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平成30年 3月定例会(第2日 3月 6日)

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  1. 琴平町議会 2018-03-06
    平成30年 3月定例会(第2日 3月 6日)


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    平成30年 3月定例会(第2日 3月 6日)                会 議 の 経 過    会期 第2日 平成30年3月6日(火曜日)  議事日程(第2号)  第 1       会議録署名議員の指名  第 2       一般質問 ○議長(山神 猛君)  おはようございます。(「おはようございます」の声あり)  ご参集いただきまして、ありがとうございます。  議場内の皆様にお願いいたします。携帯電話の電源はお切りいただくようお願いいたします。              (再開 午前 9時35分) ○議長(山神 猛君)  これより平成30年3月琴平町議会定例会を再開いたします。  ただいまの出席議員は8名であり、地方自治法第113条の規定による定足数に達しておりますので、本日の会議は成立いたしました。  これより本日の会議を開きます。
     本日の議事日程及び通告一覧表は、お手元に配りましたとおりであります。  日程に入ります前に、諸般の報告をいたします。  事務局長に報告いたさせます。  事務局長。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○事務局長(佐藤 任司君)  おはようございます。(「おはようございます」の声あり)  命により、報告いたします。  本定例会に説明員として出席を求めました者は、お手元に配付いたしておる名簿のとおりでございます。  本日、一般質問4名の議員さんから提出されておりますので、それで一般質問を行いたいと思いますけれども、渡辺議員さん、それから河野代表監査委員より、体調不良のため本日の会議欠席届が提出され、受理いたしておりますので、ご報告いたします。  報告を終わります。 ○議長(山神 猛君)  諸般の報告を終わります。  日程第1 会議録署名議員の指名 を行います。  会議録署名議員は、  4番 豊嶋 浩三君及び  8番 今田 勝幸君 を指名いたします。 ○議長(山神 猛君)  日程第2 一般質問 を行います。  本定例会の一般質問はお手元に配付しております通告書一覧表のとおり、4件受理しております。通告順に従いまして、一般質問を行います。  なお、通告により申し出があった場合、一問一答を可とすることにしておりますことから、質疑の回数制限は、会議規則第55条ただし書き規定を準用し、その制限を超えることを可とし、また同規則第56条の規定による発言時間は、90分以内といたします。  それでは順番に発言を許します。  最初に、4番、豊嶋 浩三君。   (「はい、4番、豊嶋」と呼ぶ) ○4番(豊嶋 浩三君)  改めまして、皆さんおはようございます。(「おはようございます」の声あり)  平成30年3月定例会におけます一般質問の1番をさせていただきます、4番、豊嶋 浩三であります。  本日は通告に従いまして、1、琴平町職員の働き方改革について。2、琴平町防災訓練について。3、琴平町我が事・丸ごと事業について。以上の3項について町長に質問をさせていただきます。  それでは場所を移動して質問に入らせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(山神 猛君)  豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  それでは、初めの質問からお願いいたします。  現在、日本国における生産年齢人口が総人口を上回るペースで減少している状況を打開するために、政府は一億総活躍社会を目標に上げて、国全体の生産力低下、国力の低下を防ぎ働き方改革を提唱しております。近い将来の労働力不足解消の対応策として、大きく3つの方策を考えております。  一つは、現在の労働市場に参加していない女性や高齢者等を含めた働き手をふやすこと。二つ目は、出生率を上げて将来の働き手をふやす。3つ目は、労働生産性の向上を図ると言うものであります。  しかしながら、この働き方改革には大きく3つの課題があると言われております。すなわち、長時間労働の増加、正規・非正規社員の格差、労働人口の不足などの対策が必要不可欠となっております。  一つ目の長時間労働においては、2013年に国連から、日本の多くの労働者が長時間労働に従事していると言うことと、過労死や精神的なハラスメントによる自殺や早期退職が発生し続けているという懸念を示す内容の是正勧告も出されております。特に長時間労働は深刻で、働き盛りの三十代から四十代の長時間労働が著しくあらわれておるそうであります。また正規・非正規の社員の賃金格差や、労働力不足を補うための長時間労働による出生率の低下も問題になっております。すなわち、長時間労働を強いられる三十代、四十代の労働者が出産・育児の年齢と重なることや、女性が仕事と育児の両立の不安から出産を諦めるというような状況が見られると言うことであります。  これらの長時間労働の改善策として、政府は法改正による時間外労働の上限規制の導入、時間外勤務インターバル制度の導入に向けた環境整備、健康で働きやすい職場環境の整備を推進していくというものであります。  また、非正規社員の待遇改善については、同一労働・同一賃金の実効性を確保する法整備とガイドラインの整備や、非正規労働者の正社員化などによるキャリアアップの推進、また非正規社員の賃金を欧米並みに正社員の8割までに引き上げることや、最低賃金の引き上げ等を推進するというものであります。  高齢者就労促進については、継続雇用の延長の支援やマッチング支援など、働きたいと考えている高齢者の就労環境の整備という施策を推進していくということであります。  現在、国会ではその内容について紛糾している状況ではありますが、私は琴平町においての職員の働き方改革を推進することが、まず喫緊の課題と考えております。小野町長のお考えをお聞きしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  それでは、豊嶋議員のご質問にお答えしたいと思います。  議員がおっしゃるように、働き方改革や一億総活躍社会は、国内で少子高齢化や人口減少が想定以上のペースで進む中、生産年齢人口が総人口の減少ペースを上回るペースで減少していることによりまして、国内の活力の低下や労働力不足が顕著となっていることから、政府内で検討されているものであります。  また、議員が申されましたように、この働き方改革の中には3つの課題がございまして、長時間労働の是正とか、非正規と正社員の格差是正、さらには労働人口が不足しているというようなことでございます。これらに対しましては、これも先ほど申されましたように、時間外労働の上限規制の導入、さらには勤務間のインターバル制度導入に向けた環境整備、そして働きやすい職場環境の整備というものが、取り組み実施の事例として挙げられているようでございます。さらに、近年長寿命化によりまして高齢者の働き手としての期待というのも高く、そのためには継続雇用の延長、定年延長の支援、さらには高齢者が仕事につく場合のマッチングを支援するということが有効であろうというふうに言われておるものでございます。  そういった中で、本庁にこれらを当てはめてみますと、本庁にはこれまでも議会でもご指摘がありましたように、課によって残業時間等のばらつきがあるのは確かです。また時期によってもこれら残業がふえる期間があるということも把握しております。このようなことが長時間続きますと、場合によっては過重労働になり、心と体のバランスを崩す要因にもなりかねないというふうに考えておりまして、これらの是正が課題であるというふうな認識の上から、今回の組織の改編を行ったものでございます。  今後におきましても、人員の適正配置により改善を行う必要があろうと考えておりますし、既に制度として開始しております再任用制度等々を活用しながら、働き手の拡充、またそれによります職員の負担軽減といいますか、いわゆるやりがいを持って仕事をやっていくというような環境づくりが重要だろうというふうに考えております。  とりあえず、今の質問に対しましての答弁とさせていただきます。 ○議長(山神 猛君)   (「はい、議長」と呼ぶ)  豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  全体のお話をお聞きしました。  日本では、欧州諸国と比較して労働時間が長く、過労死という言葉がもう既に英語の辞書に掲載されているほど、長時間労働や仕事のストレスにより自殺・死亡する労働者がふえ続けております。労働基準法では、使用者は1日8時間、週40時間を超えて労働させてはならないと定めておりますが、労働基準法第36条に基づく労使協定、いわゆる36協定を結び、特別条項を付記すること、事実上無制限に働かせることができるということになっております。  小野町長、あなたは夜の8時過ぎに庁舎に明かりがついていることがよく見られるということは、これまでにお気にならなかったのかと、私は不思議に思います。町職員の29年度の中で、1カ月最高残業時間は、何と102時間45分だそうです。これは、まさに非常事態といえます。先ほど言いましたように、職員の身体的疲労っていうのは、やはり長時間でなくても日数がなくても、一月にこれだけの残業時間があること自体が、やはり問題ではないかと思いますけど、この状況の改善策ということについては、町長、お考えになられておるのかどうかお聞きします。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  これらを改善するために、今般の組織改正によりまして、今まで業務が幾つかの分野にわたってとり行っているものを明確にしながら、それぞれの専門分野を設けていくというような形をとっております。さらに、各課の人員配置というものが今後の大きな課題になろうかと思っております。  ただ、この人員配置をするためには、やはり根本であります職員定数というものが大きな問題となって、我々のところには横たわっておるわけでございまして、むやみに職員をふやすというわけにもいきません。やはりその庁、その庁の身の丈に合った職員数ということでございます。  そういった中で、議員がおっしゃられますように、一部の職員だけにその比重がかかるということは、当然避けるべき課題だというふうに考えておりますので、今後はそれが新しくでき上りました組織の中で、もう一度それぞれの職員の残業時間等々を精査しながら、さらには現在お勤めいただいております臨時職員、嘱託職員の力も借りながら、職員の平準的な勤務体制が築けるような仕組みを検討していくことが最重要課題だろうというふうに考えております。 ○議長(山神 猛君)   (「はい、議長」と呼ぶ)  豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  町長、100時間の残業による過労死や精神障害の発生確率っていうのが、もはやもうデッドラインを大分越えております。一般的に言っても100時間というのは、ブラック企業と言われる、いわゆる事由にも当たります。やはりこういったところは早急な対応が必要であるということは、今町長もおっしゃられたように、認識はされているところでございました。  厚生労働省は、平成26年、法律第82号、労働安全衛生法の一部を改正する法律の中で、心理的な負担の程度を把握するための検査及びその結果に基づく面接指導の実施を内容とした、いわゆるストレスチェック制度を新設しております。昨年、町職員にも、このストレスチェックを行って、現状では異常が見られなかったと報告されていたと私は記憶しております。このことは、現在のこの100時間を超える残業が存在するという状況把握が全くできていないのではないかということを裏づけているのではないでしょうか。  少なくとも、私は、今すぐにでもタイムレコーダーやICカード等を導入して、個々の労務管理をデータ化して、その上で原因の究明や労働環境の改善に取り組むべきだと考えます。町長のおっしゃるように、課の再編をするとか、そういった意味でのこの内部的な人員をふやすとかいうんじゃなくて、根本的な内容をやっぱり精査する必要がある。今、残業時間なんかは紙媒体で最後の誰かが記入するといったって、上司とか先輩がされるときに、下の者はやはりそれに対しての申告っていうのは大変難しいと思う。やはりこういったところは、ICカードとか、これから、まだ今から国のほうの施策が決まった内容で、教育関係者から始まったそういった施策ができていくと思うんですけど、琴平町の場合は、今すぐでもやはりタイムカードなり、それからICカード化して時間をきちっと管理することが大事じゃないかと思うんですけど、そのあたりどうでしょうか。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  今、議員のご指摘ございましたように、職員の残業の正確な把握というのは、これは当然重要なことだと思います。また、職員の中にも上司等々に気を使いながら、ついついサービス残業的なものがあるということは避けていく必要があると思っております。  で、一方でタイムカード等々の投入ということでございますが、もちろんタイムカードを活用しながら正確な労働時間、また残業時間等々を把握できればいいんですが、これも一旦タイムカードで印字をいたしますと、最終退庁までの時間というものは当然記録をされますが、問題はその中の内容というもののチェックも当然必要になってまいりますので、これらはさまざまな方向からの検討を重ねて、実態に合った把握に努めるべきだろうというふうに考えておりますので、もちろんそのタイムカードの導入等々も含めた中での対応になろうかと思います。 ○議長(山神 猛君)   (「はい、議長」と呼ぶ)  豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  最終的なご判断は、ちょっと今からもう最後のこの内容なんですけど、29年度末までに、本町の退職者、きょう先ほどデータいただいたので、全体のデータも大変あれなんですけど、去年でも8名退職されております。その中で、定年退職者が3名、5名が定年前の退職者であるということです。これですね、やはりこれが普通の好環境の職場であれば、特に公務員さんというのはやはり安定した職場であるんであって、そういった中で定年退職者の2倍の定年前の退職者があるということは、やはりそういった意味での労働環境を整備することは、やはり町長の責任やと思います。そのあたりを考えていただきたいと思います。  私の昔からの好きな言葉で、武田節っていう歌があるんですけど、その中で、「人は石垣、人は城」。いわゆる、琴平の町を守るためには、石垣と城がしっかりなかったら、住民は絶対に守れないと思います。働きやすい環境こそが職員の能力向上と琴平町の発展につながると、私は断言できると思います。  そういった意味でも、先ほどの答弁で町長がタイムカード等についても考慮していただけると考えてよろしいのか、もう一度その点について確認をお願いします。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  その前に、本庁の退職の状況でございますが、もちろん定年を前にして早期退職をする職員もおられます。中には結婚とか家庭の事情というものも多々あろうかと思います。そういった中で、これはもう10年以上になろうかと思いますが、公務員の数の是正という観点から早期退職勧奨というものを進めておりまして、いわゆる職員数の削減という観点から、こういう制度をとってきております。これに応じまして、定年を前にして2年、3年という段階で退職を希望される職員の方もおられるようでございますが、できれば定年まで全うしていただいて、町のため、またみずからの夢の実現のために職務をしていただくことは、私としても願っておるところでございます。  で、こういった事々を勘案しながら、先ほど申されましたように、残務量等々体のストレス、負担になるようなことは避けていくことは当然であろうというふうな考えは変わっておりません。ただ、その方策といたしましてタイムカードの導入というのを、今すぐにそれができるかといいますと、それをきちんと管理する、タイムカードを管理する体制づくりというのが必要になろうと思いますので、それらがきちっとできる体制が整いますれば、タイムカードという正確な機械の力をかりることもやぶさかではないというふうに考えております。ただ、今すぐにそれを導入するというにはまだまだ検討の余地があろうかと思っております。 ○議長(山神 猛君)   (「はい」と呼ぶ)  豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  先ほどの答弁、ちょっと中ほどの、今先ほど言ったように、人員不足なんでしょう。それで、ベテランになった職員が勧奨で退職されられたんでは、さっぱりいかんのであって、そのあたりはやはりきちんと、まあそれは後でまたお聞きします。  だから、ほなけど町長、タイムカードを設置してするっていうときにでも、今回私、このデータをいただいたんですが、今もうすぐに出ますかって言うたら、なかなか精査するのが大変でっていう職員さんのお話でありました。こういった一般の仕事の次にこういうのを、議員からのこういうような資料提出を言われて大変時間がかかったかもわかりませんが、やはりねえ、そういった意味でのデータを常にとっておくということが大事やと思うんで、そのあたり何かお話があるんでしたらちょっとお聞きしますけど、何でしょうか。 ○議長(山神 猛君)  町長。
    ○町長(小野 正人君)  早期の勧奨退職につきましては、こちらから「あなたはもう早目にやめなさいよ」ということではなくて、それぞれの人生設計の中で、その職員が早期に退職するということをみずから選択して選んでいただくという制度でございます。ただ、これはもう十数年前から始まっておりますが、今、本当に先ほどの働き方改革でありえませんが、公務員を希望する人たちの数も減ってきております。そういった中で働き手を確保するという中においては、私個人としてはこの勧奨というのはそろそろ考え直す時期が来とるのかなというふうな思いでございますので、その点だけ少し説明させてもらえればと思います。 ○議長(山神 猛君)   (「はい、議長」と呼ぶ)  豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  人数が減っておるのと、それと社内の職場環境の整備というのとは、やはり裏表やと思うんですよね。だからやはり職場の環境をしっかりと整備していくということは、今言ったように内部をいじってそれで環境がよくなるというふうなものではないと、私は思います。実際にいかにその効率が悪いかとか、どういったところでその休憩をとるかとか、そのあたりまでしっかりとやはりやっていかないと、ますます町の職員から逃げていかれる方が多くなってこられても困りますんで、また先ほど町長がおっしゃられたように、公務員のなり手が少なくなるっていうようなことにならないように、ぜひともタイムカードの導入をお願いしたいと思います。こういった問題についてはこれからも質問に入れていきたいと思いますので、よろしくお願いします。  続きまして、2番目の問題に入らせていただきます。  2番目の問題です。この防災訓練の問題なんですが、防災訓練は、東日本大震災を教訓として、南海トラフ巨大地震の発生に備え、避難訓練や体験訓練などを行い、町民の防災意識の向上を図り、本町における防災体制を強化することを目的として行われております。そこで、  @町防災訓練は震度6弱を想定した訓練と聞いておりますが、想定被害者状況はどのように考えているのでしょうか。  A災害時要援護者支援制度による災害時の高齢者避難計画はできているのでしょうか。  B毎回、多くの町の職員が参加しておりますが、異常事態発生時の対応シミュレーションとか情報伝達訓練、救護訓練などが行われていないのはなぜでしょうか。  これら3つについて一括でお答えをお願いいたします。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  ことしも象郷小学校を校区といたしまして避難訓練を開催し、多くの住民の皆様方がご参加したということでございます。そこで、まずは本町で実施している防災訓練についてご説明させていただきます。  この防災訓練に関しましては、参加団体で結成いたしました実行委員会で、その実施内容等を定めております。また、訓練に際しましては、大規模災害が発生した場合において町職員も被災者の一人となることや、全てのことを役場職員ではできないこと、町役場の事務も滞りながら復興に努めていかなければならないことなどを考えた場合に、住民の方が住民自体でしなければならないことやできることを想定して、住民の訓練に取り組んでもらうようにしているものでございます。これは訓練の随所に講師を務める団体の方から住民の方々にもご説明をするようにしております。昨年、豊嶋議員榎井小学校で体験、訓練等々に参加していただいておりますので、説明をお聞きかというふうに思っております。また、今回は住民自体の活動の重要性をわかってもらうために、町内の防災士等に協力をいただきながら、防災士への質問コーナーや被災状況の展示スペース等を設けて、さらにその住民の災害に対する関心度、防災意識の向上に努めることでございます。  こういったことを前提にいたしまして、今回の質問にお答えさせていただきます。  想定被害状況に関しましては、今回の訓練において、今回だからという個別の被害想定はしておりませんが、前提といたしまして、南海トラフ巨大地震を想定し、震度6弱というふうに仮定しております。で、この震度6弱によりまして県の被害予測におきますと、建物の被害が本町で180棟、死者が10名、負傷者が190名、避難者が430名だとなっておりまして、これが訓練の大前提であるということは我々も認識した上での訓練でございます。  そして、訓練におきましては、一時避難等の初動訓練に重点を置いております。地震発生時の住民の皆さんの各地区内での避難訓練安否確認等を実施し、いわゆるまずは自助、そして次の共助の段階ということを重点的に訓練を行っているところでございます。  私は考えますに、今回、これで小学校区を2巡しております。初動訓練こそが住民みずからの生命を守るための最も重要である訓練だろうと思います。そしてこのことは繰り返し繰り返し訓練することで、頭ではなくて体で覚えていくということ以外にこの自助共助というものはなし得ないというふうに考えておりますので、その点はぜひともご理解をいただきたいと思います。  そして次、2点目、高齢者の避難計画でございますが、これに関しましては、まず避難行動要支援者という設定をさせていただいていると思います。で、これは、高齢者に限定されるものではなくて、障害者等も含めた避難計画が必要だろうというふうに思っております。本町では災害時の要援護者支援制度にのっとり、避難行動支援者名簿を作成しております。いわゆる災害時に擁護を受ける側と、それを手助けするというような関係の名簿でございます。ただ、新規登録や登録内容が変更になっておる場合もありますので、本年度に実施いたしました各地区の地域福祉懇談会に、地域の見守り役であります民生委員、自治会長、福祉委員の皆様方に集まっていただいて、登録内容の確認や必要な方への登録の促進をお願いしているところでございます。で、避難行動支援者名簿を災害時に実効性のあるものにするためには、要支援者と支援者とで具体的な避難方法について協議し、要支援者一人一人に合わせた個別計画が必要だろうということを、恐らく豊嶋議員も重要視しておるのかなというふうに思っております。で、この個別計画には情報伝達や避難方法、かかりつけの医療機関、避難支援者等を記載することとなっておりまして、本人だけではなく行政、自治会長、民生委員、近所の住民等の関係者で話し合う必要があろうというふうに考えています。  現在のところ、この避難行動支援者名簿につきましては、約500名分の名簿を作成しております。今後の課題といたしましては、自治会長、民生委員、福祉委員の方々にご協力いただいて、それらをより実効的にするための個別避難支援計画を作成する必要がございます。現時点ではこの個別というのはできておりませんが、少なくとも名簿に基づいた個別計画というものを作成する必要性があろうというふうに考えておりまして、今後、随時取り組んでいく思いでございます。  そして、3点目の質問でございます。  いわゆるこの避難訓練のBTCはできとるのかということでございますが、今回の訓練の中におきましては、まず情報伝達訓練について、地震発生時から町内を巡視し状況報告を行う班というものもございまして、その班から無線による本部への報告や避難所における避難状況報告、受付における自治会からの避難、安否確認情報を本部へ報告するという、そういう段取りで訓練を行っております。  また、救護訓練につきましては、職員による救護訓練等は実施はしておりませんが、住民に対して応急援護の骨折時手当てや搬送訓練を実施したところでございます。  さらに、PDCAに関しましては、この総合防災訓練を実施した後に、参加された方にまずはアンケート調査を実施させていただいております。で、そのアンケートをもとに次回の開催に向けた改善点を洗い出すということ、これは実は毎回毎回やっておりまして、その上で次年度開催前の実行委員会でそれらの結果をご紹介し、次年度においてはどういうことを重点に取り組むんやと、去年できなかったこういうことをやってみてはどうかというふうな反省を含めた検証をして、その訓練後に反映しているところでございます。  いずれにいたしましても、今後もこの防災訓練がより実践的なものになるということが必要であろうかと思います。で、その中で、先ほども少し言いましたけれども、まずは初動動作といたしまして、みずからの命を守ると。そして、隣近所で被災された方を助ける、もしくはその情報を本部に届けていただくというような訓練、これを一歩一歩具体的にやっぱりやっていく必要があろうかなと。何よりもやはり我々もそうなんですが、ぐらっと来たときに何をするかといえば、やっぱりまずは一瞬頭の中が真っ白になって、10秒ぐらいの間はその様子を見ているということが非常に多いので、その時点でみずからの身を守っていただくということを徹底して覚えていただくことがまず第一歩かというように思っております。 ○議長(山神 猛君)   (「はい、議長」と呼ぶ)  豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  今までの何度かの防災訓練等について、なかなか骨子は同じやと思います。まずその中で@についてですが、まず初めに町長、一時避難所と避難所の違いについての認識はどのようにお考えになるのか、ちょっとその点、ちょっと先にお聞きします。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  一時避難所というのは、まずその方々が住まわれておる近辺の中で、近くに大きな建物がないとか電柱がないとか、そういった形で二次的な被害を受けにくいところに、まずは家から出ていただいて避難するという場所だろうという認識をしております。で、広域の避難所というのは、それらの体制が整った上で、ある程度まとまった人たちで安全な経路を経て広域の避難所まで来てもらうと、その広域の避難所は当然、小学校等々の体育館を想定しておりますので、雨風が吹いてもしのげるというような中で、いかにして正しい情報を伝えながら、その被害をどういうふうに拡散することを防ぐかというようなことも含めた対策をとるところが、広域の避難所というふうに認識しております。 ○議長(山神 猛君)   (「はい、議長」と呼ぶ)  豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  国とか県の防災の流れもありますけれども、やはり一時避難所とか緊急避難所、いわゆる、この前の私の防災のときの質問でもそうですけど、一時避難所っていうのは、基本的にはそのときの雨の災害であったり地震の災害であったりというときの、一番その地域で安全なところに避難する、集団で、そういった意味での場所が一時避難所です。それで避難所というのは、基本的にそこで数日間滞在していただく、そういった場所、それから今言った日常の生活を、ライフラインも若干とれるような場所、いわゆる、今言ったような小学校ですよね。ああいったところを避難所というふうに定義をされておるそうです。やはり、今回でもそうですけど、まずその一時避難所に避難してから小学校のほうの避難所に来てくださいっていうのではなくて、今回震災の場合の避難であるならば、やはりその地域でいかにどこで安全に地域の人が集められるかということを根本に考えていかないといけない。やはりそのあたりの考え方が、やはり周り1カ所に集まっているところがちょっと認識がずれていってるんじゃないかなと私は思っております。  2番目に、町長は平成27年の9月、ちょっと前になりますけど、において、同僚議員の質問の中で、町内一斉の防災訓練をしないのかという質問を受けております。避難時の情報収集のために、もう一度3年間かけて、それからことしまで、去年までですか、3年間かけてまた各地区での防災訓練を情報収集のためにやるとお答えになっております。また、28年の9月定例会、私の質問、9月ですけどね、定例会の質問において、四国の町村会で高知県の黒潮町と東洋町の町長とのお話を受けて、本町の防災計画を作成して、基本的な、先ほどおっしゃられておったような初動操作の繰り返しというのが、体にしみ込ませないといけないところを実感というか、を考えたというふうにおっしゃっておりました。いわゆる、町長、各地区ごとの防災訓練を2度もやっとんです。ね。やはりもう2遍、地区でやっとんであれば、やはりもう、十分な情報収集はできてなければ、また同じことをやるのかと。地震災害でも風雨の災害においても、まず地域の被害状況を想定した町内一斉の防災計画、あの象郷地区とか琴平地区とかそういう場所的なもんじゃなくて、全体を考えた中でのやはりそのあたりのを上での、全ての住民が体感できるように、一時避難場所までの避難経路さえ、だから雨の災害の場合はここに避難してください、地震の場合はここに避難してくださいっていうような、町内全域でやはりそういうことの訓練は繰り返さなければいけないのではないかと僕は思います。これまで同じように防災訓練を、目的とか課題もなく行うということは、やはり災害時の全ての町民の生命・財産の安全安心を守るということにはつながらないのじゃないかなと思うんですけど、その点どうですか。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  この総合防災訓練につきましていろんなところを、各小学校区を巡っておりますので、一応校区の方を対象に、避難並びに体験訓練をしていただくという段取りになっております。で、ただ、8時に防災行政無線が鳴りまして、震度6の地震が起きましたよというお知らせをした際には、これは校区に関係なく、それぞれの自治体の中で一時避難所までの避難というのは率先してやっていただきたいということを伝えておりますが、ただこれはなかなか浸透しないと。やはりこの校区を外れますと、ことしはどこどこの番やな、うちは関係ないなという意識がやはりあるのかなと思いますので、この点は、3巡目に入るときにはぜひともより広く周知して、決して校区単位の体験訓練を行っても、一時避難に関しては積極的に全町的な避難をしていただきたいという思いを伝えたいと思っております。  それと、この一時避難所でございますが、これもやはり安全な場所であるということが大前提だと思っております。これは自治会の方々と話をしながら、その中の土地の中で、エリアの中でより安全なところを選定していただいております。場合によっては耐震化のできた大型ホテル等々もその辺、一時避難所としての提供をいただいているということでございますので、これもその地区地区の情報に応じた一時避難所、安全な場所の確保というものに今後とも町としてはやらせて、努めていきたいというふうに考えております。 ○議長(山神 猛君)  豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  なかなか一斉訓練は難しいというふうな印象を受けますが、やはり今これだけ小さな町でやらないかんいうことは、どこでどういうふうなときにはっていうような影響をやはり全体でやっぱり考えていかないと、そういった意味でのシミュレーションは必要だと思います。ぜひともそういった方向にやっていかないかんのじゃないかと思います。  次、Aの質問ですけど、平成25年6月の災害対策基本法の一部改正によりまして、高齢者、障害者、乳幼児等の防災施策において、特に配慮を要する要配慮者のうち、災害発生時の避難等に特に支援を要する方の名簿、いわゆる避難行動支援者名簿の作成は義務づけられております。それに従って、琴平町災害時要支援者台帳を現在作成されております。調査時点以降の登録者の死亡や転出等によって、先ほどおっしゃられたように削除とか、新たな要支援者の台帳への登録とか毎年行っていると、平成28年の9月の定例会で、私の質問に答弁いただいております。  今、災害時要支援者数は、これまでのいろんな町長の答弁の議事録を見ますと、平成23年に初めて登録された方が312名だったそうです。25年には594名で、27年の4月時点では591名と若干減少しました。また、28年の4月には491名となっておると答弁いただいております。県の100の指標っていうのがありますが、その中の老齢人口比率は、28年の段階で県内第3位なんです。いわゆる、3位の4割が高齢者。単身の老齢者の数も、大体3位から4位弱で、大変やはり高齢化っていうのは琴平町はすごい進んでおるわけです。そういった中での要支援者の数がふえないのは、今言うたように、災害時の要支援者数、いわゆる災害時にそういった意味での避難を誰かに助けていただきたいという高齢者の数が全然ふえてこないということは、やはり名簿の説明をしっかりやっていないのじゃないかと考えます。また、災害時の援助をする側である災害時支援者、先ほどもおっしゃいました自治会長、民生委員、児童委員、福祉委員と、それと支援を必要とされる要支援者の方々相互に、この避難時の避難計画を必ず熟知していただく必要があると思います、私も。  平成29年の地域福祉懇談会、平成30年1月17日に榎井公民館で行いました。私、福祉委員ですので参加させていただきました。そのときに、要支援者台帳の更新が毎年行われていないという説明を、福祉課の職員がしておりました。そのあたりが、平成29年9月の一般質問での町長の答弁では、要支援者台帳は毎年更新しているという答弁をいただいているのにという話を、そのとき職員には何でっていう話はしましたが、いわゆる自治会長とか福祉委員が毎年変わる自治会っていうのは多いんです。そういったところに対して、琴平町の災害時要支援者台帳の変更とか更新は、間違いなく行っているのかどうか、それもちょっと今からお答えいただきたいと、明確に。また、幾ら災害発生緊急時のボランティア活動といえども、住民の命にかかわる制度であるわけで、町の職員が自覚して、毎年、避難時の対応の協議をすべきであると思います。  さっきのこの資料一生懸命つくっていて、テレビで夜中に見よったら、たまたまそういった支援の、要支援者と支援する側との話が出てました。何が一番問題かというと、その話し合い、助けてあげたいという人が大変、300人ぐらい集まっとったんですけど、その中で緊急時にその人を助けてくださいっていうのは義務のような感じがして、その説明を聞いたら半分以下になったそうです。やはりボランティアというふうな意義でなくて、そういった意味での説明をしっかりしていかないと、災害時の要支援者も、それから災害時の支援者も、なかなかふえていかないと思います。現にそうでしょ、今でもその五百数名ぐらいから全然避難を助けていただきたいという方はふえません。やはりそういった意味での説明不足であると思うんですけど、その点町長いかがですか。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  まずこの要支援者、支援を必要とする方、この把握につきましては、当初から希望をお募りしますがどうしてもこれに応じてくれない方が一定数の割合でおるのは事実でございます。しかしそういった方こそ、やっぱり地域とのつながりが希薄になりつつありますので、要支援者として我々も認識をし、ぜひとも要支援者台帳への名簿登載をお願いしたいという気持ちには変わりがございません。その上で、支援する側の問題といたしまして、もちろん最近高齢化が進んでおりますので、仕事をやめられてその地域でずっと住んでおる方は多いんですが、どうしても自治会長とか福祉委員とか民生委員児童委員さんだけがその役割ではなく、地域の中で役割分担をしていただきたいという思いがありまして、支援者に関しましては決してそういう役員だけではなく、地域にお住まいの方を中心に人選してもらいたいという要望は各自治体で行っております。  ただそうなった場合に、もし外出しとったときに起きて、私が行けんかってその方が何かあったときにはどうするんやというその責任感から、なかなか受け手が見つからないという事例はどうもあるようでございます。で、ただこれはその場その場の状況でございますので、その支援者として登録された方であろうがなかろうが、やはりその地域は地域で安全を共助として守っていく体制づくりこそが重要だろうと思っておりますので、これはその任命をしたその方だけが支援するのではなくて、その地域でおられる方がお互いに支援をし合うというような体制をお知らせすることに重点を置きたいというふうに思っております、ということです。 ○議長(山神 猛君)   (「はい、議長」と呼ぶ)  豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  説明不足ということについてはお認めになりますか。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  説明不足ではない、決して説明不足という観点だけでははかり知れないものがあろうかなというように思っております。で、これは毎年毎年見直しをしております。で、ただ地区によっては十分それができてないところもあろうかというふうに思っておりまして、私のほうでは毎年見直しをするという取り組みはしておるという報告を受けておりますので、これは徹底していかないかんだろうなと。  で、それと先ほども申し上げましたように、これはもうできることならば全住民を対象に名簿を作成するということが前提でありますので、その100%に向けた取り組みというのは決して目標として諦めるべきではないというふうに思っております。 ○議長(山神 猛君)   (「はい、議長」と呼ぶ)  豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  なかなかやはりそのあたりが一番大事なところで、きのうのそのテレビ、私流れじっと見入られとったんですが、実際にその災害時のシミュレーションをやろうということで、障害を持たれてる方のところへ支援者が行って、リヤカーで実際にその避難所まですることをやってました。で、その中でのいろいろな問題点が、それをやることによって地域の方々は、「ああ、災害時はこうやってみんなで助け合うんだな」っていうような共感もしますし、そういった意味の意義も出てくるということが大変なメリットだと言っておりました。ただし、やはり災害時にその要支援、支援を受けたいという方に対して支援者の方が、そこまで行って助けられるかどうかということについて、本人に対してそれをできるかということにすると、やはりその支援者名簿からやはり引かれる方が多いということでした。それで、中でその意義を感じておられる人が4人も5人も支援者名簿のところにつく、この、琴平町もそうでしょ、やはり自治会長、民生委員、福祉委員、そういった方が何人も人を助けることはまず無理なんですよ、町長。そういった意味でどうしたらいいか。で、その地域の、きのうのテレビで見てたらどうかというと、やはり助けるのじゃなくて安否確認を確実にしましょうと。まずは要支援者に対して支援者の方が安否確認をして、それを今言ったように災害本部に持ってきて、あそこで大変ですから皆さんでっていうような形をとるとか、消防署のレスキューを頼むとか、やはりそういった意味の方針をちゃんと説明するなりしなければ、今言ったように「どうぞどうぞ登録してください」ってやっとるだけでは、やはりふえていかないですしね。そのあたり、もう一度やっぱり考え直していただきたいと思います。  次に。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○4番(豊嶋 浩三君)  ああ、いいですか。はい、どうぞ。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  豊嶋議員のおっしゃることももっともだと思っておりますし、我々もそういう観点で臨んでおります。各自治会もしくは自主防災組織の中には、そういったことも考慮に入れて救援体制の構築を積極的にやっておるところもございます。もちろんこれが全てではございませんので、今はその自主防災組織の先進的な取り組みをされておる組織の方々が自主防災組織を立ち上げようというところに、指導もしくは逆に自主防災組織の訓練等に見学に行くというようなことも何件かあったと聞いておりますので、こういう輪を広げていきながら、それぞれただ単に名簿を登録さえしておけば仕事が終わったんやではなくて、いざ発災というときに実行的に働ける、そういう地域づくりを我々も当然目指していっておりますし、これからも目指すつもりでございますので、その点は福祉委員という立場でおられるのであればぜひともまたご協力いただいて、その辺の周知にもお力添えを賜ればということでございます。 ○議長(山神 猛君)   (「はい、議長」と呼ぶ)  豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  町長、今おっしゃられた自主防災組織、大変高齢なんですよ。自治会自体がやはり高齢化が進んでいるんです。そういった方が、元気なんですけどね、今先ほど言ったように、町の高齢化率4割なんです。そういった中でそういった自主防災組織で、団長以下、下はもう70代、80代という人が、元気な人がいっぱい来てやっていただいとんですけど、そういった方々が何人かでそういったトラブルのときに、やはり今度逆に支えていただかなければならない立場になるんです。だから言いよんです、ね。初めにそういう点で登録をお願いしますじゃなくて、支援者であっても、今言ったように安否確認だけでもやってくださいよというような形をとるとか、まず初めはルールをつくらないかんと思うんです。それはやはり町のほうも考えていただかないかんと思います。  ちょっと時間がないので、次に入りますので、よろしくお願いします。  次のBですが、今回の質問を検証するために、私、象郷の小学校まで、2月18日の午前8時半前ぐらいに行ってまいりました。本部テントの前でうろうろしておりました。訓練内容の検証をせんかったら、きょうここでこんな話ができんので。その検証結果についてお話ししますが、各地区からの集団での避難が、避難所に対して集団での避難ちゅうのができてなかったように思います。  次に、受付で要支援者の安否確認、先ほど言いましたように、どこの自治会ですか、自治会長ですかって丸はつけとんです。ただし、どこどこの安否確認はできて、どこどこの安否確認は何名いるのはできてますかって、そういった話はなかった。係の職員の方に聞いたら、いや、この台帳もこちらのほうにお持ちしてませんと。そういった資料がなかったら、安否確認もできませんよね。そういったこともやってなかったということ。  次に、9時前です。9時前に本部のテントの中の、受付の裏側ですよね、椅子があったところに、テーブルの上に各状況を報告するはずの携帯電話が、携帯のトランシーバーがころころころころ、何個も置いてました。あれ、ここに置いてあるんやなと私思ったんですけど、いわゆるそこではもう既に報告が終わっとったんやというふうなことにはなっとったらしいです。それと、9時にはもう間違いなく本部のテントの災害の指揮系統を統括する人が誰もいませんでした。机の上、誰もいません。町長を初め、皆さん体育館でもう早から次の準備に、イベントの準備をしておりました。町長、やはりね上長が状況報告や安否確認を町の職員による災害の初動訓練ができるとしますと言うのであれば、やはり本部のテントの中でその災害訓練のシミュレーションも何もやらんというのじゃなくて、あそこでおって、そのあたりはちゃんとここで聞きますということをせないかんというように思うんですけど、そのあたり初動訓練できていると言えるんですか。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい、議長」と呼ぶ)
    ○町長(小野 正人君)  今回の訓練もそうですし、これまでの学校の訓練もそうなんですが、運動場にありますテント、受付ですね。そこに関しましては、いわゆる防災、災害対策本部という実際地震が起きた場合の、いわゆる我々以下指揮系統が集い状況確認をする場所ではなく、いわゆるこの役場で言えば1階の窓口というふうに考えていただいたらと思います。ここに情報収集する場所で、我々は防災対策本部というところで対策を練っておるということなので、あえて私はテントなんかではなく体育館の中にそういう防災対策本部を部屋として設けておるという設定を今回させていただきましたので、体育館の所定の位置で情報の伝達を待っとったということでございます。非常にわかりづらいかもしれませんが、一応こういう訓練もしておかないと、私がずっと発災時に1階の受付でおるわけにはいきません。いろんな情報連絡、また情報収集もする必要がありまして、避難者だけではなく、いわゆる消防、警察、自衛隊との連絡系統も確保する必要がありますので、いわゆるそういう、2本立てではありませんが、きちんと全ての情報を把握する場所と前線で情報収集するところというふうにあえて今回役割分担をしておりますので、その辺はご説明をさせてもらいたいと思います。で、またこの9時が一応発災時刻ということでございます。で、職員の中にも、少しそういった意味で9時に地震が起きて、本来であればそこからさまざまな情報収集をしたり連絡をしたりというのが本来だろうかと思いますので、もしできてない点があれば、これは次の訓練に生かしていきたいというふうに思っております。 ○議長(山神 猛君)   (「はい、議長」と呼ぶ)  豊嶋君。 ○町長(小野 正人君)  申しわけありません、8時発災でした。済みません。 ○4番(豊嶋 浩三君)  防災訓練っていうのは、想定状況を町内全域で設定して、一時避難所までの避難行動を体験する、今先ほど申しましたように、避難訓練ですよね。と、実際に安否確認やけが人のトリアージ、いわゆる災害時の優先順位をその場でこの人がって、そういうふうな救急の訓練まで住民とともにやることで、体感することで緊張感も生まれますし、そういった意味での危険性も感じます。逆に、避難住民と町の職員が相互の情報の伝達訓練とか災害の被災者に対する救急搬送訓練というのは、絶対にやるべきやと思います。今回でもそうですけど、天気よかって暖かかったもんだから、もうあのあたりで職員何したらいいかわからんもんやから、もう本当にそない言うたって、そんなに緊急性を感じられることなかったです。それはもうそれも仕方ないですけどね。これでも、やはり単なるイベントになっていることから、住民の参加もやはりだんだんだんだん、やはり仕事があるとかなんとかでの減っていくんではないかと思います。やはり想定災害事例による情報伝達訓練、救急搬送訓練など、そういった意味での緊急性のあることは、やはり住民の前でやはりこういうふうなことをやりますよっていうことはやらんといかんと思うんですけど、その点どうでしょうか。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  これは実行委員会の中でも申し上げたこともございます。私といたしましても、同じことばっかりをもう5年も10年もするわけにはいきませんので、段階を経てその訓練のシチュエーションを変えていきたいという思いです。で、例えば家屋が倒壊した場合、その家屋からどうやって人を助け出すんやと。そしてもちろんそれには地域住民、また行政の手でできることもあれば、消防、警察、自衛隊が出動しなければならないという点もございますので、私の考えの中では、家に見立てた建物のようなもので、例えばドアが開かないとか、倒木してそのドアを挟んでいるというような状況を仮設でつくりまして、それらをどうやっていかにして助け出すかというような訓練も今後の課題としてやりたいというようなことは、実行委員会でもたしか話させていただいております。で、こういうことを具体的にやっていく。また実行委員の中でもそういうご意見が出たり、例えば避難所が途中で道路が寸断されとるというような想定をする必要もあろうかというようなことも聞いておりますので、これは順次レベルアップをしていきたいと思います。ただ私の思いの中では、まずはやはり本当に、まずは発災時にどういう対応をとってもらうかということを本当に体にしみこませていくというのが、これがやっぱり大前提として、被害者を最少にしていく最も重要なことだと思っておりますので、ここをおろそかにしたんでは、次のステップに行ったところで助からない命というものを見過ごしてしまうことにもなりますので、まずは自助の中、そして共助という段取りで進めていきたいという思いでございます。 ○議長(山神 猛君)   (「はい、議長」と呼ぶ)  豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  なかなか、今言ったように防災訓練っていうのは、先ほど町長がおっしゃったようなそういうイベント的なものも必要ですけど、私はやはり先ほど最初のときに言いましたように一時避難所、雨のときにはここ、地震のときにはここというところで、地域の方々がその場その場で、今言ったように災害のアラートがあった場合、警報があった場合に、その訓練をやはり、先ほど町長がおっしゃったように何度も何度もやるべきやと思っております。  時間がないので、次、3番に移らせていただきます。  「我が事・丸ごと」事業についてです。去年はもう、防災の話やなんか全然できなかった、この総合事業から丸ごと事業に移るんで何とかせないかんということで、ここで一生懸命皆さんに課題を持ってもらいたいと思って一生懸命言いよったつもりなんですけど、琴平町の総合事業から「我が事・丸ごと」事業、いわゆる我が丸事業といいますけど、発展において、地域共生社会の実現に向けた包括的支援体制の構築というのは、これまでの高齢者に対する医療・介護・予防・住まい・生活支援を包括的に確保する地域包括ケアシステムの構築のみならず、それまでは総合事業だったんですけど、障害者総合相談支援、生活困窮者支援、子ども・子育て支援、及び8050、いわゆる50歳の方が80歳の高齢の親を見よると、そういった方々にそういった複合生活支援というところまでと、法律的に言いますと社会福祉法、これも改正されております介護保険法も、障害者総合支援法も、児童福祉法なども、こういった専門的な法律の分野においても習熟することが求められる状況となっております。大変、そういった意味での、法律もそうですし、各、今言った支援事業もいろいろなものが複雑になってきております。現況において、町の福祉総合窓口を創設することも包括支援センターでの専門職増強も困難だと考えます。人員も、先ほど申しましたように少ないですからね。早急に包括支援センター業務を琴平町社会福祉協議会に委託して、福祉事業の分業化に移行して住民サービスの向上に努めるべきであると考えますけれど、町長のご意見をいただきたいと思います。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  町といたしましては、国が目指しておりますこの地域共生社会の実現に向けまして、今年度「我が事・丸ごと」の地域づくり推進事業を実施しております。実施主体は町ですが、現体制でこの事業を実施するには社会福祉協議会の協力が不可欠なことから、社会福祉協議会に事業を委託し、相談支援包括化推進員の配置や、包括的相談支援体制の整備に今年度取り組んでおるところでございます。で、町とこの社協は、地域福祉を推進する上でのパートナーとして求められる人材の育成と確保に努める必要があろうということと思います。また、必要に応じまして分業しながらお互いの役割を果たし、地域福祉の推進に努め、住民サービスの向上、地域共生社会の実現に向けて取り組まなければならないだろうというふうに思っております。議員ご指摘のように、これまでのいわゆる高齢者を対象とした地域包括ケアシステムから、非常に幅の広い、障害者を初め生活困窮者協働支援等々に範疇を広げた包括ケアシステムの構築が求められております。そういった中で、従来の今ある包括ケアだけでいいのかと言いますれば、「我が事・丸ごと」に関しては視点の違ったシステムづくりが必要だと思っております。  で、これはいわゆる直営、自前でやっていくのか、そういったところを委託するのかという点がございまして、これに関しましては、先ほど申し上げましたような社協とはパートナーとしての位置というのがございますので、社協の中にも、今すぐそれを委託して十分受託できる体制があるかといいますと、まだ我々そういう報告受けておりませんので、これは協議をしながら最適な道を探っていくというのが現在の考えだろうということでございます。 ○議長(山神 猛君)   (「はい、議長」と呼ぶ)  豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  そういったご意見ですよね。平成30年度より健康推進課、福祉課など主な感じなんですけど、大幅な再編が、先ほども申されましたように行われるということであります。現状において大変苦心されているというふうな感じが大変お察しするところであります。  しかしながら、これまでの町長部局内でのこの我が丸事業についての協議研究っていうのがなかなかないんじゃないかというふうに、大変危惧しております。今言った大変法律的にも多くなって、課も縦じゃなくて横のつながりが大変重要になってきた中で、今回の福祉関連の3課を3つを再編、特に福祉と健康推進に対して3つに再編したことについてに、我が丸事業に対するどのような効果を考えておられるのか、その点お聞きしたいと思います。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  もちろん我が丸だけを念頭に組織改正したのではございません。これまで健康推進課また福祉課というふうな形で、大きく分類すれば町民全体の健康をつかさどる健康推進課と、高齢者も含めて障害者等々に対応する福祉行政という形の、大きな2つの柱はあったと思います。ただ、時代の流れとともに、この「我が事・丸ごと」といいますれば、いわゆる障害者、子育て世代、そして高齢者というふうに対象の明確化というのも時代とともに進んできております。またそれぞれの分野の方々のニーズといいますか支援体制の強化策というのも複雑になっておるところから、まずは組織としてはそれぞれのたてりというのをしっかりしなければならないという思いから、今回福祉と、いわゆる高齢者、そして子育てというふうな三本柱に再編したわけでございます。  で、これが「我が事・丸ごと」の中で議員が懸念されておりますような、いわゆる丸ごとの部分で行けるのかと、縦割り行政になってしまって横の連携が図れないのではないかというご心配があろうかと思います。で我々としましては決してそうなってはいけないというふうな思いもございまして、それぞれが、3つの課には分かれますけれども、これはもう全くの横流れといいますか、全く住民福祉に対しましては同じ目線、同じ観点から仕事を進めると。ただ、柱の中の対象者というものはそれぞれ異なったものになってくるということで、連携をすることによって相乗的によい体制がつくれればというふうな思いで組織改編したわけでございます。  で、この「我が事・丸ごと」に関しましても、共生社会ということでございますし、本当に一つにターゲットを絞った事業ではないというふうに思います。もうほんまにこれは、いわゆる包括的に、全住民を対象とした事業になり得るし、また全住民がみずからその相談業務を行う、支え手側にもなる可能性もあろうかと思っておりますので、これはその参加、もっと言えばその参加だけではなくて、全庁的な取り組みの中で行うべき課題であろうというふうに思っております。 ○議長(山神 猛君)   (「はい、議長」と呼ぶ)  豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  いわゆる、「我が事・丸ごと」という事業は、根本的にはワンストップ窓口事業なんですね。先ほど申しましたように、法律的にも大変多くの内容があります。また、その取り扱うものも大変多い内容です。相談のね。いろんな相談が入ってきます。いわゆる、町長がおっしゃるように、その窓を3つつくって、いやこれは中ではつながっとんやでって言うても、そこに来られる、頼って来られる方っていうのは、やはりどこに行ったらええんか。こっち行ったら多分向こうへも行けって言われるんじゃないかっていうふうなことの、そういった意味での各分野の相談、支援っていうのが、場所がわからなくなるのが。我が丸自体はやっぱりワンストップということをまず主眼に置かないといけない。  今回3つになって、窓口の中は一緒やって言うんやったら、やはり全体的にはやはりその総合窓口ですよね。というのを必ずつくっていただきたいと私は思いました。いわゆる各分野間の相談機関との連携を図って、相談者やその家族に対して、分野横断的かつ包括的な支援を実現しなければいけないということになっております。すなわち、高齢者介護、障害者福祉、子育て支援、生活困窮等の支援などを、総合的に提供することができる人材が必要なんです。窓口つくったからって言ったって、いや、それちょっとわからんなじゃなくて、全体をわかるだけの知識は必要になってきます。そういった意味で、現状においても包括支援センターは、介護関連だけでなく、成年後見制度の利用促進や高齢者虐待防止等の業務など、多岐に、これまでの総合事業でも、多岐にわたっております。すなわち、現状で設置主体である町の包括支援センターで、現在の人員ですね、今の人たちで保健師、社会福祉士、主任介護支援専門員、こういった方々の専門家がある程度そろっていかんかったら、4割を超える住民の方々が高齢になっている中で、やはり今言った総合事業の我が丸事業に対応できると考えられないと思うんですけど、どうですかその点は。できますかね。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  現在の包括ケアの組織の中で、我が丸も含めた体制づくりというのは非常に困難だろうと思います。したがいまして、これはもうその総合的な観点からの包括ケア、先ほど冒頭で申し上げましたいわゆる従来型の包括ケアシステムではないほうの総合的な我が丸に準拠したような包括ケアシステムを構築する必要があると思います。  で、このときには自前で人員を増強してそういう組織をつくるのか、もしくは議員がおっしゃったような委託という2つの方法も考えられると思っておりますので、これは相談をしながら検討をしながら進めていく必要があろうと思います。決して今の状況の中で全てをひっくるめてやらすということではないというふうな認識でございます。 ○議長(山神 猛君)   (「はい、議長」と呼ぶ)  豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  厚生労働省老健局のデータによりますと、市町村直営の包括センターというのは約もう3割切っとんですよ、直営はね。いわゆる、あとの7割っていうのは社会福祉法人とか社会福祉協議会、あるいは医療法人、そういったところに委託をされてるところはもう7割を超えとる。すなわち、これからますます複雑な福祉相談に対応しなければいけない。土日や祝日、それから深夜とか、そういった意味での充実がやはり求められてきます。やはりそういったところをやっていくのが、町長も先ほどからおっしゃられている中で、今言ったようなそういうパートナーシップっていうことを。パートナーっていうのは、いわゆるその仲間じゃないですよね。実質それを分担して分業するためのものであるわけであって、そのあたりをしっかりと、丼勘定じゃなく、こことここはっていうようなきちんとした精査をしながら、包括はこちらに、高齢者の介護予防とかそういった意味に特化して町がやると、そういった意味での分業化っていうのは、やはり今から高齢者がふえていく中で必要ではないかと私は思います。くどいようですけど、そういった意味で包括をやはり委託っていうのはお考えになっておるということでよろしいでしょうか。その点もう一度最後にお聞きします。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  この包括の外部委託に関しましては、確かに自前というのは5割を切っておるというふうに考えております。ただこれも大都会を中心として、やはり社会福祉法人、医療機関への委託が圧倒的に多いと、数の上ではそういうのが多いので、結構割合として反映しておるということでございます。で、県内におきますと、多度津町は社会福祉協議会への委託ということでございますが、あと観音寺でしたっけね、社協に委託しとったんですが、今はまた直営というふうに見直しがかかったという話も聞いております。  したがいまして、どの方法がいいのかということも重要であろうと思っております。で、おっしゃるようにパートナーシップですので、それぞれの役割分担、またその専門性というのを重視した中での配置というような思いでございますので、今すぐに委託の方向にかじを切るんではなくて、まずその前段階として最も本町にふさわしいところは何かと。そのためにどういう人材が必要でどういう配置ができるかということを考えて、それが町役場だとか社協なのかということを含めた、これは協議が必要だろうと思っておりますので、そういうところから始めていきたいと思っております。 ○議長(山神 猛君)   (「はい、議長」と呼ぶ)  豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  なかなか町長の今までのご発言の中から、今すぐにっていうのは難しいと思いますが、ただ、我が丸事業っていうのはその中身は総合事業っていうのは、実質、中でしっかりやっていかないかん。もうこの4月1日からの分でも、指定の事業所に対する今までのみなしとかそういった意味で、琴平町だって、まだ今回はこういった意味での話は聞いてません。ただ、今総合事業に対しても大変厳しくなってきてます。単価の低下やなんかでね。そういった中で、専門家がこんだけ少なくなった中でケアプランをつくることも大変ですし、今言ったように高齢者をどういうふうにして元気に、きょうも新聞に載っておりましたが、介護を軽くすることによって町に対してポイントをつけて、付加してくれて、その分だけ補助金をというような、一時のもうニンジン状態ですよね。それをもう今回かなり明確に国が打ち出してきております。そういった意味でもやはり、今こういうふうな形で、町がどういうふうな形で高齢者に対応していくかということは、2年、3年後じゃなくて10年ぐらいのスパンでやはり考えていかんかったら、やはり住みやすいまちを町長はもう前から言っておられますので、その点はやはりしっかりと10年ぐらいのスパンで考えていかんかったら、もうおくれてしまいます。そのあたりしっかりとよろしくお願いいたします。  時間もちょっと残りましたが、今回は以上で終わらせていただきます。ご清聴ありがとうございました。 ○議長(山神 猛君)  これで、4番、豊嶋 浩三君の一般質問を終わります。  ただいま一般質問の途中でございますが、ここで休憩といたします。  再開を、短いですけど、11時にお願いいたします。11時再開ということで。      休憩 午前10時49分      再開 午前11時01分      (出席議員、休憩前と同じ8名) ○議長(山神 猛君)  それでは休憩前に引き続き会議を開きます。  発言を許します。  3番、吉田 親司君。   (「はい」と呼ぶ) ○3番(吉田 親司君)  皆さんおはようございます。(「おはようございます」の声あり)  ただいま議長よりお許しをいただきましたので、私吉田 親司、平成30年3月定例会におきます一般質問を行いたいと思います。  まず、通告書どおり1番目、本町を訪れる観光客の正確な人数の把握を求める。2番目、観光基本計画は絵に描いた餅になってしまったのか。3番、新設中学校の教育ビジョンについて。  それでは質問席に移らせていただきまして質問させていただきたいと思います。よろしくお願いします。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  吉田君。 ○3番(吉田 親司君)  それでは質問に移りたいと思います。  まず1番目の、本町を訪れる観光客の正確な人数の把握を求める。先般の総務産業経済常任委員会で、金刀比羅宮の本年正月の3日間の初詣で参拝客の人数を聞いた。昨年、携帯電話を使った観光客動向調査を発表した。いろいろな数字やデータが入り乱れている。私は、本町の観光施策を行う上で非常に重要な事柄であると思っている。年に何回か行う街頭での通行量調査や、駅前西駐車場の駐車台数で増減を把握していると町側は言っていたが、はっきりした具体的な数字がない。町独自のデータは必要であると思うし、今後何らかの形で入込観光客の把握の具体的施策は考えておられるのか、町長の意見を聞きたい。  以上です。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  それでは、吉田議員の質問にお答えいたします。  まず、本町を訪れる観光客の正確な人数の把握を求めるという質問でございます。議員もご存じのように、本町ではこの琴平町への入込客というものの推計を毎年集計して県に報告しているところでございます。で、ただこのデータというのは、町営駐車場の利用台数や温泉に入られた入湯者数というふうに、数の特定できるものを一つのベースといたしまして、毎年の増減の比率を、一定の係数を掛けながら算出しておるというのが現状でございます。ただ、この正確な把握に関しましては正直なところこれを調査する術というのは、大きく2つしか方法はないのかなというふうに思います。  で、1点というのが、これは本町では非常に難しい話なんですが、例えば京都等の寺社でありますような拝観料を徴収する場合。さらにはその観光地までケーブルカーとか船舶でしか行けないところに関しましては、その乗車数、乗船者数というもので把握できるというふうに考えております。それ以外の観光地におきましては、さまざま、琴平町であれば入ってくるルートといたしましては車、バス、公共交通機関でありますJR、琴電といったような手段、方法がございますので、これらを全体的に把握するということは非常に困難であるというのが正直率直なところでございます。
     そういった観点から、もう一つの方法といたしましては、人によるカウンター方式の調査方法というものがございます。ただ、これを365日行うとなりますと、やはり人的な問題と経費という問題もかかってきます。また、そういうことを観点に置きながら、本町といたしましても、数年前に人感センサーの設置というものを計画しており、人感センサーによります表参道部分での人の往来を計測するという方法を考えておりましたが、諸般の事情によりまして中止した経緯というのがございます。  結論から申し上げますと、現時点で正確な、少なくとも琴平町は約300万人と言われておりますと、せめて何万人というところぐらいまでは正確な数が出る方式というのは、現状況では非常に難しいというのが率直なところでございます。  ただ、これらのデータを把握するための一つの材料といたしまして、昨年来行っておりますモバイル空間を利用いたしました、観光客がどういう動きをしたのか、また観光客の年齢層、男女別というようなものをデータをもとにしてどういうニーズが高まっている、どういう方々がふえている、また逆に減っているというようなデータをつかみ、それらニーズに適応した観光振興施策、もしくは観光協会等を含めた皆様方に情報提供し、経営戦略を練っていただくという方法が有効だろうというふうに考えております。  正月三が日に関しましては、金刀比羅宮が独自に調査を行っているということでございますので、どういう方法かは私はお聞きしておりませんが、非常に多くの方が来られて、これは新年早々幸先がいいなというような思いになったこともございます。  いずれにいたしましても、この方法につきましては、冒頭に申し上げましたように、拝観料等々で正確な数が把握できるところ以外の観光地がどういう方式によって観光客数を算出しているのかというようなことの情報収集を何カ所かさせていただきながら、その中で最も実態に近いだろうというものを選択していくという方法が現実的であろうというふうに考えております。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  吉田君。 ○3番(吉田 親司君)  町長にまず質問させていただくんですけれども、去年もこれ、あくまでも私、ご質問するのは、県の観光協会、観光課が出した資料をもとにお聞きするんです。共通の意識があればそれでいいんですけども、去年の琴平町の県のデータですけども、琴平町に入り込みの観光客は何人だと把握されておるんですか。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  去年発表のデータですのでこれはおととしの集計やと思いますが、約240万人ぐらいだったのではないかというふうに記憶しております。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  吉田君。 ○3番(吉田 親司君)  今回のデータ、私実は持っておるんですけれども、233万3,000人です。で、この数字を見て私、びっくりしました、本当に。なぜか言いましたら、去年、おととしぐらいは265万人というデータが出てるんですよね。で、ことし233万3,000人、去年ですか。ということは2年間で20万人以上減っている。で、ご存じかと思いますけれども、瀬戸大橋開通したとき、県全体で1,000万人超えておりました。で、県の、県全体で去年が920万人ぐらいです。で、金刀比羅宮の場合でしたら、その中でデータから言いましたら、瀬戸大橋のときに約600万人ぐらいですね。で、今、233万人。ということは、県全体の入込客に比例して、当町に入り込みするお客様が少ないという形の、私自身ではデータとして思うわけなんですよ。  で、今回これ質問させていただくのは、どうしてそうなったとかいうのが、実際わからない。雲に隠れたデータの中。県の場合でしたらこれ、抽出のサンプルがかなり、時期的にも全く同じ時期に、定点観測みたいな形で、移動する通行人その他のデータを分析した上で出てるから、かなり確実なデータじゃないかと思うんですけれども、やはり当町の観光施策も含めてですけど、はっきりした、あれをやったからとかこんなことがあったからとかいう、やっぱり事分けですよね。そういうのができるような基本的なデータが欲しいかなと思いまして、その点どう思われてますかね。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  まずこの県の発表の数値でございますが、これは琴平とか屋島とか小豆島、栗林公園、それぞれがその主体の入込客数というのを県に報告いたしまして、その集計の結果でございます。県が定点観測をして一個一個数をはかったものではありません。で、瀬戸内大橋開通時に議員が言われるように推計1,200万人の方が来て、うちの琴平にも600万人が来たと。で、今、昨年が900万人で琴平町が233万人ということであれば、琴平の減少率が非常に高くなったように見受けられます。  ただこれは、私もちょっと詳しくは調べられませんので正確に答弁できるかどうかわかりませんが、これは県の入込客というような観点で集計だと思います。で、当然観光で来られた方もおればビジネスで来県される方もおられますので、それらを今頭の中で計算しますと、約1,200万人が瀬戸大橋開通時に来られて、うち600万人が琴平の観光だということは、残り600万人は琴平以外に来られた方。もちろん小豆島とか屋島の観光地もございますが、これはやはり基本的にはビジネス、往来の方ではないのかなというふうに思います。で、恐らくこれはJRさんの瀬戸大橋線であったり、そういう瀬戸大橋の通行量だったりをもとに計測しておるものだと思いますが、この600万人がいわゆる往来、ビジネスの方だといたしますと、昨年が900万人で、そのうち600万人がビジネス、往来の方といいますと、残り300万人が琴平を含めた観光地ということですので、数の整合性はあるのかなというふうに、今計算を頭の中で瞬時にしたときは成り立つように思っております。  で、したがいまして、この琴平への入込客数がより正確な数がつかめれば、民間の事業者さんの、先ほど申し上げたような経営戦略に役立てていただけますし、町の観光振興にも極めて有効だろうというふうに思っております。で、この気持ちは変わりませんので、何らかの方法で、より実態に近い数を導き出す方法を模索したいというふうに思います。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  吉田君。 ○3番(吉田 親司君)  そこでお聞きするんですけれども、去年これ、総務課のほうですかね、企画のほうで観光動向調査、これテレビにも出まして、非常に琴平町は、インバウンドのお客様がいろんなところまで行って、奥の院まで行ったデータがずっと出てるんで、この中のデータでずっと分析していって、1年かかってます。3月30日にこれ、やっとるんですね。で、それを3月30日にやって、このデータをもとにした何かの施策などは全然考えてはおられなかったんですか。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  これも先ほど申し上げましたように、その動向調査というのは、いわゆるモバイルを持った、基本的にはNTTさん、ドコモさんを中心となりますけれども、その方がどちらの方面から来られた、もしくはどのルートを来て本町に入られたかということをまず調べております。で、大きく分けますとJR土讃線上にその移動の形跡が見られます。また琴電も同様です。で、また32号線等々を使った経路というのにその動きの鍵が見えますので、どのルートで来たか、そしてまた琴平で過ごされた方がどちら方面に行ったのか、これは基本的に松山方面なのか高知方面なのか本州なのかというようなことを調査するのが、1点大きな目的です。  で、それとあわせまして、これも先ほど申し上げましたように、男女の性別、ただこれは契約時の契約者の情報によりますので、必ずしも正確かどうかというのはちょっとわかりませんが、基本的には男女のその比率を出したり、また契約者の年齢分布というのも出てまいりますので、これは何年間か計測することによって、例えば若い人がふえている、逆に高齢者が減っている、また外国人が率としてふえているというような数値が見受けられます。で、これらのデータを生かして次の質問にもありますような観光基本計画と反映、リンクさせながら、どういう力点に置いた取り組みが重要なのかということを情報として観光協会や事業所の皆さんにお伝えするということを目的としておりますので、これは1年経ったデータだけではなくて、やはりこの一、二年の比較というものに基づいた検証とすることが重要であろうというふうに思っております。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  吉田君。 ○3番(吉田 親司君)  そこで、これかなり高価な、多分去年の地方創生加速化交付金を使われてした事業費だと思うんですけど、結構したと思うんですよ。何百万もしたと思うんですけど、毎年する気持ちはあるんですか。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  これは、一時期だけの測定では何の意味も持たないと思っております。少なくとも今年度もやっております。で、また来年度も継続してやりたいというふうに考えております。で、またこれが毎年なのか、例えば3年に1回なのか4年に1回なのかということは、今後のデータの出方によって判断していくべきだと思います。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  吉田君。 ○3番(吉田 親司君)  これはさておいて、実質この県のデータからしましたら、これ見てて、やっぱり小豆島ですね、ご存じだと思うんですけど、あと栗林公園、ふえてます。これ屋島、琴平からいいますと、琴平は対前年度で80.5%、入込客、県のデータ。屋島、93.7%。これも屋島の93.7%は多分スカイラインといいますか、有料道路がもうただになったという話で、屋島の業者さんなんかから聞いたら、結構ふえるんじゃないかと、ことし、今年度はね。高松市の施策でそれをただにしていただいたということで、喜んでおいででした。その方も。これにちょっとちらっと書いてあったんですけども、そんな感じで行政が観光に対してかなりの出費をしているということで、屋島これ、多分100%は超えると思います。で、観光関係の会議等に私も出席いたしまして、やっぱり発信力ね。と、あと2番目の質問にも重なるところがこれ、基本計画についての重なるところもあるんですけれども、やはりマーケットリレーションなんですかね。ちゃんとしたマーケットを把握して、それを売る、そういうところができている観光地がやっぱり伸びておるように思います。  で、これは私からの提言と思っていただきたいんですけれども、昔は私も観光協会ででおったときに、金刀比羅宮とかそれからあと行政、それと観光協会と三位一体といいますか、三位一体のやっぱりコミュニケーションを図る場というようなね、あったと思うんですけど、そのあたりをやっぱり行政主体しかやっぱりやっていただけないと私も思いますので、そのあたりはどう考えておられるのかお聞きしたいんですけれども。コミュニケーションを図って、いろんな施策に対して。はい。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  この琴平に関しましては、もういわゆる大黒柱となってます金刀比羅宮、それとその事業を推進しております業者の皆様の任意団体であります観光協会、そしてそれらを支援する行政というこの三位一体の関係は非常に重要であろうというふうに思います。で、これに関しまして定期的に何か会合を持って話し合うという場はございませんが、この観光基本計画であったりさまざまな会合のときにも、観光協会役員を初め多くの方々にご参加いただいて、意見を出していただくと。同時に金刀比羅宮からも、今は総務課長が来られておりますけれども、総務課長が金刀比羅宮のご意見なりまた連携体制のご提案というのをいただいておりますので、その三者のみだけの会というのはなかなか今のところできておりませんけれども、今後必要に応じてそういうことができる、できたら非常に効率的な運営ができるというふうに考えておりますので、これはぜひとも観光協会の副会長としてお力添えを賜ればというふうに思っております。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  吉田君。 ○3番(吉田 親司君)  そういった意味で、町長いつも言われているインバウンド施策でですね、かなり行政としては力を入れておるということで、インバウンドは確かにふえております、実際。とりあえずやっぱりパイが、全国レベルにしてみましたら四国、特に琴平となってきましたら非常に少ないということもありますし、やっぱり消費単価ですよね。やっぱり国内旅行自体がやはり頭打ちで、大手の旅行会社なんかでも分社化してたのをまた1社化して、そういうふうに分社化したり一社化したりして、やっぱり競争に打ち勝とうというふうな形の模索をされておるわけなんですけれども、インバウンドばっかり頼っておったんでもいけないかなと。で、国内旅行が、やっぱり消費単価としてはやっぱり当町におけますホテルの単価にしてもお土産なんかにしても、結構、そこがメインでふえていかないと、というふうにも思っております。よろしくお願いしたいと思います。  それと、あとことしの2月22日、四国新聞で、ウェブカメラで通行量を調査という、この新聞見られたかどうかわかりませんけども、高松市と全国4都市で総務省が取り組むICTを生かした地域プロジェクトの一環、市などは年2回、目視による中央商店街の通行量調査を行っているが、年齢層や滞留時間などは把握できていない。そのため、IT機器を使った調査を試験的に行うことにした。調査はビッグデータの活用に取り組む一般社団法人云々の協力で実施。瓦町駅南部の3町、商店街内、人の流れや滞留時間などのデータを収集する。要するにこのウェブカメラ、これ一つの方法だとこれ私の提言、提案になるかと思いますけれども、これも非常にインターネットにつながるウェブカメラで通行量調査、これも非常にいいんじゃないかなと思いますので、そこらあたりも手段の一つとして考えていただければと思うんですけど、いかがでしょうか。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  ウェブカメラを活用した通行量の動向調査というのも重要であると思います。ただ、それらも含めて我々もちょっとしたモバイルを利用した動向調査をしておりますので、より正確かなというふうに思います。で、それとその我々のやっているモバイルに関しましては、国、国籍等を問わず一定のソフト、機種を持っておればデータが十分把握できるということでございますので、この方式とウェブカメラ両方併用するというのは、同じようなことをちょっと細分化してやっておるかやっておらないかということの違いだと思いますので、まずはモバイルのデータを活用ということでございます。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  吉田君。 ○3番(吉田 親司君)  要するに私が何が言いたいかという、これ最後になるんですけど、これPDCAですよね。いつもPDCA、PDCA言われておりますけど、やはり現状の把握ですよね。だから現状をいかに把握して、これを何年後には、例えばこれ233万人という県のデータ、このデータを例えばたたき台にしてもいいじゃないですか。それで来年からはこことこことここでこの時期に定点観測をする、いわゆるモバイルデータでもいい、ICTのこのウェブカメラでもいい、そういう施策で、きちんとしたデータとしてふえたか減ったかだけでいいんですわ。例えば233万人が例えば県のデータで、平成28年のデータですという形でしたら、29年、30年、ことしからやるとしたらですよ、来年でも結構です、そういうふうな形のやっぱり一歩としてやっぱりやらない限りは、ふえたか減ったか誰にも言えないですよね。だから私も例えば町民に聞かれて、どんなんですか、お客さんふえとるかなって言うたって、さあー言うても自分とこの売り上げとか皆さんから聞いた、観光業者から聞いた、それしかデータないんですよ。で、あるところやったらやっぱり切磋琢磨して、企業努力によってお客さんをふやしているところ、そこの意見を聞いてもしょうがない。だから全体的なデータがふえない限りは、琴平町の観光はよくなっていかないということですので、今の本当にこの233万人が本当かどうかわからんけど、来年からこんなことをやって、で、どうなったかいうところの、ふえたか減ったかだけでいいんです。そういうのをやることによってやっぱり、次はどうしたらいいかというドゥーが出てくると思うんですよ。その辺、聞かせてください。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  議員おっしゃいますように、この増減というのは非常に重要であると思います。もちろん正確な数も入手できればそれにこしたことはございませんが、むしろどういう流れになっているのかというのを把握することが次への一歩ということでございますので、これは先ほど申し上げましたように、今、年齢別、性別ということはモバイル等々活用していくことで出てくると思います。  で、それとあと県に報告しております本町の入込客数でございますが、ここ長年町営駐車場、西、東の駐車場と入湯者数、またさらにはや金丸座の縦覧者数というものをデータしております。ただ、前提としてこの駐車場に関しましては、ここ数年で非常に大きいコインパーキングができたり、駐車場状況も変わっておりますので、これは駐車場組合の方々と情報提供いただいて、数年前とどれぐらい民間の駐車場がふえたのやということによっては、例えば町営の駐車場だけをデータにしておったんでは正確な基礎数にはならないというふうに考えておりまして、それを取り入れたいと。で、さらにはこれは観光協会の皆様にもお願いしたいんですけど、各施設のそれぞれの利用の入館者数というのがもしデータでありますれば、それらをご提供いただければより正確に近づいていくのかなと思っておりますので、これらのご協力をお願いして、少しでも精度の高いものをというふうに考えております。 ○議長(山神 猛君)  吉田君。 ○3番(吉田 親司君)  今、町長言いましたね、各施設の入館者数。それ、非常に私もそう思います。だからそこらあたりがやっぱり拝観料その他をもらってないところで把握するのが非常に、入込客はホテル、旅館関係は確実にわかる、そこまでのデータが出せるかどうかというのはそちらの施設にもよると思いますけれども、その辺は非常に私も同感で、ぜひ定点的な観測データ、そのデータ、PDCAのPをきちっとできるように努力していただければと思いますので、よろしくお願い申し上げます。  それでは、一番目を終わらせていただきます。  一番目にも出てくることなんですけれども、昨年3月、4月できました観光基本計画、再質問になるんですけれども、地方創生加速化交付金500万円余り使ったと思うんですけれども、JR四国さんに業務委託をし作成した琴平町観光基本計画、アクションプランもロードマップも示し、PDCAサイクルによる事業継続のみであるのに、1年間何もやってないんです。予算計上もないし、今後どうするのか町長のご意見を聞きたいと思います。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  この琴平町観光基本計画は、平成28年度末、ちょうど1年前に策定したものでございます。この目的といたしましては、琴平町の観光ブランドを向上させて、持続可能な観光地域づくりを目指すということが最も大きな目的だろうと思います。また、この観光基本計画の1ページに記載しておりますように、琴平町といえば金刀比羅宮を中心とした非常に有名な観光地であります。ただ、その地名度の高さだけを目指す観光地ではなく、いわゆる琴平にしかない地域独自の価値を認識し、磨き上げ、来訪者の信頼を得るということが今後の琴平町の地域ブランドを高めるために必要な事項ではないのかというような観点から、この計画を策定しております。  で、もちろんこの計画の中には、これまで観光されてこられた方々はもちろんのこと、直接関係を持たなかった方々も一緒になって、今後持続可能な観光地づくりのために行うための考え方や取り組みを明確にしたものだというふうに規定されております。で、そういう観点から、この観光基本計画の中にはアクションプランを立てましてブランドの価値の構築、提供、管理等の取り組みを行うこととしておりまして、今そのための事業を計画しておるところでございます。  で、これらを実行するには、琴平町観光基本計画の第5章の推進体制に、観光協会内にこんぴら観光ブランド戦略会議を設置し、平成31年度までに観光基本計画の具体化に取り組むプロジェクトチームを設置することとしております。で、このプロジェクトチームがさまざまな事業やプロジェクトを比較、実現したい有志によります主体的な活動母体となるというふうになっております。またそれに対しまして、観光協会がその活動を支援することとなっておりまして、この計画に従いまして、現在こんぴら観光ブランド戦略会議の立ち上げに向けて人材を募っております。また、中心となるメンバーが決定しておりますので、その方々によりまして講演会を企画しているところであります。またこのメンバーにつきましては、観光協会会長名で委嘱することとなっております。  先ほど申し上げましたように、この計画は平成31年度までが第一段階ということでございますので、今年度、平成29年、30年度においてこのプロジェクトチームを立ち上げするというのがこの計画上のいわゆるロードマップでございます。で、琴平町といたしましては、この計画の進捗管理や結果の検証というものが一つの役割であろうというふうにこの計画の中にも位置づけられておりますので、いわゆるPDCAのうちのCとA、チェックと次なるアクションというものが琴平町の役割、そしてプロジェクトチームの上部組織であります観光協会におきましては、PとD、プランとドゥー、要は実行というものが観光協会の役割だろうというふうに定義しておりますので、その点についてもぜひご協力いただきながら、31年度までにはプロジェクトチームを立ち上げ、具体的な施策に取り組んでいくというようなことをお願いしたいと思います。  いずれにいたしましても、今プロジェクトチームの主要メンバーを中心に企画を立てておりまして、先進的な事例であったり、今後プロジェクトチームが目指す方向性に有意義な研修や会議を重ねていくということでありますので、年度、29年に関しては年度終わりになりましたけれども、決してとまっておるわけじゃなくて、現実進んどるという状況だけはご理解いただければと思っております。   (「はい」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  吉田君。 ○3番(吉田 親司君)  この観光基本計画なんですけれども、町長はこの基本計画、加速化交付金で多分これやったことだと思うんだけれども、これは絶対必要やと昔から思われてましたか。 ○議長(山神 猛君)
     町長。   (「はい」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  この観光基本計画は、大きく2つの考えがあろうと思います。1つは行政が主導で行政の観光振興もしくは産業振興の流れに位置づけて、各施策に反映する計画。本町のように観光地として既に非常に知名度の高い観光地におきましては、やはりそのエンジンとなるべきものは、私はやっぱり業者の皆さんの力が重要だと思っております。そういう意味から、本町の観光基本計画におきましては、恐らく議員もこれまでいろいろ努力されたように、琴平の、要は知名度だけではなくてその内面にある魅力、これはおもてなしであったり観光資源の掘り起こしであったりというところがございますが、それらをいかに足元を固めていくかということが重要だろうと思いますので、他の市町村にあるような観光計画とは少し意味合いの違ったものが必要であったというふうに私は思っております。  今回加速化交付金、地方創生の一環で取り組むことができましたんで、先ほど申し上げました1ページに載っておりますように、いわゆる従来の観光地にありがちな旧態依然としたような観光地施策であったり、もしくは長年琴平でも苦情の出ております観光客に対する待遇、接遇マナーの低下というものを一新して、違う目線の人たちの意見も取り入れたものになるべきだというふうに考えておりましたので、今回プロジェクトチームの中には観光以外の方も参画していただいて、そういった新しい観点の中で琴平の本当の魅力というものを発信もしくはそれを突き抜けていくというようなことの計画が必要だろうというふうに考えています。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  吉田君。 ○3番(吉田 親司君)  去年の9月か、事業としてやっていただきまして、去年でしたかね、三豊市、それからあと観音寺市も、後に続いて観光基本計画、新聞などで拝見しましたらつくっていっているということですので、私個人としてはやっぱりこれ、最初にやっぱり観光地琴平を、こんぴらさんを抱える琴平町がやったことやから、先進地の事例としてやっぱり事例報告をほかの市に行っても、観光課長が行って、事務局長こうこう、会長こんなことやってますというふうなことを言えるようなことになっていきたいといいますか、やっていきたいと思っておりますので、ご支援のほどをよろしくお願い申し上げたいと思います。  それと、もう一つこれですけれども、基本計画、観光基本計画、これはこれでいいんですけれども、私これずっと見てて、今回景観条例、この30年度の議会で予算その他の審議が出てるんですよ。その景観条例も含めて都市計画の基本構想、空き家店舗対策とか、こういうのを全部これと一緒でかかわりが少なからずともその商工観光関係、結構それがあると思うんですけれども、そのあたりどう思われてますか。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  おっしゃるように、空き店舗を活用することによって新たな各店からの、例えば店舗であったりそういう若い者向けのニーズにこたえられる店というのは、当然観光の底上げにつながりますので、必要だと思います。ただ今回のこの観光基本計画を本当に、本当に何度も申し上げますけれども、これまでとは違った切り口の計画になっております。そういった意味から、非常に先進的な計画になる可能性がありますので、私はその芽をやっぱりこう詰めていきたいと。で、何でもかんでも入れておりますと焦点がぼけてまいりますので、まずこれは本当に今必要な、裾野の広い、また新たな視点から取り組める観光施策の計画だというふうにご理解いただければと思います。またそれ、商業を含めた振興策につきましては、また違う観点からの計画というのも順次必要だろうと思っております。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  吉田君。 ○3番(吉田 親司君)  私は、町長言われておりましたけれども、その定住移住なんかにもつながるような、先ほどのデータも含めてですけども、これだけの人が歩いている、これだけの人が来ているというデータもあったら、やっぱりそれだけでキャッチ、要するに定住しませんか、琴平で商売しませんか、琴平で観光業を営みませんかというふうな、要するに宣伝効果もあるんじゃないかなと思いますので、そのあたりも外部PR資料として、こういう基本計画をもとにした何かの資料をつくっていただいて、PRすることによってやっぱり定住移住も含めたない何かの施策ができるんじゃないかなと思っておりますので、今後とも力を入れていただくようによろしくお願いいたします。  それでは、これで2番目の観光基本計画についての質問を終わらせていただきます。  それでは、最後の新設中学校の教育ビジョンについてお伺いします。  やっと先日の委員会で基本設計、琴平中学校の基本設計にかかわる予算説明が承認されました。建物は、お金があれば立派なものができると思います。だが先日の委員会でもお聞きしたんですけれども、来年度入学の中学生、中学1年生60名の中で、当中学校、琴平中学校に入学する中学生は49名と、11名琴平中学校には入学されないという生徒がいるらしい、事既におそしかもしれない。なぜそうなるのでしょうか。詳細は把握していると思うが、新しい中学校で、ハード面は充実したハードができると思っております。ただしどんな教育、どんな学び舎をつくろうと思っておられるのか、教育長にお聞きしたいと思います。 ○議長(山神 猛君)  教育長。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○教育長(大林 正和君)  それでは失礼いたします。議長のお許しを得て答弁いたします。  来年度、他市町の公立中学校へ入学予定の生徒は4名、そのほかに6名が私立の中学校、1名が附属中学校、1名が特別支援学校です。全て本人と保護者の希望であります。他市町の公立の中学校へかわられる方につきましては、自分のしたい部活動が琴平中学校にはないというのが大きな理由だと聞いております。  さて、新しい中学校でどんな教育をしようとしているのかという吉田議員のご質問ですが、まず琴平中学校については、公立の学校であるということが大前提となります。これは、前の委員会でも申しましたが、国が示している学習指導要領が確実に実施できる施設、設備でなければいけません。現在この学習指導要領は、来年度幼稚園、平成32年度小学校、中学校では平成33年度に大きく改訂となります。  ところで新しい琴平中学校の姿を考える場合には、何といっても現在の琴平中学校の課題をしっかりと分析しなければいけません。建物の状況については、もうよくご存じのとおりです。では、子どもたちはどうか、何か課題があるのかと申しますと、現在の子どもたちは非常に落ちつき、勉学にいそしんでおります。先日実施されました学習の診断テストでは、1、2年生ともに好成績であったと聞いております。さらに3年生については、現在公立の入試の前でございますが、入学先が決まっていない生徒はおりません。その中でも、専願の私立、高専、公立の自己推薦で、もう既に自分の希望どおりの進路が決まっておるものが40%を超えております。さらに、皆さんよくご存じのとおり、部活動ではテニスとなぎなたが今年度全国大会に進んでおります。野球、卓球、バドミントンも、新人戦やその他で県大会まで進んでおります。さらに、年末はチャリティーバザー、おせち料理配り、うどんの接待など、ボランティア活動にはその趣旨をよく理解し、全校生の多くの者がみずから参加しております。その上先生方も熱心であり、生徒に少しでもいい授業を行ってやろうと、授業研究と授業の準備で遅くまで勤務しております。これは個人的な私の意見ですが、私が保護者ならこんな中学校へ行かせない理由が見当たりません。  そこで、新しい中学校のビジョンですが、子どもたちが行きたくなる中学校、また保護者が行かせたくなる中学校です。そのために、これは予算が許す限りでございますが、IT機器を充実していきたいと考えております。現在でも琴平中学校は、約、生徒3.8人に1台のタブレットが整備され、学校の中は体育館を含めて無線LANが整備されております。各教室には大型のテレビ、各教科のデジタル教科書が使え、情報の支援員も月2回、授業で活動しております。これをさらに進め、タブレットの台数は1人1台を目指し、デジタル教科書の整備はもちろんのこと、電子黒板もそれぞれの教室に整備することを目指したいと考えております。もちろんこれは予算の範囲内でです。それに加えて、一人一人に基礎的、基本的な学力の育成はもちろんのこと、真の学力、生きて働く学力を育成したいと考えております。教科書の上での知識を身につけても、それが本当に活用できなければなりません。  そうした力をつけるには、まちづくり課等の地域教材を学ばせることでみずからが課題を見つけ、みずから考える力、さらには解決に向けて折り合いをつける力も養うことが必要だと考えております。こうした力を身につければ、今よくマスコミで問題となっております大学入試改革にも対応できると考えております。つまり、例年行われております子ども議会のように、未来の琴平町についてみずから何ができるかを考え、実行できる町民を一人でも多く育成することができる中学校にしていきたいと考えております。  以上でございます。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  吉田君。 ○3番(吉田 親司君)  教育長、ありがとうございました。  先ほどの教育長の答弁の中で、他校へ4名、私立以外で行く中学生、1年生で、内容的には今言われたような形のクラブ活動という理由がやっぱり多いんですか。 ○議長(山神 猛君)  教育長。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○教育長(大林 正和君)  と、いうように聞いております。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  吉田君。 ○3番(吉田 親司君)  これ、私の約、中学生のとき、百八十何名おったわけなんですけれども、当時でもやっぱり3小学校を合わせて百八十何名で、私立の中学校行くのが大体5名か6名ぐらいおったと思うんです。で、比率から言いましたらこれ、60名の中の4名ということですよね。比率から非常に高いように思うんです。これ、私が今危惧するのは、これ皆さんどうかわかりませんけども、結局立派な中学校が今からできますけど、今その理由が果たしてその設備、同僚議員からもトイレのことを水漏れ、その他言われた設備がその理由というのならまだわかるんですけど、その他でもっと把握しているような深刻な、そんな、どうしてクラブ以外で、そんなのはないでしょうか。 ○議長(山神 猛君)  教育長。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○教育長(大林 正和君)  実際に聞いておるのは部活動ですが、来年度から中学校の工事が始まります。その影響がないとは言えないんではないかなというようなことは、私個人的には考えております。  以上です。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  吉田君。 ○3番(吉田 親司君)  それでしたら、2年、3年やったら、ことし入学したら卒業するまでにできるかできんか、いう形ですので、それを危惧されている親御さんもおいでるかもわからないということになりますですよね。  で、そういうところ一つ質問するんですけれども、クラブ活動、先ほど言われましたよね。これも含めて今の現状、教育長がそれをリーダーシップをとってできるんかどうかわかりません、これはあくまでも私の素人考えの質問なんですけれども、クラブ活動で例えば今言われたソフトテニス、なぎなた、それから剣道とか卓球、その他が結構やっぱり優秀な生徒さんが琴中、おいでるみたいですね。だから教員も含めて周りの環境も多分いいんだと思います。そのあたりも含めて、昔私どものときでしたら仲南中学校、少なかったんですけれども、その仲南中学校はバレーボールと男子の剣道という形で、全部クラブを集中して、そこのクラブ、教員もそれに対しての、今回何か補正があるんや、何か予算が出てましたけれども、それで先生、あなたもやけどその専門の先生ね、優秀な人材を県から派遣していただくというような方法もあるんじゃないかなと思うんですけど、その点いかがでしょうか。 ○議長(山神 猛君)  教育長。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○教育長(大林 正和君)  部活動に関しましては、新年度の予算のほうで活動指導員を上げさせていただいております。これにつきましては、適当な人がおられましたらぜひお願いしたいと考えて予算計上させていただいております。というように、部活動のほうにもある程度力を入れていきたいんですが、この部活動の件なんですが、これで自分のしたい部活がなくなるというのは基本的に子どもの数が減っているのが大きな原因になっておろうかと思います。これも、痛し痒しのお話なんですけれども、部活動の種目を絞れば、それ以外を希望する子どもたちはこれまたどこかへ行ってしまうという結果になります。したがって、部活動が琴平中学校への入学を、他市町へ逃げる大きな原因にならない、要因にはならないように思います。それよりも、どちらかというと、部活動以外の魅力ある中学校にしていくのが、大きな私どもの使命だと考えております。  以上でございます。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  吉田君。 ○3番(吉田 親司君)  それでは、逆に言うたらそれを、今私が言うた部活動を強くすればほかからも来るかわからんということになりませんね。   (「なります」と呼ぶ) ○3番(吉田 親司君)  逆に。   (「逆に」と呼ぶ) ○3番(吉田 親司君)  とり合いになってるわけやな。それ、そこでお聞きするんやけども、他町、他市に教育委員会の小学校から中学校に、6年生から中学校1年生になる児童の転入、転入といいますかほかに行くあたりのデータを把握されておりますか。 ○議長(山神 猛君)  教育長。 ○教育長(大林 正和君)  済みません、そのデータは公表されておりませんので、把握はしておりません。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  吉田君。 ○3番(吉田 親司君)  それもやはり教育委員会ごとに公表できないデータになるんですか。聞きに行って、ちょっと教えていただきたいんですけどというのは、だめですか。   (「ええ」と呼ぶ) ○3番(吉田 親司君)  そうですか。それがわかれば、逆にその理由もはっきりしたデータとしてわかるんじゃないかなと思うんですけども、ですから私が言ってるのは、結局これだけ少なくなってきてるのに、いい中学校、ハードはできる、それに来る生徒が少なくなるのはハード面が悪いというんやったらあれやし、ハードがよくなったら来るか、かもわからない。そこら辺がどうかなというのが一番危惧する。  それはそれでいいんですけれども、それで私からのこれ、提案なんですけれども、英語教育ですね。非常にこれ、最近新聞によく出てます。2020年ぐらいですかね、大学入試も含めて英語教育がかなり変わってきているということで、先進の中学校ですね。いろんな私立、私立ではもう英語のかなり進んだ、英検3級当たりを全員受けさすとか、準2級で卒業とか、そんな話をお聞きしますね。これ、書いておりますけれども、そのあたりの教育環境も含めて、力を入れようと思ったらこういうことできるんですか。お聞きしたいんですけれども。 ○議長(山神 猛君)  教育長。 ○教育長(大林 正和君)  先ほどの部活の件ですけれども、中学校は部活だけをしていってるものではなくて、やっぱり勉強も大事です。それと一番大事なのは、やっぱり子どもたちに進学先をきちっと安全に与えてあげることが一番肝心な仕事だと思っております。そういった面で、今議員のご質問の、英語のものはすごく大切な施策だと思っております。それで、これも新年度予算には上げさせていただいておるんですが、まず小学校のほうからネイティブによる英語になれるということで、ALTの時間数をふやさせていただいております。それと、中学校のほうにも、ALTにつきましては週1日ずっと滞留しまして英語を教えるような状況にはつくっております。これからも英語教育については、教育委員会としましては、力を、まず小学校から、それから中学校へと進めていきたいと考えております。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  吉田君。
    ○3番(吉田 親司君)  その、今言われたこれ、実は2月の、これも22日の木曜日の新聞で、東かがわ市で英語クラブ、小学生ですが、老人ホームを慰問して英語で何か劇したり、そんなんでさせてますよということもこれ、書いておりましたので、そのあたりでやっぱり、当町、私客観的に見てて、非常に宣伝が下手。外部に向かって、例えば英語教育なりなんなりにしろ、これはやってます、ほかに先駆けてやりますというようなものを見つけていただいて、それをやっぱり宣伝することによって、ほかの中学校へ行くやつでも引っ張ってくるというぐらいの気持ちで頑張っていただければと思いますので、よろしくお願いします。  それから最後、これお聞きするんですけれども、私パソコンでいろいろ調べておりましたら、他市、いろんな全国ですけれども、1歳から15歳までの教育に対する基本ビジョンがちゃんとあるんですよ。で、当町は先般教育大綱ですかね、まとめられてそれを拝見したんですけれども、基本的にはそれが教育大綱といや、それがそれですっていうやつはそれなのかもわからんのですけれども、1歳から15歳までに関する教育的なビジョンを、ないんでしたらない、つくるつもりやったらつくる、今から考えます、いろんな答弁があるかと思いますけれども、そのあたりいかがでしょうか。 ○議長(山神 猛君)  教育長。 ○教育長(大林 正和君)  議員がおっしゃるとおりだと思います。そういうのが必要だと思います。ただし今現在はございませんので、しっかりと検討しながらつくっていきたいと思っております。  以上でございます。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  吉田君。 ○3番(吉田 親司君)  同内容で町長答弁のほうお願いします。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  この教育に関する方針といいますか、大綱というものは、一昨年教育大綱を制定しております。これは、これまでの教育委員会制度から変わりまして、いわゆる首長、私が参画して町の施策に反映できる教育体制をつくるという観点から、首長が主導した教育大綱づくりというのが制度化されますので、それに基づいてつくったと。で、その中には当然将来的には予算計上をすべき点、もしくは町が中長期的なビジョンの中でこの子たちをどう育むかというような内容も網羅されておりますので、私がつくるというか、直接かかわれるのはその教育大綱であろうというふうに思っておりますので、これは一度つくったら終わりではなく、当然見直す時期もあろうかと思っておりますので、その時々に応じて適切なものに変えていきたいという思いでございます。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  吉田君。 ○3番(吉田 親司君)  私もこれ見て、いろんなところのビジョンを拝見しておったわけなんです。ぜひこれ、やっぱり議論していただいて、こういうやっぱり基本的なものもやっぱり必要だと思います。基本がなければ、今言ういろんなことの不具合が出てくると思います。整合性が結びつかないということがたくさん出てくると思いますので、骨子として一つの柱をやっぱり町としてつくっていかないと、教育に対しても、全て観光に対しても、今ご説明したように、そういうものはきちっと、できればつくっていかなければと思います。なければ、私ひょっとしたら再質問させていただくかもわかりませんので、できれば議会のほうで、委員会は違いますけれども、傍聴しますのでよろしくお願いします。  それでは、以上で質問を終わらせていただきます。ご清聴ありがとうございました。 ○議長(山神 猛君)  これで3番、吉田 親司君の一般質問を終わります。  ただいま一般質問の途中でございますが、ここで休憩といたします。  再開を13時といたします。      休憩 午前11時56分      再開 午後 1時00分      (出席議員8名) ○議長(山神 猛君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  発言を許します。  10番、眞鍋 籌男君。   (「はい」と呼ぶ)   (不規則発言あり) ○10番(眞鍋 籌男君)  10番、眞鍋。  それでは、通告順に従って一般質問します。  1、今世紀最大の大事件について。2、町長の国への陳情、要望について。3、監査委員の職務等について。4、琴平町の公共工事の入札、契約方法について。以上ですが、この3番目については答弁者がいないので、次にします。  1、今世紀最大の事件。3つに絞って質問します。私が今世紀最大の事件だと言っても、悲しいかな恐らく今の執行部はぴんとこないと思う。浮世離れした今の琴平町行政の姿がそこにある。ただ初めから思うのは、私は喉を詰まらせて幾ら言っても、今の執行部は、また、眞鍋のたわ言が始まったぐらいにしかとってもらえないだろう。  @平成30年1月5日、公共施設整備調査特別委員会がありました。まだ正月気分も明けやらぬ、新年早々のことです。私は執行部からの説明を聞いてびっくりしました。中学校建設でいただけるようになっている交付金の、約6億円が怪しくなってきたと、執行部は言うのです。要するに、メールが県から来て、昨年、年末に降ってわいた話であるが、その内容がすごい。当然くれると思っていた約6億円が、国の優先順位が変わり、11の中で下から2番目になってしまった。29年度、平成30年3月末まで事業として前倒しするしかなく、議会に承認された上で前倒しの申請をしたい。  以上が大まかな執行部の説明である。ただこれだけは言っておく。私が町長や議会に、なぜすぐに報告をしなかったのかと聞いても、執行部はそっちの言い分ばかり言う。私に言わせると、議員への誠意の一かけらも感じない。議員が住民の代表であるという認識が今の執行部にない以上、言っても詮ないことではあるにせよ。人間のすることである。完璧などあり得ない。その時点で最善のことをしたらいいのである。メールが県から入ったとき、超重要なので議会の皆様に来てもらった、それでいいのである。年末など関係なし。県への確認なども関係ない。緊急の事態に行え。その意味が今の執行部にはわからない。そして、事あるたびに自分を弁護ばかりする。語るに落ちたとはこれを言う。  行政、役場の常識は住民、世間の非常識、ことの重大性を思うと、民間の会社なら間髪を入れずに役員、理事はすぐに招集である。行政と民間はこんなにも違うのである。おのが姿鏡にかけて見るがごとしと。全くおめでたい話である。何もわかっていない。目を覚ませ、町執行部。  質問1、県からメールが入ったのはいつですか。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  眞鍋議員からのご質問にお答えしたいと思っておりますが、この眞鍋議員の大きな一つ目の質問、幾つか項目があります。この点につきましては、県からのメールの日時、確認者、報告等について、私も報告を受けた立場でございますので、これにつきましては詳細を学校整備等推進室長から答弁いたさせようと思っております。 ○議長(山神 猛君)  学校整備担当課長。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○学校整備等推進室長(西岡 敏君)  それでは議長のお許しをいただきましたので、私のほうからお答えさせていただきます。  県からメールが入った日時ですが、県から入っておりましたのは12月27日午後の5時28分に入っておりました。 ○10番(眞鍋 籌男君)  27日の午後7時。 ○学校整備等推進室長(西岡 敏君)  5時28分です。 ○10番(眞鍋 籌男君)  それで、27日は何曜日。 ○学校整備等推進室長(西岡 敏君)  27日。 ○10番(眞鍋 籌男君)  27日、何曜日なの。 ○学校整備等推進室長(西岡 敏君)  曜日は。 ○10番(眞鍋 籌男君)  まあええわ、それじゃええわ。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  眞鍋君。 ○10番(眞鍋 籌男君)  誰が初めにメールを見たのか。   (発言する者あり) ○10番(眞鍋 籌男君)  ちょっと言おうか。あんたでちがう、県からメール入ったんいつか言うたら、27日の午後5時やったらそれでいいって次も、誰が初めにメールを見たか言うたんや、質問は。 ○議長(山神 猛君)  言うとらん、あんた1番。 ○10番(眞鍋 籌男君)  今言うとるやない、今誰が、今2番目誰が初めにメールを見たか、言うたやないかい。誰が。 ○議長(山神 猛君)  1番だけしか言うてないから、もう続けて言うてください。それを全部答弁してもらいます。 ○10番(眞鍋 籌男君)  今、2番言うてなかったんか。  2番。誰が初めにメールを見たのか。 ○議長(山神 猛君)  それから次もうずっと言うて、あと続けてどうぞ、その後も。その後あるんやろ、メール見て。一回、一回言うん。 ○10番(眞鍋 籌男君)  そしたら答え言うてないんやないん。誰が見たかいうん。 ○議長(山神 猛君)  わかりました。そしたら今ので答弁してください。 ○学校整備等推進室長(西岡 敏君)  それではお答えします。誰が初めにメールを見たかということにつきましては、12月28日、翌日ですね。学校整備推進室等の職員が直接確認を行いました。  以上でございます。 ○10番(眞鍋 籌男君)
     28の、翌日、何時。 ○学校整備等推進室長(西岡 敏君)  時間。 ○10番(眞鍋 籌男君)  翌日はわかってるけど、何時、時間は。 ○学校整備等推進室長(西岡 敏君)  時間は11時ぐらいだったと思いますが、ちょっとそこは定かでは。午前中です。 ○10番(眞鍋 籌男君)  11時、約11時ぐらいにおたくのほうの職員が見たんやね。それからどうしたん、その次に。そうか。 ○議長(山神 猛君)  眞鍋議員。 ○10番(眞鍋 籌男君)  今、12月28日の、翌日の約11時ごろ、課の職員が見たと言いましたけど、そのメールを見て、いつ誰に報告したのか。 ○議長(山神 猛君)  室長。 ○学校整備等推進室長(西岡 敏君)  それでは引き続きお答えします。  メールを確認後、県の教育委員会へまず問い合わせを行いました。で、その後その内容について整備室内で再度確認を一旦いたしました。で、それから後、同じ日の午後6時ごろに、副町長以下7名、メンバーにつきましては教育長さん、総務課長さん、それと財政のほうから2名、それと学校整備の3名、計7名、で副町長さん入れまして8名です。で、ちょっと協議を行いました。その協議の内容につきましては、今回いただいているメールの内容とそれに対する対応ということで協議をいたしました。で、一応協議の結果、今回の内容はいまだ、この中どうなっては交付金だけということでしたので、起債のほうも関係してくることで、自治振興課への確認も必要というふうなことになりましたので、その晩のうちに県の職員のほうへ問い合わせを行いましたが、県の職員は既に退庁しておりましたので、確認するのはもう年明けというふうなことになりました。 ○議長(山神 猛君)  眞鍋君。次書いてる、質問して。 ○10番(眞鍋 籌男君)  今、メールを見て誰に報告したか言うたやない。 ○議長(山神 猛君)  その次や。 ○10番(眞鍋 籌男君)  今、言うたやん。何やもう。  この次、7名したんやね。とその次はこれ問題なんやこれ、第4番目として、町長は12月29日に知ったというが、なぜ28日に真っ先に町長に報告しなかったのか。 ○議長(山神 猛君)  室長。 ○学校整備等推進室長(西岡 敏君)  28日に報告しなかったのは、まず起債と交付金の内容について県への確認が必要であったため、詳細なことがこの段階で全てわかっておりませんので、検討するにしてもトータルの検討ができないということで、この日の晩は町長のほうにお知らせはしませんでした。ただし次の日、29日に町長のほうに、こういうふうなメールが入っているということだけお伝えしたというような状況でございます。 ○議長(山神 猛君)  眞鍋君。 ○10番(眞鍋 籌男君)  次に小野町長。次、あんたのとこ答弁。  町長今、いうのは7名。大体聞いたとおりで、7名は前日、28日に知っとんや。それでいろいろして、ただこの県からメールが来たというても私たちにくれた2枚のメールですよ、2枚これ、委員会でくれましたとおり。あのメール見ただけで重要やてわかったら、何かあった場合、町長、小野町長、あんたがマスコミや報道関係の表に立たないかんのや。あなた今言うた、これ7名が先に聞いて話しとんや。これでええ言うたら、もう甘いというかもう、話にならんのや、私にしたら。小野町長、あんたが最高責任者でちゃうんな。小野町長あんた、ここに座っとるやないんな、町長いうて。それを頭へ入れとりゃ、町のほう、縦割りなんや。町、一緒や市も、学校の先生や警察や裁判所やってどこでも一緒やわ、縦割りやけん力発揮しとんや。機能が組織が。それをあなた次の日言われて、あんた自身なめられとんじゃ、ようするに。あんたが職員からなめられとんや。それはわかってますか、あんた。あんた言うて、あんた言うたらいかんわ。小野町長。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  今室長が答えましたように、メールをもとにしてこの内容がわかったということです。ただ私のほうにさまざまな報告がある場合には、ことのきっかけ、そしてそれが及ぼす課題、またそれに対する対応というふうに、もちろんその会議の中、また課長の中で対策を練った上で上げてくるというのが通常の筋合いです。で、この場合におきましても同じような手順で内部共有を重ねていただいておったということでございますので、手順としては何ら間違ってはないというふうに思っております。  ただ、議員がおっしゃるように、事が重大だというような観点が、議員はそこに特に注視されておるわけではございますが、私といたしましても29日に教育長、副町長とまたお会いする機会があったということも含めまして、次の、かなりその協議遅くまでおられたということで、改めて次の日に報告するということになったそうでございます。これに対しては私も後日、次の29日に報告を受けまして、それは了承したところでございます。 ○議長(山神 猛君)  眞鍋君。 ○10番(眞鍋 籌男君)  甘い。7名おったんや、副町長やみんな、総務課長からほかの財政も全部で7名おった。その中を誰か一人がで、これ、町長知っとんかって言わなかったかいうことなんや。7名もおって、これ、町長にとっては部下じゃからな。あんたが町長でみんな集合させとんやから、部下なんや。部下ががわかっとらへんやないか、何ちゃその基本の基本が。副長やってみんなおるけどみんなようけがん首そろえて何じゃい、その態度は。7名おってから、誰か一人でええんや。 ○議長(山神 猛君)  眞鍋さん、冷静にお願いします。 ○10番(眞鍋 籌男君)  おまえ、誰にむかって冷静や言よんや。おまえやって冷静になれ。  小野町長ね、あんた僕が言よること、わかってなかったらいかんわ、こんな大事なこと。7名もおったんで、一人でもええんや。これ、町長知っとんかって。それ聞いたら済んどんですよ、誰もおらんということに問題があるん。出来が悪すぎる。わかっとんか、みんな。7名もおった連中。 ○議長(山神 猛君)  冷静に。 ○10番(眞鍋 籌男君)  A。1月9日。   (不規則発言あり) ○10番(眞鍋 籌男君)  何。   (不規則発言あり) ○10番(眞鍋 籌男君)  議長。  2、1月9日火曜日。 ○議長(山神 猛君)  違う、その上言うとらんやん、質問しとらん。「例え」いう・・・。 ○10番(眞鍋 籌男君)  私間違えました。1の5です。例えいかなる事情があるにせよ、事の重大性を思うとき、なぜすぐに議会に言わなかったのか。また議会を招集しなかったのか。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  これに関しましては、私も12月29日にお聞きしたわけでございます。既に閉庁しておりました。で、また年末年始、大変忙しい中ではございます。ただ眞鍋議員もおっしゃるように、事の重大さを勘案して議会への報告ということを議員はおっしゃっておりますけれども、これにつきましても、私に対してその説明の中で、交付金とか起債についての内容というものが、県、国を通じてまだ担当課のほうにも十分な情報把握ができていなかったということで、そういう時点でみんな、私を含めて議会の皆さんにお知らせする段階ではなかったという判断であろうというふうに推測いたします。 ○議長(山神 猛君)  眞鍋議員。 ○10番(眞鍋 籌男君)  私、今これ・・・読みます。緊急の事態に行え、その意味が今の執行部にはわかっていない。そして、ことがあるたびに自分を弁護ばかりする。語るに落ちたなとはこれを言う。役場の常識は世間、要するに民間には全然当てはまりませんよ、小野町長、あなた今言っていることは。これ、緊急で全予算の中にそのただでくれる6億円がむちゃくちゃ重要なんが。それでクエスチョンがついとんじゃから、すぐに議会に言わないかん。民間ならそうしとることをあんた、これに書いとんでしょ。ゆっくり読まなんだら、この後私興奮して、会議録に残らないんですよ、ほとんどが。これ、つくるんですよ、これ。行政の常識や、今言いよること小野町長の言い訳、私が言ったら、取り繕って、言い訳ばっかりしよるんは。世間では通らんことを言ってるの、民間では。民間一般の人、全部解任ですよ。役場は解任せんわ、何ぼしても。議会に招集かけるんが当たり前なんですよ、これ。内容書いてるでしょ。それこれの、緊急、やばい通知が県から来たいうて、メールが来たいうて、これ、それだけでいいんですよ。議会に、そうやって議会は年末であろうが12月の31日であろうが正月の1日なんか関係ないんですよ。言うたらね、飛んでいきますわ、みんな。誠意がない、誠意が全然、議会に対しての。もう顔洗ろて出直してこい言わないかん、みんな。何ぼ私がここで言うても、また眞鍋がチャラチャラ言いよるがとしか思ってないけどね、住民がで、議員は選んどんです、住民全部出てきて審議できんから、議員を代表として選んどるんですよ。その根幹を私、言ってるんですよ。ですから大事件なんですよ。  小野町長ね、もう一回あんたの言葉から聞きたいわ。わし今から言うたでしょ。そのことについてどう思う。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  眞鍋さんのおっしゃる眞鍋さんの感情と申しますか、それについては理解の範囲内だと思っております。ただ、その緊急事態というものを把握するためにも、事の詳細というのをつかんでいなければ非常にその後の対応がとりようがありませんので、そこらを精査しておったというふうに理解しております。 ○議長(山神 猛君)  眞鍋君。 ○10番(眞鍋 籌男君)  何を言う。2枚来とったやないですか、メールが。この前もらったぶんのメール。あれで十分ですよあれで、小野町長。もう確認、確認、確認、確認言うて。一年中確認しとけ、もうそれやったら。もうこなんね、私書いとるけど、やっぱりこれが緊急の事態に行え、いうて書いてますけどね、その認識が今の執行部にないわ、これ。ペケ。  2、1月9日火曜日、公共施設整備調査特別委員会があり、執行部より多くの資料が各議員に配られた。町長は琴中建設は32年度開校のスケジュールで行きたいという。さて、そこから担当課長の説明に入るのであるが、今世紀最大の事件は、ここから起こるのである。  私は当日その場で配られた資料を見ながら、課長の説明を聞いていた。途中、それとなくその場でいう議員全体を見まわしたところ、何とどの議員もカラーペンで資料に線を引いているではないか。みんな一心不乱である。かた苦しい雰囲気の中、必死になってカラーペンで資料を追っているその姿。私は冷静に全体を観察した。担当者は知り尽くしているので、説明はこれ流暢である。議員の誰しもがカラーペンで線を引いているだけで、内容はほとんど飲み込めていないのではないかと私は思った。これでは議会、委員会の審議などできっこない。そんなことお構いなしに、課長の説明は長々と続く。担当者は年がら年中そのことだけに携わっていればことが足りる。その道については知り尽くしている、いわばプロであるが、議員は素人。私も議員をして27年になるが、あのときほど議員のみんなが気の毒でかわいそうと思ったことはない。今もなお、あのときの光景が頭に焼きついている。あれはない。あってはならないことが現に私も目の前で起こっている。私は執行部のほうを見たが、みんな上のそらで何とも思っていない。執行部にとって議会はその程度なのである。議会は町長の諮問機関ではない。対等なのである。そこらも今の執行部は理解できない。  質問1月6日金曜日、1月9日に委員会で渡す資料を作成したりしていたが、なぜ6日の夜になってもいいのであるが、各議員のところへ手分けして配付しなかったのか。もし6日の昼から資料作成に携わっていて、夜になってもそれができないのなら、無能である。9日に申請の承認を得たいと思うなら、資料を前もって配っておくことは絶対条件である。私もこれまで20ぐらい裁判をしたが、また町長選に平成22年に負けたが、そんなの大したことではない。なぜなら私個人の問題だからである。しかし今回のは違う。議員が住民より選ばれたということを認識しているのなら、あのようなことはできまいに。  なぜ大切な資料を前もって議員に配らなかったのか。7日は日曜日で8日は祝日である。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  この1月9日の委員会でございますが、まず先ほどの質問で眞鍋議員がおっしゃったように、我々といたしましては県からの年末のメールに対しまして、県、国にその詳細を確認する必要があった。また、起債の状況、また交付金の問題だったりということを含めて県への確認を年明け早々から手分けをしてやっておりました。その結果をもって1月6日、これは土曜日でしたけれども、昼から私以下9名で夕方までかかって協議をいたしまして、この9日の委員会の決定が決まっておりましたので、この委員会の決定に向けて議会の皆様への説明資料をつくるということを、この1月6日の夕方の時点で方針を決めて、そこから作成にかかっております。で、職員は本当に土日関係なくその資料づくりに邁進してもらいました。その結果といたしまして、委員会開催の9日の朝、直前になりまして私のほうから最終確認をさせていただいて、この資料をもって委員会に臨むということを決めております。したがいまして、この委員会の開催の資料というのは、資料ができ次第委員会を開催するということで、通常の委員会とは異なりまして3日前の配付という状況ではなかったということはご理解いただきたいと思います。 ○議長(山神 猛君)  眞鍋君。 ○10番(眞鍋 籌男君)  ご理解できません。土曜日の昼から携わって、ようけ携わっておって、ほんで夕方になってもできない。ここに無能って書いてますけど、ほんま無能は通り越してますわ、これ。さっぱりだめや、今の。それと小野町長、あんたなんで一人でも配らないかんわな。全部が先ほど言ったように、完璧いうのはないんですから、世の中は。完璧、こないだも何か一般会計に500万を200万って書いとって、間違ってたって言いよったやろ。完璧はない、もうそれは、どない言うんかね。完璧ではないから議会に配れへんって言うけどね、関係ないんですよ、全然。誠意を見せ、誠意言うたら抽象的になるけど、要するにさっき言うたように、議会をみんなその程度としか思うとらへんのよ、議会を。諮問機関と違うんですわ、独立しとるんや、対等いうんか、その辺の意識が今のこれ、だめやわ。執行部、全部。もう給料やらん、もうほんま。もうほんま根本が。今回みたいなのが大きいんや、承認もらわないかんのやろ。承認、前倒し、言いよったやろ、要するに30年3月1日までにって言いよったじゃないですか、前倒しで。その辺のいろんなことを考えた場合で、絶対にする。徹底的に来ないかん、これ、また同じこと言わないかんわ、むちゃくちゃや。緊急の事態に行え。この認識がもう丸っきりやない。できることをしてないんやが、せんのや。ほんでから今これ、小野町長、私、今、そちらの言い訳ばっかりしよるやないな。これを大事件言うん。承認得ないかんのやったら、得ないかんようにせ。私が何ぼここで言うてもね、小野町長あんたわかっちょんのか。わかっとんやったらわかっとるて言うてみい、わかっとんやったら。腹立つの。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  今、眞鍋議員の非常に熱心な姿勢というのは十分私としても理解しております。
      (不規則発言あり) ○議長(山神 猛君)  眞鍋君。 ○10番(眞鍋 籌男君)  私に十分理解して、理解できます言うたんやけんな。  B2月5日。1月15日にも委員会をしている。こんなに多く、正月早々から委員会をしているのは、香川県で琴平ぐらいであろう。事が重大であるということを意味している。私は2月5日までの間、何人かの議員より、「眞鍋さん、交付金の約6億円の申請について町行政より何か聞いていないか」と言われましたが、私としても何の連絡もないので、答えようがありません。2月5日、公共施設整備調査特別委員会があり、私はその席上で、町長なり副町長が交付金約6億円の申請について何か説明があると思っていたのに、けぶらにもありません。議員があんなにもやきもきし、心配しているというのに、執行部は素知らぬ顔。次に担当課長より長々と説明がありましたが、交付金6億円の申請については説明はゼロ。私は、思い余って横にいる委員長に、交付金6億円について何の説明がないのはどうしたことかと聞いたところ、眞鍋さん質問したらいいと言われ、私は質問したところ、担当課長はようやく「交付金1億2,000万円については申請をした」。ああ、何たることよ。正月早々委員会を開き、長時間審議したこの交付金約6億円について、こっちが質問するまで何ひとつ言わないこの無神経ぶり、いや、鈍感さといったほうがいいのかもしれない。人間にとって責任と自覚ほど大切なものはない。議員は、私の知る限りどの議員もそのことについては心得ている。私が常にみずから言っているのは、議員の役目は行政監視なり。  質問。あれほどやかましく言っていた交付金約6億円について、こちら側から辛抱し切れず質問するまで、執行部は前もって先に議員になぜ説明しなかったのか。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  1月9日の委員会にて、30年度事業を29年度事業として前倒しすることのご了承をいただきました。またその際に、県への申込期限である1月12日までに手続を行うことについてもご了承いただいております。で、その際に、申請することは決定事項として捉え、申請することもその時点で決定事項だという認識の上、決定の内定があったことが重要でありますので、交付金の内示があり次第議会へ知らせてほしいという議会側からの要請もいただいております。このようなことがございますので、我々といたしましては、もう1月12日までに申請の手続を行うということは決定事項として、既に1月9日時点でご了承いただき、その手続を進めていったという経緯でございます。で、その結果といたしまして、大野敬太郎事務所より2月の20日、国の補正予算として内定したことを知らせるファクスが本町へ届き、また正式に県から2月26日に内定の通知をいただいたということで、議会にもその内定の決定次第知らせてほしいということに従いまして、内示の決定をお知らせした次第でございます。 ○議長(山神 猛君)  眞鍋君。 ○10番(眞鍋 籌男君)  小野町長ね、あんた経過報告のように聞いとんじゃないんですよ。何で、本当ならね、これ副町長やって言わないかんわ、そこで、そのいつやったんや、これ。  2月5日のときに、2月5日のときに小野町長か副長が言わないかんわ、どうしたんかと思うとったんや。忘れとったんじゃ済まんで、こないな大事なこと。俺自身、議員から言われとんや、眞鍋さん聞いとんか言うて。ほんでもうこれ、この分の委員長や。委員長に聞いたら、委員長も知らんいうて、ほんでしびれきらせて言うたんやけど、もうしびれきらしとんですよ、ここに書いとるとおり。正月の早々から、集めてから、一番肝心なのは財政決まった、一つも言わんの。こんなんこんぴらぐらいじゃ、全国広しといえども。ようそれで給料取れるの、大きい顔して。もう。   (不規則発言あり) ○10番(眞鍋 籌男君)  そやそや、小野町長、あんた僕の答弁に答えてないじゃないですか。横でいる委員長も全然そんなことにふれないので、私自身が間違いを起こした、聞いたんか聞いたんかいうたら、聞いとった、聞いとったいうて、聞いてないのに答えようがないじゃないですか。ほんで最後に小野町長か副長が言うんかと思ったら、最後に何も出してこんやないか。ほんで担当課長も言えへんやない。ほんでしびれをきらして・・・と言うたことについて、わしがこれ聞いてる内容はね、これや。議員になぜ説明しなかったのか、それについてどう思っとるか聞いとるんじゃ。もう経過報告は言わんでいいわ。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  先ほど来申し上げておりますけれども、これ1月9日の委員会にて事業の了承と県への申請手続をご了承いただいておりますので、これ当然、これは申請手続に入ったということで、私どもももう議会の皆さんは理解していただいているというふうに考えております。で、恐らく議員のほうから眞鍋議員に質問せえというふうな内容は、申請後どうなったんやと。内示があったんかどうかということを最も重要視されたのではないかというふうに考えております。 ○議長(山神 猛君)  眞鍋君。 ○10番(眞鍋 籌男君)  小野町長、同じこと言うたら怒るでな、ほんま。同じことを言いよったら、ぼくが言いよること何ちゃわかってないじゃないか。これほど大事なもんを、質問するまでに何で言わなかったいうことや。副長にも責任あるんや、これ。小野町長、あんたがもっとあるんで、一番は小野町長、次に副長、次担当課長や。3人がもうおまえ、前もって言うてないから、それどういうことや。もうみんながもう経過はどうか思いよったかわかってみい。もう議長もなめられとんじゃ、議会はその。おまえもじゃ。   (「済みません」と呼ぶ) ○10番(眞鍋 籌男君)  小野町長ね、何回なし言うけどね、あんた議会に全然言わなかった今、長々とこうやこうや言いよるけどね、肝心なことは全然答えてないやないの。何で、これほど大事なことを正月の対応にしたことについて、後のことを全然言わなかったのはどうしてかいう、これは3番目の質問もう僕、読んだでしょ。あんたも目を通しとるはずや。何で議会に言わなかった、悪いと思ってないんな。議会へで、報告、片岡が眞鍋さん全然報告がない、眞鍋さん質問してくれって、あれも不思議がっとんや。議員のみんな不思議がっとんよ、何で言うてくれんかったんか。あなた悪いと思ってないんな。議会に言わなかったことについて、悪いと思っとんか。どない思っとん。これは、絶対こらえんのや。おれ。もう。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  これも繰り返しになりますけれども、もう1月の9日時点で申請するということを報告させていただいております。その上で、交付金の内示があり次第議会へ知らせてほしいということがございましたので、内示を受けてその後お知らせをしたということでございまして、この申請をするということはもう決定事項というふうに考えております。 ○議長(山神 猛君)  眞鍋君。 ○10番(眞鍋 籌男君)  私以外の議員が、要するにもうどうなっとんかと思って心配して、2月5日の日で、交付金、眞鍋さんあれ申請したんどないなっとんかはらはらして心配しとる。そうして、それがどうなったか言うやろ。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  今眞鍋さんおっしゃったように。   (「何」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  交付金を申請してどうなったのかというのを皆さん心配したとおっしゃいましたね。   (不規則発言あり) ○町長(小野 正人君)  申請してどうなったかということが心配しとるとおっしゃいましたね。 ○10番(眞鍋 籌男君)  そうや、そうや、そうや。 ○町長(小野 正人君)  だから、どうなったのかというのは結果、内示が出たか出んかということやと思います。それについては報告をすると約束しておりましたので、内示があり次第報告をさせていただきました。 ○議長(山神 猛君)  眞鍋君。 ○10番(眞鍋 籌男君)  私ね、言ってるん全然違うことをあんた小野町長の答弁、議員から言われたんは、眞鍋さん、3人から言われとんや。眞鍋さん、あんた2月5日より前に、いろいろ交付金について申請したりあんなん言いよったことについてで、あれ以後どななっとんや、言われたんですよ、交付税について。ほんでわし、聞いてないが、言うて。実際聞いてないから聞いてない言うて。ほんで2月5日で、もう超大事なものをで、小野町長なり中副町長がで、前もってで、初めあったようにもう申請は大体今言うたところを言うたらええんやんか、そこで。今言わんでいいんじゃ。その時で2月5日に、あんたがしゃべったらいいんです、どっちが言ってもいいんです。そして、最終的に2人が忘れとったら、もうおそらく鈍感やけん忘れてしもうとると思うけどな、担当の課長が言ってくれたらいいんです。それやったらいいんです。ほんで横の委員長に言うて、今言うたとおりなんですよ。同じこと。繰り返ししたくないですけどね。それほどまでにして、忘れとんやったら忘れとる、そしたらすんません言うたら済むんじゃわ。言うてみい、もう。まちがっとんじゃわ。何、にこにこすな。いいかげんにせえよ。   (「静かに」と呼ぶ) ○10番(眞鍋 籌男君)  早よ言え。委員長ね、私。   (「委員長と違う、議長」と呼ぶ) ○10番(眞鍋 籌男君)  何。   (「議長」と呼ぶ) ○10番(眞鍋 籌男君)  ああ。   (「冷静に」と呼ぶ) ○10番(眞鍋 籌男君)  小野町長ね、私の本心言うで。忘れとったんやったら忘れとった言うたら済むんや。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  忘れておったわけではございません。先ほど来申し上げておるように、1月9日の時点で事業の前倒しと申請につきましてはご了承いただいたので、粛々ともうこの作業を進めておったということです。我々としては、その申請をした後にそれが内定を受けるかどうかというのが最重要課題。また議会からも同じようにそのことが内定を受けた場合には、直ちに知らせてほしいという要請がありましたので、そのことを念頭に置いておりました。 ○議長(山神 猛君)  眞鍋君。 ○10番(眞鍋 籌男君)  町長そない言うけど、私は、書いているとおり、そこなんですよ、問題は。私は、委員長に聞いたら眞鍋、質問したらいいと。質問して初めて、交付金1億2,000万円といったら申請したということを言うてたんですよ。そのときに交付金申請した言うとるで。ほんでこの交付金が、これが言うたんが、2月5日よ、これ。え。   (不規則発言あり) ○10番(眞鍋 籌男君)  5日に申請したいうんを、出る結果は別で出る、出んは。したいうことをわからないんですよ、議会は、あなたがわかっとっても。やはり僕そこをやきもきしとんが、この3番目なんですよ。今回の大事件の。当然言わないといけないけど、小野町長や副長が。それを全然言わんのですよ。横におる委員長までがもう、目に余ってから、これ眞鍋さん言うたらええが、言うたけど。その辺のこと、小野町長、あんたね、恐らく、忘れとったら忘れとった言うたらええやん、済むんや、長々言いよっても。誰がこんなこと言いよんじゃ。余りね、白々と言うたらだめよ、これ。私はそれしかとってないんや。今長々と交付金はこうなって決まっとる決まっとるいうのは関係ないわ。交付金はその時点になって初めて申請したいう、知りたいのは私が質問で言うたんですよ、質問で。何で早く言わんの。正月早々からみんな呼んどることを、大事なことを。副長にも責任あるわ、小野町長わからんのやったら、あんたにも。  わからんの、もう一回言おうか、ようわかりよる。わかりよるんは、私は質問の内容わかってるんですな。正月早々あれ呼んでから、みんなもう、ほんで、1月15日もしとんですよ。ほんで全部もう交付金がどうなっとんかばっかしなんですよ、6億円もやから。そしてその後もどうなっとるかやきもきしてから、2月5日の日に何ちゃ言わんとから。ほんでもうこっちはどうしようもないし、辛抱し切れず言うてしたら、初めて担当課長が、1億2,000万の申請を出しますって言うたんですよ。これ。   (不規則発言あり) ○10番(眞鍋 籌男君)  申請したいうて聞いたら、それで済んどんや。   (「申請したことを聞いてないいうことやな。」と呼ぶ) ○10番(眞鍋 籌男君)  うん。で、議員は言うたら、それなんですよ。小野町長、わかっとるんかわかってないの。 ○町長(小野 正人君)  眞鍋さんの質問の内容はわかっとります。で、それを委員会にて眞鍋議員が質問されたので、課長が申請をしたというふうに答えたということです。 ○10番(眞鍋 籌男君)  それやったら小野町長、あんた前からその申請した言うて、何で一番初め、冒頭に言わんのな。いらんでえことばっかし言わんと、その肝心なの、一言。   (不規則発言あり) ○10番(眞鍋 籌男君)  わしに質問してみ言うたんでな。最後まで言えへんやないか、一括すんでも全然、ほんでしびれ切らして横の委員長にこれ、どないなっとんや、言うたら眞鍋さん質問せえ、いったんや。嘘と思うなら本人呼んできてみい、もう。小野町長、まだあなたや副町長、自分がぴしっとしてないことを正当化しとるんでしょ。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  正当化したわけではなくて、それはもう眞鍋議員の捉え方と私の捉え方の違いかと思います。もちろん眞鍋議員おっしゃるように、冒頭の中でそういうことも余計細かく言えればよかったと思いますけれども、我々としては申請後交付金の内定が出るか出んかということが非常に重要、これが本当にこの事業を左右する重要課題でございますので、この報告をするためには内示を受け次第皆様方にお伝えするということを念頭に置いておりましたので、ご理解いただきたい。 ○10番(眞鍋 籌男君)  またもうこの言葉は、もうしょっちゅう聞いとるからあんまり言いよったら効き目がなくなるんですけど、町長あなたは間違ってます。あなたは間違ってますよ。何でか言うたら、私は、もう前からみんなが心配して、私に眞鍋さん、交付金どないなっとんかなって聞いたんを、聞くんですよ、私知らん言うとんですけど。そのことを2月の5日、そういうなんを抱えて委員会に臨んどんですよ。委員長もそやけど、真っ先に言うと思っとったんですよ。あなたも副町長も、一言も言わんじゃないですか。担当課長も、ほかの説明した。その分は一切なく、私初めてそこで質問して、交付金について1億2,000万を申請した、言うただけなんですよ。そらほかの人、小野町長あんたも議員しとったやろが。わかるやろが、こっちが言いよること、議員しよったんやったら。これは許せんのや、こういうのは。もう議会軽視やいうん通り越えとん。議会が先ほど言うたように、住民から選ばれとるやろ。根幹を否定しとんや、あんたらは。議員は代表いうんを。ほんだけん、こんな答弁できるんや、今言われとったみたいに、しょうもないことを、いやこのときはこうやった、言うてくる。わし、その時気がつかなかったいうのが本音やと思うんですよ。気がついとんやったら、言うとんですよ、ここで、真っ先に小野町長、副長が。ですからこれ、鈍感や言うんですよ、鈍感いうか、鈍感も通り越しとるわこれ、なってないわ。もっと反応せんか、こっちに。答えてやるわ、議長ね、今のこれで済ませへんぞ、これ3番でずっといくで、これは。こっちも今、議長、私は、私言うとくんはね、単純な理由なんです。委員長のとこだけなんです。その後に言って、担当課長があの交付金がおりていうて、その前なんですよ、これは。前に申請出したいうときだったらもう済んどんですけど、私やったら申請、1億2,000万円で申請したいうて言えるから。そいなこと何ちゃ言わんとね、ほんでもう最後の委員会になって、そこで小野町長なり中副町長が、前にちょっとこれ、1億2,000万申請したいうたら一言で済んどるんです。持って20文字ぐらいです。一切言わんで、担当課長も一切言わんで、ほんで横の委員長に聞いたら言え、言うた。おかしいと思いませんか。私、おかしい、いや、町行政が取った態度がおかしいと思いませんか。
    ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  繰り返しになりますが、1月9日の時点で申請することはもう決定事項としてご了承いただきましたので、我々としてはその手続を粛々と進めたということです。で、眞鍋議員がそこで聞きたかったという気持ちに関しては、決して理解をしないわけではございません。 ○議長(山神 猛君)  眞鍋君。 ○10番(眞鍋 籌男君)  決して理解をしないわけではございません、言うたんやな。そしたら小野町長、ここへあんた、ちょっと今回は担当3人ですけどね、あなたと副町長と担当3人ですけど、全然言わないことを悪いと思っとんですよね、議会に対して。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  悪いと思っとるというよりも、これは先ほども申したように、1月9日の委員会で我々の中でもう申請をすることは共通理解というふうに考えておりますので、悪いとか悪くないという問題ではないということでございます。 ○議長(山神 猛君)  眞鍋君。 ○10番(眞鍋 籌男君)  申請したいうんはまだ聞いてないんですよ。議会へで、これほど大事な問題、6億円は、6億円について、理事者側は何ちゃわかってないんですよ。おたくら申請したんいろいろわかっとる、今の時点で言うたらだめですよ、2月5日の時点で申してくださいよ。時間をもう2月いっぱいにしてくださいよ、みんなやきもきしてどうなっとんか言うて待ちよんですよ、みんな委員会そろって。委員長もおるわけです、僕の隣に。ほんでみんなは交付金がどうなったんか申請したんか、そればっかし気にしていたけど、一言も言わない。ほんで眞鍋議員の言うことは理解できます言うとっても、理解しとらへんやないか、今言うあんたの答弁だったら。自分がやで、それ言うのを、言うことを気づかなかったんやったら、後から気がついたら、そう言うてくれたら済むんですよ。何ぼでもこれ、時間が経ちますよ。ほら。答弁、答弁。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (不規則発言あり) ○10番(眞鍋 籌男君)  それは、繰り返しになれへんわ。もう僕が今言うたとおり、何回なしに言いよることを、これもずっと繰り返しになるで。   (不規則発言あり) ○10番(眞鍋 籌男君)  投げかけしとらへんやないか、何ちゃ、2月5日まで。そっちが言う分ばっかし言うて、今は1億2,000万、交付金か。 ○10番(眞鍋 籌男君)  これ小野町長ね、やっぱり小野町長、あんた執行部まちごうとるわ。誰が考えても。役場の常識は世間の非常識じゃわ。あれだけやきもきしよんやきん、ちょっと言うたら済むことを一切言わなかった。みんな心配して議員もはらはらして、6億円の交付金がどうなるんやで、その分のはらはらしとるの委員会やないな。一言も言わんのやったら、3人が。ほんでこっちは思い余って、委員長に聞いたら、眞鍋さん言うてくれ言うて。その辺について、もうこれこの、ここに書いとるわ。鈍感さや、わからんのや、みんな。鈍感になってしもうて。小野町長、わし、あんた鈍感言うたらあんた腹立つやろが。腹立つんやったら腹立つ言うて、かかってこい。負けんぞ。いい加減にせえよ。 ○議長(山神 猛君)  これもういつまで経ってもあれやきん、次。もう同じ繰り返しやから。   (不規則発言あり) ○10番(眞鍋 籌男君)  俺ゆるせんのや、こいなん。   (不規則発言あり) ○10番(眞鍋 籌男君)  ここに書いとるとおり、何で委員会の冒頭にちょっと言わなかったか。全然関係ないことばっかり小野町長は。   (不規則発言あり) ○10番(眞鍋 籌男君)  町としてはちょっと投げかけを、6億円の分で町長が言いよった、なんで町長触れなかったのか。ほんで僕が質問して初めて1億2,000万の申請を出した、言うたんですよ。それまでに何で長時間あるのに、何で6億円の交付金の申請のことについて触れなかったの。それ以外ないやないか、あの委員会2月5日の分やかり。ほかのもんまた後はいろいろありましたけど、肝心かなめなんはそこ、肝心かなめなんは。それを全然言わんと、質問するまで言わんかったことに問題があるんや。 ○議長(山神 猛君)  わかりました。  町長。 ○町長(小野 正人君)  先ほど来の眞鍋議員の質問にもありましたけれども、議員の皆さんは交付金がほんまどうなるんやということを心配してたと思いますよ。私もそう思います。実は私も心配しておりました。で、その交付金がどうなるんかというのが、イコール内示が出るか出んかということですので、恐らく眞鍋議員に対しては、その後どうなっとるんやろかなという投げかけされたんだというふうに推測いたします。その上で、申請に関しては1月9日に承認を得て、その手続で行きますと言い切っておりますので、当然のことながら、我々としては粛々とその作業を進めたということでございます。  で、2月5日の委員会の中では眞鍋議員がそこを聞かれたので、それに対して課長がおくればせながら言ったんではなくて、眞鍋議員の質問に対してきちんとした答弁をしたというのが事実ではないのかなというふうに思います。 ○議長(山神 猛君)  眞鍋君。 ○10番(眞鍋 籌男君)  そんなもん事実、事実と違う、これで。私の想像ですけれど。鈍感になり過ぎて気がつかなかっただけや。そのことを私はこうやと反省してみまい。私がうんぬん、あんたら今鈍感になりすぎて、これなっただけなんや。気がついてないんや、これ。あんたらこれもう前倒ししてで、30年3月の末じゃわ、せないかんいうて言うとんで委員会で、正月の初めに。ほんでまた9日にも言うとん、それで結果が2月5日、約1カ月間あるんですよ。どうなっとんかって、僕、議員から聞かれとんでな。あんたやらは海外行きよるかもしれんけどな、それをで。わかっとるんや、これから町長、これから私たちの注意不足でしたって一言言うたら済むのに言い訳ばっかりしとるやろが。どう思うんな、そななんで、議員に。もう議会が大事件いうのはね、議会が住民から選ばれとるいう認識がないんや。今言う、根幹なんや、私の、議会制民主主義の。それをあんたら踏みにじっとん、わからんのか。踏みにじっとるいうんはね、ちゃんと議会はで、交付金の申請について、一番心配して、どうなっとんや、どうやろかって町のことを心配しよんの。全然思ってないやないんあんたら。どればも思ってないわ。ないきに、全然、2月の。   (「5日」と呼ぶ) ○10番(眞鍋 籌男君)  5日か。5日になぜ言わんで、こっちが初めて質問するまでなぜ言わなんだいうのは。議会をおろそかにし過ぎとるいうことやから。議会に言ようかとなんか思っとりゃせんが、自分のことばっかし言うてから。悪いとは思ってないんか。小野町長ね、私が言ってることおかしいんやったらおかしい、ここがおかしいと具体的に言ってくれたら。言ってくれたらそこで議論しませんか。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  これまでのところでもさんざん言わせていただきましたので、改めて言う必要はないかと思っております。1月9日の委員会の中でもう承認いただきましたので、もうそこで既にスタートを切って動いておる事業でございます。問題、一番重要なのは、その申請に基づいた交付金がつくのかつかないのかということが最大の関心事でございましたので、それは内示が出次第お知らせするということで、内示が出た時点で皆様にお知らせしたということでございます。もう申請につきましては、これは眞鍋議員との、これは意見の相違なので。   (不規則発言あり) ○町長(小野 正人君)  幾ら言ってもこれは折り合うところはないかと思いますけれども、もう申請に関しましては1月9日、もうそれで了承いただき、それで手続を進めておったということしか言いようがないかなというところです。 ○議長(山神 猛君)  眞鍋君。 ○10番(眞鍋 籌男君)  言いようがなくはないでしょう。わしが言ったでしょう。小野町長は恐らく、みんな気がつかなかったと思うよ、わしが質問するまで。そんな気がついとんやったら、冒頭に、交付金が大事なこと、一番肝心な点やいうこと、あんたが言った、町長言ったとおりで、そのとおりなんですよ。それが聞きたいがための委員会なんですよ、私にしたら。   (不規則発言あり) ○10番(眞鍋 籌男君)  2月5日分は。もう肝心はそこなんですよ、交付金がどうなってるか。私、あなたに対してみんな鈍感やいうて言いよんやから、ちょっと頭にきたらもっと、その言い方ないと、来ないかんわ。言われっ放しやないの。具体的に何が鈍感か言えっていうたら言うてやろうか、全部、どこが鈍感か。もう余りにももうだめやわ、町行政が。議員がもうはらはらはらはらしよる、もう一切合切、そのはらはらが気がついてないんや。それで鈍感いう言葉が出るんや。  もうほんま、次行かないかん。小野町長、これはね。また眞鍋が、眞鍋のたわ言が始まったぐらいにしかとってもらえないだろう。  次。2。町長の国への陳情、要望について。  小野町長はこれまでに約8年間の間、国に対して陳情や要望は何回行ったのか。私も昨年国へ出向き、学校建設について陳情に行きました。私が行ったのは、行政、議員で行ったんです。全部ちゃんとした正式な書面を持って、理由かいろいろ書面でした。そのようなちゃんとした陳情や要望のことですよ。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  陳情もしくは要望ということでございますが、昨年来小学校、中学校を含めた今後の過疎債の計画を立てる上で重要ということで、近々であれば総務省へ2回、また文部科学省へ要望等で伺っております。それ以外にも、国の国道であったり県道の整備という観点から、国土交通省にも参っております。さらに、これ正式な文書というものはつけておりませんが、観光振興のためには国土交通省内にあります観光庁へ3回出向いて陳情しております。もっと言いますれば、毎年歌舞伎公演をするに当たりましては、重要文化財であります金丸座の使用に関して、これも文化庁に対して毎年、これまで7回ほど訪問させていただいているところでございます。 ○議長(山神 猛君)  眞鍋君。 ○10番(眞鍋 籌男君)  小野町長ね、各庁へいろいろ行きまして、省庁へ行きましたけどね、あれ全部書面持っていっとんですよ。ほんで、先ほど言いましたように、これこれ言うて理由言うて、陳情ですわ、同じような陳情してきとんです。そんに今言った、わしが聞きたいのは、ちゃんとした書面、それを持っていったのは何回ですか。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  総務省へ2回、また文部科学省へ1回、国土交通省へ1回は書面を、正式な陳情書を携えて行っております。 ○議長(山神 猛君)  眞鍋君。 ○10番(眞鍋 籌男君)  私にしたら、やはり要望、陳情それらは、行ったら、1回より2回、2回より3回、行ったほうが効果はあると思ってるんやけれども、行ったことはぜひ多く、書面持って、ぴしっと。  次。4、琴平町の公共事業の住宅契約方法について。  @昨年1年間の契約額500万以上の入札結果調書8件を見ましたが、8件中5件は指名競争入札にしていました。地方自治法の例外としての指名競争入札の比率が高過ぎると思いませんか。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  地方自治法によりますと、一般競争入札が原則であり、地方自治法施行令で定める例外として指名競争入札ができることとなっております。で、県内の多くの市町では、金額により一般競争入札、指名競争入札を行う基準を設けておりますが、本町におきましては基準は設けておらず、その都度入札契約審議会において適宜入札方法を選定しています。  議員ご指摘の5件の工事につきまして、比較的軽微な工事であったことから、地元業者を育成するために指名競争入札により執行したものでございます。今後とも公正な入札に努めてまいりたいと思っています。 ○議長(山神 猛君)  眞鍋君。 ○10番(眞鍋 籌男君)  A昨年10月に入札の行われたふれあい交流館増改築工事は3,726万円で契約していますが、一般競争入札にもかかわらず1社しか入札に参加していません。これは競争入札になっていないのではありませんか。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  この一般競争入札につきましては、本町のホームページなどにおいて広く募集を募り、門戸を開放しているところでございます。ただこの件につきましては、1社入札でありました。ただ、これは1社入札であっても競争性が保たれているというふうに考えております。一般競争入札ですので、本町からこんな入札がありましたというふうに個別にご案内することは、これは公平上できないということでございます。 ○議長(山神 猛君)  眞鍋君。
    ○10番(眞鍋 籌男君)  競争入札で1社いうことは、この期間や、募集の方法に問題があったのではないんですか。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  こういう工事の場合は、基本的にやはり町の広報とかホームページ等々で情報発信というのが通常であろうかと思っておりますので、それにつきましてはホームページ上で公募をおこなったということです。結果的に1社しか参加しなかったということでございましたので。これも我々がその情報を個別に送ることはできませんので、やはり広く公正、公平に情報伝達する方法しかないので、現在の方法をとっておるものでございます。 ○議長(山神 猛君)  眞鍋君。 ○10番(眞鍋 籌男君)  B。琴平町、この契約規則によると、町長は指名競争入札に付する場合は、5社以上とすることとしていますが、6社では少ないのではありませんか。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  今、議員がおっしゃいましたけど、琴平町契約規則におきまして、指名競争入札の場合はなるべく5社以上となっております。したがいまして、6社ということでございますが、6社では、5社以下であれば少ないかもしれませんが、5社となっておりますので、少ないというふうには考えておりません。 ○議長(山神 猛君)  眞鍋君。 ○10番(眞鍋 籌男君)  C広報ことひら編集・印刷委託業務の契約額については、平成23年ごろから問題とされていましたが、今年度では当時の価格の半分以下になっています。入札方法を変えることによって入札額が大幅に低額になったものとして、ほかにどんな例がありますか。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  入札によりましてそれぞれ条件に違いがありますので、入札方法を変えることによって入札額が大幅に低額になったという事例は、現在のところ把握はしておりません。なお、平成24年度の琴平町契約規則の施行後からは、規則にのっとり適切な契約を行っているところでございます。 ○議長(山神 猛君)  眞鍋君。 ○10番(眞鍋 籌男君)  私が平成23年ごろから他のもしているが、これ情報公開で知り得たんですけど、どない言うんか、今はこれ、ホームページいうんですか。1ページですよ、1ページですよ、1ページが1万2,204円になっとんですよ、今現在は。それはその23年ごろやったら1ページやで。3万1,000円になっとるんですよ。23年、ちょっとの差なんですけどね、これ倍以上で差が出とる。どうしてこうなったんですか。これ安んなったん。 ○町長(小野 正人君)  これが平成24年度に琴平町の契約規則の施行後から規則にのっとって契約また一般競争入札等々につきまして、実施例があったということで入札額が落ちたと。いわゆる競争が激しくなったという結果だと思います。 ○議長(山神 猛君)  眞鍋君。 ○10番(眞鍋 籌男君)  もう一回言うわ。これ、違うんですわ、これ。小松印刷所と書いとるやん、これ、情報公開して出てきた分。これ見ると、1万2,204円で物すごく安くなっとるんですよ。ほんで23年何ぼしたかといったら、3万1,000円ですわ。1ページがですよ、もちろんこの1ページのね。これが小野町長は今、24年にそういうふうに規則を作ったいうて簡単に言いよりますけど、何か腑におちないんです。それまでが倍以上払ってるいうことが。どう思いますか、それ。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  この一般競争入札でほんとに幅広く、さまざまな業者の方が参加されて競争が激しくなったとしか言いようがないのではないかなと思います。 ○議長(山神 猛君)  眞鍋君。 ○10番(眞鍋 籌男君)  それやったら、小野町長あんた町長選で22年からになっとるんですよ。22年の5月から。5月は選挙があって、6月からなっとんです。何ではようせんのですか、それやったらすぐに。22年から、4年も、2年もほったらかしにせんと、何で早くしなかったんですか。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  もちろんこういうことはもう早くしたほうが、公平・公正な入札制度になるというふうに考えております。ただ、これ以外にもいろんな業務がございました。もちろん過去からの問題もあったりしておりましたので、その契約規則をつくるに当たっては十分担当課のほうで案を練っていただいて、施行が24年になったということでご理解いただきたい。極力早くやったつもりですけども、その点はご理解いただくしかないのかなと思います。 ○議長(山神 猛君)  眞鍋君。 ○10番(眞鍋 籌男君)  私はこの金額の違いなんですよ、余りにも。2割や3割はうんぬん、3万円が、何で、約ですよ、今安うなっとるんですよ、1ページの価格が。  もう次に行きます。  D今年度の広報ことひら編集・印刷業務の契約相手方は、高松市香南町の印刷会社にしていますが、入札者を県下全域に広げることによって落札金額が大幅に低下しています。今後とも入札参加者の地域制限はなくする考えはありますか。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  町が物品、役務、工事を発注する場合の財源は、国、県の補助金、町民及び町内業者の税金等でございます。このため、入札契約等審議会におきまして、入札及び契約方法に関する事柄等々につきまして調査・審議するのを、競争制度確保に努めておるところでございます。で、議員ご指摘、議員の質問にありますように、いわゆる入札参加者の地域制限をなくすということの点ですが、これを全部なくしてしまうということに関しては、私の考えといたしましては、金額、内容によっては地域要件を付して、町内業者を育成するというようなこともこの税金をいただいておるという観点からは町の責務の一つではないかというふうに考えておるところでございますので、全部撤廃ということは今の段階では考えにくいというふうに思います。 ○議長(山神 猛君)  眞鍋君。 ○10番(眞鍋 籌男君)  E昨年1年間の契約額500万以上の工事が8件ありましたが、落札率が99%以上のものが半分の4社もありました。入札業者の談合防止のためにどんな措置をとっていますか。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  本町では、談合等の不正行為を防止するために入札結果を公表し、透明性を高めるとともに、不正行為に対しましては建設業法、独占禁止法などの運用や、琴平町建設工事指名停止措置要綱による指名停止、また琴平町工事請負契約約款による、賠償金の支払いなどの措置をとることとなります。今後も談合等が起きにくいシステムの導入を、国、県と連携をとりながら進めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(山神 猛君)  眞鍋君。 ○10番(眞鍋 籌男君)  小野町長ね、これ全部公開請求して、こいなん知り得るんですけどね、99%言いましたけど、98%や97%ってようけあるんですよ。ほとんど90、もう100近いんですよ。これ1年間の、29年1月から12月までの。小さい金額まで入れて500万以上とったんですよ。これ、もう読まんほうがええな。業者名が全部いろいろ出とんですよ。ほんで、工事、これ請負したところの全部これで出とんですよ。入札しとって。もう97や98ばっかしなんですけど。ほんで九十九点何ぼいうんが、何ぼやった、99%、8件のうち4つもあるんですよ、99いうんが。小野町長私が言ったように、90、100%に近いその入札率ですよ、ばっかしいうことについてどう思いますか。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  この入札、落札率が99%とかもしくは97%ということ。   (不規則発言あり) ○町長(小野 正人君)  で、我々としても少しでも安く請け負っていただければいいんですが、最近国の通達によりまして、この入札の予定価格というものは、設計に基づいたもの、もしくは正確な見積もりをもったものということになっております。で、以前は工事によりましてはそれに若干の比率をかけまして、設計金額よりも少し安い値段で落とすというようなことも設定しておりました。ただ、こうなりますと全国で今問題になっております入札不調というようなことが起きておりますので、国からは設計金額に基づいた金額で入札をということで言われておるようです。これも私も、本当の内容というのは業者でありませんのでわかりませんけれども、今どうもその設計等に関するソフトウエアが発達いたしまして、ある程度その工事の仕様に関しましては事前に金額が入っているものをお渡しします。それらを入力しますと大体設計金額に近いものが、それぞれのソフトウエアに計算されて出てくるようでございますので、何らかのこの入力ミスとか仕様のいわゆる思い違いとかがない限りは、以前に比べて金額のばらつきが少なくなっとるというような状況を聞いたことがございます。この、こういった状況もありながら、非常に高い落札率になっておるということでございますので、もちろん必要以上の利益を度外視した仕事をしろということは、それは業者の圧迫につながりますので、そういうことは避けた上で少しでも効率的に安い工事をしていただいて、よりよいものができるという体制が最も望ましいというふうに考えております。 ○議長(山神 猛君)  眞鍋君。 ○10番(眞鍋 籌男君)  私、この実はこの工事やそういうなん、入札や落札ですが、その辺ちょっと疎いんですけどね、情報公開で見たら余りにも余りなんですよ、ほんで競争入札で1社がいたり、ほんで今質問したんですけどね、その辺今言ったように、普通やったらもうちょっと80%やその辺の落札率がね、そうなることを望んでます。普通に言うたらほとんどもう、あれやから。  はい、次。 ○議長(山神 猛君)  眞鍋君。 ○10番(眞鍋 籌男君)  F昨年1年間の契約額500万円以上の工事は8件ありましたが、8件の中の5件は指名競争入札としており、その5社も同一業者を指名していますが、なぜ同一業者を指名したのですか。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  本町におきましては、工事の内容、金額、また期間等勘案しながら入札契約等審議会において入札の方法等を審議しております。ではこの町内業者育成の観点というのは先ほど説明したとおりでございまして、もちろんこれは工事の内容等によりますけれども、軽微なものであればぜひとも税金を納めていただいておる町内業者に仕事をとっていただき、売り上げを上げてもらいたいということで、その町内業者育成という観点を持っております。  で、この観点に基づきまして、その一つの基準といたしましては、本町に本店がある業者並びに支店、営業所がある業者の中から地域への貢献度等を考慮し、選定をしております。こういった選定方式によりまして、結果として同一業者の顔ぶれになったということであります。 ○議長(山神 猛君)  眞鍋君。 ○10番(眞鍋 籌男君)  G談合が発覚した場合に、損害額の算定は困難ですから、自治体によっては契約書で、例えば契約金額の20%の損害賠償義務を負わせるような契約をしていますが、契約書の見直しをする考えはありますか。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  本町の工事請負契約書におきましては、琴平町契約規則並びに琴平町工事請負契約約款によりまして、請負契約を締結とうたわれております。で、琴平町工事請負契約約款第49条では、談合行為により公正取引委員会から処分等を受けた場合には、賠償金として、受注者は請負代金額の10分の2に相当する金額を支払うよう規定しております。これは今の眞鍋議員がご質問にありました、契約金額の20%と同額ということになっております。で、現在こういうことを運用しておりますが、今のところはもう賠償金に関しまして約款を見直す予定はありませんが、見直す必要が生じた場合には、国や他の地方自治体の動向を見ながら検討してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(山神 猛君)  眞鍋君。 ○10番(眞鍋 籌男君)  H談合ができないように、入札参加者が互いにわからないようにしていますか。例えばパソコン入札などが、今あります。 ○議長(山神 猛君)
     町長。 ○町長(小野 正人君)  眞鍋議員ご質問のパソコン入札に関しまして、現在、国、県などにおいては電子入札制度の導入が行われております。 ○10番(眞鍋 籌男君)  電子ね。 ○町長(小野 正人君)  電子入札制度。 ○10番(眞鍋 籌男君)  あ、電子入札、はいわかりました。 ○町長(小野 正人君)  しかしながら本町におきましては、発注件数自体がまず少ないということで、この電子入札制度を導入する場合の維持コストというものが結構かかりますので、これらを考えた場合に、導入するのは今の状況では難しいというふうに考えております。今後も談合が起きにくい入札方法の研究は必要だと思っておりますので、その方法につきまして研究してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(山神 猛君)  眞鍋君。 ○10番(眞鍋 籌男君)  最後です。I昨年1年間の契約額500万以上の工事は8件しかなく、8件のうち一般競争入札としたのは3件ですが、3件とも入札参加者は1社または2社しかありません。多数の業者の参加できる方策を町はとっているのですか。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  琴平町入札結果等の公表に関する要綱におきまして、当該年度の入札、契約の見通しの公表を行っております。また、一般競争入札におきましては、ホームページに報告をし、広く参加者を募っているところでありまして、期間に余裕がある場合には、町の広報等にも掲載をして、情報を発信しております。で、また平成30年度からは、四国地方整備局と連携し、四国内の自治体の入札契約の公表を行うこととなっておりまして、さらに多くの業者の方へ周知できるものと考えておるところでございます。 ○議長(山神 猛君)  眞鍋君。 ○10番(眞鍋 籌男君)  どうもありがとうございました。終わりです。 ○議長(山神 猛君)  これで、10番、眞鍋 籌男君の一般質問を終わります。  ただいま一般質問の途中ですが、ここで休憩といたします。  2時45分再開。      休憩 午後 2時25分      再開 午後 2時46分      (出席議員、休憩前と同じ8名) ○議長(山神 猛君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  質問の前に、発言者の前に、町長より発言を求められておりますので、これを許可いたします。 ○議長(山神 猛君)  町長。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  先ほどの眞鍋議員のご質問の中で、1点訂正がございます。  それともう1点、補足で説明をさせていただきたいと思っております。  まず、眞鍋議員の国・県への陳情の中で、固有名詞を挙げて内定のお知らせがあったというふうに申し上げましたが、この固有名詞につきましては適切でございませんので削除をお願いしたいと思います。  で、もう1点眞鍋議員の質問の中で、交付金でございますが、1億2,000万については申請をしたという担当課長の弁があったということでございますが、これに関しましては正式には、正確には県に申請、国に申請した額といたしましては1億700万円余ということでございますので、この点はご理解いただきたいと思います。  以上です。   (「了解」と呼ぶ) ○議長(山神 猛君)  それでは引き続き、一般質問を行います。  8番、今田 勝幸君。 ○8番(今田 勝幸君)  日本共産党の今田勝幸です。平成30年3月議会の一般質問を行いたいと思います。  まず、政治の動きについてでございます。  韓国ピョンチャン冬季オリンピックが開かれました。スケートの羽生選手や高木美帆、高木菜那姉妹、「そだねー」のカーリングなどが世界中の注目を集めた活躍でした。私は、スポーツのすばらしい感動を、元気をもらいました。  一方、国民の暮らしの現実は、アベノミクスの破綻がはっきりした中での暮らしであり、消費支出に占める食費の割合を示すエンゲル係数は、総務省家計調査年報2012年から2016年の増減率を見ると、所得階層別に341万円、493万円、640万円、835万円までと以上、これで見ると平均して1.8ポイントは上昇しています。それは、結果として収入が減少したこと。社会保障の改悪や削減で、可処分所得の格差の拡大いたしました。国民の勤労者の暮らしを支える最低賃金を含めた大幅賃上げ、非正規雇用の正規化、社会保障の自然増分の削減中止が今、求められていると思います。働き方改革、森友・加計問題は国政の私物化と言われました。今も国会の中で論議が、論争がされております。さらに年金130万人分が、過少支給が間もなくされようとしています。いずれもデータ問題であり、中には捏造や提出資料改ざんなどが指摘をされているところであります。これらについては、我々国民の納得いく説明とその背景が根本的に問われ、正されなければなりません。  2月の15日、国会内の集会でビデオ出演した自民党の憲法改正推進本部船田元本部長代行は、「憲法9条の2項を外した方が理屈としては整合性がとれるが、2項を外すとなると自衛隊の役割・機能が無限に拡大してしまう、こういう恐れを国民に与えかねない。2項を残した形で自衛隊を明記する方が国民の理解が得やすい」。こう言って、改憲に対する国民の根強い反対世論を意識した発言を、集会の中で述べております。私はこれらを聞いて、いずれにしても憲法改悪への道なのかと思うわけであります。私は「アベ9条改憲NO!発議させない」、この一点での国民的協働を、琴平からも呼びかけたいと思います。  以下、これらの基で町政については、具体的に政策課題問題について、質問席から質問を行います。 ○議長(山神 猛君)  今田 勝幸君。   (「議長」と呼ぶ) ○8番(今田 勝幸君)  それでは質問をいたします。  まず、アベノミクスの経済情勢の評価についてであります。  これについては、先般町長のほうから町政の施政方針、これに基づいて若干質問したいと思います。平成30年の施政方針には、安倍内閣の5年間、アベノミクスについて、経済の好循環を目指した。さらに生産性革命と人づくり革命を車の両輪及び、省きますけれども、評価をしており、少子高齢化に伴う人□減少により急速な経済の縮小や消費の低迷が懸念される。さらには東京オリンピックなどで大都市部の景気は高水準を保ち、大手企業は株価の高騰が続いていると、このように述べています。  そこで私は、疑問なところといいますか、率直にお聞きしたいのでありますけれども、まず最初に、この文章、町長の答申の中にある、生産性革命とは何ですかとお聞きしたいと思います。 ○議長(山神 猛君)  8番、今田 勝幸君の質問に対する答弁を求めます。  町長。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○町長(小野 正人君)  それでは、今田議員のご質問にお答えいたします。  まず1点目、私の施政方針の中に出てくる言葉のうち、生産性革命とは何ですかというご質問でございます。この生産性革命とは、これまで人類が幾度か経験してきました産業革命と同じように、これまでの技術やノウハウを生かしつつ、現代社会に適応したIOTやAIなどの最先端技術を活用し、生産性や販路を拡大することによりまして、人口減少社会におきましても成長を持続できる経済の仕組みをつくることであろうというふうに考えております。  我が町もそうなんですが、本当に少子高齢化が進んでおります。この中でそれぞれの地域経済を維持するというのは非常に困難な時代を迎えておりますので、これらいわゆる経営革新とかイノベーションという言葉がそれに当たると思いますけれども、そういう視点からも仕事のあり方、また業績の向上のための補助方策というものを考えていくこと自体が生産性革命ではないかというふうに考えておるところでございます。 ○議長(山神 猛君)  今田君。 ○8番(今田 勝幸君)  私も大学も出ておりませんし、経済というのはわかりませんが、ただ私の経験から言いますと、今説明のありました内容から若干ちょっと、私なりの考えを開示をして、今の質問にかえたいと思います。ここで経済問題で議論するというよりも、私はこう考えているということで置きたいと思いますが、それは経済団体がいつの時代でも主張しているのは、利益第一の方針のグローバル化企業で、経営競争に生き残ると、この立場から働き方の改革、あるいは生産性向上、これを言っておるわけであり、随分昔になりますけれども、私も現役時代、労働組合の役員もしておりました。当時、生産性向上運動というのが多くの企業の中や職場、地域にも蔓延しておりました。それは先ほど町長が言われましたような、機械化や合理化の問題等々も含めた利益を上げるためでありました。海外に進出するための方策であり、この海外に進出した後の現地の企業との世界的な規模での競争に勝つ、これが目的でありました。  私はここに、率直にあるように思うわけであります。ですから、今問題になっておりますこういった問題は、全てが今の日本の経済団体、日経連等々が主張している内容なのであります。で、その両輪のこととして、職場では労働者が、組合に対する不当労働行為もありました。そういった中で、労働者には教育をしなければならないということも言われております。物言わぬ労働者への教育であり、思想教育であります。今政府がこういった中で、経てきた中で挙げている人件費の育成、そして現実にある非正規化の現状、多様な働き方の問題、あるいは残業代ゼロ、こういった流れ。これらが私は国民全体を視野に入れて、事務系労働者へも徹底がされようとしているのが、今の時代ではなかろうかと認識をしております。求人倍率が高いこの香川県でも丸亀の職安でも高い。しかし、時給や給料は上がらない。かつては倍率が上れば給料が上がってきておったのが常識、常でありました。労働者は足らないのにその辺が上がらないっていうところが不思議なところであります。労働生産性、この言葉の真の意味が、私自身はここにあるのではないかと、このように今思っているところであります。そうしているなら、アベノミクスの問題はデフレ脱却もまだできていない程度であります。  2番目の質問であります。  人づくり革命とは何ですか、とお聞きしておきたいと思います。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  この人づくり革命というのは、少子高齢社会に対応し、子どもから高齢者までが、誰もが安心できる全世帯型の社会保障へ大きく転換していく必要があることから、一億総活躍社会の実現のためには人づくりが重要であるという観点から、人への投資を目指すことと考えております。朝方の豊嶋議員のところで出てまいりましたけれども、本当に今後、その働き手という大きな問題が出てまいります。こういった中で、働けるうちは本当に生きがいを持ってやりがいを持って仕事をしていただくという仕組みづくり、これは高齢者もそうです、女性もそうです。そういった方々の職場づくりということと処遇の改善、さらには若者が仕事につきやすい環境につけるような教育を含めた人づくりが重要であろうかという観点から、人づくり革命という言葉を使うところでございます。 ○議長(山神 猛君)  今田君。 ○8番(今田 勝幸君)  全ての人に働いてもらうということでしょうか。人への投資を目指すということでしょうか。私は今言われましたように、保育や就学前を含めた教育、高等教育の無償化、介護の人材確保、今こういうところが問題になり、ここにも人づくり革命という名前で投資をと言われているのは事実であります。国の予算でもそういう方向になっております。しかし問題は、本格的な実施が2020年であり、そして来年は消費税絡みということでございます。結局しわ寄せは所得の低い方々にたくさん重くのしかかり、はね返ってまいります。しかし、今挙げた課題等については、2020年までは待てません。直ちに実施すべきものであります。というふうに私は考えているところであります。  3つ目の、大手企業を中心として株価の高騰が続いている、こうありましたけれども、なぜ株価の高騰が続いているのでしょうか。お考えを示していただきたいと思います。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  この株価の高騰につきましては、世界的な好景気の流れというものも背景にあろうかと思います。また、日銀によります異次元的な金融緩和など、さまざまな要因が挙げられておるようでございます。ただ、この株価につきましてはそれ以外の要因というのも非常に複雑であります。当時バブルのころは、まだ今よりもまだまだ高い株価であったと。しかしその実態というものは本当に泡のごとく消えていったような内容でございますので、このもの、そのものズバリという答弁を、私の口からは、さすがにこれは専門家でございませんので、できませんので、十分な答えは差し控えさせていただきたいと思っております。 ○議長(山神 猛君)  今田君。 ○8番(今田 勝幸君)  私も理屈は言える立場ではありません。で、今町長も言われました、異次元の、異次元金融緩和政策。私はここに大きな国策として、株価を釣り上げているのではないか、このように思っている。これによって貧困の格差が拡大している。いわば官製のバブル。で、それによりもうけたのが、大企業や内外の投資家であり、富裕層。で、日銀による国債の大量買い、これが株価を釣り上げ、支えているということが言われています。日銀によって買い入れている国債発行残高は、今や1,000兆円を超えています。日本の経済規模の2倍だそうです。また、一般会計歳出の4分の1を占めるのが国債費。さらに日銀は、国債発行残高40%、405兆円を抱えているということであります。今、出口についてもさまざま言われていることでございますが、バブル崩壊のリスクが国民に転嫁をされるということになるのではないか、心配しているところであります。  そこで次に移りますけれども、消費の低迷はという問題でございます。  国民の収入減と購買力低下が原因ではというふうに私は思うわけでありますが、いかがお考えでしょうか。 ○議長(山神 猛君)  町長。
    ○町長(小野 正人君)  地方におけます消費の低迷に関しましては、これもさまざまな要因が考えられますが、やはり最も大きな問題は、人口減少と少子高齢化が影響していると思います。これによりまして、やはり将来的な先行き不安というものは拭い去れないものがあろうかと思います。  こういったものに加えまして、収入の格差、また賃金の伸びの鈍さ等によりまして購買力が低下しているということも要因の一つというふうに考えられます。ただ、これは東京に行ったらよくわかると思いますけれども、本当に別世界のような景気の様相を呈しております。また、これは東京のみならず大阪、名古屋等々の大都会でも同じような傾向が見られますので、もちろん所得によります格差はありますが、やっぱり住んでいる地域によっての格差というのも広がりつつあるというふうに認識しております。 ○議長(山神 猛君)  今田君。 ○8番(今田 勝幸君)  私も、これについては同じような認識も思いもございますが、ただ、少子高齢化が、全体のパイが小さくなっとる、こういったご認識は同じであります。で、安倍首相は、少子化は困難っていう発言も実はあるんだと。子育てをと宣伝をしておりますけれども、ここのところは小集団との関係からして言っているのかなと邪推をしているところであります。  で、私は町政として、暮らし、福祉、介護、子育て、教育、この多くの町民要求に対しまして、結果、計画的に答えなければならないというふうに思っている。国民の購買力が高ければ、エンゲル係数の動向でも余り問題はないのではないか。購買力を高める政治が必要なものは、私はここにあるというふうに思っている。  次に、質問を移りたいと思います。今までは施政方針に対する、若干私の疑問と思いを質しました。給食センターの臨時職員の身分保障に関連をして質問いたします。2017年5月、地方公務員法と地方自治法の一部改正が国会で成立いたしました。そこで質問をいたしますが、この施行日はいつから始まるのでしょうか。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  平成32年の4月1日だろうというふうに考えております。 ○議長(山神 猛君)  今田君。 ○8番(今田 勝幸君)  この、今一部改正される2つの法律、これは私が思っているのは、任期の定めのない常勤職員を中心とする公務の運営が、今まではそれが原則でしたが、正規の職員で行うべき恒常的な業務を臨時、非常勤職員が行っていることが全国的に広がり、賃金や待遇が全く違う、こういう実態が浮かび上がってまいりました。この状態を整理し、臨時・非常勤職員の仕事に見合った処遇改善をする趣旨だと思っております。  そこで、確認も兼ねて質問いたしますが、2つ目の質問であります。地方公務員法・地方自治法の一部改正の趣旨・目的について、説明を簡単にしてください。もし私がさっき発言いたしました趣旨に合っているのでしたら、そのとおりだと答えてくれて結構です。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  この地方公務員の臨時・非常勤職員につきましては、総数というものが今、増加傾向にございます。また、教育、子育て等さまざまな分野で活用されているということから、地方行政の重要な担い手となっていることも事実でございます。このような中、臨時・非常勤職員の適正な任用、勤務条件を確保することが求められていることから、今般改正を行うことが今後の目的だというふうに考えております。 ○議長(山神 猛君)  今田君。 ○8番(今田 勝幸君)  まあ要約するとそういうことになるのかなと思います。具体的には、私も事務処理マニュアルっていうのをちょっともらってきましたんで、分かりました。要はそういうことであろうというふうに思うんです。で、説明がありましたように、いろいろあるんですけれども、臨時・非常勤職員等の中で、それではどのように勤務条件の確保とか、補助についてはもちろん条例も必要だと思うんですけれども、これいつごろ、本町の場合には条例化されるのかということをちょっとお伺いしてみたいと思います。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  今回のこの改正によりまして何が変わるかということはちょっと述べたいと思いますが、新たに一般職の会計年度任用職員制度というものが創設されまして、任用、服務規律等の整備を図るとともに、特別職の非常勤職員及び臨時的任用職員の任用要件の厳格化が行われます。また、会計年度任用職員制度への必要な移行があるということでございまして、現在雇用されております臨時職員についても、この改正の趣旨に添った適正な任用、また処遇の改善を行うということでございます。で、これに伴います条例の改正ですが、いつからかということでございますので、これに関してのまだ今時期というのはまだ定まってはおりません。この制度が施行される期日というのが一つの基準日かなとも思います。 ○議長(山神 猛君)  今田君。 ○8番(今田 勝幸君)  ここでこの改正の内容について議論するのではないです。場が違います。この条例化について、もっと詳しくできればやりたいと思いますが、改定の労働契約法っていうのがございます。労働契約法。で、これはことしの4月から始まったわけであります。ほんでこの改定労働契約法というのは、同じ使用者のもとで雇用契約が5年を超えると、労働者の申し出によって無期雇用契約に転換できるようになるんです。で、私はこの関係も実は関係して変わるものだというふうに思っとるわけです。で、ほかのみんなにも、今の政治状況、経済状況の中で問題になっております働き方改革が問題。それと関連してくる、全部に関連してくる問題やと思ってます。  で、こういうふうに考えてくると、細かいことは言いませんけれども、現在改定労働契約法がことしの4月から、この地方公務員法と地方自治法の仲介性は、先ほどお聞きをしている32年の4月1日から。時間的な大分、ずれがあるんですけれども、この改定労働契約法によって、私は町の臨時職員とかについても、私はこれは適用されるのではないかという気がするんです。私の思い込みやったらあれですけども。で、もし臨時職員で5年以上おられるのでしたら、今職員に採用してくださいという申し出をしたほうがいいんじゃないかという思いがしとるわけです。ただ条例の中で、6カ月ごとに更新というワードが入っております。そこの関係で、条例改正に向けてはどのようになるのかなという思いがちょっとありました。まだ具体的な流れとしては、私も現段階ではここで言うような知識を持っておりませんけれども、こういう中で、現実に町の臨時職員の待遇や雇用の形態、常勤になるのかという問題が生じてくるということについては、私は他市、町長に向けては確かめませんけれども、考えられるということです。  で、次の問題に移りますが、現給食センターを含む町臨時職員の身分の保障と処遇改善を求めますというところが当面大きな問題になろうかと思っております。  そこで町長に、この給食センターの問題について、身分補償と処遇の改善を求めたいと思うんですけれども、これはどのようなことになるのか、お聞きしたい。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  この現給食センターの臨時職員につきましては、まずこの1市2町によります給食センターが、平成31年8月から運営を始めるということになっております。したがいまして、この臨時職員に関しましては、その8月の前の段階で、町の臨時職員という立場から離れられます。したがいまして、それ以降につきましては、本人の希望等々を調査しながら、運営するPFI業者、事業者がその雇用の説明会並びに面接等を行うというふうに聞いておりますので、町といたしましては臨時職員といえども、やはり琴平町に貢献された皆様方でありますので、優先的にその場で雇用をしていただきたいという働きかけを行っていくつもりでございます。ただ、町のそのまま臨時職員で残るかといいますと、この職種が職種なだけに、今町が給食がらみというのは、保育所2園の給食がらみということになろうかと思っております。で、これは全ての皆さんのご希望がかなえられるかどうかというのはわかりませんが、基本的にそのPFI業者に対する雇用に関しましては、町としても働きかけていく思いでございます。ちょっと答弁になってないかもしれませんけど。 ○議長(山神 猛君)  今田君。 ○8番(今田 勝幸君)  お聞きしたいんですけれども、31年、平成31年8月から運用開始と。それまでに雇用形態を移行するということですよね。で、全部ではないよと。で、雇用のPFIの事業のところに行くのは、いつから雇用契約になるんですか。あるいは内部協議をいつするのかという問題が生じてこようかと思うんですけど、この説明は大体した、されたと思うんですけど。それら、説明、多分したと思う。もう一遍確認。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  担当課長のほうがそのあたり詳しいので、ちょっと担当の課長から説明をいたさせます。 ○生涯教育課長(前田 照幸君)  失礼します。命によりお答えいたします。  先の委員会でも申し上げましたが、当面のスケジュールといたしまして、平成30年7月に給食提供に影響のない現給食センターの夏休み期間中に当たり、1市2町現給食センター職員に対する会社説明会及び雇用説明会を開催する予定でございます。その開催後、8月に、説明会後、現在の給食提供に配慮しながら、希望者には個人面談を行い、さまざまな不安、質問を回収する予定でございます。その後、9月に選考結果の報告、内定通知を行う予定でございます。  以上です。 ○議長(山神 猛君)  今田君。 ○8番(今田 勝幸君)  ということは、PFIの事業が運用開始は平成31年8月、それより前の30年の9月には、そこに移行する希望をする、そして内定が出るという流れ。30年の9月から以降、琴平町の給食センターの職場には、新しい職場へ行ける人と行けない人、もちろん希望によっても違います。そういう状態の職場になります。これで果たして、給食は安全だということばは、表現は悪いと思いますけれども、働いている人の気持ち、モチベーションはどうなるかというのをお伺いしときます。それでも頑張ってもらわないかんですけどね、だけどもモチベーション自体は人によって異なるわけで、状況が違う。そこのところをどういうふうに考えるのかっていうのを、どうでしょうか、こういう機械的にぽんぽんぽんとこういうふうに区切ってやれるものか、どうなのか。  で、普通、工場閉鎖とか倒産とかも含めてですけども、逃げる人は知りませんけれども、そういった場合には、閉鎖と同時にまでは雇用契約は切らないんです。退職はその時点でして、新しく、普通は翌日からというのは本来ですが。切れ目をつくるのかっていうのが、本当に私は問題やろうと。こういうやり方っていうのは、2人や3人の場合だったら通用するかわかりません。しかし一般的な企業は、もしこれだったら大変ですよ、これ。空白ができる。ですからこの辺のことは、もうちょっとやっぱり慎重に、今度のぶんでもその、考えてもらわなければならないと。もちろん運用開始に向かっての条件を整えて、教育主体も含めて必要なんですよね。しかし現場から一定の線で移行するという話じゃない、こっちで雇いもって、あんたはここで雇うっていったらそれがええと思いますよ。で、そっちの行ける人と行けない人、ここから混在しておるわけですから、当然モチベーション下がる。こういうところ、気持ちの整理とかそういったものが、非常にやっぱり微妙なものとして考えてあげなければならないんじゃないか、いうのが、これぜひ考えてもらいたい。ここで町長、要するに答えは私、できること。宿題ですよね。このモチベーションの関係は。  あわせて宿題を申し上げたいと思うんですが、一旦31年の8月、7月末で半年ごとの雇用契約でも、4月からは引き続いて行っておりますよね。半年は途中で。だとしたら、あとの残りの分については退職金として彼らに払うのかということですよ。そういう問題もかかわってくるということ。普通、一般労働者の場合には、解雇通知っていうのは1カ月前に来てるから、最低でもそれだけは、そういう話を聞いてそういう話をしたら、必ず出る。そういうところのしまいの仕方っていうのが当然あるということ。これについても行政の考えていることは、働く人の気持ちやそういったものについては全然考えられてないのかと疑わざるを得ないということです。ですから、退職手当の問題についても、ぜひ宿題の問題としてそれまでに考えておいてもらいたい。なぜここで答弁を押し込まないかというと、もし私の言うのが現場の労働者に大きくかけ離れとる場合、実は私自身も心配しとるんです。そんなむちゃになったらいかん、私行きませんいう人もおるかもわからん。逆に少な過ぎるいう人もおるかもわからん。ですから、答えは私自身もそういう心配もかねて、それは理事者側の協議もなされてないと思うので。そういったことも含めて宿題にしておきたいと思います。  結論は遅くない時期に出してもらうということであります。それは30年の1月までには出さなければいけないんではないか、いうふうに思います。なぜならPFI企業へ行く人にも先行は説明会が始まるからであります。宿題のほうよろしくお願いしたいと思います。  引き続いて、琴平町の老朽危険家屋適正管理条例、これ仮称ですけれども、設置について質問いたします。  2014年10月時点で空き家に関する条例制定は今、この2014年10月までの条例制定は401自治体がありました。これらの自治体の動きから国は、この年の11月、空き家対策の推進に関する特別措置法を交付しました。  先日、西山にある生い茂った竹藪と老朽危険家屋の撤去について、担当、関係するところに相談を持ちかけました。要約すると、そのときの話、私の私見も入っておりますけれども、私自身の思いなど相談したときの話を合わせると、この家の持ち主などが不明なので指導や助言や勧告、命令はいずれもできない、そういう状態とのことでした。私も仕方がないなと、これではどうしようもないなと思いました。で、この空き家対策の推進に関する特別措置法、これは2016年度までに、国土交通省の資料ですが、助言・指導を行ったのは314市町6405件、代執行を行ったのは11市町11件となっています。  そこで私は、仮称ですけれども琴平町の老朽危険家屋適正管理条例設置が必要なのではないか、町長の所見を求めたいと思います。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  この老朽危険家屋につきまして、今田議員から適正管理条例の設置をしてはどうかというようなご質問でございます。  この平成26年11月に、議員もご指摘いただきましたように、空き家対策の推進に関する特別措置法が交付され、その第3条におきまして、空き家等の所有者または管理者は、周辺の生活環境に悪影響を及ぼさないよう、空き家等の適切な管理に努めるものとするというふうに規定されております。また市町村においては、情報の収集及び特定空き家に対する指導、勧告、命令、代執行ができるように定められております。  こうした中、本町といたしましては、この特措法に基づいた空き家対策の推進に努めてまいりたいというふうに考えております。したがいまして、現時点での条例につきましては、条例制定については現時点で考えておりませんが、今後必要な状況によれば先進的な事例等を調査した上で、適切に判断していきたいということでございますので、質問に対しまして今はその制定をするための段階には入っていないというふうなところです。 ○議長(山神 猛君)  今田君。 ○8番(今田 勝幸君)  現段階ではないと、つくる必要は考えていない。将来は必要に応じてということだと思うんですが、なぜ私が今ここで条例制定まで言ったのかということです。それは具体的に取り組むことになるなら、それは地域の実情をふまえなければならない。法律なので運用するのを、結局この地域の事情、これを踏まえてやらんとならない、いうことが必要だから。で、どういうふうにやるのかについても、この特措法にもあるんですけれども、先ほども言いました。それらのほかに適当な手段のない場合に限り、助言や指導や勧告、命令、あるいは代執行という形がとれるんですけれども、これについてもどんどんこれをやられると、逆に私権の制限になる恐れがありますね。その辺の課題もあって、やっぱりその地域の実情に応じた一定の枠組みの、早くしたり遅くしたりする必要があるんではないかということで、提起をしました。なぜなら、琴平町の空き家の状態も、旧エリアごとといいますか、琴平と榎井と象郷、苗田、あるいは五條も含めたところを比べると、圧倒的に多いのは琴平榎井ですよね。琴平に多いのは、人口密集地、密度が高い。言い方を変えれば、ちっちゃい家がようけあるということなんです。ですから、当然ここに出てくるのだし、それを解決するのには一定の物差しというのも必要になってくる、いうことだと思う。ですからここで条例の制定を、法律一辺倒で律せえというわけにはいかないんじゃないか。実情に応じてという問題もあるんではないかというふうに思っているわけ。  もう一つは、心配なのは、それぞれの中で遺産相続という問題が出てくるのではないかなと。疎遠になっている人が死んだいうて連絡あったらもうその後は帰らんわということで、放棄をしてしまう。いった場合の手のつけようっていうのがなくなるんじゃないかということが、ちょっと考えられる。いつかもどっかで言いましたけれども、生きとるうちに、おやじさん生きとるうちに家と田んぼのしまいしとってくれ、いうことをいたるところで聞きますし、私と同年配の息子に言われたって言いよりました。それはこなんよっけ家の敷地の中に庭つくって、木をいっぱい生やすのやめとけと。緑はしまいしとってと言うのも、これも同じです。だからそういうのはこの頃、非常に声が高くなってきとる。ですからそれも、これを考えると条例等で必要なんじゃないかということであります。ですからこれも、今すぐにする必要はないというふうに、首長の判断でありますが、私は今ここでどうしてもつくらなという主張はしておきません。しかし、必要な時期が想定されれば、ここ、私は数年の間にもっと状態が悪くなるところも出てくると思うので、そのときには私は、ひょっとしたら早くつくっとったら適用ができて早く解決ができたということになるのではないかと思っています。腰をあげるのは今、あるいはなんでも時期というものがあります。いつの時期が一番的確なのかというのが、私は行政の質の問題だと思っています。ぜひ質を高めていただいて、的確にそれができるようにお願いをしていきたいと思います。  2つ目の質問であります。  所有者が特定できない場合でも考えられるということであります。町が代執行を行っても、その集金、経費が回収できない、このような場合も考えられます。また、所有者の負担が大き過ぎて、お金がないということで放置される場合もある。これらについてはどのようにお考えになるのでしょう。結局行政がしまいしなければ、近隣の人に環境の悪化や防犯上、火災等、そういった問題が発生してくるというふうに考えられるということで、どのようにお考えを進めるかということだけはお聞きしときたいと思います。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  少し先ほどの答弁とも重なる部分がございますが、この法律によりますと、所有者または管理者は、周辺の生活環境の悪影響を及ぼさないように、空き家等の適切な管理に努めるものとするとなっておりますが、経済的に管理が困難な方もいらっしゃると考えておりますので、次年度より新規事業といたしまして、危険空き家受託支援事業を創設するなど、適切に対応していきたいと考えております。ただ、これも予算の限りがございますので、財政の許す限り年度内で件数を定め、その範囲内での助成をするという形になろうかと思います。 ○議長(山神 猛君)  今田君。   (「議長」と呼ぶ) ○8番(今田 勝幸君)  来年の措置ということでございますが、ぜひそういう立場でそういうふうにやっていただきたいなというふうに思います。期待をしておきたいと思います。  3つ目です。  町の老朽危険家屋の総数を把握していましたら、明らかにしていただきたいと思います。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  この空き家調査につきましては、平成28年度に予算を計上させていただき、実施したということでございます。まずこの町内の空き家の総数でございますが、総数が434件ありました。で、このうち特定空き家等につきましては42件というような調査結果が出ております。ただ、今後これ以外につきましても、経年劣化によりまして既に空き家となっておる家屋が特定空き家である可能性というものは否定できない状況だろうというふうに認識しております。 ○議長(山神 猛君)  今田君。   (「議長」と呼ぶ) ○8番(今田 勝幸君)  42件ですね、よろしく、問題にならないような処理の仕方を急いでいただきたいと思います。ただ、問題提起といいますか、将来的に考えなきゃならないんは、老朽、危険家屋予備軍といいますか、核家族化の中で、近々でも、先ほど琴平が多いと言いましたけれども同居ができないという形で、家を新築する世帯がたくさんおられる。まして税金の助成金でという形もありますが、で、その家をそれまでにしまいしてくれるんだったらいいんですけれども、まだ近くにおる場合はそういうことの形はですね。しかし都会に出てきて、だんだん帰ってこなくなって、まして息子さんなり娘さんが都会におって、言い方悪いんですけれども、手広く、あるいは出世したんで手広くやってくると、田舎に疎遠になってきたときに、往々にして親元の家は忘れ去られるんです、という形が多いのは、そういう問題もやっぱり予備軍として、私はやっぱり心配をしてます。そういう意味で、少なくともこの近辺におる人は、少々、できるだけ近くに住んでいただいて、みそ汁が冷めない範囲でおっていただけるようにするといいのかなというような思いもありますし、リフォーム助成もありますので、住めるようにしていただくようなことで、予備軍を少しでも少なくして、方策というか専念というか啓発とか、こういったことにも、そういう問題も必要になってくるんじゃないかという、私自身の認識をしております。  いずれにしても、今後こうした心配事から、空き家の所有者に対しては除去する動機づけ、充実させるための条件整備、これらについて重要だと私は思いますので、こういった啓発の問題も含めて、ぜひ対策を、施策を練っていただきたい。求めておきたいと思います。  次に、生活保護の減額と、町の低所得者対策について質問したいと思います。  ことしの10月から3年ほどで、5%程度、食費や水光熱費を減額することになっている生活保護制度は、これは受給所帯の約70%が減額するといわれている。母子加算も平均20%が減額となり、特に母子加算については子どもの貧困対策についても逆行するのではないかと思います。就学援助の給付水準にもこれは影響はしてくると思います。
     そこで1番目の質問に、町として、就学援助基準は引き下げに連動しないよう求めたいと思いますが、どのようになっているでしょうか。 ○議長(山神 猛君)  教育長。 ○教育長(大林 正和君)  それでは失礼いたします。  本町の児童生徒就学援助費の支給対象者は、生活保護法第6条第2項に規定する要保護者、次のいずれかに該当し、教育長が前後に規定するものに準ずる程度に経済的に困窮していると認めること。前年度または当該年度において、次のいずれかの措置を受けた者。生活保護法第26条に基づく保護の停止または廃止。地方税法第295条第1項に基づく町民税の非課税。地方税法第323条に基づく町民税の減免。国民健康保険法第77条に基づく県税の減免または徴収の猶予。児童扶養手当法第4条に基づく児童扶養手当の支給。その他、教育長が特に就学の援助の必要があると認める者となっております。生活保護法第6条第2項に規定する要保護者は、支給対象者でございますが、生活にかかわる費用については生活保護費からの支給となっているため、支給項目が限られております。例えば修学旅行費のみ、教育委員会では支給しております。また、準要保護者については、就学援助費に影響があるものではありません。また、就学援助の項目でございますが、以下のようになっています。学用品費と宿泊を伴う校外活動費、修学旅行費、新入学児童生徒学用品費等、学校給食費、医療費、クラブ活動費、生徒会費、PTA会費となっており、来年度も減免をする予定はございません。  以上でございます。 ○議長(山神 猛君)  今田君。 ○8番(今田 勝幸君)  減額するつもりはないというお話でありました。答弁でありました。ただ、今の説明の中にもありましたように、税金の関係から保険料とか等々とか含むそれぞれの問題が、基準の中に入っているわけであります。これらが蓄積されると、結局全国的には影響しているという基準になるということだけ、指摘しておきたいと思います。  今、町ではないと言いますけれども、全体の基準の中に反映されるということであります。  で、2つ目に入ります。新入学児童生徒学用品費の支給時期についてお尋ねをしたいと思います。平成29年度の支給日は、たしか6月だったと思います。平成30年度は、これを早めて3月支給にし、関係者の必要な時期にこそ、入学する、新入学、新入生が入学すると、そういう時期に支払われるお金として、使えるように支給すべきだと思いますけれども、ぜひそうしていただきたいんですけれども、お尋ねをいたします。 ○議長(山神 猛君)  教育長。 ○教育長(大林 正和君)  失礼いたします。  今田議員のご質問は、教育委員会といたしましても大変重要な課題だと考えております。まず、被保護者の場合、新入学児童生徒学用品費等は、生活保護費からの支給となっております。現在の準要保護者のほうは、支給状況について説明をいたします。準要保護者と就学援助費の新入学児童生徒学用品費等の支給時期は、入学後、6月末までに就学援助費受給申請をしていただき、速やかに審査し、7月初旬に4月に遡って支給をしております。この理由ですが、6月中旬に前年度の所得が確定します。児童生徒就学援助費支給要綱により、町民税の非課税、町民税の減免等、前年度所得に基づいて審査し、支給しているためでございます。今後この支給要項等協議検討し、実現できるように努力したいと考えております。  以上でございます。 ○議長(山神 猛君)  今田君。   (「議長」と呼ぶ) ○8番(今田 勝幸君)  これについて、他の市町での動向とかお聞きになっていますか。もしなっとったら、内容をお知らせしてください。 ○議長(山神 猛君)  教育長。 ○教育長(大林 正和君)  近隣の善通寺と多度津についてお聞きしております。善通寺は支給をして、多度津は本町と同じでしておりません。  すみません、善通寺は今年度より支給ということです。 ○議長(山神 猛君)  今田君。 ○8番(今田 勝幸君)  私の耳に入っとるのは、旧来どおりの支給は今のところ、琴平と多度津だけ。他のところは善通寺並みに変えたというらしいです。これはですね、もしそういう不名誉なことはやめとった方がいい、もし払うって言うて、横並びにせんか、いう、したほうが私はいいと思う。これが明らかになったときに、やっぱり金額の問題とかそういう問題だけでなしに、困っとるいうんが、言葉は悪いかわかりませんけれども、関係者が必要なときに必要な支給というのは当然だと思います。痛みが過ぎて絆創膏はるというようなもんで、これはやっぱり効き目がない。温かみもない。せっかく、よそができて町ができないということはないと思います。私の言葉がまちごうとるかもわかりません。調べ直していただいて、ぜひ足並みをそろえていただきたい。強く申し上げておきたいと思います。  それ以上、ここでもう一ぺん答弁もらおうもんならうん言うかもわからんけど、名誉のためにそうしときたいと思います。  5番目に移ります。  子ども・子育て支援強化を求めての質問になります。子育て支援の一層の強化については誰もが重要度や必要性は共有していると思います。そこで、子どもの医療費の助成制度で今までペナルティーが、国の、理不尽でもかかるという。しかし、この一部でありますけれども、未就学児分についてはこれもペナルティーが除かれました。廃止される、このようになっております。  そこで質問でありますが、医療費助成の拡充に活かしていただきたい。つまり子どもの医療費の高校卒業まで引き上げることを求めたいと思いますが、ご所見を伺います。 ○議長(山神 猛君)  町長。 ○町長(小野 正人君)  今田議員ご質問の、高校生相当の年齢者を対象とした医療費助成制度と、これ、ご存じのように県内では直島町が実施しておりまして、また全国的に見れば、1,740自治体の中、昨年の5月の時点では506の市区町村が実施しておるということで、これはちょっと調査をして驚きました。結構多くの自治体がやっているというような状況です。で、当町におきまして、平成28年8月より開始しました中学校卒業までの児童を対象とした現物給付による医療費助成制度は、安易にコンビニ受診というものを招き、国を挙げての医療費抑制施策とは逆行するとの指摘はご存じのとおりだと思います。  ただその反面、コンビニ受診による早期発見が重篤化予防につながり、ひいてはそれが医療費抑制になるという意見もあるようでございますので、本町の児童の医療費扶助に関しましては、子育て支援の観点におきまして、全国でも一般になってきた施策ではございますが、取り入れたというふうに考えております。  少し視点を考えますと、病気にならないこと、つまり予防治療に予算を割くこと、これもまた重要な施策であろうかというふうに考えます。で、当町ではこの医療費助成以外に、児童の血液検査に伴います生活習慣病予防施策を、平成27年度より小・中学校と共同で実施をしております。また、来年度の拡充施策といたしましては、中学生までを対象とした児童のインフルエンザ予防接種の助成事業を提案しております。で、これらの施策を高校生相当年齢まで拡充するということも十分考えられるというふうに思っております。で、議員ご提案の件につきまして、対象人数の把握や推移、それに伴う一般財源必要額の算定等も行いながら、また国、県等の指針や動向等を注意しつつ、先ほど申し上げました予防治療等も勘案しながら、今後の協議事項としたいというふうに考えております。 ○議長(山神 猛君)  今田君。 ○8番(今田 勝幸君)  これについても、一つだけ申し上げて、早期の実現を求めたいと思いますが、今度調査するということでありますが、人づくり革命、流れ、人への投資と言われておりました。これはやっぱりここにもそういう観点が出てくるわけであります。で、やっぱり切れ目のない、高校、大学まで、教育の観点では必要なわけですけれども、健康の面でもせめて高校生までは面倒みてやるいうことが必要なんじゃないかということを、強く求めておきたいと思います。ぜひ早期の実現をしていただくように求めます。  最後の質問でありますが、あわせまして、子ども・子育ての支援強化、これは一つとして、そしてまた人への投資の一番大事なところかと思いますけれども、町の単独の給付型の奨学金、これは大学生への創設を求めておきたいと思いますが、いかがお考えでしょうか。 ○議長(山神 猛君)  教育長。 ○教育長(大林 正和君)  失礼いたします。  本町の給付型奨学金制度でございますが、議員もご存じのように、高等学校及び高等専門学校に進学を希望する生徒であって、選考基準により認定された者につきましては、第一種奨学金を支給し、給付としております。それから高等専門学校1年生から3年生までとなっております。4年生、5年生になりますと、また違うほうへ移行します。なお、ご提案の給付型の奨学金制度創設につきましては大学生を対象としたものであり、現在本町の大学生の奨学金については貸与となっています。給付型奨学金に関しましては、財政面、給付基準等、検討課題が多くあると考えております。なお、現在香川県が実施している大学生等への奨学金事業といたしましては、卒業後県内に就職、定着し、かつ地域の中核的企業等を担う人材となり得る方への、奨学金の貸与、返還金の一部を支援する事業がございます。  以上でございます。 ○議長(山神 猛君)  今田君。 ○8番(今田 勝幸君)  なかなか難しいと。ただですね、県ができて町がなぜできないのかと。で、私、前も言ったことあるんですけれども、民間にもこういう条件をつけた給付制度をやっとるじゃないですかね。で、IターンというかUターンというか、就職は香川県琴平にはあまりないきに、そんな企業がないきに、そこでいるというのは難しいと思うんです。しかし全県下を対象にした中でのやり方だと、それは可能じゃないかと。できれば琴平に住んでもらうという話と結びつけたらどうかなというのが私の意見です。私はどうしてもここでなぜこういう話をして、ぜひと思うのは、ふるさととかいうのは、遠くにあって思うことなのか、どうかではなしに、私も実は大阪で半年、そのときに思ったのはやっぱりふと寮で寝よって思うのは、田舎のことありますよね。そういったときに、いつでも帰れるところと思わせるまちをつくったら、帰ってくるんですから、と思うんです。ですからそういう意味ではやっぱりそういう制度とかそういうのでしておいて、社会で育ってやるということがあれば、やっぱり困ったときとかあるいは琴平へ帰ってくるのではないか。またそういうまちづくりの上にこれを上乗せして、ぜひ琴平を将来も君たちが担うんだというふうにしていただけ、そういうふうにしておく必要があるんじゃないか。それが民間がやっとる給付制度だったり、これは看護婦とか医者とかの場合もしておりますが、あるいは県でもそういう条件でやっとるわけですから、国だってそうですよね、一定そういうことあります。医者の場合は離島とかですからそれは当然、私はやっぱり持っとったって損にはならない。条件はありますいう条件クリアするより、このそれが高等教育を受けて、より能力を伸ばしていただけるなら、またより喜ばしいことなので、やっぱり私は思いきってして、そういう、策が必要なんです。琴平町の将来のための人口減少の問題を考えても必要でないかと、強く申し上げておきたい。これについても、今すぐどうこう言っても多分答えは帰ってこない机たたくわけにいきませんので、ぜひそれは、こういう思いで要求をしておきますので、よろしく、ぜひ実現のお願いをしたいと。近々のうちにまた質問する機会がありましたら、またこのことを取り上げますが、よろしくお願いしたいと思っております。  全体として、広範囲に、経済論等含めまして若干の見解を述べながら質問いたしました。いずれにしても、私は今も国の、あるいは町政のちょうど曲がり角だなと思っています。ぜひこの曲がり角を様々な議論をしながら、よりよい琴平町をつくるために、そして町民の暮らしがよく、少しでもよくなるように私も頑張りたいと思います。ぜひこれ要求に、求めていた要求にこたえていただきますようにお願いいたしまして、私の質問を終わります。 ○議長(山神 猛君)  これで8番、今田 勝幸君の一般質問を終わります。  以上で、本日の日程は全部終了いたします。  お諮りします。  委員会審査のため、3月7日から3月22日までの16日間を休会としたいと思います。ご意義ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山神 猛君)  異議なしと認めます。  したがいまして、3月7日から3月22日までの16日間、休会とすることに決定いたしました。  本日はこれで散会いたします。  ありがとうございました。              (散会 午後 4時05分)  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。        琴平町議会議長        琴平町議会議員        琴平町議会議員...