二戸市議会 > 2020-09-24 >
09月24日-委員長報告・質疑・討論・採決-05号

ツイート シェア
  1. 二戸市議会 2020-09-24
    09月24日-委員長報告・質疑・討論・採決-05号


    取得元: 二戸市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-03
    令和 2年  9月 定例会1 議事日程(第22日目)  (令和2年9月二戸市議会定例会)                           令和 2年 9月24日                           午前10時00分 開議  日程第 1 議案第 1号 二戸市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改               正する条例  日程第 2 議案第 2号 令和元年度二戸市水道事業会計処分利益剰余金の               処分について  日程第 3 議案第 3号 令和2年度二戸市一般会計補正予算(第7号)  日程第 4 議案第 4号 令和2年度二戸市国民健康保険特別会計補正予算               (第6号)  日程第 5 議案第 5号 令和2年度二戸市下水道事業特別会計補正予算(第               1号)  日程第 6 議案第 6号 令和2年度二戸市生活排水処理事業特別会計補正予               算(第1号)  日程第 7 議案第 7号 令和2年度二戸市簡易水道事業特別会計補正予算               (第1号)  日程第 8 議案第 8号 令和2年度二戸市土地区画整理事業特別会計補正予               算(第2号)  日程第 9 議案第 9号 令和2年度二戸市後期高齢者医療特別会計補正予算               (第1号)  日程第10 認定第 1号 令和元年度二戸市一般会計歳入歳出決算認定につい               て  日程第11 認定第 2号 令和元年度二戸市国民健康保険特別会計歳入歳出決               算認定について  日程第12 認定第 3号 令和元年度二戸市下水道事業特別会計歳入歳出決算               認定について  日程第13 認定第 4号 令和元年度二戸市生活排水処理事業特別会計歳入歳               出決算認定について  日程第14 認定第 5号 令和元年度二戸市簡易水道事業特別会計歳入歳出決               算認定について  日程第15 認定第 6号 令和元年度二戸市土地区画整理事業特別会計歳入歳               出決算認定について  日程第16 認定第 7号 令和元年度二戸市介護サービス事業特別会計歳入歳               出決算認定について  日程第17 認定第 8号 令和元年度二戸市後期高齢者医療特別会計歳入歳出               決算認定について  日程第18 認定第 9号 令和元年度二戸市水道事業会計決算認定について  日程第19 請願第 1号 二戸市内全域に光回線の敷設を求める請願について  日程第20 請願第 2号 「安全・安心で、ゆきとどいた教育実現につながる               少人数学級」の実現を求めることについての請願書  日程第21 請願第 3号 緊急経済対策に消費税率を5%に引き下げることを               国に求める意見書の提出を求める請願  日程第22 発議第 1号 新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の               急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書  日程第23 発議第 2号 教職員定数の改善及び義務教育費国庫負担制度拡充               に係る意見書  日程第24 発議第 3号 岩手県立福岡工業高校の単独の存続と充実を求める               意見書(追加)  日程第25 発議第 4号 「少人数学級」の実現を求める意見書2 出席議員は次のとおりである。(17名)   2番  三 浦 利 章      3番  髙 村 人 司   4番  石 輪 成 人      5番  沼 井 賢 壮   6番  小田島 行 伸      7番  畠 中 泰 子   8番  田 口 一 男      9番  駒 木   昇  10番  米 田   誠     11番  出 堀 満 則  12番  内 沢 真 申     13番  國 分 敏 彦  14番  岩 崎 敬 郎     15番  田 中 勝 二  16番  菅 原 恒 雄     17番  小笠原 清 晃  18番  田 代 博 之3 欠席議員は次のとおりである。(1名)   1番  新 畑 鉄 男4 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者の職氏名  市    長   藤 原   淳   副  市  長   大 沢   治  総合政策部長   田中舘 淳 一   総 務 部 長   久 慈 清 隆  健康福祉部長   小 野 一 浩   産業振興部長   佐 藤 春 彦  建設整備部長   石 村 一 洋   浄法寺総合支所長 山 本   進  併任水道事業所長  総合政策部副部長 工 藤 博 幸   総務部副部長   千 葉   守  総務部副部長   髙 瀬 政 広   健康福祉部副部長 平   千 秋  健康福祉部副部長 小 野 昭 徳   産業振興部副部長 泉 山 茂利樹  産業振興部副部長 泉 山 武 將   建設整備部副部長 古 山 淳 夫 浄法寺総合支所次長 姉 帯 敏 美 総務課長併任選挙管理 戸 来 克 広                    委員会事務局書記長  教  育  長   鳩 岡 矩 雄   教 育 部 長   玉 懸 邦 将  教育部副部長   澤 田 善 治   会 計 管理者   田 中 博 文  代表監査委員   切 金   精   監査委員事務局長 工 藤   優 農業委員会事務局長 泉 山 和 徳   水道事業所次長  成 田 良 治5 職務のため議場に出席した者の職氏名  議会事務局長   米 澤 幸 彦   議会事務局副局長 上屋敷   司  議会事務局主事  菅 原 剛 史~~~~~~~~~○~~~~~~~~~開議  午前10時00分~~~~~~~~~○~~~~~~~~~ ○議長(小笠原清晃)  ただいまの出席議員は17人であります。定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。欠席届は、新畑鉄男議員から提出されております。 直ちに本日の会議を開きます。 本日、議会運営委員会を開催しております。この際、議会運営委員長の報告を求めます。 内沢議会運営委員長。〔議会運営委員長 内沢真申君登壇〕 ◎議会運営委員長(内沢真申)  令和2年9月二戸市議会定例会最終日議会運営について、本日議会運営委員会を開催し、協議をいたしました。協議の結果の概要を報告いたします。 本日議員発議3件が追加提案されております。本日は最終日でありますので、委員会付託を省略し、即決することになりました。 したがいまして、本日の会議の進め方は、お手元に配付の議事日程表のとおりとなります。最初に、日程第1、議案第1号から日程第9、議案第9号まで、以上9件を一括議題とし、各常任委員長の報告を求め、質疑、討論、採決は1件ごとに行います。 次に、日程第10、認定第1号から日程第18、認定第9号まで、以上9件を一括議題とし、決算特別委員長の報告を求め、質疑、討論、採決は1件ごとに行います。 次に、日程第19、請願第1号から日程第21、請願第3号までの以上3件を一括議題とし、常任委員長報告を求め、質疑、討論、採決は1件ごとに行います。 最後に、日程第22、発議第1号から日程第24、発議第3号までの以上3件について、それぞれ提出者の提案説明を求め、委員会付託を省略し、質疑、討論、採決を行い、今定例会は閉会となります。 以上、報告を終わります。 ○議長(小笠原清晃)  ただいまの議会運営委員長報告に対する質疑を許します。〔「なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  ないものと認め、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。日程第1、議案第1号、二戸市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例から日程第9、議案第9号、令和2年度二戸市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)まで、以上9件を一括議題とし、一括委員長報告を求め、質疑、討論、採決は1件ごとに行いたいと思います。これにご異議ありませんか。〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  ご異議なしと認めます。 よって、日程第1、議案第1号から日程第9、議案第9号まで、以上9件を一括議題とし、一括委員長報告を求め、質疑、討論、採決は1件ごとに行うことに決しました。 日程第1、議案第1号、二戸市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例から日程第9、議案第9号、令和2年度二戸市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)まで、以上9件を一括議題といたします。 最初に、総務常任委員長の報告を求めます。 田代総務常任委員長。〔総務常任委員長 田代博之君登壇〕 ◎総務常任委員長田代博之)  総務常任委員会審査報告をいたします。総務常任委員会委員長田代博之。 令和2年9月9日の本会議において、当総務常任委員会に付託された案件の審査結果及び主な審査事項について、下記のとおり報告いたします。 開催期日は令和2年9月15日、開催場所は第1委員会室出席委員は記載の6名、説明のために出席した者は記載の部課長であります。 初めに、審査結果を報告いたします。議案第1号、二戸市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例は、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第3号、令和2年度二戸市一般会計補正予算(第7号)は、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、主な審査事項について報告をいたします。議案第1号、二戸市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例。(1)、二戸市内で発症した場合について。コロナウイルスが二戸市内で発症した場合に、具体的にどういう方たちが関わって、どれくらいの規模になるのか想定はしているのかとの質問があったところです。県の保健所の指導の下で防疫作業が行われることになりますので、全体については把握しておりません。手当につきましては、医師、看護師、保健師、また梱包作業が出てきますので、一般事務職員の対応もあると考えている。施設の消毒作業もあると思われます。発症した方が市営住宅や市の施設を使った場合には、その施設の消毒作業が出てきますので、その際には職員等で消毒作業をすることを想定しているとの答弁でありました。 (2)、特殊勤務手当について。本文の改正前で、何々が特殊勤務手当になっていて、その金額にばらつきがあるのか、また何で附則で対応しなければならないのかとの質問がありました。条例では、定めている特殊勤務手当は、徴税手当支給額が月額1,500円、防疫作業手当は1日300円、行旅死亡人設置手当は1件1,500円、医師手当は給料月額の100分の125以内、手術手当は1回手術料の100分の25、往診手当は1回往診料の100分の50、死体処置手当は1回死体処理料の100分の100、放射線手当は1件100円、用地交渉手当は1日200円とのことでありました。附則で対応するについては、コロナウイルスは現在対応策も確立されておらず、指定感染症の第2類に指定されている病気であります。今後対応策等が出てくれば、指定感染症の分類も変わってくるという考えから、県に準じて改正になったものとの回答でありました。 次に、議案第3号、令和2年度二戸市一般会計補正予算(第7号)、総合政策部所管分であります。(1)、日本遺産奥南部漆物語推進事業について。2つの市が負担金を出し合って1,000万円でやるわけですが、できるだけ詳しい事業内容を伺いたいとの質問があったところです。答弁は、推進協議会におきまして事業を実施するに当たり、3つの部会、文化財部、産業観光部会地域振興部会を組織して、それぞれ両市の担当課で構成して事業実施することとしています。今年度の事業予定としては、普及啓発で奥南部のシビックプライド、認知度の向上を図るための調査研究並びに学校教育に生かす事業を実施するということと、次年度以降の各種整備に向けての調査研究事業を予定しています。今後の事業の詳細につきましては、各部会において精査して実施するものという答弁でありました。 総務部所管分であります。(1)、出張所費について。御返地出張所の話合いがまとまらなかったということだが、問題点は何だったのか、今後まとまる見込みがあるのかとの質問がありました。答弁は、御返地出張所の入っている御返地生活改善センターの管理上の問題があるということです。改善センターは、大簗地区自治会が指定管理を受けて管理をしているわけですが、今は平日の日中は出張所が入っておりますので、主に休日と夜間の管理を行っています。業務委託後は、平日の管理もしていかなければならないことから、自治会の管理の方法について考えていかなければならないので、時間をいただきたいということです。今後時期については明言できませんが、センターの方向性がまとまった段階で進めていく予定だとの答弁でありました。 次に、議会事務局所管分でありますが、質疑はございませんでした。 以上、報告を終わります。 ○議長(小笠原清晃)  次に、文教福祉常任委員長の報告を求めます。 三浦文教福祉常任委員長。〔文教福祉常任委員長 三浦利章君登壇〕 ◎文教福祉常任委員長三浦利章)  文教福祉常任委員会審査報告をいたします。文教福祉常任委員会委員長三浦利章。 令和2年9月9日の本会議において、当文教福祉常任委員会に付託された案件の審査結果及び主な審査事項について、下記のとおり報告いたします。 開催期日は令和2年9月14日、15日、開催場所は第2委員会室出席委員は記載の6名、説明のために出席した者は記載の部課長であります。 初めに、審査結果を報告いたします。議案第3号、令和2年度二戸市一般会計補正予算(第7号)は、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第4号、令和2年度二戸市国民健康保険特別会計補正予算(第6号)は、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第9号、令和2年度二戸市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)は、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、主な審査事項について報告をいたします。議案第3号、令和2年度二戸市一般会計補正予算(第7号)では、まず健康福祉部所管分でございます。(1)、生活保護総務事務費について、電算システム改修委託料の詳細はとの質問がございました。答弁は、日常生活支援住居施設というものがあり、これまでそこの施設に入る際に計算するシステムがなかったので、その施設の委託事務費を計算する機能を追加するものとなっている。日常生活支援住居施設とは、居宅では日常生活を営むことが困難で、社会福祉施設等に入所の対象とならない者が必要な支援を受けながら生活を送る場、無料低額宿泊所ということになっており、まだ岩手県にはその施設が指定になっていないので、特に今は使用しないが、将来のことを考えてシステムに追加するものとなっているとの答弁でございました。 次に、(2)、保育事業委託費について、病児保育の利用状況はとの質問がございました。答弁は、病児保育の利用については、事業を始めた平成30年度に比べ、昨年度は利用者が減っている状態だが、子供が病気のときは保護者が家庭で見ていただくのが子供にとって一番よいことなので、家庭で見ていただけるような理解があるような状況に、徐々になってきているのかなと思っている。また、昨年度は、通常であれば冬場利用者が増えるが、コロナウイルスの関係で保育所や自宅においてマスクや手洗い等が勧奨されたこともあり、インフルエンザ等の病気が抑えられたという形で利用者が減ったものではないかと思っているとの答弁でございました。 次に、議案第3号、令和2年度二戸市一般会計補正予算教育委員会所管分でございます。(1)、教育振興基金積立金について、教育基金の積立金累計額はどれくらいかとの質問がございました。答弁は、今年の累計では431万2,000円となっているとの答弁でございました。 次に、議案第4号、令和2年度二戸市国民健康保険特別会計補正予算(第6号)でございます。(1)、機械器具借上料について、検査機器等のレンタルの内容はとの質問がございました。今回の補正は、浄法寺診療所を予定している。常勤医の就任に当たり、エコーの機器をリースで導入することを予定していたが、就任され、実際に患者さんの状況を見たところ、エコーではなく睡眠時無呼吸症候群の疑いがある方が見られたので、そういう方々に対して検査をして治療していきたいとなった。検査機器自体はレンタルとなる。ホルターみたいな機器をつけて、指先と鼻に機器を装着し、一晩寝てもらうと記録が取られて、そういう症状があるのか判断される。あわせて、睡眠時無呼吸症候群と診断された方に対する治療機器もレンタルを予定している。そちらは、在宅持続陽圧呼吸療法治療器というもので、寝ているときにマスクのようなものをかぶせ、それに対し空気を送って喉や肺の圧力を高め、塞がらないようにする機械で、そちらもレンタルを予定しているとの答弁でございました。 次に、議案第9号、令和2年度二戸市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)では、質疑はございませんでした。 以上で文教福祉常任委員会の報告を終わります。 ○議長(小笠原清晃)  次に、産業建設常任委員長の報告を求めます。 畠中産業建設常任委員長。〔産業建設常任委員長 畠中泰子君登壇〕 ◎産業建設常任委員長畠中泰子)  産業建設常任委員会における審査報告を申し上げます。産業建設常任委員会委員長畠中泰子。 令和2年9月9日の本会議におきまして、当産業建設常任委員会に付託されました案件の審査結果及び主な審査事項につきまして、下記のとおり報告いたします。 開催期日は、令和2年9月14日、15日です。開催場所は第3委員会室、出席者は記載の6名であります。説明のために出席した者は、記載の部課長であります。 次に、審査結果をご報告いたします。議案第2号、令和元年度二戸市水道事業会計処分利益剰余金の処分については、全員賛成で原案可決すべきものと決しました。 次に、議案第3号、令和2年度二戸市一般会計補正予算(第7号)は、全員賛成で原案可決すべきものと決しました。 次に、議案第5号、令和2年度二戸市下水道事業特別会計補正予算(第1号)は、全員賛成で原案可決すべきものと決しました。 次に、議案第6号、令和2年度二戸市生活排水処理事業特別会計補正予算(第1号)は、全員賛成で原案可決すべきものと決しました。 次に、議案第7号、令和2年度二戸市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)は、全員賛成で原案可決すべきものと決しました。 次に、議案第8号、令和2年度二戸市土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)は、全員賛成で原案可決すべきものと決しました。 次に、主な審査事項についてご報告いたします。議案第3号、令和2年度二戸市一般会計補正予算(第7号)の漆産業課所管分についてでございます。(1)、浄法寺木材等山里振興協議会負担金についてでございます。山里振興協議会の構成や目的、負担金はとの質問があり、構成メンバーは5団体で、浄安森林組合、浄門の里づくり協議会、滴生舎が製造、販売を委託している浄法寺うるしび合同会社地域おこし協力隊のOBなどが構成した団体の漆でつながる会、それと二戸市である。設置目的は、協議会自体は木材などを活用した地域活性化に資する事業について、円滑、適正な推進を図っていくものであるが、目的としては地域の経済を回すという観点に立っている。 次に、市として目的をどう捉えたらいいかとの質問があり、この事業は山村活性化支援交付金という国の事業を活用して行うものである。これまでも木地師の育成や情報発信などを中心に取り組んできた。今回は、事業主体が市ではなく協議会となるもので、国から直接交付金をいただく形になる。各構成団体が負担金を出し合って事業を進めていくことになる。この交付金事業の条件は、必ず市町村が構成団体となることとなっているとのことでございました。負担金につきましては、二戸市が10万円、森林組合が1万円、ほかの民間地域団体は5,000円ずつとなっているとのことであります。さらに、具体的な事業内容については大きく2つあって、1つは一貫体制を目指しており、木地師として木地の品物自体を地域材を使いたいということが1つであり、もう一つは漆の樽を地域内で作り上げたい、その技術を学びたいというものであるとの答弁でございました。樽を作る技術者養成、地元材を作って樽を作るということかの質問がありまして、樽作り技能を身につける方を何名か欲しいと考えている。実際のところ樽作りというのは難しいと聞いている。きちんとしたものができるには四、五年かかると考えているが、技能を持った方を養成していきたいと考えている。漆用の樽を作れる人は一戸町に1人だけいらっしゃる。全部その人から買っているが、高齢化しているので喫緊の課題であるとの答弁でございました。 次に、(2)、浄法寺漆産業振興基金積立金についてでございます。基金の目的はとの質問があり、主に漆振興に係るソフト事業に使わせていただくもので、人材育成や情報発信などになる。人材育成について具体的な事例があれば伺いたいとの質問があり、漆振興に関わるほぼ全てのものに充当できるようにこの基金はつくっている。人件費であれば、地域おこし協力隊には一般財源も投入し、国からの交付金もあるので、例えば交付金で足りない一般財源を必要とする分に基金を入れたりしている。木地師養成に係る報償費に充てたり、イベント経費にも充てている。必要な部分に必要な額で繰入れをしている。この基金は、あくまでもその事業を円滑にするためのもので、これがこの基金の目的になっているとの答弁でございました。 農林課及び地域支援課所管分については、質疑がございませんでした。 次に、商工観光流通課及び地域支援課所管分につきましても、質疑がございませんでした。 次に、建設課及び地域支援課所管分であります。(1)、除雪管理システム借上料について、委員より管理システムの詳細はとの質問があり、除雪オペレーターが携帯する。除雪システムは、委託業者21者に貸与している除雪機械と自分たちが使用している機械、それら全部について活用していただくことになる。当面全部で45台分、予備の2台分を含めてオペレーターにお渡しすることになる。その日ごとの運行状況が記録され、それぞれの会社で記録して月ごとに建設課に請求いただくことになる。これまで手計算によってやっていた業務が全てシステム管理になる。システムはクラウド上にあり、アカウントを共有してシステムに入る。運行状況については、市のほうでも会社でも共有し、地図でどこを走っているか確認できるようになるとの答弁でございました。 (2)、市民協働除排雪事業について、委員より市民協働除排雪事業の除雪機と、その管理はどうなっているか、修繕費や燃料費はとの質問があり、地域で使っていただいている除雪機には、地域で調達して管理しているものと、市のほうで調達して貸出ししているものの2種類がある。貸出し用小型除雪機は、シーズン初めに貸し出して、シーズン終わりに回収することにしている。宝くじ助成金を活用して地域で取得した除雪機については、燃料費は市で持つが、修繕費や維持管理費地元町内会にお願いをしている。さらに委員より、大雪などで急に除雪機を借りたいときに貸してもらえるのかとの質問があり、緊急に必要な場合には建設課のほうで予備機として持っているものが1台あるので、貸出しは可能であるとの答弁でございました。 次に、都市計画課所管分については、質疑がありませんでした。 次に、下水道課所管分につきましても、質疑がありませんでした。 簡易水道課所管分につきましても、質疑がありませんでした。 次に、大きく議案第5号、令和2年度二戸市下水道事業特別会計補正予算(第1号)についてであります。(1)、下水道事業固定資産調査及び評価等企業会計移行支援業務委託料についてであります。本会議で保留としておりました受益者負担金の単価が二戸と浄法寺で違うが、それも踏まえた全体的な経営計画の策定なども含まれるのかの質問に対しまして、当局より今回の委託料については、公営企業会計に移行した際に、減価償却の基礎となる資産の調査、評価を行うこと、そして移行に向けた予算、決算などの調整、システム導入に向けたアドバイスなど、その移行に向けた準備作業に対しての支援で、直接経営計画などの策定に対する支援は含まれていない。 一方、このような作業と並行して、公営企業会計移行後の財政見通しなども検討することになるが、まずは現行制度で移行後の財政見通しを策定することとなる。現行制度での財政計画を策定した上で、一般会計の繰入金あるいは使用料について検討を進めることとなるが、浄法寺と二戸で受益者負担金が違うという部分については、二戸と浄法寺地区で整備手法が異なり、二戸は公共、浄法寺は特環ということ、そして浄法寺地区については下水道の下水管の布設については、もう全て終わっているということ、なおかつ浄法寺地区の下水の受益者の方々に対しては、もう既にこの受益者負担金の仕組みなどについて説明をしているということ、さらに浄法寺地区の受益者負担金に関しては、財政的にあまり大きな差が生じないということであり、制度については当面は現行の制度で進めさせていただきたいと考えているとの答弁でございました。 委員より、なぜ企業会計に移行しなければならないのかとの質問があり、将来にわたり住民に必要なサービスを安定的に提供していくためには、経営基盤の強化が必要となり、経営基盤強化に向け、国では平成31年には総務大臣通知による要請や、今年の3月には令和7年度以降は交付金などの交付要件にするという通知などを出しており、今後も施設整備などが続くことから、法適用することとして作業を進めていくこととしているとの答弁でございました。 さらに委員より、一般会計からの繰入れや使用料の検討もするのか、市民負担や財政的な部分でどうなるかはいつ分かるのかとの質問があり、使用料の見直しや一般会計の繰入れをどうするかという検討は、委託業務の中に基本的に含まれない。それは市で行うべきものになる。基本的には、減価償却費となる固定資産の調査を行うというのが今回の委託のメインになるものである。また、令和6年から公営企業会計になるが、令和5年度までは官庁方式という今の会計が踏襲される。使用料の見直しや、一般会計の繰入れの検討はいつという明確なお答えはできかねる。内部で国の制度やその法令、通知も踏まえ、どれが適正か、不適正なのかということも含めて検討していくとの答弁でございました。 次に、議案第6号、令和2年度二戸市生活排水処理事業特別会計補正予算(第1号)は、質疑がございませんでした。 次に、議案第7号、令和2年度二戸市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)は、質疑がございませんでした。 議案第8号、令和2年度二戸市土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)は、質疑がございませんでした。 以上で産業建設常任委員会の報告を終わります。 ○議長(小笠原清晃)  以上で報告が終わりました。 日程第1、議案第1号、二戸市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例の委員長報告に対する質疑に入ります。〔「なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  ないものと認め、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。〔「なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  ないものと認め、討論を終結いたします。 これより議案第1号を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。〔起立全員〕 ○議長(小笠原清晃)  起立 全員であります。 よって、議案第1号は原案のとおり可決されました。 日程第2、議案第2号、令和元年度二戸市水道事業会計処分利益剰余金の処分についての委員長報告に対する質疑に入ります。〔「なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  ないものと認め、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。〔「なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  ないものと認め、討論を終結いたします。 これより議案第2号を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。〔起立全員〕 ○議長(小笠原清晃)  起立 全員であります。 よって、議案第2号は原案のとおり可決されました。 日程第3、議案第3号、令和2年度二戸市一般会計補正予算(第7号)の委員長報告に対する質疑に入ります。 最初に、総務常任委員長報告に対する質疑を許します。〔「なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  次に、文教福祉常任委員長の報告に対する質疑を許します。〔「なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  次に、産業建設常任委員長報告に対する質疑を許します。〔「なし」の声あり〕
    ○議長(小笠原清晃)  ないものと認め、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。〔「なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  ないものと認め、討論を終結いたします。 これより議案第3号を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。〔起立全員〕 ○議長(小笠原清晃)  起立 全員であります。 よって、議案第3号は原案のとおり可決されました。 日程第4、議案第4号、令和2年度二戸市国民健康保険特別会計補正予算(第6号)の委員長報告に対する質疑に入ります。〔「なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  ないものと認め、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。〔「なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  ないものと認め、討論を終結いたします。 これより議案第4号を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。〔起立全員〕 ○議長(小笠原清晃)  起立 全員であります。 よって、議案第4号は原案のとおり可決されました。 日程第5、議案第5号、令和2年度二戸市下水道事業特別会計補正予算(第1号)の委員長報告に対する質疑に入ります。〔「なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  ないものと認め、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 反対ですか。 畠中議員。〔7番 畠中泰子君登壇〕 ◆7番(畠中泰子)  私は、本案に対しまして、反対の立場で討論をいたします。 今回の提案は、市がというよりも国の政策、国の公営企業化という強引な誘導の中で苦渋の提案となっている当局の苦しい立場は理解はしつつも、今後の市民サービスと市民負担を考えますと、やはり明確にしておかなければならないということで、あえて賛成はしない、反対の立場を表明するものでございます。 下水道事業を公営企業に移行するための予算が提案されております。平成31年度の総務大臣通知による、3万人未満の自治体においても公営企業会計に移行するよう要請する通知があり、また今年3月の令和7年度以降は公営企業に移行していなければ交付金の交付要件から……交付要件を公営企業化適用、法適用となっていることを条件とするなど、あまりにも地域の実態、地方の実態を無視する国の公営企業化への強引なやり方に、まず私は抗議をしたいと思います。 当局においての債務負担行為もしながらの今後の調査、あるいは検討におきましても、地域の置かれている状況、とりわけ下水道につきましては、県の平均を下回る普及率の中で、住民のサービスの維持と、また低廉な使用料をどう維持するかということには十分に意を尽くしていただきたいと考えるものであります。 企業会計化によって独立採算の原則が協調されて、市民負担、受益者負担がどんどんと強まってはならないと考えるものでございます。今地方が置かれている現状をしっかりと地方創生の観点からも、今後引き続きどこに住んでいてもひとしく十分なサービスが受けられるよう、また市民の暮らしを守るよう、そのような立場を表明しつつ、二戸市においては一般会計からの繰入れによって維持している下水道事業の地域の状況をしっかりと考えて、今後の下水道事業運営に当たっていただくよう求めて反対討論といたします。 ○議長(小笠原清晃)  賛成の方。〔「なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  反対の方。〔「なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  ないものと認め、討論を終結いたします。 これより議案第5号を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。〔起立多数〕 ○議長(小笠原清晃)  起立 多数であります。 よって、議案第5号は原案のとおり可決されました。 日程第6、議案第6号、令和2年度二戸市生活排水処理事業特別会計補正予算(第1号)の委員長報告に対する質疑に入ります。〔「なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  ないものと認め、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。〔「なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  ないものと認め、討論を終結いたします。 これより議案第6号を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。〔起立全員〕 ○議長(小笠原清晃)  起立 全員であります。 よって、議案第6号は原案のとおり可決されました。 日程第7、議案第7号、令和2年度二戸市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)の委員長報告に対する質疑に入ります。〔「なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  ないものと認め、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。〔「なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  ないものと認め、討論を終結いたします。 これより議案第7号を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。〔起立全員〕 ○議長(小笠原清晃)  起立 全員であります。 よって、議案第7号は原案のとおり可決されました。 日程第8、議案第8号、令和2年度二戸市土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)の委員長報告に対する質疑に入ります。〔「なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  ないものと認め、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。〔「なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  ないものと認め、討論を終結いたします。 これより議案第8号を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。〔起立全員〕 ○議長(小笠原清晃)  起立 全員であります。 よって、議案第8号は原案のとおり可決されました。 日程第9、議案第9号、令和2年度二戸市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)の委員長報告に対する質疑に入ります。〔「なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  ないものと認め、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。〔「なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  ないものと認め、討論を終結いたします。 これより議案第9号を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。〔起立全員〕 ○議長(小笠原清晃)  起立 全員であります。 よって、議案第9号は原案のとおり可決されました。 お諮りいたします。日程第10、認定第1号、令和元年度二戸市一般会計歳入歳出決算認定についてから日程第18、認定第9号、令和元年度二戸市水道事業会計決算認定についてまで、以上9件を一括議題とし、一括決算特別委員長の報告を求め、質疑、討論、採決は1件ごとに行いたいと思います。これにご異議ありませんか。〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  ご異議なしと認めます。 よって、日程第10、認定第1号から日程第18、認定第9号まで、以上9件を一括議題とし、一括決算特別委員長の報告を求め、質疑、討論、採決は1件ごとに行うことに決しました。 日程第10、認定第1号、令和元年度二戸市一般会計歳入歳出決算認定についてから日程第18、認定第9号、令和元年度二戸市水道事業会計決算認定についてまで、以上9件を一括議題といたします。 決算特別委員長の報告を求めます。 國分決算特別委員長。〔決算特別委員長 國分敏彦君登壇〕 ◎決算特別委員長(國分敏彦)  それでは、決算特別委員会における審査報告を申し上げます。決算特別委員会委員長、國分敏彦。 去る9月9日の本会議において決算特別委員会に付託になりました認定第1号、令和元年度二戸市一般会計歳入歳出決算認定についてから認定第9号、令和元年度二戸市水道事業会計決算認定についてまで、以上9件は9月10日に審査を行い、さらに詳細にわたり審査をするため、常任委員会ごとに分科会を設置し、これに付託の上、審査を行いました。 また、9月23日に決算特別委員会を再開し、各分科会委員長の報告を求め、分科会委員長の報告に対し1件ごとに質疑、討論、採決を行いました。 その結果、認定第1号、令和元年度二戸市一般会計歳入歳出決算認定については、賛成多数で認定すべきものであると決しました。 認定第2号、令和元年度二戸市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定については、賛成多数で認定すべきものであると決しました。 認定第3号、令和元年度二戸市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定については、全員賛成で認定すべきものであると決しました。 次に、認定第4号、令和元年度二戸市生活排水処理事業特別会計歳入歳決算認定については、全員賛成で認定すべきものであると決しました。 続いて、認定第5号、令和元年度二戸市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定については、全員賛成で認定すべきものであると決しました。 認定第6号、令和元年度二戸市土地区画整理事業特別会計歳入歳決算認定については、全員賛成で認定すべきものであると決しました。 認定第7号、令和元年度二戸市介護サービス事業特別会計歳入歳決算認定については、全員賛成で認定すべきものであると決しました。 認定第8号、令和元年度二戸市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定については、賛成多数で認定すべきものであると決しました。 認定第9号、令和元年度二戸市水道事業会計決算認定については、全員賛成で認定すべきものであると決しました。 なお、お手元に報告書の写しを配付しております。 以上で報告を終わります。 ○議長(小笠原清晃)  以上で報告が終わりました。 日程第10、認定第1号、令和元年度二戸市一般会計歳入歳出決算認定についての特別委員長報告に対する質疑に入ります。〔「なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  ないものと認め、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 反対ですか。 畠中議員。〔7番 畠中泰子君登壇〕 ◆7番(畠中泰子)  認定第1号に対しまして、反対の立場で討論を行います。 令和元年度におきましては、小中学校へのエアコン設置、あるいは保育所年長クラスの保育室などへのエアコンの設置、さらには学校トイレの洋式化、また産後鬱などに対応する産前産後母子支援事業や産後ケア事業など、私どもが繰り返し求めてきた様々な市民サービス、子供たちへの支援の事業が実施され、評価する点は多くありますけれども、市の基本的な姿勢として問題点を感じますので、その点を指摘し、反対をしたいと思います。 その第一が二戸市で今最も中心的に進めておりますPFI、公民連携事業においての迷走であります。これまで私どもは、十分検討し、本当に地域の温泉なり、あるいは観光振興なり、どうすればいいのか考えるべきであると指摘してきたわけでありますが、依然として前のめりの取組の中、平成30年度に策定した基本計画から大きくずれるような動きとなっておりました。その一つが特定公園施設建設に関わる費用負担の関係での、トイレ以外の大きな見直しであります。屋外トイレにつきましては、議会からの強い要望がありましたので、これは認めるものの、プールに関わる様々な変更、さらには新温泉施設についての整備は地元建設会社にお願いするとしていたのが、結局はその方針が破綻をし、市外の業者に見積りを求めるなど、この公民連携事業の基本が問われる迷走が令和元年度において見られました。 もう一つは、地域を牽引する企業を支援する地域牽引事業補助であります。この補助は、前年の1億円に続きまして、元年度においても1億円、合計2億円が特定の企業に補助されるというものでありました。令和2年度までの継続でありますので、まだ最終的な決算、その事業の成果は見えづらいところではありますが、令和元年度までの状況においても、その波及効果が見られない状況になっています。地域には様々な苦境の中で頑張っている小規模事業者がたくさんある中で、特定の企業を2億円も支援するという市の破格の取組については、いまだ市民の中でも疑問の声があり、またその成果も見えない中では、この点についてしっかりと検証を求めつつ、成果を出すことを求めるものであります。 もう一点は、市の人口減少対策としても市の総合計画のメインとなっております子育て支援の事業でございます。令和元年度においては、次期子育て支援計画の策定業務が中心となりまして、私は繰り返し子育て支援、特にも幼保無償化に対する市の対応を求めてきたところでありますが、市長からは子育て会議に諮って決めたい、そのことの答弁が繰り返されてまいりました。 ところが、子育て会議には市長も部長も一度も出席することなく、子育て会議の委員の皆さんの直接の意見も聞かず、最終的には多くの方々が求めた副食費の市の独自補助も含めた意見の要望内容は、計画には反映されておりません。3歳以上の保育所副食費の無償化を求めるその声は、支援会議の場だけではなく、直接市内のこども園の園長の皆さんが市長に対しまして、じきじきに要請する場面もありましたが、結果的には副食費の無償化は検討すると位置づけられて終わりとなっています。子育て支援の基本的な計画が十分に市民が納得できる計画に至らなかったのは、それは結局市としての取組の姿勢が問われているということではないでしょうか。 平成30年度に行いました子育て支援に関するニーズ調査において、市内の子育て世代の不満が大きくなっているということは、当局も認めての会議であったにもかかわらず、積極的な施策の展開が計画の中に示されませんでした。そういった二戸市の令和元年度における基本的な姿勢に甚だ疑問点がありますので、この認定につきましては反対ということで、私どもの態度を表明させていただきます。 以上で討論を終わります。 ○議長(小笠原清晃)  賛成の方。 内沢議員。〔12番 内沢真申君登壇〕 ◆12番(内沢真申)  令和元年度二戸市一般会計決算認定について、賛成の立場で討論いたします。 第2次二戸市総合計画の4年目に当たる令和元年度は、大きくは漆関連各種事業や子育てにおいては、10月からの幼児教育・保育の無償化への対応、小中学校普通教室や特別教室、職員室、保育所へのエアコンの設置、暮らしの安全安心については、防災行政無線の更新など、各分野においてまずは着実に事業が行われたものと評価するものであります。 地方創生の推進、稼ぐまちづくり、漆産業の振興、子育て支援の充実、未来に向けた人づくりという5つの主要施策を推し進めた結果が今年度以降のさらなる発展へとつながっていくことを望んでおります。 金田一温泉周辺エリアの公民連携まち再生事業において、令和元年度は株式会社カダルエステートが建設を進めているカダルテラス金田一への市負担として出資を行っております。設計プランと事業費の乖離により、足踏みをした状態とはなりましたが、今年度以降の展開へとつながっていくことを期待しております。 歳入歳出決算については、実質単年度収支は約2億5,000万円の赤字となっております。財政状況を示す指数においては、実質収支比率、一般財源比率、自主財源比率が低下し、経常収支比率が上昇している点など気がかりではありますが、積極的に事業を行おうという攻めの姿勢の表れと捉えております。 全体を通じて、適正に予算が執行されたことを評価するとともに、みんなの夢、「人が輝き 未来をひらくまち にのへ」に向かって、今後さらに前進することを望み、賛成討論といたします。 ○議長(小笠原清晃)  反対の方。〔「なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  賛成の方。〔「なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  ないものと認め、討論を終結いたします。 これより認定第1号を採決いたします。 本決算に対する特別委員長の報告は認定すべきであるとするものであります。 本決算は、特別委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。〔起立多数〕 ○議長(小笠原清晃)  起立多数であります。 よって、認定第1号は特別委員長の報告のとおり認定することに決しました。 暫時休憩をいたします。休憩 午前10時59分~~~~~~~~~○~~~~~~~~~再開 午前11時14分 ○議長(小笠原清晃)  再開いたします。 日程第11、認定第2号、令和元年度二戸市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定についての特別委員長報告に対する質疑に入ります。〔「なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  ないものと認め、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。〔「なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  ないものと認め、討論を終結いたします。 これより認定第2号を採決いたします。 本決算に対する特別委員長の報告は認定すべきであるとするものであります。 本決算は、特別委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。〔起立多数〕 ○議長(小笠原清晃)  起立多数であります。 よって、認定第2号は特別委員長報告のとおり認定することに決しました。 日程第12、認定第3号、令和元年度二戸市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定についての特別委員長報告に対する質疑に入ります。〔「なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  ないものと認め、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。〔「なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  ないものと認め、討論を終結いたします。 これより認定第3号を採決いたします。 本決算に対する特別委員長の報告は認定すべきであるとするものであります。 本決算は、特別委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。〔起立全員〕 ○議長(小笠原清晃)  起立全員であります。 よって、認定第3号は特別委員長の報告のとおり認定することに決しました。 日程第13、認定第4号、令和元年度二戸市生活排水処理事業特別会計歳入歳決算認定についての特別委員長報告に対する質疑に入ります。〔「なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  ないものと認め、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。〔「なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  ないものと認め、討論を終結いたします。 これより認定第4号を採決いたします。 本決算に対する特別委員長の報告は認定すべきであるとするものであります。 本決算は、特別委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。〔起立全員〕 ○議長(小笠原清晃)  起立全員であります。 よって、認定第4号は特別委員長報告のとおり認定することに決しました。 日程第14、認定第5号、令和元年度二戸市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定についての特別委員長報告に対する質疑に入ります。〔「なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  ないものと認め、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。〔「なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  ないものと認め、討論を終結いたします。 これより認定第5号を採決いたします。 本決算に対する特別委員長の報告は認定すべきであるとするものであります。 本決算は、特別委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。〔起立全員〕 ○議長(小笠原清晃)  起立全員であります。 よって、認定第5号は特別委員長の報告のとおり認定することに決定しました。 日程第15、認定第6号、令和元年度二戸市土地区画整理事業特別会計歳入歳決算認定についての特別委員長報告に対する質疑に入ります。〔「なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  ないものと認め、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。〔「なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  ないものと認め、討論を終結いたします。 これより認定第6号を採決いたします。 本決算に対する特別委員長の報告は認定すべきであるとするものであります。 本決算は、特別委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。〔起立全員〕 ○議長(小笠原清晃)  起立全員であります。 よって、認定第6号は特別委員長の報告のとおり認定することに決しました。 日程第16、認定第7号、令和元年度二戸市介護サービス事業特別会計歳入歳決算認定についての特別委員長報告に対する質疑に入ります。〔「なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  ないものと認め、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。〔「なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  ないものと認め、討論を終結いたします。 これより認定第7号を採決いたします。 本決算に対する特別委員長の報告は認定すべきであるとするものであります。 本決算は、特別委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。〔起立全員〕 ○議長(小笠原清晃)  起立全員であります。 よって、認定第7号は特別委員長の報告のとおり認定することに決しました。 日程第17、認定第8号、令和元年度二戸市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定についての特別委員長報告に対する質疑に入ります。〔「なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  ないものと認め、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。〔「なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  ないものと認め、討論を終結いたします。 これより認定第8号を採決いたします。 本決算に対する特別委員長の報告は認定すべきであるとするものであります。 本決算は、特別委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。〔起立多数〕 ○議長(小笠原清晃)  起立多数であります。 よって、認定第8号は特別委員長の報告のとおり認定することに決しました。 日程第18、認定第9号、令和元年度二戸市水道事業会計決算認定についての特別委員長報告に対する質疑に入ります。〔「なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  ないものと認め、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。〔「なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  ないものと認め、討論を終結いたします。 これより認定第9号を採決いたします。 本決算に対する特別委員長の報告は認定すべきであるとするものであります。 本決算は、特別委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。〔起立全員〕 ○議長(小笠原清晃)  起立全員であります。 よって、認定第9号は特別委員長の報告のとおり認定することに決しました。 お諮りいたします。日程第19、請願第1号、二戸市内全域に光回線の敷設を求める請願についてから日程第21、請願第3号、緊急経済対策に消費税率を5%に引き下げることを国に求める意見書の提出を求める請願の以上3件は一括議題とし、一括委員長の報告を求め、質疑、討論、採決は1件ごとに行いたいと思います。これにご異議ありませんか。〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  ご異議なしと認めます。 よって、日程第19、請願第1号から日程第21、請願第3号までの以上3件は一括議題とし、一括委員長の報告を求め、質疑、討論、採決は1件ごとに行うことに決しました。 日程第19、請願第1号、二戸市内全域に光回線の敷設を求める請願についてから日程第21、請願第3号、緊急経済対策に消費税率を5%に引き下げることを国に求める意見書の提出を求める請願の以上3件を一括議題といたします。 最初に、総務常任委員長の報告を求めます。 田代総務常任委員長。〔総務常任委員長 田代博之君登壇〕 ◎総務常任委員長田代博之)  総務常任委員会審査報告をいたします。総務常任委員会委員長田代博之。 令和2年9月9日の本会議において、当総務常任委員会に付託された請願について、会議規則第141条第1項の規定により、下記のとおり報告いたします。 開催期日は令和2年9月15日、開催場所は第1委員会室出席委員は記載の6名。 審査結果でございます。請願第1号、二戸市内全域に光回線の敷設を求める請願については、全員賛成で採択すべきものと決しました。 賛成意見がございましたので、要約してご報告を申し上げます。賛成意見、情報化社会の現在、どこの地域に住んでいても同じである。全国少子高齢化の今、山間部に住む人や1人世帯でいる人ほど情報を得ることが必要である。インターネットは産業とも大きく関わってきている。地域の農家の方が農産物や自家製品をネット販売することが当たり前の時代である。以上のことから、本請願に賛成をしますという意見があったところでございます。 請願第3号、緊急経済対策に消費税率を5%に引き下げることを国に求める意見書の提出を求める請願は、賛成なしで不採択とすべきものと決しました。 反対意見がございますので、要約して読み上げます。反対意見、消費税を5%に引き下げることによって、緊急経済対策になり得るかという根拠が明らかになっていない。実際に、8%から10%に上がっても経済が落ち込むことはなかった。令和元年度の消費税が20兆円になろうとしている。所得税を超えようとしている税目になっている。それが半分になったら、国全体で10兆円の歳入欠陥が起きる。その歳入欠陥を埋めるということを請願文書には全く表していない。目先のことだけでなく、総体的な経済を考えなければならない。よって、この請願には反対を表明しますという意見がありました。 以上、報告を終わります。 ○議長(小笠原清晃)  次に、文教福祉常任委員長の報告を求めます。 三浦文教福祉常任委員長。〔文教福祉常任委員長 三浦利章君登壇〕 ◎文教福祉常任委員長三浦利章)  文教福祉常任委員会の請願審査報告をいたします。文教福祉常任委員会委員長三浦利章。 令和2年9月9日の本会議において、当文教福祉常任委員会に付託された請願について、会議規則第141条第1項の規定により、下記のとおり報告をいたします。 開催期日は令和2年9月15日、開催場所は第2委員会室出席委員は記載の6名であります。 審査結果でございます。請願第2号、「安全・安心で、ゆきとどいた教育実現につながる少人数学級」の実現を求めることについての請願書は、全員賛成で採択すべきものと決しました。 賛成意見でございます。全国的に国を挙げて少人数学級という方向性に進みつつある内容であるので賛成する。以前からあった話ではあるが、特にコロナ禍という状況の中で、教室内においても密の状況を避けなければならないということで、少人数学級が加速していると思う。一方で、少人数学級になれば、それが学力の向上につながるかについては、これは明白な相関関係はないだろうと言われており、教職員の増加が財政を圧迫することもあるということを考えなければならないと思う。そういったややネガティブな部分は、この請願理由にはないが、一人一人の子供に寄り添うような丁寧な教育を進め、教職員の働き方改革、そういった負担を軽減するようにしていくということは、まずは正しい方向性だろうということで賛成するとのことであります。 以上で請願審査の報告を終わります。 ○議長(小笠原清晃)  委員長の報告が終わりました。 日程第19、請願第1号、二戸市内全域に光回線の敷設を求める請願についての委員長報告に対する質疑に入ります。〔「なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  ないものと認め、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。〔「なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  ないものと認め、討論を終結いたします。 これより請願第1号を採決いたします。 本請願に対する委員長の報告は採択であります。 本請願は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。〔起立全員〕 ○議長(小笠原清晃)  起立全員であります。 よって、請願第1号は採択することに決しました。 日程第20、請願第2号、「安全・安心で、ゆきとどいた教育実現につながる少人数学級」の実現を求めることについての請願書の委員長報告に対する質疑に入ります。 國分議員。 ◆13番(國分敏彦)  委員会のほうで二戸市の現状と請願の内容、具体的に言えば各学校のクラスの人数とか、その辺のところの意見はあったのかどうかというところを確認したいというふうに思います。 ○議長(小笠原清晃)  三浦委員長。 ◎文教福祉常任委員長三浦利章)  お答えいたします。 そういった内容はございませんでした。 ○議長(小笠原清晃)  國分議員。 ◆13番(國分敏彦)  全体の小学校、中学校の現状等の話、今はクラスの状況だったのですけれども、ここにはコロナの密とかいろいろ書いてあるのですけれども、その辺に対する現状と、今国でも言われているのですけれども、全体のクラスの人数、そういうところの意見はあったのでしょうか、なかったのでしょうか。議論はあったのかないかで結構ですから、お伺いします。 ○議長(小笠原清晃)  三浦委員長。 ◎文教福祉常任委員長三浦利章)  お答えいたします。 ございませんでした。〔「なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  ないものと認め、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。〔「なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  ないものと認め、討論を終結いたします。 これより請願第2号を採決いたします。 本請願に対する委員長の報告は採択であります。 本請願は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。〔起立多数〕 ○議長(小笠原清晃)  起立多数であります。 よって、請願第2号は採択することに決しました。 日程第21、請願第3号、緊急経済対策に消費税率を5%に引き下げることを国に求める意見書の提出を求める請願の委員長報告に対する質疑に入ります。〔「なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  ないものと認め、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 反対ですか。 岩崎議員。〔14番 岩崎敬郎君登壇〕 ◆14番(岩崎敬郎)  請願第3号に反対の立場で討論いたします。 請願趣旨は、緊急経済対策として消費税を5%に引き下げることを目的としていますが、果たして今現在の経済状況から考えて、経済対策となり得るでしょうか。ご承知のとおり、消費税は1989年4月に導入され、その後1997年には5%、2014年には8%となり、2019年10月1日より現在の税率に改正されたものであります。 消費税は目的税として誕生し、その目的は消費税法第1条第2項に年金、医療及び介護の社会保障給付並びに少子化に対処するものです。日本は急激に長寿化社会並びに少子化が進み、社会保障費の確保のために財源を生み出さなければならないことが、この税の設立趣旨であります。 今、日本の財政は、歳入と歳出の逆転現象が長く続き、国債も1,000兆円を超すまでになってきています。歳入欠陥が起きているのを赤字国債で埋め、ようやく予算編成を行っている状態です。これに加え、高齢化が進み社会保障費が増大し、少子化のために将来の税負担者が心もとなくなってきているところであります。請願者及び紹介議員は、この事実を知っていると思います。 消費税は、今や所得税、法人税の税収を抜き、約20兆円となっております。そのうち消費税は7.8%であり、地方消費税は2.2%であります。約7.2兆円が地方消費税として、人口比率などを勘案して地方に配分になります。請願内容は、どちらをどのぐらい減らして5%にするか記載しておりません。令和元年の決算では、二戸市に4億7,000万円が交付されております。このお金は、いわゆるひもつきではなく、何の事業でも、ソフトでもハードでも使えるお金です。単純に消費税を現在の半分にすると、交付金も半分になると言えます。貴重な一般財源を、しかも人口の多い都市などで消費された分を地方に回すというシステムを理解しないで、ただ単に税を半分にすることによって消費を喚起させようという短絡的な考えに賛同するわけにはいきません。 請願内容には、5%軽減した結果、経済は幾らになり、その財源の穴埋めはどういう方法でするかという具体的な内容は一切明記されておりません。単なる情緒的に、感情的に、先の将来や現実の税の在り方及び国民のニーズに迎合するといった、ポピュリズム的な請願には反対いたします。 もちろん一般市民感情としては、税はなるべく低く抑えてほしい、できるならば払わないほうがいい。しかし、国民、市民の要望は100%かなえるべきだというようなよまい言は、現実的ではありません。これをかなえてくれるには、オイルマネーで運営している産油国の国民になるしかないと思うのであります。税の負担は、現代及び将来、未来のためにも適正な財源確保と適正な使途で行われるように願ってやみません。 最後に、新型コロナウイルス禍でワクチン、治療薬が開発されることを一刻も早く行い、沈静化し、やんでくれることを願ってやみません。 以上でございます。 ○議長(小笠原清晃)  賛成の方。 田口一男議員。〔8番 田口一男君登壇〕 ◆8番(田口一男)  先ほど消費税引下げに対して、反対討論がございました。 新型コロナの感染拡大は、皆さんご承知のように災害となっております。岩手県においても、県民の暮らしやなりわいに深刻な影響を及ぼしております。こうした経済危機の中で、昨年10月から実施された消費税10%の影響は大変大きくあります。新型コロナ禍が追い打ちをかけて、本年度4月から6月のGDPは、年率換算マイナス27.8%と大きく落ち込み、リーマンショックを超えると、いわゆる戦後最大の下落を今記録しております。 そもそも2014年4月に消費税が8%に増税されて以来、日本経済の6割を占める個人消費は冷え込んだままで推移しております。ですから、税を国で集めるということで、それで補っているのだということよりも、10%の増税はさらに大きな打撃になっているということが今顕著に現れております。 地域経済を支えている中小企業者にとっては、2度にわたる、5%が8%、10%という消費税の増税は、多大な負担となっておりますし、むしろ新型コロナウイルスによる経済の縮小は、中小企業を廃業、倒産に追い込むことに、二重、三重にも今そういうことになっております。国民を苦境から救うためにも、働く人たちの休業補償や中小企業者への損失補填等が今急がれております。今緊急に求められているのは、国民に共通した支援となる消費税を5%へ軽減することでございます。消費税減税は家計消費を応援し、中小事業者の負担を軽減することへもつながり、コロナ禍が終息した後の地域経済の再建、振興にも寄与するものとなっております。 ちなみに、今海外でも、ヨーロッパにおいてはドイツ、ノルウェー、韓国、中国、オーストラリアにわたって消費税を対策によって引き下げておりますので、そのことも考慮に入れて考えていただきたいと思います。 ○議長(小笠原清晃)  反対の方。 内沢議員。〔12番 内沢真申君登壇〕 ◆12番(内沢真申)  反対の立場で討論いたします。 国によっては、様々な給付制度によって手当をする場合、それから先ほど例で挙げられたように、実際にイギリスやドイツなどでは消費税を減税しているという例もありますが、それらの国々はもともと日本とは比べられないほど税率が高く、そこから数%下げたという内容でございます。国がどういう方針を取るのかというのは、国によって様々だということをまずご理解いただきたいと思います。消費税を導入して歴史の浅い日本にとっては、海外の例というのは当てはまらないだろうというふうに思っております。 では、冷静に消費税を減税した場合のメリット、デメリットはどういうことが考えられるかということを少し述べさせていただきます。まず、メリットとして考えられること、3つほど挙げたいと思いますが、消費が拡大するかもしれないということ、それから全業種の消費喚起に有効であるかもしれないということ、それから給付金などとは異なりまして、細やかな要件がないので分かりやすい、特別な申告が必要ないということはあるかと思います。 一方で、デメリット、7点挙げたいと思います。ウイルスの感染拡大につながるおそれがあるかもしれない。減税されますと、経済活動が活発化するようなことになれば、外出なども増えるようなことも考えられるのかということであります。 2つ目、企業が消費税減税に対応しなければならなくなる、システムの改修などが必要になる、レジや会計ソフトなども減税に対応しなければならなくなるということがございます。 3つ目、税の計算が複雑になります。事業年度の途中で消費税が減税されますと、期間ごとに税率を変えなければならない。また、減税の期間が終了して、また10%に戻すときも同様に複雑な計算が起きるということになります。 4つ目、税収が減る。これがデメリットの一番大きいところかもしれません。コロナ禍により、多くの企業業績が落ち込む中、法人税や所得税の税収の増加はあまり期待できない状況にあるかもしれません。一方で、給付金やコロナ対策費にばく大な財政支出があります。ただでさえ日本の財政が厳しい中、消費税まで減税しますと税収が不足しまして、国債依存度がますます高くなるという問題がございます。 5つ目、経済的に困窮している場合には、あまりメリットがありません。消費税の減税は、お金を使う場合に支払いが少なくなるというものですので、もともと余裕がなくて満足に買物ができないという場合に、消費税の減税のメリットを享受することができません。一方で、富裕層や給与が全く減らない業種などは、コロナ禍の影響をあまり受けていないのに消費税の減税によって利益を受けることになります。 6つ目、公共料金の変更に手間がかかる。郵便料金などの公共料金の変更は、国の許可が必要なものもあるため、簡単には変えられないということがございます。時限的に減税を行う場合、また元に戻す手間もかかるため、不要なコストが発生します。 7つ目、消費税率を上げるにはステージ的なコストがかかります。時限的とはいえ、1度消費税を下げますと、それをまた元に戻すといった場合に景気回復が十分でないなどの反発も受けまして、なかなか戻すことができなくなる可能性もあります。 以上のことから、デメリットのほうが大きいのは明らかであります。社会保障制度を充実させようということで、消費税は10%になりました。特別定額給付金なども給付となった今となっては、現状の税率を維持するのは当然のことだと思います。 以上で反対討論といたします。 ○議長(小笠原清晃)  賛成の方。〔「なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  反対の方。〔「なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  ないものと認め、討論を終結いたします。 これより請願第3号を採決いたします。 本請願に対する委員長の報告は不採択であります。 よって、原案について採決をいたします。 本請願を採択することに賛成の諸君の起立を求めます。〔起立少数〕 ○議長(小笠原清晃)  起立少数であります。 よって、請願第3号は不採択とすることに決しました。 日程第22、発議第1号、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 田中勝二議員。〔15番 田中勝二君登壇〕 ◆15番(田中勝二)  発議第1号、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書でございます。 標記について、二戸市議会会議規則第14条第1項の規定により、別紙のとおり提出いたします。 令和2年9月24日、提出者、二戸市議会議員、田中勝二。賛成者、二戸市議会議員、田代博之、同じく駒木昇、同じく國分敏彦、同じく三浦利章、同じく畠中泰子、同じく菅原恒雄、同じく米田誠でございます。二戸市議会議長、小笠原清晃殿。 理由でございますが、新型コロナウイルス感染症が世界的に蔓延し、地方税・地方交付税など一般財源の激減が避け難くなっております。地方自治体では、喫緊の財政需要への対応をはじめ、長期化する感染症対策にも迫られ、巨額の財政不足を生じ、これまでにない厳しい状況に陥ることが予想されることから、地方税財源の確保を政府に求めるため、本意見書を提出する。これが、この意見書を提出する理由であります。 次ページ以降に意見書を添付しておりますので、お目通し願います。 ○議長(小笠原清晃)  お諮りいたします。 ただいま議題となっております発議第1号については、会議規則第37条第3項の規定により委員会への付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  ご異議なしと認めます。 よって、発議第1号は委員会への付託を省略することに決しました。 これより質疑に入ります。〔「なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  ないものと認め、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。〔「なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  ないものと認め、討論を終結いたします。 これより発議第1号を採決いたします。 本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。〔起立全員〕 ○議長(小笠原清晃)  起立全員であります。 よって、発議第1号は原案のとおり可決されました。 日程第23、発議第2号、教職員定数の改善及び義務教育費国庫負担制度拡充に係る意見書を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 駒木昇議員。〔9番 駒木 昇君登壇〕 ◆9番(駒木昇)  発議第2号、教職員定数の改善及び義務教育費国庫負担制度拡充に係る意見書。 標記について、二戸市議会会議規則第14条第1項の規定により、別紙のとおり提出いたします。 令和2年9月24日、提出者、二戸市議会議員、駒木昇。賛成者、二戸市議会議員、菅原恒雄、同じく三浦利章、同じく田代博之、同じく畠中泰子。二戸市議会議長、小笠原清晃殿。 理由。小泉政権下の「三位一体改革」で義務教育費国庫負担率が引き下げられたことにより、自治体の財政状況による教育格差が生じていることから、全国どこに住んでいても一定水準の教育を受けられるよう、学びの保障と整備をすることが不可欠である。これが、この意見書を提出する理由である。これにつきましては、別紙意見書を申し上げます。 教職員定数の改善及び義務教育費国庫負担制度拡充に係る意見書。新型コロナウイルス感染症対策として、3月には全国で一斉臨時休業が行われました。また、4月以降再開されたものの、学校現場では学びの保障や心のケア、感染症対策など、教職員が不断の努力を続けています。 学校現場では、新学習指導要領への対応だけでなく、貧困・いじめ・不登校など解決すべき課題が山積しており、子供たちの豊かな学びを実現するための教材研究や授業準備の時間を十分に確保することが困難な状況となっています。豊かな学びや学校の働き方改革を実現するためには、加配措置ではなく、抜本的な定数改善計画に基づく教職員定数改善が不可欠です。 義務教育費国庫負担制度については、平成18年の三位一体改革の中で国庫負担率が2分の1から3分の1に引き下げられました。厳しい財政状況の中、独自財源により人的措置等を行っている自治体もありますが、自治体間の教育格差が生じることは大きな問題です。国の施策として、定数改善に向けた財源保障をし、子供たちが全国のどこに住んでいても一定水準の教育を受けられることが憲法上の要請です。豊かな子供の学びを保障するための条件整備は不可欠です。 よって、国会及び政府におかれましては、地方教育行政の実情を十分に認識され、地方自治体が計画的に教育行政を進めることができるように、下記の措置を講じられるよう強く要請します。1つ、計画的な教職員定数改善を推進すること。 2つ目、教育の機会均等と水準の維持向上を図るため、義務教育費国庫負担制度の負担割合を2分の1に復元すること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(小笠原清晃)  お諮りいたします。 ただいま議題となっております発議第2号については、会議規則第37条第3項の規定により委員会への付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  ご異議なしと認めます。 よって、発議第2号は委員会への付託を省略することに決しました。 これより質疑に入ります。〔「なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  ないものと認め、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。〔「なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  ないものと認め、討論を終結いたします。 これより発議第2号を採決いたします。 本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。〔起立多数〕 ○議長(小笠原清晃)  起立多数であります。 よって、発議第2号は原案のとおり可決されました。 日程第24、発議第3号、岩手県立福岡工業高校の単独の存続と充実を求める意見書を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 畠中泰子議員。〔7番 畠中泰子君登壇〕
    ◆7番(畠中泰子)  発議第3号、岩手県立福岡工業高校の単独の存続と充実を求める意見書につきまして、ご提案申し上げます。 提出者は、二戸市議会議員、畠中泰子。賛成者は、二戸市議会議員、髙村人司、同じく田口一男でございます。 提出理由は、岩手県に対しまして、岩手県立福岡工業高校の単独の存続と充実を求めるため、本意見書を提出するものでございます。 内容につきまして、主な内容は、福岡工業高校は昭和39年、1964年に県内5番目の県立高校として開校して以来、産業技術の担い手となる人材を育成・輩出いたしまして、地域産業の振興はもとより、県内外の産業界をはじめ行政・教育など各界におきまして、社会の発展に多大な貢献と責任を果たしてきました。 現在総事業費26億5,900万円となる大規模な校舎の改築工事が令和2年度の完成を目指して取り組まれており、生徒、保護者、市民は安全で質の高い教育環境が整備されることによって、一層福岡工業高校が発展し、活躍できるものと期待しています。 しかし、このような中、岩手県教育委員会が2月6日に公表しました県立高校再編後期計画案、2021年から2025年までの計画でありますが、福岡工業高校が一戸高校と統合するとしたことは寝耳に水、唐突であるだけでなく、改築の根拠からも到底理解も納得もできるものではありません。去る8月7日に二戸市で開催されました意見交換会でも、存続を求める多数の意見が出されたところであります。 県が今年度から新たに県北・沿岸振興室を設け、県北・沿岸振興の推進を図ろうとしていますが、産業振興技術の担い手となる人材を育成する実業高校の統廃合は、生徒の選択肢を狭め、担い手を減少させ、地域の活力をそぐものであり、地域の振興とは矛盾するものと言わざるを得ません。むしろ県独自の必要な専門教科の教員の加配など、小規模校でも教育の水準を維持する教育の充実により、地域振興を実効性あるものにするよう求めるものであります。 岩手県において、二戸地域における産業技術の次世代の担い手を育成するかけがえのない役割を担っている県立福岡工業高校の単独の存続と充実をするよう強く求めるものでございます。 以上の内容につきまして、議員各位のご賛同をお願い申し上げまして、提案の説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(小笠原清晃)  お諮りいたします。 ただいま議題となっております発議第3号については、会議規則第37条第3項の規定により委員会への付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  ご異議なしと認めます。 よって、発議第3号は委員会への付託を省略することに決しました。 これより質疑に入ります。 國分議員。 ◆13番(國分敏彦)  標題的には賛成なのですけれども、中身的にはどういう形であるかということをお尋ねしたいというふうに思います。 先般全議員で、議長のほうから報告があって、カシオペアを代表して小笠原議長が県庁のほうへ行って、知事にも会って、同じようなことを要望したということなのです。その件に関して、賛成者も含めて、手続的にどういう形で再度これを出したのかということをお伺いしたいというふうに思います。議長が信用できないとか、そういうふうに考えて提出したのではないかなというふうに私は思っているのですけれども、その辺の出した意図をお伺いしたいというふうに思います。 ○議長(小笠原清晃)  畠中議員。 ◆7番(畠中泰子)  確かに5月20日、二戸市の議長が県の教育委員会、その後知事に対しまして、要望書を提出しておりますけれども、それはあくまでもカシオペア連邦議会議員協議会という団体としての要望でございまして、その中では確かに福岡工業高校のことも触れられております。一戸高校、あるいは県北の高校の存続というようなことで、あくまでもカシオペア議員協議会としての要請であって、その中に福岡工業高校の部分も含まれていたということだと思います。 二戸市議会、福岡工業高校があります当該自治体の議会として、しっかりとこのことの要望を強く県教委に出すことが今必要だと考えまして、出させていただきました。 ○議長(小笠原清晃)  國分議員。 ◆13番(國分敏彦)  しつこいようですけれども、5月20日以前に二戸の議会でも、発議者の畠中議員も含めて対応を協議したときに、納得して意見書を出さないということになったわけですよね。それを再度、事前の協議もなくて、全会一致でやはりこういうものは出すべきだというふうに私は思っているのですけれども、その辺の対応はどういうふうな形で二戸市議会を思っているのかと、そこをお伺いしたいと思います。俺はばかにしているのではないかと思います、一言も何もなくてこういうのを出すということは。その点に関してお伺いしたいと思います。 ○議長(小笠原清晃)  畠中議員。 ◆7番(畠中泰子)  決して議会を軽視しているわけでもなく、あくまでも二戸市の議会としての声、二戸地域全体、カシオペア連邦協議会としての声、それはやはり同じ内容であっても二戸市議会としての声を上げることが大事だというふうに考えております。 そのことにつきまして、各会派の皆さんにご相談をしたかといえば、実際にはご相談はしておりません。今回コロナ禍の中で、本来5月には住民向けの意見交換会もある、開催される予定でしたが、延長になり、8月過ぎてからの二戸市民文化会館での意見交換会という形で、遅れて開催された中で、やはり地域の声として、同窓会長さんも盛んに発言されていましたけれども、地域の声として単独を求める声が多くありましたので、タイミング的にはこの時期に出さなければならないというせっぱ詰まったといいますか、そういう中で提出をさせていただいたところでありまして、決して議会を軽視したものではありません。 ○議長(小笠原清晃)  岩崎議員。 ◆14番(岩崎敬郎)  工業高校の存続については、私も同じ考えです。ただし、先ほどから言い訳がましく言っているのですけれども、カシオペア連邦内での議長さん4人が話し合って、代表で小笠原議長が教育委員会、またトップである県知事までやったというふうなことで、今二戸市として、二戸市議会として声を上げなければいけないというお話をされましたが、一戸との関係をどう考えているでしょうか。一戸との関係は全く関係ないと。標題は工業高校の単独の存続、一戸は関係ないよと。カシオペア連邦内で生活している我々は、一戸のことも考えなければいけない、そう思います。まるで一戸にけんかを売っているような意見書みたいに思いますが、そこはどうなっているでしょうか。 ○議長(小笠原清晃)  畠中議員。 ◆7番(畠中泰子)  意見書を御覧いただければ分かりますけれども、一戸高校について云々と述べたものは全くありません。一戸高校は、総合高校として地域の中での役割、ビジネス科とか、あるいは福祉とかいうことで、地域の人材育成にも一戸高校は大きな貢献をしておりますので、それはそれとして、やはり地域における高校の在り方というのは、どこの高校が要らないとかということではなくて、それぞれの自治体あるいは地域の方々がしっかりと考えて守っていくものだと思いますし、地元福岡工業高校については、やはり二戸市議会がしっかりとその必要性も訴えて、さらには守っていく立場で私たちができる限りの、議会として、議員として、あるいは市民として様々な手だてを尽くして、高校がこの地域にあること、子供たちの学びの場を保障することが必要だと思っておりまして、一戸高校がどうとかというのは全く考えるものではありません。その地域に必要な高校は、ぜひ残したいという立場であります。 ○議長(小笠原清晃)  岩崎議員。 ◆14番(岩崎敬郎)  一戸高校がどうのこうのというふうなことではない。しかし、県の計画は一戸高校と福岡工業高校の統合というふうなことをうたっているわけです。ここで、もし二戸市議会として福岡工業高校の単独の存続を議決し、上げてやったとしたら、県の計画の中である統合ということではなく、一戸高校は廃校しなさい、そういうふうな意味合いに取られてもしようがない、そういう部分があります。もちろん、一戸高校には二戸市民の子弟も通っているし、福岡工業高校には一戸町民の子弟も通っております。全体を考えないで、自分の地元にある高校だけが存続すればいいという考え方は、ちょっと了見が狭い。むしろ意見書、発議案を出すのであれば、全体の計画を見直すべきだという発議案を出すのが至当ではないのか。工業高校の単独存続だけを願う、そういう発議を起こすというふうなことは物議を醸し出すのではないだろうか、そういう考えは起きませんでしたか。 ○議長(小笠原清晃)  畠中議員。 ◆7番(畠中泰子)  全体となりますと、県内の県立高校、そしてまたその地域の自治体との関係など、それはそれぞれの地域において様々あろうかと思いますので、それはそれとして、やはり自分の地域の工業高校の存続の経緯からいっても、議会も動き、産業界も動き、県のほうに陳情、要望活動をして、昭和39年になったという、そういった意味では議会としての地域の高校を守る役割、使命があると考えておりますので、全体については別な場でやるべきであって、私ども責任を持つべき地域の高校のことについては、やはり議会として声を上げることができるし、上げるべきだというふうに考えております。 先ほど一戸高校が潰れるかというお話がありましたが、それはちょっと論理の飛躍でありまして、一戸高校が潰れるということは、それは全く想定しないし、やはりそれぞれの地域に高校があるからこそ地域の活性化なり、地域での子供たちの高等教育の保障というのがあると思うので、県の計画を是とするような、そういった立場での議論ではなく、そもそも高校はどうあるべきか、自分たち地域でどう守っていくか、それぞれの地域の中での議論なり取組こそが大事だと思っておりますので、一戸高校が潰れてもいいなんて、全くそういうことはありません。一戸高校は一戸高校、あるいは工業高校は工業高校の成り立ちの経緯や、今現在地域で果たしている役割、将来にわたってつないでいかなければならない役割というのをしっかりと守っていきたいということでの今回の意見書でございます。 ○議長(小笠原清晃)  岩崎議員。 ◆14番(岩崎敬郎)  どうしても単独自治体の中に1つなければならない、あるいはそれだけを考えればいいというふうにしか聞こえないのです。我々は、この県北地域の中で、カシオペア連邦協議会という議員協議会をつくりながら、この地域がどうすればいいかというふうなことを考えなければいけない。県北のオピニオンリーダーとしての二戸市、それを司る一端である二戸市議会としては、どう考えるべきかというふうなことをやらなければいけないと思います。 現実的にカシオペア連邦管内の中学校の卒業生を全員合わせても、カシオペア連邦管内の高校の定数にはならないわけです。どこも定員割れするわけです。実際に年間卒業生の約80名が管外の高校に進学しているわけです。ですから、それを何とかしなければいけない。そっちのほうを優先するべきであって、統合するしないというふうなことを考えるべきではない、それが私の考え方です。 今の意見書に対するのは、やはりやるのであれば、一戸町、一戸町議会とお話合いをして、そして二戸市議会として単独でこうだよというふうなことではなく、お互い仲よく協力してやるというふうなことが必要ではなかったのかというふうに思います。提案者は、一戸町議会と、あるいは一戸町、あるいは一戸高校関係者とお話合いをしたのでしょうか。 ○議長(小笠原清晃)  畠中議員。 ◆7番(畠中泰子)  関係はしておりませんが、7月30日に開催されました第4回検討会議に行きまして、傍聴させていただいて、一戸町長さん、あるいは教育長のお話を伺いました。その中では、一戸の町長さんは、計画についてはいろいろ厳しいご意見をしつつも、計画につきましては理解できるというようなお話であったかと思います。また、同じく教育長においてもそういったことでございますので…… ○議長(小笠原清晃)  質問に答えてください。 ◆7番(畠中泰子)  一戸町は一戸町としての考え方がありますので……〔岩崎敬郎議員「そんなことは聞いてないです、相談しましたかって聞いている」と 呼ぶ〕 ◆7番(畠中泰子)  二戸市のことを、やっぱり責任ありますので、ということでありまして、相談をすることはしてはおりません。 ○議長(小笠原清晃)  ほかに。〔「なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  ないものと認め、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 沼井議員。反対。〔5番 沼井賢壮君登壇〕 ◆5番(沼井賢壮)  発議第3号に対しまして、反対の立場で討論させていただきます。 まず最初に、私は福岡工業高校の存続を強く望むものであると申しておきます。 この発議第3号の中身を見ますと、二戸市及び様々な関係局から県のほうへ存続の要望書が出されているにもかかわらず、中身の整合性が取れていないと感じます。福岡工業高校の存続については、二戸市をはじめ周辺町村との足並みをそろえ、同じ意見で強く推し進めなければならないと考えます。 よって、この発議第3号に対し反対をし、討論とさせていただきます。 ○議長(小笠原清晃)  賛成の方。〔「なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  反対の方。〔「なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  ないものと認め、討論を終結いたします。 これより発議第3号を採決いたします。 本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。〔起立少数〕 ○議長(小笠原清晃)  起立少数であります。 よって、発議第3号は否決されました。 ここで、議会運営委員会開催のため休憩をいたします。休憩 午後 0時12分~~~~~~~~~○~~~~~~~~~再開 午後 0時29分 ○議長(小笠原清晃)  再開いたします。 先ほど議会運営委員会を開催しております。この際、議会運営委員長の報告を求めます。 内沢議会運営委員長。〔議会運営委員長 内沢真申君登壇〕 ◎議会運営委員長(内沢真申)  先ほど議会運営委員会を開催し、協議をいたしましたので、その協議結果の概要をご報告申し上げます。 先ほど田口一男議員から発議第4号が提出されました。したがいまして、お手元に配付いたしました変更後の議事日程表のとおり、これを日程に追加し、委員会への付託を省略し即決することにいたしました。 以上、報告を終わります。 ○議長(小笠原清晃)  ただいまの議会運営委員長報告に対する質疑を許します。〔「なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  ないものと認め、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。田口一男議員から発議第4号、「少人数学級」の実現を求める意見書が提出されましたので、これを日程に追加し、直ちに議題にしたいと思います。これにご異議ありませんか。〔「異義なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  ご異議なしと認めます。 よって、発議第4号、「少人数学級」の実現を求める意見書を日程に追加し、直ちに議題とすることに決しました。 日程第25、発議第4号、「少人数学級」の実現を求める意見書を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 田口一男議員。〔8番 田口一男君登壇〕 ◆8番(田口一男)  では、発議第4号、「少人数学級」の実現を求める意見書。 標記について、二戸市議会会議規則第14条第1項の規定により、別紙のとおり提出いたします。 令和2年9月24日、提出者、二戸市議会議員、田口一男。賛成者、二戸市議会議員、三浦利章、同、菅原恒雄、同、内沢真申、同、駒木昇でございます。二戸市議会議長、小笠原清晃殿。 理由。日本教育学会は、以前から20人前後の少人数学級が望ましいという見解を示している。さらに、新型コロナウイルス感染防止対策としても、学校の教室が密集状態になることを避けることとともに、行き届いた教育を進めるため、現行40人学級より少ない少人数学級は喫緊の課題である。国が必要な措置を速やかに実現することを求めるため、本意見書を提出する。これが、この意見書を提出する理由であります。 「少人数学級」の実現を求める意見書の内容については、別紙に記載するとおりでございますので、よろしくお願いします。 ○議長(小笠原清晃)  お諮りいたします。 ただいま議題となっております発議第4号については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会への付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  ご異議なしと認めます。 よって、発議第4号は委員会への付託を省略することに決しました。 これより質疑に入ります。〔「なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  ないものと認め、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。〔「なし」の声あり〕 ○議長(小笠原清晃)  ないものと認め、討論を終結いたします。 これより発議第4号を採決いたします。 本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。〔起立多数〕 ○議長(小笠原清晃)  起立多数であります。 よって、発議第4号は原案のとおり可決されました。 これをもちまして令和2年9月二戸市議会定例会を閉会いたします。閉会 午後 0時34分...