陸前高田市議会 2019-12-04 12月04日-03号
8年前の大津波時に、私の先輩、後輩の多くの消防団員が殉職されました。改めて私は心より哀悼の誠をささげたいと存じます。また、残された家族の皆様方にもお見舞い申し上げ、頭を下げさせていただきます。当時壊滅、全滅したというような報道もあった当市の中心地での災害現場での救出活動、捜索活動に当たった消防団員の懸命な活動は、私は忘れることができません。
8年前の大津波時に、私の先輩、後輩の多くの消防団員が殉職されました。改めて私は心より哀悼の誠をささげたいと存じます。また、残された家族の皆様方にもお見舞い申し上げ、頭を下げさせていただきます。当時壊滅、全滅したというような報道もあった当市の中心地での災害現場での救出活動、捜索活動に当たった消防団員の懸命な活動は、私は忘れることができません。
殉職された多くの消防団員、消防職員、消防関係者を初め、犠牲となられた方々に対して、改めて哀悼の意をささげるものでございます。 消防団の皆様には、あの大津波により大打撃とも言える被害をこうむりながらも、震災直後から今日まで、火災はもちろんのこと大雨洪水の警戒や水防活動、冬場の夜警や火災予防活動など、昼夜を分かたず活動いただいておりますことに深く感謝申し上げるところでございます。
本日9月11日は、あの東日本大震災津波から2年半の月命日であり、殉職した多くの消防団員、消防職員、消防関係者を初め、犠牲となられた市民の皆様に対して哀悼の誠をささげるものであります。
次に、消防団の検証についてでありますが、東日本大震災で多くの消防団員に殉職者を出したことはまことに痛恨のきわみであります。地震発生後、各地区の消防団員は消防計画に基づき管轄区域の水門閉鎖を素早く実施し、すべての水門等は十分ほどで閉鎖完了し、その後市民への避難指示広報と避難誘導を実施したところであります。
このことは、消防組織法には消防の行動、任務が示されておりますが、この大津波の襲来により犠牲となられた団員は、堤防の水門、樋門の閉鎖を初め、住民の避難誘導の交通整理など、尊い使命感により命をもって命を救うという結果となり、殉職されました。いかに崇高な消防精神、旺盛な使命感、犠牲的消防精神であっても、東日本大震災の巨大津波の襲来は余りにも犠牲が大き過ぎたものと思います。