   米  山  たいすけ  議員  十四 番   たてやま  清  隆  議員  十五 番   わ き た  高  徳  議員  十六 番   奥  山 よしじろう  議員  十七 番   柿  元  一  雄  議員  十八 番   志  摩  れ い 子  議員  十九 番   堀     純  則  議員  二十 番   井  上     剛  議員  二十一番   上  田  ゆういち  議員  二十二番   長  浜  昌  三  議員  二十三番   大  森     忍  議員  二十四番   伊 地 知  紘  徳  議員  二十五番   大  園  た つ や  議員  二十六番   の ぐ ち  英 一 郎  議員  二十七番   川  越  桂  路  議員  二十八番   山  口  た け し  議員  二十九番   仮  屋  秀  一  議員  三十 番   中  島  蔵  人  議員  三十一番   古  江  尚  子  議員  三十二番   田  中  良  一  議員  三十三番   大  園  盛  仁  議員  三十四番   小  森  のぶたか  議員  三十五番   ふじくぼ  博  文  議員  三十六番   森  山  き よ み  議員  三十七番   三 反 園  輝  男  議員  三十八番   小  川  み さ 子  議員  三十九番   小  森  こうぶん  議員  四十 番   上  門  秀  彦  議員  四十一番   長  田  徳 太 郎  議員  四十二番   幾  村  清  徳  議員  四十三番   入  船  攻  一  議員  四十四番   う え だ  勇  作  議員  四十五番   平  山     哲  議員  四十六番   崎  元  ひろのり  議員  四十七番   秋  広  正  健  議員  四十八番   ふ じ た  太  一  議員  四十九番   片  平  孝  市  議員  五十 番   平  山  た か し  議員────────────────────────────────────────   (欠席議員 なし)────────────────────────────────────────   事務局職員出席者  事務局長   田  畑  浩  秋  君  議事課長   船  間     学  君  事務局参事  総務課長   西  園  史  朗  君  政務調査課長 益  田  有  宏  君  議事課主幹  議事係長   上 久 保     泰  君  委員会係長  渡     英  樹  君  議事課主査  迫  田  洋  行  君  議事課主任  海 江 田  拓  郎  君────────────────────────────────────────   説明のため出席した者  市長     森     博  幸  君  副市長    松  永  範  芳  君  副市長    松  山  芳  英  君  教育長    杉  元  羊  一  君  代表監査委員 内  山     薫  君  市立病院長  坪  内  博  仁  君  交通局長   鞍  掛  貞  之  君  水道局長   秋  野  博  臣  君  船舶局長   南     勝  之  君  総務局長   白  石  貴  雄  君  企画財政局長 原     亮  司  君  危機管理局長 千  堂  和  弘  君  市民局長   古  江  朋  子  君  環境局長   玉  利     淳  君  健康福祉局長 中  野  和  久  君  産業局長   鬼  丸  泰  岳  君  観光交流局長 有  村  隆  生  君  建設局長   松  窪  正  英  君  消防局長   安  樂     剛  君  病院事務局長 緒  方  康  久  君  市長室長   宮 之 原     賢  君  総務部長   松  枝  岩  根  君  企画部長   池  田  哲  也  君  財政部長   枝  元  昌 一 郎  君  危機管理局次長尾 ノ 上  優  二  君  市民文化部長 上 四 元     剛  君  環境部長   菊  野  純  一  君  資源循環部長 西  山  孝  志  君  すこやか長寿部長         稲  田  祐  二  君  こども未来部長田  中  公  弘  君  福祉部長   吉  田  幸  一  君  産業振興部長 有  村  浩  明  君  農林水産部長 塩  川  瑞  穂  君  観光交流部長 成  尾     彰  君  国体推進部長 尾  堂  正  人  君  建設管理部長 柚  木  兼  治  君  都市計画部長 福  留  章  二  君  建築部長   吹  留  徳  夫  君  道路部長   中  川  英  一  君  消防局次長  中  村     剛  君  病院事務局次長新  穂  昌  和  君  交通局次長  岩  切  賢  司  君  水道局総務部長日  高  照  夫  君  船舶局次長  橋  口  訓  彦  君  教育委員会事務局管理部長         小  倉  洋  一  君──────────────────────────────────────── 令和元年十二月二十三日 午前十時 開議 △開議 ○議長(山口たけし君) これより、本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付いたしました議事日程第六号のとおりであります。 △第六三号議案─第八九号議案上程 ○議長(山口たけし君) それでは、日程第一 第六三号議案ないし第八九号議案の議案二十七件を一括議題といたします。 件名の朗読を省略いたします。 これらに対する各常任委員長審査報告を求めます。 △市民健康福祉委員長報告 ○議長(山口たけし君) まず、市民健康福祉委員長審査報告を求めます。   [市民健康福祉委員長 古江尚子君 登壇] ◆市民健康福祉委員長(古江尚子君) 市民健康福祉委員会に付託されました議案四件について、審査の結果を報告いたします。 以上の議案につきましては、各面にわたり慎重に審査を行った結果、お手元に配付いたしました委員会審査報告書会議録末尾掲載)のとおり、いずれも原案どおり可決すべきものと決定いたしておりますので、御報告申し上げます。 以上をもちまして、市民健康福祉委員会における議案審査報告を終わります。 △産業観光企業委員長報告 ○議長(山口たけし君) 次は、産業観光企業委員長審査報告を求めます。   [産業観光企業委員長 米山たいすけ君 登壇] ◆産業観光企業委員長(米山たいすけ君) 産業観光企業委員会に付託されました議案十四件について、審査の結果を報告いたします。 以上の議案につきましては、各面にわたり慎重に審査を行った結果、お手元に配付いたしました委員会審査報告書会議録末尾掲載)のとおり、いずれも原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 なお、第八五号議案 病院事業特別会計補正予算、第八六号議案 交通事業特別会計補正予算、第八七号議案 水道事業特別会計補正予算及び第八九号議案 船舶事業特別会計補正予算の議案四件については、それぞれ事業管理者の期末手当の引き上げに関する質疑経過を踏まえ、意見の開陳を願ったところ、委員から、「事業管理者の期末手当として、人事院勧告に準じ、市立病院は約五万六千円、そのほかの企業は約四万九千円の引き上げ分が含まれた予算であるが、中核市においては、同勧告に準ずる対応を行っていない都市や期末手当を特別職報酬等審議会の審議対象としている都市もあることから、同勧告に準じた自動的な引き上げは問題であり、抜本的に見直す必要がある。また、本年十月からの消費税率一〇%への引き上げに伴う市民の厳しい生活を考えれば、期末手当の引き上げは市民の理解を得られないと考えることから、各議案については賛成しがたい」という意見等が出され、意見の一致を見るに至らず、採決の結果、いずれも原案どおり可決すべきものと決定いたしておりますので、申し添えておきます。 以上をもちまして、産業観光企業委員会における議案審査報告を終わります。 △建設委員長報告 ○議長(山口たけし君) 次は、建設委員長審査報告を求めます。   [建設委員長 上田ゆういち君 登壇] ◆建設委員長上田ゆういち君) 建設委員会に付託されました議案五件について、審査の結果を報告いたします。 以上の議案につきましては、各面にわたり慎重に審査を行った結果、お手元に配付いたしました委員会審査報告書会議録末尾掲載)のとおり、いずれも原案どおり可決すべきものと決定いたしておりますので、御報告申し上げます。 以上をもちまして、建設委員会における議案審査報告を終わります。 △環境文教委員長報告 ○議長(山口たけし君) 次は、環境文教委員長審査報告を求めます。   [環境文教委員長 ふじくぼ博文君 登壇] ◆環境文教委員長(ふじくぼ博文君) 環境文教委員会に付託されました議案四件について、審査の結果を報告いたします。 以上の議案につきましては、お手元に配付いたしました委員会審査報告書会議録末尾掲載)のとおり、いずれも原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 なお、第七七号議案及び第八二号議案中関係事項については、意見の一致を見るに至らず、採決の結果、原案どおり可決すべきものと決定いたしておりますので、申し添えておきます。 以下、審査の過程において出されました主なる質疑、意見について申し上げます。 初めに、第七七号議案 公の施設の指定管理者の指定に関する件につきましては、北部斎場及び南部斎場について、今回初めて指定管理者制度を導入し、令和二年四月からの五年間、富士建設工業芙蓉商事共同企業体指定管理者として指定するものであるが、公募に対し三団体から申請があり、同企業体が選定されていることから、審査結果とあわせ、同企業体が提案した市民サービスの向上策及び経費縮減策について伺ったところ、「斎場の設置目的を達成することができるものであること」など四つの選定基準、延べ二十五項目について審査を行い、同企業体は総配点五百十点に対し四百九十点、他の二団体は、それぞれ四百六十点、三百三十一点という結果であった。また、同企業体からは、市民サービスの向上策として、葬儀セミナーの開催やフリーWi─Fiの設置のほか、ホームページへの予約状況の掲載や南部斎場への売店設置の検討などが、経費縮減策として、職員にさまざまな技術や知識を習得させ、施設内や斎場間の応援体制を整備することによる人員減のほか、年間・月間の維持管理計画や中長期的な視点による予防保全を行うことで、火葬炉設備の長寿命化を図るといった提案がなされたところであるということであります。 次に、同企業体を構成する二者は、現在、両斎場の業務を受託しているが、指定管理移行後の人員体制に変更はないものか伺ったところ、現在、両斎場には市職員四人、臨時職員五人の計九人が事務所に勤務しているほか、火葬炉運転業務を受託している富士建設工業の五人、火葬業務を受託している芙蓉商事の十七人が勤務しており、合計では三十一人となっている。 また、同企業体から提案のあった人員体制については、事務所七人、火葬炉運転業務五人、火葬業務十七人の合計二十九人となっており、現行と比較すると、火葬炉運転業務及び火葬業務に係る配置人員に変更はないものの、事務所の配置人員が二名減になっているということであります。 次に、指定管理者導入による経費縮減効果については、どのように見込んでいるものか伺ったところ、平成三十年度の両斎場に係る管理運営費は、人件費や委託料等の合計で二億三千三百三万一千円となっているのに対し、同企業体からの提案額の平均は二億一千四百九十六万四千円となっており、年間一千八百六万七千円の経費縮減が見込まれるということであります。 以上のような質疑経過を踏まえ、委員会におきましては、本件についての意見集約に臨み、意見の開陳を願ったところ、委員から、「第一に、旧厚生省通知では、斎場等の施設運営は非営利性が求められており、原則として市町村等の地方公共団体が行わなければならないとされているが、今回の指定管理者は営利を目的とする株式会社であり、非営利性が求められる斎場の管理にそぐわないこと。第二に、直営による斎場の管理運営を廃止し、株式会社による指定管理を導入することにより、市民サービスの向上や経費縮減効果が期待されるとのことであるが、現在、指定管理者が受託業務を行うに当たり、両斎場に配置している人員で対応されるとのことであり、直営による現行体制においても市民サービスの向上は可能であることから、指定管理者制度を導入しなければならない積極的な意義が見受けられない。また、経費縮減額は、常勤職員の人件費相当分であり、直営による公的責任の後退につながること。以上のような点を勘案した場合、本件については賛成しがたい」という意見。次に、「公募により三団体の応募がある中、同企業体については、総配点五百十点中四百九十点、率にして九六・一%を獲得しており、評価項目に関しても他の二団体が減点されている六項目について満点であること。また、指定管理者制度の所期の目的である経費縮減や市民サービスの向上という点においても年間で約一千八百万円の経費縮減効果等が見込まれることから、本件については賛成したい」という意見が出され、意見の一致を見るに至らず、採決の結果、本件については原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、第八二号議案 一般会計補正予算中関係事項については、質疑経過を踏まえ、意見の開陳を願ったところ、委員から、「一点目に、北部斎場及び南部斎場指定管理業務における債務負担行為の設定については、第七七号議案と同様の理由に加え、債務負担行為の限度額が本市が直営で行ってきた過去五年間の両斎場に係る管理運営費の決算額十億四千三百八十六万三百九十八円を約一億四千万円上回っており、今後の経費縮減効果に疑問があること。二点目に、教育費に特別職である教育長の期末手当〇・〇五月分の引き上げ分として四万八千七百八十円が含まれている。今回、人事院勧告に準じ自動的に引き上げられているが、特別職の期末手当は、特別職報酬等審議会の審議対象とすべきであり、中核市のうち六市は審議項目としている。また、消費税増税によって市民生活が逼迫する中、市民の理解も得られないこと。以上のような点を勘案した場合、本件については賛成しがたい」という意見等が出され、意見の一致を見るに至らず、採決の結果、本件については原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 以上をもちまして、環境文教委員会における議案審査報告を終わります。 △総務消防委員長報告 ○議長(山口たけし君) 次は、総務消防委員長審査報告を求めます。   [総務消防委員長 佐藤高広君 登壇] ◆総務消防委員長(佐藤高広君) 総務消防委員会に付託されました議案四件について、審査の結果を報告いたします。 以上の議案につきましては、各面にわたり慎重に審査を行った結果、お手元に配付いたしました委員会審査報告書会議録末尾掲載)のとおり、いずれも原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 なお、第八〇号議案 特別職の職員の給与に関する条例等一部改正の件及び第八二号議案 一般会計補正予算中関係事項におきましては、それぞれの質疑経過を踏まえ、意見の開陳を願ったところ、第八〇号議案については、委員から、「本件については、市長や議長など特別職の職員に支給される期末手当の支給割合について、国の指定職職員に準じて、令和元年度十二月期の支給割合を一・六七五月から一・七二五月に〇・〇五月分引き上げるなどの改定を行う内容となっているが、一点目に、今回の引き上げによる影響額は、市長が六万九千二百四十円、副市長が五万五千八百六十円、議長が四万七千四百円、議員が四万一千百六十円の増などとなっており、理由として国の人事院勧告に基づく国の指定職職員の改定に準ずるということが示されたが、中核市五十八市のうち、市長について十市、議員について九市が据え置く判断をしており、自動的に引き上げる義務はないこと。二点目に、今回の引き上げに当たっても、特別職報酬等審議会は期末手当が同審議会の審議対象外であることを理由に開催されていないが、中核市のうち六市は期末手当を審議の対象としていることから、本市も対象にすべきであること。三点目に、今回の引き上げについて、本年十月から消費税が一〇%に増税され、苦しい生活をしている市民の理解が得られるかどうか当局にただしたところ、理解が得られるものでなければならないとの見解が示されたが、自動的な引き上げでは市民の理解を得られないこと。以上のような点を勘案した場合、本件については賛成しがたい」という意見等が出され、意見の一致を見るに至らず、採決の結果、本件については原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、第八二号議案中関係事項については、委員から、「今回の補正予算については、議会費に議員の期末手当が、また、総務費に市長、副市長及び常勤の監査委員の期末手当がそれぞれ含まれていることから、本件については賛成しがたい」という意見等が出され、意見の一致を見るに至らず、採決の結果、本件については原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 以上をもちまして、総務消防委員会における議案審査報告を終わります。
    ○議長(山口たけし君) これより、委員長報告に対する質疑に入ります。 発言の通告はありませんが、別に発言がなければ、質疑はないものと認めます。 △討論 ○議長(山口たけし君) これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許可いたします。 大園たつや議員。   [大園たつや議員 登壇](拍手) ◆(大園たつや議員) 日本共産党市議団を代表して、今議会に提案された議案二十七件のうち、八件に反対する立場から討論を行います。 まず、第七五号議案 鹿児島市営住宅条例一部改正の件については、玉里団地住宅を建てかえるために同住宅百十戸を廃止するとともに、民法の一部改正に伴い敷金等に関する規定等を改め、あわせて入居資格等に関する規定を改めるものであり、私どもも求めてきた連帯保証人確保の負担軽減として必要な人数を二人から一人に、極度額を入居時の家賃月額十二カ月分とし、連帯保証人を確保できない方のために機関保証法人を追加するなど評価できる部分もありますが、以下、反対する理由を申し上げます。 一点目、入居資格及び連帯保証人に関する規定の見直しにおいて、消滅時効の援用、債権放棄その他の事由により当該家賃または損害賠償金を免れたことがない者を明記したことです。建設委員会に提出された資料によれば、当時の中核市四十八市のうち、入居を認めるのは五市、入居を認めなかったが十五市、対応方針未定、未回答が合わせて半分以上の二十六市であることからも慎重な対応が必要と指摘してきました。消滅時効の取り扱いについて、この間、当局と質疑を交わしてきましたが、公債権である国民健康保険などでも消滅時効が完成したからといって、その後、制度から排除されるようなことはありません。私どもとしては、私債権であっても公共の福祉である以上、さまざまな事情で消滅時効を迎えた市民を一律機械的に排除することは疑問です。 二点目、今回、建てかえのため玉里団地住宅百十戸を廃止する内容ですが、公共施設の床面積を二〇%削減することを目標としている公共施設等総合管理計画を受けて、平成三十年六月に改定された市営住宅の長寿命化計画に基づき当該住宅は縮小の対象となり、全ての建てかえが完了した際は全体で二十七戸が縮小されます。市営住宅の縮小・廃止が今回の議案である玉里団地住宅から始まったということを指摘するとともに、公営住宅法第一条、「この法律は、国及び地方公共団体が協力して、健康で文化的な生活を営むに足りる住宅を整備し、これを住宅に困窮する低額所得者に対して低廉な家賃で賃貸し、又は転貸することにより、国民生活の安定と社会福祉の増進に寄与することを目的とする」という法の趣旨に逆行する計画であり、問題です。 次に、第七七号議案 公の施設の指定管理者の指定に関する件については、北部斎場及び南部斎場の指定管理者を指定する議案ですが、以下、反対の理由を申し上げます。 一点目、旧厚生省通知では、斎場等の施設の運営は非営利性が求められており、原則として市町村等の地方公共団体が行わなければならない。いやしくも営利事業類似の経営を行うことがないようとされているが、今回、本市が指定した指定管理者は営利を目的とする株式会社であり、非営利性が求められる斎場の管理にそぐわないこと。 二点目、市直営による斎場の管理運営を廃止し、株式会社による指定管理を導入することにより市民サービスの向上や経費縮減の効果が期待されるとのことでしたが、既に指定管理者が委託業者として現場に配置している人員数で対応されるとのことであり、市直営による現行体制においても市民サービスの向上は可能であり、指定管理者制度を導入しなければならない積極的な意義は見受けられませんでした。また、コスト縮減についても税抜きの経費が比較されていますが、その差額は常勤職員の人件費相当の差額であり、市直営による公的責任の後退につながることから問題です。 次に、第八〇号議案 特別職の職員の給与に関する条例等一部改正の件については、市長や議員など特別職の職員に支給される期末手当の支給割合について、人事院勧告に基づく国の指定職職員に準じて令和元年度十二月期を〇・〇五カ月分ふやすなどの内容となっていますが、以下、反対の理由を申し上げます。 一点目、今回の引き上げによる影響額は、市長、六万九千二百四十円、副市長、五万五千八百六十円、議長、四万七千四百六十円、議員、四万一千百六十円などとなっており、国の人事院勧告に基づく国の指定職職員に準ずるとの理由が示されていますが、中核市五十八市のうち、市長は十市、議員は九市が改定なしで据え置く判断をされていることからも本市が自動的に引き上げる義務はないこと。 二点目、今回の引き上げに当たっても鹿児島市特別職報酬等審議会は期末手当が対象外として開かれませんでした。しかし、他の中核市でも六市が期末手当を対象としていることから、本市でも検討すべきです。 三点目、本年十月の消費税増税によって市民生活が苦しいものになっているときに市民の理解が得られるのかという問いに対して、当局は、理解が得られるものでなければならないと答弁されていますが、自動的な引き上げでは市民の理解を得られないこと。 以上の理由から本議案には反対です。 なお、公営企業会計である第八五号議案 令和元年度鹿児島市病院事業特別会計補正予算(第一号)には病院事業管理者が約五万六千円、第八六号議案 令和元年度鹿児島市交通事業特別会計補正予算(第二号)、第八七号議案 令和元年度鹿児島市水道事業特別会計補正予算(第一号)、第八九号議案 令和元年度鹿児島市船舶事業特別会計補正予算(第一号)については、それぞれの事業管理者が約四万九千円と各公営企業管理者の影響額が含まれており、第八〇号議案と同様の理由で反対いたします。 次に、第八二号議案 令和元年度鹿児島市一般会計補正予算(第四号)につきましては、本年六月末の大雨災害による土砂崩れの復旧費一億五千九百五十万円などを含む四十億二千九百三十四万円を追加し、一般会計総額二千七百三十二億九千四百七十八万円とするものですが、以下、反対する理由を申し上げます。 まず、第八〇号議案で申し上げた特別職の期末手当引き上げの対象となる市長、副市長、議員、常勤の監査委員、教育長の影響額及び第七七号議案における指定管理業務の委託料に係る債務負担行為が含まれていること。 次に、款総務費、項戸籍住民基本台帳費、目戸籍住民基本台帳費、個人番号カード交付事業費一千五百七十六万八千円については、交付体制強化のため、特設会場を本庁と谷山支所に設け、それに係る人件費を計上したものですが、以下理由を申し上げます。 一点目、本年九月、国において、マイナンバーカード交付枚数(想定)・マイナンバーカードの健康保険証としての医療機関等の利用環境整備に係る全体スケジュールが決定されたことから、本市もマイナンバーカード交付円滑化計画を策定し、交付体制を強化するとのことですが、病院などでのカード利用は窓口対応を煩雑にし、職員の多忙化に拍車をかける上、患者にとってもメリットはありません。個人情報の流出など、カードを持ち歩くリスクのほうがかえって高まること。 二点目、国によるマイナンバーカードを活用した消費活性化策が令和二年度中から実施されるに当たり、カード交付に合わせてマイキーIDの設定支援を行うとのことですが、消費税一〇%への増税後のキャッシュレス決済のポイント還元が来年六月で終わるため、その後の消費活性化策に活用しようとのもくろみがあり、消費税増税の影響に対してさらに多額の税金を費やすとともに、国民から理解が得られていないマイナンバーカードを押しつけることは問題です。 三点目、本市交付円滑化計画によると、令和五年度末までに五十四万四千二百枚、九〇%を見込んでいますが、交付状況は本年十月末で七万四千三百二十一枚、一二・三%となっており、個人情報の漏えい等への懸念が払拭されていない上、多くの市民が必要性を感じていないにもかかわらず、普及ありきで公務員への取得勧奨を行うことによって、本年六月末では市職員の取得率一四・八五%だったものが四五・五%となっていることも問題です。制度存続の是非を含め抜本的に見直すことこそ求められていることを指摘いたします。 ただいま申し述べてきた事業を含む本議案については反対をいたします。 以上、八つの議案についての反対の理由を申し述べ、日本共産党市議団を代表しての反対討論を終わります。(拍手) ○議長(山口たけし君) ほかに発言がなければ、以上をもって討論を終了いたします。 △表決 ○議長(山口たけし君) これより表決に入ります。 それでは、まず、第八〇号、第八二号、第八五号ないし第八七号及び第八九号の各議案について、電子表決により一括採決いたします。 ただいまの議案六件に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。 以上の議案六件については、いずれも委員長の報告どおり決することに賛成の議員は賛成を、反対の議員は反対をお押し願います。   [電子表決開始] ○議長(山口たけし君) 押し忘れ等はありませんか。   [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(山口たけし君) 押し忘れ等なしと認めます。   [電子表決終了] ○議長(山口たけし君) 賛成多数であります。 よって、いずれも原案どおり可決されました。 次に、第七五号議案 鹿児島市営住宅条例一部改正の件について、電子表決により採決いたします。 ただいまの議案に対する委員長の報告は、原案可決であります。 本件については、委員長の報告どおり決することに賛成の議員は賛成を、反対の議員は反対をお押し願います。   [電子表決開始] ○議長(山口たけし君) 押し忘れ等はありませんか。   [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(山口たけし君) 押し忘れ等なしと認めます。   [電子表決終了] ○議長(山口たけし君) 賛成多数であります。 よって、本件は原案どおり可決されました。 次に、第七七号議案 公の施設の指定管理者の指定に関する件について、電子表決により採決いたします。 ただいまの議案に対する委員長の報告は、原案可決であります。 本件については、委員長の報告どおり決することに賛成の議員は賛成を、反対の議員は反対をお押し願います。   [電子表決開始] ○議長(山口たけし君) 押し忘れ等はありませんか。   [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(山口たけし君) 押し忘れ等なしと認めます。   [電子表決終了] ○議長(山口たけし君) 賛成多数であります。 よって、本件は原案どおり可決されました。 次に、ただいまの議案八件を除くその他の議案十九件について一括採決いたします。 以上の議案十九件については、委員長の報告どおり、いずれも原案どおり決することに御異議ありませんか。   [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(山口たけし君) 御異議なしと認めます。 よって、いずれも原案どおり可決されました。 △請願・陳情上程、委員長報告省略 ○議長(山口たけし君) 次は、日程第二 請願・陳情に関する件について、請願一件、陳情二件を一括議題といたします。 件名の朗読を省略いたします。 ただいまの請願・陳情については、お手元に配付いたしました審査結果一覧表(会議録末尾掲載)並びに取下げ願一覧表(会議録末尾掲載)のとおりであります。 お諮りいたします。 審査結果一覧表の請願一件、陳情一件については、いずれも委員長報告を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。    [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(山口たけし君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 △表決 ○議長(山口たけし君) これより表決に入ります。 それでは、まず、陳情第五四号 国民健康保険の給付制度に傷病手当及び介助手当を加えることについて、電子表決により採決いたします。 ただいまの陳情に対する委員会の審査結果は、不採択でありますので、賛成者先諮の原則により、採択についてお諮りいたします。 本件を採択することに賛成の議員は賛成を、反対の議員は反対をお押し願います。   [電子表決開始] ○議長(山口たけし君) 押し忘れ等はありませんか。   [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(山口たけし君) 押し忘れ等なしと認めます。   [電子表決終了] ○議長(山口たけし君) 賛成少数であります。 よって、本件は不採択とすることに決しました。 次に、請願第三号 所得税法第五十六条の廃止を求める意見書提出について、電子表決により採決いたします。 ただいまの請願に対する委員会の審査結果は、不採択でありますので、賛成者先諮の原則により、採択についてお諮りいたします。 本件を採択することに賛成の議員は賛成を、反対の議員は反対をお押し願います。   [電子表決開始] ○議長(山口たけし君) 押し忘れ等はありませんか。   [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(山口たけし君) 押し忘れ等なしと認めます。   [電子表決終了] ○議長(山口たけし君) 賛成少数であります。 よって、本件は不採択とすることに決しました。 次に、ただいまの請願一件、陳情一件を除く取下げ願一覧表の陳情一件については、提出者の申し出どおり取り下げを承認することに御異議ありませんか。   [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(山口たけし君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 △陳情等の閉会中継続審査及び調査の件 ○議長(山口たけし君) 次は、日程第三 陳情等の閉会中継続審査及び調査の件についてお諮りいたします。 △表決 ○議長(山口たけし君) 本件については、お手元に配付いたしました一覧表(会議録末尾掲載)のとおり、いずれも関係委員長の申し出による閉会中の継続審査及び調査に付することに御異議ありませんか。   [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(山口たけし君) 御異議なしと認めます。 よって、いずれもそのように決しました。 以上で、今議会に付議された案件は、閉会中の継続審査として議決されたものを除き、全て議了いたしました。 △市長あいさつ ○議長(山口たけし君) ここで、森市長から発言の申し出がありますので、これを許可いたします。   [市長 森 博幸君 登壇] ◎市長(森博幸君) 令和元年第四回市議会定例会の最終日に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。 議員の皆様方におかれましては、平成三十年度決算並びに令和元年度の補正予算及び条例その他の案件につきまして、慎重な御審議を賜り、それぞれ議決をいただき、心から感謝申し上げます。 議決いただきました案件につきましては、その目的を達成するよう最大の努力をいたしてまいりますとともに、審議の過程においていただきました御意見や御要望等につきましては、今後の市政運営の中で十分に配慮をしてまいりたいと考えております。 歴史的な皇位継承と改元により新たな時代の幕あけとなった令和元年もいよいよ残すところわずかとなりました。平成最後の年でもあったこの一年を振り返りますと、アジアで初めて開催されたラグビーワールドカップにおいて、本市出身の中村亮土選手が日本代表チーム初のベストエイト入りに貢献したほか、本市でキャンプを行った南アフリカ代表チームが優勝を果たし、私たちに大きな夢と感動を与えてくれました。 一方、本市を含め各地に被害をもたらした大雨や関東・甲信地方や東北地方に猛威を振るった台風十九号など自然災害が相次ぎ、多くのとうとい命が奪われるなど、防災や危機管理のあり方が改めて問われ、さらには気候危機とも言える異常気象の根源的な原因である地球温暖化への取り組みの重要性を再認識した一年でございました。 さて、市政におきましては、ことしは市制施行百三十周年の大きな節目の年に当たり、これまでの歩みを振り返りつつ、新時代でのさらなる飛躍に向けた新たな一歩を踏み出す年となりました。まず、ブランドメッセージ「あなたとわくわくマグマシティ」を合い言葉に市内外の皆さんと一緒に本市の魅力と価値を高め、盛り上げていくシティープロモーションを推進しました。 また、天文館地区や鹿児島中央駅周辺における再開発の支援を初め、まちなか図書館の基本計画策定や鹿児島駅周辺の都市拠点整備など、市街地の新たな魅力とにぎわいづくりに取り組んだほか、来年開催の燃ゆる感動かごしま国体・かごしま大会に向けてカウントダウンイベントやリハーサル大会を実施するなど、本大会の準備と機運を高める取り組みを着実に進めました。 加えて、安全に保育を受けることができる環境の充実や麻疹・風疹の予防対策、家庭ごみのまごころ収集など、子供から高齢者まで住みなれた地域で健やかに暮らせるまちづくりに取り組みました。 さらに、市内企業の海外への販路拡大に向けた支援を行うとともに、クリエーティブ産業創出の拠点となるmark MEIZANを本格稼働したほか、若い世代に地元企業への理解促進等を図る就職応援フェアを開催するなど、誰もが生き生きと働くことができる環境の創出に努めました。 また、火山防災トップシティ構想の取り組みを進めるとともに市民の避難行動の周知やさまざまな訓練を実施したほか、学生による消防分団を発足するなど、総合的な危機管理体制の強化に取り組みました。 このほか、兄弟都市盟約締結五十周年を迎えた鶴岡市との交流を深めるとともに、これまで我が国の都市と交流協定を結んだことのないフランスのストラスブール市とパートナーシップ協定を締結するなど、国内外における交流連携の強化を進めました。 これらのさまざまな施策の推進により市民が真に豊かさを実感できる都市の実現に向け、着実に前進することができたものと考えております。 この一年、市勢の発展と市民福祉の向上のため各面において御尽力をいただき、御協力を賜りました議員の皆様を初め、市民の皆様に改めて厚くお礼を申し上げます。 令和へと時代が移って初めてとなる新年を迎えますが、皆様方におかれましては、御家族おそろいで、すがすがしい新春をお迎えいただきますよう心からお祈り申し上げて、私の挨拶とさせていただきます。 この一年間、まことにありがとうございました。 △議長あいさつ ○議長(山口たけし君) ここで、しばらくお待ち願います。   [議長 山口たけし君 登壇] ○議長(山口たけし君) 本日の会議をもちまして、緊急を要する案件がない限り、令和元年の納めの議会となりますので、一言御挨拶を申し上げます。 同僚議員の皆様には、この一年、市勢の発展と市民福祉の向上のため鋭意お取り組みをいただき、また、議会運営に対しましても御理解と御協力を賜りましたことに厚く御礼を申し上げます。 また、市民の皆様、森市長を初め当局の皆様、さらには報道機関の皆様には、この一年間の御高配に対し、心から感謝を申し上げます。 この一年を振り返ってみますと、日本各地で台風や大雨等による災害に見舞われ、本市でも六月末からの大雨によりとうとい命が失われるとともに甚大な被害が発生をいたしました。ここに改めて亡くなられた方の御冥福をお祈りし、また被害に遭われた皆様方にお見舞いを申し上げます。 この大雨ではさまざまな課題も浮き彫りになりましたことから、今後においてもハード・ソフト両面において本市の防災力をさらに高める施策を充実し、災害に強いまちづくりをより一層進めていく必要があるとの思いを強くいたしました。 一方、市長からもありましたとおり、ことしはラグビーワールドカップが我が国で初めて開催され、本市出身の中村亮土選手を擁する日本代表チームが初のベストエイトに進出するという快挙をなし遂げました。準々決勝では本市で事前キャンプを行い、見事に優勝を果たした南アフリカ代表チームとの夢の対戦が実現するなど、記録にも記憶にも残る大会となりました。 また、本市にとりましては、市制施行百三十周年という節目の年を迎えましたが、人口の減少や少子高齢化の進行に伴い、地域社会を取り巻く環境が大きく変容していく中、今後においてもさまざまな課題に的確に対応し、このまちを魅力と活力のある持続可能な都市として次の世代に引き継いでいくことが肝要であると再認識した一年でありました。 このような中、本市議会におきましては、来年四月に改選を迎え、議員定数が現行の五十人から四十五人となりますが、かごしま国体・かごしま大会に向けた取り組みやサッカー等スタジアムの整備、鹿児島港本港区におけるまちづくり、中心市街地の再開発など、本市の将来にとって重要な課題が山積しておりますことから、今後とも執行機関に対する監視・評価や政策提言など、議会に求められる役割を果たすべく取り組んでまいる所存でございます。 終わりに、歴史的な皇位継承により幕をあけた令和元年も残りわずかとなりました。何かと慌ただしい年の瀬でございますが、皆様におかれましては、御自愛され、希望に満ちた輝かしい新年を御家族おそろいでお迎えになりますよう心から御祈念申し上げまして、挨拶とさせていただきます。 この一年間、ありがとうございました。 △閉会 ○議長(山口たけし君) これをもって、令和元年第四回鹿児島市議会定例会を閉会いたします。              午 前 十時四十六分 閉 会            ─────────────────地方自治法第百二十三条第二項の規定により署名する。         市議会議長  山 口 た け し         市議会議員  小 森 こうぶん         市議会議員  平 山    哲...