令和 元年第3回
定例会(9月)
議事日程 第七号
令和元年九月三十日(月曜)午前十時 開議第 一 うえだ
勇作議員の
発言取消しの件第 二
選挙管理委員及び同
補充員の選挙第 三 第六二
号議案 人権擁護委員候補者の推薦について意見を求める件第 四 第二六
号議案ないし第四六
号議案第 五
意見書案第一四号
地方財政の充実・強化を求める
意見書提出の件第 六 請願に関する件第 七
議員派遣の件第 八 議案、請願・
陳情等の閉会中
継続審査及び調査の件──────────────────────────────────────── 本日の会議に付した
事件議事日程のとおり──────────────────────────────────────── (
出席議員 五十人) 一 番 中 元 かつあき
議員 二 番 霜 出 佳 寿
議員 三 番 平 山
タカヒサ 議員 四 番 園 山 え り 議員 五 番 佐 藤 高 広 議員 六 番 瀬 戸 山 つ よ し 議員 七 番 杉 尾 ひ ろ き 議員 八 番 徳 利 こ う じ 議員 九 番 薗 田 裕 之 議員 十 番 し ら が 郁 代 議員 十一 番 松 尾 ま こ と 議員 十二 番 中 原 ち か ら 議員 十三 番 米 山 たいすけ 議員 十四 番 たてやま 清 隆 議員 十五 番 わ き た 高 徳 議員 十六 番 奥 山 よしじろう 議員 十七 番 柿 元 一 雄 議員 十八 番 志 摩 れ い 子
議員 十九 番 堀 純 則
議員 二十 番 井 上 剛
議員 二十一番 上 田 ゆういち
議員 二十二番 長 浜 昌 三
議員 二十三番 大 森 忍
議員 二十四番 伊 地 知 紘 徳
議員 二十五番 大 園 た つ や
議員 二十六番 の ぐ ち 英 一 郎
議員 二十七番 川 越 桂 路
議員 二十八番 山 口 た け し
議員 二十九番 仮 屋 秀 一
議員 三十 番 中 島 蔵 人
議員 三十一番 古 江 尚 子
議員 三十二番 田 中 良 一
議員 三十三番 大 園 盛 仁
議員 三十四番 小 森 のぶたか
議員 三十五番 ふじくぼ 博 文
議員 三十六番 森 山 き よ み
議員 三十七番 三 反 園 輝 男
議員 三十八番 小 川 み さ 子
議員 三十九番 小 森 こうぶん
議員 四十 番 上 門 秀 彦
議員 四十一番 長 田 徳 太 郎
議員 四十二番 幾 村 清 徳
議員 四十三番 入 船 攻 一
議員 四十四番 う え だ 勇 作
議員 四十五番 平 山 哲
議員 四十六番 崎 元
ひろのり 議員 四十七番 秋 広 正 健
議員 四十八番 ふ じ た 太 一
議員 四十九番 片 平 孝 市
議員 五十 番 平 山 た か し
議員──────────────────────────────────────── (
欠席議員 なし)────────────────────────────────────────
事務局職員出席者 事務局長 田 畑 浩 秋 君
議事課長 船 間 学 君
事務局参事 総務課長 西 園 史 朗 君
政務調査課長 益 田 有 宏 君
議事課主幹 議事係長 上 久 保 泰 君
委員会係長 渡 英 樹 君
議事課主査 迫 田 洋 行 君
議事課主任 海 江 田 拓 郎 君──────────────────────────────────────── 説明のため出席した者 市長 森 博 幸 君 副市長 松 永 範 芳 君 副市長 松 山 芳 英 君
教育長 杉 元 羊 一 君
代表監査委員 内 山 薫 君
市立病院長 坪 内 博 仁 君
交通局長 鞍 掛 貞 之 君
水道局長 秋 野 博 臣 君
船舶局長 南 勝 之 君
総務局長 白 石 貴 雄 君
企画財政局長 原 亮 司 君
危機管理局長 千 堂 和 弘 君
市民局長 古 江 朋 子 君
環境局長 玉 利 淳 君
健康福祉局長 中 野 和 久 君
産業局長 鬼 丸 泰 岳 君
観光交流局長 有 村 隆 生 君
建設局長 松 窪 正 英 君
消防局長 安 樂 剛 君
病院事務局長 緒 方 康 久 君
市長室長 宮 之 原 賢 君
総務部長 松 枝 岩 根 君
企画部長 池 田 哲 也 君
財政部長 枝 元 昌 一 郎 君
危機管理局次長尾 ノ 上 優 二 君
市民文化部長 上 四 元 剛 君
環境部長 菊 野 純 一 君
資源循環部長 西 山 孝 志 君
すこやか長寿部長 稲 田 祐 二 君
こども未来部長田 中 公 弘 君
福祉部長 吉 田 幸 一 君
産業振興部長 有 村 浩 明 君
農林水産部長 塩 川 瑞 穂 君
観光交流部長 成 尾 彰 君
国体推進部長 尾 堂 正 人 君
建設管理部長 柚 木 兼 治 君
都市計画部長 福 留 章 二 君
建築部長 吹 留 徳 夫 君
道路部長 中 川 英 一 君
消防局次長 中 村 剛 君
病院事務局次長新 穂 昌 和 君
交通局次長 岩 切 賢 司 君
水道局総務部長日 高 照 夫 君
船舶局次長 橋 口 訓 彦 君
教育委員会事務局管理部長 小 倉 洋 一 君────────────────────────────────────────
令和元年九月三十日 午前十時 開議
△開議
○議長(
山口たけし君) これより、本日の会議を開きます。
△諸般の報告
○議長(
山口たけし君) この際、諸般の報告をいたします。 まず、先般の本会議において設置されました
決算特別委員会の正副
委員長互選結果については、
委員長に
松尾まこと議員、副
委員長にわきた
高徳議員がそれぞれ当選されました。 次に、
本市監査委員から、
地方自治法第二百三十五条の二第三項の規定による
例月現金出納検査の結果報告がありました。
関係書類は
事務局に保管してありますので、御閲覧願います。 本日の
議事日程は、お手元に配付いたしました
議事日程第七号のとおりであります。
△うえだ
勇作議員の
発言取り消しの件
○議長(
山口たけし君) それでは、日程第一 うえだ
勇作議員の
発言取り消しの件を議題といたします。 ここで、うえだ
勇作議員から
発言取り消しの
申し出がありますので、発言を許可いたします。 [うえだ
勇作議員 登壇]
◆(うえだ
勇作議員) 発言の一部
取り消しについて発言の許可をいただきましたので、以下申し上げます。 九月十一日の本
会議代表質疑中の大項目八の「
LGBT施策等への慎重な対応について」の発言中、「強く抗議します」の後から、「さて、我が国で」の前までの部分については、
一般論として発言しましたが、聞く人に誤解を与える
可能性があることから、これを
取り消しますのでお取り計らいください。
○議長(
山口たけし君) お諮りいたします。 ただいまのうえだ
勇作議員の
発言取り消し部分については、
申し出のとおり許可することに御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
山口たけし君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 なお、ただいまの
発言取り消しに関連する部分については、
会議録調製の際、
速記録を調査の上、しかるべき措置をいたしたいと存じますので、御了承願います。
△
選挙管理委員及び同
補充員の選挙
○議長(
山口たけし君) 次は、日程第二
選挙管理委員及び同
補充員の選挙を行います。 お諮りいたします。 選挙の方法は、
地方自治法第百十八条第二項の規定により、
指名推選とし、指名の方法については、議長から指名いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
山口たけし君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 それでは、まず、
選挙管理委員として
鹿児島市桜ケ丘五丁目二十三番地十九
上林房一正君
鹿児島市薬師二丁目二十一番十五号 山野 眞理君
鹿児島市新屋敷町二十四番十五号 馬場 竹彦君
鹿児島市小山田町七千七十六番地 岩佐 睦美君 同
補充員として、
鹿児島市易居町五番一─一四〇二号 白鳥 努君
鹿児島市西千石町七番二十─九〇四号 田之上 齊君
鹿児島市郡元一丁目十七番二十六号 笹川 理子君
鹿児島市高麗町四十二番十七号
ガーデンハイツ高麗二〇二号
片桐資津子君をそれぞれ指名いたします。 お諮りいたします。 ただいま指名いたしました八名の諸君を、それぞれ
選挙管理委員及び同
補充員の
当選人として決定し、
補充員については、指名した順位とすることに御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
山口たけし君) 御異議なしと認めます。 よって、いずれもそのように決しました。 なお、ただいま当選されました諸君には、本職より
会議規則第三十二条第二項の規定により、後ほど告知いたしますので、御了承願います。
△第六二
号議案上程、
提出者説明及び
委員会付託省略
○議長(
山口たけし君) 次は、日程第三 第六二
号議案 人権擁護委員候補者の推薦について意見を求める件を議題といたします。 お諮りいたします。 ただいまの議案については、
提出者の説明及び
委員会付託をそれぞれ省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
山口たけし君) 御異議なしと認めます。 よって、いずれもそのように決しました。 これより順次、質疑、討論に入ります。 発言の通告はありませんが、別に発言がなければ、ただいまの議案については、質疑、討論はないものと認めます。
△表決
○議長(
山口たけし君) これより表決に入ります。 それでは、第六二
号議案 人権擁護委員候補者の推薦について意見を求める件を採決いたします。 本件については、同意することに御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
山口たけし君) 御異議なしと認めます。 よって、本件は同意することに決しました。
△第二六
号議案─第四六
号議案上程
○議長(
山口たけし君) 次は、日程第四 第二六
号議案ないし第四六
号議案の議案二十一件を
一括議題といたします。 件名の朗読を省略いたします。 これらに対する各
常任委員長の
審査報告を求めます。
△
市民健康福祉委員長報告
○議長(
山口たけし君) まず、
市民健康福祉委員長の
審査報告を求めます。 [
市民健康福祉委員長 古江尚子君 登壇]
◆
市民健康福祉委員長(
古江尚子君)
市民健康福祉委員会に付託されました議案五件について、審査の結果を報告いたします。 以上の議案につきましては、各面にわたり慎重に審査を行った結果、お手元に配付いたしました
委員会審査報告書(
会議録末尾掲載)のとおり、いずれも原案どおり可決すべきものと決定いたしておりますので、御報告申し上げます。 以上をもちまして、
市民健康福祉委員会における
議案審査報告を終わります。
△
産業観光企業委員長報告
○議長(
山口たけし君) 次は、
産業観光企業委員長の
審査報告を求めます。 [
産業観光企業委員長 米山たいすけ君 登壇]
◆
産業観光企業委員長(米山たいすけ君)
産業観光企業委員会に付託されました議案十三件のうち、
公営企業決算関係議案六件を除く七件について、審査の結果を報告いたします。 以上の議案につきましては、お手元に配付いたしました
委員会審査報告書(
会議録末尾掲載)のとおり、第四三
号議案中
関係事項については、報告を承認すべきものとし、その他の議案については、いずれも原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 以下、審査の過程において特に論議されました第三〇
号議案ないし第三三
号議案 工事請負契約締結の件の議案四件につきましては、いずれも
魚類市場の再整備に係る
工事請負契約に関する議案であり、関連がありますことから、一括して質疑を交わしておりますので、その主なる質疑について、順次申し上げます。 初めに、同市場については、平成二十八年度から三十年度にかけて新
市場棟一工区の工事を、今年度から令和三年度にかけて二工区の工事を行い、同年度中に新
市場棟全体が
供用開始となる予定であるが、新
市場棟に整備する
駐車場については、一工区も含め新
市場棟全体の
供用開始まで使用できず、このことが
路上駐車の一因にもなっていると思料するが、再整備後は十分な台数が確保されるものか伺ったところ、従前は、敷地の内外合わせ五百五十一台の
駐車場を整備していたが、再
整備事業全体が完了する令和四年度には敷地内の四百五十二台を含め五百七十七台を整備することとしており、十分な台数を確保できるものと考えている。 なお、現在、
工事期間中の
駐車場不足対策として、
敷地外の
県有地十カ所に設けている二百四十七台分の
駐車場については、
事業完了後は不要になるものと考えているということであります。 次に、新
市場棟の工事に当たり建設された
仮設市場棟前にある
物揚場については、
遊漁船が二十隻以上係留されているため漁船を着けることができず、
市場運営に支障を来しているとの声を仄聞するが、これまでどのように対応してきたものか、また、二工区の工事に向けて、
港湾管理者である県に対し、
遊漁船の
移動等を強く要請すべきではないか伺ったところ、お
ただしのことについては、
仮設市場棟竣工前の平成二十六年から県に対し
遊漁船の移動について
要望等を行うとともに、
係留者に対する
移動依頼の
看板設置等を行ってきており、また、本年五月には
遊漁船の
所有者十八名に対し、
県地域振興局と
魚類市場の連名で文書を送付したところである。 今後については、引き続き県に対し
遊漁船の移動とあわせ
放置船等についても対応していただくよう要望していきたいと考えているということであります。 次に、新
市場棟は
高度衛生管理機能を備え、
コールドチェーンを確立した
閉鎖型売り場施設として整備されるが、既に供用を開始している一工区においては、換気が不十分で、湿気や
におい等衛生管理上の課題があるとの指摘もあることから、二工区の整備に向けどのように対応するものか伺ったところ、一工区において、お
ただしのような声があることから、空調の運転時間の延長など効果的な換気の
方法等について、現在、
市場関係者と協議しながら課題の解決に向け検討を行っているところであるということであります。 以上をもちまして、
産業観光企業委員会における
議案審査報告を終わります。
△
建設委員長報告
○議長(
山口たけし君) 次は、
建設委員長の
審査報告を求めます。 [
建設委員長 上田ゆういち君 登壇]
◆
建設委員長(
上田ゆういち君)
建設委員会に付託されました議案六件について、審査の結果を報告いたします。 以上の議案につきましては、各面にわたり慎重に審査を行った結果、お手元に配付いたしました
委員会審査報告書(
会議録末尾掲載)のとおり、第四三
号議案中
関係事項については、報告を承認すべきものとし、その他の議案については、いずれも原案どおり可決すべきものと決定いたしておりますので、御報告申し上げます。 以上をもちまして、
建設委員会における
議案審査報告を終わります。
△
環境文教委員長報告
○議長(
山口たけし君) 次は、
環境文教委員長の
審査報告を求めます。 [
環境文教委員長 ふじくぼ博文君 登壇]
◆
環境文教委員長(ふじくぼ博文君)
環境文教委員会に付託されました議案四件について、審査の結果を報告いたします。 以上の議案につきましては、お手元に配付いたしました
委員会審査報告書(
会議録末尾掲載)のとおり、第四三
号議案中
関係事項については、報告を承認すべきものとし、その他の議案については、いずれも原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 なお、第四四
号議案中
関係事項及び第四五
号議案については、意見の一致を見るに至らず、採決の結果、原案どおり可決すべきものと決定いたしておりますので、申し添えておきます。 以下、審査の過程において特に論議されました第四四
号議案 一般会計補正予算中
関係事項及び第四五
号議案 地域下水道事業特別会計補正予算の議案二件につきましては、PPP/
PFI手法導入優先的検討方針に基づき、令和二年度から、
衛生処理センター、
牟礼岡団地及び
松陽台の
地域下水道施設の合わせて三施設について
包括的民間委託を導入することに伴い、いずれも
令和元年度から四年度まで
債務負担行為の設定を行うものであることから、一括して質疑を交わしておりますので、その主なる質疑、意見について、順次申し上げます。 初めに、今回、本市として初めて
包括的民間委託を導入することから、その概要と導入の
メリットについて伺ったところ、三施設については、現在、
施設ごとに
運転管理や
清掃等の
業務委託をそれぞれ単年度契約しているが、令和二年度からは三施設の業務を一括して三年間、一つの
事業者に
性能発注しようとするものである。 また、導入による
メリットについては、
性能発注や
委託業務の範囲が拡大されることにより民間の
創意工夫による
経費削減が期待できるとともに、
受託者において
維持管理の
ノウハウが蓄積されることにより安定的な
業務遂行が図られることなどである。 なお、
受託者が行う業務のうち、主たる業務を除いた清掃や
点検業務などについては再委託が可能であり、
衛生処理センターにおいては、
委託料として三年間で八千二百六万円を見込んでいるということであります。 次に、
包括的民間委託の導入による
経費削減効果については、どのように見込んでいるものか伺ったところ、平成三十一年度
予算ベースで試算した三年間の
包括的民間委託相当分と今回の
債務負担行為限度額を比較した場合、
運転経費については、
衛生処理センターでは二千二百七十七万九千円の削減が見込まれる一方、
牟礼岡団地及び
松陽台の
地域下水道施設では、
本市職員が実施していた
業務等も含めて委託することにより、それぞれ二百三十九万七千円、六十八万六千円の増となり、三施設の合計では、一千九百六十九万六千円の減となる。 また、
人件費については、
本市職員が四名から二名になることに伴い、四千九百六十万八千円の減となり、
運転経費と
人件費を合わせた
経費削減額は六千九百三十万四千円になるということであります。 次に、
包括的民間委託の導入により
本市職員が二名減になるが、このことにより
汚水処理等の
サービス水準を監視する本市の体制に支障は生じないものか、また、これまで本市が培ってきた
技術力が低下し、ひいては、
技術職員の維持・確保ができなくなるおそれもあるのではないかと思料されることから、当局の見解を伺ったところ、各施設における
運転管理の状況については、
受託者から定期的に
報告書を提出させ、必要に応じて指導を行うこととしており、適切な
水質基準の確保が図られるものと考えている。 また、お
ただしの
本市技術職員の
維持等については、
職員削減後においても
技術面での継承がなされるよう、職員に対する必要な研修の実施に努めていきたいと考えているということであります。 以上のような
質疑経過を踏まえ、
委員会におきましては、第四四
号議案中
関係事項及び第四五
号議案についての
意見集約に臨み、意見の開陳を願ったところ、委員から、「第一に、当局は、
包括的民間委託の導入による
メリットとして、三施設の業務をまとめて
性能発注を行い、
複数年度の契約を締結することで業務の
効率化が図られ、
経費削減の効果があるとしており、三年間の
運転経費について、三施設の合計で一千九百六十九万六千円、また、
本市職員を四人から二人に削減することにより、四千九百六十万八千円の
経費削減が可能との試算を示したが、平成三十年度の
決算ベースで試算した場合、
人件費の削減以外は必ずしも現状を反映した妥当な試算結果とは言えず、
債務負担行為の
限度額が適切がどうかの疑問が払拭できないこと。第二に、
衛生処理センターの
運転経費として、
包括的民間委託導入後も八千二百六万円の
委託料が試算されているが、このことは、
受託者のさらなる
業務委託を可能にすることを意味しており、
受託者が
業務委託を通じて収益を確保できる構造が内包されている。これは、
下水処理という極めて
公共性の高い事業に
利潤追求の原理を持ち込む方式であり、現在の本市が直接
民間事業者に業務を委託する方式の場合、
経費削減の効果が可視化されているのに対し、
包括的民間委託の場合はこれが不透明となり、
受託者一社が請け負うことによる弊害が生まれると考えること。第三に、
包括的民間委託は、
性能発注方式、つまり、本市が要求する
汚水処理等の基準を満たしている限り、職員の配置や業務の
遂行方法については、
受託者の
創意工夫や裁量に委ねるという仕組みであるが、国の通知では、
性能発注方式の前提として、
下水道管理者である本市に対し、
受託者の
業務遂行状況の正確な把握と
監視体制の強化を求めている。しかし、本市では、
包括的民間委託の導入に伴い、
本市職員を四人から二人に削減することを計画している。国の通知では、「
包括的民間委託の導入に伴い、
下水道管理者側に高度な
維持管理に関する
技術力が必要であり、
受託者の選定、
サービス水準の監視・
評価等を適切に行う上で必要となる
技術水準の
維持向上に努めること」を求めており、
本市職員の削減は、この通知にも逆行し、将来に向けて
技術継承や
人材確保が困難となることが懸念されること。第四に、
牟礼岡団地及び
松陽台の
地域下水道施設の
運転経費は、
包括的民間委託導入後、むしろ経費が増加するという試算が示されており、また、
性能発注方式であることから、両施設を点検する
受託者の巡回はふえず、必ずしも
市民サービスの向上にはつながらないこと。以上のような点を勘案した場合、
包括的民間委託を導入することに積極的な意義が見出せないことから、本件については賛成しがたい」という意見、次に、「当局の説明によると、
包括的民間委託を導入することで、
受託者の
創意工夫や
スケールメリットによる
コスト削減が三年間で約七千万円見込まれるほか、
複数年契約による
ノウハウの構築や蓄積が期待されるなど、導入による
メリットが見込まれると判断することから、本件については賛成したい」という意見が出され、意見の一致を見るに至らず、採決の結果、本件については原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 以上をもちまして、
環境文教委員会における
議案審査報告を終わります。
△
総務消防委員長報告
○議長(
山口たけし君) 次は、
総務消防委員長の
審査報告を求めます。 [
総務消防委員長 佐藤高広君 登壇]
◆
総務消防委員長(佐藤高広君) 総務消防
委員会に付託されました議案六件について、審査の結果を報告いたします。 以上の議案につきましては、お手元に配付いたしました
委員会審査報告書(
会議録末尾掲載)のとおり、第四三
号議案中
関係事項については、報告を承認すべきものとし、その他の議案については、いずれも原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 以下、審査の過程において特に論議されました第三九
号議案 会計年度任用職員の給与等に関する条例制定の件及び第四〇
号議案 会計年度任用職員制度の創設に伴う関係条例の整備に関する条例制定の件の議案二件につきましては、いずれも会計年度任用職員制度に関する議案であり、関連がありますことから、一括して質疑を交わしておりますので、その主なる質疑について、順次申し上げます。 初めに、会計年度任用職員制度への移行に当たり、国は、臨時・非常勤全ての職について個別に検証し、常勤職員と同様の業務を行う職が存在することが明らかな場合、任期の定めのない常勤職員や任期つき職員として活用するとの考え方を示していたが、今回、本市は、それら全ての職について、常勤職員や任期つき職員としての任用は行わないこととしていることから、その理由とあわせ、保育士や保健師については、常勤職員と同様の業務内容になっていると思料するが、その処遇や給与体系が常勤職員と異なっていることについて当局の見解を伺ったところ、市全体の職員体制については、毎年度、職員の処遇に配慮する中で常勤職員による体制を基本に、臨時・非常勤職員を含め、業務の特殊性、専門性及び効率性などを総合的に勘案し構築しており、同制度への移行に当たっては、これまでの考え方を基本に、再度、常勤職員等で行うべき業務がないか調査検討した結果、常勤職員等に変更すべき職はないとの判断に至ったところである。 また、保育士や保健師については、常勤職員の指導のもと補助的な業務に当たっていることから、常勤職員とは業務内容に違いがあると認識しているということであります。 次に、現在の臨時・非常勤職員の大半について、パートタイムによる任用が計画されていることから、フルタイムでなくとも業務の遂行ができると判断した理由について伺ったところ、パートタイムによる任用については、職務の内容や標準的な職務の量に応じた適切な勤務時間を設定するという総務省のマニュアルに基づき、現在の臨時・非常勤の職の業務内容や実態等を把握した上で判断したところである。 なお、窓口業務に携わる一部の職場については、パートタイムによる任用では業務に支障を来すことも懸念されたことから、実情等について聞き取りを行ったが、窓口が混雑する時間帯・時期にローテーションを組むことや人員をふやすなどといった対応により、パートタイムでも
業務遂行が可能であるとの考えが示されたところであるということであります。 次に、会計年度任用職員が継続して勤務した場合における昇給の有無については、さきの本会議答弁によると、総務省のマニュアルを踏まえ検討するとのことであったが、検討状況はどのようになっているものか、また、継続的に勤務された方の給与等が上限に達した際、市の支出を低く抑えるため、雇用が打ち切られるといったことも懸念されるが、このことに対する見解を伺ったところ、会計年度任用職員の給与等については、前歴等を勘案し昇給させていく仕組みを検討しており、現在の賃金水準を上限にしたいと考えている。 また、同職員の任用に当たっては、能力実証による選考を実施することとしており、お
ただしのようなことは考えていないということであります。 大要、以上のような
質疑経過を踏まえ、
委員会として集約決定いたしました要望事項は、お手元に配付いたしました要望事項一覧表(本日の末尾掲載)のとおりでありますので、御了承願います。 以上をもちまして、総務消防
委員会における
議案審査報告を終わります。
○議長(
山口たけし君) これより、
委員長報告に対する質疑に入ります。 発言の通告はありませんが、別に発言がなければ、質疑、討論はないものと認めます。
△表決
○議長(
山口たけし君) これより表決に入ります。 それでは、まず、第四四号及び第四五号の各議案について、電子表決により一括採決いたします。 ただいまの議案二件に対する
委員長の報告は、いずれも原案可決であります。 以上の議案二件については、いずれも
委員長の報告どおり決することに賛成の
議員は賛成を、反対の
議員は反対をお押し願います。 [電子表決開始]
○議長(
山口たけし君) 押し忘れ等はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
山口たけし君) 押し忘れ等なしと認めます。 [電子表決終了]
○議長(
山口たけし君) 賛成多数であります。 よって、いずれも原案どおり可決されました。 次に、ただいまの議案二件を除くその他の議案十九件について、一括採決いたします。 以上の議案十九件については、
委員長の報告どおり、第四三
号議案については承認、その他の議案十八件についてはいずれも原案どおり決することに御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
山口たけし君) 御異議なしと認めます。 よって、いずれもそのように決しました。
△
意見書案一件上程、
提出者説明及び
委員会付託省略
○議長(
山口たけし君) 次は、日程第五
意見書案第一四号
地方財政の充実・強化を求める
意見書提出の件を議題といたします。 お諮りいたします。 ただいまの
意見書案については、
提出者の説明及び
委員会付託をそれぞれ省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
山口たけし君) 御異議なしと認めます。 よって、いずれもそのように決しました。 これより順次、質疑、討論に入ります。 発言の通告はありませんが、別に発言がなければ、ただいまの
意見書案については、質疑、討論はないものと認めます。
△表決
○議長(
山口たけし君) これより表決に入ります。 それでは、
意見書案第一四号
地方財政の充実・強化を求める
意見書提出の件について採決いたします。 本件については、原案どおり決することに御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
山口たけし君) 御異議なしと認めます。 よって、本件は原案どおり可決されました。
△請願上程、
委員長報告省略
○議長(
山口たけし君) 次は、日程第六 請願に関する件について、請願第四号 生活保護基準引き下げを中止し、「健康で文化的な最低限度の生活」ができる基準に引き上げることを求める
意見書提出についてを議題といたします。 ただいまの請願一件については、お手元に配付いたしました審査結果一覧表(
会議録末尾掲載)のとおりであります。 お諮りいたします。 審査結果一覧表の請願一件については、
委員長報告を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
山口たけし君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。
△表決
○議長(
山口たけし君) これより表決に入ります。 それでは、請願第四号 生活保護基準引き下げを中止し、「健康で文化的な最低限度の生活」ができる基準に引き上げることを求める
意見書提出について、電子表決により採決いたします。 ただいまの請願に対する
委員会の審査結果は、不採択でありますので、賛成者先諮の原則により、採択についてお諮りいたします。 本件を採択することに賛成の
議員は賛成を、反対の
議員は反対をお押し願います。 [電子表決開始]
○議長(
山口たけし君) 押し忘れ等はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
山口たけし君) 押し忘れ等なしと認めます。 [電子表決終了]
○議長(
山口たけし君) 賛成少数であります。 よって、本件は不採択とすることに決しました。
△
議員派遣の件
○議長(
山口たけし君) 次は、日程第七
議員派遣の件を議題といたします。
△表決
○議長(
山口たけし君) お諮りいたします。 お手元に配付いたしました
議員派遣一覧表(本日の末尾掲載)のとおり、
議員を派遣いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
山口たけし君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。
△議案、請願・
陳情等の閉会中
継続審査及び調査の件
○議長(
山口たけし君) 次は、日程第八 議案、請願・
陳情等の閉会中
継続審査及び調査の件についてお諮りいたします。 本件については、お手元に配付いたしました一覧表(
会議録末尾掲載)のとおり、関係
委員長の
申し出はいずれも
継続審査であります。
△表決
○議長(
山口たけし君) これより表決に入ります。 それでは、まず、請願第三号を閉会中の
継続審査に付する件について、電子表決により採決いたします。 本件については、関係
委員長の
申し出どおり
継続審査とすることに賛成の
議員は賛成を、反対の
議員は反対をお押し願います。 [電子表決開始]
○議長(
山口たけし君) 押し忘れ等はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
山口たけし君) 押し忘れ等なしと認めます。 [電子表決終了]
○議長(
山口たけし君) 賛成多数であります。 よって、本件は閉会中の
継続審査に付することに決しました。 次に、ただいまの請願一件を除くその他の議案、
陳情等の閉会中
継続審査及び調査の件についてお諮りいたします。 以上の議案、
陳情等については、関係
委員長の
申し出どおり、いずれも閉会中の
継続審査及び調査に付することに御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
山口たけし君) 御異議なしと認めます。 よって、いずれもそのように決しました。
△閉会
○議長(
山口たけし君) 以上で、今議会に付議された案件は、閉会中の
継続審査として議決されたものを除き、全て議了いたしました。 これをもって、
令和元年第三回
鹿児島市議会
定例会を閉会いたします。 午 前 十時三十八分 閉 会 ─────────────────
△総務消防
委員会要望事項一覧表 〇 第三九
号議案及び第四〇
号議案について一 会計年度任用職員への移行に当たっては、不利益が生じることなく適正な勤務条件の確保が行われるよう十分配慮されたい。二 会計年度任用職員制度について、今後、業務内容の変更などにより、職の中に常勤職員が行うべき職が生じた場合には任期の定めのない常勤職員または任期付職員に切りかえることや、パートタイムからフルタイムへ任用を変更することなど、実態に基づき適宜適切に検討されたい。 ─────────────────
△
議員派遣一覧表
地方自治法第百条第十三項及び
会議規則第百六十五条の規定により次のとおり
議員を派遣する。 記一
鹿児島市友好
代表団(長沙市訪問)派遣目的
鹿児島市友好
代表団に参加し、長沙市人民政府及び長沙市人民代表大会への表敬訪問を行うなど、両市の親善を一層深める派遣場所中国派遣期間
令和元年十一月十七日から十一月二十三日まで(七日間)派遣
議員杉尾ひろき
議員、崎元
ひろのり議員二
鹿児島市・パース市姉妹都市盟約四十五周年記念訪問団(パース市訪問)派遣目的
鹿児島市・パース市姉妹都市盟約四十五周年記念訪問団に参加し、姉妹都市盟約四十五周年記念行事への参加並びにパース市への表敬訪問を行うなど、両市の今後の交流をさらに深める派遣場所豪州派遣期間令和二年一月十二日から一月二十日まで(九日間)派遣
議員川越桂路
議員三桜島火山活動対策議会協議会中央要望活動派遣目的令和二年度予算編成に向けての桜島火山対策の要望活動派遣場所東京都派遣期間
令和元年十月十五日から十月十六日まで(二日間)派遣
議員森山きよみ
議員地方自治法第百二十三条第二項の規定により署名する。 市議会議長 山 口 たけし 市議会
議員 田 中 良 一 市議会
議員 小 川 みさ子...